高崎市議会 > 2024-03-07 >
令和 6年  3月 7日 防災・危機管理対策特別委員会−03月07日-01号
令和 6年  3月 7日 総務常任委員会−03月07日-01号

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  1. 高崎市議会 2024-03-07
    令和 6年  3月 7日 防災・危機管理対策特別委員会−03月07日-01号


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    最終取得日: 2024-09-15
    令和 6年  3月 7日 防災・危機管理対策特別委員会−03月07日-01号令和 6年  3月 7日 防災・危機管理対策特別委員会   令和6年高崎市議会防災危機管理対策特別委員会会議録   ────────────────────────────────────────────                                    令和6年3月7日(木曜日)   ────────────────────────────────────────────                防災・危機管理対策特別委員会次第                                      令和6年3月7日(木)                                      第1委員会室 午後3時 1 報告事項 (1)令和5年度危険箇所総点検の進捗状況および実施結果について          (総 務 部) (2)能登半島地震における支援状況について                    (総 務 部) 2 そ の 他   ──────────────────────────────────────────── 出席委員等(12人)   委 員 長   新  保  克  佳  君     副委員長   後  閑  賢  二  君   委  員   金  子  和  幸  君     委  員   樋  口  哲  郎  君   委  員   三  井  暢  秀  君     委  員   大 河 原  吉  明  君   委  員   谷  川  留 美 子  君     委  員   後  藤     彰  君
      委  員   松  本  賢  一  君     委  員   三  島  久 美 子  君   議  長   時  田  裕  之  君     副 議 長   大  竹  隆  一  君   ──────────────────────────────────────────── 欠席委員(なし)   ──────────────────────────────────────────── 説明のため出席した者   市長      富  岡  賢  治  君   副市長     兵  藤  公  保  君   副市長     齋  藤  逹  也  君   総務部長    曽  根  光  広  君   防災安全課長  中  村  剛  志  君   財務部長    天  田  順  久  君   財政課長    矢  口     賢  君   管財課長    阿 久 澤     健  君   福祉部長    石  原  正  人  君   社会福祉課長  清  水  孝  之  君   保健医療部長  水  井  栄  二  君   保健医療総務課長塚  越  孝  文  君   保健予防課長  橋  爪  千  秋  君   農政部長    只  石  恵 一 郎  君   農林課長    原  田  修  樹  君   田園整備課長  井  上  敏  聡  君   建設部長    奥  野  正  佳  君   管理課長    小 野 澤  俊  彦  君   土木課長    鈴  木     弘  君   道路維持課長  原  田  良  夫  君   建築指導課長  斎  藤  興  嗣  君   開発指導課長  石  上  智  博  君   都市整備部長  清  水  博  幸  君   都市整備部次長 瀧  上  幸  治  君   都市計画課長  笠  原  伸  益  君   公園緑地課長  小  渕  嘉  春  君   倉渕支所農林建設課長              箕郷支所建設課長西  岡  一  也  君           大  井  良  幸  君   群馬支所建設課長中  陦  茂  大  君   新町支所建設課長霞     博  文  君   榛名支所建設課長宇 津 木  晶  子  君   吉井支所建設課長秋  山  元  弘  君   上下水道事業管理者               水道局長    牧  野  宏  之  君           内  田  昌  孝  君   経営企画課長  加  藤  由  視  君   工務課長    清  水  美 能 留  君   浄水課長    田  畑     守  君   下水道局長   大  塚     篤  君   維持管理課長  田  中  和  典  君   施設課長    関  根  裕  之  君   ──────────────────────────────────────────── 事務局職員出席者   事務局長    大 河 原  博  幸      庶務課長    庄     佳  子   議事課長    坂  口  圭  吾      議事課議事担当係長                                   塚  本  秀  幸   議事課主事   今  井  涼  也   ──────────────────────────────────────────── △開会  午後 2時58分開会 ○委員長(新保克佳君) 皆様こんにちは。定刻前ではございますが、ただいまから防災・危機管理対策特別委員会を開会いたします。   ──────────────────────────────────────────── △諸般の報告 ○委員長(新保克佳君) この際、諸般の報告を申し上げます。  傍聴はあらかじめ許可してあります。  以上で諸般の報告を終わります。   ──────────────────────────────────────────── △開議 ○委員長(新保克佳君) それでは、本日の会議に入ります。  本日の会議は、会議規則第118条第1項の規定により、委員1人当たりの発言時間を30分程度としたいと思いますので、よろしくお願いいたします。なお、発言に際しましては、マイクを意識して、聞き取りやすい質疑、答弁に努めてください。   ──────────────────────────────────────────── △報告事項 ・令和5年度危険箇所総点検の進捗状況および実施結果について       ・能登半島地震における支援状況について ○委員長(新保克佳君) それでは、報告事項に入ります。  令和5年度危険箇所総点検の進捗状況および実施結果について説明をお願いいたします。 ◎防災安全課長中村剛志君) それでは、令和5年度危険箇所総点検の進捗状況および実施結果につきまして御説明申し上げます。  本件につきましては、9月の本特別委員会におきまして中間報告をさせていただいたところでございますが、令和6年1月末時点の進捗状況及び実施結果が取りまとまりましたので、改めて御報告させていただくものでございます。なお、進捗状況の概要につきましてはそれぞれ資料を添付させていただいておりますが、本日は、2枚目の危険箇所総点検の進捗状況および実施結果についてという見出しの資料を基に、9月の中間報告から進捗がありました点を中心に御説明させていただきます。  それでは、お手元の資料の中間報告時点と令和6年1月末時点の欄を御覧ください。初めに、河川、調整池でございますが、国、県に要望した48か所のうち、国では施工中が1か所、県では施工済みが9か所、施工中が7か所、次年度以降の対応が31か所でございます。また、市で対応を予定しておりました19か所につきましては、施工済みが4か所、施工中が5か所、次年度以降の対応が10か所でございます。  次に、浸水箇所でございますが、市で対応を予定しておりました26か所につきましては、施工済みが8か所、施工中が12か所、次年度以降の対応が6か所でございます。  地下道につきましては、市で対応を予定しておりました6か所のうち、5か所が施工済みであり、残りの1か所につきましては現在施工中でございます。  次に、農業用水路では、市で対応を予定しておりました7か所のうち、施工済みが5か所、施工中が2か所でございます。  農業用水門では、市で対応を予定しておりました1か所が現在施工中でございます。  次に、倉渕地域の土砂災害危険箇所でございますが、国、県に要望した5か所のうち、国では施工中が1か所、県では施行中が1か所、次年度以降の対応が3か所でございます。また、市で対応を予定しておりました3か所は、次年度以降に対応予定でございます。  榛名地域では、市で対応を予定しておりました2か所のうち、施工済みが1か所、次年度以降の対応が1か所でございます。  吉井地域では、市で対応を予定しておりました1か所が次年度以降の対応予定でございます。  1枚おめくりください。こちらはA3判の令和5年度危険箇所総点検結果報告書でございまして、対応箇所及び対応状況の詳細を記載しております。  1枚おめくりいただきますと、倉渕町権田の小高地区で施工中の事例として、こちらは急傾斜地等特別警戒区域となっており、本市の要望により県に対応していただいているものでございます。具体的には、崖崩れ対策事業として落石防止柵等を設置し、のり面の安定、保護を図っていただきました。このほか、参考資料といたしまして、下里見町で行ったのり面保護及び寺尾町の衣沢川で行った河川のしゅんせつの事例を添付させていただきましたので、後ほど御覧いただければと思います。  資料の説明は以上でございます。なお、資料につきましては、本委員会終了後、全議員の皆様に配付させていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長(新保克佳君) 説明は終わりました。  本件に対し、御質疑等がありましたらお願いいたします。 ◆委員(三島久美子君) この危険箇所総点検は富岡市長の肝煎りで始めていただいて、迅速な対応には感謝申し上げております。ちょっと一点だけ気になる部分があったので御質問申し上げますが、細かい点検内容として、公園樹木の腐食等というのが中間報告でも市で5か所対応して施行済みとありまして、この1月時点でも5か所施工済みと、これは10か所ということではなくて、全てで5か所ということでよろしいのでしょうか。まずその確認です。 ◎公園緑地課長小渕嘉春君) 公園樹木対応箇所5か所及び市で対応した5か所につきましては、令和5年7月の時点で5か所でございます。最終的に令和6年1月時点におきましても同数ということで、5か所ということで御理解いただければと思います。 ◆委員(三島久美子君) 具体的にその5か所がどこだったのか、教えていただきたいと思います。 ◎公園緑地課長小渕嘉春君) 5か所の公園につきましては、城南児童公園塚田児童公園東沖児童公園城山中央公園、かわなか緑の広場でございます。 ◆委員(三島久美子君) 了解です。具体的にどんなケースで、どのように対応したのかという点をお尋ねしたいと思います。 ◎公園緑地課長小渕嘉春君) 5か所につきまして、そのうち木全体が枯れている樹木が2か所、半分以上が枯れている樹木が2か所、それと幹が腐食しているケースが1か所でございます。こちらのケースにつきまして、今回は5か所全て伐採ということで対応いたしました。 ◆委員(三島久美子君) お聞きしたのは、私の暮らす新町地域に弁財天公園というのがありまして、そこに市の指定史跡というのですか、樹齢がかなりあるケヤキの木がありまして、その枝がばらばらと落ちてきてしまって、地元の担当課に聞くと樹木医さん等にお願いをして対応していると。今回の危険箇所云々にはこの箇所は入っていないということで、ここについては別途の対応ということでよろしいのでしょうか。 ◎公園緑地課長小渕嘉春君) 今回の危険箇所総点検の中には入ってございませんでしたが、新町弁財天公園のケヤキ、こちらの樹齢が約350年でございまして、樹木診断をさせていただきました。その結果につきまして、上部の幹の枯れや樹皮の剥がれなど、一部樹勢の衰退が見られる状態でございます。今後の対応につきましては、今月、3月末に一部の枯れ枝の除去を行う予定としておりまして、樹勢状況を見ながらまた回復措置などを行ってまいりたいと考えております。天候等も含めてになりますが、詳しい作業日程が決まりましたら、地元の方々に周知を図ってまいりたいと考えております。 ◆委員(三島久美子君) 危険だということで、今その周りは囲いをして入れない状態になっていると。旧新町時代から大切にしてきた木で、旧新町時代にも樹木医を入れて養生してきたりと、そういう経緯もございます。大切な木ですので、ぜひともこれからも保護をお願いしておきたいと思います。 ○委員長(新保克佳君) ほかにありませんか。────なければ本件を終結いたします。  次に、能登半島地震における支援状況について説明をお願いします。 ◎防災安全課長中村剛志君) それでは、能登半島地震における支援状況につきまして御説明申し上げます。  初めに、義援物資につきましては、石川県からの要請を受けまして、市が備蓄している段ボールベッド100個を1月17日に提供しました。なお、搬送につきましては、災害時の応援協定を結んでいる群馬県トラック協会高崎支部にお願いしたところでございます。  次に、職員派遣につきまして、別紙を御覧いただければと思います。まず高崎市等広域消防局は1月1日から10日まで、延べ115名の職員が石川県七尾市及び輪島市の災害現場にて活動を行いました。  次に、給水車派遣として上下水道局職員を輪島市に、1月12日から現時点で、1班4名体制で4班分を派遣いたしました。  次に、応急対策職員派遣でございますが、こちらは住家被害認定調査として市職員をかほく市に、1月14日から3月9日まで、1班2名体制で6班分を派遣したところでございます。  次に、建築技術職員派遣でございますが、こちらにつきましては被災建築物応急危険度判定として建築技師2名を輪島市に、1月18日から22日まで派遣いたしました。  次に、保健師派遣でございますが、避難者の健康管理や衛生管理の活動として輪島市に、1月22日から2月29日まで、1名体制で5班分派遣いたしました。  次に、水道管の応急復旧作業として水道局職員を輪島市に、2月13日から19日まで、1班3名体制で派遣いたしました。なお、本派遣につきましては、市内水道業者6者から各1名が市職員と同行し、支援活動に従事いたしました。  次に、今後の支援についてでございますが、給水車派遣として輪島市に、3月24日から31日まで上下水道局職員を派遣するとともに、水道管の応急復旧作業として、前回と同様に水道事業者の6名が輪島市に、3月10日から16日まで、上下水道局職員と同行し、復旧作業に従事いたします。また、中核市市長会からの依頼により、金沢市に土木技師1名を4月1日から1年間の派遣を予定しております。  資料の説明は以上でございます。なお、本資料につきましては、本委員会終了後、全議員の皆様に配付させていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長(新保克佳君) 説明は終わりました。  本件に対し、御質疑等がありましたらお願いいたします。 ◆委員(三島久美子君) 1月1日に発生した能登半島地震、激甚災害ということでお見舞いを申し上げたいと思いますけれども、本市でも石川県の要請などに基づいて、市長部局、上下水道局、そして広域消防と、市を挙げて支援していただいていることに本当に感謝申し上げたいと思います。引き続き支援を継続して一日も早い復興を願っているのですけれども、それはそれとして、現実的なことをお伺いしたいのですが、こうした一連の費用、人件費、また段ボールベッド100個を石川県の要請で差し上げた、こういった費用がかかっているものはこれから先どういう経過で、どんな形で請求して、いつの段階で高崎市にフィードバックされてくるのか、こういった意外と知られていない広域支援における財政の仕組みを御説明いただきたいと思います。 ◎防災安全課長中村剛志君) 本市における能登半島地震に対する被災市町村への支援につきましては、先ほど御説明させていただきましたとおり様々な人的支援に加え、段ボールベッドの搬入による物的支援などを地震発生直後から継続的に実施しております。支援に要した費用についてでございますが、消防庁長官命令に基づく緊急消防援助隊派遣などの一部の支援に要した費用を直接国に請求する場合などを除き、災害救助法に基づき、今後群馬県を通じて石川県に請求することとしております。現在、支援に要した費用の調査が群馬県を通じて行われているところでございますが、支援に要した費用に対する支払い期限などにつきましては現時点では示されておりません。なお、今回の能登半島地震のような被災自治体に対する広域的な支援につきましては、災害救助法の規定により、支援に要した費用につきましては被災自治体に対し求償し、被災自治体については、国からの災害救助費により財政負担が軽減されることとされております。 ◆委員(三島久美子君) 仕組みがよく分かりました。いずれにしましても、この激甚災害はどうしようもないもので、国家が補償しなければならないかなと思っています。先ほどの総務常任委員会でいわゆる財政調整基金の話が出ました。実際問題、国が被災自治体にお金をくれる前にやはり対応しなければならない。石川県は非常に大変だと思います。いろんな形で財政出動しなければならない。実際に地方交付税特別交付税として来るのはさらに先の話ということになりますと、やはり本市としても、災害対応のためにはきっちりとした基金を用意しておく必要があるのかなというのは改めて感じました。やはり請求してから後で頂くまでに時間がかかるということがよく分かったので、高崎市の財政状況もしっかりとこれから見極めていきたいと思います。 ○委員長(新保克佳君) ほかにありませんか。────なければ本件を終結いたします。  以上で報告事項を終わります。   ──────────────────────────────────────────── △その他 ○委員長(新保克佳君) 次に、その他として執行部から何かありましたらお願いいたします。 ◎防災安全課長中村剛志君) それでは、阿久津町排水施設完成記念式典の開催について御報告させていただきます。本日の資料配付はございません。既に本委員会の皆様には式典開催の御案内をさせていただいているところではございますけれども、改めて報告させていただくものでございます。  式典の日程でございますが、3月20日水曜日、休日になります。10時30分からを予定しており、会場につきましては烏川に面した旧高崎市民ゴルフ場跡地特設テントで実施いたします。
     次に、式次第でございますが、事業経過報告ポンプ起動式などを予定しており、おおむね30分程度を予定しております。  御招待させていただく方は、市議会正副議長をはじめ、防災・危機管理対策特別委員会委員消防関係者、また南八幡地区の区長に加え、地域の回覧を通じ、地元住民にも御案内をさせていただく予定でございます。議員の皆さんにおかれましては、お忙しい中と存じますが、出席賜りますようお願い申し上げます。  以上、簡単ではございますが、排水施設完成記念式典の御報告とさせていただきます。 ○委員長(新保克佳君) 説明は終わりました。  本件に対し、御質疑等がありましたらお願いいたします。────なければ本件を終結いたします。  ほかにその他として執行部から何かありますか。  なければ、この際委員の方々から執行部に対し、お聞きしたいことがありましたらお願いいたします。 ◆委員(谷川留美子君) ペットの避難所のことについてお伺いします。ペットと別のスペースで過ごすのが同行避難、同じスペースで過ごせるのは同伴避難と言うようです。ほとんどの避難所が同行避難のようです。本市では、現状どのような対応なのでしょうか。 ◎防災安全課長中村剛志君) 本市では、避難所におけるペットの取扱いにつきましては、ペットを同行して避難するいわゆる同行避難を可能とし、避難所運営マニュアルなどを通じて周知しているところでございます。具体的には、体育館などの屋外の軒下等において、飼育者の責任の下、リードの装着やゲージ内での管理をお願いしており、盲導犬や介助犬などの補助犬を除き、避難スペースへの入室は原則お断りしているところでございます。また、車での避難を希望する方向けの車中避難所も、ペットを連れた方の避難先の一つとして活用いただけるよう周知をしているところでございます。 ◆委員(谷川留美子君) ありがとうございます。現状ではそれは仕方ないと思うのですけれど、珠洲市では、公民館の室内にプライベート空間を確保するためのテントを並べて、その中に毛布がかけられた段ボールベッドとかペット用ハウスを置いて、ペットと暮らせる避難所が開設されたようです。やっぱりペットを家族同然に思っている方もいらっしゃるので、そういう対応もできるということを高崎でも御研究していただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ◆委員(三島久美子君) 何点かあるので、順次やらせていただきます。まず新年度に予算化された災害救助用ボートの配備について聞きたいのですけども、先ほどの総務常任委員会では、それに関して私が知りたいことが全て聞かれていなかったので、あえてここで質疑を申し上げます。新年度予算1,000万円、10艇分ということで、本体プラス船外機の費用が計上されました。購入予定のボートというのはどんな仕様なのか、乗車人数とか、車椅子、ストレッチャーとかに対応できるのか、いろいろなパドルとかの装備品はちゃんとあるのか、折り畳み式なのか、その辺りについて御説明いただきたいと思います。 ◎防災安全課長中村剛志君) 災害救助用ボートにつきましては、折り畳み式ボートと2分割できるFRP製ボートの購入を予定しております。どちらも船外機を取り付けることが可能でございます。乗船人数につきましては、5名から8名程度の乗船が可能で、状況によっては車椅子やストレッチャーの対応も可能となっております。また、附属品としましては、1艇当たりオール2本の装備を予定しているほか、船舶免許が不要となる2馬力の船外機の購入も検討しているところでございます。 ◆委員(三島久美子君) 船外機をつけるということで、船舶免許が必要なのだったらどうしようとちょっと心配していたのです。今御説明があったように、免許が不要の2馬力ということですので、その点については理解を示します。ただ、ライフジャケットについてはどうなっているのでしょうか。その点のお答えをお願いいたします。 ◎防災安全課長中村剛志君) ライフジャケットにつきましては、災害救助用ボートの購入に当たって、ボート1艇当たり5着のライフジャケットを購入し、ボートと併せて配備する予定でございます。また、新町地域においては、今回購入するライフジャケットのほか、新町防災アリーナに100着、消防団新町方面隊の4個分団に各6着を既に配備しているところでございます。 ◆委員(三島久美子君) そのライフジャケットの費用はこの100万円の中に入っているのですか。結構高いのですよね、ちゃんとしたライフジャケットは。 ◎防災安全課長中村剛志君) その費用の中で対応したいというふうに考えております。 ◆委員(三島久美子君) 確かにボートはちょっと調べてみたらピンからキリまであります。いずれにしても、きちっとした装備品がなければ、消防団員の命に関わることですので、その辺りは当たり前のようにちゃんとした対応をよろしくお願いしたいと思います。  さて、先ほど総務常任委員会で、平時はどこに置くのかという質問がありました。4個分団の詰所、それと新町防災アリーナ、新町支所、新町クリーンステーションなどの6か所ということで、6か所とはどこですか。教えてください。 ◎防災安全課長中村剛志君) 今回配置する場所につきましては、新町方面隊第1分団から第4分団まで、それと新町支所、新町クリーンステーション、新町防災アリーナ、新町東コミュニティセンター、それと新町児童体育館、新町南コミュニティセンターでございます。 ◆委員(三島久美子君) 置き場所は分かりました。  さて、高崎市等広域消防局は当然のことながら水難救助のためにボートを持っています。一体どこに何艇あって、どんな仕様のものなのか教えてください。 ◎防災安全課長中村剛志君) 消防局に確認したところ、広域消防局で所有しているボートは8艇ございます。このうちエンジン付ボートが中央署に1艇、北署に2艇、安中署に1艇の計4艇配備され、手漕ぎなどの小型ボートが東署に1艇、南分署に1艇、北署に2艇の計4艇配備されていると聞いております。 ◆委員(三島久美子君) 当然、消防局員はプロフェッショナルの訓練もやっているというふうに私は伺っています。榛名湖水域でちゃんとシュノーケルを着けたりとか、ジャケットを着たりとかしながら訓練をしているということを聞いています。  それで、先ほどの10艇なのですけれども、消防団員の方に使っていただくという話を以前に聞いたと記憶しております。消防団員の方たちというのはボートの操舵も含めて、言ってみれば経験のない方。中には経験のある方がいらっしゃると思いますけれども、経験のない方のほうが圧倒的に多いのかなと。それで指示系統は、一体誰が指示をするのか、その辺について消防団員の安全をどうに担保するのかお答えいただきたいと思います。 ◎防災安全課長中村剛志君) 今回購入するボートにつきましては、主に消防団や消防局職員による活用を想定しており、ボートの組立てや操舵などの定期的な訓練が必要と考えております。災害時における小型ボートを活用した救助にあっては、内水氾濫などの水の流れがない場所での活動を想定しておりますので、ボートの訓練におきましても、プールなどの流れのない場所で、かつライフジャケットなどの安全管理を徹底した上で実施していただきたいというふうに考えております。 ◆委員(三島久美子君) 御承知だと思いますけど、新町方面隊は自らのお金を使って既に2艇のゴムボートを買ってあります。それと、ある民間団体から組立て式のボートを3艇、ライフジャケットもつけて寄附されています。その辺りを分かっていて、今回10艇買うことになったのか確認させてください。都合15艇になるのです。よろしくお願いします。 ◎防災安全課長中村剛志君) 新町支所等でも確認させていただきまして、新町体育館に5艇あるということは確認しております。 ◆委員(三島久美子君) 私が言っているのは、既に5艇ある、消防局も持っている、それでもこの1,000万円を使ってさらに10艇買う必要があったのかどうかというのが一番疑問だったことです。いずれにしても、新町は内水氾濫が5年前の台風19号のときに起こりました。これから何があるか分からないので、担保しておくことは大事です。ただ、やはり消防団員は火事場でも基本は後方支援です。そういった意味では、消防団員たちが津波でも能登半島地震でも命を落としているケースが多々見受けられる中で、普段いらっしゃらない、仕事もしている、そうした方たちのボランティア意識の中で成り立っているのが消防団だと思うのです。その方たちに負担感のないようにやっていただきたい。  それと、先ほど申し上げましたけども、10艇を消防局も使うとおっしゃっていましたが、広域消防局との連携というのが絶対に必要だと思うのですけれども、その辺り、さっきの指示系統のことも含めてどう考えていらっしゃいますか。 ◎防災安全課長中村剛志君) ボートの活用につきましては、広域消防局との連携が不可欠でございます。今後、定期的に行っていただきますボート訓練につきましても、広域消防局と協力しながら取り組んでいただくことで、地域防災力の向上につながるものと考えております。 ◆委員(三島久美子君) この程度でこれはやめますけども、要は消防団員は夜間にポンプ操法の練習をしたりとかしている、みんなお勤めしたりしている方たちです。訓練をするのはいいですけれども、やっぱりその人員を確保する方面隊長、分団長はとても御苦労なさると思うのです。いずれにしても、その辺をよく冷静に判断していただいて、負担のないように、そして有効に活用していただくことをお願いしておきます。  続きまして、雨水対策についてお伺いいたします。近年ゲリラ豪雨が頻発する中で、井野川の水害対策というのは非常に重要だということで、元島名町に調整池を造っていただきました。それに関しては非常に感謝をしております。井野川は本来県管理の河川です。それで、群馬県の土木事務所で危機感を持って対応していただいてはいるのですけれども、今年度、令和5年度の事業として、宿大類町の井野川と染谷川の合流点に約8万立米の調整池を造るというふうに伺っておりますが、その進捗状況に関してどのように把握していらっしゃいますか。 ◎管理課長(小野澤俊彦君) 群馬県が計画しております宿大類調整池の進捗状況でございますが、調整池の関係者の説明会を実施し、現在境界を確定するための用地測量を実施していると伺っております。 ◆委員(三島久美子君) まだ測量の段階ということですね。いずれにしましても、災害は待ったなしでやってきますので、県に協力できることは協力して、宿大類町の調整池に関しても進捗をしっかりと見定めていっていただきたいと思います。  それで、本市では、令和4年10月に浜川運動公園の拡張整備事業の2期工事エリア、その地下に10万立米の巨大調整池を整備するというふうに大々的に発表して、上毛新聞にも載りました。その後、今年度の当初予算の土木費の中に道路橋りょう新設改良費として用排水路整備事業、井野川水害対策検討委託料2,000万円が計上されていました。ただ、これが繰越明許になっていまして、言ってみれば、令和5年度はほぼできないという状態になっていると思いますけれども、県と協議しながら進めていきたいというお話でしたが、この事業の進捗は今どうなっているのですか。それと、またこの事業の将来展望についても、できないことをぶち上げるというよりも、やっぱりできることを考えていかなければいけないし、莫大な費用がかかると思うので、その費用に関しても併せてお答えいただきたいと思います。 ◎土木課長(鈴木弘君) 浜川運動公園拡張予定地調整池検討業務につきましては、ボーリング調査は完了しておりまして、貯水容量、構造、整備手法など、関係する法令や技術的な課題、問題等を洗い出しながら、河川を管理している群馬県と協議、調整を進めております。井野川沿いに計画していることから、群馬県とは入念な協議、調整が必要となるため時間を要しておりますが、引き続き整備に向けた検討を進めていきたいと考えております。また、調整池の事業費についてですけれども、調整池の規模や構造、貯水方法などについての検討業務完了後、基本設計、詳細設計を実施していく中で判明しますので、現時点での事業費は未定でございます。 ◆委員(三島久美子君) ボーリング調査が終了ということは、2,000万円が繰越明許になっていますけど、これはいつやったのですか。 ◎土木課長(鈴木弘君) ボーリング調査ですけれども、現地調査と併せまして令和5年度の8月頃に実施しております。 ◆委員(三島久美子君) その費用はどこから捻出したのですか。 ◎土木課長(鈴木弘君) 浜川運動公園拡張予定地調整池検討業務の一式として、ボーリング調査も入っております。 ◆委員(三島久美子君) 分かりました。以前に、この10万立米の調整池を造るとなると100億円かかると耳にしたことがあります。本来は県がやらないといけない事業です、井野川に関しては。県がどれくらい出してくれるか分からない中でそれを高崎市が自己負担でやる、群馬県だってそんな余裕はないのです。人口が190万人を切ろうとしている群馬県が、これだけのお金をどこまで負担してくれるか不透明な事業です。この進捗については、これからも私は冷静に見続けていきたいと思います。  最後にもう一点、別件で、避難所運営についてです。先ほど谷川委員からありましたけれども、ペットの問題に関してちょっと掘り下げます。先ほど車中泊、車中避難を使ってくださいというふうにおっしゃっていましたけれど、ある自治体では努力をして、先ほど谷川委員からもありましたけれども、例えば学校を使った場合、1つの多目的ルームなり何なりを解放して、ペット同伴者専用にするということもできると思うのです。屋外避難というのは、暴風雨のときは現実的ではありません。雨の中に自分の子どものように可愛がっているペットをほったらかしにするなんて飼い主としては絶対できない、そういったことを考えると、そういう同伴者専用の教室なんかを設けたりすることが工夫として必要だと思うのですけど、その辺に関して防災安全課はどう考えますか。 ◎防災安全課長中村剛志君) 先ほど谷川委員のところでもお答えさせていただきましたけども、高崎市としては、原則ペットの取扱いにつきましては、屋外で、体育館の軒下で管理をしていただくということが、今勧めているところでございます。また、委員のおっしゃるとおり、学校の教室を利用したペットの同伴避難につきましては、避難所を解放後、例えば教室の解放後に児童・生徒が授業や給食の場所として利用するために、衛生面において安全確保ができるか、様々な問題もあるかと思いますので、現状のとおり体育館の軒下で管理をしていただくか、個々のプライバシーが確保できる車中避難を勧めているところでございます。 ◆委員(三島久美子君) あくまでもそういう屋外に暴風雨でも置いておけということですね。その辺は、高崎市が動物愛護という観点をどのくらい持っているかという、ある意味で試金石になると思いますので、今後も質問をさせていただきたいと思います。  車中泊とおっしゃっていますけど、今現実に高崎市内には、車中避難所はどこに何台分あるのか具体的に答えてください。 ◎防災安全課長中村剛志君) 車中避難所は10か所あり、浜川運動公園は320台、産業創造館は120台、箕郷ふれあい公園は140台、三ツ寺公園が170台、榛名ふれあい公園が80台、箕郷支所は50台、群馬支所が160台、榛名支所は40台、吉井支所は110台、吉井中央公園は85台、計1,275台で全ての施設の駐車場を車中避難場所として利用できます。 ◆委員(三島久美子君) さて、車社会の高崎市で1,275台が適切かどうか疑問点もあります。いろんな形で避難所があっても、ペットをお連れの方は車中避難を望む、そういった中で私がお願いしておきたいのは、例えばGメッセ群馬の駐車場です。立体駐車場もあることを考えると、あそこを使わせていただくというような取組も必要じゃないかと思うのですけど、その辺りの群馬県との連携をしっかり協議してやらせていただく、そういった考え方はないでしょうか。 ◎防災安全課長中村剛志君) 市内の県有施設というところで、大きなところですと、Gメッセや群馬の森などにつきましては、イベント等の開催で駐車ができない、Gメッセは屋外にトイレもなく、群馬の森については浸水想定区域にもなっておりますが、この2施設は、周辺に大きな車中避難場所がないことから、今後も拡大していく中で群馬県とも協議して、車中避難場所として利用可能か検討してまいりたいというふうに考えております。 ◆委員(三島久美子君) トイレトレーラーも買うことだし、それ以外にも高崎市は簡易トイレをたくさん持っていますよね。そういった意味ではぜひ検討していただきたい。  それと、避難所関連で来年度から女性の視点を取り入れるのだと、防災安全2課を新設するということですけども、実際課長以下の人員体制等々はどうなっているのか、また、防災安全1課とのすみ分けについてお答えいただきたいと思います。 ◎防災安全課長中村剛志君) 防災安全2課の人員体制につきましては、女性課長を含む職員4名体制で、女性中心の防災新部署として本年4月1日に発足します。防災安全1課と2課の事務分掌につきまして、2課は避難所運営を中心に、女性や妊産婦に必要な生理用品や粉ミルクの備蓄の充実をするほか、女性用の下着や母乳用パッドなど、新たな備蓄を考えております。さらには、高齢者や障害者などの要配慮者向けの物品につきましても、関係部署と調整し、ニーズの把握を進めてまいりたいと考えております。また、防災安全1課につきましては、引き続き災害発生時における関係部局との連携、対応を中心に事務を進めてまいりたいというふうに考えております。 ◆委員(三島久美子君) 1課と2課のすみ分けは分かりました。女性の視点が必要なことは前々から言われていることで、当たり前のことだと思います。それはいい意味で一歩進んだ、ただ、気になるのが女性だからといって要支援者、要配慮者のことが分かるとか、そういった観点は非常に危険だと思います。防災安全1課でもそれはできたはずであって、高崎市の避難所運営等々で要配慮者、いわゆる身体、知的、精神の障害者とどう向き合っていくのか、福祉避難所がありますけれども、福祉避難所は各法人さんがそれぞれ障害者なり高齢者なりをお預かりしているところですので、そちらの対応で目いっぱいになるのはもう自明の理であります。いずれにしても、そういった障害がある方、配慮の必要な方たち、女性だけではなく、妊婦だけではなく、そういった者への対応をしっかりと防災安全1課、2課合わせて議論をして、全庁的な横のつながりでの対応を求めておきたいと思います。  ちょっと細かい話になりますけれども、2課ではいろんなことを考えていく、特に避難所の運営について、妊産婦のことやいろんな備蓄品、どんなものが必要かを考えていくという話ですが、新聞記事やいろんな新年度予算の説明なんかを見ても、粉ミルクとは出てくるのですけど、液体ミルクという表記が全くなくて、水も出ない、熱源もないという中でどうやってお湯を沸かすのかなとか、そういったことを考えると、液体ミルクの備蓄、それから離乳食、そういった備蓄も必要だと思うのですけれども、その辺についてどのように考えていらっしゃいますか。 ◎防災安全課長中村剛志君) 本市では、乳児用の食事としては保存期間の長い粉ミルクと哺乳瓶を備蓄しておりますが、 委員のおっしゃるとおり災害時には水や電気がないことも考えられますので、同様の保存期間で利便性が高い液体ミルクや離乳食につきましても検討してまいりたいというふうに考えております。 ◆委員(三島久美子君) 高崎市が全公用車をEV車に変えてカーボンニュートラルを目指してやるというのであれば、電源が確保できるかもしれません。ただ、現状ではまだEV車の導入はごくわずかという、新年度予算にようやくついたというレベルでございますので、ぜひとも、本当に必要な方に本当に必要なものを提供できる、もちろん災害は自助・共助が大事ですけれども、災害の発生後は公助が非常に必要になってまいりますので、 私たち議員もしっかりと議論をしながら、市民の安心・安全のためによりよい政策をしていただくようにここの場でお願いをしておきたいと思います。 ◆委員(谷川留美子君) 個別避難計画について質問させていただきます。一般質問で大河原委員も質問していたのですけれど、2021年の法改正で、2025年頃までに支援の優先度が高い人の計画の作成を求められているようですけれども、現在の状況を改めて教えてください。 ◎防災安全課長中村剛志君) 本市の個別避難計画の作成状況でございますけども、現在6つの地域で作成済みとなっております。個別避難計画につきましては、避難行動要支援者の避難の実効性を確保する点では重要な計画であると認識しておりますが、実効性のある計画にするためには地域の方々の協力が必要不可欠であり、支援をしていただく方の確保や避難所までの誘導など様々な課題もございます。そのようなことから、地域における出前講座や避難行動要支援者名簿を町内会に提供していく中で、名簿を活用した個別避難支援について周知を図っているところでございます。 ◆委員(谷川留美子君) ありがとうございます。私がお話しした区長さんは、無理と一言言っていました。やっぱり若い世代が減っていて、災害時は自分のことで精一杯だから難しい問題であまり進められていないようです。でも、大災害のときなら仕方ありませんけれども、そうではない状況のときもありますので、そのときのために、何とか助けられる人は困っている人を助けるという体制を整えておくということがいいと思います。どうぞ地域の皆さんにそういうことで前向きに取り組んでいただくように御指導していただきたいと思います。無理と言ってやっていないところもあると思うので、ぜひよろしくお願いいたします。 ○委員長(新保克佳君) ほかにありませんか。   ──────────────────────────────────────────── △閉会 ○委員長(新保克佳君) なければ、以上で本日の防災・危機管理対策特別委員会を閉会いたします。                                       午後 3時41分閉会  高崎市議会委員会条例第30条第1項の規定によりここに署名する。    令和6年3月7日                  防災・危機管理対策特別委員会 委 員 長  新  保  克  佳...