高崎市議会 2023-12-11
令和 5年 12月11日 教育福祉常任委員会−12月11日-01号
○
委員長(
青柳隆君) ほかにございますか。────
質疑を終結いたします。
これより
議案第150号を
起立により採決いたします。
本案は、
原案のとおり決することに
賛成の
委員の
起立を求めます。
(
賛成者起立)
○
委員長(
青柳隆君)
起立全員です。
よって、
議案第150号は
原案のとおり可決すべきものと決しました。
────────────────────────────────────────────
△
請願の
審査
請願第7号
学校給食費の
無料化を求めることについて
請願第8号
聴力検査と
補聴器公費助成制度を求めることについて
請願第9号 国民の
いのちと健康を守るため、医療・
介護施設への
支援を拡充し全ての
ケア労働者の
賃上げや
人員増を求める
意見書の採択について
○
委員長(
青柳隆君) 次に、
請願の
審査に入りますので、
請願文書表を御用意いただき、2ページをお開きください。
請願第7号
学校給食費の
無料化を求めることについてを議題といたします。
まず、
請願の趣旨について、
紹介議員として
金子議員から簡潔に説明をお願いいたします。
◎
紹介議員(
金子和幸君)
請願第7号、
学校給食費の
無料化をめざす
高崎の会から提出されました
学校給食費の
無料化を求めることについて
趣旨説明を行います。
今
新型コロナも5類になりましたが、物価の高騰が
市民、とりわけ
子育て世代の生活を直撃しています。こうした中で、
子育て支援策として
学校給食費の
無料化が全国に広がっています。特に、群馬県は全国でも
給食費無料化の先進的な県として高く評価されています。現在、県内35
市町村のうち19の
市町村が
完全無料化、15の
市町村が一部
無料化を実現しています。今、県内で
給食費に対する補助を行っていないのは残念ながら
高崎市だけになってしまいました。御覧になった方もいると思いますが、12月8日付の上
毛新聞に来年度から沼田市も
給食費を無償化するとありました。
星野市長は、
少子化は危機的な状況と強調した上で、財政に余裕はないが、県による
横塚工場適地が順調に進んだ場合でも安定的に税収が入るのは早くて七、八年後のため、今
少子化対策をしないと間に合わない、税収増まで待っていられないと判断し、来年度から完全無償化する方向で決断したと述べられました。財源は、財政調整基金などの既存財源と行政改革による歳出削減、ふるさと納税などで捻出するそうです。お隣の藤岡市でも来年度から
給食費の
無料化を始めます。これから行われる前橋市長選でも、
学校給食費の
無料化が争点になっているそうです。
高崎市でも、例えば一部の補助か段階的な補助から進めて、群馬県や国に対して
支援を求めるなどして、
給食費の
無料化を実現していただければと考えます。
安心・安全な食材を使った給食ですが、地元産の農畜産物や特別栽培米のゆめまつりを使用するなどして取り組まれておりますが、2023年度の
高崎市教育行政方針には給食における地場農産物使用率が2021年度実績で39.2%とあるので、より多くの地場産食材の使用、特に倉渕地域などの先進的な有機栽培を広げていただき、学校給食に生かしていただきたいと考えます。パンなどにはグリホサートなどの農薬を使っている輸入小麦が使われています。学校給食会は国の基準以下だとしていますが、国の基準自体が国際的に甘いと言われているので、子どもたちの健康を守るためにも改善していくことが必要なのではないでしょうか。
以上の理由で
趣旨説明といたします。どうぞよろしくお願いいたします。
○
委員長(
青柳隆君) 次に、本件について執行部から何かございましたらお願いいたします。
◎
教育部学校教育担当部長(大澤好則君) 学校給食の提供に必要な諸経費の負担につきましては、学校給食法に記載されており、
施設や設備に関する経費及び修繕費並びに人件費を学校設置者が負担し、それ以外の光熱費、水道料及び食材費を保護者が負担することとなっております。このうち、本市では食材費のみを保護者に御負担いただき、その他の必要経費は市で負担し、安心・安全な給食の提供に努めております。なお、経済的にお支払いが困難な保護者の方については、就学援助制度を御案内し、御負担の軽減に努めているところです。さらに、食材費高騰分につきましては、保護者の負担が増加しないよう公費で負担しております。御理解、御協力いただければと考えております。よろしくお願いします。
○
委員長(
青柳隆君) それでは、本件に対し御
質疑、御意見がございましたらお願いいたします。────
質疑等を終結いたします。
それでは、本
請願の取扱いについて、採択、不採択、継続
審査がありますが、各
委員の意見をお聞きいたします。
◆
委員(渡辺隆宏君) 当
請願につきましては、以前にも同じようなものが複数回出されているようであります。その都度執行部からも説明を受けていると思います。先ほどの御説明の中でも、食材以外の経費等につきましては本市で負担いただいているようでございますし、経済的に大変な家庭に対しては就学援助制度による負担軽減にも努めていただいているようでございますので、自校方式を維持していくべく、御努力いただいているものと思っておりますので、不採択でお願いいたします。
◆
委員(
新倉哲郎君) 執行部の答弁にもありまして、今、渡辺
委員からもあったように就学援助金で一応給食のほうは賄えるということで、
非課税世帯に対してはそれで対応していると。あと給食のほうは17億円の捻出が新たに必要になってくるということで、考えとしては、これはやっぱり国が事業としてお金をつくってやっていくべきだと思っていますので、訴える内容は非常に共感を持てるのですけども、私は一応継続
審査ということで。
◆
委員(
金子和幸君) 採択でよろしくお願いします。
◆
委員(
谷川留美子君) 教育にかかる保護者の御負担を減らすことには
賛成なのですけれど、
高崎市では安心・安全でおいしい給食に力を入れていること、17億円の財源の問題、就学援助制度があるということ、そのような理由で食材費だけは負担をお願いしたいと思っていました。しかし、来年度から沼田市も藤岡市も無償化するという発表があって、前橋市では次期市長候補のお二人がそろって第3子だけ無償だった
給食費を完全無償化にするとマニフェストにしています。県内の市の中で
高崎市だけが補助がないままでいいのかどうか、今検討する必要があるのではないかと強く思っております。よって、今回は継続でお願いいたします。
◆
委員(
中島輝男君) 趣旨的には全く反対というわけではないのですけれども、これから時期的には議論しなくてはいけないのかなという感じでいます。今回の定例会にも
給食費の滞納者への訴えの提起が2件上がっていますけれども、毎年の滞納額が1億円近くあるのが現状で、こちらの整理をどうつけるのか、また十七、八億円かかる予算をどう都合するのか、こちらのほうから議論するのが順番かなというふうに思いますので今回は継続でお願いいたします。
◆
委員(時田裕之君) 不採択でお願いします。
◆
委員(渡辺幹治君) 先ほど新倉
委員のほうからも国のほうでという話がありましたけども、将来的にはそういう話になってくるのかなとは私も思っております。ただ、現在において本市では、皆さん御存じのように、自校給食で安心・安全、なおかつ栄養価のある給食を子どもたちに提供しているわけであります。そういう意味でも、限られた予算の中で現場の方が一生懸命御苦労されているわけですから、せめて食材費を保護者の方に負担していただくというのはしようがない部分もあるのかなと思っておりますので、不採択でお願いします。
◆
委員(白石隆夫君) この
請願を前回出された
請願と比べてみました。一言一句違いがない。19という数字のところだけが違っている
請願でした。あまりにも安易な
請願の提出ではないかというふうに思います。その他の理由はほかの方が言ったとおりで、私としては不採択でお願いいたします。
○副
委員長(小野聡子君) 不採択でお願いします。
○
委員長(
青柳隆君) それでは、これより
請願第7号を
起立により採決いたします。
本
請願を採択することに
賛成の
委員の
起立を求めます。
(
賛成者起立)
○
委員長(
青柳隆君)
起立少数です。
よって、
請願第7号は不採択とすべきものと決しました。
4ページをお開きください。
請願第8号
聴力検査と
補聴器公費助成制度を求めることについてを議題といたします。
まず、
請願の趣旨について、
紹介議員として
金子議員から簡潔に説明をお願いいたします。
◎
紹介議員(
金子和幸君)
請願第8号、
高崎社会保障推進協議会から提出されました
聴力検査と
補聴器公費助成制度を求めることについて
趣旨説明を行います。
加齢性難聴になられる方は、日本補聴器工業会の調べによりますと、70代で約3分の1、80代以上になると3分の2になり、全国で約1,430万人の方が加齢性難聴と言われています。難聴は認知症の最も大きなリスク要因と考えられています。耳の遠い方で、何度も聞き返すのが悪いと思って分かったふりをしてしまうという方がいますが、言葉を聞くことで脳は喜怒哀楽の感情を抱いたり、会話の返事を考えたりしますが、聞き取りにくくなると脳は感情を抱くことや考えることが減り、認知機能の低下につながるそうです。厚生労働省のオレンジプランでも、難聴は認知症の危険因子に挙げられています。耳の老化は30代から40代と早くから始まりますが、少しずつ進むので本人がなかなか気づきにくいそうなので、
聴力検査はとても大切です。
また、難聴が進行してからでは聞こえの改善が難しいので、
聴力検査で難聴をいち早く発見して、できるだけ早く補聴器を使い始めることが大切だそうです。全国約1,430万人の加齢性難聴の方のうち、補聴器を持っている方は約210万人、14.4%にとどまっています。その大きな要因はやはり補聴器の値段ではないでしょうか。安いものもあるそうですが、単に音を大きくするだけで雑音も大きくしてしまい、とても使いづらいとの声もあります。難聴の進行を抑えるためにも早い段階から補聴器をつけることが推奨されており、その動機づけとして全国の自治体で補助が広がっています。前回の
請願の時点では120でしたが、現在は200を超える自治体が独自の補助を行っています。
難聴の予防は、認知症の予防にもつながり、医療費の抑制にもつながるのではないでしょうか。そして、何よりも高齢者の皆さんが地域の中で生き生きと活動できるように、公的な
支援が必要ではないかと考えます。
以上の理由で
趣旨説明といたします。どうぞよろしくお願いいたします。
○
委員長(
青柳隆君) 次に、本件について執行部から何かございましたら。
◎副市長(齋藤達也君) 執行部からは特にございません。
○
委員長(
青柳隆君) それでは、本件について御
質疑、御意見がありましたらお願いいたします。────
質疑等を終結いたします。
それでは、本
請願の取扱いについて、採択、不採択、継続
審査がありますが、各
委員の御意見をお聞きいたします。
◆
委員(渡辺隆宏君) これにつきましても、同様のものが以前にもございました。本市では国の基準に基づき対応いただいていることと思いますので、不採択でお願いいたします。
◆
委員(
新倉哲郎君) 記の1、2をやってほしいというところで、これは
高崎市の予算を割くということと、3番目は国に対してということなので、1、2に関しては検討等が必要なのかなとちょっと思っています。あとは本市においての数と具体的な課題、必要数とか受診の数というのがちょっと分からなかったので継続でお願いします。
◆
委員(
金子和幸君) 採択でお願いします。
◆
委員(
谷川留美子君) 難聴が認知症の最も大きいリスクであるという点は、私も同様に思っております。よって、健康診断の項目に難聴検査を入れることは
賛成です。しかし、補聴器の購入助成については、身体障害者及び難病患者の方々に対して補装具費支給制度がありますし、難聴の方だけに独自の助成制度は難しいと思いますので、この
請願は不採択でお願いいたします。
◆
委員(
中島輝男君) この件につきましては以前から出ているということで、以前と同様に国のほうでしっかり議論していただく問題なのかなというふうに思っています。前回と状況はあまり変わっておらず、障害者の方には補助も出ているということですので、今回は不採択でお願いします。
◆
委員(時田裕之君) 不採択でお願いします。
◆
委員(渡辺幹治君) こういった問題は、身体障害者福祉法とかの法律に基づいてしっかりと議論されるべき問題だと思っております。市独自にというお話もありましたけども、
高崎市は福祉の部分についてはしっかりと努力しております。今回のこの
請願については、そういう純粋な福祉という意味でちょっと趣旨が違うのかなと感じておりますので、不採択でお願いします。
◆
委員(白石隆夫君) この
請願についても何度も出ております。そして、状況は変わっておりませんので不採択でお願いいたします。
○副
委員長(小野聡子君) 不採択でお願いします。
○
委員長(
青柳隆君) それでは、これより
請願第8号を
起立により採決いたします。
本
請願を採択することに
賛成の
委員の
起立を求めます。
(
賛成者起立)
○
委員長(
青柳隆君)
起立少数です。
よって、
請願第8号は不採択とすべきものと決しました。
6ページをお開きください。
請願第9号 国民の
いのちと健康を守るため、医療・
介護施設への
支援を拡充し全ての
ケア労働者の
賃上げや
人員増を求める
意見書の採択についてを議題といたします。
まず、
請願の趣旨について、
紹介議員として
金子議員から。長い、ちょっと。もう少し寄せてください。よろしくお願いいたします。
◎
紹介議員(
金子和幸君)
請願第9号、群馬県医療労働組合連合会から提出されました、国民の
いのちと健康を守るため、医療・
介護施設への
支援を拡充し全ての
ケア労働者の
賃上げや
人員増を求める
意見書の採択について
趣旨説明を行います。
コロナ禍も4年目になり5類になりましたが、まだ
コロナの危険がなくなったわけではなく、あわせて今
インフルエンザなどの感染症も広がる中で、医療従事者の皆さんや介護職員の皆さんが
市民の命を守るために奮闘されているということは、皆さんもよく御存じのとおりです。その
ケア労働者の
賃上げ補助を行った政策には歓迎の声もありますが、対象が限定されたため不満の声も広がっています。
看護職員処遇改善評価料は診療所や訪問看護などには出ず、私の知り合いの市内で働く訪問看護師も、訪問先で発熱している方も見ている、危険度や負担が変わらないのになぜとおっしゃっていました。今働いている看護師166万人のうち57万人、35%しか対象になっておらず、
施設では対象は1.5%だけです。
物価高騰の中で大企業などが
賃上げに動きましたが、国が決める公定価格で運営している
医療機関や
介護施設などは
物価高騰分を上乗せすることができないので、
賃上げできずに人手不足につながっているそうです。
市民の命や健康を守る質の高い医療の提供には、必要な人材を確保し、経営を安定させることが必要ですが、
物価高騰や
コロナ対策への
経費増、受診控えによる収入減など、多くの
医療機関や
介護施設は経営が苦しくなっているとのことなので、経済的援助の拡充が必要だと考えられます。全ての
ケア労働者の
賃上げ、処遇改善につながる診療報酬、介護報酬、障害報酬の引上げと、患者、利用者の負担の軽減も必要だと考えます。国に対してぜひ声を上げていただけるようお願いして、
趣旨説明といたします。
○
委員長(
青柳隆君) 次に、本件について執行部から何かございましたら。
◎副市長(齋藤達也君) 執行部からはございません。
○
委員長(
青柳隆君) それでは、本件に対し御
質疑、御意見がありましたらお願いいたします。────
質疑等を終結いたします。
それでは、本
請願の取扱いについて、採択、不採択、継続
審査がありますが、各
委員の御意見をお聞きいたします。
◆
委員(渡辺隆宏君) 日々現場で命や健康と向き合われている方々には本当に頭が下がる思いです。当
請願につきましては、そういった方々の処遇改善について国に提出を求めるものでありますが、国のほうも十分に状況を理解し、対策も講じていただいているようでございます。皆様も御存じのとおりですが、11月29日に成立いたしました2023年度の国の
補正予算でありますが、医療・介護分野の
物価高騰対策や看護補助者の処遇改善等を
支援するものにも充てられるようでありまして、厚生労働省所管分の
補正予算は1兆4,151億円でございます。内訳を見ますと、医療・介護・障害福祉等分野における
物価高騰等への対応として1,016億円となっております。主な項目といたしまして、医療・介護・障害福祉分野の職員に対する処遇改善に向けた
支援に539億円、また介護・障害福祉分野へのICT・ロボットの導入等による生産性向上や経営の協働化等を通じた職場環境の改善に374億円等々、国のほうでもしっかりと予算を取って対応に当たっていただいている事案と思いますので、当
請願につきましては不採択でお願いいたします。
◆
委員(
新倉哲郎君) ほとんど渡辺
委員に言われてしまったのですけど、これは僕の党としても政策チームが質問主意書という形で日本政府に聞いているところなので、これはまた継続でお願いします。
◆
委員(
金子和幸君) 採択でお願いします。
◆
委員(
谷川留美子君)
ケア労働者の方々には日々御苦労をおかけしておりますので、少しでも労働環境がよくなってほしいと思っております。しかし、今渡辺
委員が言われたように、国が処遇改善に取り組んでおりますし、
施設ごとの賃金格差も大きいようなので、その実態を調査することも必要だと考えております。よって、大切な内容ではありますが、今回は継続でお願いいたします。
◆
委員(
中島輝男君) 本当に医療、介護分野は今でも慢性的な人材不足の状況で、今後さらに深刻化するというような見方もあります。現在行われている処遇改善ではまだまだほかの業種に追いつくには程遠いというところで、人材確保にはやはり経営の安定化、そして
賃上げが不可欠だというふうに思いますので、これについては採択でお願いします。
◆
委員(時田裕之君) 不採択でお願いします。
◆
委員(渡辺幹治君) 今までいろいろな御意見がありましたけども、現在国のほうでもこの処遇改善には取り組んでおります。また、この文書の中で利用者の負担軽減という文言もありますけども、こういうことは、言ってみると財源的な裏づけがない中で要求するというのはちょっと矛盾しているかなと思いますので、不採択でお願いします。
◆
委員(白石隆夫君) 7ページにもともとの
請願内容があって、そこに
請願項目というのが1番、2番というふうに書いてありますけども、2番の
物価高騰支援策というのは、国あるいは県でいろいろな形でなされているところであります。それでも不十分だというふうに言っているのだとは思いますが、実質的にこの
物価高騰支援策はなされております。そして、1番の臨時改定については先ほど渡辺
委員が言いましたように、
補正予算で臨時改定を実施しております。そのようなことから、これについては不採択としたいと思います。
○副
委員長(小野聡子君) 同趣旨の内容で、公明党が今回
意見書を出させていただきました。ただ、この
請願に関して申し上げますと、この臨時改定というのは、何人かの
委員の方も今おっしゃっていましたけれども、11月22日に
請願を出されていますけれども、11月29日に成立した
補正予算の中で介護職員の賃金をアップし2%引き上げる、月額にしておおむね6,000円ということが決定しており、都道府県を通じて来年の2月から5月に支給されるということがもう既に決定しております。なので、こちらに書かれている臨時改定ということは、もう既に国が決定したことだと思います。さらなる処遇改善が必要ということで、この場の
請願とは違いますけれども、
意見書のほうでは2024年度がちょうど3年ごとの改定の年に当たることから、臨時改定という形ではなくて2024年度の改定時にしっかりと賃金向上をということを入れていくということで、そちらのほうが現実的だと思います。よって、こちらの
請願に関しましては、不採択とさせていただきます。
○
委員長(
青柳隆君) それでは、これより
請願第9号を
起立により採決いたします。
本
請願を採択することに
賛成の
委員の
起立を求めます。
(
賛成者起立)
○
委員長(
青柳隆君)
起立少数です。
よって、
請願第9号は不採択とすべきものと決しました。
────────────────────────────────────────────
△
審査終了
○
委員長(
青柳隆君) 以上で本
委員会に付託された
議案及び
請願の
審査は全て終了いたしました。
審査に当たり、円滑な
委員会運営に御協力いただき、ありがとうございました。
なお、
委員長報告の作成については私に一任いただきたいと思います。いいでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
青柳隆君) それでは、そのようにしたいと思います。
以上で本日の議題を終わります。
────────────────────────────────────────────
△
報告事項 ・
高崎市
文化財保存活用地域計画(案)に関する
パブリックコメントの実施について
○
委員長(
青柳隆君) 次に、
報告事項に入ります。
高崎市
文化財保存活用地域計画(案)に関する
パブリックコメントの実施について説明をお願いいたします。
◎
文化財保護課長(角田真也君) それでは、
高崎市
文化財保存活用地域計画(案)に関する
パブリックコメントの実施について御説明いたします。
文化財保存活用地域計画は、平成30年度の文化財保護法の改正で制度化されたもので、
市町村における歴史文化資産の保存、活用に関わる基本方針を示すものです。計画の推進体制としては、行政機関、文化財所有者、地域住民、専門家などが協力していく計画となっております。このたび素案がまとまりましたので、広く御意見を頂くため、
パブリックコメントを実施するものでございます。
委員のお手元に、素案と概要版を配付してございます。この中では一つ一つの文化財を個別に扱うのではなく、8つの群を設定し、活用の単位としてまとめているのが特徴です。
続きまして、
パブリックコメント実施の概要について御説明いたします。
パブリックコメントは、
令和5年12月20日水曜日から
令和6年1月10日水曜日までを期間といたします。資料の公表場所は市ホームページ、
市民情報センター、文化財保護課、各支所地域振興課です。意見の募集方法でございますが、郵送、電子メール、ファクシミリ、持参の4つの方法にて募集します。
市民への周知につきましては広報
高崎12月15日号と市ホームページで周知する予定です。なお、
パブリックコメントにより提出された御意見等を踏まえ、計画案の修正を行うこともございます。
以上、簡単ではございますが、御報告とさせていただきます。なお、本
委員会終了後、議員の皆様全員に同様の資料を配付させていただきます。よろしくお願いいたします。
○
委員長(
青柳隆君) 説明は終わりました。
本件に対し、御
質疑等がございましたらお願いいたします。────なければ本件を終結いたします。
以上で
報告事項を終わります。
────────────────────────────────────────────
△その他
○
委員長(
青柳隆君) 次に、その他として執行部から何かありましたらお願いします。
なければ、この際
委員の方々から執行部に対しお聞きしたいことがありましたらお願いいたします。
◆
委員(
新倉哲郎君) 今年度の6月からスタートした
高崎市の保育士情報ステーションの運用について、ちょっと聞きたいです。現在までに半年以上がたちまして、相談数とかそこからの就労をした人数、そして現在どういった方が相談しているのかとか、就労しているのかというのをちょっと聞きたいなと思います。よろしくお願いします。
◎
保育課長(星季有君) 6月から11月末日までの状況でございますが、相談数は延べ件数で166件、就労数は10件でございます。次に相談者、就労者の傾向でございますが、相談者につきましては1割程度が学生でございまして、残り9割は資格を有しているが現在働いていない、いわゆる潜在保育士ということになっております。その潜在保育士の中では、子育て等が一段落して復帰したいという方が多く見受けられている状況でございます。就労者につきましては、学生が3件、潜在保育士が6件、資格は持っていましたが他の業種で働いていた方が1件となっております。
◆
委員(
新倉哲郎君) ありがとうございます。6月からで就労者も出たりして、数字が上がっているということで、徐々に機能していくのだなと思います。ただ始まったばかりの事業なので、なかなか難しいのかなと思うのですけども、この保育士情報ステーションの目標値とか、そういったものがあればぜひちょっとお伺いしたいなと思います。
◎
保育課長(星季有君) 目標数値でございますが、その時々で求人状況等は変化しますので、ちょっと数字というものは持ち合わせてはおりませんけれども、今後も
施設が求める保育士確保の一助になるよう努めてまいりたいと考えております。
◆
委員(
新倉哲郎君) 保育士不足は全国的なもので、本市においてもなかなか難しいのですけども、こういったところが軌道に乗って、
子育て世代の
支援につながっていければよりいいなと思っています。
続けて、もう一個いいですか。もう一つ学校図書の管理状況に関して聞きたいのですけども、全国学校図書館協議会の記事が先日上
毛新聞に出ていましたが、読売新聞かな、学校図書の廃棄状況の調査をして、人員が不足していてなかなか学校の図書が入れ替わっていない、新陳代謝ができていないという状況が目にかかったのですけども、本市において小・中学校の図書館における本の代謝というか、廃棄の基準等はどういう状況なのかなと、あれば教えていただきたいのですけどお願いします。
◎
学校教育課長(
依田哲夫君) 学校図書の廃棄につきましては、市教育
委員会で学校図書館図書廃棄についての目安を定めております。各学校において、修復不可能なほど汚れや破損をしているもの、記述内容が古く利用価値のないものなどを考慮し、廃棄しております。
◆
委員(
新倉哲郎君) ありがとうございます。ちなみに、これは国から厚生労働省の予算が下りてくるのですけども、本市において各学校の予算の平均の数値というのがあれば、ちょっと
令和5年度でもいいので教えてください。
◎
教育総務課長(
小池郁生君) 小・中学校の図書費につきましては、学校規模によって予算の差がございますが、今年度の予算額を平均いたしますと、
小学校で1校当たり約23万円、中学校で約48万円となっております。
◆
委員(
新倉哲郎君) ありがとうございます。
小学校の人数によって予算の割合が違うということが分かりました。僕は娘が2人いまして、図書館を非常に有効的に活用させていただいているので、非常にうれしいなと思っています。新しい本とかはやっぱり児童が、何ていうのかな、情報を取るだけでなく、ほかに物語もあったりとか情緒を育てる上でも非常に重要なものだと思うので、ぜひこれを大事にしていきたいなと思っていますし、あと活字を読むことに関しては東北大学の川島教授が、脳トレを作った方なのですけども、やっぱり紙面で字を読むのとデジタルで読むのでは大分脳の前頭葉の働き方が違うということで論文を出したりいろいろやっていますから、学校の図書の在り方というかそういったものを、やっぱりいいものを今後も取り入れて、新陳代謝があるような図書館づくりをぜひぜひお願いしたいと思っております。
◆
委員(白石隆夫君) 学校教育においてタブレットを今大変有効に使っているという話ですが、学校の教室の中には先生をサポートする学校支援員がおりますが、学校支援員の方のタブレットがない場合があるというふうなことを聞いております。子どもたちや先生が全部タブレットを使って授業をやっているのに、学校
支援員だけがタブレットがないという状況があるのでしょうか。
◎
学校教育課長(
依田哲夫君) 各学校には予備のタブレットを配付しております。必要に応じて学校
支援員も予備のタブレットを使えるよう体制を整えているところでございます。
◆
委員(白石隆夫君) ありがとうございます。ぜひそういうふうな余裕のあるタブレットをうまく
支援員の方に、それからあと言われたのは学校図書館指導員も授業の様子が分かると非常に子どもたちに接しやすいという話もありますので、そういった形でタブレットあるいはパソコンをうまく使って、皆さんがサポートしやすい体制を取っていただければと思います。よろしくお願いいたします。
◆
委員(
新倉哲郎君) あと2点だけ、簡潔にお願いします。学校給食のアレルギーに対してちょっと聞きたいのですけども、学校給食におけるアレルギーの対策の現状等を教えていただければと思います。
◎
健康教育課長(長岡誠君) 各学校及び給食センターでは、保護者から提出されたアレルギー疾患用学校生活管理指導表を基に、校長や栄養士等が保護者と面談を行い、食物アレルギーの状況などを確認しております。その後、各学校のアレルギー対策
委員会において、除去食や代替食、弁当持参などの給食対応を決定しております。
◆
委員(
新倉哲郎君) 個別に対応していただいているということでありがとうございます。もう少し突っ込んだところで、給食に牛乳があると思うのですけども、この牛乳に対するアレルギーの子どもも最近増えてきていると思うのですが、アレルギーのある子ども、また医師の診断等がなくてもお腹が下ってしまうという子もいたりすると思うのですけど、こういった給食の牛乳に対するアレルギーの現状等を教えていただければと思います。
◎
健康教育課長(長岡誠君) 先ほども申し上げたとおり、アレルギー疾患用学校生活管理指導表を基にしてお茶等の代替食の給食対応を行っているところでございます。
◆
委員(
新倉哲郎君) ありがとうございます。
ちなみに、例えば牛乳に対するアレルギー等々の申請があった場合に本市の教育
委員会としてその対応の基準というのを設けているのかどうか、ちょっと聞きたいのですけどもお願いします。
◎
健康教育課長(長岡誠君) 対応基準につきましては、国の食物アレルギー対応指針と県の食物アレルギー対応マニュアルに準じて対応しているところでございます。
◆
委員(
新倉哲郎君) ありがとうございます。最近やっぱり年々子どもたちのアレルギー等が増えてきているので、こういったところも気になったので確認しました。
あと、最後にもう一点だけお願いします。
高崎学検定に関してなのですけども、今年度もありましたので、
高崎学検定における年代別の受検者数と合計の受検者数を教えてください。
◎社会教育課長(茂原久美子君) 10月21日に実施いたしました第11回
高崎学検定の受検者数ですが、20代1人、30代3人、40代4人、50代9人、60代21人、70代33人、80代6人の合計77人となっております。
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委員(
新倉哲郎君) ありがとうございます。40代の4人に多分僕も入っていますけども、非常に難しいのですが、今の受検の数字を見てみると諸先輩方が多く受検されているのかなと思うのですけども、再度
高崎学検定の趣旨みたいなものをちょっとお聞かせいただければと思います。お願いします。
◎社会教育課長(茂原久美子君)
高崎学検定は、
高崎市の歴史をはじめとして、文化、自然、産業、生活などを総合的に学ぶことによって、市内外の方々に
高崎市をよく知っていただき、愛着を育み、生涯学習やまちづくりに資することを目的として実施しております。有識者により高難度かつ適切な問題を作成していただき、観光目的や御当地クイズのような問題ではありませんからしっかりと準備をされた方でないと解けない問題が出題されますので、受検者の年齢層は高い傾向にありますが、1人でも多くの方に検定を知っていただけるよう、今後も周知に努めてまいりたいと考えております。
◆
委員(
新倉哲郎君) ありがとうございます。生涯学習と、そしてまたこれが日本一難しい検定ということで非常に難しいのです。昨年も受けましたけど平均点になかなか届かずで、今回はちょっと忙しくて準備不足でさんざんな結果になりまして、非常に悔しい思いをしたのですけども、ホームページ等で見たところ、
高崎を知り、
高崎を愛し、
高崎をつくるということで、この知って愛してつくっていく世代の20代、30代、40代というところ、多分そういったところに
高崎の愛をもっと届けていったら面白いのではないかなと思いまして、引き続き僕もこの
高崎学検定を来年も受講しつつ、ぜひ
教育福祉常任委員会の
委員の皆さんにも一緒に受けていただきたいなと思っておりますけども、ぜひ若い世代にも受講者が増えるようになったらうれしいなと思います。
◆
委員(
中島輝男君) すみません、1件だけ教えていただきたいのですが、電子障害者手帳というのがあると聞いたのですけれども、これはどのようなものなのか、ちょっと教えていただきたいと思います。
◎
障害福祉課長(横澤慶君)
委員がおっしゃるのはミライロIDのことかと思うのですけども、このミライロIDは株式会社ミライロが提供する障害者手帳アプリでございまして、国の進める障害者の本人確認等の簡素化の方針を受け、本市も昨年の6月から導入しているものでございます。これは、利用者がアプリに取り込んだ障害者手帳の情報をスマートフォン上で表示することで、身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳の3種類の手帳の代わりとなるものでございます。
◆
委員(
中島輝男君) 民間のアプリということで、使えるところというのは
高崎市での状況はどうなっているのか、その使用状況を教えてください。
◎
障害福祉課長(横澤慶君) 本市では、
施設における障害者割引につきましては、これまで手帳の提示を求めていた
施設につきましてはアプリの画面を提示することで手帳の代わりとすることとしております。具体的には、現在、
高崎市美術館をはじめとした文化
施設などの16
施設に加えまして、交通機関では市内循環バスぐるりん、アリーナシャトルバス、さらには高松や城址地下といった駐車場で利用できるようになっておりまして、また民間で申しますと、JR東日本や各種携帯キャリアなど、その普及が進んでいるところでございます。
◆
委員(
中島輝男君) ありがとうございます、よく分かりました。市では問題なく使えるということで安心いたしました。本当に障害者手帳を持ち歩く煩わしさだとか、提示するときの人目を気にする方もいらっしゃったようなので、本当に非常に便利なものだというふうに思っています。民間の事業者の動向なども調査していただいて、民間のアプリなので市のほうで宣伝するわけにはいかないのですけれども、今後の動向を気にしておいていただければというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
○副
委員長(小野聡子君) 一般質問でも触れさせていただいたのですが、確認ですが放課後等デイサービスの定員超過による減算について伺います。放課後等デイサービスは障害のある子どもさんの療育の場であるとともに、働くお母さんにとっては子どもの放課後の居場所になっていて、健常の子の学童に匹敵するものに今なっておりますので、ちょっとここの定員というところを皆さんすごく心配されているところなので、定員超過による減算についてどういうふうにされているのか伺いたいと思います。
◎
障害福祉課長(横澤慶君) 放課後等デイサービスの定員超過に係る給付費の減算につきましては、定員超過利用減算というものがございまして、要件が2点ございます。1点目は1日当たりの利用者数が定員の150%を超えた場合、2点目は直近の過去3か月の平均利用者数が定員の125%を超えた場合に基本報酬の30%が減算となるものでございます。
○副
委員長(小野聡子君) よく分かりました、ありがとうございます。本当に健常の方が学童を使うように、障害のあるお子さんが放課後等デイサービスで療育と、また居場所として安心して使っていただけるように、丁寧にまた事業者の方に御説明いただけたらと思います。以上です。ありがとうございます。
○
委員長(
青柳隆君) ほかにございますか。
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△閉会
○
委員長(
青柳隆君) なければ、以上で本日の
教育福祉常任委員会を閉会いたします。
午後 2時32分閉会
高崎市議会
委員会条例第30条第1項の規定によりここに署名する。
令和5年12月11日
教育福祉常任委員会 委 員 長 青 柳 隆...