出席委員等(10人)
委 員 長 長 壁 真 樹 君 副
委員長 青 木 和 也 君
委 員 三 井 暢 秀 君 委 員 清 水 明 夫 君
委 員 小 野 聡 子 君 委 員 渡 邊 幹 治 君
委 員 白 石 隆 夫 君 委 員 後 閑 賢 二 君
委 員 三 島 久 美 子 君
議 長 根 岸 赴 夫 君 副 議 長 (委 員)
────────────────────────────────────────────
欠席委員(なし)
────────────────────────────────────────────
説明のため出席した者
市長 富 岡 賢 治 君 副市長 兵 藤 公 保 君
副市長 齋 藤 逹 也 君
市民部長 山 田 史 仁 君
市民生活課長 町 田 一 美 君
人権男女共同参画課長
細 野 明 久 君
防犯・
青少年課長福 島 優 君
地域交通課長 大 澤 康 典 君
市民課長 大 山 富 美 雄 君
保険年金課長 高 橋 宏 樹 君
環境部長 清 水 弘 明 君
環境政策課長 田 胡 徹 也 君
一般廃棄物対策課長 産業廃棄物対策課長
金 澤 大 作 君 岩 佐 英 臣 君
環境施設整備室長吉 田 尚 広 君
清掃管理課長 矢 嶋 穣 君
高浜クリーンセンター所長 城南クリーンセンター所長
西 山 学 君 田 口 和 彦 君
吉井クリーンセンター所長 商工観光部長 福 島 貴 希 君
茂 木 亨 君
産業政策課長 瀧 本 和 正 君
商工振興課長 佐 藤 勉 君
観光課長 瀧 上 幸 治 君
農政部長 只 石 恵 一 郎 君
農林課長 原 田 修 樹 君
田園整備課長 井 上 敏 聡 君
農業委員会事務局長 倉渕支所地域振興課長
八 木 秀 明 君 石 川 明 彦 君
倉渕支所市民福祉課長 倉渕支所農林建設課長
長 壁 保 幸 君 大 井 良 幸 君
箕郷支所地域振興課長 箕郷支所市民福祉課長
佐 藤 久 夫 君 久 保 奈 津 江 君
箕郷支所産業課長小 泉 雅 裕 君
箕郷支所建設課長飯 島 英 樹 君
群馬支所地域振興課長 群馬支所市民福祉課長
塚 越 直 樹 君 都 丸 由 香 里 君
群馬支所産業課長石 川 英 彦 君
群馬支所建設課長中 陦 茂 大 君
新町支所地域振興課長 新町支所市民福祉課長
戸 塚 和 也 君 白 田 美 徳 君
新町支所建設課長霞 博 文 君
榛名支所地域振興課長
津 久 井 光 明 君
榛名支所市民福祉課長 榛名支所産業観光課長
金 高 英 之 君 近 藤 浩 司 君
榛名支所建設課長中 島 克 利 君
吉井支所地域振興課長
高 麗 和 男 君
吉井支所市民福祉課長 吉井支所産業課長堀 越 修 君
佐 藤 真 樹 君
吉井支所建設課長田 中 和 典 君
────────────────────────────────────────────
事務局職員出席者
事務局長 大 河 原 博 幸
庶務課長 庄 佳 子
議事課長 坂 口 圭 吾
議事課長補佐(兼)
議事担当係長
門 倉 直 希
議事課主任主事 田 中 博 英
────────────────────────────────────────────
△開会
午前 9時57分開会
○
委員長(
長壁真樹君) 皆さんおはようございます。ただいまから
市民経済常任委員会を開会いたします。
────────────────────────────────────────────
△諸般の報告
○
委員長(
長壁真樹君) この際、諸般の報告を申し上げます。
傍聴はあらかじめ許可してあります。
以上で諸般の報告を終わります。
────────────────────────────────────────────
△開議
○
委員長(
長壁真樹君) それでは、本日の会議に入ります。
本日の会議は、お手元に配付の次第に従い進行いたします。なお、
補正予算案の審査については、次第の裏面に記載のとおり進めたいと思います。
この際、
委員会の運営上お願いいたします。本日の会議は、
会議規則第118条第1項の規定により、委員1人当たりの発言時間を15分程度としたいと思いますので、委員からの質疑は内容を簡潔にされるとともに、議題の範囲を超えないよう1問ずつお願いいたします。また、執行部は質疑の趣旨を的確に捉え、簡潔な答弁を行ってください。なお、発言に際してはマイクを意識し、聞き取りやすい質疑、答弁に努めてください。
以上、円滑な
委員会運営に御協力をお願いいたします。
────────────────────────────────────────────
△議案の審査
議案第62号 令和4年度高崎市
一般会計補正予算(第3号)(
所管部分)
議案第64号 令和4年度高崎市
一般会計補正予算(第4号)(
所管部分)
○
委員長(
長壁真樹君) それでは、議案の審査に入ります。
定例会議案を御用意いただき、57ページをお開きください。
議案第62号 令和4年度高崎市
一般会計補正予算(第3号)の
所管部分を議題といたします。
最初に、歳入の審査を行いますので、68ページをお開きください。
17
款県支出金 (質疑なし)
○
委員長(
長壁真樹君) 70ページをお開きください。
22
款諸収入 (質疑なし)
○
委員長(
長壁真樹君) 続いて、歳出の審査を行いますので、72ページをお開きください。
2
款総務費について御質疑ありませんか。
◆委員(
清水明夫君)
交通系ICカード導入整備事業費補助金についてお伺いします。まず、これの概要についてお伺いしてもよろしいでしょうか。
◎
地域交通課長(
大澤康典君) ぐるりん等に
交通系ICカードを導入するということでございますが、令和4年3月まで現金以外の主要な
支払い方法でありました
磁気式プリペイドカードの
バスカードが、機器の老朽化という課題もございまして来年には廃止の方向にございます。
敬老バスカードに代わる制度の
仕組みづくりにおきましても
交通系ICカードの必要性が出てきたこと等々を総合的に勘案いたしまして、ぐるりん等への
交通系ICカードの導入を計画し、このたび
補正予算案に必要な費用を計上したものでございます。対象となる路線でございますが、
市内循環バスぐるりん全18路線、
高崎アリーナシャトルほか、全て市が
バス事業者に運行を委託している路線でございます。
◆委員(
清水明夫君) はい、ありがとうございます。
こちらで使える
カードの種類というのはどんなものがあるか、教えていただけますか。
◎
地域交通課長(
大澤康典君) スイカをはじめ、
全国相互利用が可能な
ICカードが使えるようになります。
◆委員(
清水明夫君) かしこまりました。
新しく発行する
敬老ICバスカードの
発行場所、あるいはその
使い方等についても教えていただいてよろしいですか。
◎
地域交通課長(
大澤康典君) 従前の
敬老バスカードの
販売場所でございました
市役所地域交通課、それから各
市民サービスセンター、それと高崎駅西口の
バス総合案内所での販売を予定しているところでございます。
◆委員(
清水明夫君) 承知しました。
この新しい
カードですが、
スイカライト、スイカの
ライト版を使うということをちょっとホームページで拝見したのですけれども、
チャージができるようなものなのですか。また、通常のスイカだと
デポジットで500円を取られたりするかと思うのですけれども、その辺との違いなんかを御説明していただいてよろしいですか。
◎
地域交通課長(
大澤康典君)
スイカライトでございますが、
JR東日本が発効する
ICカードでございます。発行日から最大で6か月の
有効期限がございまして、払戻しはできません。事前に金額が
チャージされたものを購入していただく方式になっておりますので、
デポジットは発生いたしません。なお、
有効期限を見やすく記載した
カードカバーを市が作成して、
カードと併せてお渡しする方式を考えております。また、通常の
ICカードとは異なりまして、基本的には再
チャージをせずに使い切ったら新しい
カードを購入していただくという方式を考えておりまして、従前の
敬老バスカードと同じような使い方をしていただくということを想定しております。
◆委員(
清水明夫君) ありがとうございます。
チャージはできるけれども、
有効期限があるので基本的には
使い切りという考えということですね。分かりました。
ちなみに、幾ら分の
チャージのものを幾らで販売されるか、教えていただいてよろしいですか。
◎
地域交通課長(
大澤康典君)
JR東日本から5,000円分
チャージされた
カードを市が購入いたしまして、
高齢者向けに4,000円、20%の割引率を適用して販売する予定でございます。
◆委員(
清水明夫君) 分かりました。ということは、毎回
チャージをせずに、
使い切りでまた新しいのを買わないとこの補助が受けられないということですね。かしこまりました。高齢者の方なんかには恐らくスイカの
チャージなんかは慣れない作業だと思ったのでその辺が心配でしたが、基本的には買い切りの、
使い切りの
バスカードというような考え方で理解いたしました。ありがとうございました。
◆委員(
三井暢秀君)
清水委員と同じ質問になってしまうのですけれども、73ページの
バス交通対策事業の需用費について、内容と金額の説明をお願いしたいと思います。
◎
地域交通課長(
大澤康典君) この需用費につきましては、今御説明申し上げました
スイカライト、こちらとしては
敬老ICバスカードというふうに仮称しておりますが、その5,000円
分入金済みの
カードをJRから購入して
高齢者向けに4,000円で割引販売するということを想定しております。また、現状で
ICカードシステムが導入されていないぐるりん等の
コミュニティバスに対応するため、1,200円分利用できるぐるりんの
回数券を、定価1,000円のところ800円で割引販売することを考えているところでございます。
積算根拠でございますけれども、
敬老バスカードにつきましては、今申し上げたとおり5,000円
分入金済みの
スイカライトを3月末までに3,000枚購入する想定で、
購入費用を1,500万円見積もっているところでございます。同様に、ぐるりん
敬老回数券につきましては、
バス事業者から市が
回数券を購入するための費用となっておりまして、定価1,000円の
回数券を5,000冊購入する想定で、
購入費用が500万円となっております。また、
スイカライトを購入する方にお渡しする
カードカバーの
購入費等の諸経費として100万円を見込んでおりまして、これらの
購入費用と合わせて、合計2,100万円の
必要経費を見込んでいるところでございます。
◆委員(
三井暢秀君) 了解いたしました。
続いてよろしいですか。何点かあります。その下の
備品購入費、それと
交通系ICカード導入整備事業費補助金について、内容と金額の説明をお願いしたいと思います。
◎
地域交通課長(
大澤康典君)
備品購入費及び
交通系ICカード導入整備事業費補助金でございますが、いずれもぐるりんをはじめとする市内の
コミュニティバスに、
交通系ICカードシステムを導入するために必要な経費を計上したものでございます。まず、
備品購入費でございますが、対象となる路線の運行に使用している車両のうち、市が保有し
バス事業者に貸与しているものについて、
ICカードに対応する
車載機器等を購入し、搭載するための費用でございます。対象となる車両が40台ございまして、1台当たり250万円の費用を見込んでいるところでございます。40台ございますので合計で1億円、消費税を含めまして1億1,000万円を計上しております。次に、
交通系ICカード導入整備事業費補助金でございますが、
バス事業者が所有し、今回の導入の対象となる路線の運行に使用している車両が8台ございます。こちらにつきましては
車載機器等を
バス事業者が購入、設置し、その費用について市が
補助金を交付するという方式を想定しております。1台当たり約250万円、8台ですので2,000万円でございます。また、今回新規に
交通系ICカードを導入する
事業者が1社ございまして、その
システム構築費等の諸経費として200万円、先ほどの2,000万円と合わせまして、2,200万円の
補助金の交付を見込んでいるところでございます。
◆委員(
三井暢秀君) ありがとうございました。よく分かりました。
続いてなのですけども、
ICカードの導入に伴って運賃や
定期券の価格について変更があるのかないのかお伺いしたいと思います。
◎
地域交通課長(
大澤康典君) 今回の
交通系ICカードシステムの導入に伴いますぐるりん等の
基本運賃ですとか
定期券の価格の改定は、予定しておりません。
◆委員(
三井暢秀君) 承知しました。
続いてなのですけども、例えば、
障害者の方が御利用される場合の変更点だとか、変わったことがあるかお伺いいたします。
◎
地域交通課長(
大澤康典君)
ICカード導入による
障害者の方の運賃の
支払い方法につきましては、2つの方法がございます。まず、従来
どおり支払い時に
障害者手帳を提示していただきまして、乗務員の手動の操作によりまして半額の運賃をお支払いただく方法が1つございます。また、次に記名式の
障害者用の
ICカードを御購入いただきまして、自動で
半額運賃が引き落とされる方式がございます。ぐるりん等に
ICカードが導入されますと、そのどちらも対応が可能となります。
◆委員(
三井暢秀君) もう一点あるのですけども、このぐるりんを使用する場合、先ほど言った
定期券だとか、
企画乗車券といったらいいのですか、1日
フリー乗車券だとか、また
乗り継ぎ割引なんかも入るのかと思うのですけども、そういった点についても変更がないということでよろしいですか。
◎
地域交通課長(
大澤康典君)
ICカードの導入に伴いまして、その辺りの
フリー券、
乗り継ぎ券といったものについては、
現状変更は予定しておりません。
◆委員(
三井暢秀君) はい、ありがとうございます。
もう一点あるのですが、先ほど言われたこの
ICカードを導入するに当たって、バスに車載、搭載する機械があると思うのですけども、そういった機械については、先ほど48台のバスがあると言っていましたけれども、その車載、搭載用の機械を取り付ける期間だとかの見込みについてお伺いしたいと思います。
◎
地域交通課長(
大澤康典君)
機器メーカーに問合せをいたしましてその辺を確認しているところでございますが、基本的にその取付けにかかる日数につきましては、まず床下の配線に1日、それから車載器の搭載に1日、1台につき2日かかるというふうに聞いているところでございます。もともと運行している車両を使いますので、
バス事業者と連携してローテーションをして、まず通常の運行に支障がないように、また準備ができたものから取付けを開始して、今想定しております令和5年1月の
運用開始に間に合わせるように準備を進めたいというふうに考えております。
◆委員(
三井暢秀君) はい、ありがとうございました。支障のないようにどうかお願いをしたいというのと、利便性の向上になるというふうに思いますので、ぜひとも担当課の御努力をお願いしたいというふうに思います。
○
委員長(
長壁真樹君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
78ページをお開きください。7
款商工費について御質疑ありませんか。
◆委員(
渡邊幹治君) 7款1項2目の
まちなか商店リニューアル助成金についてお伺いいたします。この助成金ですけども、
大変人気のある
助成制度です。今まで徹夜で並んで申請をするという状況であったようですけども、今年度からインターネットで申請ができるようになったということで、大変いいことだなと思っております。
そこで、本年度の
申請件数と
補助申請額、また先着順ではないということでその
審査基準はどのようになったのかお聞かせください。
◎
商工振興課長(佐藤勉君)
まちなか商店リニューアル助成金の
申請状況につきましては、
飲食店衛生向上リニューアル特別助成金と合わせ
申請件数840件、
補助申請額ベースで約6億5,000万円の申請がございました。また、
審査基準につきましては、これまでに助成を受けた回数の少ない者を優先することや、
新型コロナ感染症対策のための利用かどうか、
リニューアルにより見込まれる
集客効果などを総合的に見まして、外部の有識者を入れた審査会において審査し、交付の可否を決定しております。
◆委員(
渡邊幹治君) ありがとうございます。
申請回数の少ない者を優先するということでより多くの方が利用できるので、この
審査基準というのはいいことだなと思っております。
それともう一点お伺いいたしますけども、店舗の改装以外にその店舗で利用する備品の購入も対象になるということですけども、どのような備品が多く申請されるのかお聞かせください。
◎
商工振興課長(佐藤勉君)
補助対象となる備品で申請の多いものといたしましては、椅子やテーブル、冷蔵庫、
調理用器具、
商品陳列棚、カーテンなどとなっております。また、
新型コロナウイルス対策の備品では、
飛沫防止用のアクリルパーティション、
手指消毒用スタンド、
空気清浄機などの備品が多く申請されております。
◆委員(
渡邊幹治君) ありがとうございます。思ったよりいろいろな備品の購入に利用されているのだなというのがよく分かりました。本
助成事業は、店舗の改装から備品の購入までということで幅広く利用でき、商店主そして
事業者の方のやる気を後押しする大変いい事業だと思っております。これからも
市内経済の下支えのためにもぜひこの事業を継続していただきたいと、このように思っております。ありがとうございました。
◆委員(
白石隆夫君) その下の
愛郷ぐんま協力券交付金について伺います。これについては、今回の
一般質問で新風会の
後藤議員から質問がありましたが、それに追加して伺いたいと思います。
一般質問の中で、市内の使用できる店舗数が640店、4月末で
発行件数が74,764件というような答弁がありました。この中で実際にどのような
ジャンルとか、どのようなお店で使われているかお知らせください。
◎
観光課長(
瀧上幸治君) 協力券がよく使われるお店の
ジャンルとしましては、まず
宿泊施設が多い高崎駅周辺では、宿泊に合わせて市内で食事をされることから飲食店での利用が非常に多く、高崎の土産物を購入するための小売店での利用も見られます。ほかにも市の
指定管理施設であるゆうすげ元湯やはまゆう山荘においては、施設内の売店でお土産を購入していく方も多く見られております。
◆委員(
白石隆夫君) ありがとうございます。お客さんが宿泊を機に高崎で食事を楽しんだり、またお土産を購入していただくということで大変ありがたいと思います。
もう一点伺いますが、この協力券は、
市内宿泊者に交付してすぐに使ってもらうように
使用期間が短くなっているものと思います。この使用率というのはどのくらいであるかということをお知らせください。
◎
観光課長(
瀧上幸治君)
金融機関での換金が済みませんと
使用実績が把握できないため、事業の精算が済んでいる1月末時点での数値となりますが、55,961枚発行されたうち50,136枚、率にして約90%が使用され、宿泊された方が高い割合で使っていただいた状況となってございます。
◆委員(
白石隆夫君) 分かりました。滞在中に速やかに市内で使っていただいているという様子が分かりました。また、国のほうで増額とか期間の延長等が検討されているようですので、こういったことが
市内経済の活性化の役に立てればというふうに思っております。ありがとうございました。
◆委員(
三島久美子君) 1目の
商工総務費の
職場環境改善事業補助金、これは当初予算で1億円ほどつけてあったのですけれども、これの
申請状況というのはどのようになっておりますでしょうか。
◎
商工振興課長(佐藤勉君)
職場環境改善事業補助金の
申請状況につきましては、
申請件数135件、
補助申請額ベースで約2億8,000万円の申請がございました。
◆委員(
三島久美子君) 先ほど
渡邊委員からの
まちなか商店リニューアルの件にもあったのですけれども、
職場環境改善事業補助金及び
まちなか商店リニューアル助成金、ちょっと款は、所管は違いますけれども
飲食店衛生向上リニューアル特別助成金等々を合わせると相当の人気があって、今回申請方式が変わったということもあってかなりの申請者がいらっしゃると。今回補正予算を組んでいただいたのですが、その補正予算の金額では、申請した金額には間に合わないかなという感じがしているのですけれども、この補正予算の算出根拠というのを教えていただきたいと思います。
◎
商工振興課長(佐藤勉君) 今回の補正予算につきましては、
職場環境改善事業補助金も
まちなか商店リニューアル助成金も、
補助申請額ベースでの当初予算との不足分を全て計上しているものではなく、いずれも審査を進める中で滞納等により要件を満たさない場合や対象外の経費も多数計上されていることから、交付額は抑制されているところでございます。したがいまして、これらの審査状況やこれまでの事業実績を参考に、
職場環境改善事業補助金では1億円、
まちなか商店リニューアル助成金では8,000万円、
飲食店衛生向上リニューアル特別助成金では2,000万円の補正予算額を見込んだところでございます。
◆委員(
三島久美子君) 今回は申請方式が変わったということで、審査を行っていただいてしっかりとした優先順位を、点数とかをつけてやっていらっしゃることは承知しております。それに合致した方を優先して上から決めていくというようなお話だと思うのですけれども、この事業、
まちなか商店リニューアルは平成25年から始めてもう10年ほどたって、非常に長い期間やっていらっしゃいます。現実問題、
申請回数は今回から3回目以上もいいですよということになったのですが、確かに今コロナで疲弊している街中を活気づけると、内装とかそういうことをやっていらっしゃる商業者にとっても
事業者にとってもプラスがあるということで、非常に有効な制度だなとは思うのですけれども、今回足りない部分も出てきますが、この補正予算で今年度は全て完結するという考え方でよろしいのでしょうか。
◎
商工振興課長(佐藤勉君)
職場環境改善事業補助金も
まちなか商店リニューアル助成金も、今年度は先着順ではなく、一定の期間を設け、公平性を確保した受付とし、審査により交付を決定していくものでございますので、申請者全てに交付するのは難しいと考えておりますが、申請を頂いた多くの
事業者に対し、補助できるものと考えております。
◆委員(
三島久美子君) これで一応今年度は終わりということになると思いますけれども、私が何を言いたいかというと、3回目というのは
補助金の性格から考えて、まだ1回目も申請していらっしゃらない方もいっぱいいるのではないかなと思っています。そういった意味ではこの制度そのものももう一度、大変大きな予算が組まれるわけですので、しっかりと精査をしていただいて、利用者にとって使い勝手がいい制度であることはもちろんのこと、補助制度の在り方そのものも含めてきっちりと精査した上で、来年度に向けて検討していただきたいとお願いをしておきます。
○
委員長(
長壁真樹君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
これより議案第62号の
所管部分を起立により採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○
委員長(
長壁真樹君) 起立全員です。
よって、議案第62号の
所管部分は原案のとおり可決すべきものと決しました。
定例会議案(3)を御用意いただき、1ページをお開きください。
議案第64号 令和4年度高崎市
一般会計補正予算(第4号)の
所管部分を議題といたします。
歳出の審査を行いますので、8ページをお開きください。
6款農林水産業費について御質疑ありませんか。
◆委員(
清水明夫君) 6款の農林水産業費はこの前のひょう害のお見舞金の補正だと思いますが、現在市のほうで把握している被害状況がどのようになっているか、教えていただけますでしょうか。
◎
農林課長(原田修樹君) 5月27日の降ひょうでは主に榛名地域から箕郷地域で降ひょうが確認されまして、特に箕郷地域の梅が大きな被害を受ける中、梨だとか露地ナス、そういったものも被害を受けました。また、引き続き6月2日に降ひょうがあったわけですけども、このときは市内の広範囲で降ひょうが確認されまして、やはり収穫期を迎えていた梅、6月2日は特に榛名地域になるのですけども、その梅が大きな被害を受けまして、ほかにも梨だとかプラム、露地ナスなどもまた同様に被害を受けました。さらに6月2日の降ひょうでは農業用施設にも大きな被害が出まして、ガラスハウスやパイプハウス、また果樹を災害から守る防災網だとか、畜舎、そういったものも被災されました。現在、被害額の確定に向けまして県とかJAと共に取りまとめを行っている段階ですけども、先日の新聞でも報道されましたが、現段階での本市における2回にわたる降ひょう被害の被害総額は約6億9,000万円、そのうち農作物の被害が5億9,000万円、農業用施設の被害が約1億円、そして被害面積は約840ヘクタールになるのではないかということで見込んでおります。
◆委員(
清水明夫君) 被害状況についてありがとうございました。恐らく多くの農家さんが共済保険を使ってガラスハウスやビニールハウスなどの修繕に取り組むのではないかと思うのですけれども、共済保険に加入していない農家さんもたくさんいるのが現状だと思います。本市として今後どのような支援体制、支援の取組を考えているかについてお伺いさせてください。
◎
農林課長(原田修樹君) 農業共済をはじめとする災害の備え、そういったものは農家自身が有事のために取り組まなければならない対策だと思いますので、農業共済をはじめとするその保険の個人負担に伴う支援というのは今のところ考えておりません。ただ、本市としましても、JAだとか農業共済の組合、さらには農業
委員会などと連携を図りながら共済制度のPRなどをさせていただきまして、今後も引き続き備えの大切さ、そういったものを周知させていただきたいと思っています。そしてまた、今回のひょう害が農漁業災害対策特別措置条例の適用になれば、例えば農作物であれば樹草勢を回復するもの、または病害虫防除に対する費用、そういったものも助成となりますので、そのような支援にも取り組んでまいりたいと考えております。
◆委員(
清水明夫君) かしこまりました。引き続きの支援の取組をお願いしたいと思います。中には僕の地元のほうで、ガラスハウス、ビニールハウスに穴が開いてしまったり、ガラスが割れてしまったりで、共済保険に入っていなくて四、五百万円ぐらいの損害を受けているような、またそれが新規就農したばかりの若い農家さんだったり……、どうしようもない状況ではありますけれども、そんな今絶望的な側面に立たされている農家さんもいらっしゃいますので、ぜひ御支援のほどお願いいたします。
また、先ほど御答弁の中にあった農漁業災害対策特別措置条例、こちらはどうなると適用になるのか、適用条件について教えていただけますか。
◎
農林課長(原田修樹君) 先ほどもお話ししたとおり、今回のひょう害の確定に向けて、今県とかJAと共に最終的な被害額、被害程度、そういったものを調整しているところですけども、例えばその農作物の被害の場合、農作物の減収量が平年における収穫量の100分の30以上、そういった被害を受けた圃場が10ヘクタール以上ある場合、今回のひょう害の場合は5ヘクタールなのですけれども、そのような条件を満たせば条例適用の災害ということで、適用になっていくということでございます。
◆委員(
清水明夫君) 分かりました。収穫量が減った場合ということで、先ほど申し上げた、恐らくガラスハウスやビニールハウスみたいなところは収穫量というところでは出てこない問題なのではないかと思います。まあしようがない状況ではございますが、条例の適用条件については理解しました。
続いてすみません。続けて、ガラスハウスのガラスが割れてしまった農家さんがたくさんいたかと思うのですけれども、ガラスハウスの処分は最終処分場に、この前の雪害のときなんかだと多分持ち込んでもらった農家さんがたくさんいらっしゃったかと思うのですけれども、今回そのガラスハウスの処分費用なんかは何か支援等々あるのでしょうか。教えてください。
◎
農林課長(原田修樹君) 今回の被害で被災しましたハウスのガラスだとかビニール、またその果樹を守る防災網などの処分につきましては、市の中で環境部とも調整をしまして、指定された集積場所に搬入していただければ、市がそこに収集に行きまして処分いたします。また、農家の方が直接高浜だとか吉井のクリーンセンター、また新町のクリーンステーションに搬入していただくということでも処分のほうは対応していきたいと思っています。
◆委員(
清水明夫君) かしこまりました。そうすると農家さんの処分費はかからないということで、非常に助かる支援の取組だと思います。ありがとうございます。
すみません、最後に、今回のひょう害を受けて辞めるというような農家さんをもし把握していらっしゃいましたら教えてください。
◎
農林課長(原田修樹君) 今のところ直接そのような声というのは特に聞いておりません。
◆委員(
清水明夫君) かしこまりました。僕も伺った話で、今辞めようかどうか迷っているような農家さんもいらっしゃるということで、このようなひょう害をきっかけに辞めるのはとてももったいないことだと思いますので、ぜひ引き続きの支援の取組についてお願いできればと思います。
また、御答弁の中にありました共済保険のPR、あるいは収入の9割が補償されるような収入保険なんかもあると思うのですけれども、その辺の加入促進をお願いしたいのとともに、加入促進といってもお金はかなりかかる保険だと思いますので、できることなら例えば保険会社と高崎市が独自で保険のパッケージを開発するなど、分からないですけれども何か入りやすいような、加入するためのハードルが下げられるような何か施策等を考えていただけないかなと切に願っております。
また、傷物の農産物など、ひょう害で傷がついてしまった農産物などの販売支援というのですか、例えば市役所の地下だったりとか、高崎じまんだったりとか、販売できるところがあるかと思いますので、そのような
販売場所の支援なんかも重ねてお願いできればと思いました。私からの質問は以上となります。
◆委員(
三島久美子君) 今の件で、2回の降ひょうで大変な被害を受けたということで、6億9,000万円ですか。それで今回、本当に迅速に対応していただいて、お見舞金3万円を一律にお支払いすると、販売農家さんに対して。それ以外に施設への改修等々の補助を3万円、5万円、10万円というふうに設定していただいたのですけれども、もう少しこのいわゆるサポート内容というのを詳しく説明していただけますでしょうか。
◎
農林課長(原田修樹君) 今回の見舞金につきましては、被災の程度にそれぞれ違いはありますが、まずは被災農家を応援したい、そしてまた被災の実情などを確認するうちにハウスなどの農業施設の被害が大きいこと、そういったことも確認できましたので、その被災した農家を支援させていただくため、いち早く見舞金という支援を打ち出し、今定例会に補正予算として提案させていただきました。この見舞金の制度概要ですけれども、まずはその高崎市内の販売農家、そういった方を対象とさせていただきまして、作物に被害があった場合は一律3万円を支援いたしたいと思っています。また、農業用施設は、今回のその被害の状況、そういったものも鑑みまして、鉄骨ハウスやパイプハウス、また畜舎などの畜産施設、さらには果樹を災害から守る防災網、そういったものを農業施設の対象施設とさせていただきました。この農業施設の見舞金の基準ですが、ハウスだとか防災網は規模1,000平米を基準にその金額に違いをつけまして、例えば鉄骨ハウスで1,000平米以上であれば10万円、1,000平米未満であれば5万円。また、パイプハウスや防災網でも1,000平米以上であれば5万円、それ未満であれば3万円。また、畜産施設も施設の規模によりまして10万円と5万円、そういったような設定をさせていただきました。
◆委員(
三島久美子君) 詳細な設定をしていただいたということで。
広報高崎にも載っていましたけれども、今回議案として出ているのでこれが可決しないと動き始めないとは思うのですが、申請からこの見舞金の支給までの流れというのはどんな感じになっているのか、御説明いただきたいと思います。
◎
農林課長(原田修樹君) 見舞金の手続につきましては、先ほどありましたように広報高崎6月15日号や、また市のホームページでも御案内させていただいております。今定例会補正予算議決後、6月23日から申請の受付も行っていきたいというふうに考えております。見舞金は、被災された農家の皆様の手を煩わせることがないよう、あまり多くの添付書類などを必要としないで、申請書と請求書、また口座情報が分かるものの写し、そういった最低限の書類のみで受付をしたいと思っていますので、その書類等に不備がなければ申請書受理後速やかにお支払いしたいというふうに考えております。
◆委員(
三島久美子君) 速やかに対応していただきたいと思います。
最後に、先ほど
清水委員からも出たのですけれども、やはり農業共済に入られていない方がかなりいるというお話を私も聞いております。現実問題、高崎市にそういった被害に対応する農漁業災害対策特別措置条例というのがあるのですけれども、そのハードルがちょっと高いのかなという気がします。損失補填とか、あとやっぱりビニールハウスだけでなくて、ガラスハウスとかを建て替えるとなるとかなり高額になるということで、銀行等々から借入金をしなければならない、そういった利子補給なんかも考えていただきたいのですけれども、その辺について今お考えがあればお聞かせいただきたいと思います。
◎
農林課長(原田修樹君) 先ほどお話ししたように、今県とかJAとかと一緒に被害額、被害状況の最終的な確定に向けて調べているところでございますので、まずはいち早く市としても見舞金というような形で支援させていただくということで対応させていただきました。また、今後の被害状況によりまして、条例の適用というふうな被害になれば条例適用のものに合った措置をさせていただきたいと思っていますので、今後の動向を見ながら、またその状況に合わせた対応をさせていただきたいと思っています。
◆委員(
三島久美子君) 昨今のこの気候変動、非常に異常気象が多いということで、やっぱりこの条例そのものもかなり以前に設定されたものであって、現状にもしかしたらそぐわないのかななんていう気がしています。ぜひとも高崎市の農業を守るためにこういったサポートをさらに手厚くしていただいて、やはり先ほど
清水委員からもあったように、辞めてしまいたいと思うような状況をつくらない、やっぱりしっかりと高崎市が農業を守るのだというそういった姿勢を示していただくように、あらゆる角度から援助をしていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
○
委員長(
長壁真樹君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
これより議案第64号の
所管部分を起立により採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○
委員長(
長壁真樹君) 起立全員です。
よって、議案第64号の
所管部分は原案のとおり可決すべきものと決しました。
────────────────────────────────────────────
△審査終了
○
委員長(
長壁真樹君) 以上で本
委員会に付託された議案の審査は全て終了いたしました。
審査に当たり、円滑な
委員会運営に御協力いただき、ありがとうございました。
なお、
委員長報告の作成については私に一任いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
長壁真樹君) それでは、そのようにしたいと思います。
以上で本日の議題を終わります。
────────────────────────────────────────────
△
報告事項 ・
後期高齢者医療における
窓口負担割合等の見直しについて
・はるなくらぶち聖苑の管理に係る
指定管理者の候補者の選定等について
○
委員長(
長壁真樹君) 次に、
報告事項に入ります。
最初に、
後期高齢者医療における
窓口負担割合等の見直しについて説明をお願いいたします。
◎
保険年金課長(高橋宏樹君) それでは、
後期高齢者医療における
窓口負担割合等の見直しについて、御報告させていただきます。
お手元の資料を御覧ください。本文にございますとおり全世代対応型の社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律の施行に伴い、本年10月1日から見直しが実施されることとなりましたので報告するものでございます。
初めに、1の概要についてでございます。現在、
後期高齢者医療制度の医療費の財源内訳は、別添のリーフレットの1ページ目の下段にあるグラフになっております。こちらのとおり、そのうち窓口負担分を除く保険給付費では、オレンジ色の部分が国保や社会保険などの保険者が納める後期高齢者支援金で、いわゆる現役世代の負担が約4割となっております。国では、令和4年度以降に団塊の世代が後期高齢者となり始めることで医療費の増加が見込まれ、それに伴いまして現役世代の負担が大きく上昇することが想定されることから、現役世代の負担を少しでも減らして全ての世代が安心できる社会保障制度を次世代に引き継いでいくため、こういった協議が進められてまいりまして、今回見直しが行われることとなったものでございます。見直しの内容については、以下の2点でございます。
まず1点目は、(1)医療費の窓口負担割合の見直しについてでございます。
後期高齢者医療制度では、現在医療機関等での窓口負担割合が1割と3割の2つの区分になっておりますけれども、10月1日から2割を加えた3つの区分になります。新たに2割負担となる方は、これまでの基準で1割であった方のうち一定以上の所得のある方となります。2割となる方の所得等の基準につきましては、こちらに記載のとおりでございまして、詳しくはリーフレットの2ページ、3ページ、こちらのほうに判定の流れ等が記載してございますので後ほど御確認ください。対象者数ですけれども、下段の図にございますが、国の試算では被保険者全体のうち約20%と見込まれまして、本市では約1万700人が対象になるという見込みでございます。
続きまして、2点目の見直しになります。裏面を御覧いただきたいと思います。(2)2割負担となる方への配慮措置についてでございます。こちらにつきましては、2割負担となった方の急激な負担増を抑えることで必要な受診の抑制を招かないための措置というもので、外来受診に限り窓口負担割合の引上げに伴う増加負担分額を1か月で3,000円までに抑えられるというもので、施行後3年間措置されるというものでございます。こちらの詳しい内容については、リーフレットの4ページのほうに記載されております。
続きまして、2実施時期につきましては、令和4年10月1日から施行ということでございます。
続いて、3実施に伴う今年度対応についてでございます。下段のイメージ図のとおりこれまで被保険者証は年1回の更新を行っていましたが、令和4年度については全ての市町村が同様の対応になりますけれども、今年度は2回の更新を行うことになります。被保険者証には負担割合が記載されておりますが、10月から2割となる方がいらっしゃるために、1回目は負担割合見直し前の8月から9月末までの有効期間の証を7月上旬に発送、その後、2回目につきましては見直し後の10月から来年7月末までの
有効期限の証を全ての被保険者に9月中旬に発送するというものでございます。
最後になりますけれども、被保険者への周知についてです。広報高崎7月1日号のほか、市ホームページや1回目の被保険者証の発送時にリーフレットを同封するなどして、お知らせしてまいります。
以上、簡単ではございますけれども報告とさせていただきます。なお、本資料につきましては、
委員会終了後、全議員の皆様に配付させていただきますので、よろしくお願いいたします。