高崎市議会 2022-03-18
令和 4年 3月 定例会(第1回)−03月18日-07号
令和 4年 3月 定例会(第1回)−03月18日-07号令和 4年 3月 定例会(第1回)
令和4年第1回
高崎市議会定例会会議録(第7日)
────────────────────────────────────────────
令和4年3月18日(金曜日)
────────────────────────────────────────────
議 事 日 程 (第7号)
令和4年3月18日午後1時開議
第 1 議案第 1 号 権利放棄について
議案第 2 号 訴えの提起について
議案第 5 号 高崎市職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正について
議案第 6 号 高崎市
民生委員定数条例の一部改正について
議案第 7 号 高崎市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について
議案第 8 号 高崎市市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正について
議案第 9 号 高崎市建築物の
エネルギー消費性能の向上に関する
法律関係手数料条例の一部改正について
議案第18号
包括外部監査契約の締結について
議案第19号
村上鬼城記念館設置及び管理に関する条例の制定について
議案第20号 高崎市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について
議案第21号 高崎市
国民健康保険税条例の一部改正について
議案第22号 高崎市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
議案第23号
高崎市立保育所設置条例の一部改正について
議案第24号 高崎市指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
議案第25号 高崎市
指定障害者支援施設等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の一部改正について
議案第26号 高崎市
保健所関係使用料及び手数料条例の一部改正について
議案第27号 高崎市
道路占用料徴収条例の一部改正について
議案第28号 高崎市道路の構造の技術的基準を定める条例の一部改正について
議案第29号 高崎市
ふるさと住宅設置及び管理に関する条例の一部改正について
議案第30号 高崎市長期優良住宅の普及の促進に関する
法律関係手数料条例の一部改正について
議案第31号 高崎市自然環境、景観等と
再生可能エネルギー発電設備設置事業との調和に関する条例の一部改正について
議案第32号 高崎市移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める条例の一部改正について
議案第33号 高崎市公園条例の一部改正について
議案第34号 令和4年度高崎市
一般会計予算
議案第35号 令和4年度高崎市
国民健康保険事業特別会計予算
議案第36号 令和4年度高崎市
介護保険特別会計予算
議案第37号 令和4年度高崎市
牛伏ドリームセンター事業特別会計予算
議案第38号 令和4年度高崎市
母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算
議案第39号 令和4年度高崎市
後期高齢者医療特別会計予算
議案第40号 令和4年度高崎市
農業集落排水事業特別会計予算
議案第41号 令和4年度高崎市
水道事業会計予算
議案第42号 令和4年度高崎市
公共下水道事業会計予算
第 2 請願第 1 号 「聞こえの
バリアフリー制度」を創設することについて
請願第 2 号 最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書の採択について
第 3 報告第 2 号 専決処分の報告について
第 4 議案第43号 令和3年度高崎市
一般会計補正予算(第13号)
第 5 議案第44号
人権擁護委員候補者の推薦について
議案第45号
人権擁護委員候補者の推薦について
────────────────────────────────────────────
本日の会議に付した事件
(議事日程に同じ)
────────────────────────────────────────────
出席議員(37人)
1番 大 河 原 吉 明 君 2番 青 木 和 也 君
3番 荒 木 征 二 君 4番 谷 川 留 美 子 君
5番 中 村 さ と 美 君 6番 三 井 暢 秀 君
7番 丸 山 芳 典 君 8番 樋 口 哲 郎 君
9番 伊 藤 敦 博 君 10番 中 島 輝 男 君
11番 清 水 明 夫 君 12番 後 藤 彰 君
13番 小 野 聡 子 君 14番 片 貝 喜 一 郎 君
15番 依 田 好 明 君 16番 新 保 克 佳 君
17番 時 田 裕 之 君 18番 林 恒 徳 君
19番 大 竹 隆 一 君 20番 根 岸 赴 夫 君
21番 堀 口 順 君 23番 渡 邊 幹 治 君
24番 逆 瀬 川 義 久 君 25番 長 壁 真 樹 君
26番 白 石 隆 夫 君 27番 丸 山 覚 君
28番 柄 沢 高 男 君 29番 松 本 賢 一 君
30番 石 川 徹 君 31番 後 閑 太 一 君
32番 後 閑 賢 二 君 33番 三 島 久 美 子 君
34番 高 橋 美 奈 雄 君 35番 丸 山 和 久 君
36番 柴 田 正 夫 君 37番 柴 田 和 正 君
38番 田 中 治 男 君
────────────────────────────────────────────
欠席議員(1名)
22番 飯 塚 邦 広 君
────────────────────────────────────────────
説明のため出席した者
市長 富 岡 賢 治 君 副市長 兵 藤 公 保 君
副市長 齋 藤 逹 也 君 総務部長 曽 根 光 広 君
財務部長 南 雲 孝 志 君 市民部長 山 田 史 仁 君
福祉部長 吉 井 仁 君
福祉部子育て支援担当部長
星 野 守 弘 君
保健医療部長 水 井 栄 二 君 環境部長 石 原 正 人 君
商工観光部長 福 島 貴 希 君 農政部長 真 下 信 芳 君
建設部長 奥 野 正 佳 君 都市整備部長 内 田 昌 孝 君
倉渕支所長 塚 越 好 博 君 箕郷支所長 新 井 修 君
群馬支所長 松 本 伸 君 新町支所長 御 園 生 敏 寿 君
榛名支所長 太 田 直 樹 君 吉井支所長 川 嶋 昭 人 君
会計管理者 志 田 登 君 教育長 飯 野 眞 幸 君
教育部長 小 見 幸 雄 君
教育部学校教育担当部長
山 崎 幹 夫 君
選挙管理委員会事務局長(併任) 代表監査委員 小 泉 貴 代 子 君
曽 根 光 広 君
監査委員事務局長吉 井 秀 広 君
上下水道事業管理者
新 井 俊 光 君
水道局長 福 島 克 明 君 下水道局長 松 田 隆 克 君
消防局長 植 原 芳 康 君 清掃管理課長 矢 嶋 穣 君
榛名支所市民福祉課長
金 田 祐 児 君
────────────────────────────────────────────
事務局職員出席者
事務局長 大 河 原 博 幸 庶務課長 八 木 秀 明
議事課長 坂 口 圭 吾 議事課長補佐(兼)議事担当係長
門 倉 直 希
議事課主任主事 井 田 悠 子
議事課主任主事 清 水 達 哉
────────────────────────────────────────────
△開議
午後 1時00分開議
○議長(白石隆夫君) これより本日の会議を開きます。
本日の会議は、議席に配付いたしました議事日程(第7号)に基づき議事を進めます。
────────────────────────────────────────────
△日程第1 議案第 1号 権利放棄について
議案第 2号 訴えの提起について
議案第 5号 高崎市職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正について
議案第 6号 高崎市
民生委員定数条例の一部改正について
議案第 7号 高崎市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について
議案第 8号 高崎市市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正について
議案第 9号 高崎市建築物の
エネルギー消費性能の向上に関する
法律関係手数料条例の一部改正について
議案第18号
包括外部監査契約の締結について
議案第19号
村上鬼城記念館設置及び管理に関する条例の制定について
議案第20号 高崎市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について
議案第21号 高崎市
国民健康保険税条例の一部改正について
議案第22号 高崎市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
議案第23号
高崎市立保育所設置条例の一部改正について
議案第24号 高崎市指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
議案第25号 高崎市
指定障害者支援施設等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の一部改正について
議案第26号 高崎市
保健所関係使用料及び手数料条例の一部改正について
議案第27号 高崎市
道路占用料徴収条例の一部改正について
議案第28号 高崎市道路の構造の技術的基準を定める条例の一部改正について
議案第29号 高崎市
ふるさと住宅設置及び管理に関する条例の一部改正について
議案第30号 高崎市長期優良住宅の普及の促進に関する
法律関係手数料条例の一部改正について
議案第31号 高崎市自然環境、景観等と
再生可能エネルギー発電設備設置事業との調和に関する条例の一部改正について
議案第32号 高崎市移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める条例の一部改正について
議案第33号 高崎市公園条例の一部改正について
議案第34号 令和4年度高崎市
一般会計予算
議案第35号 令和4年度高崎市
国民健康保険事業特別会計予算
議案第36号 令和4年度高崎市
介護保険特別会計予算
議案第37号 令和4年度高崎市
牛伏ドリームセンター事業特別会計予算
議案第38号 令和4年度高崎市
母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算
議案第39号 令和4年度高崎市
後期高齢者医療特別会計予算
議案第40号 令和4年度高崎市
農業集落排水事業特別会計予算
議案第41号 令和4年度高崎市
水道事業会計予算
議案第42号 令和4年度高崎市
公共下水道事業会計予算
○議長(白石隆夫君) 日程第1、議案第1号 権利放棄について、議案第2号 訴えの提起について、議案第5号 高崎市職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正についてから議案第9号 高崎市建築物の
エネルギー消費性能の向上に関する
法律関係手数料条例の一部改正について及び議案第18号
包括外部監査契約の締結についてから議案第42号 令和4年度高崎市
公共下水道事業会計予算、以上32議案を一括して議題といたします。
本案は、去る2月24日及び28日に総務、教育福祉、市民経済、建設水道の各常任委員会及び環境施設建設、
都市集客施設整備の各特別委員会にそれぞれ付託いたしました。このほど審査を終了し、各委員長から審査報告書が提出されましたので、報告を求めます。
────────────────────────────────
令和4年3月18日
高崎市議会議長 白 石 隆 夫 様
総務常任委員会委員長 後 閑 賢 二
教育福祉常任委員会委員長 林 恒 徳
市民経済常任委員会委員長 後 藤 彰
建設水道常任委員会委員長 清 水 明 夫
環境施設建設特別委員会委員長 丸 山 和 久
都市集客施設整備特別委員会委員長 柴 田 和 正
委員会の審査報告書
令和4年2月24日及び28日に委員会付託された下記事件を審査の結果、別紙のとおり決定したので、会議規則第109条の規定により報告します。
記
議案第 1 号 権利放棄について
議案第 2 号 訴えの提起について
議案第 5 号 高崎市職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正について
議案第 6 号 高崎市
民生委員定数条例の一部改正について
議案第 7 号 高崎市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について
議案第 8 号 高崎市市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正について
議案第 9 号 高崎市建築物の
エネルギー消費性能の向上に関する
法律関係手数料条例の一部改正について
議案第18号
包括外部監査契約の締結について
議案第19号
村上鬼城記念館設置及び管理に関する条例の制定について
議案第20号 高崎市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について
議案第21号 高崎市
国民健康保険税条例の一部改正について
議案第22号 高崎市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
議案第23号
高崎市立保育所設置条例の一部改正について
議案第24号 高崎市指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
議案第25号 高崎市
指定障害者支援施設等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の一部改正について
議案第26号 高崎市
保健所関係使用料及び手数料条例の一部改正について
議案第27号 高崎市
道路占用料徴収条例の一部改正について
議案第28号 高崎市道路の構造の技術的基準を定める条例の一部改正について
議案第29号 高崎市
ふるさと住宅設置及び管理に関する条例の一部改正について
議案第30号 高崎市長期優良住宅の普及の促進に関する
法律関係手数料条例の一部改正について
議案第31号 高崎市自然環境、景観等と
再生可能エネルギー発電設備設置事業との調和に関する条例の一部改正について
議案第32号 高崎市移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める条例の一部改正について
議案第33号 高崎市公園条例の一部改正について
議案第34号 令和4年度高崎市
一般会計予算
議案第35号 令和4年度高崎市
国民健康保険事業特別会計予算
議案第36号 令和4年度高崎市
介護保険特別会計予算
議案第37号 令和4年度高崎市
牛伏ドリームセンター事業特別会計予算
議案第38号 令和4年度高崎市
母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算
議案第39号 令和4年度高崎市
後期高齢者医療特別会計予算
議案第40号 令和4年度高崎市
農業集落排水事業特別会計予算
議案第41号 令和4年度高崎市
水道事業会計予算
議案第42号 令和4年度高崎市
公共下水道事業会計予算
────────────────────────────────
付託議案の委員会審査結果
〇
総務常任委員会
┌────────┬───────────────────────────────┬─────┐
│ 議 案 番 号
│ 件 名
│ 審査結果 │
├────────┼───────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第 5 号 │高崎市職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正について │ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
├────────┼───────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第18
号 │包括外部監査契約の締結について
│ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
├────────┼───────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第19
号 │村上鬼城記念館設置及び管理に関する条例の制定について │ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
├────────┼───────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第20号 │高崎市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について │ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
├────────┼───────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第34号 │令和4年度高崎市
一般会計予算(所管部分)
│ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
├────────┼───────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第37号 │令和4年度高崎市
牛伏ドリームセンター事業特別会計予算 │ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
└────────┴───────────────────────────────┴─────┘
〇
教育福祉常任委員会
┌────────┬───────────────────────────────┬─────┐
│ 議 案 番 号
│ 件 名
│ 審査結果 │
├────────┼───────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第 6 号 │高崎市
民生委員定数条例の一部改正について
│ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
├────────┼───────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第 7 号 │高崎市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基│ 全会一致 │
│ │準を定める条例の一部改正について
│ 可 決 │
├────────┼───────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第22号 │高崎市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部│ 全会一致 │
│ │改正について
│ 可 決 │
├────────┼───────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第23
号 │高崎市立保育所設置条例の一部改正について
│ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
├────────┼───────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第24号 │高崎市指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準を定│ 全会一致 │
│ │める条例の一部改正について
│ 可 決 │
├────────┼───────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第25号 │高崎市
指定障害者支援施設等の人員、設備及び運営に関する基準を定│ 全会一致 │
│ │める条例の一部を改正する条例の一部改正について
│ 可 決 │
├────────┼───────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第26号 │高崎市
保健所関係使用料及び手数料条例の一部改正について │ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
├────────┼───────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第34号 │令和4年度高崎市
一般会計予算(所管部分)
│ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
├────────┼───────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第35号 │令和4年度高崎市
国民健康保険事業特別会計予算(所管部分) │ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
├────────┼───────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第36号 │令和4年度高崎市
介護保険特別会計予算 │ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
├────────┼───────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第38号 │令和4年度高崎市
母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算 │ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
├────────┼───────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第39号 │令和4年度高崎市
後期高齢者医療特別会計予算(所管部分) │ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
└────────┴───────────────────────────────┴─────┘
〇 市民経済常任委員会
┌────────┬───────────────────────────────┬─────┐
│ 議 案 番 号
│ 件 名
│ 審査結果 │
├────────┼───────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第21号 │高崎市
国民健康保険税条例の一部改正について
│ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
├────────┼───────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第34号 │令和4年度高崎市
一般会計予算(所管部分)
│ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
├────────┼───────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第35号 │令和4年度高崎市
国民健康保険事業特別会計予算(所管部分) │ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
├────────┼───────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第39号 │令和4年度高崎市
後期高齢者医療特別会計予算(所管部分) │ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
├────────┼───────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第40号 │令和4年度高崎市
農業集落排水事業特別会計予算 │ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
└────────┴───────────────────────────────┴─────┘
〇 建設水道常任委員会
┌────────┬───────────────────────────────┬─────┐
│ 議 案 番 号
│ 件 名
│ 審査結果 │
├────────┼───────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第 1 号 │権利放棄について
│ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
├────────┼───────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第 2 号 │訴えの提起について
│ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
├────────┼───────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第 8 号 │高崎市市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正について │ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
├────────┼───────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第 9 号 │高崎市建築物の
エネルギー消費性能の向上に関する法律関係手数料条│ 全会一致 │
│ │例の一部改正について
│ 可 決 │
├────────┼───────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第27号 │高崎市
道路占用料徴収条例の一部改正について
│ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
├────────┼───────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第28号 │高崎市道路の構造の技術的基準を定める条例の一部改正について │ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
├────────┼───────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第29号 │高崎市
ふるさと住宅設置及び管理に関する条例の一部改正について │ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
├────────┼───────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第30号 │高崎市長期優良住宅の普及の促進に関する
法律関係手数料条例の一部│ 全会一致 │
│ │改正について
│ 可 決 │
├────────┼───────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第31号 │高崎市自然環境、景観等と
再生可能エネルギー発電設備設置事業との│ 全会一致 │
│ │調和に関する条例の一部改正について
│ 可 決 │
├────────┼───────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第32号 │高崎市移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める│ 全会一致 │
│ │条例の一部改正について
│ 可 決 │
├────────┼───────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第33号 │高崎市公園条例の一部改正について
│ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
├────────┼───────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第34号 │令和4年度高崎市
一般会計予算(所管部分)
│ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
├────────┼───────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第41号 │令和4年度高崎市
水道事業会計予算 │ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
├────────┼───────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第42号 │令和4年度高崎市
公共下水道事業会計予算 │ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
└────────┴───────────────────────────────┴─────┘
〇 環境施設建設特別委員会
┌────────┬───────────────────────────────┬─────┐
│ 議 案 番 号
│ 件 名
│ 審査結果 │
├────────┼───────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第34号 │令和4年度高崎市
一般会計予算(所管部分)
│ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
└────────┴───────────────────────────────┴─────┘
〇
都市集客施設整備特別委員会
┌────────┬───────────────────────────────┬─────┐
│ 議 案 番 号
│ 件 名
│ 審査結果 │
├────────┼───────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第34号 │令和4年度高崎市
一般会計予算(所管部分)
│ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
└────────┴───────────────────────────────┴─────┘
────────────────────────────────
(
総務常任委員会委員長 後閑賢二君登壇)
◎
総務常任委員会委員長(後閑賢二君) それでは、
総務常任委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。
議案第5号 高崎市職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正についてほか5議案については、去る2月24日及び28日の本会議において本委員会に付託され、3月9日午前10時から審査を行いました。
質疑・答弁の主な内容ですが、議案第19号
村上鬼城記念館設置及び管理に関する条例の制定についてでは、駐車場が大変狭く、駐車台数も少ないが、どのように考えているのかとの質疑があり、駐車場については、これまで旧所有者となる村上家の敷地内の駐車場や近隣の民有地を利用しており、開館後もしばらくはこれまでと同様に運営し、利用状況を見ながら検討していきたいとの答弁がありました。
議案第34号 令和4年度高崎市
一般会計予算の所管部分、歳入2款地方譲与税では、森林環境譲与税が創設された経緯と本市における譲与額の推移について質疑があり、森林整備等に必要な地方財源を安定的に確保するため令和元年度に創設されたもので、譲与額については段階的に引き上げられ、令和元年度の譲与額を基準とした場合、2年度及び3年度は2倍、4年度及び5年度は2.5倍に、6年度以降については3倍となり、全額譲与される6年度では8,500万円程度を見込んでいるとの答弁がありました。
4款配当割交付金では、前年度よりも4,000万円ほど増額している理由について質疑があり、同交付金は上場株式等の配当等に係る都道府県民税配当割5%について、その約6割部分が配当を受ける個人の住所地市町村に交付されるもので、積算に当たっては地方財政計画が対前年度比103.1%であることなどを勘案し、増額したものであるとの答弁がありました。
9款環境性能割交付金では、交付金の増額理由について質疑があり、市町村への交付率が47%から43%へ引き下げられるものの、令和元年10月1日の消費税率の引上げや、軽減税率の適用終了の影響が大きいことから増額を見込んだものである。また、地方財政計画において対前年比159%であることも参考にしたとの答弁がありました。
20款繰入金では、財政調整基金の残高と適正な保有額について質疑があり、繰入れ後は13億円程度になる。また、残高について適正な保有額、規模の基準は特にないが、災害などに備えるためにも、ある程度の金額を確保する必要があると考えている。今後、令和3年度決算における剰余金の状況、事業進捗における財源の状況など、財政状況等を考慮しながら基金の適切な管理に努めていきたいとの答弁がありました。
歳出2款総務費1項総務管理費では、公金収納代行委託料の内訳について質疑があり、ほとんどはコンビニ収納委託に係る経費で、そのほかペイペイやラインペイ、来年度からスタートするd払い等の電子マネー決済に係る経費であるとの答弁がありました。
また、高崎ブランド・シティプロモーション事業の新年度の計画について質疑があり、好評を頂いている絶メシリストを継続するとともに、本市の農家や農産物の魅力を全国に向けて発信するプロモーション事業の継続に加えて、引き続きシンガポールの女優、ジネット・アウ氏を高崎PR大使に起用し、国内のみならず海外に向けて、本市の知名度やブランド力の向上に資するプロモーションを実施していきたいとの答弁がありました。
2項文化スポーツ振興費では、城南球場の老朽化が目立ってきているが、今後の在り方についての考えはとの質疑があり、本市では大型公共事業を順次やってきているところである。城南球場については問題意識はあるが、これも多額の費用がかかるプロジェクトとなるので、補修はしていくが、着手については将来的な話になるとの答弁がありました。
また、高崎アリーナ防音壁設置業務委託料の内容について質疑があり、開催時期等については現在調整中だが、ディズニー・オン・アイスが開催される際に、スケートリンクの製氷等に使用する製氷機と発電機の騒音に対し、防音壁や防音パネルを設置し、周辺住民の騒音対策を行うものであるとの答弁がありました。
9款消防費では、消防団の消防自動車の更新の目安と配備先について質疑があり、消防団車両の更新は、20年程度経過し老朽化した車両のうち、消防団からの要望、走行距離等の状況により更新車両を決定している。令和4年度は、主に片岡地区を担当する西部方面隊第6分団へ配備する予定であるとの答弁がありました。
10款教育費9項大学費では、運営費交付金の増額理由について質疑があり、令和2年度、3年度はコロナ禍のため大学の活動も様々な側面で制限されていた。まだコロナ禍ではあるが、令和4年度は活動が平常化するコロナの収束後を見据えて増額したものであるとの答弁がありました。
以上が質疑・答弁の主な内容です。
続いて、採決の結果について御報告いたします。議案第5号、議案第18号、議案第19号、議案第20号、議案第34号の所管部分及び議案第37号は、起立採決の結果、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、本委員会における審査の経過と結果を述べまして、報告といたします。
(
教育福祉常任委員会委員長 林 恒徳君登壇)
◎
教育福祉常任委員会委員長(林恒徳君) それでは、
教育福祉常任委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。
議案第6号 高崎市
民生委員定数条例の一部改正についてほか11議案については、去る2月24日及び28日の本会議において本委員会に付託され、3月10日午前10時から審査を行いました。
質疑・答弁の主な内容ですが、議案第6号 高崎市
民生委員定数条例の一部改正についてでは、定数を増員する理由について質疑があり、民生委員・児童委員協議会の地区会長から増員の要望があった地区について、国の配置基準や独り暮らしの高齢者数などを勘案し、委員の適正な配置を図るため、8名の増員としたとの答弁がありました。
議案第7号 高崎市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正についてでは、自治体のデジタル化の流れに沿った変更なのかとの質疑があり、事業者の業務負担の軽減や利用者の利便性の向上を目的として、書面で作成しなければならなかった文書をデータ形式での作成も可能とするなど、デジタル対応を行うための改正であるとの答弁がありました。
議案第25号 高崎市
指定障害者支援施設等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の一部改正についてでは、経過措置を2年延長する理由について質疑があり、引用する国の基準省令の改正が、大規模な改修工事や建て替えなどが必要となる入所施設の設備基準等に係る改正であることから、費用はもとより入所者への影響も大きいため、経過措置の期間を再延長したものであるとの答弁がありました。
議案第26号 高崎市
保健所関係使用料及び手数料条例の一部改正についてでは、条例の別表第2、24の項の手数料を4,100円に変更する理由について質疑があり、毒物または劇物の販売業の登録票の再交付に関わる手数料で、登録情報の確認や登録票の再作成など、他の業務より多くの事務が発生するため、県内のほかの自治体でも見直しを行い4,100円に改正することから、本市も4,100円に改めるものであるとの答弁がありました。
議案第34号 令和4年度高崎市
一般会計予算の所管部分、歳入16款国庫支出金2項国庫補助金では、新型コロナウイルス感染症セーフティネット強化交付金の目的と内容について質疑があり、新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金支給事業に対する国の交付金で、新型コロナの影響が長期化する中、生活に困窮する世帯の就労による自立を図るため、社会福祉協議会が実施する緊急小口資金等の特例貸付けが終了した世帯のうち、要件を満たした世帯へ支援金を支給するものである。金額は月額で、単身世帯が6万円、2人世帯が8万円、3人以上の世帯が10万円で、支給期間は3か月であるとの答弁がありました。
歳出3款民生費1項社会福祉費では、障害者農業就労施設整備事業の施設の受入れ定員を20人とする理由について質疑があり、障害者総合福祉法に基づく就労継続支援B型サービス事業所として運営する予定であり、制度基準上では利用者定員が最低20人と規定されているためであるとの答弁がありました。
2項児童福祉費では、本市で児童相談所を整備することによってどのような点が変わるのかとの質疑があり、これまで県と市の2つの機関が担ってきた児童相談の窓口が一本化され、スピーディーな対応が可能となる。また、児童虐待発生時の子どもの一時保護などは児童相談所のみが行える権限であるため、高崎市の子どもの命を守るために、迅速かつ積極的な対応が可能になると考えている。さらに、高崎市という一つの組織が行うことで、市の子育てサービスや生活支援等のサービスにもつなげた一体的な支援が可能になると考えているとの答弁がありました。
3項高齢者福祉費では、介護SOSサービス事業を行うニューサンピアが閉鎖になるようだが、代替施設はあるのかとの質疑があり、本市としては24時間対応で緊急に宿泊できるサービス体制を整えておく必要があることから、部屋の広さや送迎の有無など複数の候補の中で最も条件のよいホテルサンコー72(セブンツー)を代替施設として予定しており、現在最終的な調整を行っているところであるとの答弁がありました。
4款衛生費1項保健衛生費では、医療提供体制整備補助金の増額理由について質疑があり、本市の要請に基づいてコロナの入院病床を整備した医療機関に対して、医療従事者の確保など病床数に応じて必要となる運営経費等を支援している。令和4年度については、令和3年度当初と比較して19床の増加となるため、増額したものであるとの答弁がありました。
10款教育費1項教育総務費では、ヤングケアラーSOSサービス事業の予算の算出根拠について質疑があり、ヘルパーの派遣は週2回で、1回の上限を2時間としており、年間44週で計算している。対象者は60人と見込んでおり、それに事務経費を加えた金額を計上したものであるとの答弁がありました。
2項小学校費では、アスベスト含有調査委託料の内容について質疑があり、大気汚染防止法の改正により、一定規模以上の建物について工事前のアスベスト含有調査が義務化されたため、令和5年度に予定しているトイレ洋式化工事に伴う調査費を計上したものであるとの答弁がありました。
7項社会教育費では、箕輪城跡保存整備事業の今後の整備計画について質疑があり、令和3年度には木橋が完成する予定であり、令和4年度は木橋の本丸側で石垣の整備を進める予定であるとの答弁がありました。
8項保健体育費では、給食室の空調設備設置工事はどこに設置するのかとの質疑があり、南小学校と豊岡中学校で設置を予定しているとの答弁がありました。
議案第36号 令和4年度高崎市介護保険特別会計、歳出では特定入所者介護サービス費の減額理由について質疑があり、国の制度が改正され、令和3年8月から補助対象となる所得や預貯金額の要件が変更となった。それにより令和4年度は対象者が減少すると見込まれるため減額としているとの答弁がありました。
以上が質疑・答弁の主な内容です。
続いて、採決の結果について御報告いたします。議案第6号、議案第7号、議案第22号、議案第23号、議案第24号、議案第25号、議案第26号、議案第34号の所管部分、議案第35号の所管部分、議案第36号、議案第38号及び議案第39号の所管部分は、起立採決の結果、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で本委員会における審査の経過と結果を述べまして、報告といたします。
(
市民経済常任委員会委員長 後藤 彰君登壇)
◎
市民経済常任委員会委員長(後藤彰君) それでは、市民経済常任委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。
議案第21号 高崎市
国民健康保険税条例の一部改正についてほか4議案については、去る2月28日の本会議において本委員会に付託され、3月14日午前10時から審査を行いました。
質疑・答弁の主な内容ですが、議案第21号 高崎市
国民健康保険税条例の一部改正についてでは、改正内容について質疑があり、基礎課税額について、被保険者均等割では1人当たり800円の引下げ、世代別平等割では1世帯当たり2,100円の引下げ、さらに資産割の廃止を行うほか、基礎課税額の所得割率を0.4%引き下げると同時に、団塊の世代が後期高齢者となり今後も負担増が見込まれる後期高齢者支援金等課税額の所得割率を0.4%引き上げる。また、地方税法等の改正により、未就学児の均等割を5割軽減するものであるとの答弁がありました。
さらに、未就学児の均等割5割軽減の財源はどのように補うかとの質疑があり、減収分の財源は公費で賄うこととなっている。負担割合は、国が2分の1、県が4分の1、市が4分の1となっているとの答弁がありました。
議案第34号 令和4年度高崎市
一般会計予算の所管部分、歳出2款総務費1項総務管理費では、敬老バスカードが販売終了となるが、代替策はあるかとの質疑があり、民間バス路線へのICカードの導入が急速に促進され、各バス事業者が将来的なバスカードの廃止に踏み切ることになった。敬老割引制度については、本市と同様の取組を県内の多くの自治体が実施しているため、県と市町村、関係団体等で新たな仕組みをつくるべく、現在協議を重ねているところである。
また、市民安全推進事業における防犯カメラの設置台数について質疑があり、令和3年度までに1,558台を設置しており、令和4年度も町内会からの要望により新規に設置するため、200台の予算を計上しているとの答弁がありました。
また、女性元気サポート事業における新年度の取組について質疑があり、新年度も相談支援、同行支援、居場所の提供、生理用品の配布などの基本業務は周知を図りながら着実に実施していくとともに、社会復帰や自立支援のためのセミナーなどの開催を検討していきたいと考えているとの答弁がありました。
4款衛生費2項環境衛生費では、斎場事業に予約・運営システム機器借上料が新たに計上された理由について質疑があり、このシステムは平成28年4月の新斎場稼働に合わせて導入し、施設運営の基幹システムとして運用しているもので、令和4年3月で6年を経過することから機器の更新を行うものである。導入時は関連機器を購入してシステムを構築したが、更新に当たっては、費用を平準化する目的で5年の期間で借り上げるものであるとの答弁がありました。
3項清掃費では、高齢者等戸別ごみ回収委託料の計算方法と増額理由について質疑があり、委託料は回収に利用する車両1台当たりの見積り額掛ける台数により計算するもので、車両1台につき2名分の人件費、燃料代、保険料などが含まれている。回収車両がこれまでの6台では対応し切れなくなることが見込まれるため、令和4年10月頃から1台増車することによる増額であるとの答弁がありました。
5款労働費では、中小企業就職奨励金の目的と内容について質疑があり、市内事業者の人材確保を支援するとともに、若者の市内定着及び本市への流入促進を図ることを目的に実施するものである。対象条件は、大学や専門学校、高校などを卒業後1年以内に市内に本社を置く、中小企業に就職した29歳以下の者としており、同一企業に6か月以上就業し、申請時において高崎市民であることも条件としている。奨励金は、市内のお店だけで利用できる電子地域通貨で10万円を交付し、市内経済の活性化にもつながる仕組みとしているとの答弁がありました。
6款農林水産業費1項農業費では、農地再生推進事業補助金の増額理由について質疑があり、この事業は、荒廃した農地を再生し、農地としての活用を支援する本市独自の取組である。制度内容が充実しているため、農業者からの評判も非常によく、これまでに16名の農業者の利用により、約6.8ヘクタールの荒廃農地が解消されている。現在も、本制度を活用し、本市で農業に参入したいという農業法人などから14ヘクタールを超える相談が寄せられていることから、こうした要望に対応するため、大幅に増額したものであるとの答弁がありました。
7款商工費では、まちなか商店リニューアル助成金と職場環境改善事業補助金についてはどのような申請受付になるのかと質疑があり、いまだ収束の見えないコロナ禍において、市民が安全に申請できるよう、4月1日から4月15日までの間、郵送や窓口での預かり、また電子申請により受付を行う予定であるとの答弁がありました。
また、JICA(ジャイカ)東京高崎分室とどのように関わっていくかとの質疑があり、JICAの県内拠点が高崎に設置されたという優位性を生かし、本市の企業が一つでも多く海外展開につながるよう、企業とJICAを結びつける役割を担っていると認識している。このことから、開設時より本市職員を1名派遣し、常時JICAと連携しているので、新年度も、セミナーをはじめ本市企業に役立つ共催事業を開催していきたいとの答弁がありました。
また、IT等情報インフラ整備調査研究委託料における調査対象と委託先について質疑があり、調査対象は、中心市街地におけるIT、AI、キャッシュレス化などの情報インフラ整備について、今後どのような取組が必要で、どのように整備していくのかなどについて、民間の目線やノウハウを活用して調査研究するもので、委託先は高崎商工会議所を予定しているとの答弁がありました。
以上が質疑・答弁の主な内容です。
続いて、採決の結果について御報告いたします。議案第21号、議案第34号の所管部分、議案第35号の所管部分、議案第39号の所管部分及び議案第40号は、起立採決の結果、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、本委員会における審査の経過と結果を述べまして報告といたします。
(
建設水道常任委員会委員長 清水明夫君登壇)
◎
建設水道常任委員会委員長(清水明夫君) それでは、建設水道常任委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。
議案第1号 権利放棄についてほか13議案については、去る2月24日及び28日の本会議において本委員会に付託され、3月15日午前10時から審査を行いました。
質疑・答弁の主な内容ですが、議案第2号 訴えの提起についてでは、市営住宅の家賃滞納について、訴えに至った経緯と今後の手続について質疑があり、家賃を長期にわたって滞納し、再三にわたる納入催告をしたにもかかわらず全く応答がないため、訴えを提起するものである。今後は弁護士と相談しながら、訴えができる準備が整い次第、手続に入りたいとの答弁がありました。
議案第8号 高崎市市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正についてでは、老朽化に伴う市営住宅の整理は今後も進めていくのかとの質疑があり、今後も地域の実情や財政状況等を考慮しながら、解体、撤去を進めていきたいと考えているとの答弁がありました。
議案第27号 高崎市
道路占用料徴収条例の一部改正についてでは、自動運行補助施設とはどのようなものなのかとの質疑があり、道路に電磁誘導線や磁気マーカー等を設置して、自動運転車の走行を道路側から支援するための施設であるとの答弁がありました。
議案第34号 令和4年度高崎市
一般会計予算の所管部分、歳入22款諸収入5項雑入では、新町駅バリアフリートイレ設置負担金の内容について質疑があり、新町駅のバリアフリー化を促進するために設置するバリアフリートイレの設置工事費1,000万円に対するJR東日本からの工事負担金であり、負担割合は2分の1であるとの答弁がありました。
歳出8款土木費2項道路橋りょう費では、烏川上流築堤事業負担金の内容について質疑があり、国土交通省高崎河川国道事務所が根小屋地区で実施している烏川右岸の築堤事業の負担金で、令和4年度については根小屋第4樋管工事の負担金であるとの答弁がありました。
また、橋りょう長寿命化事業の内容について質疑があり、補修設計が令和3年度に終了した環状大橋の工事に入るほか、浜尻陸橋、城南橋の工事を実施していく予定であるとの答弁がありました。
3項都市計画費では、宮本町第二地区優良建築物等整備事業の内容と今後の見通しについて質疑があり、令和4年度予算は商業棟の建設費及び工事監理に対して補助するものである。今後の見通しとして、商業棟についてはおおむね7月か8月に着手となり、令和6年2月にオープン予定となっている。その後、現在の商業施設を解体し、マンションと駐車場に着手する予定であるとの答弁がありました。
また、都市計画道路見直し検討業務委託料について、令和4年度はどの程度見直しを検討する予定なのかとの質疑があり、都市計画道路は長年の経過に伴い、決定当時と社会状況等が変化している。また、求められる機能や役割も変化してきており、こうした状況を踏まえて、都市計画道路の必要性、妥当性、ネットワーク等を検証して、適切な道路状況を造っていきたいとの答弁がありました。
また、高崎市民スポーツパーク(仮称)整備事業の進捗状況と今後の予定について質疑があり、これまでに防球ネット等の支障物の撤去及び園路等の基盤整備を進めてきており、令和4年度についても引き続き進入路整備等を含めた基盤整備を進めていく予定であるとの答弁がありました。
4項住宅費では、各所整備工事はどこを整備するのかとの質疑があり、屋上防水外壁改修工事や給水管改修工事などを中心に、市営住宅の維持管理に必要な予算を計上しているとの答弁がありました。
さらに、改修する市営住宅について質疑があり、外壁改修工事については高砂市営住宅で、給水管改修工事については高砂市営住宅と江木市営住宅を予定しているとの答弁がありました。
議案第41号 令和4年度高崎市
水道事業会計予算では、耐用年数を超える水道管はどのくらいあり、どのような考えで更新をしているのかとの質疑があり、水道管の総布設延長は現在約2,490キロメートルである。そのうち、耐用年数を超えているものは約485キロメートルであり、全体の中では19.5%となっている。また、水道管の更新については、重要度、漏水の発生状況等を勘案し、総合的に判断しているとの答弁がありました。
以上が質疑・答弁の主な内容です。
続いて、採決の結果について御報告いたします。議案第1号、議案第2号、議案第8号、議案第9号、議案第27号、議案第28号、議案第29号、議案第30号、議案第31号、議案第32号、議案第33号、議案第34号の所管部分、議案第41号及び議案第42号は、起立採決の結果、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、本委員会における審査の経過と結果を述べまして報告といたします。
(
環境施設建設特別委員会委員長 丸山和久君登壇)
◎
環境施設建設特別委員会委員長(丸山和久君) それでは、環境施設建設特別委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。
議案第34号 令和4年度高崎市
一般会計予算の所管部分については、去る2月28日の本会議において本委員会に付託され、3月14日午後3時から審査を行いました。
質疑・答弁の主な内容ですが、一般会計、歳入20款繰入金では廃棄物処理施設整備等基金から4億5,100万円を繰り入れる理由について質疑があり、令和4年度以降は工事費が大きくなることから、一般財源の平準化を図るため繰り入れるものであるとの答弁がありました。
歳出4款衛生費3項清掃費では、特別高圧電線引込工事負担金の内容について質疑があり、新たな焼却施設においては高効率のごみ発電施設を整備し、市独自で発電を行い、発電した電力については施設内等で利用するほか、余剰電力は売却を行う予定である。電力の売却ができるよう特別高圧電線の引込み工事を行うための負担金であるとの答弁がありました。
また、新型コロナウイルス感染拡大の影響等により資材等の高騰が懸念されるが、建設工事に影響が及んだ場合、どう対応するのかとの質疑があり、現時点においては建設工事等の変更は考えていないが、今後社会情勢の変化等による労務費や資材単価の上昇などが生じた場合については、施設整備に支障を来さないよう、法律や制度に基づき適正に対応していきたいと考えているとの答弁がありました。
以上が質疑・答弁の主な内容です。
続いて、採決の結果について御報告いたします。議案第34号の所管部分は、起立採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で本委員会における審査の経過と結果を述べまして、報告といたします。
(
都市集客施設整備特別委員会委員長 柴田正夫君登壇)
◎
都市集客施設整備特別委員会委員長(柴田正夫君) それでは、
都市集客施設整備特別委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。
議案第34号 令和4年度高崎市一般会計予算の所管部分については、去る2月28日の本会議において本委員会に付託され、3月15日午後3時から審査を行いました。
質疑・答弁の主な内容ですが、一般会計、歳出5款労働費では、労使会館建設事業の設計委託料において、設計委託はどのようなスケジュールで行われるのかとの質疑があり、6月までに基本設計を済ませて、速やかに実施設計及び既存の労使会館の解体設計に着手していく。順調に進めば、12月までには全ての設計が完了する予定であるとの答弁がありました。
また、アスベスト含有調査委託料はどのような調査をするのかとの質疑があり、現在の労使会館をいずれ解体するに当たり、含有の可能性のある建材から検体を採取し、その含有量を調査しておくものである。その調査結果を解体工事の設計に反映させることで、適切な解体方法によるアスベストの撤去処分を行うことができるとの答弁がありました。
8款土木費3項都市計画費では、高崎駅東口栄町地区第一種市街地再開発事業の再開発調査委託料の内容について質疑があり、組合施行で栄町の再開発事業が行われる中で、市の所有となる床において新たな公共施設を整備することになるので、事業効果を最大限享受するため、またコロナ後の社会変化への対応等、様々な視点から調査をするために計上したものであるとの答弁がありました。
以上が質疑・答弁の主な内容です。
続いて、採決の結果について御報告いたします。議案第34号の所管部分は、起立採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、本委員会における審査の経過と結果を述べまして報告といたします。
○議長(白石隆夫君) 以上で各委員長の報告は終わりました。
これより各委員長の報告に対する質疑に入ります。ありませんか。────質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
通告に基づき、順次発言を許します。
最初に、25番 長壁真樹議員の発言を許します。
(25番 長壁真樹君登壇)
◆25番(長壁真樹君) 議席番号25番 長壁真樹です。ただいま議題となっております令和4年度高崎市一般会計予算など、議案第1号、第2号、第5号から第9号及び第18号から第42号の32議案について、新風会を代表し、賛成討論を行います。
令和3年度も前年に続き、新型コロナウイルス感染症対策に追われた1年となってしまいました。昨年12月までは賢明な対策並びに市民の協力により抑えていたものが、年明け後にはオミクロン株の蔓延により県内でも最多の感染者数となってしまった一方、濃厚接触者等の洗い出しなど、本市ではほかの自治体以上に、保健所を中心に全庁的な応援体制により対応していただいていることに深く感謝を申し上げます。さらに、このような状況の中、新年度予算編成に当たり御尽力をいただいた財務部をはじめ、各部局には感謝申し上げます。
事業費の削減、重点事業の推進、人件費の圧縮を3つの柱に掲げ、限られた財源の中でいかに効率よく効果を上げていくかの視点での予算編成をしたとのことで、一般会計予算は1,640億2,000万円、前年度に比べ0.5%の減、特別会計並びに企業会計を合わせた予算総額は2,642億2,562万円と、前年度比0.1%の増となっています。
歳入については、市民税個人は所得や労働人口の実績を反映し、前年度比5.8%増の221億5,577万円、市民税法人は企業業績の回復を見込み、前年度比22.5%増の54億5,954万円、固定資産税は企業の設備投資の増加を見込み、前年度比4%増の255億9,806万円を計上、財政運営の根幹をなす市税収入は前年度比6.2%増の621億9,340万円と見込まれました。これは、市長がよく言われるように、本市は企業城下町ではなく、様々な業種の企業の集積により不況に強いまちであり、市内経済を活性化させ、教育や福祉、子育て支援に取り組み、50万人規模の都市と同様な活力を持った「新しい高崎」の理念の下、これまで本市で取り組まれてきた各種様々な施策による成果であり、本市が選ばれる都市として着実に歩んでいると確信をしています。
市債については、前年度比7.1%、約5億6,000万円の減であり、臨時財政対策債を前年度比57.8%減の35億円として見込み、市債全体では107億9,050万円となり、前年度比33.2%の削減は評価するところですが、今後も長期的な視野での財政運営に御尽力いただきたいと思います。
定員管理において、新型コロナ感染症の新規陽性者等への対応やワクチン接種体制のさらなる強化のため、保健所職員3名の増員やコロナ臨時対策室の設置等、保健所機能の強化などを高く評価をいたします。今後の変異株の動向にも注視し、市民の安心・安全のため、引き続き新型コロナウイルス感染症への万全の対策並びに対応をお願いいたします。
また、コロナ感染症により多くの業種が少なからず影響を受けております。特に飲食、観光業並びに関連業種に対しては、今後の動向にも注視し、的確な対応と支援をお願いするものです。
歳出については、新年度には様々な新規事業が取り入れられ、これまでの事業の拡充並びに継続が図られています。市長の発言の中で、まずは足元を固めとありましたが、ロシアのウクライナ侵攻による原油の高騰、物流費、また食料や原材料費等の値上がりなど、本市においても大きな影響が懸念されます。今後の世界経済の動向にも注視され、対応していっていただきたいと思います。
各事業については、一般質問、また各常任委員会及び特別委員会にて、各議員からの質疑の中で、詳細についてお知らせいただいたところですが、発言要旨に沿って各事業について述べさせていただきます。
ヤングケアラーSOSサービス事業では、全国に先駆けて取り組み、担当を新設し、2名を配置することは評価いたします。基本的には学校での対応ということですが、個々の環境や状況も違い、丁寧な対応の中で進めていっていただきたいと思います。
学校体育館への空調設備設置では、児童・生徒への暑さ対策とともに、避難所としてとあり、経費節減のため太陽光発電等の導入や、災害時対応としてLPガスや発電機など、自立電源の確保という観点からも研究していっていただきたいというふうに思います。
中小企業就職奨励金では、これまで培ってきた子育て応援商品券やおでかけ食事券などのノウハウを生かし、電子通貨を利用しての制度であり、今後地域づくり等への利用にもつなげられるよう研究していただきたいというふうに思います。
かがやけ新規就農者応援給付金では、使い勝手のよい制度であり、評価するとともに、農地再生推進事業とともに、農業への新規参入並びに荒廃農地の再生に期待をいたします。
令和7年度中に開所を目指す児童相談所整備事業では、児童相談所準備室の設置、福祉職3名の増員と、人材確保並びに人材育成を図るとともに、子育て支援体制では低年齢児の保育需要増加に対応するため、保育士8名の増員と、高崎の子どもは高崎で守るとの強い意志の下、大いに評価するとともに、しっかりと取り組んでいただきたいというふうに思います。
障害者農業就労施設整備事業では、町田方式によるメロンの水耕栽培とのことですが、暖房費の高騰もあり、燃料として重油と併用できる木材も利用し、農業、林業、福祉と、農林福連携も視野に進めていただければというふうに思います。
また、おとしよりぐるりんタクシー運行事業では、倉渕、榛名、吉井と、地域の声を基に運行ルートを変更され、これまで以上に地域の身近な足として利用されることと思います。その上で、各地域の協議体では、ルート上までの送迎や買物などの支援も考えておられますので、このような点にも留意され、さらなる地域力の向上にも支援をお願いするものです。
ハザードマップの改定では、自主防災組織や地域行事の中で、各家庭への周知に努めていただければというふうに思います。
通学路緊急安全対策工事では、これまでの交通安全施設整備費とは別に、新たに予算化したことは大いに評価をいたします。通学路の安全対策として、スピード抑制工事とともに公安委員会とも協議し、横断歩道の塗り直しにも着手するとのことで、通学路の安全確保を引き続き図っていただきたいというふうに思います。
高浜クリーンセンター建設事業では、最大のプロジェクトであり、令和6年度中の供用開始に向け、着実に進めていただきたいと思います。
国民健康保険事業特別会計では、保険税率の見直しを実施し、幅広い世帯での被保険者の負担軽減を図ることは大いに評価をいたします。
また、上下水道事業については、老朽管の耐震、雨水管渠施設整備など、適切な管理による災害に強いライフラインの構築に引き続き取り組んでいただきたいというふうに思います。
その他の事業についても、最大限の効果を発揮できるよう、予算執行に当たっていただきたいというふうに思います。
以上、かいつまんで述べさせていただきましたが、各委員長から報告のあったとおり、提案された全ての議案に賛成するとともに、令和4年度が、コロナウイルス感染症を克服し、「やさしい眼差しに満ちた市政」の中で、大勢の人が歩き、にぎわい、市民一人一人が希望に満ちた1年となることを期待し、新風会を代表しての賛成討論といたします。
○議長(白石隆夫君) 次に、21番 堀口 順議員の発言を許します。
(21番 堀口 順君登壇)
◆21番(堀口順君) 議席番号21番 堀口 順です。通告に基づきまして、議案第1号、第2号、第5号から第9号及び第18号から第42号の計32議案に対し、市民クラブを代表して賛成討論を行います。
初めに、一昨日発生した福島県沖を中心とした地震でお亡くなりになった方々に対し、心から御冥福をお祈り申し上げます。また、負傷された方々や被災地域の方々に対しても、一日も早い御回復を願っております。
それでは、討論に入ります。日本経済は長引くコロナ禍において、飲食業や観光業を中心に様々な業種で影を落としております。現在第6波の出口戦略が見えてきておりますが、一方でオミクロン株の変異株、BA.2(ビーエーツー)等の第7波が懸念されております。また、さらに先月24日以来、ロシア軍によるウクライナへの軍事侵攻に対する世界各国のロシアへの経済制裁は、日本においてもガソリンや食料品の値上がりにつながり、また金融市場の不透明さから世界的な景気の動向が危ぶまれております。
このような中で、本市の令和4年度の
一般会計予算は1,640億2,000万円、前年度比0.5%の減とし、一般会計、特別会計、企業会計を合わせた予算の総額は2,642億2,562万円で、前年度比0.1%の増となっています。富岡市長は本会議の中で、新型コロナウイルス感染症対策に万全を期すとともに、基本方針として、引き続き徹底した事業費の削減、重点事業の積極的な推進、人件費の圧縮を3つの柱に掲げ、選択と集中による「新しい高崎」の理念と基本政策の実現に向け、具体的な施策を展開していくと発言しております。
初めに、歳入についてですが、財政収入の根幹である市税収入は前年度比6.2%の増であり、地方財政計画の5.7%よりも0.5%、36億1,734万円の増、また地方消費税交付金は消費の回復や地方財政計画の2.9%を勘案し、11.4%の9億円増としております。本市は御承知のとおり農工商のバランスが取れており、景気動向には大幅には左右されにくい都市基盤を有しておりますが、先ほど述べたとおり令和4年度には新たな不安材料も発生しており、予算編成の策定時期とは異なる経済情勢となってきております。いささか懸念される新年度でございます。
このような中、基金残高を見ますと、財政調整基金は年度当初13億円でスタートとなります。やはり年度当初は近年の自然災害の頻発状況を含め、不測の事態を想定すると、スタート時は四、五十億円程度の基金は必要であると考えられます。次年度以降の財政調整基金の確保に期待いたします。
減債基金につきましては、有効かつ適切な運用を願います。
また、市債では令和4年度末残高が26億3,000万円減となる見込みで、引き続き債務の抑制に努めていただきたいと考えます。
高崎ブランド・シティプロモーションでは、世界的、全国的に知名度を上げるために、コロナ禍においては、今までのような効果や開催が期待されませんでしたが、新年度は「新しい高崎」のブランド力を生かす展開を求めます。
高崎芸術劇場、高崎アリーナなどは、新年度の日程はおおむね決定していると思いますが、高崎を発信するような事業の展開を望みます。
防災につきましては、今回新しいハザードマップの作成において、地域の自主防災組織をしっかり活用できるような体制の確保をお願いいたします。また、市民への情報発信についてはしっかりと予算をつけ、周知を図ることを求めます。
新規の障害者農業就労施設整備事業は、障害者の就労支援という点で高く評価いたします。障害者と農業従事者との連携は大変重要な事業であると考えます。
母子保健事業では、産前産後のケアや不妊治療助成の継続的な取組を高く評価しております。保健所機能の充実と職員の処遇については、しっかりと対策を図っていただきたいと考えます。
保育行政につきましては、ニーズに沿い手厚いサービスができており、本市独自の様々な子育て支援が展開され、子育て環境の充実が図られているものと評価いたします。また、児童相談所の開設も待たれるところです。
高齢者福祉の充実では、おとしよりぐるりんタクシーの利便性をさらに高めていただきたいと考えます。
教育関係では、体育館空調設備の設置やヤングケアラーSOSサービス事業、またスクールソーシャルワーカーの増員にいち早く取り組んでいただいていることは評価いたします。
通学路における交通安全点検は、子どもたちの命を守るため、迅速に対応されていることは評価いたします。
老朽化した小・中学校、公民館などの建て替えや施設改修などの公共施設の整備につきましては、安全・安心の視点から計画的に進めていただくことを求めます。
交通政策では、共通バスカード、敬老バスカード廃止に伴う新たな対策について、迅速な対応をお願いいたします。
商工政策では、中小企業就職奨励金の創設や中小企業者資格取得支援事業補助金など、中小企業への支援の充実は高く評価いたします。また、まちなか商店リニューアル助成金や職場環境改善事業補助金は、過去の実績から見ても当初予算額では間に合わず、新年度も補正予算が見込まれますが、1回目の申請者を優先するなど、明確な指針をお示し願います。
農業政策では、新規や継続した農業従事者への手厚い支援については高く評価いたします。
環境政策では、高齢者戸別ごみ回収事業は高く評価しております。しかし、プラスチック容器包装廃棄物の分別収集は、努力義務とはいえ法定化されており、早急な本市の対応を求めます。
最終処分場事業では、エコパーク榛名に続く次の打開策に関して、市長自ら道筋をつけると英断されたことに関して、高く評価いたします。
支所地域の道路改修や生活道路、緊急舗装工事費など、まとまった予算が取られておりますので、改修工事など、計画的な実施を望みます。
豊岡経大大橋については、高崎経済大学の学生の利用需要が相当見込まれるとのことですので、両岸地域の需要を見据えた、しっかりとした計画に励んでいただきたいと思います。
公共施設の耐震改修については、特定建築物のうち診断未実施施設への早急な対応を求めます。
以上、上程された32議案に対し、市民クラブは全て賛成いたし、賛成討論といたします。
○議長(白石隆夫君) 次に、5番 中村さと美議員の発言を許します。
(5番 中村さと美君登壇)
◆5番(中村さと美君) 議席番号5番 中村さと美です。ただいま議題となっております議案第34号 令和4年度高崎市
一般会計予算、各特別会計予算並びに関係諸議案につきまして、公明党を代表して賛成討論を行います。3番目ということで、重複する点もあるかと思いますが、よろしくお願いいたします。
令和4年度の
一般会計予算案は1,640億2,000万円で、前年度比0.5%減となり、4年連続での減少となりました。特別会計、企業会計を合わせた当初の予算の総額は2,642億2,562万円で、前年度比0.1%増となっており、予算規模を抑えながらも新型コロナウイルス感染症対策に万全を期し、子育て環境の整備や教育、福祉の充実に努め、安心・安全で豊かな市民生活を送るための予算であると理解をしております。
市債につきましては、全体で前年度比33.2%減となっており、債務の抑制に努め、堅実な財政運営としたことも高く評価をいたします。また、会派として要望してまいりました施策が新年度予算の各所に反映されておりますので、この点につきましても評価をさせていただきます。
それでは、歳出の主な事業につきまして、賛成の理由を申し上げます。最初に、教育行政の関係、「教育と人づくり」についてです。長引くコロナ禍の中、全国では不登校児童・生徒数が過去最多となっております。新年度は、スクールソーシャルワーカーを1名増員し、7名体制とすることで、不登校対策にも大いに資するものと考えます。
次に、全国初の取組、ヤングケアラーSOSサービス事業についてです。家族の介護や幼い兄弟の世話に追われる子ども、ヤングケアラーの存在が注目を集める中、本市ではヘルパーを無料で派遣し支援を行う事業がいち早く始まります。高崎市の子どもは高崎市で守るとの市長の力強い決意の下、悩んでいる子どもたちの声なき声をキャッチしていただき、支援につなげていただくよう期待をいたします。
小・中学校のトイレの洋式化についても、引き続き重点的に取り組むことで、体育館のトイレを含め、令和4年度末の洋式化率は92%となる予定です。先日、地元の小学校体育館で地域住民を対象とした防災講座がありましたが、体育館のトイレが洋式になっていることで、地元住民の方々も大変喜ばれておりました。さらに、学校環境の改善として、学校体育館に空調設備を設置することは、私ども市議会公明党としても以前から要望してまいりました。災害時は避難者の健康を守り、ふだんは熱中症から子どもたちを守ることができるものと大いに評価をいたします。
中小企業支援、農業支援も重要です。市内事業者は様々な課題を抱えておりますが、中小企業の人材確保と本市のデジタル化を併せて推進する取組、中小企業就職奨励金の成果に期待をいたします。一流技能者顕彰事業も、技能や功績を広く市民に周知をすることで、技能継承に資するものと期待をいたします。
農業者の高齢化や後継者不足も全国的な課題となっている中、本市独自の制度を創設し、担い手の確保に努めていく、かがやけ新規就農者応援給付金につきましても、本市での新規就農を後押しするものと期待をいたします。
次に、「やさしい眼差しに満ちた市政」です。コロナ禍で不安や悩みを抱える女性の支援の必要性及び生理用品の無償配布について、令和4年度も引き続き女性元気サポート事業として、悩みを抱える女性に寄り添う相談支援を行っていただくことは高く評価をいたします。周知方法につきましても、幅広い関係機関と連携を強化していただき、支援が必要とされる方々に届くよう努めていただきたいとお願いいたします。
妊婦健康診査費用についても補助券を発行し、経済的な負担を軽減することで、安心して子どもを産み育て、新しい家族を迎え入れる御家族の喜ぶ顔が目に浮かびます。また、産婦健康診査及び産後ケア事業では、多胎産婦への産後ケアも拡充され、育児不安の緩和と産後鬱の予防に効果を発揮するとともに、児童虐待の防止に資することが期待されます。
4月から不妊治療に対して保険適用が始まりますが、国の動きを注視しながら、本市独自の助成制度は今後も実施をしていただくようお願いをいたします。
次に、児童相談所設置についてです。新年度は、いよいよ設計へ着手いたします。令和7年度の開所へ向けて、ハード面だけでなく、人材の確保、養成なども含め、万全の準備で進めていただきたいと思います。
次に、障害者農業就労施設についてです。障害のある人の就労の場を確保するため、倉渕地域に整備をすることとなり、親や本人の将来への不安解消を図り、利用者の生活の安定につながるよう、今後の成果を期待いたします。
次に、「安心・安全な地域社会づくり」についてです。交通安全対策の一環として、消えかけた横断歩道などの路面標示の更新に加え、時間帯通行規制道路へ可動式バリケードを配備して、通学路の安全確保に向けた取組を行っていただくことは、多くの親御さんが安心すると思います。子を持つ親として感謝をいたします。
次に、国民健康保険についてです。令和4年度から市長の御英断により、国民健康保険税の医療分に関わる資産割を廃止するとともに、均等割及び平等割を引き下げ、基金を活用することで、負担軽減を幅広く行っていただくことは高く評価をいたします。
最後に、新型コロナウイルス対策です。オミクロン株による感染拡大の第6波は本市でも猛威を振るい、依然高止まりの傾向が続いております。長引くコロナ禍にあって、本市でも様々な施策を講じていただき、ワクチンの3回目接種もスタートいたしました。引き続き、国や県の動向を注視しながら、適切な支援につなげていただきたいとお願いいたします。
最後に、現在ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続いております。一刻も早く停戦することを望むとともに、ウクライナ支援を市長の御決断で速やかに決めていただいたことを高く評価するとともに、避難されてきた場合には、寄り添いながらきめ細やかな対応をしていただくようお願いいたします。
以上、新年度予算案について、項目を絞り、簡潔に賛成の理由を述べさせていただきました。令和4年度予算案と関係議案の全てを速やかに可決し円滑に執行することが、本市のさらなる発展と市民福祉の向上に資するものと結論いたしまして、公明党を代表して賛成討論といたします。
○議長(白石隆夫君) 以上で通告に基づく討論は終わりました。
ほかに討論はありませんか。────討論を終結いたします。
これより採決を行います。
議案第1号、議案第2号、議案第5号から議案第9号及び議案第18号から議案第42号、以上32議案を一括して採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決です。
本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(白石隆夫君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第1号、議案第2号、議案第5号、議案第6号、議案第7号、議案第8号、議案第9号、議案第18号、議案第19号、議案第20号、議案第21号、議案第22号、議案第23号、議案第24号、議案第25号、議案第26号、議案第27号、議案第28号、議案第29号、議案第30号、議案第31号、議案第32号、議案第33号、議案第34号、議案第35号、議案第36号、議案第37号、議案第38号、議案第39号、議案第40号、議案第41号及び議案第42号は、いずれも原案のとおり可決されました。
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△日程第2 請願第1号 「聞こえの
バリアフリー制度」を創設することについて
請願第2号 最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書の採択について
○議長(白石隆夫君) 日程第2、請願第1号 「聞こえの
バリアフリー制度」を創設することについて及び請願第2号 最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書の採択について、以上2件を一括して議題といたします。
本件は、去る2月24日、教育福祉及び市民経済の各常任委員会にそれぞれ付託いたしました。このほど審査を終了し、各委員長から審査報告書が提出されましたので、報告を求めます。
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令和4年3月18日
高崎市議会議長 白 石 隆 夫 様
教育福祉常任委員会委員長 林 恒 徳
委員会の審査報告書
本委員会に付託された請願の審査の結果、下記のとおり決定したので、会議規則第142条の規定により報告します。
記
1 件 名 請願第1号 「聞こえの
バリアフリー制度」を創設することについて
2 請 願 者 高崎市東町80−1 労使会館内
高崎社会保障推進協議会 会長 坂本 政道
3 審査年月日 令和4年3月10日
4 審査結果 不採択とすべきもの
5 意 見 願意の趣旨に沿いかねる。
6 請願の措置 本委員会は、上記請願審査の結果、本会議において審査結果の旨を報告するものと決定した。
────────────────────────────────
令和4年3月18日
高崎市議会議長 白 石 隆 夫 様
市民経済常任委員会委員長 後 藤 彰
委員会の審査報告書
本委員会に付託された請願の審査の結果、下記のとおり決定したので、会議規則第142条の規定により報告します。
記
1 件 名 請願第2号 最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書の採択について
2 請 願 者 前橋市本町3−9−10
群馬県労働組合会議 議長 石田 清人
3 審査年月日 令和4年3月14日
4 審査結果 不採択とすべきもの
5 意 見 願意の趣旨に沿いかねる。
6 請願の措置 本委員会は、上記請願審査の結果、本会議において審査結果の旨を報告するものと決定した。
────────────────────────────────
(
教育福祉常任委員会委員長 林 恒徳君登壇)
◎
教育福祉常任委員会委員長(林恒徳君) それでは、
教育福祉常任委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。
請願第1号 「聞こえの
バリアフリー制度」を創設することについては、去る2月24日、本会議において本委員会に付託され、3月10日午前10時から審査を行いました。
審査の主な内容ですが、難聴は早期に発見することで、閉じ籠もりや認知症の進行を少なくし、医療や介護費用の節減につながっていくと思う。また、WHOの基準では、41から60デシベルの中等度の難聴者に対して、補聴器を常時使用することを勧めているが、日本の基準では、70デシベル未満の場合には補助がない。補聴器は、片方だけで3万円から20万円の費用がかかるため、年金生活者には大きな負担になる。全国の自治体で補聴器購入への助成の取組が進んでおり、東京23区ではそのうち6割で実施している。特に港区では、高齢者の社会参加を促進するため、60歳以上を対象に、所得制限なし、助成額の上限が13万7,000円という画期的な制度が4月から導入される。補聴器を早期に使用することで、認知症を予防することができるとの意見がある一方、WHOの基準の引用があるが、国の制度で基準が定められているため、国において議論されるべき事項だと思う。また、本市では国の基準に基づき、できる限りの対応をしているため、本請願は本市の状況にそぐわないと思うとの意見や、趣旨としてはよく分かるが、近い将来国が支援することを期待したいとの意見、趣旨は分からなくはないが、対応できる医療機関が限られていることや、補聴器の購入については障害者の方への補助制度などもあるとの意見がありました。
以上が審査の主な内容です。
続いて、採決の結果について御報告いたします。請願第1号は、起立採決の結果、賛成少数で不採択とすべきものと決しました。
以上、本委員会における審査の経過と結果を述べまして、報告といたします。
(
市民経済常任委員会委員長 後藤 彰君登壇)
◎
市民経済常任委員会委員長(後藤彰君) それでは、市民経済常任委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。
請願第2号 最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書の採択については、去る2月24日の本会議において本委員会に付託され、3月14日午前10時から審査を行いました。
審査の主な内容ですが、最低賃金程度で働くパート社員の派遣労働者などが生活の困窮に追い込まれている。8時間働けば人間らしく暮らせるためには、時給1,500円が必要だと試算されているが、群馬県の最低賃金は865円である。また、最低賃金の地域間格差が都市部への人口流出を招き、地方の人口減少と高齢化を促進し、地域経済を疲弊させる要因の一つとなっている。これらの問題の解決には、全国一律賃金制度にすることや最低賃金の引上げなどの抜本的な改善が必要であると考える。また、中小零細企業が賃上げを行うためには、政府による助成や融資、単価改善につながる施策の拡充と大胆な財政出動が必要と考えるとの意見がある一方、8時間働けば人間らしく暮らせるためには、最低賃金を1,500円にと試算されているが、あまりにも現実とかけ離れているとの意見や、賃金単価が上がっていくことに対しては、中小企業に対する支援が並行して行われなければいけないが、既に国において、業務改善の助成金や事業再構築の補助金などに取り組んでいるとの意見、全国一律賃金を求めることはいいが、内閣も企業側・労働側と議論していることから、段階的な取組が必要だと思われるとの意見がありました。
以上が審査の主な内容です。
続いて、採決の結果について御報告いたします。請願第2号は、起立採決の結果、賛成少数で不採択とすべきものと決しました。
以上、本委員会における審査の経過と結果を述べまして、報告といたします。
○議長(白石隆夫君) 以上で各委員長の報告は終わりました。
これより各委員長の報告に対する質疑に入ります。ありませんか。────質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
通告に基づき、順次発言を許します。
最初に、15番 依田好明議員の発言を許します。
(15番 依田好明君登壇)
◆15番(依田好明君) 議席番号15番 依田好明です。請願第1号 「聞こえの
バリアフリー制度」を創設することについて、請願趣旨に賛成する立場から、日本共産党議員団を代表して討論を行います。
本請願では、1つ目に市の健康診断項目に聴力の検査を入れるように求めています。2つ目として、中度・軽度の加齢性難聴者の補聴器購入に対して、市独自の助成制度を創設すること、また補聴器のリース代助成についても併せて検討することを求めております。
加齢により耳が遠くなり、会話がうまくできず、仕事や社会生活に支障を来す高齢者が増えています。70歳以上の高齢者の半数が加齢性の難聴と推定されております。加齢性難聴になると、認知症のリスクが高まることが分かっています。両耳の聴力が70デシベル以上の重度難聴者には、自己負担1割で補聴器が購入できる国の支援制度がありますが、70デシベル未満の中程度の難聴者には支援制度はありません。41から60デシベルの中程度の難聴になると、普通の会話が困難で、社会的孤立につながりやすくなります。
そうした中で、WHOでは26から40デシベルの軽度の難聴の場合でさえ、医師と相談して補聴器を使うように求めております。また、41から60デシベルという中程度の難聴については、常時使用を勧めています。早くから補聴器を使用することで認知症を予防することができますが、進行してからでは十分な効果は得られないそうです。しかし、補聴器は片方で3万円から20万円と幅がありますが、一般的なものであっても片耳で15万円、両耳で30万円ぐらいになるので、年金生活者には大きな負担です。確かに、本来は国が保険適用などの対応をすべきだと考えておりますが、実現しておりません。
こうした中で、加齢性難聴者への独自の補聴器購入費助成制度を実施している自治体が全国で35市町村以上になっております。その中で、東京都の23区では6割が実施しております。特に東京都港区においては、高齢者の社会参加をもっと促進するという趣旨で、60歳以上を対象に、所得制限なし、助成額の上限13万7,000円という画期的な制度がこの4月から導入されます。60歳以上としたのは、難聴になっても仕事が続けられるよう早めにしたそうで、難聴の早期発見のチェックリストの活用も盛り込んでいます。加齢性難聴者に対する補聴器の普及向上により、認知症予防にもなると言われておりまして、医療費の抑制、介護費用の抑制にもつながるはずです。
私は、本請願の趣旨に全面的に賛同し、まず市の健康診断項目に聴力検査を入れること、そして加齢性難聴者に対する補聴器の普及向上を図るために、独自の助成制度を創設することを強く求めるものであります。
以上申し述べまして、本請願への賛成討論といたします。
○議長(白石隆夫君) 次に、9番 伊藤敦博議員の発言を許します。
(9番 伊藤敦博君登壇)
◆9番(伊藤敦博君) 議席番号9番 伊藤敦博です。通告に基づきまして、群馬県労働組合会議から提出されました最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書の採択を求める請願に対しまして、日本共産党市議団を代表しまして賛成討論を行います。
岸田文雄首相は施政方針の中で、新自由主義からの転換を看板に掲げ、労働者の賃金を上げることを景気回復の柱として位置づけています。経団連も、新しい資本主義の時代にふさわしい賃金引上げを実現していくことが期待されているというふうに報告をしています。委員会の審議の中でも、委員の皆さんから、賃金を上げる必要があるということには共通の認識が醸成されているというふうに感じました。
新自由主義的な経済政策が続く中で、我が国は貧困と格差が拡大し、とりわけ生活の困窮に追い込まれているのが最低賃金程度で働くパート社員、派遣労働者など、非正規雇用やフリーランスで働く人たちです。全国では、年収200万円以下の若い労働者が1,200万人を超えています。群馬県の最低賃金は865円であり、毎日8時間働いても、手取りは12万円から14万円にしかなりません。同じ系列のコンビニでアルバイトをしていても、群馬県から県境を越えると時給が100円違う、そういう話を聞いています。私の娘の同級生も都内で保育士をしていますけれども、高崎の保育士の給料と月額6万円違います。この地域間格差が都市部への人口流出と、地方人口の減少と高齢化、これを促進し、地域経済を疲弊させる原因の一つとなっています。最低賃金の地域間格差をなくすために、全国一律の最低賃金制度を設けることが必要だと考えます。
全労連の調査によれば、25歳単身で賃貸のワンルームマンションに居住する場合、全国平均で、最低生計費は約24万円というふうに試算されています。これが1日8時間働けば人間らしく暮らせるためには、時給1,500円、ここで1,500円という数字が試算をされています。確かに、議論でもあったように時給をいきなり1,500円に上げることは容易ではないでしょう。しかし、最低賃金の抜本的な改善が国民の消費購買力を引き上げ、経済を底上げすると同時に、貧困と格差の縮小に直結するというふうに考えます。日本の最低賃金は、OECD諸国の中でも最低水準です。最近では、海外での日本企業の求人の給与が低過ぎて、海外の有用な人材が確保できない、そういう報道もされています。
委員会の中では、時給1,500円は非現実的だとの声もありました。しかし、私は、若い人たちが真面目に働けばまともな生活ができる社会、これを目指すのが政治の責任であるというふうに考えます。また、中小零細企業の賃上げを行うためには、政府による助成や融資、下請企業の単価改善につながる施策の拡充と大胆な財政出動が必要なのは当然です。ヨーロッパではそうした施策が経済を強くしています。今ロシアのウクライナ侵攻をはじめ、経済が非常に不安な状況にありますけれども、私は国内需要を増やす、国内消費を増やすことが経済安全保障にもつながる道だと考えます。日本経済を強く、そして労働者に優しい経済に改善するために、本請願の採択をお願いいたします。
○議長(白石隆夫君) 以上で通告に基づく討論は終わりました。
ほかに討論はありませんか。────討論を終結いたします。
これより採決に入るわけですが、採決については請願ごとに行います。
最初に、請願第1号を起立により採決いたします。
本件に対する委員長の報告は不採択ですので、原案について採決いたします。
請願第1号を採択することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(白石隆夫君) 起立少数です。
よって、請願第1号は不採択と決しました。
次に、請願第2号を起立により採決いたします。
本件に対する委員長の報告は不採択ですので、原案について採決いたします。
請願第2号を採択することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(白石隆夫君) 起立少数です。
よって、請願第2号は不採択と決しました。
────────────────────────────────────────────
△日程第3 報告第2号 専決処分の報告について
○議長(白石隆夫君) 日程第3、報告第2号 専決処分の報告についてを議題といたします。
当局の説明を求めます。
(清掃管理課長 矢嶋 穣君登壇)
◎清掃管理課長(矢嶋穣君) ただいま議題となりました報告第2号について御説明申し上げます。
議案書(3)の1ページを御覧ください。本件は、地方自治法第180条第1項の規定により、議会の議決により市長において専決処分ができる事項として規定された権原に基づき専決処分したもので、同条第2項の規定により御報告するものです。
それでは、専決第7号につきまして御説明申し上げます。議案書の4ページを御覧ください。この事故は、令和3年11月25日午前8時50分頃、堰代町地内の市道において、清掃管理課職員の運転するじんかい収集車が小型乗用車に接触したものです。和解事項につきましては、記載のとおりでございます。損害賠償の額は40万9,178円です。
以上、専決第7号の説明とさせていただきます。
(
榛名支所市民福祉課長 金田祐児君登壇)
◎
榛名支所市民福祉課長(金田祐児君) それでは、専決第8号につきまして御説明申し上げます。
議案書の8ページを御覧ください。この事故は、令和4年1月18日午前10時50分頃、江木町地内において、榛名支所市民福祉課職員の運転する軽貨物自動車が建物の外壁に設置された換気扇ダクトに接触したものです。和解事項につきましては、記載のとおりでございます。損害賠償の額は8万2,500円です。
以上、専決第8号の説明とさせていただきます。
○議長(白石隆夫君) 当局の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。ありませんか。────質疑を終結いたします。
以上で報告第2号を終わります。
────────────────────────────────────────────
△日程第4 議案第43号 令和3年度高崎市
一般会計補正予算(第13号)
○議長(白石隆夫君) 日程第4、議案第43号 令和3年度高崎市
一般会計補正予算(第13号)を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
(財務部長 南雲孝志君登壇)
◎財務部長(南雲孝志君) ただいま議題となりました議案第43号 令和3年度高崎市
一般会計補正予算(第13号)につきまして提案理由の御説明を申し上げます。
議案書の11ページを御覧ください。第1条は、歳入歳出予算の補正でございます。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,454万4,000円を追加いたしまして、予算の総額を1,883億4,918万6,000円とするものでございます。補正予算の款項の区分、当該区分ごとの金額は、第1表歳入歳出予算補正のとおりでございます。
それでは、歳入歳出補正予算の内容につきまして、事項別明細書により歳出から御説明申し上げますので、18ページを御覧ください。3歳出でございます。2款1項2目人事管理費は、退職予定者が5人増えたことによる退職手当の増額でございます。2項2目文化振興費は、NTT東日本群馬支店様からの御寄附を文化振興基金に積み立てるもので、3款2項1目児童福祉総務費は、匿名希望の方々からの御寄附をこども基金に積み立てるものでございます。
1枚おめくりいただきまして、20ページを御覧ください。3項2目在宅福祉費は、株式会社アスカ様から高齢者等あんしん見守りシステムの運用に役立ててほしいとの趣旨で御寄附をいただきましたので、事業費に充てさせていただくものでございます。4款1項1目保健衛生総務費は、新保田中町の小島国宜様から新型コロナ対策に役立ててほしいとの趣旨で、2項1目環境衛生総務費は、下佐野町の深谷幸永様から動物愛護のために役立ててほしいとの趣旨でそれぞれ御寄附をいただきましたので、事業費に充てさせていただくものでございます。以上で歳出の説明を終わらせていただきます。
続きまして、歳入について御説明申し上げますので、前に戻っていただきまして、16ページを御覧ください。19款寄附金は、歳出で御説明いたしました方々からの寄附を計上するものでございます。20款1項1目財政調整基金繰入金は、歳入歳出の差引きを調整するものでございます。
以上、議案第43号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(白石隆夫君) 提案理由の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
通告に基づき、18番 林 恒徳議員の発言を許します。
(18番 林 恒徳君登壇)
◆18番(林恒徳君) 議席番号18番 林 恒徳です。通告に基づき、議案第43号 令和3年度高崎市
一般会計補正予算(第13号)について質疑をさせていただきます。
18ページ、歳出2款総務費1項総務管理費2目人事管理費の中の人事管理経費、職員退職手当の補正についてお伺いします。今回の退職手当の増額の対象者数について、その内訳、例えば勤続年数なども含めてお伺いいたします。
(総務部長 曽根光広君登壇)
◎総務部長(曽根光広君) 林 恒徳議員の御質問にお答えいたします。
2款1項2目人事管理費で計上しております職員退職手当の増額につきましては、退職予定者が5人増えたことによるもので、5人の内訳は普通退職者が4人と死亡退職者が1人でございます。
また、勤続年数の内訳といたしましては、勤続年数10年未満の者が2人、10年以上20年未満の者が3人でございます。
◆18番(林恒徳君) 今回の退職者を含めて、令和3年度中の定年退職者数、早期退職者数、普通退職者数の詳細についてお伺いいたします。
◎総務部長(曽根光広君) 再度の御質問にお答えいたします。
本年度の退職者数についてでございますが、年度途中の退職者を含めて申し上げますと、定年退職者が47人、早期退職者が6人、普通退職者が6人の予定となっております。
◆18番(林恒徳君) 今回の新年度の人員については説明がありましたが、人員管理計画というのは、定年退職者とか、計画策定時に退職をある程度見込んでいる人なんかを加味していると思うのですけれども、早期退職者や普通退職者がこのように出た場合、職員の配置に過不足があると考えるのですが、その状況についてお伺いいたします。
◎総務部長(曽根光広君) 再度の御質問にお答えいたします。
令和4年度の定員管理におきましては、新たな行政課題への対応や重点施策の着実な進捗が図られるよう、必要な部署に重点的に人員を配置する一方で、効率的な事務執行を目的とした職員配置の見直しを行い、その結果、令和4年度の定員は、前年度と比較し13人増の2,378人となっております。
定年退職者以外の事由により、当初の予定にない職員が退職となりますのは例年のことでございまして、予定どおりの配置ができないこともございますが、その場合には必要に応じて嘱託職員や臨時職員を配置するなど、業務に支障が出ることのないように対応してまいりたいと考えております。
◆18番(林恒徳君) 例年のことなのですけれども、市民サービス、市民の声を大事にする富岡市政というのは、臨機応変な対応というのも非常に大事だと思いますし、そこに問題がないようにやることというのが、これは非常に大事なことだなというふうに思っています。予定どおりに配置できなかった場合というのが先ほどの答弁にありましたけれども、現場の管理者、つまり課長さんクラスになるのですか、人事評価などを行うことによって、職員一人一人の動向に注視することはもちろんですけれども、個人情報保護と言われる時代で、部下のプライベートな問題に入り込むことは難しいとは思います。でも、一定程度理解をしていないと、翌年度から欠員になるなどの問題も生じるかなというふうに思います。必要に応じて、嘱託、臨時職員の配置という言葉も述べられていますけれども、状況によっては欠員のままいくということもあるということが示唆されております。
業務に支障が出ないことというふうな形で言葉がありますけれども、これは基本中の基本で、支障が出たら、もともとの組織運営としてはいかがなものかという話にもなってきます。入るのが難しい市役所で、今回の退職金の補正額、これを見ていくと5名という数字ですから、大体1人当たり270万円ぐらい。そうすると、10年ちょっと勤務した職員の退職手当の額になるかなというふうに思います。いわゆる中堅どころの職員の退職ですから、たとえ5名の退職であったとしても、業務執行においては痛手になるのではないかなというふうに考えます。
そのような細やかな点にも注意していただきながら、新年度取り組んでいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(白石隆夫君) 18番 林 恒徳議員の発言を終わります。
以上で通告に基づく質疑は終わりました。
ほかに質疑はありませんか。────質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、会議規則第36条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(白石隆夫君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は委員会付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。ありませんか。────討論を終結いたします。
これより議案第43号を採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(白石隆夫君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第43号は原案のとおり可決されました。
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△日程第5 議案第44号
人権擁護委員候補者の推薦について
議案第45号
人権擁護委員候補者の推薦について
○議長(白石隆夫君) 日程第5、議案第44号
人権擁護委員候補者の推薦について及び議案第45号
人権擁護委員候補者の推薦について、以上2議案を一括して議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
(副市長 兵藤公保君登壇)
◎副市長(兵藤公保君) ただいま議題となりました議案第44号及び議案第45号の2議案につきまして、一括して提案理由の御説明を申し上げます。
初めに、議案第44号
人権擁護委員候補者の推薦について提案理由の御説明を申し上げます。
議案書(3)、27ページをお開きいただきたいと存じます。本案は、令和4年6月30日をもって任期満了となります人権擁護委員、阿久津正一さんを再び
人権擁護委員候補者として推薦いたしたく、議会の御同意をお願いするものでございます。
阿久津正一さんは、高崎市棟高町にお住まいで、67歳でございます。昭和52年3月に武蔵大学経済学部を卒業後、同年4月に中学校の教諭として勤務をされ、平成27年3月に退職されるまでの間、金古小学校校長、豊岡小学校校長などを歴任されております。教員を退職後は、平成29年4月から2年間、高崎市教育センター適応指導教室の指導員として、不登校となった児童・生徒に対する相談支援に応じられ、令和元年7月から人権擁護委員を務められております。
続きまして、議案第45号
人権擁護委員候補者の推薦について提案理由の御説明を申し上げます。
議案書29ページをお開きいただきたいと存じます。大久保康子さんは、高崎市吉井町吉井川にお住まいで、66歳でございます。昭和51年3月に関東学院女子短期大学幼児教育学科を卒業後、同年4月に幼稚園の教諭として勤務され、平成28年3月に退職されるまでの間、高崎幼稚園教頭、吉井幼稚園教頭などを歴任されております。教諭を退職後は、平成28年4月から5年間、高崎市のこども発達支援センターで勤務され、令和3年4月から高崎市教育センターの相談員として、不登校やいじめ等の相談に応じられております。
以上、御紹介を申し上げました阿久津正一さん、大久保康子さんは、人権擁護委員として人格・識見とも適任であると思われますので、推薦につきまして、よろしく御審議の上、御同意を賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(白石隆夫君) 提案理由の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。ありませんか。────質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、会議規則第36条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(白石隆夫君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は委員会付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。ありませんか。────討論を終結いたします。
これより議案第44号及び議案第45号、以上2議案を一括して採決いたします。
本案は、これに同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(白石隆夫君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第44号及び議案第45号は、いずれも同意することに決しました。
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△市長挨拶
○議長(白石隆夫君) 以上で本日の日程及び今期定例会に付議された案件の審議は全て終了いたしました。
この際、市長から発言を求められておりますので、これを許します。
(市長 富岡賢治君登壇)
◎市長(富岡賢治君) 令和4年第1回高崎市議会定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶申し上げます。
本定例会におきましては、報告2件、承認1件、令和3年度高崎市
一般会計補正予算をはじめ、令和4年度高崎市
一般会計予算、
人権擁護委員候補者の推薦など議案45件を上程させていただきましたところ、議員の皆様には熱心な御審議の上、御議決、御同意を賜りまして、誠にありがとうございました。この場をお借りいたしまして、心から厚くお礼を申し上げる次第でございます。
また、一般質問、各常任委員会、特別委員会におきましては、皆様方から多くの貴重な御意見や御指摘を頂きましたので、今後の市政運営に適切に反映させてまいりたいと考えております。
皆様方には、23日間本当に御苦労さまでございました。重ねて心から厚くお礼を申し上げまして、甚だ簡単ではございますが、お礼の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
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△閉会
○議長(白石隆夫君) これにて令和4年第1回高崎市議会定例会を閉会いたします。
午後 2時49分閉会
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
令和4年3月18日
高崎市議会 議 長 白 石 隆 夫
副 議 長 片 貝 喜 一 郎
議 員 新 保 克 佳
議 員 丸 山 和 久...