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平成30年 8月総務企画常任委員会(総務部関係)-08月17日-01号

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  1. 群馬県議会 2018-08-17
    平成30年 8月総務企画常任委員会(総務部関係)-08月17日-01号


    取得元: 群馬県議会公式サイト
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    平成30年 8月総務企画常任委員会総務部関係)-08月17日-01号平成30年 8月総務企画常任委員会総務部関係委員会の名称 総務企画常任委員会 開催場所   401委員会室 開議年月日時 平成30年8月17日 午後 1時00分 散会年月日時 平成30年8月17日 午後 1時57分 会議目的  「県防災ヘリ墜落事故について」の審査        (総務部関係)        委員長 岸善一郎  副委員長 穂積昌信  委員 南波和憲 出席委員   委員  井田 泉  委員   原 和隆  委員 本間惠治        委員  伊藤 清  委員   荒木恵司  委員 本郷高明 欠席委員   なし 委員外議員  議員 福重隆浩  議員 伊藤祐司  議員 水野俊雄        議員 山崎俊之 執行部等出席者        【総務部】         総務部長   津久井治男         危機管理監  横室光良         危機管理室長 堀越正史         消防保安課長 小見 洋
    開議 ○岸善一郎 委員長   ただいまから、総務企画常任委員会を開きます。  本日の委員会は、お手元に配付の次第により、「県防災ヘリ墜落事故について」の審査を行います。  なお、本日の委員会出席を求めた執行部関係職員は、それぞれお手元に配付した資料のとおりです。 △黙祷 ○岸善一郎 委員長   はじめに、この度の事故で亡くなられた方々に対しまして、御冥福をお祈りするために黙祷を捧げたいと存じますので、皆様御起立をお願いします。  黙祷。  (黙祷)  黙祷を終わります。御着席願います。 △委員長あいさつ ○岸善一郎 委員長   (あいさつ)  なお、本日の審査状況について、各社記者から写真撮影及びテレビカメラ撮影の申し出があり、これを許可しましたので、御承知おき願います。 △執行部からの説明 ○岸善一郎 委員長   それでは、「県防災ヘリ墜落事故」の概要について、説明をお願いします。 ◎横室 危機管理監   このたびは、本県防災ヘリコプターはるな」が墜落し、9名の方々の尊い命が失われるという重大な事故となってしまいましたこと、誠に申し訳ありません。  (総務部長危機管理監危機管理室長消防保安課長により謝罪)  (県防災ヘリ墜落事故について、資料1「防災ヘリはるな)の墜落事故について」により説明し た。)  (県防災ヘリ墜落事故に係る国土交通省からの行政指導について、資料2「防災ヘリはるな)の 墜落事故に係る国土交通省からの行政指導について」により説明した。) ○岸善一郎 委員長   以上で説明は終わりました。 △質疑 ○岸善一郎 委員長   それでは、質疑に入ります。  委員質疑及び執行部答弁におかれましては、簡潔明瞭にお願いいたします。 ◆井田泉 委員   大変な事故が起こってしまい、残念極まりなく、お亡くなりになられた隊員皆さん操縦士の方に心から哀悼の誠を捧げたい。  今回の事故原因究明は、警察国土交通省航空局が中心になって行うのだと思うが、県の対応に不備があったのではないかとの報道もなされている。  まず、(県防災ヘリが)動態管理システム上での通信が途絶えてから41分後に(県防災航空隊職員が)気がついたとのことだが、どのような状況だったのか。我々素人としては、群馬ヘリポートにモニターがあって、(県防災航空隊の)職員が常時(県防災ヘリの)航跡を確認しているのかなと考えていたのだが。 ◎小見 消防保安課長   動態管理システムは、群馬ヘリポート内にある県防災航空隊事務所パソコンが置いてあり、そのパソコンに(機体の)GPS情報が送信され、それがディスプレイの地図上に表示されるものである。本日、配付した(資料1②の)地図にある赤のプロットと黄色の航跡がそれである。20秒ごとにプロットされる仕組みになっている。  この動態管理システムについては、職員何分おきに確認するとか、常時確認するとかというルールは決められていなかった。その点については反省している。 ◆井田泉 委員   常時、このシステムを監視しているというルールがあれば、そして、それが実行されていれば、(通信が途絶えてから)40分間も気がつかないということは考えられなかったと思うが、そのようなマニュアルはなかったということか。 ◎小見 消防保安課長   そのとおりである。 ◆井田泉 委員   40分間という時間が生死を左右したかどうかは私にはわからないが、墜落現場で発見された8名の方のうち、まず2名の方が相馬原駐屯地に搬送されたと聞いているが、この2名の方は相馬原駐屯地死亡が確認されたのか。 ◎小見 消防保安課長   そのとおりである。相馬原駐屯地でDMATの医師が死亡を確認したものである。 ◆井田泉 委員   8名の方が見つかり、そのうち2名の方の死亡が確認されたとの報道がなされた後、残りの6名の方についてはどのような状況か、我々にも全くわからなかった。そこで、危機管理室にも電話をしてみたが、それでも判然としなかった。  正確な情報をもう少し早く県民あるいは国民に知らせる必要があったのではないか。 ◎横室 危機管理監   正確な情報をいち早くお伝えすることは大変重要であり、ご家族の方の心情を思うと、速やかにお知らせしなければならなかったと考える。一方で、現場で活動している自衛隊員等の方には、生死判断はなかなかできない部分もある。  ただ、委員指摘のとおり、正確な情報をお伝えすることは重要なので、今後はしっかり対応できる態勢をとっていきたい。 ◆井田泉 委員   死亡したことが確定しないと発表できないことはわかるが、このような結果になってしまったことは残念極まりない。  もう1点、質問する。県防災ヘリ群馬ヘリポート到着していないにもかかわらず、11時19分に到着通知を行っていたとして、(県が)国土交通省から行政指導を受けたとの報道がなされたが、これについて詳しく説明してほしい。 ◎小見 消防保安課長   (県防災ヘリの)離陸到着に係る(国土交通省航空局への通知は、インターネットサービスを もって入力することとされている。群馬ヘリポートにはその端末があり、離陸をする際、まず(到着予定時刻)を入力し、到着後に(実際の)到着時刻を入力する仕組みになっている。  (本件の場合、)本来であれば、(県防災ヘリが)群馬ヘリポート到着してから(実際の)到着時刻を入力すべきだったところ、到着していないにもかかわらず、11時19分に到着したとの通知を入力したというものである。 ◆井田泉 委員   理解に苦しむ答弁だが、虚偽の報告をしていたということか。 ◎小見 消防保安課長   事実と異なる内容を入力したということである。 ◆井田泉 委員   「県防災ヘリ墜落している」などということはまず考えられないので、おそらく、運航計画どおりに戻ってくるということを見越してこのような行動をとったのだろうが、そうすると、普段からこのようなことが行われていたと疑われても仕方がないが、このようなことは恒常的に行われていたのか。 ◎小見 消防保安課長   (県防災ヘリ離陸到着に係る)入力を行っていたのは、県が委託をしている東邦航空(株)従業員であるが、聞き取りをしたところでは「これまではそのようなことはしていない」という話だった。 ◆井田泉 委員   「信じろ」といわれても無理があると私は考える。東邦航空(株)については、1年前に上野村でヘリコプター墜落して4名の方が亡くなったという事故があり、県はそれまでも長年、東邦航空(株)運航委託してきた事実があるので、その際、東邦航空(株)に対して、原因究明であるとか、再発防止策をとること指導したと思うのだが、実際のところはどうか。 ◎小見 消防保安課長   東邦航空(株)は、昨年11月に発生した上野村での墜落事故に関連して、今年2月に国土交通省から業務改善命令を受けており、その業務改善命令に対して、3月16日付け国土交通省業務改善報告書を提出して受理されている。 ◆井田泉 委員   では、県としては、東邦航空(株)に対して何らかの指導等を行ったことはないということか。 ◎小見 消防保安課長   この件について、県としては東邦航空(株)に対して改善等指示はしていない。ただ、(国土交通省に提出した)改善報告書)の内容については、東邦航空(株)から消防保安課説明があった。「国土交通省から指摘のあった事項は、本県の「はるな」に該当するものはない」とのことだった。 ◆井田泉 委員   東邦航空(株)の姿勢には疑念もぬぐえない。このような事故を2度と起こさないためには、今後は運航委託先を再検討する必要性も出てくるのではないかと考えるが、その前に、まずは、なぜこのような墜落事故が起こってしまったのか、その原因を究明し、ご遺族皆さんへの補償も誠心誠意行ってもらう必要がある。しっかりとした対応をお願いしたい。 ◆原和隆 委員   9名の方が亡くなられたことは、大変、無念である。将来を嘱望された若い隊員の方もいらっしゃった。ベテランの機長さんも整備士さんも亡くなってしまった。そのような方々が一瞬にして命をなくされたことは本当に無念であり、心から御冥福をお祈りするとともに、2度とこのような事故を起こしてはならないと思う次第である。  まず、(県防災ヘリ)「はるな」は、今回、群馬境稜線トレイル全線開通に伴う登山道安全確認のための視察に出(て事故に遭っ)たということだが、その視察に至った経緯を教えてもらいたい。 ◎小見 消防保安課長   今回の運航は、吾妻広域消防本部からの依頼に基づくものである。具体的なタイムスケジュールは、吾妻広域消防本部県防災航空隊との間で打ち合わせを実施して決定したものである。 ◆原和隆 委員   (今回の運航は、)消防保安課も承知はしていたのか。 ◎小見 消防保安課長   本件の場合のように、視察関係防災ヘリを利用する場合には、(消防保安課長あてに)防災ヘリコプター使用申請書を提出してもらうこととされている。  (今回の運航に係る)吾妻広域消防本部からの使用申請書は、7月19日付けで提出されており、それに対して、消防保安課長から吾妻広域消防本部消防長あてに7月21日付け使用承認書を交付している。
    原和隆 委員   その(防災ヘリコプター使用申請書には、今回の事故のあった当日に運航することが記載されていたのか。 ◎小見 消防保安課長   (防災ヘリコプター使用申請書に記載された県防災ヘリの)使用日時は、平成30年8月9日(木)となっており、(今回の事故のあった)8月10日(金)は予備日と記載されていた。 ◆原和隆 委員   当初、9日に運航するはずだったにもかかわらず、なぜ(予定どおり)9日に実施しなかったのか。 ◎小見 消防保安課長   9日(に実施しなかったの)は、天候の都合である。この日は、太平洋岸を北上していく台風12号の影響が残ると見込まれたことから、8日午後、県防災航空隊において中止を決定し、予備日としていた10日に実施することとなったものである。 ◆原和隆 委員   「9日は天候不順運航しなかった」とのことだが、では、事故当日の10日の天候は飛行するのに適切だったのか。 ◎小見 消防保安課長   本件に限らず、(県防災ヘリを)運航する際には、毎朝、気象台の天気予報気象情報サポートシステム目的地付近ライブカメラ映像などにより天候状況を確認している。  また、本件については、当日の朝に吾妻広域消防本部から吾妻地域天気情報を得ている。 ◆原和隆 委員   運航する(しないについての)判断は、県防災航空隊において行っているということでよいか。 ◎小見 消防保安課長   県防災航空隊において判断が行われたものである。なお、補足すると、(ヘリコプターを)運航するのに必要な気象条件航空法で定められており、具体的には①視程1,500メートル以上、②風速毎秒17メートル以下とされているが、(事故当日は)この気象条件はクリアしていた状況である。 ◆原和隆 委員   山中の天候は急激に変化するといわれている。事故当日、(墜落現場のそばにいた住民の方が、「非常に霧が濃かった」とおっしゃっているのを耳にしたが、これ(運航判断是非)については、今後、事故調査委員会警察などの調査が進んでいく中で明らかになっていくものと考える。  もう1つ質問するが、(県防災航空隊の)事務所職員は、県防災ヘリはるな」の動態管理システム上でのGPS通信が10時1分に途絶えた後、10時40分になるまで気がつかなかったとのことだが、当日、事務所には何人の職員がいたのか。 ◎小見 消防保安課長   当日、事務所には6人の職員がいた。 ◆原和隆 委員   その6人は、どのような職種で、どのような仕事に従事しているのか。 ◎小見 消防保安課長   6人のうち、1人は県職員で、防災航空隊係係長である。3人は防災航空隊隊員で、消防本部からの派遣(職員)である。1人は東邦航空(株)従業員で、機長である。もう1人は東邦航空(株)従業員で、整備士である。 ◆原和隆 委員   当日、事務所には6人の職員がいたとのことだが、6人もの職員がいて、しかも、県職員係長もいる中で、なぜ、(県防災ヘリの)通信が途絶えてから40分間も放置をしたのか。 ◎小見 消防保安課長   動態管理システムについては、常時、通信状態にはあるものの、その画面を確認する時間の間隔が定められていなかったためである。 ◆原和隆 委員   その後(職員県防災ヘリ通信が途絶えていることに気づいた後)、11時45分に消防保安課県防災ヘリが帰還していないことを報告したと(「資料1」に)あるが、10時40分に職員が気がついて、無線携帯電話等の様々な方法通信を試みていたとしても、私としては(消防保安課報告するまでに)かなりの時間がかかっている印象を受ける。  10時40分に職員が気がついてから11時45分に消防保安課報告するまで時間は、1時間を超えているが、これについてどのように考えるか。 ◎小見 消防保安課長   (防災航空隊事務所の)職員は、10時40分に(県防災ヘリの)動態管理システム上の通信が途絶していることに気づき、様々な方法県防災ヘリへの通信を試みていたものである。動態管理システムは、これまでもフリーズすることがあったため、パソコンを再起動したり、過去に電波の弱い場所において通信ができないことあったので、吾妻広域消防本部通信依頼したり、様々な方法通信を試みていた。ただ、もう少し早く、遭難を念頭に入れて行動すればよかったと反省している。 ◆原和隆 委員   反省してもしきれない。1時間も経っている。無線で呼びかけても全く答えず、携帯電話にも出ない状況で、パソコンの再起動や地元消防への通信依頼に1時間も必要なのか。重く受け止めてもらいたい。今後、事故調査委員会等で様々なことが明らかになると思うので、それを待って、我々議会としても対応していかなければと思っている。  次の質問だが、先ほど井田(泉)委員からも指摘があったが、11時19分に(県防災ヘリが)ヘリポート到着していない状況にもかかわず、到着通知を発している。現場緊張感がなかったのではないか。「はるな」がどうなっているか心配する人はいたのか。私は現場にいたわけではないが、憤りを覚える。  平成21年、岐阜県高山市でも防災ヘリ墜落し、3名の方が亡くなった。平成22年、隣県の埼玉県でも秩父で防災ヘリ墜落して5名の方が亡くなった。そして、長野県のアルプスでも、平成29年、防災ヘリ墜落して9名の方が亡くなった。隣県でたくさん墜落事故が起きている。また、井田(泉)委員からも指摘があったとおり、上野村でも、東邦航空(株)運航委託されていたヘリコプター墜落事故が起きている。そして、国土交通省からも、パイロットの2人体制フライトレコーダー搭載など、様々な助言や指導がなされていた。  このような状況のもとで、県としては、どのように対応していたのか。 ◎小見 消防保安課長   本県が実施した対応は、動態管理システム導入である。 ◆原和隆 委員   その動態管理システム導入にしても、「運用マニュアルがない」などというのは致命的な欠陥であり、全く緊張感が感じられない。  是非とも、2度とこのような事故が起こらないように、気を引き締めてもらって、今回の事故調査もしっかりと検証し、今後は万全の対策を講じてもらいたい。 ◆伊藤清 委員   今回の事故によりいくつもの尊い命が亡くなられたことに対して、衷心よりお悔やみを申し上げる。  今回、吾妻広域消防本部では、たくさんの職員が亡くなられてしまったわけだが、これだけの方が一度に亡くなられるということは、士気の低下防災力低下が懸念されるところである。そこで、これについて、県はどのように対応していくつもりか。また、ご遺族の方への心のケアはどのように実施していくつもりか。 ◎小見 消防保安課長   ご遺族の方に対しては、悲しい気持ちに寄り添いながらサポートしていきたいと考えており、現在も、消防保安課危機管理室の計4名の職員をご遺族のもとに毎日派遣しているところである。  また、県防災航空隊職員の心のケアについては、来週以降、県総務事務センター保健師が面談によるカウンセリングを実施する予定である。 ◎堀越 危機管理室長   私から補足をさせてもらうが、本日、県警県生活文化スポーツ部健康福祉部危機管理室及び消防保管課で構成される県防災ヘリ墜落事故対策連絡会議を開催し、今後、ご遺族の方からのいろいろなご相談については、関係機関でしっかりと連携しながら、きめ細かく個々の要望に対応させていただくこととなった。  また、吾妻広域消防本部では、総務省消防庁のメンタルサポートチームへの支援要請も検討しているとのことであり、連携しながらきめ細かく対応していきたい。 ◆伊藤清 委員   ご遺族方々の心中はいかばかりかと思う。是非、心のサポートを強くお願いしたい。  また、現在、(県防災ヘリ)「はるな」がない中で、防災ヘリが出動しなければならない災害や遭難事故等が発生した場合、どのように対応していくつもりか教えてもらいたい。 ◎小見 消防保安課長   防災ヘリについては、近県7県と相互応援協定を締結しており、これまでも相互応援をしてきたところである。(今回の墜落事故で)群馬県の防災ヘリがなくなったため、その7県の協力や応援をいただきながら対応していきたい。また、県内には、県警ヘリコプター「あかぎ」があり、機体の大きさは(「はるな」よりも)小さいものの、救助活動もできることから、県警にもご協力いただき、「あかぎ」にも出動をお願いしたいと考えている。 ◆伊藤清 委員   人名救助は一刻を争うものであるので、1日も早く万全の対応ができるようお願いしたい。  また、このような悲惨な事故が2度と起こらないよう、パイロットの2人搭乗体制フライトレコーダー搭載等対策についても検討をお願いしたい。 ◆本郷高明 委員   お亡くなりになられた方々に心から哀悼の誠を捧げる。(説明の中で)わからないことがあったので3点ほど質問する。まず、県防災ヘリは15名が搭乗可能であるところ、本件(の墜落事故の際)は9名が搭乗していたとのことだが、この9名の方はどのような形で選抜されたのか教えてほしい。 ◎小見 消防保安課長   吾妻広域消防本部の5名の職員については、吾妻広域消防本部内の山岳救助を担当する部署の特定の役職の方であると聞いている。 ◆本郷高明 委員   (今回の県防災ヘリ運航は、)5名の方が(群馬境稜線トレイルの)視察に行って、今後に役立てようという趣旨のものだったのか。同じような年齢の方が5名も搭乗されているので、もう少し詳しく教えてほしい。 ◎小見 消防保安課長   5名の方のそれぞれの具体的な所属は承知していないが、1つの部署から5名ということではなくて、いくつかの部署救助担当者であると聞いている。ぐんま県境稜線トレイルで実際に救助案件が発生した場合に(備えて)、地形や登山道状況を事前によく把握しておく必要があるということで今回の視察に参加されたと聞いている。 ◆本郷高明 委員   5名の方の御冥福をお祈りしたい。それともう1点なのだが、(今回の事故犠牲になられた)9名の方は、外傷性ショックで亡くなられたということだが、先ほど井田(泉)委員や原委員からも指摘があったように、逐次、動態管理システムを確認していれば、または動態管理システム確認後の報告連絡等対応がうまくいっていれば、もう少し早く救助に行けたのではないかと思うのだが、そのことについてはどのように考えるか。 ◎横室 危機管理監   一刻も早い救助は大変重要であると考えている。ただ、今回の事故が実際にどのような状況だったかということは、これから原因究明を進めるところであり、今後、様々な事実関係がどうであったか、全体としてしっかり明らかになるように調査を進めてまいりたい。 ◆本郷高明 委員   是非、ご遺族の方に対する補償についても、アフターケアも含めてしっかりと対応してもらいたい。また、2度とこのような悲惨な事故が起こらないよう、対応をよろしくお願いする。 ◆南波和憲 委員   (今回の事故は、)地元(の出来事)であり、本当に残念に思っている。犠牲になられた方々の中には、個人的に普段から面識のある方もいる。心から御冥福をお祈りしたい。  その方は、「今日は飛べそうだよ」と家族に言って出勤したのが最後の言葉になったと聞いている。誠に残念である。  吾妻地域に住む者として、今後のことについて質問する。吾妻地域では、救急時など、様々な部分県防災ヘリにお世話にならなければならないことが多いが、(県防災ヘリが存在しない中で)「各隣接県から応援に来ていただくから大丈夫だ」とのことだったが、地域の安心・安全のためにどのような手法をとっていく考えなのか。 ◎横室 危機管理監   委員指摘のとおり、県防災ヘリをはじめとした防災体制は、県民の安全を確保するために大変重要なものであると考えている。したがって、当面は、隣県からの応援をお願いするものの、再度、本県防災体制を再検討し、県民の安全がしっかり守れるように進めていきたいと考えている。 ◆南波和憲 委員   早急に(県防災ヘリ)「はるなⅡ」を導入しなければならないのではないかと思うのだが、その計画があれば教えてもらいたい。 ◎小見 消防保安課長   県防災ヘリについては、平成32年度の更新を予定していたところであるが、(今回の事故により)遅くとも今年度中には入札を実施したいと考えている。 ◎横室 危機管理監   その点については、知事からも「県民の安全を守るために至急に進めるように」との指示をいただいている。しっかりと進めてまいりたい。 ◆南波和憲 委員   よろしくお願いする。 ○岸善一郎 委員長   以上で質疑は終了いたしました。 △その他 ○岸善一郎 委員長   その他、委員皆様から何かございますか。
     (発言なし) △散会 ○岸善一郎 委員長   以上で本日の審査を終了し、散会いたします。  (午後1時57分散会)   委員会記録署名委員    総務企画常任委員会     委員長 岸 善一郎...