群馬県議会 2018-06-18
平成30年 第2回 定例会-06月18日-05号
平成30年 第2回 定例会-06月18日-05号平成30年 第2回 定例会
群馬県議会会議録第5号
平成30年6月18日 出席議員 48人 欠席議員 0人 欠員 2人
関根圀男 (出席) 中沢丈一 (出席)
腰塚 誠 (出席) 南波和憲 (出席)
黒沢孝行 (出席)
久保田順一郎 (出席)
星野 寛 (出席) 岩井 均 (出席)
織田沢俊幸 (出席) 狩野浩志 (出席)
福重隆浩 (出席)
橋爪洋介 (出席)
岩上憲司 (出席) 萩原 渉 (出席)
星名建市 (出席) 伊藤祐司 (出席)
角倉邦良 (出席) 井田 泉 (出席)
水野俊雄 (出席) 後藤克己 (出席)
中島 篤 (出席) 岸 善一郎 (出席)
大手治之 (出席) 臂 泰雄 (出席)
井下泰伸 (出席) 酒井宏明 (出席)
金井康夫 (出席) 原 和隆 (出席)
金子 渡 (出席) 安孫子 哲 (出席)
清水真人 (出席) 藥丸 潔 (出席)
└──┴───────────────────────┴──┴───┴──┴────────┘
──────────────────────────
○
橋爪洋介 議長
産経土木常任委員会清水真人委員長御登壇願います。
(
産経土木常任委員会 清水真人委員長 登壇 拍手)
◎
産経土木常任委員会(清水真人 委員長) おはようございます。
産経土木常任委員会委員長の清水でございます。
産経土木常任委員会に付託されました案件の
審査経過と結果について御報告を申し上げます。
初めに、付託議案のうち、第123号議案「平成30年度群馬県
一般会計補正予算」について、
県道前橋長瀞線綿貫工区における事業内容や今後の見通しについて質疑されるとともに、高崎工区の今後の見通しについて質疑されました。また、
西毛広域幹線道路における工期の短縮について質疑されました。
次に、承第2号「
専決処分の承認について」、
県営ゴルフ場の納付金の減額について質疑されました。
以上の質疑を踏まえ、採決した結果、本委員会に付託されました各議案は、いずれも
全会一致をもって原案のとおり可決・承認すべきものと決定いたしました。
引き続き行いました請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。
このほか、委員会の
所管事項について各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。
まず、
産業経済部及び
労働委員会関係については、制度融資について、
プロフェッショナル人材戦略拠点事業について、
次世代産業振興戦略会議について、
航空宇宙産業参入支援について、
ベトナム国との今後の交流について、
県内中小企業への支援施策の周知について、
県内中小企業の
人材確保対策について、事業承継について、
障害者雇用について、
自動運転関連技術について、がん特区について、
繊維産業振興の取組について、群馬県
産業振興基本計画の進捗状況について、創業支援について。
また、
Gメッセ群馬に関連して、
ジェトロ群馬貿易情報センターとの連携について、仮予約の状況について、関連産業の育成について、宿泊施設の進出について、
指定管理者選定委員会の構成員について、
誘致補助金創設の考えについて。
次に、
企業局関係については、建設工事における働き方改革について、団地造成における
首都圏整備法のメリット及び優れた交通網を活かした
新規産業団地開発について、
県営ゴルフ場の利用状況及び
クラブハウス整備について、
ドクターヘリの
群馬ヘリポートからの移転について、今年度の発電の見通しについて、新田山田・東部地域・県央第二水道における供給単価の見直しについて、
桐生武井西工業団地の分譲状況について、
ぐんま未来創生基金への今後の繰り出しについて。
次に、
県土整備部関係については、八
ッ場ダム見学会について、
政治活動用ポスターについて、シングルマザーシェアハウスについて、
交通弱者対策について、
自転車通行空間の整備について、
アスベストについて、
県営住宅長寿命化計画について、
汚水処理計画について、
県内市町村の
立地適正化計画の策定状況と県の役割について、
交通まちづくり戦略について、
路面下空洞調査について、河川管理における
鳥獣害対策について、
空き家対策について、ICTを活用した
県内交通機関の
利便性向上について、建設業の働き方改革について、道路事業の早期完成について。
これらの事項につきましても活発な議論が行われました。
以上、申し上げまして
委員長報告といたします。(拍手)
──────────────────────────
産経土木常任委員会議案審査報告書
(予 算 議 案)
第123号議案 第1表
歳入歳出予算補正のうち
2 歳 出 中
第 11 款
県土整備費
(事 件 議 案)
第130号議案
請負契約の締結について
第131号議案
請負契約の締結について
第132号議案
請負契約の締結について
第133号議案 県道路線の変更について
承第2号
専決処分の承認についてのうち
1 平成29年度群馬県
一般会計補正予算(第9号)中
第1表
歳入歳出予算補正中の
2 歳 出 中
第 3 款 企画費中の
第 2 項
コンベンション推進費
第 8 款 労 働 費
第 10 款 産業経済費
第 11 款
県土整備費
第 14 款
災害復旧費中の
第 2 項 公共土木施設
災害復旧費
第2表
繰越明許費補正中の
1 追 加 中
第 3 款 企画費中の
第 2 項
コンベンション推進費
第 10 款 産業経済費
第 11 款
県土整備費
2 変 更 中
第 11 款
県土整備費
第 14 款
災害復旧費中の
第 2 項 公共土木施設
災害復旧費
4 平成29年度群馬県小規模企業者等設備導入資金助成費特別会計補正予算(第2号)
7 平成29年度群馬県流域下水道事業費特別会計補正予算(第3号)
9 平成29年度群馬県中小企業振興資金特別会計補正予算(第3号)
11 平成29年度群馬県電気事業会計補正予算(第3号)
12 平成29年度群馬県工業用水道事業会計補正予算(第3号)
13 平成29年度群馬県水道事業会計補正予算(第3号)
14 平成29年度群馬県団地造成事業会計補正予算(第4号)
15 平成29年度群馬県駐車場事業会計補正予算(第3号)
16 平成29年度群馬県施設管理事業会計補正予算(第3号)
21
地方財政法第27条の規定による市の負担の変更について
【以上、
全会一致可決・承認】
──────────────────────────
産経土木常任委員会請願審査報告書
┌──┬───────────────────────┬─────────┬─────────┐
│番号│ │区 分 │
│
│ │件 名 ├──┬───┬──┤意 見 │
│ │ │採択│不採択│継続│
│
├──┼───────────────────────┼──┼───┼──┼─────────┤
│ 37 │平成30年度県当初予算編成における予算措置等につ│ │○ │ │実施困難 │
│ │いての請願書〈1項〉
│ │ │ │
│
├──┼───────────────────────┼──┼───┼──┼─────────┤
│ 42 │国道254号藤岡吉井区間における整備改良促進につ │○ │ │ │願意妥当 │
│ │いての請願(趣旨)
│ │ │ │結果の報告を求める│
└──┴───────────────────────┴──┴───┴──┴─────────┘
──────────────────────────
○
橋爪洋介 議長 文教警察常任委員会安孫子哲委員長御登壇願います。
(文教警察常任委員会 安孫子 哲委員長 登壇 拍手)
◎文教警察常任委員会(安孫子哲 委員長) おはようございます。文教警察常任委員会委員長の安孫子哲でございます。文教警察常任委員会に付託されました案件の
審査経過と結果について御報告申し上げます。
初めに、付託議案についてであります。第123号議案「平成30年度群馬県
一般会計補正予算」に関し、SNSを活用した相談の実施について、事業開始までのスケジュールや実施形態、相談員のスキルの担保等について質されるとともに、他県の取組等も調査し、効果を得られるようにしてほしいと要望がなされました。
以上の点を踏まえ、採決した結果、本委員会に付託されました各議案は、
全会一致をもって原案のとおり可決・承認すべきものと決定いたしました。
引き続き行いました請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。
このほか、委員会の
所管事項について各般の議論がなされましたので、以下、その主な項目について申し上げます。
初めに、教育委員会関係については、文化財保護法の改正について、特別支援教育について、食物アレルギーの対応について、キャリア教育について、外国人児童・生徒の受入支援について、単独処理浄化槽の設置状況等について、不登校について、いじめについて、
県内市町村における図書館設置の状況について、学校体育施設の開放について、教員の多忙化解消について、聾学校における手話について、県立高校における労働法に係る教育について、所管施設の
アスベスト対策について、文化部活動における外部指導者について。
次に、警察本部関係については、警察官不祥事防止対策について、防犯カメラの効果について、ストーカーの現状と対策について、高齢運転者の安全運転教育と身体機能のチェックについて、高校生の自転車事故の実態について、県警における公文書管理について、免許業務委託の概要について、少年非行の現状と県警の取組について、所管する施設の浄化槽の現状について、信号機の移設と再利用について。
これらの事項につきましても活発な議論が行われました。
以上、申し上げまして
委員長報告といたします。(拍手)
──────────────────────────
文教警察常任委員会議案審査報告書
(予 算 議 案)
第123号議案 第1表
歳入歳出予算補正のうち
2 歳 出 中
第 13 款 教 育 費
(事 件 議 案)
承第2号
専決処分の承認についてのうち
1 平成29年度群馬県
一般会計補正予算(第9号)中
第1表
歳入歳出予算補正中の
2 歳 出 中
第 12 款 警 察 費
第 13 款 教 育 費
ただし、次の事項を除く
第8項 大学費
第2表
繰越明許費補正中の
1 追 加 中
第 12 款 警 察 費
2 変 更 中
第 13 款 教 育 費
【以上、
全会一致可決・承認】
──────────────────────────
文教警察常任委員会請願審査報告書
┌──┬───────────────────────┬─────────┬────────┐
│番号│件 名
│区 分
│意 見│
│ │ ├──┬───┬──┤
│
│ │ │採択│不
採択│継続│ │
├──┼───────────────────────┼──┼───┼──┼────────┤
│ 2 │学校給食費の無料化についての請願
│ │ │○ │
│
├──┼───────────────────────┼──┼───┼──┼────────┤
│ 7 │教育格差をなくし、ぐんまの子どもたちにゆきとど│ │ │○ │
│
│ │いた教育をすすめるための請願〈1項、2項1号・│ │ │ │
│
│ │2号・4号、3項〉
│ │ │ │
│
└──┴───────────────────────┴──┴───┴──┴────────┘
──────────────────────────
○
橋爪洋介 議長 総務企画常任委員会岸善一郎委員長御登壇願います。
(総務企画常任委員会 岸 善一郎委員長 登壇 拍手)
◎総務企画常任委員会(岸善一郎 委員長) 皆さん、改めましておはようございます。総務企画常任委員会委員長の岸善一郎でございます。総務企画常任委員会に付託されました案件の
審査経過と結果について御報告申し上げます。
初めに、付託議案についてであります。承第2号「
専決処分の承認について」に関して、地域調整費の繰越額及び執行方法について質疑されました。
以上の点を踏まえ、採決した結果、本委員会に付託されました第123号、第124号の各議案及び承第2号は
全会一致をもって、それぞれ原案のとおり可決・承認すべきものと決定をいたしました。
引き続き行いました請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。
このほか、委員会の
所管事項について各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。
初めに、総務部関係については、ぐんま消防団応援の店事業について、大手町北駐車場について、質問予定項目の事前報道について、満期一括償還県債に係る減債基金への積立てについて、緊急消防援助隊関東ブロック合同訓練について、
危機管理監就任に当たっての抱負について、県有施設の利活用について、県と市町村職員の人事交流について、災害発生時における対応について、会計年度任用職員について、県の文書管理について、県庁舎の空調管理について。
次に、企画部関係については、情報システムのクラウド化について、地域おこし協力隊の活動・定住支援について、日本遺産について、オスプレイの訓練飛行について、絹文化継承プロジェクトについて、ぐんまWi-Fiプロジェクト推進事業について、社会保障・税番号制度推進について。
これらの事項につきましても活発な議論が行われました。
以上、申し上げまして
委員長報告といたします。(拍手)
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総務企画常任委員会議案審査報告書
(予 算 議 案)
第123号議案 本文
第123号議案 第1表
歳入歳出予算補正のうち
1 歳 入
第 7 款 分担金及び負担金
第 9 款 国庫支出金
第 13 款 繰 越 金
第 15 款 県 債
第123号議案 第2表 県債補正
(事 件 議 案)
第124号議案 群馬県
県税条例等の一部を改正する条例
承第2号
専決処分の承認についてのうち
1 平成29年度群馬県
一般会計補正予算(第9号)中
本 文
第1表
歳入歳出予算補正中の
1 歳 入
第 1 款 県 税
第 2 款 地方消費税清算金
第 3 款 地方譲与税
第 5 款 地方交付税
第 6 款 交通安全対策特別交付金
第 7 款 分担金及び負担金
第 8 款 使用料及び手数料
第 9 款 国庫支出金
第 10 款 財 産 収 入
第 11 款 寄 附 金
第 12 款 繰 入 金
第 14 款 諸 収 入
第 15 款 県 債
第1表
歳入歳出予算補正中の
2 歳 出 中
第 1 款 議 会 費
第 2 款 総 務 費
第 3 款 企 画 費
ただし、次の事項を除く
第2項
コンベンション推進費
第 13 款 教育費中の
第 8 項 大 学 費
歳入歳出補正予算事項別明細書中
第1目女子大学費
第 15 款 公 債 費
第 16 款 諸 支 出 金
第2表
繰越明許費補正中の
1 追 加 中
第 2 款 総 務 費
第 3 款 企 画 費
ただし、次の事項を除く
第2項
コンベンション推進費
第3表 県債補正
5 平成29年度群馬県収入証紙特別会計補正予算(第2号)
8 平成29年度群馬県公債管理特別会計補正予算(第2号)
17 平成30年度群馬県
一般会計補正予算(第1号)
18 群馬県県税条例の一部を改正する条例
19 群馬県公立大学法人が徴収する料金の上限の認可について
【以上、
全会一致可決・承認】
──────────────────────────
総務企画常任委員会請願審査報告書
┌──┬───────────────────────┬───────────┬────────────┐
│番号│件 名
│区 分
│意 見 │
│ │ ├──┬────┬───┤
│
│ │ │採択│不採択 │継続 │
│
├──┼───────────────────────┼──┼────┼───┼────────────┤
│ 22 │TPP協定大筋合意に関する
意見書提出を求める請│ │○ │ │実施困難
│
│ │願
│ │ │ │(多数をもって決定) │
├──┼───────────────────────┼──┼────┼───┼────────────┤
│ 39 │日本政府に核兵器禁止条約の調印・批准を求める請│ │○ │ │実施困難
│
│ │願
│ │ │ │
│
└──┴───────────────────────┴──┴────┴───┴────────────┘
──────────────────────────
○
橋爪洋介 議長 以上で
委員長報告は終了いたしました。
● 討 論
○
橋爪洋介 議長 これより討論に入ります。
通告がありますので、発言を許します。
──────────────────────────
本 日 の 発 言 通 告
┌──────────┬────────────────────────────────────┐
│氏名
│発言通告内容
│
│(所属会派) │
│
├──────────┼────────────────────────────────────┤
│
│第123号議案、第127号議案、第130号議案~第132号議案、承第2号
│
│
│厚生文化 第21号、第22号
│
│酒 井 宏 明 │産経土木 第37号
│
│(日本共産党) │文教警察 第2号、第7号
│
│
│総務企画 第22号、第39号
│
│
│の各請願の
委員長報告に対する反対討論
│
├──────────┼────────────────────────────────────┤
│井 田 泉 │各議案及び各請願の
委員長報告に対する賛成討論
│
│(自由民主党) │
│
└──────────┴────────────────────────────────────┘
──────────────────────────
○
橋爪洋介 議長
委員長報告に対する反対討論者酒井宏明議員御登壇願います。
(酒井宏明議員 登壇 拍手)
◆酒井宏明 議員 日本共産党の酒井宏明です。会派を代表して、通告してあります議案及び請願について、
委員長報告に反対の立場から討論をいたします。
第123号議案、
一般会計補正予算についてです。今、県民が切実に望んでいるのは、上信自動車道など不要不急の大型開発ではなく、教育や福祉、介護の負担軽減です。道路は待てても、子育てや医療は待てません。国からの交付金を当てにして大型開発を推進することには反対です。
第127号議案は、介護医療院に転換された病床を既存病床とみなし、地域医療計画による病床削減を進めようというもので、容認できません。また、患者4人に対して1人の看護職員を配置すべきなのに、患者6人に看護職員1人という体制をさらに6年も延長することは、長時間過密労働を放置し、患者サービスの質の低下を招くおそれがあり、反対です。
第130号議案及び第131号議案は、
西毛広域幹線道路に係る橋梁工事、第132号議案は、流域下水道工事の
請負契約ですが、開発偏重行政に警鐘を鳴らす意味からも、あえて反対です。
承第2号のうち、県税条例の改正についてです。法人事業税に赤字企業なども増税となる外形標準課税が含まれているために、賛成できません。また、
地方財政法第27条の規定による市の負担の変更については、高崎競馬場跡地のコンベンション施設建設に伴う周辺道路整備費が含まれているため、反対です。
次に、請願についてです。
厚生文化第21号、介護労働者の
労働環境改善及び処遇改善の実現を求める請願、及び第22号、安全・安心の医療介護の実現と夜勤交代制労働の改善を求める請願です。介護現場における人手不足の解消、介護制度の充実を図るためには、介護報酬の引き上げがどうしても必要です。同時に、報酬引き上げに伴う負担を地方自治体や被保険者に負わせないことも重要です。また、医師、看護師、医療技術職などの夜勤交代制労働における環境を改善するための実行性ある措置を速やかに行うことは喫緊の課題です。よって、継続でなく採択を求めます。
文教警察第2号、学校給食費の無料化を求める請願です。渋川市など9つの市町村が既に完全無料化、13市町村が一部補助を行うなど、全県に広がりつつあります。子どもの貧困対策や少子化対策のみならず、食育の観点からも無料化は大きな意義を持ちます。市町村と折半で行えば約40億円、その気さえあれば十分実現できます。よって、本請願の継続に反対し、採択を求めます。
同7号は、教育格差をなくし、群馬の子どもたちに行き届いた教育を進めるための請願です。本県は、さくらプラン、わかばプランと称して、比較的早くから少人数学級に踏み出しましたが、2011年に中学1年生の35人学級が加えられて以降、変化がありません。小中学校全学年で30人学級を実施するのに53億円、小学校だけなら23億円、中学校だけなら30億円あればできるのです。全国的にも立ちおくれている少人数学級を早急に全学年で実施するよう求める本請願の採択を求めます。
総務企画第22号、TPPに関する請願です。米国を除く環太平洋連携協定TPP参加11カ国の新協定、TPP11が13日、国民の反対の声を押し切って国会で承認され、さらに、関連法案の成立が狙われています。本協定で日本は、農産物関税撤廃・引き下げをかつてない水準で進めることを約束しました。これは、米、麦、牛肉、豚肉、乳製品、砂糖など、重要5品目を除外するとした国会決議に明確に違反するものであり、県内農業とその関連産業に壊滅的な影響を及ぼすものです。さらに、米国はTPPを離脱し、日本と二国間協定を結びたいと明言しています。米国が3月に公表した外国貿易障壁報告書には、農産物の関税やセーフガード、残留農薬基準、食品添加物規制など、国民の命と暮らしに関わる項目が並んでいます。米国との間で、国民の利益を損なう一層の譲歩や、日米FTA、自由貿易協定に道を開く協議はきっぱりとやめるべきです。
私は、
環境農林常任委員会でTPP11の県内農業への影響について再試算を求めましたが、県は影響は限定的だと、国言いなりの姿勢に終始しました。国民、県民の命と食を支える農業を衰退させ、食料自給率の向上を放棄し、食料安全保障をないがしろにするTPPには断固反対であり、本請願の不採択に反対し、採択を強く求めます。
同39号は、日本政府に核兵器禁止条約の調印、批准を求める請願です。広島、長崎への核兵器の使用により数十万人が被爆し、殺され、傷つき、今なお後遺症に苦しめられています。核兵器禁止条約は、その前文で核兵器の非人道性を厳しく告発し、国連憲章、国際法、国際人道法に照らして、その違法性を明確に述べています。折しも、朝鮮半島の非核化へ向け、南北首脳会談や米朝首脳会談など、真剣な対話が始まりました。唯一の被爆国の日本政府こそ、積極的な役割を果たすべきではないでしょうか。
大澤知事は、昨年9月、我が党の伊藤祐司議員の一般質問に対して、政府においてはより多くの国に核廃絶に向けた精神に協働を得られるよう、説得と努力を重ねていってほしいと述べ、さらに、本県においては、平成元年の県議会において核兵器廃絶平和宣言を行い、核兵器の廃絶を訴えており、この精神を広く理解していただくことが、核兵器の全面禁止と世界平和の実現に向けて重要であると考えており、様々な機会を通して周知に努めているところであり、我が国は世界唯一の被爆国であり、核兵器の廃絶と恒久平和の実現は、全ての県民の願いであると思っております、このように答えております。当然のことながら、高く評価するものです。知事がこのように述べているのに、また、県内では甘楽町、下仁田町、南牧村の各町村議会で、今月、同趣旨の意見書が採択されたにもかかわらず、県議会の日本共産党を除く議員が核兵器廃絶の願いに背を向け請願を不採択にするなど、不見識も甚だしいと言わざるを得ません。よって、本請願の不採択に断固抗議し、採択を強く求めます。
以上で、私の討論を終わります。(拍手)
○
橋爪洋介 議長
委員長報告に対する賛成討論者井田泉議員御登壇願います。
(井田 泉議員 登壇 拍手)
◆井田泉 議員 おはようございます。自由民主党の井田泉でございます。本日は、平成30年第2回定例会に上程されました各議案、請願の審査に対し、
委員長報告に賛成をする立場で討論をさせていただきます。
討論に入ります前に、先週12日に、シンガポールで開催されました米朝首脳会談でありますが、個人的な感想にはなりますが、アメリカ・トランプ大統領にはある意味期待をしていただけに、その結果については残念に思えてなりませんでした。北朝鮮の完全なる非核化に対する言質が全く含まれておらず、朝鮮半島の非核化を実行するという誠に曖昧な宣言文に署名がなされたわけであります。我が国といたしましても、隣国に核兵器の脅威がある以上、それを取り除く努力をするべきと思いますが、アメリカがあのような妥協をしてしまった以上、今後は本気で核からの脅威に対し備える必要に迫られるのではないかと憂慮するものであります。
一方、懸案であります拉致被害者救出の件でありますが、合意文書には盛り込まれなかったものの、トランプ大統領から、我が国の基本的な立場は伝達されたようでありまして、今後の進展が期待されるわけであります。
しかしながら、いかんせん百戦錬磨のかの国との交渉でありますから、当然、戦後賠償の問題を避けては通れないとも考えます。いずれにいたしましても、今後は、北朝鮮にしてみれば、我が国から幾らお金を引っ張れるかという勝負に出てくるわけでございますので、再びだまされることのないように、慎重に交渉を進めていただきたいものであります。
拉致被害者の一日も早い帰国と、朝鮮半島及び我が国周辺の平和構築を切望いたします。
以上を申し上げながら、討論に移らせていただきます。
まず初めに、第123号議案「平成30年度群馬県
一般会計補正予算」でありますが、国から公共事業費についての補正がついたことから、本県においても懸案であります上信自動車道や
西毛広域幹線道路などの整備に拍車がかかり、経済効果も期待できるわけであります。また、これら道路整備事業のほかにも、本年1月に発生した通学中の女子高生死傷事故現場での歩道設置による安全対策や、県内高校生を対象にしたSNSを活用した相談体制構築に向けた調査研究などの事業費も含まれており、本県にとりましても大変ありがたい補正予算でありますので、賛成をいたします。
次に、第127号議案であります。この議案は、省令改正により療養病床から介護医療院に転換した場合の入所定員について、病院等の人員に対する経過措置を延長するものであり、地域包括ケアシステムの早期構築の観点からも必要な議案であり、賛成をいたします。
第130号から第132号議案につきましては、
西毛広域幹線道路開通に向けた
請負契約など、社会資本整備に必要な工事であることから、賛成をいたします。
次に、承第2号でありますが、税制改正に伴う県税条例の改正や、街路事業の負担額を市と協議して変更するものが主であり、これにも賛成をいたします。
次に、請願の審査であります。
厚生文化第21号、国では平成30年度に介護報酬の引き上げが行われ、介護職員処遇改善加算も継続されることとなっており、継続に賛成をいたします。
続く、第22号についてであります。医療従事者の勤務環境改善については、県や外部機関が施設の自主的な取組について支援をしており、利用者負担についても、国において持続可能な保険制度を目指した検討が行われており、継続に賛成をいたします。
産経土木第37号についてであります。この請願は、平成30年度当初予算における予算措置でありますので、不採択の方針に賛成をいたします。なお、新たな空き家の除却や改修に対する市町村に対する補助については、今後とも検討することを要望いたします。
文教警察第2号、学校給食の無料化についてであります。本来、給食費の問題は学校設置者が判断すべき案件であり、生活保護法に基づく教育扶助や就学支援事業も市町村によって行われており、継続に賛成をいたします。
文教警察第7号であります。少人数学級の推進や教職員の増員は、ぐんま少人数クラスプロジェクトの成果や県財政の状況も踏まえて検討すべきものであり、高校授業料無償化についても、所得制限が導入されたとはいえ、中低所得者層の世帯の高校生についても実質的な無償化が図られており、継続に賛成をいたします。
次に、総務企画第22号であります。TPPに関しては、今年3月に米国を除く11カ国で大筋合意がなされております。請願が提出された時期は米国が枠組みの中に入っており、現状の枠組みとは大きく変わっており、不採択に賛成するものであります。
最後に、総務企画第39号であります。本県では、平成元年に、核兵器廃絶平和県宣言を議会で採択しております。国家の専管事項に踏み込むよりも、この精神を広く県民に理解していただく必要があろうかと思います。被爆者の皆様の思いは大変よくわかりますが、現実問題といたしまして、隣国に核兵器を開発し、恫喝する国がある以上、米国の核の傘下に庇護されている我が国が向かう方向については、憲法改正同様、国民の理解を深めるのが先決と考えております。よって、不採択に賛成をいたします。
残余の議案についても、
委員長報告のとおり賛成をいたしまして、討論を終結いたします。(拍手)
○
橋爪洋介 議長 以上で討論を終結いたします。
● 採 決
○
橋爪洋介 議長 これより採決いたします。
まず、第123号、第127号、第130号から第132号の各議案及び承第2号、厚生文化第21号、第22号、産経土木第37号、文教警察第2号、第7号、総務企画第39号の各請願について採決いたします。
これを
委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○
橋爪洋介 議長 起立多数であります。よって、各議案及び各請願は
委員長報告のとおり可決、承認及び決定いたしました。
次に、総務企画第22号の請願について採決いたします。
これを
委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○
橋爪洋介 議長 起立多数であります。よって、本請願は
委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、ただいま採決いたしました各案件を除く上程中の各議案及び各請願につきましては、いずれも
委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○
橋爪洋介 議長 起立全員であります。よって、各議案及び各請願は
委員長報告のとおり可決及び決定いたしました。
● 発議案の付議
○
橋爪洋介 議長
△日程第2、議第6号の発議案を議題といたします。
本発議案は、あらかじめお手元に配付しておきました。
──────────────────────────
議第6号議案
温泉旅館業に係るほう素及びふっ素の排水規制に関する意見書
上記の議案を別紙のとおり、地方自治法第109条第6項及び会議規則第14条第2項の規定に
より、提出します。
平成30年6月8日
群馬県議会議長 橋爪 洋介 様
提出者 環境農林常任委員長 髙橋 正
議第6号議案
温泉旅館業に係るほう素及びふっ素の排水規制に関する意見書
平成13年7月1日に
水質汚濁防止法の有害物質にほう素及びふっ素が追加されて排水基準が設定されたが、その際、温泉を利用する旅館業など、この基準に直ちに対応することが困難と認められる一部の業種に対しては、経過措置としてより緩やかな
暫定排水基準が設定されたところである。
その後、この
暫定排水基準はこれまで数度にわたり適用期限が延長され、平成25年の一部基準強化を経て、現在は平成31年6月30日までとなっている。
そもそも温泉に含まれるほう素及びふっ素は自然由来のものであることに加え、未だ低廉で実用可能な処理技術が確立されていない状況において厳しい一般排水基準を適用すれば、
中小零細経営が多い
温泉旅館業に与える影響は計り知れず、また、観光を主要産業とする地域経済にも多大な支障が生じることが懸念される。
よって、国においては、
温泉旅館業の経済的能力を考慮した低廉で実用可能な処理技術が確立されるまでの間は、ほう素及びふっ素に係る
暫定排水基準を延長するよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成30年6月18日
群馬県議会議長 橋爪 洋介
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
総務大臣 あて
厚生労働大臣
経済産業大臣
環境大臣
──────────────────────────
● 提案説明の省略
○
橋爪洋介 議長 お諮りいたします。
ただいま議題といたしました議第6号の発議案につきましては、会議規則第38条第3項の規定により、提出者の説明を省略いたしたいと存じますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
橋爪洋介 議長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
● 採 決
○
橋爪洋介 議長 直ちに採決いたします。議第6号議案について、これを原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○
橋爪洋介 議長 起立全員であります。よって、本発議案は原案のとおり可決いたしました。
● 条項、字句、数字、その他の整理
○
橋爪洋介 議長 お諮りいたします。
ただいま可決されました議第6号の発議案について、その条項、字句、数字、その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に委任されたいと存じますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
橋爪洋介 議長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
● 追加議案の上程
○
橋爪洋介 議長
△日程第3、第137号議案及び第138号議案を議題といたします。
各議案は、あらかじめお手元に配付しておきました。
● 提 案 説 明
○
橋爪洋介 議長 知事から提案理由の説明を求めます。
(大澤正明知事 登壇)
◎大澤正明 知事 追加提出議案の説明の前に、一言申し上げます。昨日の午後、渋川市で震度5弱を観測する地震が発生をいたしました。本県を震源とする地震といたしましては、観測史上最大の地震でありましたが、幸いにして、人的被害の報告はありませんでした。1週間程度は同規模の地震に注意が必要とのことでありますので、県といたしましても、市町村や関係機関と連携をし、引き続き警戒に万全を期してまいります。
それでは、本日、追加提出いたしました議案について御説明申し上げます。
追加提出議案は、公安委員会委員の選任についてであります。
第137号議案は、現在の委員であります丸山和貴氏の任期が6月30日をもって満了となりますので、その後任者として石田弘義氏を選任しようとするものであります。
第138号議案は、現在の委員であります原浩一郎氏が6月30日に退任されますので、その後任者として金子正元氏を選任しようとするものであります。
なお、いずれも、事案の性質上、早急に御議決くださいますようお願いを申し上げます。
○
橋爪洋介 議長 知事の提案説明は終わりました。
● 委員会付託の省略
○
橋爪洋介 議長 お諮りいたします。
ただいま議題となっております第137号議案及び第138号議案につきましては、会議規則第38条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
橋爪洋介 議長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
● 採 決
○
橋爪洋介 議長 直ちに採決いたします。
まず、第137号議案について、原案に同意することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○
橋爪洋介 議長 起立全員であります。よって、第137号議案は原案に同意することに決定いたしました。
次に、第138号議案について採決いたします。
第138号議案について、原案に同意することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○
橋爪洋介 議長 起立全員であります。よって、第138号議案は原案に同意することに決定いたしました。
● 特定事件の継続審査
○
橋爪洋介 議長
△日程第4、特定事件の継続審査の件を議題といたします。
会議規則第74条の規定により、各委員会の閉会中の継続審査特定事件について、あらかじめお手元に配付の一覧表のとおり申し出がありました。
お諮りいたします。
本件は、申し出のとおり閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
橋爪洋介 議長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
──────────────────────────
閉会中継続審査(調査)特定事件申出書
総務企画常任委員会
1 自主財源の伸長について
2 公有財産の維持管理について
3 私学の振興並びに充実について
4 危機管理・防災対策について
5 ぐんまのイメージアップ推進について
6 総合行政の推進について
7 市町村の振興について
8 国際戦略について
9 地域づくりの推進について
10 世界遺産・ぐんま絹遺産の保存活用について
11 新たな重要施策の企画・立案について
厚生文化常任委員会
第21号 「介護労働者の
労働環境改善及び処遇改善の実現」を求める
意見書提出を求める請願
第22号 安全・安心の医療・介護の実現と
夜勤交替制労働の改善を求める
意見書提出を求める請願書
第26号 屋内公認温水プールの建設についての請願
1 県民生活・消費者行政・県民防犯の推進について
2 県民の自発的な活動との連携・多文化共生の推進について
3 人権・男女共同参画政策の推進について
4 芸術文化の振興と文化づくりの推進について
5 スポーツ振興について
6 少子化対策・青少年健全育成の推進について
7 保健・医療・福祉の総合調整について
8 社会福祉・社会保障の充実について
9 保健医療対策の充実について
10 食品の安全確保・安心の提供について
11 生活衛生対策の充実について
12 県立病院の充実について
環境農林常任委員会
第24号 大
規模産業団地の造成と
産業廃棄物処理の推進等についての請願〈1項②、2項〉
1 環境対策について
2 林業振興対策について
3 食料・農業・農村振興対策について
4 農林漁業災害対策について
産経土木常任委員会
1 中小企業の振興について
2 企業誘致の推進について
3 観光物産の振興について
4 労働者支援と労働環境整備について
5 雇用対策の推進について
6 コンベンション施設整備・コンベンション誘致について
7 道路・橋梁の整備促進について
8 交通対策について
9 河川・砂防対策の促進について
10 八ッ場ダムの建設と生活再建について
11 都市計画・建築・住宅・下水対策について
12 災害復旧対策について
13 公営企業の推進について
文教警察常任委員会
第2号 学校給食費の無料化についての請願
第7号 教育格差をなくし、ぐんまの子どもたちにゆきとどいた教育をすすめるための請願 <1項、2項1号・2号・4号、3項>
1 教育施設の整備促進について
2 教育体制の確立について
3 社会教育の推進について
4 文化財の保護管理について
5 学校体育・保健について
6 警察体制の確立について
7 警察署等の整備促進について
8 交通事故防止対策について
9 災害救助対策について
10 高齢者犯罪対策について
県産品需要拡大特別委員会
1 県産材の需要拡大に関すること
2 県産材の需要拡大についての条例の制定に関すること
3
農畜産物等の需要拡大に関すること
4 県産品の需要・輸出拡大に関すること
弱者・高齢者対策特別委員会
1 ハンデを持つ方(障害者、闘病、子育て、介護等)への支援に関すること
2 子どもの貧困対策に関すること
3 少子・高齢化対策に関すること
4 高齢者の犯罪被害防止対策に関すること
5 高齢者の交通安全対策に関すること
公共交通・観光振興特別委員会
1 公共交通に関すること
2 本県への観光誘客(群馬デスティネーションキャンペーンを含む)に関すること
3
Gメッセ群馬の観光への活用に関すること
4 歴史文化遺産の保存と活用に関すること
5 観光地におけるバリアフリーに関すること
6 外国人観光客の受入体制に関すること
ぐんまの雇用戦略特別委員会
1 県内企業等における労働力の確保に関すること
2 大学生及び高校生の県内企業等への就職(Gターン等含む)の推進及びその支援に関すること
3 働く場所の確保(企業誘致等)に関すること
4 女性や高齢者の働き方に関すること
5 ハンデを持つ労働者(障害者、闘病、子育て、介護等)の労働環境に関すること
6 ワークライフバランスの実現に関すること
議会運営委員会
1 定例会・臨時会の開催に関すること
2 会期に関すること
3 会議における質問者の数、時間及び順序並びに緊急質問に関すること
4 委員その他役員の各党派又は会派の割り振りに関すること
5 常任委員会の調査に関すること
6 特別委員会の設置及び廃止に関すること
7 議長の諮問に関すること
8 その他議会運営上必要とする事項に関すること
● 閉 会
○
橋爪洋介 議長 以上をもって今期定例会に付議されました案件は全て議了いたしました。
よって、ただいまをもって平成30年第2回定例会を閉会いたします。
● 閉会のあいさつ
(
橋爪洋介議長 登壇)
○
橋爪洋介 議長 閉会に当たり、御挨拶を申し上げます。
今期定例会は、ただいまをもちまして、上程された全ての案件を滞りなく議了し、無事閉会の運びとなりました。議員各位をはじめ、執行部並びに報道関係の皆様の御協力に対し、厚く御礼を申し上げます。
さて、今期定例会では、上信自動車道や
西毛広域幹線道路などの整備や、高校生の犯罪被害や自殺を防止するためのSNSを活用した相談体制の構築に向けた調査研究のほか、早急に対応が必要な課題の解決のための補正予算案などが議決されるとともに、「
温泉旅館業に係るほう素及びふっ素の排水規制に関する意見書」を提出する運びとなりました。また、県産品の需要や輸出の拡大をはじめ、ハンデを持つ方への支援や子どもの貧困対策、公共交通や観光の振興、県内企業等の労働力確保など、県政の重要な課題に対応するため、新たに4つの特別委員会を設置したところでございます。
このような中、先月29日には、ベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席が本県を訪問されました。国賓の来県としては14年ぶりとなる今回の訪問を契機といたしまして、本県とベトナムとの友好関係がますます深まることに期待が寄せられているところでございます。
また、今月には、県民の安心な暮らしを支える医療拠点として、最新の医療設備を導入するとともに、災害に備えた救急医療体制を強化した前橋赤十字病院が移転開院しました。
他にも、本県の情報発信拠点であるぐんま総合情報センター「ぐんまちゃん家」が銀座で移転オープンし、さらに来月には、新たに
ジェトロ群馬貿易情報センターが設置されることとなりました。群馬の魅力を広く国内外に発信することにより、更なる県産品の販売や輸出の促進のほか、国内外からの観光客の誘致につながるものと考えております。
県議会といたしましては、今後も、本県の様々な課題に対しまして、執行部と連携、協力しながら取り組んでまいる所存であります。
議員各位におかれましては、閉会後の委員会調査をはじめ、時節柄何かと御多忙のことと存じますが、健康には十分に御留意のうえ、ますます御活躍されますことを御祈念申し上げまして、閉会の挨拶といたします。(拍手)
午前10時49分閉会...