• "│     │        専決処分"(/)
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  1. 那須塩原市議会 2024-06-28
    06月28日-07号


    取得元: 那須塩原市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-11
    令和 6年  6月 定例会議       令和6年6月那須塩原市議会定例会議議事日程(第7号)                  令和6年6月28日(金曜日)午前10時開議日程第1 追加議案の取扱いについて     (議会運営委員長報告、質疑、採決)日程第2 陳情第3号 現行の健康保険証マイナ保険証の両立を求める陳情     (委員長報告、質疑、討論、採決)日程第3 議案第57号 市道路線の認定について     陳情第2号 最低賃金法の改正と中小企業支援の拡充を求める意見書の採択を求める陳情     (委員長報告、質疑、討論、採決)日程第4 議案第58号 令和6年度那須塩原市一般会計補正予算(第3号)     議案第59号 令和6年度那須塩原市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)     (委員長報告、質疑、討論、採決)日程第5 同意第6号 那須塩原市固定資産評価員の選任について     (提案説明、質疑、討論、採決)日程第6 報告第18号 専決処分の報告について〔損害賠償の額の決定及び和解〕     (報告)日程第7 議案第60号 令和6年度那須塩原市一般会計補正予算(第4号)     (提案説明、質疑、討論、採決)日程第8 議案第61号 契約の締結について     (提案説明、質疑、討論、採決)出席議員(24名)     1番    堤 正明議員     2番    三本木直人議員     3番    林 美幸議員     5番    室井孝幸議員     6番    田村正宏議員     7番    森本彰伸議員     8番    益子丈弘議員     9番    小島耕一議員    10番    山形紀弘議員    11番    星野健二議員    12番    中里康寛議員    13番    齊藤誠之議員    14番    佐藤一則議員    15番    星 宏子議員    16番    平山 武議員    17番    相馬 剛議員    18番    大野恭男議員    19番    鈴木伸彦議員    21番    眞壁俊郎議員    22番    中村芳隆議員    23番    齋藤寿一議員    24番    山本はるひ議員    25番    玉野 宏議員    26番    金子哲也議員欠席議員(1名)    20番    松田寛人議員説明のために出席した者の職氏名 市長        渡辺美知太郎  副市長       渡邉和明 副市長       藤田一彦    教育長       月井祐二 政策統括監     瀧口 晃    企画部長      磯  真 総務部長      後藤 修    総務課長      後藤明美 財政課長      福田正樹    市民生活部長    河合 浩 環境戦略部長    黄木伸一    保健福祉部長    板橋信行 子ども未来部長   粟野誠一    産業観光部長    織田智富 建設部長      松本仁一    上下水道部長    田野 実 教育部長      田代宰士    会計管理者     五十嵐岳夫 選管・監査・固定資産評価・     農業委員会事務局長 室井 勉 公平委員会事務局長 八木沢信憲本会議に出席した事務局職員 議会事務局長    高久 修    議事課長      岩波ひろみ 議事調査係長    長岡栄治    議事調査係     飯泉祐司 議事調査係     石田篤志    議事調査係     石渡大輝 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(山形紀弘議員) 皆さん、おはようございます。 散会前に引き続き、本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員は24名であります。 20番、松田寛人議員から、欠席する旨の届出があります。--------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(山形紀弘議員) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。--------------------------------- △追加議案の取扱いについて ○議長(山形紀弘議員) 初めに、日程第1、追加議案の取扱いについてを議題といたします。 6月27日に議会運営委員会が開催されておりますので、議会運営委員長の報告を求めます。 議会運営委員長、12番、中里康寛議員。   〔議会運営委員長 中里康寛議員登壇〕 ◆議会運営委員長中里康寛議員) おはようございます。 議会運営委員会より御報告いたします。 新たに執行部より追加された議案の取扱いを協議するため、去る6月27日木曜日午前11時49分より第4委員会室において、委員8名、正副議長、市長以下執行部関係者出席の下、議会運営委員会を開催いたしました。 新たに協議した案件は、同意第6号 那須塩原市固定資産評価員の選任について、議案第60号 令和6年度那須塩原市一般会計補正予算(第4号)、報告第18号 専決処分の報告について〔損害賠償の額の決定及び和解〕の3件であります。同意第6号、議案第60号の2件の議案の取扱いについては、本日の議事日程に追加し、即決扱いといたします。また、報告第18号についても、本日の議事日程に追加し、報告するものといたします。 以上が議会運営委員会における審査の結果でございます。 議員各位におかれましては、円滑な議会運営に御協力を賜りますようお願い申し上げまして、報告といたします。 ○議長(山形紀弘議員) 報告が終わりました。 ただいまの報告について質疑を許します。   〔発言する人なし〕 ○議長(山形紀弘議員) 質疑がないようですので、質疑を終了することに異議ございませんか。   〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(山形紀弘議員) 異議なしと認めます。 追加議案の取扱いについては議会運営委員長の報告のとおりとすることにいたします。--------------------------------- △陳情第3号の委員長報告、質疑、討論、採決 ○議長(山形紀弘議員) 次に、日程第2、陳情第3号 現行の健康保険証マイナ保険証の両立を求める陳情を議題といたします。 陳情第3号については、福祉教育常任委員会に付託してありますので、審査の結果を報告願います。 福祉教育常任委員長の報告を求めます。 8番、益子丈弘議員。   〔福祉教育常任委員長 益子丈弘議員登壇〕 ◆福祉教育常任委員長益子丈弘議員) 福祉教育常任委員会の審査の経過と結果について御報告いたします。 令和6年6月那須塩原市議会定例会議において当委員会に付託された案件は、陳情案件1件であります。 この案件を審査するため、6月19日、議場において委員8名全員出席の下、慎重に審査を行いました。 以下は、その審査の経過と結果でありますが、報告に当たりましては、各委員から出された意見等を中心に申し上げます。 陳情第3号 現行の健康保険証マイナ保険証の両立を求める陳情について申し上げます。 委員から、マイナ保険証を利用することで、災害時や旅先で本人が病気になってしまった際、ふだん服用している薬等の情報が共有できるため、有効な手だてである。また、職場が変わるなどの場合も切替えが簡単にできる。マイナ保険証となることで、市民が生活する上で、今後の利便性向上等につながり、マイナ保険証に移行したことによる総合的なメリットが大きいとの意見がありました。 また、別の委員から、マイナンバーカードと保険証の機能を統一させることで、非常に事務処理が迅速になり、正確な対応につながるとの意見がありました。 さらに、別の委員から、マイナンバーカードについては、トラブルが報道されている。早急に健康保険証をなくす必要はなく、マイナンバーカードがしっかりと根づくまでの間は、現行の健康保険証と併用していいと思うとの意見がありました。 そして、別の委員から、マイナ保険証に切り替えられない方もいる中で、資格確認書を発行するとさらに経費がかかる。当面は、現行の保険証とマイナ保険証を一緒に使うとの趣旨に対し賛成するとの賛成討論がありました。 以上、審査の結果、陳情第3号 現行の健康保険証マイナ保険証の両立を求める陳情については、採決の結果、賛成少数により不採択とすべきものと決しました。 以上で、当委員会に付託された案件の審査の経過と結果についての報告を終わります。 ○議長(山形紀弘議員) 福祉教育常任委員長の報告が終わりました。 委員長の報告に対し、質疑を許します。   〔発言する人なし〕 ○議長(山形紀弘議員) 質疑がないようですので、質疑を終了することで異議ございませんか。   〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(山形紀弘議員) 異議なしと認めます。 よって、質疑を終了し、委員長の報告に基づき討論、採決を行います。 陳情第3号 現行の健康保険証マイナ保険証の両立を求める陳情について、討論を許します。 1番、堤正明議員。   〔1番 堤 正明議員登壇〕 ◆1番(堤正明議員) 日本共産党の堤正明でございます。 陳情第3号 現行の健康保険証マイナ保険証の両立を求める陳情について、賛成する立場から討論をいたします。 今日の新聞で、デジタル推進委員が新たに1万人加わったと報道をされました。携帯電話会社の職員を中心とした4万5,000人に加え、薬局でのマイナ保険証の利用支援、カード読み取り機能利用方法の案内に薬剤師ら1万人がデジタル推進委員に任命されたとのことでございます。 障害を持つ方や車椅子の方は、カード読み取り機に届かないなど、マイナ保険証の利用に困難が生じています。政府は、「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル社会」を掲げていますが、むしろ弱い人を切り捨てているように思うとの声も上がっています。 マイナ保険証マイナンバーカード健康保険証機能を組み入れたものですが、マイナンバーカードの作成自体が任意であるのに対して、健康保険証は医療機関の受診に欠かせないものとなっています。この健康保険証が、マイナ保険証に12月2日から切り替わることは、本来、任意であるはずのマイナンバーカードの取得を義務化することにつながります。 また、マイナ保険証は、受診時のエラーや個人情報に別人がひもづけされるなど、トラブルも連続的に発生をしています。これまで市民が医療機関の受診に使用してきた現行の健康保険証が使えなくなることにより、市民の間に混乱が起きることが想定されます。 今回出された陳情内容は、2024年12月からの健康保険証の廃止を中止し、当面の間、現行の健康保険証マイナ保険証との両立を求めるように国に意見書を提出してほしいというものです。陳情の内容でも触れられているとおり、まだまだ現行の健康保険証に頼らざるを得ない状況があります。 また、本陳情はマイナ保険証を否定しているわけではなく、市民のトラブル回避のために現行の健康保険証マイナ保険証の両立を当面の間とし、保険証の選択は国民一人一人の意思に任せるとのこととなっています。このような柔軟な陳情内容となっていることが、読み取れます。 私は、我が国のいつでも、どこでも、誰でも必要なときにひとしく医療を受けられる、この世界に誇れる医療保険制度を将来にわたって守っていくためにも、現行の健康保険証マイナ保険証の両立を求める陳情に賛成をいたします。 各議員におかれましても、本陳情の趣旨を酌み取られ、採択に賛同されることを呼びかけます。 これで陳情第3号について、日本共産党、堤正明の賛成討論を終わります。 ○議長(山形紀弘議員) 以上で討論を終結いたします。 陳情第3号については、福祉教育常任委員長の報告は不採択とすべきものです。 これより電子採決システムにより採決いたします。 陳情第3号 現行の健康保険証マイナ保険証の両立を求める陳情を採択することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。 表決漏れはありませんか。   〔発言する人なし〕
    ○議長(山形紀弘議員) 表決漏れなしと認め、確定いたします。 賛成少数。 よって、陳情第3号は不採択とすることに決定いたしました。--------------------------------- △議案第57号及び陳情第2号の委員長報告、質疑、討論、採決 ○議長(山形紀弘議員) 次に、日程第3、議案第57号 市道路線の認定について及び陳情第2号 最低賃金法の改正と中小企業支援の拡充を求める意見書の採択を求める陳情を議題といたします。 議案第57号及び陳情第2号については、建設経済常任委員会に付託してありますので、審査の結果を報告願います。 建設経済常任委員長の報告を求めます。 18番、大野恭男議員。   〔建設経済常任委員長 大野恭男議員登壇〕 ◆建設経済常任委員長大野恭男議員) 建設経済常任委員会の審査の経過と結果について御報告をいたします。 令和6年6月那須塩原市議会定例会議において当委員会に付託された案件は、市道路線の認定案件1件、陳情案件1件の計2件であります。 これらの案件を審査するため、去る6月19日、第2委員会室において委員8名出席の下、所管の部長、課長等関係職員の出席を求め、慎重に審査を行いました。 以下は、その審査の経過と結果でありますが、報告に当たりましては、各委員から出された質疑等を中心に申し上げます。 まず、建設部保全管理課所管の議案第57号 市道路線の認定について申し上げます。 委員から、通学路の変更や除雪の計画といったものは変更になるのかとの質疑があり、執行部からは、変更は特にないとの答弁がありました。 別の委員から、今後、市が管理運営するとのことであるが、維持管理費はどのようになるのかとの質疑があり、執行部からは、県土木事務所と協議の上、修繕が必要な箇所の修繕後に移管するため、当面大きな工事費はかからないとの答弁がありました。 審査の結果、議案第57号については、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、陳情第2号 最低賃金法の改正と中小企業支援の拡充を求める意見書の採択を求める陳情について申し上げます。 委員から、那須塩原市は中小企業が多く、コロナ禍の影響もあり、東京のように景気が上がっていないので、この陳情には同意できないとの意見がありました。 また、別の委員から、那須町のホテルに勤める方には、1,300円の時給の人も多い。大手半導体メーカーが進出した熊本県では、時給3,000円でも集まらないといったことが起こっている。賃金は地域の経済状況や労働条件によって変わってくるので、全国一律で最低賃金を上げることには反対するとの意見がありました。 さらに、別の委員から、最低賃金は厚生労働大臣の諮問機関によって全国的に引き上げる額の目安が示されており、各地域の物価や生活水準を考慮しながら都道府県ごとに決められていることから、最低賃金を全国一律1,500円にするのは無理があるので反対するとの意見がありました。 そして、別の委員から、最低賃金が引き上がっても経営継続ができるよう中小企業を支援することを政府に要望しているが、政府は財政難であることから、支援することは難しいと思われるので反対するとの意見がありました。 以上、審査の結果、陳情第2号 最低賃金法の改正と中小企業支援の拡充を求める意見書の採択を求める陳情については、採決の結果、不採択とすべきものと決しました。 以上で、当委員会に付託された案件の審査の経過と結果について、報告を終わります。 ○議長(山形紀弘議員) 建設経済常任委員長の報告が終わりました。 委員長の報告に対し、質疑を許します。   〔発言する人なし〕 ○議長(山形紀弘議員) 質疑がないようですので、質疑を終了することで異議ございませんか。   〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(山形紀弘議員) 異議なしと認めます。 よって、質疑を終了し、委員長の報告に基づき討論、採決を行います。 陳情第2号 最低賃金法の改正と中小企業支援の拡充を求める意見書の採択を求める陳情について、討論を許します。 19番、鈴木伸彦議員。   〔19番 鈴木伸彦議員登壇〕 ◆19番(鈴木伸彦議員) 議席番号19番、鈴木伸彦です。 陳情第2号 最低賃金法の改正と中小企業支援の拡充を求める意見書の採択を求める陳情に対して、反対する立場で討論を行います。 陳情の趣旨としましては、最低賃金法を改正し、全国一律制度を実現し、抜本的に引き上げること、中小企業支援策の充実を実現するため、国に対して意見書を提出するものであります。 意見書の項目は、1、政府は最低賃金法を全国一律制度に改正すること。 2、政府は労働者の生活を支えるため、最低賃金の1,500円以上を目指すこと。 3、政府は最低賃金の引き上げができ、経営が継続できるよう中小企業の支援策を抜本的に拡充、強化し、国民の生命と暮らしを守ること。 この3点を挙げております。 陳情の理由としましては、昨年から続いている物価の高騰が那須塩原市民の……すみません。 ○議長(山形紀弘議員) 暫時休憩いたします。 △休憩 午前10時19分 △再開 午前10時19分 ○議長(山形紀弘議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ◆19番(鈴木伸彦議員) 陳情の理由としましては、昨年から続いている物価の高騰が那須塩原市民の生活を圧迫し、特に最低賃金近傍で働くパート派遣や契約などの非正規雇用やフリーランスなど弱い立場の労働者の生活破壊は深刻であり、また、価格転嫁ができずに苦しむ中小零細企業の経営にも打撃を与えているとしております。 しかしながら、委員会においては、先ほど委員長報告がありましたが、最低賃金は最低賃金法に基づいて栃木県地方最低賃金審議会で決められており、この審議会は公益を代表する委員、労働者を代表する委員、経営者を代表する委員で構成され、労働者の生活費、労働者の賃金、労働者の賃金支払いの能力の3要素で決められており、全労連が最低賃金法の改正で主張する最低賃金支払いの能力の削除は、支払う側が最低賃金の上昇によって資金繰りが厳しくなることから疑問に思われる。 とりわけ那須塩原市は中小企業が多く、コロナ禍の影響もあり、東京のように景気が上がっていないので難しいと考える。那須町のホテルに勤めるフリーランスの方は、1,300円の時給をもらっており、TSMCが企業進出した熊本県では、時給3,000円でも雇用が集まらないといったことが起こっている。賃金は地域の経済状況や労働状況によって変わってくるので、全国一律で最低賃金を上げるというのは難しいと考える。同様に、この制度で最低賃金は厚生労働大臣の諮問機関によって全国に引き上げる額の目安が指示されており、各地域の物価や生活水準を考慮しながら都道府県ごとに決めることは合理性があると考えることから、最低賃金1,500円以上目指すことはよしとしても、全国一律1,500円にするのは無理があると考える。 また、最低賃金が引き上がっても、経営継続ができるように中小企業を支援することを政府に要望しても、政府は財政難であり、十分な支援を要望することは難しいと考えるなどがありました。 改めて、全国一律の最低賃金を導入するかどうかは政府や立法機関による政策決定に依存しています。一律の最低賃金を導入する場合、地域ごとの生活費や経済的な状況が異なるため、一律の最低賃金では一部の地域で過不足が生じる可能性があることや、産業ごとに最低賃金を設定することは、業界の特性に合った報酬を提供することはできますが、一律の最低賃金では産業ごとの違いを考慮できない場合があります。最低賃金の引上げは企業の経営コストに影響を及ぼす可能性があるなど、一律の最低賃金を導入することは経済的において慎重に評価する必要があります。 最低賃金が地域別制度であることで、賃金が上がらないとの考えや、地域間の賃金格差は全て最低賃金地域別制度のせいであるとは考えにくく、一律の最低賃金を導入するかどうかは様々な要因を総合的に検討した上で判断されるべきものであります。労働者の最低賃金を上げることが、安心して暮らせる社会づくりにつながるものと考えますが、最低賃金を決めるには多種多様な事情を考慮する必要があります。 今回の陳情に政府は、最低賃金法を全国一律制度に改正するなど、1から3の項目をもって労働者の生活破綻を防ぎ、中小零細企業の経営改善に直接つながるものとは考えにくいため、この陳情に対し反対いたします。 以上です。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。   〔1番 堤 正明議員登壇〕 ◆1番(堤正明議員) 日本共産党の堤正明です。 陳情第2号 最低賃金法の改正と中小企業支援の拡充を求める意見書の採択を求める陳情に賛成する立場から討論をいたします。 陳情内容は、最低賃金法を改正し、全国一律制度を実現し、最低賃金を抜本的に引き上げることと中小企業支援策の拡充を実現するため、国に対して意見書提出の採択を求めるというものです。 陳情内容は、物価高騰等で最低賃金で働くパートや派遣、契約など、非正規雇用やフリーランスなど弱い立場の労働者の生活が深刻であり、国民の消費購買力を高める必要があること、その対策として最低賃金の改善による賃金の底上げが必要だと訴えています。 また、最低賃金制度が地域別である限り、最低賃金額が低い地域では、その現状の支払い能力や経済状況を基に最低賃金が決められ、低いままとなっています。最低賃金額の高い地域は、低い地域を考慮して決められています。このように、地域別の最低賃金制度は、引上げを妨げる構造的な欠陥があり、人口の一極集中や若者の都市部への流出を止めることもできないと訴えています。 採択を求める国への意見書案として、2023年の地域別最低賃金改定で最高の東京で時給1,113円、栃木県では954円。これは地域別であるがゆえに、栃木県と東京都で同じ仕事をやっても、時給で159円もの差があり、都市部への労働力流出の要因ともなっています。 また、誰もが安心して暮らせる社会をつくるために最低賃金を全国一律制度にし、抜本的な引上げをしていくことが意見書案の中で要望をされています。 具体的な意見書案の要望項目としては、3つが挙げられています。 1つは、政府は最低賃金法を全国一律制度に改正すること。 2つ目は、政府は労働者の生活を支えるため、最低賃金1,500円以上を目指すこと。 3つ目は、政府は最低賃金の引上げができ、経営が継続できるように、中小企業への支援策を抜本的に拡充・強化し、国民の命とくらしを守ること。 この3項目が挙げられ、早期の実現が求められています。 私は、パートや派遣、契約など、非正規雇用やフリーランスなど弱い立場の労働者の生活を守るためにも、また、都市部への労働力流出を防いで、安心してこの那須塩原市で暮らしていくためにも、今回の最低賃金法の改正と中小企業支援の拡充を求める意見書の採択を求める陳情に賛成をして、各議員の方々にも採択の賛同を呼びかけるものでございます。 これで陳情第2号、日本共産党、堤正明の賛成討論を終わります。 ○議長(山形紀弘議員) 以上で討論を終結いたします。 陳情第2号については、建設経済常任委員長の報告は不採択とすべきものです。 これより電子採決システムにより採決いたします。 陳情第2号 最低賃金法の改正と中小企業支援の拡充を求める意見書の採択を求める陳情を採択することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。 表決漏れはありませんか。   〔発言する人なし〕 ○議長(山形紀弘議員) 表決漏れなしと認め、確定いたします。 賛成少数。 よって、陳情第2号は不採択とすることに決定いたしました。 次に、議案第57号については、討論の通告者がおりませんので、討論を省略いたします。 議案第57号について、建設経済常任委員長の報告は原案のとおり可決すべきものです。 これより採決いたします。 議案第57号について、建設経済常任委員長報告のとおり決することで異議ございませんか。   〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(山形紀弘議員) 異議なしと認めます。 よって、議案第57号については原案のとおり可決されました。--------------------------------- △議案第58号及び議案第59号の委員長報告、質疑、討論、採決 ○議長(山形紀弘議員) 次に、日程第4、議案第58号 令和6年度那須塩原市一般会計補正予算(第3号)及び議案第59号 令和6年度那須塩原市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 議案第58号及び議案第59号については、予算常任委員会に付託してありますので、審査の結果を報告願います。 予算常任委員長の報告を求めます。 7番、森本彰伸議員。   〔予算常任委員長 森本彰伸議員登壇〕 ◆予算常任委員長(森本彰伸議員) 予算常任委員会の審査の経過と結果について御報告いたします。 令和6年6月那須塩原市議会定例会議において当委員会に付託された案件は、議案第58号と議案第59号の令和6年度補正予算案件2件であります。 これらの案件を審査するため、6月27日、議場において委員25名出席の下、予算常任委員会全体会を開催し、慎重に審査を行いました。審査に当たりましては、私と2人の副委員長から、各分科会における審査結果の報告を行い、その後、議案ごとに質疑、討論、採決を行いました。 それでは、その審査の経過と結果について申し上げます。 初めに、議案第58号 令和6年度那須塩原市一般会計補正予算(第3号)について申し上げます。 委員から、万博に関して240万円の負担に対して、その効果や参加する意味合いに関する議論はなかったかとの質疑があり、大野副委員長から、そのような質疑はなかったとの答弁がありました。 討論では、委員から新型コロナワクチン接種に関して、次の4点から反対する。 1、新型コロナウイルスが弱毒化していること。 2、治療薬が開発され、その在庫が十分であること。 3、新型コロナウイルスワクチンの副反応リスクが顕在化してきていること。 4、危険性が指摘されている「レプリコンワクチン」の使用が推定されること。 以上のことから、一般会計補正予算への反対する討論がありました。 別の委員から、新型コロナワクチン接種に関して、命に関わる問題を軽く考えるべきではない。保健機関などが尽力しているので、それを信じるべきとの一般会計補正予算(第3号)への賛成討論がありました。 起立による採決の結果、議案第58号については、賛成多数により、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第59号 令和6年度那須塩原市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について申し上げます。 委員からの質疑及び討論はなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、当委員会に付託された案件の審査の経過と結果についての報告を終わります。 ○議長(山形紀弘議員) 予算常任委員長の報告が終わりました。 委員長の報告に対し、質疑を許します。   〔発言する人なし〕 ○議長(山形紀弘議員) 質疑がないようですので、質疑を終了することで異議ございませんか。   〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(山形紀弘議員) 異議なしと認めます。 よって、質疑を終了し、委員長の報告に基づき討論、採決を行います。 議案第58号 令和6年度那須塩原市一般会計補正予算(第3号)について、討論を許します。 9番、小島耕一議員。   〔9番 小島耕一議員登壇〕 ◆9番(小島耕一議員) 議席番号9番、小島耕一です。 議案第58号 令和6年度那須塩原市一般会計補正予算(第3号)に対して、反対する討論を行います。 反対する補正予算は、19款繰入金、基金繰入金、新型コロナウイルス感染症対策、予防接種費に充当する基金繰入金8,000万円。21款諸収入、衛生費雑入、未承認薬研究開発支援センター助成金(新型コロナワクチン接種)、予防接種費に充当する1億7,069万7,000円。4款衛生費、予防接種費(4001事業)、委託料及び扶助費、新型コロナワクチン接種に関する予算1億5,536万1,000円であります。 市では、10月から65歳以上の市民に新型コロナウイルスの感染症予防のため、新型コロナワクチンを接種するとしております。今回の予算を計上しました。 反対する第1の理由は、新型コロナウイルスの弱毒化であります。 新型コロナウイルスは、感染力を高めるために変異を繰り返し、ウイルスが強いと宿主が死んでしまうことから、弱毒化を進めています。 一方、メッセンジャーRNA新型コロナワクチンは新型コロナウイルスの変異を後追いするため、感染症の発症予防効果はほとんどなく、重症化予防を目的に接種が継続されました。しかし、昨年の5月に新型コロナウイルス感染症の分類が2類から5類に移行して1年がたち、感染症の大きな影響もないことから、新型コロナワクチンの接種は必要ないと思われます。 第2番目の理由は、治療薬の開発と在庫の確保であります。 新型コロナウイルス感染症の発生初期には、治療薬はほとんどありませんでしたが、現在はアメリカ・メルク社が開発したMSD株式会社製の「ラゲブリオ」や、アメリカ、ファイザー社開発の「パキロビットパック」など10種類が承認され、在庫も十分にあることからワクチンの必要性はないと思います。 第3番目の理由は、新型コロナワクチンの副反応によるリスクの顕在化であります。 厚生労働省が新型コロナワクチンで亡くなったと認めた人が567人おり、那須塩原市においても、今回の補正予算でワクチンの副反応によって亡くなられた方の補償が上程され、可決されております。 ワクチン接種後の副反応は、接種後の痛み、頭痛、筋肉痛、下痢、発熱などが見られ、大部分は数日後に回復していますが、まれにアナフィラキシー(急性のアレルギー反応)や心筋炎・心膜炎などが報告されています。心筋炎や心膜炎は命に関わる副反応であり、発症した場合には死亡することもあります。 私の近所でも、令和3年にワクチン接種後、2、3か月後に心筋梗塞で亡くなった方がおりまして、ワクチンの副反応が疑われたわけですが、当時は新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっており、予防接種健康被害救済制度には申請しませんでした。当時は、ワクチンの副反応が疑われても、解剖検査などを行って救済制度に申請する方はほとんどなかったのではないかと思います。 予防接種健康被害救済制度では、新型コロナワクチンで亡くなった場合、4,420万円の死亡一時金が支出されます。これまでは、この制度に申請する方はほとんどなかったわけですが、今後は救済制度が周知されておりますので、接種後に亡くなった場合には多くの方が申請し、政府の支出は多大になります。 加えて、メッセンジャーRNAワクチンは、がんも発症すると言っています。衆議院議員の原口一博議員は、自分が患ったがんをアメリカとヨーロッパの医師に調べてもらったところ、メッセンジャーRNAワクチンが原因であったと話しています。 また、ワクチン接種が始まった令和3年以降の死亡者数増加の原因も、新型コロナワクチンの可能性が高いと思われます。この方からも、新型コロナワクチンの接種は取り組まないほうがよいと考えます。 第4番目に、国では10月から接種するワクチンの種類を公表しておりませんが、国の事業名が「未承認薬研究開発支援センター助成金」ということで、新たなワクチンの種類が推定されます。 製薬会社のMeiji Seika ファルマは、新しいタイプの「レプリコンワクチン」を申請し、昨年の11月28日に国で承認されました。このワクチンはアメリカの製薬企業、アークトゥルス・セラピューティクスが開発し、世界で初めて承認されたものであります。このワクチンの特徴は、接種した新型コロナウイルスのメッセンジャーRNAが体内で複製される新たな技術を使っているため、従来の10分の1から100分の1といった少量で効果が長続きするとともに、副反応が少ないと言っています。しかし、東京理科大学の村上康文名誉教授によれば、メッセンジャーRNAに複製機能を持たせて接種量を減らすのはいいが、メッセンジャーRNAの増殖をストップさせる仕組みがないと言っております。ワクチンの効果はメッセンジャーRNAがスパイクタンパク質を作り、免疫細胞の抗体を高め、抵抗力をつける仕組みです。メッセンジャーRNAに複製機能を持たせたら、多くのスパイクタンパク質が作られ、それが様々な副反応を引き起こすおそれがあります。 加えて、NHKスペシャルの「驚異の小宇宙 人体」でも紹介されたのですが、細胞はエクソソームという小粒子を放出し、各細胞機関が情報交換を行うとあります。このエクソソームに複製型のメッセンジャーRNA遺伝子が取り込まれ、エクソソームとともにメッセンジャーRNA遺伝子が各細胞機関に運ばれ、スパイクタンパク質を生産するおそれがあります。スパイクタンパク質は毒性があることから、心筋炎や心膜炎をはじめ、がんなどの病気を引き起こす可能性が高いと言えます。まだ、ワクチンの種類は公表されておりませんが、「レプリコンワクチン」であれば絶対に取り組まないほうがよいと思います。 先日、新型コロナワクチンでお父さんを亡くされた遺族からの手紙を読みました。遺族のお父さんは、新型コロナワクチン2回目接種2か月後に76歳8か月で亡くなりました。ワクチン接種後、体調不良になったことから、ワクチンを疑い、お医者さんに解剖のお願いをしました。お医者さんは、接種から時間がたち過ぎているから、ワクチンが原因ではないでしょうと言われました。しかし、何とか解剖を行ってもらいました。遺族は、独立行政法人の医薬品医療機器総合機構、PMDAに予防接種健康被害認定の申請を個人で上げました。上げるに当たっては、病院から市の集団接種で亡くなったのだから、市が報告を上げるべきだということで、那須塩原市黒磯保険センター健康増進課を訪ねました。市の職員は、遺族に寄り添って支援を行い、何とか申請にこぎ着けました。本市が申請を支援していただいたことに敬意を表したと思います。 遺族の方が聞いた話で、コロナワクチンで多くの人が救われたのだから、多少の犠牲は仕方がないということを、医療裁判用語では「悪魔のくじ」と言うそうです。今回、御遺族の方が黒磯保険センター健康増進課に行ったのは、天使のくじを引いたのではないかと思います。本市の市民がメッセンジャーRNAコロナワクチンで命を落とさないよう、コロナワクチンの危険性をみんなに教えたのだと思います。 これで、一般会計補正予算(第3号)に反対する討論を終わります。 議案番号を議席番号に訂正願います。 ○議長(山形紀弘議員) 以上で討論を終結いたします。 議案第58号については、予算常任委員長の報告は原案のとおり可決すべきものです。 これより電子採決システムにより採決いたします。 議案第58号 令和6年度那須塩原市一般会計補正予算(第3号)について、予算常任委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。   〔「議長、棄権のときはどうすればいいですか」と言う人あり〕 ○議長(山形紀弘議員) 退席願います。 表決漏れはありませんか。   〔発言する人なし〕 ○議長(山形紀弘議員) 表決漏れなしと認め、確定いたします。 賛成多数。 よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。 ここで暫時休憩いたします。 △休憩 午前10時46分 △再開 午前10時47分 ○議長(山形紀弘議員) それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。 議案第59号については、討論の通告者がおりませんので、討論を省略いたします。 議案第59号については、予算常任委員長報告は原案のとおり可決すべきものです。 これより採決いたします。 議案第59号について、予算常任委員長報告のとおり決することに異議ございませんか。   〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(山形紀弘議員) 異議なしと認めます。 よって、議案第59号については原案のとおり可決されました。--------------------------------- △同意第6号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(山形紀弘議員) 次に、日程第5、同意第6号 那須塩原市固定資産評価員の選任についてを議題といたします。 本件について藤田副市長から退席願いが出ておりますので、これを許可いたします。 ここで暫時休憩いたします。   〔藤田一彦副市長退席〕 △休憩 午前10時48分 △再開 午前10時48分 ○議長(山形紀弘議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 本案について、提案理由の説明を求めます。 市長。   〔市長 渡辺美知太郎登壇〕 ◎市長(渡辺美知太郎) 同意第6号 那須塩原市固定資産評価員の選任について提案をします。 本案は、地方税法及び市税条例の規定に基づく固定資産評価員として、渡邉和明氏を選任しておりましたが、令和6年7月1日をもって辞任したい旨の届出がありましたので、その後任として、藤田一彦氏を選任いたしたく、地方税法第404条第2項の規定により、議会の同意を求めるものであります。 よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願いいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 説明が終わりました。 本案について質疑を許します。   〔発言する人なし〕 ○議長(山形紀弘議員) 質疑がないようですので、質疑を終了することに異議ございませんか。   〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(山形紀弘議員) 異議なしと認めます。 よって、質疑を終了し、討論を許します。   〔発言する人なし〕 ○議長(山形紀弘議員) 討論がないようですので、討論を終結することに異議ございませんか。   〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(山形紀弘議員) 異議なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決いたします。 同意第6号については、原案のとおり同意することに異議ございませんか。   〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(山形紀弘議員) 異議なしと認めます。 よって、同意第6号 那須塩原市固定資産評価員の選任については、原案のとおり同意されました。 ここで暫時休憩いたします。 △休憩 午前10時50分 △再開 午前10時50分   〔藤田一彦副市長入席〕 ○議長(山形紀弘議員) それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。 藤田副市長に申し上げます。 ただいま那須塩原市固定資産評価員の選任については、原案のとおり同意されました。--------------------------------- △報告第18号の報告 ○議長(山形紀弘議員) 次に、日程第6、報告第18号 専決処分の報告について〔損害賠償の額の決定及び和解〕を議題といたします。 本案について、報告説明を求めます。 副市長。 ◎副市長(藤田一彦) 報告第18号は、地方自治法第180条第1項の規定により、損害賠償の額の決定及び和解について専決処分いたしましたので、同条第2項の規定により報告をいたします。 本件は、相手方車両が市道四区町1272号線を北進中、市道を横断する側溝のグレーチングが跳ね上がり車両を損傷したものであります。 両者協議の結果、市側100%の過失割合で示談が成立し、市から相手方に損害賠償金1万3,365円を支払い、今後この件に関し、双方決して異議を申し立てないことで和解が成立をいたしました。 以上、報告であります。 ○議長(山形紀弘議員) 報告説明が終わりました。--------------------------------- △議案第60号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(山形紀弘議員) 次に、日程第7、議案第60号 令和6年度那須塩原市一般会計補正予算(第4号)を議題といたします。 本案について、提案理由の説明を求めます。 市長。   〔市長 渡辺美知太郎登壇〕 ◎市長(渡辺美知太郎) 議案第60号 令和6年度那須塩原市一般会計補正予算(第4号)について、提案します。 今回のこの補正予算、国の経済対策の一環で行う調整給付等の支給、インバウンド消費拡大に伴う地方への波及効果の調査・検証事業や、畜産のPRイベントへの支援に要する経費について、予算措置を行います。 歳入歳出それぞれ11億3,241万2,000円を増額し、令和6年度那須塩原市一般会計歳入歳出予算総額を553億6,964万円といたします。 よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。 大変失礼しました。議案第60条と言ってしまいましたが議案第60号に訂正をお願いします。大変失礼しました。 ○議長(山形紀弘議員) 説明が終わりました。 本案について質疑を許します。 8番、益子丈弘議員。 ◆8番(益子丈弘議員) 今、市長から説明がありました。 その中で、畜産の振興ということで、畜産のPRイベントということで、補助金が200万ほど挙がっているんですが、内容をお伺いいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) 畜産のPRイベントということでございますが、これまでにも本市は生乳産出額全国2位ということを旗印に、畜産のまちというものをPRしてまいりました。 今般、毎年、牛乳の日のイベントを実施しておりますが、今回の小島議員からの一般質問にもございました祭りの再検討という中で、畜産フェア、こういったものをより本市の魅力としてPRをしていきたいということで考えてございます。 こちらにつきましては、先月、畜産振興会というふうな外郭団体がございますが、こちらの中で生産者から、ぜひ生乳も含めて、また和牛、こちらについても幅広くPRをしてほしいと、それに関しましては、生産者も積極的に関わっていくというふうな思いを伝えていただきましたので、こういったものを牛乳の日のイベントとこの畜産フェアを併せ持って実施をしていきたいというふうには考えております。 ただ、具体的な内容につきましては、今後、この畜産振興会、こちらを主催として考えてまいりたいと思っていますので、この予算が成立いたしましたら、具体的な内容については畜産振興会と煮詰めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(山形紀弘議員) ほかにございませんか。 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) この予算の中で、観光誘客促進事業費で3,729万円が計上されておりますが、この促進事業の中で特別な体験の提供等によるインバウンド消費の拡大というふうに記されております。特別な体験とはどういうものを考えておられるのかをお聞きしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) 特別な体験事業ということでございますが、まずこの事業について、少し御説明をさせていただきたいと思います。 事業名が「特別な体験の提供等によるインバウンド消費の拡大・質向上推進事業」というふうに、少し長いタイトルでございますが、こちらについては国におきましても、今、インバウンドについては、インバウンド消費の回復、これはまだ途上であるというふうな認識の下に、特定の地域に限らず、地方におけるインバウンド消費の回復、こういったものを目指すために地方の魅力を世界中に発信したいと、その発信することが極めて重要ということを語ってございます。 この事業の内容につきましては、本市も進めております食、またスポーツ、そして自然、そして文化、こういったものの観光資源、こういったものを活用したふだん体験できない、またふだん味わうことのできない体験を提供することで、インバウンドの需要を創出したいというふうに考えております。 具体的な内容につきましては、3つほど掲げてございます。 1つ目が、日本遺産旧青木家那須別邸。こういった前庭等、こういったところを会場に夜間のガーデンパーティー、こういったものを開催したいというふうに考えております。 2つ目が、もみじ谷大吊橋。こちらでウエディングイベント、こういったものをしたいと思っています。対象としましては、このインバウンドということがございますので、まず本市への外国人旅行者の51%の割合であります台湾、この台湾を主にターゲットとして考えてございます。日台ウエディングイベントとして開催をしたいというふうに考えてございます。 3つ目なんですけれども、こちらについては、塩原温泉板室温泉地区でのプレミアムガストロノミーウオーキング、こういったもので食と温泉、また歴史などを楽しんでいただくというふうな企画を考えてございます。 以上です。 ○議長(山形紀弘議員) ほかにございませんか。 ないようですので、質疑を終了することで異議ございませんか。   〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(山形紀弘議員) 異議なしと認めます。 よって、質疑を終了し、討論を許します。   〔発言する人なし〕 ○議長(山形紀弘議員) 討論がないようですので、討論を終結することで異議ございませんか。   〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(山形紀弘議員) 異議なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決いたします。 議案第60号については、原案のとおり決することに異議ございませんか。   〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(山形紀弘議員) 異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------- △議案第61号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(山形紀弘議員) 次に、日程第8、議案第61号 契約の締結についてを議題といたします。 本案について、提案理由の説明を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡邉和明) 議案第61号 契約の締結について提案の説明を申し上げます。 本案は、旧黒磯清掃センター煙突解体撤去工事の契約の締結について、地方自治法第96条第1項第5号の規定により議会の議決を求めるものであります。 条件付一般競争入札の結果、東武・熊田特定建設工事共同企業体が落札者となりましたので、当該事業者との契約を締結したいと考えております。 よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(山形紀弘議員) 説明が終わりました。 本案について質疑を許します。 8番、益子丈弘議員。 ◆8番(益子丈弘議員) ただいま副市長より提案がございました。その中でお伺いいたします。 旧黒磯清掃センター煙突解体撤去工事ということでございましたが、このスケジュールをお伺いいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 環境戦略部長。 ◎環境戦略部長(黄木伸一) 契約締結後、速やかに現地の手配をいたしまして、年度内には全ての工事を終了する予定でおります。 ○議長(山形紀弘議員) 8番、益子丈弘議員。 ◆8番(益子丈弘議員) 今、部長から年度内には終結したいということでございました。 その中で、このスケジュールの中に、例えば煙突の解体となりますと、地域の住民の方なんかも影響すると思いますが、この地域の住民の方への説明などはどのように考えているのかお伺いいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 環境戦略部長。 ◎環境戦略部長(黄木伸一) 具体的なスケジュールは把握していないんですけれども、事業所と市側で連携いたしまして、丁寧な説明をしていきたいと考えております。 ○議長(山形紀弘議員) 8番、益子丈弘議員。 ◆8番(益子丈弘議員) 先ほど、市のほうで丁寧に説明ということでございましたので、その点はよろしくお願いいたします。 あわせて、そうしますと、この地域への生活の影響、例えば交通への影響ですとか、場合によっては、この煙突を解体することによって粉じんなどの発生も予想されますので、そういった影響なども事業者さんと今後詰めていくことだと思うんですが、その点に関してどのように考えているのかお伺いいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 環境戦略部長。 ◎環境戦略部長(黄木伸一) そういう御懸念があると思います。特に、今回、旧清掃センターということでダイオキシン等の問題がありますので、粉じん等の発生については、もう厳に発生しないような養生をして作業をしたいというふうに考えております。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 本件は、入札というふうに伺っておりますが、入札に参加した業者の数をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 総務部長。 ◎総務部長(後藤修) お答えいたします。 こちら入札、落札された東武・熊田特定建設工事共同企業体で1社でございます。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 1社入札ということで、東武・熊田特定建設工事共同企業体ということで、落札額が2億7,588万円ということでございますが、これは予定価格から見て、落札率は何%に当たるかお聞きをいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 総務部長。 ◎総務部長(後藤修) 落札率は97.0%でございます。 ○議長(山形紀弘議員) ほかにございませんか。 ないようですので、質疑を終了することに異議ございませんか。   〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(山形紀弘議員) 異議なしと認めます。 よって、質疑を終了し、討論を許します。   〔発言する人なし〕 ○議長(山形紀弘議員) 討論がないようですので、討論を終結することで異議ございませんか。   〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(山形紀弘議員) 異議なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決いたします。 議案第61号については、原案のとおり決することに異議ございませんか。   〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(山形紀弘議員) 異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------- △副市長挨拶 ○議長(山形紀弘議員) 以上で、令和6年6月那須塩原市議会定例会議の議事は全て終了いたしました。 ここで、渡邉副市長から発言があります。 副市長。 ◎副市長(渡邉和明) 議長のお許しを得まして、挨拶の時間をいただきました。ありがとうございます。 議場に入るたびに、この重厚なたたずまいに背筋がピンと伸びる、そんな思いがしてまいりました。 那須塩原市議会というのは、とても行動力があるなというふうに思っております。自由闊達な風土に驚きましたし、地域を背負って活動されている議員各位の姿勢は本当に勉強になりました。 市政におきましては、渡辺美知太郎市長という新しい着想とフットワークについていくのがなかなか大変な部分もありましたけれども、自分なりに職員への翻訳業務ができたのではないかなというふうに思っております。 市は合併20年を迎えるということで、新庁舎の建設と那須塩原駅前の整備という局面に入ってまいります。新しい那須塩原市の幕開けですし、今後のさらなる躍進を確信しております。 議員の皆様には、4年間大変お世話になりました。 ますますの御発展を心から祈念し、御礼と退任の御挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。(拍手)--------------------------------- △市長挨拶 ○議長(山形紀弘議員) 散会に当たり、市長から挨拶があります。 市長。   〔市長 渡辺美知太郎登壇〕
    ◎市長(渡辺美知太郎) 閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。 今回、予算案件、補正予算案件、人事案件、それから今日追加した議案、21件について御決定いただきましてありがとうございます。 今回、議会では様々な御質問を賜りました。地域ごとによる課題であったり、特定の地域にちょっと不公平感があるのではないかと、そういった御指摘もいただきました。 私は、西那須、黒磯、塩原、そういった見方で市政は運営するつもりはありません。黒磯に今度これができたから、次は西那須の、次は塩原、そうした宥和的なことはするつもりはありません。 しかし、私が行っている施策は那須塩原市全体の付加価値を高めたい。付加価値を高めるために、市政を運営していると思っておりまして、そうした政策は特定の地域だけが繁栄を被る、ほかの地域はそういった恩恵を被らない、そういうことにはならないかと思っております。 例えば、4月にはG7環境大臣サミットがイタリアで行われました。そこでは、秩序あるエネルギー移行の実現、脱炭素化の世界の普及、そういったことがありましたが、那須塩原では様々な今、取組を行っております。青木地区では脱炭素先行地域の実証実験を行っておりますが、これは青木地区だけが得をするわけではありません。たまたま青木地区で行っているだけでありまして、ゼロカーボンのブランド力を高める、そうしたことによって企業誘致であったり、将来の分散型社会の受皿づくりに寄与するものだというふうに思っております。脱炭素化の政策を始めてから、様々な企業から那須塩原と一緒に連携を組んで、様々なことを行っていきたい、そういったお声をたくさんいただいてきました。 先日もセブンイレブンと那須塩原とネーチャーポジティブについての施策を行いたいということで、今、取組が進んでいるところでございます。 私は2期目に、那須塩原駅をより付加価値のある魅力的な地域にしたいと、今、その取組が始まっておりますが、これは東那須のためにやっているわけではありません。那須塩原駅の付加価値化が高まることによって、今も多くの移住者の方が来られている、あるいは多くの観光客の方が来られている、そういった方々が来る、移住者が増えれば当然、那須塩原の各地に移住を始める。 今回、皆様から御決定いただきました補正予算、これは9月2日、牛乳の日のイベントなど、畜産のPRが含まれております。農産品の価格が上がれば、農家の方だけではなくて、農家の方がお客様である車屋さんにもその恩恵が来る。また、那須塩原のブランド力が上がれば、農産品の価格も上がる。そのように理解をしております。 しかし一方で、議会の皆様それぞれに地元があります。私は那須塩原全体でありますが、それぞれの地域から御支援賜っている政治家ということでございます。地域の皆さんのお声を、しっかりと執行部に対しても言う、そうしたことは私も理解はしておりますし、また、執行部だけでは見えないところも多々あるかと思います。役所には言いづらい、市長には言いづらい、だからちょっと言ってくれないか、そうしたお声もある。それが市議会議員の重要な、恐らく任務の一つだと私も思っておりますので、引き続き議会では、皆様から御指導、御鞭撻を賜りながら、那須塩原市の市政運営、全力を尽くしていきたいなというふうに思っております。 先ほど、渡邉和明副市長から退任の御挨拶がありました。渡邉和明副市長が那須塩原に来てくれたときは、本当にコロナの真っただ中でありました。おかげさまで、那須塩原では様々なコロナ対策を行わせていただきました。ワクチンの普及に関しても、これは県庁が、まず県内全域を取りまとめている中で、やはり那須塩原の現状、那須塩原の供給体制といったものについても、渡邉和明さんを通じて行わせていただいたものであります。那須塩原でのコロナ対策、渡邉和明氏による貢献が非常に大きいものだと思っております。 また、豚熱、先日、豚熱2件目と言いますか、また起きましたけれども、そうした豚熱に対する対応、県に対しても、前回も地質の調査であったり、国に対してこういったことをぜひ言ってくれないか、地域の実情、地元の実情を和明さんの経由で、すぐに知事にも会わせていただいて言うことができました。栃木県庁との強いパイプというのを私自身が実感をしましたし、また今回のような非常時、コロナ禍という未曽有の事態において、県庁とのパイプは本当に地域の市民の皆様の健康、これに直結するものだなと実感をいたした次第でございます。 農業、渡邉和明氏は県内屈指の農政通であります。着任して早々に全国で8件しかないチャレンジファーマー事業に、すぐに応募をしていただきました。このチャレンジファーマー事業、今も続いております。特に那須塩原の場合、今、移住者が増えているということで、東京からすぐに那須塩原市に転入届を出して、そのあとすぐチャレンジファーマー事業にエントリーされる、そういった若い新規就農者の方もいらっしゃるというふうに聞きました。 道の駅、リニューアルオープンをしましたが、そこでのアドバイザーであったり、どのように運営をすればいいか、私が最初着任して、道の駅リニューアルの話が来たときに、どういう方にお願いすればいいかと迷っておりましたが、和明さんがすぐに人脈を駆使していただいて、今、すばらしいスタートを切ることができました。 また、全国で活躍する農業のスペシャリストの方々を、那須塩原市に招聘、来ていただいて、地元農家の皆様をはじめとする地域の皆様に様々な最先端な農業についても御指導いただき、アドバイスもいただきました。 農業以外にも、和明さんは栃木県庁で首都機能の移転に関するプロジェクトや企画立案に携わることもされておられました。市役所の中でも様々なレガシーを残してくれています。こうした和明さんが残してくれたレガシーは、今も着実に進んでおりますし、将来きっと那須塩原に大きな恩恵、大きな成果が上がるものだと思っておりますし、私どもも、そうした和明さんが作ってくれたものをしっかりと花開かせたいというふうに思っております。 まだまだ課題があります。和明氏には、これからも様々な分野で、私は御指導賜りたいと思っているところであります。 7月2日からは、瀧口晃氏が副市長となります。これから新しい体制で進んでまいりますので、引き続き皆様からの御指導、御鞭撻のほどをよろしくお願い申し上げまして、今回の挨拶とさせていただきます。 和明さん、本当にありがとうございました。 ○議長(山形紀弘議員) 市長の挨拶が終わりました。--------------------------------- △散会の宣告 ○議長(山形紀弘議員) 散会に当たり、私からも御挨拶申し上げます。 去る6月7日から22日間にわたり開催されました令和6年6月那須塩原市議会定例会議は、提出されました議案につきまして皆様の御協力をいただき、ここに全議案の審議を終了することができました。心からお礼申し上げます。 執行部におかれましては、審議の過程の中、各議員から出されました一般質問、御意見、様々ありました。十分に検討していただき、市政に反映されますよう要望いたします。 ここで退任されます渡邉副市長に、一言感謝申し上げたいと思います。 令和2年7月から、約4年間というふうな期間、市政の発展のため、特に農業の分野で本当に多大なる御尽力をいただき、本当にありがとうございました。心より敬意と感謝を申し上げます。今後とも健康に十分留意され、これまで培ってきた知識や経験を様々な方面に生かしていただき、御活躍することをお祈り申し上げます。大変お疲れさまでした。また、議場での、一般質問での答弁、特に農業分野ということで、本当に心の籠もった答弁ありがとうございました。大変お疲れさまでした。そしてありがとうございました。 これをもちまして、本定例会議を散会いたします。 御苦労さまでした。 △散会 午前11時16分上記会議録を証するため下記署名する。  令和6年6月28日     議長      山形紀弘     署名議員    中村芳隆     署名議員    齋藤寿一...