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  1. 那須塩原市議会 2023-06-08
    06月08日-05号


    取得元: 那須塩原市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-11
    令和 5年  6月 定例会議       令和5年6月那須塩原市議会定例会議議事日程(第5号)                   令和5年6月8日(木曜日)午前10時開議日程第1 市政一般質問    1番 堤 正明議員     1.子育て支援における子育て相談課の役割について     2.学校におけるいじめ防止対策について     3.ゆータク再編と地域公共交通について    7番 森本彰伸議員     1.コロナ後の観光政策について    9番 小島耕一議員     1.まつりのあり方について     2.アートを活かしたまちづくりについて   13番 齊藤誠之議員     1.より良い中学校生活をおくるために     2.本市の公園整備について出席議員(24名)     1番    堤 正明議員     2番    三本木直人議員     3番    林 美幸議員     5番    室井孝幸議員     6番    田村正宏議員     7番    森本彰伸議員     8番    益子丈弘議員     9番    小島耕一議員    10番    山形紀弘議員    11番    星野健二議員    12番    中里康寛議員    13番    齊藤誠之議員    14番    佐藤一則議員    15番    星 宏子議員    16番    平山 武議員    17番    相馬 剛議員    18番    大野恭男議員    19番    鈴木伸彦議員    20番    松田寛人議員    21番    眞壁俊郎議員    22番    中村芳隆議員    23番    齋藤寿一議員    24番    山本はるひ議員   26番    金子哲也議員    欠席議員(2名)     4番    鈴木秀信議員    25番    玉野 宏議員説明のために出席した者の職氏名 市長        渡辺美知太郎  副市長       渡邉和明 副市長       藤田一彦    教育長       月井祐二 政策統括監     瀧口 晃    企画部長      黄木伸一 総務部長      後藤 修    総務課長      後藤明美 財政課長      福田正樹    市民生活部長    河合 浩 気候変動対策局長  松本仁一    保健福祉部長    増田健造 子ども未来部長   田代正行    産業観光部長    織田智富 建設部長      冨山芳男    上下水道部長    板橋信行 教育部長      磯  真    会計管理者     田野 実 選管・監査・固定資産評価・     農業委員会事務局長 五十嵐岳夫 公平委員会事務局長 八木沢信憲 西那須野支所長   田代宰士    塩原支所長     粟野誠一本会議に出席した事務局職員 議会事務局長    高久 修    議事課長      相馬和男 議事調査係長    長岡栄治    議事調査係     室井理恵 議事調査係     飯泉祐司    議事調査係     石田篤志 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(山形紀弘議員) 皆さん、おはようございます。 散会前に引き続き、本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員は24名であります。4番、鈴木秀信議員、25番、玉野宏議員から欠席する旨の届出があります。--------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(山形紀弘議員) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。--------------------------------- △市政一般質問 ○議長(山形紀弘議員) 日程第1、市政一般質問を行います。 質問通告者に対し、順次発言を許します。--------------------------------- △堤正明議員 ○議長(山形紀弘議員) 初めに、1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 皆さん、おはようございます。 議員になってから大体2年がたって、ちょうどこの一般質問のほうも5回目を迎えることになりました。今日の一般質問は3つの項目を予定させていただいております。 それでは、時間もあまりありませんので、一般質問のほうに入らせていただきます。通告書に基づいて一般質問を行います。 議席番号1番、日本共産党、堤正明。 1、子育て支援における子育て相談課の役割について。 子育て支援の中でも最優先で取り組む必要があるのは、困難を抱えた子供や家族への支援だと考えることから、以下についてお聞きします。 (1)子育て相談課設置の経緯。 (2)子育て相談課の業務と体制について。 (3)子育て相談課の主な相談内容と対応について。 お願いをいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員の質問に対し答弁を求めます。 市長。 ◎市長(渡辺美知太郎) 私からは、(1)の子育て相談課設置の経緯についてお答えをします。 コロナ前から、那須塩原だけではないですけれども、家庭環境が変化をしてきていると。核家族化であったりとか、あるいは地域コミュニティーもちょっと衰退をしてきているということ。それから、那須塩原の場合は移住者が増えているので、結構御家族で来られて、知り合いが全くいない中で子育てをするという方も増えてきました。 特に新型コロナの影響でかなり自粛が長引いたことによって、よく私も言っていますけれども、子どもたちの体力が低下をしているとか、不登校が増えているとかありますけれども、やはり虐待も全国的に増えていると。増えているといっても、虐待の認知度が上がってきて通報の件数も上がってきているというのもあるので、虐待そのものが増えただけではないと思うんですけれども、今までの時代の変化であったりとか、あるいは那須塩原特有の移住者増えてくるのは大変ありがたいんですけれども、外から来られた方が増えていると。 それで、このコロナということで、かなり子育て環境が変わってきていると。今までですと大家族であったりとか、地域みんなで子育てとかそういうのありましたけれども、やはり核家族化が進んできているということも増えまして子育ての相談が増えているということで、非常に何か私自身も養育環境についてはこれからいろいろ起きるんじゃないかと。 よく真のコロナ対策はこれから始まるんじゃないかということを言っていますけれども、やはりそういった様々な要因が絡まってきていて、この子育て環境についてはいい部分もあるし、ちょっと心配な点もありました。 これまでも様々市としては対策を打ってきておりましたけれども、やはり部署をまたいだりとかするということで、連携に課題があったのではないのかなと思っております。例えばお母さんが妊娠をされて、母子ともに健やかに過ごせるような、それは相談支援を行う、健康についてはもともと保健福祉部の母子保健担当が行っていました。一方で、養育環境に関する問題、養育相談に関する部署については、例えば子ども未来部の児童家庭担当がしっかりと連携をして行ってきたんですけれども、やはり母子保健と児童家庭担当は別な部署でありましたので、そういった庁内の中でも部署を横断してしまうという面がありました。 そういうこともありまして、妊娠期から子育てにわたる切れ目のない包括的な支援体制の充実を目的としまして、母子保健担当と児童家庭担当の支援をもともと違う部署だったものを一つにまとめまして、このたび子育て相談課を新設させたところであります。 以上です。 ○議長(山形紀弘議員) 子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(田代正行) それでは、続きまして私からは、(2)と(3)についてお答えをさせていただきます。 まず、(2)の子育て相談課の業務と体制についてお答えをいたします。 子育て相談課は、子育てに関する悩みなどの相談、児童虐待防止に関する業務を担う児童家庭担当、児童の発達支援、ひとり親の相談支援に関する業務を行う発達支援ひとり親担当、母子保健の向上及び保健指導に関する業務を担う母子保健担当の3つの担当に、保健師や保育士をはじめとした専門職や各種相談員を配置した上で業務を行っております。 最後に、(3)子育て相談課の主な相談内容と対応についてお答えいたします。 主な相談内容について、児童家庭担当は、主に虐待相談やその他の子育て相談をしております。発達支援、ひとり親担当は、主にひとり親の生活相談、DV相談、子供の発達に関する相談を行っております。母子保健担当については、主に育児相談を行っております。 これらの相談の対応についてでありますが、個々の状況に応じて各担当が連携し、相談者に寄り添いながら必要な支援や情報提供を行っているところであります。 以上です。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 市長からいろいろ子育て相談課の設置の経緯についてということで、移住者が増えたり、子供の体力が低下したりしてそういう関係もあって、虐待の増加もあったということで、いろいろ部署を効率的に一つにまとめるということで連携の強化を図ったということで新設した経緯を伺いました。了解をいたしました。 それでは、それぞれ再質問に移らせていただきます。 (1)は今の答弁で了解をいたしました。 (2)のほうですが、子育て相談課の業務と体制ということで3つの担当をそれぞれ答弁いただきましたが、この子育て相談課はそれぞれ3つの担当に専門職を配置して業務を行っているということをお聞きしておりますが、これについてそれぞれ3つの担当に配置されている専門職、児童家庭担当、発達支援、ひとり親担当、母子保健担当、この専門職とはどのような資格を持った方が業務をされているのか、お聞きをいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(田代正行) それでは、それぞれの担当に配置されております資格を持った専門職ということでお答えをさせていただきます。 まず、児童家庭担当、こちらのほうには正職員としまして保健師、保育士が配置されております。 また、会計年度任用職員としまして家庭相談員、こちらのほうは心理士や社会福祉士などの資格を持った方が配置されておりまして、またそのほか子育てサロン保育士、これが保育士の資格を持った方が配置をされております。また、子育てコンシェルジュということで、こちらも保育士の資格を持った方が配置をされているところでございます。 続きまして、発達支援、ひとり親担当のほうでございますが、正職員としまして保健師、保育士、それと指導主事ということで学校の先生がこちらに来て配置をされております。 会計年度任用職員としましては、母子・父子自立支援員兼婦人相談員という方が配置をされております。そのほか発達支援保育士というものが配置されておりまして、そのほか発達コーディネーター、こちらのほうは元学校の養護教諭だった方が配置をされております。それと、発達支援室の保育士ということで、こちらも保育士の資格を持った方が配置をされているところでございます。 最後に、母子保健担当、こちらのほうは正職員としまして保健師、管理栄養士が配置されているところでございます。それと、会計年度任用職員として保健師、看護師が配置されている。 以上でございます。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。
    ◆1番(堤正明議員) 専門職の方々がたくさん、いろいろそれぞれの専門に見合った業務で配置をされていることが分かりました。 それでは、続いて再質問させていただきますが、児童家庭担当は児童虐待防止を行っているということですが、児童虐待の種類とその発生傾向についてお聞きをします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(田代正行) それでは、児童虐待の種類と発生傾向ということでございますが、種類に関しましては4つの種類に分かれております。 まず1つ目は、虐待の種類といたしまして身体的虐待、こちらは暴力を加えるものです。2番目はネグレクト、こちらにつきましては子供のいわゆる養育放棄のような状態のようなものでございます。3つ目としましては心理的虐待、こちらは暴力は振るわないけれども、いわゆる言葉、怒鳴ったりとか脅したりとか、あとは子供の前で夫婦げんかをしたりとかするのもこちらの心理的虐待に入ってきております。4つ目は性的虐待ということで、傾向としましては、例年多いのが心理的虐待、身体的虐待、ネグレクト、性的虐待の順番で多いということが言えます。 以上です。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 児童虐待の内容は今答弁いただいたわけですが、発生傾向としては先ほどの市長の答弁の中にもありましたが、増加傾向にあるということだと思います。 児童虐待の防止ということで、減少させるということの目標を持っておられるか、お聞きをしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(田代正行) それでは、児童虐待防止の目標ということでございますが、大きな方向性としましては、親御さんが健全な状態で子育てができて、子供がすくすく伸び伸びと育つという環境をつくっていくことが方向性でございまして、具体的には2つ目標を掲げておりまして、まず1つ目は児童虐待の発生を未然に防ぐための環境づくりということで、具体的には、育児に困ったときに気軽に相談できる場所をたくさんつくっていくこと、これが1つ目の目標でございます。 2番目の目標としましては、不幸にも虐待が起きてしまった場合は、迅速かつ的確に対応しなくてはならないということで、こちらのほうにつきましては市のほうだけではちょっと迅速、的確な対応というのには限界がございますので、関係機関、代表的なものは学校、保育園、医療機関等と連携を組みまして、虐待が起きた場合は速やかにそういった機関から連絡をいただいて、そういった機関と共に対処をしていくという連携づくりを2番目の目標ということで挙げてございます。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) じゃ、次、(3)のほうの再質問に移ります。 先ほど子育て相談課の主な相談内容ということでもお聞きしましたが、それぞれ各担当ごとにいろんな種類の相談、虐待相談とかひとり親家庭の相談、あと育児相談とやっておられるわけですが、主にこの相談はどこからどの場面から寄せられておるか、お聞きしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(田代正行) それでは、相談をしてくる方はどういう方が多いのかということかと思いますが、相談は一般的には悩みを持っている方が相談に来ることがほとんどでございますが、1つ例外がございまして、虐待については虐待をしてしまった親御さんから相談があることもございますが、ほぼ虐待の相談につきましては虐待を発見した学校とか保育園、それと近隣の住民の方からの相談がほとんどというところでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) それでは、今、虐待の相談を学校、保育園、近隣住民というお話がございましたけれども、これらを相談あってすぐにやっぱりタイムリーに解決するべき問題だと思いますので、ここでお聞きをいたしますが、それぞれ3つの担当がございますが、各担当が連携している具体的な担当間の連携についてお聞きをします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(田代正行) それでは、それぞれ3つの担当の連携の具体的な例ということでございますが、まず子育て相談課に寄せられる相談につきましては、問題が1つだけではない場合、いろいろな要因が複合的に重なっている相談も時々ございます。複合的に重なっているということになると一つの担当だけでは対応できないということで、具体的な例を申し上げますと、相談の内容にそこに虐待があったり、そこに貧困があったり、親の病気があったりということで、例えば親の虐待であると児童家庭担当、家庭の貧困であるとひとり親担当だったりとか、部局を超えまして生活保護担当だったりとか、あと子供の発達や育児の問題であると母子担当だったりとか発達支援担当だったりしますので、それぞれの話をよく聞きまして問題がどこにあるのかというのをまず明確にしまして、一番の問題はどうなのかということを精査しまして、その中で各担当と連携をしていくということが具体的な例でございます。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 各担当が連携して問題解決を早期に行うということで、了解をいたしました。 あと、本市で運用されている発達支援システムがあるかと思いますが、これのシステムの現状と効果についてお聞きをします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(田代正行) それでは、発達支援システムの現状と効果ということでございますが、まず現状につきましては、利用されている方、平成28年から始まりまして、当初は毎年50人ぐらいずつ増えていきまして、現在利用されている方は405名ということでございます。 次に、効果ということでございますが、その効果を話す前に子供の発達に関しての原則というか鉄則といいますか、それを若干話させていただきますと、発達に支援が必要な子供さんにはできるだけ早いうちから、しかも適切に一貫した支援というのが必要になってきます。 発達支援システムはこれに基づきまして構築をされておりまして、大きくは2つの大きな特徴がございます。 1つ目は、支援が適切かつ一括して行えるよう、子供さんは保育園から小学校、中学校、高校ということで進みますが、それぞれのステージというか段階で、保育園であれば保育園で見立てた支援計画をつくって、その子が小学校に入った場合にはその支援計画を小学校に引き継いで、引き継いだ小学校はやはりそれを基にして小学校で観察したこと、注意すべきことを書いて、またそれを中学校に引き継いでいくということで適切な一貫した支援ができるということで、これをいわゆる縦の連携ということで呼んでおります。 2つ目としましては、適切な支援については市だけとか学校だけというある一面だけではちょっと難しい部分がございまして、教育だったり、福祉だったり、あと医療の専門家だったり、そういった立場からいろんな面から支援をしていくことがその子のためになるということで、関係機関と連携をして支援をしていくということで支援をしておりまして、これが横の連携ということで、以上2つの手厚い支援を行っているということでありまして、必ず市は、その子の自立や社会参加にプラスになるということで認識をしているところであります。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 発達支援システムの現状、効果、了解いたしました。 1番の最後の項目として再質問させていただきます。 子育て相談課、今年度当初から新たに発足したわけですが、今後の課題について、今抱えている問題等ありましたらお聞きをしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(田代正行) それでは、子育て相談課の今抱えている問題、課題、今後の課題ということでございますが、子育て相談課には育児に前向きな相談から、時には子供の命に関わる虐待の緊急で重篤な案件と幅広い相談が寄せられているところでございます。 その中で後段に言いました子供の命に関わるような重篤な案件につきましては、時に心を開かない親がいて、こういったところに介入して指導、援助をするときには非常に困難を極めるという問題がございます。 そういった今後の課題につきましては、そういった心を開かない親御さんに対してどうやって指導、援助をしていけるかという職員のスキルの問題になってきますが、人的、質的な問題が今の問題でもあり、今後の問題にもなってくるのかなということで考えてございます。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 子育て相談課の業務は虐待の相談から育児の相談まで幅広く行っており、大変な業務だということが理解できました。 これからも相談者に寄り添って、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援と包括的な支援体制の充実を、さらに推し進めていただきたいと思います。また、子育ての孤立化を防いでいただきたいと考えます。 さらに、児童虐待を防止して子供の健やかな成長をしっかり保障していただくことを望んで、1番の質問を終わります。 続きまして、2番の質問に移ります。 2、学校におけるいじめ防止対策について。 市民から学校におけるいじめの相談が寄せられています。日本国憲法第26条は、「すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。」と定められています。 また、いじめによる不登校で学習の機会が奪われることがあってはならないと考えるとともに、いじめの加害者・被害者ともに基本的人権を有すると考えることから、以下お聞きをいたします。 (1)いじめの定義について。 (2)いじめの相談件数について。 (3)いじめの防止対策について。 (4)いじめの対応について。 (5)子供の人権保護について。 よろしくお願いいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(月井祐二) 2の学校におけるいじめ防止対策について、初めに(1)のいじめの定義についてお答えをいたします。 いじめ防止対策推進法にいじめの定義が明記されておりまして、当該児童生徒が一定の人間関係にあるものから、心理的または物理的な攻撃を受けたことにより精神的な苦痛を感じているものとなっております。また、この判断は、表面的、形式的に行うことなく、いじめられた児童生徒の立場に立って行うものとされております。 次に、(2)のいじめの相談件数についてお答えをいたします。 学校からの報告や指導主事が行う年3回の聞き取り調査の中で、市教委はいじめを把握しております。小学校の認知件数は、令和3年度までは減少しておりましたが、令和4年度で微増しておりまして、中学校の認知件数は横ばいの状態が続いております。 次に、(3)のいじめの防止対策についてと(4)のいじめの対応については関連がございますので、一括でお答えをいたします。 各小中学校等におきましては、いじめ防止基本方針を策定しております。いじめはいつでもどこでも誰にでも起こり得るという共通認識の下、危機感を持って組織的な対応に努めております。特に実態を把握するためのアンケートやWEBQUを活用いたしまして、いじめの未然防止に努めております。 また、市教委といたしましても、スクールカウンセラーや心の相談員を活用した教育相談体制の充実、警察等との外部機関との連携の強化を図りながら、いじめが起こった場合には被害児童生徒の安全を最優先にした対応を指示しております。 次に、(5)の子供の人権保護についてお答えをいたします。 今年の4月に施行されましたこども基本法にもあるように、一人一人が大切にされ、差別されないこと、守られること、意見を言えること、これを重視いたしまして、子どもの人権について考え、子どものために行動できる社会を築いていくことが大切であります。 今後も、各小中学校等におきまして、人権教育の積極的な推進が図られるよう支援をしてまいります。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 答弁がありました。順次、再質問をさせていただきます。 (1)のいじめの定義についてですが、いじめには加害者と被害者が存在していると考えてよいでしょうか。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(月井祐二) 今答弁の中でも申し上げましたけれども、いじめ防止対策推進法という法律がございまして、その中にいじめの定義というものがされております。そのいじめ防止対策推進法という法律の中で明確に使われている文言は、いじめを受けた児童、そしていじめを行った児童という表現になってございます。 したがいまして、明確に使われている法律上の文言がそういうことでございますので、学校教育という範疇の中で使われる文言でもありますので、私どもは通常は加害、被害という言葉ではなくて、いじめを受けた児童生徒、そしていじめを行った児童生徒というような言葉で表現をしておりますが、そういった文言で対象者を区分けをしているというふうに御理解いただければというふうに思います。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 分かりました。 いじめと判断するのはどのような組織であり、どのような担当の方が判断をされるか、お聞きをします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(月井祐二) 各学校には校長をはじめとする関係教職員で組織をいたしておりますいじめ対策委員会というものがございます。この委員会の中で起こった事実を調査、把握をいたしまして、いじめの認知というものを行っているということでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) じゃ、(2)のいじめの相談件数について再質問をさせていただきます。 いじめの具体的な報告件数をお聞きいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(月井祐二) 先ほど答弁の中でも申し上げましたけれども、いじめはいつでもどこでも誰にでも起こり得るものだというふうに私どもは捉えております。そして、これは実は子供たちだけの世界のことではなくて、人間関係のトラブルという形では、我々大人も含めた世の中全般で起こり得るものだというふうに思っております。 したがいまして、学校という世界の中で、昨年度1年間の中でも様々なことが起こっております。そういう中で昨年度、私どものほうで把握している件数でございますが、児童生徒の問題行動、不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査というものが年に1回行われますが、その数字で申し上げますと、本市のいじめの認知件数は小学校で62件、中学校で12件、合計は74件ということでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 令和4年度それぞれ件数をお聞きしましたが、令和5年度になっていじめの相談はございますでしょうか。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(月井祐二) 新年度になってからも数件ではございますけれども、報告を受けております。 大切なことは、いじめを認知したときにはそれを解決に向けて迅速に対応していくということでございますので、学校と連携を図りながら解決に向けた対応をしているところでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) それでは、再質問のほう(3)、(4)一括して再質問させていただきます。 (3)はいじめの防止対策、(4)はいじめの対応についてということでございますが、現在いじめの早期発見に努めていること、どのようなことがあるか、お聞きをいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(月井祐二) 先ほども申し上げましたが、いじめはいつでもどこでも誰にでも起こり得るということでございますので、今議員がおっしゃった早期発見、これが一番大事だというふうに思っています。 それが私が思う教職員にとって最も重要なスキルの一つでもあるというふうに思っていますが、毎日、先生方は子供さんたちの表情や服装など日常の様子を細かく観察をすることを心がけておりますので、担任だけではなくて、全教職員で一人一人の子供さんたちを見つめて、いじめを見逃さない体制をつくっているということでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 早期発見に努められているということですが、続いて質問させていただきます。 いじめの対応で組織的に対応するとはどのようなところでやられておるか、お聞きしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(月井祐二) いじめの対応の中で最も後々になってあそこが問題だったなというふうになってしまうときというのは、いじめを把握した教職員がその問題を自分一人の中で抱え込んでしまって、それが長く放置されてしまうというようなことがあったときに、後々大きな問題になっているということがございます。 したがいまして、情報を得た教職員は迅速にいじめ対策委員会等も含めまして全体で共有しながら対応していくと、それが一番大切なことでありますし、また現在は警察との連携、外部機関の中でも警察との連携ということを躊躇なく行っていくということも各学校と徹底して行っているところでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 今月は6月でございますが、いじめ防止強調月間というふうに考えておりますが、本市としてのいじめ防止強調月間としての取組内容をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(月井祐二) 議員おっしゃるとおり、本市では市のいじめ防止基本方針を策定した際に、6月をいじめ防止強調月間というふうに定めておりまして、リーフレットを作成して各学校にも配布して周知徹底を図っているところでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) いじめに対しては個人情報を含めてどういうふうに情報共有するかが一番ちょっと重要かなというふうに思いますが、各学校、家庭、関連組織において情報共有はどのようにされているか、お聞きをいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(月井祐二) まず、学校が認知をいたしましたいじめにつきましては、先ほど申し上げましたいじめを受けた側、そしていじめを行ってしまった側の児童生徒の両方の保護者に連絡をいたしまして、いじめの発覚から今後の対応までどういうふうになっているのかということを内容を伝えるようになってございます。 また、その当該の児童生徒につきましては、スクールカウンセラーや心の教室相談員を活用した面談も行ったりして、内容によっては先ほど申し上げましたが、警察をはじめとする外部機関と連携して進めているというところでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) それでは、(5)の再質問に移りたいと思います。 子供の人権保護について、ちょっと用語がそれぞれ被害者、加害者という言葉遣いが適切ではないかと思いますが、被害者でだけでなく、加害者にも子供の人権があると考えますが、そのような認識でよろしいでしょうか。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(月井祐二) 当然のことだと思いますけれども、いじめを行ってしまった側の子供さんにも人権はもちろんございますので、当該の児童生徒にも適切な指導や支援を行うことで、1つは再発の防止にもつながりますし、もう一つは、最終的にはいじめを行ってしまった側のお子さんに対しましても、そのお子さんを守っていくことにつながっていくというふうに考えております。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) それでは、情報共有あるいはいじめの相談とか報告内容をそれぞれ情報共有するときに一番大事なのは、やはり個人情報の保護であるという考えがございますが、それについてどのようにお考えなのか、お聞きをします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(月井祐二) 議員おっしゃるとおり、個人情報といいますか、知られたくない内容については絶対に外に漏れないようにするということは大事なことだというふうに思っています。 したがいまして、誰がいじめを受けた側で誰がいじめを行った側なのかということですとか、具体的ないじめの内容等につきましても学校としては指導する内容は当該の子供さんとその保護者の方だけにお伝えをして、それ以外には決して漏れることのないように全職員で共通理解を図りながら厳重に取り扱っているというところでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 子供の人権保護という観点で、学校ではどのような人権教育が行われているのか、あるいはどのような科目でやられているのか、内容をお聞きしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(月井祐二) 確認のために申し上げますけれども、現在の履修科目の中に人権教育という具体的な科目があるというわけではございません。 したがいまして、各学校では、全ての教育活動を通して子供たちの人権感覚を育てるように進めております。特に特別の教科道徳の時間という時間がございますけれども、その時間の中で自分や相手を大切にすることの大切さを学ぶ中で、少しでも子供たちの心が豊かなものになるように教育活動を行っているということで、御理解いただければというふうに思います。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 道徳の時間を利用して人権の教育を行っていくと理解いたしました。 いじめは不登校を生むだけではなく、死に至ることもあります。日頃から人権に対する教育、しっかり行っていただきたいと考えます。 これで2番の質問を終わります。 引き続きまして、3番の質問のほうに移ります。 3、ゆータク再編と地域公共交通について。 令和5年3月定例会議にて、ドア・ツー・ドア方式のデマンド交通の導入を求める陳情が全会一致で採択されました。 本市のゆーバス・ゆータクの見直しについてお聞きします。 (1)ゆータク再編の具体化について。 ①再編の目的。 ②再編の検討について。 ③再編開始までのスケジュール。 ④市民の声の反映について。 (2)ゆーバス・ゆータクの見直しについて。 (3)高齢化社会に適した地域公共交通のあるべき姿について。 よろしくお願いいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(河合浩) それでは、3、ゆータク再編と地域公共交通について、順次お答えいたします。 初めに、(1)ゆータク再編の具体化について、①の再編の目的についてお答えいたします。 市内には駅やバス停が近くにない、いわゆる交通空白地域が存在しており、自家用車を利用できない方などの移動手段の確保をすることが課題となっております。この交通空白地域の解消を進めていくことや地域公共交通の利便性の向上を目的として、ゆータク再編を検討するものでございます。 次に、②の再編の検討についてお答えいたします。 ゆータクの運行内容及び運行区域の見直しを伴う再編や、決められた区域・区間での移動を定額で受けられる新たな交通サービスの導入について検討していきたいと考えております。 次に、③の再編開始までのスケジュールについてお答えいたします。 今年度につきましては、ゆータク再編検討業務のコンサルタントへの委託を行い、ゆータクの利用状況や地域公共交通計画を策定した際のアンケート結果などから現状を分析するとともに、新たな交通サービスを導入した場合のシミュレーションなどを行ってまいりたいと考えております。 再編検討業務の結果を踏まえて今後の方向性を検討し、令和6年度の早い時期に実証運行等の実施ができればと考えております。 次に、④の市民の声の反映についてお答えいたします。 現在でも、窓口や電話などでデマンド交通導入など地域公共交通に関する御意見や御要望が寄せられており、お話を伺っているところでございますが、再編を行うに当たっては各地域の声を聞き、できる限りで反映していきたいと考えております。 次に、(2)のゆーバス・ゆータクの見直しについてお答えいたします。 ゆーバスについては、鉄道や大田原市営バスなどに乗り継ぐ移動ニーズも多く、利便性向上の観点から運行ダイヤなどの改善を行い、ゆータクについては、交通空白地域の解消と利便性の向上の観点から再編を検討してまいりたいと考えております。 次に、(3)の高齢化社会に適した地域公共交通のあるべき姿についてお答えいたします。 本市の地域公共交通計画では、基本理念として、まちづくりと整合し、広域幹線ネットワークを補い、一体となって機能する地域公共交通ネットワークの確保、維持を掲げています。 高齢化社会の進展により変化が見込まれる移動ニーズに対応するため、持続可能性の確保と利便性向上に向けた取組を進めていきたいと考えております。 また、市内の移動ニーズにとどまらず、近隣市町への移動ニーズもあることから、ゆーバスと大田原市営バスとで乗り継ぎがしやすいようにダイヤを調整するなどの取組を行っており、今後も広域的な移動ニーズを踏まえた広域交通ネットワークの整備についても進めていきたいと考えております。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 答弁がありました。 それでは、3番のゆータク再編と地域公共交通について、順次、再質問をさせていただきます。 まず、(1)のゆータク再編の事業の具体化についての質問でございますが、先ほどの答弁で、新たな交通サービスという言葉がございました。この新たなという交通サービスの具体的な内容についてお聞きをします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(河合浩) 今回の見直しでは交通空白地域の解消を図るため、ゆータクを再編し、新たな交通サービスの導入の検討を行うものでございます。具体的な内容につきましては、今後検討してまいりたいと思っております。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 具体的内容は今後検討ということでございますが、やはり再編の範囲、あるいは規模についてどのようなものを想定されているのか、お聞きをします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(河合浩) 再編の範囲、規模ということですが、交通空白地域については郊外部が多くなっております。ですが、那須塩原市全体を対象と考えております。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 範囲は市内全域だということでございますが、当然、交通空白地域、市内全体で空白を目指すというのは理想ではございますが、当面どこでやるのかとそういう点も非常に重要な要素かというふうに考えます。 プロポーザルによるコンサルを今後計画されているということですが、コンサル結果を受けてどのように本市では検討を進めていくのか、お聞きをいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(河合浩) 今後どのように進めるかということですが、コンサルタントの検討結果を基に担当課のほうで案を作成しまして、その後、那須塩原市地域公共交通会議で検討してまいりたいと考えております。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 当然コンサルはプロポーザル方式ということですから、委託する場合の仕様書等も作られるかと思いますが、既に栃木県内、デマンド交通をそれぞれ実施している自治体がございますが、それらの自治体のデマンド交通の内容は把握しているでしょうか、お聞きをします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(河合浩) 県内の自治体のデマンド交通の実態を把握しているかということでございますが、まず本市では、ルートを決めて予約があるときだけ運行する路線型不定期のデマンド交通ゆータクを運行しております。 また、県内の自治体は、それぞれ各自治体に合ったいろんなタイプのデマンド交通を実施しているということで捉えております。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 私は先月、下野市のデマンド交通について、市役所に出向いて担当のほうから実態、運行の状況をお聞きしてまいりました。下野市は人口約6万人でございますが、現在自宅から送迎するデマンド交通おでかけ号というのを1回300円で実施をしております。当初は3エリアの運行でありましたが、市民からの要望によって市内全体を1エリアとして運行するように改善をして、さらに隣の町の上三川町、壬生町と相互利用を行っております。 この下野市のデマンド号、特筆すべき内容は、午前8時から午後6時までの時間帯で、車両が待機しておれば、市民が予約をすればいつでも利用できるということでございます。これは言い換えれば、運行ダイヤを持たないということなんです。車両がいつも待機しておればいつでも利用できる、約15分前に予約すれば来ていただける、来る場所は自宅前までというデマンドの方式でございます。 このような非常に利便性の高いデマンド交通、本市でも大いに参考にしていただきたいと考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(河合浩) 下野市さんのおでかけ号ということで、議員も大分情報入れられているようですが、私のほうでも伺っております。 まず、下野市さんとうちの大きな違いというところで、面積を比較しますと本市の約8分の1の面積ということで、さらに平坦な土地で市街地が形成されているというところで、本市よりより効率的な公共交通の運行が可能なのかなとまず感じております。そういった中で地域の実情に応じた形ということで、ドア・ツー・ドア型の先ほど議員が言われました1回300円でエリアを持たずに運行していると、そういった形で運行ができているんだと思います。また、AIを使った配車システムを導入されて、かなり先進的な交通体系で取り組まれているというのも聞いております。 こういった自治体の状況も見ながら、本市の交通空白地域の解消のために、本市の実情に合った新たな交通サービスの導入に向けて検討してまいりたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 答弁がありました。 下野市は先ほどAIのシステムを利用して運行しているということですが、下野市のまたちょっと特徴として、デマンド交通の車両は事業者持ちなんです。かつ先ほどのAIの予約運行システムも運行業者持ちでそれぞれ構築をされているという、そういう特徴がございます。 今回、本市がコンサルタントへ委託するプロポーザル、このプロポーザルの仕様内容についてお聞きをしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(河合浩) プロポーザルの仕様内容ということでございますが、まずは本市の利用状況、移動ニーズなどの調査・分析を行っていただきまして、そして新たな交通サービスの予約、運行に関するシミュレーションを行っていただきまして、実証運行を想定した運行計画を立案してもらう、そういったことを要件にしております。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。
    ◆1番(堤正明議員) 今答弁ございましたが、1つは新たな交通サービスということで、新たなという内容がいかに盛り込まれているかということが非常に気になるところということでございます。 また、実証運行ということですので、これは実証実験とはまた異なると思いますので、実証運行をするという実施時期と目的とをお聞きしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(河合浩) 実証運行の目的、時期ということですが、まず時期でございますが、新たな交通サービスの運行の案が固まりましたら運行事業者と協議を行いまして、国などへの手続を整え次第、早期に行いたいと考えております。 この目的ということなんですけれども、実証運行を行いまして実際に利用状況ですとか、実際に走ってみての何か課題はないかとか、そういったものを確認するために実証運行を行うものでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) このコンサル結果が出た後、それぞれ本市でさらに検討を進めるわけですが、市民の声もしっかり聞かないといけないというふうに感じます。 具体的に市内全域でさらに対象としていることもありまして、各地域の声をどういうふうに聞いていくか、あるいは前回出ました陳情人の声を聞く機会はあるのかについてお伺いをいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(河合浩) 各地域の声ということですが、今回、交通空白地域の解消というのを一番に狙っておりますので、そういったエリアを中心に公共交通を利用している人、またこれから利用したいと考えている人、そういった人の御意見を伺いまして、また地域によって実情が異なると思いますので、各地域の声を聞きたいと思っております。 また、陳情人の方の声をということでございますが、こういった各地域の声を聞く機会を設けますので、そういった際に併せてお聞かせいただければと考えております。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 理解しました。 (2)のゆーバス・ゆータクの見直しについては再質問はございませんが、当然今回のゆータクの再編見直しによって、そこの見直した地域と既存のゆーバス、ゆータクとの乗換え等がしっかり図られることを要望したいと思います。 (3)のほうの再質問に移ります。 高齢化社会に適した地域公共交通のあるべき姿の質問でございますが、1つは、高齢化社会は高齢者、毎年1歳年を取るわけです。何かそういう意味では高齢化社会は待ってくれていない、待ったなしということで、毎年それぞれ高齢者が1歳年を取る、それにきっちり対応をしていかないといけない。後手後手の政策では駄目で、やっぱり先取りの政策が重要かと思います。 本市の地域公共交通の今後のグランドデザインについてお聞きをいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(河合浩) 本市の公共交通のグランドデザインということでございますが、市の公共交通計画のほか、本市で那須地域定住自立圏、こちらの地域公共交通計画を昨年度、策定したところでございます。 その中の基本方針としまして、安心で楽しい暮らしを支える地域公共交通の確保、維持や、広域的に住民の気軽なお出かけや観光にも利用できる公共交通網の形成などを掲げております。これらの計画に基づきまして推進してまいりたいと考えております。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 気軽に高齢者がお出かけできる公共交通にしていかなければならないと考えます。 そこで、車優先の社会から人優先の社会へ転換するお考えはあるか、お聞きをいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(河合浩) 車優先から人優先社会へ転換する考えはということですが、コロナ禍前までは、ゆーバス、ゆータクの利用者は年々増加をしておりました。この流れを継続しまして人優先の社会実現のため、地域公共交通の利便性向上を今後も推進してまいりたいと考えております。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 第9期の那須塩原市高齢者福祉計画というのがございますが、この第9期の那須塩原市高齢者福祉計画に関するアンケート調査の項目の中で傾向と課題がございます。 そこで、塩原地区は市内でも最も高齢化率が高い地区で、特に山間部に位置する塩原温泉地区は市街地へのアクセス、交通手段が他の地区と比べて限定される特性があると。また、外出控えの理由として、交通手段がないと回答した人の割合が市内で最も高い状況だということで述べております。 渡辺市長も、従来からドア・ツー・ドアのデマンド交通は決して否定するものではないということを常々言っておられますが、今回のゆータク再編について、市長の考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(渡辺美知太郎) 議会でも申しておりますけれども、やっぱりゆータク、デマンド、ドア・ツー・ドア様々ありますけれども、これは手段であって目的ではないと思っておりますので、やっぱり公共交通の在り方というのは、本当に常に見直していかなきゃいけないなというふうに思っております。 最近ではデジタル技術を活用して、まだ実証実験レベルではありますけれども、そういうデジタルを用いた公共交通の在り方なども模索をしておりますので、今後もできる限り実態に即した手段、決め打ちではなくて、これしかやらないとかこれはやらないとかではなくて、様々な手法を用いて、あとダイヤの見直しであったり、バスの見直しであったりとか、路線の検討であったりとか、本当、最近様々な企業様からもお力添えいただいておりますので、最善を尽くしていきたいなというふうに思っております。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 今回のゆータク再編の範囲、規模、今後検討していくということでございますが、早期に確定をして、高齢者の足の確保をしっかり行っていただきたいと考えます。 さらに、ドア・ツー・ドアの方式のデマンド交通、陳情でも出ておりますので、ドア・ツー・ドア方式のデマンド交通の早期実現を要望しまして、私、堤正明の一般質問を終了いたします。 ○議長(山形紀弘議員) 以上で1番、堤正明議員の市政一般質問は終了いたしました。 ここで休憩いたします。 会議の再開は11時15分です。 △休憩 午前11時00分 △再開 午前11時15分 ○議長(山形紀弘議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------- △森本彰伸議員 ○議長(山形紀弘議員) 次に、7番、森本彰伸議員。 ◆7番(森本彰伸議員) 皆さん、こんにちは。 シン・那須塩原、議席番号7番、森本彰伸です。 今日、観光の質問をさせていただこうと思っているんですけれども、今朝、テレビで日光の東武鉄道のスペーシアXのニュースを見て羨ましいなと思いまして、ぜひJRなんかもそんな観光列車などを東京那須塩原間でつくってくれたら、何かいっぱい来てくれるのかななんていうことを市長のトップセールスに期待をしながら見ていたところであります。 それでは、通告書に基づきまして市政一般質問を始めさせていただきます。 1、コロナ後の観光政策について。 観光は、本市にとって大切な産業であります。世界中がパニックに襲われた新型コロナウイルス感染症の影響下にあって、本市は、観光事業者のPCR検査の徹底や感染状況の落ち着いている間の観光支援事業など数々の対策を打ってきました。それらの政策は、本市の観光事業者への一定の援助になったと評価をしています。 渡辺市長の観光客にも責任を持ってもらうレスポンシブルツーリズムの考えをはじめ、パンデミックの中での新しい観光の在り方を模索していく政策の成果として、本市は2年連続で世界の持続可能な観光地TOP100選に選出されました。これからは世界中からの観光客の受入れにも期待が持てます。 新型コロナウイルス感染症は、今年の5月8日から季節性インフルエンザなどと同等の第5類に分類され、全国各地の観光地にも多くの観光客が戻ってきています。コロナ以前、本市は海外からの観光客の受入れという意味では、決して先進的ではなかったと感じています。これからの観光地は、海外から、国内各地から、そして市内や近郊からの観光客まで多様なスタイル、多様な人々のニーズに応えていくことが求められます。 アフターコロナの社会において、様々な観光客に本市の観光資源を存分に楽しんでいただき、同時に本市全体として観光客を受け入れ、その利益を享受していくことを望み、以下のことについてお伺いします。 (1)今後の感染症対策について。 (2)本市の観光資源について。 ①観光のテーマ設定について。 ②日本遺産の活用について。 ③グルメ旅行への対応、市としてどんなものを促進するかなどについて。 ④自然環境の活用と安全性の確保について。 ⑤移動手段について。 (3)海外からの観光客への対応について。 ①ターゲティングについて。 ②文化の違いに対する対応について。 ③食に対する対応について。 (4)市民の観光産業への理解と関わりの促進について。 ○議長(山形紀弘議員) 7番、森本彰伸議員の質問に対し答弁を求めます。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) それでは、1のコロナ後の観光政策につきまして、私からは、(1)から(3)まで順次お答えをいたします。 初めに、(1)の今後の感染症対策についてお答えいたします。 新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけは5類に移行されましたが、終息には至っておりませんので、今後の感染状況を注視してまいりたいと考えております。 また、今回の経験で得た知見を基に、新たな感染症が発生した場合の対策に生かしてまいります。 次に、(2)の本市の観光資源について、順次お答えいたします。 初めに、①の観光のテーマ設定についてお答えいたします。 本市はコロナ禍におきまして、持続可能な観光地づくりを進めており、塩原温泉地区及び板室温泉地区が環境省のゼロカーボンパークに登録され、グリーンスローモビリティの実証試験やレジ袋の紙製品化などの脱炭素の取組を行っております。 また、観光事業者の新型コロナウイルス感染症対策やオーバーツーリズム対策などにも力を入れており、こうした取組が評価されて、世界の持続可能な観光地TOP100選に2年連続選出されております。 今後はこれらに加えまして、食、温泉、自然など本市の強みを生かしたウエルネスツーリズムの推進に取り組んでまいります。 次に、②の日本遺産の活用についてお答えいたします。 日本遺産として認定を受けている那須野が原開拓の歴史とその構成文化財につきましては、貴重な観光資源と捉えており、構成する文化財の特色に応じた活用を図ってまいります。 次に、③のグルメ旅行への対応についてお答えいたします。 チーズフォンデュをはじめとした乳製品を使った料理や、ONSEN・ガストロノミーウオーキングでの事業者間の交流が契機となり生み出された商品のように、地域の食材を生かした本市ならではの食事を提供することがグルメ旅行への対応につながるものと考えております。 次に、④の自然環境の活用と安全性の確保についてお答えいたします。 コロナ禍を契機としまして、屋外で楽しめるアウトドアアクティビティの需要が高まっております。本市の豊かな自然を観光資源として活用するとともに、安心・安全に楽しめるような環境を整えていく必要があると考えております。 次に、⑤の移動手段についてお答えいたします。 本市へ来訪する観光客の多くは車を利用しておりますが、本市には多くの観光スポットが点在しておりますので、この観光スポットを周遊し滞在を促すための2次交通を整備する必要があるとも考えております。 次に、(3)の海外からの観光客への対応について順次お答えいたします。 初めに、①のターゲティングについてお答えいたします。 那須塩原市観光マスタープランにおきましては、本市への来訪者の多い台湾や中国をターゲットに掲げており、来週には、トップセールスとして市長が先頭に立って、台湾とベトナムを訪問してまいります。 今後とも、世界の持続可能な観光地TOP100選に2年連続で選出された強みも生かしながら、訪日外国人の取り込みを推進してまいります。 次に、②の文化の違いに対する対応についてと③の食に対する対応につきましては関連がございますので、一括してお答えいたします。 コロナ後の訪日観光客の回復状況から、今後増加が見込まれるインバウンド対策としまして、生活様式や食文化の違いなどに関する対応について、観光事業者と共に研究してまいりたいと考えております。 ○議長(山形紀弘議員) 市長。 ◎市長(渡辺美知太郎) 私からは、(4)の市民の観光産業への理解と関わりの促進についてお答えをしたいと思います。 私はあちこちで言っていますけれども、観光は単に旅館やホテル支援のみならず、やっぱり総合産業であると。やはり景観であったりとか、農産品なんかも観光のリソースであって、観光はブランティング、総合産業としてのまちの付加価値を上げる産業だというふうに考えておりまして、那須塩原だけじゃないんですけれども、やっぱり観光というと、何か一義的に旅館やホテルの話でしょうみたいな話で終わっちゃうこと多いんですけれども、そうじゃなくて、市民の皆様にそうじゃないんですよと。 例えば観光としての付加価値が上がれば、市のブランド力が上がれば農産品の価格にも影響を及ぼしますし、農産品の価格が上がれば、農家さんがお客さんの車屋さんも儲かりますよねという話をしているので、やっぱり単的な産業ではなくて、市のブランドを高めていく産業なんですよというのをお話を常にしておりまして、やはりそれを支えている要素が自然であったりとか、景観であったりとか、農産品であったりとか、自分たちは関係ないやではなくて、一つ一つが特に最近では那須塩原ライフなんて言っていますけれども、逆に言うと、市民の生活スタイルそのものが観光資源になり得るなというふうに思っていますので、そういうことやっていきたいと思っておりますし、あとは今ある素材、温泉や自然をどういうテーマでつくっていくかはすごく大事だというふうに思っておりまして、ウエルネスであったりとか、サステーナブルであったりとか、最近はゼロカーボンパークも取りました。 瀧口統括監はレンジャーで国立公園に長じておりますので、今度はそういった国立公園も活用できないかというふうに思っておりまして、実は昨日ですけれども、パークスプロジェクトという、もしかしたら御存じかもしれませんけれども、アメリカの国立公園を保護するエコブランドで、おしゃれなTシャツとか売上金を国立公園の運営などに充てるというアメリカで始まったものなんですけれども、昨日、瀧口統括監のお導きで、関心があれば瀧口統括監に質問していただきたいんですけれども、パークスプロジェクトの皆さんが来てBEAMSとかNew Balanceとコラボした商品、日光などもBEAMSできましたけれども、そういう自然とファッションとかそういうところもいろんな切り口で攻めていきたいなというふうに思っております。 答弁は以上です。 ○議長(山形紀弘議員) 7番、森本彰伸議員。 ◆7番(森本彰伸議員) それでは、順次、再質問のほうを進めていきたいというふうに思います。 まず、(1)のほうの感染症対策の部分なんですけれども、答弁の中で知見を得たということなんですけれども、観光業の対策の中で得た知見を具体的にどんなようなものがあるのかを教えていただきたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) 経験で得た知見ということでございますけれども、まず新型コロナウイルス感染症が蔓延し始めた当初、このときには感染症対策も手探りの状況でございましたが、市独自の感染症対策取組認証制度、こういったものを行ったことにより事業者だけではなくて、宿泊をされる利用者の方にも安心感を与えられたというふうに考えております。 この認証制度につきましては、感染対策の見える化を行うということが観光客の皆様にも安心感を与えることにつながりますので、選ばれる観光地として、那須塩原が観光客の方に選んでいただけるというふうに思っております。 ○議長(山形紀弘議員) 7番、森本彰伸議員。 ◆7番(森本彰伸議員) 認証制度ができているということで、それによって対応していくということだというふうに思います。 今、今回新型コロナウイルス感染症の蔓延に伴って認証制度というのもできてきたと思うんですけれども、今後、違う感染症なども蔓延してくる可能性はあるわけです。そうなってくると、その感染症の種類であったりとか、感染症の対策というのは感染症によって多少違ってくるのかなというふうに感じているところがあるんですけれども、まずこの認証制度はたとえこのコロナ禍が落ち着いていったりしても続けていくということなのか、そこをお聞かせいただきたいんです。いかがでしょうか。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) この認証制度、いろいろこのコロナ禍におきましては、非常に一定の成果があったかというふうに考えております。 この認証制度につきましては、既に報道にもございますけれども、新規の登録というものは一旦これは終わりにさせていただいておりますので、今後、今年度中にはこの認証制度は閉じるというふうな形になります。 ○議長(山形紀弘議員) 7番、森本彰伸議員。 ◆7番(森本彰伸議員) そうしますと、閉じるということは例えば事業所でも新たなものはなくというだけで、その認証されている人たちはその看板も下ろすということですか。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) 認証制度自体は閉じさせていただくことにはなりますけれども、当然宿泊事業者様、今までやってきた対策ということ、これがしっかりと植え付けられたというふうに思っておりますので、今後も事業者の皆様は対策を続けていくということもお聞きしておりますし、そのような状況で安心して観光にお越しいただけるのではないかというふうに期待をしております。 ○議長(山形紀弘議員) 7番、森本彰伸議員。 ◆7番(森本彰伸議員) では、例えばまたちょっと違うパンデミックが起きるとか、さらに新しいコロナウイルスということもあるかもしれませんけれども、その場合には更新をしたりとかそういうことも必要になってくると思うんですけれども、その体制というのは整っているのか、お伺いします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) 感染症対策取組の認証制度についてでございますけれども、先ほども申し上げましたが、多くの宿泊事業者に取り組んでいただいて一定の成果はあったかというふうに思っております。 この経験は当然次にも生かしていく必要もあるということで考えておりますので、例えば今後新たな感染症等、想定ができないものというものも可能性としては否定できませんので、そういったところには生かしてまいりたいというふうには考えております。 ○議長(山形紀弘議員) 7番、森本彰伸議員。 ◆7番(森本彰伸議員) 私が心配しているのは時間です。こういうものというのはやっぱり喉元過ぎれば熱さを忘れるというところもあるので、時間の経過というのは間にどんな時間が空いたとしても新しいパンデミック、新しい感染症が来たときにきちっとそのときに迅速に対応できるのか、その情報を更新していけるのかというのは、やはり体制にあるのかなと。きちんと体制を整えていくということが必要なのかなというふうに思っていますので、そこは忘れずにおいていただきたい。 せっかく得た知見を今後とも生かしていけるように、その体制をやっぱりつくっていく。例えばきちっと何かあったときには見えるようなものを残しておくとか、そういったものを今後とも続けていっていただきたい。ただ事業者の人たちの頭の中に残っている、記憶に残っているから大丈夫ですよ、2代、3代、その後世代が代わるぐらい時間が過ぎたときに、今回の知見は生かされませんでしたということがならないようにしていただきたいという意味でここは聞かせていただきましたので、よろしくお願いしたいと思います。 次に、(2)観光資源についてなんですけれども、これ1から5番まで前後するところもあるので、一括した再質問という形を取らせていただきたいというふうに思います。 まず、市内、近郊の市町からも、本市の観光地を訪れる方というのはたくさんいるのかなと思います。そのような人たちにアピールするテーマ設定というものはあるのか、これをお聞きしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) 現在の観光の形態といいますか、やはりコロナ禍もそうなんですけれども、そういったことの経験といいますか、そういったものも皆さんが経験することで観光自体が団体から個人へというところ、それと物見遊山型から本物を感じられる体験型、こういったふうに移行しているというふうに考えております。こういった日常の延長線上の中でも有意義な時間、こういったものを消費するというそういうふうな形態に変わっているのかなというふうに思っております。 こういった観光客の皆様方の行動変容、これを意識することというのはとても大事だというふうに思っていますし、市外はもちろんのこと、これは近隣から訪れる方につきましても、食、温泉、自然など本市の強みを生かしたウエルネスツーリズム、この推進というものはテーマとして掲げることは大事だというふうに考えております。 ○議長(山形紀弘議員) 7番、森本彰伸議員。 ◆7番(森本彰伸議員) 確かに多くの資源がある中で、多分市外から来る人または海外から来る人に対しても那須塩原市の魅力という部分はたくさんあるのかなと。中里議員の質問にあったようなそういうブランディングされるような商品だったり、そういうものを楽しみに来る人もいるし、自然環境を楽しむ、いろんなあると思うんですけれども、それは市内の人にも共通している部分なのかなというふうには認識をしているところであります。 そこで、コロナの脅威が今ちょっと少なくなってきているというか、減った状態にある今、以前行ったようなリフレッシュキャンペーンのようなああいう市民の方、市内の方がちょっとまたこの那須塩原市の観光資源を楽しめるというか、そのような機会を支援するような新たなリフレッシュキャンペーン的なものを考えることはできないのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) 以前にも行った宿泊支援施策ですか、こういったものはどうなのかという御質問ですけれども、この施策、当然コロナ禍において実施をしたりとか、それ以前というところで、一定のやはり効果があったというふうに考えておりますけれども、やっていく中では、その効果についても、メリットとそうでない部分というのがやはり存在していたというふうに思っております。 メリットとしましては、金銭的な後押し、これがやはり大きなことで、選択肢が広がるというふうなところ。それと、それによって宿泊者が増加するというふうなこともございました。という一方で、宿泊事業者が本来ターゲットとしています宿泊者以外の方も利用するというような状況にあり、こういったミスマッチングも実際に起こっていたということも、後にはお聞きしていたという状況もございます。 現在は、この観光分野において全国的にも回復傾向にございますので、こちらについては、今すぐにやるということは考えておりませんけれども、今後の状況、動向は見守る必要はあるのかなというふうには思っております。 ○議長(山形紀弘議員) 7番、森本彰伸議員。 ◆7番(森本彰伸議員) ターゲットとしている人以外ということなんですけれども、ターゲットとしている人以外の観光客ってどういう方ですか。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) 宿泊事業者、その宿泊事業者さん自体がやはりコンセプトにしている、売りとしているものというのは当然あろうかと思いますので、そこにちょっと思ったようにとかそぐわないというような、こういうこともあり得るんだろうというふうな想像はしておりましたが、やはり実際にそういったお声を聞いているという事実もございますので、そういったことで今申し述べさせていただきました。 ○議長(山形紀弘議員) 7番、森本彰伸議員。 ◆7番(森本彰伸議員) 大変奥歯に何か挟まったような答弁なんですけれども、これから多様な観光客を取り入れていきましょう。いろいろなお客様に対応していける観光地でありましょうという中で、ターゲットにそぐわないお客様という言い方というのは、どうもちょっと納得できない部分ではあります。 それよりは、そういうお客様をどういうふうに迎え入れたらいいのかとか、情報提供にして、そのお客様が喜んで行けるところというのはどういう施設なのか、そういうことを示しながら観光地というのはつくっていくんじゃないのかなというふうに思うんですよね。 ターゲットにそぐわない、観光客が多く来過ぎて、オーバーツーリズムの話とかというのも聞きますけれども、そういう状況とはまた別だと思うんですよね。 どういうお客様が旅館とか、例えば観光地を求めるのかじゃなくて、どんなお客様が来ても、そのお客様にこの地域で楽しんでいただけるような情報提供、そしてその観光地の在り方というのを示していくということが大切であって、そぐわない、このデメリットというのは、あまり納得がいく部分ではちょっとないです。 このリフレッシュキャンペーン、これのもう一つよかった点というのは、市民がほかの観光事業者以外の一般の例えばサラリーマンの方とか、一般の市民の方々が那須塩原市の観光を楽しめたのかなという部分がよかったかなと思うんですね。それって、この後、まだ質問の中で出てくるので、今、メインでやるところではないんですけれども、市民の理解を深める、その部分にもつながってくると思うんですけれども、今後このリフレッシュキャンペーンのように市民に対して、こんなキャンペーン、これまた行っていくということを再検討できないものか、ちょっともう一度お聞きしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) こういったキャンペーン、当然効果があったというふうには、これは認識しているところでございますけれども、やはりこういった事業を行うには、当然必要な財源というところもございますので、そういったこともやはり鑑みる必要はあるかと思っております。 先ほども答弁しましたように、やはり今すぐに実行に移すという考えはございませんけれども、やはりこういった動向、こういった回復傾向にあるという観光において、こういったものはどういったものが合っていくのかというところは考える必要はあるかなというふうには思っております。 ○議長(山形紀弘議員) 7番、森本彰伸議員。 ◆7番(森本彰伸議員) これは検討していただきたいなというふうに思います。 ただ、確かに財源の部分とかいろいろありますので、そこまでほかの事業と比べて大きな財源なのかなというふうにも思うので、ぜひこれは検討していただけると、市民の方々もまたリフレッシュできるというか、理解も深まるという部分にもつながってくると思いますので、恐らく観光事業者は、これはやめてくれと言っているわけではないですよね。そういうわけではないと思いますので、ぜひ進めていっていただけたらなと思います。 次に、オーバーツーリズム対策を行っているというんですけれども、どんなようなことをしているのかをお聞かせください。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) オーバーツーリズム対策という、昨年実施しておりますけれども、具体的に申し上げますと、板室地区、こちらに木の俣園地というところがございます。多くの観光客の方、また地元の方にも好意的に足を運んでいただいているというような状況がございます。 その一方で、観光客だったり訪問される方ですね、こういった方の増加による駐車場の不足、またごみの不法投棄、また直火による環境悪化等、こういったものの問題も発生していたことも事実でございます。 これを受けまして、駐車場の不足については、渋滞や路上駐車の原因となるので、木の俣園地の利用のルール、こういったものを明確化した那須塩原市木の俣園地条例を制定いたしまして、火気の使用であったり、テントの設置、騒音、ペットの放し飼い、またごみ捨て、こういったことを禁止行為として定めたもの、こういったものでルールの明確化、訪れる方々に対しましては、責任ある観光、いわゆるレスポンシブル・ツーリズムといいますか、そういった考え方、こういったものの理解、醸成を図るということで、昨年、駐車場の有料化を行いました。この有料化で得た収益については、様々な業務費用、かかる費用がございますので、そちらに充てているということで、観光地の保全のためにそういった有料化に踏み切ったという事実がございました。 ○議長(山形紀弘議員) 7番、森本彰伸議員。 ◆7番(森本彰伸議員) ニュースなどでもオーバーツーリズムの問題というのはよく聞くところでありますので、対策は絶対必要であろうとは思うんですけれども、これ違反者への注意とか警告をするようなシステムというのは、例えば直火でのたき火だったりとか、違法駐車は警察とかになってくるんでしょうけれども、そういった違反者への注意や警告というのはできているのかをお伺いします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) 違反については、駐車場そのものも警備員等を配置させていただいておりましたので、また、園内、園地内も見回り等、こういったものを強化しておりました。こういったことで発見した場合には指導させていただくとか、あとは、これ非常にありがたかったところなんですけれども、室井議員もいらっしゃいますが、板室温泉地区の旅館業者の方であったりとか地区にお住まいの方々が朝早くからごみ拾いですか、そういった環境の改善、こういったことに御尽力いただいたということ、これは我々としては非常にありがたかったなというふうな事実はございます。 ○議長(山形紀弘議員) 7番、森本彰伸議員。 ◆7番(森本彰伸議員) 地元の事業者との連携もうまくできているということで、いいことかなと思います。 あとは観光客に対しての周知ですよね、これをしっかりしていただいて、知らなかったというふうに言われちゃうとあれなので、しっかり周知をして、それで注意をして、指導してということで、よりよい環境を整えることによって、ほかの観光客の方が快適に過ごせるような観光地を目指してもらえればというふうに思います。 次に、ウェルネスツーリズムでちょっとお聞きしたいんですけれども、ウェルネスツーリズム、これ塩原温泉病院と協力するというようなお話があったかと思うんですけれども、塩原温泉病院とウェルネスツーリズムに向けてのパッケージづくりとか、そういうようなものというのは進んでいるのかお伺いします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) ウェルネスツーリズムということにおいて、塩原温泉病院との関係といいますか連携といいますか、こちらについては令和元年2月に塩原温泉病院、それと台湾医師会、こちらの視察を行っております。具体的な商品開発といいますか、そういったことに着手をしようとしておりましたけれども、残念といいますか、新型コロナウイルス感染症の影響で事業を中止した経過がありまして、今現在もそのように至っております。 ○議長(山形紀弘議員) 7番、森本彰伸議員。 ◆7番(森本彰伸議員) 市長が台湾に行くタイミングですけれども、それも踏まえて今後再開する予定というのはどんなふうになっているかお伺いします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) 前回も塩原温泉と台湾医師会ということで、今回、市長のトップセールス、台湾に行くわけですが、トップセールスの中でも、いろいろな交流というところも目指してございますので、そういったふうなことについても今後検討することにもなろうかというふうには思っております。 ○議長(山形紀弘議員) 7番、森本彰伸議員。 ◆7番(森本彰伸議員) 台湾以外にもこういったウェルネスツーリズムを望んでいる富裕層の方というのは世界中にたくさんいますので、これはとてもいいチャンスかなと思います。また、観光地、温泉地にああやって病院があるというのも、大変恵まれた環境じゃないかなと思うんですね。それをうまく活用して、ウェルネスツーリズムを進めるというのであれば、塩原温泉病院との協議、これを早急に再開していただきたい。そして、その中で商品開発、どんな商品開発ができるのか。例えば人間ドックをつけるのかとか、温泉をうまく利用するとか、そういった商品開発に取り組む必要があると思うんですね。そして、それを台湾だけじゃなくて、ベトナムでもいいですし、中国でもいいですし、ぜひ広めっていっていただきたいなというふうに思いますので、頑張ってください。 次に、塩原地区、板室地区、どちらもキャニオニグ、ロッククライミング、スキーや釣りなど、いろいろな自然環境を活用したアクティビティ、これがあるんですけれども、これはある意味危険も伴う、事故なども起こりやすい部分でもあるという部分もあるんですけれども、それに関して例えば事故発生のときなどの消防や警察などの連携、この辺というのはどのようになっているのかお伺いしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) 今現在も例えば塩原温泉地区辺りには、豊かな自然の中で、またロケーションもいい中でロッククライミングといいますか、そういったものをされている方というのも散見されるのも事実でございます。 令和3年度にアクティビティ事業者の協議会というもので、消防、警察、こういった関係機関を含めました協議を実施しております。ですが、やはり先ほども申し上げましたように、コロナ感染症の影響で、そちらも今現在ちょっと中止ということで、今現在はその協議会は再開されているという状況にはございません。 ○議長(山形紀弘議員) 7番、森本彰伸議員。 ◆7番(森本彰伸議員) 5類にも移行したこのタイミングですから、ぜひ再開していただきたい。 そういった関係機関のハブとなって観光客の安全を守る。そうすることによって、そういうアクティビティを楽しみに来る方も、より楽しく安全に過ごせるというふうに考えますので、その関係機関のハブとなるような、そしてその協議会の再開、これをお願いしたいなというふうに思います。 続きまして、食の部分ですね、チーズフォンデュを進めていきたいというようなお話がありました。市内のレストランや宿泊施設でチーズフォンデュはどのぐらい普及しているものなのかお伺いします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) 本市の強みである生乳といいますか牛乳ですね、こういったものを生かした乳製品を使った料理の提供というのは、これから我々としましては期待するところでございます。 答弁にも申し上げましたチーズフォンデュ、こういったものについても可能性というのがかなりあろうかと思っております。 ただ、今御質問にありましたように、市内の飲食店、また宿泊施設、こういったところでどのぐらい提供されているのかという数値については把握しておりませんけれども、やはりこういった乳製品等を生かした商品については、本市ならではの食事となるような可能性の一つであるということに考えは変わりません。 ○議長(山形紀弘議員) 7番、森本彰伸議員。 ◆7番(森本彰伸議員) こういう一つの商品を広めていくとなると、例えばそれの協議会をつくったりとか、例えば商工会が中心になって広めるとか、旅館組合の旅館の中で提供するとかというふうにすることによって、その地域の名物料理になったりするというような話をたまに聞きます。 宇都宮のギョーザなんていうのも、その一例なのかなというふうに思うんですけれども、それを促進するという意味で、市として例えばレストランでチーズフォンデュのメニューを作って、それを1つ販売するごとに100円援助しますよとか、そういった促進策ですか、お金だけじゃないんですけれども、チーズフォンデュをレストランだったり旅館とかで置いてもらうための何か促進策というものはないものかお伺いしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) 本市の強みを生かした製品といいますか商品、こちらについてはどんどん広めていく必要があるかと思いますけれども、チーズフォンデュに限らず、今、我々産業観光部としましては、那須塩原ブランドというところで今30品目認定をさせていただいておりますので、そういったもの、そういった素材も生かして、またその素材同士がコラボレーションして生み出される商品等、こういったものの可能性なんかも楽しみにしておりますので、そういったものも含めて、そういった広げていくと。 まずは、支援としては、具体的な金銭的なということではなくて、まずはそういったものを広めていくということも、市民の方にもそういったもの、そういう素材があるんだということも知っていただくということも大切かなというふうにも思っております。 ○議長(山形紀弘議員) 市長。 ◎市長(渡辺美知太郎) 横から聞いておりまして、議員は本当に私が市長になる前からチーズフォンデュの普及を提言していただいておりまして、非常に感謝申し上げます。 やはりチーズ、那須塩原、素材だけで勝負するというのはなかなか厳しくなってくると思っていまして、これから加工していきたい。そうなってくると、やはりチーズフォンデュとかチーズを生かした料理をもっとはやらしていきたいなとすごく思っておりまして、ONSEN・ガストロノミーウォーキングでは、毎回、チーズフォンデュやチーズに絡めた料理を必ず出していただいていますし、旅館さんとかお話ししているときも、チーズ料理を出していただけないかということは適宜言っております。 理想はメード・イン・那須のチーズフォンデュをやりたいんですけれども、なかなか生産量が限られているということで、台湾にも持って行きますけれども、でも最初のうちは、確かに何が何でも必ず地元産じゃなくてもいいなと思っていまして、例えば宇都宮餃子だって、別に宇都宮の材料じゃないわけですから、宇都宮で作っているギョーザですから、那須塩原もとにかくチーズフォンデュが食べられると。 理想的には、旅館で出したりとか、あるいは給食でたまに出せないかとか、やはり那須塩原だとチーズフォンデュが食べられる、チーズフォンデュじゃなくてもいいんですけれども、チーズの料理が食べられると。できれば、全て地元産で使えるような、そういう普及はしていきたいなと思っておりますので、コロナ前に昔、前総務部長だった小出氏がチーズフォンデュ選手権とかいろいろ考えてくれたことがありまして、やはりチーズフォンデュに絡めるイベントとか、あるいは道の駅、明治の森・黒磯の道の駅もやはりいろいろ、チーズフォンデュかどうか分からないですけれども、チーズとかも考えてくれていますから、そういういろいろなところでこれからチーズを普及していきたいと思っていますので、ぜひ議員からも、これからもいろいろと御提言いただけるとありがたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 7番、森本彰伸議員。 ◆7番(森本彰伸議員) 市長からもお話いただいたんですけれども、何が欲しいかというと、那須塩原市にこれ食べに行こうというふうになりたいんです。東京からこれだけ近い、70分で着く、いいところに立地している状況で、東京の人がこれ食べに行くんだったら、じゃ、週末、那須塩原行こうよって、チーズフォンデュ食べに那須塩原へ行こうよというふうになってくれたらめっけもんかなと。 例えば那須塩原駅降りてちょっと歩いたら、路地にチーズフォンデュストリートみたいなのがあって、そこにチーズフォンデュを提供するお店が幾つか並んでいるみたいな、そんな環境なんていうのをちょっと思ったりとかすることもあるんですね。 これチーズフォンデュじゃなくても別に、確かにそこはいいところであります。私も実は市長がおっしゃったように、前からチーズフォンデュっていいんじゃないのなんていう話は随分前からさせていただいていたときに、市長がチーズフォンデュと言ったものですから、私もちょっと我が意を得たりじゃないんですけれども、チーズフォンデュいいなと思ったところもあって、今回こういう話もさせていただいているんですけれども、そういう何かこの那須塩原市にこれ食べに行こうと。 今、東京の人はギョーザ食べに行くのにどうする、週末、ギョーザ食べたいねと言ったら、宇都宮へ行こうかと言う人がいるというじゃないですか。それを、じゃ、ちょっとチーズフォンデュ食べたいから、みんなで那須塩原市に行こうよという、そんな気軽に来られるような那須塩原市だったらいいなと思ったものですから、これは提案をさせていただいたところであります。 もう一つ、食の提案なんですけれども、山間地域、海なし県の栃木県那須塩原市では、なかなかお刺身とか、旅館とか泊まったときですね、お刺身とか、例えばマグロをよその県の人が那須塩原市に食べに来るのかというと、そんなことはないと思うんですよ。そこで、ちょっと山間地域で提供できるものとして、佐藤議員も提案したかな、ジビエ、こちらのほうを考えていただいたらいいかなというふうに思います。 これは放射能の問題などで、ちょっと一時期提供できないという話もあったんですけれども、現在どうなんでしょう。個体の線量の検査とかって行っているんでしょうか、お聞きします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) 野生のイノシシの肉というものは、それをジビエに活用する際には、これは専門の検査所で検査をしており、そこで合格したものがジビエとして出せるというような状況は把握しております。 ○議長(山形紀弘議員) 7番、森本彰伸議員。 ◆7番(森本彰伸議員) 市内で鳥獣被害などで捕獲される個体とかあると思うんですけれども、こちらは現状どうでしょう。線量というのは危険な状態にあるんでしょうか、お伺いします。
    ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) イノシシの肉というところでございますけれども、ジビエに関してですけれども、まだ本市においては、このジビエというものを具体的にどう生かそうかというところまで至っておりませんので、こちらについては、先ほど森本議員もおっしゃるとおり、栃木県自体が放射線の原子力災害対策特別措置法に基づく出荷制限の地区でございますので、こういったものは、今すぐにということではないですけれども、先ほど申しましたように、専門の検査所で合格すれば、そういったものが流通できるというところは確認できておりますので、今後考えていけたらなというふうには思っています。 これは6月2日の佐藤一則議員の御質問にもお答えしましたけれども、私もジビエというものは大きな魅力を感じておりますので、こういったものを生かして何かできないかなというふうには思っております。 県内にもこういったものは取り組む自治体もございますので、そういった先進事例、こういったものは研究してまいりたいと思いますし、先ほどのこういったジビエの肉ですので、こういったものもまたチーズなんかとどう絡めたらというのは面白い発想なのかなというふうにも思っております。 ○議長(山形紀弘議員) 7番、森本彰伸議員。 ◆7番(森本彰伸議員) イノシシというお話でしたけれども、イノシシ、鹿などはジビエで有名なところでありますけれども、プラス、キジなんかもいいかなと思っています。キジはドングリとかあまり食べないので、虫とかですよね、そんなに線量が高くなる可能性はない。キジ鍋って結構人気があるんですよね。キジなんかもいいのかなと思うので、これ研究を続けてください。 そして、先ほども言いましたけれども、お刺身食べに那須塩原に来る人はあまりいないです、他県からね。茨城の人が栃木県にお刺身を求めて来るということはあまりないと思うんですよね。それよりは、ジビエとか山のもの、山菜だったりとか、そういうものを食べるというのは特徴的にはいいのかなと思いますので、特性を生かした食という部分を考えてもらえたらいいと思います。 次にいきます。 日本遺産、日本遺産というのは、本市では周辺市ともあるんですけれども、日本遺産が登録されたことによっての本市の効果ですね、観光に対する効果、これはどんなものが上がっているのかお聞きしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) 日本遺産での本市への効果というところでございますけれども、まず日本遺産、那須野が原の代表的な構成文化財であります。今、再整備をしておりますが、明治の森・黒磯の隣にありますけれども、旧青木家那須別邸、こちらについては観覧者数の増加、これがあります。それと、テレビ番組であったりとか、映画等のロケ、また専門誌、情報誌、こういったところへの掲載。それと、これは那須塩原ブランドに関連するんですけれども、そういった料理の提供としてウェディングフォト、こういった撮影をしたと。これは白金台の八芳園様の御協力を得てやったというふうな、こういったいろいろ外への発信として観光に効果を上げたというふうに捉えております。 ○議長(山形紀弘議員) 7番、森本彰伸議員。 ◆7番(森本彰伸議員) 旧青木別邸は、やはり道の駅ともつながっているし、活用しやすいのかなと。ただ、市内にはそういった日本遺産に関わるサイトというのはたくさんありまして、そこを全部開発しろというわけではないんですけれども、今回の日本遺産のテーマに沿ったコースなどに活用できたらいいのかなというふうに思います。 この日本遺産に関しては、市内のみならず、大田原であったり、矢板であったりともサイトを共有している部分もあります。こういったサイトをうまく観光に利用していくためには、テーマに沿って、そのサイト間の移動、こちらも上手にしていかなければいけないのかなというふうに思っているんですけれども、例えばいわゆるマイクロモビリティ的なもの、こういったものが使えないかななんていうふうにも思っております。電動キックボードであったりとか、電動アシスト自転車、あとはマイクロ電動自動車というんですか、1人、2人乗りの小さい車で移動できるようなもの、そういったものを活用するようなこと、こういうふうな研究というものを進めていったらいかがと思いますけれども、考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) 移動手段についてでございますけれども、移動手段につきましては、バス、タクシーもございますけれども、サイクリングツアーといったことも、こういった需要もございますので、この日本遺産については、サイクリングマップというものも作らせていただいておりますので、こういったものの活用であったりとか、また昨年の5月に塩原温泉地区でグリーンスローモビリティということで、自動運転バスの実証実験、こちらも、県の事業ではございますけれども、実施をされております。まだ普及には至っておりませんけれども、今後、可能性としてはあるのかなというふうに思っております。 また、今年度、市の観光局の事業としまして、二次交通対策を踏まえまして、板室温泉地区から沼ッ原湿原へのシャトルバス、こういったものの実証試験、こういったものを実施する予定でもございます。 ○議長(山形紀弘議員) 7番、森本彰伸議員。 ◆7番(森本彰伸議員) 観光客がスムーズに移動できる、そういった交通手段というものをしっかり研究していくということは、同時に住んでいる市民にとっても利益があるもので、先ほどから申し上げています市民の観光への理解という部分の促進にもつながるんじゃないのかなと思うんですね。観光客、市民、事業者、みんなが喜ぶ交通手段という形で、そういったサイトをつなげることができたら、より便利になるんじゃないのかなというふうに思っておりますので、研究のほうを進めていただきたいと思います。 それでは、もう一つ、このテーマに関してなんですけれども、テーマというか、那須塩原市の資源という部分で、いろいろなウェルネスとかいろいろなONSEN・ガストロノミーとか、いろいろ出てきたと思うんですけれども、例えばポスターの一番上に掲げるというか、那須塩原市、これを一番、那須塩原市の観光これだよという何か市長からでも、これが那須塩原市の観光だというのを挙げていただければ。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(渡辺美知太郎) いろいろとあるとは思うんですけれども、やはり重要なことはサステーナブルだと思うんですよね。全て持続可能性に通ずるための手段というか、ニーズであるものだと思っていますので、サステーナブルというのは、常に付加価値を上げ続ける、出し続ける、生じさせるという意味ですから、ウェルネスであったりとか、ゼロカーボンであったりとか、その行き着く先はサステーナブルですから、やはり究極的にはサステーナブルなのかなというふうに思っています。 ○議長(山形紀弘議員) 7番、森本彰伸議員。 ◆7番(森本彰伸議員) サステーナブルということで、持続可能性ということですね。持続可能なという形容詞ですけれども、持続可能な観光地、これを目指していくためには、やはり先ほど言った観光客の方が喜んでいただける観光地であること。市民であったり地元の人たち、こういう人たちの生活を邪魔しないものであること。そこに住んでいる人たちが豊かに暮らせる。遊びに来る人が思う存分楽しむことができる、安全にですね。そういったことがサステーナブルにつながっていくのかなと。今まで言ってきたものとこれでつながったかなというところではあるかと思いますので、そのサステーナブルというものをテーマに挙げた中で、そういったものをしっかりとつないでいきたいなというふうに思っています。 それでは、続きまして、(3)の海外からの観光客への対応についてのほうに移っていきたいというふうに思います。 台湾、中国、ベトナムという国名が答弁の中で挙がっておりましたけれども、今回、台湾、ベトナムは行くんですけれども、中国へのアプローチをどのように考えているのかお伺いしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) 本市観光マスタープランにおいても、ターゲットの一つとして中国というところも掲げております。 今回、市長のトップセールスということでは、台湾とベトナムというところで、これは先ほど答弁もいたしましたが、本市への観光訪日客が一番多いというところで、今回対象になっております。 中国につきましても、具体的なアプローチについては、今持っておりませんけれども、今後、県などの関係機関の協力も得ながら、また先進事例、こういった情報も集めることというのは大事なことだと思っていますので、こういったものを集めながら研究していきたいというふうには思っております。 ○議長(山形紀弘議員) 7番、森本彰伸議員。 ◆7番(森本彰伸議員) 中国というのは、やはり人が多いということとお金をいっぱい落としてくれる、この2つがやはり大きな魅力かなと思っていますので、観光地として豊かになっていくという意味では、中国からの観光客というものに対するアプローチ、これは忘れられないのかなというふうに思っております。 それと同時に、今、中国以外にインドというものが世界では対象として、観光地の、いわゆる観光客、誘客のターゲットとして上がってきています。 今年中には、インドは中国の人口を超えるということも言われておりますし、GDPももうすぐ日本を抜くんじゃないかというふうに言われているのがインドであります。この国には富裕層もいるし、人口もいっぱいいる。この国からの観光客というものも考えられるのではないかと思いますけれども、お考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) インドというふうな国名が出されたわけですけれども、国連における人口基金といいますか、こういったことが今年の4月に公表されております。その中で世界人口推計によりますと、今年の半ばぐらいには、もうインドが中国を抜いて世界一になろうというふうな予測も立っているようです。 また、国際通貨基金の世界経済見通しによっても、インド経済が著しく成長が見込まれるというところで、2027年にはGDPで、これは世界3位の日本を抜くというふうな予測もされているという情報を確認してございます。 このように人口規模であったり経済成長率で世界経済の中心になろうかというこのインド、こちらからの訪日旅行者、まさに今後増えていくのではないかなというふうにも思っております。 当然インバウンド対策としましては、このインドにつきましても、ターゲットの可能性があるということで、これは考えてまいりたいというふうに思っています。 ○議長(山形紀弘議員) 7番、森本彰伸議員。 ◆7番(森本彰伸議員) これ何でインドをここで挙げていたかというと、これからインドも含めて、あとはイスラム国・圏ですね、産油国の豊かな富裕層とかもいますけれども、そういうところの観光客が来るようになってくると、大変難しい問題がいろいろ出てきます。というのは、やはり一番大きな食ですよね。食と宗教という部分があってきてそぐわなかったりとか、例えば天ぷらのつゆにカツオだしを使っているだけで駄目だと。昆布だしじゃないと食べられないよという方がいたりとかします。 その食だったり文化、これに対する対応ですね。イスラム教だとハラル、ハラムとかというのもあるんですけれども、そういったものに関しては、観光事業者に対していろいろ情報提供していく必要があると思います。ハラル、ハラムは大分広がってきていて、観光事業者なんかにもその案内なんかあるのかと思うんですけれども、例えばインドからの観光客を想定した場合には、インド、ベジタリアンが結構多いんですよね。あとベジタリアンって結構種類が多くて、牛乳も駄目ですよだったりとか、卵はいいですよとか、でも、卵も駄目ですよとか、いろいろなベジタリアンがいて対応が結構複雑で難しいんです、世界のベジタリアンの方々というのは。要は観光客に合わせてどんなものを提供していいのかということの食の提供の仕方というのは大変難しくなってまいります。そういった情報の収集というのは行っているのか、これから行っていく考えがあるのか、提供していけるのかという部分をお聞きしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) そうですね、宗教等によって食が我々としては当たり前なものが当たり前のようにたしなめないというような国もございますし、例えば宗教によって豚肉とかアルコールが禁じられているとか、そういったところ、こういった食生活であったりとか文化の違いという、そういった国々からのインバウンドというところも考えていかなきゃならない、これは当然大事なことであるというふうに思っています。 こういったことに関しましては、宿泊事業者もそうです。観光に携わる事業者様に対しても、観光庁が作成しておりますムスリムおもてなしガイドブック等、こういったものの提供、こういったものは可能かなというふうにも考えております。 インド、今まさに議員がおっしゃるとおりベジタリアンが多いというところでございますので、こういったことに対しましても同様に、これは我々としても勉強して、広く周知できるような体制はつくっていきたいというふうには思っております。 ○議長(山形紀弘議員) 7番、森本彰伸議員。 ◆7番(森本彰伸議員) こうやって外国からのインバウンドの話などもさせていただいたんですけれども、こうやって多様なお客様に対応していかなければいけないという部分を理解していただけたかなというふうに思うんですけれども、そうなってくると、ちょっと前半でお話ししたターゲットにそぐわないお客様というのはないのかなというふうに思います。 ここで、デメリットというのは、ちょっと消えたかなというふうに私としては思っておりますので、先ほどのリフレッシュキャンペーンのほうですね、こちらも改めてお願いしたいところであります。 (4)番のほうに入っていきたいと思います。 市民の観光産業への理解と関わりについてということで、この部分に関しては市長からも答弁をいただいたところではありますけれども、まず一般市民に向けて、観光業を市が頑張って押しているよという部分、確かに市長のおっしゃっていた総合産業であると、みんなが豊かになっていくものなんだよということを分かるんですけれども、それをもっと見えるように、例えばこの橋は入湯税でできた橋ですよとか、何か市民に観光によって市民の生活が豊かになったもの、これを見せるような、冊子でもいいと思うんですけれども、何かそんな手法がないのかをお聞きしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) もちろんやはり理解をしていただきたいのは市民の皆様でございますので、我々としては、観光政策、この推進による他産業への波及効果なんかも理解をしていただくことも大事だと思っております。 そういったことで、市民の皆様がやはり恩恵といいますか、効果がどのように分かるのかというところ、これは今まさに議員がおっしゃるとおり観光地域の経済の見える化ということ、こういったことが必要だというふうにも思っております。 観光はやはり総合産業ということ、こういったものの理解促進を図るためにも、この見える化というところ、これについては研究していきたいというふうに思っております。 ○議長(山形紀弘議員) 市長。 ◎市長(渡辺美知太郎) 時間内で端的に言いますけれども、議員がおっしゃったことは、まさにコロナ禍の観光施策がそうでしたね。入湯税を用いてPCR検査を受けて、本当はこれは法定外目的税でやりたかったんですけれども、そういったコロナのときに得られた知見をこれから生かしていければなというふうに思っています。 ○議長(山形紀弘議員) 7番、森本彰伸議員。 ◆7番(森本彰伸議員) ぜひ、例えば先ほど市長の言った法定外目的税とかでも、もし活用するのであれば、その法定外目的税が市民の生活をどれだけ豊かにしているかとか、そういう部分とかというのも示していけると、市民の理解というのは得やすいのかなというふうに思いますので、いかに見える化を進めていくか、これは力を入れていただきたいところかなというふうに思っております。 それと同時に、学校環境などの中で、小学生、中学生に観光業の大切さであったりとか、地元愛、これを醸成するために、市内の観光資源について学校内で教えることとかというのはできないのかをちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) まず、産業観光部としましては、昨年度から観光人材育成事業という名目で市内の小学生、それとその親御さんを対象に、地域に関する関心、また愛着、こういったものを醸成する体験プログラム、こういった提供を実施しております。 今後も市民の皆様が観光産業への理解、また関わり、こういったものを実感できるように、そういった取組、これを継続して行っていきたいというふうに考えております。 ○議長(山形紀弘議員) 7番、森本彰伸議員。 ◆7番(森本彰伸議員) 時間もなくなってまいりましたので、もうちょっと聞きたいこともあったんですけれども、日本遺産、これについて検定などというふうに思っていたんですけれども、日本遺産検定というのはあるんですよね。あるのはあって、これからかな、今年5月ぐいらから始まっていると思うんですけれども、そういうものではなくて、いわゆる「明治貴族が描いた未来~那須野が原開拓浪漫譚~」、これに関する検定なんかを市なんかでもし検討していただけたら、そういうのを例えば中学校で教えて、中学生が観光ガイドができたりとか、地域の人でその検定で級を取った優秀な人が観光客を案内するとか、そういったようなことができると、市民の理解というのはさらに深まるのかなというふうに感じているところであります。 那須塩原市の観光資源、これをしっかり生かして、世界から、そして国内から、地域から来るお客様方に喜んでいただける、そんな観光施策をお願いさせていただいて、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(山形紀弘議員) 以上で7番、森本彰伸議員の市政一般質問は終了いたしました。 ここで昼食のため休憩いたします。 会議の再開は1時15分です。 △休憩 午後零時17分 △再開 午後1時15分 ○議長(山形紀弘議員) それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------- △発言の訂正 ○議長(山形紀弘議員) ここで産業観光部長から発言があります。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) 先ほどの森本彰伸議員からの一般質問の再質問の中で、私の答弁で訂正をさせていただきたい箇所がございます。 グリーンスローモビリティ、これの実証試験、この時期を私、令和4年11月と申し上げましたが、正しくは令和4年5月に実証試験を実施しております。 実は令和4年、昨年の11月に実施しましたのは、オープントップバスによります紅葉の、そういったものを皆様に見ていただいたというふうな実験のものと間違えてしまいました。大変申し訳ございませんでした。 ○議長(山形紀弘議員) もう大丈夫ですか。もうないですか。 ◎産業観光部長(織田智富) はい。--------------------------------- △小島耕一議員 ○議長(山形紀弘議員) それでは、次に、9番、小島耕一議員。 ◆9番(小島耕一議員) どうもこんにちは。 また、しばらくぶりに質問するんですけれども、初めて一般質問したのが6年前なんですけれども、そのときにも祭りの在り方というのを質問しまして、しばらく6年ぶりにまた祭りの在り方について質問させていただきます。よろしくお願いします。 それでは、議席番号9番、小島耕一です。通告書に基づきまして質問させていただきます。 1、祭りのあり方について。 実質的に市が中心となって実行委員会を運営する「西那須野ふれあいまつり」、「那須野巻狩まつり」、「西那須野産業文化祭」、「なすしおばらし畜産フェア」、「開こん記念祭」は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の関係から、令和2年、3年に開催を中止しており、昨年度はいちご一会とちぎ国体に注力することから中止しました。本年度は、より充実した祭りにするための検討を行うことから中止とし、4年間大きな祭りがない状況が続いております。 市民は、新型コロナウイルス感染症で多くの行事がなくなり3年が経過したことから、祭りがないことに徐々に慣れており、祭りへの関心も低下してきております。 一方、新型コロナウイルスがインフルエンザと同じ感染症法における5類に分類され、感染防止対策も緩和されてきたことから、全国各地から祭り復活のニュースを聞いており、本市の祭り開催を待ち望んでいる声も聞こえます。 そこで、これらの祭りを見直すとしておりますが、どのような視点で見直すのか質問いたします。 (1)開始の経緯などそれぞれの祭りの歴史について。西那須野ふれあいまつり、那須野巻狩まつり、西那須野産業文化祭、なすしおばらし畜産フェア、開こん記念祭。 (2)市が運営する祭りの問題点と課題について。 (3)祭りの今後のあり方について。 (4)本年度の見直しのスケジュールについて。 よろしくお願いします。 ○議長(山形紀弘議員) 9番、小島耕一議員の質問に対し、答弁を求めます。 市長。 ◎市長(渡辺美知太郎) まず、(1)のお祭りの開始の経緯などについて、あと祭りの歴史について答えます。 西那須野ふれあいまつりは、西那須野町の話なんですけれども、地域ごとに行われていたお祭りを西那須野町を盛り上げるために昭和58年度に一つの祭りにしまして、以後、毎年7月に実施をしています。西那須野駅を中心に子供たちが参加するそすいレースや流し踊り、疏水太鼓の披露などがあります。 那須野巻狩まつりは、これは前身が黒磯ふるさとまつりでして、これを見直すタイミングで行われました。源頼朝が那須野が原で大規模な巻狩りをしたという言い伝えをモチーフに、これは平成6年に改めたものでありまして、これは毎年10月に行っております。これに那須塩原駅前での大将鍋出陣式、那珂川河畔公園での趣向を凝らした大鍋による振る舞いや巻狩踊り、巻狩太鼓の披露があります。 西那須野産業文化祭は、昭和30年度から文化祭と産業祭を合せて毎年10月に、三和住宅にしなすのスポーツプラザで開催をしてきました。平成10年度からは、畜産フェアも同時に開催しています。 開こん記念祭は、明治42年に行われた西那須野村創立記念祭を前身としまして、明治18年4月15日に那須疏水の起工式が行われたことを記念して、昭和39年に始めました。市内の小学生も参加をしています。 (2)の祭りの問題点と課題点なんですけれども、私も市長になる前、私は東京生まれ、東京育ちですけれども、私自身10年前から、例えば西那須野商工会青年部に所属したときからふれあいまつりにも参加して、そすいレースでは司会も務めたことがあります。巻狩まつりも毎年行っていましたし、大変すばらしいお祭りであるなという認識は持っていまして、私自身も非常に一参加者として楽しませていただいた思い出があります。 ただ一方で、やはり市長になって思ったことは、かなり市が主体となっていると。実行委員会とはいえ、大体役所のほうで段取りを考えて、お祭り当日も、ふれあいまつりはたしか85人ぐらいの職員が、巻狩も135人ぐらいの職員が駆り出されて行って、当日だけじゃなくて、はっきり言って10月前後になってくると、もう職員が土日返上で祭りの準備をしていると。 確かに昔は、西那須野ふれあいまつりとか黒磯の巻狩まつりというのは、当時は確かに民間でのイベントが少なかった。巻狩まつりなんかは、当初から3年ぐらいは行政でやるけれども、それから先は民間でやろうよと言われていたものがなし崩し的になってきたと。 やはり今、人口減少とか、過疎化とか、DXとか、様々な問題が出てきている。昔の町役場や役場の時代のミッション、当時は高度経済成長時代でしたから、どんどん増えてくる。そうすると、娯楽も考えていこうよと。 ところが、今はイベントは民間でかなり広がっておりますし、実際、今、那須塩原、これから新しい民間でのフェスもできるんじゃみたいなことを言われていますけれども、やはり役割が変わってきているんじゃないかなと私は市長になった当初から感じておりまして、やはりこれはコロナを契機に、もちろん巻狩まつりやふれあいまつりを否定するものではなくて、私自身もよく参加していましたから、これは行政が主体となるのではなくて、民間の市民の皆様でやはり主体的になっていただけないかということで、今回このような判断をいたしました。 今さっき目的言いましたけれども、西那須野時代でのミッション、それから黒磯時代のミッションというのは、もうできていると思うんですよね。例えば、今、議会でも、西那須野とか黒磯って単語出てきますけれども、じゃ、西那須野が一体化がないとかいう話は聞かないわけですね。要は、当時はふれあいまつりとかで、なかなか西那須野町の一体化を醸成化しようよと。でも、今はどちらかというと、9市町村単位での話になってきていますから、そういう意味では、お祭りの原点を見直しますと、当初のミッションというのは、あらかた僕は達成できているなと思っていまして、そこから先はどうするのかと。 結局、だから、このすばらしいお祭りをどうやって担っていくのかというのをしっかり議論していく必要があるなと思っておりまして、これ(3)にありますけれども、祭りの今後のあり方で、やはり多くの市民の方が楽しいと感じられるように、規模や手法にこだわらず、市民皆様が創意工夫してつくり出す持続可能なお祭りをして、那須塩原市の一体感が醸成されることは、僕は望ましいというふうに思っております。 (4)の本年度の見直しのスケジュールは、スケジュールや進め方については、それぞれのお祭りで今議論しておりますので、一概に言えないんですけれども、全体的には6月から7月にかけてアンケートを実施して、8月から9月頃には、その結果を基に次の運営主体となる民間団体と協議を始めていきたいなと思っておりまして、今年度中にある程度方針を定めていきたいなというふうに思っております。 何も来年から全て民間でやれとか、そういう話ではなくて、もしかしたら、何年かはある程度一緒にやっていこうよとか、ある程度着地点を決めて進めていきたいなと思っていますけれども、少なくともコロナ前の規模というか、コロナ前でまた職員が土日返上でやるとか、そういうことは今のところ考えていないです。 ○議長(山形紀弘議員) 9番、小島耕一議員。 ◆9番(小島耕一議員) 今、市長からアウトライン等をお話をいただきました。理解できるところもあるかなと思っていますので、一つ一つこれから再質問させていただきます。 まず、(1)の開始の経緯などそれぞれの祭りの歴史についてということでございますけれども、今回の祭りの歴史を見ますと、今、市長が言ったように那須塩原市ができる前の旧市町の時代に始まったもので、長いものでは西那須野産業文化祭で67年間、短いものでも、なすしおばらし畜産フェアの25年ということで、市民に非常になじんできていると。そういう面では、市民が今年はやるんだろうと期待していたというのは否定できないのかなと私は思っております。 そういう中で、これらの祭りが開催された直近の令和元年において、実行委員会等はどのような組織なのか。開催経費や集客数はどうだったか。また、開催のための市の職員の負担はどのような状況であったかお伺いいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 西那須野支所長。 ◎西那須野支所長(田代宰士) それでは、私からは、ふれあいまつりと開こん記念祭についてお答えいたします。 ふれあいまつりの実行委員会は、市長、議長、西那須野地区内の関係機関及び団体の代表者、そして市職員、計165名で構成する実行委員会でございます。令和元年度の開催経費は約1,481万円、うち補助金は1,200万円ほど入っております。集客数は約4万6,000人。 職員の労働負担といたしましては、事務局として祭り全般を係4名で通年担当しておりまして、開催1か月前からは、課8名で、当日は担当課以外の職員も含めて80名程度が従事をしております。 開こん記念祭につきましては、市長、議長、副議長、那須塩原市内の各関係機関及び団体の代表者の方々、そして市職員、その他会長が特に必要と認める方々の計81名の委員さんで構成をされております。開催経費は499万2,000円で、全額市の補助金となっております。式典参加は2,250名でございまして、うち小学生及び教員の方は1,176名ほど参加をしております。 労働負担といたしまして、事務局員としまして、総務税務課職員以外の関係各課の職員も含めまして8名が開催1か月前から本格的に準備を進めまして、式典開催の2日前からは、担当課以外の職員の協力を得て会場準備などを行いまして、当日は計38名が従事しているというような状況でございます。 ○議長(山形紀弘議員) 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) 続きまして、巻狩まつり、それと畜産フェアのほうをお答えさせていただきたいと思います。 まず、巻狩まつりについてでございます。実行委員会組織ということでございますけれども、こちらについては、市議会、商工団体、農業団体、観光団体、そのほかこういった警察、消防、金融機関、また各種地域団体など合計で33団体、74人で構成をしておりまして、商工観光課が事務局となっておりました。開催経費につきましては、令和元年度の経費は約2,360万円でございました。集客数につきましては、土曜日開催の大将鍋出陣式、こちらについては約7,000人、日曜日の本祭、こちらについては約7万3,000人、2日間合計しますと約8万人の来場者ということでございました。 労働負担につきましては、事務局の商工観光課、こちらはもちろんのこと、庁内43部署、合計で145人の職員が運営を担う施設班であったり、輸送班、また巻狩鍋班など16に及ぶ各班に割当てをされ、事前準備から当日の運営、片づけまで行っておりました。また、祭りの準備期間に入りますと、平日の通常勤務時間帯において、所属部署内での通常業務を調整するほかに、祭りモードに突入して業務に従事するほか、ほとんどの班では業務時間外において業務に従事していたというような状況にございます。 それと、続きまして畜産フェアについてでございます。 まず、実行委員会につきましては、那須塩原市畜産振興会という組織がまずございます。こちらは畜産業の振興を目的に、畜産農家であったりとか畜産関連団体、こちらで構成をされる畜産振興会がございまして、こちらが主催となります。出店者、畜産フェアの出店者、そしてこの畜産振興会からのメンバーと合計で36団体で構成されます出店者会議というものを中心に、農務畜産課が事務局となっております。経費につきましては、約140万円ほどでございました。 なお、この畜産フェアにつきましては、産業文化祭、こちらと同時開催となっておりましたので、そちらに係る警備、またシャトルバスなどの経費につきましては、畜産フェアには含まれてございません。 続きまして、集客数につきましては約3万3,000人ほどでございますが、こちらについても産業文化祭と同時開催でございますので、産業文化祭の来場者総数として把握してございます。 最後に、労働負担についてでございますけれども、市の畜産振興会の事務局である農務畜産課、特に畜産振興係においては、5月から10月までの開催まで、いろいろな会議であったりとか周知、調整、こういった業務。勤務時間の多くをこの畜産フェアの準備に費やしていたというふうな状況でございました。 ○議長(山形紀弘議員) 教育部長。 ◎教育部長(磯真) 最後に、西那須野産業文化祭についてお答えをいたします。 西那須野産業文化祭の実行委員会につきましては、市長を会長といたしまして、副市長、教育長、議長をはじめ西那須野地区の商工会長や観光協会長など関係機関及び団体の代表者などにより組織されておりまして、運営は8つの専門部会を置いて行っております。令和元年度の開催経費につきましては約917万円で、主な支出は、テントや展示パネルなどのレンタル料や設営費用となっております。また、主な収入といたしましては、市の補助金となっています。集客数につきましては、土曜日、日曜日の2日間で約3万8,000人の集客をしております。 職員の負担といたしましては、10月の開催に向けまして5月から開催の準備を始めて、7月から9月にかけましては、担当職員1名の勤務時間のほぼ全てが祭りの準備に充てられております。また、10月になってからは、担当係全員5名が準備に追われているというふうな状況でございました。また、開催日の2日間は、市職員が延べ95人出席しているというふうな状況でございました。 ○議長(山形紀弘議員) 西那須野支所長。 ◎西那須野支所長(田代宰士) 先ほどふれあいまつりの答弁の中で、集客数4万6,000円と回答してしまいました。正しくは4万6,000人でございます。訂正をさせていただきます。 ○議長(山形紀弘議員) 9番、小島耕一議員。 ◆9番(小島耕一議員) 今、たくさん説明いただきまして、非常にたくさんの人を、例えば巻狩まつりでは8万人ですね。そういうことで、ただ、非常にやるためには職員の負担がかなりかかっているというのは理解いたしましたところです。 それでは、祭りの問題点と課題について再質問したいと思います。 本市で今回見直しする祭りは、答弁でもあったように行政が主体で開催しており、当時の市民や町民の一体感醸成や地域振興を目的として開催されてまいりました。市としては、この目的はおおむね達成されてきたという認識であります。目的が達成されると、その事業は必要がないという判断もあるわけでありますが、市としては、祭りの開催をどのように考えているのかお伺いいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 企画部長。 ◎企画部長(黄木伸一) 祭りそのものを否定したり反対しているのもではございません。その祭りの目的とするもの、そこに関わる人々が主体的に祭りをしていただけるのが望ましいのではないかというふうに考えております。 ○議長(山形紀弘議員) 9番、小島耕一議員。 ◆9番(小島耕一議員) 今、祭りを否定しているわけではないということですから、今年はやらないわけですけれども、来年についてはやると理解してよろしいかと思います。 それでは、祭りの準備を市の職員が行っていることから、市民の主体的な関わりがないことが課題であるとのことであります。 今回の祭りは、市や町が開始した祭りでありますので、市の職員が中心になるのは仕方ないかなと思っております。 今後、市民が主体の祭りにするためには、担い手となる組織を育成する必要があると思います。 実行委員会の民営化の課題はどのように考えているのか、それぞれの祭りについてお伺いいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 西那須野支所長。 ◎西那須野支所長(田代宰士) まず、ふれあいまつりにつきましては、今年度、西那須野商工会におきまして新たな祭りを開催する予定となっております。そのため、市からのノウハウの伝達や市からの後方支援、こういったものが課題であると考えております。 また、開こん記念祭につきましては、昨年度の実行委員会におきまして、開拓の歴史を伝承していくこと、これが最重要であると捉えて式典は行わないこととしたものでございます。今後の在り方の検討が課題であると考えております。 ○議長(山形紀弘議員) 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) それでは、まず巻狩まつりについての課題でございますけれども、巻狩まつりは、市内最大級のお祭りでございました。最大級であるがだけに、やはり予算規模もかなりの大きさであって、準備と運営に関しては相当の業務量もありますので、今までの巻狩まつりのようなこういった規模を維持することであったりとか、また新たな担い手が自走できるようにするということが課題であるというふうに考えてございます。 畜産フェアにつきましても同様に、考え方は同じなんですが、やはり畜産フェアは出店者、それと各団体さんが組織をされている実行委員会組織でございます。こちらについても内容についていろいろ出店者の方々との調整、これを円滑に行うことであったりとか、また先ほどと同じように新たな担い手が自走していくということが課題に挙げられるというふうに考えております。 ○議長(山形紀弘議員) 教育部長。 ◎教育部長(磯真) 西那須野産業文化祭では、市職員が会場の手配や必要物品の発注などを行っております。 また、各部会についても、市の担当課が中心となって出店する団体などと連絡調整を行いまして運営をしているというふうな状況でございます。 今後、西那須野産業文化祭を市民自らが創意工夫してつくり出す持続可能な祭りとしていくためには、地域を盛り上げ事業の実施を望む個人及び団体が中心となった実行委員会を組織していくことが課題だというふうに捉えております。 ○議長(山形紀弘議員) 9番、小島耕一議員。 ◆9番(小島耕一議員) これから市民自らがやるというようなことでございますけれども、議員全員協議会の資料に、本年、西那須野ふれあいまつりを開催していた時期に、民間団体が主催するお祭りが実施される予定とのことであります。どのような団体がどのような祭りを開催する予定なのかお伺いいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 西那須野支所長。 ◎西那須野支所長(田代宰士) それでは、今年度、民間団体がどのような祭りを開催するのかということでございますので、お答えいたします。 期日は8月下旬という予定でございますが、西那須野商工会が2023西那須野ふれあいわくわくまつりとして、商工会員や関係団体による衣食住に関する展示、販売、各種イベントなどを開催する予定であるとお聞きしております。 ○議長(山形紀弘議員) 9番、小島耕一議員。 ◆9番(小島耕一議員) 了解いたしました。 それでは、この団体が行う祭りに対して、市では開催に対する支援をどのように考えているのか。また、予算等が決まっていれば、額をお伺いいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 西那須野支所長。 ◎西那須野支所長(田代宰士) こちらの新しいお祭りに対する市の支援ということでございますが、今回の新しいお祭りに対しましては、市としまして補助金を交付することで支援していくほか、ノウハウの提供や流し踊りの支援などを商工会に協力していく予定でございます。予算総額は700万円となっております。 ○議長(山形紀弘議員) 9番、小島耕一議員。 ◆9番(小島耕一議員) 分かりました。 ただ、ちょっと額については、これまでのふれあいまつりから比べるとかなり少ないのかなと思いますけれども、それについては商工会との話合いの中でしょうから、ここでお伺いいたすのはしないで次に移りたいと思います。 今回の民間が行う祭り開催の実行委員に市が加わる必要があるのではないかと思いますが、どのように考えているのかお伺いいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 西那須野支所長。 ◎西那須野支所長(田代宰士) 今回の新しいお祭りでございますが、実行委員会形式ではなく、民間の団体である西那須野商工会に実施していただき、繰り返しになりますが、市としましては補助金の交付やノウハウを伝えることでの支援を考えております。 ○議長(山形紀弘議員) 9番、小島耕一議員。 ◆9番(小島耕一議員) 商工会がやるわけでございますけれども、祭りを開催するに当たって交通問題とか駐車場など、市や警察などの公共団体が直接担当するのが必要な業務もあるのではないかと思いますけれども、市ではどのように考えているのかお伺いいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 西那須野支所長。 ◎西那須野支所長(田代宰士) 車両の誘導や駐車場ということでございますが、こういったことにつきましても、外部委託による交通誘導員を配置するといったことで対応は可能であると考えております。 ○議長(山形紀弘議員) 9番、小島耕一議員。 ◆9番(小島耕一議員) それでは、続いて質問させていただきます。 市では、この民間団体が開催する祭りが今後の祭りの姿の一つと考えているのかお伺いいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 西那須野支所長。 ◎西那須野支所長(田代宰士) 小島議員おっしゃるとおり、今回実施する祭りが新たな祭りの開催であり、今後の祭りの姿の一つであると考えております。 ○議長(山形紀弘議員) 9番、小島耕一議員。 ◆9番(小島耕一議員) 了解いたしました。 そういう面では、これは最初に今年やる祭りなわけですから、これが盛り上がるということを期待したいと思います。 これまで那須野巻狩まつりや西那須野産業文化祭は、多くの市民でにぎわってきました。これを可能としたのは、市が駐車場を確保して、バスで観客をピストン輸送するなど、そういう運送の体制があったからだと思います。 今後、民間の方に祭りの運営をお願いするとしておりますが、駐車場や観客の輸送等の交通や交通安全については、市が担当する必要があるのかと思いますが、市ではどのように考えているのかお伺いいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(磯真) 西那須野産業文化祭につきましては、近年、三和住宅にしなすのスポーツプラザと西那須野保健センターを会場として実施をしているところでございます。 また、駐車場としましては、近隣の学校や公民館などを利用しておりました。 これら会場や駐車場としていました市の施設の利用につきましては、今後とも協力をしてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(山形紀弘議員) 9番、小島耕一議員。 ◆9番(小島耕一議員) 了解しました。 それでは、次に質問しますが、西那須野産業文化祭は、なすしおばらし畜産フェアと同時開催であります。この祭りは多くの発表者、出店者があり、民間が全てをまとめることは不可能に思います。 そこで、民間にお願いするにしても、工夫をする必要があると思いますが、市ではどのように考えているのかお伺いいたします。
    ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(磯真) 再質問のほうでもお答えしましたけれども、西那須野産業文化祭につきましては8つの専門部会というふうに分かれて実施をしているところでございます。 今後につきましては、各専門部の御意見を確認しながら、実施を希望する部会が祭りを継続していけるよう支援してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(山形紀弘議員) 9番、小島耕一議員。 ◆9番(小島耕一議員) 了解いたしました。 それでは、次の質問に移りたいと思います。 開こん記念祭の記念式典を中止する方向で検討していると聞いております。開こん記念祭は、那須野が原開拓の核となった那須疏水の起工式が明治18年4月15日に行われたことを記念して、昭和39年に始めたものです。疏水の開拓に尽力した印南丈作や矢板武、三島通庸をはじめとする祖先の方々に感謝を祈るという祭り本来の祭礼であります。 市では記念式典を中止するとしておりますが、那須野が原開拓の歴史の重みを市ではどのように考えているのかお伺いいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 西那須野支所長。 ◎西那須野支所長(田代宰士) 那須野が原開拓の歴史の重みをどのように考えているかというお話でございますが、先人たちが大変な御苦労の上にこの地を開拓してきたという歴史は重要なものだと思います。その歴史を再認識し、次の世代を担う子供たちへ伝承していくことが大切であると考えております。 ○議長(山形紀弘議員) 9番、小島耕一議員。 ◆9番(小島耕一議員) 今言ったように子供たちにつないでいくということで、那須疏水の歴史については、那須塩原市のスタートであります。 また、例えば劇団なすのが演じる「那須野の大地」とか、また姉妹都市になっております富山県の滑川市との姉妹都市の提携とか、この那須疏水の縁としていろいろな取組が継続しているわけでございます。 そういう中で、開こん記念祭が式典であっても開かないというのは、ちょっと問題ではないかと思っております。そういう面で、来年については、まだ開こん記念祭をもう一度見直していただきたいと思っていますが、そういう可能性はあるのかどうかお伺いいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 西那須野支所長。 ◎西那須野支所長(田代宰士) 今後の在り方につきましては、これから検討してまいりたいと思います。これまでと同様の開催をするかどうかということも含めましての検討となるかと思いますので、それを確約するものではございませんので、御了承ください。 ○議長(山形紀弘議員) 9番、小島耕一議員。 ◆9番(小島耕一議員) 続けて質問させていただきます。 開こん記念祭には、市内の小学生も式典に参加しております。 教育長にお伺いいたしますが、開こん記念祭に小学生が参加していることにどのような評価を行っているのかお伺いいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 指名はできませんので、改めて質疑してください。 9番、小島耕一議員。 ◆9番(小島耕一議員) 教育長じゃなくて、開こん記念祭に市としてはどのような評価を行っているのかお伺いいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(月井祐二) 議員おっしゃるように、これまで実際に小学生が式典に参加をさせていただくことで、先人の皆さんへの開拓の思いですとか、その御苦労について学ぶとてもすばらしい機会であったというふうに認識をしております。 しかしながら、御存じのようにコロナ禍になってから、子供たちが一堂に会するということができなくなってきてしまいましたので、その状況を受けまして、何かできないかということでPR用のDVDの視聴を各学校で行うですとか、那須野が原博物館での体験学習など充実した学びの場を準備してまいりました。また、学校給食の中でも開拓メニューを食す機会などを設けてきておりますので、子供たちにとっては開拓というものに思いをはせる場面は設定できてきているのかなというふうに認識しております。 ○議長(山形紀弘議員) 9番、小島耕一議員。 ◆9番(小島耕一議員) 今ありましたように、コロナ禍の中で開拓の歴史を伝えようということで、給食に開拓メニューなどを取り入れていただけたということで敬意を表したいと思います。 那須疏水の土地改良区では、4月7日に常盤ヶ丘で印南丈作とか矢板武に感謝する行事として墓前祭というのを開催しております。今年、この墓前祭に参列したいという小学生があったと聞いております。子供たちに開拓の歴史を教えたいという先生方の気持ちはすばらしいと感じました。 残念ながら、那須疏水の土地改良区でも、役員だけの墓前祭であったので、お断りしたとのことでありました。 本市や大田原市、那須町、矢板市が協議会を設置して文化庁に申請しました「明治貴族が描いた未来~那須野が原開拓浪漫譚~」が日本遺産ということでなっておりますけれども、それについて議会で今後どうするのかというような質問を前の大宮司教育長にしたことがあります。 教育長は、日本遺産の教材を整備して、開拓の歴史を語り継げる子供たちを育てていきたいと答弁しました。日本遺産を説明できる子供たちをつくるためには、日本遺産にしっかりと触れて、実際に明治時代に造られた那須疏水とか、また明治貴族の建物、これを学ばないとできないのではないかと思います。 開こん記念祭は、日本遺産を子供たちに伝える最もよい教材であり、日本遺産を学ぶ絶好の機会ではないかと思っています。式典を開催していただいて、その後に松方邸とか大山邸、青木邸などを調査して、そして明治時代の本市の歴史を実感してもらう必要があろうかと思っております。そういう面でも、開こん記念祭をよろしくお願いしたいと思っています。 (4)の本年度の見直しのスケジュールについて再質問いたします。 今回の見直しのスケジュールは、一概には言えないということですので、アンケート等の実施や民間団体との協議は、それぞれ担当ごとに行うのかお伺いいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 企画部長。 ◎企画部長(黄木伸一) 今、議員がおっしゃったようにそれぞれの祭りにおいて状況が違いますので、アンケートや検討については個別、担当のほうで行います。 ただ、全体的な調整は、私ども企画部のほうで担当いたします。 ○議長(山形紀弘議員) 9番、小島耕一議員。 ◆9番(小島耕一議員) 了解いたしました。 これから来年に向けて順調に進むことを期待したいと思うんですけれども、最後に市長にお伺いいたします。 今後のお祭りについて、那須塩原市の一体感が醸成されることが望ましいという回答がありますけれども、具体的にどのような展開を期待しているのかお伺いいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(渡辺美知太郎) 昨年、いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会が行われました。そのときには国体推進課という部署がありました。国体推進課は今はありません。なぜか、国体が無事に達成できたからです。 議員は、もちろん県庁におられましたから、役所の事情は私よりもよく御存じでしょうけれども、やはり役所のミッションというのは、これは税金を使うものですから、目的があって行うものだと思います。 巻狩まつりやふれあいまつり、大変すばらしいお祭りでありますけれども、やはり当時のミッションというのは、僕は達成されていると思っておりまして、これからは一体何が必要かというと、まさしく那須塩原市の一体感を醸成する必要があると思っております。 そういう意味で言いますと、実は那須塩原市のお祭りというのはないんですね。旧市町村単位でのお祭りはそれぞれ残っている。もちろん完成のお祭り、ONSEN・ガストロノミーウォーキングもはっきり言って、今は官製のお祭りです。だから、官製のお祭りをやるなというわけではなくて、やはりそれなりにそれぞれにミッションがあって、ONSEN・ガストロノミーウォーキングも、そう遠くないうちに自走して行ってほしいなというふうに思っていまして、やはりある程度、最初は行政と一体と、あるいは行政と民間が一緒になって行いたいと思っていますけれども、やはりどこかで、僕はよく卒業だと言っているんですけれども、やはりある程度の達成ができてきたら、それは行政の手を離れて、行政は次のミッションに挑戦する必要があるというふうに思っております。 私は、2期目は那須塩原駅周辺整備をしたいと思っていますので、那須塩原ライフ、那須塩原ライフの中には、多分お祭りも入っていると思うんですよね。やはり那須塩原で暮らすという中では、おいしいものを食べられたりとか、温泉も入れたりとか、あるいは都会ではできないような体験ができる。その中にはやはりお祭りもありますので、これは私のまだ全然考えですけれども、やはり駅前で、既にもう巻狩の駅前での出陣式をやっていますけれども、あれなんかもいい立地だと思いますけれども、やはり那須塩原の一体感を醸成するお祭りは行いたいなと思っておりますし、2期目は、駅前にまず那須塩原ライフを体現する。那須塩原ライフの中には、お祭りといった要素もあるのかなと僕は思っておりますので、そういう意味では、那須塩原の今度の一体感を醸成するお祭りというのも考えていきたいなというふうに思っています。 ○議長(山形紀弘議員) 9番、小島耕一議員。 ◆9番(小島耕一議員) 今、2年後に那須塩原ができて20周年ということの時期になりますから、そこに向けてある程度、那須塩原市、一体感を持たせたものも必要だろうというふうに感じますので、それについては今後盛り上げていただいて、今回の今までの祭りについても、やはり期待している人がたくさんいます。巻狩まつりなんか8万人も集める祭りですから、やはりやってほしいという気持ちがあるかと思いますので、そこはそことして進めてもらいながら、最後の2年後の20周年をどういうふうにするかというのも含めて、今後の検討をよろしくお願いして、この質問は終わりにしたいと思います。 次に移りたいと思います。 2、アートを活かしたまちづくりについて。 近年、地域の活性化や魅力づくりの一助として、アートを鑑賞できる場を美術館や展覧会ばかりでなく、ビエンナーレやトリエンナーレなどアートフェスティバルが全国各地で開催され、アートには地域の新たな個性や魅力を引き出す取組として期待されています。 本市には、奈良美智氏の作品展示スペース「N’s YARD」や菅木志雄氏の作品を展示している「菅木志雄倉庫美術館」があり、国際的に高い評価を得ている現代美術を鑑賞できる環境にあります。また、那須野が原博物館には彫刻家南庄作をはじめとする本市にゆかりのある芸術家の作品を集めており、市内には平成27年の国勢調査によれば180人と推測されるアーティストが在住し、制作と発表活動に励んでいます。 市では、黒磯駅前周辺地区、那須塩原市まちなか交流センターくるるや那須塩原市図書館みるるにアート機能を整備し、それを核としてアートを活かしたまちづくりを具現化するために、平成30年に「アートを活かしたまちづくり戦略(2018年から2021年)」を策定しました。 しかしながら、戦略を開始するとともに新型コロナウイルス感染症の影響で推進は厳しかったのではないかと思います。 この戦略の計画期間は終了していますが、この戦略は魅力的な内容を含んでおり、今後も継続を期待することから質問いたします。 (1)アートを活かしたまちづくり戦略の実績について。 (2)アートを活かしたまちづくり戦略の評価について。 (3)アートを活かしたまちづくり戦略の残された課題について。 (4)アートを活かしたまちづくり戦略の今後の展開について。 よろしくお願いします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 企画部長。 ◎企画部長(黄木伸一) では、2番、アートを活かしたまちづくりについて順次お答えします。 まず、(1)アートを活かしたまちづくり戦略の実績についてでございます。 アートを活かしたまちづくり戦略では、アートの活用などにより新たな魅力の創出、市民の文化力向上、地域の活力創出を目指すと定め、これに基づき、アートスペース等における展示事業や体験事業の開催、市の魅力を発信する映画祭の開催など様々な事業を実施してまいりました。 重点取組としたART369プロジェクトでは、板室街道沿いの事業者を対象とした参加型アート企画の実施、ホームページやSNSを用いた情報発信、またプロジェクトのロゴを制作するなどいたしました。 続きまして、(2)アートを活かしたまちづくり戦略の評価についてであります。 新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、多くのイベントが中止、または規模縮小となったものの、戦略期間中における様々な取組を通して、その後の展開の基礎となる人材、拠点、事業者等とのネットワークの構築が進んだと考えております。 また、市民、事業者、観光客などに対しアートの魅力に触れる機会を創出したことにより、市のイメージアップ、文化力の向上、関係人口の増加等に寄与したものと考えております。 (3)と(4)の質問については、一括してお答えいたします。 戦略では、期間中の重点取組であるART369プロジェクトをその後、市内全域に展開すると定めていました。 さらには、那須地域定住自立圏の構成市町である大田原市、那須町及び那珂川町への広域展開も視野に入れていました。このような展開に結びつけるためには、これまでのような行政主体の取組から、市民や事業者などが主体となった取組へと移行していく必要があると考えております。 アートを活かしたまちづくりに主体的に参画し、また関与する市民を増やすため、引き続き積極的に情報を発信し、認知度を高める必要があると考えております。 ○議長(山形紀弘議員) 9番、小島耕一議員。 ◆9番(小島耕一議員) ありがとうございました。 アート、コロナ禍厳しい中でも、着実に前に進んでいるのかなと思います。 それでは、再質問をしたいと思います。 (1)の再質問です。 実績として、映画祭の開催やART369プロジェクトで参加型のアート企画の実施を行ったとしておりますが、具体的にどのような内容なのか。また、観覧者からの反応等はどのようであったのかお伺いいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 企画部長。 ◎企画部長(黄木伸一) 映画祭なんですけれども、過去に3回開催しまして、本市を舞台とした短編映画に加えまして、3回目の開催では、ART369プロジェクト映画部会が制作した長編映画「川のながれに」を上映したところです。 また、参加型アート企画は、令和3年1日に篠工芸の展示会と併せてワークショップを開催、篠の六つ目編みでコースター作りを体験しました。 令和4年3月には、ART369エントランスで来場者参加型のライブペインティングを実施したものです。 いずれも多数の来場者を得ておりまして、好評であったと理解しております。 ○議長(山形紀弘議員) 9番、小島耕一議員。 ◆9番(小島耕一議員) 私も映画祭で「川のながれに」なんかを見せていただきました。塩原の観光をよくと表しているなと思って関心したところでございます。 それでは、続きまして、(2)のアートを活かしたまちづくり戦略の評価について再質問いたします。 アート展開の基礎となる人材、拠点、事業者等のネットワークの構築が進んだとのことでありますけれども、具体的な会議や組織等はどのような変化があったのかお伺いいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 企画部長。 ◎企画部長(黄木伸一) その事業を企画し検討、また実施するのがART369プロジェクト実行委員会という組織でございます。これは官民連携の実施主体として設置いたしました。 この実行委員会が今までいろいろな取組をしている間に、最終的にというか、今の段階で経営者や美術館学芸員、それから地域おこし協力隊員などを中心とした自ら主体的に動く体制となったことが、この期間を通じての大きな変化だと認識しております。 ○議長(山形紀弘議員) 9番、小島耕一議員。 ◆9番(小島耕一議員) 実質的な実行委員会になったということですけれども、これからの活動を期待したいと思いますけれども、では、次の質問に移りたいと思います。 市のイメージアップや文化力の向上、関係人口の増加に寄与したとのことでありますが、具体的にどのような成果があったのかお伺いします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 企画部長。 ◎企画部長(黄木伸一) ART369フェスティバル、それからART369Entranceなどのイベントによりまして、参加したり関わったりした市民の方々がアートに直接触れたこと。また、多くの来場者があったことなどが成果であると理解してございます。 本市を舞台にした映画作品の上映やロゴの制作、専用ホームページの開設、SNSでの発信などがプロモーションとなり、那須塩原市の知名度が向上し、イメージアップを図ることができたというふうに理解しております。 ○議長(山形紀弘議員) 9番、小島耕一議員。 ◆9番(小島耕一議員) 那須塩原市がアートでこのような動きをしているというのは、少しずつほかの地域にも広がっているのかなという感じはいたします。 続けて質問しますけれども、アートを活かしたまちづくりに地域おこし協力隊の参加も得ていると聞いておりますが、活動の成果や評価はどのようになっているのかお伺いいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 企画部長。 ◎企画部長(黄木伸一) 隊員の方は、地域とアートを結ぶコーディネーターとして、また事業をやるときには、いろいろな関係者のハブとして牽引していただいたり、活躍したりしていただいて、非常に効果的というんですか、成果を残してくれたというふうに考えております。 ○議長(山形紀弘議員) 9番、小島耕一議員。 ◆9番(小島耕一議員) 私も何回か地域おこし協力隊員の方に会っていますけれども、なかなかコロナ禍で大変だったのかなと思っています。 現在は、この地域おこし協力隊の活動はどのようになっているのかお伺いいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 企画部長。 ◎企画部長(黄木伸一) 本年5月にまた新しい隊員の方をお迎えして、その方がこれからなんですけれども、地域に入っていって、先ほど申しましたようにコーディネーターとかの役割とかをしていただくことを期待しております。 ○議長(山形紀弘議員) 9番、小島耕一議員。 ◆9番(小島耕一議員) 地域おこし協力隊ですね、やはりかなり自分からやって、手を挙げてきた人でしょうから、これからうまく誘導して活動を支援していただければと思います。 (3)と(4)については、一括して再質問したいと思います。 本年度予算にART369プロジェクト実行委員会に500万円が予定されております。具体的にどのような執行を予定しているのかお伺いいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 企画部長。 ◎企画部長(黄木伸一) 事業といたしましては、子供向けのワークショップ、作品展示、イベントへのブース出店、ブランディング冊子の制作、また講演会や映画上映会など、今のところ計画をしている段階ですけれども、そんなことを考えております。 ○議長(山形紀弘議員) 9番、小島耕一議員。 ◆9番(小島耕一議員) ほとんど前年度と同じというような感じで考えているのかお伺いいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 企画部長。 ◎企画部長(黄木伸一) 比較するのは何ですけれども、お祭りと同様で、前とまるきり同じことをやるのでは意味がないとは言いませんけれども、発展がないので、今並べた項目は同じかもしれませんけれども、視点とか切り口であるとか、見せ方であるとかは、新しい協力隊員の下、つくっていってもらいたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 9番、小島耕一議員。 ◆9番(小島耕一議員) アートを活かしたまちづくり戦略、もう既に期間は切れているわけでございますけれども、新潟県の大地の芸術祭とか、香川県、岡山県、広島県の瀬戸内国際芸術祭などを挙げて、経済効果のある芸術祭の開催を期待しております。 昨年の10月に新潟県十日町市の大地の芸術祭を調査してきました。大地の芸術祭は、越後妻有という広い地域で開催されておりまして、地域が連携して芸術祭を開催しております。国の補助事業を活用して、北川フラム氏をプロデューサーに開催したとのことであります。芸術祭が地域に50億円という経済効果をもたらしているということに驚きながら、その取組のすばらしさを感じてまいりました。 十日町市でも、最初は芸術祭が地域の経済に効果を発揮するというのは信じられなかったということでございますけれども、近年はこの芸術祭の経済効果のすごさを実感しているということでありました。 また、私も5月の連休に那珂川町小砂で小砂環境芸術祭というのを実施しているので、連休中でありましたので見に行ってきました。非常にたくさんの方がこの芸術祭に来ておりまして、皆満足して帰っておりました。 また、大田原市の旧両郷中学校にある芸術文化研究所では、今年6月17日から第9回のゲタ箱展が開催されます。 市でですね、那須地域定住自立圏の構成市町で本市をはじめとする大田原とか那須町、那珂川町を今後大地の芸術祭のようなイベントを開催することはできるのかと思いますけれども、市ではこれに対して今回の答弁では民間の方々に期待しておりますということで、ネットワークの市ではですね、まだやるというようなことは言っておりますけれども、やはりこれを進めるのには、市がある程度支援しないことには進まないのではないのかと思っております。 那須塩原市では、同じように大田原市、那須町、あとは矢板市と一緒になって日本遺産をまとめたという実績もございます。市長は、大学時代に瀬戸内国際芸術祭だと思うんですが、それを研究していたというようなこともお聞きしております。そういう面で、4市町で那須野が原芸術祭みたいな仮称ですけれども、こういう芸術祭を開いてはと思いますが、市長の今後取組のことについて所見をお伺いいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(渡辺美知太郎) 私の学生時代にも触れていただき、ありがとうございます。 直島にもよく行きましたし、大地の芸術祭も本当に学校でさんざん習いまして、私も市長になって、実は職員さんとかをちょっと派遣というか、視察させたことがあるんですけれども、大変ですね。はっきりいってあの規模をやるとしたら、今那須塩原市が行っている事業を全てやめて、那須塩原市はもう芸術祭に特化しないと、要は世界に通用するレベルの芸術祭、横浜とかはちょっと物すごい大きなまちですから別ですけれども、実際、越後妻有なんてほとんど本当にそれこそ職員総出でやっているというか、那須塩原は今環境とかDXとか様々やっていますけれども、それらを全て芸術祭に投入しないと、そういう世界レベルの芸術祭というのはなかなか正直いって難しいと思っております。 じゃ、全て気候変動とか、DXとかここまで来たものを全て投げうって、芸術祭をゼロからやるのかというと、それは多分価値観というか、既存のものを全て投げうって芸術祭をやったら、多分それなりにできるとは思いますよ、要はもう那須塩原といったら、思いっ切り那須野が原芸術祭をやっているところとか、僕も実は計画というか、いろいろおっしゃるとおり日本遺産とかあるいは那珂川とか川をテーマにやったらどうかとか考えたことはあるんですけれども、実際いいますと本当に全てのリソースを特化して、それ以外は基本的に最低限のことしかやらないとか、そういうレベルで初めてできるレベルだと思っていますので、そこは慎重にしていきたいなとは思っております。 さっき映画祭などの話もしたんですけれども、やはり民間の方々にやっていただかないと広がりがないんですよね。コンテンツとしてはそれなりにまだつくれると思うんです。それはもちろん大地の芸術祭とか、そういうレベルではないですけれども、そこら辺は、やっぱり、もちろん、じゃ駅前はどうするの、駅前はだって行政やるんだろうという話ですけれども、そこはしっかりポイントを押さえてやる、ここはしっかり行政がやるとか、ここは民間にお任せしたいとか、何でもかんでも行政がやるというのは、それは僕は違うんじゃないかなと思っていますので、そこはしっかりポイントをつけて、引き続き議員からもいろいろと御指摘いただきたいなとは思っていますし、私が見えていないところもたくさんあると思っていますので、今回さっきのお祭りもそうですけれども、この決定は私がこれはすごいベストかと言われればベストじゃないと思っていますけれども、いろんな議論をしていって市を盛り上げていきたい、にぎわいをつくりたいという思いは議員と同じでございますから、ぜひ御指導賜れればなと思っております。 ○議長(山形紀弘議員) 9番、小島耕一議員。 ◆9番(小島耕一議員) 市長が言うように、あそこへ行ってびっくりするぐらいの大地の芸術祭は、投入量がすごいというのは私も理解しております。そういう面では、温泉巡りみたいな形で芸術祭巡りみたいなのを考えても、そのぐらいがいい線かなと思いながら、今回のアートを活かしたまちづくりを提案させていただきました。 今後いろいろと新たなやっぱりこの次の計画なんかに生かしていただくことを期待しまして、今回の一般質問を終わりにしたいと思います。 どうもありがとうございました。 ○議長(山形紀弘議員) 以上で9番、小島耕一議員の市政一般質問は終了いたしました。 ここで休憩いたします。 会議の再開は2時30分です。 △休憩 午後2時16分 △再開 午後2時30分 ○議長(山形紀弘議員) それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------- △齊藤誠之議員 ○議長(山形紀弘議員) 次に、13番、齊藤誠之議員。 ◆13番(齊藤誠之議員) 皆さん、こんにちは。 本日4番目となりました最後の1時間となります。質問のほうをさせていただきますんで、よろしくお願いいたします。 それでは、議席番号13番、シン・那須塩原、齊藤誠之でございます。 通告書に基づきまして、市政一般質問を行わさせていただきます。 1、より良い中学校生活をおくるために。 本市の教育は、人づくり教育を要とし、今年3月には、第2期那須塩原市教育振興基本計画を制定し、教育長が掲げるワクワクドキドキする学校教育を展開するための各種指標が示されました。社会に通用する人づくりを行うためには、子供たち自身が学校や地域などで学び、培った経験が物を言うものではないかと考えます。 本市の教育として、よりよい学校生活を送るためには、学校側から提供していくだけではなく、子供たちが自発的に考え、主体性を持って話合い、自分たちで決めて、それを受けて学校や保護者、そして地域が支援することがとても重要なことであると思うことから、以下の点についてお伺いいたします。 (1)校則について。 ①校則をどのように捉えているのかお伺いいたします。 ②校則の定め方についてお伺いいたします。 ③学校独自で特徴がある校則があればお伺いいたします。 ④生徒たちが主体的に話合い、校則の改正が行えた事例や反対に改正まで至らなかった事例があればお伺いいたします。 ⑤今後の校則の在り方についてお伺いいたします。 (2)制服について。 ①本市の中学校では、男子生徒は詰め襟の学生服、女子生徒はセーラー服の学校が多くを占めていると思います。ここ数年で多様性の尊重や機能的かつ快適さによってもたらされる心身の健康への配慮等から、制服の変更をしている自治体もありますが、市内中学校の制服の現状についてお伺いいたします。 ②制服について、生徒、保護者等から相談、意見は上がってきているかお伺いいたします。 ③本市でも制服の議論や対応をすべき時期ではないかと考えますが、教育委員会の考えをお伺いいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 13番、齊藤誠之議員の質問に対し答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(月井祐二) 1のよりよい中学校生活を送るためにについて、順次お答えをいたしたいと思います。 初めに、(1)の校則について、①校則をどのように捉えているかについてお答えをいたします。 校則は、生徒が健全な学校生活を送り、よりよく成長、発達していくために設けられるものでございます。 また、各校の教育目標を実現していく過程におきまして、生徒の発達の段階や学校、地域の状況、時代の変化等を踏まえまして制定されるものであり、何のために設けた決まりであるのか、教職員がその背景や理由についても理解をしつつ、生徒が自分ごととしてその意味を理解して、自主的に守るようにしていくことが大切であります。 次に、②の校則の定め方についてお答えをいたします。 校則は、教育目標の実現という観点から、最終的には学校長が定めるものとされております。しかしその内容によっては、生徒の学校生活に大きな影響を及ぼす場合もあることから、生徒や保護者などの意見を参考に定めていくことや制定から一定の期間が経過し、その意義を適切に説明できない場合には、絶えず見直しを行うことが求められております。 次に、③の学校独自で特徴がある校則についてと④の生徒たちが主体的に話合い、校則の改正が行えた事例や反対に改正までには至らなかった事例については関連がありますので、一括してお答えをいたします。 学校独自での特徴ある校則といたしましては、衣替えという概念をなくしまして、生徒自らの判断で、気候等の環境に適応できる服装を選択できるようにした学校や通学用ヘルメットをスポーツタイプでも可能とした学校がございます。 また、生徒の意見を反映いたしまして、靴下の色を白だけでなく、黒も可能とするように校則を変更した事例もございます。 改正に至らなかった事例につきましては、市教委として把握はしておりませんけれども、今後も生徒が主体的に考えてよりよいものにしていけるよう学校への働きかけを行ってまいります。 次に、⑤の今後の校則の在り方についてお答えをいたします。 校則につきましては、守らせることばかりにこだわるのではなく、何のために設けた決まりであるのか、生徒がそれぞれの決まりの意義を理解し、主体的に校則を守ることができるよう、現状に照らし合わせて絶えず見直しを図りながら、制定した背景等についても示すなどしておくことが大切であります。 続きまして、(2)制服についての①市内中学校の制服の現状についてお答えをいたします。 市内に8校の中学校と2校の義務教育学校の計10校のうち、男子生徒は詰め襟学生服着用としている学校が8校、ブレザー着用が2校、また女子生徒はセーラー服着用としている学校が6校、ブレザー着用が4校であります。 次に、②の制服について、生徒、保護者等からの相談、意見は上がってきているかについてお答えをいたします。 教育委員会で生徒や保護者等から相談、意見を受けたケースはございません。各校におきまして、生徒や保護者等から相談があった場合には、引き続き丁寧に対応するように指導をしてまいりたいと思います。 次に、③の教育委員会の考え方についてお答えいたします。 子供たちの様々な思いや願いが実現されるように、柔軟に学校が対応できるように指導をしてまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(山形紀弘議員) 13番、齊藤誠之議員。 ◆13番(齊藤誠之議員) 教育長のほうから御答弁いただきました。 今回の質問のまず校則のほうについてなんですが、こちらは1定期前の3月の定例会のときに鈴木秀信議員のほうが子どもの権利の条例と併せて校則のほうを少し聞いていますので、内容的には少しかぶってしまうんですが、改めてこども基本法も踏まえ、そして子供たちが主体的に生き抜いていく力をつけていくためのその土台となる学校で一番最上位にあるであろうと思われる校則について、再度クローズアップさせていただきました。 前回の鈴木議員のときの答弁のときに、教育長のほうが野球をやっていて、靴下の色についての経験談があったと。当時、自分自身が生徒のときに不条理な生活を毎日毎日余儀なくされていたと、そういう話を覚えておりますし、前回そういった答弁がありながらも今回校則の見直しについては、文科省のほうでも生徒指導提要、こちらのほうを示しているところがありましたので、12年ぶりのその提要に踏まえて、今さらに1年経過した本年について、改めて教育委員会の考えを問いただしていきたいということで、今回質問をさせていただいております。 校則の今回提要については、運用と見直しが明文化されたということで、答弁の中にも出てきたと思うんですけれども、校則自体が生徒たち、児童も本当は入るんですけれども、今回中学校ということで、生徒たちになるんですが、生徒たちの個人の能力や自主性を伸ばすものの一助になっているというところの記述がありながら、今までどういうふうに運用されてきたかというのが保護者側の立場としてはなかなか理解がしづらく、実は小学校、ちょっとPTA会長をやらせてもらっていたんで、1年生の入学式のガイドラインみたいなものを新たに地元の中学校でつくって、校則というよりは、こういう決まりですよというガイダンスをやっていたというもの以外は、子供たちが2年、3年と上がっていく間に、校則はどこへいってしまったのかというのがあったんですね。 実際、その校則自体は守って、自分たちで決めていく云々の前に、守りながら生活していこうということがあるんですが、この中で1番目の再質になるんですけれども、そういったまず校則を生徒たちが理解をしているのかどうかを踏まえて、新入生に入ったときにまず1つ言われる、教えてもらう校則の後、2年、3年と上がっていくときに、しっかりとまた見直しで上げ直しじゃないですけれども、そういった校則のルールを改めて先生たちが生徒たちと話し合う時間はあったのかなというものが、もし分かればお伺いしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(月井祐二) 結論から先に申し上げたいと思いますけれども、学年が上がった後も学校生活の決まりですとか、いわゆる校則を再確認するためのガイダンスの時間というのは設けられております。 具体的には、それぞれの内容を学年が上がるごとに新しい教室に入って、その内容が掲示されていたりとか、自分が持っている生活ノートにきちんとそれが記載されたものを毎年新しいものを受け取るというような形で確認をしております。 また、学校のホームページなどを見ていただくと出てくるんですけれども、近年は各学校でいわゆる小学校6年生と保護者の方々を対象に2月、3月に来年度入学する皆さんにということでガイダンスが行われますが、そのガイダンス、昔は校長とか、生徒指導主任が話すというのが普通だったんですが、今は在校生の先輩の皆さんが映像や画像を駆使して、こんな中学校生活なんですよということで、紹介するような形で学校の中の心得というか、生活の決まりみたいなものを紹介しているので、先輩たちが自分で紹介するということは、もうその都度、その都度自分の中でもブラッシュアップしているというふうになっているというふうに思っていますので、そういう意味では毎年確認作業は行われているというふうに思っております。 ○議長(山形紀弘議員) 13番、齊藤誠之議員。 ◆13番(齊藤誠之議員) 了解いたしました。 その伝え方に関しましても、いろいろ生徒たちが考えて、後輩たちに伝えていくという話も今いただきましたので、みんなが常にその年、その年で一度は見直しじゃないです、再度校則について理解をする時間があるということは理解いたしました。 続きまして、2番の校則の定め方についてお伺いいたします。 先ほどから言っている生徒指導提要につきましては、答弁にもありましたとおり、校則の制定の権限は校長にあるということで、教育委員会としては先ほど答弁が全てありましたけれども、指導していくと。実際指導していくしか言えない状態なのは分かってはいるんですが、学校のほうの情報は仕入れていくべきだと思っております。 現在、校則の公開について、こういったものを提要の中でもホームページ等に公開していくことというものが明記されております。そういったのを受けて、各学校で決まり事をしているものをホームページ上に上げていく作業とかも必要だと思うんですが、現在はどのような状況になっているかお伺いしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(月井祐二) 改めまして、市内全校のホームページ等を確認してみたところなんですが、いわゆる校則という形で学校のホームページで公開をしているのは1校、確認できました。 先ほども申し上げましたように、ホームページには公開をしていなくてもそれぞれの教室ですとか、生活ノートなどにきちんと子供たちの目に触れる形で分かるようにしているという学校が全てでありますし、保護者の皆様方にも伝わるように努力をしてきているというふうに思っています。 今校則という言葉がいろいろ社会的にも問題になっていますが、多くの学校では校則という言葉よりは、◯◯中ガイドとか、◯◯中の心得みたいな形であえて校則という言葉を使わずに、みんなで守っていきましょうね、みんなで理解していきましょうねというような柔らかい言葉になりつつあるのかなというところも付け加えさせていただければというふうに思います。 ○議長(山形紀弘議員) 13番、齊藤誠之議員。 ◆13番(齊藤誠之議員) 御答弁いただきました。 今回質問なので、校則を連発しますが、校則で答えていただければと思います。 呼び名も確かに堅苦しいということで、そういった言い方を変えていくのは全然いいことだと思いますし、新たな情報としていただきました。ありがとうございました。 1校だけ情報周知しているということで、先ほど言ったとおり、生徒たちには学校と生徒のルールということで、先生たちと共通のものが見られるというんですが、学校で出している生活記録ノートみたいなのは、保護者が目を通せるものと通せないものがありまして、それを毎回見られれば確認ができるんですけれども、どちらかというと保護者等々にも公開して分かっていくことがわざわざお手紙を出して周知するよりはいいと思ったので、今回それを聞かせていただいたというていでございます。 定め方についてもう一つなんですが、各学校に毎年そういった、毎回、毎回確認をする時期があるということなので、その間にこういう校則ガイドとかについての意見を話し合う場というものは設けられている現状があるのかを教育委員会では把握されているのかお伺いします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(月井祐二) 議員も御存じだと思いますが、生徒たちは、毎年最低1回以上は生徒総会というものを開きます。そこの場では、生徒会を中心に生徒の皆さんの意見を集約しながら、いろんな様々なことを話し合うわけですけれども、その中で必要があれば折に触れて校則の内容についての議論も行われているというふうに認識しております。その際には、担当の教職員も一緒に入って検討を進めておりますし、子供たちの意見が吸い上がって、ある程度醸成されてきたものについては、その都度、職員の話合いの中に議題に上げているというふうに思っています。 また、御存じのように、何々中サミットみたいな形でも、私が認識しているのは日新中学校と三島中学校、それから東小学校でもサミットというようなものが行われていて、そういう中でも校則やいわゆる決まりみたいなものについての議題というのも十分に考えられるというふうに思っています。 ○議長(山形紀弘議員) 13番、齊藤誠之議員。 ◆13番(齊藤誠之議員) 御答弁いただきました。 今教育長の御答弁のとおりだと思う。やられているだろうという答弁は予測できるんですが、実は末端までいっているのかというのが、ルールが。生徒会とかというと中心的な人物になるので、我々も26人でここでしゃべらせてもらっているのは、後ろに何千人という人がいてしゃべっているということを考えたときに、学校全体の浸透イコール学校のクラスで話し合ったものが各代表で生徒会に来て上がっているのかというところまでは多分なかなか掌握できないんじゃないか、ましてやそのために生徒会に選ばれて立候補して出ている子たちは、言い方が悪いですけれども、自分からやる気がある生徒たちが集まるので、そこに気にしない生徒たちは、全くもってルールに関しては無関心になってしまうと。 これ大人と一緒なんですけれども、こういったものを話し合う場というものをもうちょっと好意的に捉えて、できれば教育委員会側からしても、やっているかやっていないかの確認ではない、中身がどういうものをされているのかというところをこの先も確認していただければと思います。 続きまして、3番、4番ですね。校則については、独自というか、特徴があるものを御答弁いただきました。結構地元の中学校でかなえられたルールが結構あるので、こういったものを含めて中学生が先生たちと話し合って決めていったものというものがここ最近のものなんですけれども、これ以外に何か情報収集得ているものというのはございますか。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(月井祐二) 先ほど答弁の中でも申し上げましたけれども、校則の改正というのは行われておりまして、教育委員会で把握しているのは、令和3年度、4年度の2年間の中では7校でそういった改正が行われたということを認識しております。 また、御案内のように、令和5年度、箒根学園が誕生したことで、本当に新たな校則というものが策定をされたというところでございます。 内容につきましては、答弁の中でも申し上げましたが、いわゆる白い靴下一辺倒だった中学校が黒や紺色の靴下も可ですよというような形になったりとか、女子の制服のスラックスも十分活用していいよというふうになっていたりとか、また自転車のヘルメット義務化に伴いまして、今までは白くスポッというヘルメットだけしか中学生はかぶっている姿を見たことがなかったと思うんですが、今はちょっと穴が開いている通気性なのかあまりよく分かりませんが、ああいったヘルメットもいろんな種類のヘルメットも着用可能になっているというような形での改正が行われているというふうに思っております。 ○議長(山形紀弘議員) 13番、齊藤誠之議員。 ◆13番(齊藤誠之議員) そういった自分たちで考えていく中で、ヘルメットの変更というのは2年前にちょうど地元の中学校も変わったんですよね。半ヘルだったものが今みたいにスポーツタイプで選べるようになった。自転車の色も実は白の基調だったらいいということで、いつもどおりピカピカしている銀色の自転車ではなくて白い自転車に乗っている学校もございます。 これはうまくいかないと、入学式に間に合わせるように下の小学校にまで教えてやっているとういうことなので、すごくちゃんと伝わっているんだなというのも思いながら、自分たちで変えられるようにしているんだという現状は、実際僕も目の当たりにしていますので、どんどんこういった話合いをして、やっていければいいなと思っております。 ただ、教育委員会の関わり方として、ここで私が言ったとて伝わるかどうか分からないんですけれども、1つあと疑問なのは靴下も一緒なんですけれども、靴も白なんですね。ずっと汚れて帰るからかわいそうですし、雨の日も長靴は履けない、白い靴で何とか来いと言っているところで不条理なところがまだ続いておりますので、学校で言えばいいだろうといえばそれまでなんですけれども、教育委員会のほうでも、子供たちが快適に学校に行き、勉強して、生活できるところを考えたら、その辺はいいんじゃないのかというところはちょっとあってもいいのかなと思いましたので、今言わさせていただきました。 改正した際の通知に関しましては、先ほど中学生が行って、先輩たちが行ってくれたり、そういったガイダンスを保護者へ周知しているということなので、今後も変わったときには、スピーディーにその学校のルールとしてやっていただきたいと思います。 もう一つ、ちょっとあれなんですけれども、学校間でいいものがあったら、ほかの学校に伝書鳩のように行くような方法があったらいいなとも思っているんですけれども、その辺は教育長どう考えていますか。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(月井祐二) これ議員おっしゃるとおりだというふうに思います。いわゆるそういう学校の中の自治といいますか、子供たちからの意見を吸い上げて、適切に運用できている学校の事例があれば、それは私は市内にかかわらず、那須地区内とか栃木県内で共有するべきものだなというふうに思っておりますので、そこは各学校のほうにも今の議員のお言葉は投げかけていきたいというふうに思っています。 ○議長(山形紀弘議員) 13番、齊藤誠之議員。 ◆13番(齊藤誠之議員) ぜひよろしくお願いいたします。 改正に至らなかった件につきましては、もし把握ができる機会がありましたら、なぜできなかったのかも踏まえて、結構貴重な意見かもしれませんので、後で教育委員会のほうでしっかりと吸い上げていただければと思うんで、よろしくお願いしたいと思います。 続きまして、今後の校則の在り方ということで、先ほど教育長からも御答弁いただいたんですけれども、東京都で上げているようなブラック校則みたいなイメージは、この地域ではないので、本当にソフトな部分で自分たちが暮らしやすいルールが果たしてガイドに載せるべきなのか、明記しないで自分たちの口頭だけで済むのかというふうに変わってくると思うんですよね。自分たちが校則について見直す機会について、子供たちが考えたルールに対して保護者にも意見を聞く機会みたいなのは考えていくべきなのかどうかも踏まえて、ちょっと考えをお伺いしたいんですけれども。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(月井祐二) この件に関しましても、結論を先に申し上げますと、私の考えとしては、学年部会等をはじめとしたPTAとの会議などにおいて確認をしていくなど、絶えず御意見を頂戴しながら見直しを行っていくことは大変大切なことだなというふうに思っています。 ただ、そういったことが確実に行われているかどうか、それは各学校の校長の判断によるところが大きい部分がございますので、しっかりとその辺、校長会とも意思の疎通をしながら、保護者の方々の御意見も十分に参考にしていってほしいということは、私のほうから伝えていきたいというふうに思っています。 ○議長(山形紀弘議員) 13番、齊藤誠之議員。 ◆13番(齊藤誠之議員) ありがとうございます。ぜひ伝えていただきたいと思います。 この件につきましての最後の質問になるんですが、ガイダンスあるいはノート関係にそういった自分たちのルールが明記されているものに関して、今回のこども基本法を受けて子供たちがしっかりと意見を言う場所がある、こういった子供の権利の主張まで書くかどうかは別としても、自分たちの声はしっかりと届ける場所があり、議論できる場所が整っている、こういった文言を子供たちにまず明記をしていく。簡単に言うと昔の言い方をすると、そういった生徒手帳的なものに自分たちの権利はしっかりと通るというような文言を入れていくべきなのではないか、それが自分たちを自発的に考えてルールをつくっていくという土台になると思うんですが、こういったものも今後考えていくべきと思うんですが、最後に教育長にお考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(月井祐二) まさしく子供ど真ん中社会という文言が今盛んに叫ばれている時代でありますので、生徒の意見に耳を傾ける姿勢というのは、これは私はもう大原則だと思っています。 ですから、議員がおっしゃるように、そういったものを生徒心得などの中に文言として書くことも大事だと思うんですけれども、書かなくてもそれはもう当たり前のことというようなスタンスになることが大事かなというふうに思っていますので、そのためにも先ほども申し上げましたが、各学校の校長を中心とした先生方とそういう子供ど真ん中社会になっているということをさらにきちんと認識しながら進めてまいりたいというふうに思っています。 ○議長(山形紀弘議員) 13番、齊藤誠之議員。
    ◆13番(齊藤誠之議員) ぜひよろしくお願いいたします。 学校長に伝えて、学校長からまた生徒指導の先生にいってということで、大規模校とか、小規模校、それぞれのサイズによって、伝播するまでは時間がかかるので、最初のうちは明記してやってもいいのかなというふうには思います。後々に先ほど言ったとおり、書かなくても、言わなくても、そういった社会が回るようになれば、すばらしい学校の運営、生活となっていくと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 続きまして、(2)のほうに移らさせていただきます。 御答弁いただきましたブレザーとセーラー服の話になるんですけれども、私この質問をした理由というものが地元の中学校で5月に修学旅行があったときの際に、女子生徒はセーラー服の冬服を着ていくんですね。だけれども、5月は暑いから夏服も持ってきていいよと、こうルールで言われたらしいんですよ。荷物が要はもったいないと。よくよく考えたらセーラー服は体温調整ができないんですよね。暑いから脱ぐということができない、そういった話もあって、男子生徒は普通に詰め襟なんで、脱ぐことができるからワイシャツになって終わるということで、それだけでもこの時期の気候も考えたときに、かなり負荷になっているんじゃないかということがまず第一義的にあるということと。 あと、今現在、全世界的に議論されています多様性の部分も含めてというものがあったので、この件について今回質問させてもらっているんですけれども、実際、男子、女子でブレザーを採用している学校は2校であるという答弁でしたけれども、その学校の詳細をお伺いしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(月井祐二) 今制服の御質問をされる動機といいますか、きっかけが今の修学旅行のお話ということだったので、本当にこれあるあるの話なので、ちょっと御紹介したいですが、私がある中学3年の担任をしていたときに修学旅行に行ったんですが、京都、奈良は大変那須地区と違って暑いですので、行った1日目と2日目が大変暑くて、もうとてもじゃないけれども、上着を着ていられる状況じゃないということで、2日目の夜、旅館ではい、皆さん明日に向けて荷物を全部整理して、自宅に段ボールに詰めて届けましょうねと言って、全部集めて、業者さんに渡してしまいました。次の日がめちゃめちゃ寒い日だったんです。集合写真を撮るときに、みんなはい、並んでと言ったら五、六人の男子生徒が制服を着ていなくて、寒空の下、ワイシャツ姿でありまして、あれどうしたのかなと言ったら、昨日、家に送ってしまいましたという、そういうこれが制服あるあるの話なんですけれども、それぐらい気候に対応して制服を選ぶというのは難しいことでもあります。 そんな中で、議員おっしゃるようにブレザーというのは、脱ぎ着が非常に楽な部分もあるので、私もブレザーというのは、一つの選択肢としてはいいなというふうに思っているんですが、詳細をということですので、男女ともにブレザーを採用している学校は、日新中学校と今回新しく開校しました箒根学園の2校になります。 日新中学校は、なぜブレザーを採用したのかという経緯については、いろいろと調べてみました。当時、今まで日新中学校に勤めたことのある指導主事などがいろいろ調べてみたんですが、昭和52年の開校のときなので、多分その頃準備委員会などで携わっていた親御さんは今80代後半になっていらっしゃるんだと思います。申し訳ございませんが、採用の経緯は不明確なままであります。 また、今年度開校になった箒根学園は制服の種類の選定については、箒根中学校、それから学区の小学校3つ、4校全部で子供たちや保護者の皆さんにアンケートを実施して、その結果としてブレザーが採択されたということなんで、今の時代の流れとしては、そういう時代の状況なのかなということは認識しているところであります。 以上です。 ○議長(山形紀弘議員) 13番、齊藤誠之議員。 ◆13番(齊藤誠之議員) 詳細を伺いました。 今おっしゃってくれたとおり、ブレザーは体温調整も優れているということと、制服全体を変えていこうという意見を今回言おうと思って最初来たんですが、体温調整ができれば、例えばセーラー服の上に代わるもので着られるというルールでもいいのかなと、今実際思いました。 スラックスをはいたり、上がブラウスに替わるということにしていけばいいと思うので、そういったきっかけを教育委員会のほうでも各学校のほうに投げてもらえたらなと思います。 制服あるあるがそうすればなくなると思いますよね、要は脱いで着られるわけですから。そういった機能性を持った話合いをちょっとのせていただきたくて、今回クローズアップした質問をさせていただきました。 そのほか制服を一気に替えるとなると、制服を一生懸命リサイクル、リユースしている団体さんがいろいろ経済的に大変な人たちを救っているバンクに関してはダメージがあったりとか、また経済的になかなか買えなくてというところがあるとは思うんですが、大体1つの学校で替えていくとなると3年から4年かけて同じものを着ていていいですし、その団体を踏まえてやっていくというルールがあるみたいですから、ぜひその辺も含めて今後制服の議論はちょっとしていったらなとは思います。 この先、中学校を卒業すると、大体がそういったブレザー系に進学すると変わっている現状もほぼあると思いますので、そういったのも踏まえて今後対応していってもらいたいと思います。 ちょっと時間が押しているので、最後になるんですが、今回この2つ、どちらも自分たちの学校生活でよりよい生活を送るはずのためのツールが自分たちを阻害しているという現状になってしまうと、子供たちは生きづらくなると。そういったものを踏まえると、自分たちがどういう理由でそれをやっているかが分からない子たちにしっかりと話し合うことで腑に落ちるというか、理解をしながら、新たに学校生活を楽しくしていくためのルールづくりが進んでいくと思うんです。要は子供たちに中学生ならではの主体的な自分の意思や判断の生き方に対する期待を教育長からお聞きして、この質問を閉じたいと思うんですが、最後お願いします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(月井祐二) 昨年12月に、私は議員の皆様方にお話をさせていただく機会をいただきました。その中で、日本の若者たちは自分自身に自信が持てていない方が多いんだよというようなお話をさせていただいたというふうに思います。 私はこの現状に対して大きな危機感を今でも持っておりまして、今年度各学校にお願いしているのは、子供一人一人のウェルビーイングを実現してほしいということを強くお願いしているところであります。 なぜ日本の若者や子供たちは自分に自信が持てないのか、それは自分で考えて、自分で行動して、うまくできたとか、いい方向に進んだという成功体験の積み上げが少ないんじゃないのかなというふうに思っている、それが原因なんじゃないのかなというふうに私は思っています。このことは、実はあのときも申し上げましたが、子供たちに責任があるのではなくて、周りにいる我々大人がそういう成功体験ができる環境を整えてあげることができていないんじゃないんかというふうに私自身は反省をしているところです。 齊藤議員にもお世話になりましたが、昨年、西那須野公民館にシェアスペースが完成しました。西那須野中の生徒会の子供たちが一生懸命考えて提案した内容がことごとく採用されて、日の目を見た、そこに市長からのビデオメッセージで皆さんの意見はまちをつくるんですという言葉をもらったときの子供たちの生き生きとした目といいますか、それを私は忘れることができません。ああいう成功体験を積み上げていくことが大切なんだろうなというふうに思っています。 それが今回議員からテーマとしていただいたよりよい中学校生活を送るために一番必要なことなんだというふうに思っています。それは自分の学校生活とか、いわゆる学校の中の決まりとか、それから制服のことについても、あれおかしいな、こういうふうになったらもっといいのになということを発言して、直して、自分でやった、改善できたという成功体験を積み上げていきたいなというふうに思いますので、そういう子供たちの気持ちを支えながら背中を押してあげる、それが我々教員や保護者の皆様方のお力添えがあれば、さらに進むというふうに思っていますので、これからもそういった働きかけをぜひ進めていっていただければと思いますし、教員にもそのような形でできるように、私どものほうで頑張っていきたいというふうに思っています。 ○議長(山形紀弘議員) 13番、齊藤誠之議員。 ◆13番(齊藤誠之議員) まさに成功体験をどうつくってあげるかと、つくっている場所ではなくて、多分お膳立てし過ぎちゃっているんじゃないのかという、形のフォーマットにどうしたらいいと聞くからというのは、自分も反省しながら最近思っているので、いろいろなやり方がこれだけ中学校で行われていますから、今の教育長の言葉の期待を我々も中学生とお話しする機会があったら伝えていきたいと思いますんで、引き続きよろしくお願いしたいと思います。 それでは、2番の質問に移らさせていただきます。 本市の公園整備について。 本市の公園は、那須塩原市公園長寿命化計画に基づき管理されており、その形態は様々で、総合公園、都市緑地、運動公園、街区公園等が設置されております。 公園には良好な都市環境の提供、都市の安全性・防災性の向上、レクリエーションの場の提供、地域交流の場といった4つの役割があると言われております。 公園は人々の憩いの場であり、多世代が集う場所です。今後もまちづくりの根幹を担う公園を維持あるいは発展させていくことは、とても有益で、重要であると考えることから、以下の点についてお伺いいたします。 (1)本市の公園についての所見をお伺いいたします。 (2)那須塩原市公園長寿命化計画に沿って管理運営されていくことが示されておりますが、課題についてお伺いいたします。 (3)インクルーシブ遊具については、過去に質問をし、今回の計画の中にもその設置について更新時期にかかわらず、改修を検討することとされましたが、改めて遊具の設置の有効性と設置に向けた市の考えをお伺いいたします。 (4)公園のトイレのバリアフリー化の進捗状況についてお伺いいたします。 (5)他の自治体では、公園の防災機能が備わっている場所もありますが、市の所感をお伺いいたします。 (6)今後都市公園等の配置と機能の再編についての考えはあるかお伺いいたします。 (7)公園の整備をしていく上で、市民の意見を踏まえることが必要であると考えますが、市の考えをお伺いいたします。 (8)公園の運営に関しては、数々の課題がある中で、近年公園の有効活用についてPark-PFI(公募設置管理制度)が広がりつつあります。この制度について本市の考えをお伺いいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 建設部長。 ◎建設部長(冨山芳男) それでは、2の本市の公園整備について順次お答えいたします。 私からは(1)から(7)までお答えさせていただきます。 初めに、(1)の本市公園の所見についてお答えいたします。 都市公園は、良好な都市環境の形成やレクリエーションの空間となるなど、多様な機能を有しており、本市には地域の特性を生かした公園が県営公園1か所を含め45か所設置されております。 また、1人当たりの公園面積は14.4平方メートルであり、市条例で定めている市民1人当たりの都市公園の敷地面積の標準である14平方メートルを満たしている状況にあります。 次に、(2)の公園長寿命化計画に沿って管理運営していく課題についてお答えいたします。 市が管理している44公園のうち、供用開始後30年以上経過した公園が23か所あり、10年後には28か所に達する見込みです。 公園にはベンチなど約3,000施設があることから、施設更新や修繕に多額の費用を要し、その財源確保が課題であります。 次に、(3)のインクルーシブ遊具の有効性と設置に向けた市の考え方についてお答えいたします。 インクルーシブ遊具は、誰もが遊べる公園施設として有効であるとの認識の下、設置については更新時期にかかわらず行っていきたいと考えているところです。 なお、遊具の設置場所については、駐車場からの距離などの周辺状況を勘案しながら検討してまいります。 次に、(4)の公園トイレのバリアフリー化の進捗状況についてお答えいたします。 市が管理している44公園のうち車椅子で利用できるトイレは、トイレがある22公園中12公園でございます。 次に、(5)の公園の防災機能についてお答えいたします。 現在防災機能の施設がある都市公園はありませんが、今後防災機能を有する施設の設置については、検討してまいります。 次に、(6)の都市公園等の配置と機能の再編についてお答えいたします。 市で管理の都市公園は、公園機能が発揮されるよう考慮し、おおむね市街地を中心に配置しております。供用開始後30年以上経過した公園の施設更新などの際には、施設の利用状況を考慮し、公園内の再整備や施設機能の転換などを検討してまいります。 次に、(7)の公園の整備で市民の意見を踏まえることについてお答えいたします。 公園の新設や再整備など、公園全体の整備に関わる場合には、公園や施設に対するニーズなどを把握するため、市民からの意見を聞くことが必要であると考えているところです。 ○議長(山形紀弘議員) 市長。 ◎市長(渡辺美知太郎) 私からは、(8)の公園の運営に関するPark-PFI制度について、本市の考えを述べます。 最近Park-PFIという手法が注目をされております。このPark-PFIというのは、都市公園内の飲食店とか、売店などの要は収益を生む施設、その収益施設の設置や管理を行う民間事業者を公募によって選定して、その収益施設から生じる収益を活用して、その周辺の園路、広場などの施設整備や改修を行うという制度でありまして、まさに民間活力を利用した制度と言えます。 最近、全国的に規模の大きな公園で進んでおりまして、また栃木県内ですと県営公園2か所が今Park-PFI導入に向けたサウンディング調査を行っていると聞いております。 したがいまして、県営のかなり大きな公園2か所ということですので、そもそも那須塩原市で行えるのかと。本市の場合、今指定管理者制度を利用した都市公園の管理を行っていますけれども、本市の都市公園の管理において、Park-PFIの制度の導入が可能なのかと、民間にとって魅力的な物件があるのかどうか、今後も研究していきたいと考えています。 ○議長(山形紀弘議員) 13番、齊藤誠之議員。 ◆13番(齊藤誠之議員) ただいま市長も含めて答弁をいただきました。 それでは、再質問に入りたいと思います。 1番の公園の所感については答弁がありましたので、割愛させていただきます。 続きまして、(2)です。課題についておっしゃっていただきました。ほぼ経過、供用開始後30年以上がたっているということで、多額な費用の財源確保が課題であるということになっております。この財源確保の財源については、公園管理に関しましては、全て市のお金、単費ということでいいのか、確認をさせてください。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 建設部長。 ◎建設部長(冨山芳男) 公園の修繕に関して全て単費なのかという御質問でございます。これにつきましては、今年3月に第2期の公園施設長寿命化計画を策定したわけなんですけれども、それ以前の第1期の公園施設長寿命化計画に沿って行ってきたのは、遊具の更新なんかをメインにやってきたところでございます。こちらの遊具の更新については、国庫補助事業を活用して実施してきたところでございます。 今回、第2期で計画しておりますものは、施設などの修繕になってきます。施設の修繕ですと、今回国庫補助メニューというのがないものですから、市単独費での対応を考えているところでございます。また今までも修繕については、市単独でやったというところでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 13番、齊藤誠之議員。 ◆13番(齊藤誠之議員) 御答弁いただきました。 その修繕が単費ということで、今回計画の中には先に手入れをして、長く保存する方法と残念ながら言い方は悪いですけれども、そのまま活用してしまって、壊れてしまったときにお金を使うかどうか決めるという形で、今経費の圧縮をしているということで書かれている中で、あえて答弁のほうで単費でと言ってほしかったので説明いただきました。 修繕については課題であるということが分かりました。 続きまして、3番のインクルーシブ遊具のほうに移らさせていただきます。 答弁の中では、駐車場から距離などの周辺状況を考えながらということがございました。実際の大がかりな駐車場からの動線を踏まえた計画になると、時間がかかってしまうというところが懸念されるんですけれども、できれば人々が集まっている部分に先に遊具を置いてもらえないかと思うんですけれども、再度その辺についてお伺いしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 建設部長。 ◎建設部長(冨山芳男) インクルーシブ遊具を設置するに当たって、例えば園路とかそういうのまで整備したんじゃ時間がかかるんじゃないかというところです。 我々としてもインクルーシブ遊具の設置につきましては、現在の駐車場から段差がなく、遊具の広場まで行けるような公園、そういうところが適しているというふうに考えておりますんで、現地を精査しながら今後は選んでいきたいというふうに思っていますし、また設置についてもできるだけ早めに設置できるよう取り組んでいきたいというふうに思っているところです。 ○議長(山形紀弘議員) 13番、齊藤誠之議員。 ◆13番(齊藤誠之議員) 確かに大規模公園、今思い返してみたら、結構ロケーションが悪かったり、いいところ悪いところあると思うんですけれども、多分身近に動線がいいところもあると思いますので、ぜひ検討してみてください。よろしくお願いします。 続きまして、(4)のトイレのバリアフリー化の現状ということでお伺いしたいと思います。 44か所公園を管理している中で、車椅子のトイレが利用できるのは22公園中12公園、全体の5割であるという御答弁をいただきました。 この12公園に設置されている内訳が分かればお伺いしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 建設部長。 ◎建設部長(冨山芳男) 内訳ということなんで、公園の区分という種類ごとでちょっと説明させていただきたいと思います。 総合公園が3つの公園でございます。ちなみに鳥野目河川公園と東那須野公園、烏ケ森公園でございます。あと運動公園が1つの公園、これがにしなすの運動公園、地区公園が3公園、那珂川河畔公園、関谷南公園、塩原運動公園でございます。そのほか近隣公園が2公園で戸田水辺公園、あと太夫塚公園、街区公園などで3公園ありますけれども、大山公園、西那須野駅前公園、あと疏水パーク、以上でございます。 ○議長(山形紀弘議員) 13番、齊藤誠之議員。 ◆13番(齊藤誠之議員) 御答弁いただきました。 これ聞いたのは、バリアフリートイレの定義というものがございまして、国土交通省では示しているんですけれども、いろいろなバリアフリーに関して特化したトイレの整備というものが必要になってきます。実際、本市の現状についてはどうなっているのかお伺いしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 建設部長。 ◎建設部長(冨山芳男) バリアフリートイレの現状ということでございますけれども、まずバリアフリートイレというものについて御説明させていただきたいと思うんですけれども、バリアフリートイレにつきましては車椅子使用者、あとは乳幼児連れの人、あとはオストメイト使用者、オストメイトというのは人工肛門なんかを保有している方ということでございます。そういったオストメイト使用者などの方が利用できるトイレであるというふうに定義されております。 また、国土交通省からの公園施設の整備を行う際のより具体的な指針としてのガイドラインがありますけれども、このガイドラインの中ではバリアフリートイレについては車椅子での利用者に適した広さの確保や設備の設置、洋式便座や手すりの設置、オストメイト用設備などを備え付けるようというような記載がされているところでございます。 本市の現状ですけれども、車椅子で利用できるトイレが先ほど言いました12公園で17か所ございますけれども、先ほど言った中でオストメイト用の設備、これがどこのトイレにも設置していないといったのが現状でございます。 ○議長(山形紀弘議員) 13番、齊藤誠之議員。 ◆13番(齊藤誠之議員) ただいま御答弁いただきました。 オストメイト用の設備が必要かどうか、近くに建物があるような公園であれば建物内に整備されていればいいでしょうけれども、公園独自で独立しているような場所に関しては必要だと思うんですが、今後の改修予定については優先順位もつけて執り行っていくべきだと思うんですけれども、その辺の考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 建設部長。 ◎建設部長(冨山芳男) オストメイト設備がついたトイレの整備ということでございますけれども、これについてやはり必要だというふうに思っておりますので、そういう本当に外から見れば全然分からない普通の健常者に見えるような方々でございます。そういう方々がどの辺の公園に来るか、可能性が高いか、そういうようなものを見ながら、ちょっと設置のほうも考えてはみたいとは思うんですが、ただこのオストメイト設備というのはかなり大きい部分があって、あとはシャワーなんかついていたりするんですね。そういう中で今のトイレの中にそのまま設置できるかどうか、それもちょっと検討しながら、設置に向けて検討させていただきたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 13番、齊藤誠之議員。 ◆13番(齊藤誠之議員) 了解いたしました。ぜひ検討していただきたいと思います。 先ほど言ったとおり、どうしてもお金がかかるというところのかけひきはあるんですけれども、市として公園整備している側としては、全体に優しくないというイメージがつきますので、どこか取り掛かれるところを面積も考えて対応していただければと思います。 ちょっと時間がないので、とばしていきます。 (5)の公園の防災機能について移らさせていただきます。 先ほど答弁では、本市には避難場所についての該当しているものがないということがありました。避難所はたくさんあるんですけれども、実際災害が起きるということは、建物自体がダメージを受ける、耐震等々はやっておりますけれども、ことがあり、外での待機や避難が予測されると思うんですが、今後防災機能を有する施設について検討していくということですけれども、当市でも避難場所として該当している公園に対してどのようにしていくのかお伺いしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 建設部長。 ◎建設部長(冨山芳男) 本市におきまして、避難場所に指定されている公園というのは今のところはないといったところでございます。なので、今後防災施設として、例えば非常用電源として利用できるようなソーラー発電式の街灯なんかが考えられるところではありますけれども、今後の公園の中に必要な防災設備、どういうものが必要なのか、そういうものなどを考えながら進めていきたいというふうに思っております。 ○議長(山形紀弘議員) 13番、齊藤誠之議員。 ◆13番(齊藤誠之議員) 大変失礼いたしました。 避難場所についての公園はないということをお聞きしたんですが、ヒアリングのときにはにしなすの運動公園が避難所としてされているということで聞いておきながら、ちょっと聞き方が曖昧になってしまいました。申し訳ございません。 市内では1か所ということの理解でいいと思いますので、ぜひそういった対応を進めていっていただきたいと思っております。 設置については、例えば星議員とかが結構質問していたんですけれども、かまどベンチだったり、マンホールトイレだったり、その施設の外でしかできない設備というものも今後整備していく必要があると思います。ましてやこれからこの先で暮らしていく子供たちに、リアルに実物を見せる機会がないので、そういったものも教育の施設としても考えていくために設置していくという効果もございますので、これちょっと所管が違うので、それ以上聞けないんですけれども、ぜひ検討はしていくべきだと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 続きまして、(6)に移らさせていただきます。 今後の都市公園の配置の機能ということなんですが、都市公園の中においてはいろいろの定義がございまして、都市部に計画されている場所にしか設置できないということがございました。都市部に該当しないところは公園がないということで、遠いところまで足を運ばなければならないのですが、こちらもちょっと要望になってしまうんですが、都市公園等ということで今回聞かせていただいておりますので、遊具がない地域にうまく遊具が設置できるように、これは都市整備課の話ではないんですけれども、例えばコミュニティとかの大きな広場に遊具を1つ置いてくれれば、子供たちがコミュニティぐらいまでなら自分で行けますから、そういったものも検討していただきたいと思いますので、こちらは要望させていただきたいと思います。 こちらも所管が違うので、言いっぱなしになってしまうんですが、よろしくお願いしたいと思います。 もう一つ、再編の話なんですが、例えば先ほど申しましたにしなすの運動公園をイメージさえていただくんですけれども、あそこは区分でいうと運動公園でございます。そこに先ほどもお話が出てきました畜産フェアが行われている芝生のところがあります。ああいった面に例えば遊具を置いて総合的に遊べるような環境を考えられないかということを思ったんですが、運動公園に遊具を置くこと可能なのかどうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 建設部長。 ◎建設部長(冨山芳男) 運動公園に遊具を置くことは可能なのかということでございますけれども、これについては可能でございますので、あとは公園の利用状況なんか、そんなものを考えながら検討することは可能だと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 13番、齊藤誠之議員。 ◆13番(齊藤誠之議員) 了解いたしました。 こちらも所管が違うので、部長が回答するのはしづらいとは思うんですけれども、あえて所管を超えて言わないので、聞きっぱなしでよろしくお願いいたします。 こちらの意見に関しましては、1月に行いました模擬議会の中で市民の方から言われたお話でございます。運動公園は運動する機能があるけれども、そこで遊べる場所がない、総合型の整備をもうちょっとしてくれというお話でございました。実際黒磯の那珂川河畔公園だったり、黒磯公園だったり、そういったところで公園なのか運動なのかと、分かれちゃっているところがあるんですけれども、人が集まるところにさらに人が遊べる場所があったほうがにぎわいの創出になるのではないかということでお話をさせていただきました。 なおかつ運動公園の中が難しければ反対側の4号線寄りに大きな広大な土地が置いてありまして、あそこはもうフラットに駐車場で使えるところに公園機能を持ってきて運動施設と遊べる施設が一体化するということで、一つの新たなにぎわいの場所になるんではないかというところもございますので、運動公園を総合公園に名称変更する必要はないという話を聞いたので、人々が集まりやすく遊べる場所ということで、ちょっと新たな観点で入れていっていただけたらなと思うんですけれども、これの答弁がちょっとできないので、ぜひそういった検討して、眠っている場所のポテンシャルを生かせば、まだまだやれることがあるということを感じていただければと思いますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。 7番です。公園の整備については市民の意見を踏まえるということなんですが、実際全体の整備を行わなければ聞く機会がないというふうに聞いた感じでは受け取ったんですけれども、そうするとあと大幅なリニューアルが10年後と聞いたら10年前ぐらいしか、9年目ぐらいでしか聞けないということになってしまいます。そうすると、リアルタイムなニーズが聞けないのですが、何とかそういったこと以外でも聞く機会がないのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 建設部長。 ◎建設部長(冨山芳男) 市民のニーズを聞く機会ということでございます。 確かに公園整備するときに基本計画というのを大体つくるわけなんですけれども、そういったときに市民の皆さん方へのアンケートとか、そういうものをつくっておいて計画をつくっていくというのが一般的でございまして、そういう整備がない中ではなかなかこういった意見を聞く機会があまりないのはないんです。 ただ、今年から着手しております都市計画のマスタープランというのがございまして、これはもちろん道路もそうですし、公園とかそういうものも含めた中での全体的な計画でございますので、そういった市のまちづくり、全体に対しての意見を聞く機会はありますので、そういった中で公園について御意見を書いていただければありがたいというふうに思っています。 ○議長(山形紀弘議員) 13番、齊藤誠之議員。 ◆13番(齊藤誠之議員) そういった中で多分ユーザーはいろいろな意見、ないものねだりにはなってしまうアンケートだとちょっと大変だとは思うんですが、この先住んでいく住民にとって憩いの場となる公園に対してひとつ入れてもらえたらいいなと思いますので、ぜひ検討していただきたいと思います。 最後に、市長にむちゃ振りなんですけれども、お聞きしたいと思います。 地方の公園整備は人口減少の克服に一役買えるのか、こういったイメージで公園の整備というところが今の市民の憩いの場としてなっていくのにどういった役割があって、どういった効果があるかという市長の考えをお伺いしていきたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(渡辺美知太郎) 公園というのは、非常に有用なリソースだと思います。都市部なんかはかなり意識的に緑地化していますよね。海外を見ても例えばセントラルパークですとか、東京でも例えば南池袋公園とか、芝生がすごいきれいなんですけれども、やはり緑があることに関してすごく人間が本能的に行くのかどうか分からないですけれども、成功している都市部を見ますと、緑化をかなり意識して行っていると。 これ多分地方でも同じだと思うんですよね。地方だと何かぱっと見、森林なんかどこでもあるじゃんみたいな田んぼでも幾らでもあるでしょうとはいっても、気軽に入れるものじゃないですから、やはり広場でにぎわいをつくるという意味では非常に重要ですし、今やろうとしている那須塩原駅前でも同様だと思っております。 ただ一方で、都市公園を今面積当たり14.4平方メートルということで、クリアしているからオーケーでしょうというところを何かあるのかもしれないですけれども、一方で結構ほとんど使えないよねみたいなところもあって、かなり点在している部分も正直いってあります。 見ますと、人口、コンパクトシティなんですよね。全てのインフラはやはり将来的には水道管とか、下水もそうですけれども、なかなかやはり将来ユニバーサルサービスでどこでも同じようなというのは難しいと思いますから、そこをある程度今後集約をしていったりとか、やはり効率性も考えていかなきゃいけないなというふうに思っておりますけれども、非常に公園というのは地方だからこそ意識をする必要があるなというふうに思っていますので、公園を使った那須塩原ライフなんかそうですよね。緑に囲まれた生活をしていると。行ってみたら、全然入れる緑がないじゃんと言うのでは意味ないですから、そういう意味では公園の整備というのは非常に重要なものだと思っています。 ○議長(山形紀弘議員) 13番、齊藤誠之議員。 ◆13番(齊藤誠之議員) 質問がいっぱいあったんですけれども、市長の意見を聞きたくて聞かさせていただきました。 公園が整備されていくと、先ほど言ったPark-PFI、確かに大規模だったら店が入るのかというわけではないんですが、人がにぎわう場所には必ずお店、ビジネスチャンスがついてくるということと、人をつなげるためには多世代の人たちが集まるべきである、そういった環境も考えるとやれる選定は今おっしゃってくれたとおり、これから那須塩原市の駅前をやっていくということがありますが、日常の生活は一日一日たっていくと。その中で地域によって要望されているものをどう形にしていくかというものが行政である。ないものねだりを全てしろとは言いません。 ただ、それをどういうふうに取り上げていってあげるのかというものが必要なだけであって、今回は我々も議会として取り上げたものを訴えさせていただいたという。 先ほど言ったとおり、運動する横に遊具があると考えて、なかなかないんですね、このロケーションが。西那須野地区は子供たちがたくさんいる場所であるので、烏ケ森とツートップであるんですけれども、烏ケ森は先ほど言ったとおり、動線がちょっと悪いので、健常な人しか行けない。足が悪い人はにしなすの運動公園だったらフラットですから、そういったところにインクルーシブ遊具を踏まえて置いてみたりあるいは大型遊具を置いて多世代のおじいちゃん、おばあちゃんがあそこを歩いていますから、そういったものを造っていくというのもそんなにお金をかけずにできるリニューアル、そういったリノベーションができるんじゃないかというのがありますから、各地域には各地域の都市部があって、それを有効活用していくためには、こういった考えも必要なのかな。 私はやはり夢を持って市長がやっている考える姿も好きですし、私はどっちかというと現実派なので、今生きている人たちがどういうことを希望してやっていくのかなというところをどうしても言いたくて、なかなかこういう質問が多いんですけれども、ぜひ形にするために、あと都市整備課も長寿命化の計画のために頑張っていますと寂しいじゃないですか、できれば夢がある、だって遊具を置いて、子供たちが遊べる施設を造れるかなのに、長寿命化で30年後どうしようと言っていたら、尻すぼみになってしまうので、もっと楽しくポジティブにできるような課でいろいろ仕事がある中で大変だと思うんですけれども、ぜひ計画を練ってさらなる活性化とか、人々が寄り添い、生活できるいいシンボルとして公園の整備に対してまた考えていっていただければと思います。 以上で質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(山形紀弘議員) 以上で13番、齊藤誠之議員の市政一般質問を終了いたしました。--------------------------------- △散会の宣告 ○議長(山形紀弘議員) 以上で本日の議事日程は全て終了いたしました。 本日はこれをもって散会いたします。 御苦労さまでした。 △散会 午後3時30分...