○
田村耕作議長 ご
異議なしと認めます。
本案については、
質疑、
討論の
通告がありませんので、これより
採決いたします。
議案第44号「
工事請負契約の締結について[
本庁舎建設事業日光市
本庁舎建設工事]」は、
原案のとおり決することに
賛成の
議員の
起立を求めます。 〔
起立全員〕
○
田村耕作議長 起立全員であります。 よって、
議案第44号は
原案のとおり可決されました。
△
議案第41号及び
議案第43号の
質疑、
委員会付託
○
田村耕作議長 日程第5、
議案第41号及び
議案第43号についてを
一括議題とし、
一括質疑を行います。
本案については、
質疑の
通告がありませんので、
一括市民福祉常任委員会に付託します。
△
議案第42号の
質疑、
委員会付託
○
田村耕作議長 日程第6、
議案第42号についてを
議題とし、
質疑を行います。
本案については、
質疑の
通告がありますので、発言を許可いたします。 4番、
齊藤正三議員。 〔4番
齊藤正三議員登壇〕
◆4番(
齊藤正三議員)
市民フォーラム志向の
齊藤正三でございます。
議案第42号「
日光市
休養施設条例の一部を改正する
条例の
制定について」の
質疑をさせていただきます。
足尾地域が年々衰退していく中で、
国民宿舎かじか
荘リニューアルオープンは
足尾地域振興の柱であり、大いに
期待し、待ち望んでいるところでございます。しかしながら、今回6月
定例会に提案された
宿泊料改定案の新
料金設定が、これまで
足尾地域で暮らしてきた私どもの感覚で想定した
金額を超える額が示されました。
中学生以上1泊2食
つきで平日1万1,500円、
シーズン・土曜・休日の前日で1万3,200円、
中学生もこの
料金となります。また、
小学生は平日8,600円、
シーズン・休前日は1万円であり、本当に大丈夫なのか
心配になります。
価格設定は
独立採算制に対応できる
価格であろうと思いますが、低い
設定であれば利益が出ない、高ければ
お客さんが来ない。当然のことながら
宿泊施設は
お客様に来ていただけなければ
経営が成り立ちません。これは、
料金設定のための
調査等を勘案した上で慎重に
設定したと思いますが、その
根拠について伺います。 2点目として、競合する同じ
国民宿舎の一例として挙げますと、
足尾地域から車で約15分の位置にある群馬県の
サンレイク草木は、同じ
設定で
中学生以上平日8,000円、
小学生6,000円、
シーズン・休前日で1,000円の加算があり、
中学生以上9,000円、
小学生7,000円となります。したがって、休前日、
中学生以上1泊2食
つき料金で、
かじか荘と
サンレイク草木の差は4,200円となります。
お客様はどちらを選ぶか。
かじか荘の
施設は新しくなったことの違いがあるものの、1万3,200円の
金額に見合う
サービスをどう行うのか。今までの倍近い
金額となるわけで、どんなに変わっただろうと
期待をして訪れる
お客様に満足いく
サービス、
受け入れ体制など、
大変心配となります。どのような
経営努力により行うのか、お考えを伺います。
○
田村耕作議長 答弁願います。
長南哲生観光部長。
◎
長南哲生観光部長 4番、
齊藤正三議員のご
質疑であります
議案第42号「
日光市
休養施設条例の一部を改正する
条例の
制定について」の第1点、
宿泊料金設定の
根拠についてお
答えいたします。
国民宿舎かじか荘は、旧
足尾町
時代からの
料金体系を継続しており、関東甲信越11の
類似施設と比べても下から2番目の
使用料となっております。
使用料の
設定に
つきましては、原則、
使用料見直し指針に沿って行うこととしております。この
指針は、過去3年間の
宿泊者の
平均人数を参考とし、
人件費、
物件費、
減価償却費から算出するものです。また、この
使用料見直し指針では、
宿泊施設等については
全額受益者負担としており、これに基づいて算出した結果、
宿泊料が現在の5倍の約1万8,000円、
食事代が3倍の約9,000円でありました。しかしながら、この
使用料では余りにも高額になってしまうことから、
減価償却費を除いた
施設の
管理運営費のみで算出を行いましたが、この方法でも現行の
宿泊料の約4倍の1万3,000円、
食事代が2.5倍の7,000円となりました。そこで、さらに
維持管理費を精査し、できる限り経費を削減して算出し、シミュレーションを行った結果が、このたび
議案として提出させていただいた
使用料となりました。
かじか荘に
つきましては、当初
業務委託で行いますが、その後は
指定管理者制度による
運営を考えております。移行後は、
条例第14条で、
条例の
使用料を上限として
指定管理者が
市長の
承認を得て定めることができると
規定されておりますので、
料金を下げることも可能となります。 次に、ご
質疑の第2点、
料金設定に見合う
経営努力についてお
答えいたします。
サンレイク草木の
料金は
条例の
規定に基づき
指定管理者が安く
設定した
料金であること、
かじか荘の
料金は
条例に基づく
料金であることから、
料金に差が出てしまいます。
経営努力に
つきましては、
料理改善の要望などもあることから、
料理、
接客業の
専門家を招いて、新しい
施設に対応したおもてなしのセミナーを実施するなど、
人材育成に努め、
サービスの向上を推進してまいります。また、
料理の
専門家にご指導いただき、
料理の
盛りつけ方や
かじか荘でなければ味わえないような独自の
料理の開発への取り組みを依頼するなど、
料金に見合う、
お客様に満足していただけるような
サービスの提供に努めてまいります。 以上でございます。
○
田村耕作議長 齊藤正三議員。
◆4番(
齊藤正三議員) 先ほどの
料金設定根拠の一つに、これまで3年間の
かじか
荘入館者数、
売り上げ収支をもとにしたとのことでございました。そして、本来5倍、4倍にしないと
収支が合わないというようなこともございましたけれども、この3年間は、過去3年間、3.11
震災の後であり、
指定管理から
委託に変わる、大変ごたごたしていた時期だったわけです。
施設も古く、
かじか荘を取り巻く
環境は余りよい
状況ではなく、
震災前と比べると、
宿泊者数、そして
売上額も、恐らく約60パーセント、70パーセントほどであり、
赤字経営となっておりました。したがって、先ほどの
数字が出てくるのだと思います。もし
震災前の数値で算出すれば、おのずと
料金設定も変わってくることとなり、ここまでは高くならないのではないかと疑問が残ります。
かじか荘、当初のときは1億円の
売り上げがあったという
時代もございます。重要な問題となりますが、この点について伺います。 もう1点、今後
リニューアルオープン当初は、先ほどの
答えですと、
指定管理ではなく、1年間は少なくとも通して、新しい
かじか荘の
経営状況、
ランニングコストなどを知る上で、市が
業者による
業務委託で
運営されていくものと思いますが、先ほども述べましたが、これまでも数年間は
委託であったわけでございますが、
事業者が努力するにも行政の許可が必要で、枠を超えることが余りできなかったと思われます。今回新しい
料金設定のもとでスタートする上では、
事業者の
発想、
民間活力などの
活用により、今までとは本当に変わった、よくなったと
お客さんが満足でき、
事業者にもメリットをもたらすような
委託事業者の
裁量によって
経営努力が発揮できる
仕組みづくりとなるのか、ただいまの
答えの中でも
経営努力の一端がうかがえましたけれども、
民間活力活用が大変重要になるところですが、どうか、伺いをいたします。
○
田村耕作議長 答弁願います。
長南観光部長。
◎
長南哲生観光部長 2回目のご
質疑にお
答えいたします。 1点目、
使用料設定の際の
宿泊利用者数についてでございますが、確かに
利用者数を高く
設定すれば、
使用料のほうは安くなります。しかしながら、これが
実態に合わないと、
経営上のリスクというものも考えられるわけでございます。今回
利用者数を考えるに当たりまして、
かじか荘の
宿泊者数というものはもちろんですが、
震災前後の
足尾地域全体の観光入り込み客数なども勘案いたしまして、この直近3年間の
数字が現在のところ
実態に近いというふうな判断をしたところでございます。 次に、2点目、
事業者の
裁量による
経営努力の
仕組みづくりということでございますが、
委託契約におきましては、受託する
業者が市と相談して、
誘客につながる
事業の展開、それから
民間の
発想を生かした
誘客プランを提案できる内容というふうにしてまいりたいと考えております。特に
誘客プランに
つきましては、
平成29年5月の
プレDCに合わせて、
足尾地域においても
植樹体験、それから
産業遺産の見学などが行われました。今後は、
宿泊者の増加に向けまして、これらの
事業を組み入れた滞在型の
宿泊プラン、こういうものの提案を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。
○
田村耕作議長 齊藤正三議員。
◆4番(
齊藤正三議員) 余り踏み込むわけにもいきませんので、これで終わりにしますが、
かじか荘は
歴史からいっても50年の
歴史がございます。これまでも多くの
リピーターの
お客様に支えられてきた
施設でもあります。私自身も、新しい
施設となり、
期待する
足尾地域の何名かの方に
料金のことを知らせました。皆さん一様に、
金額の高さにびっくりし、
心配しております。なぜならば、今までのイメージが強く残っているためです。したがって、これらを払拭して、本当によくなった、地元の人間が自信を持って推薦できる
施設でなければ、
足尾地域の
振興にはつながりません。
足尾地域の中でも
中心部から離れた交通の便が悪い
地域にあり、
立地条件からいっても、
お客様にはわざわざ来てもらう
施設となります。
期待を持って来てくれる
お客様に、前よりぐっとよくなった、また来てみたい、再び
リピーターになってもらう、こんなことを
期待するところでございます。この後は、これから行われます
常任委員会の中で審議をお願いを申し上げまして、
質疑を終わらせていただきます。
○
田村耕作議長 以上で
質疑を終結いたします。
本案は、
産業観光常任委員会に付託いたします。
△
議案第45号及び
議案第46号の
質疑、
委員会付託
○
田村耕作議長 日程第7、
議案第45号及び
議案第46号についてを
一括議題とし、
一括質疑を行います。
本案については、
質疑の
通告がありませんので、
一括総務常任委員会に付託いたします。
△
議案第47号の
質疑、
委員会付託
○
田村耕作議長 日程第8、
議案第47号についてを
議題とし、
質疑を行います。
本案については、
質疑の
通告がありませんので、
予算審査特別委員会に付託いたします。
△
陳情第1号の
委員会付託
○
田村耕作議長 日程第9、
陳情第1号についてを
議題といたします。 本
陳情は、
教育建設水道常任委員会に付託いたします。
△
陳情第2号の
委員会付託
○
田村耕作議長 日程第10、
陳情第2号についてを
議題といたします。 本
陳情は、
総務常任委員会に付託いたします。
△
陳情第3号の
委員会付託
○
田村耕作議長 日程第11、
陳情第3号についてを
議題といたします。 本
陳情は、
産業観光常任委員会に付託いたします。 なお、
付託議案等を審査する
委員会については、お手元に配付の
委員会順序表のとおり開催いたしますので、ご了承願います。
△散会の
宣告
○
田村耕作議長 以上で本日の
日程は終了いたしました。 これをもって散会いたします。 (午前10時18分)...