鹿沼市議会 > 2019-03-18 >
平成31年第1回定例会(第5日 3月18日)

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  1. 鹿沼市議会 2019-03-18
    平成31年第1回定例会(第5日 3月18日)


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    平成31年第1回定例会(第5日 3月18日)        平成31年第1回鹿沼市議会定例会会議録(第5日) 開  議  平成31年3月18日(月)午前10時    日程第 1 議案第38号について(提案理由の説明、質疑、採決)  日程第 2 議案第1号から議案第29号までについて(委員長報告、質疑、討論)  日程第 3 議案第1号について(起立採決)  日程第 4 議案第2号について(起立採決)  日程第 5 議案第11号について(起立採決)  日程第 6 議案第3号から議案第10号まで及び議案第12号から議案第29号までに        ついて(採決)  日程第 7 議員案第1号から議員案第3号までについて(採決)  日程第 8 特別委員会委員の選任について 会議事件  議案第 1号 平成31年度鹿沼市一般会計予算について  議案第 2号 平成31年度鹿沼市国民健康保険特別会計予算について  議案第 3号 平成31年度鹿沼市公共下水道事業費特別会計予算について  議案第 4号 平成31年度鹿沼市公設地方卸売市場事業費特別会計予算について
     議案第 5号 平成31年度鹿沼市農業集落排水事業費特別会計予算について  議案第 6号 平成31年度鹿沼市介護保険特別会計予算について  議案第 7号 平成31年度鹿沼市後期高齢者医療特別会計予算について  議案第 8号 平成31年度鹿沼市粕尾財産区特別会計予算について  議案第 9号 平成31年度鹿沼市清洲財産区特別会計予算について  議案第10号 平成31年度鹿沼市水道事業会計予算について  議案第11号 平成30年度鹿沼市一般会計補正予算(第3号)について  議案第12号 平成30年度鹿沼市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について  議案第13号 平成30年度鹿沼市公共下水道事業費特別会計補正予算(第3号)につい         て  議案第14号 平成30年度鹿沼市介護保険特別会計補正予算(第3号)について  議案第15号 市道路線の認定について  議案第16号 市道路線の廃止について  議案第17号 市道路線の変更について  議案第18号 鹿沼市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部改正について  議案第19号 鹿沼市職員の自己啓発等休業に関する条例の一部改正について  議案第20号 基金の設置、管理及び処分に関する条例の一部改正について  議案第21号 鹿沼市学校給食共同調理場条例の一部改正について  議案第22号 鹿沼市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例         の一部改正について  議案第23号 鹿沼市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について  議案第24号 鹿沼市保育所条例の一部改正について  議案第25号 鹿沼市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について  議案第26号 鹿沼市国民健康保険税条例の一部改正について  議案第27号 鹿沼市工場立地法準則条例の制定について  議案第28号 鹿沼市水道事業の水道技術管理者の資格等を定める条例の一部改正につい         て  議案第29号 鹿沼市火災予防条例の一部改正について  議案第38号 鹿沼市長等の給与の特例に関する条例の一部改正について  議員案第1号 市行政推進調査特別委員会の設置について  議員案第2号 医療費助成における精神障害者の適用に関する意見書の提出について  議員案第3号 都市計画道路3・4・211号 鹿沼駅東通り等「JR鹿沼駅東側の整備」         の促進に関する決議 出席議員(22名)    1番   石  川  さ や か    2番   鈴  木     毅    3番   島  田  一  衛    4番   阿  部  秀  実    5番   加  藤  美 智 子    6番   市  田     登    7番   佐  藤     誠    8番   舘  野  裕  昭    9番   荒  井  正  行   10番   大  貫     毅   11番   鈴  木  敏  雄   12番   谷  中  恵  子   13番   津 久 井  健  吉   14番   小  島     実   16番   増  渕  靖  弘   17番   横  尾  武  男   18番   関  口  正  一   19番   鰕  原  一  男   20番   大  島  久  幸   21番   赤  坂  日 出 男   23番   大  貫  武  男   24番   船  生  哲  夫 欠席議員(なし) 地方自治法第121条の規定による出席要求によって出席した者  市長       佐  藤     信   経済部長    杉  江  一  彦  副市長      福  田  義  一   環境部長    金  子  信  之  総務部長     渡  辺  克  明   都市建設部長  鹿  嶋     敏  財務部長     水  嶋  俊  彦   水道部長    渡  邉  政  幸  市民部長     小 太 刀     亨   消防長     小  池  一  也  保健福祉部長   早  川  綾  子   教育長     高  橋  臣  一  こども未来部長  石  川  佳  男   教育次長    上  林  浩  二 事務局職員出席者  事務局長     石  塚  邦  治   議事課長    金  田     毅 ○大島久幸 議長  ただいまから、本日の会議を開きます。  (午前10時00分) ○大島久幸 議長  現在出席している議員は22名であります。  それでは本日の議事日程を事務局長に朗読させます。 ○石塚邦治 事務局長  議事日程を朗読。 ○大島久幸 議長  日程の朗読は終わりました。  日程第1、議案第38号 鹿沼市長等の給与の特例に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。  佐藤信市長。 ○佐藤 信 市長  追加議案について、ご説明を申し上げます。  議案第38号 「鹿沼市長等の給与の特例に関する条例の一部改正」につきましては、本市の厳しい財政状況を考慮いたしまして、平成31年4月から平成32年3月までの期間、市長、副市長及び教育長の給料月額について、それぞれ100分の5に相当する額を減額することにより、当面の適切な財政運営に資するためのものであります。  以上で説明を終わります。 ○大島久幸 議長  提案理由の説明は終わりました。  議案調査のため、暫時休憩いたします。  (午前10時02分) ○大島久幸 議長  休憩前に引き続き再開いたします。  (午前10時09分) ○大島久幸 議長  これから質疑に入るわけですが、この件につきましては、発言通告をとっておりませんので、質疑のある方は順次発言を許します。  (「なし」と言う者あり) ○大島久幸 議長  ありませんか。  (「はい」と言う者あり) ○大島久幸 議長  別段質疑もないようですので、議案に対する質疑を終結いたします。  お諮りいたします。議案第38号については、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○大島久幸 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、直ちに採決いたします。  お諮りいたします。議案第38号については、原案どおり決することにご異議ありませんか。
     (「異議なし」と言う者あり) ○大島久幸 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、議案第38号については、原案どおり決しました。  続いて、日程第2、議案第1号 平成31年度鹿沼市一般会計予算についてから議案第29号 鹿沼市火災予防条例の一部改正についてまでを議題といたします。  各委員長の報告を求めます。  総務常任委員会委員長石川さやか議員。 ○石川さやか 総務常任委員長  おはようございます。  ただいまから総務常任委員会の審査結果について報告いたします。  今議会におきまして、本委員会に付託した案件は議案7件でありました。  これに対し、去る13日、委員会を開催し、執行部から詳細な説明を求め、慎重に審査を行いました結果、議案第1号中関係予算、議案第11号中関係予算については、賛成多数で原案を可とすべきものと決しました。  議案第8号、議案第9号、議案第18号、議案第19号及び議案第29号につきましては、全会一致で原案を可とすべきものと決しました。  何とぞ議員各位のご賛同をお願いいたしまして、総務常任委員会の審査結果についての報告を終わります。 ○大島久幸 議長  環境経済常任委員会委員長鈴木毅議員。 ○鈴木 毅 環境経済常任委員長  ただいまより、環境経済常任委員会の審査結果について報告いたします。  今議会におきまして、本委員会に付託されました案件は議案9件でありました。  これに対し去る13日、委員会を開催し、執行部から詳細に説明を求め、慎重に審査を行いました結果、議案第1号中関係予算、議案第3号から議案第5号、議案第11号中関係予算、議案第13号、議案第20号、議案第25号、議案第27号につきましては、全会一致で原案を可とすべきものと決しました。  何とぞ議員各位のご賛同をお願いいたしまして、環境経済常任委員会の審査結果についてのご報告を終わります。 ○大島久幸 議長  文教民生常任委員会委員長市田登議員。 ○市田 登 文教民生常任委員長  ただいまから文教民生常任委員会の審査結果について報告いたします。  今議会におきまして、本委員会に付託されました案件は議案12件でありました。  これに対し去る14日、委員会を開催し、執行部から詳細な説明を求め、慎重に審査を行いました結果、議案第1号中関係予算、議案第2号、議案第6号、議案第7号、議案第11号中関係予算、議案第12号、議案第14号、議案第21号から議案第24号、議案第26号につきましては、全会一致で原案を可とすべきものに決しました。  何とぞ議員各位のご賛同をお願いいたしまして、文教民生常任委員会の審査結果についての報告を終わりにします。 ○大島久幸 議長  建設水道常任委員会委員長島田一衛議員。 ○島田一衛 建設水道常任委員長  ただいまから建設水道常任委員会の審査結果についてご報告いたします。  今議会におきまして、本委員会に付託されました案件は議案7件でありました。  これに対し去る14日、委員会を開催し、執行部から詳細な説明を求め、慎重に審査を行いました結果、議案第1号中関係予算、議案第10号、議案第11号中関係予算、議案第15号、議案第16号、議案第17号、議案第28号につきましては、全会一致で原案を可とすべきものと決しました。  何とぞ議員各位のご賛同をお願いいたしまして、建設水道委員会の審査結果についての報告を終わります。 ○大島久幸 議長  各委員長の報告は終わりました。  各委員長の報告に対し、ご質疑はありませんか。  ありませんか。  (「なし」と言う者あり) ○大島久幸 議長  別段ご質疑もないようですので、以上で各委員長に対する質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  議案第1号及び議案第2号について、討論の申し入れがありましたので、順次発言を許します。  まず、反対討論をお願いいたします。  19番、鰕原一男議員。 ○19番 鰕原一男 議員  おはようございます。反対討論を行います。  平成31年度鹿沼市一般会計予算、議案第1号中、歳出2款総務費、1項総務管理費、8目財産管理費のうち、新庁舎整備事業費4億2,701万3,000円及び継続費2款総務費、1項総務管理費、事業名、新庁舎整備事業全体計画56億4,597万円の削除を求め、反対討論を行います。  これらの予算は、新庁舎整備事業、これから4年間の工事費全体を認める予算案であります。  新庁舎整備事業、新しい市役所を建設することの決定は、平成26年8月、基本構想の決定から始まり、平成30年9月の基本設計の決定まで進捗し、平成31年2月に、基本設計の見直しがあり、実施設計の完了は今年の9月の予定になっています。  60億円以内、現在の場所で、縮減、削減を繰り返した市長の庁舎建設案は、市役所の広さ、延べ床面積を1万5,000平方メートルから、おおよそ3割減の1万250平方メートルにすることで、やっと落ち着いてきたようであります。  その結果、市長、副市長、教育長が、同一庁舎内、敷地内で、福祉・子育て・地域振興などの一般行政と教育行政の緊密な相互連携を図るべき体制の維持を難しくしかねない、栃木県内では異例な教育委員会の分離分散、市民情報センターへの移設となっております。  市民のさらなる活動を支援する必要性に照らし、市民情報センターから、市民の利活用を奪うことは避けて、教育委員会教育委員会事務局を本庁舎内に収める新庁舎整備を行うべきであります。  平成31年9月、今から6カ月後に、実施設計が完了し、工事の内容が明確となり、工事費が明らかとなり、予算の調製はなされます。  しかし、実施設計の完了を待たず、設計の内容を議会に、市民の前に明らかにしないままに、市長は今後4年間の継続工事に関する予算案を今議会定例会に提案し、承認を求めています。  提案された新庁舎整備事業費の総合計は、59億9,992万656円と説明され、公約としてきた60億円以内をわずか7万9,344円下回っていますが、2月19日の下野新聞は、「佐藤市長は新庁舎建設に際し、現庁舎跡地、総事業費60億円と掲げている。しかし、現在の内容、今後の見直し分に物価上昇分を加えると、他市のケース同様、総事業費の跳ね上がることは必至。60億円突破は避けられそうにない」と報道しています。  現に、佐藤市長は、平成27年5月時点に比べ、建設費等の値上がりが4%、消費税のアップ2%、合計6%の値上がりがあり、「60億円以内は、現時点では、63億6,000万円以内に匹敵する」との変な言い訳を、例によって発言し始めるなど、公約破りは現実の状況であります。  公約は守れず、60億円を上回ることは確実であります。  市長は、予算編成上の法令・法律を盾に、強引に議会に承認を求め、3月22日と3月27日に、市民にどのような市役所が出来上がるのか、イメージ動画を公開し、市民の納得を得る手はずを整えているようです。  議会は、行政の執行を後から追いかけて認めるような追認機関ではなく、市民に説明ができるように、平成31年9月の実施設計完了を待ち、工事費の積算と予算調製が出来上がった時点で、市長に説明を求め、60億円を上回る場合の工事費等について、議会に承認を得るよう、市長に求め、議会の存在を示すべきであります。  鹿沼市が、民主党系の佐藤鹿沼市長の統治下にあって、鹿沼市の自民党が笑顔の陰で、巧みな切り崩しにあっている中、自民党系の議員諸氏には、冨久田耕平元議会議長のとき制定した「鹿沼市議会基本条例」の中にある「議会は、政策決定及び執行機関に対する監視及び評価を行い、並びに政策を提言することにより、市民生活の向上及び福祉の増進並びに市政の発展に努める責務を有する。さらに議会は、市長とともに市民の信託を受け、市長と対等な関係の下に相互の牽制及び抑制を図る二元代表制の下で、市民の信託に応える責務を有している」とした冒頭の一節を心に刻み、行動することを切に期待するものであります。  現在の場所は、防災拠点として、鹿沼市の未来に不安がつきまといます。  市役所は、緊急時、非常時、災害発生時、災害対策本部を設置する重要な防災拠点です。  現在の場所は狭く、行き止まりで、歩道のない狭い道路に接し、主な出入り口は1カ所であり、緊急時・非常時・災害時の防災拠点として、決して適した場所とは言えません。  私は、今定例会の3月6日に、次のような一般質問をしました。  市民生活を支える“防災拠点”としての機能を確立し、にぎわいの場を創出しながら、“まちの活性化”を図り、市民が利用しやすい、そして人にも自然にも優しく、鹿沼市発展の中心拠点となる庁舎とした新庁舎整備基本理念に即した新庁舎整備について。  平成28年11月に鹿沼今宮神社祭の屋台行事がユネスコ無形文化遺産に登録されました。  屋台行事は今宮神社の神事であり、鹿沼市内の最大観光資源でもあります。これからも無形文化遺産を保護し、次世代への継承に向けた一層の取り組みが求められています。  現庁舎の場所を市中心部にゆとりと憩いをもたらす「市民の広場・市民交流の場・子供の広場」として開放し、屋台行事を中核とした鹿沼市の『観光拠点』として位置づけ、未来にわたり『観光拠点』・『交流拠点』として最も適した場所として利用し、活用することにより、鹿沼市『これからの・未来の70年』のさらなる活性化を図りたいと考え、新庁舎を整備する新たな広い場所として、鹿沼市の新たな発展と可能性の拡大を図るために、近辺に鹿沼警察署鹿沼消防署のある上殿町下水道用地西側付近を中心に、市長部局・教育委員会教育委員会事務局をあわせた総合庁舎としての『行政拠点』・『防災拠点』として新庁舎の整備を図り、鹿沼市を前進させ、発展させたいと考え、約60億円の同じ予算であるならば、鹿沼市の未来の発展と行政サービスの向上を目指し、『2つの場所における拠点づくり』を提言し、この提言よる新庁舎整備のほうが、現在進めている新庁舎整備事業より、基本理念に即した整備事業ではありませんか。佐藤市長に所見を伺いました。  この質問に対し、佐藤市長が反問しましたので、一般質問は一時中断され、議会運営委員会が開かれました。  そこで、私は、反問に応じ答えるとして、一般質問の制限時間1時間では不十分であるから、発言時間の延長を求めました。  議会運営委員会の結論は、一般質問での市長の議員に対する反問は認められていないとし、公開の場における市民の前での私の答弁をする機会は得られず、十分な議論とはなりませんでした。  そこで、平成31年3月8日、私は佐藤市長と大島議長に、この一般質問に関し、佐藤市長との公開討論を定例会開会中の3月18日までに、今日までに実施するよう文書でお願いしましたが、拒否されております。  鹿沼市の新庁舎整備事業の進め方で、特筆すべきことは、市民の声を無視し続けてきた挙句の果てに、今後4年間にわたる工事費の予算を承認させてしまおうという魂胆です。  例えば、3回目のアンケート調査は、『鹿沼市の未来を市民と共に考える会』が、新しい市役所の建設、新庁舎建設事業の場所について、平成30年7月8日、鹿沼市内各紙新聞朝刊に折り込みをし、平成30年8月10日までの受取人払いによるアンケート調査を実施しています。  結果は、市長が「市役所の場所は変えない」、「市役所の場所は決まっているのだ」とあらゆる機会を通し、訴え、市民に喧伝している中で、アンケートに答えていただいた4,530通の市民の皆様の実に7割は、現在の場所に反対、平成30年8月のアンケート調査に市民は明確に答えているのであります。  それでも、『鹿沼市の未来を市民と共に考える会』は、自分たちが自費で行ったアンケート調査の結果が全てだというような傲慢で、独善的な考えを持っていません。  市民の皆様は、いろいろな考えや意見をお持ちです。市長には、市民の意思を確認する住民投票を実施するように提言しています。  数回行われました市役所の場所についてのアンケート調査結果、陳情、議会からの要請等は、全て無視し続けてきた挙句の果てが、公約破りでは情けなくなります。  市民の声には無視することを決めつけ、市長の決めた方針に沿って、役所の決めた巧みな事業スケジュールに沿って、新しい市役所は出来上がるという道筋、もくろみであります。  政治には、結果の責任がつきまといます。佐藤市長がぐずぐずと、強引で、独善的に進めてきた新庁舎整備事業が、10年後、15年後、どう評価されるかは、全て佐藤鹿沼市長の責任であります。私たちは、今後憂いを持って見つめ続けていくこととなるのでありましょう。  私たちは、市民生活を支える防災拠点としての機能を確立し、にぎわいの場を創造、創出しながら、まちの活性化を図り、市民が利用しやすい、そして人にも自然にも優しく、鹿沼市発展の中心拠点となる庁舎とした新庁舎整備基本理念に即した新庁舎整備、市役所建設を実現し、未来を担う子供や孫たちに、未来への贈り物として残したい、未来を担う子供や孫たちに未来への贈り物として残したい、新しい市役所建設を目指す、この信念のもとに、平成31年度鹿沼市一般会計予算、議案第1号中、歳出2款総務費、1項総務管理費、8目財産管理費のうち、新庁舎整備事業費、4億2,701万3,000円及び継続費2款総務費、1項総務管理費、事業名、新庁舎整備事業、全体計画56億4,597万円の削除を求め、反対討論といたします。 ○大島久幸 議長  引き続き発言を許します。  4番、阿部秀実議員。 ○4番 阿部秀実 議員  議席番号4番、日本共産党の阿部秀実です。  私は、議案第2号 平成31年度鹿沼市国民健康保険特別会計予算について、反対の立場で討論をいたします。  反対の理由は、鹿沼市で国民健康保険に加入する多くの市民から、「国民健康保険税が高すぎて払うのが大変」、「社会保険と比較すると大きな差があり、引き下げてほしい」、また「大切な保険制度なので払っているが、家計を圧迫していて生活が大変」、こうした声がたくさんあります。  国民健康保険は、国民皆保険制度を支えている大事な制度でありますが、多数の加入者が保険税の軽減措置を受けていることからも、加入者には所得の低い世帯が多いということがわかります。  また、均等割では、収入のない子供にまで課税の対象となっています。人口減少対策の政策は、優先課題であり、子育て応援のために減免するべきと考えます。  国民健康保険税を下げてほしいという加入者の声に応えた予算になっていないということで、この議案に反対をいたします。  この高い国民健康保険税を引き下げることは、健全な市民生活の営みと鹿沼市の明るい未来への第一歩となると私は考えております。  平成31年度の事業予算での第7次鹿沼市総合計画に基づくそれぞれの施策は、私も賛同をいたします。  『花と緑と清流のまち』、そして『笑顔あふれる人情味のあるまち』を将来の鹿沼市の都市像とし、3つの基本目標では、まず人を優先したまちづくりであります。  この鹿沼市のまちづくりの原点は、市民生活であり、主人公である市民一人一人が豊かに暮らすことができてこそ、まちに人情味と笑顔があふれ、花や緑や川など、自然を大切にする心も生まれてくるのではないでしょうか。  鹿沼市の国民健康保険加入世帯約1万4,000世帯、2万5,000人は、鹿沼市の総世帯数の4割と多くの方が加入しています。  厚生労働省の平成25年の調査では、加入者のうち年金等で暮らす無職の方が43%、労働者が35%、自営の方が14%、その他が5%となっています。この構成の中で、約8割近くが無職と非正規労働者ということがうかがえます。  加入者の平成29年度平均年収は、91万円です。今年度鹿沼市のホームページ、国民健康保険に関する説明に掲載されている一つのモデル世帯での税額計算では、4人家族でうち子供が2人という世帯で、総所得400万円の場合、45万7,800円という概算額が計算されています。  このモデル世帯の場合は、国民健康保険税が収入の11.5%にもなります。夫婦の国民年金約36万円、そして市税を納め、家賃の支払いなどがあると、生活費は年間250万円前後となり、毎月約20万円前後で家族4人がやりくりをしなくてはなりません。  さらに子供の人数が増えると、国民健康保険税は均等割により増えることになり、こうしたことからも子供のいる世帯の均等割減免をするべきだと考えます。  また、平均年収が223万円と調査結果が出ているシングルマザーの家庭の場合は、市税と国民健康保険税、国民年金を納め、家賃などの支払いをすると、光熱費を含め、毎月約12万円前後といった生活費で暮らさなくてはなりません。塾や習い事をあきらめ、食事も満足にとれない、こうした生活を強いられているのではないでしょうか。  困窮する加入者の中で、滞納してしまった高い国民健康保険税をやっとの思いで納めたが、医療費代を捻出できないために、医療機関に行くことをためらってしまうようになっては本末転倒ということであります。  国民健康保険は、そもそも加入者の大半が低所得であることを想定し、制度設計されました。  1961年に国民全てが公的医療保険に加入する国民皆保険体制が整えられてスタートしたものです。  医療費の45%を国庫金で負担することが定められ、1983年までは歳入の60%が国庫支出金でした。  しかし、1984年以降、その割合がどんどん低下し、その減額分は、保険者と被保険者が負担を余儀なくされてきました。  鹿沼市の国民健康保険は、栃木県保健福祉部国保医療課で公表している「栃木県市町村国民健康保険の財政状況等」によれば、平成24年までは赤字決算となっていましたが、平成25年度からは税率改正に伴う一般会計からの法定外繰り入れも行われ、単年度収支では約5億円の黒字となり、平成26年度からは単年度収支、毎年約4億円前後の黒字となっております。  こうした国民健康保険の会計から運営基金への積み立てをしており、これまでの基金の累計は22億円を超えました。  平成30年度からは、国保の制度改革により、これまでの鹿沼市単独の運営から、都道府県を単位とした広域化になりました。  鹿沼市は、今年度、この制度改革を機に、基金の取り崩しを行い、加入者の悲願でもある国保税の引き下げに踏み切りました。このことは私も議会で何度も取り上げ、加入者の負担軽減のために実施されたこと、これは高く評価できるものです。  しかし、これまで積み上げてきた基金は、見方を変えれば、ため込み金と批判される懸念もあります。
     市の説明では、流行性疾患など医療費が上昇したときでも、国民健康保険運営の健全化のためとしています。  しかし、流行性疾患におけるパンデミックや大きな災害などの負傷者などへの医療体制、こうしたことは鹿沼市の自治体財政で背負うというよりも、厚生労働省、あるいは内閣府からの国庫交付金などによる特別支援があると考えています。  不測の事態に対する国民健康保険の医療増大を想定した試算やシミュレーションを明確にしていないままでの基金の積み上げは、健全な財政とは言えないのではないでしょうか。  国における国民健康保険税に対する基金の積み立ての考え方としては、国民健康保険法の中で、昭和26年厚生省保険通知、「国民健康保険税並びに会計中勘定創設に伴う財務の取扱いについて」の指針で示された過去3カ月の医療給付費の平均額100分の5としており、この通知がなされて約60年以上が経過しました今でも、年次ごとに改正されながら、この基金の金額が目標数値として示されております。  ここから算出する鹿沼市の基金は、約6億円前後、これが妥当な数字ということになり、決算の十分すぎる黒字、そして十分すぎる基金額となっているということになり、加入者から高すぎるという声がたくさんある国民健康保険税の引き下げに、基金の活用、そしてまた一般会計の繰り入れなどを行い、負担軽減をするべきではないでしょうか。  高い国民健康保険税が生活を圧迫し、市民生活が破綻する恐れがある貧困や貧困の連鎖を招く、持続的可能な社会の形成や地方自治体、そして鹿沼市の存在意義も危惧するところであります。  国民健康保険運営基盤の安定を図るため、財政の健全化を優先させるその一方で、市民の小さな声、暮らしの切実な声をないがしろにはしていないでしょうか。  一般会計の法定外繰り入れに対し、市の説明では、栃木県や国の指導から不適切であると言われておりますが、全国では多くの自治体が多額の法定外繰り入れを行っているところも少なくはありません。  平均国民健康保険税を下回りながらも、市民生活負担軽減のために、法定外繰り入れを行っている自治体も全国にはたくさんあります。  国民健康保険は、社会保障制度の一つであり、公費負担、事業所負担、応能による国民健康保険税負担による強制加入制度です。社会保障制度でもあるため、所得の再分配によって、住民の暮らしを守るというものであります。  鹿沼市の国民健康保険は、赤字を解消し、単年度で黒字収支が続いています。  鹿沼市は基金について、国民健康保険の事業が平成30年度より都道府県単位の広域化に移行した中での安定的な財政運営や効率的な事業の確保を理由としておりますが、実際には今後どのように国民健康保険税、鹿沼市の加入者分の分担金を栃木県に納めていくか不明確な部分も多々あります。  市は、その財政確保のために、徴収率を高めようとすれば、国民健康保険税に加入する市民はますます厳しい状況になりかねません。  そのためにも、国民健康保険税の引き下げを行い、負担軽減を図ることで、加入する市民の生活支援となり、安定的な鹿沼市の国民健康保険事業の運営を進めることができるのではないでしょうか。  結果的には、都道府県単位の広域化にも安定した対応ができるということだと思います。  本日、本会議の採決に向け、反対討論を述べておりますが、第7次総合計画に基づく事業を初め、新庁舎整備に対しての予算など、後退させるような反対討論ではありません。安定する国民健康保険事業によって、市民の安心した暮らしづくりと少子化対策、子育て、貧困対策と前に進むための議論として討論をしております。  市長は、本会議初日、施政方針の結びに、「みんなが破顔一笑できる市政運営に取り組む」、こう述べました。「笑う門には福来る」、そんな鹿沼市民の暮らしを実現していくためにも、引き下げを要望する市民の切実な声がたくさんある中、本日、清聴いただいております議員の皆様にご賛同をお願いいたしまして、私の討論とさせていただきます。 ○大島久幸 議長  次に、賛成討論をお願いいたします。  8番、舘野裕昭議員。 ○8番 舘野裕昭 議員  今議会に提出されました議案第1号 平成31年度鹿沼市一般会計予算について、賛成の立場から意見を申し述べます。  今議会に提出されました予算案は、第7次総合計画の3年目に当たり、新元号とともに、本市の新たな一歩を踏み出すべく、今やるべき課題に積極的に取り組む市長の政治姿勢を反映したものであり、私は評価と賛意を表するものであります。  平成31年度鹿沼市一般会計予算は、予算総額391億5,000万円、予算規模前年度比3%増の積極型予算であります。  特に、普通建設事業費については、新庁舎整備事業や北小学校整備事業などにより、14.1%増となりました。  歳入につきましては、市税において、個人所得や法人収益の好転により、前年度比1.8%の増となったものの、地方交付税、国県支出金、各種交付金などの依存財源につきましては、引き続き予断を許さない状況の中、一般財源の不足を補うため、財政調整基金からの取り崩しを前年度から倍増するなど、苦しいやりくりを迫られているものと考えます。  特に、市債の発行に当たっては、合併特例債や公共施設等適正管理推進事業債といった有利な起債を厳選するなど、将来にわたる財政運営の健全性の確保に留意したものと評価するものであります。  また、歳出につきましては、限られた財源を対応すべき課題に重点的かつきめ細やかに配分され、各分野にわたり施策の推進が図られたものと考えられます。  その中でも、新庁舎整備事業、木のまち鹿沼のシンボルとなる北小学校整備事業、イチゴの新規就農者支援などの「いちご市」推進事業、鹿沼市花木センターの子どもの遊び場の整備や旧粟野町口粟野にある城山公園のローラー滑り台は地元粟野住民からの改修要望が強く、子供たちのにぎわいの場所、観光拠点の整備として予算計上されております。  また、新たな雇用創出などを目的とした新産業団地の整備、地域住民の主体的な活動を支援する地域の夢実現事業、鹿沼産材の活用促進を図る地場産材需要拡大、子育て環境の充実、JR鹿沼駅東通り整備などの拠点駅周辺の整備、昨年に続き二度目の開催となる「春の彫刻屋台まつり」など、観光施策の充実、イチゴ摘み取りハウスや駐車場の増設などによる花木センターの機能強化、「いちご一会とちぎ国体」に向けたTKCいちごアリーナの改修、南摩ダム関連事業として温泉掘削工事に着手する水源地域の振興などに重点的に取り組んでおります。  また、新田橋の建設整備についても、着実に進むことと考えられます。  また、ひなた保育園民営化に伴う施設整備支援、森林環境譲与税活用による森林経営管理事業、地域活動ボランティア補償制度導入などの地域活動の振興、健康マイレージ事業の導入、「かぬま生き物図鑑」の製作、小学校への学習用タブレットの全校への導入やALTの増員などによる学校教育環境の充実、図書館本館のエントランスリニューアル、消防本部での多言語コールセンターの活用などの安全安心なまちづくりなど、教育・福祉の充実、都市基盤の整備、産業の振興など、市が直面する多様な課題に対し、市全域に適切に対応した予算案であります。  なお、本年度から実施設計業務に着手している新庁舎整備事業につきましては、本会議においても十分に議論され、当初予算に計上されたものと考えられます。  平成31年度には、第1期工事の着手となりますが、市民サービス向上のためには、事業費の増額なども柔軟に対応しながら、未来に残せる庁舎を着実に事業を推進するよう執行部に要望したいと考えます。  以上、議案第1号 平成31年度鹿沼市一般会計予算について、賛成の立場から発言いたしました。  議員各位におかれましても、ご賛同の上、賛成をしていただけますよう、何とぞよろしくお願いして、賛成討論を終わります。よろしくお願いいたします。 ○大島久幸 議長  以上で討論を終結いたします。  続いて、日程第3、議案第1号 平成31年度鹿沼市一般会計予算についてを議題といたします。  お諮りいたします。議案第1号については、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○大島久幸 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、直ちに採決いたします。  お諮りいたします。議案第1号については、原案どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。  (起立多数) ○大島久幸 議長  起立多数であります。  したがって、議案第1号については、原案どおり決しました。  続いて、日程第4、議案第2号 平成31年度鹿沼市国民健康保険特別会計予算についてを議題といたします。  お諮りいたします。議案第2号については、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○大島久幸 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、直ちに採決いたします。  お諮りいたします。議案第2号については、原案どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。  (起立多数) ○大島久幸 議長  起立多数であります。  したがって、議案第2号については、原案どおり決しました。  続いて、日程第5、議案第11号 平成30年度鹿沼市一般会計補正予算(第3号)についてを議題といたします。  お諮りいたします。議案第11号については、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○大島久幸 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、直ちに採決いたします。  お諮りいたします。議案第11号については、原案どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。  (起立多数) ○大島久幸 議長  起立多数であります。  したがって、議案第11号については、原案どおり決しました。  続いて、日程第6、議案第3号 平成31年度鹿沼市公共下水道事業費特別会計予算についてから議案第10号 平成31年度鹿沼市水道事業会計予算についてまで及び議案第12号 平成30年度鹿沼市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)についてから議案第29号 鹿沼市火災予防条例の一部改正についてまでを議題といたします。  お諮りいたします。議案第3号から議案第10号まで及び議案第12号から議案第29号までについては、直ちに一括採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○大島久幸 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、直ちに一括採決いたします。  お諮りいたします。各付議案件については、原案どおり決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○大島久幸 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、各付議案件については、原案どおり決しました。  続いて、日程第7 議員案第1号 市行政推進調査特別委員会の設置についてから議員案第3号 都市計画道路3・4・211号鹿沼駅東通り等「JR鹿沼駅東側の整備」の促進に関する決議についてを議題といたします。  お諮りいたします。議員案第1号から議員案第3号までについては、提案理由の説明、質疑、討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○大島久幸 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、直ちに採決いたします。  議員案第1号から議員案第3号までについては、原案どおり決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○大島久幸 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、議員案第1号から議員案第3号までについては、原案どおり決しました。  続いて、日程第8、特別委員会委員の選任についてを議題といたします。  お諮りいたします。市行政推進調査特別委員会の選任については、鹿沼市議会委員会条例第5条第1項の規定により、議長において指名したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○大島久幸 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、市行政推進調査特別委員会委員の選任につきましては、議長において指名いたします。  市行政推進調査特別委員会委員に議員22名を指名いたします。  委員の氏名は、議員全員でありますので、省略させていただきます。  ただいま指名いたしました議員22名を市行政推進調査特別委員会の委員に選任することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○大島久幸 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、議員22名を、市行政推進調査特別委員会の委員に選任することに決しました。  続いて、市行政推進調査特別委員会の委員長並びに副委員長の互選をお願いいたします。  暫時休憩いたします。  (午前11時00分) ○大島久幸 議長  休憩前に引き続き再開いたします。  (午前11時15分) ○大島久幸 議長  ただいま市行政推進調査特別委員会の委員長並びに副委員長の互選の結果報告がありましたので、事務局長に朗読させます。 ○石塚邦治 事務局長  朗読いたします。  なお、敬称は省略いたします。  市行政推進調査特別委員会委員長、船生哲夫、副委員長、大貫武男。
     以上であります。 ○大島久幸 議長  以上で、互選の結果の報告は終わりました。  以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  これをもちまして、平成31年第1回鹿沼市議会定例会を閉会いたします。  (午前11時15分)  上記会議録を証するため、下記署名いたします。    議  長  大  島  久  幸    副 議 長  谷  中  恵  子    署名議員  佐  藤     誠    署名議員  増  渕  靖  弘...