技術管理課長 星 野 晃 秀
交通政策課長 高 山 誠
道路整備課長 横 尾 元 央
道路保全課長 野 澤 浩
河川課長 小 野 和 憲
砂防水資源課長 阿久津 好 光
都市計画課長 笹 沼 政 行
都市整備課長 屋 代 紀 明
住宅課長 大 橋 正 之
用地課長 吉 江 昌 巳
監理課総務主幹 武 藤 みき子
都市整備課下水道室長 五月女 正 和
6 出席を求めた
参考人 なし
7 会議に付した事件
(1)
付託議案の審査及び採決
(2)
県内調査(
市町要望)総括について
(3)
報告事項
(4)その他
8 その他の
必要事項 なし
──────────────────────
午前10時00分 開会
○
小菅哲男 委員長 ただいまから
県土整備委員会を開会いたします。
本日の
会議録署名委員に、
小池委員、
湯澤委員を指名いたします。ご了承願います。
次に、
執行部への
出席要求であります。本日の
委員会において、
説明のため出席を求めた者は、お手元に配付したとおりであります。
それでは、議事に入ります。
本日は、今
通常会議において、議長から本
委員会へ付託のありました
議案の審査を行います。
それでは、本
委員会に付託のありました第1
号議案令和4年度栃木県
一般会計補正予算(第5号)第1条歳出中
所管関係予算、第3条及び第4条、第12
号議案、第13
号議案、第17
号議案及び第18
号議案を一括して議題とし、審査を行います。
なお、質疑については全ての
説明終了後に行うこととしますので、ご了承願います。
それでは、
執行部の説明を求めます。
説明は着席のままで結構です。
坂井県土整備部長。
◎坂井
県土整備部長 議案の
説明に先立ちまして、ご挨拶申し上げたいと思います。
初めに、9月25日に執り行いました
都市計画道路3・4・202号古
峯原宮通りの鹿沼市
千渡東工区の
開通式に当たりましては、
小菅委員長、
湯澤委員にご臨席賜り、誠にありがとうございました。
また、直近で開通しました道路についてもご報告したいと思います。
9月20日に
主要地方道今市氏家線の
風見工区、それから昨日28日に
一般県道石末真岡線の
上高根沢工区が開通いたしました。今市氏家線におきましては、
日常生活の
利便性向上や地域間の交流・連携の促進を、
石末真岡線につきましては、
地域産業の
活性化や円滑な通行が図られることを期待しております。
次に、本日9月29日からですが、
宇都宮市の
東武鉄道西川田駅と栃木県
総合運動公園の間で、
自動運転バスの
実証実験を実施することとしております。とちぎ
国体会場への
交通手段の一つでもありますので、多くの方にご利用いただくことを期待しているところです。
それでは、本日の
委員会でご審査いただきます
議案についてご
説明いたします。
今
通常会議に上程されております21
議案のうち、本日ご審査いただくものは次の5
議案です。
まず、第1
号議案ですが、
一般会計補正予算について議決を求めるものです。
また、第12
号議案につきましては、
防災拠点自動車駐車場に設ける
備蓄倉庫等の施設の
道路占用料を定めること等のため、栃木県
道路占用料徴収条例の一部を改正することについて議決を求めるものです。
第13
号議案につきましては、
建築基準法の一部改正に伴い、所要の改正をすることについて議決を求めるものです。
第17号及び第18
号議案につきましては、
工事請負契約の締結について議決を求めるものです。
各
議案の詳細につきましては、次長兼
監理課長ほか
担当課長から
説明させますので、ご審査のほどよろしくお願いいたします。
○
小菅哲男 委員長 伊澤次長兼
監理課長。
◎伊澤 次長兼
監理課長 それでは、第1
号議案令和4年度栃木県
一般会計補正予算(第5号)のうち、
県土整備部関連の
補正予算についてご
説明を申し上げます。
資料1の
県土整備委員会説明資料(
付託議案)の2ページをお開きください。
2ページの(1)令和4年度9月
補正予算総括表をご覧いただきたいと思います。
総括表の
ア歳出予算①一般会計予算です。
計欄のとおり、補正前の
予算額877億4,896万4,000円に対しまして、103億2,891万1,000円を増額いたしまして、補正後の
予算額を980億7,787万5,000円とするものです。
補正額の内訳につきましては、2
款総務費のうち、2項
企画費が1億9,270万円の増額、8
款土木費のうち、1項
土木管理費が2億5,655万2,000円の増額、2項
道路橋りょう費が72億8,273万1,000円の増額、3項
河川費が9億円の増額、4項
都市計画費が16億9,692万8,000円の増額となります。
なお、
②企業会計につきましては、補正はありません。
続きまして、3ページをお願いいたします。
今回の
補正予算の
主要事業のうち、
各課共通事項について、
説明いたします。
まず、1県
有施設管理運営費ですが、これは、今般の
電気料金の高騰に伴い、
県有施設の
維持管理に要する経費の補正が必要になったものです。
日光土木事務所ほか12施設の
管理運営費といたしまして、2億5,655万2,000円を増額するものです。
続きまして、4
公共事業費ですが、こちらは、国において
通学路の
交通安全対策や
工業団地等への
アクセス道路整備に対する
予算配分の
重点化等がされたことにより、本県の道路や
街路事業への予算の割当てが増えたことから、
国予算の
有効活用を図るため、81億965万9,000円を増額するものです。
続きまして、4ページをお願いいたします。
一番上の7
公共事業関連調査費ですが、防災・
減災対策等の推進に向けた
交付金事業の円滑な導入に必要な
測量設計等を行うための費用として、1億円を増額するものです。
続きまして、5ページをお願いいたします。
繰越明許費です。
8
款土木費の2項
道路橋りょう費の
道路保全事業費(補助)から、6ページの5
款住宅費の
県営住宅整備事業費(補助)まで計17
事業につきまして、
工事施工時期の
平準化などを図るため、
繰越明許費を計上するものです。
説明は以上です。よろしくお願いいたします。
○
小菅哲男 委員長 高山交通政策課長。
◎高山
交通政策課長 交通政策課です。
それでは、
所管事業であります
地域公共交通等支援事業費及び
生活交通ネットワーク形成促進事業費について
説明させていただきます。
3ページをお開きください。
2
地域公共交通等支援事業費につきましては、今般の
燃料価格・
物価高騰により経営に大きな影響を受けている
地域公共交通事業者等に対し、地域の生活に必要な輸送を維持するための
経営支援に関する経費です。
野岩鉄道、
真岡鐵道及びわたらせ
渓谷鐵道に対する支援として、総額1,270万円を増額しようとするものです。
なお、支援は
沿線自治体の協調を前提とするとともに、本
事業の財源につきましては、国から交付される
地方創生臨時交付金の活用を予定しております。
次に、3
生活交通ネットワーク形成促進事業費です。本
事業につきましては、
公共交通の維持・充実や
利便性向上に向けた
無人運転移動サービスの
導入検証に要する経費です。
人口減少・
高齢化が進行する中、
無人運転移動サービスの導入による効率的な
公共交通の運行の促進を図るため、
交通事業者と共に
自動運転バスの
実証実験を行うための経費として1億8,000万円を増額しようとするものです。
なお、
当該事業費は
全額国庫補助である
地域公共交通確保維持改善事業費補助の活用を予定しております。
交通政策課からは以上です。
○
小菅哲男 委員長 野澤道路保全課長。
◎野澤
道路保全課長 道路保全課です。
所管事業であります県単
公共事業費についてご
説明申し上げます。
資料は引き続き3ページをご覧ください。
5県単
公共事業費につきましては、近年頻発する
豪雨災害などを踏まえ、防災・減災の観点から特に必要と考えられる
道路排水対策や
緊急輸送道路における樹木の
予防伐採、
舗装修繕を実施するため、7億7,000万円を増額しようとするものです。
道路保全課からの
説明は以上です。よろしくお願いいたします。
○
小菅哲男 委員長 小野河川課長。
◎小野
河川課長 続きまして、
河川課です。
所管する
緊急防災・
減災対策事業費についてご
説明いたします。
6
緊急防災・
減災対策事業につきましては、近年の頻発、
激甚化する
水災害を踏まえ、災害に強い
県土づくりを推進するため、
緊急防災・
減災対策を行うものでありまして、9億円を増額しようとするものです。具体的な内容につきましては、生活により身近な
中小河川において、河川の
流下能力を確保するため
堆積土の除去を行うものです。当初予算による約60か所に加え、
補正予算により約40か所を前倒しで進めていきたいと考えております。
河川課からの
説明は以上です。よろしくお願いいたします。
○
小菅哲男 委員長 横尾道路整備課長。
◎横尾
道路整備課長 道路整備課です。
4ページの(3)
債務負担行為調書についてご
説明いたします。
一般県道和泉間々田線静和小学校東工区におきまして、
東武鉄道日光線との
交差踏切の
改良工事を発注するに当たり、新たに
債務負担行為を設定するものです。今年度、
東武鉄道との協議が調ったことから、早期の
工事完成を目指すため、適切な
工期設定を確保し、円滑な
工事発注を担保するものです。その結果、令和5年度から令和6年度までの
事業期間に係る
債務負担行為の
設定額の合計が53億4,000万円となります。
道路整備課の
説明は以上です。よろしくお願いいたします。
○
小菅哲男 委員長 野澤道路保全課長。
◎野澤
道路保全課長 道路保全課です。
続きまして、第12
号議案栃木県
道路占用料徴収条例の一部改正についてご
説明申し上げます。
7ページをご覧ください。
今回の改正についてですが、
道路法施行令が改正されたことを踏まえまして、
施行令に準拠して条例の一部を改正しようとするものです。
1改正の趣旨にあります
防災拠点自動車駐車場についてですが、
自然災害が
激甚化、頻発化している中で、道の駅などにおいて
防災機能の強化が求められており、昨年9月に
道路法が改正され、新設された制度です。
県内では、今年3月に、道の駅きつれが
わや那須高原友愛の森など9か所が
防災拠点自動車駐車場として国から指定されました。昨年の
道路法施行令改正により、
防災拠点自動車駐車場において、
備蓄倉庫や非
常用電気等供給施設などが
道路占用許可対象物件として追加されました。さらに、右側の写真のような
道路施設内において設置される洪水からの
避難施設も
許可対象物件として追加されたところです。
道路占用料につきましては、
固定資産税評価額など土地の価格に
使用料3.3%を掛けた額として、これらを徴収するよう改正するものです。
条例の改正の
施行期日については、11月1日からの施行を予定しております。
説明については以上です。よろしくお願いします。
○
小菅哲男 委員長 大塚参事兼
建築課長。
◎大塚 参事兼
建築課長 それでは、
建築課からは、第13号、第17号及び第18
号議案についてご
説明させていただきます。
まず、第13
号議案栃木県
建築基準条例等の一部改正についてです。
8ページをご覧ください。
本
議案は、地域の
自主性及び
自立性を高めるための改革の推進を図るための
関係法律の整備に関する法律、いわゆる
地方分権一括法に基づき、今年5月に
建築基準法が改正されました。これにより、(1)から(3)に示す栃木県
建築基準条例ほか2条例において
条項ずれが生じたことから、所要の改正をするため議会の議決を求めるものです。
なお、各条例とも
内容そのものに変更はありません。
改正された
建築基準法は、参考に記載のとおり、災害時や今回の
新型コロナウイルス感染症対策に係る
発熱外来施設等の
応急仮設建築物の設置の期間がこれまで最長2年3か月だったものが、今回1年ごとの延長を可能とする新たな条項が追加されました。このため、
建築基準法の条項を引用しております(1)栃木県
建築基準条例、(2)栃木県
手数料条例、(3)栃木県の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の
仮設建築物の建築の許可の
申請等に関する規定に
条項移動が生じたことから、改正を行うものです。具体的には、中段の米印の記載のとおり、
仮設建築物の許可に関する第85条及び
用途変更による
仮設建築物の許可に関する第87条の3について、それぞれ
条項移動を行うものです。
繰り返しになりますが、これにより各条例の内容について変更するものはありません。
施行日は、議決後、速やかに公布したいと考えております。
次に、第17
号議案工事請負契約の締結についてご
説明いたします。
9ページをご覧ください。
本
議案は、
栃木県立とちぎ海浜自然の
家本館空調設備改修工事(
長寿命化)の締結について議決を求めるものです。
10ページをご覧ください。
案内図、
配置図のとおり、
工事施工箇所は茨城県鉾田市玉田です。
9ページにお戻りください。
契約金額は10億835万円です。
契約の
相手方は、岩原・和田・
横山特定建設工事共同企業体で、
代表者は
岩原産業株式会社です。
工事完成時期は、令和5年10月17日、約360日を予定しております。
工事概要ですが、施設は建設後30年が経過し、
設備機器の
劣化等が激しいことから、栃木県
県有建築物長寿命化工事実施計画に基づき、施設の
長寿命化を図るため、
空調設備工事等の改修を実施するものです。
11ページをご覧ください。
左側の写真は西側の外観で、右側の
平面図のとおり、地下1階の
既存空調機及び1階の
冷温水発生装置を撤去し、
ヒートポンプチラーを新たに設置するもので、このほか、主な配管や
室内側の設備も新設いたしますことから、
全面リニューアルとなるものです。
9ページにお戻りください。
工事請負金額に係る
年度割額は、令和4年度が7億5,845万円、令和5年度が3億2,505万円となっております。
次に、第18
号議案についてご
説明いたします。
12ページをご覧ください。
本
議案は、栃木県林業大学校(仮称)研修・
研究棟ほか
新築工事の
請負契約の締結について議会の議決を求めるものです。
13ページをご覧ください。
案内図、
配置図のとおり、
工事施工箇所につきましては、
宇都宮市下小池町の
林業センター内です。
施工場所は、本館の南側に研修・
研究棟を、西側に
車庫棟を建設するものです。
12ページにお戻りください。
請負金額は6億2,315万円です。
契約の
相手方は、日豊・
中村特定建設工事共同企業体で、
代表者は
日豊工業株式会社です。
工事完成時期は、令和6年2月29日、495日を予定しております。なお、開校は令和6年4月を予定しております。
工事概要ですが、栃木県林業大学校(仮称)の主な施設といたしまして、研修・
研究棟、木造2階建て1,903.1平方メートルほか、
車庫棟の
新築工事を予定しております。
14ページをご覧ください。
新築する
建築物を北側から見た
外観パースです。2階
建て木造軸組構造とし、研修生、
研究員及び
来訪者等がとちぎ材の魅力や木材の使い方が分かるよう、加工や手法を工夫して建設してまいります。
12ページにお戻りください。
工事請負金額に係る
年度割額は、令和4年度が1億8,789万円、令和5年度が4億3,526万円としております。
建築課からの
説明は以上です。ご審査のほど、よろしくお願いいたします。
○
小菅哲男 委員長 以上で
説明は終了いたしました。
それでは、
委員の質疑をお願いしたいと思います。
西村委員。
◆西村しんじ
委員 まず、第1
号議案の
交通政策課所管である
無人運転移動サービスのバスについて、今、
実証実験をやっていらっしゃいますが、実用化したときに
道路交通法の改正が必要となるか、
自動運転レベル5で事故を起こしたときに誰の責任となるかなど、法的な問題を確認したいと思います。
○
小菅哲男 委員長 高山交通政策課長。
◎高山
交通政策課長 まず、法的なハードルですが、
自動運転をするために必要な
道路施設がまだはっきりとは見えてはいませんが、例えば信号との連動、路側の危険を分からせる
道路路側施設などが必要になってくると思います。それを
事業者がやるのか
道路管理者がやるのかというところのルールは現在ありません。ですので、その辺りの課題がこの
実証実験で少し見えてくれば、
課題解決のために
法改正が必要なのかどうか整理されるのではないかと思っております。
2つ目にお尋ねの
自動運転レベル5は、
完全自動運転というものです。現在、主流は
レベル2で、
運転手の補助が必要という
レベルなのですが、
レベル3以上からシステムが主となるため、
メーカーの責任が発生すると考えます。間違いなく
レベル5ということになれば、
メーカーの責任は大きくなってくるのかと思います。ただ、以前の
委員会でもお答えしましたが、
レベル5はまだ相当難しいというのが現状だと思っております。
はっきりした回答でなくて恐縮ですが、以上です。
○
小菅哲男 委員長 西村委員。
◆西村しんじ
委員 分かりました。
無人運転にすることは非常に有効だと思いますので、今後課題になるような部分もしっかりと詰めていただきたいと思います。
次に、第17
号議案のとちぎ海浜自然の家について、設備の改修がメインだと思いますが、建物の
老朽化等、これだけの金額をかけて今後長く使うようになろうかと思います。建物の
劣化状況の判断や改修は今後も当然必要になってくると思いますが、改修のフェーズがもし決まっているのであれば教えていただければと思います。
○
小菅哲男 委員長 大塚参事兼
建築課長。
◎大塚 参事兼
建築課長 とちぎ海浜自然の家については、先ほど申し上げたとおり、30年を超えた建物であり劣化しております。これにつきましては、
県有建築物の
長寿命化工事計画で実施するのですが、まず、その前に
劣化状況の診断を行いまして、どの設備でどの建物の部位で劣化が進んでいるかを確認して進めております。今回は、
空調関係と
受変電設備関係の劣化がかなり激しいということで、今回の
議案と一緒に
受変電設備関係の工事も発注いたします。
ただ、防水や外壁の改修がまだ残っております。こちらも進んではいますが、毎年
定期点検を実施しておりますので、点検結果に基づいて
劣化状況を評点化して、悪くなった場合は計画に合わせて実施いたします。今回、まずは
設備関係が激しく劣化が進んでいるので対処するという内容です。
以上です。
○
小菅哲男 委員長 西村委員。
◆西村しんじ
委員 最終的に
供用予定期間は60年ぐらいなのですか。
○
小菅哲男 委員長 大塚参事兼
建築課長。
◎大塚 参事兼
建築課長 既存の
県有建築物を使っていくのは基本的には65年で考えておりまして、先ほど言ったように
設備関係、防水や外壁、その他細かいところは
消火設備などいろいろありますが、
建物自体は基本的には65年を目標に設定しております。ただ、今回の施設もそうですが、使われ方や県民の要求などが変化していけば、
所管課がそれらを判断してどうするかを決めていきます。
○
小菅哲男 委員長 西村委員。
◆西村しんじ
委員 分かりました。結構です。
○
小菅哲男 委員長 ほかございますか。
湯澤委員。
◆
湯澤英之 委員 私も第17
号議案でお伺いします。少なくとも30年間、
吸収式冷温水発生機を使ってきて、今般、
ヒートポンプチラーに替えるということだと思いますが、替えた経緯やきっかけというのは、何か不具合があったのでしょうか。
○
小菅哲男 委員長 大塚参事兼
建築課長。
◎大塚 参事兼
建築課長 先ほども申し上げましたとおり、30年を超えた建物でありまして、これは今、
灯油だきの
冷温水発生機なのです。
かなり劣化が激しいということで、今般、
灯油だきに替えるか、新しく電気の空冷の
ヒートポンプにするか、もしくは併用するか、どれが一番いいかということを検討いたしました。具体的には
機能性や今後の
施工性、
ランニングコストの
経済性などを比較検討し、なおかつ、
CO2排出なども検討した結果、
灯油式から
機械式の
ヒートポンプに替えるのが一番
コスト面、
ランニングコスト面も優れているだろうという結論を出しまして、
改修工事を進めることになりました。
○
小菅哲男 委員長 湯澤委員。
◆
湯澤英之 委員 そこで
耐用年数はどのように捉えたのでしょうか。
○
小菅哲男 委員長 大塚参事兼
建築課長。
◎大塚 参事兼
建築課長 耐用年数というのは、20年・30年とそれぞれあるわけですが、先ほど少しご
説明したとおり、毎年、
設備関係は
定期点検を資格がある者が行っております。それを評点化して、
劣化度が激しいと判断されたときには、
県有建築物の
長寿命化工事の
実施計画に上げて計画的に改修を実施していくという形です。ですので、
耐用年数が来たからすぐに交換というわけではなくて、毎年点検をしながらやっていくという形を取っております。
以上です。
○
小菅哲男 委員長 湯澤委員。
◆
湯澤英之 委員 分かりました。
○
小菅哲男 委員長 ほか質疑ございますか。よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ声あり)
○
小菅哲男 委員長 なければ、以上で質疑を終了いたします。
それでは、これより
付託議案の採決を行います。
第1
号議案、第12
号議案、第13
号議案、第17
号議案及び第18
号議案を一括して採決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ声あり)
○
小菅哲男 委員長 ご異議がないと認め、一括して採決することといたします。
本案はそれぞれ原案のとおり決定することにご賛成の
委員の挙手を求めます。
(
賛成者挙手)
○
小菅哲男 委員長 挙手全員であります。したがって、第1
号議案、第12
号議案、第13
号議案、第17
号議案及び第18
号議案はそれぞれ原案のとおり可決されました。
次に、今年度実施しました
県内調査における
市町要望の総括を行います。
初めに、
執行部から説明を求めます。
説明は着席のままで結構です。
谷県土整備部次長。
◎谷
県土整備部次長 では、資料2をお開きください。
県土整備委員会説明資料(
県内調査総括)というものです。
3ページの
総括表の
合計欄をご覧いただきたいのですが、全部で25の市町があります。基本的に各市町5項目まで要望していただけることとしておりますので、5掛ける25で125になるのですが、今年度に限りましては芳賀町が4か所しか要望がなかったので、結果として124か所の要望になっております。そのうち、(25)は重点要望として会場で各市町から
説明していただいたものです。
124か所のうち、新規の要望が14か所で、そのうち重点項目は3か所ありました。具体的に言うと、高根沢町の
石末真岡線の石末で、運動公園の横にバイパスを造ってほしいというものが1つ。
2つ目は那須町の那須西郷線で、渋滞が激しいクランクになっている道路に右折レーンがないので改良してほしいという要望でした。3つ目は、先日の本会議で岡部議員からの質問にもありましたが、佐野市の菊沢川の改修を早めてほしいという要望で、重点項目のうち、この3か所が新規要望でした。
その右に行きますと、2022年度の措置状況で、今、
執行部でどのような対応をしているかというのが、この表になります。
そのうち、①検討中というのは、具体的に言いますと、先ほど
説明した高根沢町の
石末真岡線の石末です。これにつきましては、役場の移転が予定されているという
説明が町長からあり、移転予定場所の南側の道路は改良しているので、その状況を踏まえて検討してまいりますという回答をさせていただきましたので検討中になっております。
もう一つの検討中は茂木町で、芳賀茂木線という、茂木町と市貝町方面に行く山の中の蛇行した細い道があるので、そこをぜひ改良してほしいという要望があったのですが、ここにつきましても、要望部分の前後の工区を改良していますので、その状況を踏まえて、どういうやり方をすればいいのか検討させていただきますという回答をさせていただきました。
そのほか、調査に着手している箇所が、全数27か所で、重点項目のうち8か所は、もう調査に着手しております。そのうち、重点項目だけでいきますと、用地に着手しているものが既に4か所あります。さらに、工事に着手しているものが11か所ありますので、全部で重点項目として25か所要望いただいたうち、23か所については既にもう
事業に着手しているという状況です。
検討中のものにつきましては、これから市町といろいろ話をしながら対応方針を決めて、引き続き
事業を進捗させていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
説明は以上です。
○
小菅哲男 委員長 以上で
説明は終了いたしました。
今年度の
県内調査におきましては、
委員の皆様から多くの意見を伺ったことだと思います。
ただいまの
執行部からの
説明を受けて、改めて質疑やご意見がありましたらお願いいたします。大丈夫ですか。
(「はい」と呼ぶ声あり)
○
小菅哲男 委員長 では、質疑がなければ、これで質疑を終了したいと思います。
執行部におかれましては、調査のときに各
委員から出た意見を踏まえて、今後、市町からの要望の実現に向け、さらに検討、整備を進めていっていただければと思います。
以上で
県内調査の総括を終了したいと思います。
次に、
報告事項であります。
報告事項は、栃木県
緊急輸送道路ネットワーク計画の改定について1件です。
質疑については報告終了後に行うことといたしますので、お願いいたします。
それでは、
説明をお願いいたします。
野澤道路保全課長。
◎野澤
道路保全課長 道路保全課です。
栃木県
緊急輸送道路ネットワーク計画の改定についてご報告いたします。
資料3の2ページをご覧ください。
1概要・経過についてですが、
緊急輸送道路は、阪神淡路大震災を契機に緊急輸送を確保するために必要な道路と定義された道路でありまして、本県においては、平成8年度にネットワーク計画を策定しました。その後、東日本大震災や社会情勢の変化に対応するため、平成23年度と平成28年度に計画の改定を行いまして、ネットワーク機能の充実、強化を図ってきたところです。
次に、2改定趣旨についてですが、東日本台風など地震以外の災害時においても緊急輸送を担う道路として通行機能を確保するとともに、平時・災害時を問わない安定的な輸送を確保するため、重要物流道路などを
緊急輸送道路とするため、今回改定をしたものです。
3改定の内容ですが、主に2点あります。
1つ目は、防災拠点の拡充としまして、風水害に対応するため、従来の災害対策活動拠点や災害拠点病院だけではなく、河川防災ステーションなど防災拠点を追加するとともに、重要物流道路に関する物流や備蓄拠点などを追加し、今回、合わせて拠点数を343か所といたしました。前回と比較しまして76か所の増加となっております。
続いて、3ページをご覧ください。
改定点の
2つ目は、
緊急輸送道路の拡充として追加した防災拠点へのアクセス道路、重要物流道路などを指定したことから、延長が2,327キロとなりました。前回と比較しまして約300キロの増加となっております。道路種別ごとによる内訳については、表のとおりです。
続きまして、4
緊急輸送道路に関する主な取組ですが、こちらについては、災害発生時において
緊急輸送道路が有効に機能するよう、情報伝達体制、道路啓開、平時の管理について引き続き強化、充実を図るとともに、道路の無電柱化など各種政策を推進していきたいと考えております。
最後に、今後の予定ですが、市町を含む関係者へ周知し、記者資料提供、県ホームページで公表するとともに、10月以降、上位計画である栃木県地域防災計画の基礎資料として位置づける予定となっております。
説明については以上です。
○
小菅哲男 委員長 ご苦労さまでした。
報告は終了しました。
質疑ある方いらっしゃいますか。
西村委員。
◆西村しんじ
委員 確認です。第1
号議案でも防災関係の道路測量などの予算が入っていますが、これはまた別ということでよろしいですか。
○
小菅哲男 委員長 野澤道路保全課長。
◎野澤
道路保全課長 今回、
補正予算でも
予防伐採という形で計上しております。今回改定はしましたが、これまでも
緊急輸送道路ネットワーク計画はありましたので、その中から必要なものを選択し、
予防伐採の予算要求をいたしました。
○
小菅哲男 委員長 西村委員。
◆西村しんじ
委員 さらなる推進をよろしくお願いします。
以上です。
○
小菅哲男 委員長 ほか質疑ありますか。よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ声あり)
○
小菅哲男 委員長 では、報告案件を終了いたします。
以上で本日の日程は全て終了です。
次回の
県土整備委員会は、10月27日木曜日午前10時から開催し、決算認定に係る調査等を行う予定であります。正式には、決算特別
委員会からの調査依頼後に通知をすることといたします。
なお、10月14日金曜日に予定されておりました
委員会は開催しませんので、よろしくお願いします。
これをもちまして、本日の
委員会を閉会いたします。
午前10時46分 閉会...