栃木県議会 2019-05-29
令和 元年 5月文教警察委員会(令和元年度)-05月29日-01号
生活安全部長 山 口 勝 隆
地域部長 大 貫 良 之
刑事部長 髙 久 仁
交通部長 野 本 陽 一
警備部長 北 村 修
警務課長 伊 藤 靖 志
生活安全企画課長 沼 尾 定 男
地域課長 中 村 哲 也
刑事総務課長 伊 東 毅
交通企画課長 吉 田 英 生
会計課長 中 川 孝 夫
総務課長 渡 辺 眞
交通規制課長 塚 野 重 徳
(2)
教育委員会事務局
教育長 荒 川 政 利
教育次長(管理) 辻 真 夫
教育次長(指導) 池 田 聖
総務課長 桜 井 裕
施設課長 齋 藤 淳
学校安全課長 伊 澤 純 一
義務教育課長 柳 田 伸 二
高校教育課長 中 村 千 浩
特別支援教育室長 松 本 美智代
生涯学習課長 野 原 正 祥
スポーツ振興課長 髙 橋 貴 子
文化財課長 石 川 明 範
総務課総務主幹 浅 野 尚 志
総務課人権教育室長 旭 山 久
スポーツ振興課競技力向上対策室長 青 井 智 也
6 出席を求めた参考人 なし
7 会議に付した事件
(1)
警察本部所管事項
ア
警察本部所管の
主要事業等について
イ その他
(2)
教育委員会事務局所管事項
ア
教育委員会事務局所管の
主要事業について
イ 報告事項
ウ その他
(3)
委員会年間活動計画について
8 その他の必要事項 なし
────────────────────
午前9時58分 開会
○中島宏 副委員長 開会に先立ち、ご報告をさせていただきます。
池田委員長につきましては、急遽、急病のため手術をしなければならないということになりまして、かわりに私が委員長の職務を務めさせていただきますので、ご了承願います。
なお、本日の委員会におきまして、説明のため出席を求めました者は、お手元に配付のとおりであります。
ただいまから
文教警察委員会を開会いたします。
本日は、
警察本部職員の皆様との今年度初めての委員会となりますので、開会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。
改めまして、
文教警察委員会副委員長の中島でございます。
原田警察本部長を初め
警察本部の皆様には、県民の安全・安心の確保のため、日夜ご尽力いただいていることに対しまして、心から敬意を表する次第でございます。
さて、近年、情報化や国際化が進展する中、犯罪はより一層複雑かつ多様化をしております。また、昨日は
神奈川県内において、子供が被害となる痛ましい事件が発生しており、お年寄りなど弱者を狙った卑劣な犯罪、
情報通信技術を悪用した犯罪なども後を絶ちません。さらに、昨年は
交通事故死者数が前年に比べ減少したものの、いまだとうとい命が犠牲となっている状況にあります。
安全で安心な地域社会の実現は、全ての県民の共通した願いであり、
文教警察委員会に課せられた重要な課題と考えております。
本委員会といたしましても、県民の皆様の負託に応えられますよう、活発な議論を展開してまいりたいと考えておりますので、委員の皆様や執行部の皆様におかれましては、円滑な
委員会運営にご協力を賜りますよう、改めてよろしくお願い申し上げまして、簡単ではございますがご挨拶とさせていただきます。1年間、どうぞよろしく、お願いいたします。
本日の
会議録署名委員に青木委員、山口委員を指名いたします。ご了承願います。
それでは、最初に委員席についてお諮りいたします。
ただいまご着席の委員席は、仮の席でありまして、期数別の
議席番号順となっております。委員席は、お手元の着席図のとおり決定することでご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ声あり)
○中島宏 副委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。
次に、委員会の傍聴につきましては、
委員会条例第16条の規定により委員長の許可を必要といたしますが、県政記者及び所定の手続を経た県民の傍聴については、従来どおり許可することとし、今後はその都度諮らずに許可をしたものとみなして取り扱いたいと思いますので、ご了承願います。
また、報道機関からのテレビ等の取材につきましても、原則として
委員会審査に支障のない限り許可することとして取り扱いたいと思いますので、ご了承願います。
次に、委員及び
執行部職員の
自己紹介をお願いいたします。
それでは、平池委員から順次、
自己紹介をお願いいたします。
◆平池紘士 委員 おはようございます。
新人の平池でございます。どうぞよろしくお願いします。
◆斉藤孝明 委員 斉藤孝明です。よろしくお願いします。
◆青木克明 委員 青木克明でございます。矢板市選挙区であります。よろしくお願いいたします。
◆山口恒夫 委員 山口恒夫でございます。よろしくお願いいたします。
◆
五月女裕久彦 委員
五月女裕久彦です。よろしくお願いします。
◆板橋一好 委員 板橋です。
○中島宏 副委員長 ありがとうございました。
次に、
警察本部幹部職員の
自己紹介をお願いいたします。
原田警察本部長から、よろしくお願いいたします。
原田警察本部長。
◎原田
警察本部長 警察本部長の原田でございます。
ただいま中島副委員長から丁寧なるご挨拶を頂戴いたしまして、一同、職務に邁進する決意を新たにしたところでございますので、本年度もどうぞよろしくお願いをいたします。
それでは、各幹部職員から順次
自己紹介をさせます。
◎中道
警務部長 警務部長の中道でございます。よろしくお願いいたします。
◎山口
生活安全部長 生活安全部長の山口です。
◎大貫 地域部長 地域部長の大貫です。
◎髙久 刑事部長 刑事部長の髙久です。
◎野本
交通部長 交通部長の野本です。
◎北村 警備部長 警備部長の北村です。
◎藤田
首席監察官 首席監察官の藤田です。
◎寺﨑
警察学校長 警察学校長の寺﨑です。
◎伊藤
警務課長 警務課長の伊藤です。
◎沼尾
生活安全企画課長 生活安全企画課長の沼尾です。
◎中村
地域課長 地域課長の中村です。
◎伊東
刑事総務課長 刑事総務課長の伊東です。
◎吉田
交通企画課長 交通企画課長の吉田です。
◎髙堀 警備第一課長 警備第一課長の髙堀です。
◎渡辺
総務課長 総務課長の渡辺です。
◎佐藤
県民広報相談課長 県民広報相談課長の佐藤です。
◎平野 監察課長 監察課長の平野です。
◎谷野
留置管理課長 留置管理課長の谷野です。
◎松本
情報管理課長 情報管理課長の松本です。
◎柿沼 教養課長 教養課長の柿沼です。
◎中川
会計課長 会計課長の中川です。
◎古谷 厚生課長 厚生課長の古谷です。
◎添田 少年課長 少年課長の添田です。
◎小野
生活環境課長 生活環境課長の小野です。
◎篠原
サイバー犯罪対策課長 サイバー犯罪対策課長の篠原です。
◎河原
通信指令課長 通信指令課長の河原です。
◎坪山
機動警察隊長 機動警察隊長の坪山です。
◎本澤 捜査第一課長 捜査第一課長の本澤です。
◎林 捜査第二課長 捜査第二課長の林です。
◎森平 捜査第三課長 捜査第三課長の森平です。
◎大武
組織犯罪対策第一課長
組織犯罪対策第一課長の大武です。
◎近田
組織犯罪対策第二課長
組織犯罪対策第二課長の近田です。
◎髙原 鑑識課長 鑑識課長の髙原です。
◎大貫
機動捜査隊長 機動捜査隊長の大貫です。
◎大森
科学捜査研究所長 科学捜査研究所長の大森です。
◎千葉
交通指導課長 交通指導課長の千葉です。
◎塚野
交通規制課長 交通規制課長の塚野です。
◎松村
運転免許管理課長 運転免許管理課長の松村です。
◎吉田
交通機動隊長 交通機動隊長の吉田です。
◎田中
高速道路交通警察隊長 高速道路交通警察隊長の田中です。
◎神山 警備第二課長 警備第二課長の神山です。
◎印南 機動隊長 機動隊長の印南です。
○中島宏 副委員長 ありがとうございました。
次に、本委員会の担当書記、嘱託書記に
自己紹介させます。
◎亀田 副担当書記 副担当書記の亀田です。本日担当書記の関根は欠席でございます。よろしくお願いいたします。
◎石塚 嘱託書記
警察本部嘱託書記の石塚です。よろしくお願いします。
◎齋藤 嘱託書記
教育委員会事務局嘱託書記の齋藤です。よろしくお願いいたします。
○中島宏 副委員長 以上で委員、
警察本部幹部職員及び書記の
自己紹介は終了いたしました。
関係職員以外の職員は退席されて結構です。
退席の間、暫時休憩いたします。
午前10時07分 休憩
────────────────────
午前10時08分 再開
○中島宏 副委員長 それでは、委員会を再開いたします。
本日は、今年度の
主要事業について執行部の説明を聴取することといたします。
順序につきましては、初めに
警察本部、次に
教育委員会事務局の順で行いますので、ご了承願います。
それでは、議事に入ります。
初めに、
警察本部所管主要事業等について執行部の説明を聴取し、質疑を行うことといたします。
なお、質疑は全ての説明の終了後に一括して行うことといたしますので、ご了承願います。
説明は着席のままで結構です。
それでは、説明願います。
原田警察本部長。
◎原田
警察本部長 私からは、県内の治安情勢についてご説明を申し上げます。
まず刑法犯の認知件数でございますが、4月末現在で3,729件、昨年同時期と比較いたしますと、ほぼ同水準で推移しているところでございます。
次に、交通事故につきましては、発生件数、昨年の同時期と比較いたしますと若干増加しており、
交通事故死者数は昨日現在38名で、全国的にも悲惨な
交通死亡事故が多発していることなどを踏まえますと、予断を許さない状況と考えております。
また、社会問題化している児童虐待、DVなど、子供や女性が被害者となる犯罪、あるいは高齢者が被害者となる特殊詐欺といったものが依然として高い水準で推移しております。
さらに、
インターネット環境における
サイバー犯罪なども、県民の平穏な生活を脅かす大きな要因となっておりまして、これも非常に重視しているところでございます。
また、
異常気象等がもたらす自然災害への備えも欠かせないものでございます。
県警察といたしましては、県民の安全・安心を確保するために、こうしたさまざまな事象に迅速・的確に対処し、また委員長初め委員の皆様のご指導を仰ぎつつ、副委員長のご挨拶にもありました安全で安心な地域社会の実現に向けて、一丸となって力を尽くしてまいる所存でございます。
続きまして、
警務部長から、
令和元年における栃木県警察の
基本姿勢及び
重点目標について、
会計課長から、令和元
年度警察費当初予算の概要について、それぞれ説明させますので、よろしくお願いをいたします。
○中島宏 副委員長
中道警務部長。
◎中道
警務部長 それでは、私から
令和元年における栃木県警察の
基本姿勢及び
重点目標についてご報告いたします。
文教警察委員会説明資料の1ページをごらんください。
この
基本姿勢及び
重点目標は、
警察職員が業務を推進するに当たっての目標を明確にし、その共有を図るとともに、警察業務とその活動について、県民の理解と協力を得るために、県警察において毎年策定し、
県警ホームページでも公表しているものでございます。
それではまず、1の
基本姿勢について説明申し上げます。
県警察の目指す安全で安心なとちぎを実現するためには、県警察が正しく真心をもった仕事をする、つまり誠実であること、県民を思いやり、郷土を愛する仁愛の心を持つこと、強さとしなやかさを備えた強靱な警察組織を確立することが不可欠であります。
県民のために栃木県警察があるべき姿として、
メーンタイトルを「誠実 仁愛 強靱」、県警察が実現すべき目標をサブタイトルといたしまして「安全で安心な“とちぎ”の実現」とし、
令和元年における栃木県警察の
基本姿勢といたしました。
次に、2の
重点目標について説明を申し上げます。
第1点は、
犯罪抑止総合対策の推進であります。
ごらんの6項目の中で、特に人身の安全を確保するための取組の推進につきましては、ストーカー、DV、行方不明、
児童虐待等、子供や女性が被害者となる犯罪が社会問題となっておりますことから、これら犯罪に対して被害者等の
安全確保を最優先に、関係機関と連携した対策に万全を期してまいります。
また、振り込め詐欺を初めとする
特殊詐欺予防対策の推進につきましては、平成30年中の
特殊詐欺被害状況は、前年に比べ減少しておりますが、依然として高い水準で推移していることから、
被害防止対策、事件検挙、
犯罪インフラ対策を3本柱とし、官民一体となった各種対策を推進してまいります。
第2点は、
街頭活動等の一層の推進であります。
ごらんの3項目の中で、特に
パトロール活動等の強化につきましては、県民の多くが交番や駐在所の警察官に対して
パトロール活動を望んでおり、これら県民の要望に応え、安全で安心な地域社会を確保するため、パトカーや交番等の
制服警察官を積極的に街頭に展開し、事件・事故の抑止や早期検挙を図るなど、
パトロール活動等を一層強化してまいります。
第3点は、
重要犯罪等の徹底検挙であります。
ごらんの3項目の中で、特に重要犯罪及び
重要窃盗犯の徹底検挙につきましては、
刑法犯認知件数の減少傾向が続く中で、治安の阻害要因となっている女性や子供を対象とした重要犯罪や、
侵入等自動車等などの
重要窃盗犯を重点に捜査を強化いたします。
また、多発する振り込め詐欺等の摘発を図るとともに、初動捜査の強化や科学捜査の推進によって、各種犯罪の検挙に努めてまいります。
第4点目は、
組織犯罪総合対策の推進であります。
ごらんの3項目の中で、特に
暴力団犯罪の徹底検挙と
暴力団排除活動の推進につきましては、暴力団等による不法行為の積極的な事件化と官民一体となった
暴力団排除活動を推進し、暴力団の壊滅に向け取り組んでまいります。
また、潜在化が進む薬物・銃器事犯の摘発を図るとともに、犯罪行為を助長する
各種インフラの取り締まりを強化するなど、総合的な
組織犯罪対策を進めてまいります。
第5点目は、
交通死亡事故抑止対策の推進であります。
ごらんの3項目の中で、特に交通情勢に対応した
交通安全対策の推進につきましては、
交通事故情報管理システムによる精緻な事故分析を行った上で、地域の実情、対象者の特性等に応じた
交通安全教育を推進するほか、通学路と生活道路の
安全確保に重点を置いた交通指導取り締まり、
交通安全施設等の効果的な整備等に取り組み、
交通事故死者数の減少に努めてまいります。
第6点は、災害、
テロ等緊急事態対策の推進であります。
ごらんの3項目の中で、特に大
規模災害等に対する迅速的確な対応につきましては、全国的に大規模災害が相次いでいることを踏まえ、これら災害に迅速的確に対応できるよう、
実戦的訓練の実施、関係機関との
連携強化等により、県警察の
災害対処能力の向上に努めてまいります。
また、テロ等の未然防止に向けた諸対策の推進につきましては、G20
大阪サミット等の大規模行事を控えておりますことから、県警察といたしましては、テロ等の未然防止に向け、県民のご理解をいただきながら、関連情報の収集、警戒警備の強化など、官民一体となった諸対策を推進してまいります。
第7点は、県民の期待と信頼に応える活動の推進であります。
ごらんの3項目の中で、特に県民の意見・要望への対応と的確な情報発信につきましては、県警察が取り組む活動に対する理解と協力を得るため、
警察署協議会の設置等により、県民の意見や要望等を業務へ反映させるとともに、事件・事故や
各種警察活動については、さまざまな広報媒体を活用した的確な情報発信を行い、開かれた
警察活動の展開に引き続き取り組んでまいります。
以上が、
令和元年における
警察活動の
基本姿勢及び
重点目標であります。
安全で安心なとちぎの実現に向け、今後も県民のための
警察活動を強力に推進し、その期待と信頼に応えてまいりますので、委員の皆様のご理解、ご支援をよろしくお願い申し上げます。
○中島宏 副委員長
中川会計課長。
◎中川
会計課長 令和元
年度警察費当初予算の概要についてご説明いたします。
説明資料の2ページをお開きください。
(1)予算規模でありますが、当初予算額は446億4,001万4,000円で、前年度から10億1,406万5,000円の増額、率にして2.3%の増となっております。
増額の主な内訳としまして、給与改定による職員費や、
宇都宮東警察署庁舎建設事業の本格化による増加などであります。
次に、(2)
主要事業につきましては、新規事業及び重点事業を中心にご説明いたします。
初めに、事業名1の
警察署庁舎整備費3億3,643万2,000円であります。
宇都宮東警察署の移転整備につきましては、平成29年度から整備を進めているところでありまして、
令和元年度については、庁舎等の造成、
建築工事等を行うものであります。
事業名2は、交番・
駐在所整備費1億8,999万2,000円であります。
交番・駐在所の整備につきましては、統廃合を計画的に推進するとともに、
令和元年度からは、老朽等の建てかえ基準について、施設の長寿命化の観点から
市民応接室等が未設置の交番を除きまして、交番は経年30年から50年に、駐在所は経年25年から40年にそれぞれ見直すものであります。
令和元年度につきましては、交番は宇都宮市宝木地区の2カ所の駐在所を統廃合した
宇都宮中央警察署(仮称)宝木交番及び鹿沼市の北犬飼、菊沢地区の4駐在所を統廃合した
鹿沼警察署(仮称)
上石川交番の2カ所の交番を新設するほか、
矢板警察署矢板駅前交番の老朽による建てかえを行うものでありまして、計3交番を整備するものであります。
また、駐在所は、資料記載の5カ所の駐在所について、建てかえ基準の見直しに伴う施設の長寿命化を図るため、屋根、内外壁、床、
給排水設備等の改修を行うものであります。
次に、事業名3の
職員宿舎整備費につきましては、内訳の事業を継続して行うものであります。
続きまして3ページをお開き願います。
事業名4は、
交通安全施設整備費18億6,149万8,000円であります。
内訳1は、国の補助金を導入して行う特定事業6億1,893万8,000円で、主な事業としまして小山市城南地区や下野市
下古山地区における
交通管制エリアの拡大等に伴う信号機151基の
更新整備等を行うものであります。
内訳2は、県単事業12億4,256万円で、主な事業としまして信号機14基の新設、
老朽信号機45基の更新、
道路標識標示の更新及び
LRT関連施設の整備等を行うものであります。
事業名5は、
交通安全施設整備費のうち、再掲事業でありまして、
LRT関連交通安全施設整備費1億3,991万3,000円であります。
警察本部では、安全で円滑な交通環境の確保を図るため、県内に
交通管制エリアを順次拡大しているところでありますが、
令和元年度については小山市、下野市での
エリア拡大に加えまして、都市化の進展やLRTの整備等から交通流の変化が予想される宇都宮市東部地区を対象に、資料記載の4エリアの拡大を行うものであります。
なお、当該地区の
エリア拡大につきましては、令和3年度までの3カ年事業により進める予定であります。
事業名6は、
高齢運転者対策環境整備費7,274万6,000円であります。
高齢者講習等につきましては、委託先であります
指定自動車教習所において
受講待ち等が生じており、今後も受講者数等の増加が見込まれることから、本年3月31日をもって事業を終了しました
交通安全教育センターの施設を利用し、受講待ちの解消など
高齢運転者に対する支援体制の充実・強化や、
運転者向けの
交通安全教育の推進を図るもので、
令和元年度については、資料記載の事業を行うものであります。
事業名7は、
捜査活動強化費1,751万2,000円であります。
主な事業といたしまして、内訳3の
特殊詐欺事件用資機材整備がございますが、これは
特殊詐欺事件において、被疑者からの電話を受けた被害者にだまされたふりをしてもらいまして、
待ち合わせ場所で被疑者の検挙を図る「だまされたふり作戦」を的確に実施するため、捜査員が携行する超
小型カメラなどの資機材を整備し、事件の早期解決を図るものであります。
内訳4の自動車盗
事件等用小型よう撃捜査支援装置整備は、夜間であっても盗難車両を高感度で撮影することができ、撮影した画像から特定のナンバーを選定して被疑者を割り出すための装置でありまして、平成27年度9月補正予算で10式を整備し運用しているところでありますが、自動車等の
重要窃盗犯事件に対応するため、さらに10式の増強整備を図るものであります。
事業名8の
ストーカー・DV対策費につきましては、内訳の事業を継続して行うものであります。
続きまして4ページをごらんください。
事業名9の
特殊詐欺対策費につきましても、内訳の事業を継続して行うものであります。
事業名10は、
高齢者交通安全総合対策事業費1,603万9,000円であります。
本事業は、新規事業である内訳1の
高齢者交通安全教育推進事業費を軸に、内訳2以下の既存事業と連携した総合的な
交通安全対策として事業を推進し、地域社会における
交通安全意識の一層の高揚を図り、高齢者の
交通死亡事故防止を推進するものであります。
事業名11は、
高齢者交通安全総合対策事業費の再掲事業でありまして、
高齢者交通安全教育推進事業費777万7,000円であります。
県内の
交通事故死者数につきましては、依然として高齢者の占める割合が高いことから、高齢者によりわかりやすく効果的な
交通安全教育の方策を講じることが喫緊の課題となっております。
このため、スタントマンが交通事故を目の前で再現し、その恐ろしさ等を実感させて
交通安全意識の高揚を図るスケアード・ストレイト方式による
交通安全教育事業を、県内全警察署を対象に3カ年事業により実施するものでありまして、初年度の
令和元年度については、資料記載の6警察署を対象に実施するものであります。
最後は、事業名12の新交通管理システム等整備費1,452万3,000円であります。
県内の交通事故発生件数は、現在、対前年比で増加の現状にありまして、依然として
交通死亡事故により多くのとうとい命が失われておりますことから、さらなる交通事故抑止対策に取り組む必要があります。
このため、現在運用しております
交通事故情報管理システムの更新に合わせまして、これに交通違反情報をリンクさせ、交通事故、交通違反の両面から危険場所の分析が可能となる新たなシステムを構築し、分析結果に基づく交通指導取り締まり等により、交通事故の発生を抑止するものであります。
また、新システムにおいては、交通事故情報と交通違反情報の入力端末として、新たに資料記載のスマートフォン320台、これを警察署や交番、駐在所等に導入し、交通事故捜査時の聴取事項や運転免許証等の読み取り及び交通反則切符の処理をシステム化いたしまして、業務の効率化を図り、捻出された警察力を
街頭活動等に振り向け、より一層の交通事故抑止対策の推進を図るものであります。
以上が、令和元
年度警察費当初予算の概要であります。
○中島宏 副委員長 以上で説明は終了いたしました。
質疑がありましたらお願いいたします。
(「なし」と呼ぶ声あり)
○中島宏 副委員長 特によろしいですか。
ないようでありますので、以上で
主要事業についての質疑を終了いたします。
次に、その他
警察本部所管事項について、何かありましたらお願いいたします。
青木委員。
◆青木克明 委員 副委員長のご挨拶にもありましたが、川崎市多摩区で悲惨な事件が起きまして、通学路対策だとか不審者対策のためのリストもあって既に
警察本部でもいろいろな対策を講じていると思うのでありますけれども、そのリストにも載らないような危険な人物や、またいろいろな情報がたくさん警察には入ってくると思います。これからそういったものを精査して、こういった事故が起きないような対策を、いろいろご説明いただいた対策に加えてやっていかなければいけないのではないかと思っていますが、
警察本部として、何かそういった意気込みといいますか、思いがありましたらお聞かせいただければと思います。
○中島宏 副委員長 大貫地域部長。
◎大貫 地域部長 まさに県民の身近なところで、
パトロール活動などを実施しております地域部からお答えしたいと思います。
地域部におきましては、交番・駐在所、それから機動警察隊と、まさに制服の実働部隊が県民の皆様の周りをパトロールしているわけでございますけれども、先ほど委員からご指摘がありましたことにつきましては、また所管のところからあるかと思いますけれども、我々は、まさに朝夕の通勤、通学の時間帯であるとか、犯罪の発生が多い夕方の繁華街であるとか、あるいは夜間の駐車場とか犯罪が起きやすい場所を選定して、こういうところを中心にパトロールしております。
地域警察官は「見せる、知らせる、攻める」という
警察活動をモットーにしておりまして、まさに見せる活動は、先ほど申し上げました
パトロール活動、特に県議会のご尽力で配備させていただきましたパトカー、これを活用しまして、できるだけ赤灯をつけて、警察が回っているぞというのを相手に見せ、犯罪を抑止する活動を主としております。
また、知らせる活動は、住民の皆様にさまざまなところでの犯罪の発生等を、交番の広報紙でありますとか、それから先ほど申し上げました繁華街などにおきましては、パトカーの車載マイクを使って犯罪の予防を呼びかけたり、交通安全について啓発したりということを実施しております。
また、攻める活動は、職務質問、これはまさに犯罪抑止に係る警察の武器でございますので、これを活用しまして、まさに犯罪の検挙と、それから犯罪抑止にしっかりと取り組んでいるところでございます。
県警察は、このような
パトロール活動に地道に力を入れることで、委員がご指摘の重大事件を初め、各種犯罪の抑止活動についても努力しているところでございます。
○中島宏 副委員長 山口
生活安全部長。
◎山口
生活安全部長 先ほどのご質問について、お答えしたいと思います。
県警察におきましては、犯罪等の前兆事案の発生に対して、情報収集、分析して行為者を特定し、事案に応じて指導・警告・検挙の措置を講じることで、凶悪事件へのエスカレートを防止する活動を推進しております。
犯罪等の前兆事案の行為に対する指導・警告・検挙の措置は、凶悪化を防ぐ先制予防的活動に効果的であるほか、防犯ボランティア団体と連携して、学校の登下校時間のパトロールを行うなど、子供たちの見守り活動を展開しております。
現在、不審者に関する注意を呼びかけるメールや、
県警ホームページでの地域安全情報の発信、自治体と連携した広報啓発活動等、子供の
安全確保に向けた各種対策を推進しております。
現在、体制としましては、子供・女性安全対策室長以下で、警察署と緊密な連携を図りながら、凶悪事件を未然に防止するため、先ほど申し上げました女性や子供に対する前兆事案を把握いたしまして、分析の上、警告・指導等を行っておりまして、先制予防的活動に努めているところでございます。
○中島宏 副委員長 青木委員。
◆青木克明 委員 今、ご説明にもありましたけれども、犯罪を抑止する、先ほど見せるという、地域部長からもお話がありましたけれども、やはり一つの圧力、犯罪を起こす人に対する圧力、起こしにくい環境づくり、そういったものが必要だと思います。
警察だけではできない部分もいっぱいあると思いますので、地域の住民の皆さんとともに、安全対策に取り組んでいただければありがたいと、そう思います。頑張ってください。
以上です。
○中島宏 副委員長 ほかにございますか。
山口委員。
◆山口恒夫 委員
主要事業にも若干触れるかもしれないんですけれども、交通の関係で、信号機のない交差点で一時不停止というのがワーストだということで、本県がクローズアップされたわけですけれども、その後、どのような対策をされて、現在どういう現状なのか、お聞かせいただければと思います。
○中島宏 副委員長 野本
交通部長。
◎野本
交通部長 昨年、JAFの調査結果、栃木県が信号機のない横断歩道上において、一時停止率が0.9%ということで、全国最下位となりました。
これを受けて、栃木県警としては、これを逆手にとって「脱!止まってくれない栃木県」ということで、大きく広報活動を現在推進しているところであります。
具体的には、とちぎテレビの午後6時から9時の間に、30秒間のスポットCMを流しております。これについては、信号機のない横断歩道を渡ろうとするカップルが両側にいて、ここの車がとまってくれないので、いつまでたっても落ち合うことができないということで、栃木県の現状をあらわすとともに、皆さんとまってくださいということで行っているところであります。
これについては、新聞それからテレビ等で報道していただいておりますので、かなりの県民の方がごらんになっているのではないかと思います。
このスポットCMは1日2回の放映ですので、より多くの県民の方の目にとまるよう、現在は、まず1つは二荒山神社の交差点、神社の向かい側にあります大きなモニターテレビ、ここにご協力をいただきまして、1時間に2回、これを放映していただいております。
また、グリーンスタジアムにご協力いただきまして、栃木SCの試合の際は、試合前に1回、これをまた放映していただいているところです。4月、5月の試合で、既に二、三回放映されておりますし、これからホームグラウンドでやるという場合には放映していただくということとなっております。
そのほか、県内に12のケーブルテレビがございますけれども、こちらのほうにもお願いしまして、5つのケーブルテレビで現在放映していただいております。
それから下野新聞でごらんになったかと思うんですけれども、4月30日と5月1日、1面に大きくイラストつきの、4月30日については、子供が横断歩道のわきに立っている状態で、あなたならば、ここはどうしますかというような、そういう質問形式で載せて周知をしているところです。5月1日については、横断歩道でとまってくださいという、これまた大きなイラストをつくっているということで、県民の皆さんには、信号機のない横断歩道で歩行者を見かけたらとまっていただくという形で広報しているところです。
また、信号機の手前にはダイヤマークというのがございまして、このマークを県民の方が知らない方が結構いるのではないかと思いますので、こちらのほうも周知活動を徹底し、ダイヤマークを見たら、その先には横断歩道がありますよと、減速の準備をしていただきたいと思います。
それから、そこに人がいる場合には、この人が渡ろうとするのではないかと注意していただき、歩行者と思ったならばとまっていただくという形で、広報をしてまいりたいと思います。
一方、広報だけではなかなか停止していただけないので、県警としては広報と取り締まりを両輪として、これからは横断歩行者妨害違反についても、積極的に取り締まりを行ってまいりたいと思います。
以上です。
○中島宏 副委員長 山口委員。
◆山口恒夫 委員 ありがとうございました。
普及啓発あるいはさまざまな取り組みをされていることをお聞きしました。
2つだけ要望したいと思うんですけれども、1つは、運転する側の問題だと思うんですが、やはり横断歩道を渡ろうとしてとまっているときに、こちら側が、車側がとまらずに行ってしまったら、これはルール違反、要するに交通違反ですよね。ですので、そこをやはりもう一回徹底したほうがいいのかなと。我々も、運転免許をとって長年たっていますけれども、本来ルール違反だというふうに、あのことが起きてから感じた人も多数いらっしゃると思うんですね。ですから、交通違反なんだという認識をしっかりとすべきであるというふうに思います。
横断者が横断する可能性があるということが条件にあるようですけれども、そこら辺の判断はあるとは思うんですが、基本的に人がいたらとまるということのルール化というんですか、普及啓発をお願いしたいというのと、それから、横断する側、この間ある方とお話ししていたんですけれども、子供さんが例えばあそこを渡ろうとすると、結構手を上げるんですよね。手を上げると運転者側には非常にわかりやすい。それでも行ってしまう人はいるんですけれども、やはり横断するんだということが、気持ちがわかるというんですか、それが伝わるような行動というんですか、それがやはり大事なのかなと思いますし、やはりそういって、最近は学校の教育も進んでいるなと感じたんですけれども、やはりとまった後に、ありがとうございますと言って運転者に感謝をされるという、これはやはりとまった方もうれしいわけでございまして、やはりそういったことを続けていくことが普及につながっていくのではないのかなと感じましたので、その2つの点も、ぜひお含みおきいただければと思います。以上です。
○中島宏 副委員長 特にワーストワンという、非常に全国的にも流れた事例でありますので、また私から1点なんですけれども、各県内地区に交通安全協会と地域の皆さんで形成している活動があると思うんですけれども、先週、春の交通安全週間があったと思うんですが、立哨されていると思うんですよね。その地区によって、時間帯は朝とか夕方が多いとは思うんですが、同じ箇所ではなくて、特にそういう場所、特に交差点なんかが多いと思うんですね、信号機のあるところとか、そういったところなんかもご協力を願うというような、そういった協会に対する働きかけというのは可能なのか、どうなのか、お伺いいたします。
野本
交通部長。
◎野本
交通部長 交通安全運動期間中には、交通安全協会、それから安全運転管理者協会、さまざまな団体のご協力をいただきまして、その管内の一番目につきやすいところで立っているというのが、現実のやり方だと思います。今、副委員長がおっしゃられたように、危ない交差点についても、それから学校通学路に関係するような交差点についても、それぞれの署が勘案しまして、立っていただいているのでありまして、地元のほうで、ここにも立っていただきたいというような、そういうご要望があれば、それは十分に対応してまいりたいと思います。
○中島宏 副委員長 改めて、ぜひ地域との協力もお願いしたいと思います。
ほかに何かございますか。
斉藤委員。
◆斉藤孝明 委員 こちらも1点、
重点目標にかかわるかもしれないんですけれども、災害テロと緊急事態対策の推進ということで、大
規模災害等に対する迅速的確な対応ということで記載があります。
大規模災害時に迅速的確なご対応をいただくということは、当然というと変ですけれども、ぜひ万全を期していただきたいと思いますが、これから時期的にゲリラ豪雨ですとか集中豪雨、そういったものもふえてくるかと思います。以前、本会議でも取り上げたことがあるのですが、道路冠水、必ずしも洪水対策なんかで計画が策定されていないような、河川でも川から水があふれて道路が冠水してしまうようなケースが、ここ数年、たまたま私の地元でも何回か連続して見ているケースがありますが、そういったときに、重大な事故が発生しないように、一番手っ取り早いのは、やはり交通規制で、車は道路がどういう状況になっているかもわからないところですから、車両が入れないようにするということが一番重要かなと思っておりますが、その辺の、この「等」というところに含まれるのかもしれないですけれども、そういったときの対策、対応など、時期的にこれからそういう時期を迎えるに当たって、特段留意されている点、また注意されている点があればお聞かせいただきたいと思います。
警察の方が必ずしも一番最初に現場に到着できるとは限らないケースを見ているんですね。例えば地元の消防団の方ですとか、先ほどもありましたが、地域の方なんかがそこにいるけれども、車は入らないようにはできないわけですよね。そこでやはり見ていて、見守っているだけで、しかし車はどんどん水がたまっているところに進入していってしまうというケースを見ておりますので、その辺の対策、また関係機関との連携などで、何か現在、どのような状況で対応されているのかというところで、わかるところがあれば教えていただきたいと思います。
○中島宏 副委員長 北村警備部長。
◎北村 警備部長
警察本部では、これまでの災害の経験を踏まえまして、これまで蓄積したデータを災害危険箇所として把握しまして、それ以外も関係機関と情報交換を密にしまして、新たにこういったところが危ないよと、危険箇所ということで把握しながら、あらゆる機会というか、これを通じて情報を収集するとともに、さまざまなことを想定しまして、災害に関して、先日も行いました訓練を重ねて、交通規制も含めて地震、ゲリラ豪雨等、さまざまな事態を想定した訓練を、これからも重ねていきたいと考えております。
以上です。
○中島宏 副委員長 斉藤委員。
◆斉藤孝明 委員 ぜひ、そういった情報ですとか、危険であるということを地域にも周知を図るような、地域との連携というところが一番肝心かなと思いますけれども、その点について、改めてお聞かせいただければと思います。
○中島宏 副委員長 北村警備部長。
◎北村 警備部長 先ほども報告させていただきましたけれども、危険箇所の把握というのは、当然十分だとは考えておりませんので、特に我々以外の機関が持っている情報、自衛隊、消防、その辺との連携を密にしながら、あるいは地元の消防団の方とか、そういった警察署から吸い上がってくる情報、こういうところ危ないよ、危険箇所の把握として、こんなところが危ないのではないかというような情報も踏まえて、情報を蓄積して、これからもそういった災害に強い警察というか、そういったことをやっていきたいと考えておりまして、今後、そういった関係機関との相互の連携を深めていきたいと考えております。
◆斉藤孝明 委員 よろしくお願いします。
○中島宏 副委員長 ほかにありますか。
(「なし」と呼ぶ声あり)
○中島宏 副委員長 よろしいですか。
ないようでありますので、以上でその他を終了いたします。
以上で、
警察本部関係の議事を終了いたします。
警察本部職員の皆様は退席されて結構です。
お疲れさまでした。
教育委員会事務局職員が入室するまで、暫時休憩といたします。
午前10時49分 休憩
────────────────────
午前10時51分 再開
○中島宏 副委員長 それでは、委員会を再開いたします。
本日は、
教育委員会事務局職員の皆様との今年度初めての委員会となりますので、一言ご挨拶を申し上げます。
また、本日は委員長が体調不良のため欠席しておりまして、本日に限り委員長の職務を務めます副委員長の中島でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
荒川教育長初め
教育委員会事務局の皆様には、本県教育行政に日夜ご尽力いただいておりますことに対しまして、心から感謝を申し上げる次第でございます。
初めに、那須町における雪崩事故により、お亡くなりになった8名の方々に対し、改めて深く哀悼の意を表します。
県教育委員会におきましては、二度とこのような痛ましい事故が起こらぬよう、引き続き再発防止に向けた取り組みを確実に実行されることを望みます。
さて、少子化の急速な進行やグローバル化、ICTの進展など社会情勢が大きく変化をする中、これからを生きる子供たちは、みずからの力で困難を乗り越え、力強く未来を切り開いていける生きる力を身につけていくことが必要不可欠となってまいります。
職員の皆様におかれましては、教育という人づくりの根幹を担う大変重要な仕事についていただいているわけであります。日々ご苦労されていることも多いかと思いますが、あすの栃木を担う子供たちが心身ともに健康に成長するよう、改めてご尽力をお願いしたいと思います。
本委員会といたしましても、県民の皆様の負託に応えられるよう、活発な議論を展開してまいりたいと考えておりますので、本県教育のさらなる充実発展のため、委員の皆様や執行部の皆様におかれましては、円滑な
委員会運営にご協力を賜りますようお願いを申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。
どうぞよろしくお願いをいたします。
次に、委員及び
執行部職員の
自己紹介をお願いいたします。
それでは、平池委員から順次
自己紹介をお願いいたします。
◆平池紘士 委員 新人議員の平池でございます。どうぞよろしくお願いします。
◆斉藤孝明 委員 斉藤孝明です。よろしくお願いします。
◆青木克明 委員 青木克明でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
◆山口恒夫 委員 山口恒夫でございます。よろしくお願いします。
◆
五月女裕久彦 委員
五月女裕久彦です。よろしくどうぞ。
◆板橋一好 委員 板橋です。
○中島宏 副委員長 ありがとうございました。
次に、
教育委員会事務局幹部職員の
自己紹介をお願いいたします。
なお、教育長にはあわせてご挨拶をお願いいたします。
荒川教育長。
◎荒川 教育長 教育長を拝命しました荒川でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
ただいま、中島副委員長から、ご丁寧なご挨拶をいただきましてありがとうございました。
本年度最初の委員会でございますので、一言ご挨拶を申し上げます。
まず初めに、那須雪崩事故についてであります。
改めて、事故で亡くなられた8名の方々に対し、哀悼の意を表します。
県教育委員会では、昨年1月に、那須雪崩事故を教訓とした学校安全のための取り組みを策定いたしまして、昨年度よりさまざまな事業に取り組んでまいりました。児童生徒が安全に安心して学ぶことができる教育環境をつくるという決意のもと、今年度も引き続き、学校教育活動全般における
安全確保に向け、教育委員会一丸となって全力で取り組んでまいります。
さて、教育委員会では、4月1日より組織改編を行いまして、従来の教職員課と学校教育課を、小中義務教育学校を所管する義務教育課と、県立高校を所管する高校教育課に改編をいたしました。新しい体制のもと、新たな学習指導要領や高大接続改革などの教育をめぐる課題に、円滑かつ的確に対応するとともに、学校等への指導力の強化を図ってまいります。
また、現行の栃木県教育振興基本計画2020についてでございますけれども、今年度は5カ年計画の4年目を迎えることになります。これまでの取り組みの成果が問われる時期に入りましたことから、引き続き着実な効果的な施策の推進に取り組んでまいります。
さらに、今年度から国の第3期教育振興基本計画を参酌しながら、本県の次期教育振興基本計画の策定作業を進めてまいりたいと思っております。
池田委員長、中島副委員長を初め委員の皆様方のご指導、ご支援を賜りながら、教育行政の積極的な推進に努めてまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いをいたします。
それでは、幹部職員を順次
自己紹介にて紹介させていただきます。
◎辻 教育次長〔管理担当〕 管理担当教育次長の辻でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
◎池田 教育次長〔指導担当〕 指導担当教育次長の池田でございます。どうぞよろしくお願いします。
◎桜井
総務課長 総務課長桜井と申します。どうぞよろしくお願いします。
◎齋藤 施設課長 施設課長の齋藤と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
◎伊澤
学校安全課長 学校安全課長伊澤と申します。よろしくお願いします。
◎柳田
義務教育課長 義務教育課長柳田と申します。どうぞよろしくお願いします。
◎中村
高校教育課長 高校教育課長の中村と申します。よろしくお願いいたします。
◎松本
特別支援教育室長 特別支援教育室長の松本と申します。よろしくお願いいたします。
◎野原 生涯学習課長 生涯学習課長の野原でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
◎髙橋
スポーツ振興課長 スポーツ振興課長の髙橋と申します。よろしくお願いいたします。
◎石川
文化財課長 文化財課長の石川と申します。よろしくお願いいたします。
◎浅野
総務課総務主幹 総務主幹の浅野です。よろしくお願いいたします。
◎旭山
総務課人権教育室長 総務課人権教育室長の旭山と申します。よろしくお願いいたします。
◎青井
スポーツ振興課競技力向上対策室長 スポーツ振興課競技力向上対策室長の青井でございます。よろしくお願いします。
○中島宏 副委員長 ありがとうございました。
次に、本委員会の担当書記、嘱託書記に
自己紹介させます。
◎亀田 副担当書記 副担当書記の亀田と申します。本日担当書記の関根は欠席でございます。よろしくお願いいたします。
◎石塚 嘱託書記
警察本部嘱託書記の石塚といいます。よろしくお願いいたします。
◎齋藤 嘱託書記
教育委員会事務局嘱託書記の齋藤です。よろしくお願いします。
○中島宏 副委員長 以上で、委員、執行部及び書記の
自己紹介は終了いたしました。
それでは、議事に入ります。
教育委員会事務局所管主要事業について執行部の説明を聴取し、質疑を行うことといたします。
なお、質疑は全ての説明の終了後に一括して行うことといたしますので、ご了承願います。
説明は着席のままで結構です。
それでは、説明願います。
荒川教育長。
◎荒川 教育長 それでは、
令和元年度の教育委員会所管当初予算の概要につきましてご説明申し上げます。
恐れ入りますが、お手元に配付させていただいております
文教警察委員会説明資料(1)の1枚目、
令和元年度当初予算の概要をごらんいただきたいと思います。
本年度の当初予算につきましては、栃木県教育振興基本計画2020に掲げた基本理念のもと、3つの基本目標であります「学びの基盤をつくる」「志を立て未来をつくる」「育ちあえる絆をつくる」、この着実な実現のために、総額1,730億721万1,000円を計上させていただいたところであります。
教育委員会といたしましては、予算のより効率的な執行を念頭に置きながら、教育行政の積極的な推進に努めてまいりたいと考えております。
なお、本年度の
主要事業の概要につきましては、この後、所管課室長からご説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。
○中島宏 副委員長 桜井
総務課長。
◎桜井
総務課長 総務課でございます。
お手数ですが、
令和元年度当初予算につきまして、
令和元年度当初予算
主要事業説明資料、A4の横の資料をごらんください。
総務課関連の事業につきましては、お開きいただいた1ページの1から4までとなってございますが、そのうち主な事業についてご説明させていただきます。
最初に、1番、高校再編計画推進費でございますが、第二期県立高等学校再編計画を推進し、新しい高校づくりを進めていく上で、先進事例等の調査研究や研修会の開催、広報等による魅力ある学校づくりの推進並びに特例校及び特例対象校における学校運営協議会の設置運営等に要する経費でございます。
続きまして2番、高等学校等修学奨励費でございますが、勉学意欲がありながら経済的理由により高等学校等での修学が困難な者に対する奨学金の貸与等に要する経費でございます。
続きまして3番、奨学のための給付金(公立)事業費でございますが、高校生等のいる低所得世帯に対しまして、授業料以外の教育費、例えば教科書費とか学用費などでございますが、これらの教育費の負担の軽減を目的とした給付金の支給に要する経費となってございます。
以上、総務課の主な事業についてご説明をさせていただきました。どうぞよろしくお願いいたします。
○中島宏 副委員長 齋藤施設課長。
◎齋藤 施設課長 続きまして、施設課の事業についてご説明申し上げます。
同じ資料の施設課の所管事業につきましては、1ページの5番の事業から2ページの9番の事業まででございます。
まず1ページの5の高等学校整備費と6の特別支援学校整備費は、県立学校の施設整備に要する経費でございます。このうち、主な事業といたしまして、次のページになりますが、7に掲載しておりますので、そちらをごらんください。
7の県立学校施設長寿命化推進事業費でございます。
説明欄1ですが、校舎や体育館等に関しまして、老朽化対策が重要な課題となっておりますことから、栃木県立学校施設長寿命化保全計画に基づきまして、屋根や外壁などの計画的な改修を実施するものでございます。高校と特別支援学校あわせて20校で行います。
また、説明欄2ですが、老朽化による劣化が著しい部室につきまして、計画的に建てかえを実施するものでございます。
次に、8の県立学校空調設備運営費でございます。
県立高校におきましては、PTAが普通教室に設置しておりました空調設備、ホームルーム分でございますが、そのリース料、電気料等に対する負担金及び平成30年度9月補正で、県が普通教室に設置することといたしました13校の空調設備の電気料に要する経費でございます。
次に、9の県立学校情報システム費でございます。
県立学校におけるパソコンなどの情報機器の賃借及び学校間を結ぶ情報ネットワークの運用等に要する経費でございます。
施設課は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○中島宏 副委員長 伊澤
学校安全課長。
◎伊澤
学校安全課長 学校安全課でございます。
学校安全課は、2ページの10番、児童生徒指導推進費から、3ページの15番、健康教育指導費までを所管しているところでございます。
主な事業についてご説明をいたします。
まず10番の、児童生徒指導推進費につきましては、暴力行為やいじめ、不登校等の問題行動の解決を図るための経費でございまして、スクールサポーターやスクールソーシャルワーカーの配置等に加えまして、新規事業として夏季休業期間、またはその前後の期間、数日ですね、ラインなどのSNSを活用した悩み相談を実施することとしているところでございます。
続きまして3ページの11番、事故再発防止対策事業費でございます。こちらは、那須雪崩事故検証委員会の提言等を踏まえまして、登山の安全性確保のための取り組み等に要する経費でございます。
教職員を対象とした学校教育活動全般における安全・危機管理に関する研修を実施いたしますほか、高校生の登山の
安全確保に向けた取り組み検討委員会を開催いたしますなど、再発防止に取り組んでまいる予定でございます。
続きまして13番の福利厚生費でございますが、こちら教職員の健康管理等に要する経費でございます。県立学校の教職員に対して、ストレスチェック及びその結果に基づく医師の面接指導等を行うストレスチェック事業等を実施することとしております。
学校安全課は以上でございます。
○中島宏 副委員長 柳田
義務教育課長
◎柳田
義務教育課長 義務教育課でございます。
説明資料の4ページの16番から、5ページの21番までが義務教育課関係でございます。
主なものを説明させていただきます。
まず16番、スクールカウンセラー配置事業費でございます。スクールカウンセラーを中学校等に配置し、教育相談体制を充実する事業です。中学校につきましては、平成26年度から配置校を毎年4校ずつふやし、本年度で全校配置が実現いたしました。
17番、英語教育強化事業費でございますが、これは、大学入試改革に対応するため、県立高校へ実践的な英語の授業を行うALTを配置するほか、英語教育の早期化等に対応するため、小中高を通じた効果的な英語教育プログラムを開発する経費等でございます。
18番、学校指導力強化対策事業費は、児童生徒が生き生きと学習や生活に励むことのできる教育環境を整えるため、本県独自の少人数学級を推進し、学校の指導力強化を図るための経費でございます。
この中で、2つ目の小学校第5学年少人数学級推進事業費は、昨年度の小学校第4学年に引き続き、本年度は第5学年に導入するもので、これに伴い増員となる教員数は60人でございます。なお、第6学年につきましても、年次進行で導入してまいりたいと考えております。
次に19番、とちぎ学力向上推進事業費でございますが、3つ目の重点的・包括的支援事業費は、本県小中学生の学力向上を図るため、学力向上指導員の派遣や学力向上推進リーダーの配置を行うための経費でございます。
(1)学力向上指導員派遣事業費は、学校組織マネジメントや学習指導に実績のある9名を学力向上指導員として派遣いたします。
(2)学力向上推進リーダー配置費は、強化指導にすぐれた教員25人を学力向上推進リーダーに任用し、複数の小学校の教員への指導を通して、教員の指導力向上や学校全体の学力向上を図る事業でございます。
以上でございます。
○中島宏 副委員長 中村
高校教育課長。
◎中村
高校教育課長 高校教育課でございます。よろしくお願いいたします。
説明資料の5ページの22番、グローバル人材育成事業費から、6ページの26番、定時制・通信制教育振興奨励費までが高校教育課関係でございますが、主な事業を中心にご説明申し上げます。
まず5ページの22番、グローバル人材育成事業費でございますが、高校生の留学支援などによりまして、グローバル社会のさまざまな場面や分野で活躍できる人材を育成するための経費でございます。
次に23番、キャリア教育推進事業費でございますが、右側の欄にありますように、インターンシップあるいは学校が行う講演会や体験学習に対しまして支援を行うキャリア形成支援事業、それから産業系の専門高校の生徒が、企業との連携や小中学校との交流を通しまして高度な専門技術を学び、職業観や勤労観を養う高校生未来の職業人育成事業の実施によりまして、生徒一人一人のキャリア発達を支援するための経費でございます。
次の24番、緊急スクールカウンセラー等活用事業費でございますが、東日本大震災の災害救助法適用地域にある学校にスクールカウンセラー等を派遣する国の事業でございまして、全額国庫支出金となっております。
次に25番、高校生学力向上総合支援事業になりますが、こちらはアクティブラーニングや課題発見・解決学習、または大学や企業との共同研究あるいはICTの活用など、生徒の生きる力を育むために、県立高校のそれぞれの特色を生かした取り組みを支援する事業でございます。
以上が高校教育課関係の主な事業となっております。
○中島宏 副委員長 松本
特別支援教育室長。
◎松本
特別支援教育室長 特別支援教育室の事業についてご説明いたします。
6ページの27番から32番になりますが、そのうち主な事業につきましてご説明申し上げます。
まず27、特別支援教育充実事業費ですが、これはインクルーシブ教育システム推進に向けた特別支援教育の充実に要する経費でございます。
小中学校支援体制充実事業費は、小中学校等の管理職に対する特別支援教育の理解促進や、特別支援学級担当教諭に対する実践的な指導力向上を図るための研修などに要する経費でございます。
高等学校引継調査研究事業費は、発達障害のある生徒等が高等学校卒業後も適切な支援を受けられるようにするため、進路先への引き継ぎのあり方について実践研究を行う経費でございます。
次の28、高等学校における「通級による指導」導入事業費につきましては、新規事業でございます。
研究実践校において、通級による指導の実践研究を行うとともに、各県立高等学校において校内支援体制の整備を推進するために要する経費でございます。
次に29、特別支援学校職業教育推進事業費につきましては、宇都宮青葉高等学園と他の特別支援学校が連携し、実践的な職業教育のさらなる充実を図るとともに、就労支援コーディネーターの配置により、実習、就職先の企業開拓を進め、県全体のきめ細やかな就労支援体制の構築を図るために要する経費でございます。
最後に31、
特別支援学校看護師配置事業費につきましては、たんの吸引や経管栄養などの医療的ケアを必要とする児童生徒の学校生活における医療安全の確保に資するため、特別支援学校に非常勤学校看護師を配置することに要する経費でございます。
説明は以上でございます。
○中島宏 副委員長 野原生涯学習課長。
◎野原 生涯学習課長 生涯学習課の事業は、7ページの33番、地域教育総合推進事業費から8ページの39番、新青少年教育施設整備費まででございます。
主な事業についてご説明申し上げます。
8ページの38番、とちぎの活動様式伝承事業費でございます。県民に栃木のすばらしさを伝え、ふるさとへの愛着を育むことで、本県らしい人づくり、地域づくりにつなげていくことを目的として栃木県民が受け継いできた礼儀、慣習、言葉を収集した資料集「とちぎの慣習・ことば集~のこしていきたい つたえていきたい とちぎ人の想い~」を作成し、本年3月にホームページに掲載いたしました。
本年度は、この資料集をさらに普及させるため、7月までにはハンドブックやリーフレットを作成し、各学校や公民館等に配布をする予定でございます。
次に、39番、新青少年教育施設整備費でございます。
新青少年教育施設の整備につきましては、昨年8月に基本計画とPFI等導入可能性調査を取りまとめ、本施設の整備運営方式にPFIを導入する方針としたところでございます。
PFI事業の実施に向けた具体的な手続を円滑に進めるため、昨年10月に法務・金融・建設等の専門的な知識を有する外部アドバイザーから支援を受けるアドバイザリー業務委託契約を締結し、業務に当たっているところでございますが、本年度におきましても、継続費により引き続き専門家からの支援を受けながら業務を進めてまいります。
生涯学習課の説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○中島宏 副委員長 髙橋
スポーツ振興課長。
◎髙橋
スポーツ振興課長 スポーツ振興課の事業につきましては、8ページの40、学校スポーツ大会開催派遣費等補助金から、11ページの51、県立スポーツ施設開業準備事業費まででございます。
主な事業についてご説明を申し上げます。
初めに41、体力向上事業費ですが、児童生徒の体力向上に要する経費でございます。
これまでの子供の体力向上推進検討委員会の開催等に加えまして、新たに県内の大学と連携し、小学校教員養成コース等の大学生を公立小学校に派遣する体力向上サポーター派遣事業を実施してまいります。
次に44、競技力向上費でございます。
これは、本県開催国体での天皇杯、皇后杯獲得等に向け、本県スポーツ選手の育成強化に要する経費でございます。本年度は、競技団体への支援を初めとする国体対策強化事業の拡充や、スポーツ専門員の配置による成年選手の確保等の新規事業など、さらなる選手の発掘・育成・強化を図るとともに、競技力向上のための環境整備等にも取り組んでまいります。
続きまして45、部活動指導員配置事業費ですが、市町が行う公立中学校への部活動指導員の配置に対する助成を行う経費でございます。
続きまして46、日光霧降アイスアリーナ施設改修費です。
こちらは、日光霧降アイスアリーナの施設改修に要する経費でございまして、漏水対策工事を行うとともに、製氷設備等改修の設計委託及び音響設備の改修工事を行ってまいります。
次に47、国体施設整備事業費ですが、本県開催国体の競技会場施設の改修に要する経費でございます。
国体会場のうち、中央競技団体の正規視察での指摘事項への対応や、老朽化により競技運営に支障が生じるおそれがある施設における改修を行ってまいります。
続きまして48、射撃場環境整備事業費でございます。
こちらは、本県開催国体のライフル競技会場となる県ライフル射撃場の再開に向けた鉛汚染対策に係る土壌除去、改修工事等に要する経費でございます。
土壌除去工事等を行うとともに、射撃場改修工事につきましては2020年度末までに工事を完了するよう整備を進めてまいります。
次に50、スポーツ医・科学センター(仮称)の開業準備事業費でございます。
これは、2020年に総合スポーツゾーンの新スタジアム内に開設するスポーツ医・科学センター(仮称)の開業に必要な備品購入等に要する経費でございます。
最後になりますが、51、県立スポーツ施設開業準備事業費でございます。
こちらは、総合スポーツゾーンに整備中の新武道館及び新スタジアムの開業に必要な備品購入等に要する経費でございます。
スポーツ振興課は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○中島宏 副委員長 石川
文化財課長。
◎石川
文化財課長 文化財課の主な事業についてご説明申し上げます。
資料の11ページをごらんください。
52番の文化財保存事業費補助金につきましては、国や県が指定する文化財の保存修理などに対して助成を行うものであります。
本年度は、ユネスコ無形文化遺産に登録されております烏山の山あげ行事、鹿沼今宮神社祭の屋台行事の屋台などの修理や、益子町にある県指定文化財日下田邸の修理などへの助成を予定しております。
続きまして54番、杉並木オーナー制度推進費(再掲)の説明欄4、モニタリング調査につきましては、日光杉並木街道の保護対策の効果を検証するため、およそ10年単位で行っております並木杉の全数調査を補完するものとして、代表的な杉を抽出し、その樹勢状況等の調査を行うための経費であります。
続きまして12ページの57番、埋蔵文化財センター費につきましては、県の埋蔵文化財センターが発掘調査した各遺跡の出土遺物の整理、保管、活用、さらには埋蔵文化財センターの展示室などを活用し、埋蔵文化財に関する普及啓発、情報発信等を行うための経費であります。
文化財課については以上でございます。よろしくお願いいたします。
○中島宏 副委員長 以上で説明は終了いたしました。
質疑をお願いいたします。
山口委員。
◆山口恒夫 委員 何点かお伺いしたいんですけれども、県立高校の空調設備についてなんですが、予算特別委員会でもお伺いしたと思うんですけれども、13校が未設置で、それがこの夏にかけて完備されると。それと同時に、これ45校ですか、PTAが従来負担している電気代、維持費、それについても県教育委員会でこれをカバーしますということでお聞きしているんですけれども、その回答でよろしいでしょうか。
○中島宏 副委員長 齋藤施設課長。
◎齋藤 施設課長 山口委員がおっしゃるとおり、PTAの空調は45校で設置しておりまして、今回、8番の事業の1のPTA空調設備負担金ということで、ここでリース代と光熱費について県費を投入するということで、負担するということとなっております。
○中島宏 副委員長 山口委員。
◆山口恒夫 委員 わかりました。
それは要するに、今まで支払っていたのは、それでやってもらって、今年度から県教育委員会が全てPTA負担をなくしますということで、現場は同意していただいているということで、よろしいんですか。
○中島宏 副委員長 齋藤施設課長。
◎齋藤 施設課長 PTAとの関係も、各学校とPTAで協定を結んでおりまして、ここでこういった形でやるということでご了解いただいたということになっております。
○中島宏 副委員長 山口委員。
◆山口恒夫 委員 それと、要するに昼間と夜間を共有している学校がございます。そういう中で、従来PTA負担であったがゆえに、それは昼間の学校が負担をしていたわけですけれども、そのために、夜間の学校がエアコンを使えないということで、いろいろなご指摘をいただいていたんですけれども、そこに対しても、夜間も当然これは県費負担になったんだから、きちんとエアコンをつけてくださいということでご理解いただいてよろしいですか。
○中島宏 副委員長 齋藤施設課長。
◎齋藤 施設課長 いわゆる定時制の高校のことだと思うんですけれども、定時制の高校につきましては、基本的に教室を普通教室と共用している学校と、授業が終わってから別に、定時制で利用している学校があり、当然、県のほうで今回負担するという形になっておりまして、空調設備も設置していない高校も若干ありますので、そこについては、どのようにするかというのは、今後検討していく方向で考えております。
○中島宏 副委員長 山口委員。
◆山口恒夫 委員 それと、奨学金の件なんですけれども、今、総務課からご説明いただいた2番、3番なんですけれども、この奨学金というのは、どういう性質の奨学金というか、従来のような返還が必要なものということで考えてよろしいんでしょうか。
○中島宏 副委員長 桜井
総務課長。
◎桜井
総務課長 今、ご質問があったのは、総務課1ページのところの高等学校等修学奨励費、それと3番の奨学のための給付金、この2つのことかと思います。
まず2番の高等学校等修学奨励費でございますが、これは、経済的な理由によって高等学校等での修学が困難な方に対して、奨励金という形で貸与するものでございますので、後で返還が必要になってくるという経費になります。
3番の奨学のための給付金、こちらについては、低所得の世帯に対しまして、授業料以外の教育費の負担の軽減を図るということで給付金、こちらのほうは返還が必要ないということになってございます。
○中島宏 副委員長 山口委員。
◆山口恒夫 委員 国が2020年度からスタートするというふうにお聞きをしておりますけれども、高等学校は直接には対象ではないようです。今後、これは県の制度ですけれども、日本学生支援機構ですとか、あるいは国の制度としてきた場合に、今後さまざま、これが必要性があるのかということも吟味されてくると思うんですけれども、その辺のご検討を、今現在、何か考えていらっしゃれば、お聞かせいただきたいと思います。
○中島宏 副委員長 桜井
総務課長。
◎桜井
総務課長 国においては、今、委員から説明がありましたとおり、いろいろな動きがございます。今現在、国の動向、またはほかの県の動向などを注視しながら、県としての取り扱いを今後検討していきたいと考えている状況でございます。
○中島宏 副委員長 ほかにありますか。
(「なし」と呼ぶ声あり)
○中島宏 副委員長 以上で、
主要事業についての質疑を終了いたします。
続いて
教育委員会事務局所管事項について報告があります。
報告事項は「栃木県文化部活動の在り方に関する方針」の策定についてほか2件です。
なお、質疑については全ての報告終了後に一括して行うことといたしますので、ご了承願います。
説明は着席のままで結構です。
それでは、報告願います。
柳田
義務教育課長。
◎柳田
義務教育課長 それでは、報告1としまして「栃木県文化部活動の在り方に関する方針」についてご報告します。
概要版をごらんいただければと思います。
本方針は、国が平成30年12月に「文化部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」を策定したことに伴いまして、県として策定したものでございます。
方針は、局内において2回の検討部会を開催するとともに、関係団体への意見聴取を実施し作成いたしました。
内容については、国が作成したガイドラインに沿ったものとなっておりますが、本県の方針の特徴としては、平成30年9月に策定した「栃木県運動部活動の在り方に関する方針」と同様に、2の文化部活動における安全管理の徹底を追加したことでございます。
本方針は、公立中学校と公立高等学校の文化部を対象とし、文化部活動が生徒にとって望ましい部活動の実施環境を構築するという観点に立って作成しております。
そのため、4の適切な休養日等の設定についても、国のガイドラインに沿った基準としており、学期中は平日1日、週末1日以上、あわせて週当たり2日以上を休養日とすること、1日の活動時間は長くとも平日2時間程度、学校の休業日は3時間程度とすることを明記しております。
この方針につきましては、平成31年3月19日付で各教育事務所及び各市町教育委員会、県立学校、栃木県吹奏楽部連盟等の関係団体に送付いたしました。
今後も、市町教育委員会等と連携しながら、適正な文化部活動の運営に向けて取り組んでまいります。
続きまして、報告2といたしまして、令和2年度栃木県公立学校新規採用教員選考要項についてご説明いたします。
配付いたしました資料、令和2年度栃木県公立学校新規採用教員選考要項について(概要版)をごらんいただければと思います。
初めに1をごらんください。
選考試験の実施期日となります7月7日の学力試験を皮切りに、2次試験、実技試験と、8月22日までの日程となっております。
2をごらんください。
募集教科・科目及び人員となります。
募集教科・科目につきましては、変更点といたしまして、高等学校の建築の募集を行います。
募集人員については、小中学校の教諭が380名程度で、別枠としまして特別支援学級担当等の経験により一部試験を免除した選考として15名程度、小学校における英語教育に係る特別選考として30名程度の採用を予定しております。
小中学校の教諭として、総数では425名程度となり、今年度より10名増となります。
また、高等学校、特別支援学校、小中県立学校養護教諭につきましても今年度並みとなります。
3をごらんください。
主な変更点でございます。3つございます。
第1に、「スポーツの実績により一部試験を免除した選考」の拡充・変更について、 従来の指導実績及び競技実績で種目を指定したA選考と、ハイレベルな競技実績で種目を指定しないB選考を今回一本化し、指定種目を19種目から40種目に拡充し、直近の3年間で国際大会で日本代表として出場、または全国大会でベスト4以上の成績をおさめた競技実績のある者を対象とします。
第2に、「障害のある方を対象とした選考」の拡充として、募集人員を5名程度から20名程度に拡充します。さらに、受験資格については、従来の身体障害者手帳の交付を受けた者に加えまして、療育手帳や精神障害者保健福祉手帳等の交付を受けている者も対象といたします。
第3に、採用試験合格後の採用延期について、大学院進学者に対する特例として、資格要件を従来の教職大学院への進学希望者だけでなく、広く大学院に進学を希望する者で、大学院修士課程の修了及び修士の学位を授与され、合格した校種・教科の専修免許を取得する者といたします。
なお、詳細につきましては別途お配りさせていただきました要項をごらんいただければ幸いです。
以上で報告を終わります。
○中島宏 副委員長 野原生涯学習課長。
◎野原 生涯学習課長 報告3、新青少年教育施設整備運営事業に係る実施方針及び要求水準書(案)についてご説明申し上げます。
お手元の資料3をごらんください。
みかも山公園内に整備を予定しております新青少年教育施設につきましては、民間の創意工夫を活用し、サービス向上とコスト縮減を図るため、PFI方式を導入して整備運営を行う方針としております。
今回、PFI法に基づく手続として、実施方針と要求水準書(案)を作成いたしましたので、内容をご説明申し上げます。
まず1、実施方針につきましては、(1)にありますとおり、事業内容や事業者の選定に関する事項等を明らかにするものでございます。
(2)概要につきまして、主なものをご説明申し上げます。
1施設概要ですが、①事業用地は、みかも山公園内北東部(とちぎ花センター隣接地)としております。建設予定位置図でご確認をいただければと思います。
②敷地面積は3から4ヘクタール程度とし、③延べ床面積は6,000㎡程度、④宿泊定員は200名程度を予定しております。
2、事業方式につきましては、事業者が施設を所有せずに運営を行うBTO方式としておりますが、これは事業者に固定資産税などの税負担がなく、多くのPFI事業で採用されているものでございます。
3、事業期間ですが、施設の開所時期は令和6年4月を予定しております。これまで令和5年度の開所を目途としておりましたが、法に基づく各種手続や、事業者が提案内容を検討する期間等を考慮し、スケジュールを見直しいたしました。
6、入札参加者の主な資格要件ですが、入札参加者は、複数の企業等によるグループとし、各業務に当たる事業者ごとに一定の実績を有すること等の資格要件を設けております。
8、事業者選定までのスケジュールですが、本年11月には特定事業の選定ということで、PFI導入を正式に決定する手続を行い、その後、入札を経て来年12月に事業者と契約を締結する予定としております。
続きまして裏面をごらんください。
2、要求水準書(案)ですが、(1)意義にあるとおり、県が求める施設整備やサービスの最低水準を示すものでございます。
今回、実施方針とあわせまして案として公表し、事業者との意見交換等を通じて内容を精査していくこととしております。
次に(2)概要ですが、ア、設計建設に関する要求水準に記載の内容につきましては、昨年8月に策定をいたしました基本計画を踏まえたものとなっております。
特徴といたしましては、①建築計画の3、研修室等の項目ですけれども、音楽室を整備することとしており、類似施設との差別化を図り、利用拡大につなげてまいりたいと考えております。
続いてイ、運営に関する要求水準ですが、①にあるとおり、既存施設とは異なりまして、個人での利用や宿泊のみを目的とした利用も可能としております。また④ですが、事業者みずからが企画運営する自由提案事業についても実施を可能としております。
今後も、民間事業者のノウハウやアイデアを最大限に活用し、多くの県民に利用していただける魅力ある施設となるよう全力で取り組んでまいります。
説明は以上でございます。よろしくお願いします。
○中島宏 副委員長 以上で説明は終了いたしました。
質疑がありましたらお願いいたします。
特に、ただいまのご報告について質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ声あり)
○中島宏 副委員長 ないようでありますので、報告事項についての質疑を終了いたします。
次に、その他
教育委員会事務局所管事項について、何かありましたらお願いいたします。
山口委員。
◆山口恒夫 委員 総合スポーツゾーンの整備についてなんですけれども、今現在、県土整備部の総合スポーツゾーン整備室が所管していますけれども、ことしの秋から新武道館が供用をスタートし、2020年からスタジアムが供用開始だと思うんですけれども、そのときに、所管が教育委員会のスポーツ振興課に移ると伺っております。
そういった中で、もともと所管が変わってくるのはしようがないことなんですけれども、今整備中の、特に地元の地域にしてみると、県土整備部の所管のときに、地域の各連合自治会というんですけれども、そこの単位にご説明会を毎年必ずしていただきました。
また、当然、土地の所有や工事関係者でさまざまなトラブル、あるいは電波障害や、あるいはほこりが舞って、あるいはダンプ等が出入りしますから、非常に交通の渋滞も招いたりしながら、そういった苦労を地元に強いられているわけでございまして、そういった意味でも、どういう工事を今しているのか、どういう経過なのか、見学も含めてやっていただきました。ことしもまだやっていただいている途中なんですけれども、供用開始に当たりましては、やはり地元の方をある程度、全員とは申し上げませんが、やはり重立った方には見学を、供用開始になったということで、ぜひご検討いただければと思っております。
県民あっての県の施設でございますし、県民総スポーツの拠点としてのスタートなんですけれども、そういった意義もしっかり地元の県民の方に理解していただくというために、ぜひご尽力いただければと思います。
何かありましたらお願いします。
○中島宏 副委員長 髙橋
スポーツ振興課長。
◎髙橋
スポーツ振興課長 ありがとうございました。
新武道館につきましては、ことしの秋に供用開始をするということで、新スタジアムに関しましては、来年の春ごろに供用開始をする予定でございます。
現在、記念式典や内覧会等も行いたいと考えております。また、供用開始に合わせまして、大会やイベント等が開催できるよう、各競技団体等とも調整をしていきたいと考えております。そして、地元の皆様の内覧会等の日程調整等も検討してまいりたいと考えております。
ありがとうございました。
○中島宏 副委員長 ほかにございますか。
(「なし」と呼ぶ声あり)
○中島宏 副委員長 それでは、その他を終了させていただきます。
以上で、
教育委員会事務局関係の議事を終了いたします。
次に、本委員会の年間活動計画につきまして、お諮りいたします。
正副委員長で協議した年間活動計画案をお手元に配付しておりますので、ご一読願います。
今年度も、重点施策や所管事項に係る課題等、委員会活動を行う上で、委員間で共通認識を持って取り組む必要のある事項等について、適宜議論していきたいと考えております。おおむね、このような予定でよろしいか、ご協議をお願いしたいと思います。
(「異議なし」と呼ぶ声あり)
○中島宏 副委員長 よろしいですか。
それでは、本案のとおり決定することでよろしいでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ声あり)
○中島宏 副委員長 それでは、本案のとおり決定いたしました。
なお、日程や内容につきましては、追加・変更等をさせていただく場合もございますので、あらかじめご了承願います。
以上で、本日の日程は終了いたしました。
次回の委員会は、6月20日木曜日午後2時から開催する予定です。
詳細につきましては、後日ご連絡いたしますので、よろしくお願いいたします。
これをもちまして
文教警察委員会を閉会いたします。
お疲れさまでした。
午前11時42分 閉会...