平成31年 3月 定例会 平成31年第1回
大子町議会定例会議事日程(第2号) 平成31年3月11日(月)午前10時開議 日程第1 一般質問本日の会議に付した事件 議事日程のとおり出席議員(15名) 1番 菊池富也君 2番 須藤 明君 3番 藤田英夫君 4番 菊池靖一君 5番 櫻岡義信君 6番 中郡一彦君 7番 岡田敏克君 8番 大森勝夫君 9番 金澤眞人君 10番 齋藤忠一君 11番 佐藤正弘君 12番 鈴木陸郎君 13番 藤田 稔君 14番 野内健一君 15番 吉成好信君欠席議員(なし)地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 町長 高梨哲彦君 副町長兼
観光商工課長事務取扱 和田宗介君 教育長 佐藤 卓君 会計管理者兼会計課長 緑川富子君 総務課長 深谷雄一君
まちづくり課長 保坂太郎君 財政課長 佐藤光保君 税務課長 椎名信一君 農林課長兼農委局長 町島弘幸君 建設課長 藤田隆彦君 福祉課長兼
地域包括支援センター所長 健康増進課長 菊池光子君 神長 敏君
生活環境課長 国谷康夫君 町民課長 矢田部信彦君
教育委員会事務局長 山崎仙一君 水道課長 塚田孝夫君 消防長 根本正一君職務のため出席した者の職氏名 事務局長 塩田康子 書記 鴨志田 修
△開議 午前10時00分
△開議の宣告
○議長(大森勝夫君) 皆さん、おはようございます。 ご報告いたします。ただいまの出席議員数は15人です。 定足数に達していますので、直ちに本日の会議を開きます。
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△諸般の報告
○議長(大森勝夫君) 地方自治法第121条第1項の規定により、町長、副町長、教育長、会計管理者、総務課長ほか関係各課長、局長、消防長の出席を求めています。
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△議事日程の報告
○議長(大森勝夫君) 日程はお配りしたとおりです。
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△一般質問
○議長(大森勝夫君) 一般質問を行います。
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△藤田稔君
○議長(大森勝夫君) 13番、藤田稔君の一般質問は、本人の申告により60分です。 藤田稔君の一般質問を許します。 〔13番 藤田 稔君 登壇〕
◆13番(藤田稔君) 皆さん、おはようございます。議席番号13番、藤田稔です。 通告書に従いまして、質問をさせていただきます。 項目としては4項目になります。 まず第一に、
東京理科大学大子研修センターについて。 2番目に、子育て支援について。 3番目に、きょうでちょうど8年目を迎えます東日本大震災の教訓を生かした防災対策について。 4番目に、施設の整備等を含めた観光の振興について、質問をさせていただきます。 まず初めに、
東京理科大学大子研修センターについて伺いたいと思います。 ご存じのとおり、
大子理科大学研修センターは、大子二高の跡地を県から取得して、10年間無償で理科大のほうに貸し付けておりました。ことしの1月5日に10年を迎えました。さらに、ことしから1年、理科大にまた無償で貸与することになりました。私も何回かこの理科大のグラウンドとか、施設の整備とか、あとは町民が参加できるような、そういう
グラウンドゴルフの整備とかを提案させていただきました。 そういう中で、今回、使用期間1カ月前、12月には契約を更新するということになっておりますが、いつごろ契約の更新をされたのか、まずお伺いしたいと思います。
○議長(大森勝夫君)
まちづくり課長。
◎
まちづくり課長(保坂太郎君)
東京理科大学大子研修センターの無償貸し付けに係る
公有財産貸借契約の1年間の更新につきましては、大子町と
東京理科大学との間で、本年1月4日付で締結いたしました。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) 大分ぎりぎりで締結したのかなと思うんですが、私も9月の定例会において質問をしました。あのとき、町長、違ったんですけれども、3カ月前ぐらいには進めていきたいというような答弁をいただいております。そのときに、あわせて
グラウンドゴルフ場の整備も伺いました。そういう中で、町では多分、提案として、
グラウンドゴルフ場の整備をしたい、そして、管理棟については
大子清流高校の寮として使いたいというような町からの提案も受けております。 あわせて、ぎりぎりの契約になったという、3カ月前に始めたいという前の町長の話もありました。
グラウンドゴルフ場、または、その理科大の管理棟を
大子清流高校の寮として使いたいという、町から提案あったんですよね。その辺の話し合いは理科大とされたのか。何で急に1月4日ぎりぎりでされたのか、その点についてお伺いしたいと思います。
○議長(大森勝夫君)
まちづくり課長。
◎
まちづくり課長(保坂太郎君) お答えいたします。
東京理科大学との調整につきましては、昨年8月以降、何度か契約延長に関しまして確認しておりました。また12月には理科大に訪問しまして、今後の活用方策についても検討、協議をさせていただきました。その中で、グラウンドの活用や、また、将来的には管理棟の清流高校の寮としての検討もできるんではないかというようなお話をさせていただきました。 グラウンドへの芝を張ること自体は大学としては問題ないものの、芝の養生期間中に学生が利用できなくなることは避けていただきたいというような意見もございました。 そのような調整はいたしましたが、理科大側としては、1年間更新後は撤退する意向を現在示しておりますので、町としては、グラウンドのみならず、校舎や体育館など、全体の跡地利用を検討する必要が生じております。 この際、他地域の廃校活用例では、校舎とグラウンドが一体となった活用例もございます。このため、グラウンドだけ先行的に芝を整備するのではなく、校舎等とあわせて全体としての活用策を検討したいと考えております。 以上でございます。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) グラウンドと校舎もあわせて活用したいというのは、どこかに合わせて一体化して貸し付けたいと、そういう考えでいいんですか。
○議長(大森勝夫君)
まちづくり課長。
◎
まちづくり課長(保坂太郎君) 跡地利用につきましては、校舎、グラウンドのみならず、体育館等もございます。そういったところにつきましては、今、議員ご指摘のありましたように、一体的に貸し付けるという方法も一つの手段かと思っております。 その例といたしましては、校舎のほうがレストラン、それから、校庭が畑になっているような他地域の事例もございます。 そういったこともありますが、ただ、現時点で、実際に貸し付け先が決まっているわけでもございませんし、どのような手段、どのような方法で貸し出すか、校舎とグラウンド一体的に貸し出すか、あるいは、個別に貸し出すかも含めて、まだ検討中のところでございます。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) 管理も、今、振興公社のほうで行っていまして、2,000万からの管理を理科大のほうからいただいて管理しているところでありますね。あと1年しかないということでありますけれども、いろんな利用法があるかと思うんです。先日、総務委員会のほうと一緒に理科大のほうも見させていただきました。中、本当に156人ぐらいの宿泊施設が整っていますし、お風呂とかいろんな設備も整っていますが、管理棟のほうは大分古くなっている、なかなか難しいのかなというような状況も見てきましたし、グラウンドも広く、本当に利用価値ある施設だと思っています。 これから質問、子育てのほうも入れたいと思うんですけれども、児童館的なものとか、福祉施設とか、そういうのをあわせて利用するのも、町としてはいいのかなと思いますし、先ほど言いましたように、どこか利用していただくところがあれば、全体的な貸し付けとして、無償でなく貸し付ける部分でも考えられるのかなと思います。 そこで、新しい町長、高梨町長に伺いたいんですが、理科大の
研修センター、今回、新庁舎が建つわけですけれども、あそこの検討する中で、理科大の施設に新庁舎を建てたらというような考えというか、検討はされたのかどうか、伺いたいと思います。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(高梨哲彦君) 新庁舎建設計画の見直しにつきましては、建設経費の削減を目的として進めてまいりました。建設地につきましては、新
庁舎建設検討委員会や町議会において検討されてきており、現在見直すことは考えておりません。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) では、検討には入っていなかったということですね。 今後、先ほど言いましたように、そういう理科大の利活用というのは、やはり1年間かけて皆さんでやっていかなければならないと思うんです。そういう部分では、検討する委員会とか、そういう部分で、何か組織的な部分で考えて進めていくのか、それとも、
まちづくり課あたりで進めていくのか。町長の考え、ちょっと聞かせてください。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(高梨哲彦君)
東京理科大学大子研修センターにつきましては、宿泊棟などへの改修が行われて、築40年を経過している建物であります。
研修センターとしては、先ほどもありましたように、平成32年1月5日までの契約となっておりますので、その後の活用、多方面からのご意見をいただきながら、検討してまいりたいというふうに思っています。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) ぜひ、1年かけて、いい方向で利活用ができるようにやっていただきたいなという思いで、質問させていただきました。 次の質問に入りたいと思います。 子育て支援でありますけれども、やはり放課後の見守りとか、長期休業中の見守りということで、
放課後子ども教室と
放課後児童クラブが、今、開催されております。子ども教室については、以前はだいご小学校のみでやっていましたけれども、今は各小学校でOBの先生方に見ていただいて、結構、充実した子ども教室が行われているというふうに聞いております。 一方、児童クラブは、やはり月曜日から土曜日、行われているかと思うんですが、長期休業中、夏休みとか冬休み、そういう部分で行われているのが児童クラブかと思うんです。そういう中で、いろんな部分で拡充されてきたかと思うんです。
リフレッシュセンターで、今、行ったところ、今度、聞くところによりますと、南中学校のほうで開催されるというふうに聞いております。前は、多分4年生ぐらいまでが、来年度は6年生まで拡充されるというふうになりました。ただ、だいご保育園のなかよしは、来年度は3年生までの受け付けというふうに聞いております。 そういう中で、今までどのような推移で利用されてきたのか、進捗状況をお聞かせいただきたいと思います。
○議長(大森勝夫君) 福祉課長。
◎福祉課長兼
地域包括支援センター所長(神長敏君) ご質問にお答えいたします。
放課後児童クラブでございますが、保護者が就労等により、昼間、家庭にいないで、小学校に就学している児童に対しまして、学校の余裕教室であるとか、
児童厚生施設等を利用いたしまして、放課後に適切な遊びや生活の場を与えて、児童の健全育成を図る事業でございます。 なお、小学校単位で開催しております
放課後子ども教室でございますが、これは保護者の就労を要件としていない点で、
放課後児童クラブとの決定的な違いがここにございます。 利用状況の推移でございますが、平成28年度の利用者数につきましては、文化福祉会館まいんにおいて実施しておりますだいご
放課後児童クラブが50名、だいご保育園内施設において実施している
なかよし放課後児童クラブが25名。合計75名で、小学校3年生までの利用に限定されておりました。 なお、まいんにおいて
放課後児童クラブが開始されました平成22年度から平成28年度までは、この7年間は、小学校3年生までの利用に限定されておりました。 平成29年度でございますが、だいご
放課後児童クラブが60名、
なかよし放課後児童クラブが36名。合計96名で、この年、小学校4年生まで拡充いたしました。 今年度、平成30年度でございますが、だいご
放課後児童クラブが59名、
なかよし放課後児童クラブが22名、また、長期休業中のみ実施いたしましただいご
放課後児童クラブ第2会場、これは
リフレッシュセンターでございます。ここが46名。合計127名でございます。今年度、この夏季休業から小学校5年生までの利用に拡充いたしました。 来年度、平成31年度の申請数でございますが、だいご
放課後児童クラブが102名、
なかよし放課後児童クラブ30名、長期休業中のみの
放課後児童クラブには24名、合計156名の申請がございました。これは、今回、来年度から小学校6年生までの利用拡充を図ったことも大きく影響しているものと思います。 このように大きく定員を超過しておりますことから、保護者の就労状況であるとか、おじいさん、おばあさんが同居しているかとか、あとは、利用学年等を考慮いたしまして点数化いたしまして、選考を行いました。その結果、だいご
放課後児童クラブに65名、
なかよし放課後児童クラブ21名、新たに長期休業中のみ設置する南中学校の教室を改装しました
みなみ児童クラブ、ここに31名。合計117名とする利用者を決定しております。 以上です。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) 申請状況が年々増えまして、拡充はされてきているのかなというふうに、今の数字を見ると思っていますけれども、今年度から6年生まで拡充したことによって156名、申請がされたということで、そのうち117名が利用できるということで、そのほかの人は今回利用できない状況なのかなというふうに思っています。 年々、児童クラブも子ども教室も拡充はされてきていると思います。先ほど言いましたように、1カ所で子供たちを見守れるような、そういう児童館的なものも必要なのかなと。場所を選定するのも。先ほど言いましたように、理科大もそういう中で検討される一つかなというふうに思っています。 施設なんですけれども、今、児童クラブは、なかよし、だいご保育園で行っていると思うんですけれども、そこには、以前、あそこのみで多分児童クラブ行っていたと思うんです。それが、まいんで一括してやるようになって、だいご保育園さんからまいんに移動して、まいんで一括してやったわけですけれども、あそこには入れないんですよね、人数的に。入れない部分で、だいご保育園さんのほうにまたお願いしている状況であります。だいご保育園さんのほうは、プレハブ、あの施設の中で子供たちが活動しているわけですけれども、トイレも、雨の日はこっちの保育園のほうに移動しなきゃならないし、手を洗う場所もないんですよね。そういう方向で、やはり施設の整備も、町と受け入れ先と協議しながら進めていっていただきたいということで、前も質問させていただきました。 その点、どういうふうになっているのかお聞かせいただきたいと思います。
○議長(大森勝夫君) 福祉課長。
◎福祉課長兼
地域包括支援センター所長(神長敏君) 議員に以前、ご質問いただいた件でございますが、状況的には変わっておりません。 今後、だいご保育園の委託先であります清和会と協議いたしまして、前向きに検討させていただきたいと考えております。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) 子育て日本一もうたっていますけれども、それは前の町長のあれですけれども、高梨町長、その点についてはどうでしょうか。施設の整備も行っていただきたいと思いますし、一括した児童館的な大きな施設の中で、一つの見守り隊もそういう部分で行っていただければというふうに思うんですが、町長の考え、どうでしょうか。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(高梨哲彦君) 少子・高齢化の中の問題でございますので、先ほど藤田議員からおっしゃられた児童館の問題でありますとか、施設拡充の問題におきましては、人数の推移を見守りながら、あまり時間も残されてはいないと思いますので、急いで検討しながら柔軟に対応していきたいと、そういうふうに思っているところです。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) やはり子供たち、皆さん、本当入っていただければいいんでしょうけれども、それに合う施設がないというのも、保護者の皆さんにご理解いただいて進めなくてはならない点と、やっぱり受け入れ態勢も大変だと思うんです。サポーターが各地域にいますから、サポーターの確保も大変だと思うんですが、その辺、あわせてうまくいくように、今後、進めていっていただきたいというふうに思っています。 次の質問に入らせていただきたいと思います。 先ほど言いましたように、きょうで震災から8年が経過しました。つい最近でも北海道で大きな地震があって、あれからまた半年ぐらいもう経過しております。いつ起こるかわからない、そういう部分に向けて、やはり備えというのは大事かなというふうに思っています。先ごろの報道でも、今後30年間に、本県、茨城県においても、マグニチュード7から7.5の大地震が起きる確率が80%程度と示されました。そういう中で、町の防災対策についてちょっと伺いたいと思います。 震災後、各種災害の支援協定の締結がされてきたかと思います。先日、資料をいただいたんですが、34ぐらいありまして、友好都市も含めまして34ぐらい締結をしてきました。一番、当時大変だったのが、電気が途絶えまして、また、あわせて水も出なかったという状況で大変な思いをされました。ただ、大子町では火災が発生しなかった分、まだよかったのかなというふうに思っています。 そういう中で、災害時の電源の供給、茨城県の建設業協会の大子支部との協定をされているかと思うんです。やはり各地区に発電機を配布というか、配る業者が決まっていると思うんです。そこは締結された当時から、その後いろいろな部分で連携とか協議とかされてきたのか、もう締結されっ放しなのかどうか。それをお聞かせいただきたいと思います。
○議長(大森勝夫君) 総務課長。
◎総務課長(深谷雄一君) ご質問にお答えします。 ただいまのお話で、災害時の電源の供給に関する協定ということで、社団法人茨城県
建設業協会大子支部様と協定を結ばせております。この電源の供給の方法につきましては、毎年、連絡網をつくりまして、どこの地区はどこの事業者さんが担当するというようなことで、更新をして進めております。 以上でございます。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) そうすると、発電機の支援というのは、課長がわかっているということですね。どこに誰が持っていくかというのは。ただ、やはり建設業界でも発電機は、いつも同じところにあるわけじゃないと思うんですけれども、そういう部分というのは、間違いなく連携してやっているということでありますよね。 それと、もう一点なんですけれども、当時、燃料補給に大変苦しんだと思います。ましてや大子町の、茨城県
石油商業組合大子支部とも提携しているかと思うんです。ガソリンを給油する場合には電源が必要なんですよね。その電源がなくて、当時は手でやった部分があって、長蛇の列ができたというのを思い出しまして、
石油商業組合との話し合いの中で、電源を設置して、停電の時期も給油ができるというような話、そういう部分は聞いていますか。
○議長(大森勝夫君) 総務課長。
◎総務課長(深谷雄一君) 災害時の燃料につきましては、茨城県
石油商業組合大子支部様と優先供給に関する協定を結んでおります。そういったことで、災害時には、災害対策車両、また、そこの機器、行政事務等に必要な施設に燃料を優先的に供給するというような協定でございます。ただいま質問のありました、供給する
石油商業組合様の電源確保については、改めて、町としてはご相談はしていない状況でございます。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) ぜひ相談していただかないと、どこで発電機持ってそういう対応できるのか。ガソリンですので、簡単に発電機を使ってという危険な部分はあるかと思うんです。そういう部分も今後、話し合いを進めていただいて、万が一の場合、どこに行けばすぐ給油できるのかという部分も、ぜひ検討して、話し合いを進めていただきたいということで質問させていただきましたが、今後、対応はどうでしょうか。
○議長(大森勝夫君) 総務課長。
◎総務課長(深谷雄一君) そういった電源につきましても非常に心配するところでありますので、今後、組合とそういった話も進めさせていただきたいと思います。 以上です。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) 電気と燃料というのは大分苦労しましたので、その辺、ぜひ協定の中で進めていただきたいというふうに思います。 もう一点、一番大事なのは水かなと思って、前回も質問させていただきました。飲料水の確保、町はどうなんですかと言うと、タンクとか水を入れる袋、そういう部分はちゃんと備えてあるんですけれども、水の部分は、水道課のところに行って、そこから配達して供給するというような答弁ばかりいただいております。 今回、飲料水、万が一に備えた水を、やはり避難所とかにはぜひ置いてもらいたい。まず、学校が避難所になっていますから、子供たちとか。それはいつ起こるかわかりませんし、暑い時期かもしれません。寒いかもしれません。そういう時期にはぜひ水を備えていただきたいということで質問させていただきました。 総務課長、対応していただいたような話ですけれども、どのぐらいあるのかお聞かせいただきたいと思います。
○議長(大森勝夫君) 総務課長。
◎総務課長(深谷雄一君) ご質問にお答えいたします。 災害時の飲料水の確保につきましては、今、お話ありましたとおり、非常用井戸の活用ということで、現在進めてきております。そういった中で、この井戸の水につきましては、飲料水ではなくて、生活用水として利用する方向が妥当ではないかということで、今、進めているところでございます。 そういった中で、町では改めて災害時の飲料水を確保するために、今年度、ペットボトルの長期保存水を1,000本調達いたしました。長期保存水は5年の保存が可能でありまして、今後、毎年度1,000本ずつぐらい調達をする計画でございます。 以上でございます。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) いいことだと思います。 そして、まずはその本数、分けて、避難所に設置していただきたいと思うんですが、今、その1,000本というのはどこに保管してあるんですか。課長。
○議長(大森勝夫君) 総務課長。
◎総務課長(深谷雄一君) ご質問にお答えします。 現在は、役場敷地内の倉庫に備蓄をしております。当面は、災害時にはここから各避難所に輸送する考えでございます。 以上でございます。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) 避難所に、ぜひ置いていただきたいと。誰が運ぶんですか。災害のときはそういうやっている部分というのはないんですよね。ぜひ、避難所に分けて配布していただきたいというふうに思います。どうですか。
○議長(大森勝夫君) 総務課長。
◎総務課長(深谷雄一君) それにつきましては、確保する、管理する場合のこともあります。今後、検討させていただきたいと思います。 以上です。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) よく検討していただきたいと思います。 もう一つ、やはり災害が起きると、避難するときに、ひとり暮らしや高齢者、そして障害者、その避難する人を支える避難行動要支援者の確保が大事かと思います。そういう中で、避難体制の確保、進捗状況はどういうふうになっているのか、お聞かせいただきたいと思います。
○議長(大森勝夫君) 福祉課長。
◎福祉課長兼
地域包括支援センター所長(神長敏君) 町は、災害発生時や災害のおそれがあるときに、支援が必要な高齢者の方や障害のある方に対しまして、災害に関する情報伝達でありますとか、避難などの手助けが地域の中で速やかに行われるように、これを目的といたしまして避難行動要支援者登録を進めております。 避難行動要支援者の対象者につきましては、町内に住んでいる方で、災害時等、万一の場合に自力で避難できない方、または、その恐れがある方としておりまして、名前、住所、電話番号、生年月日、家族構成、居住建物の構造、日中の居場所、緊急時における家族の連絡先等の情報を、本人の同意をいただきました上で、消防本部、警察署、行政連絡区長、民生委員、児童委員、社会福祉協議会、自主防災組織等へ提供することとなっております。 名簿の登録者数でありますが、平成29年度末時点においては408名となっております。毎年、民生委員さん、児童委員さんの協力をいただきまして、誰が必要になってくるかという情報を上げていただきまして、今年度、その対象者は169名であります。この169名に対して、今、福祉課の職員が1件、1件、本人のお宅を、臨戸、回って歩いて、このような制度の内容を説明して、本人の同意をいただいた方には、この登録をするということになっております。間もなくこの登録者が確定いたしましたときには、ただいまのような関係機関に情報提供ができる運びとなっております。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) 常総市で、多分、水害に遭われたときにつくられたわが家の防災ガイドブックというのが、40ページくらいあるんです。事細かく、災害が起きたらどういうふうに行動するのか。そして、いろんな障害者の方いると思うんです。目の不自由な方とか、耳の聞こえない方とか、話ができない方とか。そういう方を支援するときの配慮とか、当事者からの声を聞いたり、そういう部分で事細かにページが載っていますので、こういう部分も利用させていただいて、もしできれば、簡単な冊子として配布するのも一ついいのかなと。やはり一番大変な体験をした常総市だからこそ、こういう部分もできると思いますので、参考にしてやっていただければと思います。 先ほど言いました避難体制、要支援者、支えるほう。やはり近所がみんなお年寄り同士で、なかなか見つからないとは思うんですけれども、そういう部分で職員の方が苦慮して、今、一生懸命やっていただいていると思うんです。私は消防もやっていますけれども、以前、消防の分団長にも配ってあると思うんです。その資料というのは大分以前のものでありますから、早くというとなかなか難しい部分もあるかと思うんですが、できた中で、情報提供、民生委員さんとか、そういう部分にもやっていただきたいなと思いましたので、今回、質問をさせていただきました。ぜひ、大変ですけれども、進めていただきたいと思います。 もう一点、災害対策室、前にも1回質問をさせていただきました。大子町には災害部分で対策室というのは1回設置されました。あっという間に担当職員の方も研修されてきたんだと思うんですが、なくなって、今は総務課の中で多分対応しているのかなと思います。自主防災組織も、自主防災会も全地区で結成されまして、いろんな部分で各地区で災害に対する訓練。一番は、そこに住んでいる人が、自分の場所でどういうことが起きるのかという、そういう部分は一番わかると思うんです。そして、近所にどういう方がいるかというのもわかると思うんです。やはりそこで訓練をするということが一番大事かなと思うんです。全体よりも、自分たちのところ、場所は自分たちで守る。その自主防災会が設置されて訓練も行っています。 そういう中で、大体、総務課では、自主防災会の組織、立ち上げているんですけれども、そういう中で、訓練になりますと、消防本部のほうに投げている部分が多いんですよね。頼っている部分が。ですから、ぜひ、災害対策室、担当を決めて専属でやっていただきたいという思いがしまして、今回、伺いたいと思うんですが、町長、考えをお伺いしたいと思います。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(高梨哲彦君) まず、災害対策室の設置についてですけれども、分掌事務が増えている総務課を分割し、負担軽減を図りながら、災害対策対応への充実を図ってまいりたいと考えておりますけれども、現在のところ、設置は考えておりません。 ただ、今、藤田議員からお話ありましたように、来年度にかけて、災害対策室においても、まず検討した上でいきたいというふうには思っているところではございます。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) やはり災害に対する構えというのは、ここはそんなに当時も、震災のときもそんなに被害はなかったですけれども、先ほど言いましたように、電源が途絶えたり、水が途絶えたりして、大変な思いをした経験がある人はわかると思います。そういう中で、先ほど言いましたように、水の対応とかそういうのも一歩ずつ進んできたのかなと思いますし、自主防災会、そういうところの指導は消防でもやっていますけれども、やはり、総務課の中じゃなくても、災害対策室、災害に対する専門知識を備えた消防のOBでも結構ですので、そういう方に来ていただいて中でやって、そういう部分の自主防災の活動も、総務課では把握はしていると思いますけれども、やはり一番大事な点だと思うんです。何回も、私も防災の部分、質問させていただいていますけれども。 やはり検討じゃなくて、設置はぜひ進めていただきたいと私は思います。どうでしょうか。
○議長(大森勝夫君) 総務課長。
◎総務課長(深谷雄一君) 災害対策につきましては、総務課の、今、分掌事務として行っております。災害対策は非常に重要なことだという認識はしております。決して、総務課で専門部署がないからおろそかにしているようなことはありませんので、その点は確認をさせていただきたいと思います。 また、今回、組織の再編におきまして、先ほど町長からお話ありましたように、総務課、分割することになります。そうしますと、この災害対策についても総務課のほうで充実することができるとは考えております。 また、他町村の状況も見ますと、やはり災害対策だけではなくて、交通安全とか、消防事務とか、いろんな組織全体で考えられているところが多いです。そういったものを含めまして、町長がお答えしたように、今後検討していきたいと思います。 以上です。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) 検討はずっとやってきたと思うんですよ。だから検討じゃなくて、進めていただきたいということで話ししましたので、ぜひ、やはり大子町、安心・安全な町でありますけれども、さらに備えをしていただきたいということで、何点か震災後の対応ということで聞かせていただきました。まだまだ聞きたい部分あるんですが、次回にやらせていただきたいと思います。 最後、観光の振興について質問をさせていただきます。 袋田の第二観瀑台が設置されてから、もう10年以上経過しているかと思うんです。大分、第二観瀑台のデッキのほうが、あそこは木で今回はやってきたかと思うんです。そういう部分で、木の上にゴムマットを張ったせいで、木材が大分腐食が進んでいるかと思うんです。本来ならば3年に1回ずつ塗りかえて進めていくようなことで聞いておりましたけれども、1回ぐらいしかまだやっていないのかなと思うんですが、その点の今後。やはり、来ていただいて安全に見ていただくためには、そういう部分の対応、必要かと思うんです。木にすき間があいていて人からのぞかれるからマットを敷いたんですね。そういう部分も含めて、検討した新しい部分で改修していただきたいということで質問させていただきました。お話お伺いします。
○議長(大森勝夫君) 観光商工課長。
◎副町長兼
観光商工課長事務取扱(和田宗介君) ご質問にお答えいたします。 まず、袋田の滝第二観瀑台のウッドデッキの管理につきましては、袋田観瀑施設の指定管理者として、大子町振興公社が管理をしております。 現在のウッドデッキの状況ですけれども、振興公社のほうから報告を受けておりまして、一部、床の腐食が進んでいる箇所があること、それから、エレベーターをおりて2階、3階に上がる階段が摩耗してすり減っている状況であることは、承知をしております。袋田の観瀑施設につきましては、年間50万以上の方が訪れる町内随一の観光施設ですので、修繕、または張りかえの方向で、対応、検討しております。 ただ、これらの修繕、あるいは張りかえにつきましては、県の公有財産、それから県立自然公園、文化財の関係がありまして、これらとの調整がどうしても必要になり、時間を要するものと思っております。また、修繕、張りかえをする際には、費用の面、それから工期、それで工期に伴う、多分、休業をしなければならないとも考えておりますけれども、そういったこと、それから時期なども含めて、そのあたりは慎重に検討してまいりたいと思います。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) ウッドデッキの管理ということで、以前、いただいた資料あるんです。点検は、1年から3年期間は半年に一回行うということ。3年目に再塗装を行うこと。点検は、4年目から3カ月から4カ月に1回行うこと。ウッドデッキ上に敷物、多分、マットを敷いたので、敷設するときには常に移動し、ウッドデッキ上の通気をよくすることなど、こういういただいた部分は私も持っていたんですけれども、やはり管理、もう少しよくすれば、そういうことなかったと思うんですよ。 だから、管理もあまりよくなかったのかもしれませんけれども、やはり2階、第二観瀑台やるとなると、全部、観光客を入れられないかと思うんです。時期も結構かかると思うんですよ。その辺もさっき検討しますという話ありましたけれども、そういう部分も、やはり近隣の清流会あたりとも連携して調整していただいて、うまくいくようにやっていただきたいと思っています。 もう一点、滝のトンネル内の手すり、前に中郡議員から質問があったかと思うんですが、結構、坂道になっているんです、滝の施設の周辺は。やはり高齢者も多いし、車椅子で来る人、相当います。車椅子も大変なんです。行くときはいいですけれども、帰りが。坂道ばかりで。そういう部分で、少しでも高齢者が楽に行ける部分で手すりの設置をしてほしいというようなお話、何回か聞いたことあります。 昔使った階段は急だったので、あそこを使えなくして、今、花が植えられて、結構、好評で写真撮っているお客さんも結構います。そういう部分で、少しずつ観光客の皆さんが安心して上れるような対応というのは必要かと思うんです。私、入口の手すりと言いましたけれども、やはりトンネルの中も設置していただいて、お客さんに対して対応していただきたいという思いがして、今回質問させていただきました。それについて答弁いただきたいと思います。
○議長(大森勝夫君) 観光商工課長。
◎副町長兼
観光商工課長事務取扱(和田宗介君) ご質問にお答えいたします。 袋田の滝につきましては、お客様、高齢者の方も多く、坂道が大変な方もいらっしゃるということは承知をしております。特に足の不自由な方につきましては、観瀑事務所や地元の袋田清流会にお願いをしまして、店舗に車椅子を配置し、ご利用をいただいております。 なお、車椅子につきましては、年間2台ではありますが、入れ替えを行っているところです。 今後、高齢者の方や足の不自由な方も安全に訪れていただくために、手すり等の設置につきましては進めていきたいと考えております。ただ、進めるに当たりましては、また先ほどと同じになりますけれども、県公有財産の関係ですとか、県立自然公園、文化財の許可も必要になってきますので、このあたりも含めて検討をしてまいります。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) 許可がおりるまで時間かかるんですよね。前も質問させていただきました落石防護柵、あとは、手前の滝本屋本店のところの橋を渡った遊歩道、県の公有財産とか、自然公園とか、あと文化財ということで、時間結構かかりますよね。落石も、今回質問していなかったんですけれども、今、その話が出ましたんで。やはり安全対策でやる部分なんですよね。 聞いたところによりますと、ここから北は景観が悪いから、ここの上をつくれとか、そこから下、落石したらどうなんだというのは普通、単純に思うところがあるんです。それが、文化財保護法とか何かで難しいんだと。だから、そういう部分では、安全対策というのはとれるのかなと、何かそういうふうに疑問が残る部分もあるんです。危ないから、そこからやるわけですよ。そこで設計した部分が、ここは文化財保護法だからだめだから、もう少し上にやりなさいと。その辺がちょっと何か私的に、もう多分ほかの人が聞いても何か納得というか。そして、安全対策なので、早急にやらなくてはならないと思うんです。事故があってからやるのではなくて。事故があったんですよね、1回。それも大きなのではなくて、よかったと思っているんですよ。その辺の調整がうまくできれば、県との。時間かかるんですよ。何回も書き直してやったみたいですし。1年ぐらいかかってやる仕事ではないと思うんですよ。早急にやらなくてはならない、そういう防護柵なんかはやらなくてはならないと思うんですけれども、その点、進めて、県との調整もしっかりやっていただきたいなと思います。それは質問に入っていなかったので、答弁いいですけれども。 最後に、もう一点、茨城大学生、今回、滝のほうにも学生さんと先生においでいただいて、話をさせていただいたかと思うんです。袋田の清流会との調整やっているかと思うんですが。そういう中で、茨城大学の学生による若い者目線、そして、女性目線を意識した恋人の聖地として、袋田の滝の魅力を発信するPR動画を作成することになっています。もう大体できたのかなとは思うんですが。 そういう部分含めて、モニュメントがある場所、前にも私も何回も指摘させていただきました。何もないんですよね。あの脇のトンネルの穴だけで、周りはもうむき出しになっているし。ただ、あそこにしっかりといいモニュメントがあって、あそこの中にはお金が入っていますね。ご縁があるようにと5円玉が結構入っているんですけれども、やはり若い人が訪れているのかと思うんですが、あのままでは、何となく恋人の聖地とは全然感じない部分があると思うんです。 もう少し大子町にいろんな方が来ていますから、そういう部分では、そういう人たちに助けていただいて、周りの部分の、恋人の聖地にふさわしい整備をしていったらいいのではないかなというふうに、私、思うんですが、その点についてはどうでしょうか。
○議長(大森勝夫君) 観光商工課長。
◎副町長兼
観光商工課長事務取扱(和田宗介君) ご質問にお答えいたします。 まず、議員からお話のありました、茨城大学との連携の話を最初にさせていただきたいと思います。 平成30年2月2日に、茨城大学人文社会科学部と締結をしました連携協力協定に基づきまして、現在、茨城大学に委託をして、若者、女性目線を意識した袋田の滝における恋人の聖地としての魅力を発信するPR動画の作成等に取り組んでおります。 袋田の滝における恋人の聖地の魅力や、PR動画に盛り込んでほしい内容につきまして、昨年10月24日に、茨城大学の教授、学生、そして、地元の袋田清流会と意見交換会を実施しております。 その後、学生が主体となって、現在、PR動画を作成しておりまして、来週、3月19日に袋田清流会向けにPR動画の完成披露と、学生、女性目線による恋人の聖地を活用した集客策の検討結果の報告会を行う予定です。 今後、学生から提示された集客案ですとか、アイデアを取り入れながら、恋人の聖地としての魅力向上に努めてまいりたいと思います。また、モニュメント付近の装飾につきましては、例年、恋のぼり絵馬を、こいのぼりの期間やっておりまして、これが好評でして、地元の清流会からも、これが常時設置できないかというようなお話もいただいております。こういったことも含めてあわせて検討していきたいと思っております。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) 何か答弁に多いんですね、検討ばかりしているみたいな。ぜひ、やりますとか、何か言っていただければ、前向きになるのかなと思うんですが、そういう部分で、やっていただきたいというふうに思います。 町長、恋人の聖地のモニュメントを見て、どういうふうに感じましたか。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(高梨哲彦君) すみません、漠然とお答えするだけになりますけれども、ちょうどライトアップが始まりましたときに、昨年、私のほうも行ってまいりました。非常にライトの成果もありましたけれども、カップルも多くて、非常にいい場所だなと思ったんですけれども、やはりモニュメントまでたどりつくまでのしつらえであるとか、全体的な時代の流れもあると思いますので、やはり着実に一つずつ工夫していくのも、いろんな意味で大事かなと感じております。漠然としていますけれども、そういう状況です。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) やはり聖地として認定された。そのときは結構盛り上がって、いろんな部分もやりました。中で、合コン的なことも、深谷課長のときでしたか、やったこともあります。だんだんその部分が少なくなってくると、そのままになってしまうというのはたくさんあるかと思います。 国名勝指定もそうだと思うんです。生瀬滝が入っているんですよ、名勝に。トンネル入り口の施設のところには、生瀬滝は入っていないんです、写真が。やはりそういう部分も含めて、せっかく指定された部分は生かして、何かしら考えてやっていかなければならないと思っていますし、やはり観光の宣伝も、町の観光商工課ばかりではなくて、観光協会とか、あとは振興公社とか、それぞれ持っていた部分で宣伝とかやっていただいて、町は町でまた違った考えで観光の行政に当たっていただくという部分も、これからは大切なのかなと思います。 含めて連携しながら、大子町にたくさんのお客さんが来ていただいて、やはりいろんな場所に行っていただけるような、そういう周遊コースもあわせて考えていただく。検討じゃなくて考えていただいて、これからいろんな部分で交流人口の増加にも努めていただきたいというふうな思いがしまして、質問をさせていただきました。 私の質問は終わります。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君の一般質問は終わりました。
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△菊池富也君
○議長(大森勝夫君) 次に、1番、菊池富也君の一般質問は、本人の申告により60分です。 菊池富也君の一般質問を許します。 菊池富也君。 〔1番 菊池富也君 登壇〕
◆1番(菊池富也君) 議席番号1番、菊池富也です。 ただいま議長より質問の許可をいただきましたので、通告書に基づきまして質問を行いたいと思います。 本日は、町長の選挙公約、所信表明、これらについて、それから大子町行政組織条例について、そして児童福祉対策についての3点について質問を行いたいと思います。 まず初めに、町長のマニフェストと所信表明における事柄についてであります。 町長は、新庁舎建設計画の見直し、若い世代への支援、観光の振興、地域医療の拡大などを約束しております。私は、その中の観光の施策、それから、その中にはなかった高齢者への支援策について伺いたいと思います。 まず一つ目に、大子町の観光振興を、これからの4年間、どのような施策を実施し、そして大子町の観光を発展させていくのか、町長の考えをお伺いいたします。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(高梨哲彦君) お答え申し上げます。 本町にとって観光は主要な産業の一つであります。しかしながら、茨城県観光客動態調査によるここ10年の観光入り込み客数を見ますと、平成20年の約145万人をピークに、平成23年の東日本大震災で約88万人に落ち込みました。その後、平成29年は約110万人と緩やかに回復しておりますが、東日本大震災前の数字には戻っておりません。 また、本町は、訪日外国人を含む観光客へのおもてなしや、観光地としての認知度が全国平均より低いという調査結果、若年層へのPR不足、アクセス環境などに課題があると考えております。 そこで、全国の観光地では当たり前となっているWi-Fi拠点整備を進めるために、来年度予算において、袋田の滝観瀑施設にWi-Fiを整備する観光施設公衆無線Wi-Fi設置工事を計上いたしました。 今後は、民間施設も含め、町内各地におけるWi-Fi拠点整備を進めていきたいと考えております。 以上です。
○議長(大森勝夫君) 菊池富也君。
◆1番(菊池富也君) Wi-Fiの整備、これからの若い人たちにとってはとても便利なものだと思っております。私が質問したのは、この4年間でほかにどのようなものを、具体的な施策としてお聞きいたしておりますので、その具体的な町の観光を振興するための施策、Wi-Fiはわかりましたので、そのほかの施策として町長の考えるものはどういうものがありますか。お伺いいたします。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(高梨哲彦君) お答え申し上げます。 観光振興は、観光に関する取り組みだけでできるものではなく、インフラ整備なども図ることが必要だと考えております。インフラ整備によりアクセスが向上するなどして、観光客などの関係人口の増加をはじめ、地場産業の発展、定住人口の下げどまりなどが期待できると、そういうふうに考えているところです。
○議長(大森勝夫君) 菊池富也君。
◆1番(菊池富也君) そうですか。 それでは、単純な質問ですけれども、町長は、大子町の観光施設、あるいは観光案内に表現している場所、観光名所、これらについてどの程度知識があって、どの程度見ておりますか。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(高梨哲彦君) すみません。ちょっと個別に正確には数えておるわけではございませんけれども、町としてよく聞く観光地は、私のほうは行っておるつもりではございますが、もしかすると抜けておる場所はあるかもしれません。
○議長(大森勝夫君) 菊池富也君。
◆1番(菊池富也君) やはり観光の振興を町長はうたっているわけですので、できるだけ大子町の観光の名所、たくさんありますよ。今、お話があったように、行っているんであれば、沓掛峠は行きましたか。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(高梨哲彦君) まだ、行っておりません。
○議長(大森勝夫君) 菊池富也君。
◆1番(菊池富也君) これは、次の質問に関係するのでお聞きしているわけなんですけれども、大子町というよりも、私たちが観光地へ行って一番目につくのは、やはり視覚から、目から入ってくるものが一番心に響く。そして、舌鼓、食べるもの、そういうものに感動を覚えるわけですよ。そうすると、見る場所として大子町はたくさんありますよ。 袋田の滝をメーンといたしましても、桜、それから山では、桜のほかにも、今、花桃を植えました。それから、芦野倉には菖蒲園もありますし、ハス田もあります。これらがすばらしい、本当よろこばれる場所となっているんですよ。そして、今、茶の里公園の周りには彼岸花、これの群生地もあります。こういうところをまず行っていただいて、そして、確認をして。だって、目で見るものこそ感動するものはないはずですよ。これだけ自然に恵まれている場所というのは、私はそうはないと思うんです。そういうものを生かした施策を、この4年間でやっていただきたいので、こういう質問をしているわけです。 昨日、私の親戚なんですけれども、横浜から来ました。今、大きくなったんですけれども、その子が小学6年生だったときに大子に来て、横浜から来たものですから、大子の自然に触れ、大子が大好きになったということで、高校生のころ、そして今、大学3年生なんですけれども、また来て、この大子の良さを再認識していると。すばらしい風景で、いつ来ても顔が違う。そして人情味あふれる大子の町であると。こういうことを聞くと、大変うれしく、私も思います。 行政を進めてきた中で、私も40年やっていましたけれども、そのときの観光の施策というのは、その時々によって変わってきました。この時代、時代に合った施策を打って、目で見る観光、それから食べる、舌で感じる観光、そして、心が通じ合う観光、これらを全て生かして、この大子町を少しでもよくしていただきたいと思いまして、私は町長にぜひ、全てとは言いません。できるだけ大子町の観光名所を歩いていただきまして、それで初めて、その観光の推進ができるんじゃないかと。 確かにWi-Fi大事ですよ、これからの若い人たちには。そしてインフラの整備も十分活用できると思います。でも、見てください。周りには。本日は窓が閉まっていますけれども、そこには「大」という字で桜の木が植わっていますし、これから新しい団体が大子の山に木を植えようとしています。そして、それらのほかにも、町で推進していた花桃もあるわけですよ。これらのことができないで、次の仕事へは行けません。まず、ご自分の目で確かめて、大子の良さを再認識していただきたいと考えています。 どうでしょう。もう一度、町長に伺います。これから大子町をよくするために、具体的にどのように進めたいと思っておりますか。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(高梨哲彦君) まず、先ほどのご質問でございますけれども、各大子の観光地でございますが、私は行っていないとお答えしましたけれども、通過はしております。そのときにそのお花が咲いていたか、咲いていないかというところで、盛り上がっているところにまだ全部は遭遇していないと、そういう説明でございます。 それから、観光に関しての運営と、これからの施策でございますけれども、繰り返しになりますが、観光1点に特化して集中していくわけではなくて、それに伴うインフラ等々を整備することによって、観光も同時に一緒に盛り上がってくると、そういう考えでございます。 それから、冒頭で申し上げましたように、東日本大震災以降、かなりの数の観光客が激減しているという状況の中で、私も大子町民の一人として、観光の発展に向けてはおのおの頑張っていこう、そういう気持ちは持っているところでございます。
○議長(大森勝夫君) 菊池富也君。
◆1番(菊池富也君) そういう考えでしたらば、具体的な施策を私は聞きたかったんですよ。ですから、質問の中には、どのような施策で推進をしていくのかというご質問項目で渡してあったはずなので、勘違いをしないようにお願いしたいと思います。 時間がありませんので、次の質問へ移りますけれども、2つ目は、その観光の振興策の一つであった花桃の苗木の配布、これをなぜやめたのかを伺いたいと思います。 町は、春の桜、夏の久慈川の清流、秋のもみじ、冬のシガや凍る滝など、四季折々の顔を持っております。昨年は好評を博し、足りない騒ぎとなり、新年度での予算化を約束していただいておりましたが、残念ながら、新年度ではなく、9月の補正予算において、この花桃の苗木の配布を我々議会で承認したわけです。提案があって承認したというのは、町の施策であります。町の施策を9月に我々に振っておいて承認させておきながら、3月にはやめると。町長の考えではないですよ。町の施策ですからね、これ。それで議会で承認をしたわけですから。 それらについて、私どもには一切の説明がなく、一方的に配布をやめると、そう言われましても、期待をしていた私どもはがっかりですよ。どれぐらいの人が待っているとお思いか、町長はわからないかもしれませんけれども、私としては、私自身もいただける物だと思っておりましたので、残念でなりません。町の施策というものは、町長の考え一つで変えられるものではないんです。そのために私たち議会があり、町民の皆さんがいるんです。 これらについて、町長の答弁をいただきたいと思います。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(高梨哲彦君) まず、花桃の配布の中止におきましては、後ほど担当課長から詳細は申し上げますけれども、私のほうとしては、花桃に関する配布の公平性、平等性を勘案した上で判断している状況でございます。細かいところは担当課長からご説明申し上げます。
○議長(大森勝夫君)
生活環境課長。
◎
生活環境課長(国谷康夫君) それでは、ただいまのご質問は花桃の配布の件なんですが、昨年度は、個人、団体合わせて79名の方に配布をしてまいりました。その間については若干、本数の調整なども行って配布してきたわけなんですが。 今回、来年度予算を計上するに当たりまして、まず、前年度の結果等を踏まえて、限られた予算内で有効に活用できる方法、あるいは、公平性を考慮した配布方法、あとは、花桃に限らずとも、その地域、地域で特色とか、よい景観をつくるという点で、ほかの種類もどうかというふうな、そういった観点から、花桃の配布のあり方について再度検討したほうがよいのではないかというふうな結論に至りました。 また、今年度分につきましても、先ほど菊池議員のほうから、9月補正で計上しておったところなんですが、見直しに当たりまして、同様の理由から今年度分についても配布を見送る、そういうふうな苦渋の決断をするに至りました。おっしゃるとおり、予算につきましては、3月補正にて減額計上しております。 今後は、先ほど述べたような観点から、具体的な検討を行っていきたいというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(大森勝夫君) 菊池富也君。
◆1番(菊池富也君) よくわからないんですけれども、欲しいという方がいるのに、公平性、平等性というのはどういうことですか。
○議長(大森勝夫君)
生活環境課長。
◎
生活環境課長(国谷康夫君) 昨年も希望があって、そういったことで配布してきまして、若干の苦情的なものもあったのですが、植栽後の管理を含めまして、公平性という部分で、昨年度の反省点として、申し込み順でやってはきたんですが、区で取りまとめるとか、団体とか、そういったことを中心に、あとはそれ以外に似たような、農林課等で行っています事業などと調整も含めまして、再度検討したほうがいいのではないか。そういったことで公平性というふうな意味合いとして検討して、そういった考え方で検討した結果になりました。
○議長(大森勝夫君) 菊池富也君。
◆1番(菊池富也君) それでは、なぜ9月に補正をしたんですか。だって、町の施策として9月に補正したんですよ。それをやっても実行もしていないうちに、なぜそれを取り消すのか、その理由が私はわかりません。ですから、そのお答えを欲しいということで、町長に伺っているわけです。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(高梨哲彦君) 私の考えは違うものでございました。着任したのはもちろん9月の後でございますけれども、希望があってそれをお配りしているという状況なんだと思います。希望された方にとってはもちろんすばらしいものであって、継続性があったらもちろんいいものではあると思うんですけれども、希望されていない方においては、ここがあれかなと思うんですが、何もないということで、全員が希望して全員に配布するというんであれば公平性だと思うんですけれども、使い道も、それから、配布後の管理、配布後の配布物の行き先等がもし明確にわかっていれば、もちろん希望配布というのも視野にはあったかと思うんですけれども、今それもないということで、こういう状況になっているということでございます。
○議長(大森勝夫君) 菊池富也君。
◆1番(菊池富也君) 希望者に配るというのは、行き先はっきりしているでしょうよ、だって希望者なんですから。そういうふうに私は理解しますし、この9月に補正をしたということ自体で、もうことしはやるというのが施策だと私は思うんです、町の施策というものは。 だって、6月に補正をして9月にやめます。9月に補正をして12月にやります。12月に補正をして3月にやります。そういうものが通ってしまったら、議会の価値がありませんよ。議会はそういうものではないと思いますよ。私たちの立場が何にもないではないですか。必要だという町民がいて、議会が町からの提案があったから賛同して、それを消されたということは。では、先ほどの答弁にあったように、課長から答弁ありましたけれども、検討している。だって、新年度の予算にはまだのっていないですよ。先ほど、検討して新たなものを考えると言ったって、実際ないでしょうよ。 では、今度はどうするつもりですか、その新年度については。町長の考えをお聞きします。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(高梨哲彦君) 私のほうは、配布先の、基本的に希望したから全部、希望するのが行き渡るかどうかは、まだ希望数に充足するだけ、皆さん、希望者がもらえたかどうかはちょっと確認はしておりませんけれども、希望して受け取られた方が、その後、どう使っているかがきちんとわかったほうがよろしいんではないかという判断をしているところでございます。 それから、先ほど担当課長からご説明ございましたけれども、いろんな見直しの中で、種類であるとか、いろんな形の見直しを検討しておる中ですから、見直しをしていく中での金額変動もございますので、予算としては、今、計上していない状況になっておるところです。
○議長(大森勝夫君) 菊池富也君。
◆1番(菊池富也君) 種類とか金額とかが変化があるのはわかりますよ。でも、それが計上されていたり、今回の減額の説明がきちっとなされていない限りは、やはりこれは認めるわけにはいきませんよ。だって補正ですよ。補正で承認したんですよ、議会が。ちょっとそれは議会軽視につながるんではないかと思うんですけれども、そういうことで簡単に補正を出したやつ、出したのは町が出したんですからね。町の施策として出した。それを議会が承認をしたということですよ。それをまたなくすという、同じ年度内でやるべきことではないと、私は思います。 だって、こう言ってはなんですけれども、町長、まだ2カ月ですよね。実質、役場に来たのは。それで、次の質問の関係することもあるんですが、中の、内部の構造を見たり、機構を見たり、それから町民の皆さんの動向を見たり、町の、今言った観光地を見たり。確かに大変だと思います。ですが、そういうことは慌てないでやってくださいよ。せめて3月まで様子を見るとか、来年1年間見るとか、1年のサイクルを見て、今、何が忙しい、今、どういうものがこの課には必要だとか、必要でないとかという判断は、1年のサイクルぐらい見てからでも私は遅くないと思っておりますし、次のことのときにまた言いますけれども、ちょっと早過ぎるのではないかと、私は考えています。 以上ですけれども、この件に関しましては、町として、今度は課長ですよ。課長の、町として一度提案したものを、なぜそのときに考えなかったのか、お答え願います。
○議長(大森勝夫君)
生活環境課長。
◎
生活環境課長(国谷康夫君) ただいまのご質問、9月の補正で計上して、通常、昨年どおりの予定でしたらば3月末、植える時期に合わせてということで、そういう予定で9月の補正で計上しました。新年度の中でありまして全体的にどうなのかということで、今年度予算で計上した部分ではあったのですが、そこの部分につきましては、3月補正で落とすということで自分としても承諾をしてきました。見直してやったほうが、よりよい効果が、今年度分については補正で上げたんですが、再度、中身につきまして、一旦、見直したほうがいいではないかということで、そういう決断を自分でもするに至ったわけです。
○議長(大森勝夫君) 菊池富也君。
◆1番(菊池富也君) これは9月までに考えるべきであって、提案すべき前に、そういう判断をするのが、やはり行政としての、私はするべき仕事ではないかと。そして、提案をしたらば、それは町の施策として、やはりそれを実行するのが本当ではないかと思いますよ。来年度どうするんですか。今、植える時期というのはわかるでしょう。3月、4月、5月、その辺でしか植えられないですよ。また1年延びるわけですから、やはりそういう時期も考えて、早目に手を打つのは本当ではないかと思いますが、来年度どうするか、町長の考えをお聞きしたいと思います。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(高梨哲彦君) 現況の見直しを続けまして、来年度、また報告させていただくように進めたいと思っております。
○議長(大森勝夫君) 菊池富也君。
◆1番(菊池富也君) では、よく検討をしていただきまして、取り下げることのないよう、また、新しい提案をいただきたいと思います。 では、3番目です。 今度は観光の拠点づくりについてですけれども、先ほどからお話ししておりますように、町には観光施設として、おやき学校、茶の里公園、それから観光やな、振興公社の管理する森林の温泉、フォレスパ大子、道の駅、やみぞ、袋田の滝、それから八溝山の展望台など、たくさんあります。また、桜の名所、菖蒲園、ハス田、彼岸花の咲く丘など、草花の名所もたくさんあります。町の至るところにあるこの観光名所を、これら観光協会と観光商工課で担っているわけでございます。残念ながら、町民の皆さんが思うほど、知名度はまだまだ足りないと思っております。 町は、これらのすばらしいところを生かすのに、観光の拠点づくりが必要ではないかと考えています。観光客の皆さんは、観光案内所がわからない、見つけにくい、こういう苦情が何本も私にいただいております。また、お土産はどこで買えばいいんですかと、どのようなものがあるんですかと、問い合わせがたくさんあります。道の駅や観光やなを中心に、大子町の観光の拠点をつくっていくのか。それとも、袋田の滝周辺の再開発を、今、行っておりますので、この辺でやるのか。それから、八溝山を中心に山の景色の開発をするのか。町長の観光の拠点としての具体的な構想をお聞かせいただきたいと思います。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(高梨哲彦君) 観光の拠点づくりの件でございますけれども、観光案内、情報発信の拠点として、まず、文化福祉会館まいん内に観光協会及び常陸大子駅前に臨時観光案内所があります。特に、町なかのイベント時や紅葉の時期には訪問する観光客も多く、観光協会ではレンタサイクルの事業も行っており、一定の役割は担っていると考えております。 また、道の駅も、観光案内、情報発信の拠点の一つであるかと思います。観光客が立ち寄る拠点としては重要な施設でありますので、道の駅における観光案内、情報発信力を強化していきたいと、そういうふうに思っているところでございます。
○議長(大森勝夫君) 菊池富也君。
◆1番(菊池富也君) 私は、具体的に言いますと、道の駅には観光案内所のようなものをつくって、そして整備をしていけば、皆さんが立ち寄れる場所、車も立ち寄れる場所、そういう場所でないと、はっきり言いまして、まいんの中にある観光協会は、大子町の人はわかりますよ。でも、ほかから来た人が見つけにくいですよ。大きな看板があるわけでもなし、目の前に行かなくてはわからない。インターネットで見ても、あの一方通行の標示も確認する必要がありますので。やはりまいんに置くよりは、私は、観光案内所でも構わないんですけれども、その観光の一番の施策をやる場所として、観光協会、それから観光商工課があるわけなんで、観光案内所ぐらいは道の駅に置いて、観光案内の発信地として活用してはいかがですかということなんで、その点についてお考えをお聞きしたいと思います。
○議長(大森勝夫君) 観光商工課長。
◎副町長兼
観光商工課長事務取扱(和田宗介君) ご質問にお答えいたします。 道の駅に観光案内所をつくるべきだというご質問かと思います。 これにつきましては検討をしておりまして、ただ、来年度予算には間に合わない部分もありましたので、人繰りの問題等も含めて、来年度、1年かけてちょっと検討をしていきたいと思っております。
○議長(大森勝夫君) 菊池富也君。
◆1番(菊池富也君) ぜひ、早期の実現をお願いしたいと思います。 次、4番目なんですが、4月に一般社団法人になる振興公社が運営する道の駅、奥久慈だいご。これの利用者数の拡大の施策について伺いたいと思います。 道の駅については、過去何度も質問をして、改善策の提案をいただいておりますが、目に見えての改善がなされていないと感じます。先ほどの質問の中で、観光案内所、それから観光の拠点として、中心としてどうかと言いましたけれども、あそこには温泉があって食事もできる、駐車場もある、お土産もある。それですから、そこは最適だと考えているんですが、そんな道の駅の利用者数の拡大に向けて、今度は社団法人になって、高梨町長が理事長になるわけですので、町長のこれからの考え方、これをお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(高梨哲彦君) お答え申し上げます。 一般社団法人として4月からスタートすると報告を受けておるところでございます。道の駅に関しては、私の主観ではないんですけれども、おおむね20年前にできた建物ではないかと思っているところでございます。近隣の常陸大宮、常陸太田におきましては、最近、建物がリニューアル、もしくは新築されたところでございますので、やはりこの20年の中で、大きく差の開く建物、立地になっているかなというところではございますけれども、やはり限られた財産をしっかり使っていくためには、内部のレイアウト等、そういうものを変更しながら、時代に合わせて、季節に合わせて工夫をしながら運営してまいりたい、そういうふうに思っているところでございます。
○議長(大森勝夫君) 菊池富也君。
◆1番(菊池富也君) 町長は、ところで、温泉に入ったことありますか。道の駅の温泉、または森林の温泉。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(高梨哲彦君) ございます。
○議長(大森勝夫君) 菊池富也君。
◆1番(菊池富也君) そうしますと、大子町の温泉のよさをわかっていただけると思うんですけれども、そういうものがあるのに、活用しない手はないと思うんですよ。ですから、これからやっぱり道の駅も活用を図っていきながら、町の庁舎も新しくするんでしょうから、それと一緒になって、近くにあるんですから、やはり観光に役立てていっていただきたいと思うものですから、これから施策について、ぜひ、社団法人になるわけですから、理事長になるわけですから、理事長としての立場で、今後、この道の駅、それからフォレスパ、やみぞ、こういうところに、お客さんがたくさん入るように、具体的な施策を、私はお願いしたいと思います。やるのにはこういうふうにする、わかりますよ。でも、具体的な施策がなければ、これは動きませんから。これは考えていただけますか。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(高梨哲彦君) お答え申し上げます。 まだ、本当にそちらこそ着任してすぐでございます。やはり組織としてどういうふうに進むべきか、これも末端の職員まで、ベクトル一緒にして進んでいかないといけない問題ではないかなというふうに思っているところです。 まずは、一般社団法人ですから、やはりお客さんに満足して帰ってもらわなければいけない、それから利潤も上げていかなければいけない、時代に即した運営の方法もあわせてやっていなかければいけない、そういうふうに思っているところでございます。 職員と一緒に一致団結して、お客さんに喜んでまた来てもらえる、それから、設備投資に関しても、設備投資に値する利潤がちゃんと発生してくる、そういうのを念頭に置きながら進めていきたい。そういうふうに思っているところです。
○議長(大森勝夫君) 菊池富也君。
◆1番(菊池富也君) ぜひ、そのように振興していただきたいと思います。 5番目なんですが、町長のマニフェストや所信表明の中には、残念ながら、高齢者への支援策については何一つ触れておりません。大子町は、65歳以上の方の割合が40%を超えています。少子・高齢化の問題はこれから最大の問題になるはずです。そのたくさんの方の支援について、町長はどのように考えているのか伺います。 また、町長の考える高齢者の皆様への支援策を具体的にお示しいただきたいと思います。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(高梨哲彦君) お答え申し上げます。 高齢者の支援につきましては、マニフェストに、高齢者の健康と長寿という柱を掲げております。高齢化率約44%と、県内一の数値となっている本町において、高齢者の福祉の増進のための施策は最重要施策であります。町といたしましては、大子町高齢者福祉計画及び第7期大子町介護保険計画の推進を基本として、高齢者が心身ともに健康で、生きがいを持って長生きできる環境づくりに今後とも努めてまいります。 具体的には、生きがいづくり及び社会参画の促進、健康づくり及び介護予防の推進、介護サービスの充実、地域における見守り体制の充実等、現行の施策を継続して推進いたします。
○議長(大森勝夫君) 菊池富也君。
◆1番(菊池富也君) やはり大子町少子・高齢化、これが一番の問題になっておりますので、私ももう65ですから、過ぎましたので、こういうお仲間の方ですよ。私も仲間に入れてもらったので、これから自分の健康について考えなければいけない時期かなと思っておりますので、ぜひ、充実した施策を、町民の皆さんに与えていただきまして、そして、みんなが健康で元気なまちをつくっていただきたいと思います。 そのためには、今までのものを踏襲するんではなくて、町長になったんですから、町長として新しい施策も考えていくべきだと思うんですよ。私はその新しい施策がないかどうかを伺いたい。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(高梨哲彦君) 私個人の私見の範囲になりますけれども、やはり高齢者福祉制度におきましては、国が定める福祉制度、県が定める福祉制度、町の福祉制度ということで、今、全国的に注目していらっしゃる制度でございまして、そこに私のもう一つ、一手のオプションをという話になるかと思うんですけれども、現行では、今のところはそれは考えてございません。 やはり高齢者の方々お一人お一人の状況も違います。住んでおられる場所も違います。ご家族構成も違う。いろんな場面を考えますと、やはり一人一人の意見を聞きながら、徐々に町としての、大子町に合った高齢化施策をつくり上げていく、そういうふうに考えておるところでございます。
○議長(大森勝夫君) 菊池富也君。
◆1番(菊池富也君) 今までもそうしてきたように、そのような施策がたくさんあります。ですから今度は、ぜひ高梨町長の、私はこうやるんだと、そういう政策を、次の議会までお待ちしますので、それを考えてきていただきたいと思います。 では、次に移ります。 今議会で提案されております大子町行政組織条例の改正案について伺います。 本日、全員協議会があるということで、組織の改編についてお話しいただいたところなんですけれども、こういうものは早目にいただかないと、今回の一般質問でできないですよ。変わったものが何カ所かあったんですよね。それでも、私は、そこを触れるわけにはいきませんので。本日の午後の問題ですから。 それで、今あるものについてです。 昭和59年に行財政運営管理改善委員会が組織されまして、行財政改革に積極的に取り組み、財政の健全化や職員数の削減、組織の縮小に力を入れ、スリムな役場づくりを目指してきました。町長は、新庁舎建設計画においては、経費の削減を目的に見直しを提案するとお話をしています。一方、新たな組織をつくり、経費を増やそうとしています。 スリムな庁舎をつくるなら、スリムな組織も当然であり、そこに入る職員の数も、今のままでは入れないという状況になっているんですから、この矛盾する2つの施策に大きな疑問を感じます。町長は、就任わずか2カ月で、役場の組織を変えようとしています。 数年前まで秘書広聴課という課がありました。でも必要がなかった。ですから、総務課に統合しているわけですよ。私も40年、役場にいましたので、何度も携わっておりますし、行革担当もやりました。ですから、組織については少しは詳しいと思っております。 しかし、これが、今までの秘書がどうして係として存続して不自由なのか、よくわかりません。係でも私は十分に対応できると思います。係ですから。1人増やせばいいだけの話ですから。どうしても忙しいと言うのなら。 それに、広報というのは、先ほどお話ししたように、いろんな方、いろんな課、いろんな部署でやってこそ、さまざまなアイデアが出るんです。広報課で町の広報ばかりやっていたって、観光協会のほうがすばらしいアイデアを持っていたと、振興公社のほうがすばらしいアイデアを持っていたと、そういうこともあり得るわけですよ。だって十人十色、こういう例えはおかしいかもしれませんけれども、そのみんながみんな、違う考え方を持っている。それを町の一つの部署で大子の広報しようなんて思ったら、考えが小さくなってしまいますよ。 だって、民間の活用、民間にいたんですから、町長、この点、よくわかると思いますよ。民間の活用こそ、今の役場の生きる道です。新しいものを入れようとしたら、やはり民間の皆さんにはかないませんよ。行政というのはどうしても箱型の中でやってきましたので、どうしてもそこから飛び出そうというのには、すごい勇気が必要ですし、すごい抵抗もあるんです。 でしたらば、私は、広報については、わざわざこういうところで小ぢんまりやらない。秘書が必要でしたら秘書係でいいではないですか。担当係長で十分ではないですか。私はそれだけの仕事量だと思っていますよ。 とにかく、1年間サイクルを見てからでも、私は遅くないと思っておりますし、今度の新庁舎に合わせて組織を変えるということならばわかります。ですが、さらにまた変えるようなことになったのならば、何の意味もないではないですか。組織を変えるということは、全て直すわけですから、ほかに経費もかかるんですよ。人件費だけではありませんよ。様式も書式も全部直さなくてはならない。しかし、これらについては、総務課長、よく指導してください。そういうことは必要なんですから。単なるあれではないんですから。 ですから、町長には、やはり、先ほどの観光ではございませんけれども、ずっと見回っていただいたり、1年間のサイクルとしてこの行政を見ていただいて、そして本当に必要かどうかを判断してからでも遅くないのではないかと考えますが、まず、新設する秘書広報課の必要性について答弁をお願いしたいと思います。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(高梨哲彦君) 新年度の組織再編におきましては、秘書広報課の創設を先ほど来予定しておるということでございますけれども、その目的の一つにおいては、対外的な情報発信力を強化する、的確な情報を必要とする方々に素早く発信をしていく。また、各課で行っている情報発信業務における重複を解消したり、そういう情報を秘書広報課で一度集約し、効率的に発信をしていくことで、行政運営上、効果があるというふうに考えておるところでございます。各課に分散している広報に関する仕事、そういう重複も解消していきながら、一度集約をした上でやり方そのものを考えていきたい。 目まぐるしく動く外部の状況に応じて的確に対応していくために、あまり時間も残っていないと判断したところで、少し早目な決断をしているところでは、お諮りしているところではございます。 以上でございます。
○議長(大森勝夫君) 菊池富也君。
◆1番(菊池富也君) 先ほど、私、その前に念を押したんですけれども、いろんな方からのいろんな意見があって、その広報がいろんな方法のほうがすばらしいと言ったんですよ。一つの課で広報をいくらやろうとしても、同じ考えではだめなんですよ。今は、いろんな方がいろんなものをつくるから、いい広報ができるんです。そして、大子町の、今、皆さんわかっていらっしゃいますよ。だって、なかなかそれが具体的にうまくいっていないというのは。ただ、それを改善するのは、これからの施策だと思っています。 それでは、総務課長、行政改革が始まったときの職員数、課の数、それから、課長補佐制度が始まったときの課の数、管理職の数、職員の数を教えていただきたいと思います。現在のもの、そして4月から考えているもの。それらについてお願いします。
○議長(大森勝夫君) 総務課長。
◎総務課長(深谷雄一君) ご質問にお答えします。 まず、職員、そして管理職の数ということでございます。 先ほどお話が出ました大子町行財政運営管理改善委員会規程が制定されたとき、これは昭和59年になりますけれども、そのときの職員数は457人です。 そして、平成19年度に、係長からグループ制、補佐制度を導入いたしました。そのときの職員数は315人、そして、そのときの課長の人数でございますが、17名、そして補佐が31名です。 そして、現在、平成30年度の職員数でございますが、総数は253人。そして課長は16人、補佐は38人でございます。 そして、組織を再編する31年度の予定でございますが、職員数は254人。課長の人数は19人、補佐は37人の予定でございます。 以上でございます。
○議長(大森勝夫君) 菊池富也君。
◆1番(菊池富也君) ありがとうございます。 今、見ましたように、課長が今度16人から19人に増える。補佐は38から37人に減る。そうしますと、この課をつくったことによって大変な人数が増えるわけですよ、管理職の。スリムにしていくと言っているのに、少人数で課をつくって課長を置く必要があるのかと、私は言いたい。 町長、どうですか。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(高梨哲彦君) 今、総務課長のほうからご報告においては、来年度の案の数字になっているかと思うんですけれども、参事等々の人数がカウントされていますので、基本的には、入れかえることによって多少の人数変化はおありになるかと思っています。 あくまでも、私のほうとしては、秘書広報課の分としての課長1人追加ということに関しては、私のほうでも一緒に進めてきた事案でもありますので、そういうことだと思っていますけれども、全体予算の中で一元化した考えでいくと、秘書広報課の人件費については、あまり財政を圧迫していない、そういうふうに判断しております。
○議長(大森勝夫君) 菊池富也君。
◆1番(菊池富也君) 私は管理職の数を聞いているんですからね。管理職が増えているということですよ。ですから、課長も増えているし、管理職も増えているということなんで。 1年間の人件費では確かに少ないかもしれません。同じぐらいかもしれません。でも、これが年金にも影響しますし、福利厚生にも影響するわけですよ。それを全体でこれから減らそうと、職員が減ってきている、町民の皆さんの人口が減ってきている、その中で役場の管理職だけ増やしてどうしようというんですか。私はそれがわからない。昭和59年から、457人もいた職員を254人まで減らして、そして、課も、せっかく16課まで減らしてきたわけです。 ですから、それらをわざわざ機構改革をやって、町長のお膝元を広くする必要があるのかどうかということなんです、私が言いたいのは。何も総務課で、秘書担当を置けば大丈夫ですよ。町長の面倒は見てくれますから。私はそういうことで、これについてはあまり賛成できませんので。これについて、もう一度見直しがあるかどうかをお聞きいたします。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(高梨哲彦君) ご返答申し上げます。 秘書広報課の広報という部分は、先ほどの観光にも私はリンクしているつもりなんですけれども、やはり今の大子町に来る子供たち、それから若者、大人もそうですけれども、昔はいろんな配布物、紙ベースの冊子物、そういうのをお配りしているのが、大子町の私の印象でございました。やはり今、デジタル社会ということで、大子町の情勢を、観光のいいところ、菊池議員もおっしゃっていただいた大子町のすばらしい部分を、動画等とSNS、コンピュータ等々で見るコンテンツをつくる意味でも、やはり今の担当課でそういうのを一元化してできるというのは、私の中ではちょっと無理なんではないかなというふうに判断しているところでございます。 そういう中で、総務課の広報だいご等々の広報と一緒に、切り離しをさせていただいた上で、町としてのこの後のダイレクトな、そういうPRに関するお仕事を、そこに分担してやらせてみたい。今ある課においては、今の仕事をどこかに分散してやらせようとすると、コストオン、それから人件費、一人一人の担当に関するパワーもオンになってしまうというところで、一度分割して、そういうデジタルに関する広報等も含めてトライをしていきたい。それにおいては、デジタル社会でございますので、周りの環境がどんどん変わっていく、この素早いスピードの中では、いち早くこっちも追いついていきたい、そういう所存でございます。
○議長(大森勝夫君) 菊池富也君。
◆1番(菊池富也君) デジタル化で早く進めたいというのはわかります。 でも、デジタル化ですから、何もその課に集まらなくたってできるわけですよ、今は。そうでしょう。今どこでもできるということで、Wi-Fiの整備をしてできるわけですから、庁舎内ならどこにいてもそういうものはできるんですよ。 ましてこれからは、庁舎は、都会になりますと課長会議なんかもやらない。集まらなくて、みんなデスクの上にパソコンがあって、そこでやりとりができるようなものが開発されようとしているんですよ。それをわざわざ新しいものをつくって、そこへだけ集める。そういう必要はない社会になっていきます。それもわかっていただきたいと思いますし、私はこの機構改革については反対をいたしたいと思っております。 これ、進めていると時間なくなってしまうので、申しわけないですけれども、次に、総合案内の窓口業務について伺います。 私の在職中にも、何度か同様の窓口案内は行ったことがありました。先ほどの質問の中でも申し上げましたけれども、町長は1年間、それ以上の中で経験を得て、必要と感じるならば理解もします。しかし、私は役場に40年もいたんですから、経験上、申しますと、必要性はありません。 というのは、役場の職員しっかりしていますから、窓口でちょっと聞かれれば、すぐ答えられます。それにここに配置する職員というのは、役場の行政を全てわかっている職員でなければ配置しても意味がないですよ。ちょっと待ってください、聞きますから、なんかやっていたら同じことになってしまいますから。ですからそういう関係では、私は必要ないんではないかなと考えております。 それに、大子町役場の来庁者というのは、ほとんどが町民の皆さんです。町民課や会計課の職員の窓口の対応で私は十分だと考えています。また、観光客の皆さんへの対応は、最初の質問の中で示したように、道の駅や観光商工課、観光協会内の対応で、私は十分と考えておりますので、今後は、観光の拠点としての案内所整備のほうが重要ではないかと考えています。 また、人件費、それからスペース。今回も人件費480万いくらでしたよね。それと、スペースの確保など、新たな経費を生むわけですから、それらの削減にも、設置をしなければ役に立つと考えております。 町長、その点についてどうでしょうか。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(高梨哲彦君) お答え申し上げます。 ご存じのとおり、私は外から戻ってきた人間でございます。他方の庁舎等も見させていただいておるところでございます。県北地区の正確なデータはとっておりませんが、水戸から県北の庁舎に行ってみましたところ、総合案内係というのはおります。そういった意味でも、大子町だけがいないということだけでもないかもしれませんが、ほとんど総合案内はいるというふうに、私のほうでも確認をしたところでございます。 最近行きました水戸庁舎におきましては、南北の入り口にそれぞれ1名ずつ、もしくは2名ずつ配置されておるところでございます。役場に来る方がほとんど町民であるというところのご質問でありますけれども、私、着任いたしましてから、やはり役場の職員に挨拶がないとか、そういうお叱りやご批判を受けるところもあるかと思いますが、職員のほうも、業務に集中しているときは、他人で通りかかった方になかなか気がつかない、そういう状況もあるかと存じます。一元化して、総合案内係のほうで、まずは皆さんにご挨拶をさせていただいた上で、皆さんがどういう目的で来られているのか、それをお預かりしてつなぐバトンタッチの役目として置かせていただけないかと、そういう状況でございます。 また、費用に関しましては、先ほど菊池議員のほうから四百何万というご指摘があったかと思うんですが、電話交換係と2名体制でローテーションをさせますので、その半分の209万円という状況になるかと存じます。 以上です。
○議長(大森勝夫君) 菊池富也君。
◆1番(菊池富也君) 今、ご説明いただきましたけれども、私は何が無駄かといいますと、実は2人のローテーションというのが一番無駄ですよ。2人ですと、2人のローテーションですと、1人欠けた場合は、じゃ、どうするんですか。誰が対応するか、よくわかりません。その説明をお願いします。
○議長(大森勝夫君) 総務課長。
◎総務課長(深谷雄一君) お答えします。 この総合案内につきましては、私が役場に入ってからちょっと承知をしていないです。それで今回、町長がいろいろな外からの目線で役場を見たときに、やはり最初にお尋ねする方がいることが必要だというようなご意見をいただいて、今回、こういった総合案内を設置します。 ローテーションということでありますが、今現在、電話交換業務について総務課内で1人、電話交換業務をやっております。そこの職員と、もう一人採用して、2人でローテーションということでございますが、私としては初めての試みであります。必ずそこに1人がいなくてはならない。トイレ休憩もあるでしょうし、いろんな用事もあるでしょうし、高齢者が来た場合には、実際にお連れしてその窓口まで連れていくことも必要なのかと思います。そうなると、2人が必要だということにもなりますけれども、まずは1人でどこまでできるかを対応して、全てが常に1人いるということではなくて、臨機応変に、そういった総合案内人の業務をまずはやらせていただけないかというようなことでございます。 以上です。
○議長(大森勝夫君) 菊池富也君。
◆1番(菊池富也君) 時間がないんですけれども、これは前に、県のほうでも一番最初実施したはずなんですけれども、総合窓口は、担当の課長とか係長が来て、やっていた時代があったんですよ。それでも対応できるということで、そういう時代があったはずです。近隣の市町村でも、大子町役場でも、一時そういうのがメディアのほうでも話題になりまして、取り入れたときもありました。総合窓口案内のような案内係、ここへ名前、名札をつけてやって、そしてその方たちが案内した時代がありました。こういうことをやってもどうしてやめたかというと、必要がないんですよ。そういう経験があるんですよ。そういうことでしたら、もっと積極的に窓口の係長とか課長が、お客さんが来たときに対応すれば、私はいいんではないかと思っています。 きょうは、すみません、もう一つ、質問を用意していたものですから、観光のことと機構改革のことで終わってしまったんですけれども、実は、先ほど、前の藤田稔議員が質問しましたので、その中にありましたものの中で、児童福祉対策の中で
放課後児童クラブ、これの
リフレッシュセンターは来年はやる気ないんですか。それ一つ伺います。
○議長(大森勝夫君) 残り時間3分を切りましたので、答弁をもって質問の時間を終わります。 福祉課長。
◎福祉課長兼
地域包括支援センター所長(神長敏君) ご質問にお答えいたします。 そのようなご質問は、保護者の方から寄せられております。なぜ利用しないのかということでございますが、今年度実施いたしました
リフレッシュセンターの利用でございますが、
放課後児童クラブのみで長期間専有することについては、他団体の利用者の方からの苦情もありまして、今後、継続して
リフレッシュセンターを
放課後児童クラブのみが使うということについては、担当課としては、難しいという考えに至ったからでございます。
○議長(大森勝夫君) 1番、菊池富也君の一般質問は終わりました。 午後1時まで休憩とします。
△休憩 午前11時51分
△再開 午後1時00分
○議長(大森勝夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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△野内健一君
○議長(大森勝夫君) 14番、野内健一君の一般質問は、本人の申告により60分です。 野内健一君の一般質問を許します。 野内健一君。 〔14番 野内健一君 登壇〕
◆14番(野内健一君) 皆様こんにちは、午前中から引き続きまして、午後の質問に移ってまいります。大森議長のほうからご許可をいただきましたので、通告書に従いまして随時質問をしてまいります。 それでは、まず最初に、大子町地域公共交通の改善策ということについて、町長にお尋ねしたいと思っております。この改善策といいますか、大子町の地域公共交通の問題というのは、私が町議会議員になりましてずっと続けてきたもので、まだこれといった改善策が出ていないというのが現状でございます。どれまで続くのかも、終わるまで無理なのか、もうそろそろ極めなきゃならない部分なのかなという形で思っております。 まず、町長にお尋ねいたします。 町長は、昨年の町長選挙に立候補されまして、それより1年くらい前、一昨年あたりから、多分大子町を細かく歩かれておられたのを記憶しております。たくさんの町民の方とお話もされてきて、いろいろな皆様からこの大子町どうしていきたいという部分についてのご要望というのをたくさんいただいているのではないかなと考えています。その皆様からのご要望が、これからどんどんこの4年間の町長の施策の中にあらわれてくるものと考えておりますが、この問題ですね、大子町の地域公共交通ということですね。みどり号というのを走らせて、町のほうでおります。それを中心としてだんだんタクシーを利用して交通不便の方に利用してもらおうという形に、前の町長が施策の中に入れて今まで来ております。実際、この大子町の地域公共交通の改善策のためにということで、町としても町民の皆様の中から代表を選んで会議などを持たれて、今年度もやりましたでしょうし、来年度も予算の中に会議の予算が入っておりますので、これも国にいくのだろうと考えております。町長しばらく大子町を出られていましたので、大子町に帰られて、昨年ずっと大子町歩かれて、この大子町の地域公共交通の問題についてどのような意見をお聞きになってこられて、今どのように実際的に改善していこうと思うのか、またこれは難しいからしばらく無理かなと思うのか、そのご感想でも構いません、おっしゃっていただければ幸いです。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(高梨哲彦君) お答え申し上げます。 地方圏での地域公共交通を取り巻く環境については、人口減少や少子高齢化、自家用車の利用の増加などにより、大変厳しい状況と認識しております。私のほうも、確かに議員のおっしゃるとおり、町内回らせていただいたわけでございますけれども、特に路線バスについては、町民や利用者から見直しを求める声も伺っております。例えば、バス停まで距離があり、高齢者や障害を持つ方々に利用しにくいこと、買い物、病院などの外出の目的地に到達しなかったり、帰りの便がないなど利用しにくいこと、目的地までの時間がかかることや、遠方では運賃が高いことなどがございます。また、利用者数が少なくなっていることから、路線バスの存続を懸念する声も伺っております。今後どのように改善に取り組んでいくのかご質問をいただいたところでございますけれども、まずは高齢者や障害を持つ方々、児童・生徒たちの交通手段の確保が喫緊の課題かと思っているところでございます。また、路線バスにおきましては、利用者数をどのように確保するかなども課題かと思っております。公共交通サービスを安心して受けることができるよう、町民の皆さんの声を十分に把握して、持続可能な公共交通体系の構築に向けて検討してまいりたいと考えておるところではございます。 具体的には、平成31年度においては、大子町地域公共交通再編実施計画の策定を予定しております。この計画においてですけれども、路線バス、町民無料バス、スクールバス、タクシー利用助成事業など、既存の公共交通体系を見直す予定でおります。デマンド型交通、他市町村で始まっておるところでございますけれども、この運用実験等々も参考にしながら、公共交通全体の枠組みの中で検討してまいります。
○議長(大森勝夫君) 野内健一君。
◆14番(野内健一君) ありがとうございました。 本当に全般的に町長述べていただきまして、まあそのとおりで、今そのお答えの中で、病院関係の、いわゆる町民の皆様のご自宅から病院までの交通につきましては、ある程度100%ではないにしろ、病院までの交通については、各病院が自分のところで仕立てました交通網といいますか、車両を使いまして送るという方法がとられてから、そこまでの不満というのはあまり聞こえなくなったことも確かなんで、やはりこれは各大子町に存在しております病院に対して、本当に御礼を言わなくてはならないかなと、よく決断していただいたなという形であります。 それで今、町長おっしゃったように、各大子町を走っているバス関係なんですが、バス会社との間で、何かそれについてお話というのは今までされたことがございますでしょうか。
○議長(大森勝夫君)
まちづくり課長。
◎
まちづくり課長(保坂太郎君) 公共交通の課題については、バス会社、路線バスに関しては茨城交通さんでございますけれども、随時意見交換をしながら改善に向けて取り組んでいるところでございます。
○議長(大森勝夫君) 野内健一君。
◆14番(野内健一君) 今、課長のほうからおっしゃっていただきまして、そのとおり改善策を出していただいている、町のほうからもありますということなんですが、実際、どうなのかなと、バス会社と町との間でお互いに確かに利用すると言いますか、協力していただいている点多々ありますよね。町としても今のバス会社があって、各路線バスの運行やら、子供たちのスクールバスやら、ご協力をたくさんいただいていて、またバス路線のダイヤといいますか、時刻表等についてもご協力等もしていただいているし、また、その路線の、いわゆる企業が廃止したいという部分についても、いや、もう少しちょっと長引いて努力していただけないかとか、工夫していただきたいという形でも聞いていただいたりすると、そんな関係でいい関係なんだろうなと思うんですが、いつまでもその関係が続く限りにおいて、今の改善の方法ってどうしようもならなくなってきてしまったときに、両者、例えば不満だらけになってしまうのが、私一番怖いんです。今までも多分あったんではないかと思うんですが、町長のほうからデマンド交通もというお話も今出ました。私、後で質問しようと思ってたんですが、今出ましたので、デマンド交通って今までといいますか、町長が大子の町長としてこちらに赴任する以前までは、水戸とかにお住いでしたよね。その部分において、そのデマンド交通ってどういう認識でいらっしゃるのかなと、それをお聞きしたいと思います。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(高梨哲彦君) まず、デマンド交通の役割でございますけれども、目的、同一の目的を持った数人がタクシーのほうを予約して移動されると、大きく基礎的な部分はそういうことかなというふうに思っておるところでございます。大子町にこれを当てはめた場合、デマンド交通をもし始めるに当たっては、私の私見もありますけれども、非常に予算を投入してスタートしなければならない、それから広い面積をカバーするに当たって、デマンド型で本当に大丈夫なのか。それとも、今のバスをいろんな改善をして車を小さくして何便も回せないかとか、実際そういう話も町なかの声をいただいているところではございますが、やはりバス会社にいろいろ面倒を見てもらってずっと長年来ている以上、なかなかそこへ踏み切れない状況にもずっとなっていたのかなというところではございます。議員のおっしゃるように、どこかで必ず限界というのは来る、また、そのときに、限界が来たときには、必ず双方から不満が出て、解消し切れない部分もあると、そういうのも理解しているところではございますが、なるべく早くいろんな方と協議をして、ご指導もいただいた中で、どういう方向性がいいのかというのは、皆さんのほうに報告できる場ができますように、努力はしてまいりたいというふうに思っているところです。
○議長(大森勝夫君) 野内健一君。
◆14番(野内健一君) ありがとうございます。 まさしく本当そのとおりで、デマンド交通網今までの自治体の皆様、例えば大子を取り巻く常陸大宮市や常陸太田市、それから栃木県も含めて、この大子町を囲む自治体で実施しているデマンド方式、それから、そのデマンド方式がだんだんバスのような形、また長距離のような形、自治体間を今度は結ぶようなデマンドも、今考え出されて実施されてという形になってきておりますけれども、バス会社、大子町という形のここの分けではなくて、大子町として、私のこれは提案、前からしていたんですが、バス会社にお話をされてご協力を仰ぐ、そのデマンドについての交通網のご協力を仰ぐ、バス会社の運営でできないかどうかという問いただしをできないだろうかという、多分できるんですよ。多分やったことがあるんだろうと思うんだけれど、その結論的に、ただできていないのかなという部分があります。バス会社のほうが今どういう考え方かというのは、私も一切わかりません。ただそういうお話はされたという、こういうのは議会では話すべきではないというか、うわさ的なものを聞いたことはありまして、なんかうまくいかない。運転手さんの問題やら、これからのバスを、今あるバスをどうやって生かしていくかも、自治体では大子町くらいしかなくなっているのかなという部分があるので、バス会社としても運転手さんの長引く雇用を維持していくためには、やはり今の状態を少しでも長く持たせたいんだろうなという、正直なところですね、企業として運営させるためには、やはり自社の利益の確保というのは第一ですから、そういうのはわかりながら、デマンド関係の交通網をそのバス会社へ委託するという形もとれる、これは前から言っているんですが、やろうと思うんだけれど、なかなかそれが本気かどうか自治体の本気さというのがわからないということで、できないでずっといるんだろうかと。実際、運転手さんの雇用やら何やらも、デマンドの方式の中で雇用できないだろうかという部分を、今になってはお話的に古い話になってしまうかもしれませんけれど、五、六年前だとちょうどそういうのがほかの自治体でも見られたりなんかしていたので、ご提案した記憶があるんですが、実際どうですかね。町長そういう形でのお話か、もしくは国交省あたりで、新たなデマンド関係のお話というのを聞くという町長の決意的なものはどうですかね、それとも、もう国交省もデマンドちょっと待ってよという形なのか、正直なところ、あと何年先ぐらいにそれを目標にしていくのか。もしくはもう目標にしていても聞いて、あ、無理だなと思ったらそこはもう町長の決断になってしまうんでしょうが、できないならできないと、はっきりと。また、別な方策で、この交通網というのは本当にそう長い時間かけていい問題ではないような気がしてきております。私もだんだん年をとってきまして、そのデマンド関係の交通網を利用しなければならない年にもう本当に手の届くところに来ているものですから、また、皆様方から長い間待たせているのを結論的にどういったものとして町民の皆様方にご報告していけばいいのか、ちょっと今わからないでいるというのが本音なんですが、もう一度すみません、町長、そのような形でのこれからの動きというのは可能性ありますかね。ただそれだけ聞きたかったんです。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(高梨哲彦君) お答え申し上げます。 まず、デマンドに限らず、やはり少子高齢化を喫緊の課題としている大子町にとっては、いろんなことで結論をしなくてはいけない時期というのは来ておるかなという認識はしておるところでございます。この
デマンド系に関する公共交通系に関しましては、いずれにしても他市町村では始まっておるところではございますけれども、バスの全てをやめてデマンドに切りかえているというわけではないように、私のほうは認識しておるところでございます。デマンドを投入するとなりますと、他市町村と同じようにやる場合ですと、バスを走らせたまま、多少ですね、そしてデマンドタクシーも運用するということになってきますと、まず費用の問題であったり、これから人不足の問題であったり、また、そのデマンドタクシーにおける需要の問題を分析していかなくてはいけないのかなというふうには思っているところでございます。いろいろな多種多様な面から一応分析をしまして、いろんなデータをとりまして、そういうことで皆さんにその数値を公開したりしながら、どっちの方向に進むかも、また皆さんと一緒に話を聞いた上で決断していかなくてはいけない部分かなとは思っているところでございますけれども、そう長くない時期に議員のおっしゃるとおり、どちらかにきっと舵をとらなければいけない時間帯にもう来ているかなというふうには認識はしておるところでございます。
○議長(大森勝夫君) 野内健一君。
◆14番(野内健一君) 今お答えをいただきまして、希望を持つことができた部分は確かにありました。そのような形で進んでいただいて、実際見直しというのは、今までの施策に対してそれを急展開させるというのは見直しばかりではない。急展開していくという動きも確かに見直しでしょうけれども、今までの経過が正しかったのかどうか、こういうところを改善すれば、次にこういう形で進めるだろうというのが本来の見直しだし、その見直しする時期というのは決めていなくて、その都度でも何かいい策ができたときに見直しという形でもいいかなと思うんですが、町長も民間会社にいられて、経営のほう携わられたということで、その見直しについての適切な時期、それから適切な人員配置等も、十分何と言うか先輩の方でございますので、本当に今までの町が行ってきた各事業の見直しというのはやられる、やられないと反対にやらなければだめだろうと、私も思っておりますので、どうぞ少しお時間かけても結構なので、この大子町の地域公共交通網の、本当にこれからの道筋といいますか、またそれも別な方から見直されるとか、また、自分の部署の中でも見直す班を作って、いや違うでしょうとか、これはこうでしょうというのは当然出てくるものと思いますけれども、今までのを見直して結論をお出しになられるという方法を、本当にお勧めいたしますし、どうぞよろしくお願いしたいという形で思っております。 それでは、次の質問に移ります。 子育て世代包括支援センターということで、ネウボラということでの設置ということを上げさせていただきました。現在、内容、皆様方多分これご覧になられて、行政マンの人たちは、何を言っているの、野内さん、大子でやっているじゃないと、内容的にやっているんじゃないのということで、新たにその子育て世代包括支援センターなんかいう形で名前になってきたので、新たなように見えますけれど、私も当然知っていました。当然3年、もっと前からかな、やっている自治体というか、ネウボラという形での設定ではなくて、子供たちやら高齢者やら町民の皆さんやら、各世代間でそれぞれの福祉という形でもって中心をどこに置くかということで、子育てに置くというところの自治体もあって、それぞれやられていることも存じております。大子町、ことし暮らしの手引ってすばらしい本を作っていただきました。この中にも個々に施策自体が載っていて、その中で、その子育ての教育という部分を探しても、これだけの項目、これだけといってもいくつあるかというと、14ですね、乳児期あわせて14から20近くの施策を行っている、大変な数の施策を、今町としても実施されているというのがよくわかります。こういった本があれば、何が大子町で行われて、私に対して何が必要なのかというのを一目でわかる部分があるんですけれども、もう一つ言えばもうちょっとこれ大きいといいなという形がありまして、私のような高齢者になってくると、目が悪くて小さくて見えないというのがありまして、何とかの眼鏡かけなければならない部分なのかもしれませんけれど、ただ、これだけの施策を実施している部分でも、やはり知らない人がたくさん。私もこれを読んで、ああそうだと。前にそのような話を聞いたけれど、なるほどこういうのがあるんだなという部分で認識させられるのがあります。当然世代によっても、例えばこれから結婚して赤ちゃんをもうけてという若い世代の人たちが、実際大子町に住むようになって、私たちの若い世代の生活にどういう関連した施策が、この町は盛り込まれて実施されているのかというのを、改めてまだわからないと、正直わからないんだという人が聞いてきたんですけれども、やはりたくさんいらっしゃいました。そんなのやっているのというところと、今これが必要という形の方はいろいろ調べてわかるんですよ。だけれど、やはり私もそうですね、私と同じような高齢の世代の人も、やはり自分に関していることはよくわかるけれど、その他のことは、例えば友達だったり隣の方だったり、その方が困っていると聞いた場合でも、じゃ、こういうのを町でやっているよというのがよく理解できないでいるのは間違いないことで、ちょっと質問とまるっきり違いますけれど、本当この小冊子作っていただきまして、本当にありがとうございました。感謝します。本当に難を言えばもう少し大きいのがいいななんて、A4サイズでこれは若い人は関係ないかもしれませんけれど、高齢者になってくるとちょっとやはりこれでも小さい、見づらい字など眼鏡をかけてじっくり見なければならない、ただ持ち運びにどうかなという部分があるから、この大きさが一番いいという形で皆様方で考えていただいたものだろうなと思っているんですが。 それとはまた別にですが、すみません、ネウボラという子育て世代包括支援センターというのを、3年前ですかね、各自治体で努力目標としてこれを立ち上げてほしいというのを打ち出されましたけれども、この子育て世代包括支援センターということ自体、大子町って今はもう実際は実施されているんです、各お子さんたちを助けるためにはこうしなければならない、住まいはこうするんだ、交通網はこうだと、病院はこうして出産するときにはこうしてという形での相談をするところがたくさん各部署で出てきまして、実際問題として、今この支援センター自体が、実際必要とする若い世代の人たちにどのくらいまで理解されているという考えをお持ちなのか。それまず一つ聞きたいなとは思っていたんですけれど、お答えいただいていいですか。
○議長(大森勝夫君) 健康増進課長。
◎健康増進課長(菊池光子君) お答えいたします。 子育て世代包括支援センターがどのくらい若い世代に理解されているかということですけれども、こちらについては、国のほうで平成29年4月の母子保健法の改正で、市町村は平成32年度末までに設置するように努めなければならないとして新聞等で報道されましたので、そちらを見ている方はわかっている方もいらっしゃるとは思うんですが、多くの方はまだあまり理解されていないのではないかなと思っております。 以上です。
○議長(大森勝夫君) 野内健一君。
◆14番(野内健一君) 課長として、この制度どう感じていらっしゃいます。すみません、町長じゃなくて申し訳ない、課長としてどうだろうなと思う。
○議長(大森勝夫君) 健康増進課長。
◎健康増進課長(菊池光子君) この子育て世代包括支援センターは、妊産婦、それから子育て家庭の方に対して出産や子育ての相談などに応じましたり、あと、関係機関と連携して切れ目のない支援を行っていくものになります。この設置の背景には、少子化や地域のつながりの希薄化などから、妊産婦、母親の孤立感ですとか、あと、負担感が高まりまして、産後鬱や乳幼児虐待に至るケースが増えているということがあります。町としまして、それから私、課長としましても、この妊娠期から子育て期において相談、助言、子育て支援に関する情報提供等にしっかり対応するとともに、関係機関が連携して切れ目のない支援を行うことは大変重要なことだと受けとめております。現在、このセンターの機能に見合った相談、助言等の対応、それから健康増進課、福祉課、教育委員会事務局がつながって、こういう対応はしているところです。また、産科、医療機関を含めた関係機関による定期的な支援会議を開催しまして、支援の連携に努めているところですが、妊産婦や子育て家庭からワンストップの相談窓口、それから支援を見やすくするということでは、このセンターの設置は大変重要であると考えております。 以上です。
○議長(大森勝夫君) 野内健一君。
◆14番(野内健一君) ありがとうございます。 本当に今課長のおっしゃったとおりのお答えで、あれなんですが、そのワンストップの体制、施設。施設という形でいいのかどうかですけれど、部署と言ったほうがいいのか、そういう部分について、今現在、大子どうなんでしょうか。
○議長(大森勝夫君) 健康増進課長。
◎健康増進課長(菊池光子君) お答えいたします。 このセンターの設置につきましては、先ほど議員がおっしゃったように市町村の努力義務とされておりまして、必須の設置のものとはなっておりませんけれども、妊産婦や子育て中の親に対しまして相談窓口を明確にして、あと個別支援の強化になっていくものですので、平成32年度末までに設置する方向で検討を進めているところでございます。 以上です。
○議長(大森勝夫君) 野内健一君。
◆14番(野内健一君) それでは、本当にもうあとわずかと、一つのところで支援センターという形のものができ上がってくるという形でよろしいんですかね、今のお答えというのは。
○議長(大森勝夫君) 健康増進課長。
◎健康増進課長(菊池光子君) 設置の形態についてなんですけれども、国のほうから、基本型、特定型、あと母子保健型の形態が示されております。それぞれの方は単独、または一体での設置もできますし、複数の設置なども可能となっております。大子町におきましては、設置するからには、妊産婦や子育て家庭の方が利用しやすい、よりよい形で設置したいと考えておりまして、先行して設置している市町村の状況を把握して、形態については考えてまいりたいと思っているところです。これから検討というところでございます。
○議長(大森勝夫君) 野内健一君。
◆14番(野内健一君) ありがとうございます。 これからという部分ですけれども、多分課長の頭の中にも、こうやろうという部分はできあがっているんだろうなと思っております。今、実際、大子町にあるのは高齢者のための地域包括支援センターというのは作られてます。大変今活躍されていて、高齢者の皆様に大変愛されているという部署の一つでもあります。私も各いろいろな方から相談に来た場合は、あそこに包括支援センターあるよということで紹介して、だから職員の方はもう大変だろうと思うんです。たくさんの方が包括支援センターへ相談に行かれているというのを現状を知っておりますし、時間的にも大変足りない部分を、本当に小まめにご相談に乗っていただいて、それなりの結論を出していただいて、いわゆる相談した人にとって明るい兆しというのを発見することができるという、本当に今まで悩んでいたものが晴れていくという形のものが、大変すばらしい行政の中の組織の一つだろうと、それに加味してということではないんですが、今度は高齢者のためではなくて、出産する世代とか、子育てのためのいわゆるサポートするセンターという形での意味合いであろうと思います。この子育て世代包括支援センターというのを、また一つの部署で何名かでやられるかはちょっと私のほうもわからないんですが、ただ、それも子育てですから、またいろいろな部分のものの相談、大変な数だろうと考えております。また、知らないでいる方がどうしようという部分を、今のところは福祉課の各担当のところへ聞きに言ったり、学校や幼稚園に聞きに行ったり、福祉だと保育所へという形で聞きに行ったり、各いろいろな分野へ若い世代の方たちは足を向けて、それぞれの相談を解決していこうという体制をとっておられます。そういうところにこの3年前ですが、私聞いたのは。子育て世代包括支援センターというのを国のほうで各自治体で設置していただいて、これからの子育てのための助けになってほしいという部分で打ち出されたというのは存じておりますけれど、いわゆる私もそのときに聞いたことがあるという、今改めて言うのはあれですけれど、ネウボラという言葉がそのときに出ていまして、初めて聞いた人たちは、ネウボラって何なんだというような形で、意見と言いますか、話し合いの中で入っていった記憶がございます。簡単に言うと、妊娠期から就学前のお子様たちを持つ家庭を対象とした地域の健診とか相談支援の拠点となっているんですよ。相談支援の制度ではなくて拠点となっておりまして、そういうところがこういう町でも1カ所もしくは2カ所、皆様が相談するためにアドバイスを受けるために集まるところを作るのが理想と。これが通常の自治体の形成からいくと、いや、これはもう役場が一つのその拠点として、来たならばいろいろなところへ案内したり助言を差し上げればいいという考えの、その時点で3年前ではそういう形をたくさんの自治体が持っていられましたし、ひょっとしたら、大子もそう思われていたかもしれません。でも、いわゆる地域の健診、相談の支援の拠点をネウボラということで、ネウボラの福祉をやらなければという形が、これはヨーロッパから入ってきた部分なんですけれども、出産、子育て家庭をサポートするセンターを設ける必要がある、では目的なんでということになると、少子化対策なんですね。子供を安心して産んでいただくために、不安なく産んでいただくためのセンターを設ける。もう既にさっき話しました、包括支援センターという高齢者のための認知症やらその他医療関係やら、高齢者のための相談センターはもう整ってきつつあるんです、完全ではないですよ、もっとそれは欲しいんですよね多分、人員が、もっともっと人員は本当に包括支援センターに欲しいんですけれど、今頑張っていらっしゃって、本当に素晴らしい組織というか、部署ができ上がっております。だからもっとやってというのはかわいそうなくらいやっていらっしゃるのは存じております。そのほかに高齢者だけではなくて、子育て、小さいお子様とそのお母様、お父様のための支援センターを設置できるのかなという形のもの。ただ、これ必ずしもやれではないですから、やったほうが望ましいですよという、すごい国のまどろっこしい言い方というか、お金、じゃ出してと言ったとき、ううんとまたここで考えると困るようなかたちで、ただ実際かかるんですよ。お金かかるというのは、やはり変な話、行政の原価ですから、これを投資としていかなくてはならないんではないかなと私は思っております。どうぞどんどん各自治体の大子町なんか、請求すればいいんです、国に対して、もっともっと呼びかければ、高齢者も同じです。それから子育ても同じという形。それが実際は大子町よくするという部分と、大子町がよくなれば、当然イコールで皆さん知っているように、日本がよくなるわけですよ。でも私たちの国がこれからの世代伸ばしていくためには、やはりここに投資的な金銭と言いますか、投資金額を増やしていくというのは絶対必要な部分なんで、あまりにも福祉ばかりに金かけるから税金が高くなるんだという人いますけれど、でもこれはそれが必要経費だから仕方がないですね、と私は思っております。これ私の考え間違いかもしれません。そのような形で、このネウボラという意味合いが支援センターを。いわゆる子育て、出産とかその他健診も医療関係もその全ての相談という意味なんです。相談を受ける部分。そこの拠点づくりがネウボラなんですけれども、日本のこの母子家庭の課題というのは、こういった医療と福祉、今先ほど課長がお答えの中でありました連携が本当にできているのかどうかということなんですが、できていないのかな、十分ではないと私も思っております。母親の育児をサポートするという生活モデルのサポートが、大子町のような地域で不足していることというのは、今までたくさん見られてきました。母子支援体制の強化として、これを大子町のような地域で妊娠、出産、それから子育てといったものの切れ目のない相談拠点の整備こそが、最も重要ではないかなと、私も言葉どおりで言えば本当に間違いないところでないかなと思っています。それが、当然として最終目標の出産率の向上に伴ってくるというのは本当に重要なことであるというのは、全体的にもう皆様方のその点についてはおわかりになっていらっしゃっているし、理解もされているんだろうと思うし、誰もこれについて不満を言う人はいるのかなという部分があるんですが、そういうのがいわゆる行政の難しいところなのかもしれませんけれど、妊娠とか出産、医療、診察、それからパートナーシップ、パートナーシップは大事なんですけれど、それから健診、発達相談、予防接種、こういったあらゆる子育てにかかる相談というのを、本来は一人の相談員で実施できる環境があるかどうかと。一人の人間に対して一人の相談員が、あなたの人生は全てわかりますよという相談が一番理想だというんですけれど、それは大変難しいかなと。ただ、難しいというんじゃなくて、一人の相談員に対して相談してくれる人が例えば10人、100人という形の捉え方になるとも考えられないですね。人口も相当多いところで一人の相談員でだと、どれだけそれをカバーできるのかどうかと。大子も同じくそうですね、やはり、お子様たちに対して相談員が本当に数名しかいなくて、その人たちが代表として全部受け取って相談員で配っているわけです。あそこの課に行って、あそこの課に行ってというような形での相談、これはこうだという適切な指示ができるというのが、どのような形で作り上げていけばいいのか。それぞれもう皆様方の中では、このセンターってこういうふうにするんだと頭の中に入っていらっしゃる方もいるかもしれませんけれども、いわゆる相談員が、実際窓口でいろいろな相談を投げかけるわけですね。それについての答えを今度は相談した人が、じゃということで自分で足を運ぶという部分になっているというのが、今の現状なのかな。これは仕方ない面が多々あるので、その辺をちょっと聞いてみたいんですが、大子町ってやはりそういう形でいいんですかね。状況的には今の自治体、この大子町の自治体というのは。相談体制に対してそれはあなたここへ行きなさいというような体制になっているのか。でなくて、いやこれはということで来ていただいて、そこで例えば1つか2つのことが解決してしまうというような体制っていうのは、今できているんでしょうか。私、その世代になっていれば、実際自分の問題を投げかければわかるような感じはするんですが、そういう相談も実際はあったんですか。ほかの自治体では相談体制が1つになっていない。あの人が全て知っているということはない。大変難しいと思いますけれども、どうですか、すみません、私がわからないので聞いてもしょうがないけれども。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(高梨哲彦君) 今のご質問にご返答申し上げます。 子育て世代に限らず、高齢者におきましても、一般の方におきましても、やはりずっと係の者が全てに対応できて、移動する際もご案内できるような仕組みがあれば、もちろんいいんだと思っているところでございます。これは全国どこでも、従来の役所というのはなかなかやはりそうはいかないところが、ご指摘を受ける部分ではあるのかなと思っているところでありますけれど、大子町におきましても子育て支援ももちろん、高齢者に関しましても、できれば一度来ていただいて全てがそこで完結すると、これになってくれば一番いいところでございますけれども、やはり担当課で割り振りをしている以上、なかなかそうもいっていないのが事実かなと思っているところで、決定的な民間との違いとかというのは、その辺の対応がなかなかうまく充足していないところかなと思いますけれど、極力設備的なもの、配置的なものもそれに近づいていければいいと思っているところではあるんですが、限界はちょっとあるかなというふうに感じているところでもございます。
○議長(大森勝夫君) 野内健一君。
◆14番(野内健一君) 今町長お答えいただけて、もう理想的なお答えなんで、まさしく、だろうなと私も思います。 各自治体と大子町も公共の自治体の対応として、一カ所限定での専門職で雇用するというのは大変難しいのかなと、限りある資源の中から限りないものを求めてというのは難しいのかもしれない。いわゆるそういった形のものを採用する、もしくはその部署で育てるというか、育成する予算というのは、なかなか地方自治体ではそこに投入するって大変難しいんだろうなという形あります。私、考えが古いのかもしれませんけれども、行政というのは固定的な人事配置というのは嫌うではないですか。あなた、ここの例えば総務課だったら、ずっと総務課ね、で、総務のこの専門だけあなたずっと退職まで極めてねという形はあまりないと、私考えています。総務に行ったり建設に行ったり財務に行った、財政関係、教育やっていただいたりというから、4年くらいで回っていくのか、何年で回っていくのかわかりませんけれど、実際このネウボラという考え方、国が言っているその考え方を本当にその各自治体で持ってもらって専門的に設置できるという形で見れば、そういった人事配置が、今までの行政の人事配置というのはまるきりもう根底から変えてしまって、専門職もとるんだという形ですね。オールラウンドにできる人もすばらしいんだけれど、その専門の中でもオールラウンドで学ばなければならない。大変高度な専門職と言ったらいいんでしょうかね、それがネウボラという考え方、思想というのを、今後本当に国がやりたいという部分であれば、国がまずじゃ成功していってもらわなくてはならない部分なんだろうなと思うんですけれど、ちょっとこんなものは町の議会で取り上げる部分ではないんでしょうけれど、なんかそんな気がしてきまして、各自治体で、さあ今からその支援センター作ってという形で、もう今までの人事関連の考え方があって、例えば保健師さんだと保健師さんだけ専門職雇うのができるんですが、では、その方がじゃ教育関係にも相談に乗れるか、こっちの相談にも乗れるかというと大変難しい。全てそのお子様であればお子様1人にかかる相談というのを、ほぼ専門家的なものの配置転換というのは大変本当、私難しいと思いますね。ただ、難しいですねと言いながらも、それを実施できるという地方がそういう人事もできるんだというのを持ってくるのであれば、これはもう本当にすばらしいというか、それがこの地方自治ってまるっきり変わってしまうかもしれませんけれど、何もそれしてくれというんじゃなくて、それに近づくような形の今後その転換というのは、やろうという行政マンがいるのかどうか、ちょっと私もそういうのが不思議なんですが、町長はひょっとしたら言えばやるのかなという部分があるので、やってみてくれたらいいけれど、本当大子町がそういう理想的な行政の組織形態になっていただければ、本当にすばらしいなと、本当尊敬に値するという形になってくるんではないかなと思うんですけれど。すみません、そういった人事配置を、専門職を重視した人事配置をスタートして、この問題に取り組んでいただかないと、なんかだんだん時間たつとしぼんでいってしまうような気がしてしょうがありません。支援センターを作ったけれど、実際時間たつごとに個々にまた違う考えが入ってきてしまって、最初の理想とした支援センターというのがもうまるきりどこかへ行ってしまうような結論になってしまう可能性も今後出てきているので、ちょうどスタートに当たりまして、理想だけを追ってほしいと。多分理想を追えないと、もう最初からあきらめであれば、それは多分行政としても負けなのかなと、もうできないのにスタートしようとするのはやめてほしい、まあお金の無駄遣いになってしまう可能性もあるなと。実際は本当に理想を高く掲げていただいて、妊娠とそれから子育ての人にとって安心できる仕組みというのをどう組み立てていくのか、今後大子町どうしようとするのか、それも一つの大きな時間かかっていいんじゃなくて、もうひょっとしたら時間ないのかもしれないんですよ。だから、そういう部分についてお考えってどうですかね。ちょっと漠然としているんですけれど私。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(高梨哲彦君) お答え申し上げます。 子育て世代包括支援の問題に限らず、やはり全国どの職場でもさまざまに周りの環境が変わってきているものですから、例えばその縦割りでずっと歩いてこれた時代が、今、縦と横、また、その斜め、また、そこに配置される担当者が、野球で言いましたら、どこでも守れる何番でも打てる、そういう人材を求められているのは確かだというふうに肌身で感じているところではございます。また、大子町におきましても、少子高齢化の面では、どんどん高齢化していくわけですので、来た方に対してのサービスも、これまでの従前と同様ではなかなか町民にも伝わらないし、町民の評価も上がっていかないというところは事実であると思うんですが、議員のおっしゃったように、来た方がどんどん育ってくれて、オールマイティにオールラウンダーになってくれるかというと、またそちらに関しては雇用法の関係上の問題もあるものですから、なかなか無理強いをしていろんなことをやらせるというのも今うまくいかない世の中にはなってきているかと思うんですけれど、最大限努力しながら、縦横ぐらいはきちんと配置ができて対応ができるように指示はしていきたいと思っているところです。
○議長(大森勝夫君) 野内健一君。
◆14番(野内健一君) 今お答えいただきましたので、期待申し上げますので、新たな福祉の展開になってくるかと思うので、大変だろうなと思います。ぜひとも頑張っていただきたいと、応援いたしますのでよろしくお願いします。 次に、今度は骨髄ドナーの助成費の交付事業についてお尋ねいたします。 今年度予算の中に入っておられまして、移植希望者とそのドナーの登録者が合致しても、実際に移植に至らないというのは結構多くあると。骨髄移植の入院期におけるそのドナー登録者の収入面が最も大きな問題かなというのは挙げられていたそうなんでありますけれども、新しい年度より、もうすぐ始まりますけれども、大子町でも助成費の交付事業というのが提案され、それが実施されようとしております。この交付事業なんですが、これは県が実施している助成事業との関連はどのような形になっているのかお尋ねしたいと思います。
○議長(大森勝夫君)
健康増進課長。
◎
健康増進課長(菊池光子君) お答えいたします。 県の行っている事業との関連ですけれども、県が実施している骨髄ドナー助成費補助事業は、助成事業を実施する市町村に対して県が補助を出す事業となっております。この県の補助事業により、町は骨髄提供者に助成した額の2分の1を県から補助してもらえることになります。結果的には、骨髄提供者への助成額を町と県が2分の1ずつ負担していることになりまして、町と県がともに骨髄提供者への支援をしているということになります。 以上です。
○議長(大森勝夫君) 野内健一君。
◆14番(野内健一君) ありがとうございました。 それで、実際今大子町において登録者というのはどのくらいいるのかなと思います。60人とのことですけれども、この事業を新しい年度から実施していく中で、どの程度まで改善していこうと考えていらっしゃるんでしょうか。
○議長(大森勝夫君)
健康増進課長。
◎
健康増進課長(菊池光子君) お答えいたします。 平成29年から骨髄ドナー助成事業を開始した市町村が、県内で16市町村ございます。この16市町村の1年間の登録状況を確認しましたところ、登録者数が合わせて1年間で80人増えております。1市町村当たり5名程度の増加ですけれども、制度の理解とともに徐々に増加していくものと捉えております。現在大子町では60人のドナー登録ですが、次年度から開始するこの助成事業の周知によりまして、少しずつ理解されて登録者も増え、この制度利用者も増えてくるものと見込んでおります。 以上です。
○議長(大森勝夫君) 野内健一君。
◆14番(野内健一君) どのような形で、町民の皆様にこういう制度がという部分なんですけれども、最も適切方法ってどういう方法を考えていらっしゃるんでしょうか。
○議長(大森勝夫君)
健康増進課長。
◎
健康増進課長(菊池光子君) この事業の町民の方のお知らせの仕方といいますか、周知について今のところ考えてますのは、お知らせ版や広報だいごに掲載し、定期的にお知らせしていくこと。また、FMだいごや公式ホームページも活用して周知、啓発をしていきたいなと思っております。そのほかに、献血会場ですね、そちらで献血の場に来た方に、この助成制度の案内チラシを配布する予定でおります。また、ドナー提供は20歳の方ももちろん提供できますので、成人式に来た方に、この助成制度のチラシをご案内をお渡ししていこうと思っております。 以上です。
○議長(大森勝夫君) 野内健一君。
◆14番(野内健一君) 最後で今お答えいただいた成人式にという、ごめんなさい。私の感覚でいくと、一番いわゆる感じることができるというか、このドナーをやりたいという形の意識づけも、多分そういう部分なんですね。できて、じゃ、自分が勤めていて休まなくてはならない、何しなくてはならないというとき、困ったな、じゃ、そういうのを企業が理解していただければ、一切問題ない。そのような精神で役割分担と言ったらおかしいですね。各事業体が理解していただくような事業体ばかりではございませんので、休むんならこうなるよという形になると、せっかく意識が高揚してて、ぜひやってみたいという部分を萎えさせてしまう部分なんですね。だからそういうところにおいて、自治体、町としていわゆるこういう助成が代わりにできるんだというのを案内してあげるというか、これはもう一つ大子町にも各若い人が勤めていらっしゃる企業がたくさんございます。そういったところに、企業を通じて案内という形もできるのかなと。そういう方法の伝え方がひょっとしたらば、会社からもなるほどそういう形で理解を得ているんだというのを、各若いそこの会社の社員の方たちも理解していただける部分で、ちょうどなりやすいと言いますか、今の意識何とか人のためにやってあげたいというその意識をさらにその人に持っていただくため、また、そこで勤めていらっしゃるほかの人たちにもその伝達が行くし、企業としても、なるほどそういうのを、じゃ、自分たちの社員の人がやってくれているんだなという、企業の意識のほうの向上にもなるというのをちょっと聞いたことがあったものですから、そういうお聞きをしてみまして、ちょっと結論が課長のほうからそういう形で出たので、そのとおり20歳のいい時期にという部分を私もご推薦するし、そういう形で自治体がご案内していただければなと希望しますというか、もうやっていただくんだろうと思っているんで、安心しました。本当にありがとうございました。 それでは、この3つで今日の質問は終わりにいたします。 ありがとうございました。
○議長(大森勝夫君) 14番、野内健一君の一般質問は終わりました。
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△散会の宣告
○議長(大森勝夫君) 以上で本日の日程は全部終了しました。 本日はこれにて散会します。 ご苦労さまでした。
△散会 午後1時56分...