平成30年 9月 定例会 平成30年第3回
大子町議会定例会議事日程(第2号) 平成30年9月10日(月)午前10時開議 日程第1 一般質問本日の会議に付した事件 議事日程のとおり出席議員(15名) 1番 菊池富也君 2番 須藤 明君 3番 藤田英夫君 4番 菊池靖一君 5番 櫻岡義信君 6番 中郡一彦君 7番 岡田敏克君 8番 大森勝夫君 9番 金澤眞人君 10番 齋藤忠一君 11番 佐藤正弘君 12番 鈴木陸郎君 13番 藤田 稔君 14番 野内健一君 15番 吉成好信君欠席議員(なし)
地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 町長 綿引久男君 副町長兼
観光商工課長事務取扱 和田宗介君 教育長 佐藤 卓君
会計管理者兼会計課長 緑川富子君 総務課長 深谷雄一君
まちづくり課長 保坂太郎君 財政課長 佐藤光保君 税務課長 椎名信一君 農林課長兼農委局長 町島弘幸君 建設課長 藤田隆彦君 福祉課長兼
地域包括支援センター所長 健康増進課長 菊池光子君 神長 敏君
生活環境課長 国谷康夫君 町民課長 矢田部信彦君
教育委員会事務局長 山崎仙一君 水道課長 塚田孝夫君 消防長 根本正一君職務のため出席した者の職氏名 事務局長 塩田康子 書記 鴨志田 修
△開議 午前10時00分
△開議の宣告
○議長(大森勝夫君) おはようございます。 ご報告いたします。ただいまの出席議員数は15人です。 定足数に達していますので、直ちに、本日の会議を開きます。
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△諸般の報告
○議長(大森勝夫君)
地方自治法第121条第1項の規定により、町長、副町長、教育長、
会計管理者、総務課長ほか関係各課長、局長、消防長の出席を求めています。
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△議事日程の報告
○議長(大森勝夫君) 日程はお配りしたとおりです。
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△一般質問
○議長(大森勝夫君) 一般質問を行います。
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△藤田 稔君
○議長(大森勝夫君) 13番、藤田稔君の一般質問は本人の申告により、60分以内です。 藤田稔君の一般質問を許します。 藤田稔君。 〔13番 藤田 稔君 登壇〕
◆13番(藤田稔君) 議席番号13番、藤田稔です。 通告書に従いまして、質問をさせていただきたいと思います。 今回の項目として、3つほどありますけれども、1つには、
高齢者等住宅用火災警報器配置事業について。 2つ目に、
東京理科大学大子研修センターについて。 3つ目に、交流人口の増加施策について、3つほど質問をさせていただきます。3点ほど、質問をさせていただきます。 まず初めに、
高齢者等住宅用火災警報器配置事業について、質問をさせていただきます。 この
住宅火災警報器でありますけれども、平成16年の消防法改正により、設置が義務づけられております。当町におきましては、平成20年6月1日に、大子町
火災予防条例によりまして、全ての住宅に設置しなければならないということで、設置が義務づけられております。 大子町では、この年に、消防団員が各家庭を訪問しまして、
設置推進活動をしてきた経緯があります。その平成26年6月には、設置率が90%を超えておりまして、県下でも、一番多い、1番目の町ということでありました。 しかしその後、平成26年1月に、調査方法が
条例適合設置率を算出する全国統一の方法となりました。 これは、寝ているときの逃げおくれを防ぐために、寝室、または、2階がある場合は階段、2階の寝室に設置するということに条例の
適合設置率が算出されましたので、大子町においては、その後、
条例適合設置率が20%で、県下でも最下位という、今でもそういう現状であります。 大子町では、福祉課におきまして、平成24年6月から、大子町
高齢者等住宅用火災警報器配置事業が実施されてきております。まず、この事業の目的をお伺いいたします。
○議長(大森勝夫君) 福祉課長。
◎福祉課長兼
地域包括支援センター所長(神長敏君) お答えいたします。 大子町
高齢者等住宅用火災警報器配置事業でございますが、在宅の高齢者等の住居に
住宅用火災警報器を設置することにより高齢者等の生命及び財産を守り、安全で安全な町づくりに寄与することを目的としております。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) それでは、この事業に対する
利用対象者、そして、この
利用対象者の世帯は何世帯あるのか、お伺いしたいと思います。
○議長(大森勝夫君) 福祉課長。
◎福祉課長兼
地域包括支援センター所長(神長敏君)
利用対象者でございますが、町内に住所を有し、なおかつ世帯全員が
住民税非課税ということが前提でございます。そして、なおかつ、次に上げる要件に該当する方となります。 1つ、65歳以上の
ひとり暮らしの高齢者、または高齢者のみで構成する世帯に属する者。 2つ目、障害のある方がいる世帯に属する者。 そして、3つ目は、町長が特に必要と認める者となっております。 何世帯ということまで毎年、民生委員、児童委員さんのご協力をいただきまして、福祉課のほうで把握しております
ひとり暮らしの
高齢者世帯、これはことしの4月初めのデータでございますが1,063世帯、また、高齢者のみの世帯は908世帯、そして、障害のある方がいる世帯が969世帯、この中には一部重複がございますので、多少の誤差は生じますが、この単純な合計は2,940世帯ということでございます。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) そうすると、
対象者世帯は2,940世帯あるということでよろしいですか。 そういう中で、当初40万円ぐらいの予算で進めてきたかと思うんですが、この予算が年々減ってきているんですよね。 それは、後からで訂正でお願いします。 もう一回、では、訂正お願いします。
○議長(大森勝夫君) 福祉課長。
◎福祉課長兼
地域包括支援センター所長(神長敏君) 大変失礼いたしました。ただいま私が申し上げました2,940世帯というのはあくまでもこの単純な合計でございまして、このうちに、
非課税世帯が何世帯あるかという情報につきましては、それを除いた数が対象世帯になろうかと思います。 以上です。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) それを除いた世帯が対象というと、詳細ではよく把握していないということですよね。
○議長(大森勝夫君) 福祉課長。
◎福祉課長兼
地域包括支援センター所長(神長敏君) どなたが対象かというか、Aさんが65歳以上というのはわかりますが、その方が、
非課税世帯であるかということは、福祉課では知り得ないということで、ご了解いただきたいと思います。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) では、税務課ではどうなんでしょうか。
○議長(大森勝夫君) 税務課長。
◎税務課長(椎名信一君) 調べてお答えをさせていただきたいと思います。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) それは後で質問させていただきますけれども、年々先ほど言いましたように、予算が減少してきているということは、その設置する世帯と言いますか、その世帯が減ってきているのか、それで、年々予算が減少してきているのか、それとも、申請する人がいないのか、その申請状況は、現在までどのぐらいになっているんでしょうか。
○議長(大森勝夫君) 福祉課長。
◎福祉課長兼
地域包括支援センター所長(神長敏君) 設置状況でございますが、初年度の平成24年度は15台、平成26年度6台、27年度も6台、28年度4台、昨年、平成29年度は18台、今年度8月末時点で7台、合計で62台となっております。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) 29年が大幅に増加して18台ということは、やっぱりそれなりに周知した部分が伝わっていったのかなと、申請が多くなったのかなというふうに思っています。 その世帯へ設置を進めていく中で、多分、
シルバー人材センターに委託して進めているというようなお話を前、聞いたことあるんですが、そういう中で、1世帯、1人の場合もありますし、2人の場合もあります。そういうときには、1世帯は、今現在、配布している中では1基でなく、2基配布した、そういうことも、あるのでしょうか。
○議長(大森勝夫君) 福祉課長。
◎福祉課長兼
地域包括支援センター所長(神長敏君) 議員おっしゃるとおり、基本は1世帯当たり1基と存じますが、過去において、寝室が別だという理由で、2基設置した例はございます。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) 私、一番言いたいことは、最後なんですけども、事業の利用者、どのぐらいいるかというのは、先ほど質問したのはそういうわけで、この世帯、希望者であれば、全世帯に、先ほど言いました目的、事業を実施することにより、高齢者等の生命、財産を守り、安心・安全な
まちづくり、そういうのに寄与するためという目的がありますので、こういう世帯には進んで、町のほうで、目的に沿って進めていただきたいというような思いがありまして、今回、質問したわけであります。 そういう中で、やはり、情報はタイムリーに共有しながらやらなければならないというふうに思っていますけども、現在、ことし、消防におきましても、住宅用の
火災警報器進捗担当者会議というのが、24年から毎年2回ずつぐらいに、会議を進めて推進をしてきた経緯があります。 今回、
一般社団法人の
全国消防機器協会から、
住宅用火災警報器モデル配布事業ということで、申請をしましたところ、昨年と今年度、続けて、そういう部分で当たりましたというか、二十何地域から申請があった中で、続けて当選したということで、住宅用の
火災警報器、そして、100台、消火器、防炎製品、防火のエプロンとか、
アームカバーをいただくことができました。 昨年度は大子地区、ことしは、依上、佐原、黒沢地区へ希望者、多かったんですね、抽せんで今、配布しているところであります。 また、もう一方、
一般社団法人の茨城県
消防設備協会が、
住宅用火災警報器300台を寄贈していただきました。これは大子町全域、区長さんにお願いして、回覧等をしていただきまして、申請者、1,397人と聞きましたけども、その中で300台しか当たらないわけでありますけれども、これも、今回抽せんして、今現在、団員が配布しているところだと思います。21日までだと思いますけれども、配布しているところであります。 やはり、この中でも当たった人がいるかもしれませんけれども、やはり、消防自ら、自分たちでしなければならないということで活動してきたわけですけれども、消防本部の職員の設置率、先ほど消防長に聞きましたら、100%というようなお答えがありました。私たちも、消防団員も、29年の8月31日にこの調査をしました。全体的に設置率は94%と、ただ、条例適合率、それが20台、28%から30%だったんですね。 やはりこういう機会に、ことし、そういう機会を設けて、新聞の広告等でも、新聞等にも載せていただいて、町民の方に、少しずつは浸透してきたのかなというふうには思いますけども、やはり、これからも、消防をはじめ、福祉課、そういう連携をして、こういう事業を進めていっていただいて、やはり、少しでも、この火災で亡くなる人を防ぎたいという思いがありまして、今回、質問をさせていただきました。 ぜひ、これからもよろしくお願いしたいというふうに思いがしています。 次の質問をさせていただきます。
東京理科大学研修センターについての質問をさせていただきます。 この
東京理科大学研修センターにつきましては、県立大子第二高等学校の跡地を町が県より、当時996万1,000円という記憶をしているんですが、取得をして、平成21年1月6日より無償で貸し付けをしているところであります。当時の定例会においても、無償の貸し付けについては、いろんなご意見があり、いろんな議論をして、賛否が分かれた、そういう経緯があります。 当時の町長は今現在の、綿引町長であります。 この立地の効果として、大子町に有名な大学施設が来ることによって、大子町に知名度、イメージが非常に上がる。地域との交流も図ることができる。また、町内の小中、そして、
高等学校等の連携で、大学の知的資源を生かした交流事業や、出前講座と、今、リダイゴとか、
神楽坂吹奏楽団の演奏会とか、そういうのがやっているかと思いますが、そういう中で教育環境の充実、質の向上を図ることができる。 また、大学生、職員、学校、職員等の滞在、夜、現在は大子町
飲食店組合等の飲食の提供とか、そういうのがあるかと思います。そういう部分で、交流人口の増加、さらには、文化の向上や、町経済及び企業活動の活性化を図ることができると、相当の効果があるということで、当初、年間4,500人ですか、6,000万円の経済効果があるとされていました。 来年の1月5日でちょうど10年になるかと思うんですが、10年間が経過する中で、無償での貸与はどうであったのか、まずお聞かせいただきたいと思います。
○議長(大森勝夫君)
まちづくり課長。
◎
まちづくり課長(保坂太郎君) お答えいたします。
東京理科大学大子研修センターにつきましては、平成21年8月に使用を開始してから、昨年度までの約9年弱で、年平均約4,000人、延べ約3万4,000人の学生や教職員、卒業生等が利用しました。 スポーツや文化系の部活動・
サークル活動の合宿所としての利用が中心ですが、
東京理科大学の学生を中心とした
神楽坂吹奏楽団は毎年夏に、
文化福祉会館まいんのホールでコンサートを実施していただいております。また、大子町の子供たちを対象にした
理科実験教室などの教育での交流、大子町
飲食店組合等の地域との交流も行われております。 また、大学からの委託料や学生の食費等としての経済的な効果、それから、常勤2名の雇用や、2から3名の非常勤の雇用も生じている状況でございます。 無償貸与により、旧大子第二高校の校舎が有効活用され、地域との交流が生まれるとともに、経済効果が毎年継続していることについて、町としても相当なメリットを受けていると感じております。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) 相当の効果が、当初の予定どおり、効果があるというようなお話かと思います。 前日の町からの報告、定例会、全協の中で、現在の課題として、夏休みなど長期休暇中以外の学生の利用が少ないと、年間の利用者も、減ってきている。 そういうので、町内施設の割引券を配布し、
東京理科大生の夏休み以外の利用促進を検討するというような報告がございました。 現在、夏休み以外は来ていないのがほとんどなのかと思うんですが、そういう中で、この割引券とか、そういう部分を与えて、利用していただけるようにこれからやっていかなければならないのかなと思うんですが、多分、委託は振興公社でやっているかと思うんですが、
まちづくり課で担当として、理科大生とのいろんな協議と言いますか、交流と言いますか、理科大の利用についてのそういう協議というのも、進めていかなければ、やはり、理科大生の考えというのも、どういう思いがしているのかということも、ひとつ大切なのかなというふうに思うんですが、その点についてはどうでしょうか。
○議長(大森勝夫君)
まちづくり課長。
◎
まちづくり課長(保坂太郎君) お答えいたします。 先ほど議員から指摘がありましたように、利用者少し減少傾向も見られますので、そのあたり、どのようにしたら、大学生が使っていただけるかということも含めて、大学側とは協議をしてまいりたいと考えております。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) ぜひ、そういう部分で、
アンケート等も、いいのかなと思うんですで、そういう部分も含めて、協議等も進めていただければというふうに思います。 先ほど言いましたように、平成31年1月5日で期限が満了になります。使用期間を変更、また、更新しようとするときは、
使用期間満了日の1カ月前までに文書をもって町に申し込むことになっています。 町では、この前のお話では、今後、契約継続に向けて理科大側と協議していきたいというようなお話をしておりました。 そういう中で、前にも質問させていただいたんですけれども、その
グラウンドとか、施設の活用、今回、町民の交流や健康増進に活用するため、今後の方向として、町として、
グラウンドに芝を養成し、
グラウンドゴルフ場として使用できるように協議をしていきたいというようなお話もありましたし、施設も、また、いろんな部分で利用をさせていただくような協議もしていきたいというようなお話もありました。 これについては、どのように今、考えているのか、お聞かせいただきたい。
○議長(大森勝夫君)
まちづくり課長。
◎
まちづくり課長(保坂太郎君)
グラウンドや施設の活用につきましてですが、継続の契約更新に当たっては、東京理科大に貸しているこのような施設について、今以上に、町民の方が利用できるよう町として、理科大側と協議してまいります。 具体的には、
グラウンドにつきましては、芝を養成し、
グラウンドゴルフなどとして地域の方々に利用していただくことも考えております。 また、施設の中で、旧大子第二高校の宿舎となっております、現在管理人さんが、窓口を行っている管理人棟につきましては、使用頻度が少ない施設でもあるため、町が新たに有効活用することも検討しております。 具体的な検討はこれからですが、将来的には全国募集をしている
大子清流高校の寮としての活用も視野に、理科大と調整を図ってまいります。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君)
グラウンドゴルフ場とか、そういうものを整備するに当たっては、その後の管理がまたどういうふうにしたらいいかというような部分が一番重要になってくるのかと思いますね。 その辺の協議は町としてはどういうふうに考えているのか。丸々理科大のほうでやっていただくのが、町としての管理はここでやるとか、どういうふうにやるとかと、そういう部分の管理、この後の管理の進め方について、今現在、どういうふうに考えているのか、お聞かせいただきたいと思います。
○議長(大森勝夫君)
まちづくり課長。
◎
まちづくり課長(保坂太郎君) 施設の維持管理につきましては、引き続き、
東京理科大学において十分な対応をしていただけるよう、管理者であります大子町振興公社の意見も聞きつつ、大学側と協議をしてまいりたいと考えております。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) 以前にいただいた文書がちょっとあったんですけれども、
東京理科大学の管財課、マブチさんという方かと思うんですが、
グラウンドに芝を張る件については、以前にも照会あり、お断りした経緯があると、
グラウンドゴルフの愛好家は
高齢者中心と思われる。トイレ利用や休憩など、校舎内を利用する機会が多くなると思われる。管理人業務の増大が懸念される。単発なら検討できるが、利用頻度が多くなると、許可できないというような、これ、走り書きというか、これいただいた。6月21日て、これいつだかわからないんですけれども、こういうことも、向こうから来て、なかなか、今進まなかったのかなと思うんですね。 やはり、こういう契約に関して、やはり、町としても、無償で貸し付けているということ、それを前提に、やはり、利用頻度が少ない部分については、管理も、お互いに協議しながら、やはり、しっかりやっていただいて、町民も利用できるような状況にしていただければという思いがするんですが、その点については、町長、どうでしょう。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(綿引久男君) ただいま、東京理科大の意向という話がございましたけど、それは、あくまでも、芝生を張っても全部理科大でその後管理してくださいよということが前提になっているかと思います。 ですから、あそこ、芝を張って、それで、管理を、例えば、芝を張っても、乗用の草刈り機を町で買って、それで現在、管理人がいますので、管理人が時間を見て、それで、芝を刈ると、そういうことであれば、理科大の負担もそんなにかからないですし、そして、また、町としても、芝を張るとか、あるいは、
草刈り機等については、経費がかかりますが、それ以降については、大した経費もかからないのかなと、こう思いますので、あと、施設の利用を、トイレですとか、そういうことについては、これはいくらでも交渉の余地はあるのかなと思いますので、理科大のほうとよく、実行するに当たりましては協議してまいりたいと思っております。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) ちょうど、契約の時期でありますので、今までの経過を見ながら、町民が使えるようなそういう部分の整備というのも、今、
グラウンドゴルフ、大分浸透して、多くの人がやっているということであります。 もう一点、
フットサル、前回も、お聞きしたんですが、
フットサル場、今、体育館の中でやっているということで、体育館の床等が心配されるということでありますので、面積としては、そんなに広くないと思うんですね。そういう部分であわせて、検討していただければなというふうに思うんですが、どうでしょうか。
○議長(大森勝夫君)
まちづくり課長。
◎
まちづくり課長(保坂太郎君) お答えいたします。
フットサル場としての活用についても、要望の声を少し、私のほうでも聞いているところでございますので、どういった施設が必要なのか、面積等も確認した上で、協議の中でお話をさせていただければと思うんですけれども、実際の使用頻度ですとか、そのあたりが、どの程度なのか、そういったものをまずは調べたいと思います。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) スポーツの交流というのは、今までそんなになかったかと思いますので、その辺も町民の方とか、また、
グラウンドゴルフはともかくとして、
フットサルなんかは大学生もやる方もいるかと思うんで、そういう部分での交流事業が進めばなというふうに思っています。 もう一つ、町として、食事の提供ということで、
飲食店組合が飲食の提供をしているかと思います。先ほどの答弁の中にも入っていたかと思うんですが、今現在、年間、どのぐらい、
飲食店組合で請け負っているのか、わかりましたら、お聞かせいただきたい。
○議長(大森勝夫君)
まちづくり課長。
◎
まちづくり課長(保坂太郎君) お答えいたします。 現状、
飲食店組合含めまして、飲食の売り上げといたしまして、およそ、昨年度は370万円程度ということで伺っております。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君)
飲食店組合とは協定とか、そういう部分じゃなくて、食事の提供ということで、やっているかなと思うんですが、そういう中で、私もバイパス通るとよく見るんですけれども、大学生よく、夏休み、ある程度と、途中に、買い物があって、弁当なんか下げている方もおるんですよね。 そういう部分で、何か今、370万円程度と、飲食店の組合でも、いろんな食事を提供するかわりにバーベキューとか、いろいろな部分で交流を図っているというふうな話も聞きましたけど、ほとんどの方が食事の提供の仕方というのはどういうふうに提供しているかわかりますか。
○議長(大森勝夫君)
まちづくり課長。
◎
まちづくり課長(保坂太郎君) 食事の提供につきましては、
飲食店組合のほうで朝と晩のお弁当を提供しているということなんですけれども、学生の希望に応じての対応ということになっております。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) 370万円というのは年々減ってきているわけじゃなくて、当初のあれを維持しているというふうに理解してもいいですよね。
飲食店組合の方とか、
まちづくり課で、担当で、その食事の提供についてとか、大学の部分で協議とか、会合とか、懇談会とか、そういう部分の今の現状の聞き取りとかっていうのは、今までやってきていますか。
○議長(大森勝夫君)
まちづくり課長。
◎
まちづくり課長(保坂太郎君)
まちづくり課は、私も、交流会への参加ですとか、
飲食店組合と学生さんとの交流会への参加ですとか、あるいは、大子町振興公社を通じて、
飲食店組合の要望については聞き取っております。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) ぜひ、今後もそういう部分、今回の契約に当たって、やはり、先ほども言いましたように、
飲食店組合とか、振興公社も含めて、いろんな情報交換をして、契約に当たっていただきたいという思いがしております。 その町長は前回、契約に当たっては、時間的な余裕を持って進めていきたいということでありました。議会にも説明しながら、前回、そういうことで、お知らせと言いますか、報告があったかと思うんですが、そういう中で、町では契約、引き続き契約して進めていきたいということで、町のほうの意見はわかりましたけれども、町長が時間の余裕を持ってということでありますけれども、1カ月前というと、12月、12月に入るといろんな部分で多分、忙しい部分が出てくるかと思うんで、今後の契約に当たっての協議の進め方、その予定はどのように考えているのか、お聞かせいただきたいと思います。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(綿引久男君) 契約期限が来年の1月ということですので、少なくとも3カ月ぐらい前には交渉は始めたいなとこのように思っております。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) ぜひ、委託しているところとか、
飲食店組合とか、学生のご意見とか、いろんな部分を含めて協議していただいて、対応していただきたいというふうに思っております。 もう一点、いいですか、無償でずっとやってきましたけれども、無償での貸与というのは、まだこれから考えていくということでよろしいですか。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(綿引久男君) これは施設を有償で貸すといった場合に、相手がどこまで乗ってくるかというのもあるんですが、こういった施設を誘致するに当たって、10年近く前に誘致したわけですけれども、その当時、やはり、理科大といいますか、いくつかの大学などもやはり、誘致といいますか、合宿所なり、保養所なりの場所を探しているというところも聞きました。 例えば、高萩なども同じく、ただ、条件が合わなくて、だめになったと。これは理科大じゃないですけど、私立、やっぱり同じ、東京の私立大学で、ある程度、優遇措置をとりませんと、こういうのは、かなり、存続させるのが難しいのかなと。と言いますのは、理科大も、何カ所かこのような保養所的な、合宿所的なのを持っていたんですが、大子は無償だということで、大子だけ残ったんです。ほかの何カ所かは閉鎖したというふうに聞いております。 そういうこともありますので、従来どおり、無償で貸していきたいと、それで、無償にするメリットといいますのは、あの施設を町が管理しなくてはいいというような、あれが、じゃあ、有償では嫌だと言われたときに、そうすると、あれだけの施設を町が管理するとしますと、ただ、管理するだけでも、数百万円かかってしまいますので、それならば、利用して、地域の経済効果も非常に大きいわけですから、無償で貸しても、町としては大きなメリットがあるのかなと、こう思っています。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) 無償で貸与する、引き続きそういう考えかと思うんですが、その分、町の意見とか、意向等も、やっぱり、先ほど言った
グラウンドゴルフとか、
フットサルとか、施設の開放とかという部分も、やはり、今回の契約の中で、しっかりと、町の考えを提示して進めていただきたいというふうに思います。 最後の質問をさせていただきます。 交流人口の増加を目指すための施策についてであります。 袋田の滝及び生瀬の滝が国名勝に指定されております。また、滝としては、全国で初めて恋人の聖地に認定をされました。それぞれを生かした誘客対策はということで、以前にも質問をさせていただきました。以前、観光商工課長は、29年、去年6月、常時媒体を通じて魅力発信に取り組んでいると、滝関係や自然、文化、観光施設体験を含めたルートを開発して、誘客促進に努めていきたいとの考えでありました。 今回の補正にも、袋田の滝における恋人の聖地魅力発信事業において、今年度は町では、茨城大学と連携、協定事業でPR動画の作成をし、恋人の聖地魅力向上を図るための集客事業の検討を行うというようなことであります。 今まで、恋人の聖地も、横穴にただ、飾ってあるだけ、モニュメントは飾ってある。その後全然、整備も何も進めていないと、生瀬滝についても、滝の入り口にちゃんと、新しく今回、滝の写真が入っていますけれども、あそこに生瀬の滝も入っていません。一番見づらいところに掲示してありますね。料金所の入り口で、相当首を上げないと見られないところにありますので、そういう部分も含めた、トンネルの中で待っている部分があるんですよね。エレベーター、そういう脇のところに、掲示するのもひとついいのかなと思うんですね。 本当に目が悪い人は見えないですよね、あの看板も、せっかくいい、新しい看板ができたんですけれども、そういう部分も含めて、これから整備していく中で、どのように考えているのか、お聞かせいただきたいと思います。
○議長(大森勝夫君) 観光商工課長。
◎副町長兼
観光商工課長事務取扱(
和田宗介君) ご質問に答えいたします。 まず、袋田の滝及び生瀬滝につきましては、平成27年3月に国名勝に指定され、その後、パンフレット、ポスター等、国名勝の文字を効果的に活用しながら、観光PRを行っております。 袋田の滝につきましては、秋冬の風物詩である袋田の滝ライトアップ、大子来人におきまして、松下進建築・照明設計室による雄大に落ちる滝の流れが荘厳の墨絵のように浮かび上がるライトアップを行っておりまして、2015年、
一般社団法人照明学会の照明普及賞を受賞しております。 また、県におきましても、ことし10月下旬にリニューアルオープン予定の茨城県アンテナショップイバラキセンスのレストランには、そのレストランの壁面にプロジェクションマッピングで袋田の滝を映し出す予定と聞いておりまして、県もさまざまな形でPRをいただいております。 生瀬滝につきましては、今、議員おっしゃるとおり、観瀑事務所入り口の上のところに看板を設置して、確かにちょっと見にくいという部分もありますので、今後、PRを強化するということで、第2観瀑台のエレベーター乗り場前と、観光客の目にとまるところに、ポスターを展示して、積極的にPRをしていきたいというふうに考えております。 以上です。 あと、恋人の聖地につきましても、回答したいと思います。恋人の聖地につきましては、袋田の滝が滝として初めて平成24年10月に選定されてから、ハート型のモニュメントの設置や、絵馬に願いことを書いていただく恋のぼり絵馬の実施、それから、2月のバレンタインのときには、限定版ポッキーを配布したりしております。 また、昨年度末から、袋田の滝観瀑施設内にて、拡張現実というARというものの配信を開始しております。 このARにつきましては、そのアプリをダウンロードして、QRコードにかざすと、大子町の観光PR動画、これは日本語だけではなくて、多言語で、英語、中国語につきましては、簡体、繁体、それから、韓国語で配信をしております。 また、このARを利用したたき丸フォトフレームと恋人の聖地のフォトフレームを配信しておりまして、そのフォトフレームを活用して、写真を撮ったりということで、お楽しみをいただいております。 今年度につきましては、さらに、今回の定例会のほうで補正予算として計上しました袋田の滝における恋人の聖地魅力発信事業があります。これはことし2月に茨城大学人文社会科学部と当町のほうで締結をしました連携協力協定により、実施するもので、大学生による若者目線、女性目線を意識した恋人の聖地としての袋田の滝の魅力を発信するPR動画の作成をするとともに、その恋人の聖地としての袋田の滝の魅力向上策、集客策の検討も同時に行っていきたいと考えております。 以上です。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) いろんな周知して、PRしていくということでありますけれども、先ほども言いましたように、恋人の聖地となっている脇のトンネル、あの辺の整備というのは考えられないのかということで、大子町ではアートの
まちづくりということでやっていますので、そういう方々の協力を得たり、あとは、子供さんもいますので、小学校とか、中学生の方に、何か、描いていただけるようにして、ここが、いかにも恋人の聖地だというような整備もしていただきたいというふうに思うんですが、その点についてはどうでしょう。
○議長(大森勝夫君) 観光商工課長。
◎副町長兼
観光商工課長事務取扱(
和田宗介君) ご質問にお答えいたします。 恋人の聖地の今、モニュメントがあるところも含めて、国名勝ということで文化財の保護になっておりまして、国名勝の景観に影響があるかどうかというところで、県の教育委員会のほうの許可も必要になることもありますので、その辺は県の教育委員会とも相談したり、あるいは、関係課、あるいは、関係者と協議をしながら、工夫をしていきたいなというふうに考えております。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) 指定には、あの辺はなっていないと思うんです。なっていないから、あそこに多分、恋人の聖地を持ってきたのかなと、当初は多分、展望台とか、2階の展望台に、第2観瀑台につけるような予定で、検討していた経緯があると思うんですが、総務課長はわかると思うんですけども、その部分で、あそこにつけたのかなと思うんで、いずれにしても、そういうふうな方法で進めていただきたいと思います。 もう一つ、袋田の滝の周辺、滝周辺の整備、以前にも質問させていただきました。今回も、落石があって、防護柵を設置するというような工事も入っておりますし、あと、前にトンネル内の水漏れ、そういう対策もしていただきたいと、滝周辺には、本当に古い樹木が多くて、倒木のおそれもあります。そういう部分も含めて、これから、状況、よく周辺見ていただいて、お客様に迷惑かけないようなそういうような整備も進めていっていただきたいというふうに思います。その点についてどうでしょうか。
○議長(大森勝夫君) 観光商工課長。
◎副町長兼
観光商工課長事務取扱(
和田宗介君) 袋田の滝周辺の整備につきまして、昨年度は観瀑トンネル券売所上に看板の設置、それから、観瀑トンネル入り口の塗装工事、観瀑トンネル内照明器具交換及び袋第1、第3、第5トイレの洋式化工事を実施しております。今年度につきましては袋田の滝本地内遊歩道の伐採及び枝払いを予定しておりまして、今、ここは文化財の関係で現在、県と協議中でございます。 また、袋田の滝遊歩道におきまして、つり橋を渡った先のところになりますが、ことし2月に落石事故、その後5月、7月と落石があったため、観光客の安全対策として、本定例会において、落石防護さく設置工事の予算を計上しております。 また、袋田の滝周辺、生瀬滝周辺の自然科学園周辺ですとか、月居山等のハイキングコースにつきましては、現地確認を行いながら、必要な整備を検討していきたいと考えております。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) 今出ました袋田自然科学園内の整備ということで、当初は町長があの辺も整備して、滞在時間を少し延ばしていきたいというふうな考えで、多分、1回大きな木ですか、あの辺を伐採して、進めたかと思うんですね。 その後、地元清流会等で草刈りやっている中でいたときには、やはり、ほかの樹木が伸びて結構大きくなっていました。 引き続き、観光商工課長が言いましたように、状況を判断していただいて、いい方向で地元の人と連携して、何か植栽ができれば、花とか、そういう部分で進めていっていただきたいというふうに思います。 最後の質問、福祉の
まちづくり、そして、子育て支援、空き家情報等観光宣伝とあわせて観光施設へ、コンビニなどで情報提供を行い、移住、定住促進につなげていきたいというような以前、そういう答弁をいただきました。 やはり、そういう情報、前にも、質問させていただいて、今、町で進めている子育て支援とか、高齢者等の独自の施策等も一緒に発信したらどうかというのが、前、私も質問させていただきました。 そういう中で、その後の取り組み状況はどのようになっているのか、お聞かせいただきたいと思います。
○議長(大森勝夫君)
まちづくり課長。
◎
まちづくり課長(保坂太郎君) 現在、町では町外のイベント等を中心に、移住相談会などに参加し、積極的に町の宣伝を行い、情報発信に努めております。 一方で、移住定住施策については、町内に訪れる観光客等へ向けての広報について、町内の一部の施設、まいんですとか、あるいは、常陸大子駅前のシェアオフィス、民間のカフェ等にパンフレットを設置していたところでございます。 また、先般には、観光協会、道の駅及び袋田の滝観瀑事務所付近へ移住パンフレットや、町の子育て支援の施策が記載されたチラシを設置したところです。 さらに、コンビニについても、設置を調整している状況でございます。 以上でございます。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) 袋田の滝には、本当に全国から、各地からいろんな方が見えています。町の取り組みということで、子育て支援ですか、できていますけれども、あれもトンネルの入り口に置いておきますと、結構、持っていく方が多くて、住んでみたいというような方も中にはいるかと思うんですね。そういう情報の発信というのも大切だと思うんですね。観光はもとより、観光の発信も大切だと思うんですけども、町独自で、ほかでやっていない施策というのはそういうところで発信していく、こちらから行くよりも、全国からあそこへ来てくれる、そういう人に発信していくことも大事だなということで質問をさせていただきました。 私たちも町外に行く機会があると思うんですね。議員研修もありますし、執行部の皆さんも町外にいろんな部分で個人で行く場合もあるし、団体で、いろんな仕事で行く場合もありますけども、そういうときに、大事なのはやはり町の情報を発信するので、パンフレットとか、いろんな情報を持っていくのもひとつ、町の自分たちの立場では大切なのかなというふうに思います。 やはり、これから、年々若い世代が住まない、住んでもらえない部分、多くなりますので、若い世代が住んでいただけるような観光との連携、発信していくことも大事かと思うんですね。 その点について、町長、どうでしょうか。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(綿引久男君) 確かに、ご指摘のように若い人が大子に住んでいただくというのは、これは一番大事なことで、私も最も力を入れていることなんですけれども、これはなぜ若い人が必要かといいますと、若い人がいませんと、介護保険料ですとか、国保税ですとか、そういったことの収入が増えないと、ひいては、介護保険料などは高齢者が全部負担するようになってしまうということにまで影響が出てきますので、それと、やはり、一番大きいのは、若い人がいなければ、地域が衰退してしまうと、それに対する活性化策として、あらゆることを通じて、若者の定住を今、進めているんですけれども、空き家対策としての今、政策をやっているんですが、それで感じていますのは、空き家に来る方は、若い人がどうしても少ないんですよね。高齢者が多いです。ですから、高齢者だけ来ていただいても、これもまた、地域の活性化についての影響力というのは、非常に少なくなってしまいますので、何とか若い人を呼び込むためには、魅力のある、大子に住んで子育てして、そして、教育するのに、非常に大子は有利な町だと、そういった施策を、今、取り組んでいるんですが、その施策の一つとして、子育て支援にはお金がかからない町ですよとか、あるいは、大子に定住したければ、子育て支援住宅として、非常に質のよい住宅の提供もありますよと、そういうことで、今、取り組んでおります。 そういうのと同時に、もう一つ、町の魅力を発信するというのについては、やはり、文化ですとか、芸術ですとか、そういった面でのイメージといいますか、これも大切だと思うんです。 それで、今、取り組んでいますのは、アートによる
まちづくりとして、今、いくつかの事業を取り組んでおりますけれども、そういうものを総合的に取り組んで若い人が大子に行って住みたいなと思ってもらえるような、そういう
まちづくりをしていきたいと思っています。
○議長(大森勝夫君) 藤田稔君。
◆13番(藤田稔君) ぜひ、そういう部分で進めていっていただきたいと思いますが、やはり、観光も滝に来たお客さん、その方を先ほど町長言いましたように、文化とか、自然、いろんな体験とか、そういうのを通して、周遊ルートを以前、つくっていきたいと、開発していきたいというような考えもありましたので、その辺も大子町全域で、その観光、滝に来たお客さんがいろんな観光施設、いろんなところに足を運べるようなルートの開発もしっかりやっていただきたいというふうに思います。 交流人口、人口も減少する中で、多くの人が滝に訪れていただいたり、また、町内に訪れていただけるようなそういう施策もして、少なくなっている人口の中でもそういう部分で交流人口の拡大をしていただいて、進めていくのも1つの方法かなということで、質問をさせていただきました。 私の質問は以上で終わります。
○議長(大森勝夫君) 13番、藤田稔君の一般質問は終わりました。
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△野内健一君
○議長(大森勝夫君) 次に、14番、野内健一君の一般質問は本人の申告により、60分以内です。 野内健一君の一般質問を許します。 野内健一君。 〔14番 野内健一君 登壇〕
◆14番(野内健一君) ただいま議長の質問許可を得ましたので、質問の通告書に従いまして、順次質問してまいります。 それでは、第1番目に、ごみ袋の改善についてですけども、議長すみません。サンプルをちょっと持ってきたんですが、見ていただいて大丈夫ですか。
○議長(大森勝夫君) はい。
◆14番(野内健一君) とりやすいような形になっているはずなんです。それではちょっと始めます。 現在、大子町でも販売されて、使用されています大子町専用のごみ袋について、町民の方から、2カ月前ほどなんですが、こういう改善できないでしょうかねと、常陸大宮市で見たんですということで、お話いただきまして、提案を受けまして、何となく、これ、議会で話してもらえませんという話をいただきましたので、きょう、時間をいただきまして、それについて、質問をさせていただきます。 今、回させていただいているんですけど、大子町のごみ袋と、常陸大宮市、あと、もう一つ、同じ方法でつくられているのが、那珂市ですか、同じ事業体でごみのいわゆる収集関係を行われているところの自治体があるんですが、その2仕様でということで、ほかにも多分、自治体によっては、同じような方法で実施されているところがあるかと思います。 それで、大子町、今まで全く町民の方から提案を受ける前までは、わからなかったというか、なるほどこういう改善策があるんだなという部分のものを今回、わかったわけなんですが、実際、皆様方、ごみ袋って、ああ、売られているんだな、10枚つづりでという形はおわかりだと思いますけど、実際、それを手にとって使われたことが、使われたことというのは失礼ですけども、ご自宅で例えば、自分自身がそのごみ袋を使ってごみを集めて出されたという形の経験はほとんどの人があるだろうなと思うんですが、中には全て、ご家庭で特定の方だけに任せてしまっている方も、いらっしゃるのかなという部分なんですが、私はもう、毎週、私の当番の一つとして、やっておりますので、ただ、私の場合も、ごみ袋、商店で買ってくるんですが、束を出して、とりづらいんで、1枚、1枚ほぐしまして、また、たたみ直して、別な容器に入れて使うようにしていたんです。それが当たり前だろうなという感じのものを持っていましたらば、先月、高齢のご婦人の方なんですが、ご提案というか、電話をいただきまして、隣まちというか、隣の自治体の常陸大宮市で使われているごみ袋を見ていただけませんかという形のものです。大子町とそんなに変わらないだろうし、と思っていたんですが、袋の中に収納されているその畳み方が違う。多分、当初は大子にみたいに、一遍に10枚だったら、10枚ばっとまとめて、納入されて、それが販売されていたんだろうなと私も記憶しているのがあるんですが、そういうのが、いつの間にかちょっと変わっていて、隣まちといいましたか、常陸大宮市のごみ袋は1枚1枚畳まれて10枚セットで1つの袋に入っていると、大子町の場合は、今までどおり、通常10枚をばさっと、まとめて畳んで中に入れてあると、確かに、当初、とりづらいというか、そういう部分より、こんなもんだろうなと思っていたんで、さほど気にもならなかったんですが、常陸大宮市のごみ袋の売られている梱包状態を見ますと、あ、すごく、全部取り出さなくて、売られているものの梱包の袋そのまま利用してすぐ1枚1枚取り出すことができると、この中にも多分、ご存じの方は多いかと思うんですが、余り、これだけで時間を、そう朝の段階とか、前日の夜の段階で、時間を使うというのが余りないんで、そんな気にならないと思ってたんですが、年齢が高齢になればなるほど、中のものを取り出しにくいような形で、梱包されているのかというを初めてお電話をいただきまして、わかりました。 ということで、私も常陸大宮市のスーパーに行って買ってきて、自分ちの大子町のスーパーで売られているものと、比べて、今、皆さんともお回ししたのは、どのような梱包になっているのかということ、判明がしたということなんですが、このような梱包方法、常陸大宮市の担当の部署に確認しましたらば、大子町みたいに重ねて梱包されて売られていた状態のものと、1枚1枚梱包されて1つの袋に導入していただいているその方法で、いわゆる市民の皆様、町民の皆さんに対する販売価格というのは変わらない、ということは、原価的にもじゃあ変わらないんですねと言ったら変わらない、少しは変わったという形はあったかもしれませんけど、金額を大幅に増やすほど高額にしなくて、済んで同じ金額でそのまま販売されていると、これは常陸大宮市と同時に、さらに、常陸大宮市と事業体を同じくしている那珂市でごみ収集関係の事業をされていますけど、その事業体、一緒なんで、いわゆる那珂市もそのような形になっているわけなんですが、たまたま、大子町にお住まいのご夫人の方が、隣まちに行ってわかったというか、その見てきて、ああ、という形で私にお電話いただいたという形なんですが、私、ごみに関しては、収集日を増やしてくれとか、私、議員になってからそれを当初、町に対して提案をしてきたことがあったもんですから、そのご婦人の方がよく覚えていて、私にお電話いただいたという形なんです。私自身が全くわからなかった。 スーパー行って買ってみて、ああ、こういう梱包の方法があるのかということで、自治体、常陸大宮市のほうに問い合わせてみたら、その担当する部署が、大子町関係とはちょっと違っている部分があるのかもしれませんけども、そんなに前からは提案、そういうのがあったらしいんですが、四、五年て言ってましたね。時間かかっていたという形です。1つの提案あってから、四、五年かかって、やっと、つい最近、実施させていただいたと、在庫の件もあるんだろうと思います。古いままで在庫、生産されたものが大変なことだという部分があるんだろうと思っているんですが、そういうふうにこれを改善と呼ぶのであれば、改善したという方法をお聞きしました。金額も、住民の皆さんに対する金額は変わらないで済んでますと、実際、取り出してこんなものは後で時間をゆっくりかければ別にそんなに問題ないでしょうというお答え、皆様の中に、される方もいらっしゃるのかなとは思うんですが、ただ、本当に高齢者の方で、お
ひとり暮らしの方であれば、そのことも1つの工夫として、せっかくであれば、行政のほうでやっていただければなという形でお電話いただきましたので、今回、ごみ袋のいわゆる改善という形でうたってますけど、その件について、ご質問をさせていただきたいなと思います。よろしくお願いします。
○議長(大森勝夫君)
生活環境課長。
◎
生活環境課長(国谷康夫君) ただいまのご質問、ごみ袋の改善につきましては、実は環境センターにも直接、取り出しやすい方法をとの声が寄せられております。 そういったわけで現在、1枚ずつ折り畳んで、10枚を1梱包にし、取り出しやすくする方向で検討しているところでございます。 具体的には、イメージ的には、ただいま議員のほうでサンプルいただいた常陸大宮、ああいったイメージでなおかつ、現在の小売価格を変えない、それを基本に、中身を1枚ずつ折り畳む形で来年度から、対応したいというふうに考えております。 なお、実際の販売、これにつきましては、来年度発注、納品後のおおむね夏以降になる見込みです。現在、そのようなことで進めております。 以上です。
○議長(大森勝夫君) 野内健一君。
◆14番(野内健一君) ありがとうございます。ならもう、問題解決しちゃいましたね。ありがとうございます。そのような形で進んでいるとは思わなかったというか、つい最近、本当、つい最近、数カ月前にご婦人の方から、何か聞いてよという、無駄でもいいから聞いてよということであったで、これがもう来年度から夏以降にはもう、大子町でも実施ということであれば、本当に私は鼻高々にやりましたというような形でお話しすることができるかなと思います。ぜひよろしくお願いいたします。 やはり、私は自分の家で、ごみ袋担当じゃないです、ごみを担当として、曜日ごとに出すような形をとるんですけど、一遍にがさっと出して、ばあっとやるんで、無駄な使い方もしている可能性もあるんで、1枚1枚、とれるようになれば、本当に無駄なく使用できるのかなと考えております。本当にありがとうございます。よろしくお願いいたします。 それでは、先に、1問終わりましたので、次に、お伺いするのは、運転免許証の自主返納の促進策についてであります。 先日の協議会でご説明を受けまして、大変、本当にいい案が出たなとこういうふうに、いわゆるこれも改善ですね。改善という形で出てくるのであれば、ますます、施策というのはうまく回転していくのかなという感じで、実際、感じております。 その中で、ただ1つだけ、すみません。細かく読んでいきますと、現在実施されているタクシーの利用の助成金制度の額なんですが、確かに、私は最初、全部の方に2分の1から4分の3にするのかなと、そうすると、もうなるほど、そこまで実施している、力を入れていくということであれば、まあ、前々から私も、何年も前からわかりません、デマンド交通で何とかいきませんか、という形でご提案申し上げてたんですけど、もうそろそろ、忘れてくるころかもしれませんけど、住民の方からも、何度も、野内さん、電話で、あんなのやっていうようなありまして、そうですね、なかなか難しいですねという形の説明はしていたところなんですが、これでもう一回、やってみようかなと、すみません、皆様方、また困らせてしまうかもしれませんけど、大変申しわけありませんが、まずその運転免許証の自主返納の促進策、これにつきましてはもうこれは、もうすぐですよね。実施されるということですけど、この中で、運転免許証を返した方だけという形、人数的に換算すると、一体、町民の皆様のどのぐらいのパーセンテージ、今利用されている方のどのぐらいのパーセンテージなのかというのが、はっきりと見えなかったんですが、実施状況というのはもう、表としていただいています。大体千二、三百人、二、三百件ですね、これは件数ですね。人というより件数で、大体、毎月利用されている方がいらっしゃるということなんですが、これについて、これは全員同じく4分の3にしちゃう。そこまでお金使うのは無駄でしょうか。原価として見ちゃうのか、実際の行政サービスって原価に合わないものなんですねと皆様方もわかっているんじゃないかなと思うんです。せっかく始めたから、改善策はこれからどんどん出していくんだから、将来的には全部同じ金額になるよ、野内さん、というかもしれませんけれども、当初からスタートからちょっと衝撃的な数字で今までの方が2分の1で、免許返した方だけが4分の3という形になっちゃうと、本当に今までの方2分の1でずっと前にもう免許返しちゃっている方で高齢の方で結構利用されている方が金額に差が出てしまう。いわゆる隣に住んでいてお友達かもしれない。片方の方が大子町で同じ病院に行く、ところに行ったとしてもその方は半分で、例えば片道4,000円通常だとかかるところ、今まで2,000円出していただいていた。だけれども、新たに免許を返した人は1,000円で行けると。全く免許を持っていたんだからその方を利用返納してうまくその策に乗せるためにはこういうことが必要だよという形はあるんでしょうけれども、金額的に違ってしまうという部分が実際出てくるんじゃないかなと私も思いました。少ない数だという形になるかもしれませんけれども、当初のその策が平等というのではないんですが、全く免許持っている人だけ有利で持っていない人はだめだという形になってしまうのがまだまだ大子町そういう形があるかと思います。特に、ご婦人の方の高齢者の方は免許をお持ちでない方結構多いです。私も知っている方結構います。ただ、隣の旦那さんは免許持っていたので、返納したらば大子町の中1,000円で行けるけれども、私は2,000円かけて行ける。同じ病院で同じような症状を見せて同じドクターに会って、毎週同じように行きながら、その方お二人は全く違う、補助対象になっていない。こういう形のものが多分これから出てきて、現時点ではまだ実施されていないので、不満というのは出てこないかもしれないけれども、もしそれがわかって病院内でお話し合い、みんな結構隣同士だとよく話もするでしょうし、同じ方が同じ曜日で同じ時間帯にそこの待合室に座ってお話ししていて、そのお金の話、交通網の話になったとき、違った金額で私は来ているという形になった場合、心豊かな人はしようがないと思う方もいらっしゃるかもしれないけれども、何でだという形の方もいらっしゃるのではないかなという感じを持ちましたので、今回すみません、質問にさせていただきます。 やろうとしていること、私は大変すばらしいと思います。本当にこのような形で4分の3にいわゆる補助をするというか助成を出していって、行政のいい方向に、免許を持って高齢者の方利用されるよりは、返納していただいて安全な交通体制をとられたほうが絶対いいわけですよ。だけれども、とれないのは今車がないとどうも動けないという方たちがたくさんいらっしゃるので、なかなか高齢者でも返納できないという形ですね。バスが本当に家の近くまで来るのであれば別に問題はないという形なんですが、結構バス停まで歩く方がいらっしゃいます。その間で足の病気が、とにかく高齢者の方はいろんな病気になって歩けないという形になったときは、家族の方がいらっしゃればいいですよ。家族の方にお願いして連れていってもらうということができますけれども、どうしてもこういった形の交通網を頼らなければならない。その件についてはすみません、どのような考えなのかお聞きしたいなと思います。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(綿引久男君) この運転免許自主返納者への支援なんですが、これは従来の高齢者の交通手段の確保ですとか経済負担の支援という目的がありました。それとは、これは目的としてはまた別なんですね。同じく捉えていただくということではなくて、今度は運転免許自主返納者への支援といいますのは、高齢者の交通事故の防止を目的とした事業という、この目的の違う事業が2つ一緒にして予算化を一本化しているので、今ご心配いただいたようなことが出てきているのかなと、こう思っているんですけれども、今高齢者の交通事故、これは75歳以上の方は10万人当たりですと、75歳以下の人と比べますと倍以上の事故件数なんです。10万人当たりで75歳以上の方の事故件数は7.7件なんです。それに対して、75歳未満の方、3.7件なんです。これ死亡事故ですけれどもね。倍以上になっていると、こういった状況があります。それから、私の実は身近なところでも知り合いの方が八十七、八歳になる方が毎日小型トラック運転していました。ところが、たまたまうちへ帰ってきて車止めたすぐに脳梗塞で倒れて入院したというのがあります。これがあと10分、20分前にそういうことが起きたらば大きな事故になっていたと思うんですね。そういうのを考えますと、やはり心配な方は一刻も早く運転免許の返納をしていただくということが重要なのかなと、こう思いまして、じゃ運転免許を返納したときに、今まで自由に動いていたのに動けなくなってしまうということがありますので、その場合にはできるだけ町として行政としてできるだけの支援をしたいということで、タクシーの利用券を4分の3程度支援していきたいということなんですけれども、そういうことで最初の2分の1の高齢者の交通手段の確保あるいは経済負担の軽減とは目的が違いますので、そこのところ、皆さん受け取るほうは同じように受け取るのかもしれませんが、そういうところを御理解いただければなと、こう思っております。 それから、デマンド交通の話もあったんですが、確かにデマンド交通、前から何度かお話いただいているんですけれども、デマンド交通のメリットといいますのは、相乗り共同利用ができるとか、あるいは利用したいときに利用できると、そういったメリットがあるんですね。しかし、これを大子町のようなところに当てはめた場合に、大子町は集落が非常に点在しているんですよね。そういうことで、相乗りがなかなかできないと。これ隣の自治体でデマンドやっているところをお話ししますと、やはり相乗りがなかなかできていないというようなところも聞いておりますし、それと大子町のように非常に面積が広い、それから入り組んだ地形ということになりますと、デマンドタクシーを用意するのは非常に1台、2台では済まないと。南の大沢、栃原に行ったのが次に生瀬へ迎えに行くとかというのはできませんので、方面ごとに必要になってきちゃう。そうしますと、何台もデマンドタクシーを整備しなくちゃならない。そのための人件費もかかるということで、非常に大子町の場合は多くの経費がかかってくるのかなということですので、ちょっと難しいのかなと、こう思っております。 それにかわるものとして、今定期バスへの助成ですとか、あるいは「みどり号」無料バス、そしてタクシーの利用、それからなかなか公共交通を利用できないような、家から出るのがやっとというような方で病院に行きたいという方は病院の送迎ですね。その送迎に対する支援ですとか、大きく分けてこの4つの支援をしておりますので、これの組み合わせの中で高齢者の方が自分にとってどれが一番いいのかというのを選択していただけるような、そういう体制をとっていきたいなと、こう思っておるところでございます。 よろしくお願いします。
○議長(大森勝夫君) 野内健一君。
◆14番(野内健一君) 町長の説明、納得して、わかるんですよ。全くわかりませんじゃなくてわかるんです。わかるんですが、今後さらにまた高齢の方でお
ひとり暮らしの方も結構多くなってきます。相乗りという今お話がありました。ほかの自治体、どうしてもほかの自治体という形で見てしまうんです。常陸大宮市、常陸太田市、周り囲まれて栃木県、福島県、みんな自治体でデマンド公式の交通網がそこでは発達していますけれども、自治体が不利益な面があって、いやこれはこれはという形でなっている部分もありますけれども、実際実施されています。 大子は、いや大変なんだ、これはほかの自治体見てよと。こんなに大変なんだと。うちはこれだけバス出しているじゃないか、それから病院だって何とか協力いただいているじゃないかという部分はあるんですが、せっかくですから本当病院関係の方たちと、例えば当初の目的は病院にどうやって行くかであったんです、町民の皆さん。その後に、買い物とか何とかとプラス附随したものも利用できるねという形になってきているかと思うんです。 病院で今実施している病院がお持ちの交通システムが各病院であります。それと、町が何とか協力して一つの団体を組織して、それが実際のデマンドじゃなくてもいいですけれども、デマンドらしきもの、こんなものごまかしになっちゃいけないんだがということですけれども、実際できないんでしょうか、本当に。 これ本当大子町だけがないということをずっと私聞かされています。私もう何年前だ、8年、12年前か、出たときにデマンドタクシーってどうのこうので、あのころほかの自治体まだ持っていなくて、じゃ私もという形で大子町町民の皆さん方に説明して、町にも説明して、どうも一時は6年か7年前にもうやる寸前まで行って、それがだめになったという。何でなんだろうという形。そこに違いが出てくると何か事業体が一つ大きなのがあるなという形になっちゃって、もうまるっきり違う方向へ理由づけがなってきてしまっているんです。 不満だろうと思うんです、そんなこと言われると町としては。一つの交通の事業所が確かに発達してあるかもしれないけれども、そこがどうのこうのではないという形でしょう。多分行政の言い方、今町長の説明あったとおり、これだけ入り組んだ道があって広い大子町、それの中でデマンドの方式を持っていくのは大変難しいし、お金もかかるし、であれば別の方法でそんなにお金かからない方法があるからという形で今方式が始まったんですね。だと思うんですけれども、違いますかね。私の全然理解がないのかもしれないけれども。 ただ、いずれはというのは何も将来的に結論を持っていこうというわけじゃないんですが、デマンド交通、今のデマンドじゃなくてもいいけれども、デマンドらしい交通方式というのを何か町で考えませんかね。何かできると思うんです。実際、今町長説明したように、病院は病院で自分のところで車を用意して、自分のところのお客さんだけは迎えに行って、家へ1軒1軒行くわけですよ。そういうものが自主的に病院の事業体でそうやって病院がこれで、こんな言い方したくないんだけれども、なくなってきちゃったとき、あとどうなるのかなと。そういうのもあったもんですから、またもう一度デマンド交通システムというのを新たな形でもいいですけれども、何かないかという形をすみません、町に問いたいというか、絶対これは必要です。最終的にこの大子町、交通網本当に確立しないと人口減少、一応とめる方式、力いっぱい入れているじゃないですか、町長。これだけ力入れているんですから、交通網ももう一つ、もう一段階上の方式を、時間かかっても仕方がないと思います。来月何とか出せとかいうことじゃなくて、あと1年かかってもいいですから、何とかそういうふうにかわったものの方式ができないのかなと思いまして、すみません、それだけ質問させてください。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(綿引久男君) 今の件にお答えする前に、先ほど免許証自主返納者について、新しく返納した方だけではなくて過去に返納した方も対象となるということですので、先ほどおっしゃったような矛盾は生じないのかなと思います。 それから、デマンドのお話なんですが、何度も言うようですけれども、タクシーを今助成金出していますけれども、まさにこれはデマンドタクシーよりも直接自分で自分が自由なときに乗れるという意味ではデマンドよりもタクシー利用のほうが便利ではないかなと、こう思うんですね。デマンドタクシーは基本的には何人か乗せるのにぐるっと回ってきて相乗りで行きますというのが基本なんですけれども、それよりも自分のところに直接タクシーが来てもらった方がいいんじゃないか。そういう意味では、デマンドタクシーよりも普通のタクシーのほうが利便性はあるのかなと思うんです。ただ、この課題といいますと、今2分の1補助ですので、距離があるところの方は負担額が非常に大きくなってしまっていると。その課題をどうするのかというような問題が起きていますので、その課題につきましてはいろいろ前から議会でも指摘されておりますし、私も頭痛めているんですけれども、これにつきましてはまた何とか解決の方法を探っていきたいなと思っておりますので、デマンドタクシーにかかわらず、要するに高齢者の方、運転免許がない方が病院に行きたいときにいつでも行けるようなそういう体制をつくって、そして経費負担もできるだけ少なくて済むと、それが目的ではないかなと思うんですよね。デマンドタクシーという方法もありますけれども、それ以外でも要するに目的としては経費を安く、いつでも行きたいときに病院にでも買い物にでも行けるような、そういうシステムをつくるのが目的だと思いますので、そういうような視点からもう一度よく検討していきたいと思っています。
○議長(大森勝夫君) 野内健一君。
◆14番(野内健一君) ありがとうございます。町長おっしゃっている説明よくわかります。いわゆる目的一緒なんですよ。その途中の段階で何を使っていくの、そこに到達するのだという形だろうと思います。 それは確かにデマンド交通システムをやったとき、例えば試算的にもう多分町のほうで出ているんじゃないか。このくらいの金額を用意しなきゃならないという部分。現状のものを維持していくためにこのくらい今使っているんだという形。さらに、これを改善するとこの辺までだけれども、こんなにたくさんは必要ないという形の答えは出ているのかなと思うんですが、それでもその金額が必要になってくる時代が来てしまうのかなというのを私心配している部分なんです。それなので、今実際あるのは病院でせっかく町から多分ご提案して、病院もやりたいということでやっていて、お互いにじゃそこに資金的なものの援助的なものを行政のほうでという部分で今なっているかと思うんですが、またもう一つ違う話になっちゃっているのであれなんですけれども、この2分の1から4分の3への免許証の自主返納、町長やっぱり免許証を持っている人でないと、過去にも自主返納した人でないとこれは利用できないんです。ということですよね、今の説明はね。今まで結構ご婦人の方って免許証持っている方って高齢の方って少ないです。その人たちにはお金2分の1かかる。2分の1はそれは申請した場合、町は2分の1出してくれるけれども、2分の1は自分で何とかしてくれと。本当に近くの人であればそれで、遠くの人も今別に高いと思わないですよ。高いと思わないでがんばらなきゃ、これは交通費なんだという形の認識は皆さん持っていらっしゃいますよ。私も話聞いています。ただ、その中で急に隣の方は2分の1じゃなくて4分の3になって、同じくタクシーを使っていく場合、私は半分援助いただいて、隣の人は4分の3、つい最近なんだけれども、同じく行くようになったら4分の3もらっている。その不公平感って全く違うでしょう。説明はできますよ。隣の方は免許証をお返しいただいたので4分の3なんですと。町それだけ頑張ったんだよとはいえる。だけれども、免許証持っていない方にも同じく私もって申請は多分出されないけれども、そのときの説明どうされるのかなと私それだけだ。だから、せっかくだから町長本当に4分の3にやっちゃったらどうですか、全部。乱暴な言い方じゃないですよ、これは。そんなに金額的に町揺るがすほどの金額出てきますかね。今後はこのサービスが最も大切になってくるかと思います。 せっかくここで新庁舎つくるんですよ、大きな庁舎を。そのときに、まだじゃ私からお金という形になるよりは、なぜ町の人だけ新しい家に住んで、それで私たちのサービスは全く変わらない。それでも2分の1出しているんですよ。行政の皆さん方は多分考え方、何言っているんだ、これも2分の1も行政で皆様方の税金を集めてやっているじゃないかという形の言い方をされるんだろうなと私は思っているし、私もそのような説明の仕方しかできないんだけれども、その間で今度は4分の3が出てきちゃうわけですよ。隣の全くすごく仲いい方で私は4分の3、私は2分の1、それは免許証を持っていたから。それだけで理由なんです。理由はそれしかないんです。答えはそれだけ。免許持っていたらば有利だったんだという形なんです。それをなるべく理論的にわかりやすく、理論上はもう説明つかないような形になってくるんじゃないかなと。どうせだったら町長、もう少し皆さん頑張ってもらって、全部4分の3にできないでしょうかね。今回は無理でいいですよ。来年度あたり4分の3に、じゃしていく努力というのもしていただければなと。であれば説明しやすい。もう私も寿命がないというか、ここでしゃべる機会ってそう多く残されていないんです。ごめんなさい、本当に私自身が例えばここでやめると言ったときにはもうここで話せませんから、皆様方に。これ最後になっちゃうかもしれないので、本当によろしくお願いします。 4分の3、いいこと、私これ見ていて、うわ、これいいなと。全部かなと思ったら最後まで見たら違ったので、もう少し頑張っていただければ、みんな4分の3で持っていかせたいなと。今回はしようがありません。予算組みしていますので。来年度では中間でもいい、中間というかもう来年度ですね、来春に新たに今度じゃもう一回組み直して4分の3全員という形で持っていければ、それこそ町長、そんなに全員じゃないですよ。わかりますよね。 だから、言ったとおりそんなに多くないよねとあのとき説明があったとおり、そういう方はそんなにたくさんいるわけではない。だけれども、そのサービスが一家の中で例えば4人暮らしの中で1人いて、その方が該当したとしても、町に対する感謝は全然違います。すみません、こんな言い方乱暴な言い方でしょうけれども、これが私すみません、説明、これから皆さんが説明するんであれば、そのような説明しかできない。今後を見てくれという形の説明しかできないので、よろしくお願いします。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(綿引久男君) 確かに高齢者の支援という意味では、おっしゃるような支援というのは方法もあるのかなと思います。あくまでもこれの4分の3を免許返納者に支援するというのは、事故防止という大きな目的のためにやっているということでございまして、タクシー利用券の問題につきましては、課題がたくさんあるんです。今これを動かしますと、例えば町外にどうするのかと。町外の病院に行くのにどうするのか。どこまでなら認めるのか。水戸まででも認めるのか、郡山まで認めるのか、そういうような大きな課題もあります。 それから、このタクシー利用者もどこまで増やすのかと。今おっしゃったような今度は4分の3まで増やしてはどうかというご指摘もいただきました。そういう課題がこれたくさんありますので、いきなり4分の3にしますというわけになかなかいかないところがあります。 もう一つ課題としてありますのは、公平性をどうするのかと。というのは、700円のところの人は350円負担すると。ところが、2,000円の人のところは1,000円負担すると。そうしますと、俺たちは350円しか軽減されていないのに、こっちの人は1,000円軽減されるのはおかしいんじゃないかと、こういう理屈もあるんですよね、公平性からいくと。ですから、どこまで公平というのがいけばいいのか。そして、例えば西金の方が山方へ行くのと大子に来るのとでは、大子に来るほうが遠いと。しかし、山方の病院に行くほうが安いのに、何で安いほうに補助しないで高いほうにだけ補助するんだと。もうそういう課題が本当にいくつもあるんです。 ですから、そういうのを全体をよく議論して、その上で皆さんが納得できるような上で全員4分の3がいいんじゃないかということであれば、またそれはそれで対応していきたいなとは思っておりますので、よろしくお願いします。
○議長(大森勝夫君) 野内健一君。
◆14番(野内健一君) ありがとうございました。 多分同じなんですよ、目的って。ゴールになる、多分同じなんです、町長の考え、私の考え多分同じ、みんなの考えも同じなんですけれども、それまで行く方法をどうするかという形だろうと思います。そこでいろんなことがあるというのは当然私も理解しています。ですから、今の町長の問いとすれば、やはりデマンド交通で距離数でもって料金を変えていくというほうがすごく公平性があるしという形を答えとしたい。私の答えじゃなくて、私が町長でないので答えも何もないですけれども、私に問うのであれば私はそのような。 大子は大子だけのデマンド交通システムつくればいいんですという話、つくって各全県全国に発することもできる自治体ですよ、多分大子は。やろうと思えば多分できるんです、この大子町は。そのくらい力あるんです。皆様方すごい力持っているんです。ぜひ本当にこれからの皆様方、しっかりとこの大子町よろしくお願いしたいという形です。 次に、じゃ答えが最終的に出るのはもう少し時間がかかりそうでありますので、次の質問に移りたいと思います。 それでは、この大子町で持続可能な開発目標ということで、もう数年前からこういう言葉は皆さんは耳にして新聞なんかでも聞かれているかと思います。SDGsということの取り組みです。これはもう県のほうから、まず最初国のほうから出て、県のほうからもこれをなってきているかなと思っています。それから、町としても多分今まで出た条例関係にもSDGsは入っていると私も思っています。このSDGsってもう一度説明しますと、持続できるというサステーナブルですね、いわゆる。そのSであり、開発というディベロップメントのD、最終的な目標を持つゴールの複数系でゴールズ。英語すごく私苦手で、発音が悪くて違うだろうと言われればそうかもしれません。これは貧困とか格差、それから気候変動などのもろもろの課題の解決に向けて、国連加盟国が2016年、つい最近ですね。1月からいわゆる2030年の末の達成を目指すという持続可能な開発目標SDGsでありまして、地方自治体とか民間企業でその理念や施策を事業に取り入れる動きが活発化し出しました。やっとし出しました。何か目立つように今なってきています。特に事業、一般の事業者、民間団体、案外これで堂々と前向きに進んでいるところがございます。自治体もやっているんだけども、自治体はそんな奥ゆかしくてがらっと変えるという形はないので、何か目立たないのかなと思うんですけれども、県なんかへ聞くともうこれやってくださいという部分になっているかと思います。 国においても昨年の12月に官民一体で目標を達成するアクションプラン、行動計画の2018というのを策定したことは多分皆様方は本当に行政マンですからもう知り得ているし、よく知っているし、私がこんな説明する必要もないんだろうと思うんですけれども、また民間企業においてもSDGsというのに基づく環境であったり社会問題などの解決を自分のところの事業と結びつけることによって、社会的責任をうちの会社は果たすんだという、私の団体は果たすんだというような形の説明の仕方ではされております。この壮大ないわゆる取り組みの根底には、大変これもテレビなんかでよく出てくるので大変有名で、誰ひとり取り残さないというか、テレビなんかで誰ひとりも、もを入れて、誰ひとりも取り残さないんだというその理念が流れていますよというような説明をされていた番組もあったかと思います。 そういうのを見まして、自治体の一つである町として、特にこの中の考え方にはゴールズの目標の中では貧困をなくしたり飢餓をゼロにするんだ、全ての人に健康と福祉を与えるんだ、質の高い教育をみんなに、それからパートナーシップを目標として達成しようという17の多岐にわたっておりまして、大子町の中でもいろいろな今までの条例の中にも出てきている部分でも動いているというのはわかるんですが、実質的な取り組み、今も行われている取り組みを今さら聞くのという形、どういう考えでそれをつくられて動かそうとしているか、もう一度ご説明をいただくと助かるんですが。
○議長(大森勝夫君)
まちづくり課長。
◎
まちづくり課長(保坂太郎君) SDGsにつきましては、議員ご指摘のとおり誰ひとり取り残さない持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のため、2030年を年限とし全世界を対象に経済、社会、環境をめぐる広域な範囲で事業が実施できるよう2015年9月の国連サミットで全会一致された国際的な目標でございます。この流れを受け、国はSDGsによる地方創生や魅力的な
まちづくりを推進するため、自治体向けの支援策を講じ始めているところです。 本町におきましては、町の重要施策の一つである日本一の福祉の
まちづくりに向けて、高齢者の生きがいづくりや健康づくり、福祉医療体制の充実などを図っております。誰ひとり残さないというSDGsの考え方に通じる施策であると認識しておりまして、今後もこれらの施策を積極的に推進し、またSDGsに対する理解も深めてまいりたいと考えております。
○議長(大森勝夫君) 野内健一君。
◆14番(野内健一君) つくば市とか表彰を受けた自治体もあったかと思うんですが、大子町もこれを出しておけば、つくばに負けない自治体だなと。考え方、中の実際行政が行っている事業性、中身、全て考えたときに全く劣っていない。これをもっと全面的に打ち出せば、打ち出せばということはない、打ち出しているんだと。わからないのは、表彰する側だろうという形かもしれません。表彰を目的としているわけではないので、それはそれでいいのかなと私も思います。自信持ってこの考え、国がいわゆる日本政府がというか、長年国連で大使をしてきた、人間の安全を反映してきた、唯一今説明受けた誰ひとり取り残さないという概念を根底に大子町も多分事業のその根底にはそれが入っているんだろうと私も思っておりましたので、その事業の開発発展、何をするかという部分をもう少しうまく訴えていけば、それを条文にしてしまえば、つくばに負けないと私も思っているので、自信持って大子町はすばらしい自治体だと思っていますので、ぜひそれを町として今後ももっと表に出していっていいのかなと思いますので、その1つだけお願いしまして質問を終わります。
○議長(大森勝夫君) 答弁はいいですね。
◆14番(野内健一君) お考えいただければ。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(綿引久男君) このSDGsということ、お話ですけれども、これは持続可能な開発、福祉への取り組みということが目的かと思います。そういう意味では、持続可能な開発という意味で取り組んでいますのは、木質バイオマス発電所の誘致ですとか、こういうのはまさにこれに当てはまるのかなと。それから、福祉関係としては、弱者への支援ということがあるのかと思いますが、先ほどから議論になっております高齢者へのタクシー助成などはまさにこの取り残さないための施策でもあるわけですので、このSDGsというのはこういう言葉を使うかどうかというのはいずれにいたしましても、町としましてはこういった持続可能な開発、あるいは弱者への福祉対策の充実ということについてはしっかりと取り組んでまいりたいと思っております。
○議長(大森勝夫君) 野内健一君。
◆14番(野内健一君) ありがとうございました。 多分というか、私もよくわかっていないのかもしれませんけれども、町長の今のお答えでよろしいかと思うんですよ。SDGsってそういうものだろうなと思うんです。いや、私もどうのこうのじゃないです。それを本当に大子町の施策の一つに根底に入れていっていただいて、常に意識して入れていっていただいて実施していただければそれでいいのかなと考えますので、ぜひよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
○議長(大森勝夫君) 14番、野内健一君の一般質問は終わりました。
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△発言の申し出
○議長(大森勝夫君) 税務課長より答弁があります。
◎税務課長(椎名信一君) 本日登壇されました藤田稔議員から、税務課に対しまして数字の把握を求められた件につきまして、大変遅れましたが回答をさせていただきたいと思います。 議員からは大きな項目の
高齢者等住宅用火災警報器配置事業のご質問の中で、福祉課が把握しておりますこの事業の対象者となり得る数が2,940世帯であるのに対して、税務課のほうで
非課税世帯数が把握できるかというふうなことをご質問いただきました。先ほどの税務課の把握のような細かな区分けはちょっとできておりませんが、大子町において65歳以上の方が属します
非課税世帯数は2,658世帯というふうになります。 ただし、この数字につきましても概数と考える必要があるかと思いまして、本来でしたらば例えば先ほどのようにいくつかの
ひとり暮らしの
高齢者世帯とか、そのように区分をする必要もございますし、また施設の入所者等についても十分区分けの中で配慮をした上で精査をすべきものと思いますので、概数として捉えていただければと思います。 以上になります。
○議長(大森勝夫君) 午後1時まで休憩とします。
△休憩 午前11時51分
△再開 午後1時00分
○議長(大森勝夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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△菊池靖一君
○議長(大森勝夫君) 4番、菊池靖一君の一般質問は、本人の申告により60分以内です。 菊池靖一君の一般質問を許します。 菊池靖一君。 〔4番 菊池靖一君 登壇〕
◆4番(菊池靖一君) 議席番号4番、菊池靖一です。 議長より質問の許可をいただきましたので、質問通告書の2番と3番の質問の順番を入れかえて質問をいたします。 今回の質問は、1つ目は、新庁舎建設と
まちづくりについて、2つ目は、残薬を減らす取り組みについて、3つ目は、観光を活用した
まちづくりについてを質問いたします。 きょうの質問は、私、言うこと結構あるので、長くなるかもしれないので、時間内で終わらすために答弁のほうも円滑によろしくお願いしたいと思います。 では1つ目、大子町は、今、新庁舎建設という大きな事業に取り組んでおります。建設場所を決定するに当たっては、本庁舎西側駐車場、中央公民館
グラウンド、常陸大子駅周辺空き地の3つの案を、来庁者の利便性、庁舎の安全性、そして実現性、経済性、中心市街地の活性化の5項目から比較評価を行い、いずれの評価でも評価が高かった本庁舎西側町有地に決定をいたしました。 この評価の中では、中心市街地の活性化の項目が中央公民館
グラウンドの案と点数の差が最も大きかったわけです。新たな拠点としての役割を担うことができるということも強調をしております。庁舎建設でする借金はこの先30年、町民が負担をしていくことになるわけですから、新しい庁舎を建てるというだけでなく、将来にわたって中心市街地としての活性化が図られるような
まちづくりも一緒に進めなければならないということを、この評価を見て感じております。 平成26年度に、5年計画で作成された中心市街地活性化基本計画を踏まえ、中心市街地の活性化をどのように進めるのか、整備計画について、まず、お聞かせください。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(綿引久男君) 中心市街地の整備計画、どのようにというお話なんですけれども、中心市街地の形成といいますのは、一般的にいいますと交通の利便性、商業施設、それから人がある程度共生的に遊べることができるような施設、こういうのが必要なのかなとか思っているんですけれども、それを当てはめますと、大子はJRの駅があり、バスターミナルがあり、そして「まいん」という文化福祉施設があり、駐車場があるということで、そういう面では非常に人が集まりやすい、中心市街地になるものを持ってはいるんですが、ただ、商業施設が足りないというのは一番なのかなと思っております。 そういう中で、今度、役場庁舎を建設するということになっているわけですけれども、この役場庁舎につきましては新庁舎建設基本構想・基本計画におきまして、中心市街地の活性化に役立てるということが位置づけられているわけでございます。そういうことで、ただ、商業施設は非常に脆弱なところがあるんですが、今度、役場が駅の近くに寄るということで、しかも文化福祉施設「まいん」とも近接になる、そしてバスターミナルなどにも近くなるということで、中心市街地の一体感が出てくるのかなというふうに思っております。
○議長(大森勝夫君) 菊池靖一君。
◆4番(菊池靖一君) 中心市街地活性化基本計画との兼ね合いってのは、どのように考えておられますか。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(綿引久男君) まさに同じような中心市街地活性化におきましても、ただ、つくる施設が違うということはありますけれども、多分あそこには、昔、図書館ですとか屋台蔵ですか、そういったのをつくるというような計画が駅の近くのほうの空き地には、中心市街地ではありましたけれども、それにかわるものとして庁舎ができるということで、役場庁舎ができれば毎日100人、200人以上の方が来庁しますので、非常に継続的なにぎわいというのができるのではないかなと思っております。
○議長(大森勝夫君) 菊池靖一君。
◆4番(菊池靖一君) 庁舎ができただけでは、なかなかにぎわいというのは、最初は庁舎が珍しくて来るかもしれないですけれども、そのうちだんだん足が遠くなっていくというようなことが考えられるのではないかと思います。 中心市街地活性化基本計画の策定には、ワークショップが2班に分かれて5回開催され、延べ185人がワークショップに参加をしております。基本計画策定業務と測量設計業務に約1,800万円がかかっています。それから4年が経過しますが、都市再生整備計画事業で行った事業は押川の遊歩道整備と町内の歩道の整備で、工事費は約1億500万円を使っております。イベント開催時や行楽シーズンの駐車場の確保について、基本計画の中では、市街地の駐車場の増加は町なかの空洞化を招く要因になることから、市街地周辺の遊休地を使った臨時駐車場の設置を検討するというふうにしております。 間もなく、行楽シーズンですけれども、大子町に来る人の交通手段の調査では96%が車という結果が出ております。イベント開催時や行楽シーズンの駐車場の確保と、4年かけて整備した役場から永源寺までの距離は約1キロ、私が普通に歩いて大体15分くらいなんですけれども、この遊歩道の活用について、この2つについてどのような計画を立てているのかお聞かせをいただきたいと思います。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(綿引久男君) 遊歩道の活用ですけれども、これあくまでも遊歩道ですので、1つには観光客を町うちの中心市街地から永源寺に誘導する道路としての、もう一つは町民が散策路として、そこをウオーキングの道として利用できると、大きく分けてこの2つかなと思っています。 もう一つ、駐車場の確保というのがあったようですけれども、駐車場の確保は、これはもう至上命令かと思っております。毎年秋になると町うちが渋滞するということで町民の生活にも支障が出ているといったところも1つはございます。 それから、もう一つは、大子では駅前を中心にたくさんイベントが毎年行われています。百段階段、YOSAKOI、JAまつりですとか大子まつりですとか、いろいろなイベントが行われているんですが、それらの駐車場というのは、当然、これ確保しなくちゃならないんです。これを確保するというのは、今後、非常に重要な課題であると、このように思っております。
○議長(大森勝夫君) 菊池靖一君。
◆4番(菊池靖一君) 遊歩道については、使用方法という形で、この遊歩道を使用するための、そこを歩かせるというか観光客を永源寺に行くためにその遊歩道を歩かせるような取り組みというのはどういうふうに考えているのかお聞かせください。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(綿引久男君) これは、昨年も行ったんですけれども、駐車場を整備して、それで、その駐車場から堤防の遊歩道をずっと利用していただいて、永源寺に行っていただくと。帰りには、また逆に踏切を渡って駅前のほうに歩いてきていただくということで、今度は、町の中に歩いてきていただいて買い物なり食事なりしていただけるような、そういう利用の一端として遊歩道を活用できればと思っております。そのために、駐車場に遊歩道の案内なども整備しております。
○議長(大森勝夫君) 菊池靖一君。
◆4番(菊池靖一君) そのためにはどうするのかというところ、そこまで話を聞きたいんですけれども。
○議長(大森勝夫君) 観光商工課長。
◎副町長兼
観光商工課長事務取扱(
和田宗介君) ご質問にお答えいたします。 昨年も、遊歩道に誘導するための看板とかは設置していたんですけれども、やはりちょっとわかりづらい部分もありますので、そこは、ことしわかりやすいような看板をつけたいというふうに、今、考えております。また遊歩道に誘導するために、あらかじめそういうところから行っていただけるようなマップというか、そういうのを早目にホームページ等でも周知をして、そういったルートがあるということを広くPRしていきたいと思っております。
○議長(大森勝夫君) 菊池靖一君。
◆4番(菊池靖一君) いろいろ、毎回質問するとそういう話にはなるんですけれども、現実のものにしていただきたいというふうに思います。こういう冊子とかそういうのに取り上げるのはいくらでも簡単なことなんです。これを実施していくのがなかなか難しいことなので、そこのところをしっかりやっていただきたい。 それと、駐車場の確保の話でいえば、以前、町長が答弁で、市街地以外のところで町は2,000台くらいの駐車場は確保してあるというようなことも話されております。今、渋滞の話も出ました。町内に入ってきてしまって駐車場では、やはり渋滞は避けられないと思うんです。これを公民館とかそういうところの駐車場を広く利用して、そこから送迎をするとかそういう形をとらないと、渋滞の解消というのにはなかなかつながっていかないというふうに思うんですけれども、その点どういうふうに考えておりますか。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(綿引久男君) 大きなイベントのときは、そういった、例えば、花火大会ですとか、あるいは百段階段ひなまつりですとか、YOSAKOIですとかこういうときには周辺の駐車場に誘導して、そこから案内するといったような方法は、当然、これは必要だと思いますが、かといって中心市街地に駐車場が要らないのかというのとは全く別な話だと思います。
○議長(大森勝夫君) 菊池靖一君。
◆4番(菊池靖一君) 私も要らないとは言っておりません。そういうふうに渋滞を解消するのには周りが必要だというようなことを申し上げておるんですけれども。 それで、新しい庁舎が建って、今の現在の古いところが壊されて、それで駐車場は何台くらい確保できるか、そういう試算したものがあればお聞かせください。
○議長(大森勝夫君) 総務課長。
◎総務課長(深谷雄一君) お答えいたします。 新しい庁舎が建って、ここの庁舎を壊したときの駐車台数ということなんですが、まだちょっと試算はしておりません。ここの高低差がごらんのとおり坂があります。それで、どこまで利用できるかということが、まだちょっとはっきりと計画ができておりませんので、また、ここの旧庁舎のところのスペースの駐車の台数はまだ試算はしていない状況です。
○議長(大森勝夫君) 菊池靖一君。
◆4番(菊池靖一君) わかりました。こういうこともよく試算をして、どのくらいここにとめることができるのかというのも大切なことだろうと思いますので、その点はぜひやっていただきたいと思います。 そこで、もう一点お聞きします。 中心市街地活性化基本計画の中では、文化交流拠点の整備ということで図書館についても触れています。現在の図書館では面積が狭いので蔵書数が増やせないことと、中心市街地で子供が学習できる施設が不足しているので子育て世代が安心して利用できる拠点整備の検討をするというようなものです。図書館整備については、議員からも今まで何度となく質問、提案がされています。子ども議会でも提案がありました。 そこで、新庁舎の階数について、1階を駐車場、2階、3階を執務室にするという案が今のところ有力になっておりますが、庁舎の半分を4階構造にして、そこを図書館にすれば教育の拠点としての整備も同時にできるのではないかというふうに思います。今の図書館は築35年で老朽化検討の目安である30年を超えております。大子町公共施設等総合管理計画の中でも、施設を更新する際にはほかの機能を有する施設との複合化を検討するということが明記されております。 さらに言えば、今の図書館は延べ床面積が373平米です。新庁舎の面積は、長さを68メートルくらいに抑えて奥行28メートルくらいで計算してみると、大体1,904平米になります。その半分を使うとなると952平米ということで、単純に、今の図書館の約2.5倍の広さになります。 読書のまちをうたっているのですから、一般の町民も役場に来たときに立ち寄ったり、観光客も立ち寄れたりと、本を手にする機会を増やすことができるのが複合施設のメリットですから、図書館プチ・ソフィアの移転として考えてみてはどうでしょうか。この点について検討の余地があるかどうか伺います。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(綿引久男君) 図書館の話、非常に難しい話なんですけれども、今計画している庁舎の一部に図書館を併設という話なんですが、今、即答できないんですが、かなり難しい面があるのかなと思っております。1つには、建設費がかなり大きくなるというのがあります。 それから、現在、確かに図書館はないんですが、生徒たちが勉強する施設につきましては、「まいん」の2階が勉強する施設として整備してありますので、高校生、中学生などもよく来て「まいん」の2階で勉強しております。そういうことで、冷暖房完備ですのでそういう利用はできるのかなと思っていますが、観光客などはちょっと図書館には寄るというのはほとんどないかとは思いますので、つくるとすれば町民がどう利用するかということになってくるのかと思いますけれども。 この図書館の問題は、以前から要望があるというのは十分承知していますので、今すぐ、前向きに検討するというのもなかなか難しいところがあろうかと思います。
○議長(大森勝夫君) 菊池靖一君。
◆4番(菊池靖一君) 難しいというお話ですけれども、建設費からすれば、あの図面から見ると長さ97メートルというような図面も出ております。これを、先ほど言ったように68メートル、私、細かい数字で言っていますけれども、このくらいに抑えることによってその分階数を増やす、これがそんなに工事費に極端に影響するものではないと思います。基礎をつくって新たにやるというものではないので、上に階層を上げるだけですし、中のだってそんなに極端な整備は要らないと思いますので、その辺は検討する余地は十分にあると思います。 これは、これから先ずっと使っていく庁舎なんですよ。だから、そこのところはよく考えて、やっぱりこうすればよかったな、図書館も後で別なところに建てたほうがよかったなとか、建てなくちゃならないなというようなことが、これからは考えられるかもしれない。まして、子育て世帯であるとか定住を目指している町であればあるほど、そういった計画がそういった若者を呼び込む一つの手段ではないかなって思うんですけれども、もう一度答弁をお願いします。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(綿引久男君) 図書館をいつまでも今のままでいいのかというのは、私も感じてはおります。ただ、かといって、じゃ、今のこの役場庁舎とあわせて図書館を整備というのはなかなか難しいというところがあろうかと思います。 と言いますのは、図書館というのはただ箱をつくって本を置けばいいというもんじゃなくて、ソフト面が非常に大切なんです。今、本の検索などについても、ほかの全国の図書館と全部つながっていまして、ここにないのはすぐに検索できるような、そして県の図書館ともいつでも借りられるような連携もやっているんですよ。 それと、今から図書館のあり方を考えてどういうふうにするかというと、もう庁舎建設については基本計画が大分進んでおりますので、そこに新たに上乗せして図書館のソフトまで検討しなければならないというのはちょっと難しいのかなと。もし、考えるのであれば別な機会に、今後考えていく必要があろうとは思っておりますが、庁舎建設と絡めてというのは難しいという意味で言っているところです。
○議長(大森勝夫君) 菊池靖一君。
◆4番(菊池靖一君) それは、私の考えと逆なんですけれども、この庁舎建設のときだからこそ、それができるというふうに私は思うんですよ。 今、ソフトの面もお話しされましたけれども、今現在、プチ・ソフィアでそのようなことをやっているんですから、それは十分可能なことですよね、そんなに難しいものではない。多少経費はかかるかもしれないですけれども、そういうことから考えると、やはりこれは真剣に考えたほうがいいと思いますよ、本当に。 町民の皆さんは、役場職員だけがいいところにって、さっき野内議員も言っていましたけれども、そういうところでそんな立派な庁舎要なのかとかという話があるわけですよ。やはり皆さんが使えるような庁舎にするということは大事なことだと思いますので、ぜひとも検討していただきたい。 総務課長、どうですか。
○議長(大森勝夫君) 総務課長。
◎総務課長(深谷雄一君) 議員もご承知のとおり、計画的に今庁舎建設を進めております。役場庁舎が新しくなっても、職員のために庁舎を新しくするわけではございません。今のバリアフリーになっていないような状況、そして各課の連携、今回は健康増進課とか教育委員会が庁舎の中に入ります。そういう中で、今度は職員の連携もとれてワンストップで事務も対応できるというようなことで、町民の方々の利便性が非常に高まると考えております。 図書館につきましては、十分に住民説明会を進めて計画的にやってきた中で、ここに新たな機能をというのは、今の段階では難しいのではないか考えております。先ほど、お話出ました「まいん」の話もあります。そういった中で、今後、広く図書館については検討していくべきではないかと考えております。 以上です。
○議長(大森勝夫君) 菊池靖一君。
◆4番(菊池靖一君) 何度も言いますけれども、それでは余計なお金がかかるというふうに思うんですよ。そこのところが、私は一番言いたいところなので、どうせやるなら一度にやるということが一番いいのではないかなというふうに思います。そうはいっても、皆さん、今の話聞いていて、あ、それいいなって思った人、結構いると思いますよ。このFMで聞いている人も多分そう思った人、結構いると思います。 ですから、検討するに値することではないかなと思うので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 それでは、3番目に予定していた、残薬を減らす取り組みについて質問をいたします。 処方されても飲まないで残っている薬は、日本中の残薬を金額にすると年間約500億円にもなると言われ、社会問題にもなっております。 大子町でも、1,000万円以上はあるのではないかというふうに推測をされております。 残ってしまう原因としては、多くの種類を処方されて適切に飲むことができない。あとは治ったらいいやという自己判断。それと粒が大きい。あとは苦い。それと1日3回の服用だと昼の飲み忘れがどうしても多い。食前は食後より飲み忘れが多いなど、さまざまな原因があります。 ここで、ちょっと調査データを紹介します。 平成28年度の医療費は、年間41.3兆円、そのうち7.5兆円、約18%が薬剤費です。医療費の負担のない患者と3割負担の患者を比較すると、負担のない患者のほうが残薬の金額が多い。新しい薬の特許が切れた後に販売される、新しい薬と同じ有効成分、同じ効き目の価格の安い薬、これをジェネリックと言いますけれども、自己負担のない患者はジェネリックを望まないというデータもあります。自己負担の割合によって医療費に対する意識に差があるということがうかがえるような結果になっております。 医師が発行した処方箋は、必ず薬剤師がチェックします。薬剤師は処方箋の中に疑わしい点がある場合は発行した医師などに問い合わせて、確かめることができるまで調剤してはならないという法律上の義務もあります。残薬が認められた場合も、残薬の量や使用期限を確認した上で医師に連絡し、処方数量の調整の相談も行います。ちなみに、残薬の8割は有効利用が可能のようです。 努力すべきは患者本人だと思いますけれども、しかし、医師と薬剤師と、そして患者が連携して残薬確認と処方調整を図ることが何より患者本人のためであり、医療費の削減にもつながると言えると思います。 残薬削減の可能性を高めるために、町もできることがあるかと思いますが、考えをお聞きします。
○議長(大森勝夫君) 町民課長。
◎町民課長(矢田部信彦君) ご質問にお答えいたします。 国民健康保険制度及び後期高齢者医療制度におきましては、必要な受診や治療の機会を損なうことなく医療費の適正化を図る取り組みといたしまして、ジェネリック医薬品の希望シールの配布、またジェネリック医薬品への差額通知、受診内容を確認していただくための医療費通知、重複多重受診者への訪問指導などを実施しているところでございます。 町として、被保険者の残薬がどの程度生じているのか把握はしておりませんが、全国的な傾向や地元の医師会や薬剤師会の方々からのお話を聞くところによると、先ほど、お話もありましたように、重複受診などによるお薬手帳を1冊にまとめずに医療機関ごとに所持されていることにより、同じ内容の医薬品が処方されてしまうことや種類や量が多いための飲み忘れ、また自己判断による服薬の中止などから、飲み残しの薬品が生じているものと推察しております。 町といたしましては、地元の医師会や薬剤師会等の関係機関との連携や情報収集、周知・広報活動を通しまして被保険者の意識啓発に努めまして、ジェネリック医薬品の利用率の向上と残薬解消、減少を図ってまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(大森勝夫君) 菊池靖一君。
◆4番(菊池靖一君) 今、お話伺いましたけれども、今のところ具体的な取り組みは考えていないですか。
○議長(大森勝夫君) 町民課長。
◎町民課長(矢田部信彦君) 今のところは、具体的な取り組みというのは考えておりませんが、やはり周知・広報活動が意識啓発をする上で非常に大切なことかと思いますので、健康教室とかお知らせ版、また高齢者大学等でのチラシ等の配布を行いまして、啓発活動に努めてまいりたいと思っております。
○議長(大森勝夫君) 菊池靖一君。
◆4番(菊池靖一君) 飲み忘れや飲み残しをなくすためということで、服用時期が同じ薬を1回に何種類かの錠剤を服用する場合などは1つの袋にまとめてやる一包化というようなものとか、あとはカレンダー形式で曜日ごとにわかりやすく薬を分類するための収納用品としてお薬カレンダーなんていうものがあります。ほかの自治体の取り組みとしては、残薬を入れて薬局に持参してもらう「節薬バック運動」などというのがございます。 特に、「節薬バック運動」のように薬持参袋の取り組みは有効ではないかなというふうに考えるのと、残薬の現状を広く伝える啓発運動も重要な取り組みと考えています。今の残薬に関する啓発についてはお話を伺いましたけれども、これも皆さん、町民が集まるようなところでお話をするような機会とかそういうのもある方も多くいらっしゃると思います。そういうときに少しでもそういったお話をして、皆さんに広めるというのも一つの方法ではないかなと思います。 チラシでというか、お知らせ版とかそういったものって割と見ないというか、意外とだめなんですよ。だから、例えば、TAIRAYAあたりでそういうチラシを配って啓発運動をするとか、そういった運動の仕方を考える必要があるというふうに思います。意外とそういったチラシに入れて満足しちゃうんですよ。だから、そこのところはもう少し啓発運動のやり方というのも、これは残薬に限らずいろんなものがあると思いますけれども、その辺は少し検討する余地が十分あるのではないかなと思います。 そこで、さっきの「節薬バック運動」ということについて、考えがあればお聞かせください。
○議長(大森勝夫君) 町民課長。
◎町民課長(矢田部信彦君) 現在、その「節薬バック」については考えのほうはなかったんですけれども、その「節薬バック」についても全ての薬を入れて管理し、通院時等には医療機関と薬局等へ持参するということですけれども、現在、お薬手帳についても1つの病院で1冊ずつというような状況もありますので、まずはお薬手帳の正しい使い方、残薬の解消の重要性などについて被保険者への啓発のほうに力を入れていきたいと思います。 以上です。
○議長(大森勝夫君) 菊池靖一君。
◆4番(菊池靖一君) ぜひ、こういったことは患者さん本人にとっても非常に大事なことなんですよ。残薬があるということは薬を飲まなかったということなので、その人が体に異常を来す可能性が十分高い、そして、さらに病院に行って、今度は違う薬が処方されるというようなことでどんどん悪循環が起こっていくというようなことが十分考えられるので、この辺は十分啓発運動をしっかりやっていただきたいというふうに思います。 あと、ちょっと一言だけ。 かかりつけ医師同様に、かかりつけの薬剤師を持つということが非常に大切なことです。薬剤師さんをもっと活用してもいいんじゃないかなと。割と薬局というのはそれほど重要に考えていないというようなところもあると思います、病院は重要に考えているんですけれども。その辺をもう少し重要に考えて、かかりつけの、私もそういうこと、これ質問する機会に薬剤師さんと話しするといろいろ話をしてくれて、非常に勉強になるということがあります。ですから薬剤師さんとのかかわりを強く持ったらいかがかなと思います。 そして、もう一つは、災害時に大切なのは、このお薬手帳だと言われております。避難所などで医師や薬剤師に聞かれて薬の名前と量を正確に言える人はなかなかいないと思います。お薬手帳を見れば飲んでいる薬と量がすぐにわかるというのが、このお薬手帳のいいところですので、最近の日本は自然災害が非常に多くなっております。あすは我が身と思って、この災害時の備えをもう一度見直していただきたいと思います。 そのことを申し上げて、次の質問に移りたいと思います。 次は、昨年度作成された「観光振興基本計画」に基づいて、観光についての質問をさせていただきます。 質問に入る前に、これ道の駅にあった冊子ですけれども、これはフリーペーパー道の駅っていって、この秋号なんです。今度出されたものだと思います。これを見ますと、これは茨城版ですので、大子町の道の駅とか、それとあとFIT、これは福島・茨城・栃木のFITですけれども、そういう観光名所が載っております。これを見ますと、袋田の滝が載っています。この湯めぐりというところに道の駅だいごの温泉が載っております。これ見ますと、袋田の滝の写真は随分何年も前の写真でライトアップの写真なんですけれども、カラーでライトアップしたころの写真なんですよ。こういうところもちょっと更新が図られていない。 それと、あとはイベントの紹介というのがあるんですけれども、ここに9月、10月のイベントの紹介が載っております。このイベントの紹介の中には大子町は載っておりません。大子町が載っていない理由はちょっとわかりませんけれども、特集で、ここの市とか、そういうところを載せているのかもしれません。でも、ちょっと載っていないのが寂しいなと、これから観光シーズンであるのに大子町のイベント情報が載っていないというのも、これも、寂しい気がいたしました。 こういうのを見ると、もう少しこういうものに力を入れるというか、PRをするってこの辺だと思うんです。こういうところをもう少し頑張ってほしいなというふうに思います。 それでは、質問のほうに入らせていただきます。 昨年度、作成された観光振興基本計画では、大子町の重点資源である滝、山、川、食、温泉を活用し、観光客にとって、事業者にとって、住民にとって実りある観光立地を目指すとして、これを達成するための3つのキーワードは「ターゲット」、「差別化」、「プロモーション」ということになっております。そして、5年後には観光客150万人という目標値を設定しております。 今まで、大子町がターゲットとしていなかった女性旅行者、特に20代から40代のアクティブな女性ということで、これはアクティブというと活動的な女性というようなことでしょうか、そういった女性。そして特定の目的を持った旅行者、これは登山であるとかサイクリングであるとかトレイルランであるとかというようなことです。訪日外国人観光客、これは通称インバウンドって言われるものですけれども、これらの人たちを新規ターゲット客層としています。 観光は、ほかとの差別化を図ることによって、大子っていいよねというふうになるわけですが、夏の時期、車で走ってみるとどこのまちへ行っても、どこのまちって言ってもこの近辺のほかのところへ行っても沿道には草が茂っています。国道118号線も例外ではなく、縁石周りやガードレールが草で隠されています。ことしはロードパークの除草がお盆前に行われず、やっと今除草作業が行われたところであります。そして、水郡線から見える久慈川は竹などが生い茂り、昔の面影はありません。 観光にかかわる主要幹線道路と久慈川沿いの環境整備については、これまで私も何度か質問をしております。 大子町に入ったときにほかの街よりきれいだと、それだけで立派なおもてなしになるのではないかなと思いますが、受け入れ体制の強化として、環境整備についての考えをお聞かせください。
○議長(大森勝夫君) 観光商工課長。
◎副町長兼
観光商工課長事務取扱(
和田宗介君) まず、ことし3月に策定をしました大子町観光振興基本計画におきましては、新たに観光客を呼び込むための戦略等であり、主要幹線道路等の環境整備につきましては計画には盛り込んでおりませんが、観光客の受け入れ整備として大切なことであるというふうに考えております。 観光地としての景観を整備するために、観光商工課のほうでは、沿道環境整備事業として定期的に竹木の伐採等を行っており、今年度は袋田所谷地区沿道の草刈りと一部伐採を予定しております。また地域保全団体がハイキングコースや周辺道路沿線の草刈りを行っており、当該団体に補助金を交付しております。 町道・林道につきましては、建設課にて対応をしております。具体的には、町道・林道の除草については主要幹線で年1回実施、道路敷地境界内、河川敷地境界内の支障木につきましては伐採や枝打ち等を実施し、民地については所有者側へ対応を依頼しております。 また、国道・県道、そして、今、お話ありました久慈川につきましては、県の大子工務所の管理となっております。具体的には、大子工務所のほうで管理する全ての国道・県道について最低年1回の除草、それから区間によっては年2回の除草が実施をされております。久慈川につきましては河川改修を実施し、堤防が整備された箇所で年1回除草が実施をされております。 また、道路里親制度という、大子工務所が管理する道路におけるボランティア活動を支援しているものがありまして、地域住民、企業等が里親となり、道路の清掃美化活動等を行っています。現在、町内7団体が活動をしておりまして、そのうち、今回、袋田食品株式会社、道の駅奥久慈だいご及び久野瀬老人クラブが、ことし8月9日に道路の美化、清掃等道路の愛護に努め、顕著な功績のあった団体に対する茨城県知事表彰を受賞されるなど、地域にふさわしい道づくりが進められています。 いずれにしましても、観光地としてこういった主要幹線道路の沿線、それから久慈川沿いの環境整備というのは非常に大切なことですので、引き続き、関係課及び県大子工務所等と連携して取り組んでいきたいと思っております。
○議長(大森勝夫君) 菊池靖一君。
◆4番(菊池靖一君) 私、けさ道の駅に寄ったんですけれども、寄ったときに話を伺った人がいまして、その人の話ですと、パノラマラインがありますけれども、このパノラマラインの草刈りはやる、下だけ草刈るんですけれども、上に木がかぶっているというような状況であるというようなことで、観光客の目線からすると、目線っていうか車で来ると、やはり両サイドに木があるとどうしても真ん中を通るというようなことがあって、非常に危険な状況であると。そういう整備というのを心がけたほうがいいのではないかなというような話をその方はしておりました。そして、自分もいろんなところに出かけているけれども、まちがきれいになっていると、また来たいという気持ちになれるよねというような話を伺いました。 まさにそのとおりだと思います。せっかく西金のところも竹を切ってきれいにしたんですよ。でも、その後、管理がされないので、またもとの竹やぶに戻ってしまうというようなことで、結局は、お金をかけてやってもまたもとに戻っちゃうんですよ。だから、そういう継続した取り組みというのがなされないと、そのとき満足して、やったーで終わってしまうのではないかなと。 ここのところは、やっぱり観光行政、観光立町ということでうたっておりますので、ここはきちんとそういった対応をして、まず入ってきた人が、これはきれいだな、このまちはすごいきれいでいいな、また来たいなって思わせるような観光行政というのをやっていかないと、いくらお題目唱えて、先ほども言いましたけれども、冊子などでいろいろこういうことやるって、基本計画などで取り決めても、それが形としてあらわれなければ、結局は絵に描いた餅に終わってしまうというようなことだと思いますので、その点をぜひよろしくお願いしたいなと。 だから、久慈川沿いもきれいに整備して上からドローンで紅葉の時期に撮影して、それを流すとかそういうことをするような計画だって考えられることであろうと思うし、あとは道路の草刈りなんかももう少し回数を増やしても、これは回数を増やせば1回にやる労力が少なくなるわけですから、予算だって今までかかっているやつの倍もかかるかというと、そうではないと思うんですよ。その辺も工務所なんかと相談をしながら進めていっていただきたいなと。観光をする前にはまず基本が大事だと思いますので、この辺の土台づくりというのをしっかりやっていただきたいなと思います。 次に、道の駅だいごの魅力向上についてお伺いをいたします。 これは、昨年12月にも質問していますが、道の駅の魅力度向上事業で議論していくという答弁がありましたが、結果をお聞かせください。
○議長(大森勝夫君) 観光商工課長。
◎副町長兼
観光商工課長事務取扱(
和田宗介君) ご質問にお答えいたします。 昨年度、道の駅の魅力度向上につきましては、町、それから振興公社、だいご味らんど、県の大子工務所等関係者で協議を重ね、平成29年度にアクションプランを策定しております。 今年度は、そのアクションプランに基づき、新商品の開発、それから商品紹介の充実、レストランメニュー案内の充実、情報発信の強化といった具体的な課題に、現在、取り組んでおります。新商品開発につきましては、奥久慈茶を使ったソフトクリームの販売開始につながっております。 また、ことしは道の駅開駅20年を迎えることから、10月20日、21日の土日に開駅20周年感謝祭のイベントを開催します。具体的には、特産品の販売、買い物をされた方への特典、抽選会、子供向けゲーム、マグロの解体ショーやライブパフォーマンスなどを実施することで誘客及び道の駅の認知度向上を図っていきたいと考えております。 現在、商品紹介の充実ですとかレストランメニュー、案内の充実につきましては、具体的に今検討しておりますので、年度内に順次具体化をしていきたいというふうに考えております。
○議長(大森勝夫君) 菊池靖一君。
◆4番(菊池靖一君) そのような形で進めていくということですけれども、20代、40代の活動的な女性を新たなターゲットにしていくということを言っておりますけれども、女性旅行者と言えば何といっても食というのが、これは大きいと思います。道の駅だいごの魅力向上に特産品流通公社の果たす役割というのもあるのではないかなと思います。その点、ちょっとお聞かせください。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(綿引久男君) 観光客を呼び込むのに特産品流通公社の役割が重要ではないかというお話なんですけれども、まさにそのとおりだと思います。それで、女性が好むお土産というのは、1つはアップルパイがありまして、これは3年ぐらい前から積極的に取り組んで、アップルパイをお土産として、あるいは現地で食べていただくような商品として、今、売り込んでいるわけでございますけれども。 それと、もう一つは、これは流通公社とは直接関係はないんですが、芸術による
まちづくり、アートによる
まちづくり、こういうことが女性の観光客を引きつける魅力の一つになるのかなということですので、流通公社のお土産開発と、あるいは芸術による
まちづくりによる魅力の発信ということで40代、50代の女性を引きつけていきたいなと思っております。
○議長(大森勝夫君) 菊池靖一君。
◆4番(菊池靖一君) 20代、40代の女性です。 〔発言する人あり〕
◆4番(菊池靖一君) それで、先日の全員協議会の中で議員から、特産品公社はなんで土日祝日を営業しないのかというような意見がありました。改めて公社の営業日を見てみると、平日のみで土日祝日は定休日になっています。休日は町外に出てPR活動などを行っているのはわかりますけれども、PRの効果により休日に情報提供を求めて公社に訪れる人がいるかもしれません。なので、やはり休みのときに営業、平日定休日とするべきではないかと思うんですけれども、その点、町長にお聞きしますけれども、長くは必要ないですから。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(綿引久男君) 一言でいえば、日曜祭日は東京などで町外でのイベントが非常に多いというのがひとつありますので、人手が足りないというのはあります。 それから、通常のイベント時は開催しているんです。いろいろな花火大会ですとか百段階段ですとかそういうときはあれしているじゃない、通常の土日につきましてはほとんどお客さんがいないと。費用対効果からいきますと毎回あけておくというのはちょっと難しいのかなと思っております。
○議長(大森勝夫君) 菊池靖一君。
◆4番(菊池靖一君) 費用対効果ということを言われましたけれども、おもてなしに費用対効果はなかなか図られないと思います。1人でも来て、いや、あいてなかったよというようなのが評判になったらば、どういうことになるかということは明らかだと思うんですよ。こうやって特産品もアピールし、観光もアピールしていこうというような状況の中であれば、やはりサービス的なところは休みの日に営業するというのは当然のことだというふうに思うんです。ですから、そこのところはもう一度、考えてほしいと思います。 〔発言する人あり〕
◆4番(菊池靖一君) いいです、いいです。 それで、あと特産品公社のアンテナショップ的なものを道の駅につくることができないかどうか、これはお伺いしたい。 それと、もう一つは、前にも言いましたように、駐車場の整備もどういうふうに、今、考えているか。まるっきり考えていないか。その辺だけでいいですから。回りくどくはいいので、できるかできないか、考えているか考えていないかでお答えください。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(綿引久男君) 公社のアンテナショップという話なんですが、公社でいろいろPRして開発したものは全部売っておりますので、特別、公社としてのアンテナショップという形ではないんですが、公社で扱っている特産品は大体が道の駅で扱っております。 それから、駐車場の問題は、これ地形的な問題がありまして非常に難しいということで考えております。