◆15番(吉成好信君) これからぜひやっていただきたいと思うのでありますが、展望台が樹木の中に隠れていては展望台にならないですね。展望台は、やはり高くなければ周りが見えないわけでありますし、周りの立ち木等については、ある程度の伐採をしていかないとやっぱり管理上、展望台を管理する上では大変な状況になってくるわけでありまして、何のための展望台か全然わからなくなってしまって、山の立ち木を見るのに展望台をつくっているようなものでありまして、本当に展望台という展望台になるのであれば、周りをきちんとした、環境の整備をしなくてはならないと思うのでありますね。そのためにも、ひとつ早急に、周りの立ち木の伐採ができるように、取り組みをお願いをしたいというふうに思っております。 そういうことで、展望台については、立ち木の伐採を含めてお願いを再度しておきたいと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。 10分でやりますね、これ。 それから、第2番目でありますが、学校訪問からの要望についてということであります。 これは、この前5月28日、29日、
文教厚生委員会で各学校を状況把握してまいりました。大変行き届いたところもあれば、行き届いていないところもあるという。今どき珍しいなというのもいっぱいあるわけであります。 特に、トイレの問題については、
放課後子ども教室などで使っているところもあるんですね。体育館の脇ですから、体育館使っていますから。とにかく旧式のトイレでありますし、また、そして便器の、いわゆるつぼに落ちるところの便器が大きいんですね。それですから、怖がってトイレを使用しないと。こういう状況になっているということであります。 さらには、校名言ってもいいと思うのでありますが、
生瀬中学校などでは、水を上げるモーターですね、2台あって、1台がだめだということであります。1台だめになって、同じ2台でありますから同じ時期に、まず据え付けたものだと思ってはおりますが、同じ時期で片一方が壊れれば、片一方もそんなに長くはもたないということで、新しいモーターを据えつければ、古いほうはおのずから潰れていくという状況だと思うのでありますね。それですから、つくるんだったら生瀬中は早急につくらないと、故障を修理してやらないとトイレも利用できないし、飲み水もできない、大変な
パニック状況になるんではないかなというふうに考えております。 それから、各学校を見てみると、天井。体育館の天井が雨漏りするところが多いんですね。つくった業者はわかるのでありますが、なかなかその、あのころはみんなどこでつくったというと、ああここだというと、雨漏りする会社だなというのはすぐわかったわけでありますが、なかなか今は、そういうところまでは細かい話をすると、ハラスメントにひっかかりますので。その辺は、体育館については、子供さん、
放課後子ども教室で使っているわけでありますから、ぜひ見てやっていただきたいなというふうに思っております。 これは、さはら小学校は、体育館もトイレも大変な状況で勉強をしているというような状況であります。 それと、後から便座つきのトイレをつけたものですから、先生が中に入れないんですね。大型の先生だというともう足を出して用を足すというような状況でありまして、大変だということでありまして、
教育委員会の教育委員さんと地域を回るときにはですね、学校を回るときには、その辺も確かめてやらないと、先生が足出してトイレに入っていたというような状況になるわけでありますので、みすぼらしい姿を見せるわけにはいかないと思うのであります。 そういう点で、その辺もこれから検討していただきたいという。 さらには、エアコンであります。宝の持ち腐れということでありまして、前の教育長は、規格だからだめだと、2台じゃなきゃだめだと。2台は要らないんですね、3人か5人しかいない教室で2台もやったら、寒くてとてもじゃないが飛び上がっちゃうわけでありますね。1台でも寒過ぎるということでありまして、1台は特別教室ですね。図書館や音楽室、そういうところにぜひ回せればというふうにと考えておりますが、規格だからということで回せないわけではありませんので、ぜひその辺も、
教育委員会ではどのように考えているのか、同じ答えはいいですから、移動できるようにご検討を願えればと思うのでありますが、
教育委員会のご見解をお願いいたしたいと思います。
○議長(
大森勝夫君)
教育委員会事務局長。
◎
教育委員会事務局長(山崎仙一君) ご質問にお答えいたします。 まず、エアコンの件についてでございますけれども、普通教室へのエアコンの設置台数につきましては、教室の面積をもとに設置をしておりまして、各教室2台の設置となっております。気象条件によりましては、1台でも対応が可能な状況もあるかと思いますけれども、エアコンの風向き等によって教室の中でも温度差が出たりしますので、2台を有効に使用することで、より快適な教室の環境を確保したいと考えております。 また、エアコンの使用につきましては、夏の時期のほか、冬の時期につきましても、ストーブとの併用により使用しているところです。
小・中学校のエアコンまたはクーラーの設置状況につきましては、普通教室のほか、
パソコン教室、保健室、校長室、職員室へは全て整備済みとなっておりますけれども、常時使用となっておりません図書室などの特別教室については、整備できていない状況でございますので、今後の課題ではないかと考えております。 また、各学校の施設の整備についてでございますけれども、まず、
教育委員会の委員によりまして学校訪問を実施しております。その中で、
学校施設設備の整備状況と要望状況について、学校から意見を聞いているところです。 また、平成30年度の予算編成に当たりましては、各学校から要望事項を提出してもらうとともに、
学校教育担当におきまして学校に対しますヒアリングを行いまして、平成30年度の予算を編成しているところです。 施設や設備の老朽化によりまして、随時修繕が必要となる場合もあります。そのような箇所につきましては、予算の範囲の中で対応できるものについては、その都度対応するようにしている状況であります。 なお、今年度の予算といたしましては、
小・中学校の修繕でありますとか、改修の工事といたしまして、4,200万円ほどを確保している状況であります。予算の執行に当たりましては、緊急性や重要性を考えた中で、優先順位が高いものから対応している状況であることもご理解いただきたいと思います。 以上です。
○議長(
大森勝夫君) 吉成好信君。
◆15番(吉成好信君) 教育委員さんが回っているのか、回っているんだと思いますが、各学校では、毎年要望を出しているわけであります。その話も聞いております。教育委員さんが来るということでありますが、来て何で直らないんだということでありますが、教育委員さんは、本当にその見ていって、きちんと学校の状況を把握しているわけでありますから、
教育委員会との詰めができていないのかなという考えもあるわけであります。
生瀬小学校の場合には、悪い例を取り上げるわけではありますが、肥やし桶があった場合、砂利ではありますから、揺れればこぼれちゃうわけですね。肥やし桶でやっても。中に入れれば。給食もそのとおりなんですね、缶で揺れて。食缶の中で揺れてきて、だから給食を運ぶ人が大変だというふうに。だから、もうわかっていて毎年砂利入れを先生らはやっているんだが、もう砂利入れすぐだめになるということで、繰り返しだということでありまして、せめて給食の配送車が通るところぐらいは、まともな道でないと給食が大変な状況になるわけでありますので、その辺はひとつ検討してもらわないと。 生瀬行ってみて、もしよければ給食の配送車、運転させてもらってやってみればよくわかりますので、ぜひ重要だというもの大変だなということでわかりますし、早く直してほしいという、運転手さんもそういう状況だということでありますので、その辺はきちんと聞いていただいて、早急にできるものであればということですが、道を直すぐらいは、給食車、配送車が入るぐらいの道を直すぐらいは何でもないと思うのでありますね。ですから、ひとつその辺は見てやらなきゃならないと思うのであります。ぜひ、そういうところがあるわけではありますので。 それと、西中なんかは、
多目的ホールのこの裏板ですね、裏板が落ちちゃうんですね。いや、見ていても、だから中に入っているのが気の毒じゃないかということで。いつ落ちてくるかわからないと。だから、こういうところで、やはり集会を開くのは大変だなというふうに感じたわけであります。行って見てみればすぐわかりますが、やはりその早急にできるものはきちんとやってもらわなくてはならないですし、やらなくてはならないと思うのでありますね。 特に、図書室なんかは、読書の町でありますから、せめて気持ちのいいところで本でも読みたいですよね。そういう点では、本当に規格、規格と言うんですが、1つの大きさ、教室の中で10人といなくてですね、2台もやっているのが規格だと言って。それは、規格はありますけれども、規格外であっても1台とっても十二分に使えるわけでありまして、その分を音楽室や図書室、調理室へ回せるわけでありますから、ぜひその辺も再検討してはどうかというふうに思います。 前教育長が、規格、規格と言って、そのままで終わりにしていっちゃいましたが、ひとつ規格外のことも考えてもらわなくてはならないと。ぜひ、規格はいいですが、規格を外して検討するような方向でやれるのか、やれないのか、
教育委員会の事務局長のほうでお答え願いたいと思います。
○議長(
大森勝夫君)
教育委員会事務局長。
◎
教育委員会事務局長(山崎仙一君) ただいまのいくつかの学校で、個別の案件等のご質問をいただきました。
生瀬中学校のポンプが壊れている件につきましては、事務局のほうでも把握しておりまして今、修繕の方向で進めております。 また、西中学校の天井の件についても、修繕ということで今、進めております。 そのほか、いくつかのご指摘がいただいた件についても、今後対応できるものについては進めていきたいと思います。 また、エアコンの件につきましては、先ほども答弁した内容でございますけれども、特別教室への設置につきましては予算の関係もございますし、そういったことも勘案しながらどうしていったらよいか、今後検討していきたいなと考えております。 以上です。
○議長(
大森勝夫君) 吉成好信君。
◆15番(吉成好信君) エアコンについては、1台が不要になっているわけでありますから、本当にもったいないのでありまして、早急に検討していただきたいと思っております。 それから、
文教厚生委員会で回ってきましたので、後で
文教厚生委員会のほうから
教育委員会のほうへ要望を出していきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 それでは、3つ目であります。 観光やなの土地購入についてということであります。 これは、きのうも佐藤君のほうから出ておったようではありますが、私も同じ質問になるかと思うのでありますが、計画性がない。あるいは、やな組合の中でも議論されているのかということでありますが、特にやな組合では、長いことあそこを運営してきたわけでありますね。それでだめになったところに、また追い打ちをかけるように
指定管理者にして、もう一回やり直せというのは酷な話ではないかなというふうに思うんですね。経営ができなくって、いわゆる行き詰ってしまったわけでありますから。それを今度は、120万か150万ぐらいの、単年度で2年ぐらいここ黒字になったからといって、それでということで。 やなというのは、やっぱり通年やることで、
年がら期間中であって、土日祭日しかやらないというやなは、やなであっては、やなじゃないですよね。観光客も、きょうは平日だからというようなことで、いわゆる考え直すようでは、とてもじゃないがお客入らないですよね。だから、そういう点である程度、期間中は営業するということでないと、やっぱりお客さんは寄りつかないわけであります。 そういう中で、1回失敗したからってもう一回やれというのは酷な話であると思うのではありますが、ただ、それはなぜやらせるかというとやなの許可が、いわゆるやな組合にあるからだけの問題ですよね。それですから、このやな組合のその許可をもらった分を少し考え直して、直すように検討の協議をしてみて、新しい業者ができるような方向もないのかなと思うんですね。 やな組合の、
あと理事会で議論したと言うんですが、議論してこういうことであるよといえば、やはりその町ばかりじゃなくして、議会へもひとつ来ていただいて、理事会ではこういうことを考えているんだけれども、議会の皆さん方もこういうことでご理解をしてもらえないかという話し合いぐらいは来てもいいんですよね。議会は別に、いわゆる殿様ではありませんので。誰の話も聞いているわけではありますから、そういう点ではぜひそういうふうにしていただきたいと同時に、やな組合は出資者が設立したものでありますので、出資者とやな組合で議論をして町のほうへ、いわゆる
指定管理者にお願いをするんだということについても、我々一員は出資者でありますが、何ら話がないわけであります。その点についてはどのようになっているのか、お聞かせ願いたいと思います。
○議長(
大森勝夫君) 町長。
◎町長(綿引久男君) やな組合についてなんですけれども、だめになったところにまたやらせるのかというお話がありました。 今、町でこれ提案していますのは、やな組合のある土地、建物を町が取得して、それでやな組合に引き続きやっていただこうというのが前提でいますけれども、その際、やな組合にお願いする方法としては指定管理と、それから施設の貸与という2つの方法があるんですね。 指定管理の場合は、心配されるのがやなを将来とも町が最後まで責任持たなくてはならないのかなといったおそれがあるのではないかという心配があります。それに対して、貸与については、町が全く関与しないというわけではありませんけれども民間主導になりますので、町の役割というのはかなり低くなってくるのかなと、こう思いますので、こういった町の施設の管理については、ほかの部分については、みんな指定管理でやっておりますので、指定管理がいいかなと、こう思っていたんですが、よくよく考えてみますと、指定管理よりも貸与のほうが将来のことを考えるといいのかなというような感じがしておりますので、その際には、指定管理よりも施設貸与ということも考えていきたいなとは、こう思っております。 それから、これが議決で否決されてだめになった場合、どういった問題が起きるかと言いますと、まず1つには、あの建物が廃屋になってしまうこと。 それから、もう一つには、土地代が払えなくなってしまう。そのときに、最大の出資者である町が知らんぷりできるのかと、いつまでも。最後は町が責任とらせられるおそれがあるんではないかなというような課題もあります。 それともう一つは、じゃ、民間の事業体にやらせてはどうかというお話もあります。その場合は、いくつか問題があります。 これは、1つには経費的に、まず固定経費だけでも土地の借地代、建物の借地、それが固定資産税入れますと約200万以上はかかってきます。 そのほかに、それ以前の話としましてね、まず今、やな組合として申請しているために許可になっているので、これが単なる民間あるいは個人となった場合には、これ許可にならないと思います。あくまでもこれは、茨城県はやなをつくらないという大原則がありまして、組合としてやるということなので、公共的な団体としてやるということで特別な許可をもらっているということですので、このやな組合がやめたということになれば、じゃ、ほかのところに許可がおりるかというと、それはもうおりないと言われています。 それからもう一つは、このやなの一番の収益は、道の駅なんですね。道の駅でのアユの販売が大きな柱なんです。道の駅で今、やな組合としてだからあそこの部分を貸してありますけれども、これがやな組合じゃなくて単純な民間団体ということになると、あそこは優先的に貸すというわけにはいかないとなる。そういうことからいけば、ほかの団体がこのやなを経営するというのは、ほとんど不可能になってくるのではないかなと思っております。 そういうことがありまして、観光やなを残すという方法は、今のやな組合が経営する方法しかないということで、やな組合に対する支援をせざるを得ないということで今、取り組んでいるわけですので、ご理解いただきたいと思います。 やな組合の中で議論しているのかといったようなお話もありましたけれども、これはもう1年前から、実は私が就任した3年前、突然支配人がやめますということでしたので、その後、支配人を募集しました。何人も実は来たんです。1週間とか、1カ月程度で多分3人ぐらいやめてしまったんですが、それでどうしようもなくて、今の地域おこし協力隊の派遣をしたという経緯がありますので。この地域おこし協力隊が今年度で終わりますから。そうしますと、その後の支援がなかった場合には、人件費が払えなくなってしまうんです。だから支援しなければ、やなはもう存在できなくなって、解散をせざるを得なくなってしまうと。 やなに現在、440人からの出資者がいます。そういう人たちが昔、大子町に観光やなをぜひつくりたいと、観光拠点をつくりたいと。そういうことで皆さんが、個人では最高30口で60万円、60万円出した人が35人います。全部で440人の出資者がお金を出して、あのやなをつくったわけですから、それを何とか残したいというのが町の立場ですので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(
大森勝夫君) 吉成好信君。
◆15番(吉成好信君) 説得されても、私はそのやなをつくった時点で出資をしているわけでありますから、別にどうのこうのではありませんけれども、ただ、やなをこのまま、今のままでいったらもう潰れちゃうというのは、だから潰れないようにはどうするか。それには、その土地代にしたって130万円も払っているという。 130万円も毎年、毎年払っていたわけでありますよ。じゃ、なぜ買うんじゃなくて寄附してもらえなかった、寄附してくれないかぐらいの話はできなかったんですか、そこは。土地代については。
○議長(
大森勝夫君) 町長。
◎町長(綿引久男君) 3年前に私が聞いたところでは、ある理事、副会長だったかな、その理事が地主さんにお話に行ったときには、値上げをしてほしいと。そういう話があったと聞いております。
○議長(
大森勝夫君) 吉成好信君。
◆15番(吉成好信君) 値上げよりも、土地代で元を取っているわけでありますので、値上げをしてくれというのはちょっと酷な話でありまして、それであればきちんと調べていろいろ出てくると思うんですね。だから、やなに上がったアユを、どうしたんだという話になってきて、だんだんやってくれば大変な話になりますでしょ、それはね。いいように使っていたわけでありますから。だからそういうのを考えたら、大変な話になるわけでありまして、脅かしや何かで聞けるわけにはいかないし、当事者は首謀者でありますから、そういう話をしてもしようがありませんけれども。 そういうことで、寄附してもらえればということでは、寄附してもらえなければ、今のままでも、その地代を払っても、きちんとある程度のベースに乗るまで頑張ったっていいんじゃないかと。ある程度までやって土地代が、どうしてもこれが邪魔になるんだということで、営業がある程度軌道に乗ってくるというそういう場合には、また検討する余地もあるだろうと思いますが、いきなり土地買って、役場でですね、それでこれを今度やな組合に
指定管理者で押しつけるんだという、そういう話にはならないと思うんですね。 出資者だって440人もいるという。確かにいますよ、出資者は。だけれども、出資者を脇において、それで何でも決めちゃう。だから出資者に連絡もない、今度はこういうふうになるんだよという。組合のやなの理事あるいはいわゆる評議員がいても、それを組合員、出資者に何ら話がないわけであります。1口だって、出資者には変わりないわけでありますので、やはり丁寧にそこはやっていくべきだと思うのでありますね。そういう点で、手が抜けているといえば手が抜けているというふうに感じざるを得ませんが、手抜きだという。
指定管理者にするのにはということでありますが、
指定管理者は、やなの許可を持っているやな組合でなければだめだという。それはわかるのでありますが、じゃ、やな組合失敗した分で、誰か新しい人できちんとできないかということになれば、町で本当に10割、投資をしてやるのかと。最後には全部そういうような形になってしまってもこれは大変な話であります。それですからもう少し、理事会でしっかりと煮詰めていただいて、もう少しまともなやつを持ってきてもらえればという。 これ、取り組みの方向性というようなことで、やなのあの後、プロジェクトがあった。
指定管理者ということで、ノウハウや知見を有するやな組合とするということで
指定管理者。これ、赤字になるのをわかっているわけで、まだ手を広げれば赤字になるということでありますよね。ノウハウを知っていても、実際にはそれができなかったわけでありますから。ノウハウがあってノウハウがなかったわけであります。やっていればきちんと営業が成り立っていたわけでありますから。だからそういう点で、やな組合できちんとやるんだったらば、やな組合で理事会でも何でもいいですからきちんと開いていただいて、こういうことですよということで持ってきてもらいたいです。 これ、町で書いた作文だと思うんですが、親子連れのターゲットの集客なんて、もうこれは前からできて、前から言っていたのにやらなかったわけでありますから。だから、やっていればできたわけじゃない。今度も、だから今だけで大騒ぎして、時期が過ぎれば、喉元過ぎればということになっちゃうわけでありますよ。そんなに5年も、6年も大体持ちっこないですよ、今の理事さんが。だから、そのままの強い心で5年も6年も頑張ってもらえる理事さんであれば、きちんと書いてもらって持ってきてもらいたいと思うんですね。そういうことがきちんとできていないんですから、今のままではとてもじゃないが認めるわけにはいかないと。 多少の出資金は、黒字が出たからといったってこれ、何かあったら一発でパアでしょうよ。だから、やなが大水出て流れちゃって、引き上げで人夫賃やって、2回も繰り返したらもう終わりでしょうよ。移動式でありますから、今のは。だからね、きちんとそういうことで事故も想定しながら考えていただかないと大変だと思うのでありますね。 ただ、出資者をやはりその小ばかにしているというのは、一番やはりめんごかないですね。だから、きちんとそこまで徹底して、こういうことでなるんだよというぐらいの文章ぐらいはね、出してもいいわけでありますよ。一つも熱が入っていない、必死になってやっているんだというような姿が見えないわけでありますから。今のままでは、私は反対をさせていただきたいと思います。 そういうことで、やな問題については終わりにしたいと思います。 〔発言する人あり〕
◆15番(吉成好信君) いくらやっても終わりですから。 はい、じゃ、どうぞ町長のほう。
○議長(
大森勝夫君) 町長。
◎町長(綿引久男君) 理事会で何もやっていないというようなご指摘がございましたけれども、このこういうようなプロジェクトについて、こういうことも含めてですね、もう去年から理事会で何度もやっているんです。 それで、つい先日の日曜日も3時間半にわたって理事会で議論をいろいろしました。これ、こういうプロジェクトについての資料にあるようなものを実行するのにどうすればいいかとか、そういうことまで含めて今、厳しくみんなで議論をしながらやっているんですけれども、姿が見えないということなんですけれども、これはやな組合の制度として、総代会制度になっています。一般の方が総代を選んで、その総代から今度は理事を選んで、経営は理事会が経営すると、そういう段階になっていますのでね、総代の方から、その自分が出ている地域の出資者に対して、どれだけ説明があったかというのまでは把握していないんですけれども、それは総代の方にいろいろ聞いていただければわかるんではないかなと。総代会もやっておりますのでわかるんではないかなと、こう思います。 そういうことで、決して理事会が今、そのいいかげんなことをやっているということじゃなくて、以前の理事、経営に携わっていた理事の方は全員かわっております。今の理事は新しくなっております。これだけ苦しくなった当時の理事の人は、ほとんど今の執行部の中には残っていませんので、大部分は新しくなっているということですので、昔赤字だったからもうそれで信用しないということではなくて、今やる気のある理事が皆さんいます。ボランティア活動もしています。そして支配人に対する指導も助言もしています。 そういうことで今、これからのやなを経営していきたいと、こう言っているわけですので、町のほうとしては、このやなを残すためには、こういう提案しているような、議案として提案しているような方法しかないんではないかということで今、提案していますので、これ以外にやなを残す方法があれば、またそれはそれで提案していただければと思いますのでよろしくお願いします。
○議長(
大森勝夫君) 吉成好信君。
◆15番(吉成好信君) やなを潰すのは甚だ心配だと思うのでありますが、これは誰もがやなを何とかしようということで、大子町の観光資源にしていこうということで、440人の方は立ち上がってやってきたわけでありますから。それを、だから真剣になって考え始めたのはここ一、二年でしょということなんですよね。今までは、ずさんだったということで、それはお認めを願いたいと思うのでありますね。 ぜひ、ひとつ新しい、もっとすばらしい内容で提案をしていただければ、我々も賛同してまいりたいと思いますので、一応やなはこの辺で終わりにさせていただきます。 それでは4番目の、
ふるさと住民票を発行してはどうかということであります。 きのうも、ふるさと応援資金の寄附金のパンフレット、すばらしいのができたわけであります。あのパンフレットはどの辺まで配るのか、まず最初に聞きたいと思うのでありますが、役場だけじゃなく郵便局や銀行や、あるいはそのあちこちの人が集まるところにでも置いておくのか、最初にその辺をお聞きしたいと思うのであります。
○議長(
大森勝夫君) 財政課長。
◎財政課長(佐藤光保君) ただいまのご質問にお答えいたします。 今回作成しましたパンフレットにつきましては、特に観光関係等のイベント等に配布しておきます。町内というのも当然必要でございますが、できれば町外の方に見ていただいて、ご協力をいただくというふうに考えております。
○議長(
大森勝夫君) 吉成好信君。
◆15番(吉成好信君) あれだけの寄附金もらってのいわゆる返礼品の1ページというより冊子になっているわけでありますから、まち内の人には余り目立たなくてもいいわけでありますが、ほかの人にはやはりきちんと、あれだけ立派なやつであれば配布してもいいのかなというふうに思っているわけであります。 郵便局等については、千葉県のほうからも郵便局の窓口にあるわけであります。そういう点では、やはりもう少し広げればいいのかなというふうに。もっと大子の場合には来るんではないのかなというふうに感じているわけであります。 現在までは、5,170万円も入ったということで、人数も1,762人ということであるそうでありますが、返礼品を返すだけが能でないんですね。もう一段、もう一段階ギアアップして、
ふるさと住民票でも発行してやってはどうかと。発行して、人をどうするかということで、これからご提案を申し上げたいのですが、とにかく返礼品をもらった人に、
ふるさと住民票でも発行してはどうかというふうに考えているのですが、町長はどう考えているのか。もったいないのでありまして、その辺は。
○議長(
大森勝夫君) 町長。
◎町長(綿引久男君)
ふるさと住民票の件なんですけれども、これいろんな問題がありまして、
ふるさと住民票を配布するとなりますと、その個人の方からいろんなことを聞いて、それを住民票として発行するということになると、その個人情報の管理の話などがありますので、その辺がひとつ問題があるのかなと、こう思っております。 また、寄附していただいた方は、そういうことをあんまり求めてはいないんですね。欲しいのは返礼品だけなんです。住民票の登録などでというよりも、皆さん、下敷きが欲しいとか何かそういうふうな方が大部分だというふうに聞いております。 ただ、住民票を発行しなくとも、返礼品と同時に、大子町の観光パンフレットとかですとかイベントのパンフレットですとか、こういうのを同封してPRはさせていただいて、また、それによってリピーターで寄付していただける方も結構多くなっているというふうにも聞いておりますので、住民票については、やはり寄附者の、いちいち寄附者に事前の同意を得て、住民票を発行しますけれどもどうでしょうかといったようなことのようになりますと、何か面倒くさいなというふうな感じはしますし、と言いますのは今、あれしてくれていますのは、大部分がインターネットでの申し込みなんです。ですから、あまり接触がないんですね。インターネットの会社が、まとめてバーっと送ってくるんです、件数を。それに対して返礼品を送っているという状況ですので、もうちょっと、住民票につきましては難しいのかなという感じはしております。
○議長(
大森勝夫君) 吉成好信君。
◎町長(綿引久男君) 情けない話で、本当に。 NHKのチコちゃんに怒られるじゃなくても、ボーっとしてんじゃねえよと言いたいくらいな気持ちであります、本当に。 リピーターとして迎え入れられないかと。これは全国で5カ所ぐらいやっているんですね、こういうの。
ふるさと住民票を発行して、一つの応援サポーターとしてやってもらうということで、どこの調査も、全国5カ所でありますが、この辺では福島県の飯舘村がやっているわけであります。香川県の三木町、人口が2万7,000人ぐらいのところもやっている。応援サポーターとして。 この住民票を発行して、そして住民票のある方とその町民との懇談会を町長は開いて、大子町はどうだと。意見交換会を開くぐらいのでかい気持ちを持ってもらわないと、とてもじゃないが前には出ませんね、これは。 だから、おっかなびっくりではなくして、やっぱりリピーターでなくとも、やはり発行したからその人がどうのじゃなくて、やはりその
ふるさと住民票を持参してくる人は、大子町で意見交換会でもやりませんかというようなことで、逆にそういう文章を中に入れて、思いつきではありませんがやって来てもらう。それがまた町につながっていく。だから、まちづくりの足がかりにしていくのには一番いいわけでありますから、そういう点では、ひとつ住民票を発行していただいて、そしてその方に来ていただいて、いつでも、何月何日は町長と交換会でもやりましょうということで来た人とやればいい。大子町はどう思っているんだと。そのくらいのやはりその技量がなきゃ、とてもじゃないが、さあこれからの12月の選挙をやるべなんていうことにはならないと思うんですね。 ひとつ、この辺を再検討していただいて、取り入れていただければというふうに思っております。一応、お願いをしておきたいと思っております。 それでは、5番目の大子町の防火防災対策について。 消防長、大変お待たせをいたしまして。 大子町内の消火栓はどのくらいあるのか、最初にお願いをしたい。あるいは防火水槽、火の見やぐら、今、火の見やぐらというのはホースを干す棒ですね、あれも全部新しいやつになったのか、ならないのか。まだ旧式もあるようでありますが、その辺をお聞かせ願いたいと思っております。 まち内のやつについては、これ消火栓のやつがあるんですが、最初に言いますが、大子の消防署員は、まさか消火栓がある所は全部わかっているんでしょうね、これ。ほかの町村では、最初に来て何回か言ったのですが、1年たってもわからなかったということで、火事に間に合わなかったというところもあるようではありますが。大子町の場合には、新しく入った消防署員についてはきちんと把握ができているんだと思いますが、その辺を最初にお願いをいたします。
○議長(大森勝夫君) 消防長。
◎消防長(根本正一君) ご質問にお答えいたします。 まず、それぞれの数については、消火栓226基、防火水槽304基、火の見やぐら等でありますが54基となっております。 ただいま議員のほうからご指摘がありました新しいものということでございますが、従来からの火の見やぐらが老朽化したことによりまして、ホースを乾燥するホースつり下げ塔というふうに言っておりますが、54基のうち、ホースつり下げ塔については24基更新されております。 また、続いて、点検についてですけれども、点検については、消防署員が週1回程度の巡回点検の計画を立てまして、目視などにより実施している状況でございます。また、消防団員の皆様によりまして、それぞれの所管する地区の点検を行っていただいているところでございます。仮に問題があった場合は、逐次報告をいただいて改修に努めているところでございます。 また、続いて、署員が水利がわからないことがあってはならないとかというご指摘があったと思うんですが、我々消防職員が火災現場へ出動する際には、いばらき消防指令センターからの支援情報といたしまして、指令書に現場付近の水利状況が提示されますので、部署位置に困るというようなことはないと考えております。また、先ほどの設備の点検についてのご質問でもお答えしましたように、日々の業務の中で確認に努めているところでございます。 以上です。
○議長(大森勝夫君) 吉成好信君。
◆15番(吉成好信君) 消火栓の点検は、年に一遍ぐらいはやっているんですか、これは。
○議長(大森勝夫君) 消防長。
◎消防長(根本正一君) 消火栓については、226というふうな数をお答えしたと思うんですが、年に一遍といいますと、226カ所を年に1回ということになると思うんですよね。当町、管内かなり広うございます。それですから、先ほども申し上げましたように、職員のみならず、消防団員の方々のご協力をいただきながら、所管する分団内の施設の管理、点検をお願いしているということでございます。 以上です。
○議長(
大森勝夫君) 吉成好信君。
◆15番(吉成好信君) はい、わかりました。 それじゃ、消防署員の定数と消防団員の定数と実数どっちも、定数と実数をお願いいたします。
○議長(
大森勝夫君) 消防長。
◎消防長(根本正一君) ご質問にお答えします。 消防職員定数については46人、実員は43人。消防団員定数は540人、実員473人でございます。
○議長(
大森勝夫君) 吉成好信君。
◆15番(吉成好信君) 46人の消防署員で、定数46ということで実数は43人という。 定数に応じて、消防車両とその他準備がされていると思うのであります。救急車は3万人に1台ということでありますが、大子は3万割っても3台あるということでありますので、そういう点では行き届いているということで、大変ありがたく思っているわけであります。 そういう中で、消防職員の定数については、消防の組織法で決まっていると思うんですが、任命の仕方については、消防本部の長は消防長とするということで、消防長は市町村長が任命し、消防長以外の消防職員はということでこれはあるわけ。市町村長の承認を得て消防長が任命するという、消防長以外はですね、消防長ですね、職員等についてはということで。消防長及び消防署長は、政令で定める資格を有する者ではなければならないと。消防団長は、消防団員の推薦に基づきということで。この細かく言っちゃうと、消防長が選んでというようなことではなく、町の最高責任者、町長が職員の採用までやっちゃうということであります。市町村長の承認において消防長が任命するということでなって、ずっとなってきているわけでありますが、その辺はそのとおりになっているんだというふうに思いますが、また、消防団長についてもやはり、消防団長は消防団の推薦に基づいて市町村長が任命してということでなっているわけであります。 そういうことで、そこはそのとおりに行われているんだというふうに感じているわけではありますが、時間がありませんから、細かい話はしません。 3番目の女性職員の配置については、どのように検討されているのか、お聞かせ願いたい。
○議長(
大森勝夫君) 消防長。
◎消防長(根本正一君) ご質問にお答えいたします。 女性消防職員の配置に向けた検討でございますが、女性消防吏員の活躍推進について積極的な取り組みをということで、消防組織法第37条の規定に基づく助言といたしまして消防庁次長から発出され、全国の消防全体として消防吏員に占める女性消防吏員の比率を、平成38年度当初までに5%に引き上げることを共通目標としております。 当本部といたしましては、目標達成年度時の女性消防吏員の数を2人と設定したところでございます。今後は、達成年度に向けて、女性消防吏員を受け入れるための整備として、浴室や仮眠室、更衣室などの対応をしていかなければならないと考えております。 以上です。
○議長(
大森勝夫君) 吉成好信君。
◆15番(吉成好信君) 時間がありませんから、最後に1つ。 茨城新聞にこの間、住みたい田舎、常陸太田市、6月4日、これ出ましたけれども、住みたい
田舎づくりということでご質問させていただきます。 これはいろいろ出ましたが、常陸太田の市長は肩書きがいいですね。子育て上手常陸太田推進隊長、常陸太田市長。俺らの町長もこれくらいの、隊長ぐらいの名刺つくってもいいのかなと思っておりますが。一番ここで言いたいのは、常陸太田は、うちは幼稚園、
小・中学校の給食費を半額にしていますが、あえて無料化に踏み込んでいませんという。そういうところをひとつ後で見ていただいて。 ただ、どこの課で報告したのか、協議をして出したのか、この文章をですね。大子町も入っておりますので、県内では13市町が提出されています。671市町村ということでありますが、どこの課が提出したのか、それだけお聞かせ願いたい。
○議長(
大森勝夫君)
まちづくり課長。 答弁をもって質問は終了となります。
◎
まちづくり課長(保坂太郎君) お答えいたします。 宝島社の発行する雑誌「田舎暮らしの本」の編集部が実施したアンケートでございますが、まちづくり課においてアンケートに回答いたしたところでございます。 率直に申し上げますと、町で行っている施策や実績を、アンケート調査にうまく反映できなかったところがあると感じております。194の項目の質問のうち、もう少しうまく回答できたところもあり、回答の仕方によっては順位も変動、上がったものと認識しているところでございます。 以上でございます。
○議長(
大森勝夫君) 15番、吉成好信君の一般質問は終わりました。
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△菊池靖一君
○議長(
大森勝夫君) 次に、4番、菊池靖一君の一般質問は、本人の申告により30分以内です。 菊池靖一君の一般質問を許します。 菊池靖一君。 〔4番 菊池靖一君 登壇〕
◆4番(菊池靖一君) 議席番号4番、菊池靖一です。 議長より質問の許可をいただきましたので、今回は、元気なまちづくりチャレンジ支援事業、観光やな再興プロジェクトについて質問をいたします。 先日の櫻岡議員の質問時間が30分だったんですが、30分というとかなりちょっと短く感じましたので、きょうはスムーズに進めていきたいと思いますのでよろしくお願いしたいと思います。 では、まちづくり課が行っている元気なまちづくりチャレンジ支援事業は、町が設定したテーマについて取り組む団体等を発掘、支援する事業で、地域住民の見守り、生活支援、コミュニティづくり、この3つをテーマとして現在募集をしています。テーマ自体は、福祉課をはじめとして、ほかの課にも関係をしてきますが、関係課がこの事業に期待をしている具体的な取り組みについて、最初にお聞かせをください。
○議長(
大森勝夫君) 福祉課長。
◎福祉課長兼
地域包括支援センター所長(神長敏君) まず、福祉課からお答えさせていただきます。 団塊の世代が後期高齢者となる2025年に向けて、国は全国の自治体に対しまして、高齢者が住みなれた自宅や地域において人生を全うできる社会を目指す地域の包括的な支援、サービス提供体制、このことを地域包括ケアシステムと申しております。これをできるだけ早期に構築するように催促しております。 これを受けまして、全国1,700余りの自治体では、この構築に向けて鋭意努力しているわけでございますが、人口規模であるとか高齢化率、施設の整備状況の面において地域間格差は大きいものがございます。全国一律のシステム構築というのは困難であると思います。地域の実情に応じた仕組みづくりが求められております。 また、厚生労働省は、この地域包括ケアシステムを支えるものとして、自助、互助、共助、公助という4つの考え方を示しております。 自助は、自分のことは自分でする以外に、自費で市場サービスの購入をすることまで含まれております。 共助は、介護保険などのリスクを共有する仲間の負担でございます。 そして公助は、税による公の負担をそれぞれ指しております。 これに対しまして互助は、相互に支え合うという点では共助と似ておりますが、費用負担が制度的に裏づけられていない自発的なものでございまして、主に地域住民やボランティアにより支えられるというふうに考えております。 従来、介護保険のサービス提供は、公助や共助の部分に求められてきたわけでございますが、今後のサービスの需要の増加と公助や共助の大幅な拡充が望めない状況におきましては、今後、自助や互助の果たす役割が大きくなることを意識した取り組みが必要であると考えております。 したがいまして、地域包括ケアシステムの構築のためには医療と介護の連携、実は昨晩もこの会議を持ちました、であるとか、見守りや生活支援面での地域住民との協働という要素は必須のものとなってまいります。 このような点から、元気なまちづくりチャレンジ支援事業が地域包括ケアシステムの構築に向けてのきっかけづくりとなることを福祉課としては期待しております。 以上です。
○議長(
大森勝夫君)
生活環境課長。
◎
生活環境課長(国谷康夫君) 続きまして、生活環境課に関しましては、地域住民との見守りの部分で地域の安心・安全のための活動、これとのかかわりについてお答えいたします。 現在、町、大子警察署、大子地区防犯協会及び大子町交通安全母の会連合会、この4団体が連携しまして、防犯協会各支部においては、夏季及び年末におけるパトロール、同じく大子警察署においてもパトロールを実施しているところです。 また、各地区交通安全母の会においては毎月1回、それと年4回の交通安全運動期間内に登校時の立哨活動を行っているところです。 このような各地区における防犯パトロールや立哨活動については、各地区の支部等が地域の安心・安全のために行っている必要な活動であるというふうにいえるかと思います。 今回提案しております元気なまちづくりチャレンジ支援事業、この事業により、新たな枠組みが立ち上がることにより、現在の各組織を地域の見守り分野での活動を行う組織として位置づけることもできるのではないかと、そのように考えております。そうすることで、さらに相互の連絡も活発になり、足りない部分を互いに補え、効果も上がってくるのではないかと、そのように考えております。 以上でございます。
○議長(
大森勝夫君) 総務課長。
◎総務課長(深谷雄一君) 簡単にお話ししたいと思います。 総務課としての、この期待している取り組みでございますが、総務課としては地区内に新たな人材による組織づくりを期待します。 そして、その組織が1地区1品運動的な新たな取り組みとして、地区民の老若男女が一堂に会し、かかわれる事業を起こし、地区民の連携強化を期待するところでございます。 このような取り組みが行われることによりまして、地区内に共助の目が育まれ、ひいては区長さんの負担軽減が図られ、自主防災組織の連携充実にもつながり、安心・安全な地域づくりにつながっていくものと考えております。 以上でございます。
○議長(
大森勝夫君) 菊池靖一君。
◆4番(菊池靖一君) 早く答弁させてしまって申しわけないんですけれども、今、3課から重要なことがお聞きできました。 現時点で支援する期間は3年ということになっておりますが、期待度から考えると長く行ってもらいたい事業であり、3年後の支援というのも必要になってくるのだと考えます。その場合の支援体制はどのように考えているかお願いいたします。
○議長(
大森勝夫君)
まちづくり課長。
◎
まちづくり課長(保坂太郎君) 本補助金については、地域住民や団体、事業所の皆さんが地域の課題解決に取り組むきっかけとなり、地域の支え合いが強化されることを狙いとしております。 補助金の交付期間は3年間であり、できればその3年間で4年目以降も継続できる体制が構築できれば一番望ましいことであると考えておりますが、地域の先進的な取り組みに発展し、継続的な支援が必要な場合は、町としても補助金交付後の支援や町の委託事業としての実施等も含め、今、3課から答弁がありましたように関係課と検討していきたいと考えております。
○議長(
大森勝夫君) 菊池靖一君。
◆4番(菊池靖一君) 先日の話で、現在、町には事業に取り組みたいという相談が4件来ているというお話でしたけれども、正式に申請されたのは何件でしょうか。
○議長(
大森勝夫君)
まちづくり課長。
◎
まちづくり課長(保坂太郎君) 現在のところ1件の申請を受けております。
○議長(
大森勝夫君) 菊池靖一君。
◆4番(菊池靖一君) 町ではこの事業を、人口減少社会において未来へつながる持続可能なまちづくりを推進するために行う事業というふうに位置づけています。 ここで1つ、島根県雲南市の事例を紹介したいと思います。 雲南市は、人口約3万9,000人で高齢化の進む中山間地の地域コミュニティを維持する取り組みを行っており、地方創生を担当する梶山大臣も先日、視察に訪れています。 平成16年の合併当時、500人いた職員が300人になり、人口減少、高齢化が進む将来を見据えて、これまで行政が担ってきた地域づくりや社会福祉などを住民に任せる取り組みをしています。 活動する地域自主組織は、市内全域に30あります。活動資金は、市からの交付金として出され、1組織、平均800万円、30組織ですから2億4,000万円の予算を投じております。 その中の1つの地区の見守り活動に、全55戸の住民が毎朝玄関口に黄色い旗を立てるというものがあります。これは、きょうは元気ですと周りに知らせるサインですが、さりげない安否確認をしようという住民の提案で、市の社会福祉協議会からモデル地区の指定を受け、旗を全戸に無料配布をしました。全戸に立てるのは、外部からの来訪者に単身者宅を知らせないためであります。見守りには参考になる事例ではないかと思いますし、雲南市のような行政と住民が一体となって地域の課題を解決する取り組みは、人口減少、高齢化が進む大子町にも大変参考になるのではないかと感じました。 そこで、これから行う元気チャレンジ支援事業も目指すところは同じかなと思います。この将来像というのをちょっとお聞かせいただけますか。
○議長(
大森勝夫君)
まちづくり課長。
◎
まちづくり課長(保坂太郎君) 町としても、本事業がきっかけとなりまして、地域の課題解決のモデル地区が生まれることを期待しております。 そういった中で、継続した取り組みとなるためには、地域住民や団体の皆さんによる自発的、主体的な取り組みが重要と考えております。このため、本補助金としては、あくまでそのきっかけづくりとして一助になればと考えているところでございます。 町といたしましても、今ご紹介、雲南市の事例のご紹介ありましたとおり、何らかの形でこういったモデル地区のようなものができれば非常にすばらしいことなのかなと考えておりますが、ただ一方で、モデル地域づくりが行政からのお願い、あるいは押しつけとならないように、地域の自発的、主体的な取り組みとなるよう、地域の皆さんと協働で進めていく必要があると思っております。そういった意味ではいろんな、役場全体でこの取り組みについて協議しながら、あるいは地域の皆さんといろんなアイデア、協議をしながらこの取り組み、この事業を定着させていきたいと考えております。
○議長(
大森勝夫君) 菊池靖一君。
◆4番(菊池靖一君) これから質問するモデル事業の話ししちゃったんですけれどもね、地域住民を巻き込んで行う事業というのは、地域の中で手を挙げてくるということが望ましいんですけれどもね、リーダーをはじめスタッフのなり手が必要になるため、地域がよほどまとまっていないとなかなか手を挙げるというのは難しいのではないかなというふうに思います。町には見守りや生活支援、さらにはごみ問題等多くの課題がある中、行政がどれだけ必要性を認識し、力を入れるかが成功の鍵を握るといっても過言ではないと思います。 住民が手を挙げやすくするためには、先ほど期待することもお聞きしましたが、その期待することを具体的なモデルとして、そのモデル事業に取り組む団体を募集してはどうかというのが私の考えですが、今
まちづくり課長からお話が多少ありましたけれども、私の今の質問を受けてもう一度お答えいただけますか。
○議長(
大森勝夫君)
まちづくり課長。
◎
まちづくり課長(保坂太郎君) 確かにこういった取り組みを進めるためには、地域で引っ張っていく人材が必要だという声は、いろいろこの事業を進める中でも伺っているところでございます。 そういった中で、実際に住民の皆さんに手を挙げていただくためのモデル地区づくりということでのご質問でございますが、こちらについても、実際にどのようなモデルをつくるのかということも、町としても念頭に入れてかからないといけないと思いますし、そういった町の考えと地域の皆さんとの考え、実際に実行できるような体制があるのかも含めて協議しながら、そういったモデル地区づくりの議論を進めなければならないものかなと思っております。すぐにできる話ではないと思いますが、この事業をきっかけにして、そういった地区づくりが進むことを期待しているところでございます。
○議長(大森勝夫君) 菊池靖一君。
◆4番(菊池靖一君) 私は、過去にも協働とか、あとはモデル地区という点では何度かお話をさせていただいておりますけれども、やはり今回の申請をというのか、向こうから連絡があったと、でも申請しているのは1件だけだということなんですよね。こういうことを考えると、相談があった時点で、もう少し何らかの対応ができるのではないかなというふうにも。せっかく相談に来ているんだから、その人たちが、その申請できるような体制をつくってやるということは大事なことではないかなというふうに思うんですね。だから、逆にこういうこともありますよという、そういうモデル的なことを提案してやるとかですね、そういうことは必要なんではないかなというふうに考えておりまして、質問をさせていただきました。 大子町は今、ごみの減量化が大きな課題になっております。このごみの問題も、モデル地区づくりの一つに考えてもいいのではないかなというふうに思います。 環境センターでは、ごみが減らないことを真剣に考え、広報だいごでごみの減量と資源化というシリーズで7回、ごみ問題を取り上げ、啓発活動に取り組みました。燃えるごみの黄色い袋の中に入っている資源物はどのようなものかというと、チラシ、紙箱、包装紙類、ノート、教科書、コピー用紙などのこの雑紙と呼ばれるもの。それと、商品を入れた容器や包んだもので「プラ」と表示がある容器包装プラスチック。 大子町のごみの現状について、28年度のデータでは、焼却量は年間約5,300トン。この5,300トンを燃やすのにかかる費用というのは、8,000万円ほどかかっております。焼却ごみの中に資源化が可能なものがどれだけあるかというと、5,300トンの約7割、3,700トンが資源として売れる量になります。したがって、100%分別すれば、5,500万円の償却費用が節約できて、さらに資源物として売られる1,850万円の収入を合計すると7,400万円ほどの利益になるわけですから、目指すは100%分別であると思います。 しかし、いきなりそこまではなかなかできないので、取り組みのモデルを提案し、一部の地区でも実施することによって1割分別できれば約740万円、2割できれば1,500万円利益が生まれることになります。 モデル事業を実施するためには、27年度から役場やコミセンなどで拠点回収で始まった容器包装プラスチックの分別が鍵を握ると思います。現在、拠点回収で進められている量は、資源ごみの3,700トンからすると5トンとわずかです。専用の収集袋をつくり、地区のごみ集積場で回収すれば一気に増えると思いますけれども、回収するための新たな車の手配や、人件費がかかるなどの問題から全く進んでおりません。 モデル地区の取り組みとして、燃えるごみと同じように集積場に出してもらって、地域の人で回収して環境センターへ持ち込むような活動は取り組みやすいんではないかなと思います。何より、ごみ問題という身近な課題に地域が一つになって取り組めば、コミュニティづくりにも一役買うのではないかと思います。 雲南市の取り組みや、大子町のごみ問題を話しましたが、最後に町長にお聞きをいたします。大子町の子育て支援は、もう十分日本一になっているのではと。あとは知名度を上げる努力だと思います。このような町民とともに取り組む仕組みを確立することによって、必ず将来の町の展望が見えてきます。無料化や住宅建設より、はるかに時間と労力が必要ですが、だからこそ今始めなければ手遅れになってしまいます。ぜひ力を入れるべきだと思いますが考えをお聞かせください。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(綿引久男君) 子育て支援についてですけれども、確かにご指摘がありましたように、大子町の子育て支援は今のところ十分充実をしてきたかなと、こう思っております。 ただ、これも充実したといいましても、私3年前に就任して、保育料の無料化ですとか、子育て住宅ですとか、あと給食費の無料化ですとかというのは、給食費はまだ2年目ですし、保育料は3年目なんですね。まだ、完全に定着したといいますか、知られていないというところがありますので、こういった大子町の特徴のある子育て支援、これはしっかりとこれからも対外的にPRをしてまいりたいと思っております。 そういうことで、年に一度、大子町の子育て支援について、子育て支援最前線の町ということで茨城新聞の見開き全面広告を出しておりますので、県内の自治体関係では非常によく知られておりますが、まだまだ一般の方には、浸透していないところがありますので、これからもっと浸透させて、大子町に若い人が移住して子育てしたいと思えるような環境をつくっていきたいと思っております。
○議長(大森勝夫君) 菊池靖一君。
◆4番(菊池靖一君) 肝心なことを答えてください。
○議長(大森勝夫君) 町長。
◎町長(綿引久男君) そういう中で、すみません、途中で終わっちゃいまして。 町民との協働という話がありました。この子育て支援については今、町民との協働ということで、いろいろな面でお手伝いをいただいております。特に、放課後の子供たちの放課後児童教室ですとか、放課後預かり教室ですか、こういったのは大部分、町民の皆さん方にお手伝いをいただいたりしながら行っております。
○議長(
大森勝夫君) 菊池靖一君。
◆4番(菊池靖一君) 質問の趣旨を、ちょっと理解していないなというふうに思いますので、私は今まで一連にこう言ってきた地域支援事業、そのことについて、最後に、その町民との一緒にやる、そういうモデル的な地区をつくったり、そういうことへの取り組みはどうかということを最後にお聞きしたので、その点、時間が余りなくなったので簡潔にお答えください。
○議長(
大森勝夫君) 町長。
◎町長(綿引久男君) こういったモデル地区的な、今回のチャレンジ事業で、その地域で……子育てについて見守りですとか、あるいはいろいろな子育ての伝統的な遊びですとか、そういうのを子供たちに教えるというのも非常に重要なことかなと思いますので、地域のモデル、このチャレンジ事業の中で、そういうことに取り組んでいただければと思っております。
○議長(
大森勝夫君) 菊池靖一君。 マイクを入れてください。
◆4番(菊池靖一君) 何か期待している答えとはちょっとかけ離れて。 最初に子育て支援のことを私が言ったために、そういうふうになってしまったのかもしれないんですけれども、しっかりとした答弁をいただけなかったのは、残念ですが。 では、時間がないので、最後に観光やなについて伺います。 まず、観光やなに対する私の考えを述べたいと思います。 3月定例会で出された土地購入予算を取り下げ、新たに建物購入費用を上乗せして、今定例会に補正予算として1,876万円が計上されましたが、ほかの支援策はなかったのかなというような気がします。 例えば、売り上げを伸ばすための支援。ふるさと納税を使い、宣伝を兼ねてふるさと納税者をやなへ招待するイベントを行うなどのそういう支援のほうが、一時的なものではなく、やなの将来につながっていくと思いますし、大子町のためにもなるというふうに思います。お金で解決するという一番簡単な方法を選んでいることを考えると、やなの将来についてあまり深刻に考えていないなというのが、まず私の印象です。 アユを使った弁当も売れているということですから、ことしはとにかく再興プロジェクトを実施し、例えば地代の減額を交渉したり、食堂経営をやな組合が民間に委託してテナント料を取ったり、やなでとれた天然アユを売ったり、まだまだやれることはたくさんあると思います。 やなの経営は、昨年115万円、ことしの見込みが170万円の黒字になっています。年々黒字額が大きくなっています。支援をするなと言っているのではなく、こういう言い方をすると矛盾していると言われるかもしれないんですが、将来にわたり長く運営できるように考えると、お金を使う支援というよりも前に、まずは1年間のやな組合の経営手腕を見れば議会も判断しやすくなりますし、議会が通ればいつでも支援できるわけですから、再興プロジェクトを早急に実施してほしいというのが私の考えであります。 そこで、再興プロジェクトというのが示されていますので、どのようなものか。2点について一度にお聞きをいたします。 1つ目は、新たな組合組織づくりとして、安定的な組合運営のために理事、総代、組合員等による積極的な参画促進とあります。きのうの話というか、先ほどの話でも、組合員は440人くらいいるというようなことですが、積極的な参画促進について具体的にお聞かせをいただきたいと思います。 次、2つ目ですけれども、収益力が高い事業に限られた経営資源を集中することが可能とありますが、収益力が高い事業というのはどういう事業なのか、この2点についてお聞かせをください。
○議長(
大森勝夫君) 町長。
◎町長(綿引久男君) 新たな組織づくりなんですけれども、これは現在あります理事、総代、組合員といった、今現在、体制になっておりますけれども、これに、基本的にはもうこれが確立していますので、これの活性化を、組織としての活性化をどうするかということに尽きるのかなと、こう思っております。 ただ、理事会やっても、あるいは総代会を通知してもなかなか、特定な人といいますか、いつも決まった人しか集まってこないというのは現状でございまして、この理事全員を参加していただいて、いろいろな部門で活動していただくというのが一番理想なんですが、なかなかそうはいかない。それで、前もちょっとお話ししましたけれども、理事としてこれからいろいろな活動、分野別に活動をするということで役割分担を決めております。広報PRですとか、環境ですとか、それから経営支援ですとか、こういった体制づくりを進めて、地域というか、このやなの活性化を図っていきたいと、こう思っております。 それから、収益についてなんですけれども、収益につきましては収益率が高い事業にということですが、これは現在も収益力が一番高いのは道の駅の直売です。したがいまして、この道の駅で売るものをもっと多様化したいということで今、取り組んでいますのがアユの炊き込み弁当、それからアユの南蛮漬けですとか、こういう商品を開発して販売を強化していきたいと。それから、やなの2階については、結局、今までも非常に収益率が悪かったのでこれはやめていくと。そのかわり別な、通年、営業できるような事業体に貸し出ししまして、それで1階は従来どおりやなで経営し、その相乗効果で、アユなどの販売増を図っていきたいと、こういうことを考えております。 それから、そのほかに環境整備ですとか、それとやなの本格的なアユが再訪できるような、そういうやなに改修していきたいと、こういうふうに思っております。
○議長(
大森勝夫君) 4番、菊池靖一君の一般質問は終わりました。
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△野内健一君
○議長(
大森勝夫君) 次に、14番、野内健一君の一般質問は、本人の申告により30分以内です。 野内健一君の一般質問を許します。 〔14番 野内健一君 登壇〕
◆14番(野内健一君) それでは、議長から質問の許可をいただきましたので、質問通告書に従いまして順次進めてまいります。 枠の時間は30分であります。 今回の、まず最初の質問といたしますのは、本町、大子町、町内という形でいいですね、町内の医療機関の現状と、私たち町民の病院に対する思いというか、安心した生活につきましての質問でございます。 まず最初に申し上げますと、今後これからこの町の中で、これからというか、これ6月ですから、今月いっぱいなんですかね。もう終わってしまったの、ちょっと私記憶があれだったんですが、町内での出産を産科医、専門医ですけれども、産科専門医院で実施するというのがもうできなくなるといいますか、医療体制といいますか、医師の本当に少ない、1人で多分先生やっていらっしゃるんだろうと思うんですが、そういう部分で、せっかくございました大子町の産科医で出産ができない。出産につきましては特別、病院じゃなくても別な方法はあるのでそれもできるんですが、ただ、大子町というのが新聞紙上でもにぎわしていますけれども、人口の減少という部分。それと、今度は新たに出産ができる体制の医院がなくなってしまう。出産後は、婦人科医という形でもって、そのフォローという形はその病院でできるんですが、そのような状況が、数年前までひょっとしたらというのが本当になってしまったなという形があります。 現状、町としてこの産科医の今後は、どういう考えがあるのかお聞かせいただけないでしょうか。例えば、もう少し時間、今、探しているというか打ち合わせ等なども全部終わっているんだよと。ほかの医院の紹介もできるし、もしくは今進めていますけれども、医師がひょっとしてくるかもしれないと、大子に、というような形のお考えというか、そういうあれがあるんであればお聞かせいただきたいなと考えております。
○議長(
大森勝夫君)
健康増進課長。
◎
健康増進課長(菊池光子君) ご質問にお答えいたします。 現在、町内の産科医院におきましては、10月より出産を扱わない、妊婦健診と予防接種等の外来診療だけにするとされておりまして、10月以降に出産を予定する妊婦さんには、出産については希望する産科医院につなぐ対応を既にとられておられます。 地元に産科医院があることは、町民が安心して子供を産み育てる環境として大変ありがたく、町民にとって大変重要と捉えておりまして、町としましては、今までどおりの診療の継続を幾度となくお願いしてまいりました。 産科の先生としましては、高齢出産が増える中で、遠隔地で1人、出産時の危機対応をしていくことが困難ということですけれども、産科医院につきましては、24時間拘束とか危機対応の困難性から医師のなり手が少なく、全国的にも、県内においても一番不足している現状があり、町内の産科医院への支援策が見つからない状況でございます。 町内の産科医院につきましては、今後は現在の診療体制の存続を、せめて今の状態の存続を切にお願いしてまいりたいと考えております。 また、県の医療体制整備担当課に県北の産科医療対策を強く求めていきたいと考えております。
○議長(
大森勝夫君) 野内健一君。
◆14番(野内健一君) お伺いいたしまして、10月より出産が不可能になってしまうという形のものがもう現実では出ましたということ。 町として産科医を探すというか、本来は医療機関でございますので、民間の医療機関なので、そこの医療機関の存続がその民間の医療機関に任せて、新たないわゆる後継ぎですね、一般的に後継ぎを探していくという部分なんでしょうけれども。 殊、医療機関に関しましては、自治体がここまでいくのという形があるかもしれませんけれども、自治体でも、最もその住民に対しての安心・安全な生活という部分。それから、今の現状で人口減少がある。本当であれば、たくさん赤ちゃんを出産していただいて、大子町でどんどん増やすまでは無理であっても、現状維持ぐらいはできるような体制をとっていかなくてはならないのかなという感じを持っておるんですが、そういった町自体として医師を探すというような、もしくは誰かの紹介を受けるというような活動といいますか、行動はとっていらっしゃるのかどうか。もしくはこういう話が来ているんだよというのがあるのかどうか、そういうものをお聞きしたいと思います。
○議長(
大森勝夫君) 町長。
◎町長(綿引久男君) 産科医の確保が町としてできないかというお話なんですけれども、産科医以外やっと筑波大から連携しまして、1人来ていただいておりますけれども、産科医院につきましては、全国的に不足しているというのがございまして、現在いる先生が出産をやめざるを得ないような、そういう環境にありますので、新たに産科医の先生を探すということが非常に難しいのが現状でございまして、この前、県の医療局長が見えたので、そのお話をしたんですが、やはり県としてももうどうしようもないんだというようなお話がありまして、ちょっと町として対応するのが難しいのかなと、こういうふうに感じているところです。