筑西市議会 2019-03-01
03月01日-一般質問-02号
平成31年 3月 定例会(第1回) 平成31年第1回
筑西市議会定例会会議録 第2号平成31年3月1日(金) 午前10時開議 平成31年第1回
筑西市議会定例会議事日程 第2号 平成31年3月1日(金)午前10時開議第1 一般質問 本日の会議に付した案件 日程第1 一般質問 出席議員 1番 小倉ひと美君 2番 三澤 隆一君 3番 藤澤 和成君 4番 森 正雄君 5番 保坂 直樹君 6番 田中 隆徳君 7番 稲川 新二君 8番 小島 信一君 9番 大嶋 茂君 10番 石島 勝男君 11番 増渕 慎治君 12番 仁平 正巳君 13番 真次 洋行君 14番 尾木 恵子君 15番 外山 壽彦君 16番 金澤 良司君 17番 箱守 茂樹君 18番 藤川 寧子君 19番 堀江 健一君 20番 秋山 恵一君 21番 赤城 正德君 22番 榎戸甲子夫君 23番 三浦 譲君 24番 鈴木 聡君 欠席議員 な し 説明のため出席した者 市長 須藤 茂君 副市長 石井 正君 教育長 赤荻 利夫君 市長公室長 大和田 浩君 総務部長 菊池 雅裕君 企画部長 稲見 博之君 税務部長 新井 善光君
市民環境部長 鈴木 建國君
保健福祉部長 中澤 忠義君 経済部長 須藤 忠之君 土木部長 猪瀨 弘明君
上下水道部長 柴 武司君
中核病院整備部長 相澤 一幸君 会計管理者 谷中 茂美君 教育部長
小野塚直樹君
農業委員会事務局長 中林 正貴君 秘書課長 鈴木 敦史君
議会事務局職員出席者 事務局長 國府田 弘君 書記 鈴木 徹君 書記 田崎 和彦君 〔議長 金澤良司君議長席に着く〕
○議長(金澤良司君) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員は24名であります。よって、会議は成立いたしております。
会議録署名議員は、前回のとおりであります。 地方自治法第121条第1項の規定に基づく出席要求による出席者及び
事務局職員出席者は、前回のとおりであります。 また、本日の日程は、お手元に配付した日程表のとおりであります。 これより議事日程に入ります。 日程第1 「一般質問」であります。 この際申し上げます。議事の都合により、本日の一般質問についての各議員の発言はそれぞれ1時間、質問回数は、一問一答方式を選択した場合は無制限、総括方式を選択した場合は3回以内といたします。 それでは、通告順に従い発言を許します。 3番 藤澤和成君。 〔3番 藤澤和成君登壇〕
◆3番(藤澤和成君) おはようございます。3番 藤澤和成でございます。平成最後の定例会となります。そして、任期中最後の質問となります。 思えば、初当選して以来、毎回、毎回ここで、こうして質問させていただいておりますけれども、市長初め執行部の皆様方には、本当に丁寧にご答弁をいただきまして、心より感謝申し上げます。そして、答弁書、それから資料の作成にご尽力いただきました職員の皆様にも感謝申し上げる次第であります。ありがとうございます。そして、何もわからない私に、優しく、そして時には厳しく接してご指導いただきました先輩議員の皆様方にも、心より感謝申し上げる次第であります。ありがとうございます。 そして、季節は春に移るわけでありますが、今年度をもって退職されます職員の皆様方のご尽力、心より感謝申し上げまして、通告に従い、質問に入らせていただきます。 初めに、市長の政治姿勢についてでありますが、次年度の構想について、よく市長がおっしゃる事業の選択と集中、そして冒頭の挨拶には、全てゼロベースというお言葉でありましたが、次年度の構想について伺いまして、質問席で続けさせていただきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
○議長(金澤良司君) 藤澤和成君の質問に答弁願います。 須藤市長。 〔市長 須藤 茂君登壇〕
◎市長(須藤茂君) 藤澤議員さんのご質問にお答えしたいと思います。 平成31年度の予算ということでございますけれども、先ほど言いましたように、歳入に見合う財政構造への転換を図るために、職員一人一人が部局長の指導のもと、ゼロベースで考えまして、その財政に見合う、歳入に見合う財源をしっかりと真に確保していく、このように思っているところでございます。 そういう意味では、再度申し上げますが、限られた財源を真に必要とされる分野に重点的に配分する、このようなことでございます。今回は、国体前に道の駅ができますので、大きな建設事業は一段落をいたしますけれども、しかしながら新たに玉戸・一本松線あるいは明野地区におきます義務教育の学校整備等々がございますので、これの測量や設計をしっかりとやっていき、平成32年に向けて本格的に進めていきたいと思っているところでございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 3番 藤澤和成君。
◆3番(藤澤和成君) おっしゃるとおり厳しい財政状況ではありますが、交付税の減等も含めた今後の見通しについて聞かせていただけますか。
○議長(金澤良司君) 須藤市長。
◎市長(須藤茂君) 今後の見通しでございますけれども、
合併算定替えが平成31年度をもって終了いたしますので、そういう意味では
普通交付税が少なくなってまいります。平成31年に合併算定はなくなりますので、そういう意味では非常に厳しい状況になっているところでございます。しかし、一方では、福祉関係あるいは公共施設の老朽化など、いわゆる増加が見込まれる、そういうものもありますので、引き続き厳しい財政ではありますけれども、しっかりとやっていきたいと思います。 しかしながら、財政厳しいと言いながらも、しかししっかりと市民の皆様のご期待に沿えるように、皆様とともに一緒に一生懸命やっていきたいと思っております。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 3番 藤澤和成君。
◆3番(藤澤和成君) 既に世間では駆け込みも始まっていますけれども、10月に消費税が上がるわけでありますけれども、地方への配分についてはどのようにお考えでしょうか。
○議長(金澤良司君) 須藤市長。
◎市長(須藤茂君) 10月に10%になるということでございまして、地方にもその消費税がアップされた分入ってまいりますけれども、しかしながら入ってまいっても、国のほうの指針でありまして、これは医療や介護や子育てに使うということでございますので、そういう意味ではそういうふうにその財源は持っていきたいと、このように思っているところでございます。
○議長(金澤良司君) 3番 藤澤和成君。
◆3番(藤澤和成君) 冒頭にも市長のご挨拶がありましたけれども、
人口減少対策については、引き続きどういったお考えなのか聞かせていただきたいと思います。
○議長(金澤良司君) 須藤市長。
◎市長(須藤茂君) 人口減少は、私の2期目の最大の公約でして、皆様とともにご協力いただいてやるわけでございますが、いわゆる
定住促進住宅の
取得支援事業あるいは子供さんの学校給食の1,000円プラス、1,300円とここで下げさせていただいて、そういう意味から、社会減はややおさまったというのも変ですけれども、やや少なくなったかなと思うのですが、どうしてもお亡くなりになる方、そして生まれる方のお子さんは、自然減少というのはやはりどうしても大幅にこれがウエートを占めておりますので、今後何とかしなくてはいけないと思っておりますので、そういう意味では「
人口対策部」あるいは「こども部」をつくりまして、指をくわえて見ているわけにはいきませんので、何とかもがきながら、一生懸命そういうものでカバーしていきたい、何とかやっていきたい、こういうふうに思っているところでございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 3番 藤澤和成君。
◆3番(藤澤和成君) 「
人口対策部」、「こども部」、期待していますので、よろしくお願い申し上げまして、次に移らせていただきます。 前々回質問させていただきましたけれども、
マイキープラットホームについてですけれども、今年度さまざまやってこられました活用の推進に対する取り組みについて確認させていただきます。
○議長(金澤良司君)
稲見企画部長。
◎企画部長(稲見博之君)
マイキープラットホームに係ります今年度の取り組みにつきまして、ご答弁を申し上げます。 まず、
マイキープラットホームを導入するに当たりまして、初年度ということもございましたので、庁内において組織づくりをいたしました。
マイキープラットホーム活用推進委員会、そしてその下部組織といたしまして
検討作業部会、こういう組織をつくりまして、それぞれ全庁的な取り組みとして位置づけて、それぞれの検討事項に入ったというところでございます。 そして、まずはこの
マイキープラットホームの所管省庁でございます、総務省のほうから講師を招きまして、職員だけでなく、地域の商工関係者の皆様、そして議員の皆様にもご案内を申し上げまして、全体説明会を開催いたしました。その後、
マイナンバーカードを利用した
オンラインショップを、まず先行して取り組むというふうな考えのもとに作業部会を進めてきたところでございます。 なお、事業の本体といいますか、
行政ポイント、こういったものの開始は、平成32年度までには実施したいということでございますが、消費税改定に伴います
ポイント還元、こういったことに対応するために、まずは
オンラインショップの開設を先行して取り組むということにしたところでございます。 本年度の取り組みの概要につきましては以上でございます。
○議長(金澤良司君) 3番 藤澤和成君。
◆3番(藤澤和成君) 次年度以降、国の動向や
スケジュールについて、つかんでいるところがあれば聞かせてください。
○議長(金澤良司君)
稲見企画部長。
◎企画部長(稲見博之君) 次年度以降の国の動向等でございますけれども、国では本年10月に予定されております消費税増税の対策といたしまして、
クレジットカードあるいは電子マネーの利用などに対しまして、通常のポイントに5%程度を上乗せする、こういう還元策が検討されているところでございます。そして、この還元策の方法として、
マイナンバーカードにというふうな新聞報道もございました。こういったことを受けて、本市でも、先ほど申し上げました、受け皿といたしまして、
オンラインショップを先行してやっていくということでございます。 国でございますが、2020年夏ごろ、
オリンピックに向けまして、
クレジットカードの決済あるいは
QRコード決済、こういった
キャッシュレス化に向けました対応が図れるように、この
自治体ポイント管理システム、これを現在、改修整備のための費用を予算化いたしまして、本年度中に取り組むというふうな情報をいただいているところでございます。 今後も国、県の動向に注視しながら、乗りおくれることのないように取り組んでまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 3番 藤澤和成君。
◆3番(藤澤和成君) 今、最後の言葉、乗りおくれないようにということはとっても大切な言葉だと思うのですけれども、もう1回確認で、では乗りおくれないように、市ではどういったことを重点的にされますか。
○議長(金澤良司君)
稲見企画部長。
◎企画部長(稲見博之君) 先ほど平成32年度中の開設を目指すというふうなことでございましたが、やはり大きなポイントとして
東京オリンピックがございます。国もこれに合わせて進めるというふうことでございますので、我が市におきましても、特に
行政ポイントにつきましては、全庁的な取り組み、そして市民団体の皆様あるいは商工関係の皆様と連携をしながら、ともにつくり上げていく、こういうふうなことが成功のポイントだろうというふうに思っておりますので、まずはこういった関係の皆様によく周知をいたしまして、まず機運を盛り上げていく、こういうことも非常に重要だというふうに考えておるところでございます。そういったことを進めながら、しっかりと取り組んでまいりたいというふうに思います。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 3番 藤澤和成君。
◆3番(藤澤和成君) もちろんこれがないと始まらないわけですけれども、
マイナンバーカード、こちらについて伺っていきたいと思うのですけれども、普及率の推移を伺います。
○議長(金澤良司君)
鈴木市民環境部長。
◎
市民環境部長(鈴木建國君) ご答弁申し上げます。 本市における
マイナンバーカードの普及率でございますが、平成31年1月31日現在、交付枚数は1万2,511枚、交付率は11.8%でございます。その推移でございますが、平成29年1月31日現在の交付率は6.1%、平成30年1月31日現在の交付率は8.2%でしたので、交付率は確実に上昇しております。
○議長(金澤良司君) 3番 藤澤和成君。
◆3番(藤澤和成君) 例えば全国とか県内で比較して、普及率は高いのでしょうか、低いのでしょうか、どういう認識でいらっしゃいますか。
○議長(金澤良司君)
鈴木市民環境部長。
◎
市民環境部長(鈴木建國君) ご答弁申し上げます。 全国や県内との普及率の比較についてですが、全国における平成31年1月31日現在の交付率は12.6%、県内につきましては12.2%となっております。本市は11.8%ですので、全国と比較しますと0.8ポイント、県内に対しましても0.4ポイント低くなっております。しかしながら、2年前と比較しますと、全国は4.6ポイント上昇、県内は4.2ポイント上昇、一方本市は5.7ポイント上昇となっており、全国、県内を上回る
スピード普及が進んでいる状況です。
○議長(金澤良司君) 3番 藤澤和成君。
◆3番(藤澤和成君) では、筑西市では、普及率の向上に向けてどのような対策を講じていらっしゃるのか伺います。
○議長(金澤良司君)
鈴木市民環境部長。
◎
市民環境部長(鈴木建國君) ご答弁申し上げます。
マイナンバーカードの普及に向けた取り組みでございますが、本庁及び各支所に来庁いただいた際、顔写真不要で
マイナンバーカードの申請手続のお手伝いをする取り組みを実施しており、利用者の皆様から好評をいただいております。また、市・県民税申告時には、申告会場の一角に
カード申請受け付けコーナーを設置しまして、申告に利用できるカードの普及促進に努めております。さらに、来庁してのカード作成が困難な方のために、自治会単位で申し込みを受け付けて、地元の集会所や児童館へ出張し、カード作成のお手伝いをさせていただく、いわゆる出張申請の取り組みも行っております。 カードを取得していただければ、公的な身分証明書となることやコンビニで住民票や
印鑑登録証明書等が簡単に取得できることから、これらの利便性を広報紙やホームページ、市内各戸の回覧文書等を利用してPRをしているところでございます。
○議長(金澤良司君) 3番 藤澤和成君。
◆3番(藤澤和成君) 普及率の向上とあわせて、
マイキープラットホームの周知もあわせて必要なわけでありますけれども、
マイキープラットホームを既に導入されている自治体と比較してはいかがでしょうか。
○議長(金澤良司君)
鈴木市民環境部長。
◎
市民環境部長(鈴木建國君) ご答弁申し上げます。 県内で申し上げますと、導入している自治体は笠間市と潮来市の2市となっております。しかしながら、潮来市はカードの一元化のみの実施でありまして、
自治体ポイント活用も実施しているのは、県内では笠間市のみとなっております。 交付率につきましては、平成31年1月31日現在で本市は11.8%、笠間市は11.5%となっており、潮来市は11.3%となっております。また、北関東を見てみますと、栃木県では真岡市、益子町、茂木町の3市町、群馬県では前橋市の1市だけが
マイキープラットホームを導入しております。交付率につきましては、真岡市が10.8%、益子町が8.5%、茂木町が8.8%、前橋市が12.1%となっており、本市はマイキープラットフォームの先進地である前橋市と比較しても遜色ない交付率となっております。
○議長(金澤良司君) 3番 藤澤和成君。
◆3番(藤澤和成君) 先ほど答弁の中に出ました出張申請、この状況について聞かせてください。
○議長(金澤良司君)
鈴木市民環境部長。
◎
市民環境部長(鈴木建國君) 出張申請の状況ですが、平成31年1月から実施をしておりまして、これまでに7カ所に出張して、合計約90人の申請を承っております。この出張申請では、機材を窓口から持ち出すことから、これまでは庁舎内や庁舎から近い場所で、なおかつ比較的大人数を対象に実施し、機材の作動状況や申請手続に支障がないか試験的に実施をしてきたところでございます。その結果、特に問題はなかったことから、今後は市内全域を対象に、市民の皆様に気軽に利用していただけるよう、少人数での依頼にも対応していきたいと考えております。
○議長(金澤良司君) 3番 藤澤和成君。
◆3番(藤澤和成君) これは、とても助かると思います。報道では、2021年3月から、
マイナンバーカードを保険証として利用できるようになるということですけれども、その周知ですとか、そういったことについてちょっと教えていただけますか。
○議長(金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁申し上げます。 2月15日に閣議決定されまして、その後国会に提出されました医療・
介護関連法改正案の中で、健康保険の加入者情報をオンラインで確認できる規定が設けられ、
マイナンバーカードを保険証として使えるようになる改正法の施行は、2年後の2021年3月を目指すという報道がございましたが、現在のところ、まだ正式な通知や
スケジュールが届いていない状況でございます。法律が改正され、制度の詳細が決定されましたら、国、県、市の事務分担がなされ、広報等も進められるものと認識しております。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 3番 藤澤和成君。
◆3番(藤澤和成君) 推移、
マイナンバーカードの普及率を全国的に見ると、物すごく差が激しいのです。取り組みの事例もおもしろいのがいろいろ、たくさんありまして、守谷市なんかでは、成人式で出張の申請を受け付けるとかです。守谷市はすごいです。率で言うとそんなでもないのですけれども、これできっとふえているのだろうなと思うのです。 あと、やっぱり全国的には、
あと地元企業にお伺いして、そこで出張申請を受けるとか、あとは今おっしゃいました自治会さん、これはいろんなところでやられています。あとは、学生を対象とした交付窓口。例えば学校へ行って出張の申請をするとか、こういったことを取り組んでいるのは宮崎県の都城市。ここは人口16万人ですけれども、何と取得率は27.7%と。 何か突き抜けたようなことをやっているところと、そこの取得率はやっぱり何か関係があると思いますので、
鈴木市民環境部長のところから出ている資料ですから、よくご存じだと思いますので、こういった取り組みも引き続きされたらいいのではないかなと思っています。 町村で高いところは、やっぱり人口規模的な要因も多いと思いますので、特別区ですとか市なんかでは、20%を超えてくると高いなというイメージです、全国の一覧なんかを見ると。ですから、ぜひ筑西市も20、30%を目指して取得率のアップに取り組んでいくべきだなと思います。 そして、あわせて
自動交付機というのがあって、リース期限が終了して、それっきりですけれども、ちょっと調べたら、ほかの自治体から視察があったというぐらい当時は先進的で、ちょっとずば抜けていたのだと思うのです。そういった要望も高いと思いますので、下、このスピカビルの1階には、憩の広場には証明写真の機械とATMと、それからその
自動交付機がセットであれば、私もいいなと思っていますので、引き続き要望いたしますので、よろしくお願いいたします。 それでは、続いて安心安全なまちづくりについて伺ってまいりますけれども、初めに子供たちの安心安全について伺ってまいります。通学路の危険箇所の確認につきましては、緊急対策と、そして
交通安全対策とありますけれども、それぞれ何カ所ありまして、何カ所対応されたのか伺いたいと思います。
○議長(金澤良司君)
小野塚教育部長。
◎教育部長(
小野塚直樹君) 藤澤議員さんのご質問に答弁いたします。 通学路における緊急対策と
交通安全対策という2点のご質問でございますが、まず緊急対策につきましては、昨年5月の新潟市の事件を契機としまして、特に防犯上の観点による通学路の
緊急合同点検を昨年実施しました。この結果を踏まえまして答弁申し上げます。 この合同点検は、警察からの
不審者情報、それから学校からの危険箇所の情報提供によって、特に必要な箇所について、警察、それから市の
交通安全担当課、総務部の調整監、それから
教育委員会所管課によりまして、全部で合計33カ所点検をいたしました。そして、防犯灯の設置、それから警察のパトロールの強化、それからまた加えて、個別にその地域の危険箇所の
地域子ども安全ボランティア、それから子どもを守る110番の家の看板の設置の協力のお願いなどをしてまいったところでございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 3番 藤澤和成君。
◆3番(藤澤和成君) 3月1日号の「ピープル」にも、大きく「子供たちの安全を守る
地域子ども安全ボランティアが活躍中」ということで、すばらしい写真と記事を掲載していただいてありがとうございました。前からしつこく聞いていますけれども、見守りの
ボランティアの方々、そして「ピープル」の下の段にもありますけれども、黄色い看板、いざというときの避難場所「子どもを守る110番の家」、こちらの
掘り起こし対策の経過について聞かせていただけますか。
○議長(金澤良司君)
小野塚教育部長。
◎教育部長(
小野塚直樹君) ご答弁申し上げます。 地域見守りの
ボランティア、またいろいろ地区によって名称、呼び名が違っておりますが、広報紙では「
地域子ども安全ボランティア」ということで言っておりますが、それと「子どもを守る110番の家」の掘り起こしについてでございますが、議員の皆様、また地域の皆様もご承知のように、筑西市では昨年4月以降、特に5月に
不審者情報が増加しました。その中には、子供に殴りかかる、また子供をこづくといった非常に憂慮すべき事案が発生したところでございます。そして、これまで以上に「地域の子どもは地域で守る」というスローガンのもと、広報紙にも載せましたように、いろいろと対応しているところでございます。 そして、先ほど申しました、
緊急合同点検により、新たに見守りが必要と認められる箇所について、近隣の自治協力員さん、また居住者などを訪問しまして、その実態に即して
ボランティアの登録、それから110番の家の看板の設置、先ほども申し上げましたけれども、そういった協力をお願いしたところでございます。 こういったことを含めて、今後とも
不審者情報の発生状況を、特に警察とも連携し把握しまして、かつ地域の皆様に協力をお願いして、この広報紙にも下の段に書いておりますけれども、「ながら見守り」、例えばウオーキング、それから買い物、ペットの散歩など、地域の皆様がふだんの生活の中で気をつけていただける、そういった「ながら見守り」を推奨していきたいと考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 3番 藤澤和成君。
◆3番(藤澤和成君) 今本当に悲しい時代になってしまって、子供たちも地域の大人とか、誰を信用していいかよくわからない時代になってしまっているのです。それで、見守っていただいている方々、こういった方々に、皆さんがつけているようなネームプレートですとか、そういった写真入りのものだったら、子供たちも安心して何かのときにも相談できるし、困ったことがあってもすぐに話しかけることができると。子供たちの安心につながります。そういったネームプレートの配布といいますか、作成についてはどのようにお考えですか。
○議長(金澤良司君)
小野塚教育部長。
◎教育部長(
小野塚直樹君) 現在
ボランティアの皆様には、黄色ないし黄緑といいますか、そういった帽子を提供してかぶっていただいているところではあります。しかしながら、そういった名札の導入につきましても、そういったご要望があれば、学校で統一するとか、
ボランティアの皆様と相談して検討してまいりたいと考えてございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 3番 藤澤和成君。
◆3番(藤澤和成君) 帽子も大変すばらしくて、たすきとかベストとかいろいろありますけれども、やっぱりやっている方々の気持ちの張り合いにもなると思うのです、そういうものがあると。ですから、これは改めてご相談に上がりますので、ぜひご検討をいただきたいと思います。 そして、前回までのご答弁の中で、子どもを守る110番の家を地図に落とし込む作業、ロードマップの作成について取り組んでいらっしゃるということでありましたが、その状況について聞かせてください。
○議長(金澤良司君)
小野塚教育部長。
◎教育部長(
小野塚直樹君) 子どもを守る110番の家の看板につきましては、看板を設置したままとなって古くなったもの、それから空き家になっているという状況も、そういった課題もございます。そういったことから、全部で今現在、子どもを守る110番の家の看板設置は2,900件ほどございます。これを議員おっしゃいましたように電子地図に、住所の名簿でなくて、電子地図にマッピングしまして、それを印刷して紙ベースで見られるように準備をしてまいりました。このマッピングした地図を各小学校の単位で、自治会の皆様、それから地域団体の皆様にご協力をお願いして、現地を訪れ、状況確認を始めているところもございます。これは全部一度に、一斉にというわけではなくて、準備ができ次第始まっている。もう既に終わった地区もございます。そういった中で見直しをかけていきたいと考えてございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 3番 藤澤和成君。
◆3番(藤澤和成君) なかなか大変な作業だと思いますけれども、そういったこととあわせて、次年度からの取り組みについて聞かせていただけますか。
○議長(金澤良司君)
小野塚教育部長。
◎教育部長(
小野塚直樹君) ご答弁申し上げます。 各小学校単位で見ますと、一部の小学校区では、PTAや自治会などの地域の団体の皆様が組織化しまして、
ボランティアの推進や子どもを見守る110番の家の定期的な確認を行っているところもございます。そういった先行事例といいますか、よい事例を各学校間で情報を共有し、先進的な取り組みとして参考とするため、去年来、学校の教務主任者会議、それから教頭会議でも意見交換もしたところでございます。 今後の方向性としましては、各小学校区において、必要に応じ、できるものからということになるかと思いますけれども、そういった地元の協議会的なものを組織化することができれば、今後学校と地域と教育委員会が一体となって、継続的な子供たちの安全確保にかかわっていけるのではないかと考えております。そういったことで、教育委員会としましては環境整備に努めていく考えでございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 3番 藤澤和成君。
◆3番(藤澤和成君) 地図に落とし込んでいるわけですから、いろいろな使い方ができると思うのです。例えば今筑西市のビッグデータの公開が始まりますけれども、例えば交通量が多いところとか、あと今ETC2.0でいろいろなところで、どのぐらいの量の車がどのぐらいのスピードで通過したとか、そういうことまでもみんなわかりますから、そうすればきっとここは事故が起こるであろうとか、そういうこともつき合わせていけばわかるのだと思うのです。ですから、せっかくつくるのですから、一歩突き抜けた活用方法をぜひ引き続きご検討いただきたいと思いますので、これは大丈夫です、要望ですから。よろしくお願いします。 では最後、次に地域の安心と安全、空き家対策について伺っていきたいと思います。初めに、根本的な話から入りますけれども、本市にも空家等対策計画というものがありますけれども、その趣旨ですとか背景ですとか、そういったものからまず聞かせていただきたいと思います。
○議長(金澤良司君)
鈴木市民環境部長。
◎
市民環境部長(鈴木建國君) ご答弁申し上げます。 人口減少や高齢化などを背景に、全国的に空き家が年々増加しており、適切な管理が行われないまま放置されている空き家につきましては、地域住民の生活環境に悪影響を及ぼしているものもあり、早急な対策の実施が求められております。 このような中、空家等対策の推進に関する特別措置法が平成26年に制定され、国、県、市町村、所有者等にそれぞれの責務を定め、空き家等対策を総合的に推進していくこととなりました。本市の空家等対策計画は、これらの背景を踏まえ、安心安全に暮らせるまちづくりを推進することを目的に、平成28年度に策定したものでございます。
○議長(金澤良司君) 3番 藤澤和成君。
◆3番(藤澤和成君) おとといでしたか、空家等対策協議会も設置されておりましたが、開催もされたと思いますので、その開催の状況を聞かせてください。
○議長(金澤良司君)
鈴木市民環境部長。
◎
市民環境部長(鈴木建國君) 空家等対策協議会につきましては、平成28年2月に第1回会議を開催いたしまして、以降毎年4回開催しております。
○議長(金澤良司君) 3番 藤澤和成君。
◆3番(藤澤和成君) この空家等対策計画の策定、それから協議会の設置というのは、空家等対策特別措置法によるものという理解でよろしいですか。
○議長(金澤良司君)
鈴木市民環境部長。
◎
市民環境部長(鈴木建國君) ご答弁申し上げます。 まず、空家等対策計画の策定につきましては、先ほど申し上げました特別措置法の第6条の規定により、「市町村は、その区域内で空家等に関する対策を総合的かつ計画的に実施するため、基本指針に則して、空家等に対する対策についての計画を定めることができる」とされております。 また、空家等対策協議会の設置につきましては、同法第7条の規定により、「市町村は、空家等対策計画の作成及び変更並びに実施に関する協議を行うための協議会を組織することができる」とされております。筑西市におきましては、法の制定を踏まえまして、計画策定及び協議会設置を実施いたしました。
○議長(金澤良司君) 3番 藤澤和成君。
◆3番(藤澤和成君) そうであれば、今空き家対策総合支援事業という補助金制度があるのです。こういったものは対象になるのですか、ならないのですか。
○議長(金澤良司君)
鈴木市民環境部長。
◎
市民環境部長(鈴木建國君) 筑西市は、空家等対策計画を策定しており、また空家等対策協議会も設置しておりますので、空き家対策総合支援事業の補助対象となります。
○議長(金澤良司君) 3番 藤澤和成君。
◆3番(藤澤和成君) では、部長、改めて伺いますけれども、国土交通省の空き家対策総合支援事業、これはどういうものなのか聞かせていただけますか。
○議長(金澤良司君)
鈴木市民環境部長。
◎
市民環境部長(鈴木建國君) 空き家対策総合支援事業の概要でございますが、空家等対策計画を策定していること、空家等対策協議会設置など、地域の民間事業者等との連携体制があることなどが補助対象要件となっております。補助対象事業につきましては、空き家を地域活性化のための観光交流施設として活用することやポケットパークとして活用するため、空き家を除却することなどがございます。補助率につきましては、空き家の活用の国費が2分の1、除却につきましては国費が5分の2となっております。
○議長(金澤良司君) 3番 藤澤和成君。
◆3番(藤澤和成君) 今説明いただきましたけれども、対象事業となりそうな空き家というのは、筑西市内にはあるのですか。
○議長(金澤良司君)
鈴木市民環境部長。
◎
市民環境部長(鈴木建國君) ご答弁申し上げます。 空き家除却後の跡地や増改築後の建物を地域活性化のために計画的に供するものが、当該補助事業の対象となります。現在筑西市の空家等対策計画におきましては、安心安全に暮らせるまちづくりの観点から、主に適切な管理が行われていない空き家への対応を進めております。このため、補助事業の対象となり得る空家につきましては把握をしていないところでございます。
○議長(金澤良司君) 3番 藤澤和成君。
◆3番(藤澤和成君) そうですか。部長、これはこの間の空家等対策協議会の中の空き家の件数の資料ですけれども、こういう中でたくさんあると思うのですけれども、そういった観点で把握されたいと思うのですが、それについてはいかがですか。
○議長(金澤良司君)
鈴木市民環境部長。
◎
市民環境部長(鈴木建國君) ご答弁申し上げます。 今申し上げましたとおり、安心安全の観点から、いわゆる適正な管理が行われていない空き家につきましては、我々のほうでも集中して把握をしているところでございますが、今回空き家対策総合支援事業の対象となり得る、いわゆる地域活性化のために、かつ民間事業者と連携して活用できる空き家という観点では、今現在ではその空き家については把握をしていないところでございます。
○議長(金澤良司君) 3番 藤澤和成君。
◆3番(藤澤和成君) 空家等対策協議会のメンバーの中には民間の方もたくさん入っていらっしゃるので、ぜひそういったこともご検討いただきたいと思います。 では、こういった空き家対策総合支援事業、こういったものについて、これから検討するおつもりがあるのかどうか聞かせていただきます。
○議長(金澤良司君)
鈴木市民環境部長。
◎
市民環境部長(鈴木建國君) ご答弁申し上げます。 現在のところ、当該補助金活用の検討はしておりませんが、今後地域活性化の観点から有効活用が図られる空き家がありますれば、民間事業者や関係各課と連携し、検討を進めてまいりたいと考えております。
○議長(金澤良司君) 3番 藤澤和成君。
◆3番(藤澤和成君) おっしゃるとおりだと思います。社会資本整備総合交付金と別枠で措置されるということでありますので、こういうのはもう手を挙げたところ、それからやる気があるところに行きますから、ぜひこれはご検討いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それから、筑西市でもありますけれども、空き家バンクの登録と契約の成立の件数について、数字を聞かせていただけますか。
○議長(金澤良司君)
鈴木市民環境部長。
◎
市民環境部長(鈴木建國君) 空き家バンクにつきましては、昨年度開設いたしまして、これまでに17件が登録され、成約件数は8件となっております。
○議長(金澤良司君) 3番 藤澤和成君。
◆3番(藤澤和成君) これは将来的な展望でありますけれども、空き家というのは、除却すれば空き地になるわけでありまして、所有者不明、それから所有者の所在不明、あと管理機能不全、そういった管理も含め、総合的な土地の有効活用、もちろんこれはまちづくり、まちおこしといった観点も含まれますけれども、そういった総合的な土地の有効活用を将来的には推進してはいかがなのかなと思うのですが、何かお考えはございますでしょうか。
○議長(金澤良司君)
鈴木市民環境部長。
◎
市民環境部長(鈴木建國君) ご答弁申し上げます。 空き地につきましては、今現在、市のきれいなまちづくり条例に基づきまして、適正な管理に係る助言や指導を実施しているところでございます。また、所有者不明土地につきましては、新たに成立いたしました所有者不明土地の利用の円滑化等に関する特別措置法におきまして、土地の円滑利用に係る制度が新たに設けられましたので、その活用について検討をしてまいります。 なお、本市の空き家バンクでは、空き家解体後の跡地も登録をしておりまして、空き地の利活用については、少しでありますが、推進をしているところでございます。
○議長(金澤良司君) 3番 藤澤和成君。
◆3番(藤澤和成君) 最終的には、現代版の検地的な、こういったイメージでやらざるを得なくなってくるのだろうなと思いますので、素早い対応をよろしくお願いしたいと思います。 そして、こういう冊子が今、町の中でいろいろなところに置いてあります。「あなたの空き家大丈夫ですか」と書いてあって、空き家の相談窓口ですとか司法書士さんのお知らせですとか、もちろん業界の方々、それから各種、筑西市とかの若者、子育て世代住宅取得奨励金と多世代同居もお知らせが書いてあって、空き家バンクも書いてあるという、これはすばらしい冊子でありますけれども、これはいつごろできたのですか。
○議長(金澤良司君)
鈴木市民環境部長。
◎
市民環境部長(鈴木建國君) 今ご質問いただきました「あなたの空き家大丈夫ですか」というパンフレットは、平成30年11月に作成をしたものでございます。
○議長(金澤良司君) 3番 藤澤和成君。
◆3番(藤澤和成君) 何部ぐらい刷られましたか。
○議長(金澤良司君)
鈴木市民環境部長。
◎
市民環境部長(鈴木建國君) 700部を刷ったところでございます。
○議長(金澤良司君) 3番 藤澤和成君。
◆3番(藤澤和成君) これは、配布先といいますか、どういったところにお配りしてあるのか聞かせてください。
○議長(金澤良司君)
鈴木市民環境部長。
◎
市民環境部長(鈴木建國君) 配布先でございますが、まず公的機関の窓口、それから市民環境部から空き家の適正管理の依頼をする際に、あわせてパンフレットとして添付をしております。また、空き家の相続人に対しても、こちらのパンフレットをお送りいたしまして、空き家の適正管理について注意喚起を行っているところでございます。
○議長(金澤良司君) 3番 藤澤和成君。
◆3番(藤澤和成君) これは2018と書いてありますけれども、2019年も刷るのかどうかということと、また部数について聞かせていただけますか。
○議長(金澤良司君)
鈴木市民環境部長。
◎
市民環境部長(鈴木建國君) ご答弁申し上げます。 このパンフレットにつきましては、事業者と契約をいたしまして、無料で作成をしていただいているところでございます。経費につきましては、その事業者のほうが、このパンフレットに広告を載せることによって、それで賄っているものでございます。事業者との間では3年間の発行契約を結んでおりまして、あと2回発行する予定となっております。
○議長(金澤良司君) 3番 藤澤和成君。
◆3番(藤澤和成君) では、2回ということは、あと700、700ということでよろしいのですか。そうですか。わかりました。 そういう業者との契約であれば、いろいろあるのでしょうけれども、もうちょっといろいろなところで目につくように、あとはホームページに掲載ですとか、そういったこともあわせてお願いしたいと思います。引き続き安心安全なまちづくり、市民、そして子供たちからお年寄りまでが安心して暮らせるまちづくりについては、我々も一生懸命取り組んでまいりますので、引き続きのご尽力をお願い申し上げまして、本日は終了とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(金澤良司君) 暫時休憩いたします。 休 憩 午前10時47分 再 開 午前11時 5分
○議長(金澤良司君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 9番 大嶋茂君。 〔9番 大嶋 茂君登壇〕
◆9番(大嶋茂君) こんにちは。議席番号9番 明政会、大嶋茂です。通告順に進めてまいりますので、執行部の皆様、よろしくお願い申し上げます。 まず初めに、今年度退職されます38名の職員の皆様、長い間市発展のためご尽力いただき、本当にご苦労さまでした。ありがとうございました。今後は健康に留意され、これまでやりたくてもやれなかったことを心置きなくやっていただきたいと思います。また、議会出席部長におかれましては、毎回丁寧なご答弁ありがとうございました。 さて、毎日のように米朝関係についてマスコミの報道がなされております。それほどまでに北朝鮮の核が、世界中で注目されているということであります。隣国の我が国にとって、交渉が形式的なもので終わらないことを期待しておりましたが、なかなかスムーズに進まないのが現状であります。 また、ヨーロッパにおいても、イギリスのEU離脱がスムーズに進まないことから、ホンダの現地工場閉鎖といった、今後イギリス国内の日本企業に与える影響が気がかりなところであります。 また、国内においては、元号改正といった大きな出来事があります。5月1日から新しい年号になります。24日の天皇の平和についての心からのお言葉がすばらしいものでありました。感激いたしました。これからも、いつまでも平和の続くことを願うものであります。 質問に入りますが、質問席のほうで質問したいと思います。
○議長(金澤良司君) 一応1回質問をそこで。
◆9番(大嶋茂君) 失礼しました。では、市長の政治姿勢について質問いたしたいと思います。 大学等高等教育機関の立地誘導について質問いたします。第1次総合計画において、高等教育機関の立地誘導と連携の中で、大学等高等教育機関の立地誘導を進め、市民の各種専門的な学習の機会を創出しますということがうたわれておりましたが、第2次総合計画ではこの項目が削除されております。 私は、若者が就学のために首都圏に転出し、戻ってこない現状を鑑みた場合、大学等高等教育機関があれば、若者の流出を防げるとともに、反対に市外からの転入による若者人口が増加し、市が活性化するのではないかと考えるものであります。こういった人口減少の時期こそ他市との差別化を図るための一つのアイデアとして、他市にない、若者に魅力のあるプログラミングのプロを養成するような特色を持った高等教育機関であるとか、あるいは国家資格取得を目的とした大学、大学院等の設置は、まちづくりに必要であると考えます。ユニバーシティーでなくてカレッジ、単科大学でも私はよろしいのではないかと考えております。いかがか、市長のご所見をお尋ね申し上げます。 では、後は質問席で質問したいと思います。
○議長(金澤良司君) 大嶋茂君の質問に答弁願います。 須藤市長。 〔市長 須藤 茂君登壇〕
◎市長(須藤茂君) 大嶋議員さんのご質問にお答えしたいと思います。 議員さんおっしゃるように、大学等高等教育につきましてはおっしゃるとおりでございまして、すぐれた人材育成、それから地域の文化、産業の振興に大きな役割を果たすところでございまして、若年人口の交流あるいは定住によりまして、地域の活性も期待されているところでございます。 我が友好都市であります高梁市も大学と専門学校がございます。市長に聞きましたらば、かなり市の負担は大きいらしいですけれども、しかしながら交流といいますか、にぎわいを持っているところでございます。しかしながら、今言いましたように、少子化の進展に伴いまして学生数の減少などから、正直言いまして非常に厳しいかなと思っているところでございます。 隣の結城市でございますけれども、大学等誘致を行っているところでございますが、今のところですけれども、残念ながらどこからもオファーは来ないということで、非常に厳しいかなと思っております。 しかし、今後はゼロではありませんので、今のことを念頭に置きながら、今後につきましては、大学生と連携が図れて、市内で大学生が活動できるような、そういう機会をつくるのも一つではないかと、このように思っているところでございますので、そういう方向からも進めていきたいと思っているところでございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 9番 大嶋茂君。
◆9番(大嶋茂君) まちづくりというのは、よき構想の上に、長い年月を要し成就していくものと私は考えます。これからは、中学校、そういったものも統廃合によりまして、そういった施設なんかも多分あいてくるだろうと思います、将来において。そういった中で、そういったものを利用するのも一つの計画、いいことなのかなと私は思っておりますが、ともかくこれは長期目標でやっていくことだと思います。市長、よろしくお願いします。 続いて、教育行政についてお尋ねします。波山記念館整備事業についてお尋ねいたします。波山記念館事業が平成30年、31年度の継続事業として、基本構想、基本計画策定のための予算化がなされております。このきっかけは、神林コレクションの寄附により、保管場所、展示場所等の整備のための再整備なのか、それとも老朽化のためなのか、まずお尋ねいたします。
○議長(金澤良司君)
小野塚教育部長。
◎教育部長(
小野塚直樹君) 大嶋議員さんのご質問にお答えいたします。 基本構想、基本計画の策定に当たっての予算化、そして事業のきっかけはというご質問かと存じます。まず、予算化につきましては、現在検討委員会の報酬の予算化をしてございます。 そして、事業化のきっかけでございますが、これは平成29年に、陶芸作品32点を含みます44点もの貴重な波山作品が筑西市に寄贈されました。日本有数の波山コレクターとして知られます、茨城県土浦市の故神林正雄、節子様ご夫婦が、40年にわたって収集されたものでございます。皆様ご存じの神林コレクションと言われるものでございます。そして、そのご夫婦の長女の渡辺様から寄贈していただいたものでございます。 また、その一方で、現在の板谷波山記念館では、展示スペース、それからセキュリティーなど施設上の課題がありますことから、この寄贈を契機としまして、教育委員会では施設の整備のあり方について検討するため、先ほど申しました板谷波山記念館整備検討委員会を昨年6月に設置したところでございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 9番 大嶋茂君。
◆9番(大嶋茂君) そのきっかけというのは、やはり神林コレクションの寄附によるものだということとお伺いしました。 ところで、この板谷波山記念館整備検討委員会、これは私もメンバーになっているのですが、3回開いております。なお、その答申が2回なされてございます。平成31年度は、今度はまた基本構想、基本計画を完了するという計画でございますけれども、現在の進捗状況についてちょっとお尋ねします。
○議長(金澤良司君)
小野塚教育部長。
◎教育部長(
小野塚直樹君) 答弁申し上げます。 先週やりまして、現在まで6月から5回ほど検討委員会を開催しております。その中身につきましては、進捗状況でございますけれども、まずは検討委員の皆様と現地を再確認して見学するなど、あとは全国の美術館、こういった特定の美術館の例を研究するなり、あとは課題を整理しまして、どういった進め方をしていいのかということも含めて、改修、それから大がかりな整備になるのか、そういったことも結論としてはまだ出ておりません。また、新年度にかけても、また検討委員会を開くということでやってございますので、検討委員会の報告が上がりましたらば、改めて議員の皆様にもご説明する機会ができるかと考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 9番 大嶋茂君。
◆9番(大嶋茂君) わかりました。そういったところかと思います。 それで、波山記念館の現状と課題、それを入れるとかなんとかで、現状と課題、これが一番大事なところかと思いますので、お願いしたいと思います。
○議長(金澤良司君)
小野塚教育部長。
◎教育部長(
小野塚直樹君) 答弁申し上げます。 先ほど申し上げました課題としては、展示スペース、施設の狭隘性、狭いというところ、それから防犯上のセキュリティーの問題、そして加えまして学芸員、いろんな検証事業をやるにしましても、芸術的に板谷波山先生の知識を有しなければならない学芸員が不在でございます。それから、新しい表現技術、パソコン等、それからビジョンですか、そういったものを工夫してディスプレーする、そういった表現技術の不足、それから集会スペース、利用者皆様が集えるような集会スペースの確保などが課題として挙げられているところでございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 9番 大嶋茂君。
◆9番(大嶋茂君) 板谷波山の作品というのは、これは本当に世界的、日本的な財産だと私は思います。そういった中で、今保管とか展示、そういったものについて大変粗末であるという現状がわかりました。これも本当に予算のかかる、大変お金のかかる大事なところでありますけれども、やはり我々はそれを引き継いでいかなくてはならない。そういったことは、私は認識しております。市民皆様もそういった考えでおろうかと思います。 ところで、この特別の企画展がこの間開催されました。その際の入館者数についてお尋ねします。
○議長(金澤良司君)
小野塚教育部長。
◎教育部長(
小野塚直樹君) 答弁申し上げます。 ただいま大嶋議員がおっしゃいました企画展、昨年の10月6日から26日間開催しました。その間の入館者数は4,607人でございました。ちなみにこの入館者数は、従来の、現在の記念館の1年分に匹敵する入館者数となってございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 9番 大嶋茂君。
◆9番(大嶋茂君) やはりいい作品が来れば、それだけすごい入館者数があるということでございます。当市の交流人口、そういったことを考えますと、すごい入館者だなと私は考えます。 そこで、アンケートはとっておろうかと思いますけれども、市内外、また県外はどの程度か、また交通手段、また何で知ったか、この3点についてちょっとお尋ねします。
○議長(金澤良司君)
小野塚教育部長。
◎教育部長(
小野塚直樹君) ご答弁申し上げます。 入館者の皆様にアンケートをとりまして、入館者の内訳としましては、市内の方が3割弱、29.2%でございました。対しまして、市外からの来館者は7割、70.6%を超えまして、市外の皆様の関心が高かった状況でございます。それから、交通手段、来館したときの交通手段ですけれども、車、一部バイクもございましたが、8割と圧倒的に多かった状況でございます。そういったことで、駐車場が足りないため、新たな駐車場を付近に設けたといった課題もあったところでございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 9番 大嶋茂君。
◆9番(大嶋茂君) それと、その企画展を何で知ったか、それはわかりますか。
○議長(金澤良司君)
小野塚教育部長。
◎教育部長(
小野塚直樹君) ご答弁申し上げます。 展示会を何で知ったか、これもアンケートをした結果でございますけれども、口コミ、それからのNHKのテレビとラジオで報道されました。そういった関係が42.2%でございます。その次が市の広報紙、これが22.8%、それからインターネットないしSNSですか、そういったものが12.1%、それからその他としまして、こういった専門の情報誌、これが11.6%となっております。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 9番 大嶋茂君。
◆9番(大嶋茂君) 大変盛況であったということでございます。 また、整備も、もし記念館を整備した場合、入館者数の増加というのはどのぐらい見込めるか、わかれば。これは難しい数字でしょうけれども、お願いします。
○議長(金澤良司君)
小野塚教育部長。
◎教育部長(
小野塚直樹君) 答弁申し上げます。 整備したならば、入館者数がどれくらい増加するかという見込みでございますが、これも先ほど申しました整備検討委員会で検討しております。ただ、現在のところ、精査しておりまして、見込み数を数字であらわせる、発表できる段にございません。今後とも精査していく予定でございますので、ご理解いただきたいと思います。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 9番 大嶋茂君。
◆9番(大嶋茂君) これも難しいと思うのですが、基本構想、基本計画の策定後の
スケジュール、今年度でそれが終わるといったことになります。その後の実施計画であるとか、その先の
スケジュールは、なかなか答弁は難しいと思うのですが、いかがでしょうか。 これは教育長のほうがいいですか。部長で。
○議長(金澤良司君)
小野塚教育部長。
◎教育部長(
小野塚直樹君) 答弁申し上げます。 この板谷波山記念館の整備に向けてでございますが、まさに市の、また県を代表する板谷先生でありますので、市民の皆様の盛り上がり、そしてご賛同、ご協力をいただけるような取り組みが大事かと考えているところでございます。そして、具体的な改修ないし整備につきましては、今後基本構想、それから基本計画を作成する中で、整備のためのコンセプト等をしっかり明記し、また皆様にも周知する、そういった検討の中で
スケジュールも検討してまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 9番 大嶋茂君。
◆9番(大嶋茂君) これから検討委員会の中で考えていくと、検討していくということでございます。 実は、整備検討委員会の学習院大学の荒川教授は、波山の生誕150周年というのが2022年であるらしいのです。また、2023年は没後60年の節目ということであります。そういったときに、また整備計画等、そういったこともありますので、そういうときに何か事業なり、その方向性などを示していただけたら大変喜ばしいのかなと。これは質問ではありません。そういったことでお願いしたいと思います。 次に、小中一貫教育推進事業について、またこれは教育委員会なのですが、質問したいと思います。平成27年7月、総合教育会議が開催されました。その中で、小中一貫教育適正規模、適正配置についての基本方針が策定されております。その中で、筑西市学校の在り方検討委員会が設置され、1、小中一貫教育のあり方について、2、学校の適正配置のあり方について、2回の答申が出されております。事業が進められています。その中に、モデル校の選定がありました。明野中学校が選出されております。 明野地区では、早速協議会を立ち上げ、これまで3回会議を開催しております。さらに、実務を開始するための組織、準備委員会が設置されました。2月8日には第1回の会議が開催されております。地区役員皆様のご尽力により、順調に計画が進んでいると聞き及んでおります。 そこで、学校の適正配置のあり方についての協議事項に、下館北中学校区において適正規模について、今後の児童生徒の激減が見込まれ、望ましい教育環境が見込める義務教育学校の設置あるいは下館北中学校と下館中学校の統合について検討を開始するとなっておりますが、ちょっと我々にはその姿が見えてまいりません。その進捗状況はどうなっておるかお聞きいたします。
○議長(金澤良司君)
小野塚教育部長。
◎教育部長(
小野塚直樹君) 大嶋議員さんのご質問にご答弁申し上げます。 ご承知のとおり下館北中学校につきましては、生徒数の減少が進みまして、残念ながら現在のところ、来年度の、新年度の新1年生も1クラスになる見込みでございます。その結果、新年度には全学年が1クラスになるという状況がございます。そのようなことから、今後につきましては、下館北中学校の置かれた現状や課題を保護者や地域の皆様と共有し、そしてまた話し合いの場を設ける方向で慎重に検討しているところでございます。また、これまでも機会あるごとにご説明しておりましたけれども、まさに子供の将来、そして子供たちにとってよりよい教育環境を第一に考えるということで、保護者の皆様、地域の皆様の合意形成に向けてしっかりと取り組んでいきたいと考えているところでございます。ご理解をいただきたいと思います。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 9番 大嶋茂君。
◆9番(大嶋茂君) 待っていても、これは話が前に進みません。まずは協議会、ほか4地区、4中学校ですか、においてもまだ協議会が多分立ち上がっていないかと思うのですが、まずはその地域住民が話し合う場所、その協議会、明野がやってきたように、まず協議会の立ち上げが必要かと思います。その点はどうなのかちょっと。ほかの、ですから5地区になりますけれども、その協議会の立ち上げの進捗状況ですね、お願いします。
○議長(金澤良司君)
小野塚教育部長。
◎教育部長(
小野塚直樹君) 答弁申し上げます。 ほかの4地区、ほかの4地区と申しますれば、下館西中学、下館南中学と関城、協和とございます。そういった中での進捗状況でございますけれども、明野地区のように地元の協議会、そういったものは立ち上げられてございません。 ただ、一方で、筑西市の小中一貫教育及び学校の適正配置、適正規模の基本方針におきましては、将来的に全ての中学校区において、施設一体型の義務教育学校の設置を目指すとしてございます。そういったことから、これからも教育委員会の行政主導ということではなくて、保護者の皆様、地域の皆様と合意形成をすることが大事だと考えています。そのためには、課題の共有、情報の共有が大事でございますので、そういった手段として協議会、また協議会をどういうふうに立ち上げるか、そういった地元の機運というものもございますので、そういった場は常々考えて取り組んでいくというような考えでおるところでございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 9番 大嶋茂君。
◆9番(大嶋茂君) というのは、今度新聞に報道されておりました。県教育委員会においても、生徒の減少、国際化、ICT化に伴い、これらに対応するための改革を進めようとしております。2020年度から、10校の県立中高一貫校を順次開設することに伴い、県庁内、県の教育委員会ですね、県の教育委員会で組織改編を行うということが発表されております。県内の教育環境が大きく変わろうとしております。2020年度には、下館第一高等学校を含む5校の中高一貫校が開校予定であります。そういった中、当市でも小中学校の学校再編は避けて通れないと思っております。そういう時期に来ております。スピード感を持って取り組む課題であると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。これは質問ではありません。 次に、歴史・文化資源活用推進事業についてお尋ねいたします。最近、歴史的交流拠点「にいばりの里」という言葉を耳にしますが、私には観光地としてのイメージ、形が全く見えてまいりません。湧きません。車をどこに駐車し、どこを見学したらいいのかもわかりません。私が認識不足なのかもしれませんけれども、構想はどのようなものなのか、またどのように整備を行っていくのかお尋ねいたします。
○議長(金澤良司君)
小野塚教育部長。
◎教育部長(
小野塚直樹君) 大嶋議員さんのご質問にご答弁いたします。 「にいばりの里」は、ご存じのように筑西市の東の玄関口に位置しております。そして、国指定文化財の新治廃寺跡と、それから農業資料館を保存、活用していくことはもちろんでございますが、筑西市を訪れる皆様へPRし、この場所が歴史交流拠点となることを目標として取り組んでいるところでございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 9番 大嶋茂君。
◆9番(大嶋茂君)
小野塚教育部長にしても、なかなかこれを表現するのは難しいと思います。 私も観光客に問われた場合、どこをどう見たらいいのかちょっと説明ができません。そこで、新治廃寺跡保存活用計画策定委員会というのが立ち上げられているようでございますけれども、これはまだ開催はしていないのか、いたのか、まず。
○議長(金澤良司君)
小野塚教育部長。
◎教育部長(
小野塚直樹君) 答弁申し上げます。 先ほどの答弁の中で不十分でしたので、その検討委員会の前に、どのように整備するかということで、改めて答弁を差し上げたいと思います。 この歴史・文化資源活用推進事業につきましては、今年度、平成30年度に、「にいばりの里」を構成します新治廃寺跡、それから新治郡衙跡、そして農業資料館のうち特に新治廃寺跡の部分について、文化庁の保存補助金を活用しまして、保存活用計画の策定に取り組んでございます。そして、これは補助金の関係もございますが、3カ年で策定を予定してございます。平成30年度、今年度は、史跡の測量を実施し、現況地図を策定いたします。そして、平成31年度、32年度には保存活用計画、先ほど議員がおっしゃいました保存活用策定委員会を設置し、保存活用計画書を作成する予定でございます。 そして、話は戻りまして、この策定委員会のメンバーですけれども、新年度から委嘱する予定で8名程度を予定しております。まだ候補者を絞り込んでいるといいますか、検討段階でございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 9番 大嶋茂君。
◆9番(大嶋茂君) 形が見えてくれば、我々も市外の観光客とか知り合いに説明できるのですが、早く形の見えるようなものにしていただきたいと思います。というのは、奈良時代の律令制度のもとに建立された寺院の跡と聞いております。古代のロマンであり、観光客も興味を示してくれると思います。何せ奈良時代のあれですから。私もよく理解し、観光客に説明できるように準備をしていきたいと考えております。よろしくお願いします。 今回教育委員会への質問が多いのですが、次も。長期入院の児童生徒の学習支援についてお尋ねします。病気やけがで年間計30日以上の長期入院をした児童生徒が、ちょっと資料が古いのですが、新しい資料がないものですから、2003年度、約6,300人、その中で4割は学校から学習指導を受けていなかったことが文部科学省の調査でわかっております。長期入院していた児童生徒は延べ6,349人ということでございます。内訳は、小学校が1,478人、中学校が1,291人、高校が1,124人、そのうち全体の4割に当たる2,520人が在籍している学校から学習指導を受けていなかったということが判明してございます。 義務教育小中学校について自由回答をしたところ、理由として、治療に専念するため、感染症対策などの治療上の理由が目立ちます。また、一方、病院が遠方、指導員の確保などが学校側の都合で、指導ができなかったケースもありました。 文部科学省は2019年度から、高校生を対象とした、タブレット端末などを使った遠隔授業や病棟への教師派遣を後押しすることが決まっております。なぜかというと、高校は授業がおくれますと、やっぱり大学受験等も控えておりますので、まず高校にこういった制度を取り入れるということであります。 当市において、これから、対象が児童生徒になりますけれども、学習支援実施状況についてはどうかお尋ねします。まず、長期入院している児童生徒は何名おりますか。
○議長(金澤良司君) 赤荻教育長。
◎教育長(赤荻利夫君) 大嶋議員さんのご質問に答弁申し上げます。 本市におきまして、今年度30日以上の長期入院児童生徒でございますけれども、中学生が3名、小学生が2名おります。支援制度そのものについては、まだできておりませんけれども、中学校の3名につきましては、病院内にあります学級で学習をしております。小学校の2名につきましては、保護者等を通じて本人に課題プリント等を渡したり、回収して添削をしたりして、また定期的に担任等が病院訪問や家庭訪問したりして学習支援をしているところでございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 9番 大嶋茂君。
◆9番(大嶋茂君) 安心しました。やっぱり筑西市は、そういった意味で十分なサポート、支援がなされているということでございます。パーセンテージからいきますと、本当にやっているところが少ないということでありますが、赤荻教育長、本当に感服いたします。今後ともこういった弱者について、そういう支援をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 次に移ります。児童虐待に対する学校、教育委員会と児童相談所との連携についてお尋ねいたします。東京都目黒区であった児童虐待の死亡事件について、私は第3回定例会において、関連機関の連携体制、福祉事務所の専任の児童福祉士の設置について取り上げました。また、千葉県野田市において小学4年生の女の子が、同様な悲しい事件が起こってしまいました。現在いろいろと検証がなされておりますけれども、教育委員会と学校、児童相談所との連携がうまくとれていなかったこと、また児童相談所のスーパーバイザーが少なく、4年未満の経験の浅い児童福祉士が多かったことであり、リスクの上昇を知りながら帰宅を認めてしまいました。また、児童相談所も学校も一度も家庭訪問をしていなかったということであります。 このことから、常に関係機関が状況を共有し、早急に対処するためには、児童相談所、福祉事務所、教育委員会、学校、保育園、幼稚園、認定こども園、警察等、関係機関との連絡会議の設置が必要であると考えますが、いかがでしょうか。 そこで、お尋ねします。現在定期的に開催されているその連絡会議、こういうものがあるのかないのか、まずお尋ねします。
○議長(金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁申し上げます。 本市におきましては、平成18年度から保健福祉部こども課が事務局となり、市、児童相談所、学校、警察署、保健所等などの関係団体が構成員となる要保護児童対策地域協議会を設置いたしております。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 9番 大嶋茂君。
◆9番(大嶋茂君) 年何回程度開催しておるのか。
○議長(金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁申し上げます。 代表者会議を年1回、その関係団体の実務者会議を年3回、そしてまた個別ケース会議、ケースに応じて、必要に応じて開催しており、平成29年度は個別ケース会議を15回、平成30年度は1月末で10回開催しております。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 9番 大嶋茂君。
◆9番(大嶋茂君) 今回の事件で明らかになったことは、やはり福祉事務所より学校と児童相談所、この関係が一番というのは、児童生徒を扱って、体罰とか、そういうものを発見するのは、やはり現場の幼稚園であるとか認定こども園であるとか、学校、こういうところでございます。 これは私からのお願いなのですが、今学校は大変いろいろなこと、作業がふえてきております。そこまで、児童生徒の体のあざとか、そういうのを発見するのは大変かと思います。けれども、前目黒区であって、またこういうことなのです。最近の新聞を見ると、どんどんそういった事件が起こっているのが報道されています。ぜひとも教育委員会、児童相談所、福祉事務所、これは密に連携をとっていただきたいなと思います。よろしくお願いします。 次に移ります。総務・企画行政についてであります。出入国管理法改正に伴う外国人の増加対策についてであります。人口減少、少子高齢化に伴い、人手不足が深刻化する中、外国人労働者の受け入れを拡大する改正出入国管理法が昨年12月8日成立し、ことしの4月1日施行されます。概要は、政府が指定した業種で一定の技能が認められた場合、新たな在留資格、特定技能1、2号を付与することが柱となります。介護、建設、農業等14業種を検討の対象とし、5年間で約34万5,000人の受け入れを見込んでおります。 これまで同じように多くの国が外国人労働者の受け入れをしてきましたが、失敗と試行を重ねてきた難題であります。ドイツでは、戦後受け入れた出稼ぎ労働者が国を分断する一因となったと総括し、移民を認める方向にかじを切りました。現在、同じ社会の構成員として暮らしていくための支援に力を注いでおります。また、韓国では、これに似た制度を廃止し、政府が受け入れを調整する仕組みにし、共生を重視しております。 このことから、外国人が増加していくことは、多くの問題が発生してくることが予想されます。 そこで、お尋ねします。当然これから国の指導等もあろうかと思いますが、当市において、彼らのための法的支援、生活支援、そういったための相談窓口の設置は考えているのか、また多言語化等に対する何らかの対策はあるのかお尋ねいたします。
○議長(金澤良司君)
稲見企画部長。
◎企画部長(稲見博之君) 出入国管理法改正に伴います外国人の増加についてご答弁を申し上げます。 今回の改正によりまして、本市におきましても外国人労働者がふえる、こういったことが予想されるところでございます。ご指摘のとおり、それに伴いまして、言葉や生活習慣の問題、また教育や社会保障の問題、さまざまな問題が生じてくるというふうに考えております。議員さんご指摘のとおり、法的支援あるいは生活支援のための窓口が必要になってくるというふうに考えておるところでございます。 現在、本市におきましては、相談窓口として、公益財団法人茨城県国際交流協会と共催によりまして、外国人のための無料弁護士相談を開催しております。また、言葉の問題、多言語対応といたしましては、6カ国対応の「外国人のための生活ガイドブック」を作成して配布をしているところでございます。今後多くの外国人が当市に入ってくるということでございますので、よく需要を見きわめて必要な対応をしてまいりたいと考えておるところでございます。なお、国や県におきましても、新年度予算におきまして、外国人材の確保や生活に関する支援体制を整備しなくてはならないということで予定をしているところでございます。 今後も国、県の動向を注視するとともに、当市におきましても、商工団体あるいは企業の皆様方からご意見を伺いながら課題の整理に努めてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 9番 大嶋茂君。
◆9番(大嶋茂君) 相談する団体、窓口があると。それは今までのことであって、これからかなり外国人がふえてまいります。ぜひとも市の相談窓口、これは設置していただきたいと思います。それは、テロとか、そういうものも身近な問題になってきます。ストレスから、そういったテロとか、そういうものに、殺人とかに走る外国人もいるようでございますので、ぜひとも相談窓口の設置、これはよろしくお願いいたします。 次に移ります。天皇の即位の日及び即位礼正殿の儀の行われる日を休日とする法律により、ゴールデンウイークが10連休となります。その期間中の対応、混乱回避についてお尋ねいたします。まず、役所の窓口対応についてお尋ねします。
○議長(金澤良司君) 菊池総務部長。
◎総務部長(菊池雅裕君) 大嶋議員さんのご質問にお答えしたいと思います。 議員さんおっしゃるとおり、5月1日新天皇の即位に伴いまして、4月27日から5月6日まで10連休ということが決定しているところでございます。これに伴いまして、市民サービスに関連するさまざまな課題が予想されているところでございます。 ご承知のとおり、市役所の窓口業務につきましては、市民環境、保健福祉、教育、その他いろいろ多岐にわたっていることから、去る1月29日付で全庁的に課題の洗い出しについて通知をしたところでございます。連休中のこの課題の対応につきましては、それぞれの所管部署におきまして現在鋭意検討しているところであり、今後必要に応じまして、広報紙や市のホームページ等で市民の皆様にお知らせしてまいる予定でございますので、ご理解賜りたいと思います。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 9番 大嶋茂君。
◆9番(大嶋茂君) 次に、保育所、幼稚園、学校等の対応について。
○議長(金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁申し上げます。 まず、保育所につきましては、休日等に保護者の就労等により家庭で保育できない子供を預かる休日保育事業を下館地区の羽方のいずみ保育園が実施しており、連休中についても同様の対応をすることとなっております。この事業は、筑西市から保育認定を受けた児童であれば、どなたでも利用できます。また、現在公立の認定こども園せきじょう及び協和保育所において、連休中の開所について対応を検討しております。 次に、幼稚園、学校につきましては、長期連休となりますので、不測の事故や不測の事態に備え、職員間と保護者の連絡をとれる体制をとってまいります。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 9番 大嶋茂君。
◆9番(大嶋茂君) 次に、病院、診療所、特に休日夜間診療所の対応についてお尋ねします。
○議長(金澤良司君) 相澤
中核病院整備部長。
◎
中核病院整備部長(相澤一幸君) ご質問にお答えいたします。 病院、診療所の対応についてでございますが、茨城県西部メディカルセンターにつきましては、通常の一般外来は、透析外来を除き休診となります。それに伴いまして、茨城県西部メディカルセンターの使命でございます2次救急医療の提供につきましては、近隣の病院と連携をし、救急対応を強化する予定でございます。 続いて、筑西診療所におきましては、4月30日火曜日から5月2日木曜日までの3日間は、通常どおり外来診療を行ってまいります。また、訪問看護につきましては、特定の患者さんへの対応は通常どおり行いまして、緊急時については、訪問診療、訪問看護ともにオンコールにて対応する予定でございます。 なお、この対応につきましては、機構のホームページに掲載するほか、広報紙4月15日号の「ゴールデンウイーク業務のお知らせ」にも掲載させていただき、市民の皆様に周知をさせていただく予定でございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) 夜間休日一次救急診療所の対応について申し上げます。 夜間休日一次救急診療所につきましては、真壁医師会筑西支部、筑西薬剤師会のご協力をいただきまして、4月27日の土曜日は午後7時から9時まで、4月28日の日曜日から5月6日の火曜日までの9日間は午前9時から午後2時までの診療を予定しております。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 9番 大嶋茂君。
◆9番(大嶋茂君) 相澤
中核病院整備部長に、特に強化するところ、どんなところかちょっとお尋ねします。
○議長(金澤良司君) 相澤
中核病院整備部長。
◎
中核病院整備部長(相澤一幸君) 答弁いたします。 茨城県西部メディカルセンターでの通常の休日、夜間の救急体制につきましては、当直医2名体制で対応しているところでございますが、医療機能の低下を招かないようにするために、さらに昼間の救急担当医1名を増員するとともに、看護師を初めとする医業スタッフの増員配置も考えてございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 9番 大嶋茂君。
◆9番(大嶋茂君) 次に、ごみの収集対応についてお願いします。
○議長(金澤良司君)
鈴木市民環境部長。
◎
市民環境部長(鈴木建國君) ご答弁申し上げます。 連休期間中のごみ収集につきましては、通常どおり実施いたします。
○議長(金澤良司君) 9番 大嶋茂君。
◆9番(大嶋茂君) 他のライフラインについても、いろいろな支障を来してくると思います。電気であるとかガス、水道、こういったあれは関係事業者に万全な体制を依頼していただきたいと思います。よろしくお願いします。 次に、水道行政についてお尋ねいたします。公設施設などの運営権を民間に委託するコンセッション方式が導入できる改正水道法が昨年12月6日に可決、成立しております。人口減少で苦境に立つ水道事業の基盤強化が目的であります。しかし、サービス低下や災害時に不安が残るということも言われております。 当市において資料を見ましたところ、平成28年度と29年度を比較してみると、総人口で815人の減少、年度末給水人口で493人の減少であります。このまま人口減少が推移すれば、将来原価割れが生じることが予想されます。 この法改正により、都道府県が旗振り役となり、自治体の広域連携を進めるほか、自治体が民間資金活用による社会資本整備、PFIの一つでありますコンセッション方式を導入し、認可を受けたまま運営を委託することができるようになります。法定耐用年数の40年を超えた水道管の割合も、2016年度では15%に達しております。広域連携やコンセッション方式の導入が検討されてきております。 そこで、本市の今後の水道行政の方向性について、現況もお聞きします。なお、本市の今後の水道行政の方向性について、あわせてお尋ねしたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(金澤良司君) 柴
上下水道部長。
◎
上下水道部長(柴武司君) 大嶋議員さんのご質問に答弁を申し上げます。 まず、人口の減少ということでございますが、本市におきましては、平成29年度に策定をいたしました筑西市水道ビジョン及び経営戦略の中で、この人口推計を行っております。議員さんおっしゃいますように、減少人口に伴い給水人口は減るものの、自家水からの転換、核家族化によりまして、給水量については、わずかではございますが、増加するものと見てございます。 また、施設の老朽化に伴いまして更新の費用については増大すると。そしてまた、耐用年数から見た更新時期、これも平成50年前後に集中をするというようなことから、施設の長寿命化、そして緊急度、重要度を踏まえながら、更新費用の平準化を図って施設の計画的な整備をしていきたいというふうに考えております。 そして、今後の水道行政の方向性でございますが、本市の水道事業でございますが、現在健全な経営をしていると、黒字経営をしているというようなことでございます。しかしながら、今後経営環境は、議員さんがおっしゃいますように、ますます厳しくなることが予想されますので、さらなる経営基盤の強化に努めて、今後とも市が責任を持って、公営企業としてこの水道事業を運営して、市民の皆様に安全で安心な水道水を安定供給してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 9番 大嶋茂君。
◆9番(大嶋茂君) 将来の広域連携とかコンセッション方式の導入は考えておりませんか。
○議長(金澤良司君) 柴
上下水道部長。
◎
上下水道部長(柴武司君) お答えをいたします。 まず、コンセッション方式の導入でございますが、この方式の導入については、まだまだ不明な点も多いと。先ほど申しましたように、今の本市の水道事業につきましては、経営的に安定をしているというようなことで、責任を持って市が直営で提供していきたい。 共同化、広域化でございますが、議員さんがおっしゃいますように、国が旗振りをしまして、これから茨城県全体の中で、県ごとにこの計画をつくっていくというような方向づけは聞いてございますので、まだ具体的な方針は決まっておりません。来年、再来年度あたりから計画づくりに入っていくかと思いますので、本市だけではこれは進めていけないというような問題でございますので、国、県の動向を注視しながら、この共同化、広域化についても検討をしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 9番 大嶋茂君。
◆9番(大嶋茂君) 質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(金澤良司君) 暫時休憩いたします。 休 憩 午後 0時 4分 再 開 午後 1時 4分
○議長(金澤良司君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 1番 小倉ひと美君。 〔1番 小倉ひと美君登壇〕
◆1番(小倉ひと美君) 皆様、こんにちは。議席番号1番 明政会、小倉ひと美でございます。本日も市民の皆様からいただきましたご意見、ご要望をもとに、一生懸命質問をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 私の所属する報徳壹圓塾では、二宮金次郎の紙芝居を通して、たくさんの方にこの地域と二宮金次郎とのかかわりや金次郎の思想について知っていただけるように活動をしております。本年も早速、小学校や市民団体から依頼を受け、私も紙芝居の読み手として参加させていただいております。子供たちが本当に真剣に話を聞いてくれるので、読み手として、とてもうれしく、やりがいを感じております。そんな明るく元気な子供たちを見ていると思い出す、悲しいニュースがございます。 先ほど大嶋議員からもお話がありましたが、千葉県野田市で小学校4年生の栗原心愛さんが、父親からの虐待により、そのとうとい命が奪われました。心愛さんは、外部に助けを求めていたにもかかわらず、周りの人々が心愛さんの命を救えなかったことが本当に残念でなりません。このような悲しい事件を二度と繰り返してはいけないとの思いから、先ほど大嶋議員からも質問がありましたが、児童虐待について質問をさせていただきます。 まず初めに、児童虐待の本市の現状について伺います。まず、乳幼児の虐待の認知件数、どのくらいあるのでしょうか。 あとは、質問席にて質問をさせていただきます。
○議長(金澤良司君) 小倉ひと美君の質問に答弁願います。
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁申し上げます。 本市で対応いたしました乳幼児虐待認知件数、平成28年度が2名、平成29年度が18名、平成30年度は1月末現在で10名でございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) では、児童生徒の虐待の認知件数はどのくらいでしょうか。
○議長(金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁申し上げます。 平成28年度に9名、平成29年度に3名、平成30年度は1月末現在で6名でございます。 なお、児童虐待は、県の機関であります児童相談所が主な相談窓口になっておりまして、筑西児童相談所での筑西市に係る虐待対応件数は、平成28年度91名、平成29年度89名となっております。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) では、この人数はどのようにして認知されたのでしょうか。
○議長(金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) 市では主に民生委員、保育所、学校、児童相談所、警察などからの通報により認知いたしております。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) そのような方々へ、筑西市ではどのような支援を行っているのでしょうか。
○議長(金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁申し上げます。 まず、虐待の通報を受けた場合には、世帯の基本情報やこれまでのかかわりを確認した上で、市としての支援方針を決定いたします。その後、保健師や家庭児童相談員等が、訪問などにより家庭状況の確認や相談支援を行ってまいります。さらに、家庭での養育が困難と判断した場合には、児童相談所へ報告し、児童相談所が一時保護や入所等により対応しているところでございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) それでは、そのうち施設に一時保護されたお子様はどのくらいでしょうか。
○議長(金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁申し上げます。 児童相談所からの情報でございますが、平成29年度は12名、平成30年度は16名でございました。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) この虐待の数字や一時保護されたお子様の数字を見て、筑西市では虐待についてどのようにお考えでしょうか。
○議長(金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁申し上げます。 虐待への対応につきましては、早期発見、早期対応が重要であると考えております。児童相談所や警察など関係機関と連携を密にするとともに、また広報紙等によって、市民へ周知、喚起することも重要かなと考えております。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) では、この千葉県野田市の事件を受けて、我が筑西市では何か特別に行ったことはありますか。
○議長(金澤良司君) 赤荻教育長。
◎教育長(赤荻利夫君) 小中学校に対してでございますけれども、児童生徒の学校生活アンケートあるいは教育相談で得た情報について、秘密保持を徹底すること、児童生徒の変容を見逃さないように、児童生徒に寄り添い、注意深く観察したりコミュニケーションをとったりすることについて、指導、助言を行いました。また、今部長さんのほうからもお答えがありましたけれども、虐待の疑いが見られた場合には、担任等が一人で抱え込まないで、他の教師や管理職に必ず報告をして、複数の目で確認する。それと同時に、けがの様子や本人からの聞き取りから、虐待と思われる場合は、直ちにちゅうちょせず児童相談所に通告し、指導、助言を受けるということで共通理解を図っております。 以上でございます。
○議長(金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) 保健福祉部からご答弁をいたします。 まず、文部科学省、厚生労働省から、学校、保育施設の確認をするようにという通知が参りまして、2月1日以降一度も登園しない児童生徒の確認をして報告するようにというものが2月14日に来まして、すぐ各学校、保育所等に注意喚起及び事案の確認を行っております。 また、自宅での保育をしている方、保育所、学校等に通っていない方につきましては、市で実施しております子育て相談、赤ちゃん訪問、乳児・幼児健康診査、またそういう健康診査の未受診者への訪問、保健福祉部で担当しておりますが、保健師がそういう活動をする中でしっかりと確認するよう、さらに注意徹底をしたところでございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) 筑西市でもしっかりと対応していただいて、各関係機関と連携を強化していただき、このような悲しい事件を二度と繰り返さないように、よろしくお願いいたします。 では、次に学童保育について伺います。まず初めに、我が市の現状について伺います。前回の議会で、箱守議員へのご答弁で、待機児童はいないとのことでしたが、現在でも待機児童はいないのでしょうか。
○議長(金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁申し上げます。 現在放課後児童クラブは、市から各クラブへの委託事業としまして、27施設で1,130名の児童が利用されております。そして、利用希望者の増加に伴い、受け入れ施設を順次ふやしておりますので、現在のところ各クラブから、市民からも、受け入れられなかったという報告は来ておりません。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) では、新年度はどのように見込んでいるのでしょうか。
○議長(金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) 平成31年度につきましては、3クラスの増設を予定しております。今27クラブですけれども、これが30クラブで、定員が1,209名、今1,130名ですが、これが1,209名として対応することとしております。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) では、新年度も待機児童はいないと見込んでいるということでよろしいでしょうか。
○議長(金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) そのように考えております。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) では、待機児童の定義、どのようなものなのでしょうか。
○議長(金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁申し上げます。 待機児童の定義でございますが、放課後児童クラブの対象児童で、利用申込みをしたが、利用できなかった児童のことと認識しております。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) では、保育園の待機児童などとは違って、あいている施設があっても、希望の施設ではないからということで待っているというような方は、待機児童という定義に当てはまらないということでよろしいですか。
○議長(金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) 小学校単位でつくっておりますので、仮に1つの小学校のお子さんを違う小学校の範囲の放課後児童クラブに行かせるというのは無理があると思いますので、私どもでは、放課後児童クラブの対象で、利用申し込みをしたけれども、利用できなかった児童のことと認識をしているところでございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) では、ほかの施設があいている、あいていないにかかわらず、希望の施設に利用の申し込みをしたが、入れなかったという方が待機児童ということでよろしいですね。 では、我が筑西市の放課後児童クラブは、社会福祉法人や保護者会などの委託先があり、小学校や保育所を利用したりして実施していますが、それぞれのメリット、デメリットはどのようなものがありますか。
○議長(金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁申し上げます。 運営につきましては、市の定めた実施要綱等に基づき運営されておりますので、運営事業者による差はほとんどないものと考えております。ただ、実施場所につきましては、学校外の場合、学校からの移動による安全の確保が問題となりますので、その面で差が出ているのかなというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) では、本市にはありませんが、直営で行っているところもあるようです。委託と直営とではどのような差があるのでしょうか。
○議長(金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁申し上げます。 先ほども申し上げましたが、運営は市の定めました実施要綱等に基づき運営されておりますので、直営として実施した場合にも、この実施要綱に基づき運営されますので、差はほとんどないものと考えております。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) 今後筑西市では、放課後児童クラブの整備に対してどのような対策を行っていくのでしょうか。
○議長(金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁申し上げます。 先ほどもご答弁申し上げましたが、放課後児童クラブの利用者がふえてきた段階で、現在運営がされている各クラブまたは新しく運営をしたいというクラブがあらわれましたら、その方と十分協議をした上で、必要性を見て増設を考えていきたいと思います。 なお、来年度は、先ほど申し上げましたが、3クラス、養蚕小学校と認定こども園明野保育園の2カ所に新設いたしまして、関城東小学校ではクラスの増設を予定しているところでございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) 今後ますます放課後児童クラブの需要が高まってくることと思います。待機児童など出るようなことがあるかもしれませんが、そのような場合、利用の審査などもあるかと思います。そのような審査のときに公平性を保てるように、審査基準を明確に定めたり、または審査基準の公開なども考えていただければと思います。これから保護者のニーズに応えられるように、また子育て支援の一環としての放課後児童クラブが充実したものになりますように、よろしくお願いいたします。 では次に、スピカビルについて伺います。まず、各フロアの利用状況について、ちっくんひろばから伺います。利用者数はどのくらいになっていますか。
○議長(金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁申し上げます。 今年度の利用数でございますが、最高で8月が2,683人、最低がことし1月で1,353人、平均で月1,937人、1日平均が約65人となっております。 なお、平成29年2月16日開設以来、本年2月6日で5万人を突破いたしまして、2月28日現在5万1,167人の方々が利用されております。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) このちっくんひろばは、多くの方に利用されていて大変好評な場所だと思います。私も休日などに子供と利用して、特に夏の暑い日、また雨の日、冬の寒い日など、本当にこの場所は、子供との遊び場として大変貴重な場所だと思っております。 このちっくんひろば、利用者からの感想はどのようなものがありますか。
○議長(金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁申し上げます。 たくさんの利用者から、楽しく利用できたというお声かけをいただいておりまして、またアンケートにも同様の意見を記載いただいております。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) では、今後、このちっくんひろば、何か計画しているものはありますか。
○議長(金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁申し上げます。 今後の企画といたしましては、皆様からいただいたご意見、ご要望等により、適宜遊具の新設、更新、新たなイベントなどの企画も考えていきたいと考えております。これまでも利用者のアンケートへの記載内容を反映いたしまして、小さなお子さんが使える滑り台等を設置しているところでございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) 昨年も要望しましたが、利用時間、現在夕方4時までになっていますが、この利用時間の延長についてはどうでしょうか。
○議長(金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁申し上げます。 現在での利用時間の延長につきまして、利用者からの声、また今年度の利用者アンケートにはご要望がございませんでしたので、また延長することによりランニングコストも高まりますので、現在のところはこのまま進めさせていただいて、またそういうお声がアンケートとか利用者からたくさん出た段階で考えていきたいと思います。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) ぜひそのときにはご検討のほうをお願いいたします。 次に、憩の広場について伺います。こちらの憩の広場、利用状況はどうでしょうか。
○議長(金澤良司君) 菊池総務部長。
◎総務部長(菊池雅裕君) 小倉議員さんのご質問にお答えしたいと思います。 憩の広場の利用状況でございますが、昨年4月から本年2月昨日までの利用状況でございます。ふだんの一時的な休憩を除きまして、イベント的な利用で申し上げますと、118日延べで利用がございました。主なものを申し上げますと、現在飾ってあるひな壇の展示とか写真、書道などの作品展示で延べ80日、そのほか茨城県議会選挙の期日前投票及び当日の投票で延べ12日、その他祇園まつりの休憩所、台風に伴う避難場所等で利用しているところでございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) こちらの憩の広場ですが、今年度改善した点はありますか。
○議長(金澤良司君) 菊池総務部長。
◎総務部長(菊池雅裕君) お答えしたいと思います。 今年度改善した点は1つございまして、いつも見てみますと利用者の固定化傾向が見られるということで、より多くの方に施設を利用していただく、知っていただけるように、ビル、いわゆる庁舎の西側のショーウインドーの中、それと東側入り口のところ、柱のところに、A1サイズのポスターを掲示しまして、利用促進を図っているところでございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) では、憩の広場、今後何か企画や計画しているものはありますか。
○議長(金澤良司君) 菊池総務部長。
◎総務部長(菊池雅裕君) お答えしたいと思います。 総務部につきましては、管理をするほうですので、原則利用者からの申請に基づきまして、憩の広場を利用していただいているような状況でございますので、今後につきましても各団体が利用しやすく、あわせて市民の皆様が訪れやすい施設を目指しまして、その環境整備に努めてまいりたいと考えているところでございますので、ご理解賜りたいと思います。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) こちらも昨年要望した観光案内、こちらはやはり今の場所では目立たないと思います。地域おこし協力隊の隊員の方は、土曜、日曜のSLの運行日に、下館駅で電車の時間を待っている方に、無料休憩所があるスピカビルを案内してくださっています。市外からせっかく筑西市にお越しくださった方がスピカビルの中に入っても、現在の観光案内の場所では、パンフレットを見ることなく帰ってしまうのではないでしょうか。こちらは、もっと目立つ場所に変更することはできないのでしょうか。
○議長(金澤良司君) 須藤経済部長。
◎経済部長(須藤忠之君) ご答弁申し上げます。 現在、本市の魅力を発信する拠点として、観光・物産展示コーナーでは、観光パンフレットの設置やロールアップバナー、また各種イベントポスターなどを掲示し、観光による誘客を図るとともに、観光協会で認定された名品、名産の展示や下館商工会議所、筑西市商工会で推薦された工業製品を展示することで市内商工業製品の魅力の発信にも努めております。 ご質問の場所の変更でございますが、本庁舎の移転の際、関係部署とも十分協議をさせていただいた結果、現在のYショップ東側への設置となった経緯がございます。1階フロアの空きスペースも限られておりますことから、今後は工夫を凝らした展示などを心がけてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) 場所の変更が難しいのであれば、そちらの場所へ誘導できるような何か掲示物があったりとか、または庁舎内の案内、そういったものがわかるようなパンフレットなどを、下館駅と連携して下館駅に置いていただいたりとか、初めて筑西市に訪れた方でも、必ず目にすることができるような工夫をお願いしたいと思います。 こちらの憩の広場ですが、ちっくんひろばをたくさんの方が利用しております。ここに集まった、ちっくんひろばに集まった方々をターゲットとしたイベントの企画などはいかがでしょうか。
○議長(金澤良司君) 菊池総務部長。
◎総務部長(菊池雅裕君) お答えしたいと思います。 小倉議員さんのご提案でございますけれども、やはり憩の広場の親子をターゲットとしたイベントの企画、ちっくんひろばの方を憩の広場に呼び込むというか動線という形で、企画のご提案だと思うのですが、やはりそのような企画が実施できれば、明るく活気ある場所となるのだと思いますので、今後庁内において、そのような企画があるかないか、また企画する場合には、憩の広場を利用するようなことで関連部署に今後働きかけてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) ぜひよろしくお願いいたします。 次に、チャレンジショップについて伺います。現在の利用者は、今後どこかへ出店予定があるのか、またその際の市からの支援は何かあるのか伺います。
○議長(金澤良司君) 須藤経済部長。
◎経済部長(須藤忠之君) ご答弁申し上げます。 チャレンジショップでございますが、起業を目指す方や起業して間もない方を支援する店舗でございます。チャレンジショップの平成31年度の利用者を決定する審査会が1月に行われ、2店舗のうち1店舗が入れかえとなります。退居される事業者の方ですが、既に筑西市内での出店を予定されていると聞いております。退居後におきましては、下館商工会議所等とも連携しまして、資金調達や人材育成、販路開拓など経営に関する相談も受け、事業が軌道に乗れますようサポートしてまいりたいと考えております。 市の支援でございますが、商業地域における空き店舗を利用される場合には、改装費または賃借料の一部を助成する商業地域空き店舗等活用事業補助金がございます。昨年チャレンジショップを退居された事業者の方ですが、この補助制度を活用されております。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) 1つのほうが市内へ出店予定ということで、そのあいた部分、新年度の利用者は決定したのでしょうか。
○議長(金澤良司君) 須藤経済部長。
◎経済部長(須藤忠之君) ご答弁申し上げます。 平成31年度の入居者でございますが、4月からは昨年同様の美容業の「ママのためのエステサロン」ラス様と新たに海外の衣料品、雑貨等を扱います「アーバンコンセプトストア」様がオープン予定となっております。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) では、このチャレンジショップ、起業を考えている方や起業して間もない方などにとって貢献できていると感じていますか。
○議長(金澤良司君) 須藤経済部長。
◎経済部長(須藤忠之君) 既に空き店舗等への出店もされている業者の方もいらっしゃるので、本当に貢献はできていると感じております。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) では次に、地下の多目的スペースについて伺います。 こちらの利用状況はどうでしょうか。
○議長(金澤良司君) 菊池総務部長。
◎総務部長(菊池雅裕君) お答えしたいと思います。 地下の多目的スペースでございますが、昨年4月から昨日2月末までで延べ160日の利用がございました。利用の主なものを申し上げますと、市民文化祭、文化団体などの展示利用とか文化祭以外の小中学生の作品展、さらには昨年12月茨城県議会議員の開票所、市職員採用試験の会場などでございます。また、市税の申告会場としても使っているような状況でございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) では、こちら利用者からの感想はどのようなものがありますか。
○議長(金澤良司君) 菊池総務部長。
◎総務部長(菊池雅裕君) お答えしたいと思います。 利用者からは、明るくてきれいだというふうなご意見がある一方で、多目的スペースの行事案内がない、さらには市の行事などのPRが欲しいなどの要望的なご意見等もいただいているところでございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) では、そのようなご意見を受け、何か改善した点はありますか。
○議長(金澤良司君) 菊池総務部長。
◎総務部長(菊池雅裕君) お答えしたいと思います。 先ほどのような多目的スペースの行事案内がないなどの意見に対しまして、ある業者とちょっと調整をいたしまして、議員さんもご存じだと思うのですが、ことしに入りまして、1階の西側と東側、それと3階の東側駐車場から入り口のところに、高さ2メートル、幅1メートルぐらいの広告つき行政案内モニターを設置したところでございます。そちらには、市の会議の情報のほか、コミュニティプラザホール、多目的スペースなどで実施される行事等の案内もさせていただいているところでございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) では、こちらの多目的スペース、今後どのような利用を予定していますか。
○議長(金澤良司君) 菊池総務部長。
◎総務部長(菊池雅裕君) お答えしたいと思います。 多目的スペースにつきましては、全て予約制ということで、利用の6カ月前から予約できるようなシステムになってございまして、現在のところは、市民団体の洋画作品展、写真の展示、文化祭などの予約がございまして、4月に開催されます市議会議員選挙の開票所としても利用することを予定しているところでございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) こちらの多目的スペースですが、いろいろな団体の皆様の作品の展示などに利用されているようです。しかし、毎日利用されているわけではないので、こちらでそのような特定の利用のない日には、憩の広場のように、テーブルや椅子を置き、誰でも使える無料の休憩所としての利用はいかがでしょうか。また、小さなお子様の遊び場として、積み木やブロック、プラレールなどで遊べるスペースをつくり、お子様連れの方々が交流できる場として利用してもらうのはいかがでしょうか。テーブルや椅子は折り畳み式のものにすれば、展示会等で利用するときに片づけても、それほど場所をとりません。また、お子様用のおもちゃは、積み木やブロック、プラレールでしたらば、出し入れするのにも、それほど手間はかからないと思いますが、このような利用方法はいかがでしょうか。
○議長(金澤良司君) 菊池総務部長。
◎総務部長(菊池雅裕君) お答えしたいと思います。 多目的スペースにつきましては、やはり利用の目的等がございます。しかしながら、小倉議員さんのご提案にもありますような形も、今後検討材料として調整をさせていただきたいと考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) ぜひお願いします。憩の広場はかなり利用が多いので、テーブルと椅子を用意されていても座れないなどというときも結構多くあります。ぜひご検討をお願いします。 次に、5階フロアについて伺います。現在テナントの利用状況はどうなっているのでしょうか。
○議長(金澤良司君) 菊池総務部長。
◎総務部長(菊池雅裕君) スピカビル5階のテナントの利用状況でございますが、本年2月末現在で、5階のスペースは約1,800平米ございますが、250平米のあきがあるだけで、7社ということでほぼ埋まっているような状況でございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) こちらのまだあいているスペース、こちらの空きスペースの今後の利用予定はどうなっているのでしょうか。
○議長(金澤良司君) 菊池総務部長。
◎総務部長(菊池雅裕君) お答えいたします。 空きスペースの部分、約250平米なのですが、現在管理を委託しておりますスピカ・アセット・マネジメント株式会社のほうで、茨城新聞社と入居交渉を行っているという情報を伺っているところでございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) では次に、6階のコミュニティプラザについて伺います。 こちらの利用状況はどうなっていますか。
○議長(金澤良司君) 菊池総務部長。
◎総務部長(菊池雅裕君) コミュニティプラザの利用状況でございます。ご質問につきましては、平成23年度から現在というところでございますので、平成23年度から利用状況の件数について年度別に申し上げます。 平成23年度、34件、平成24年度、69件、平成25年度、82件、平成26年度、79件、平成27年度、90件、平成28年度、58件、平成29年度、84件、そして平成30年度2月末でございますが、124件。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) 利用が年々上がっているようですが、こちらのコミュニティプラザ、地下の多目的スペースと合わせ、年間管理委託で1,700万円もの費用をかけている施設です。この利用状況から十分に利用されていると考えますか。
○議長(金澤良司君) 菊池総務部長。
◎総務部長(菊池雅裕君) お答えしたいと思います。 費用対効果というところの観点からのご質問でございますが、重々その辺のところも理解しているところでございますので、管理を委託しておりますスピカ・アセット・マネジメント株式会社とも十分協議を図りながら、利用状況が増加するような形で促し、働きかけをしてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) こちらはよろしくお願いいたします。 こちらはスピカビルについての要望があります。通常は、市民課の窓口の待合用として使っている椅子を、土日、窓口が閉まっているときには、シャッターの外側通路部分に置いていただけると、休日にちっくんひろばや電車の待ち時間などにスピカビルに来てくださった方々の休憩スペースとして、通路部分も活用できると思います。また、SLを見に来る方の中には小さなお子様連れの方も多いので、ちっくんひろばや授乳室の案内を外からでもわかるようにしていただけると、より多くの方に利用していただけると思います。現在憩の広場の案内が、庁舎の西と東のほうに案内が出ているかと思うのですけれども、そういったところにちっくんひろばや授乳室、また多目的トイレの案内なんかもあると、小さなお子様を連れた方は、安心してこの庁舎を利用できると思いますので、お願いしたいと思います。 また、憩の広場には、市内以外の方の利用も考え、電車の時刻表、また広域連携バス、地域内運行バスの時刻表、それぞれのバスで行ける見どころなどの案内を、入ってすぐわかるように、目立つところに掲示しておいてはいかがでしょうか。こちらはぜひご検討をお願いしたいと思います。 では、次の質問に入ります。近年LGBTに関する報道が多くなりました。性的マイノリティー、性的少数者の方々のことです。民間や労働組合など複数の調査によると、人口の8%前後を占めると推測されています。正確な知識の欠如、誤解から、さまざまな差別を受けております。手話言語条例がいち早く成立した筑西市です。LGBTの方々にとっても住みよい筑西市であるべきだと思います。 そこで、LGBTについて質問をさせていただきます。LGBTへの偏見や差別をなくすために、我が筑西市では何か行っていることはあるのでしょうか。
○議長(金澤良司君) 大和田市長公室長。
◎市長公室長(大和田浩君) LGBTに対する質問に対してお答えいたします。 現在市の独自の取り組みというものはないのですが、県で主催しますLGBTに関する講演会、研修会のほうに、筑西市男女共同参画推進委員さん及び市民の方に声をかけまして、一緒に参加していただいているところでございます。平成30年度につきましては、県西生涯学習センターの中で、LGBT支援団体代表の音楽家、河野陽介先生の講演に皆さんで参加していただきました。今後もこのような研修や講演にたくさん参加していただきまして、LGBTに対する社会の認識を深めていきたいと思っております。 以上です。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) 現在筑西市独自のものはないということで、例えば岡崎市では、LGBTを知るためのハンドブックを作成しております。また、那覇市では、「性の多様性を尊重する都市那覇」宣言、千葉市ではLGBTを知り、サポートするためのガイドラインを作成しております。 そのような中、筑西市では今後検討できる施策はあるのでしょうか。
○議長(金澤良司君) 大和田市長公室長。
◎市長公室長(大和田浩君) お答え申し上げます。 今後の市の取り組みにつきましては、来年度に第2次筑西市男女共同参画基本計画の策定を予定しておりますので、その中でLGBTに対する本市の取り組みについても検討させていただきたいと思います。 以上です。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) 偏見や差別をなくすためには、LGBTに対して正しく理解することが大切だそうです。ぜひ筑西市でも講習会や、またガイドラインやハンドブックの製作など積極的に取り組んでいただき、多くの方にLGBTを正しく理解していただきたいと思います。 ところで、差別解消、救済の一つにパートナーシップ制度があります。パートナーシップ制度とは、性的少数者のカップルを、結婚に相当する関係として自治体が証明書などを発行して承認する制度です。法的拘束力はありませんが、自治体が公認することで、性的少数者が生活しやすい環境整備につなげることが狙いだそうです。茨城県では、差別禁止を明文化するために、条例改正案を第1回定例会に提出し、この条例の可決、施行を受けて、4月以降にパートナーシップ制度の導入を検討しているそうです。 そこで、筑西市でも、このパートナーシップ制度を導入することはできないのでしょうか。
○議長(金澤良司君) 大和田市長公室長。
◎市長公室長(大和田浩君) お答えいたします。 パートナーシップにつきましては、調べて見ましてところ、渋谷区や札幌市など全国11カ所で導入されているようでございます。議員さんおっしゃるように、茨城県でもLGBTに対する差別禁止を明文化する男女共同参画推進条例の改正が検討されていると聞いております。今後国や県、近隣市町村の動向を注視しながら、第2次筑西市男女共同参画基本計画の策定の中に検討させていただきたいと思います。また、パートナーシップ制度では、メリット、デメリットがかなりあるかと思いますので、これから精査していきたいと思っております。 以上です。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) LGBTに対する偏見や差別をなくし、生活しやすい環境を整備することで、人権を尊重し、多様性を認め合う筑西市をPRするためにも、ぜひパートナーシップ制度の導入をご検討いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 最後に、ふるさと納税について伺います。返礼品が寄附額の3割以内となって、ふるさと納税額がどのように変化したのか、ふるさと納税額の推移について伺います。
○議長(金澤良司君)
稲見企画部長。
◎企画部長(稲見博之君) ふるさと納税の寄附額の推移についてご答弁を申し上げます。 まず、本市では、平成29年7月に返礼品の割合を5割から3割に見直しをいたしました。過去3年間の状況を申し上げます。平成28年度が約1億3,067万4,000円でございます。平成29年度が約1億2,083万1,000円でございます。そして、平成30年、これは1月末でございますが、約6,387万5,000円でございます。申し上げましたように、返礼品を3割にして以降、落ち込みが見られるところでございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) 返礼品が3割となり、納税額が伸び悩んでいるようですが、何か新たな返礼品などお考えでしょうか。
○議長(金澤良司君)
稲見企画部長。
◎企画部長(稲見博之君) 新たな返礼品といたしまして、体験型の返礼品、見守りサービス型の返礼品等々を新たに追加いたしました。また、新規の返礼品等もいろいろと追加をしているところでございますが、直ちに効果があらわれているという状況ではございません。そして、新たな取り組みといたしまして、リピーター対策といたしまして、暑中お見舞いの郵送あるいは希望者に対するメールマガジンによる情報発信、こういったことをやっております。また、東京23区あるいは関西の都市部の方を対象に、新聞による広告などでもPRしたところでございます。 今後も新たな取り組みによりまして、寄附額がふえるような対策を講じてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) 現在の返礼品の中で体験型の返礼品があるということですが、どのような返礼品なのでしょうか。
○議長(金澤良司君)
稲見企画部長。
◎企画部長(稲見博之君) 体験型の返礼品の一例を申し上げます。 まず、真岡鐵道のSL往復乗車券でございます。それから、あけの元気館の入場券、また下館工房の手づくりソーセージの体験、そしてこれは昨年でございますけれども、筑西市の圃場で田植えと稲刈りを経験していただく、こういったメニューを追加したところでございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 1番 小倉ひと美君。
◆1番(小倉ひと美君) 体験型の返礼品、筑西市に実際に足を運んでいただき、筑西市を実際に感じていただける、すばらしい返礼品だと思います。ぜひこちらを、より多くの方に体験型の返礼品をPRしていただければと思います。筑西市に来ることで、このまちのよさを知っていただき、それから移住、定住につながれば、本当にすばらしいことになるきっかけになりますので、ふるさと納税の返礼品、新たな返礼品やまた現在の返礼品、しっかりと検証していただいて、さらにふるさと納税額が伸び、また筑西市に来てくださる方がふえるようなものになっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 時間は少し余っているのですけれども、これで質問を終わらせていただきます。 今年度で退職される部長さん方、また職員の皆様、長きにわたり市勢発展のためにご尽力いただきまして本当にありがとうございました。今後は、ご健康に留意され、第二の人生でもご活躍されますことをお祈りいたします。丁寧なご答弁ありがとうございました。
○議長(金澤良司君) 暫時休憩いたします。 休 憩 午後 1時50分 再 開 午後 2時 5分
○議長(金澤良司君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 23番 三浦譲君。 〔23番 三浦 譲君登壇〕
◆23番(三浦譲君) それでは、早速質問に入らせていただきます。 まず、1番目、茨城県西部メディカルセンターについて伺ってまいります。医療スタッフ、ここで言う医療スタッフは、医師、看護師、そのほかのスタッフのことですが、これを250床規模の病院で確保しようということで目標を立て、そして進んでいるわけですが、現状、目標に対する達成状況はいかがでしょうか、まずお伺いをいたします。
○議長(金澤良司君) 三浦譲君の質問に答弁願います。 相澤
中核病院整備部長。
◎
中核病院整備部長(相澤一幸君) 三浦議員さんのご質問にお答えします。 医療スタッフの目標に対する達成状況のお尋ねでございました。初めに、医師数でございますが、平成30年10月1日開院時、診療所を含めますと26名でございましたが、茨城県西部メディカルセンターの常勤医師は25名で診療を開始してございます。その後、1月から整形外科に研修医として常勤医師1名の赴任があったほか、2月にも小児科に研修医として常勤医師1名の受け入れもありましたので、3月1日、本日現在27名の常勤医師が勤務しており、診療所を含めますと28名となります。また、4月から教育センター枠でございますが、自治医科大学から増員が予定されてございます。茨城県西部医療機構では、引き続き地域に必要な医師確保に向け、アプローチを続けていただいております。 次に、看護師数の現状でございます。開院時には、正職員として145名が必要であると採用計画にございました。職員をそれに沿って募集してまいりましたが、実際に移行した看護師は141名でのスタートとなりました。そのうち産休、育休によりまして、10名の看護師が勤務できない状況となっていることから、その補填としまして、非正規職員、パートさん等の看護師を採用するほか、随時募集に切りかえて補充を行っているところでございます。結果といたしまして、2月1日現在でございますが、看護師正職員数は142名、うち10名が産休、育休中でございますので、現在は132名で対応してございます。 また、収支計画上、入院患者数の増に対応すべく、看護師数も徐々に増加させていく予定で採用計画を立てております。今年度の入院患者予測数は128名でございましたが、実際には140名を超える日もありました。また、平成31年度の入院患者予測数175名に対応するためには、採用計画上では看護師155名が必要となります。これに産休、育休で不足する10名分を上乗せいたしますと、165名の看護師が必要となりますので、平成31年度の入院患者予測数175名に対しましては、現在23名の不足となっておりますので、計画的に増員に努めてまいります。 また、その他の医業従事者でございますが、平成31年度の患者予測数に対応するためには、介護福祉士、リハビリ専門職が若干名不足となります。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 23番 三浦譲君。
◆23番(三浦譲君) 今後のことを考えると、特に看護師については23名の不足ということというふうに伺いました。現在茨城県西部メディカルセンターについては、さまざまな、これをうわさと言っていいでしょうか、そういうお話も出ています。いい情報もあれば悪い情報もある。 それで、私たちは共産党議員団として、病院再生、地域医療再生ということで、あちこちの病院をめぐりましたが、そのときに医師確保の話をしていると、筑西市から出てくる情報は
マイナス情報が多いというふうに言われたのです。これでは医師は集まりませんよと言われたのです。その当時です。 新しい病院が、茨城県西部メディカルセンターができました。やはりここで注意しなければならないのは、そういうプラス情報、
マイナス情報が出てくるときに、きちんと対応する、
マイナス情報はプラスに返していくということが、評判を落とさない、高めていく、信頼される病院になっていくということだと思います。 空気中を伝わるうわさですから、つかまえようがないのです。ですから、対応は難しいのですけれども、きちんとやはりやっておく必要があるということで、私がお伺いしたいのは、例えば救急の受け入れを、救急車で行ったが、断られたそうだと。本人が言うのではないのです。「そうだ」という話があったり、いろいろそういうのがあります。それから、待たされる時間が長かった。それから、看護師の言葉遣いが悪かったり、こんな話も
マイナス情報としてあります。 私が聞いている、実際に病院にかかった人、入院した人から聞いた話では、例えばこんなのがあります。旦那さんが入院して、奥さんが付き添いで時々行っていた。その部屋に看護師さんが入ってくる。入ってくるときに、とっても明るい挨拶をして入ってくるのだそうです。奥さんが言うには、私はその明るい挨拶でとっても元気づけられたと言っていました。旦那さんが病気ですから、心がどうしても沈むのですと。それを元気づけてくれましたので、本当にありがたいと言っていました。旦那さんも、日に何回も看護師さんが見に来て「いかがですか」と声をかけてくれた、こういう話を直接伺う機会がありましたけれども、そういうプラス情報とともにいろいろな情報がある。 救急車が受け入れを断られたとか、さっき言ったような話。これは、実態は本当はどうなのかというところを伺いたいと思います。
○議長(金澤良司君) 相澤
中核病院整備部長。
◎
中核病院整備部長(相澤一幸君) お答えをいたします。 三浦議員さんのほうには、いい情報、悪い情報が入っている、これは我々中核病院整備部にとりましても入ってございます。いい情報をご紹介してくださって本当にありがとうございます。 また、議員さんご質問の救急受け入れを断っているのかどうだという、実情というご質問でございますが、毎朝関係者間でベッドコントロール会議を開催いたしまして、当日のベッドの空き状況を関係者全員で共有し、入院可能なベッド数までお受けできるようにコントロールをしているところでございます。しかしながら、議員さんがおっしゃいますように、どうしても病棟間のベッドのやりくりができずに、救急受け入れ等をお断りしている場合があると伺っております。 主な理由でございますが、主には当直医の専門領域の関係、次には小児等の特殊な病態の場合、また重篤な患者さんの救急車の受け入れが重なっている場合、またHCUベッドにあきがないとき、並びに高度医療機関が適切と判断した場合、そういうときに救急隊の方と担当医が、患者さんにとって最善の選択を考え、他の医療機関を選択する場合があると伺っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長(金澤良司君) 23番 三浦譲君。
◆23番(三浦譲君) まだ茨城県西部メディカルセンターは、全部の機能がフル回転しているわけではないので、今言われましたような努力と、それからいたし方ない部分というのがあるのだろうというふうに思います。 それで、やはり病院にかかっている人、利用者から、さまざまな声も出ているかなというふうに思います。ご意見箱とか、そういうところにはどうなのでしょうか。
○議長(金澤良司君) 相澤
中核病院整備部長。
◎
中核病院整備部長(相澤一幸君) お答えいたします。 月に1回意見箱の回収をしてございまして、前回は12月26日に回収した以降、1月25日に回収した分では24件いただいてございます。主なご意見としては、対応や接遇関係が11件、施設関係、交通関連で9件、お礼なども4件いただいてございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 23番 三浦譲君。
◆23番(三浦譲君) そのお礼という部分が大事かと思いますが、具体的にはどういうものでしょうか。
○議長(金澤良司君) 相澤
中核病院整備部長。
◎
中核病院整備部長(相澤一幸君) お答えいたします。 手元にある資料のみでお答えさせていただきますが、その4件の中身の3件は、「案内等、職員さんの対応は親切丁寧でとても好感です。教育がよく感じます」。また、「皆さん親切で、ありがとうございます。補助の方が多いのも助かります」。また、「お医者さん、看護師さんの丁寧な配慮に感謝します。事務のお兄さんも丁寧に対応してもらいました。これらもよろしくお願いします」。最後の1件ですが、「年末忙しい中、入院し、無事退院させていただきました。医師、看護師の方に大変よくしていただきました。こちらの病院に来る前は扁桃腺と言われておりましたが、こちらで検査をしていただいたおかげで他の原因がわかって本当によかったです。ありがとうございました」という4件でございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 23番 三浦譲君。
◆23番(三浦譲君) 非常に特徴的な、扁桃腺で入院したけれども、ちゃんとした別の病気が見つかったという話もあって、本当に茨城県西部メディカルセンターができたからこそかなというふうにも思います。 私は、前にも病院問題で一つ言ったことがありますけれども、この投書というのは非常に大事だと。いわゆる
マイナス情報が入るのが投書ですよね、苦情が多い。ところが、ほかでやっぱり医師不足で困っている病院、そういうところで市民団体も頑張っている。そのやり方の一つとして、「ありがとうボックス」というご意見箱をつくっているのです。今までは苦情ばかり入れていたのが、よく考えると、いろいろなありがたいこともやってもらっているというような感銘を受けたときに入れる「ありがとうボックス」、こういうことを茨城県西部メディカルセンターでも心がけて、意見を吸収していったらいいのではないかなというふうに思います。 次に、看護師の確保の手だてについて伺ってまいります。現在どのように行っているのでしょうか。県とか看護学校、大学との連携、こういうものが必要だと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(金澤良司君) 相澤
中核病院整備部長。
◎
中核病院整備部長(相澤一幸君) お答えいたします。 看護師の増員は、喫緊の課題でございまして、茨城県西部メディカルセンターでは、通常人事課で対応している職員募集のほかに、この1月に関係各部の横断的な職員による人材確保プロジェクトを始動させました。これにより、看護師がよく使う求人サイトへの登録、看護学生実習の受け入れのほか、新たに看護師募集専用のパンフレットを作成し、今まで訪問できていなかった看護師養成学校に訪問して、当院のアピールを積極的に図る予定でございます。こういった草の根的な広報活動を実施することにより、現時点で不足している看護師の確保につなげていきたいと考えております。 また、県の支援としまして、看護職員として業務に従事しようとする方を対象に、就学資金の制度を設けております。昨年度までの制度では、200床以下の病院との縛りがありまして、茨城県西部メディカルセンターに勤務を希望する方は対象となってございませんでしたが、今年度より、看護職員不足地域にある医療機関等への勤務を希望する場合は対象となるように制度が改正されましたので、看護職員不足地域である、この筑西・下妻保健医療圏にある茨城県西部メディカルセンターも対象になってございます。 そのほかの県の支援といたしましては、来年度茨城県西部医療機構へ県の職員の派遣を要望しているところでありますので、議員さんがおっしゃるとおり、引き続き県の支援をお願いしているところでございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 23番 三浦譲君。
◆23番(三浦譲君) わかりました。看護師が足りないと入院患者の受け入れができなくなってしまうということで、まだ十分な機能を果たせていない茨城県西部メディカルセンター。県のてこ入れが非常に大事だろうというふうに思うのです。特に茨城県は、医師は、10万人単位でいくと46位、看護師は44位ですから、相当お金をつぎ込んで力を入れる必要があるのです、県のほうでは。県のほうからも職員の派遣の予定があるということで、こうしたことを通じて、さらに頑張ってほしいなというふうに思います。 次、3点目で、公共交通のことが非常に今患者さんから求められている。私もこの間かかりましたけれども、そのときに来ている人が、知り合い同士で話していました。自分で来たのですかと、こう聞かれて、うちの人に送ってもらおうと思ったけれども、若い人が忙しいので、下館駅に行って、それからバスで来ました、こういうふうな会話があったのです。さくらがわ医療センターのほうでは、無料の送迎バス、これは玄関から玄関までが出ているのです。全くそれと比較するわけにはいきませんけれども、こちらでも患者の、特に公共交通をなかなか使えないというところには必要ではないかなというふうに思うのですが、その後の検討はどうでしょうか。
○議長(金澤良司君) 相澤
中核病院整備部長。
◎
中核病院整備部長(相澤一幸君) お答えをいたします。 病院直通の独自バスの運行についてのお尋ねかと思います。現時点におきましては、市の広域連携バスが10月より経由され、市民の皆様にご利用されているところでございます。また、同時期に運行されております玉戸・川島地区地域内運行バス、これも一部の便について茨城県西部メディカルセンターへの経由を検討していると伺ってございます。そのため茨城県西部メディカルセンターといたしましても、その状況を見守り、まずは患者さんの動向の把握に努めながら検討を進めたいと考えているところでございます。 議員さんがおっしゃいますとおり、病院独自の交通機関は、患者さんにとって、すき間のない病院へのアクセスのためにも重要な課題と捉えておりますので、引き続き優先課題として取り組んでいただけるよう法人に働きかけてまいります。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 23番 三浦譲君。
◆23番(三浦譲君) 必要であることは誰もわかっていると思うのですが、早期にそれを実現するというところが今求められておりますので、よろしくお願いいたします。 2点目、国民健康保険税の軽減化策に移ります。県の国民健康保険運営協議会で納付金の状況はどうなっているでしょうか。そして、筑西市の場合、1人当たりの納付金の額は上がっているのか下がっているのかお願いします。
○議長(金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁申し上げます。 1人当たりの納付金で平成30年度と31年度を比較させていただきます。平成31年度の納付金につきましては、1人当たり12万8,276円となっておりまして、平成30年度と比較しまして約6,800円の減となっております。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 23番 三浦譲君。
◆23番(三浦譲君) それと次に、法定外の一般財源繰り入れについては、運営協議会の方針としては、計画的、段階的に解消、削減すべき事項ということになっているのです。計画的、段階的に解消、削減。つまり市から今入れている一般財源、法定外繰り入れは、減らしなさいということになる。1人当たりの納付金は下がりました。一般財源を減らしてください。結果どうなるでしょう。国民健康保険税は上がるという仕組みを今、国全体で、国の政府の方針で進んでいるし、県の国民健康保険運営協議会ではその具体化を迫られているわけです。それについての県の考え方、動向はどうでしょうか。
○議長(金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁申し上げます。 県の運営方針に基づきますと、そのようなことになってございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 23番 三浦譲君。
◆23番(三浦譲君) 法定外の繰り入れについて、何か言ってきていますか。
○議長(金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁申し上げます。 具体的に県から指示はございません。私どものほうで、これまで答弁申し上げましたとおり、運営方針の中でそのようなお話でございますが、当市といたしましては、昨年3月に保険税を見直しさせていただいた際に、答弁させていただきましたように、そのとき過去平均5年間で4億8,000万円程度の法定外の繰り入れをしているということで、ある程度の法定外の繰り入れはやむを得ないのかなというふうに考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 23番 三浦譲君。
◆23番(三浦譲君) その考え方をぜひ堅持していっていただきたいのですが、しかし政府、そして県の運営協議会のほうでは、実際はそうではありませんので、ここはこれからさらに、きちっと市としても繰り入れを減らすと、結局住民負担がふえてしまいますよということをしきりに言っていってほしいと思います。 次に、滞納徴収に力を入れるというのも県の運営協議会の方針です。これは、各市町村で職員に研修も行うということになっています。本市では、その研修をどのように行ったのか伺います。
○議長(金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁申し上げます。 今年度茨城県国民健康保険連合会が設置する、保険料(税)収納率向上アドバイザー事業の研修を受け入れております。この研修によりまして、当保健福祉部の医療保険課と税務、収税課の職員が、この事業において、収納方法についての指導、助言をいただいております。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 23番 三浦譲君。
◆23番(三浦譲君) その助言の内容はどういうことでしょうか。
○議長(金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁申し上げます。 まず、その研修ですけれども、今年度にこれまで3回、筑西市に指導員が参りまして、収納の仕方とか、そういう考え方について研修を受けております。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 23番 三浦譲君。
◆23番(三浦譲君) 本当はここをもっとお聞きしたいところですが、これは細かくなりますので、また後の機会にしたいと思います。 次に、国民健康保険税の軽減化という項目ですけれども、これは市長の政治姿勢の話になりますので、須藤市長に伺うわけですけれども、まず国の負担率というのは下がりましたよね。どれだけ下がってきたのかといいますと、国民健康保険の、2000年のときに、国庫支出金というのは全体の34.74%に減っているのです。当初は46.05%でスタートしました。46%です。それが34%に下がってきた。2015年には20.93%に下がってきたということで、この下がりぐあいというのは、国が医療保険にお金を出さなくなってきたと。その率も減らし方も非常に大きい。 それから、国民健康保険加入者、国民健康保険とそれから中小企業などが入る協会けんぽ、それから大企業が入っている組合健保というのがありますけれども、国民健康保険の場合、1人当たりの平均保険料、保険料というのは協会けんぽよりも1.3倍高い。組合健保よりも1.7倍高いという数字が出ております。つまり国民健康保険に入っている人の負担というのは非常に大きいわけです。これは有名な話です。 しかも、低所得者の方が非常に多いというところで、今まで全国市長会議の中でもこの問題は取り上げられていて、国の負担割合をもっとふやしたらいいのではないのかと。ではないと、市町村の国民健康保険が壊れてしまうという話で要請をしているけれども、なかなか進まないのです、国のほうは。 ここで市長に一肌脱いでいただきたい。やっぱり国の負担をふやせということを先頭に立って言ってもらいたいというふうに思うのですが、いかがでしょう。
○議長(金澤良司君) 須藤市長。
◎市長(須藤茂君) 県の市長会におきましても、あるいは全国の市長会におきましても、今おっしゃったように、知事会におきましても、国の負担率をもっと上げてもらいたいと、国はもっと責任を持ってやってもらいたい、このようなことを今の団体とほか9団体も言っておりますので、今後ともその市長会においても、しっかりと堅持して国のほうにPRしていきたいと、このように思っているところでございます。
○議長(金澤良司君) 23番 三浦譲君。
◆23番(三浦譲君) ぜひその先頭に立って、がんがんと須藤市長にやっていただきたいというふうに思うのです。それは、対政府に対して大きな声を出していくということ。 そして、私の次の質問の中では、では現実的にこの市の中でどうやっていくのかということで、前にも提案していました、18歳以下の、つまり子供たちの均等割、筑西市の場合は1人当たり2万2,000円です。というのを廃止していったらいいのではないかというふうに言っているわけです。取手市では、いきなり全部廃止というわけにはいかないけれども、半分削減しましょうということで、今実行しているというところです。 やはりこういう行動を持って国民健康保険の高さを知らしめていく、それから市町村が頑張っているという姿勢を示してほしいというふうに思うのですが、市長、いかがでしょうか。
○議長(金澤良司君) 須藤市長。
◎市長(須藤茂君) これは、取手市と筑西市は違うわけでございまして、取手市は法定外の繰り入れを行っておりませんので、また取手市と我が市は違うところがありますので、その点はご理解願いたいと思います。
○議長(金澤良司君) 23番 三浦譲君。
◆23番(三浦譲君) 確かに取手市と筑西市が全部同じだとは申しませんけれども、やはり国民健康保険の負担が大きいという点では、例えばこうです。筑西市で平成30年4月から値上げをしました。40歳代の夫婦2人、子供2人の世帯というモデル世帯を試算をしてみると、これは市が行った試算です。結局2万2,600円の値上げだったということになったわけです。子供のいる世帯が、子育て支援ではなくて、逆に子育てにおもしをつけてしまったということになるわけです。こういうことは、私はもっともっと深刻に考えるべきだというふうに思います。 それから、次の質問に移りますが、滞納が非常にふえている。滞納者に対してのワンストップの相談室、このワンストップの相談室の設置をしたらどうかということを言っているわけです。それは、ただ市が相談を受け付けている、各担当が相談を受け付けているというやり方とは全く考え方が違います。積極的にかかわるということです。それは前にも言いました。滞納者は滞納する理由があるわけですから。それは、どんなことで困っていますかと聞けばいいわけです。現状は、どれだけ払えますかという相談なのです、納税相談。生活相談のほうから入れば、早目にその世帯の困っていることをつかんで、早目に解決する、それに着手できるわけです。ワンストップというのは、たらい回しをしないということです。たらい回しに現状はなっているのです、筑西市は。 ですから、困っている人は、1つのことだけで困っているわけではないですから、関係者が、例えば税務部のほうで滞納した人が相談に来ました。それに関係する人を呼べばいいわけです。たらい回しではなくて、呼べばいいわけです、福祉のほうだとか教育のほうだとか、関係するところを。という場所をつくればいいのではないのか、ワンストップの相談室をつくったらいいのではないかということを私は言っている。そうすれば、早目に解決に進めるのです。いかがでしょうか。
○議長(金澤良司君) 新井税務部長。
◎税務部長(新井善光君) お答えいたします。 現状としては、今三浦議員が申されたとおり、それぞれの担当部署で対応させていただいております。そして、必要な部署への案内ということで、必要な部署へその相談者を向かわせているというのが実情でございます。今後につきましては、各課による滞納者への対応、そういったものに関しましては、多課連携という形で、協議をしながら、窓口対応の統一化を図りつつ、部局間の連携の強化、そういったものに努めてまいりたいと思っております。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 23番 三浦譲君。
◆23番(三浦譲君) 前よりも半歩前進したかなという答弁で、私は評価したいというふうに思います。半歩でも問題意識を持って前に出て、早目に解決に当たれば、前回も出しました滋賀県の野洲市では、この方法によって、県内で一番税金の徴収率が上がったわけです。実績があるわけですから、これはぜひまねてほしい。その一番大事なところが、ワンストップの相談室をつくっておいて、そこへ関係する職員に来てもらうと。あなた、今度あっちへ行ってください、こっちへ行ってくださいでは解決しません、もう嫌になってしまいますから。ということです。よろしく。さらに発展させていってほしいと思います。 次に、あけの元気館について伺ってまいります。私は、ここで言いたいのは、使用料が高いのか安いのかという話です。今まで議会でもそういう話が出てまいりました。市民の中にもあります。しっかりとここは考えていかなければならないということで、まずその前に、指定管理者がかわりますので、住民サービスはどうなるのか、使用料、サービス面、利用者も心配しているということですので、この辺をはっきりさせたいと思います。
○議長(金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁申し上げます。 指定管理者変更による、まず住民サービスの面でございます。4月よりサービスが大きく変わることはございませんが、新たな指定管理者は、これまでの運営に加えて、新たなスタジオ、そしてプールプログラムなど自主事業、またトレーニングルームの機器の更新の準備を進めているとの報告を受けております。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 新井税務部長。
◎税務部長(新井善光君) わかりました。それでは次に、利用状況についてということと、それからそれらを事業としてどう評価しているかということをお願いします。
○議長(金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) まず、利用状況でございますが、まず平成29年度、入館者が28万3,631人、平成30年度が約29万人を見込んでいるところでございます。そして、市としての事業評価でございますが、指定管理者が事業計画書や協定書に基づき適正に管理運営しているか、毎月終了後10日以内に、月例報告書を作成し、市に提出していただいております。市では、指定管理者から提出された月例報告書の内容を確認するとともに、原則2人以上で実地調査をするほか、通年の総合モニタリングシートにより評価、検証し、必要に応じて業務内容の改善等適切に指示を行っているところでございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 23番 三浦譲君。
◆23番(三浦譲君) 利用状況はわかりました。それで、このあけの元気館というのは、さまざまな効果というものがあるわけです。費用対効果の効果です。施設のそれが目的になっているだろうと思うのですが、その目的達成についてどのように考えているのかお願いします。
○議長(金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁申し上げます。 施設の設置目的は、人々が安心して楽しく日常生活が送れるよう、健康の維持増進、保健福祉の向上及び世代間の交流を支援することとしております。指定管理者には、各事業年度の業務に係る事業計画書を提出していただき、その設置目的に沿って管理運営を行っていただくことになります。市では、先ほど評価を申し上げましたが、各モニタリングをした上で評価を実施しております。平成29年度の事業については、モニタリング評価において全ての項目でB以上の評価、かつ第三者委員会において、その担当課が評価したものをさらに評価していただいて、運営業務、維持管理業務とも適正に履行されており、担当課の評価は妥当であるとの評価をいただいている状況でございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 23番 三浦譲君。
◆23番(三浦譲君) わかりました。今の答弁は、施設目的というよりは、維持管理がちゃんとされているのかどうかということだと思います。そういう評価はきちんとされているということだろうと思うし、まずい点は当然すぐに改善されるだろうと思います。私が今回言いたいのは、あけの元気館の本当の役割ということについて、よく見なければ、あけの元気館そのものの評価というのはできないというふうに思っているのです。それを見なければ使用料も語れない。 では、どういうことかといいますと、これは平成20年に利用者にアンケートをとったときのデータがあります。この中で、医療費はどのくらい減りましたかというのがあるのです。あけの元気館に通っていて医療費はどのくらい減りましたかと。1,000円未満の人が17%、3,000円未満の人が35%、5,000円未満の人が26%、1万円未満の人が17%、1万円以上という人も5%、今のは月額でこれだけ減ったということですから、相当大きな額が、あけの元気館に通っていると元気になったという話なのです。まさに名前のとおりなのです。 利用してよかったことはどんなことですかということで、健康診断で指摘された数値が改善されたというのが回答者の41%もあるのです。体重が減った34%とか、これは重複回答ですけれども。こういうふうに改善の数字がはっきりと平成20年のアンケートに出ているのです。 そのあけの元気館には、お風呂、プール、そしてトレーニングルームがあります。この3つを上手に、年齢や体調といいますか、体に合わせて利用することによって、効果が出ているということがアンケートから如実に出てくるのです。こういうことをもっともっと市民にアピールすることによって、さらに効果を伸ばすことができる、利用者もふやすことができるということなのです。そこに力を入れてほしい。 この間、ある人に会ってこういう話をしたところ、効果の測定をするときには、筑波大学で学生さんたちが調査をする場がないといって困っている。ぜひ話をしてみてくださいということなのです。そうすると、学術的にちゃんとした効果のデータがとれるのです。前に私たち議会で視察に行った新潟県見附市、ここでも健康に力を入れるまちづくりが行われていて、実はそこへ調査に入った人だったのです、たまたま。私、そこへ行きましたという話になって。ぜひ大学と連携して、そのような効果を測定してください、そうすれば動機づけも非常に高まるでしょうと、こういう話でした。一つそういう提案を行うわけですが、いかがでしょう。
○議長(金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁申し上げます。 新たな指定管理者に予定しております日本スポーツ振興協会様につきましては、スポーツ施設の管理運営の実績があるところでございますので、新しい指定管理者等とお話をしたり、またほかの関係者との調整も必要になると思いますので、ご提案の件については、今後の検討課題とさせていただければと考えております。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 23番 三浦譲君。
◆23番(三浦譲君) わかりました。よろしく検討してください。 それから、使用料を今後検討することになっています。場合によっては値上げがあるかもしれないし、据え置きかもしれない。それをどういうふうに検討していくのか、その方向性というのはどうなっているでしょうか。
○議長(金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) あけの元気館の利用料につきましては、議員さんおっしゃいましたように、いろいろとご意見を頂戴をしているところでございます。そして、ことし10月に消費税の見直しがございまして、平成26年4月の5%から8%の引き上げの際には、総務省から、消費税が円滑かつ適正に転嫁されるよう、使用料の改定に係る条例等の改正等の措置を講ずることを求める要請がなされましたが、当時はその1年半後である平成27年10月に、10%の引き上げが予定されていたこともあって見送った経緯がございます。今回につきましては、その消費税の見直しの観点から、類似施設やほかの部署の管理施設などの状況を踏まえながら慎重に検討を進めているところでございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 23番 三浦譲君。
◆23番(三浦譲君) さまざまな、慎重にと、こういうことです。 現在あけの元気館の指定管理のほうは1億6,000万円で委託をしているわけです。1億6,000万円。それで、先ほど私が、医療費はどれだけ減りましたかというアンケートを紹介しましたけれども、これは学術的にどれだけ医療費が減ったかという数字を出すことはできません。しかし、この数字から、大体どのくらい減っているのだろうかということの大ざっぱな試算というか状況がわかります。 私、これを聞かれれば詳しく説明しますけれども、年間に大体1億円以上の医療費を減らしているということが浮かび上がってくるのです。これは、遠慮して1億円と言っているのです。実際は1億8,000万円という数字が出ますけれども、しかしそれはひとり歩きされては困るので、それは言いませんが、最低でも1億円以上の効果が出ている。1億6,000万円で委託をして1億円効果が出ているということなのです。私は、消費税が上がったとしても、これは値上げをするべきではないなということが数字から出てくる。 ですから、これを実際に数字にあらわすには、先ほど言いましたように、大学と提携してはっきり出せばいいのです。驚く数字が出るはずです。私は、別の会った人から、さらに驚くデータももらいましたが、今回は余り驚くので、控えておきますが、消費税どころではない見返りが来るということです。ですから、あけの元気館は、むしろきちんと整備したほうがいい。お金をかけて整備しても、おつりが来るということが言えると思います。今回はその辺にしたいと思います。 次に、就農者の育成支援システムをつくってはどうかということです。この新規就農者だとか退職者の就農者、後継者の育成、いろいろあります。こういったことをやらなければ、とても間に合わないほど産地はどんどん消滅していっているということがあります。例えば筑西市の梨で言いますと、10年間でやめた人が208人なのです。これこそすごい数字なのですが、年間で20人ぐらいはやめていっていると。ところが、新たに入ってくる新規の人は二、三人という状況ですから、とてもとても間に合わない。このままではどんどん減っていって、選果場を新しくしようという話もありますが、新しくしても、自分たちが年をとって、それを使えないことになったらどうするのというような心配もあって、なかなか大変。 私は、ここで、新しい就農者をふやすシステムをきちんとつくらないといけないなということ。そのふやすセンターといいますか母体、そういうものをつくってはどうかということを提起したいというふうに思うわけです。 時間がなくなりましたから、なかなか紹介し切れませんけれども、その方法はいろいろあります。県も国も力を出してもらって、お金も出してくれますが、さらに地元では受け入れ態勢、これが筑西市のシステムになるわけですけれども、農協などと提携をして雇用する、そしてそれを研修によって新しい担い手にしていくというやり方。農協だけではない、法人もそこに加わっていくということ。 それから、例えば梨の場合、どんどんやめれば、梨の木は切ってしまうわけですが、切らずに、農協などで逆に木を改植していくというようなことを行って、新しい人が入ってきたときに、迷うことなくそこに入って働くようにできる、成果を上げられる、そんなシステムをつくれるということがあるわけですけれども、どのようにお考えでしょうか。
○議長(金澤良司君) 須藤経済部長。
◎経済部長(須藤忠之君) ご答弁申し上げます。 貴重なご提言まことにありがとうございます。システム創設に向けました推進組織でございますが、現在県西農林事務所、筑西市、下妻市、桜川市、北つくば農協、常総ひかり農協、それと県農業経営士協会によって構成しております筑西地域農業改良推進協議会におきまして、現在就農支援事業を実施しております。サポート体制、また内容といたしましては、新規就農者の農業意欲の向上や経営考察のための機会を提供するための講座を開設し、先進事例視察研修や意見交換会を定期的に実施しているとともに、新農業人フェア、また雇用就農マッチング会といった就農相談会、それと新規就農希望者と雇用を必要とされる農業法人とのマッチング等にも参画しているところでございますので、ご理解賜りたいと存じます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 23番 三浦譲君。
◆23番(三浦譲君) 各団体と、それからみんなが集まっていろいろ展開をしている。展開をしているのだけれども、なかなか効果が出てこないところに問題があるのです。それは何でか。新しく農業をやろうと思うのだけれども、先々が心配だ。こういうところに、安心して、我々はあなたを育てて食べられるようにしていきますよと、こういうシステムが必要なのです。ちょっときょうは細かく言えませんので、残念です。 それをいろいろな先進地があります。そこへ早くみんなでどんどん行って、どうすれば本当によくなるのか。ばらばらにやっていたのではだめなので、みんなで足並みそろえて、しかもスピードアップするにはどうしたらいいか。先進地視察をやったらどうかと思うのです。それをきちんと重ねることによって、準備が具体的にできてくる。いかがでしょう。
○議長(金澤良司君) 須藤経済部長。
◎経済部長(須藤忠之君) 現在、ご質問の先進地の視察、研修等でございますが、先ほどのご答弁の中でも触れましたが、筑西地域農業改良推進協議会の事業といたしまして、先進地事例の研修会を実施しております。就農者育成のための新たな取り組み事例など収集させていただきまして、就農を希望される方等に対しまして、よりよい支援ができますよう、情報収集に努めておりますので、ご理解賜りたいと存じます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 23番 三浦譲君。
◆23番(三浦譲君) 例えば梨などでは、やめたい人、それからやめた場合に、新しくやりたい人、引き受けてもいいですよとか、そういうアンケートを現在市のほうでもとって、努力をしています。さらに、その次なのです、問題は。そこでしっかりと育てて食べられるようにしていくシステム。これは、つくろうと思えばきちんとつくれます。お金も来ます。それを今回は提起をしておきたいというふうに思います。 それから、問題は、どうやって後継者を、新規就農者を呼び寄せるかということですが、その相談、相談会というものをさまざまなところでやる、これはいかがでしょうか。
○議長(金澤良司君) 須藤経済部長。
◎経済部長(須藤忠之君) ご答弁申し上げます。 先ほど言いました協議会の中で、雇用者もしくは新規就農者を対象にしまして、個別に相談会等とかいろいろな指導等も行っている状況でございますので、ご理解賜りたいと存じます。
○議長(金澤良司君) 23番 三浦譲君。
◆23番(三浦譲君) さらにスピードアップ、しかももっと広く手を伸ばしていただきたいと思います。 時間がなくなってきましたけれども、最後に地産地消・食育推進条例。名前はともかく、例えば乾杯条例の農畜産物版、こういうものをつくることによって、推進協議会というものをつくることになるわけです。その中で、推進するための計画をつくっていくことになるわけです。というふうに、今地産地消を進めましょう、食育を進めましょう、これはどこでも全国でやっています。しかし、進んでいるところ、進んでいないところがあるわけです。筑西市でさらに進めるためには、こういうしっかりとしたまず基盤をつくって、その上にしっかりと上乗せをしていくという形をとるべきではないかというふうに思うのですが、いかがでしょう。
○議長(金澤良司君) 須藤経済部長。
◎経済部長(須藤忠之君) ご答弁申し上げます。 市では昨年1月から、本市産の食材を主な原料としました飲料による乾杯を推進することにより、地場産業の振興及び地域経済の活性化に資することを目的としまして、議員さんがおっしゃいました、筑西市の地酒等で乾杯を推進する条例を施行しているところでございます。 ご質問の地産地消と食育推進を目的としました農畜産物版の条例制定でございますが、ことし開業します道の駅は、市外、県外の消費者の皆様に本市農畜産物の魅力を伝える拠点になりますので、地産地消推進のための重要な施設になり得るところでございます。これを契機としまして、学校給食や病院、企業等で本市農畜産物の活用促進が図られますよう、先進地の取り組み事例などを踏まえながら、今後調査、研究をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 23番 三浦譲君。
◆23番(三浦譲君) まさに部長が言われたことは、どこでもやっているのです。筑西市で今度道の駅ができるわけですから、これを機会にこの条例をつくることによって、たとえ状況が変わっても、どんどん前に進まざるを得ないという体制をつくろうではないかという提起なのです。 地産地消を進めようといっても、では計画、全体的な計画、これをどう立てようかという話になってくるわけです。そのためには、現状分析がなくてはならないし、それから課題をそこから抽出して、みんなで共有をして、さらに新しい計画を立てようと、こうなるわけです。ここのところまでいかないと、口だけ、やる気だけに終わってしまうので、私は心配をしている。そこまでいこうではないかという提起なのです。いかがでしょうか。
○議長(金澤良司君) 須藤経済部長。
◎経済部長(須藤忠之君) ご答弁申し上げます。 本市における地産地消、食育推進の取り組みでございますが、これまで市全体での現状…… (「時間です」と呼ぶ者あり)
○議長(金澤良司君) 本日の一般質問はこの程度にとどめ散会いたします。 ご苦労さまでございました。 散 会 午後 3時 6分...