平成30年 9月 定例会(第3回) 平成30年第3回
筑西市議会定例会会議録 第6号平成30年9月13日(木) 午前10時開議 平成30年第3回
筑西市議会定例会議事日程 第6号 平成30年9月13日(木)午前10時開議第1 一般質問 本日の会議に付した案件 日程第1 一般質問 出席議員 1番
小倉ひと美君 2番 三澤 隆一君 3番 藤澤 和成君 4番 森 正雄君 5番 保坂 直樹君 6番 田中 隆徳君 7番 稲川 新二君 8番 小島 信一君 9番 大嶋 茂君 10番 石島 勝男君 11番 増渕 慎治君 12番 仁平 正巳君 13番 真次 洋行君 14番 尾木 恵子君 15番 外山 壽彦君 16番 金澤 良司君 17番 箱守 茂樹君 18番 藤川 寧子君 19番 堀江 健一君 20番 秋山 恵一君 21番 赤城 正德君 22番
榎戸甲子夫君 23番 三浦 譲君 24番 鈴木 聡君 欠席議員 な し 説明のため出席した者 市長 須藤 茂君 副市長 石井 正君 教育長 赤荻 利夫君
市長公室長 大和田 浩君 総務部長 菊池 雅裕君 企画部長 稲見 博之君 税務部長 新井 善光君
市民環境部長 鈴木 建國君
保健福祉部長 中澤 忠義君 経済部長 須藤 忠之君 土木部長 猪瀨 弘明君
上下水道部長 柴 武司君
中核病院整備部長 相澤 一幸君
会計管理者 谷中 茂美君
市民病院事務部長 市村 雅信君 教育部長
小野塚直樹君
農業委員会事務局長 中林 正貴君 秘書課長 鈴木 敦史君
議会事務局職員出席者 事務局長 國府田 弘君 書記 鈴木 徹君 書記 田崎 和彦君 〔議長
金澤良司君議長席に着く〕
○議長(
金澤良司君) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員は24名であります。よって、会議は成立いたしております。
会議録署名議員は、前回のとおりであります。
地方自治法第121条第1項の規定に基づく出席要求による出席者及び
事務局職員出席者は、前回のとおりであります。 また、本日の日程は、お手元に配付した日程表のとおりであります。 これより議事日程に入ります。 日程第1 「一般質問」であります。 この際、申し上げます。議事の都合により、本日の一般質問についての各議員の発言は、それぞれ1時間、質問回数は一問一答方式を選択した場合は無制限、総括方式を選択した場合は3回以内といたします。また、答弁は重複答弁を避け、効率的にお願いいたします。 それでは、前回は
外山壽彦君までの質問が終了しておりますので、本日は
稲川新二君からお願いいたします。 7番
稲川新二君。 〔7番
稲川新二君登壇〕
◆7番(
稲川新二君) 皆さん、おはようございます。議席番号7番 如月会、稲川です。よろしくお願いいたします。 議会の品位を落とすわけではございませんが、
皆さん一般質問のときは、よくネクタイを締めて登壇なさいますけれども、私はあえて今回ポロシャツで登壇させていただきました。ちょっと見せたいのですけれども、「いばラッキー」という茨城国体のキャラクターで、この筑西市は剣道の会場になっております。「いばラッキー」が道着を着て竹刀を持っている姿がプリントされております。いまひとつ国体は、オリンピックとは違って、国体となると、なかなか盛り上がりに欠けるのかなと思いますけれども、せっかく茨城県で開催される、全国から本当にお客様がいらっしゃる大会ですので、市民の皆さんと一緒に盛り上げていきたいと思っております。 関係部署の皆様たちも、これからプレ大会であったり、いろいろな行事が催されることと思いますけれども、一生懸命頑張っていただいて、ぜひ茨城県、筑西市をPRしていっていただきたいと思っております。 質問に入らせていただきます。教育行政について、(1)番の小学校のエアコンの設置ですけれども、これは、ことしの夏は本当に猛暑、酷暑。命に危険を及ぼす暑さというのを本当にテレビ、
ニュース等で耳にしましたが、35度を超えるような暑さが盆前まで続いて、本当に暑い夏でございました。きょうなんかは本当に涼しくて、そういう暑さはどこへ行ったのかなというような感じですけれども。 私の住む新治地区の小学校ですけれども、子供たちは毎朝歩いて登校してきます。一番遠い子だと、本当に1時間近く歩いて登校しているのだと思います。私なんかが挨拶でちょっとお伺いしたときなんかも、門をくぐった生徒、子供たちを見ると、シャワーを浴びたように髪の毛がぐっしょりぬれていて、シャツなんかも本当にぐっしょりしたシャツを着て、低学年の子供たちなんかは門に入って木陰なんかでしゃがみ込んでしまって、水筒の水を飲んでいる姿をよく見かけました。子供たちがこのまま教室へ入って授業を受けるのかなと思うと、本当に気の毒な思いで見ておりました。 そういうところから、今回、初日から皆さんが、エアコンの設置を何とかならないかということで質問なさっていると思いますけれども、一昨日ですか、市長からも
エアコン設置までの流れをるるご説明いただきました。よくわかりました。1点だけ私が危惧する部分を質問したいと思います。特に物理的な部分です。 説明では、実施設計が終わって予算立てして、入札して、それから
キュービクルや器具の発注ですね、そういった部分で本当に全国的な規模での整備となるのですね、これは。
キュービクルも、発注して3カ月から6カ月ぐらいかかるという市長のご説明もありましたけれども、20校同時に施工するに当たって、業者さんもそうであるし、
キュービクル、あとはエアコンの器具なんかが本当にそろうのだろうか、その辺危惧するところですので、もう一度確認のためにご質問いたします。よろしくお願いいたします。
○議長(
金澤良司君)
稲川新二君の質問に答弁願います。
小野塚教育部長。 〔教育部長
小野塚直樹君登壇〕
◎教育部長(
小野塚直樹君) 稲川議員さんのご質問にご答弁申し上げます。 物理的な問題として、空調機器、
キュービクル、そういったものが間に合うのかということのご質問でございます。ただいま実施設計をしております。せんだってもご説明しましたが、
設計事業者7社と1度、先週の9月3日に
打ち合わせしてございます。そういった
打ち合わせを今後も継続しまして、当然実施設計の完了時期、それから入札して、
落札事業者による、
工事事業者による発注となりますので、メーカーの動向もありますので、実施設計をやっています設計業者と
打ち合わせし、連携しながら、早期に発注できるように情報を共有しつつ取り組んでいきたいと考えておるところでございます。 以上でございます。
○議長(
金澤良司君) 7番
稲川新二君。
◆7番(
稲川新二君) 設計者または事業者と相談しながら間に合わせるというようなご答弁でしたけれども、市長の一昨日のご説明の中にも、市内の業者で間に合わなければ市外というようなご説明があったと思います。これは、本当にできれば市内の業者で間に合わせてやりたい。それでも市長のお言葉では、どうしても間に合わない場合は、市外の業者を使ってでも来年の夏には、国の予算措置がいつになっても、本当にやるのだという力強いお言葉をいただきました。 市内には
電気事業者、協会、組合なんかもあるかもしれませんけれども、多分30社以上
電気事業者がいると思うのです。そちらとの相談というか、
キュービクルの件であったりとか、20校夏休み中に、全て同時に施工というような部分でご相談なんかはしたことはございますでしょうか。
○議長(
金澤良司君)
小野塚教育部長。
◎教育部長(
小野塚直樹君) ご答弁申し上げます。 入札ということもありますので、また現段階でそういった
工事事業者との公式的に
打ち合わせ等はしてございません。
設計事業者との
打ち合わせという中でしておりますが、直接にはしてございません。 以上でございます。
○議長(
金澤良司君) 7番
稲川新二君。
◆7番(
稲川新二君) 確かにいろいろな諸問題から相談もできないのかもしれませんが、自分のまちの子供たちのために、自分のまちの事業者が協力して、一致団結して工事を行うのだという感覚が私は必要だと思うのです。いろいろな部分に触れない程度に、相談というのは投げかけていっていいのかなと。予算の都合上、市内のAランクの業者になっていくのかもしれませんけれども、Aランクが11社。例えばそれが1校、1校の受注ではなくても私はいいと思うのです。Aランクの事業者が2校ずつとれば20校、Aランク以外の業者がそれを手伝うというようなことがあってもいいのかなというふうに感じますので、いろいろ問題もあるのでしょうけれども、よろしくお願いします。市長、本当に来年の
夏休み明けには、ぜひ子供たちがエアコンの涼しい環境で学べるような
環境づくりをよろしくお願いいたします。 次に移ります。学校施設の安全管理について、これはやはり皆さんご質問なさったと思いますけれども、特に
ブロック塀です。悲しい事故がございましたが、ブロックの点検等については、通学路の危険箇所も含め、るるご説明いただきましたので、割愛させていただきます。 次に、小学校の防犯対策についてお聞きいたします。前回の議会で、やはり
不審者情報というのが本当に市内に相次いだものですから、通学中の不審者に対する対応など質問をさせていただきましたが、今回は学校の敷地内に不審者が侵入した場合を想定して質問したいと思います。
万が一学校の敷地内に不審者の侵入が認められたときの対策としては、どのようなものがございますでしょうか。
○議長(
金澤良司君)
赤荻教育長。
◎教育長(赤荻利夫君) 稲川議員さんのご質問に答弁申し上げます。 不審者の侵入におきましては、ことしの6月に富山県の小学校で、校内の工事関係の警備員が不審者に拳銃で撃たれて亡くなるという痛ましい事件が発生しました。学校は、事前に不審者について警察から連絡を受けておりまして、不審者が学校に来る前に児童は避難を終えておりましたので、児童の被害はございませんでした。一方、連絡がおくれていたとしましたらば、大惨事につながったのではないかということで、
大変不審者に対する学校の対応もすばらしかったというふうに思います。 本市におきましては、不審者への対策としましては、全小学校に、まず朝の時点で校門を必ず閉めておくようにという指導を入れております。それに加えまして、
防犯カメラを数台ずつ設置が済みました。そしてまた、教職員におきましては、授業中にも当番を決めて校舎内外の巡視をしております。また、来校者のチェック、
不審者対応の避難訓練の実施、
学級活動等における児童生徒への指導、
不審者対応マニュアルの作成等、教職員による研修を実施して万一に備えて準備を整えているところでございます。 以上でございます。
○議長(
金澤良司君) 7番
稲川新二君。
◆7番(
稲川新二君) 2001年でしたか、大阪の
池田小学校の本当に痛ましい事件以来、
文部科学省のほうでも
学校関係者、学校に対して、その地域に合わせた防犯の
マニュアルを作成しろという指導がなされたと思いますので、当然
マニュアルなんかもあると思います。 教育長がおっしゃった
防犯カメラの設置ですけれども、これは
セキュリティーの問題なので、余り事細かくこういった公の場で話すのも非常にデリケートな部分もございますので、話せる範囲で結構なのですけれども、
防犯カメラというのはあくまでも、私がこの質問をするに当たっては、保護者の方から、「授業中って、先生たちは、本当に校長先生を初め二、三人しか職員室にいないんだよね」と。そんな中で、
防犯カメラというのは、四六時中監視できていればいいですけれども、ただの録画にすぎないよねと。例えば弱者という言い方が適当かどうかわかりませんけれども、児童生徒が何百人単位でいる学校に対して、本当に
セキュリティーというのは大丈夫なのかなというお話をいただいてこの質問に立っております。
防犯カメラ以外に、いろいろな安全施設、安全設備というのはあると思うのです。例えばこの地域に合ったと考えると、田舎と言ったらあれですけれども、小学校は敷地に対して入り口が何カ所もあるのかなと思うのです。都会のように1カ所に絞って警備員を配置していられればいいのですけれども、そういう意味でセンサー、例えば私事ですけれども、自分のうちの敷地に泥棒に3回入られて、センサーをつけたのですけれども、センサーのラインによって、どこから入ったという、音が変わって知らせるとか、そういうのもあります。 例えばそういったセンサーであったりとか、あとは非常ベル、
非常ブザーですね、これは非常ベルというのは当然設置されていると思うので、それは火災とか、そういった部分の非常ベルだと思うのです、ジリジリ鳴るような。私が言っているのは、例えばそういった侵入者があったときに、押せば警察なり民間の警備会社なりに直通するようなブザーというものの設置、そういったものはいかがでしょうか。
○議長(
金澤良司君)
赤荻教育長。
◎教育長(赤荻利夫君) 我が筑西市では、現在のところ直通で連絡ができるというシステムはとられておりません。ただ、
火災報知機の中にその設備が組まれておりまして、押しますと直ちに警備会社のほうにも連絡が入るということで、誤作動があったとき等も、必ず警備会社のほうから問い合わせがあって、確認をした上でいろいろな対応をしていくというシステムにはなっておりますので、最悪の場合にはそういう方法もとれるということで、学校では確認をしているところでございます。
○議長(
金澤良司君) 7番
稲川新二君。
◆7番(
稲川新二君) 先生方、生徒さん方、訓練もなさっているということでしたけれども、例えば先生、教室間の連絡というのはどのような感じになるのですか、その侵入者がありましたというような報告。多分校舎というのは、何棟にも分かれているような感じだと思うのです。そういったときの連絡体制というのはどのようになっているのでしょうか。
○議長(
金澤良司君)
赤荻教育長。
◎教育長(赤荻利夫君)
不審者対応マニュアルというのができておりますので、各学校の実情に応じての連絡体制、要は発見者がどういうふうな対応をするのか、どういう動きをするのかという
マニュアルをきちっとつくってやっているところであります。ただ、
マニュアルは、あくまで
マニュアルでございますので、それを判断してどういうふうに対応するかということについては、訓練等を通して対応力を高める努力を重ねているという現状でございます。
○議長(
金澤良司君) 7番
稲川新二君。
◆7番(
稲川新二君) 市内の学校に、そういった緊急時に通話できるような、会社で言えば内線の電話みたいな、緊急用の電話みたいなものというのは設置はされているでしょうか。
○議長(
金澤良司君)
赤荻教育長。
◎教育長(赤荻利夫君) 設置されているところもあるのですけれども、ほとんど設置されていない状況です。校内の連絡網がきちっとあるところもあるのでありますけれども、全部というわけにはいきません。ただ、どの学級にも、こういうような、子供たちにも与えているものでありますけれども、ブザーを通して緊急のときには、これを引けば音が出ると。これで全体に知らせるということで、特に先ほどありました
池田小学校で起きた2001年のころには、どこでもとにかくこれを使って、校内中どれくらいまで聞こえるか、そういうことも検証もしながら保安対策というのはとっているところでございます。
○議長(
金澤良司君) 7番
稲川新二君。
◆7番(
稲川新二君) わかりました。実際に私が考えるところで、例えば不審者が刃物を持って侵入したなんていう場面で、子供たちが本当に訓練していることであっても、本当にその場でそういった対応ができるのかというと、私は固まってしまって終わりなのかなと。やっぱり未然に侵入を防ぐというのが一番なのかなと思います。 私が調べても全国でも数%、この辺では設置している学校なんてとても見受けられなかったのですけれども、警備員の配置、例えば入り口をある程度絞って警備員を全校に配置するというのは、提案でありますけれども、いかがでしょうか、そういったお考えは。
○議長(
金澤良司君)
赤荻教育長。
◎教育長(赤荻利夫君) 実際はそういう形でやれるのが一番よろしいのでありましょうけれども、なかなかそうはかなわないと。特に金銭的なものもありますでしょうし、また学校は広いことでありますので、どこにどういうふうに警備員を配置したらいいかということでは考えていく必要があると思いますけれども、幸いに我が市の場合には、地域の皆さんのご協力がたくさんありまして、よく保護者の皆さんにも学校においでいただいておりますし、今回秋山議員さんに質問をしていただきましたけれども、私が考えているのでは、小学校に公民館の機能がもし入ったときに、原則として、先ほどのお話の中でありましたとおり、授業中に動けるという先生は、数上は5人いるのです。校長、教頭、教務主任、養護教諭、
学校事務職員、5人は授業をしていない人がどんな小さい学校でもいるのです。ただ、出張等があったりしますので、先ほど出ておりましたように、実質的に動ける人は三、四人になるとは思います。 ただ、秋山議員さんにご質問していただいたように、もし公民館の機能等が入りますと、絶えず公民館の職員さんもいてくれるということで、いっときそういう時代があったのでありますけれども、地域と合同の施設をつくることによって、一石二鳥の成果を上げるということにもなるということで、もしかしたら私たちの筑西市でも、この事業が進んでいくと、ある意味では先進的な防犯対策にもなっていくような気はしております。 なかなか予算上のこともありますので、地域の皆様方のご協力を賜りたい。また、先生方も絶えず監視の体制を整えながら、子供の安心安全を最優先にした体制をつくっていきたいというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(
金澤良司君) 7番
稲川新二君。
◆7番(
稲川新二君) 地域の目で子供たちを守る。前回の質問のときも言いましたけれども、地域全体で子供たちを見守っていくという、本当に非常に大切なことだと思います。 それとあと、私の言ったような防犯設備、そういったのはやっぱり予算のほうも必要ですので、ぜひ市長、予算を出せばできるものであれば、ぜひ頑張って、必要なものであれば本当につけてあげたいなというところですので、よろしくお願いいたします。 あとは、今教育長がおっしゃった、秋山議員がおっしゃった公民館との併用です。それも、私の考えですと、やっぱり不特定多数の人間が入れてしまうという意味では、学校の
セキュリティー、安全管理とそういったよその施設との併用というのは、相反する部分があるのだと思いますけれども、その辺の
セキュリティー問題をしっかり、逆に公民館を利用なさる方たちに見守っていただくという面もございますし、本当に大切な部分だと思いますので、しっかりその辺、本当に先進事例となるように、いい方向で進めばいいなと思っております。よろしくお願いいたします。 次に移りたいと思います。災害対策についてですけれども、こちらも尾木議員の質問のご答弁で、鬼怒川の築堤のかさ上げの進行状況は、るるご説明いただきましたので、割愛させていただきたいと思いますが、先々週ですか、雷を伴った豪雨によりまして、市内各地で多分排水路がのみ込めないで道路が冠水して、本当に床下にまで入ったような場面、交通麻痺が起こった場面、それと残念ながら落雷によって火災になってしまったような事案もございました。本当にそういった風水害ですよね。さっきの専決処分でもございましたけれども、風で市の施設の屋根が飛んで、民間の方にご迷惑をかけたなどということを考えますと、やっぱり風水害の被害を少しでも減らしていくというのは行政の務めだと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。答弁は結構でございます。 次に移りたいと思います。
健康都市宣言についてご質問したいと思います。市長の招集のご挨拶の中で、茨城県
西部メディカルセンターの開院に合わせて健康都市の宣言をなさるということでございました。健康都市に向けて進める具体的な施策など、今考えられているものがあればお聞かせください。
○議長(
金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁申し上げます。 具体的な施策でございますが、10月1日に「ちくせい
健康づくり都市宣言」をいたします。そして、この
健康づくり都市宣言については、現在策定中であります、ちくせい
健康総合計画の指針としての役割を持っておりまして、今年度内に計画策定の中で、各施策、事務事業を位置づけしていく予定でございます。 なお、特に健康増進におきましては、正しい生活習慣を身につけ、健康寿命の延伸を目指して、
地域ぐるみで
健康づくりを努めていくこと、そして母子保健におきましては、安心して子供を産み育てる
環境づくりを目指すことなどをテーマに、現在調整、検討を進めているところでございます。 以上でございます。
○議長(
金澤良司君) 7番
稲川新二君。
◆7番(
稲川新二君) これからの事業ですので、これからどうやって市民の意識を改革していくのかというのが課題だと思います。息の長い施策だと思いますので、しっかりとよろしくお願いいたします。 この件について、市民への周知方法をお聞かせください。
○議長(
金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁申し上げます。 現在、10月1日に懸垂幕をまず市役所に掲示することを予定しております。そして、広報紙、市のホームページを通して周知するほか、講演会とか
まちづくり出前講座等、来年3月に予定されています、
健康パーク等のイベントでチラシ等を配布し、周知する。また、
健康推進委員さんと関係団体の皆様にもご連絡したいというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(
金澤良司君) 7番
稲川新二君。
◆7番(
稲川新二君) 私は、協和地区の出身ですけれども、協和町時代、協和町は減塩の町ということで、
脳卒中半減対策事業ですか、私も子供のころ、自分のうちのおみそ汁を容器に入れて持っていった記憶がございますけれども、ある程度の効果があったと思います。 私も50を過ぎまして、実は私ごとですが、先日初孫もできまして、私の父親は53で亡くなっていまして、おやじの年に近づいてきたなと。やっぱりこの年になると、そういう思いから、本当に何が大切なのかなと。健康が本当に大切なのだなとつくづくこの年になって思うのですけれども、こういうだらしない体で言うのも何ですが、ぜひ息の長い事業として、本当に意識改革ですね、ぜひよろしくお願いいたします。私たちもしっかりと応援してまいりたいと思います。 次に移ります。筑波大学医学部生との授業についてです。これは、茨城新聞で取り上げられたのですけれども、小中学校における健康授業。今回取り上げられたのが、下館西中学校で行われた筑波大学医学生による熱中症予防授業というのが取り上げられたのだと思います。中学生、子供たちや先生方が医学生と接する機会というのはなかなかないと思いますけれども、本当に有意義なことだったと思いますけれども、この事業を、ぜひ続けていってほしいと思っているのですけれども、今回そういった授業をやった成果というか、効果というか、子供たちの感想というか、もしお話しできることがあれば、よろしくお願いいたします。
○議長(
金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁申し上げます。 この事業につきましては、保健福祉部の
健康づくり課が窓口になっておりますので、私から答弁をさせていただきます。 まず、筑波大学医学生の健康授業ということで、これは筑波大学医学生の団体、コメド・つくばという団体が企画しているものでございます。この団体は、平成26年に結成されまして、命を救うアイデアを地域みんなでつくり上げる、そういう理念のもと活動をされております。 そして、このたび7月19日に下館西中学校の健康授業が開催されまして、運動部に所属する生徒約120人が参加しております。内容は、熱中症の基本的な知識を学び、適切なセルフチェックと友人の初期救護の実践を可能にすることを目的にしたものでございました。 そして、生徒への効果でございますけれども、この健康授業の後に熱中症予防に関する取り組みを記載した用紙等を部活動中に掲示したり、飲み物もスポーツ飲料にするよう徹底を図ったりと、各運動部ごとに取り組める対策を積極的に実施するようになったと学校から連絡を受けているところでございます。 以上でございます。
○議長(
金澤良司君) 7番
稲川新二君。
◆7番(
稲川新二君) 市のほうが主体ではないとなると、学校の選定なんかのお答えはできますか。
○議長(
金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁申し上げます。 対象とする学校は、私どものほうから教育委員会指導課にお願いしまして、各小中学校へ希望をする学校を募集していただいております。それによって実施しているところでございまして、今年度は11月2日に下館北中学校でもう一度実施する予定でおります。 以上でございます。
○議長(
金澤良司君) 7番
稲川新二君。
◆7番(
稲川新二君) 前にもお話ししたことがあったと思うのですけれども、やっぱりこういった授業によって、筑波大学の医学生がこの筑西市と触れ合うわけです。茨城県
西部メディカルセンターも開院なさいますし、今後の医者の確保という観点からしても、ある程度関係を持った自治体というか市とは、本当に意識的な部分でちょっと違うのかなと。こういった機会が、そういった研修、教育センターなんかの部分でぜひつながっていければなと私は期待しております。よろしくお願いいたします。 以上です。終わります。ありがとうございました。
○議長(
金澤良司君) 暫時休憩いたします。 休 憩 午前10時34分 再 開 午前10時50分
○議長(
金澤良司君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 18番 藤川寧子君。 〔18番 藤川寧子君登壇〕
◆18番(藤川寧子君) おはようございます。18番 藤川寧子でございます。6月の豪雨からこの前の北海道の大地震まで、日本列島は災害が続きました。被災された方に心よりお見舞いを申し上げます。 早速質問に入らせていただきます。茨城県
西部メディカルセンターに関連してなのですが、まず病院への交通手段についてお伺いさせていただきます。6月議会にも質問させていただきました。交通公社を立ち上げて、しっかり市内全域を回る交通網を整備したらどうですかというお話をさせていただいたのですが、交通公社を立ち上げるとうのはともかくとして、今筑西市で何が必要かというと、やっぱり交通手段だと思うのです。茨城県
西部メディカルセンターに行く足、交通手段、不便だという声が最初からありました。もともと市民病院は交通の便のいいところにありましたから、その格差として、なおさらそういう声が大きかったと思います。 この前のご答弁では、広域バスを茨城県
西部メディカルセンターのところへ回して、それを利用してくださいということでした。広域バスというのは、下館駅から筑波へ行く道なのですけれども、それで9月1日号にこのバスを利用してくださいという一覧表が出ました。8時15分に茨城県
西部メディカルセンターに着くバスです。その前は6時16分、その後が11時、2時間に1本だとか3時間に1本というバスというのは、信頼を得られない、期待されない運行だと思います。水戸線も、やはり1時間に1本という感じだったので、余り利用が伸びなかったという今までの歴史があります。 そういう中で、今度茨城県
西部メディカルセンターは本当に立派に立ち上がりました。10月1日に開院という運びになっておりますが、全市民が期待していた病院であろうと思いますし、これからも期待したい病院だと思います。そういう中で、今市民病院なんかにかかっている方、今度は診療所になりますから、いろいろな科目が減りますから、なかなかかかりにくくなる人もいらっしゃいます。その中で、患者さんの希望に合わせて紹介しますよということなのですけれども、茨城県
西部メディカルセンター、「遠いね。どうして行くの」という声がやはりあります。それを地元のお医者さんに回りますというのなら、私はそれはそれでいいとは思いますけれども、やはり今までかかっていたお医者さん、信頼できるお医者さんにかかりたいという人もたくさんいらっしゃいます。 茨城県
西部メディカルセンター自体も、1日の外来の予定が434人、それも午前中だけの診療です。そういう中で、皆さんが自家用車で行けるわけでもない。特に高齢者は、年々数がふえて、運転できない人もふえてきています。そういう中で、やはり茨城県
西部メディカルセンター専用のバス、下館駅から茨城県
西部メディカルセンターまでピストン運転のバスだと運輸省の許可が要らないのですよね。立派なバスでなくていい。とりあえずは市が持っているマイクロバスでもいい。それを試験的にまず運行してはどうかという質問をさせていただきます。 その関連の中で、行政というのは後追いではだめなのです。市民の気持ちを思いはかる先行事業がとても大事だと思います。この前の答弁で部長は、まず今の状態で行ってもらって、それで需要に応じて考えますということでした。それと、市内巡行バスは財政の大きいところがやっていますというお話でした。でも、そんなことはありません。真岡市もやっていますし、守谷市もやっていますし、栃木市もやっています。やりようによってはやれるという方向です。 しかも、これは後ほど市長にもお伺いしたいと思いますけれども、病院が開院します。道の駅ができます。どちらもこれから開発する開発途上の地域です。そして、小中学校の統廃合の問題もあります。統廃合を進めれば、スクールバス、通学バスが必ず必要になってくると思います。今地域巡回バス、やるべきときではありませんか。今やらないでどうするのですかということを提案させていただいて、まず1回目の質問にさせていただきます。 あとは自席でやらせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(
金澤良司君) 藤川寧子君の質問に答弁願います。 稲見企画部長。 〔企画部長 稲見博之君登壇〕
◎企画部長(稲見博之君) 病院への交通手段についてお答えをいたします。 茨城県
西部メディカルセンターへの公共交通によりますアクセスといたしましては、先ほど議員さんがおっしゃいましたとおり、広域連携バス、それからデマンド交通「のり愛くん」を準備しております。広域連携バスにつきましては、現在高校生を中心に多くの利用がございまして、こういった現在の利用者を取りこぼすことなく最大限病院を経由できるダイヤといたしまして、1日10便を設定いたします。広域連携バスは、現在バス1台をフル回転して運行しているため、増便は難しい状況にございます。このため、現在市内全域を運行しております「のり愛くん」の利用をさらにPRしてまいりたいと存じます。 前回もご答弁申し上げましたけれども、まずは既存の公共交通メニューでスタートをさせていただきまして、来院者の実際の動向あるいは移動のニーズなど、需要を見きわめた上で関係機関と協議をさせていただいて、所要の対策を講じてまいりたいと存じますので、ご理解を賜りたいと存じます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 18番 藤川寧子君。
◆18番(藤川寧子君) 前回と同じ答弁なのですけれども、開院して動向を見てやるというのは、ではバスの利用が少なければやらないということになってしまいますし、開院する前に本当は先行でやるべきことだったのではないかというふうに私は理解しています。この病院を市民全部で育てるという意識の中で、少しでも多くかかってくださいと言うわけにもいきませんけれども、2次病院ですから。それでも、やっぱりいざとなったらすぐ行けるという安心感というのはとても大きいと思うのです。その安心感、期待感がこの病院を育てると思います。 そういう中で、やっぱりまずはできることから、何かできることはないかという形で考えていただいて、まずは下館駅からピストン運転できるバスの運行と思うのですが、市長はいかがでしょうか。
○議長(金澤良司君) 須藤市長。
◎市長(須藤茂君) まず、私の頭の中には、下館駅から病院直通のバスというのはあります。ありますけれども、確かに今おっしゃったように、最初からなければ行かない、あるから行くというものでもありませんし、現状といたしまして、今自分のせがれあるいは娘、嫁に病院に連れて行ってくれと言われても、核家族が多うございますので、なかなかそれもかなわない時代でございます。 しかしながら、今下館駅から筑波山まで行っているバス、最初の半年間はがらがらでした。ところが、今茨城県の中で一番の乗客力を誇っております。いわゆるその乗降といいますか、その状況を見ないと、最初からぱっというわけにはいかないのが現状でございまして。 実は平成26年の9月から平成27年の3月まででしたか、約7カ月間、県西総合病院でバスを出したいと、今藤川議員さんが言ったような、議員さんからの要望で出しました。私は、副組合長として反対でした。ところが、組合長がバスを出すのだということで2台出しまして、半年間やりましたけれども、その需要が、ゼロが相当数多くて、1人、2人が、まずぽつん、ぽつんで、ほとんどありませんでした。そういう、もちろん桜川市とこちらの結果は違いますけれども、そういう現状を見ないで最初からやるという冒険は、なかなか私には厳しいかなと思っているところでございます。 いわゆるデマンド交通と公共交通の総数を半年ぐらいちょっと見させていただいて、その中で検討していきたいと思っているのが事実でございます。議員の皆様全員が、今すぐやれというならば、皆様方にご賛同をいただいて小型バスを注文することも可能ではございますけれども、現実はそういうことでございますので、少し様子を見させていただきたいと思っているところでございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 18番 藤川寧子君。
◆18番(藤川寧子君) 少し様子を見るというのは、半年間という形でいいのですか。
○議長(金澤良司君) 須藤市長。
◎市長(須藤茂君) 大体半年ぐらい見れば状況がわかると思います。というのは、デマンドタクシーをどのくらい乗ったか、公共バスをどのくらい利用したかの総数もわかりますし、ある意味では病院の受付のところに簡単に、きょうは何で来ましたか、乗用車、公共バス、デマンドタクシーあるいは自家用車というのを丸つけてもらうだけでもできますので、半年ぐらいは様子を少なからずも見たほうが私はいいと思います。 そういうわけで、私が県西総合病院を反対したのは、相当数の不利益を得ましたので、そういうことは別にこちらと相反するとは思いません、状況は同じだとは言いませんけれども、しかしそこら辺のところをよく検討していきたいと思っています。私の頭の中には、下館駅から直通バスは頭の中にあります。それだけでございます。
○議長(
金澤良司君) 18番 藤川寧子君。
◆18番(藤川寧子君) 市長の頭の中にしっかりと入れておいてください。そして、頭の中に入れるだけではなくて、実行していただけるように期待しております。 次に移ります。病院の経営評価についてお伺いさせていただきます。この組織と経営評価の手順について、まずお伺いさせていただきます。
○議長(
金澤良司君) 相澤
中核病院整備部長。
◎
中核病院整備部長(相澤一幸君) 藤川議員さんのご質問に答弁いたします。 経営評価についてどのように行われるのかとのご質問でございますが、経営評価の基本となりますのは、予算、収支計画、資金計画につきましては、中期計画に盛り込んである事項でございます。独立行政法人法の趣旨を踏まえまして、中期目標期間の業務実績評価、各事業年度の業務実績評価、財務諸表の承認時に、評価委員会の意見を踏まえて適切に評価をしていただくことになります。これによりまして、改善が必要と判断された場合には、業務改善勧告を行うことも考えられます。 法人には、中期計画で示す目標達成に向けて鋭意努力していただくとともに、市といたしましても、法人の運営や経営の状況、それの把握に努めまして、法人の健全運営のために必要な措置を講じる必要があると考えております。 また、法人の役員として2名の監事が内定してございます。この監事の方々には、病院運営、財務全般、これについて監査も行われることになります。また、今後市としましても補助金や繰出金を支出することとなることから、これらを精査する内部組織を今後立ち上げる方向で検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(
金澤良司君) 18番 藤川寧子君。
◆18番(藤川寧子君) 独立行政法人が10月1日に立ち上がります。それと同時に、理事会も立ち上がります。まず理事会でそういうことをやってもらうのではないですか。その次にその評価委員会があって、それで私たちも予算、決算という中で審議いたします。そういう3つの流れという形でいいのでしょうか。
○議長(
金澤良司君) 相澤
中核病院整備部長。
◎
中核病院整備部長(相澤一幸君) 答弁いたします。 まず、議員さんがおっしゃるとおり、第1回目の理事会は開院日10月1日に行うこととなっています。そこでは、議員の皆様からご承認をいただきました中期目標、また中期計画、それについてのお話し合いがあります。それから運営が始まりまして、適宜評価委員会の委員長の呼びかけにより評価委員会が行われると、そういうことでございます。
○議長(
金澤良司君) 18番 藤川寧子君。
◆18番(藤川寧子君) そういう意味では、当然理事会と評価委員会と、議会は別にして、同じ人が重ならないという感覚でよろしいでしょうか。
○議長(
金澤良司君) 相澤
中核病院整備部長。
◎
中核病院整備部長(相澤一幸君) 議員さんがおっしゃるとおりでございまして、理事会というのは執行側でございます。評価委員会の皆様には、評価をしていただいて、ご意見を提示していただくということでございます。よって、ダブるということは考えにくいと考えております。
○議長(
金澤良司君) 18番 藤川寧子君。
◆18番(藤川寧子君) わかりました。よく外部監査組織だとか第三者組織という話を聞きます。評価委員というのも、やっぱりそういう意味では、別に問題がなくても、外部組織を中心という形のほうがいいのではないかと今思いましたけれども、いかがでしょうか。
○議長(
金澤良司君) 相澤
中核病院整備部長。
◎
中核病院整備部長(相澤一幸君) 答弁いたします。 評価委員会は、市が設置する諮問機関でございますので、市と連携をしてやっていくということを考えてございます。
○議長(
金澤良司君) 18番 藤川寧子君。
◆18番(藤川寧子君) 現在の評価委員会は、筑波大学と自治医科大学の両方の学長、それから真壁医師会の会長、看護師会の会長、それから税理士さんという形ですけれども、それはずっと基本的にはそうなのでしょうか。
○議長(
金澤良司君) 相澤
中核病院整備部長。
◎
中核病院整備部長(相澤一幸君) 評価委員会の委員の人選につきましてご説明させていただきます。 筑西市評価委員会条例第2条第2項によりまして、医療または事業の経営にすぐれた見識を有する者、これを市長が委嘱することとなってございます。それを踏まえまして、医療または事業の経営にすぐれた方ということでございますので、その役職についての固定は考えてございません。 このことを踏まえまして、病院運営に精通した医師、大学の教授、議員さんがおっしゃいましたように看護師等が想定され、さらに財務会計を評価する面から、会計士、税理士が適任ではないかと検討し、人選を進めてまいりました。この考えの基本となりましたのは、政令指定都市を除く全国市が設立団体として地方独立行政法人22団体を立ち上げてございます。その中の評価員データというのがございます。そこの上位5職種がやはり大学関係、病院関係、医師会、税理士・公認会計士、看護師となってございましたので、この職種から選任することといたした次第でございます。
○議長(
金澤良司君) 18番 藤川寧子君。
◆18番(藤川寧子君) わかりました。まだ評価委員会は立ち上がって半年ということで、あと1年半の任期があるということなので、推移を見きわめていければと思います。 次に移ります。寄附金についてお伺いさせていただきます。病院設立に当たり、寄附をたくさん募られました。今現在の金額と、あとその寄附は、今までに救急車、それからドクターカーとか買われたと思うのですけれども、どういうふうに使われるか、まずお伺いさせていただきます。
○議長(
金澤良司君) 相澤
中核病院整備部長。
◎
中核病院整備部長(相澤一幸君) 答弁いたします。 寄附金の金額でございますが、平成29年から平成30年の8月22日までの集計でございます。個人、法人、団体さんを合わせまして1,345万8,760円でございます。繰り返します。1,345万8,760円でございます。 これまでの寄附金につきましては、今般の9月議会を含めまして予算措置をさせていただいたところでございます。加えまして、8月30日に、個人様1件、団体様1件、合計60万円のご寄附をいただいております。当寄附につきましては、12月の補正予算で計上させていただく予定でございます。 次に、寄附金の使い道でございますが、寄附者の方からご指定いただいた目的に沿って、今まで車椅子、DMAT車、いわゆるドクターカーでございます。の購入及びモニュメントに使用させていただいたところでございます。 以上でございます。
○議長(
金澤良司君) 18番 藤川寧子君。
◆18番(藤川寧子君) 何でこんなことを聞くかというと、その前に、開院してからの寄附行為というのはどのように受け付けされますか。
○議長(
金澤良司君) 相澤
中核病院整備部長。
◎
中核病院整備部長(相澤一幸君) 答弁いたします。 開院後の寄附金についてでございますが、継続して、市への指定寄附に加えまして、茨城県西部医療機構への直接寄附も受け付けさせていただく予定でございます。
○議長(
金澤良司君) 18番 藤川寧子君。
◆18番(藤川寧子君) まとまった寄附はできないけれども、少しでも協力したいと。ボランティアをやりたいけれども、結構年がいって余り役に立たないだろう。せめて病院に行ったときぐらい、少額だけれども、寄附したいという人もいらっしゃいます。例えば1回行くたびに500円入れる。1カ月に500円入れても、毎月に1回検査に行って年間6,000円になります。結構なお金だと思います。1度に6,000円は寄附できないけれども、そういう形だったら寄附というのはとても大事なことだと思うのです。そういう受け付け方はいかがでしょうか。
○議長(
金澤良司君) 相澤
中核病院整備部長。
◎
中核病院整備部長(相澤一幸君) 答弁いたします。法人にとりましても大変ありがたいお言葉をいただきましてありがとうございます。茨城県西部医療機構におきましても寄附を受け付ける予定でございます。また、ご質問の募金箱に関しましても、設置場所やその寄附金の活用方法などにつきましても、議員さんの意見を参考に、検討していただけるよう、法人に引き継いでまいりたいと思います。
○議長(
金澤良司君) 18番 藤川寧子君。
◆18番(藤川寧子君) その活用方法なのですけれども、ボランティアされる方は無償です、もちろん。だけれども、おそろいのエプロンとかあったほうがいいと思いますし、やっぱり控室をつくられるということなのですが、控室にお茶も必要だと思います。そういうのにも使えるという寄附という形はいかがでしょうか。そしてまた、若いお医者さんたちと病院主催でいろいろなイベントをされるそうなのですけれども、そういうときに使えるという形はいかがでしょうか。
○議長(
金澤良司君) 相澤
中核病院整備部長。
◎
中核病院整備部長(相澤一幸君) ありがとうございます。これをお聞きの法人関係の皆さんも大変喜んでいると推察しています。藤川議員がおっしゃるように、ボランティアの方々についても、これからいろいろな、グリーンボランティアさんとか募集をしていく予定でございますので、その方々のものということには限らないとは思いますが、法人で出せないような予算に対して、その寄附金が使えるように検討するよう引き継いでまいります。ありがとうございました。
○議長(金澤良司君) 18番 藤川寧子君。
◆18番(藤川寧子君) 次に移ります。障害者雇用についてお伺いさせていただきます。 この問題が新聞に載り始めて、私も総務のところへお話を伺いに行きました。そのときは、大丈夫ですと、充足していますというお話でした。その後やっぱり調べられて、市長部局では現在7人不足ということでした。教育委員会にもお伺いしようと思っていたのですが、教育委員会は不足はないということで、再調査の結果も同じということで、よかったなと思うのですけれども、まずはでは不足の理由をお伺いさせていただきましょう。
○議長(金澤良司君) 菊池総務部長。
◎総務部長(菊池雅裕君) 藤川議員さんのご質問にお答えしたいと思います。 不足の理由につきましては、先週の7日の全員協議会、また小島議員さんのご質問のときも若干お答えさせていただいたのですが、これまで厚生労働省の捉えている障害者雇用率に対する障害者の考え方と、市が捉えていました考え方の違いということで、国のほうでも県のほうでも、そういった同じような捉え方の違いがありましたので、不足が生じたという結果でございます。 具体的には、いわゆる精神障害者の捉え方の違いで、国、いわゆる厚生労働省が求めているものと厚生労働省以外の国の機関、茨城県でもそうですけれども、私ども筑西市でも同じような考え方でずっとこれまで参っていたというような実態でございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 18番 藤川寧子君。
◆18番(藤川寧子君) 障害者は、基本的には6級から1級まで、場合によっては7級で複合の方もという形なのですけれども、私はまず最初に聞いたときに感心したのは、特別枠で採用されましたかと聞きました。特別枠ではなくて、一般枠の中で、結果的にそういう数字だったというお話なのですが、私は、これは特別枠で採用すべきだと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(金澤良司君) 菊池総務部長。
◎総務部長(菊池雅裕君) ご答弁申し上げます。 藤川議員さんは、特別枠でそういった障害を持った方の職員を雇用してはどうかということのご質問でございますが、一義的には今回の結果を真摯に受けとめまして、国の指導によりますと、不足を生じている自治体につきましては、1年以内に改善計画を立てるというふうなことでございます。したがいまして、先般小島議員さんの質問にもお答えさせていただいたのですが、もう一度全職員に対しまして、障害を持つ職員ということのアンケートを全職員に対してとらせていただきます。 こちらにつきましては、本市の産業医の先生とご相談をさせていただきまして、厚生労働省が定めるプライバシーのガイドラインについて、プライバシーの保護と配慮ということに十分注意しながら実施させていただきます。その結果を持って、その7名がどれだけ不足を生じるかという結果が出ますので、それをもとにしまして、議員さんがおっしゃるような、障害を持つ職員を対象とした採用試験をやるかどうかも含めて今後検討してまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解賜りたいと思います。 以上でございます。
○議長(
金澤良司君) 18番 藤川寧子君。
◆18番(藤川寧子君) 理解させていただきました。ただ、いつまでも一般枠で採用していて、その数字に達するかどうか、年度ごとになってみないとわからないということがありますので、やはり特別枠で採用していただいたほうが確実に履行できるのではないかというふうには思います。 次に移ります。道の駅についてお伺いさせていただきます。道の駅も、他に負けない立派な、筑西市が自慢できる道の駅ということで、私たちも大変期待しております。そして、テナントについても、レストランやアイスクリーム専門のお店、行列のできるベーカリー、カフェ、魅力的なお店が入るようで、とても、とても期待しているところなのですけれども、この前の臨時議会でもいろいろ質問が出ましたけれども、そのテナントの契約というのがまだできていないそうです。実施設計の変更があったときに、テナントの意向を聞いて広さとかを決められるのですよね。建物は市がつくって、備品はテナントが用意するというお話ですけれども、建物を市がテナントの希望どおりに広さとか内装とかつくって、契約をしていなければ、契約は第三セクターが立ち上がったらというお話なのですが、現時点では、契約ができていなければどうなるのかなという危惧があります。今現在としては覚書という話がありましたけれども、その覚書の中身を少し教えていただけたらと思います。
○議長(
金澤良司君) 猪瀨土木部長。
◎土木部長(猪瀨弘明君) 道の駅にご出店いただけるテナントは、選定後に、市と各テナントの間で、議員がおっしゃるとおり、覚書を締結しております。これは、最終的な契約者となる第三セクターが設立されるまでの間を担保する目的で、必要事項を定めた内容となっております。 その内容で、第6条に本契約の不締結の条項があり、設計業務に関する筑西市とテナントの協議開始後において、テナントが本契約を締結しないこととなった場合は、道の駅の設計業務、施工等の進捗状況により発生する費用について、テナントの過失割合に応じた相当額をテナントが筑西市に負担することとなっております。また、第2項で、道の駅の開業間近でテナントが本契約を締結しないため、道の駅の営業に影響を及ぼすおそれとなった場合には、テナントはその賠償を保障することとなっております。 なお、第三セクターにつきましては、9月5日付で登記が完了したことから、本契約締結に向け、テナントと既に
打ち合わせを進めております。この5日というのは、申請日とこの登記完了が、申請が5日だったのですけれども、さかのぼって完了となったので、きょうになってしまいました、報告が。 ご出店いただける各テナントにつきましては、出店に当たるテナント側の市場調査を行い、テナント企業の社内でも厳しい協議や審査を経た上で、当市の道の駅に魅力を感じていただき、出店を決意いただいたものと認識しております。また、当市としましては、魅力のあるテナントにご出店いただけることとなっており、大変心強く感じているところでございます。まず、本契約の締結を進めるとともに、開業まで十分な
打ち合わせと調整を行い、各テナントと同じ志を持ってオープンまで迎えられるように、引き続きさらなる信頼関係を構築してまいりたいと思っております。 以上です。
○議長(
金澤良司君) 18番 藤川寧子君。
◆18番(藤川寧子君) 覚書というのは、いわば紳士協定みたいなものなのですよね。約束違反をした場合に、幾ら書いてあっても、法的な裏づけがないという形で大変心配しております。できるだけ早く第三セクターというお話ですけれども、できるだけ早くではなくて、早急にこの契約を本契約として履行されるように期待していますので、よろしくお願いします。 次に移ります。災害時の避難についてお伺いさせていただきます。8月8日に、筑西市でも大雨の予報がありまして、急遽避難所を開設されました。大雨については、鬼怒川の河川が氾濫したときに、地域としては大変な被害になりまして、避難のときにも、ひとり暮らしの高齢者が膝下まで水につかるような状態で避難いたしました。そういう意味においても、早急に避難所を開設されたということはとてもよかったと思いますけれども、そのときの避難所の開設状況についてお伺いさせていただきます。
○議長(
金澤良司君) 鈴木
市民環境部長。
◎
市民環境部長(鈴木建國君) ご答弁申し上げます。 避難所開設までの経緯でございますが、風水害の場合は、河川が氾濫注意水位を突破し、氾濫危険水位に接近すると想定され、洪水のおそれがあるときに避難所を開設することとなっております。8月8日につきましては、暴風警報が発表されましたが、氾濫注意水位までには至らないものでした。しかしながら、市民の不安を解消するために、副市長の指示のもと、自主避難所の開設を決定したところでございます。 市民への周知につきましては、防災行政無線、ホームページ、SNS等で行い、結果的に避難者数は9人、6世帯でございました。 以上でございます。
○議長(
金澤良司君) 18番 藤川寧子君。
◆18番(藤川寧子君) 避難所に、その人たちは大体何時から何時までいましたか。
○議長(
金澤良司君) 鈴木
市民環境部長。
◎
市民環境部長(鈴木建國君) 避難所自体は、8月8日の18時から開設をいたしまして、翌日の朝9時まで開設をしていたところでございます。 以上でございます。
○議長(
金澤良司君) 18番 藤川寧子君。
◆18番(藤川寧子君) ありがとうございます。ここの1階に避難所を開設されたということで、ここならトイレの心配もないですし、水の心配もないし、いい場所であるなとは思いました。 その開設に当たって、幸い台風が西のほうへそれて、あちらのほうは大きな被害がありましたけれども、筑西市は被害がなくて本当によかったと思います。幸運だったと思いますけれども、それに際して、当たられました関係者とか教育委員会、開設して人がいる間、ずっと順番で、交代でいなければいけませんので、大変ご苦労さまでしたと申し上げます。お世話になりました。ありがとうございました。 それについても、避難の誘導の仕方なのです。どういう時点でどういう誘導をするか、特に高齢者や障害者に対してどういうふうな形になるのかお教えいただきたいと思います。
○議長(
金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁申します。私からは、障害をお持ちの方や高齢者など要援護者につきましてご答弁させていただきます。 まず、平常時から民生委員さん、児童委員さんの協力を得ていまして、災害時の要援護者については把握をしているところでございます。そして、災害時には、災害の避難発令があった後に、市のほうから民生委員さん等に連絡をいたしまして、自治会、警察、消防などと連携を図りながら、避難誘導や安否確認などの支援活動を行っております。そして、要援護者一人一人に対しまして、個別支援プランというのが作成してございます。その中で、どういう方法の支援が必要かということを把握してございますので、そのことに基づきまして、民生委員さん、児童委員さんが中心になって支援を行うこととなっております。 以上でございます。
○議長(
金澤良司君) 18番 藤川寧子君。
◆18番(藤川寧子君) 避難発令というのは、避難準備情報という形でよろしいのでしょうか。これには避難情報の種類というのが書いてあって、市民は大体これを見て、テレビでもやっていますけれども、準備のときはなかなか準備していなくて、避難勧告でようやく準備をし始めて、避難指示で避難するという理解がとても多いようなのですが、どの段階でどういう声がけをされますか。
○議長(
金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁申し上げます。 高齢者等要援護者につきましては、市のほうで避難指示があったところから正式に行くのですけれども、その前に、避難準備のところから支援が始まりまして、指示が出たときには、もう速やかに行くというところでございます。 以上でございます。
○議長(
金澤良司君) 18番 藤川寧子君。
◆18番(藤川寧子君) それで、具体的に個別支援の中で、どういう人がどういう人に声をかけるというのは、その地域、地域で決まっているのですか。
○議長(
金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁申し上げます。 地域、地域というよりも、援護が必要な方一人一人について決められていることでございます。 以上でございます。
○議長(
金澤良司君) 18番 藤川寧子君。
◆18番(藤川寧子君) 避難準備情報が出た時点で、まず要支援者に情報提供をしないと、時間によると思いますけれども、災害が発生する。この前のあれは、お昼からずっと雨でしたけれども、鬼怒川の場合は。実際に避難されたのは夜中なのです。11時ぐらいに公民館に急いで避難されて、そのときにはもう水が、普通の家では床下、床上に上がっていたという形なのですけれども、それでは遅いのですよね、要支援者は。だから、どういう段階でまず動かれますか。
○議長(
金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁申し上げます。 当市の要援護者支援計画では、避難命令等の発令の後ということで、その区域の方に避難指示が出たときに、民生委員さんのほうに市のほうから連絡するということになっておりますけれども、当然準備の段階から情報を提供しないと間に合わないと思いますので、それは事前に災害対策本部と私どもで連絡をとりながら、民生委員さん等に連絡、連携をとりながら情報を周知したいというふうに考えております。そのようにすることとしております。 以上でございます。
○議長(
金澤良司君) 18番 藤川寧子君。
◆18番(藤川寧子君) 一般の人は、避難指示で避難という形ですけれども、要支援者は避難指示で避難では遅いと思うのです。広島は、それで間に合わなかった方がたくさん出ました。だから、避難準備の段階に、もしかしたら避難していただくかもしれませんよというファクスなり電話なりをしていただいて、準備をしてくださいと。避難勧告の前にはもう避難できる形で持っていかないと間に合わないのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(
金澤良司君) 鈴木
市民環境部長。
◎
市民環境部長(鈴木建國君) ご答弁申し上げます。 河川の水位の上昇に伴いまして、当然避難命令のいわゆる強さについても上がっていくことになります。一番強いのがいわゆる避難指示でございまして、その前が避難勧告、さらにその前が避難準備、高齢者等避難開始という段階がございます。今
保健福祉部長のほうから答弁のございました、いわゆる要配慮者の避難につきましては、この避難準備、高齢者等避難開始という段階に達しましたときから開始されるというものでございます。 以上でございます。
○議長(
金澤良司君) 18番 藤川寧子君。
◆18番(藤川寧子君) それと、高齢者のひとり暮らしの人は特に、知らない人が来ても玄関はあけません。この前の鬼怒川の水害のときでも、消防団の人が回られましたけれども、何事だと思ったけれども、玄関はあけなかったと。近所の人が来て、自治会の人が来て声をかけてくれたから出ました。もうそのときには水が上がっていて、何も持たずに避難しましたという話を聞いています。 まず、この個別支援という中で、この人には誰が声かけするか、誰が誘導するという形なのでしょうけれども、まず要支援者のほうにそれをよく伝えておかないと、こういうときにはこの人が来ますよという、その連携がとても必要だと思うのです。それでないとなかなか心は開きませんから、ふだんからそういう連携をしていただいて、そういう訓練もたまにはやっていただければいいかなと思いますので、いかがでしょうか。
○議長(
金澤良司君)
中澤保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁申し上げます。 個別支援プランにつきましては、地域の民生委員さん、自治委員さん等と、その要援護者が
打ち合わせをしまして、こういう形で私は支援が必要ですよということを聞いた上でプランをつくっておりますので、プランについてはそれで問題ないと思いますけれども、ただ議員さんがおっしゃいますように、実際それが本当に運用できるか、ここがポイントだと思いますので、それはこれからも民生委員さん、協力いただける方と十分事前に調整するようにしていきたいと思います。 以上でございます。
○議長(
金澤良司君) 18番 藤川寧子君。
◆18番(藤川寧子君) 災害というのは、都合のいいときに来てくれるわけではなくて、いつ何どき来るかわかりませんから、そのときに個別支援者の方がそばにいないということもあり得る。そういう中では、やっぱり地域の中の防災がとても大事なことなので、ぜひ全地域立ち上げてもらいたいと思いますし、その中でやっぱり近所同士、昔から隣組という言葉がありますけれども、私は障害者の方でも高齢者の方でも言うのですが、近所と仲よくしたほうがいいですよ。してくださいよ。いざというときには一番頼りになるのは近所ですから、そういう連携も強化できるような形で進めていっていただきたいと思います。 次に移ります。最後の質問になりますが、ここの屋上にお天気カメラというのがあるのです。ある市民から、名前が書いてなかったので、誰だかわかりませんけれども、そのお天気カメラ、定点カメラを使って、もっと筑西市をPRしたらどうかというお話がありました。 それで私も改めて気づかされたのですけれども、8月31日「首都圏ニュース845」のときに、随分長くこの定点カメラから駅のほうの映像が映っていました。ああ、これだなと改めて思ったのですが、天気予報のバックのときによく出ているのです。そういう意味で、NHKのお天気カメラは、どのように関係を持って、どのように活用されていらっしゃるか伺いたいと思います。
○議長(
金澤良司君) 大和田
市長公室長。
◎
市長公室長(大和田浩君) ご答弁申し上げます。 スピカビル屋上の定点カメラにつきましては、NHKとこのビルを管理しております
スピカ・
アセット・
マネジメント株式会社が設置の契約を行っているところでございます。カメラにつきましては、NHKのほうから遠隔操作を行われておりまして、気象情報などで筑西市の背景、駅前とか筑波山などがライブで放映されているところでございます。 私どもの広報的な面で考えますと、県域テレビで本市の情報が流れる。非常にありがたいことだと思っております。PR効果は非常に高いことだと思っております。しかし、契約上の問題がございまして、市のPRの放送を流すことができないということだけはご理解いただきたいと思います。要望につきましては、改めて関係機関と相談して検討させていただきたいと思います。 今後につきましても、NHKのみならず、いろんな市のPRに使えるようなメディアを探していきながら、市の知名度アップに努めていきたいと思いますので、今回藤川議員さんのほうからご提案のありました、こういう情報、それから提案、これをどんどん活用させていただきたいと思いますので、皆様にはご協力のほどよろしくお願いしたいと思います。 以上です。
○議長(
金澤良司君) 18番 藤川寧子君。
◆18番(藤川寧子君) このカメラは、遠隔操作で、上下左右や角度やズームが可能ということらしいのです。以前に掉ヶ島にいらっしゃる菊池織之助さんという方が、筑波山をずっと観測されていまして、雲の形で次の日のお天気がわかるというのがありました。きのうも見ていましたら、筑波山がきれいなかさをかぶっていました。筑西市から見た筑波山は、私は本当にすばらしいと思うのです。筑波山の朝焼けも、私はたまにしか見ませんけれども、すばらしい。ダイヤモンド筑波はとてもすばらしいけれども、朝焼けの筑波山もすばらしい。そういうのもPRしていただいて、雲の形だとか朝焼けだとかも使ってくださいというふうな形でPRしていただけたらと思います。いかがですか。
○議長(
金澤良司君) 大和田
市長公室長。
◎
市長公室長(大和田浩君) ご意見ありがとうございます。広報としましても、今おっしゃったような、毎日の定点カメラではないですけれども、写真を撮ったり、時間を見て撮ったりしながら、広報紙等、ホームページ等で紹介していきたいと考えております。 以上です。
◆18番(藤川寧子君) よろしくお願いいたします。どうもありがとうございました。これで終了いたします。
○議長(
金澤良司君) 5番 保坂直樹君。 〔5番 保坂直樹君登壇〕
◆5番(保坂直樹君) おはようございます。5番 保坂直樹でございます。 ようやく最終日を迎えました。今回は19人の議員がこの一般質問に登壇いたしまして、市の課題についてさまざまな議論が展開されたと思います。特に我々議員は、19人であろうが、10人だろうが、1人1回なのですが、答弁をする市長を初め執行部の皆さんは大変お疲れのことと存じます。特に今回は、小野塚部長におかれましては、皆さんエアコンや危険箇所ということで、大変お疲れなのだろうなと思いますが、私も御多分に漏れずエアコンのほうが質問に入っていますので、よろしくお願いをいたします。 そこで、質問に入らせていただくわけなのですが、まず初めに人口減少の問題。市では今さまざまな施策を行っているわけですが、その中でもここ最近私が気になっているのは、映像を使った筑西市をPRする方法。最近では、茨城国体が来年行われますので、筑西市は剣道の会場になっていると。先ほど稲川議員さんからもPRがありましたけれども、今筑西市でつくっているのは、その剣道と動画をかけ合わせた剣動画というムービーが今大変おもしろい動画なのですけれども、私も最近見たのですけれども、市長も剣道の防具をつけて出演されて、そして副市長も出演、
赤荻教育長もいらして、そして大和田
市長公室長を中心に恐らくつくられたのだろうなという、非常におもしろいムービーが流れております。 この映像というのは、実はこれは4分間の映像なのですが、私もほかの団体で映像をつくっているのですが、ただおもしろいだけではだめと。その中に内容が伝わらなくてはならないと。内容が伝わって、かつおもしろいものでなければ見てもらえない。これは非常に簡単なようで、実は難しい。それを率先して市長公室のほうでやられている。ぜひ皆さんもこの筑西市のPR動画を見ていただいて、おもしろいなと感じていただければいいかなと思います。 そして、特に若い人たちは余り、文書、紙で出されて、おもしろいから見てくださいと言ってもなかなか見ない。気軽に携帯電話やパソコンで見られるというところに、これは意義があるのだろう。そして、さらにこのPR動画のいいところは、初期投資のメンテナンスはかかりますが、一回つくってしまえば、あとは無料でどんどん宣伝できる。今議会でも三澤議員や藤澤議員、小倉議員と若い方を中心にフェイスブック、インスタグラムと携帯電話を使ったものをやっていますが、どんどん拡散して、筑西市だけではなく、市内、市外、全国にこの取り組みが広がっていく、そして興味を持っていただく、交流人口がふえる、最後は定住人口となっていけばいいのだろうなと思っております。 そういう中でさまざまな施策を行っていると思いますが、まず初めにこの筑西市で行っている人口減少対策についてお伺いをいたします。今回私は、各論ではなく総論的な質問をしていきますので、よろしくお願いをいたします。
○議長(金澤良司君) 保坂直樹君の質問に答弁願います。 須藤市長。 〔市長 須藤 茂君登壇〕
◎市長(須藤茂君) 保坂議員さんのご質問にお答えしたいと思います。 本市における人口減少対策でございますが、筑西市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づきましていろいろ展開をしているところでございます。市民の方が出ていく、そして入ってくださる、いわゆる社会減少につきましては、ことし5月、6月はプラスを生じまして、7月もマイナス3人ということで、社会減少につきましては、そういう施策のもとで、やや改善がなされているかなと思っておりますが、やはり自然減少でございまして、亡くなる方が1,300人、お生まれになる方が650人ということで、自然減少が非常に厳しい状況にありまして、なかなか改善されない、そういうところもしっかりとやっていきたいと思っているところでございます。 この人口10万人死守プロジェクト、死守をするために全職員にアイデアを出させていただきまして、それについて具体化しているところでございます。ちょっと詳しいことは今部長に説明させますので、よろしくお願いします。
○議長(金澤良司君) 稲見企画部長。
◎企画部長(稲見博之君) 人口減少に対する現在の取り組みについてご答弁を申し上げます。 先ほど市長が申し上げました職員提案でございますけれども、最も提案の多かった分野は子育て支援の充実でございます。総合戦略に位置づけました各種の施策に加えまして、本年度からこの人口10万人死守プロジェクトとして新たに事業を位置づけ、実施をしているところでございます。 幾つか例を申し上げますと、新規事業といたしましては、多子世帯保育料軽減事業、それから母乳育児促進事業、続きまして本年度から拡充した事業といたしまして、定住促進住宅取得事業、これの年齢要件の緩和、そして私立保育所等施設整備補助事業、地域子ども・子育て支援事業、これは病児保育に対する補助でございます。それと、不妊治療費の助成事業の拡充、それから学校給食費保護者負担軽減事業等々を行っているところでございます。 以上でございます。
○議長(金澤良司君) 5番 保坂直樹君。
◆5番(保坂直樹君) 今、市でさまざまな事業を行っているというご説明があったと思うのですが、確かに私も資料を見させていただきました。5月、6月、プラス6人、9人とプラスに転じている。これは今までになかったことなのかなというふうに思っております。10年前は、筑西市は大体毎年約1,000人ぐらい人口が減少していると言われておりましたが、ここ最近は少しずつ成果が出てきている。800人や600人という年もありました。これは、市長の努力のみならず、この市役所の職員さんの努力なのだろうなと思っております。しかし、私は、恐らく市長は、まだまだこんなもので満足はしていないのだろうというふうに思っております。もっとアイデアがあって、たくさんそれを実行していきたいのだろうと思います。 そこで、私がお伺いするのは、これまでさまざまな事業を行ってきました。しかし、現実は、今申し上げましたように、まだまだ成果が出てきていない。私は、前にこの議場で話をしたと思うのですが、例えば勉強していない生徒さんが学校で点数が悪かった。これはしようがないと思うのです。しかし、問題なのは、学校にちゃんと行きます。勉強します。予習、復習やります。塾にも行きます。家庭教師もやります。でも点数が悪いですと、私はこちらのほうが問題だと思うのです。 そこで、大事なのは、しっかりとやり方を検証する必要があると思います。過去に行った事業を、何が悪かったのかと。これは、決して昨年、その前年にやったものに対する批判ではなくて、どこが悪かったのか、そしてそれを踏まえて、だから今回はこういう事業を行うのだということで、たとえやりたくないかもしれないけれども、しっかりとその検証を行わなければ、幾らアドバルーンのように政策だけを上げていっても、これは成果が生まれないのだと思います。 そこで、今回の事業、その検証、過去の反省、今申し上げられたところで何が違うのかということをお伺いいたします。
○議長(金澤良司君) 須藤市長。
◎市長(須藤茂君) 今保坂議員さんがおっしゃるとおりでございます。 よって、詳しいことは部長に検証結果を報告させますので、よろしくお願いします。
○議長(
金澤良司君) 稲見企画部長。
◎企画部長(稲見博之君) ご答弁申し上げます。 総合戦略につきましては、毎年度有識者会議にお諮りをいたしまして検証を行っております。そして、その検証の方法でございますが、各事業ごとにまず自己評価をいたします。それに対しまして、目標に対する実績、それから達成度、これを報告をいたしまして、有識者会議の皆様に評価をいただいているところでございます。そして、その評価結果に基づきまして、まち・ひと・しごと創生本部会議に諮りまして、戦略の見直しを行っているところでございます。その見直しの結果、先ほど申し上げました事業の拡充あるいは新規事業のメニュー化、こういったことで取り組んでいるところでございます。 以上でございます。
○議長(
金澤良司君) 5番 保坂直樹君。
◆5番(保坂直樹君) しっかりと検証を行って頑張っていただきたいなというところでございます。 私は以前に、臨時議会のときでしたか、猪瀨部長から、筑西市は人口10万人死守をしっかりと頑張っているが、10万人だけではなくて、20万人を目指すのだと力強い発言があったとき、本当にうれしくなりました。これから人口が減少していくという中で、まずは市長がおっしゃるように10万人を死守する、そしてそこから人口増につなげられるように頑張っていきたいと思っております。 茨城県の中で、これから恐らくつくば市、土浦市が合併をして、そして茨城県の中心が県南のほうに行ったとしても、つくば市だけが発展をして、周りの筑西市や桜川市、常総市、下妻市が発展しないということではなくて、仮につくば市が県南の中心地であるならば、県西の中心を我々筑西市に持ってくるのだと、そういう意気込みで、行政と、そして我々議員も、市民の皆さんも巻き込んで、チーム筑西としてこれから頑張っていきたいと、頑張ってもらいたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。 次の質問に入ります。エアコンの設置について。だんだん後ろのほうからプレッシャーがかかってきていまして、私もどちらかというと協力的なほうですので、その辺考慮して進めていきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 エアコンの設置。私もこれを質問しようと決めたのは、当然皆さんと同じ理由でです。ただ、火曜日ですか、市長のほうから発言がありました。来年1月31日には実施設計を終わりにして、来年の8月にはエアコンを設置したいという発言がありました。私は、これを聞いたときに、大幅な前倒しになったなと率直に思いました。なぜならば、私たちが当初教育委員会のほうに尋ねたときには、エアコンの設置は平成31年、32年2カ年にわたって設置をするという報告を受けました。それが、今回市長の発言にもあったように、1年で
エアコン設置をするということは、これは本当に前進したと思っております。 そこで、設置計画は多くの議員さんが質問をしましたので、私はその間の8月までの4、5、6、この期間の暑さ対策はどのように行っていくかお伺いをいたします。
○議長(
金澤良司君)
小野塚教育部長。
◎教育部長(
小野塚直樹君) 保坂議員さんのご質問にご答弁します。4月、5月、6月という暑さ対策、これはこれからの来年に向かっての暑さ対策ということでの質問と解しまして、ただいまから答弁申し上げます。 当然ながら空調、エアコンだけで全てが解決するわけではありませんし、またその時期が来年の夏に間に合わないのであれば、そのほかの暑さ対策ということでいろいろ必要になってくるかと思います。それで、これは先日ですか、尾木議員のときにも答弁申し上げました。学校では当然、水分の補給、それから扇風機、ことしになってまた扇風機も増設しました。また、新たにことし8月に入ってですけれども、ミストシャワーを用意した学校もあります。それから、製氷機、それから氷のう、加えて経口補水液だけではなくて、学校側の知識としまして、固形のゼリー、そういったものも、特に小さいお子様にとっては水分の補給が早いという医学的な見解があります。そういったことを学校の先生方にも、せんだっての校長会でも情報を共有しまして、ただ、ただ水だけではないと。そういったゼリーですね、半固形というか、そういったものは、水分は腸で吸収されます。胃では吸収されません。そういうことで、固形のものを胃に入れますと、早く腸に行って水分補給が早まる、そういったお話も産業医の先生から情報をいただきました。そういった情報も共有を各学校にしております。新たにわかる課題もありますけれども、できることから、やれることは全てやっていきたいと考えてございます。 また、保護者の方も、児童の通学時もそうですけれども、当然にいろんな工夫もしています。そういった保護者との連携も必要かと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。 以上でございます。
○議長(
金澤良司君) 5番 保坂直樹君。
◆5番(保坂直樹君) ありがとうございます。子供たちの健康には十分注意して進めていただきたいなと思っております。 残りの質問は、全て既に答弁をいただいているので、割愛をさせていただきます。 以上で私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(
金澤良司君) 以上で一般質問を終わります。 本日の会議はこれで散会いたします。 ご苦労さまでした。 散 会 午前11時58分...