潮来市議会 > 2018-06-11 >
06月11日-02号

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  1. 潮来市議会 2018-06-11
    06月11日-02号


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    平成30年  6月 定例会(第2回)     平成30年第2回潮来市議会定例会議事日程(第2号)                      平成30年6月11日(月)                      午前10時開議日程第1 市政一般に関する通告質問-----------------------------------出席議員(16名) 議長16番   薄井征記君  副議長12番   笠間丈夫君    1番   阿部慶介君      2番   兼平直紀君    3番   小峰 進君      4番   大野政則君    5番   飯田幸弘君      6番   兼平好一君    7番   平田健三君      8番   箕輪 昇君    9番   飯島康弘君     10番   田崎 清君   11番   沼里真一郎君    13番   今泉利拓君   14番   小沼英明君     15番   粟飯原治雄君欠席議員(なし)-----------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   市長        原 浩道君   教育長       横田直樹君   総務部長      柿崎純一君   市長公室長     吉川博美君   市民福祉部長兼福祉事務所長     建設部長      土子正彦君             小沼雅義君   環境経済部長    土屋健司君   教育部長      石津利衛君   秘書政策課長行財政改革推進室長  総務課長      加藤益生君             茂木 衛君   財政課長      実川智史君   社会福祉課長    今泉典子君   高齢福祉課長    若槇和昭君   産業観光課長    額賀 浩君   都市建設課長    岡野正弘君   上下水道課長    吉川秀樹君   学校教育課長    前島正治君   生涯学習課長    塙 誠一君   会計管理者     磯山義之君-----------------------------------事務局職員出席者   議会事務局長    仲澤正夫君   局長補佐      小谷野美樹夫君   書記        酒井信明君   書記        山口 瞳君----------------------------------- △開議の宣告 ○議長(薄井征記君) 皆さん、大変ご苦労さまです。 これから、本日の会議を開きます。 次に、本日説明のため出席した執行部の職員は、原市長以下ただいま着席のとおりです。ご報告いたします。 なお、説明のため、途中で執行部職員が入れかわります。                         (午前10時00分)----------------------------------- △市政一般に関する通告質問 ○議長(薄井征記君) これより、議事日程に入ります。 日程第1、市政一般に関する通告質問を行います。 通告質問については、質問事項ごとに、初めの質問は大項目で一括で質問し、一括で答弁を願います。再質問がある場合は、項目ごとに一問一答式により行います。 また、質問については、会議規則を遵守の上、質問を願います。参考までに、質問は簡明に行い、議題の範囲を超えてはならないこと、質問は同一議題について3回まで。ただし、答弁の内容によってはこれを超えることを認める場合もございます。市民の立場に立った、的確な質問と簡単明瞭で的を射た答弁をお願いします。 傍聴されている皆様に申し上げます。潮来市議会傍聴規則を遵守の上、私語または談笑はしないようにお願いします。----------------------------------- △田崎清君 ○議長(薄井征記君) それでは、10番、田崎清議員の質問を許可します。議員は質問席に移動願います。 田崎議員。     (10番 田崎 清君 登壇) ◆10番(田崎清君) 10番、田崎清です。 議長の許可をいただきましたので、通告に従い、一般質問をさせていただきます。 最初に、市長の公約について。 仕上げの年と仰せられる市長就任4年目までで、残すところ、あと半年余りです。市民に約束された①都市計画税廃止に伴う、ふるさと納税、新規収税等の現状をお伺いします。 ②市営高速バスターミナル駐車場無料化実現への現状をお伺いします。 ③都市公園、グランドゴルフ場(各地区)の整備状況をお伺いします。 ④病院誘致の進捗状況と緊急搬送先の受け入れ体制の現状をお伺いします。 ○議長(薄井征記君) 原市長、お願いします。 ◎市長(原浩道君) 田崎議員のご質問にお答えを申し上げます。 都市計画税廃止に伴う、ふるさと納税、新規収税等の現状ということで、平成27年の市長就任以来、3年が経過いたしました。これまで市民の皆様にお約束いたしました公約達成に向け、日々努力してまいりました。この短い期間中でありますけれども、市長給与30%削減、日の出地区の復興、子育て支援の充実、広域路線バスの運行、都市計画税の廃止など議員の皆様、市民の皆様のご理解とご協力により、さまざまな公約が達成してこられたものと思っております。しかしながら、まだまだ未達成の公約もございます。任期内の達成に向け、鋭意努力してまいりたいと考えております。 都市計画税の廃止につきましては、近隣市にあわせて、住みやすいまちとするため不公平税制の見直しをしたものであります。都市計画税を廃止した分の約1億5,000万円はふるさと納税、市税等において、また入札制度の改革、随意契約等の見直しにおいて、歳入もこれを上回るものが確保できている状況にあります。事実、平成28年度以降、これまで地方創生交付金を活用した各種事業の実施、また子育て支援の充実、医療福祉制度の拡充、高齢者へのタクシー助成券の発行など新たな施策も展開できておりますので、行政サービスの充実に取り組んできていると考えております。都市計画税を廃止したことに伴う財政運営上の支障はごくわずかであると認識しております。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 茂木秘書政策課長、お願いします。 ◎秘書政策課長行財政改革推進室長(茂木衛君) それでは、私のほうから、議員ご質問の都市計画税廃止に伴う、ふるさと納税、新規収税等の現状について答弁させていただきます。 まず、平成29年度のふるさと納税額は5,744万円となります。次に、平成29年度の税収でございますが、都市計画税廃止前の平成27年度決算に対する市民税、固定資産税、軽自動車税の増収額が1億9,057万円となります。ふるさと納税と税収の増収分を合わせますと2億4,801万円となります。なお、ふるさと納税の5,744万円から返納品、委託料、送料の経費を除いた場合、2,263万円となります。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 次、説明願います。 原市長。 ◎市長(原浩道君) 大変失礼しました。 2点目の市営高速バスターミナル駐車場無料化への実現等の現状を伺うということで、私のほうから答弁をさせていただきます。 駐車場無料化の実現に向けて、就任以来、検討を行ってまいりました。たびたび議会おいても同様の質問がございますけれども、道路法第24条2の第2項1号に「特定の者に対し不当な差別的取扱いをするものでないこと」、同じく道路法第24条に「一般公衆の用に供するものの駐車料金に比して著しく均衡を失しないものであること」が義務づけられております。 当法律では義務づけられておりましたけれども、何とかできないものだろうかということで検討に検討を重ねてまいりましたが、公約にございます「市民バスターミナル利用料の無料化」、これについては断念せざるを得ないという結論に達しております。ただし、現在は駐車料金の低減化に向けて別の方策を今検討している段階でございます。いずれにいたしましても、駐車場の拡張ができるまではこの施策は打てませんので、駐車場拡張の後に、この低減策を実施してまいりたいと今、検討をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) それでは、③、岡野都市建設課長、お願いします。 ◎都市建設課長(岡野正弘君) それでは、都市公園及びグランドゴルフ場(各地区)の整備状況についてご答弁させていただきます。 市内には都市公園として供用されている公園が24カ所ございまして、主に休息、観賞、遊戯、運動等の利用に供することを目的としており、現在、潮来市公園施設長寿命化計画に沿って、遊具の設置率が低くなっている都市公園を対象に、平成28年度から5年計画で遊具の設置等を行ってございます。実績としましては、平成28年度に宮前第2児童公園、平成29年度に大塚野第2児童公園と整備を進めてまいりまして、本年度はあやめ第1児童公園を予定してございます。 現在、宅地地内にある都市公園、街区公園とか近隣公園でございますが、グランドゴルフをプレーできる箇所が数カ所ございまして、特に市に対して特別な許可が必要なく自由にご使用いただいておるところでございます。また、前川運動公園やかすみの郷公園につきましては申請が必要で有料となってしまいますが、芝生広場が整備されており、グランドゴルフのほか野球、サッカー等幅広くスポーツを楽しめる公園等がございます。 整備の状況につきましては、都市公園でグランドゴルフをプレーしている方からの要望により、休憩用のベンチ設置や和式トイレの洋式化等を行ってございます。また、定期的にグランドゴルフの大会が開催されるかすみの郷公園におきましては、大会前にグラウンド等の草刈り等を実施しておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) それでは、若槇福祉課長、お願いします。 ◎高齢福祉課長(若槇和昭君) それでは、市内グランドゴルフ場の整備状況について答弁させていただきます。 市内には、60単位の高齢者クラブが活動しており、このうち58単位クラブがグランドゴルフの活動を行っております。主な活動場所としては、道の駅、県民の森、ヘルスランドさくら、かすみの郷などとなっております。本市では、各地区の高齢者クラブを通じて練習場所の実態把握に努めております。平成27年8月には、辻地区の高齢者クラブより、区長さんを通じてグランドゴルフ等の練習場所についての要望があり、旧辻村役場跡地を整備しております。また、昨年は市長杯グランドゴルフ大会を道の駅「いたこ」グランドゴルフ場で初めて開催しました。ふだんより道の駅「いたこ」で練習をしている高齢者クラブも幾つかございますが、高齢者クラブ会員の皆様に大会前1カ月間、割引料金で利用していただき、練習場の確保と拡大をいたしました。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 次、④、お願いします。 原市長、お願いします。 ◎市長(原浩道君) 4点目の病院誘致の進捗状況ということにお答えを申し上げます。 公約の中では、県と連携して医療機関の誘致を目指しますということが公約でございます。これは、特に鹿行地域が全国的に医療資源等が少ない状況にあり、本市内の状況を考えますと、医療機関のない地域に誘致等を検討していくことは必要であると考えたからでございます。鹿行地域、医師不足が課題となっており、県と連携して医師確保に取り組んでいるところでございます。 また、平成28年3月に高齢者施設を公募した際に、医療機関の併設を条件として誘致を図ったことがございましたが、残念ながら誘致までには至っておりません。今後ともチャンスを逃すことなく、果敢にチャレンジして、医療機関の誘致を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。
    ○議長(薄井征記君) 加藤総務課長、お願いします。 ◎総務課長(加藤益生君) 緊急搬送先につきまして、私のほうから答弁させていただきます。 緊急搬送先につきましては、鹿行広域消防本部潮来消防署のほうに確認をさせていただきました。まず、2次救急病院としまして、小山記念病院、白十字総合病院、神栖済生会病院、土浦協同病院なめがた地域医療センター千葉県立佐原病院が主な緊急搬送先となっております。搬送先の選定でございますが、先に述べました搬送先の夜間の当直医師の専門科目を救急隊員が把握し、それに救急隊員が患者の状態、既往症などを総合的に判断して選定しているとのことでございます。 また、2次救急病院での受け入れが困難な場合につきましては、土浦協同病院、成田赤十字病院、旭中央病院など3次救急病院へ救急搬送をしているとのことでございます。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 答弁が終わりました。 田崎議員。 ◆10番(田崎清君) では、1番、都市計画税廃止に伴う、ふるさと納税、新規収税等の現状について再質問させていただきます。 ふるさと納税、確かな立派な金額5,744万。そのうち2,263万が手元に残るようなわけですが、本市より別に他の地区へふるさと納税としてどのくらいの税金が行っているような状態なのかをお伺いします。 ○議長(薄井征記君) 茂木秘書政策課長。 ◎秘書政策課長行財政改革推進室長(茂木衛君) それでは、田崎議員の再質問に答弁させていただきます。 潮来市民が、他自治体へのふるさと納税をしている額でございますが、平成29年度についての速報値ということになりますが、262人の方が他自治体にふるさと納税をされまして、それに対する市税の控除額は約1,203万円となります。その控除額の75%が交付税措置されることから、実質市民税の減額は、先ほど申しました市税控除額の25%となる約300万円程度となる見込みでございます。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 田崎議員。 ◆10番(田崎清君) このような金額が、本来のふるさと納税と申すのはこのやりとりでなくて、本当に地元のために商品なくしての納めるふるさとが本当は理想だと思うんですが、これで一般会計、ごくわずかの影響と言われておりますが、施策がおくれるとか見送った等の問題はないかをお伺いします。 ○議長(薄井征記君) 茂木課長、お願いします。 ◎秘書政策課長行財政改革推進室長(茂木衛君) 冒頭、市長からも答弁があったとおり、さまざまな新規施策を実施しておりまして、特には問題ございません。 ○議長(薄井征記君) はい。 ◆10番(田崎清君) では、2番のバスターミナルの駐車場無料化、道路法24条で市長、断念。市民は本当に期待していたと思うんですが、この無料化、本当に最初からこの道路法がわかっていなかったのか。今になってわかったのか。最初の公約では無料化にすると申しておりましたが、ここに来ての法律のかなめになっているのかをお伺いします。 ○議長(薄井征記君) 原市長、お願いします。 ◎市長(原浩道君) お答え申し上げます。 公約をつくる段階では全くわかりませんでした。もっと簡単に無料化ができるものだろうという認識でおりました。残念ながら、民間の駐車場への影響、それから不公平なことだということで検討の中でいろいろ問題が出てきまして、弁護士さんと相談した結果、最終的にはそのやり方では難しいだろうということで、低減策を図っていこうということに方針転換をさせていただきました。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 田崎議員。 ◆10番(田崎清君) それでは、③に行かせていただきます。 ③の都市公園整備、5年計画で現在3カ所、宮前、大塚野、あやめの整備が進んでいる模様ですが、今後、残すところ2年ですか、5年計画でございますから。その2年計画でどのような方向に行くのかをお伺いします。 ○議長(薄井征記君) ③の再質問に対して、岡野都市建設課長、お願いします。 ◎都市建設課長(岡野正弘君) 当面5カ年計画ということでございまして、あやめが終わった後、またあと2公園残ってございますので、それを順次やった後に、もう一回策定して順序よくやっていきたいなというふうに考えています。あと、県の公園街路課とかそちらのほうからの話で、補助金のほうももし引っ張れればというのもあるので、その辺も検討しながらやっていきたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 田崎議員。 ◆10番(田崎清君) できれば大きな公園、神栖の防災公園、あそこの大型な公園に潮来市からも行方市のほうからも子供たちを遊ばせに連れていくような状態が続いています。都市公園、ことしもあやめの整備で約400万近くの遊具の設置を予定しているようですが、まとめて大きな、道の駅近くに一度は5,000万ほどの予算を立てて大型公園をつくろうというあれもありましたので、そういう整備を、遊ぶ場所が、本当に出歩く子供たちが少ない。そういう状況でございますので、その方向に考えは向けられないかをお伺いします。 ○議長(薄井征記君) ③の再々質問に対して、岡野課長、お願いします。 ◎都市建設課長(岡野正弘君) 都市公園所管の課長が言うことではちょっとないかなとは思うんですけれども、まち全体として統合的な大きな計画がございましたら、それも絡めまして補助事業にのせるとか、そういういろんな方策を考えて検討していきたいなとは考えてございます。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 田崎議員。 ◆10番(田崎清君) よろしく検討していただきたいと思います。 それでは、④の病院誘致、一度はアクションを起こしたということでございますが、この病院誘致はなかなか現在では難しいと思います。市長の公約だから聞いたような状態でございますけれども、緊急搬送先の、先ほどありましたが、なかなかこの緊急搬送、救急車が来てからの出動、30分、下手したら1時間、なかなか受け入れ先がない、先生がもういない、一番困るのは消防署も大変でございます。受け入れ先がなければスタートもできない。 そのような中で、本当に医師の確保も大事ですが、これ県との連携で早急にすぐでもスタートできる、緊急。その判断は緊急隊員ができると思うんですが、どこに連れていければ、本当に一刻を争う人もおります。そういった中で、本当に受け入れ態勢がないのが一番残念でございますので、その辺の方向をこれからどのようにしていくかをお伺いします。 ○議長(薄井征記君) ④の再質問に対する答弁、お願いします。 茂木秘書課長。 ◎秘書政策課長行財政改革推進室長(茂木衛君) それでは、田崎議員の再質問に答弁させていただきます。 確かに緊急の受け入れ先、大切でございます。ただ、鹿行地域の医療圏の関係がございまして、第7次の茨城県の保健医療計画、これは平成30年から35年の計画でございますが、本市は茨城県第二次保健医療圏の鹿行保健医療圏の中にありまして、平成30年9月1日現在……、すみません、29年9月1日現在の基準病床数が1,021床に対し、既存病床数が1,758床と737床が超過している状況にございますので、病床の新設、またはふやすことができない現状にあるということでございます。また、全国的にも最も医師などが少ない圏域でございますので、自治医療を担う診療所の設置数も全国的にかなり低い数字となってございます。 こういったことから、まずは病院、既に病床数はあるということですから、ただ、ここで問題なのが医師と看護師が足りないという大きな問題もございまして、まずそちらを優先的に医師確保のほうを県、広域的な形で連携しながら取り組んでいかなければならないだろうと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 柿崎総務部長、お願いします。 ◎総務部長(柿崎純一君) ただいまの救急搬送の問題でございますが、消防署のほうでは特に、やはりたらい回しになってはいけないというのもございますので、まず搬送先を確定させる。それからスタートするということになっておりますが、必ずしも本当に近い病院等で受け入れることがなかなか難しいのも現状でございます。特に、緊急的な疾患を持つ方につきましてはドクターヘリ等も活用させていただきまして、体制を整えているところでもございますので、今後もさらに搬送体制が充実されるように努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(薄井征記君) はい。 ◆10番(田崎清君) よろしくお願いします。一番、本当に市民の命を大事に、大切にお願いします。 それで、公約について、市長の4年前の8つの約束、市長に最後に公約とはをお聞きします。 4年前、オリンピック誘致と8つの約束をしておりますが、現在の状況で給料30%カット、引き続き任期中は30%カットで続けると言われておりますが、政治はやっぱり政策で勝負してもらいたい。このような30%カットを一生懸命やってもらって、ずっと続けるのも本当に大変だと思いますよ。副市長よりも給料が、毎日の本当に一生懸命やってもらっているのに、30%カットしなくても、やっぱり政策で勝負してもらって、この約束、市民に対してどのような、やると言ったらやる、できないものはできないで、今になっては言ってもあれなんですが、本当に約束は大事だと思うんです。市長の考えを一言聞いて終わりにします。 ○議長(薄井征記君) 再々質問、原市長、お願いします。 ◎市長(原浩道君) お答えを申し上げます。 公約は市民にお約束したことでございます。10を約束すれば10全て達成するのが本来の公約であろうと思いますけれども、いかんせん、時間も限られている中で、少しでも、一つでも多くの公約を達成するために鋭意努力してまいりましたが、残念ながら公約に手をつけていない部分、それから公約を断念せざるを得ない部分、多々出てきております。しかしながら、最後まで任期中はしっかりと、この公約を一つでも多く達成できるよう全力を傾けていきたいと考えております。 私からは以上でございます。 ○議長(薄井征記君) はい。 ◆10番(田崎清君) よろしくお願いします。 それでは、2、教育施設整備についてお伺いします。 ①近年(ことしを含めた過去3年)と、来年度、再来年度に入園、入学される公立の幼稚園児、小・中学校の児童・生徒数の推移をお伺いします。 ②当市の教育振興基本計画策定の方針、方向性をお伺いします。 ○議長(薄井征記君) 前島学校教育課長、お願いします。 ◎学校教育課長(前島正治君) それでは、潮来市の児童・生徒数について、近年の推移についてお答えいたします。 まずは、公立幼稚園の入園児についてでございます。平成27年度、4歳児37人、5歳児43人、平成28年度、4歳児33人、5歳児35人、平成29年度、4歳児24人、5歳児36人、平成30年度、4歳児11人、5歳児30人。平成31年度から33年度までは応募により入園児数は変わってまいります。 続きまして、小学校の入学児童数でございます。平成27年度、230人、平成28年度、222人、平成29年度、192人、平成30年度、211人、平成31年度、215人、平成32年度、194人、平成33年度、199人。 続きまして、中学校の生徒数でございます。平成27年度、226人、平成28年度、244人、平成29年度、234人、平成30年度、216人、平成31年度、239人、平成32年度、210人、平成33年度、234人。 近年の、以上、児童・生徒数の推移でございます。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) ②の答弁を横田教育長、お願いします。 ◎教育長(横田直樹君) それでは、田崎議員のほうからご質問ございました、当市の教育振興基本計画策定方針、方向性についてご答弁をさせていただきます。 教育振興基本計画は、教育の振興のための基本的な方針及び講ずべき施策について定めた計画となっておりまして、地方公共団体は国や県の計画を参考にした上で、地域の実情に応じた策定が求められるものでございます。現在、本市におきましては、計画策定に向けて作業を行っているところでございます。 策定の方針につきましては、本市の教育目標をもとに幼児教育、学校教育、生涯学習、そして文化・スポーツ等の分野におきまして、行政、地域、学校等が一体となって教育振興に関する政策を総合的に推進できる指針として考えておるところでございます。また、方向性につきましても、将来の潮来市を見据えた目指す教育を実現でき、そして市民の皆様方にもわかりやすい計画を策定してまいりたいというふうに考えております。この計画につきましては、策定委員会を組織いたしまして内容を協議しておりますので、今後さらによい計画づくりになるよう、しっかりと取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(薄井征記君) 説明が終わりました。再質問がありますか。 田崎議員。 ◆10番(田崎清君) 今、生徒数の推移をお伺いしました。そうした中で再質問なんですが、学区外への越境入学と申しますか、学区外からこういった入学、また部活動による越境入学、学区外の。また、学校によっては複式授業が行われているような現状があると思いますので、その辺をお伺いします。 ○議長(薄井征記君) 再質問に対する答弁を求めます。 前島学校教育課長。 ◎学校教育課長(前島正治君) それでは、再質問についてお答えいたします。 児童・生徒さんのほうには、入学時に指定校といいまして、本人の居住するところの小学校あるいは中学校に原則入学するという決まりがございますが、生徒の事情によりまして、他の市外の学区へ通えるように手続をすれば通学できるということになっております。現在、各小学校・中学校においても、実際そういったお子さん方がいるというのは事実でございます。数については、現在、手元に数字的にはございませんが、そういった部分でいるというのはございます。 あと、もう一点、議員のほうから複式学級の状況ということでございますが、現在、大生原小学校のほうで複式のクラスが2クラス、2学年を合わせた複式学級ということで授業等を行っているというのが現状でございます。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 答弁終わりました。 はい、どうぞ。 ◆10番(田崎清君) 今、説明を受けたわけなんですが、学区外への越境通学と申しますか、その通学路の安全確保、子供たちの。その確保はどのような、父兄任せ、もしくは学校任せ、その辺をお伺いします。 ○議長(薄井征記君) 再々質問に対する答弁を前島課長、お願いします。 ◎学校教育課長(前島正治君) 子供たちの通学路の安全確保というのは大事な部分になります。そういった中で、区域外の通学につきましても、原則的には親の責任で行うというのが原則となっておりますが、確かにその部分では補えない部分もございますので、地域の方々の目配り、あるいは力が必要かなと思いますので、その辺もあわせてできるようにしていき、子供たちの安全の確保については十分対処していくようにしてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 田崎議員。 ◆10番(田崎清君) 本当に、今、大事なのは安全でございますから、よろしくお願いします。 また、そういった中で、学校の適正規模、適正配置の推進に向けての統廃合の計画並びに小・中学校一貫導入、鹿嶋で高松小・中学校が導入されたようですが、本市の計画、方向性をお伺いします。 ○議長(薄井征記君) ②の再質問に対する答弁をお願いします。 前島課長。 ◎学校教育課長(前島正治君) 先ほど、教育長のほうから教育振興基本計画についての方向性につきまして答弁させていただいたところなんですが、あわせまして、学校の適正化計画につきましては、現在、あわせて策定中でございます。こちらも現在作業中となっておりまして、協議を重ねている段階でございますので、議員のご提案を含めまして、慎重に対応してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 田崎議員。 ◆10番(田崎清君) あと、もう一つ、再々で申しわけないですが、教育行政要望の中で普通教室、校長室はエアコンが設置されております。と申しますのは、早くから校長室、また、去年、おととしですか、一般教室はエアコン設置が完了しております。ですが、特別教室、理科、音楽、図書室等へのエアコン設置要望は各学校からの要望が多いと思うんですが、本市としてのこれからの予定、計画をお伺いします。 ○議長(薄井征記君) 再々質問に対する答弁をお願いします。 前島課長。 ◎学校教育課長(前島正治君) それでは、学校のほうのエアコン整備につきましては、既に整備してあるところでございます。ただし、普通教室のみということで、理科室なり音楽室等の特別教室等については現在、エアコンが入っていないというのが現状でございます。各学校からの要望も寄せられているところでございますので、その辺を十分検討の上、考えてまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 田崎議員。 ◆10番(田崎清君) また、学校によっては会議室に使ったり、生徒らの調べものをやったり、大変有効に使っているところがありますので、早急に対応をお願いしたいと思いまして、3に入らせていただきます。 通学バスについて。 ①通学バスの利用状況をお伺いします。 ②入札の参加業者、予定価格、落札価格をお伺いします。 ○議長(薄井征記君) 前島学校教育課長、お願いします。 ◎学校教育課長(前島正治君) それでは、通学バスの利用状況でございますが、本年度の通学バスの利用者ですが、津知小学校24名、延方小学校27名、牛堀小学校が71名の児童が利用しております。また、ワゴンタクシーの利用についてですが、潮来小学校は十四番地区の4名の児童がタクシーを利用しております。大生原小学校は大賀地区の7名の児童がタクシーを利用しています。牛堀小学校ではワゴンタクシー2台、タクシー1台で38名が利用しております。同じく、延方幼稚園ではタクシー1台で2名が利用し、うしぼり幼稚園ではタクシー2台で8名が利用しております。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 実川財政課長、お願いします。 ◎財政課長(実川智史君) それでは、2点目のご質問でございます。 通学バスの入札の参加業者、予定価格、落札価格につきましては、平成30年1月29日に牛堀小学校、津知小学校、延方小学校、3校の児童送迎バス運行業務の入札を執行いたしております。入札参加業者は有限会社あやめ交通、潮来観光有限会社でございます。また、有限会社宮前交通の3社でございます。予定価格は5年間の契約でございまして、牛堀小学校は税抜き5,740万円、津知小学校は税抜き2,830万円、延方小学校は税抜き2,790万円です。落札価格につきましては、牛堀小学校は税抜き5,368万円、津知小学校は税抜き2,540万円、延方小学校は税抜き2,475万円の状況でございます。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 答弁が終わりました。 再質問は、はい、どうぞ。 ◆10番(田崎清君) じゃ、①について、再質問させていただきます。 利用状況はご説明いただきましたが、利用している父兄の負担、地域格差と申しますか、津知地区、牛堀地区、延方地区では違うと思うんですが、この現状をお伺いします。 ○議長(薄井征記君) 前島課長、お願いします。 ◎学校教育課長(前島正治君) それでは、再質問にお答えいたします。 通学バスの月額の利用料金でございますが、往復使う場合、朝晩、そういった場合は月額3,000円、あるいは下校の朝晩いずれか、どちらかを1回使う場合は月額1,500円となります。また、兄弟がいる場合、2人目の場合は月額2,000円、あるいは3人目になりますと1,000円という料金設定になっておりますので、そちらは市内各学校とも同じ設定になっております。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 田崎議員。 ◆10番(田崎清君) 今、料金の説明をいただいたんですが、これを無料にするというような、個々には無理なんでしょうか。今、少子高齢化の中で子供が少ない。そういった中で1人目が3,000円、2人目が2,000円、3人目が1,000円という、これ、父兄の負担としては大きいと思うんです。場所によって、住んでいる地域によって、これを負担しなければならない。これを市のほうで負担するような方向には無理かをお伺いします。 ○議長(薄井征記君) 再々質問に対する答弁をお願いします。 前島課長。 ◎学校教育課長(前島正治君) スクールバスにつきましては、市内の児童・生徒、本年でいいますと、大体170人ぐらい使っておりますので、そういった中で使っている方、使っていない方という方がいらっしゃいますので、そういった中で受益者負担ということが原則ということになるかと思いますが、議員の考えも入れまして、検討させていただきたいなと思います。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 田崎議員。 ◆10番(田崎清君) 子育て支援、この受益者負担、わかるものですけれども、本当に170人は金額にして、先ほども都市計画税廃止のほうで申しましたが、できますれば市のほうでの方向性を考えていただきたいと思います。 ②の再質問でございます。 入札の参加者は指名入札ですか、それとも一般入札。地元の業者のようでございますが、この3つの路線、これの5年間というようなお話でございますが、この金額は1年間に対して、それとも5年間に対してですか。その辺をお伺いします。 ○議長(薄井征記君) 実川課長、お願いします。 ◎財政課長(実川智史君) それでは、指名か条件つきの一般競争かというところでございますが、指名入札でございまして、運送業種で入札参加資格を申請しております潮来市内に本店がある3社を選定いたしまして、指名入札としておるところでございます。また、今回は、先ほど報告させていただきました数値につきましては、5年間という形の長期継続契約の状況に基づきまして契約を進めているところでございます。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 田崎議員。 ◆10番(田崎清君) そうすると、すみません。5年契約ね。そうすると、落札者はこの3社でどのような業者が落札しているのかお伺いします。 ○議長(薄井征記君) 実川課長。 ◎財政課長(実川智史君) 今回の落札につきましては、3件ともでございますが、潮来観光有限会社さんのほうが落札という形で、平成30年度契約を結んで運行していただいている状況でございます。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 田崎議員。 ◆10番(田崎清君) じゃ、1社だけというような、3社あって1社。取りおりというような方向、考えはなかったのかをお願いします。 ○議長(薄井征記君) 実川課長。 ◎財政課長(実川智史君) 今回、指名に当たりまして3件の案件を3社、市内という形で3社を選定しております。3社で執行しますと、1件目は3社入りますが、取りおりの場合、2件目が2社になりまして、3件目が1社確定という状況になるという場合もありますので、そういう方法はなるべくとらないという方向で考えております。 また、取りおりの方式を採用する場合でございますが、災害時の工事発注など1社だけが対応できない場合につきまして取りおり方式をとるという方法で入札案件は調整させていただいておりますので、よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 田崎議員。 ◆10番(田崎清君) では、4の鹿行広域バスについて質問させていただきます。 実証運行を昨年8月から開始した神宮・あやめライン、ことしの1月から開始した白帆・あやめライン。3月に実証運行が終了し、4月より本格運行になった2路線の実証運行の検証結果をお伺いします。 ○議長(薄井征記君) 茂木政策課長、お願いします。 ◎秘書政策課長行財政改革推進室長(茂木衛君) それでは、鹿行広域バスに関する実証運行の検証結果についてご答弁させていただきます。 初めに、神宮・あやめラインでございますが、協議会におきまして、バスの利用実態として通院、買い物、通学等日常的なバスの利用が確認されております。利用者数も増加傾向にあることから、平成30年4月以降は本格運行として運行を継続するという内容で合意形成がなされ、現在は本格運行へ移行している状況でございます。 また、白帆・あやめラインにつきましては、平成30年1月の運行開始間もないことから、継続的な利用動向の把握のため実証運行期間を半年間延長し、平成30年9月末までとすることで、こちらも協議会において合意形成がなされたところでございます。このため、白帆・あやめラインにつきましては、本年8月ころまでをめどに10月以降の運行の可否を含めた運行計画等を決定することとしております。 なお、この2路線の運行等についての検討等をする協議会につきましては、潮来市地域公共交通活性化協議会、それと茨城県、連携市及び運行事業者等が参加をする鹿行地域公共交通確保対策協議会がございます。昨年度末に両協議会において、平成30年度からの運行方針等を含めた合意形成がなされている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 田崎議員。 ◆10番(田崎清君) 説明ありがとうございました。 再質問なんですが、小学校や高校のスクールバスや道の駅、商業施設、病院等の無料バスとの調整、連携が、事業が競合し需要の確保が難しいと思うんですが、その辺の調整と連携の進捗をお伺いします。 ○議長(薄井征記君) 茂木課長、お願いします。 ◎秘書政策課長行財政改革推進室長(茂木衛君) スクールバス、また道の駅の周遊バスでございますけれども、こちらにつきましても、先ほど申しました両協議会におきまして、市内の公共交通とスクールバス等も含めて、全体の利用状況等を含めた上で今回の路線バスの運行路線の時間帯とか路線の通路とか路線のコースとかを決めてございますので、今後も今の利用状況等も含めて、再度また、随時、協議会のほうで検討してまいりまして、より効果的な路線のほうに継続的に運行ができるような形で検討してまいりたいと考えてございますので、よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 田崎議員。 ◆10番(田崎清君) 本当に市内巡行のバスは大事だと思うんですが、今現状を見ると、本当に乗っている人がいないというのが現状。たまに見ると1人。あの大型バス、関東鉄道のバス、池田交通のバスを見ますと本当に税金の垂れ流しというような感情は市民もあると思うんですよ。ですから、本当に効率よくするのに小さいワゴンバスにするとか、もしくは道の駅と併合させるとか、スクールバスを利用するというか、広域バスとの連携を密に深めてもらいたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(薄井征記君) 茂木課長、お願いします。 ◎秘書政策課長行財政改革推進室長(茂木衛君) 田崎議員のおっしゃるように、利用者数が確かに少ない現状がございます。ただ、運行当初よりは若干ですが今、ふえてきている状況がございます。そういった中で、利用者増に向けての取り組みとしまして、鹿行地域の広域バス利用の特典制度、これは茨城県の公共交通活性化協議会のご協力によるものでございますが、こういった形でバスを利用された場合に、道の駅で---を一つもらえるとかというふうな事業を実施しているというところもございます。 また、ことしから始めましたタクシーの助成券、こちらもやはりバスの停留所まで行く交通手段がないということもありますので、そういった枝線の部分をこうしたタクシー助成券で補っていただくということと、また免許返納の促進事業としまして、75歳以上の高齢者で免許を返納された方に対して、路線バスの2万円分のチケットを交付させていただいております。こちらも交通弱者の皆様が路線バスを使っていただくような一つの取り組みになってございます。 それと、高齢者の方がやはり乗っていただく、要は体験してもらうということで、高齢者のお試し乗車会というのも今月から実施してございます。まだ1地区でございますが、そういったご意見の中でも、やはり一、二年でじゃなくて長い目で見てもらいたいと。大体、いつかは自分たちも運転できなくなって公共交通が必要になってくるということでございますので、今回の路線バス、少なくとも四、五年は継続して運行状況を確認してやっていく。その間は随時、利用しやすい路線運行にするために関係者と協議しながら進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(薄井征記君) 田崎議員。 ◆10番(田崎清君) じゃ、よろしくお願いします。 以上をもちまして、10番、田崎清、通告質問を終了させていただきます。 ○議長(薄井征記君) 以上で10番、田崎清議員の質問が終わりました。 執行部が入れかわりますので少々お待ちください。----------------------------------- △阿部慶介君 ○議長(薄井征記君) 続きまして、1番、阿部慶介議員の質問を許可します。議員は質問席に移動願います。 阿部議員。     (1番 阿部慶介君 登壇) ◆1番(阿部慶介君) 1番、阿部慶介です。 ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従い、順次質問させていただきます。 市立ボートセンターあめんぼについて。 市立ボートセンターあめんぼは、茨城県内唯一のB級公認競技場に併設されている施設で、市民はもとより近隣団体の皆さんの練習会場として使用されています。市立中学校2校(潮来第一中学校、日の出中学校)にもボート部が創部され、全国大会で活躍をしています。茨城県立潮来高等学校にもボート部があり、中学校から高校へとボートで進学する生徒もいます。また、2019年に開催される第74回国民体育大会・いきいき茨城ゆめ国体の会場にもなっており、オープンウオーター、トライアスロン、ボートが行われます。そこで伺います。 ①あめんぼの年間の維持費は。 ②2019年に開催される国体、また2020年に開催されるオリンピックの合宿場(候補地)として現在、あめんぼ内の施設や外構、駐車場などが整備される予定ですが、オリンピック終了後、潮来市の財政を考えると、市で維持していくのはなかなか厳しいところもあると思います。県内唯一の施設なので、茨城県に維持をお願いしてはどうか。また、これまでに維持をお願いすることはされていたか、伺います。 ③水郷潮来といえばボートというくらいボートは潮来の代名詞的存在。このすばらしいスポーツを後世に残すためにもあめんぼは必要。もし県だけで管理、また市だけの管理ということが難しければ共同で管理してはどうか。 以上、3点お願いいたします。 ○議長(薄井征記君) 答弁をお願いします。 塙生涯学習課長、お願いします。 ◎生涯学習課長(塙誠一君) ボートセンターあめんぼの年間維持費につきまして、答弁をさせていただきます。 市立ボートセンターあめんぼの年間維持費としまして、平成29年度実績でございますけれども、光熱水費として90万8,379円。主に電気代でございます。また、水道等でございます。このほか、委託料としまして18万5,054円。施設の清掃費、消防点検等でございます。施設の修繕料としまして12万5,539円。スピーカー、消防施設等の修繕でございます。合計、合わせまして121万8,972円でございます。 続きまして、茨城県に施設の維持をお願いすることはされていたか伺うにつきまして、答弁させていただきます。 潮来ボートコースは、県内唯一の公認コースとなってございます。また、ボートセンターは茨城県ボート協会所有艇の保管施設となっているほか、茨城選手の重要な活動拠点となってございます。これらの施設は市の領域を超え、ボート競技における茨城県全体の役割を担っております。こうした背景から、国体開催に向けた茨城県への要望活動の中でボートセンターの管理運営につきましても、県営化の要望を行ってございます。また、地域特性を生かしたスポーツの普及とともに、茨城県民の水辺レジャーの拡大を図るため、ボートセンターの県営化につきましても要望をしているところでございます。 続きまして、3点目でございます。県管理、また市管理だけの管理ということが難しければ共同管理はどうかにつきまして、答弁をさせていただきます。 これまでの要望では、2019年の茨城国体の開催に向け、ボート競技で使用する競技艇は県が購入し、福井国体終了後の今年度から潮来市のボートセンターを利用して保管する方針となってございます。こうした経緯もございまして、今後も茨城県に対しまして、県営化の要望とともに共同で管理についても働きかけをしてまいりたいというふうに考えてございます。 以上です。
    ○議長(薄井征記君) 答弁が終わりました。再質問は。 どうぞ。 ◆1番(阿部慶介君) ①のほうで再質させていただきます。 水道光熱費の91万、約90万8,000円ということだったんですけれども、これ、もし内訳、水道代が幾ら、電気代が幾らとわかればお願いいたします。 ○議長(薄井征記君) 塙課長、お願いします。 ◎生涯学習課長(塙誠一君) 水道等の光熱水費の内訳でございます。電気代74万2,673円、水道代10万3,301円、下水道代としまして6万1,405円でございます。 以上です。 ○議長(薄井征記君) はい、どうぞ。 ◆1番(阿部慶介君) 再々になります。 あめんぼのトレーニング室に今度、エアコンを設置する予定だと思いますけれども、そうすると先ほどの内訳からいくと年間の電気代がエアコンをさらにふやすと今、74万なので、100万くらいになるんではないかなと思うんですけれども、設備の費用にもよりますけれども、例えばあめんぼの屋根の上なんかは結構大きなスペースがあるので、そこに太陽光パネルなどを設置して、その発電した電気を蓄電池にためて、その電気を使えば環境にも優しくエコで、経費削減にもつながるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(薄井征記君) 再々質問の答弁お願いします。 ◎生涯学習課長(塙誠一君) 現在、太陽光発電システムの設置については検討はしてございません。ですけれども、仮に設置の可能性を検討するということになれば、まずあそこの屋根の形状がどうなっているのか、本当に設置ができるような屋根の構造になっているのかというのを確認する必要があると思っております。 また、太陽光発電によりまして、よく言われるのが経済的なメリット、売電収入等によって維持経費が低減されるというふうにうたわれております。10年前よりかなり太陽光の発電システムも設置費用は低下になったというふうには聞いておりますけれども、実際にどれだけの設置費用がかかって、本当に効率的であるのか、回収にどれくらいの年数がかかるのか。それは設置する製品の機器の状況にもよるとは思うんですけれども、そういったところをしっかりシミュレーションした上で、計画的にそういった施設には設置することが必要なんじゃないかなというふうに考えております。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 阿部議員。 ◆1番(阿部慶介君) 微々たる金額かもしれませんが、少しでも経費削減になればということで、シミュレーションをするのはそんなにお金がかかることではないと思いますので、そういった太陽光の設置の業者に試しにシミュレーションしていただいて、検討していただければと思います。 それでは、②のほうの再質にいきます。 県営化のお願いはされていたということですが、いつごろお願いしたのか。また、その後の回答はどういった回答があったのか、お願いします。 ○議長(薄井征記君) 塙課長、お願いします。 ◎生涯学習課長(塙誠一君) 茨城県に対する要望としまして、2016年10月に茨城県知事要望ということで要望しております。また、2017年6月に国体局要望ということで県営化の要望をさせていただきましたけれども、明確な回答というのはいただいていないというのが現状でございます。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 阿部議員。 ◆1番(阿部慶介君) 再々になりますが、16年と17年に要望は出したけれども返事がない。やっぱり県のほうでもなかなか難しいのかなという、ちょっとした今、印象なんですけれども、例えばですけれども、県で管理が難しいとした場合、民間などほかの団体に管理をお願いして、そこであめんぼを活用していただいて、例えば一般の方の、観光客の方でもいいんですけれども、体験ボートなどいろいろな企画などであめんぼを利用していただく。また、そういった発生したお金で市の負担の軽減もされるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(薄井征記君) 再々質問に対する答弁をお願いします。 塙課長。 ◎生涯学習課長(塙誠一君) ボートセンターの民間団体、指定管理者とかというのがイメージされるかなというふうに思います。一般的に公共施設の施設管理というようなところの考え方として、そのような民間団体による指定管理者制度の導入というのは、既に潮来市立図書館であったり、潮来市民プールであったり、幾つかの施設で県に導入はされているというようなところでございます。コストの縮減、そして有効的な施設の活用という中で、そういった活用方法はあるべきものだというふうに考えてございます。 今、阿部議員のおっしゃるボートセンターあめんぼの管理運営におきましては、貴重な潮来市の財産であるというようなところは、皆、認識しているところでございまして、有効活用も図っていきたいというふうに考えております。ただ、課題も幾つかあるのかなというふうに考えてございます。それは、どうしてもボート、かなり大きいものでございます。それを、仮にボートをお貸しするというようなところで、それに伴う移動する人件費であったり、施設管理の人件費というのが新たにかかってきます。そういったところも、どういう形でそういった施設の有効活用ができるのかというのは、いろいろ検討する必要があるというふうに考えてございます。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 阿部議員、どうぞ。 ◆1番(阿部慶介君) 確かにいろいろの課題は、今お聞きした中でもなかなかいろいろあると思います。ただ、やっぱりボートはそれでも大事ですので、県営化が難しいとなれば、やっぱり市と民間団体で協力して、今後ボートの復旧、ボートのすばらしい施設を残していっていただければと思います。 それでは、③の再質をさせていただきます。 管理というと、施設の管理だけではなく、国体などで使用する競技艇の管理もあると思います。今回の茨城国体では、使用する競技艇の購入や管理は県の負担で行っているのか。また、その後の管理はどうするのか、お聞きします。 ○議長(薄井征記君) 答弁をお願いします。 塙課長。 ◎生涯学習課長(塙誠一君) ただいまの質問にお答えします。 施設の管理、競技艇の管理ということで、この国体に向けまして、実は76艇の新しい艇を愛媛県と福井県と茨城県で共同購入をしてございます。76艇、共同購入しておりまして、愛媛国体、そして今年度の福井国体で使用をした後、潮来に持ってくるというような状況です。この共同購入によって、効率的に各3つの自治体が分担して購入ということで経費の削減というところにつながっているかなと。これは、県のほうで購入をしまして、その後、茨城国体が終わりましたら各県のほうに配分をして、おのおのの県で管理をするというふうに聞いてございます。その管理につきましては、最終的には潮来市しかそういった大きなボートセンターというのはございませんので、潮来市のほうで保管管理ということになると思います。詳細につきましては、今後、茨城県と協議の上、決定していくというような状況にございます。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 阿部議員。 ◆1番(阿部慶介君) 3県で共同購入ということで76艇。そのうちの国体終了後は25艇、茨城、まあ潮来ですよね、潮来にもらえるというイメージですよね。とはちょっと違うのかな。潮来で使ってもいいよという。結局、潮来に来るということは、今、子供たちがやっているボートも新しくなるということで、なかなかすばらしいことだなと。こういった感じで県も協力していっていただければと思います。 それでは、2のほうの質問に移ります。 潮来で国体参加者に温かいおもてなしを!茨城国体ボランティア募集について。 昭和21年から始まった都道府県持ち回りで毎年開催されている国内最大のスポーツ大会で、2019年に第74回国民体育大会いきいき茨城ゆめ国体が潮来市で開催されます。潮来市では3競技が行われ、たくさんの来場者が予想されます。全国から参加される方々を温かくお迎えするため、いきいき茨城ゆめ国体潮来市実行委員会では、2019年に開催されるいきいき茨城ゆめ国体と、その前に行われる競技別リハーサル大会の運営や国体PR活動にご協力いただけるボランティアを募集しますと、茨城ゆめ国体のホームページに記載されていました。 そこで、伺います。 国体ボランティアに必要な人数と現状の協力をしている方の人数は。 ②国体ボランティアの内容は。 ③愛媛県は昨年開催しています。福井県はことし開催予定です。そこで、他の県の国体開催時のボランティアの状況とどのようなおもてなしをされていたか。 ④ボランティアに参加した場合の特典等は何がありますか。 以上、4点お願いいたします。 ○議長(薄井征記君) 塙生涯学習課長、お願いします。 ◎生涯学習課長(塙誠一君) まず、1点目の国体ボランティアに必要な人数と現状の協力してくれる方の人数につきまして、答弁をいたします。 国体ボランティア募集のチラシやポスターなどでもご案内をしているところでございますが、潮来市の国体ボランティアは200名を目標に募集をしてございまして、本日現在、58名の登録をいただいているところでございます。 続きまして、2点目、国体ボランティアの内容について答弁させていただきます。 潮来市におけます国体ボランティアの活動につきましては、各競技会場での受付、案内や資料の配布、選手、大会関係者、観戦者等の休憩所でのドリンクサービスやおもてなし、選手・監督への弁当配布と空き箱回収、協議会場での会場準備や来場者の誘導、競技会場内外での花飾りした植物への散水やごみ分別等の清掃活動、競技会場内外での駐車場の交通整理や駐車場案内・誘導、総合案内所、現在の予定ではJRの潮来駅、水郷潮来バスターミナル等をイメージしてございますけれども、それらでの案内や資料配布、競技会場やイベント会場での写真、映像撮影、記録、市内イベントでの国体PR活動、そのほか競技運営にかかわる活動を予定しているところでございます。 続きまして、3点目でございます。 愛媛県、そして福井県、そこでほかの他県の国体開催時のボランティアの状況等、どのようなおもてなしをされていたのかにつきまして、答弁をさせていただきます。 昨年度、潮来市と同じ競技の開催都市であります松山市、今治市の視察を行っておりまして、愛媛国体での開催状況を調査してございます。松山市は県庁所在地であり、開催競技も多く、ボランティアの必要人数も多いのですが、募集開始から開催年までは月々50名程度の登録で、開催年の1月時点では1,000人程度と必要予定数の半数程度しか集まっていなかったというところでございます。その後、開催年の3月末でボランティア募集を終了する旨を広報紙やホームページで周知したところ、一般のボランティアの駆け込み登録がふえたり、開催年になると企業、学校等がボランティア登録に本腰を入れ始めると100人規模で登録があったりと、登録者数は開催当年度になってから増加をしたと報告を受けているところでございます。松山市では、最終的には運営ボランティアが2,591名、広報ボランティア310名が活動を行ってございます。 また、おもてなしにつきましては、オープンウオータースイミング競技のリハーサル大会会場では、振る舞いなどのおもてなしはございませんでしたが、本大会では紅まどんな入り飲むゼリーが300食用意をされてございました。 また、今治市につきましては、ボート競技が行われたほか、8会場で6競技が開催されました。今治市のボランティアは、運営ボランティア681名が活動を行っております。ボート競技では、4日間の開催で延べ136名のボランティア活動を行っておりました。また、食のおもてなしというところでございますけれども、競技会会場におきまして日がわりで、1日目は季節の餅300食、鮎の塩焼き100食、2日目、玉川ダムカレー300食、3日目マコモ鍋300食、4日目イノシシ鍋とブッセで300食というようなおもてなしがございました。 続きまして、4点目。ボランティアに参加した場合の特典につきまして、答弁させていただきます。 ボランティアの皆様には、大会スタッフの識別用品として潮来市オリジナルのジャンパー、そしてキャップ、IDカードの配布を予定してございます。こうした大会スタッフ用のグッズは参加した記念になり、思い出になるものと考えております。また、ボランティア活動に参加した方々には、思い出に残るような、潮来市オリジナルのノベルティーグッズ、ピンバッジ等を検討してまいりたいというふうに考えてございます。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 阿部議員。 ◆1番(阿部慶介君) それでは、①のほうの再質をさせていただきます。 ポスターやチラシ等でPRしていると。必要人数は200人で現在は58人ということですが、市ではどこに、どのようにPRをしているか、お願いいたします。 ○議長(薄井征記君) 答弁お願いします。 ◎生涯学習課長(塙誠一君) 再質問に答弁させていただきます。 どこにPRしているのかというところでございますけれども、人が多く集うイベント、総会、お祭り等に職員が出向きまして、PR活動のほうをさせていただいているところでございます。具体的に申しますと、4月8日には潮来桜まつりということで、あやめまつりの会場であります水郷潮来あやめ園の広場のほうで、実際にエルゴメーターを数台設置しまして、そこに来てくれている方々に実際に体験をしていただきながら、ボートをこいでもらったと、エルゴメーターをこいでもらったと。そういった方が100名ほどおりました。 また、それとは別に、いきいきITAKOスポーツクラブの総会であったり、ボートの少年団の総会であったり、スポーツ推進員連絡会の総会であったり、地域女性団体の総会、悠々塾の開講式、また潮来市ボランティア協議会のほうの総会、PTA連絡協議会の総会等、たくさんの団体に向けて発信をしているところでございます。 今後、ある時期に来ましたら、こういった団体向けに再度PRをして、実際のボランティア登録をしていただくということで、具体に次の2ステップ、考えていきたいなというふうには思っております。また、これからいろんなところで行うとともに、SNS、そちらのほうも使ってPRのほうはしてございます。それらもあわせて、今後とも着々とPRのほうは進めていきたいというふうに考えてございます。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 阿部議員。 ◆1番(阿部慶介君) いろいろなところにPRされているということがわかりました。また、体験でエルゴメーターもやられている。エルゴメーターなんかは今、自分の船が番号がついて競走みたいなのも画面でできたり、あめんぼではあったりするのかと思います。そういうのもあって、体験して少しでもボートが広まって、またボランティアの方もふえればと思うんですけれども、そのボランティアの募集というのはいつからやっていて、例えば国体開催まで約480日あります。今現在58名ということですが、この人数というのはどういうふうに捉えていますか。 ○議長(薄井征記君) 塙課長、お願いします。 ◎生涯学習課長(塙誠一君) 募集のPRは大分前からやっております。現実的に、4月15日からボランティアの募集受け付けのほうを開始してございます。そういった中で、きょう現在58名ということは、目標数の約30%というふうな状況でございます。先ほど答弁しました他県を見ますと、かなり潮来市の募集の状況的にはスタートダッシュが効いているかなというふうな捉え方をしてございます。 今後、潮来市、いろんな団体、そして人と人とのつながりというのが深い地域でございますので、これからよりまたお声がけをさせていただいて、確保していきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 阿部議員、はい、どうぞ。 ◆1番(阿部慶介君) 他市から比べるともう既に30%、1カ月半くらいで集まっているということで、ロケットスタートということで本当にそうだなと思います。それには執行部の方、国体推進室の方々がいろんなところでPRしてくれているおかげかなと。茨城くんも頑張ってくれているのかなと思います。このままロケットスタートじゃなくてロケットをずっと継続していただいて、予定の200人を超えてもいいのかなと。それでたくさんの方に国体を楽しんでいただければと思います。 ②の再質はありません。 ③のほうの再質ですけれども、僕の聞いたところによりますと、塙課長はサッカーにおいて、監督や選手として今まで他県の国体に参加しているというのを聞いております。そこで、課長自身なんですけれども、これまで行った開催地での印象やどのようなおもてなしがよかったのかなと。また、今後どのようなおもてなしをしたらよいかなというのを、もし課長自身のお考えでいいですので、お聞きできたらと思います。よろしくお願いします。 ○議長(薄井征記君) 塙課長、お願いします。 ◎生涯学習課長(塙誠一君) 私のほうも、国体のほうはサッカー競技のほうで選手、監督、総監督ということで、昨年の愛媛国体のほうも総監督として参加をさせていただいたところでございます。一番、おもてなしというところで印象に残っていますのが、役所に入って最初の国体、京都国体に出場したときに民泊でございました。食事は全て地区の集会所で提供いただいたと。そこで、地区の方々が料理をしていただいて、正直、その当時はまだお酒等も大会期間中飲んでいるような時代でございました。より地元の方と触れ合うというようなところでは、すばらしい国体であったというふうに今、自分で思います。 ただ、時代も変わりました、民泊というところもございません。選手はほぼ大会中はアルコール類は一切口にしないというような時代でございます。そういった中で、潮来らしいおもてなし、他県のおもてなしというのが特別特徴があったかといいますと、昨年の愛媛も、その前が平成25年の東京国体、24年度の岐阜国体、大きくおもてなしが変わった、変わっているというところは正直言ってございませんでした。 そういった中で、私、チームを預かる者としての視点でおもてなしというのは、まずその土地の雰囲気、潮来に入ってきたときに、例えば電車、高速バスで来た場合に歓迎の意思表示がばんと出ているというような、ここに来たんだと、国体に来たんだというような選手のモチベーションを上げる、そういった装飾の看板であったり、まずはそこからスタートです、と思います。 あと、選手が一番時間を費やすところがホテル、宿泊施設でございますので、そこでストレスなく生活ができるというのが、これはアスリート、選手の視点、プレーヤーズファーストの考え方としてそこを大事にしてもらいたい、していかなきゃならないと思います。 その中では、まず食事、5大栄養素が確実にとれるという、そういった食事の提供ですね。そして、あとは多分大会中、かなり1,000人くらいの方が多いときには宿泊等もすると聞いていますので、細かいところでありますけれども、洗濯とかそういったのが宿泊施設の洗濯機では賄えない。じゃ、そういったものをどうするのかというところで、コインランドリーとか、あとはドラッグストアとか、そういったふだん必要なものを情報として選手、チームに提供をしてあげるというものがすごい必要でありますし、チームとしてはマネジメントする上でとてもありがたいというふうに考えております。 それと、まず大会の会場に行ったときの雰囲気。やっぱり選手は情熱、パッションを持って会場に入ってきますので、そこでの装飾、BGM、そういった戦うモードにチャンネルがスイッチが入るというような雰囲気づくりが必要だというふうに思いますし、そういったものに環境づくりが必要だと。そして、その中で一番大事なのが、会場に応援がいっぱい来てくれると。観客が多くいるという、これが何よりのおもてなし、選手からしたらおもてなしなんじゃないかなというふうに考えております。どうしても選手目線での答弁になりますけれども、感じたところは以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 阿部議員。 ◆1番(阿部慶介君) ありがとうございます。 やっぱりさすが総監督、選手として行かれているだけあって、いろいろ細かいところ、やっぱり伝わってくる雰囲気というのが今の答弁の中でもいろいろわかりました。やっぱり、そういったすばらしい経験は生かしていただいて、先ほどもおっしゃっていましたが、会場の雰囲気、環境、応援がいっぱい行けるようなことを僕らと一緒に、皆さんと一緒に、茨城国体が成功するようにやっていけたらと思います。 ④のほうは再質ありません。ボランティアの参加の特典というのは、僕が思うに、やっぱり選手の方々、来ていた方々とボランティアの方々がみんなで一生懸命やって楽しんでいただくことが一番の特典というか思い出になるのかなと思います。 それでは、3のほうの質問に行きたいと思います。 3、日の出液状化対策事業の沈下補償について。 平成28年3月に地下水位を低下させる地下水配水管の敷設が完了し、同年4月から日の出全域の地下水位を3メートルまで低下される作業を行いました。そこから、平成30年3月に対策目標の深度3メートルをおおむね達成しました。潮来市日の出地区液状化対策事業効果検討委員会で審議し、現在は1年間の経過観測期間に移行しています。そこで伺います。 ①5月9日と12日に家屋事後調査説明会が行われました。そのときの説明会に参加された方の人数は。 ②説明会時に質疑応答があったと思うが、そのときの質問の内容は。 ③市街地液状化対策推進ガイダンスでは、既存で一定量の傾きを超えるものは受忍の対象外になりますと記載されていますが、これは傾いた既存の塀は補償しないということですか。 ④国の定めた市街地液状化対策推進ガイダンスでは、地下水位低下による因果関係で生じた損害が、生活することが通常の社会生活において受忍の範囲を超えると判断される場合に補償されるとしています。もし、ぎりぎりでガイダンスの受忍を超える範囲と認められなかった場合、そこの住人の方は大変な苦労を強いられることになると思います。そういった方を救済するためにも、潮来市独自の救済措置は考えていますか。 以上、4点お願いいたします。 ○議長(薄井征記君) 岡野都市建設課長、お願いします。 ◎都市建設課長(岡野正弘君) それでは、1点目のご質問でございます説明会に参加された方の人数について答弁させていただきます。 説明会に参加された住民の方でございますけれども、5月9日は69名、12日は108名で合計177名となってございます。 続きまして、2点目でございます。説明会時の質疑応答について答弁させていただきます。 質問は、2日間で11名の方からいただいてございます。主な質問内容は、家屋事後調査の内容や補償内容に関すること、地下水低下のモニタリングや今後の維持管理に関することが主になってございます。 続きまして、3点目でございます。 傾いた既存の塀は補償しないのか、これは液状化対策ガイダンスに基づいてでございますけれども、これについて答弁させていただきます。 市街地液状化対策推進ガイダンスでは、塀については家屋事前調査を行う時点での変形量、傾斜量が最大で1,000分の7を超えるものについては補償の対象外ということになってございますので、この基準に基づいて対応させていただきたいと思います。 続きまして、4点目のご質問でございます。 潮来市独自の救済措置、これは受忍の範囲を超えなかったものに関してのご質問だと捉えてございますが、これについて答弁させていただきます。 市街地液状化対策ガイダンス、これは補助事業でやってございますので、この補償基準に基づいて対応しなければならないと。受忍の範囲を超えると認められない場合は補償の対象外となってしまうんですけれども、まだ現在、事後調査も終わってない段階で受忍の範囲を超えているという例がまだ出ていないんです。ですので、超えた場合はどの程度の補償をしなきゃならないのかというのを、まず国に相談しなきゃならないんです。その受忍の範囲のラインというのが、そういう事例が出ないと決まらないわけで、その受忍の範囲に届かないものというのがはっきり決められないわけです。ですので、現時点では潮来市独自の救済措置等とかは、まだ現時点では申し上げられないということでございます。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 阿部議員。 ◆1番(阿部慶介君) それでは、①の再質を質問します。 2日間で177名ということですが、これは日の出以外の方も参加されましたか。 ○議長(薄井征記君) 岡野課長。 ◎都市建設課長(岡野正弘君) 市内の方と市外の方の振り分けというのはちょっとできていないので、全体数字になっちゃうんですけれども、この説明会を行うときに事前調査が終わっていて送った通知というのが1,800軒近くあるんです。そのうちの270軒程度が市外の方という形になります。ただ、所有地は潮来市の日の出地内にあるということでございます。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 阿部議員。 ◆1番(阿部慶介君) わかりました。 そしたら、②のほうの再質ですけれども、いろいろ11名の方が質問されて、内容や補償や維持管理とかいろいろ質問あったと思うんです。やっぱり市民の方が一番気になっていた、一番多かった質問というのは何だったんでしょうか。 ○議長(薄井征記君) 岡野課長、お願いします。 ◎都市建設課長(岡野正弘君) やはり家の被害の進み方とか、各自住民の方の考え方の違いとか感じ方の違いとかあると思うんですけれども、やはり内壁関係の亀裂の進みとか、それで、自分の感覚的に基礎のゆがみが例えば進んでいるとかという言い方の方が多かったと思います。 ○議長(薄井征記君) 阿部議員。 ◆1番(阿部慶介君) やっぱり自分の家のことなので、すごく心配されると思います、市民の方は。ですので、ガイダンスにのっとった範囲で適切に対応していただければと思います。 ③のほうですけれども、1,000分の7を超える……。     (「超えるもの」と呼ぶ者あり) ◆1番(阿部慶介君) 超えるものですよね。ということは、地震のときに傾いて、そこから調査したときにもう既に傾いていて、そこからさらに1,000分の7を超えたらという意味なんですか。 ○議長(薄井征記君) 岡野課長。 ◎都市建設課長(岡野正弘君) この1,000分の7というのは、家屋の事前調査をやった段階で既に1,000分の7以上傾いているということでございます。1,000分の7以上傾いているものに関しては、例え事後調査を行って、それが進んでいたとしても補償の対象にはならないということでございます。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 阿部議員。 ◆1番(阿部慶介君) 要するに、液状化対策を行って地下水が下がったから倒れたわけじゃないものは補償しないよという意味ですよね。 ○議長(薄井征記君) 岡野課長。 ◎都市建設課長(岡野正弘君) そういうわけではなくて、既に震災で傾いている。事前調査をやった段階でひどく傾いているということです、1,000分の7以上傾いているんで。ひどく傾いているものに関しては、事後調査をやったから、それがさらに傾いたからといって補償の対象にはならないということでございます。 ○議長(薄井征記君) 阿部議員。 ◆1番(阿部慶介君) すみません、わかりました。ありがとうございます。最初からいっぱい傾いていて、その後、倒れても、それはちょっと対象には申しわけないけれどもなりませんよということですね。ありがとうございます。 ④なんですけれども、まだ受忍を超える範囲という認められた方がいないということで基準もないということで、なかなか今現段階では答えられないということなんですけれども、今後、もしそういう方が出てきて、範囲も決まって、もしぎりぎりの方がおられるようなのが出てきたときは、ぜひそういう方々も何とか、なかなか難しいと思うんですけれども、正直、線引きもどこまでやればいいのかとか。でも、やっぱり一般の市民の方というのはそういうところをやっぱり何とかしてもらいたいなという思いはあるので、よければご検討していただければと思います。 それでは、4のほうの質問に移りたいと思います。 防災無線を子供たちの防犯のために活用。 防災無線は、市民の皆さんが安心して暮らせるまちづくりのため、市内の災害時の情報や行政のお知らせなどを市民の皆さんへお知らせするためのものです。東日本大震災の教訓から、災害時における情報伝達手段の多様化・多重化の必要性が強く求められています。そこで、伺います。 潮来市では、防災無線をデジタル化にしていますが、デジタル化にするメリットは。 ②現在、市内で不審者等が出没した場合には、メールや電話等で各保護者に学校から連絡が来るようになっています。つい最近では、新潟の小学生が被害に遭ったばかりである。また、そういった犯罪を未然に防ぐ意味でも、子供の下校時に、「これから子供たちが下校します」とか、不審者等の報告があった場合にメールで連絡と、また防災無線で「どこどこ地区で不審者が目撃されています」など、速やかに防災無線で住民の皆さんに防犯の意味で呼びかけてはどうですか。 ③近隣他市で、防災無線を防犯や違った形で利用しているところはありますか。 以上、3点お願いいたします。 ○議長(薄井征記君) 加藤総務課長。 ◎総務課長(加藤益生君) それでは、まず1点目のデジタル化にするメリットということでございますが、まず防災無線をデジタル化にすることによりまして、これまでのアナログ形式のときよりもノイズの発生が少なくなりますので、これまでよりは聞きやすくなるということでございます。 また、放送の音声を、合成音声という機械でつくられた音で放送することによりまして、聞きやすい放送をするということができます。また、これに関しましては、平成29年度より放送の実施をしております。また、デジタル化することによりまして、防災無線本体の起動時間が短縮をされると。短縮されることによりまして、Jアラート(全国瞬時警報システム)等の緊急放送、こういった場合、放送する場合の時間が短縮されるということは非常に大きなメリットではないのかなというふうに思っております。 続きまして、防災無線での呼びかけでございます。 まず、子供たちの安全の確保ということは非常に重要であります。また、大事なことだと考えておりますが、子供たちの下校の時刻に合わせて防災無線での放送ということになりますと課題も多いものと考えております。まず、低学年と高学年では時間割も違うということもありまして下校時間がそれぞれ違いますし、曜日や学校行事等によっても下校時間が違ってくることから、下校時間に合わせて放送をするということは非常に難しい状況であります。 また、次に不審者の情報についてですが、もし不審者と思われるような方を発見された場合には、まず警察署への通報をお願いしたいと思っております。不審者の情報をまず警察へ通報していただき、警察からの要請によりまして防災無線やメール等で市内全域へお知らせをしてまいりたいと考えております。 続きまして、3点目の近隣市での利用状況でございます。 現在、潮来市では防災無線を利用しまして火災情報、防災情報、風水害情報、市政情報、選挙情報、行方不明者情報、詐欺被害防止情報、防犯情報と、市民の皆様へさまざまな情報提供をさせていただいております。今回、近隣ということで鹿行地区の4市のほうへ確認をさせていただきましたが、いずれも先ほど申し上げました潮来市と同様の放送で、違った形での利用ということはございませんでした。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 阿部議員、どうぞ。 ◆1番(阿部慶介君) それでは、①のほうの再質をさせていただきます。 デジタルにすることでノイズの発生が少ない、Jアラートなど起動時間が早い、聞きやすくなるということなんですけれども、デジタル化にすることによっていろいろな機能が使えるようになるのかなと思うんですけれども、現在は同報系の機能だと思うんですけれども、今後は移動系の機能などもいろいろ視野に入れて検討はされているんでしょうか。 ○議長(薄井征記君) 加藤課長、お願いします。 ◎総務課長(加藤益生君) 双方向の通信というようなことかと思うんですが、現在は市役所等から発信されたものを子局が受信をしまして、スピーカーから放送するというような形。その逆に、今度、子局から親局のほうへということかと思うんですけれども、やはり私ども以前、そういったものについては一応、調査のほうをさせていただいておりまして、整備費用にかなりの額がかかると。そういったことからも、費用対効果等々も考えまして、現時点では双方向の通信というものは考えてはございません。ですから、今考えておりますのは、実際に消防団等々の方々が災害現場へ赴き、そこから現状報告等々をさせていただくというような、もう少し簡易な通信方法、費用の少し抑えた形でのそうした通信手段というものを考えているところでございます。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 阿部議員、どうぞ。 ◆1番(阿部慶介君) 双方向が必ずしもいいとも限らないとは思うんですけれども、少しでも消防団の方々の負担低減とかにもなればと思うんですけれども、なかなかアナログ的に民生委員さんとかいろいろそういったボランティアというか、そういう団体の方が回っていただいたほうがいいこともあるとは思います。 それでは、②のほうの再質に移りたいと思います。 いろいろな課題があるということなんですが、潮来市は不審者からも防犯の意識が高い市だと思われることが本当の意味での防犯ではないかと思います。そのためにも、防災だけでなく防犯としても防災無線を使用したほうが、僕的にはいいのかなと思うんですけれども、システム的に何か難しい、機械的なシステムということじゃなく、運用的なシステムでそういった形で使用するというのは難しいことはありますか。 ○議長(薄井征記君) 加藤課長、お願いします。 ◎総務課長(加藤益生君) 特に放送というか、システム的の問題ということではないんです。不審者情報ということでございますけれども、これは直接放送もできますので、ですからシステムというよりも、やっぱり難しいのは、まず何をもって不審者というふうに判断をするのかというようなところは、一番ちょっと難しいのかなと思います。 そういった中では、やはり正確な情報という部分では、逆に不安をあおってしまうだけになってしまうというような状況もこれはあり得ると。そういった中では、やはり一番正確な情報、そういったものを市民の方にお伝えすることが大事なのかなというふうに思っております。そういった中では、やはり警察署のほうへ通報していただき、私どもとしましては、その警察署からの情報によって正確な情報を市民の皆様にお伝えしていくというふうに考えております。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 阿部議員、どうぞ。 ◆1番(阿部慶介君) 今おっしゃられたとおり、何をもって不審者にするのかというのがやっぱり一番大事なところ。現在は、不審者と発見した地域の方、保護者の方、また子供のほうから学校のほうに連絡が行きまして、その連絡が来た当該校が各学校に連絡して、それで保護者の方にメールや電話等で連絡しているということで、確認までは多分していないと思うんですよ。なので、今、加藤課長がおっしゃられたように、何をもって不審者とするのかというのは、正直難しいところではあると思います。 情報の内容によっては学校のほうから警察に言って、警察で確認に来ることもあるというのは僕も聞いているんですけれども、正直難しいとは思うんですけれども、せっかくある無線をやっぱり使って、なるべく地域の方に不審者が出たということで目を光らせていただく。日の出なんかのパトロールしてくれている区長さん方とかボランティアの方もいっぱいいて、そういう目が光っているというだけでもう防犯の意識が高いまちになるなと僕は思うんですけれども、防犯として防災無線を使用する場合のことについて、もし教育長、何か見解があれば答弁いただけたらと思うんですけれども、お願いいたします。 ○議長(薄井征記君) 横田教育長。 ◎教育長(横田直樹君) 不審者に関する問題につきましては、教育委員会はもちろんですが、各学校も細心の注意を払って、集まってきた情報については、阿部議員のほうから話があったように、各学校のメール配信システムで早急な家庭の通信等をしておるところでございます。その情報は各学校にも即座に回るようになっておりますので、その辺で各学校ごとの対応をしっかりしてもらうというのが今の状況かと思います。 ただ、またいたずらに、子供たちの下校時刻等に子供たちが帰りますというような情報を流しますと、それは逆に不審者にとっては最も悪い意味での必要な情報を流すということにもなりますので、その辺の運用等については十分に慎重に、総務のほうとも検討をしてまいりたいというふうに思います。 ○議長(薄井征記君) 阿部議員。 ◆1番(阿部慶介君) わかりました。 それでは、③のほうの再質に移らせていただきます。再質というか、防災無線の提案というものになってしまうのかもしれないですけれども、防災無線の苦情では、音声が聞き取りづらいということがよく聞くことがあります。そのため、市ではメールアドレスを登録することによって、潮来市からさまざまな情報を携帯電話やインターネットに接続されたパソコンへメールで配信するサービスのメルマガや、防災無線放送が聞き取れなかった方のために放送内容を電話音声で案内するサービスなどをしています。メルマガは希少にもかかわらず、行政情報を確実に受け取れるサービスでとても便利です。ですが、ご年配の方にメルマガの登録は少々難しいと思われます。 そこで、潮来市防災訓練のときなどにメルマガ登録のサービスを行うコーナーなどを設けてはいかがですか。コーナーに無線業者の方や市の職員を配置して、来た方に携帯のメルマガを登録してあげれば、少しでも多くの方が災害や行政情報を確実に受け取れるのではないでしょうか。ちょっと答弁、お願いいたします。 ○議長(薄井征記君) 加藤課長、お願いします。 ◎総務課長(加藤益生君) 今、議員さんのほうから提案をいただいた件は、後ほど前向きに検討させていただきたいと思っておりますし、まず、先ほどちょっとメリットの部分であれでしたが、これは直接的なデジタル化によるメリットということではないんですけれども、今回、デジタル化を進めている上で、まず市内全域の音声の伝達のエリアの広がりですとか、聞こえづらさというのを最調査しております。そういった中でスピーカーの向き、角度を変えましたり、ワット数の調整等々もさせていただいております。そういった中では、確かに市民の皆様にお伝えするということで、また引き続き整備等を進めてまいりたいと思っております。 また、現在、防災無線で放送した情報につきましては、今、阿部議員のほうからもありましたように、あやメールということでメールの配信をさせていただいております。また、メールをされていない方や、また放送等をもう一度お聞きになりたいという方には、防災無線テレフォンサービスということでも放送をしております。ちなみに、こちらのテレフォンサービスの電話番号でございますが、0299-62-4688となっております。そうした中では、メール、電話等でもそれを行っているところでございます。 阿部議員のほうからご提案いただきました防災訓練でのそういったもののコーナーの設置、これはぜひとも私どもとしましても、やはり防災・防犯に対する意識の醸成ということからも前向きに取り組みをさせていただければと思っております。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 阿部議員。 ◆1番(阿部慶介君) あやメールなどテレフォンサービスはすばらしいことです。なるべく多くの方に使っていただけたらと思います。 以上、1番、阿部慶介、質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(薄井征記君) 以上で1番、阿部慶介議員の質問が終わりました。 午前中は以上で終わりにします。 午後からは1時30分より再開いたします。それでは、暫時休憩します。                         (午前11時59分)----------------------------------- ○議長(薄井征記君) 少々時間前でございますけれども、おそろいですので、始めさせていただきます。                          (午後1時25分)----------------------------------- △大野政則君 ○議長(薄井征記君) 4番、大野政則議員の質問を許可します。議員は質問席に移動を願います。 大野議員、どうぞ。     (4番 大野政則君 登壇) ◆4番(大野政則君) 4番、大野政則です。 ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従い、順次質問をいたします。 1、新たな市街化の形成について。 平成28年度から都市計画税が廃止されました。税の負担軽減が図られることもございますが、住宅の新築や企業、事業の進出も大いに期待されるところでございます。このような期待の中で、市街化区域の見直しは必要ではないかと考えます。線引き制度は、道路や水道等が整備されないまま建築が建ち並ぶのを防止し、優良な農地や自然環境を守ることを目的とした制度と考えますが、そこでお伺いいたします。 (1)市街化区域の検討は、いつ、どのような組織で行われ、市民へはどのような周知をされたのか、お伺いします。 (2)近年、あやめ丁に接続する潮来前の一部が市街化区域となったと思うが、どのような手続により見直しをされたのか、お伺いします。 (3)市街化区域等で建物を建てるのにどのような制限があるのか、お伺いします。 以上、3点お願いします。 ○議長(薄井征記君) 岡野都市建設課長、お願いします。 ◎都市建設課長(岡野正弘君) それでは、1点目のご質問でございます。市街化区域の検討はどのような組織で行われ、市民へはどのように周知されるのかについてご説明申し上げたいと思います。 潮来市の市街化区域及び市街化調整区域の位置づけは、茨城県が策定している潮来市都市計画(区域マスタープラン)に基づいており、県ではこのマスタープランを国勢調査都市計画基礎調査の結果等を踏まえまして、5年置きに見直しを行っているところでございます。前回の見直しは、平成26年から28年度にかけて行われました。この手続の中で、県から各市町村へ区域区分変更、つまり線引きの変更でございますが、これの意向調査が行われます。県が都市計画見直し案を作成する際に市民の皆様への広聴会もあわせて行われます。その後、茨城県都市計画審議会の議了を得まして、都市計画決定を行う際にも都市計画決定図書を市の窓口に備えつけ、市民の皆様へ縦覧しなければならないことが法的に義務づけられておるような状況でございます。 続きまして、2点目でございます。 あやめ丁に接続する潮来前の一部が市街化区域となった。この手続等、どのような見直しをしたのかについてご答弁させていただきます。 潮来前地区の一部、現在、アイモア、ナフコ等が立地している地区でございますが、この地区の市街化区域への編入は平成4年度に行われました。編入した際の手続としましては、先ほどご説明したとおりの経緯を経てございます。なお、当時の見直しの目的としまして、平成2年の潮来町市街地整備基本計画におきまして、駅の東口にも商業拠点を形成させ、生活利便性の確保と新しい商業空間の導入による地区商業全体の活性化を誘導するとの記載がございます。このとおり、日の出地区への人口増に対応することも目的としてございました。 続きまして、3点目でございます。 市街化区域内で建物を建てるのに、どのような制限があるのかということに関してご答弁させていただきます。 建築物の用途に関する制限としてご回答するような形になってしまいますが、まず市街化区域では各用途地域の制限を受けるような形になってございます。次に、市街化調整区域についてですが、市街化調整区域は都市計画法において市街化を抑制すべき区域とされており、その趣旨を守るために都市計画法に基づく開発許可制度の制限を受けるような形になってございます。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 答弁が終わりました。再質問がありましたらどうぞ。 大野議員。 ◆4番(大野政則君) それでは、(1)と(2)を含めての再質問とさせていただきます。 この市街化調整区域に関しましては、潮来市の少子高齢化に対しまして、非常にマイナスの点が多いと私は考えます。この中で、極端なことを言わせていただきまして、自分の土地が農地であり、その土地に家が建てられない、そのような制度はちょっと今の時代にはそぐわないと私は考えます。その中で、市街化区域の廃止というものをするのには可能なのか、またどういうものがあるのか、どういうやり方があるのかを再質問させていただきたいと思います。 ○議長(薄井征記君) 岡野課長、お願いします。 ◎都市建設課長(岡野正弘君) ご質問でございますが、市街化調整区域から外すということでよろしいでしょうか。市街化区域というのはもう既に区切られて、住む区域の建物等が結構建っているような状況でございますけれども、市街化区域を外して市街化調整区域へするという形でよろしいですよね。 これは、実際、手続上は可能なんです。可能ではありますけれども、条件的に市街化区域の中で当分の間、農業などを重点的にやるよとか、何と言ったらいいんですか、急傾斜地とかもございますけれども、当面、手がつけられない、市街化したいんですけれども、市街化区域にはなっていますけれども、実際は市街化区域になっていないというような部分に関しては、法的に外すことは可能になっています。ただ、現在、市街化が既に整備されて終わっているよというところに関しては、ちょっと厳しいハードルが何点かございますけれども、できないということは現時点ではございません。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 大野議員。 ◆4番(大野政則君) それでは、(3)の再質問に入らせていただきます。 先ほどの1、2の質問でできないということの中で、(3)の再質問としまして、どのような建物なら建築することが可能かということで、商業施設や工場等、今現在の時点でそういうものが建てられるのか、再質問としてお願いいたします。 ○議長(薄井征記君) 岡野課長。 ◎都市建設課長(岡野正弘君) まず、市街化区域内において商業施設とか工場等が建てられるのかということに関しましては、各用途地域の定めというのがございまして、この用途地域の基準にのっとった建物でございますれば建築は可能であるというふうに考えてございます。 また、市街化調整区域につきましては、これはちょっと開発許可等の適応を受けないものに関しては建築は商業施設であってもちょっと困難かなと、工場等も一緒ですけれども、というような見解でございます。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 大野議員。 ◆4番(大野政則君) 再々質問となるのか、要望となるのか、ちょっと難しいところなんですが、要はこれから東関東自動車道が、水戸線が開通するという中で、今、この市街化調整区域というのが一番問題になるのかなというのは、行方市に関しましては、市街化調整区域の線引きですか、これが一切ないという中で、潮来市にはあるという中で、これからの商業施設や工場の誘致という形の中で、非常に潮来市はマイナスな点が多いという中、これからやはりこれを撤廃するか、線引きを変えていくかしないと、今からの時代、かなり潮来市はマイナスで乗りおくれていくんではないかなと私は思います。 そういう中で、これからそういう方向、まず沿線の形の中でそういう高速道路の工業施設、工場等や商業施設が建てられるのかをお伺いしたいと思います。 ○議長(薄井征記君) 岡野課長、お願いします。 ◎都市建設課長(岡野正弘君) 潮来市におきましては、線引きがかなり大分古い時期から確定されておりまして、そういう形だってございますが、先ほど議員のおっしゃったような沿線地区及びあと東関東自動車道関連の近接地に関しましては、私どものほうも、とりあえずそういう線引きで規制はかかっているんですけれども、なるべく部分的に規制緩和できないものかなという方策は、今、研究して探しているところでございます。県のほうの関係所管にも一応つなぎはつけておりまして、ある程度、お話を聞いていただいているような状況でございますので、極端な変更というのはちょっと厳しいのかもしれませんが、部分的な検討は今後続けていきたいかなというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 大野議員。 ◆4番(大野政則君) ぜひともお願いしたいと思います。 それでは、2番の質問に入らせていただきます。 2、潮来市コミュニティ事業補助金のさらなる活用について。 平成29年度、新規事業として、潮来市コミュニティ事業補助金制度が創設され、3月議会において7つの区長会の取り組みをお聞きすることができました。そこで、お伺いします。 (1)平成29年度において、潮来市コミュニティ事業補助金制度を実施し、どのような成果が得られたのか、お伺いします。 (2)平成30年度においても予算どりをされていますが、区長会への説明はされたのか。どのようなスケジュールで進められているのか、お伺いします。 (3)平成30年度に入り、区長会から問い合わせはありますか、お伺いします。 (4)平成29年度は加入促進事業と安全安心対策事業の2つでありましたが、平成30年度は対策事業をふやすのか、お伺いします。 以上、4点お願いいたします。
    ○議長(薄井征記君) 加藤総務課長、お願いします。 ◎総務課長(加藤益生君) それでは、まず1点目のご質問のどのような成果が得られたかについて答弁をさせていただきます。 昨年の平成29年度には、市内7地区全ての地区でコミュニティ事業のほうを取り組んでいただきました。事業につきましては、それぞれ地域の実情等に合わせた中で、区への加入促進事業か安心安全対策事業のいずれかで実施をしていただきました。 事業の成果としましては、地区によって多少違いはございますが、加入促進事業を実施した地区では6軒の新規加入を得ることができた地区がございました。また、安心安全対策事業を実施した地区では、区民の方々の防災意識を高めるとともに、地区内の連携強化を図ることができたとの報告をいただいております。また、安心安全対策事業の取り組みを行ったときには、区に未加入の方の参加もあったとのことで、今後に期待を持てるというお話もいただいております。 続きまして、2点目の区長会への説明でございますが、まず区長さん方への説明でございますが、まず4月13日の区長会総会の際に平成30年度もコミュニティ事業を行う旨を説明させていただきまして、また先月の5月28日になりますが、この日に開催しました区長会、役員会におきましても、各地区の代表区長さん並びに副代表区長さん方への説明をさせていただいております。その際、役員の皆さんに内容について各地区にお持ち帰りになっていただき、検討をしていただき、7月の中旬ごろを目安に私ども総務課までご連絡をいただくことになっております。 続きまして、3点目の30年度に入り、区長会からの問い合わせということでございますが、今年度、この事業につきましての問い合わせですが、既に1つの地区から問い合わせをいただいておりまして、既に相談のほうもさせていただいております。先日も役員会等々にうちの担当のほうも出席をさせていただきまして、相談のほう、お話のほうをお伺いさせていただいているところでございます。また、先月行いました区長会の役員会、その席上でも代表区長さん方からは前向きの取り組みについてのお話もいただいているところでございます。 続きまして、4点目の対象事業をふやすのかということでございますが、この対象事業でございますが、今年度は既に、先ほども答弁させていただきましたが、各区長さん方に昨年同様、加入促進事業と安心安全対策事業の2事業での取り組みのほうを説明させていただいておりますので、今年度はこの2事業で進めさせていただきたいというふうに考えております。内容につきましては、ぜひご相談をいただければというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 答弁が終わりました。再質問がある場合、どうぞ。 大野議員。 ◆4番(大野政則君) それでは、(1)の再質問に入らせていただきます。 この成果という形でお聞きしましたが、成果というのも非常に難しい判断なのかなと。当然ながら、1軒プラスとして入っても成果ですし、マイナス1軒だったんですが、3軒抜けようとしていたのが1軒にとどまったというのも私は成果だと思います。そういう中で、今回7地区で事業を行ったということで、できれば、わかる範囲で結構ですので、7地区の事業内容を教えていただければと思います。 ○議長(薄井征記君) 加藤課長、お願いします。 ◎総務課長(加藤益生君) それぞれ地区のほうからは取り組みを行っていただきました事業のほうの報告をいただいております。 では、参考に答弁させていただきます。 まず、日の出地区でございますが、こちら、大洲のほうも含んでおります。こちらは加入促進事業と安心安全対策事業ということとあわせて、炊き出し訓練のほうを実施しております。3月11日になります。成果としましては、区民の方約250名の参加があったと。うち、大体約30名の未加入の方がおったと。また、外国籍の方の参加もあったということで、未加入者の方の参加もあったということで、先ほどもちょっと答弁をさせていただきました、今後に期待を持てるというようなところでございます。 あと、牛堀地区の香澄、八代地区でございますが、こちらは合同で実施をしております。3月のちょうど行われました市の清掃大作戦ですか、その前に区長さん方がごみ袋と啓発グッズを持って、区長さん、役員さん方が区の加入促進事業ということで戸別訪問のほうをされたということで、そのときにやはり直接地区の顔であります区長さんや役員さんの方がお越しになってお話を聞いたということで、新規に区に加入された方があったということ。また、戸別訪問をしている一貫の中で、実はこの4月からもう区は抜けよう、退会というか、抜けようと思っていたと。そういったところに区長さんとかが戸別訪問をされていろいろお話を聞いたと。それで、区を抜けるのをやめて、引き続き区に加入しますよというお話もいただいたという報告もいただいておりまして、区長さん方も非常にコミュニティの維持ということでは、新規加入ではないけれども、区を抜けるということを踏みとどまってもらったということは非常に意義のあったことかなというようなお話をいただいているところでございます。 あと、大生原地区でございますが、大生原地区のほうは安心安全対策事業のほうを実施してございます。潮来地区も同様にパトロール隊等のほうの結成をしていただいております。辻地区におきましても、安心安全対策事業として防災関係の研修会のほうを開いていただいております。延方地区も同様に安心安全対策事業としていろいろ救命の講習を行ったり、そういった防犯の意識の醸成ということで取り組みをいただいたということでございます。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 大野議員。 ◆4番(大野政則君) 再々質問としまして、この事業の中で6軒加入がありましたというのが先ほどの答弁でありましたが、わかる範囲でどのような形の事業をして6軒加盟になったのか、お伺いできればと思います。 ○議長(薄井征記君) 加藤課長。 ◎総務課長(加藤益生君) 新規加入がちょうどあったのが、先ほどちょっと例として出させていただきました牛堀八代地区になるんですが、新たに住宅が建ったところといいますか、その地区内に新築された方のところへ訪問をされたというところで、そこで区長さんが直接お話をして、賛同していただいて、区のほうに加入していただいたというお話は聞いております。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 大野議員。 ◆4番(大野政則君) それでは、(2)の再質問に入らせていただきます。 今回、このコミュニティ助成金の制度の今期の予算としまして30万というのが上がっておりますが、これは1区1案という形だと思います。続いて、2、3と出た場合はどのような形でやるのか。1番だけが今回は予算という形なのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(薄井征記君) 加藤課長。 ◎総務課長(加藤益生君) 今年度のコミュニティ事業の取り組み方としましては、各区より手上げ方式と言ったらよろしいんですかね、の予定をしてございます。そういった中では、当初の予算のほうは、この事業、上限が30万となっておりますので、1事業分だけを当初で組ませていただきました。続いて、2つ目、3つ目とほかの区のところでも複数あった場合には、今後、補正予算等々での対応というものを考えているところでございます。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 大野議員。 ◆4番(大野政則君) それでは、(3)の再質問はございません。 (4)の再質問としまして、今回、事業化は前年度と同じ加入促進と安心安全対策事業という形の中で、私、区長会とのコミュニティの形の話の中で、なかなか事業というものが非常に打ち上げにくいという中と、上限が30万という予算の中での範囲というのが非常に何をしていいのか、何を行っていいのかわからないという中で、日の出地区に関しましてなんですが、これは、いろいろ区長会との話をしまして、日の出の区長会に関しましては、区長さんをメーンとした防犯パトロールという形を今、週2回、午前と午後に分けて、各地区8町内で月に8回を行っているという中で、これは当然、安心安全な事業となるのかという形で、それに、この間の話の中でこういう事業の中、防犯パトロールをしながら何をしているんですかという区長さんに問いかけてみましたら、ごみ拾い等をやっているという中で、それをプラスアルファして、区に加盟していないところに委託費で作成した区加入促進のチラシをポスティングできないかと、そういう形をとりましたら、そういうのも月1ぐらいなら可能じゃないかという話の中で、こういうのもすばらしい、いいことだと思うんです。 そういうのを事業化として、強制ではないですが、7区長会でそういうのを推進し、進めていく。そして、その内容を拡張していくという形で、この予算も事業化として、手上げ方式じゃなくて、そういう形、区長会の要は推進がとれるのであれば、そういう形で進めていくのが可能じゃないかなと。先ほどの6軒加入というのも、やはり顔と顔を合わせて安心なまちづくりをという形が一番いいのかという中で、それを事業化していく方向は可能なのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(薄井征記君) 加藤課長、お願いします。 ◎総務課長(加藤益生君) 戸別訪問等々を事業化してはというようなご質問かと思いますが、昨年度は全ての区のほうに実施をしていただきました。また、そうした中、ことしは一応、手上げ方式ということで、やはりそれぞれ地区の実情等々も違いもあったりするし、地区によっては取り組み方も違ってくるのかないうこともありまして、今年度は手上げ方式でやらせていただきまして、これは私どもだけではなくて、やはり区長さん方のご意見等々も十分にお聞きしなきゃならないと思っておりますので、ちょっとこの場ですぐこうというご答弁はできませんが、まず今年度実施をしていただいた中で、区長さんたちにもいろいろとご意見をお伺いして、今後の方向性というものもちょっと検討、研究させていただければと思います。 あと、今後新たな区の取り組みとしましては、ある程度概要ですとか多少計画なり、そういったものが立ったところで一度ご相談をしていただければ、課として事業の対象になれるかということもご相談させていただきたいと思いますので、ぜひとも一度、まずご相談をいただければというふうに思っております。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 大野議員。 ◆4番(大野政則君) 先ほどの答弁の中であり、戸別訪問的なのは、やはり防犯パトロールをやる区の区長さんらの意見というのもあったらしいので、こういうのを進めて、加入促進を促す形で市で要望するのであれば、そういう事業を一つの事業としてつけていただいて、今後、何をやっていいかというのも区長会としても難しいと思うので、これをメーンに拡大、拡張していくという形でやっていただければなと思います。できれば区長会の賛同をいただいて、そういう事業という形を進めていただければなと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上で4番、大野政則、質問を終わります。 ○議長(薄井征記君) 以上で4番、大野政則議員の質問が終わりました。 執行部の入れかえがありますので、少々お待ちください。----------------------------------- △今泉利拓君 ○議長(薄井征記君) 次に、13番、今泉利拓議員の質問を許可します。議員は質問席に移動願います。 今泉議員。     (13番 今泉利拓君 登壇) ◆13番(今泉利拓君) 13番の今泉でございます。 議長職がありましたので、2年半ほど質問ができませんでしたが、久しぶりに緊張いたしております。手短に質問しますので、手短に答えをいただきたいと思います。 なお、議長にお許しをいただきたいんですが、あぱとぱして質問書を出しましたので、肝心なところが抜けたのがあります。質問の中で追加をいたします。ただ、質問内容等については変化がありませんので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(薄井征記君) はい、どうぞ。 ◆13番(今泉利拓君) まず、1番目といたしまして、日本風景街道にいたこあやめ花街道が登録された件についてであります。 去る5月26日、第67回水郷潮来あやめまつり大会の開会式が行われ、あやめまつりが始まりました。この開会式当日、日本風景街道にいたこあやめ花街道が登録されたこと及びふるさとイベント大賞受賞をお祝いする披露式が行われました。そこで、一つお伺いしたいと思いますが、今回、いたこあやめ花街道についてが日本風景街道に登録された。その登録先はどういうところでございましょうか。 2番目といたしまして、今回、日本風景街道にいたこあやめ花街道が登録されたことでどんなメリットが出てくるんでしょうか。その辺、ご説明をお願いしたいと思います。 ○議長(薄井征記君) 額賀産業観光課長、お願いします。 ◎産業観光課長(額賀浩君) それでは、1点目のいたこあやめ花街道が日本風景街道に登録された、その登録先はどういうところかというご質問に答弁をさせていただきます。 登録先でございますが、風景街道関東地方協議会でございます。この日本風景街道の取り組みは、道をキーワードに美しい景観づくりや地域活性化、観光振興を図る国土交通省の事業でございます。今回の日本風景街道への登録は、潮来市観光開発審議会での審議を通じて、潮来市のさらなる地域活性化や観光振興の視点からも申請を行い、平成29年12月8日に登録に至ったものでございます。 続きまして、2点目でございます。 いたこあやめ花街道が登録されたことでどんなメリットが出てくるのかということにつきまして答弁をさせていただきます。 登録されたことで、地域の魅力向上に向けた活動に対して、国土交通省から情報発信や助言などの支援が受けられるものでございます。また、今回の登録は、これまでの市民活動の形で取り組んでいる市民あやめ園整備事業などの取り組みが認められ、登録に至ったものでございまして、潮来市、潮来市民にとって大きな喜びでもございます。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 今泉議員。 ◆13番(今泉利拓君) 祝賀会当日、原市長のご挨拶をいただいたわけでございますが、配っていただいたパンフレットを見ますると、次のような挨拶文が掲載されております。ちょっと紹介をさせていただきますが、「沿道の景観や自然、文化などを生かして地域活性化を図る事業として、国土交通省が進める日本風景街道に潮来市が誇る観光名所である水郷潮来あやめ園一帯と周辺道路がいたこあやめ花街道として登録されました。潮来市におけるこれまでの市民協働でのあやめ園整備事業の取り組みや、ハナショウブだけでなく藤やアジサイなどを植栽し、地域資源を生かした観光振興活動が登録につながったものであり、茨城県内ではつくばに次ぐ登録第2号となります。また、全国で開催されているイベント大賞に、その中からすぐれたものを表彰することによって地域の発展や活性化を促すことを目的として、地域活性化センターが主催しているふるさとイベント大賞では、潮来の嫁入り舟が第22回ふるさとイベント大賞選考委員特別賞を受賞しました」。こういうことを述べられております。「いずれも、これまでの先人によるさまざまな積み重ねによって導かれたものであり、心から敬意を表する次第であります。築かれた貴重な到達点に立って、今後、さらなる光を添えることを改めて決意申し上げます」と述べられております。 この、今後さらなる光を添えることを改めて決意するということでありますが、笛吹けど踊らずでは困るわけでございます。市長の決意のほどはわかりますけれども、実際に現場で観光の面で努力をされるのは職員であります。そこで、きょうは幸いにして、答弁席には直接の責任者であります課長、部長がおられます。環境経済部長と産業観光課長それぞれから、果たしてこの大賞を機にして、これから一生懸命取り組もうとする市長の決意を受けて、現場の責任者としてどういう考えをお持ちか、お聞きしたいと思います。まず、課長から答弁をお願いいたします。 ○議長(薄井征記君) それでは、額賀課長。 ◎産業観光課長(額賀浩君) ただいまは、日本風景街道、いたこあやめ花街道の登録の受賞の披露式のご案内まで議員のほうからいただきまして、大変ありがとうございます。私も担当課長といたしまして、いたこあやめ花街道の登録ができましたことは、先ほども答弁をさせていただきましたが、潮来市、潮来市民にとってまずは大きな喜びであるというふうに考えておるところでもございます。 また、水郷潮来観光協会では、この登録の喜びとしてのぼり旗を作成もしていただいたところでございまして、それを掲げていただいておるところで、魅力が一つ増したところでございます。この登録を機に、私ども職員もさらに魅力を増すような活動をしてまいりたいというふうに決意を述べさせていただきたいと存じます。ありがとうございます。 ○議長(薄井征記君) それでは、土屋部長、お願いします。 ◎環境経済部長(土屋健司君) 今泉議員の再質問にお答えさせていただきます。 いたこあやめ花街道、こちらにつきましては、県内で2番目、関東でも20番目の登録というところでございます。本市の活性化におきましても、大いに期待するところでございます。今後につきましては、新たなパートナー、こちらの充実に向けまして進めていきたいと考えております。議員の皆様方におかれましても、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いを申し上げます。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 今泉議員。 ◆13番(今泉利拓君) それでは、最高責任者であります原市長からも、この点についてお考えをお聞きしたい。 ○議長(薄井征記君) 原市長。 ◎市長(原浩道君) ご質問にお答え申し上げます。 風景街道、またふるさとイベント大賞の選考委員特別賞を2ついただいたということで、大変喜ばしく、うれしく思っております。これも先人たちがこつこつと築いてきた実績でございます。風景街道においては、ただ風景街道に登録したんではなくて、自信を持って、潮来は風景街道に登録されたんだというふうにしていかなくちゃならないのかなと思っております。 一つ例を申し上げれば、今、いろんなところで花いっぱい運動で道路沿いに植栽していただいたり、道の駅のほうでも花を植えていただいたり、いろんな多方面において花壇をつくっていただいたり、賞のほうもいただいておりますけれども、こういったものも含めて、これから潮来市の道路上、それから前川沿線も含めて、外から来た皆様方が、潮来って何てこんないいところなんだろうと思っていただけるような、そういうまちにしていきたいと思っておりますし、来年度は茨城国体がございます。この花いっぱい運動も関係しておりますので、こういったところで市民の皆様方にどれだけ協力してもらえるのか、一緒になってこのまちづくりに参加していただけるのか、こういったところをしっかりと職員も知恵を絞って、そして市民の皆様と一緒になって風景街道にふさわしいまちづくりを進めてまいりたいと思っておりますし、嫁入り舟に関しましては、商工会青年部のみならず、多くの関係者の皆様方がこれまで築き上げてきたイベントでございます。これが、しっかり、全国でも8つの中の賞をいただいたわけですので、これからもっと年間を通して、そして潮来が花嫁のまちと言われるようなイベントに育てていきたいと思っておりますので、一生懸命、議員の皆様の知恵をかりながら頑張ってまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 今泉議員からはご指名で要望がありますから、心得てよろしくお願いしたいと思います。 ありましたら、次、どうぞ。 ◆13番(今泉利拓君) 余り急なところで答弁を求めましたので失礼をいたしました。ありがとうございました。 それでは、2番目に入っていきたいと思います。 潮来市の公共下水道及び農業集落排水事業の排水設備等工事費補助金の拡充についてであります。 茨城県の森林湖沼環境税を活用した接続支援制度の拡充に伴い、潮来市でも排水設備等工事費補助金が拡充されることになりました。庄司前副市長に、県の森林湖沼環境税による潮来市の下水道事業に対する支援をお願いした者といたしまして、今回の県の森林湖沼環境税の支援拡充の決定を私は朗報として受けとめさせていただいております。 そこで伺います。 今回の県の森林湖沼環境税による接続支援制度の拡充によって、潮来の公共下水道及び農業集落排水事業の市民負担にはどのような変化が出てくるか、詳しい説明を求めます。よろしくお願いいたします。 ○議長(薄井征記君) 吉川上下水道課長、お願いします。 ◎上下水道課長(吉川秀樹君) それでは、排水設備工事補助金の拡充についてご答弁をさせていただきます。 今回、茨城県森林湖沼環境税による支援拡充は、平成30年度から平成33年度の4年間の期間限定となってございます。この期間内におきまして、自己用住宅を公共下水道及び農業集落排水へ接続するため、宅地内配管を改造する工事に対しまして補助金を拡充するものでございます。潮来市におきましても、今回の県の支援拡充に合わせて規則の改正を行い、今議会におきまして、事業実施に係る補正予算を計上させていただいております。 それでは、これまでの補助金ですが、公共下水道は供用開始3年以内の接続の場合ですと7万円、内訳で市が5万円、県が2万円を補助としております。そして、3年を超え10年以内の接続の場合ですと2万円を市が補助しております。次に、農業集落排水ですが、接続した場合に一律2万円を市が補助しております。これに対しまして、今回の拡充内容の1点目は、供用開始4年目以降に対しましても新たに2万円が県補助金として交付されるようになります。そうしますと、市と合わせて4万円の補助金額となります。 2点目は、65歳以上の高齢者または18歳未満の子供のいる世帯で、課税対象所得が334万円以下、世帯収入で申しますと、これはあくまでも目安ですけれども、600万円未満くらいの場合ですと、接続工事費として最大で31万円上乗せをして補助金をお渡しできる、そういった制度となっております。したがいまして、7万円または4万円の補助金に最大31万円まで上乗せがされることになりますので、総額で38万円から35万円まで補助金をお渡しできる制度となってございます。これは、県が算出した平均工事費でありますけれども、約35万円となっておりますので、この接続工事費全額に相当する補助金と考えられます。 それで、現況といたしまして、下水道と農業集落排水の未接続の世帯ですけれども、約1,000軒ございますが、この31万円の上乗せが該当する軒数は、統計上でございますが約500軒見込まれますので、ぜひ拡充制度を利用されて接続をお願いしたいと思います。また、この支援制度ですが、4年間とはなっておりますが、期間が短縮されることも予想されます。できるだけ早目のご利用をお勧めしたいと思います。 そして、この制度の周知方法についてですが、市の広報紙やホームページへ掲載するとともに、81社ございます潮来市の指定工事店へ制度の案内の通知や説明会を開催して、周知してまいります。また、対象となる未接続の世帯へは随時、戸別訪問等を実施いたしまして、接続の促進を図ってまいります。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 今泉議員。 ◆13番(今泉利拓君) 大変結構な制度改正でありますが、問題は、今、上下水道課長が説明されたように期間が限られた補助制度の拡充なんですね、4年間。これでいきますと、やはり水原のほうまの工事が急ピッチに進んでいかないとなかなか接続まではいかないんじゃないかと思うんですけれども、この辺、工事を急ピッチに仕上げていくという点からいっていかがなものでしょうか。間に合うでしょうか。 ○議長(薄井征記君) 吉川課長。 ◎上下水道課長(吉川秀樹君) 今、議員からご質問ありました新宮、水原地区の工事、今現在進めておりますけれども、現在の予定でございますと、この4年間に完了をする予定で現在進んでおります。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 今泉議員。 ◆13番(今泉利拓君) 一部に反対があるのは事実なんです。その反対の理由の多くが、やはり若い人がそのうちから出ちゃって、ほとんど残っているのは老人夫婦であると。その人たちにとっては、工事費の負担、これが大変な重荷になるということで反対をされておる方が多いわけでございますが、今回の制度改正、せっかく県のほうでも森林湖沼環境税を割り振っていただけるわけでございますから、これを何としても有効に活用するためには、やはりその地に住む人たちの協力も必要だと思いますので、きめの細かい説得が必要だろうと思うんですが、この辺、担当課としてはいかがお考えでしょうか。 ○議長(薄井征記君) 吉川課長。 ◎上下水道課長(吉川秀樹君) 今、議員おっしゃられるように、なかなか接続に対してこれまでこのような大きな補助金はなかったものでございます。今回、森林湖沼税の活用によりまして、大きな補助金制度ができましたので、これまでの取り組みとしてなかったように、戸別訪問については、ことしについては継続的に実施をして、また先ほど申しましたように、全ての皆さんにこの制度を紹介して、対象者の方々に早くこの制度をお知らせして推進をしていくというようなことで進めたいと思っております。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 今泉議員。 ◆13番(今泉利拓君) それでは、3番目に入ります。 ごみ・道路補修・草刈り等、市民生活に密着した諸要望に迅速に対応するため、特別枠の財政の予備費を確保されてはいかがなものか。これは提案ですけれども、お聞きしていきたいと思います。 どこの自治体でも、市民の皆さんから出てくるいろいろな要望に応えるため、いろいろ知恵を出していると思うし、苦労もされていると思います。当潮来市でも、市長や職員に小さなことから大きいことまでさまざまな要望が寄せられていると思います。そこで伺いますけれども、一つでも多く市民の声に迅速かつ的確に応えるために、市民生活に密着した案件を担当するところには特別枠で財政の予備費を確保することを提案するわけでございますが、担当としてはいかがお考えか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(薄井征記君) 実川財政課長、お願いします。 ◎財政課長(実川智史君) それでは、今回のご質問の特別枠で予備費の確保をすることとしましては、市民の要望に迅速に対応するため、特に市道の安全維持のためには従来の試算によります予算計上方式を超えまして、より柔軟な予算を確保すべきご提案をいただいているものと存じます。 予算におけます予備費に対しましては、地方自治法並びに地方財政法の基本根拠に基づきまして、予測しがたい支出の不足に対応するために計上しているところでございます。現在は、主に災害の発生など臨時対応するものとして管理しているところです。そういうことで、道路維持費につきましては、やはり市民の要望の高さから本年度拡充としておりまして、対前年度2,300万円の増としております。8,100万円の総額としまして、当初予算として計上しておりますので、順次必要性に応じまして執行しまして、不足する場合は補正予算にて対応してまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 今泉議員。 ◆13番(今泉利拓君) 実は大分前の話でございますが、千葉県の松戸市ですぐやる課という課を設けて対応したことがございます。私も町長時代にそれを見習って、すぐやる課的なものはできないかということで考えたのでありますが、課を設けるのは簡単なんですね。だけど、せっかく市民の方から要望が来ても、いざ動いてもらう現場のほうで予算がない、金がないとなりますと動きがとまってしまう。そういうことで、潮来ではできなかった苦い経験がありますが、やはり一つの物事を解決するためには、人、物、金が必要であります。ですから、自治法等にいろいろ定めがあるんでしょうけれども、少し柔軟な融通性のできる金というものを市長あるいはまた部課長に判断して自由に使えるように配慮を願えたらと思うんですが、もう一度、財政課長から答弁をいただきたい。 ○議長(薄井征記君) 実川財政課長。 ◎財政課長(実川智史君) より柔軟な迅速な対応をというご質問をまたいただいております。それにつきましては、補正対応と先ほどご回答させていただきましたが、なるべく補正対応で予算を計上しながら、細かい補正の議案を出させていただければと思っております。 しかしながら、議会の議決が間に合わないとある場合につきましては、予備費も使用につきましては、今後、検討していきながらという状況になると考えております。事前に、ある程度余裕を持っての予算措置につきましては、やはり限りある財源でございますので、予算編成時によく住民要望を検討しながら、今後も対応してまいりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(薄井征記君) 原市長。 ◎市長(原浩道君) お答え申し上げます。 お金の部分、財政的な部分と人的部分、組織上の問題等があろうかと思います。財政的に予備費を持つというのは、一概に予備費を余り持ち過ぎますと、それは使っていいものだというようなそういう感覚も生じてまいります。ですから、適正な予備費をというのは、ある程度の適正な水準で予備費を確保しておいて、今泉議員の申し上げているのは、多分、草が生えていてこれはどうしようもないよとか、道路に穴ができていると、側溝が壊れていると、こういう情報を今現実的にスピーディーに情報が伝わって、そしてその対応ができていないというところなんだろうと思います。 危険箇所は早急に対応すると、これは当たり前のことでございまして、その情報がしっかりと建設部の中で共有されて実行に移されていないというところが多々、見受けられるというのが現実でございまして、今まさに、新年度の組織改編をした後に、部長含めて課長、やはり市民から出た問題提起、それから道路の危険箇所、こういったものに対してしっかりと、毎日の業務の中でしっかりと上げて、すぐ対応すべきこと、それから後日でも間に合うので予算を確保してから実行に移すこと、こういったことをしっかりと透明化を図って、しっかりと業務に邁進するように指示を出しているところでございますので、この予備費の部分というのは、本当に大変であれば補正予算を計上すればいいだけのことであって、大きく確保していく必要は、私どもとしては余り必要性はそんなにはないのかなと思っております。人的と組織上の問題ですので、しっかりと対応できるように今後は進めていきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 今泉議員。 ◆13番(今泉利拓君) ありがとうございました。 それでは、質問が少なくて期待外れの感があるかと思いますが、最後の質問に移りたいと思います。 安心・安全なまちづくりに空き家の解消をということであります。 市内の空き家の現況はどうなっているのでしょうか。 2番目の質問といたしまて、空き家の所有者にはどのような連絡をとられているか。 3番目として、警察との連携が重要だと思いますけれども、どのような方法をとられているか。説明をお願いいたします。 ○議長(薄井征記君) 加藤総務課長。 ◎総務課長(加藤益生君) それでは、まず、ご1点目の空き家の現況について答弁させていただきます。 潮来市内の空き家の現況につきましては、昨年度に実態調査のほうを行っております。その実態調査の結果といたしましては、市内の家屋戸数1万6,645軒のうち164軒となります。空き家率としましては0.98%というふうになっております。 続きまして、2点目のご質問でございますが、空き家の所有者への連絡でございますが、現在は近隣の住民の方々などから苦情等の情報を受けまして、担当課が現場の状況等を確認し、所有者や管理者等へ現況写真等々を添付し、適切に管理していただくよう文書にて対応をお願いしているところでございます。 続きまして、3点目の警察の連携でございますが、現在のところは警察と一体となっての連携というものは特にしておりませんが、今後、この空き家対策等々を進めていく上で、空き家等対策協議会等の設置をしてまいるわけなんですが、その委員の構成の中には警察、消防の方々にも委員となっていただく予定でおりますので、そういった中では今後はそういった防犯、防災の観点からも連携はとれていくのではないかというふうに考えております。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 答弁が終わりました。 ◆13番(今泉利拓君) 今、委員会的なものをつくるという感じの答弁をいただきましたが、それでよろしいんですか。     (「はい」と呼ぶ者あり) ◆13番(今泉利拓君) はい、わかりました。 実際に、先日私のところへも市内の方から電話がありまして、空き家になっているところに泥棒が入って大変危険な状態だと。市のほうへ連絡したら早速来てもらったと。ありがたいことですということでありましたけれども、しかし、何日もたたないうちにまた泥棒が入ったと。これでは、どうも安心・安全なまちづくり、市長は一生懸命やっているようだけれども、実際にはなかなかうまくいっていないんではないかと。もう少し、市民の立場に立った空き家対策をとってもらえないのかと。確かに壁があるのはわかりますけれども、空き家のそばに住んでいる人の身になって、もう少し積極的に考えてもらえないかという電話がありました。 その電話を聞きましたので、市のほうの安全・安心の担当のほうへ電話をいたしましたら、その場でも早速行ってもらった。お礼の電話が来ました、市から来てもらいましたよと。だけど、来てもらっても、そこで終わったんではちょっと不安ですよねと。一歩踏み出して、安心・安全な生活ができるように、市のほうでも何かいろいろ考えてもらえないだろうかという電話でございました。なかなか難しい部分はあると思いますけれども、やはり市民の生活を守ると、安全を守るということが大事なわけでございますから、いろいろ知恵を出し合ってやっていただきたいと思っております。 5月の下旬でしたか、朝日新聞にこのような記事が載っておりました。「特定空き家、倒壊対策命令」と。笠間市は21日、5月21日ですね、市内の特定空き家の所有者に対し、2015年に施行された空き家対策特別措置法に基づき、倒壊防止、扉や窓ガラスの補修、施錠などの対策をするよう命令したと発表したと、笠間市がですね。命令は、5月11日付、同法に基づく命令の措置は県内では初めてだと。市によると、特定空き家とは倒壊のおそれが高い、衛生上、著しく有害だなどのどれかに該当する空き家のことをいうと。もし、所有者が対策をとらなかったり、対策が不十分だったりするなど命令に違反した場合には50万円以下の過料に処せられる。市が建物を取り壊す行政代執行の手続に移行する可能性もあると。 普通の行政当局が考えているより一段進んだ対応をとっているわけですね。ですから、潮来では潮来のやり方がありますから、笠間市と同じことをやれとは申しませんけれども、やはり所有者に対して手紙を出す、連絡をとるだけではなくて、もう一歩踏み込んだ対策をとっていただきたいと思うんですけれども、今の段階で答えられるお答えを聞かせていただきたい。 ○議長(薄井征記君) 原市長、お願いします。 ◎市長(原浩道君) お答え申し上げます。 今、今泉議員がご質問されたとおり、昨年度条例を制定させていただいて、今、課長のほうから答弁ございましたけれども、空き家対策委員会の設置、ここで空き家のいわゆる指定をするわけです。不備な空き家を指定して、そこになったら、今、議員のおっしゃったとおり、そういう対策を講じていくということになりましたので、少し潮来市の場合、おくれて条例制定となりましたので、これからそのような形で潮来市のほうも進めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 今泉議員。 ◆13番(今泉利拓君) しばらくぶりに質問しましたので、ちょっと迫力不足の点がございましたが、これからまた、いろいろ研究をして、執行部と対峙をしていきたいと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。 以上で、13番の今泉の質問は終わりといたします。ありがとうございました。 ○議長(薄井征記君) 以上で13番、今泉利拓議員の質問が終わりました。 本日、予定していました一般通告質問は以上でございます。----------------------------------- △散会の宣告 ○議長(薄井征記君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 次会は、あす12日火曜日午前10時から本会議を開き、一般通告質問を行います。 本日はこれにて散会いたします。 大変ご苦労さまでした。                          (午後2時30分)...