午前10時○教育・福祉委員会 委員会室
99月14日
木決算特別委員会
午前10時○決算の審査
総務委員会関係109月15日
金決算特別委員会
午前10時○決算の審査
産業・
建設委員会関係119月16日土休会 129月17日日休会 139月18日月休会(敬老の日)149月19日
火決算特別委員会
午前10時○決算の審査
教育・
福祉委員会関係159月20日
水休会議会運営委員会 委員会室169月21日木休会(議事整理)179月22日金本会議
午前10時○開議
○各
常任委員長の報告
○
決算特別委員長の報告
○各
常任委員長の報告に対する質疑
○討論
○採決
○閉会 ──────────────────── 〔議長 議長席に着く〕
△出席議員の報告、開会の宣告
○議長(大橋康則君) 御報告いたします。 本日の出席議員は18名であります。定足数に達しておりますので、ただいまから令和5年
結城市議会第3回定例会を開会いたします。 これより本日の会議を開きます。 ──────────────────── 午前10時02分 開会 ────────────────────
△議会に出席を求めた者の報告
○議長(大橋康則君) 地方自治法第121条の規定により、議会に出席を求めた者は、
説明員一覧表により、御了承願います。 ────────────────────
△
会議録署名議員の指名
○議長(大橋康則君) 次に、会議録の正確なることを証するため、会議規則第114条の規定により、
会議録署名議員に、 3番 永塚 英恵さん 4番 関 晴美さんを御指名いたします。 ────────────────────
△諸般の報告
○議長(大橋康則君) 次に、本日の議事日程に先立ち、先般の定例会以降の諸般の報告を、局長補佐兼
庶務議事係長をして報告いたさせます。
議会事務局局長補佐兼
庶務議事係長 池田義則君。
◎
議会事務局長補佐兼
庶務議事係長(池田義則君) 諸般の報告を申し上げます。
資料⑫、令和5年
結城市議会第3回
定例会議会報告の内容に従いまして順次御報告いたします。 諸報告第15号 閉会中における委員会活動に対する報告であります。本件については、資料にあります一覧表のとおりでございます。 諸報告第16号 債権の放棄についてであります。この件につきましては、結城市
債権管理条例第19条の規定に基づき市長より提出がありましたので、御報告いたします。 諸報告第17号 令和4年度
公益財団法人結城市文化・
スポーツ振興事業団事業報告書並びに令和5年度
公益財団法人結城市文化・
スポーツ振興事業団事業計画及び予算の報告についてであります。この件につきましては、地方自治法第243条の3第2項の規定に基づき市長より提出がありましたので、御報告いたします。 諸報告第18号 令和4年度結城市
一般会計継続費精算報告書についてであります。この件につきましては、
地方自治法施行令第145条第2項の規定に基づき市長より報告がありましたので、御報告いたします。 諸報告第19号 令和4年度決算に基づく
健全化判断比率及び
資金不足比率の報告についてであります。この件につきましては、
地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定に基づき、監査委員の審査意見をつけて市長より報告がありましたので、御報告いたします。 諸報告第20号
例月現金出納検査の結果についてであります。本件は、市監査委員から令和5年7月分の
例月現金出納検査の報告書が提出されましたので、御報告いたします。 以上、御報告申し上げます。
○議長(大橋康則君) 以上で報告を終わります。 ────────────────────
△議事日程の報告
○議長(大橋康則君) 次に、本日の議事日程について申し上げます。 令和5年
結城市議会第3回
定例会議事日程通知のとおり、日程第1 会期の決定についてから日程第21 請願第1号までの計21件を議事日程といたします。 ────────────────────
△
議会運営委員長の報告
○議長(大橋康則君) 議事に入ります。 日程第1 会期の決定についてを上程いたします。本定例会の会期につきましては、過日、
議会運営委員会が開催されておりますので、委員長からその審査状況及び結果について御報告願います。
議会運営委員長 大里克友君。 〔
議会運営委員長 大里克友君登壇〕
◆
議会運営委員長(大里克友君)
議会運営委員会の審査の経過及び結果について御報告いたします。 今期第3回定例会の会期及び上程される付議事件について、去る8月29日、
議会運営委員会を開催し、慎重に審査をいたしました。その結果、会期につきましては、令和5年
結城市議会第3回
定例会会期日程(案)のとおり、全員一致をもって本日から22日までの17日間と決定した次第であります。 次に、
上程付議事件の日程順序につきましては、議事日程のとおりと決定し、それぞれ所管の委員会に付託し、審査をしていただくことに決定いたしました。 また、今期定例会に上程される日程第16 認定第1号から日程第18 認定第3号までの計3件につきましては、従前の例により、議員全員をもって構成する
決算特別委員会を設置し、付託することに決定いたしました。 なお、質問者は、決算事項に対する質疑を重点的に、質疑の回数は3回までとし、簡明にお願いすると同時に、答弁者も、質問の趣旨に沿って簡潔・明瞭にお願いする次第であります。 質疑は、答弁を含めておおむね60分以内を目安とすることになっておりますので、皆様の御協力をお願いいたします。 次に、請願につきましては、所管の委員会に付託することに決定いたしました。 次に、一般質問及び答弁は、通告に従い、質問者は、質問の趣旨を重点的に、時間の配分を工夫して簡明にお願いすると同時に、答弁者も、質問の趣旨に沿って簡潔・明瞭にお願いする次第であります。 なお、質問・答弁中においても、
質問持ち時間を経過した時点にて打切りといたしますので、所要時間の厳守をお願いいたします。 各員におかれましても、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げまして、
議会運営委員長の報告といたします。 ────────────────────
△日程第1.会期の決定について
○議長(大橋康則君) お諮りいたします。 ただいま
議会運営委員長より本定例会の会期について御報告がありましたように、会期日程(案)のとおり、今期定例会の会期は本日から9月22日までの17日間といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大橋康則君) 御異議なしと認めます。よって、本定例会は会期日程(案)のとおりと決定いたしました。 ────────────────────
△日程第2.議案第37号=ないし=日程第20.諮問第4号(一括上程、説明、質疑)
○議長(大橋康則君) 続いて、お諮りいたします。 日程第2 議案第37号から日程第20 諮問第4号までの計19件を一括議題に供したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大橋康則君) 御異議なしと認めます。よって、19件を一括議題といたします。 ──────────────────── 議案第37号 令和5年度結城市
一般会計補正予算(第3号) 議案第38号 令和5年度結城市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号) 議案第39号 令和5年度結城市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) 議案第40号 令和5年度結城市
介護保険特別会計補正予算(第1号) 議案第41号 令和5年度下館・
結城都市計画事業結城南部第二
土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号) 議案第42号 令和5年度下館・
結城都市計画事業結城南部第三
土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号) 議案第43号 令和5年度結城市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号) 議案第44号 令和5年度結城市
水道事業会計補正予算(第1号) 議案第45号 令和5年度結城市
公共下水道事業会計補正予算(第1号) 議案第46号 結城市
行政財産使用料条例の一部を改正する条例について 議案第47号 結城市
道路占用料徴収条例及び結城市
法定外公共物管理条例の一部を改正する条例について 議案第48号 結城市
手話言語条例について 議案第49号 市有財産の取得について 議案第50号
工事請負契約の締結について 認定第 1号 令和4年度結城市一般会計及び同
特別会計歳入歳出決算の認定について 認定第 2号 令和4年度結城市
水道事業会計決算の認定について 認定第 3号 令和4年度結城市
公共下水道事業会計決算の認定について 選任第23号 結城市
公平委員会の委員の選任について 諮問第 4号
人権擁護委員候補者の推薦について ────────────────────
○議長(大橋康則君) 初めに、小林市長から所信表明並びに諸般の報告及び提案理由の説明を求めます。市長 小林 栄君。 〔市長 小林 栄君登壇〕
◎市長(小林栄君) 令和5年
結城市議会第3回定例会の開会に当たり、議長から発言の許可をいただきましたので、諸般の報告及び諸議案の提案理由の説明に先立ち、市政を担当するに当たり、所信の一端を申し上げます。 去る8月6日に執行されました市長選挙におきまして、市民の皆様の温かい御支援と御支持をいただき、10代目結城市長として2期目の市政を担うこととなりました。 8月24日の2期目初登庁の際には、市議会議員の皆様や市職員、そして多くの市民の方々に温かく出迎えていただき、感無量の思いでございました。
新型コロナウイルス感染症の世界的な流行を乗り越えた
アフターコロナという新たな時代、そして来る令和6年には市制施行70周年という結城市として大きな節目を迎えます。こうした時代のかじ取りを行う責任の重大さを改めて感じているところでございます。 また、今般の市長選挙を戦う中で、市民の皆様の生の声をお聞きし、市民の皆様が真に求めているものを強く感じたところでもございます。市民が住んでよかったと実感できるまちの実現こそが市政運営の基本であり、少子高齢化や人口減少が進展する時代においては、他の地域の方々から結城に住んでみたいと思われるような魅力のあるまちづくりが必要であると考えております。 70周年はもとより、さらに100年200年と本市が繁栄を続けるために、守るべきものは守り、変えるべきものを変えていかなければならないと強く思っております。 結城を未来につなぐため、そして私の責務を果たすため、全力で市政運営に取り組んでまいる所存でございます。 その一端が、2期目の公約に掲げました3本柱となる事業の頭文字を取った「新3K宣言」であります。 1つ目のKは、全ての源である健康の確保でございます。 老若男女を問わず、食事や労働、娯楽など、何を行うにしても日々の健康という前提の上で成り立つものであります。 市民の健康を守るため、また、健康寿命を延ばすための試みとして、個人にマッチした健康増進・
維持プログラムの提案や健康診断の受診率の向上、介護や医療の充実はもとより、地域に根差した
介護予防事業を展開できるような体制づくりを進めてまいります。 また、各種医療費に対する助成など、市民の経済負担の軽減にも取り組んでまいりたいと考えております。 2つ目のKは、様々な事業を展開するために必要な資金となる経済の進展でございます。 日本の台所を支え、本市の主要産業である農業をより充実させるため、基盤整備や農地の集約化を進める一方で、高齢者や障害のある方も取り組めるような農業形態を模索してまいりたいと考えております。 小規模であっても経営が成り立つような
オーガニック野菜や高級品種など、付加価値の高い農産物と学校給食や
ふるさと納税返礼品などとの連携を図り、生産から流通までサポートできるような
仕組みづくりを進めてまいります。 同時に、都市部からの移住者並びに新規就農者を取り込めるような体制づくりも併せて進めてまいりたいと考えております。 また、冒頭に申し上げました
アフターコロナの時代において、今後、インバウンドを含めた観光事業の回復が見込まれます。
ユネスコ無形文化遺産である結城紬や地酒などの地場産業、見世蔵など既存の建造物を活用し、商業と観光の一体的な活性化を図ってまいります。 なお、初代の朝光公、18代の秀康公と本市の礎を築いた両名が2作品連続で大河ドラマに登場するなど、機運が高まっている結城家につきましても、ゆかりの寺院等と連携した
観光イベントを創出してまいりたいと考えております。 さらには、既に法令手続を開始している結城第一
工業団地繁昌塚南地区については、国や県とのパイプをフルに活用し、早期整備に加え、優良企業の誘致を進めるなど、持続可能な農業、商業、工業の振興を図ってまいります。 3つ目のKは、1期目から継続して進めております「
徹底子育て支援」の進化版でもある教育の充実です。 無限の可能性を持った子供たちの個性を伸ばし、才能開花の一助となるような初等教育、中等教育、また、これにつながる幼児保育、幼児教育が展開できるよう、ハード事業とソフト事業の双方で展開してまいりたいと考えております。 また、同様に1期目に創設いたしました返済不要型の奨学金制度のさらなる充実を図り、教育費の負担軽減にも取り組んでまいります。 これら新3K以外にも、
市民文化センターアクロスの天井改修や小中一貫校の新設と各小学校の跡地利用、さらには市役所旧庁舎や
駅前商業施設跡地の利活用など、早々に進めていかなくてはならない案件が山積しております。 これらの課題につきましては、大橋議長、立川副議長をはじめとする市議会議員の皆様、市職員並びに市民の皆様の御理解と御協力をいただき、よい方向に向けて進めてまいりたいと存じます。つきましては、結城を未来につなぐため、引き続きお力添えを賜りますようお願い申し上げます。 それでは、諸般の報告につきまして、7件、御報告申し上げます。 まず、夏季の恒例行事についてであります。 去る7月1日、きぬ川ふれあい広場において、「第27回ホタル祭り」が開催されました。 今年は4年ぶりの開催となりましたが、実行委員会を主体に、議員の皆様をはじめ多くの方に御協力いただき、無事日程どおり開催することができました。 約2,600人の方に御来場をいただき、蛍の観賞、地元おはやし団体の演奏、民謡民舞の発表などにより、お祭りを盛り上げていただきました。 このイベントを通じて、地域の触れ合いとともに、市民の水質浄化に対する意識も高まり、着々と成果が上がっているものと考えております。 7月に開催されました「結城夏祭り」は、16日の出御、23日の還御、また19日の中日とともに、幅広い世代の方々で大いににぎわいました。神輿を担いでの町内渡御、夜間の自由渡御、中日の実施は、いずれも4年ぶりということで、本市の夏の風物詩が戻ってきた感がございます。 出御・還御の日には、町内氏子一神会による勇壮な渡御が見られ、中日には、子供神輿、旧大
神輿パレードにおはやしの演奏が加わりました。 さらに、チャリティービアガーデンの実施、駅前では
ダンスステージなどもあり、街なかは大いににぎわいました。 次に、「
友好都市交流事業」についてであります。 今年で19回目の実施となり、本市と福井市の
子ども親善大使である小学校6年生各8人、計16人が相互に訪問し、交流活動を行いました。 まず、7月21日から23日まで福井市の親善大使が来結し、本市の親善大使とともに、藍染めや機織り、紬工芸体験などを行い、結城の歴史や文化に触れていただきました。 次に、本市の親善大使が8月18日から20日まで福井市を訪問し、恐竜博物館、
福井市立郷土歴史博物館、朝倉氏遺跡での万灯夜を見学し、福井の歴史や伝統を学びました。 引き続き両市の交流がさらに深まることを願っております。 次に、「第74回
北関東中学校野球大会」についてであります。 7月23日から28日にかけて、「第74回
北関東中学校野球大会」が開催されました。 本大会は、茨城県、栃木県から73校56チームが参加し、
鹿窪運動公園野球場、
川木谷野球場、結城中学校、
結城南中学校を会場とし、連日熱戦が繰り広げられました。 優勝が
古河市立総和南中学校、準優勝が
小山市立桑中学校、優良校に
下妻市立下妻中学校が選出をされました。 猛暑の中での大会運営に御尽力されました関係者の皆様に感謝を申し上げる次第でございます。 次に、「第11回結城市子ども議会」についてであります。 7月26日に、「第11回結城市子ども議会」を開催いたしました。 各小学校9校から子ども議員2人を選出し、本議会と同様の流れで実施をいたしました。この経験を通して、参加した児童は、市政の仕組みと議会活動を理解することができました。 今後、住民参加によるまちづくりへの意識が高まり、郷土愛を育みながら成長していただきたいと思っております。 なお、本子ども議会を温かいまなざしで見守ってくださいました市議会議員の皆様に感謝を申し上げます。ありがとうございました。 次に、「
広島平和記念式典中学生派遣事業」についてであります。 小山市との連携事業の一環として、小山市、野木町及び本市が合同で、4年ぶりに「
広島平和式典中学生派遣事業」を実施いたしました。 本市からは、中学2年生6人と黒田教育長及び引率教員を含めた11人が参加し、3市町全体では56人が
平和記念式典に参列したほか、
平和記念資料館や原爆ドームの見学など、原爆や戦争の悲惨さについて学びました。 今後、参加した中学生たちは、研修や体験の成果を発表することで平和と生命の貴さを伝え、将来の平和活動のリーダーとして成長していただきたいと思っております。 次に、「
結城ジャズフェスティバル’23」の開催についてであります。 8月11日に、
結城市民文化センターアクロスにおいて、
一般社団法人MUSUBITO主催の下、「
結城ジャズフェスティバル’23」が開催されました。 大ホールでは、宮本貴奈さんの
スペシャルユニットや尾崎裕哉さんが出演し、また、屋外広場では、国立音大生がジャズを奏でる中、マルシェを開催し、音楽と食を楽しめるイベントとなりました。 市内外から約1,000人が来場し、ジャズをはじめとする一流の音楽に耳を傾け、夏の夜のひとときを楽しんでいただきました。 次に、「人権講演会」についてであります。 8月21日に、
市民文化センターアクロス大ホールにおいて、「人権講演会」を開催いたしました。 北朝鮮拉致被害者である蓮池 薫氏を講師に迎え、「夢と絆」の演題で講演をしていただきました。 市民、市内小中学校教員、家庭教育学級、市職員合計870人が参加し、人権問題の正しい理解と認識を深め、人権意識の高揚が図られたところでございます。 続きまして、提出いたしました議案等につきまして、御説明申し上げます。 今回御提案申し上げております案件は、議案14件、認定3件、選任1件、諮問1件でありますが、順次御説明を申し上げます。 初めに、議案第37号 令和5年度結城市
一般会計補正予算(第3号)について御説明申し上げます。 今回の補正予算は、本市を取り巻く様々な状況の変化に適切に対応するため、関係する事業を追加または変更するとともに、職員の新陳代謝を受け、関係する予算項目において職員等人件費を増額または減額するものとなっており、その補正予算の額といたしましては、3億5,830万円の増額となり、補正後の予算総額は、194億8,810万円となっております。 まず、歳入につきましては、地方特例交付金及び市債を減額する一方で、地方交付税、国庫支出金、県支出金、寄附金、繰越金及び諸収入を増額するものであります。次に、歳出につきましては、職員等人件費の補正以外に関して申し上げますと、総務費では、公共施設等の修繕による長寿命化や改築による更新を計画的に推進するため、公共施設長寿命化等推進基金に積立てを行う基金積立金、姉妹都市盟約締結40周年を記念し、来結する山形県長井市の市民訪問団との交流を図る企画調整事務経費、定年延長に伴う職員等の増加により、パソコンの不足が見込まれるため、その整備を行う地域情報管理事務経費、令和4年度事業の実績報告に基づき国庫負担金や補助金を返還する税外収入過年度精算還付金などの増額が主なものであります。民生費では、物価高騰による家計への影響が大きい住民税非課税世帯の負担軽減を図るため、1世帯当たり3万円を支給する事業において、支給対象世帯の増加が見込まれることから、電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援給付金給付事業費を増額するほか、障害者の日常生活を支援し、外出時の移動支援サービスを提供する障害者居宅生活支援事業費、手話の普及を図るとともに、手話通訳者の資格取得を支援する障害者社会参加促進事業費などの増額が主なものであります。衛生費では、結城看護専門学校が実施する体育館照明設備改修工事等に対し、その費用の一部を補助する保健衛生総務事務経費、新型コロナウイルスワクチン接種について、追加接種が可能な全ての方を対象とした秋開始接種を迅速かつ円滑に実施するほか、予防接種後健康被害救済制度において、副反応による健康被害が認定された方に対し給付を行う新型コロナウイルスワクチン接種事業費を増額するものであります。農林水産業費では、豪雨等により被害を受けた上山川地内排水路ののり面復旧工事を行う市単かんがい排水整備事業費などの増額が主なものであります。商工費では、伝統工芸館及び伝統工芸コミュニティセンターの天井修繕を行う施設運営管理経費を増額するものであります。土木費では、市道の補修要望に対応するため、緊急性や必要性を考慮した上で舗装補修工事を行う市道舗装補修事業費、橋梁の法定点検を5年に1回の頻度で実施する必要があるため、点検未実施の橋梁を調査する橋梁維持補修事業費の増額が主なものであります。消防費では、令和6年1月に開催する消防出初式における式典会場として市民文化センターを使用するため、消防団活動経費を増額するものであります。教育費では、不審者の小中学校への侵入を防止するとともに、児童生徒の安全を確保するため、防犯カメラ等を設置する小学校施設整備事業費及び中学校施設整備事業費を増額するほか、ICTを活用した学習活動のさらなる充実を図るため、中学校の特別教室に無線LANを整備する中学校ICT整備推進事業費、市民文化センターの特定天井等改修工事が入札不調となったことから、実施設計の積算内容の見直しを行う市民文化センター改修事業費などの増額が主なものであります。 債務負担行為補正につきましては、障害者福祉センター管理運営委託を令和6年度当初から執行するに当たり、5年度中に契約事務手続を進めるため、債務負担行為を追加するものであります。 次に、議案第38号 令和5年度結城市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 補正予算の額といたしましては、343万3,000円の減額となり、補正後の予算総額は、50億1,836万7,000円となっております。 歳入につきましては、繰越金及び国庫支出金を増額する一方で、繰入金を減額するものであります。歳出につきましては、職員の新陳代謝に伴う職員等人件費を減額する一方で、令和4年度事業の実績報告に基づき交付金を返還する過年度精算還付経費の増額が主なものであります。 次に、議案第39号 令和5年度結城市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 補正予算の額といたしましては、365万6,000円の増額となり、補正後の予算総額は、7億3,185万6,000円となっております。 歳入につきましては、繰入金及び繰越金を増額するものであります。歳出につきましては、職員の新陳代謝に伴う職員等人件費、令和4年度における未還付分の保険料が確定したことに伴う保険料還付経費を増額するものであります。 次に、議案第40号 令和5年度結城市
介護保険特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 補正予算の額といたしましては、7,443万6,000円の増額となり、補正後の予算総額は、39億753万6,000円となっております。 歳入につきましては、繰越金を増額する一方で、繰入金を減額するものであります。歳出につきましては、職員の新陳代謝に伴う職員等人件費を増額または減額するほか、過年度に過誤納付となった保険料を還付する過年度過誤納還付経費、令和4年度事業の実績報告に基づき負担金や交付金を返還する過年度精算還付経費を増額するものであります。 次に、議案第41号 令和5年度下館・
結城都市計画事業結城南部第二
土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 補正予算の額といたしましては、144万4,000円の増額となり、補正後の予算総額は、7,554万4,000円となっております。 歳入につきましては、繰越金を増額するものであります。歳出につきましては、職員の新陳代謝に伴う職員等人件費、宅地の整地工事を行う土地区画整理事業費を増額するものであります。 次に、議案第42号 令和5年度下館・
結城都市計画事業結城南部第三
土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 補正予算の額といたしましては、2万6,000円の増額となり、補正後の予算総額は、4,462万6,000円となっております。 歳入につきましては、繰入金を増額するものであります。歳出につきましては、職員の新陳代謝に伴う職員等人件費を増額するものであります。 次に、議案第43号 令和5年度結城市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 補正予算の額といたしましては、111万8,000円の増額となり、補正後の予算総額は、1億2,771万8,000円となっております。 歳入につきましては、繰入金を増額するものであります。歳出につきましては、職員の新陳代謝に伴う職員等人件費、矢畑地区処理施設の処理工程を制御する機器の修繕を行う施設管理経費を増額するものであります。 次に、議案第44号 令和5年度結城市
水道事業会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 補正予算の額といたしましては、収益的支出においては、122万7,000円の増額となり、補正後の予算総額は、12億2,527万8,000円となっております。 資本的支出においては、296万円の減額となり、補正後の予算総額は、7億1,439万円となっております。 職員の新陳代謝に伴う給与費等について、収益的支出及び資本的支出の予算項目において増額または減額するものであります。 次に、議案第45号 令和5年度結城市
公共下水道事業会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 補正予算の額といたしましては、収益的収入及び支出においては、それぞれ327万6,000円の減額となり、補正後の予算総額は、収益的収入が13億7,037万7,000円、収益的支出が13億3,105万2,000円となっております。資本的支出においては、125万6,000円の減額となり、補正後の予算総額は、14億4,857万5,000円となっております。 職員の新陳代謝に伴う給与費等について、収益的支出及び資本的支出の予算項目において増額または減額するものであります。 次に、議案第46号 結城市
行政財産使用料条例の一部を改正する条例について及び議案第47号 結城市
道路占用料徴収条例及び結城市
法定外公共物管理条例の一部を改正する条例については、関連がありますので、一括して御説明申し上げます。 令和5年10月から開始される適格請求書等保存方式、いわゆるインボイス制度に対応するため、当該条例の一部を改正するものであります。 主な改正内容は、行政財産のうち土地及び建物の使用料並びに道路占用料及び法定外公共物の使用料に係る消費税の取扱いについて規定するものであります。 次に、議案第48号 結城市
手話言語条例について御説明申し上げます。 手話は言語であるとの認識に基づき、手話及びろう者に対する理解の促進及び手話の普及並びに手話を使いやすい環境の整備に関し基本理念を定め、市の責務、市民や事業者の役割を明らかにするとともに、手話に関する施策を推進するための基本的事項を定めることにより、全ての市民が共に認め合い、支え合う地域共生社会の実現を目指すため、当該条例を制定するものであります。 次に、議案第49号 市有財産の取得について御説明申し上げます。 第4分団消防ポンプ自動車に搭載されているポンプなどの耐用年数が既に経過していることから、新たに消防ポンプ自動車を購入するため、7月13日に市内業者9社による指名競争入札を執行し、有限会社山崎自動車商会と2,178万円で仮契約を締結したものであります。 次に、議案第50号
工事請負契約の締結について御説明申し上げます。 R5社総交-都市公園事業 第1号 山川不動尊近隣公園整備
工事請負契約であります。 主な工事内容は、整備面積2万3,500平方メートルの公園整備で、あやめ用として1,206平方メートルのハナショウブ田、長さ250メートルのビオトープから大池への水の流れを楽しむ木道114メートル及び多目的広場を整備するもので、既存施設撤去、敷地造成、給排水・電気施設、修景施設、園路広場整備の一式工事であります。 この工事の入札は、一般競争入札により7月27日に執行し、小貫建設株式会社と請負金額2億768万円で仮契約を締結したものであります。 なお、工期につきましては、令和7年1月31日までとして進めてまいります。 次に、認定第1号 令和4年度結城市一般会計及び同
特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第2号 令和4年度結城市
水道事業会計決算の認定について及び認定第3号 令和4年度結城市
公共下水道事業会計決算の認定について御説明申し上げます。 まず、認定第1号につきましては、令和4年度結城市歳入歳出決算書、主要事業成果説明書、実質収支に関する調書及び財産に関する調書により御承知くださいますようお願い申し上げます。 次に、認定第2号及び認定第3号につきましては、地方公営企業法第30条第1項に基づき、別冊のとおり提出された令和4年度決算書における決算報告書、財務諸表及び事業報告書により御承知くださいますようお願い申し上げます。 以上3件の決算につきましては、監査委員による審査も終了しておりますので、その意見書を添えて認定に付するものであります。 次に、選任第23号 結城市
公平委員会の委員の選任について御説明申し上げます。 現在、
公平委員会の委員として御活躍をいただいております鈴木洋子氏が、9月30日付をもって任期満了となりますので、後任の委員として、石塚安男氏の選任をお願いするものであります。 石塚氏は、信望・識見ともに高く、その人柄は温厚誠実であります。また、総務行政をはじめとする豊富な行政経験を有しておられ、委員としてふさわしい人格者でありますので、
公平委員会の委員として選任いたしたく、御提案を申し上げる次第であります。 次に、諮問第4号
人権擁護委員候補者の推薦について御説明を申し上げます。 現在、人権擁護委員に欠員が生じていることから、新たに松浦英修氏の推薦をお願いするものであります。 松浦氏は、市内の寺院の僧侶として、また、地元小学校の学校評議員として地域の実情に通じているほか、その職務上の経験においても人権擁護について理解を有していることから、候補者として推薦いたしたく、ここに推挙する次第であります。 以上、議案14件、認定3件、選任1件、諮問1件の計19件について御説明を申し上げましたが、詳細につきましては、御質問により、私または担当部長より御説明を申し上げますので、よろしく御審議の上、御決議、御承認、御賛同を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(大橋康則君) 以上で所信表明並びに諸般の報告及び提案理由の説明が終わりました。 次に、令和4年度決算認定に当たり、地方自治法第233条第3項及び地方公営企業法第30条第4項の規定に基づき、決算審査の意見を監査委員に求めます。監査委員 國府田 均君。
◎監査委員(國府田均君) おはようございます。マスクを外させて発表させていただきたいと思います。よろしくお願いします。 御指名をいただきましたので、監査委員を代表し、令和4年度決算審査の結果について御報告申し上げます。 なお、各審査の意見は、早瀬監査委員と合議の上、決定したものでございます。 まず初めに、一般会計及び特別会計について御報告いたします。 地方自治法第233条第2項の規定により、監査委員の審査に付されました令和4年度の一般会計及び特別会計6件、計7件の歳入歳出決算について、去る6月26日から8月10日にかけて、監査委員事務局において、早瀬監査委員、監査委員事務局職員とともに決算関係書類を慎重に審査し、また、関係課長及び担当職員からも説明を聴取し、実施いたしました。 審査に当たりましては、本審査の対象である一般会計及び各特別会計の歳入歳出決算書、歳入歳出決算事項別明細書、実質収支に関する調書及び財産に関する調書が、それぞれ関係法令に準拠して調製されているか、計数に誤りがないか、財産の管理は適切に、さらに予算が適切かつ効率的に執行されているか、また、関係帳簿間にそごはないかなどを主眼に、結城市監査基準に準拠し、実施いたしました。 審査の結果につきましては、各歳入歳出決算書及び関係書類は関係法令の規定に従い適正に作成されており、計数は、関係書類と符合し、正確に記されているものと認められました。 また、予算の執行、収支に関する事務、財産に関する事務についても、おおむね適正に処理されているものと認められました。 令和4年度の決算の概要は、一般会計及び特別会計の総額で、歳入302億7,155万3,000円に対し、歳出287億2,023万9,000円で、歳入歳出差引額は15億5,131万4,000円となり、ここから翌年度へ繰越しすべき財源2,652万8,000円を差し引いた当年度の実質収支額は15億2,478万6,000円の黒字となっております。この総額の決算を前年度と比較いたしますと、歳入は5億5,759万3,000円で、対前年度比1.8%の減少、また、歳出も8,022万6,000円、対前年度比0.3%の減少となっております。 会計別決算の収支額を前年度と比較いたしますと、一般会計では、歳入が2億2,752万1,000円、対前年度比1.1%の減少、歳出は1億3,406万3,000円で、対前年度比0.7%の増加となっております。一方、特別会計につきましては、歳入が3億3,007万2,000円、対前年度比3.4%の減少、歳出は2億1,428万9,000円、対前年度比0.7%の減少となっております。 なお、令和4年度についても、前年度に引き続き
新型コロナウイルス感染症対応に伴う国庫支出金などの増減により、例年とは異なる条件下での決算となったため、一般会計については、単純に比較が困難な状況であることを申し添えます。 次に、財政の状況でございます。
地方公共団体の財政状況を統一的な基準で比較するための統計上の会計である普通会計ベースでの本市の主な財政分析指標を見ますと、財源の余力度を示す財政力指数は、令和4年度は0.71で、前年度に比べ、0.02ポイント、僅かながら減少しております。 財政運営の健全性を示す令和4年度の実質収支比率は11.7%で、前年度に比べ、2.4ポイント減少しております。 また、財政運営の弾力性を示す経常収支比率は91.7%と、前年度に比べ、7.8ポイント増加し、経常一般財源の活用の自由度が若干高まったものの、数値は依然として高い水準にございます。 さらに、公債費が一般財源の使途をどの程度拘束しているかを示す公債費負担比率は10.6%で、前年度に比べ、0.1ポイント増加しております。 財政指標を全体的に見ましても、改善の兆しがうかがえるものの、その幅は僅かであり、ほぼ横ばい状態で推移しているものと思われます。 次に、市債の状況でございます。 令和4年度の市債発行額は8億2,640万円で、一般会計で8億1,670万円、特別会計が970万円であります。一方、令和4年度の元金償還額は、一般、特別会計を合わせて15億5,687万5,000円、利子分は6,175万2,000円で、決算年度末の現在高は170億1,929万4,000円となり、前年度に比べて7億3,047万5,000円、対前年度比4.1%の減少となっており、とりわけ特別会計では、1億1,854万8,000円、対前年度比11.7%の減少となっております。 市債は、世代間の負担の公平化、年度間の財政負担の平準化などの機能がある反面、将来に過大な財政負担をもたらすおそれがあることから、残高の推移には十分御留意をいただきたいと思います。 次に、財産に関する状況であります。 公有財産のうち、土地については、鹿窪運動公園整備事業用地及び城跡歴史公園園用地の取得などにより増加し、建物では、旧大和屋結城店の寄附により若干増加しております。 物品については、取得価格1件につき50万円以上のものが、決算年度末で401品目となっております。 債権につきましては、奨学基金で3件200万円の貸付けがありました。債権の回収額は688万円で、年度末現在の貸付現在高は、前年度末より488万円減少し、1億3,643万5,000円となっております。 基金につきましては、積立基金で財政調整基金や学校建設積立事業基金などが増加し、一方、企業版ふるさと納税基金や農業集落排水事業債減債基金で減少があったものの、合計で6億2,201万6,000円の増加となっております。 なお、決算年度末現在の積立・運用両基金の現在高は、積立基金の総額が58億7,837万9,000円、運用基金の総額は9,846万9,000円となり、両基金合わせた基金の総額は59億7,684万8,000円となっております。 一般会計、特別会計の決算概要について述べてきましたが、令和4年度も前年と同様、大部分がコロナ禍という制約がある状況の中、業務を進めてこられました。新年度からは、国の指針である新型コロナウイルスの5類扱いへの移行により、徐々にコロナ以前の通常の経済活動に戻っていくものと思われます。 今後も国、県などの動向や各方面の意見を聞き、市民のニーズにより沿った事務事業を選定し、引き続き諸課題に適時適切に対応していただきたいと思います。 続きまして、地方自治法第241条第5項の規定により、審査に付されました運用基金の運用状況につきましては、関係帳簿と符合しているか、各基金の設置目的に沿って適切に運用されているかなどを主眼に審査いたしました。 運用基金の概要は、基金額に利子を加えた決算年度末現在の運用額が、3基金合わせますと1億972万2,000円、うち当年度末現在の貸付額は1,125万3,000円となっております。 審査の結果、各基金は設置目的に沿って適正に処理されているとともに、基金の運用に際しては、リスクの回避と効率的な管理のため、金融機関の定期預金、普通預金を活用し、効果的に運用されているものと認められました。 一部貸付実績が低調な基金も見受けられましたが、貸付基金が必要となった際に、市民の安心感を担保するセーフティネットとしての機能を担うことも設置目的であり、一定の役割を果たしていると思われます。 今後も各基金の趣旨の周知などにより、効果的な運用に努め、一層の成果を期待するものであります。 次に、公営企業会計について御報告いたします。 地方公営企業法第30条第2項の規定により、審査に付されました水道事業会計及び公共下水道事業会計の決算報告書、財務諸表、事業報告書、その他の附属書類について、去る6月26日から8月10日にかけて、決算報告書及び決算関係諸書類が適正に調製され、計数に誤りがないか、関係書類間にそごはないかなどを主眼に、結城市監査基準に準拠し、審査するとともに、各課長及び担当職員からも説明を聴取し、実施いたしました。 審査の結果、水道事業及び下水道事業会計の決算報告、財務諸表、その他の関係書類は、それぞれの規定に従って作成されており、計数は、関係書類と符合し、正確に記されているものと認められました。 また、予算の執行、収支に関する事務、財務に関する事務についても、おおむね適正に処理されているものと認められました。 まず、令和4年度の水道事業の収支状況の概要から申し上げますと、総収益13億1,153万2,000円に対し、総費用は10億7,271万7,000円で、差引き2億3,881万5,000円の純利益が計上されました。 なお、総収支比率は122.3%となっております。 また、資本的収支状況では、収入の3億600万1,000円に対して、支出が6億9,392万9,000円となり、収支差引不足額の3億8,792万8,000円は、当年度分消費税資本的収支調整額3,201万6,000円、過年度分損益勘定留保資金1億5,591万2,000円、減債積立金2億円で補填されております。 給水人口が年々減少し、普及率も98.2%とほぼ上限に近い状況の中、年間有収水量が前年度より減少したにも関わらず、有収率が94.6%と、0.1ポイント増加し、また、給水栓数が僅かながら増加するなど、おおむね良好な経営状況が維持されております。 今後も人口減少社会、節水志向の定着、耐用年数を迎える浄水場設備や配水管など、厳しい経営状況を強いられるものと思われますが、公営企業として、水道事業に課された公共の福祉の増進の運営原則と独立採算会計を基本とする理念を認識し、経費の節減、収益の確保、効率的な運営に努め、市民のライフラインと地域発展のインフラとして、安全で安心な水を安定的に供給し、市民に信頼される水道に向け、引き続き経営基盤の強化に尽力されることを期待します。 続きまして、令和4年度の公共下水道事業の収支状況の概要を申し上げますと、総収益12億1,783万5,000円に対し、総費用は12億1,471万2,000円で、差引き312万3,000円の純利益が計上されました。 なお、総収支比率は100.3%となっております。 また、資本的収支状況では、収入の6億1,906万6,000円に対し、支出が10億1,426万2,000円となり、収支差引不足額の3億9,519万6,000円は、当年度分消費税資本的収支調整額から1,920万8,000円、過年度分損益勘定留保資金から4,808万7,000円、当年度分損益勘定留保資金から3億2,790万1,000円で補填されております。 近年、多発する豪雨などに対する雨水排水施設整備の増大や、下水道浄化センター施設、管路等の老朽化への対応などなど、下水道事業を取り巻く環境は厳しい状況に置かれております。 本市のような小規模で、人口密度が比較的低い平たん地の事業では、スケールメリットを発揮することが困難なため、今後も現状の経営状況が継続するものと思料されます。 水道事業と同様に、下水道事業は快適な生活のライフラインであり、社会経済活動を支える不可欠な基盤でもあるため、地方公営企業法が求める公共の福祉の増進の下、老朽化施設、設備の計画的な更新を図り、健全な経営の確立に尽力されることを期待いたします。 最後に、
健全化判断比率及び
資金不足比率について御報告いたします。 審査に付されました
地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定による
健全化判断比率及び同法第22条第1項の規定により、
資金不足比率につきましては、それぞれの比率の算出に誤りがないか、算定の基礎となる書類は適正に作成されているかを主眼に照合、精査いたしました。 審査の結果、令和4年度決算に基づく
健全化判断比率及び
資金不足比率は、いずれも正確に算出され、その算定基礎資料も適正に作成されているものと認められました。
健全化判断比率については、一般会計、特別会計、企業会計のいずれにおいても赤字が生じなかったため、
健全化判断比率の4つの指標のうち、実質赤字比率及び連結実質赤字比率は算出されず、実質公債費比率及び将来負担比率については、いずれも早期健全化基準を下回っておりました。 また、
資金不足比率については、対象となるいずれの公営企業会計においても資金不足とならなかったため、資金不足額は算出されず、経営健全化基準を下回っておりました。 少子高齢化が進展する社会経済情勢の下で、歳入の根幹である市税の大幅な収入増を見込むことは困難な状況である一方、歳出では、社会保障関係施策の充実や老朽化した公共施設の更新、また、最近の各種資材や物価の高騰、光熱費、エネルギー価格の上昇などにも対応しなければならず、財政需要の増大は避けられないものと思料されます。 このため、引き続き財源の確保や事務の効率化を図るとともに、後の世代に過大な負担を残すことがないよう、将来にわたり健全な行財政運営、健全な企業経営に努めていただくことを期待するものであります。 以上、一般会計及び特別会計の決算審査、基金の運用状況の審査及び公営企業会計の決算審査並びに
健全化判断比率などの審査の概要を申し上げましたが、本市の財政状況を考えますと、今後も厳しい状況が続くことが危惧されます。地方自治法が求める「
地方公共団体は、事務処理をするに当たっては、最小の経費で最大の効果を上げるようにしなければならない」、また、「常にその組織及び運営の合理化に努めなければならない」という行政運営の理念を常に念頭に置いて、これまで以上に社会経済情勢の変化と多様な市民ニーズに適切に対応した効果的、効率的な予算執行に努めるとともに、より一層の行財政改革を推進し、市政の健全運営に尽力されるよう要望いたします。 以上をもちまして令和4年度の決算審査等の報告といたします。 以上でございます。
○議長(大橋康則君) 以上で監査委員の決算審査に基づく意見が終了いたしました。 休憩いたします。 午前11時11分 休憩 ──────────────────── 午前11時20分 再開
○議長(大橋康則君) 再開いたします。 これより質疑に入ります。質疑は分割して行います。 最初に、日程第2 議案第37号について質疑を行います。御発言願います。 御発言ありませんか。 〔13番議員発言を求む〕
○議長(大橋康則君) 13番 平 陽子さん。 〔13番 平 陽子さん登壇〕
◆13番(平陽子さん) 皆さん、こんにちは。 議長の許可を得ましたので、補正予算について質問をちょっとさせていただきます。 予算書の20ページから21ページにかけての電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援給付金給付事業費で、3万円ずつ出すということで、今回、増えたので、追加ということで1,500万円の予算が上がっています。3万円で割ると500世帯が増加をされているということなんですが、やっぱり情勢的に大変な人が増えているということなのかどうか、確認をしたいと思って質問させていただきました。お願いいたします。
○議長(大橋康則君)
保健福祉部長 外池晴美さん。
◎
保健福祉部長(外池晴美さん) 平議員の御質問にお答えいたします。 ②
一般会計補正予算書20ページ、電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援給付金給付事業費1,603万6,000円についてお答えいたします。 6月の補正予算の計上に関しましては、令和3年度、令和4年度の給付実績に基づきまして、3,900世帯を見込んで予算を計上させていただいておりました。 現時点で、事業対象の可能性がある方4,084件に確認書を送付しているところでございます。 また、支給状況に関しましては、9月12日時点、見込みといたしまして、3,409件の給付見込みとしております。 500件の世帯を追加計上させていただきましたことに関しましては、未申告者、転入者、情報連携等で所得が確定できない不明者に関しましては、可能性があるもの──この500世帯が全員が給付対象ということではございませんで、可能性がある方、申告していただきますと、これが低所得者、住民税の均等割非課税世帯であるかないかの確認を行う対象者が500世帯いるということでございますので、予算のほうは、誰一人漏れがないようにするために、安全の給付確保に向けまして、予算をさらに追加させていただいた次第でございます。 以上でございます。
○議長(大橋康則君) 13番 平 陽子さん。
◆13番(平陽子さん) 今、漏れがないように対応していきたいということなので、本当に途中で収入が減った方とか、そういう方の対応がなかなか、通知は出してくれるとは思うんですけれども、個人で問合せするというのは、なかなか難しいかもしれないので、ぜひいろんな方法を使いながら、こぼれないように対応を、本当に光熱費とか高くなって、皆さん、大変な思いをされているので、ぜひお願いしたいと思います。 ありがとうございました。
○議長(大橋康則君) ほかに御発言ございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大橋康則君) 御発言なしと認めます。よって、日程第2 議案第37号についての質疑を終わります。 次に、日程第3 議案第38号及び日程第4 議案第39号についての質疑を行います。御発言願います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大橋康則君) 御発言なしと認めます。よって、日程第3 議案第38号及び日程第4 議案第39号についての質疑を終わります。 次に、日程第5 議案第40号について質疑を行います。御発言願います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大橋康則君) 御発言なしと認めます。よって、日程第5 議案第40号についての質疑を終わります。 次に、日程第6 議案第41号から日程第8 議案第43号までの計3件についての質疑を行います。御発言願います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大橋康則君) 御発言なしと認めます。よって、日程第6 議案第41号から日程第8 議案第43号までの計3件についての質疑を終わります。 次に、日程第9 議案第44号について質疑を行います。御発言願います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大橋康則君) 御発言なしと認めます。よって、日程第9 議案第44号についての質疑を終わります。 次に、日程第10 議案第45号について質疑を行います。御発言願います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大橋康則君) 御発言なしと認めます。よって、日程第10 議案第45号についての質疑を終わります。 次に、日程第11 議案第46号から日程第13 議案第48号までの計3件について質疑を行います。御発言願います。 〔10番議員発言を求む〕
○議長(大橋康則君) 10番 土田構治君。 〔10番 土田構治君登壇〕
◆10番(土田構治君) ただいま議長の許可をいただきましたので、質問をさせていただきます。
△日程第13.議案第48号.結城市
手話言語条例につきまして、この条例が提出されるまで の経緯についてお答えいただきたいと思います。
○議長(大橋康則君)
保健福祉部長 外池晴美さん。
◎
保健福祉部長(外池晴美さん) 土田議員の御質問にお答えいたします。 議案第48号 結城市
手話言語条例制定の上程についてでございます。 本市におきましては、手話通訳者1名ということで活動しておりまして、市民の聴覚障害者の生活の支援等も行っている現状がございました。 かねてから、1人では少ないということで、複数の手話通訳者がいたほうがいいのではないかという御意見をいただいておりまして、ちょっと準備を進めて現在に至ってしまいましたけれども、このたび、結城市
手話言語条例を制定いたしまして、そして共生社会の実現に向けて取り組んでいきたいということを考えております。 手話の条例の制定に伴いまして、手話の通訳士の資格を取るには、約2年間かかります。年度初めの4月に──失礼しました。市で行っております手話通訳士の基礎講座を受けていただきまして、その受けた終了者が、県で行っております手話養成講座の試験を受けます。試験を受けまして、1年6か月に及びまして研修を受けて、講座を受けていただきまして、卒業試験を合格します。合格した方が、晴れて国の通訳士の試験を受けるというような仕組みになっておりまして、大体約2年かかるというようなことを考えまして、そうすると、4月の頭に試験を受ける、非常に難しい試験でございますので、その資格の講座を受けていただく方を支援しようということで、補正予算も教材費として上げさせていただいているわけなんですが、その通訳者だけを養成すればいいという考えではなくて、市全体で聴覚障害者を含む方の生活を支え、共生社会を実現しようという考えに至りまして、準備が整いましたこの9月に条例の制定の上程をさせていただいたというようなことでございます。 以上でございます。
○議長(大橋康則君) 10番 土田構治君。
◆10番(土田構治君) 分かりました。その中の第7条のほうに、「市が掲げる事項を基本として推進する」ということで書いてあります。簡単に申し上げれば、この条例をもって予算措置を行うということでよろしいわけですかね。 もう1つだけ、その第7条第2項に、「市は手話に関する施策を推進するために必要な措置を講じるよう努めるものとする」。と、併せて第8条「市は教育の場において児童及び生徒が手話に親しみ、手話を学ぶ機会の確保に努めるものとする」。この内容について、何か具体的なことを検討されているかどうか、お聞かせください。
○議長(大橋康則君)
保健福祉部長 外池晴美さん。
◎
保健福祉部長(外池晴美さん) まず、第7条の2項に関しましての「手話に関する施策を推進するために必要な措置を講じるように努める」ということに関しましては、現状でも地域支援事業といたしまして、養成講座を、基礎研修ですけれども、そういうのを行ったりとか、施策は実際にございますので、そちらのほうを推進するということでございます。 8条に関しましては、「教育の場における理解の促進」ということで、既に学校の教育現場の中では、総合の授業の中でも手話に対する理解を深めるような授業を展開しているということでございますので、それが途切れることがないように、さらに推進していくということで、教育委員会のほうとも事前に打合せをしながら、8条に掲載させていただいた次第でございます。 以上でございます。
○議長(大橋康則君) 10番 土田構治君。
◆10番(土田構治君) 分かりました。既存施策のさらなる推進を目指して、この条例の中にこの条文を入れたということですね。 分かりました。終わります。
○議長(大橋康則君) ほかに御発言ございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大橋康則君) 御発言なしと認めます。よって、日程第11 議案第46号から日程第13 議案第48号までの計3件についての質疑を終わります。 次に、日程第14 議案第49号について質疑を行います。御発言願います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大橋康則君) 御発言なしと認めます。よって、日程第14 議案第49号についての質疑を終わります。 次に、日程第15 議案第50号についての質疑を行います。御発言願います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大橋康則君) 御発言なしと認めます。よって、日程第15 議案第50号についての質疑を終わります。 次に、日程第19 選任第23号について質疑を行います。御発言願います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大橋康則君) 御発言なしと認めます。よって、日程第19 選任第23号についての質疑を終わります。 次に、日程第20 諮問第4号について質疑を行います。御発言願います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大橋康則君) 御発言なしと認めます。よって、日程第20 諮問第4号についての質疑を終わります。 以上で質疑は全て終了いたしました。 ────────────────────
△日程第2.議案第37号=ないし=日程第15.議案第50号、日程第19.選任第23号及び日程第20.諮問第4号(各
所管委員会付託)
○議長(大橋康則君) 続いて、ただいま議題となっております日程第2 議案第37号から日程第15 議案第50号までの14件、日程第19 選任第23号及び日程第20 諮問第4号の2件、計16件につきましては、議案付託表のとおり、それぞれの所管常任委員会に付託いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大橋康則君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 ────────────────────
△日程第16.認定第1号=ないし=日程第18.認定第3号(
決算特別委員会設置、付託)
○議長(大橋康則君) 次に、お諮りをいたします。 日程第16 認定第1号から日程第18 認定第3号までの計3件につきましては、
議会運営委員長の報告のとおり、従前の例により、議員全員をもって構成する
決算特別委員会を設置し、付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大橋康則君) 御異議なしと認めます。よって、
決算特別委員会を設置し、日程第16 認定第1号から日程第18 認定第3号までの計3件を付託することに決定いたしました。 暫時休憩いたします。 午前11時36分 休憩 ──────────────────── 午前11時38分 再開
○議長(大橋康則君) 再開いたします。
決算特別委員会の正・副委員長が決まりました。委員長 立川博敏君、副委員長 土田構治君、御登壇願います。就任の挨拶を、代表して立川委員長にお願いしたいと思います。 〔
決算特別委員長 立川博敏君、決算特別副委員長 土田構治君登壇〕
◆
決算特別委員長(立川博敏君) ただいま大里
議会運営委員長より御提案をいただき、
決算特別委員会の委員長に私、立川が、副委員長に土田総務委員長が選任をいただきました。一言御挨拶を申し上げます。
決算特別委員会に付託されました認定第1号 令和4年度結城市一般会計及び同
特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第2号 令和4年度結城市
水道事業会計決算の認定について及び認定第3号 令和4年度結城市
公共下水道事業会計決算の認定についての計3件につきましては、厳正・公正な審査を各委員さんの御協力をいただきながら円滑に進めてまいりたいと思います。 なお、決算事項に関する質疑及び答弁は、要旨を重点的かつ簡潔・明瞭にお願いする次第でございます。 各員におかれましては、格段の御協力を賜りますようにお願いを申し上げまして、御挨拶に代えさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 以上です。 ────────────────────
△日程第21.請願第1号(
所管委員会付託)
○議長(大橋康則君) 次に、日程第21 請願第1号を受理しておりますので、この際お諮りいたします。 本請願を請願付託表のとおり、所管の常任委員会に付託いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大橋康則君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 以上をもちまして本日の議事日程は終了いたしました。 次回の会議は、明7日午前10時から開議いたします。散会いたします。 午前11時41分 散会 ──────────────────── 会議録署名人
結城市議会 議長 大橋康則 署名議員 永塚英恵 署名議員 関 晴美...