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  1. 茨城県議会 2010-07-30
    平成22年農林水産常任委員会  本文 開催日: 2010-07-30


    取得元: 茨城県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-12
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                  午後1時開議 ◯常井委員長 ただいまから,農林水産委員会を開会いたします。        ─────────────────────────── 2 ◯常井委員長 初めに,本日の委員会記録署名委員を指名いたします。  鈴木委員小林委員にお願いします。        ─────────────────────────── 3 ◯常井委員長 次に,本日の日程について申し上げます。  本日は閉会中の審査テーマであります「儲かる農林水産業の確立を核とした地域活性化」について,農業関係者4名,林業関係者2名の参考人をお招きして意見聴取を行いますので,よろしくお願いいたします。  なお,本日は写真撮影の申請が出され,委員長において許可しましたので,御了知願います。        ─────────────────────────── 4 ◯常井委員長 それでは,これより議事に入り,参考人の意見聴取を行います。  意見聴取の進め方でございますが,初めに,若手農業者4人から御意見をいただき,意見交換を行います。その後,林業関係の参考人お二人から御意見をいただき意見交換を行うことといたします。  それでは,本日お招きをしております若手の農業者の方々を御紹介いたします。  JA茨城青年連盟委員長の田沼貴久様です。 5 ◯田沼参考人 田沼です。よろしくお願いします。 6 ◯常井委員長 参与の平塚実様です。 7 ◯平塚参考人 平塚です。よろしくお願いします。 8 ◯常井委員長 参与の菱沼良之様です。 9 ◯菱沼参考人 菱沼です。よろしくお願いいたします。 10 ◯常井委員長 委員の有馬一茂様です。
    11 ◯有馬参考人 よろしくお願いします。 12 ◯常井委員長 なお,本日は委員の井川英和様にも御出席いただく予定でしたが,急遽,体調不良のため欠席となりましたので,御了知願います。  それぞれの所属や経営形態,規模など詳細なプロフィールにつきましては,お手元に資料を配付しておりますので,ごらん願います。  JA茨城県青年連盟の田沼委員長様を初め,農青連の皆様方におかれましては,大変お忙しい中,本委員会のためにお越しをいただきまして,まことにありがとうございます。本委員会を代表して心より御礼を申し上げます。  本日は皆様方から,農業経営取り組み状況や課題等について,また必要な支援策や県の農業政策に関する御提案などについて御意見をいただきまして,その後,意見交換を行うこととしたいと思っております。皆様方には御忌憚のない御意見を伺えればと考えておりますので,どうぞよろしくお願いいたします。  それでは,早速御意見を伺いたいと思います。座ったままで結構ですので,初めに,田沼様からお願いいたします。 13 ◯田沼参考人 私からの意見ですが,私は作物はピーマンをつくっていまして,最近は重なる集中豪雨の中で排水の整備をしていただきたいことが1点ですね。作物はピーマンをつくっているのですが,せっかくピーマンを植えたのに,排水が悪い中でやっていますと,病気とかいろいろなことがありまして,あと道路の舗装と,あと後継者という中で,県の方で婚活のようなものはやっていただけないかなと,婚活,お見合いパーティーみたいなものですが,をやっていただけないかなと思いまして。  それで,あと地元の本当の要望なのですが,私は,しおさい農協の中でピーマンをつくっている中,共選場の問題がありますので,そこら辺は県の皆さんで何かいい案がありましたらやっていただきたいのがあります。  第1に排水の方を,ぜひともやっていただきたいのがあります。  以上です。 14 ◯常井委員長 それでは,次に平塚様,お願いします。  御自分の農業経営の状況とかも含めてお話いただければと思っております。 15 ◯平塚参考人 私の方からは,個人的なことはそれほどは入ってはこないのですけれども,一応大きく3点に分かれているのですけれども,1つは食育関係ですね,それから,消費税ですか,5%から10%に,何%に上がるとかという関係で1点,それから,税金で重なってしまうのですけれども,今,私,軽油の免税を受けているのですけれども,そういう点でガソリンの方にも対応していただきたいということで,以上3点です。  1点目の食育関係ですけれども,私は今,参与という立場ですけれども,当時,昨年度までは連盟の委員長をやらせていただいていまして,「弁当の日」というのをお聞きになっている委員の方々もいらっしゃると思いますけれども,香川県の竹下校長という方をお招きをしてイベントをいたしました。校長の趣旨はまた違ったのでしょうけれども,その講話の中で,子供たちが手づくりのお弁当をつくるというのがイベントのメーン,柱なのですけれども,親は手伝わないということが大前提で,強制ではないので,初めは親が手伝っても構わないのですけれども,僕は,私は100%手作りで,自分の力でやったんだというのを,ちょっと話は長くなるのですけれども,それを自慢するようになるんです。  それは,先生方がけしかけたわけではなく,子供たちが自主的にそういう風潮になると。100%に飽き足らず,今度は冷凍食品は使わない,手づくりを使う。その次には輸入食品は使わない,国産だ,国産100%のものだ。その先もある,地場産を使うと。地場産,私はそこが魅力だなと思ってきょうお話をさせていただくのですけれども,こっちから地場産,地場産,国産,国産と押しつけると,どうしても消費者の方々に引かれがちなので,そういう方からわいて出てくるような結果があると私たちも楽で,楽と言ってはちょっと語弊がありますけれども,むだな労力,経費も使わずに,自主的にそういう子供たちが地場産の野菜に向かっていただければ,何がうれしいと言うと,私たちの地元の子供たちに地元の農業を知ってもらうということで,一番手っとり早い効果が得られるのではないかと思いまして,まずは茨城県で「弁当の日」というのを定着させたいということで,委員長当時,運動をさせていただいています。  ところが学校給食側は,そこには誤解というのが生じまして,給食へのバッシングではないかと,給食が悪くとられちゃった感じで,それの方にまたエネルギーを使いまして,誤解ではなくて,竹下校長というのは,家族の絆とか,もちろん栄養価,それから,子供たちの食への理解を深める意味でもいいことなんだと言っているのですけれども,決して給食のバッシングではないと。また,逆に給食のよさ,母親のふだん一日の食事の大変さを知ってもらいたいということでやったのでしょうけれども,結果としていろいろな副産物が出て,地場産の野菜に向いたり,あとは校内暴力,家庭内暴力が減ったり,それは会話がふえるということなのですね,母親に聞いてみたり,父親に聞いてみたり,おじいちゃん,おばあちゃんに聞いてみたり,近所の人に聞いてみたり,あとは,農家の人たちに自分のわからない野菜のつくり方とかまで聞いて,地域とのつながりが深まったり,竹下校長も全然予期しないいい結果が得られたということで,私たちもそういことに力を入れていきたいなと思っておりました。  その関連なのですけれども,私たちもそういうことに力を注ぎたいと思って,地元の小学校の校長に直談判をしたところ,変な話ですけれども,予算がないんですよと,私たちもそれは大変いいことだということで感銘を受けておるのですけれども,実際のところ先立つものがないということで,微々たる食育の予算では,耕して,種まいてせいぜい水をかけるが精いっぱいだということで,ちょっと新しくイベントをやるには予算がないということなので,私としては,学校によってやりたいイベントもあるでしょうし,消極的な学校もあるでしょうから,県の予算としてあるのでしたら割り振りを,例えばこの学校には1万円しか出さない,こっちは10万円でも20万円でも出しますよと,格づけではないのでしょうけれども,意欲に対しての予算の割り振りをやっていただければ,我々もそういういいイベントを広めやすいかなとは思うので,それが1点です。ちょっと長くなりましたけれども。  2点目の消費税の増税ということですけれども,これも結局は私の農業の関係ですけれども,消費税を一律に10%または12%とか,将来的にはなるでしょうけれども,今,米の消費が落ち込んでいますので,前年度ですか,小麦粉が上がったということで米の方には多少消費が向いているのですけれども,小麦粉が下がった途端にまた逆戻りということで,根本的に解決策があるのかないのかわからないのですけれども,この消費税の増税の機会に,米または加工品,米粉ですか,その辺に優遇措置なり免税なり還付金なりを設けていただけると,私たちも米の消費運動をやらなくても,自動的に米の方に向いてくるのではないかと。  市況というのですか,世界の情勢に左右されたのでは,我々も大変つくりにくいのですよ。ことしは高いからうまくいったとか言うんですけれども,我々が米を出荷してから値段が上がるので,実際おいしい思いをするのは仲買人とか,そういう関係なので,世間的にはもうかっているような上っ面があるのですけれども,そうではないと。  それから,3点目,長くなりますので簡単にガソリン税ですけれども,あるところでも言ったことがあるのですけれども,軽油と違って我々農業の中でガソリンのシェアというのは少ないのですけれども,私がおもしろくないのは,ガソリンを自動車が道路を走るために使うのと,我々の走らないためのガソリンでは,ガソリン税の目的が違うと思うので,それだったら軽油と同じ扱いにやっていただければ,私たちもいいと思うのですけれども,何せ少ないので言い出す人は少ないと思うのですけれども,そういう間口,窓口だけでも設けていただければ,中には結構ガソリンを使っている農家もいると思うので,窓口だけでも設けていただけるといいと思うのですけれども,その足かせになっているのは,ガソリンを買った使い道ですかね,その区別がないのではないか。車に入れてしまうのではないかという反対意見もあるのですけれども,それは軽油と同じで,持っている機械の排気量と作付の面積と作業日誌を書けば,軽油と同じように手続はできると思うので,あとは国なり県なりの動きで実現できるのではないかと思いますのでよろしくお願いします。  以上です。 16 ◯常井委員長 ありがとうございました。  次に,菱沼様,お願いします。 17 ◯菱沼参考人 私は,桜川市,旧岩瀬町に住んでおります菱沼です。  作物は米,麦,大豆,ソバ,穀物を主として生産しております。そういった穀物を生産する現場であり,地域一体となって農地を集約してつくらせていただいております。  そういった生産現場の中で私が日ごろ思っているのは,1つは,獣害対策,イノシシですけれども,あと有機物の循環をふだん考えております。有機物といいましても食物残渣だけの有機物循環ではなくて,具体的な例を言いますと,栃木県の方で非常にうまくいっているとお聞きしています,家畜ふん尿,それの対策で茂木のJTの跡地で使った堆肥,ほかにも栃木県内何カ所もあって非常にうまくいっているということを聞いておりまして,町場の生ごみなどもそこに入れて,そして,副資材として里山の落ち葉を年寄りの人たちが集めて,それを買い上げて副資材として,あと,もみ殻等を入れているということで,非常に地域の有機物をうまく循環しておられます。  そういった中,道路わきの草刈りの草なども,これも焼却場に行って燃やせばただの灰ですけれども,そういったところで混ぜて有機物として,それを農地に循環させていただければ,私たち面積をこなしておりますと,比較的,化成肥料,化学肥料を多用しておりますので土が固くなってきている。そういったところへ,草とか木,そういったものを主体とした堆肥の導入をしていけば,農地もよくなると思いますし,先ほど山の下草刈りということで言いましたけれども,山村部の年寄りの人が,そういったので幾らか小遣い程度になるということで元気に働いて,病院に通院する人も少なくなっているという話も聞いておりますし,そういうので医療費の方も半減できるのかなと。  それで,里山の方ですけれども,下草刈りをすることによりまして,今,里の方におりてきているイノシシ,これ県北から筑波山系においてかなり被害が出ていると思います。私のところもかなり被害がありますけれども,たしか桜川市が一番イノシシを駆除というか,とっておると思います。  そういった中で,下草を刈ってイノシシの隠れ家となるぼさっかを排除することで,そこの緩衝地帯においてイノシシが下までおりてこなければ,今の被害が若干減るのかなというようなことも考えております。  そういったことと,また,農地を集約して,やはり適期に作業をしたいということで機械が大型化しております。桜川市岩瀬地区ではかなりの面積,水田につきましては基盤整備が行われております。桜川市全体ではかなり,水田地帯でもまだまだのところがありますけれども,私の住んでいるところは,畑も山間いでして,畑もかなり傾斜地であります。そういたっ畑地の基盤整備,今,通常9尺の道が抜けておりますけれども,今,大型機械になると車幅が2メートル50センチというようなところもあります。そういったところで地主の人から頼まれても,機械が入っていけないんだったならばうちもつくりようがないということで,ちょっとお断りしているところもあります。  そういった遊休農地を減らすのも私たちの役目だと思っておりますので,そういった予算の削減という方を向いていますけれども,そういった基盤整備,最初に田沼委員長の方から農道の舗装ということがありましたけれども,逆に私の方から言うと,農道を余り舗装しますと地域住民がそれを近道に使って,農業農耕車が遅いですから,それがとことこ歩いていると,後ろからクラクションを鳴らされてということや,田んぼや畑のわきに車をとめて,道路にとめていたものがいけないのでしょうけれども,とめて農作業をしていますと,それが邪魔だということになるので,余り逆に言うと幹線道路から100メートルぐらいは舗装しないで,中が舗装されていれば非常に便がいいかなと思います。  それと,ちょっと話が変わりますけれども,私,水稲も作付をさせていただいております。本県は生産調整未達成の上位県であります。今,中国経済が非常に上昇傾向であり,この米の余っている分を,中国なりに売れるような方法ができないものかどうか。  その考えの1つとしては,今後世界的にエネルギーと食糧の争奪戦になるといわれていますけれども,この日本国内の農業の生産基盤をきちんと今の時点でつくれる能力を減らさないように,そういったところの観点で私は考えており,そのきちんとつくれる基盤をそのまま維持していくためには,やはりつくって,それを売り口をどうにか打破していただきたいと思っております。  以上のようなことで,地域また農業が疲弊しないような政策の方を頑張って,県議会の皆様にはお願いしたいと思います。  以上です。 18 ◯常井委員長 ありがとうございました。  最後になりますが,有馬様からお願いいたします。 19 ◯有馬参考人 行方市でオオバをつくっている有馬です。  私の目指す経営方針としては,温室栽培を生かした作物の生産の安定,そして収量を安定させて,そして市場なり小売店なりに契約をとった安定した収入,農家だから当たり外れではなく,安定した収入を,そういうふうにしていきたいという考えがあるのですけれども,そこで,茨城県は生産量もたくさんあって土地にも恵まれて都心にも近いのですけれども,もっと県としてPR活動をしていただきたい。  茨城県にはこれがあるというものを,個人個人としてはやっているのですけれども,もっと茨城県としてPR活動をしていただきたいことと,あと,私の勉強不足かもしれないのですけれども,県から農業優遇対策のようなものを多分されているとは思うのですけれども,もっと県から農家に対してアピールしていただければ,知っているから使うではなく,みんなが知っていればそれを使っていけるし,それに僕の仲間でしたりとか,僕よりも若い世代,これだけ茨城県は農業に力を入れている,農業を守っていくという姿勢を見せていただければ,農業生産者としても心強いですし,そういった面でPR活動優遇措置をもっとバックアップしていただきたいというのが一経営者としての心からのお願いです。  済みません。以上です。 20 ◯常井委員長 大変ありがとうございました。  今,皆さんから御意見をいただきましたけれども,言い足りなかったところとかありましたら,補足しておきたいこととかありましたら。  ありますか。  特にありませんか。  それでは,特に補足がないようですので,ここからは意見交換の時間とさせていただきたいと思っています。  ただいまの御意見等について,委員の方で意見なり質問がありましたらお願いしたいと思います。 21 ◯石田委員 お忙しいところ,きょうはありがとうございました。  田沼委員長は私の地元なものですから,ピーマン農家の実情のお話を聞かせてもらったのですけれども,私の方からは,排水,道路の整備については,ちょっと市の方も絡むものですから置いておいて,共選場の件がありましたね。共選場は,要はピーマンの選果場なんですね。大分老朽化しておりまして,県の担当課の皆さんにも大変お世話になってまして,昨年来から検討委員会を開いて,今,状況づくりをして波崎青販部会でまとめているという状況なんですね。  来年にはしっかり申し込みをしていこうというような運びのように聞いているのですけれども,実はこの中で1つちょっと大きな問題が出ていまして,これは小林課長が詳しいのかもしれませんけれども,要は今,国の農政全体が大きな曲がり角になっていまして,今まで農政予算が大分戸別補償の方に5,000数百億円がとられているというような状況の中で,大変懸念をしているわけなんですね。  ちょっと4名の人に聞く前に,田沼参考人に聞く前に,ちょっと小林課長,もし資料があればお願いしたいと思っているのですけれども,去年,ことしと,強い農業をつくるための国の補助金の申請が行われていると,茨城県内でも申請をされていると。どうも本年度は大変厳しい状況になったと。茨城県の申し込みが県の採択を受けるに当たって,波崎の共選場は来年しっかり申し込みをしていこうという運びになるわけですけれども,その見通しについては,私も国の方の状況に大変心配をしておりまして,ことしの状況を少し教えてもらえれば,まず田沼委員長も聞きたいところだと思っていますので,よろしくお願いいたします。 22 ◯小林園芸流通課長 強い農業づくり交付金のお話でよろしいのかと思うのですけれども,全体的な窓口は私どもの課ではないのですけれども,ピーマンの選果場につきましては,いろいろと石田委員からもお話を伺ったりしておりまして,そのほか,地元の鹿行農林事務所の方でもいろいろと相談をさせていただいて,なかなかその方式をどうされるかという点での,波崎青販部会の意見の方がまとまっていなくて,まだ具体的な,設備全体の話とかについてまだ至っていないと聞いております。  強い農業づくり交付金の方につきましては,今,委員からお話があったように,大分国の方は厳しいということで,今年度の状況でちょっと言いますと,直売所の関係でほかのところで,ぜひその交付金を使って施設整備をしたいという話がございましたけれども,それについては実質的には内示がゼロというような状況になっておりまして,大分県全体でも国からの内示というものが少なくなっているというような状況にございます。  県全体については中断になりますけれども,まとめてだれかお答えいただければと思います。済みません。 23 ◯石田委員 そういう状況の中で,共選場について地元でしっかりと意見をまとめて,本年から来年にかけて申請をしていくということで,よろしくお願いをしたいと思います。  また,田沼委員長も地元へ帰りましたら,ぜひとも力を合わせてまとめていただければと思っております。  そこで,婚活について質問がありましたものですから,その辺の状況をもうちょっと詳しく教えてもらえるとありがたいと思いまして。 24 ◯田沼参考人 私たち農家では嫁不足という問題がすごくありまして,私の地元でも,私41歳になりますが,同級生が3人くらいまだ結婚していません。私はラッキーだったから結婚させてもらいまして,それで自分の子供が18歳になります。来年から社会人になりますが,その同級生たちが嫁がないというと,やはり世代的にもだんだん変わりまして,私はせがれも中学になりますので,後継者がいないと仕事的にも家庭的にもいろいろな問題があると思うので,それで,私,波崎青販部会の方の常任委員というのもやらせてもらっているのですが,その中で青販部会の方でお嫁さん候補を探したのですが,全然いないのですよ。  それで,県の方でそういうイベント的なもので女の人がおればなと思いまして,御相談というか。 25 ◯石田委員 状況がわかっているだけに,窓口は別のところに,県の方も窓口がありますので,後で私の方で窓口によく話をして,青販部会と協議をするようにということで,出会いの場をどこかで求めていくような,そういう方策がいいのではないかなと思っているのですけれども,大した質問ではなくて申しわけないと思っております。  以上です。 26 ◯常井委員長 そのほかにありませんか。 27 ◯鈴木委員 きょうはどうもありがとうございます。  菱沼さんのお話ですけれども,中国へ米を輸出したらいいんじゃないかというお話で,中国と限らず世界に日本の米を輸出するということは,私,大賛成なわけです。  私,直接米をつくっていませんから,そういう面では弱いのですが,私はもともとは国でODA援助といって,いわゆる低開発国などへの援助を,お金とか,それから,土木的なもの,箱物をつくったりするよりも,減反をしなくて,米をつくるだけつくって,そして余ったときにはそのお米で,物を満足に食べられない国が世界に3分の1もあるというのですから,そういうところへ援助したらいいんじゃないかという単純なあれですが,そういうあれをずっと持っていたわけです。そして,そういうことはいろいろなところで言ってきたのですが,なぜか国でもそういうことを,なぜかというよりも,食糧輸出国の問題とかいろいろ聞きましたけれども,何か納得がいかないわけなんです。それであれば,やはり国とか何とかに頼らないで,個人の力で輸出をできないものかという気がしていたわけです。  今,中国では,現時点で日本の高い米は10倍ぐらいの値段で売れているという話も聞いておりまして,それで,それはおいしいと同時に安全だということ,中国が一番食べ物に対して不安なのは,うそか本当か,口蹄疫になった牛でも市場に出してしまうというぐらいの国ですから,日本のお米に限らず,日本のものは安心だと。メロンなども出てきますし,いろいろ出てきますが,現在でもリンゴとかあれが相当高価なことで売られて,ですから,そういうルートがあるんじゃないかなという気がするのです。  自分は直接,今まで地元の米作,稲作農家からもそういうことを言われていないものですから,こっちからわけわからないで余り言ってもと思ってあれしたのですが,きょう図らずも生産者の方からこういう話が出たわけですが,それで,法人経営ということですから,いろいろ勉強も当然なさって,勉強というか,米の販路とかいろいろなことも研究していると思うのですが,菱沼さんの会社では,JA北つくばなり,あるいは県なり,市なり,あるいは食物を輸出している商社なり,そういうところへ,うちの米はこういうことで輸出できないかと,それについてはどのぐらい値段が取れるのだろうと,そういう研究というか,そういう持ちかけというか,をしたことはございますか。 28 ◯菱沼参考人 今の質問なんですけれども,結果的には今まだしておりません。  先日,茨城県中央会の方に,役員との意見交換会ということで,そういう話を持ち出しました。交換会の最後だったので余り意見交換をしている場もなかったのですけれども,なかなか農家個人,私の方は生産側を主体として力を入れている農業生産法人です。それで,販売の方が手薄で,もともと私どもの会社は営農集団というところから集落営農という形で名前を聞かれるかと思いますけれども,昔,機械とか共同利用とか,そういったのを主体とした営農集団という形で立ち上げた,その地区の農業法人です。  そういったところで,農協の方に販売の方をかなりの部分頼っておりまして,今でも米,麦,大豆に関しましては,麦,大豆に関しましてはほぼ100%,米に関しても95%以上農協の方にお願いしている状況でありまして,輸出の検討ということに関しましては,具体的にはまだ何も動いてはおりません。ただ,ここ数年来,やはり中国人が来て秋葉原で炊飯器を何台も買って帰る,それだったならばその炊飯器とセットで日本の米を,日本の米の炊き方で使っている炊飯器なのだから,日本の米の方が一番合うのではないかという私の考えであります。  鈴木委員が最初に言った海外のODAの話とか,そういうのも最初考えておりました。確かにそういった面もありますけれども,やはり金のないところは,最終的には農業に頼らなくてはならない。そこでこちらへ,物資を送ってしまえばそこの農業が成り立たなくなる。それだったならば経済的に今発展している中国へ,発展国に買ってもらったら,お金のあるところに買ってもらった方がいいんじゃないかというような考えが,ここのところ考えております。 29 ◯鈴木委員 これはもうかる農業ということですが,市場の経済は単純な話で,それをどうしても欲しいと,どうしても食べたいと,そしてそれにはそれだけのお金を出しても構わないという人たち,場所があって,そして,そういう金額ならうちは供給するという人があって,そして中に成り立つ商社なり輸送業者なり,それを払ってそれだけのお金をもらえるならばやるというようなことは単純なことで,グローバルな世界だからできないことはないと思うのですよ。  ちなみに,漁業で言えば,5年前に銚子にイワシとサバの大衆魚,イワシはとれませんがサバが今揚がっているのですが,サバの場合は日本はぜいたくで,例えば250グラム以下のサバはスーパーや何かに出しても食べないと。例えば曲がったキュウリは食べないみたいな感覚なのですけれども,それで,それがハマチとか養殖のえさにしか回らなかったものを,中国へ輸出したならばどんどん食べると。あと中近東とアフリカ,ここらへ輸出したらどんどん食べるということで,5年前に1,000トンで始まったのが,今は輸出が5万トンを超えています。  それには商社が入っていますから,どういうルートでやっているか知りませんけれども,米は減反とかいろいろな問題があるかもしれませんけれども,国の統制に近いような話があるかもしれないけれども,現に中国でもそういうふうに食べている人たちがいるということは,何らかのルートでやっているのではないかという気がするのです。  果物などは,生産する人たちが現地に行って,そして売り先を見つけてやったというようなことも聞いていますし,自分でつくっていて,自分でこれをもっともうかる農業でもっと高価にやりたいという場合は,その道があるんだと思うのですが,最後に農産課になるのかな,この話ができるかどうかというか,現時点でどういうふうになっているかちょっと聞いてみたいと思いますので,よろしくお願いします。 30 ◯宇都木農産課長 中国への米の輸出についてでございますけれども,米の輸出援助をちょっと言いますと,昨年21年商業用として輸出されているのは,中国には30トン,精米トンでございます。20年は90トンあったのですが,30トンに減ってございます。  一方,香港等は341トンが去年481トン,それから,台湾等へ333トンと,やはり中国よりもそういったところに出ている量がかなり多いということです。  それから,中国の場合には,中国側の方と日本側の方との政府間の交渉で,中国が認可を受けた精米工場で燻蒸して精米をして輸出しなければならない,そういった制約が大きいと。  それから,先ほど30トンと言いましたけれども,30トンはどういう米かというと,新潟のコシヒカリを全農さんが,そういう意味で知名度等でかなり中国国内でも中国産の米と日本産の米の価格差があるものですから,それなりの知名度というのが必要だと。そういったことが言われております。  今,県の方にも上海事務所等がありますので,そういったところで需要の調査等をやって,そういった可能性があるのかどうか,いろいろと検討を進めて,向こうの方で調査等もやっていただいている,そういう状況でございます。 31 ◯鈴木委員 県でもそういうようにある程度把握しているみたいですから,そのように商社とかいろいろな当たれるところがあれば,農協でも当たれるところを当たって,そしてぜひ菱沼さんのお米を,中国かどこだかわかりませんけれども,要するに今売っているよりも何倍ものお金で買ってくれるところへ,ぜひあれしてもらいたいと思います。  いろいろな間違いを起こさないようにといって,日本の国は規制がいっぱいあり過ぎるぐらいあるのね。これ例えばクロネコヤマトの宅急便も,最初はああいう宅急便配達をやると言ったならば,郵政省の関係でああいうのはできないといって,あれを自由にできるまでには,本などで読んだことがあるかもしれませんけれども,社長なども相当な苦労をなさった。その苦労の結果が今,世界に冠たるクロネコヤマトの宅急便ということになっているわけですから,だから,さっき私が一番大事なことは,それだけの値段で買ってくれる人があれば,そしてそれをつくって売ってもいいという人があれば,それは必ず成り立つし,成り立たないとおかしなわけなんですよ。ですからこれを機会に,県の農産課長なりにも調べてもらったり,上海事務所という話も出ましたけれども,上海事務所でも宣伝でもやって売り込んでもらうとかをやって,ぜひもうかっていただきたいと思います。  以上です。 32 ◯田村委員 きょうは大変にありがとうございました。  平塚さんにお話を伺いたいと思います。  食育の話が出ました。「お弁当の日」って非常にすばらしい取り組みをしていただいて本当にありがとうございます。これ,もう少し具体的にお話を聞かせていただきたいのですけれども,先ほど予算というお話がありましたが,これはどのようなイベントで,どの予算をかけてやっていらっしゃるのか教えていただければなと思います。 33 ◯平塚参考人 お弁当の日直接に予算をやったわけではないのですけれども,学校側と我々,私たちは農青連ですけれども,その支部,支部がありまして,なめがた農協の青年部として,子供たちの学校の食育の一環として,前は田植えとか稲刈りとかのイベントをやっていたのですけれども,だんだん予算が削られてきて厳しくなってきて,あとは農家さんにどんどん負担をかけているんじゃないかということで,お互いに牽制し合っていた面があって,今はなくなってしまったのですけれども,そういう接点を持とうと思っても予算が,具体的に幾らぐらいなのかはちょっと聞いていないのですけれども,どうもその辺で二の足を,ちょっと突っ込みづらいような面がありまして,その学校の校長にもよるのですけれども,もっと食育を広めたいと思ったり,ちょっと興味のない校長もいらっしゃいますので,そういうときにはまた私たちも手を引かざるを得ないこともあるのですけれども,前向きな校長のときでも消極的な校長のときでも予算が,予算アップをいつも待っているみたいなので,そういうときに流動的な予算枠が設けられればなと思ったのですけれども。  具体的にどのぐらい予算をかけたらいいのかというのは,やり方次第なので,それは何とも言えないのですけれども,私たちも決して暇なわけではないので,こういう食育活動をやるには仕事を休んで出てきてもらうわけです。我々も,表には出していないのですけれども,日当なり食事なりを振る舞わなければいけない。そのときの予算というのは,また設けなければいけないし,学校側も学校側で謝礼なりその諸経費がいろいろ発生しますので,そのときに親御さんたちにボランティアという形でお願いしたりしているので,だんだんそういうところに気を使っていると,だったらやめちゃおうかなとなるので,我田引水みたいな感じですけれども,そこでお金がないとどうしても,お互い涙をのむじゃないですけれども,やりづらい面が出ると思うので,予算枠があればいいなと思います。 34 ◯田村委員 そうしますと,このイベントというのは,青年部さんとかが出てきてくださって,指導とかをやって,実際に子供たちというのはお家でつくってくるのですか,その場でつくらせるのですか。 35 ◯平塚参考人 弁当ですか。 36 ◯田村委員 お弁当……。 37 ◯平塚参考人 イベントをやるのは,弁当自体は学校の行事としてやっていただいているというのが現実なのですけれども,その啓蒙活動というのですか,そういうのに実際はまずお金がかかってしまうと思うのですね。理解があれば,私たちも別にそこまで突っ込んでお世話しなくても大丈夫だと思うのですけれども。 38 ◯田村委員 今,給食の方でもいろいろな問題が出てきていまして,給食費が1食当たり220円だったり240円だったりしているのですけれども,それで賄えなくて,お弁当の日を設けざるを得ないというような,そういった行政も出てきているのですね。  そういうところで,食育とお弁当の日というのが,うまく政策としてドッキングしていけばいいと思うのですけれども,なかなか親御さんの意識というのは,ちゃんと給食費を払っているのだから目いっぱい給食出してよみたいな方もいらっしゃる。だけれども,食育の一環ということで考えていったら,例えば1カ月に1回でも1学期に1回でも構わないので,子供たちが自分でつくる日というのをしっかり認識していただいて,家庭の中でやっていただければ一番いいわけですね。  そうすると,予算というのはそれほどかからないわけで,その準備のためのいろいろなイベントというのは,例えば教育庁とか,そういったようなところとうまく連携をしてやっていただくという,少し予算ではなくて仕組みを整理してやっていけば,進めることはできるものでしょうか,どういうふうに思われますでしょうか。 39 ◯平塚参考人 その辺は学校側の意欲の問題だと思うのですけれども,どういうやり方が一番いいのかは,私どもも昨年あたりから始まったばかりなのでなかなかわからないのですけれども,答えにはなっていないのですけれども,本当は学校給食とは完全に切り離して考えていただきたい。子供たちのメンタルな面で役に立つということでやろうという意識があるんですけれども,それの理解をしていただくために講話なりするのにも,私たちがしゃべっても全然感動を生まないのです。竹下校長なり弁当軍団,またそういった普及活動をやっている人たちがいるのですけれども,その人たちが来てくれれば,おもしろい話,また地域で感動するような事例を発表していただけるので,そのようなことも。  どうしても,今,田村委員がおっしゃったように,給食費を払っているのに何で給食を休んで弁当をやるんだと,そうなってしまうのですけれども,本当はそういう予算面でやっているわけではないのですね。  竹下校長も最初のころは苦労して,反対者が大方だったのですね。子供たちがやっているのをまどろこしくって見ていられないということだったのですけれども,学校側が,校長がやるんだという意思で判こ押して一大イベントを起こしてやった結果,やはり親が心配したようなことはなくて,子供たちもいざ頼りにするとやるもんだなということで,子供たちの能力,自分たちがみくびっていたことを反省しております。そのきっかけづくりにですね。 40 ◯田村委員 では,具体的にですけれども,「お弁当の日」というのは何回ぐらいおやりになったのでしょうか。 41 ◯平塚参考人 農青連としてですか。
    42 ◯田村委員 はい。 43 ◯平塚参考人 農青連としては,実際には参加した形ではあるのですけれども,私たち単独ではなかなかできないイベントなので,最初は中央会の方から提案いただいて,農青連も手伝ってくれないかということだったのですけれども,そのときに私が委員長をやっていまして,さっき述べました,地元の野菜に子供たちが興味を持ってくれるということで,2回目は農業会議ですか,そちらの方からも声がかかって一緒にやりましょうということで,私たちとしては弁当を子供たちにつくるということではなくて,食材を私が用意して,子供たちに詰める体験をしてもらったと,入門編ですか,そんなふうにやっていたのですけれども,それは竹下校長の講話とセットということで,私たちはブースを設けてやったのですけれども,実際のかかった経費などは,私たちは事務局でないのでわからないのですけれども,2回ですね,あとはちょこちょこっと,ほかでもイベントをやっていたみたいですが,農青連が関与したのは2回だけです。 44 ◯田村委員 食育というのは非常に大事な取り組みだと思っておりまして,農業生産者の方と学校と家庭と,その辺あたりのところの連携をどうやっていくかというのは非常に大事な課題かなと考えております。そういう意味では,きょうは非常にいいお話を伺いましたので,何かいい仕組みができないか,ちょっと私もいろいろな方と相談をしながら,広めることのできるように頑張っていきたいかなということをちょっと感じておりますので,どうぞ今後とも御指導をよろしくお願いいたします。 45 ◯常井委員長 そのほかにないですか。 46 ◯白田委員 きょうはどうもありがとうございます。  まず最初に,田沼さんと菱沼さんに道路の件に関して。  今,茨城県には御存じのように17万6,000平方キロメートルの田んぼと畑があって,そのうち田んぼが59%です。そういう中で4,286億円という全国第2位の粗生産を誇って,今,県民の皆さん方が中心になって茨城の農業,そして日本の農業を支えていただいているわけでありますけれども,そういう中で農業で大事なのは,土と,そしてもう1つは水です。先ほども話がありましたように,水は必要なときはありますけれども,要らないときの方が結構多いということで,排水がやはり一番大事な事業ということで,今,農地局でも田んぼはもちろん,畑も畑かんを進めておりまして,なかなか畑かんが進んでいないというのが現実でありまして,私も町議時代より20数年間,こういうことで悩んだりしてやってきております。  そういう中で先ほど田沼さんは舗装してくれと,そして菱沼さんは,逆に舗装しない方がいいと,仕事によっては機械,それによっては私も舗装するところとしないところは必要だと思っております。今までもいろいろなところを見てきて思っております。  やはり機械によっては,ピーマンの場合は私も確実にはよくわかりませんけれども,それだけの大きな機械は要らなくて,例えば乗用車でも軽トラックでもすっと運べて荷物からいって大丈夫だと,あるいは菱沼さんが言うような大きなトラクターが入るところは,舗装しなくても十二分に平気だということで,逆に舗装しない方が農業をやりやすいと。こういうことは地域,地域によって違うということで,県の方でも,これからそういったことをきっちりと把握していただいて,各地域から上げてもらって,それに沿った整備の方法をしていただければいいのではないかと思っておりますので,田沼さんの方は田沼さんの方として,ぜひそういった形で要望を広げていただきたい。  そして,菱沼さんに関しましては,これにはどうしても排水と,もう1つは畑の整備が必要です。きちんと何も平らにするのではなくて,山なり整地で遠くの富谷地区や岩瀬の,私の真壁地区もそうですけれども,旧山間地域が多くて,とてもとてもなかなか入れないと,そういうところはたくさんあります。そういうところでできるだけ,農協からでもいいですけれども,集団でもいいですけれども,畑かんの整備をまず10町歩でも20町歩でもモデル地域でもつくっていただいて,できるだけ安い方法でぜひ先駆けて,若い人たちがそういった形で整備もしてほしいと思いますので,そういったことをぜひ地元に帰りましたらお話をしていただいて,先頭に立ってやっていただくことをお願いしたいと思います。  道路の整備等,そういうものは私どもも十二分に承知しておりますので,これから先もいろいろな形で応援をしていきたいと思っておりますので,ぜひそういうことをお願いをしたいと。  あと,田沼さんのところで,先ほど婚活の話も出たし,いろいろなことがありますけれども,でも特にほかの地域から見れば田沼さんのところはいいところだと,要するにサッカーがあって,いろいろなところ,人が集まる可能性がいっぱいあると,そして,今,県会議員でも西條さんは議長だし,そして海の親分で石田委員もおりますし,そういうことで一緒になって,魚とあわせて若い人たちと,せっかくサッカー場があるのですから,あとは合宿所もたくさんあるのですから,そういったところに積極的に若い人たちが行くこと,いろいろなことをぜひ自分たちから,行政ばかりでなくて,自分たちからもぜひ出ていって,こういうのはどうですかということでやっていただければ,もっと行政ばかりの,もちろん行政の婚活も,そういう道筋は必要だと思いますけれども,ぜひいろいろな方向でコミュニケーションをとるような,そういったこともぜひこの機会にもう一度違う面からも考えていただければいいのではないかと思っておりますので,ぜひ私からの意見として。  それから,平塚さんは土浦ですね,レンコン。 47 ◯平塚参考人 行方市。 48 ◯白田委員 なめがた,この間も土浦の方に行って,レンコンは非常にもうかっていて後継者がいつでもいると,それで,この間お話を聞いてきたばかりですよ。  これを見ますと水稲2ヘクタール,レンコンが1.5ヘクタール,それで家の中で大体できるということで,私は理想的な形ではないかなと思っております。金額的にも多分米でもそこそこの,食べたほか幾らか売れると,レンコンもある程度の,これでいくと1,000万円ぐらいですか,大体そこらになって非常に理想的な形で,みんなが憧れて後継者も来るような農業経営だと思っております。  そこで,1つだけお聞きしたいのですが,私,マコモタケというの初めて個人的には聞くもので,どういうもので,どういったニーズでどういった価格で売れて,どのぐらいできますか,まずそれだけ1つお聞きしたいのですが。 49 ◯平塚参考人 マコモタケについては非常に説明も,これ食べた個人的な意見がさまざまなので,まず生態的には,マコモというのは水生植物ですね。もともとは稲科なんです。それで湿地帯に自生しているものもあるのですけれども,私たちが栽培しているのは食用の品種で,台湾とか中国あたりから入ってきたものなのですけれども,調理法として中華料理が主なので,もともと中華街あたりに行けば,また,中国,台湾の方に聞けば懐かしいということで,中国料理中心に使われているものです。  中国では薬膳料理ですか,薬効を目的とした使われ方もしているのですけれども,中国産野菜としては結構高級食材なんですね。私,実際に買いに行ったわけではないのですけれども,市場価格でキロ当たり1,500円とか,野菜としてはとんでもないような値段なのですね。しかし国産というと,逆に本場ものではないので一般的に需要が知られていないような,白田委員も知らなかったようで,大方の方は知らないのですよ。買いたたかれるというか,知名度がないために売り先がないのですね。5キロ,150円とか200円とか,全然元がとれない。引き取ってやるからぐらいの感覚で市場に取り引きされてしまうのですけれども,それでは市場任せにしては売れないということで,1年目は涙を飲んだのだのですけれども,2年目は,それでは黙ってはいられないということで,我々青年部を利用してPR市をやっているので,その中で試食会をしてやったのですね。売り上げ目的ではないのですけれども,試食をさせたらお客さんから大変好評を得て,食べたことのない食感で,香りで,8割以上の方がおいしいと,目を見開いておいしいというぐらいの感動を与えたのですね。  甘いとかしょっぱいとか辛いとかではないのですね。初めてだし,聞いたこともないしというので,湿地帯の人たちは,聞いたことはあるけれども,これが食えるものかと思っていたらしいのですけれども,実際その辺にあるのは食えないものですから。  いい機会だったので,去年の学校給食会からお声がかかって,私もそこでレンコンの方で説明をさせてもらったのですけれども,ついでにとぼけてマコモタケをPRしてきたのですけれども,やはり栄養士さんたちが興味を持ってどんなものなんだということですけれども,インターネットにもちゃんと資料はのっていますので,味はもちろん食べてみないとわからないのですけれども,また機会があれば。時期的には,とれるのは10月の1カ月間,9月の終わり,お彼岸過ぎから出始めて10月いっぱい収穫できるかなと。流通期間としては10月いっぱいですね。 50 ◯白田委員 それ0.2ヘクタールで売り上げはどのぐらいですか。 51 ◯平塚参考人 売り上げは,今のところはありません。ほとんど赤字です。単価的には,そういうPRするとおいしいと言って都会では8割の方,またはリピーターまでいるぐらいの人気度ですけれども,スーパーに置いておいて,まず売れるものではないのです。試食させないと。ですから,単価的には私は200円から250円ぐらいでキロ単価売っているのですけれども,むだが多いのですね。100キロ以上PRに使ってしまったり,あとは売れ残って廃棄してしまったり,そういう形なので,そういう話をするとつくる人がいないと。なかなか普及に難しいところがあります。 52 ◯白田委員 どうもありがとうございます。ぜひ先駆けて頑張ってやっていただきたい。  特に行方地区はいろいろな技術がすごい,私はそう思っております。今,茨城県で日本一というのが11品目あって,そのうち6個が,本当に多いですね。メロンを筆頭に,ピーマンもそうですけれども,オオバもそうですけれども,あと2番が8品目の3番が12品目ということで,そういう中で6項目がなめがたJAの方でやっているのは非常にいろいろな形で研究が盛んで回転率もよくて,金のもうけ方もすばらしいということで私は思っているのですが,ぜひ先頭に立って,お金にならないということですけれども,これからぜひ頑張っていただいて,県の方でもいろいろな形で応援してもらってください。相談すればきっとやってくれますから,多分園芸流通課長がやってくれますから。そういうことでお願いします。  最後に,菱沼さんから先ほどイノシシの件が出ました。特に筑波山系から阿武隈系はイノシシばかりで大変な時代で,どこも苦労しているのが現実でありまして,特に旧岩瀬地区は全部,門毛地区あるいは池亀とか,坂本とか,あっちの方へ行くと,山で終わってしまうのですね。そこはどうしても水はきれいだしイノシシが来やすいと,そういう地域のように見えるのです。真壁地区の方も山間急傾斜はたくさんあるのですけれども,割におりて来ない。それは人家があって入れない,特に岩瀬地区はそういうことで,きょうせっかくの機会でありますので,実際桜川の方で何頭とったとかはわからないかな,そういうことでぜひ中心的にいろいろな形で応援をしていただいて,駆除の形,あるいは防護さくとかいろいろつくっておりますけれども,イノシシも利口ですから,そういったことをいろいろ考えて,私がよく聞くのは,内側にしておけばなかなかイノシシが来られないということを聞いているのですね。尖ったものか何か,そういったことも少し,いろいろなことをもう少し農家を助けてやっていただければありがたいと思うのです。  せっかくのついでですから,あと山間地域の虫というか防除ですね,防除もほかとは違うもので,ぜひ農産課の方で考えてやっていただきたい。それは,山は詰まってしまうのですが,みんな急傾斜で犬走りが高い,3メートルあれば必ず3メートル土手がある,逆に倍になってくる。そうすると,今はよくラジコンなどで危ないから,すぐ空中散布をやっていますけれども,ここはかけない。だから虫がみんな寄ってしまう。そういうところもぜひ考えていただいて,特別に共済といえどお金の面もありますけれども,そういったことを考えていかないと,茨城県の山間地域の虫はなかなか退治するのは難しいような気がしますので,イノシシの防除に対してももう少し考えていただいて,積極的に取り入れをしていただきたいと思います。  そこで1つ菱沼さんにお聞きしたいのですが,イワセアグリセンター,役員が5名で社員が11名,パートが4名で,売り上げはざっと見れば大体6,000万円から7,000万円かと思うのですけれども,そういう中で採算的には今の形でやっていけるのか,それとももう少しやっていった方がいいのか,あとは価格面の調整とか,そういうことの要望があると思うのですけれども,そういった形で,それはどのぐらいになっているのかということを1つお聞きしたい。  あとは有馬さんですか,オオバ1ヘクタールで中国人実習生4名,それから田んぼは1.5ヘクタール,畑が2ヘクタール。畑は多分サツマイモか何かだと思うのですが,研修生をこれだけ使って割と少ない面積でやっているので,オオバの収穫の実態とか,人間はどのくらい必要だとか,それでどのぐらいの収益があるのか,その辺を教えていただきたいと思うのですが。  そして最後に皆さんに,せっかくきょうここで,先ほどJAの青年連盟として個人個人少し要望がございましたけれども,全体として皆さん方が県に対してもう少し,細かいものは別として,これだけはやってほしいというようなものがあれば,せっかくここに皆様おりますので,お示しをいただければ,我々も全国で2番目の農業県として誇りがありますから,ぜひ後押しをしたいので,そこもあれば教えていただきたい。せっかくの機会ですから,要望を聞かせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 53 ◯常井委員長 先に菱沼さんから答えられる範囲で。 54 ◯菱沼参考人 前期の売り上げですけれども,先ほど白田委員から言われた金額よりはもうちょいいきまして,何とか1億円いきました。これは交付金等々,生産調整を達成しておりますのでもらっております。それを含めて1億円ということで,採算は合っているのですけれども,やはり従業員を抱えている中で一般的に個人経営の農家ですと,朝,日の出から仕事をしますけれども,雇用という面で時間から時間働いていただいております。そういった中で大規模の面積でありますと,草刈りがどうにも間に合わないということで,できる限り,先ほどの虫の問題もありますけれども,病害虫の問題がありますので,できる限り草刈りをやっておりますけれども,そういったところでまだ足りないのかな。ただ常時雇用ですと,冬場の収入減が余りありませんので,そういったところで支払いの方が滞ってはまずいということで,今の人数のまままだしばらくは現状維持で,次の展開を考えてから人数等々は考えていきたいとは思っております。 55 ◯白田委員 補助金は大体概略でどのくらいいただいておりますか。まるっきり雑駁で結構です。 56 ◯菱沼参考人 ちょっと今記憶にないのですけれども。 57 ◯白田委員 売り上げの大体1割か2割か。 58 ◯菱沼参考人 申しわけありません。今,記憶に。 59 ◯常井委員長 有馬さん,済みません,先ほどの白田委員の質問に答えられる範囲でお願いしたいと思います。 60 ◯有馬参考人 経営としましては,まだ両親とともにやっていて,父任せと言ったら変ですけれども,まだ勉強中なもので金額的なものはちょっとわからないのですけれども,オオバも,とるだけではなく,出荷までにこもをまるってもらったり,ここには書きませんでしたけれども,こもまるきのパートさんというか,内職という感じで働いてもらっている人もいますし,あと,出荷までにパック入れとか,いろいろな面で,規模がこのぐらいならこのぐらいというわけではなく,とるにも,時期,あと天候やそういうのにも左右をされてしまいますし,オオバは年間を通してビニールハウスでやっているのですけれども,冬場はどうしても暖房を焚かなくてはやっていけないというのは実質なもので,そして畑では冬場に暖房代を稼ぐためにチヂミホウレンソウをやっている。そして夏場になると,オオバだけではなくジャンボシシトウ,ここには書いていないのですけれども,ジャンボシシトウをやってみたりとか,支払いのために模索というか,いろいろなものを,オオバを中心にほかのものをやっていっているというのが実質の現状です。 61 ◯白田委員 幾らぐらいでございますか,生産で。 62 ◯有馬参考人 どうですかね,それも父がやっているのでまだ何とも。 63 ◯白田委員 ありがとうございました。 64 ◯常井委員長 それから,先ほどの白田委員の質問で,これだけはということで,県に対して,おおまかなところでありますけれども,それぞれ御意見がありましたら。  先ほど細かい点についてはありましたけれども,これだけはというものが何かあったら言ってくださいということですけれども。 65 ◯菱沼参考人 細かい点ということは省いて,私たち農業をやっている若い人が,これから本当に農業が続けていけるように,そしてこの農地が守っていけるように,具体的な話はないですけれども,そういった状況を維持していただけるように頑張っていただきたいと思います。 66 ◯常井委員長 白田委員,いいですか。 67 ◯白田委員 桜川市は農業者が3,565人ぐらいいるのかな,その中で49歳以下は13.5%です。65歳以上は63%で,実にもっとひどいのは75歳以上が九百五,六十人います。あと5年するといろいろな転換期にきます。そういう中でおくれないように,私たちもいろいろ考えていきますから,皆さんもぜひそういったことも含めて,つくることばかりでなくて,そういった人たちが死ぬのではなくて,なかなか仕事をやりたくてもできなくなると,この現実が目の前にきておりますので,ぜひ一緒に考えていきたいと思いますので,これからもみんなで頑張っていただきたいと思いますので,そういったことも含めて,今言われたことは委員だれもが同じように思っていると思いますので,これから先,頑張っていきますので,皆さんも頑張ってください。 68 ◯石川委員 きょうは御苦労さまです。  皆さん方の御意見を伺えてありがとうございました。個々に御質問するということもございませんが,先ほど菱沼さんからイノシシの話が出ました。このイノシシの問題というのは,まさしく山が荒れていまして,それが結果的に近隣の農作物を荒らすという形で,全国的には大体300億円ぐらいの損失をしている気が,そのくらいしております。  そういった面でイノシシ退治という問題は,行政も一生懸命考えなければならないけれども,環境をきれいな環境にしていかなければならない,そういう課題というものはみんなの役割になってきているのかなという感じをしみじみとしております。  ですから,みんなが,自分の農地は保全するけれども隣の方はちょっと荒れているとか,そういう際の部分を,どうしてお互い自分の仕事場を環境整備していくために協働し合うのかという,そして協働ができない部分は行政でどういうことをやっていったらいいのかということを,お互いに,ここまではおれの仕事で,おれのところへイノシシが来るからとか,害虫が来るからとか,いろいろそういうところできりきりした感情を持たずに,お互いに協働でできるような部分というのを考えていく必要があると思うのです。  先ほど有機質の肥料の問題もありましたけれども,農家にとっては有機質の肥料をつくるということになると,これは仕事のために有機質をつくるんだと,しかし周辺の環境の人にとっては,くさい臭いを出してしようがないという,そういう批判もある。そういうところを,際をどうやってお互いに理解し合う環境をつくるのかということも,お互いに理解し合いながらやっていくということが大事な課題だと思うのです。  私も70メートルのトンネル3本持って肥料を,堆肥をつくっていますけれども,やはりつくっていると,風向きによってはくさいとかいろいろ来るのですよ。それで畑に巻き込むと,また周辺の住宅がくさいと,少し我慢してくれよという話をよく言うのですけれども,そういうことでお互いに感情的にならずに,冗談話ができる間柄にしながら理解してもらうということも大事な課題かなと考えております。  いろいろ課題は,農業についてはあります。しかし,皆さん方に理解していただきながら頑張らなければいけないなと思うことは,日本の国がこんなにいい国になったということは,まさしく貿易があったからよくなってきた。ということは輸入もしてきた,輸出もしてきた,これで日本の国がよくなってきたわけです。  ですから,今,日本の国が食材がどんどん外国から入ってきます。入ってくることによって生活は豊かになった。しかし逆に今度農産物の生産ということ,消費拡大ということになってくると,何かしら壁に突き当たっているような課題になってきた。そういう課題性があるわけで,そうなってくると,やはり日本の産業がこれだけ大きく育ってきた理由というのは,輸出産業であったということを1回きちんと整理していく必要があるだろうと思います。ただ,農業については輸出産業にまだなっていない,これは非常に閉鎖的な産業であるということを,1回きちんと理解して,これから農業というものが輸出産業になるためにはどういう,これから我々が勉強して,そして農産物を外国に買ってもらえるのかという,そのための環境づくりや商品化づくりというものを研究していかなければならない。これは生鮮食料品的なものを輸出するというだけでは,とても生産したものは輸出品として紹介してもらうという環境には到底至らないと思います。  ですから,やっぱり輸出品として農産物を売るためにどういう勉強をこれから我々がしていかなければならないかという課題を持って,そして勉強することが,今農業をやる人たち,そして農業を支援する行政,農業を一緒になってやってくれるJAの皆さん方,そういう人が共通の課題として真剣に突っ込んでくる,ここがやはり大事な,過渡期の時代に来ているのだろうと思います。そういう面では,ひとつ課題性を持って,ひとつ我々がつくった農産物が,じゃあフランスに売るときにどうしたらいいのか,イギリスに売るときにどうしたらいいのか,中東の方に売るときにどうしたらいいのか,アメリカに売るときにどうしたらいいのか,それぞれ国がらによって全部文化も違うし歴史も違うわけであります。そういうところに売り込むという,そういう商品開発はどうしたらいいのか,そこまで勉強しないと農業はこれから一人立ちできる産業にならないと思っております。  ちなみに,イスラエルという国は,戦後,アメリカが富裕でもって,砂漠の地帯に国をつくったわけであります。そこは砂漠で作物も1つもできなかった国であります。しかし現在はイスラエルは食糧をヨーロッパに輸出している国になりました。そこにイスラエル農法というのができ上がっています。ですから,そういう他国がどういう努力をして輸出産業に,砂漠で何もできないところに立ち上げた農業が,今,輸出産業になったと。  日本など,こんなに恵まれた環境で仕事ができる。しかしながら,それも輸出産業になりきれないというところは,どこに障害があるのか,外国に障害があるのか,日本に障害があるのか,そういったことを真剣に取り組んで,やはり農業も国内消費を拡大することも必要,しかし,輸出産業として成り立つ産業を確立するということも大事な課題ではないかと思いますので,そういった点,特にこれから農業を背負っていただける皆さん方でありますから,そういった点を私たちと一緒に勉強しながら立ち上げていく,そういうことを協働で一緒になてやっていく,そういう間柄にぜひなっていただきたいなと思っております。  以上であります。 69 ◯伊沢委員 きょうはお忙しいところありがとうございます。田沼委員長さん初め,4人の方にはお忙しいところ時間をつくっていただきまして,またいろいろと教えていただきましてありがとうございました。私から1点だけ質問をさせていただきたいと思います。  本年のテーマで「儲かる農林水産業の確立」ということを掲げさせていただいております。私も皆さんと同世代ということでございまして,農業をやっておりまして,魅力とかやり甲斐というものをぜひ聞かせていただければと思います。  よろしくお願いします。 70 ◯常井委員長 それぞれ,田沼委員長から先にお願いします。 71 ◯田沼参考人 魅力ですか,別に私自身,魅力っていうのはないです。ただ仕事という面で,自分の生き方というものを子供に見せたいということで,あと子供の近くで,一緒に生活の中で子供と一緒に大きくなっていきたいというので農家というのでやったので,そんなに深いあれはないですね。仕事は何でも大変ですから。 72 ◯平塚参考人 今,田沼委員長からも出たのですけれども,家族と時間を持てるということが最大の魅力ではないかと。家内と結婚する前,結婚してからもしばらく言われましたけれども,休みが決まっていない。決まっていないどころか休みがない。というのはなぜかというと,目の前に田んぼもあるし,もちろん作物は休みないです。それがサラリーマン並みに土日休みになったらとんでもない話でありまして,そういうことを言ってもらちが明かないのですけれども,私の感覚としては,農業というのは生活の一部,生活の延長であって,その中で生活しているので,それが基本だから,サラリーマンの方たちと土俵を1つにして我々のことは理解し得ないと思うのです。  私としては割り切っているのですけれども,家族としては,家内は。子供たちはそんなこと全然先入観も何もないので,いつもお父さんがいると,朝一緒に御飯を食べて,夜も早く帰ってくると。今は日が長いですから,7時半とか8時ぐらいに帰ったりもしますけれども,基本的には普通の勤めの方よりは家族との時間が持てるのは魅力かなと。 73 ◯菱沼参考人 私も,今お二方が言いましたけれども,子供が2人おりまして,私自身地域の人たちに育ててきてもらいました。よく小さいころは怒られたりしてきました。今,私がそういう子供を持つような世代になりまして,自分の子供も父親である私の背中を見て育ちつつあります。そういった,お父さんが何をやっているのかわからないというよりは,あそこにお父さんがいたと子供が自転車に乗って探しに来てくれたり,お茶の時間にジュースを持ってきてくれたりもします。そういったところで,非常に家族を持ってそれがありがたいと思います。  ただ,先ほど平塚参与も言われたとおり,休みという問題で,この夏休みもどこにも連れていくことも予定しておりませんが,なるべく親が面倒見切れない分,いろいろなところに参加させてやろうかなと思っていろいろ画策はしておりますけれども,そういったところです。  また,農業として最初初めたとき,農業,業,なりわいですから,やはり金を稼がなければ成り立たないということで,サラリーマンの人よりもっと収入があるように少しでも頑張ろうという考えで始めました。今もその志は同じです。そういったところです。 74 ◯有馬参考人 やっぱり個人,個人,魅力というものを感じるところは違うと思うのですけれども,僕からすれば正直魅力という部分はそれほど,農業に対してこだわりというものを持っているわけでは,正直ありません。実際僕が学生から5年ほど就職をして,そして5年過ぎて就農,いろいろな壁とかぶつかって,そういう面でそこにあったのがおじいさんの代から,もっと前の代からやってきた農業,それが生活の一部ですし,そういう面で自分を生かせる場所と見てきたものをやっていけるのは自分の,何と言いますか,そういった意味で何か社会とのつながりではないですけれども,やはり農業というのは生活だし,なりわいだと思うので,魅力という面ではちょっと,やはり休みとか労働環境の面を見てもなかなか厳しいものはあるというのは正直なので,これからそれをどうやって改善していくか,「儲かる農業」という題材だったのですけれども,それをどうやってもうけていくかというのが課題で,それを目指して頑張っていきたいというのが正直なところです。 75 ◯伊沢委員 済みません。ありがとうございました。  いろいろと課題は多いと思いますが,いずれにしても私ども若い世代が頑張っていかなければいけないと思いますので,いろいろ御苦労あると思いますけれども,引き続いて御活躍を心から御祈念をしておる次第でございます。  家族との時間というお話がありましたけれども,かえって私うらやましいなと思いました。私どもは朝御飯食べないと夜が不規則でございますので,なかなか子供と一緒に御飯を食べることができないので,そういう意味ではうらやましいのかなと思いましたけれども,いろいろと今年度は「儲かる農林水産業の確立」ということでやらせていただいておりますので,皆さんの御意見を承りながら,そういった御要望に一歩でも近づけるように頑張ってまいりたいと思っておりますので,また引き続いてどうぞよろしくお願いいたします。きょうはありがとうございました。 76 ◯常井委員長 ほかにありませんか。  ないようですので,以上をもちまして4名の若手農業者の方々からの意見聴取を終了いたします。  皆様には貴重な御意見をいただき,大変ありがとうございました。本日いただきました御意見等につきましては,今後の委員会における審査の参考とさせていただきたいと思っております。本日は,まことにありがとうございました。  ここで暫時休憩いたします。  再開は2時45分といたします。                 午後2時33分休憩          ───────────────────────                 午後2時47分開議 77 ◯常井委員長 それでは,休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  本日は林業関係の参考人としてお二人をお招きしております。  林業経営の立場からお越しいただいております林業家の佐藤健一様を御紹介いたします。  佐藤様は,昭和52年に大学を卒業されて以来,現在まで常陸太田市,旧里美村において林業を専業として従事されております。  また,近年は森林ボランティアグループ「森林(杜)づくり隊」を結成され,隊長として地域の緑化や植林活動に取り組まれているほか,昨年度からは指導林家として,地元の中学生,高校生を対象に林業体験学習等の指導をされていると伺っております。  次に,住宅建築の立場からお越しいただいております,株式会社棟匠,代表取締役の石川忠幸様を御紹介いたします。  石川様は,平成元年に株式会社棟匠に入社し,営業・現場・設計を経て,平成11年から代表取締役に就任されて,健康・快適・能率・安全を企業理念として,地域材を生かした外張断熱工法に特化した三世代対応の心のこもった家づくりに取り組まれております。  また,近年は施主を交えた伐採見学会を実施されているほか,山の手入れや植林活動,現場で出るごみのリサイクルなど,環境に配慮した活動にも取り組まれていると伺っております。なお,お二人の詳細のプロフィールにつきましては,お手元に資料をお配りしておりますのでごらん願います。  参考人のお二人におかれましては,大変お忙しい中,本委員会に御出席いただきましてまことにありがとうございます。委員会を代表いたしまして厚く御礼を申し上げます。  それでは,早速佐藤様から,林業経営の御立場から御意見を伺いたいと思います。  佐藤様,よろしくお願いいたします。 78 ◯佐藤参考人 常陸太田市で林業を経営している佐藤です。よろしくお願いいたします。  初めに,森林湖沼環境税を導入していただきまして本当にありがとうございました。随分山林が荒れていましたので,この森林湖沼環境税によって随分山の手入れが進んでいます。私も地元の推進員ということで活動していて,まだまだ間伐の申し込みがふえている状況でございます。初めにお礼を申し上げます。  それでは,私の森林の概要から説明します。  所有山林は156ヘクタール,人工林率が91%,杉,ヒノキの割合が,杉4割に対してヒノキ6割です。産業路の延長がヘクタール当たり220メートル,所有山林の99%が間伐が可能な状態です。  私は大学在学中の昭和51年に父が他界して,昭和52年,卒業と同時に実家の家業を継ぎました。早いものでことしで33年目になります。  初めに取り組んだのが相続税でした。昭和40年代後半が木材価格が最も高かったので,昭和50年から53年にかけて相続税の評価が一番高かったようです。  当時,私の山林全体が樹齢45年から63年の杉,ヒノキの人工林でした。特にヒノキの63年生が60ヘクタールほどあったものですから,高額の相続税を支払うことになりました。もちろん一括で払うようなお金はありませんでしたので,間伐の収入をもとに15年の延納を行うことにしました。  初めの10年間は間伐をしながら何とか納めることができましたが,木材価格の下がった残りの5年間は間伐では無理になってしまいました。当時,年間15ヘクタールの間伐です。多いときには20ヘクタールを超えていましたので,持ち山全体を2回回りましたから,5年置きに間伐しているわけですので,木の間隔も遠くなって,かなりの無理がありました。そこで,残りの5年間の山の施業計画を間伐から択伐に切りかえることにしました。「択伐」というのは,普通間伐と皆伐があるのですけれども,択伐は1割か2割残して全部切ってしまうというやり方です。そして下に木を植えてまた再造林していくというやり方です。それで残りの5年間,相続税を支払うことができましたけれども,現在の相続税については山林の評価もかなり下がっていますし,税制も大きく変わっていますので,100ヘクタールぐらいでは税金はほとんどかからない時代になりました。それだけ材価が下がっているということです。  次に,相続税支払いのために行った複層林について話します。
     写真の4番をちょっと見てほしいのですけれども,これがそうなんですけれども,下に杉を植えて上にヒノキを植えるというやり方です。私は植えつけの苗を雪害などに強いクラカケとかオキノヤマ,カワイダニなどを植林しました。当初は年間2ヘクタール,5年間で10ヘクタールほどの択伐を計画しましたが,実際には地形などの都合で,5年間で12ヘクタールの複層林になりました。  次に,林道,作業道について話します。  私の持ち山は家の近くに35ヘクタール,岡見という福島県境に115ヘクタール,隣の日立市に6ヘクタールほどございます。家の近くの山は,昭和50年代の林構事業,新林構事業などで林道が4路線入り,戻した山については父の代に2キロ,私が2キロ,合計4キロの林道を開設しています。これは自力で補助金などを受けていない道路です。10トン車ぐらいの車が入れる林道になっています。林道については,早くから取り組んでいましたので,作業道の整備がおくれていたことから,平成7年にバックホウを導入して自力で作業路を開設しています。  また,このころから搬出などの経費も随分高くなりまして,1トン半の小型の搬出機を導入して搬出作業等を自分で行っております。  木材の販売については,ヒノキを中心に市場販売が400から500立米,立木販売を杉を中心に300から400立米,合計約3,000石,800立米を販売しています。  私の施業方法は,基本的には間伐を中心とした長伐期の施業を考えていますが,皆さん御存じのとおり,今は50年生の木材も80年生の木材も価格の差が余りありません。ある程度は皆伐や択伐をしていかざるを得ないと考えています。面積的にはわずかですけれども,33年間林業をしてきまして,一度も収入にならない杉,ヒノキ,雑木の混合林とか,地下水が浅くて極端に成長の悪い林分などは,杉,ヒノキを伐採して山桜や紅葉などを植えて雑木林に戻すことなどもやっています。  ずっと1人で山の仕事をしてきたのですけれども,平成13年からは,友人の紹介で森林ボランティアを受け入れています。写真の5番がそうです。日立製作所などの企業を定年退職した方々が中心です。初めは3人からのスタートでしたが,現在は11名います。月2回から3回,第1と第3,第5の木曜日が活動日になっています。仕事の内容は下刈り,地ごしらえ,植えつけ,枝打ちなどで,特に複層林を中心に行っています。ときどきレクリエーションとしてそば打ちとかハイキングなども取り入れて,楽しみながら活動をしています。ボランティアさんとのつき合いは,ことしで10年になります。  ボランティアについてもう少し詳しく話をしますと,年齢は皆さん60歳から70歳です。弁当は各自持参,保険も未加入で各自の保険で対応しています。私は毎回林業の道具とみそ汁と飲み物等を用意しています。12月には恒例のもちつき会,2年から3年に一度は忘年会なども行っています。このボランティアの皆さんには大変助かっています。  話は変わりまして,2006年からはつくばエクスプレスの開通をきっかけに始めていることがあります。つくばの住宅メーカーと地元の製材所さんと私と三者で,一般のユーザーの方を対象にした伐採ツアーを行っています。写真の6番がそうです。  お客様を伐採現場に案内して,目の前で伐採の瞬間を見ていただいています。同じ県内に住んでいながら,県北の山や林業のことや,こういうすばらしい材料があることも全く知らなかったという感想を聞いています。  また,それとは別に,地元常陸太田市の設計屋さん,大工さん,製材所さんと協力して,建て主さんに使用する木材の伐採現場や製材現場を見学してもらい,春には伐採の跡地に植林をしてもらう体験ツアーも行っています。  次に,私たちが行っている地域の森林(杜)づくりについて話します。  私たちの森林(杜)づくりは,里美牧場で行っています。写真の7番がそうです。バブルのときにゴルフ場にする計画がありましたが,ゴルフ場にならずに10年ほど放置された山林でした。高さ3メートルを超えるバラ山になっていました。その牧場の一部5.3ヘクタールほどをブナやケヤキ,山桜などの広葉樹を植えています。平成15年からのスタートなので,ことしで8年目を迎えています。「100年の森をつくろう」という言葉を合言葉に,現在250人の会員によるボランティア活動です。ことしも6月と7月に2回,下刈り作業を行いました。10月には遊歩道の整備を行う予定です。毎回100人前後の参加があります。  そのほか,会員以外にも地元の里美高校や里美中学校,日立市の水木小学校などが毎年植林や下刈りなどの活動を行っています。  それから,地域で行っている林業教室について話したいと思います。  写真の8番と9番がそうです。林業教室を行うきっかけになったのは,森林湖沼環境税の導入によって手入れのおくれた山が間伐できるようになったことと,間伐補助の対象年輪が,35年までだったのが60年生まで拡大したことです。私の地域は46軒ほどの集落であります。そのうち30代,50代の山を持っている後継者が13名ほどいます。その人たちに,私たち3人ほどが中心になりまして,一緒に山の管理をしてみないかということで呼びかけました。2年前からのスタートです。会を重ねるごとにほかの地区からも参加がありまして,現在は参加者も20名になっています。  内容は,年に三,四回集まりまして,午前中は山を見て意見交換をし,午後からは公民館で座学をしています。県の指導所から話を聞いたり,材木屋さんの情報とか,山づくりの方法などの話をしています。ことしの2月には中国木材の鹿島工場を視察したり,6月には県の林業道路災害防止協会から講師を呼んで,下刈り機とかチェーンソーの安全教室などを開いています。  この会は2つほど目的があります。1つは昔やった「結い」制度を復活させようということです。昔,うちの方は植えつけとか大変な仕事のときには,近所がみんな集まって協力したのです。ところがいつの間にかそういうものがなくなって,みんな請負で出すようになってしまいました。それで経済的な負担もなかなか多いし,それによって全然若い人も仕事を覚えなくなってしまったのですね。そういうことを考えまして,結い制度を復活させようということで,去年は3カ所,1万2,000本ほど植林しました。林業教室のメンバーと常陸太田の市役所,それから,東京の地域おこしのメンバーに声をかけまして,毎回10名から,多いときには25名ほど集まります。当家が弁当と飲み物を用意して,あとは行うということでやっています。  ことしは1カ所,1ヘクタールほど植林したのですけれども,やはり25名ほど集まりまして,午前中で終わっています。  それから,2つ目は,山の団地化,集約化を進めて販売しようということで,昨年の12月に4人で6ヘクタールほどの山がありましたので,それをまとめまして作業道を入れて製材所に立木販売をしています。  ことしは私を含めて5人で15ヘクタールほど,点在する山を1つの中間業者に販売をしているところです。  こういった話というか,活動の中で,山の管理マニュアルをつくってほしいという話がありました。それは,山の仕事,例えば草刈りとか植えつけとか,一つ一つはわかるんだけど,トータル的にどんなふうに山をつくっていいかがわからないというのですね。それでつくったのが,「山つくりマニュアル里川編」というのがそうなんです。これが一つ一つの仕事は植えつけ,下刈りと流れがあるのですけれども,皆さんわからないのは,何年生で何本ぐらいの山があればいいのかというのがわからないのですよ。それで,なかなかマニュアルがないものですから,これ自分たちでつくてしまおうということでつくったのですけれども,一応木を植えます。そして,この間引き本数というのは,木を切っていく本数なのですね。それで大体25%ぐらいの間伐を繰り返して,とにかく45年から50年の間に大体目標1,000本の山をつくってくださいということなのです。  この1,000本というのはだれも教えてくれませんでした。いろいろな中間業者,製材所の社長さんからいろいろ聞いたり,あと,自分たちの山をはかったりしましてこの本数が出てきたのですね。50年生で大体1,000本の山をつくると,大体1,000石なのですよ。石数で言うと。これを,皆さんここまでは結構みんな知っているのですね。40年,50年にはなっているのですよ,皆さんの持ち山は。それを戦後に拡大造林して植林したものですから,その後はだれも植えていないのですよ。そこまでやっているのだけれども,今度は50年以降の木をどうやっていいかがだれもわからないのです。  それでつくったのがこの「里川編第2弾」というものなのですけれども,これは1番目の写真2枚がヘクタール当たり約1,000本の木なのですよ。そして,これが1本約1石なのです。大体胸高直径で言いまして1メートル20の高さで21センチ,7寸あれば大体1石なのです。そうすると,大体50年かかって1石の木ができるのですよ。これを2回間伐しますと,大体目通り28センチぐらいになるんです。そうすると60年生までに,65年あたりまでには,今度は1本2石の木ができるのですよ。  私が帰ってきたころというのは,日本全国が木材高かったですから,大体50年,60年になったら材木を切ろうという考え方だったのですね。ところが今は1ヘクタール切っても120万円か150万円にしかなりません。それで再造林するのに大体80万円かかります。地ごしらえの経費,苗木代,それから,植えつけ,手間をかけると大体1町歩80万円ぐらいかかるのですね。それをやっていったのでは,再造林だれもしなくなります。それならば,逆に間伐で長伐期に持っていく必要があるのではないかということで,これをつくりました。  大体年1回の間伐で25%ずつ間伐しますと,100年で180本から200本の山ができる計算になります。実際,私は百年の木はないのですけれども,90年ぐらいでも十分やっていける木ができますね。だから,これをもう少しみんなにわかってもらって,そういう山をつくってもらうべきではないかなということでつくりました。  では,間伐をしなかったらどうなるかというのが,この図なのですね。これは管理した間伐林というのがこっちなのです。間伐しなかった木というのはいっぱい本数がある方なのです。間伐していないと,外から見るといいような山に見えますけれども,実際には樹冠といいまして,葉っぱの部分が小さくなっていくのですね。そうすると4分の1から5分の1より小さくなると肥大成長しなくなってしまうのですね。太らなくなってしまうのですね。そして,こういう木はしみになったり,中が真っ黒だったりする材が出てしまうのですよ。そのためには間伐がいかに必要かということなのですね。  間伐の中で,実は間伐の戻りというのがありまして,その下の森林再生シミュレーションというのがそうなんですけれども,例えば先ほど言いました50年で1,000本の山ができました。それを25%切りますと残りは750本になりますね。そうすると,750本の木は5年間でまた1,000石になるのですよ。だから,5年で山が戻ります。そして二,三年たてばまた間伐できるというサイクルになるのですよ。そういう持続性のある山をつくることが,今,一番重要ではないかということを皆さんに言っているんですけれども,そういうことで林業教室を開いているところです。  私は森林湖沼環境税で間伐を進めていく中で,これから思っているのは,今の森林湖沼環境税では切り捨ててそこに集積しますよね。これやはり6年か7年後にはまた間伐する時期が来ます。それを今度どうするかという問題だと思うのです。そうすると,そのためにはやはり作業道とか林道とかを入れなければ,今回は切り捨てで集積で済むけれども,この次はもっと材が太くなるわけですから,そのときに出せるような,そういう方向に進めていく必要があるのではないかということを感じています。  今,国産材の自給率は大体24%ぐらいです。林野庁では,10年後に自給率50%を目標としています。茨城県でも常陸大宮に市場を新設して,その隣にラミナ工場を建て,木材の需要拡大を図る方向に進んでいます。それはすごくありがたいことなんですけれども,山側の整備がまだまだおくれています。このままですと出荷できるところから出すことにつながります。例えば国有林の列状間伐だと伐採の幅を広げるようなことになったり,今まで伐採を我慢していた人が,価格でも上がれば一斉に皆伐して,そのまま放置するという問題が出てくることが懸念されます。林業の再生に特効薬はありません。林道,作業路はもう遅いという人もいますけれども,林道,作業路の整備を進めていって頻度の高い間伐を繰り返していくことが,今一番重要なのではないかということを考えています。  以上です。 79 ◯常井委員長 ありがとうございました。  続きまして,石川様から住宅建築のお立場から御意見を伺いたいと思います。 80 ◯石川参考人 棟匠の石川でございます。  私は旧美和村,常陸大宮市で生まれまして,全く山育ちの自分なのですが,ちょうど小学校まで美和村の方にいまして,山のことについては,詳しくはないですが,非常にこの茨城県大事なところかなというところで,日夜活動しております。  今回は「県産材で地域活性」というテーマでしたいと思うのですが。  私どもの会社は企業理念が1つあるのですが,こんな家をつくりたいねというところで,健康で快適,しかも能率,安全的な家をつくりたいですというのが1つのテーマにしております。  これは,どうしても家というのは一生のうち半分を過ごす場所です。1日24時間あると,寝る時間,それから,御飯を食べる時間を考えてみると,24時間のうち半分は家の中にいると思います。これが小さいお子さん,お年寄りになるともっと長くなりますので,半分以上家の中にいるということを考えますと,外で受けたストレスを家の中で回復しなければいけないというのが役割。そういうところでこういう家を建てたいですねというのがあります。ただ,そのときに職材にこだわるというところがありまして,職人さんの職と,それから,材料の材,茨城県のいい材料,地元の材料をよく使っていきたい,それから,地元の職人さん,これについては復権させたい,こういうのがあります。  それから,3番目に産直にこだわる自然素材にこだわると。要は産直のシステムと自然素材,合板ではなくて自然素材を使っていきたいですねというのが企業の理念になります。  私どもどのような形になっているかと言いますと,実は私の会社,棟匠本社は泉町にございます。展示場が赤塚にありまして,その先のひたち野うしくに展示場がございます。  材料はこの八溝山系列の材料を,もともと会社があった株式会社林産,昔は石川林産と言ったのですが,この素材を製材をして,ここの平地で使うという,基本的には地産地消,地元の,ここに産地がありますので,こちら側には平地ということですので,家を建てるのには絶好のバランスというところで,こういうような配置で現在やっております。  その関係がありまして,ここに製材工場を私どもの林産という会社が,ちょうど62年前につくられた会社です。私どもの棟匠という会社は37年前につくられた会社ですので,何の目的でつくられたかといいますと,この産直をしたいと,製材工場でつくられたものを直接お客様に販売できる形態をつくりたいというところで,37年前につくられました。  全国でいきますと何か珍しい仕組みになってしまいましたねということですが,製材から設計,施工,それから,アフター,メンテナンス,リフォームまでが一貫してできるような環境が整ってきたというのがあります。  では木材の使用量は今どうかということで,私どもの会社,実は今1年間で130戸ほどつくるのですが,まず国産材100%使用しますというのをお客様に出しています。では,そのうちの構造躯体は県産材でいきますと,これは100%使用しますというので現在やっておりまして,これ,平成22年7月現在ということですけれども,平均の平米数124平方メートル,約36坪の住宅が多いです。それでいきますと材積,1棟当たりですけれども,40立米,材積で使います。これは多いのか少ないのかということですが,一般的な住宅でいきますと,これが約20立米未満です。ですので,今のところ材積としましては倍の量を使う。  それから,その内訳はどうなっているのということですが,一部データを出してみますと,3%の人が外材を使う人がいました。これはオプションでどうしても輸入材のこれを使いたいという人がいるので,これはいました。ほとんどの方は県産材は約1棟当たり49%,県外産については47%,県外産といっても福島,栃木なのですが,八溝流域の材料をほぼ使ってやっていきますねという形にしました。  この国産材100%にすることによって大事な部分がありまして,実は世の中が住宅着工棟数は年々減っています。そのときに我々は,製材所があって,そこからでき上がっている会社ですから,なるべく量を使いたいということになりますと,どういうことをいくかというと,やはり1棟当たりの使う量をふやしたいというのがありまして,結局40立米の数値ができ上がってきたという形になります。  林野庁の自給率試算,先ほども話がありました50%ということですけれども,今度1棟当たり132平方メートルの住宅で使用量を換算してみますと,大体国産材が1平米当たり0.632とか,外材でこういうような数値が出ておりまして,木材の使用量は1平方メートル当たり0.2立米使われるという計算になりますが,これはあくまでも計算式ですので,これが総面積でやっていけばいいという形になります。  ここからですけれども,実は我々木造住宅をやっていて結構厄介なところが出てまいりました。どういうことかと言いますと,実はこの後に資料が出てくるのですが,ここにこういうような材料,これ筋交いの一部材料です。それから,こういうふうな形で木組みが全部されていて,これがすべて八溝の材料で使われていくことになるんです。構造材100%,こういう下地材もすべて合板を使わない。こういう形でいくのですが,地域材を使用することで林業の活性化になり,雇用の発展となる。ここまではいいんですけれども,現状問題がありまして,まず1つ目には,材料の安定的な供給がなかなか難しいと,これは東京の設計事務所の先生も言っています。茨城の材料はいいんだけれども,確かにいいものが出てくる。ただし,それを安定的に,ことしは何立米こういう材料をこのぐらい欲しいんだといったときに,今月はできるけれども,来月出るかどうかわからない,こういうような話がありますと,それを標準化できないのですね。お客様に訴えることができない。私どもたまたま製材工場を一緒に持ってやっている関係があって,それをお客様にプレゼンテーションできるのですが,そういうところが安定的に供給するところができないというところがありまして,これは木材流通の課題ですけれども,原木と素材生産から原木供給があって,バーカーの設置があってというところで,こういうところを解決しながら,あと材料の質の向上というところで,もう1つは,欠点ばかりでしようがないのですが,無垢材の場合にはどうしても割れる,曲がる,反る。板というのは木偏に反ると書くと板と言われるのですが,そのぐらい木は暴れますよということですが,それを安定的にさせるのは,やはり乾燥しなければいけないというのはテーマでありまして,ここのところを解決,安定的に乾燥ができる,安定的に材料が供給できる,こういうような環境が整っていくと,非常に我々建築屋としては使いやすいというのが現況なのです。  実はそれが茨城の場合には,いろいろ今対策がされているという形かと思うのですが,失礼な話,九州の材料は意外とそれが進んでいるというのがあります。なぜかと考えますと,茨城の材料は素材がいいだけに,数値化ですとか,そういうところはちょっとおくれ気味,九州の場合には,素材そのものは余りよろしくないので,数値化したり乾燥したり材を加工したりという技術が物すごく発達している,こういうところがあるので,そういうところが解決されると我々はもっともっとやりやすくなってくるなというのがあります。  では,現在は私どもでやっているのはどうかと言いますと,ちょうどこういうふうに流れができるのですが,この製材のところから基礎工事,建て方,ずっとここアフターサービスまで一貫してできるグループ企業体にでき上がりまして,ここの情報が中間での川下の情報がフィードバックできるような,連携をして仕事ができる環境になりました。そうすると,いろいろ改善点とか改正点がやりやすい。それから,量としてもどのぐらいの量があるので,どのぐらいを生産するという連携がとりやすいというのがあって,県産材は使いやすい仕組みができ上がってきたと,でき上がったというところが現状です。  あともう1つが,今やっていかなければいけない問題がありまして,これは職人さんです。私どもの会社でも今大工さん等々いますが,50歳,60歳代の大工さんが多いのです。5年たったときに,この大工さんいけるといったらどうかなというのがちょっとありまして,今,若手の社員ですけれども,これは8名体制になりまして,平均年齢23歳ですけれども,その若手の職人を今ちょっと育てている最中でして,どうしても木材を扱う職人さんも必要,技術も必要,こういうところをクリアランスしながら,今何とかやっているという現況になります。ちょうどこういうように,若手の職人に育成のところをやっているというところです。  施工例としましては,これは室内なのですが,木材をふんだんに使っていく,基本的には自然素材で健康・快適・能率・安全なので,こういうような住宅を室内ではつくっているという形になります。  ユーザーの,お客様の意見からしますと,木造住宅ってどういうイメージがありますかと言いますと,まず1つは,ハウスメーカーに押されている原因,ちょっと古くさい,これ,あります。ですので,デザイン性を考慮しなければいけないというのがあります。  それから,もう1つ,無垢材を使ったら高いんじゃないですか,こういう意見があります。そこは,今,県木連の補助もありますし,そういうところを使ったり合理化をしたりしてコストを抑えるようにしてやっています。  それから,もう1つについては,きっと割れますよね,いいのかどうかわからないですね,そういうところを数値化していかなければいけない。こういうところでユーザーの方は,需要はあります。住むのであれば木造の建物で,しかも材料が産地が見えるところの材料でつくりたいと。  何でもそうですけれども,農業もそうですが,産地直送,だれだれさんの農家でつくったキュウリですよ,ネギですよ,これがユーザーの中で飛ぶように売れるという環境は,木造住宅も一緒で,今,そういう環境になっております。  ここですが,耐震性云々かんぬん,地震に弱いんじゃないですかということもあるのですが,実はここは国の法律は合板の住宅が強い,集成材が強いという方向にどうやらいってしまいました。無垢材については数値化が難しいので,なかなかそれが基準点が出せないというところがありまして,私どもの会社でいきますと,例えば壁の筋交い,倍率等々については,こういう壁材ですね,ここは実は合板を使ってしまった方が建築屋はやりやすいです。が,しかし,県産材にこだわる,木材にこだわっていくのであれば,ぜひともここは無垢材でやりたいと考えておるのですけれども,ただいかんせん,法律がそういうふうに整備がされてなくて合板の方が強いですというのがあります。  その結果,私どもでやったこととしてはどうしているかと言いますと,やはりそれを証明するために1棟,1棟,まずこの部品をつくばの試験センターに持ち込んで破壊をして,それで強度を出していく,そういう作業展開を1戸,1戸くり繰り返していかないと現状ではなかなか難しいというのがあります。費用は確かにかかります。ただ,合板だけを使う住宅にしてしまっていいかというと,そうではなくて,やはりそうやってこだわって,こだわって試験しながら数値化も進めながらやっていかなければ,結果として茨城県の木材がなくなっていってしまうということは寂しいので,そういう形でずっと2007年モデル,2008年モデル,ことしについては2010年は,去年が2009年が床の合板の代わりの試験をやりました。2010年は今度屋根の試験ですね。屋根の合板の代わりの破壊試験をやろうということで,今,改善点をしながら進めております。  それから,お客様たちで行ったときに,私の会社は家をつくるだけでは今はだめでして,せっかく地産地消の考え方,それから,地元の材料を使うのであれば,やはり田んぼ,それから,畑,こういったものも地元のところに貢献したいねというところもあって,家は健康的な家ですけれども,食べ物どうですかというのもありますので,地元の田んぼを借りて皆さんで田んぼでつくったお米をみんなで分けたり,畑については,すべてそうですけれども,低農薬,ほとんど農薬を使わない状態でやったり,そういうことを今まで建ててきたお客様たちの,特にお子さんの方に伝えていかなければいけない。今のお子さんたちは,どうしてもスーパーで買えば何でも手に入る,でもどうやってトマトがつくられるの,こういうことはわからない状況になりまして,今,一番家を建てている方が多いのは30歳前後の方が多いですから,そういう方たち向けに,こういうことの活動もしていかなければならないという形で考えています。  あともう1つは山に対する,山はどういう形でやっていくの,植林をしたり,それから,伐採もしたり,下刈りもしたり,やはり自分たちで使う。使った分は山に戻す。こういう流れをつくっていきたいなというところで,今,こういうふうに植林体験から山の手入れ,伐採,それから,山の講習会と,こういうような活動も末端のお客様を含めてやっております。  あとはこういうような肥料もあったりということですが,実は最終的な私どもの形は,こういうふうにしたくて今やっていますが,山の産地からすべての流通を直してほぼでき上がりました。山の産地から林産で製材します。出たバークについては,一部乾燥施設等々の燃料や牛舎の方に使って,それが肥料になっていくと。で,野菜畑で使われたものがお客様のもとに戻る。  それから,もう1つは住宅の資材に使われて,お客様の家に使われたものは,産業廃棄物でなくてすべてこれをリサイクル化していく。これのリサイクル率が計算されますと99.12%で済んだ。木材を使うと非常にリサイクルは高くなります。これもでき上がりました。  もう1つにつきましては,ここのところが,今,植林活動というところでやっているのですけれども,お客様の邸で出た売り上げの一部を,今度は山に還元できる仕組みを構築して,全体の流れを一元化できるような形になっていくと,単純に家をつくるだけではなくて,山からすべて循環型の住宅づくりに入ることができればいいなというところで,ほぼこういう形ができ上がったというところで,現在進めております。  それで,先ほどありました田んぼオーナーであるとか,今,田んぼオーナーのわらが畳になったり,全部リサイクルがされるような仕組みになりまして,これをやっております。  今,ユーザーの方でいきますと,すごく補助金等々につきましては微妙に動きまして,私どもの住宅は,住宅版エコポイント,30万エコポイントがございますが,すべて全棟該当するような形の住宅にしました。  そうしますとお客様は,住宅版エコポイント30万ポイントつきますと,当然その住宅を選んでいただける。それから,木材の県産材を使うことにより,補助等々につきましてもありますと,当然それをお客様はご質問なさる。やはり値段が若干高くなってしまう部分は,そういうところをお客様は情報が非常につかみやすくなっておる環境でありますので,そういうところがもっともっと進行していきますと,国産材の利用としましては県産材の利用はもっともっと活性化できるかなと感じております。  済みません,御清聴ありがとうございます。 81 ◯常井委員長 どうもありがとうございました。  ここからは意見交換の時間とさせていただきます。ただいま,お二人から御意見をいただきましたが,委員の方で何か御意見あるいは質問がありましたらお願いいたします。 82 ◯石田委員 本日はお忙しいところ,佐藤様,石川様にはありがとうございました。  まず,株式会社棟匠さんの石川様に御質問させてもらいたいと思うのですけれども,大変地産地消,茨城県産材をお使いになっていただけるということで心強い感想を持たせていただきました。先日,農林水産委員会で県外の視察に行ってまいりまして,県産材を使った学校を見てまいりました。私,過去に教育委員をさせてもらっていたときにも,視察で同じような学校を見てまいりました。  まず,学校での実績というのは棟匠さんはどうなのでしょうか。 83 ◯石川参考人 私ども,学校の実績はないんです。木造戸建ての注文住宅を主体として一本化にしてきた関係がありまして,実は学校の実績が,過去は鉄骨住宅であるとか,それから,RCもあったのですが,それをすべてやめてこれ1本で特化したという,11年ぐらい前ですか,それがありましたので,学校の木造に対する流れはございません。  ただし,幼稚園は一部,個人の保育園,個人の幼稚園,これはございます。 84 ◯石田委員 私も先日の視察で見て,こういう県産材を使った学校施設というのは精神的にも安定するなというのを実感をしてまいりまして,ちょうど日本全国が耐震化の問題で今いろいろと市町村の中でも,県の中でも,急ぎ体制を整えていこうと,国を含めてやっているところであるわけですけれども,耐震化といったときの対応といいますか,県産材で耐震化の状況をつくるというのは,それはどうなのでしょうか。 85 ◯石川参考人 県産材を使って耐震化でいったときに,まず木造軸組工法の場合の耐震は,まず材を太くする,これ縦揺れのときに太くする。それから,横揺れのときには筋交いを入れるという形になるので,まず,既存の住宅に対しては筋交いを入れていくという方向だと思いますし,それから,これから新設される住宅につきましては,材は,先ほど佐藤さんの御説明にありましたように,今,材はどんどん大きくなっていますので,大きな材が使われる環境というのが整ってきたのではないかと思います。  あと,耐震につきましては,筋交い以外にもいろいろなやり方がありますので,必ずしも県産材だけではなくて,ほかの材を使いながら,一部鉄であるとか,そういうものも使いながら耐震を補強していくというやり方もあると思います。 86 ◯石田委員 そこでちょっとお聞きしたいのでありますけれども,私は,いわば山形県とか新潟県とかではなくて,茨城県モデルといいますか,きょうは佐藤さんがお見えでありますし,茨城県の中での学校の耐震化を進める上で,茨城県産材を使ってのモデル的なものを提案をしてみたらどうかなと思っていまして,その中では例えば補助金をこういう形でつけてまいりますよと,それはこの後,国とも議論をしながら茨城県モデルをつくってみたらどうかなということを先日の視察で考えていたわけですけれども,そういう補助制度があって,なおかつ市町村からの要請があったときに,こういうモデル的なものが提案できるというようなお考えはどうでしょうか。 87 ◯石川参考人 ぜひそういうところにつきましては,私ども研究しながらやっていきたいなという考え方がございます。ぜひそういう場合には私どもも力の出せる限りのことは,させていただければありがたい,このように考えております。 88 ◯石田委員 最後に,きょうは担当課の方もいらっしゃるでしょうから,私,この間の視察で非常にそういう感想を持ったわけでありまして,担当課の方の御所見があれば,もしくは宮浦部長の御所見があれば,お願いして終わりにさせてもらいたいと思っております。 89 ◯栗田林政課長 学校の耐震化の話がございましたけれども,実は環境税を活用させていただきまして,県内でも一部消防法なり建築基準法の関係がございまして,1校全部を木造化というのはなかなか難しい面があるのですけれども,一部を木造化,木質化しているという例はございます。これは耐震化なりにも適応しているということでございますけれども,そのモデルの話につきましては,これは当初予算も含めまして,我々も勉強させていただきたいと思っております。 90 ◯常井委員長 よろしいですか。  ほかにありませんか。 91 ◯田村委員 先ほど御説明ありがとうございました。石川さんにお尋ねをしたいと思います。  これだけ無垢の木を使ってどのくらいで建つのだろうかというのがありまして,124平米が中心ということだったのですけれども,1棟当たり大体どの程度でお建てになっていらっしゃるのか。 92 ◯石川参考人 私どもで受注が多いのは,今は1,800万円から2,300万円というのが非常に多いです。124平米でいきますと,大体2,000万円ちょっとというようなところになります。 93 ◯田村委員 それから,健康・快適・能率・安全という,これが1つのこだわりということでやっていらっしゃるようですけれども,例えば壁材とか,何かそういったようなものはどういった,やっぱり天然素材を使っていらっしゃるのでしょうか。 94 ◯石川参考人 まずこの住宅は1つ,先ほどお話しました合板を使いたくない,それに伴って内部の壁はクロスも使いたくないというところで,クロスは使わないような形にしています。これはアメリカにありますけれども,ドライボール工法というのですが,簡単に言いますと石膏を吹きつけて表面を目荒らしして,表面に水性ペイントしていくというような形のもので,接着によるのり,接着によるVOCの発生源がないようにつくっていくということになりますので,床も当然集成されているものでなくて無垢材を使っていると。それも県産材で杉,ヒノキがメーンだと,このような形をしていくというような形にしておるのですが。 95 ◯田村委員 先日あるところに行きましたときに,接着剤も合成のものは使わないとこだわっていらっしゃる方がいて,米のりとかというのを使っていらっしゃって,そういうお話を伺ってきたのですけれども,そういうこだわりというのもなさっていらっしゃいますか。 96 ◯石川参考人 実は接着剤も昔から言われるように,にかわ糊であるとかいろいろあるのですが,残念ながら接着剤自体としましては,木と木の接合部分の接着剤,現場で少しは使わないといけないのですが,それにつきましては,天然素材の接着剤は今のところ使っておりません。国の基準のフォースターの接着剤なのですが,量は減らしています。  なぜそれをどうしても使わなければいけないかと言いますと,床に使うのですが,床鳴りの原因にならないように,そこは併用してやらなければいけない。ほかの部分は極力使わないようにしていって,こういうところを,できたときが一番いい住宅でなくて,我々の場合には,住み続けることによっていい住宅にしなければいけないというところがあります。そこだけはどうしても納得がいかないところなのですけれども,やむを得ないというところはございます。 97 ◯田村委員 今,生活者の中にもアレルギーですとか,シックハウスですとか,そういったような方々がふえてきて,恐らくこういう無垢の天然素材のものというニーズは非常にふえてきているのだろうと思っているのですけれども,一般生活者に対してのPRというのはどういう形でやっていらっしゃるのでしょうか。 98 ◯石川参考人 PRとしましては,まず媒体は,当然ながらインターネットであるとか,いろいろな媒体を使っていくのですけれども,じゃあ会社の特徴というのはどうなのかというところで言った場合には,もちろん健康でというカテゴリーもそうなのですけれども,先ほど補助の話もしましたが,ユーザーの方は,やはり一番心を打つところは何かと言いますと,エネルギーだと思います。ではエネルギーは何と言ったら,家庭の電気代がどうなっていくか。快適な環境にしながらもランニングコストを下げていく,今の自動車がみんなそうなっていると思いますが,燃費がよくなって,1リットル当たりでどれだけ走るか。住宅についても同じで,快適な住環境をつくりながら電気代をどれだけ抑えることができるかということになると,自然素材の住宅でありながら性能の高い,最新の性能を持った家づくりにしなければいけない。こういうところがテーマかなとは思っております。現にそうなっております。  あとは健康の部分につきまして言いますと,ことし36度ぐらいの夏になりますが,夏もこの住宅は熱帯夜はなく,冬についても毛布と軽いふとん1枚で過ごせる。1年を通じて温度変化が少ない。こういう室内環境をつくる。こういうところでユーザーの方に訴えております。  あともう1つは,県産材利用,それから,エコポイント,それによってお客様に対するメリットがこんな形で出てきますよというところは,やはりユーザーさんの方にはよく御理解いただけているかなと思っております。 99 ◯田村委員 これで最後の質問にしたいと思いますけれども,生活者の受け入れる方向性というのが少しずつ変わってきているのかなということを感じているのですけれども,いつぐらいから,どういう方向に変わってきているというようなのを,感じていらっしゃる部分でよろしいので,ちょっとお教えいただければと思います。 100 ◯石川参考人 これ,実はユーザーの考えというのが毎年変わるのです。毎年のように変わってきます。3年単位,5年単位でいったときには,5年前のユーザーの考えと今の考えというのは全く違うのです。やはり経済もそれだけ動いていますし,それから,建てられる方の年齢も変わってきているという環境がありまして,特に動きが激しいのは建築基準法等々がいろいろ改正になったのは1998年ぐらいから,この12年間は目まぐるしく変わっています。  特に経済が動いて世の中が不景気となってきますと,余計,片方では金融機関の融資,ユーザーに対する住宅の借り入れ制度についても,当然ぎゅっと締まってくると,建てたい希望はあっても予算はこれだけだと,お金が出るのは決まってしまいますから,去年までは2,000万円の借り入れができたお客様が,ことしになってみたら1,900万円しか借り入れられないと。でも家はこういう希望のものがほしい,その100万円落ちた部分は補助制度やエコポイントで埋まるか,それはここまで埋まった,後は50万円足りないのはどうするか,こういう形になるので,毎年のように変わってきます。  ですから,来年住宅版のエコポイントがなくなると,また流れが変わると思いますし,そういう形ということでございます。 101 ◯田村委員 はい,ありがとうございます。
    102 ◯常井委員長 ほかにありませんか。 103 ◯石川委員 きょうは御苦労さまです。  佐藤さんにお願いしておきたいのは,住宅を需要していきたいという人たちがふえていくためには,やはり先ほど御説明いただいたように,山に親しむという環境をぜひ,大変でしょけれども,そういうユーザーを少しつくっていただいて,山が身近なものである,楽しいところである,また,行ってよかったという,そういう体験を,大変ですがぜひ引き続き続けてやっていただきたいなと思っておりますので,よろしくお願いしたいと思います。  今,当初予算からいろいろ御説明がありましたが,皆さん方に御案内しておきたいのは,ことしの5月に法律が新しくできまして,公共施設については低層階のものは木材を使いなさいという法律ができてきました。そういうことでありますので,これから皆さんに御協議いただきながら,ひとつ木材を使った公共施設についての低層階,低層階といいますと1階,2階建てぐらいを言うわけでありますが,そうした形で利用ができるような,需要喚起のお手伝いもひとつしていただくことが,茨城の山がきれいになってくる大事な課題だと思っています。  おかげさまで,森林湖沼環境税をいただきながら間伐が進んできております。ことしも2,000ヘクタールの用地をやっておりますが,何せそれだけではなく,山もきれいになってこなければいけないわけでございまして,やはり需要を喚起するということは大事な課題だと思っていますし,山をきれいにすることも,需要喚起が山をきれいしていくので,間伐だけで終わりにするというだけでは,本来の形でなくて,やはり川上から川下という循環型社会を形成していくことが大事だと思っておりますので,ひとつそういう法律ができても,今度は県内で利用促進するためには,県内のそうした環境システムをつくっていくお手伝いをしていただければ山が生き返ってくると,山が生き返ってくれば,まさしく循環型の環境というものができてくるわけでありますので,そうしたことも1つ。  特に茨城県の場合には首都圏に近いわけでありますから,森林というものが身近なものに,観光ツアーに来ていただけるような環境が常にでき上がれば非常にありがたいなと思っていますので,林業の一員として,そういうことをひとつお願いしておきたいと思います。  ありがとうございました。 104 ◯常井委員長 佐藤さん,今,石川委員からお話があったのですけれども,県産材の需要喚起という点で,山に親しむ環境づくりを続けてくれというお話があったのですが,何か一言考えるところがありましたら,せっかくの機会ですのでどうぞ。 105 ◯佐藤参考人 今はかなり山側には追い風も吹いていると思うのです。ボランティアも来るようになりましたし,棟匠さんの話じゃなくても,やはり山に対する意識はすごく高まっているんですよ。ただうまく流れができないだけだと思うのです。  これを,流れさえうまく呼び込めば,茨城の森林とか林業というのは前向きに進むような気がしています。 106 ◯常井委員長 ありがとうございました。  そのほかにございませんか。  ないようですので,以上をもちまして意見聴取を終了いたします。  佐藤様,石川様には,貴重な御意見をいただき大変ありがとうございました。本日いただきました御意見等につきましては,今後の委員会における審査の参考とさせていただきたいと存じます。  本日はまことにありがとうございました。  ここで暫時休憩いたします。  佐藤様,石川様には御退席いただいて結構でございます。本当にありがとうございました。委員と執行部の皆様方には,そのままお待ちを願います。                 午後3時47分休憩          ───────────────────────                 午後3時49分開議 107 ◯常井委員長 それでは,休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  執行部から報告事項がありましたらお願いいたします。 108 ◯大森農政企画課農業改革推進室長 新たな茨城農業改革大綱の策定状況について御報告させていただきたいと思います。  お手元の方に配付いたしてございます,7月30日農林水産委員会報告資料,新たな茨城農業改革大綱の策定についてを御用意いただきたいと思いますが,よろしいでしょうか。  平成15年度から茨城農業改革に取り組んでまいりましたが,現大綱の推進期間が平成22年度までとなっておりまして,現在23年度からの本県農業推進の基本方針となります新たな茨城農業改革大綱の策定を進めているところでございます。  策定に当たりまして,茨城県農政審議会に諮問することとともに,審議会の中に農業改革委員会を設置いたしまして具体的な課題や論点を整理し,改革の方向などについて検討を進めているところでございます。  表には,これまでと今後のスケジュールを載せてございますが,これまで,審議会を1回,それから,農業改革推進委員会を5回開催いたしまして,来る8月5日に農業改革委員会から農政審議会に中間取りまとめの報告を行う予定となっております。  その中間取りまとめの報告内容につきましては,8月5日の農政審議会終了後,速やかに農林水産委員会の委員の皆様方にお知らせしたいと考えております。  その後のスケジュールでございますが,8月下旬にはパブリックコメントを実施して,広く県民からの意見を募るとともに,県議会第3回定例会において農林水産委員会へ改めて御報告をさせていただき,御意見をちょうだいしたいと考えております。  次のページをごらんいただきたいと思います。  農業改革委員会において,各委員の皆様から出されている主な意見を紹介させていただきます。  委員会での意見を(1)食料,(2)農業,(3)農村に関するもので大きく3つのテーマに整理してございます。  それぞれ紹介いたしますと,まず,食料に関するテーマにつきましては,全国をリードする農業県である茨城が豊かな食と農を積極的に全国に発信し,生産者と消費者との相互の信頼関係を構築することが必要との意見をいただいております。  具体的には,農業者と消費者との信頼関係を構築するため,安全・安心な食を安定的に供給する取り組みや,環境負荷軽減への取り組み,地産地消を通じた食育への取り組みが必要との意見や,さらには国内需要だけに頼らず輸出に向けた取り組みの必要性などの意見をいただいております。  農業に関するテーマでは,茨城農業が今後とも発展を期するため,魅力ある産業として農業を確立していくことが必要との意見をいただいております。  具体的には,農業者が農業経営者としてコスト管理を徹底し,再生産可能な価格での多様な販売経路の確保,また,品質向上への取り組みや業務用需要への対応などによるもうかる農業の実践。また,加工などによる付加価値の創造の必要性,新たな担い手の確保,育成は緊急の課題であるなどの意見をいただいております。  農村に関するテーマでは,農業生産の現場である農村が生き生きと魅力ある存在であるために,農村の生活環境の整備や県内外の国民が農村を訪ねてみようと思うよう,交流を喚起することが必要であるとの意見をいただいております。  具体的には,農村の生活環境の改善や伝統芸能の保全など,住民と行政が一体となって取り組む必要性や基幹的水利施設や耕作放棄地を活用したエネルギービジネスへの取り組みに対する期待。さらに,都市住民や農村の魅力に触れるための情報発信や農業教育体験,直売所など農業者と消費者との交流拠点づくりの必要性などの意見をいただいております。  委員会での主な意見を紹介させていただきましたが,今後引き続きこれらの意見や農業者,農業団体と,それから,県民の皆様からも意見を伺いながら,新たな農業改革大綱の策定を進めてまいりたいと思っております。  これまでの策定状況について御報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 109 ◯常井委員長 ただいまの報告事項について,何かございますか。        ─────────────────────────── 110 ◯常井委員長 それでは,ないようですので,以上をもちまして本日の委員会を閉会いたします。  大変お疲れさまでした。ありがとうございました。                 午後3時54分閉会 Copyright © Ibaraki Prefectural Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...