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  1. 茨城県議会 2010-04-23
    平成22年環境商工常任委員会  本文 開催日: 2010-04-23


    取得元: 茨城県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-12
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                  午後1時開議 ◯黒部委員長 ただいまから,環境商工委員会を開会いたします。      ──────────────────────────────── 2 ◯黒部委員長 初めに,本日の委員会記録署名委員を指名いたします。  田山委員と磯崎委員にお願いいたします。      ──────────────────────────────── 3 ◯黒部委員長 次に,4月の人事異動に伴いまして,本委員会の担当書記がかわりましたので,紹介いたします。  議事課係長大谷勝則君,総務課主任安部正人君であります。  次に,商工労働部出席説明者の紹介を,福田商工労働部長からお願いいたします。 4 ◯福田商工労働部長 商工労働部長の福田敬士でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  それでは,出席説明者の紹介をさせていただきます。  まず,次長の小林彰でございます。  同じく次長の渡辺博でございます。  参事兼産業政策課長の松下博充でございます。  産業技術課長の守谷孝行でございます。  中小企業課長の矢口喜一郎でございます。  観光物産課長の藤原俊之でございます。  労働政策課長の岩間伸博でございます。  職業能力開発課長の宇梶孝でございます。  企画監の野澤勝でございます。
     産業政策課産学連携推進室長の中嶋勝也でございます。  産業技術課産業保安室長の住谷秀一でございます。  産業技術課技佐の佐川克雄でございます。  中小企業課経営支援室長の助川和明でございます。  観光物産課国際観光推進室長の阿部勇司でございます。  労働政策課雇用促進対策室長の潮田元男でございます。  労働政策課いばらき就職支援センター長の斎藤琢磨でございます。  以上です。どうぞよろしくお願いいたします。 5 ◯黒部委員長 次に,労働委員会事務局出席説明者の紹介を,松本労働委員会事務局長からお願いいたします。 6 ◯松本労働委員会事務局長 労働委員会事務局長の松本昇でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  次長の羽部順行でございます。  以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 7 ◯黒部委員長 次に,本日の日程等について申し上げます。  本日は,本委員会の重点審査テーマである「中小企業の経営革新の促進」について,まず初めに,執行部からの説明聴取を行い,その後,参考人からの意見聴取を予定しておりますので,よろしくお願いいたします。  それでは,これより議事に入り,執行部の説明を求めます。  初めに,福田商工労働部長。 8 ◯福田商工労働部長 それでは,商工労働部資料,お手元にございますけれども,1ページをお開き願いたいと存じます。  中小企業の経営革新について御説明させていただきます。  上の丸のところでございますが,世界経済の減速に伴い,我が国経済情勢も急速に悪化し,中小企業を取り巻く環境も,表にございますように,業況判断──DIと呼びますけれども──が示すとおり,2008年後半から2009年初めにかけて急速に悪化し,現在は持ち直しつつあるものの,依然として厳しい状況にございます。  また,このような急激な経済情勢の悪化に加え,今後,人口減少や少子高齢化の進行による国内需要の縮小,経済のグローバル化による国際的な競争の激化などにより,構造的な変化への対応も迫られております。  一方で,茨城空港の開港により,今後,国内外からの多くの旅行客が見込まれるなど,ホテル,旅館など観光産業を中心に経営環境が大きく変化するものと見込まれてございます。  このような状況の中,本県中小企業の今後の活力を維持していくためには,変化する市場ニーズを把握し,中小企業の強みを生かした新たな製品,サービスの開発,販売の拡大等に取り組むなど,経営革新を進めていくことが必要不可欠となってございます。  2ページをお願いいたします。  このようなことから,県といたしましては,新商品の開発,太字で書いてありますけれども,技術の高度化・販路の拡大,新サービス等の開発又は提供の3つの観点から,今回のテーマを整理したところでございます。中小企業の経営革新を支援する施策を講じているところでございます。  まず,新商品の開発でございますが,中小企業の新たな成長分野への進出,本県の強みである農林水産物や科学技術を活用した新商品の開発などを促進しているところでございます。  次に,技術の高度化,販路の拡大につきましては,企業OB等の専門家を活用し,中小企業の新たな技術開発や生産性の向上,販路の拡大などを図っているところでございます。  新サービス等の開発又は提供につきましては,地域の課題などに対応した新たなサービス産業の創業や,空港の開港を契機とし,外国人観光客の誘客による観光産業の振興などに取り組んでいるところでございます。  今後とも,こうした取り組みにより,中小企業の経営革新を支援し,経営力の向上や持続的発展を促進することによりまして,県内経済の活性化を図ってまいりたいと考えてございます。  詳細につきましては,担当課長より説明させますので,御審議のほどよろしくお願いいたします。 9 ◯黒部委員長 次に,松下参事兼産業政策課長。 10 ◯松下参事兼産業政策課長 それでは,新分野への進出促進につきまして御説明申し上げます。  同じ資料の3ページをごらんいただきたいと思います。  まず,現状でございます。  本県経済の活性化を図っていくためには,県内中小企業が,新製品や新技術等を活用いたしまして,新事業への展開や新産業の創出など,新分野への進出を図っていくことが重要であると考えております。  このため,県におきましては,4ページ以降で改めて御説明いたしますが,これまでの取り組みのところで御説明いたします新分野への進出のための支援を実施いたしますとともに,昨年の11月に地域経済活性化研究会を設置いたしまして,国の戦略などを踏まえながら,新分野のうちでも,今後,需要拡大が期待できる成長分野は何なのか,どのようにすればそういった成長分野に進出を促進できるのかといったことにつきまして検討してまいったところでございます。  次に,2の課題でございます。  成長分野への進出につきましては,今後の県内中小企業の雇用や受注の確保につながるような効果的な促進方策を講じる必要がございますし,3番目の丸のところの農商工等の連携につきましても,具体的な事業化を促進していく必要がございます。  また,2番目の丸のところでございますが,付加価値の高い新製品・新技術の開発を行う際には,つくば等に集積する研究成果や,J-PARCなどの本県の資源をさらに有効に活用していく必要があると考えております。  続きまして,4ページをお開き願います。  3の対応でございます。  (1)のこれまでの取り組みの主なものについて御説明申し上げます。  まず,一番上のところの戦略分野産業形成事業でございます。  つくばなどにおきます研究成果のうち,バイオ,ナノテク,ITなどの分野につきまして,セミナーや研究会を開催するとともに,専門家を配置いたしまして,企業と研究者との仲介等により研究成果の県内中小企業への普及を促進いたしました。昨年度は,ぽちで書いてございますが,セミナーや研究会を15回開催し,専門家による企業と研究者との仲介等の支援を63件行いました。  次に,中性子利活用・新製品開発支援事業でございます。  県内中小企業によるJ-PARCの利用を促進するため,企業訪問による普及啓発や,県内中性子利用連絡協議会を通じてのJ-PARCに関する情報発信,J-PARCの中性子利用による新製品開発に対する助成を行いました。  昨年度訪問いたしました企業数は282社,中性子利活用新製品開発に対する助成は2社でございまして,県内の中小企業のJ-PARC課題採択件数,これは,結局はJ-PARCの利用件数と同じになりますが,7件でございました。  次に,いばらき産業県創造基金でございます。  茨城県中小企業振興公社に基金を造成いたしまして,中小企業が行う新製品開発等に対し助成をしております。  助成の内容につきましては,黒ぽちで3つほど記載してございますように,3プログラムございますが,昨年度は,3つのプログラムの合計で45件,補助額で約6,800万円の助成の採択を行ったところでございます。  次に,その下,一番下にありますが,地域資源活用農商工等連携の推進でございます。  農林漁業や商工業の関係団体,金融機関等から構成する全県的な推進協議会を活用いたしまして,商工業者のノウハウや農林水産業者のニーズ,そういったものを調査いたしますとともに,両者間のビジネス上の連携を目的とした交流会等を開催するなどいたしまして,地域資源活用農商工連携による新商品開発等の取り組みを推進してまいりました。  昨年度は3回のビジネス交流会を開催いたしましたほか,いばらき産業県創造基金による新商品開発等の助成を8件実施いたしました。  さらに,資料には記載してございませんが,企業等が地域資源や農商工連携に関する国の認定や国の補助を受けます際の助言などの支援を行ってきているところでございます。  このほか,5ページの方に記載してございます2つのぽちのところでございますが,県制度による融資や,新事業創出ハンズオン支援事業による専門家を活用した指導,助言などを実施いたしまして,中小企業の新分野への進出を支援しているところでございます。  最後に,(2)今後の方向でございます。  今後,次世代自動車などの成長分野に関しまして,そういったところに参入の意欲のある企業を集めた協議会を設立いたしまして,大企業との協力関係を構築いたしますとともに,大企業の事業戦略に関する情報の提供,新技術の開発などへの支援などを通じまして,成長分野への進出を積極的に促進してまいりたいと考えております。  また,J-PARCの産業利用を推進するため,産業利用の事例などについての周知,工業技術センターと連携した中性子利用実験や,J-PARC周辺機器の受注に関する支援を行ってまいりたいと考えております。  地域資源活用農商工等連携の取り組みにつきましては,推進組織を活用しながら,引き続き,農林漁業者と商工業者の交流の場を設けてまいりますとともに,流通業者との連携を図るなど,具体的な事業化に結びつく取り組みを推進してまいりたいと考えております。  以上,新分野への進出促進につきまして御説明いたしました。御審議のほどよろしくお願いいたします。 11 ◯黒部委員長 次に,守谷産業技術課長。 12 ◯守谷産業技術課長 6ページをお願いいたします。  まず,技術の高度化・新技術開発の促進でございます。  現在,発注企業では,厳しい競争に打ち勝つため,受注企業となる中小企業に対し,品質やコスト面などについて今まで以上に高いレベルを要求しております。  県内中小企業アンケート調査を行いましたところ,今後の運営方針として,取引先の拡大,品質の向上,技術の向上といった項目を挙げている企業が多く見られました。  中小企業においても,発注企業の要求にこたえるべく,さまざまな改善活動などに取り組んでいるものの,企業単独で解決できる問題は限られております。  こうした現状に対する課題としましては,まず,生産管理や生産技術における問題点を解決するため,専門家による助言,指導が必要でございます。  また,中小企業単独では困難な新技術や新製品の開発のため,工業技術センター等の研究機関のシーズの有効活用や,中小企業振興公社等の支援機関による技術面の支援も必要でございます。  さらに,新技術・新製品の開発により競争力を強化するには,中小企業は資金的な余裕が少ないことから,中小企業が直接獲得する国の補助金等の外部資金を積極的に活用していかなければならない状況にございます。  この対応策といたしまして,まず,これまでの取り組みを御説明いたします。  生産管理や生産技術など,中小企業が生産現場で直面するさまざまな課題を解決するため,専門家であるテクノエキスパートを派遣しております。  また,工業技術センターにおいても,保有する機器を利用して中小企業の新技術や新製品の開発を支援したり,センターが保有するシーズを活用して,企業がみずから実施できない部分を,センターが研究する受託研究や,企業とセンターとが互いの得意分野を分担して研究する共同研究を実施したりしながら企業支援を行っております。  加えて,中小企業が,県内の研究機関,大学の研究成果等を活用し,新技術・新製品開発につなげられるよう,研究者を対象とした技術展示会を開催したり,中小企業と研究機関との交流の場を提供したりしまして,その中から共同研究に結びついた事例もございます。  資金面では,先ほど説明もありましたいばらき産業県創造基金ものづくり応援プログラムによる支援を行っており,ものづくり中小企業などに対しましては,産学官連携における研究開発や販路の開拓のための助成を行っております。  今後の方向としましては,まず,テクノエキスパートが中小企業からの要望の多い生産管理などの分野に的確に対応できるよう,登録されているエキスパートの見直しを行い,派遣体制の充実を図ってまいります。  また,工業技術センターでは,引き続き,企業ニーズに基づいた技術支援を行うとともに,国等の研究機関と連携し,研究機関の成果等もうまく活用しながら,中小企業の新技術・新製品開発を支援してまいります。  さらに,県内の支援機関等と連携を強化して,それぞれのノウハウを効率的に活用しながら,中小企業の新技術・新製品の開発を支援してまいります。  続きまして,8ページをお願いいたします。  受注・販路の確保・拡大につきまして御説明申し上げます。  現状でございますが,県内の中小企業は,県内大手企業の部品調達など,下請け企業として活動してきた企業も多く,特定の企業に受注を依存する傾向がございます。  また,規模が小さく,限られた人数で生産活動を行っている中小企業は,営業活動を行う人員を確保する余裕がないといった状況でございます。  中小企業振興公社が,県内の受注企業,発注企業を対象に行ったアンケート調査を見ますと,受注企業の受注量,発注企業の生産現況ともに8割を超える企業が減少したと回答しております。  さらに,アンケート結果からは,受注企業の経営上の課題として,受注量の確保や単価の低下,取引先の不安定など,受注・販路に関する件が多く見られました。  また,発注企業から外注先への要望として,生産コストの削減や品質管理に関すること,納期の厳守や技術力の向上といった件が多いことがわかりました。  このような現況の中,県内中小企業の課題といたしましては,県内大手企業の協力工場としてすぐれた技術を有する中小企業が集積しているものの,特定企業への依存体質が強く,新規の開拓力が弱い状況にございます。  また,大手企業等から新規の発注案件を獲得することは容易ではなく,発注企業が求めるコストや,数量,納期等の条件面に対応できず,受注につながらないケースが多くなっております。  このような課題を解決するためにも,発注企業からの信頼が得られるような技術的提案ができる中小企業の育成も必要となってきております。  これら課題への対応策といたしまして,まず,これまでの取り組みについてでございます。  まず,大手企業の資材調達や営業の経験・知識を有する者をビジネスコーディネーターとして配置し,本県のものづくり中小企業を県内外の有望な発注メーカーへ売り込み,発注案件の獲得と県内中小企業への取引斡旋を行うことにより,販路開拓の支援に取り組んでおります。  また,各種商談会を20回開催し,発注企業に対し,県内中小企業が直接自社技術をアピールし,受注確保に努めております。  これら取引あっせんの全体の成果といたしましては,ビジネスコーディネーター,一番上のところに黒ぽつ4つ目で受注成立金額1億6,000万円とございますが,これらの活動も含めまして,全体で118件,11億円ほどの受注成立となっております。  さらに,みずから販路開拓に取り組もうとする中小企業に対しては,いばらき産業県創造基金を活用して,展示会への出展や国際認証の取得などの資金的な支援を行っております。  このほか,企業情報提供システムにより,県内外に向けて,県内中小企業の保有技術などの企業情報をインターネット上でPRし,販路拡大を支援しております。  今後の方向といたしましては,県内中小企業が持つ独自技術・優位技術について,引き続き商談会やビジネスコーディネーターの活動を通して大手企業等に売り込みを図ってまいります。  さらに,今年度からつくばに事業拠点を設置し,県南,県西の企業に対する支援を強化してまいります。  新たな取引先の開拓に意欲はあるものの,コストや品質面が課題となっている企業に対しましては,受注率を高めるため,テクノエキスパート工業技術センターと連携し,課題分析や生産工程の改善など,技術的な支援をしてまいります。  さらに,本年度は,自動車メーカーに対応できるビジネスコーディネーターを1名増員し,県内中小企業自動車関連産業への参入の拡大を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 13 ◯黒部委員長 次に,矢口中小企業課長。 14 ◯矢口中小企業課長 それでは,お手元の資料10ページをお開きいただきたいと存じます。  新サービス産業の創出に関しまして御説明を申し上げます。
     まず,1の現状でございますが,中ほどに表がございますのでごらんをいただきたいと思いますが,県内の産業別事業所数及び従業者数の構成比の推移を載せてございます。ごらんのように,第3次産業につきまして,事業所数,さらに従業者数ともにその割合を増加させておりまして,本県におきましても,経済のサービス化が進展をしているところでございます。  さらに,その下のグラフをごらんいただきたいと存じます。  家計最終消費支出の構成比の推移を掲載してございます。白地が財に対します消費でございますし,網掛けがサービスに対する消費でございます。平成5年をごらんいただきたいと存じますが,サービスに対します消費が50.4%,財に対します消費が49.6%ということで,サービスに対します消費の方がふえてきております。以後,サービス消費の割合が増加をしているということでございまして,物の消費からサービス消費へとシフトをしておる現状にございます。  それと,現状の3点目でございますけれども,人口の減少や高齢化,女性の社会進出などに伴う社会構造の変化,さらには,消費者ニーズの多様化など進展する中で,新サービスの提供などに取り組む中小企業があらわれておりますとともに,社会的課題をビジネスの手法で解決しようとするNPO等もあらわれてきている現状でございます。  こういう動きの中で,課題でございますが,一つは,消費の低迷,消費者ニーズの多様化する中で,中小企業における新商品の開発や新事業への進出,販路の開拓などを支援し,新たな顧客の獲得や収益の向上など,経営基盤の強化を図る必要があろうと考えてございます。  それと,2つ目ですが,少子高齢化の進展,女性の社会進出の増加などによるライフスタイルの変化などに伴いまして,サービス産業やソーシャルビジネス,コミュニティビジネス等の振興を図り,雇用の創出や地域活性化を図ることが必要であろうというふうに考えてございます。  11ページの対応で,(1)これまでの取り組みでございますけれども,まず,中小企業の経営革新への支援といたしまして,中小企業の新たな事業活動の促進に関する法律に基づきます経営革新計画承認制度を活用いたしまして,中小企業の新たな取り組みを支援しているところでございます。  この制度には,その下に,経営革新計画承認企業に対する支援というところに記載のように,政府系の低利融資,金融機関の低利融資や設備投資減税,さらには,特許関係料の減免等の支援策が用意をされているところでございます。  これまで,県といたしまして,この制度の普及やその経営革新計画の作成支援などを行ってきてございます。  その表にありますように,承認件数の推移でございますが,累計といたしまして,942件を承認してございますが,ここ近年,承認件数が増加しているという状況にございます。  2つ目でございますが,新時代対応サービス産業育成事業でございます。コミュニティビジネスや社会環境の変化に対応したサービスなどの創業意識を醸成するために,コミュニティビジネス普及セミナーであるとか,サービス産業振興セミナーであるとかを開催をしているところでございます。  3点目は,いばらき産業県創造基金でございますが,そのうちのいばらきサービス産業時代対応プログラムによりまして,新しいサービスであります宅配であるとか,家事代行,健康づくりといった生活支援サービスの創業を支援しているところでございます。これまで,助成の採択件数につきましては4件を採択し,支援をしているところでございます。  4点目といたしまして,県の制度融資でございます新事業促進融資がございますが,経営革新承認企業の資金面で支援をしているところでございます。  (2)といたしまして,今後の方向でございますが,一つといたしましては,経営革新計画の承認状況につきまして,累計で942件を承認しているところでございますが,地域的に見ますと,差が見られることから,今後,地域の重点化を図りまして,商工会等と連携し,制度の普及や専門家の派遣によります計画策定の支援を充実してまいりたいというふうに考えてございます。  2つ目でございますが,経営革新や農商工連携の取り組みなど,高度・専門的な経営課題に対しまして,その相談・支援体制の充実を図るために,平成22年度の国の新しい事業でございます中小企業応援センター,これにつきましては,下に括弧書きでその概要を記載してございますが,全国で84カ所が採択をされておりまして,専門家の派遣だとかセミナー開催など,商工会等を後方から支援する機関として国の方の採択を受けているところでございます。県内で2つの機関がこの応援センターとしての採択を受けているところでございます。このセンターと商工会等が連携の強化を図って,その指導,支援体制を充実していきたいというふうに考えてございます。  さらに,3つ目といたしまして,新たなサービス産業やソーシャルビジネスの創業を促進するために,ニュービジネスの開発に取り組んでおりますいばらきニュービジネス協議会や,NPOでの活動や社会的起業を希望する方に情報提供などを行っておりますコミュニティジョブセンターとの連携強化を図っていきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。御審議のほどよろしくお願いを申し上げます。 15 ◯黒部委員長 最後に,藤原観光物産課長。 16 ◯藤原観光物産課長 続きまして,空港開港を契機とした観光産業の振興について御説明申し上げます。  お手元資料12ページをごらんいただきたいと思います。  現状でございますが,国では,日本を訪れる外国人旅行者を平成15年から平成22年までに倍増させまして,1,000万人とすることを目標に,ビジット・ジャパン・キャンペーンを展開しております。  本県におきましても,国と連携いたしまして,茨城空港の開港を見据えまして,韓国を中心とした東アジアからの外国人旅行者の誘客に取り組んでいるところでございます。  本県の状況でございますが,茨城県を訪ねる外国人旅行者の数でございますが,平成14年に6万8,000人であったものが,平成20年には10万8,000人と順調に増加しております。  続きまして,2番目,課題でございますけれども,韓国を中心とした海外への情報発信をより一層強化すること,あわせまして,県内の受け入れ体制につきましてもさらに充実を図る必要がある,このように考えているところでございます。  次に,3の対応でございますが,昨年度の取り組みについてまず御説明申し上げます。  まず,招聘事業でございますが,韓国のほか,台湾,中国,香港,こういった東アジアの旅行業者ですとかメディアを招聘いたしまして,県内の観光施設,ショッピングセンター,ゴルフ場,こういったものを宣伝したところでございます。  また,先ほどごらんいただきました3の対応,(1)のところでございますが,そうした旅行業者ですとかメディアといったものを,招聘にあわせまして,県内のホテルですとか旅館,こういった観光産業の事業者との商談会を実施いたしまして,ツアーの造成を働きかけたところでございます。  次に,13ページをごらんいただきたいと思います。  まず,海外への広報宣伝活動の取り組みについて御説明させていただきます。  韓国につきましては,ソウルで開催されました韓国国際観光展に出展いたしましたほか,本年1月には,ソウルの方で観光説明会・商談会を開催したところでございます。  このほか,韓国以外におきましても,台湾におきましては,台北市で現地旅行業者との商談会を開催いたしましたほか,シンガポールでの海外旅行博ですとか,横浜で開催いたしましたYOKOSO!JAPANトラベルマート2009といったものに出展いたしまして,アジアの旅行会社を初めといたしました欧米各国の旅行会社との商談会を実施したところでございます。  続きまして,受け入れ体制の整備についてでございます。  本県では,外国人旅行者に対します接遇向上を図るために,平成21年度におきましては,「韓国インバウンドの現状と韓国人観光客への対応」ということで研修会を開催いたしまして,県内のホテル,旅館,ゴルフ場といったところから77名の参加をいただいたところでございます。  また,社団法人日本旅行業協会と共催で,訪日外国人受け入れ促進地域フォーラムin茨城を開催したところでございます。  このほか,県内主要観光施設に設置しております案内板を4カ国語に対応させたほか,ホームページのリニューアルということで,観光情報に加えまして,ゴルフ場の案内,ショッピングセンターの案内,こういった情報を発信しているところでございます。  続きまして,(2)今後の方向,今年度の取り組みについてでございます。  まず,1つ目の丸のところでございますが,4月1日より,課内に国際観光推進室を設置したところでございまして,就航先の韓国を初めといたしまして,海外からの誘客に力を入れているところでございます。  2つ目の丸でございますが,韓国への情報発信をさらに強化するということを目的といたしまして,ソウルに情報発信拠点として茨城県観光案内デスクを設置いたしましたほか,韓国における情報発信を強化する目的で,インバウンドセールス業務に従事した経験を有する者を国際観光アドバイザーということで採用いたしまして,情報発信,あるいはツアーの造成,こういったものを強く働きかけてまいりたいというふうに考えております。  3つ目でございますが,韓国国際観光展への出展ですとか,ソウルでの観光説明会,商談会,こういったものも開催を引き続きしていきたいというふうに考えております。  そして,最後,4番目,5番目の丸のところでございますが,こういった取り組みに加えまして,近隣都県などと連携いたしまして,広域観光ルートを提案してまいるほか,外国人旅行者に適切に対応できるように,茨城空港内の店舗において,語学研修,マナー研修を実施していきたいと考えておるところでございます。  こうした取り組みを通じまして,韓国を中心とした東アジアからの外国人旅行者の誘客促進に努めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。審議のほどよろしくお願いいたします。 17 ◯黒部委員長 以上で説明聴取を終わりますが,説明漏れはありませんか。  ないようですので,以上で説明聴取を終了いたします。  それでは,これより質疑に入ります。  質疑がありましたらお願いいたします。  山中委員。 18 ◯山中委員 5ページの一番下,これはそれぞれの課題のところにも出ていますけれども,農商工等の連携の問題についてちょっと伺いたいと思いますけれども,地元の農林水産物などを加工し,その生産や加工,それから,販売,流通など,それぞれの段階ごとに地域に仕事と雇用を生み出すということで,農商工連携が,茨城は農業県でもありますし,そういう意味では非常に大事な課題になっているということなのですけれども,特にここで課題として流通業関係者との連携を図るということで,こういうことの課題があるということなのですが,その点でもうちょっと詳しく教えていただけますか。 19 ◯松下参事兼産業政策課長 まず,課題のところで流通関係について加えましたのは,一つは,物をつくっても,それが実際に販売されないと,具体的な需要に,結果的に収益に結びつかないということがございますので,初めから流通というものを念頭に入れながら商品開発を進めていく必要があるだろうというのがまず1点目でございます。  それから,流通関係の業者というのはかなりいろいろなネットワークを持っていまして,特に消費者の視点に合った商品開発,例えば,消費者が大体どのくらいの値段設定ならばこういう商品を買うかとか,どういうものに興味を持っているかというようないろいろなネットワーク,あるいは情報,そういったものをたくさん持っていますので,商品開発の段階からそういったノウハウを少しでも活用させていただければありがたいなということで,今年度は流通業者との連携などもちょっと図ってまいりたいなと考えているところでございます。 20 ◯山中委員 そこで,ことしはそこに重点を置くということで,流通業との関係を,連携ですか,例えば,事業化といったときに,具体的にどういうものが,今,線上に上がって検討されているのかというのだけ教えてもらいたいのですが。 21 ◯松下参事兼産業政策課長 ちょっと手元に細かなものがございませんが,俎上に上がったというものでは,実は,まず,農林側のニーズというのを調査させていただきまして,例えば,乾燥シイタケというのがございますが,乾燥シイタケをつくる際に,たくさんのいわゆるB級品といいますか,乾燥シイタケの商品としてはなかなか出せないけれども,食味とかそういうものは同じようなB級品がたくさん出ます。これを何とかしてくれないかというような話がありまして,干しシイタケというのは機能性食品の一つでもございますので,それを何か新しい商品開発ができないかなということで,商工側に投げかけたというようなものもございます。  また,同じような例で申し上げますと,例えば,漁業関係で,特定の魚,トラザメとか何かサメの一種なのですけれども,それが非常に網にいっぱいかかってきて,その処理が非常に困ると。ただ,とり上げても,長生きするような魚ですので,これも何か機能性食品になるのではないか。何かその魚を利用できないかというようなニーズに対しまして,商工の方に提案して,今,どんなものに使えるのかというようなものをやっているような例はございます。  このほか,ピーマンですとか,いろいろな特産品のB級品について,何かもっと利活用できないかというような話はたくさんございます。 22 ◯山中委員 わかりました。とりあえず,ここでいいです。 23 ◯黒部委員長 ほかにありませんか。  小田木委員。 24 ◯小田木委員 ちょっと確認と,簡単に質問させていただきますけれども,まず,J-PARCですが,毎回毎回,J-PARCのことでは商工労働部さんの方と意見がかみ合わないところがあるので,J-PARCを実際に利用して,今回のテーマである中小企業の経営革新につながるようなことが実際に本当にできるのかどうか。その見通し的なものはもうそろそろ出てきてもいいのかなと思いますけれども,その辺はいかがでしょうか。 25 ◯松下参事兼産業政策課長 ちょっと直接のお答えになっているかどうかわかりませんが,一昨年はJ-PARCの利用というのが2件でございました。昨年度が7件でございます。  そのうち,例えばどんなものをやっているのかといいますと,詳しいことは,多分,申し上げていいのかどうかちょっとわからない部分があるのですが,光触媒というような新しいものがあるのですけれども,そういったものを活用して環境の浄化をしたいと。例えば水ですとか,空気ですとか,そういったものを考えている企業がございまして,その原理をJ-PARCを使って分析しているところがございます。  それから,もう一つは,例えば,リチウムイオン電池の仕組みについて,J-PARCを使って研究しているところもございます。  これらの研究は,研究開発までにある一定の時間がどうしても必要だと思いますが,もし,例えば,光触媒関係の研究開発が進んできますと,太陽光発電の材料になる関係でいうと,今までとは違うようなやり方ができるというように,ある意味,革新的な研究が出る可能性もございます。  ですから,今すぐに商品化とか新製品というふうに結びつくにはなかなか難しいものがあるかとは思いますが,もともとJ-PARCという装置がそういう基礎的な研究が中心になっているところがございますので,すぐに新商品開発に結びつくかどうかわかりませんが,そういった成果を着々と積み重ねていって,茨城県独自の技術とか新商品を出せていければいいなと期待しているところでございます。 26 ◯小田木委員 ぜひよろしくお願いしたいというふうに思います。  それで,もう一つ,お願いですけれども,5ページの今後の方向性のところで,最後の丸の上のところのJ-PARC周辺機器製作支援を行うというような文言があって,いろいろとJ-PARCのことについてこれまでやりとりをやっていて,中小企業にもうかなりJ-PARCは使ってもらっていますので,J-PARCに還元していただいています。例えば,協議会に入っている209社ありますよというような報告があるのですけれども,これ,中身をずっと聞いてみますと,実は,J-PARCを整備するときのために,周辺整備をするための企業だったりとか,そういうのがもちろんそのときには地域に貢献する事業にはつながってはいると思うのですが,それが先につながる話ではないですよね。それが将来につながる話ではないというふうに毎回感じていることなので,それを他県の事業者にやっていただくよりは,県内の業者に還元していただくことは重要ですけれども,これがJ-PARC,新しい革新的な中小企業の進展になるのだというような発想だけはどこかちょっと置いてほしいなというのが私の希望です。よろしくお願いをしたいと思います。  それから,もう一つ,新サービス産業の件と,それから,サービス関係のことでちょっと説明がよくわからなかったのですけれども,新しいサービス産業を創出しようとしているのか,それとも,県内の中小企業から新たにサービス的なことをやっていこうとするのを支援しようとするのか,そこのところをちょっとお教えください。 27 ◯矢口中小企業課長 両面あるということでひとつ御理解をいただきたいと思うのですが,既存の企業さんが,消費の低迷等の中で,ある程度付加価値を高めていくとかという部分で,新たなサービスを付加していくというようなことが,一つ,既存企業さんの中でも必要だろうというふうに思っておりまして,例えば,一つの例でございますが,床屋さんが女性専用の個室をおつくりになって,女性用のための高質なシェービングサービスを新たに加えていくとか,また,動物病院さんがウェブカメラを設置をいたしまして,飼い主さんが,24時間,離れていてもペットさんを見られるというようなサービスを付加して,ある程度差別化をして顧客の確保なりを図る。そういう面でのサービスというのも必要かなというふうに思ってございます。  それと,もう一つ,新たなサービスビジネスといいますか,そういうものの創出がこれから必要かなと。そこの面につきましては,人口減少等で消費市場の縮小というのも先々予想されるところでございますし,少子高齢化もしくは女性の社会進出等という面で,新たなライフスタイルに対応したサービスの創出というのもこれから地域の経済活性化,さらには雇用の創出という面で必要になってこようかなというふうに思ってございます。  例えば,これも一つの例でございますけれども,人前で目を気にしないで授乳ができるというような洋服を開発しました,女性の方,モーハウスさんとかという会社さんがございますし,例えば,これはひたちなかの例でございますけれども,団地の中でスーパーが撤退をしたということで,それでは生活に困るということで,それを借り受けまして,地元の主婦の方々が地元の農家の方々とタイアップして食品スーパーを開業したというような,コミュニティビジネス的ではありますけれども,こういうビジネスの創出というのもこれから必要ではなかろうかなと,こんなことを考えてございます。 28 ◯小田木委員 わかりました。ありがとうございます。  サービスするという観点からいうと,観光客を受け入れるというところも同じなのだろうというふうに思うのですけれども,茨城空港が開港しまして1カ月たちまして,かなり順調だというようなことで,よかったというふうに思っておりますが,県内の受け入れの宿泊施設,それから,受け入れのゴルフ場施設等々の数ですとか,体制ですとか,そういったことが余り整っていないというようなことも耳にしていますけれども,その辺についてはいかがですか。 29 ◯藤原観光物産課長 空港が開港いたしまして1カ月余りでございますけれども,まだ具体的な数等については把握はしていないところでございますけれども,いろいろ聞き取りなどで聞きますと,ゴルフ場なども,韓国の方,何人かがゴルフに来ているということは聞いております。  しかしながら,そういったゴルフに来ているところも一部の施設のようでございますし,ホテルなどでも受け入れを結構力を入れてやっているところもあれば,そうではないところもあるというような状況のようでございますので,このあたりは一度調べるなり,できるだけそういった受け入れ体制を整えるように取り組んでいきたいというふうに思っております。 30 ◯小田木委員 データがあるはずですよ。私,データを見せていただいているから,データがあるはずですけれども,宿泊などを韓国の方を中心に考えたときに,ツインでなければなかなか韓国の方々は使わないというようなことで,それがネックになって宿泊施設がなかなか登録できないといったデータとか,ゴルフ場も,韓国の方のマナー,ゴルフのやり方の問題だったりとかで,私たちのゴルフ場は受け入れますよと言ってくれないゴルフ場がたくさんあるとかということは耳にしていますので,数字はあるはずです。 31 ◯藤原観光物産課長 済みません,今,手元には私は持っていないところではございますけれども,ゴルフ場など個別の評判といいますか,マナーの悪さとか,そういったことについては私の方も聞いておるところでございます。  詳細のデータにつきましては,確認して,また必要な部分は御説明させていただきたいというふうに思っております。 32 ◯小田木委員 委員長にお願いしたいと思います。県内でどれだけの宿泊施設が,現在,県の宿泊を受け入れるようなものに整っているのか,あるいは,ゴルフ場についても,その数字を後で資料として提出していただけるようにお願いしたいと。 33 ◯黒部委員長 わかりました。  ほかにありませんか。  田山委員。 34 ◯田山委員 最初,ちょっと余談で,経営革新計画というか,随分意気込みを感じられるのだけれども,もう少し商工会長としてはぴんとこないというか,今,小田木委員の話にもございましたけれども,今回の全体的な経営革新の促進ということのテーマですけれども,どうもいわゆる中小企業によるJ-PARCの利用云々ということになってくると,どうもベンチャー向けの印象というか,工業系とか。そういう国の新たな応援センターの制度の中で,関係機関が6団体一緒になって応援しようと。その中に商工会連合会が入っていると。そういう方向性を商工会に示しているのですけれども,期待するところ,地域のそれぞれの43になった商工会に,その指導員に経営革新計画の承認申請を促すということで,具体的に,地域に,商工会にどういう経営革新の事例を期待をしてこの事業を推進しているのかなと,ちょっとイメージがわからないですね。  さっき,美容室の話がございました。そういうことをもう少し具体的に,期待感を持ってその事業を進めないと,どうも,つくば,あるいはまたJ-PARCとか,そういうイメージでしかないですね。  経営革新とか,新分野への進出だとか,本当にどの程度の成功事例があるのか。融資の実績とか採択が書いてあるのだけれども,製品化したとか成功したとかという事例がもう少し我々に返ってこないのです。  肝心なところ,中小企業という,我々の意識は商店,また,中小企業などでも新しい事業を進めていますけれども,実際に地域における商店の存在感というか,そういうものを高める,意識をさせるとか,あるいはまた,生き残りのための応援であるとか,やる気を起こすような施策というか,そういう分野もちょっと見ようによっては欠落しているのではないか。中小企業振興公社のいろいろな施策はあるのだけれども,本当に経営革新のプロというのはいるのかなと,期待をしつつも,もう少しぴんとこないのです。その辺の分野をもうちょっと詰めた経営革新の推進事業であるべきではないかなと,そんなことをちょっと思うのです。  地域の商店街にどういうことを期待しての経営革新か,どういう事例を示せるのか。今,ここでこうだああだと言えないと思いますが,そういう分野での期待ができる事業なのかなということをちょっと問いかけてみたいのですけれども。 35 ◯矢口中小企業課長 私どもが進めておりますのは,その資料にも中小企業の新たな事業活動の促進に関する法律ということに基づきまして,中小企業の経営革新というのを進めさせていただいています。  要件として,こういうケースがこの法律に基づく経営革新だよというのがありまして,一つは,新商品の開発であって,あとは役務の場合の開発,それとか,提供方法を変えていくとかという4類型がありまして,ある一定のスパンでそれを計画をつくって達成をさせていくというような形でございます。  その計画が要件をクリアしたものを承認をさせていただいたというのが942件の話でございまして,これにつきましては,その取り組み事例等を,県のホームページであるとか,ある程度紙ベースにしたりして,商工会さん等にも御配布をしたりして,事例として御参考にしていただければと。  特に,企業さん,特に中小企業さんもそうでしょうが,これまでも維持,発展をしてきた中には,普段の経営革新というものはすごく大げさという形ではなくて,工夫ということはやられてきた形だろうと思うのです。  そういう面で,この法律に基づく経営革新も,先ほど言いました,例えば,動物病院さんがサービスを付加するといいますか,差別化をするということで,今度はウェブカメラをつけて,顧客さんに,24時間,ペットを離れたところでも見られるようなサービスをする。これも一つの新しいサービスの提供の仕方でございまして,これも経営革新の一つとして承認をさせていただいているようなところでございます。  そういうものを進めるために,商工会さんにも,これは経営革新塾というものを,リーディング事業という事業費の補助金がありますが,これで助成をさせていただいて,各商工会さんのところで開催をさせていただいているところがあります。昨年は14カ所の商工会,商工会議所さんで開催をさせていただいて,これは制度の内容と,そういう経営革新の作成を支援するというような個別指導のスタイルで開催をさせていただいております。  ただ,委員御指摘のように,地域によって少し差が出ているところも事実でございますので,制度の普及という面では,これから力を入れていかなければならないかなというふうに思っておりまして,商工会の指導員さんの会議等々でも十分説明をしてまいりたいというふうに思っております。 36 ◯田山委員 この農商工連携ってどういう中身なのですか。 37 ◯松下産業政策課長 中身といたしましては,地域の農業で,私の理解の仕方なのかもしれませんが,非常に茨城県は農業が盛んでございますが,そういう単体のものだけではなくて,農業側からすれば,それにいろいろな付加価値をつけて,加工品にしたりして,今まで以上に商品価値を農業側としては高めていく必要があると。そのためには,一つには,先ほど申し上げましたように,加工というような形で商工業が持っているいろいろな技術ですとか,そういうようなものを使って付加価値の高い農業品を使った製品をつくっていくというのが一つの農商工連携だと思っています。そうすることによって農業側の収益も上げますし,商工側も新たな仕事を確保することができるというのが一つだと思います。  あともう一つは,商品開発だけではなくて,商工側が持っているいろいろな加工技術などがございます。例えば,圧力をかけるような技術,あるいは,ガスを使うような技術,そういうようなものを利用すれば,物を運ぶときに新鮮なまま運べるとか,そういういろいろな技術を使って流通において付加価値を高めて,結局,加工ではない商品かもしれませんけれども,その価値を高めていくというようなことを,農業側のニーズと商工側のシーズといいますか,種といいますか,技術といいますか,そういったものを連携していって,お互いの付加価値を高めていくということではないかと私は思っております。 38 ◯田山委員 そのコーディネーターはどこにいるのですか。 39 ◯松下産業政策課長 農商工連携につきましては国においても支援しておるところでございまして,国においては,今まで,先ほど,田山委員がおっしゃっていた地域力連携拠点というところに,商工会ですとか,あるいは中小企業振興公社というところにそれぞれ置いていたのですけれども,国の方の事業仕分け等がございまして,それを今回は一つの形でやったというふうに聞いております。  また,このほかに,県の方といたしましても,国のコーディネーター以外に,専門的なコーディネーターはございませんが,中小企業振興公社とかそういうところでいろいろな御相談に応じられるような体制はとっております。 40 ◯田山委員 振興公社には従来からいるはずですよね。いて,今度,6団体が一緒になって応援センターを立ち上げるという,そこの連携はどうなのですか。直接的には代表法人は中小企業振興公社だというけれども,他の5団体との連携はどうなのですか。それぞれの下部機関から相談を受けた,商工会なら商工会は商工会の連合会に持っていく話で,これから吸い上げていくのですか。どこへ持っていくのですか。 41 ◯矢口中小企業課長 少し経緯を御説明しますと,前に,昨年度まで地域力連携拠点という拠点事業で,中小企業のさまざまな課題に対して,相談,指導を展開してきたというところがあります。
     今度の事業仕分け等もありまして,商工会,商工会議所と直接中小企業さんが接する部分が多分にあって,少しダブったところがあるのではなかろうかというような見直しのところがありまして,今度の応援センターは,どちらかというと,商工会,商工会議所,もしくは金融機関,第一義的に接する機関の後方支援をする。したがって,どちらかというと,専門家を,一度,商工会さんが経営課題を抱えている中小企業のところと接触して,いろいろな相談の中で,高度なものについては,応援センターに配属されている例えば中小企業診断士の方々をそちらに派遣して,専門的な対応を後方から支援をする。こんな役割分担の中で制度化されてございます。 42 ◯田山委員 そういうことで,今までも中小企業振興公社も,産業会館の中にあって,なかなか相談に行きにくい。そういうものがさらに複雑化して,本当に経営革新にかかわるこの事業が末端で成功するのかというか,もうちょっと身近に感じられるような,そういう特例というか,商工会の指導員が全県下で170名いても,実際には80件ぐらいしか承認される計画がないというようなことでは,せっかくの事業が生きてこないような気がするし,全体的な予算はわからないけれども,金の使い道はもう少し工夫して,現実的にこういう成功事例があったとか,こういう活況を呈するような業界が出てきたとかというような分野での視点も頭に置いてぜひ事業を進めていただきたいなと,そういう期待です。 43 ◯守谷産業技術課長 農商工連携の成功の分野だと思うのですけれども,1例を申し上げますと,つくば周辺で福来みかんというミカンの一種がございまして,それが従来使われてきたのは,皮を乾かして七味唐辛子にしていて,中身は捨てていた。その中身の実の部分を何とか使えないかということで,工業技術センターが関与いたしましてジュースをつくった。そのジュースの成分はシークワーサーによく似ていて,ちょっと忘れましたけれども,シークワーサーが人気な理由があるのだそうですが,それ以上の成分が含まれているものを,リキュール酒,アルコール分が入るのですけれども,そういうものを開発して売っている。ただ,福来みかんの生産の樹が余りないものですから,商品化はできたのですが,なかなか全国には広まってはおりませんけれども,一つの成功の事例としてはそのようなものがございます。 44 ◯黒部委員長 ほかにありませんか。  今委員。 45 ◯今委員 余りお話しするつもりはなかったのですけれども,今,ずっと話を聞いていて,藤原さん,この間,アシアナと韓国観光公社へ行って話を聞いてきたのですけれども,今,話を聞いていると,全然そういう話を聞いていないのかなと思ったのです。とにかく韓国の人は御夫婦でゴルフに行きたいというのです。とにかくゴルフだと。朝から晩までゴルフをやっていたい。そして,そういう人たちはとにかく安くやりたい。ゴルフ場が会員制度でもとってもらって,とにかく安くやりたいので,ワンラウンドをいっぱいやって,せいぜい5,000円程度でやりたい。要するに,そういう要求があるのに,そういう要求は聞いていないのですか。 46 ◯藤原観光物産課長 今委員の御質問にお答えしたいと思います。  そういった声を聞いてございます。  先ほど,小田木委員の方から御質問いただいた件も関連してお答えさせていただければと思っておりますけれども,そういった外国観光客の受け入れですとか,それは可能,あるいは積極的に取り組んでいただいております施設,あるいはゴルフ場の状況でございますけれども,県が昨年実施したアンケートによりますと,ホテル,旅館で19,そして,ゴルフ場におきましては,127のうち16というふうに聞いているところでございます。  今,16,数がございますけれども,この数をふやすべく,地道にといいますか,ゴルフ場などに働きかけているところでございます。  また,その16以外のゴルフ場からも,今,県に問い合わせなどをいただいておりまして,非常に関心は高まってきているというような状況だというふうに認識しております。  私自身も,そういった声,特にゴルフをやりたいという声もよく聞いておりますので,まずはゴルフ場を含めたツアー,これの成功事例を,二,三でも,できるだけ早くつくるべく働きかけているという状況でございます。  そして,また,ツインの問題につきましても,できるだけ安く宿泊の部分も済ませたいという声も聞いているところでございます。シングルで泊りますと客単価が高くなるという問題もございますけれども,それもどういうような対応が考えられるのかということは,引き続きホテルの方と協議,話し合いはしていくというような状況でございます。 47 ◯今委員 これも茨城空港は待っていられないので,とにかく早くやるしかないと思うのです。ですから,やっているという話はあるのですけれども,本当に1個1個行って話をしていてもしょうがないのでしょうから,とにかく集まってもらってでもいいですから,そういうような対応はできないかどうか,急速にやるべきではないですかね。至急。  だって,今,ゴールデンウィークが終わって,その後はどうなるかわからないという話もしていますし,そこら辺を早くやらないと,ゴルフ場,今,話をしているところは1割ぐらいですか,それでは対応がちょっと遅いのではないですかね。今は変わったばかりでちょっと大変かもしれないですけれども,そこら辺を早くやっていかないと,増便にもつながらないし,釜山の方にも開設できないのではないかと思うのです。ちょっと対応が遅いという気がしているもので,そこら辺,しっかり,向こうが何を言っているかということはもうつかんでいるはずですから,早くやらないとだめだと思うのですけれども,そこら辺はどうですか。 48 ◯福田商工労働部長 まさに御指摘のとおり早くやらなければならないのですけれども,昨年度,うちのゴルフ場は130かその程度あります。そこに受け入れるかどうかということで調査をしまして,今,16場が受け入れますというふうな押さえ方をしています。  その中で,先ほどの話は,名前は控えさせていただきますけれども,県北のあるゴルフ場では,7日間連続でゴルフをやられたというようなこともあります。  それですけれども,全体的な傾向としましては,現在は,どうも韓国の客の方々も,3月11日からというような今までの状況を見ますと,東京へ,富士山へ,そして日光へ,草津へと,こういった傾向がトレンドとしてあるようです。  これから,そろそろ我々の方のところに,本来の意味での地域へお金を落としてもらわなければならないという意味で,今回,ゴルフ場の件については,さらに16場の中で,あるいはそれ以外のところでも,二,三,手を挙げるところがあるようなものですから,それについて,向こうは非常にシビアな条件があります。それをどうクリアするかというのは,一朝一夕にはなかなかできませんので,なるだけスピード感を持って,それについての対応をこれから早急にやろうというふうに考えているところでございます。 49 ◯今委員 動きのあることは早くやらないと対応できないと思うので,ぜひ早くやっていただきたいなというふうに思います。  それから,もう1点ですが,先ほど,J-PARC,何回も話に出てくるのですけれども,これは,要するに,製品開発,基礎研究ですから,そんなに簡単にできないのですよ。そこら辺をもっとはっきり言った方がいいですよ。  私もよく言うのですけれども,早く,どうしたんだ,地元のためにならないかと言うのですけれども,基礎研究は基礎研究でやる。これは中小企業はかなり難しいと思うのです。そこら辺をはっきり言って,こういうものが完成したというのは,おおっぴら言うのはなかなか難しいのですよね。だって,企業というのは研究をやっていることをなかなか言わない。途中経過は言わないですから。完成してからやっと話をするので,そこら辺をもう少しはっきり言ったほうがいいと思うのです。そうしないといつまでも言われて,あんたら何やっているんだという話に多分なってきてしまうのです。ですから,そこら辺ははっきりしないと,皆さんもそんなに技術系のプロではないと思うので,そこら辺を,ものをつくる,それから,研究設備をつくるというまず第1段階があったのですよね。それから,今は研究をする。研究をして,技術を開発して,それから製品に結びつくというステップがずっとあると思うのですけれども,そこら辺を,はっきり,そういう段階をおいて,今ここら辺をやっているのだということを示していかないと,皆さん方の存在価値がまた言われるようになってくると思うのです。そこら辺,最近,私,だんだん自分で言っていて心配になってきたもので,そこら辺をよく考えてもらって,はっきりものを言っていったほうがいいと思います。  そういう思いでおりますので,よろしくどうぞ。 50 ◯黒部委員長 ほかにありませんか。  ないようですので,以上で質疑を終了いたします。  ここで暫時休憩いたします。  再開は午後2時30分といたします。                 午後2時13分休憩      ───────────────────────────────                 午後2時30分開議 51 ◯黒部委員長 休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  これより議事に入り,参考人からの意見聴取を行います。  意見聴取の進め方でございますが,初めに参考人から御意見をいただき,その後,参考人との意見交換を行いたいと思いますので,よろしくお願いいたします。  それでは,参考人を御紹介いたします。  財団法人茨城県中小企業振興公社茨城県中小企業支援センターベンチャープラザプロジェクトマネージャー兼産業振興顧問中野清蔵様です。 52 ◯中野参考人 中野でございます。よろしくお願いします。 53 ◯黒部委員長 中野様のプロフィールにつきましては,お手元にお配りしておりますが,現在,財団法人茨城県中小企業振興公社のプロジェクトマネージャー兼産業振興顧問として,公社内に設置されている茨城県中小企業支援センターベンチャープラザにおいて,新規開業や新分野進出に関することから日常的な経営課題までのさまざまな相談に対応するなど,中小企業の支援に御活躍されております。  中野様には,大変お忙しい中,本委員会に御出席をいただき,まことにありがとうございます。委員会を代表いたしまして厚くお礼を申し上げます。  中野様からは,「茨城県の資源と企業・地域の活性化について」をテーマに御意見をお伺いします。  なお,説明にはスクリーン画像等が使用されますので,見えにくい場合は,適宜,席を移動してごらん願います。  それでは,中野様,どうぞよろしくお願いいたします。 54 ◯中野参考人 座らせてやらせていただきます。  ただいま御紹介に預りましたように,私,中野と申します。  週2回,中小企業振興公社で皆さん方と一緒に楽しくやらせていただいております。  私,生まれは山形県なのですけれども,茨城に来まして50年です。それで,ことしで日立関連を離れまして7年というような形で,まだまだ中小企業の方々とは,勉強不十分で,私がきょうお話しするようなあれではないのですけれども,御要請によりまして,いろいろ不備な点がたくさんあろうかと思いますが,御遠慮なく後でいろいろ御意見を賜れば幸いでございます。  きょうの目次というか,順序でございますが,一番最初に,県内の景況と市場の動向ということで,次に,茨城県の素顔ということで,それと,外部の評価というふうなことでまとめています。  次に,中小企業の各種の現在の支援策と今後の対応というふうなことでございますが,これは振興公社を中心にしたような支援策というふうなことで考えていただければ,そのほかにもまだまだ数多くあるようでございますので,そういうふうなことで。  次に,具体的な事例の紹介というふうなことで紹介したいと。  それから,地域資源の活性化と観光開発についてということ,これは,最近,農商工連携とか地域資源というようなことが盛んに推奨されておりまして,これについて,現在の状況等を踏まえて申し上げたいと考えております。  一番最初に,一応,コピーを差し上げておると思いますので,まず,県内の景況でございますが,これは日経新聞の抜粋でございまして,御承知のように,景況というのは緩やかに回復基調にあるわけでございます。しかし,問題点としましては,茨城県は県内の企業倒産件数が昨年比12件増しというふうになっておりまして,特に大きいのは,建設業が70件というふうなのがございまして,これが大きいなととらえております。私たちも支援する施策その他が欠いておるわけでございますが。  それから,サービス業が43件で,製造業が36件という倒産件数でございます。  次にまいりまして,中小企業549社の実態調査で,昨年の10月から12月にかけての調査で,これは振興公社でやったわけでございまして,これで見ますと,一番最初に収益性の動向ということでございますが,やはり悪くなったというのが8割,これは当然だと思いますけれども,リーマンショック以降でございますので,大半の企業が悪くなっている。  今後の見通しが問題だと思うのです。これについて,悪くなるというふうに答えている人が,昨年よりも若干少なくなりましたけれども,35%,見通しが難しいというのが29%ということでございまして,両方合わせますと65%を超えるということでございます。  これに対しまして,リーマンショックの前からでございますが,平成11年からだと思いますが,商工労働部を中心にしまして,経営革新の計画承認件数ということで,これは全国規模で展開されておるわけでございますが,県内について申し上げます。942件が採択されております。経営革新計画承認件数ということです。  ここで一つとらえておきたいのは,数値で見てもらうとわかるのですけれども,古河とかつくば,こちらの方が非常に元気がいいなと。県北地方が申請する件数そのものが少ない。これが一つです。大きくは,大子,それから,高萩,これは少ないなと見ていまして,期待するのは常陸太田なのですが,常陸太田も少ない。北茨城も少ない。それから常陸大宮も少ないです。こういうふうなことで,日立市そのものも少ないのですが,県北が少ないなというふうにとらえております。  では,経営革新というのはどんなふうに役に立っているのだろうかという実態調査をフォローされておりまして,これをごらんになっていただきますと,付加価値率を年3%改善したと,達成企業というのですが,これが54.2%でして,経営革新に申請していない企業が18.9%ですから,これは圧倒的に経営革新を申請した企業の方が多いなと。それから,1%達成企業は74%ということですから,そういう点では,経営革新というものが非常に功を奏している点があるなというふうに見ています。  私たちがいろいろ相談に預るときに,経営革新を出していただいていると,非常に相談に預かりやすいし,その会社の概要とか,そういったことはある程度つかみやすいしということで,マンツーマンでいろいろお話を聞いても,30分やそこらでその企業の実態を全部相談でつかまえるというのはなかなか難しい点がございますが,経営革新で一つのフォーマットでやっていただいておりますと,非常に相談に乗りやすいという点がございます。  そういう視点で,今後とも経営革新というものが僕は重要だなというふうに思いますし,茨城県全体の採択件数というのですか,承認件数の942件というのは全国では13位にランクされているそうでございまして,非常に好成績で推移しているのではないかと思います。ぜひ県内全体で活性化のためにもこれを利用したいなというふうに思っていますので,よろしくお願いしたいと思います。  県北が,赤マークのところが135件ですが,つくばの方にいきますと,こちらは283件とか252件とかという非常に数が多いので,県北の振興のためにもぜひというふうに思いますので,よろしく御支援いただきたいと思います。  次に,リーマンショック以降,今,経営革新と申し上げましたけれども,市場が大きく変わりつつあるなというふうにとらえていまして,現実に私も雇用を何とかふやさなければいけないという中で,100人以上の企業をずっとマークして回っております。雇用の絶対数をふやすには,小さな企業も大切なのですけれども,大きな企業で頑張ってもらうと雇用の絶対数がふえるのではないかということで回ってみますと,自動車部品関係の部品をつくっているような中小企業の方々は,全部ではないのですけれども,リーマンショックから,これから景気は回復していくわけですけれども,もとには戻らない。物量的にはもとの状況にはならない。やはり新興国というのがこれから伸びるのだ。そういうふうなところへの足がかり,あるいは現地の生産等で物量を確保していく以外にないのではないかと具体的におっしゃっていただいている中小企業の方々がございます。  そういう意味では,これから市場の変化ということをとらえて対応する必要があるのではないかなというふうに思います。  これは自動車部品と,それから,電子部品でございます。  それと,もう一つとらえなければいけないのは,環境の変化というのですか,製品構成の変化が次に待ち受けているのではないか。自動車でいけば電気自動車,リチウム電池とかいうのが非常にクローズアップしてきていますし,それから,環境対応の製品,CO2削減,そういう意味では,新しいCO2を削減できる機器の開発,そういう意味では,県内でもメルコジャパンとか,あるいは第一機電とか,いろいろ太陽光発電に関係するような企業も伸びておりますし,あるいは,もう一つ,少子高齢化対応としてのいろいろなロボットの問題,あるいは医療関係の機器がこれから大きく伸びていくのかなと。したがって,従来の製品構成がリーマンショックから立ち直っても変わっていくのではないかというふうにとらえております。  次に,茨城県の素顔と評価についてということですが,茨城県は,御承知のように,非常に農産物の生産高も好調のようでございまして,全国的にも高いランクにあるというふうに伺っています。それと,こういうふうに全国の1位にランクされるものを発見とか,2位にランクされるものがあるということで,非常に高い生産高を誇っておりますが,しかし,茨城県の農業生産高というのは,私,よく詳細をつかんでいないのですけれども,4,800億円とか,そういうふうに伺っています。5,000億円弱かなと。しかし,日本全体では8兆円の規模。しかし,これを加工品で販売すると80兆円の規模だというふうに言われていまして,そういう中では,今,農商工連携とか地域資源等で,農産物をいろいろな加工品にして,それで付加価値をつけてというふうないろいろな展開をしている一つの例でございますが,こういうすばらしい製品をどんなふうにして付加価値をつけることが大切かななどということが一つあるわけでございます。  次にまいりまして,工業製品の出荷額,製造品出荷額でございますが,これも第10位だということで,12兆500億円で,非常にすばらしいと思います。こういう点では申し分ないのでございますけれども。  次に,地域ブランドという視点で調査,これは日経リサーチ,平成20年1月28日の日経新聞でございますけれども,古いのですけれども,茨城県の地域ブランドというのは,栃木県,群馬県というところで低位にランクしておりまして,ブランド力をどうしてつけるかというのが課題だなと。  それから,名産品ランキングというのがここに出ていますが,水戸納豆が入っていますが,この辺のブランド力というのをどうつけるか。  ブランド,ブランドと皆さんおっしゃっておるのですけれども,法の改正がなされまして,4年ほど前から,地域ブランドというものを,今までは商標登録になかなかできなかったようなものも,法の改正でブランドということで登録できるようになってきておりまして,ただし,個人ではなくてグループでやるとか,組合でやるとか,茨城県では,結城紬とか,あるいは笠間焼とか,そういうのが登録されていますが,栃木県の福田知事が,何でこれほど低いのだというふうにおっしゃられたので,恐らく栃木県は逆転していくと思うのです。茨城を抜くのではないか。こんなふうに聞いています。  そんな中で,1人当たりの国民所得の推移とありますが,これはそう所得が変わっているわけではございませんで,下がってはおりますけれども,恐らくことしはまた盛り返すのではないかということで,私は,これをどうだという意見は持っておりません。1人300万円弱で推移しているのではないかというふうに思います。  それから,まちのイメージというのを,これもこうあるのです。これに対して,いわゆる学術・芸術のまちつくば市,つくばみらい市,それから,教育・子育てのまちというのがつくば市,IT・先端技術のまちというので,つくば市,つくばみらい市,日立市,スポーツのまちというのが鹿嶋市です。こんなふうなのがイメージでございます。  茨城の強みでございますが,御承知のように,筑波大学,茨城大学等の研究機関,あるいは産総研,食総研,あるいは物材研,建築研と,すばらしい研究設備に取り囲まれておりまして,これらの恵まれた環境下においてどんなふうにして強みを具体的に取り入れて,それで地域を発展させるかということが一つのポイントだと思うのです。  研究設備が強いから,すばらしいから,県が強くなるとは,これは必ずしも関係ないので,その強みをどう生かすかということが一つ課せられた課題であるというふうに思います。  中小企業ということに返らせていただきまして,540社のものづくり中小企業の経営方針ということをまたアンケートで出すと,これはいろいろ言っていますけれども,今,販路開拓ということで,販路開拓を第一義にとらえているのではないか。新製品の開発も販路開拓,品質の向上もみんな販路開拓につながる。技術の向上もそうでございます。  今,中小企業が躍起になって言っているのは,注文が欲しいということだなというふうにとらえております。  あとは,ここでは収益の確保ということがあって,販路開拓と,受注する部品の価格が安くなってきていて,経営的に圧迫されているなというふうにとらえております。仕事量は若干ふえてはいるのだけれども,経営的には決して楽になっていないというのが実態ではないかなと思っていまして,その辺をどうとらえていくか。  特に理解する必要があると思うのですが,茨城県の場合には,非常に高度な技術レベルの中小企業が多いと思うのですけれども,半面,他県に比較して,東北,あるいは九州に比較して人件費が高いというのが,これは日立が人件費を高くしている要素もあるのかもしれませんが,とにかく人件費が高い。そういう意味では,ほかの東北とか九州と全く同じ仕事をやっていたのでは,価格的にはなかなか競争できない点があるのではないかなという危惧の念を持っていまして,研究機関の強みをどう取り入れて,茨城ならではの,ほかでまねできないような差別化できる商品づくりが大切なのではないかと,こんなふうに見ております。  一方,大企業というのが従来の大企業と大きく変わりつつあると思います。大企業自身が生きていくのにもう精いっぱい。そんな中でとらえると,一つは,生産技術部門というのが大きく弱体化している。これは何かというと,余り新人を採らない。それで海外に行く。そうすると,分散してしまって,工場の生産技術部門が弱まってしまう。それから,生産技術の一部がしたがって弱くなっていくので,技術の一部が中小企業にも依存する傾向が出てきている。  それから,海外に1回出たのだけれども,海外からの調達品も悪いし,もう1回,品質のいいものを探し当てなければいけないというのに,今,直面しているのではないか。  そんな中で,中小企業からいくと,従来の中小企業というのは,大企業から図面をもらって,単なる加工主体の下請が多いのではないか。部品づくりというのですか,図面をもらってつくる。したがって,同じ機械をどこかから買ってきてやったのでは,人件費が高ければこれは必ずしも勝てるとは限らないので,この辺が一つ問題だなという。  それから,優位技術というものを持たなければいけないというふうに思うわけでございます。  今後の取り組みの姿勢でございますが,大企業自体が変わりつつありまして,信頼できる部品の供給先があれば受け入れてくれる傾向があります。今までは大分威張っておって,なかなか買ってもらえないというのですけれども,変わってきています。  それから,収益が大企業も一つのポイントでございまして,これに対応しなければいかんから,やっぱり安いものを買わなければいかんということですけれども,反面,取引窓口を決してふやそうとしていない。限定されつつある。これは不特定多数の企業とたくさんつき合うと,品質の特にトレーサビリティというのですか,そういう視点でいくと,なかなか中小企業に不安を感じる点が多いので,限定されつつある。あるいはグループ化する方向にある。例えば,コマツだったらみどり会とか,日立建機ならときわ会とか,こういう方向にあるなというふうに思うわけでございます。  それに対して中小企業がどういうふうになるかというと,これからの中小企業というのは大企業の一部の基盤技術の仕事を請け負う方向に行くのではないか。信頼をかち得ればそういうふうな方向に行く。今までと違うよと。  その中で,そういうふうになっていくには,提案型のものづくり企業に脱皮する必要がある。提案できなければいかん。それで,その中に差別化技術も持たなければいかん。優位技術。そんな中に産学官連携ということで,それをうまく習得していくということが僕は必須条件ではないかと。  それから,もう一つ大きいのは,これは特にこの茨城県に申し上げたいのだけれども,付加価値型の経営というのがうんと大切なのです。例えば,ファナックというのが筑西市にある。あそこの会長さんが,私が生まれたところに,50キロメートル四方の中小企業に仕事を出すのだというふうにおっしゃってくれたことがあります。そこにいろいろ御注文をいただいてやっているのだけれども,例えば,塗りというものですか,ファナックの制御盤の箱をつくるのです。そうすると,群馬県から取りにいくのですよと。群馬県までわざわざ塗りに出すのはというふうに,例えば東光さん  名前を言うと怒られるかもしれませんけれども,東光さんといういい会社があります。いや,塗りなどは,中野さん,そんなのはと言うのだけれども,何が大切かというのは,塗りとかメッキというのはうんと高いのです。材料費が3分の1,塗りが3分の1,加工品が3分の1ですから,その3分の1の加工費用ではなくて,塗りを他社に任せるのではもったいないということで,この前,お話ししたら,自分のところで塗りの設備をつくったら,「いや,中野さん,もうかるようになりました。売り上げもふえました」とおっしゃっていたので,そういう意味でいくと,どうも塗りとかメッキというものが,もう一つの例でいくと,茨城技研さんというのがあります。高萩だったか,いい会社です。自動車の電子部品の端子をつくっているのです。そこでいくと,金メッキなのです。部品1個が20円だと。そのうちの16円が金メッキ代で,おれのところは材料で4円だけだよと。どこで金メッキをやっているのですかというと,富山県に持っていきますと。何で茨城県でできないのだと。私も悪かったところもあるのだけれども,メッキとか塗りというのをワンランク1つ下げたようなこともあるし,環境でも厳しく考えすぎた点もあるのかななどと思うのですけれども,この辺が,例えば付加価値という点でいくと,優位技術とかすばらしい技術だけというふうに思いがちですけれども,身の回りにある,例えば,日立の中の中小企業でも,塗りというのは,人の家にまで吹っ飛んでいくものだから,団地では塗れなくなるのです。工場が工業団地に移転してやらないとそこで塗れない。せっかくいい仕事があるのになどというふうに私は思うところがあるわけです。  それから,最後ですが,グローバル化というのは待っていますので,これにどう対応していくか。今度,商工労働部の中に国際化対応ということで勉強会をスタートされるそうでございますから,大いにグローバル化の対応力の強化が課題かなと思います。  それから,次に,支援している事業の紹介を具体的に申し上げたいと思います。  これは,茨城県と経済産業省,農林水産省の例,ほかにも支援している国土交通省もあるのですけれども,私の今関連しているだけの話しかやっていませんで,御了解いただきたいと思いますが,これは,コーディネーター・総括エキスパートというのは,これは振興公社でやっております。いろいろな経営相談もやっているし,あるいは専門の技術的な相談もやっています。それから,専門家を派遣する。年間580日ぐらい専門家を派遣しているそうです。  その次,いばらきビジネスプランコンテスト事業というので,毎年やっておりまして,これは平成20年から平成21年まででございますが,特に創業というものを支援している事業がございます。1等賞には100万円の賞金をやると。  それから,これが一つ新しくできた非常にいい制度なので,ぜひひとつ活用していただきたいと思うのですが,いばらき産業県創造基金による支援事業ということ,今まで82件採択されまして,一番金額の大きいのは500万円でございます。これは非常に使いやすいので,ぜひこれを使って活性化に役に立つ。これは非常にもらいやすいというか,使いやすいです。トータル年間1億円の規模で予算で動いていると思います。  その次に,経済産業省,農林水産省ですが,御承知のような地域力連携拠点事業ということで,地域資源とか農商工連携,今までの採択されたのは22件です。助成金としては3,000万円以下でございます。3分の1が自己負担です。  それから,もう一つ,新たに,ものづくり中小企業試作開発・実証試験支援事業というので,これが一つ経済産業省が中小企業のリーマンショック以降の対策として出てきたものでございます。一番大きいので1億5,000万円でございますが,平均しますと2,000万円前後のお金かなと思っています。44件,これで採択していただきました。  それから,地域イノベーション創出研究開発事業というのは,こんなことで,10件,これは1億円,これは非常に大きいです。  ここで見ていただきますと,経済産業省,農林水産省というのは,他県との競争で勝たなければいかん。いわゆる競争的資金というふうに申し上げます。こちらは県内のあれですからあれですが,こちらは他県との競争になってしまう。だから,どうこれを確保していくかというのが課題だなというふうに見ております。  では,地域力連携事業というので,地域資源とか農商工連携というのはどんなふうに他県がもらっているのだろうか。茨城はどうだろうかというと,今までに22件採択,静岡県が34件,これは非常に多いのですね。栃木県,それから群馬県,こういうことでございますが,静岡県というのは,静岡銀行と,それからもう一つ,浜松信用金庫といって,これは非常に元気がいいらしいので,静岡県だけが34件というちょっと多いのですけれども,こちらは栃木県,群馬県,埼玉県,千葉県とか,余り変わらないですけれども,これは銀行が特別頑張っているところだというふうに聞いています。  これでどういうのが今まで製品開発したか。まだ3年前から始まったような事業ですから,商品としてたくさん売れているわけではないのですが,これは一つの例として,低カロリー芋甘納糖というので,甘納豆そのものが大変売れているのだそうだけれども,甘納豆というのはハイカロリーで,高齢者とか何かに,あるいは女の方にも余りだめなのだそうです。これはサツマイモで37%をカロリーを減らしたというので,砂糖のかわりにマルチトールを使って,それで甘くしてというふうなことで,これを開発している。これは龍ケ崎の方です。これは,将来,非常におもしろいと思います。この前,外国人記者のフード展示会か何かに出したら,入賞されたというので,これはアメリカの西海岸で商売するチャンスができたななんて。  次には,つくば豚です。これはつくばの商工会から提案されました。これは非常におもしろいのは,遺伝子診断という技術を使って,これも非常におもしろいですね。いい豚の肉をうまく育ててやるという,これも非常に将来期待されるのではないかなというふうに思います。もうこれは2件紹介しました。  その次に,こういうことでは新しいものをやって,どんどん開発したい,たくさん受注に結びつけたいということなのですけれども,その中でどうして受注を伸ばすかということが一つの戦略でございまして,そんな中で,ITというものが受注戦略には欠かせなくなってきているなと。  そんな中で,野上技研というのがあるのです。野上良太さんというのですが,「挑戦する製造業の営業手法」というので,ITを使った商売なのです。次に茨城県内がブロードバンドというものに非常に力を入れていただきまして,県内に大半ブロードバンドが徹底します。すばらしいと思います。しかし,これをどううまく使って自分の商売に生かしていくかというのが問題だと思います。ブロードバンドをただ設営しただけではということで。  そんな中で,非常にうまく使っている例を4つ抜き出しております。そのほかにあるのですけれども,常陸太田の三ツワというのですね。プレカット一貫生産ライン,これはすばらしいですね。これは大企業の方が見に行ってもいいのではないか。これは木材を注文をとって,女の人が設計して,ぼんぼんプレカットで出す。私も見に行きまして,こんなすばらしいところがあるものかと。
     それから,幸田商店のさっきの乾燥芋ですか。これも鬼澤さんという社長さんでして,「中野さん,ITの技術でいい人おりませんか」と言って,「なに,幸田さん,幸田さんでもすばらしいでしょう。うちは幸田さんから教わらなければいけないんじゃないか」なんていうふうに言うのですけれども,社長みずから勉強されておりまして,ITでやると乾燥芋がキロ1,800円ぐらいに売れるのだと。普通で売ると1,200円ぐらいでたたかれるのだよというふうに,よくわからないのだけれども,そういうふうに。これはすばらしいですね。  それから,今の野上技研です。これは,野上技研がああいう格好でEMIDASという本とうまくタイアップしてやっている。どういう利点があるかというと,ITで自分のホームページその他で紹介すると,パナソニックとか,あるいは大きな企業,ソニーとかが,こういうふうなものができないかというふうに逆に問い合わせが来る。そうすると,自分では全く考えていなかったことが,ああなるほど,こういうのができるのかということがわかるというのです。だから,自分で開発するとか,ニーズを探すのではなくて,相手が自分たちの工場の実態とか技術を評価していただいて,こういうものができないかということを言ってくる。そういう考え方が非常にすばらしいと思うのです。それがいいのだと言っています。  それから,高木製作所というのは,半導体の冷却装置です。これはひたちなか市にある。これは営業がいないのです。あそこは社長が1人でいるのです。それで,営業は社長が1人。そこで,おれのやり方は,向こうからネットで問い合わせが来たら3分以内に回答するのだ。3分以内に回答すると,すぐ電話で,「あれ,どうも社長ありがとう」というふうに来るというのです。それがおれの一つのやり方だよと,こういうふうにおっしゃっていまして,僕は,ITというものが,単に設備をするとかそうではなくて,何かそこに特徴を生かして自分のところとうまく結びつけるというものが,ITというものの活用指導が大切なのではないかというふうにとらえていまして,そういう活動事例でございまして,営業がいないから注文が取れないとかというのではなくてというふうに思うところです。一つの紹介でございます。  その次に,茨城県も,中小企業の方々というのは,特許を出せ出せというわけで,いっぱい出していると思うのです。この特許が果たして役に立っているのだろうかというふうに追跡していくわけなのですが,登録件数,特許出願件数も他県と比較してそう申し分ございませんで,ただ,問題は何かというと,役に立っているかどうかというのが一つ問題です。どうも何かバッチみたいなつもりでやられたのではというふうに思うのですが,そういう点では,いかにして役に立つ特許を出すかということが一つのポイントだというふうに見ていまして,今,ものづくり企業では,有機高周波というのがあって,そこが1件あるのです。最近では,SGPという会社が,韓国から1,000万円か何かの特許料をもらったとか,ようやくそういう点で出てきているのですけれども,役に立っている例というものでいくと,これは一つおもしろいのですね。電子レンジで焼き魚を焼く。これは煙を出さないで焼くというのです。これはロシアとか,中国もそうなのですけれども,最近,外国の方々というのは魚を食べるようになった。そのときに,電子レンジで焼き魚をつくるというふうな,これは電子レンジで焼く。袋に入れて電子レンジでちゃっとすると焼けるのですけれども,皆川商店さんであって,年商5,000万円です。これは何かというと,自分の特許を使ってもらって,そこで稼いでいる。御夫婦とおばちゃんと3人で,ファブレスという,全然会社をあそこに持っていないのです。それで稼いでいるわけです。ライセンスだけ与える。これはすばらしいなと思うのです。  こういうふうなものがある。これは京都とか,高級魚とか,そういうものに使われているのですけれども,茨城県内にぜひというので,京成デパートに話したら,京成デパートも,おもしろいなと,やるかなんて言うのですけれども,茨城県の人というのは生で東京の市場に届けた方が早いのではないかという方々が多いせいか,なかなかかみ合わないななんていうところです。しかし,これは非常におもしろい技術です。  次に,成功している技術で,これはパットラスというふうにいって,有限会社水戸菜園の後藤さんという人がいる。ここの真ん中にのっちがありまして,これを2つに割ると食べられるようになるのですけれども,これは何かというと,つぶれないのです。これはすばらしいなと思って,野菜を入れて,そこにソースをかけると皿が要らなくて食えるわけです。それで,中小企業庁官賞をもらって,これは寝ていても売れるのではないかということですが,さっぱり売れないと言うのです。これは飛行機の機内食にいいのではないかと知事にも言われて,日本航空にやったら,日本航空はつぶれかかっておったところに交渉したせいか,これはスペースが大きすぎてだめだと言われて,そうこうしているうちに,困ったなと言っているうちに,何かほかに使い道はないのだろうかという中で,栃木県にトチオトメってあるのですね。トチオトメというのは栃木県の生命を司っているようなすばらしい商品なのです。ところが,福岡県にアマオウというイチゴが出てきまして,栃木県のイチゴが,今,めちゃくちゃにアマオウに食われているのです。それで栃木県は輸出に転じているのです。ところが,輸出をするとイチゴはみんな腐ってしまうから4割ぐらい捨てなければいかんと。何とかならないかと。  今までイチゴの輸送ということを研究したのは,振動を与えないようにするとか,傷をつけないようにするということをものすごく研究したのだけれども,何か方法はないかといっているうちに,原子力研究所,JAEAですけれども,ここでブレスマスというふうなことがあって,イチゴがどんなガスを吐き出して,どういうふうに腐食していくのかというふうなことをやってくれて,そうやっているうちにサクランボが出てきまして,サクランボというのは,今までは冷凍をするとかして,解氷するとおいしくなくなるのです。したがって,サクランボを何とか長持ちできないか。これは,下の方に,こういうメンバーで,連携体で。そうしたら,凸版印刷という印刷会社が,このフィルムに30ミクロンぐらいの小さい穴をあけているのです。そうすると,サクランボというのは何を出すかというと,炭酸ガスと酸素を出すわけです。ところが,炭酸ガスだけ逃がしてしまうというのです。そういう穴なのだそうです。これは凸版印刷の一つの特許なのです。それで,この特許とこのパットラスの特許と組み合わせて商品開発をした。サクランボが冷凍しなくても41日間ぐらい保存できる。しかし,そういう中で,ある農協の方は,私の生まれ故郷なのですけれども,「余りサクランボなんか長持ちすると高く売れなくなるから,あれは腐るところでいいんだよ」と,こういうふうに言って,しかし,これは40日間,これはすばらしいと思います。  そんな中に,今,イチゴも栃木県がシンガポールか何かに持って行って,それを今やろうとしているのです。穴を開けたもので。  そんな中に,では茨城県ではイチゴをやっているのではないかと言ったら,「中野さん,そんな小難しいことを言うよりも,おれはこれをもらってきたのだけれども,ワサビのもとを箱に入れてやるとくさらねぇよ」と。ワサビというのは抗菌性があるのですかね。やっぱりそれも効果があるのだそうです。だから,ワサビもいいけれども,何でワサビが効果があるかということを分析して,それと同じようなワサビの粉をつくって売ったらいいのではないかと言ったら,面倒くさくてやっていられない。ワサビでいいよなどと言って,ワサビの袋をもらってきたのです。これは昔のあれですよね。  しかし,申し上げたいのは,これから何が欠けているかというと,農産物というのは流通というものに対する研究の分野がないのです。すぐ冷凍とか,今,魚がそうですよね。しかし,腐食のメカニズムをよく解析して,それでやると長期保存がきく。そういうふうな論点でこれを紹介したわけなのです。  そんな中で,これは箱と違って,捨てるのも,これだけだし,しかも,野菜も,レタスとか何かを入れて,それで独身の方が割って,そこにソースを入れて食べるとか,非常に便利だななどというので,これを韓国で5月13日から15日まで展示会があるのだそうで,これを出すのだそうです。だから,恐らくこれは韓国に出すのを持ってきたのではないかと思いますね。後藤さんという社長が,おれがきょうしゃべるのだと言ったら,「中野さん,PRしてくださいよ」と。「いやー,商売っけあるようになったな」と言って,「アシアナ航空に使ってもらうんだよ」なんていうふうに言っていたので,ぜひ応援してやって,これ全国版で行くのではないか。  これだけしゃべっていると長くなってしまうので,申しわけないですけれども。  次に,特許の例で行きます。  先ほどのパットラスも特許です。あれは非常におもしろいと思います。  もう一つ,海外にこれから行かなければいけない。行っているわけですが,海外に行って,身ぐるみはがされるのではないかということに対して,防備していかなければいけない。このスターエンジニアリングの星さんという社長も,「中野さん,うちは青島でやっているんだよ」と。「ロイヤルティはどうした」と言ったら,「いや,そんな細かいロイヤルティなんか要らないよ」なんて。僕は,「社長,そういういいかげんなことじゃ困るんだ。日本人というと,みんな,海外に行くと,ロイヤルティなんか要らないなんていう前例をつくられちゃ困るんだ。きちんとやってもらわなきゃ困るんだ」というふうな中で,日本の特許は10件ぐらい持っている。しかし,国際特許が全然ないので,これは今まで出した特許をもう1回レビューして,そういうことで何か出せないかというので出したものがこれです。大切なのは,見えるところの特許というのは,人の特許を使うことができないところがあるので,これは国際特許になったものです。  こういうふうな例でいくと,今やっているのは,海外に行きたいというメーカーが海外で生産しているメーカーの特許を出してもらおうと。そこでそれを支援していこうではないかと。特許を持っていかないと,ただおれの技術がいいのだという裸で行ったのでは,身ぐるみはがされるのではないか,こんなふうに思って,今,支援しているところです。その一つの例です。  その次に,これも海外に行くと思うのですが,これは私の失敗例もあって申し上げるのですが,レアメタルというのが,今,どこにいっても。ここの新熱工業さんというのも,これはいばらき産業大県のあれで表彰されておるわけなのですが,こういうプリント基盤にこういう過熱蒸気をばーっと吹きつけると,ハンダが溶けてぽろぽろと落ちてくるというのです。今までは手で取っていたのです。日本人が取ると高いから,中国で取った方が安いなんてやっているわけです。これは過熱蒸気で,これはすばらしいと私もほれて,これはこれですばらしい一つの技術なのですけれども,レアメタルというのは奥行きがもっと深いななんていうところに関心するところがあるのですが。  この次に,レアメタル等高効率抽出・分離技術開発事業,これは産学官連携で,新しく。どういうふうに産学官連携で対応しているかというと,これは県の企画部の福地さんという方も一生懸命やってくれまして,あるいは工業技術センターもやっていただいて,そんな中にこういう連携体で組むのですが,茨城県というのはすばらしいなと思いますのは,物材研,産総研,環境研,こういうのが入る。そんな中でやるのですけれども,私たちは,先ほどのように,ぽろぽろ落とせばいいのだとかというのではなくて,レアメタルというのはどこに一番ポイントがあるのかということを勉強しないままにやっているものだから,ただ落とせばいいのだというふうに思ったら大間違いらしいので,ここにリチウム電池対応可能というので,インジュウムとか,コバルトとか,こういうものをどう取るかというのは。こういうレアメタルの評価というのは,白金というのは高いというふうに思ったら,TMTという評価法があって,いわゆる資源性ということで評価する。そんな中で,インジュウムとか,コバルト,こういうものをどう取るかというのは,このグラフはちょっと見えにくいのですけれども,ありますので,こういうふうな評価で,こっちの方が大切だと。  物材研の原田さんという部長さんが,「中野さん,これ,中小企業に私の技術を移管したいんだよ」と。「ありがとうございます。ぜひ私も応援しますからやらせてください」と。そうしたら,原田さんは原田さんで,連絡が来ないけれども,待っているんだけどどうしたと言って,「いや,中野さん,したよ」って。どこだと思ったら,やっているのが,埼玉県の有限会社押鐘,それから,川崎の有限会社ナガオシステムと言ったかな,そういうところが飛び込んできておって,あっという間に二,三カ月の間に先行されてしまう。  だから,先生方は,何も中小企業であれば茨城県でなくたっていいのです。そういうふうな意味でいくと,私自身も,先端にありながら勉強していないものだから,早くガッツがあって,そこに取りつければよかったなと,こういうふうに反省しながら,「先生,先生,なにそれ,冷たいでしょう」と言っても,「いや,これ,やっちゃったよ,中野さん」なんて言われてしまって,これは一つの失敗例だななんて思いながら,産学官連携というのも旗振り役が大切だなというふうに,つくづく自分の勉強が足りなかったという部分を感じるわけなのです。  新熱工業のレアメタルは成功事例なのですけれども,もっと奥行きが深かったと。  その次に,もう一つ,鹿島地区に化学プラントがいっぱいあります。神栖ですね。配管が10万キロあるそうです。配管だけでメンテナンス費用が32億円だそうです。何かというと,この配管が腐食するものだから,それを全部はがして腐食しているかどうかを見なければいかん。こういうふうな仕事なのです。大半は千葉県から一緒に来られた企業がやっているのだと思うのです。常陽銀行さんあたりの取引がほとんどないらしいから,僕はわからないのだけれども,そういう意味でいくと,化学プラントでいろいろ世話をやいているのは千葉県から一緒に来た業者の方が多いのかななんて思いながらです。  そういう中で,この方々と交流して,何とか茨城県にメンテナンス費用を落とせないだろうかということと,これからはサービスの時代ですから,サービスビジネスをどう構築するかということもあって,次にここといろいろ研究を始めている。  腐食というのはどういう腐食かというと,これですね。配管にどこからか水が入ってくるのです。そうすると,水が入るとさびる。これはわかるのです。ところが,ここのさび方がこういう局部的にさびていくのです。これをCUIと言っているらしいです。それで深く入っていくのです。  なぜそういう現象が起きるかということはちょっと別に話をして,これはその上に保温材を巻いて,その上をブリキ板で覆っているのです。最初,三菱化学さんに行ったときに,外側がやられると思っていなかったものだから,内側がやられるのではないかと思って,内側の話をしたら,「いや,内側は心配ないんだよ。外側をやられるんだよ」と言われて,「ああそうですか。では,外側はどういうふうにやられるんですか,教えてください」ということで,そんなところから始まりまして,これは工業技術センターが中心になってやってくれまして,それでこういうふうな産学官連携体を組む。これは茨城県の一つのすごい強みだと思うのです。  筑波大学に油田先生という副学長さんがおって,千葉工大に先生がおられて,このグループが先生,それから,原子力開発機構もあるし,こんな中で,この方々をうまく操っていくためには,それなりにこれを操る方々がいないとなかなか。そういう点では工業技術センターが中心になってやってくれたのですが,そんな中に三菱化学さんを中心としたユーザーグループ,それから,開発グループが日立エンジニアリングサービスが入っていますから,三友さんとか高橋工業さん,そんなグループです。  こんなことで,平成18年度で1.5億円,平成20年度で1.5億円なんていうふうで,トータル3億円の金をいただいてやっております。  これは,福地さん,僕はわからないのですけれども,日立市に照井恵光さんというのがおられます。日立一高,東大の方で,今,審議監ですよね。すばらしい方で,ぜひこういうのをやらなければだめだと。彼が言うのは,産学官連携もいいけれども,そんな格好いいこともいいけれども,もっともっと茨城県には大企業がいっぱいあるのだから,中小企業に大企業の技術を移さなければだめだ。そういうふうなOBがごろごろいるんじゃないか。そういうのを雇ってやれよと言うのだけれども,なかなかそういうことに進まなくて申しわけないのですよね。そういうふうに言われた。  そのときに,水が入ってくる,雨水が入ってくるのを,外からブリキ板をはがさなくてもわかるようにするというので,中性子の水分で測定するのです。それから,高さが高いものだからロボットを使う。そんなときに,サービス産業としてこれをどういうふうに持っていくかというと,一つは今の化学プラントの診断が,それから,次にねらっているのはコンクリートの劣化診断というものをやろうやと。これは橋梁です。そういうのをねらっている。たまたまそうしているうちに,高萩か何かの高校の手すりが落っこちたとか何とかやっていますよね。コンクリートの劣化診断の技術というのが一つ開発の課題だと。  これは,私自身が建築研究所とか,あるいは土木研究所がつくばにありまして,いろいろ勉強会をやらせてもらっています。これでいきますと,これは,配管の上をばーっとロボットを走らせると,中に水分が漏れているかどうかわかるのです。これはすばらしいと思うのです。自分でやってすばらしいと言うのもおかしいのですけれども,これはちょっと。これはロボットを走らせると,要は,ブリキ板をはがさなくても,保温材をはがさなくてもわかるというふうな技術です。これはJAEAさんの開発です。  今度は,高さが高いところがあるものだから,ロボットを使ってやろうかというふうなことでやってくると。  今度は,この研究をほかにもう少しトランスファーできないだろうかということでいろいろやっていくと,崩落寸前の橋が121基日本にありますよと。国交省関連でです。これは土木部関連のものでございますから,坂入さんがおられまして,坂入さんというのは前の土木部長をやられた。それで座長さんをやっていただいて,4回ほど勉強会をやった。茨城県の橋も,平成23年には,たしか,72基が50年経過する橋になるそうです。橋の寿命というのはどうか。それから,学校の耐震補強率とかそういうことがありまして,こういうふうなものが,冒頭に申し上げました,新しい建屋をつくるというのはなかなか難しいので,建設業とか建築業というのがこういうサービス業に入っていく時代なのではないか。  こういうことで,余り悪くならないうちに早く直せば,経費も少なくて済むしということで,これから老朽化していくビルもそうだし,橋もそうだし,こういうのがサービスビジネスの一つかなというふうに思っています。  次に,鹿島というのがすばらしいところなのですけれども,鹿島にどういう特異性があるかというと,太平洋沖は黒潮と親潮がぶつかるのです。そうすると,やませというのが出て,絶えず東風が多いのだそうです。北東の風と東風を合わせて65%が向こうから陸に吹きつけている。  そんな中で,海から飛んでくる塩の粒子が,瀬戸内海の岡山をここにすると,これがここまでおりて,いわゆる10倍以上多いのです。したがって,これが非常に厳しいというのですか,さびを与える。したがって,瀬戸内海のプラントでは問題になっていないものがここでは問題になる。こういうふうなものを化学プラントの方々から聞いて,これがどういう影響を与えているのだろうかということが,一つ,非常に興味のあるところで,やっていきますと,海の文化というのは,茨城県というのは,太平洋岸というのは180キロメートルあるわけです。そんな中で,塩水をかけてやるとキャベツがうまいというのが,この前の汐菜キャベツが30%高く売れていますというのが鹿島の新聞です。それから,ネギに海水をぶっかけているのです。これは千葉県の例です。それから,もう一つ,日立市でやっている方で,福田さんというのかな,この前,雑誌に出ていまして,タマネギに海水をぶっかけると甘くなるというふうなことが出ていまして,そういうことが報告されています。  乾燥芋が何でうまいのだろうかというふうなことでいくと,海からの潮風がこういうところに入っているからうまいのではないか,そういう研究をやったらどうだろうか。だれかいないだろうかと言ったら,宇都宮大学の先生で福田さんというのが手を挙げてくれた。それから,筑波大学もやろうかというふうな中で,いろいろ海の文化ということでやっていきますと,この前,インフルエンザがありました。インフルエンザのときに,病気になる,いわゆる学校を休校にしたというのですか,それを調べますと,この前,教育委員会で調べてくれたのですが,僕はびっくりしたのですけれども,阿字ヶ浦中学というのはないのです。休校がゼロです。それから,平磯中学は教室1つだけが休校。それから,那珂湊は6つ。しかし,こっちの勝田二中とか勝田一中とかは38とか29とか,佐野中では31,圧倒的に海岸端がないのです。  僕は,ここにこういう何かがあるのだなというふうにつかまえようとするのだけれども,鈴木教育長も,中野さん,余りいいかげんなことを言って歩くのはかなわないよと言われて,おれも,そうかなと思いながら,しかし,そうは言いながらも,久慈川のそばに茂宮川という川があります。あの茂宮川のカボチャがうまいといっています。あれはすばらしく甘いと言っています。  それから,あそこに晴嵐荘という病院,あれは結核病棟ですよね。僕は,そういうふうな点でいくと,詩人の有名な方も来られていますし,それから,かじめの湯というのが,今,あります。かじめというのは昆布だそうでございまして,あれを切って,海水をくんで入っているわけです。あれはすごくいいのだと。  それから,もう一つ,那珂湊,平磯というのですか,あそこでやっているのが塩湯治という文化があるのだというふうに言われまして,これが昔の塩湯治といって,たばこを栽培しておったらしいのだけれども,たばこの葉をとるといろいろ体に悪影響を与える。那須の温泉に行くよりも,平磯の塩湯治がいいのだと書いてあるのです。  だから,僕は,海の文化というのはすばらしいなと。私は余り海のそばで生きてこなかったから海へ対するあれがあるのですけれども,すばらしいところがあるななんていうので,そういう視点での茨城の何かを起こせないだろうかということをねらっていまして,私が言っても,今言ったように,余りいいかげんなこと言うなと言われるので,筑波大学の先生とか,先生方にという勉強会を発足しようかなと考えているところです。  もう一つ,観光開発の中で,私は山形県で生まれて,山形県は単純なのです。坂田の本間様があって,あれは本間市長のあれですよね。本間様があって,最上川があって,ベニバナを買いにきた。そのベニバナ文化でございます。そういう点では,山形県というのは,考え方が単純に歴史をたどることができるのですけれども,茨城県というのは,佐竹藩もあるし,徳川もあるし,いろいろあってということなのですが,17世紀に,秋田藩とか津軽藩,あるいは伊達藩から江戸に行こうとするのです。江戸に行こうとするときに,銚子を経由すると,当時の船がみんな転覆したというのです。したがって,おっかなくて行けなくて,それで那珂川から入ってきて,涸沼を渡って,それから利根川に入っていくのです。それで,途中,運河をつくろうとするとか,そういうことなのです。そういうふうな文化があるなと。私は何でこういうことをやるかというと,小平浪平というのが,栃木県の栃木工場のところに日立の創業者の生まれたところがあるのですけれども,これは船にカイガラムシがくっつかないように,塗料を塗っていた,あれが商売なのですけれども,北前船の文化がおもしろいなと見ていまして,月の井という酒屋さんは,月の井の1合の酒は松前と言ったそうです。坂本さんという女の社長さんが,「うちの酒は松前で修行して,松前で教わったのですよ」とおっしゃっているのです。  そんな中でいきますと,土浦に醸造文化が非常にある。醸造というのは,お酒と同じように,貧乏人はみそで,金持ちはしょうゆにありつけたという時代もあったかもしれませんけれども,醸造文化というのも,僕は一つの北前船というか,那珂川に入る前に船を乗りかえるのです。向こうは大きな船で来て,ここからは小さな船で入っていくのです。こういう交流の文化があるのではないか。こんなふうに思います。  ここに巴川というところがあるのです。幡谷さんという偉い方のしょうゆ屋さんです。あの道路の前に,石川忠兵衛という人で,モンゴルのカシミアの布団とラクダの毛の布団を織っているのです。今でもやっているのです。それで,モンゴル大使を連れて見に行ってきたのですけれども,そんなものをどこに売るのだと聞いたら,「いや,中野さん,この辺の人は買う人はいないですよ。みんな京都ですよ」と。今でも京都で買うのですかと。そうすると,毎年,待っているのだというのです。1枚が高いのですよ。そういう文化があるなと。したがって,私は,少なくとも,北浦を通って海外から交流しておったのではないかと。  それから,この前,日立の郷土史館といったかな,あそこで展示会を見ておったら,ここに物々交換しておって,それで交流をしているのです。18世紀ですか,ペリーが来航する前に相当の船が来ていた。それは,もう一つ,私もわからないのは,仙台に伊達藩があるのですけれども,伊達藩の支倉常長というのが180人ぐらいのクリスチャンを連れてローマに行くのです。伊達藩の周りというのは非常にクリスチャンが多い。  この前,直江兼続というのが米沢にいるのですが,彼は,あそこにクリスチャン3,000人がおったと言うのです。クリスチャンが相当多い,連中が果たしてどういう経路であそこに来たのだろうかというふうな点でいくと,私は全く推定の域を出ないのですけれども,金華山沖にクジラがたくさん来ているのです。ジェームズ・ワットが火力のスチームタービンを発明するのですけれども,あれは最初は石炭なのです。その後,石油が発掘されて,石油が実用化するまでに相当の期間があるのです。その間,クジラの油で船を動かしたという時代があって,クジラとりに相当の船がこっちに来ておった。そういう時代です。これはアメリカの方からも来ていた。そういう交流があったのではないかというのですけれども,海の歴史というのは跡がないものだから,陸の歴史だといろいろな意味であれなのですけれども,そういう意味でなかなかたどれないのですけれども,茨城大学に地域総合研究所というところに齋藤さんという人がいる。もうちょっとそういうのをやってくれないかと言っても,中野さんみたいないいかげんな者の話には乗っていられないというので,これも私も相手にしてもらえないので。  茨城県の話,最後になりますけれども,何を茨城県に申し上げたいかというと,まず,観光客で泊る人がいないのです。どういうふうになるかというと,宿泊客が年間130万人です。それに対して,多いのが千葉県だったかな。千葉県が700万人かな。その次が群馬県,栃木県が多いのです。500万人近い。茨城県だけがものすごく少ないのです。なぜそう少ないのだろうかという中で,よく大洗のゴルフ場も利用させてもらうし,お客さんも大洗で飲むのですけれども,何を申し上げたいかというと,外部の人がここに来て,歴史のお話とか,大洗を案内するときに,磯前神社があります,それから,幕末と明治の博物館があります,ゴルフ場があります,海がきれいですというふうなことしか言えない。僕は,大洗というのは,先ほど言った北前船の一つのルーツだ。あるいは,陸前浜街道の一角,大洗,あるいは那珂湊というのは,大砲を28基つくったというのです。歴史をひもといていくと,徳川斉昭が蝦夷地を乗っ取ろうとして,私もわかりませんけれども,間宮林蔵の前にある人を派遣してやる。あるいは間宮林蔵を向こうに派遣したのは徳川斉昭らしいのですけれども,もう少し歴史的なことを飲んだときにしゃべれるようになっていると助かるななどと言って。  僕は,小谷さんという町長さんだったか,そんなことで,こんな本を,これはよそから持ってきたものだから,非売品になっていますので置いていきますので,大洗というものを紹介したい,あるいは那珂湊を紹介するときに,もうちょっと長く,例えば,茨城の観光開発というと,袋田に何とか滝がありますと。これはすばらしいというけれども,スポットなのです。もう少し関連性でお話を,三味線でも教えながら言えるようになると時間が長持ちするのではないか。あんこう鍋ももう少しおいしいのが食べられるのでないかなんて思いながらこんなことを書きましたので,見ていただければ。  そういうふうな中で,大分時間がたちまして,終わりにしていきます。  今後の課題としまして,中小企業の販路開拓・業容拡大支援による雇用の創出というのが課題かなと。まだ茨城県は雇用の創出という視点では決して誇れる段階になっておりませんで,ぜひこれをやっていきたい。  差別化できる商品づくりの支援が必要だ。  魅力のある商談会の開催も必要だろう。  次の2番目としては,競争的外部資金の積極的な活用。先ほど,経済産業省とか農林水産省の金をもらってきて,茨城の金はないんだないんだと,県の方々は予算を縮減するのも結構だけれども,もうちょっと国からでも何でも持ってきてやるところをやったらいいのではないかというところで。  しかし,外部助成金というのは,もらってくるのは簡単ではないので,これを獲得していくにはどういう体制が必要で,どういうふうにしていったらいいだろうか。人並みにはやっていけると思うのですが,秀でた獲得力を持つにはもう一つというふうに思う。  それから,もう一つ,いろいろ支援機関がありますけれども,目標管理というのはあった方がいいなと。  それから,県内外の有能な人材の積極的な活用ということで,技術士会も181人の技術士がおるのですけれども,中野が技術士会を使いたがらないのだよというふうに言っている人がいるというので,この前,技術士会の会長さんが来て,技術士会をぜひ使ってと。僕は絶対そんなことはないのですけれども,茨城県は,茨城大学もあるし,筑波大学もあるし,いろいろな意味で先生方がたくさんいるものだから,なかなか技術士の方に回らないのかななんて思いながら。しかし,いい人を積極的に使っていく。  ただし,もう一つ申し上げたいことは,一人でできる技術というと何でも限界があるので,ハブ機能と申し上げているのですけれども,複数のグループで,一つのハブになって,グループで引っ張っていくというものでやっていかないと,特にOBとか何かというのがたくさんおっても,個々には非常に弱い力なので,そういう意味で,ハブ機能というものを僕は提案していきたいなと思います。  それから,こういう時世ですから,縦割り行政とかいろいろ言われますけれども,横の連携を積極的に強化して,これを活用して,利用していくということが経済的な効率化にも結びつくのではないかというふうに思いますので,こんなことが今後の課題として申し上げたいと思います。  そういう意味で,非常に恵まれた茨城県の環境下にあって,茨城の発展というのは大きく期待されるのではないかと,私はそう思います。そういう中で,今,申し上げたようなことで,一つずつ茨城県の強みを生かして,ものにして,差別化できる商品をつくって,販路を拡大しながら,豊かな茨城県を築き上げていく。  こんなことを申し上げて,いろいろ御意見を賜りたいと思います。  どうもありがとうございました。 55 ◯黒部委員長 どうもありがとうございました。  ここからは意見交換の時間とさせていただきます。  ただいまのお話について,委員の方で,何か意見,または質問がありましたらお願いいたします。  今委員。 56 ◯今委員 大変経験に基づいたお話で,ありがとうございました。  先ほどもこの委員会でお話が出たのですけれども,ちょっときょうのあれから外れると思うのですけれども,J-PARCの話が,今,出ているのです。要するに,茨城県内の研究機関の話ですね。特にJ-PARCの話なのですけれども,研究機関なもので,なかなか実質的な話に結びつかないというところも多分にあると思われるのですけれども,もうJ-PARCが始まってから,設備をつくる段階から見ますと,もう10年以上かかっていることでありますけれども,初期のころは,日立市内の業者が設備をつくるとかいろいろな話があって,三菱造船に負けたとか,そういう経緯があって今現在があるのですけれども,今,茨城県では,J-PARCを使っていかに地元の中小企業に仕事をという話がありまして,研究段階,そして,研究施設を使う,そして,要するに,基礎開発で本当にそういう大きな研究ができて,先ほど言われたように,リチウムのお話もそうなのですけれども,そういうことが本当に地元の中小企業のためになるか。中小企業が,先ほどちょっと話が出たのですけれども,大企業から中小企業に研究開発を移管していくという話もあったのですけれども,本当に茨城の中小企業が,研究開発部門,人を抱えてやっていけるのかどうかという話,それから,その研究結果を製品に生かしていけるかどうか。  今,大分,話になってきているのですけれども,そこら辺に関して,ずっと経験してこられて,中野さん自体としてどういう考え方を持っておられるか,そして,茨城は本当にやっていけるかどうか,そこら辺をちょっとお聞きしたかったのですが,よろしくお願いします。 57 ◯中野参考人 大変難しい話なのであれなのですが,J-PARCというのが全く新しいのだ,すばらしいのだというふうにとらえておられるとあれだと思います。  その前に,J-PARCよりも規模の小さいもの,それよりも出力が小さいものはスプリング8というのがありまして,それの小さいものが那珂市にある核融合の施設です。あれを大きくしたのがスプリング8,あれを大きくしたのがJ-PARCなのです。相当の研究はスプリング8でやられているわけです。だから,J-PARCをやったからすばらしいものが次々に新しくできる。これは全くなかったらそういうことはあり得るかもしれない。相当のものをやってこられると思うのです。  僕は,J-PARCに何を期待するかというふうに思うと,中小企業がJ-PARCを使って即エンジョイできるというか,すばらしいというふうな中身にいく可能性というよりも,むしろ,中堅の企業がJ-PARCをもっともっと使ってもらって,そこから一つ生まれてくるのではないか。  しかし,中小企業の中で,例えば大きな企業,100人以上ぐらいの規模の企業でいくと,私は,今,期待しているのは2つあります。高萩か北茨城の中村自工さんというのがあります。あれはユニバーサルジョイント,それから,車軸です。  それから,ニダックというのは鋳物の化学プラント。これは何かというと,焼き入れしているのです。焼き入れすると残留応力というのが発生します。残留応力というのは発生するのだけれども,測定できないから推定でやっているわけです。その残留応力が,例えば,今までも測定はしているのだけれども,表面のちょこっとしかできない。数ミクロン。今度は相当の深さまでできる。これを非常に期待するのです。  そんな中で,僕,今,産業技術課にも提案しているのですけれども,例えば,今度は古河に日野さんが出てきます。そのときに,中村自工は,ぜひ日野にユニバーサルジョイント,あるいは車軸,そういう中でJ-PARCの技術を使った限界設計としてはもっともっと応力の解析を進められたいというと,恐らく日野さんも興味を持つのではないか。そういうふうな視点で新しい開発の命題で両方でやっていく。  20人とか30人の企業でいくと,それはJ-PARCを使う測定機械,ツールをつくるなんていうのはアート家具なんかはあるかもしれませんけれども,もっと別な視点で,それから,ニダックも同じように残留応力で,これは期待しているのです。  茨城大学に友田先生という教授がおられまして,残留応力の点ではすばらしい人らしいのですけれども,この辺が大きく生まれるのではないか。  数々が生まれるなどということを期待されると,僕は必ずしもそうではないと思います。しかし,技術というのは,一つ大きなものにぶつかると,規格を改定するぐらいの大きな反響があるわけなのですから,僕は,そういう投資というのが,数多く,これも当たる,あれも当たるというふうなことではなくて,1つでも2つでもそういうものをものにしていけるとなると,相当そういう点で世界的な反響を呼ぶようになるのではないかなと思うのですけれども。  そんなふうに思うのですけれども,どうぞ。 58 ◯今委員 私も大体そういうふうに思っていたので安心したのですけれども,知事は,何かあると,必ずKEK,つくばの研究開発,それから,J-PARCと必ず出るもので,みんなが期待しているのです。知事自体も多分期待しているのではないかと思うのですけれども,私はそんなたくさんのことが出てくるとは思えないので,特に中小企業は研究開発部門を持ってやっていけるかというと,なかなか難しいのではないかなという気がしているもので,そういう思いがあったので質問させていただきました。  ありがとうございました。 59 ◯黒部委員長 ほかにありませんか。  山中委員。 60 ◯山中委員 きょうはありがとうございました。  大変おもしろい話で,いろいろ考えさせられましたけれども,一つだけ。  先ほど,パットラスの話の中で,それとの関連ということなのかどうかということはありますが,流通の研究分野がないということをおっしゃられたと思うのですが,それはどこが担っていくというか,今のお話を聞く前に,そこが課題だと担当課長がそういう話もしていたものですから,もうちょっとお話を聞かせていただければと思うのですが。 61 ◯中野参考人 私も,こういうのは容易に興味を持ってくれるかと思ったら,意外とだれも興味を持ってくれないのです。僕も,宇都宮大学,茨城大学にも話しているのですけれども,宇都宮大学に聞いたら,全く栃木県も農業の研究所も流通に関しては関心がある人は1人もおりませんとこの前やられてしまって,新しい分野なのですね。特に大学だと,論文にならないようなものは先生はなかなか着手してくれませんから,だから,サービスビジネスがなぜ進まないかというと,コンクリートの腐食なんかやったって論文にも何もならないわけです。それよりも新しい材料の開発をやったほうがはるかにいいわけですから。  私は,たまたまそういうサービス会社におったものだから,そういう腐りみたいなものつとつき合う機会があったが,そういう研究分野というのはなかなか進まない。それが一つのビジネスの入る余地が残っている。  流通というものも,おもしろみがないとだめですから,そういう中で新しい分野だなと。  つくばのブルーベリーがある。つくばにブルーベリーがあって,委員に怒られるかもしれませんけれども,つくばというのが,格好いいことを言っているけれども,さっぱりうまいものも余りないし,どこかでつくったものにレッテル張って,それであそこに温泉旅館もありますよね。私も行ったのです。つくばというのを何とかもうちょっと魅力のあるまちにできないのだろうかと考えるのだけれども,つくばでブルーベリーがあって,44軒,農場があった。ブルーベリーというのは意外と早く腐れるのです。これに今のサクランボと同じように,ブルーベリーはどんなガスをどの程度出すかというのを見て,それに適した穴の空いた腐食性のガスを逃がすもののブルーベリー,それで長持ちするブルーベリーをやったらいいのではないかということが一つです。  それから,ブルーベリーというのは非常に栄養価が高いので,ただ,栄養素が高いというのは,生のときには高いのですけれども,保存するために加熱するわけです。そうするとビタミンCなんてみんな死んでしまうわけです。ところが,産総研が開発した技術は,炭酸ガス5気圧で50時間ぐらい置くと加熱しなくても保存できるのです。すばらしい技術なのです。  ベルファームというつくばに青汁ジュースとか何かということをやっています。あの方がすばらしいところに今目をつけているのは,野菜ジュースをつくるときにビタミンCがなくなる率というのは30%もないというのです。いいジュースは80%から90%ビタミンCをそのまま残せるというのです。すばらしいのですよ。僕,1回見にいったらすばらしいのです。こんなギアで絞るのです。  それで,今の炭酸ガスで殺菌してしまって,滅菌といっているのですけれども,そういう技術と組み合わせると,いわゆる流通に対応できる一つのあれなのですよ。面白い。  だから,今のブルーベリーがそういうものになって,長期間保存できるなんていうと,ブルーベリーというのは食べても余りうまくないのだけれども,技術そのものにおもしろいというものが出てくるのではないか。つくばというのは非常にインテリの塊ですから,そういう期待を持っていまして,今から開発が始まるところです。だから,そういう意味での流通というのが非常に魅力があるのです。  例えば,メロンが,食べ時はどうだとか,手で当たって柔らかいとか,ある人に言わせれば,これは食い時ですって。鉾田のメロンと旭村のメロンは違うのではないかなんて顔を見ながらやっているのですけれども,こういうのが食べ時はいつだということが出てくるガスでわかるらしい。  山形で,今,研究しているのがラフランス。あれも,知らない人は,もらったときに,固いままで食って,あれぐらいうまくないのはないと言うわけなのだけれども,ラフランスも食べごろはいつかというのはガスでやるらしいです。  そういうふうな意味でいくと,非常におもしろい一つのジャンルだなと。ほとんど研究しているところはない。何で凸版印刷がこんなものに興味を持っているか。大日本印刷もすごい特許をたくさん持っている。これは何かというと,液晶の製品をつくるときに液晶にガスを供給するのです。そのガスの透過膜が彼らのもの,それをただ農業に持ってこようとしているだけなのです。新しい開発ということよりも,そっちのガスで勉強した技術をこちらにトランスファーする。  一つ,そういう視点で追いかけていくと,茨城県の特産にならないかということで,アシアナ航空にどうだというから,きょう,こういうことだと言ったら,きょう,持ってきてくれたのです。おもしろいなと思っているのですけれども。 62 ◯山中委員 ありがとうございました。 63 ◯中野参考人 ぜひ応援してやってください。 64 ◯黒部委員長 ほかにありませんか。  村上委員。
    65 ◯村上委員 先生,きょうは貴重な御意見ありがとうございました。  CO2の排出権取引という話題をよく聞くわけですけれども,地球温暖化を防止するというような視点ではなくて,経済の活性化という視点からお尋ねをしたいのですけれども,森林がCO2を年間26トンとか何十トンとか吸収するということが国際的な前提になっておりますけれども,これから,ある意味で,ヨーロッパやアメリカで相当大きなビジネスになろうとしておりますが,茨城県として,CO2の排出権取引というものが今後どういうような展開になっていくのか。  また,そこに森林を含めた農業という分野と,商業,工業も含めて,どういう関係でこれから進んでいくのか,もし先生のお考え等があればお伺いさせていただきたいと思います。 66 ◯中野参考人 私も本当に勉強不十分で申しわけないのですけれども,今,レタス屋さんが,おれのところのレタスがCO2を吸収するだろうと。したがって,おれだって,今言ったように,CO2削減に貢献しているのだと。そういう数値を出してやりたいから,公社がもっともっとそういうのをやってくれ,知恵を貸してくれと言うのだけれども,レタスがどうなんていうのは,研究者もいないし,困ったなと思いながら,委員,今,悩んでいるところでございまして,僕も日立におった時代に,CO2削減をやっておった時代があるのですけれども,特に中小零細に対しては難しい問題だと思うのです。  ただし,茨城県全体で,どういうふうになるかわかりませんけれども,森林とかいろいろあります。ああいう中で杉の木1本がどのくらい吸うかとか,そういうふうなものを評価してもらえる時代が来るのではないか。そのためには数値的な解析が必要なのではないかと思うのです。だから,僕もレタスがどのぐらいCO2を吸うのだと。さっきCO2を逃がすことしか考えていなかったのだけれども,そういうふうな中でいくと,恐らくほかの研究機関も評価してもらって,取引に結びつくというのは少ないのではないかななんて思うのですけれども。  そのように,委員,勉強していないので,これは全く申しわけないので,私,回答になっていませんで,御了解いただきたいと思うのですけれども。 67 ◯村上委員 どうもありがとうございました。 68 ◯黒部委員長 よろしいですか。  ほかにありませんか。  それでは,以上で,「茨城県の資源と企業・地域の活性化について」,意見聴取を終了いたします。  中野様には貴重なお話をありがとうございました。 69 ◯中野参考人 どうもお粗末さまでございました。 70 ◯黒部委員長 本日お話しいただいたことにつきましては,今後の委員会審査の参考にさせていただきます。  本日はどうもありがとうございました。  以上で,意見聴取を終了いたします。  本委員会の重点審査テーマであります「中小企業の経営革新の促進」につきましては,今後も閉会中の委員会等において審査を深めてまいりたいと思いますので,執行部の御協力をお願いいたします。      ─────────────────────────────── 71 ◯黒部委員長 以上で委員会を閉会いたします。  本日はお疲れさまでした。どうもありがとうございました。                 午後4時5分閉会 Copyright © Ibaraki Prefectural Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...