茨城県議会 1997-03-12
平成9年文教治安常任委員会 本文 開催日: 1997-03-12
↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 午前10時33分開議
◯香取委員長 ただいまから,文教治安委員会を開会します。
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2 ◯香取委員長 本日の
委員会記録署名委員を指名いたします。
葉梨委員と粕田委員にお願いいたします。
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3 ◯香取委員長 次に,審査日程について申し上げます。
本日及び明日に教育庁関係の審査を行いますが,本日は議案の説明のみとし,明日は議案に対する質疑及び採決,並びに請願の審査を予定しておりますので,よろしくお願いいたします。
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4 ◯香取委員長 それでは,これより議事に入り,教育庁関係の審査を行います。
本委員会に付託されました案件のうち,教育庁関係は,第1号議案中教育庁関係,第61号議案ないし第65号議案,第72号議案中教育庁関係,第 101号議案及び第 103号議案中教育庁関係の9件であります。これら案件を一括して議題といたします。
初めに,平成8年度関係議案について執行部の説明を求めます。
初めに,齋藤教育長。
5 ◯齋藤教育長 香取委員長,鶴岡副委員長初め,委員の皆様には,本県教育の振興のために特段の御尽力を賜り,厚く御礼申し上げます。
まず,今議会に提案してございます教育関係議案の説明に先立ち,御報告申し上げます。
現在,世界的に高度情報化が進展している中,本県の教育関係情報をインターネットを通して国内外に発信することにより,広く茨城の教育をアピールするとともに,学校教育における
インターネット利活用に資するため,本年2月20日に茨城県
教育委員会ホームページを試験的に開設し,同月末現在 436件のアクセスがございました。掲載してございます内容につきましては,お手元にホームページの表紙部分を配付してございますように,まだ試験的でありますことから,県民の生活にかかわりの深い教育行政の仕組み,手続や,教育に関する計画,施策,教育委員会の広報などにとどまっておりますけれども,今後,その掲載内容を充実してまいりたいと考えております。
次に,平成9年度
茨城県立高等学校入学者選抜における合格者についてでございますが,本日,午前9時に合格者の受検番号を発表したところでございます。
合格者数につきましては,全体で2万 6,237人,うち推薦入学者 6,689人でございまして,内訳としましては,全日制で2万 5,899人,うち推薦入学者 6,640人,定時制では 338人,うち推薦入学者49人でございました。推薦入学につきましては,募集人員の枠を拡大しておりますので,前年度より合格者が 454人増加しております。
続きまして,本委員会に付託されております平成8年度の
教育委員会関係議案の概要を御説明申し上げます。
お手元の議案4)(第2綴)の目次をごらんいただきたいと思います。
教育委員会が関係しております議案は,第72号議案 平成8年度茨城県
一般会計補正予算(第5号)の茨城県
一般会計補正予算総額 144億 4,045万 1,000円の減額補正のうち,教育委員会関係の補正予算額11億 7,798万 1,000円の減額補正でございます。この結果,教育費の最終予算額は 2,883億 3,137万 5,000円となります。
補正予算の主なものといたしましては,小,中,高等学校の教職員給与費等の増額,退職手当費の減額,耐震補強事業の決算見込みによる減額などでございます。そのほか,
臨時高校整備事業,(仮称)天心記念五浦美術館建設事業など5つの事業に係る地方債の増減補正で,いずれも充当額確定に伴うものでございます。
次に,第 101号議案 工事請負契約の締結についてでございます。これにつきましては,県立古河第二
高等学校体育館改築工事外2件の工事請負契約を締結しようとするものでございます。
次に,議案7)の目次をごらんいただきたいと存じます。
一番上の第 103号議案 平成8年度茨城県
一般会計補正予算(第6号)で,繰越明許費でございますが,教育委員会関係では,9億 7,901万円を翌年度に繰り越して使用するものでございます。これは,
校舎等整備費外5つの事業につきまして,設計または工事の遅延等により繰り越すものでございます。
以上,予算案2件,条例以外の議案1件でございます。
なお,詳細につきましては関係課室長から説明させますので,御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
6 ◯香取委員長 次に,河野総務課長。
7 ◯河野総務課長 総務課関係の補正予算について御説明申し上げます。
恐れ入りますが,議案概要説明書6)の 403ページをお開きいただきたいと思います。
総務課関係,最初に,教育委員会費24万 6,000円の減となっておりますが,これは教育委員の交代による報酬の増額が44万 5,000円,運営費の執行残が69万 1,000円でございます。
次の事務局職員費1億 2,051万 2,000円の増でございますが,これは掛金率の改正によります共済組合負担金等の増が主な理由でございます。
次の総務調査費のうち行政指導費15万 1,000円の減でございますが,
市町村教育委員会の
指導助言費等事務費の決算見込みによる執行残でございます。
404ページをお開きいただきます。
総務諸費 1,074万 4,000円の減でございます。備考欄の上から9行目に文書諸費というのがございます。 190万 8,000円の増となっておりますが,これは本庁各課室の郵便料の増でございます。13行目の教育事務所費23万 1,000円の増は,同じく各教育事務所の郵便料等の増でございます。その他につきましては,決算見込みによる執行残でございます。
次の
教育財団等運営費の 2,006万 5,000円の増でございますが,これは
教育財団体育協会職員の給与費の決算見込みによるものでございます。
次に,同和教育費の 771万 8,000円の減でございますが,備考欄の上から6行目にございます
入学支度金等支給事業費,次のページに入りまして,
地域改善対策進学奨励費につきましては,補助対象者数の確定による減,その他につきましては決算見込みによります執行残でございます。
次に,私学振興費 1,457万 6,000円の減でございます。この増減の主なものについて御説明申し上げます。
備考欄の上から8行目,
私立学校教職員共済組合補助 450万 9,000円の増となっておりますが,これは補助額の確定によるものでございます。次の
私立高等学校等経常費補助 786万円の減は,平成9年1月1日現在の高校生徒数確定によります減額でございます。次に,
私立小中高等学校施設設備整備費補助で 1,216万 6,000円の減でございますが,これは事業の確定によるものでございます。次に,
私立高等学校授業料減免事業費補助94万 3,000円の減は,補助対象生徒数の確定によるものでございます。
それから, 406ページに入らせていただきます。
私学教育振興会補助 540万 9,000円の増でございますが,補助額の確定によるものでございます。次の
私立幼稚園特殊教育費補助73万 8,000円の減は,補助対象幼児数の確定によるものでございます。次の
私立幼稚園退職基金財団補助40万 9,000円の増は,補助額の確定によるものでございます。次の
私立高等学校等教育改革推進事業費補助58万円の減は,補助対象学校数等の確定によるものでございます。次の
学校法人立専修学校運営費補助 142万 5,000円の減は,補助対象生徒数の確定によるものでございます。そのほかにつきましては,決算見込みによります執行残でございます。
以上,総務課計は1億 714万 2,000円の増となります。内訳としましては,特定財源が 4,610 万 5,000円の増,一般財源が 6,103万 7,000円の増でございます。
総務課関係は以上でございます。よろしく御審議をお願いいたします。
8 ◯香取委員長 次に,高橋企画室長。
9 ◯高橋企画室長 続きまして,企画室関係につきまして御説明申し上げます。
同じく議案概要説明書6)の 406ページをごらんいただきたいと思います。
企画室の補正予算額は,総務調査費といたしまして 196万 8,000円の減額をするものでございます。
その内訳は,企画調整費の 168万 9,000円の減額でございますが,これは企画室の運営に要した経費の執行残でございます。
次の調査統計費の8万 7,000円の増額でございますが,これは各種統計調査の調査に要した経費の執行残及び社会教育調査費の増額によるものでございます。
次の広報普及費の36万 6,000円の減額でございますが,これは広報紙の発行及び広聴活動に要した経費の執行残でございます。
企画室関係は以上でございます。よろしくお願いいたします。
10 ◯香取委員長 次に,藤枝財務課長。
11 ◯藤枝財務課長 続きまして,財務課関係につきまして御説明申し上げます。
同じ 407ページでございます。
中ほどの財務諸費 1,276万 2,000円の減でございます。これは課内運営費等の決算見込みによる減でございます。
次の小学校費14億 1,978万 5,000円の増,次のページに移りまして,中学校費5億 9,628万 3,000円の増,次の 409ページに移りまして,高等学校総務費4億 3,437万 9,000円の増につきましては,小,中,高等学校教職員に係る人件費等の決算見込みによる増でございます。
次に,全日
制高等学校管理費でございます。これは決算見込みによる歳入補正でございます。
次の教育振興費 4,712万 8,000円の減でございます。内訳といたしまして,最初の実験実習費 2,287万 9,000円の減は, 410ページに移りまして,海洋高等学校の実習船運営費等の減によるものでございます。
次の教育設備費 2,424万 9,000円の減は,
教育用コンピューター整備に伴います使用料等の減によるものでございます。
次に,高等学校建設費6億 383万 5,000円の減でございます。内訳といたしまして,体育施設整備費 3,871万 7,000円の減につきましては,事業費の確定に伴う減額及び国補対象事業の確定並びに県債充当額確定に伴う歳入補正でございます。
次の校舎等整備費5億 8,284万 5,000円の減でございますが,主なものにつきましては,最後に記載してあります耐震補強事業につきまして,当初計画では8校10棟を実施する予定でございましたが,耐震診断の結果,3棟につきましては補強不要ということになりましたので,8年度につきましては,6校7棟につきまして事業を実施したわけでございます。それに係る減額補正ということでございます。なお,その他につきましては,事業費の確定に伴う減額及び国補対象事業の確定並びに県債充当額確定に伴う歳入補正でございます。
次に,校地等整備費2億 4,068万 9,000円の増でございます。これは土地開発基金により先行取得をいたしました学校用地,鉾田第二高等学校,水海道第二高等学校の運動場の買い戻しに係る経費でございます。
次の老朽校舎改築費2億 2,296万 2,000円の減でございますが,これは事業費の確定に伴う減額及び国補対象事業の確定,並びに県債充当額確定に伴う歳入補正でございます。
次に,通信教育費 120万 5,000円の減でございます。これは
教科書学習書給与費の給与人員の確定等によるものでございます。 412ページに移りまして,産業教育整備費 4,008万 2,000円の減でございます。これは施設整備費,設備整備費,
産業教育近代化推進事業費の確定に伴う減額及び国補対象事業の確定,並びに県債充当額確定に伴う歳入補正でございます。
次に,盲ろう学校費1億 9,732万 9,000円の減, 413ページに移りまして,養護学校費9億 4,053万 5,000円の減につきましては,特殊教育諸学校教職員の人件費及び就学奨励費補助等の決算見込みによる減でございます。
414ページに移りまして,
特殊教育学校整備費 5,079万円の減でございます。これは事業費の確定による減及び国補対象事業の確定,並びに県債充当額確定に伴う歳入補正でございます。
以上が,財務課の補正予算の概要でございます。
財務課計といたしまして,予算額5億 5,678万 1,000円の増,特定財源4億 4,496万 9,000円の増,一般財源1億 1,181万 2,000円の増でございます。
次に,議案4)の14ページをお開き願いたいと思います。
第3表の地方債補正のうち財務課関係でございますが,下から8行目の盲学校建設事業 8,300 万円の増,下から2行目の
緊急防災基盤整備事業1億 7,200万円減のうち1億 4,500万円の減,15ページに移りまして,中ほどの高校整備事業 6,000万円の増,16ページに移りまして,上から5行目の
臨時高校整備事業7億 800万円の減は,いずれも平成8年度事業の確定に伴いまして,県債の充当額を補正しようとするものでございます。
次に,79ページをお開き願いたいと思います。
第 101号議案 工事請負契約の締結についてでございます。これは,県立古河第二
高等学校体育館改築工事を,猿島郡三和町大字仁連1347番地,
森田建設工業株式会社,
代表取締役社長大橋正弘と7億 8,729万円で,
県立総和工業高等学校実習棟改築工事を,結城市大字結城3187番地,株式会社石島建設,
代表取締役石嶋芳一と4億 8,090万円で,
県立波崎高等学校本館改築工事を,日立市多賀町2丁目10番7号,岡部・
大勝特定建設工事共同企業体,
代表者株式会社岡部工務店代表取締役飯島信章と10億 1,850万円で,それぞれ工事請負契約を締結しようとするものでございます。
次に,議案概要説明書8)の38ページをお開き願います。
繰越明許費につきまして御説明いたします。
まず,高等学校建設費7億 3,783万円のうち,校舎等整備費6億 6,528万 7,000円でございます。
最初の校舎等整備費は,土浦高等学校及び真壁高等学校の浄化槽整備工事が,不測の埋設管調査,遺跡工事により遅延したものでございます。次の多目的学習館建設費は,勝田高等学校での工事が,関係機関との調整に日数を要し,遅延したものでございます。また,下妻第一高等学校での工事が,不測の
埋設管調査移設工事により遅延したものでございます。
39ページに移りまして,耐震補強事業費でございますが,古河第二高等学校,筑波高等学校及び境西高等学校での工事が,補強方法の確定に予想外の日数を要し,設計がおくれたことにより遅延したものでございます。
次の校地等整備費 7,254万 3,000円は,水海道第二高等学校第2運動場整備工事が,関係機関との調整に日数を要し,設計がおくれたことにより遅延したものでございます。
次の
特殊教育学校整備費1億 3,444万 7,000円は,県立高等養護学校(仮称)造成工事が,関係機関との調整に日数を要し,遅延したものでございます。それぞれ年度内の完成が困難になり,翌年度へ繰り越すものでございます。
以上で,財務課関係の説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。
12 ◯香取委員長 次に,外山義務教育課長。
13
◯外山義務教育課長 続きまして,義務教育課関係について御説明いたします。
議案概要説明書6)の 415ページをお開き願います。
まず,小中管理諸費 689万 8,000円の減でございますが,主として学校管理指導費及び
中学校非常勤講師配置費にかかわる決算見込みによる執行残でございます。
次の退職手当費の予算につきましては,13億 5,297万 9,000円の補正減となるわけでございますが,その主なものは勧奨退職者数の減によるものでございまして,当初見込みに対しまして41名の減ということでございます。
以上,義務教育課といたしまして,歳出総額13億 5,987万 7,000円の減,特定財源で8億 6,660万 9,000円の減,一般財源では4億 9,326万 8,000円の減となるわけでございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。
14 ◯香取委員長 次に,長瀬高校教育課長。
15
◯長瀬高校教育課長 続きまして,高校教育課関係の補正予算について御説明申し上げます。
同じく 415ページからでございます。
高校管理諸費につきましては, 1,286万 6,000円の減額でございます。ページを返していただきまして,そのうち企画調査費は 452万 7,000円の減額でございます。これは入学者選抜実施費の執行残による減額でございます。
管理諸費でございますが, 833万 9,000円の減額でございます。備考欄の
修学奨励資金貸付費につきましては,貸与者の減によるものでございます。その他の事項につきましては,いずれも執行残による減額でございます。
次に,奨学資金貸付費 302万 5,000円の減額につきましては,継続貸与者の休学等に伴う貸与停止等によるものでございます。
続きまして,教育指導費につきましては, 1,134万 3,000円の減額でございます。そのうち,指導助言費は4万円の減額でございまして,
公立学校指導助言費の執行残でございます。特殊教育推進費は 1,130万 3,000円の減額でございまして,いずれも事項の執行残によるものでございます。
以上,高校教育課計といたしまして,歳出予算額 2,723万 4,000円の減額,特定財源13万 8,000円の減額,一般財源 2,709万 6,000円の減額でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。
16 ◯香取委員長 次に,中村生涯学習課長。
17 ◯中村生涯学習課長 続きまして,生涯学習課関係について御説明申し上げます。
同じく概要書の 418ページをお開き願います。
まず,社会教育指導費でございますが, 1,232万 4,000円の減でございます。そのうちの小項目でございますが,生涯学習推進費につきましては, 1,034万円の減でございます。
備考欄で申し上げますと,
青少年教育振興費は,ウイークエンド・コミュニティー・
スクール推進事業外3つの事業でございますが,国庫支出金の確定及び執行残による減でございます。その下の婦人教育振興費でございますが,いずれの事業も国庫支出金の確定及び執行残による減でございます。
恐れ入りますが,次のページをお開き願いたいと思います。
中ほどに記載されております家庭教育振興費及び,その下にございますが,成人教育振興費,生涯学習推進事業費は,いずれも国庫支出金の確定による減でございます。その下の生涯
学習推進広報啓発事業費及び生涯学習審議会費,それから市町村生涯
学習実践活動支援事業費につきましては,執行残による減でございます。
続きまして,左の下でございますが,小項目で
社会教育体制充実費でございますが,98万 4,000円の減でございます。
備考欄で指導体制強化費でございますが,次のページになりますが,2つの項目でございますが,執行残による減でございます。
次の
視聴覚教育指導費及び社会教育推進費につきましては,国庫支出金の確定及び執行残による減でございます。
次に,左の中ほどでございますが,小項目で社会教育諸費 100万円の減は,課の運営費の執行残による減でございます。
続きまして,大項目の社会教育施設費でございます。計といたしまして, 1,481万 7,000円の減でございます。
備考欄で申し上げます。まず,図書館費でございますが, 343万 7,000円の減額でございますが,主なものは,1つは,昨年10月から県立図書館の電算化のための準備作業に着手しているところでございますが,その電算化に関しまして事務の嘱託員を採用いたしておるわけですが,その報酬の残でございます。さらに,煙突の改修工事を実施したところでございますが,その工事の執行残によるものでございます。
次に,西山研修所の減の主なものは,宿泊等の防火設備改修工事の執行残によるものでございます。次の中央青年の家,1つ置きまして,さしま少年自然の家,さらに婦人教育会館費,次のページ,水戸生涯学習センター費につきましては,いずれも執行残による減でございます。
恐れ入りますが,前に戻っていただきまして,白浜少年自然の家の増でございますが,野外炊事場等の補修工事に要する経費でございます。
次の 421ページ,2つ目の備考欄で,県西生涯学習センター費 160万 5,000円の増でございますが,増の主なものは,中央監視装置の補修に要する経費でございます。
最後に,鹿行地区生涯学習センター費 410万円の減でございますが,これは婦人教育会館に生涯学習センターの機能を付与するために多目的ホール等を整備しておりますが,その工事の執行残によるものでございます。
以上,生涯学習課計で,予算額 2,714万 1,000円の減,特定財源計で 551万 4,000円の減,一般財源で 2,162万 7,000円の減でございます。
以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
18 ◯香取委員長 次に,高野保健体育課長。
19 ◯高野保健体育課長 続きまして,保健体育課関係について御説明申し上げます。
同じく,概要説明書 421ページでございます。
初めに,体育振興費 4,367万 4,000円の減でございます。
まず,学校体育費45万 4,000円の減につきましては,備考欄の学校体育指導費から3番目のフィットネスアドバイザー派遣事業費まで,いずれも決算見込みによる減でございます。
次に,社会体育費 457万 3,000円の減でございますが,内訳といたしましては,備考欄の地方スポーツ振興費,次のページをお開き願いまして,体力つくり推進事業費につきましては,ともに国庫補助事業の確定による減でございます。次のスポーツ振興審議会費は,決算見込みによります委員報酬の減でございます。次の社会体育振興費から諸費までにつきましては,いずれも決算見込みによる減でございます。体育施設整備指導事務費につきましては,国庫補助事業の確定による増でございます。
続きまして,運動競技費 3,864万 7,000円の減でございます。内訳といたしましては,備考欄の国民体育大会費は,昨年,広島県で国民体育大会が行われましたが,その大会への選手派遣人数の減に伴うものでございます。次の各種体育大会費につきましては,決算見込みによる減でございます。
次に, 423ページに移りまして,体育協会育成費でございますが,これは給与改定に伴います人件費補助の増によるものでございます。次の団体等育成費でございますが,これは全国大会等に参加する生徒の交通費等といたしまして,県の中学校体育連盟などに補助をしているところでございますが,参加生徒数の減に伴うものでございます。次の競技力向上費,平成14年度インターハイ準備推進費につきましては,ともに決算見込みによる減でございます。
続きまして,体育施設費 805万 4,000円の減でございますが,内訳といたしましては,備考欄の野外活動センター費からライフル射撃場費まで,いずれも各施設の管理運営費等の決算見込みによる執行残でございます。
なお,使用料につきましては,堀原・東町運動公園などにおきます施設の使用料の増によるものでございます。
続きまして,保健給食振興費 2,094万 3,000円の減でございます。
最初に,学校保健費 1,915万 4,000円の減でございますが,内訳といたしまして,備考欄の要保護及び準要保護児童生徒医療費につきましては,決算見込みによる減でございます。
恐れ入りますが, 424ページをお開き願います。一番上にございます健康管理費は,県立学校の児童生徒及び教職員の定期健康診断の受診者数の減に伴うものでございます。次の健康教育推進費から生徒健康診断充実費まで,いずれも決算見込みによる減でございます。
続きまして,学校給食費 178万 9,000円の減でございますが,内訳といたしましては,備考欄の夜間定時制高等学校給食費につきましては,国庫補助事業の確定による減でございます。次の県立学校給食施設設備整備費及びその下の学校給食指導管理費につきましては,ともに決算見込みによる減でございます。
保健体育課計でございますが,予算額 7,267万 1,000円の減,特定財源73万 9,000円の増,一般財源 7,341万円の減でございます。
以上で,保健体育課関係の説明を終わらせていただきます。どうかよろしく御審議のほどお願いいたします。
20 ◯香取委員長 次に,池田指導課長。
21 ◯池田指導課長 指導課関係について御説明させていただきます。
425ページからが指導課関係でございます。
教育指導費 3,157万 3,000円の減額のうち,指導助言費の 136万 1,000円の減額でございますが,これは
公立学校指導助言費から職業教育活性化推進事業費まで,いずれも決算見込みによる減でございます。
次に,現職教育費 1,936万 3,000円の減額でございますが,恐れ入りますが,次の 426ページをお開きいただきまして,幼稚園教育振興費 588万 2,000円の減額のうち国補の 577万 1,000円の減は,幼稚園教員の新規採用者数の減に伴うものでございます。その他の事項につきましては,いずれも決算見込みによる減でございます。
次に,学力向上対策費 1,084万 9,000円の減額でございますが,国際教育推進費から英語指導助手招致費まで,いずれも決算見込みによる減でございます。
続きまして,教育研修センター費 9,581万 8,000円の減額でございますが,教育研修費 8,301 万 3,000円の減額のうち国補の 7,744万 3,000円の減は,初任者研修対象教員数の減による非常勤講師の採用減などに伴うものでございます。また,運営費の減額でございますが,教育研修センターのパソコン賃貸借契約の入札差金等の決算見込みによる減でございます。
以上,指導課計といたしまして,予算額1億 2,739万 1,000円の減額,特定財源計 2,743万 5,000円の減額,一般財源 9,995万 6,000円の減額でございます。よろしく御審議のほどをお願い申し上げます。
22 ◯香取委員長 次に,大森福利厚生課長。
23 ◯大森福利厚生課長 福利厚生課につきまして御説明申し上げます。
427ページでございます。
まず,教職員住宅費の35万 8,000円の減額でございますが,備考欄で,職員住宅整備費のうちの購入費につきましては,決算見込みによる残でございます。次の維持管理費につきましては25万 6,000円の増額でございますが,これは職員住宅の漏水,あるいはガス漏れ等によりまして,緊急に補修を必要としたものの経費ということでございます。
次の厚生諸費 125万 4,000円の減額でございますが,まず,職員安全衛生管理費につきましては,教育庁等職員の定期健康診断の受診予定者が人間ドックを受けたということによりまして残となった額でございます。次の厚生事業費につきましては2万 4,000円増でございますが,補助対象人員の増による増額ということでございます。
恐れ入りますが,次の 428ページに移ります。公立学校共済組合宿泊施設の会議室使用料でございますが,県庁各課で,サンレイク水戸,それから土浦の会議室を使用する件数が増加しておりまして,これに必要な経費の増額でございます。運営費は決算見込みの額でございます。次の教職員相談事業費でございますが,これは決算見込みによる減額でございます。次の教職員等ライフプラン推進費につきましても,決算見込みによる不用残でございます。
それから,恩給及び退職年金費でございますが, 9,800万円の減額でございます。恩給受給者の死亡により受給権を失ったことによります残額ということでございます。
以上,福利厚生課計といたしまして,歳出総額では 9,961万 2,000円の減,特定財源で 225万 7,000円の減,一般財源 9,735万 5,000円の減ということになります。どうぞご審議のほどよろしくお願いいたします。
24 ◯香取委員長 次に,五来文化課長。
25 ◯五来文化課長 文化課は,引き続きまして 428ページの下の方からでございます。
文化振興費 426万 3,000円の減,内訳としましては,芸術文化振興費が 260万円の減でございます。
備考欄でございますが,運営費は決算見込みによる減でございます。次の芸術文化事業推進費は,舞台公演について入場料の徴収事務を委託しておりますけれども,その支払い手数料の増でございます。指導者育成費は決算見込みによる減でございます。
文化財保護費 166万 3,000円の減額でございますが,文化財保存調査費の 4,000円の減額,それから国指定文化財管理費補助50万 5,000円の増は,いずれも国庫支出金の確定によります増減でございます。
文化財普及費,文化財保護審議会費,次の銃砲刀剣類登録審査費は,いずれも決算見込みによる減額でございます。
埋蔵文化財調査費でございますが, 1,445万 2,000円の減額の主なるものは,常磐新線及びその沿線地域に係ります埋文の調査でございますが,対象となる用地の手当ての調整の遅延による執行残でございます。埋蔵文化財発掘調査費補助は,国庫支出金の確定による減額でございます。
次の文化財等整備費補助は,昨年秋の台風によりまして,主として海岸地帯に被害が生じたわけですが,その中で,特に鹿島神宮及び潮来町の大生神社,こういったところに被害が出ましたので,その補修に係る経費の助成の増及び史跡に指定されております地域を公有化する事業を市町村が行っておりますが,その公有化に関して国庫支出金の増がありました。そういったことによる増額でございます。
常磐新線等発掘調査整理費は,発掘したものを整理するのを水戸の小学校を借りてやっているのですが,その水戸市に対する支払いの関係の費用,関連しまして備品等の執行残がありましたので,決算見込みによる減額でございます。
次に,文化施設費は1億 2,174万 7,000円の減額でございます。
次の 430ページに移りまして,そのうち近代美術館費は 7,454万円の減額でございます。内訳としまして,上から3つ,管理運営費,展覧会費,資料整備費は決算見込みによる減額でございます。4つ目の美術普及活動費の中には,実は,財団法人日本宝くじ協会から助成を受けまして移動ハイビジョンを導入する仕事を新たにやりましたので,それが 5,150万円ほど,増の要素として入っております。この関係で,特定財源の諸収入 5,393万 1,000円の中には,今言った日本宝くじ協会の助成金分が入っております。
つくば美術館費は,決算見込みによる減額でございます。天心記念五浦美術館(仮称)整備費は,工事契約差金等によります執行残という形になります。
歴史館費 1,532万 9,000円の減額につきましては,いずれも決算見込みによる減でございます。
次の自然博物館費 3,187万 8,000円の減額につきましても,全項目決算見込みによる減額でございます。
文化課計といたしましては,歳出が1億 2,601万円の減,特定財源は,計としまして4億 1,464万 2,000円の増,したがいまして,一般財源は5億 4,065万 2,000円の減額となります。
次に,議案概要4)の15ページをお開きいただきたいと存じます。
地方債補正の関係でございますが,15ページの一番下,天心記念五浦美術館(仮称)建設事業につきましては,8年度の事業費の確定に伴いまして,地方債を3億 7,200万円増額補正しようとするものでございます。
さらに,続きまして,8)の39ページをお開きいただきたいと思います。
一番最後でございます。繰越明許費の関係でございますが,文化施設費の中の近代美術館費,中身は天心記念五浦美術館(仮称)整備費の関係でございますが,1億 673万 3,000円を次年度に繰り越そうとするものでございます。あわせて,県債を 8,000万円,一般財源 2,673 万 3,000円といった形で繰り越し,次のページに移っていただきますが,予算計上額は36億 2,620万 9,000円,本年度支出所要額が35億 1,947万 6,000円,残額が1億 673万 3,000円,これはすべて繰り越そうとするものでございますが,実は,本体の工事が幾分おくれぎみでございまして,それに伴いまして外構工事,これは先にやるわけにはいきませんので,本体工事が済みます間ちょっと時間を要しますので,その外構工事の分だけを繰り越そうとするものでございます。
文化課関係,以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
26 ◯香取委員長 以上で説明は終わりましたが,説明漏れはございませんか。──。
ないようですので,平成8年度関係議案の説明聴取を終了いたします。
ここで暫時休憩いたします。
なお,再開は午後0時30分を予定いたします。御苦労さまでした。
午前11時26分休憩
───────────────────────
午後0時33分開議
27 ◯香取委員長 休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
平成9年度関係議案の説明を求めます。
初めに,齋藤教育長。
28 ◯齋藤教育長 議案の説明に先立ちまして,平成9年度の教育行政施策の中から,主な新規施策等の概要について御説明を申し上げます。
お手元に資料としてお配りしてございますけれども,A4判の3枚綴りの資料でございますが,平成9年度主要施策の体系の中の下線を引いてある事業について御説明申し上げます。
まず,資料のl枚目のサンライズハイスクール推進事業でございます。
この事業は,生徒一人一人に応じた学習指導の充実,上級資格の取得及び特別活動の活性化などを通して,生徒や地域の実態に応じた特色ある高校づくりを進めるというものでございまして,指定校を設け,実践研究を行い,その成果を各学校に広げ,指導の充実を図るというものでございます。
次に,地域で支える生徒指導モデル市町村事業でございますが,学校,家庭,地域社会,関係機関・団体等の相互の連携を図りながら,市町村が一体となって生徒指導を進めるための体制づくりを進めるものでございまして,モデル市町村を設け,推進母体となる組織の設置,関係者間の協議や情報交換,理解啓発活動等の諸事業に要する経費について助成を行うというものでございます。
次の教育文化情報ネットワーク環境整備事業でございますが,この事業は,現在,世界的規模で高度情報通信ネットワークが進められている中,学校教育においても児童生徒の情報活用能力を育成するため,インターネットを県立学校に導入するとともに,インターネット接続学校がその活用を図れるよう県教育研修センターに拠点設備を整備するものでございます。
次の児童生徒薬物乱用防止教育事業でございますが,この事業は,大麻,覚せい剤,シンナー等の薬物を使用し,高校生が逮捕,補導される事件が全国的に起きており,本県におきましても,昨年事故がありまして,極めて憂慮すべき状況にありますことから,薬物乱用防止教育の推進を図るものでございます。
具体的には,中学校と高等学校に対しビデオ教材を配布し,薬物についての理解を深めるとともに,生徒,教員,保護者を対象とするフォーラムを開催し,薬物乱用防止に関する意識の高揚を図るものでございます。
次の学校給食用食材安全確保事業につきましては,学校給食の安全確保に不可欠な良質で安全な学校給食用食材を確保するため,定期的に県立学校において食材の細菌検査を実施するとともに,県内の学校給食用食材納入業者及び基本物資取り扱い業者に対し,衛生管理の指導や研修会を実施し,病原性大腸菌0-157などによる食中毒を予防するものでございます。
次に,学校施設設備の整備充実でございますが,まず,一番下の方でございますが,全日制単位制高等学校整備でございます。これは普通科目を中心とした多様な教科科目を開設し,生徒が3年間を見通した自分の時間割を作成することで,自主的,主体的な学習を進め,個性を生かした進路希望の実現を図れる教育を展開するためのものでございます。県立牛久栄進高等学校を改編した上で,平成10年度に開設することとしておりまして,それに伴う施設設備の整備を行うものでございます。
次に,一番下の総合学科整備につきましては,今日の高等学校には,能力,適性や興味,関心等の多様化した生徒が入学している状況にありますが,それらの生徒が,普通科目及び専門科目の双方から学びたい科目を幅広く選択しながら,自分にふさわしい進路を見出していける新しいタイプの高等学校として,総合学科を設置するものでございます。県立八千代高等学校を改編した上,平成10年度に開設することとしておりまして,それに伴う施設設備の整備を行うものでございます。
資料の2枚目をお開きいただきたいと思います。
私立幼稚園預かり保育推進事業費補助でございますが,保護者の要請にこたえて子育てを支援するという観点から,学校法人立幼稚園が通常の教育時間終了後も引き続き幼児を預かる,いわゆる預かり保育を実施できるよう受け入れ体制の整備推進に係る経費を補助するものでございます。
次に,一番下の県立図書館電算化事業についてでございますが,図書資料の貸し出し,返却,検索を迅速に行い,県民サービスの向上を図るため,昨年10月から電算化の準備を進めておるところですが,来年度から順次,システムの構築,バーコードの張りつけ及び図書データの入力などに着手してまいるものでございます。
資料の3枚目をお開き願いたいと思います。
真ん中辺の県営体育施設再編整備についてでありますが,まず,笠松運動公園につきましては,昭和49年の茨城国体を契機に整備したものであり,機能面でも不十分になってきておりますことから,県民の多様なスポーツのニーズや平成14年度のインターハイの開催等に対応できる施設整備が必要となっております。このため,平成9年度は用地拡張のための用地交渉,用地測量等を行いますとともに,陸上競技場の一部改修工事等を進めるものでございます。この中には,アイススケートが兼用できます水泳プールの設計についても含まれているところでございます。また,東町運動公園につきまして体育館の改修工事を行うものでございます。
最後に,市町村体育施設整備促進事業についてでございますが,これは平成14年度のインターハイ開催に向け,その開催する市町村のインターハイ関連施設の整備に対する財政的支援を行うものでございます。
続きまして,本委員会に付託されております平成9年度の教育関係議案の概要を御説明申し上げます。
お手元の議案1)の目次をごらんいただきたいと思います。
教育委員会が関係しております議案は,第1号議案 平成9年度茨城県一般会計予算の一般会計予算総額1兆 1,022億 546万 5,000円のうち,教育委員会関係の予算額 2,976億 9,421万 5,000円でございます。これは平成8年度当初予算と比較いたしますと,88億 5,709万 2,000円の増でございまして, 3.1%の伸びとなっております。そのほか,県立学校建設工事請負契約に係る債務負担行為,並びに高校整備事業,県営体育施設整備事業など6つの事業に係る地方債でございます。
次の裏のページをごらんいただきたいと思います。
真ん中より下の方でございますが,第61号議案 学校以外の教育機関の設置,管理及び職員に関する条例の一部を改正する条例でございます。これにつきましては,茨城県鹿行生涯学習センター及び茨城県近代美術館の分館であります天心記念五浦美術館の設置,茨城県立婦人教育会館の名称変更,並びに消費税法等の改正に伴い学校以外の教育機関の入館料及び使用料の改定等を図りますため,所要の改正をしようとするものでございます。
次に,その下の第62号議案 茨城県県立学校授業料等徴収条例の一部を改正する条例でございますが,これにつきましては,地方財政計画における使用料等の措置状況にかんがみ,県立高等学校の平成9年度以降の入学料及び入学者選抜手数料の改定をしようとするものでございます。
次の第63号議案 茨城県奨学資金貸与条例の一部を改正する条例でございます。これにつきましては,高校生及び大学生等に対します奨学資金の貸与月額を改定するため所要の改正をしようとするものでございます。
次の第64号議案 茨城県県立学校設置条例の一部を改正する条例でございます。これにつきましては,久慈郡大子町に設置してございます勝田養護学校大子分校を,大子養護学校として独立させようとするものでございます。
次の第65号議案 茨城県営ライフル射撃場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例でございます。これにつきましては,消費税法等の改正に伴い施設使用料の改定をしようとするものでございます。
以上,予算案1件,条例案5件でございます。詳細につきましては関係課室長から説明させますので,審議のほどよろしくお願いいたします。
29 ◯香取委員長 次に,河野総務課長。
30 ◯河野総務課長 総務課関係の平成9年度予算概要について御説明申し上げます。
恐れ入りますが,議案概要説明書3)の 339ページをお開きいただきたいと思います。
教育委員会費 1,562万円でございますが,これは教育委員5人の報酬と会議費等運営費でございます。
次の事務局職員費49億 5,780万 1,000円でございます。これは教育委員会事務局等職員 556人に係る給与費等でございます。
次に,総務調査費のうち行政指導費 219万 2,000円でございますが,
市町村教育委員会の指導助言事務費でございます。
340ページに入りまして,総務諸費1億 4,131万 2,000円の主なものを申し上げます。
備考欄の上から2行目にございます永年勤続退職教職員感謝状贈呈式費 1,480万 2,000円は,平成8年度末に勧奨,定年等により退職する教職員に対し,感謝状と記念品を贈り,永年の労をねぎらうものでございます。上から7行目の一般諸費 8,315万 2,000円でございますが,これは本館運営費及びコンピューター等の導入促進を図るOA推進事業費等でございます。
次に,
教育財団等運営費16億 5,279万 6,000円でございますが,これは
教育財団体育協会職員の人件費及び教育財団本部の運営費でございます。
次に,同和教育費 5,528万 8,000円の主なものを御説明申し上げます。
備考欄上から5行目,
地域改善対策進学奨励費 1,403万 9,000円,これは同和教育関係者の子弟の高校や大学等への進学を奨励するための補助金や貸付金でございます。次に,社会同和教育振興費 3,576万 7,000円は,運動団体が行う社会同和教育の事業経費及び推進員設置の経費に対する補助金等でございます。
次に,私学振興費 130億 4,609万 3,000円の主なものについて申し上げます。
341ページの備考欄,上から6行目にございます
私立学校教職員共済組合補助1億 3,823万 8,000円ですが,これは学校法人等の負担する共済組合掛金の軽減を図るための補助でございます。
次の
私立高等学校等経常費補助 121億 7,328万 8,000円でございますが,私立高等学校等の教育条件の維持向上,父母負担の軽減及び経営の健全化を図るための補助金でございます。なお,生徒1人当たりの補助単価でございますが,高校では,新たに生徒減少対策として設置者への県単独措置を加算するなどして対前年度1万 6,650円増の27万 4,340円に,小中学校は対前年度 7,810円増の22万 7,200円に,また幼稚園は対前年度 7,650円増の13万 5,380円に,それぞれ増額するものでございます。
次に,
私立小中高等学校施設設備整備費補助1億 6,759万 4,000円でございますが,これは学校施設や教育用設備の充実を図ることを目的に実施するものでございます。
次に,
私立高等学校授業料減免事業費補助 1,940万 4,000円でございますが,経済的理由によりまして授業料の納入が困難な生徒の救済を図る目的で実施するものでございます。
次に,
私学教育振興会補助1億 7,474万 3,000円でございますが,これは高校,中学,小学校教職員を対象とした退職手当資金を給付するために必要な基金の造成に対する補助金でございます。
次に,
私立幼稚園特殊教育費補助 8,240万 4,000円でございますが,障害を持つ幼児が就園する幼稚園の教育条件の向上,父母負担の軽減を目的に実施するものでございます。
次に,3行飛びまして,
私立幼稚園退職基金財団補助 4,737万 2,000円でございます。これは幼稚園教職員を対象とした退職手当資金を給付するために必要な基金の造成に対する補助金でございます。
さらに,2行飛びまして,県私立幼稚園連合会補助 4,692万円でございます。これは学校法人立以外の幼稚園に在籍する幼児の父母負担軽減及び教育内容の充実を図ることを目的として,私立幼稚園連合会に補助するものでございます。
次の
私立高等学校等教育改革推進事業費補助 3,510万円でございますが,私立高等学校等における学校教育の国際化や特色ある学校教育の推進等,教育改革を行う学校に対して補助するものでございます。
次に,
学校法人立専修学校運営費補助 2,917万 5,000円でございますが,学校法人立専修学校の教育条件の維持向上,父母負担の軽減及び経営の健全化を図ることを目的に実施するものでございます。
342ページをごらんいただきます。ゆとりある教育施設整備事業費補助 3,000万円でございますが,学校法人立幼稚園が,幼稚園設置基準の改正に伴う施設の増築や老朽化した園舎の改修等を実施する場合に,助成して設置者負担を軽減することにより,35人学級編成の推進や施設整備の充実を図るものでございます。
次の私立幼稚園預かり保育推進事業費補助 8,040万円でございます。これは,保護者の要請にこたえて子育てを支援するという観点からの新規事業でございます。子供を幼稚園に通わせている保護者には,例えばパートで働くとか,親の看病,冠婚葬祭,地域の行事への参加,あるいは生涯学習への参加など,さまざまな随時の事情があり,そのようなときに幼稚園で必要な時間園児を預かってほしいという要望が年々強くなってきておるわけです。そこで,大好きいばらきエンゼルプランの実施初年度に当たりまして,本県独自の施策として,私立幼稚園が保護者の要望にこたえて預かり保育を実施できるよう各幼稚園における推進体制整備のための助成措置を講じようとするものでございます。
以上,総務課予算額は 198億 7,110万 2,000円でございます。内訳としましては,特定財源が21億 7,612万 1,000円,一般財源が 176億 9,498万 1,000円でございます。
次に,条例関係について御説明いたします。
恐れ入りますが,議案1)の 183ページをごらんいただきたいと存じます。
第61号議案 学校以外の教育機関の設置,管理及び職員に関する条例の一部を改正する条例についてでございますが,このたびの改正は,茨城県鹿行生涯学習センターと近代美術館の分館であります天心記念五浦美術館の4月1日設置に伴います改正,また,茨城県立婦人教育会館の名称について茨城県女性プラザと改める改正,さらには,近代美術館や歴史館を初めとします学校以外の教育機関の入館料と使用料につきまして,4月1日からの消費税率の改定に見合った改正を行うものでございます。
総務課関係は以上でございます。よろしく御審議をお願いいたします。
31 ◯香取委員長 次に,高橋企画室長。
32 ◯高橋企画室長 続きまして,企画室関係につきまして御説明申し上げます。
議案概要説明書3)をもう一度お開きいただきたいと思います。 342ページ,その中段が企画室関係でございます。
企画室の予算総額は,総務調査費といたしまして 6,941万 6,000円でございます。
その内訳でございますが,企画調整費が 1,671万 8,000円でございますが,これはいばらき教育プランの計画事業の推進とその進行管理及び企画室の運営に要する経費でございます。
次の調査統計費 546万 7,000円でございますが,これは教育行政を進める上での教育関係の基礎資料となる各種調査,具体には地方教育費調査など文部省所管の調査が2件,それから中学校,高等学校等生徒の卒業後の進路状況調査など本県独自の調査5件,合わせて7件でございますが,これらの調査の実施に要する経費でございます。
次の広報普及費 4,723万 1,000円でございますが,これは教育行政を円滑に推進するための各種の広報広聴活動及び新たに教育分野の情報ネットワーク化のための環境を整備するために要する経費でございます。
主なものを申し上げますと,広報活動におきましては,教職員向けの広報紙「教育茨城」,児童生徒の保護者を対象とした広報紙「教育茨城家庭版」,県内高校の特色や進路状況等を紹介いたしまして中学生が進路選択の資料としていただくための冊子「ハイスクールガイド高校案内」の発行,それからラジオ放送を利用した「みんなの教育」及び新規といたしまして,インターネット上に本県関係の教育情報を提供するための県教育委員会のホームページ整備などでございます。広聴活動におきましては,県民の皆様から直接に御意見をお伺いする教育懇談会などの経費がございます。
企画室関係は以上でございます。よろしくお願いいたします。
33 ◯香取委員長 次に,藤枝財務課長。
34 ◯藤枝財務課長 続きまして,財務課関係につきまして御説明申し上げます。
342ページの下の方でございます。
まず,財務諸費 452万 9,000円でございます。この内訳は市町村が行う公立文教施設の整備に対する指導事務費及び課内運営費,県立学校の財産管理費,校舎の維持管理費などでございます。
343ページに移りまして,小学校費 916億 8,784万 6,000円,中学校費 542億 2,475万 1,000 円, 344ページに移りまして,高等学校総務費 563億 6,410万 1,000円につきましては,小,中,高等学校合わせまして2万 4,347人の教職員に係る人件費及び旅費等でございます。
次に,全日
制高等学校管理費48億 7,147万 4,000円は,全日制高等学校 110校に係る学校の運営に要する経費及び授業料の口座振替を委託する経費,並びに学校図書室の図書の充実や教育用パソコンソフトの整備などを行うための設備等充実強化費でございます。
次に,定時
制高等学校管理費 8,955万 5,000円は,定時制高等学校12校の運営費でございます。
次に,教育振興費11億 1,560万 8,000円でございます。内訳といたしまして,最初の実験実習費でございますが,7億 3,103万 4,000円につきましては,高等学校の各教科の実験実習に要する経費でございます。その下の農業生産実習費につきましては,農業高校が行う農業生産の実習に係る経費でございます。その下の実習船運営費につきましては,海洋高等学校の実習船の運航に要する経費でございます。
345ページに移りまして,教育設備費3億 8,457万 4,000円でございます。理科教育等設備費は,高等学校の理科及び数学設備の充実を図るための経費でございます。次の定時制教育設備費は,定時制及び通信制の教育に必要な設備の整備に要する経費でございます。次の定時制教科書給与費は,勤労青少年の経済的負担を軽減するため教科書の給与を行う経費でございます。次の語学演習装置設備整備費は,語学力を養うための機器を県立高校に計画的に整備するための経費でございます。次の
教育用コンピューター整備費は,高等学校の普通科設置校に計画的にコンピューターを整備するための経費でございます。
次に,高等学校建設費 116億 1,965万 8,000円でございます。内訳といたしまして,最初の全日制単位制高等学校整備費1億 9,005万円は,新たに全日制単位制高等学校牛久栄進高等学校に開設するための経費でございます。
次に,体育施設整備費24億 2,949万 5,000円でございます。このうち運動場整備費は,日立商業高等学校外6校の運動場整備に係る経費及び水戸工業高等学校,守谷高等学校の全天候型テニスコート整備を行うための経費でございます。次の体育館改修費は,水戸商業高等学校外5校の体育館改築に係る経費及び佐和高等学校外2校の重層体育館のピロティ部分を多目的フロア等に改修する経費でございます。次の弓道場整備費は,年次計画により小川高等学校に弓道場を整備する経費でございます。
次の校舎等整備費35億 343万 6,000円でございます。校舎等整備費は,学校建物の維持保全を図るための建物新増築費と施設保全費でございます。次の県立高校建設費償還金は,住宅・都市整備公団の立てかえ施行により建設いたしました竹園及び並木高等学校校舎等の償還金でございます。
346ページに移りまして,セミナーハウス整備費は,生徒が共同宿泊学習を行う施設として,土浦第二高等学校及び古河第一高等学校に整備するものでございます。次の多目的学習館は,生徒の学力向上等を図るための施設として,竜ヶ崎第一高等学校及び境高等学校に整備するものでございます。次の耐震補強事業費は,南関東直下の地震対策指定地域内に立地する県立学校の校舎及び体育館の耐震補強,工事が6校,設計が7校でございますが,それらを実施する経費でございます。
次に,校地等整備費2億 2,745万円でございますが,これは県立高等学校ののり面整備,校地保全整備等に要する経費でございます。
次に,老朽校舎改築費52億 6,922万 7,000円でございますが,これは老朽化した校舎等を改築するため,水戸第一高等学校外6校の整備を行うものでございます。
次に,通信教育費 3,132万 8,000円でございますが,これは水戸南高等学校の通信制教育に係る運営費及び巡回指導旅費,
教科書学習書給与費でございます。
次に,産業教育整備費でございますが,30億 1,007万 9,000円でございます。まず,産業教育整備費の施設整備費,設備整備費は,専門高校における実習棟や温室の改築費及び実習に必要な設備の充実,更新等に係る経費でございます。
347ページに移りまして,産業教育設備近代化推進事業費は,産業教育に必要な設備の充実や老朽化,旧式化した設備の更新を図るための経費でございます。次の総合学科整備費は,新たに総合学科を八千代高等学校に開設するための経費でございます。
盲ろう学校費26億 8,154万 7,000円でございます。教職員給与費等から公務災害補償基金負担金までは,盲ろう学校の教職員 285人の人件費等でございます。旅費以下につきましては,盲ろう学校3校の旅費,運営費及び盲ろう学校に就学する児童生徒の経済的負担を軽減する就学奨励費補助,並びに職業教育における基礎学習と技術の習得を図る実験実習費などでございます。
次に,養護学校費 134億 183万 4,000円でございます。養護学校教職員 1,412人の人件費及び15校の運営費,並びに養護学校に就学する児童生徒の経済的負担を軽減する就学奨励費補助等でございます。
348ページに移りまして,
特殊教育学校整備費24億 4,264万円でございます。理科教育設備費は,理科及び数学に使用する設備の充実を図るための経費でございます。次の施設整備費及び設備整備費は,北茨城養護学校外3校の高等部不足教室整備や教育用コンピューターの整備等に要する経費でございます。次の建物新増築費,施設等保全費,校地等整備費は,建物の維持補修や運動場等の保全,整備に要する経費でございます。最後の高等養護学校整備費は,軽度の精神薄弱の生徒が職業自立に必要な知識,技能等を身につけるための高等養護学校を,水戸市下大野地区に整備をするための経費でございます。
以上が,財務課の予算概要でございます。
一番初めに御説明いたしました財務諸費の総額につきまして, 4,529万円と訂正させていただきたいと思います。 342ページの財務諸費, 452万 9,000円と申し上げたようでございますので,訂正させていただきます。
財務課計といたしまして,予算額は 2,415億 8,571万 1,000円,特定財源 816億 5,460万 9,000円,一般財源 1,599億 3,110万 2,000円でございます。
次に,議案1)の10ページをお開きいただきたいと思います。
第2表の債務負担行為の新規分でございます。財務課関係につきましては15ページでございます。下から2行目の県立学校建設工事請負契約でございます。これは牛久栄進高等学校外7校の工事請負契約を締結するため,平成10年度の契約限度額を62億 5,600万円とするものでございます。
次に,17ページをお開きいただきたいと思います。
第3表地方債でございますが,このうち財務課関係は,17ページの中ほどの高校整備事業21億 5,600万円でございますが,これは全日制単位制の整備,総合学科の整備,多目的学習館の整備等に充当するものでございます。
次に,18ページの上から6行目の
臨時高校整備事業39億 6,300万円でございます。この内訳としましては,体育館の改築,老朽校舎の改築及び耐震補強事業に充当するものでございます。
次に, 195ページをお開き願いたいと思います。
第62号議案 茨城県県立学校授業料等徴収条例の一部を改正する条例でございます。これは地方財政計画における使用料等の措置状況にかんがみ,県立高等学校の平成9年度以降の授業料につきまして,全日制課程につきましては 5,400円から 5,500円に,通信制課程につきましては 470円から 480円に,また入学者選抜手数料につきましては,全日制課程及び専攻科につきましては 2,100円から 2,200円に,定時制につきましては 900円から 950円に改定するものでございます。
以上で,財務課関係の説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。
35 ◯香取委員長 次に,外山義務教育課長。
36
◯外山義務教育課長 続きまして,義務教育課関係について御説明いたします。
議案概要説明書3)の 349ページをお開き願います。
まず,小中管理諸費 9,869万 2,000円でございますが,備考欄のうち学校管理指導費 3,465万 9,000円につきましては,教職員の服務管理の指導等を実施するための経費,その他の人事事務費,教員採用試験に要する経費,優秀な教員を確保するためのパンフレット及びポスターを作成,配布するために要する経費などでございます。
次に,教職員実務研修費の 631万円でございますが,新たに昇任した管理職等に対する研修会及び給与事務に関する研修会の実施に要するものでございまして,これらの研修会を通して,それぞれの職責についての意識の高揚と実務能力の向上を目的とするものでございます。
また,電算機事務管理指導費74万 3,000円につきましては,教職員給与の電算機による集中管理及びその指導のための経費でございます。
非常勤講師配置費の 5,316万 4,000円につきましては,そのうち 1,689万 1,000円が,国庫補助事業により,中学校における免許外教科担任の解消のために非常勤講師を配置するもので,また 3,627万 3,000円につきましては,妊娠中の女性教員が行う体育実技指導の負担軽減のために,新たに県単で非常勤講師を配置するものでございます。
さらに,教職員の服務と管理刊行費の 336万 6,000円につきましては,教職員の服務と管理の改訂版を刊行するものでございます。
また,OA推進事業費45万円につきましては,パソコンの更新を図るものでございます。
続きまして,退職手当費 182億 4,095万 7,000円でございますが,これは小学校,中学校,高等学校,盲ろう学校,養護学校の教職員及び教育委員会事務局職員にかかわる退職手当でございまして, 2,666人分を見込んでおります。
以上,義務教育課といたしましては,歳出総額で 183億 3,964万 9,000円,特定財源で60億 5,435万 1,000円,一般財源では 122億 8,529万 8,000円でございます。
義務教育課の説明は以上でございますが,よろしく御審議のほどお願いいたします。
37 ◯香取委員長 次に,長瀬高校教育課長。
38
◯長瀬高校教育課長 続きまして,高校教育課関係について御説明申し上げます。
ただいまの 349ページ一番下のところに高校教育課とあります。次のページをめくっていただきたいと思います。
高校管理諸費3億 1,727万 4,000円のうち,企画調査費は 7,493万 2,000円でございます。
備考欄の入学者選抜方法協議会費91万円は,県立高等学校入学者の選抜方法について教育関係の代表の方々に協議をしていただくために要する経費でございます。続きまして,入学者選抜実施費 6,895万 4,000円は,平成10年度に県立学校に入学する生徒を選抜するために要する経費でございます。学科改編等推進費 506万 8,000円は,社会情勢の変化や地域の要望などにこたえるため,学科改編の検討を行うのに要する経費でございます。
管理諸費2億 4,234万 2,000円でございますが,備考欄の
修学奨励資金貸付費,国補が 684万円,県単が31万 8,000円でございますが,これは勤労青少年の修学を促進するために,県内の高等学校の定時制課程に在学する生徒に対し,修学奨励資金を貸与するために要する経費でございます。人事管理費 364万 3,000円でございますが,人事管理,指導及び県立学校教員採用選考試験の実施に要する経費でございます。
教職員実務研修費 341万 8,000円は,県立学校教職員に対して人事管理上必要な研修会を実施するために要する経費でございます。教職員検定費 755万 2,000円は,教育職員免許状の検定のために要する経費でございます。行政訴訟費50万 6,000円は,教職員等の訴訟等に係る弁護士への相談に要する経費でございます。管理者賠償責任保険費 379万 9,000円は,学校管理上発生した事故等について損害賠償等を補てんするために保険加入に要する経費でございます。
災害補償費99万 7,000円は,県立高校の元宿直代行員の通勤災害補償として遺族に年金を支払うために要する経費でございます。時間講師報酬費2億 474万 4,000円は,高等学校における小単位科目の補充,岩瀬高等学校の医師,薬剤師及び特殊教育諸学校における専門科目の補充,水戸南高等学校における単位制特別講座の実施に要する経費でございます。
次に,奨学資金貸付費1億 9,143万 8,000円でございます。これは,優秀な生徒,学生でありながら経済的理由によって修学困難な者に,奨学資金を貸与するために要する経費でございます。
次に,教育指導費 7,573万 1,000円でございます。指導助言費29万 9,000円は,特殊教育諸学校への学習指導等について指導助言を行うために要する経費でございます。
特殊教育推進費は, 7,543万 2,000円でございます。備考欄の特殊教育対策費,国補が 178万円,県単が 1,261万 5,000円でございますが,心身障害児教育推進会議,特殊教育諸学校進路指導推進事業及び心身障害児就学指導委員会の開催等に要する経費でございます。
早期教育推進事業費,国補が 260万円,県単が 394万円でございますが,心身に障害のある就学前の幼児に対し早期教育を実施するために要する経費でございます。
特殊教育充実強化費 814万 9,000円は,特殊教育指導計画実践の手引の作成,就学指導実技講習会及び特殊教育教育課程運営改善講座の開催等に要する経費でございます。
交流教育推進費 487万 4,000円は,児童生徒の社会性を養い,好ましい人間関係を育てるため,小中学校の児童生徒と共同で行事を実施するために要する経費でございます。
2つ飛ばしまして,重度・重複障害教育推進費98万 7,000円は,重複障害児に対する教育内容,指導方法について研究協議するために要する経費でございます。
地域交流活動推進費 1,225万 6,000円は,地域社会等との文化的活動,体育的活動などを通して,地域住民の心身障害児に対する理解を啓発するために要する経費でございます。
特殊学級振興推進事業費 376万 4,000円は,教育事務所ごとに小学校と中学校をセットにした特殊学級振興推進地区を指定し,小中学校一貫の教育課程のあり方等を研究するために要する経費でございます。
養護学校施設開放事業費 1,716万 4,000円は,学校週5日制の実施に伴い,特殊教育諸学校の児童生徒の中で主体的に活動することが困難な者等に対して,スポーツ,文化活動等を行うため指導員の配置を行い,特殊教育諸学校の学校施設を開放するために要する経費でございます。
特殊教育推進調査費 103万 3,000円は,中学校特殊学級卒業生の進学先としての職業教育を中心とした学校の設置検討に要する経費及び長期療養児童生徒の学校復帰の状況等を調査するために要する経費でございます。
学習障害児等教育推進費 168万円は,学習障害児等を指導する小中学校の教員や
市町村教育委員会担当者に対し,専門家による教育相談を実施するために要する経費でございます。
以上,高校教育課計といたしまして,歳出予算額5億 8,444万 3,000円,特定財源 9,679万 1,000円,一般財源4億 8,765万 2,000円でございます。よろしく御審議のほどをお願い申し上げます。
続きまして,議案の1)の 197ページをお開きいただきたいと思います。
第63号議案 茨城県奨学資金貸与条例の一部を改正する条例でございますが,奨学資金の貸与月額を,高校生につきましては1万 3,000円から 2,000円増の1万 5,000円に,大学生につきましては,自宅通学者を2万 8,000円から 2,000円増の3万円に,自宅外通学者を3万 2,000円から同じく 2,000円増の3万 4,000円にしようとするものでございます。
主な改正理由といたしましては,平成9年度から国立大学の授業料の改定が見込まれることなど,教育関係諸費用の支出増に伴う父母負担の軽減を図ろうとするものでございます。
以上,高校教育課関係でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。
39 ◯香取委員長 次に,齋藤特殊教育室長。
40 ◯齋藤特殊教育室長 続きまして,特殊教育室関係の議案について御説明いたします。
議案1)の 199ページお開き願いたいと思います。
この中で,64号議案 茨城県県立学校設置条例の一部を改正する条例でございますが,この改正は,現在,県立勝田養護学校大子分校が大子町に設置してありますが,これを平成9年の4月1日から県立大子養護学校として独立させるものでございます。そこに校長及び事務長を新たに配置いたしまして,学校の管理体制を確立し,事務処理及び学校運営の円滑化を図るものでございます。
以上,特殊教育課関係の議案でございます。よろしくお願いします。
41 ◯香取委員長 次に,中村生涯学習課長。
42 ◯中村生涯学習課長 続きまして,生涯学習課関係の予算について御説明申し上げます。
恐れ入りますが,3)の概要書の方にお戻りをいただきたいと思います。
351ページでございます。主な事業を中心に御説明を申し上げます。
まず,社会教育指導費3億 3,005万円でございます。次のページに移らせていただきまして,その内訳でございますが,生涯学習推進費2億 1,540万 7,000円の内容でございますが,備考欄一番上の
青少年教育振興費のうち,ウイークエンド・コミュニティー・スクール推進事業,それから5行下のチャレンジ体験活動事業費は,学校週5日制に対応する事業でございます。
まず,ウイークエンド・コミュニティー・スクール推進事業でございますが,学校週5日制の完全実施を視野に入れまして,平成8年度新規にスタートした事業でございます。地域における児童生徒の学校外活動の場や機会を充実するため,ウイークエンド等に学校その他の身近な施設を利用して,地域の社会人の指導のもとに,文化あるいはスポーツなどの活動を行う事業でございまして,県内の10の市町村で実施をしていただく予定でございます。
また,チャレンジ体験活動事業費でございますが,県内の5つの県立青少年施設で毎月の第2あるいは第4土曜日に,小学生,中学生とその保護者を対象にいたしまして,子供向けのいろいろな体験活動を行う事業でございます。
恐れ入りますが,行で2つ上に戻っていただきまして,親子ふれあいの船事業費でございます。この事業は,父と子が船を利用いたしまして,集団活動や,北海道の雄大な自然に触れながら相互の心の触れ合いを深め,豊かな親子関係の醸成を図ることを目的とした事業でございます。
次に,3行ほど下にまいりまして,八溝FITジャンボリー事業費でございます。福島,茨城,栃木の3県の青少年が,福島県にございます国立那須甲子少年自然の家を舞台にいたしまして,自然体験活動を中心とする交流活動を通して,連帯感,協調性を培い,21世紀のFIT圏を担うたくましく創造性豊かな青少年を育成するための事業でございます。ちなみに,Fは福島県のF,Iは茨城県のI,Tは栃木県のTでございます。
次に,婦人教育振興費でございます。最初に,ウイメンズ・ライフロング・カレッジでございますが,女性の多様化,高度化した学習欲求に対応した講座を大学に開設いたしまして,女性の方々の生涯学習の推進とリーダー等の養成を行うものでございまして,平成9年度は常磐大学とつくば国際短期大学──従前の土浦短期大学でございます──この2つの大学に開設する予定でございます。
次のページに移らせていただきまして,上から3行目でございます。男女共生セミナーキャラバン事業でございますが,この事業は平成9年度の新たな事業でございます。女性問題に関する学習機会の少ない地域でセミナーを開設いたしまして,男女共同参画意識の醸成を図りますとともに,地域における課題解決意欲の促進を目的といたした事業でございます。県内5つの地区での開設を予定いたしております。
次に,家庭教育振興費でございます。この中の7行目ほど下になりますが,大好きいばらきちびっ子職場探検隊事業費でございますが,この事業も平成9年度の新たな事業でございます。子供たちが自分の親の働いている職場を訪問し,職場の概要や親の仕事ぶりなどを肌で感じることによりまして,親子のコミュニケーションの拡大,それから家庭の教育力の向上を図ろうとするものでございます。夏休み期間中の実施を予定いたしております。
次に,成人教育振興費の中のいばらきカレッジ開催事業でございます。この事業は,従来の名称は長寿学園でありましたが,現在,仮称でございますが,予算上いばらきカレッジといたしておりますが,今後,検討いたしまして,正式な名称を決定したいと考えております。事業内容につきましては,高齢者のライフスタイルの変化や多様化,高度化する学習要求にこたえるための学習機会を提供するものでございます。
次に,1つ置きまして,生涯学習推進事業費でございます。文字ではあらわしておりませんけれども,新たな事業といたしまして,モデル学習圏振興事業がございます。
内容といたしましては,地区の生涯学習センターを中心に,教育事務所あるいは
市町村教育委員会とが連携をした事業を展開することによりまして,広域学習圏での生涯学習の一層の振興を図ろうとするものでございます。平成9年度は,県西生涯学習センターを核に,県西地区でモデル事業として実施したいと考えております。
次のページをお開き願います。上から2行目,市町村生涯
学習実践活動支援事業費でございます。全県的な生涯学習の振興を図るため,市町村が実施いたします新規講座開設等の事業に対して補助を行いますとともに,市町村への指導,助言のための生涯学習実践活動クリエーター──指導助言者と呼んでおりますが──を派遣する事業でございます。
次の県北地区生涯学習センター整備検討費でございますが,県北地区へ生涯学習センターを整備するため調査検討を行うための経費でございます。
次に,小項目で地域活動促進費 488万 2,000円でございますが,備考欄にございますダイナミックいばらき協会に対する補助が主なものでございます。
次に,その下の
社会教育体制充実費 9,813万円でございます。備考欄真ん中よりやや下でございますが,社会教育推進費の中の図書館建設促進費補助でございます。市町村立図書館の整備を促進するため,図書館未設置市町村に対しまして,その建設費の一部を補助するものでございます。平成9年度は桂村を予定しております。
次のページをごらんいただきたいと思います。社会教育施設費62億 7,589万 6,000円でございます。
まず,備考欄で御説明申し上げます。
図書館費でございますが,先ほど教育長の説明でも触れていただきましたが,現在,県立図書館では,図書館サービスの電算化に向けまして,その準備作業を行っているところでございます。平成9年度からは,システムの構築やデータの入力作業に着手してまいる予定でございますが,そのための経費が主なものでございます。データの完全な入力には,4年ないし5年を要するものと考えております。
なお,電算システムを導入するために,県立図書館で蔵書しております蔵書へバーコードを一気に張りつける必要がございます。おおむね40万冊と考えております。そのために,平成9年6月1日から7月31日までの2ヵ月間,やむを得ず図書館を休館したいと考えておりますので,御理解のほどをよろしくお願い申し上げます。なお,休館期間中におきましても,学習室の利用や新聞の閲覧,そして団体への貸し出しについては,通常どおり行ってまいりたいと考えております。
次の西山研修所から女性プラザ費までは,社会教育施設5施設の管理運営及び施設の維持整備に要する経費でございます。このうち,さしま少年自然の家についてでございますが,設置しておりますプラネタリウムが14年を経過し,故障しがちなため,更新を予定しております。
また,女性プラザという名称でございますが,知事の提案説明,そして先ほど総務課の設置管理条例の一部改正の中でも説明がありましたように,本年4月1日から茨城県立婦人教育会館の名称を茨城県女性プラザへと改めたいと考えております。
次の水戸生涯学習センター費と県西生涯学習センター費でございますが,それぞれの施設における事業費及び運営費でございます。
次に,鹿行生涯学習センター費でございます。主なものは駐車場の整備費と事業に要する経費でございます。鹿行生涯学習センターにつきましては,その機能を現在の婦人教育会館に付与するために,平成7年度にレストランや講座室,さらに,平成8年度には多目的ホールなどを整備しているところでございまして,この4月1日に開設を予定しております。平成9年度は,駐車場の拡張整備を行いますとともに,ホールの養生期間や事業の準備期間を置きまして施設の利用をいたし,県民大学等の事業は秋に開始したいと考えております。
最後に,県南地区生涯学習センター費でございます。県南地区生涯学習センターにつきましては,土浦駅前地区市街地再開発組合が整備している土浦駅前再開発ビル内に整備することで進めており,竣工後に公有財産として購入する予定でございまして,この購入費と県民大学等の事業費,それから運営費でございます。スケジュールでございますが,ビルの竣工が秋ごろと聞いておりますので,これを待ってセンターを開設し,その後に県民大学等の事業を開始してまいりたいと考えております。
以上が,生涯学習課予算の主な概要でございます。
生涯学習課計といたしまして,予算額66億 594万 6,000円,特定財源計42億 9,331万 4,000円,一般財源23億 1,263万 2,000円でございます。
次に,1)の議案に移らせていただきます。
18ページをお開き願いたいと思います。
地方債でございますが,一番上の鹿行生涯学習センター整備事業 4,500万円は,鹿行生涯学習センターの駐車場整備に充当するものでございます。
次の県南地区生涯学習センター整備事業40億 9,200万円は,県南地区生涯学習センターの整備に充当するものでございます。
生涯学習課関係は以上でございます。よろしくお願いいたします。
43 ◯香取委員長 次に,高野保健体育課長。
44 ◯高野保健体育課長 続きまして,保健体育課関係について御説明申し上げます。
議案概要説明書3)の 355ページでございますが,下から2行目,体育振興費6億 5,484万 3,000円でございます。
まず,一番下の行にあります学校体育費の 8,198万 2,000円でございますが,内訳といたしまして,備考欄の学校体育指導費は,小,中,高等学校におきます体育に関する指導の充実を図るために要する経費でございます。
続きまして, 356ページをお願いいたします。茨城っ子パワーアップ事業費は,縄跳びの発表会を開催いたしまして,小学生の体力向上を図ろうとするものでございます。次に,フィットネスアドバイザー派遣事業費は,中学生,高校生の体力向上と運動部活動の充実のために,優秀なスポーツ選手あるいは大学教授などの専門家を中学校また高等学校に派遣するための経費でございます。次の団体等育成費は,県の中学校体育連盟,県高等学校体育連盟などの学校体育関係団体の諸事業の補助に要する経費でございます。
続きまして,社会体育費1億 5,992万 2,000円でございます。事業の主なものにつきまして,備考欄にございます地方スポーツ振興費は,生涯スポーツの普及振興を図るために市町村が行う事業に対しましての補助などに要する経費でございます。次に,体力つくり推進事業費は,県民の体力つくり運動を普及させるために体力つくり運動の県民会議の開催等に要する経費でございます。
次に,2つ飛びますが,県民スポーツ・レクリエーション活動推進費でございます。これは多くの県民の方々がそれぞれの年齢層に応じまして,スポーツ活動に気軽に参加できるよう,県民スポーツ・レクリエーション祭,またスポーツ天国などを開催するほか,全国スポーツ・レクリエーション祭に県代表としての選手を派遣するなどの各種事業を実施するためのものでございます。次の学校体育施設開放事業費は,県立高等学校の体育施設を開放いたしまして,地域住民のスポーツ活動の利用に伴うための経費でございます。
次に,市町村体育施設整備促進費補助は,従来,市町村が多目的運動場また野球場などを芝生化する事業に対しまして助成をしていたものでございますが,今回,助成対象事業を拡大いたしまして,平成14年度に本県で開催が予定されております全国高等学校総合体育大会,いわゆるインターハイの会場地となる市町村がインターハイ関連施設を整備するに際しまして助成をしようとするものでございます。
続きまして, 357ページに移りますが,運動競技費4億 1,293万 9,000円でございます。
内訳といたしましては,まず,備考欄の国民体育大会費は,ことし大阪府におきまして開催されます第52回の国民体育大会に選手団を派遣するために要する経費でございます。次に,各種体育大会は,各体育団体などが本県で開催いたします全国あるいは関東大会等の開催助成に要する経費でございます。
次の県民総合体育大会,県国民体育大会茨城県大会費でございますけれども,これは県民参加によりますスポーツ振興を目的といたしました県民総合体育大会,県国民体育大会予選会の実施に要する経費でございます。
次の体育協会育成費は,県の体育協会の育成を図るための補助等に要する経費でございます。次に,馬術競技用県有馬飼育管理費は,国体等に出場する馬術競技用の県有馬の飼育管理に要する経費でございます。次の競技力向上費につきましては,国民体育大会候補選手及びジュニア選手の競技力の向上を図るための合宿訓練,あるいは遠征などに要する経費でございます。
次のインターハイ特別指導者養成・活用事業費からインターハイ選手強化事業費でございますけれども,これは平成14年度に開催予定されておるわけですが,このインターハイに向けまして,学校スポーツ指導者の養成,あるいは選手強化を図るとともに,開催に向けた諸準備を進めるための経費でございます。
続きまして,体育施設費9億 9,760万円でございますが,内訳といたしましては,備考欄の野外活動センター費,堀原・東町運動公園費,笠松運動公園,ライフル射撃場費,これらはそれぞれ施設の管理運営,並びに整備に要する経費でございます。
体育施設費の一番下になりますが,県営体育施設再編整備費につきましては,平成14年のインターハイ開催に向けまして,総合開会式などを行います笠松運動公園を整備するためのものでございます。また,本県には,公式の水泳競技が開催できます水泳プールがありません。そういったことから笠松運動公園を拡張をいたし,プールにつきましては屋内プールとして整備するものでございます。
続きまして,保健給食振興費4億 9,755万 3,000円でございます。
恐れ入りますが, 358ページをお開きください。
学校保健費3億 8,439万 8,000円でございますが,内訳の主なものといたしまして,備考欄の上から3行目,健康管理費でございますが,これは県立学校の幼児,児童生徒及び教職員の健康診断などを実施するために要する経費でございます。次に,健康教育推進費は,小,中,高等学校におきます保健安全に関する指導の充実を図るための訪問指導,また各種講習会の開催などに要する経費でございます。
2つ飛びまして,交通安全教育費は,小,中,高等学校におきます交通安全に関する指導の充実を図るために指導者研修会を開催するほか,高校生の事故防止のために学校と地域,家庭が一体となりまして,交通ルールやマナーの向上に組織的に取り組む,いわゆる高校生交通マナーアップ推進事業を展開するための経費でございます。次の学校医等報酬は,学校医,学校歯科医及び学校薬剤師に対しての報酬でございます。
続きまして,県立学校教職員保健管理強化費は,県立学校教職員の安全衛生管理体制の確立のために要する経費でございます。1つ飛びまして,生徒健康診断充実費は,県立高校におきます生徒の健康診断の充実を図るために,生徒数の多い学校を対象といたしまして,健康診断時に支援医を配置するための経費でございます。次に,災害安全教育費は,災害時に適切な対応がとれるように教員を対象といたしました講習会を開催いたしますとともに,学校教材としてのビデオテープを県立高等学校に配布いたしまして,学校における災害安全教育の充実に資するための経費でございます。
次に,薬物乱用防止教育費でございますが,新規事業でございます。先ほども教育長の説明の中に触れていただいておりますが,近年,高校生の覚せい剤使用が非常にマスコミに大々的に取り上げられるなど,薬物乱用にかかわる児童生徒の実態が極めて心配される状況にあるわけでございます。このために,学校教材といたしまして,県内の中学校,高等学校に啓発用ビデオを配布するほか,県立高等学校におきましては,各学校で教員を対象といたしました研修を行うものでございます。また,中学校,高等学校の生徒を対象といたしましてフォーラムを開催するなど,薬物乱用防止教育の一層の充実を図るものでございます。
続きまして,学校給食費1億 1,315万 5,000円でございます。
内訳の主なものといたしましては,まず,備考欄で夜間定時制高等学校給食費でございますが,県立高等学校の夜間定時制に学ぶ生徒の夜食費の助成に要する経費でございます。1つ飛びます。県立学校給食施設整備費につきましては,県立学校の給食施設設備の整備に要する経費でございます。次の学校給食指導管理費は,学校給食の充実を図るために訪問指導,あるいは研修会の開催などに要する経費でございます。次に,学校給食会の育成費貸付金は,学校給食用物資の安全供給を図るために,県の学校給食会に対しまして物資購入資金の貸し付けに要する経費でございます。
以上,保健体育課の予算の概要でございます。
保健体育課計といたしまして,歳出予算額21億 4,999万 6,000円,特定財源3億 7,132万 1,000円,一般財源17億 7,867万 5,000円でございます。
次に,恐れ入りますが,議案1),17ページになります。
第3表の地方債でございます。下から2行目,県営体育施設整備事業2億 2,500万円でございます。これは,先ほど説明申し上げました県営体育施設再編整備事業費に充当でございます。
続きまして,条例関係で,同じく議案1)の 201ページでございます。
茨城県営ライフル射撃場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例でございますが,消費税などの改正に伴いまして施設使用料の改定を図ろうとするものでございます。
以上で,保健体育課関係の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどをお願いいたします。
45 ◯香取委員長 次に,池田指導課長。
46 ◯池田指導課長 続きまして,指導課関係について御説明させていただきます。
恐れ入ります。議案3)の方に戻らせていただきます。
359ページをお開きいただきたいと存じます。
教育指導費5億 340万 9,000円について御説明いたします。
まず,指導助言費 7,944万 7,000円に係る主な事業を御説明いたします。備考欄1つ目ですが,
公立学校指導助言費は,指導主事が学校を訪問いたしまして,学校教育全般の状況を把握し,専門的な指導助言を行うものでございます。次の教科書採択・無償措置費は,義務教育諸学校におきまして使用いたします教科用図書の採択に関して,適切な指導助言などを行うものでございます。
1つ飛びまして,学習指導改善充実費は,個に応じた学習指導の充実,上級資格取得の推進,特別活動の活性化などを通じまして,生徒や地域の実態に応じた特色ある高校づくりを推進する新規事業,サンライズハイスクール推進事業などを実施するものでございます。
次に,1つ飛びまして,環境教育推進費は,小中学校における環境教育の一層の充実を図るため,児童生徒が授業で活用する環境教育の資料を作成するものでございます。
次に,3つ飛びまして,職業教育活性化推進事業費は,商業に関する学科を設置しております高校の商業担当教員を県内の先端的な企業などに派遣をいたしまして研修をさせたり,農業高校の生徒が講師となって地域の住民に園芸などの指導などを行うなどいたしまして,職業教育の活性化を推進しようとするものでございます。
次に,現職教育費2億 6,732万 9,000円に係る主な事業を御説明いたします。
2つ目の科学技術教育振興費でございますが,主な事業といたしまして,スクールサイエンスピア21がございます。これは科学に対する児童生徒の興味関心の高揚を図るために,中学生科学観察実験講座を開催するとともに,全小中学校で学校サイエンスフォーラムを実施いたします。そのほか,中学生を対象に科学に関する講演会を開催いたします。
また,新規事業といたしましては,高度情報化に対応した学校教育を推進するためのインターネット利用推進事業がございます。これは県立学校55校にインターネットを利用できる環境の整備などをするものでございます。
次の生徒指導総合推進費でございますが,主な事業といたしまして,まず,スクールカウンセラー活用調査研究事業がございます。この事業は,カウンセリングに関しまして専門的な知識,経験を持っておりますスクールカウンセラーを学校に配置し,その活用効果等に関する実践的な調査研究を実施して,児童生徒の問題行動などの未然防止と解決を図るものでございます。今年度10校へ配置しておりますが,平成9年度は20校を予定しております。
また,充実した学校生活支援事業がございます。これは,いじめ,登校拒否,中途退学等生徒指導上の諸問題に対処するために,中学校50校,高校30校を推進校として指定をいたしまして,生徒指導教諭を配置するとともに,県及び地区別の連絡協議会などを開催するほか,推進校の高校において生徒の生きがいを啓発するための講演会を開催するものでございます。
さらに,新規事業といたしまして,地域で支える生徒指導モデル市町村事業がございます。この事業は,学校,家庭,地域社会,関係機関・団体などの連携を図りながら,市町村が一体となって生徒指導を推進するための体制づくりを進めるものでございます。その必要な経費について助成を行うというものでございます。
次の心の居場所づくり総合推進事業費は,登校拒否の未然防止と解消を図るため,研究協議会の開催による教員の指導力の向上,リーフレットの配布による家庭への啓発を実施するほか,学校への再登校を促すための適応指導教室を設置しております市町村に対し,運営費の助成を行うものでございます。
次に,各種教育推進費は,中学生が主体的に進路を選択決定できる能力,態度の育成を図る進路指導総合推進事業,あるいは激しく変化する社会の中でさまざまな困難を乗り越えることができる児童生徒の育成を図るため,学校,家庭,関係機関の代表者によるフォーラムの開催,あるいは研究協力校による実践研究及び指導資料集の作成を行い,たくましい児童生徒の育成事業を実施するものでございます。
また,新規事業といたしましては,児童生徒の道徳性を養い,豊かな人間性を育てるため,研究指定校の指定や道徳教育用自作資料の研究開発を行いますフィールハート推進事業などがございます。
次の国内・国外研修費は,教員の資質向上,あるいは国際教育の推進を図るために,教員を茨城大学や教育研修センターなどに長期間派遣するほか,海外へ派遣するものでございます。
恐れ入ります。 360ページをお開きいただきます。
幼稚園教育振興費は,教員の資質向上と幼稚園教育の充実を図るため,新規採用教員に対して研修を実施いたしますほか,指導資料の作成などを行うものでございます。
続きまして,学力向上対策費1億 5,663万 3,000円に係る主な事業を御説明いたします。
1つ目の国際教育推進費は,帰国児童生徒や外国人児童生徒の指導の充実を図るための国際ふれあい教育推進事業や,高校生を海外へ派遣し海外の教育事情や文化施設の視察などをいたします高校生海外セミナーを実施するなどいたしまして,国際理解教育の充実を図るものでございます。
1つ飛びまして,英語指導助手招致費は,英語の能力,特に聞くこと,話すことの領域における能力を伸ばし,コミュニケーション能力を高めるため,外国人の英語指導助手を県立高校に派遣するものでございます。
続きまして,教育研修センター費10億 6,827万 8,000円でございます。これは茨城県教育研修センターに係る経費でございます。
まず,最初に,教育研究費は,本県教育の向上を図るため,教科や教育相談などに関する研究を行うものでございます。次の教育研修費は,教職員の資質向上を図るため,初任者の研修を初め,各種の研修を体系的に行うものでございます。次の教育相談費は,児童生徒の問題行動や心身に障害のある子供の就学などの相談の充実を図るため,教育相談員を配置するものでございます。
また,インターネット運営費は,インターネットの教育利用を促進するとともに,各種研修や研究の充実を図るため,ネットワークサーバーなど必要な機器を整備するものでございます。
以上,指導課計といたしまして,予算額15億 7,168万 7,000円,特定財源計2億 5,130万 3,000円,一般財源13億 2,038万 4,000円でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
47 ◯香取委員長 次に,大森福利厚生課長。
48 ◯大森福利厚生課長 次に,福利厚生課関係につきまして御説明申し上げます。
361ページでございます。
まず,教職員住宅費2億 5,476万 2,000円でございますが,備考欄で御説明いたします。
職員住宅整備費のうちの購入費は,公立学校共済組合から教職員住宅建設の資金を借り入れまして整備をしております住宅の内の 221戸分になるわけですが,年賦償還に要する経費でございます。次の維持管理費は,現在,教職員住宅,全部で 484戸・室ございます。この住宅の維持保全のための経費でございます。
次の厚生諸費5億 9,508万 3,000円でございますが,まず,職員安全衛生管理費は,教育庁等職員に係ります定期健康診断の経費ということでございます。
次の福祉団体助成費は,1つ目の教職員互助会補助は,教職員互助会で行います福利厚生事業,例えば人間ドックとかスポーツ施設に対する利用の補助とか,あるいは医療費など給付事業を行っておりますが,これらの事業の充実のために補助をするものでございます。次の県学校生活協同組合貸付金は,生活協同組合が教職員に対しまして良質で低廉な物資の供給ができるように貸し付けするものでございます。次の教育友の会援助費は,教育友の会の運営が円滑に実施できますように助成をするものでございます。
次の厚生事業費は,大きなものといたしましては,教職員の成人病検査,いわゆる人間ドック検査,あるいは教職員に対しましての白衣とか体操服など被服の貸与をする経費でございます。
次の公立学校共済組合宿泊施設会議室使用料は,県庁の各課などでサンレイク水戸とサンレイク土浦の会議室を使用する場合の使用料を一括計上したものでございます。
1つ飛びまして,教職員相談事業費でございますが,教職員の一身上の悩みや不安に対しましての相談に応じまして助言を行うという事業に要する経費でございます。
次の教職員等ライフプラン推進費は,ガイドブックを発行,配布したり,あるいはセミナーを開催したりということをいたしまして,教職員の生涯にわたっての生活設計の確立,あるいはその実現に向けての支援をするための経費でございます。
最後に,恩給及び退職年金費14億 5,629万 2,000円でございます。これは教育職員の恩給,退職年金でございまして, 968人分になっております。
福利厚生課計といたしましては,歳出総額で23億 613万 7,000円でございます。特定財源1億 698万 8,000円,一般財源で21億 9,914万 9,000円でございます。
以上でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。
49 ◯香取委員長 次に,五来文化課長。
50 ◯五来文化課長 引き続きまして,文化課関係は 362ページからでございます。
文化振興費3億 9,530万 9,000円,そのうち芸術文化振興費は1億 8,979万 7,000円でございますが,広報発刊費は61万円,課の運営費は 1,094万 7,000円でございます。芸術文化普及費は,教育庁の各課が県民文化センターを使う場合の使用料を一括文化課に計上してございます。次の芸術文化事業推進費は,県民文化センターやつくばのノバホールなど,県内各地での芸術公演を行うための費用でございます。芸術祭費としましては,大人の県芸術祭のほか,高等学校芸術祭及び小中学校芸術祭を含んだ経費でございます。
次の県民芸術鑑賞の集い開催費は,県内5ヵ所で交響楽ないしはポピュラーを県民の皆さんに楽しんでいただく経費でございます。文化団体育成補助は,広域的な文化団体であります11団体と,ユネスコ関係に対する助成でございます。国民文化祭費は,10月に香川県で行われます国民文化祭に参加する費用でございます。指導者育成費といたしましては,美術講習とか新人演奏会,あるいは公開音楽セミナーといったものを行います。
次に,文化財保護費2億 551万 2,000円でございますが,文化財保存調査費は,国指定物件に係る国の委託事業でございます。文化財保護指導委員設置費は,5つの教育事務所に,合わせて33人のパトロール員を設置する費用でございます。
国指定文化財管理費は 153万 2,000円,文化財普及費は,「茨城の文化財」,ことしで第36集になりますが,そういったものの発刊等でございます。文化財保護審議会は,年4回開催いたしまして,県指定文化財について審議していただいております。銃砲刀剣類登録審査でございますが,年5回実施いたしまして, 200件から 250件,毎年そのぐらいの実績がございます。
埋蔵文化財調査費は,県と市町村で事業を分担しておりまして,県の方は,国県,あるいは公社,公団,そういったものが行います開発事業に係る調査を行います。
県指定文化財管理費は64万 6,000円。関東ブロック民俗芸能大会参加費,ことしは長野県ですが,1年置きの参加でございますので,ことしは一般の参加はございません。
埋蔵文化財発掘調査費補助は,市町村が主体となって行います埋蔵文化財の発掘調査に対する助成でございます。文化財等整備費補助は,国指定,県指定の中で補修等を要する文化財についての助成でございます。
第21回になります郷土民俗芸能の集いは,県民の祭りの一環として引き続き実施いたします。常磐新線等発掘調査整理費は,水戸市の9小学校を借りまして整理センターを運営しておりますが,水戸市に対する使用料の支払いでございます。
次に,文化施設費は42億 1,481万 9,000円でございまして,そのうち近代美術館費でございます。美術資料取得基金管理運営費でございますが,美術資料の取得につきましては,別途基金を設けて運用しておりますが,その運営費でございます。それから,管理運営費は各館とも共通でございますが,展覧会場の監視員の賃金など,2つ目としては,警備とか設備の保守点検などの委託料,そして光熱水費,これが大部分でございます。
展覧会費につきましては,近代美術館は今年開館10周年を迎えますが,その開館記念展として,ミレー等バルビゾン派の画家たち展を行いますほか,全体で6つの企画展を行います。資料整備費4億 1,042万 2,000円は,先ほど申し上げました基金からの買い戻しの経費でございます。
次の美術普及活動費の中には,移動ハイビジョンの経費がございます。8年度の補正予算で御説明いたしましたけれども,宝くじ協会からの助成で購入いたしました移動ハイビジョンにつきまして,試運転等々をしまして,夏休み明けから本格的な稼働をいたしたいと思っております。
つくば美術館費,管理運営費の次に展覧会費は,企画展を3つ行います。それから,美術普及活動費。
次に,天心記念五浦美術館費でございますが,整備事業費といたしましては,本館内の展示関係の施設の工事と周辺の公園工事が残っておりますので,これを9年度に実施いたします。天心記念茨城賞は平成9年で第3回目を迎えます。1つ飛びまして,次のページに移っていただきます。オープニングセレモニーは,本年11月7日に開催する予定でございます。展覧会費は,開館記念としまして,天心と五浦の作家たち展を行いますとともに,もう1つの企画展を実施いたします。資料整備費は岡倉天心関係の資料の整備でございます。
次に,歴史館費でございますけれども,2つ目の事業費の中には,古代ペルシャ展など,3つの企画展の開催を予定しております。資料収集費は1億 2,311万 5,000円でございます。施設整備費は,歴史館の敷地内にございます旧水海道小学校の補修等でございます。次の野外展示整備費は,やはり敷地内にありますあずまやの補修等でございます。
自然博物館費は10億 8,039万 2,000円でございます。2つ目の展示事業費は,南米の恐竜の自然展など3つの企画展を行います。
以上,締めまして文化課計46億 1,012万 8,000円,特定財源計13億 1,568万 7,000円,一般財源32億 9,444万 1,000円でございます。
続きまして,議案1)の17ページをお開きいただきたいと存じます。
第3表の地方債でございますが,文化課関係は,一番下の天心記念五浦美術館建設事業に充当するための県債としまして8億 7,000万円でございます。
文化課関係,以上でございます。よろしくお願いいたします。
51 ◯香取委員長 以上で説明は終わりましたが,説明漏れはございませんか。──。
ないようですので,議案の説明聴取を終了いたします。
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52 ◯香取委員長 本日はこの程度にとどめ,明13日の午前10時30分から委員会を開き,提出議案に対する質疑及び採決,並びに請願の審査を行います。
本日の委員会はこれで終了いたします。御苦労さまでした。
午後2時25分閉会
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