平田村議会 2016-12-07
12月07日-01号
平成28年 12月 定例会(第4回) 平成28年平田村議会第4回定例会会議録(第1日目)◯議事日程(第1号) 平成28年12月7日(水)午前10時開会 開会宣告日程第1
会議録署名議員の指名日程第2 会期の決定日程第3 諸般の報告日程第4 村長の行政報告日程第5
文教厚生常任委員会行政視察研修報告日程第6 一般質問並びに答弁日程第7 議案第51号 平田村農業委員会の委員及び
農地利用最適化推進委員の定数に関する条例の制定について日程第8 議案第52号 村長等の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第9 議案第53号 職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第10 議案第54号 平田村職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第11 議案第55号 平田村税特別措置条例の一部を改正する条例の制定について日程第12 議案第56号 平成28年度平田村
一般会計補正予算(第4号)日程第13 議案第57号 平成28年度平田村
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)日程第14 議案第58号 平成28年度平田村
簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)日程第15 議案第59号 平成28年度平田村
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)日程第16 議案第60号 平成28年度平田村
介護保険事業特別会計補正予算(第2号)
---------------------------------------◯本日の会議に付した事件 議事日程に同じ
---------------------------------------◯出席議員(12名) 1番 根本定雄君 2番 太田清実君 3番 永瀬成元君 4番 上遠野健之助君 5番 三本松和美君 6番 阿部 清君 7番 佐藤孝雄君 8番 高橋七重君 9番 佐藤一一君 10番 久保木 源君 11番 吉田好之君 12番 瀬谷一男君◯欠席議員(なし
)---------------------------------------◯説明のため出席した者 村長 澤村和明君 副村長 蓬田榮男君 教育長 吾妻幹廣君 総務課長 上遠野今朝光君 税務課長 木村 伸君 住民課長 遠藤繁視君 健康福祉課長 三本松利政君 産業課長兼
農業委員会事務局長 渡邉敏男君 地域整備課長 吉田政吉君 教育課長 生田目宗一君 中央公民館長 眞弓裕人君
---------------------------------------◯事務局職員出席者 議会事務局長 鈴木邦彦 書記 佐久間侑子
△開会 午前10時00分
△開会及び開議の宣告
○議長(上遠野健之助君) ただいまの出席議員は、事務局長から報告のとおり12人全員であります。 定足数に達していますので、平成28年第4回平田村議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。
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△日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(上遠野健之助君) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第126条の規定により、議長から指名いたします。 12番 瀬谷一男議員 1番 根本定雄議員 を指名いたします。
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△日程第2 会期の決定
○議長(上遠野健之助君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。本定例会の会期は、本日から13日までの7日間にしたいと思いますが、異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(上遠野健之助君) 全員異議ないものと認めます。 したがいまして、会期は本日から13日までの7日間に決定いたしました。 会期の日程についてお諮りいたします。本日の会議は、諸般の報告、村長の行政報告、
文教厚生常任委員会行政視察研修報告、一般質問並びに答弁、さらに各議案等を議題とし、提案理由の説明までを行いたいと思いますが、異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(上遠野健之助君) 全員異議ないものと認めます。 会期中の8日、9日を各
委員会等開催日程とし、本会議を13日に再開したいと思いますが、異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(上遠野健之助君) 全員異議ないものと認めます。 したがいまして、ただいま申し上げました会期日程に決定いたしました。
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△日程第3 諸般の報告
○議長(上遠野健之助君) 日程第3、諸般の報告を行います。 諸般の報告。 平成28年第3回議会定例会以降の諸般の報告をいたします。 本定例会には、審議案件として、村長から議案10件が提出されております。それぞれの案件については、お手元の議事日程に記載されているとおりでありますので、報告いたします。 次に、監査、検査の報告であります。 9月15日、10月14日、11月15日に実施されました例月出納検査の結果は、お手元の資料1ページに記載されているとおりであります。 次に、一部
事務組合議会等の報告であります。 10月11日に公立小野町
地方綜合病院企業団議会第3回定例会、10月21日に
須賀川地方広域消防組合議会10月定例会が開催されております。その概要については、お手元の資料1ページに記載されているとおりであります。 次に、
系統議長会関係の報告であります。 10月28日に
石川地方町村議会議長会議、10月31日に平成28年度
町村議会議員研修会、11月9日に第60回
町村議会議長全国大会、11月29日に平成28年度
石川地方町村議会議員研修会がそれぞれ開催されました。各会議、研修等の内容については、資料2ページに記載されております。 次に、その他の会議、研修の報告であります。 9月16日、10月7日、14日、21日、11月1日に
広報特別委員会を開催、9月29日、30日の2日間、議会懇談会を開催、10月29日に
出張議会懇談会を開催、10月4日から6日まで
文教厚生常任委員会行政視察研修を実施、10月17日に
文教厚生常任委員会行政視察研修に係る検証及び報告会を開催、11月8日に
総務経済常任委員会による米全量全袋検査状況調査及び子牛の取引状況調査を実施、11月14日、16日に村内の会社訪問を実施しております。各会議、調査、研修等の内容については、2ページから4ページに記載されております。 なお、本定例会に説明員として出席いたしました者の職氏名は、お手元の資料4ページに記載のとおりでありますので、ご了承願います。 以上で諸般の報告を終わります。
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△日程第4 村長の行政報告
○議長(上遠野健之助君) 日程第4、村長の行政報告を行います。 村長、登壇。 〔村長 澤村和明君登壇〕
◎村長(澤村和明君) 平成28年第4回議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様には公私とも何かとご多用のところ、ご出席を賜りまことにありがとうございます。 開会に当たり、第3回議会定例会以降の行政の執行状況をご報告いたします。 初めに、総務関係について申し上げます。 今年度の平田村自治功労者表彰は、功労者1名、善行者1名、功労顕彰1名が表彰対象となり、11月3日に表彰式を開催しました。 表彰を受けられた皆様に改めてお祝いを申し上げます。 次に、村長を囲む懇談会でありますが、地区住民の皆様と直接懇談し、行政に対するご意見、ご要望、ご提言等を行政運営に反映させ、住民の皆様と行政が協働の村づくりを行うために、ことしも10月3日から11月2日までの13日間開催しました。 昨年より39人多い293人の皆様方に出席いただき、活発な意見交換を行うことができました。いただいたご意見、ご要望等につきましては、今後の村政運営に生かしてまいります。 次に、消防関係について申し上げます。 10月2日、女性消防クラブを対象に事故現場における応急手当等を習得し、自主救護能力を向上させることを目的に、普通救命講習会を行いました。 また、11月13日には、消防団の秋季訓練が開催され、機関員教育訓練として消防車両の管理及び緊急車両の安全運転講習や消防団無線機の取り扱い訓練等を行いました。 次に、福祉関係について申し上げます。 初めに、
児童手当支給事業ですが、児童を養育している方に、家庭における生活の安定や児童の健全育成を図るため、今年度2回目分として10月7日に受給者423人に対し、総額3,262万円を支給したところであります。
子育て支援事業につきましても、
放課後児童クラブ等の各種事業を展開し、安心して子育てができるような環境づくりに努めているところであります。 次に、臨時福祉給付金及び障害・
遺族年金受給者向け給付金支給事業でありますが、9月から申請受け付けを開始し、10月末現在の支払い状況は、
臨時福祉給付金受給者が1,081人、障害・
遺族年金受給者向け給付金が45人で、支給総額は459万3,000円となっております。 なお、未申請者の方に対しましては、個別通知や行政だより等で、再度申請を促しているところであります。 次に、健康増進関係について申し上げます。 総合健康診査の結果を踏まえ、メタボリックシンドロームと生活習慣病予防のための保健指導や生活習慣の改善が必要な方を対象に、9月から健康づくりの自己管理を継続的にできるよう訪問指導を行っております。 がん検診の精密検査の未受診者に対しましても、個別通知や電話、訪問等で医療機関での受診勧奨を呼びかけているところであります。 また、
健康づくり事業で重要な役割を果たしていただいております保健推進員の皆様を対象に福島県
がん検診推進員研修会を実施し、正しい知識の習得と受診の大切さを学んだところであります。 推進員の皆様には、今後とも地域の健康づくりのために、一層のご協力をお願いするところであります。 次に、予防接種事業でありますが、10月から新たな定期予防接種として、満1歳までを対象に
B型肝炎ワクチンの接種が開始されました。
B型肝炎ウイルスは感染力が強く、現在も1万人近い人が新しく感染していると言われています。B型肝炎は予防接種を受ければ防げる病気ですし、定期接種となったことにより公費で接種できますので、早目の接種を勧奨しております。 母子保健事業、栄養改善事業等につきましても、それぞれ順調に取り組んでいるところであります。 次に、
国民健康保健事業について申し上げます。 11月9日には、国保保健事業の一環として、
村長杯カローリング大会を実施しました。この事業は、健康維持を図りながら、明るく健康な長寿を目指すことを目的に、村内から22チーム、80人の参加をいただきました。参加者の最高齢者は89歳でした。今後も健康維持に努められ、元気にお過ごしいただきたいと思います。 次に、介護保険事業について申し上げます。 要介護・要支援認定者が10月末現在で336名となっており、前年度同期と比較して21名のマイナスとなっております。高齢者の介護予防と健康寿命を延ばすために、ニコニコ
元気アップ教室等の事業を今後も継続的に取り組んでまいります。 次に、農政関係について申し上げます。 平成28年産水稲の中通り地方における作況指数は102と順調な生育となりました。ことしで5年目となる全量全袋検査も、平田村地域恵みの
安全対策協議会が事業主体となり、9月5日から平田村検査場で検査が開始されました。 11月19日現在、平田村産の米は7万5,744袋、うち、村検査場での実績は5万7,984袋でありますが、本村の米からは基準値を超す放射性物質は検出されておらず、安全性が確認されているところです。今後も、安全・安心のために検査を受けるよう引き続き推進してまいります。 また、原子力災害に伴う農畜産物等の放射性物質の測定は11月末で1万600検体を超えました。今後も放射性物質の不安解消に努めてまいります。 次に、畜産関係ですが、本宮市の福島県家畜市場における子牛の競りは、11月までの平均価格が全体で76万7,000円となっており、昨年の同月期と比べ12万8,000円高い価格で推移しており、繁殖畜産農家にとってはとてもよい状況が続いております。 少子高齢化による後継者不足やTPP問題など、農業を取り巻く情勢は極めて厳しい状況ですが、畜産農家の所得の向上と経営の安定化が図られるよう努めてまいります。 次に、農畜産物のPR事業等でありますが、ことしで4年目となる、ふくしまの
恵みPR支援事業を活用した、ふれあい秋祭りを10月22日に埼玉県川口市で開催しました。 平田村産の米や野菜、自然薯焼酎や牛肉などを販売し、本村の食の安全とおいしさを宣伝することができ、風評被害の払拭と販売促進につなげることができました。このイベントには、北方楽師保存会や、むら自慢づくり30人衆委員会、道の駅ひらた直売組合のほか、議会議員の皆様にもご協力をいただき、本村農産物のPRに一役を担っていただきました。深く感謝を申し上げます。 また、ことしで6回目を迎えた産業まつりを、庁舎前駐車場において10月30日に開催しました。実行委員会を中心に農産物の販売促進やイベント等を企画していただき、当日は多くの来場者で盛況のうちに終了することができました。ご協力いただきました各種団体等の皆様に感謝を申し上げます。 次に、地域整備関係について申し上げます。 11月6日、村内一斉に秋の道路愛護作業を実施しました。各地域から総勢1,591名の皆さんの参加により、落ち葉の除去やのり面の草刈りにご協力をいただきました。ご協力いただきました皆様に深く感謝を申し上げます。 9月以降の工事等の発注状況でありますが、
社会資本整備総合交付金事業として村道1314号線(下蓬田字蓬来内地内)舗装修繕工事を発注しております。 過疎対策事業債を活用した道水路の整備では、村道1068号線(
上蓬田字清水内地内)の
道路改良舗装工事を発注し道路整備を図っているほか、水路の整備として
下蓬田字関根地区、駒形字小舘地区、鴇子字三合地区、
北方字羽貫田地区の排水路整備工事を発注しております。 委託事業では、
社会資本整備総合交付金事業で工事を進めております村道草場・乙空釜線の草場地内に位置する橋梁の
調査設計業務委託と辺地対策事業で工事を予定している村道1301号線(中倉字大川内地内)の
測量設計業務委託を発注しております。工事等の期間中、地区住民の皆様のご協力をよろしくお願いいたします。 また、8月の台風7号により発生した農地等の災害5カ所については、10月に国の災害査定により補助が確定したことから、実施設計及び工事を進めまして年度内の工事完了を予定しております。 簡易水道施設及び
農業集落排水施設については、各種機器の経年劣化が見られることから、随時機器の更新を行いながら適正な施設の管理をしてまいります。 次に、教育関係について申し上げます。 学校関係では、体育や文化活動で多くの児童・生徒が活躍しております。
石川地区小体連陸上大会や
中体連石川地区新人総合大会では、優勝を含め数々の入賞を果たしました。県大会には、ひらた清風中学校が剣道女子団体と個人戦、柔道男子個人戦、
ソフトテニス男子個人戦に出場しました。
中学校駅伝競走大会では、ひらた清風中学校が県大会に出場し、平田村としての連続入賞は逃しましたが、選手の健闘をたたえたいと思います。 10月から11月にかけて、村内のこども園、小学校、中学校でそれぞれに生活発表会、学習発表会、学校祭等が開催され、いずれの発表も日ごろの学習の成果が存分に発揮されたすばらしい内容で、多くの参観者の心を打ちました。中でもひらた清風中学校の学校祭は、統合して初めての学校祭ということもあり、生徒や教職員、さらに保護者が一体となって協力し合い、思い出に残る学校祭となりました。 読書活動の推進では、今年度で7回目となる芝桜の里・
読書感想文コンクールの表彰式と最優秀作品の発表会を行い、児童・生徒が多くの聴衆の前で堂々の発表を行いました。 日ごろから、運動や文化面で子供たちの指導をしていただいた各学校の先生方に、改めて敬意を表したいと思います。 次に、ひらた清風中学校の工事関係でありますが、校舎・
屋内運動場新築工事については、現在、急ピッチで進行しております。しかし、その完成時期については、敷地造成工事との関連から着手時期におくれが生じ、当初の予定よりずれ込んで、平成29年6月ごろになる見込みとなりました。 このことについては、9月の第3回議会定例会における表明に続いて、
学校等統合委員会やひらた
清風中学校保護者説明会を開催し、各委員や保護者の方々にもご理解をいただいたところであります。 また、間もなく上下水道工事の完工が見込まれることから、
進入路舗装工事等を進めてまいります。 次に、
幼児教育施設整備についてでありますが、当面は、ひらた清風中学校の新校舎整備に全力を注いでまいりますが、幼児教育の重要性に鑑み、来年度からは、老朽化している蓬田こども園、小平こども園の施設整備に係る基本的な構想に取り組んでいきたいと考えておりますので、議員各位のご理解とご支援を賜りたいと存じます。 次に、社会教育事業について申し上げます。 10月28日から3日間開催しました平田村文化祭では、村民の作品展示や各種芸能発表が行われ、大勢の来場者のもと盛大に開催することができました。 最終日の文化講演会では、芸能人として活動する傍ら、大学の客員教授として教壇にも立たれる菊池桃子氏を迎え、学ぶ楽しさや生きる楽しさについて自身の経験や体験談を語り、学ぶことの大切さを伝えるすばらしい内容の講演会でした。 また、11月20日に開催されました第28回市町村対抗福島県
縦断駅伝競走大会では、昨年以上の成績を目指し、春先から練習を積み重ねてきました。 本村チームの成績は、総合で11位、村の部優勝と大健闘し、多くの村民の方に喜びと感動を与えてくれました。改めて監督を初め、コーチ、スタッフ、そして応援していただきました村民の皆様に感謝を申し上げます。 以上、第3回議会定例会以降の主な行政の執行状況をご報告いたします。 なお、今定例会には、条例の制定や平成28年度各会計補正予算など10の議案等を提出いたしますので、ご審議のほどよろしくお願い申し上げまして、行政報告といたします。
○議長(上遠野健之助君) 以上で村長の行政報告を終わります。
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△日程第5
文教厚生常任委員会行政視察研修報告
○議長(上遠野健之助君) 日程第5、
文教厚生常任委員会行政視察研修の報告を行います。
吉田文教厚生常任委員長、登壇。 〔
文教厚生常任委員長 吉田好之君登壇〕
◆
文教厚生常任委員長(吉田好之君) おはようございます。 それでは、平成28年平田村
議会文教厚生常任委員会行政視察研修報告を述べさせていただきます。 研修先でありますが、山梨県韮崎市(高齢者対策)及び山梨県北杜市・甲府市(廃校利活用)、そして群馬県沼田市(医療費と健診率)でございました。 平成28年10月4日から10月6日まで、本村の高齢者対策と医療費抑制のための視察並びに今後の議会活動に資することを目的に、山梨県韮崎市、群馬県沼田市への視察研修を行いました。 初日の研修先である韮崎市は、従来の
介護保険サービスから新しい介護予防・
日常生活支援総合事業を踏まえたサービスへの転換に合わせ、より複雑多様化するニーズに応えるべく、庁内の組織再編により相談可能件数をふやしたり、リハビリや作業療法など各施設の特性を生かした通所型サービスを試験運用するなどの工夫が図られておりました。 また、ひとり暮らしの高齢者の見守り対策として、本村では
社会福祉協議会にて実施されているひとり暮らしの配食・会食サービスを、一定の自己負担のもと、市内にコンビニエンスストアを有する企業へ委託することで、365日希望日に配達員の手渡しによる昼食の配達を実現していることや、民間の趣味のサークルと連携しての絵手紙作成・配達事業、ヤクルトを持参して月に1度の地元の民生委員が声がけ訪問を行うなど、総合事業への転換・見守り活動ともに、既存の人や組織との連携を見直すことで見守り活動が強化されており、本村でも生かせる部分は多いと考えます。今後は、村内にある組織や団体へも目を向け、健康寿命を少しでも延ばせるような体制づくりを議論していきたいと思います。 次の研修先である沼田市では、
保健事業実施計画(
データヘルス計画)の策定にあわせた具体的な対策の実施と方法を学んでまいりました。健診を受診しない方の医療費が高額になる傾向が見られ、腎不全医療費の上昇率が県平均より高くなっていることから、健診未受診対策と腎不全の予防を主眼に置いた事業展開を行い、医師会と連携した帳票作成や医師会内での現状把握、市民への糖尿病、高血圧予防のための知識の普及活動を健康増進事業にあわせながら実施していました。 さらに、健診に関するアンケートを実施して市民のニーズを調査したり、保健推進員による声がけ、受診率向上のため随所に小さな工夫が織り込まれており、同様に糖尿病、高血圧由来で腎臓疾患の方がふえつつある本村にとっても、大変有意義な視察となりました。 韮崎市、沼田市での視察研修とあわせ、廃校になった校舎の利活用を探るべく、山梨県北杜市の三代校舎・おいしい学校と甲府市藤村記念館を視察してまいりました。両方とも展示や物販のほか、地元の方が利用できるギャラリーやスペースが確保されており、長年学び親しんだ場を保存しつつ、新たな自分たちの場所として利活用する姿勢がうかがえました。 以上、
文教厚生常任委員会行政視察研修の報告とさせていただきます。
○議長(上遠野健之助君)
吉田文教厚生常任委員長の報告を終わります。 以上で、
文教厚生常任委員長からの報告を終了したわけですが、この際、委員長報告に対する質疑を許します。 質疑ございませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(上遠野健之助君) 質疑ないものと認めます。 質疑を終わります。
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△日程第6 一般質問並びに答弁
○議長(上遠野健之助君) 日程第6、一般質問並びに答弁に入ります。 質問については、通告書の受け付け順に行います。
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△根本定雄君
○議長(上遠野健之助君) 初めに、1番、根本定雄議員の一般質問を許します。 1番、根本定雄議員、登壇。 〔1番 根本定雄君登壇〕
◆1番(根本定雄君) おはようございます。 一般質問の通告をいただきまして、通告どおり2項目について、私は質問をさせていただきます。 1項目でございますが、
スクールバス運行時の各乗降場所に小屋等の設置をすべきと思うがと。 スクールバスの運行が始まりまして8カ月が経過をいたしました。その中で、改善をしなければならないことが見えてまいりました。これまで数カ所の乗降場所を見て回ってきましたが、子供たちは雨の日、日差しの強い日でも路上でバスを待っている。また、これから寒くなって雪も降り、ことしは特に寒さが厳しく、また大雪とも言われております。親は、子供を送ってきたものの勤めに行かなければならなくなり、子供はそこでバスが来るのを待っている状況であります。せめて乗降場所に雨風がしのげる場所があったらと、できれば自転車置き場があったらと、スクールバスを利用されている父兄の方々からたくさんの要望があります。これらについて当局の見解をお聞かせいただきたい。 2点目でございますが、小野高校平田校廃校後の利活用についてということであります。 ご存じのように、小野高校平田校は、平田村はもとより近隣の市町村からも多くの学生が通学しております。しかし、人口減少等に伴い、3年連続募集定員を割り、残念ながら来年度の募集は停止ということで、この70年の校歴の幕をおろし、平成31年をもって廃校となります。そこで、村として廃校後の利活用等をお考えであれば伺いたいと思います。 この2点について、お願いいたします。
○議長(上遠野健之助君) 答弁に入ります。 答弁は、1項目ごとに行います。 まず、第1項目めの答弁、村長。
◎村長(澤村和明君) それでは、1項目めの質問につきまして、担当課のほうから答弁をさせます。
○議長(上遠野健之助君) 教育課長。
◎教育課長(生田目宗一君) お答えいたします。 ひらた清風中学校のスクールバスの運行についてでありますが、ひらた清風中学校は、本年4月に旧蓬田中学校を仮校舎として開校することになったため、村教育委員会としては、旧小平中学校区からの生徒全員を対象として、通学手段としてのスクールバスの運行を行ってまいりました。その際、保護者から停留所の街灯や自転車置き場の設置要望等がありましたので、これまでに防犯灯を数カ所に設置するなどの対応を行ってきております。 現在のスクールバスの運行は、旧蓬田中学校を仮校舎としているための臨時的な対応であり、今後、新校舎が完成した場合には、現在の運行路線を一旦リセットし、新たに村内全域を対象としたスクールバスの運行計画を作成することにしております。したがって、各乗降場所に小屋の設置をするかどうかなどについては、道路使用許可や地権者の了解なども必要もあることから、今後の検討課題とさせていただきたいと思います。 以上です。
○議長(上遠野健之助君) 1番。
◆1番(根本定雄君) 今の説明ですと、これからいろんな関係機関において許可を得なければならないということでありますけれども、それでは、この乗降場所に、そういう雨風がしのげる場所を設置するお考えがあるのかどうか、まずお聞きしたいんですけれども。
○議長(上遠野健之助君) 教育長。
◎教育長(吾妻幹廣君) 設置する考えがあるかどうかということにつきましては、今後の検討課題というふうに現在は思っております。 少し詳しく申し上げますと、スクールバスは中学校だけではなくて、小学校も既に走っております。小学校は5路線走っております。中学校が現在2路線ですから、7路線走っております。 質問の中心は中学校ですので、中学校について申し上げますと、現在のスクールバスは、旧小平中学校の子供たち、いわゆる小平地区の子供たちが、現在の仮校舎である蓬田中学校に全員通うということでしたので、全員に、生徒を対象にスクールバスを現在出しているわけですが、新校舎ができれば、これは村の中心につくるわけですから、これは蓬田地区も小平地区も全く同じ条件で、学校を中心にどのぐらいの距離を歩かせたり、自転車で通わせたりするか、どの辺の距離からスクールバスを運行させるか、これは学校の教育方針なども含めて現在検討をさせていただいているところであります。 そういうことで、スクールバスの停留所に全部その小屋のようなものなどというふうになりますと、小・中学校合わせると何十カ所ということになりまして、簡単にできる話ではない。それから、中学校は当然、どっちみち新校舎ができてから正式に路線が決まると思いますし、近隣の他町村云々というのは余り言いたくないんですけれども、スクールバスの子供たちのために小屋のようなものをつくっているというのは、私は現在聞き及んでおりませんので、そこまではどうかなと。もう少し検討させていただきたいというふうに思っております。 以上です。
○議長(上遠野健之助君) 1番、3回目になります。
◆1番(根本定雄君) 最後の質問ということになりますが、今、教育長さんおっしゃいましたが、近隣のところにはそういう乗降場所にそういうものの設置はないというお答えでございましたし、私は、あの清風中学校がすばらしい、それこそ県下にもないような大変すばらしい学校が完成するんだと思うんです。これは前から教育長さんも言っておられました。すばらしい学校だからこそ、近隣にはないからこそ、私は平田村が、やっぱり子供のためにそういう乗降場所にそういう小屋をつくるべきだと私は思うんです。でないと、子供たちはあの中で、ああいう状況の中を考えてみてください。私は、そこに温かいやっぱり手を差し伸べてやるのが行政の仕事ではないかなと思っているんです。 お金もかかることは十分承知のことです。しかし、そういうことをやらないでは、私は本当の意味での、やっぱり子供を安全・安心の場から守るということができないんだろうと思うんです。まずそこは検討していただきたいし、もしそういうことをこれから検討するのであるならば、検討委員会の中できっちりと、やっぱり議論をしていただきたいというふうに思います。 以上でございます。
○議長(上遠野健之助君) 教育長。
◎教育長(吾妻幹廣君) 校舎を立派なものにして、いい施設の学校にして、いい先生に来ていただいて、いい教育を行う。それが私の今一番思っていることです。そのこととスクールバスで通う子供のために小屋を設置するというのは、ちょっと直結する問題ではないと私は思います。 もう少し言いますと、今はそういうことは余り聞かないですけれども、昔は、統合中学校が盛んにあちこちでできた時代に、かなり遠い場所でも本校は全員徒歩で通わせるという名物校長の話を若い教師の時代に聞いたことがあるんですけれども、それは、子供たちの体力増進あるいは強い精神を養うために、学校ぐらいには歩いて通ってこいというような、そういうことを教育の指針にした話も残るぐらい、登下校については、スクールバスを走らせて、そのスクールバスのところまで、うちからそんなに遠い距離でないはずなんですね、スクールバスの停留所はいっぱいあるわけですから。そこまでの距離だけ歩いて、あとはスクールバスに乗せて通わせるということは、決して悪いことではないと思いますけれども、そういう子供がどんどんふえていっていいのかなと。 例えば、同じ学校に通う子供で、当然今は、清風中学校に蓬田地区の子供は全員徒歩です。あるいは自転車です。これは仮校舎の関係で、小平地区の子供はスクールバス。今度、新校舎ができれば、今度は新校舎は村の中心、大きい順に当然徒歩、自転車の子供、それからその周りのスクールバスに運行する対象の子供が出てくると思いますけれども、その何キロ以内、例えば3キロ以内、4キロ以内の子供が通学するとなると徒歩です。当然、雨の日は傘を差して学校まで4キロ歩いてくるわけです。片方の子供は、自分のうちから何十メーターぐらいのところに停留所に行けば、小屋があってバスに乗るということになったときに、そこまで停留所に小屋をつくってやるというのが、教育的にどうなのかなという、そういう思いはなくはありません。 それから、最近言われることで、都会の子供より田舎の子供のほうが歩かないと。都会の子供は駅まで徒歩で行って電車に乗って、そしてまた駅から学校に徒歩で通うというのはたくさんいるわけですけれども、最近は、高校生の子供でもお母さんの車に乗って、高校の門口まで乗っていってという子供、私は石川の町通ってきますと、県立石川の前で、たくさんの子供がお母さんの運転してきた軽自動車からおりて、とことこ歩いていくのを見るんですけれども、その辺も含めて、この子供たちにサービスをするということをどのように考えたらいいか。今お話ししたように小屋までつくってやるべきなのかどうかということは、私自身、今つくるべきだという気持ちまではなっておりませんので、正直なところ。もう少しいろいろ考えさせていただければと思っております。 以上です。
○議長(上遠野健之助君) 1項目めを終わります。 次に、第2項目めの答弁を、村長。
◎村長(澤村和明君) それでは、2項目めの質問につきましても担当課長のほうから答弁をさせます。
○議長(上遠野健之助君) 総務課長。
◎総務課長(上遠野今朝光君) 小野高校平田校の廃校後の利活用を考えているのかというご質問にお答えいたします。 小野高校平田校につきましては、4年連続で入学者数が募集定員の半数以下となったことから、福島県教育委員会が平成29年度の生徒募集を停止し、平成30年度末に閉校すると決定されました。 小野高校平田校の歴史と地域住民の思い、跡地を取り巻く環境や施設、敷地の形状などの条件を総合的に検討し、村民の皆様からのご意見も伺いながら、また議会とも協議し、有効な活用方法を図ってまいりたいと考えております。 村としましても、係長クラスで組織しておりますふるさとづくり推進プロジェクト会議でも既に協議検討しているところで、プロジェクト会議からは、小野高校平田校と蓬田中学校跡地については、商業地や病院に近接していることや、国道49号、さらにはあぶくま高原道路への交通のアクセスもよいことから、定住ゾーンとしての利活用を図ってはどうかというご意見もございました。 こども園の設置場所も含め、学校跡地や旧庁舎跡地の利活用につきましては、定住ゾーン、総合運動ゾーン、文化・交流体験ゾーンなど、さまざまな可能性が秘められておりますので、議会とも十分協議を進めながら、創意と工夫により活用方法を決定してまいりたいと考えております。
○議長(上遠野健之助君) 1番。
◆1番(根本定雄君) 私も小野高校平田校の卒業生でございまして、この学校につきましては、県のほうでも今、体育館を、耐震の関係で完了が終わったということなんですね。 でも、やっぱり私は、村としてこういう例えば施設が欲しいと、例えばですよ。村が県に要望して、専門学校的なものが、あるいは、それはどういう形にしても、こういう形のものが村として要望したいということになれば、当然その前にいろんな話し合いを持たなければならないと思うんですね。私は、それであるならば早目に県に、その検討委員会なりを立ち上げて早目に検討委員会の要望あるいは村としての要望を県に陳情すべきだと思うんです。あるいは、また県のほうからも、例えばここの学校を将来どういうふうにするかという話が来ているのかというのもお聞かせいただきたいと思います。 まずは、その検討委員会の立ち上げがされるお考えがあるのかどうか。総合的に、これから廃校になって、今現在いる学校も含めて、あるいはこれから清風中学校の廃校ということにもなりますので、総合的にやっぱりこれからそういう部分を話し合う検討委員会を立ち上げる、そういうお考えがあるのかどうかをお聞かせいただきたいと思います。
○議長(上遠野健之助君) 総務課長。
◎総務課長(上遠野今朝光君) 今のところ県との接触はございませんが、今後、総合検討委員会等立ち上げるのかというご質問でありますが、村側としましては、プロジェクト会議等で検討を始めております。学校の廃校等につきましては、学校の統廃合委員会等で今後検討課題になるんではないかというふうに思っております。さらに新たに委員会等を立ち上げるのかということでございますが、今後いろいろ検討させていただきまして、ただいまいただきましたご意見等も踏まえまして、検討してまいりたいというふうに思っております。
○議長(上遠野健之助君) 1番、3回目になります。
◆1番(根本定雄君) 最後の質問になりますが、これは要望でありますけれども、9月の議会においても、検討委員会のあり方についてということでお話をさせていただきました。もし検討委員会を立ち上げるならば、やはり私は充て職でないほうがよろしいと、話が全然見えてこないような検討委員会を何回開いたって、私は話が見えてこないんだろうと思いますので、そこはご理解をいただいて、充て職でないように私は希望いたします。よろしくお願いいたします。回答は結構でございます。
○議長(上遠野健之助君) 以上で、1番の質問を終わります。 これで1番、根本定雄議員の一般質問を終わります。
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△瀬谷一男君
○議長(上遠野健之助君) 次に、12番、瀬谷一男議員の一般質問を許します。 12番、瀬谷一男議員、登壇。 〔12番 瀬谷一男君登壇〕
◆12番(瀬谷一男君) 今回、第4回定例会において、通告どおり1項目について質問をいたします。 農産物の産地化を目指して長期支援をということで、質問いたします。
総務経済常任委員会では、葉たばこの播種、さらに収納状況、繁殖子牛市場の視察調査を長年実施していますが、後継者は少なく、高齢化の状況は続いています。しかし、村当局が長年にわたり熱心に支援してきた結果、ひらたブランド化が形成され、高値で取引されていることは高く評価するところであります。 農業振興のため、新規作物として遊休地を活用した取り組み、リンドウ、ジネンジョ、タマネギ、ソバ等の栽培を実施しているところですが、効果は一時的で、産地化を目指すにはほど遠いように感じております。そして現在、薬草栽培に着目し、試験栽培しているところですが、ことし発行の日本農業新聞によると、農水省でも5品目、トウキ、シャクヤク、ミシマサイコ、カンゾウ、オタネニンジンについて生産拡大を目指し、経営モデル、栽培マニュアルを作成し、収益性を図ること、さらに福島県でオタネニンジン、エゴマについて生産拡大に乗り出し、生産資材、加工品開発に支援していくと報じております。このように新聞で報道されております。 本村においても試験栽培を踏まえ、この機会に栽培に向けて積極的に推進し、長く支援することで産地化を目指し、低迷が続く中、農家所得の向上につながればと考えますが、村長の考えを伺います。
○議長(上遠野健之助君) それでは、答弁に入ります。 答弁、村長。
◎村長(澤村和明君) この質問に関しまして、担当課長からまず答弁をさせます。
○議長(上遠野健之助君) 産業課長。
◎産業課長兼
農業委員会事務局長(渡邉敏男君) お答えいたします。 ことしになってから、県内において薬用作物の試験栽培に取り組む自治体がふえ始めておりまして、福島医大会津医療センターでは会津地方の生薬原料の一大産地にすると新聞に掲載されたところでございます。 ご承知のように、村では奥羽大学薬学部と協定を締結し、産業振興、特産品開発等の共同研究による露地栽培とハウス栽培の生育データ分析調査を行いながら、栽培技術の確立を目指しているところであります。さらに、薬用作物の種類によっては複数年の栽培を必要とする品種もあり、採算がとれるような低コスト生産技術の研究も必要となっております。 福島県においては、県内の各自治体において薬用作物栽培の取り組みが始まったとして、ふくしま医食同源の郷づくり事業の補助対象項目に薬用作物の栽培を加え、今年度から3年間実施することから、県の支援を受けるため、今回の
一般会計補正予算に増額計上したところでございます。 さらに、国において、薬用作物は国内需要の拡大が見込まれる作物として関心が高く、中山間地域の活性化につながる作物として生産拡大への期待が大きく産地化を後押しするためということで、薬用作物等地域特産作物産地確立支援事業を展開することから、今後は県のほかに国の補助金を活用し、さらに関係機関と情報を共有しながら長期にわたる栽培技術の確立と6次化商品の開発を図りたいと考えております。 以上でございます。
○議長(上遠野健之助君) 12番。
◆12番(瀬谷一男君) 今後、全ていい環境にあるので、興味のある人集まりなさいというような感じでなくて、興味のある人の家まで訪問して、粘り強い推進を図っていくようにご期待をしたいと思います。 以上です。
○議長(上遠野健之助君) 答弁は別によろしいですか。
◆12番(瀬谷一男君) はい。
○議長(上遠野健之助君) これで12番、瀬谷一男議員の質問を終わります。 これより、議場内時計11時5分まで、10分間休憩といたします。
△休憩 午前10時55分
△再開 午前11時04分
○議長(上遠野健之助君) 再開いたします。 休憩前に引き続き会議を開きます。
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△高橋七重君
○議長(上遠野健之助君) 次に、8番、高橋七重議員の一般質問を許します。 8番、高橋七重議員、登壇。 〔8番 高橋七重君登壇〕
◆8番(高橋七重君) 平成28年第4回平田村議会定例会において3項目について質問したいと思います。 1項目め、第5次平田村総合計画についてお尋ねしたいと思います。 3月に、今後10年間、37年度を目標年度とした第5次平田村総合計画を策定しました。また、人口減少対策として、平田村まち・ひと・しごと創生総合戦略の事業を本計画の重点プロジェクトに位置づけ、魅力的な村づくりに取り組んでいくとしています。 これらに掲げられている事業の数は膨大な数です。これらの事業を実施し、目標を達成するために10年間を前半、後半それぞれ5年間に分け、なおかつ実施計画については、庁内資料として3年を目安に見直していくとしています。 既に3月から動いているわけですが、3年間の実施計画はできているのでしょうか。議会には年度当初に単年度の重点事業しか示されていません。議会にも3年間の実施計画を示すべきではないでしょうか。 2項目め、就学援助費の使用項目の要綱の改正を。 就学援助費についての質問は、これで2回目になります。 就学援助制度は、義務教育は無償とした憲法26条などの関係法に基づき、小・中学生のいる家庭に学用品費、通学用品費、校外活動費、修学旅行費、新入学児童・生徒学用品費、医療費、学校給食費などを補助する制度です。 平成21年3月議会で、親の収入によって、子供がほかの子と同じように教育を受けられない、精神的に追い詰められるというようなことがあってはならないことなので、積極的に利用を促すべきとの質問に、入学時、新学期時期に小・中生全員に周知するとし、一歩前進しました。今回は、援助費で使用できる内容と支給方法についてお尋ねしたいと思います。 国は10の項目に分けて購入できるものを挙げていますが、本村は先ほど読み上げた9つの項目です。中学生ともなれば、クラブ活動も大事な活動として捉えられ、全員が運動部、文化部のいずれかのクラブに入らないとならないと聞いています。しかし、援助費でクラブ活動費に係るものの購入は認められていません。また、近年は眼鏡をかける、またはコンタクトレンズを使用する児童・生徒が多くなりました。学校生活はもちろん、日常を過ごすためにはなくてはならないものです。この2点については、要綱の改正をすべきと思いますが、村長の答弁を求めます。 また、援助費の受け取りについてお尋ねします。対象になっている世帯は、どのような方法で援助費を受け取っているのでしょうか。 3項目め、県道の草刈りや支障木の整備は県と協議を。 村道の草刈りや道路整備などに当たっていた緊急雇用対策費がなくなったことで、手が足りず、住民からの要望になかなか応えられない現状があります。また、それは県道においても同じことが言えます。 県道は村内を走る主要道路になっていることから、整備はできるだけ要望していると、いつも担当課は言います。道路整備などは限られた予算の中で優先順位を決めて実施しているのでしょうが、それではいつまでたっても実施してもらえないのではないかと思います。 県と協議をして村で実施をしてはどうでしょうか。実際に鮫川村などは県と話をして、村内を走る県道の整備は村が実施しているそうです。かかった費用は県に請求しているそうです。県が実施するより、村がやれば費用も安くなるとも言っています。このことは石川郡内の担当課長等と話し合いをして、管内で要望してはどうでしょうか。 以上、3項目です。よろしくお願いします。
○議長(上遠野健之助君) では、答弁に入ります。 答弁は1項目ごとに行います。 まず、第1項目めの答弁を、村長。
◎村長(澤村和明君) それでは、担当課長から答弁をさせます。
○議長(上遠野健之助君) 総務課長。
◎総務課長(上遠野今朝光君) 第5次平田村総合計画の実施計画について、議会にも示すべきではないかというご質問にお答えいたします。 この実施計画は、平田村総合計画の一部を構成するものでありまして、前期基本計画に沿って、平成28年度から平成32年度までの5カ年間に取り組む事業計画を体系的、具体的に示すもので、毎年度の予算編成及び事務事業の指針とするものでございます。 この実施計画には、前期基本計画から抜粋した基本目標、基本政策、基本施策、担当課、主要事業等や毎年度の事業内容、計画期間中の事業費を記載し、事業の進捗を管理するための指標、さらには毎年度の進捗管理を行うものでございます。 実施計画の期間は、平成28年度から32年度までの5カ年となっております。新たな事業の追加や計画の見直しに対応するため3年を目安に見直しをしていくこととしております。 申し上げましたとおり、実施計画につきましては、担当課、担当職員の事業進捗を管理する内部資料として作成したものであること、さらには施策ごとに計画されており、膨大な資料となることから、議会には配付しておりませんでしたが、議会でも必要とあればお配りしたいと思います。
○議長(上遠野健之助君) 8番。
◆8番(高橋七重君) 今、必要であればということだったのですが、今度の9月定例会にあったように、私たちは年度当初の計画しか示されていません。そこに補正予算でぼんと大きい事業が入ってくるというふうになってくると、いつこういう事業を計画していたのかとか、そういったことがわからないと問題になってくるのかなというふうに思っています。 この総合計画には、今総務課長からあったように、一般質問なんかで取り上げた住民の声とか、それから、直接職員、村長が住民から聞いた声であるとか、いろんな形で反映されていると思うんですね。これを過疎債を含むたくさんの膨大な事業の中で、どれが優先順位が高く、急いでやらなければならない事業なのか。実施するためには、国や県の補助金を申請していくものもあると思うんですね。そういったことが全く単年度の、年度当初の計画事業の内容だけでは私たちはわかりません。それでは議論のしようがないと思いますので、こういったことを要求したんですが、今回から議会の議決要件ではなくなったということもあって、そういうふうになったのかなと思ったのですが、やっぱり長期的に平田村のことを、今後を考えて実施していく事業でありますので、ちゃんと3年間の実施計画なるものを議会に出していただきたいと思います。 答弁は結構です。
○議長(上遠野健之助君) 1項目めを終わります。 次に、第2項目めの答弁、村長。
◎村長(澤村和明君) こちら、担当課長のほうから答弁をさせます。
○議長(上遠野健之助君) 教育課長。
◎教育課長(生田目宗一君) お答えいたします。 就学援助制度は、議員認識のとおり、援助対象経費を要綱により定め、経済的な理由等からお困りの保護者に対して援助している制度でございます。国の補助制度が廃止され、平成18年度から一般財源として交付税に参入されました。このことは、市町村の財政事情などにより援助対象経費等が異なっているのが現状でございます。 議員おただしのクラブ活動費並びに眼鏡を援助対象経費として認め、要綱を改正すべきとのことでありますが、就学援助制度の対象経費につきましては、全員が一律に係る経費が対象となっております。クラブ活動費は、所属するクラブによって用具等の経費に差がある、年度途中での入退部があることなど支給に当たって整理する課題が多くあります。 就学援助制度は、交付税措置による一般財源で対応していることから、各市町村の財政事情などから援助対象経費も相違しており、クラブ活動費を援助対象経費としている市町村はほとんどない状況であり、石川管内同様に、現段階では対象経費としておりません。今後、各市町村の動向を踏まえながら検討してまいりたいと思います。 また、眼鏡を対象経費とのことでありますが、全員一律に係る経費という点から対象外経費との認識とさせていただきたいと思います。 次に、就学援助費の受け取りについてでありますが、年3回、7月、12月、2月に分けて、学校長を通して保護者に対して現金で支給しております。 以上です。
○議長(上遠野健之助君) 8番。
◆8番(高橋七重君) 中学校に入学するときには、村の子育て支援金支給条例による中学校入学時の5万円、そして特別支援金の3万円、合計8万円の支援金になります。制服、運動着、かばん、運動靴、3足あるんですが、男女で多少の差はありますけれども、約11万円ほどかかっているようです。そういう意味では、この8万円というのは、非常に保護者にとっては助かる金額だと思います。 しかし、このほかにやっぱりクラブ活動をやろうと思えば、しかも何らかのクラブに入らなければならない、もちろんクラブによってそろえなければならないものは金額、道具等で差はあると思いますが、全部でなくても、そのうちの限度額を決めて幾らという形で出すことも可能だと思うんですね。当然、何かの部に入らなければならないということが義務づけているのであればこれは、やっぱり認めていかなければならないことなのかなと思います。もう一回、その答弁はお願いします。 それから、支給方法が、学校長を通して年3回現金でということなんですが、今どき現金で、わざわざ仕事を休む、平日になるでしょうから仕事を休んで取りに来るということ自体おかしな話だと思うんですね。確かにあなたのところは就学援助費受けているんだよと、何かこれ見よがしな、そんな感じにも思えるんですね。 今、現金による支払いとか受け取りというのは、安全面やそれから不正防止の観点から、商工会とかいろんな企業間でも余りやっていないと思うんですよ。それを今どき現金でやるということ自体、これは改めなければならない事柄ではないのかと思うんですが、どうでしょうか。
○議長(上遠野健之助君) 教育課長。
◎教育課長(生田目宗一君) お答えいたします。 先ほど、就学援助制度について、村単独で一般財源を使って行うということでありまして、村でも平成24年度に、平田村赤ちゃん誕生祝い金及び子育て支援金支給条例を施行しました。お祝い金の項目に、小学校の入学時に5万円、中学校の入学時に子育て支援金として5万円、さらにあわせて今年度から、中学校の入学時に特別支援金として3万円を支給するということで、合わせまして新入学の家庭でお祝い金として8万円が、村一般財源を使って単独で支給していることはご承知だと思います。これも、まさに一律に支給される部分の負担すべきものであって、この部分については平田村版の全児童・生徒に対しての就学支援として行っていると思いますし、村では最大限子育て支援に努力しているところであります。 これらの8万円を中学校の準備金としまして、さらにお困りの方につきましては、新入学関係の要保護からの支援がございますので、そちらで対応してはいかがかと思います。 さらに、2点目でありますけれども、今時分、現金で支給するのはいかがかということで、プライバシーの問題とか安全面からというようなこともございましたけれども、一時的に学校で立てかえている部分もございますので、それらを個別においでになって、そこで一旦お支払いをして、立てかえた分と今後使用する分については、学校のほうの事務のほうから差し引きをするというようなことでございますので、この点をご認識いただければと思います。 以上です。
○議長(上遠野健之助君) 3回目になります。
◆8番(高橋七重君) 再質問のところで、中学校入学時にかかる費用のことを少しお話ししたんですが、約11万ほどかかると。課長答弁のとおり、8万円というのは村単独のお金によるもので、予算によるもので、村版の就学援助費のようなものなんだという話がありましたが、それはそれで助かっていると思います。ですが、やっぱりほかに兄弟がいたりすれば、さらにお金がかかるわけですね。ですから、そういったことも踏まえた上で、クラブ活動費は、できるだけみんなと一緒にクラブをやってほしいということで学校は言っているわけですから、そこは該当、さらに充実させるべきなのかなというふうに思っています。 それから、支払いの方法なんですが、一時的に立てかえているので、それを一回払って立てかえた分を返してもらってという形なんでしょうけれども、国の要綱に、新入学児童・生徒学用品費と書いてあるところに、7月と12月と2月の支払いになりますよね。そうすると、どうしても入学時、3月、4月の入学時には間に合わないというふうになると思うんですね。ですから、この7月となっているところを、やっぱりそれは4月に間に合うような形で支給できないかというようなことも一つ出てくると思うんですね。 これは以前に質問したときには、3月の確定申告に基づいて、該当するかどうか決定するので、どうしても6月になってしまうんだというふうに言っていましたが、さっき言ったように、要綱に新入学児童・生徒の学用品というふうに書いてあるわけですから、必要としている時期に、必要できるように配慮すべきではないかと思います。このことは、ことし5月に文科省の初等中等教育局長が、十分配慮するよう通知はしているが、市町村に引き続き働きかけていくというふうに答えていますので、ぜひ、再度検討していただきたいと思いますが、どうでしょうか。
○議長(上遠野健之助君) 教育課長。
◎教育課長(生田目宗一君) クラブ活動費等のことについては、一律に負担すべき経費というようなことで、それぞれ一般単独で交付税を措置として行っておりまして、各市町村で対応がまちまちだと思います。少ない状況であるというようなことで答弁をさせていただきました。村も近隣の市町村の動向調査をして、整理すべき部分については整理して検討をしてまいりたいというふうには思っております。 また、2点目の3月支給云々というようなことがありますけれども、これにつきましては4月に小・中学校入学式のときに許可されるわけですから、それ以前に支給する分であれば対象外ではないかというふうに今のところ考えておりましたので、またこれもいろいろ調査をしてみて、できる場合についてはできるなり、できなければできないというようなことで答弁をさせていただきたいと思います。今後検討させていただきます。 以上です。
○議長(上遠野健之助君) 2項目めを終わります。 続いて、次、第3項目めの答弁、村長。
◎村長(澤村和明君) それでは、こちら担当課長のほうから答弁をさせます。
○議長(上遠野健之助君) 地域整備課長。
◎地域整備課長(吉田政吉君) お答えいたします。 福島県で管理している国県道の維持管理は、県の予算により行っており、鮫川村を含む棚倉土木事務所管内では、管理している国県道の維持管理業務のうち、道路脇の草刈り業務を道路の所在する町村に委託しているようです。委託を受けている路線数等については、町村により違っているようです。 石川郡内を管理しております石川土木事務所では、年間を通しての道路等の維持管理業務を石川郡内の8企業で構成している事業協同組合に一括発注する方法を、平成27年度より試行的に実施しているところです。 この方法は、適正な道路等の維持管理を行うとともに、緊急性の高い維持補修等にもいち早く対応できる体制づくりのために、包括発注により現在試行的に進めているところで、今後は町村等の意見も聞きながら、よりよいものにしていくとしておりますので、当面はこの方法での維持管理状況を確認しながら、改善の必要な部分については要望していきたいと考えております。 以上です。
◆8番(高橋七重君) 了解。
◎村長(澤村和明君) 8番、質問ないですか。
◆8番(高橋七重君) はい。
○議長(上遠野健之助君) わかりました。 これで8番、高橋七重議員の一般質問を終わります。
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△久保木源君
○議長(上遠野健之助君) 次に、10番、久保木源議員の一般質問を許します。 10番、久保木源議員、登壇。 〔10番 久保木 源君登壇〕
◆10番(久保木源君) 私は、今回の定例会において、通告どおり2項目についてを質問したいと思います。 1項目め、水田の基盤整備事業を強力に推進すべき。 村内の水田状況を見ますと、道路脇で比較的条件のよい水田も耕作不能地として目につくようになりました。 国の補助事業である畦畔除去、暗渠排水事業は、本村のような条件の地域では最も適した事業と考えます。国の補助が来なくなったからといって、事業を縮小したり、やらないのではなく、村独自に予算づけをし、事業の推進を図るべきと考えますが、村長の考えを伺います。 質問事項2、ベッドタウン構想について。 本村は、あぶくま高原道路、国道49号線、国道349号線の幹線道路が走り、交通アクセスは大変条件がよく、また、生活に欠かせない病院やスーパー、道の駅等、環境にも大変恵まれた地域であります。さらに、来年には統合中学校校舎が完成し、教育環境もより充実していくと思います。しかしながら、本村においても人口減少傾向に依然として歯どめがかからず、将来的に大変心配される現状にあります。 そこで、ベッドタウン構想とはどのような事業なのか、また、人口減少に歯どめをかけるためにも、この構想とあわせてどのような考えを持っているかを伺いたいと思います。
○議長(上遠野健之助君) 答弁に入ります。 答弁は、1項目ごとに行います。 第1項目めの答弁、村長。
◎村長(澤村和明君) それでは、1項目め、担当課長のほうから答弁をさせます。
○議長(上遠野健之助君) 産業課長。
◎産業課長兼
農業委員会事務局長(渡邉敏男君) 1項目についてお答えいたします。 議員おただしのように、村内における水田圃場整備率は30%と低く、区画も小さいことから作業効率が悪く、暗渠排水と畦畔除去の事業は、中山間地における小規模水田に必要な条件整備事業として認識しているところであります。 しかしながら、事業を展開するためには財源の確保が肝要であり、当初予算では国の補助事業による財源を見立てていましたが、ご承知のように、平田村などの中山間地における条件に一致しない新しい事業を制度化されたことを受けて、従来の事業存続を要望したところ、国の補正予算においてこのたび復活し、今回最後の事業となることから、まとめて補助金を要望したところでございます。畦畔除去についても、あわせて事業を展開したいと考えております。 つきましては、今回の
一般会計補正予算に増額計上をしたところであります。今後も平田村の実情に合った補助メニューを探し出して、財源確保に努めたいと考えております。 以上でございます。
○議長(上遠野健之助君) 10番。
◆10番(久保木源君) 私は、以前も基盤整備の必要性を質問しました。そのときの答弁は、補助事業に頼らざるを得ないということでした。 本村の水田作付面積は、1筆当たりが約9アール、これ、水田作付面積から筆数を割った面積なんですけれども、実際はこの面積より大きいと思いますが、耕作を受託する立場になりますと、一枚の水田面積が大きいこと、また、排水もよく乾田に近い状況であることが条件であります。来年度から、畦畔除去、暗渠排水事業がなくなるということで、内容も変わるとのこと。農村環境の保全、環境悪化による影響は大なものがあります。 村では、今回の定例会においても2,100万の補正で整備を予定をしております。農家の皆さんが、消極的な考えを持っている方も多いと思いますが、予算を捻出し、継続的な事業を推進すべきと思いますが、伺いたいと思います。
○議長(上遠野健之助君) 産業課長。
◎産業課長兼
農業委員会事務局長(渡邉敏男君) お答えいたします。 今回の国の補正予算なんですけれども、これまで未消化でありました面積ベースでいいますと、暗渠排水は8.7ヘクタール、そして畦畔除去は2ヘクタールとなっております。 今回国に要望しました面積は、暗渠排水が17.1ヘクタール、つまり、これまでの8.7ヘクタールと比べて倍以上の面積の取り組み、そして、畦畔除去につきましては2ヘクタールのところが今回5.4ヘクタールの取り組みということで、これまで未消化だった事業に加え、今後の事業も見込んでの大幅な財源確保という形で、国のほうに要望を出したところでございます。 この事業を展開しながらも、さらに国の補助事業を要望しながら財源確保を努め、さらに種々いろんなメニューがセットになって組まれている事業もございます。これも検討しながら財源確保に努めてまいりたいというふうに考えておるところでございます。 以上でございます。
○議長(上遠野健之助君) 久保木議員、3回目になります。
◆10番(久保木源君) 今後も、国、県の補助事業を積極的に導入するとともに、将来を見据えた独自の補助事業も検討すべきと思います。村長の考えをお伺いして質問を終わりたいと思います。
○議長(上遠野健之助君) 村長。
◎村長(澤村和明君) 今、担当課長が答弁したとおりでございまして、まず、財源の確保、これが本当に大事な部分でございます。私たち、特に執行者としましては、財源確保が私の特に大事な仕事であるというふうに、私は自覚しております。今後も村の実情をいろいろ考えながら、できるだけ本当に、九生滝地区の、鴇子から九生滝の地区の水路道路関係だとか、ああいうものの一部も、実は先ほど課長が言いました抱き合わせの事業というところで取り組めたということでありますので、いろいろな国もメニューを出してくるはずですので、平田村にマッチしたものをしっかりと逃さず捉えながら、事業を進めてまいりたいなと思っております。 久保木議員のおっしゃる農家に対する今後の心配、これは私も全く同感でございますので、議員の思うような形の中で、しっかりと前に進んでいきたいなと考えております。
○議長(上遠野健之助君) 1項目めを終わります。 次に、第2項目めの答弁、村長。
◎村長(澤村和明君) これは担当課長のほうから答弁をさせます。
○議長(上遠野健之助君) 総務課長。
◎総務課長(上遠野今朝光君) お答えいたします。 先ほど根本定雄議員の質問の際にもお答えいたしましたが、ふるさとづくり推進プロジェクト会議からも、小野高校平田校と蓬田中学校跡地については、商業地や病院に近接していることや国道49号、さらにはあぶくま高原道路への交通のアクセスもよいことから、定住ゾーンとしての利活用を図ってはどうかというご意見もございました。 また、村長も、本村は交通の便がよいことから、近隣市町村への通勤が可能な地域であり、定住促進のためにもベッドタウン化も考えていきたいと発言しております。 議員おただしの、ベッドタウン化へ向けての今後の進め方でありますが、小野高校平田校や蓬田中学校跡地の利活用も含め、村内に定住ゾーンを設定し、官民一体となって住宅用地の確保を図り、用地の斡旋や販売情報をインターネットや紙媒体等によりまして、村外の皆様に広く発信してまいりたいと考えております。 議会からのご提言等もございましたら、ぜひお聞かせいただきたいと存じます。
○議長(上遠野健之助君) 10番。
◆10番(久保木源君) 時間はかかると思いますけれども、着実に進行するようお願い申し上げて、質問を終わりたいと思います。
○議長(上遠野健之助君) これで10番、久保木源議員の一般質問を終わります。
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△三本松和美君
○議長(上遠野健之助君) 次に、5番、三本松和美議員の一般質問を許します。 5番、三本松和美議員、登壇。 〔5番 三本松和美君登壇〕
◆5番(三本松和美君) では、今回の12月定例議会一般質問に対しまして、4項目について一般質問を行います。 まず、第1点であります。 「9月議会定例会
一般会計補正予算否決による影響と対応」と題する文章についてであります。 区長会及び村長を囲む懇談会において、「9月議会定例会
一般会計補正予算否決による影響と対応」と題する文章が、事実と異なる内容を多く含んだ中で、公然と一般住民に配布したことについてです。 特に、文書の中で、村民が要望していた事業も実施することができませんとか、国からの補助金など多額の交付金を返上しなければならないことから、今後の村政運営に多大な影響が心配されるとともに、国や県との信頼関係が損なわれ、今後の補助金等への影響が懸念されますと、事実と異なる内容が多く含まれ、村民をあおるだけでなく、議会の議決権の侵害に当たる行動をしました。 このことについて、どう考えているか伺います。 2つ目です。 LED照明導入調査事業補助金の返上についてであります。 9月定例議会の平成28年度
一般会計補正予算(第2号)に計上されていたLED照明導入調査事業補助金が、11月14日の第3回臨時議会で平成28年度
一般会計補正予算(第3号)に計上されていませんでした。つまり、返上したことがわかりました。私は返上する必要はなかったと考えています。考えを伺います。 3項目についてです。 議会懇談会において村幹部職員が発言したことについてであります。 蓬田地区での議会懇談会において、村幹部職員が発言をした場面がありました。その中で、9月定例議会での平成28年度
一般会計補正予算(第2号)を否決した6人の議会議員に対し、反対した理由を答えさせたり、議会の決定に役場職員幹部でありながら不満を述べていました。村長はこの行動に対してどう考えているのか伺います。 4項目めについてであります。 教職員の勤務時間の実態と現状についてであります。 文部科学省教員勤務実態調査によると、教職員の1日当たりの勤務時間は10時間22分となっています。 内容としては、①児童・生徒の指導に直接的にかかわる業務が5時間59分、②児童・生徒の指導に間接的にかかわる業務が2時間2分、③学校の運営にかかわる業務及びその他の業務が2時間6分、④外部対応が0時間12分です。 そこで、教育委員会は当然、教職員の勤務実態と現状を把握していると思いますので、どのようになっているか伺います。 以上で終わります。
○議長(上遠野健之助君) 答弁に入ります。 答弁は1項目ごとに行います。 第1項目めの答弁、村長。
◎村長(澤村和明君) それでは、担当課長のほうから答弁をさせます。
○議長(上遠野健之助君) 総務課長。
◎総務課長(上遠野今朝光君) お答えいたします。 議会には議決権がございますので、可決も否決も当然あるものと承知しておりますが、今回のように一部の事業予算については認められないということであれば、修正の動議があってもよかったのではないかと思っておりましたし、なぜ全否決なのかわからないというのが本当のところでありました。 結果として、否決されたわけでありますので、村民の皆様には、否決された経過や影響、今後の対応につきまして説明する責任がございますので、事実をお知らせしたところであり、議会の議決権を侵害するものではありませんので、ご理解願いたいと思います。
○議長(上遠野健之助君) 5番。
◆5番(三本松和美君) 実際に出された文書は、そちらも当然存じていると思うんですね。その中の経過という部分では、工事費を積算するのは不可能であるとかいうふうな内容も出ておりますが、実際は事業計画を進める上では、概算から出していくというのが通例のやり方、そういった意味では、全く違った内容を示していました。 また、否決による影響ということでは、台風被害等々で実施することはできませんということでありますが、これも実際には実施することができたはずです。 また、僻地援助助成費など、多額の交付金を返上をしなければならないとありましたけれども、これも全く返上することがなくて済んだもの、例えば、この前の臨時議会におきましては、LED以外は基本的には全てが計上されているという実態です。本当に返上しなければならないという断言的な言葉を使えば、文書であれば計上できるはずがないということにもなります。 また、村政運営に多大な影響からということで、国や県との信頼関係が損なわれるというふうなことも触れていましたが、国と県との信頼関係は変わらないというのが現状ではないでしょうか。つまり、補助の関係というのはほとんどが3月31日いっぱいまで柔軟に対応していることが、私は県の担当関係に電話をして確認しております。それだけ柔軟に対応しているんです。しかし、それがはっきり、できないというふうな表現です。 対応としては、否決された補正予算は全部執行することはできなくなりましたということでありますが、実際はこの部分というのは、道の駅の部分を除いて、地方自治法177条にかかわる関係で、再議ということで実際は対応できたと考えられています。 以上の点で、全く今、村長に答弁していただかなくて、課長がただ単にこの説明をしてしまったような状態ですけれども、これは大変重要な問題なんです。文書をつくって村民に直接その内容を出したということなんですから。 そこで、質問に入らせていただきますけれども、「9月議会定例会
一般会計補正予算否決による影響と対応」の文章は、つくったのは間違いないわけです。村長自身が作成したものですか。それとも誰かに作成させたのか、または誰かが作成してくれたのか、いずれかだと考えます。誰かに作成されたか、誰かが作成した場合は、その関係者を答えていただきたいと思います。このことはやはり重大な問題だと私は認識しているからです。 また、公人が虚偽の文書を作成して大多数の方をあおったりした場合は、どうなるか考えていますか。どうなると思われますか。 今回のような行為は、議会軽視も甚だしく、まして公文書までも事実と異なる虚偽内容が多く記載され、公然と一般住民に配布する行為は、公務員法による信用失墜行為の禁止規定に抵触するのではないか、あるいは虚偽公文書作成などの問題も含まれているのではないでしょうか。こういった状況をつくり出した村の考えを伺います。
○議長(上遠野健之助君) 村長。
◎村長(澤村和明君) 何か5番議員さん、自分の世界にずぼっとはまっちゃってお話しなさっているようですが、論点をまずすりかえないようにしていただきたい。 あの段階で否決されたままでおけば、当然あの文章に載っているとおりの状況になるわけであります。しかし、後日の臨時議会を開いたときに新人議員さん4人の方が修正案を出して、そのほかのものが全部通るような配慮をしていただいたおかげで、そのほかのものが全部できるようになったということであります。 ですから、当初、一番最初9月の議会で、1つ、一部の気に入らない予算があった場合には、当然臨時議会で新人議員さんがやったような形の中で修正案を動議を出すのが、本当のルールじゃないですか。そうしますと、その修正案を出さなかったということを棚に上げて、その後の、皆さんから臨時議会で賛成をいただいたからそのほかのものができるようになってきているということも、よく考えていただかないと、今お話ししているようなものはあなたの世界であって、常識的に考えられる皆さん方の考える問題ではないと思いますよ。私は、あなたが今おっしゃっているようなことは、あなた自分自身の世界であって、常識的にはとても通用する話ではないということをお答えしておきます。
○議長(上遠野健之助君) 5番、3回目です。 質問の内容を拡大しないように、ひとつ趣旨に沿ってお願いします。
◆5番(三本松和美君) 村長、この2ページのところに、返上しなければならない交付金と断言している。これはどういうことでしょうか。もう返すんですから、後々使えないということに判断して、ある一定の村民の人が心配したわけです。わかりますね。それ、かなり違った内容が載っているんですね。 これで、お互いの世界でだからという話で済むようなやりとりではないですよね。あなたが村のトップとして、やはりこういった内容で村民の皆さんに伝えたわけですから、これは責任が重いですね。そのように受けとめてしまうんですから、これ以上の論点が進むとは思いませんが、やはりこういった重要な問題であるということは、改めて認識してほしいと思います。 以上です。
○議長(上遠野健之助君) 村長。
◎村長(澤村和明君) 本当にもう5番議員さん、自分の世界にどっぷりとはまっちゃっていまして、大変な重要な問題だとか何とかということをおっしゃったり、その文書を出したのが返上しなくてはいけない。否決された段階では、否決されたということは、そのまま賛成していただかないと返上しなくてはいけないんですよ。否決した段階では当然返上しなくてはいけない状況になっているということを理解できませんか。この前の臨時議会で賛成していただいたので、修正案動議を出して賛成していただいたので、全部残ったLED以外のものは、残った部分は救われたということであって、あの臨時議会も何もなくて否決されたまま置いたら、みんな返上しなくてはいけないんですよ。 その後、皆さん新人の議員さん4人の連名で修正案出たんですよ。それは、9月の議会で5番議員さんあたりが、反対された議員さん6人の中の一番のベテランなんだから、あなたが修正案動議を出して、ほかのLEDに関しても、ほかのものも全部まず救って、自分の気に入らないものを修正案動議を出すのが本当なんじゃないですか。それに一言も触れずに、嘘をついたというようなことをおっしゃっていますけれども、あの段階では、間違いなく賛成をしていただけないと返上なんですよ、そこのところをよく考えてください。 だから、新人の4人の議員さんたちは、それじゃだめだということで、この前修正案を出していただいた、そういうことなんですよ。そこのところを、大変なことになったということの前に、ご自分がなぜ修正案を出して、先輩として新人の議員さんに教えなかったのか、その辺の反省も必要なんじゃないですか。
○議長(上遠野健之助君) 1項目めを終わります。 傍聴者、静粛に願います。 〔「議長、進行」と言う人あり〕
○議長(上遠野健之助君) はい。 次に、第2項目めの答弁を行います。 村長、答弁。
◎村長(澤村和明君) 2項目めの答弁も担当課長のほうから答弁をさせます。
○議長(上遠野健之助君) 住民課長。
◎住民課長(遠藤繁視君) お答えいたします。 前回の第3回議会臨時会において、高橋七重議員からの質問に答弁しましたとおり、期限内での事業完了は不可能であると判断し、極めて残念ではありましたが、返上いたしました。 以上でございます。
○議長(上遠野健之助君) 5番。
◆5番(三本松和美君) 私は、このLED照明導入調査事業とLED照明導入補助事業は、一般社団法人環境技術普及促進協会が平成28年7月5日から平成28年7月22日まで公募をとった結果、福島県平田村、富山県立山町、愛知県尾張旭市が採択されています。 そこで、LED照明導入調査事業を調べました。担当者によれば、具体的な内容は自治体との関係なので、一議員には教えられないとは言われました。一般的ケースとしての内容はということで、その後の1カ月までに交付申請を提出し、後の1カ月で具体的申請を行います。その後は調査業務を決め、1カ月の調査を行い、2カ月で調査内容をまとめます。2月上旬までに作成し、協会に提出し、協会が環境省に3月までに提出します。そして、来年度にLED照明導入補助事業を実施することができますとの話でした。 今回は、調査費として670万円、事業費として1,700万円で2年間に実施する説明がありました。このことは具体的に事業計画案がまとまり、概算が出されていることの証拠です。しかも実施業者まで決まっていた話が出ているくらいです。したがって、村長がすぐに臨時議会を開き対応すれば、LED照明導入調査事業とLED照明導入補助事業を実施できたのです。村長はどう責任をとるか伺います。
○議長(上遠野健之助君) 村長。 静粛に願います。
◎村長(澤村和明君) 今のLEDどうのこうのということをおっしゃっていますけれども、担当者は一生懸命お願いをして、今議員が言ったとおり、何件かのところに選ばれて、そして、なおかつ事業費のほうまでついてくる予算だったわけです。それを否決しておいて、今さら臨時議会を開けば何とかなったんじゃないかなと言う前に、なぜ修正案を出して今のような問題が出ないような形にしなかったのかということが、まず第一の原因なんですよ。それを先ほど言いましたように、新人議員4人さんがそんなことじゃだめだということで、新人の方にあんた救われたんですよ。 これは、あなた随分本当に世界にはまっちゃってやっているようですけれども、今の話で、臨時議会を開けば間に合ったんじゃないか、どう責任とるんだと言う前に、なぜ修正案を出さなかったかですよ、問題は。それが第一番の問題なんですよ。それは、新人議員さんが、よくよく今回わかったと。それで、自分たちが率先して臨時議会で開いて、それで修正案を出して、それでほかのものを全部救ったということ。これ、否決した議員の皆さんの中の最ベテランの方が、何をやっていたんだということですよ。住民の皆さん方も、そこのところを怒っているんですよ。 私が、いずれにしましても、今後議会議員の皆さん方と本当にしっかりとやっていく上で、今回、前回行いました臨時議会の席上、新人議員の皆さんが4名連名で修正案を出したという形を見たときに、ああ、これで平田村もまた本当に大きく前に進めれるなという感想を持っております。
○議長(上遠野健之助君) 5番、最後になります。まとめて、要約して質問してください。
◆5番(三本松和美君) 議長、いちいち言わないでください。
○議長(上遠野健之助君) いや、あなたの場合は、話が脱線しますから。
◆5番(三本松和美君) 脱線していないです。
○議長(上遠野健之助君) その見解は私が決めます。
◆5番(三本松和美君) では、質問します。 村長、むしろ責任は村長だったんですよ。わかるでしょう。議会で否決をされたら、あと臨時議会を開くか、再議を開くかというのは、あなたの権限なんです。なぜ私たちが出せる権利があるんですか。それは何で私らが悪いんですか。正反対ですよ。 それで、再度伺いますけれども、9月議会の補正予算の否決は道の駅関連予算を問題にしたものです。道の駅予算以外の予算については、否決したほかの議員も賛成の意思を示していました。例えば補正予算が否決されたとしても、予算の性質上、地方自治法177条第1項が適用され、再議の申し出をしなければならないことになっているんです。また、同条第2項により、予算の執行が可能だったはずです。できたんです。 村では、LED照明導入調査事業の予算については、既に一般社団法人環境技術普及促進協会の認定を受け、執行可能な状況にあり、各議員においても賛成の意思を示していたんです。 このように、幾らでも村民に応える条件があったにもかかわらず実行しなかったのは、道の駅拡張設定調査委託を反対している議員に対して、村長は、動揺させていくためにやったんじゃないですか。どうでしょうか。
○議長(上遠野健之助君) 村長。
◎村長(澤村和明君) 何を話をしても、自分が一番最初、今議員がおっしゃったように、まさに一つの道の駅の予算が、これはもうちょっと待つべきだという場合に出すのが、そのときには何を出しますか。修正案の動議を出すのが普通じゃないですか。それをせずに、後からそれを、違う方法があったにもかかわらず、やらない人が悪いような話をしていますけれども、あの段階で臨時議会を開けたかどうか、そのほうのことも詳しくお話ししていきますと、いろいろ聞かれ方によっては差しさわりのある可能性だってないこともないわけですよ。 ですから、私は、臨時議会を開いた開かないとか言う前に、担当者が、ちょっと臨時議会を開いてももう間に合いませんというような報告でございましたので、まず臨時議会は、どっちみちLEDについては間に合わないということでしたので、そのほかの部分につきましては、ご存じのようにまだタイムリミットがあったから、村民の皆様方にしっかりと説明をした上で、結果的には、皆さんも住民の皆さんの意見を十二分に聞きながら議会活動をやっていくというお話を常に言っているわけですから、住民の皆さんにも、私どもはできた結果、事実、それをまずお伝えして、住民の皆様方にもいろいろ判断する材料を差し上げて、それで結果的に、全面否決はやっぱりだめだ、一つの問題があるんであれば、それを外した上でやるべきだという姿かたちになったわけでございますから、何ら問題ございません。 私どもが臨時議会を開く開かないの前に、なぜ、このような問題が起きる前に修正案動議でやらなかったのかということのほうが、一番大事な問題であります。
○議長(上遠野健之助君) これで、1項目めを終わります。 これより1時まで休憩いたします。
△休憩 午後零時05分
△再開 午後零時58分
○議長(上遠野健之助君) 再開いたします。 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、3項目めの答弁を、村長。
◎村長(澤村和明君) それでは、3項目め、議会懇談会においての話ですが、お答えいたします。 9月定例会議会での
一般会計補正予算の全面否決ということに関しましては、この全面否決をしたという理由は、職員ならずとも全村民の皆さんの知りたいところであるはずであります。 議会の決定に対する不満を述べていたということでございますけれども、議会議員と住民の方との懇談会の席上のはずでございますから、議会にその不満ですとか、要望等がありました場合は、その旨の発言をするということは、何ら差し支えないと私は思っております。職員も一村民でございますし、今回は議会のほうから職員も参加してほしいとの要望もいただいていたという記憶をしております。ごく自然の成り行きであったろうと考えております。
○議長(上遠野健之助君) 5番。
◆5番(三本松和美君) 今回の出来事に対しては、やはり幹部職員というのは、議会の決定によっていろいろと庁側の内容や議会の内容などをまとめ上げて、形にして村民の皆さんに進めていくという大切な役割を持っていますよね。今回の場合は一定の、要するに否決劇ということから不満もあったりもしたんでしょうけれども、やはり公僕たる職員は、その議会の決定というものを十分重みを持って、そして発言するにしても参加するにしても、全くだめだとかということではないですけれども、やはりやるべきことではなかったかと思われます。 今回は、やはり一人一人に質問を出させるようにしたり、今まで村がやっていることに対してのことに対して、議会が否決をしたことに対して不満を言ったりしているわけですが、これはよく考えてみれば、余りにもそれを推奨していく、村長が今、何ら問題ないように言っていますけれども、どんどんやっていってしまえば、議会と議会の外で、もう何と言うんでしょうか、混乱を起こすような結果にもなり得ますよね。議会の決定に、今度は外で職員が、どうも気に入らないから遠慮なく言わせてもらうからと、ばらばらなその考えを言ったらどうなるんですか。 ですから、やはり公務員法による信用失墜行為の禁止というのがあるんじゃないでしょうかね。これはかなり内容の幅が広いために、解釈はこれだという断言をすることがなかなかできない部分もありますけれども、聞いている人あるいはその関係者が、大変こんなやり方では、本当に職員として困るなということがあった場合は、それに該当する可能性もあるということですから、これは自分の地位もなにもみんな吹っ飛んでしまいますからね、やり方次第では。ですから、大変そういうのを心配したわけです。 ですから、やっぱり村長、そういうところを理をもって対処できるように、今後とも指導しながらやっていくということ、常識的に、それならいいでしょうという範囲でやっていくということが必要だというふうに思っています。 それで、今回の議会懇談会に職員がいっぱい出ましたけれども、これは村長が動員をかけたんですか。それだけ質問します。
○議長(上遠野健之助君) 村長。
◎村長(澤村和明君) 公務員法がどうだとか何とかというようなお話が出ておりますけれども、いわゆる公開で議員懇談会、議会の懇談会をやっている席上に行って聞きたいことを聞いたということがまかりならんということでは、日本の民主主義は成り立たなくなってしまうんじゃないですか、逆に。 今回の件に関して動員をかけたのかとか何とかと、そんなことは一切ございませんし、職員に限らず村民の皆さん方も、特に今回は興味を持たれているようでございました。何か、職員が出席して、不満であろうと要望であろうと、出したことに対して何か不都合なことがあったのかなと、私は逆に勘ぐりたくなるような感じであります。 いずれにしましても、やはり日本の民主主義の中で、こういうところに来て話をしてほしくないということであれば、初めから職員の皆さん方はご遠慮くださいであるとかいうことを前もってお話ししていただくのが本当なんじゃないですか。結果として、何か言われたことに対して不都合だから、これは公務員法にどうのこうのというような大げさな問題であろうとは私は考えておりません。 これからも、議会懇談会開かれる場合には、議員さんであろうとどなたであろうと、聞きたいお話を聞かせていただくというような形は、絶対必要なんだろうと私は思っております。ですから、そういうふうな意味で、最後には職員を動員したのかというようなお話ですけれども、そんなことはさらさらございませんと、まずお答えしておきます。
○議長(上遠野健之助君) 5番、最後の質問になります。
◆5番(三本松和美君) 今回の、要するに議会懇談会での焦点は、確かに議会が否決という方向でいったと。なぜ補正予算、修正案を出さなかったと強く強く言っていますけれども、その流れの中で、やはり道の駅に関する問題が中心になったためだったんですよね。補助金ももらえるし、もったいないということもあって。でも、そういった不満の部分も話をしていた部分はあったわけですね、要は。でも、あの問題、もう一回よく分析してみませんか。 村では、そういった設計委託料として4,000万を計上していますけれども、実際の筋道としては、地権者の納得していない部分、要するに周辺住民や地権者がオーケーを出していないという環境ですよ。それが明らかになっている状況下だったんですよ。
○議長(上遠野健之助君) 三本松君に申し上げます。 質問の趣旨が変わってきています、もとに戻してください。
◆5番(三本松和美君) ですから、そういう関係を含めて行われたこの懇談会だったんです。 つまり、職員にしても、その重大性。本当に地権者が納得いかないのにそれを進めていいのかどうかという議論があって、それが議会の総意として、ああいった結果、否決に回ったんじゃないですか。重大な問題じゃないですか。そんなあっさりした、何ていうことないようなことを、村長あっさり言っていますけれども、無責任ですよあなた、それは。 あれだけ重大な、地権者にとってだって、きっちり話もしていただいていない中で、どんどん進めてしまうという問題に対して、それを不満に思うというような形に受けとめるような結果だったなと思っています。私は責めるためにやってたりしていないです。でも余りにも村長が、あっさり軽く言い過ぎです。
○議長(上遠野健之助君) 三本松君、趣旨が変わっていますよ。
◆5番(三本松和美君) その辺は、十分に注意すべきですし、本当に指導者の立場ですか、それは。それだけ言って終わりです。
○議長(上遠野健之助君) 村長。
◎村長(澤村和明君) 全く質問の趣旨から外れちゃっているわけでございますけれども、あえて、随分興奮しているようですから、あえてお答えいたします。 いわゆる支持者からの周り、周辺の住民ですとか地権者から合意を得ていないとか何とかというようなお話がありますが、あなたも2期も3期もやっている中で、今まで調査、測量、設計もしないで、住民から合意を得て事業を進めたなんていう例は一つもないわけですよ。それが今回、新人議員の皆さん方の中には、それがやっぱり私の考え方としてやってほしいという要望がありました。ですから、新人議員さんたちにも今後も学んでいただきたいし、そういうふうな意味でお譲りしてやらせていただいたという経過でございましたけれども、それと、いわゆる職員が議員懇談会の中に行って発言したという話と、どこがどう簡単に考えているかとか何とかというところに結びつくのか、少しも私は理解ができません。 私の頭では、今、三本松議員が力説していることは、ちょっと理解が不可能でございますので、いずれにしても日本の民主主義としては、そういうふうな形の中でお互いに意見を交換することは、今後もあってしかるべきだというふうに申し上げておきます。
○議長(上遠野健之助君) 3項目めを終わります。 4項目めに入ります。 村長。
◎村長(澤村和明君) それでは、4項目めにつきましては、教育長のほうから答弁をさせます。
○議長(上遠野健之助君) 教育長。
◎教育長(吾妻幹廣君) お答えいたします。 村内の教職員の勤務時間については、実施要項に基づいて適切に把握をしております。具体的には、各学校で個人ごとに在校時間を把握し、異常が認められる場合には、教育委員会に報告をするということであります。 ご質問の教職員の勤務の実態についてでありますが、おおむね文部科学省の実態調査の結果に近い状況にあり、大きな差異は認められません。 いずれにしましても、学校教育を力強く推進していくためには、教職員が心身ともに健康であることが重要でありますので、これらのことを踏まえての指導を適切に行っていきたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(上遠野健之助君) 5番。
◆5番(三本松和美君) わかりました。 じゃ、また質問に入りますが、文部科学省教員勤務実態調査の中で、昭和41年度調査と平成18年度調査の資料によりますと、残業が、昭和41年は月約8時間だったのに、平成18年になると月約34時間になっています。もうこれだけでも26時間がふえているという実態です。今はもっとふえている可能性はあります。 また、教員が多忙に感じていることや負担に感じている業務は、生徒指導、学校行事、授業準備と成績処理など、あとは事務的業務。括弧として学校経営などとなっています。しかも、残業時間の大半も授業準備と成績処理、事務的な業務、学校行事になっています。 要するに、これもほぼ同じだというふうに判断してよろしいんですね。このような実態であるということは、同じだということと判断してよろしいんですね。
○議長(上遠野健之助君) 教育長。
◎教育長(吾妻幹廣君) いろいろ、かなり年数の前のことから文科省の資料を使ってご質問をしているようですけれども、国でやったものをそのまま持ってきて平田村はどうだという議論は、なかなか厳しいところがあるということを、まずご理解ください。でないと、何か国で全体の実態調査が出た、あるいはマスコミで話題になった、平田村はどうだと言われてもそう簡単には動けないということは、前のときにもお話をしたわけですけれども、今お話しした余り差異がないというのは、議員が質問の中で示していただいたその項目ごとに時間を調べると、大体同じような時間だということで、その中身まで調べるようなことはしておりません。 これは、議員は承知して質問しているか、わからないで質問しているんだかわかりませんが、この文科省の調査は抽出校の調査ですからね。ですから、平田村の学校はどこもこの調査に参加しておりません。ですから、出ているのは国の抽出校の調査でやった内容であって、平田村は、そのあれに時数を割り振ってみると、大体似たような傾向にあるなと、そういうことを先ほどお答えしたわけです。 以上です。
○議長(上遠野健之助君) 5番、最後の質問になります。
◆5番(三本松和美君) じゃ、もう一つ伺っておきます。 OECD、国際教員指導環境調査というものがありますが、その中では教員の仕事の時間配分について調査しています。仕事時間の合計は、日本が53.9時間、3カ国平均は38.3時間です。その中でも日本は、学校運営業務への参画に使った時間が3時間に対し、3カ国平均は1.6時間。また、一般的事務業務に使った時間は、日本が5.5時間に対して2.9時間。課外活動の指導に使った時間が、日本は7.7時間に対して2.1時間、これは3カ国ですね。 反面、指導の面、授業に使った時間ですが、日本は17.7時間に対して、3カ国は19.3時間。これ大事なところが多いですね。保護者との連絡や連携に使った時間が1.3時間に対して1.6時間、これも多く使っています。生徒の課題の採点や添削に使った時間が4.6時間に対し4.9時間、まあほぼ同じだと思います。 このように、日本と3カ国とでは仕事時間が、まず15時間も日本は長いと。子供にかける時間が日本は少ない。保護者への対応時間が少ないことがこのデータでわかっています。 このことから、教職員の業務の見直しというものが、一律簡単に言えるものではないと思います、今言ったように。でも、やはり一つのデータとしてはこのような心配が出ているのも確かですので、やはり村としても、そういった実態は把握しているはずなので、その辺をよく見ながら、こういった実態が多ければ、できるだけ子供に時間が費やされて長く働かなくても済むというか、そういう流れをつくるための現場ですから、そういうところでやっているところでの現場の考えが一番大事ですから、その辺を考慮して、将来的には長時間の労働を少しでも減らして、そして子供向けに仕事ができる体制づくりを、教育委員会としてもぜひ、無理な部分もあるだろうと思われます。国との関係もあるけれども、少しでも前進をさせていただきたいという思いがありますが、いかがでしょうか。
○議長(上遠野健之助君) 教育長。
◎教育長(吾妻幹廣君) 先ほど申し上げましたように、文科省の全国の何千校の抽出校の結果で質問、今後はOECDが結果出ればまた質問で、ちょっとその辺はどうかなと私も思いますけれども、ただ、今議員がおっしゃった中で、日本の教員は子供の指導に余り時間を使っていないと。だってあなたが出しているこの質問書に書いてある①は、児童・生徒の指導に直接かかわる業務が5時間59分と、これ書いてあるでしょう。一番多いでしょう、子供に直接かかわっている時間。その次が、②が間接的ですよ。だから、10時間1日勤務したとしたらば、そのうちの6時間は、子供の指導に直接携わっていますよと、あなたが出した資料に書いてあるでしょう。それを日本の教員が子供に直接かかわるのが少ないという論法は、私は聞いたことがありません。 日本の教職員が勤務時間が多いというのは承知していますよ。でも、その中身が、子供に直接指導しているのが少ないというのは、私は当たっていないと思います。もう一回、どういう資料だかわかりませんが、ぜひ見てください。 とにかく、いずれにしても、日本の国全体が先生方の勤務時間が長いというのは、日本が明治で教育改革を行って以来、そういう思いで日本の教育を一生懸命やってきたから、今日の日本の繁栄につながっていると私は思うんですよ。ですから、勤務時間が今の時代長いのは、決して美徳ではありませんけれども、議員おっしゃるように少しでも勤務時間の工夫をして、先生方にゆっくり休んでいただきながら、子供の教育に一生懸命当たってほしいと願っていますけれども、外国との比較でこういうことをじゃんじゃんやると、最後は日本の国益が損なわれると。これは週5日制のことで証明済みなんですよ。 長くなるからここで言う時間ないけれども、バブルの前の日本が最高の絶頂期のときに、日本の国のお金でニューヨークのマンハッタンも全部買い取ってしまうんじゃないかと、そういう時代に、日本の労働者は働き過ぎる、もう総労働時間を減らせ減らせとやられて、そして結局は働き蜂だと、エコノミックアニマルだと言われて、日本は労働時間を削ってきて、最後は6日働いているうちはだめだから5日にしろと言われて5日制になったんですよ。それに引きずられる形で学校も5日制になった。今になって6日制のほうがよかったというような労働会議も業種によってはあるし、学校も土曜授業なんていうふうに復活するようになってきて、ですから今度、日本の勤務時間が長い長いと外国に比べて叩かれて、一生懸命やっているうちに、気がついてみたら日本の教育が一番子供に接触する時間が短くなっていたなんていったら大変なことになりますので、職員の健康は最大限に注意をしながら、でも、日本の教育をしっかり守っていきたい、そういうふうに思って日々の仕事をしたいと思っています。 以上です。
○議長(上遠野健之助君) これで5番、三本松和美議員の一般質問を終わります。
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△永瀬成元君
○議長(上遠野健之助君) 次に、3番、永瀬成元議員の一般質問を許します。 3番、永瀬成元議員、登壇。 〔3番 永瀬成元君登壇〕
◆3番(永瀬成元君) 今回、第4回議会定例会において、通告どおり2項目の質問をいたします。 まず、第1項目め、松食い虫の被害対策はということで、本村において、松食い虫によるものと思われる枯れた松の木が目立ってきています。以前は、ヘリコプター等によって薬剤散布を行ったり、枯れた松の木を伐採して消毒し、松食い虫が拡散しないようにビニール等で覆ったりしていましたが、原発事故以降、山の手入れもなかなか進まないのが現状です。今後どのような方法で松食い虫の被害を食いとめるべく対策するのか伺います。 2項目めといたしまして、ヤスデ防除対策はということで、小平地区でここ数年、異常発生しているヤスデの防除について。2014年以降、年2回、業者へ依頼して防除を行ってもらっていましたが、一応の成果が出ている地域もあり、住民も安心していますが、発生場所が平田川下流方面へ移動しているように思われます。 ことし限りで業者による防除は中止し、今後は、以前行っていた薬剤散布に戻すと聞いていますが、住民の安心・安全を考えると継続して実施する必要があると思いますが、村としての考えをお伺いいたします。
○議長(上遠野健之助君) 答弁に入ります。 答弁は、1項目ごとに行います。 第1項目めの答弁、村長。
◎村長(澤村和明君) それでは、担当課長から答弁をさせます。
○議長(上遠野健之助君) 産業課長。
◎産業課長兼
農業委員会事務局長(渡邉敏男君) 1項目めの松食い虫の被害対策についてお答えいたします。 松食い虫の予防対策の一つに、ヘリコプターによる薬剤散布は、住宅への環境問題や農作物への懸念から20年来実施しておらず、現在は、松食い虫の被害は全国的に蔓延しているために、松食い虫の被害木対策は予防から伐採のほうに技術が変わっているのが実情であると関係機関の見解であります。 本村においては過日、行政区長会議において、公衆用道路や電線、公共施設に被害を及ぼすおそれのある松食い虫被害木調査の取りまとめを依頼し、行政だよりにおいて住民に周知をしたところでございます。今後は、調査報告を取りまとめて予算の範囲内で伐採作業を進めたいと考えております。 以上でございます。
○議長(上遠野健之助君) 3番。
◆3番(永瀬成元君) 今、答弁いただきましたけれども、確かにヘリコプター等によっての消毒、薬剤散布というのは、被害が大きくなると思います。ただ、最近はドローン等を使って局所的にできるものもあると思います。ですから、そういうものを使ってやる。 それから、また、松食い虫が発生して枯れた木があると、せっかく平田村がこれから観光に力を入れていこうとする中で、山を見たときに、枯れ木がやっぱり点在していると、どうしても景観上よくないんで、その辺の、早急に枯れたものに対しては伐採をしていくとか何かを、関係機関と調整しながらやっていければと思っていますけれども、その辺の考えはどうでしょうか。
○議長(上遠野健之助君) 産業課長。
◎産業課長兼
農業委員会事務局長(渡邉敏男君) お答えいたします。 ドローン散布ということの技術につきましては、現在、農地における水田への散布技術も発展しているところではございます。しかしながら、ご承知のように首相官邸にドローンが落ちたということで、手続につきましては航空法に基づく手続が必要となってきまして、すぐ申請してすぐ散布できる、飛行できる状態ではないということでございます。 なお、景観が悪いということでございますけれども、特に福島県の山林においては、放射性物質の影響によって森林整備が停滞しておりまして、森林が持つ公益的機能の低下が懸念されているということから、森林の再生と林業の復興により森林の公益的機能を維持することを目的としたふくしま森林再生事業という補助がございます。これは、国から福島県のほうに補助金をいただいて、そのお金を、県では基金を設けて実施している事業でございますけれども、この事業についても平田村でも取り組んでいるところでございます。 そういったことで、なかなか全体的な面積でいいますと、平田村の森林は村の62%にも上る森林の面積の割合を持っています。年次的計画をもって、この事業に取り組んでいきたいというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(上遠野健之助君) よろしいですか。
◆3番(永瀬成元君) はい。
○議長(上遠野健之助君) では、続いて第2項目めの答弁、村長。
◎村長(澤村和明君) ヤスデ防除対策につきましては、担当課長のほうから答弁をさせます。
○議長(上遠野健之助君) 住民課長。
◎住民課長(遠藤繁視君) それでは、2項目めのヤスデ防除対策についてお答えいたします。 小平後川地区から中倉暮坪地区にかけて異常発生していましたヤスデの対策については、平成26年度から今年度まで3カ年間、道路沿線の住宅を中心に、年2回、ヤスデの発生しやすい時期、春と秋に一斉防除を行ってまいりました。その結果、発生数もかなり減少し、防除の効果は確実に出ておると思います。ただ、秋の一斉防除につきましては、時期的に米の収穫期に重なり、米への影響が出ないよう収穫を終えた後に行っているため、実施時期としては少し遅く、予防効果という点では低くなってしまうというふうに考えております。 これらを踏まえ、予算が確保できれば、沿線の一斉防除につきましては春1回とし、秋には個別の防除または薬剤の配付等を行い、発生の抑制に努めてまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(上遠野健之助君) よろしいですか。
◆3番(永瀬成元君) ありがとうございました。
○議長(上遠野健之助君) これで3番、永瀬成元議員の一般質問を終わります。
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△太田清実君
○議長(上遠野健之助君) 次に、2番、太田清実議員の一般質問を許します。 2番、太田清実議員、登壇。 〔2番 太田清実君登壇〕
◆2番(太田清実君) 第4回の定例会におきまして、1項目の質問をさせていただきます。 村のバスの利用状況及び増車の予定はあるかということでお尋ね申し上げます。 通称福祉バスという村のバスですが、庁舎内外における各種行事や研修、またイベント、公民館事業やスポーツクラブの研修など、数多くの団体が村のバスを利用していると思いますが、利用状況を伺いたいと思います。 また、先に予約があるためという理由で利用ができなかったことなど、しばしば聞こえてくるようになっておりますので、こういった状況をサポートするためにも、バスをふやす計画などはあるか伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(上遠野健之助君) 答弁に入ります。 答弁、村長。
◎村長(澤村和明君) それでは、担当課長のほうから答弁をさせます。
○議長(上遠野健之助君) 健康福祉課長。
◎健康福祉課長(三本松利政君) お答えいたします。 現在、村の福祉バスは、村内の社会福祉団体の事業や公共の事務事業の執行など、福祉目的で運行管理を行っています。 おただしの利用状況につきましては、平成27年度実績で147回27団体の利用がありました。 内訳といたしましては、学校教育関係で81回、中央公民館、スポーツクラブで15回、議会、産業課及び各種団体で32回、福祉団体で19回の利用実績であります。 また、バス利用予約が重複した場合、調整等をお願いしておりますが、年に数件、利用できなくてご不便をおかけしたときがあります。 この状況を解消するため、バスの購入等増車につきましては、重複の頻度や購入費、人件費等のランニングコストからバスの増車については難しいと思いますが、例えば、各種団体に年間利用計画を早期に提出をお願いし、調整をしたり、各課でバス借り上げ料を暫定的に計上し、重複した場合には福祉団体や各種団体の利用を優先的に行えるよう検討してまいりますので、ご理解をお願いいたします。
○議長(上遠野健之助君) 2番。
◆2番(太田清実君) 利用状況、大変多いなというふうに感じます。そのために、やっぱり台数をふやす方向、何とか調整していただきたいと思うところでございます。 今、学校関係が81回という、大変多いなというふうに感じます。大きな枠で捉えますと、村の村民の生涯学習の一翼を担ったり、または、青少年も含めまして人材育成にかかわることもあるのではないかというふうに考えます。このような観点から、何とかふやすような形をとられたらいいんじゃないかなというふうに思うところではありますので、その辺をどう考えているかお願いしたいと思います。
○議長(上遠野健之助君) 健康福祉課長。
◎健康福祉課長(三本松利政君) 今ほど、学校教育関係で81回ということで申し上げましたが、これは、27年度の蓬田中学校、さらには小平中学校2校ありまして、それぞれの行事等に使っていたというふうなことでありますが、28年度からは、ひらた清風中学校となりまして、この学校教育関係の部分については回数的には減るものと思っております。 また、28年度で申し上げますと、今回、スポーツ少年団の活動に1回だけ重複して利用ができないことがございました。ただ、練習試合等、それらについて使えないというふうなことでありましたが、スポーツ少年団につきましては、地域の学校教育外活動の中で、本来、子供たちの健やかな成長、そのためにそれぞれ活動を行われておりますけれども、今までスポ少の場合には例えば保護者会等がありまして、練習、さらには選手の移送等につきまして保護者会のほうでそれぞれ支えてきて、しかもそれに伴って応援、そういったものを行ってきたものと思います。せっかく、長年そういった意味で非常にいいものを、福祉バスを出すことによって、指導者にただ子供を預けて、子供たちと触れる機会、そういったものが減るのもいかがなものかとも思いますし、また、村の福祉バスについては、先ほども申し上げましたように、福祉団体の事業、さらには校務の事務事業の執行等を学校教育活動などの福祉目的で運行管理を行っておりまして、公平性、さらには民業圧迫にならないように、村で何でもやればいいというようなことではないと思いますので、それらに配慮をして、スポーツ少年団等につきましては、通常の遠征等について民間、これらの活用もお願いをしながら、また上位大会等に行く場合には、それこそ積極的に利用できるようにこちらでも配慮等を行いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(上遠野健之助君) 2番、最後になります。
◆2番(太田清実君) 大きな事業がたくさんあります中で、数々の総合計画の中にもありますような事業がたくさんあります。 そういった、今スポーツ少年団という言葉も出ましたが、そういった保護者の応援をしてあげる意味で、若い人たちから見れば、村内定住をするに当たって、そういったのも少しでもサポートしていただけるならありがたいなという声をたびたび耳にすることがありますので、若者の定着、保護者のですね、村外に出ていかないような定着をぜひとも食いとめるためにも、ぜひ前向きに検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(上遠野健之助君) 答弁はよろしいですか。
◆2番(太田清実君) 結構です。
○議長(上遠野健之助君) これで2番、太田清実議員の一般質問を終わります。
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△日程第7 議案第51号~日程第16 議案第60号の一括上程、説明
○議長(上遠野健之助君) お諮りいたします。日程第7、議案第51号 平田村農業委員会の委員及び
農地利用最適化推進委員の定数に関する条例の制定についてから、日程第16、議案第60号 平成28年度平田村
介護保険事業特別会計補正予算(第2号)までの10議案を一括議題にしたいと思いますが、異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(上遠野健之助君) 全員異議ないものと認めます。 したがいまして、議案第51号から議案第60号までの10議案、一括議題といたします。 事務局長に議案の朗読をさせます。 なお、議案の朗読は議案番号、表題のみとし、ほかは省略しますので、ご了解願います。 議会事務局長件名朗読(別紙)
○議長(上遠野健之助君) 議案の朗読を終わります。 続いて、提案理由の説明を求めます。 村長。
◎村長(澤村和明君) それでは、提案理由を申し上げます。 議案第51号 平田村農業委員会の委員及び
農地利用最適化推進委員の定数に関する条例の制定について、提案理由を申し上げます。 農業委員会等に関する法律の一部改正により、農業委員の選出方法が変更され、
農地利用最適化推進委員の新設が定められたことに伴い、平田村農業委員会の委員の定数及び
農地利用最適化推進委員の定数に関する条例を制定するものであります。 議案第52号 村長等の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を申し上げます。 福島県人事委員会の勧告に準じて、常勤の特別職の職員の期末手当の年間支給割合を0.1月分引き上げ、100分の315から100分の325に改正するものであります。 議案第53号 職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を申し上げます。 福島県人事委員会の勧告に準じて、職員の給料月額を若年層に重点を置いて引き上げ、また、勤勉手当の年間支給割合を0.1月分引き上げ、100分の160から100分の170に改正するものであります。 議案第54号 平田村職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を申し上げます。 地方公務員の育児休業等に関する法律等の改正に伴い、育児休業等の対象となる子の範囲見直しなど、所要の改正を行うものであります。 議案第55号 平田村税特別措置条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を申し上げます。 企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律の省令の一部改正により、所要の改正を行うものであります。 議案第56号 平成28年度平田村
一般会計補正予算(第4号)について、提案理由を申し上げます。 本案については、歳入歳出予算の総額にそれぞれ1億4,935万1,000円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ57億4,798万8,000円とするものであります。 主な内容として、歳出では、臨時福祉給付金支給事業2,373万6,000円、道の駅ひらた用地拡張測量設計委託料4,000万円、農業体質強化基盤整備促進事業600万円、減債基金積立金2,934万5,000円を増額補正しております。 歳入では、普通交付税8,200万6,000円、道の駅ひらた用地拡張測量設計委託料に充てる地方創生加速化交付金4,000万円、農業体質強化基盤整備促進事業に充てる農業体質強化基盤整備促進事業補助金300万円を増額補正しております。 議案第57号 平成28年度平田村
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について、提案理由を申し上げます。 財政調整交付金等の増額により、歳入歳出それぞれ733万4,000円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ12億463万8,000円とするものであります。 議案第58号 平成28年度平田村
簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)について、提案理由を申し上げます。 配水管布設替工事等の事業費確定により、歳入歳出それぞれ4万5,000円を減額し、予算の総額を歳入歳出それぞれ2億3,345万円とするものであります。 議案第59号 平成28年度平田村
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について、提案理由を申し上げます。 保険基盤安定繰入金等の減額により、歳入歳出それぞれ121万9,000円を減額し、予算の総額を歳入歳出それぞれ4,402万7,000円とするものであります。 議案第60号 平成28年度平田村
介護保険事業特別会計補正予算(第2号)について、提案理由を申し上げます。 施設介護サービス給付費負担金等の増額により、歳入歳出それぞれ1,469万4,000円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ5億9,179万8,000円とするものであります。 以上、議案10件を提出いたしますので、よろしくご審議くださいますようお願いを申し上げ、提案理由といたします。
○議長(上遠野健之助君) 提案理由の説明を終わります。 お諮りいたします。ただいま一括議題となりました10議案の内容説明は各常任委員会の席上、各課長等から説明を受けることにしたいと思いますが、異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕