○議長(
上遠野健之助君) 質疑を終わります。 この報告第2号は、
地方自治法施行令第146条第2項の規定に基づく報告のため、採決は不要ですのでご了承願います。 これで報告第2号を終わります。
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△日程第5 議案第30号の質疑、採決
○議長(
上遠野健之助君) 日程第5、議案第30号 平田村
地方活力向上地域における
固定資産税の不
均一課税に関する条例の制定についてを議題といたします。 質疑に入ります。 質疑ありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
上遠野健之助君) 質疑を終わります。 お諮りいたします。討論を省略し採決したいと思いますが、異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
上遠野健之助君)
全員異議ないものと認めます。 採決いたします。 本案を原案のとおり決定することに異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
上遠野健之助君)
全員異議ないものと認めます。 したがいまして、議案第30号は原案のとおり可決されました。
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△日程第6 議案第31号の質疑、採決
○議長(
上遠野健之助君) 日程第6、議案第31号 平田村
税条例等の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。 質疑に入ります。 質疑ありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
上遠野健之助君) 質疑を終わります。 お諮りいたします。討論を省略し採決したいと思いますが、異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
上遠野健之助君)
全員異議ないものと認めます。 採決いたします。 本案を原案のとおり決定することに異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
上遠野健之助君)
全員異議ないものと認めます。 したがいまして、議案第31号は原案のとおり可決されました。
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△日程第7 議案第32号の質疑、採決
○議長(
上遠野健之助君) 日程第7、議案第32号 平田村
復興産業集積区域における
固定資産税の
課税免除に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。 質疑に入ります。 質疑ありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
上遠野健之助君) 質疑を終わります。 お諮りいたします。討論を省略し採決したいと思いますが、異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
上遠野健之助君)
全員異議ないものと認めます。 採決いたします。 本案を原案のとおり決定することに異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
上遠野健之助君)
全員異議ないものと認めます。 したがいまして、議案第32号は原案のとおり可決されました。
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△日程第8 議案第33号の質疑、討論、採決
○議長(
上遠野健之助君) 日程第8、議案第33号 平田村
国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。 質疑に入ります。 質疑ありませんか。 5番。
◆5番(
三本松和美君) 平田村
国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてでありますけれども、
国民健康保険加入世帯が1,030世帯あります。そのうち、7割
軽減世帯が267世帯、5割
軽減世帯が122世帯、2割軽減が88世帯です。合計で477世帯であります。全体の46%に及んでいます。 私から言わせる
グレーゾーンというのがあるんですけれども、ここに近いような立場の世帯ですけれども、その
グレーゾーンを含めると50%は優に超えてしまう状況下であると考えています。 今、必要な対策は、そういった
グレーゾーン世帯の
保険税軽減対策と
経済対策が急務だと思っております。 今回できることは、
グレーゾーンと言われる層への保険税の
軽減対策です。税率の操作により対応が可能であります。村独自に対応できる部分ですので、もう一度検討し直してはどうかと思いますが、村長、考えを伺います。
○議長(
上遠野健之助君) 村長。
◎村長(
澤村和明君) ご意見はいろいろあると思います。 今、議員独自の
グレーゾーンをお示しになったようでございますが、担当者のほうも私どものほうも、しっかりと鋭意精査した上での決定でございますので、これでやらせていただきたいと思っています。
○議長(
上遠野健之助君) ほかに質問はございませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
上遠野健之助君) では、質疑を終わります。 お諮りいたします。討論を省略し採決したいと思いますが、異議ありませんか。 5番。
◆5番(
三本松和美君) 私は、政治の役目というのは、生命の安全と生活の安定を図ることだと考えています。同じだと思います。 平田村
国民健康保険税条例の一部を改正する条例は、改正の仕方で、村民の一番困っているところに手を差し伸べることができます。説明では、
課税限度額の見直しで、中間層の減税につながる説明でもありましたが、これだけでは不十分だと思っています。 よって、この平田村
国民健康保険税条例の一部を改正する条例には反対いたします。
○議長(
上遠野健之助君) では、続いて賛成者の討論を求めます。 11番。
◆11番(
吉田好之君) 私は、この法案には賛成する者として意見を述べさせていただきますが、先ほど行政の長が答弁したとおりでありますので、現状の姿のままで続行していただきたいというふうに思いまして、賛成とさせていただきます。
○議長(
上遠野健之助君) 次に、反対者の討論を求めます。 〔発言する人なし〕
○議長(
上遠野健之助君) ないようですので討論を終わります。 採決に入ります。 この採決は起立により行います。 本案を原案のとおり決定することに賛成の議員は起立願います。 〔起立者 9人〕
○議長(
上遠野健之助君) 起立多数です。 したがいまして、本案は原案のとおり可決されました。
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△日程第9 議案第34号の質疑、採決
○議長(
上遠野健之助君) 日程第9、議案第34号 平田村
固定資産評価審査委員会条例等の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。 質疑に入ります。 質疑ありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
上遠野健之助君) 質疑を終わります。 お諮りいたします。討論を省略し採決したいと思いますが、異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
上遠野健之助君)
全員異議ないものと認めます。 採決いたします。 本案を原案のとおり決定することに異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
上遠野健之助君)
全員異議ないものと認めます。 したがいまして、議案第34号は原案のとおり可決されました。
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△日程第10 議案第35号の質疑、討論、採決
○議長(
上遠野健之助君) 日程第10、議案第35号 平成28年度平田村
一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。 質疑に入ります。 質疑ありませんか。 8番、
高橋議員。
◆8番(
高橋七重君)
中学校費の
学校管理費、
備品購入費の27万円。金額はとても小さいものですが、
デジタル教科書を購入するためと説明がありました。この
デジタル教科書を導入する目的は何なのかということをまず一つ伺いたいと思います。
デジタル教科書は、あくまでも本来の紙の教科書の副教材として利用されるものと思っていますが、最近見た新聞で、文科省の
有識者会議では、2020年度をめどに小・中・高校で
デジタル教科書の使用を認める報告案を出していますし、当面は、現行の紙の教科書と併用するものの、将来的には紙か
デジタルかを選べる選択性の導入も検討しているとしています。 このままいけば、当然のように紙の教科書から
タブレットなどの端末機を使った授業が主流になっていくことも考えられるのですが、このことについては
教育長はどのように考えているのか、この2点、お尋ねしたいと思います。
○議長(
上遠野健之助君)
生田目教育課長。
◎
教育課長(
生田目宗一君) 今回、
デジタル教科書ということでございまして、
補正予算を要求しました。これにつきましては、議員おっしゃるとおり、教科書の
補助教材というようなことで、
DVD等を購入しまして、それを現にある
パソコンを通じて
大型モニターや
電子黒板を通じて教科書と併用しながら生徒に教える教材ということで考えております。 2020年度に目標として
デジタル教科書の併用というようなこともありますけれども、現段階では、私どもは、文科省の指示というか通達に従いまして検討を重ねていきたいと思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長(
上遠野健之助君)
教育長。
◎
教育長(
吾妻幹廣君)
ICT関係は時代の流れでして、こういう方向性というのは、これからますます強くなっていくというふうに私は思っております。 ただし、教科書としてどのようにこれを取り入れていくかというのは、まだまだこれからいろいろな議論はあると思います。とりあえず、現在進んでいるものは、ことしの4月8日に2020年代に向けた教育の情報化に関する懇談会というところから出た
中間報告が、最新の文科省の方向性ですけれども、まだ
中間報告の状況ですので、これからさらに議論がなされて、方向性がもう少しわかりやすく国民に知らされると思います。
デジタル教科書については、当然
メリットとデ
メリットと両方あると思います。利点のほうでいえば、動画、いわゆる紙の教科書は動きませんけれども、映像に映せば動きが出てくる。これは、例えば体育の実技の指導などは、当然動きが出てくるのと絵で描くのは全く違うと。それから音声が出てきますね。紙の教科書からは音は出てきませんが、
ICT関係でいきますと音声も出てまいります。それから、そこに出るものを拡大したり、縮小したりというのもこれ当然できますし、いろいろな資料などが、教科書は一旦印刷するとなかなか資料が変わりませんけれども、こういうふうになると最新の情報、特に社会科などは一年一年世の中が変わっていきますので、最新の情報が次々と出てくると。そういう意味では
デジタル教科書がもし採用になってくるような場合には、いろいろな
メリットがあると思います。 ただし、こういうものに余り頼り過ぎると、人間として一番大事な考える力、考える場面などはどうしても薄れてくる。画面に、映像に頼っていくということが出てくると。それから、書くことも面倒になってくる。 最近の若者の
活字離れというようなことから考えていくと、ある意味では非常に怖い面も持っているのが
デジタル教科書で、紙の教科書でなければ、子供に身につけさせられない大事な能力、学力がたくさんあると思います。そういうことで、どちらかということではなくて、紙の教科書のよさを大事にしながら、
デジタル関係の、いわゆる今の時代に合った、
情報化社会に合った能力、いろいろな子供の力を養っていくという両面を上手に使っていくのが大事なのかなと。 ですから、将来どっちかの教科書にするのかということは、私は絶対にないと思います。
両方併用、そのうちどちらに重きを置くかというのは、それは各先生方、各学校あるいは
教育委員会それぞれだと思いますが、
両方併用をして
子供たちの豊かな生きる力を養っていく、それが教育だと思っております。 いずれにしましても、まだまだ検討する時間がありますので、今回の予算を要求したこの教科書は、ただ、今から学校とか先生方とか教科によっては取り組んでおかないと、紙の教科書以外はできませんということでは、これからの教育者としては通用しないと思いますので、これから少しずつこういった面の予算も皆さんにお願いするようになると思いますが、決してどちらかということではなくて、両方の機能を上手に使った教育を展開していきたいというふうに私は考えております。 以上です。
○議長(
上遠野健之助君) 8番。
◆8番(
高橋七重君) 今の
教育長の考えは、なるほどなと思いました。
情報技術の発展に伴って、
子供たちはああいった機械にはすごい興味を持ちますので、当然それを学校の授業の中で生かすということは理解できます。 ですが、やっぱり今の紙の教科書に取ってかわるようなことになったら、やっぱり私も行き過ぎではないかなと思っています。 もし、もっと進んでいって、個人が
タブレットを持つようになって、授業を進めるようなことになると、本来の紙の教科書を中心とした勉強とは目的が違った方向に向いていくような気がするんですね。4年先のこととは言いますけれども、既に導入も始まっているわけですし、あと、規制の面では、
パソコンによる
有害サイトの規制も徹底されていません、日本はね。
携帯電話や
ゲーム機の
取り扱い等もかなり不十分な状態で、その辺の配慮がされていないということで
十分課題になっていると思うんですね。 私
たち大人の知らないところで、
子供たちが経験を伴わない知識だけを得て、それで満たされていくということに、とっても不安を感じるんですね。 ですから、今、
教育長がおっしゃったように、
教育現場に導入する際には、そういったことも十分配慮して導入をしていただきたいと思います。答弁は、今の
教育長の答弁で結構です。 以上です。
○議長(
上遠野健之助君) ほかに質疑ございませんか。 5番。
◆5番(
三本松和美君) 私は、2点について。 1つ目は、総務費の
地域づくり推進事業費の中の
業務委託料として計上している小さな
拠点可能性調査業務委託料についてです。 もう一つが、教育費の
学校建設費の中の
工事請負費1億4,600万円についてです。 では、最初の件で質問に入ります。 総務費の今言いました
地域づくり推進事業費として、小さな
拠点可能性調査業務委託料250万が計上されていますが、説明内容によりますと、小平中学校利活用基礎調査をするというふうな話でした。 今回、一般質問で佐藤一一議員の質問の中で、旧小平中、蓬田中の跡地利用についての質問があり、村側は、村民、議会と相談したい、あるいは現在前に進んではいないというふうな答弁があったかと思いました。 村長は、具体的な考えを持って調査させるべきではないのかというふうに私は思っています。ただ、目的なしに調査するのであれば、やはり調査の意味が生かされない可能性があるというふうに私は心配しています。 財源的には、一般財源ではないもので活用されていくようですから、それを活用したほうがいいというふうな考えもあると思いますが、やはりしっかりとした目的を持った中で調査をさせるということは重要ではないかと思うんですが、その考えに対して伺いたいと思います。
○議長(
上遠野健之助君) 村長。
◎村長(
澤村和明君) 私たちが特に旧校跡地の利活用、こういうふうな形になりますと、大勢の皆さん方が、いろいろな考え方の持ち主の方のお話を参考に聞かせていただくということは大変重要なことだというふうに考えております。 そういうふうな中で、今、議員おっしゃっているように、具体的な目的を持ってこういうことにするんだということになりますと、何の相談もしないでそういうふうな目的を持っているというような議論になるに決まっております。 まず、何はともあれ、白紙の状態の中で、いろいろな方策を掲上するということが大事でありまして、そのときに村長が、こういう目的で使うからこういうふうな調査をするんだということのほうが、ちょっとそれを言ったほうがもっとおかしいんじゃないのかというふうな話になっていくと私は感じます。ですから、今、現時点で、いろいろな部分で専門家の声も聞きながら、もちろん議会の皆さん方、一般の皆さん方からの話なんかも聞きながら、これからどういうふうなものがいいかということを検証していくということでございますので、そういう方法でご理解いただきたいと思っています。
○議長(
上遠野健之助君) 5番。
◆5番(
三本松和美君) そうしますと、いつごろにそういった調査が入るかですよね。つまり、ある程度時間が必要になりますから、今、村長が言われたような我々のほうの議会の話も聞く、村民の皆さんの声も聞くというふうな時間が必要ですよね。ですから、この事業をやる上でいつごろを設定しているのか伺います。
○議長(
上遠野健之助君)
総務課長。
◎
総務課長(上遠野今朝光君) 小さな
拠点可能性調査業務委託料でありますが、この委託は、学校等のある集落、複数の集落が集まります基礎的な生活圏の中で、分散しているさまざまな生活サービスや地域活動の場などつなぎ合わせまして、人やもの、それからサービスの循環を図ることで生活を支える新しい地域運営の仕組みづくりなどをする調査でありまして、特に小平中学校、廃校予定でありますが、そこの周りの中学校を核としました小平地区の持続可能な集落、それから地域づくりのための調査を行うものでありまして、今すぐ学校をどうしようというような話ではなくて、その地域を、小平中学校を核としまして、あの地域をどうやって持続可能な集落にしていくかというような調査でございますので、ご理解をいただきたいと思います。
◆5番(
三本松和美君) 時期はいつごろですか。
◎
総務課長(上遠野今朝光君) 当然ここに上がっていますので、調査はことし中にやりますので。
◆5番(
三本松和美君) ことし中のいつごろですか。
○議長(
上遠野健之助君) よろしいですか。
◆5番(
三本松和美君) 議長、もう一回できますか。
○議長(
上遠野健之助君) 3回目です。
◆5番(
三本松和美君) 今年度はわかっています。それは誰だってわかるんですけれども、今年度のいつごろまでにやろうとしているかということです。
○議長(
上遠野健之助君)
総務課長。
◎
総務課長(上遠野今朝光君) 今回、議決をいただかないとだめなものですから、議決をいただきましたら早急に進めてまいりたいと思います。
○議長(
上遠野健之助君) 終わります。 ほかに質疑ございませんか。
◆5番(
三本松和美君) 議長、2点目も言っておきましたから。
○議長(
上遠野健之助君) 2点目は2点目で新たに通告していただきたいと思います。 三本松議員。
◆5番(
三本松和美君) では、2点目の教育費の
学校建設費の中の
工事請負費1億4,600万についてでありますが、説明では、上下水道の掘削と岩があるので、岩掘削及び9月議会で予定していた道路舗装や法面保護関係等々を含めた工事であると伺っていました。 1億4,600万円の工事請負は、JV、今現在やられている企業共同体で行わせる話も聞いておりますが、そのほかの村内業者でも可能な工事と私は見ていますが、村長、どう考えていますか。
○議長(
上遠野健之助君) 村長。
◎村長(
澤村和明君) 工事の種類によったり、あるいは場所によったり、そういうふうなところの場所の場合に、継続してやったほうがずっと有利であるとか、いろいろな方法はございます。 そういうことで、特に大きな工事になればなるほど、いろいろな考え方によっては財政的な部分での差も出てくるということがございます。そういうことで、当事者、我々ももちろんそうでございますけれども、担当のほうとも本当によくよく考えた上で、このような形がいいだろうという結論を出したということでございまして、考え方としては、ほかの考え方も可能性はあるだろうということは、もちろん認めますし、ただ、今回はこの姿が一番いいだろうということで結論を出したということであります。
○議長(
上遠野健之助君) 5番。 2回目です。
◆5番(
三本松和美君) 私は業者別発注工事の資料を見させてもらっていたんですけれども、平成26年、27年、それと今年度のデータをもとにして、その範囲での話にはなりますが、まず平成26年度は、JV企業共同体3社は、全体の工事費の4億8,500万に対して、2億3,500万を工事しております。約半分を占めております。 また、平成27年度におきましては、JV企業体3社は、全体の工事の2億7,600万に対して1億3,500万円です。これも、その率からいうと約半分です。 また今回、よこされた情報によりますと、平成28年度現在では、JV企業体3社は、全体の工事の5,832万に対して5,050万円をとっています。約87%をこの3社は占める状況になってきていると。 この3年間の経過でも、JV企業体3社は独占的村の工事を行っていると言われてもしようがない状況だと思っています。 しかも、中学校造成工事を現在までに、おわかりのように14億以上になってきております。3社だけで平成26年度から現在までに、村発注の工事を4億2,000万円と中学校の造成工事14億円を足しますと、18億円以上の仕事をしています。他の6社は、3億9,800万円です。足し算してみたんですが、約4億ですね。3社だけで、これに対しての3.5倍の工事があるんですね。工事の内容にもよりますから簡単に言える問題ではないとは思います。 しかし、他の6社が技術と実績からできる工事であれば、十分対応ができるものもあるわけですね。 やはり、私は極端な偏りがこういったデータから出ているという点で、この学校は、本来、平田みんなで、オール平田でやろうというふうな流れもあったんですね。だから私は、当時
補正予算には反対しました。でも、そういう考えもあると聞いたから請負契約には賛成した経過があるんです。 こういった偏りの体制、果たしてよろしいんでしょうか。どう思いますか、伺います。
○議長(
上遠野健之助君) 村長。
◎村長(
澤村和明君) 村で発注する工事の中に、その年に、例えば1つの造成工事が、例えばの話ですよ。村でことし発注する分が10億あったとして、そのうちの中学校なら中学校の造成工事がもし5億だったとすれば、JVさんが半分持ってしまうというのは、数字的な割り振りからいって当然そうなりますよね。 あと一つ、私は今議員さんがそういうような、じゃ、どうしろといった、談合を奨励しなさいという意味にとられかねませんし、業者に対する口ききにもとられかねませんし、果たして業者の皆さん方が入札でやっている事業について、片方の業者さんが多い、片方が少ないという議論を、この議場でやっていいのかどうかということを、私は正直言ってちょっと疑問を感じます。それを、少ない業者さんにもっと多くしなさいということは、談合しなさいという意味になりませんか。 私は、この業者さんが入札で請け負ってやっている事業に対して、こっちの業者が少ない、あっちの業者が多いという議論は、私はこの本会議場でやる議論ではないというふうに感じますが、いかがでしょうかね。私はそう思っています。
○議長(
上遠野健之助君) 3回目になります。 5番。
◆5番(
三本松和美君) 私が今言ったのは、そういう部分に聞こえるというふうに見たんでしょうけれども、現実の数字の流れがあったので言っただけです。 何も談合を奨励するとか、そういうことで言ったのではありません。事実こういう数字が出ているということに対しての考えがどうだったのかということであります。 以上です。
○議長(
上遠野健之助君) 村長。
◎村長(
澤村和明君) 現実の数字が出ても、そのやつはどうなんだという質問が、それはいいの悪いのと言える我々の立場ではないという理解はできませんか。 そういうことを、これは当然ですとか、これはおかしいだとか、例えばですよ、そういうふうな話をできる立場じゃないでしょう。だから、こういうふうな質問自体が、果たしてこういう本会議の議場に出していいのかどうかということを、まずちゃんと理解してやっていただかないと、これはやっぱり議会の名誉にもかかわるんじゃないですか。私はそう思いますよ。議会議員の皆さん自体が、談合でも何でも奨励しているような話に聞こえかねません。私はそういうふうに思いますよ。 ですから、この件に関して私はどう思うかというようなことにコメントする以前に、こういう質問をすること自体が問題ですよ。私はそう思います。
○議長(
上遠野健之助君) ほかに質疑ございますか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
上遠野健之助君) 質疑を終わります。 お諮りいたします。討論を省略し採決したいと思いますが、異議ございませんか。
◆5番(
三本松和美君) 討論あります。
○議長(
上遠野健之助君) 討論に入ります。 討論はまず、本案に対し反対者の討論を求め、次に賛成者の討論を求めます。 さらに討論があれば、反対討論、賛成討論を交互に行います。 初めに本案に対し、反対者の討論を求めます。 5番。
◆5番(
三本松和美君) 今回の平田村
一般会計補正予算(第1号)の教育費の
学校建設費の中の
工事請負費1億4,600万については、JV企業体3社だけでなくてもできる工事は、他の6社でも参加できる条件を考えるべきだと思います。 余りにも偏りのある工事請負状況はよくないと思います。このことが改善される考えを示されたというふうな思いはしていません。 確かに紙一重のような話のようにも受けられますけれども、やはり、こういった数字が示していることに対して、お互い注視しながら考えていくべきものだというふうに思っていますので、まずは、今回は反対をいたします。
○議長(
上遠野健之助君) 次に、本案に対し賛成者の討論を求めます。 12番、瀬谷議員。
◆12番(
瀬谷一男君) 本原案に対して賛成の立場で申し上げます。 中学校跡地利用の件について、以前質問しました。 詳しく住民の話を聞きながら、周りを調査しながらというふうな返答がございまして、今回その調査の段階に入ったというふうなことで、一歩前進したのかなと思いまして期待しております。 また、中学校の1億4,600万につきましては、やはり一日も早い完成を望む生徒、父兄、住民のためにも原案どおり進めるのが肝要ではないかということで賛成いたします。
○議長(
上遠野健之助君) 次に、反対者の討論を求めます。 〔発言する人なし〕 次に、賛成者の討論を求めます。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
上遠野健之助君) 討論を終わります。 採決に入ります。 この採決は、起立により行います。 本案を原案のとおり決定することに賛成の議員は起立願います。 〔起立者 10人〕
○議長(
上遠野健之助君) 起立者多数。 したがいまして、議案第35号は原案のとおり可決されました。
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△日程第11 議案第36号の質疑、討論、採決
○議長(
上遠野健之助君) 日程第11、議案第36号 平成28年度平田村
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 質疑に入ります。 質疑ありませんか。 5番。
◆5番(
三本松和美君) 平成28年度平田村
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)に対して質問をいたします。 平成28年度平田村国民健康保険特別会計の補正の歳出を見ると、国民健康保険税が5,400万円減額されています。減税対応に評価をいたします。 しかし、平田村国民健康保険税の一部を改正する質疑の中で、
グレーゾーン世帯等の保険税減税対策と
経済対策が急務と考えております。今回も法定外として2,000万円対応ももちろん評価はしていますが、国民健康保険税にもっと繰り入れ対応が私は必要ではないかと考えている一人です。 また、基金に対する状況が103万しかないという状態もわかってきましたし、今後、予想を超える医療費が出た場合は、予備費に1,000万ちょっとありますけれども、やはり対応は厳しくなり、当然一般会計から等の繰り入れ対策というものが生じるおそれもあるような特別会計の状況であります。 本来よく言われているのは、基金に対しては3カ月くらいの常時対応できるくらいの基金が必要だということで、よく1億程度が必要とか、そんな話も出ていました。せめて1カ月分程度の基金の確保と。そして、やはり政治は村民の暮らしに対して、生活に対して、しっかりと応えてやるという観点から考えれば、最も税負担を感じるのが保険税です。したがって、そういった部分を数字的な面で、やはり対応を新たに深めていっていただきたいと思っているんですが、その考えを伺います。
○議長(
上遠野健之助君)
住民課長。
◎
住民課長(
遠藤繁視君) それではお答えいたします。 まず初めに、国民健康保険税の
グレーゾーンの考え方についてでございますが、国民健康保険税は御承知のとおり、国の政策でございます。 ですから今回、
軽減世帯が、先ほど約50%近くあるというようなことを議員がお話しになりましたが、それで
軽減対策についても今回緩和されております。 また、その
グレーゾーンに対しての支援というのは、一切こういった制度的なものにはございません。 ただ、先ほど言いましたように、村が一般会計のほうから繰り出しを、これらで税金の引き上げを抑える。または、個別的にはそれぞれ初日にもご質問がありましたが、減免申請ですか、こちらのほうで対応を図っていくと、そういった考え方が基本でございます。 続きまして、この基金の100万程度の基金で、果たしてどうなのかと、もつのかというようなことなんですが、今回、当然6,700万円の繰越金が発生いたしました。こちらのうち、できるだけ保険税の負担を、引き上げを抑えるために、1,000万円を予備費として確保し、残りは全て減税財源に充てると。なおかつ一般会計のほうから2,000万円を繰り入れをお願いしたというような状況でございます。 また、収入のほうにつきましては、今回、平成30年から、今まで平田村が保険者だったんですが、こちらが県のほうに、その運営自体が移管されます。ですから、それまで2年間ほどあるわけですが、この間、国は、平成27年度から各自治体の国保基盤の財政支援というようなことで1,700億円、また、29年度からはその倍の3,400億円来ております。 平田村におきましても、対前年で昨年度の決算を見てみますと、療養給付の国庫負担金が約600万円ですね、こちらふえています。そのほか、国庫補助金といたしましては、普通調整交付金、約1,200万円、また特別調整交付金、約1,000万円と。こういった部分で、合わせて2,200万円ほどふえております。 そのほか、保険基盤安定繰入金ですね、
軽減対策の分ですね、その分の補填金が約1,200万ほど増額されております。 そういった、いわゆる国の財政支援の部分、これらにつきましては、まだどのくらい交付されるかわかりませんので、ですから、あくまでも歳入の部分ではルール分を見積もりました。ですから、またここに来まして、当初予算の段階では、まだそういった国からの情報は来ませんでしたが、今まさに、昨年1人当たり35%という高額な医療費の伸びを示されました。これは、まさしく今話題となっております肝炎新薬の適用、処方、これらが原因しております。昨年の9月からどんどん医療費が上がってまいりました。 ただ、ここで朗報といいますか、新薬が、ことしの4月1日から32%ですか、引き下がったというふうなことで、今まで約670万円ほど1人当たりかかっていたものが、これが150万円くらい抑えられると。これは大変大きなことです。 また、今後のこれらの申請、国保被保険者の肝炎新薬の申請ですね、こちらのほうの申し込み、これらのほうを勘案しますと、これらの金額が、今回5,400万円ほど引き下げましたが、これでやっていけるというようなことで見通しを立てております。 以上でございます。
○議長(
上遠野健之助君) 5番。2回目です。
◆5番(
三本松和美君) 国の支援、そういうものが確かに年々ふえてきているというふうな説明も受けておりましたし、かなりのそういった条件があって、プラスにされているということですけれども、私が注視しているところは国民健康保険税、つまり村民からいただく税のところなんです。 1億9,000万台にするように対応しましたよね。でも、私から言わせれば、やはり重税感というのを少しでも減らすためには、やはり1億8,000万台近い、ある程度もっと引き下げていくことが、過去の経験で感じている気がしております。 要するに村民が、前回もそうですが、やはり税の負担が多いという声を聞きますね。ですから、それが全くそうでないようにさせることは、かなり難しいんですけれども、やはりその意向に沿うようなことが、やはり必要なんですね。そう思っているので、こういった質問をしながら考えを伺ったんです。 あとは、課長ではなくて、村長にその辺で、やはり法定外をもう少し入れて、そういった方面をやるかどうかという点を、そういう考えがあれば聞かせていただきたいなと思っています。 以上です。
○議長(
上遠野健之助君) 村長。
◎村長(
澤村和明君) 今もお言葉に出ました、私から言わせればというような形、時々言葉として出されているようでございます。 そういうふうな考え方もおありだというふうには思いますが、税のような、あるいは国保は税というか、相互扶助ですけれども、負担が多いということは、負担する部分については、誰でも、幾らであっても、ゼロでない限りは負担になるという考え方なんだと思うんです。 ただ、いわゆる国保関係のあり方ですとか、そういうことを考えたとき、やはりある部分の応分の負担は必要になってくるんだろうと私は思います。 ゼロにするというわけにはいかない部分でございますので、この件につきましてはいろいろな声があって、もっと負担が軽いほうがいいという声は当然あるだろうということも承知の上で、ほかの兼ね合いですとか、税関係もそうですし、支出関係もそうですし、いろいろな部分を、範囲を全部検討させていただいた上で、今の形でやっていくのが一番いいだろうということで、ご提案を申し上げたということでございますので、私は、今ご提案申し上げていることを、このような形でぜひご理解を賜りたい、それだけでございます。
○議長(
上遠野健之助君) ほかに質疑ございませんか。 〔発言する人なし〕
○議長(
上遠野健之助君) 質疑を終わります。 お諮りいたします。討論を省略し採決したいと思いますが、異議ありませんか。
◆5番(
三本松和美君) 討論あります。
○議長(
上遠野健之助君) 討論はまず、本案に対し反対者の討論を求め、次に賛成者の討論を求め、さらに討論があれば反対討論、賛成討論の順に進めてまいります。 まず初めに、本案に対し反対者の討論を求めます。 5番。
◆5番(
三本松和美君) 平田村
国民健康保険税条例の一部を改正する条例で、反対の立場で討論を述べさせていただきます。 この補正については、財政対応についてでありますが、医療費の支出によっては基金から取り崩されなければなりません。 しかし、基金は対応する財源が103万円だけです。頼りが予備費の1,000万円です。生活が大変な皆さんには、少しでも税負担を少なくする必要があります。このことこそが政治の仕事です。財政的措置は、そういった点では、まだ不十分な形ではないかと私は見ています。 よって、平成28年度平田村国民健康保険税特別会計
補正予算(第1号)には反対いたします。
○議長(
上遠野健之助君) 次に、賛成者の討論を求めます。 11番。
◆11番(
吉田好之君) 私は、賛成する者として意見を述べさせていただきます。 この特別会計
補正予算に関しては、今、保険税に関する質問でありましたが、リーダー、さらには村長、さらには担当
住民課長の答弁のとおり、厳しいところでありますが、村民が安心、安全で健やかに運営していただきたいというふうに思いまして、賛成とさせていただきます。