塙町議会 > 2020-03-04 >
03月04日-03号

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  1. 塙町議会 2020-03-04
    03月04日-03号


    取得元: 塙町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-05
    令和 2年  3月 定例会(第2回)          令和2年第2回塙町議会定例会会議録議事日程(第3号)                    令和2年3月4日(水)午前9時開議日程第1 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(14名)     1番  七宮広樹君      2番  下重義人君     3番  吉田広明君      4番  青砥與藏君     5番  高縁 光君      6番  吉田克則君     7番  鈴木 茂君      8番  鈴木安次君     9番  小峰由久君     10番  割貝寿一君    11番  小林達信君     12番  藤田一男君    13番  鈴木孝則君     14番  大縄武夫君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町長        宮田秀利君     副町長       佐藤要一君  教育長       秦 公男君     総務課長      白石憲男君  町民課長      生田目敏夫君    健康福祉課長    藤成寛味君  まち振興課長    吉成知温君     まち整備課長    藤田衛昌君  生活環境課長    鈴木義房君     学校教育課長    佐藤光一君  生涯学習課長    金澤祐介君     会計管理者     江田一寛君  選挙管理委員会書記長          農業委員会事務局長 小野 浩君            白石憲男君  監査書記      藤田淳一君     保育園長      品川亮助君  学校給食センター所長          代表監査委員    金澤忠良君            齋藤 智君---------------------------------------職務のため出席した者の職氏名  議会事務局長    藤田淳一      書記        根本雅士               開議 午前9時00分 △開議の宣告 ○議長(大縄武夫君) おはようございます。 ただいまの出席議員は定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(大縄武夫君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配りました。 本日の会議のビデオ映像は、後日、インターネットにて配信する予定となっておりますので、ご了承願います。 また、議場内では携帯電話等の電源をお切り願います。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(大縄武夫君) ただいま、1番、七宮広樹議員より本日午前の会議を一時退席する旨、報告がありましたので、報告いたします。---------------------------------------コロナウイルス対策の経過等についての緊急質問 ○議長(大縄武夫君) 次に、9番、小峰由久議員より今回塙町で立ち上げたコロナウイルス対策の経過等について質問がありましたので、これを許します。 9番、小峰由久議員。 ◆9番(小峰由久君) 全国的に大騒ぎしておりますコロナ対策につきまして、塙町においても対策本部を立ち上げたと聞いております。 どのような組織として発足したのか、そしてどのような対策を行っていくつもりか、それから、あと発熱時等の相談窓口はどこに聞けばいいのかとか、そういうことを町民はまだ分かっていない部分が多いと思います。現在進行中のことですので、この場で町民に知らしめるべく、お知らせいただきたいと思います。よろしくお願いします。     〔「議長」と言う人あり〕 ○議長(大縄武夫君) 割貝寿一君。 ◆10番(割貝寿一君) ただいまの緊急の場合に、皆さんの了承を得ないといけなかったような気がしますので。 ○議長(大縄武夫君) 大変失礼しました。緊急なものでございましたので、気をつけたいと思います。     〔「議長」と言う人あり〕 ○議長(大縄武夫君) 11番、小林達信君。 ◆11番(小林達信君) 緊急質問を取り上げるかどうか、まず採決しなきゃならないと思うんですが、その流れでやっていただきたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 分かりました。 ただいま、小峰議員の緊急質問ではないんですが、コロナ対策についての経過を聞きたいということで申出がありましたので、私はこの一番騒がれているというところでと思って、議員の皆さんにお諮りしなかったことは大変失礼いたしました。 休憩します。               休憩 午前9時04分               再開 午前9時20分 ○議長(大縄武夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ただいま、9番、小峰由久君から緊急質問の申出がされました。 9番、小峰由久君の緊急質問の件を議題として採決します。 この採決は起立によって行います。 9番、小峰由久君の緊急質問を許すことに賛成の方は起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(大縄武夫君) 起立多数です。 それでは、9番、小峰由久君の質問を許可します。 9番、小峰由久君。 ◆9番(小峰由久君) 今、日本国中で最も話題になっておりますコロナ対策につきまして、塙町におきましても対策本部を立ち上げたということでございます。 対策本部で行っております対策の内容、それから町民が相談する場合の窓口等についての町民への周知はどのようになっているのかをお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。
    ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 詳細につきましては、担当課の課長より説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) それでは、今おただしの、現在国内に感染が広がっておりますコロナ感染症の対策についてどのような形、あとは町民への周知についてですが、国のほうからは日々対応等についての情報が変わった内容で来たりもしておりますが、先日、2月28日に臨時課長の会議開催をしまして、塙町新型コロナウイルス対策感染症対策本部を設置いたしました。 会議の中で、コロナウイルス対策についての協議と、あと各種行事の取扱い、あとは各課の取組等、あと今後の方向性等について協議をしました。 基本的に、それぞれの課で対応する行事等がありますので、一応目安として、コロナ感染症の拡大防止に伴う集会、イベント等の対応についてというような部分で、原則中止または延期とする集会やイベントという部分で、不特定多数の来場、参加が見込まれるもの、あとは重症化のおそれが高い方を対象としたものということで、高齢者、妊婦、基礎疾患がある方等を対象とした集会、あとは感染可能性が高いと想定されるような会場、気密性が高い、接触機会が多いというものについては、原則中止または延期というような形で職員等に周知をしております。また、中止、延期ができない集会等を開催する場合にはということで、予防に関する事前告知、あとは開催日にも周知、あと参加者にエチケット、頻繁な手洗い等の実施の要請、出入り口にアルコール消毒液の設置、あとはドアノブ等に触れないような工夫とかというふうな形で、各課に対応については周知をしております。 町民の方に周知の関係なんですが、IP等ホームページにも載せてはおりますが、このような新型コロナウイルスを防ぐにはということで、回覧板で各戸に配布をするような形で、区長さんに郵送で送って配布を依頼しております。 連絡先の関係なんですけれども、基本的に相談センターについては県南保健所が窓口になっております。帰国者、あとは接触者の相談センターという部分の電話番号と、あとは一般的な問合せの電話番号が同じ県南保健所なんですが、異なります。そういう部分をこの回覧板で流したチラシの中には記載をして配布をしているところであります。 あとは、それぞれ学校については皆さんご存じのとおり、今日から19日までの休業、幼稚園・保育園については一応実施をしているというような状況になっております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) これで、9番、小峰議員の緊急質問を終わります。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(大縄武夫君) 日程第1、一般質問を行います。 通告順に従い、発言を許します。---------------------------------------鈴木安次君 ○議長(大縄武夫君) 8番、鈴木安次君、登壇願います。 時間は10時26分までです。 鈴木安次君。     〔8番 鈴木安次君登壇〕 ◆8番(鈴木安次君) 8番、鈴木安次です。 今回は、町政全般についてということで、細部にわたって細かく質問を通告してあります。その中でも数字的な質問はほとんど入っていませんので、宮田町長自らの答弁を期待して、質問に入ってまいりたいと思います。 まず、最初に1番目、塙工業高校存続に向けて、今年度、町長は町単独で県当局に要望に行ったことがあるのかということで通告をしていましたが、町民は塙工業高校存続に向けて以外でも、塙厚生病院の医師確保問題など様々な場面で、4町村合同での県当局に要望活動に行った写真や、町内で発行されているミニ新聞等での記事でしか知らされていません。4町村合同以外の、町単独でそのような工業高校の存続に向けた要望活動で県当局に行ったのかどうか、まず伺いたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 議員のご質問にお答えを申し上げます。 今、ちょっとお尋ねをしたいんですが、町ですか、私個人のことを言っているのか、その辺、確認をお願いしたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 工業高校存続に向けて活性化協議会つくられているわけですが、その活動、あるいは宮田町長として、塙町を代表している町長なんですから、個人でも要望活動をしているのかどうか、行ったついで……(停電のため質問中断)…… ○議長(大縄武夫君) 休憩します               休憩 午前9時28分               再開 午前9時45分 ○議長(大縄武夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 時間は10時43分までとします。 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 単独での要望活動、これは行っておりません。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) せっかく協議会を立ち上げたのに、塙町、一番影響する町だと思うんですが、なぜ行くことができなかったんですか。 もう一点、時間ないんで、併せて言います。 今年1月27日に、議会が塙工業高校存続に向けて県教育委員会要望活動を行いました。同じ日に、塙町の女性団体協議会の人たち二十数名が塙工業高校存続に向けて県教育委員会要望活動を行いました。そのときには、本当は町長が同行して、議会あるいは女性団体が要望活動を行うのが一番効果があることだと思っているわけですが、なぜ町長がその日に行けなかったのか、また町長も、各塙町の行政区から陳情を受けるときに、区長さんが先頭になって来ているわけですよ。区長さんが来ないで、サークルなりいろんな会だけで要望はありますが、行政区としては、区長さんが行政区長として来るわけですから、やっぱりそのときに、県教育委員会でも町長が同行しない要望活動というのは不自然というか不思議に、なぜ来れないのかなと教育委員会の人たちは思ったと思うんです。口には絶対出しません、それは。 そういうこともあるので、なぜそれは同行できなかったのか、その日の町長はどのような重要な予定が入っていたのかどうか分かりませんが、その辺を答弁願います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 まず、なぜ1人で行かなかった、このおただしでありますが、この活動自体が団体、そして地域ぐるみ要望活動、これを実施しておるわけであります。その中で、個人的な行動、実際に塙高の校歌の中にも、2番に矢祭山、しっかりこの歌詞の中に入ってきております。塙高自体が当然塙町にある、所在する学校ではありますが、それ以上に地域全体でしっかり守っていくという、そういう意識の中での要望活動でありますから、1人ということは当初から考えてはおりませんでした。 それともう一点、女性団体の要望活動、これはその主眼というんですか、趣旨が、その女性の皆様方が自主的に要望活動に行くということでありまして、私がそれに何でかんで同行しなきゃならないということはなかっただろうと思います。と申し上げますのは、その要請もございませんでしたし、どうしてもその皆さんが一体になって、一緒になって要望活動をやろうという強い意思をぜひ県のほうに見せていただければと。これはこれでしっかりと効果はあったんではないかなと、このようには思っております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 今の答弁を聞いて、塙町民がっかりしていますよ。町のトップとして、塙工業高校がなくなるというのに、単独で要望活動も行かない、議会と女性団体が行っているのに、町長は同行しなくとも十分に効果があったって。トップが行かない要望活動、到底信じられません。もう間もなく、町長就任して4年ですよ。何のための町長なんですか。塙工業高校がなくなれば、企業も撤退するおそれがある、あるいは水郡線廃止になる可能性もある、少子化が止まらない、こういう中で、塙工業高校、先人の思い、それを思うんであったならば、先頭に立って何回でも町長が要望活動行くべきだと、誰もが町民は思っているはずです。これからも任期中、町長として県当局に要望活動行く考えがあるのかないのか、答弁お願いします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 先ほど申し上げましたように、もし要望活動をこれからも続ける、当然続けるつもりではおりますが、それでもやっぱり団体として出向いていきたいと、そんな中にありまして、やはり要望活動、その中身ですか、存続のための要望というのはしっかり今までもやってきましたし、県の教育長との話合いも数度、それから改革監との話合い、説明会も数度、究極の内堀知事との話合いもさせていただきました。この思いは十分に県の側に伝わっておるだろうと、私はこのように思っております。 そんな中にありまして、やはりソフト、要望はソフトの活動ですよね、部分的には。それを少しでも前に進めようということで、当初予算にも計上させていただきましたけれども、奨学金の制度、設定、これはハードだと思うんです。実際、我々が言葉だけじゃなくて、行動として、そして町全体としてのきちっとした姿勢を示しておると、こういうことでしっかりと別な形でのハードの部分で取り組むこともこれからは大事だろうということで、一歩踏み出したところであります。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 今さら奨学金出したって、何の効果もないですよ。 初日に総務常任委員会、あるいは塙工業高校特別委員会で報告したとおり、只見町では二十数年前からお金を出して、県外からも山村留学として受け入れ、寮も完備してやっているわけです。塙町は、はやあと3年で統合になるというときになって、ようやっと奨学金と、本当に効果があるとは到底思えません。これからの質問は無駄なのでやめますが、もっと先に進めます。 台風19号で未曽有の被害が出ましたが、被害状況について、塙町としてどのような検証をし、どのような対策を考えているのか、IP告知ばかりに頼ることなく、避難情報が高齢者や情報弱者、あるいはいち早く避難しなければならない障害者などにも確実に伝わりやすい方法を検討すべきと思いますが、町長の見解を伺います。 時間がないので、用意した答弁書を全部読まなくてもいいですから、質問にだけ答えてください。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 議員ご承知のように、台風19号、大変な豪雨災害で、当地域にも甚大な被害をもたらしました。 浸水面積、概算ではありますが、115ヘクタールに及ぶものということで、特に川上川周辺については、水位による被害、久慈川沿いでは内水の氾濫による浸水、これが塙大字代官町、柳町、そして伊香字松原、植田字又六、上石井字新田などで発生をいたしました。浸水については、深いところでは上石井浄化センターの付近で2メートル以上の水があったと計測されております。現在、復旧作業費として約6億円弱の予算を計上しております。この額、塙町始まって以来の最高額を記録しておるのではないかと思われます。少なくともここ30年では最高額となっており、これまでに例のない大災害であった、このように認識をいたしておるところであります。 この対策でありますが、今回の災害の特徴は、短時間に多量の雨が降ったということに起因しております。一度に多量の雨が川に流れ込み、川上川をはじめとする河川が氾濫を起こしたことにあると思いますが、低い土地では、内水が排水できず、滞留したことによる浸水被害が発生をいたしました。また、代官町付近で多くの家屋が床上浸水の被害を受けることとなり、これまでにない災害となったところであります。どのような対策ということでありますが、まず、今被災した箇所の復旧に全力を挙げております。 次に、今度の災害予防の観点から、河川の健全化、これは護岸の整備、それから河川・河道の掘削などを進めていきたいと、このように思っておりますが、多くの重要河川の管理は県が行っておりますので、この点を県に強く要望してまいりたいと、このように思っております。 次に、浸水対策、これはビル川の改修等によって一定の成果は上がってきていると、このようには認識しておりますが、今回は河川水の上昇によって排水できない状況が生まれまして、多くの建物が床上浸水する事態となりました。これまでも何度かお話をさせていただいておりますが、増水当時の河川と内水の水位差、これが約75センチほどあったわけで、この水位差を利用して排水ができないかの検討、これを県の関係機関とも話合いをいたしております。水門の位置、排水路と河川との合流角度の改善等々、これから河川を管理する県の意見などを参考にしながら対策は進めていきたいと、このように思っております。 それと、高齢者対策ということでありましたが、消防団、この働きが大変すばらしいものがありまして、本当に積極的に避難を進め、そして水が冠水したところでは、実際に高齢者の方をおぶってそこから脱出させたといいますか、移動させたような話を聞いております。これは、その事情を一番よく知っている地元の消防団、ここには高齢者がおるというふうな内面的な事情が分かる消防団、これが一番今のところ力になるということで、これからも、ぜひこれからの活動を喚起していきたいと、このように思っておるところであります。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 町としての対策です。今の代官町の角度の話は何回も聞いています。代官町だけで水害が起きているわけじゃないんですね、町長報告したとおり。また、消防団に頼ってばかりでは、消防団も正規の務めがあるわけです。消防団の団員確保も各地区苦労しています。その人たちにお年寄り、障害者の避難を委ねるというのは、町として恥ずかしい話です。町としてどういう対策をしているのか、もう一度聞きます。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 町としての対応というおただしでありますけれども、やはり水防団という組織をつくりまして、水防に関しては消防団がその先頭に立って活動をしておるということで、これも消防団自体が町の非常勤の特別公務員でもありますから、これは町の対策と私は解しております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 毎回身のない答弁、町内での話を聞いているんです。役場、庁舎内。でも無駄になりますから、もっと先にまた進めます。 町長は昨年12月議会の答弁で、代官町地内にある水位計の目盛り、先ほどの答弁にもありましたが、度々教育長と一緒に現地に行って、水位計の目盛りを見て測っていたという話をされているわけですが、災害対策本部も立ち上げていたということなので、災害対策本部の本部長は町長であると思うので、やっぱり災害対策本部の本部長としては本部にいて、現地の災害状況を的確に把握して現地に指示を出すというのが対策本部の本部長の仕事だと思うんですね。町長が代官町なり歩いていったということなんで、車で行かなかったという答弁があったんで、教育長と2人で行ったときに、じゃ、災害対策本部の本部長は誰が情報を収集して指揮を執っていたのか、その辺の考え方を町長に伺いたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 私は、出かけて現場を見ると、これは確信を持った判断をしたいということで、これからもそういう方向で進めていきたいと、そういう対応をしたいと、このように思っております。私のいない間は副本部長、副町長等にその権限は委ねてあります。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) もう一点、そのときなんですが、塙町の災害対策本部を立ち上げていたと答弁したんですが、水害の次の日、湯遊ランドで副町長のお父さんの叙勲のお祝いにお開きまで出席していたということなんですが、そのときの災害対策本部の指揮は誰が執っていたのか伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 その次の日、県のほうの指令と申し上げますか……     〔「聞こえない」と言う人あり〕 ◎町長(宮田秀利君) 災害対策本部については現況がそれほど危険なものでないということで、対応を各課に委ねるという方向で進めておったわけであります。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) その日は休日だったんですが、本部には誰もいなかったと。先日の議員と語る会で三区の区長さんから話をされたというのは前回の質問でも言いました。なぜそれほど各課の課長に委ねていて、電話に誰も出ることができなかったんですか。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 その当時は休みでということもありましたので、日直対応、その日直から各課に電話がつながるという状況であったと、このように知らせを受けております。 詳細について、総務課長、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) おただしの翌日の部分なんですが、課としては、整備課、振興課等の職員は全員役場に出て、状況の調査等に出ております。電話応対については、日直が必ずおりますので、そこの部分で対応はしているんですが、なかなかつながらなかったという部分では、電話の問合せが多かったから対応できなかったのか、あとは庁舎内の部分で、子機がありますので、つながらなかったというのは、多分ほかの問合せ等があってその電話が取れなかったのかなという気がします。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) またこの次、当選させてもらえれば6月議会にまた同じ質問をすると思うんですが、そのときに困らないように、ちゃんとした答弁をしていただきたいと思います。というのは、役場に来て誰もいなかったという話も聞いているんです。忖度の答弁しているようでは、本当にいたというんであれば、私は来ていないんですが、その当時の区長さんから聞いているわけですから、本当にそのようなことが、みんな控えていたのか、また日直で対応するような災害対策本部、未曽有の大災害だと言っている中で、休みだから電話が通じない、そんな災害対策本部、本当に信じられないですね。それが塙町の災害対策本部の実態なんですか。 ○議長(大縄武夫君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) 災害対策本部の対応がそういうことでいいのかというおただしだと思いますが、基本的に職員が出て役場にいなかったという部分では、確かに整備課、振興課の職員は町内の被災状況の調査に出ております。その翌日の対応の部分で、水は引いて、一番は被害の部分ではハードの部分の調査ということでの現況確認で職員が出ております。 町民の方で一番問合せが多かったのは、やっぱり浸水した部分での対応という部分では、生活環境課のほうで仮置場の設置等を判断しながら対応は進めておりますし、職員が誰もいなかったじゃなくて、現場のほうに出ていたという部分で、ちょうど区長さんがいらしたときには日直も別な対応をしていたのかなというふうには思います。 そういう意味では、何もしていなかったとかということではないので、ちょっと表現としては、本部として職員はそれぞれ動いていますので、そういう意味では、町民課の職員にすれば、その翌日から被害状況で被災証明の対応とかという対応もしていますけれども、休日の部分で、直接町民課のほうで、その場で被害云々という部分をやるわけではないものですから、あくまで水防本部の中で各課の役割があります。 そういう中で本部としては動いているものですから、全員が翌日出ていなかったという部分は確かにあります。職員大半が24時間の体制で前の日からずっと詰めていました。なので、それでも整備課、振興課については翌日も不眠不休の形で対応しています。そういう意味では、何もしていなかったというような言い方は、ちょっと町とすればそうではないという部分はお答えしたいと思います。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) だって現地にいたって、役場は本部に誰も連絡が取れないような状態では、やっぱりそう表現されてもやむを得ないと思うんですね。誰か残して、連絡員、やっぱり確実に、だって、代官町だってどこで浸水の畳やら何やらを捨てていいか分からないというような状況で、役場にもかなりどなり込んできたという方もいるやに聞いております。我々も現地に行ったときにやっぱり叱られました。そういう状況は、やっぱり甘かったんではないかなと思います。 ここにばかり時間取っていられないので、また次にいきます。 塙町に農業法人を設立する予算が昨年9月議会に可決されましたが、その後、農業法人はどのようになっているのか町長に伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 新たに設立される農業法人ですが、早期に設立できるよう準備を進めておりました。諸手続等で多少時間を要しておりますが、3月中には設立登記する予定であります。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) そのときの法人に参加する方、どのような方法で募集するのか、町民にお知らせしてやるのか、その辺を町長に伺いたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 詳細につきましては、担当課の長より説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 法人に入る各団体の募集等についてのおただしの件でございます。 現在、町が出資して、あとは海外輸出の会社、あと秋田にあります国際ダリア園、ここが日本で一番のダリアをつくっている会社です。現在、その3つで動きを始まっております。その後、この3つにつきましてはダリア関係、花関係になりますが、2年、3年後を目標にしておりますが、お米の関係なんかにつきましても、海外輸出のほうが、ちょっと中国は難しいですが、香港等については輸出が可能な状態になってきておりますので、そちらについても現在、話合いを進めているところでございます。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 法人、これからつくるというのであれば、これから法人の登録する住所ですね、その辺はどこを考えているのか、また塙町のダリアが、前の質疑のときも話はしましたが、なかなか生産者が増えない中でのこの法人、ちょっと町民としては疑問が残るのかなと思うんですが、その辺も含めて答弁願います。 ○議長(大縄武夫君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 法人の設置場所でございます。 法人の設置場所につきましては、現在、常豊小学校の一部を町からお借りしようかということで話を進めてございます。というのは、ダリア、花木、枝ものになりますが、海外輸出になりますと大きい箱に詰めなくてはいけませんので、かなり広いスペースが必要になるということと、花木なんかにつきましても、東北地域を中心になるかと思いますが、こちらで集めて海外輸出のほうを考えてございます。 また、ダリアの生産者がなかなか減少しているという状況の中で、これからダリア栽培で農家さんが生計が成り立つのかというところでございますが、確かに現在、やはり高齢化ということがありまして、国内のお花の、いわゆる販売量というものが減ってございます。また、前にもちょっとお話しさせていただきましたが、生産者がつくったお花の場合、大体切り花ですと、生産者の手元に約32.5%ぐらいしか入らないということで、なかなか今、花関係をつくる方も減ってきてございます。 今回の会社では、ある程度品種を絞るということがまず1つ。また、売り先を見つけた中で販売をするということで、現在、ダリアの花については100円を切った、平均単価ですが、100円を切った、1本ですね、販売をしておりますが、生産者からは品のよいものを当然納めていただくこととなろうかと思いますが、150円から1本200円ぐらいの単価で会社側が買い取りながら、販売先のほうに販売をしていくというようなことで、生産者のほうにも、ある程度単価を上げることによってこれから生産者を増やしていくということも、今回の会社をつくる目的の一つでもございます。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 花の生産じゃ、年間本当にその単価で、100円で買っていただけるならいいんですが、やっぱり市場に出すと本当に安いと、それでみんな生産をやめてしまうんですね。100%とは言わないですが、七、八割、せめて五、六割はそういう単価で買い取っていただけるというか、海外の輸出に向けられるようなものにしていかないと、本当に生産は増えないと思うんですね。 そういう意味でも、何か塙町民として考えれば、秋田のダリアの輸出のために利用されて終わってしまうんではないかということも心配されているわけです。やっぱり塙町のダリア、あるいは米を売るという視点を優先していかなければ、ただ単なる梱包の場所になって終わってしまうと。また中国は関係ないかもしれないが、その場合のダリアが塙のダリアになって出荷されるのか、秋田のダリアで出荷するのか、日本のダリアで出荷されるのか、日本だと産地ちゃんと明確にしなければならないんですが、その辺の関係も併せて伺いたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) おただしの塙産のいわゆるダリア、米ということで販売していかないとここのブランド化ができないだろうということも、間違いなくそういうふうに私も考えてございます。 産地につきましては、取引相手と塙産のダリア、秋田については200戸ぐらい農家さんいますが、そのうちの本当に抽出された10件ぐらいを今、考えてございます。海外輸出の場合については、会社名で恐らく輸出を今、入っていくという形で、国内については、塙産のダリアは塙のダリアという形で、これまでも商標登録されております塙のダリアというところは強く、やはりブランド化という部分も含めて推していきたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) あと、さっき肝心なところを聞き忘れていたんですが、この法人に塙町から何人ぐらい出資して、参加したいというような希望が今あるのかどうか、全く塙町からなかったんではこれ、困ることなので、この辺をお伺いしたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 塙町の方から新しい新法人の農業生産法人のほうへ出資したいというお話の件でございます。 現在、お米関係で2件ほどございます。ちょっと地域が離れておりますので、逆にそういうお米も売っていけるのかなという部分で、ちょっと令和2年産のお米については厳しいかもしれませんが、仕組みづくりを考えていきたいと思います。 参考になりますが、議会開催中に、9日の日に大手の明太子屋さんが、代表の方がこちらのお米を視察に来るというお話も聞いてございますので、そういうところで国内にも大手のほうに、そういう大きいメーカーのところにおいしい塙のお米を販売できるような仕組みづくり、考えていきたいというふうに考えております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) とにかく、畑は遊休農地にほとんどなっちゃったので、せめて水田ぐらいはやっぱり米を、瑞穂の国なので、しっかりと米を作って、供出ばかりじゃなくやっぱりブランド米として売っていく方法、これが一番大事なのかなと思います。せっかく機械等いろいろ整備しても、各地区農業委員さんも大分高齢化しているし、生産者も高齢化しています。魅力ある、年間食えるような仕組みづくり、これがやっぱり塙町の人口を少しでも豊かにする、ほんの少しでも期待が持てるというような、持っていきたい、そういう思いがあるので、その辺の仕組みづくりもしっかりとやっていただきたいと思います。 また、確認なんですが、塙町の地域おこし協力隊の人がいたんですが、今現在、農業法人か何かに就職か何かするような話は聞いていたんですが、その後どうなったのか、今、中国はこのような状況になっちゃったので、輸出はほとんど不可能なので、今現在厳しい状況なのかなとは思いますが、その辺を伺っておきたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 地域おこし協力隊、昨年の8月で1人、3年間ダリア栽培に携わっていた男性が任務を終わりまして、その後、新しい農業生産法人のほうで働いていただけるというお話をいただいておったところなんですが、ちょっと体調を崩しまして、今回会社のほうには入れないということになってございます。 ただし、12月から新しく今、ダリア関係で地域おこし協力隊、女性になりますが来て、非常に塙町で終わった後も花づくりをしたいと。花関係の、花づくりだけじゃなくて、花の6次化とか、そういうものをやりたいという、すごい意気込みを持っておりますので、大切にいろいろダリア栽培、またそういう関係の皆様とのお付き合いをさせていただきながら、ぜひ塙町に残っていただけるように、私たちも全面的に協力をしていきたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 地域おこし協力隊、1人でもいいので、ぜひ残っていただけるようなことにしていっていただきたいと、我々も協力はしていきたいと思っています。 次に、4番目。宮田町長が選挙公約で掲げた町内数か所、町長の出されたパンフレットには、塙町台宿、常豊、笹原、塙などに低料金の施設を造りますとありましたが、その公約は現在どのようになっているのか町長に伺いたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 公約の4つの老人ホーム建設、これは就任前には大きな課題として私は考えておりました。実際、就任をしてみましたらば、やはりいろんな事業が残っておるというか、その対応が、たくさん対応しなければならない事業があるということで、当然その中での優先順位ということで、事業を進めさせていただきました。 やはり一番危惧されましたのは、子供ですね、少子化。これが一番、喫緊の問題だろうということで、一番先に手をつけさせていただきまして、こども園の改築、大変環境の悪いと申し上げますか、古い建物の中で子供たちを預かっておかなければならないという状況も考えまして、これは急いでやらなくちゃいかんということで、特に県・国、職員さんの協力をいただいて、本年の4月に開園という運びになったわけであります。それから子育て住宅ですか、子育て真っ最中の皆さんを支援すべく、住宅団地の販売ということで、手をかけさせていただきました。 その中にありまして、やはりこの4年という月日の中で、高齢者を取り巻く状況と、これは少しずつ変わってきております。 昨年、アンケートを取りました。これは生活支援体制整備推進協議会、この中でアンケートを実施したわけであります。「ある程度の負担で泊まれる施設があったら利用しますか」と、このアンケートの結果、約30%が「はい」、「いいえ」が62、未記入が8%と、このようになっておるようであります。冬期間の宿泊については、利用する理由、これは「家族に迷惑をかけたくない」、「積雪による生活の不安」、「独り暮らしになったとき、皆と楽しく過ごしたい」等でありました。 これは、これから団塊の世代と言われる、我々もその年になってきたんですが、70歳代の少し若い方々、この方々の将来を考えますと、やはりその地区4つにはそういう施設は必要であると、これは考えております。そして、その施設は4つの地域にその地域の高齢者対策の拠点となる施設を考えていきたいと。これは地域を含めての総合的な対応を可能とする宿泊ができる、それから皆さんが集ってお茶飲みができるサロンがある、それともう一つ、これをぜひ考えていただきたい。食事の提供のできる施設、これは前にも話をしたことがありますが、高齢者と子供たちのこども食堂、これをコラボできないかということで、働きかけていろいろ模索をしておるところであります。 東京にある関係団体のところに出向きまして、このお話をさせていただきました。大変すばらしい、ぜひその計画を見せてほしいというか、実際にしっかりと計画を立てた上での対応をぜひ考えてみたいというお答えもいただいております。 ぜひ、一遍に4つは無理ですから、1つずつこの高齢者対策の拠点となる施設ということで考えていきたいと、進めていきたいと、このようには思っております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 以前、子供とお年寄りが交流する高齢者サロンも併設するとした多世代交流センターを造るわけだったんですが、それが変更して、間もなく開園するこども園ができるわけですが、前にも言った、こども園に高齢者と子供たちが交流する場、こども園において、どのような場所で交流する場を考えているのか、町長に考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答え申し上げます。 ご承知のように、中を見学なさったかとも思ってはおりますが、こども園の一部に子育て支援施設の多目的スペースで多世代を対象に各種講座、事業等を実施していくという考えであります。また、子育て支援施設は乳幼児施設や子育て支援関連事業はもちろんでありますが、年齢に関係なく誰でも利用できる施設でありますので、行政サイドでの事業ばかりではなく、高齢者を含め、広く町民の皆様にご利用いただけることを期待しております。 また幼稚園では、祖父母参観、これを開催しまして、園児と祖父母が触れ合い、昔遊びを通して絆を深め、高齢者に対して親しみや敬いを持つきっかけとなるようにしたいと、このように考えております。大いに利用していただくことで、小さな子供さんと高齢者の交流ができればと、このように思っております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) その交流の場、どういったメニューが今考えられているのかお伺いをしたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 それでは、担当課の課長より説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) ただいまの交流するメニューということでございますけれども、今まで小学校や幼稚園でも行ってきているものもございますが、昔遊びの交流ですね、例えば、年寄りが伝承できるかるたであったりとかお手玉とか、それから食事の部分、コンニャクづくりとかそばを打ったりとか、そういう部分、それから趣味の部分、そういうものについて、囲碁・将棋なんかも入ってくると思いますけれども、そういうものでの交流というのを考えていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 7番目は飛ばして、8番目にいきます。 法令において、現在は、町長は教育行政の関わりが一番重要になっているというわけですが、教育行政のトップは町長だということで、今回の行財政改革の中にそのような関わりをどのようなことで取り入れていこうとしているのか、町長に伺いたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 新たな行財政改革大綱の中では、4つの基本推進項目を掲げております。 1つ目は、効率的、効果的な行政経営の推進、2つ目が健全な財政運営の確立、3つ目が組織力、職員の能力向上、4つ目が町民参加と協働のまちづくりといたしておりますが、ご承知のとおり、行財政改革は行政の事務事業、財政町民参加等についての取組の方針となります。教育行政においても同様だと考えております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 9番目、塙町上水道見直しの答申が出されてから約3年がたちます。町長は町民にもう一度説明すると答弁していましたが、これまでに説明会を開いたのか、いつ答申どおり値上げをする考えなのか、今回の示された令和2年の予算案の中でもそのような値上げをするような予算案が組まれておりませんでしたので、その辺を伺いたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今、議員3年とおっしゃったんですが、この答申いただいたのは30年の8月でありますから、1年7か月ほどとなります。 上下水道委員からの水道料等の改正の諮問に対する答申、これは大変重きを持って扱わなければならないという意識は持っております。こういうこともありますので、令和2年度においては、水道事業の現状を維持するための必要なプラン等について町民への周知を行い、令和3年度より水道料金の改正についての理解を求めていければと、このようにも考えております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。
    ◆8番(鈴木安次君) 全然スピード感がない。財政が厳しいという割には給食費無料化4,200万円も出して、10年間だと4億2,000万円かかります。そういう中で、一部の町民のために1億700万円も出すような上水道、少しでも軽減策をいち早くやるべきです。1年7か月も放置していたということは事実です。 町長も施政方針で先日述べました。そのとおり生活基盤となる上下水道は安心して利用できる施設にやらなければならない、適正な価格でやっぱり負担をしていただいて、運用していくというのが健全な町政の第一歩だと思っています。 もっと早く値上げするような説明を開いてという考えはないんですか。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 現在の水道料金、これは数十年間上げておりません。その前の方からかと思うんではありますが、こういうこともありまして、その使用料金にどっぷりつかっておるというんですか、慣れておる住民の皆さんにとっては、値上げというのはなかなか抵抗があるだろうということもありますので、その水道事業の現況、これをよくよく説明した上でご納得をいただいて、その上での値上げという方向で進めるということでありますので、時間をかけてやっていきたいと、これは私の考えであります。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 時間をかけると、ただ無駄な時間を過ごしただけじゃないですか。この1年7か月、何回か説明をして時間がかかっているなら納得しますよ。一度も説明会を開かないで、時間が無駄に過ぎただけで時間をかけて説明しているんだということでは納得いかないですよ。過ぎ去った時間は事実なんですから。やる気がない、そう取られても仕方がないと思います。 次いきます。今日はトラブル続きなので、あまり時間がないので、あまり延期はしたくないと思っていますから、もう急いでいます。 10番の振興公社湯遊ランドはなわの経営難を町長としてどのように立て直しを指導してきたのか、これまで。また、改善策はどのように考えているのか町長に伺います。 町長の考えでお願いします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 湯遊ランドはなわ、最初に大震災ですね、東京電力第一原子力発電所の事故も含めて大変な利用者の減少という状況にありました。 その中にありまして、昨年の4月からしっかりと今までのポジションから少し一歩前に出た施設としての利用を進めようということで、今まで進めてきております。おかげさまで、毎月の売上げ、その経費の削減等もあるんですけれども、少しずつ赤字幅が縮小されてきて、本当にいい傾向にありました。 そんな中にありまして、先ほど来お話をしております台風19号、これによってのキャンセル、本当に数百万単位の宿泊キャンセル、それとこのたびの新型コロナウイルス、この影響によりまして、今、少し前ですけれども、話を聞いたところ、ほぼキャンセル状態になっておるということで、宿泊者が5月近くまでまずないということで、大変な苦境にあることも事実でありますけれども、その中にありましても、しっかりとその役目を果たすべく、と申し上げますのは、宿泊の部分はもう一つの大きなポジションでありますけれども、もう一つのポジション、町民の健康づくりのためのポジション、これをしっかりと頑張ってやろうなという話はさせていただいております。ですから、これからも決して諦めることなく、しっかりと改善のために取り組んでいく覚悟であります。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 宿泊者がなかなか期待できないのであれば、町民を対象にした健康福祉課などともタイアップしながら、やっぱりいろんな健康福祉政策とマッチした新たなメニューも考えてもいいのかなと。なかなか外から呼び込むのも難しいんであれば、やっぱり先月から今月に走っている湯遊ランドが実施している無料バス、年に1回程度なので、それよりは各地区に健康サロン二十数か所できていますね。その辺も含めながら、やっぱり地域で交流するのも本当に伊香地区でも喜んでいます。何年かぶりで公民館に出てこれた、なかなかそういう集まる機会がないので、伊香は毎回三十数名集まっています。 そういうことも本当に大事なんですが、やっぱりそういう方々も湯遊ランドを利用していただきながらのメニューづくりもあってもいいのかなと思いますので、その辺の考え方を伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今、議員のお話のとおりでありまして、私はそれを主眼としておりますので、特に今年はコロナウイルスということで大変厳しい状況下にありますけれども、この間を利用しまして、利用するという言い方は大変失礼なんですけれども、しっかりと町民の、本当に健康づくりのための施設としての大きな金字塔というんですか、大きな目標を掲げて、みんなに利用を促していきたいと、このように思っております。 そして、メニューもしっかりといろいろ考えまして、ぜひどんどん通っていただけるようなシステムをこれからつくってまいります。そのシステムをぜひ議員の皆様方もご利用いただいた、そしていろんなお話、ご批判等もいただきながら、しっかりとした形にして、町民のための施設としての役割を確立していきたいと、このように思っておりますので、ご理解をいただければと思っております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) では、これで最後にしたいんですが、もう1問だけの延長時間は、そんなに長く取りませんから、お願いしたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) まだ3分ありますから。 ◆8番(鈴木安次君) それで、答弁長くなった場合のために、最後の旧薩摩酒造跡地の新たな利用計画というのがあるのかどうか。やっぱりあそこも進むも地獄、退くのも地獄のような状態だとは思うんですが、屋根を直すにもなかなかそれなりの金がかかる、壊すのにもかかるというので、新たな利用計画あるのかどうか伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 おただしの旧薩摩酒造跡地の新たな利用計画ということであります。 当施設は、ご承知のように、平成22年3月に薩摩酒造株式会社から町が売買契約により購入をいたしました。現在、当施設を利用して焼酎等の製造を検討しておる企業が1社ございます。先月、企業側の要望により当該施設の視察を受け入れております。視察の結果、企業進出を前向きに考えたいということで、現在は当施設を稼働するときに必要な建物、及び設備等の修繕の費用などを企業側で見積もり、検討していただいているところであります。 企業誘致、これは町の課題でもありますので、企業より今後示される事業計画の内容を精査した上で、誘致に向けて協力をしながら進めてまいりたいと、このように考えております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) ここで時間なので、一般質問を終わります。 ○議長(大縄武夫君) これで、8番、鈴木安次君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午前10時43分               再開 午前10時55分 ○議長(大縄武夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △小林達信君 ○議長(大縄武夫君) 次に、11番、小林達信君、登壇願います。 時間は11時45分までです。 小林達信君。     〔11番 小林達信君登壇〕 ◆11番(小林達信君) 2番目に通告した小林です。 ただいまより一般質問を始めます。 まず、何人の方も通告しておりますが、この前の19号台風の大変な、甚大な塙町で被害がありました。代官町地内も大変だったと思ったんですが、上石井のほうまで床上浸水した家があったということで、広範囲に被害が及んでおります。それの中でもやっぱり一番被害が多かったのは代官町のあの地点であります。私も次の日、私があそこを通ったときは、水は完全に引いていましたので、そんなほどとは思わなかったんですが、そばまでいってみたら、田んぼのわらが流れ込んで、大変な庭いっぱいにわらが流れ込んでいたという家がありまして、私も知り合いだったものですから、見るに見かねてそのまま手伝ってしまったということがありまして、そしてまた聞いてみたら、あの辺の近所全部もう床上浸水だったんですね。とんでもない被害が後からだんだん分かってきて、すごいことになっていました。 それから、その後聞いてみたら、上町のところから水が道路にだんだん入り込んで、その水が行ったということも後から聞いていろいろ分かったんですが、やっぱり久慈川と川上川の合流地点、誰が考えても水が集中して、それが原因だというのは分かっていたんですが、想定外だったんですよね。もう85歳ぐらいの人が、俺は塙町で生まれ育った人ですけれども、桜木橋の上に水が上がったのは見たことないと言っていました。私がもうこっち、塙町に来て何十年かになりますが、私は当然なかったですけれども、その人らまでがないって言っているんですから、誰も想定できなかったという水害が今回起きたということなんです。 その中でも、誰もが言っておりますが、地球温暖化の影響だろうということで、今後、またさらにそういう大雨が必ず降るだろうと、そうした場合、またあそこで水害が起こって、何十軒もの家が水没、床上上がったりしたらば、もう塙町に住む人はいなくなっちゃうんじゃないかなというような心配もありますので、二度と水害が起こらないように、もし対策ができればです、その点に対して、合流地点、とにかくあそこに水が一番あるのは間違いなく分かっているんですから、そこをどういうふうにすればいいのかというようなことを町が、みんな私らも素人ですから、ああしたらいい、こうしたらいいといろいろ考えはありますけれども、あくまでも素人考えですから、町としては専門家に今いろいろ話を聞いたりして、何か町としてまとめたものがあればお聞かせ願いたいなと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 まず、土砂が本当に堆積しておりますので、これは先ほどもちょっとお話はいたしました。河川管理、これは県がやっておりますので、町が直接手を下せないというそのジレンマと申し上げますか、悩ましいところはあるんですが、しっかりと働きかけていくしかないと、協力を要請していくしかないというふうな方向ではありますけれども、担当課の課長より詳細説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(藤田衛昌君) 久慈川と川上川の合流地点、これへの対策ということでのおただしでございますが、まず河川について申し上げますと、河川につきましては、基本的に県管理ということでございますので、県の意向が一番だと思います。ただ、今のところ、県のほうでは、正確ではございませんが、合流地点に堤頂まで水位が1メートル60ぐらいあったと聞いております。通常、堤防の設計につきましては、久慈川、川上川の規模ですと、1メートルの余裕幅をつくるというのが通常でございますので、余裕幅まで水位は上がっていないというのが県の見解でございます。 今おただしは、どちらかというと内水のほうで、代官町地内が浸水をしたというところでございますので、その点について町はどう考えるかということを考えていかなければならないと思います。専門家に問合せとかをしているのかということでございますが、それについては新年度予算で計上をさせていただいておりますので、その中で詳しく検討しようとは思っております。 ただ、これまでも再三申し上げておりますが、昨年度、全体の渋井から大字塙の雨水排水計画を以前立てたものを見直しをしておりますが、あの地点につきましては、残念ながら今の状況では排水ができないというようなことで、以前につくりましたハザードマップでも浸水エリアとして指定をしておるところでございます。ただ、浸水エリアだからそのままにしていていいのかという問題もございますので、それについて検討しまして、今のところでございますが、単純に考えますと排水ポンプ、あるいは上流への調整池、そういったものを設置する必要があるだろうというような報告はもらっております。 今回の浸水について正確な調査はしておりませんが、ざくっと見ますと、大体7ヘクタールぐらいが浸水したんではないかと、あの地域。というふうに図上で想定はしております。それで、夕刊とかで、地元の情報誌でその後の被害状況の写真ということが以前に載っておりました。その中では、ある地点で54センチぐらいの浸水があったということを考えますと、3万5,000から4万ぐらいの立方の水がそこにたまったんだということになろうかと思いますが、その排水をどうしていくか、それを排水ポンプでやるのか調整池でやるのか、そういったことを今後、検討していくことになるんだろうというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 小林達信君。 ◆11番(小林達信君) 課長の言っていることがよく分かります。通称ビル川沿いに相当の水量が来て、合流地点の水門から排出されないでたまったということと、上町から県道に川上川の水が乗り上げて流れ込んだと、町内北側からも全部、降ってきた雨水が流れ込んでああいうことになったということになると思うんですけれども、結局まだ堤防あと1メートルぐらい大丈夫だと、でも現実、久慈川の水が流れていかないものですから、たまっちゃったからもう排水できなくなって、あそこにたまっちゃったということになっているんですよね。 前にも1回あの辺、ビル川がやっぱりあふれて床下浸水になった家が何軒もあったんですよね。それ以上はいつも桜木橋超えたことなかったから、まあそれ以上雨も降らないと思ったもんですから、大丈夫だなと思って私も楽観はしていたんですけれども、実際、現実あんなふうになっちゃったものですから、もちろんもうあの川、町でどうこうしようということはできませんから、それはあくまでも町として、町民の代表、町が町民の皆さんは本当、町がやってもらおうと思って、国に直接言える人なんかいませんから、町がやってもらうために私は通告しているんです。 町からどういうふうな、専門家じゃないですから誰も何とも言いようがありませんから、いろんな言う人がいますが、土砂が堆積していて、それで河床がかなり上がっていますから、それで水があふれたんだろうとか言う人もいるし、確かにそれも一理ありますけれども、私が考えるには、全域で雨降っているわけですから、あそこだけ取っても下に行ったらまたたまって、石渕のところで随分取っていますけれども、それだけでも劇的な効果はあり得ないというし、ポンプということもありますけれども、町長、この前やっぱりポンプで水が、電気が来なかったら無意味になるだろうということなので、かなり難しい問題だと思います。 だから、これはここではっきりこうやって、これなら大丈夫ですというような答えはないでしょうけれども、私、浅知恵でどうこうということはできないんですが、しかし、住んでいる人にとっては死活の問題なんですよ。だからこれを、今、課長が答弁したようなそんなことでは、町民の人は多分納得できない話だなというように私は思うんですが、町長として、やっぱりこの問題についてもう少し課長に答弁させますじゃなくて、私はこういうふうな方針で何かやりますというようなことが何かあったらば、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 再三申し上げておった話でありますけれども、現場、先ほどの答弁の中でも話をさせていただきました。現場に私は出向きました。水位計を見、そのときに内水と、それから川上川の水位差が75センチ。これは後日、水をかぶったというんですか、浸水したおうちをぐるっと回って、どこまで水が上がったのかというのを見せていただきました。しばらくたってからですけれども、実際まだその水位の痕が残っていましたので、それを見ますと、約75センチ下がれば、全ての家が一番低いところであっても床下浸水で済むぐらいの水の高さであったというのは、私は確認をさせていただきました。 そういうこともありまして、実際に内水と、それから川上川の水位差が75センチ、これは水位計、前にも話しましたが、片方が20センチのラインを川上川が8このところに水が流れておった、それからビルが内水のほうは4つ半のところまで水が来ておったということで、2つ半ということで、70センチか75センチの計算はしたんですけれども、県のほうと今、話をしておるのは、下吐けの、下の水を吐くための水門ですか、これはしっかりできておるので、今度はその落差、先ほども話しましたけれども、75センチの落差、これを利用して上水を吐くための堰、これができないものかという話をさせていただいております。 正直、県のほうで許可をいただければ、町の工事としてぜひやってみたいという話はさせていただいておりますが、直接の担当課の方との話合いじゃなくて、地域連携室というところでの話でありますので、これから県のほうの担当課と話をして、ぜひ一つの試案として実行させてもらえないかということを進めていきたい。 そうすれば、その水門に立って、内水が上がってきたときには、そして川上川が低ければ、その弁を開ける、それから扉を開けることで、その水を調整できると。そして、川上川が高いときには完全に塞いで、中へ入らないようにすると。こういうふうな方法が一番安上がりだろうと。あのポンプだと何億ってお金かかります。それからメンテナンス、それから維持費ですか、これもしっかりかかりますので、できたらばそういう簡易な方法でできないものかということを県のほうには話しかけておりますので、できたらば強引にでも実現できればいいなという思いは持っております。 ○議長(大縄武夫君) 小林達信君。 ◆11番(小林達信君) 確かに、その考えはかなりいい考えだなと思います。実現に向けて努力していただきたいなと思います。 次に、2番のはなわこども園についてということで通告してあります。 はなわこども園、もうすぐ開園になりまして、本当に私も孫が通う予定でいるものですから、楽しみにしております。大変な立派な施設です。 建物は大変立派になっていますが、中の運営がどういうふうになっていくのかということで、私も非常に危惧しているところであります。 それで、まず今、塙幼稚園、保育園が行くんですけれども、塙幼稚園の運営についてちょっとお尋ねしたいことがあったものですから通告したんですが、私らは運営についてといっても運動会、入園式、卒園式に招待されて行って、運動会は楽しく見て、入園式も卒園式も立派によく子供たちをあそこまで教育して、ちゃんとぴしっとやったもんだなと思って、入園式の場合は、小さい子供がいるもんですから、二、三人歩く子供もいて、お母さんのところに行ったりする子供もいるんですけれども、卒園式の場合は2年間なのにあれだけぴしっとこう、ちゃんときちっと育てて、歌まで歌わせて、大したもんだなと思って、いつも感動してくるんです。小さな子供を見るのは本当にかわいくて、感動しちゃうんですけれどね。私もそういう年なもんですから。 何の問題もないなと思っていたんですけれども、去年の卒園式のときに園長が不在ということで、体調が不調だということで、園長不在の卒園式は初めてだなと思ったんですけれども、人間の体ですから何があるか、私も二、三日前、ちょっと体調不調で議会に出ていましたけれども、治りましたけれども、後から聞いたら、鬱病なんだというような話を聞きまして、いや、それはちょっと、鬱病というのは、なかなかなったら原因分からないし、なったらなかなか治らないで何年もかかる、完治しない人もいるという大変なことで、あれまあ、鬱病になるようなタイプの先生じゃない、快活で明るい方ですから、すばらしいいい性格で本当に園長先生向きな方だったなと思って、鬱病になるようなタイプじゃないなとか思っていながらも、子供も行っていないし、あまりそれで私も忘れてはいたんですが、若い先生も辞めたりしているんだよと、続かないんだというような噂も聞いておるので、前は笹原幼稚園でも先生が辞めたりしているとかいうのがあって、塙幼稚園でもそんな話があるんだよと、いろんな父兄の方に話がだんだん聞いていくと教えてくる人がいまして、いろいろなんか問題があるんじゃないかなということをだんだん私も分かってきました。 それでまず、教育長、お尋ねしたいんですが、町長にしますかね。 町長、塙幼稚園、スムーズに完全にうまくいっていると思っているかどうか、まずちょっと1点お聞きします。運営が。 町長、認識でいいですよ。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 運営上は問題ないのかなというふうな思いは持っております。 ○議長(大縄武夫君) 小林達信君。 ◆11番(小林達信君) 問題ないと思っているということで、園長が不在で卒園式をやったということについても、ただただ体調が不調で出られなかったらしいんですけれども、それ自体だったら、本当に体調が悪いときは誰もありますから、二、三日治療すれば治る話だし、若いから。それが何か長引いているというような話を聞いておりますから、それでも何も問題ないという町長が認識なのかどうか、まず重ねてお伺いします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 今のお話、その話は聞いておりました。 詳細については、教育長のほうから答えをさせますので。 ○議長(大縄武夫君) 小林達信君。 ◆11番(小林達信君) さっきの教諭の方で辞めた人がおりまして、若い、本当に明るくてすばらしい娘さんで、笑顔がよくて、塙幼稚園に正採用になってよかったなと思って、私も心から喜んでいた娘さんも辞めまして、その人は家庭の事情がいろいろあったものですから辞めたんじゃないか、その事情もあったんです。私もただそれだと思ったんですけれども、何か辞めたというので、休職したらいいんじゃないですかと思ったんですけれども、辞めたという話を聞いて。家庭の問題がなくなって、どうしたんだと思ったら、石川町の幼稚園に勤めていますと。ええ、と思って、そうしたら、棚倉町でも来てくださいと言われたんですけれども、同じ郡内では勤めたくないから石川に行ったんですという話を聞いたんです。 それ普通は元に復職するとか、一回辞めちゃったものですから、また臨時で入って、また正採用になる道もいろいろあると思うんですけれども、棚倉からの誘いも断って、石川町にも行っているという話も、町長はそこまでは聞いているかどうか分かりませんけれども、そういうことが事実として、現在石川町に通っているんです。 教育委員会というのは一応別組織ですけれども、さっきの話でもありましたね、鈴木安次議員の中にも8番で通告してありますね。町長の教育行政への関わりが重要となっているが、町長はと、この。教育行政の関わりが重要となっているということも8番の鈴木安次議員も質問事項に入れておりますけれども、教育委員会は別組織とはいえ、やっぱり町長もそこら辺のことは目に入れておかなきゃならないなと。まして町民、身近な町内の方ですから、そういうことがあるというにもかかわらず、町長もあまり問題認識はないと思っているのかどうか、再度またお伺いしたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 その人事的な部分も含めてなんですけれども、その認識は持っております。ただ、この問題解決のために副町長に委任をいたしまして、その解決のための策を練っておるというんですかね、一生懸命頑張ってやってもらっておるところであります。本当に答えにくいですね。 ○議長(大縄武夫君) 小林達信君。 ◆11番(小林達信君) 町長が最初にそういう答弁していただければ時間が短縮できたんですが。町長もそういうふうに分かっていただけているなら私も安心しました。 これ、本当に大変な問題ですよ。若い有能な方がこんなことで本当に嫌な思いして、塙町の幼稚園を辞めたりして他町に行ったりしているということは、これは何とも是正しなきゃならないことなんだと思います。大変嫌な思いをしているらしいですよ。全く私らには本当に分かりませんでした。父兄の方に本当に分からないのかと言われて、本当に分からないですと。そして、私も同僚議員何人かに聞いたら、やっぱり二、三人の議員は知っていましたね。私は分からなかったんですけれども、本当に恥ずかしいことで。初めてここで、議場の場で取り上げようと私は思ったわけです。 この次、これから教育長にちょっとお尋ねします。 具体的にどのようなことがあって、園長が卒園式に出られなくなっちゃったとか、それから若い教諭の人が辞める、その原因というのは確かあったんでしょう。何もなかったんならこんなこと続いたりしないですよね。笹原幼稚園に行ってもなんかあって、また塙に来たらまた塙でこの園長先生が鬱病になってしまったと。その関連ははっきり私は断言はできませんけれども、多分そうじゃないかとみんな誰も推測しているわけですよ。教育長は具体的に何がどういうふうなことがあったんだかということが分かっているのかどうか、分かっているならば、何回も手挙げなくても済むように、全部ずっとこう分かっていることをこの場ではっきり教育長から答弁させていただければ教育長も心が楽になりますから、答弁をお願いします。 ○議長(大縄武夫君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、小林議員のご質問にお答えをいたします。 これまで、私が教育長に就任をさせていただいてから、笹原幼稚園では2名が辞めております。理由としましては、体調不良も含めて、いわゆる人間関係の中で悩んでいた末の退職というふうに聞いております。それから、園長のほうもそういったことで、人間関係の中で非常に悩んでいたということをお聞きしておりまして、それに対するサポートをするので、しっかり休んで、体調が戻り次第復帰してほしいというようなことを話をさせていただいてきました。最終的には、3月退職の日まで病休を取得して退職という形になって、非常に残念ではあります。大切な職員を途中で辞めさせてしまうというのは非常に残念でありますし、私自身の責任を感じております。 今年度、4月1日に採用した新任の幼稚園教諭も既に1名は退職をしておりますし、もう1名はご存じのとおり病休を取得して休んでいるところでございます。一応1月から3月16日まで病休を取るということで、診断書が提出されております。 これについても、現在の園長が細かく本人と電話で、あるいは直接はなかなか会えないので、連絡を取り、保護者とも連絡を取り合いながら、状況の確認や、復帰してからのことについてはしっかり対応していくよというようなことで、話をしていただいておるところでございます。 大切なこれからの塙町の幼稚園教育を担っていく若い方々でございますので、将来園長にもなるというような人材でございますので、大変こういった事態になったのは残念でなりませんし、私自身の力が及ばなかったことを非常に反省しているところであります。 人間関係に基づいての病休ということでございますので、いろいろとどういうふうな形で改善ができるかということを模索をしていますし、現時点での実施している内容としましては、1つ目は、月1回に行っております園長・校長会議というものがございます。その中で園長・校長に人間関係風通しのよい職場をつくってほしいということで、何でも相談のできる、そういった職場をつくってほしいということを指示していますし、指導しております。 2点目は、人間関係づくりということで、総務課のほうで主催をしていただいている人間関係づくりの講話、実際の体験ということで、全幼稚園、保育園の職員、あるいは預かり保育の職員等も含めて、温かくなる言葉遣いをして、相手を尊重しながら人間関係を深めてほしいというようなことを、講演を実際の体験活動も含めて2回開催をさせていただいているところでございます。 3つ目は、個別に職員に面談をするということで、個別面談をしながら、人間関係の様子とかどういうふうに接すればいいかというようなことをしております。頻繁にできる状況ではございませんが、昨年度、一度個別面談をしております。これは担当課長とも2人で実施をいたしました。そのときも園での状況等について詳しく話を伺っておりますし、その改善に関して一歩進められるようにしていこうということでやってきております。 最も必要なのは職員の指導でございますので、上司が部下職員に対しての指導をする際に、これは一人一人個人的に言っているわけではないですが、園長・校長会で話をした中身としても、部下職員に対する、いわゆるパワーハラスメントですか、そういったものがないようにということで、言葉遣いに十分気をつけながらやらなければならないということを指導をしているところであります。 直近では副町長にお世話になりまして、塙幼稚園の職員に対する講話、人間関係をうまく進めていくために、そして一人一人の職員が非常に大事なんだということで、講話もしていただいているところであります。園長、それから私も同席をしまして、よい人間関係づくり、そして風通しのよい人間関係をつくっていくために、そういう職場づくりをするようにということで、指導をしておるところであります。 4月からはなわこども園に塙幼稚園は移行することでありますので、さらに塙保育園にいる職員も含めて大人数になります。そういった中での人間関係をうまく進めていけるように指導、そして支援をしていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 小林達信君。 ◆11番(小林達信君) 今、教育長の答弁で大変納得しましたよ。すばらしい100点の答弁だと思います。しかし、そのA教諭、多分私が悪いのではないと思っていますよ。私は悪くない、勝手に辞めていったんだと思っていると私、思います。 具体的にどんなことをしているのかなと思って、私ちょっと調査しました。無視しているそうですね。さっき、部下にパワハラということがありましたけれども、パワーハラスメントという、日本語になっちゃいましたけれども、園長の場合はまさに逆ですからね、これね。園長が教諭をやったんなら分かりますけれども、教諭が園長にやっているんですから。本人にしては気に食わないと、それを何かやるらしいですよ。 これだけのことをいろいろ指導して、今、副町長まで行って講話したり指導して、講話も一生懸命やるんでしょうけれども、普通のやり方では多分駄目だと思います。年齢も結構もうベテランですからね、彼女は。そんなに若いうちにやったら、これだけの言わせればもう本当にしみるかもしれないけれども、性格が多分、こういう性格なんだと思いますよ。自分の考えがこうだと、ちょっと面白くないことがあると無視するらしくて、みんなそれで精神的に参っちゃって、それが一番困っているのが、先生もかわいそうだけれども、父兄もまた心を痛めているんですよ。大事な子供、孫が幼稚園行って、その幼稚園の先生にみんな小さいから親しんで、先生ってやっているのが、その先生がいなくなっちゃって、また今度変わっていく。何だろうと、子供もね、子供心にも思っている、大事な子供の成長期に本当に問題だなと俺は思ったんです。 やっぱり、職員も確かに大事ですけれども、民間ならば、あまり問題ある人だったらばちょっともうこれ、解雇するということできますけれども、懲戒はなかなか難しい、そんなことやる人はいないから。分限という方法もあります。でもなかなかそれも大きな問題になるから。 これのA教諭、態度を改めさせるのには相当な力、私にはできますけれども、幼稚園に1か月間、給料要りませんから、私、特別教諭で行って見ていれば完全に矯正できる自信はありますけれども、まあそれは議員でそんなことはできませんけれども。どうしたらいいんだと、このままはなわこども園に行ったらまたやりますよ、これ。今度、被害者は今の保育園にいる先生もやられるかもしれません。誰をやるんだかは多分その人の気に入らないという人がいて、それをやるんでしょうから、全員やっているわけではないでしょうから、そこは中に入っていないから私はあくまでも外野にいて、いろんな話を聞いてあげるだけの話ですから。 男の場合のパワハラなんていうのは、下を仕事できないやろう、このやろう、何やってんだとかさ、やめろとかこうがんがんやればたちまち参っちゃう。俺もどういうふうなやり方やってんのかなと思って聞いたら、無視というやり方らしいですね。全然口きかない、相手にしない、それでやられちゃうと。それをやられれば、なかなか外部からは素行が悪いんじゃないのとか指摘、具体的にできないですけれどもね。やっぱり何かそばについていない限りはそれは直せないということもありますから、これ直すのは非常に難しい状況で、これから新しいあれだけの立派な建物ができたこども園にまたその同じ問題がそのままいったらば、本当に私も今から孫が行くんですから、今のうちに何とか、別な部署に変えるとかという、私は分かりませんよ、組織の中どうなっているんだか。幼稚園の教諭として採用した以上、こっちの本庁に持ってきて、課長がその目の前で仕事させて、そういうことできないようにするとかという、これは私のあくまでも単純な話ですけれども、そういうことなんかできるのかどうかということもちょっとお伺いしたいんです。 多分これ、模範的な教諭にさせっぺというのは今からではかなり難しいんではないかなと。私、顔もおぼろげでその人かなと思ったぐらいで、あまり詳しくは分かりません。ただ、職員録見て、名前とこれがというのは分かりましたから、顔もよく思い出せないんですけれども、ふだん幼稚園に何回も行っているとおり、運動会と入園式と卒園式しか行きませんから。ほとんど先生とも話したことないし。ということで、分からないんで、何とも言えませんから、このままでは、多分私は、もう何十年もそれやってきたんでしょうから、これを直すというのは大変大変で、もし直そうとすれば、本当に1人そばについていてやらないと無理だし、見えなくなったらまたやると思うんです。 それで、そのやり方が無視というやり方ですから、どなりつけるとかそういうことだったら簡単なんですよね、やるなと言えばいい。これはかなり難しいんですよ、私何もしていませんと言われれば、本当に何もしていないんですから。部署を変えて、この役場の本庁の中に連れてきて、課長のすぐそばに置いておくとか、課長補佐とか係長あたりで置いておいて、別な仕事やらせるよなんてことはできるかどうか、これは私の素人考えであって、それをちょっと答弁お願いします。 教育長とどっち、町長ですね。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 今のお話なんですけれども、ちょっとだけ附帯させて話させてもらいます。 私、就任してからかなりの数の方がこの庁舎を去っていったと、本当にただ傍観していたわけではなくて、現実にもしそこがきついんであれば、その勤め先をよそに送っても、慣れるまで頑張ってやってもらえないかなというような声がけもしましたし、心は砕いておったというか、本当に一生懸命やっておったつもりではおります。 一部、棚倉さん辺りの話を聞くと、幼稚園の先生も1回、体験ではないでしょうけれども、庁舎の中で、ある程度の場所で仕事を経験することで、その雰囲気に慣れていくというふうな話も聞いてはおりますけれども、実際どうだかというのは確認は取っていないんですけれども、そういうこともあるので、まずこれからのやり方ですね。ただもういきなりぽんと預けるんじゃなくて、1回ここの庁舎の中で預かって、そして町全体のことを勉強させて、勉強していただきながら、そしてその園舎に向かうというのもありかななんていうことも、実際いろんな問題があるようでありますから、その辺はちょっと副町長に答えをいたさせますので。 ○議長(大縄武夫君) 副町長。 ◎副町長(佐藤要一君) 私のほうから、講話といいますか、職員等面談した等々、中身も含めて若干ちょっと考え方について、町としてまず職種転換ができるかどうかというところですが、それについては、今現在は行政職で給料表は1つですが、採用時点で幼稚園教諭だったり、保育士だったりということで採用しておりますので、それをいきなり事務職にというふうな配置転換というのはかなりハードルが高くなります。もちろん、本人の許しといいますか、承諾も必要になってきますし、その辺は慎重に対応しないといけないところであります。 実際に、保育士の方に今回のこども園の準備ということで、準備室のほうに異動はしていただいておりますが、そういったのは特殊な形の異動であります。ですから、異動についてはかなりちょっとハードルが高いということは一つ言えます。 あと、先生方、特に新任の先生方ですと、いきなりもう100%先生として期待されて、担任だったり、副担任だったりということで、即戦力で働いていただいております。それらのプレッシャーというのはかなり大きなものがあると思います。それらについて、先輩方は優しく指導をするようにということで、優しくといいますか、指導というのは単に仕事をこうするんですよだけじゃなくて、いろんな意味での話合いを持ったり、愚痴を聞いたり、そういったものの捉え方をしていって、自分たちの後輩を育てるというところで、やっていかなくちゃいけないよというふうなお話をさせていただきました。 今後、いきなり本当に即戦力としてお願いするというんじゃなくて、そういった研修というんでしょうか、そういったのも十分必要になってくるのかなと。園長のほうでも全職員に対してもお話はその都度していくということで伺っております。 今回のいろいろ問題が出ているというのは、これは事実でありますので、それをそのまま放置するというわけにはいきませんので、これからの塙のこども園、子供たちのためにも何らかの解決を見なきゃいけないとは重く受け止めております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 小林達信君。 ◆11番(小林達信君) 分かりました。塙保育園のもう一点なんですけれども、質問というよりも要望になっちゃうんですけれども、町民の方からの要望をお伝えしたいなと思って。 久慈川の河川敷に車止めますよね。それで、あそこ飛び越えて幼稚園入ろうとすると、鍵がかかっているらしいんですよ。あの鍵は解錠するのは8時だと決まっているらしくて、でも父兄の方とか保護者の方が、おじいちゃん、おばあちゃん含め、乗せていっている、みんないろいろ都合がありまして、あそこ8時ちょっと前に、忙しいときにもう8時まであそこで待っていなきゃならないと。もう少し早く開けてもらわんねかと。7時半からあそこの中に入れてもらえるようにすれば助かると。 あくまでも8時だから8時でないと開けませんと頑張っているらしくて、そこは臨機応変に、それを7時に開けろとか6時半に開けろとかというのならそれは絶対無理ですけれども、そこら辺は少し、みんな来ているんだし知っている人ばかりなんだから、7時半に開けてみんな中見ていくよとかそういうことじゃなくて、あそこを入れるだけでも開けておいてくれないかという要望があったもんですから、できるかどうか検討していただきたいなと。 それで、はなわこども園については終わります。 時間が迫っておりますので、延長はしたくありませんので、3番の少子化対策についてお伺いします。 大変な少子化が進んでおります。もう本当に危機的な状況で、私は少子化対策ということは議員になったときから、20年近く前からやっているんです、二瓶さんのときから。このままでは塙町、子供いなくなりますよと、100人切りますよと。うちの娘のときは160何人いましたから、ただ三十何年でそんなに減っちゃったんですよ。100人切るところではないですよ、もう現在、20人、30人の話ですから。それでもう本当に子育て、ここに書いてある、第2子、第3子から手厚い援助が必要と思います。それで、出産祝い金というのは、具体的に私は元町長のときから町に提案しているんですよ。3人目から出してくださいと。それで物すごい効果があるとは思えませんけれども、少しでも応援してあげたいなという私の気持ちです。それについて町長の考えをお伺いします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今おただしの援助ということでありますが、塙町では、子育て支援という観点からは、ご承知のように世帯応援ポイントカード、それから乳幼児子育て用品支援事業、出産祝い品及び木のおもちゃの贈呈等、これは第2子、第3子に限らず実施しております。 ただ、今、議員のお話の中にありましたように、ほかの近隣の町村では、しっかりとお金を出すことで、その子供たち、それからそこで生活する方々を集っておるといいますか、集めておるというところもあります。現実に、私の知っている方も子供さん3人ですか、4人おったんですかね、ぜひ塙町にとどまってほしいと随分お願いはしたんですが、残念ながらほかの町村を選択されてしまいました。というのは、どうしていいかというか、その町でやっておるやり方をそのまま世襲するというところは別なものでありますけれども、ただこの後、話も出てくるかとは思うんですけれども、給食費の問題、これなんかは大いに子育て支援の一部になるんじゃないかなと、このような思いも持っておるところであります。 これからも、ただ手をこまねいているだけではなく、しっかりとした対応を考えていきたいなと思っておりますので、ご了解をいただければと思います。 ○議長(大縄武夫君) 小林達信君。 ◆11番(小林達信君) (2)は後にして、(3)の子育てサロンにちょっとお伺いしたいと思います。 子育てサロンというのは私も名前はよく聞いているんですけれども、具体的によくちょっと分からないんです。それで、自分ちに子供がいれば、サロン内容どういうことやっているとかいろいろ細かくわかるんでしょうけれども、これからなんですけれども、町内に在住者から聞いた話なんですけれども、この方は知り合いの子供、年齢は私らと同世代ぐらいの60過ぎの女の人なんですけれども、近所の知り合いの人の子供を預かっていると。どうしても急に、親が見るんだけれども、誰も用がありますから、そのときに臨時に預かってあげるという本当に気持ちのいい人で、おおらかな人なもんですから、昔からその人へみんな人が集まっているところなんですよ。その女の人が、子育てサロンに子供と一緒に連れていきたいんだけれども、自分の子供でないと、自分の孫じゃないと断られてしまう。それを何とかできないでしょうかというふうな、私が話を聞いたんですけれども、私も、じゃ、議会でそういう内容について聞いてみましょうということで、ここに通告してあるんです。 子育てサロンについてのどういうふうにやっているのかと、それから私が今言ったとおり、身内の人、子供または孫でないと預かってくれないんだ、一緒に行けないんだという話を聞いてきたもんですから、そこら辺は柔軟に対応できるかどうかということを、時間も迫っているもんですから手短に、的確にお願いします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 最初のほうの質問ですね。子育てサロンの内容ということであります。 子育てサロン、これは出生数が減少しまして、孤立しがちな子育てを地域全体で支えると、安心して子育てができる地域づくりを支援していく、こういうことを目的に、平成23年に事業を開始いたしました。当初は週2回程度でしたが、現在は週4回、町立図書館の事務室とか公民館を併用して開催しております。1日の参加者は4組程度であり、継続して参加しているケースが多いということであります。今年度の乳幼児の延べ参加数は1月末現在で647名、延べ参加者数ということで、かなりの利用頻度になっておるのかなと思っております。 ご承知のように、今年の4月からは子育て支援施設ぽっぽを中心に、現在実施しております子育てサロン、のびのび教室、にこにこ教室等事業に加えまして、離乳食教室、助産師相談等の新規事業を展開しまして、一人一人に寄り添った子育て支援を展開していくという考えであります。 それともう一つ、これも湯遊ランドの岩盤浴開設の記念講演会ということで川嶋朗先生、講演をいただきました。そのお話しする中で、ぜひ子育て中の保護者さん、この方々と一度しっかり講演会をしてあげますよと、これはアトピーとか、それからアレルギーとかと、こういうものに対する対応、大変認識の深い方でありますので、この方をぜひお呼びして、この子育てサロンの中に組み入れていければと、こんなようにも思っておりますので、これからの展開を見守っていただきたいと、このようには思っております。 後段は担当課より説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それでは、私のほうより子育てサロンについてご説明申し上げたいと思います。 まず、現在の行っている会場でございますけれども、図書館と町公民館を利用しております。図書館も一番下にあります事務室の狭いところを利用しているのが現状でございます。時間につきましては午前は9時から12時まで、午後は1時15分から3時半までということで、火曜日から金曜日までの週4日、スタッフにつきましては、16名で運営をしているところでございます。 ご質問のありました親子ではなくて断られたのかどうかというのは、ちょっと私もそこは情報つかんでは……     〔「断られたんです」と言う人あり〕 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) 断られたんですね。基本的には、図書館の下の事務室というところは非常に人目にも陰になっておりますし、狭いところでありますので、原則どんな方が来るかという心配もありまして、非常にそこは注意をしておりまして、今の子育てサロンというのは登録制をいただいております。ですから、親子ということが原則となっておるかと思います。 町長からありましたように、令和2年度からは子育て支援施設のほうで、公の施設のほうで実施することができますので、そこの部分の原則登録制という部分については、基本は守りながらも誰でも利用できるということになりますから、その施設を利用するということについては検討していきたいというふうに思っております。 あと、その断った経過についてはちょっと承知しておりませんけれども、多分画一的に対応してしまったのかなというふうに思っておりますので、そういうことでご相談があれば、今後は検討をして、使いやすい、利用しやすいサロンというふうにしていきたいというふうには考えております。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 小林達信君。 ◆11番(小林達信君) じゃ、そのように伝えておきます。 これで、私の一般質問は終わります。 ○議長(大縄武夫君) これで、11番、小林達信君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午前11時48分               再開 午後1時10分 ○議長(大縄武夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △鈴木茂君 ○議長(大縄武夫君) 次に、7番、鈴木茂君、登壇願います。 時間は2時10分までです。 鈴木茂君。     〔7番 鈴木 茂君登壇〕 ◆7番(鈴木茂君) 7番、鈴木茂です。通告いたしました内容、4点についてお伺いをしたいと思います。 ただ、1番、台風19号による道路、農地、河川被害の復旧復興の見通しについての中では、前議員2人の方が質問をして、その中で答弁が出ていますが、その内容を勘案してさらに質問をしてみたいと思います。 まず、項目ごとに出ているんですが、台風19号による道路、農地、河川被害の復旧復興ということですが、まず1番と2番を併せて質問します。最初の1番のほうの今回の甚大な被害に対する町長としての認識はどのようなものか、まずお伺いします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 認識ということでありますのでお答えをいたしますが、やはり今までにない規模の災害であったということが一番、災害の認識の大きいところであります。そして、その被害の総額なんかはいいですか、お話ししなくても。 ◆7番(鈴木茂君) それは後で。 ◎町長(宮田秀利君) 後で。 こういうふうな同じような災害、30年ほど前になるかと思うんですが一度経験しておりますが、それを十分に上回る大変厳しい状況下の中での災害であったと、このように認識しております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) 今、今までにない災害であったという認識なんですが、このような災害が起きるというふうな危機意識は持ち合わせていなかったということでよろしいんですか。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) ここまでの災害ということは、意識はしておりませんでした。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) 今回のような、昨年のような被害ではなくて、30年ぐらい前に床下浸水、かなりビル川からの水があふれて浸水したというのは私らも記憶にあるんですが、そのときに、その後、もうこういう被害は何十年かに一回だからということで、そのときの町の人たちが対策を取る必要がないと考えたかどうか分かりませんが、何も対策はしないでそのままにずっとここまで来ていたというのが、私は現状かなと思っています。何かそのときに対策を取っていれば、多少の被害は防げたかなと思うんですが、こんな被害は30年か50年に一遍だという、そういう認識でその当時はあったのかと思いますけれども、このような温暖化によって大量の集中豪雨や大きな台風によって、すごい雨量があるということは予測できなかったのかなとは思うんですが、それは仕方がないと思うんですが。 今回の被害、被害額の総額と併せて被害箇所の特定、査定は終了したのか、これは細かいことですがお伺いします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 被害額の総額ということでありますが、先ほども若干その話に立ち込んでおりますけれども、総額で5億8,000万円ほどと見込んでおります、被害総額でありますけれども。公共土木債が2億3,900万円、農地等債が2億9,500万円、林道債が4,600万円ということであります。 復旧状況と申し上げますか、この特定ですね、被害箇所の特定。そして、査定でありますけれども、これは国費を伴う災害復旧のおただしかとは思いますが、災害査定は、12月3日から1月21日にかけて実施され、既に終了しております。この間、担当課は不眠不休という言葉が合うと思えるぐらいに、本当に一生懸命取り組んでいただきました。結果は、道路、河川、農地等で45か所、査定額で4億2,586万円でした。道路6か所、これが4,839万円、河川11か所、1億4,092万円、農地等24か所、2億1,110万円、林道4か所、2,545万円、このような被害総額になっております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) 今後、その被害に遭ったところを復旧復興していかなければならないということなんですが、これ農地、道路、いろんな箇所がありますので、一概に一括してというわけにはいかないんですが、大きなところでまず道路だけちょっとお伺いしますが、県道の高萩・塙線の湯川地内ですか、これ工事が始まったようなんですが、まずこれの完成時期は、前には連休前というような話、町長、あったんですが、これは本当に連休前に完成する予定なのかお伺いします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 詳しい話、これは担当課の課長より説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(藤田衛昌君) ただいまおただしの県道高萩・塙線の災害の件かと思います。 基本的には、県道は県の事務となってございますので、県のほうが所管して進めておるところでございますが、県のほうに確認しておる状況では、連休前には完成する見込みということで話は聞いております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) 川に沿ったところですから、護岸工事みたいなブロックを使った工事になると思うんですが、現在、私が聞いている話では、そのコンクリートブロックが全然生産が追いつかないと、工事に使えないような状態であるという、そういう話も聞いていて、そのために工事が着工できないというような話も聞いています。 もう一点なんですが、塙・大津港線の下り藤地内もまだ手つかずの状態なんですが、これについての見通しをお聞かせ願います。 ○議長(大縄武夫君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(藤田衛昌君) これも併せまして県の発注工事でございますので、県のほうで粛々と進めているということでございます。ただ、全般的に、先ほどお答えました高萩・塙線につきましては、災害の査定を待たずに本復旧を始めるという手法を取って、一日も早く復旧しようということで進めております。と申しますのは、通行止めになっていたからということでございます。 塙・大津港線につきましては、通行止めにはしておりませんので、これから発注になるものと考えております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) 河川の氾濫により農地がかなりひどいのは、川上、道場地内ですか、それと那倉地内、私が把握しているのはその2か所、かなりひどくやられているんですが、これ農地復旧するには、まず護岸工事が先かなと私は思っているんですが、この護岸についても一級河川川上川だと思うんですが、そこの関係で、これは那倉地内では砂取りなどは始まったんですが、何かコンクリートブロックがなくて、まだ護岸工事には入れないような話も聞いておりますが、その辺を詳しくお聞かせ願います。 ○議長(大縄武夫君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(藤田衛昌君) 河川の護岸工事ということで、まず粕河内地内でございます。 これにつきましては、県のほうでは3月に発注する予定というふうには聞いております。ただ、3月に発注しても河川のこれから雨季といいますか、6月、夏を迎えますと、河川が増水する可能性がありますので、工事については、そういった気象条件に伴って若干延びるのではないかなというふうに考えております。 そこの部分の農地災でございますが、それについては、私どものほうでは、塙町といたしましては発注を既にしております。と申しますのは、その護岸に沿って板庭地区に用水を引く水路がございました。それが被災しておりますので、その応急復旧をしなければならないということで進めております。 いずれにせよ、県の発注しています護岸工事と併せまして、水路復旧もしていかなければいけないということでございますので、本格的な復旧は秋以降になるのだろうということで予想をしております。 あとは、那倉の下り藤地内でございますが、土砂取りは既に町として発注しておりますが、県のほうは同じく3月に発注というふうな予定は聞いております。ただ、最終的に、災害の関係、多分、町も県も同じだろうと推測する中での話でございますが、まだ予算配分が確定していない可能性がございますので、もしかすると3月発注がずれ込むということも可能性としては十分あるというふうに認識しております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) ということで、河川の改修ももちろんですが、私が気にしているのは今年被災した水田が作付できるのかどうか、例えば水田を復元しても今度、護岸工事に重機が通るので、その部分は刈り上げというか作れない可能性もあります。今の時期は大きいので、かなりの部分そこは作付できないような感じになります。私の知っている人でも今年は作付できないから種もみは返したと、そういう人もおるんですが、今年度というか新年度、水田の作付は可能なのかどうかお聞きします。
    ○議長(大縄武夫君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(藤田衛昌君) 水田の作付は可能なのかというおただしでございますが、場所、場所によって変わるということで認識をしております。 まず1つは、水田でも崩れているといいますか、崩落している部分、あぜが崩落している云々というところに関しましては、基本的に工事は間に合わないかもしれませんということで、所有者の方にはお話をさせていただいております。さらに、土砂が乗ったところ、これについても土砂取りはもしかすると、作付には間に合わないかもしれませんということでお話をさせていただいております。 これに関しましては、場合によってはどうしても作付をしたいという場合は、町の単独の補助制度を利用してやっていただける範囲であれば、それで進めてもらって結構だということでお話をしております。現に、補助の査定を受けた場所でも、既に所有者の方が町の単独の事業を利用して着手するということでの申請を上げていただいている方もいらっしゃいます。 ですので、直接被災した農地に関しましては、今年度中にできるかどうかは、残念ながらはっきりしたことは申し上げられないと、最悪のことを考えれば今年度は作れませんということで、今年度といいますか、今シーズンは作れませんということで話をしております。ただ、それ以外の被災をしないで、上流で例えば水路が壊れている、あるいは堰が壊れている、そういったところについては、先ほどの粕河内の例で申し上げましたように、何とか応急的な水路を造る、あるいは応急的に水を流す、そういったことを考えて、作付は可能にしたいということで、各水利組合の皆様方にはお話をさせていただいております。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) 私も事情がありまして、町内をくまなく歩いたんですが、そこで、気になったことがあるんですが、まず誰もが目にしていると思うんですが、川上川の本町交差点、JRの陸橋があるんですが、そこの橋脚にたまっているごみ、これは取られていないんですけれども、これはJRが取らなければ取らないと、そういうことなんですか。ぜひ、今後また大雨が降ったらそれにまたごみがたまるというようなことなんで、あれは取り除かなければならないと私は思っているんです、1か所。町の桜木橋のは取れましたよね、これはいいんですけれども、JRの橋にまだごみがたまっていると、陸橋に。 それから、もう一点は、川上の道場橋があるんですが、そこの橋脚にすごい流木ですよ、根っこつきのかなり太い、立木ごと倒れてきて流れ着いたという流木が1本引っかかっているんですよね。これも取り除かなければ駄目だと思うんですが、その点お伺いします。 ○議長(大縄武夫君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(藤田衛昌君) ただいま2点のおただしをいただきました。 まず、JRの桜木町の鉄橋の橋脚にかかったごみといいますか、河川のごみでございますね。これにつきましては、県に何度か桜木町の桜木橋にかかったごみと併せて何とかという話は、実はしておいたところでございますが、県の基本的スタンスは、河川管理上影響がないと認められる場所については基本的に実施はしないと。ただ、それが例えば占用物件、河川を占用するということで、河川の中に橋を造っている原因者がその管理上必要となれば、河川の一時使用ということで、中に入って取ってもいいですよというような基本的スタンスでございます。そういった中で、桜木橋の鉄橋については、今のところ取らないという話は聞いておりませんが、優先順位は落ちているというふうに判断をしております。 あと同じように、今度、道場橋でございますが、道場橋は県道でございまして、県の管理の河川であり、県の管理の道路でございますので、県が優先順位をつけながら対応していくものというふうに理解しております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) そのことについて、町のほうから早く撤去の要望とか、そういうことはできないんですか。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 先ほどお話がありました桜木橋、これも町の方何人かから、大変ああいうふうな状況では不安であるということで、結局、町では直接手を出すことができませんので、県にお願いをする形で、大変不安が募るということで取っていただきたいと強く要請をいたしまして、取っていただいたというような流れがございます。これは、あくまでも町としてお願いをしていくという方向でしか対応はないと、このように思っております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) なるべく早く撤去するように、町のほうで動いていただきたいと思います。 それから、私、気になっているのは、道の駅はなわの下の河川敷が土砂が入ったまま、ずっと今までそのままですよ。町長さんだって、あそこへ行って食事したことあるかと思うんですが、これわざわざ直さないで、来た人にこの被害があったよと見せているんだか分からないんですが、いまだにあそこの砂とかを片づけたり、平らにならしたりするようなことはしていない。なぜやらないのか、私は不思議でならないですよ。どう考えるんですか、町長。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 本当に、今までの状態から見ると、砂が随分たくさん上に乗っかったというか、かさ上げになってある状況下であります。ただ、岸辺が見えるというか、水辺が見えるということで、えっとは思ったんですが。また、状況が一変したということでは、本当に災害の今までになかったような大きな災害だったということで、それを如実に表している状況かなとは思っております。 ただ、県のほうにお願いをすると申し上げますか、あの砂、何とかならないのかなという話もさせてはいただいたんですが、現況の中では特別差し障りがないというふうなお話もいただいたことも事実でありますので、この後その砂をどこに持っていく等々の話もありますので、これからの県との話合いになっていくだろうと思います。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) 私は、道の駅の役員も何を考えているのかと思うんですよ。これ、10年ぐらい前に、あそこも水が乗ってがらがらになりました。9月に町でスイセンを植えて、10月にやられたの、台風でもうがらがらに。そのとき我々は役員でしたが、私は農産物ですが、このままでは捨ておけないということで、11月になって台風が来なくなってから、これを平らに直そうと、石がごろごろ散乱していたんですが、そのときは多分全部ボランティアで、組合員にはトラック持参で出てもらったんです。 その前に、これもボランティアだったと思うんですが、塙町で一番でかい建設会社に重機であそこを一回押してくれと、だっと全部平らに。そうしてから、我々が石ころを除去するからということで、お金を払ったという記憶はあんまりないんですが、ボランティアでやったか何か分からないですが、まず重機であそこをだっと押して。石がひどかったんですよ、あのときは。今回は砂が多いんですが、あんまり石がないみたいです。だっと押してもらって、あと石を捨てる場所を見つけて、全部は軽トラ等を持参で農産、物産の組合員が出て、そして石ころを半日ぐらいかけて取り除いたと、そういうことを我々はやりましたよ。 今の人は、町もそのまま放っておくし、道の駅の役員の人も全然そのまま、10月に被災して、もう今3月ですよ。草がだんだんもう生えてくるんですよ。草が生えたら刈らなくちゃならないのに、平らにして石も取り除いておかなければ、乗用草刈り機で草も刈れないですよ、そのまま置いたら。その点、町長、どう考えていますか。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答え申し上げます。 道の駅の下というんですか、西側の河川ですか。これは、先ほどからお話をいたしておりますように、県の管理下にあると、こう認識をいたしておるわけであります。ですから、勝手に町がそれをいじるということはこれはできないと、こんな考えの下に、県との話合いの中でこれからの修繕と申し上げますか、修復を考えていくしかないと、こういうふうに思っておりますので、今までは川を含めて全力で災害復旧、特に生活に関わるような場所のその復旧のために全力を傾けてきたわけでありますけれども、少しずつ時間ができてくれば、県との話合いもぜひ立ち上げていきたいなと思っております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) 基本的には河川は国の管理ですけれども、国交省であっても何でも、いいことをやるのには文句は言わないですよ。ですから、我々は今、組合の道の駅の職員の方が止める駐車場においても砂利を金出して敷きましたし、どろどろになるから、雨降って。それだって別に文句は言われないし、あそこをきれいに押して石を取ったって、国とか県でそんなの文句言わないですよ、言っておきますが。それを許可得なければ勝手にできないなんていうのは、これは私はちょっと考えられないですよ。 こんなことは自主的にやっても、全然、国交省の役員が前駅長と話ししたことあるんですけれども、構築物でなければ何造ってもいいですよというふうな話も私も聞いています。例えば、アスレチックスみたいなものは全然構わないと、コンクリートでやるのはこれはまずいと。でも、河川のところに造るのは全然問題ないですよと、そういう話もしていったと。これは、役人の人の考えもありますから多少差があると思いますが、自主的にやることに対して、一応、許可を取るのはいいと思いますが、動くか動かないかだと私は思っています。 次ですが、先ほども話がありましたが、代官町、柳町の水害なんですが、ビル川からの町堀と川上川の合流地点との水の問題ということで何回も話に出ているんですが、一番、私は2つの対策だと思っていますよ、やっぱり。川上川と久慈川の合流地点を私は掘削することが、底を下げることが一番、水があそこにたまらないでいいことだと思っています。 ただ、先ほどの質問答弁を聞いていますと、県でも堤防から1メートル60までしか水が乗らなかったとか、1メートルまで来なければ構わないとか、そういう話があるんですが、まず1点あそこの川の底を掘ったり、久慈川の土砂を撤去したりすることは可能なのか可能でないのか、その点をお聞きします。 ○議長(大縄武夫君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(藤田衛昌君) 河川の河道といいますか、河川の川底を下げるというようなことでございましたら、それは河川管理者からの許可という以前に、そこの河川計画に沿っているかというようなものが出てきますので、出せば許可が出るというものではないというふうに認識しております。 今、堆積している土砂を取るということでありましたら許可が出るかもしれませんが、基本的には、先ほど来、町長が答弁しているように、河川管理は久慈川、川上川については県でございますので、県が河川計画に合わせて、また今後の洪水の見込み等を勘案しながら、計画的にその除去なり対応を考えるものと考えております。 先ほど申しました部分的にごみがかかって困る、あるいは大きな石が転がっていると、そういったものを取るということは許可は必要でございますが、それは可能であろうかと思いますが、河川計画そのものをいじるということは、多分かなり大きなハードルがあるんだろうというふうに思っております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) 今の話を聞けば、県にお願いしなきゃ何もできないと、そういうことなんですよね。ですから、それは県にお願いしてやってもらうのが町の仕事ですから、町がどうして県にお願いしたら、どうやってもらえるかということは知恵を働かせて人脈もあるし、いろんな方法を使って、もしやるのであれば。やらなければ別に構わないですが、やる気があるのならば、そのようにしてやらなければできないと私は思います。 それから、水門についてもお伺いしますが、あの水門ですが、あれは誰が管理して、水門の開け閉めは誰がやって、その開け閉めのゴーサインを下したりするのは誰がやるのかお聞きします。 ○議長(大縄武夫君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(藤田衛昌君) 河川の水門につきましては、河川管理者である県が管理をするというのが原則でございます。ただ、県はそれを町に委託をしております。町は、さらにそれを地元消防団に委託をしておりますので、その開ける閉める、通常の管理は地元消防団が行うものと理解をしております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) 何十年か前のときは水門を閉めて、そして水害が起きたという話ですが、今回は水門は開けておいたということですか。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 前回ですか、30年ほど前の話も出たんですが、そのときも私はあの水門の上に立っておりました。水門は全開されておりました。それから、今回も全開されておりました。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) 先ほど町長も水位差ですか、75センチの差があったということで、それで水の流れが悪くて水害が起こったというような話なんですが、その水害を防ぐ手だてということで、先ほど来出ているのは調整池とかポンプですか、それから町長が言ったのは、水門をもう一つ造るような話を先ほど答弁されたんですが、私が一番お勧めするのは、やっぱり排水ポンプの設置ですよね。これが私は一番だと思います。これより調整池でももちろんもたないし、その上にまた調整するようなまた水門をつけるというのは、それは私は甘い考えだと思っている。やっぱり一番効果があるのは、排水ポンプ、大型のポンプを3台置くか、5台置くか分かりませんが、それを常駐しておいて、もちろんお金がかかるという、さっき話がありましたが、これはお金がかかっても水害を防ぐためには仕方ありません。土地を確保して、格納庫に入れて消防団に管理してもらうと。 ポンプ、先ほど電気がなければなという話がありましたが、ポンプは電気がなくてもエンジンですから、一人で回って大丈夫ですから、モーターじゃないですから消防ポンプと同じ方式なので、これは電気があってもなくても関係ないですから、この大きなものをテレビ等でも、排水する人が怖くて逃げちゃって、排水を途中でやめて水害が起きたという話もテレビで報道されましたが、あそこで、ビル川の町堀をくみ上げる作業については、そんなに危険はないのかなと思っています。あれをくみ上げるポンプが私は一番だと思っているんですが、町長の考えをお聞きします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 議員もご承知かと思うんですが、郡山市で、実際にポンプを作動させようとしたところ作動しなかったという、電気的なものというような話をちょっと聞いたんですが、全くいざとなったら使い物にならなかったというふうな話も聞いておりますので、先ほど来私が申し上げているように、自然流下式の大きな上部排水路という言葉でいいと思うんですけれども、そういうものを造るのが一番金銭的にも負担が少ない、それからメンテナンスにもお金がかからないと。ポンプは1基というわけにはいきません。1基だけでは、これが壊れればもう稼働しないということで、最低2基必要だと、その都度何億円というお金を投下しなきゃならないと。そして、それをいつでも動かせるようにずっとメンテナンスを続けていかなければならないと大変な負担になるだろうと、このような予測もあるわけです。数字的なものは、担当課の課長がある程度つかんでおりますので、説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(藤田衛昌君) ただいまポンプのお話が出ておりますが、前にも答弁をさせていただきましたように、今の計算上、10年に一回の日雨量200ミリぐらいの雨が降った場合の対応は、ポンプは代官町の樋門と大町の樋門、さらに上流に約200ヘクタールの調整池が必要だと。深さは1メートルぐらいなんですが、そういったものが必要だという、計算上はなっております。ですので、それを全部整備する必要はないとは思いますが、それを整備する概算は二十数億円ということで今、本当に概算ですが出ております。 ポンプにつきましては、1か所当たり毎秒4トン、当然毎秒4トンですから、通常の防火水槽が40トンかと思いますが、それが10秒でたまる、そういった大きなものを設置しなければいけないということでの計算結果でございます。これはあくまでも概略ですので、今後さらに、いろんな想定をしながら精査していく中で、もっと小さいものということになるのかもしれませんが、今のところはそういう状況でございますので、町長申し上げましたように、それをいきなり始めるというのは現実的ではないと。ですから、できるところから始めようというところで検討しているというところでございます。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) それほど巨大なポンプは必要ないということはないですが、毎秒4トンですか、そんなのは大変です。それこそお金かかって、もう少し小さいので試算をやってみて進めていただきたいと思います。 時間の関係で次に進みますが、次に、病児保育室の開設についてお伺いをします。 病児保育室というのは、小さい子供さんが病気になったときに、親御さんがどうしても休めないと、病気なものですから、これは置けないですから、これを病院で預かってもらうと。お金が発生するかどうかも詳しく私は調査していないですが、この病児保育室が昨年4月1日に、白河市の厚生総合病院で開設されたということを聞きました。定員は6名です。ですから、ゼロ歳児であれば1人や3人ぐらいしか扱えないので、2人の看護師さん二人体制で6人まで預かると、そういう体制でやっているのかなと思います。 実際に行って話は聞いていませんが、やっぱり子育て支援からいいますと、どうしても休めないとき、小さい子供が病気で困ったという場合に預かってくれるところがあるとありがたいんですよね。ですから、これは塙町ばかりではなく、東白4か町村の対応をお願いしたいんですが、塙厚生病院に病児保育室ですか、これを開設するように、これ東白4か町村会、議長会ももちろんこれは要望書とか提出に動きますが、それをしてはどうかと思うんですが、町長のお考えをお伺いします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今、お話しのように、病児保育とは、保育を必要とする乳児、幼児または家庭において保育を受けることが困難になった小学校に就学している児童でかつ疾病にかかっている者を対象に、保育所、認定こども園、病院、診療所、その他の場所において保育を行う事業のことであります。 近隣では、西白河郡の市町村が合同で白河厚生病院内に設置しておるしらかわ病児保育室がございます。運営は、NPO法人あったかたいむが事業を受託して実施をしております。実施条件といたしましては、通常の保育施設と別個の専用スペースが必要となります。実施人員の看護師や保育士と有資格者の確保が必要となります。また、医療機関との連携が必要で、病児保育受入れの際は一度かかりつけ医に受診が必要となります。 必要性は感じてはおりますが、町独自での開設は難しいと、先ほど東白川郡でという話もありました。何かのときに、こういう話が町村長の中で出ましたが現実的ではないというような話、これは本当にそういうことが強く要望される状況下であれば考えなければならないということではあったんですが、今の状況下では、この東白川の病院の中にあっては、塙の厚生病院の中にそういうものを設置するというのは現実的でないと、そんな話をした記憶がございます。 そういうものが必要だということになれば、やっぱり首長さん方みんなと集まって、ぜひ相談しながら、できるものであればしっかりと取り組むことは必要かとは思っております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) 町村会は、かなりの頻度で町村長が集まっているんでしょうから、その場で、ぜひ塙町からの要望であるということで、塙町に厚生病院があるわけですから、こういうことで開設に協力してもらえないかと、連携してもらえないかと、そういうふうにやっていただきたいと思うんですがどうですか、町長。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 先ほど申し上げましたように、強い要望と、そういうものがあれば、必要性があれば、ぜひお話を持っていってお話をしてみたいとは思っております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) 先ほども子供が、少子化の話が出ましたけれども、少子化の問題については子育てが大変ということで、子供が3人なら2人、2人だったら1人になっちゃうわけですから、こういうところを手厚くしないと子供は増えていかないと私は思います。ぜひ取り組んでいただきたいと思います。 次にいきます。 ドローンによる水稲カメムシの防除に対して補助金ということでお伺いしますが、非常に今年の冬は温暖化のせいだかどうか分かりませんが、暖冬です。暖かい冬は、虫などが死ななくて、今年の夏に大発生が予測されるかも分かりません。これ、なぜなら水稲カメムシは、現在、塙町よりは矢祭町のほうが発生が多いんです。それはなぜかといったら、分かりますね、暖かいんです、あっちは冬場。そういうことでカメムシの発生が多いんです。 このカメムシに米が被害を受けますと、非常に等級が下がってコシヒカリ作っても2等米になればコシヒカリを作った意味がなくなると、もっと違う早生の米を作ったのと同じぐらいの値段に下がってしまうんですね。1等米じゃないとコシヒカリって意味がないんです。これはカメムシにやられると、すぐに等級が下がってしまうと、非常にひどい被害なんです。 それで、最近はドローンが非常に活躍しまして、JAさんでドローンによるカメムシの防除を昨年から始まりました。料金は、10アール当たり2,500円ということで始まったということです。これに対して矢祭町さんは、10アール2,000円の補助を出したということで、ぜひ町内農家の人から、塙町でもドローンによるカメムシ防除のときに補助金を出してもらいたいんだけれども、何とかならないかというような相談を受けましたので、これを町長にお聞きします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 ドローンを活用いたしました農業、これは国も普及拡大に取り組んでいる新しい農業の形だと思っております。ただ、カメムシ対策の薬剤の散布となりますと、航空法の飛行形態危険物輸送、物件投下となるために国土交通大臣の承認が必要になるなど、規制も存在しているところであります。 また、病害虫防除は地域ぐるみで広域の防除によって効果が現れるということがあります。町内の米穀販売業者が委員となっている塙町農業再生協議会等において、ドローンによる防除について実施する団体があれば補助制度についても検討していきたいと考えております。私も実際、テレビでドローンで防除をしている姿を見ております。大変効率的で、しかも安全にできるというふうな認識は持っておるところであります。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) 飛行物体ですので、ただ電線とか、木の枝とか制限を受ける場所は少しはあると思うんですが、何もない場所であれば個人の面積だけを防除できるという優れものでございますので、本当に大発生がもしした場合には、もう町内の米はみんな品質悪化になってひどいことになります。おいしい米などとは言っていられなくなる、2等米。 私聞いた話では、昨年の秋に刈取りが遅れて台風で倒れた人は3等米だったと。刈取りも遅れて、11月15日に刈ったけれども全部3等米だと。コシヒカリですよ、コシヒカリの3等米といったら飼料米ですから、早い話が。作る意味も何もなくなっちゃうんです。 ですから、この被害がもし出るときには、ただJAさんもまだ周知徹底がされていないんですよね、ドローンによるカメムシ防除をJAでやっていますよというのが、まだ始まったばかりですから。ですから、これ連携を取って町とJAさんで、そして周知をして、やる方が非常に多ければ、ぜひ補助金のほうを考えてもらいたいと。もう一度お伺いします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) ドローンについてお答えを申し上げます。 ドローンについて、課長のほうで若干説明をいただいてみたいと思います。 先ほどお話ししましたように、販売業者ですか、米穀販売業者と農業再生協議会等において、その利用をしたいということであれば、補助は十分に検討させていただきたいと。そして、振興課長のほうから、このドローンについての若干の説明をさせていただきます。 ○議長(大縄武夫君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) ただいまのドローンの関係の補助の関係でございます。 先ほど来、町長のほうからお話がありましたように、農業再生協議会、米穀、いわゆる米の販売業者が入っている団体でございます。 ご承知のように、既に東白商事さんのほうでは無人ヘリによる防除を行っております。その兼ね合いもありますので、ただドローンにつきましては、先ほど町長答弁の中でもありますように、動力噴霧器と比べてかなり効率的に労力軽減になるということは間違いないことですので、再生協議会のほうでドローンと含めて無人ヘリのほうも含めて、ちょっとお話合いをさせていただいて、料金体系なんかもございますでしょうから、その辺については、昔、航空防除という本当の有人のやつをやったときにも助成しておりましたので、こういう形で地域でまとまった形でできるのならば、助成制度なんかについてもちょっと構築していきたいなというふうには考えております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) ぜひ進めていただきたいと思います。 最後に、イノシシの猟期の問題についてですが、非常にイノシシは捕っても捕っても増えているというような状況で、まず、これはわなとか鉄砲で捕るのと防ぐと、この2つの対策しかないんですが、まずイノシシの頭数、これはどういった、1月から12月か、年度であれするんだか知りませんが、現在までに今年度の猟期に対してどのぐらい頭数を捕ったか、ちょっとお伺いします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 捕獲頭数につきましては、担当課のほうで掌握しておると思いますので、お答えをさせていただきます。 ○議長(大縄武夫君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 捕獲頭数というおただしでございます。 昨年4月1日から駆除、いわゆる有害鳥獣被害対策実施隊が駆除という形で捕りますが、4月1日から11月14日までで109頭。猟期に入りまして、11月15日から3月15日までになりますが、まだ2月末現在の数字でございますが、猟期で232頭、現在341頭ということで令和元年度のご報告を受けてございます。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) 300頭以上は、もう400頭に限りなく近づいているというような状況なんですが、この猟期の問題ですね。特に、わな猟、駆除隊については一年中猟ができますけれども、わな猟の人は11月15日から3月15日というふうに塙町では決まっていますが、いろんな話を聞きますと、わな猟の猟期については町村の裁量に任されているというような話も聞いております。鮫川村では、3月に一応終了した後、4月休んで5月からまた猟に入れるという話も聞いたんですが、この猟期に関して県のほうからの町に対する通達、指令、これはどのようなものが来ているのかお伺いできたら。 ○議長(大縄武夫君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) ただいま猟期に関係しますおただしでございます。 イノシシの有害鳥獣というか動物の保護、捕獲の部分につきましては法律がございます。鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律というものに定められておりまして、本来は、法律で書かれている猟期につきましては10月15日から4月15日というふうに定めがございます。 ただし、この中で狩猟鳥獣のいわゆる、これはあくまでも保護を目的にしている法律でございますので、こちらについては、今は11月15日から2月15日というふうに全国的な流れになっておりますが、ただし福島県につきましては、イノシシに限り2月15日から1か月延ばして3月15日までという形になっております。 こちらの期間の延長、または短縮については法律で環境大臣、もしくは県知事が定めるとなってございますので、地方自治体で定めをするということはできませんし、先ほど議員さんのお話の中で、鮫川村で5月から捕獲をしているということで、もし狩猟という形でやっているならば、これは当然、法律の違反になるというふうに私のほうでは解しております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) これは知事が定めるということで、福島県内は知事権限ということなんですが、これは県に掛け合って被害もひどいし、頭数も多いので我が町では延ばしたいんだと、そういう申入れというのはできないんですか。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 知事が権限を持っているということであれば、ぜひお願いをして延長のお願いをやってみたいと思います。そして、当然それに伴って、その猟ですか、わな猟をやっていただける方々がいらっしゃればの話なんですけれども、もしできるものであれば延長はお願いしてみたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) その延長については、やっぱり11月15日よりも前倒しをしていただきたいという要望が多いんです。 これはなぜかというと、イノシシが水田にかなり入ってくるわけです、今現在。電気牧柵等をやっても、そこの間をくぐって水田の被害も多いんですが、そこにイノシシが集まってくるんですね、10月、9月、実が入ってくると。そこに集まってくる獣道にわなを仕掛けますと、非常に捕れると、捕獲がいいと。これが5月、6月では、あんまりそこにわなをやっても効かないのかなと思って、秋口のおいしい水田の米を食べに来るのをそこを狙ってわなをかけて捕獲するといえば、非常にイノシシは秋口にすごく捕れるんですよ、11月に入ってすぐに捕獲がすごいんです。だんだんに捕獲頭数が春先にかけて減ってくるというような状況ですから、この猟期の二月ぐらい前倒ししてもらえば、これ、なお結構なんですが、その辺のほうを県のほうに実情を訴えましてお願いしてもらいたいと、こう思うんですが、答弁お願いします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 私、素人なりの考えなんですけれども、子供を産む前に捕ることができたらば自然減少していくんじゃないかという思いもありますので、イノシシの産卵期というのはよく分からないんですけれども、その前に捕獲するような方法もあってもいいかとは思います。 そして、今、議員おっしゃるように出穂の頃ですか、その頃にわなを仕掛けて捕るということもぜひやってしかるべきですから、いろんな方法を考えながら効率的な捕獲を進めていくと、こういうふうにやるべきだろうとは思っております。ぜひ県のほうとも相談してみたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) 産卵の前といいますと、これ産卵はもう私は今から5月頃までかなと思うんですが、私、形態はよく分かりませんが栄養状態がよくて、子供が離れればいつでも産卵するじゃないかなとも思っているんですが、よく私も、春先に産卵が多いなというのは、産卵じゃない、子供を産むの。子供を産んで、ウリ坊を連れてぞろぞろ歩くのは春から夏、秋が非常に多く見受けられるので、これ春先に子供を産むのかなと思うんですが。ただ、今頃になると、なかなかわなは捕れないというような実情もありますので、できればほとんどのが、わな禁、猟期に入っていれば一番いいことなんで、できれば長ければ長いほど猟期はあったほうがいい。 ただ、具体的には、許可で細かいこと言いますと、例えばわなの免許を持っている人が自分の農地とかにかける場合という特殊な許可法もそれもあります。自分の農地内であれば他人に迷惑かけないわけですから、それだったらば一年中とか、そういった条件もつけてやることも可能かなとは思うんですが、そういったこともやっている自治体もかなりあると思うんですので、そういうのも調べて、ぜひ県のほうに猟期の延長、細かく分けても構いませんから、していただきたいと、そういうことで私の質問を終わります。 ○議長(大縄武夫君) 答弁はいいんですか。 ◆7番(鈴木茂君) はい。 ○議長(大縄武夫君) これで、7番、鈴木茂君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午後2時05分               再開 午後2時15分 ○議長(大縄武夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △青砥與藏君 ○議長(大縄武夫君) 次に、4番、青砥與藏君、登壇願います。 時間は2時55分までです。 青砥與藏君。     〔4番 青砥與藏君登壇〕 ◆4番(青砥與藏君) 4番議員、青砥與藏です。通告どおり3項目の質問をいたしますので、的確な答弁をお願いいたします。 まず最初に、先ほど、昔、前の洪水の時期の話があったんですが、きっと2005年というふうに記憶しています。25年前というふうに思う。それから、その後5年後、ビル川の改善しているんですね、U字溝を入れています、5年後。それは、2メートル掛ける2メートルぐらいの大きなやつをつけております。そういう話を前提に、第1問に、昨年12月定例議会のときに一般質問させていただきました台風19号のその後の対策がどのような形で計画が進捗されているのかについて質問いたします。 まず、第1に、河川内の堆積物、それから流木の撤去について、どのような形で計画されているのか確認したいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 河川、県管理の河川の土砂等堆積物の除去につきましては、渡瀬川、那倉川、稲沢川、西川が計画されていましたが、今回の災害によりまして計画の進捗が遅れていると聞いておるところであります。一方では、今年になっても土砂堆積が著しい久慈川の河川等におきましては、土砂の撤去が計画されておると、このようにも聞いております。 いずれにせよ、今回の災害で県内の河川、県の河川、県管理河川は、土砂堆積などが随所に見受けられますので、河道の掘削や伐木を県に要望していく考えでおります。特に、今回、河川氾濫が起こった箇所については、将来的には護岸整備が必要な場所とも考えておりますので、当面の対応としての土砂除去を強く働きかけてまいりたいと、このように考えておるところであります。 ○議長(大縄武夫君) 青砥與藏君。 ◆4番(青砥與藏君) 1月20日、安倍首相が施政方針演説で、その施政演説の中の地域創生の話の中で、1級河川の川底掘削について答弁されておりました。それを除去することが最大の洪水対策になるというような言い方だったと思います。間違いなく河川内の土砂が取り除かれれば水位は上がらないと、これは誰が見たって分かると思うんですね。 これのどうやって進めるかだというふうに思うんですが、50年前というんですか、私らがまだ二十歳になる寸前ぐらいのときまでは、久慈川河川内で砂利取りをしていたんですね。これは、きっと河川法がその前の段階で取ってもいいという話になって、それ以降河川内の砂利、砂は取ってはならないという話になって、それから50年全く河川内の堆積物を取らないという時代が50年あったんだというふうに私は理解しているんですけれども、そのことが実は1メートル50とか2メートルぐらいすごい堆積物が増えてしまったと。もちろん、今度の台風19号での堆積物は、それは異常なほど高く盛られているような状況です。 先ほど、7番、鈴木議員が話したように、道の駅の目の前の砂、とんでもないほどたまっているんですね。それから、川の対面というんですか、台宿側なんかはやっぱり2メートルぐらい流木と土砂で積み上がった状態なんです。これは国が除去すると言っているわけですから、本当に委託を受けている県に対して相当強く要望しなければ取れないと思いますし、先ほど何人か、久慈川と川上川の合流地点の話で水位を下げるという話がありますが、これはもう堆積物を除去するだけで水位は下がるというふうに私は思っています。 もちろん、伊香堰の高さの問題は当然残るんだろうと思うんですが、これもまた次の新しい企画、伊香堰が造られるときに抜けやすいというんですか、流れやすい形というのを造り上げていただければ済むのかなと思うんで、ぜひ具体的に言うと、塙小学校前の砂利はとんでもないほどあります。それから、幼稚園側、幼稚園前のところも堆積物が相当あります。もちろん、合流地点のところから伊香堰までの下流域は、これもまた土砂がたまっている状態でもあります。ここについて、具体的に県に要請したのかどうか、私、確認したいと思うんですが。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 直接県に確認を取っておるわけではないんですが、前に、しゅんせつというんですか、土砂の撤去ですか、これをお願いしたときに県の回答の中の一つに、あんまり取り過ぎると護岸のコンクリート壁の底盤まで出てしまって、その護岸が崩れるような状況になることもあるので適当な取り方というんですか、本当に適正な取り方が難しいというような話もされております。 ただ、もう一つ、その取った土砂、これをどこへ持っていくかという、そんな問題もございます。当然、それを廃棄とまでは言わないまでにも、運んで投げるところがあれば県のほうでも取りやすいというような話はされたこともございますので、県のほうでも決して手ぬるくやっているわけではないとは思うんですが、そういうふうないろんな諸条件、なかなかそろわないと仕事が進まないというのも現状かと、このように思っております。 ○議長(大縄武夫君) 青砥與藏君。 ◆4番(青砥與藏君) 安倍総理が河川の土砂撤去を指示しているわけです。これは大きな力だというふうに思いますし、ぜひ進めて県との打合わせをしていっていただきたいと思います。 次に、道の駅の前のその砂、そして土砂の利用方法というのをちょっと考えていくのもいいのかなと。昔は、自由に取っていいよという時代があった。今は取ってなんないという話になると。そのことで、河川内に堆積物がたまってしまうと、そんな話があるのかなというふうに思います。 実は、このことについて県議にちょっとお話ししたんです。そしたら、なるほどそういう物の考え方があるんですねなんていう話があったものですから、取っていいということで費用を軽減する、事業経費を下げるというのもあるのかなと、そんな話を実は県議に話ししてみました。そしたら、そういう考え方もあるんだなと、昔は取ったんだよねと、そんな話があったものですから、町長の考え方をちょっと聞きたいです。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 先ほど来、お話をしておりますが、道の駅はなわの前の堆積土砂でありますか、これ河川の敷地である限り、やっぱり河川法の適用によりまして許可なく土砂を取ることはできないと、こういうふうな考え方であります。 ただ、町は災害防止のための土砂撤去を依頼しておるところではありますけれども、この土砂ですか、有効利用、これができれば、議員がお話しのようなことで、うまくその利用ができれば一石二鳥であろうと、このようにも思っております。ぜひ使い方等を含めて、こんなことに使いたい等々のお話をいただければ、県にもつないでいきたいと思いますので、お話をいただければと思っております。 ○議長(大縄武夫君) 青砥與藏君。 ◆4番(青砥與藏君) 流量確保のためにも、ぜひそういう使い方を検討するというのもいいのかなと、撤去した堆積物をどこに置くんだという心配もあるんでしょうが、欲しいという方には使ってもらってもいいんじゃないかと、そんな形で進めるのも一つの方法なのかなと考えます。 次に、ビル川水路の氾濫対策についてですが、今年度予算の中に盛り込まれているというふうに思いますが、この事業がどのような形でどのくらいの時期に進められるのかお伺いします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 先ほど来、いろいろお話をさせていただいております。ポンプである、それから私は、その水を排水するような水門を造りたい等々、これも含めまして担当課の課長より説明をさせます。 ○議長(大縄武夫君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(藤田衛昌君) 次年度の予算との兼ね合いがございます。300万円ほど計上させている件かと思います。 今、町長が答弁いたしましたように、あそこの内水と外水の差が75センチあったと、それを利用して応急的に水位を下げることができないかということを何とか検討してまいりたいというふうに思っております。 ただ、具体的にはまだいつ頃、どのようにというのは決まっておりませんが、内容的にざっくり申し上げますと、今回の浸水の標高とあそこの堤防の標高、外水の高さ、そういったものを調べ上げて、最終的にどのぐらいの水の量がたまっていたのか。それをどのぐらい下げれば、町長が申し上げましたとおり、床下はやむを得ないとしても床上にはさせないという最低限のところを、どの程度の水量を除去すればいいのかというところを把握してまいりたいというふうに思っております。 ただ、穴を開ければ水がきれいに流れるというものでもございませんし、あとは雨の降り方によってどのぐらいの水がどのぐらいの速さでたまるか、それも重要でございます。そういったことを総合的に勘案していきたいというふうに考えております。 ただ、細かくやりますと、多分300万円の範囲ではないんだろうというふうに思っております。河川の流量計算、ざっくりとした流量計算ではなくて合流地点の特殊な流量計算、あるいは内水の雨の降り方による代官町への水の集まり方、そういったものを細かく検討すると、なかなか難しいんだろうと思いますが、そこまではいかない程度の概略的なものを何とかつかんで、もし工事に移ることができるとなれば速やかに検討、協議をしてまいりたいと、そのように考えております。 ○議長(大縄武夫君) 青砥與藏君。 ◆4番(青砥與藏君) 12月に私が説明したのと、何かまだ理解してもらっていないのかなと思いますが、ビル川の川上川に注ぐところの水路ですが、こう行って上流部に曲がっているということで、ここにごみがたまっていたんですね、13日に私が見に行ったときに。だから、水位の下のU字溝ではあるんですが、曲がっているんです。この曲がりのところにごみがたまっているんです。だから、その水位の下の話ではあるんですがスムーズには流れていなかったというふうに理解するんです。だから、ここを曲がりを取ってしまえば流れはいいんだよというふうに私は考える、あそこを壊してくれと、あの曲がりを取ってくれと。曲がりを取ればスムーズにいくよという話をしたつもりなんですが、理解できていなかったのかもしれないんで、それはご理解ください。 次に、土手の侵食の話、これも鈴木議員が言ったので、次の5番の釜藤堰の修理について質問します。 釜藤堰は上石井の水田に、20町歩の水田に水を確保するというところであります。実は、釜藤堰が本当に今年4月までに水が供給されるのかどうか、結構心配しているんですよね、農家の方が。きっと無理だろうというふうな言い方は私もしているんですが、推測の話で大変失礼な話だったんですが、ただ仮設的に鉄板を敷いてやれるというんだったら、それは可能なのかなというふうに思ったんですが、状況はどうなんでしょうか。釜藤堰の修理についてです。 ○議長(大縄武夫君) 町長。
    ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 その前に、その前の質問でビル川の一番河口と申し上げますか、川上川に注ぐ部分、私も現場に行って見てまいりました。確かに、流れに沿わない形で直角に川上川のほうに入っておるんですね。それを何もしなかったわけではないんですよ、県の担当者と話をしました。担当者と申し上げますか、地域連携室のときにお話をいたしまして、その修復、それは河川管理者である県のほうとの打合わせの中で、改修は可能だろうというような話はいただいております。 と申し上げますのは、保育園の下の堰がありますね、保育園から南側に下りてくる久慈川の注ぐ堰、あそこは流れが止まって水位が上がるということはほとんどないんですね。というのは、久慈川の流れと沿って、あの水路が注ぎ込んでおるというせいだろうと、私は勝手に思い込んでおったんですが、それはあながちうそではないというか、そのとおりでないということはないなということで、ビル川もできれば川上川に沿った形で流れ込みを造れれば、少したまりも水の内水の氾濫も治まるのではないかというふうな思いを持っております。これは付け加えておきます。 釜藤堰、これは復旧、これは2月19日に入札を行いました。工事契約をいたしております。今後の進め方でありますけれども通水を可能にするために土砂の除去、これは急ぎたいと、このように思っております。河川内工事、これは渇水期に限られますので、本格的な工事は秋以降になるということだろうと、このように認識をいたしております。かんがい期の通水については、現在の堰の状態でも土のうなどを設置することの仮設工事でも可能であるということで、用水確保、これを最優先に行うということであります。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 青砥與藏君。 ◆4番(青砥與藏君) 今、町長からビル川の出口の話と、それから保育園のところの話があったものですから、私も保育園のところは12日の9時半のときにあそこに行きました。微妙ながら流れていました。水位がもうちょっと低かったらば、もっとスピーディーに流れるんだろうというふうに思います。それから、そこに注ぎ込む水があふれてもいなかった。そういう単位でいえば、久慈川に合わせて水平に流れれば、意外と流れるんだなというふうに思います。 それから、御殿河原の話もしましたけれども、あそこもスムーズに流れていたんだろうと、だから案外、床上はありましたけれども、大きな1メートルを超えるという単位にはならなかったのも、やっぱり久慈川の流れに沿って流れていたと、そういう流れなのかなというふうに思います。 次に、緊急避難場所の話は飛ばしまして、上流砂防ダム、それから川底の侵食について質問させていただきます。 この久慈川、川上川の合流地点は堆積物が相当たまっているという状況であります。対して中山間の沢というんですか、ここは相当すごい侵食が起こっています。私が見たのは、稲沢川を見ましたけれども、黙って1メートル50とか2メートルぐらい下がっちゃったのかなと。それから、台宿の沢も最大3メートルぐらい下がっちゃったかなと。沢の脇の畑がもう2メートル、3メートル崩落しているんです。これは不思議なことに、やっぱり沢の砂利石がみんな流れ出して久慈川に流れ込んでいる。片や、上流部分は相当数川底が下がっていると、こういう話です。 私はこれ、対策はどうすればいいのかなというふうに思ったんですが、専門的なことはよく分からないんですが、蛇籠という話がありますよね。網があって石を詰めて、ああいうやり方というのは、前、前田に行ったときにちょっと見せてもらったんですが。結構もつんですね。これ何年ぐらいもっているんですかと言ったらば、17年ぐらいもっているなという話なんですよ。それで、もうさびていてもまだまだ使えそうなのかなと、20年とか30年ぐらい使えるのならば、こういうものを上流部分で流れ出す砂利を抑えるというのには、蛇籠というのはやっぱり理想形なんですかねなんて言ったらば、それが一番だと、そんな話をされたんですが、この話は素人の私が言うのはちょっとおこがましいんですが、どうなんですか、むしろ町長のほうは専門的なんでしょうけれども、蛇籠利用というのはどうなんでしょうか。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 私もそれほど専門的な知識はございませんので、担当課の課長より説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(藤田衛昌君) 河川の川底の侵食を防止するための蛇籠というおただしかと思います。 基本的に、河川でございますが、久慈川から本当に小さい家のそばを通っている堀的な河川、いろいろございます。基本的に、河川法で指定されているような河川、いわゆる県管理河川等、一般の河川管理につきましては、蛇籠は、確かに私ら素人的には有効だと感じておりますが、流速が速いところに関しましては、あの籠の鉄線、あれが結局切れてしまうと。ですので、効果が早めになくなってくるという認識を一般的にはされております。ですので、例えば護岸が崩落したところで、蛇籠を、いわゆる布団籠という今もおっしゃられた蛇籠を積むやり方もあるんですが、そこは多分流速がそんなにないところというふうに通常は対応をしております。 ただ、一方で、今度は土木サイド、いわゆる河川管理サイドではそうなんですが、農サイド、農業関係用水路等々につきましては、基本的にあまり費用をかけないというのが主眼となってきております。要するに、河川とかはそこで壊れますと、甚大な被害が生じるということですが、それ以外については農地が壊れる程度だろうという、多分、認識の差なんだろうと思います。そういった意味では蛇籠を使うこともございます。 ただ、一般的に、いわゆる河川というものに、蛇籠というのは仮設工事では使いますが、本工事ではあまり使わないというのが今のスタイルでございます。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 青砥與藏君。 ◆4番(青砥與藏君) 私も認識不足なんですが、稲沢の川は河川という分野なんでしょうか。蛇籠は使ってはならないというエリアなのかどうか確認したい。 ○議長(大縄武夫君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(藤田衛昌君) まず、蛇籠は使ってはならない、ならなくないということではなくて、きちっとした河川改修をするときには、蛇籠は使わないのが一般的だと申し上げたところでございます。 稲沢川でございますが、稲沢川は集落から1キロまではいかないと思いますが、500メートルぐらいかと思うんですが、そこぐらいまでは1級河川で管理をしておりますので、県が管理となっております。 ○議長(大縄武夫君) 青砥與藏君。 ◆4番(青砥與藏君) 分かりました。 それでは、2番目の森林再生事業の計画についてお伺いします。 来年度の事業計画は120町歩というような話をこの前されたので言いますが、この事業計画は残りどのぐらいあるのか、ちょっとまずはお伺いします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 まず最初に、令和元年度の実施状況、これが間伐施業が東河内、権現沢地区、植田、小川崎地区、田代、白石沢地区、片貝、殿畑地区の4地区で、合計82.74ヘクタールを整備いたしました。このほか、令和2年度に向けて年度別計画策定業務と同意取得業務を120ヘクタール、今、議員のおっしゃった面積でありますけれども、120ヘクタールを実施しております。また、平成29年度に、旧笹原財産区内で実施した帯状間伐部分で、再造林した箇所の下刈り3ヘクタールを実施いたしております。令和2年度、今年度は年度別計画を策定している箇所、東河内、五郎内地内、田代、藤谷地区、湯岐、小木地区、植田、小川崎地区、上渋井、120ヘクタールの間伐施業を予定しております。 また、年度別計画策定同意取得も120ヘクタールを予定しておると、こういうふうな状況で今進んでおります。 ○議長(大縄武夫君) 青砥與藏君。 ◆4番(青砥與藏君) この森林再生事業については、多くの山主というんですか、期待している人が多いようです。個人負担も安定して見えるというんですか、負担、もしかすると赤字になるというような話もありますし、なおかつ森林再生事業が終わってしまうんじゃないかという話があります。きっと、この塙町の全体の森林、伐期を迎えた森林って相当数あるんだろうなと。ちょっと、もう私はよく分からないんですが、きっと20年とか30年やっても全部終わらないというような、そのぐらいの量があるんだろうというふうに思います。もちろん、その対象に、森林再生事業に対象にならないというふうに思う地区もあるのかなと。 この後、森林環境税の話があるわけですから、そちらのほうで対応してくれるという流れも出てくるのかなというふうに思うんですが、実は心配している人が結構いるんだなというのが私的には感じました。いつになったらうちのほうの森林再生事業が来るのかなという人がいるんで、実は今、申請している箇所、人というんですか、どのくらいいて、そこが今、申請者全てが終わるというのはいつ頃だったら終わるのか。申請外の人ももちろんいるわけですけれども、現状の申請した人がいつ頃までには対応が終わるのか、そこを聞きたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 その前に、若干説明を加えさせていただきます。町では、平成27年度にレーザー航空測量、これ実施しております。民有林の荒廃、森林の現状把握、これを実施いたしました。そして、平成28年、塙町ふくしま森林再生事業推進基本計画を定め、そして町内全域14か所で説明会を開催いたしまして、事業内容と基本方針に基づく森林施業の優先順位について説明を実施しておるところであります。 その後、実施希望の地域は相談書の提出をいただき、基本方針に基づき優先順位15の項目がありますが、その項目に対して点数づけを行い、優先順位を決定しておるところであります。この詳細につきましては、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) おただしのまず、どのくらいの地域から要望があるのかということでございます。46地区からのご要望がありまして、相談申込み面積が803.93ヘクタールございます。令和元年度までに実施いたしました施業面積が、437.33ヘクタールとなってございます。 以上でございます。     〔発言する人あり〕 ◎まち振興課長(吉成知温君) 大変申し訳ございません。いつになったら終わるのかということでございますが、取りあえず、ふくしま森林再生事業、令和2年度で一応終了とはなっておりますが、現在、町村会、また各種森林組合とかの要望活動によりまして、令和3年度以降も恐らく延びるだろうというようなことでは出てございます。今、塙町は恐らく県内でも一番多くの面積をやっているところでございまして、年間約120ヘクタールずつ毎年、今、計画をしておりますので、あと約半分、3年から4年、5年近くはかかるのかなと。その間に、また要望が出てきているところもあります。一回やったところが非常にいい事業らくして、また追加で要望というところも入っております。 付け加えますが、今回、先ほど町長ご説明しました、いわゆる採点方式で10の項目で採点しております。いわゆる森林整備が必要な地区、ここだけをやりますと、1番が東河内地区になっているんですが、その地域だけやりますと偏りがありますので、町内を要望あったところを満遍なく今、回しながらやっているというのが現状でございます。 ○議長(大縄武夫君) 青砥與藏君。 ◆4番(青砥與藏君) 今、言われていたように、森林再生事業については結構人気あるんですね、きっと。逆に言うと、いつ来た、うちのほうやってくれるのかなという期待感は大きいというふうにも思います。46地区から言われていて、残りまだどのぐらいあるのか分からないですが、その方々にもいつ頃、大体予定ですよというような話がないと、やっぱり心配なんだろうというふうに思うんですね。そういうこともちょっと優しい形で、分かりやすい形で申請者にはお知らせしていただければと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 これは本当に希望する方全てを施業するという方向で、できれば進めていきたいということもありまして、東白川郡の首長さん方で復興庁、それから林野庁等にぜひということの要望書提出等々を行っておりますし、福島県の中にあっては、この施業、途切れることなく、あと少なくても10年ぐらいはやっていただきたいと強く申入れはしております。その中で、林業継続がなれば、かなって事業継続が継続されれば当然皆さんのところにまできちっとした施業が完了というか、手が届くのではないかなというふうには思っておるところでありますので、ぜひこれからの成り行きを見守るとともに、その後押し、ぜひ継続のための後押しは皆さんでしていただきたいと、こういうふうに思っております。 ○議長(大縄武夫君) 青砥與藏君。 ◆4番(青砥與藏君) それでは、3番の有害駆除の効果を発揮するためにという項目なんですが、先ほど、やっぱり鈴木茂議員が話ししたように、10月15日から3月15日という駆除期間というんですか、この有害駆除期間だけではやっぱり頭数が減らないと。300頭近くのものを捕っているという話にはなるんでしょうけれども、実際、去年の秋の被害は水田被害はめちゃくちゃ多かったというのは私の実感です。それはあちこちがそうだった。その昔、水田被害って意外となかったなというふうに思っていたんです。畑の被害はあっても水田被害はなかった。 ところが、去年は本当に運動会やったみたいに1反歩、2反歩の水田ががちゃがちゃになっていて、とても3等級にもならないぐらいの話でした。それが伊香地区、稲沢地区、それから堀越地区、前田地区なんか、私がちょうど行った先々でちょっと言われて見させてもらったんですが、ひどい状況でした。これは個体数が増えているからなのか、それともイノシシの生活エリアが変わってしまったのか分からないんですが、もしこのままでいけば、その個体は、イノシシは水田で生活する、そんな時代に来ているのかなと何か心配になるんですね。 これを対応するためには、一年中の駆除というのが必要になるのかなというふうに考えます。前回もこのお話をさせていただきました。駆除隊がやり切れるような状況はありません。それは相当大変だというのと、人員的にも駆除隊の人員は少ないという話から見て、地区の協力というんですか、ボランティアも含めて組織化しないと、これは個体数を減らして、水田での運動会やるイノシシを捕らえるということまでもいっていかないのかなというふうに思うんです。 ぜひ、これは答弁をしませんけれども、ぜひ先ほど鈴木議員が言ったように、県ときちっと打ち合わせしまして、知事の許可をもらって一年中やれるというやり方に切り替えないと、全くこの問題は解決しないというふうに思います。ぜひよろしくお願いしたいと思います。 以上をもちまして私の一般質問を終わります。 ○議長(大縄武夫君) これで、4番、青砥與藏君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午後2時55分               再開 午後3時05分 ○議長(大縄武夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 本日の会議時間は、議事の都合によってあらかじめ延長します。--------------------------------------- △下重義人君 ○議長(大縄武夫君) 次に、2番、下重義人君、登壇願います。 時間は4時5分までです。 下重義人君。     〔2番 下重義人君登壇〕 ◆2番(下重義人君) 2番議員、下重義人です。 本日のこの最後の一般質問ですけれども、皆さん、大変疲れると思いますけれども、頑張って質問しますのでよろしくお願いします。 現在、世の中を騒がしている話題といえば、この塙町でも今月28日に、塙町新型コロナウイルス感染症対策本部を立ち上げた新型コロナウイルスの問題、そして今インターネットで、マスクの次にトイレットペーパーやティッシュペーパーの不足となるデマ情報が原因とされる問題が世の中を大変騒がしております。 情報にも様々な情報がありますけれども、昨年10月12日、13日にかけて本県に大きな影響を及ぼした台風19号は、数日前から本県を直撃するおそれがあるとの情報があったにもかかわらず、塙町も甚大な災害に見舞われました。 そこで、先ほどの8番議員と質問がダブるかと思いますけれども、今年も水稲の作付に、準備に入る季節になるかと思いますが、昨年の水害に見舞われた地区の堰及び農用水路等の復興状況を先に伺ってまいりたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 答弁を申し上げます。 さきの台風19号で被災をいたしました堰、農業用水路等でありますけれども、通常であれば冬期間でも水を流している水路のうち、現在、水が流れていない箇所、これは上渋井から大字塙、そして台宿、上石井、伊香の4か所と認識しております。いずれも河川から取水する堰が被災しており、水が流せない状況にあります。これに伴いまして、水路内に土砂が堆積し通水できないところもあります。 これらの対策といたしまして、伊香堰を除きまして、国の災害復旧事業で復旧すべく去る2月19日に入札を行いまして工事請負契約を締結しておりますので、契約者と協議の上、農業用水として利用する時期までには通水できるように、通水するように進めたいと考えておるところであります。伊香堰については改修計画がありまして、国の災害復旧事業には申請しませんでしたが、町単独の災害復旧事業として4月までには仮の通水ということになりますか、通水する予定でおるところであります。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) また、これもダブるかもしれませんけれども、今年の水稲の作付を断念しなければならない地区があればお聞きしたいと思います。 今、町長があらゆる堰ですか、堰の改修工事とか、そういうのもあるかと思いますけれども、どうしても間に合わなくて断念しなければならない地区があればお聞きしたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 子細につきましては、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(藤田衛昌君) 今年度、作付を断念せざるを得ないというところでございますが、それにつきましては基本的に、先ほども申し上げましたように、直接被災をしているところ、田んぼの土手が崩れている、あるいは土砂がかぶっている、そういうところはできない可能性が高いというふうに思っておりますが、それにつきましては、まず大きいところでは、川上の粕河内地内、これは広範囲にわたって土砂が堆積しておりますので、今年度の作付は難しいかなというふうに思っておりますのと、併せまして水路が被災しておりますので、仮設の水路は造りますが、その水路を使ってそこに引くということはなかなか難しいかもしれませんので、そこは断念せざるを得ないのではないかというふうに考えております。 そのほか薄久保地内の田んぼにつきましても、河川水が、川上川の水が乗ってしまっておりますので、そこも今年度はちょっと難しいだろうというふうに思っております。 そのほかもぽつりぽつりとございますが、例えば土砂だけを脇に寄せるとか、そういうことで対応は可能ではないかなというふうには思っておりますので、それにつきましては、工事発注者と、あとは農地の所有者と協議をしながら作付をするかしないか協議をしてまいりたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) 私、見る限りでは、釜藤堰なんかはかなり影響を及ぼしているんじゃないかなと。ということは、釜藤堰を利用している農地というと上石井だと思うんですけれども、上石井なんかは大丈夫なのか、ちょっと上石井のほうの作付、今年の状況をもし差し支えなければお聞きしたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(藤田衛昌君) 釜藤堰の受益地であります上石井地区の作付でございますが、基本的に作付は可能とするということで、地元の水利組合の方とはお話をさせていただいております。 先ほど、町長が答弁したように、2月19日に発注をしておりますが、釜藤堰の補修だけではなくて、併せまして塙の桜木町の公民館の下、あそこに用水路があるんですが、そこもかなりの堆積をしておりますが、その土砂取りも併せて発注しております。 ですので、順番といたしましては、その水路の土砂取りをして、なおかつ釜藤堰の取水口に木が倒れていたり、土砂が堆積しておりますので、それを除去することによって通水が可能ではないかなと、可能だろうということで今のところは進めておるところでございます。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) 水稲の作付なんかは、ぱっとできるものではないので、先ほど7番議員の方が質問しましたけれども、やはり水稲の種もみとか、準備とか、肥料、農薬等の準備もしているところもあると思いますので、ぜひともこれやはり、今年の作付ができるように町のほうでもご尽力くださいますようお願いしたいと思います。 (2)にいきます。 災害により町内の堀に、要するに堰ですね。上流部の堰の被害に遭われて堀に水が流れていない状況にあるのが衛生面、これは町堀の話なんですけれども、衛生面に影響を及ぼしていないか伺いたいと思います。今までは温度があまりなかったからよかったかもしれませんけれども、これからは温度が上がって、町内の町堀の衛生面に何らかの影響を及ぼしているか伺いたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 町堀ですか、町内の堀に水が流れていない状況ということでご心配をいただいております。現在の公共下水道事業区域の接続率、これは73.6%であります。農業集落排水処理や合併槽も含めますと、町の水洗化率は83.1%となっておりまして、ご承知のように町で行っております公共下水、これは分離方式と申し上げまして、汚水と雨水を別々に流すという方法でありますので、町堀を流れる水は雨水、雨水が主であるということでありますので、生活排水がそのまま町堀を流れるということは少なくなってきております。まだ冬期間であるために、堀に水が流れていない状態でも衛生面では問題は少ないと、このように考えておるところであります。用水、取水についても作付するための取水の準備は進めていきますので、問題はないと考えております。 ちょっと蛇足になるのでありますが、公共下水道へのさらなる接続をお願いしたいなと、このようなことで考えております。 今、お話ししましたように、分離方式ということで、汚水が町堀の中を流れるということは少ないという認識でおります。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) 何年か前だったですか、やはりこの町堀に流れてくる水というのは、上渋井の守崎堰ですね。今回、上渋井の守崎堰というのは棚倉町にある堰、それが上渋井のほうに流れてきて町堀に入る、そういう町堀に流れてくるということなんで、現在、上渋井の守崎堰が去年の災害でパンクして、完全に潰れている状態なんですけれども、あれはこのままどのような今年の春に向けて対応するのか、もし資料があればお聞きしたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今、おただしの守崎堰でありますけれども、これも2月19日だと思うんですが、このときに改修の入札を実施しております。工事がいつになるかは担当課の課長より説明をいたさせます。 それと、水もポンプアップするというような方向で進めておるというふうな話も聞いておりますので、その辺も含めて担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(藤田衛昌君) 守崎堰の復旧予定でございますが、現在、準備工ということで現場には入っている状況ではございませんが、まず最初に、ゴム堰の製作を工場でするということになろうかと思いますので、その製作がどのぐらいになるかによって工事の進捗が決まってくるのかなというふうに思っております。 今のところ、今現在の情報では、目標として5月いっぱいを何とか目標に、工事を完成させたいということで、請負業者とは話を進めております。ただ、あくまでもそれは河川が、例えば大雨が今後降らないという前提でございますので、そのような状況になれば延びるのはやむを得ないというふうに考えております。 今、代わりの用水をどうやって確保するかということでございますが、町長答弁いたしましたように、ポンプアップを設計上は考えておりますので、必要水量は確保する努力をしてまいりたいと思っております。 細かい話でございますが、灌漑、いわゆる代かき期には相当な水の量が必要となるだろうということで、一応試算をした中では200ミリの水中ポンプを5台設置すればもつというような計画となっておりますので、取りあえずは設計に基づいて現場は対応するというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) そのポンプですか、ポンプの大きさは、ちょっと私らも素人なんで何ミリとか、そう言われても、それで本当に持ちこたえられるのかをもう一度伺います。 ○議長(大縄武夫君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(藤田衛昌君) 計算上は持ちこたえられるということで設計をしております。あとは、用水の使い方にもよるかなというふうに思います。大体灌漑期は200ミリぐらいの減水深といいますか、一日に減る量を計算して出すのでありますが、それが例えば無駄に流してしまうというとあれなんですが、ロスが大きいと容量も当然多く必要になってきますので、これからになりますが、用水組合長さんを通して、できるだけ効率的な代かきをお願いするようにしてまいりたいと、こう考えております。設計上はもつということで計画をしております。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) 設計上ですね、分かりました。地元の農業に携わっている人、この辺はやはり水の大切さというのも含めて作付に励むよう、地元でもありますので私のほうからご説明しておきます。 次にまいります。 この今、やはり町堀に水がない状態で、火災時の対策は万全なのか、要するにこれ、やはり町内のことですね。20年前くらいに、栄町付近で火災が発生したことは私も記憶していることではありますけれども、再びあのような火災が町の中心地で起きた場合、今の状態、今の水の状態であの状態で大火に、あのときも大火の部類だと思います、に耐えられるのか伺ってみたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 火災時の対策ということでありますが、町内につきましては、消火栓、それから防火水槽等、これによって初期消火対策は図られていると、このように考えております。また、消防団によりますところの夜警の巡回、そして文化財火災防御訓練を初めとする各種訓練、これにはお話を聞きましたらば、川上川から水を運ぶという中継訓練も行っておるという話も聞いておりますので、当然、消防団としても水のないことは自覚しておるはずでありますので、その辺の対策、そして、その心構えは十分に図られておるんではないかと、このように思っております。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) これ20年くらい前に、前に火災があったときもやはり町堀にちょっと調査をした結果、町堀にやはり水が流れていなくて、最終的には中継ですか、久慈川からと、あと川上川のほうからの中継で水を引っ張ってきた国道の歩道の上まで通して中継をして火災に当たったということも聞いておりますので、まずはやはり予防消防に努めてもらいたいと思います。あのような大火にならないように努めてもらえればとお願いしたいと思います。 2番にいきます。 新たな町道北野・松岡線の進捗状況及び計画路線を生かし、代官町付近の水害対策につながらないかということで、これまず先に、新たな町道北野・松岡線の進捗状況のほうをお聞きします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 北野・松岡線の進捗状況でありますが、現在、路線の詳細設計を実施、国道を管理する県やJRとの協議を行ってきました。計画に対して予定どおりの進捗となっておりますが、目に見える状況にはなっていませんので、地域の方々にはご心配な点もあろうかと思いますが、今後の予定でありますが、令和2年度に用地測量を実施し、令和4年度に着工、令和7年度末完了を目指しております。町にとっても地域にとりましても重要な路線でありますので、着実に、かつ効率よくできるだけ早く完成をさせるという方向で進めてまいりたいと、このように思っております。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) その道路、町道北野・松岡線、あれがやはり着々と進んでいけば、道路ができる際にはかさ上げというんですか、やはり高くなりますので、今回どうしても上流部で大雨が降れば上から下に、高いところから低いところに流れるわけですから、上流部で何とかその道路を生かして、対策ができればと。 私はちょっとやはり、去年の台風19号の際の代官町付近の浸水状況を見たときには、本当に上流部で何とかしなくちゃならないのかなと、前回12月にポンプアップをして水の対策というんですか、放流するという形で質問をしましたけれども、そのときはやはり完全にあれは駄目だということで、駄目出しされたんですけれども、それではやはり、じゃ下流部で駄目なら上流部で何とかしなくちゃならないよなということで、ちょっと私なりに考えてみたんですけれども、この大字塙松岡付近から久慈川、サイクリングロードのあの下を通っている排水路、整備課長は去年ですか、何年か前にその排水路、私も地元ということで一緒に現地確認をしたときに、その排水路、大して大きくないんですけれども、あれを規模拡大すれば、あの時点で下流に流れる水を何とか水害対策の防止につながるんではないかと思っておりますので、もしそういう考えがあるのか、不可能なのか可能なのか、もしお聞き願えれば聞いて見みたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 原則的には、道路の排水ではありますが、これは現在の農業用排水路に流すことで地元の用水組合にはご了承をいただいているところであります。既存の排水路への排水は地形的にやむを得えないというものでありますので、これまで答弁しておりますように、町全体の雨水排水対策の中で検討してまいりたいと考えております。 なお、この道路の北側には現在も久慈川への排水路がございます。これは今、議員が指摘の排水路と思われますが、この地区の宅地、そして農業用水の余り水の排水のためのものと思われますが、その状況がはっきり整理できておりませんので、道路以北の雨水をこの水路に排水できないかどうか、これをしっかりと調査を進めて、そして利用できるものであれば、ぜひに排水路の一端として考慮したいと、このように考えておるところであります。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) 北野・松岡線の設計に当たり、恐らく町のほうでも水路と並行して現地確認はもちろん、設計もしていくわけだと思います。そのときにやはり排水路、今、町長の言ったように、あれを本当に規模拡大してサイクリングロードの下のほうに通せば、かなり上流部で久慈川のほうに排出できるのかなと思っておりますので、これは私の今、一般質問での要望なんかは、あんまり不適切かもしれませんけれども、考えとして聞いてもらえればと思います。 3番にいきます。 県内全域に分布しているマダニの感染症対策に関して伺いたいと思いますけれども、塙町でマダニによる感染例がもしあれば先にお伺いします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 現在のところ、塙町ではマダニによる感染例はございません。県内の発生例、これは2019年11月に、会津のほうで50代の女性がマダニにかまれまして、日本紅斑熱を発症いたしました。2016年から2018年に県衛生研究所が行った調査によりますと、マダニは県内全域に分布しているとのことでありますので、注意は必要であろうかと思っております。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) マダニは県内全域に分布しているということですね、やはり今、町長、答弁されたように、県衛生研究所調査で確認されており、様々な病原体を保有し、昨年やはり今、会津地方、これ私が調べたのは60歳の女性だったかなと思うんですけれども、かまれて日本紅斑熱を発症した実例もあります。 また、生息域はやはり野山や畑、あぜ道、そして野生動物にも付着しているともされています。これから春を迎え、活動期の前にどのような対策を町では考えているのか、対策ですね。一応、実例は塙町ではないということなんですけれども、やはり何でもどういう、このコロナウイルスもゼロからのスタートでありますので、もしかしたらこういうのも、今年はやはり温暖化に向けたマダニなんかも発生する可能性もあると思いますので、対策がもしあれば、考えがあればお聞きしたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 マダニの活動が活発になりますのは、やっぱり6月から11月の時期と言われており、ツツガムシも同じ時期であります。町といたしましては、回覧やIP放送によりマダニやツツガムシの活動が活発になる時期に合わせて予防法、感染経路、症状、治療法等について今まで同様広く周知をしていきたいと、このように思っております。 ちょっと余談になるんでありますが、何年か前に、私の知人がツツガムシに刺されるというふうな事例がございまして、大変県内でもツツガムシに刺されるというのは珍しかったようで、入院した先で研究材料にされてひどかったという話も聞いておりますので、そのような事例が発生しないように対策等をしっかりと周知していきたいと、このように思っております。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) このツツガムシの話もこれから聞こうと思ったんですけれども、ということは、被害例は塙町でも確認されているということなのか、資料があれば、町長のお友達が塙町の人か何か分からないのでお聞きしたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 参考になればということでお話をさせていただきます。 時期的には11月でありました。これは、台宿の農業集落排水最終処理場ですか、その処理場のあるところ、あそこを歩いておって、たまたま伊香まで向かうのにそこを歩いていったらば、内股をかまれたらしいんですね。それで、症状としてどうだったのとお話をしましたらば、刺された場所が場所だったので、なんだけれども、ちょうど火山噴火口みたいになるみたいですね、刺されると。すごく分かりやすい感じだったと。ところが、入院先ではその検体が欲しくて、早く早くと、かさぶたになるたびにむしられてひどかったというふうな話もされていましたけれども、塙町でもそういう発症例があるということでありますので、注意は十分に必要であると、このように思っております。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) 実は、私も郵便局の友達がやはり配達途中でツツガムシに刺されて、しばらくの間、風邪の状態でなかなか体温が下がらないということで病院に行って調べてみたら、足の裏に、やはり今言われたようにかまれた痕があったということで、ひどい目に遭ったというのは、塙町でもツツガムシのほうは、ちょっとマダニの質問をしている中で、ツツガムシのほうに話が飛んで申し訳ないんですけれども、こちらのほうはやはり重要視されるのではないかと思っております。 マダニ及びツツガムシは、これから本当に春にかけて本格的な活動期に入ってきます。万が一かまれた場合、やはりウイルス感染症により重症化したりしますので、何らかの対策を講じてもらいたいと思います。これ最善策があればもう一度伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 対策といたしましては、やはり今お話ししましたように、IP告知等々で周知をして十分にご注意をいただきたいと、それからテレビ等でよくやっていますね、あんまり露出部分を増やさない等々のそういうふうな指導も含めて、町の方々に周知していければなと、このようにも思っておるところであります。ぜひ、担当課とも相談をしながら、しっかりと対応は決めていきたいと、対応を取っていきたいと、このように思っております。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) ぜひとも周知、要するに予防に努めてもらいたいと思います。 時間はたっぷりあるんですが、もう質問事項終わりましたので、これで下重義人、14回目の一般質問を終了させていただきます。 ○議長(大縄武夫君) これで、2番、下重義人君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △延会の宣告 ○議長(大縄武夫君) お諮りします。 本日の会議はこれで延会したいと思います。 ご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(大縄武夫君) 異議なしと認めます。 本日はこれで延会することに決定しました。 本日はこれで延会します。               延会 午後3時38分...