泉崎村議会 > 2023-09-05 >
09月05日-02号

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  1. 泉崎村議会 2023-09-05
    09月05日-02号


    取得元: 泉崎村議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-08
    令和 5年  9月 定例会          令和5年第3回泉崎村議会定例会議事日程(第2号)               令和5年9月5日(火曜日)午前10時開議第1 一般質問-----------------------------------出席議員(10名)  1番  鈴木盛利君     2番  小針辰男君  3番  白石正雄君     4番  廣瀬英一君  5番  鈴木義男君     6番  飛知和良子君  7番  木野内 悟君    8番  野崎 隆君  9番  岡部英夫君    10番  鈴木清美君欠席議員   なし-----------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 村長        箭内憲勝君   副村長       田崎 洋君 教育長       鈴木一正君   総務課長      緑川利昭君 住民生活課長    小林直義君   保健福祉課長    木野内 巌君 税務課長兼会計管理者        建設水道課長    菊地貴男君           田崎寿之君 産業経済課長    遠藤貴美雄君  教育課長      円谷輝彦君-----------------------------------事務局職員出席者 議会事務局長    岡崎清美君   議会事務局嘱託職員 中山香織君----------------------------------- △開議の宣告 ○議長(鈴木清美君) おはようございます。 本日の会議は議会議員全員が出席しておりますので、地方自治法第113条の規定により会議は成立いたします。 よって、令和5年第3回泉崎村議会定例会第6日目の本会議を直ちに開きます。 それでは、日程に従い議事を進めます。                           (午前10時00分)----------------------------------- ○議長(鈴木清美君) 日程第1、一般質問に入ります。 お手元に配付してありますように、通告制による質問が5名から提出されております。 質問者の持ち時間につきましては、通告質問に対する質問、答弁を含め、原則1時間以内といたしますので、明確なる質問、答弁をお願いいたします。----------------------------------- △小針辰男君 ○議長(鈴木清美君) それでは、質問を許します。 2番、小針辰男君。 ◆2番(小針辰男君) おはようございます。 こども家庭庁は、先日、希望しても認可保育所などに入れない待機児童が今年4月1日時点で昨年より264人減少したと発表しました。保育所の整備が進んだことや、小学校就学前の子どもが減ったことが要因と見られます。これまでの受皿確保から、保育士の手厚い配置など質の向上が今後の施策の焦点となります。特定の施設だけを希望しているや、求職活動を休止しているなどの理由で集計から除外された隠れ待機児童は16市町村で計437人だったとしています。このことを踏まえ、泉崎村の保育所の運営について伺います。 子どものための教育保育給付費負担金として国庫支出金5,782万5,000円、県支出金2,205万5,000円、一般財源5,357万6,000円、合わせて1億3,340万6,000円を拠出し、公私連携型保育所として社会福祉協議会に委託しております。保育所運営5年委託の5年目になりますが、今後どのような運営をするのか伺います。 ○議長(鈴木清美君) 教育課長、円谷輝彦君。 ◎教育課長(円谷輝彦君) それでは、ご質問のありました保育所の運営について、要旨に沿ってお答え申し上げます。 1つ目の要旨についてでございますが、現在の保育所の運営方式であります公私連携型保育所につきましては、議員の皆様ご承知のとおり、平成30年12月議会定例会において社会福祉法人泉崎社会福祉協議会と運営に係る協定を締結することについて議員の皆様にご承認をいただき、平成31年、令和元年4月1日より令和6年3月31日までの5年間を社会福祉協議会公私連携型保育所、泉崎村保育所の運営に係る協定を締結しているところでございます。 これまでの約4年半の協定締結期間中の運営につきましては、事故や保護者の皆様からの大きなご指摘もなく、村との協定内容を遵守し、良好な運営が行われてきたと評価しているところでございます。また、委託先が村内の事業所ということもあり、保育所に関する事務手続や教育委員会との連絡調整もスムーズに行われてきたところでございます。 今後におきましては、子育て環境のさらなる充実を図るとともに、泉崎村社会福祉協議会との連携を保ちながら保育所運営を行っていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(鈴木清美君) 2番、小針辰男君。 ◆2番(小針辰男君) 地域に根差した教育、保育、子育て支援を充実するための幼保連携型認定こども園について、概要または取組を伺いたいと思います。 ○議長(鈴木清美君) 教育課長、円谷輝彦君。 ◎教育課長(円谷輝彦君) それでは、2つ目の要旨についてでございますが、ご質問のありました幼保連携型認定こども園について検討または取組についてでございますが、議員の皆様ご承知のとおり、認定こども園は教育と保育を一体的に行う施設で、いわば幼稚園と保育所のよさを併せ持った施設となります。 村におきましても、進行しつつある少子化に伴い、幼稚園においては園児の減少により空き教室ができている状況にあります。一方で、保育所の入所状況については定員を超過する年もあるなど、村が目指す待機児童ゼロに届かない時期も発生する状況となっております。 このような状況から、来年度に予定しております子ども・子育て支援事業計画策定に向け、今年度は小学生以下のお子さんのいる保護者の方を対象にニーズ調査を行う予定としております。今後、保育所及び幼稚園の運営方法につきましては、幼保連携型、幼稚園型、保育所型、地域採用型など、認定こども園には幾つかの運営方法がございますので、今後の出生数やニーズ調査の結果を踏まえ、運営方法と併せ施設整備のための交付金の活用についても検討を重ねてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(鈴木清美君) 2番、小針辰男君。 ◆2番(小針辰男君) ただいま、幼稚園の空き部屋等の答弁がありましたが、具体的に空き部屋をどのように活用していく方針なのか、もう少しお聞きしたいのですが。 ○議長(鈴木清美君) 教育課長、円谷輝彦君。 ◎教育課長(円谷輝彦君) それでは、現在の幼稚園の空き教室の状況についてご説明いたします。 幼稚園は全10教室でございます。そのうち空き教室となっておりますのが2教室ほどございます。内訳としまして、年少クラスが1教室、年中教室が1教室。ただ、2教室空いておりますが、ただいま預かり保育のほうでその教室を使用しておりますので、現在は空き教室となっている部屋は、そういった形で利用している状況となっております。 以上でございます。 ○議長(鈴木清美君) 2番、小針辰男君。 ◆2番(小針辰男君) それでは、3番目の質問をしたいと思います。 ゼロ歳から1歳児まで1名に対して3.30平米、2歳から5歳児1名に対して1.98平米との設置基準が設けられています。安全保育の徹底や明るい環境での育成に努め、ゼロ歳児16名、1歳児23名、2歳児29名、合計68名を預かっている現況です。現在の保育所は、延床面積や保育士が不足しております。待機児童の解消に向けた取組を伺います。 ○議長(鈴木清美君) 教育課長、円谷輝彦君。
    ◎教育課長(円谷輝彦君) それでは、3つ目の要旨についてでございますが、現在、泉崎村保育所において入所待ちとなっております児童につきましては、ゼロ歳児が3名でございます。1歳児、2歳児の待機児童はおりません。 なお、ゼロ歳児は定員10名に対し、現在9名入所している状況となっております。 入所待ちの3名につきましては、10月から保育士1名を増やすことにより入所待ちが解消される見込みとなっております。 ○議長(鈴木清美君) 2番、小針辰男君。 ◆2番(小針辰男君) 以上で私の質問は終了といたします。                           (午前10時21分)----------------------------------- △野崎隆君 ○議長(鈴木清美君) それでは、続いて質問を許します。 8番、野崎隆君。 ◆8番(野崎隆君) おはようございます。 私どもも質問を通告に従って始めたいと思います。 まず1項目めですが、太田川居平地区の道路、側溝についてということなんですが、居平地区の道路は狭いです。狭いのと、あとは道路自体が交通量が結構多いというのがありまして、現時点では事故はないものの、今後の安全面について伺うというものに併せて、2番のほうなんですが、両側の側溝が結構深い地区なんですが、今後、グレーチングや蓋、蓋板的なものだったりというものを設置する考えはあるのかないのか。設置したことによって、安全性、転落事故だったりとか車両の通行、安全性というものは高まると思うんですが、そういうことに対しての村としての見解を伺いたいと思います。 よろしくお願いします。 ○議長(鈴木清美君) 建設水道課長、菊地貴男君。 ◎建設水道課長(菊地貴男君) それでは、ご答弁申し上げます。 居平地区の道路の安全面についてでありますが、昨年度に太田川区会からの要望もあり、今年度、これからの実施になりますが、安全対策の一つとして、小林商店付近T字路太田川公民館付近の区画線が消えていたりうっすらとしていたりしますので、その引き直しを予定しております。 また、居平地区ではありませんが、同じ太田川地区では、白河東西運輸付近十字路の区画線の引き直しも予定しております。 今後についても地域からの要望等を踏まえながら、少しでも安全の向上が図られるよう取り組んでいきたいと考えております。 続いて、居平地区の側溝についてでございますが、議員ご質問のとおり、両側とも蓋やグレーチングがない状態であります。集落から白河市小田川方面に向かう右側については広く深い側溝であり、さらに側溝の住宅側についてはほぼ全体が石垣となっているところや、石垣と塀が一体的になっているところ、そして、コンクリートの擁壁が側溝の一部になっているところなど、様々な状況になっております。 また、小田川方面に向かい左側の側溝についても、住宅側の擁壁などと一体的になっていたり、蓋やグレーチングを載せる溝の部分がないなど、まちまちの状態となっております。グレーチングや蓋などがあれば、歩行者や車の通行において転落防止など安全性が上がるのは必然であると考えますが、工事となりますと住宅敷地の擁壁や塀に影響が及ぶ、また、側溝の敷設替え等も考えられるなど、大幅な改良が必要になると思われます。 以上のことから、今後につきましては、地域の要望や意見などを踏まえながら、安全面について検討していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(鈴木清美君) 8番、野崎隆君。 ◆8番(野崎隆君) ありがとうございました。 私よりも本当に現場をよく見ていただいてきたのかなと。私も考えてはいなかったんですが、擁壁と一体的になっている部分があると。こういったことになると、やっぱり地域の皆さんとじかに話をして、いろんな協議をしていく必要性ももちろんあるのかなというところも踏まえまして、今後そういうところを、地区の皆さんと少しでも会議を持っていただいたりとか、そのような会話というか、やり取りをしてもらって、今後いい方向で安全性を高められればいいなというふうに思いますので、ぜひその辺はよろしくお願いします。 続いて、次の項目に入ります。 県道沿いの花壇の整備についてということなんですが、泉崎村は県道が真ん中に走っていますが、その花壇、地区によってはきれいな草花を植えたり、整備が行き届く場所もあるんですが、地区によってはどうしても個人的に対応しているところもあるのが現実です。毎回の草刈りだったりとか整備、個人的にやっていただいているところもあります。 そういったことの現状、年齢というものもあったりしますし、個人的な負担というものもあるとは思うので、あくまでも個人的にやられた方というのは、好意だったりとか、あとはそこが通学路だったりもするので、その危険性回避のためにとかという思いでやってくれているという話を伺ってきました。 なので、ぜひ村としても、県道なので勝手にいじるということはできないと思うので、県のほうとちょっと協議していただいて、今後どういう方向性がいいのかと、どういうふうな対応が取れるのかというところをちょっと伺いたいんですが。こういう形で伺いたいと思います。 ○議長(鈴木清美君) 建設水道課長、菊地貴男君。 ◎建設水道課長(菊地貴男君) それでは、ご答弁申し上げます。 県道沿いの花壇の整備についてでありますが、実際に花が植えられているところは県道塙泉崎線沿い保健福祉総合センター脇にある花壇と、国道4号線手前右側の花壇、また、関和久地区においては花壇ではありませんが、瀬知房地区の県道塙泉崎線の路肩部分に花が植えられております。いずれも花いっぱい運動の関係で植えられており、除草等についても植栽している団体が中心となり行われていると思われます。 花等が植えられていない花壇や緑地帯等につきましては、村内統一クリーンアップ作戦の際に地域の皆様に除草等をしていただき、また、クリーンアップ作戦においても除草を行うのは6月と9月の2回であり、その間やその後については付近の住民の方が個人的に除草等をしていただいているところもあると承知をしているところであります。 村においては、年2回実施している福島県県南建設事務所との連絡調整会議において各種要望や意見交換等を行っておりますが、6月30日に行われた1回目の会議において県道沿いの花壇など緑地帯の話をさせていただいたところであります。具体的には、ツルハドラッグ付近十字路とその周辺緑地帯の植栽が撤去され、コンクリートで平らになされた箇所があり、それを経て八丸地区自治組合より、セブンイレブン前県道両側の花壇についても除草等がなかなか大変であるという話があり、ツルハドラッグ付近と同じようにコンクリートで埋めてもらえないか、また、寄井地区になりますが、マサル鍼灸接骨院の向かい側にある三角の緑地帯についても、個人的に除草しているので同じくコンクリートで埋められないかと村のほうに話があったことを伝えたところであります。 県南建設事務所からは、ツルハドラッグ付近十字路については植栽により見通しが悪く支障があったため、植栽を取り払いコンクリートで埋めるという対応をしたということであり、基本的に花壇等については地域住民に活用してもらうという目的で整備したので、ぜひ活用していただければというお話がございました。 なお、県南建設事務所からは、当該箇所について現地は確認してみますということと、今後、対応するに当たっても、予算等の問題もあるのでご理解願いたいということでありました。今後につきましても、地域での活用の意向や見通しなどの安全面を踏まえ、必要な整備について福島県に対し要望等を行っていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(鈴木清美君) 8番、野崎隆君。 ◆8番(野崎隆君) ありがとうございます。 今ほどご答弁のほうをいただいたんですが、やはり私が強く言いたいのは、安全面なんです。どうしても梅雨時期になると、2回ほど除草作業がクリーンアップなどであったとしても、やっぱり草の伸びが早い。寄井前の地区ももちろんそうなんですが、あそこは小学校の通学路になっているんです。変則の三叉路のような形になっていまして、見通しが利かないと非常に危ないというところもあるんです。なので、私今回この一般質問をさせていただきました。そのほかの地区ももちろんそう言ったような、県のほうで実際見に来ていただいて判断していただくということになると思うんですが、ぜひ当村のほうからも強い要望を出していただければなと。あくまでも安全、命にかかわる問題でもあるので、そちらのほうをよく考えていただいて、県のほうとの協議をよろしくお願いしたいと思います。 以上の質問で私のほうの質問は終わりたいと思います。 ありがとうございました。 ○議長(鈴木清美君) ここで、10時40分まで休憩といたします。                           (午前10時23分)----------------------------------- ○議長(鈴木清美君) それでは、会議を再開いたします。                           (午前10時40分)----------------------------------- △白石正雄君 ○議長(鈴木清美君) 続いて質問を許します。 3番、白石正雄君。 ◆3番(白石正雄君) それでは、通告順に基づきまして一般質問を開始させていただきます。 最初に、議会活動の進歩と発展についてお伺いをいたします。 今月12日から議員選挙が始まるというような状況になりまして、立候補予定者は大変忙しい毎日になっておりますが、今期議会も最終議会となったわけであります。この機会に、議会のあるべき姿、あるいは将来像について村長の見解を伺いたいというふうに思います。 箭内村長は、長いこと行政の実務に関わってこられました。行政内部から議会を見てこられたので、議員として関わってきた私どもの意見とは違うところがあるのかなというふうに思っておりますが、ぜひ率直な意見をお聞かせいただきたいというふうに、まず思うわけであります。 議会は、執行者側と共に村政発展の車の両輪であるというふうに言われます。ところが、泉崎村の歴史の中には、議会の役割が機能をせずに財政破綻という危機的状況を迎えたときがあったわけです。しかし、あのときの危機的な状況を教訓としているんだろうかと考えると、大いに疑問なところがあるわけです。あのときに自主再建の動きをつくれなければ、泉崎村は間違いなく北海道夕張市の現在と同じことになっていたわけです。つまり、村民の各種負担が大幅に引き上げられ、役場職員の給与が大幅に引き下げられ、そういうことになっていたわけです。 あの当時、総務省に出向いた私に、市町村財政担当の職員がこんなふうに言いました。「自分たちの村を健全に運営することができずに財政破綻をしたら、財政再建団体になって全員で責任を果たすのは当然でしょう」、こういうふうに言ったんです。 つまり、財政破綻を主導したのが、先導したのが、当時の村長だけれども、これを支持したのが村民であり、議会であり、議員なんだから、全員で責任を取りなさいと、こういうことなのであります。幸い、福島県の支援が引き出せて、再建団体にならずに自主再建で村民と職員への影響を抑えることができました。 が、そのために、あのときの深刻さを今どれだけの村民が感じているか、既に忘れられてしまっているのではないかというふうに思うのであります。そうした点から、私は、行政が単に国の行政機関としての役割を果たすだけではなく、泉崎村の経済の発展を進める政策推進機関としての役割を強化していく必要があるというふうに考えるものであります。そのためには、議会議員の個人の学習をまず保障する。これとともに、議会や常任委員会としての積極的な先進地視察研修、そして、そうした研修を踏まえて、議会へきっちりとその内容について報告をしていく、こういうことが大変重要になると考えますが、見解を伺いたいというふうに思います。 さらに、今議会で私は経済常任委員会に所属をして論議する中で、各種の村政課題が明らかにされていきました。常任委員会継続審議課題として、議会に公表をしてまいりましたが、今期は残念なことに、コロナの影響で具体的な調査活動に入ることができませんでした。しかし、各種常任委員会が所管の政策課題について解決方策を検討して議会に報告することは、村政運営の発展につながることであるというふうに考えます。もちろん最終的に決定をするのは執行者側であるということを前提としてでありますが、ぜひとも、そうした議会活動の進歩、発展についてどのようにお考えなのか、村長の見解をまず伺いたいというふうに思います。 ○議長(鈴木清美君) 村長、箭内憲勝君。 ◎村長(箭内憲勝君) それでは、答弁をさせていただきます。 質問要旨の1つ目でありますけれども、今議会が閉会した翌週に控える議会議員選挙を見据えた質問に対することであります。本来であれば、このような場で執行する側から議会に対し申し述べるようなことはあり得ないというふうに思うところでありますが、通告ということでございますので、少しだけお答えをさせていただきます。 現職議員の皆さんにおかれましては、今季限りで退かれる方、それから、再選を目指し出馬される方、そして、新たに議員を目指される若い方々がいる状況にあると承知してございます。今年の統一地方選挙においては、地方議員の成り手不足、多様性不足が取り上げられ、地域民主主義の危機などと叫ばれましたが、本村においては、定員に対して複数名がオーバーする情勢にあるようです。このことからも、本村においては、地方政治の重要性が十分理解されているように思うところであります。 そして、多様性といった観点につきましては、ターゲットとなりましたのが性別と年齢でありました。それらを有権者がどのように捉えていくかが注目されるところかと思われます。 そのような中で選挙が執行され、10月1日から新たな議会体制が発足することとなります。どのような構成になるのかは結果が出ないと分かりませんが、当選された皆様には支持者から様々な期待が寄せられることと思います。その期待に議会時のみならず、日頃からの積極的な議員活動を通していかに応えていくかが、議員、そして議会に対する信頼につながるものではないかと思うところであります。 第28次地方制度調査会による地方議会の在り方に関する方針を見ますと、議会の現状としては、民意の反映の側面からは、議員構成や多様な民意を反映するものとなっていない、住民参加の取組が遅れているといった指摘、また、監視機能の側面からは、行政改革や公金支出への監視が十分でないなどの指摘のほか、議員定数が多過ぎる、報酬が高過ぎる、透明性が低いなどの指摘も出されております。 その一方で、休日、夜間の議会開催や、本村でも行っておりますけれども、インターネットの利用などにより積極的に議会の審議の公開や広報活動を行う、あるいは住民との意思疎通を図る取組を行う、条例案等の議員提出を積極的に行うなど、新しい時代の議会に期待される機能を発揮すべく様々な取組を行って、議会改革に取り組まれている議会も見受けられるとのことであります。選挙後、議員となられた皆様には、まずは議員必携を熟読いただいて、議会の役割となる地方公共団体の意思を決定する機能、そして、執行機関を監視する機能を発揮するために、本村における、その目指すべき方向を存分に機能されてはいかがと思う次第であります。差し出がましい答弁、本当に恐縮に存じます。 2つ目の要旨につきましては、議員であっても職員であっても学習等により個人の資質を高めることは大変重要なことと考えております。一般職の公務員につきましては、地方公務員法の中で研修を受ける権利が規定されていることから、段階に応じて計画的に研修等を行っているところであります。 しかし、地方公務員法適用除外となる特別職にはそのような規定は設けられていないことから、定期的な研修等が計画されていないのが現状と思います。もちろん必要に応じて研修を行うことは大切なことと思っております。ただし、公費から議員研修の費用を支出する際には、根拠規定等を整備しないと不当支出のそしりを受けかねず、留意が必要と思われますので、事務局とのすり合わせをよく行い、対応していくべきと考えております。 次に、3つ目の要旨についてでありますが、各種議員会や常任委員会において村政課題の解決方策を検討してはどうかといった案も提議いただき、大変心強い案と受け止めました。しかし、委員会の運営に対しましては、それぞれ委員会の持つ権限により行われることとなると思います。そこに執行者側が加わることには違和感を覚えるところであります。従来どおり、必要に応じて説明員を出席させることは可能でありますので、権限を侵すと捉えられるような行為は慎むべきだと考えております。 以上であります。 ○議長(鈴木清美君) 3番、白石正雄君。 ◆3番(白石正雄君) なかなか、執行者側から議会の在り方について見解を伺いたいというような質問をしたのも、今まで、恐らく泉崎村の議会の中では初めてのことだろうというふうに思います。 しかし、客観的に、この身でいればいるほど自制すべき点というのはよく分かるものでありますから、そうした点から色々とご指摘をいただきました。特に、議会の構成の多様性が非常に大事だというところは今後も心していかなければならないというふうに思いますし、さらには、議会の改革に日頃から取り組んでいる議会もある。そしてまた、批判等、監視の権限を十分に発揮されるように願っているというようなご答弁でした。 私も長いことやっていますと、この批判と監視という問題、どうもこれだけでは議会というのは進まないんだなというふうに感じてくるんですね。各種の、この提案もしてまいりましたが、特にこの執行者側の政策課題、こういったものについても、やっぱり積極的に議会が提供すべきであるし、そのためには、議員としても大いに先進地に出かけて、先進地の活動、議会の活動だけではなくて、その地域の政策がどのように実行されているのかというようなことについても学んでくることが非常に大事だというふうに私どもは考えているわけです。議員個人の学習保障などについては、当然、今後充実していかなければならない、そういう課題でありますし、その根拠規定についても、やっぱり議会が議会事務局を含めて具体的に検討していかなければならない課題であるというふうに感じているところです。 しかし、先進地を視察しますと、私なんかは大分、議員生活長いものですから、新潟県黒川村だとか、それから長野県栄村、小さくても輝く自治体というようなことで、黒川村には8回も私行って、役場の一室を借りて、突然行って一室を借りて、村づくりのビデオなどを見せてもらったりしたこともありましたけれども。そんなふうな、やっぱり議員個人の学習と同時に、やっぱり議会全体として学習を進めていくということも今は必要になっているのではないかというふうに感じるところであります。 そんなことを申し上げて、2つ目のマイナンバーカードと健康保険証について入りたいというふうに思います。 本年7月7日に岩手県議会が健康保険証の廃止の中止を求める意見書、これを賛成多数で可決いたしました。その意見書の中では、岩手県内の保険協会の調査で、高齢者施設の9割以上が利用者のマイナンバーカード管理ができない、こんなふうに回答したことを指摘しております。国民健康保険制度の根幹を破壊する重大な問題だと、そういう問題に発展しかねないというふうに指摘しておる。 また、神奈川県内には33の市町村があるわけですけれども、全市町村がカードと保険証の一体化について問題があるとして、システムの抜本的な見直しを求めて意見書を提出しております。全市町村がこれをやっている。 8月以降、新聞、報道では既に医療トラブルが全国各地で発生しており、3日発表の大阪府保険協会では68.9%、約70%の医療機関が健康保険証のひもづけでトラブルがあったと回答したということであります。 8月24日に発表された全国保険団体連合会、ここの調査では、全国693の医療機関でエラートラブルがあったということです。さらに8月24日、厚生労働省の調査で協会けんぽや健康保険組合などでマイナンバーとのひもづけができない件数が77万件に上っているということが判明しております。 このような実態が明らかになって、ますますマイナンバーカードと健康保険証のひもづけは中止したほうがよいとの意見が強くなっていますが、どうすべきなのか見解を伺っておきたいというふうに思うわけであります。 実務で担当する泉崎村として、窓口で発生する問題がどんなことが予想されるのか。また、そうしたことが発生した場合にどう対策を取られるのか。ここのところについても、お答えをいただければというふうに思うわけです。 さらに、国民の中で起きている、このひもづけ中止ないし延期の声を無視して進められているのではないかというふうに考えられますが、今後の泉崎村としてのこの進捗計画について明らかにしていただきたいというふうに思います。 ○議長(鈴木清美君) 住民生活課長、小林直義君。 ◎住民生活課長(小林直義君) それでは、要旨に沿ってご答弁申し上げます。 要旨の1つ目となりますが、政府は健康保険証を2024年秋に廃止し、マイナンバーカードと一体化したマイナ保険証に切替えの方針を現段階で維持すると表明しています。 マイナンバーカードをめぐっては、マイナ保険証に別人の情報がひもづけられていたほか、公金受取口座の誤登録、カード取得者へ提供するマイナポイントが他人に付与されるなど、トラブルが続出しているとの報道がなされております。この現状については、2009年の消えた年金問題に似ているとの声も聞かれており、国民に情報漏えいの不安や制度に対する不信感が広がっている状況であると考えます。カードの普及を進める上で、データに誤りがないか総点検を実施し、国民が正しく理解できるよう丁寧な説明と不安解消に努めなければならないと同時に、自治体の意見を踏まえたスケジュール設定や制度設計を明確に示しながら進めていくべきであると考えております。 次に、要旨の2つ目につきましては、福島県内におきましてもひもづけ誤りが報告されていることから、本村におきましても、担当者が、マニュアルに従い正しい方法で登録作業を行っていたかなどの点検を実施しております。 厚生労働省では、医療機関の窓口での本人帳簿のひもづけミスや、読み取り機器のトラブルにより患者が医療費の10割を請求された問題を受け、窓口請求は3割などの地方負担分のみにすることや従来の保険証の持参を呼びかけるなど、再発防止に向けた対策をまとめております。 要旨の3つ目につきましては、7月中に各省庁から県の担当事務局を通じ、各市町村の担当課において、マイナポータルで閲覧可能な情報29項目を有する全ての制度等について、個人情報とマイナンバーのひもづけ作業の実態調査が8月末で締め切られ、その結果を踏まえ、個人データの点検が必要な団体が公表される予定となっておりますが、現在まだ公表がされておりません。 今後につきましては、定期的なひもづけ状況の確認を行いながら、登録事務に取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(鈴木清美君) 3番、白石正雄君。 ◆3番(白石正雄君) 政府のほうでは、しゃにむにこのひもづけをやるんだということで進んではいるわけですけれども、実態として大変な問題が次から次と出てきて、恐らくやれない状況になっていくのではないかというふうに考えられます。そうした点では、健康保険証の紙での発行、これはやっぱり継続して発行する準備だけはしておいたほうがいいというふうに私は思います。 世界的に、こうしたひもづけが行われているわけですけれども、そういう動きはあったわけですけれども、あらゆる面について年金とひもづけをしたり、健康保険証とひもづけをしたりというようなことを構想して、これを具体化し始まったのは日本だけなんですね。G7の中でも日本だけです。ほかの国では、大事な個人情報が盗まれる可能性があると、悪用される可能性があるということを前提にして動いております。 ですから、カナダなどは、社会保険番号をプラスチック製のカードで、磁気ですね、あれをつけて発行していたんですが、これを中止しました。やっぱり次から次と悪用される、そういう事例が出ているんですよ。途中でこれをやめて、紙に戻すということをやっています。ほかのアメリカだとか、そういったところでも、全部をひもづけするなどというようなことはやっておりません。 ですから、間違いなくそういった方向で、もう既に医療機関の窓口では、先ほど出てきたようにトラブルが発生しておりますから。恐らく、これがますます大問題になって、政府としては来年実行できないということになっていくのではないかというふうに思います。そうした点では、国民健康保険証の発行を紙で継続してやるということだけは準備をしておいたほうがいいのではないかというふうに思います。そうした点では、国民健康保険証の発行を紙で継続してやるということだけは準備をしておいたほうがいいのではないかというふうに思います。 そんなことを申し上げて、次の電子システムの全国統一について、お伺いをいたします。 デジタル庁が進める行政の電子システムを全国統一する動きが進められていますが、その計画はどのように進められるのでありましょうか。 今議会にも予算として一部計上をされているようであります。電子、今のシステム、基本システムを変えるということをやるわけでありますから、相当金もかかるのだろうなというふうに思うのですけれども、泉崎村全体でどの程度費用がかかっていくのか、その負担割合はどうなのか。 皆のところを合わせて、同時に全国で1つのシステムに動くということになっていくと、泉崎村の個人情報が日本全国どこでも引き出せるということになるわけです。便利になる反面、これまた簡単に個人情報が盗まれるのではないかという心配をするわけでありますが、そういったことについてはどうなのか。2025年ですか、2025年からシステムを統一するという方向で国は動いているようでありますので、その辺のところもどんなふうに、進捗状況という、先のことを進捗というのかという、ちょっと疑問に感じるところもあるんですが、今後どんなふうな計画で進められていくのか、そんなようなところもお聞かせをいただければというふうに思います。 ○議長(鈴木清美君) 総務課長、緑川利昭君。 ◎総務課長(緑川利昭君) それでは、ご答弁申し上げます。 行政電子システムにつきましては、情報システムの運用経費等の削減、さらには地方公共団体におけるデジタル基盤の整備、競争環境の確保、システムの所有から利用へ、迅速で柔軟なシステムの構築を目指し、国が中心となりまして2025年を目途に全ての地方自治体が既存のシステムから標準チェックシステムへの移行に向けて取組を進めているところでございます。 本村の現状でございますが、令和5年度当初予算において移行に必要な電算業務等の委託料を計上させていただき、加えて令和5年1月に改定されました自治体情報システムの標準化、共通化に係る手順書に基づきまして、必要な委託料につきましては今議会に上程いたしました一般会計補正予算に計上させていただいていたところでございます。令和7年度までのシステム移行に向け、準備を進めているところでございます。 なお、これら移行に係る経費につきましては、国の補助金において処理されるということになっております。 以上でございます。 ○議長(鈴木清美君) 3番、白石正雄君。 ◆3番(白石正雄君) 参考にお聞かせいただきたいのですが、今まで使っていた基本システムというのは、全国でどのぐらい違うものなのでしょうか。 福島県内で、例えば県南地方は統一したものであるとか、あるいは泉崎と中島村は統一したものであるとか。全自治体でこれは違うのでしょうか。その辺の、ざっとした概要をちょっとお聞かせいただければというふうに思います。 ○議長(鈴木清美君) 総務課長、緑川利昭君。 ◎総務課長(緑川利昭君) ご答弁申し上げます。 泉崎村につきましては、福島情報処理センター、こちらのほうに委託をしております。福島情報処理センターを利用している市町村もございますが、あるいはTKC計算センター、そういったところを利用されているところもございます。白河市につきましては日立システムズですね、そういったところでやっているという形になりまして、何パターンかあるように承知はしております。そういったものにつきまして標準化を図るということでございますので、国といたしましては、経費を3割削減したいという目的を持って進めていくようでございます。 以上でございます。 ○議長(鈴木清美君) 3番、白石正雄君。 ◆3番(白石正雄君) 総額として、大体どのぐらいかかる予定なのか、その辺のところは分かりませんか。ちょっと分かれば、おおよそで結構です。 ○議長(鈴木清美君) 総務課長、緑川利昭君。 ◎総務課長(緑川利昭君) ご答弁申し上げます。 大変申し訳ございません。総額につきましては承知しておりません。 なお、コストにおきましては、当初予算と今回の補正予算合わせまして580万3,000円、こちらを予定しております。 以上でございます。 ○議長(鈴木清美君) 3番、白石正雄君。 ◆3番(白石正雄君) 4つ目の水田基盤整備事業の取組について伺いたいと思います。 踏瀬原地区の基盤整備事業について、第一水系、第二水系の用水路、この改修が実施できないという事態に立ち至っておりますが、私どもも、どう打開をしていったらいいのかというところが、いまいち見えてまいりません。当初は、基盤整備事業をやるわけですから、水路整備も一緒にやれるものだというふうに、その事業の枠内に入っているものだというふうに考えていたわけです。 ところが、この事業では、この第一水系、第二水系の用水路整備はできない、枠外なんだというようなことが分かって、地権者、役員一同、本当にがっかりしているわけです。それでも気を取り直して、今まで土側溝だったところがU字溝になって、きちんと水が行くというようなことになればそれでもいいかというようなことで今動いているところでありますが、何とかこの基盤整備事業と併せて用水路整備もやれるのであれば、色々村民からの、地域住民からの要求であるパイプライン化だとか、そういったことも実現していくのではないのかなというふうに考えるところもありまして、私どもではなかなか知り得ないんですが、矢吹原土地改良区だとか、あるいは行政機関、県とかそういったところでは、この用水路について何とかしたいというようなことで動いているのかどうか、私どもにはなかなか、その動きが見えないんですよ。そうした点から、ぜひとも、この辺のところをお知らせいただければというふうに思います。 ○議長(鈴木清美君) 産業経済課長、遠藤貴美雄君。 ◎産業経済課長(遠藤貴美雄君) それでは、ご答弁申し上げます。 ただいま議員さんがおっしゃったとおり、羽鳥系水系の川崎第一幹線水路及び川崎第二幹線水路、この2本の主要水路につきましては、現在進めている基盤整備事業の中で補助整備と一体で取り組む計画を県に要望してまいりましたが、国の補助基準に該当しない旨が示され、現在進めている補助整備含めての水路改修はできないと判断された経緯がございます。 また、国営事業関連の幹線水路のパイプライン化の事業があるようですが、具体的な構想や計画がいまだ示されていないことから、現在取り組んでいる原地区、踏瀬長峯地区補助整備事業の採択申請期間が迫っていることから、国営事業関連と時期を合わせて取り組むことは困難であると考えております。 幹線水路の改修につきましては、県営のかんがい排水事業や団体営農事業など国や県の補助事業活用もありますが、何しろこの事業に関しましては、受益者負担の割合が高いことから、これに取り組むことも困難と思われます。 村としましては、現段階では幹線水路の改修に関しましては、基盤整備推進委員会、福島県、あとは土地改良区と連携を維持しまして、情報を共有しながら今後の対応に取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(鈴木清美君) 3番、白石正雄君。 ◆3番(白石正雄君) 具体的に、この基盤整備事業に、地元ですから具体的に取り組んでみて、非常に矢吹原土地改良区の水系水路が老朽化しているというのがはっきりしてきたわけです。というのも、考えてみれば羽鳥ダムが竣工したのが昭和31年なんですね。そうしますと、もう既に67年が経過しているわけです。その間、本線整備はやられたんだけれども、この支線の整備はやられていないんですね。そうしますと、これ泉崎だけの問題ではなくて、大信から矢吹、鏡石、須賀川まで行って、総面積で約1,500町歩に水を供給しているわけです。ですから、この支線が全部老朽化してきているということになるんだろうというふうに思います。 ほかの町村でそういったところを改修したとか、新しくしたとか、そういったことはあまり聞きませんので、恐らくそうなんだろうというふうに思います。そうした点では、国としてもこれは本気になって取り組んでもらわないと、そうでなくても今、農業情勢大変ですから。今やらないと全く後継者がいなくて、矢吹原土地改良区に水の供給がもうできないというような状況にも立ち至る可能性がある。 昨年、私のところの第二水系が、地元の委員会として70万円の地元負担で応急修理をいたしました。ひび割れが発生して、そんなに大きくない地震も何回も来ていますから、その地震が来て、水路がひび割れるというところが水漏れがして、どうしてもモルタルを詰めなくちゃならない、そういう事態が発生して、第二水系の水路をずっと見回ったわけですよ。120か所です。120か所の修復をやったんです。そうでないと水が供給できない。こういう状況になりました。 ですから、緊急の国の政策として、こういった水路整備をやっぱり改修していく。そういう政策をきちんとつくってもらわないとまずいなということをつくづく思ったわけです。これ早急にやらないと大変なことになると思う。 というのは、基盤整備を推進するに当たって、福島県のほうでは課題として、農家の全戸の意向調査、これを義務づけるわけです。役員の人たちなんかにも協力してもらいながら、とにかく書けない人には聞き取り調査までやって、アンケート意向調査をやったわけですが、私どもの地域に地権者は153名います。そのうち回答してくれた人が145名、未回答者が8名。どうしても、泉崎に住んでいなくてほかのほうに行っちゃったとか、どこにいるか分からないとかという人たちもいますから、8名ほどそういう方がいるんですけれども、回答された方が145名。そのうち、「自ら農地を耕作していません」それから「農地を貸しています」、そういう方々がおおむね半分で、将来の農地の動向についてアンケートを取ったのですが、「ほかの人に貸して耕作していただきたい」、あるいは「全農地を貸して耕作をしていただく」という方が63%から66%。ですから、結局将来も農業をやりませんと言っているわけですよ。こういう人たちが60%を超している。こういう状況です。 さらに、農業後継者についても「後継ぎがいない」という方がやっぱり66%。ですから、間違いなく農業を辞めていくわけですよ。この方々の中で33%の方々が「農地をもう売りたい」と言っているんです。こういう実態がはっきりしてきているんです。 ですから、結局、米作りやっても利益にならないし、矢吹原土地改良区の賦課金、1年間大体10アール当たり8,000円前後取られているわけですよ。これはどこに行ってもついて回るわけです。誰が取得してもついて回る。そういう状況ですから、結局負の遺産になってしまっているわけですね。だから、土地を手放したい、農地を手放したいという方々が33%にもなっている。本当に、これはもう、これを見据えた上でやっぱり農政やるしかない。 県のほうでも、よくこういったことが分かっていて、特に農林事務所の職員の方々は、現場と農政の間で、政府の農業政策の間で仕事をやっていますから、よくこういう現状はやっぱり知っているんだと思いますよ。だからこそ、地域でもってこの農地をどういうふうにしていくのかということを自分たちで考えなさい、そして営農を続けなさいということで、一般社団法人を提起してくれたわけです。結局、地元の人たちが丸ごと一般社団法人に加入して、その中で農業やる人も、あるいは農地を貸したい人も、水田を貸したい人も、そこでもって今後、将来に向けて運営していきなさいと、こういうことなんだろうというふうに思います。 ただ、これを見たときに、本当に今の農政というのは非情なものだなと、今までのこの農政というのは非情なものだなということがよく分かるわけですが、こうしたことが実際にあるということを見据えて、やっぱりやっていく必要があるなというふうに思いました。そんなことを申し上げて、最後の質問に入りたいというふうに思うわけであります。 物価高騰対策について伺います。 村民に対する光熱費支援とともに、村内の医療介護施設に対する支援が必要ではないかということで出しておきました。 物価高がご存じのように継続をしております。ガソリン代も1リッター180円を超す時代になっており、国・県支援対策に乗り出しておりますが、泉崎村としては、これまで低所得者中心の支援でありましたが、そうでない方々からも支援してほしいと、こういう意見が出始めております。今後は、一般村民も含めた形で支援の輪を広げる必要があるのではないかというふうに考えます。 ちなみに中島村では、昨年に引き続いて第2弾として、村内のあらゆる事業所で利用できる商品券を村民、子どもから大人まで1人当たり5,000円分を配布したようであります。 北海道では、子育て世帯の支援と道内産品の消費拡大を結びつけて、お米券。結局、米を買える、そういうお米券を発行するとか、牛乳を購入できる牛乳券、こういうものを出して支援していくということにしています。 医療介護施設への支援などを調べてみますと、光熱費やガソリン代について、これは福島県の支援が既に行われていて、二重に支援することはできないということになっているようであります。そうした施設に米とか牛乳とか、そういったものを支援していくことは可能なのではないかというふうに考えるわけです。こうした支援、そのほかのところにも色々考える必要も考えられるのではないかなというふうにも思うわけです。 村内産の米だとか牛乳、特にこれから収穫の秋になりまして泉崎村内のお米も生産されてくると、新米が出てくるということになりますから、ぜひとも消費拡大のためにも、米や、あるいは村内で生産される牛乳、村民に対する支援と併せて考えてみてはどうかということを提案して、見解を伺って、私の一般質問を終わりたいというふうに思います。 ○議長(鈴木清美君) 保健福祉課長、木野内巌君。 ◎保健福祉課長(木野内巌君) 要旨に沿って、ご答弁申し上げます。 村民に対する光熱費支援につきましては、住民税非課税世帯応援給付金として令和5年度の住民税が非課税の世帯を対象としまして、1世帯当たり3万円を給付しております。 また、福島県と共に行う物価高騰対応生活困窮世帯緊急支援に対応するため、今議会に補正予算を計上させていただいたところであります。対象とする世帯は、令和5年度の住民税が家族全員非課税の世帯で、かつ65歳以上の高齢者のみの世帯、障害者がいる世帯、ひとり親世帯のいずれかに該当する世帯が対象となり、1世帯に対し、6,000円の給付を行うこととなります。 なお、村内の医療介護施設に対する支援につきましては、村としては実施しておりません。特別養護老人ホームなどは、コロナ対応や物価高騰対応などに対し、県による補助事業が用意されておりますので、そちらを活用されていると伺っております。議員のお話にありました米や牛乳などの検討も、まだ村のほうでは行っておりません。 以上でございます。 ◆3番(白石正雄君) 終わります。 ○議長(鈴木清美君) ここで、午後1時まで休憩といたします。                           (午前11時32分)----------------------------------- ○議長(鈴木清美君) それでは、会議を再開いたします。                           (午後1時00分)----------------------------------- △廣瀬英一君 ○議長(鈴木清美君) 続いて質問を許します。 4番、廣瀬英一君。 ◆4番(廣瀬英一君) それでは、通告内容に沿って質問いたします。 通告の内容は、村長就任後2年弱が経過しておりますが、選挙時に公約した各項目内容の進捗状況について伺うということで、8項目ほど挙げておきました。1項ごとに質問していきますので、よろしくお願いいたします。 それでは、1として、「開かれた村長室の実現について」ということで、「住民の皆様がいつでも気軽に立ち寄って、意見や要望、情報交換できる場所にいたします」という内容が書かれておりますが、このことについて伺います。          (「一遍にやるんじゃないの」の声あり) ◆4番(廣瀬英一君) 1つずついきます。一遍のほうがいいですか。議長、よろしいでしょうか。 ○議長(鈴木清美君) うん、では続けて質問してください。 ◆4番(廣瀬英一君) はい。 2として、「若者が積極的に村づくりに参加できる仕組みづくり」ということで、「小中学生議会を開催し、青少年の声を施策として実現させます」ということが書いてあります。 それから、3として、「職員が働きやすく、やりがいを感じる職場環境づくり」ということで、「医療機関との連携を図り、悩んだらまず相談できる体制づくりに取り組みます」、それから、「職員の研修に積極的に取り組みます」とあります。 4番、「かゆいところに手が届き、身近に感じられる行政運営を行います」ということで、「村全体に関わる課題について検討を行う村づくり委員会制度を創設します」とあります。 5番として、「農業担い手と共に課題を共有し、問題解決に取り組むこと」とありますが、この中で、「特産品開発のための支援制度を創設します。支援専門窓口を設置し、基盤整備事業を強力に推進します。就農希望者の移住向け情報の発信ポータルサイトを設置します」とあります。 6番として、「人口減少対策と併せて、教育の充実と子育て環境の整備」ということで、「教育施設の再整備に努めます。小中学校入学祝い品を拡充します。結婚・出産祝い金を拡充します。子どもの貧困対策を拡充します。保健師養成のための奨学金制度を創設します」。 7として、「医療・福祉のさらなる充実」ということで、「村立病院の建て替えを視野に、計画的に基金の積立てを行い実現を目指します。敬老祝い金等を拡充します。高齢者の免許返納者への支援制度、得点制度を創設します」。 8として、「駅東口開発事業の早期実現と、老朽化している学校給食センター建て替えの実現」ということで、このことについてご質問いたしますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(鈴木清美君) 村長、箭内憲勝君。 ◎村長(箭内憲勝君) それでは、要旨に沿ってお答えをいたします。 1つ目の要旨、「開かれた村長室の実現」につきましては、公務等により外出する機会以外は極力在住に心がけており、住民の方が窓口においでになった際で面談の希望があるときは、でき得る限り対応しているところであります。 また、事前の日程調整により日時を予約されるケースもございます。直接、意見や要望を伺い情報交換ができること、行政を身近に感じていただけるし、とても大切なことだなというふうに思っております。 2つ目の要旨、「若者が積極的に村づくりに参加できる仕組みづくり」につきましては、昨年9月に若い方々を含めた住民参画の仕組みづくりとして、第6次泉崎村総合振興計画素案策定の村づくり委員会を設置いたしました。 素案の中には、若者参画のすばらしいアイデアが盛り込まれており、住民参画社会の構築や、住民が自治の当事者として自立心、責任を持って取り組む場面や機会を創出する内容、それから、若者参画政策などが提案されております。 なお、そこの振興計画の策定のみならず、住民の皆様が気軽に行政に参加することは、村民憲章の「皆んなで手をつなぎ生きがいと幸せをつくろう」の基本的部分でございますので、若者のみならず、住民参画の各種協議会や自治会等の地域自治組織の活動支援、地域に根差したコミュニティースクールや地域の各種団体など、今後もコミュニティーの視点を基礎に置き、村全体として、あらゆる世代の住民参画を想定しながら村づくりを進めてまいりたいと考えております。 次に、小中学生による議会開催についてでありますが、平成30年2月に、第一小学校6年生による第1回子ども議会が開催されました。その翌年に第二小学校、そして令和4年度からは中学校生徒会も参加され、第1部は小学生、第2部は中学生と2部構成により行っております。各学校から選出された議長が議会を運営し、子ども議会の質問に対し村側が答弁するといった形で実施しております。 この事業の目的としましては、1つ目に、行政及び村議会の仕組みを学ぶこと。2つ目に、地域の課題や将来の在り方について自由な発想、視点から質問、提案を行うこと。3つ目に、村づくりへの関心と主体性を持って参画意識を図ること。4つ目に、子どもたちの意見、要望を今後の行政の参考とするなどが掲げられており、21世紀の泉崎村を担う子どもたちの生の意見を今後の行政の参考とし、よりよい村づくりを進めてまいりたいと考えているものであります。 また、医療機関との連携を図り、悩んだらまず相談できる体制づくりとしまして、令和4年度から保健福祉課内に地域医療福祉相談室を設置し、福祉業務に関連する相談に対応しているところであります。 3つ目の要旨、「職員が働きやすく、やりがいを感じられる職場環境づくり」についてでありますが、職員は住民サービス向上のため、多様な要望や質問に応えることができるよう、日々、知識や能力の向上を目指し、自己研さんに励むことが求められており、村としましても、計画的な職員研修機会を設けております。それぞれの職責段階及び目的に応じた研修を、公益財団法人ふくしま自治研修センターを利用して実施しているところであります。 これら研修内容といたしましては、新規採用職員研修や昇任、昇格をした職員を対象とした基本研修と、職員に必要な知識、技能の開発を目的とした専門分野の研修を実施しております。 また、村独自の研修としましても、新規採用者及び2年目職員を対象とし、幹部職員を講師とした研修や、全ての課を対象とした地方自治法地方公務員法及び法制執務研修などの基本研修等を実施するなど、研修を通した職場環境づくりに取り組んでおります。 4つ目の要旨、「かゆいところに手が届き、身近に感じられる行政運営」につきましては、2つ目の要旨のところでお答えしました村づくり委員会設置と重複いたしますので、割愛させていただきます。 5つ目の要旨、「農業担い手と共に課題を共有し、問題解決に取り組む」につきましては、まず村特産品開発のための支援制度創設でありますが、村の特産品開発の拠点をはにわの里とし、不在となっていた店長を令和4年3月に招致し、開発に取り組んでいただいているところであります。 進捗状況としましては、令和4年11月に福島県6次化サポートセンターより商品開発のアドバイスをいただき、今年に入り、定期的に6次化専門家の方に訪問による指導を願い、商品開発に取り組んでいるところであります。 次に、支援専門窓口を設置して、基盤整備事業を強力に推進するの点につきましては、令和4年1月に専門相談員1名と、会計年度職員2名の計3名を配置し、基盤整備準備室を開設しました。同年4月には基盤整備推進室と名称を改め、新たに室長を加え、現在4名体制で原地区及び踏瀬長峰地区の2地区において事業に取り組んでいるところであります。今後も、様々な業務の発生が予想されますが、地区推進委員と共に事業を進めてまいります。 また、就農希望者の移住者向け情報発信ポータルサイトを設置の件につきましては、就農を希望される方、就農を開始される方々への支援策としまして、農業経営の安定化に向けた各種補助事業の実施や、新規就農者に対する支援制度により支援を行っております。 さらに、営農に関する相談の場としましては、県南農林事務所の協力を得て、合同による営農相談会を随時開催できる体制を整えております。今後におきましても、農家に寄り添う事業の充実に努めてまいります。 なお、就農を希望する移住者向け情報発信ポータルサイトにつきましては、まだ設置に至っておりませんので、設置に向け取り組んでまいりたいと考えております。 6つ目の要旨、「人口減少対策と併せて教育の充実と子育て環境整備」についてでありますが、まず教育施設の再整備については、教育施設の状況を適切に把握するため、日常点検や定期点検を実施し、さらに点検に基づき診断を行い、履歴の集積、蓄積により施設の長寿命化を図るべく、点検結果に応じた適切な修繕を行っているところであります。 また、経年劣化等による突発的なトラブルの際は、速やかな状況把握に努め、迅速な補修、修繕に努めているところであります。 それから、子どもたちの学習環境を整えるべく、村の各施設に加え、各地区の公民館や集会所へのWi-Fiの環境を整備し、タブレットを活用した学習環境の充実も図っております。 次に、小中学校入学祝い品についてでありますが、泉崎村の未来を担う児童生徒の入学を祝福し、心身の健やかな成長を期待することを目的として実施しておりますが、最初は小学校新入学児童へのランドセル贈呈を行ってまいります。令和2年度からは中学校新入学生への祝い品としまして、指定の鞄とヘルメットの贈呈を行っております。今後につきましても、子どもたちの入学を祝うため、祝い品の拡充を図ってまいりたいと考えております。 また、出産祝い品贈呈事業につきましては、以前は第3子以降のお子さんを対象としておりましたが、令和4年度からは第1子から対象とし、第1子に対し5万円、第2子に対して10万円に拡充したところであります。 7つ目の要旨、「医療・福祉のさらなる充実」についてでありますが、まず村立病院の建て替えを視野に、計画的な基金の積立てに取り組んでおります。令和3年度末における積立残高は1億1,000万円でありましたが、令和4年度に5,000万円を積立てし、令和5年度においても5,000万円を積み立てる予定でおります。今後、病院施設の建て替えに向けた具体的な協議も進めてまいりたいと考えております。 次に、敬老祝い金等の拡充についてでありますが、現在の敬老祝い金については、平成29年度に制定された泉崎村敬老祝金支給条例に基づき、75歳以上の方に5,000円を支給しておりますが、今後、議員の皆様にご相談を申し上げながら、支給額のアップを検討してまいりたいと考えております。 次に、高齢者の免許返納者への支援制度等についてでありますが、村では、免許を持たない方や返納されたことにより車を運転されない方々が、目的地まで移動するためのお手伝いとして、どなたでも利用できるふれあい号や、気軽に買物ができる買い物号、さらに医療者向けの通院として利用できるお医者さん号を運行しております。 平日、村内を巡回するふれあい号に加え、事前予約となりますが、買い物号を増便し、村内及び矢吹町の商業施設へ平日毎日の運行を行っております。また、令和4年2月からは、こちらも事前予約となりますが、村内の医療機関への送迎として、お医者さん号の運行を行っているところであります。 8つ目の要旨、「駅東口開発事業の早期実現と、老朽化している学校給食センター建て替えの実現」についてでありますが、駅東口開発事業につきましては、JR東日本と長年にわたり協議を行い、詳細設計を経て、令和3年度には東西自由通路整備工事の着工を予定してきましたが、概算工事費が大幅な増額となり、これまで積み立ててきた泉崎駅東口開発基金7億5,000万円では対応できないことが判明いたしました。 このため、今後の整備については、村の財政事情を考慮し、国、県の補助事業を模索するため、福島県道路管理課に相談したところ、村として駅周辺の整備計画を根本から練り直し、基本整備計画をしっかり作成し、どのような施設や機能を整備したいのかが具体的に定まれば、補助金の活用ができる可能性がある旨、指導をいただいたところであります。 これらを踏まえ、相談を継続していく中で、防災・安全交付金の鉄道との結節点における自由通路等の歩行空間のユニバーサルデザイン化というメニューが活用できる可能性が高いとの見解が示されたところであります。 現在は、防災・安全交付金の活用を目指し、今進めている泉崎駅周辺整備計画の策定と、防災・安全交付金の要望条件である泉崎村バリアフリー基本構想の策定を本格的に進めているところであります。どちらも今年度中に策定予定でありますが、バリアフリー基本構想を先に完成させる必要が生じたため、それらを優先させている状況にあります。 バリアフリー基本構想策定に際しましては、学識経験者や関係行政機関、村づくり委員会の方など13名の委員から成るバリアフリー基本構想策定準備会を設置し、東北福祉大の岡正彦教授に会長に就任いただき、本年7月27日に第1回目の協議会を開催したところであります。 今後につきましても、本協議会の開催を重ねながら基本構想をまとめていくとともに、駅周辺整備計画の策定についても同時に進め、さらに駅東西自由通路整備等についても、JR東日本と協議を進めていく考えでおります。 また、学校給食センターの建て替えについてでありますが、現在の泉崎村給食センターは、昭和50年の供用開始から40年以上も経過し、施設設備の老朽化に加え、現在の学校給食衛生基準に適合しないという課題を抱えております。給食センターが抱える様々な課題解決に取り組むため、多くの皆様方にご意見を頂戴しながら新たな給食施設建設の検討を進めているところであります。 定例教育委員会のほか、幼稚園、小中学校、PTA役員の方々に委員となっていただき、学校給食運営協議会を開催し、給食センターの現状や調理方式別のメリット、デメリット、さらには国からの交付金等について説明を行い、情報を共有しながら方向性を見いだす協議を行っているところであります。 以上であります。 ○議長(鈴木清美君) 4番、廣瀬英一君。 ◆4番(廣瀬英一君) かなり具体的に答弁いただきまして、ありがとうございます。 質問を終わります。                           (午後1時21分)----------------------------------- △飛知和良子君 ○議長(鈴木清美君) 続いて質問を許します。 6番、飛知和良子君。 自席で結構ですから。 ◆6番(飛知和良子君) 私、最後の一般質問になります。 村内の方々、行政の方々、また仲間の議員の皆様方には大変お世話になり、7期目を務めることができました。この場をお借りいたしまして、御礼申し上げます。ありがとうございました。 それでは、一般質問に入らせていただきます。 1番から、商工会補助金カットについてでありますが、私も何十年と商工会にはお世話になり現在に至っております。 今回、お尋ねしたいのは商工会の補助金であります。小林村長時代に、財政難のために400万円の補助金を50万円カットし、長年現状のまま現在に至っていると思います。 商工会も泉崎村の協力を得まして、泉崎村発展のために長年協力してまいりました。どうか村長、見直しを考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 続いて、2番に入らせていただきます。 将来の商工会をどのように考えているのかお尋ねいたします。 商工会員一同、感謝し、村の発展のために努力しております。しかし、世界中、コロナ感染症のため多大…… ○議長(鈴木清美君) ここでちょっと暫時休憩といたします。                           (午後1時24分)----------------------------------- ○議長(鈴木清美君) 議会を再開いたします。                           (午後1時25分)----------------------------------- ○議長(鈴木清美君) じゃ、2番から始めてください。 ◆6番(飛知和良子君) 続けて、2番に入らせていただきます。将来の商工会をどのように考えているのかお尋ねいたします。 常日頃、商工会員一同、村には感謝いたしまして、村の発展のために努力しております。しかし、世界中、コロナ感染症の多大なる苦労を数年受け、打撃を受けました。今年になり経済も徐々に戻る昨今であります。世の中も元気を取り戻す気配が感じられます。今後、商工会のあるべき姿を村側ではどのように考えているのかお尋ねいたします。 ○議長(鈴木清美君) 産業経済課長、遠藤貴美雄君。 ◎産業経済課長(遠藤貴美雄君) それでは、ご答弁申し上げます。 まず1つ目のほうなんですけれども、質問にあります商工会補助金カットについてでありますが、商工会に対する補助金につきましては、商工会より申請された金額を審査した上で補助額を定め、交付決定をしている状況であります。交付額につきましては、申請額と同額で交付しておりますので、カット等を行った経緯はございませんが、以前の状況を確認したところ、平成11年以前は商工業振興事業費として400万円前後の補助金を交付していましたが、平成12年以降は定額の350万円が申請され同額を交付しております。定額となった経緯に関しましては承知しておりません。 なお、今後につきましては、予算編成に向け商工会から事業計画等を提示していただき、内容等を事前に協議していくことも可能と思われますので、商工会事務局と詰めていきたいと思います。 続きまして、2つ目ですけれども、将来の商工会をどのように考えているかについてでありますが、現在の商工会の体制を見ますと、会員の減少というより活動規模が小さくなっているのが現状と思われます。これらの要因といたしましては、経営者の高齢化、人口減少、後継者不足等が挙げられると思います。全国的に見ましても、会員数は減少傾向にあり、商工会活動も縮小傾向にあるといった調査結果が出されております。 村としましても、村内の活性化を図る上で商工会の存在は必要不可欠と考えております。要因となっている人口減少、後継者不足等は、村といたしましてもあらゆる分野において大きな課題となっております。これらを踏まえ、村として取り組んできている、また商工会にお願いする点等、多々あるかと思いますので、商工会と連絡を取りながら課題の克服に取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(鈴木清美君) 村長、箭内憲勝君。 ◎村長(箭内憲勝君) 私のほうからも答弁させていただきます。 非常にこの質問に至った経緯、私、分からないわけであります。現に、商工会さんのほうから補助金についての相談は受けたことはございません。事務局及び会長も確認したところであります。 それから、将来の商工会をというご質問でありましたが、商工会そのもの、現在100を超える事業所を抱える立派な組織であります。毎年、定期総会も開催されているという組織であるわけであります。その組織自体が、まず将来どういう姿をもって目指すのか、こういったことが最も大事なことだなというふうに思っているところでございます。それを組織自体でよく検討いただいて、それに向けて村がどんな支援ができるのか、そういう考え方かなというふうに私は思っています。組織自体の考えが分からないところで、村のほうが軽はずみなコメントをするというわけにもいきませんので、この件については答弁を控えさせていただきたいなというふうに思っております。 ○議長(鈴木清美君) 6番、飛知和良子君。 ◆6番(飛知和良子君) 課長と村長のお話はよく分かりました。しかし、私が、村会議何期目ですか、そのときに財政再建がありました。そのときに皆さん、議員の方々、残っている方もいますが、400万円のところを50万円カットする、それで協力してくれという話で、我々もそのときは賛成いたしました。それで12年になりますか。それで財政再建も終わったことだし、これは私のあれでやったんですが、財政再建も終わったことだし、ぜひ元気をつけるために商工会に50万円のあれを戻してもらいたいなというお願いで質問いたしました。その点は、私重々、個人的なものではありますが、いつも常日頃思っていたことなので、村長よろしくお願いいたします。 これで質問は終わります。ありがとうございました。                           (午後1時32分)----------------------------------- △散会の宣告 ○議長(鈴木清美君) 以上で、通告制による質問は終了いたしました。 これにて一般質問を終了いたします。 以上をもちまして、本日の会議の日程が終了いたしましたので、散会といたします。 本日はご苦労さまでした。                           (午後1時32分)...