△日程第12 議案第60号 伊達市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例について
△日程第13 議案第61号
伊達市立学校設置条例の一部を改正する条例について
△日程第14 議案第62号 平成28年度伊達市
一般会計補正予算(第1号)
△日程第15 議案第63号 平成28年度伊達市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
△日程第16 議案第64号
工事請負契約の締結について
○議長(
安藤喜昭) 市が資本金を出資している法人の
経営状況を説明する書類の提出についてから日程第16、議案第64号
工事請負契約の締結についてまでの案件を一括議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 市長。 〔市長
仁志田昇司 登壇〕
◎市長(
仁志田昇司) 本日、ここに平成28年第4回
伊達市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様には、ご壮健にてご参会を賜り、厚くお礼を申し上げる次第であります。 本定例会に提案いたしました案件は、報告4件、人事2件、条例制定1件、条例の一部改正3件、
補正予算2件、その他1件の計13件であります。 提案理由の説明に先立ち、市政の近況等を申し上げます。 はじめに、
放射能対策について申し上げます。 まず、
市道側溝除染につきましては、平成27年度の繰越分として、伊達・梁川・保原・霊山地域の4工区、延長155.6km、938路線を実施しております。 本年6月1日現在、
梁川地域と
保原地域の2工区で起工測量を実施しており、測量完了後に除染業務に着手する予定です。 伊達地域、霊山地域については、6月下旬の着工に向けて準備を進めております。 また、平成28年度当初予算分の、
梁川地域の延長161.4km、377路線については、7月着工に向けて準備を進めております。 また、
Bエリア事後モニタリング業務につきましては、5月27日に着手し、住宅等4,192戸、市道582路線について、空間線量の測定を行い、除染効果が維持されていることを確認しました。今後も市民のみなさんの不安解消に努めてまいります。 次に、
健康管理対策について申し上げます。 市民の
ガラスバッジによる
外部被ばく検査事業については、平成23年度から実施しています。現在も、Aエリアと0歳から15歳、妊婦の方全員と、希望者及び
モニタリング抽出者を対象として継続中であります。 最新の測定結果では、測定者の平均は、年間0.59
ミリシーベルトであり、事故翌年に実施した測定結果の年間0.89
ミリシーベルトと比較して0.3
ミリシーベルト減少しています。 この内、1
ミリシーベルト未満の占める割合は、84.3%となり、事故翌年の結果の66.3%から、18ポイント上昇しています。特に15歳以下の子どもでは、96.6%が1
ミリシーベルト未満となっています。 また、ホールボディカウンタによる
内部被ばく検査を今年度も継続して実施していますが、検査結果については、すべての方が
預託実効線量は1
ミリシーベルト以下となっています。 今年度も
外部被ばく検査と
内部被ばく検査を継続し、市民の放射能に対する不安解消に努めてまいります。 次に、健幸都市の取り組みについて申し上げます。 国の実証実験として、全国の6自治体が連携し、平成26年度よりスタートしている「
健幸ポイントプロジェクト事業」は、今年で3年目となり、約1,500名の参加者で事業を継続しております。参加者の約7割が運動に対して関心の薄い方や運動の取り組みが不十分な方でしたが、
健幸ポイントに参加することで、一日平均の歩数が約1,800歩も増加するなど、取り組みの成果が表れてきています。 また、
地区集会所単位で展開中の
元気づくりシステムについては、この4月から市内37カ所で、参加者自らがリーダーとなり、
元気リーダーコースとして運動が継続されております。同時に、新たな
集会所コース16カ所が、伊達、梁川、
保原地域で始まりました。 事業を開始した平成26年9月、157人の取り組みから約1年半を経過し、現在では、参加者数は約1,200人となり、集会所などで運動を継続する市民が順調に増加しております。 次に、アニメ「
政宗ダテニクル」の制作発表について申し上げます。 伊達氏発祥の地である本市の歴史とその魅力を全国に発信し、誘客を促進するために製作したアニメ「
政宗ダテニクル」が完成し、去る4月24日に第1話及び第2話の試写会を
MDDホールで実施しました。当日は市内外をはじめ全国から約千名の
アニメファンが来場し、改めて伊達氏発祥の地としてPRできたものと思っております。 現在、第1話については、5月初旬から
ネット無料配信を行い、5月末現在で、国内外で16,000回以上再生され、その関心の高さが感じとれたところです。 さらに今年度は、第3話、第4話の作成を予定しておりますが、今後もSNSの活用による情報発信に加え、
各種イベントへの出展などにより、国内外へPRを強化してまいりたいと考えています。 次に、昨年9月の関東・東北豪雨に伴う災害の対応について申し上げます。 関東・東北豪雨で被災した
公共土木施設災害復旧の対象箇所34カ所(道路14カ所、河川20カ所)につきましては、本年5月末時点において、すべての工事の発注を終え、平成29年3月までの完成を見込んでおります。 次に、「
チャレンジデー2016」について、申し上げます。 市民の「
健康づくり」をより一層推進するため、5月25日の
チャレンジデー2016に、昨年に引き続き参加をいたしました。当日、参加者は17,515人、参加率は27.8%で、多くの市民にご協力をいただきましたが、対戦相手である福岡県八女市には残念ながら敗れてしまいました。
チャレンジデーは、年齢や性別を問わず誰もが気軽に参加でき、「
健康づくり」や「
スポーツ振興」、「地域の活性化」のきっかけに最適な
スポーツイベントでありますので、来年も全市民の参加を呼び掛けてまいりたいと考えております。 次に、吹奏楽きらめき事業について、申し上げます。 5月29日に、市内外から1,400人余りの来場をいただき、伊達市吹奏楽きらめき事業「第5回
合同演奏会」が
保原体育館で開催されました。
東京藝術大学の学生と市内6中学校の吹奏楽部の生徒による
合同演奏会は、大きな感動を呼びました。また、市内各
吹奏楽団体及び楽友協会による演奏もあり、今では本市、最大の
音楽イベントに成長しつつあるものと感じております。 次に、国重要
文化財指定について、申し上げます。 去る5月20日、国の
文化審議会において、本市の「旧
亀岡家住宅」を国重要文化財に指定するよう
文部科学大臣に答申がなされ、本年8月頃には正式に指定される見通しとなりました。本市にとりまして初の国重要文化財となるもので、大変名誉なことだと思っております。今後も、この貴重な財産を大切に保存するとともに、本市のPR等にも有効に活用してまいりたいと思っております。 次に合併10周年
記念事業について申し上げます。 去る6月5日には「伊達市合併10周年記念式典」を伊達市
ふるさと会館で挙行いたしました。県知事や大臣をはじめ、本市と友好の深い市町や関係機関の代表の方など多くの来賓を迎え、市民も含め約450人が出席いたしました。 式では、10周年を契機に制定した市民憲章と市歌の披露を行い、
出席者全員で伊達市の誕生から10年の節目を祝うとともに、さらなる市の発展に向け取り組んでいくことを誓ったところです。 さらに、記念式典の前日には、10周年
記念事業として「記念植樹」を行いました。
保原総合公園の「陽だまりの広場」を
メイン会場とし、他の
総合支所管内4地域においても時刻をあわせ、5カ所同時に記念植樹を行いました。 この記念植樹には、地域の代表者や合併10周年
記念実行委員会、そして合併した年に生まれた各地域の小学4年生の児童、合わせて92名の参加をいただき、桃の里にふさわしい「はなもも」24本の苗を植樹して10周年を祝いました。 さらに、同じく夕方には、姉妹都市・
友好交流都市・大規模災害時
相互応援協定都市である
北海道松前町・滋賀県草津市・千葉県白井市・新潟県三条市・山形県米沢市から市長、議会議長、職員等の参加をいただき、交流会を開催しました。 今後の交流について意見を交わしながら懇談し、相互の友好をさらに深める機会となりました。 それでは、以下、議案等の概要についてご説明申し上げます。 はじめに、議案第56号 伊達市
大字掛田財産区
管理会委員の選任につき議会の同意を求めることについて及び議案第57号 伊達市
大石財産区
管理会委員の選任につき議会の同意を求めることについては、それぞれ伊達市財産区
管理会条例第3条第1項の規定に基づき、財産区
管理会委員の選任にあたり、議会の同意を求めるものであります。 次に、議案第58号 伊達市
地方活力向上地域における
固定資産税の不
均一課税に関する条例の制定については、
地域再生法に規定する
地域再生計画として「福島県
地方活力向上地域特定業務施設整備促進プロジェクト」が認定されたことから、
地域再生計画に定められた
地方活力向上地域における
固定資産税の不
均一課税に関し必要な事項を定めるため、条例を制定するものであります。 次に、議案第59号 伊達市
税特別措置条例等の一部を改正する条例については、企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第20条の
地方公共団体等を定める省令等の一部改正に伴い、
固定資産税課税免除の適用期限を延長するため、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第60号 伊達市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例については、
地方税法等の一部改正に伴い、
国民健康保険税の
基礎課税額に係る
課税限度額の引き上げ、
軽減判定所得の算定金額の
引き上げ等を行うため、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第61号
伊達市立学校設置条例の一部を改正する条例については、児童及び学級数が減少している複式学級のある
梁川地域の
小規模小学校について、平成29年4月1日より
梁川小学校に統合するため、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第62号 平成28年度伊達市
一般会計補正予算(第1号)については、1億2,519万6,000円を増額し、予算総額を334億6,319万6,000円とするものであります。 歳入の主なものは、
地方スポーツ振興費補助金等の
国庫支出金4,077万9,000円、
除染対策事業交付金等の県支出金4,454万6,000円、
財政調整基金の繰入金3,982万6,000円を増額するものであります。 歳出の主なものは、
放射能対策事業として、
中間貯蔵施設への搬出に要する費用として
除染対策事業3,300万円、伊達な出向く事業や伊達な
アニメツーリズム事業を実施する
観光物産復興支援事業618万2,000円を計上するものであります。 また、その他の事業では、
健幸ポイントプロジェクト事業経費として
健幸都市推進事業2,698万2,000円、
自治体情報セキュリティクラウドへの接続等に要する費用として
ネットワークシステム管理事業1,664万6,000円、
児童扶養手当法等の制度改正に対応する
システム改修費用として
住民情報システム管理事業739万8,000円、
歴史アニメ「
政宗ダテニクル」を活用した
情報発信事業により誘客を図る
観光誘客促進事業520万7,000円などを計上するものであります。 次に、議案第63号 平成28年度伊達市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)については、9,944万2,000円を増額し、予算総額を83億1,921万4,000円とするものであります。 歳入においては、国・県支出金、その他交付金等の
歳入見込額が確定したことにより、
国民健康保険税の減額、繰越金の増額などを計上し、歳出においては、
システム改修に伴う総務費の増額、並びに
保険給付費の減額、支援金、納付金及び拠出金等の
概算額確定による増減額などを計上するものであります。 次に、議案第64号
工事請負契約の締結については、
上保原小学校耐震補強・大
規模改修建築主体工事請負契約を締結することについて、
伊達市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。 続いて、報告について申し上げます。 まず、報告第4号及び報告第5号 市が資本金を出資している法人の
経営状況を説明する書類の提出については、それぞれ「
福島地方土地開発公社」及び「
一般社団法人伊達市
農林業振興公社」の
経営状況を説明する書類を提出するものであります。 次に、報告第6号 平成27年度伊達市
一般会計継続費繰越計算書の報告について及び報告第7号 平成27年度伊達市
一般会計繰越明許費繰越計算書の報告については、平成27年度伊達市
一般会計予算のうち、平成28年度に繰り越した事業の継続費及び
繰越明許費について報告するものであります。 以上、ご説明申し上げました議案について、ご審議の上、ご議決賜りますようよろしくお願い申し上げ、提案の説明といたします。
○議長(
安藤喜昭) これをもちまして、提案理由の説明を終わります。
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△日程第17 陳情第2号 閑地利用に関する陳情書の取り下げについて
○議長(
安藤喜昭) 閑地利用に関する陳情書の取り下げについてを議題といたします。 平成28年第2
回議会定例会に提出されました陳情第2号は、
総務生活常任委員会に付託され、継続審査となっておりますが、お手元に配付のとおり、
陳情者代表、
上保原地域づくり振興会、
上保原地区交流館館長、佐藤裕二氏外2名より陳情の取り下げ申出書が提出されました。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております、陳情第2号 閑地利用に関する陳情書の取り下げについては、これを承認することにご異議ございませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(
安藤喜昭) ご異議なしと認めます。 よって、陳情第2号 閑地利用に関する陳情書の取り下げについては、承認することに決定いたしました。
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△日程第18 請願、陳情の所管委員会付託
○議長(
安藤喜昭) 日程第18、請願、陳情の所管委員会付託を議題といたします。 本定例会において受理いたしました請願、陳情は、お手元に配付いたしました請願・陳情文書表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしましたので、ご報告いたします。
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○議長(
安藤喜昭) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。 お諮りいたします。 6月10日から13日までの4日間は、議案調査及び休日のため休会としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(
安藤喜昭) ご異議なしと認めます。 したがって、6月10日から13日までの4日間は、議案調査及び休日のため休会とすることに決定いたしました。 6月14日は、定刻、午前10時から本会議を開き、一般質問を行います。 本日はこれにて散会いたします。 午前10時27分 散会
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