◎
議会事務局次長(兼)総務課長(滝賢一君)
坂本長一郎君。 〔19番
坂本長一郎君登壇〕
○議長(馬目清通君) 表彰状
いわき市
坂本長一郎殿
あなたは
市議会議員として10年市政の振興に努められその功績は著しいものがありますので第71回定期総会にあたり
本会表彰規程により表彰いたします
平成7年6月28日
全国市議会議長会会長
嶋村勝夫 〔
表彰状授与〕(拍手)
◎
議会事務局次長(兼)総務課長(滝賢一君) 坂本登君。 〔26番坂本登君登壇〕
○議長(馬目清通君) 表彰状
いわき市
坂本登殿
あなたは
市議会議員として10年市政の振興に努められその功績は著しいものがありますので第71回定期総会にあたり
本会表彰規程により表彰いたします
平成7年6月28日
全国市議会議長会会長
嶋村勝夫 〔
表彰状授与〕(拍手)
◎
議会事務局次長(兼)総務課長(滝賢一君) 水野谷半君。 〔29番水野谷半君登壇〕
○議長(馬目清通君) 表彰状
いわき市
水野谷半殿
あなたは
市議会議員として10年市政の振興に努められその功績は著しいものがありますので第71回定期総会にあたり
本会表彰規程により表彰いたします
平成7年6月28日
全国市議会議長会会長
嶋村勝夫 〔
表彰状授与〕(拍手)
◎
議会事務局次長(兼)総務課長(滝賢一君) 佐藤芳博君。 〔30番佐藤芳博君登壇〕
○議長(馬目清通君) 表彰状
いわき市
佐藤芳博殿
あなたは
市議会議員として10年市政の振興に努められその功績は著しいものがありますので第71回定期総会にあたり
本会表彰規程により表彰いたします
平成7年6月28日
全国市議会議長会会長
嶋村勝夫 〔
表彰状授与〕(拍手)
◎
議会事務局次長(兼)総務課長(滝賢一君) 以上であります。
○議長(馬目清通君) 以上で、表彰状及び記念品の伝達を終わります。
-----------------------------
△諸般の報告
○議長(馬目清通君) 次に、諸般の報告をいたします。 市長より報告第1号をもって専決処分について報告があり、お手元に配付いたしておきましたのでごらん願います。 次に、監査委員より、6監第76号、同第77号及び7監第9号をもって定期監査の結果について報告があり、写しをお手元に配付いたしておきましたのでごらん願います。
-----------------------------
△日程第1
会議録署名議員指名
○議長(馬目清通君) これより議事に入ります。本日の議事は配付の議事日程第1号をもって進めます。 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。会議規則第81条の規定により、議長において18番中村義達君、24番吉田正登君、以上の2君を指名いたします。
-----------------------------
△日程第2 会期決定
○議長(馬目清通君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。
今期定例会の会期は本日から26日までの13日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(馬目清通君) 御異議なしと認めます。よって、会期は13日間と決定いたしました。
-----------------------------
△日程第3 決議案第1号(
提案理由説明~採決)
○議長(馬目清通君) 日程第3、議員提出の決議案第1号を議題といたします。
-----------------------------
△
提案理由説明
△佐久間均君
提案理由説明
○議長(馬目清通君) 提出者より提案理由の説明を求めます。8番佐久間均君。
◆8番(佐久間均君) 〔登壇〕
いわき市議会同志会の佐久間均であります。 決議案第1
号核実験反対に関する決議について、お手元に配付の案文の朗読をもって提案理由にかえさせていただきます。
核実験反対に関する決議 広島、長崎への原爆投下から50年、これまで我が国は
人類史上唯一の被爆国として、地球全体の平和と安全を守る見地から、あらゆる国の核実験に反対してきた。 また、いわき市は、昭和61年に「
非核平和都市」を宣言し、核のない世界平和が実現されることを求めている。
核拡散防止条約の無
期限延長決定、そして平成8年には
包括的核実験禁止条約の合意を目指すなど、今世界の潮流が核軍縮へと大きく向きを変える中、中国に続いてフランスが、国際的な反対運動の高まりを押し切る形で核実験を強行したことは、まさに平和を希求する人類の英知と努力への挑戦であり、深い悲しみを覚える。 よって、
いわき市議会は、人類の生存を脅かし、地球環境や生態系にとって大きな脅威となるすべての核実験に強く反対し、ここに決議する。 以上、会議規則第14条により提出いたしますので、何とぞ満場の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由にかえさせていただきます。
○議長(馬目清通君) 以上で、提案理由の説明は終了いたしました。
-----------------------------
△採決
○議長(馬目清通君) お諮りいたします。ただいま上程の決議案第1号を直ちに採決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(馬目清通君) 御異議なしと認め、そのように取り計らいます。 改めてお諮りいたします。決議案第1
号核実験反対に関する決議について原案どおり決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(馬目清通君) 御異議なしと認めます。よって、決議案第1号は原案どおり可決されました。 なお、ただいま議決されました決議に対する字句の整理、その他処理については議長に委任されたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(馬目清通君) 御異議なしと認め、そのように決しました。
-----------------------------
△日程第4 議案第1号~議案第27号(
提案理由説明)
○議長(馬目清通君) 日程第4、市長提出の議案第1号から議案第27号までを一括議題といたします。
-----------------------------
△
提案理由説明
△
市長提案理由説明
○議長(馬目清通君) 提出者より提案理由の説明を求めます。岩城市長。
◎市長(岩城光英君) 〔登壇〕本日ここに平成7年9月
市議会定例会が開催されるに当たり、提案理由の説明を申し上げます前に、市政を取り巻く諸問題につきまして御報告申し上げます。 初めに、第50回
国民体育大会夏季大会について申し上げます。 第50回
国民体育大会夏季大会は、今月の9日から12日までの4日間、本市を含む県内3市1町1村で5競技が開催され、無事閉幕いたしました。 本市では、
いわきサンマリーナにおいて
ヨット競技会が行われ、全国から多くの選手・監督など
競技会参加者を迎え、恵まれた天候のもと、いわきの海で熱戦が繰り広げられまして、盛会のうちに無事終了することができました。これもひとえに議員各位はもとより、関係機関及び団体の皆様を初め、多くの市民の皆様の多大なる御協力によるものと深く感謝申し上げます。 また、夏季大会における本県勢の活躍は目覚ましく、
男女総合成績で第1位の好成績をおさめることができ、この結果、冬季大会からの通算成績でも第2位となりました。 今後は、来る10月14日に開会いたします秋季大会に向けて最終的な準備を進め、市民総参加体制のもと、第50回
国民体育大会の成功に向け、万全を期してまいります。 次に、
磐越自動車道開通後の利用状況について申し上げます。 去る8月2日に
磐越自動車道いわき・郡山間が開通し、約1カ月半が経過いたしました。この間の利用状況につきましては、開通が夏の行楽や帰省の時期と重なったことなどもあり、予想を上回る交通量となりました。開通の8月2日から8月31日までに
いわきジャンクションから
いわき三和インターチェンジ間の
通過交通量は約52万 5,000台で、1日当たり約1万 7,000台となっております。 また、
磐越自動車道と連結いたしました
常磐自動車道におきましても、8月中の
いわき勿来、
いわき湯本、
いわき中央の各
インターチェンジの出入りの総交通量は約95万 1,000台となり、前年度の約89万 7,000台を上回る交通量となっております。 一方、観光面におきましては、市内各海水浴場の全体の入り込み数が約 196万人に上りました。これは過去10年間で最高の入り込み数を記録いたしました昨年の夏に次ぐ数であり、市外、特に福島、郡山方面からの観光客が目立った状況にありました。 また、去る8月2日から始まりました
いわきまつりにおきましても、昨年より約17万人増の入り込み数となるなど、早くも
磐越自動車道開通の波及効果があらわれてきております。 今後は、本路線の
早期全線開通及び4車線化の早期実現に向けて関係機関に働きかけてまいりますとともに、
磐越自動車道沿線都市交流会議や
磐越道地域交流連携会議を通して
沿線市町村との連携を図りながら、物流拠点の整備を初め、観光の
誘客体制等、高速道路の多面的な活用策を検討しながら
磐越自動車道の効果を生かしたまちづくりを積極的に進めてまいりたいと考えております。 次に、一般国道49
号平バイパスの全線開通について申し上げます。 一般国道49
号平バイパスは、常磐上矢田町から内郷御厩町までの 3.3キロメートルの区間がこのほど完成いたしまして、去る9月4日に全線が開通いたしました。開通に当たりましては、これまでの地権者の皆様の御協力に対しまして心から感謝を申し上げますとともに、建設省を初め、関係機関、さらには議員各位の御尽力、御支援に対しまして厚く御礼を申し上げます。 本バイパスは、一般国道6
号常磐バイパスと
常磐自動車道いわき中央インターチェンジを直結する 7.7キロメートルの
主要幹線道路であり、昭和58年度から工事に着手いたしまして、昭和63年度には内郷御厩町までの 4.4キロメートルが供用開始をしており、このほど残りの 3.3キロメートルが供用開始となりました。 本路線は本市の
交通ネットワークの骨格となる
主要幹線道路であり、今回の全線開通に伴いまして市街地の交通渋滞の緩和や通過交通の円滑化に大きく寄与するとともに、特にふくしま
国体秋季大会のラグビーフットボールと
高等学校硬式野球の競技会場となる21世紀の森公園への
アクセス道路であることから、国体の運営面におきましても大きな効果が発揮されるものと期待されております。 次に、
水道事業経営審議会からの答申及び水道料金の改定について申し上げます。 現行の水道料金は、昭和61年4月の
水道料金改定以来、9年余りを経過いたしまして現在に至っておりますが、今日の水道事業の経営状況は資本費等の増加や
バブル経済崩壊等の影響による
水道料金収入の低迷等に伴いまして、純利益は年々落ち込んできております。また、今後の水需要の増加に対応し、多額の事業費を要する
建設拡張事業等を推進していくためには、現行料金の体系下では水道事業の財政状況は大変厳しいものとなっております。 このため、
水道事業経営の基盤を確立するために、去る4月26日にいわき市
水道事業経営審議会を設置いたしまして、
水道事業経営のあり方についての諮問を行い、当審議会におきまして慎重なる御審議をいただき、去る7月24日に答申を受けました。 答申の内容につきましては、本市の水道事業の運営に関する基本的な事項として、水道水の安定給水の確保と市民皆水道の推進、水道水源の水質保全の確保と
市民サービスの向上及び企業努力と業務の効率化等に努めること、さらには
水道料金算定の期間終了前の
経営審議会の設置等についての内容となっており、また水道料金の改定につきましては、改定率を平均26.0%とし、なおかつ
生活者重視に配慮したものとなっております。市といたしましては、この答申内容を十分に尊重いたしまして、今
市議会定例会に所要の
条例改正案を提案いたしております。 なお、今後とも水道事業を取り巻く厳しい状況を考慮しながら、本市の水道事業の健全経営により一層の努力を傾注してまいる考えでありますので、議員各位の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。 次に、
市立病院事業の将来のあり方について申し上げます。 本市の市立3病院につきましては、年々経営状況が悪化し、昭和62年度から順次純損失を計上したきたこと、また医療を取り巻く厳しい環境のもと、将来の市立病院のあり方や抜本的な
経営改善策等、重要な課題を抱えるに至ったことなどから、平成5年度には
社団法人病院管理研究協会に委託をいたしまして、専門的な見地からの経営診断の報告を受けました。 平成6年度には、市民の各界各層からなる市立病院将来
構想計画策定会議を設置いたしまして、
市立病院事業の将来のあり方につきまして、あらゆる角度から検討をいただき、本年2月27日に答申を受けました。 さらに、市議会におきましても、昨年11月に新たに
市立病院対策特別委員会が設置され、市立3病院を初めとして先進病院などの視察を行い、市立病院の現状と課題をつぶさに調査・検討いただき、去る6月
市議会定例会におきまして委員長からの報告を受けました。 このように、専門家からの経営診断に係る報告や市民の皆様に十分論議をいただきました策定会議からの答申並びに
特別委員会の
委員長報告を十分に尊重し、慎重に種々検討を重ねてまいりまして、このたび、市といたしまして、
市立病院事業の将来のあり方のうち、基本方針4点につきまして次のようにとりまとめました。 まず第1点目の好間病院についてでありますが、好間病院は基本的には
自治体病院としての高度・特殊・先駆的な医療機関であるべき役割を担っていない現況にあることや近隣における医療機関の整備が充実し、患者数も年々減少傾向にあることから、平成7年度末をもって廃止することとしております。 なお、好間病院を市立病院として廃止することに伴いまして、現在利用されております地区の方々に配慮いたしまして、民間による医療機関として存続させてまいりたいと考えております。 第2点目の
総合磐城共立病院と常磐病院についてでありますが、
自治体病院の果たすべき役割であります医学・医術の進歩に対応した適正な医療を提供し、療養環境の改善や
医療ニーズにこたえるとともに病院経営の健全化と効率化を図り、地域医療を確保する観点から、将来1市1病院に向けて検討していくことといたしました。 なお、1市1病院に至る
過渡的対応策といたしまして、平成8年度当初から
病院事業会計を一本化するほか、
市立病院経営改善新5カ年計画の策定などを積極的に実施してまいりたいと考えております。 第3点目の病院業務の委託についてでありますが、
患者サービスの向上や高度・複雑化する業務に対応するためには職員の適切な配置を図る必要がありますことから、直接診療に関連する部門以外につきましては、委託できる業務から順次計画的に委託化を進めていくこととし、特に給食・医事部門におきましては早期に委託化を図る考えであります。 最後に、第4点目の
救命救急センターについてでありますが、その責務を果たし、市民の期待にこたえるためにも、現在
総合磐城共立病院に併設されております施設を、今後一体性のある独立した
救命救急センターとして整備を図ることとしておりますが、当面来年度から業務を開始する
総合磐城共立病院の
中央管理型重症病棟の
運営状況等の推移を見きわめながら対応してまいりたいと考えております。 以上のように、
市立病院事業の将来のあり方についての基本方針を決定いたしましたが、これらの基本方針に基づく具体的な進め方等につきましては、今後慎重に進めてまいる考えでありますので、議員各位の特段の御理解と御支援を賜りますようお願い申し上げます。 次に、いわき市国土利用計画の策定状況について申し上げます。 現行の市国土利用計画は、昭和57年に目標年次を平成2年として策定いたしましたが、今回目標年次を平成12年として見直しを行うことといたしました。本計画は、本市における土地利用につきまして総合的かつ計画的に長期の目標を定めるものであり、行政上の指針となる重要な計画であります。 したがいまして、本計画の見直しに当たりましては、広く市民の皆様の御意見を反映させるため、本年2月に市民の各界各層からなるいわき市総合計画審議会を設置いたしまして、本市の将来の土地利用のあり方について諮問を行い、当審議会におきまして慎重なる御審議をいただき、去る7月24日に答申を受けました。 答申の内容につきましては、本市における土地利用に関する行政上の諸計画の基本となるべく将来の土地利用のあり方について、その目標を掲げたものであり、答申内容はおおむね妥当なものとしました上で、市の土地利用に当たりましては、公共の福祉を優先させ、自然環境の保全を図るとともに、本市の持つ自然的、社会的、経済的及び文化的条件に十分配慮しつつ自然との共生を図りながら、ゆとりと潤いのあるまちづくりを目指すこととしております。 市といたしましては、この答申内容を十分に尊重いたしまして、今後庁内で慎重に検討を重ね、さらには県との協議を行いながら、新しいいわき市国土利用計画を策定してまいりたいと考えております。 次に、行財政改革について申し上げます。 本市の行財政改革につきましては平成3年4月に策定いたしましたいわき市行財政改革大綱を基本として推進を図ってまいりましたが、今年度がその推進期間の最終年度となっておりますことから、新たな大綱を策定すべく、これまで作業を進めてまいりました。 この大綱の策定に当たりましては、広く市民の皆様の御意見を反映させるために、去る6月23日に各界各層の代表や有識者等で組織するいわき市行財政改革懇談会を設置いたしまして、本市の行財政各般にわたる改革、改善のあり方について慎重なる御検討をいただき、去る9月6日に当懇談会からの提言を受けました。 当懇談会におきましては、本市における行財政改革の基本方針を初め、事務事業の見直し、会館など公共施設の設置及び管理運営の合理化等の具体的な改革方策について検討がなされ、厳しい行財政環境のもと、これまで以上に簡素で効率的な行政の確立に向けて自主的に改革を図っていく必要がある、との提言を受けました。 市といたしましては、この提言内容を十分に尊重いたしまして、今後庁内組織の市行財政改善委員会を中心に検討を加え、改革、改善方策の基本となる新たな市行財政改革大綱につきましては本年10月を目途に、また具体的な改善事項の行動計画につきましては12月を目途に策定いたしまして、
市議会議員の皆様を初め、市民の皆様の御理解と御協力のもと全職員が一丸となって、行財政の改革、改善に積極的に取り組んでまいりたいと考えております。 次に、欧州行政視察について御報告申し上げます。 さきの6月
市議会定例会においてあいさついたしましたとおり、先進諸国の実情を調査し、今後の本市のまちづくりに活用するため、去る6月28日から7月12日までの15日間、フランス・ハンガリー・ドイツ・イギリスの4カ国を行政視察してまいりました。 今回の視察では、環境と共生するまちづくりや農村振興対策、さらには自転車を生かした都市交通システム、また港湾再開発を含む都市開発のあり方などを主たるテーマとして視察調査を行いました。 まず、フランスではパリ近郊の環境重視型のニュータウンの開発現状や国際的自転車競技でありますツール・ド・フランスの開催による関係自治体への経済的波及効果等につきまして視察いたしました。 次に、ハンガリーではブタペスト市役所を訪問し、今後の両市間の国際交流の促進について意見の交換を行ってまいりました。 ドイツでは、フライブルグ市やエアランゲン市などにおける自転車道の整備やごみ処理対策など環境共生型のまちづくりを、さらにはバイエルン州における農村振興対策としてのグリーン・ツーリズムにつきまして、州の食糧農林省において説明を受けますとともに、農家の民宿状況につきましても視察をいたしました。 イギリスでは、マンチェスター市にあるドーム型の多目的施設であります国立サイクリングセンターやマンチェスター・アリーナを視察するとともに、ロンドンにおいては港湾再開発事業として推進しておりますドックランド地区の状況などを視察いたしました。 今回の行政視察を通しまして、ヨーロッパにおけるまちづくりは長い歴史の中で伝統と文化を尊重し、環境等に配慮しながら進められており、それぞれの訪問国の市民の方々は、ゆとりと安らぎのある生活を享受しているとの感を深めてまいりました。 今後は、これらの先進諸国の事例を参考に本市のまちづくりに生かしてまいりたいと考えております。 次に、今回提案いたしました議案について御説明申し上げます。 議案件数は、条例の制定案が1件、廃止案が1件、改正案が7件、補正予算案が3件、決算の認定が4件、その他の議案が11件の計27件であります。 私からは、条例の制定案及び補正予算案の概要について御説明申し上げます。 まず、議案第1号いわき市さはこの湯温泉保養所条例の制定について申し上げます。 本案は、市民の皆様に長年親しまれてまいりました常磐湯本財産区の玉の湯温泉保養所が老朽化したことに伴い、本市の豊富な温泉資源を活用いたしまして、市民の健康増進と地域の振興、さらには市民の憩いの場として新たな温泉保養施設を常磐湯本町三函地区に建設しておりましたが、平成7年10月4日から供用開始となりますことから、施設の名称、位置及び管理等を定めるほか、財団法人いわき市観光公社に本施設の管理を委託するため、いわき市さはこの湯温泉保養所条例を新たに制定するものです。 次に、補正予算案の概要について御説明申し上げます。 今回の補正は、公共事業で補助等の確定・内定に伴い措置すべき経費、災害復旧事業に要する経費、その他市政執行に要する経費につきまして補正措置を講じることといたしました。 その主な内容について申し上げますと、まず、一般会計につきましては、公共事業で補助等の確定・内定に伴い、農業基盤の安定化を図るための土地改良事業などを初め、公園及び都市下水路など生活環境改善を積極的に推進するために要する経費や阪神・淡路大震災を教訓として耐震性貯水槽の増設などに要する経費を計上することといたしました。 次に、災害復旧事業につきましては、去る5月13日及び6月14日の集中豪雨により農林業施設や公共土木施設等において被害を受けましたことから、市民生活の安定確保のため早期に復旧を行うべくこれらに要する経費を計上することといたしました。 次に、その他市政執行に要する事業につきましては、まず高齢者と心身に障害のある方々の居住環境の整備を支援するための高齢者住宅改造経費や来年度から実施を予定しておりますゼロ歳児保育に係る施設整備に要する経費を計上することといたしました。 また、商店街の活性化と環境整備を図るための商店街共同施設の設置を支援するために要する経費のほか、ごみの減量化と資源のリサイクルを推進していくための古紙回収、不燃物再資源化の促進や道路の舗装、側溝整備等、市民の生活基盤の安定確保に要する経費などを計上することといたしました。 さらに、学校建設等に要する設計・地質調査の委託経費及び通学路等の整備に要する経費を計上するとともに、平成8年度建設予定の校舎等の建設工事設計委託料に係る債務負担行為を設定し、教育施設の充実を図ることといたしました。 次に、特別会計についてでありますが、土地区画整理事業会計につきましては、植田東部、平南部第二及び泉第三土地区画整理事業の建物等の移転補償などに要する経費を、下水道事業会計につきましては、汚水幹線の整備やポンプ場整備等に要する経費を計上いたしました。このほか、中釜戸埋立処分地の整備につきましては平成6年度から平成8年度までの3カ年の継続事業で現在整備中でありますが、洪水調節池堰堤部分の地盤改良工事の追加工事などが新たに生じたことにより継続費の変更を行うものであります。 以上の結果、今回の一般会計における補正措置の総額は22億 5,630万 4,000円で、補正後の総額は 1,139億 4,269万 1,000円となり、土地区画整理事業特別会計につきましては、補正措置が2億 2,565万 8,000円で、補正後の総額は23億 8,411万 1,000円、下水道事業特別会計につきましては、補正措置が7億 7,562万1,000 円で、補正後の総額は 119億 330万円となります。 私からは以上でありますが、その他の議案並びに補正予算案の詳細につきましては両助役から説明いたさせますが、いずれも市政執行上重要な議案を提出しておりますので、何とぞ慎重御審議の上、速やかなる議決を賜りますようお願い申し上げ、私の提案理由の趣旨説明といたします。
-----------------------------
△渡邉助役補足説明
○議長(馬目清通君) 次に、補足説明を求めます。渡邉助役。
◎助役(渡邉淑夫君) 〔登壇〕それでは、ただいま市長から御説明を申し上げました議案第1号及び予算関係を除いた各案件について御説明を申し上げます。 議案第2号いわき都市計画平東部土地区画整理事業施行規程の廃止について申し上げます。 本案は、昭和48年度から施行しておりました平東部地区の土地区画整理事業の清算事務が終了いたしましたので、当土地区画整理事業施行規程を廃止しようとするものであります。 議案第3号いわき市災害対策基金条例の改正について申し上げます。 本案は、さきの6月
市議会定例会において新たに制定いたしましたいわき市災害対策基金に、今回株式会社マルトから 200万円の寄附がありましたので、いわき市株式会社マルト災害対策基金の金額を増額するため、また平成7年度いわき市優良建設工事受賞者9社から 100万円の寄附がありましたので、その他篤志家災害対策基金として新たに本条例に加えるため所要の改正をしようとするものであります。 議案第4号いわき市税条例の改正について申し上げます。 本案は、精神保健法の一部を改正する法律が平成7年7月1日に施行されたことに伴い、同法の改正内容に準じて適用法律名等の名称を改正するため、また平成7年9月いわき市常磐湯本財産区議会において、いわき市常磐湯本財産区玉の湯温泉保養所条例の廃止案の提出が予定されているため所要の改正をするものであります。 議案第5号いわき市消防賞じゆつ金及び殉職者特別賞じゆつ金条例の改正について申し上げます。 本案は、国・県においても関係法令が改正され、本市においても福島県市町村総合事務組合が所管する関係条例に準じて、賞じゆつ金の金額の引き上げを行うため所要の改正をするものであります。 議案第6号いわき市重度心身障害者医療費の給付に関する条例の改正について申し上げます。 本案は、国民健康保険法の一部改正により、社会福祉施設への入所のため他の市町村に住所を有するに至った者でも、施設入所以前に住所を有していた市町村が行う国民健康保険の被保険者とする旨の住所地主義の特例が創設されたことに伴い所要の改正をするものであります。 議案第7号いわき市農業委員会の部会委員の定数に関する条例の改正について申し上げます。 本案は、いわき市農業協同組合といわき大浦農業協同組合が平成7年9月1日をもって合併したことから、農業委員会等に関する法律第12条第1号の規定に基づき、農業協同組合から推薦された理事で、市長が選任した農業委員が1名減となるため農政部会の定数について所要の改正をするものであります。 議案第8号いわき市市営住宅条例の改正について申し上げます。 本案は、建替事業及び施設の老朽化により用途廃止の承認を得た赤井田町団地ほか3団地の51戸を条例から削除するため所要の改正をするものであります。 議案第9号いわき市水道事業給水条例の改正について申し上げます。 本案は、水道事業運営のあり方及び水道料金制度について、
水道事業経営審議会から、去る平成7年7月24日に答申されましたので、この答申の趣旨を尊重いたしまして、水道料金を平均26.0%引き上げるため条例の改正をしようとするものであります。 議案第17号字の区域の変更について申し上げます。 本案は、渡辺町田部地区土地改良事業の換地計画に基づき、渡辺町田部字岸ほか3字の各一部について字の区域の変更を行うに当たり、地方自治法第 260条第1項の規定により議会の議決を求めるものであります。 議案第18号から議案第20号までについては工事請負契約でありますので、一括御説明を申し上げます。 これらの契約につきましては、議案第18号と議案第19号は指名競争入札、議案第20号は一般競争入札を実施したものであります。 議案第18号上荒川・水野谷町線道路改築工事(第一工区)につきましては、山木工業株式会社と。 議案第19号公共下水道大町ポンプ場建設工事(雨水ポンプ電気設備)につきましては、株式会社高岳製作所福島営業所と。 議案第20号上仁井田ポンプ場建設工事(土木)につきましては、堀江・丸山特定建設工事共同企業体と。 以上3件についてそれぞれ仮契約いたしましたので、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定に基づき提案するものであります。 議案第21号工事請負契約の変更について申し上げます。 本案は、平成7年6月
市議会定例会において承認を得ました公共下水道内町高坂1号汚水幹線築造工事(第2工区)の請負業者が当該工事に近接する既発注工事の請負業者と同一であるため、契約金額について減額変更するものであります。 議案第22号から議案第26号までにつきましては、財産の取得についてでありますので、一括御説明を申し上げます。 議案第22号から第25号までにつきましては、いずれも平成7年度消防施設整備事業として、消防ポンプ自動車、小型動力ポンプ付積載車、水槽付消防ポンプ自動車の更新を図るものであり、また議案第26号につきましては、三崎公園のすぐれた自然景観を維持するとともに、人と自然が触れ合える散策路、展望デッキ等の整備促進を図るため、当公園計画区域内の用地を三崎公園整備事業用地として取得するものであり、それぞれ議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定に基づき提案するものであります。 議案第27号訴えの提起について申し上げます。 本案は、市営住宅入居者で、正当な理由がなく長期にわたり家賃を滞納している者に対し、市営住宅の明け渡し及び滞納家賃等の支払いを求める訴訟を提起するに当たり、地方自治法第96条第1項第12号の規定により議会の議決を求めるものであります。 以上、一般議案19件について御説明を申し上げました。よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げまして、私の説明を終わらせていただきます。
-----------------------------
△箱助役補足説明
○議長(馬目清通君) 次に、箱助役。
◎助役(箱義家君) 〔登壇〕それでは、私から補正予算関係について御説明申し上げます。 まず、議案第10号平成7年度いわき市一般会計補正予算から申し上げます。 今回の補正総額は22億 5,630万 4,000円でありますが、これは1つ、公共事業で補助の確定・内定に伴い措置すべき経費、2つに災害復旧事業に要する経費、3つにその他市政執行に要する経費について所要額を計上したものでございます。 第3款民生費について申し上げます。 第1項社会福祉費、第4目老人福祉費につきまして、 5,067万円の補正であります。これは高齢者等が住む住宅でトイレや階段、浴室等の改造を行う場合、その費用の一部を市が助成する事業の経費でありますが、申請件数が大きく増加したことに伴い補正しようとするものであります。 第2項児童福祉費、第4目保育所費につきまして、 4,351万 9,000円の補正であります。これは来年度から公立保育所で実施を予定しておりますゼロ歳児保育のために既存保育所の施設を改造する経費ほかを計上したものでございます。 第4款衛生費について申し上げます。 第2項清掃費、第2目清掃事業費につきまして、 4,153万 9,000円の補正であります。これはごみの減量化並びに資源のリサイクルを目的として実施しております古紙回収事業及び不燃物再資源化促進事業につきまして、当該事業に携わるそれぞれの協同組合に対する補助金を計上するとともに、合併処理浄化槽の設置補助金につきまして大型処理槽の要望が多いことから所要の補正をしようとするものでございます。 さらに、第4目塵芥処理費につきまして、 350万 3,000円の補正であります。これは家庭から廃棄される冷蔵庫やエアコン等からオゾン層を破壊する有害なフロンを回収するための事業を新たに実施することに伴い所要の経費を計上したものでございます。 第6款農林水産業費について申し上げます。 第1項農業費、第3目農業振興費につきまして、1億 393万 5,000円の補正であります。これは川前地区のいわきの里鬼ヶ城において中央部の林間広場を中心に池周辺及びキャンプ場等を整備するための経費ほかを計上したものであります。 同じく第1項農業費のうち、第8目農地費につきまして、 9,796万 6,000円の補正であります。これは土地改良事業につきまして県補助金が決定されたことに伴い所要の補正を行うものであります。 第2項林業費、第2目林業振興費につきまして、1億 198万 5,000円の補正であります。これは平成5年度から継続事業として実施しております健康とゆとりの森整備事業の一環として森の中の展望の開けた広場に東屋やベンチを設置するとともに植栽を行い、遊歩道を整備する等の事業を行う経費ほかを計上したものでございます。 第7款商工費について申し上げます。 まず、第1項商工費、第2目商工振興費につきまして、 1,638万円の補正であります。これは市が単独で実施を予定しておりました商店街共同施設設置事業費補助金について、県が新たに創設した補助制度が該当することとなり所要の補正を行うこととしたほか、秋季国体を控え、平及び四倉地区の商店街について新たに補助を行うための経費を計上したものでございます。 第8款土木費について申し上げます。 第2項道路橋りょう費、第3目道路新設改良費につきまして、1億 9,608万円の補正であります。これは市民生活に密着した市道の新設改良を初めとし、路面舗装や側溝整備等に要する経費を計上したものでございます。 第5目橋りょう新設改良費につきましては、2億 3,951万 4,000円の補正であります。これは橋りょう新設改良事業として平地区の老朽化した木橋の架け替え工事を行うほか、好間地区の大利前橋ほか6橋を整備する県営事業の負担金について計上したものでございます。 第3項河川費、第2目河川維持改良費につきましては、 2,190万円の補正であります。これは河川改良事業として小玉ダム周辺地区の整備に係る測量設計委託料を計上したほか、常磐地区ほか11カ所の急傾斜地崩壊対策事業に係る県営事業負担金を計上したものでございます。 第5項都市計画費、第5目都市下水路事業費につきまして、 9,042万円の補正であります。これは小名浜地区の御代都市下水路ほか4カ所の都市下水路の整備に係る費用を計上したもので、国からの補助内示を受けて補正するものでございます。 第7目都市公園事業費につきましては、1億 5,046万 1,000円の補正であります。これは、小名浜の三崎公園及び平の前川田公園の整備に係る費用を計上したもので、同じく国からの補助内示を受けて補正するものでございます。 第9款消防費について申し上げます。 第1項消防費、第4目消防施設費につきまして、 4,142万 2,000円の補正であります。これは平及び内郷地区に耐震性貯水槽を設置する経費を計上したもので、国の補正予算の内示を受けて補正するものでございます。 同じく第1項消防費、第6目災害対策費につきまして、 413万 5,000円の補正であります。これは市の防災計画を見直しするに当たり、専門家等を交えて新たに設置することとしております(仮称)いわき市地域防災計画検討委員会の開催経費を計上するとともに、災害対策を目的とする篤志家からの寄附について市災害対策基金へ積み立てるための積立金を計上したものでございます。 第11款災害復旧費について申し上げます。 総額で5億 2,557万 7,000円の補正であります。これは去る5月及び6月の集中豪雨によってもたらされました農林業施設や公共土木施設災害の復旧に要する経費を計上したものでございます。 次に、債務負担行為の補正について申し上げます。 全部で5件でありますが、これらはすべて来年度に工事を予定しております学校教育施設の設計委託費につきまして設定を行うものでございます。 以上が、一般会計補正予算の主な内容でございます。 次に、特別会計の主なものについて御説明申し上げます。 まず、議案第11号平成7年度いわき市土地区画整理事業特別会計補正予算について申し上げます。 本会計につきまして2億 2,565万 8,000円の補正でありますが、これは平南部第二、泉第三、植田東部の3地区の土地区画整理事業に係る建物移転補償費等を計上したものでございますが、国庫補助金の内定等に伴い補正するものでございます。 議案第12号平成7年度いわき市下水道事業特別会計補正予算について申し上げます。 本会計につきましては7億 7,562万 1,000円の補正でありますが、これにつきましても、国・県の補助内定を受けて補正するもので、管渠やポンプ場の整備等に要する経費を計上いたしております。 以上、補正予算関係について主な内容を一括御説明申し上げました。 次に、議案第13号平成6年度いわき市
総合磐城共立病院事業会計決算の認定についてから、議案第16号平成6年度いわき市水道事業会計決算の認定についてまでは、地方公営企業法第30条第2項の規定に基づき各企業会計決算書等を監査委員の審査に付しましたので、同条第4項の規定により監査委員の意見を添えて提案いたしたものであります。 以上、補正予算及び企業会計の決算認定について御説明申し上げました。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(馬目清通君) 以上で、提案理由の説明は終了いたしました。 なお、議案等に対する質疑の通告は9月18日午後4時30分までといたします。
-----------------------------
△散会
○議長(馬目清通君) お諮りいたします。明15日から17日まで、議案調査のため休会することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(馬目清通君) 御異議なしと認め、そのように決定いたしました。本会議は9月18日午前10時より再開の上、市政一般に対する質問を行います。 本日はこれにて散会いたします。 午前11時09分 散会 -------------------...