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12月22日-06号

  • "下水道事業特別会計決算"(1/1)
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  1. いわき市議会 1967-12-22
    12月22日-06号


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    昭和42年 12月 定例会           昭和42年12月22日(金曜日)            いわき市平市民会館ホール   --------------------------------議事日程 第6号  昭和42年12月22日(金曜日)午前10時開議第1 再開第2 委員長報告(質疑、討論、採決)第3 議案第82号教育委員会委員任命の同意を求めることについて第4 議案第83号固定資産評価審査委員会委員選任の同意を求めることについて第5 諮問答申案第1号公有水面の埋立について第6 福島県市民交通災害共済組合議員の選挙第7 閉会   --------------------------------本日の会議に付した事件 第1 再開 第2 委員長報告追加日程、修正案の提出説明(質疑、討論、採決) 第3 議案第82号教育委員会委員任命の同意を求めることについて 第4 議案第83号固定資産評価審査委員会委員選任の同意を求めることについて 第5 諮問答申案第1号公有水面の埋立について 第6 福島県市民交通災害共済組合議員の選挙 追加日程、 議案第84号いわき市の単純な労務に雇用される職員の給与の種類及び基準を定める条例の改正について 追加日程、 提案説明 追加日程、 委員会付託 追加日程、 委員長報告(質疑、討論、採決) 第7 閉会   --------------------------------出席議員(291名)    1番  大滝誠志君       2番  大平泰平君    3番  大河原正司君      4番  木野内 武君    6番  強口和美君       7番  中村昌弘君    8番  佐藤初太郎君      9番  白崎智多恵君   10番  高木乙彦君      11番  中村 仁君   13番  鈴木 登君      14番  穂積博光君   15番  阿部正美君      16番  志賀照男君   17番  鈴木武正君      18番  鈴木清敏君   19番  鈴木角太郎君     21番  和合留次郎君   22番  大槻幸次君      23番  平川一郎君   24番  木村一章君      25番  高木 伝君   26番  高木芳郎君      27番  北郷藤平君   28番  鈴木正栄君      29番  高木 正君   30番  鈴木直夫君      31番  坂本三郎君   32番  坂本秀寿君      33番  遠藤 亨君   34番  青木高義君      35番  新妻兵吉君   36番  雨宮幸夫君      38番  日高盛山君   39番  吉原松次郎君     40番  橋本宇三郎君   41番  西山直次君      42番  岡田勝男君   43番  小湊 正君      44番  西山雄芳君   45番  荻 忠作君      46番  根本栄吉君   47番  山野辺 誠君     48番  吉田新平君   50番  新妻寿一君      52番  大楽正司君   53番  佐藤真之助君     54番  山城浅治君   55番  鈴木栄一君      56番  長谷川慎二郎君   57番  吉田 正君      58番  片寄甚之丞君   59番  豊田 誠君      60番  佐藤直之助君   61番  小野久夫君      62番  江口 勇君   63番  賀沢義房君      65番  吉田豊重君   67番  渡辺政義君      68番  川津佐々木君   69番  宇佐見勝美君     70番  永山徳二君   71番  矢内孫三郎君     72番  境 茂樹君   73番  佐藤伝一君      74番  大越岩男君   75番  永山庄七君      77番  根本常雄君   78番  大川原嘉三君     79番  宇佐見武憲君   80番  加藤春松君      81番  矢内忠次君   82番  吉田 盛君      83番  三辺 寛君   84番  荻野武夫君      85番  大平 一君   86番  馬上吉見君      87番  草野一夫君   88番  田久兼治君      89番  鈴木民平君   91番  根本軍平君      92番  渡辺富保君   93番  松本敏夫君      94番  吉田為男君   95番  柳内一良君      96番  草野 茂君   97番  国井良雲君      99番  大森又平君  100番  大平 薫君     101番  草野政弘君  102番  川井保一君     103番  班目亀雄君  104番  小沢道久君     105番  油座勝信君  106番  櫛田 康君     107番  駒木根多平君  108番  鈴木与一君     109番  平子秀吉君  110番  櫛田久通君     112番  佐川正元君  113番  酒井正親君     114番  上田利秋君  115番  黒沢賢爾君     116番  上遠野伝治君  117番  折笠 章君     119番  三戸友一君  120番  蛭田 清君     121番  上遠野秀男君  122番  鈴木長司君     123番  中野豊須美君  124番  草野佐助君     125番  折内次男君  126番  藁谷久光君     127番  阿部藤丸君  128番  草野寿春君     129番  永久保 豊君  130番  藁谷八郎君     131番  合津 伝君  132番  荒川唯資君     133番  佐川美文君  134番  大谷 安君     136番  阿部浪之助君  137番  鈴木正次君     138番  榊原右近君  140番  熊谷 等君     141番  草野常一君  143番  草野銀治君     144番  藁谷直喜君  145番  阿部卓爾君     146番  沢田一良君  147番  佐藤豊之助君    148番  緑川不二男君  149番  緑川直人君     150番  中村猛一郎君  151番  小野萬里往君    152番  緑川 薫君  153番  斎藤哲二君     154番  緑川広司君  155番  大橋博太郎君    156番  芳賀 汎君  157番  油座淳三君     159番  溝井カク君  161番  芳賀 武君     162番  緑川正一君  163番  蛭田栄太郎君    164番  佐藤晋一君  165番  水野谷義明君    167番  猪狩恒一君  168番  渡辺 誠君     169番  谷平嘉彰君  170番  今田 巖君     171番  根本利美君  172番  山城戦治君     173番  佐藤 一君  174番  根本 昭君     175番  柳井栄一君  177番  古川洋一君     178番  小野 量君  179番  赤津甚吾君     180番  白土恵侯君  181番  秋山義一君     182番  平山寿一君  183番  青海徳夫君     184番  蛭田俊雄君  186番  鈴木 明君     187番  安島武雄君  188番  山際丑太郎君    189番  蛭田梅義君  190番  金成正二君     191番  助川錦一君  192番  沢田八束君     193番  田口誠二君  194番  蛭田豊延君     195番  鷺 善三君  196番  伊藤日出男君    197番  横田好毅君  198番  安島峯二君     199番  助川庄次君  200番  高木 保君     201番  鈴木 栄君  202番  赤津義男君     203番  中山春吉君  204番  小林周喜君     205番  坂本太平治君  206番  江尻三睦郎君    207番  周作義雄君  208番  飯田宗秋君     209番  吉田栄次君  210番  吉田忠君     212番  鈴木 巖君  213番  久保木重雄君    215番  箱崎吉平君  216番  鈴木勝夫君     217番  飯 勝君  218番  小林仁一郎君    219番  長瀬金右衛門君  222番  長瀬彰義君     223番  石井芳江君  224番  管野留之助君    225番  滝内 進君  226番  及川正枝君     227番  遠藤勝馬君  229番  宮下 武君     231番  吉田利治君  232番  矢田梅雄君     233番  箱崎貞行君  234番  新妻長蔵君     235番  飯新四郎君  238番  柳井五郎君     240番  四家健雄君  241番  大和田 実君    242番  志賀季三郎君  243番  木下庄衛君     244番  志賀伝吉君  245番  遠藤幸一郎君    246番  鈴木 勇君  247番  佐川吉平君     248番  小松 茂君  249番  渡辺 昇君     250番  国井一美君  251番  鈴木良平君     252番  志賀重右衛門君  253番  政井正二君     254番  藁谷久太郎君  255番  箱崎利勝君     256番  松本都広君  257番  新妻忠直君     259番  石山一治君  261番  坂本昌蔵君     262番  鈴木章夫君  264番  松崎喜一君     265番  志賀兼太郎君  266番  塩 庄造君     267番  金子松男君  269番  中野二郎君     270番  芳賀友一君  271番  平沢均一君     272番  坂本 登君  273番  渡辺多重君     274番  方波見 勇君  275番  藁谷高伊君     276番  小池博太君  277番  加藤千代吉君    280番  草野三郎君  281番  熊田豊次君     283番  菅波大十一君  284番  遠藤寅雄君     285番  根本 正君  286番  山崎四朗君     287番  円谷兼広君  288番  高木良平君     289番  渡部平一郎君  291番  草野啓助君     292番  天海 盛君  293番  山内主税君     294番  吉田 栄君  297番  内藤 敏君     298番  大堀重吉君  299番  須田一男君     300番  本田辰雄君  301番  山崎敬道君     302番  山田 弘君  303番  鈴木光雄君     304番  松本庫造君  305番  鈴木 功君     306番  服部勝彦君  307番  上野英四郎君    308番  佐瀬 誠君  309番  白石初太郎君    310番  荒谷芳夫君  311番  佐藤 勇君     312番  長谷川 薫君  313番  西山一男君     314番  原 幸治君  315番  日野俊男君     316番  岡 助一君  317番  石川 始君     318番  柳田正義君  319番  斎藤晴夫君     321番  川村鉱男君  322番  滝 義勝君     323番  大村哲也君  324番  橋本三雄君     325番  磯上佐衛司君  326番  市橋 武君     327番  生田目 清君  328番  新妻信吾君     329番  末永忠夫君  330番  片寄惣次君     332番  御代武光君  333番  橋本義君欠席議員(34名)    5番  高塩正一君      12番  深谷秀信君   20番  山本幸吉君      37番  富岡弘一君   49番  吉田栄一郎君     64番  伊藤 実君   66番  長谷川満寿君     76番  会田 憙君   90番  吉田政夫君      98番  大平 力君  111番  蛭田五六君     118番  矢渡千吉君  135番  田子三郎君     139番  吾妻テル子君  142番  藁谷長明君     160番  蛭田安男君  166番  強口稠太郎君    185番  鈴木裕文君  214番  木田谷平君     221番  作山行延君  228番  金子武四君     230番  小林重三君  236番  佐藤権兵衛君    258番  新妻義武君  263番  松崎文吉君     268番  金古政通君  278番  斎藤 明君     279番  人見 一君  282番  平川善司君     290番  鈴木磐夫君  295番  佐々木運吉君    296番  斎藤隆行君  320番  駒木根定之助君   331番  白土正義君   --------------------------------説明のため出席した者  市長     大和田弥一君   助役     馬目俊次君  収入役    園部 茂君    総務部長   氏家清三郎君  財務部長   苫米地行三君   民生部長   吉田政吉君                  建設部長兼  農林部長   吉田信雄君           嶋崎忠好君                  企画調整室長  教育委員長  田子辰雄君    教育長    大和田道隆君                  水道  代表監査委員 小沢要助君           鈴木栄一君                  事業管理者  水道部長   鈴木憲吾君    消防長    宮沢 庸君   --------------------------------事務局職員出席者  事務局長   松本茂雄君    事務局次長  加瀬正志君  議事課長   永山 巖君    調査課長   森下繁雄君  庶務課長   宮川公寛君    議事課長補佐 舛田良作君  議事課議事           議事課議事         鈴木広次君           鈴木政雄君  第一係長            第二係長  調査課             調査課         柳井貞男君           佐藤繁芳君  調査係長            資料係長  庶務課             庶務課         渡辺徳宝君           草野喜八郎君  庶務係長            秘書係長  庶務課主査  佐藤 武君    議事課主事  片桐正尉君  議事課主事  松崎清輝君    議事課主事補 三輪映江君  議事課主査  草野初恵君    議事課主任  蛭田久保君  議事課主任  佐藤長一郎君   併任書記   斎藤 茂君  併任書記   飯島香織君    併任書記   根本唯一君  併任書記   箱崎 博君    大久支所   永井 茂君   --------------------------------              午前10時10分 開議 △日程第1 再開 ○議長(志賀季三郎君) これより本日の会議を開きます。現在の出席議員数は275名でありますので、定足数に達しております。本日の議事は配布の議事日程第6号をもって進めます。   -------------------------------- △日程第2 委員長報告取り下げ承認 ○議長(志賀季三郎君) 日程に従い、去る12月14日の本会議におきまして、各委員会に付託いたしました各案件の審査の経過並びに結果について、委員長の報告を求めます。 報告の前に文教常任委員会に付託いたしました請願第86号いわき学生寮施設内容の充実方についてのうち、第3項については提出者より取り下げたい旨の申し出があり、当該委員会においても了承の上、審査から除外したとの報告がありましたので御了承願います。 委員会の開催日程順に従いまして、順次御報告を願うことといたします。   --------------------------------建設常任委員長 報告 ○議長(志賀季三郎君) まず建設常任委員長鈴木栄君の御報告を願います。 ◆建設常任委員長(鈴木栄君) 〔登壇〕建設常任委員会に付託となっておりました決算案1件、条例案1件、さらに補正予算案2件についての審議結果を御報告いたします。当委員会は去る16日午前10時より当市民会館内会議室において、出席委員44名のもとに逐一理事者側の詳細なる説明を聴しつつ、慎重審議を行なったのであります。その結果について順を追って御報告いたします。 まず議案第1号昭和41年度いわき市一般会計決算中、共通経費歳出中の第5款労働費、第6款第3項3目漁港費及び第8款の土木費についてでありますが、各項目における予算執行の妥当性と、効率的運用の把握に主眼点をおいて審査いたしたのであります。その結果特に指摘されました点は、人件費を予備費から予算流用の要因について究明をされたのでありますが、これについては人事異動等により、予算措置の時期を失した等の理由が明らかにされまして、これを了とし、その他についてもいずれも現下行財政の特異性より勘案し、きわめて適切なる決算案と認められましたので、本件については万場一致原案のとおり認定いたしました。 次に議案第36号いわき市市営住宅条例の改正についてでありますが、本条例の改正事由につきましては、42年度内における市営住宅の建設施工分の追加及び国土調査による地番変更のため、これが条例の改正を必要といたしたものでありますので、本件については全員異議なく原案のとおり可決いたしました。 次、議案第54号昭和42年度いわき市一般会計補正予算共通経費中の第5款労働費及び第8款土木費につきましては、予算内容いずれも必要にしてかつ適正なる追加計上と認められましたので、本件についても原案のとおり可決いたしました。なお本予算案の審議にあたっては、去る10月27日発生の37号台風による公共土木施設の災害状況について報告がなされたのであります。この件に関連いたしまして、公共施設についての早期復旧についてはもちろんのことでありますが、民間施設の災害等においても、当然自治体において援助策を講ずべき事例が市内各所に見受けられるところであります。よってこの点の調査を十分に行なった上で、早急に善処策を講ぜられるよう、特に意見が披瀝されましたのでこの点を御報告いたします。 次に議案第56号昭和42年度いわき市水道事業会計補正予算中の共通経費につきましても、当面する必要経費の計上でありますので、万場一致原案のとおり可決いたしました。 以上で当委員会付託分についての審議結果の報告を終ります。   --------------------------------商工水産常任委員長 報告 ○議長(志賀季三郎君) 次に商工水産常任委員長吉田利治君。 ◆商工水産常任委員長(吉田利治君) 〔登壇〕本定例会より商工水産常任委員会に付託になりました案件の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 まず議案第1号昭和41年度いわき市一般会計決算の認定についてのうち、6款農林水産業費のうち第3項水産業費、7款商工費、これらの内容を慎重に審査の結果、委員会はこれを認定したわけであります。 次に議案第54号昭和42年度いわき市一般会計補正予算、6款農林水産業費第3項水産業費、7款商工費、この主なるものは商工振興対策の一環といたしまして、県信用保証協会に対する出捐金45万の計上のほか、人件費、物件費の事務的経費の補正であり、委員会は原案のとおり可決いたしました。 請願第84号飛行場設置方の請願につきましては内容的に不備な点がありますので、紹介議員の平地区金子議員の出席を求めまして、詳細なる説明を聞き質疑を行ないましたけれども、なお検討すべき余地があるとして本請願は継続審査としたわけであります。 なお、委員会開催に関する件で報告が落ちましたけれども、当会館の大会議室において、出席委員48名、執行部より市長以下関係部課長の出席を求め、午前10時より審議を行なったことをあわせて申し上げまして、私の報告を終ります。   --------------------------------農林常任委員長 報告 ○議長(志賀季三郎君) 次、農林常任委員長 吉田正君。 ◆農林常任委員長(吉田正君) 〔登壇〕農林常任委員会委員長報告を申し上げたいと思います。去る12月14日の本会議より当委員会に付託になりました案件の審査のため、去る18日午前10時より平市民会館第1会議室において、出席議員50名、当局より助役、部長、関係課長の出席のもとに委員会を開催し慎重に審査いたしました。その経過と結果について御報告申し上げます。 まず議案第1号昭和41年度いわき市一般会計決算の認定についてのうち、第6款農林水産業費中第1項農業費、第2項林業費等につきましては、各支所の農林行政に重点を置き、かつ効率的な運営に努力いたしたことを認め、本案を認定することにいたしました。 ただ審査の過程で、不用額34万円を出しておりますので、もっと積極的な執行ができなかったものかという質問がありました。それに対し当局より、不用額の中で最も多額の不用額を出したのは、農業振興費の需用費29万円であり、この理由といたしまして、合併以前に12市町村で農業機械の一部事務組合を結成して運営して来たものを、新市発足に伴って市がこれを引き受け半年間運営してまいりましたが、この間機械の利用度が思うようにいかなかったことから不用額を出した旨の答弁があり、委員会はこれら運営については万全を期するよう特に要望したのであります。 次に議案第54号昭和42年度いわき市一般会計補正予算第6款農林水産業費のうち、第1項農業費、第2項林業費について申し上げます。本予算の主なるものは人事院勧告に基づく職員のベースアツプによるものと、旅費、負担金等であります。特に負担金の中で阿武隈山系開発促進が決定され、現在県農政部の農業構造改善課、産業会議、阿武隅山系促進協議会が3者一体となって実態調査並びに計画に乗り出しております。この計画の内容は基幹道路、農道、林道、開田、開畑、草地造成、国有林野を除いた造林計画、水資源、溜池等であります。これらを地区別に計画を立て、ブロックごとに集計する形にして、なるべく大きな事業を取り入れて国県等の資金を仰ぎながら仕事をして行くものであります。現在のところ、田人、遠野、三和、川前、小川の5地区において計画立案したものを、本庁でまとめて県に提出することになっております。当市はこの阿武隅山系開発促進協議会会員になっている関係から、1口2万円の負担金を計上したものであります。当委員会は本予算について内容妥当と認め、原案のとおり決したのであります。以上で報告を終ります。   --------------------------------文教常任委員長 報告 ○議長(志賀季三郎君) 次、文教常任委員長、松本庫造君。 ◆文教常任委員長(松本庫造君) 〔登壇〕本会議において文教委員会に付託されました議案2件及び請願1件について、その審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。執行部から財務部長、教育委員長、教育長及び関係課長並びに出納決算係長出席のもとに開催いたしました。 まず議案第1号昭和41年度いわき市一般会計決算の認定について申し上げます。総額473万1,000円の予算に対して、439万3,034円の支出額でありますが、内容を詳細に検討したるところ何らの問題点もなく、積極的な執行であることが判明いたしましたので、委員会としては原案のとおり認定することに了承をみた次第であります。 次に議案第54号昭和42年度いわき市一般会計補正予算共通経費歳出第10款教育費について申し上げます。今回の補正予算総額は141万8,000円になっており、内容的に一部事務経費の不足分の所要額計上をしてあるもののほか、負担金補助金として小学校の15万6,000円及び社会教育費の3万円を計上してありますが、ともに緊要性なるものばかりであります。特に保健体育費関係では体力づくり経費として17万円、小学校交通安全指導に要する経費として77万2,000円の計上をみておりますが、これは半額55万6,000円の国庫補助を伴うものであります。交通安全指導用具購入費としての77万2,000円について委員多数より発言があり、4セットの設置場所、持ちはこび方法及び保管場所並びに設備状況はどういうふうになっているか、取り扱いの構想や、今後の運営管理指導方法全般について詳細に内容を示してほしいということがあったのに対し、教育長から、4セットは校長会決定の区分により平方部(平、四倉、久之浜、大久、小川、川前)、内郷方部(内郷、好間、三和)、磐城方部(常磐、磐城)、勿来方部(勿来、遠野、田人)の4支部ごとに、おのおの1セットずつ配置し、年次計画により設備を充実強化し指導の適正化をはかりたい旨の説明がなされたので、これを了承した次第であります。 以上述べたとおり、補正額全般については必要最小限の予算措置であることが判明いたしましたので、委員会としては全員異議なくこれを承認することに意見の一致をみた次第であります。 次に請願第86号について申し上げます。これはいわき学生寮施設内容の充実方についてでありますが、内容項目としては次の2点となっております。第1点は炊事場網戸の取り付け、第2点は風呂場の建設でありまして、委員多数より発言がなされ老朽建築物の現状よりみて、1、2点とも早急なる予算措置をしてほしいと意見が出され、教育長よりは、将来早い機会に建築するにしても委員会の要請に基づき最良の方法を考えたい旨が申されており、特に財務部長より施設全般についての保存管理の件と、学生の衛生管理上の件について、優先的に高順位に予算措置をしていきたいと説明があり、さらに老朽建物をどうするかについては、教育委員会の考え方を十分聞いた上で検討していきたいと述べられましたので、委員会としては了承し、本請願を採択することに意見の一致をみた次第であります。以上をもちまして委員長の報告を終ります。   -------------------------------- △厚生常任委員長 報告 ○議長(志賀季三郎君) 次、厚生常任委員長 根本正君。
    ◆厚生常任委員長(根本正君) 〔登壇〕厚生常任委員会の審議の経過並びに結果について御報告申し上げます。去る14日の本会議より当委員会に付託されましたものは、議案3件、請願1件の計4件であります。委員会は19日午前10時より第1会議室において、出席委員42名のもと、執行部当局より関係部課長の出席を求めまして詳細なる説明を聴し、慎重審査をいたしたわけであります。 まず議案第1号昭和41年度いわき市一般会計決算の認定についてでございますが、そのうち共通経費の歳出民生費、衛生費について審査いたしました。本会計は去る41年10月1日の合併より本年3月31日までの6カ月間の会計決算でございまして、いずれも予算執行は効率的に処理しているものと認めまして、本案を原案のとおり認定すべきものと決したのでございます。 次に議案第2号昭和41年度いわき市国民健康保健事業特別会計決算の認定についてでございますが、そのうちの共通経費の歳入歳出の審査をいたしたわけでございます。議案第1号と同様効率的に処理されているものと認めまして、原案のとおり認定すべきものと決定いたしたのであります。 次に議案第54号昭和42年度いわき市一般会計補正予算共通経費のうち第3款民生費、第4款衛生費でございますが、これらの補正の主なるものは、人事院勧告に基づく職員の給料、諸手当の追加でございます。特にそのほか申し上げますことは、衛生費におきましてへい獣処理汚物焼却炉設置工事で120万計上されております。これは市内平赤井字浅口地内に建設を予定されておりまして、従来まではニューカッスル病にかかった鶏、あるいはまた野犬病でもって死んだ犬ネコ等は埋没処理されておったのでございますが、今回いわき市が広域都市となりましたこんにち、これらの処理場の必要性を痛感いたしまして、また県のほうからの強い指導がございまして、これを設置せんとするものであります。本案も原案のとおり可決すべきものと決定いたした次第でございます。 さらに請願第74号職業訓練授産施設の設置について、その審議の経過について申し上げることにいたします。当いわき市内には中あるいは重度の精薄児が341名ございます。それにまたいろいろな身体障害者などを加え、さらに家におりまして在宅療養しております者、また特殊学級におる在籍児童、これらを合わせますと800人をこえる人数になるわけでございます。こうした特に精薄児の対策として、職業能力あるいはまた就職の意欲、あるいは社会に参加する際の忍耐性等の養成、こうしたものの適正を発見したり、あるいはまた助長につとめ社会に復帰するに必要な生活指導を行なうことを目的とする施設の設置については、強くその必要性を当委員会としては認めたわけでございまして、請願の趣旨妥当なりと認めまして全員異議なく本請願を採択することに決定いたしたのであります。 以上議案3件、請願1件について報告を申し上げたわけでございます。   -------------------------------- △総務常任委員長 報告 ○議長(志賀季三郎君) 次、総務常任委員長 西山一男君。 ◆総務常任委員長(西山一男君) 〔登壇〕総務常任委員長報告を申し上げます。総務常任委員会は去る18日、19日の2日間にわたり、当会館大会議室において開催いたし、付託案件の審査を行なったのであります。審査にあたりましては、市長以下関係所管部課長等の出席を求め、詳細なる説明を聴しつつ慎重審査を重ねたのであります。これよりその審査経過並びに結果について、議案番号順に御報告いたします。 まず議案第1号昭和41年度いわき市一般会計決算の認定についてのうち、共通経費歳入金款歳出議会費、総務費、消防費、公債費及び予備費につきましては、予算執行の的確性と行政効果といった面に論点がしぼられ、特に超過負担について論議がかわされたのでありますが、採決の結果、原案のとおり認定することに決したのであります。 なおこれが審査の過程におきまして、41年度における超過負担と目されるものの総額、あわせてその課目別集計に関する資料の提示を求めておりますことを付言しておきます。 次に議案第33号いわき市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の改正についてでありますが、本件は支給該当者に関する別表の整理にとどまるものであり、内容適切と認め原案のとおり可決いたしました。 議案第34号いわき市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償に関する条例の制定についてでありますが、本件は地方公務員災害補償法の規定に基づく制定であり、内容適切と認められましたので原案のとおり可決いたしました。 次に議案第35号いわき市印鑑条例の改正について、議案第37号平市手数料条例等の改正について及び議案第38号常磐市手数料徴収条例等の改正について、以上3件の条例改正案につきましては、いずれも住民基本台帳法の制定に関連した用語、条文等の整理にとどまるものであり、いずれも原案のとおり可決することに決したのであります。 次に議案第53号専決処分の承認を求めることについてのうち、専決第24号一般会計補正予算にかかわるものについては、四時川沿岸土地改良区総代選挙に関する事務経費であり、さらに専決第28号一般会計補正予算にかかわるものについては、前参与三代義勝氏の市民葬執行に関する経費の計上であります。いずれも内容妥当と認められましたので、原案のとおり承認することに決したのであります。 次に議案第54号昭和42年度いわき市一般会計補正予算共通経費歳入全款、歳出議会費、総務費及び消防費についてでありますが、支出の各款についてはいずれも人件費、事務費の増額補正であります。本案審査の過程においては、総務管理費企画費中、開発公社出捐金500万円の計上について論議が集中されたのであります。つまり市根幹事業の遂行と開発公社事業との関連はどうか、公社運営と議決機関との関連はどうか、公社設立の事務的手続きと議決機関の権能の問題、さらに公社運営の実務上仮想される種々の問題等について多角的な論議がかわされたのであります。この間、特に当局より、いわき市開発公社資料及び事業計画等の資料の提出を求め、細部検討を行なうなど大かたの論議を尽したのち、一部委員より修正案が提出されたのであります。 すなわち開発公社出捐金に係わる500万円を歳出、総務管理費より減額、あわせて歳入地方交付税より500万円を減額するという修正内容であります。これについて無記名投票による採決の結果、賛成21票、反対25票により、本修正案は否決と決し、続いて原案に対する投票採決の結果、賛成26票、反対21票、賛成多数により本案を原案のとおり可決することに決したのであります。なお、本件については所定の手続きを経て、小林周喜委員より少数意見の留保がありましたので申し添えておきます。 次に議案第80号福島県市民交通災害共済組合(一部事務組合)設立についてでありますが、本件は本会議においてもかねてより要望していたものであり、内容については先進実施市等のものを準用したもので、適切と認められましたので原案のとおり可決することに決しました。 次に議案第81号いわき市職員の給与に関する条例の改正についてでありますが、本案は先の人事院勧告による給与改訂であり、内容適切と認められましたので、原案のとおり可決することに決しました。なおこれが審査の過程において臨時職員の身分取り扱いの早期是正について、種々意見がございましたが、市長はじめ関係部長より、日々雇用等の臨時職員は原則としてなくす方針である。目下その作業も進行中であり、年内に本問題を解決するよう努力したい旨の答弁がございました。本問題については、当委員会としても過般6月定例会以来、強く当局に要請していた経偉もございますので、本問題取り扱いの推移については、各位とともに見守っていきたいと思います。 次に請願2件でございますが、まず請願第85に第5次選挙制度審議会の答申についてでございますが、本請願の願意とするところは、憲法の精神に沿った選挙制度の確立のための意思反映をされたいということであり、願意妥当と認められましたので、本件を採択とすることに決したのであります。 請願第91号磐城地区の分離新設についてでありますが、本件審査にあたっては、あくまで全市的な重大問題であるので、慎重に対処すべきであるとの基線に立って審査を進めたのであります。その過程におきまして、紹介議員であり総務委員である江尻三睦郎君から、地区における本問題の受けとめ方、請願提出に至る経偉などるる説明があったのであります。委員会においては、市長のいう対話による解決点の見出しについて、市長がもっと積極的でなければならないのではないか、などの強い意見があったのであります。いずれにしろ本問題の重要性から、議決機関と執行機関という尺度的な本件の対処のしかたでは、重大問題に発展のおそれなしとしませんので、現段階においては本件を継続審査とし、その過程の中にあって、市当局と併行して、当委員会としても地区市民の御意見、請願提出母体の方々の御意見を聴しつつ対処していくことに意見の一致をみたのであります。 以上で当委員会に付託されました案件の結果報告を終ります。   -------------------------------- △小林周喜君 少数意見報告 ○議長(志賀季三郎君) なおただいまの総務委員長報告にもありましたように、同委員会において少数意見の留保があった旨、議長まで報告が出されておりますので、この際留保者より発言を願います。204番 小林周喜君。 ◆204番(小林周喜君) 〔登壇〕少数意見の留保の説明をいたします。総務委員会に付託されました昭和42年度いわき市一般会計補正予算中共通経費について少数意見を留保いたしましたので、その内容を具体的に説明を申し上げ皆さま方の御理解を賜わりたいと思います。 すなわち第2款総務費、第1項総務管理費、目6企画費中節24投資及び出資金、いわき市開発公社への500万円の出捐金についてでありますが、現段階における開発公社の設立は「百害あって一利なし」として、私は反対の立場をとっております。その理由について申し上げますと、第1に今回計上されているところの開発公社と議会との関係についてであります。これは地方自治法第298条以下に定められている地方開発事業団と、全く性格を異にした民法に基づく財団法人であります。ゆえに事業計画等一切は開発公社の理事会において決定され、かつ、これが施行されるのであります。これに対して議会には何らの言及権もなく、住民意思反映機関としての存在すら抹殺されてしまうのであります。あまつさえそのような独自の人格を有し運営される団体でありながら、債務負相行為と事業失敗による赤字の補てんの責任、それのみを議会に分担せしめるために、その点についてのみ議会の議決を求めようとする、全く虫のいい怪物的団体であると言わざるを得ないのであります。私は地方公共団体の関連する事業が、このように住民意思決定機関から遊離し運営されることは、近代政治のあり方と逆行し、その結果は各地区に見られるような開発公社の赤字と汚職の温床をつくることのみの奉仕機関になるであろうということを、私はおそれるわけでございます。また出捐金はすなわち寄付行為であります。3年間にわたりまして1,500万円を開発公社に出捐をする、受益金は開発公社のもの、赤字と債務負担は市が行なう。何としてもそろばんの合うものではございません。また先に触れましたが、こんにち全国二百数十に及ぶ開発公社があるが、地域発展のための貢献度を評価されているということを、私は耳にいたしておりません。反対に赤字の累積が地方公共団体の重荷となり、財政を圧迫し、加えて悪質なる汚職を生産する機関としての役割りをはたしているということであります。議会の監視を遠ざけることは住民不在の行政をもたらすことであります。こんにちほどいわき市が住民意思の結集と苦難を乗り越え、新市体制の確立を必要とするこの時期に、あえてこれに反する方向を選ぼうとすることは、絶対にこれを排除していかなければならないと考えているわけであります。 第2に合併協決定の基本との関連についてであります。根幹事業計画を設定し、またそれを各地区とも碓認したところでありますが、この根幹事業を検討し、これに色どりを添えたいとして6月補工予算に150万円を計上して、高山研究室に調査資料の作成方を依頼したのであります。まだその結論すら出ておらない段階において、今度はまたまた開発公社で事業を考え出し、窓口を広げまして底の浅さをのぞかせる施策であります。特に市長は本議会における提案理由の説明において、財政硬直化を理由に43年度においては新規事業の困難を強調されているのであります。こんにちいわき市に必要なことは、新産建設、合併による住民の期待と夢をむざんにも踏みにじった、これに対する償いをすることがまず前提でなければならない。そのためにこそ財政再建計画を確立し、将来にわたる展望を示すことこそ、市政参与者に課せられたところの責務であると思うのでございます。大和田市長は責任政治の確立をなさんとするならば、地域住民の疑惑を生むところの公社設立に力を注ぐことよりも、一刻も早く将来に対する地づくりの具体的構想を市民に示すというような、新市の基礎づくりに私は努力すべきであると思います。 第3点の公社の出捐金500万でございますが、共通経費から支出されているにもかかわらず、いわき市開発公社の予定しております事業計画は、またまた財政経過措置の精神を完全に踏みにじっているということであります。共通経費として計上する以上、額のいかんを問わず、各地区分担に見合う施策が裏づけとしてなされなければなりません。したがって公社の事業計画は、根幹事業を主体として各地区の事業を折り込むことであります。こんにち住民の身近かなもろもろの事業に対する要望は、数多い陳情請願となってあらわれております。これらのものを根幹事業に当てはめて、各種の事業計画というものが確立されているならばまだしも、その内容を具体的に検討してみますと、四倉、小川、好間、大久地区では、この種事業は計画の中に入っていないのであります。その計画内容をさらに具体的に検討してまいりますと、お情けにこれらの地区に対しては、来るか来ないかわからない工場のために工場用地事業をのせているのに過ぎないのであります。当局は公社の事業は受託契約を済ましてから行なうということを、何回となく答弁されております。したがって工場等はその工場が来ると決定しなければ、工場用地事業を行なうわけにいかないのであります。もし市長が何十社かの会社の代表権を持っていたり、何十社かの会社の大株主であるならばとにかく、現在国の経済政策が変わるごとに設備投資が問題とされているこんにちの状況を考えれば、これらのことは全く不安定な希望的な観測に過ぎないと言わざるを得ないのであります。このような事業計画の偏重は、町村部に対する冷遇から来ると言っても過言ではないと考えるのであります。ここに工場用地等の不安定事業を除く各地区別事業計画に組まれた数字を見てみますと、最低額田人の200万から、これでもまだいいほうです。200万でもあれば……。四倉、遠野、小川、好間、大久はゼロということになります。財政経過措置期間における共通経費による開発公社の事業計画が、このようなことでよいものでございましょうか。一歩譲って、私はこの公社に対して賛意を表する立場にあったとしても、先ほど申し上げましたとおり、市財政硬直化により新規事業は43年度は困難と言っております。市当局が鳴り物入りで提唱した公社の実体というものは、根幹事業として設定された各地区の要望というものを、少しずつでも取り入れたものであらずして、ますます地区差拡大をもたらすものであり、私はこの考え方に反対せざるを得ないのであります。 以上大きく3点に分けまして理由を申し上げました。私は最後に総じて申したいことは、この開発公社の持つ性格が、住民意思の尊重を基本としてのガラス張りの運営を否定し、地域偏重を強化し、新市一体化の道を否定するものであるという考え方に基づきまして反対をいたし、少数意見を留保したわけであります。以上少数意見留保についての説明を終りたいと思います。   -------------------------------- △共立病院運営特別委員長 報告 ○議長(志賀季三郎君) 次、共立病院運営特別委員長 長瀬彰義君の報告を求めます。 ◆共立病院運営特別委員長(長瀬彰義君) 〔登壇〕共立病院運営特別委員会の審議経過と結果を御報告いたします。当委員会は去る15日午前10時より共立病院会議室において、出席委員22名のもとに開会されたのであります。付託案件の審査にあたっては、病院当局より院長、副院長事務局長その他関係者、市側からは市長、民生部長、さらに関係者の出席を求めまして、慎重に説明を聴しつつ審査いたしたのであります。その審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 まず議案第41号いわき市磐城共立高等看護学院条例の制定についてであります。本案はかねてより念願されておりました看護学院について、諸般の手続きを整え、明年4月1日より開校のはこびになりましたので、これが運営全般に関する規定を盛り込んだものであります。内容は県等の条例を準用いたしましたので、委員会といたしましては適切と認めこれを承認することに決したわけであります。 なおこの審査の過程におきまして、本学院教授陣の編成につきましての質疑がありましたが、これに対して院長より、医学学課については病院の医師総がかりで担当する。基礎教養学課については、福島工専校教授、磐城高校教諭、その他心理学等の専門家を16名の方に委嘱いたしまして、強力なるスタッフを編成いたしたい旨の答弁がありましたので、特に付言いたしておきます。 次に議案第76号昭和42年度いわき市総合磐城共立病院事業会計補正予算でありますが、今回の補正予算は、いずれも給与改訂に伴う人件費、看護学院開設に伴う建設費、物件費及び本館建設継続事業に関する所要人件費、物件費等の増額でありますので、詳細なる説明を聴し審査いたしました結果、本件も委員会といたしまして原案のとおり可決することに決したのであります。以上、委員会の審査結果を報告いたした次第であります。   -------------------------------- △好間地区振興特別委員長 報告 ○議長(志賀季三郎君) 次に各地区振興特別委員長の報告に移ります。まず好間地区振興特別委員長より報告を求めます。 ◆好間地区振興特別委員長(大滝誠志君) 〔登壇〕好間地区振の御報告を申し上げます。好間地区振は、去る12月20日好間支所会議室において開催し、付託議案の審議をいたしました。 付託されました案件につきましては、議案第1号昭和41年度いわき市一般会計決算認定中の好間地区経費、議案第2号国民健康保険事業特別会計決算認定中の好間地区経費、議案第53号専決処分の承認を求めることについての当好間地区分、議案第54号昭和42年度一般会計補正予算、並びに議案第55号国民健康保険事業特別会計補正予算、議案第56号水道事業会計補正予算、以上各補正予算中の好間地区経費でございますが、決算関係議案につきましては原案どおり認定すべきものと決定いたしました。専決及び補正予算関係につきましても原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。以上で御報告を終ります。   ------------------------------- △久之浜地区振興特別委員長 報告 ○議長(志賀季三郎君) 次に久之浜地区振興特別委員会委員長、橋本宇三郎君。 ◆久之浜地区振興特別委員長(橋本宇三郎君) 〔登壇〕御報告申し上げます。去る12月14日の本会議におきまして、久之浜地区振興特別委員会に付託されました議案第1号昭和41年度いわき市一般会計決算地区経費の認定について、議案第2号昭和41年度いわき市国民健康保険事業特別会計決算の地区経費の認定について、議案第53号専決処分の承認を求めることについての地区経費、議案第54号昭和42年度いわき市一般会計補正予算の地区経費、議案第55号昭和42年度いわき市国民健康保険事業特別会計補正予算の地区経費、議案第56号昭和42年度いわき市水道事業会計補正予算の地区経費、以上の各議案について、20、21日の2日間にわたり委員会を開催し、支所長以下関係課長の出席を求め慎重審議をいたしました結果、いずれも原案のとおり承認すべきものであると決定いたしました。以上報告を終ります。   -------------------------------- △四倉地区振興特別委員長 報告 ○議長(志賀季三郎君) 四倉地区振興特別委員会委員長、山城浅治君。 ◆四倉地区振興特別委員長(山城浅治君) 〔登壇〕54番山城でございます。四倉地区振興特別委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 本委員会は去る20日、支所会議室において出席委員24名のもとに開催いたしたのでありますが、審査に当たりましては支所長以下の各所管課長、出張所長等の説明を聴しつつ慎重にその審査を行なったのであります。 これより議案番号順に御報告をいたします。まず議案第1号昭和41年度いわき市一般会計決算の認定についてのうち地区経費、さらに議案第2号昭和41年度いわき市国民健康保険事業特別会計決算の認定についてのうち地区経費、これら41年度決算については、いずれも予算の執行が適正になされ、さらに行政効果も相応と認められましたので、原案のとおり認定することに決したのであります。 次に議案第42号市道路線の認定について、及び議案第43号市道路線の一部廃止について、これら2件につきましては、常磐線電化に伴う住友セメント工場の入口ほかの踏切の整理によるものであり、いずれも内容適切であると認められ、原案のとおり可決いたしました。 次に議案第53号専決処分の承認を求めることについてのうち、専決第24号昭和42年度いわき市一般会計補正予算中の地区経費につきましては、去る10月より実施されました宿直代行員制の当該校2校に対する予算措置であり、内容適切であると認められましたので、原案のとおり決した次第であります。 次に議案第54号昭和42年度いわき市一般会計補正予算、議案第55号昭和42年度いわき市国民健康保険事業特別会計補正予算、及び議案第56号昭和42年度いわき市水道事業会計補正予算、以上の各会計補正予算中の地区経費につきましては、いずれも人勧による給与改訂に伴う人件費の増額補正がその大部分であり、充当財源の計上も適当と認められましたので、原案のとおり決しました。なお水道事業会計におきまして、文化生活の恩恵を住民ひとしく享受するという自治行政の大前提に立ち、未給水区域の解消に積極的に取り組むべきであると意見の一致をみたのであります。今後は当地区行政の一大課題としてこれに対処することとなりましたが、原水取水導水管の布設等の技術については、水道事業所当局はもとより、隣接各地区の御協力なしには遂行できませんので、関係地区の議員各位には当地区の御事情を御認識されまして、絶大なる御協力をいただきますよう特に報告に付言いたすものであります。 次に陳情第69号四倉港港湾負担金の免除力についてでありますが、本件は当地区としてきわめて重要な問題であり、その及ぼす影響も大でありますので、さらに専門的な調査、研究の要が認められ、継続審査と決しました。 さらに陳情第91号昭和42年度夏井川沿岸土地改良区連合県営水路改修工事地元負担金に対する補助金交付方については、後刻合同付託されております平地区振委員長より報告がありますので省略いたしたいと思います。以上で当委員会に付託されました案件の審査結果についての御報告を終ります。   -------------------------------- △川前地区振興特別委員長 報告 ○議長(志賀季三郎君) 川前地区振興特別委員長、加藤春松君。 ◆川前地区振興特別委員長(加藤春松君) 〔登壇〕川前地区特別委員会委員長報告。いわき市議会12月定例会において、川前地区振興特別委員会に付託されました議案を審査するにあたり、去る12月20日午前10時より川前支所会議室において支所長以下関係職員、及び参事の出席を求めて委員会を開催いたしましたので、その経過並びに結果について御報告いたします。 議案第1号昭和41年度いわき市一般会計決算の認定中川前地区にかかわる分、議案第2号昭和41年度いわき市国民健康保険事業特別会計決算認定中の地区経費にかかわる分、議案第32号昭和41年度いわき市川前地区財産区特別会計決算の認定について、以上の3件については、いずれも昭和41年度の各会計決算の認定であり、一括議題として慎重審査の結果、内容適正と認められましたので原案のとおり認定することに決定いたしました。 議案第45号市道路線の認定については、本案件を内容妥当と認め、原案のとおり認定することに決定いたしました。 議案第53号専決処分の承認を求めることについてのうち、専決第24号の地区経費分、議案第54号昭和42年度いわき市一般会計補正予算(第13号)中の地区経費にかかわる分、議案第55号昭和42年度いわき市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)中の地区経費にかかわる分議案第56号昭和42年度いわき市水道事業会計補正予算(第3号)中の地区経費にかかわる分、及び議案第75号昭和42年度いわき市川前財産区特別会計補正予算(第2号)、以上5件の議案を一括議題として慎重審査の結果、いずれもその内容は適正かつ妥当と認め、原案のとおり可決することに決定いたしました。以上川前地区に付託されました9案件についての審議の経過並びに結果についての御報告を終ります。   -------------------------------- △小川地区振興特別委員長 報告 ○議長(志賀季三郎君) 小川地区振興特別委員会委員長、三辺寛君。 ◆小川地区振興特別委員長(三辺寛君) 〔登壇〕去る14日の本会議におきまして、小川地区振興特別委員会に付託されました議案並びに陳情についての審査の結果について御報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は、議案第1号中の小川地区経費について、議案第2号中の小川地区経費について、議案第53号中専決第24号、27号の小川地区経費について、議案第54号中の小川地区経費について、議案第55号中の小川地区経費について、議案第56号中の小川地区経費について、陳情第91号並びに94号についての、以上8件であります。当委員会は去る20日午前10時より小川支所会議室におきまして、支所長以下各課長、教育、水道出張所長の出席を求めまして細部説明を受けたあと、慎重審査の結果、議案につきましてはいずれも適正なるものと認め、原案のとおり承認すべきものと決定いたしたのでございます。 次に陳情第91号につきましては、平地区振委員長より御報告がありますのでこれを省略いたします。 次に陳情第94号につきましては、全員異議なく採択とすることに決した次第でございます。 以上で報告を終ります。   -------------------------------- △遠野地区振興特別委員長 報告 ○議長(志賀季三郎君) 遠野地区振興特別委員会委員長、小沢道久君。 ◆遠野地区振興特別委員長(小沢道久君) 〔登壇〕遠野地区振興特別委員会に付託された議案についての審議の経過と結果を御報告いたします。 昭和42年12月21日午前10時より遠野地区支所会議室において出席委員18名のもとに遠野地区振興特別委員会を開催し、議案第1号昭和41年度いわき市一般会計遠野地区経費の決算認定について、議案第2号昭和41年度いわき市国民健康保険事業特別会計遠野地区経費の決算認定について、議案第44号市道路線の変更について、議案第54号昭和42年度いわき市一般会計補正予算遠野地区経費、議案第55号昭和42年度いわき市国民健康保険事業特別会計補正予算遠野地区経費、議案第56号昭和42年度いわき市水道事業会計補正予算遠野地区経費、以上の議案についてそれぞれ慎重審議の結果、議案第1号、2号についてはそれぞれ認定すべきものと決し、議案第44号、54号、55号、56号についてはそれぞれ可決すべきものと決しましたのでここに御報告申し上げます。   -------------------------------- △三和地区振興特別委員長 報告 ○議長(志賀季三郎君) 三和地区振興特別委員会委員長、阿部卓爾君。 ◆三和地区振興特別委員長(阿部卓爾君) 〔登壇〕三和地区振興特別委員会に付託されました案件の審議経過並びに結果について御報告申し上げます。去る14日の本会議において当委員会に付託された案件を審議するため、20日三和支所において出席委員19名のもとに支所長以下各課長の出席を求めて開催いたしました。 本委員会に付託された案件は、議案第1号昭和41年度いわき市一般会計決算の認定中三和地区経費、議案第2号昭和41年度いわき市国民健康保険事業特別会計決算の認定中三和地区経費、議案第29号昭和41年度いわき市三和沢渡財産区特別会計決算の認定について、議案第53号専決処分の承認を求めることについての専決第24号昭和42年度いわき市一般会計補正予算中の三和地区経費、議案第54号昭和42年度いわき市一般会計補正予算三和地区経費、議案第55号昭和42年度いわき市国民健康保険事業特別会計補正予算三和地区経費、議案第73号昭和42年度いわき市三和沢渡財産区特別会計補正予算、議案第79号いわき市沢渡財産区管理委員選任の同意を求めることについて、以上8件でありますが、これが審議にあたりましては、支所長をはじめ各関係課長より詳細なる説明を聴しつつ審議をいたしました結果、いずれも妥当なるものと認めまして、原案のとおり決しました。 次に陳情第70号稚蚕共同飼育所建設補助交付方について、陳情第71号草地造成事業に対する援助方について、以上2件につさましては、審議の結果2件とも陳情の趣旨を了とし、陳情者の期待に沿うべきであると意見の一致をみたので、本件は採択と決しました。以上御報告を終ります。   -------------------------------- △田人地区振興特別委員長 報告 ○議長(志賀季三郎君) 田人地区振興特別委員会委員長、蛭田栄太郎君。 ◆田人地区振興特別委員長(蛭田栄太郎君) 田人地区振興特別委員長報告。去る14日の本会議におきまして付託されました案件についての田人地区振興特別委員会の審議の結果を御報告いたします。当地区振は、去る20日田人地区支所会議室におきまして開催し、支所長はじめ関係職員の出席を求め慎重審査いたしました。 当委員会に付託されました案件は、議案第1号昭和41年度いわき市一般会計決算の認定についてのうち田人地区経費、議案第2号昭和41年度いわき市国民健康保険事業特別会計決算の認定についてのうち田人地区経費、議案第30号昭和41年度国民健康保険田人診療所特別会計決算の認定について、議案第31号昭和41年度いわき市田人地区財産区特別会計決算の認定について、議案第53号専決処分の承認を求めることについての専決第24号昭和42年度いわき市一般会計補正予算のうちの田人地区経費、議案第54号昭和42年度いわき市一般会計補正予算のうちの田人地区経費、議案第55号昭和42年度いわき市国民健康保険事業特別会計補正予算のうちの田人地区経費、議案第56号昭和42年度いわき市水道事業会計補正予算のうちの田人地区経費、議案第74号昭和42年度いわき市田人財産区特別会計補正予算、以上の9件につきまして詳細なる説明を受け慎重審査をいたしましたところ、いずれも原案どおり承認されましたので御報告いたします。   -------------------------------- △大久地区振興特別委員長 報告 ○議長(志賀季三郎君) 大久地区振興特別委員会委員長、柳井栄一君。 ◆大久地区振興特別委員長(柳井栄一君) 〔登壇〕去る12月14日の本会議において、大久地区振興特別委員会に付託されました案件の審議の経過並びに結果について御報告申し上げます。 付託されました案件の、議案第1号昭和41年度いわき市一般会計決算の認定について、議案第2号昭和41年度いわき市国民健康保険事業特別会計決算の認定について、議案第53号専決処分の承認を求めることについて、議案第54号昭和42年度いわき市一般会計補正予算、議案第55号昭和42年度いわき市国民健康保険事業特別会計補正予算、以上5議案にかかわる当大久地区経費について、20日午前10時より大久地区支所会議室において2名欠席のもとに、参与、参事、並びに支所長ほか関係課長の出席を求め、大久地区振興特別委員会を開催して原案を審査いたしましたところ、いずれも原案のとおり承認すべきものと決定いたしたのであります。以上御報告申し上げます。   -------------------------------- △勿来地区振興特別委員長 報告 ○議長(志賀季三郎君) 勿来地区振興特別委員会委員長、坂本太平治君。 ◆勿来地区振興特別委員長(坂本太平治君) 〔登壇〕本議会より勿来地区振興特別委員会に付託となった各案件についての審議経過並びに結果について御報告申し上げます。付託されました案件は、決算案12件、条例案1件、議決案1件、承認案1件、補正予算案8件、同意案1件、さらに請願、陳情11件の計35件であります。 これらの各案件審議にあたっては、20日、21日の両日にわたり全委員出席のもとに、支所長以下各関係課長の詳細なる説明を聴しつつ慎重審議を行なったのであります。その結果について、まず議案第1号昭和41年度いわき市一般会計決算認定中の地区経費分、議案第2号同じく国民健康保険事業特別会計決算認定中の地区経費分、議案第13号同じく勿来屠場費特別会計決算の認定について、議案第14号同じく勿来都市計画線第一地区土地区画整理事業特別会計決算の認定について、議案第15号同じく勿来都市計画植田都市改造事業特別会計決算の認定について、議案第16号同じく勿来土地造成事業特別会計決算の認定について、議案第17号同じく勿来建設機械管理費特別会計決算の認定について、議案第18号同じく勿来物品調達費特別会計決算の認定について、議案第19号同じく勿来川部財産区管理会費特別会計決算の認定について、議案第20号同じく勿来山田財産区管理会費特別会計決算の認定について、議案第21号同じく勿来学校給食研究所特別会計決算の認定について、以上の各会計決算案11件については、いずれも予算執行の妥当性、及び効率的運用の面からも、きわめて適正なるものと認められましたので、いずれも原案どおり認定いたしました。 次に議案第40号勿来市山田財産区管理会条例の改正については、本条例の改正内容妥当なるものと認められましたので、原案のとおり可決することに意見の一致をみたのであります。 議案第52号工事請負契約の変更についても内容妥当と認め、原案のとおり可決することに意見の一致をみたのであります。 議案第53号専決処分の承認を求めることについてのうち、当地区経費分については、行政執行上の緊急性を認め原案どおり承認することに決しました。 議案第54号昭和42年度いわき市一般会計補正予算中の地区経費、議案第55号同じく国民健康保険事業特別会計補正予算中の地区経費、議案第56号同じく水道事業会計補正予算中の地区経費、議案第65号同じく勿来と畜事業特別会計補正予算、議案第66号同じく勿来都市計画植田都市改造事業特別会計補正予算、議案第67号同じく勿来建設機械管理費事業特別会計補正予算、議案第68号同じく勿来学校給食研究所特別会計補正予算、以上の各会計補正予算案につきましては、いずれも現下行財政の実態に照らして適切なる予算措置であり、積算基礎も妥当なるものと認められましたので、原案のとおり可決いたしました。 議案第78号いわき市山田財産区管理委員選任の同意を求めることについて、本件も原案どおり同意することに決したのであります。 さらに当地区と内郷、磐城の三地区に合同付託となっておりました議案第28号昭和41年度いわき市平競輪事業第二特別会計決算の認定について、及び議案第77号昭和42年度いわき市平競輪事業第二特別会計補正予算、以上2件については前例により内郷地区委員長より報告がありますので、これを省略いたします。 続いて請願、陳情関係に入ります。請願第76号保育所設置について、請願第87号道路拡幅について、請願第88号老人クラブ連合会に対する補助金交付方について、陳情第73号ごみ収集対策方について、陳情第74号大日本炭砿閉山に伴う諸問題対策方について、陳情第75号大日本炭砿閉山に伴う住民福祉の援助方について、陳情第76号勿来岩間線都市計画街路新設工事の促進について、以上7件については、いずれも願意妥当と認められ採択と決しました。 次に請願第77号金山公民館建設助費助成については不採択、請願第75号排水路の築造方について、陳情第72号バイパス路線変更について、陳情第51号工業専用地域の解消方について、以上6件については、さらに具体的調査の上結論を見出すべきであると認められましたので、継続審査と決したのであります。以上で当委員会に付託となっておりました各案件の審議の経過並びに結果についての御報告を終ります。   -------------------------------- △磐城地区振興特別委員長 報告 ○議長(志賀季三郎君) 磐城地区振興特別委員会委員長、野崎貞行君。 ◆磐城地区振興特別委員長(野崎貞行君) 〔登壇〕磐城地区振興特別委員長報告。去る12月14日の本会議におきまして、当委員会に付託されました案件につきまして、委員会は20日、21日の2日間にわたり慎重審議をした結果につきまして御報告申し上げます。付託されました案件は、議案25件、請願4件、陳情6件であります。 まず議案第1号昭和41年度いわき市一般会計決算の認定について、議案第2号昭和41年度いわき市国民健康保険事業特別会計決算の認定について、議案第7号昭和41年度いわき市磐城公益質屋事業特別会計決算の認定について、議案第8号昭和41年度いわき市磐城下水道事業特別会計決算の認定について、議条第9号昭和41年度いわき市磐城都市計画第二土地区画整理事業特別会計決算の認定について、議案第10号昭和41年度いわき市磐城都市計画泉地区第一土地区画整理事業特別会計決算の認定について、議案第11号昭和41年度いわき市磐城用地造成事業特別会計決算の認定について、議案第12号昭和41年度いわき市磐城魚市場事業特別会計決算の認定について、以上の各会計決算案につきましては、いずれも原案どおり認定することに決定いたしました。 次に議案第39号磐城市立産業高等学校条例の改正について、議案第46号あらたに生じた土地の確認について、議案第47号あらたに生じた土地の確認について、議案第48号字の区域の変更について、議案第49号字の区域の変更について、議案第50号字の区域及び名称の一部変更について、以上の各案件につきましても、それぞれ原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。 次に議案第53号専決処分の承認を求めることについてのうち、専決第24号昭和42年度いわき市一般会計補正予算、専決第28号昭和42年度いわき市一般会計補正予算、専決第29号昭和42年度いわき市一般会計補正予算、専決第31号いわき市磐城地区水道事業の変更について、以上の地区経費分についても、原案のとおり承認することに決定いたしました。 次に議案第54号昭和42年度いわき市一般会計補正予算、議案第55号昭和42年度いわき市国民健康保険事業特別会計補正予算、議案第56号昭和42年度いわき市水道事業会計補正予算、議案第60号昭和42年度いわき市磐城公益質屋事業特別会計補正予算、議案第61号昭和42年度いわき市磐城下水道事業特別会計補正予算、議案第62号昭和42年度いわき市磐城都市計画第二土地区画整理事業特別会計補正予算、議案第63号昭和42年度いわき市都市計画泉地区第一土地区画整理事業特別会計補正予算、議案第64号昭和42年度いわき市磐城用地造成事業特別会計補正予算、以上の各補正予算案につきましても、原案のとおり可決すべきものと決定した次第でございます。 次に請願、陳情につきまして申し上げます。請願第78号消防団機械庫並びに夜警詰所の新築について、請願第79号堀之内橋取り付け道路の早期完成について、請願第83号小名浜第二中学校西側の通学道路の完備について、請願第90号島橋の改築促進について、以上の4件につきましては、いずれも請願の趣旨を了として採択することに決定いたした次第でございます。 次に陳情第78号中之作港永崎船溜り浚渫並びに物揚場造成実現方について、陳情第92号保育所設備整備費の予算計上について、陳情第93号磐城地区明治百年記念事業実施に対する助成について、以上につきましては、それぞれ採択と決しました。 陳情第77号補助金交付方について、陳情第79号小名浜第一小学校跡敷地購入について、陳情第96号いわき信用組合より賃借している折戸、中之作分館の買い上げについて、以上については、さらに調査の必要がありますので継続審査と決した次第であります。以上をもって報告を終ります。   -------------------------------- △平地区振興特別委員長 報告 ○議長(志賀季三郎君) 平地区振興特別委員会委員長、石山一治君。 ◆平地区振興特別委員長(石山一治君) 〔登壇〕去る14日の本会議におきまして、本特別委員会に付託されました議案並びに請願、陳情の審査の経過及び結果について御報告申し上げます。 本委員会に付託されました議案は、議案第1号のうち平地区経費、議案第2号のうち平地区経費、議案第3号、議案第4号、議案第5号、議案第6号、議案第53号のうち平地区分、議案第54号のうち平地区経費、議案第55号のうち平地区経費、議案第56号のうち平地区経費、議案第57号、議案第58号、議案第59号、以上の13件であります。 次に請願は第8号の1件であり、次いで陳情第80号、81号、82号、83号、84号、85号、86号、87号、88号、89号、91号、95号、以上12件であります。 本委員会は20日、21日の両日にわたり、平支所元議場におきまして慎重に審査いたしました結果、議案第1号から第6号までの6件は決算の認定でありますので、いずれも認定することに決しました。 次に議案第53号のうちの地区経費、並びに地区関係の案件につきましては、やむを得ざる専決処分と認めまして承認することに決しました。 次に議案第54号から59号までの6件につきましては、いずれも適切なる予算措置と認めまして、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。 次に請願第80号は願意妥当と認め採択することに決しました。 次に陳情第82号、83号、84号、85号、86号、88号、89号、以上7件につきましては願意妥当と認め採択することに決しました。 次に陳情第81号、87号、95号の3件につきましては、なお審査の要が認められ、継続審査と決した次第でございます。 また陳情第80号につきましては不採択と決した次第でございます。 さらに陳情第91号につきましては、小川、四倉、及び本地区振との合同付託となり、それぞれ審査いたしました結果、願意妥当と認め採択することに決した次第でございます。 以上で御報告を終ります。   -------------------------------- △内郷地区振興特別委員長 報告 ○議長(志賀季三郎君) 内郷地区振興特別委員会委員長、草野三郎君。 ◆内郷地区振興特別委員長(草野三郎君) 〔登壇〕去る14日の本会議より内郷地区振興特別委員会に付託されました案件の審議結果を御報告申し上げます。 当地区振は20日内郷支所大会議室において開催いたしまして、当局より支所長以下職員の出席を求めまして慎重審議いたしました。 議案第1号昭和41年度いわき市一般会計決算の認定中地区経費、議案第2号昭和41年度いわき市国民健康保険事業特別会計決算の認定中地区経費、議案第25号昭和41年度いわき市内郷公益質屋特別会計決算の認定について、議案第26号昭和41年度いわき市内郷土地区画整理特別会計決算の認定について、議案第27号昭和41年度いわき市内郷東部第二土地区画整理特別会計決算の認定について、以上5件については、原案どおり認定することに決定いたしました。 次に磐城、勿来、内郷の3地区に付託されました議案第28号昭和41年度いわき市平競輪事業第二特別会計決算の認定については、これを原案のとおり認定することに決定いたしました。 次に議案第53号専決処分の承認を求めることについてのうち、専決第24号昭和42年度いわき市一般会計補正予算(第9号)のうち地区経費、専決第29号昭和42年度いわき市一般会計補正予算(第12号)のうち地区経費については、原案どおり承認することに決定いたしました。 議案第54号昭和42年度いわき市一般会計補正予算中の地区経費、議案第55号昭和42年度いわき市国民健康保険事業特別会計補正予算中の地区経費、議案第56号昭和42年度いわき市水道事業会計補正予算中の地区経費、議案第72号昭和42年度いわき市内郷東部第二土地区画整理事業特別会計補正予算、以上4件については原案のとおり可決することに決定いたしました。 次に勿来、磐城、内郷の3地区に付託されしました議案第77号昭和42年度いわき市平競輪事業第二特別会計補正予算については原案のとおり可決することに決定いたしました。 次に請願第81号内郷綴町地内の排水路の早期改善について、及び陳情第90号温泉使用料の減額方について、以上2件は、さらに調査研究の必要がありますので、閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。以上で当地区振の報告を終ります。   -------------------------------- △常磐地区振興特別委員長 報告 ○議長(志賀季三郎君) 常磐地区振興特別委員会委員長、佐瀬誠君。 ◆常磐地区振興特別委員長(佐瀬誠君) 〔登壇〕ただいまより常磐地区振興特別委員会の慎重審議いたしました審査の経過、並びに結果について御報告申し上げます。 去る14日の本会議において常磐地区に付託されました案件は17件でございましたが、これら審議にあたっての地区振興特別委員会は、20日並びに21日の午前10時より、それぞれ開催いたしまして、議員30名中29名の出席のもとに、執行部は支所長以下の関係職員、それから参与、参事も同席いたしたのであります。 ただいまからその審議の結果について、まず第1点は、議案第1号より24号までの決算関係でございますが、議案第1号昭和41年度いわき市一般会計決算の認定のうちの常磐地区分、議案第2号昭和41年度いわき市国民健康保険事業特別会計決算の認定中の常磐地区分、議案第22号昭和41年度いわき市常磐公益質屋事業特別会計決算の認定について、議案第23号昭和41年いわき市常磐宅地造成事業特別会計決算の認定について、議案第24号昭和41年度いわき市常磐磐崎財産区特別会計決算の認定について、議案第51号字の区域及び名称の一部変更について、議案第53号専決処分の承認を求めることについてのうち、専決第24号昭和42年度いわき市一般会計補正予算、専決第25号昭和42年度いわき市国民健康保険常磐病院事業会計補正予算、専決第29号昭和42年度いわき市一般会計補正予算中の常磐地区分、議案第54号昭和42年度いわき市一般会計補正予算中の常磐地区経費分、並びに第3表債務負担行為、第4表地方債、議案第55号昭和42年度いわき市国民健康保険事業特別会計補正予算中の常磐地区分、議案第56号昭和42年度いわき市水道事業会計補正予算中の常磐地区分、議案第69号昭和42年度いわき市常磐宅地造成事業特別会計補正予算、議案第70号昭和42年度いわき市常磐磐崎財産区特別会計補正予算、議案第71号昭和42年度いわき市国民健康保険常磐病院事業会計補正予算、以上の決算関係5件、専決案件3件、補正予算関係6件、その他1件は、原案どおり承認することに、各部会長の報告並びに地区振において決定をしたので御報告いたします。 なお請願第82号駅前児童遊園地の設置について、請願第89号市道山の神線改修工事促進について、以上2件についても、それぞれ各部会の審査によりまして採択することに決しました。以上簡単でございますが御報告を終ります。 ○議長(志賀季三郎君) 以上をもって各委員長の報告は終了いたしました。この際、委員長報告を一括議題といたします。前例に従いまして常任委員長及び磐城共立病院特別委員会委員長に対する質疑、並びに各案件に対する討論の通告を受けるため、暫時休議いたします。              午後0時15分 休憩   --------------------------------              午後1時50分 開議 △議会運営委員長 報告 ○議長(志賀季三郎君) 休議前に引き続き会議を開きます。今後の議事の取り扱いについて議会運営委員会を開催いたしましたので、その結果について委員長より報告を求めます。 ◆議会運営委員長(白土恵侯君) 〔登壇〕議会運営委員会は本日12時30分より会議を開き、本日午後よりの日程消化について協議をいたしたのであります。これからの日程につきましては日程第6号により進めて行くわけでございますが、さらに本日条例案1件の追加上程がされることになったのであります。追加提案されました案件については、市職員の単純労務者に対する給与改正に関する緊急な条例案件でありますので本日上程すべきであるとの意見の一致をみ、本日の日程終了後に追加をいたし、提案説明を行ない、質疑のあとに所管の委員会へ付託をし、本日委員会を開いていただき委員長の報告を願い採決まで行なうことにいたしたのであります。さらに各委員長の報告に対する質疑は3名であり、各案件に対する討論通告者は賛成、反対おのおの3名であります。本日は所定の賛成者を得て請願に対する採決の取り扱いについての申し入れもあり、また議案に対する修正案も議長の手元に届いておりますので、以上の各案件は特に修正案については修正案の提出時にあらためて休議をいたし質疑討論の通告を受けることにしたのであります。 以上各案件の採決の取り扱いについて協議をいたしました結果、特に請願第85号第5次選挙制度審議会答申について、第4回母親大会実行委員長正木ハルエ氏外大会出席者500余名による請願の採決の取り扱い及び昭和42年度12月補正予算の修正案の採決の取り扱いについては議運決定のルールに従い討論を行なった後、無記名投票により採決することにしたのでありますが、さらにその他の案件についての採決の方法はそのつど議長において取り計らいを願うことにしたのであります。以上のような会議運営等を勘案するとき、本日は相当の時間を今後要すると考えるのでありますが、本委員会が先に決定いたしました会期日程に従い本日時間延長しても全案件を議了いたし、さらに会期を延長しないことにしたのであります。その点議長において議会の御協力をいただき本委員会の決定に御賛同を賜わり最後まで議席の確保に議員各位の御協力をお願いいたしまして本日の議会運営の報告を終りたいと思います。 ○議長(志賀季三郎君) ただいま議会運営委員長の報告にありましたように議会運営委員会の議決を尊重しながら今後の議事を進めてまいりたいと思いますので御協力をお願いしたいと思います。さらにまた、相当本日の議事日程からみて時間延長があると思いますが、特に遠隔の地につきましては足の手配等も考慮いたしたいと思いますので最後まで慎重に御審議下さることをお願い申し上げます。  〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志賀季三郎君) 327番。 ◆327番(生田目清君) ただいまの議運の委員長の報告に対して御質問申し上げたいのであります。ただいま委員長のほうから午後の日程についての具体的な提案の説明がございまして、議長のほうからその旨のおはかりがございましたけれども、議運委員長に私、特に御質問申し上げたいことは、新しく追加されます議案を委員会に付託、審議をし本会議に報告、可決するというような事情やら先ほどから幾つかの問題点についてきわめて重要な案件が今後取り扱いされていると思うのであります。したがって、延会すれば暁の議会をやっても問題はないと思いますけれども、審議をするというたてまえから慎重なる運びをとるという方向からもっと配慮する方法がなかったのか、当初に決定された会期を延長すべきでないというようないわゆる事務的なものの考え方によって議会運営というものがやっていけるのかどうか、この点についての議運委員長の考え方をお聞かせ願いたいと思うのであります。 ○議長(志賀季三郎君) 議会運営委員長。 ◆議会運営委員長(白土恵侯君) 〔登壇〕御答弁申し上げたいと思います。ただいまの生田目議員の御発言につきましては慎重に議会運営委員会といたしましても検討をいたしたわけであります。特に追加提案についての委員会付託に対する慎重審議の問題、時間的な問題、いろいろと検討をいたしましたけれども、本日議了すべきものと委員会は意見の一致をみて本日1日で全議案を議了し会期を延長しないことにいたしたので御了承願いたいと思います。   -------------------------------- △日程追加、鈴木勝夫君 修正案提出説明 ○議長(志賀季三郎君) 議案第54号昭和42年度いわき市一般会計補正予算に対して鈴木勝夫君外51名から修正の動議が提出されました。この際提出者の説明を求めます。 ◆216番(鈴木勝夫君) 〔登壇〕216番、磐城地区の鈴木勝夫であります。会議規則第17条の規定によりまして議案第54号昭和42年度いわき市一般会計補正予算に対する修正案を提出した者を代表いたしましてただいまから修正案提出の御説明をいたします。すでにお手元にプリントが配布されておりますのでその内容について御説明を申し上げ、合わせて提案理由を開陳したいと思います。 昭和42年度いわき市一般会計12月補正予算に関する説明書のうち共通経費の第2款総務費第1項総務管理費のうち6目企画費の24節投資及び出資金500万円、これはいわき市開発公社出捐金でありますが、これを全額削除いたしまして同額地方交付税の削減を歳入においてなすものであります。すでに皆さま御案内のように本問題に対しては、6月定例会に市長がその構想を発表いたしましてから3定例会にわたりまして論議をしてまいったところでありますが、なかなかその論議を重ねるにつれましていわゆるいわき市開発公社がこれから行なおうとするところに対しまして氷解する点がないのみならずこの開発公社が今後の市政運営に及ぼす悪影響を非常におそれるものであります。具体的な事由につきましてはすでに論じられておりますので、私は一点に限ってその理由を申し上げてみたいと思いますけれども、これは収入役の勤務職務の権限を規定しているわけであります。本法は普通公共団体の会計事務について近代会計法の原則に従い予算執行機関から会計機関を分離し前者は普通地方公共団体の長がこれを行ない後者は収入役がこれを行なうものとしたものであります。したがいまして収入役はもとより地方公共団体の長の補助機関の一つであり長の会計監督権に服しますけれどもその他の会計事務執行についての独立の権限を有するものであります。当該事務執行については普通公共団体の代表をするものであると明示されているのであります。いわゆる市長部局の独段先行と申しますか、そういうことをおそれるために部局内に均衡の制度があるにもかかわらず、役員の構成の面において、そういう方々が一緒のところに入っていくという一点だけとらえてみましても、今回この開発公社の設立についてはとりやめにしたほうがいいのではないかということで、今回、修正案を提案したものであります。よろしく皆さま方の御賛同をお願いして説明にかえます。 ○議長(志賀季三郎君) ただいまの修正案の説明について質疑並びに本案に対する通告のため暫時休議いたします。              午後2時7分 休憩   --------------------------------              午後2時24分 開議 △修正案訂正 ○議長(志賀季三郎君) 再開いたします。これよりただいままでの委員長報告に対する質疑を行ないます。前例により常任委員長並びに共立病院運営特別委員長、さらに少数意見の報告に対する質疑に入ります。質疑に入ります前に先ほど配布いたした修正案の印刷についてミスプリントがございましたので、事務局長をして訂正いたさせます。事務局長。 ◎議会事務局長(松本茂雄君) 〔登壇〕先ほど配布いたしました修正案の印刷書中最後から8番目の氏名で「藁谷芳夫」とあるのは「荒谷芳夫」のミスプリントでございますので、御訂正申し上げます。   -------------------------------- △大平一君 質疑 ○議長(志賀季三郎君) 質疑に入ります。85番 大平一君。 ◆85番(大平一君) 総務委員長に質問いたします。請願の第85号第5次選挙制度審議会のことで、第4回いわき母親大会実行委員長の正木ハルエさんから出されておりますが、請願の趣旨にある憲法の精神に反するので妥当と認め採択と決定されたということでございます。選挙制度審議会で答申された小選挙区制の内容について、委員会ではどのように検討されたのかお尋ねをいたします。私どもが新聞等で知る小選挙比例代表制については、得票の計算等についても、あるいは各候補者及び各党派別の得票数の割り振りについても、非常にややこしくなかなか理解できない段階であります。現在の選挙区制と小選挙に切りかえた場合と、どの点が憲法の精神に反するのか、委員会の審査の中でどのような意見が出たのか、お知らせ願いたいと思います。 ○議長(志賀季三郎君) 総務常任委員長。 ◆総務常任委員長(西山一男君) 〔登壇〕ただいまの御質問に対しまして、委員長のほうからお答えを申し上げたいと思います。そこでこの委員会の審議の過程を御説明申し上げる前に、ただいまの御質問の過程にございました憲法違反であるから小選挙区については反対であるという趣旨の請願のように受け取っておりますが、この請願は憲法違反に通ずるのではなかろうかという疑問符をつけながらの請願でございます。その辺が質問者と請願者のニュアンスが異なっておりますので御了承願いたいと思います。 そこで当委員会に付託されまして、委員会は先ほども申し上げましたように、両日にわたりまして慎重審議をいたしたのでありまするが、特にこの請願第85号は総務委員各位すでに諸般の問題を検討しておったとみえまして、諸般の問題とはたとえば自治省が出しております選挙制度の改正案、あるいは第5次選挙制度審議会から答申されましたいきさつ、あるいはまたそれを受け取りました政府機関の受け取り方、それら諸般の問題を十分検討しておったのではないかと、これは委員長として推測申し上げたのですが、その結果委員会といたしましては、さしたる論議もなく全会一致採択と決したわけであります。 ○議長(志賀季三郎君) 85番。 ◆85番(大平一君) 再質問いたします。ただいまの委員長の御答弁によりますと、総務委員会としてはさしたる論議もなくこれを審査したということであります。少なくともこのいわき市の300人をこえる大議会の中で、全国の市町村あるいはまた県等におきましても、この問題について議決をしたという、そういう例は少ないと聞いておりますのに、まして公職選挙法が改正される、こういう大きな問題をさしたる論議もなく総務委員会が採択するところに問題があるのではないかと思います。総務委員長として議事の進め方を、もう少し慎重にやるべきではなかったろうかと思っております。この点について、委員会の持ち方について、委員長の議事運営について御見解をお願いいたします。  〔「答弁の必要なし」「意見だ」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志賀季三郎君) 総務委員長。 ◆総務常任委員長(西山一男君) 〔登壇〕ただいまの御質問は取り扱いに関する委員長の考え方についての御質問のようでございます。本議会におきましては、先ほど来申し上げましたように、委員長といたしましては、委員会の経過並びに結果について御報告を申し上げたわけでございまして、そのあり方等につきましては、また別の機会に十分論議がなされるものであろうと思います。 しかしせっかくの御質問でございますから(笑声)この機会に御説明を申し上げてみたいと思います。もちろん各委員会においてもさようであろうと思いますが、付託されました案件につきましてはいずれも慎重審議いたすことは当然であります。それと同時にいわゆるその内容の及ぼす諸問題については、多角的に検討いたしまして、最終的な結論を出すことは言をまたないところでありまして、そういう基本的な態度に立って審議いたしましたことをあわせて御報告申し上げます。   -------------------------------- △生田目清君 質疑 ○議長(志賀季三郎君) 議事を進めます。次、327番 生田目清君。 ◆327番(生田目清君) 総務委員長にお尋ねをいたします。請願91号磐城地区分市に関する問題でございますが、委員長報告によりますと、継続審査のようでございまして、その帰趨を求めることは困難であろうとは思いますが、一応今後の問題点について考え方を聞いておきたいと思います。 まずその問題に入る前に、いかなる理由のもとに、こんにちこの分市問題が派生をしているのかということについては、おそらく325名の議員がそれぞれの考えをもって、この問題を見ているのではないかと判断をいたしております。私は、こんにちこの分市の問題が何かねだれることによって、条件を獲得するというような判断や方向で見つめている者なしとしないのでありますが、さような考え方に基づいてこの分市問題を取り扱うとするならば、きわめて大きな問題にぶつかるのではないかと考えているのであります。私なりにこの問題を判断してみますときに、やはり昨年10月1日を目途とした、市制発足の総合的な合併に問題点があるのではないかと判断をするのであります。すなわち14地区の総意に基づく合併であるとするならば、何らこんにちそれらの問題に異議を申す必要はなかろうと思うのであります。いわゆる第三者によって、言うならば県の不手際、悪い指導等によって合併が余議なくされた。そこに私は根本的なこんにちの病原となる要因があるのではなかろうかと判断をいたします。しかも合併後におけるこの新しいいわき市の誕生に対して、熱意と情熱を県が一体どれほど持っているのか。こんにち苦労の先頭に立っているのは、私の最も愛すべき大和田市長自身が苦しんでいるのではないかと思うのであります。この分市の問題を扱う責任も、必ずしも大和田市長の責任ではないと判断するわけであります。言うならば県のとった行動が、その病原のもとであるということを、われわれつまびらかに判断をし、しかもそこに力点を置いてこの分市の扱い上の問題を見つめていかなければならないと判断をするのであります。 そこで委員長に二つほどお尋ねいたします。まず第1は継続審査に相なっておりまするところのこの問題を、どの程度の時日をかけて、どのような形に基づいて審査を行なっていくのかについて、委員長の考え方をお尋ねいたしておきます。 次にこの問題の取り扱いにつきまして、当の常任委員会が担当することでございますので、その掌に立たれる委員長の信念といいましょうか、ものの考え方といいましょうか、そういうもの等について、いかなる考え方でこの問題と委員長は取り組むお覚悟であるのか。この2点についてお尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(志賀季三郎君) 総務常任委員長。 ◆総務常任委員長(西山一男君) 〔登壇〕生田目議員の御質問に対してお答え申し上げます。2点の御質問があったようでございますが、まず2点目からお答えを申し上げるほうが順序がよろしいと考えますので、そのほうから申し上げますので御了承願いたいと思います。 そこで今後この分市の請願を総務委員会といたしましては、どういう考え方に基づいて処理をするのか、その所感のほどを述べよということでございますので、委員会の考え方を申してみたいと思います。 まずこの問題は御承知のようにひらがないわき市の根幹をゆさぶる問題でございまして、非常に重要中の重要問題と心得ているわけでございます。本来ならば当総務委員会ということでなくて、いわき市議会が一体となって論議をすべきほどの重要なる問題であろうと考えているのであります。しかしながら三百数十名の方々が一堂に会し、問題を煮詰めて行くということはなかなか至難であるので、したがって総務委員会で十分論議をせよという各位の御下命がございました。その御下命に従いまして鋭意この問題と取り組んで行く所存でございます。そこでこの問題につきましては、委員会といたしましてもいろいろ論議をしたわけでございますが、取り組み方、考え方の一つとしましては議長を通じ議会に請願をされている問題であるが、単に議会だけで問題を煮詰めて審議する性質のものでなく、すなわち執行部も一体となってお互いの意見の疎通をはかりながら、この問題と取り組む必要があるのではないかということを、まず第1点の姿勢と考えているのであります。 それからさらには当然磐城地区振の考え方もその中には大きく取り入れて考慮の中に入れなければならないと考えられますし、さらにまたこの同盟会いわゆる分市を願い出ておられる方々のほうでも、いかなる理由のもとに分市をせざるを得ないか切実な問題もあろうかと考えております。そういった問題をつぶさに聴取しながらこういった問題と取り組まなければならないであろうという考え方に立ちまして、今後は単なる委員会の審査ということでなくして、従来の請願の取り扱い方を一応念頭におきながらも、いわゆるケースバイケースといいますか、そういった問題も十分考慮しながら、地区の方々の意見、地区振の方々の意見、執行部の方々の意見、こういったものを総体的にまとめた中で結論を出すように取り扱いをしていきたい。このように考えているわけでございます。 さらに第1点の時期の問題でございますが、そういった考え方をもちまして、十分なる時間をとり慎重なる審議をしてまいりたいと思います。しかしながら各位御承知のとおり、来年の9月はいわき市議会議員の改選期にあたります。さらにまたその改選期に伴いまして、市議会の定員の問題も当然おきているわけです。少なくともこれらを3月定例等には出されるやに聞いておりますので、そういった問題との関連におきましても、そう時間を費やすことは許されないのではなかろうかという判断をいたしているわけでございます。したがってこの選挙が、小選挙が大選挙かわかりませんけれども、いずれにいたしましても定数化の問題の時期と合わせながら、十分先ほど申し上げました方向で努力していきたい。こういう考え方でおりますので御了承を賜わりたいと思います。 ○議長(志賀季三郎君) 327番。 ◆327番(生田目清君) ただいま西山委員長のほうから時期等については、明年3月を目途としてという方向はけっこうだとしても、審議の方法等につきましても、分市のあの署名の実態同盟会の実情、あるいはまた地区振の動向、そうした総体的な問題を煮詰めた上に立ってこの問題を取り扱うということにつきましても同感でございます。そこで私が特に委員長にお願いを申し上げておきたいことは、いま委員長からお話がございましたような方法で、この問題の最終的な煮詰め方をするわけでございますが、何といいましても磐城分市のネックになった病原体の解明こそが、先決の問題ではなかろうかと考えるわけです。この問題について単なるなべぶた式の方法をとっていくとすれば、私は必ずしも将来にわたって、円満に問題が解決したとは言えないと思うのであります。さらにまたこんにち旧磐城市の分市というものが、かりに決定するとするならば、おそらく他の地区、他の旧市におきましても燎原の火のごとく分市の方向に発展するものと私は憂えるのでございます。 かようなる実情を考えてみます場合に、きわめてこの問題を扱う場合に慎重を期さなければならないと思う。さらにまた本件に関しては単に総務委員会だけの問題でなく、議会の掌にあたられるところの議長、副議長等も真剣にこの問題に取り組むべきでなかろうかと考えております。こんにちわれわれが見ている動向というものは、むしろ逃げ腰のように思われるところも、あながちではなかろうかと思うのであります。(「そのとおり」と呼ぶ者あり)本当にこの問題を解決する意思ありとすれば、議長、副議長は特によけいなときに出て来なくてもよろしいから、(笑声)大事なときにはみずから飛び込んで行く気魄をもってのぞまれるのがよろしいと思うのであります。 ただいま申し上げましたような事情を十分考慮いたしまして、総務常任委員会が円満裏にこの問題の解決をされるよう、要請を申し上げまして私の質問を終りたいと思います。   -------------------------------- △大村哲也君 質疑 ○議長(志賀季三郎君) 323番、大村哲也君。 ◆323番(大村哲也君) 323番の大村でございます。厚生常任委員長に御質問を申し上げます。非常に簡単に御質問を申し上げまするので、ひとつ簡潔に御答弁をお願いいたします。へい獣処理予定地の周辺をよく把握をしたのかどうか。へい獣処理は相当の悪臭を発するのではないかと判断をいたしますが、悪臭の度合いについては委員会の中では論議がされたのかどうかお願いいたします。 それから公害調査委託の30万でございますが、その委託先の機関でございますが、おそらく科学的な調査をすると思います。地元の住民、地元の学識経験者等の協力を得るのかどうか。 第2点は公害の委託調査というものは、公害の原則を守って、ガラス張りの中で行なうのかどうかこの辺についてひとつ委員会の論議の経過をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(志賀季三郎君) 厚生常任委員長。 ◆厚生常任委員長(根本正君) 〔登壇〕ただいまの大村議員の御質問にお答えいたしたいと思います。 第1点へい獣処理場の建設120万円についての御質問でございますが、赤井の浅口60番地に建設の予定でございます。地主、その地域の方々の了解の上に立って予定されております。悪臭がないのかということでございますが、県の指導による焼却炉の構造はよくできているようでございまして、悪臭はない、絶対にないという太鼓判をおされております。そうしたことは審議の過程において、執行部からの答弁によってそのように了解いたしたのであります。 次に公害調査の委託料でございますが、現在執行部として考えておりますのは、公害コンサルタント、公害に関する本当の専門家と申しますか、いわゆる学識経験者の最たるところということでございまして、地域の方々の専門委員という考え方でなく、高度の専門家を物色して公害の有無を明確にあらわす。特に公害調査30万というのは石油コンビナートを誘致するという前提に立っているものではございません。石油コンビナートがいま御承知のように問題になっておりますので、石油コンビナートが来たような場合に、どのような弊害があるか、公害が出るか出ないかということを調査するために、最高の知識と技術を持っておられる方にお願いをするわけでございます。 なお公害の処理をするとかということでございますが、これは今後の問題でございまして、30万円の問題についてはいま申し上げたとおりでございます。公害の問題を処理するのに、今後どのようになされるのかは、執行部の問題でございまして、そうしたものは私どもの論議の中に入ってまいりませんでした。以上大村議員の御質問にお答えするわけでございます。 ○議長(志賀季三郎君) 323番。 ◆323番(大村哲也君) 再質問を申し上げます。委員長、私が申し上げているのはですね、委託調査を地元の住民に公開して、調査をするのかどうかということをお尋ねしているわけです。 2点目については石油基地を誘致するにあたって、これを合理化するためにこの調査をやるのではないということでございますが、かつて静岡県の三島、沼津地区の石油コンビナートの誘致にあたっては、いわゆる政府はわざわざ調査団を編成いたしまして、政府の立場からそういう弊害はないという、いわゆる世に言われるところの「黒川調査報告」というものを発表したのであります。その内容を見てまいりますと、やはり弊害はないのだということで、地元にございました誘致反対の運動に水をかけるというような、そういう方向さえ打ち出しているわけであります。したがって私どもが憂えるのは、今回の委託調査30万円が、そういう方向に使われるのではないか、使われては困るというようなことから、いわば親切の心から私はあえて委員長にそういうような御議論がなかったのかどうかをもう一度お聞きいたしたいと思います。 それと委託する調査機関は相当のスタッフであるということでございますが、やはり自然科学的調査、社会科学的調査を行なうのかどうか。この調査に参加をされるメンバーの方は、非常に民主的な住民の立場に立った人たちなのかどうか、この辺の御審査をなさったのかどうかお聞かせを願いたいと思います。 ○議長(志賀季三郎君) 厚生常任委員長。 ◆厚生常任委員長(根本正君) 〔登壇〕先ほど私が申し上げたのは、いずれもこの30万円の金をそのように使う予定であるということでございまして、いま大村議員がおっしゃるように、いかように民主的にやるのか、公開性をとるのかということにつきましての論議は別にございませんでした。いずれにいたしましても最高のスタッフをそろえて、この公害が出るか出ないかということの調査を、十分にする予定であるということでございます。別にメンバーがきまったわけでなく、いついつかこれを調査するということが確定しているわけでございませんので、御了承を願いたいと思います。 ○議長(志賀季三郎君) 以上をもちまして質疑は終了いたします。   -------------------------------- △古川洋一君 討論 ○議長(志賀季三郎君) 直ちに討論に入ります。通告受け付け順に従いまして発言を許します。まず議事の整理上議案第54号並びに同修正案に関する討論を行ない、その他はこの討論のあとで行なうことといたします。177番古川洋一君。 ◆177番(古川洋一君) 〔登壇〕私は財団法人いわき開発公社出捐金500万円を共通経費から削除しようという修正案に対し、反対の意を表し、原案に賛成の意を表するものであります。現在の市の財政は、財政硬直化どころでなく、まさに破綻寸前の状態であります。こういった現状と照らしながら、地域開発と市民福祉の向上を進めて行くためには、一日も早く公社の設立をしなければならないという見解に立って、私の意見を申し上げてみたいと思います。 財団法人いわき開発公社についての経偉内容については、すでに10月30日平地区振を振り出しに14地区振の特別委員会において説明をいたされておりますので、この点については省略をいたしまして、簡単に意見を述べてみたいと思うのであります。私はバランスのとれた地域開発を進めて行くには、資金調達のくふうを絶えず改良していくことが必要であると思うのであります。極端な話であるいは誤解を招くかも知れませんが、せんじ詰めれば政治は金との対話であると思うのであります。道路の舗装は市税でまかなうか起債か、あるいは学校、橋梁についても同様であります。だれがそれを負担するのか。サービスの対価はどう支払うのか。これはすべて金をめぐる対話であり、現実論といたしまして三割自治といわれる地方自治体でどれだけの金が利用できるかが政治のポイントであり、したがってこれからの地域開発はできるだけ民間資本、外資導入でやるべきであるというのが私の理論であります。現在われわれが当面していることは、自主財源をタコの足のごとく食った結果なのであります。こういった財政を緩和し、財政の硬直化を緩和していくためには、市の事業は、その財源をできる限り重点的に住民福祉に振り向け均衡のとれた行政を行なわざるを得ないのであります。それゆえに開発公社を設立して市の事業として盛り込めないもので緊急なるものは、先行投資をして土地取得等について万全を期するべきであろうと思うのであります。 現市財政の硬直化の中で、新市の長期計画の策定は非常にむづかしく、これが策定かいざ実施の段階に入ってしまうと、あとの計画の変更は現実に実行不可能になると思うのであります。こういった過程でかりに新規の計画が策定され、それが緊急に行なわなければならなくなったときに、たとえいかに立派な計画であっても実施は不可能でございますが、開発公社においては、着手が容易にできるという利点があるのであります。 開発公社が独善的でないという理由には、議会から代表として理事が送り込まれることはもちろんでございますが、さらに議会から評議会が送り込まれて、公社を監視するという点にいわき市開発公社の特徴があり、他の開発公社に比べても進歩が認められるのであります。 また地方自治法第100条の規定により、市が開発公社への出捐金は、地方自治体の事務であると解釈され、議会が公社に対して審査権を有することになっております。また開発公社の監査については、地方自治法第119条第6項の規定によって、市監査委員の監査の対象となっているのであります。以上四つの角度から開発公社をチェックすることができるのであります。 また開発公社が赤字と汚職につながるという議論については、運営上の問題であります。前に述べたように公社の事業について、議会がチェックできるようになっておりますから、かりに独善的な経営におちいりそうになっても、議会側の厳重な監視のために、ガラス張りの運営が保たれていくことが可能であります。 以上の理由から開発公社の設立は必要であり、これを否定する修正案に対して反対の意を表し、原案に賛成の意を表するものであります。以上で討論を終ります。   -------------------------------- △小野久夫君 討論 ○議長(志賀季三郎君) 次、61番 小野久夫君。 ◆61番(小野久夫君) 〔登壇〕61番小野でございます。ただいまより日本社会党議員団を代表し、議案第54号いわき市一般会計12月補正予算のうち、第2款第1項第6目第24節のいわき市開発公社出捐金について、原案に反対し修正案に賛成する立場において討論を行なうものであります。 公社設立のねらいは当局の説明によれば、工業用地、住宅用地、その他の事業に必要な用地を先行取得するために設置するとのことであります。しかしながら公社運営について詳細に検討いたしますときに、われわれはいわき市開発公社の設置は必要なしとの結論に達したのでありましてこれから幾つかその問題点を申し述べてみたいと思うのであります。 まず第1点目として、開発公社は議会の調査権、監督権が十分及ばず、市議会の意思が反映されないおそれがあることであります。 第2点目といたしまして、市が債務保証、損失補てんをして、公社が独自に事業を進めることにより、市の財政が潜在的に圧迫され、公社の事業が計画的に進めない場合に、直ちに市財政が硬直化して来ることであります。 第3点目といたしまして、地方自治体の長と開発公社の長が同一人でありますから、地方自治体の長の監督権が意味をなさないことであります。 第4点目といたしまして、権力の集中は業者からねらわれやすく、汚職の根源となることであります。 第5点目といたしまして全国に同類の公社の例として、良好の例が非常に少ないということが憂慮されることであります。 以上少数意見に賛成をいたすものであります。   --------------------------------
    △班目亀雄君 討論 ○議長(志賀季三郎君) 103番 班目亀雄君。 ◆103番(班目亀雄君) 〔登壇〕103番班目亀雄でございます。私は開発公社設立について午前中、小林議員が述べられました反対意見に対して私の意見を申し上げ、設立について賛成をするものでございます。先ほどの御意見では、開発公社が設立されても一部地区、特に旧町村地区の大部分は、その恩恵に浴することがないとのお話でございますが、私は次の2点によりこれに反対をいたしたいと思うのでございます。 すなわち小林議員が指摘されましたことは、おそらく市が参考資料として総務委員会に提出された事業計画に基づいての御発言であると判断するわけでございます。なるほど現段階における事業計画はそのようなことになっておりますが、これは固定されたものではなくて、それぞれの時点で、これに事業計画が追加され、変更されていくものであるというふうに私は判断するものでございます。すなわち各地区において、開発公社が行なうのに適切な事業が将来出てきた場合、当然これは取り上げられるものであるというふうに私は判断するものでございます。 第2には、新市建設のため開発公社が行なう事業は、ただ単にその地域に恩恵を与えるばかりでなくて、全市の発展に役立つものであると考えるものでございます。例を上げて申し上げますならば、小名浜港の建設などそのよき例であろうと思うわけでございます。こんにち国際港小名浜商港は、磐城地区の繁栄に役立っているばかりでなく、新いわき市の発展に、あるいは国、県の伸展に大きな役割りを果たしていることはだれしも認めるところでございまして、異論のないところでございます。地域のみにこだわって全体の発展を阻害するおそれが出てくるようなことは、厳に注意しなければならないものと思うわけでございます。 以上申し述べましたように、私は修正案に反対、開発公社に出捐することに賛成する者でございます。すなわち一部修正案には反対を申し上げ、原案に賛成するものでございます。   -------------------------------- △鈴木光雄君 討論 ○議長(志賀季三郎君) 鈴木光雄君。 ◆303番(鈴木光雄君) 〔登壇〕303番内郷地区の鈴木光雄であります。 日本共産党議員団を代表いたしまして、議案第54号原案に対する反対、先ほどの一部修正案に対する賛成の意見を申し上げます。 先ほど開発公社賛成の方々の御意見の中で、さらに本議会開会当初から、いわき市の赤字問題をめぐって財政硬直化を云々し、またそのことによって開発公社の設立も必要であるとの論をなしている者があるわけであります。したがって、この予算審議の過程で明らかにいたしてまいりますのは、赤字の真の原因というものはどこにあるのかということであります。市長が開会当日提案説明の中でいっておった、いわき市の赤字、財政硬直化の原因が、40年以前における各市町村の財政の中にその原因が包含されているものがあらわれたものである。あるいは経常経費の増額、特に人件費に財政硬直化の大さな原因を求めて、これに対する攻撃を意図する説明を行なっているのですが、わが党の代表が一般質問において質問しました数々の諸問題、さらに総務委員会における質疑の退程で明らかにいたしましたが、市長、執行部は真の意味において、現在のいわき市の財政分析をしておらないのであります。 一例を申し上げますならば、一般質問の段階でも問題になりましたが、超過負担の実態がどうなっているかということについては、残念ながら執行部から明確な説明を受けることはできなかったのであります。9月議会に提出されました資料によって見るならば、国庫補助の建設事業関係だけで1億4,400万円の超過負担が当いわき市にはあるわけでございます。この1億4,400万円は建設事業関係だけでございますから、その他の部門を含めるならば、相当膨大な金額になるであろうということは想像されるわけであります。 42年度の今次補正予算を含めまして、内郷地区における超過負担の総額を見るならば、ほぼ5,400万円と推定されるわけであります。内郷地区の予算がいわき市全体の予算に占る比率からいきまして、全く機械的ではございますが、いわき市全体において10倍の超過負担があるものと仮定をするならば、いわき市全体で実に5億4,000万円の超過負担があるわけでございます。政府が、県が当然出すべき金を出さないで、そのために市が余分に出している金が少なくとも5億4,000万円と推定されるのであります。 いま、いわき市における赤字は一体幾らになっているのか。41年度決算において出されているものを見るならば、単年度決算においても5億7,228万6,000円であります。この単年度決算赤字5億7,000万円も、もし政府が当然に出すべき金をちゃんといわき市に渡しておれば、少なくとも5億4,000万円の赤字が出なくて済んだのであります。残るのは3,000万円ではないか。 さらに9月議会においてわれわれに出された資料によるならば、工場誘致等によって工場の建設をすると、固定資産税その他の減税の特別措置を行なっております。この減税の特別措置により、いわき市の収入が減った部分は一体幾らであるかということについては、9月議会にわれわれに提出されたものでは、実に4,200万円に及んでいるのであります。いま政府が、国が当然出すべき金をいわき市に渡し、また大資本のための特別の減税をやめるということになれば、一ぺんでいわき市の赤字はなくなるのであります。いわき市の赤字の真の原因はどこにあるかはこの一事をもってしても明らかではないでしょうか。もちろん従来の市町村財政のあり方、現在の大和田市政のあり方がそのまま正しく、そのことによっては赤字は出ないのだとは言いません。いわき市の現在の赤字の原因が、すべて政府、国にだけあるのだとは申しません。しかし、少なくともそこに大きな原因があることだけはこんにち明らかになっているのではないでしょうか。 これらの分析をなさずにただ単に経常経費が増大しておるとか、人件費が多くなっておるとか、そういうことをもってして財政硬直化の原因であるとか、あるいは赤字の原因であるとかといっているのは、全くためにする宣伝ではないか。しかもこのような42年度予算の性格を今度の補正予算ではさらに深める方向にいっておる。たとえば内郷地区において、今度貨物駅操車場関係の予算が国庫支出金において1,000万円以上が減らされておる。そのために国鉄もうけのための汽車は走ることになりましたが、その国鉄もうけの汽車が走るおかげで通学道路はどのようになっているか。従来五つあった踏切が閉鎖をされているという実情の中で、これら市民の通学路の不便をなくそうというものに対する国庫支出金を1,000万円以上も削っている。国鉄のもうけだけをやれば、あとは市民が、学生がどんなに不便を感じようとも一向差しつかえないという状態がここに出てきておるのではないでしょうか。そのような方向を安易に受け入れておる大和田市政のあり方、しかもそのあり方が、この地域に建設資金4億以上を必要とする立体交差をどうしてもつくらなけりゃいかんということに対し、一体どのような態度を大和田市政はとっておるのか。この予算の中に流れる姿というものは、国鉄や大資本のもうけのためには金を出しても、そのことによって起こってくる市民の生活の、学生の通学の、そういう不安に対する解決のためには、乗り気にならないという姿が、そこには出ておるのではないでしょうか。この方向をさらに推し進めていこうというのが、開発公社の設立ではないでしょうか。 年間500万円、3年間で1,500万円の出捐金を出していくという開発公社が行なうものは何か、市長である理事長が勝手に任命できる理事、役員によって一切が処理されていくということであります。すでに配布された資料でおわかりのように選挙によって選げれるのでも何でもない。全部が理事長の任命である。同時にまた気にいらなければ理事長は全部を首にできる。こういう理事長のワンマン独裁の形の中で、もうけたときは開発公社だ、損したときは市だ、これがその姿であります。しかも真の意味において議会がそれをチェックする方向はないのであります。やはり市とは、議会とは別個に設立される財団法人でございます。これらが市政腐敗の温床になっていることは、全国各地の二百数十の開発公社の例を見れば明らかでございます。また公社の職員は専任の職員を極力抑えて市の職員を兼務させてやっていくということですが、市の仕事に加えて公社の仕事もやるほどいまの市の職員はひまなのだろうか。で、ないとすれば一体どうやってやるのか。市から人件費を払い、市民の税金によって、借金をしながらその保証のもとに事業を運営し、それで大資本のための事業を行なっていくということではないでしょうか。すでに明らかにされております事業計画は、なるほど予定であります。予定ではあっても、その中にいわき市民にとっていま最も切実なる問題解決のためにやるという事業があるのか。市民のための道路、あるいは先ほど申し上げましたような、内郷地区において大きな問題になっている立体交差をつくるための事業をやるのか。やらないでしょう。市民のための事業というものは計画されておらない。 先ほど小林議員からもいわれておりますが、住宅団地の問題にいたしましても、市の各地区に住宅団地はどれだけあるのか。市が先行投資だということで造成し、しかもそのまま未処分のために市がその金利を負担し、維持していくために財政上大きな問題になっております住宅用地が一体どれだけあるのか。常磐に湯長谷団地1万1,400平方メートルあるんじゃないか。磐城に船戸団地4万8,078平方メートルあるんじゃないか。勿来に6万8,396平方メートルあるんじゃないか。内郷にもある。しかもそれを処分できないために金利負担その他でもって市の財政に大きなしわ寄せが来ておる。こういう住宅団地を現に持っておるのではないか。そのほか高坂団地、玉川団地があるのではないか。それとのかね合いにおいて、公社はどういう住宅団地をつくろうとするのか。それをもしやっていくとすれば、市が現に持っている住宅団地の金利負担その他による財政的な負担をますます大きくしていくだけではないか。開発公社を設立してこれをやっていくことによって、市の赤字はなおふえるということではないか。 さらにまた、開発公社がもうけようとするならば、結論的に言って、農民から土地を安く買う以外にはもうけるということはできないのではないか。企業側に渡す値段が、企業側の採算ベースを考えて売る以上、最終的に売り渡す価格を高くできないとすれば、その中でやるためには農民から買う場合、土地の値段をたたく以外にないのじゃないか。 いまこのように見てくるならば、開発公社の設立によってなされるものは何か。市民特に農民の犠牲において、市の職員の労働強化とその犠牲において、大資本のために事業を行なっていこうとするものではないか。しかもその結果はますます公害を大きくし、市民に対する被害、犠牲をますます大きくするものではないか。 そういうものを含めてみた場合に54号議案というものは、従来以上にいわき市の財政をますます破壊する方向に作用するであろうし、市民の生活を破壊する方向に作用するであろう。市政腐敗がそこから生み出されてくるであろうことは明らかであります。 以上のような観点に立って議案54号に対して反対、修正案に賛成の立場に立ちながら討論を行なったのでございます。   -------------------------------- △飯勝君 討論 ○議長(志賀季三郎君) 217番、飯勝君。 ◆217番(飯塚勝君) 〔登壇〕217番飯勝でございます。今回提案されました議案第54号いわき市一般会計補正予算(第13号)の中の、ただいま鈴木議員が賛成討論をされました修正動議につきまして、その案件には反対するものでございます。したがって原案について賛成ということが必然的になってくるわけでございます。その内容に基づきまして反対の理由、さらには賛成の理由を一言申し上げまして、議員諸公の御賛成を得たいと思うわけでございます。 私は市の執行部の提案に対しまして、ただ単になんでもかんでも賛成するというような、迎合するというようなことは考えていない一人でございます。この中に立って、開発公社の設立につきましては、私自身かねてから開発公社の必要性を感じておりました一人でございます。よくものを考えてみまするに、磐城地区財政の中で赤字を論議されておりますが、この開発公社があったならば、皆さん方に、あるいは報道者関係の方々に批判されるような時点は生じなかったであろうということが、痛切に考えられる一人でございます。 大きないわき市になりまして、しかもこれからなさなければならないことが多々あることを考えた場合に、特にこの壇上に立ちまして、あるいは一般質問という姿の中で、われわれは地域住民の福祉向上のために、あの仕事もこの仕事も、必要な事業についてこれを市長に要望しております。しかしながら限られた財政の中では、われわれが要求する事業も進んで行く道は遅々としておるのでございます。そういう現実を考えた場合、どうしても地域開発のために役立ち、住民福祉につながる開発事業をするならば、私は皆さん方もともどもこの問題に対して賛成の意見があるものと信じて疑わないものであります。こういうようなことを考えて、特に前に賛成の意見として古川君あるいは班目君から申し上げられましたので、多くをいう必要はございません。どうか各地域の開発を促進するための事業であるということを御理解いただきまして、皆さん方の御賛成を得たいものである。したがって、この修正動議に対しては反対、原案に対して賛成の意を表して討論に代える次第であります。   -------------------------------- △生田目清君 討論 ○議長(志賀季三郎君) 327番 生田目清君。 ◆327番(生田目清君) 〔登壇〕327番生田目清であります。私は民社党議員団の総意を代表いたしまして議案54号一般会計中総務費の中における500万円の内容に対し反対をし、先ほど216番鈴木議員から提案をされました修正案に賛意を表するものでございます。 もちろん、この壇場でお互いが賛成と反対の側に立ち意見を述べ、その意見がおのおの違うことは論をまたないのであります。しかしながら、その具体的な内容を示すものが何かといった場合に、私はやはり真剣にこの問題について考えてみなければならないと思います。 204番小林議員から総務常任委員会における小数意見の留保がございましたように、まことに当を得た結論であったと存ずるものであります。なぜならば、わずかな差をもって否決されましたけれども、現実、総務委員会は21対25ときわめて緊迫した数字を示したようです。私は500万円の裏づけは非常に重要であり、そういう意味合におきまして、私はすでに賛成、反対に立つそれぞれの議員から幾つかの論議をしぼっておりますので、私は若干の時間を借りまして修正案に賛成の裏づけをしてまいりたいと考えるものであります。 まず、大和田市長の政治姿勢について私はこう考えているのであります。こんにち風聞いたしまする報道機関その他の意見を総合いたしますと、何かしら大和田市政は県の出先機関ではないかという意見が強いのであります。そのことは何をもってかような方向に発展するかというと、いわゆる県で今度は開発公社ができ、あるいは経済会議ができ、あるいはまた公害審議会ができこれらのものができるとさっそくつくります。しかしながら、こんにち経済会議、公害審議会はどういう実情であるかということでわれわれは真剣に見つめなければならないと思います。いつでもドーナツ的な実情の伴わないものが生まれているのではないかと思います。開発公社は誕生してすべりだしたが具体的内容はないということに相なりました。なぜならば、一体大和田市長がこんにち考えている公社はこれからどういうことになるのか、私どもは心配するのであります。優秀な職員もいる、市長が理事者になるんだからまかしておけという人もあるでしょう。しかし、そのことが現実的に約束されるのかというと疑問に感じているのであります。開発公社は不均衡を欠くのではないかと私は心配するのであります。なぜならば、この公社の内容等をこまかく分析いたします場合五市部を施行すべきに力点がおかれている。山間部にはきわめて希薄な状態を露呈しているのであります。古川議員からはバランスの取れた総合開発ということばがでましたが、まことにけっこうでございます。しかし、現実的にはバランスの取れた開発がなされないということでございます。私はあえて旧町村部の議員にお願いするのではございませんけれども、こんにち期待されますものは、特に町村部の皆さんが考えることは、まず経済会議の格づけであります。経済会議を軸とするところの計画では山間部は取り残されようとしている。この振興策にこそ目を向けるべきではないかと考えますが、いま申し上げました事情等から判断いたしましてもむしろ合併をしてよかったという、この夢がいつの間にか逆な方向に発展するおそれがなしとしないところがあるから、あえて開発公社を設立する必要はないというものの考え方に立つ一人であります。どうか、この点を十分勘案いただきまして、この問題を取り扱いまする最終の決定時には単なる人に頼まれたということでなくして、議員としての自覚に基づく示し方を心から考えるものであります。私ども民社党は、過日私費をもって開発公社が設立されている都市部を視察してまいりました。また、その内容等についても十分検討し、さらに今回添付されておりまする公社設立に対しても十分なる検討されましたけれども、前段申し上げましたような方向こそ発展的に生まれてくるのでありまして、必ずしもこの設立はよい結果を生まないという判断をいたしましたわけであります。先ほど申し上げましたように5市部の総合開発のため町村部が置き去りにされるということはわれわれはみずからそういうようなことはすべきでない、またつくるべきでないという判断に立っておるわけであります。(「やってみなければわからないじゃないか」と呼ぶ者あり)そのとおりであります。やってみなければわかりませんけれども、論議の過程で、ある程度の見通しはつくはずです。執行部は赤字財政の解消あるいは積極財政の導入等によって公社の意義を高めていきたいということをいわれておりますが、一体出捐金500万円程度の繰り出しによって4,500万円位の仕事をこの地方で何をやろうという考えなのか、きわめてこの地方は土地が高いところでありますから、私はあの事業計画に盛られているものは線香花火的な方向であるというふうに感ずるのであります。本当にこの地方の総合開発をしようとするならば、まず第1に考えなければならないことは合併するときに何を約束してましたか、国や県は何をもとに合併の実を上げたのか、新産都市の財政根幹事業を規制して、この中でこの地域を総合発展させようということで合併したんではないですか。このことを忘れて開発公社だけに何かしらそういう方向は私は許されないと思うのであります。本当にいわき市の財政が硬直化の状態にあるならば、古川さんはこう言いました。「金との対話である」と言いました。そのとおりであります。金がなければなにもできません。本当になけなしの金を出して借金をしてまでも仕事をやろうとするならば、市長でなくても私もできると思います。また、皆さんでもできると思います。そうではなくて、この市政を新しい方向に進展させるならば少なくても県の開発公社があります。国にも産炭地事業団という国策的なものがあるのではないですか。なぜこれを使わないのか、これこそ金のかからない、この地方の総合開発の一端をになうことができるのではないか、それが33万の人口が一体となっていわき市となったゆえんであります。またかき根を取ったゆえんではないかと考えます。大和田さんはそういうところにあまり意を用いないで、自分みずからの意思によってこそこそとやろうとするお気持はわかりますけれども、そんなことではこんにちの総合開発は間に合わないのです。 それから、政治の力を結集させて、いわゆる、いま私が申し上げましたような国県の力を借りてそうして開発をすることはそれこそ市民の生活の向上であったり、市民へのサービスであったり、また、この地方の発展の基礎をつくるものでなくてはならない。自分の金を出して仕事をやるならばだれでもできるのでありますから、そういうことでなく、そこに政治家のモラルがあり、政治家は何をなすべきか、何を考えるべきか、将来どうすべきかに私は力点を置いていただきたいと思うのであります。また、公社本来の使命であり、迅速果敢にという方向の問題については、この組織機構の中において他市に見ることのでき得ないような評議員制度までも採用する。これは完全に秘密的な要素をつくってるものではないかと思います。大世帯のこんにちにおける宿命的な救済手段かも存じませんけれども、ここにすでに公社が将来どういうふうに発展するかについて私は疑問を抱く一人であります。郡山の開発公社、福島の開発公社等を視察しております範囲においてはきわめて人員は少数であります。そこに迅速果敢なあるいは秘密裏に事を運ぶという大きなねらいがあるわけであります。にもかかわらず当市の場合、大多数の人員をここに救済するということであります。それらのものが第三者的な人たちの連けいによって、いわゆるどなたかが申しましたような公社が汚職あるいはおかしな方向に発展をする要素に結びつく結果になるのではないかと、このように考えてるわけでありまして、議会権限の拡大と盛んに吹聴して人員を並べたようでありまするが、根本的に議会と公社は出捐金の問題に関する限り相提携いたしますけれども現実的な内容は同床異夢であり全く干渉されない方向に発展することは論をまたないのであります。こういうことを考えまして、市長は開発公社については、ずいぶんあせっているな……というように感ぜざるを得ないのであります。どうしてそのようにあせらなければならないのか、この点についても、私はきわめて疑問であります。言うならば野党だから何でも反対するんだというふうに与党の皆さんはお考えになっては困るのであります。私どもは議員としてこの場に列席する限りにおいて将来の問題点、あるいは現時点における公社の考え方、あるいは方向づけについては十分論議をしなければならない義務をもっておりますから、そういう意味において、私は各位の賛同を賜わりたいと心から願うものであります。そして当面やらなければならない問題は何であるのか、鈴木議員も申し上げましたように、私は少なくても開発公社の設立が、こんにちのこの赤字財政に悩まされ混迷をしているいわき市政のバックボーンになるとは信じておりません。それよりももっと市長は民生安定の上に立っての施策を考えなければならないと考えます。都市部においてこんにち問題点とされることはまずもって公害でございましょう。山間部においてこんにち期待をしておりますことは経済会議を軸とするところの農村振興総合対策であろうと思います。さらにまた、最も当いわき市の将来を運命づけるような問題点でありますところの分市という問題点が出されております。これらをひとつひとつ解決するところにはじめて合併の意味があり、またいわき市政の発展の基礎が確立されるというふうに私は判断をしております。 したがいまして鈴木議員から提案されました修正案の内容に対しまして賛成をいたし、議案中500万円の出捐金につきましては反対の意思を示すものであります。何とぞ御協力賜わりますことを心からお願いいたしまして討論を終ります。 ○議長(志賀季三郎君) 議案第54号についての討論を終了いたします。   -------------------------------- △時間延長 ○議長(志賀季三郎君) おはかりいたします。本日の会議時間は議事の進行状況からみまして、この際あらためて時間の延長をおはかりしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志賀季三郎君) 御異議なしと認め、よって本日の会議時間を延長いたします。   -------------------------------- △大村哲也君 討論 ○議長(志賀季三郎君) 引き続き他の案件に対する討論を行ないます。323番、大村哲也君。 ◆323番(大村哲也君) 社会党いわき市議団を代表いたしまして、昭和41年度決算について反対の討論をいたします。 過日の総務委員会の中で市費持ち出しにつきまして執行部に御質問をしておりましたが、その内容が明確でないのであります。すなわち国民年金事務費、国民健康保険事務費、義務教育施設整備事業費、公営住宅建設事業費、保育所関係事務費、農業委員会事務費、失業対策事業費、環境衛生施設整備事業費、統計並びに選挙委託事務費等について市費超過負担額の資料の提出を求めておったのですが、それについては現在まだ明確に回答がないのであります。したがいまして、いわき市の困難な財政の原因あるいはそれに対する問題解決策の方向がないわけであります。過日、執行部が私どもに示しました超過負担の資料中保育建設事業の総事業費2,618万9,000円については2分の1の国庫補助、4分の1の県補助がされることになっておりますが、実際の補助基本額がわずか16.8%の440万円しか認められていないのであります。その結果、法的には2分の1であるはずの国庫補助が12分の1、4分の1の県補助が24分の1しか補助されておらず、実際には83.2%の超過負担率となっております。じん芥焼却場建設事業についても総事業責4,200万円に対し補助基本額は38.1%の1,600万円しか認められず4分の1の国庫補助であるべきところを実際には10分の1しか補助されていないのであります。この結果、最終的に61.9%の超過負担となっておるのであります。総体的には超過負担額は1億4,400万円に及びまして総事業費に対する18.5%の大きな超過負担率となっていわき市の財政を圧迫しているのであります。 このような原因に対しまして市長の政治姿勢は、朝4時半に起きて福島に行き夜中の11時にたいへん御苦労なさって御帰宅されるという、たいへんエネルギッシュな活動のようでございますが、この市長の行動はまことに依頼心のかたまりであります。国から補助をとってくる、借金のワクをもらってくる。国の直轄事業をもらってくることが国に対する依存度を多くし、これが政治力のある市長などと思われてはまことに迷惑であります。こんにちいろいろな行財政のもとでは補助あるいはまたそれに依存しないとやっていけないように、現在の自民党は自分の地盤確保のために自治体を国に縛りつけております。この福島県の「悪代官」と言われる人、あるいは自民党の「栄ちゃん」と言わてる佐藤栄作さんとつながらなければ補助、起債の獲得が困難であるという、そういう終始一貫した市長の考え方に大きなこんにちの赤字を生じさせる原因があると思います。自治体の依頼心を強める国の制度に対しまして、自治体の自立制の確保からも住民に真相を訴え自治体が自由に財源を使われるようなそういう仕組みに市長はその先頭に立って運動をすべきであります。わずかの金を借りるのに県の若い役人に、さらに各省に足を運び、少なくとも時間と経費をかけて市長が頭を下げて金を借りてくるというやり方はまことにぶざまであります。市長は借金をしなくとも、補助をもらわなくてもやっていけるような制度を腹の底から考え、そういう行動を示さなければなりません。現在の自民党が住宅問題、人道問題が解決できないで依然として政権を続けているのはこの補助起債の制度があるからであります。いまの補助制度が地方自治体で真に反対することを住民に訴え、住民に現在の補助あるいは起債制度の罪悪を知らせ、この制度を改正させる必要性を強調し、政府に要求するための市民運動を起すことが市長の最大の任務であります。この運動が成功すれば地方財政計画に盛られているところの地方交付額は大幅にふえ、補助起債が大幅にふえるのであります。新しいまちづくりをやるとするならばみずから政府に頭を下げて自主性を弱めるような行動を市長は慎むのが至当なものであると思います。それと歳出におきまして不用額600万円あるのでございますが、まことにこのような予算の執行は不適当であります。したがいまして、私はそういう不用額を予算に計上することはやはり財政当局の責任は少なくないと思います。そういう観点から昭和41年度の共通経費分の決算につきましては反対の趣旨を申し上げるものであります。以上。   -------------------------------- △鈴木光雄君 討論 ○議長(志賀季三郎君) 次に303番、鈴木光雄君。 ◆303番(鈴木光雄君) 303番内郷の鈴木光雄であります。共産党議員団を代表いたしまして議案第1号、議案第53号中、専決第28号の議案について反対の意見を申し上げ、あわせて請願第85号に対する賛成の意見を申し上げます。 議案第1号41年度決算認定に対しては、先ほどの予算に対する意見の中で現在の大和田市政がとってきた姿がいかなる方向であるかはおおよそ申されておりますので、それと重複する分については省略しながら申し上げますが、いま配られました資料と41年度打ち切り決算を含む年間を通じての決算額と合併以前に市町村合併協議会において検討いたしました41年度以降における財政計画とを比較してみますと、合併前において41年度の歳入としてはじき出した数字は歳入において73億3,800万円からの歳入総額になり、歳出において同額を財政計画として出しておったわけでございます。41年度の決算を年間を通じてみますと歳入において81億9,100万円、歳出において84億6,000万円と大幅に増加をいたしております。いまこの歳入を比較してみますならば歳入総額において7億5,300万円の増額をもたらしておりますが、その内訳を言います。地方交付金において2億7,200万円の増額がありますが、分担金、負担金において4億1,600万円の減額、国庫支出金において3億1,398万円の減額、県支出金において3,225万円の減額、借金だけは1億8,046万円の増、さらにわれわれの財産であります財産収入で4億5,170万円からの増、その他となっておるわけであります。これらの数字を見た場合、県議会がすわり込みまでやって無理やり合併させましたこのひらかなのいわき市によって「国、県からの金がたくさんくるんだ」こういう宣伝がなされ、そのことによってひらかなの「いわき市の建設は前途洋洋たるものがある」ということを宣伝されて来たわけでございますが、いま41年度の決算額を見る場合に国県からの補助は明らかに減っているのであります。一体なぜこのように国県からの補助が減少して来ておるのかこの点については残念ながら審議の過程においては答弁をもらうことができなかったわけでございます。 さらに合併前においてわれわれに宣伝していたあのばら色の夢が財政面から明らかにくずれていることをこの決算は示しているものと思います。超過負担の実態については集約できませんでしたが、42年度の予算とおおよその変化はないと考えられます。それと旧市町村の三役、教育長を含めた四役が参与、参事として残っておりますが、41年度に参与、参事に支給されました報酬総額2,073万5,763円でございます。41年度の単年度決算を見た場合に7億の赤字を出しておりますが、このうち旧町村部の赤字総額は2,296万3,000円であるときに、参与、参事に支払った総金額は2,000万円を越えこのような不合理な制度が廃止されておったならば旧町村部の赤字はほぼ解消することができ、また、この2,000万円の財源を基礎として事業を行なうならば1億円以上の事業が行なわれることも明らかであります。このようなものは一例でございますが、この41年度の決算にあらわれましたこの姿、そして現在の公害の状態はますますひんぱんになり、毎年水害は起こり、これに対して一体いかなる財政支出がなされたのか、また新産都市の建設ということで化学工業が進められているが、その中でさびれ行く漁業、特に一本釣りの沿岸漁業に対して一体いかなる施策がなされて来たのか、こういうふうに決算というかがみを通じてそこに繰り広げられるひらかなのいわき市の大和田市長の姿、これは明らかに中央に直結し、県政に直結する姿勢というものが、現に市を赤字に追い込み市民を公害の渦の中に追い込み、市民生活が破壊されていく方向に進められているというのが、現実の姿としてこの決算の中に出て来ているんではないか、提案説明の中でいたずらに42年度以前においては「おれの責任ではない、前の連中がやったことでその連中が悪いんだ」という説明のしかた、責任を他に転嫁するやり方はこの決算の中から出て来ないのであります。明らかに国、県の出張所、福島県政の下請け的性格へ移りつつあり、大和田施政が財政的にも破綻に追いやろうということが言えるのではないでしょうか。このようにみて来た場合に決算は形式的にソロバンが違ってるかどうか、ということでなくして、われわれ議員として、政治家として決算を分析討論をする意味において、大和田施政の進めるべき方向、進んで来た姿をわれわれは承認することができないのであります。そういう点で議案第1号について認定することはできない、反対の意を表明するのであります。 続いて議案第53号中専決処分第28号に対する問題でございます。専決第28号はすでに御承知のとおり参与である前磐城市の三代義勝さんの市民葬の費用を共通経費から165万8,000円、磐城地区経費から70万円、合計235万8,000円を専決処分した問題でございます。一体いかなる人を市民葬の対象にするのか、その基準は何かということについて市長はついにその基準を明らかにすることができなかったのであります。ただ「市政に著しく功労のあった人に礼を尽くす」ということであります。「市政に功労のあった人」とは、それでは議長会において自治功労者として表彰を受けた諸君についても対象になるのか、あるいは地方自治功労者として政府から勲章を授与されるような時代でありますから、そのような方もまた市政功労者として対象となるのか、あるいはたいへん失礼な言い方かも知れませんが、現に参与、参事としておられる方が亡くなられたときにはこれもまた市民葬の対象になるのか、これら一切の基準はないのであります。何の基準もないままに、しかも議会にはかることもなく、ただ市長が「市政に功労があった」というふうに考えるだけで、なぜ市民葬を行なわなければならないのか、このようなことになったならば今後議会はどうなるのであろうか、市民葬に対する明確な定義、基準というものを明らかにすることなしに市長の独断的な感情によって市政が左右されるということは許されるべきではないのであります。結局、磐城地区に対してとかく反大和田ということで、いろいろな動きがあり、この際市民葬等で磐城地区の住民感情を人情的につかんでしまおうとしてこのような政治的な配慮がなされたのではなかろうか、このようなことは全く市政を個人的な野望によって、そういうことをされたと言わざるを得ないのであります。さらにまた三代さんがはたして市民葬にあたいする人であるのか、こんにちわれわれの手元に出されております漢字の磐城地区分市運動の請願書に明らかに合併は間違いであったし、合併によって磐城地区住民は大きな損失をこうむっているということを述べているのであります。しかも、それに対する漢字の磐城地区住民の70%の方々が署名をしていると言われております。一体漢字の旧磐城市を合併に踏み切らせた直接的な責任者はだれだったのでしょうか。それは三代さんではないでしょうか。磐城地区住民70%の意思を踏みにじったということであればその人を市民葬として礼を尽くすにあたいするであろうか、まさしく論には論を呼ぶのであります。全く前例のないことを佐藤首相にまねをする、すなわち吉田氏の国民葬のようなサルまねをして点数をかせごうというふらちな、このような専決処分を認めることはできないのであります。 第3番目に請願第85号第5次選挙制度審議会の答申について賛成の立場から意見を申し上げます。総務委員会で満場一致で採択され、本会議に報告されたものについて、総務委員会に参加をした私として、あえて賛成の討論を行なうのはなぜか、この問題を明確にしておきたいと思います。本日の本会議開会以前からこの請願第85号については表決の段階において突然投票に持ち込んで否決をしようという動きがあるやに見受けられます。反対討論をすることなしに表決の段階でいきなり投票に持ち込んでいくというやに見受けられたのであえて討論に立った次第でございます。すでに御承知のように、この総務委員会の結論は正副議長を含めて万場一致で採択されたのであります。(拍手)しかもこのいわき市議会を構成している中で政党、会派に所属しているその比率はそのまま必ず反映しておらないにしても全政党、全会派の方々が総務委員会に所属をし、この審議に参加をしているのでございます。この中には各政党、会派がこの問題についてそれぞれ賛成する態度を取ったからこそこのようになったのではないでしょうか。もしも、政党会派においてそういうことをしたのではないということであれば、それは政党、会派が議案審議をする以前に勉強をなされておらないということでありますから、何のために議案書を開会前に配布されているのかをみたときにもそのような態度は間違っていると思われます。総務委員会で多少とも反対意見があれば別ですが、しかしながら万場一致で採択されているものについてあらためて採決するとするならば、これは全くいわき市議会の良識に反する。このような審議の過程もすべて放棄し、ただ数だけによって議会を左右していくという態度を取るならば、まさに議会ルールを踏みにじったり、いわき市議会の体面を傷つけるものと言わざるを得ないのであります。このような立場からそういう数の暴力を使うような方はあるまいと思いながらも賛成討論をいたすわけであります。 そういうことは先ほど質問の段階で小選挙区制はよくわからない、これは謙遜した言い方ではあろうと思います。たいへん勉強されてる方がこのような言い方をなされるならば謙遜しながらあとに弊害を残しておるものと思いますが、小選挙区制は衆議院の選挙区割りで一区制を否定するものであり、現在とられていることは小選挙区制であります。そこで同じ得票によっても結果が大きく違うということを御注意願いたいと思います。それは本年行なわれました衆議院議員選挙の結果、あの得票数をこのまま当てはめてみるならば得票率において48%で議席数は57%を占めるわけであります。もし、大選挙制度をとった場合に議会の議席に正しく結びつくとすれば、国会の会議において、ここでは当然全国有権者の投票の結果が政治に反映されるような選挙制でなければなりません。もし、このように得票総数に比例し、正しく衆議院の議席が配分されるならば自民党等は現在の277人が一挙に237人になり40人減るのでございます。得票数が半分以下でありながら、議席は半分以上持ってるのであります。ところが小選挙区制を実現すれば409人を当選させることができる。同じ得票の結果をみても選挙制度の違いによって議席数は大きくかわってくるのであります。このような選挙制度が行なわれた場合において、いま選挙区割りをどうするかということについては、次期国会において多数を占めるものが自由にできるわけですからその結果は明らかになるわけです。自分たちが当選するように区割りをすればいいわけですからこのことが鳩山内閣当時の選挙区割り、いわゆるハトマンであると言われたあの選挙区割りは党の姿を明らかにしているわけであります。しかも共産党、社会党、民社党、公明党、自民党の五大政党から立候補者を立てることは予想されるところであります。いま、5人の候補者で10万人の有権者があって、その候補者の力が互角であったとき2万票ずつの票が得られるならば、だれか1人が2万1票を取り、そしてだれかが1万9,999票になります。このことによって8割近くの死票となるのであります。わずか2割にすぎないものが10万人の代表であるということになるのであります。いわゆる、死票がもっとも大きくなるのが小選挙区制であり、また買収がやりやすくなることが小選挙区制でありこのような姿で小選挙区制が実現された場合は、一体どうなるでしょうか。先ほど申し上げました数字にこの正月行なわれた選挙の結果を見るに480名の衆議院議席の中で409名を占めるような選挙制度、こういう選挙制であり、しかも、そのことによって国会は何をやるのか。3分の2を占めるものが国会において憲法改正、地方自治法を改正することは明らかであります。いま、先ほどの予算、あるいは決算の段階で申し上げましたように中央の方針において、その地方財政に対する超過負担を出させ、あるいは減税措置を講じながら自治体財政を破壊させるような方向にいまの自民党は持って行っている。その自民党が国会で3分の2以上の絶対的多数を持った場合に、ますます市財政が破壊されることは明らかでありましょうし、権利が踏みにじられることも明らかであり、憲法が改悪された結果はいかなることになるか、これはいつか来た道でございます。戦争にかり出されていくことは明らかであります。生命を生み、生命を守り、生命を育てていく母親が、現にこれらの小選挙区制の内容をつぶさに検討しながら、その前途に横たわるものは何であるか、ということを知ったときに、何としても生命を守らなければならないということから小選挙区制の実現を許してはならないという結論に達し、その立場を全国的に、またこのいわき市においても運動を展開していると思います。 また、その一つの方向として市議会に請願が出されていることは明らかであります。このような立場から私を含めて17名の者が紹介議員となり、これが本会議に出されて来ておるのであります。われわれがこの問題を万場一致で総務常任委員会で採択したこと、これらの小選挙区制の問題については、きのうきょう突然に出された問題ではない、十数年来論議されて来ているものであります。請願書が事前に配布されているにもかかわらず論議する余地なしと採択したからと言ってどこに取り扱い上の問題があるのか。質疑がなかった。討論がなく、採択された案件は決してこの1件だけではなかろう。議案が事前に配布される時点において、そういう案件は他にもある。この案件だけを問題にしようということは一体何か、正副議長が入って万場一致きまったものを、しかも反対討論もなく、表決の際に突然投票に持ち込もうということが見受けられるから討論申し上げたんです。そうでなければ私はあえて出すことがなかったわけです。またそれが私の思い違いであって、この問題がそのまま総務常任委員長報告どおり本会議において確認されることを希望しながら討論を終ります。 ○議長(志賀季三郎君) 以上をもちまして討論を終結いたします。この際、暫時休憩いたします。              午後4時32分 休憩   --------------------------------              午後4時49分 開議 △採決 ○議長(志賀季三郎君) 休議前に引続き会議を開きます。直ちに採決いたします。 まず議案第1号昭和41年度いわき市一般会計決算の認定について採決いたします。本案について各委員長報告のとおり決するに御賛成の諸君の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(志賀季三郎君) 起立多数と認めます。よって本案は各委員長報告のとおり認定することに決しました。 次に議案第2号より議案第32号までの各決算認定について、この際一括採決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志賀季三郎君) 御異議なしと認めます。よってそのように取り計らいます。 あらためておはかりいたします。議案第2号昭和41年度いわき市国民健康保険事業特別会計決算の認定についてより、議案第32号昭和41年度いわき市川前地区財産区特別会計決算の認定についてまで、以上31件、各委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志賀季三郎君) 御異議なしと認めます。よって各決算について議会は各委員長報告のとおり認定することに決しました。 次に議案第33号より議案第52号まで、この際一括採決するに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(志賀季三郎君) 御異議なしと認めます。よってそのように取り計らいます。 あらためておはかりいたします。議案第33号いわき市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の制定についてより、議案第52号工事請負契約の変更についてまで以上20件、それぞれ委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志賀季三郎君) 御異議なしと認めます。よって各案はそれぞれ委員長報告のとおり決しました。 次に議案第53号専決処分の承認を求めることについて採決いたします。本案を各委員長報告のとおり承認することに御賛成の方の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(志賀季三郎君) 起立多数と認めます。よって本案は委員長報告のとおり承認することに決しました。 次に議案第80号及び議案第81号の2件を先に採決いたします。この際一括採決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志賀季三郎君) 御異議なしと認めそのように取り計らいます。議案第80号福島県市民交通災害共済組合設立について及び議案第81号いわき市職員の給与に関する条例の改正について以上2件、委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志賀季三郎君) 御異議なしと認めます。よって各案は委員長報告のとおり決しました。 議案第54号昭和42年度いわき市一般会計補正予算について採決いたします。本案につきましては、修正案が提出されておりますので、まずこの修正案から採決いたします。採決の方法につきましては、無記名投票をもって行ないます。 議場の閉鎖を命じます。  〔議場閉鎖〕 ○議長(志賀季三郎君) 出席議員数確認のため、そのままお侍ち願います。  〔出席者確認〕 ○議長(志賀季三郎君) 現在の出席議員数は269名であります。おはかりいたします。会議規則第31条第2項の規定により、立会人に白土恵侯君及び菅波大十一君を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志賀季三郎君) 御異議なしと認めます。よって立会人に白土恵侯君及び菅波大十一君を指名いたします。投票箱をあらためさせます。  〔投票箱点検〕 ○議長(志賀季三郎君) 異状なしと認めます。投票用紙を配布いたさせます。  〔投票用紙配布〕 ○議長(志賀季三郎君) 投票用紙の配布漏れはありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志賀季三郎君) 投票用紙配布漏れなしと認めます。念のため申し上げます。修正案を可とする諸君は賛成と、否とする諸君は反対と記載の上、点呼に応じて順次投票願います。点呼を命じます。  〔氏名点呼〕  〔各員投票〕 ○議長(志賀季三郎君) 投票漏れはありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志賀季三郎君) 投票漏れなしと認めます。投票を終了いたします。 直ちに開票を行ないます。白土恵侯君及び菅波大十一君の立ち会いを願います。  〔開票〕 ○議長(志賀季三郎君) 投票の結果を報告いたします。  投票総数   269票   有効投票  269票  有効投票中   賛成     87票   反対    182票 以上のとおり反対が多数であります。よって本修正案は否決されました。修正案が否決されましたので原案について採決いたします。本案の採決は無記名投票によって行なうことといたします。議場閉鎖のままでございますので、出席議員数の確認はいたしません。 出席議員数は269名であります。 会議規則による立会人でございますが、先ほどの2人を立会人とすることに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志賀季三郎君) それではそのように取り計らいます。 投票用紙を配布いたさせます。  〔投票用紙配布〕 ○議長(志賀季三郎君) 投票用紙の配布漏れはありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志賀季三郎君) 投票用紙の配布漏れなしと認めます。 投票箱をあらためさせます。  〔投票箱点検〕 ○議長(志賀季三郎君) 異状なしと認めます。 なお念のため申し上げます。本案について委員長報告のとおり決するに御賛成の諸君は賛成と、否とする諸君は反対と記載の上、点呼に応じて順次投票を願います。 点呼を命じます。  〔氏名点呼〕  〔各員投票〕 ○議長(志賀季三郎君) 投票漏れはありませんか。--投票漏れなしと認めます。投票を終了いたします。 開票を行ないます。白土恵侯君及び菅波大十一君の立ち会いを願います。  〔開票〕 ○議長(志賀季三郎君) 開票の結果を報告いたします。  投票総数     269票   有効投票    269票  有効投票中   賛成      184票(拍手)   反対       85票(拍手) 以上のとおり賛成が多数であります。よって本案は各委員長報告のとおり決しました。 議場の閉鎖を解きます。  〔議場開鎖〕 ○議長(志賀季三郎君) 次に議案第55号より議案第77号まで23件、この際一括採決するに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志賀季三郎君) 御異議なしと認め、そのように取り計らいます。 あらためておはかりいたします。議案第55号昭和42年度いわき市国民健康保険事業特別会計補正予算より、議案第77号昭和42年度いわき市平競輪事業第2特別会計補正予算まで、以上23件、各委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志賀季三郎君) 御異議なしと認めます。よって各案は各委員長報告のとおり決しました。 次に議案第78号及び議案第79号以上2件、この際一括採決するに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志賀季三郎君) 御異議なしと認めます。よってそのように取り計らいます。 あらためておはかりいたします。議案第78号いわき市山田財産区管理委員選任の同意を求めることについて及び議案第79号いわき市沢渡財産区管理委員選任の同意を求めることについて、以上2件、この際委員長の報告のとおり決するに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志賀季三郎君) 御異議なしと認めます。よって各案について、議会はそれぞれ同意することに決しました。 次に請願及び陳情について採決いたします。この際請願第85号第5次選挙制度審議会の答申について、本請願の採決については飯勝君ほか36人から無記名投票によられたいとの要求がありますので、無記名投票をもって行ないます。  〔203番議員「議事進行について」と呼ぶ〕 ○議長(志賀季三郎君) 203番。 ◆203番(中山春吉君) 勿来地区の中山でございます。私は請願第85号について、特にいわき市議会議長に質問するものであります。ただいま三十何名かの方々から、無記名投票によって採決をしてもらいたいという申し出があるというふうに議長は申されました。しかし議会の民主主義を守るには、委員長報告に対して賛成、反対の討論をなしたその上で採決をするのが慣例であったわけでございます。 この際の請願第85号に対しての取り扱いは異例であります。わが党の鈴木議員が発言されておりまするように、こういう異例の取り扱いをしなければならないということは、一体どういうことなのか。自治法あるいは会議規則に抵触しないのかどうか。慣例を破るということは許されない。議長の越権行為にひとしいというふうに考えます。 御承知のように本請願は総務委員会の中で、各会派はじめ正副議長まで参加して万場一致できめられているというふうに報告されております。 このような状態からいきますと、正副議長の政治責任はどのようにとられようとしているのか。当然出て来ることは、総務委員会の委員の方々の政治責任の問題にも波及するというふうに考えます。このような状態になったことは、議会構成を混乱させます。そしていままでの慣例を打ち破ることは、議会の民主主義を剥奪していく結果に相なるものであると考えます。この取り扱いについて事務局は一体、議長のそばにいて議長に対し、どういう進達をしているのか。私がうかがい知っている範囲では、総務委員会の委員長報告に対して質問こそ出ておりましたが、討論は出されておりません。新しい条例規則に基づいて、こういう請願陳情の取り扱い、採決方法というものが新しくとられるならばいざ知らず、おそらく旧市町村の議会の慣例というものは、委員長報告に対して賛成、反対の討論があって、そして採決にもって行ったのが、いままでの慣例であり恒例であったと、私考えるものであります。 私は次の点を質問いたします。正副議長もこの総務委員会に参加し、自分たちも賛成した責任がある。その責任をどのようにとろうとしているのか。と同時に総務委員会の委員の方々が政治的な責任をとろうとしたときの議長の考え方はどこにあるのか。どのように考えているのか。 次に事務局は、こういう慣例恒例を破って、議会の民主主義を剥奪しようとするこういう採決の方法に対して、いかように考えているのか。この点をまず質問いたします。 〔96番議員「議事進行について」と呼ぶ〕 ○議長(志賀季三郎君) 96番。 ◆96番(草野茂君) 先ほど議運の委員長が議事の進め方、採決の方法について同意を得てから、先ほどの休憩時間までのわずかの間にそれが変化されております。質問が1件あっただけで反対討論がないというわけであります。現在議長がやろうとしている採決は、一つはこういうことに関係があります。それは議会が一体となって審議を進めようとする審議のルールにひびが入るということであります。しかも反対討論がなければ、議運できめた方針も変って来るということであります。もしこのような方法でやるということであれば、今後はすべての委員長報告に対して、無記名投標をもってやるという慣例をつくることになります。 採決の方法の宣言を取り消しして、議運で御相談されることが、最も賢明だと思います。これは議会内部の問題でありますので、円満に処理されることを希望いたします。 ○議長(志賀季三郎君) ただいまのお二人の御質問に対してお答えいたします。ただいままでの慣例から申し上げますれば、反対の意思表示がなければ、これを投票採決にもって行かなかったのが慣例でございます。しかしながらそういうことなしといたしましても、先ほど申しましたように、会議規則第31条の規定によって、出席議員33名以上の議員から無記名投票の要求があった場合には、それに従わなければならないということになっておりますので、議長は会議規則の精神にのっとって、そのように採決の方法をとろうとしていたのであります。 議長、副議長も総務委員会に出席しておる、そういう中できめられたのではないかということ、したがって正、副議長がどのような考えでそうしたのか。さらにまたその結果においては、総務委員会全体に何らかの結果をもたらすのではないかという御質問でございます。十分その点は副議長とも考えているわけで、とにかくこの問題は慎重に考えております。ただいま申しましたようにやむない措置であり、なお議長も同意してこれをきめたということでございますが、議長としても正式の手続きをふんで請願された案件であり、これに対してやはり付託して審議を願わなければならない立場になりますと、議長としてとやかく発言することは、何か誘導するような誤解を招くこともある。そうした観点から発言を遠慮いたしたのであります。その点を御了解願います。  〔204番議員「議事進行について」と呼ぶ〕 ○議長(志賀季三郎君) 204番。 ◆204番(小林周喜君) ただいま議長のほうから請願に対する採決取り扱いについての回答をいただいたわけでございますが、私は総務委員会委員の一人の立場から、この問題について解明をしておきたいと考えます。議長はただいまの答弁の中で、議長の権威をまず放棄されているということであります。と申しますことは、議員が各常任委員会に所属をしなければならないこと、これは議員の使命であり、責任であります。たとえ議長、副議長であっても一つの常任委員会に所属をしなければならない。事務局もそういう考えを有しているわけです。その常任委員会に出席して議長であるから発言を遠慮したなどということは、全く言語道断であります。少なくとも議会の権威を保ち、この大マンモス議会の円滑にして円満なる運営をはかる、その衝にあたる議長はもっともっと慎重に対処しなければならないと考えます。 またもう一つの問題としまして、総務委員会は万場一致この件を採択しているのであります。かりに本問題が慣例を破り、特別採決の方法をもって不採択という形が出たあとの混乱の収拾というものについては、かかってこれまた議長の責任にあるものと考えます。先ほど総務委員会委員はやめるべきだというやじもございました。やめろと言われればやめざるを得ません。それぐらいの政治責任はあるわけです。しかし委員長、副委員長が責任をとり、それで議会の混乱が収拾できますか、もっと大事なことは議会の権威を保つことであります。議会が本請願を不採択にするということになれば、いわき市議会歴史の上に一大汚点を残すということを銘記してもらいたい。議長の十分なる配慮を願いたいと思います。  〔「そうだ」「そのとおり」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志賀季三郎君) 暫時休議いたします。              午後6時13分 休憩   --------------------------------              午後7時31分 開議 ○議長(志賀季三郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。請願第85号の採決の方法について、所定の手続きを経て要求があり、おはかりの途中でありましたが、休憩中に提出者より取り下げの申し出があり、議会運営委員会においてもこれを了承しておりますので、皆さまの御了承方をお願いいたします。  〔「異議なし」「了承」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志賀季三郎君) あわせておはかりいたします。各請願陳情について、この際一括採決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志賀季三郎君) 御異議なしと認めそのように取り計らいます。あらためておはかりいたします。各委員長報告のとおりそれぞれ決することに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志賀季三郎君) 御異議なしと認めます。よって各請願、陳情は各委員長報告のとおりそれぞれ決しました。   -------------------------------- △岡助一君 一身上の弁明 ○議長(志賀季三郎君) 316番、岡助一君より特に発言を求められておりますのでこれを許します。 ◆316番(岡助一君) 〔登壇〕たいへん長時間の会議の中で恐縮に思いますが、私個人のことについて弁明をさせていただきたいと思います。と申しますことは先ほどらい紛糾をいたしております請願に関する事項でございますが、私は請願者の意思を尊重して、この請願に署名をいたしている一員でございます。ところが本日、私が10時の開議に対して12分ばかり遅刻をしてまいったのでありますが、その間におきまして、私ども同志会の会員の方が採決の件であとから了解を得ればよいだろうということで、私の名前を記載されました。しかしながら私は、自分の意思にもないことを、自由にしてもらっては困るということを申しておきましたが、このため私の名前を書いた方が取り下げたことがわかりました。私は二重人格者にはなりたくないということで、常に自分の意思を必ず通すという信念の中でやっておりますので、皆さまのほうでもよろしく御了承を願います。  〔「よろしい」と呼ぶ者あり〕  〔204番議員「議事進行について」と呼ぶ〕 ○議長(志賀季三郎君) 204番。 ◆204番(小林周喜君) 私はただいまの件で、今後の議事運営の問題上から明らかにしておきたいと思います。先ほどの扱いは皆さま方一応万場一致で決定いたしましたが、今後の悪例となされては困る。と申しますのは、ただいまの岡議員の発言、これは一身上の弁明と申しながら議会運営上はゆゆしき問題であります。なお先ほど議長は、飯勝氏ほか35名の連署があったと言われましたが、岡氏はこの請願の紹介議員であり、中には2名の総務委員も入っているということが言われているわけです。このようなことを動議の賛成者として35名に扱うということになるとすれば、議会の正常運営を破棄することになりかねない。議長の取り扱いも考えて行かなければならないけれども、事務局でも考えていただきたい。このような本会議の中で万場一致きめた総務委員が、今度は反対をするような立場で署名をすることであってはならないし、請願の紹介議員として名前を連ねている者が、反対の背景の動議の提出者と同様に扱われているのは困る。今後の議会の正常な運営のために、特に一言議事運営上の問題として申し上げておきたいと思います。 ○議長(志賀季三郎君) なおこの際継続審査として報告になりました各案については、再度当該委員会の継続審査として休会中の審査に付託いたします。 当該委員長各位にはよろしくお願いいたします。   -------------------------------- △日程第3 議案第82号上程 △日程第4 議案第83号上程 ○議長(志賀季三郎君) 次に日程に従い議事を進めます。日程第3及び日程第4、議案第82号救育委員会委員任命の同意を求めることについて及び議案第83号固定資産評評審査委員の選任の同意を求めることについて、この際一括上程いたします。   -------------------------------- △提案説明 ○議長(志賀季三郎君) 朗読を省略し、直ちに提出者より説明を求めます。市長。 ◎市長(大和田弥一君) 〔登壇〕議案第82号教育委員会委員任命の同意を求めることについて提案いたし、その理由を御説明申し上げます。本市教育委員の5名の委員のうち江尻卿氏が11月24日をもって任期満了になりましたので、引き続き同氏を教育委員に任命いたしたく議会の同意を求めるものであります。江尻氏の経歴はお手元に配布いたしました経歴書のとおりであります。人格識見ともにすぐれ本市の教育委員にふさわしい方であると考えますので、何とぞ慎重御審議の上御同意下さるようお願いする次第であります。 次に議案第83号固定資産評価審査委員会委員選任の同意を求めることについて提案いたし、その理由を御説明申し上げます。本市の固定資産評価審査委員のうち塩演瑛、吉田善八、忍山靖彦、藁谷守、吉田松男の5氏が11月24日をもって任期満了となりましたので、これらの方々を引き続き固定資産評価審査委員会委員に選任いたしたく議会の同意を求める次第であります。経歴等につきましてはお手元に配布いたしましたとおりであります。委員として最も適任であると考えますので、何とぞこれも御審議の上御同意あらんことをお願いする次第であります。   -------------------------------- △採決 ○議長(志賀季三郎君) 各案とも選任同意案でありますので質疑、討論を省略し、直ちに採決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志賀季三郎君) 御異議なしと認めそのように取り計らいます。 まず議案第82号教育委員会委員の任命の同意を求めることについて採決いたします。おはかりいたします。ただいま議題となっております本案について、これに同意することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志賀季三郎君) 御異議なしと認めます。よって本案を同意することに決定いたしました。 次に議案第83号固定資産評価審査委員会委員の選任の同意を求めることについて、各委員をこの際一括して採決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志賀季三郎君) 御異議なしと認めそのように取り計らいます。本案についてそれぞれ同意することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志賀季三郎君) 御異議なしと認めそれぞれ同意することに決しました。   -------------------------------- △日程第5 諮問答申案第1号、上程 ○議長(志賀季三郎君) 次に日程に従い議長より提出の諮問答申案第1号公有水面の埋立についてを議題といたします。   -------------------------------- △提案説明 ○議長(志賀季三郎君) 朗読を省略し、直ちに事務局長をして説明いたさせます。事務局長。 ◎議会事務局長(松本茂雄君) 〔登壇〕諮問答申案第1号について提案理由の説明をいたします。 本件は小名浜港港湾区域内の公有水面埋立工事施行について、公有水面埋立法第3条の規定により知事から諮問されたものでありまして、日本水素工業株式会社において、小名浜工場の整備拡充の計画の一端としてアンモニア製造設備の大型化を計画いたしましたが、これが用地の確保について既存の土地には全く余裕がなく、公有水面の埋め立てを実施して工場用地を造成せんとするものであり、別紙写を御参照願いたいと思います。 答申書を朗読いたします。 昭和42年12月5日付42港第261号をもって諮問になった、いわき市小名浜字諸地先小名浜港港湾区域内の公有水面の一部7万3,363.42平方メートルの公有水面埋立の件は、公益上支障ないと認め、本市議会は異議なく同意するものとする。 以上でありますが、本件につきましては磐城地区振興特別委員会におきまして事前に協議済みでありますことを申し上げ、提案理由の説明といたします。   -------------------------------- △採決 ○議長(志賀季三郎君) おはかりいたします。本案につきましては先ほど説明いたしましたとおり、当該磐城地区振の協議を経て、その結果に基づき提案いたしたものでありますので、この際質疑討論を省略し直ちに採決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志賀季三郎君) 御異議なしと認めそのように取り計らいます。 おはかりいたします。本案について原案のとおり知事に対し答申することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志賀季三郎君) 御異議なしと認め原案のとおり決定いたしました。暫時休議いたします。              午後7時45分 休憩   --------------------------------              午後7時47分 開議 △日程第6 福島県市民交通災害共済組合議員の選挙 ○副議長(中野豊須美君) 休憩前に引き続き再開いたします。今後の議事を進めるため副議長が交代いたし議長の職を行ないます。議事の進行につきまして特段の御協力をお願いいたします。 先ほど議決を了しました福島県市民交通災害共済組合規約の施行は、福島県知事の許可のあった日からでありますが、同規約第5条第2項の規定にありますとおり、当議会のうちから組合議員1人の選挙をあらかじめ行ないたいと存じます。 おはかりいたします。選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によりたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中野豊須美君) 御異議なしと認めます。よって選挙の方法は指名推選によることに決定いたしました。 おはかりいたします。指名の方法については、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中野豊須美君) 御異議なしと認めます。よって議長において指名することに決定いたしました。 福島県市民交通災害共済組合議員志賀季三郎君を指名いたします。 おはかりいたします。ただいま議長において指名いたしました志賀季三郎君を組合議員の当選人と定めることに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中野豊須美君) 御異議なしと認めます。よってただいま指名いたしました志賀季三郎君が組合議員に当選されました。暫時休議いたします。              午後7時49分 休憩   --------------------------------              午後7時50分 開議 △追加日程 議案第84号上程 ○副議長(中野豊須美君) 再開いたします。おはかりいたします。本日、市長より議案第84号いわき市の単純な労務に雇用される職員の給与の種類及び基準を定める条例の改正についてが提出されましたので、議会運営委員会とも御協議申し上げた結果、この際これを日程に追加し議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中野豊須美君) 御異議なしと認めます。よってこの際議案第84号を日程に追加し議題とすることに決定いたしました。   --------------------------------
    △提案説明 ○副議長(中野豊須美君) 直ちに議案第84号を議題といたします。この際朗読を省略し直ちに提出者より説明を求めます。市長。 ◎市長(大和田弥一君) 〔登壇〕議案第84号いわき市の単純な労務に雇用される職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部を改正する条例を提案いたし、その理由について御説明申し上げます。 今議会に提案されております議案第81号いわき市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例によりまして、一般職の職員の給与改訂に伴い、単純な労務に雇用される職員の給与の種類の中に暫定手当を加えるために条例の改正を行なうものであります。以上何とぞ御審議の上御協賛あらんことをお願い申し上げる次第でございます。 ○副議長(中野豊須美君) おはかりいたします。この際質疑を省略し直ちに委員会に審査を付託することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中野豊須美君) 御異議なしと認めます。おはかりいたします。本案を総務委員会に審査を付託いたしたいと存じますが御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中野豊須美君) 御異議なしと認め総務委員会の審査に付託することに決しました。 議会運営委員会並びに総務委員長とも御協議願いました結果、直ちに総務委員会を開催いたしますので、本会議は当委員会の審査終了までの間休憩いたします。再開の目途を8時半といたします。直ちに休憩いたします。              午後7時53分 休憩   --------------------------------              午後8時23分 開議 △総務常任委員長 報告 ○議長(志賀季三郎君) 再開いたします。委員会の審査の経過、結果について、総務委員長より報告を求めます。総務常任委員長西山一男君。 ◆総務常任委員長(西山一男君) 〔登壇〕先ほど休議前に総務委員会に付託になりました議案第84号につきまして、ただいま当会館大会議室におきまして総務委員会を開催いたしましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。 議員各位すでに御承知のように18日、19日開かれた総務委員会に付託となって論議をいたしました議案第81号一般職の給与問題については御報告申し上げ、先ほど来本会議において御承認を賜わったわけでありますが、その内容と全く同一の問題でありまして、内容そのものにつきましては、さしたる問題もございませんでした。ただし、本議会終了まぎわに条例改正という重要な案件の提出をせざるを得なかった経過について、各委員から活発な御質問等があったわけであります。これに対しまして執行部より、この問題については十分理解をし、前々から国、県に対しましてこれらの問題の取り扱いについて行政指導を受けようとして、再三にわたって連絡をとっておったわけですけれども、国、県からの行政指導がおくれたためにこんにちに至った経過が説明され、これまた委員会としてはその事情を了解いたした次第であります。したがいまして、先ほど申し上げましたように議案第81号と内容を全く同じにいたしますので、本案につきまして委員会としては問題なく原案を認めた次第であります。 以上がただいま休憩中における総務委員会の審査の経過と結果でございますので、これをもって報告を終ります。 ○議長(志賀季三郎君) おはかりいたします。この際総務常任委員長の報告に対する質疑及び討論は省略いたしたいと存じますが御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志賀季三郎君) 御異議なしと認め質疑、討論を省略することに決しました。直ちに採決いたします。 あらためておはかりいたします。議案第84号いわき市の単純な労務に雇用される職員の給与の種類及び基準を定める条例の改正について、委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志賀季三郎君) 御異議なしと認め本案は委員長報告のとおり決しました。   -------------------------------- △日程第7 閉会 ○議長(志賀季三郎君) 以上をもちまして本日の日程は全部終了いたしました。 去る12月9日いわき市12月定例市議会を開会以来14日間にわたる会議も本日全案件の審議を終了いたし閉会の運びとなりましたことに対し、本日まで師走の中公私とも御多忙のところにもかかわらず連日にわたり熱心に御討議を尽くされ、また執行部におかれても市長以下御協力下さいましたことに対し本席より厚く御礼申し上げます。 いわき市制満1周年を迎えた昭和42年もあと旬日を残すのみとなりました。どうかよきお年を迎えられますようお祈りいたしまして、12月定例会はこれをもちまして閉会いたします。まことに御苦労様でした。              午後8時30分 閉会   -------------------------------- 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。  昭和43年12月20日    議長   志賀季三郎    副議長  中野豊須美    議員   草野佐助    議員   沢田一良...