令和 5年 6月
定例会 令和5年
郡山市議会6月
定例会会議録--------------------------------------- 令和5年6月15日(木曜日
)---------------------------------------議事日程第1号
令和5年6月15日(木曜日) 午前10時開議 第1
会議録署名議員の指名 第2 会期の決定 (
委員長報告から採決まで) 第3 諸般の
報告 第4
議案第74号
令和5年度
郡山市
一般会計補正予算(第3号)から
議案第97号
専決処分の承認を求めることについてまで (市長の
提案理由説明)---------------------------------------本日の
会議に付した事件
日程第1
会議録署名議員の指名
日程第2 会期の決定 (
委員長報告から採決まで)
日程第3 諸般の
報告 日程第4
議案第74号
令和5年度
郡山市
一般会計補正予算(第3号)
議案第75号
令和5年度
郡山市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
議案第76号
郡山市職員の
特殊勤務手当に関する
条例及び
郡山市
会計年度任用職員の給与及び
費用弁償に関する
条例の一部を改正する
条例 議案第77号
郡山市財産の交換、譲与、
無償貸付等に関する
条例の一部を改正する
条例 議案第78号
郡山市
税条例等の一部を改正する
条例 議案第79号
こども家庭庁設置法等の施行に伴う
厚生労働省関係省令の
整備等に関する省令の施行に伴う
関係条例の整備に関する
条例 議案第80号
郡山市
国民健康保険税条例の一部を改正する
条例 議案第81号
郡山市
都市公園条例等の一部を改正する
条例 議案第82号
消費税法施行令等の一部を改正する政令の施行に伴う
関係条例の整備に関する
条例 議案第83号
郡山市
総合学習センター条例の一部を改正する
条例 議案第84号
郡山市財産区
管理委員の報酬及び
費用弁償に関する
条例の一部を改正する
条例 議案第85号
工事請負契約について
議案第86号
工事請負契約について
議案第87号
工事請負契約について
議案第88号
工事請負契約について
議案第89号
工事請負契約について
議案第90号
工事請負契約について
議案第91号
工事請負契約の変更について
議案第92号 財産の取得について
議案第93号 財産の取得について
議案第94号 財産の取得について
議案第95号 財産の処分について
議案第96号 福島県
市町村総合事務組合を組織する
地方公共団体の数の減少及び福島県
市町村総合事務組合規約の一部変更について
議案第97号
専決処分の承認を求めることについて (市長の
提案理由説明)---------------------------------------出席議員(36名) 1番
吉田公男議員 2番
渡部龍治議員 4番
箭内好彦議員 5番
塩田義智議員 6番
蛇石郁子議員 7番
柳田尚一議員 8番
村上晃一議員 9番
三瓶宗盛議員 10番
名木敬一
議員 11番 山根
悟議員 12番
福田文子議員 13番
會田一男議員 14番
森合秀行議員 16番
近内利男議員 17番
岡田哲夫議員 18番
飯塚裕一議員 19番
佐藤栄作議員 20番 大木
進議員 21番 但
野光夫議員 22番 折笠 正
議員 23番
良田金次郎議員 24番 栗原
晃議員 25番
廣田耕一議員 26番
久野三男議員 27番
佐藤政喜議員 28番
高橋善治議員 29番
八重樫小代子議員 30番 諸越
裕議員 31番
今村剛司議員 32番
田川正治議員 33番
小島寛子議員 34番
石川義和議員 35番
遠藤敏郎議員 36番
大城宏之議員 37番
七海喜久雄議員 38番
鈴木祐治議員欠席議員(なし)欠員(2名)
---------------------------------------説明のため出席した者 市長
品川萬里 副市長
菅野利和 副市長
村上一郎 総務部長 宗方成利 政策開発部長 佐藤達也 財務部長 遠藤一芳 税務部長 和田光生 市民部長 渡辺 豊
文化スポーツ 小林 亨
環境部長 伊坂 透 部長
保健福祉部長 松田信三 こども部長 相楽靖久 農林部長 和泉伸雄 産業観光部長 桜井忠弘 都市構想部 建設部長 緑川光博 宗形彰久 次長
上下水道事業 会計管理者 橋本 香
野崎弘志 管理者 上下水道局長 佐久間健一 教育長 小野義明 教育総務部長 寄金孝一 学校教育部長 嶋 忠夫
代表監査委員 藤橋桂市
---------------------------------------事務局職員出席者 議会事務局次長 議会事務局長 菊地幸一 遠藤尚孝 兼
総務議事課長 総務議事 総務議事課主任 榮 一寿
赤沼研志 課長補佐 主査兼
議事係長 主任
松崎直美 主任
柳沼弘和 主査
遠藤慶一郎--------------------------------------- 午前10時00分 開会・開議
○
塩田義智議長 これより
令和5年
郡山市議会6月
定例会を開会し、直ちに本日の
会議を開きます。
会議規則第2条による
欠席等の
届出者は皆無であります。
地方自治法第121条第1項の規定により、市長をはじめ他の
執行機関に出席を求めましたところ、
出席通知がありましたので、
説明員の
職氏名は
タブレット端末へ配信しております。 なお、本日の
列席説明員中、
池田都市構想部長に代わり、
宗形都市構想部次長が列席しておりますので、ご
報告いたします。 本日の議事は
議事日程第1号により運営いたします。
---------------------------------------
△
日程第1
会議録署名議員の指名
○
塩田義智議長 日程第1に従い、
会議録署名議員の指名をいたします。
会議録署名議員は、
会議規則第83条の規定により、議長において、
七海喜久雄議員、
鈴木祐治議員、
吉田公男議員を指名いたします。よろしくお願いいたします。
---------------------------------------
△
日程第2 会期の決定(
委員長報告から採決まで)
○
塩田義智議長 日程第2に従い、会期の決定を議題といたします。 本
定例会の運営については、
議会運営委員会において協議され、その
方向づけがなされた
旨連絡がありましたので、
議会運営委員会の
委員長報告を求めます。
會田一男委員長。 〔
會田一男議会運営委員会委員長 登壇〕
◆
會田一男議会運営委員会委員長 議会運営委員会の
委員長報告を申し上げます。 本
委員会を去る6月8日に開催し、本日招集の6月
定例会の運営について協議いたしましたところ、次のような
方向づけがなされましたので、ご
報告いたします。 まず、会期について申し上げます。 会期は、本日から6月30日までの16日間といたします。 次に、
会議日程について申し上げます。 本日は、
タブレット端末へ配信してあります
議事日程第1号により運営いたします。16日は
議案調査のため休会といたします。17日、18日は土曜日、日曜日のため休会といたします。19日は
議案調査のため休会といたします。20日は
事務整理日のため休会といたします。21日、22日、23日は
市政一般質問を行います。24日、25日は土曜日、日曜日のため休会といたします。26日は
市政一般質問を行います。27日、28日は
常任委員会を行います。29日は
事務整理日のため休会といたします。
最終日の30日は午前10時から本
会議を開き、各
常任委員会の
委員長報告を徴し、本
定例会に係る全ての案件を議了することといたします。 次に、
市政一般質問について申し上げます。 発言の
通告者は、
新政会2名、
郡山市議会公明党2名、
緑風会1名、
立憲民主党郡山2名、
自由民主党郡山市議団1名、
志翔会4名、
立憲民主党1名、
国民民主党1名、
日本共産党郡山市議団2名、虹とみどりの会1名、無所属の会1名の計18名であります。 質問の順序は、1番、
岡田哲夫議員、2番、
森合秀行議員、3番、
箭内好彦議員、4番、
山根悟議員、5番、
近内利男議員、6番、
高橋善治議員、7番、
柳田尚一議員、8番、
吉田公男議員、9番、
村上晃一議員、10番、
會田一男、11番、
蛇石郁子議員、12番、
小島寛子議員、13番、
渡部龍治議員、14番、
八重樫小代子議員、15番、
折笠正議員、16番、
久野三男議員、17番、
大木進議員、18番、
佐藤政喜議員、以上であります。 なお、
市政一般質問の
日程は、6月21日、22日は5名、23日、26日は4名といたします。 次に、
議案の
審議方法について申し上げます。
議案第74号
令和5年度
郡山市
一般会計補正予算(第3号)から
議案第97号
専決処分の承認を求めることについてまでの
議案24件について、一括して議題に供し、
市政一般質問終了後、各
常任委員会に
分割付託の上、審議することといたします。 次に、
追加議案及び
議会案並びに請願があった場合の取扱いについては、
市政一般質問最終日または本
定例会最終日に協議することといたします。 なお、
議会案及び討論の
締切りについては、6月28日午後5時、請願の
締切りについては、6月21日午後5時といたします。 以上、ご
報告申し上げます。
○
塩田義智議長 ただいまの
委員長報告に対する質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
塩田義智議長 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入るのでありますが、通告がありませんので、討論を終結いたします。 これより採決いたします。 本
定例会の会期については、
委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
塩田義智議長 ご異議なしと認めます。 よって、本
定例会の会期は、
委員長報告のとおり、本日から6月30日までの16日間と決定いたしました。
---------------------------------------
△
日程第3 諸般の
報告
○
塩田義智議長 日程第3に従い、諸般の
報告をいたします。 初めに、
議長会関係の
会議について申し上げます。 山形市において5月30日、
令和5年度
東北市議会議長会支部長会議、東京都において6月13日、
全国市議会議長会第236回
部会長会議、第231回
理事会、第52回
全国温泉所在都市議会議長協議会総会、6月14日、
全国市議会議長会第99回
定期総会が開催され、いずれも私が出席いたしました。 これらの
会議の概要については、
タブレット端末へ配信しておりますので、ご了承願います。 なお、
全国市議会議長会第99回
定期総会において、
大城宏之議員、
七海喜久雄議員が
議員20年以上の功績に対し、表彰を受けられております。 また、私が
全国市議会議長会部会長、国と地方の協議の場等に関する
特別委員会委員としての功績に対し、
感謝状を頂いております。 次に、市長から、
地方自治法第180条第2項の規定により、
報告第2号
専決処分事項の
報告について、
地方自治法施行令第145条第1項の規定により、
報告第3号
令和4年度
郡山市
一般会計継続費繰越計算書、
報告第11号
令和4年度
郡山市
工業団地開発事業特別会計継続費繰越計算書、
地方自治法施行令第146条第2項の規定により、
報告第4号
令和4年度
郡山市
一般会計繰越明許費繰越計算書、
報告第6号
令和4年度
郡山市県中
都市計画伊賀河原土地区画整理事業特別会計繰越明許費繰越計算書、
報告第8号
令和4年度
郡山市県中
都市計画徳定土地区画整理事業特別会計繰越明許費繰越計算書、
報告第10号
令和4年度
郡山市県中
都市計画大町土地区画整理事業特別会計繰越明許費繰越計算書、
報告第12号
令和4年度
郡山市
熱海温泉事業特別会計繰越明許費繰越計算書、
地方自治法施行令第150条第3項の規定により、
報告第5号
令和4年度
郡山市一般会計事故繰越し
繰越計算書、
報告第7号
令和4年度
郡山市県中都市計画伊賀河原土地区画整理事業特別会計事故繰越し
繰越計算書、
報告第9号
令和4年度
郡山市県中都市計画徳定土地区画整理事業特別会計事故繰越し
繰越計算書、
報告第13号
令和4年度
郡山市熱海温泉事業特別会計事故繰越し
繰越計算書、
地方公営企業法第26条第3項の規定により、
報告第15号
令和4年度
郡山市
水道事業会計予算繰越計算書、
報告第17号
令和4年度
郡山市
下水道事業会計予算繰越計算書、
報告第18号
令和4年度
郡山市
農業集落排水事業会計予算繰越計算書、
地方公営企業法施行令第18条の2第1項の規定により、
報告第14号
令和4年度
郡山市
水道事業会計継続費繰越計算書、
報告第16号
令和4年度
郡山市
下水道事業会計継続費繰越計算書、以上、17件の
報告がありました。 また、
地方自治法第243条の3第2項の規定により、
郡山地方土地開発公社ほか5法人の
令和5年度
事業計画書及び
予算書の提出がありました。これらについては、いずれも既に
タブレット端末に配信しておりますので、ご了承願います。 以上で諸般の
報告を終わります。 この際、表彰状の伝達を行うため、暫時休憩いたします。 午前10時13分
休憩--------------------------------------- 午前10時17分 再開
○
塩田義智議長 休憩前に引き続き
会議を開きます。
---------------------------------------
△
日程第4
議案第74号から
議案第97号まで(市長の
提案理由の説明)
○
塩田義智議長 日程第4に従い、
議案第74号
令和5年度
郡山市
一般会計補正予算(第3号)から
議案第97号
専決処分の承認を求めることについてまでの
議案24件を、件名の朗読を省略し一括して議題といたします。 市長に
提案理由の説明を求めます。
品川市長。 〔
品川萬里市長 登壇〕
◎
品川萬里市長 本日ここに、
令和5年
郡山市議会6月
定例会を開会するに当たり、当面する市政の課題並びに今回提出いたしました
議案の
概要等についてご説明申し上げます。 初めに、
郡山市
フロンティア大使の委嘱について申し上げます。 本市の
イメージづくりや
PR活動を推進していただく
郡山市
フロンティア大使について、
本市出身の
作家古川日出男氏を、今月5日に新たに委嘱いたしました。 古川氏は、これまでに多くの作品を発表されており、数々の輝かしい
受賞歴をお持ちのほか、音楽家や美術家などとの共演による
表現活動にも精力的に取り組まれております。 今後、古川氏のこれまでの豊富なご経験や、既存の枠にとらわれない斬新なご発想を基に、本市の文化振興等様々な取組について、積極的なご提言やご協力をいただけることと期待を申し上げます。 次に、
市制施行100周年に向けた取組について申し上げます。
市制施行100周年
記念事業の
実施方針や
ロゴマーク、
キャッチフレーズなどに関して多種多様なご意見を伺うため、
大槻順一氏を座長とし、市内
各界各層22名の方々で構成する
郡山市制施行100周年
記念事業プロモーション委員会を開催し、昨年度3回の
意見交換を実施したところであります。 その結果、
ロゴマークについては、全国から公募した518点の中から選定され、
キャッチフレーズについては、3月16日「ひらけ 未来へ こおりやま」に決定されました。 また、7月1日から、市民や企業及び
各種団体の皆様にもあらゆる機会を捉え活用していただけるよう、この
ロゴマーク及び
キャッチフレーズの使用に関する要綱によりまして、多くの皆様に幅広く活用いただけるよう広く周知に努めてまいります。 なお、市が実施する
記念事業については、ガバメント・クラウド・ファンディングを積極的に活用するなど、
財源確保に努めてまいります。 今後におきましても、100周年を
オール郡山の取組により市全体で盛り上げるため、
プロモーション委員会での
意見交換や
各種団体が企画する
記念事業を広く募集するなど、多くの市民、
民間団体の皆様に参画していただけるよう
環境整備に取り組んでまいります。 次に、
新型コロナウイルス感染症等の
発生状況について申し上げます。 5月8日に
新型コロナウイルス感染症の
感染症法上の位置づけが5
類感染症へ移行したことから、
新規陽性者の
発生動向については、同法第14条の規定に基づき、
定点医療機関からの
報告により把握することとなっております。 このため、本市は市内12の
定点医療機関から
報告を受け、6月12日時点で直近1週間の
新規陽性者報告数は46人と、前週と同数であり、前々週の50人に比べても、ほぼ横ばいであり、引き続き市民の皆様には基本的な
感染対策をお願いいたします。 続きまして、市政を取り巻く情勢について申し上げます。 初めに、国の動向については、
国際情勢の
不安定化から、
原材料費の上昇による物価や
エネルギー価格の高騰が続いております。 政府は、これらに対応するために、3月28日に
新型コロナウイルス感染症及び
原油価格・
物価高騰対策予備費から2兆2,226億円の使用を
閣議決定いたしました。 これを受け、本市においては、
生活困窮世帯への
給付金など
予算措置が必要な案件について、4月14日付で
専決処分を行ったほか、4月28日の第1回
臨時会において議決いただいた
補正予算により、速やかに
各種対策を進めているところであります。 また、今月7日開催の
経済財政諮問会議において、
コロナ禍を脱する中、
歳出構造を平時に戻すことや、
こども・
子育て政策の
抜本強化、
リ・スキリング支援、
成長分野への
労働移動円滑化の
推進等を盛り込んだ、今年度の
経済財政運営の
基本方針となる骨太の方針の原案が示され、政府は、今月中旬の
閣議決定を目指すこととしております。 さらに、
気候変動適応の一分野である
熱中症対策を強化するため、
気候変動適応法が改正され、5月30日には
熱中症対策実行計画が
閣議決定されました。 来年の夏までには
熱中症警戒情報を法として位置づけ、暑熱から避難するための施設の
開放措置など、
熱中症予防を強化するための仕組みを創設する等の措置が講じられることとなっております。 本市におきましては、6月12日現在、
熱中症による
救急搬送件数が14件に上っており、昨年と同様の状況でありますが、今後、平年より気温が高くなる
可能性があり、さらに
搬送件数が増大する懸念があります。 このため、国の動きに先駆け、本日から
公共施設50か所を
暑熱避難施設(
クーリングシェルター)として開放いたします。 市民の皆様におかれましては、適度な運動や
入浴等により
暑熱順化を進めていただくとともに、暑さの厳しい日には、
熱中症対策の一環として、
市ウェブサイトに掲載されております
クーリングシェルターを積極的にご利用いただきますようお願いいたします。 今後におきましても、国の政策と歩調を合わせ、
市民生活、
地域経済の動向に間断なく連動させるため、引き続き、迅速な
情報収集と的確な対応に努めてまいります。 次に、最近の
景気動向と
雇用情勢について申し上げます。 我が国の経済について、内閣府は5月の
月例経済報告において、「景気は、緩やかに回復している。」として
基調判断を上方修正しております。 また、
日銀福島支店は5月の
金融経済概況において、「
県内景気は、
生産面の一部に弱めの動きが見られるものの、
新型コロナウイルス感染症の影響が和らいでおり、基調としては緩やかに持ち直している。」と
総括判断を据え置いております。
雇用情勢については、
郡山公共職業安定所管内の4月の
有効求人倍率は1.64倍となっており、
前月比で0.06ポイント下回り、県全体の倍率と比較しますと、0.25ポイント上回っております。引き続き、情報の収集・分析・提供に努めてまいります。 次に、
農作物の
生育状況について申し上げます。 3月後半の気温が平年よりも高く推移したことにより、
農作物の品目により生育に影響が及んでおります。水稲については、全体的に田植は平年並みに行われ、
野菜類についても、これまでのところ病害虫の発生も少なく、生育は良好に推移しております。
果樹類については、3月の気温が高く推移し開花が早まり、4月10日、25日、28日の降霜により、
市内各地の
日本梨、
ブドウ等の
栽培面積2.6ヘクタールにおいて、6戸、約711万円の被害が発生いたしました。 今後におきましては、
関係機関及び
農業団体と連携を図りながら、被害を受けた農家の
要望調査を実施し、
各種支援に努めるとともに、今年も見られた霜害につきましては、今回及び過去の事例を研究し、
軽減策を検討してまいります。 続きまして、
提出議案の概要について申し上げます。 初めに、
補正予算の概要であります。 今回の
補正予算は、
令和5年度
予算編成方針を継承しつつ、4月補正に続く切れ目のない
原油価格・
物価高騰対策、
ポストコロナ時代の
住民サービス向上・
地域経済の
持続的発展、未来を見据えた投資、新たな
行政課題や需要への対応を4つの柱として時宜にかなった現在の
市民生活安定と将来の
郡山のために今必要な予算を編成いたしました。 これらは、不安定な
国際情勢や、
新型コロナウイルス感染症等の
発生動向を見極めて臨機に対応するとともに、急速に進化しているAIの活用の在り方など、本市を取り巻く環境全体を俯瞰する視点に基づいたものであります。 今後も、
エネルギー価格・
物価高騰等で
社会経済状況が厳しさを増す中、引き続き、
行政マネジメント機能の強化による効率的かつ持続可能な
行財政運営に努めてまいります。 それでは、主要な
事務事業について申し上げます。 初めに、
原油価格・
物価高騰対策であります。
地域公共交通事業者・
運送事業者等への支援については、
燃料価格高騰に伴う
事業収益の悪化が進む中、
市民生活に不可欠な
地域公共交通・
地域物流を確保するため、
公共交通事業者や
運送事業者等に対し、
車両維持や
省エネ対策、
業務効率化などへの支援に要する経費を計上しております。 続きまして、
ポストコロナ時代の
住民サービス向上・
地域経済の
持続的発展についてであります。
新型コロナウイルスワクチンの接種については、
感染症による
重症化予防及び
発症予防を図るため、
ワクチン接種や
接種医療機関に対する支援に要する経費を計上しております。 次に、
観光振興・
輸出促進については、インバウンドの本格的な回復を見据え、台湾・タイ・ベトナムへ赴き、観光・
輸出促進プロモーションを行うなど本市への
インバウンド観光誘客及び輸出促進の強化・支援に要する経費を計上しております。 なお、
プロモーションに当たりましては、
JETRO福島やJICA、
商工会議所等の
関係機関で構成する為替変動・輸出対策研究会を9月に開催し、各種事業者の皆様との連携を強化してまいります。 続きまして、次の100年先の未来を見据えた投資についてであります。 現在、整備を進めている(仮称)歴史情報・公文書館については、市内の文化施設等と連携し、市内外における歴史・情報のハブ拠点として2024年度の開館を目指しております。 この拠点としての役割を担う博物館法に基づく施設とできるよう、様々な歴史資料の展示に併せ、デジタルコンテンツ及びアーカイブシステムの整備に要する経費を計上しております。 次に、
令和3年及び
令和4年福島県沖地震で大きな被害を受けた、歴史上極めて貴重な建築物であります開成館については、2022年度末に完了した総点検事業の結果を受け、災害・老朽化からの復旧と耐震補強工事に要する経費として、今年度から2028年度までの継続費を設定しております。 次に、新事業開発プロジェクトと再生可能エネルギー導入の実証実験については、西部第一工業団地に立地する河村電器産業株式会社様から企業版ふるさと納税の申出をいただいております。 この企業版ふるさと納税による寄附金を財源として、産学金官連携による新事業の創出と人材育成、及び西部第一工業団地への再生可能エネルギー導入に向けた実証実験に要する経費を計上しております。 今後におきましても、企業間及び企業と研究機関等とを結びつける触媒の役割を果たしながら、イノベーションの創発を支援してまいります。 続きまして、新たな
行政課題や需要への対応についてであります。 多彩な効用が予想されるチャットGPT等生成AIの活用については、有識者による講演会及び職員や市民の皆様にも参画いただけるワークショップを通じ、生成AIのメリットや課題などについて理解を深めるとともに、安全性を最優先にしながらその有効な活用の
可能性等の調査研究に要する経費を計上しております。 次に、
こども家庭センターの開設については、
こども家庭庁発足に伴い、母子保健と児童福祉の窓口を一体化し、全ての妊産婦、子育て世帯、子どもに対する相談・支援機関となるよう
環境整備を行うため、ニコニコ
こども館の改修等に要する経費を計上しております。 次に、カラス追い払い対策の強化については、
郡山駅前周辺をねぐらとするカラスが引き起こす生活環境被害の軽減を図るため、
郡山駅前大通商店街振興組合やJR東日本など関係団体等との連携を強化するとともに、専門家によるカラス対策のコンサルティングに要する経費を計上しております。 次に、野菜安定生産のための支援については、野菜生産出荷安定法(昭和41年施行)に基づき、本市が野菜指定産地に指定されている夏秋キュウリと、輸出も想定した販路拡大が見込まれるサツマイモのさらなる産地化の推進に要する経費を計上しております。 次に、DX活用型経営体質強化の支援については、国・県・市による最新の補助金・助成金の支援メニューを一括で検索できるシステムを導入するなど投資的な取組であり、いわゆる上乗せ、幅出し支援にもつながる経費を計上しております。 次に、国民健康保険事業については、国民健康保険運営協議会の5月29日付答申を踏まえ、今年度の保険税率等を現行のまま据え置くことといたしました。 また、地方税法施行令の一部改正に伴い、課税限度額については、後期高齢者支援金等分を引き上げ、高所得者へ応能分の負担を求めるとともに、軽減判定所得を引き上げることにより軽減対象の拡大を図ります。 今後におきましても、被保険者相互に必要な負担を支え合う相扶共済の精神の下、福島県が示す2029年度の統一保険税を見据えながら持続可能な国民健康保険制度となるよう、一層の医療費の適正化と保険税収の確保に努めてまいります。 次に、指定
管理者制度については、
郡山市PPP(官民連携)導入指針に基づきまして、公の施設の管理に民間事業者等のノウハウや創意工夫を活用するなど、市民サービスの向上や経費の節減を図る指定
管理者制度を推進し、現在102施設に導入しているところでございます。 本
定例会には、今年度末に指定管理期間を満了する61施設に新規8施設を加えた69施設について、2024年度を初年度とする指定管理料の債務負担行為に係る予算
議案を提出しております。 以上が、
補正予算の概要であり、この結果、
一般会計補正予算案は、48億8,456万円、本年度の一般会計予算の累計額は、1,414億7,478万2,000円となり、前年度同期と比較し、2.2%の増となります。 また、特別会計
補正予算案は、今回、本算定を行う国民健康保険特別会計において、所要の経費を計上しております。 この結果、特別会計の
補正予算額は、8億4,539万8,000円、本年度の特別会計予算の累計額は、1,049億9,452万4,000円となり、前年度同期と比較し、1.7%の増となります。 したがいまして、一般及び特別両会計を合わせた
補正予算額は、57億2,995万8,000円、累計では、2,464億6,930万6,000円となり、前年度同期と比較し、2.0%の増となります。 次に、
条例及びその他の
議案として、
郡山市
税条例等の一部を改正する
条例など、
条例議案9件、
工事請負契約についてなど、その他の
議案13件を提出しております。 よろしくご審議の上、ご賛同を賜りますようお願い申し上げ、
提案理由といたします。 なお、本会期中に人事案件を追加提出いたしますので、あらかじめご了承をお願い申し上げます。 以上。
○
塩田義智議長 提案理由につきましては、後ほど
タブレット端末へ配信いたします。 以上で、本日の
日程は全部終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 午前10時37分 散会...