そういたしまして、これが委員の選任は
委員会条例第8条第1項の規定により議長が会議に諮って指名することになっております。
お諮りいたします。
地方分権調査特別委員として、22番
佐藤保彦君を指名したいと思いますが、ご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
大宮勇君) ご異議ございませんので、ただいま指名いたしました22番
佐藤保彦君を
地方分権調査特別委員に選任することに決しました。
議案等の説明を求めるため、会期中、市長以下必要と認める
執行機関の職員の出席を求めることにいたします。
諸般の報告をいたします。
報告内容はお手元に配付の
印刷物のとおりでありますので、ご了承願います。
この際、市長から、
あいさつのため発言を求められておりますので、これを許します。
◎市長(
瀬戸孝則君) 議長、市長。
○議長(
大宮勇君) 市長。
【市長(
瀬戸孝則君)登壇】
◎市長(
瀬戸孝則君) 本日、ここに12
月市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方にはご参集を賜り、厚くお礼を申し上げます。
私は、このたびの
市長選挙におきまして、
市民各位のご支持を賜り、市政を担当させていただくこととなりました。誠に感慨にたえないところであり、その重責を痛感し、身の引き締まる思いであります。
市民各位から寄せられた信頼と期待にこたえるよう、選挙を通してお約束してきたことをはじめ、懸案となっている
各種重要事業につきまして全力を傾注することが私に課せられた責務であると考え、これが実現のため、決意を新たにしているところであります。
私は、
市政執行にあたりましては、まず公平・公正、そして公開・参画、さらに簡素・効率を
基本姿勢とし、これからの分権・自立を担える気概を持って、若者が喜んで帰ってくるまち、お年寄りがいきいき暮らすまちの実現を
基本理念として、
市議会の皆様と連携を図り、市民と同じ目線で対話を重ねながら、29万市民の限りない
生活福祉の向上を求め、美しい元気な福島を創るため、職員とともに全身全霊を傾注し、市政に取り組んでまいる所存であります。
このような観点に立ち、三つの
基本施策と六つの
重点施策について取り組んでまいります。
まず、三つの
基本施策であります。
第1点は、福島市の経済をどう
活性化させるかであります。
長引く
経済不況の中、
基幹産業である農業をはじめ、工業、商業、観光に従事されている多くの方々にもっと自信を持っていただけるよう、それぞれの産業の
活性化に全力で取り組んでまいります。
第2点は、福島市の健全な財政の運営を図ることであります。
市民生活に直結した事業につきましては、知恵を出し合い、少しでも経費の節減を図るよう努力してまいります。一方、計画されている大きな事業につきましては、緊急性、
重要性を勘案し、優先するもの、時間をかけて行うものを見定め、健全な財政の運営を図ってまいります。
第3点は、市民が主役の市政と職員の
意識改革であります。
私たちは、市民から負託を受けて日常の業務を行っておりますが、市政の主人公は、すべての
生活者たる市民であります。常に市民の目線に立った
行政サービスを心がけ、これを絶えず追求し、研さんするとともに、このための提言がなされる生き生きとした
職場環境をつくってまいります。
次に、六つの
重点施策であります。
一つに、
経済力の安定した
まちづくりであります。
農業をはじめ、工業、商業、観光の振興を図り、
経済力の安定した活気ある福島をつくり、
地場産業の育成と雇用の場の創出を図ってまいります。
その中で、いで湯とくだものの里にふさわしい
観光福島の再生と、全国に誇れる
果樹産業の一層の振興を図ってまいります。
また、福島の顔となります福島駅周辺を中心とする
市街地活性化対策も急務であります。駅周辺の
総合整備計画を策定し、行政の
窓口業務や
教育文化情報機能あるいは医療や福祉、いやしの機能も含めた
複合的都市機能を整備し、
居住人口を増やす具体的な施策とともに、
中心市街地への
交流人口を増やすための
公共交通体系の整備を図り、にぎわいのあるまちの基点として再生を図ってまいります。
また、新しい
地場産業を育てるとともに、
IT化に対応できる
産業人を育てていきたいと考えております。
二つに、市民との協働の
まちづくりであります。
市民と企業と行政とのパートナーシップによる開かれた市政、参加型の市政を進めます。そのためには、
情報公開を一層積極的に進め、結果の報告のみでなく、施策の展開を含めて公開し、市民の
皆さんの信頼にこたえてまいります。
さらに、現在の広聴制度の充実と、新たに、市民と市長が、夢をも含め、直接語り合う福島わいわい
夢会議も早い時期に開催してまいります。
三つに、人にやさしい
まちづくりであります。
安心して子供を産み、育てることができ、次世代を担う
子供たちが健やかに育つ環境を整備し、
障害者や
高齢者が安心して暮らせる
社会づくりに努めてまいります。また、市民の
皆さんが健康に暮らせるように
福祉医療の充実を図り、その手助けとなる
市民ボランティアや
NPO活動などを支援し、積極的に連携してまいります。
また、女性が十分に活動できる環境を整え、
審議会等委員への女性の登用を増やすなども含め、
男女共同参画社会の実現を目指してまいります。
四つに、いきいきと心ふれあう教育と文化の
まちづくりであります。
既に実施しております
中学生体験活動事業や小学生のふれあい・
夢づくり事業など、地域全体が子供を見守り育てる体制をさらに充実させるとともに、教育と文化を尊び、生涯にわたって楽しく生きがいを持って学べ、文化の薫るまちをつくってまいります。
五つに、環境と共生した
まちづくりであります。
環境を保全するため、
生活排水浄化対策の促進、河川・水路の整備を行うなど、空気も水もきれいな緑あふれる
福島盆地の特性を生かした美しい福島をつくってまいります。
六つに、安全で安心して暮らせる
まちづくりであります。
何よりも市民の生命と財産を守るために、地震や火災などによる
都市災害などに備え、
中高層ビルに対応できる
消防装備の充実、
消防防災体制の強化を図るため、
関係機関との連携をしっかり確立するとともに、
交通安全対策を推進し、安心して暮らせるまちをつくってまいります。
これら六つの施策を展開することで、福島の恵まれた自然が生かされ、安定した
経済力をつけ、豊かな文化が育っていき、29万市民の
皆さんが安全で安心して暮らせる、個性あるまちが実現できるものと確信しております。
福島市は、中央に全国でもまれな学びといやしの
都市公園たるべき信夫山を有し、周辺を
吾妻連峰阿武隈山地に囲まれ、四季をはっきり感じ取れる自然が豊かな個性ある美しい
田園都市です。
そのふるさとを慈しみ、さらなる
市勢伸展のため、初心忘れず、
誠心誠意、最大限の努力をしてまいる所存であります。
以上、市政を担当するにあたり、
市議会の皆様はじめ、
市民各位に私の決意を申し述べ、今後のご支援ご鞭撻を心からお願い申し上げまして、ご
あいさつといたします。
○議長(
大宮勇君) 続いて、日程に従い、
継続審査中の議案第98号の
決算特別委員会における審査の経過並びに結果の報告を求めます。
決算特別委員長、35番。
◎35番(
木村六朗君) 議長、35番。
○議長(
大宮勇君) 35番。
【35番(
木村六朗君)登壇】
◎35番(
木村六朗君) 去る9
月市議会定例会におきまして当
決算特別委員会に付託になり、
継続審査中の議案第98
号平成12年度福島市
水道事業会計決算認定並びに
剰余金処分の件につきまして、審査の経過並びに結果をご報告申し上げます。
当
決算特別委員会は、11月26日から28日までの3日間にわたり開会、市当局並びに
監査委員の出席を求め、当局より詳細なる説明を聴取し、証書類の点検を行うとともに
現地調査を実施し、かつ
監査委員の
決算審査意見書を参考に活発な質疑を重ね、慎重に審査いたしました。
そういたしまして、議案第98
号平成12年度福島市
水道事業会計決算認定並びに
剰余金処分の件につきましては、決算並びに
剰余金処分案のとおり認定あるいは可決すべきものと決定いたしました。
以上、ご報告申し上げます。
○議長(
大宮勇君) ただいまの
委員長報告に対し、ご質疑のある方はお述べください。
【「なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
大宮勇君) ご質疑がなければ、討論に移ります。ご意見のある方はお述べください。
【「なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
大宮勇君) ご意見がなければ討論を終結いたします。
これよりを採決を行います。
お諮りいたします。議案第98
号平成12年度福島市
水道事業会計決算認定並びに
剰余金処分の件につきましては、ただいまの
委員長報告のとおり、すなわち決算並びに
剰余金処分案のとおり認定あるいは可決することにご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
大宮勇君) ご異議ございませんので、議案第98号は、決算並びに
剰余金処分案のとおり認定あるいは可決されました。
ただいま、市長から議案及び報告の提出がありました。
議案及び報告はさきにお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。
日程に従い、議案第121号ないし第136号、報告第15号を一括して議題といたします。
市長の
提案理由の説明を求めます。
◎市長(
瀬戸孝則君) 議長、市長。
○議長(
大宮勇君) 市長。
【市長(
瀬戸孝則君)登壇】
◎市長(
瀬戸孝則君) 本
定例会に提出いたしました案件は、平成13年度福島市
一般会計補正予算等の議案16件及び報告1件でありますが、これが
提案理由を申し上げるに先立ち、市政の
近況等についてご報告いたしたいと存じます。
まず、
行政機構改革についてであります。
行政機構のあり方につきましては、去る11月14日、
行政機構改革審議会より、市民にわかりやすく、親しみやすい組織とするとともに、新たな
行政課題や市民のニーズに即応した施策を総合的、機能的に展開できる機構とすることなどを内容とする答申をいただいたところであります。
今後におきましては、答申を尊重しながら、
機構改革の実施時期及び内容について検討してまいる考えであります。
次に、
企業立地について申し上げます。
去る9月、
斎藤運輸工業株式会社及び
内池醸造株式会社と、それぞれ
工場用地の
売買契約を締結したところであります。
斎藤運輸工業株式会社は、業務の拡大に伴い、松川町にある営業所を
福島工業団地内に移転するものであります。
また、
内池醸造株式会社は、工場の増設に伴い、
瀬上工業団地内に用地を拡張するものであります。
今後におきましても、
経済力の安定した
まちづくりの推進に向け、企業の誘致に努めてまいる考えであります。
次に、
福島都心東土地区画整理事業について申し上げます。
去る11月29日の福島県
都市計画審議会において、本
事業計画に係る
反対意見書の審議の結果、不採択とするなど、結審を見たところであります。
今後におきましては、本
審議会に提出された多くの
意見書を真摯に受けとめ、
関係住民の皆様の事業に対する
不安解消及び
合意形成に万全を期してまいる考えであります。
次に、10月末日における各
会計予算の
執行状況について申し上げます。
一般会計につきましては、当初
予算額812億5,800万円に、その後の
補正額及び
継続費等繰越額60億2,304万8,000円を加え、現計
予算額は872億8,104万8,000円であり、これが
収支実績は、歳入が474億2,905万8,000円で、
予算額に対し54.3%、歳出が441億8,846万5,000円で、
予算額に対し50.6%であり、
差し引き32億4,059万3,000円の
収支残高となっております。
水道事業会計につきましては、
収益的収支において、収入が44億4,202万2,000円で、
予算額に対し57.9%、支出が25億2,506万3,000円で、
予算額に対し38.1%であり、また、
資本的収支においては、収入が2,735万3,000円で、
予算額に対し1.0%、支出が36億1,007万8,000円で、
予算額に対し68.0%となっております。
そのほかの各
特別会計につきましても、おおむね順調な執行を見ているところであります。
なお、今後の執行につきましても、引き続き財源の確保に努めるとともに、経費の
節減等を図り、
健全財政を基調に執行してまいる所存であります。
次に、今回提出いたしました議案について申し上げます。
議案第121
号平成13年度福島市
一般会計補正予算は、厳しさが増している現在の景気の状況に配慮し、
地域経済の
活性化を図るため、
緊急地域雇用対策事業費等として
市単独事業費1億2,700万円を計上するものであります。
また、そのほかの
一般会計補正予算につきましては、まず、
総務部関係においては、
福島地方水道用水供給企業団出資金等を追加するものであります。
企画調整部関係においては、
地域活動推進費補助金等を追加するものであります。
商工観光部関係においては、
企業立地促進費を追加するものであります。
農政部関係においては、四季の
里整備費等を追加するものであります。
市民生活部関係においては、
国民年金被
保険者情報提供システム導入事業費を追加するものであります。
健康福祉部関係においては、
生活保護扶助費及び
予防接種事業費等を追加するものであります。
建設部関係においては、御山町
団地建設費等を追加するものであります。
教育委員会関係においては、
小中学校等に係る
教育備品購入費等を追加するものであります。
以上の補正による
追加額は15億2,085万5,000円でありますが、これが財源には、
歳出補正に関連する国・
県支出金3億5,358万6,000円及び
市債等の
特定財源7億5,156万5,000円を追加し、
差し引き4億1,570万4,000円には繰越金を充当した次第であります。
継続費の補正は、
公営住宅建設事業御山町団地を2カ年度にわたり施行するため、追加するものであります。
債務負担行為の補正は、
景気対策として
農業施設改修、
道路維持修繕、
道路新設改良及び
河川改良の市単事業を追加するほか、
あぶくまクリーンセンター及びあらかわ
クリーンセンター焼却工場運転業務委託事業を
債務負担行為により行うため、追加するものであります。
繰越明許費は、子どもの夢を育む
施設建設事業費の一部を平成14年度に繰り越して使用するためのものであります。
地方債の補正は、
事業費の変更に伴い、
福島地方水道用水供給企業団出資債等の
限度額を変更するものであります。
議案第122
号平成13年度福島市
水道事業会計補正予算は、
特別職の退職に伴い
退職給与金を追加するものであります。
議案第123
号平成13年度福島市
下水道事業費特別会計補正予算は、流域下水道建設費を追加するものであります。
債務負担行為の補正は、公共下水道管渠布設事業を行うため追加するものであり、また、
地方債の補正は、
事業費の変更等に伴い
限度額を変更するものであります。
議案第124
号平成13年度福島市
介護保険事業費特別会計補正予算は、介護認定調査費を追加するものであります。
議案第125
号平成12年度福島市各
会計歳入歳出決算認定の件は、
水道事業会計を除く
一般会計及び各
特別会計歳入歳出決算について、それぞれ認定をお願いするものでありますが、
監査委員の審査
意見書のほか、各会計における主要な施策の成果等につきましては、附属書類のとおりであります。
議案第126号
福島市長の
資産等の公開に関する条例の一部を改正する
条例制定の件は、商法の一部改正に伴い、所要の改正を行うものであります。
議案第127号福島市
手数料条例の一部を改正する
条例制定の件は、都市計画法及び建築基準法の一部改正等に伴い、所要の改正を行うものであります。
議案第128号福島市
法定外公共物の管理に関する
条例制定の件は、
法定外公共物の管理を行うため、条例を設けるものであります。
議案第129号福島市
下水道条例の一部を改正する
条例制定の件は、下水道法施行令の一部改正に伴い、所要の改正を行うものであります。
議案第130号福島市
建築協定条例及び
県北都市計画再
開発地区計画の区域内における
建築物の制限に関する条例の一部を改正する
条例制定の件は、都市計画法及び建築基準法の一部改正に伴い、所要の改正を行うものであります。
議案第131号字の区域の変更の件は、立子山及び松川町浅川の一部の地区の国土調査事業の実施に関連して字の区域の適正化を図るため、字の区域の変更を行うものであります。
議案第132号
市道路線認定の件は、東桜瀬3号線ほか3路線について一般公共の用に供するため、認定するものであります。
議案第133号
工事請負契約の件は、中央卸売市場花き棟建築工事について、請負契約を締結するものであります。
議案第134号
工事請負契約の一部変更の件は、茂田川改修工事について防護さく工を追加するため、契約金額を変更するものであります。
議案第135号
財産取得の件は、
都市公園事業弁天山公園用地を取得するものであります。
議案第136号
専決処分承認の件は、市道方木田-太田町線路上における車両損害事件について損害賠償の額を決定し、和解したものであります。
報告第15号福島市
一般会計予算の
継続費精算の件は、平成12年度において継続年度が終了した
継続費について、精算の報告をするものであります。
以上が提出議案及び報告の概要でありますが、詳細につきましてはご質疑または委員会等において申し上げたいと存じますので、よろしくご審議の上、議決を賜りますようお願い申し上げます。
なお、会期中に福島市職員の給与に関する条例の一部を改正する
条例制定の件、福島市水道局企業職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部を改正する
条例制定の件、及び各会計補正予算並びに固定資産評価審査委員会委員選任の件、及び財産区管理委員選任の件を追加提案いたしたいと存じますので、ご了承をお願い申し上げます。
○議長(
大宮勇君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。
この際、お諮りいたします。明18日、19日は議案調査のため、それぞれ休会といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
大宮勇君) ご異議ございませんので、明18日、19日は議案調査のためそれぞれ休会とすることに決しました。
なお、20日は午前10時より本会議を開きます。
本日はこれをもって散会いたします。
午前10時38分 散 会...