福島市議会 2001-09-19
平成13年 9月定例会-09月19日-05号
【「なし」と呼ぶ者あり】
○
議長(
大宮勇君) ご質疑がなければ、討論に移ります。
討論の通告があります。20番
斎藤朝興君。
◆20番(
斎藤朝興君)
議長、20番。
○
議長(
大宮勇君) 20番。
【20番(
斎藤朝興君)登壇】
◆20番(
斎藤朝興君) 採決に先立ち、
日本共産党市議団を代表いたしまして
意見を述べます。
議案第90号の
一般会計補正予算については、反対をいたします。
理由は、約9億円余の
福島地方土地開発公社からの
土地の買い戻し予算が含まれているからであります。私たちは、
先行取得を要請した市が
開発公社から
土地を買い戻すことは当然の責務と考えております。しかし、今回のように現在の事態を招いた原因の究明と反省の意思がないままに、
情報公開を前に、本年3月の議会から合計いたしますと23億円余もの買い戻しを一気に進めることは、同じ過ちを繰り返さないということに少しも役に立たないからであります。
本
会議の場で、何人かの議員がこの問題について質問をいたしました。今日の事態を招いた原因を問いただし、責任の所在を明らかにするよう求めましたが、
市長の答弁は、
経済社会情勢の変化が
土地の売却を困難にし、利子が利子を生んでいるという状況をこれ以上放置できないので買い戻しを進めるということのみでした。
我が党は、地方自治体が住民の安全・健康・福祉の向上という本来の仕事から逸脱して
不動産屋まがいの
開発事業に手を出すことは間違っているということを早くから警告をしてまいりました。政府の
政策誘導に安易に乗っかった
開発政治の失敗は、
全国各地に数え切れないほど見受けられます。
例えば、北上市の
オフィス・アルカディア事業についても、近くにインターチェンジがあることから
企業誘致が有利であると考えて
団地造成を進めましたが、進出する企業はほとんどありませんでした。先進地の
失敗例を謙虚に受けとめていれば、今日の本市の
開発公社の事態を防ぐことは不可能ではありませんでした。
さらに、
事業が終了したにもかかわらず、その
代替地として取得された
土地が、
希望者がいないということが明らかにもかかわらず放置されてきたこと、さらには飯坂の
堀切邸のように、他に売却することがあり得ない
土地を
利活用計画を立てることなく、利息が新たな利息を生み出していることがわかっていながら10年以上も放置してきたことは役所の怠慢と言えるのではないでしょうか。
市長の答弁には、
開発政治に対する反省もなければ、みずからの責任に触れることもありませんでした。責任の所在を明確にすることは、今後の
開発公社のあり方を左右するものとして重要なことであります。
私たちは、今後は
先行取得には議会の了解を得るなどの
チェック機能を保障するとともに、すべての情報を住民に公開し、
住民参加を保障して、
利用計画を立案しながら
財政計画とあわせて全体としてこの問題をどう解決するのか、そういう立場に立って計画的な買い戻しを求めたいと思います。
次に、
請願・
陳情について
意見を述べます。
小中学校の設備の充実を求める
請願については、採択すべきものと考えます。ことしの夏は近年にない猛暑でした。
子供たちが水筒を持って登校した学校もあったと聞いております。
冷房設備の完備が望ましいことですが、今回の
請願は、それ以前にせめて
冷水機をというもので、ささやかな
保護者からの
請願でありました。
委員会の審議の中では、
冷水機の
設置そのものに明確に反対した議員は少なく、多くは
請願の趣旨は理解できるが、
冷水機など個々の
物件名を挙げての
請願はなじまないのではないかという理由で
賛成をされなかったと聞いております。
今後、
障害者も
普通学級で学ぶ時代です。安心して学ぶことができる環境を整えることは急がれることですから、
冷房設備や
冷水機などの要求も当然であります。
冷水機というささやかな要求も
請願として出さなければならないという本市の整備のおくれこそが問題ではないでしょうか。
本
請願は採択をして、
子供たちの願いにこたえるべきであります。
次に、
介護保険に関する
陳情については、採択すべきものと考えます。
介護保険料はことしの10月から、これまでの2倍の金額となります。たび重なる
医療保険の改悪で
高齢者の暮らしは一層深刻になっておりますが、
厚生労働省は8月に
介護保険料の
滞納者に対して、滞納が1年以上の場合は給付の
償還払い化を、1年半以上の場合は給付の差し止めという罰則の徹底を市町村に通知してきています。
本市における
平成12年度末の
普通徴収者の
保険料の
未納者は645人と聞いております。これらの
人たちが罰則の強化で
介護保険から締め出されてしまうことは明らかであります。全国では、こうした事態を避けるために、328の自治体が何らかの
保険料軽減措置をとっております。現在示されている本市の
減免基準では、収入が少ない
生活困窮者は最初から減免の対象にはなりません。
陳情にもあるように、国の制度として収入が少ない人々の減免を求めるとともに、本市独自にでも減免を進めることは緊急の課題であります。
この
陳情は採択すべきであります。
以上で討論を終わります。
○
議長(
大宮勇君) 以上で討論は終結いたしました。
これより採決を行います。
お諮りいたします。
議案第90
号平成13年度
福島市
一般会計補正予算につきましては、ただいまの
委員長報告のとおり、すなわち原案のとおり可決することに
賛成の方の起立を求めます。
【
賛成者起立】
○
議長(
大宮勇君) 起立多数。よって、
議案第90号につきましては原案のとおり可決することに決しました。
続いてお諮りいたします。
議案第91号ないし第97号、
議案第99号ないし第109号につきましては、ただいまの
委員長報告のとおり、すなわちいずれも原案または
専決のとおり可決あるいは承認することにご
異議ございませんか。
【「
異議なし」と呼ぶ者あり】
○
議長(
大宮勇君) ご
異議ございませんので、
議案第91号ないし第97号、
議案第99号ないし第109号につきましては、ただいまの
委員長報告のとおり、すなわちいずれも原案または
専決のとおり可決あるいは承認することに決しました。
続いてお諮りいたします。
議案第98
号平成12年度
福島市
水道事業会計決算認定並びに
剰余金処分の件につきましては、ただいまの
委員長報告のとおり、すなわち閉会中においてもなお継続して
審査することにご
異議ございませんか。
【「
異議なし」と呼ぶ者あり】
○
議長(
大宮勇君) ご
異議ございませんので、
議案第98号につきましては閉会中においてもなお継続して
審査することに決しました。
続いてお諮りいたします。「
小・中学校の設備の充実を求めることについて」の
請願、「
介護保険料に関することについて」の
陳情につきましては、
委員長報告は不採択でありますので、
当該請願・
陳情を採択することについて採決いたします。
当該請願・
陳情を採択することに
賛成の方の起立を求めます。
【
賛成者起立】
○
議長(
大宮勇君)
起立少数。よって、
当該請願・
陳情は不採択と決しました。
続いてお諮りいたします。「
高齢者住宅改造助成制度の創設を求めることについて」の
請願、「
高齢者にやさしい
住まいづくり助成に関することについて」の
陳情、「国に、
義務教育諸学校の
学校事務職員・
栄養職員に対する
義務教育費国庫負担制度の堅持、及び
配置基準の
維持改善を求める
意見書提出方について」の
陳情につきましては、ただいまの
委員長報告のとおり、すなわち採択とすることにご
異議ございませんか。
【「
異議なし」と呼ぶ者あり】
○
議長(
大宮勇君) ご
異議ございませんので、
当該請願・
陳情は採択と決しました。
続いてお諮りいたします。「
陪審制度の改良・復活を求める政府への
意見書提出方について」の
陳情につきましては、ただいまの
委員長報告のとおり、すなわち閉会中においてもなお継続して
審査することにご
異議ございませんか。
【「
異議なし」と呼ぶ者あり】
○
議長(
大宮勇君) ご
異議ございませんので、
当該陳情は閉会中においてもなお継続して
審査することに決しました。
ただいま、
市長から
追加議案の
提出がありました。
議案はさきにお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。
日程に従い、
議案第112号、第113号を一括して議題といたします。
この件につきましては
議長の従事する業務に直接の
利害関係を有する事件であり、
地方自治法第117条の規定により除斥の対象となる事件でありますので、退席をいたします。
【大宮 勇君退席】
○副
議長(
遠藤一君)
市長の
提案理由の説明を求めます。
◎
市長(
吉田修一君)
議長、
市長。
○副
議長(
遠藤一君)
市長。
【
市長(
吉田修一君)登壇】
◎
市長(
吉田修一君) おはようございます。
追加議案について申し上げます。
議案第112
号財産取得の件は、
都市公園事業信夫山公園関連用地を取得するものであります。
また、
議案113
号財産取得の件は、
都市公園事業舘ノ
山公園関連用地を取得するものであります。
よろしくご審議の上、議決を賜りますようお願い申し上げます。
○副
議長(
遠藤一君)
議案第112号、第113号に対する質疑に入ります。
ご質疑のある方はお述べください。
【「なし」と呼ぶ者あり】
○副
議長(
遠藤一君) ご質疑がなければ質疑を終結いたします。
議案第112号、第113号を所管の
常任委員会の
審査に付することにいたします。
常任委員会開会のため、暫時休憩いたします。
午前10時55分 休 憩
─────────────────────────────────────────────
午前11時39分 再 開
○副
議長(
遠藤一君) 休憩前に引き続き
会議を開きます。
日程に従い、
議案第112号、第113号の
委員会における
審査の結果の
報告を求めます。
建設水道常任委員長、25番。
◎25番(
佐藤保彦君)
議長、25番。
○副
議長(
遠藤一君) 25番。
【25番(
佐藤保彦君)登壇】
◎25番(
佐藤保彦君) さきの本
会議におきまして、当
建設水道常任委員会に付託になりました各
議案に対する
委員会の
審査の結果をご
報告申し上げます。
議案第112
号財産取得の件、
議案第113
号財産取得の件、以上につきましては、いずれも
賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。以上、ご
報告申し上げます。
○副
議長(
遠藤一君) ただいまの
委員長報告に対し、ご質疑のある方はお述べください。
【「なし」と呼ぶ者あり】
○副
議長(
遠藤一君) ご質疑がなければ、討論に移ります。ご
意見のある方はお述べください。
【「なし」と呼ぶ者あり】
○副
議長(
遠藤一君) ご
意見がなければ討論を終結いたします。
これより採決を行います。
お諮りをいたします。
議案第112
号財産取得の件、
議案第113
号財産取得の件につきましては、ただいまの
委員長報告のとおり、すなわちいずれも原案のとおり可決することに
賛成の方の起立を求めます。
【
賛成者起立】
○副
議長(
遠藤一君) 起立多数。よって、
議案第112号、
議案第113号につきましては、いずれも原案のとおり可決することに決しました。
暫時休憩いたします。
午前11時40分 休 憩
─────────────────────────────────────────────
午前11時41分 再 開
○
議長(
大宮勇君) 休憩前に引き続き
会議を開きます。
市長から、
追加議案の
提出がありました。
議案はさきにお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。
日程に従い、
議案第114号ないし第117号を一括して議題といたします。
市長の
提案理由の説明を求めます。
◎
市長(
吉田修一君)
議長、
市長。
○
議長(
大宮勇君)
市長。
【
市長(
吉田修一君)登壇】
◎
市長(
吉田修一君)
追加議案について申し上げます。
議案第114号
教育委員会委員任命の件は、教育
委員会委員のうち、佐藤理委員が10月2日任期満了となりますので、後任委員として真鍋健一氏を適任と認め、任命を行うものであります。
議案第115号
公平委員会委員選任の件は、公平
委員会委員のうち、服部喜博委員が10月6日任期満了となりますので、後任委員として服部喜博氏を適任と認め、選任を行うものであります。
議案第116号財産区
管理委員選任の件は、飯坂町財産区管理委員のうち、遠藤次男委員が9月23日任期満了となりますので、後任委員として遠藤次男氏を適任と認め、選任を行うものであります。
議案第117号
人権擁護委員候補者推薦の件は、本市の区域における委員のうち、平山節子委員が11月30日任期満了となりますので、後任委員候補者として平山節子氏を適任と認め、法務大臣に推薦を行うものであります。
よろしくご審議の上、ご同意を賜りますようお願い申し上げます。
○
議長(
大宮勇君)
議案第114号ないし第117号につきましては質疑、
委員会付託、討論をそれぞれ省略し、直ちに採決することにいたしたいと思いますが、ご
異議ございませんか。
【「
異議なし」と呼ぶ者あり】
○
議長(
大宮勇君) ご
異議ございませんので、
議案第114号ないし第117号につきましては質疑、
委員会付託、討論をそれぞれ省略し、直ちに採決することに決しました。
これより採決を行います。
お諮りいたします。
議案第114号
教育委員会委員任命の件、
議案第115号
公平委員会委員選任の件、
議案第116号財産区
管理委員選任の件、
議案第117号
人権擁護委員候補者推薦の件につきましては、いずれも原案のとおり同意することにご
異議ございませんか。
【「
異議なし」と呼ぶ者あり】
○
議長(
大宮勇君) ご
異議ございませんので、
議案第114号ないし第117号につきましては、いずれも原案のとおり同意することに決しました。
ただいま、議員から
追加議案の
提出がありました。
議案はさきにお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。
日程に従い、
議案第118号を議題といたします。
提出者の説明を求めます。4番
目黒恵介君。
◎4番(
目黒恵介君)
議長、4番。
○
議長(
大宮勇君) 4番。
【4番(
目黒恵介君)登壇】
◎4番(
目黒恵介君)
議案第118号
国際テロ事件を非難する決議につきまして、
提出者を代表いたしまして
提案理由を申し上げます。
世界の恒久平和を願う市民の声を代表して、テロ事件を引き起こした当事者並びにテロ集団に対し抗議するものでありますので、議決いただきますようお願い申し上げます。
○
議長(
大宮勇君) この際、お諮りいたします。
議案第118号につきましては議員
提出でありますので質疑、
委員会付託、討論をそれぞれ省略し、直ちに採決することにいたしたいと思いますが、ご
異議ございませんか。
【「
異議なし」と呼ぶ者あり】
○
議長(
大宮勇君) ご
異議ございませんので質疑、
委員会付託、討論をそれぞれ省略し、直ちに採決することに決しました。
これより採決を行います。
お諮りいたします。
議案第118号
国際テロ事件を非難する決議につきましては、原案のとおり可決することにご
異議ございませんか。
【「
異議なし」と呼ぶ者あり】
○
議長(
大宮勇君) ご
異議ございませんので、
議案第118号につきましては、原案のとおり可決することに決しました。
ただいま、議員から
追加議案の
提出がありました。
議案はさきにお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。
日程に従い、
議案第119号、第120号を一括して議題といたします。
この際、お諮りいたします。
議案第119号、第120号につきましては議員
提出でありますので、説明、質疑、
委員会付託をそれぞれ省略したいと思いますが、ご
異議ございませんか。
【「
異議なし」と呼ぶ者あり】
○
議長(
大宮勇君) ご
異議ございませんので、説明、質疑、
委員会付託をそれぞれ省略することに決しました。
これより討論に入ります。
討論の通告があります。20番
斎藤朝興君。
◆20番(
斎藤朝興君)
議長、20番。
○
議長(
大宮勇君) 20番。
【20番(
斎藤朝興君)登壇】
◆20番(
斎藤朝興君)
議案第119号
人事院勧告の
早期完全実施に関する
意見書について、反対の立場で
意見を述べます。
ことしの勧告は2年連続で俸給の改定を見送り、期末・勤勉手当も3年連続の削減です。勧告どおり実施されれば、平均年収は1万6,000円下がることとなり、3年連続のダウンとなります。
連合の事務局長は、俸給表の改定見送りという異例の事態が続いたことは遺憾なことであり、中小地場企業にも影響を与えることが懸念されると述べ、全労連事務局長も公務員労働者の生活悪化だけでなく、日本経済の深刻な不況に追い打ちをかけるものと批判をしております。多くの労働者から受け入れられない勧告であることは明らかであります。
意見書でも、前段で勧告に不満を述べています。本来不満があるならば改善を求めることが議会のとるべき態度ではないでしょうか。しかも、政府はここ数年勧告の内容に沿った形で完全実施がなされていることを考えるならば、毎年同様の
意見書を
提出する理由はないと考えます。
この
意見書には反対を表明いたします。
○
議長(
大宮勇君) 以上で討論は終結いたしました。
これより採決を行います。
お諮りいたします。
議案第119号
人事院勧告の
早期完全実施に関する
意見書につきましては、原案のとおり可決することに
賛成の方の起立を求めます。
【
賛成者起立】
○
議長(
大宮勇君) 起立多数。よって、
議案第119号につきましては、原案のとおり可決することに決しました。
続いてお諮りいたします。
議案第120号
義務教育諸学校の
学校事務職員・
栄養職員に対する
義務教育費国庫負担制度の堅持と
配置基準の
維持改善を求める
意見書につきましては、原案のとおり可決することにご
異議ございませんか。
【「
異議なし」と呼ぶ者あり】
○
議長(
大宮勇君) ご
異議ございませんので、
議案第120号につきましては原案のとおり可決することに決しました。
市長から
議長あて
各種委員の推薦方の依頼がありました。日程に従い、これが推薦を行います。
そういたしまして、これが推薦の方法は
議長指名で行いたいと思いますが、ご
異議ございませんか。
【「
異議なし」と呼ぶ者あり】
○
議長(
大宮勇君) ご
異議ございませんので、推薦の方法は
議長指名と決しました。
直ちに指名いたします。
各種委員につきましては、お手元に配付の印刷物のとおり指名いたします。
以上で本
定例会の日程は全部終了いたしました。
本
定例会はこれをもって閉会いたします。
午前11時50分 閉 会
意 見 書 ・ 決 議
─────────────────────────────────────────────
議案第118号
国際テロ事件を非難する決議
去る9月11日深夜、米国において発生したハイジャック機による同時多発テロ事件は、数多くの犠牲者を出すとともに、国際社会に多大な混乱を与え、米国民はもとより世界人類に計り知れない恐怖と戦慄を巻き起こした。
かかる犯罪は、最も卑劣な行為であり、いかなる理由をもってしても断じて許されるべきものでなく、国際社会に対する重大な犯罪として糾弾されなければならない。
国際社会の一員として、我が国も同種の事件の再発防止に万全を期することは当然の責務であり、事件を引き起こした当事者に対し、万感の怒りをもって抗議し、市民の総意をもって非難する。
平成 年 月 日
福 島 市 議 会
以上、決議する。
平成13年9月13日
─────────────────────────────────────────────
議案第119号
人事院勧告の
早期完全実施に関する
意見書
人事院は去る8月8日、内閣と国会に対し、「給与等に関する
報告と勧告」を行った。
今年の勧告は、昨年に続いて俸給表の引き上げが見送られた上にまたしても一時金が削減され、3年連続で年収のマイナスとなる極めて厳しい内容となった。
しかし、
人事院勧告制度が公務員の唯一の賃金・労働条件決定制度であり、政府が同制度を尊重することが当然と考える。このことを十分理解し、政府は完全実施を直ちに閣議決定するとともに、給与法案等の早期成立に最善の努力をはらわれるよう強く要請する。
以上、
地方自治法第99条の規定により
意見書を
提出する。
平成 年 月 日
福島市議会
議長 大 宮 勇
内閣総理大臣
総務大臣 あ て
財務大臣
厚生労働大臣
以上、提案する。
平成13年9月19日
─────────────────────────────────────────────
議案第120号
義務教育諸学校の
学校事務職員・
栄養職員に対する
義務教育費国庫負担制度の堅持と
配置基準の
維持改善を求める
意見書
義務教育諸学校への
学校事務職員の配置は、昭和28年の
義務教育費国庫負担法の施行により学校運営に必要な制度として確立し、学校
栄養職員についても、昭和49年から同様に
義務教育費国庫負担の対象職員となっている。
政府は、財政逼迫を理由に、昭和60年度に旅費、教材費等を国庫負担制度の対象外として以来、制度の縮小・改変を行い、さらに
学校事務職員・
栄養職員人件費についても対象外とすることを検討していると仄聞している。
財政が厳しい状況とはいえ、
義務教育費国庫負担制度の後退、教育予算の削減は、教育の機会均等、教育水準の維持向上、さらには、
学校事務職員・
栄養職員の身分・労働条件に大きな影響を及ぼすものと憂慮される。
自主性・自律性が叫ばれている今日の学校運営においては、
学校事務職員・
栄養職員の果たすべき役割はますます大きくなっており、むしろその制度の充実と
配置基準の
維持改善が求められている。
よって、政府においては、教育の機会均等と教育水準の維持向上を図る
義務教育費国庫負担法の目的に則し、
義務教育諸学校の
学校事務職員・
栄養職員に対する国庫負担制度の堅持とその
配置基準の
維持改善を図ることを強く要望する。
以上、
地方自治法第99条の規定により
意見書を
提出する。
平成 年 月 日
福島市議会
議長 大 宮 勇
内閣総理大臣
総務大臣 あ て
財務大臣
文部科学大臣
以上、提案する。
平成13年9月19日
(12月
定例会)
各 種 委 員 の 推 薦 一 覧
┌────────────────┬────┬───────┬──┬───────────┐
│ 委 員 会 等 名 称 │議席番号│ 議 員 名 │任期│ 備 考 │
├────────────────┼────┼───────┼──┼───────────┤
│
福島市
民生委員推薦会委員 │ 4番│目 黒 恵 介│3年│ │
│ │ 29番│丹 治 仁 志│ │ │
└────────────────┴────┴───────┴──┴───────────┘
(13.9.19)
請 願 審 議 結 果
┌─┬───────────┬───────────┬─────┬────┬────┬───┐
│番│ 請 願 要 旨 │ 請 願 者 住 所 氏 名 │ 紹介議員 │受 理│付 託│結 果│
│号│ │ │ │年 月 日│委 員 会│ │
├─┼───────────┼───────────┼─────┼────┼────┼───┤
│ │
高齢者住宅改造助成制度│
福島市御山字三本松57-│ │ │ │ │
│1│の創設を求めることにつ│1 │斎藤 朝興│13.6.13│文教福祉│採 択│
│ │いて │
福島民主商工会 │ │ │ │ │
│ │ │会 長 茅 原 健 次│ │ │ │ │
├─┼───────────┼───────────┼─────┼────┼────┼───┤
│ │
小・中学校の設備の充実│
福島市舟場町3-26 │ │ │ │ │
│2│を求めることについて │新日本婦人の会
福島支部│
宮本シツイ│13.9.6│文教福祉│不採択│
│ │ │支部長 渡 辺 修 子│ │ │ │ │
└─┴───────────┴───────────┴─────┴────┴────┴───┘
陳 情 審 議 結 果
┌─┬──────────────┬──────────────┬────┬────┬───┐
│番│ 陳 情 要 旨 │ 陳 情 者 住 所 氏 名 │受 理│付 託│結 果│
│号│ │ │年 月 日│委 員 会│ │
├─┼──────────────┼──────────────┼────┼────┼───┤
│ │
介護保険料に関することについ│
福島市舟場町3-26 │ │ │ │
│1│て │
福島市政を明るくする会 │13.6.13│文教福祉│不採択│
│ │ │代 表 松 本 晴 夫 │ │ │ │
├─┼──────────────┼──────────────┼────┼────┼───┤
│ │
高齢者にやさしい住まいづくり│
福島市舟場町3-26 │ │ │ │
│2│助成に関することについて │全日本年金者組合
福島支部 │13.6.13│文教福祉│採 択│
│ │ │支部長 松 本 晴 夫 │ │ │ │
├─┼──────────────┼──────────────┼────┼────┼───┤
│ │国に、
義務教育諸学校の学校事│伊達郡川俣町山木屋字小塚山9│ │ │ │
│ │務職員・
栄養職員に対する義務│-1 │ │ │ │
│3│教育費国庫負担制度の堅持、及│
福島県学校事務労働組合 │13.8.22│文教福祉│採 択│
│ │び
配置基準の
維持改善を求める│県北支部長 阿 部 靖 彦 │ │ │ │
│ │
意見書提出方について │ │ │ │ │
└─┴──────────────┴──────────────┴────┴────┴───┘
以上のとおり
会議の次第を記載し、その相違ないことを証明するためここに署名する。
福島市議会 議 長
副
議長
議 員
議 員...