【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
誉田義郎君) ご異議ございませんので、会期は本3月5日から26日までの22日間と決定いたしました。
なお、本会議の
議事日程、
質問通告等の締め切りはお手元に配付の印刷物のとおりでありますので、ご了承願います。
議案等の説明を求めるため、会期中、市長以下必要と認める
執行機関の職員の出席を求めることにいたします。
諸般の報告をいたします。
報告内容はお手元に配付の印刷物のとおりでありますので、ご了承願います。
これより、日程に従い
継続審査中の議案第114号の
決算特別委員会における審査の経過並びに結果の報告を求めます。
決算特別委員長、34番。
◎34番(斎藤清君) 議長、34番。
○議長(
誉田義郎君) 34番。
【34番(斎藤 清君)登壇】
◎34番(斎藤清君) 去る12
月市議会定例会におきまして当
決算特別委員会に付託になり、
継続審査中の議案第114号平成11年度福島市各
会計歳入歳出決算認定の件につきまして、審査の経過並びに結果をご報告申し上げます。
当
決算特別委員会は1月9日から12日及び15日までの5日間にわたり開会、市当局並びに
監査委員の出席を求め、詳細なる説明を聴取するとともに証書類の点検を行い、かつ
監査委員の
決算審査意見書を参考に活発な質疑を重ね、慎重に審査いたしました。
そういたしまして、議案第114号につきましては、賛成多数により決算のとおり認定すべきものと決定いたしました。以上、ご報告申し上げます。
○議長(
誉田義郎君) ただいまの
委員長報告に対し、ご質疑のある方はお述べください。
【「なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
誉田義郎君) ご質疑がなければ、討論に移ります。
討論の通告があります。10番
藤川淑子君。
◆10番(
藤川淑子君) 議長、10番。
○議長(
誉田義郎君) 10番。
【10番(
藤川淑子君)登壇】
◆10番(
藤川淑子君) おはようございます。
私は
日本共産党市議団を代表し、平成11年度の各会計の決算に対し、不認定の立場で意見を述べます。
この予算が執行された年はどのような情勢であったかを振り返って見ますと、
完全失業率が4.4%と、過去最高を更新し続ける深刻な不況、その中にあって政府は有効な対策を打ち出さないばかりか、大銀行への税金投入、金持ちに対する減税、
ゼネコン奉仕の
公共事業の大盤振る舞い、一方で
年金制度改悪などの
社会保障の切り捨てで将来不安をあおり、消費不況に拍車をかけ、一層の
財政悪化を招いたという情勢でした。1999年度予算案の審査におきましても、深刻な不況と
財政危機が同時進行する中で、市民の暮らしを守り
財政危機を食い止めるために市債の膨張を招いた
大型公共投資を見直し、
公共投資を
生活密着型に切り替え、
市民福祉の向上で暮らしを下支えする必要性を指摘いたしました。
この点に照らし、本市の1999年度決算の状況を見ますと、市債の残高は
一般会計と
特別会計を合計し1,733億9,991万2,000円で、前年度より71億3,460万8,000円、率にして4.3%の増加となっています。
監査委員の
決算審査意見書でも、
財政構造の硬直化の懸念が指摘をされているところです。
公債費の比率は16.6%と、過去最高となっております。一般的に、自治体の公債費の
負担比率は15%が
警戒ラインと言われます。日経の調査でも、全国671市の公債費の
負担比率の平均が15.77%、1999年度であり、本市はそれをも上回っています。これらは、政府の
財政誘導策に安易に追随し、
街路事業をはじめ
大型事業優先の
公共投資で招いた結果であります。
国と地方の
財政収支を対GNP比で見ますと、日本の赤字は
主要先進国中突出しており、
債務残高ベースでも2位のイタリアが低下を続ける中で日本だけが上昇し続けています。日本の国債は、ムーディーズの格付で1998年度に最高位からワンランク引き下げられ、昨年度また引き下げられました。国債発行による資金調達が困難になる可能性も出てきています。政府の言いなりになって市債を膨張させることは
財政破綻を招きかねません。
第三次
総合計画の
後期計画が
土木偏重であることは、これまでも幾度か私たちは指摘をしてまいりました。1999年度
予算そのものがその流れを組んでいます。そんな中で、
各種事業の
執行状況を見ますと、
都市環境整備には137.9%が、安全で安心して住める
まちづくりには114.3%が、快適な
都市空間創造等に111.5%がと、いずれも当初予算を上回る執行率になっています。
ところが、一方
少子高齢化社会対応は88.9%、経済力の強い
まちづくりは96.9%でありまして、
市民福祉と農業、
商工業分野は100%に満たない執行率であります。
福祉分野では、お年寄りのわずかばかりの楽しみである
敬老祝金の支給年齢を1歳引き上げる削減をしました。
国保会計では、国保の減免申請を却下し、
短期保険証の発行がなされました。市民の
雇用拡大策での
緊急雇用対策交付金の使途には独自性が発揮されませんでした。実質的な
雇用拡大にはつながりませんでした。
農業分野では、1999年度の農業粗生産額は224億円で1990年のピーク時の77%まで低下をしております。これが
地域経済に与える影響は大きく、
農業経営に対する直接補償こそが重要でした。
景気対策としての
公共事業の効果が低下していることは既に1998年版の
経済白書でも指摘をされておりますが、本市の
大型事業の一つでもあります
曽根田優良建築物の
補助事業につきましては1998年度
予算成立をしたものの、1998年度から2000年度にかけ執行されず、事実上凍結となっています。今日の
経済情勢の中で
大型事業は
民間ベースでも見直さざる得なくなっています。にもかかわらず、
行政主体の
大型事業西口産業振興施設や都心東の
土地区画整理事業などは一切見直しがなされませんでした。
日本経済の現状は、全体として緩やかな改善が続いているという政府の判断から実際は大きくかけ離れ、2000年度にはGDPの伸びもマイナスとなる可能性が出されています。こうした
経済状況を総合的に判断すれば、本市の重点施策を
土木偏重から
生活密着型に転換することこそ求められることであります。
よって、平成11年度の各
会計決算は不認定とすべきものと考えます。
以上、意見を述べ、討論といたします。
○議長(
誉田義郎君) 以上で討論は終結いたしました。
これより採決を行います。
お諮りをいたします。議案第114号平成11年度福島市各
会計歳入歳出決算認定の件につきましては、ただいまの
委員長報告のとおり、すなわち決算のとおり認定することに賛成の方の起立を求めます。
【
賛成者起立】
○議長(
誉田義郎君) 起立多数。よって、議案第114号につきましては決算のとおり認定することに決しました。
ただいま、市長から議案の提出がありました。議案はさきにお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。
日程に従い、議案第1号ないし第52号を一括して議題といたします。
市長の
提案理由の説明を求めます。
◎市長(
吉田修一君) 議長、市長。
○議長(
誉田義郎君) 市長。
【市長(
吉田修一君)登壇】
◎市長(
吉田修一君) おはようございます。
本日、ここに3
月市議会定例会の開会にあたり、ご参集を賜り厚くお礼申し上げます。
本定例会に提出いたしました議案は平成13年度福島市
一般会計予算等の議案52件でありますが、これが
提案理由を申し上げるに先立ち、
市政運営に対する所信を申し上げ、ご理解とご協力を賜りたいと存じます。
私は、かねてより、
市政執行にあたりましては市民の立場に立った公正で誠実な政治姿勢を
基本理念とし、市議会との連携のもとに市民との対話を重ねながら
人間尊重の
まちづくりを目指し、全力を傾注して市政を担当してまいりました。
この間、市議会をはじめ
市民各位のご理解とご協力によりまして各般にわたる
行政分野での成果と
市民福祉の向上が図られ、また
幹線道路網をはじめとする
都市基盤整備等が大きく前進するなど、本市発展の基盤が着実に整備されておりますことにつきまして、心から感謝を申し上げる次第であります。
今後、
市政執行にあたりましては福島市
総合計画ふく
しまヒューマンプラン21の理念に基づき、
人間尊重都市ふくしまの実現を目指し、一、心ふれあう教育と文化の
まちづくり、一、安全で健康な
まちづくり、一、快適で魅力ある
まちづくり、一、
自然環境の保全と美しい
まちづくり、一、少子・
高齢社会への対応と潤いのある
まちづくり、一、経済力の強い活力ある
まちづくり、一、
広域連携の
まちづくり、一、
市民参加の
まちづくりに積極的に取り組んでまいる所存であります。
まず、心ふれあう教育と文化の
まちづくりについて申し上げます。
新世紀の幕開けとなります平成13年度を本市の教育・文化元年と位置づけ、次代を担う子供たちの健やかな成長を願い、思いやりのある豊かな心を育む教育を推進するとともに、先人が営々として築き上げてきた歴史や文化に学び、人が輝く
まちづくりを進めるものであります。
その主な内容は、心の教育を推進するため、子どもの夢を育む施設の建設に向けた
基本構想等を策定するほか、心の
健康支援モデル事業を実施するものであり、情報化への対応としては小・中学校のIT化を推進するのをはじめ、市民を対象に
情報通信技術の講習会を開催するほか、私学の振興として
私立幼稚園等への
運営費助成の拡充などを図るものであります。
また、さまざまな体験活動を通した豊かで多様な価値観の創造を目指して、小・中学生と地域の人々とのふれあい活動などを行うものであります。
さらに、歴史や文化に学ぶ個性あふれる
まちづくりを進めるため、宮畑遺跡の
文化発信事業や
古関裕而音楽祭特別事業を行うほか、市制100周年に向けた
ふくしまの歴史の
発刊調査を行うものであります。
次に、安全で健康な
まちづくりについて申し上げます。
災害時の迅速かつ的確な状況の把握と関係機関との連携を確保し、市民へ適切な情報を提供するため、引き続き
総合防災情報システムの整備を進めるとともに、歩行者や
自転車利用の利便性、快適性を高める
自転車利用環境総合整備事業などに取り組んでまいる考えであります。
また、市民の
健康保持と増進を図るため、新たに
肺がん個別検診を実施するなど、
各種健康診査の充実に努めるとともに、
国民健康保険の
日帰り人間ドック助成対象の拡大などを図ってまいる考えであります。
次に、快適で魅力ある
まちづくりについて申し上げます。
豊かな自然に恵まれた本市の盆地特性を活かしたゆとりと潤いのある
都市景観を実現するため、
景観形成基本計画を策定するのをはじめ、都心居住を促進するための
都市型住宅供給計画を策定するほか、
商店街活性化のための
店頭整備支援事業などに取り組んでまいる考えであります。
次に、
自然環境の保全と美しい
まちづくりについて申し上げます。
昨年策定しました
環境基本計画に基づき、
環境フォーラムの開催等を通して
環境保全に対する
市民意識の高揚を図るのをはじめ、あらかわ
クリーンセンター焼却炉建て替えのための
環境影響調査を実施するほか、
あぶくまクリーンセンターなどの
ダイオキシン類排出抑制対策に取り組むなど、環境への負荷の少ない社会の実現に努めてまいる考えであります。
次に、少子・
高齢社会への対応と潤いのある
まちづくりについて申し上げます。
少子社会に対応するため、
エンゼルプランを策定し、安心して産み、育てられる
児童育成環境の改善に努めるほか、
私立保育所等への支援の充実や
子育て支援専門員を配置した
総合相談窓口の開設などを行ってまいる考えであります。
また、
介護保険制度につきましては、公正かつ公平な認定と
サービスの提供に努めるほか、
社会福祉法人等提供サービス利用者負担の軽減策を講ずるなど、今後とも
サービスの
利用動向を見きわめながら制度の充実に努めてまいる考えであります。
次に、経済力の強い活力ある
まちづくりについて申し上げます。
社会構造の変化や
消費者ニーズの変化に対応した、地域の特性を活かした
各種産業の振興を図るため、
中小企業支援事業等を実施するほか、引き続き
企業誘致に努めてまいる考えであります。
次に、「
広域連携の
まちづくり」について申し上げます。
県北地域における共通の課題に適切に対応し、従来から進めてまいりました
事務事業の共同処理による
広域行政サービスのさらなる拡充を目指して、歴史、文化、観光などの資源を活かした
阿武隈川流域生活圏との
広域連携を積極的に推進してまいる考えであります。
次に、
市民参加の
まちづくりについて申し上げます。
市民と行政の協働により、開かれた
市民参加の
まちづくりを進めるため、
情報公開の一層の推進に努めるとともに、広報活動の充実、
市民まちづくり計画策定の助成などによる
まちづくり意識の高揚を図ってまいる考えであります。
次に、平成13年度当初予算について申し上げます。
平成13年度の
本市財政は、歳入面において、市税については景気の影響をはじめ恒久的な減税の実施等により引き続き厳しく推移するものと見込まれ、また、
地方交付税等においても多くを期待できない状況にあります。
一方、歳出面においては地方分権が実行段階を迎える中、
市民生活に密着した行政を自主的かつ総合的に担うことが求められるとともに、少子・
高齢社会に対応した総合的な
地域福祉施策や
生活関連社会資本の整備等の
重要政策課題が山積しております。
このため、
予算編成にあたりましては、簡素で効率的な行政を確立するため、
事務事業全般について行財政の見直しを進めるとともに、
市債依存度の引き下げに意を用いるなど、将来にわたる財政の健全性の確保に努める一方、
歳出全般について
節減合理化を一層徹底するほか、緊急度、優先度により事業を厳しく選択するなど、財源の重点的かつ効率的な配分に努めた次第であります。
そういたしまして、平成13年度当初予算額は、
一般会計において812億5,800万円、平成12年度当初予算額と比較し、1.3%の増、
水道事業会計においては112億5,237万6,000円、9.8%の増、
特別会計においては702億2,721万円、6.9%の増、総計においては1,627億3,758万6,000円、4.2%の増となった次第であります。
初めに、
一般会計予算の概要についてご説明申し上げます。
総務部関係につきましては、新庁舎建設に向けた基本構想の策定をはじめ、福島地方水道用水供給企業団への出資等を行うとともに、選挙関係において参議院議員選挙等を執行するための所要額を計上したものであります。
企画調整部関係につきましては、うつくしま未来博において展示及び催事等を行うほか、
情報通信技術講習を進めるための所要額を計上したものであります。
税務部関係につきましては、固定資産税評価替えに向けた標準宅地等の土地評価を行うほか、引き続き収納率の向上等に努めるものであります。
商工観光部関係につきましては、福島駅西口産業振興施設を平成15年度完成に向け、引き続き整備を進めるのをはじめ、中小企業の経営基盤の安定化を図るため、経営環境変動対策資金の融資枠を充実するとともに、併せて信用保証料の補助を行うものであります。
また、観光振興対策につきましては、観光宣伝事業と観光施設の整備等を進めるほか、ふれあい・やすらぎ温泉地整備事業に着手するものであります。
農政部関係につきましては、高能率で活力ある本市農業の振興を目指し、各般にわたる農業施策を総合的かつ計画的に実施するのをはじめ、中山間地域等直接支払交付金事業を引き続き実施するほか、農業と観光との連携を図ったグリーンツーリズム推進事業を行うものであります。
また、林業関係につきましては、林道の整備、松くい虫の防除等を行うほか、里山の保全事業を行うものであります。
市民生活部関係につきましては、防災体制の一層の充実に努めるのをはじめ、交通安全対策として交通安全教育等を行うほか、放置自転車対策を行うとともに、引き続きレンタサイクル導入調査を行うものであります。
環境部関係につきましては、あらかわ
クリーンセンター焼却炉建て替えに向けた
環境影響調査等を実施するのをはじめ、
ダイオキシン類排出抑制対策を行うほか、ごみの減量化に向け、家庭用生ごみ処理容器の普及等を進めるものであります。
また、
環境保全対策として公共用水域水質汚濁防止対策に努めるほか、引き続き合併処理浄化槽の設置助成を行うものであります。
健康福祉部関係につきましては、子育て支援対策として
エンゼルプランを策定するのをはじめ、乳幼児医療の助成対象を就学前まで拡大するほか、地域子育て支援センターの充実等に努めるものであります。
また、ホームヘルプ
サービス、ガイドヘルパー派遣事業等の障害者福祉対策、特別養護老人ホーム等の施設整備に対する助成を行う等の高齢者福祉対策、さらには保健医療対策にそれぞれ所要額を計上したものであります。
建設部関係につきましては、道路の新設改良、交通安全施設の整備、河川の改良等を計画的に進めるのをはじめ、摺上川ダム建設の促進を図るほか、川から陸(おか)への
まちづくりとして川とのふれあいを図る事業を行うものであります。
また、中心市街地への良質な住宅供給を促進するため、御山町団地を建設するための調査設計等を行うものであります。
都市開発部関係につきましては、
街路事業、公園の整備等を引き続き計画的に進めるのをはじめ、優良建築物等整備として新たに太田町地区における事業に対し補助を行うほか、秩序ある開発の誘導と無秩序な開発の規制を行うため、準都市計画区域及び市街化調整区域土地利用計画調査を行うものであります。
また、
土地区画整理事業につきましては福島北地区等の事業の推進を図るため、所要額を計上したものであります。
消防関係につきましては、消防体制の強化を図るため耐震貯水槽を設置するのをはじめ、消防ポンプ自動車等の更新、消防屯所等の改築のほか、消火栓及び防火水槽の設置を進めるものであります。
教育委員会関係につきましては、教育環境の整備を図るため教育用パソコンの整備を重点的に行うのをはじめ、福島第二中学校に肢体不自由特殊学級を設けるためエレベーターを設置するほか、吉井田小学校プール改築及び笹谷小学校の耐震補強・大規模改造に向けた設計等を行うものであります。
生涯学習・文化の推進では、子どもの夢を育む施設の建設を進めるほか、
ふくしまマスターズ大学や音楽堂自主事業の充実に努めるものであります。
また、豊かな体験活動を推進するための事業として、地域に学ぶ中学生体験活動事業、小学生ふれあい・夢づくり事業、いきいきふれあい合宿事業等に、それぞれ所要額を計上したものであります。
次に、
水道事業会計予算について申し上げます。
有収率向上対策として漏水調査等を継続して実施するほか、各施設の適正な維持管理に意を用い、安全で安定した給水業務運営を図るものであります。
また、第8次拡張事業として、受水、配水施設の築造工事及び送・配水管の整備を行うものであります。
なお、水道料金につきましては平成13年度が改定時期となっておりますが、今後の財政状況及び現下の
経済状況等から判断し、できるだけ市民負担の軽減を図ることとして、平成15年度まで現行料金を据え置くこととした次第であります。
次に、各
特別会計予算における主な特徴点についてご説明申し上げます。
国民健康保険事業費においては、
日帰り人間ドック助成対象の拡大を図るとともに、中央卸売市場事業費においては花き部開設に向け、卸売場等の整備を行うものであります。
また、下水道事業費、
土地区画整理事業費及び農業集落排水事業費等につきましては、それぞれの事業を計画的に進めるための所要額を計上したものであります。
以上が平成13年度各会計予算の概要でありますが、このほか条例改正等の
提案理由につきましてはそれぞれの末尾に記載したとおりでありますので、ご了承願います。
次に、平成12年度各会計補正予算等の主なものについて申し上げます。
まず、議案第41号平成12年度福島市
一般会計補正予算につきましては、公営住宅ストック総合改善事業費及び学習活動支援設備整備事業費など7,152万4,000円を追加するものであります。
議案第42号平成12年度福島市
介護保険事業費特別会計補正予算につきましては、介護保険事務処理システム改修費580万3,000円を追加するものであります。
次に、議案第43号平成12年度福島市
一般会計補正予算につきましては、国・県支出金及び市債の内定並びに年度内の執行見込み等に基づく補正を行うものであります。
補正の主なものは、職員の退職手当、減債基金及び庁舎整備基金積立金並びに福島地方水道用水供給企業団出資金、
土地区画整理事業費
特別会計繰出金等を追加するとともに都市開発事業費及び下水道事業費
特別会計繰出金等を減額するものであり、以上の補正による追加額は34億1,007万2,000円であります。
次に、議案第44号平成12年度福島市
水道事業会計補正予算ないし議案第51号平成12年度福島市
介護保険事業費特別会計補正予算の各会計補正予算の内容につきましては、それぞれ補正予算説明書に記載のとおりでありますので、ご了承願います。
議案第52号
専決処分承認の件は、専決処分いたしました案件についてそれぞれ承認を願うものであります。
以上が提出議案の概要でありますが、詳細につきましてはご質疑または委員会等において申し上げたいと存じますので、よろしくご審議のうえ議決を賜りますようお願い申し上げます。
なお、議案第41号及び議案第42号につきましては、いずれも急を要するため、ご先議くださいますようお願いいたします。
また、会期中に、工事請負契約の件、財産取得の件及び人事案件を追加提案いたしたいと存じますので、ご了承をお願い申し上げます。
○議長(
誉田義郎君) ただいま、市長から先議の要請がありました。
これより、議案第41号、議案第42号の議案調査のため、暫時休憩いたします。
午前10時33分 休 憩
─────────────────────────────────────────────
午後0時59分 再 開
○議長(
誉田義郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより、議案第41号、議案第42号に対する質疑を行います。
12番
佐久間行夫君から質疑の通告があります。12番
佐久間行夫君。
◆12番(
佐久間行夫君) 議長、12番。
○議長(
誉田義郎君) 12番。
【12番(
佐久間行夫君)登壇】
◆12番(
佐久間行夫君) 議案第41号中、学習活動支援設備整備事業費2,961万円につきましてお伺いをいたします。
この事業は新年度予算の1万900人を対象にしたIT講習推進事業とも関連したハードの整備だと伺っておりますが、以下、何点かお伺いをいたします。
まず1点目は、パソコン180台を整備する予定とお聞きしておりますが、この数量はどのようにして決まったのか、そしてそれは買い取りになるのかリースになるのかをお伺いいたします。
2点目は、どの程度の性能のパソコンを予定しているのか、またプリンターなどの周辺機器はどのようにされるのか、機種選定にあたりましてはできるだけ市内で生産されている機器を設定すべきと考えますが、そのお考えはどうかお伺いをいたします。
3点目は、どこの施設にどのような数のパソコンが配置されるのかお伺いをいたします。
4点目は、講習内容はどうか、この講習で目指すものによってインストールされるソフトが決まるのでありますので、どのようにされるのかをお伺いいたします。
5点目は、パソコン教室の講師についてでありますが、人材確保は既にできているのかお伺いをいたします。
以上で質問を終わります。
◎教育長(車田喜宏君) 議長、教育長。
○議長(
誉田義郎君) 教育長。
【教育長(車田喜宏君)登壇】
◎教育長(車田喜宏君) お答えいたします。
IT講習推進事業とかかわってのパソコン導入についてでありますが、これは文部科学省の
補助事業としてすべての国民を対象に公民館等の社会教育施設等でパソコンやインターネットの基本操作等を学習するため、必要な環境の整備を図ることを目的としておるものであります。
本市におきましては180台のパソコンを導入する予定でありますが、これはIT講習事業終了後の平成14年度以降、15の公民館、そして三つの地域学習センターにそれぞれ10台を常設し、地域住民の方々に継続して利用していただくよう考慮したものであります。
なお、これら文部科学省の全額補助となっておりますことから、すべて買い取りとなります。
次に、パソコンの性能及びプリンター等の周辺機器についてでありますが、IT講習内容に十分対応でき、しかも標準的な機能を備えたものを予定しており、購入にあたりましては物品調達にかかわる一連の手続きに基づいて行う入札方法により行うものであります。
次に、国が示しておりますIT講習の内容等についてでありますが、パソコンの基本操作、ワープロ文書の作成、インターネットの利用、電子メールの送受信等となっております。また、これらの講習実施や必要なソフトにつきましては、パソコンとあわせて購入する考えであります。
次に、講師の確保についてでありますが、本市で予定しております545回の全講座において受講者が十分に学習できるようその人材確保について現在検討を進めておるところであります。
◆12番(
佐久間行夫君) 議長、12番、再質問。
○議長(
誉田義郎君) 12番。
◆12番(
佐久間行夫君) 先ほど、機種選定にあたりましてということでお話申し上げましたけれども、今、雇用ということと経済のことで、その今回のIT講習というのは雇用創出、また
地域経済のためにもそういうふうな考慮が国から示されているわけでありますので、機種選定にあたりましては地元の雇用につながり、また地元の受注につながるようなそのようなご配慮がこの入札においてされるのか、その点についてお伺いをしたいと思うのです。
◎教育長(車田喜宏君) 議長、教育長。
○議長(
誉田義郎君) 教育長。
◎教育長(車田喜宏君) 再質問にお答えいたします。
このことにつきましては、ただいまご答弁を申し上げましたように、物品調達にかかわる基本原則がありますので、地元のものが、その入札方法を通しながら地元の企業のものを、いわゆる購入できるかどうか研究はしてまいりたいと思いますが、やはり基本的には入札方法によって行う、この原則に従ってまいりたいと考えております。
○議長(
誉田義郎君) 以上で質疑を終結いたします。
議案第41号、議案第42号を各所管の常任委員会の審査に付することにいたします。
常任委員会開会のため、暫時休憩いたします。
午後1時05分 休 憩
─────────────────────────────────────────────
午後2時39分 再 開
○議長(
誉田義郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程に従い、議案第41号、議案第42号の各常任委員会における審査の結果の報告を求めます。
総務常任委員長、28番。
◎28番(加藤勝一君) 議長、28番。
○議長(
誉田義郎君) 28番。
【28番(加藤勝一君)登壇】
◎28番(加藤勝一君) さきの本会議におきまして、当総務常任委員会に付託になりました議案に対する委員会の審査の結果をご報告申し上げます。
議案第41号平成12年度福島市
一般会計補正予算中、当委員会所管分につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。以上、ご報告申し上げます。
○議長(
誉田義郎君) 文教福祉常任委員長、14番。
◎14番(
鈴木好広君) 議長、14番。
○議長(
誉田義郎君) 14番。
【14番(
鈴木好広君)登壇】
◎14番(
鈴木好広君) さきの本会議におきまして、当文教福祉常任委員会に付託になりました各議案に対する委員会の審査の結果をご報告申し上げます。
議案第41号平成12年度福島市
一般会計補正予算中、当委員会所管分、議案第42号平成12年度福島市
介護保険事業費特別会計補正予算、以上につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。以上、ご報告申し上げます。
○議長(
誉田義郎君) 経済民生常任委員長、26番。
◎26番(伊東忠三君) 議長、26番。
○議長(
誉田義郎君) 26番。
【26番(伊東忠三君)登壇】
◎26番(伊東忠三君) さきの本会議におきまして、当経済民生常任委員会に付託になりました議案に対する委員会の審査の結果をご報告申し上げます。
議案第41号平成12年度福島市
一般会計補正予算中、当委員会所管分につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。以上、ご報告申し上げます。
○議長(
誉田義郎君) 建設水道常任委員長、21番。
◎21番(
鈴木英次君) 議長、21番。
○議長(
誉田義郎君) 21番。
【21番(
鈴木英次君)登壇】
◎21番(
鈴木英次君) さきの本会議におきまして、当建設水道常任委員会に付託になりました議案に対する委員会の審査の結果をご報告申し上げます。
議案第41号平成12年度福島市
一般会計補正予算中、当委員会所管分につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。以上、ご報告申し上げます。
○議長(
誉田義郎君) ただいまの
委員長報告に対し、ご質疑のある方はお述べください。
【「なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
誉田義郎君) ご質疑がなければ、討論に移ります。ご意見のある方はお述べください。
【「なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
誉田義郎君) ご意見がなければ討論を終結いたします。
これより採決を行います。
お諮りをいたします。議案第41号、議案第42号につきましては、ただいまの
委員長報告のとおり、すなわちいずれも原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
誉田義郎君) ご異議ございませんので、議案第41号、議案第42号につきましては、いずれも原案のとおり可決することに決しました。
以上で本日の日程は全部終了いたしました。
この際、お諮りをいたします。6日、7日及び8日は議案調査のためそれぞれ休会といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
誉田義郎君) ご異議ございませんので、6日、7日及び8日は議案調査のためそれぞれ休会とすることに決しました。
9日は、午前10時から本会議を開きます。
本日はこれをもって散会いたします。
午後2時44分 散 会...