福島市議会 2000-09-14
平成12年 9月定例会−09月14日-04号
平成12年 9月定例会−09月14日-04号平成12年 9月定例会
平成12年9月14日(木曜日)
─────────────────────────────────────────────
出席議員(40名)
1番 西山尚利君 2番 目黒恵介君
3番
渡辺敏彦君 4番 大越明夫君
5番
小熊与太郎君 6番 高柳 勇君
7番 杉原二雄君 8番 粕谷悦功君
9番 須貝昌弘君 10番 藤川淑子君
11番 小島 衛君 12番
佐久間行夫君
13番 佐藤一好君 14番 鈴木好広君
15番
押部栄哉君 16番 高橋英夫君
17番 山岸 清君 18番 菅野芳樹君
19番
石原信市郎君 20番
斎藤朝興君
21番 鈴木英次君 22番
誉田義郎君
23番 塩谷憲一君 24番 半沢常治君
25番 佐藤保彦君 26番 伊東忠三君
27番 小林義明君 28番 加藤勝一君
29番
丹治仁志君 30番
宮本シツイ君
31番 横山俊邦君 32番 桜田栄一君
33番 大宮 勇君 34番 斎藤 清君
35番 木村六朗君 36番 遠藤 一君
37番 阿部保衛君 38番 佐藤真五君
39番
二階堂匡一朗君 40番 中村冨治君
─────────────────────────────────────────────
地方自治法第121条による出席者
市長
吉田修一君 助役 石川 清君
収入役 菊田 悟君
総務部長 冨田晴夫君
企画調整部長 菅野廣男君
税務部長 大竹喜三郎君
商工観光部長 菅野昭義君
農政部長 半澤 宏君
市民生活部長 斉藤嘉紀君
環境部長 丹野弘史君
健康福祉部長 鈴木信也君
建設部長 佐藤克浩君
都市開発部長 丹治勝俊君
下水道部長 寺島由雄君
総務部次長 片平憲市君 秘書課長 冨田哲夫君
財政課長 阿蘇一男君
水道事業管理者 斎藤 廣君
水道局長 松永芳元君
教育委員会委員 内池 浩君
教育長
車田喜宏君
教育部長 斎藤昇久君
代表監査委員 品竹貞男君 消防長 田村 廣君
選挙管理委員会委員長職務代理者
油井久雄君
─────────────────────────────────────────────
議会事務局出席者
局長
佐藤堅二郎君 次長兼総務課長 黒沢勝利君
議事調査課長 赤井 隆君
─────────────────────────────────────────────
議事日程
1
総括質問
2
決算特別委員会の設置及び委員の選任
3 議案第93号ないし第105号の各
所管常任委員会並びに
決算特別委員会付託
午前10時00分 開 議
○議長(
誉田義郎君) 定足数に達しておりますので、これより本会議を開きます。
この際、ご報告いたします。きのうの、
斎藤朝興君の質問に対する当局の答弁にかかわる30番
宮本シツイ君の
議事進行について、当局より発言を求められておりますので、これを許します。
◎
企画調整部長(
菅野廣男君) 議長、
企画調整部長。
○議長(
誉田義郎君)
企画調整部長。
◎
企画調整部長(
菅野廣男君) 30番
宮本シツイ議員の
議事進行があった件について、お答えいたします。
未来博推進協議会加盟団体への
入場券購入割り当てについてでありますが、加盟132団体の割り当ては行っておりません。また、今後も行うことは考えておりません。
なお、引き続き
販売促進に努めてまいります。
○議長(
誉田義郎君) 本日の
議事日程は、さきに決定のとおりであります。
日程に従い、
総括質問を行います。
順序に従いまして発言を許します。
3番
渡辺敏彦君。
◆3番(
渡辺敏彦君) 議長、3番。
○議長(
誉田義郎君) 3番。
【3番(
渡辺敏彦君)登壇】
◆3番(
渡辺敏彦君) 皆さん、おはようございます。私は、今9月定例会に際しまして創成会の一員として市政各般にわたりましてご質問を申し上げます。
まず、
下水道事業への
取り組みでありますけれども、現在全国各市町村の中で
景気低迷等による税収の減収に伴い、
財政負担の軽減を図ることを目的として
下水道事業の見直しを行い、
合併処理浄化槽を主流にし、し尿あるいは雑排水の処理をしようという流れがあるようであります。地域住民の公平感という観点から考えますと、下水道を全住民に早期に完備を願うものでありますが、
大型プロジェクト等が
メジロ押しの状況の中で、この
下水道事業への今後の
取り組みについて、我が福島市ではどのような考えでおられるのか、お伺いをいたします。
次に、JR等駅
両面改札所設置についてお伺いをいたします。
福島駅西方部は新幹線の開通により駅西口が開設されましてから大きな変貌を遂げ、今や東口をしのぐ勢いであり、駅を中心としながら東西にまちがボリュームアップされてきております。
さて、そのほかのJR駅はどうでしょうか。金谷川駅は
福島大学移転により東口が設置されましたが、それ以外は東西どちらか片面設置であり、不便を感じているところも少なくない状況にあります。特に、我がまちの松川駅は最たるもので、市街地は駅西側にありますが、改札は東側にあります。そもそも、当時は排煙を出す
蒸気機関車の運行だったため、鉄道を設置する際、カヤぶきの屋根が多く、火災の心配をしたり、養蚕農家の桑園が多く、蚕に対して悪影響を及ぼすのではないかということでまちなかに駅を設置することに反対をした経過があったため、逆向きになったという説もあります。ともあれ、不便を感じていることは確かであります。
また、私の身近なところでは南福島駅がありますが、駅設置当時は東側の旧国道から距離もなく、バランスよくまちが形成されたものと思いますが、現状を考えれば西側に工場や学校ができ、多数の通勤、通学者が踏切を渡らなくてはならない状況にあります。JRの考え方もあろうかとは存じますが、
JR利用市民の利便性と
安全性確保のため
両面改札所設置について、行政としてもJRに対し強く要望をしていく必要があるものと思いますが、当局のご所見をお伺いいたします。
次に、風害による農産物に対する被害の状況とその対策についてお伺いをいたします。
9月3日の強風により、農産物、特にモモ、ナシ、リンゴの落下被害は甚大ではなかったかと推察をいたすところであります。被害に遭われました農家の方々に対し、心よりお見舞いを申し上げます。
さて、新聞報道によりますと、県北で約5億500万円、福島市では4億500万円の被害とのことでありますが、品目ごとにどの程度の被害面積、被害額になるのかお伺いをいたします。
また、地元対策としての被害果の処理、販売や、二次的に発生し得る
病害虫防除などの対応について行政としてどのような体制で臨んでいかれるのか、あわせて
災害資金等の対応を考えておられるのかどうかについてもお伺いをいたします。
次に、中
山間地域等直接
支払制度への
取り組みと
加入状況についてお伺いをいたします。
新農基法の目玉としてスタートいたしました中
山間地域等直接
支払制度への現在までの
取り組みとその経過、あわせて現在の
加入状況についてお伺いをいたします。
農業の現状から考えれば、平地での
農業従事者も減少している中で、より従事者が少なく高齢化の進んだ山間地の農家の方々への
加入促進は骨の折れる仕事だとは存じますが、先人が汗水垂らして開墾、開発をした農地を守るという意味も含めて
農業団体と力を合わせて積極的にこの事業に取り組んでもらうよう
対象農家の方々への啓蒙あるいは
加入促進を図られるようお願いをいたすところであります。
次に、
未来博開催に伴う、市内の観光地及び
温泉地PR等についてお伺いをいたします。
未来博開催まで300日余りとなりました。開催されれば、全国から数百万人の見学客が見込まれるわけでありますが、我が市としてはスカイラインや四季の里などの誘客可能な観光地や施設のPRをし、福島市を知ってもらったり理解をしてもらい、立ち寄ってもらう努力が
観光振興のためにも必要だと思うわけでありますが、また宿泊地につきましては地の利を生かし、湯本、磐梯熱海、岳温泉が力を入れておると聞き及んでおります。
我が市も、飯坂、土湯、高湯などの宿泊地のPRを
官民一体となって早目に取り組むべきと存じますし、特別な
イベント等を考えるのも一考かと存じます。当局のご所見をお伺いいたします。
次に、福島のまつりについてお伺いをいたします。
先般、第31回の
わらじまつりが開催されましたが、報道によりますと、昨年と比較して観客が少なくなったとのことでありますが、原因をどのようにとらえておられるのかお聞かせください。
また、県内外の夏祭りと比較して穏やかなせいか、見ている人たちに大きな感動を与えるインパクトが少ないような気がいたしますが、いかがでしょうか。
今年、
わらじまつりの数日前に盛岡のさんさ踊りを拝見してまいりました。太鼓をたたきながら踊る、踊り手も同じ振りで飛びはねながら踊ります。小さな
子供たちが太鼓をたたきながら踊っている姿は感動的であり、「頑張れよ」と声をかけたくなるものであります。また、踊り手のかけ声がその場の雰囲気を盛り上げます。躍動感のあるすばらしい祭りだったなと感心してまいりました。
郡山の
うねめ祭りには、今年、よさこいを導入、町内、職場、
各種団体でチームを組み、練習を重ね、楽しく参加をさせてもらったという話を聞きました。
踊っている人たちが楽しく、見ている人たちにエネルギーを与える、そんな祭りを行うには何が必要なのでしょうか。
官民一体となり、県内外のお祭りを見学、研修をしながら抜本的に見直すところを見直し、季節を問わず、新しい祭りの創造も含めて「燃える祭り」を企画すべきと考えます。歴史はつくるものだと思います。当局のご所見をお伺いいたします。
次に、水稲の豊作に伴う
産米処理についてお伺いをいたします。
間もなく収穫を迎える水稲、現在の生育状況から見ますと、今年は豊作の様相を呈しており、相場が下がるのではないかという不安や過剰米の処理をどうするのかと、さまざまな心配をいたしておるところであります。その
処理方法として、以前より学校での
米飯給食の回数を増やしてほしいという要望はあったものと存じます。現状の週2回を3回以上にし、その対策の一つとすることが肝要かと存じますが、当局のご所見をお伺いいたします。
また、よく世間話の中で「米余ってこっちゃ、食糧難の国さ送ったらいいべな」というような話が出ますが、70万トン余りのミニマム・
アクセス米を外国から輸入をして日本の米を海外に出すのも理不尽。また、国際的な流れの中で、
東南アジア等の米輸出国からひんしゅくを買うことは迷惑。であれば、国内支援、今三宅島の方々は避難生活を強いられ、困っております。また、近々の大雨により被災された方々もおります。福島市として他市町村に先駆け、それらの地域に支援米を送ってはいかがでしょうか、当局のご所見をお伺いいたします。
次に、
子供たちの
健全育成を考慮した
自動販売機の
設置規制についてお伺いをいたします。
たばこの
自動販売機は時間規制、
酒類販売の
自動販売機は自重、自主規制となり、我々ヘビースモーカーや酒豪の方々にとっては不便を感じているものと思いますが、青少年の
不良化防止の観点から考えればやむを得ないものと思っております。
さて、現在青少年の
健全育成の中で、問題としてクローズアップされておりますのが有害図書の
自動販売機の設置であります。数年前から、県連P、市連P、
健全育成推進会など青少年の
健全育成にかかわる
各種団体から
設置規制、撤廃などの要望があったものと思いますが、その後の経過と当局の方針についてお伺いをいたします。
聞くところによりますと、桑折町では警察署と連携をとり、規制に乗り出したとのことであります。県の条例との関係もあろうかとは存じますが、市条例の制定も視野に入れなくてはと考えますが、当局のご所見をお伺いいたします。
次に、
県知事選挙低投票率及び意識高揚についてお伺いをいたします。
今回の知事選挙も県内で最下位の90位、投票率41.83%でありました。信任投票的な選挙となり、争点がないと言えばなかったのかもしれませんが、それにしても低い投票率だったような気がいたします。この数字を当局はどのようにとらえておられるのか、また今後
投票率向上のためどのような施策を考えておられるのかお伺いをいたします。
来年は、
参議院議員選挙と市長選挙がございます。政治、選挙に市民が関心を持てるような方策をとっていくことが肝要かと存じます。市民参加型の行政展開をしようという風潮はありますが、若い人たちを中心に政治に対する無関心層が増えていることにより、一部の方々の考えが強く反映され、民主主義の根幹を揺るがす危険性が増大していくのではないかという不安を持つものであります。
我々は、二十になったら選挙に行くものだというしつけ、教育を受けてまいりました。小中高、短大、大学などで今まで以上、政治の大切さを教え、選挙の重要性を理解させる努力も必要ではないかと考えるわけでありますが、当局のご所見をお伺いいたします。
次に、
少子化対策についてお伺いをいたします。
少子化対策の一環として
子育て支援への
取り組みを積極的に行っておられることに対しましては心から敬意を表するところでありますが、抜本的に解決することを考えれば、結婚して出産しなくては子供は増えないわけでありますから、行政でどうこう言ったりできるものではないと思います。他市町村では
出産祝金を出しているところもあると聞き及んでおりますが、我が市でもこのような対応を考えてみてもよいのではないかと思いますが、当局のご所見をお伺いいたします。
少子化は将来に大きな問題を発生させるものでありましょうから、過疎化対策的な感覚を持った対応が必要かと思うところであります。
最後に、中学校への武道場の設置についてお伺いをいたします。
「礼に始まり礼に終わる」、
日本武道の神髄であります。私たちが子供の頃の標語の定番は、根性、忍耐、努力だったように思います。特に、柔道、弓道などの
日本武道の部活では、強くなるために教師や先輩からこれらの言葉を何回となく聞かされ、指導を受けたことを覚えております。今の
子供たちは、体格はよくなったが精神的に弱いと言われております。武道は個人競技であり、自分の力、自分の努力によって強くもなりますし、精進を怠れば敗退してしまいます。まさに、精神修養には大きな効果があるものと私は思っておる一人であります。
福島市内でも、各道場、
スポーツ少年団、中学校の部活などで剣道や柔道に取り組んでいる
子供たちがたくさんおりますが、残念なことに小中学校で武道場がある学校は一つもなく、中学校の部活では教室を使ったり体育館の片隅を使ってのけいこを余儀なくされております。また、小学校では
スポーツ少年団で剣道や柔道をやってきたが、中学校では活動する場所がなく、部活動がないというケースもあります。
武道を通じ、
子供たちの健全な心身を養うということを意図して、
指導者等の問題もあろうかとは存じますが、中学校に武道場を設置してみてはいかがでしょうか。当局のご所見をお伺いいたしまして私の質問を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。
◎市長(
吉田修一君) 議長、市長。
○議長(
誉田義郎君) 市長。
【市長(
吉田修一君)登壇】
◎市長(
吉田修一君) おはようございます。
JR等駅
両面改札所の設置についてでございますが、JR松川駅西口開設につきましては鉄道交通の利便性の向上と
利用促進の観点から福島県
鉄道在来線活性化対策協議会と連携を図り、毎年
JR東日本への要望活動を行ってきているところでございます。JRからは、職員の配置体制と管理、保安上の問題、さらには駅舎の改築など課題も大きいとも伺っております。しかしながら、利用者の利便性、また松川駅全体の膨らみから考えますと、このご質問にございました両面の設置というのは非常に大きな意義があろうと思います。今後も引き続き
JR東日本に強く要望してまいりたいと考えております。
次に、うつくしま未来博に伴う
観光PRにつきましては、県及び本市を含む県内90市町村と
観光関係団体で組織するうつくしま
ふくしま観光キャンペーン推進協議会において、平成12年度から
大型観光キャンペーン事業を展開しているところでございます。これは、JR6社と共同して実施する全国規模の
観光キャンペーンで、「うつくしま四季散歩〜花とウオーキング」をテーマとした数多くのイベントを実施する計画でございます。先般は、この
キャンペーンのPRと
旅行商品化を目指し、全国の
旅行エージェントにお願いしまして
全国宣伝販売促進会議の開催も行ったところであります。
本市といたしましては、来る10月、ふくしまの旅と
物産フェアを首都圏で開催するのをはじめ、
地元関係団体などと一体となって未来博を踏まえた独自の
観光宣伝事業等を実施しながら、
温泉宿泊客や観光客の誘致に努めてまいる考えでございます。
次に、福島の祭りについてでございますが、
わらじまつりにつきましては毎年8月の第1金曜日、土曜日に開催してまいりましたが、昨年につきましては
パセオ通りの
七夕まつりと同時開催となったため、例年よりも多くの観客があったものと判断をしております。また、祭りの実施内容につきましては平成10年から
福島青年会議所、
商工会議所青年部、
商店街連合会青年部の青年3団体が中心となり協議と研究を進め、踊り手と観客が一体となって楽しめる工夫を凝らした
わらじまつりの開催を目指しております。
ご質問にございました「燃える祭り」の実施につきましては、
まちそのものの活力の表現でもございますので、十分今後研究してまいりたいと思います。
ご質問中、市長答弁以外の点については、
担当部長よりお答えをいたします。
◎
農政部長(半澤宏君) 議長、
農政部長。
○議長(
誉田義郎君)
農政部長。
【
農政部長(半澤 宏君)登壇】
◎
農政部長(半澤宏君) お答えをいたします。
強風による農作物の被害と対策につきましては、
本市北西部の山沿いを中心に落果被害が発生し、モモが85ヘクタールで約1億2,100万円、ナシが434ヘクタールで1億4,100万円、リンゴが288.8ヘクタールで1億4,400万円、総額で約4億600万円となっております。
対策といたしましては、県及び
農業団体と連携をしながら落果品及び傷害果をジュース、
ネクター等加工原料として集荷の推進を図るとともに、葉の損傷による病害の発生が懸念されることから殺菌剤の
徹底散布等営農指導の強化に努めながら、
市総合営農改善資金の融資と災害対策に万全を期してまいります。
次に、中
山間地域等直接
支払制度につきましては今年度から創設された制度でありまして、
対象農家に制度の周知を図るためパンフレットの配布及び
対象地域の農振会長、
農事組合長に対する説明会、
集落説明会を実施し、制度の周知を図ってまいりましたが、現在おおむね18ヘクタールの協定の申請書が提出されております。対象面積に対し非常に少ないものであるため、さらに制度の周知を図り、数多くの方々が協定締結されるよう努力してまいります。
次に、水稲の
産米処理につきましては国内において2000年産米の作柄がおおむね良好でございまして、豊作が見込まれている状況において今年産米の
生産オーバー分の処理、政府米の
持ち越し在庫処理について現在国において検討されているところでございます。
在庫処理の方策といたしまして、海外への援助は国内の在庫が減少し、一方策となりますが、国内における支援米は
国内消費量が現在以上に増加しなければ米余りの
処理方策とはならないと考えております。
◎
健康福祉部長(
鈴木信也君) 議長、
健康福祉部長。
○議長(
誉田義郎君)
健康福祉部長。
【
健康福祉部長(
鈴木信也君)登壇】
◎
健康福祉部長(
鈴木信也君) お答えいたします。
出産祝金の支給につきましては現在のところ考えておりませんので、ご了承願います。
◎
下水道部長(
寺島由雄君) 議長、
下水道部長。
○議長(
誉田義郎君)
下水道部長。
【
下水道部長(
寺島由雄君)登壇】
◎
下水道部長(
寺島由雄君) お答えいたします。
本市における
生活排水処理につきましては、
公共下水道事業、
農業集落排水事業及び
合併処理浄化槽設置整備事業の3本柱で
事業展開を図っております。したがいまして、今後とも地域の状況に合わせて総合的かつ効率的な
事業手法を選択し、
財政負担の軽減を図るとともに
生活排水処理を進め、
公共用水域の水質保全に努めてまいります。
◎教育長(
車田喜宏君) 議長、教育長。
○議長(
誉田義郎君) 教育長。
【教育長(
車田喜宏君)登壇】
◎教育長(
車田喜宏君) お答えいたします。
中学校における部活動は教育的に大きな意義を持っておりますことから、各学校におきましては
教育活動の大きな柱の一つとして位置づけ、生徒数や
施設設備、さらには
指導者等を総合的に検討し、できるだけ多くの部を設置し、生徒が積極的に活動できるよう努めてきているところであります。
しかし、近年生徒の部活動への参加率が低下してきていること、さらには
スポーツ種目についての興味や関心が多様化してきていることなどから、ご指摘の柔道、剣道等の日本古来の武道にかかわる部への参加率も大変低くなってきているところであります。これらのことから、学校における体育施設の整備につきましては学校体育の充実を図り、部活動への参加を奨励し、生涯スポーツの基盤を培うという視点に立って総合的に判断してまいりたいと考えております。
なお、その他のご質問につきましては
教育部長よりお答え申し上げます。
◎
教育部長(
斎藤昇久君) 議長、
教育部長。
○議長(
誉田義郎君)
教育部長。
【
教育部長(
斎藤昇久君)登壇】
◎
教育部長(
斎藤昇久君) お答えいたします。
初めに、
米飯給食回数を増やすことについてでありますが、文部省でも
米飯給食の週3回実施を奨励しておりますことから、本市といたしましてはそれに向けての条件整備を進めてきたところであります。昨年、すべての学校に新しく
米飯給食用食器を整備するとともに、三つの
給食センターにおいては
施設設備の増改築を図ってきたところであります。現在、週3回実施に向けて
県学校給食会を通して
関係機関と協議を進めているところでありますが、
米飯給食は
パン給食に比べコスト高になることや
委託炊飯業者が週3回の供給が可能かどうかなどについて結論をまとめ、できるだけ早い時期に実施してまいる考えであります。
次に、
有害図書類の
自動販売機の
設置規制等についてでありますが、自販機を設置するにあたっては条例により知事への届け出が規定されておりますことから、設置後は地権者との
契約内容等により撤去することは極めて困難な状況にあります。本市においては、これまで
青少年健全育成推進会やPTAなどを中心として撤去に向けて設置者や地権者に対し積極的な
取り組みを進めてきたところであります。また、県内全域において、かかる自販機の設置が増加傾向を示しておりますことから、このたび新たに福島県図書類
自動販売機緊急対策会議が設置され、必要な対策を講じるため
取り組み体制をスタートさせたところであります。
今後におきましては、ご指摘の事例を踏まえ、地域の浄化は住民の手で進めることを基本とし、県及び警察署、地域の連携を強化し、申請段階での対応を強化すること、関係業者に対する自主規制を強く要請すること、地権者への再契約解除を強く要請していくこと、有害図書の不買運動を強力に推進することなど自販機の撤去に向けた
取り組みを展開してまいります。
また、条例の制定につきましては今後の研究課題として検討してまいりますが、現時点においては県の条例をもとにした福島市有害環境浄化対策要綱により市民参加の運動を進め、これら自販機の撤去について努めてまいる考えであります。
◎
選挙管理委員会委員長職務代理者(油井久雄君) 議長、
選挙管理委員会委員長職務代理者。
○議長(
誉田義郎君)
選挙管理委員会委員長職務代理者。
【
選挙管理委員会委員長職務代理者(油井久雄君)登壇】
◎
選挙管理委員会委員長職務代理者(油井久雄君) お答えをいたします。
去る9月3日執行の福島
県知事選挙結果につきましては、ご指摘のありましたとおり、本市の投票率は41.83%と、現在までの知事選としては最も低く、残念な結果に終わりました。このことは、市内有権者の半数を超える方々が民主主義の根幹を成す参政権を行使されなかったことになりますので、このような事態を重く受けとめ、今後は投票率の向上になお一層努力をしていかなければならないものと感じたところであります。
投票率の向上対策につきましては、従来より有権者に対し、さまざまな機会をとらえて啓発活動を行ってまいりましたが、このような結果に終わったことを反省し、今後は有権者が投票所に行きやすくなるための土足入場や車いすの設置、段差解消など、投票所の環境改善に努めてまいります。
選挙啓発につきましては従来から可能な限り努力してまいりましたが、新たな有効な対策を上積みすることは困難が予想されますので、明るい選挙推進協議会やマスメディア等の協力を得ながら街頭啓発や空からの呼びかけなど、有権者が身近に選挙を感じることができるよう所要の対策をさらに強化してまいります。
次に、若年層に対して選挙の重要性を理解していただくための啓発につきましては、ご指摘のありましたとおり重要なことであると考えております。本市におきましても、新たに有権者になられた方々に選挙に関する基礎知識を掲載したはがきを送付するほか、学校には選挙用具の貸し出しを行い、有効活用を図っていただくなど、若い方々の意識を高めるよう努力をしているところであります。今後につきましても、学校関係者の協力をいただきながらこれら若年層への啓発対策をなお一層進めてまいりますので、ご了承願います。
◆3番(
渡辺敏彦君) 議長、3番、再質問。
○議長(
誉田義郎君) 3番。
◆3番(
渡辺敏彦君) 先ほど、米余りの話の中で、国内支援についてはその対策にならないというふうな話があったわけでありますが、今回の雨の被害あるいは地震の被害を見ますと、家から米持って逃げた人はいないのではないかなと思うのです。あるいは、米屋さんも雨の被害については何万軒かの、何万人かの被災者が出ておるわけでありますから、そういったわけで非常に、米を持って逃げない方が多いわけでありますから、国内の米消費ができないなんて言うと、これはとんでもない話になるわけでありますが、そういった意味ではほかの市町村に先駆けてそういったものをやることによって福島市のPRも含めてできるのではないかなと。国内支援についても、そういった被災した場合については米を持って逃げる人がいないわけでありますから、当然その分の米は新たなものが必要になるわけでありますから、その対策にはなるのではないかなというふうに思うわけでありますが、意見として聞いてもらった方がいいのかなというような気もしますが、そのような対応を今後前向きに考えていただきたいというように思います。
以上です。
○議長(
誉田義郎君) 以上で、
渡辺敏彦君の質問を終わります。
2番目黒恵介君。
◆2番(目黒恵介君) 議長、2番。
○議長(
誉田義郎君) 2番。
【2番(目黒恵介君)登壇】
◆2番(目黒恵介君) 私は創政会の一員といたしまして、9月定例会にあたり市政の各般についてそれぞれ質問をいたします。
少子化が進む中、少ない出産の機会を有効に生かし、安心して子供を産み、育てることができる環境を早急に整備していくことは極めて重要と思われます。
厚生省の周産期医療体制に関する研究班の調査結果によりますと、早産や分娩時の母親の異常などで出生直後から集中治療が必要なハイリスク新生児に対する新生児未熟児病床は必要数の3分の1しかなく、専門医も大幅に不足していると指摘しております。
ハイリスク新生児を扱う国内の約1,000の医療機関に対し調査を行い、うち60%から回答を得た結果、ハイリスク児の発生率は約7%であり、これをもとに試算したハイリスク児のための病床は出生1万人当たり77床となるが、現実は54床と、不足しており、年間の出生率からすると4,430件の入院が困難という結果が出ております。
厚生省は周産期医療の充実を打ち出し、母子ともに高度な集中治療が受けられるよう総合周産期母子医療センターや地域周産期母子医療センターの設置を促しているところであります。
福島県の周産期医療対策協議会では、県内1カ所に総合周産期母子医療センターを設置し、浜通り、中通り、会津にそれぞれ1カ所の地域周産期母子医療センターを設置することを県に提言、報告書をまとめたと報道がなされました。本県でも、NICU(新生児集中治療管理室)を必要とする数が増えており、またMFICU(母体胎児集中治療管理室)もなく、地域周産期母子医療センターもない状況となっております。本市として、これらの状況についてどのような見解をお持ちかお聞かせください。また、医療機関が病床数を増やすなど施設整備を進め、かつ専門医を確保することの重要性についてどのような見解をお持ちかお聞かせください。
さらに、本市として、本市独自の医療施設に対し積極的に支援するなど働きかけることが可能なのかもお聞かせください。また、県が報告書による提言に、具体的に施策実行する前から総合周産期母子医療センター及び地域周産期母子医療センターについて、本市への設置について働きかける準備があるのかお聞かせください。
次に、福島県などのまとめによりますと、核家族化の進行、夫婦共働き世帯の一般化により放課後に保護者が不在となる小学生を対象とした児童クラブは国の
少子化対策、新エンゼルプランや保護者のニーズの高まりから123クラブ、登録児童数は約4,800人で、5年前の約5倍になっていることが示されております。本市でも14クラブとなっており、ますますそのニーズが増えることも予想されます。本市のご認識はいかがか、お聞かせください。
また、国、県に対し、新たな増設を働きかける準備があるのかお聞かせください。
さらに、職業生活と家庭生活を両立していく上で育児の問題は大きな存在であります。育児休業制度の定着や施設保育の充実もなされておりますが、勤務体系が多様化していることや核家族化、都市化が進む中、血縁、地縁で対応できていたものが、その対応が難しい状況になっております。このような状況を踏まえ、国において創設された仕事と育児両立支援特別援助事業、ファミリー・サポート・センターの導入の必要性が望まれていると言えます。
ファミリー・サポート・センターは、育児のみ、介護のみ、育児と介護の両方の相互援助活動の3種類があり、例えば育児については学校の放課後や児童クラブの終了後に子供を預かることや子供が軽度の病気の場合に臨時的、突発的に終日子供を預かる等々の相互援助活動ができるものでありますが、ファミリー・サポート・センターに対する本市の考え方についてお聞かせください。また、国、県より補助を受けて市町村が設置できることとなっておりますが、本市としてその設置についての検討状況についてお聞かせください。
次に、文部省はIT(情報技術)を活用した授業や少人数授業など、「学びの形の変化」に対応するため、教室二つ分の面積を可動式の間仕切りで二つに分けられ、授業内容に応じて教室を仕切ったりパソコンルームとして使うことができる施設のある新たな教室整備に取り組むことを決め、大規模改造のための補助金増額を来年度予算の概算要求に盛り込むと報道されました。これは、小中学校で今後数学などの基本教科で学級の枠にとらわれない20人程度の少人数指導とIT授業を推進するために新しい学習空間が必要と判断されたものであります。
本市として、この文部省の動きについて、どう評価しているのかお聞かせください。
また、新しい学習スペースは校舎の新築や空き教室の改築時に整備をするとなっておりますが、本市として対応はどのようにしていくのかお聞かせください。
次に、高齢者・身体障害者の公共交通機関を利用した移動円滑化促進法、いわゆる交通バリアフリー法が成立し、運輸省によれば、11月頃に施行される見込みであるとされております。この法律は、高齢者や身体障害者の方々らにやさしいまちにするため、公共交通事業者に対し施設の新設や大規模改築の際にエレベーター、エスカレーター、誘導警告ブロックの設置などを義務づけ、また新規車両に低床バスを導入することも求めております。また、このほかに駅周辺地区を重点地区に指定し、歩道の拡幅や段差の解消、案内標識などの整備も盛り込まれておりますが、この法律の施行を目前にして、本市としてこれらの内容に対する
事業展開についてお聞かせください。
次に、中心市街地の活性化を図るため、パセオ協同組合さんでは、マナーを守り、ほかの迷惑にならないことを条件に、いわゆるストリートミュージシャンに対し市民へのアピールの場として演奏場所を提供するなど自助努力を行っていたり、福島
商工会議所青年部は子供から高齢者の方々まで多くの市民が楽しめるよう福島市の小中学校や県北一円で活躍しておられるオーケストラやロックバンドなど19団体、約300人が出演したイベントを開催したことは記憶に新しいところであります。
本市として、中心市街地活性化対策として、例えば空き地や空き店舗に非営利団体が無料で利用できる施設空間や広場を整備することについて検討する準備があるのかお聞かせください。既に検討を進めていれば、その内容についてお聞かせください。
また、本市への観光客の方々に中心市街地及び周辺地区を回遊し、楽しんでいただけるよう情報提供の場所として、その日、その時間の即効性のあるイベント情報などを発信・収集できるインフォメーション、いわゆる案内所の導入について本市はどのように考えておられるのかお聞かせください。さらに、検討の準備があるのかもお聞かせください。
次に、環境庁は団体観光客が少なくなっている国立公園内の温泉地などを改造し、家族客などを呼び込もうと、来年度から地域再生型の新しい公園事業をスタートさせる方針をいたしました。従来の団体バスで来る人を対象とした周遊観光に頼るのではなく、家族連れに自然に親しんでもらいながら長期滞在してもらえるような地域づくりへの方向転換を示したものであります。
環境庁と地元自治体が協力し、個人客専用の駐車場や散策用の歩道、遊歩道の整備や川釣りや山登り、キャンプなど新しい楽しみ方に対応した施設の整備、自然を知るためのビジターセンターの整備や自然の復元などを盛り込んだ計画を作成し、双方が役割分担し、事業を進めることとなっております。事業規模は、1カ所あたり15億円から40億円で5年程度で完成を目指し、来年度から毎年全国2カ所程度を選んで整備を進めることとなっております。
「いで湯の里」福島市として、それぞれの温泉地についてどういうような手法で再開発について検討する準備があるのかお聞かせください。
本9月定例会の一般質問は私で最後でありますが、今世紀、ミレニアム2000年も残すところ100日余りとなりました。今世紀は、まさしく変化と激動の世紀でありました。そこで、20世紀を今一度思い返し、日本の歴史や福島県、福島市の歴史を語り合い、次の21世紀へ夢を持って臨んでいけるよう、児童から高齢者までみんなで楽しんでいただける企画として、例えばでありますが「2000年ミレニアム大忘年会インいで湯」などと銘打ち、福島市の温泉を市内外にポスターなどでPRし、福島市の温泉で過ごしていただき、今世紀最後の思い出をつくっていただくといった企画も
観光振興の面からも有効な施策の一つかと個人的には思うわけでありますが、ご所見を伺うものであります。
以上をもちまして質問を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。
◎市長(
吉田修一君) 議長、市長。
○議長(
誉田義郎君) 市長。
【市長(
吉田修一君)登壇】
◎市長(
吉田修一君) お答えいたします。
温泉地の
観光振興についてでございますが、地域再生型の国立公園事業については、公園を所管する環境庁は、平成6年度から国立公園内の豊かな自然資源や温泉資源を活用し、自然と人間との共生を図るための各種体験が可能な事業を推進しております。
本市におきましては、昨年4月、土湯温泉、高湯温泉が全国88番目の国民保養温泉地として環境庁から指定を受けたところでございます。今後におきましてはこれらの事業を取り込み、温泉での保養や自然とのふれ合いを求める観光客のニーズに対応するため、国民保養温泉地を対象とした同庁の重点補助事業であるふれ合い、安らぎ温泉地整備事業の早期導入を目指しながら、家族連れやグループによる観光客が一定期間滞在できるような温泉地の整備を図ってまいりたいと考えております。
次に、「2000年ミレニアム大忘年会」につきましては、2000年という節目の年にあたり、市内の旅館協同組合などにおきましてはさまざまな事業を展開し、好評を博しているところでございます。今後におきましては、市内の各温泉観光協会や温泉旅館協同組合などにおいては忘年会シーズンに向け第2弾、第3弾の企画を予定していると聞き及んでおりますので、これもいずれも本市の全体としての経済の活性化につながる課題でございますので、ご質問の趣旨、関係方面と十分連携をとりまして、実現に向け努力したいと思います。
ご質問中、市長答弁以外の点については、
担当部長よりお答えをいたします。
◎
企画調整部長(
菅野廣男君) 議長、
企画調整部長。
○議長(
誉田義郎君)
企画調整部長。
【
企画調整部長(
菅野廣男君)登壇】
◎
企画調整部長(
菅野廣男君) お答えいたします。
中心市街地の空き地、空き店舗等の利用につきましては、中心市街地活性化の施策として空きビルを活用し、建設省などと共同で設置した街なか情報広場こらんしょや郵政情報プラザがまちづくりのグループの活動の場として、また区画整理事業用地として取得しました旧福ビル跡地が街なか広場として各種イベントの開催等に利用されており、中心市街地の活性化に大きく貢献しているところであります。また、このたびの中心市街地の民間駐車場の一部を利用し、商業活動に意欲のある若者などへ店舗を提供する創業工房ももりんハウス事業が株式会社福島まちづくりセンターにより行われ、11店舗が営業を開始したところであります。
ご質問のありました空き地、空き店舗の活用につきましては、中心市街地活性化の施策として、さきに市が認定いたしました福島市中小小売商業高度化事業の構想としてテナントミックス管理事業の推進を図り、中心市街地のにぎわいと活性化を図ってまいりたいと考えております。
◎
商工観光部長(菅野昭義君) 議長、
商工観光部長。
○議長(
誉田義郎君)
商工観光部長。
【
商工観光部長(菅野昭義君)登壇】
◎
商工観光部長(菅野昭義君) お答えをいたします。
観光インフォメーションの導入につきましては、本市では観光客が快適に安心して観光を楽しむことができるよう福島観光協会に委託し、JR福島駅構内の東西口に観光案内所を設置しているほか、観光客などに対しタイムリーな観光情報を提供するため、市インターネット・ホームページやNTTハローダイヤルなどによる観光案内サービスも行っているところでございます。今後におきましては、これらの情報システムの観光案内情報量の拡大や情報のネットワーク化及び観光案内所へのインターネット端末機の設置などを検討しながら、さらに効果的な観光情報をいち早く提供できるよう観光情報提供体制の充実に努めてまいりたいと考えております。
次に、ファミリー・サポート・センターの設置についてでありますが、本事業は地域の総合援助活動を組織化することにより、既存の施設保育では応じきれない変動的、変則的な保育ニーズにこたえ、仕事と育児を両立しやすい環境づくりを目指すもので、保育行政を補完するものとして労働省が進めている補助事業でありますが、本市といたしましても勤労者福祉の向上の観点から
関係機関と連携を図りながら検討してまいりたいと考えております。
◎
健康福祉部長(
鈴木信也君) 議長、
健康福祉部長。
○議長(
誉田義郎君)
健康福祉部長。
【
健康福祉部長(
鈴木信也君)登壇】
◎
健康福祉部長(
鈴木信也君) お答えいたします。
周産期医療体制の整備につきましては、福島県保健医療計画に基づき推進されているところであります。現在、県全体での新生児集中治療室は95床であり、うち県北保健所管内では県立医科大学附属病院等3病院に、合計13床設置されておりますが、ベットに不足が生じたときは他圏域へ搬送しております。
本市でも少子化が年々と進んでおり、乳幼児の生命の大切さと安心して子供を産める環境整備が重要であることから、今後総合周産期母子医療センターの早期実現を含む医療体制の整備充実及び専門医の確保について県に対し働きかけてまいります。
市独自の医療施設に対する支援につきましては、施設整備が県の医療計画に基づき実施されるものであることから独自の支援策は考えておりません。
なお、市といたしましては健全な母体の育成のため母子保健事業の充実に努めてまいる考えであります。
次に、交通バリアフリー法の対応につきましては、国、県及び公共交通事業者との連携を深めながら駅周辺等のバリアフリー化を促進するとともに、引き続き人間尊重のまちづくり推進指針及びひとにやさしい施設整備指針に基づき、公共建築物、道路等の整備改修を行い、また人にやさしいまちづくりモデル地区整備事業により民間事業者の既存の公益的施設、路線バス及びタクシー車両の整備を促進し、だれもが暮らしやすいまちづくりに努めてまいる考えであります。
◎教育長(
車田喜宏君) 議長、教育長。
○議長(
誉田義郎君) 教育長。
【教育長(
車田喜宏君)登壇】
◎教育長(
車田喜宏君) お答えいたします。
報道等によりますと、ご指摘のように文部省ではIT授業や20人授業等学びの形の変化に対応して新世代型学習空間を整備する方針とのことであります。資料を見てみますと、これは小人数授業やグループ別学習に柔軟に対応できるようにするとともにインターネットにかかわる最新の情報機器を備えた学習空間として整備しようとするもので、普通教室、特別教室、そして多目的スペースに続く第3の学習スペースとして活用を図ろうとするものであります。このような新しい学習スペースが整備されますれば、従来以上に多様な学習形態を取り入れることができ、小人数の指導による学習の個別化や個性化が図られるなど、よりきめ細かな指導が展開できるようになりますし、学校における情報教育もより一層の進展が期待できると考えております。
本市といたしましては、このような新しい学習空間の設置につきましては文部省で示しておりますように校舎改築や大規模改造時において積極的に取り組んでまいる考えでありますが、昭和56年以前に建築した多くの校舎にあっては、教室間の間仕切り壁を撤去する改造工事は耐震構造上不可能な場合も考えられますことから、国、県の指導を受けながら対応策を検討してまいりたいと考えております。
その他のご質問につきましては、
教育部長よりお答え申し上げます。
◎
教育部長(
斎藤昇久君) 議長、
教育部長。
○議長(
誉田義郎君)
教育部長。
【
教育部長(
斎藤昇久君)登壇】
◎
教育部長(
斎藤昇久君) お答えいたします。
学童クラブについてでありますが、ご指摘のように女性の社会進出が増えてきたことから、育児と仕事との両立を支援するための放課後児童
健全育成事業を推進してきたところでありますが、今後におきましてもますますそのニーズが高まっていくものと考えております。
本市におきましては、今後とも地域住民の要望や全市的なバランスを考慮しながらこの
健全育成事業の一層の普及拡大を図ってまいる考えであります。
今年度は三つの学童クラブが増設されましたが、明年度は新たに二つのクラブの開設が予定されておりますことから、今後とも国、県の助成を受けながら開設に向けて積極的に支援してまいる考えであります。
○議長(
誉田義郎君) 以上で、目黒恵介君の質問は終わりました。
これをもって、本定例会の
総括質問は全部終了いたしました。
議案第99号平成11年度福島市水道事業会計決算認定並びに剰余金処分の件審査のため、委員13名をもって構成する
決算特別委員会を設置することにいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
誉田義郎君) ご異議ございませんので、議案第99号審査のため、委員13名をもって構成する
決算特別委員会を設置することに決しました。
そういたしまして、これが委員の選任は議長指名で行いたいと思いますが、ご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
誉田義郎君) ご異議ございませんので、
決算特別委員会の委員選任は議長指名と決しました。
直ちに指名いたします。決算特別委員につきましてはお手元に配付の名簿のとおり指名したいと思いますが、ご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
誉田義郎君) ご異議ございませんので、ただいまの指名のとおり決しました。
日程に従い、議案第93号ないし第98号、議案第100号ないし第105号を各所管の常任委員会の審査に付することにいたします。
議案第99号は、
決算特別委員会に付託、審査願うことにいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
誉田義郎君) ご異議ございませんので、議案第99号は
決算特別委員会に付託、審査願うことに決しました。
各常任委員会の開会の日程を議長手元までご報告願います。
なお、本会議散会後、
決算特別委員会を開きまして正副委員長互選の上、議長手元までご報告願います。
以上で本日の会議は全部終了いたしました。
この際、お諮りいたします。9月20日は事務整理のため休会にいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
誉田義郎君) ご異議ございませんので、9月20日は休会とすることに決しました。
なお、本日はこの後
決算特別委員会、各常任委員会、明15日は休日のため休会とし、16日、17日は土曜日、日曜日のためそれぞれ休会、18日、19日は各常任委員会、21日は本会議の日程となっておりますので、ご了承願います。
本日はこれをもって散会いたします。
午前10時59分 散 会...