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  1. 福島市議会 1998-03-04
    平成10年 3月定例会−03月04日-01号


    取得元: 福島市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-22
    平成10年 3月定例会−03月04日-01号平成10年 3月定例会           平成10年3月4日(水曜日) ─────────────────────────────────────── 出席議員(40名)    1番  佐久間行夫君      2番  誉田眞里子君    3番  佐藤一好君       4番  鈴木好広君    5番  押部栄哉君       6番  斎藤朝興君    7番  土田 聡君       8番  河野恵夫君    9番  石原信市郎君     10番  菅野芳樹君   11番  高橋信一君      12番  丹治仁志君   13番  佐藤真五君      14番  鈴木英次君   15番  誉田義郎君      16番  佐藤保彦君   17番  高橋英夫君      18番  山岸 清君   19番  伊東忠三君      20番  加藤勝一君   21番  半沢常治君      22番  横山俊邦君   23番  二階堂匡一朗君    24番  塩谷憲一君   25番  菅野泰典君      26番  加藤彦太郎君   27番  阿部保衛君      28番  木村六朗君   29番  小林義明君      30番  斎藤 茂君
      31番  阿部知平君      32番  斎藤 清君   33番  桜田栄一君      34番  黒澤源一君   35番  大宮 勇君      36番  中村冨治君   37番  佐藤智子君      38番  遠藤 一君   39番  阿部儀平君      40番  宮本シツイ君 ─────────────────────────────────────── 地方自治法第121条による出席者   市長        吉田修一君     助役        石川 清君   収入役       菊田 悟君     総務部長      岡  實君   企画調整部長    菅 厚世君     税務部長      石幡征二君   商工観光部長    畑中英雄君     農政部長      遠藤 宏君   市民生活部長    須田昌之君     環境部長      丹治勝俊君   健康福祉部長    高野行雄君     建設部長      菅野廣男君   都市開発部長    寺島由雄君     下水道部長     丸山泰男君   総務部次長     菅野 清君     参事兼秘書課長   黒沢勝利君   参事兼財政課長   片平憲市君     水道事業管理者   斎藤 廣君   水道局長      三浦胡男君     教育委員会委員長  加賀美代子君   教育長       車田喜宏君     教育部長      志田房儀君   代表監査委員    品竹貞男君     消防長       冨田晴夫君 ─────────────────────────────────────── 議会事務局出席者   局長        宍戸英雄君     次長兼総務課長   斉藤嘉紀君   議事調査課長    尾形一幸君 ─────────────────────────────────────── 議事日程   1 会議録署名議員の指名   2 会期の決定   3 継続審査中の議案第113号の決算特別委員会における審査の経過並びに結果の報告   4 委員長報告に対する質疑、討論、採決   5 議案第1号ないし第37号の提出   6 議案第26号ないし第29号の先議   7 議案第26号ないし第29号を所管常任委員会付託   8 議案第26号ないし第29号の委員会における審査の経過並びに結果の報告   9 委員長報告に対する質疑、討論、採決 ─────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件   1 会期の決定   2 議案第 113号 平成8年度福島市各会計歳入歳出決算認定の件   3 議案第1号  平成10年度福島市一般会計予算   4 議案第2号  平成10年度福島市水道事業会計予算   5 議案第3号  平成10年度福島市国民健康保険事業費特別会計予算   6 議案第4号  平成10年度福島市老人保健医療事業費特別会計予算   7 議案第5号  平成10年度福島市下水道事業費特別会計予算   8 議案第6号  平成10年度福島市食肉センター事業費特別会計予算   9 議案第7号  平成10年度福島市飯坂町財産区特別会計予算  10 議案第8号  平成10年度福島市中央卸売市場事業費特別会計予算  11 議案第9号  平成10年度福島市土地区画整理事業費特別会計予算  12 議案第10号 平成10年度福島市茂庭地区簡易水道事業費特別会計予算  13 議案第11号 平成10年度福島市公共用地先行取得事業費特別会計予算  14 議案第12号 平成10年度福島市農業集落排水事業費特別会計予算  15 議案第13号 福島市情報公開条例制定の件  16 議案第14号 福島市税条例の一部を改正する条例制定の件  17 議案第15号 福島市立幼稚園の授業料に関する条例の一部を改正する条例制定の件  18 議案第16号 福島市奨学資金給与条例の一部を改正する条例制定の件  19 議案第17号 福島市音楽堂条例等の一部を改正する条例制定の件  20 議案第18号 福島市工場立地促進条例の一部を改正する条例制定の件  21 議案第19号 福島勤労者体育センター条例の一部を改正する条例制定の件  22 議案第20号 福島市勤労者研修センター条例の一部を改正する条例制定の件  23 議案第21号 福島市中山間地域活性化推進基金条例制定の件  24 議案第22号 福島市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例制定の件  25 議案第23号 福島市都市公園条例の一部を改正する条例制定の件  26 議案第24号 福島市消防団員の定員、任免、服務及び給与に関する条例の一部を改正する条例制定の件  27 議案第25号 市道路線の認定及び廃止の件  28 議案第26号 平成9年度福島市一般会計補正予算  29 議案第27号 平成9年度福島市下水道事業費特別会計補正予算  30 議案第28号 平成9年度福島市土地区画整理事業費特別会計補正予算  31 議案第29号 平成9年度福島市農業集落排水事業費特別会計補正予算  32 議案第30号 平成9年度福島市一般会計補正予算  33 議案第31号 平成9年度福島市水道事業会計補正予算  34 議案第32号 平成9年度福島市下水道事業費特別会計補正予算  35 議案第33号 平成9年度福島市飯坂町財産区特別会計補正予算  36 議案第34号 平成9年度福島市中央卸売市場事業費特別会計補正予算  37 議案第35号 平成9年度福島市土地区画整理事業費特別会計補正予算  38 議案第36号 平成9年度福島市茂庭地区簡易水道事業費特別会計補正予算  39 議案第37号 平成9年度福島市農業集落排水事業費特別会計補正予算               午前10時02分    開会 ○議長(黒澤源一君) 定足数に達しておりますので、これより3月定例会を開会いたします。  会議録署名議員の指名をいたします。  10番菅野芳樹君、28番木村六朗君を指名いたします。  会期の決定をいたします。  会期は、議会運営委員会の決定のとおり、すなわち本3月4日から24日までの21日間とすることにいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。      【「異議なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(黒澤源一君) ご異議ございませんので、会期は本3月4日から24日までの21日間と決定いたしました。  なお、本議会の議事日程質問通告等の締め切りはお手元に配付の印刷物のとおりでありますので、ご了承願います。  議案等の説明を求めるため、会期中、市長以下必要と認める執行機関の職員の出席を求めることにいたします。  諸般の報告をいたします。報告内容は、お手元に配付の印刷物のとおりでありますので、ご了承願います。  これより日程に従い、継続審査中の議案第113号の決算特別委員会における審査の経過並びに結果の報告を求めます。  決算特別委員長、38番。 ◎38番(遠藤一君) 議長、38番。 ○議長(黒澤源一君) 38番。      【38番(遠藤 一君)登壇】 ◎38番(遠藤一君) 去る12月市議会定例会におきまして、当決算特別委員会に付託になり、継続審査中の議案第113号平成8年度福島市各会計歳入歳出決算認定の件につきまして、審査の経過並びに結果をご報告申し上げます。  当委員会は、1月8日、9日及び12日から14日までの5日間にわたり開会、市当局並びに監査委員の出席を求め、詳細なる説明を聴取するとともに、証書類の点検を行い、かつ監査委員決算審査意見書を参考に、活発な質疑を重ね、慎重に審査いたしました。  そういたしまして、議案第113号につきましては、賛成多数により、決算のとおり認定すべきものと決定いたしました。  なお、審査の過程で、次の要望がありましたことを申し添えます。  一、市債の管理にあたっては、財政状況及び社会経済環境を踏まえ、慎重な執行になお一層意を用いられたい。  一、時間外勤務の縮減と各種手当の見直しを図られたい。
     一、民間への調査委託事業については、節度ある執行に努められたい。  以上、ご報告申し上げます。 ○議長(黒澤源一君) ただいまの委員長報告に対し、ご質疑のある方はお述べください。      【「なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(黒澤源一君) ご質疑がなければ討論に移ります。  討論の通告があります。6番斎藤朝興君。 ◆6番(斎藤朝興君) 議長、6番。 ○議長(黒澤源一君) 6番。      【6番(斎藤朝興君)登壇】 ◆6番(斎藤朝興君) 私は、日本共産党市議団を代表して、議案第113号平成8年度福島市各会計歳入歳出決算について、認定には反対の立場から意見を述べます。  96年度は、第三次総合計画後期基本計画のスタートの年でした。私たちは後期計画全体について、前期計画の反省に立って、箱物づくりなど大型公共事業優先をやめ、地方自治体本来の仕事である住民の安全、健康、福祉を充実する政策に改めるよう申し入れいたしました。  しかし、96年度一般会計決算を見ると、土木費が23%と大きな割合を占め、依然として拠点都市関連事業が重点的に進められました。その一方で、民生費は当初予算では16.6%の構成比であったものが、決算では15.8%へと減少しています。このことは、ヘルパーの増員による在宅介護への支援策の強化や介護慰労手当の増額、住宅改造助成制度の創設など、福祉施策の充実を求める多くの市民の要求にこたえるものではありませんでした。  性質別に決算を見ると、投資的経費が27%と相変わらず高い比率となり、その中での補助事業単独事業の比率も1対3と、近年になく市単事業の比率が高くなっています。その結果、市債発行額は107億円にまで上り、総額903億円、市民一人当たり32万円の借金を抱えることとなりました。公債費比率16.4%は危険信号であり、財政健全化に逆行するこうした予算の執行は今後の財政運営を硬直化させる要因であり、認めるわけにはいきません。  96年度の繰上償還が1億4,600万円にとどまったことは、政府系金融債の償還が困難とはいえ、縁故債の償還の余地はまだ残っており、昨今の低金利時代に高利の負債を抱えることは財政上大きな問題であり、より積極的な借りかえや償還を政府や銀行に対して強く要求するよう求めるものです。  国民の大きな批判の前に、各自治体とも官官接待の大幅な見直し、自粛が行われました。本市においても96年度は160万円と、前年度の2,300万円と比較すると10分の1以下にまで減額しました。接待が減ったので、国や県の補助が大幅に減少したというようなことはありませんでしたから、官官接待が全く無意味な税金のむだ遣いという、私たちの指摘の正しさを裏づけるものであります。  しかし、その一方で都心東地区土地区画整理事業にかかわって、6カ月間に11回もの打ち合わせと称する料亭接待が行われていたことが決算審査の中で明らかになりました。住民合意のない拠点都市事業を無理やり推し進めるために一部の役員を取り込むようなやり方は、多くの地権者をないがしろにし、事業に対する不審、不満を募らせるばかりであります。官官接待も含め、こうした接待行政は直ちに改めるよう求めるものです。  96年度の農業粗生産額は248億円と、300億円には到底届かない金額でありました。本市の重要な産業である農業が今深刻な状況にあるとき、農林業費の多くは公共事業に使われ、その事業も農道空港や四季の里などであり、困難な中でも頑張っている農家を励ますものとはなっていないことが大きな問題であります。農産物の価格補償など、直接的に農家収入の増加につながる政策を真剣に検討すべきであります。  政府は、10年間で630兆円の公共投資をという対米公約を実行するために、地方自治体をも総動員して公共事業を膨らませてきました。その結果、公共投資は50兆円、社会保障は20兆円という諸外国では見られない逆立ちした政治になっています。こうしたことが、現在の不況をさらに長引かせる要因となっており、国民の消費購買力を高めて景気の回復をという願いにこたえるものでないことは明らかであります。安易な政府の政策誘導に乗って市債を増発してでも公共事業をどんどん進める市長の政治姿勢は改められなければなりません。  以上の理由から、平成8年度福島市各会計歳入歳出決算は認定できないことを述べ、討論を終わります。 ○議長(黒澤源一君) 以上で討論は終結いたしました。  これより採決を行います。  お諮りいたします。議案第113号平成8年度福島市各会計歳入歳出決算認定の件につきましては、ただいまの委員長報告のとおり、すなわち要望を付し決算のとおり認定することに賛成の方の起立を求めます。      【賛成者起立】 ○議長(黒澤源一君) 起立多数。よって、議案第113号につきましては要望を付し、決算のとおり認定することに決しました。  市長から議案の提出がありました。議案は、さきにお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。  日程に従い、議案第1号ないし第37号を一括して議題といたします。  市長の提案理由の説明を求めます。 ◎市長(吉田修一君) 議長、市長。 ○議長(黒澤源一君) 市長。      【市長(吉田修一君)登壇】 ◎市長(吉田修一君) 本日、ここに3月市議会定例会の開会にあたり、ご参集を賜り厚く御礼申し上げます。  本定例会に提出いたしました議案は、平成10年度福島市一般会計予算等の議案37件でありますが、これが提案理由を申し上げるに先立ち、市政運営に対する所信を申し上げ、ご理解とご協力を賜りたいと存じます。  私は、かねてより市政執行にあたりましては、市民の立場に立った、公正で誠実な政治姿勢基本理念とし、市議会との連携のもとに市民との対話を重ねながら、人間尊重まちづくりを目指し、全力を傾注して市政を担当してまいりました。  この間、市議会をはじめ、市民各位のご理解とご協力によりまして、各般にわたる産業分野での成果と市民福祉の向上が図られ、また、幹線道路網をはじめとする都市基盤整備等が大きく前進するなど、21世紀へ向けた本市発展の基盤が着実に整備されておりますことにつきましては、心から感謝を申し上げる次第であります。  今後、市政執行にあたりましては、安全で健康なまちづくりを目指して、生涯健康、生涯学習、生涯スポーツを柱とする人間尊重まちづくり、安全で安心して住めるまちづくり、快適な都市空間の創造と魅力あるまちづくり自然環境の保全と都市環境の整備、少子・高齢社会への対応と潤いのあるまちづくり、経済力の強いまちづくり市民参加まちづくりを積極的に進めてまいる所存であります。  次に、市政の近況及び重点施策への取り組みについて申し上げます。  まず、人間尊重まちづくりについて申し上げます。生涯健康では、保健・医療及び福祉の拠点施設となります仮称保健福祉センターについて、本年10月開所を目指し建設を進めるとともに、市民の健康記録及び福祉サービス受給情報の一元管理を行うための保健・福祉総合情報システムの導入を図るのをはじめ、夜間急病診療所を同センターに移転し、診療科目は、小児科を加え3科体制とするほか、午後7時から11時までの診療時間を翌朝8時まで延長するなど診療体制の充実に努めるものであります。  また、新たに、休日救急歯科診療所の開設を目指すとともに、寝たきりを予防するための機能訓練や各種健康診査の充実に努めるほか、健康セミナーを開催することとした次第であります。  次に、生涯学習では、引き続き、3館目となる仮称吾妻地域学習センターの建設を進めるのをはじめ、図書館においては、学習センター、公民館とのネットワークによる効率的な図書サービスに努めるほか、新たに、還暦を迎えた方を対象に、ふくしまマスターズ大学を開設するものであります。  次に、生涯スポーツでは、市民スポーツの振興と体力向上を図るため、体育施設の効率的な運用を目的として、施設のネットワークの充実に努めるほか、学校体育施設夜間照明装置を設置するとともに、西部勤労者研修センター屋外体育施設を整備するものであります。  次に、安全なまちづくりについて申し上げます。  消防防災体制の充実強化を図るため、松川町浅川地内に仮称福島南消防署を建設するのをはじめ、平和通りの地下駐車場の整備に併せ、飲料水兼用耐震貯水槽の設置を図るとともに、災害時に備えた応急救援物資の備蓄、登山者の安全を確保するための施設整備県立盲学校周辺道路点字ブロック設置及び段差解消のためのバリアフリー空間整備事業を進めるほか、ビル落下物調査を行うなど安全なまちづくりに努めてまいる考えであります。  次に、情報公開制度について申し上げます。  地方分権及び行政改革への取り組みが強く求められる中で、市政への市民参加を推進するとともに、行政運営の透明性の向上を図り、公正で民主的な市政の実現に資するため、本年10月から情報公開制度を創設することとしたところであります。  制度創設にあたりましては、さきの情報公開議会制度調査特別委員会の報告及び市情報公開制度懇話会の意見等を参考にし、より広範な市民参加型の制度とするものであります。  今後におきましては、情報公開を契機として、さらに市民から信頼される開かれた市政づくりの推進に努めてまいる考えであります。  次に、新庁舎建設について申し上げます。  市庁舎の望ましいあり方について、市民各層の方々から意見をいただくため、平成8年5月福島市庁舎建設懇談会を設置し、審議をお願いしてまいりましたところ、去る、12月25日に提言をいただいたところであります。  その主な内容は、庁舎は、本市まちづくりの重要な核として位置づける必要があること、さらに、市民サービスの面から支所との明確な機能分担等行政組織機構の見直しが重要であること、また、交通アクセスの利便性を考慮するとともに、将来を見通し、市民が気軽に集い休憩等もできるゆとりの空間を確保することなどとなっております。  今後におきましては、市議会の新庁舎建設調査特別委員会報告及び本提言を十分踏まえ、4月から新庁舎建設事業推進室を設置し、新庁舎建設の推進に努めてまいる考えであります。  次に、阿武隈急行線仮称鎌田駅の設置について申し上げます。  阿武隈急行線沿線住民の利便性の向上と北部地区地域振興等を図るため、鎌田地内に新駅を設置することについて調査を進めてまいりました。  この度、関係機関と協議が整いましたので、平成12年の開業を目指して事業を進めてまいる考えであります。  次に、新生産調整推進対策について申し上げます。  平成9年度の新生産調整対策は、転作の目標面積1,155.71ヘクタールに対し、100.1%の達成率となったところであり、ここに推進にあたられた農業団体をはじめ、農業者各位のご努力に対し衷心より敬意を表する次第であります。  平成10年度につきましては、4年連続の豊作や消費の低迷等により生産調整目標面積として、対前年度比21.7%増の1,406.84ヘクタールの配分を受けましたので、米の需給と価格の安定のため農業団体と一体となり、本対策の推進を図ってまいる考えであります。  次に、農業集落排水事業について申し上げます。  農業振興地域等における農業用水の汚濁を防止し、農業生産性の向上と農村生活環境の改善を図るため、平成7年度から実施してまいりました小田地区等農業集落排水事業は、平成10年度の後半から一部供用開始の運びとなりました。今後は、山口地区において事業を実施してまいる考えであります。  次に、地滑り対策について申し上げます。  米沢市の蟹ケ沢地内において、地滑りの動きがみられるとのことから、去る2月19日福島県において、国・県・市等、関係機関からなる蟹ケ沢地すべり対策協議会が設置され、監視カメラ等による常時観測体制及び警戒体制が強化されたところであります。  市といたしましては、同日、蟹ケ沢土砂対策庁内連絡会議を設置するとともに、関係機関等との連携を図りながら、情報収集、広報及び避難体制の整備等に努めてまいりました。  今後におきましても、さらに、国、県等の防災対策を見きわめながら、対応に万全を期してまいる所存であります。  次に、高齢者等食事サービス事業について申し上げます。  調理が困難な高齢者世帯等を対象として、健康と生活維持向上を図るため、食事サービスを実施してまいりましたが、本年7月から、事業を拡大し、通年型の食事サービスを実施することとした次第であります。  本事業の実施により、高齢者世帯等の自立と生活の質の改善はもちろんのこと、利用者の安否確認のほか、家族の身体的・精神的負担の軽減が図られるものと考えております。  次に、介護保険創設に向けた取り組みについて申し上げます。  昨年12月の介護保険法の成立に伴い、介護保険事業が、平成12年度から開始されることとなりましたので、市といたしましては、円滑な事業推進を図るため平成10年度から職員体制を強化したなかで、介護保険事業計画策定調査及び事務処理システムの確立に向け準備を進めることとした次第であります。  次に、摺上川ダム建設関係について申し上げます。  摺上川ダム建設基本計画の変更につきましては、さきに市議会のご理解をいただき、福島地方水道用水供給企業団が国に対して同意をするに際しては、要望事項を付し、異議のない旨意見を述べていたところであります。  これを受け、昨年5月福島地方水道用水供給企業団基本計画の変更について同意をいたしておりましたが、その結果、去る2月23日、建設に要する費用は、約1,100億円を約1,955億円に、また、工期については、昭和72年度を平成18年度に変更した旨、建設大臣より告示がなされたところであります。  ダム完成の遅れは、水不足の問題、財政負担の増加等、関係市町に及ぼす影響は極めて重大でありますので、今後は、平成15年度の暫定取水を目指し、引き続き、ダムの早期完成及び財政支援措置を国、県等関係機関に強く要望してまいる所存であります。  次に、特定優良賃貸住宅供給事業について申し上げます。  民間土地所有者による賃貸住宅の建設に対して建設費及び家賃の助成等を行う特定優良賃貸住宅を、市内2番目として野田町地内に建設するものであります。  今後におきましては、都心居住を推進し、24時間都市構想の具現化を図るため、引き続き計画的な住宅の供給に努めてまいる考えであります。  次に、中心市街地の活性化対策について申し上げます。  大規模小売店の郊外立地や居住人口の減少など、地方都市の中心市街地は、空洞化対策が重要な課題となっております。  このため、国におきましては、中心市街地における市街地の整備改善及び商業等の活性化の一体的推進に関する法律に基づき土地区画整理事業、市街地再開発事業等中心市街地の活性化に関する基本方針を定めると聞き及んでおります。  市といたしましては、これら国の動きに呼応し、本町一番街区等に対策事業の導入を図るとともに、中心市街地整備推進室を設けるなど、中心市街地の活性化に努めてまいる考えであります。  次に、幹線道路網の整備について申し上げます。  国施行の福島西部環状道路は、県道福島−飯坂線から国道13号までの区間について、来る3月30日に暫定2車線により供用開始の運びとなりました。  今後は、4車線化の促進、さらなる延伸に向け、国に対し強く要望してまいる考えであります。  次に、宮畑遺跡について申し上げます。  福島工業団地造成に係る道路拡幅工事に伴う発掘調査の結果、縄文時代の竪穴住居跡や敷石住居跡、巨大な柱穴跡等の遺構が確認されました。  このため、去る2月6日に工事を中断するとともに、宮畑遺跡の保存のあり方について調査検討するため、同月12日、庁内に宮畑遺跡調査検討委員会を設置したところであります。  今後におきましては、県及び文化庁の指導をいただきながら、まず、周辺地域の確認調査を進め、遺構の解明に努めるとともに、現在中断しております工事について、防災上緊急対策を講じてまいる考えであります。  次に、平成10年度当初予算について申し上げます。  平成10年度の本市財政は、歳入面において、地方消費税交付金については、平年度化による増収が見込まれるものの、市税は、景気低迷の影響により、法人市民税が前年度を下回る状況にあり、さらに、特別減税の実施により減収が見込まれることから、引き続き厳しく推移するものと予測され、また、地方交付税等においても多くを期待できない状況にあります。  一方、歳出面においては、福島地方拠点都市地域整備、高齢社会に対応した福祉施策の充実、都市基盤の整備等、21世紀を展望して推進しなければならない重要政策課題が山積しております。  このため、予算編成にあたりましては、財政構造改革の推進に関する特別措置法等を踏まえ、行財政の見直しを進め、市債への依存度を抑制するなど、財政の健全性の確保に努める一方、経費の節減合理化を一層徹底するほか、緊急度、優先度により事業を厳しく選択するなど、財源の効率的配分に意を用いた次第であります。  そういたしまして、平成10年度予算額は、一般会計において、844億5,300万円、水道事業会計において114億3,284万6,000円、特別会計において558億3,596万4,000円、総計において1,517億2,181万円であります。  平成9年度当初予算額に比較しますと、一般会計において3.0%、水道事業会計において0.9%、特別会計において1.9%、総計において2.4%の伸びとなった次第であります。  以下、その概要についてご説明申し上げます。  総務部関係につきましては、情報公開制度の創設をはじめ、庁舎整備基金の積み立て及び吾妻支所の建設等を行うとともに、水道事業の経営安定のための補助、福島地方水道用水供給企業団に出資等を行うほか、選挙関係において、参議院議員選挙を執行するための所要額を計上したものであります。  また、土地開発基金につきましては、公有地の円滑な取得を行い、適正な運用を図る所存であります。  企画調整部関係につきましては、福島大学への自然科学系学部増設など高等教育機関の整備促進及び国際交流を推進するのをはじめ、阿武隈急行線仮称鎌田駅の新設に向けた工事設計に着手するほか、次期総合計画策定のための市民意向調査を行うとともに、地区集会所建設費補助の拡充及び町内会等の地域活動に対して補助を行う等のための所要額を計上したものであります。  税務部関係につきましては、平成12年度の評価替えに向けた、固定資産価格の鑑定委託を行うとともに、引き続き収納率の向上に努める等のための所要額を計上したものであります。  商工観光部関係につきましては、中小企業の健全な育成と経営基盤の安定化を促進するため、景気の動向に配慮し、新たに、経営環境変動対策支援融資制度の創設等金融制度を充実するとともに、大規模小売店舗法の見直しを踏まえ、産業政策基礎調査として大型店対策に関する調査を行うほか、市中小企業勤労者福祉サービスセンターへの運営補助、商店街共同施設設置事業及び商工団体への助成を行うものであります。  また、経済力の強いまちづくりを進め雇用の安定と拡大を図るため、企業立地の促進に努めるのをはじめ、福島地方拠点都市地域の業務拠点地区に立地する株式会社福島研究公園交流センターの整備を進めるほか、引き続き未組織労働者に対する融資制度の維持と県労働金庫に対する財政資金の預託を行うものであります。  さらに、勤労者の福祉増進等を図るため、西部勤労者研修センターの屋外施設を整備するほか、福島テルサに対する管理運営補助を行うものであります。  観光事業につきましては、観光施設の整備と観光宣伝事業の充実を図るのをはじめ、観光団体に対する助成を行うとともに、飯坂温泉集中管理の推進及び温泉地の活性化計画の策定を行うなど、観光行政を積極的に推進するほか、登山道への標識設置等山岳遭難対策のための所要額を計上したものであります。
     農政部関係につきましては、高能率で活力ある本市農業の振興を目指し、各般にわたる農業施策を総合的かつ計画的に実施するのをはじめ、引き続き新生産調整推進対策及び農業経営基盤強化資金等の融資を行うほか、四季の里の円滑な運営に資するため、管理運営委託を行うものであります。  また、4月には、ふくしまスカイパークを開場し、農産物の空輸を通じた農業の振興と多面的な利活用を含む施設の有効利用を図るため、運営組織に対する負担金等を計上したものであります。  さらに、園芸等の振興を図るため、果樹優良品種転換事業及び光センサーの選果機導入による農業生産体制強化総合推進対策事業等を行うのをはじめ、環境にやさしい省農薬栽培を推進するほか、農業基盤整備として、引き続き圃場整備事業を進めるとともに、基幹農道及び農業用水路等の整備を図ることとしたところであります。  林業関係につきましては、造林地の保育事業をはじめ、林道の整備を行うとともに松くい虫の防除に努めるものであります。  さらに、地籍調査事業につきましては、松川町浅川地区等の調査を実施するための所要額を計上したものであります。  市民生活部関係につきましては、安全で安心して住めるまちづくりの施策を推進するため、仮称保健福祉センターの防災設備工事を行うのをはじめ、平和通りの地下駐車場の整備に併せ、飲料水兼用耐震貯水槽の実施設計を行うほか、市総合防災訓練を実施するなど、防災体制の一層の充実を図るものであります。  交通安全対策といたしましては、交通安全思想の啓発、交通安全団体の育成に努めるとともに、放置自転車対策を行うものであります。  また、消費者保護対策を推進するほか、国民健康保険事業の安定運営を図るため、所要の繰出金を計上したものであります。  環境部関係につきましては、公共用水域の水質汚濁防止対策推進に努めるのをはじめ、引き続き合併処理浄化槽の設置者に対する助成を行うとともに、快適な河川環境を保全するため、第5回阿武隈川サミットを開催するほか、環境基本計画を策定するなど、自然環境の保全に努めてまいるものであります。  廃棄物の処理につきましては、じん芥収集車の更新のほか、いわゆる容器包装リサイクル法に基づき、容器包装廃棄物を収集、選別し再資源化を図るため、引き続きリサイクル施設の建設を行うなど、ごみ減量化促進対策の充実を図るものであります。  健康福祉部関係につきましては、市民の健康づくりと福祉サービスの充実をさらに推進するため、仮称保健福祉センターの建設を進めるとともに、保健、医療、福祉施設等の所在及び利用手続きをわかりやすく示した保健福祉マップを作成し、全世帯に配布することとしたものであります。  また、市民福祉の向上を目指し、適正な法定援護を実施するのをはじめ、各種福祉団体に対する助成と社会福祉基金等の充実を図るほか、社会福祉法人等の施設整備資金の借り入れに対して、引き続き利子補給を行うこととしたところであります。  心身障害者福祉対策といたしましては、身体障害者、精神薄弱者のデイ・サービス事業を実施するほか、小規模通所授産施設に対して助成を行うものであります。  また、新たに、点字指導員等養成派遣事業を実施するのをはじめ、精神薄弱者通所更生施設に対する市単独の運営補助を行うとともに、手話通訳者の増員を図ることとしたところであります。  老人福祉対策といたしましては、高齢社会に対応するため、社会福祉法人等が建設を進める特別養護老人ホーム等の施設整備に対して助成を行うのをはじめ、在宅老人の短期入所、デイ・サービス、入浴援護事業の充実を図るとともに、24時間巡回型ホームヘルプサービス事業を拡充するほか、高齢者にやさしい住宅とデイ・サービスセンターを合築した南沢又団地シルバーハウジング事業を進めるなど、在宅福祉の充実を図るものであります。  また、長寿社会福祉基金の運用事業を実施するほか、老人クラブの育成強化、シルバー人材センターの運営助成等を行うものであります。  児童福祉対策といたしましては、引き続き乳幼児及び母子家庭医療費の助成を行うのをはじめ、児童遊び場及び児童公園の遊具等の整備を行うとともに、私立保育所の事業運営に対する助成、保育料保護者負担軽減措置を充実するなど、児童福祉の向上に努めてまいるものであります。  市民の保健医療対策といたしましては、乳幼児健康診査、基本健康診査、各種がん検診及び予防接種の充実を図るのをはじめ、骨粗鬆症検診事業を実施するほか、在宅寝たきり老人訪問歯科保健医療事業を推進するとともに、各種健康診査に基づく事後指導など、疾病の予防と早期治療等に努めながら、市民の健康管理の充実を図るための所要額を計上したものであります。  建設部関係につきましては、市道の整備といたしましては、新設改良、舗装、橋梁新設、土留側溝、交通安全施設等の整備を図るのをはじめ、福島西部環状道路整備事業の促進に努めるほか、地域の自然や歴史、文化にふれながら、安全に散策ができるウォーキングトレイル事業を実施するとともに、市道栄町−舟場町線の一部について歩行者と車の共存道路を整備するコミュニティゾーン形成事業を行うものであります。  また、福島北土地区画整理事業に係る都市計画道路笹谷−北矢野目線の拡幅により、維持補修センターを移転するため、工事設計等を行うものであります。  河川につきましては、準用河川及び都市基盤河川等改修事業、また水害対策特別事業等の河川改良事業を行うのをはじめ、摺上川ダム建設の促進を図るほか、茂庭地区の活性化を図るため、温泉ボーリングを行うとともに、ふるさとの川荒川整備関連事業を推進することとしたところであります。  また、住宅の質的向上を図るため、計画的な公営住宅の建て替えを行うのをはじめ、24時間都市構想の具現化を目指し、引き続き特定優良賃貸住宅を推進するほか、街灯増設のための所要額を計上したものであります。  都市開発部関係につきましては、来るべき21世紀に向けた将来都市像と地域別構想を定めるため、引き続き都市マスタープランの策定作業を進めるのをはじめ、市街化区域及び市街化調整区域の見直しの調査、検討を行い、魅力ある都市環境の整備に取り組んでまいるものであります。  また、方木田−茶屋下線、太平寺−岡部線等の街路事業を積極的に推進するとともに、都心部の活性化を図るため、21世紀活力圏創造事業の推進をはじめ、栄町−置賜町線及び曽根田地区優良建築物等整備事業の促進を図るなど、24時間都市構想の実現に努めてまいるものであります。  また、現在国において審議されております、いわゆる中心市街地活性化法に呼応するため、中心市街地再活性化基本計画の策定を行うものであります。  公園事業につきましては、森合西公園等の都市公園の整備を図るとともに、将来の望ましい緑地の保全、緑化の推進を検討するため、緑の基本計画を策定するものであります。  土地区画整理事業につきましては、福島西、上名倉・荒井地区等の事業の促進を図るための所要額を計上したものであります。  下水道部関係につきましては、方木田第三、岡島第二都市下水路等の整備を行うための所要額を計上したものであります。  消防関係につきましては、消防体制の強化を図るため、仮称福島南消防署の建設を行うのをはじめ、耐震貯水槽を設置するとともに、消防ポンプ自動車等の更新、屯所・車庫等の整備、消火栓及び防火水槽を設置するほか、消防団員報酬の改定を行うための所要額を計上したものであります。  教育委員会関係につきましては、学校教育における諸条件の整備充実を図るため、森合小学校校舎の耐震性に配慮した大規模改造事業を行うのをはじめ、平田小学校プール及び信陵中学校屋内運動場を建設するものであります。  また、学校図書館の図書整備に努めるとともに、小・中学校における教材用パソコン導入事業の充実、父母負担の軽減を図るほか、私学振興のため、私立幼稚園や各種私立学校に対する助成を行うものであります。  社会教育につきましては、生涯学習の振興を図るため、引き続き、3館目となる仮称吾妻地域学習センターの建設を行うほか、ふくしまマスターズ大学を開設するとともに、図書館においては、図書貸し出しオンライン化事業の充実を図るものであります。  また、古関裕而記念音楽祭事業、埋蔵文化財の発掘調査を行うほか、文化団体の育成、市民文化の振興に努めるものであります。  保健体育につきましては、生涯スポーツの振興を図り、体育施設の効率的利用を促進するため、西信中学校に夜間照明装置を設置するほか、各体育施設を結ぶ予約情報提供のためのオンライン化事業の充実に努めるとともに、西部学校給食センターにおいて、米飯用食器類及び給食設備を整備するための所要額を計上したものであります。  以上が歳出の概要であります。  次に、歳入について申し上げます。まず、市税につきましては、経済動向を慎重に検討のうえ計上したものであり、地方譲与税、利子割交付金、地方消費税交付金及び地方交付税につきましては、地方財政計画及び過去の収入実績等を勘案のうえ計上したものであります。  国、県支出金、その他の特定財源につきましては、それぞれ適正に見積もり計上した次第であります。  次に、水道事業会計について申し上げます。まず、収益的収支の収入において、その大宗を占める給水収益は、過去の実績及び平成9年度の推移等を勘案のうえ計上したものであり、支出においては、有収率向上対策として漏水調査等を継続して実施するほか、各施設の適正な維持管理に意を用い、安全で、安定した給水業務運営を図るものであります。  資本的収支の支出においては、第8次拡張事業の10年目として、北部配水池の築造及び送、配水管の整備を行うものであり、これらの財源には、企業債、負担金、損益勘定留保資金等を充当することといたしたものであります。  また、摺上川ダム基本計画の変更に伴い、福島地方水道用水供給企業団からの受水年度が変更されたこと並びに第8次拡張事業の受水施設の変更等により事業費が増加したこと、及び暫定受水に向け建設年度を平成15年度まで延長するため継続費の変更を行うものであります。  次に、国民健康保険事業費特別会計予算について申し上げます。歳出において、大宗を占める保険給付費等が依然増加傾向にありますので、事業の長期安定のため、さらに努力してまいる所存であります。  歳入においては、現行制度により国庫支出金を計上したほか、国民健康保険事業の安定運営を図るため、一般会計繰入金等を計上のうえ、保険税において収支の均衡を図った次第であります。  なお、平成10年度において、国保制度の見直し等が予定されておりますので、法改正等の内容が確定した段階において、所要の措置を講じてまいる所存であります。  老人保健医療事業費特別会計予算につきましては、老人に対し医療の給付を行うためのものであります。  下水道事業費特別会計予算につきましては、単独公共下水道事業及び流域関連公共下水道事業を積極的に推進するほか、祓川水循環・再生下水道モデル事業等を実施するものであり、これが財源には、受益者負担金、使用料、国、県支出金、市債及び一般会計繰入金等を充当したものであります。  食肉センター事業費特別会計予算につきましては、食肉センターの運営費であり、健全な運営に努めてまいる所存であります。  飯坂町財産区特別会計予算につきましては、温泉事業においては、温泉供給、公衆浴場運営のための経費であり、山林事業においては、財産区有林の管理を行うものであります。  中央卸売市場事業費特別会計予算につきましては、市場の運営及び公共下水道接続の工事設計等を行うとともに、引き続き花き部設置の調査等を行うための経費であり、これが財源には、使用料及び一般会計繰入金等を充当したものであります。  土地区画整理事業費特別会計予算につきましては、福島北及び福島都心東土地区画整理事業を実施するとともに、飯坂南部、金谷川駅前土地区画整理事業に係る元利償還等を行うものであり、これが財源には、国庫支出金、市債及び一般会計繰入金等を充当したものであります。  茂庭地区簡易水道事業費特別会計予算につきましては、茂庭地区において、簡易水道事業を運営するためのものであり、これが財源には、使用料、加入金及び一般会計繰入金等を充当したものであります。  公共用地先行取得事業費特別会計予算につきましては、子どもの夢を育む施設等の建設用地取得に対する元利償還を行うものであり、これが財源には、一般会計繰入金を充当したものであります。  農業集落排水事業費特別会計予算につきましては、小田地区等において、農業集落排水事業を実施するためのものであり、これが財源には、分担金、県支出金、市債及び一般会計繰入金等を充当したものであります。  以上が、平成10年度各会計予算の概要でありますが、このほか条例改正等の提案理由につきましては、それぞれの末尾に記載したとおりでありますのでご了承願います。  次に、平成9年度各会計補正予算について申し上げます。まず、平成9年度福島市一般会計補正予算(議案第26号)につきましては、農業生産体制強化総合推進対策事業費及び道路新設改良費を追加するとともに、道路橋梁総務費を減額するものであります。  以上の補正による追加額は、3億7,071万2,000円でありますが、歳入において、歳出補正に関連する国、県支出金及び合併農業協同組合整備基金繰入金3億6,408万3,000円を追加し、差引き662万9,000円は、繰越金を充当した次第であります。  債務負担行為の補正は、団体営農村総合整備事業等を追加するものであります。  次に、平成9年度福島市下水道事業費特別会計補正予算(議案第27号)につきましては、まず、繰越明許費は、公共下水道函渠布設工事費の一部を平成10年度に繰り越して使用するためのものであります。  また、債務負担行為の補正は、公共下水道管渠等布設事業を追加するものであります。  次に、平成9年度福島市土地区画整理事業費特別会計補正予算(議案第28号)につきましては、福島北土地区画整理事業道路新設改良工事を債務負担行為により行うものであります。  次に、平成9年度福島市農業集落排水事業費特別会計補正予算(議案第29号)につきましては、小田地区農業集落排水管路工事を債務負担行為により行うものであります。  議案第26号ないし議案第29号は、国の補正予算等に伴い、公共事業などを推進するためのものであります。  次に、平成9年度福島市一般会計補正予算(議案第30号)につきましては、国、県支出金及び市債の内定並びに年度内の執行見込み等に基づく補正を行うものであります。  追加の主なものは、職員の退職手当、減債基金及び庁舎整備基金積立金並びにリサイクル施設等の用地取得費等を追加するものであります。  次に、減額の主なものは、老人措置費、福島地方水道用水供給企業団出資金及び長期債利子等を減額するものであります。  以上の補正による追加額は、5億1,349万1,000円でありますが、これが財源には、歳出補正に関連する分担金及び負担金等のその他特定財源を追加するとともに、国、県支出金、市債及び地方消費税交付金を減額し、所要一般財源16億706万1,000円には、地方交付税、繰越金及び財産収入等を充当したものであります。  継続費の補正は、入江町団地公営住宅建設事業等について、総額等を変更するためのものであり、繰越明許費は、農業生産体制強化総合推進対策事業費等の一部を平成10年度に繰り越して使用するためのものであります。  また、地方債の補正は、事業費の変更等に伴い、リサイクル施設建設債等の限度額を変更するものであります。  次に、平成9年度福島市水道事業会計補正予算(議案第31号)につきましては、執行見込みにより、資本的収支の支出において工事請負費を減額するとともに、収入においても工事負担金を減額するものであります。  次に、平成9年度福島市下水道事業費特別会計補正予算(議案第32号)につきましては、公債費等を減額するものであり、歳入において、歳出補正に関連する諸収入を追加するとともに、使用料及び一般会計繰入金等を減額するものであります。  繰越明許費の補正は、公共下水道函渠等布設工事費の一部を平成10年度に繰り越して使用するためのものであります。  また、地方債の補正は、事業費の変更に伴い、流域下水道事業債の限度額を変更するものであります。  次に、平成9年度福島市飯坂町財産区特別会計補正予算(議案第33号)につきましては、山林管理費を減額するものであり、歳入においては、県支出金を計上するとともに、予備費に調整計上するものであります。  次に、平成9年度福島市中央卸売市場事業費特別会計補正予算(議案第34号)につきましては、経営費を減額するものであり、歳入においては、歳出補正に関連する諸収入及び繰越金を追加するとともに、使用料及び一般会計繰入金等を減額するものであります。  また、地方債の補正は、事業費の変更に伴い、中央卸売市場事業債の限度額を変更するものであります。  次に、平成9年度福島市土地区画整理事業費特別会計補正予算(議案第35号)につきましては、金谷川駅前土地区画整理事業費を追加し、福島都心東土地区画整理事業費を減額するものであり、歳入において、歳出補正に関連する保留地処分金及び繰越金等を追加するとともに、一般会計繰入金等を減額するものであります。  繰越明許費は、福島北土地区画整理事業費の一部を平成10年度に繰り越して使用するためのものであり、地方債の補正は、事業内容の変更に伴い、限度額を変更するものであります。  次に、平成9年度福島市茂庭地区簡易水道事業費特別会計補正予算(議案第36号)につきましては、繰越金を追加するとともに、一般会計繰入金を減額するものであります。  次に、平成9年度福島市農業集落排水事業費特別会計補正予算(議案第37号)につきましては、農業集落排水事業費を追加し、公債費を減額するものであり、歳入において、諸収入及び繰越金を追加するとともに、一般会計繰入金を減額するものであります。  繰越明許費は、農業集落排水施設建設事業費の一部を平成10年度に繰り越して使用するためのものであります。  以上が提出議案の概要でありますが、詳細につきましては、ご質疑または委員会等において申し上げたいと存じますので、よろしくご審議のうえ議決を賜りますようお願い申し上げます。  なお、議案第26号ないし議案第29号につきましては、いずれも急を要するため、ご先議くださいますようお願いいたします。  また、会期中に、渡利雨水ポンプ場建築工事及び渡利雨水幹線築造工事の工事請負契約の件、信夫山雨水幹線築造工事に係る工事請負契約の一部変更の件、リサイクル施設等用地及び吾妻支所、仮称吾妻地域学習センター建設用地の財産取得の件、財産区管理委員選任の件及び人権擁護委員候補者推薦の件を追加提案したいと存じますので、ご了承をお願い申し上げます。 ○議長(黒澤源一君) ただいま、市長から先議の要請がありました。  これより、議案第26号ないし第29号の議案調査のため暫時休憩いたします。               午前11時05分    休憩 ───────────────────────────────────────               午前11時49分    再開 ○議長(黒澤源一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより、議案第26号ないし第29号に対する質疑に入ります。  ご質疑のある方はお述べください。      【「なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(黒澤源一君) ご質疑がなければ質疑を終結いたします。  議案第26号ないし第29号を各所管の常任委員会の審査に付することにいたします。  常任委員会開会のため、暫時休憩いたします。               午前11時50分    休憩 ───────────────────────────────────────               午後2時09分    再開 ○議長(黒澤源一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  日程に従い、議案第26号ないし第29号の委員会における審査の経過並びに結果の報告を求めます。  総務常任委員長、13番。
    ◎13番(佐藤真五君) 議長、13番。 ○議長(黒澤源一君) 13番。      【13番(佐藤真五君)登壇】 ◎13番(佐藤真五君) さきの本会議におきまして、当総務常任委員会に付託になりました議案に対する委員会の審査の結果をご報告申し上げます。  議案第26号平成9年度福島市一般会計補正予算中当委員会所管分につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、ご報告申し上げます。 ○議長(黒澤源一君) 経済民生常任委員長、27番。 ◎27番(阿部保衛君) 議長、27番。 ○議長(黒澤源一君) 27番。      【27番(阿部保衛君)登壇】 ◎27番(阿部保衛君) さきの本会議におきまして、当経済民生常任委員会に付託になりました各議案に対する委員会の審査の結果をご報告申し上げます。  議案第26号平成9年度福島市一般会計補正予算中当委員会所管分、議案第29号平成9年度福島市農業集落排水事業費特別会計補正予算、以上につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、ご報告申し上げます。 ○議長(黒澤源一君) 建設水道常任委員長、24番。 ◎24番(塩谷憲一君) 議長、24番。 ○議長(黒澤源一君) 24番。      【24番(塩谷憲一君)登壇】 ◎24番(塩谷憲一君) さきの本会議におきまして、当建設水道常任委員会に付託になりました各議案に対する委員会の審査の結果をご報告申し上げます。  議案第26号平成9年度福島市一般会計補正予算中当委員会所管分、議案第27号平成9年度福島市下水道事業費特別会計補正予算、議案第28号平成9年度福島市土地区画整理事業費特別会計補正予算、以上につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、ご報告申し上げます。 ○議長(黒澤源一君) ただいまの委員長報告に対し、ご質疑のある方はお述べください。      【「なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(黒澤源一君) ご質疑がなければ、討論に移ります。ご意見のある方はお述べください。      【「なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(黒澤源一君) ご意見がなければ討論を終結いたします。  これより採決を行います。  お諮りいたします。議案第26号ないし第29号につきましては、ただいまの委員長報告のとおり、すなわちいずれも原案のとおり可決することにご異議ございませんか。      【「異議なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(黒澤源一君) ご異議ございませんので、議案第26号ないし第29号につきましては、いずれも原案のとおり可決することに決しました。  以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  この際、お諮りいたします。明5日、6日、9日は議案調査のためそれぞれ休会いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。      【「異議なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(黒澤源一君) ご異議ございませんので、明5日、6日、9日はそれぞれ休会とすることに決しました。  なお、7日、8日は土曜日、日曜日のためそれぞれ休会とし、10日は午前10時から本会議を開きます。  本日はこれをもって散会いたします。               午後2時15分    散会...