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平成 9年 6月定例会−06月23日-05号

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  1. 福島市議会 1997-06-23
    平成 9年 6月定例会−06月23日-05号


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    最終取得日: 2021-07-22
    平成 9年 6月定例会−06月23日-05号平成 9年 6月定例会  平成九年六月二十三日(第五日) ─────────────────────────────────────── 出席議員(四十名)    一番  佐久間行夫君      二番  誉田眞里子君    三番  佐藤一好君       四番  鈴木好広君    五番  押部栄哉君       六番  斎藤朝興君    七番  土田 聡君       八番  河野恵夫君    九番  石原信市郎君      十番  菅野芳樹君   十一番  高橋信一君      十二番  丹治仁志君   十三番  佐藤真五君      十四番  鈴木英次君   十五番  誉田義郎君      十六番  佐藤保彦君   十七番  高橋英夫君      十八番  山岸 清君   十九番  伊東忠三君      二十番  加藤勝一君  二十一番  半沢常治君     二十二番  横山俊邦君  二十三番  二階堂匡一朗君   二十四番  塩谷憲一君  二十五番  菅野泰典君     二十六番  加藤彦太郎君  二十七番  阿部保衛君     二十八番  木村六朗君  二十九番  小林義明君      三十番  斎藤 茂君
     三十一番  阿部知平君     三十二番  斎藤 清君  三十三番  桜田栄一君     三十四番  黒沢源一君  三十五番  大宮 勇君     三十六番  中村冨治君  三十七番  佐藤智子君     三十八番  遠藤 一君  三十九番  阿部儀平君      四十番  宮本シツイ君 ─────────────────────────────────────── 地方自治法第百二十一条による出席者   市長    吉田修一君      助役    石川 清君   収入役   菊田 悟君      総務部長  岡  實君   企画調整         菅 厚世君      税務部長  石幡征二君   部長   商工観光         畑中英雄君      農政部長  遠藤 宏君   部長   市民生活         須田昌之君      環境部長  丹治勝俊君   部長   健康福祉         高野行雄君      建設部長  菅野廣男君   部長   都市開発             下水道         寺島由雄君            丸山泰男君   部長心得             部長   総務部              参事兼         菅野 清君            黒沢勝利君   次長               秘書課長   参事兼              水道事業         片平憲市君            斎藤 廣君   財政課長             管理者   水道局長  三浦胡男君      教育委員  内池 浩君   教育長   車田喜宏君      教育部長  志田房儀君   代表         品竹貞男君      消防長   冨田晴夫君   監査委員 ─────────────────────────────────────── 議会事務局出席者                    次長兼   局長    宍戸英雄君            斉藤嘉紀君                    総務課長   議事調査         尾形一幸君   課長 ─────────────────────────────────────── 議事日程   一 議案第五十七号ないし第七十五号及び請願・陳情の委員会における審査の経過並びに結果の報告   二 委員長報告対する質疑、討論、採決   三 議案第七十六号、議案第七十七号の提出、審議   四 議案第七十八号ないし第八十六号の提出、審議   五 議会運営委員の辞任許可   六 議会運営委員の選任   七 情報公開・議会制度調査特別委員会の設置及び委員の選任   八 環境保全調査特別委員会の設置及び委員の選任 ─────────────────────────────────────── 会議に付した事件   一 議案第七十六号 財産区管理委員選任の件   二 議案第七十七号 財産区管理委員選任の件   三 議案第七十八号 古紙利用率拡大にかかる意見書   四 議案第七十九号 国立福島大学自然科学系学部の増設を求める意見書   五 議案第八十号  道路特定財源の堅持と新たな道路整備計画の策定に関する意見書   六 議案第八十一号 地方事務官制度の廃止に関する意見書   七 議案第八十二号 郵政事業の民営化に反対する意見書   八 議案第八十三号 公共交通の規制緩和に関する意見書   九 議案第八十四号 義務教育費国庫負担制度の堅持・充実を求める意見書   十 議案第八十五号 農業関係予算の確保並びにウルグアイ・ラウンド農業合意関連対策の見直しに関する意見書  十一 議案第八十六号 口蹄疫対策に万全を求める意見書 ───────────────────────────────────────                  午前十一時零分     開議 ○議長(黒澤源一君) 定足数に達しておりますので、これより本会議を開きます。  日程に従い、議案第五十七号ないし第七十五号及び請願・陳情の委員会における審査の経過並びに結果の報告を求めます。  総務常任委員長、十三番。 ◎十三番(佐藤真五君) 議長、十三番。 ○議長(黒澤源一君) 十三番。      【十三番(佐藤真五君)登壇】 ◎十三番(佐藤真五君) 去る十七日の本会議におきまして、当総務常任委員会に付託になりました、各議案に対する委員会の審査の経過並びに結果につきまして、ご報告申し上げます。  当委員会は、十七日、十八日、十九日の三日間にわたり開会、市当局の出席を求め、詳細なる説明を聴取し、慎重に審査いたしました。  以下ご報告申し上げます。議案第五十七号平成九年度福島市一般会計補正予算中当委員会所管分、議案第六十号福島市支所設置条例及び福島市公告式条例の一部を改正する条例制定の件、議案第六十五号字の区域の変更の件、議案第六十七号工事請負契約の件(リサイクルプラザ(仮称)建設工事)、議案第六十八号工事請負契約の件(リサイクルプラザ(仮称)プラザ棟建築本体工事)、議案第六十九号工事請負契約の件(森合小学校校舎大規模改造及び耐震補強建築本体工事)、議案第七十号工事請負契約の件(渡利雨水ポンプ場土木工事)、議案第七十一号工事請負契約の件(堀河町終末処理場汚泥濃縮タンク土木建築工事)、議案第七十二号工事請負契約の件(堀河町終末処理場集中管理棟電気設備工事)、議案第七十三号工事請負契約の件(農業集落排水事業処理施設工事)、議案第七十四号財産取得の件、以上につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。議案第七十五号専決処分承認の件、すなわち専決第一号平成八年度福島市一般会計補正予算中当委員会所管分、専決第六号福島市税条例の一部を改正する条例制定の件、以上につきましては、いずれも専決のとおり承認すべきものと決定いたしました。  次に、継続審査中の請願並びに今定例会において当委員会に付託になりました請願につきまして、審査の結果をご報告申し上げます。「地方事務官制度の廃止に関する意見書提出方について」の請願、「郵政事業の民営化に反対する意見書提出方について」の請願、「公共交通の規制緩和問題に関する意見書提出方について」の請願、以上につきましては、いずれも賛成多数により採択すべきものと決定いたしました。なお、これらの決定に伴い、当委員会所属議員による関係意見書に関する議案の提出を用意しておりますことを申し添えます。  「『夫婦別姓』制導入反対に関する意見書提出方について」の請願、「原子力発電所の増設とプルサーマル計画への反対について」の請願、以上につきましては、いずれも閉会中においてもなお継続して審査すべきものと決定いたしました。以上、ご報告申し上げます。 ○議長(黒澤源一君) 文教福祉常任委員長、二十九番。 ◎二十九番(小林義明君) 議長、二十九番。 ○議長(黒澤源一君) 二十九番。      【二十九番(小林義明君)登壇】 ◎二十九番(小林義明君) 去る十七日の本会議におきまして、当文教福祉常任委員会に付託になりました、各議案に対する委員会の審査の経過並びに結果につきましてご報告申し上げます。  当委員会は、十七日、十八日及び十九日の三日間にわたり開会、市当局の出席を求め、詳細なる説明を聴取し、慎重に審査いたしました。  以下ご報告申し上げます。議案第五十七号平成九年度福島市一般会計補正予算中当委員会所管分につきましては、賛成多数により、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。議案第五十九号平成九年度福島市老人保健医療事業費特別会計補正予算、議案第六十一号福島市重度心身障害者医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例制定の件、議案第七十五号専決処分承認の件、すなわち専決第一号平成八年度福島市一般会計補正予算中当委員会所管分、専決第三号平成八年度福島市老人保健医療事業費特別会計補正予算、以上につきましては、いずれも原案または専決のとおり可決あるいは承認すべきものと決定いたしました。  次に、継続審査中の陳情並びに今議会において、当委員会に付託になりました請願、陳情につきまして、審査の結果をご報告申し上げます。「義務教育費国庫負担制度の堅持・充実を求める意見書提出方について」の請願、「義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書提出方について」の陳情、以上につきましては、いずれも採択すべきものと決定いたしました。なお、これらの決定に伴い、当委員会所属議員による関係意見書に関する議案の提出を用意しておりますことを申し添えます。  「介護慰労手当の増額について」の陳情、「サッカー専用グラウンド建設等について」の陳情、以上につきましては、いずれも賛成少数により不採択すべきものと決定いたしました。  「児童福祉法改正にかかわる意見書提出方について」の陳情につきましては、閉会中においてもなお継続して審査すべきものと決定いたしました。以上、ご報告申し上げます。 ○議長(黒澤源一君) 経済民生常任委員長、二十七番。 ◎二十七番(阿部保衛君) 議長、二十七番。 ○議長(黒澤源一君) 二十七番。      【二十七番(阿部保衛君)登壇】 ◎二十七番(阿部保衛君) 去る十七日の本会議におきまして、当経済民生常任委員会に付託になりました各議案に対する、委員会の審査の経過並びに結果につきまして、ご報告申し上げます。  当委員会は、十七日、十八日、十九日の三日間にわたり開会、市当局の出席を求め、詳細なる説明を聴取し、慎重に審査いたしました。  以下ご報告申し上げます。議案第五十七号平成九年度福島市一般会計補正予算中当委員会所管分、議案第五十八号平成九年度福島市国民健康保険事業費特別会計補正予算、議案第六十二号福島市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定の件、以上につきましては、いずれも賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。議案第七十五号専決処分承認の件、すなわち専決第一号平成八年度福島市一般会計補正予算中当委員会所管分、専決第二号平成八年度福島市国民健康保険事業費特別会計補正予算、以上につきましては、いずれも専決のとおり承認すべきものと決定いたしました。  次に、継続審査中の請願並びに今議会において、当委員会に付託になりました請願につきまして、審査の結果をご報告申し上げます。「農業関係予算の確保並びにウルグアイ・ラウンド農業合意関連対策の見直しに関する意見書提出方について」の請願、「口蹄疫対策に万全を求める意見書提出方について」の請願、以上につきましては、いずれも採択すべきものと決定いたしました。なお、これらの決定に伴い、当委員会所属議員による関係意見書に関する議案の提出を、用意しておりますことを申し添えます。  「森林・林業活性化国有林野事業民主的再建福島営林署の存続について」の請願、「株式会社(企業)の農地取得を認める農地法改定に反対する意見書提出方について」の請願、以上につきましては、いずれも賛成少数により不採択すべきものと決定いたしました。  「労働基準法『女子保護』規定に関する意見書提出方について」の請願につきましては、閉会中においてもなお継続して審査すべきものと決定いたしました。以上、ご報告申し上げます。 ○議長(黒澤源一君) 建設水道常任委員長、二十四番。
    ◎二十四番(塩谷憲一君) 議長、二十四番。 ○議長(黒澤源一君) 二十四番。      【二十四番(塩谷憲一君)登壇】 ◎二十四番(塩谷憲一君) 去る十七日の本会議におきまして、当建設水道常任委員会に付託になりました、各議案に対する委員会の審査の経過並びに結果につきまして、ご報告申し上げます。  当委員会は、十七日、十八日及び十九日の三日間にわたり開会、市当局の出席を求め、詳細なる説明を聴取し、慎重に審査いたしました。  以下ご報告申し上げます。案第五十七号平成九年度福島市一般会計補正予算中当委員会所管分、議案第六十三号県北都市計画事業福島西口土地区画整理事業施行規程を廃止する条例制定の件、議案第六十四号福島市水道条例の一部を改正する条例制定の件、議案第六十六号市道路線の認定及び廃止の件、議案第七十五号専決処分承認の件、すなわち専決第一号平成八年度福島市一般会計補正予算中当委員会所管分、専決第四号平成八年度福島市下水道事業費特別会計補正予算、専決第五号平成八年度福島市土地区画整理事業費特別会計補正予算、以上につきましては、いずれも原案または専決のとおり可決あるいは承認すべきものと決定いたしました。以上、ご報告申し上げます。 ○議長(黒澤源一君) ただいまの委員長報告に対し、ご質疑のある方はお述べください。      【「なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(黒澤源一君) ご質疑がなければ討論に移ります。  討論の通告があります。六番斎藤朝興君。 ◆六番(斎藤朝興君) 議長、六番。 ○議長(黒澤源一君) 六番。      【六番(斎藤朝興君)登壇】 ◆六番(斎藤朝興君) 私は、日本共産党市議団を代表して、採決に先立ち意見を述べます。  まず、議案第五十七号平成九年度福島市一般会計補正予算についてでありますが、本補正予算には第十款教育費の補正として学力向上IDプラン事業費四百二十七万円が計上されております。この学力向上IDプランには次のような問題点を指摘しなければなりません。第一に、この件を審議する文教福祉常任委員会IDプランに関する資料を請求してもありませんという返答でした。私ども市議団の手元には県当局が発行した説明資料がございます。このように資料が既に発行されているわけですから、少なくとも予算を審議する際に事業内容が明らかになる資料を提出し、慎重な審議を求めることは当然のことであります。県が行うことだからということで済ますわけにはいきません。重大な問題であると言わなければなりません。  第二に、今、不登校やいじめ、落ちこぼれなど個々の学校や教師はそれぞれ独自に取り組まなければならない課題を抱えております。その課題克服のために創意工夫をして、学校も教師も積極的に取り組んでいるところでありますが、そんな中に学力向上の名のもとに一律にIDプランが持ち込まれ、しかもこの事業の成果を年二回全国標準学力テストで評価を下すとありますから、これでは学校や教師の創造的な教育実践ではなく、このIDプランにいかに忠実であったかが問われる結果となります。過去三年間の基礎学力推進事業の成果の上に県内すべての小中学校でこのIDプランを実践するとありますから、各学校や教師がこのIDプランを採用するかどうかの裁量権は全くないのであります。結局教師の子供一人一人に合った独自指導をなおざりにして、上意下達の教育行政の押しつけになってしまいます。  第三に、学力向上を図る手だてを一週間を見通したタイムテーブルに明示する実践例として次のようなことが述べられております。朝の活動例としては朝自習、英単語テスト漢字テスト、昼休み時間には学校図書館の利用、昼の放送での利用、帰りの活動では一分間スピーチ、家庭学習課題の確認、放課後の活動としては学校図書館の利用、コンピューター利用学習相談などなどと述べられております。これではかつて子供たちが偏差値で輪切りにされ、序列をつけられて、テスト、テストで追い立てられた弊害の二の舞になるのではないでしょうか。子供にとっても教師にとっても負担を強化するものになってしまいます。真の学力向上のためには今、行政が取り組まなければならない課題は何よりも難しい、教えることが多過ぎる、スピードが早過ぎるという学習指導要領を改めて、低学年からの落ちこぼしをなくすことであり、三十人学級を実現し、教師の数をふやすなど、教育条件の整備をすることであります。どの子にも行き届いた教育を保障することこそが今重要であります。以上の理由から、学力向上IDプラン事業は取りやめるべきであり、したがって議案第五十七号には反対を表明するものであります。  次に、議案第五十八号平成九年度福島市国民健康保険事業費特別会計補正予算でありますが、本年度の課率改正は所得割、均等割、平等割は据え置き、資産割を現行五%から三%に引き下げ、したがって被保険者一人当たり、あるいは一世帯当たりの保険税が前年度よりも減額になるというものです。しかし、過去の決算を見ると、六月議会の説明とは裏腹にいずれの年も結果として税額は前年度を上回って増額になっております。例えば平成七年度は六月議会では一人当たり六万九千円、前年比三百十七円の減と説明されていますが、決算見込みでは七万二千百五十六円であり、前年度六万九千三百十七円よりも二千八百三十九円の増額であります。その結果繰越金は昭和六十三年度末三億九千五百万円から、平成七年度末十四億四千万円と三・七倍にも膨れ上がってしまいました。繰越金を全額予算に計上して国保税を計算したとしても、過去の例から見て、繰越金は十分に残る結果となります。実質的な減税となるような繰越金の使い方をすべきであります。正確な所得の把握が困難であることや、医療費の計算は厚生省のルールにのっとって行っていることなどの説明がありましたが、繰越金の額が国保税総額の二五%をも占めている事態は異常なことと言わなければなりません。これまでの国保税の取り過ぎの結果、積もり積もった額であり、これは当然被保険者に還元されるべきものであります。国保財政調整基金の残高も六億三千万円あり、十四億円もの繰越金を抱えなくとも本事業の運営は十分可能であります。あわせて限度額を五十二万円から五十三万円に引き上げる提案も行われておりますが、現在の旧ただし書き方式の税額算定では所得から基礎控除三十三万円を差し引いた額が所得割の課税対象額となりますから、国保税が高くて大変という市民の声にこたえるものとはなっておりません。以上の理由から本年度の国保会計補正予算には反対をするものであります。  次に、議案第六十二号福島市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定の件についても議案五十八号と同趣旨の理由により反対するものであります。  次に、請願、陳情について意見を述べます。株式会社農地取得を認める農地法改定に反対する請願は、採択すべきものであります。請願趣旨にも述べられているように、今日の日本農業の困難と食糧自給率の異常な低下を招いた原因は歴代政府の進めてきた農畜産物の総輸入自由化政策と、米など主要作物の価格の引き下げによるものであることは明白であります。政府の施策で農業と農村を崩壊させておきながら、これまでの家族経営では生産に限界があるとの理由で株式会社にも農地取得を認めることは本末転倒と言わなければなりません。もしも大企業が農地を自由に取得し、農業に参入できるようなことになれば、膨大な資金力で零細な農民の土地を買いあさることになり、国民の食糧生産国土保全という重要な役割を担ってきた農民を農村から追い出し、地域経済も大きな打撃を受けることは必至であります。政府は、農業を国の基幹産業としてしっかりと位置づけ、農家が担ってきた社会的役割を正しく評価し、家族の労働力による多品目生産というすぐれた日本の農業経営を守り、発展させることこそが今、最も求められていることではないでしょうか。そうすることが農業に希望と展望を与え、日本の農業再建につながる道であります。以上の理由から本請願は採択すべきであります。  次に、森林・林業活性化国有林野事業民主的再建福島営林署の存続を求める請願についてですが、本市の面積の六七%が森林で占められ、その六一%が国有林である現状を見るならば、これまでに本市において営林署が果たしてきた役割は極めて大きいと言わなければなりません。森林が持つ水資源の確保、環境及び国土の保全などの社会的役割を考えるならば、林業という事業が特別会計や独立採算になじまない分野であり、ましてや利益を第一に考える民間企業に任せる分野でないことも明らかであります。特別会計の赤字を理由に大幅な組織の統廃合、人減らしが森林の荒廃を招き、自然災害にもつながることは明らかであります。よって、本請願は採択すべきであります。  次に、介護手当の増額を求める陳情についてですが、社会全体で高齢者や障害者の介護をと叫ばれておりながら、現実は家族の介護に依存せざるを得ない状況です。介護に当たる家族の大部分は女性であり、仕事をやめたり、休職したりと女性の献身的な努力によって支えられているのが実態であります。こうした経済的負担を幾らかでも支援しようと始められた介護手当は県が実施に踏み切らない中で、一九九五年度の時点で九十市町村中六十五の自治体で実施しております。本市の年額三万円という金額を超える額を支給している自治体は三十三あり、全県的に見ても本市の介護手当は少なく、介護者の身体的、精神的、経済的負担を考慮するならば、介護手当の引き上げは当然行うべきであります。国会で継続審議となった介護保険法案介護手当が盛り込まれていないことは問題でありますが、地方自治体が独自にでも充実させることは市民の要求にこたえるものであり、本陳情は採択すべきものであります。  次に、地方事務官制度の廃止を求める請願についてですが、本制度については同じ職場の労働者の間で意見が分かれている問題であり、こうした案件について一方の意見にくみするような態度を議会が決定することは問題であり、採択すべきではないと考えます。  以上で討論を終わります。 ○議長(黒澤源一君) 以上で討論は終結いたしました。  これより採決を行います。  お諮りいたします。議案第五十七号平成九年度福島市一般会計補正予算、議案第五十八号平成九年度福島市国民健康保険事業費特別会計補正予算、議案第六十二号福島市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定の件につきましては、ただいまの委員長報告のとおり、すなわちいずれも原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。      【賛成者起立】 ○議長(黒澤源一君) 起立多数。よって、議案第五十七号、議案第五十八号、議案第六十二号につきましては、いずれも原案のとおり可決することに決しました。  続いて、お諮りいたします。議案第五十九号平成九年度福島市老人保健医療事業費特別会計補正予算、議案第六十号福島市支所設置条例及び福島市公告式条例の一部を改正する条例制定の件、議案第六十一号福島市重度心身障害者医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例制定の件、議案第六十三号県北都市計画事業福島西口土地区画整理事業施行規程を廃止する条例制定の件、議案第六十四号福島市水道条例の一部を改正する条例制定の件、議案第六十五号字の区域の変更の件、議案第六十六号市道路線の認定及び廃止の件、議案第六十七号工事請負契約の件(リサイクルプラザ(仮称)建設工事)、議案第六十八号工事請負契約の件(リサイクルプラザ(仮称)プラザ棟建築本体工事)、議案第六十九号工事請負契約の件(森合小学校校舎大規模改造及び耐震補強建築本体工事)、議案第七十号工事請負契約の件(渡利雨水ポンプ場土木工事)、議案第七十一号工事請負契約の件(堀河町終末処理場汚泥濃縮タンク土木建築工事)、議案第七十二号工事請負契約の件(堀河町終末処理場集中管理棟電気設備工事)、議案第七十三号工事請負契約の件(農業集落排水事業処理施設工事)、議案第七十四号財産取得の件、議案第七十五号専決処分承認の件につきましては、ただいまの委員長報告のとおり、すなわちいずれも原案のとおり可決あるいは承認することにご異議ございませんか。      【「異議なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(黒澤源一君) ご異議ございませんので、議案第五十九号ないし第六十一号、議案第六十三号ないし第七十五号につきましては、いずれも原案のとおり可決あるいは承認することに決しました。  続いて、お諮りいたします。「地方事務官制度の廃止に関する意見書提出方について」の請願は、ただいまの委員長報告のとおり、すなわち採択することに賛成の方の起立を求めます。      【賛成者起立】 ○議長(黒澤源一君) 起立多数。よって、当該請願は採択と決定いたしました。  続いて、お諮りいたします。「森林・林業活性化国有林野事業民主的再建福島営林署の存続について」の請願は、ただいまの委員長報告のとおり、すなわち不採択とすることに賛成の方の起立を求めます。      【賛成者起立】 ○議長(黒澤源一君) 起立多数。よって、当該請願は不採択と決しました。  続いて、お諮りいたします。「株式会社(企業)の農地取得を認める農地法改定に反対する意見書提出方について」の請願は、ただいまの委員長報告のとおり、すなわち不採択とすることに賛成の方の起立を求めます。      【賛成者起立】 ○議長(黒澤源一君) 起立多数。よって、当該請願は不採択と決しました。  続いて、お諮りします。「郵政事業の民営化に反対する意見書提出方について」の請願は、ただいまの委員長の報告のとおり、すなわち採択することに賛成の方の起立を求めます。      【賛成者起立】 ○議長(黒澤源一君) 起立多数。よって、当該請願は採択と決しました。  続いて、お諮りいたします。「公共交通の規制緩和問題に関する意見書提出方について」の請願は、ただいまの委員長報告のとおり、すなわち採択することに賛成の方の起立を求めます。      【賛成者起立】 ○議長(黒澤源一君) 起立多数。よって、当該請願は採択と決しました。  続いて、お諮りいたします。「口蹄疫対策に万全を求める意見書提出方について」の請願は、ただいまの委員長報告のとおり、すなわち採択することに賛成の方の起立を求めます。      【賛成者起立】 ○議長(黒澤源一君) 起立多数。よって、当該請願は採択と決しました。  続いて、お諮りいたします。「サッカー専用グラウンド建設等について」の陳情は、ただいまの委員長報告のとおり、すなわち不採択とすることに賛成の方の起立を求めます。      【賛成者起立】 ○議長(黒澤源一君) 起立多数。よって、当該陳情は不採択と決しました。  続いて、お諮りいたします。「介護慰労手当の増額について」の陳情は、ただいまの委員長報告のとおり、すなわち不採択とすることに賛成の方の起立を求めます。      【賛成者起立】 ○議長(黒澤源一君) 起立多数。よって、当該陳情は不採択と決定いたしました。  続いて、お諮りいたします。「農業関係予算の確保並びにウルグアイ・ラウンド農業合意関連対策の見直しに関する意見書提出方について」の請願、「義務教育費国庫負担制度の堅持・充実を求める意見書提出方について」の請願、「義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書提出方について」の陳情は、いずれもただいまの委員長報告のとおり、すなわち採択することにご異議ございませんか。      【「異議なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(黒澤源一君) ご異議ございませんので、当該請願、陳情は、いずれも採択と決しました。  続いて、お諮りいたします。ただいま決定した請願、陳情を除く議長報告第九号、第十号及び前会より継続審査中の各請願、陳情は、ただいまの委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。      【「異議なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(黒澤源一君) ご異議ございませんので、ただいま決定した請願、陳情を除く議長報告第九号、第十号及び前会より継続審査中の各請願、陳情は、委員長報告のとおり決しました。  ただいま市長から追加議案の提出がありました。議案はさきにお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。  日程に従い、議案第七十六号並びに第七十七号を一括して議題といたします。  市長の提案理由の説明を求めます。 ◎市長(吉田修一君) 議長、市長。 ○議長(黒澤源一君) 市長。      【市長(吉田修一君)登壇】 ◎市長(吉田修一君) 追加議案について申し上げます。  議案第七十六号ないし議案第七十七号財産区管理委員選任の件は、土湯温泉町財産区管理委員のうち齋藤宇三郎委員が七月四日任期満了になりますので、後任委員として齋藤宇三郎氏を、また飯坂町財産区管理委員のうち佐藤要太郎委員が六月二十二日任期満了になりましたので、後任委員として佐藤要太郎氏を適任と認め、それぞれ選任を行うものであります。  よろしくご審議の上、ご同意を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(黒澤源一君) 議案第七十六号並びに第七十七号につきましては、質疑、委員会付託、討論をそれぞれ省略し、直ちに採決することといたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。      【「異議なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(黒澤源一君) ご異議ございませんので、質疑、委員会付託、討論をそれぞれ省略し、直ちに採決することに決しました。  これより採決を行います。  お諮りいたします。議案第七十六号財産区管理委員選任の件、議案第七十七号財産区管理委員選任の件につきましては、いずれも原案のとおり同意することにご異議ございませんか。      【「異議なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(黒澤源一君) ご異議ございませんので、議案第七十六号並びに第七十七号につきましては、いずれも原案のとおり同意することに決しました。  ただいま議員から追加議案の提出がありました。議案はさきにお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。  追加議案第七十八号ないし第八十六号を日程に追加し、直ちに議題とすることにいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。      【「異議なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(黒澤源一君) ご異議ございませんので、追加議案を日程に追加し、一括して直ちに議題とすることに決しました。  議案第七十八号ないし第八十六号を一括して議題といたします。  この際、お諮りいたします。議案第七十八号ないし第八十六号につきましては、議員提出でありますので、説明、質疑、委員会付託をそれぞれ省略いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。      【「異議なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(黒澤源一君) ご異議ございませんので、説明、質疑、委員会付託をそれぞれ省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論の通告があります。六番斎藤朝興君。 ◆六番(斎藤朝興君) 議長、六番。 ○議長(黒澤源一君) 六番。      【六番(斎藤朝興君)登壇】 ◆六番(斎藤朝興君) 採決に先立ち「道路特定財源の堅持と新たな道路整備計画の策定に関する意見書」について、反対の意見を述べます。  公共事業のあり方をめぐって国民的議論が起こっている中、道路整備についても検討が求められております。私たちは、高速道路がすべて問題だというものではありません。当然地域の振興上必要なものがあると考えています。しかし、この間住民からの根強い要求である生活関連道路の整備が後回しにされ、ガソリン税等を道路特定財源として位置づけて、高規格道路整備予算としてのみ確保してきたことが問題であります。税金の使途を特定することは、その要求が高まれば、税金を引き上げて対応するという事態を招くことにもなり、このことも問題であります。道路は公共性の高い施設ですから、これを特定財源ではなく、一般財源で賄うのが当然であります。よって本意見には反対であります。 ○議長(黒澤源一君) 以上で討論は終結いたしました。  これより採決を行います。  お諮りいたします。議案第七十八号古紙利用率拡大にかかわる意見書、議案第八十六号口蹄疫対策に万全を求める意見書につきましては、いずれも原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。      【賛成者起立】 ○議長(黒澤源一君) 起立多数。よって、議案第七十八号並びに第八十六号はいずれも原案のとおり可決することに決しました。 ─────────────────────────────────────── 議案第七十八号
       古紙利用率拡大にかかる意見書  「容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律」に基づき、当市においても資源物分別収集がスタートした。  ところが、古紙は価格が大暴落し、古紙問屋には在庫量が急増、首都圏などでは雑誌の回収を見合わせるなど深刻な事態が生まれている。  この事態が続くなら分別収集そのものが中止に追い込まれかねない。通商産業省は、二〇〇〇年までに古紙利用率を五六%にするとの決定を行っている。  よって政府においては、その推進のために製紙メーカーへの古紙利用率を高める指導と法的措置を取ることを要望する。  右、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出する。   平成 年 月 日                         福島市議会議長  黒澤源一  内閣総理大臣         あて  通商産業大臣   右、提案する。    平成九年六月二十三日 ─────────────────────────────────────── 議案第八十六号    口蹄疫対策に万全を求める意見書  口蹄疫は三月二十日に台湾で発生が確認されて以来、またたく間に台湾全土に伝播し、養豚農家と関連産業が壊滅的な打撃を受けている。口蹄疫は従来の伝染病と異なり、伝播力が異常に強力で迅速であり、感染経路も極めて広範であるなど、深刻な家畜伝染病である。  万一、口蹄疫が日本に侵入した場合は、養豚・酪農等が壊滅的な打撃を受けるだけでなく、食肉・乳製品加工や、流通・飼料・畜産資材業界、さらには消費者にまで、重大な被害が広がることは必至である。  よって政府においては、日本の畜産に壊滅的な打撃を与える口蹄疫の侵入を未然に防ぐため、次の措置を講ずるよう強く要望する。                 記 一、台湾産豚肉・同加工品の輸入禁止措置を継続することはもとより、口蹄疫ウイルスを伝潘する恐れの強い台湾産稲ワラ・乾草などの輸入規制をするとともに、台湾への旅行者または台湾からの来日者に対する防疫を徹底するなど万全の体制をとること。 二、口蹄疫の発見、防疫、予防などの抜本的対策を強化すること。 三、WTO協定に基づく農畜産物の輸入依存体制を見直すこと。  右、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出する。   平成 年 月 日                          福島市議会議長  黒澤源一  内閣総理大臣  厚生大臣    あて  農林水産大臣   右、提案する。    平成九年六月二十三日 ─────────────────────────────────────── ○議長(黒澤源一君) 続いて、お諮りいたします。議案第八十号道路特定財源の堅持と新たな道路整備計画の策定に関する意見書につきましては、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。      【賛成者起立】 ○議長(黒澤源一君) 起立多数。よって、議案第八十号は原案のとおり可決することに決しました。 ─────────────────────────────────────── 議案第八十号    道路特定財源の堅持と新たな道路整備計画の策定に関する意見書  道路整備の促進は、豊かな生活の実現と国土の均衡ある発展を図るため緊急な課題であり、市町村道から高規格幹線道路に至る道路網の整備を強力に推進する必要がある。  特に、本市においては、県都として県内各地域との連携強化を図るため、また、県北地域の拠点都市として魅力ある都市圏形成のため、東北中央自動車道の建設促進をはじめ、道路網の整備が急務である。  しかしながら、財政構造改革により公共事業関係長期計画の縮減及び予算が抑制されることは地方圏の横断道や高速ネットワークの形成に、大きな影響を及ぼすものと憂慮される。  よって政府においては、道路整備の重要性を深く認識し、次の措置を講ずるよう強く要望する。                 記 一、ガソリン税、自動車重量税等の道路特定財源を堅持し、一般財源化あるいは道路以外の使途へ転用することなく、その全額を道路整備に充当すること。 一、平成十年度を初年度とする新たな道路整備計画の策定に当たっては、投資規模を拡大するとともに、平成十年度予算において所要の予算額の確保を図ること。 一、豊かな生活の実現と国土の均衡ある発展を図るため、市町村道から高規格幹線道路に至る道路網の整備を一層促進すること。  右、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出する。   平成  年  月  日                          福島市議会議長  黒澤源一 内閣総理大臣 大蔵大臣        あて 建設大臣 自治大臣  右、提案する。   平成九年六月二十三日 ─────────────────────────────────────── ○議長(黒澤源一君) 続いて、お諮りいたします。議案第八十一号地方事務官制度の廃止に関する意見書につきましては、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。      【賛成者起立】 ○議長(黒澤源一君) 起立多数。よって、議案第八十一号は原案のとおり可決することに決しました。 ─────────────────────────────────────── 議案第八十一号    地方事務官制度の廃止に関する意見書  社会保険や国民年金行政等に従事するいわゆる地方事務官の制度は、地方自治法制定に際して暫定的な措置として導入されたものであるが、人事権と職務上の指揮監督権の不整合があるなど不合理な制度のまま五十年もの間運営されてきた。  この間、地方自治制度調査会等の廃止勧告をはじめ、地方団体等からも改革要請が行われているが、未だ解決には至っていない。  よって政府においては、地方事務官制度を改め、その身分と事務を地方に移管し、地方自治の確立と社会保障の一層の充実を図られるよう強く要望する。  右、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出する。   平成 年 月 日                          福島市議会議長  黒澤源一  内閣総理大臣  大蔵大臣  厚生大臣          あて  労働大臣  自治大臣  総務庁長官   右、提案する。    平成九年六月二十三日 ─────────────────────────────────────── ○議長(黒澤源一君) 続いて、お諮りいたします。議案第八十二号郵政事業の民営化に反対する意見書につきましては、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。      【賛成者起立】 ○議長(黒澤源一君) 起立多数。よって、議案第八十二号は原案のとおり可決することに決しました。 ─────────────────────────────────────── 議案第八十二号    郵政事業の民営化に反対する意見書  政府は、行政改革会議等において郵政事業の民営化を検討していると仄聞する。  郵政事業においては、郵便局をはじめ、全国のネットワークを通じて郵便、貯金、保険等国民の日常生活に深く関わりのあるサービスを提供し、国民経済の安定と福祉の増進に大きく貢献してきた。  このような中で、今後なお一層進展する高齢化、少子化時代において郵便局は、地域社会を支える拠点として一層の充実活用が期待されている。  郵政事業が民営化されることになれば、都市部へのサービスの集中や不採算地域の切り捨て、サービスの低下等国民生活への影響が懸念される。また、郵便貯金や簡易保険の資金は、長期安定な資金として社会資本整備に活用されてきたが、これらに大きな支障を及ぼすことにもなりかねない。  よって政府においては、郵政事業がこれまで果たしてきた役割と国民からの信頼を考慮し、今後とも国の事業として現行の経営形態を維持し、地域の活性化と国民生活の安定、向上を図られるよう強く要望する。  右、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出する。   平成 年 月 日                         福島市議会議長  黒澤源一  内閣総理大臣  郵政大臣   あて  総務庁長官  右、提案する。   平成九年六月二十三日 ─────────────────────────────────────── ○議長(黒澤源一君) 続いて、お諮りいたします。議案第八十三号公共交通の規制緩和に関する意見書につきましては、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
         【賛成者起立】 ○議長(黒澤源一君) 起立多数。よって、第八十三号は原案のとおり可決することに決しました。 ─────────────────────────────────────── 議案第八十三号    公共交通の規制緩和に関する意見書  政府は、交通運輸の分野における経済活動の一層の効率化、活性化を図るため、経済的規制の柱となっている需給調整規制を概ね三ないし五年後に廃止するという抜本的な見直しの方針を明らかにした。  公共交通は多数の人命を預かり、児童や身体障害者をはじめ、地域住民の通勤・通学等の足として日常生活に必要不可欠であり、地域活動の核として大きな役割を担っている。  よって政府においては、公共交通機関等の規制見直しに際しては、安全輸送や利用者利便の向上、輸送秩序の維持、良質な労働力の確保などに十分考慮し、生活路線確保政策の維持と位置づけの明確化を図るなど、公共性、公益性、社会的、福祉的観点から行われるよう強く要望する。  右、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出する。   平成 年 月 日                         福島市議会議長  黒澤源一  内閣総理大臣  通商産業大臣          あて  運輸大臣  総務庁長官   右、提案する。    平成九年六月二十三日 ─────────────────────────────────────── ○議長(黒澤源一君) 続いて、お諮りいたします。議案第七十九号国立福島大学自然科学系学部の増設を求める意見書、議案第八十四号義務教育費国庫負担制度の堅持・充実を求める意見書、議案第八十五号農業関係予算の確保並びにウルグアイ・ラウンド農業合意関連対策の見直しに関する意見書につきましては、いずれも原案のとおり可決することにご異議ございませんか。      【「異議なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(黒澤源一君) ご異議ございませんので、議案第七十九号、議案第八十四号、議案第八十五号はいずれも原案のとおり可決することに決しました。 ─────────────────────────────────────── 議案第七十九号    国立福島大学自然科学系学部の増設を求める意見書  国立福島大学は、福島市はもとより福島県における高等教育機関の中心的施設として、地域社会の発展に果たす役割は大きいものがある。  しかしながら、人文社会科学系三学部のみの構成であり、近年の技術革新と地域産業構造の高度化に対応しうる高度な知識と技術を習得した人材の確保を図るためには、自然科学系学部増設による総合大学としての機能の充実が緊急かつ必要不可欠な要件となっている。  よって政府においては、国立福島大学自然科学系学部の早期実現について特段の配慮をされるよう強く要請する。  右、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出する。   平成 年 月 日                          福島市議会議長  黒澤源一  内閣総理大臣  大蔵大臣    あて  文部大臣   右、提案する。    平成九年六月二十三日 ─────────────────────────────────────── 議案第八十四号    義務教育費国庫負担制度の堅持・充実を求める意見書  義務教育費の国庫負担制度は、国民の教育を受ける権利を保障し、教育の機会均等と教育水準の維持向上を図ることを目的として、今日まで義務教育の発展・向上のために大きな役割を果たしてきた。  しかし、政府は、財政逼迫を理由に、昭和六十年度に旅費、教材費を国庫負担制度から除外して以来、制度の縮小・改変を行い、さらに、学校事務職員・栄養職員給与費の国庫負担制度からの除外や第六次教職員定数改善計画の凍結を検討していると仄聞している。  財政が厳しい状況とはいえ、義務教育費国庫負担制度の後退、教育予算の削減は、教育の機会均等、教育水準の維持向上に大きな影響を及ぼすものと憂慮される。  よって政府は、義務教育費国庫負担制度を引き続き堅持するとともに、教育予算の増額等の充実を図られるよう強く要望する。  右、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出する。    平成 年 月 日                          福島市議会議長  黒澤源一  内閣総理大臣  大蔵大臣          あて  文部大臣  自治大臣   右、提案する。    平成九年六月二十三日 ─────────────────────────────────────── 議案第八十五号    農業関係予算の確保並びにウルグアイ・ラウンド農業合意関連対策の見直しに関する意見書  政府・与党の財政構造改革会議は、厳しい財政事情を背景に抜本的な財政再建を図るため農業関係予算について主要食糧関係費や農業関係補助金の見直し、ウルグアイ・ラウンド関連対策は農業農村整備事業を中心に縮減・延長を進めようとしている。  しかし、主要食糧関係費、農業関係補助金、ウルグアイ・ラウンド関連対策費の一方的な見直し、縮減は厳しい国際化への対応を迫られ経営体質改善、市場原理の導入が進められている中で、農家の努力に水を差し、意欲を奪い国内農業のさらなる減退を引き起こし、ひいては国民生活を脅かすことになる。  よって政府においては、農業関係予算の総体的な確保並びにウルグアイ・ラウンド関連対策の見直しに関し、以下の点について実現されるよう強く要望する。                 記 一、農業関係予算の総体的な確保  我が国農業の持続的展開や国民食糧の安定的供給など、農政の課題に対応していくために必要な予算は十分に確保すること。 二、ウルグアイ・ラウンド関連対策の見直し  1 ウルグアイ・ラウンド関連対策は、政治的に約束された対策であり、着実かつ実効ある推進と財政支出に努め、今後とも補正予算の計上もしくは当初予算の別枠予算として確保すること。  2 担い手育成基盤整備事業、農業生産体制強化総合推進対策事業(青果物流通施設整備事業)等について、工期の一層の短縮、重点的事業配分、コスト縮減等を通じて、事業効果の早期発現と農家負担の一層の軽減を図ること。  3 果樹・花卉を中心とした産地育成の強化対策を速やかに実行し農家経営の安定化を図ること。 三、基本的な対策の検討・実施  食糧法の円滑な運営に向け、生産調整への不公平感の払拭対策、備蓄・調整保管の円滑な運営対策等を検討すること。  右、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出する。   平成 年 月 日                          福島市議会議長  黒澤源一  内閣総理大臣  大蔵大臣    あて  農林水産大臣  右、提案する。   平成九年六月二十三日 ─────────────────────────────────────── ○議長(黒澤源一君) この際、さきに開会の議会運営委員会の決定に基づき、二十五番菅野泰典君の議会運営委員の辞任の件を日程に追加し、直ちに議題とすることにいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。      【「異議なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(黒澤源一君) ご異議ございませんので、二十五番菅野泰典君の議会運営委員辞任の件を日程に追加し、直ちに議題とすることに決しました。  本件につきましては、議員の一身上に関する事件であり、地方自治法第百十七条の規定により除斥の対象となる議事でありますので、よって菅野泰典君の退席を求めます。      【菅野泰典君退席】 ○議長(黒澤源一君) 二十五番菅野泰典君から六月十七日付で議会運営委員を辞任したい旨の願い出がありました。  お諮りいたします。この辞任を許可することにご異議ございませんか。      【「異議なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(黒澤源一君) ご異議ございませんので、同君の議会運営委員の辞任を許可することに決しました。      【菅野泰典君入場】 ○議長(黒澤源一君) 続きまして、さきに開会の議会運営委員会の決定に基づき、議会運営委員の選任の件を日程に追加し、直ちに選任することにいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。      【「異議なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(黒澤源一君) ご異議ございませんので、議会運営委員選任の件を日程に追加し、直ちに選任することに決しました。  そういたしまして、これが委員の選任は委員会条例第八条規定により、議長が会議に諮って指名することになっております。  お諮りいたします。議会運営委員として三十六番中村冨治君を指名いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。      【「異議なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(黒澤源一君) ご異議ございませんので、ただいま指名いたしました三十六番中村冨治君を議会運営委員に選任することに決しました。  続いて、本日の日程に追加し、本議会の情報公開制度導入並びに議会制度改革について調査するため、委員十二名をもって構成する情報公開・議会制度調査特別委員会を、安全で安心して暮らせる環境づくりを積極的に進めるための諸施策について調査するための委員十三名をもって構成する環境保全調査特別委員会をそれぞれ設置し、おのおのに付託の上、調査終了時まで閉会中においてもなお継続審査して調査することにいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。      【「異議なし」と呼ぶ者あり】 ○議長(黒澤源一君) ご異議ございませんので、本議会の情報公開制度並びに議会制度改革について調査するため、委員十二名をもって構成する情報公開・議会制度調査特別委員会を、安全で安心して暮らせる環境づくりを積極的に進めるための諸施策について調査するため、委員十三名をもって構成する環境保全調査特別委員会をそれぞれ設置し、おのおのに付託の上、調査終了時まで閉会中においても継続して調査することに決しました。  そういたしまして、これが委員の選任は、委員会条例第八条の規定により議長が会議に諮って指名することになっております。  お諮りいたします。情報公開・議会制度調査特別委員、環境保全調査特別委員の選任については、お手元に配付の名簿のとおりそれぞれ指名いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。      【「異議なし」と呼ぶ者あり】
    ○議長(黒澤源一君) ご異議ございませんので、各特別委員会の委員はお手元に配付の名簿のとおりそれぞれ選任することに決しました。各特別委員会は、正副委員長の互選を行い、議長手元まで報告を願います。  各特別委員会開会のため、暫時休憩いたします。                  午前十一時五十四分   休憩 ───────────────────────────────────────                  午後二時十四分     再開 ○議長(黒澤源一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  さきに開会の各特別委員会におきまして、それぞれ正副委員長の互選の結果、情報公開・議会制度調査特別委員会委員長に二十五番菅野泰典君、同副委員長に二十八番木村六朗君、環境保全調査特別委員会委員長に三十九番阿部儀平君、同副委員長に八番河野恵夫君がそれぞれ選任された旨、議長手元まで報告がありました。  以上で本定例会の日程は全部終了いたしました。  本定例会はこれをもって閉会をいたします。                  午後二時十五分 閉会 (六月定例会)  情報公開・議会制度調査特別委員会                             ●委員長  ◯副委員長 二十五 ●菅野泰典 二十八 ◯木村六朗 三 佐藤一好 六 斎藤朝興 十一 高橋信一 十三 佐藤真五 十四 鈴木英次 十九 伊東忠三 二十 加藤勝一 二十二 横山俊邦 二十七 阿部保衛 二十九 小林義明  環境保全調査特別委員会                             ●委員長  ◯副委員長 三十九 ●阿部儀平 八 ◯河野恵夫 一 佐久間行夫 七 土田聡 十 菅野芳樹 十七 高橋英夫 二十三 二階堂匡一朗 二十四 塩谷憲一 二十六 加藤彦太郎 三十一 阿部知平 三十三 桜田栄一 三十七 佐藤智子 三十八 遠藤一 (六月定例会)  請願審議結果 1 請願要旨    地方事務次官制度の廃止に関する意見書提出方について 請願者住所氏名 福島市荒町一−二一 自治労福島県本部中央執行委員長 河辺信雄 紹介議員    桜田栄一 遠藤一 斎藤茂 付託委員会   総務 結果      採択 2 請願要旨    森林・林業活性化国有林野事業民主的再建福島営林署の存続について 請願者住所氏名 福島市野田町七丁目一〇−四 全林野福島営林署分会執行委員長 阿部順光 紹介議員    遠藤一 斎藤朝興 付託委員会   経済民生 結果      不採択 3 請願要旨    農業関係予算の確保並びにウルグアイ・ラウンド農業合意関連対策の見直しに関する意見書提出方について 請願者住所氏名 福島市北矢野目字原田東一−一 新ふくしま農業協同組合 代表理事組合長 松野正記 紹介議員    大宮勇 付託委員会   経済民生 結果 採択 4 請願要旨    義務教育費国庫負担制度の堅持・充実を求める意見書提出方について 請願者住所氏名 福島市上浜町一〇−三八 福島県教職員組合 中央執行委員長 清野和彦 外一名 紹介議員    遠藤一 付託委員会   文教福祉 結果      採択 5 請願要旨    郵政事業の民営化に反対する意見書提出方について 請願者住所氏名 福島市野田町七丁目一三−五四 福島郵便切手販売協会 副会長 皆川寿賀美 紹介議員    阿部知平 付託委員会   総務 結果      採択 6 請願要旨    公共交通の規制緩和に関する意見書提出方について 請願者住所氏名 福島市宮町三−一四 日本労働組合総連合会 福島県連合会県北地域連合 議長 小山勝也 外一名 紹介議員    誉田義郎 遠藤一 阿部儀平 斎藤茂 付託委員会   総務 結果      採択 7 請願要旨    口蹄疫対策に万全を求める意見書提出方について 請願者住所氏名 福島市成川字土腐二−四 福島県北農民連 会長 大槻重吉 紹介議員    宮本シツイ 付託委員会   経済民生 結果      採択 8 請願要旨    株式会社(企業)の農地取得を認める農地法改定に反対する意見書提出方について 請願者住所氏名 福島市成川字土腐二−四 福島県北農民連 会長 大槻重吉 紹介議員    宮本シツイ 付託委員会   経済民生 結果      不採択  陳情審議結果 1 陳情要旨    サッカー専用グラウンド建設等について 陳情者住所氏名 福島市泉字台一一−一四 福島市サッカー協会 会長 高田伸夫 付託委員会   文教福祉 結果      不採択 2 陳情要旨    介護慰労手当の増額について 陳情住所氏名  福島市渡利字中江町三六 在宅介護者の会 阿部峻 付託委員会   文教福祉 結果      不採択 3
    陳情要旨    義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書提出方について 陳情者住所氏名 二本松市郭内一丁目一九四−一〇 福島県学校事務労働組合 執行委員長 菅原孝 付託委員会   文教福祉 結果      採択  右会議録の次第を記載し、その相違ないことを証明するためここに署名する。              福島市議会議長  黒澤源一                   議員  押部栄哉                   議員  大宮 勇...