当委員会は、十六日、十九日及び本日の三日間にわたり開会、市当局の出席を求め、詳細なる説明を聴取し、慎重に審査いたしました。
以下ご報告申し上げます。議案第百十号平成六年度福島市
一般会計補正予算中当委員会所管分、議案第百十一号平成六年度福島市
下水道事業費特別会計補正予算、議案第百十九
号市道路線の認定及び廃止の件、議案第百二十六
号専決処分承認の件、すなわち専決第二十号平成六年度福島市
一般会計補正予算中当委員会所管分、議案第百二十七号平成六年度福島市
一般会計補正予算中当委員会所管分、議案第百二十八号平成六年度福島市
水道事業会計補正予算、議案第百三十号平成六年度福島市
下水道事業費特別会計補正予算、議案第百三十三号平成六年度福島市
土地区画整理事業費特別会計補正予算、以上につきましては、いずれも原案または専決のとおり可決あるいは承認すべきものと決定いたしました。以上ご報告申し上げます。
○議長(
二階堂幸治君)
決算特別委員長、二十八番。
◎二十八番(
木村六朗君) 議長、二十八番。
○議長(
二階堂幸治君) 二十八番。
【二十八番(
木村六朗君)登壇】
◎二十八番(
木村六朗君) 去る十六日の本会議におきまして、当
決算特別委員会に付託になりました議案第百十三号平成五年度福島市各
会計歳入歳出決算認定の件につきましては、本
会議散会後、
特別委員会を開き審査いたしましたところ内容が多く、慎重審査するには限られた本会期中に
審査完了の見通しが立ちませんので、閉会中においてもなお継続して審査すべきものと決定いたしました。以上ご報告申し上げます。
○議長(
二階堂幸治君) ただいまの
委員長報告に対し、ご質疑のある方はお述べください。
−ご質疑がなければ、討論に移ります。
討論の通告があります。三十番、
宮本シツイ君。
◆三十番(
宮本シツイ君) 議長、三十番。
○議長(
二階堂幸治君) 三十番。
【三十番(
宮本シツイ君)登壇】
◆三十番(
宮本シツイ君) 私は
日本共産党市議団を代表して、採決に先立ち意見を申し上げます。
まず、議案第百十
号一般会計補正予算案ですが、補正額の半分以上を占めるのが(仮称)
株式会社福島アルカディアプラザへの出資金であります。
地方拠点都市関連事業の一環として、
研究都市公園に
アルカディアプラザを建設するための出資であります。この問題については、この間当初予算の審議でも、またこのたびの
議会審議でも
同僚議員がその見直しを求めてまいりました。国が進めてきた新
産業都市構想、
テクノポリス構想、
テレトピア構想など、幾つかの
地域指定事業は
全国各地で破綻を来し、
地方財政に甚大な影響を及ぼしていることは周知のとおりであります。東京一極
集中是正を口実に、十年前から進められてきた
業務核都市づくりも
企業誘致が進まず、自治体は膨大な赤字を抱え、住民にその付けが回ってきていると、お
荷物プロジェクトになっているとの報告も新聞報道されておりました。
福島のこの地に首都圏の
業務機能を誘致しようとする
オフィスアルカディア構想も、その破綻の危険が極めて高い事業と判断せざるを得ません。
財政逼迫の中で
投資効果が明らかでないこのような事業に今着手することは、
市財政運営上も極めて問題があると考えます。しかも新会社、新しい会社の定款も示されずに出資金の支出だけを求めるというのは、
議会審議を求めるやり方としても問題があります。この会社が今後どのような事業を行うのかもわからないままに、出資を認めることはできません。よって、この趣旨を主たる内容とする今回の
補正予算には反対を表明するものであります。
次に、議案第百三十四
号議会議員の報酬等に関する条例の一部改正の件ですが、私どもは
市民生活を取り巻く状況を勘案すれば、特別職の
報酬引き上げは
市民感情としても納得の得られるものではないとの立場から、この問題をとらえてまいりました。特別職の中でも私
たち議員は市民の代表として、いつも
市民サイドから行政をチェックする役割を担っており、その役割に相応して報酬が支払われているわけですが、今日の
景気状況のもとで、市民の
実質所得はむしろ低下している現況の中では、議員の
報酬引き上げは
市民生活の実態から見ても行うべきではないと考えます。
議員報酬とは別枠で
調査研究費が支給されておりまして、
議員活動費としては不足だとは言えず、
報酬引き上げがどうしても必要だという
客観的理由はないと考えます。よって、本議案には反対を表明するものであります。
次に、請願第四
号消費税の
税率引き上げ反対と消費税の
食料品非課税を求める
意見書提出方についての請願は、採択すべきだという立場で意見を述べます。そもそも
消費税率引き上げという問題は、どこの政党も国民には約束しなかったことであり、
税制改革関連法案が通った現在においても、なお七割の国民が反対をしているものであります。この
国民世論、
市民世論を考慮するなら、当然この請願は採択されるべきものであります。ましてその実施が二年五ヵ月後ということ、またその間に見直しも行われるということですので、その間に税率の引き下げ、食料品への非課税、あるいは
消費税廃止への方向での見直しをさせていくことも十分可能なわけです。国民の九割近くが増税になるというこのたびの
税制改革、その内容が浸透するにつれて国民の怒りも高まっており、
世論調査の結果にもはっきりと示されてきています。
公約違反の
消費税増税は、
議会制民主主義の原点に立っても許されるものではなく、市民の主権者としての怒りを議会はしっかりと受けとめ、その代表にふさわしい行動をとるべきだと考えます。よって本請願は採択すべきであると考えます。
次に、請願第九
号入院給食費自己負担分の助成を求める請願について、これも採択すべきだという立場で意見を述べます。この請願はさきの九月定例会に出されたものですが、十月一日から実施の
入院給食費の
保険除外、一部有料化に対して
公費助成を行っている制度の
自己負担分は、引き続き公費で助成するよう求めるものです。これは
公費助成制度の趣旨から見ても、当然の要求でありました。しかるに議会は、九月議会ではこれを継続とし、当局がこの実施を決定すると、今議会では
処理済みにつき不採択という結論を出そうとしています。ここには議会としての独自の判断は出てこないのであります。当局が実施を決める前に当然その判断が求められておりましたし、また実施が決まった段階でも議会も不採択とするのではなく、市民の声を正しく受けとめ、その要求にこたえるべき議会としての立場を明確にすべきだと考えます。よって、本請願は採択すべきであると考えるものであります。
次に、陳情第二十七
号農業農村整備事業に関する
意見書提出方についての陳情について、これは反対の立場で意見を述べます。今議会では農業問題が大きな焦点の一つとなりました。
WTO協定の
国会批准という事態を受けて、二つの
意見書案が
議員提案で提出をされております。本陳情書を読む限りでは、国に上げるべき要求が何なのか明記されておりませんが、添付された要望書の内容がその
要望事項と判断した上で検討させていただくならば、まず第一に国の新
農政プランを基本目標としてその推進を求めている点で、私たちは賛同しかねるわけであります。新
農政プランは
国内農家の九割を切り捨て、大
規模農家を育成するというものであり、家族経営で成り立ってきた
日本農業に、
壊滅的打撃を与えることは避けられません。日本の農業を守る立場からは、到底容認できるものではありません。
さらに、
具体的要望事項の二項では、
ウルグアイ・ラウンド農業合意関連対策の確実な実施がうたわれております。
ウルグアイ・ラウンド合意、つまり
WTO協定受け入れが前提となって、その
完全実施を求めているわけです。しかし、
WTO協定が
農業分野に及ぼす影響は、米の自由化だけにとどまらず、
自由競争経済の原則に立ち
農業補助金は認めない、当然その結果
各種価格保障も認めないという内容を含む点で重大であります。
WTO協定を認めるということは、
農業補助金も要らないということと同じなのです。ですから、
WTO協定を認め
農業補助の充実を求めるというのは、論理的に矛盾するわけであります。私たちは
農業補助は
日本農業の育成にとっては不可欠と考えるものであり、その点でも
WTO協定の改定なしには、
農業振興はあり得ないと考えるものであります。
自由競争の名のもとに、
アメリカ等の百ヘクタール規模の農家との競争にさらされるわけで、十ヘクタール規模の農家を育成するといっても、とても太刀打ちできるものではなく、
日本農業が全滅しかねない危機をはらむものであります。
しかも
関連対策の
完全実施といっても、政府が考えている六兆百億円のうちその半分は
建設事業であり、直接的に
農家救済にはつながらないのであります。私たちは
WTO協定第十条の改正条項に基づき、日本の主権と農業を守る立場から、
日本政府がWTOに改正を求めていくことこそ、
日本農業の真の再建の道であることを、そしてそれ以外に
日本農業を守る道はないということを主張するものであります。よって、本陳情には反対を表明するとともに、この
陳情採択に基づいて提出される予定の
意見書案についても、反対を表明するものであります。
最後に、陳情第三十
号乳幼児医療費助成制度の拡充を求める陳情について申し上げます。この陳情は、この制度の
対象年齢の
引き上げと
現物給付の実施を求めるものであります。現在の本制度の
対象年齢は三歳未満児、つまり二歳児までとなっており、県内他市町村の
実施状況と比較しても、その
対象年齢は低い部類に属しており、
疾病罹患率の高い就学前までの
年齢引き上げは、当然の要求であります。また、
現物給付については、現在国保のゼロ歳児のみの実施でありますが、これを当面国保で
全面実施を、また
社会保険についても検討を求めるものであります。今議会では当局は国保について、実施について検討中との答弁を行っていたにもかかわらず、議会がこれを不採択とすることは、当局の手を縛り、市民の要求にも背を向けるものであり、厳しく糾弾されなければならないと思います。
以上の理由から、本陳情は採択すべきであることを申し上げまして、私の討論を終わります。
○議長(
二階堂幸治君) 以上で討論は終結いたしました。
これより採決を行います。
お諮りいたします。議案第百十号平成六年度福島市
一般会計補正予算、議案第百三十四
号議会議員の報酬等に関する条例の一部を改正する
条例制定の件につきましては、ただいまの
委員長報告のとおり、いずれも原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
【
賛成者起立】
○議長(
二階堂幸治君) 起立多数。よって、議案第百十号、議案第百三十四号につきましては、いずれも原案のとおり可決されました。
続いてお諮りいたします。
議案第百十一号、議案第百十二号、議案第百十四号ないし第百三十三号、議案第百三十五号ないし第百三十八号につきましては、ただいまの
委員長報告のとおり、いずれも原案または専決のとおり可決あるいは承認することにご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
二階堂幸治君) ご異議がございませんので、議案第百十一号、議案第百十二号、議案第百十四号ないし第百三十三号、議案百三十五号ないし第百三十八号につきましては、いずれも原案または専決のとおり可決あるいは承認されました。
続いてお諮りいたします。
議案第百十三号決算認定の件につきましては、ただいまの
委員長報告のとおり、すなわち閉会中においてもなお継続して審査することにご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
二階堂幸治君) ご異議がございませんので、議案第百十三号につきましては、閉会中においてもなお継続して審査することに決しました。
続いてお諮りいたします。
農業農村整備事業に関する
意見書提出方についての陳情は、ただいまの
委員長報告のとおり、すなわち採択することに賛成の方の起立を求めます。
【
賛成者起立】
○議長(
二階堂幸治君) 起立多数。よって、当該陳情は採択と決定いたしました。
続いてお諮りいたします。
消費税の
税率引き上げ反対と消費税の
食料品非課税を求める
意見書提出方についての請願、
入院給食費自己負担分の助成についての請願、
乳幼児医療費助成制度の拡充についての陳情は、いずれもただいまの
委員長報告のとおり、すなわち不採択することに賛成の方の起立を求めます。
【
賛成者起立】
○議長(
二階堂幸治君) 起立多数。よって、当該請願及び陳情は、いずれも不採択と決定いたしました。
続いてお諮りいたします。
ただいま決定した請願及び陳情を除く議長報告第十四号、第十五号及び前会より
継続審査中の各請願・陳情は、ただいまの
委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
二階堂幸治君) ご異議がございませんので、ただいま決定した請願・陳情を除く議長報告第十四号、第十五号及び前会より
継続審査中の各請願・陳情は、
委員長報告のとおり決しました。
ただいま市長から追加議案の提出がありました。議案はさきにお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。
日程に従い議案第百四十号を議題といたします。
市長の提案理由の説明を求めます。
◎市長(
吉田修一君) 議長、市長。
○議長(
二階堂幸治君) 市長。
【市長(
吉田修一君)登壇】
◎市長(
吉田修一君) 追加議案について申し上げます。議案第百四十号
人権擁護委員候補者推薦の件は、本市の区域における委員のうち、今井吉之委員、丹治マサ委員、西坂金助委員及び佐藤紀恵委員が平成七年三月十五日任期満了になりますので、後任委員候補者として今井吉之氏、丹治マサ氏、佐藤紀恵氏及び星寛治氏を適任と認め、法務大臣に推薦を行うものであります。
よろしくご審議の上、ご同意を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
二階堂幸治君) 議案第百四十号につきましては、質疑、委員会付託、討論をそれぞれ省略し、直ちに採決することにいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
二階堂幸治君) ご異議がございませんので、質疑、委員会付託、討論をそれぞれ省略し、直ちに採決することに決しました。
これより採決を行います。
お諮りいたします。議案第百四十号
人権擁護委員候補者推薦の件につきましては、原案のとおり同意することにご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
二階堂幸治君) ご異議がございませんので、議案第百四十号につきましては、原案のとおり同意することに決しました。
ただいま議員から追加議案の提出がありました。議案はさきにお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。
追加議案第百四十一号ないし第百四十五号を日程に追加し、一括して直ちに議題とすることにいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
二階堂幸治君) ご異議がございませんので、追加議案を日程に追加し一括して直ちに議題とすることに決しました。
議案第百四十一号ないし第百四十五号を一括して議題といたします。
議案第百四十一号ないし第百四十五号につきましては議員提出でありますので、説明、質疑、委員会付託、討論をそれぞれ省略し、直ちに採決することにいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
二階堂幸治君) ご異議がございませんので、説明、質疑、委員会付託、討論をそれぞれ省略し、直ちに採決することに決しました。
これより採決を行います。
お諮りいたします。議案第百四十三号
農業農村整備事業促進に関する意見書につきましては、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
【
賛成者起立】
○議長(
二階堂幸治君) 起立多数。よって、議案第百四十三号は原案のとおり可決されました。
───────────────────────────────────────
議案第百四十三号
農業農村整備事業促進に関する意見書
農業農村整備事業は、生産性向上のための生産基盤整備、快適で住みよいまちづくりのための農村整備、農業用施設の保全整備等を行うとともに、併せて農村社会の振興と国土及び自然環境の保全に多大な役割を果してきた。
現在の農業農村の諸情勢は、高齢化の進行、担い手不足等多くの問題を抱え、極めて厳しい状況にあり、この現状を切り開き、活力ある農村社会を築くためには、農業農村地域の果たすべき重要な役割について、国民的理解と支援を得ることと、次の世代を担う若者達が希望をもって営農に取り組み、他産業並みの所得水準の確保と労働時間を実現することは、緊急かつ最も重要な課題である。
したがって、二十一世紀に向けて国が定めた「新しい食料・農業・農村政策の方向」を基本目標として
農業農村整備事業を計画的、積極的により一層推進することと、ガット・ウルグアイ・ラウンド農業合意に対する関連支援対策費の確保を市民の切なる要望として、左記について強く要請する。
記
一、
農業農村整備事業平成七年度予算の満額確保と加速的推進
二、
ウルグアイ・ラウンド農業合意関連対策の確実な実施
三、土地改良区対策の充実及び土地改良施設の管理体制の再編強化
右、
地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出する。
平成 年 月 日
福島市議会議長
二階堂幸治
内閣総理大臣
大蔵大臣
あて
農林水産大臣
自治大臣
右、提案する。
平成六年十二月二十一日
───────────────────────────────────────
○議長(
二階堂幸治君) 続いてお諮りいたします。
議案第百四十一号
保育制度の堅持・充実を求める意見書、議案第百四十二号
農業再建に関する意見書、議案第百四十四号「いじめ」の根絶に関する決議、議案第百四十五号
東北本線「松川駅」の終日有人化を求める陳情につきましては、いずれも原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
二階堂幸治君) ご異議がございませんので、議案第百四十一号、議案第百四十二号、議案第百四十四号、議案第百四十五号はいずれも原案のとおり可決されました。
───────────────────────────────────────
議案第百四十一号
保育制度の堅持・充実を求める意見書
社会経済環境の変化に伴い、核家族化や女性の社会進出が進む中、児童福祉施設として保育所が果たしてきた役割は大きなものがある。
しかし、政府は、児童福祉法の見直しと国庫負担制度の縮小を検討していると仄聞している。これは、地方への負担転嫁にとどまちず、児童福祉の低下につながるものと憂慮される。
よって、政府は、児童福祉法に基づく
保育制度を堅持されるとともに、福祉人材の確保・充実を進め、措置費国庫負担制度のより一層の充実を図られるよう強く要望する。
右、
地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出する。
平成 年 月 日
福島市議会議長
二階堂幸治
内閣総理大臣
大蔵大臣
あて
厚生大臣
自治大臣
右、提案する。
平成六年十二月二十一日
───────────────────────────────────────
議案第百四十二号
農業再建に関する意見書
昨年十二月、政府はガットのウルグアイ・ラウンド交渉の農業合意を受け入れ、コメの部分開放、その他の農畜産物の関税化などを決定したが、この最終合意案の受け入れに当たって政府は、「国内対策に万全を期す」ことを言明している。
本県は、我が国の主要な食糧・林業基地であり、最終合意の受け入れによって、農林業家の営農や経済に甚大な影響を及ぼし、地域経済・社会に深刻な影響を与えることは許されない。
よって政府は、農林業再建のための政策を充実強化するよう左記の項目について要請する。
記
一、ガット国内対策の充実、とりわけ従来の農林水産省予算と別枠での予算処置、またこれとは別に、地方自治体への特別交付金を交付すること。
二、食糧の安定・安全体制の確立、とりわけ国内外産を問わず国の責任を明確にすること。
三、条件不利地域の農林業振興、定住化対策を確立すること。とりわけ中山間地域など条件不利地域の総合的な活性化対策支援のため、市町村へ一定の交付金を交付すること。
四、農林業生産基盤の整備と担い手対策を確立すること。とりわけ生産基盤事業では、農業者の負担軽減を図るため、基幹事業は全額国庫負担とすること。また、担い手育成のために総合的助成制度の確立を図ること。
五、森林・林業・林産業の振興対策を確立すること。
右、
地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出する。
平成 年 月 日
福島市議会議長
二階堂幸治
内閣総理
大臣大蔵大臣
あて
農林水産大臣
自治大臣
右、提案する。
平成六年十二月二十一日
───────────────────────────────────────
議案第百四十四号
「いじめ」の根絶に関する決議
「いじめ」問題は、全国的に大きな衝撃と波紋を呼んでいる。
いま社会に求められている最大の課題は、「生命の尊厳の重要性」を全市民が一致して深く認識することであり、「児童の人権の尊重」を改めて確認することである。
いじめは、学校・家庭・社会が総合的に取り組む問題であり、教師・子供・父母間相互の信頼関係を基本に、地域社会との連携のもと、いじめのない伸び伸びした環境づくりを目指し、それぞれが、不断の努力をしていかなければならない。
わが市は、認識も新たに、いじめの根絶を期し、その実現に向け取り組むことを宣言する。
右、決議する。
平成六年十二月二十一日
福島市議会
右、提案する。
平成六年十二月二十一日
───────────────────────────────────────
議案第百四十五号
東北本線「松川駅」の終日有人化を求める陳情
貴社においては、平成六年十二月三日以降、
東北本線松川駅を午後七時十分から翌日の午前七時十分まで無人化されました。
松川駅は、本市松川地区や飯野町、川俣町への玄関口として通勤、通学はもとより、日常生活に切り離すことのできない駅となっており、駅の荒廃や利用者の安全確保、さらには、青少年非行防止等のことから松川駅の終日有人化が望まれます。
よって、早急に松川駅の営業形態を改善され、終日有人化を図られますよう要望いたします。
平成 年 月 旧
福島市議会議長
二階堂幸治
東日本旅客鉄道株式会社
東北地域本社長 高松良晴 あて
右、提案する。
平成六年十二月二十一日
───────────────────────────────────────
○議長(
二階堂幸治君) 日程に従い、これより
福島地方広域行政事務組合議会議員の選挙を行います。
これより当該事務組合規約第六条の規定により、四名を選挙するものであります。これが選挙の方法は指名推選によることとし、その指名は議長に一任願いたいと思いますが、ご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
二階堂幸治君) ご異議がございませんので、選挙の方法は指名推選によることとし、その指名は議長一任と決しました。
直ちに指名いたします。
福島地方広域行政事務組合議会議員に十一番
塩谷憲一君、二十六番
二階堂匡一朗君、二十八番
木村六朗君、三十六番本田新松君を指名いたします。
ただいま指名いたしました四君を当選人と決定してご異議ございませんか。
【異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
二階堂幸治君) ご異議がございませんので、ただいま指名いたしました四君が
福島地方広域行政事務組合議会議員に当選されました。
会議規則第三十二条第二項の規定により、四君に当選の告知をいたします。
以上で本定例会の日程は全部終了いたしました。本定例会はこれをもって閉会いたします。
午後二時五十一分 閉会
決算特別委員会委員一覧
●委員長 ◯副委員長
二十八番 ●
木村六朗 三番 ◯
鈴木好広 二番 山岸清 六番
高橋信一
九番
伊東忠三 十二番
誉田義郎 十六番 斎藤茂 二十二番
加藤彦太郎
二十四番
横山俊邦 二十五番
阿部知平 三十九番 遠藤一 四十番
渡辺清隆
請願審議結果
1
請願 消費
税率引き上げ反対と消費税の
食料品非課税を求める
意見書提出方について
請願者 福島市渡利字中江町六六 悪政反撃諸要求実現総行動 福島地区実行委員会 代表 渡辺衛
紹介議員
宮本シツイ
受理年月日 6・3・9
付託委員会 総務
結果 不採択
2
請願
入院給食費自己負担分の助成について
請願者 福島市渡利字中江町六六 福島医療生活協同組合 理事長 佐藤正
紹介議員
宮本シツイ
受理年月日 6・9・12
付託委員会 文教福祉