福島市議会 1991-06-21
平成 3年 6月定例会−06月21日-06号
【
書記議案朗読】
○
議長(
桜田栄一君)
議案第六十五号ないし第六十七号につきましては
議員提出でありますので、説明、質疑、
委員会付託、討論をそれぞれ省略し、直ちに採決することにいたしたいと思いますが、ご
異議ございませんか。
【「
異議なし」と呼ぶ者あり】
○
議長(
桜田栄一君) ご
異議ございませんので、説明、質疑、
委員会付託、討論をそれぞれ省略し、直ちに採決することに決しました。
これにより採決を行います。
お諮りいたします。
議案第六十五号第八次
治水事業五箇年計画における大幅な
事業費の確保に関する
意見書、
議案第六十六
号看護婦の
確保対策に関する
意見書、
議案第六十七
号コメ市場開放阻止に関する
意見書につきましては、いずれも
原案のとおり可決することにご
異議ございませんか。
【「
異議なし」と呼ぶ者あり】
○
議長(
桜田栄一君) ご
異議ございませんので、
議案第六十五号ないし第六十七号は、いずれも
原案のとおり可決されました。
─────────────────────────────────────────────
議案第六十五号
第八次
治水事業五箇年計画における大幅な
事業費の確保に関する
意見書
治水事業は、国土を保全し、水害や
土砂害、
渇水被害の防止をはかり、活力ある
経済社会と安全で快適な
国民生活を実現するための
生活基盤の中で最も優先的に整備すべき
根幹的事業である。
特に、本市の
治水施設の
整備状況は、今日、依然として低い水準にあり、これまで昭和六十一年八月の台風十号、
平成元年八月の台風十三号による被害を始めとして幾度となく大災害が発生し、甚大な被害を被り、多大な財産が失われている。
また、都市化の進展により、河川流域内の土地利用形態が著しく変化する中で、河川が氾濫した場合には、多大の被害をもたらすことが懸念されている。
このため、河川の治水安全度の確保の緊急性がますます増大しており、
治水事業を緊急的かつ計画的に実施する必要がある。
よって、政府におかれては、平成四年度を初年度とする第八
治水事業五箇年計画を策定し、積極的な投資規模を確保され、安全で活力ある国土基盤の形成、社会経済の発展に向けての水資源開発、潤いとふれあいのある水辺環境の形成等の
治水事業を強力に推進されるよう強く要望する。
右、
地方自治法第九十九条第二項の規定により
意見書を
提出する。
平成 年 月 日
福島市議会
議長 桜田栄一
内閣総理大臣
大蔵大臣
建設大臣 あて
自治大臣
経済企画庁長官
国土庁長官
右、提案する。
平成三年六月二十一日
─────────────────────────────────────────────
議案第六十六号
看護婦の
確保対策に関する
意見書
近年の人口の高齢化や疾病構造の変化に伴い、それに対応する医療内容が高度化、専門化する等、
看護婦の業務内容も著しく複雑化、高度化しており、さらに、国民の健康に対する意識の深まりもあって、その対応についても多様化している現状にある。
よって、
看護婦の確保について、左記のとおり具体的な対策を早急に講じられるよう強く要望する。
一、看護学校等、
看護婦養成施設を増設し、入学定員を拡大するとともに、修学援助のための施策の充実を行うこと。
一、複数夜勤体制の実施など、夜間勤務体制の大幅な改善、週休二日制の実現等、労働条件の改善及び院内保育所施設への助成拡大など、働きやすい職場としての条件を整備すること。
一、看護基準の改善、二・八制度の完全実施や週休二日制などを見込んだ
看護婦必要数を算定し、且つ、
看護婦養成力の拡大を含めた看護職員需給計画を策定、実施すること。
一、看護料を適正に評価し、その改善を早急に行うこと。
右、
地方自治法第九十九条第二項の規定により
意見書を
提出する。
平成 年 月 日
福島市議会
議長 桜田栄一
内閣総理大臣 あて
厚生大臣
右、提案する。
平成三年六月二十一日
─────────────────────────────────────────────
議案第六十七号
米市場開放阻止に関する
意見書
米市場開放をめぐる諸情勢は、今年秋のガット・ウルグアイラウンドの最終合意に向け、一段と緊迫化している。
しかるに、最近の新聞報道等によれば、国会並びに財界の一部からの相次ぐ「部分開放容認発言」に稲作農家の苛立ちと先行き不安感は極度に高まってきており、誠に遺憾とするところである。
部分開放が全面開放の第一歩となることは、牛肉・オレンジの例を引くまでもなく、これまでの貿易交渉の歴史の常であり、国民に対する食料の安定供給、国土保全、地方経済の健全発展等に深刻な影響を及ぼすことが憂慮される。
よって政府は、先進国中最低の食料自給率の現状と三度にわたる国会決議を踏まえて、米の国内完全自給方針を堅持し、部分といえども市場開放することのないよう強く要請する。
右、
地方自治法第九十九条第二項の規定により
意見書を
提出する。
平成 年 月 日
福島市議会
議長 桜田栄一
内閣総理大臣
農林水産大臣 あて
外務大臣
右、提案する。
平成三年六月二十一日
─────────────────────────────────────────────
○
議長(
桜田栄一君) 次に、
日程に従い議会運営
委員の選任を行います。
議会運営
委員の選任は、
委員会条例第八条第一項の規定により、
議長が
会議に図って指名されることになっております。
お諮りいたします。
議会運営
委員の選任については、お手元に配付の名簿のとおり指名いたしたいと思いますが、ご
異議ございませんか。
【「
異議なし」と呼ぶ者あり】
○
議長(
桜田栄一君) ご
異議ございませんので、議会運営
委員はお手元に配付の名簿のとおり選任することに決しました。
議会運営
委員会は、正副
委員長の互選を行い、
議長手元まで
報告を願います。
引き続き
日程に従い、計画的な土地利用を促進し快適な都市環境を整備するための諸施策について調査するため、
委員十三名をもって構成する
都市環境整備対策調査特別委員会を、長寿・福祉社会を実現するための諸施策について調査するため、
委員十二名をもって構成する
高齢化社会対策調査特別委員会をそれぞれ設置し、おのおのに
付託の上、調査終了時まで閉会中においてもなお継続して調査することにいたしたいと思いますが、ご
異議ございませんか。
【「
異議なし」と呼ぶ者あり】
○
議長(
桜田栄一君) ご
異議ございませんので、計画的な土地利用を促進し快適な都市環境を整備するための諸施策について調査するため、
委員十三名をもって構成する
都市環境整備対策調査特別委員会を、長寿・福祉社会を実現するための諸施策について調査するため、
委員十二名をもって構成する
高齢化社会対策調査特別委員会をそれぞれ設置し、おのおのに
付託の上調査終了時まで閉会中においてもなお継続して調査することに決しました。
そういたしまして、これが
委員の選任は、
委員会条例第八条第一項の規定により、
議長が
会議に諮って指名することになっております。
お諮りいたします。
都市環境整備対策調査特別
委員及び高齢化社会対策調査特別
委員の選任については、お手元に配付の名簿のとおりそれぞれ指名いたしたいと思いますが、ご
異議ございませんか。
【「
異議なし」と呼ぶ者あり】
○
議長(
桜田栄一君) ご
異議ございませんので、各特別
委員はお手元に配付の名簿のとおりそれぞれ選任することに決しました。
各特別
委員会は、正副
委員長の互選を行い
議長手元まで
報告を願います。
議会運営
委員会、各特別
委員会開会のため暫時休憩いたします。
午後三時四十七分 休 憩
─────────────────────────────────────────────
午後四時二十八分 再 開
○
議長(
桜田栄一君) 休憩前に引き続き
会議を開きます。
この際、時間の延長をいたします。
暫時休憩いたします。
午後四時二十八分 休 憩
─────────────────────────────────────────────
午後五時四十分 再 開
○
議長(
桜田栄一君) 休憩前に引き続き
会議を開きます。
さきに開会の議会運営
委員会並びに各特別
委員会におきまして、それぞれ正副
委員長互選の結果、議会運営
委員長に三十三番斎藤清君、同副
委員長に十五番
誉田義郎君、都市環境整備対策調査特別
委員長に十七番
甚野源次郎君、同副
委員長に十九番
阿部保衛君、高齢化社会対策調査特別
委員長に三十五番
中村富治君、同副
委員長に十六番斎藤茂君がそれぞれ選任された旨、
議長手元まで
報告がありました。
次に、
日程に従い
所管事務調査の件を議題といたします。
各常任
委員長、議会運営
委員長から、お手元に配付いたしました所管事務継続調査表のとおり調査を行いたいとの申し出があります。
お諮りいたします。
本件は、各
委員長の申し出のとおり決することにご
異議ございませんか。
【「
異議なし」と呼ぶ者あり】
○
議長(
桜田栄一君) ご
異議ございませんので、本件は各
委員長の申し出のとおり決しました。
次に、
日程に従い
組合議会議員の選挙を行います。
これは
福島地方水道用水供給企業団議会議員のうち前任者の辞職により生じた欠員一名について、当該企業団規約第五条第四項の規定により、後任議員を選挙するものであります。これが選挙の方法は指名推選によることとし、その指名は
議長に一任願いたいと思いますが、ご
異議ございませんか。
【「
異議なし」という者あり】
○
議長(
桜田栄一君) ご
異議ございませんので、選挙の方法は指名推選によることとし、その指名は
議長一任と決しました。
直ちに指名いたします。
福島地方水道用水供給企業団議会議員に三十二番
二階堂幸治君を指名いたします。
ただいま指名いたしました三十二番
二階堂幸治君を当選人と決定してご
異議ございませんか。
【「
異議なし」と呼ぶ者あり】
○
議長(
桜田栄一君) ご
異議ございませんので、ただいま指名いたしました三十二番
二階堂幸治君が
福島地方水道用水供給企業団議会議員に当選されました。
会議規則第三十二条第二項の規定により、同君に告知いたします。
市長から
議長あて
各種委員の推薦方依頼がありました。
日程に従いこれが推薦を行います。
そういたしまして、これが推選の方法は
議長指名で行いたいと思いますが、ご
異議ございませんか。
【「
異議なし」と呼ぶ者あり】
○
議長(
桜田栄一君) ご
異議ございませんので、推選の方法は
議長指名と決しました。
直ちに指名いたします。
各種委員につきましては、お手元に配付の
印刷物のとおり指名いたします。
ただいま文書をもって三十番
宮本シツイ君から議員の辞職勧告決議に関する動議の
提出があり、所定の賛成者がありますので動議は成立いたしました。
動議はお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。
日程に従い動議を議題といたします。
◆二十番(
加藤雅美君)
議長、二十番、議事進行。
○
議長(
桜田栄一君) 二十番。
◆二十番(
加藤雅美君) 私ども日本社会党市議団、公明党市議団、民社党市議団は学歴を許称しながら選挙に臨み、市民に対して虚偽の訴えをしたことはあってはならない、そういうふうに考えております。さらにこのことが報道されたことによって、市民から議会及び議員に対して多くの不信感を惹起しました。市民とともに議会に対し迷惑をかけた道義的責任を自覚し、みずから辞任すべきものと考えます。
議員の身分に関する出所進退は、判事罰を受けるような場合以外は、有権者及び支持者に対して責任を負うものであり、他の議員がそれを強要すべきではないと考えます。辞職勧告決
議案は機関意思の決定であり強制力を持たないということになっております。こうした事案を採決によって決することは、今後に大きな影響を及ぼすことを懸念するものであります。当該議員は、現在手術後の病気療用中であり
議長に対して病気中もしかるべき人々と相談の上、身の処し方を決めるので時間をいただきたい。そのように申し入れをしておるわけでございます。私たちは本人のしかるべき決断を期待しながらも、これらの推移を注意深く見守る必要があると判断をし、本決
議案の審議には加わることができないことを申し述べ、退席しなければならないことを、議事進行として申し上げたいと思います。
◆三十二番(
二階堂幸治君)
議長、議事進行、三十二番。
○
議長(
桜田栄一君) 三十二番。
◆三十二番(
二階堂幸治君) ただいま
宮本シツイ議員より
提出されました議員の辞職勧告に関する決
議案につきまして、
地方自治法第百十二条の議会の議決すべき事件には該当せず、また、機関意思としての議決であっても適当ではないという行政実例があります。さらには本決
議案中公選法二百三十五条にも触れる問題でもあるという文言についても、議会が司法の判断のないままでこのような事件を審議することは重大な問題を残すものと憂慮されます。いずれにしてもこのような学歴の詐称は許されることではないが、これら個々の議員の辞職のようなものは、最終的では本人の良識によって決定されることであり、他の議員が関与すべきものではありません。議員の多数により個々の議員の辞職を事実上強制しようとするような辞職勧告は、一種の多数決原理の乱用と言いかねない問題であると思量いたすものであります。かかる観点から私は、この動議に対する態度を、採決により明らかにしたいと思います。
以上です。
○
議長(
桜田栄一君) この際お諮りいたします。
本動議につきましては、説明、質疑、
委員会付託、討論をそれぞれ省略し直ちに採決することにいたしたいと思いますが、ご
異議ございませんか。
【「
異議なし」と呼ぶ者あり】
○
議長(
桜田栄一君) ご
異議ございませんので、説明、質疑、
委員会付託、討論をそれぞれ省略し、直ちに採決することに決しました。
これより採決を行います。
採決の方法は無記名投票により行います。
議場の閉鎖を命じます。
【議場閉鎖】
○
議長(
桜田栄一君) ただいまの
出席議員数は二十五名であります。
投票用紙を配付いたさせます。
【投票用紙配付】
○
議長(
桜田栄一君) 投票用紙の配付漏れはございませんか。
【「なし」と呼ぶ者あり】
○
議長(
桜田栄一君) 配付漏れなして認めます。
投票箱の点検をさせます。
【投票箱点検】
○
議長(
桜田栄一君) 異状なしと認めます。
念のため申し上げますが、本動議を可とする方は賛成と、否とする方は反対と記載の上投票願います。
なお、重ねて申し上げますが、
会議規則第七十三条第二項の規定により、投票中賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票は否とみなします。
順次投票願います。
【投 票】
○
議長(
桜田栄一君) 投票漏れはございませんか。
【「なし」と呼ぶ者あり】
○
議長(
桜田栄一君) 投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
議場の閉鎖を解きます。
【議場開鎖】
○
議長(
桜田栄一君) これより開票を行います。
会議規則第三十一条第二項の規定により、開票立会人に十一番
丹治仁志君、三十四番
阿部儀平君を指名いたします。
立合人の開票立ち合いを求めます。
【開 票】
○
議長(
桜田栄一君) 投票の結果を
報告いたします。
投票総数二十五票、これは先ほどの
出席議員数に符合しております。
投票中、賛成三票、反対二十二票。
以上のとおり賛成が少数であります。よって本動議は否決されました。
さきの
各種委員の推薦中、期日が二・六・二一となっておりますが、三・六・二一に訂正をいたします。
以上で本
定例会の
日程は全部終了いたしました。本
定例会はこれをもって閉会をいたします。
午後五時五十七分 閉 会
(六月
定例会)
各 種 委 員 の 推 薦 一 覧
┌───────────────┬────┬───────┬────┬───────────┐
│ 委 員 会 等 名 称 │議席番号│ 議 員 名 │ 任期 │ 備 考 │
├───────────────┼────┼───────┼────┼───────────┤
│市民
消費生活を守る
対策会議委員│ 十四番│塩 谷 憲 一│前任者の│ │
│ │ │ │残任期間│ │
├───────────────┼────┼───────┼────┼───────────┤
│
都市計画審議会委員 │二十四番│阿 部 知 平│前任者の│ │
│ │ │ │残任期間│ │
└───────────────┴────┴───────┴────┴───────────┘
(3・6・21)
請 願 審 議 結 果
┌─┬────────┬──────────────┬─────┬────┬────┬───┐
│番│ 請 願 要 旨 │ 請 願 者 住 所 氏 名 │ 紹介議員 │受 理│付 託│結 果│
│号│ │ │ │年 月 日│委 員 会│ │
├─┼────────┼──────────────┼─────┼────┼────┼───┤
│ │ │
福島市北矢野目字館五十三の六│ │ │ │ │
│ │コメの輸入自由化│(
福島県農民連内) │ │ │ │ │
│1│阻止等を求める意│コメの輸入自由化をやめ、食 │渡辺 清隆│3・6・13│経済民生│採 択│
│ │見書
提出方につい│糧の安全と豊かな
学校給食を │ │ │ │ │
│ │て │求める国民署名
福島県推進委 │ │ │ │ │
│ │ │員会 会長 伊藤 正志 │ │ │ │ │
├─┼────────┼──────────────┼─────┼────┼────┼───┤
│ │国保
税条例改正反│
福島市舟場町三−二十六 │ │ │ │ │
│2│対について │国保税の値下げと制度改善を │渡辺 清隆│3・6・13│文教福祉│不採択│
│ │ │求める
福島地区共闘
会議 │ │ │ │ │
│ │ │ 代表 安田 稲子 │ │ │ │ │
└─┴────────┴──────────────┴─────┴────┴────┴───┘
陳 情 審 議 結 果
┌─┬────────────┬─────────────┬────┬────┬──────┐
│番│ 陳 情 要 旨 │ 陳 情 者 住 所 氏 名 │受 理│付 託│ 結 果 │
│号│ │ │年 月 日│委 員 会│ │
├─┼────────────┼─────────────┼────┼────┼──────┤
│ │ │
福島市宮下町一−二十 │ │ │一部採択(米│
│ │
生産者米価引き上げ・コメ│(県労農会館内) │ │ │市場開放阻止│
│1│市場開放阻止に関する
意見│全日本農民組合
福島市協議会│3・6・13│経済民生│に係る部分)│
│ │書
提出について │
議長 末永 武雄 │ │ │残余について│
│ │ │ │ │ │は継続 │
└─┴────────────┴─────────────┴────┴────┴──────┘
右
会議の次第を記載し、その相違ないことを証明するためここに署名する。
福島市議会
議長
副
議長
議員
議員...