福島県議会 2021-10-08
10月08日-委員長報告~閉会-06号
令和 3年 9月 定例会令和3年10月8日(金曜日) 午後1時1分開議 午後5時51分閉会議 事 日 程 午後1時開議 1、日程第1
知事提出議案第1号から第43号まで並びに
議員提出議案 第100号から第109号まで及び前回より継続審査中の議員 提出議案並びに
議長提出報告第3号及び前回より継続審 査中の各請願 1 委員長報告 2 討 論 3 採 決 2、日程第2 避難地域復興・創生等対策について 1 委員長報告 2 採 決 3、日程第3 災害に強い県づくりについて 1 委員長報告 2 採 決 4、日程第4 少子高齢化・人口減少対策について 1 委員長報告 2 採 決 5、日程第5 各常任委員、委員長及び副委員長の選任 6、日程第6
議会運営委員、委員長及び副委員長の選任 7、閉 会本日の会議に付した事件 1、
議長提出報告第4号及び第5号 2、
知事提出議案第1号から第13号まで、第15号から第36号まで 及び第43号並びに
議員提出議案第100号から第109号まで及び 前回より継続審査中の
議員提出議案並びに
議長提出報告第3 号及び前回より継続審査中の各請願 1 委員長報告 2 討 論 3 採 決 4 継続審査・調査付議 3、
知事提出議案第14号 1 委員長報告 2 討 論 3 採 決 4、
知事提出議案第37号から第42号まで 1
委員長中間報告 2 継続審査付議 5、
議会運営委員会の継続調査付議 6、避難地域復興・創生等対策について 1 委員長報告 2 採 決 7、災害に強い県づくりについて 1 委員長報告 2 採 決 8、少子高齢化・人口減少対策について 1 委員長報告 2 採 決 9、各常任委員、委員長及び副委員長の選任10、
議会運営委員、委員長及び副委員長の選任11、
知事提出議案第44号及び第45号 1 知事説明 2 採 決12、議員派遣の件13、議長の辞職許可14、議長選挙15、常任委員の選任16、副議長の辞職許可17、副議長選挙18、閉 会出 席 議 員 1番 山 内 長 君 2番 渡 辺 康 平 君 3番 鈴 木 優 樹 君 4番 太 田 光 秋 君 5番 渡 邊 哲 也 君 6番 江 花 圭 司 君 7番 水 野 透 君 8番 真 山 祐 一 君 9番 三 村 博 隆 君 10番 荒 秀 一 君 11番 橋 本 徹 君 12番 大 場 秀 樹 君 13番 大 橋 沙 織 君 14番 山 口 信 雄 君 15番 佐 藤 郁 雄 君 16番 佐々木 彰 君 17番 坂 本 竜太郎 君 18番 佐 藤 義 憲 君 19番 高 宮 光 敏 君 20番 宮 川 政 夫 君 21番 伊 藤 達 也 君 22番 渡 部 優 生 君 23番 三 瓶 正 栄 君 24番 椎 根 健 雄 君 25番 佐久間 俊 男 君 26番 吉 田 英 策 君 27番 先 﨑 温 容 君 28番 鈴 木 智 君 29番 佐 藤 雅 裕 君 30番 遊 佐 久 男 君 31番 星 公 正 君 32番 山 田 平四郎 君 33番 矢 吹 貢 一 君 34番 安 部 泰 男 君 35番 紺 野 長 人 君 36番 円 谷 健 市 君 37番 髙 野 光 二 君 38番 宮 本 しづえ 君 39番 宮 川 えみ子 君 40番 小 林 昭 一 君 41番 佐 藤 政 隆 君 42番 長 尾 トモ子 君 43番 西 山 尚 利 君 44番 渡 辺 義 信 君 45番 今 井 久 敏 君 46番 古 市 三 久 君 47番 高 橋 秀 樹 君 48番 宮 下 雅 志 君 49番 神 山 悦 子 君 51番 吉 田 栄 光 君 52番 満 山 喜 一 君 53番 佐 藤 憲 保 君 54番 青 木 稔 君 55番 亀 岡 義 尚 君 56番 宗 方 保 君 57番 西 丸 武 進 君 58番 瓜 生 信一郎 君説明のため出席した者 県 知 事 内 堀 雅 雄 君 副 知 事 鈴 木 正 晃 君 副 知 事 井 出 孝 利 君 総 務 部 長 戸 田 光 昭 君 危 機 管理部長 大 島 幸 一 君 企 画 調整部長 橘 清 司 君 生 活 環境部長 渡 辺 仁 君 保 健 福祉部長 伊 藤 剛 君 商 工 労働部長 安 齋 浩 記 君 農 林 水産部長 小 柴 宏 幸 君 土 木 部 長 猪 股 慶 藏 君 会 計 管 理 者 高 荒 由 幾 君 出納局長(兼) 高 荒 由 幾 君 風評・風化戦略 白 石 孝 之 君 担 当 理 事
原子力損害対策 白 石 孝 之 君 担当理事(兼) 企 画 調 整 部 守 岡 文 浩 君 避 難 地 域 復 興 局 長 企 画 調 整 部 小笠原 敦 子 君 文 化 スポーツ 局 長 保 健 福 祉 部 鈴 木 竜 次 君
こども未来局長 商 工 労 働 部 國 分 守 君 観 光 交流局長 総 務 部政策監 阿 部 俊 彦 君 知 事 公 室 長 宍 戸 陽 介 君 総 務 部 秘 書 課 長 山 内 建 史 君 総 務 課 長 貝 羽 敦 司 君 総 務 部 主 幹 髙 橋 保 明 君 企 業 局 企 業 局 長 佐々木 秀 三 君 病 院 局
病院事業管理者 阿 部 正 文 君 病 院 局 長 安 達 和 久 君 教 育 委 員 会 教 育 長 鈴 木 淳 一 君
選挙管理委員会 委 員 長 遠 藤 俊 博 君 事 務 局 長 深 谷 一 夫 君 人 事 委 員 会 委 員 長 齋 藤 記 子 君 事 務 局 長 鈴 木 勉 君 公 安 委 員 会 委 員 長 佐々木 貢 一 君 警 察 本 部 長 児 嶋 洋 平 君 労 働 委 員 会 事 務 局 長 吉 成 宣 子 君 監 査 委 員 監 査 委 員 佐 竹 浩 君 事 務 局 長 中 村 修 二 君
議会事務局職員 事 務 局 長 伊 藤 直 樹 君 事 務 局 次 長 星 貴 文 君 総 務 課 長 飛知和 好 夫 君 議 事 課 長 平 山 茂 樹 君 政 務 調査課長 熊 耳 知 徳 君 議 事 課主幹兼 菅 野 義 君 課 長 補 佐
議事課主任主査 富 塚 誠 君
議事課主任主査 武 藤 久美子 君 兼 委 員会係長 午後1時1分開議
○議長(太田光秋君) ただいま出席議員が定足数に達しております。 これより本日の会議を開きます。
△
議長提出報告第4号及び第5号
○議長(太田光秋君) この際、議長より報告第4号及び第5号、以上2件を提出いたします。 (参 照)
△
知事提出議案第1号から第13号まで、第15号から第36号まで及び第43号並びに
議員提出議案第100号から第109号まで及び前回より継続審査中の
議員提出議案並びに
議長提出報告第3号及び前回より継続審査中の各請願(委員長報告、討論、採決)
○議長(太田光秋君) 次に、
知事提出議案第1号から第13号まで、第15号から第36号まで及び第43号並びに
議員提出議案第100号から第109号まで及び前回より継続審査中の
議員提出議案並びに
議長提出報告第3号及び前回より継続審査中の各請願に対する審査報告書が各委員長より別紙配付のとおり提出になっておりますから、御報告いたします。 (
報告書別冊参照)
○議長(太田光秋君) これより日程に入ります。 日程第1、
知事提出議案第1号から第13号まで、第15号から第36号まで及び第43号並びに
議員提出議案第100号から第109号まで及び前回より継続審査中の
議員提出議案並びに
議長提出報告第3号及び前回より継続審査中の各請願を一括議題といたします。 付議議案、報告に対する各委員会の審査経過及び結果について、委員長の報告を求めます。
企画環境委員長29番佐藤雅裕君。 (29番佐藤雅裕君登壇)
◆29番(佐藤雅裕君)
企画環境委員長報告。 本委員会に付託されました
知事提出議案、
議員提出議案及び
議長提出報告の請願に対する委員会の審査経過並びに結果について御報告申し上げます。 委員会は、10月1日、4日及び7日の3日間開会、慎重に審査いたしました。 今回審査いたしました議案は、
知事提出議案第1号令和3年度福島県
一般会計補正予算(第13号)のうち本
委員会所管分、同第8
号大気汚染防止法に基づく排出基準及び
水質汚濁防止法に基づく排水基準を定める条例等の一部を改正する条例、同第9号福島県
犯罪被害者等支援条例、同第10号福島県自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例、同第33号から同第35号までの民事調停の申立てについて、
議員提出議案第100号福島県過疎・中
山間地域振興条例の一部を改正する条例、同第106
号豪雪地帯対策特別措置法の改正等を求める意見書、以上9件であります。 これが審査に当たりましては、関係当局から詳細な説明を聴取し、質疑応答を重ね、各委員から活発な意見が述べられました後、採決いたしました結果、
知事提出議案第1号のうち本
委員会所管分外3件及び
議員提出議案第100号外1件については満場一致をもって、
知事提出議案第33号外2件については多数をもって、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。詳細は、
議案審査報告書のとおりであります。 次に、請願について申し上げます。 今回審査いたしました請願は1件でありますが、慎重に審査し、採決いたしました結果、「
地球温暖化防止、「2050年までに
温室効果ガス排出実質ゼロ」への取り組みを求めることについて」は採択すべきものと決定いたしました。詳細は、
請願審査報告書のとおりであります。 なお、議会閉会中において継続調査を要する事件につきましては、別途、継続調査申出書を提出しております。 以上、御報告申し上げます。
○議長(太田光秋君)
福祉公安委員長21番伊藤達也君。 (21番伊藤達也君登壇)
◆21番(伊藤達也君)
福祉公安委員長報告。 本委員会に付託されました
知事提出議案、
議員提出議案及び
議長提出報告の請願に対する委員会の審査経過並びに結果について御報告申し上げます。 委員会は、10月1日、4日及び7日の3日間開会、慎重に審査いたしました。 今回審査いたしました議案は、
知事提出議案第1号令和3年度福島県
一般会計補正予算(第13号)のうち本
委員会所管分、同第4号令和3年度
福島県立病院事業会計補正予算(第2号)、同第11号福島県
へき地医療等医師確保修学資金貸与条例の一部を改正する条例、同第17号及び同第18
号工事請負契約について、同第43号専決処分の報告及びその承認についてのうち本
委員会所管分、
議員提出議案第107号出産育児一時金の増額を求める意見書及び前回より継続審査中の
議員提出議案第96号、以上8件であります。 これが審査に当たりましては、関係当局から詳細な説明を聴取し、質疑応答を重ね、各委員から活発な意見が述べられました後、採決いたしました結果、
知事提出議案第1号のうち本
委員会所管分外5件及び
議員提出議案第107号については、いずれも原案のとおり可決または承認すべきものと決定いたしました。 次に、請願について申し上げます。 今回審査いたしました請願は1件でありますが、慎重に審査し、採決いたしました結果、「
新型コロナウイルス陽性者は原則入院の方針を堅持し大規模な臨時医療施設の設置を求めることについて」は不採択とすべきものと決定いたしました。 なお、議会閉会中において継続審査または調査を要する事件につきましては、別途、継続審査及び継続調査申出書を提出しております。 以上、御報告申し上げます。
○議長(太田光秋君)
商労文教委員長30番遊佐久男君。 (30番遊佐久男君登壇)
◆30番(遊佐久男君)
商労文教委員長報告。 本委員会に付託されました
知事提出議案、
議員提出議案及び
議長提出報告の請願に対する委員会の審査経過並びに結果について御報告申し上げます。 委員会は、10月1日、4日及び7日の3日間開会、慎重に審査いたしました。 今回審査いたしました議案は、
知事提出議案第1号令和3年度福島県
一般会計補正予算(第13号)のうち本
委員会所管分、同第3号令和3年度福島県
奨学資金貸付金特別会計補正予算(第1号)、同第5号福島県
新型コロナウイルス対策特別資金基金条例の一部を改正する条例、同第29
号工事請負契約の一部変更について、同第43号専決処分の報告及びその承認についてのうち本
委員会所管分、前回より継続審査中の
議員提出議案第97号、以上6件であります。 これが審査に当たりましては、関係当局から詳細な説明を聴取し、質疑応答を重ね、各委員から活発な意見が述べられました後、採決いたしました結果、
知事提出議案第1号のうち本
委員会所管分外4件については、可決または承認すべきものと決定いたしました。 次に、請願について申し上げます。 今回審査いたしました請願は4件でありますが、慎重に審査いたしました結果、いずれも継続審査を要するものと決定いたしました。 なお、議会閉会中において継続審査または調査を要する事件につきましては、別途、継続審査及び調査申出書を提出しております。 以上、御報告申し上げます。
○議長(太田光秋君)
農林水産委員長27番先﨑温容君。 (27番先﨑温容君登壇)
◆27番(先﨑温容君)
農林水産委員長報告。 本委員会に付託されました
知事提出議案、
議員提出議案及び
議長提出報告の請願に対する委員会の審査経過並びに結果について御報告申し上げます。 委員会は、10月1日、4日及び7日の3日間開会、慎重に審査いたしました。 今回審査いたしました議案は、
知事提出議案第1号令和3年度福島県
一般会計補正予算(第13号)のうち本
委員会所管分、同第15号県の行う建設事業等に対する市町村の負担の一部変更について、同第19
号工事請負契約について、同第30
号工事請負契約の一部変更について、
議員提出議案第108
号全農業者対象の
所得補償制度創設を求める意見書、
議員提出議案第109
号米価下落対策等を求める意見書及び前回より継続審査中の
議員提出議案第99号、以上7件であります。 これが審査に当たりましては、関係当局から詳細な説明を聴取し、質疑応答を重ね、各委員から活発な意見が述べられました後、採決いたしました結果、
知事提出議案第1号のうち本
委員会所管分外3件については、満場一致をもって、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定し、
議員提出議案第108号については、可否同数のため、委員長裁決により否決すべきものと決定いたしました。詳細は、
議案審査報告書のとおりであります。 次に、請願について申し上げます。 今回審査いたしました請願は2件でありますが、慎重に審査いたしました結果、いずれも継続審査を要するものと決定いたしました。 なお、議会閉会中において継続審査または調査を要する事件につきましては、別途、継続審査及び継続調査申出書を提出しております。 以上、御報告申し上げます。
○議長(太田光秋君) 土木委員長41番佐藤政隆君。 (41番佐藤政隆君登壇)
◆41番(佐藤政隆君)
土木委員長報告。 本委員会に付託されました
知事提出議案及び前回より継続審査中の請願に対する委員会の審査経過並びに結果について御報告申し上げます。 委員会は、10月1日、4日及び7日の3日間開会、慎重に審査いたしました。 今回審査いたしました議案は、
知事提出議案第1号令和3年度福島県
一般会計補正予算(第13号)のうち本
委員会所管分、同第2号令和3年度福島県
港湾整備事業特別会計補正予算(第2号)、同第6号福島県
県営住宅等条例の一部を改正する条例、同第12号福島県県道の構造の技術的基準を定める条例の一部を改正する条例、同第13号福島県移動等円滑化のために必要な県道の構造に関する基準を定める条例の一部を改正する条例、同第16号県の行う建設事業等に対する市町村の負担の追加及び一部変更について、同第20号から同第28号までの工事請負契約について、同第31
号工事請負契約の一部変更について、同第32号訴えの提起について、同第36号民事調停の申立てについて、以上18件であります。 これが審査に当たりましては、関係当局から詳細な説明を聴取し、質疑応答を重ね、各委員から活発な意見が述べられました後、採決いたしました結果、
知事提出議案第1号のうち本
委員会所管分外16件については満場一致をもって、
知事提出議案第16号については多数をもって、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。詳細は、
議案審査報告書のとおりであります。 次に、請願について申し上げます。 今回審査いたしました請願は1件でありますが、慎重に審査いたしました結果、継続審査を要するものと決定し、別途、継続審査申出書を提出しております。 なお、議会閉会中において継続調査を要する事件につきましても、別途、継続調査申出書を提出しております。 以上、御報告申し上げます。
○議長(太田光秋君) 総務委員長28番鈴木智君。 (28番鈴木 智君登壇)
◆28番(鈴木智君)
総務委員長報告。 本委員会に付託されました
知事提出議案、
議員提出議案及び
議長提出報告の請願に対する委員会の審査経過並びに結果について御報告申し上げます。 委員会は、10月1日、4日及び7日の3日間開会、慎重に審査いたしました。 今回審査いたしました議案は、
知事提出議案第1号令和3年度福島県
一般会計補正予算(第13号)のうち本
委員会所管分、同第7号福島県
個人情報保護条例の一部を改正する条例、同第43号専決処分の報告及びその承認についてのうち本
委員会所管分、
議員提出議案第101
号シルバー人材センターに対する支援を求める意見書、同第102号衆議院議員小選挙区における地域の実情を踏まえた区割りの改定を求める意見書、同第103号消費税5%への緊急減税及び
インボイス制度の中止等を求める意見書、同第104
号沖縄戦戦没者の遺骨混入土砂を辺野古新基地建設等のための埋め立てに使用しないことを求める意見書、同第105号北朝鮮のミサイル発射に抗議するとともに、国連憲章と国際法に基づく平和外交を求める意見書及び前回より継続審査中の
議員提出議案第90号、以上9件であります。 これが審査に当たりましては、関係当局から詳細な説明を聴取し、質疑応答を重ね、各委員から活発な意見が述べられました後、採決いたしました結果、
知事提出議案第1号のうち本
委員会所管分外2件及び
議員提出議案第101号外1件については、満場一致をもって、いずれも原案のとおり可決または承認すべきものと決定し、
議員提出議案第103号については、可否同数のため、委員長裁決により否決すべきものと決定いたしました。詳細は、
議案審査報告書のとおりであります。 次に、請願について申し上げます。 今回審査いたしました請願は7件でありますが、慎重に審査し、採決いたしました結果、「
シルバー人材センターに対する支援を求める意見書の提出について」は満場一致をもって採択すべきものと決定し、「消費税5%減税・
インボイス制度中止を求める意見書の提出について」は可否同数のため、委員長裁決により不採択とすべきものと決定いたしました。詳細は、
請願審査報告書のとおりであります。 なお、議会閉会中において継続審査または調査を要する事件につきましては、別途、継続審査及び継続調査申出書を提出しております。 以上、御報告申し上げます。
○議長(太田光秋君) 以上をもって、各委員長の報告は終わりました。 ただいまの委員長報告に対し、御質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(太田光秋君) 御質疑ないと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 通告により発言を許します。26番吉田英策君。(拍手) (26番吉田英策君登壇)
◆26番(吉田英策君) 日本共産党の吉田英策です。
日本共産党県議団を代表して討論を行います。 まず、
知事提出議案第16号、議案第33号、議案第34号、議案第35号について、反対の立場で意見を述べます。 議案第16号「県の行う建設事業等に対する市町村の負担の追加及び一部変更について」です。 県が行う公共事業等に要する経費の一部を市町村に負担させようとするものです。今回の議案は、新たに市町村に負担を求めるための追加を含むものです。 大震災と原発事故からの復興の途上にある市町村を財政面からも支援すべきであり、負担を求めるべきではありません。地方財政法や道路法の規定では、経費の一部を負担させることができるとあるだけで、しなければならないものではありません。 市町村では、
新型コロナウイルス感染症対策で財政負担が大きくなっています。国の
地方創生臨時交付金も使い果たし、
新型コロナ対策のための財政確保は各自治体とも重要な課題になっています。財政負担を押しつけるべきではなく、県が行う建設事業等については全額県の費用で行うべきです。 議案第33号、議案第34号、「民事調停の申立てについて」です。 この2つの議案は、避難区域外からの避難者、いわゆる自主避難者に対して、住宅の明渡しと未払い家賃の請求を行うために調停の申立てを行うものです。 そもそもなぜ避難し、公務員宿舎に入居しなければならなかったのか。原発事故により避難を余儀なくされ、やっと落ち着いたのが公務員宿舎なのです。 自主避難者に対しての住宅の無償提供は2017年3月で終了し、以降は家賃が発生、その上、県は2019年4月以降、2倍家賃を請求し、住宅の明渡しを求めました。 県は既に4世帯を提訴しており、今回は3世帯に明渡しと家賃請求、1世帯に未払い家賃の請求を行っています。この間、当事者の同意もなく親族に退去と家賃支払いの協力を求め、入居者を追い詰めてきました。 県は、退去を強要するため2倍家賃を請求してきましたが、あまりにひどい仕打ちと言わなければなりません。公務員宿舎を管理する財務省は、福島県に使用を認めており、退去を強要する根拠はありません。 県は、
セーフティーネット住宅入居契約を結んでいない世帯については、避難先の東京都や他県の対応となりますが、退去は求めているものの、調停や提訴などは行ってはいません。福島県こそ避難者に寄り添った対応をすべきです。こうした調停の申立ては、国際人権法、子ども・被災者支援法をも無視し、経済的、精神的に追い詰める人権侵害です。 今回の民事調停の申立てが不調に終われば、裁判の提訴につながり、さらに避難者を苦しめることになります。原発避難者を強制的に追い立てるやり方はすべきではありません。 次に、議案第35号「民事調停の申立てについて」です。 この議案は、浪江町の帰還困難区域から建設型応急仮設住宅に避難している入居者に対し、応急仮設住宅の明渡しを求めるため、調停の申立てを行うものです。 帰還困難区域の住宅無償提供は、大熊、双葉両町を除き、2020年3月で打ち切られましたが、これは避難者を分断するものです。避難解除されたわけではなく、今も戻ることはできないのです。 これら3つの議案は、原発事故の特異性に鑑み、民事調停の申立ては行うべきではありません。 次に、
議員提出議案、請願について、賛成の立場で意見を述べます。 議案第103号「消費税5%への緊急減税及び
インボイス制度の中止等を求める意見書」についてです。 新型コロナウイルスの影響は、暮らしとなりわいに深刻な打撃を与えています。支援金、一時金の支給がありますが、県民の暮らしは依然として厳しく、中小業者の営業を維持するものにはなっていません。我慢は限界、もう店を閉めるしかない、孫がリストラされ、80歳の祖母が働いているなど、切実な声が寄せられています。 世界の62の国、地域では、日本の消費税に当たる付加価値税の減税を実施し、経済効果を上げています。今こそ消費税5%への減税を実施すべきときです。 また、適格請求書等保存方式、いわゆる
インボイス制度が2023年10月実施に向け、本年10月から登録事業者の申請が始まりました。
インボイス制度は、売上げが1,000万円以下の免税事業者に課税事業者になることを迫るなど、負担を求めるものです。これにより、中小事業者は廃業につながりかねません。 よって、議案第103号は可決すべきであり、請願87号は採択すべきです。 次に、議案第108号「全農業者対象の
所得補償制度創設を求める意見書」についてです。 旧農業者戸別所得補償制度は、多くの農業者から歓迎されましたが、2017年に終了しました。米の直接支払交付金を廃止したことにより、農家所得の低下を招き、昨年からの米価下落の下で農業経営は大変な困難の中にあります。所得補償制度の復活が求められます。 よって、議案第108号は可決すべきです。 次に、請願90号「
新型コロナウイルス陽性者は原則入院の方針を堅持し大規模な臨時医療施設の設置を求めることについて」です。 新型コロナウイルス感染症の感染者は、本県では第5波までに9,000人を超え、死亡者は174人になり、自宅療養者は一時500人を超えました。自宅療養は、容体が急変しても直ちに対応できないばかりか、家族感染を広げます。 福井県では、「自宅療養者を生まない」と、福井市内の体育館に軽症者向けの臨時病床を100床設置しました。次なる感染拡大に備え、県民の命を守るために、入院を原則としてきたこれまでの方針を堅持し、臨時の医療施設の設置が必要です。 よって、請願90号は採択し、実現を目指すべきです。 以上で討論を終わります。(拍手)
○議長(太田光秋君) 以上をもって、討論を終結いたします。 お諮りいたします。
知事提出議案第1号から第13号まで、第15号、第17号から第32号まで、第36号及び第43号、以上の各案を一括採決いたして御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(太田光秋君) 御異議ないと認め、一括採決いたします。 (参 照)
○議長(太田光秋君) 議案第1号「令和3年度福島県
一般会計補正予算(第13号)」外31件を一括原案のとおり決するに御賛成の各位の御起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(太田光秋君) 起立総員。よって、各案は一括原案のとおり可決または承認されました。 次に、お諮りいたします。
知事提出議案第16号及び第33号から第35号まで、以上の各案を一括採決いたして御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(太田光秋君) 御異議ないと認め、一括採決いたします。 (参 照)
○議長(太田光秋君) 議案第16号「県の行う建設事業等に対する市町村の負担の追加及び一部変更について」外3件を一括原案のとおり決するに御賛成の各位の御起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(太田光秋君) 起立多数。よって、各案は一括原案のとおり可決されました。 次に、お諮りいたします。
議員提出議案第100号から第102号まで、第106号及び第107号、以上の各案を一括採決いたして御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(太田光秋君) 御異議ないと認め、一括採決いたします。
議員提出議案第100号から第102号まで、第106号及び第107号、以上の各案を一括原案のとおり決するに御賛成の各位の御起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(太田光秋君) 起立総員。よって、
議員提出議案第100号外4件は一括原案のとおり可決されました。 次に、お諮りいたします。
議員提出議案第103号及び第108号、以上の各案を一括採決いたして御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(太田光秋君) 御異議ないと認め、一括採決いたします。
議員提出議案第103号及び第108号、以上の各案を一括原案のとおり決するに御賛成の各位の御起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(太田光秋君) 起立少数。よって、
議員提出議案第103号外1件は一括否決されました。 次に、お諮りいたします。
議長提出報告第3号及び前回より継続審査中の各請願のうち請願86号及び89号、以上の各請願を一括採決いたして御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(太田光秋君) 御異議ないと認め、一括採決いたします。 請願86号外1件の各請願を一括採択と決するに御賛成の各位の御起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(太田光秋君) 起立総員。よって、各請願は一括採択と決しました。 次に、お諮りいたします。請願87号を採決いたして御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(太田光秋君) 御異議ないと認め、採決いたします。 請願87号を採択と決するに御賛成の各位の御起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(太田光秋君) 起立少数。よって、本請願は不採択と決しました。 次に、お諮りいたします。請願90号を採決いたして御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(太田光秋君) 御異議ないと認め、採決いたします。 請願90号を採択と決するに御賛成の各位の御起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(太田光秋君) 起立少数。よって、本請願は不採択と決しました。
△継続審査、調査付議
○議長(太田光秋君) 次に、各常任委員長より、現に委員会において審査及び調査中の事件につき、別紙配付のとおり議会閉会中における継続審査及び継続調査申出書が提出になっておりますから、御報告いたします。 (申出書別冊参照)
○議長(太田光秋君) お諮りいたします。本件は、いずれも委員長の申出のとおり、議会閉会中において各委員会が継続して審査及び調査を行うことに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(太田光秋君) 御異議ないと認めます。よって、本件は各委員会が議会閉会中も継続して審査及び調査を行うことに決しました。
△
知事提出議案第14号(委員長報告、討論、採決)
○議長(太田光秋君) 次に、
知事提出議案第14号に対する審査報告書が福島県長期総合計画審査特別委員長より別紙配付のとおり提出になっておりますから、御報告いたします。 これより
知事提出議案第14号を議題といたします。 本案に対する特別委員会の審査経過及び結果について、委員長の報告を求めます。 福島県長期総合計画審査特別委員長53番佐藤憲保君。 (53番佐藤憲保君登壇)
◆53番(佐藤憲保君) 福島県長期総合計画審査特別委員長報告。 本委員会に付託されました
知事提出議案第14号福島県長期総合計画についてに対する委員会の審査経過及び結果について御報告申し上げます。 本委員会は、正副議長を除く全ての議員を構成員とし、設置されたものであります。 委員会は、10月1日及び6日の2日間開催、慎重に審査いたしました。 まず、10月1日には、関係当局から詳細な説明を聴取した後、委員会の運営を協議するため、理事会を設置いたしました。 続いて、6日には知事及び関係当局の出席を求め、質疑応答を重ね、各委員から活発な意見が述べられました後、採決いたしました結果、本案は多数をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。詳細は、
議案審査報告書のとおりであります。 以上、御報告申し上げます。
○議長(太田光秋君) 以上をもって、委員長の報告は終わりました。 ただいまの委員長報告に対し、御質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(太田光秋君) 御質疑ないと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 通告により発言を許します。26番吉田英策君。(拍手) (26番吉田英策君登壇)
◆26番(吉田英策君) 日本共産党の吉田英策です。
日本共産党県議団を代表して討論を行います。 議案第14号「福島県長期総合計画について」、反対の立場で意見を述べます。 長期総合計画の策定に当たっては、前回の総合計画の「原子力に依存しない安全・安心で持続可能な社会づくり」及びスローガンとして掲げた「日本一子育てしやすい県」、「全国に誇れる健康長寿の県」、「再エネ先駆けの地」の検証を踏まえた新しい目標が必要です。 震災、原発事故から10年余りが経過する本県の復興は道半ばであり、被災県民をはじめ全ての県民の暮らしとなりわい、命が大事にされ、文字どおり誰一人取り残さない県政の実現が求められます。加えて、その後の新型コロナ、気候危機、ジェンダー平等などに対応する計画にすべきです。 以下、順次意見を申し上げます。 まず、
新型コロナ対策と医療福祉についてです。新型コロナ感染症は、県民の医療、福祉にとって最大の脅威となりました。外出自粛などにより、飲食店や観光業などに塗炭の苦しみとともに、非正規雇用を中心に労働者の生活困窮が続いています。 医療も入院ベッド数の不足などにより医療崩壊寸前の状況に陥りました。医療の専門家からは、第6波の到来も予想され、新型コロナウイルスとの闘いはこれからも続き、一過性のものではありません。保健所、県衛生研究所を感染症対策の要と位置づけ、人員、体制の強化を総合計画に明記し、医師数、看護職員数の確保目標を引き上げるべきです。 さらに、遅れている老人福祉の向上のために、介護職員数の引上げや特別養護老人ホームの待機者を減らす具体的目標を持つべきです。県政には、県民の命と暮らしを守る具体的な取組が求められます。総合計画に位置づけるべきです。 次に、地球温暖化への対応と再エネの推進についてです。 地球温暖化対策は、県庁挙げた取組が求められます。異常気象の原因は二酸化炭素の大量発生であることは明らかであり、いかにして削減するかが求められます。 CO2排出の最大の要因である
石炭火発については、2030年までに全廃が求められています。ところが、県内の石炭火力発電所は、稼働中が13基、建設中が1基あり、IGCC石炭ガス化発電所は稼働を開始しています。 計画には、間接排出量の半減は盛り込まれましたが、直接排出量は触れられていません。今後10年間の取組が
地球温暖化防止にとって極めて重要であると言われる中で、総合計画に石炭火力発電所の廃止を明記するべきです。 原発や石炭に代わるエネルギーとして、自然エネルギー、再生可能エネルギーを推進することは当然です。しかし、そこには県民の暮らしと自然環境を守ることが求められる中で、メガソーラーや巨大風車の建設で生活環境への著しい被害が懸念されています。 国のアセスは、土石流への対応や人間生活への影響は評価されておりません。再エネ先駆けの地、再エネ推進の先進地を目指す本県は、数値目標を追い求めるだけのメガ発電推進ではなく、住民参加型、地域循環型の再エネこそ推進すべきです。そのためには、メガ発電規制を含めた県独自の条例を策定することが求められます。 また、県が進める水素エネルギーは、脱炭素実現が喫緊の課題であるにもかかわらず、実用化にはほど遠い技術であるばかりか、石炭との混焼で
石炭火発を温存させる技術でもあり、世界の
石炭火発廃止の流れに逆行すると言わざるを得ません。 次に、原発ゼロと復興の在り方についてです。 原発事故で甚大な被害を受け、今なお多くの県民がふるさとに戻れず避難生活を余儀なくされている中で、原発に依存しない社会づくりと復興は引き続き最重要課題です。 原発事故を経験した県として、日本中どこでも再び事故を起こさせないことを訴え続けることが必要であり、本県には原発ゼロの発信が求められるとともに、原発を推進する国、東京電力との厳しい対峙が求められます。ところが、東電の度重なる不祥事、原発構内でのトラブルに毅然とした態度で臨んでいるとは言えません。 最近では、柏崎刈羽原発でのID不正使用、火災報知機の異常な取付け、そして福島第1原発のALPSの排気フィルター破損などで県の毅然とした立場が見えません。 また、汚染水の海洋放出では、多くの県民をはじめ、県漁連、JA、森林組合、生協連や28もの市町村議会が方針決定後も反対、撤回、慎重な対応を求めています。県は、反対を明記して、タンク保管を継続することを計画に明記すべきです。 原発避難者への対応でも、避難指示解除と支援の打切り、応急仮設住宅の明渡し、2倍家賃の請求など、極めて厳しい対応を行っています。人権侵害とも言える対応です。長期総合計画に掲げる「誰一人取り残さない」との立場で避難者に向き合うことが求められます。 震災、原発事故の被災地の復興は、イノベーション・コースト構想の外部から企業や人材を呼び込むのではなく、地元の暮らし、なりわいの再建を中心にした真の復興を明記すべきです。 次に、農林水産業、中小企業についてです。 国の農業政策は、輸入自由化の促進、農業を大企業のビジネスチャンスに提供して、家族農業潰しを進めてきました。国連の2019年から10年間を国際家族農業の10年とし、家族農業保護をうたった国連決議にも反します。また、気候危機の下、世界的な食料危機が懸念される中で、農業への支援がますます重要になっています。 本県農業の現状は、原発事故後の10年だけでも農家戸数は減り続け、復興の途上にあります。本県は、もうかる農業を掲げるのではなく、家族農業支援を政策の中心に据え、小規模農業への支援、育成、食料自給率向上を計画に明記すべきです。また、県内の事業者の中で90%を超える中小零細業者を支援し、育成することを計画に位置づけることです。 次に、教育についてです。 教育は、人格の完成と基礎的学力の向上、人間が生きていく上で必要な知識の習得という教育本来の在り方に立ち返った教育行政の実現が必要です。本県教育は、イノベのために企業が必要な人材の育成を進め、教育予算の不足、保護者負担の増大、そして教職員の多忙化など、課題が山積しています。教育予算を増やし、子供や教職員にゆとりある教育を目指すべきです。 県教育委員会が進める高校の統廃合は、県が掲げる地方創生にも逆行します。統廃合により、生徒、保護者への負担が増大するとともに、地域の衰退を招きます。事は学校だけの問題ではなく、地域の問題として捉える必要があります。学校関係者の意見を十分に聞き入れることが必要です。今行っている高校統廃合と後期計画は中止すべきです。 全国に先駆けて行ってきた30人学級を全学年に広げ、高校の少人数学級も計画に位置づけるべきです。そして、教職員の多忙化解消のために教職員の増員を計画に明記すべきです。 最後に、ジェンダー平等についてです。 日本のジェンダーギャップ指数は、世界120位と先進国で異常な低さです。男女共同参画、多様性の尊重は、口先だけではない本気の取組が求められます。 本県は、知事部局で女性の管理職の目標が9.1%から12%へ引き上げますが、あまりにも低い目標です。県行政にジェンダー平等の考えを貫き、目標の引上げを総合計画に明記し、本気の取組を求めるものです。 以上で討論を終わります。(拍手)
○議長(太田光秋君) 通告により発言を許します。33番矢吹貢一君。(拍手) (33番矢吹貢一君登壇)
◆33番(矢吹貢一君) 自民党議員会の矢吹貢一であります。私は、議案第14号「福島県長期総合計画について」、賛成の立場で意見を申し上げます。 福島県長期総合計画については、県議会の議決事件であり、県民の負託を受けた県議会が総合計画に意見を反映させることが重要であるとの考えの下に、本年2月定例会に「新たな福島県総合計画」調査検討委員会が設置されました。私は、本委員会の委員長として、全8回にわたり新たな総合計画の調査検討を重ねてまいりました。 本委員会では、県から総合計画策定の検討状況について説明を求め、総合計画の基本的事項、福島県を取り巻く現状と課題、みんなでつくり上げる福島の将来の姿、政策分野別の主要施策、地域別の主要施策、計画の推進のためになどの内容について調査検討を行ってまいりました。 各委員からは、誰一人取り残さない福島県にするために何をなすべきか、県民が主体であり、自分事として計画実現に取り組んでもらえるような計画にすべき、県民に広く分かりやすく伝えるためにはどうしたらよいのかなどの観点から修正や追加を求める意見等が出され、総合計画案に多くの意見の反映を見たところであります。 中でも、県づくりの理念や将来の姿を国際的な共通目標であるSDGsの視点で整理することについて、表現や構成を工夫し、より分かりやすい記載となったことや、政策分野別の主要施策、人、暮らし、仕事の全ての分野において、委員からの意見に基づき、総合計画改定中間整理案に具体的な取組が明記されたことは大きな成果であります。 また、8月2日には、調査検討委員会の意見として、計画の最終案に向けて反映させるべき意見を取りまとめ、県議会の総意として、大きく5点について議長から知事に申出を行いました。 まず、1点目でありますが、県民が主役となる総合計画であります。 県民が主役であり、誰一人取り残さず、1人1人の県民が大切にされる社会を目指す計画にすべき、社会の在り方や県民の意識も大きく変化、発展している中で、県民の声に寄り添う計画にすべきなどの意見を申し入れました。 これに対しては、県づくりの理念において、多様性に寛容で、差別のない共に助け合う県づくりを掲げ、また計画の策定過程において、対話型ワークショップ、地域懇談会やパブリックコメントなど、県民の皆さんの意見を伺いながら計画策定を進められており、引き続き県民1人1人の声を丁寧に伺っていただきたいと思います。 2点目は、計画の着実な推進であります。 PDCAサイクルを着実に実施することが重要であり、そのためにも適切な指標を設定すべき、県は職員が指標を意識しながら行政運営に当たる組織文化の醸成を図り、各目標の実現に向けて主体性を持って取り組むべきなどの意見を申し入れました。指標については、可能な限り数値目標を設定するとともに、指標の数についても前計画であるふくしま新生プランから約4割増加させております。 また、第6章「計画推進のために」において、職員1人1人が事業の先の成果を常に意識しながら意識改革と行動の変容を促進し、今後とも行財政改革を推進することや、根拠に基づく政策立案の考え方を重視することを明記したことは大いに評価すべきものであります。 3点目は、伝わる表現と発信であります。 計画の記載は、分かりやすい表現でよく理解できるよう工夫すること、ユニバーサルデザインの観点も踏まえ、計画の理念や内容がしっかりと県民に伝わるようにすべきなどの意見に対し、本計画では、県民に分かりやすい言葉遣いに配慮するとともに、図表、イラストや写真などを取り入れ、分かりやすく作成されているものと考えます。 また、今後概要版や子供版の作成に加え、目の不自由な方への対応として、概要版のユニボイス対応や点字版を作成することとしており、広く県民に発信されることを期待しております。 4点目は、状況の変化を踏まえた適切な見直しであります。 想定を超える事象の発生や社会情勢が急速に変化していく中で、本県を取り巻く状況も日々変化することを踏まえ、常に新たな情報を広く収集し、県内外における位置づけを意識しながら、状況に対応した適時適切な計画の見直しを行うべきであるという意見に対しては、毎年度進行管理を行い、計画の進捗状況を把握するとともに、社会情勢を的確に捉えながら、状況の変化に応じて適時適切に見直しを行うこととされており、この確実な実行が期待されるものであります。 最後、5点目でありますが、財源の確保、財政の健全化であります。 これらについても、第6章「計画推進のために」に、計画の実効性を確保するため、持続可能な行財政運営を目指し、必要な財源を確実に確保することが掲げられており、これが実現するよう積極的な取組を求めるものであります。 以上5点、議会からの申入れについて、真摯に対応し、可能な限り総合計画に盛り込んだものと理解をしております。 また、去る6日に行われた長期総合計画審査特別委員会において、我が会派からは4名の同僚議員が登壇し、佐藤雅裕議員からは、総合計画の推進に向けたトップとしてのマネジメントについて、鈴木智議員からは、新たな総合計画における避難地域の復興再生の取組について、佐藤義憲議員からは、県民が県づくりを自分事として捉え、豊かさや幸せを実感できるような県づくりについて、そして鈴木優樹議員からは、総合計画の基本目標のやさしさに込めた思いについて、議員それぞれの立場から知事の考えや思いをただし、さらには各部局の関連答弁をお伺いしながら、改めてこの総合計画に込めた知事や関係部長の強い思いを感じたところであります。 知事は、本提案に当たり、「総合計画は策定して終わりではない。県民の皆さんに伝えること、知っていただくこと、共感していただくことが大変重要である」と申しました。私もこの考えに全く同感であります。 新型コロナウイルス感染症や頻発化、激甚化する自然災害への対応、震災、原子力災害からの復興、福島ならではの地方創生、これらの施策を積極的に推進し、県民が復興を実感し、夢や希望が未来につながる、笑顔あふれる福島を築き上げるためには、多くの県民の皆さんにこの総合計画を自分事として認識してもらい、県民総ぐるみで考え方を共有して県づくりを進めていくことが重要であると考えます。 以上申し述べましたとおり、
知事提出議案第14号、福島県長期総合計画は、避難地域の復興再生、避難者等の生活再建、風評払拭、風化防止対策の強化、福島イノベーション・コースト構想の推進など、これまで積み重ねてきた復興の歩みを切れ目なく着実に前に進め、福島復興と地方創生の実現に向け、本県の未来を切り開く羅針盤として大いに評価すべき内容であり、当然に賛成すべきものと考えます。 反対するだけでは何も生まれません。この計画に基づき、着実に1つ1つ施策を実行していくことが県民が豊かさや幸せを実感できる県づくりの実現につながるものと確信いたしております。 以上申し上げましたが、議員各位の満場の御賛同をいただけますようお願いを申し上げ、討論を終わります。御清聴、誠にありがとうございました。(拍手)
○議長(太田光秋君) 通告により発言を許します。24番椎根健雄君。(拍手) (24番椎根健雄君登壇)
◆24番(椎根健雄君) 県民連合議員会、椎根健雄です。会派を代表し、
知事提出議案第14号「福島県長期総合計画について」、賛成の立場から意見を述べさせていただきます。 震災から10年余りが経過し、本県は一歩ずつ着実に復興の歩みを進めてきました。その一方で、復興が進むにつれ新たな課題が顕在化するなど、復興の進度は大きな差があり、最優先で取り組まなければならない避難地域の復興再生は長い道のりが続きます。 そして、人口減少という大きな課題もあります。人口減少は、地域経済の活性化を低下させ、地域社会の維持を困難とするなど、県民生活に深刻な影響を及ぼします。 さらには、自然災害の頻発、激甚化、新型コロナウイルス感染症という世界規模の危機的事象の発生は、本県の復興・創生に大きな影響を及ぼし続けています。このような状況においても、本県の復興・創生の歩みを進めていかなければなりません。 新たな総合計画は、県民の皆さんをはじめ、民間団体、企業、市町村、県など、本県で活動する様々な主体が本県が目指す将来の姿を共有し、県づくりを進めるための指針となるものであり、将来の姿の実現のためには、それぞれの役割の下で力を合わせて取り組んでいくことが重要であります。 新たな総合計画に対する県議会の関わりとしては、矢吹貢一議員を委員長、私を副委員長とする新たな総合計画調査検討委員会が本年3月に設置され、活発な議論が展開され、その後全議員の意見を取りまとめて、議長から知事に対して意見を申し入れました。この意見に対し、知事をはじめとする県執行部は真摯に受け止め、丁寧に対応していただいたと認識しております。 また、我が会派の高橋秀樹議員が代表質問において、新たな総合計画の策定に当たり、県民の意見をどのように反映させたのかを知事に質問いたしました。これは、震災から10年が経過した現在、いまだ本県の復興は途上であり、自然災害や新型コロナウイルス感染症の影響など、県民の皆さんが先の見えない様々な不安を抱えて日々の生活を送っている中にあって、総合計画は本県が進むべき道しるべとなる県の最上位計画であることから、県民の意見をしっかりと受け止めた上で策定すべきものと考えたからであります。 知事からは、令和元年7月に総合計画審議会で議論が開始されて以降、県議会での議論をはじめ、市町村長や地域住民との意見交換、そして小学生から大学生を対象とした対話の機会を設けたことなど、多くの県民の皆さんに県づくりに参加していただいたこと、特に将来を担う子供たちから具体的な意見を示しつつ、震災からの復興再生や人口減少対策など、本県が直面する課題を踏まえた新たな総合計画における3つの県づくりの理念を掲げたとの答弁がありました。 また、去る6日に行われた長期総合計画の審査特別委員会においては、我が会派の宮下雅志委員、三村博隆委員から総合計画に込めた知事の思いを質問いたしました。 知事からは、将来の姿を県民の皆様と共に描き、県づくりを自分事として感じていただける方を1人でも多く増やし、本県の復興・創生を加速させていくよりどころとなるような総合計画を作成したい、そのために、県民の皆さんに県づくりの進捗を実感できるよう、計画の指標の数の増加と詳しさの磨き上げにこだわって計画をまとめたとの答弁がありました。これまでの知事の思いを伺い、この総合計画に込めた県づくりに対する強い思いと信念を感じ取ったところであります。 また、このたびの計画の特徴として、国連が掲げるSDGsの視点も盛り込まれております。未曽有の複合災害からの復興、急激な人口減少への対応という前例のない課題を克服しようとする本県の取組は、SDGsが目指す誰一人取り残さない多様性と包摂性のある持続可能な社会の実現とその方向性が一致しており、当然にこの理念を踏まえながら各種施策を推進していくことが重要であります。 新たな総合計画においては、この考え方を重視し、かつ本県の将来の姿をSDGsの視点から表現する際、福島の実情に即した、なじみのある言葉で言い換えを行うなど、県民の皆さんにとって、総合計画に対する関心とSDGsに関する関心の両面からアプローチした、全国的に見ても先駆けとなる大変評価すべき試みであると考えます。 以上のとおり、
知事提出議案第14号、福島県長期総合計画につきましては、中長期的な県政の指針として大いに評価できる内容であり、賛成すべきものであります。議員各位の御賛同を賜りますことをお願い申し上げ、私の討論を終わります。(拍手)
○議長(太田光秋君) 以上をもって、討論を終結いたします。 お諮りいたします。
知事提出議案第14号を採決いたして御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(太田光秋君) 御異議ないと認め、採決いたします。 議案第14号 福島県長期総合計画について 本案を原案のとおり決するに御賛成の各位の御起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(太田光秋君) 起立多数。よって、本案は原案のとおり可決されました。
△
知事提出議案第37号から第42号まで(
委員長中間報告、継続審査付議)
○議長(太田光秋君) 次に、
知事提出議案第37号から第42号までについて、決算審査特別委員長より議会閉会中における継続審査申出書が提出されておりますから、御報告いたします。 (申出書別冊参照)
○議長(太田光秋君) これより
知事提出議案37号から第42号までを一括議題といたします。 各案に対する特別委員会の審査経過について、委員長の中間報告を求めます。 決算審査特別副委員長23番三瓶正栄君。 (23番三瓶正栄君登壇)
◆23番(三瓶正栄君) 決算審査特別
委員長中間報告。 本委員会に付託されました
知事提出議案第37号決算の認定について、同第38号令和2年度福島県流域下水道事業会計決算の認定について、同第39号令和2年度福島県工業用水道事業会計決算の認定について、同第40号令和2年度福島県工業用水道事業会計利益の処分について、同第41号令和2年度福島県地域開発事業会計決算の認定について、同第42号令和2年度福島県立病院事業会計決算の認定について、以上6件につきましては、委員会を9月30日に開会し、審査の方法等について協議いたしました。 その結果、各案はいずれも審査に相当の期間を要するものと認められるため、満場一致をもって議会閉会中において継続審査を要するものと決定いたしました。 以上、御報告を申し上げます。
○議長(太田光秋君) 以上をもって、委員長の中間報告は終わりました。 お諮りいたします。
知事提出議案第37号外5件は、ただいまの
委員長中間報告のとおり、議会閉会中において特別委員会の継続審査に付することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(太田光秋君) 御異議ないと認めます。よって、各案は議会閉会中における特別委員会の継続審査に付することに決しました。
△
議会運営委員会の継続調査追加付議
○議長(太田光秋君) 次に、
議会運営委員長より別紙配付のとおり、議会閉会中における継続調査申出書が提出されておりますから、御報告いたします。 (申出書別冊参照)
○議長(太田光秋君) お諮りいたします。ただいま御報告いたしました
議会運営委員会の継続調査についてを本日の日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(太田光秋君) 御異議ないと認めます。よって、本件は日程に追加し、議題とすることに決しました。 直ちに、
議会運営委員会の継続調査についてを議題といたします。 お諮りいたします。本件は、
議会運営委員長より申出のとおり、議会閉会中における
議会運営委員会の継続調査に付することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(太田光秋君) 御異議ないと認めます。よって、本件は
議会運営委員会の議会閉会中における継続調査に付することに決しました。
△避難地域復興・創生等対策について(委員長報告、採決)
○議長(太田光秋君) この際、避難地域復興・創生等対策についての調査報告書が避難地域復興・創生等対策特別委員長より別紙配付のとおり提出になっておりますから、御報告いたします。 (申出書別冊参照)
○議長(太田光秋君) 日程第2、避難地域復興・創生等対策について。 本件に対する特別委員会の調査経過及び結果について、委員長の報告を求めます。 避難地域復興・創生等対策特別委員長51番吉田栄光君。 (51番吉田栄光君登壇)
◆51番(吉田栄光君) 避難地域復興・創生等対策特別委員長報告。 本委員会は、「避難地域復興・創生等対策」及びこれらに関連する事項について調査することを目的として、令和元年12月25日に設置されたものであります。 本委員会における調査経過及び結果につきましては、お手元に配付されております調査報告書のとおりでありますが、その概要を申し上げます。 初めに、調査経過について申し上げます。 本委員会は、設置以来、11回にわたり委員会を開催し、関係部局の説明を聴取するとともに、現場の取組や先進事例の調査、また参考人招致を行うなど、積極的に調査活動を実施してまいりました。 次に、調査結果の概要について申し上げます。 本委員会では、「避難地域復興・創生等対策」の調査に当たり、原発事故収束及び環境回復対策について」、「風評払拭対策について」及び「復興・創生の推進等について」の3つを調査事項として調査を行ってまいりました。 初めに、これらの事項にまたがり、調査の核心となるものの1つである帰還困難区域の復興再生について申し上げます。 特定復興再生拠点区域外の避難指示解除に関する考え方については、8月末に政府方針が示されましたが、本委員会でも参考人招致を行いながら調査を重ねてまいりました。今後地元自治体の意向を充分に踏まえながら除染や生活環境の整備を着実に進めて行くべきであります。 次に、原発事故収束及び環境回復対策について申し上げます。 廃炉、汚染水、ALPS処理水対策の推進といたしましては、国は処理水の海洋放出を決定しましたが、県においては、県民や各団体の様々な意見を国へしっかり伝えるとともに、その安全性については、国がもっと熟度を増した説明を行うよう強く求めるべきであります。 次に、風評払拭対策について申し上げます。 風評払拭、風化対策の推進といたしましては、本県の現状や取組について、実際に携わっている生産者等の言葉で直接伝えることは重要であり、引き続き県外へ向けての正しい情報発信を継続するべきであります。 次に、復興・創生の推進等について申し上げます。 避難者の生活再建、帰還環境の整備といたしましては、帰還を促すためには高齢者や子供のための生活環境の整備が不可欠であります。住民の目線で医療施設、教育施設、商業施設を充実させていくことが必要であります。 また、第2期復興・創生期間以降の施策といたしましては、復興を加速化させることも重要でありますが、国内外からのこれまでの支援に感謝しつつ、今後は全国や世界に貢献するために、震災以降、本県が培ってきた手法や教訓を発信していくべきであります。 調査結果の概要は、以上のとおりであります。 本委員会に付託された事件は、広範な内容であり、限られた期間において議論し尽くすことはもとより困難ではありますが、本県における避難地域復興・創生等対策について、県が早急に取り組むべき課題を提言としてまとめたところであります。よって、本委員会の調査は本定例会をもって終結することといたします。 終わりに、「避難地域復興・創生等対策」は長期かつ継続的に取り組むべき課題であることから、今後とも県当局においては、この報告書の提言の具体化のために積極的に対応されるよう強く要請するものであります。 以上、御報告申し上げます。
○議長(太田光秋君) 以上をもって、委員長の報告は終わりました。 ただいまの委員長報告に対し、御質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(太田光秋君) 御質疑ないと認め、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本件を採決いたして御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(太田光秋君) 御異議ないと認め、採決いたします。 避難地域復興・創生等対策について、本件は委員長報告を承認し、これをもって終了することに御賛成の各位の御起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(太田光秋君) 起立総員。よって、本件は委員会報告を承認し、これをもって終了することにいたします。
△災害に強い県づくりについて(委員長報告、採決)
○議長(太田光秋君) 次に、災害に強い県づくりについての調査報告書が災害に強い県づくり特別委員長より別紙配付のとおり提出になっておりますから、御報告いたします。 (申出書別冊参照)
○議長(太田光秋君) 日程第3、災害に強い県づくりについて。 本件に対する特別委員会の調査経過及び結果について、委員長の報告を求めます。 災害に強い県づくり特別委員長52番満山喜一君。 (52番満山喜一君登壇)
◆52番(満山喜一君) 災害に強い県づくり特別委員長報告。 本委員会は、「災害に強い県づくり」及びこれに関連する事項について調査することを目的として令和元年12月25日に設置されたものであります。 本委員会における調査経過及び結果につきましては、お手元に配付されております調査報告書のとおりでありますが、その概要を申し上げます。 初めに、調査経過について申し上げます。 本委員会は、設置以来11回にわたり委員会を開催し、関係部局から主要事業等の説明を受け、県内における取組等の調査を実施するとともに、参考人から意見聴取を行うなど、積極的に調査活動を行ってまいりました。 次に、調査結果の概要について申し上げます。 本委員会に付託されました2つの付議事件のうち「令和元年東日本台風等からの復旧・復興について」は、災害対応について及び災害対応に係る検証についての2つを調査事項として、もう1つの付議事件「防災・減災、国土強靱化について」は、防災、災害対策について及び災害に強い県土基盤づくりについての2つを調査事項として調査を行ってまいりました。 まず、災害対応について申し上げます。 災害の対応には、生活、なりわいの再建と災害復旧が重要であります。生活の再建においては、被災者への各種支援制度が理解されず、再建が進まない状況があります。被災者の状況を的確に把握し、支援の在り方を検討していく必要があります。 なりわいの再建においては、再建が進まない事業者の再建を妨げる課題を分析し、これまで以上に商工団体、市町村との連携を強化し、再建を促進していく必要があります。 災害復旧においては、令和元年東日本台風等による県内河川の氾濫は甚大なものであり、流域治水の取組を強化していく必要があります。そのためには、地域住民の声を拾い上げ、住民、企業など多くの協力を得るためにも流域治水の見える化を推進していくべきであります。 次に、災害対応に係る検証について申し上げます。 災害が激甚化、頻発化する状況において人的被害を防止するためには、迅速な避難につながるマイ避難の普及促進が必要であります。市町村のマイ避難の取組を支援する体制と災害対策に精通した避難指示など専門的判断のできる人材の育成を図るべきであります。 次に、防災、災害対策について申し上げます。 東日本台風等の検証から、災害時のDMAT等の活動に大きく影響を与える連絡調整担当の支援にしっかり取り組む必要があります。また、県が派遣するリエゾン職員が災害対応の判断ができる体制の整備に取り組むべきであります。 次に、災害に強い県土基盤づくりについて申し上げます。 災害に強く、安全・安心なまちづくりに関することとして、土砂災害防止法の危険区域の指定は、基礎調査を終えた箇所については、指定に向けて早急に取り組む必要があります。 また、土砂災害による被害の未然防止のため、災害リスクのある場所に居住する住民への啓発で、自分の住む場所の危険度を認識させていく取組を進めていくべきであります。 調査結果の概要は、以上のとおりであります。 本委員会に付託された事件は、広範かつ重大な内容であり、限られた期間において議論し尽くすことはもとより困難ではありますが、本県における災害に強い県づくりについて、県が早急に取り組むべき課題を提言としてまとめたところであります。よって、本委員会の調査は本定例会をもって終結することといたします。 終わりに、「災害に強い県づくり」は長期的かつ継続的に取り組むべき課題であることから、今後とも県当局においては、その重要性を踏まえ、この報告書の提言の具体化のために積極的に対応されるよう強く要請するものであります。 以上、御報告申し上げます。
○議長(太田光秋君) 以上をもって、委員長の報告は終わりました。 ただいまの委員長報告に対し、御質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(太田光秋君) 御質疑ないと認め、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本件を採決いたして御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(太田光秋君) 御異議ないと認め、採決いたします。 災害に強い県づくりについて、本件は委員長報告を承認し、これをもって終了することに御賛成の各位の御起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(太田光秋君) 起立総員。よって、本件は委員長報告を承認し、これをもって終了することにいたします。
△少子高齢化・人口減少対策について(委員長報告、採決)
○議長(太田光秋君) 次に、少子高齢化・人口減少対策についての調査報告書が少子高齢化・人口減少対策特別委員長より別紙配付のとおり提出になっておりますから、御報告いたします。 (申出書別冊参照)
○議長(太田光秋君) 日程第4、少子高齢化・人口減少対策について。 本件に対する特別委員会の調査経過及び結果について、委員長の報告を求めます。 少子高齢化・人口減少対策特別委員長48番宮下雅志君。 (48番宮下雅志君登壇)
◆48番(宮下雅志君) 少子高齢化・人口減少対策特別委員長報告。 本委員会は、「少子高齢化・人口減少対策」及びこれに関連する事項について調査することを目的として令和元年12月25日に設置されたものであります。 本委員会における調査経過及び結果につきましては、お手元に配付されております調査報告書のとおりでありますが、その概要を申し上げます。 初めに、調査経過について申し上げます。 本委員会は、設置以来11回にわたり委員会を開催し、関係部局からの説明を聴取するとともに、県内における取組等の調査を実施し、さらには学識経験者に対する参考人聴取も行うなど、積極的に調査活動を実施してまいりました。 次に、調査結果の概要について申し上げます。 本委員会は、「少子高齢化・人口減少対策」の調査に当たり、「子育て支援・高齢者支援の充実強化について」及び「人口減少対策について」の2つを付議事件として調査を行ってまいりました。 まず、「子育て支援・高齢者支援の充実強化」について申し上げます。 地域における子育て支援の推進については、子育て世代の就労や女性の社会参画を後押しする上で病児等の保育は極めて重要であることから、より一層の充実を図るべきであります。 また、若者が結婚、子育てなどに希望を持って踏み出せるよう、若者の雇用の状況等を把握した上で、住宅確保を含む総合的な施策を講じるべきであります。 健康長寿社会の実現に向けた取組については、新型コロナウイルス感染症の影響により、独り暮らしの高齢者の孤立などの深刻化が懸念されておりますので、感染対策との両立を図りながら、高齢者の社会参加の機会創出につながる事業展開を図るべきであります。 また、介護人材の処遇については、賃金等の処遇の改善につながる支援の充実などに引き続き取り組む必要があります。 次に、「人口減少対策」について申し上げます。 人口流出の防止については、高校等の卒業後の就学状況等について、県内と県外の間の異動データを継続的に把握分析し、県内への若者の定着等につながる取組を具体化すべきであります。 また、地域鉄道は通勤通学をはじめ地域生活の足としてなくてはならない移動手段でありますので、存続のため継続的な支援が必要であります。 移住、定住、二地域居住の促進及び交流人口の拡大については、移住希望者が抱える課題を広く把握し、県内外の情報を収集しながら、庁内の連携を強化して、県全体で課題の解決に取り組むべきであります。 また、オリンピック開催に伴い、改修されたあづま球場などの本県の強みである施設を利用した合宿誘致を運動部のみならず、文化部を含めて積極的に進めるべきであります。 調査結果の概要は、以上のとおりであります。 本委員会に付託された事件は、広範な内容であり、限られた期間において議論し尽くすことはもとより困難ではありますが、本県における「少子高齢化・人口減少対策」について、県が緊急に取り組むべき課題を提言としてまとめたところであります。よって、本委員会の調査は今定例会をもって終結することといたします。 終わりに、「少子高齢化・人口減少対策」は喫緊の課題であるとともに、長期かつ継続的な対応を求められることから、今後とも県当局においては、本県を取り巻く情勢の適切な把握分析に努め、目指すべき成果を庁内で広く共有しながら、この報告書提言の具体化のために一丸となって対応されるよう強く要請するものであります。 以上、御報告申し上げます。
○議長(太田光秋君) 以上をもって、委員長の報告は終わりました。 ただいまの委員長報告に対し、御質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(太田光秋君) 御質疑ないと認め、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本件を採決いたして御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(太田光秋君) 御異議ないと認め、採決いたします。 少子高齢化・人口減少対策について、本件は委員長報告を承認し、これをもって終了することに御賛成の各位の御起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(太田光秋君) 起立総員。よって、本件は委員長報告を承認し、これをもって終了することにいたします。
△各常任委員、委員長及び副委員長の選任
○議長(太田光秋君) 次に、日程第5、各常任委員、委員長及び副委員長の選任を行います。 最初に、各常任委員の選任を行います。 本件は、お手元に配付いたしました選任書により行います。 (参 照)
○議長(太田光秋君) お諮りいたします。各常任委員は、お手元に配付の選任書記載のとおり、一括選任することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(太田光秋君) 御異議ないと認めます。よって、本件はお手元に配付の選任書記載のとおり、一括選任されました。 次に、各常任委員長、副委員長の選任を行います。 本件は、お手元に配付いたしました選任書により、個々に行います。 (参 照)
○議長(太田光秋君) 直ちに、総務委員長の選任を行うことに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(太田光秋君) 御異議ないと認め、総務委員長の選任を行います。 この際、27番議員は、暫時退席願います。 (27番議員退席)
○議長(太田光秋君) お諮りいたします。総務委員長に、27番先﨑温容君を選任することに御賛成の各位の御起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(太田光秋君) 起立多数。よって、27番先﨑温容君は、総務委員長に選任されました。 27番議員の出席を求めます。 (27番議員出席)
○議長(太田光秋君) 次に、
企画環境委員長の選任を行うことに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(太田光秋君) 御異議ないと認め、
企画環境委員長の選任を行います。 この際、19番議員は、暫時退席願います。 (19番議員退席)
○議長(太田光秋君) お諮りいたします。
企画環境委員長に、19番高宮光敏君を選任することに御賛成の各位の御起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(太田光秋君) 起立多数。よって、19番高宮光敏君は、
企画環境委員長に選任されました。 19番議員の出席を求めます。 (19番議員出席)
○議長(太田光秋君) 次に、
福祉公安委員長の選任を行うことに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(太田光秋君) 御異議ないと認め、
福祉公安委員長の選任を行います。 この際、34番議員は、暫時退席願います。 (34番議員退席)
○議長(太田光秋君) お諮りいたします。
福祉公安委員長に、34番安部泰男君を選任することに御賛成の各位の御起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(太田光秋君) 起立多数。よって、34番安部泰男君は、
福祉公安委員長に選任されました。 34番議員の出席を求めます。 (34番議員出席)
○議長(太田光秋君) 次に、
商労文教委員長の選任を行うことに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(太田光秋君) 御異議ないと認め、
商労文教委員長の選任を行います。 この際、18番議員は、暫時退席願います。 (18番議員退席)
○議長(太田光秋君) お諮りいたします。
商労文教委員長に、18番佐藤義憲君を選任することに御賛成の各位の御起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(太田光秋君) 起立多数。よって、18番佐藤義憲君は、
商労文教委員長に選任されました。 18番議員の出席を求めます。 (18番議員出席)
○議長(太田光秋君) 次に、
農林水産委員長の選任を行うことに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(太田光秋君) 御異議ないと認め、
農林水産委員長の選任を行います。 この際、16番議員は、暫時退席願います。 (16番議員退席)
○議長(太田光秋君) お諮りいたします。
農林水産委員長に、16番佐々木彰君を選任することに御賛成の各位の御起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(太田光秋君) 起立多数。よって、16番佐々木彰君は、
農林水産委員長に選任されました。 16番議員の出席を求めます。 (16番議員出席)
○議長(太田光秋君) 次に、土木委員長の選任を行うことに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(太田光秋君) 御異議ないと認め、土木委員長の選任を行います。 この際、20番議員は、暫時退席願います。 (20番議員退席)
○議長(太田光秋君) お諮りいたします。土木委員長に、20番宮川政夫君を選任することに御賛成の各位の御起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(太田光秋君) 起立多数。よって、20番宮川政夫君は、土木委員長に選任されました。 20番議員の出席を求めます。 (20番議員出席)
○議長(太田光秋君) 次に、総務副委員長の選任を行うことに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(太田光秋君) 御異議ないと認め、総務副委員長の選任を行います。 この際、17番議員は、暫時退席願います。 (17番議員退席)
○議長(太田光秋君) お諮りいたします。総務副委員長に、17番坂本竜太郎君を選任することに御賛成の各位の御起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(太田光秋君) 起立多数。よって、17番坂本竜太郎君は、総務副委員長に選任されました。 17番議員の出席を求めます。 (17番議員出席)
○議長(太田光秋君) 次に、企画環境副委員長の選任を行うことに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(太田光秋君) 御異議ないと認め、企画環境副委員長の選任を行います。 この際、15番議員は、暫時退席願います。 (15番議員退席)
○議長(太田光秋君) お諮りいたします。企画環境副委員長に、15番佐藤郁雄君を選任することに御賛成の各位の御起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(太田光秋君) 起立多数。よって、15番佐藤郁雄君は、企画環境副委員長に選任されました。 15番議員の出席を求めます。 (15番議員出席)
○議長(太田光秋君) 次に、福祉公安副委員長の選任を行うことに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(太田光秋君) 御異議ないと認め、福祉公安副委員長の選任を行います。 この際、14番議員は、暫時退席願います。 (14番議員退席)
○議長(太田光秋君) お諮りいたします。福祉公安副委員長に、14番山口信雄君を選任することに御賛成の各位の御起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(太田光秋君) 起立多数。よって、14番山口信雄君は、福祉公安副委員長に選任されました。 14番議員の出席を求めます。 (14番議員出席)
○議長(太田光秋君) 次に、商労文教副委員長の選任を行うことに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(太田光秋君) 御異議ないと認め、商労文教副委員長の選任を行います。 この際、5番議員は、暫時退席願います。 (5番議員退席)
○議長(太田光秋君) お諮りいたします。商労文教副委員長に、5番渡邊哲也君を選任することに御賛成の各位の御起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(太田光秋君) 起立多数。よって、5番渡邊哲也君は、商労文教副委員長に選任されました。 5番議員の出席を求めます。 (5番議員出席)
○議長(太田光秋君) 次に、農林水産副委員長の選任を行うことに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(太田光秋君) 御異議ないと認め、農林水産副委員長の選任を行います。 この際、6番議員は、暫時退席願います。 (6番議員退席)
○議長(太田光秋君) お諮りいたします。農林水産副委員長に、6番江花圭司君を選任することに御賛成の各位の御起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(太田光秋君) 起立多数。よって、6番江花圭司君は、農林水産副委員長に選任されました。 6番議員の出席を求めます。 (6番議員出席)
○議長(太田光秋君) 次に、土木副委員長の選任を行うことに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(太田光秋君) 御異議ないと認め、土木副委員長の選任を行います。 この際、7番議員は、暫時退席願います。 (7番議員退席)
○議長(太田光秋君) お諮りいたします。土木副委員長に、7番水野透君を選任することに御賛成の各位の御起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(太田光秋君) 起立多数。よって、7番水野透君は、土木副委員長に選任されました。 7番議員の出席を求めます。 (7番議員出席)
△議会運営委員、委員長及び副委員長の選任
○議長(太田光秋君) 次に、日程第6、議会運営委員、委員長及び副委員長の選任を行います。 本件は、お手元に配付いたしました選任書により行います。 (参 照)
○議長(太田光秋君) お諮りいたします。
議会運営委員、委員長及び副委員長は、お手元に配付の選任書記載のとおり、一括選任することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(太田光秋君) 御異議ないと認めます。よって、本件はお手元に配付の選任書記載のとおり、一括選任されました。
△
知事提出議案第44号及び第45号(知事説明、採決)
○議長(太田光秋君) この際、知事より別紙配付のとおり議案提出の通知がありますから、御報告いたします。 (参 照)
○議長(太田光秋君) お諮りいたします。ただいま御報告いたしました
知事提出議案第44号及び第45号、以上2件を本日の日程に追加し、一括議題とすることに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(太田光秋君) 御異議ないと認めます。よって、
知事提出議案第44号及び第45号、以上の各案は日程に追加し、一括議題とすることに決しました。 直ちに、各案を一括議題といたします。 この際、32番山田平四郎君、37番髙野光二君は暫時退席願います。 (32番、37番議員退席)
○議長(太田光秋君) 付議議案に対する知事の説明を求めます。 (知事内堀雅雄君登壇)
◎知事(内堀雅雄君) 本日追加提出いたしました議案につきまして御説明申し上げます。 これは、議員のうちから選任されておりました監査委員の星公正委員及び佐久間俊男委員が辞任いたしましたので、後任委員の選任につきまして、それぞれ同意を求めようとするものであります。 速やかな御議決をお願いいたします。
○議長(太田光秋君) お諮りいたします。
知事提出議案第44号及び第45号、以上の各案は、質疑、常任委員会の審査及び討論等の議事手続を省略し、採決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(太田光秋君) 御異議ないと認め、採決いたします。 各案は、個々に採決を行います。 37番議員の出席を求めます。 (37番議員出席)
○議長(太田光秋君) 初めに、
知事提出議案第44号を採決いたします。 議案第44号 監査委員の選任につき同意を求めることについて 本案に同意するに御賛成の各位の御起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(太田光秋君) 起立総員。よって、本案は同意されました。 32番議員の出席を求めます。 (32番議員出席)
○議長(太田光秋君) この際、37番議員は暫時退席願います。 (37番議員退席)
○議長(太田光秋君) 次に、
知事提出議案第45号を採決いたします。 議案第45号 監査委員の選任につき同意を求めることについて 本案に同意するに御賛成の各位の御起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(太田光秋君) 起立総員。よって、本案は同意されました。 37番議員の出席を求めます。 (37番議員出席)
△議員派遣の件
○議長(太田光秋君) この際、議員派遣申出一覧表を別紙配付のとおり提出しておりますから、御報告いたします。 (参 照)
○議長(太田光秋君) お諮りいたします。ただいま御報告いたしました議員派遣の件を本日の日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(太田光秋君) 御異議ないと認めます。よって、本件は日程に追加し、議題とすることに決しました。 直ちに、本件を議題といたします。 お諮りいたします。本件は、別紙配付のとおり議員派遣を決定することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(太田光秋君) 御異議ないと認めます。よって、本件は決定いたしました。 暫時休憩いたします。 午後3時4分休憩 午後4時6分開議
○副議長(青木稔君) この際、私が議長の職務を行います。 休憩前に引き続き、これより会議を開きます。
△議長の辞職許可
○副議長(青木稔君) この際、太田光秋君より議長辞職の願い出がありますから、御報告申し上げます。 お諮りいたします。ただいま御報告いたしました議長の辞職許可の件を本日の日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(青木稔君) 御異議ないと認めます。よって、本件を日程に追加し、議題といたします。 この際、4番議員は、暫時退席願います。 (4番議員退席)
○副議長(青木稔君) 辞職願を朗読させます。 ───────────── (書記朗読) 辞 職 願 私儀 今般、一身上の都合により議長を辞職したいから許可されるよう願い出ます 令和3年10月8日 福島県議会議長 太 田 光 秋 福島県議会副議長 青 木 稔 様 ─────────────
○副議長(青木稔君) お諮りいたします。本件を採決いたして御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(青木稔君) 御異議ないと認め、採決いたします。 太田光秋君の議長辞職を許可することに御賛成の各位の御起立を求めます。 (賛成者起立)
○副議長(青木稔君) 起立総員。よって、本件は許可することに決しました。 4番議員の出席を求めます。 (4番議員出席)
○副議長(青木稔君) この際、太田光秋君より挨拶のため発言を求められておりますから、これを許します。 (4番太田光秋君登壇)
◆4番(太田光秋君) 辞職に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 私が議長として本日まで職責を全うできましたのは、議員各位の御支援と御協力のたまものであります。心から皆様方に御礼を申し上げます。ありがとうございました。 また、議会運営に対しましては、内堀知事をはじめとする執行部の皆様方、報道関係の皆様方に多大なる御協力をいただきましたこと、心から感謝を申し上げます。 顧みますと、この2年間は新型コロナウイルス感染症との闘いの毎日でありました。県議会においては、このコロナ対策の補正予算に対して3度にわたり臨時会が開催をされました。この開催は、議員の皆さん方が、本当に困っている県民の方々、歯を食いしばって頑張っている県民の方々に早くこの予算をお届けしたい、この思い、そしてまたみんなの総意があったからこそ実現をしたと感じております。 震災、原発事故から10年の月日が経過をいたしました。私たちは、どんな困難があろうとも復興を成し遂げ、すばらしい福島を築き上げ、次の世代へ継承していく責任があります。 私は、議員として、これからも皆さんと共に、そして皆さんからいただいた御厚情を胸に、忠恕の恕の精神を持って全力で活動することをお約束させていただきます。 どうか皆様方の今後ともの御指導、御支援、御鞭撻を心からお願いをいたしまして、退任に当たっての御挨拶とさせていただきます。2年間大変お世話になりました。ありがとうございました。(拍手)
△議長選挙
○副議長(青木稔君) 次に、お諮りいたします。この際、議長の選挙を本日の日程に追加し、直ちに選挙を行うことに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(青木稔君) 御異議ないと認めます。よって、議長の選挙を日程に追加し、直ちに選挙を行います。 本選挙は、投票をもって行います。 お諮りいたします。本選挙の開票立会人の数は、3人といたして御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(青木稔君) 御異議ないと認め、開票立会人は3人といたします。 直ちに、議長より指名いたします。 1番 山 内 長 君 9番 三 村 博 隆 君 13番 大 橋 沙 織 君 以上のとおり決して御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(青木稔君) 御異議ないと認めます。よって、開票立会人は議長指名のとおり決しました。 投票用紙を配付させますが、念のため申し上げます。 本投票は、単記無記名であります。 (投票用紙配付)
○副議長(青木稔君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(青木稔君) 配付漏れは、ないと認めます。 投票箱を改めさせます。 (投票箱点検)
○副議長(青木稔君) 異状ないと認めます。 これより投票を行います。 点呼に応じて、順次、御投票をお願いいたします。 書記に点呼を命じます。 (書記氏名点呼) (各員投票)
○副議長(青木稔君) 投票漏れはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(青木稔君) 投票漏れは、ないと認めます。 投票箱を閉じます。 (閉 函)
○副議長(青木稔君) これより開票を行います。 開票立会人の立会いを願います。 投票を点検させます。 (開 函) (投票点検)
○副議長(青木稔君) 投票の結果を報告いたします。 投票総数 57票 有効投票 57票 無効投票 0票 有効投票中 44番 渡 辺 義 信 君 52票 49番 神 山 悦 子 君 5票 以上のとおりであります。よって、渡辺義信君が議長に当選いたしました。 直ちに、議長当選を告知いたします。 (当選告知)
○副議長(青木稔君) この際、渡辺義信君より議長当選の受諾及び就任の挨拶があります。 (44番渡辺義信君登壇)
◆44番(渡辺義信君) ただいまの議長選挙におきまして、福島県議会第75代議長に選任されました渡辺義信であります。議長という重責を担うということは、大変光栄なことであるというふうに思っておりますが、この責任の重さに身の引き締まる思いであります。 我が県は、復興道半ばという状況であるところに、度重なる自然災害、そして感染症対策と、課題が山積している状態であります。我々県議会議員は、一丸となって、この対策、県民の皆様の負託に応えねばならないというふうに考えております。 諸先輩方が築いてこられた福島県議会の伝統を胸に議長職を全力で全うする覚悟でありますので、皆様の御協力を心からお願い申し上げまして、議長就任の挨拶といたします。よろしくお願い申し上げます。(拍手)
○副議長(青木稔君) これをもって、議長と交代いたします。 (副議長退席、議長着席)
○議長(渡辺義信君) ただいまより、私が議事を進めます。 この際、時間を延長いたします。 暫時休憩いたします。 午後4時31分休憩 午後5時26分開議
○議長(渡辺義信君) 休憩前に引き続き、これより会議を開きます。
△常任委員の選任
○議長(渡辺義信君) お諮りいたします。現任期の常任委員の選任について、本日の日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(渡辺義信君) 御異議ないと認めます。よって、本件を日程に追加し、議題といたします。 本件は、議長指名をもって行います。 総務委員 4番 太 田 光 秋 君 以上、議長指名のとおり選任することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(渡辺義信君) 御異議ないと認めます。よって、本件は議長指名のとおり選任されました。
△副議長の辞職許可
○議長(渡辺義信君) この際、青木稔君より副議長辞職の願い出がありますから、御報告いたします。 お諮りいたします。ただいま御報告いたしました副議長の辞職許可の件を本日の日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(渡辺義信君) 御異議ないと認めます。よって、本件を日程に追加し、議題といたします。 この際、54番議員は、暫時退席願います。 (54番議員退席)
○議長(渡辺義信君) 辞職願を朗読させます。 ───────────── (書記朗読) 辞 職 願 私儀 今般、一身上の都合により副議長を辞職したいから許可されるよう願い出ます 令和3年10月8日 福島県議会副議長 青 木 稔 福島県議会議長 渡 辺 義 信 様 ─────────────
○議長(渡辺義信君) お諮りいたします。本件を採決いたして御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(渡辺義信君) 御異議ないと認め、採決いたします。 青木稔君の副議長辞職を許可することに御賛成の各位の御起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(渡辺義信君) 起立総員。よって、本件は許可することに決しました。 54番議員の出席を求めます。 (54番議員出席)
○議長(渡辺義信君) この際、青木稔君より挨拶のため発言を求められておりますから、これを許します。 (54番青木 稔君登壇)
◆54番(青木稔君) 副議長退任に当たり、一言御挨拶を申し上げます。 令和2年12月、副議長職を拝命以来、本日まで責務を全うすることができました。これもひとえに議員各位の御指導と御協力のおかげであると改めて御礼を申し上げたいと思います。 また、内堀知事、そして副知事、教育長、警察本部長、多くの職員の皆さん方の温かい御支援をいただきました。改めて御礼を申し上げたいと思います。 今県政に残された課題は大変大きなものがございます。ウイルス感染の問題、さらにはあの大災害から10年たちました。道半ば、まだ復興・創生の途中にあります。さらには、大震災、豪雨災害による被害がいまだに解決しておりません。さらに多くの課題が山積されております。 私もこれから一議員として、皆さんと共にこれらの諸問題解決に努力していく覚悟であります。今後とも、よろしく御指導、御鞭撻のほどお願い申し上げまして、退任の挨拶に代えたいと思います。ありがとうございました。(拍手)
△副議長選挙
○議長(渡辺義信君) 次に、お諮りいたします。この際、副議長の選挙を本日の日程に追加し、直ちに選挙を行うことに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(渡辺義信君) 御異議ないと認めます。よって、副議長の選挙を日程に追加し、直ちに選挙を行います。 本選挙は、投票をもって行います。 お諮りいたします。本選挙の開票立会人の数は、3人といたして御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(渡辺義信君) 御異議ないと認め、開票立会人は3人といたします。 直ちに、議長より指名いたします。 1 番 山 内 長 君 9 番 三 村 博 隆 君 13 番 大 橋 沙 織 君 以上のとおり決して御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(渡辺義信君) 御異議ないと認めます。よって、開票立会人は議長指名のとおり決しました。 投票用紙を配付させますが、念のため申し上げます。 本投票は、単記無記名であります。 (投票用紙配付)
○議長(渡辺義信君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(渡辺義信君) 配付漏れは、ないと認めます。 投票箱を改めさせます。 (投票箱点検)
○議長(渡辺義信君) 異状ないと認めます。 これより投票を行います。 点呼に応じて、順次、御投票を願います。 書記に点呼を命じます。 (書記氏名点呼) (各員投票)
○議長(渡辺義信君) 投票漏れはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(渡辺義信君) 投票漏れは、ないと認めます。 投票箱を閉じます。 (閉 函)
○議長(渡辺義信君) これより開票を行います。 開票立会人の立会いを願います。 投票を点検させます。 (開 函) (投票点検)
○議長(渡辺義信君) 投票の結果を報告いたします。 投票総数 57票 有効投票 57票 無効投票 0票 有効投票中 41番 佐 藤 政 隆 君 34票 55番 亀 岡 義 尚 君 23票 以上のとおりであります。よって、佐藤政隆君が副議長に当選いたしました。 直ちに、副議長当選を告知いたします。 (当選告知)
○議長(渡辺義信君) この際、佐藤政隆君より副議長当選の受諾及び就任の挨拶があります。 (41番佐藤政隆君登壇)
◆41番(佐藤政隆君) 伝統ある福島県議会の第79代副議長に選任をされました佐藤政隆であります。渡辺議長を補佐し、福島県に課された課題をしっかりと前へ進めてまいりたいと思っております。 内堀知事をはじめとする執行部の皆様方、そして議員各位のさらなる御指導を賜りますようお願いを申し上げまして、挨拶に代えさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
○議長(渡辺義信君) 以上をもって、全部の議事を終わります。
△閉会挨拶
○議長(渡辺義信君) 閉会に当たり、一言御挨拶申し上げます。 今期定例会は、9月21日開会以来、本日まで18日間に及びましたが、ここに全部の議事を終了し、閉会できますことは、議員の皆様方の御精励と常任委員、
議会運営委員の選任など、議会の新体制整備も含めた議事運営に対する御協力のたまものでありまして、深く感謝申し上げます。また、会期中における執行当局及び報道関係各位の御支援、御協力に対しましても厚く御礼を申し上げます。 今議会においては、新たな総合計画の審議を行い、本県が目標とする未来の姿などについて議論が重ねられたわけでありますが、執行当局においては、議決された本計画を県民と共有し、その実現のための挑戦を続けていただきますとともに、現在落ち着きを見せている新型コロナウイルス感染状況の再拡大防止や県内経済の維持再生等のため、引き続き状況変化に迅速に対応した適時適切な施策の展開を図るよう望むものであります。 時節柄、議員の皆様方には、ますます御自愛の上、本県の復興・創生に向けて、なお一層御尽力をくださいますようお願い申し上げ、閉会の挨拶といたします。 知事より挨拶があります。 (知事内堀雅雄君登壇)
◎知事(内堀雅雄君) 9月県議会定例会の閉会に当たりまして、御挨拶を申し上げます。 今期定例会におきましては、令和3年度
一般会計補正予算案など重要な議案を提出いたしましたところ、議員の皆様には、終始熱心に御審議の上、御議決を賜り、深く感謝申し上げます。 福島県長期総合計画をはじめ御議決をいただきました案件につきましては、その適正な執行に努めてまいります。また、審議の過程において皆様からいただきました御意見、御提言を十分尊重し、誠意を持って県政に反映させ、新型コロナウイルスの感染拡大防止に努めながら、地域経済の再生に全力で取り組み、福島の復興・創生を力強く前進させるよう全庁一丸となって挑戦を続けてまいります。 議員の皆様の今後一層の御尽力、御協力をお願い申し上げまして、挨拶といたします。
○議長(渡辺義信君) これをもって、閉会いたします。 午後5時51分閉会...