福島県議会 > 2018-10-03 >
10月03日-委員長報告~閉会-06号

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  1. 福島県議会 2018-10-03
    10月03日-委員長報告~閉会-06号


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    最終取得日: 2024-09-17
    平成30年  9月 定例会平成30年10月3日(水曜日) 午後1時1分開議 午後2時26分閉会議 事 日 程   午後1時開議 1、日程第1 議席の指定 2、日程第2 常任委員の選任 3、日程第3 特別委員の選任 4、日程第4 知事提出議案第1号から第44号まで並びに議員提出        議案第220号から第236号まで及び前回より        継続審査中の議員提出議案並びに議長提出報告第7号及        び前回より継続審査中の各請願  1 委員長報告  2 討   論  3 採   決 5、日程第5 避難地域等復興・創生対策について  1 委員長報告  2 採   決 6、日程第6 健康・文化スポーツ振興対策について  1 委員長報告  2 採   決 7、日程第7 交流人口拡大過疎地域等振興対策について  1 委員長報告  2 採   決 8、閉  会本日の会議に付した事件 1、議長提出報告第8号 2、議席の指定 3、常任委員の選任 4、特別委員の選任 5、知事提出議案第1号から第38号まで及び第44号並びに議員提出   議案第220号から第236号まで及び前回より継続審査中の議員   提出議案並びに議長提出報告第7号及び前回より継続審査中の各請願  1 委員長報告  2 討   論  3 採   決  4 継続審査・調査付議 6、知事提出議案第39号から第43号まで  1 委員長中間報告  2 継続審査付議 7、避難地域等復興・創生対策について  1 委員長中間報告  2 継続調査付議 8、健康・文化スポーツ振興対策について  1 委員長中間報告  2 継続調査付議 9、交流人口拡大過疎地域等振興対策について  1 委員長中間報告  2 継続調査付議 10、知事提出議案第45号  1 知事説明  2 採   決 11、議員派遣の件 12、閉  会出 席 議 員     1番 坂 本 竜太郎 君   2番 佐 藤 義 憲 君     3番 高 宮 光 敏 君   4番 吉 田 栄 光 君     5番 宮 川 政 夫 君   7番 伊 藤 達 也 君     8番 荒   秀 一 君   9番 橋 本   徹 君    10番 鳥 居 作 弥 君  11番 大 場 秀 樹 君    12番 渡 部 優 生 君  13番 吉 田 英 策 君    15番 佐 藤 政 隆 君  16番 鈴 木   智 君    17番 佐 藤 雅 裕 君  18番 遊 佐 久 男 君    19番 矢 吹 貢 一 君  20番 安 部 泰 男 君    21番 三 瓶 正 栄 君  22番 椎 根 健 雄 君    23番 水 野 さちこ 君  24番 佐久間 俊 男 君    25番 宮 本 しづえ 君  26番 宮 川 えみ子 君    28番 星   公 正 君  29番 山 田 平四郎 君    30番 小 林 昭 一 君  31番 勅使河原 正之 君    32番 西 山 尚 利 君  33番 今 井 久 敏 君    34番 紺 野 長 人 君  35番 円 谷 健 市 君    36番 髙 野 光 二 君  37番 古 市 三 久 君    38番 阿 部 裕美子 君  39番 長 尾 トモ子 君    40番 杉 山 純 一 君  41番 満 山 喜 一 君    42番 柳 沼 純 子 君  43番 渡 辺 義 信 君    44番 太 田 光 秋 君  45番 川 田 昌 成 君    46番 高 橋 秀 樹 君  47番 宮 下 雅 志 君    48番 亀 岡 義 尚 君  49番 神 山 悦 子 君    50番 斎 藤 健 治 君  52番 佐 藤 憲 保 君    54番 小桧山 善 継 君  55番 青 木   稔 君    56番 宗 方   保 君  57番 西 丸 武 進 君    58番 瓜 生 信一郎 君説明のため出席した者 県       知     事     内  堀  雅  雄  君       副  知  事     鈴  木  正  晃  君       副  知  事     畠     利  行  君       総 務 部 長     井  出  孝  利  君       危 機 管理部長     成  田  良  洋  君       企 画 調整部長     櫻  井  泰  典  君       生 活 環境部長     大  島  幸  一  君       保 健 福祉部長     佐  藤  宏  隆  君       商 工 労働部長     橋  本  明  良  君       農 林 水産部長     佐  竹     浩  君       土 木 部 長     杉     明  彦  君       会 計 管 理 者     石  本     健  君       出 納 局 長 兼     石  本     健  君       原 子 力 損 害     安  齋  浩  記  君       対 策 担当理事       企 画 調 整 部     金  成  孝  典  君       避 難 地 域       復 興 局 長       企 画 調 整 部     安  齋  睦  男  君       文 化 スポーツ       局     長       保 健 福 祉 部     須  藤  浩  光  君       こども未来局長       商 工 労 働 部     宮  村  安  治  君       観 光 交流局長       総 務 部政策監     須  釜  泰  一  君       風 評 ・ 風 化     宇 佐 見  明  良  君       対  策  監       知 事 公室長兼     宇 佐 見  明  良  君 総  務  部       秘 書 課 長     本  田  伸  雄  君       総 務 課 長     関     和  彦  君       総 務 部 主 幹     玉  川     啓  君 企  業  局       企 業 局 長     吉  田     孝  君 病  院  局       病院事業管理者     阿  部  正  文  君       病 院 局 長     松  崎  浩  司  君 教 育 委 員 会       教  育  長     鈴  木  淳  一  君 選挙管理委員会       委  員  長     遠  藤  俊  博  君       事 務 局 長     島  田     淳  君 人 事 委 員 会       委  員  長     笠  間  善  裕  君       事 務 局 長     笠  原  裕  二  君 公 安 委 員 会       委  員  長     渋  佐  克  之  君       警 察 本 部 長     向  山  喜  浩  君 労 働 委 員 会       事 務 局 長     高  荒  由  幾  君 監 査 委 員       監 査 委 員     美  馬  武 千 代  君       事 務 局 長     河 原 田  浩  喜  君 議会事務局職員       事 務 局 長     大  谷  英  明  君       事 務 局 次 長     増  田     聡  君       総 務 課 長     上  榁  治  男  君       議 事 課 長     清  野  宏  明  君       政 務 調査課長     橋  本  雅  之  君       議 事 課主幹兼     坂  上  宏  満  君       課 長 補 佐       議事課主任主査     富  塚     誠  君       議事課主任主査     三  瓶  和  子  君       兼 委 員会係長    午後1時1分開議 ○議長(吉田栄光君) ただいま出席議員が定足数に達しております。 これより本日の会議を開きます。 △議長提出報告第8号 ○議長(吉田栄光君) この際、議長より報告第8号を提出いたします。                  (参  照) △議席の指定 ○議長(吉田栄光君) これより日程に入ります。  日程第1、議席の指定を行います。  去る9月30日執行の福島県議会議員補欠選挙におきまして当選されました議員の議席は、議長より   15番  佐 藤 政 隆 君  以上のとおり指定いたします。    (指定議席に着席) △新議員挨拶 ○議長(吉田栄光君) この際、補欠選挙により当選されました佐藤政隆君より挨拶のため発言を求められておりますから、これを許します。15番佐藤政隆君。    (15番佐藤政隆君登壇) ◆15番(佐藤政隆君) 自民党議員会の佐藤政隆であります。去る9月30日執行の福島県議会議員補欠選挙、本宮市安達郡選挙区で当選をいたしました。改めて佐藤政隆でございます。 御挨拶を申し上げる前に、本日前職の矢島義謙先生の葬儀、告別式がとり行われました。改めまして、矢島義謙先生の御冥福を心よりお祈り申し上げたいと思います。 歴史と伝統を誇る福島県議会に再び戻ってくることができました。そして、過去にお世話になった方々も含めながら、いろいろな思いがあるでしょうけれども、それを乗り越えた形の中でしっかりと頑張っていきたいというふうに思っている次第であります。 今後は、議員各位の皆様の御指導をいただきながら、愚直に「真っすぐにひたすらに」をモットーに県民の負託に応えてまいりますので、改めて議員各位の重ねての御指導、御鞭撻をよろしくお願い申し上げまして、御挨拶といたします。ありがとうございました。(拍手) △常任委員の選任 ○議長(吉田栄光君) 次に、日程第2、常任委員の選任を行います。 本件は、議長指名をもって行います。   商労文教委員  15番  佐 藤 政 隆 君 以上、議長指名のとおり選任することに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田栄光君) 御異議ないと認めます。よって、本件は議長指名のとおり選任されました。 △特別委員の選任 ○議長(吉田栄光君) 次に、日程第3、特別委員の選任を行います。 本件は、議長指名をもって行います。   交流人口拡大過疎地域等振興対策特別委員    15番  佐 藤 政 隆 君 以上、議長指名のとおり選任することに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田栄光君) 御異議ないと認めます。よって、本件は議長指名のとおり選任されました。 △知事提出議案第1号から第38号まで及び第44号並びに議員提出議案第220号から第236号まで及び前回より継続審査中の議員提出議案並びに議長提出報告第7号及び前回より継続審査中の各請願(委員長報告、討論、採決) ○議長(吉田栄光君) 次に、知事提出議案第1号から第38号まで及び第44号並びに議員提出議案第220号から第236号まで及び前回より継続審査中の議員提出議案並びに議長提出報告第7号及び前回より継続審査中の各請願に対する審査報告書が各委員長より別紙配付のとおり提出になっておりますから、御報告いたします。   (報告書別冊参照) ○議長(吉田栄光君) 日程第4、知事提出議案第1号から第38号まで及び第44号並びに議員提出議案第220号から第236号まで及び前回より継続審査中の議員提出議案並びに議長提出報告第7号及び前回より継続審査中の各請願を一括議題といたします。 付議議案、報告に対する各委員会の審査経過及び結果について、委員長の報告を求めます。 企画環境委員長16番鈴木智君。   (16番鈴木 智君登壇) ◆16番(鈴木智君) 企画環境委員長報告。 本委員会に付託されました知事提出議案議員提出議案及び議長提出報告の請願に対する委員会の審査経過並びに結果について御報告申し上げます。 委員会は、9月27日、28日及び10月2日の3日間開会、慎重に審査いたしました。 今回審査いたしました議案は、知事提出議案第1号平成30年度福島県一般会計補正予算(第4号)のうち本委員会所管分、同第5号福島県消費者行政活性化基金条例の一部を改正する条例、議員提出議案第226号復興庁の後継となる組織体制の早期検討を求める意見書、同第227号国内全ての原子力発電所の再稼働に反対する意見書及び前回より継続審査中の議員提出議案第207号、以上5件であります。 これが審査に当たりましては、関係当局から詳細な説明を聴取し、質疑応答を重ね、各委員から活発な意見が述べられました後、採決いたしました結果、知事提出議案第1号外1件及び議員提出議案第226号については、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。詳細は、議案審査報告書のとおりであります。 なお、議会閉会中において継続審査または調査を要する事件につきましては、別途、継続審査及び継続調査申出書を提出しております。 以上、御報告申し上げます。 ○議長(吉田栄光君) 福祉公安委員長33番今井久敏君。   (33番今井久敏君登壇)
    ◆33番(今井久敏君) 福祉公安委員長報告。 本委員会に付託されました知事提出議案議員提出議案及び前回より継続審査中の請願に対する委員会の審査経過並びに結果について御報告を申し上げます。 委員会は、9月27日、28日及び10月2日の3日間開会、慎重に審査いたしました。 今回審査いたしました議案は、知事提出議案第1号平成30年度福島県一般会計補正予算(第4号)のうち本委員会所管分、同第9号福島県立病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例、同第12号福島県青少年健全育成条例の一部を改正する条例、同第13号福島県医療法施行条例等の一部を改正する条例、同第14号福島県養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例、同第19号から同第21号までの工事請負契約について、議員提出議案第228号水道法の一部を改正する法律案の廃案及び水道施設の基盤強化のための財源措置を求める意見書、同第229号水道施設の戦略的な老朽化対策等を求める意見書、同第230号児童虐待防止対策の更なる強化を求める意見書並びに前回より継続審査中の議員提出議案第208号及び同第209号、以上13件であります。 これが審査に当たりましては、関係当局から詳細な説明を聴取し、質疑応答を重ね、各委員から活発な意見が述べられました後、採決いたしました結果、知事提出議案第1号のうち本委員会所管分外7件及び議員提出議案第229号外1件については、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。詳細は、議案審査報告書のとおりであります。 次に、請願について申し上げます。 今回審査いたしました請願は6件でありますが、慎重に審査いたしました結果、いずれも継続審査を要するものと決定いたしました。 なお、議会閉会中において継続審査または調査を要する事件につきましては、別途、継続審査及び継続調査申出書を提出しております。 以上、御報告申し上げます。 ○議長(吉田栄光君) 商労文教委員長19番矢吹貢一君。   (19番矢吹貢一君登壇) ◆19番(矢吹貢一君) 商労文教委員長報告。 本委員会に付託されました知事提出議案議員提出議案及び議長提出報告の請願に対する委員会の審査経過並びに結果について御報告申し上げます。 委員会は、9月27日、28日及び10月2日の3日間開会、慎重に審査いたしました。 今回審査いたしました議案は、知事提出議案第1号平成30年度福島県一般会計補正予算(第4号)のうち本委員会所管分、同第4号平成30年度福島県奨学資金貸付金特別会計補正予算(第1号)、同第8号福島県立会津学鳳中学校の入学検定料に関する条例の一部を改正する条例、同第10号福島県立会津学鳳中学校条例の一部を改正する条例、同第22号及び同第29号の工事請負契約について、議員提出議案第231号給付型奨学金制度の拡充を求める意見書、同第232号学校給食費の無料化を求める意見書、同第233号学校施設及び通学路におけるブロック塀等の安全性確保を求める意見書、同第234号キャッシュレス社会の実現を求める意見書及び前回より継続審査中の議員提出議案第213号、以上11件であります。 これが審査に当たりましては、関係当局から詳細な説明を聴取し、質疑応答を重ね、各委員から活発な意見が述べられました後、採決いたしました結果、知事提出議案第1号のうち本委員会所管分外4件及び議員提出議案第233号は満場一致をもって、知事提出議案第8号、議員提出議案第213号外1件は多数をもって、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。詳細は、議案審査報告書のとおりであります。 次に、請願について申し上げます。 今回審査いたしました請願は18件でありますが、慎重に審査し、採決いたしました結果、「2019年度の教育予算の拡充と義務教育費国庫負担制度の負担割合を2分の1に復元することを求める意見書の提出について」は多数をもって採択すべきものと決定いたしました。詳細は、請願審査報告書のとおりであります。 なお、議会閉会中において継続審査または調査を要する事件につきましては、別途、継続審査及び調査申出書を提出いたしております。 以上、御報告申し上げます。 ○議長(吉田栄光君) 農林水産副委員長5番宮川政夫君。   (5番宮川政夫君登壇) ◆5番(宮川政夫君) 農林水産委員長報告。 本委員会に付託されました知事提出議案議員提出議案及び議長提出報告の請願に対する委員会の審査経過並びに結果について御報告申し上げます。 委員会は、9月27日、28日及び10月2日の3日間開会、慎重に審査いたしました。 今回審査いたしました議案は、知事提出議案第1号平成30年度福島県一般会計補正予算(第4号)のうち本委員会所管分、同第23号及び同第24号の工事請負契約について、議員提出議案第235号主要農作物種子法案の早期の審議及び成立を求める意見書、同第236号主要農作物種子法の復活を求める意見書、以上5件であります。 これが審査に当たりましては、関係当局から詳細な説明を聴取し、質疑応答を重ね、各委員から活発な意見が述べられました後、採決いたしました結果、知事提出議案第1号のうち本委員会所管分外2件については満場一致をもって、議員提出議案第235号外1件については多数をもって、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。詳細は、議案審査報告書のとおりであります。 次に、請願について申し上げます。 今回審査いたしました請願は1件でありますが、慎重に審査し、採決いたしました結果、「主要農作物種子法の復活を求める意見書の提出について」は多数をもって採択すべきものと決定いたしました。詳細は、請願審査報告書のとおりであります。 なお、議会閉会中において継続調査を要する事件につきましては、別途、継続調査申出書を提出しております。 以上、御報告申し上げます。 ○議長(吉田栄光君) 土木副委員長7番伊藤達也君。   (7番伊藤達也君登壇) ◆7番(伊藤達也君) 土木委員長報告。 本委員会に付託されました知事提出議案に対する委員会の審査経過及び結果について御報告申し上げます。 委員会は、9月27日、28日及び10月2日の3日間開会、慎重に審査いたしました。 今回審査いたしました議案は、知事提出議案第1号平成30年度福島県一般会計補正予算(第4号)のうち本委員会所管分、同第2号平成30年度福島県港湾整備事業特別会計補正予算(第1号)、同第3号平成30年度福島県流域下水道事業特別会計補正予算(第1号)、同第15号福島県建築基準法施行条例の一部を改正する条例、同第16号及び同第17号の公の施設の指定管理者の指定について、同第18号県の行う建設事業等に対する市町村の負担の追加及び一部変更について、同第25号から同第28号までの工事請負契約について、同第30号から同第33号までの工事請負契約の一部変更について、同第34号から同第36号までの訴えの提起について、同第37号民事調停の申立てについて、以上19件であります。 これが審査に当たりましては、関係当局から詳細な説明を聴取し、質疑応答を重ね、各委員から活発な意見が述べられました後、採決いたしました結果、知事提出議案第1号のうち本委員会所管分外15件については満場一致をもって、知事提出議案第2号外2件については多数をもって、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。詳細は、議案審査報告書のとおりであります。 なお、議会閉会中において継続調査を要する事件につきましては、別途、継続調査申出書を提出しております。 以上、御報告申し上げます。 ○議長(吉田栄光君) 総務副委員長3番高宮光敏君。   (3番高宮光敏君登壇) ◆3番(高宮光敏君) 総務委員長報告。 本委員会に付託されました知事提出議案議員提出議案及び議長提出報告の請願に対する委員会の審査経過並びに結果について御報告申し上げます。 委員会は、9月27日、28日及び10月2日の3日間開会、慎重に審査いたしました。 今回審査いたしました議案は、知事提出議案第1号平成30年度福島県一般会計補正予算(第4号)のうち本委員会所管分、同第6号福島県税条例の一部を改正する条例、同第7号福島県税特別措置条例の一部を改正する条例、同第11号職員の大学院派遣研修費用の償還に関する条例及び職員の自己啓発等休業に関する条例の一部を改正する条例、同第38号和解について、同第44号専決処分の報告及びその承認について、議員提出議案第220号トリチウム水の海洋放出について、県民の意見を最大限に尊重しながら慎重に決定することを求める意見書、同第221号トリチウム等汚染水の処理方法について、安易に海洋放出という手段を選択することなく慎重に決定することを求める意見書、同第222号トリチウム水の海洋放出を行わないことを求める意見書、同第223号憲法が掲げる平和主義の理念の堅持を求める意見書、同第224号憲法第9条の改正に反対する意見書、同第225号所得税法第56条の廃止を求める意見書及び前回より継続審査中の議員提出議案第199号から同第201号まで、以上15件であります。 これが審査に当たりましては、関係当局から詳細な説明を聴取し、質疑応答を重ね、各委員から活発な意見が述べられました後、採決いたしました結果、知事提出議案第1号のうち本委員会所管分外5件及び議員提出議案第220号については満場一致をもって、いずれも原案のとおり可決または承認すべきものと決定いたしました。また、議員提出議案第223号外2件についてはいずれも多数をもって否決すべきものと決定いたしました。詳細は、議案審査報告書のとおりであります。 次に、請願について申し上げます。 今回審査いたしました請願は10件でありますが、慎重に審査し、採決いたしました結果、「トリチウム等汚染水の処理について、安易に海洋放出せずに、慎重な対応を求める意見書の提出について」は満場一致をもって採択すべきものと、「憲法9条の改定に反対する意見書の提出について」外1件についてはいずれも多数をもって不採択とすべきものと決定いたしました。詳細は、請願審査報告書のとおりであります。 なお、議会閉会中に継続審査または調査を要する事件につきましては、別途、継続審査及び継続調査申出書を提出しております。 以上、御報告申し上げます。 ○議長(吉田栄光君) 以上をもって、各委員長の報告は終わりました。 ただいまの委員長報告に対し、御質疑はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田栄光君) 御質疑ないと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 通告により発言を許します。38番阿部裕美子君。(拍手)   (38番阿部裕美子君登壇) ◆38番(阿部裕美子君) 日本共産党の阿部裕美子です。日本共産党県議団を代表し、討論を行います。 初めに、以下の知事提出議案について、反対の立場から意見を述べます。 議案第2号「平成30年度福島県港湾整備事業特別会計補正予算(第1号)」についてです。 IGCC型石炭火発の増設による石炭輸入量の増加に伴い、民間事業者が新たに設置する高機能の荷役機械の維持運営が困難となった際に県費で負担するため、130億円の債務負担行為の補正を行うものです。 IGCC型火力発電は、一般の火力発電所より効率がよいといっても、CO2の抑制効果はわずか15%にすぎません。異常気象によるかつてない災害が国内はもとより地球規模で発生しているもとで、地球温暖化対策は待ったなしの課題であり、これに逆行するものです。よって、反対です。 次に、議案第8号「福島県立会津学鳳中学校の入学検定料に関する条例の一部を改正する条例」についてです。 中学校は義務教育です。教育を受ける権利、教育を受けさせる義務について、憲法第26条2項は「すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負う。義務教育は、これを無償とする。」と明確に述べています。義務教育の中学校に入学を志願する者に入学検定料を課すべきではありません。 次に、議案第18号「県の行う建設事業等に対する市町村の負担の追加及び一部変更について」です。 県が行う公共事業等に要する経費の一部を市町村に負担させようとするものですが、市町村は大震災と原発事故からの復興の途上にあり、懸命に取り組む市町村を財政面からも支援すべきであり、負担を求めるべきではありません。 次に、議案第34号「訴えの提起について」です。 県営住宅家賃滞納者に対し、県営住宅の明け渡しと滞納家賃の支払いを求めるために裁判所へ提訴しようとするものです。居住実態があることから、福祉的な支援も含めて、県として丁寧な対応が求められます。この訴えの提起については賛成できません。 次に、議員提出議案について意見を述べます。 議案第220号「トリチウム水の海洋放出について、県民の意見を最大限に尊重しながら慎重に決定することを求める意見書」についてです。 福島第1原発から発生する汚染水について、東電はトリチウム以外の核種は除去できると説明してきましたが、トリチウム以外の放射性物質が残留しており、放出基準を超えるものがタンクの8割にも上ること、この中でストロンチウム90は基準値の2万倍に達するものもあることを明らかにしました。 1日に開催された国の小委員会でもこれまでの説明と違うとの意見が出されたと報道されたように、専門家でさえ正確には把握できなかったほど東電側の説明は不的確だったということです。汚染水に対する認識そのものの前提が完全に崩れたことになります。 東電は、汚染水問題を除去が技術的に難しいとされるトリチウム問題に矮小化し、海洋放出を認めさせようとしてきたと思われます。富岡町、郡山市、東京で開催された公聴会までにその事実を公表しなかったことは、隠蔽と言わざるを得ず、県民、国民を愚弄するものです。汚染水問題は振り出しに戻し、県民が納得できる方法を検討すべきであり、安易な海洋放出は到底認められません。よって、第220号には賛成です。 議案第224号「憲法第9条の改正に反対する意見書」についてです。 この間、6月の歴史的な米朝首脳会談を経て、北東アジアにおいて平和への流れが大きく開始される劇的な変化が起こっています。9月30日に投開票された沖縄の県知事選挙でも米軍の辺野古新基地建設に反対する民意が明確に示されました。 安倍首相は、憲法第9条に自衛隊を明記する改憲案を臨時国会に提出する方針を示していますが、昨日発足した第4次安倍内閣でも改憲を推進する布陣となっています。自衛隊の明記は、自衛隊の海外での武力行使を可能とし、日本が戦争する国に踏み出すことになり、憲法に掲げる平和主義の理念を根幹から覆すものです。よって、議員提出議案第224号及び同趣旨の第223号はいずれも可決すべきであり、関連する請願170号は採択すべきです。 次に、議案第225号「所得税法第56条の廃止を求める意見書」についてです。 所得税法第56条は、事業主と生計を一にする配偶者とその家族が事業に従事していても、対価の支払いは必要経費に算入しないと定め、控除額は配偶者86万円、配偶者以外の家族50万円までしか認めていません。これによって、各種ローンが組めないなどさまざまな不利益をこうむり、事業者の後継者不足にも一層拍車をかけています。 これは、戦前の家父長制度のもとで配偶者や家族の人格、労働を認めていなかったことの名残です。国連女性差別撤廃委員会でも2016年3月、日本政府に対して家族経営における女性の労働を認めるよう所得税法の見直しを勧告しました。県内でも28市町村で意見書が採択されています。よって、議案第225号は可決、関連する請願171号は採択すべきです。 次に、議案第229号「水道施設の戦略的な老朽化対策等を求める意見書」についてです。 この意見書では、水道施設の戦略的な基盤強化や施設管理に取り組む上で官民連携の推進が述べられており、営利企業の参入を促す民営化推進の立場が前提です。民営化の問題は一般質問でも指摘したとおり、清浄、豊富、低廉な水を全ての国民に供給するという水道法の理念に反するものです。よって、議案第229号には反対です。 次に、議員提出議案第234号「キャッシュレス社会の実現を求める意見書」についてです。 端末機を持たない人が不利益をこうむること、データ利活用の推進で情報漏えいの危険があること、さらに博報堂生活総合研究所が行った調査によれば、賛成が49%、反対51%と賛否が真っ二つに分かれており、社会的合意は得られていません。よって、議案第234号は反対です。 次に、議員提出議案第236号「主要農作物種子法の復活を求める意見書」についてです。 ことし3月末で廃止された種子法は、国や都道府県の種子に対する公的役割を明確にし、主要農作物の原種及び原原種の生産や優良品種を決定するための試験などを義務づけ、また農民の生産販売活動にも大きな役割を果たしてきました。この種子法が廃止された後も継続のために全ての都道府県で条例や要綱を策定していますが、本来国が財源保障を含め責任を持って行うべきものであり、法の復活は当然です。よって、議案第236号、同趣旨の第235号は可決、関連する請願183号は採択すべきです。 最後に、継続議案第213号「計画的な教職員定数改善の推進及び義務教育費国庫負担制度の拡充を求める意見書」についてです。 義務教育費国庫負担制度は、小泉政権下の三位一体改革の中で国庫負担率が2分の1から3分の1に引き下げられました。これが地方財政を圧迫し、自治体間の教育格差を生じさせています。 教育は、各自治体の取り組みによって格差が生じないよう、国が機会均等を保障することが憲法で定められています。そのため、1953年度にこの制度が制定されたのであります。 ところが、日本はGDPに占める教育機関への公的支出割合が2.9%と、OECD加盟34カ国中、2年連続最下位となっています。義務教育費国庫負担を2分の1に戻すことは当然です。よって、継続議案第213号は可決、関連する継続請願168号は採択すべきです。 以上、意見を申し上げ、討論を終わります。(拍手) ○議長(吉田栄光君) 以上をもって、討論を終結いたします。 お諮りいたします。知事提出議案第1号、第3号から第7号まで、第9号から第17号まで、第19号から第33号まで、第35号から第38号まで及び第44号、以上の各案を一括採決いたして御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田栄光君) 御異議ないと認め、一括採決いたします。                  (参  照) ○議長(吉田栄光君) 議案第1号「平成30年度福島県一般会計補正予算(第4号)」外34件を一括原案のとおり決するに御賛成の各位の御起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(吉田栄光君) 起立総員。よって、各案は一括原案のとおり可決または承認されました。 次に、お諮りいたします。知事提出議案第2号、第8号、第18号及び第34号、以上の各案を一括採決いたして御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田栄光君) 御異議ないと認め、一括採決いたします。                  (参  照) ○議長(吉田栄光君) 議案第2号「平成30年度福島県港湾整備事業特別会計補正予算(第1号)」外3件を一括原案のとおり決するに御賛成の各位の御起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(吉田栄光君) 起立多数。よって、各案は一括原案のとおり可決されました。 次に、お諮りいたします。議員提出議案第220号、第226号、第230号及び第233号、以上の各案を一括採決いたして御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田栄光君) 御異議ないと認め、一括採決いたします。 議員提出議案第220号 トリチウム水の海洋放出について、県民の意見を最大限に尊重しながら慎重に決定することを求める意見書    同   第226号 復興庁の後継となる組織体制の早期検討を求める意見書    同   第230号 児童虐待防止対策の更なる強化を求める意見書     同   第233号 学校施設及び通学路におけるブロック塀等の安全性確保を求める意見書  以上の各案を一括原案のとおり決するに御賛成の各位の御起立を求めます。    (賛成者起立) ○議長(吉田栄光君) 起立総員。よって、議員提出議案第220号外3件は一括原案のとおり可決されました。 なお、議員提出議案第221号「トリチウム等汚染水の処理方法について、安易に海洋放出という手段を選択することなく慎重に決定することを求める意見書」は、ただいま同第220号が可決された結果、議決不要となりました。 次に、お諮りいたします。議員提出議案第229号及び第234号、以上の各案を一括採決いたして御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田栄光君) 御異議ないと認め、一括採決いたします。議員提出議案第229号 水道施設の戦略的な老朽化対策等を求める意              見書   同   第234号 キャッシュレス社会の実現を求める意見書  以上の各案を一括原案のとおり決するに御賛成の各位の御起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(吉田栄光君) 起立多数。よって、議員提出議案第229号外1件は一括可決されました。 次に、お諮りいたします。議員提出議案第213号、第223号、第235号及び第236号、以上の各案を一括採決いたして御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田栄光君) 御異議ないと認め、一括採決いたします。 議員提出議案第213号 計画的な教職員定数改善の推進及び義務教育費国庫負担制度の拡充を求める意見書      同   第223号 憲法が掲げる平和主義の理念の堅持を求める意見書    同   第235号 主要農作物種子法案の早期の審議及び成立を求める意見書    同   第236号 主要農作物種子法の復活を求める意見書   以上の各案を一括原案のとおり決するに御賛成の各位の御起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(吉田栄光君) 起立少数。よって、議員提出議案第213号外3件は一括否決されました。 次に、お諮りいたします。議員提出議案第224号を採決いたして御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田栄光君) 御異議ないと認め、採決いたします。 議員提出議案第224号 憲法第9条の改正に反対する意見書 本案に御賛成の各位の御起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(吉田栄光君) 起立少数。よって、議員提出議案第224号は否決されました。 次に、お諮りいたします。議員提出議案第225号を採決いたして御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田栄光君) 御異議ないと認め、採決いたします。議員提出議案第225号 所得税法第56条の廃止を求める意見書 本案に御賛成の各位の御起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(吉田栄光君) 起立少数。よって、議員提出議案第225号は否決されました。 次に、お諮りいたします。議長提出報告第7号及び前回より継続審査中の各請願のうち請願172号を採決いたして御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田栄光君) 御異議ないと認め、採決いたします。 請願172号を採択と決するに御賛成の各位の御起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(吉田栄光君) 起立総員。よって、本請願は採択と決しました。 次に、お諮りいたします。請願168号及び183号、以上の各請願を一括採決いたして御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田栄光君) 御異議ないと認め、一括採決いたします。 請願168号外1件の各請願を一括採択と決するに御賛成の各位の御起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(吉田栄光君) 起立少数。よって、各請願は一括不採択と決しました。 次に、お諮りいたします。請願170号を採決いたして御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田栄光君) 御異議ないと認め、採決いたします。 請願170号を採択と決するに御賛成の各位の御起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(吉田栄光君) 起立少数。よって、本請願は不採択と決しました。 次に、お諮りいたします。請願171号を採決いたして御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田栄光君) 御異議ないと認め、採決いたします。 請願171号を採択と決するに御賛成の各位の御起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(吉田栄光君) 起立少数。よって、本請願は不採択と決しました。 △継続審査、調査付議 ○議長(吉田栄光君) 次に、各常任委員長より、現に委員会において審査及び調査中の事件につき、別紙配付のとおり議会閉会中における継続審査及び継続調査申出書が提出になっておりますから、御報告いたします。   (申出書別冊参照) ○議長(吉田栄光君) お諮りいたします。本件は、いずれも委員長の申し出のとおり、議会閉会中において各委員会が継続して審査及び調査を行うことに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田栄光君) 御異議ないと認めます。よって、本件は各委員会が議会閉会中も継続して審査及び調査を行うことに決しました。 △知事提出議案第39号から第43号まで(委員長中間報告継続審査付議) ○議長(吉田栄光君) 次に、知事提出議案第39号から第43号までについて、決算審査特別委員長より議会閉会中における継続審査申出書が提出されておりますから、御報告いたします。   (申出書別冊参照) ○議長(吉田栄光君) これより知事提出議案39号から第43号までを一括議題といたします。 各案に対する特別委員会の審査経過について、委員長の中間報告を求めます。 決算審査特別副委員長35番円谷健市君。   (35番円谷健市君登壇) ◆35番(円谷健市君) 決算審査特別委員長中間報告。 本委員会に付託されました知事提出議案第39号決算の認定について、同第40号平成29年度福島県工業用水道事業会計決算の認定について、同第41号平成29年度福島県工業用水道事業会計利益の処分について、同第42号平成29年度福島県地域開発事業会計決算の認定について、同第43号平成29年度福島県立病院事業会計決算の認定について、以上5件につきましては、委員会を9月26日に開会し、審査の方法等について協議いたしました。 その結果、各案はいずれも審査に相当の期間を要するものと認められるため、満場一致をもって議会閉会中において継続審査を要するものと決定いたしました。 以上、御報告申し上げます。 ○議長(吉田栄光君) 以上をもって、委員長の中間報告は終わりました。 お諮りいたします。知事提出議案第39号外4件は、ただいまの委員長中間報告のとおり、議会閉会中において特別委員会の継続審査に付することに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田栄光君) 御異議ないと認めます。よって、各案は議会閉会中における特別委員会の継続審査に付することに決しました。 △避難地域等復興・創生対策について(委員長中間報告継続調査付議) ○議長(吉田栄光君) この際、避難地域等復興・創生対策について、避難地域等復興・創生対策特別委員長より別紙配付のとおり、議会閉会中における継続調査申出書が提出になっておりますから、御報告いたします。   (報告書別冊参照) ○議長(吉田栄光君) 日程第5、避難地域等復興・創生対策について。 本件に対する特別委員会の調査経過について、委員長の中間報告を求めます。 避難地域等復興・創生対策特別副委員長9番橋本徹君。   (9番橋本 徹君登壇) ◆9番(橋本徹君) 避難地域等復興・創生対策特別委員長中間報告。 本委員会に付託されました付議事件は「避難地域等復興・創生対策について」及びこれに関連する事項についてであります。 本委員会は、平成29年12月19日に設置されて以来、積極的に調査に取り組んでいるところでありますが、前回の定例会における中間報告以降の活動状況について御報告申し上げます。 その後の経過といたしましては、7月31日から8月2日にかけて県外の5カ所において調査を実施いたしました。 福岡県議会及び福岡県朝倉県土整備事務所では、昨年7月の九州北部豪雨災害からの復旧・復興への取り組みと今後の対応策について調査し、被害の特徴や災害の対応に係る検証と課題に関し、伺ってまいりました。 熊本県益城町役場では、一昨年の熊本地震からの復興への取り組みについて調査し、地震発生後の災害対策本部の体制整備など対応の検証について伺うとともに、今後の復興事業の取り組みとして、震災の記憶と記録を次世代へ継承するための仕組みづくり等について伺ってまいりました。 関西学院大学災害復興制度研究所では、同大学における福島原発事故に関する研究の取り組みについて調査し、災害対応に係る知見の展開策や災害復興制度に関するさまざまな提言、研究内容等について伺ってまいりました。 日本原子力研究開発機構敦賀事業本部敦賀廃止措置実証部門では、新型転換炉原型炉ふげんについて視察調査を行い、原子力発電所の廃止措置に関する技術開発や廃炉に向けたさまざまな実証実験、研究調査等の取り組みについて伺ってまいりました。 本委員会といたしましては、これらの調査結果を今後の委員会審議に十分反映させてまいりたいと考えております。 次に、今定例会の10月1日に第6回委員会を開催し、委員会審議に加えて参考人意見聴取を実施いたしました。 まず、委員会審議におきましては、付議事件「避難地域等復興・創生対策」に関する調査事項のうち「安心して暮らせるまちの復興・創生及び生活再建支援について」に関し、主要事業等の進捗状況について執行部から説明を受け、活発な質疑を重ねました。 その中で、委員からは、避難地域等における医療や介護施設の体制について引き続き人材の確保や定着とともに支援、整備の充実に向け取り組んでいくべきであるとの意見が出されました。 また、緊急雇用創出事業や被災地域の農業の再生に係るさまざまな補助、整備事業については、継続的な支援が必要であることから、復興・創生期間後においても事業の枠組みを維持できるよう、予算の確保等をしっかりと国に求めていくべきであるとの意見が出されました。 次に、参考人意見聴取におきましては、復興庁福島復興局長の加松正利氏を招致し、福島復興加速への取り組みについて意見を聴取した後、質疑を行いました。 その中で、委員からは、復興・創生期間後の施策や体制について、期間後の対応を早期に示すとともに、避難者に寄り添った復興庁のあり方を示すべきであるとの意見が出されました。 また、帰還困難区域で特定復興再生拠点以外の地域についても十分な整備や支援等を検討すべきであるとの意見が出されました。 以上が前定例会後の調査経過であります。 続いて、本委員会の今後の取り組みについて申し上げます。 慎重に審議いたしました結果、避難地域等復興・創生対策につきましては、本県の復興・創生に向けて極めて重要な課題であり、今後とも相当の期間調査を要するものと認められるため、全員一致をもって議会閉会中もなお継続して調査を行うことに決定いたしました。 以上、御報告申し上げます。 ○議長(吉田栄光君) 以上をもって、委員長の中間報告は終わりました。 お諮りいたします。本件は、ただいまの委員長中間報告のとおり、議会閉会中において特別委員会が継続して調査を行うことに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田栄光君) 御異議ないと認めます。よって、本件は避難地域等復興・創生対策特別委員会が議会閉会中も継続して調査を行うことに決しました。 △健康・文化スポーツ振興対策について(委員長中間報告継続調査付議) ○議長(吉田栄光君) 次に、健康・文化スポーツ振興対策について、健康・文化スポーツ振興対策特別委員長より別紙配付のとおり、議会閉会中における継続調査申出書が提出になっておりますから、御報告いたします。   (申出書別冊参照) ○議長(吉田栄光君) 日程第6、健康・文化スポーツ振興対策について。 本件に対する特別委員会の調査経過について、委員長の中間報告を求めます。 健康・文化スポーツ振興対策特別副委員長21番三瓶正栄君。   (21番三瓶正栄君登壇) ◆21番(三瓶正栄君) 健康・文化スポーツ振興対策特別委員長中間報告。 本委員会に付託されました付議事件は「健康・文化スポーツ振興対策について」及びこれに関連する事項であります。 本委員会は、平成29年12月19日に設置されて以来、鋭意調査に取り組んでいるところでありますが、前回の定例会における中間報告以降の活動状況について御報告を申し上げます。 その後の経過といたしましては、7月31日から8月2日にかけて、県外の6カ所において調査を実施してまいりました。 長野県庁では、世界で一番の健康長寿を目指す県民運動、信州エースプロジェクトの取り組み及び2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を契機とするオリンピックホストタウンの取り組みについて調査を行いました。 その中で、信州エースプロジェクトについて、今年度は健康経営に力を入れており、特にウエートが高いとの説明がありました。 また、中国を相手国としてオリンピックホストタウンの交流を進めており、2022年の北京冬季オリンピックも見据え、スポーツを中心とした交流をさらに進めていくとの説明がありました。 次に、保健補導員の発祥の地として知られる長野県須坂市では、保健補導員の健康づくり活動の取り組みについて調査を行いました。 実際に保健補導員の方々から活動内容の説明を受けるとともに、推奨している健康体操を体験するなど、その内容に委員の関心は高く、市の保健補導員への支援内容や減塩運動の成功事例等について活発な質疑が行われました。 健康寿命延伸都市宣言を行い、官民が連携して健康づくりを進めている長野県松本市では、松本ヘルス・ラボの取り組みについて調査を行いました。 委員からは、住民参加型で健康的な地域づくりを目指す官民連携の先進的な取り組みとして、産業分野から健康に切り込むことは注目に値するとの意見がありました。 次に、富山県庁では、富山から全国に発信し注目を集めている富山県発祥の共生型サービス、富山型デイサービスの普及、活用について調査を行いました。 その中で、デイサービスで受け入れる児童については、障がいの有無にかかわらず、施設定員を超過しない限り、預かりの希望があれば受け入れしているとの説明がありました。 石川県金沢市では、地元プロスポーツチームと市民との交流により地域スポーツの振興や地域の活性化を図る地域密着型プロスポーツチームの取り組みについて及び金沢の伝統芸能である能楽を通じて子供たちの美意識や礼節を養う次世代への伝統文化継承の取り組みについて調査を行いました。 その中で、地元プロスポーツチームの選手と市民との交流機会の創出や市の施設利用に当たっての課題について意見交換を行いました。 また、石川県かほく市のNPO法人クラブパレットでは、大人から子供まで多世代、多種目な活動を展開する総合型地域スポーツクラブの取り組みについて調査を行いました。 このNPO法人は、中学校に併設されていることから、中学校の部活動との連携状況や市の体育施設の指定管理の状況等について質疑を行いました。 本委員会といたしましては、これらの調査結果を今後の委員会審議に十分反映させてまいりたいと考えております。 次に、今定例会の10月1日に第6回委員会を開催し、委員会審議に加えて参考人意見聴取を実施いたしました。 まず、委員会審議におきましては、調査事項の「健康長寿を目指した健康づくりの推進について」に関する主要事業等の進捗状況について執行部から説明を受け、活発な質疑を重ねました。 その中で、委員からは、健康長寿を目指すために食育は大切であり、子供が生まれたときから減塩などの食育を培っていくべきであり、少しでも早い時期から保護者に気づかせることが大事であるとの意見が出されました。 また、健康長寿日本一を目指すのであれば、地域包括ケアシステムについて福島県版を形づくっていくべきではないかとの意見も出されました。 次に、参考人意見聴取におきましては、公立大学法人福島県立医科大学健康増進センター副センター長の大平哲也氏を招致して、健康長寿を目指す本県の現状と課題について意見を聴取いたしました。 参考人からは、本県と長野県の健康指標の比較や県民の健康状況及び本県の課題について説明があり、課題解決に向けた多面的な対策について意見がありました。 以上が前定例会後の調査経過であります。 続いて、本委員会の今後の取り組みについて申し上げます。 慎重に審議いたしました結果、健康・文化スポーツ振興対策につきましては、極めて広範囲にわたる課題であり、今後とも相当の期間調査を要すると認められるため、全員一致をもって議会閉会中もなお継続して調査を行うことに決定いたしました。 以上、御報告申し上げます。 ○議長(吉田栄光君) 以上をもって、委員長の中間報告は終わりました。 お諮りいたします。本件は、ただいまの委員長中間報告のとおり、議会閉会中において特別委員会が継続して調査を行うことに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田栄光君) 御異議ないと認めます。よって、本件は健康・文化スポーツ振興対策特別委員会が議会閉会中も継続して調査を行うことに決しました。 △交流人口拡大過疎地域等振興対策について(委員長中間報告継続調査付議) ○議長(吉田栄光君) 次に、交流人口拡大過疎地域等振興対策について、交流人口拡大過疎地域等振興対策特別委員長より別紙配付のとおり、議会閉会中における継続調査申出書が提出になっておりますから、御報告いたします。   (申出書別冊参照) ○議長(吉田栄光君) 日程第7、交流人口拡大過疎地域等振興対策について。 本件に対する特別委員会の調査経過について、委員長の中間報告を求めます。 交流人口拡大過疎地域等振興対策特別委員長36番髙野光二君。   (36番髙野光二君登壇) ◆36番(髙野光二君) 交流人口拡大過疎地域等振興対策特別委員長中間報告。 本委員会に付託されました付議事件は「交流人口拡大過疎地域等振興対策について」及びこれに関連する事項についてであります。 本委員会は、平成29年12月19日に設置されて以来、積極的に調査に取り組んでいるところでありますが、前回の定例会における中間報告以降の活動状況について御報告申し上げます。 その後の経過といたしましては、7月31日から8月2日にかけて、県内外の8カ所において調査を実施いたしました。 山形県においては、エヌ・デーソフトウェア株式会社が開発したスマート・デマンド交通システムの概要及び運行における課題等について、またNPO法人きらりよしじまネットワークにおける地域再生に向けた取り組み及び買い物支援等ができるアプリ「きらり便」について調査してまいりました。 エヌ・デーソフトウェア株式会社では、福祉分野での事業展開のあり方、高校生の通学に利用している事例及びデマンド交通を導入している自治体同士の連携事例等について伺ってまいりました。 県中地域におきましては、教育旅行や青少年交流事業等により国内外の青少年の受け入れを積極的に推進してきた天栄村にあるふるさと子ども夢学校推進協議会の活動内容について、また公益財団法人郡山コンベンションビューローにおけるコンベンション誘致等の実績及び今後の取り組みについて調査してまいりました。 その中で、コンベンション誘致の際、関係機関への依頼や連絡調整が円滑に行えるよう、県には仲介等の支援をお願いしたいとの要望が出されました。 県南地域におきましては、白河市における定住・二地域居住に係る取り組み及び野出島地区の地元住民による野出島地域活性化プロジェクトについて調査してまいりました。 その中で、移住体験事業利用者からの感想、プロジェクト成功の要因や今後の組織体制の維持について伺ってまいりました。 会津地域におきましては、喜多方市における定住・二地域居住に係る取り組みについて、また会津若松市では情報通信技術等を活用したまちづくりの推進や中山間地域づくり事業について調査するとともに、アプリの開発等における会津大学及び大学発ベンチャーとのかかわり、高齢者に対する機器の操作方法の説明について伺ってまいりました。 南会津地域におきましては、下郷町で整備した滞在型市民農園、クラインガルテン下郷について、施設の概要、利用者の推移及び今後の課題等を現地視察を含め調査してまいりました。 本委員会といたしましては、これらの調査結果を今後の委員会審議に十分に反映させてまいりたいと考えております。 次に、今定例会の10月1日に第6回委員会を開催し、調査計画に基づき、付議事件「交流人口拡大過疎地域等振興対策について」、調査事項(1)「交流人口の拡大について」の主要事業等の進捗状況について執行部の説明を受け、活発な質疑を重ねました。 その中で、人口減少に歯どめをかけ、持続可能な地域づくりを実現するためにも農業の振興は欠かせず、この中でも若い農業者等に対する支援が必要であるなどの意見が出されました。 以上が前定例会後の調査経過であります。 続いて、本委員会の今後の取り組みについて申し上げます。 慎重に審議いたしました結果、交流人口拡大過疎地域等振興対策につきましては、極めて広範囲にわたる課題であり、今後とも相当の期間調査を要すると認められるため、全員一致をもって議会閉会中もなお継続して調査を行うことに決定いたしました。 以上、御報告申し上げます。 ○議長(吉田栄光君) 以上をもって、委員長の中間報告は終わりました。 お諮りいたします。本件は、ただいまの委員長中間報告のとおり、議会閉会中において特別委員会が継続して調査を行うことに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田栄光君) 御異議ないと認めます。よって、本件は交流人口拡大過疎地域等振興対策特別委員会が議会閉会中も継続して調査を行うことに決しました。 △知事提出議案第45号(知事説明、採決) ○議長(吉田栄光君) この際、知事より別紙配付のとおり議案提出の通知がありますから、御報告いたします。                  (参  照) ○議長(吉田栄光君) お諮りいたします。ただいま御報告いたしました知事提出議案第45号を本日の日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田栄光君) 御異議ないと認めます。よって、知事提出議案第45号は日程に追加し、議題とすることに決しました。 直ちに、本案を議題といたします。 付議議案に対する知事の説明を求めます。   (知事内堀雅雄君登壇) ◎知事(内堀雅雄君) 本日追加提出いたしました議案につきまして御説明申し上げます。 これは、現在欠員となっております収用委員会の予備委員1名の任命につきまして同意を求めようとするものであります。 速やかな御議決をお願いいたします。 ○議長(吉田栄光君) お諮りいたします。知事提出議案第45号は、質疑、常任委員会の審査及び討論等の議事手続を省略し、採決することに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田栄光君) 御異議ないと認め、採決いたします。議案第45号 収用委員会の予備委員の任命につき同意を求めることについて  本案に、同意するに御賛成の各位の御起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(吉田栄光君) 起立総員。よって、本案は同意されました。 △議員派遣の件 ○議長(吉田栄光君) この際、議員派遣申出一覧表を別紙配付のとおり提出しておりますから、御報告いたします。                  (参  照) ○議長(吉田栄光君) お諮りいたします。ただいま御報告いたしました議員派遣の件を本日の日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田栄光君) 御異議ないと認めます。よって、本件は日程に追加し、議題とすることに決しました。 直ちに、本件を議題といたします。 お諮りいたします。本件は、別紙配付のとおり議員派遣を決定することに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田栄光君) 御異議ないと認めます。よって、本件は決定いたしました。 以上をもって、全部の議事を終わります。 △閉会挨拶 ○議長(吉田栄光君) 閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。 今期定例会は、9月14日開会以来、本日まで20日間に及びましたが、ここに全部の議事を終了し、閉会できますことは、これもひとえに議員の皆様の御精励と議事運営に対する御協力のたまものでありまして、深く感謝を申し上げます。 また、会期中における執行当局及び報道関係各位の御支援、御協力に対しても厚く御礼を申し上げます。 時節柄、議員の皆様方にはますます御自愛の上、本県の復興・創生に向けてなお一層御尽力くださいますようお願いを申し上げ、挨拶といたします。 知事より挨拶があります。   (知事内堀雅雄君登壇) ◎知事(内堀雅雄君) 9月県議会定例会の閉会に当たりまして、御挨拶を申し上げます。 今期定例会におきましては、平成30年度一般会計補正予算案など重要な議案を提出いたしましたところ、議員の皆さんには終始熱心に御審議の上、御議決を賜り、深く感謝を申し上げます。 御議決をいただきました案件につきましては、その適正な執行に努めてまいります。また、審議の過程において皆さんからいただきました御意見、御提言を十分尊重し、誠意を持って県政に反映させ、避難地域の再生を初め新たなステージを迎えた福島の復興・創生をさらに前進させるよう全庁一丸となって取り組んでまいります。 今議会は、私の任期満了を前にした定例会でありました。この4年間、未曽有の複合災害と人口減少の問題に正面から向き合い、ふるさとの誇りを胸に新生ふくしまの創造に挑戦し、その歩みを着実に進めることができましたことは、ひとえに県議会の皆さんを初め県民の皆さんの御理解と温かい御支援のたまものであり、ここに改めて感謝の意を表する次第であります。 議員の皆さんには、十分御自愛の上、今後一層の御尽力、御協力をお願い申し上げまして、挨拶といたします。 ○議長(吉田栄光君) これをもって、閉会いたします。    午後2時26分閉会...