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令和 2年厚生委員会( 2月27日)
令和 2年産業文教委員会( 2月27日)

  • "須貝太郎"(/)
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  1. 山形市議会 2020-02-27
    令和 2年産業文教委員会( 2月27日)


    取得元: 山形市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-17
    令和 2年産業文教委員会( 2月27日) 産業文教委員会   日  時    2月27日(木) 9時00分〜9時48分 場  所    第4委員会室 出席委員    仁藤 俊、荒井拓也井上和行、阿曽 隆、田中英子、         川口充律、渡辺 元、須貝太郎 欠席委員    なし 当局出席者   教育長教育部長学校教育課長スポーツ保健課長 委員長席    仁藤 俊 報告事項    1 報告事項         (1)山形市立小学校校長体罰について         (2)山形市立小中高等学校卒業式等における新型コロナ            ウイルス感染症への対応について      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  会議の冒頭、教育長から次のような発言があった。 ○教育長   山形市立小学校校長が、2月3日の授業中に、第4学年の男子児童に対して体罰を行った。本市では、日ごろから全教職員に対し、法令遵守及び服務規律徹底を図っており、また、児童生徒への体罰根絶についても、あわせて、指導徹底してきたところである。しかしながら、本来であれば学校及び教職員を管理・監督すべき立場にある校長体罰を行ってしまったことはまことに遺憾であり、ざんきの念にたえない。被害を受けた児童とその保護者に対して、心よりおわびを申し上げる次第である。また、委員各位を初め、山形市内全ての児童生徒、その保護者地域の方々、広く市民の皆様信頼を大きく損ねたことに対し、深くおわび申し上げる。事案発生後、早急に事実確認を行い、被害児童とその保護者謝罪を行った。また、2月10日には臨時校長会を開き、全小中高校長に対し、緊急の教育長メッセージを直接伝え、体罰根絶徹底について、改めて指導した。2月14日には当該校において、臨時保護者会を開催し、保護者事案説明謝罪を行ったところである。今後このような不祥事が二度と起こらないように、改めて綱紀粛正法令遵守、そして、体罰根絶指導徹底し、再発防止に努めていく。特に体罰が発生した当該校においては、信頼回復に向け、教職員が一丸となって対応し、一日も早く児童保護者皆様の不安が払拭されるよう、教育委員会としても、万全のサポート体制を整えていく所存である。 1 報告事項 (1)山形市立小学校校長体罰について
     学校教育課長から、別紙資料に基づき報告があった。 ○委員   体罰を行ってはいけないことはわかるが、子供教師から指摘を受けても直す意思がない場合、どのような対応をとるのか。 ○学校教育課長   現代の子供の中には間々あることだが、場所を移動してクールダウンさせ、話をして落ち着かせてから元いた場所に戻すこととしている。状況によっては、特別支援指導員教育相談員職員室に助けを求めることも考えられる。 ○委員   子供が家庭に帰ると、親に事実を曲げて説明する場合もある。モンスターペアレントと言われる親もいる中、先生と親、子供信頼関係をしっかり築かなければならないと考える。生きることを教えるのが教育である。その厳しさを先生、親、地域社会が共有、確認して最低限のルールをつくり直さなければならない。今の子供は、親から甘やかされ、こびるのがうまいため、誰かが主導的に、子供が健全に強く生きる術を構築しなければならないと考えるが、それを真剣に行うのは教育委員会先生達である。親から信頼されていれば、厳しく指導しても納得してもらうことができると考える。再度、信頼関係について話し合ってほしい。 ○教育長   体罰事案が起こると、教員指導が委縮してしまうこともあるが、そのようなことはあってはならないことである。体罰は悪いことだが、教員は懲戒をしなければならない。子供が間違った考えで間違った行動をした場合、叱ることは指導の一環であり、教員に対しても指導し続けていく。また、その根底は信頼関係であり、常に信頼関係を醸成していくことが大切であると考えている。 ○委員   保護者会等に対し、説明謝罪を行ったとのことだが、どのような意見が出たのか。 ○学校教育課長   保護者からは、学校信頼できるのかという意見卒業式の持ち方について話が出ており、教育委員会も一緒に学校としての対応を考えている。 ○委員   しっかり説明をして、子供たちが気持ちよく卒業できるように取り組んでほしい。 ○委員   事故後の対応についてはよくわかったが、なぜこのような問題が起こったのか報告がない。なぜ体罰が繰り返し起こるのか掘り下げていかなければ、また問題が起きるのではないか。どのような経緯で、校長音楽授業指導していたのかわからないが、教育熱心だと思われる先生が、定年間際体罰を起こしたことをたまたまで済ませてよいのか。なぜそのようなことが起きたのかをつかまなければならないのではないか。体罰について、さらに掘り下げた防止策がとられていなかったのではないか。 ○学校教育課長   経緯としては、7月末頃から同小学校若手教員特別休暇をとることになり、その学級担任のかわりに音楽授業を持つ教員担任となったため、音楽を教える教員がいなくなり、音楽が専門である校長音楽授業を受け持つこととなった。校長児童の詳細な関係については分析しておらず、事件以前にもこの児童と何らかのやりとりがあったのかは不明であるが、これまでも授業を行ってきた中での事件となっている。 ○委員   一般的に、怒りがカッときても手が出るという選択肢を持っている人は少ないと考える。この校長は、これまでもこのような行為を行っていなかったのか。 ○学校教育課長   当該学校全校児童にアンケートを実施したところ、教科書で頭を叩かれた、厳しく叱られたなどの回答もあった。 ○委員   再発防止対策として、体罰根絶に向けた教師あり方について、教育長メッセージを出したとのことだが、どうしたら体罰根絶できるか、教員自己検討も含めて考えてもらわなければならない。懲罰権との境目についてのガイドラインも出ており、法律的には来年の春からますます厳しくなることを捉えきれていない教員もいるのではないかと懸念している。多忙化人手不足が進む中で、教員が誇りをもって仕事ができるようこの問題をもっと深めてほしい。 ○委員   教育委員会として原因をどのように捉えているのか。 ○学校教育課長   体罰はどのような状況でも行ってはならず、信頼が失われる行為であるという意識の受け止め方の問題が大きいと感じている。また、教員の働く環境の問題なども一つの側面と考えている。 ○委員   今回、教員指導する立場である校長体罰を起こしたことを重く受け止めなければならないのではないか。 ○学校教育課長   今後も校長会などで、教職員への指導のみならず、みずからの校長としてのあり方を見つめ直すという観点においても指導をしていきたい。 (2)山形市立小中高等学校卒業式等における新型コロナウイルス感染症への対応について  学校教育課長から、別紙資料に基づき報告があった。 ○委員   現時点において、東北での感染者報告されていないが、場合によっては別の対応をとらざるを得ないと考えるため、その際は素早い対応報告をお願いしたい。全国的にマスク不足であるが、市内の小中学校ではマスク着用を義務づけているのか。 ○スポーツ保健課長   マスク着用は義務づけてはいないが、感染症拡大防止のため、石けんによる手洗いせきエチケット指導徹底している。 ○委員   子供たちマスクが不足している状況はあるのか。 ○スポーツ保健課長   現在、全国的にマスクが不足しており、保健所にも対応を相談しているが、保健所でもマスクが手に入らず、契約課を通した調達も難しくなっている状況である。 ○委員   学校を介して感染が拡大するという報道もあり、マスクをしていないことにより、いじめの対象になることも考えられる。学校での取り扱いは慎重にしなくてはならないと考えており、子供たちマスクの確保も含めて担当課で調査してほしい。 ○スポーツ保健課長   マスクを確保できるように対応していきたいが、現状ではマスクが不足している状況のため、基本的な感染症対策として、手洗いせきエチケット徹底、小まめな換気等適切な環境の保持に努めるようにしている。 ○委員   現在のインフルエンザの発生状況はどうなっているのか。 ○学校教育課長   2つの学校で2クラスの学級閉鎖となっているが、例年よりは落ち着いている状況である。 ○委員   アルコール消毒薬も手に入らない状況だが、確保できているのか。 ○スポーツ保健課長   各学校でも手に入りづらい状況になっていると聞いていたが、昨日、保健所から消毒薬350ミリリットル100本を入手し、各学校に2本ずつ配付している。スポーツ保健課でも契約課を通じてある程度まとまった数の消毒薬を確保できたため、入荷次第、各学校に配付していく予定である。...