○議長(佐藤峯夫君) 次に、市政報告に入ります。 門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) おはようございます。 平成24年第3回
仙北市議会定例会の開会に当たり、主要事項について御報告を申し上げます。 初めに、先ほど開催となりました
議会運営委員会では、私どものミスによるもので大変申しわけないと思っております。細心の注意を払い、チェックを重ねて皆様に御提案させていただくという体制の充実に努めます。私からも重ねてお詫びを申し上げます。本当に申しわけありませんでした。 所得税事案の
事務処理状況について報告します。
所得税還付等の事案については、2月定例会で可決いただいた一般会計の
県民税関係については、歳入、歳出とも3月末にすべてその処理を終えています。 国保関係については、
厚生労働省からの最終的な通知が5月17日になったことから、
事故繰越措置の上、5月30日に事務処理を終えています。なお、
厚生労働省の精査により、加算金の一部1,688円が減額となっています。また、返還会からは、3月28日、一般会計に396万2,283円、5月24日、国保会計に280万6,502円が入金されたことを確認しています。 今後、所得税及び
地方交付税関係の手続が残っていますが、仙台国税局及び県を通じての総務省との協議が続いていて、内容を精査の上、それぞれの判断がなされるものと思っています。額が確定した後、予算に計上し所要の手続を進めます。 次に、副市長の選任についてです。 石山副市長の退任から空席となっている副市長の選任について、いろいろな角度から慎重に検討を進めてきました。今の仙北市にとってどのような人材が適任なのか、また、前回の定例会において議会の皆様に御理解をいただけなかったことなども踏まえて人選に当たってきました。その結果、
農林水産省食料産業局食品製造卸売課課長補佐の田邉浩之氏を副市長候補としてお願いすることにしました。 田邉氏は、
千葉大学大学院卒業後、農水省に入省し、食糧、流通関係のエキスパートとして経験を積まれてきた方です。高
付加価値産業の振興、農村部の元気づくりが仙北市の重要課題であるとの思いから、
農林水産省に御相談を申し上げ、人材の選考について御協力をいただきました。 震災後、さらに責任が増した仙北市の安全な食料生産はもちろんのこと、将来にわたる産業基盤の確立、
行政サービス全般の質的向上、職員の意識改革など、一歩前に進めるために何としても必要な人材です。 議会の皆様に一日も早く、正式にお諮りをしたいと考えていますが、あす
農林水産省にお伺いし最終の協議を行う予定です。
議会最終日にはお諮りする条件が整うと思います。その際には、どうか御同意いただきますようお願い申し上げます。 次に、
一般会計補正予算についてです。 補正額は、1億6,754万1,000円で、これに既定予算を加えると、補正後の額は184億2,002万円となります。 主な事業は、
災害廃棄物受入事業費、強い
農業づくり交付金事業費補助金、
公共施設再生可能エネルギー等導入事業費、
公共土木施設災害復旧事業費、
農業体質強化基盤整備促進事業費補助金、
国民文化祭推進事業費、
中学生入院医療費助成事業費、
企業立地奨励金、秋田発・
子ども双方向交流プロジェクト支援事業費等です。 なお、平成23年度の
一般会計決算見込み及び市税関係については、5月31日の出納閉鎖後の
最終確認等が必要なことから、本日報告できるデータが整理されていない状況です。本定例会の
常任委員会にて報告したいと考えていますので、御理解をお願いします。 次に、各部局等の主要事項並びに諸般の状況を報告します。 総務部。
政策検証市民委員会について。 市の重点的、優先的に進めるべき政策として位置づけされている
マニフェスト・
アクションプラン40政策等の進捗度及び達成度を管理、検証するため、公募による市民及び各団体からの被推薦者10名で構成された
政策検証市民委員会の初会議が5月15日に開催され、委員長、副委員長を選出したほか、
マニフェストによる市の政策に位置づけられた40の事業について、前期2年間の実績を検証することになりました。 委員会では、市が外部検証を委託した
一般財団法人秋田経済研究所からの検証結果や各事業に係る資料並びに各部署の
ヒアリング等をもとに検証することとし、これまで2回の委員会を開催しています。今後数回の協議を経て、8月末には検証結果を市に報告いただく予定となっています。市議会の皆様には、次回定例会までには検証結果の報告をさせていただき、その後市民への公表を予定しています。 新しい
行政連絡員制度について。
行政連絡員については、平成22年度からその活動が休止状況にありましたが、地域と行政の橋渡し役として、本年度から新しい制度のもとに再スタートをしています。4月から5月にかけて、市内10地区で
連絡員会議を開催し、各地域から推薦された337人に委嘱状を交付しました。 新しい
行政連絡員の役割として、緊急時の回覧文書の配布、災害発生時の被災状況の把握や日常の防災対策、地域内の課題、要望等の提言、空き家情報の提供、
地域運営体との連携などをお願いしています。
サポートセンターの担当職員が各地区ごとに
行政連絡員との連絡調整に当たります。
光ブロードバンド設備整備事業について。 田沢地区、桧木内地区の
光ブロードバンド設備整備事業について、
公募型プロポーザル方式により
整備運営事業者を募集したところ、
NTT秋田支店1社から応募がありました。5月14日に
整備運営事業者選定委員会を開催し、提案内容の審査が行われました。
選定委員会からは、提案内容を評価する旨の審査結果報告を受け、5月25日に仮契約を締結しました。
請負契約締結の議案を提案していますので、御審議をよろしくお願いします。 なお、事業の完成時期は、2月下旬を予定しています。事業整備後はNTTに対してIRU(破棄しえない使用権)方式で財産を貸し付け、住民、企業への
ブロードバンドサービスが提供されることになります。
サービス提供開始は3月からの予定です。
整備事業費が確定次第、財産の貸付料、
管理費用等の関連予算を議会にお諮りしますので、よろしくお願いいたします。
田沢湖自然休養村事業について。 昭和54年当時、
田沢湖自然休養村事業の基幹施設として
田沢湖自然休養村
管理センター友情苑が整備され、
農事組合法人田沢湖自然休養村組合が運営に当たってきました。 これまで低廉な温泉施設として、スキー客や湯治客など多くの皆様に利用されてきましたが、利用者の減少等もあり運営が困難となり、2月29日の総会で組合の解散が決議されています。その後、当施設の取り扱いについて、組合と協議するとともに、
農林水産省の補助事業で建設されていることから県当局からも指導を受けてきましたが、売却等をした場合は補助金の返還対象になるため、当面は市へ無償譲渡の形で施設を引き継ぐことで事務手続を進めることにしています。今後、周辺の財産区有地の活用とあわせて利活用について検討を行います。 寿楽荘の建設用地について。 昨年4月から
社会福祉協議会に運営を移譲している
養護老人ホーム角館寿楽荘の改築用地について、
社会福祉協議会から依頼があり、角館地区内の公共用地を中心に検討をしてきました。現在のところ、旧
白岩中学校跡地を候補地として
社会福祉協議会と協議を進めています。 当地域は、
白岩小百合保育園があるほか、
白岩プロジェクトSがヒデコの栽培を行っていて、計画を進めるためには、保育園とのすみ分けやヒデコの移植が必要と考えています。このため、5月28日、白岩地区と保育園の関係者に説明会を開催しましたが、地元からは、保育所の環境整備や駐車場の確保等の意見がありました。今後、地元の理解を得ながら全体の整備計画を詰めていきます。
田沢湖PTの杜の記念植樹祭について。
パナソニックテレコム株式会社が平成20年度から行っている植樹活動が、5月25日に田沢湖畔の田沢財産区有地(
田沢湖田沢字春山地内)で開催されました。 この事業はCO2削減・
エコ推進活動の一環として取り組んでいるもので、当日は全国各地から選抜された社員およそ50名が参加し、ブナ、トチ、イタヤカエデ、ヤエザクラなど40本を植栽しました。本事業については、
田沢湖PTの杜の中期緑地化3カ年計画として、植樹と周辺の環境整備が進められることになっていて、本市でも田沢財産区との連携のもとに協力していくことにしています。
市民生活部です。 中学生に対する
入院医療費助成について。
医療費助成制度については、本年8月より小学生まで制度を拡充し、子育て世代の経済的負担の軽減を図ることにしていますが、これにあわせ、新たに中学生の入院分について
医療費助成を実施し、一層の
保護者負担軽減と子育て支援の充実を図りたいと考えています。本定例会に関係予算を計上していますので、御審議をよろしくお願いします。
国民健康保険事業について。
国民健康保険事業については、平成23年3月に策定した仙北市
国民健康保険事業運営安定化計画に基づき、計画期間中、一般会計からの支援により財政の健全化を進めています。 平成23年度の決算見込みでは、医療費が抑制されたことなどの要因により、単年度収支で約4,300万円の黒字決算となりそうです。これを受け、計画期間中の財政見直しを精査したところ、今年度の
国民健康保険税率の改正を行わなくても
運営安定化計画に基づく財政運営が行えることから、市内の厳しい経済状況や市民の税負担感が大きいこと等も考慮して、今年度の
国民健康保険税率は据え置くことにしたいと思います。御理解をお願いします。 次に、
国民健康保険税の課税方式についてです。現在、仙北市は所得割、資産割、平等割、均等割の4方式を採用しています。このうち資産割については、所有する土地、建物の資産価値に応じた担税力があるとの考えから所得割を補完するものとして設けられたものですが、ほかの医療保険や
後期高齢者医療制度では設けていないほか、県内の市でも本市だけとなる見込みです。こうしたこと等を踏まえ、平成25年度より資産割を段階的に縮小し、3年を目途に応能割を所得割に一本化したいと考えています。議会の皆様の意見を伺いながら検討を進めますので、よろしくお願いいたします。
暴力団排除条例に関する合意について。 仙北市
暴力団排除条例が本年4月1日から施行されることに伴い、5月29日に
仙北警察署長と仙北市長との間で仙北市が行う事務事業からの暴力団排除に関する合意書を締結しました。今後、警察と市が連携し、市の事務事業から暴力団や、それらと密接な関係者の排除、また市が業務妨害を受けたり不当要求を求められた場合は、互いに情報提供、助言等の支援協力を受けることなどについて、連携して条例への推進に努めることにしています。 ここで一つ追加で皆様に御報告をしたいと思います。 広域からの行政報告ということで、依頼を受けました。
市政報告作成後の話でありましたので、口頭で皆様に御報告したいと思います。 中央斎場移転改築事業に関するというものであります。中央斎場と西仙北火葬場の老朽化に伴う新火葬場の建設につきまして、火葬炉設備納入に係る指名型簡易プロポーザル方式による業者選定を実施し、5月31日に新潟市に本社を置く富士建設工業株式会社に決定しております。 現在は火葬場建物の基本設計業務委託に係るプロポーザル方式により業者選定について業務を進めているところであり、業者が選定され次第、基本設計業務の委託契約を行う予定です。また、7月末の都市計画決定を目途に手続を進めているところです。という報告をいただいております。皆様に報告申し上げます。 福祉保健部です。 日中一時支援事業について。 市内に在住し、秋田県立大曲養護学校に通われている児童生徒を対象とした放課後支援、夏休み期間などの日中一時支援事業について、4月16日から市立角館児童館の空き教室を利用し行っています。家族の就労などの理由により支援を希望された児童生徒は13人で、このうち放課後支援の利用者は2人となっています。支援業務は社会福祉法人秋田福祉ハートネットにお願いしています。児童生徒が安心して支援が受けられるようトイレ設備の部分改修等工事、施設備品の購入を進めていますが、今後は安全な支援運営ができるように支援事業所との定期的な連絡会議を行う予定となっています。 長期休業期間中の児童館使用時間延長について。 子育て家庭の就労形態の多様化と保護者のニーズに対応し、夏期、冬期などの長期休業期間中の子供たちの安全安心な居場所を確保するため、角館児童館、中川児童館の開館時刻を30分繰り上げて午前8時30分から使用していただくことにしています。 田沢湖歯科診療所の歯科医師募集について。 田沢湖歯科診療所の所長(歯科医師)から早期退職の申し入れがあったことから、後任の歯科医師についてホームページ等で募集していましたが、5月31日までに歯科医師1名からの応募がありました。 当歯科診療所は田沢湖病院内にあることから、歯科診療と病院受診が同じ施設内で行えるというメリットがあります。高齢や病気の方などの受診の利便性から早期に採用し、歯科診療のスムーズな運営を図りたいと考えています。今後、歯科診療所長を含めて面談を行い、採用に向けての諸条件を確認することにしています。 観光商工部です。 角館の桜まつり、刺巻ミズバショウまつり、かたくり群生地等の人出について。 角館の桜まつりは、4月下旬の急激な気温の上昇により、例年であれば5日から7日間ぐらい満開日が続くところ、2日間で散り始めとなってしまいました。また、ゴールデンウィーク後半の天候も思わしくなかったことから、観光客の伸びにはつながらない状況でした。桜まつり期間中の人出については、昨年比では54万人増、一昨年比では34万人減の122万1,000人となっています。 八津・鎌足のかたくり群生の郷は、後半の入り込みが鈍ったものの、昨年より3,492人多い14,216人、刺巻湿原ミズバショウまつりは、早くから見ごろを迎えたこともあって、昨年より7万1,440人多い11万8,340人の人出となりました。 玉川温泉岩盤浴冬期利用について。 4月20日の玉川温泉岩盤浴再開については、第2回市議会臨時会で申し上げましたが、冬期利用について玉川温泉地区利用適正化連絡協議会では、5月18日、環境省、秋田森林管理署、県自然保護課、市観光課、社団法人玉川温泉研究会や玉川温泉地区の宿泊施設、田沢湖観光協会など15の団体、部署の関係機関が集まり、第1回の冬期岩盤浴利用に関する話し合いが行われました。今後も、冬期利用の可能性について、治山や防災、雪山などの有識者も含め、安全対策等について協議を重ねていくことにしています。 角館駅前広場施設改修について。 大仙市、仙北市、美郷町で組織する大仙仙北塗装業組合の地域奉仕活動の一環で、4月24日、角館駅前広場スタシオンの壁と屋根、観光案内版の塗装を実施いただきました。大正期をイメージした建物が、より一層魅力的に化粧を施されています。 さて、今春から観光庁の東北観光愽がスタートし、今秋にはJRのプレデスティネーションキャンペーンなど仙北市は多くの皆様をお迎えすることになります。そこで、これまで駅前蔵2階に開設をしていた仙北市ツーリスト・インフォメーション・センターを1階に移設し、お客様対応力を強化したいと考えています。スタシオンの活用、またスタシオンと駅前蔵の一体的な活用も課題となっていましたが、利用者の利便性向上を図る上からも、スタシオンの改修工事にかかる補正予算を本定例会へ計上しています。御審議をよろしくお願いします。 農林部です。 水稲の生育状況等について。 豪雪に見舞われたことしは雪解けが遅く、不安定な天気が続き、耕起作業に当たる5月の連休にも降雨が続いたことで、軟弱な圃場条件での春作業となりました。気温も低い日が続いたことから、播種作業も例年に比べややおくれ気味で、田植え作業のおくれが心配されましたが、先週からの晴天にも助けられ、一部を除きほぼ終了しています。 平成24年産米の生産目標数量については、昨年末に県から配分を受け、昨年対比171トン増の1万6,558トン、米の作付目標配分率は61.6%となっています。 これに関連して、農業者戸別所得補償制度に伴う交付申請書の提出期限は7月2日となっています。近日中には農家へ申請書を配付し、中旬には初の取り組みとして申請手続説明会を開催します。これらの対応で申請漏れや書類の不備を防止するとともに、円滑な交付金交付が図られるよう注意を払っていきます。 農地・水保全管理支払交付金事業について。 農村の過疎化や高齢化、また混住化等の進行に伴い、従来の集落機能は低下し、農地、農業用水等資源の適切な保全管理が困難になりつつある状況と認識を深めています。そこで、平成19年度から行ってきた地域共同による取り組みを、集落を支える体制の強化や仕組みの整理統合を図り、平成24年度からは、新たな農地・水保全管理支払交付金事業として平成28年度まで継続実施することにしました。前事業からの継続地区が26組織、新規地区が12組織、合わせて38組織、対象農用地面積は400ヘクタール増の約2,670ヘクタールの取り組みです。市は、今後も農地や水路等の基礎的な保全活動、農村環境の保全のために、各活動組織の取り組みに対し支援を行います。 共用林野における入山料金徴収について。 昭和58年から実施している普通共用林野運営協議会による入山料金徴収を、ことしも6月2日から黒石地区で、小和瀬地区は6月8日から行います。例年に比べ積雪が多かったことから、1週間から10日程度おくれての開始となりましたが、大雪に飢渇なしの言い伝えに期待をしています。また、心配されている放射性物質の検査も行い、多くの方々に安心して楽しんでいただけるよう万全の体制で臨みます。 なお、今シーズンは黒石林道の入口から1.2キロメートル地点で国道341号に達するほどの大規模な土砂崩れがあり、通行ができない状態です。このことから、新玉川温泉からの迂回ルートとなります。加えて県道桧木内玉川線も土砂崩れで長期通行どめとなっています。市民の皆様には大変御不便をおかけしますけれども、安全走行に御協力をお願いします。 総合産業研究所専門アドバイザー選任について。 平成23年度末で任期つき職員としての職務を終えた地域資源活用専門員について、今後ともいろいろな面で協力をいただくために協議をしてきましたが、7月1日から非常勤の総合産業研究所専門アドバイザーとしてお願いすることになりました。これまでに取り組んだ商品開発や食育推進、地域文化の創造等について、引き続き御指導いただけるものと考えています。関連する補正予算を計上しています。御審議をよろしくお願いします。 秋田発・子ども双方向交流プロジェクト支援事業について。 県が公募する秋田発・子ども双方向交流プロジェクト支援事業(交流の芽)で、応募した2件が採択となったことから関連予算を本定例会へ計上しています。御審議をお願いします。 採択となった事業概要ですが、昨年震災時に受け入れを行った宮城県女川町女川地区の小学生を対象に受け入れを行い、被災地と受け入れ地の双方支援につながる教育旅行の展開を図るとともに、今後の地域間交流を推進していくものです。 また、昨年度から始まった中川小学校と上板橋第四小学校の都市農村交流事業を今年度も継続して実施し、双方向交流につながるよう取り組んでいきます。 企業局です。 水道事業会計及び温泉事業会計の平成23年度決算の概要等について報告をします。 水道事業は総収益3億2,753万4,186円、総費用3億2,896万8,676円で、当年度純損失が143万4,490円となっています。これは大口滞納があった法人の破産手続が終了したことで債権が消滅し、890万4,104円の不納欠損処分を行ったもので、損失の要因となっています。 給水人口の減少、節水器具の普及等により給水収益の伸びは期待できない状況にありますが、効率的な経営、コスト縮減を不断で行い、健全な財政状況の維持に努めます。 また現在、各地区で異なる水道料金の統一に向け、改定作業を懸命に進めています。大変に困難な作業となっていますが、地域間格差のない公平性が保てる料金体系を目指したいと思っています。 温泉事業については、総収益3,275万6,465円、総費用2,584万9,578円であり、当年度純利益が690万6,887円となっています。 源泉施設及び給湯施設の維持管理に細心の注意を払い、源泉の安定供給に努めています。中でも老朽化が著しいカラ吹き2号井の代替井戸掘削が急務です。関係者と協議を繰り返していますが、温泉掘削が実施できる条件が整い次第、予算案を議会に提出したいと思います。よろしくお願い申し上げます。 医療局です。 平成23年度病院事業決算の概要について。 平成23年度予算の業務の予定量に対して、入院患者数が430人減の10万4,240人、外来患者数は7,416人減の18万708人でした。前年度と比較すると、入院患者数が9,098人、8%の減、外来患者数が1,776人、1%の減となりました。収益的収支は、予算に対する収入が1億2,468万7,000円減の52億1,815万7,000円、費用が1億5,043万1,000円減の53億5,498万1,000円となり、1億4,032万8,000円の純損失を計上することとなりました。前年度と比較すると、収入が6,987万3,000円の減、費用が2,760万3,000円の減となりました。 市立田沢湖病院が平成20年度から導入している障害者施設等一般病棟を継続し、入院患者の増加を図りながら経営改善に努めたところですが、東日本大震災の影響などから原油製品の高騰が続き、光熱水費や燃料費等の経費がかさみ、前年度と比較して1,237万9,000円好転したとはいえ、結果的には7,557万7,000円の純損失を計上することとなりました。 市立角館総合病院は、職員給与費、材料費などの事業費用は6,342万5,000円削減することができましたが、事業収益において入院患者の大幅な減に伴い入院収益が減少したことで、前年度と比較して3,152万9,000円減益の4,059万6,000円の純損失を計上することとなりました。 患者の動態では、入院延べ患者数が8万6,762人で前年度と比較して9.8%と大幅に減少、外来延べ患者数は14万7,835人と前年度とほぼ横ばいの状況でした。 また、昨年度新設した医療局では2,415万5,000円の費用を計上しています。 平成24年度の診療体制等について。 市立田沢湖病院では、平成24年3月末に退職した医師の後任に、4月から新たな医師が就任しています。市民に良質な医療を安定かつ継続的に提供するため、現在は3名の常勤医に加え、秋田大学、岩手医科大学、県立脳血管研究センター、秋田赤十字病院のほか、ほかの医療機関から幅広く応援をいただいている状況です。また、昨年度からの研修医派遣事業を引き継ぎ、今年度も横浜市けいゆう病院から3名の研修医派遣が決定しています。 市立角館総合病院では平成24年3月末で医師5名が退職し、4月より消化器内科へ2名、産婦人科1名、整形外科1名の常勤医が赴任し診療に当たっています。現在、内科医(総合診療科医)が不在となっていて、市民の皆様には大変な御不便をおかけしています。外来診療は非常勤医師を確保し診察に当たっています。入院対応については常勤医を中心に交代制で対応しています。 医師確保の状況については、東京女子医科大学より本市の状況を御理解いただき、7月より常勤の小児科医が赴任する予定です。今後も内科医を含めた医師確保にあたっては、病院事業管理者を中心に早期の確保に向け努力をします。また、経営改善に努め市民への充実した医療サービスを提供できるよう、なお一層の努力を傾注します。 なお、病院の現状や課題、市民や患者の思いを共有する情報ツールとして市立病院だより(仮称)の発行だったり、アンケートの実施なども計画しています。 市立角館総合病院改築事業について。 市立角館総合病院の移転改築については、地権者から立ち入りの内諾を得て用地測量業務を実施中です。 また、病院建設基本構想が示されていますが、私たちの病院を私たちでつくる意識を高め、病院改築に市民、患者の意見をお聞きする場が必要と考えています。議会を初め、多くの英知を基本設計に取り入れたいとの思いから、ある程度の協議期間が必要となります。当社予定していた平成26年10月の開院予定を延期し、1年程度、新病院の開院がおくれる工程調整になっていることを御報告します。 なお、本定例会にはさきの臨時会で報告した、医療訴訟の結審に係る損害賠償金等の経費及び常勤医師確保のための仙北市病院事業医師等修学資金について、医学部医学生の申し込みの増加に伴う修学資金貸付金などの補正予算を計上しています。御審議をよろしくお願いします。 終わりに、以上、主要事項並びに諸般の報告を申し上げました。本定例会に提案している案件は、報告4件、条例関係5件、補正予算4件、契約締結関係2件、人事案件7件の計22件です。慎重審議の上、全議案について御可決を賜りますようお願い申し上げ、市政報告とします。
○議長(佐藤峯夫君) 市長の市政報告を終わります。 11時15分まで休憩いたします。 (午前11時05分)
-----------------------------------
○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 (午前11時15分)
-----------------------------------
△
教育行政報告
○議長(佐藤峯夫君) 教育委員会の
教育行政報告に入ります。
熊谷徹教育長。
◎教育長(熊谷徹君) おはようございます。 平成24年第3回
仙北市議会定例会の開会に当たり、主な事項について御報告をさせていただきます。 教育指導課であります。 小・中学校の給食食材の放射性物質の測定結果について。 県の安全・安心のための学校給食環境整備事業により実施されている給食食材の放射性物質の測定において、田沢湖、角館、西木の3給食センターの食材について、これまで3回検査を実施(4月12日、5月15日、5月25日)しております。生鮮食材8品目(埼玉県産キュウリ、岩手県産もやし、千葉県産大根、秋田県産チンゲンサイ、精米など)を検査いたしましたが、セシウム134とセシウム137については、いずれも不検出となっております。なお、検査結果につきましては、市のホームページや市の広報、給食センターだより等を通じて市民や保護者に結果を公表しております。 仙北市育英奨学資金の奨学生の決定について。 今年度から新たに募集いたしました仙北市育英奨学資金には、高校1人、専門学校7人、短大1人、国公立大学4人、私立大学6人の合計19人から申請がありました。5月15日に仙北市育英奨学資金運営審議会(市内中学校・高等学校長、学識経験者、地域センター長等8人)を開催し、学校長の推薦内容や学業成績、所得状況を参考に選考した結果、申請されました19人全員が奨学生として決定されました。 かくのだて幼稚園のアスベストについて。 4月に県の幼保推進課から、私立かくのだて幼稚園で耐震補強工事を行うため、改修方法の確認時に、天井裏内部の梁等鉄骨部材に厚さ10ミリ程度のアスベストが吹き付けられているのが確認されたとの連絡を受けました。幼稚園では、直ちに遊び場と2階教室の室内空間アスベストの浮遊調査を実施したところ、アスベストの浮遊は認められないとの検査結果が出ております。また、保護者に対しては、幼稚園長から文書で周知するとともに、先月の保護者総会においても説明がなされております。 アスベストの除去工事は、耐震改修工事とあわせて9月以降に実施し、その間、園児を一時安全な場所で過ごさせる必要があることから、その対応について相談を受けました。市といたしましても、平成20年度に県から幼稚園設置に係る許認可事務の権限移譲を受けており、仮園舎として角館地区東公民館の一部を利用してはどうかとの助言をしております。その後、幼稚園関係者による現地調査を行っていただいた結果、ぜひ利用させてもらいたいとの意向を確認しております。 幼稚園では、耐震補強及びアスベスト除去工事について、国と県の補助金活用を希望しており、県においてはかさ上げ補助ができないか検討している状況です。市といたしましても仮園舎の提供と財政支援ができるよう検討してまいります。 生涯学習課であります。 西木フラワーロードについて。 西木フラワーロードは、土の不足等による花壇の盛土工事を6月20日まで完了し、7月1日の一斉植栽に向けた環境整備を実施しております。 また、今年度は花いっぱい推進事業で、西木地区だけでなく田沢湖地区や角館地区にも花の苗(マリーゴールド)を配付いたします。地域の環境美化に加え、住民相互の交流の輪が一層活発になり、地域の魅力アップや活性化につながることを期待しております。 国民文化祭について。 平成26年度に国民文化祭が秋田県で初めて開催されます。開会式の総合プロデューサーが西木正明さん、大会テーマソングのプロデュースはha-jさん、閉会式を劇団わらび座が担当するなど、仙北市にかかわりのある方々で主要な役割を担う予定であります。現在、仙北市で開催する事業は、大正琴の祭典や民俗芸能の祭典、文学や歴史等をテーマにした事業を予定しております。今年度中に実行委員会を設立し、事務局体制を強化するため任期付き職員の採用を検討しております。 また、今年度の国民文化祭市町村主催事業交付金交付要領が県から示されましたので、関係する経費について今定例会に補正予算を計上しておりますので、よろしく御審議いただきますようお願いいたします。 次に、学習資料館・イベント交流館であります。 学校図書館支援事業について。 学習資料館では、学校図書館支援事業として図書館支援員2人が市内小・中学校12校を定期的に訪問し、図書のデータ入力、図書の発注、書架整理、配架デザイン等、学校図書館の環境整備作業を4月下旬から行っております。各学校に専任の司書がいない現状下において、図書担当教諭の手助けとなっており、今後とも小・中学校の連携を密にしながら本事業の円滑な推進に努めてまいります。 「愛の手紙展」・「武士の日記を読む展」についてであります。 日本近代文学館の協力のもとに、夏目漱石、芥川龍之介、太宰治ら明治以降の文豪たち12人の恋人や妻、家族にあてた手紙やゆかりの品を展示した「愛の手紙展」を4月21日から5月27日まで開催し、多くの入場者が訪れ好評のうちに終えることができました。 また、6月30日から7月29日まで、秋田県公文書館の協力のもと「武士の日記を読む展」を開催いたします。県の文化財である佐竹北家日記を初め、藩士の公務や活動の様子、藩や国内の情勢をうかがうことのできる資料が展示されますので、多くの方々の御来場をお待ちしております。 次に、スポーツ振興課であります。 チャレンジデー2012について。 住民総参加型スポーツイベント、チャレンジデー2012が5月30日に全国一斉に開催され、仙北市は2度目の参加となりました。ことしは、西木町西明寺地区の桧木内川河川公園を主会場とし、開会式直後の仙北市民交流グラウンドゴルフ大会には200人以上が参加し、随所に見せる好プレーに歓声が響き渡りました。角館地区では、チャレンジデー参加者に文化施設の無料開放や歴史案内人などの協力を得て、観光客や市民の皆さんが武家屋敷などを散策しました。 田沢湖畔では、スポーツ推進委員がウオーキングの講習会やフライングディスクなどで観光客の皆さんに運動を呼びかけ、多くの方々の御参加をいただきました。
地域運営体の皆さんからは、事業の周知や参加の呼びかけに御尽力いただき、チャレンジデーへの参加推進に御協力いただきました。市民等の参加率は36%で、目標としていた金メダルの55%に届かず、残念ながら銀メダルとなり、対戦相手の広島県竹原市は、参加率55.5%で金メダルを獲得いたしました。仙北市は敗れてしまいましたが、チャレンジデーを継続することは、年間を通じたスポーツ推進を図るために必要なことととらえ、次年度へ向けた取り組みを各スポーツ団体や関係団体と協議し、市民の皆さんの運動に対する関心を一層高め、体力向上と健康増進につなげていきたいと考えております。なお、大会の基本ルールにより、対戦相手の勝利をたたえ竹原市の市旗を1週間庁舎に掲げております。 次に、文化財課であります。 読売あをによし賞について。 仙北市さくらアドバイザーとして、教育委員会で委嘱しております黒坂登氏が第6回読売あをによし賞の奨励賞を受賞されました。この賞は文化財の保存、修復の現場に光を与えることを目的に創設されたもので、黒坂氏は永年にわたり天然記念物、名勝指定の桜の管理に御尽力され、市役所退職後も後進の指導に当たるなど仙北市の桜を全国に知らしめていることが受賞につながったものであります。黒坂氏のこれまでの努力に感謝しますとともに、これからもさらなる活躍をしていただきたいと思っております。 次に、白岩焼窯跡の毀損について。 白岩焼窯跡の毀損に至った経緯について、5月22日に秋田県教育委員会へてんまつ書を提出しております。秋田県教育委員会からは5月25日付けで、秋田県指定史跡白岩焼窯跡の毀損に係る対応について、「仙北市教育委員会による不適切な判断も原因の一つと考えられることから極めて遺憾であり、毀損箇所を復する手だてを講ずるとともに再発防止に取り組むこと」の通知がありました。原状回復については、秋田県文化財保護室の指導を受けながら、わきに寄せられている表土で覆土していく予定であります。 さらに、再発防止につきましては、「所有者や毀損箇所などを改めて確認し、現状の把握と所定の手続、届け出を行うなど適切な対応をするとともに、指定文化財の所有者に対しては、文化財保護条例に定める所定の手続等について周知を図り、文化財保護に関する研修を行うなど、文化財保護業務に関する体制の強化、文化財の適切な保存・活用に関する普及啓発に努めること」の指導がありました。今回、所定の手続を失念したことにより、皆様に多大な御迷惑をおかけしましたことに衷心よりおわび申し上げます。 ご当地応援定期貯金による寄附について。 秋田おばこ農業協同組合で昨年から取り扱っておりましたご当地応援定期貯金は4月末をもって終了し、秋田おばこ農業協同組合管内14団体等へ寄附の贈呈がありました。角館の桜保護に対しては12万円の寄附をいただいたことに感謝申し上げますとともに、寄附の趣旨に沿うよう桜保護に充当できる有効な使途を検討したいと考えております。 平福記念美術館であります。 奇跡のピアノコンサートについて。 平福記念美術館の桜まつり期間中の入館者数は、2,258人と前年比約7%の伸びとなっております。前半は客足が伸びず、天候がくずれた5月3日から最終日の6日までの4日間がピークとなりました。会期中に開催されましたOtoを楽しむ会主催の奇跡のピアノコンサートは、5月1日に開催された角館町出身のテノール歌手、本田武久さんが出演した回が最も盛り上がりを見せ、テレビ局が取材に入るなど注目度の高さがうかがえました。 「歿後10年佐々木裕久展」について。 4月14日から5月20日まで開催された「歿後10年佐々木裕久展」は3,391人の御来場をいただきました。故佐々木裕久氏の御家族や御親戚の方も鑑賞に見えられ、没後10年の節目をしのぶとともに、独創的な世界観が改めて多くの方々の印象に焼きつく機会となりました。 「恵花会展2012in角館」 5月25日からは、現代日本画の企画展「恵花会展2012in角館」を開催しております。現在30人の作家が在籍し研鑽を重ねる日本画研究会恵花会会員の中央展出品の大作を中心に50点を展示しており、現役作家の十人十色の表現が一堂に会した非常に見ごたえのある内容になっております。恵花会からはリーフレット配付や広報活動等の協力を得ており、ぜひ大勢の方に現代日本画の魅力を楽しんでいただきたいと思います。 「福島の画人 米倉兌・廣長威彦展」について。 東日本大震災から1年以上が経過しましたが、現在も日本全体が復興に向かっている状況の中、仙北市としましても少しでも東北を元気にすることができればとの思いから、福島県出身の画家、廣長威彦先生の御協力をいただき、廣長先生の作品と先生と親交が深かった故米倉兌先生の作品展を6月30日から9月10日まで開催いたします。福島県出身の両画家の展覧会を開催することで、福島を初め東北の方々の励ましになればと願っておりますので、皆様の御来場をお待ちしております。 以上、教育行政に関する報告を申し上げましたが、本定例会に提案しております教育関係議案につきまして、慎重審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げ、
教育行政報告とさせていただきます。
○議長(佐藤峯夫君) 教育長の
教育行政報告を終わります。
議会動静報告、監査委員の報告については別に配付のとおりであります。
-----------------------------------
△表彰伝達
○議長(佐藤峯夫君) 去る5月23日開催の全国市議会議長会定期総会において、本議会からは3名の方が表彰を受けました。 つきましては、これから表彰状の伝達を行います。 表彰を受けられる方は、19番、高久昭二君、15番、
青柳宗五郎君並びに佐藤峯夫、3名であります。 それでは、表彰式を行うので、前へどうぞ。
◆副議長(
青柳宗五郎君) 表彰状。 佐藤峯夫殿。 あなたは市議会議長として8年、市議会議員として20年の長きにわたって市政の発展に尽くされ、その功績は特に著しいものがありますので、第88回定期総会に当たり、本会表彰規程によって特別表彰をいたします。 また、感謝状が届いております。 あなたは全国市議会議長会評議員として会務運営の重責に当たられ、本会の使命達成に尽くされた功績は誠に顕著なものがありますので、第88回定期総会に当たり、深甚な感謝の意を表します。 平成24年5月23日、全国市議会議長会会長、関谷博、代読。 (表彰状授与) (拍手)
○議長(佐藤峯夫君) 表彰状。 仙北市 高久昭二殿。 あなたは市議会議員として15年市政の振興に努められ、その功績は著しいものがありますので、第88回定期総会に当たり、本会表彰規程により表彰をいたします。 平成24年5月23日、全国市議会議長会会長、関谷博、代読。 (表彰状授与) (拍手)
○議長(佐藤峯夫君) 表彰状。 仙北市
青柳宗五郎殿。 あなたは市議会議員として10年市政の振興に努められ、その功績は著しいものがありますので、第88回定期総会に当たり、本会表彰規程により表彰をいたします。 平成24年5月23日、全国市議会議長会会長、関谷博、代読。 (表彰状授与) (拍手)
○議長(佐藤峯夫君) 去る5月25日、天皇陛下に拝謁してまいりました。 天皇のお言葉の中に、議員各位におかれてはお体に十分注意され、東日本大震災の復旧、復興に英知を傾けてくださいというお言葉がありましたので、謹んでお伝えを申し上げます。
-----------------------------------
△報告第2号~報告第5号の上程、説明
○議長(佐藤峯夫君) 日程第4、報告第2号
繰越明許費の報告についてから日程第7、報告第5号 予算繰越の報告についてまでの報告の時間といたします。 報告第2号について、
倉橋総務部長。
◎総務部長(倉橋典夫君) 報告第2号
繰越明許費の報告について。 平成23年度仙北市一般会計において、
繰越明許費に係る歳出予算の経費を別紙
繰越明許費繰越計算書のとおり翌年度に繰り越したので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により報告するものでございます。 議案つづりの5ページをお開き願います。 今回の
繰越明許費は12事業でございます。 内容について、御説明いたします。1番、地籍調査事業ですけれども、これは西長野の野田熊堂地区0.32平方キロの地籍調査の経費でございます。186万4,000円となっております。 次の、普通財産等管理費につきましては、下延コミュニティーセンターの屋根の修繕、それから旧上桧内小学校の体育館の屋根の修繕でございます。いずれも雪害によるものでございます。このうち、上桧内小学校の380万5,000円については既に工事が済んでおります。残りは下延コミュニティーセンターの35万4,000円が繰り越されております。 次に、児童関係手当支給事務費ですけれども、これは子ども手当のシステム改修費の委託料の繰り越しで525万円になっております。 塵芥処理費につきましては、空間放射線量の測定器購入の経費でございますけれども、シンチレーションサーベイメーター2台、それから放射線モニター3台、計5台ですけれども、既に購入済みとなっております。162万3,000円です。 それから、高能率生産団地路網
整備事業費につきましては、林道鹿ノ作線の整備でございます。112万5,000円の繰り越しです。 観光施設整備事業、これは抱返りの遊歩道の歩道整備ですけれども、県への負担金ですけれども55万1,000円の繰り越しとなっております。 急傾斜危険区域工事費負担金、846万円を設定しましたけれども、県事業の繰越額の確定によりまして338万2,000円の繰り越しとなっております。高野地区、松葉地区、水ノ目沢1号地区の3カ所ですけれども、このうち高野地区と松葉地区については工事が済んでおります。 社会資本整備総合交付金事業費、4,412万2,000円設定しております。これは、市道東田鎌川線の用地の購入補償でございますけれども、事業費の精査によりまして繰越額は4,219万9,000円になっております。 それから、辺地対策事業費につきましては、市道下延西野川原線の整備でございます。これも用地費と補償費の確定によりまして繰越額は591万8,000円になっております。 過疎対策事業費につきましては相沢橋の工事でございます。これも工事費の精査によりまして繰越額は3,076万6,000円になっております。 それから、消防施設
整備事業費につきましては、広久内のポンプ庫の整備と田頭の防火水槽の整備の経費で繰越額は1,108万7,000円でございます。 それから、最後の市民会館施設整備事業602万4,000円の繰り越しですけれども、現在工事を行っている状況でございます。 以上、最終的な繰越額は1億1,394万8,000円となっております。 以上、報告を終わります。
○議長(佐藤峯夫君) 報告第3号について、
佐藤秋夫建設部長。
◎建設部長(佐藤秋夫君) おはようございます。 報告第3号
繰越明許費の報告について御説明いたします。 議案つづりの6ページをお開きください。 平成23年度仙北市下水道事業特別会計において、
繰越明許費に係る歳出予算の経費を別紙
繰越明許費繰越計算書のとおり翌年度に繰り越しましたので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により報告するものでございます。 次のページをお開き願います。 2款1項公共下水道事業費、繰越額3,950万円でございます。これは東日本大震災で保留されていた予算について、国から追加配分を受け発注した工事でありまして、工事期間が確保できなかったためのもので、工期は6月29日までで、現在の工事進捗率は90%となってございます。 次に、2款1項公共下水道事業費279万9,000円のうち繰越額226万6,000万円でございます。これは流域下水道大曲処理区負担金ですが、管渠工事において他施設との協議に不測の日数を要したため年度内完成が困難となったためのもので、工期は12月までとなっております。工事進捗率は71%となっております。 以上、説明を終わります。よろしくお願い申し上げます。
○議長(佐藤峯夫君) 報告第4号について、
倉橋総務部長。
◎総務部長(倉橋典夫君) 報告第4号について御報告申し上げます。 国民健康保険特別会計の分でございますけれども、市政報告にもありましたように、所得税事案に関するものですので私から御報告申し上げます。 事故繰越しの報告について。 平成23年度仙北市国民健康保険特別会計において、歳出予算の経費を別紙事故繰越計算書のとおり翌年度に繰り越したので、地方自治法施行令第150条第3項の規定により報告するものです。 9ページをお開きください。 市政報告にありましたように、23年度予算で国民健康保険特別会計に係る
所得税還付等の事案に関する予算を御可決いただきました。その後、
厚生労働省からの通知が最終的には5月17日になりましたので、県からの御指導もいただきながら
事故繰越措置で対応をさせていただいたものでございます。 予算では1,540万3,440円を御可決いただきましたけれども、このうち3月30日までに事務手続を終えた分が11万6,286円でございます。残り5月30日に、5月17日の通知によりまして手続を終えたものが1,528万5,466円でございます。合わせて1,540万1,752円が
厚生労働省また県支払基金のほうへ返還しております。最終的に1,688円が、加算金の一部が
厚生労働省の精査により課せられなかった分、減となっております。したがいまして、繰越計算書の中では1,528万5,466円という数字でございますけれども、この分が5月30日に事務手続を終えた分でございます。諸収入にあります1,690円につきましては、加算金が課せられなかったということで、この分は不用額となっております。1,688円減となりましたので、返還会からの負担金も1,688円減となりまして、5月24日に280万6,502円が入金されております。 これをもちまして、前回の定例会で予算化されました一般会計分、それから国保会計分の事務手続はすべて終了いたしました。今後、所得税に関する部分、それから地方交付税に関する部分につきまして、今、精査を行っております。どちらも国税局並びに総務省の最終的な判断を待って議会に計上させていただきたいと考えております。どうかよろしくお願い申し上げます。 以上、報告を終わります。
○議長(佐藤峯夫君) 報告第5号について、
新山企業局長。
◎企業局長(新山敦晃君) 報告第5号 予算繰越の報告について御説明申し上げます。 10ページでございます。 平成23年度仙北市水道事業会計において、建設改良費に係る予算を別紙予算繰越計算書のとおり翌年度に繰り越したので、地方公営企業法第26条第3項の規定により報告するものでございます。 次ページ、繰越計算書でございます。 事業名、川崎橋橋梁添架管更新事業でございます。予算計上額1,365万2,000円のうち翌年度へ1,239万2,000円を繰り越すものでございます。当事業は国道341号田沢地区にかかる県管理の川崎橋橋梁改修に伴い、橋梁に添架されていた配水管が支障物件となり橋梁改修と同時に工事を進めてまいりましたが、橋梁改修工事の年度内完成が困難となり繰り越しとなったことにより、当事業についても繰り越しとしたものでございます。繰り越し後の工期は5月31日で工事は完成しております。 以上で報告終わります。よろしくお願い申し上げます。
○議長(佐藤峯夫君) 以上で報告を終わります。 13時まで休憩いたします。 (午前11時48分)
-----------------------------------
○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後0時59分)
-----------------------------------
△議案第60号~議案第70号の上程、説明
○議長(佐藤峯夫君) 日程第8、議案第60号 秋田県
後期高齢者医療広域連合規約の一部変更についてから日程第18、議案第70号 仙北市
公共下水道田沢湖浄化センターの再
構築工事委託に関する基本協定の締結についてまでを議題といたします。 それぞれ提案理由の説明を求めます。 議案第60号から議案第62号までについて、
高橋俊一市民生活部長。
◎
市民生活部長(高橋俊一君) 議案第60号について御説明申し上げます。 議案つづりの12ページをお開きいただきたいと思います。 秋田県
後期高齢者医療広域連合規約の一部変更について。 地方自治法第291条の3第1項の規定に基づき、関係地方公共団体の協議により秋田県
後期高齢者医療広域連合規約を別紙のとおり変更することについて、同法第291条の11の規定に基づき議会の議決をお願いするものであります。 変更の内容につきましては、次ページに記載してございますのでごらんいただきたいと思います。 別表第2中の文言を一部削る内容となってございます。 ここにございます第17条は費用負担に関する条文でありまして、第1項で関係市町村の負担を規定しております。その算定の基礎となる人口は、住民基本台帳と外国人登録に基づくものとなっておりますが、
外国人登録法の廃止に伴い、外国人住民の方も
住民基本台帳法の適用対象へ一本化されることに伴いまして字句の変更を行うものでございます。 附則で規定する施行期日につきましては、秋田県知事の許可のあった日から施行するものとしております。 また、経過措置の部分につきましては、算定の基礎数値を前々年のデータを用いることになっていることによるものでございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 続きまして、議案第61号について御説明申し上げます。 議案つづりの14ページのほうをお開きいただきたいと思います。
外国人登録法の廃止及び
住民基本台帳法の一部を改正する法律施行に伴う関係条例の整理に関する条例制定についてお願いするものでございます。 制定の具体的な内容につきましては、次ページ以降に記載してございます。また、説明資料を配布してございますので、あわせてごらんいただきたいと思います。横長の資料でございます。 最初に改正理由でありますが、
住民基本台帳法の一部を改正する法律が平成24年7月9日に施行されることに伴い、
外国人登録法が廃止され、外国人住民につきましても
住民基本台帳法の適用対象に加えられることになるため、本市の関係条例中の
外国人登録法に関する規定の改正を一括して行うものであります。 次に、条文でございますが、第1条は印鑑条例に関係した部分でございます。 次に、第2条ですけれども、第2条につきましては手数料条例の関係部分でございます。ページは16ページでございます。 次に、第3条でございますが、こちらは敬老祝金条例の関係部分の改正でございます。及び第4条は企業立地促進条例の関係部分でございます。いずれも
外国人登録法の廃止に伴う関係文言の削除、または字句訂正を行う内容となっています。 次に、附則で規定する施行期日等につきましては、関係法の施行日である平成24年7月9日から施行するものでございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 最後に、議案第62号について御説明申し上げます。 議案つづりの18ページをお開きいただきたいと思います。 仙北市墓地、埋葬等に関する
法律施行条例制定についてお願いするものであります。 制定の具体的な内容につきましては、次ページ以降に記載してございます。また、説明資料を配布してございますので、あわせてごらんいただきたいと思います。こちらはA4の縦長のもの1枚でございます。 条例制定の目的と経緯について。 第2次一括法案と呼ばれております地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律の成立に伴いまして、同法第24条の規定により墓地埋葬等に関する法律が一部改正され、都道府県、市町村につきましては、政令都市から中核市まで認められてございますけれども、の許可事務でありました墓地、納骨堂、火葬場の経営許可に関しまして、市へも権限移譲されました。 なお、今回の権限移譲される事務の中で、次の事項につきましては知事の権限に属する事務を市町村長に委任する規則に基づきまして、既に昭和56年10月1日より権限移譲を受けております。1つには、墓地、納骨堂または火葬場経営の許可でございます。2つ目に墓地の区域または納骨堂、もしくは火葬場施設の変更の許可でございます。もう1つは、墓地、納骨堂、または火葬場経営の廃止の許可でございます。 次に、条例制定の内容でございます。 設置場所や施設の基準について、第2条で墓地または火葬場の設置場所の基準について、第3条では、墓地等の施設の基準などを定める規定につきましては、仙北市としてその事務を実施するに当たり、権限移譲前の秋田県の判断基準でありました秋田県墓地、埋葬等に関する
法律施行条例に準じた内容で整合性を図った基準となっております。 次に、届け出などの手続についてでございますが、第4条では都市計画事業等による墓地等の届け出を、第5条では墓地等の工事の完了届けについて規定していますが、具体的な手続の手順や文書の様式につきましては、別に規則で定めるものとしているものでございます。 条例の施行期日につきましては、公布の日から施行するものとしているものでございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(佐藤峯夫君) 議案第63号について、
高田福祉保健部長。
◎
福祉保健部長(高田紀市君) 議案第63号について御説明申し上げます。 初めに、さきに総務部長のほうからも御説明申し上げましたけれども、本議案書の中で字句に間違いがございまして訂正をお願いしたところでございます。大変申しわけございませんでした。おわび申し上げたいと存じます。 それでは、21ページのほうをお開き願いたいと思います。 仙北市多
世代交流施設使用料条例の一部を改正する条例制定について。 仙北市多
世代交流施設使用料条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものでございます。 22ページのほうをお開き願いたいと思います。 また、お手元のほうに資料として配付してございます条例の新旧対照表のほうもあわせて御参照願いたいと思います。 仙北市多
世代交流施設使用料条例の一部を改正する条例でありますけれども、今回の改正でありますが、条例第2条の使用料について、調理室に係る項目を追加するための改正であります。多世代交流施設にある調理室については、昨年度高齢者の生きがいづくりの拠点の一つとして改修を終えました。新たに市民の皆様がいつでも随時使用可能な場所となったことから、使用料徴収の対象に調理室を加えることを目的に条例を改正するものです。 あわせて、第2条に第3項を追加しまして、電気料、水道料、それから燃料用ガス代の使用料も定めるものであります。なお、調理室の使用料金ですが、これは会議室それから和室と同じく昼間500円、夜間は550円とするものであります。 以上であります。よろしくお願いいたします。
○議長(佐藤峯夫君) 議案第64号について、
新山企業局長。
◎企業局長(新山敦晃君) 議案第64号 仙北市
簡易水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定について御説明申し上げます。 議案書つづりの23ページをお願いいたします。 仙北市
簡易水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものでございます。 次ページをお願いいたします。 仙北市
簡易水道事業の設置等に関する条例の一部を次のように改正するものでございます。改正前の現条例については、一昨年、平成22年6月に改正したもので、神代地区未普及地域の解消のために第一段階として西明寺簡易水道を田沢湖角館東前郷地区の一部に拡張したものでございます。それについては、工事の進捗も3年目となり来年度で完成するものです。 今回の改正については、一昨年からの調査で、西明寺地区の新たな水源の確保、また
計画給水人口等を精査した結果、さらに拡張が可能であるということで、今回西明寺地区
簡易水道事業経営変更認可を申請し、平成24年3月29日に認可を取得したことで条例を改正し工事を実施するものです。 第2条の表中、単位がなくてすみませんが、2,750人、これについては計画給水人口です。2,750人を3,387人に変更するものです。 また、次ですけれども1日最大給水量です。1,157立方を1,393立方に変えるものでございます。 また、次ですけれども計画給水区域ですが、下段の表、田沢湖神代地区の一部、田沢湖梅沢地区の一部、田沢湖岡崎地区を追加するものです。 なお、この条例は公布の日から施行するものです。 以上、説明を終わります。よろしくどうか御審議のほどお願いいたします。
○議長(佐藤峯夫君) 議案第65号について、
倉橋総務部長。
◎総務部長(倉橋典夫君) 議案第65号 平成24年度仙北市
一般会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。 今回の補正につきましては、歳入歳出1億6,754万1,000円を追加し、歳入歳出それぞれ184億2,002万円とするものでございます。 債務負担行為は、第2表債務負担行為補正によります。 地方債の変更は、第3表地方債補正によるものでございます。 予算書の9ページをお開き願います。 初めに歳入について御説明いたします。 14款2項2目民生費県補助金の福祉医療費支給事務費補助金187万2,000円は、システムの改修の経費2分の1の助成でございます。 3目の衛生費県補助金、消費生活相談臨時対策基金事業費補助金は、県の基金事業によりまして100%の助成でございます。 それから、
公共施設再生可能エネルギー等導入事業費補助金も、県の基金事業によります100%の助成で1,006万8,000円になっております。 5目農林水産業費県補助金、農業関係制度資金利子補給費補助金は県の分1.075%の利子補給の経費5万3,000円です。 秋田発・子ども双方向交流プロジェクト支援事業費補助金83万4,000円は、中川小学校と、それから女川町の小学校に対する助成です。 強い
農業づくり交付金事業費補助金は、県を通じて国から来るもので、2分の1、3,000万円でございます。
農業体質強化基盤整備促進事業費補助金、これも県を通じて国から100%来るもので、550万円でございます。 8目教育費県補助金、国民文化祭市町村主催事業費交付金60万円ですけれども、国民文化祭の準備に当たりまして、1事業12万円の積算根拠で、仙北市は5事業分が該当しておりまして60万円になっております。 100キロチャレンジマラソン支援事業費補助金45万円は、スタートゲートの購入費に対する県2分の1の助成でございます。 9目消防費県補助金、市町村総合防災対策緊急交付金は、事業費の2分の1で限度額いっぱいの218万円を計上しております。 18款の繰越金は、前年度繰越金4,241万4,000円を計上しました。 19款諸収入の3目衛生費受託事業収入4,734万5,000円ですけれども、災害廃棄物の広域処理に伴います受託事業収入でございます。県を通じて国から来る予定になっております。 19款諸収入の雑入です。建物災害共済金は、暴風、雪害等による建物災害の共済金498万7,000円です。 コミュニティ助成金は150万円で、戸沢氏まつりの備品を購入することにしております。 普通地方公共団体人件費負担金677万7,000円は、岩手県の山田町へ職員を派遣しておりますけれども、その派遣職員の分が山田町から負担金として仙北市に支払われるものです。現在、派遣した職員は山田町の建設課の都市整備第1チームに所属して、災害復興事業に取り組んでいるというふうに報告を受けております。 10ページの20款市債、過疎対策債1,280万円は、医師等の修学資金の貸付金に充当する過疎債でございます。 11ページから歳出でございます。 1款1項1目議会費、一般議会総務費262万1,000円のうち委託料の149万4,000円につきましては、議会の映像配信業務の委託費でございます。 それから、備品購入費39万4,000円は会議録用の録音機の更新でございます。 2款1項1目一般総務費147万1,000円は、山田町へ派遣した職員、また副市長として農水省の方を候補として想定しておりますので、それぞれの赴任手当を計上いたしております。 それから、職員研修費の120万円につきましては、医務薬事課へ4月1日から職員を派遣しておりますので、その研修旅費でございます。 そのほか、役務費で14万9,000円ございますけれども、
サポートセンターの職員に専用の緊急時の連絡体制をとるため携帯電話を10台購入して配備することにしております。 それから、使用料45万円につきましては、農水省から副市長を予定しているということから、住宅の借り上げ経費を見込んでおります。 2款1項5目財産管理費、工事請負費157万3,000円でございますけれども、主なものは、仙北農業共済組合北部支所の屋根の改修、それから田沢湖庁舎のトランスの増設工事等でございます。 また、負担金、市有林管理費として7万9,000円見ておりますけれども、これは桧木内の堀内の公社造林の分集金でございます。 2款1項6目企画費、地域力ステップアップ事業135万円ですけれども、政策検証の市民委員会と新たにまちづくり推進委員会を設置する経費でございます。 また、協働のまちづくりの基本条例に基づきまして、まちづくり提案型事業に対する助成を計画しております。30万円で3団体を見込んでおります。それも今回新たに計上するものであります。 再生可能エネルギー導入促進事業費177万円ですけれども、電気自動車の充電器設置案内の看板購入、それから電気自動車の車検代、また新たにクリオンと花葉館に充電器を設置する経費でございます。 7目の支所及び出張所費の神代出張所費4万円は、自動車の洗浄機の購入経費でございます。 8目の交通防犯対策費、街灯費275万5,000円、角館の内川橋の街灯4基を新たに設置するものでございます。 消費生活相談事業費17万4,000円は、消費者被害の未然防止冊子の経費でございまして、県の基金事業でございます。 9目交通政策費、生活路線代替バス運行費16万1,000円。向生保内線のバスの修繕料でございます。 12ページをお開きください。 11目諸費、集落集会所建設事業費補助金20万2,000円は、神代の上真崎野生活改善センターのトイレ改修工事に対する2分の1の助成でございます。 3款1項5目多世代交流施設費、一般総務費69万9,000円は、山鳩館の屋根軒先の修繕費でございます。 7目医療給付費、福祉医療事務費34万1,000円は、制度の拡充に伴います現況調査等の経費でございます。
中学生入院医療費助成事業費194万円につきましては、中学生の入院まで制度を拡充するためのシステムの改修委託料103万5,000円、それから助成費としては15件で90万5,000円を見ております。 3款2項3目児童福祉施設費、一般施設費136万9,000円は、角館の旧佐藤家を民間の方々の託児活動の場所として改修工事を当初予算に計上しておりますけれども、公共下水道への接続の工事が必要となったことから追加の工事費でございます。 認可保育園管理費243万1,000円につきましては、生保内保育園の軒天の改修189万円ほか各保育園の修繕費でございます。 それから、4款1項3目環境衛生費、
公共施設再生可能エネルギー等導入事業費1,006万8,000円は、今年度は上桧木内出張所に太陽光発電5キロワット、それから蓄電システムが2.5キロワット掛ける2基の工事を行うものでございます。来年以降、各小学校等の再生可能エネルギーの導入を進めていくことにしております。 4目の保健センター費、田沢湖保健センター管理運営費は、ボイラーの小屋の外壁の補修でございます。 西木保健センターにつきましては誘導灯の修繕でございます。 5目診療所費の西明寺診療所管理運営費は外壁の修繕でございます。 4款3項1目病院費の病院事業会計補助金1,280万円は、医師等の修学資金の貸付金、今回、愛知県の愛知医大の1年生、それから秋田大学の4年生、この方は仙北市の方だそうでございますけれども、2名に対する助成でございます。 13ページです。 4款4項2目塵芥処理費のうち塵芥処理費1,026万1,000円は、角館の最終処分場の計量システムの入れかえ工事827万4,000円、そのほか処分場の臨時職員の賃金171万7,000円等でございます。
災害廃棄物受入事業費4,734万5,000円は、田沢湖処分場への災害廃棄物の受け入れでございますけれども、埋め立て作業員及び下層覆土敷きならしの賃金297万6,000円、消耗品として活性炭やろ過剤等の購入が1,299万円、汚泥処理、水質検査の業務委託料が1,476万7,000円、重機の借り上げが1,585万1,000円等でございます。すべて受託事業収入として県を通じて国から来るものでございます。現在想定している経費を計上しておりますので、実際の受け入れが始まってから調整があるというふうに御理解いただきたいと思います。 6款1項2目農業総務費、秋田県暴風被害復旧支援資金利子補給金8万1,000円は、4月3、4日の暴風災害に遭った農業用の支援資金でございまして、仙北市では1,000万円の枠で利子が2.65%でございますけれども、このうち本人0.5、金融機関0.5375、県が1.075、市が0.5375という利子補給になっております。 3目の農業振興費、土壌汚染対策事業費は湛水管理の巡視員の経費でございます。 総合産業研究所費50万円は専門アドバイザーの報償費でございます。 秋田発・子ども双方向交流プロジェクト支援事業は、中川小が東京へ行く経費と、それから女川町の小学校が仙北市を訪れる経費でございます。 強い
農業づくり交付金事業費補助金3,600万円ですけれども、黒沢のミニライスセンターの整備に対する助成でございます。黒沢農作業受託組合に対する補助金です。国が2分の1の3,000万円、市が10分の1の600万円を支援することにしております。 5目の農地費です。農地集積加速化基盤
整備事業費は県の負担金の増でございます。 また、水土里情報利用団体連絡協議会負担金も水土里情報システムの利用の負担金23万円です。
農業体質強化基盤整備促進事業費補助金550万円は、田沢湖畔の大沢地区の区画拡大4ヘクタール、暗渠排水1ヘクタールの
整備事業費、100%の補助金でございます。 6目農業施設費の花葉館・角館森林総合利用施設管理運営費147万円は、花葉館の宿泊と客室内の汚水管の修繕工事でございます。 7款1項2目商工業振興費、
企業立地奨励金でございますけれども、株式会社日本ふるさと計画が経営しておりますホテル侘桜に対する固定資産税の奨励金ですけれども、過疎法による減免対象外の部分を企業立地促進条例に基づきまして、今年度178万200円を奨励金として助成するものでございます。土地と償却資産の一部が該当になっております。 3目の観光費、観光施設維持管理費につきましては、黒森山の展望台デッキの修繕、それから田沢湖畔の平福百穂の歌碑の台座の修繕の経費です。 14ページです。 駅前広場施設管理運営費163万8,000円は、スタシオンの改修が128万1,000円、コンセントの設置あるいは駅前の時計台の工事費でございます。 観光施設
整備事業費20万7,000円は、抱返りの遊歩道入り口にあります橋の転落防止柵の設置工事費でございます。 ツーリストインフォメーションセンター事業費は机、椅子の購入費でございます。 玉川温泉安全対策事業費負担金30万円は、ワーキングチームによります玉川温泉の冬期の安全対策の検討が進められておりますけれども、有識者等に参加していただくため、県のほうで70万円、市で30万円を負担するものでございます。 戸沢氏祭実行委員会補助金は、宝くじのコミュニティー助成金を活用いたしまして、戸沢氏祭の甲冑等の備品を購入するものでございます。 8款2項1目道路維持費、道路維持補修費129万円は、市道山伏峠線の落石防護柵の補修工事です。 8款4項1目都市計画総務費、都市計画決定変更事業費412万8,000円は、角館病院の建設予定地の用途地域の変更の業務委託経費でございます。 9款1項5目災害対策費、2つの事項ございますけれども、いずれも県の総合防災対策の緊急交付金218万円を活用して行うものです。 災害対策総務費は、災害時の防災ヘルメット50個の購入、それから災害時の特設公衆電話の設置代、衛生携帯電話の購入費等でございます。 防災行政無線維持管理費は移動型の車載無線機6台の経費でございます。 10款2項1目学校管理費、特別支援教育支援員派遣事業費150万円は、小学校の新入生に1名、特別支援員が必要な児童がいるということで、1名分を追加するものでございます。 複式学級指導支援員派遣事業費は、中川小、白岩小の複式学級の解消の講師でございますけれども、県の加配措置がございましたので、予算を減額するものでございます。 10款5項1目社会教育総務費、
国民文化祭推進事業費239万7,000円は、ことし開催されます徳島県への視察経費等でございます。 15ページでございます。 10款6項1目保健体育総務費、秋田内陸リゾートカップ100キロチャレンジマラソン大会補助金90万円、県と市が45万円ずつ負担して、スタートゲートを実行委員会のほうで整備するものでございます。 2目の体育施設費、玉川河川公園管理費58万9,000円は、秋に魁杯のサッカー大会が本市で行われます。それで駐車場の整備の業務委託経費でございます。 給食センターの管理運営費は組み替えの予算でございます。 11款2項1目
公共土木施設災害復旧事業費ですけれども、凍上災害の調査設計業務委託料、13路線分の経費でございます。 次に、5ページの債務負担行為でございます。 追加として4つの事項を挙げておりますけれども、東風の湯管理運営業務委託は、指定管理の更新になることから運営費を債務負担行為にお願いするもので6,000万円でございます。5年間で6,000万円ということで、年1,200万円を見ております。 秋田県暴風被害復旧支援資金利子補給金は、10年間の利子補給でございますけれども、先ほど申し上げましたとおり、県の分1.075、市の分0.5375を合わせて79万3,000円を見ております。 かたまえ山森林公園等管理運営業務委託も指定管理の更新に伴うもので、年741万7,000円で5年間で3,708万5,000円となっております。 外町交流広場管理運営業務委託も指定管理の更新に伴うもので、年205万円、5年間で1,025万円を見ております。 それから6ページの地方債の補正でございます。 過疎対策事業費として限度額を1,280万円上げておりますけれども、先ほど申し上げました医師の修学資金2名分の追加でございます。 以上、
一般会計補正予算の説明を終わります。
○議長(佐藤峯夫君) 議案第66号について、
高田福祉保健部長。
◎
福祉保健部長(高田紀市君) 予算書の19ページのほうをお開き願いたいと思います。 議案第66号 平成24年度仙北市
介護保険特別会計補正予算(第1号)でございます。 歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ414万5,000円を追加しまして、歳入歳出の総額をそれぞれ4億6,444万5,000円とするものでございます。 22ページのほうをお開き願います。 まず歳入でございますけれども、6款繰越金、1項1目繰越金、これに414万5,000円追加でございますけれども、これは前年度繰越金であります。23年度決算見込みで約1,000万ほど繰越金が見込まれる状況にございます。そのうち414万5,000円を今回歳出の財源として使わせていただくというものでございます。 次に、歳出のほうでございますが、1款総務費、1項施設管理費、1目の一般管理費でございます。一般管理費に414万5,000円ですが、まず需用費のほうに171万9,000円、これは重油代でございます。それから、15節工事請負費のほうに242万6,000円、これは給湯加温槽を設置する工事費でございます。それぞれ関係しますので、合わせた形で御説明いたしたいと思います。 バイオマス関係の改良工事が1月で終了しまして、熱並びに電力を順調に送っていただいておりますが、その後の重油の使用量を確認いたしましたところ、当初の予想よりも使用料が増えている状況にありました。原因を調べるため、にしき園のメンテナンスをずっと委託しております会社に調査を依頼してきたところであります。その結果、にしき園の給湯関係はバイオマス施設の熱交換を利用している室内暖房と浴槽関係のほかに、ボイラーで沸かした湯が貯湯槽、いわゆる湯をためておくタンクでございますけれども、これにたまりまして、そこから厨房とシャワーに流れる仕組みとなってございます。この貯湯槽部分が、湯の利用が重なる時間帯、このときに湯の使用頻度によりまして自動的に市の水道から直接ボイラーのほうに注水する、いわゆる水が補充されていく状態になってございます。このときにボイラーが稼動するということで、いわゆる追い炊き状態が続くという状況から、重油が使用されているということが判明いたしました。これを解消するために、貯湯槽の熱交換を最適化する必要があるということで、バイオマス施設からの熱交換できる給湯加温槽、これを設置したいというものでございます。これによってボイラーの頻繁な追い炊き状態を減少させまして、重油の消費量の削減を図るというものでございます。 なお、今回の給湯加温設置工事の中には、あわせまして湯の流れを調整する自動流量制御弁というものがございますけれども、これが劣化してございますので、この制御弁の設置も同時に行うということで予算計上してございます。 重油の補正につきましては、ただいま前段で説明いたしました理由により、当初より不足することが判明した分の補正をお願いするというものでございます。 よろしくお願いいたします。
○議長(佐藤峯夫君) 議案第67号について、
藤村医療局長。
◎医療局長(藤村好正君) 議案第67号について御説明申し上げます。別冊になっております補正予算書をごらんいただきたいと思います。 第1条としまして、平成24年度仙北市
病院事業会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによるということでございます 第2条として、収益的収入及び支出でございます。今回収入の部分でございますけれども、第1款市立田沢湖病院事業収益でございます。第1項の医業収益4,594万8,000円でございます。これは医療訴訟にかかわる保険金の部分でございます。 同じく支出の部分でございます。第1款の市立田沢湖病院事業費用でございます。第1項の医業費用4,908万7,000円でございますが、これは今申しました医療訴訟にかかわる経費部分、それから施設の修繕料でございます。これは後ほど実施計画書のほうで詳細についてを御説明したいと思います。 それから、第3款の医療局事業費用でございます。第1項医業費用が200万でございます。この部分につきましては、市政報告でもありましたけれども、患者満足度等のアンケート調査を行うという経費でございます。 次の2ページでございます。 第3条資本的収入及び支出でございます。ここでは収入の部分でございますけれども、第2款市立角館総合病院資本的収入、第3項負担金で1,280万となっております。これは一般会計の説明の中でもありましたけれども、病院事業としての一般会計の補助金部分でございます。 同じく支出でございます。第2款市立角館総合病院資本的支出、第3項修学資金貸付金でございます。これは医師等修学資金で医師2名分の貸付金ということでございます。 それでは3ページのほうで、先ほど収益的事業の詳細についての御説明をしたいと思います。 収入の部分でございますけれども、その他医業収益4,594万8,000円でございます。これは医師等賠償責任保険金ということでございます。 これに対応する支出でございますけれども、その下の支出の欄でございます。 1款市立田沢湖病院事業費用、1項医業費用、3目経費の中の委託料695万円、これが訴訟費用の部分でございます。それから雑費3,899万8,000円、これが損害賠償金2,592万円、それから遅延損害金、事故発生からことしの7月10日支払いの予定で計算しておりますが、その部分が1,307万8,000円となっております。ここの部分が医療訴訟にかかわる部分でございます。それ以外に修繕料313万9,000円ございますけれども、これは電気設備の中央監視装置の修繕ということでございます。 以上で説明を終わります。
○議長(佐藤峯夫君) 議案第68号について、
新山企業局長。
◎企業局長(新山敦晃君) 議案第68号ですが、別冊となっておりますのでよろしくお願いいたします。 本議案を提案するに当たり、朝、誤りがありまして差しかえさせていただきました。本当に申しわけありませんでした。 それでは、補正予算(第1号)についての説明をいたします。 今回の補正は、地方公営企業会計基準の見直しにより、資本的支出に計上している開発費を減額し収益的支出に組み替えるものでございます。そのことに伴う収益的支出の減額に対しましては、今年度企業局人員2名の削減をしておりますので、職員給与費を減額補正して対応するものでございます。 第2条、収益的収入及び支出でございます。収入、支出とも総額は変わりありません。支出のところで営業費用87万8,000円を減額し、予備費に追加するものでございます。 次のページでございます。 資本的収入及び支出でございます。 第3条、予算第4条本文括弧書き中、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額7,398万5,000円を、下の表ですけれども、開発費から減額するところの810万9,000円を減額した6,587万6,000円にするものです。 また、その財源の内訳として、過年度分損益勘定留保資金5,464万9,000円を4,692万6,000円に改め、また当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額533万6,000円を495万円に改めるものでございます。 第4条、議会の議決を経なければ流用することのできない経費ということで、職員給与費9,007万9,000円を8,109万2,000円に改めるものでございます。 3ページですが、その内容を明記してございます。下段の表ですが、資本的収入及び支出の部の開発費810万9,000円を減額するものでございます。この減額を組み替えるということで、上の表になりますけれども、収益的収入及び支出の2目配水及び給水費に810万9,000円を増額するものです。さらに職員給与費898万7,000円を減額し、営業費用としては87万8,000円の減額、これについて予備費に追加するものです。 4ページ以降ですけれども、23年の決算調整になったことにより、資金計画も補正予定額ということで減額しております。 また、職員の給与費明細書、それから予定貸借対照表については御一読願います。 以上で説明を終わります。よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長(佐藤峯夫君) 議案第69号について、
倉橋総務部長。
◎総務部長(倉橋典夫君) 議案第69号について提案理由の説明を申し上げます。 議案第69号 平成24年度
光ブロードバンド設備整備事業工事請負契約の締結について。 平成24年度
光ブロードバンド設備整備事業工事請負契約を次のとおり締結するものとする。 上記、仙北市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により議会の議決を求めるものでございます。 契約の目的、平成24年度光ブロードバンド設備の整備で、田沢湖の田沢地区、西木町の桧木内地区に光ケーブルの敷設等の工事を行うものでございます。 契約金額は1億9,740万円でございます。 契約の方法は随意契約です。 契約の相手方は、秋田市中通4丁目4番4号、東日本電信電話株式会社秋田支店でございます。 本案件につきましては、市政報告で報告がありましたように、5月14日に運営事業者の
選定委員会を開催し、事業者から詳細なプレゼンテーションを受けました。これまでの実績等を勘案いたしまして審査の上、東日本電信電話株式会社、
NTT秋田支店に決定したものでございます。 光ブロードバンドの整備計画につきましては、議案の説明資料として配付しておりますけれども、23年度に田沢湖高原地区、本年度は田沢地区と桧木内地区、25年度に上桧木内地区を市の事業として整備いたします。残りの地区につきましては、通信事業者の事業ということで、NTTが引き続き順次整備を進めております。
選定委員会の際もNTTさんに対し、いつごろまでにすべて整備されるのかという御質問をいたしましたけれども、現段階で確約をできる精度まで至っていないという御回答でございましたので、引き続き早期の整備を要望してまいりたいと考えております。 また、整備済みの地区につきましては、NTTと連携し加入率の向上に努めてまいりたいと思っております。 以上、議案第69号の説明を終わります。よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。
○議長(佐藤峯夫君) 議案第70号について、
佐藤秋夫建設部長。
◎建設部長(佐藤秋夫君) 議案第70号について御説明申し上げます。 その前に、先ほどは議案の訂正について大変御迷惑をおかけし申しわけございませんでした。 それでは、議案第70号 仙北市
公共下水道田沢湖浄化センターの再
構築工事委託に関する基本協定の締結について御説明申し上げます。 議案つづりの26ページをお開きください。 仙北市
公共下水道田沢湖浄化センターの再
構築工事委託に関する基本協定を次のとおり締結するものとする。 上記、仙北市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により議会の議決を求めるものでございます。 内容について御説明申し上げます。 この協定は、田沢湖浄化センターの長寿命化を図るための改修工事を行うためのものでございます。 契約の目的は、仙北市
公共下水道田沢湖浄化センターの再
構築工事委託でございます。 契約金額は9億9,000万円でございます。 契約の方法は随意契約であります。 契約の相手方は、東京都新宿区四谷3丁目3番1号、日本下水道事業団理事長、谷戸善彦であります。 田沢湖浄化センターは、昭和61年6月の供用開始から26年が経過しており、施設の経年劣化や機能低下が見られますが、適正な維持管理と修繕によりその機能を維持してまいりましたが、これにかかる費用も増加してまいりましたので、平成20年度に施設の長寿命化のための診断調査を実施したところ、放流水基準はおおむねクリアしているが、安定した水処理が行われているとは言いがたい状況であるとの診断結果が出されております。 また、管理棟や水処理施設は旧耐震基準で建設された構造物であります。安全性に問題があるとの調査結果も出されております。このほかに、この施設には自家発電設備もなく、長時間の停電に対応した施設にはなってございません。さらに、汚泥脱水機の老朽化による悪臭等の発生や作業効率の低下などいろいろな問題が出てきておりますので、このような状況を解消し、良好な水処理、汚泥処理施設として維持していくための長寿命化を図るものでございます。 契約の方法は、随意契約で地方自治法施行令第167条の2第1項2号の規定によるものでございます。その理由について御説明申し上げます。 今回の改修では、施設を稼動させながらの改修工事となり、多くの専門的かつ複雑な技術と、これまでの実績が強く求められる工事であります。その委託先の選定に当たっては、建設事業の遂行能力や施設稼動後の維持管理体制を十分考慮しなければなりません。今回の契約の相手方であります日本下水道事業団は、地方公共団体の要請に基づき、終末処理場等の建設や維持管理など下水道に関する業務について、地方公共団体を支援、代行する機関として唯一設立された地方共同法人であり、高い技術力と実績を有したものでございます。また、田沢湖浄化センターは昭和55年に工事着手しておりますが、当時も日本下水道事業団と工事委託に関する基本協定を締結し施設を建設しております。 今回の工事内容は、土木、建築、機械、電気、水質等多岐にわたる高度な専門知識と技術が必要でございます。下水道法でも、公共下水道を設置し、または改築する場合について一定の資格を有する専門家に行わせなければならないことになっておりますが、市の職員には、機械、電気、水質等に係る専門の資格を持った者はおりません。代行機関として、日本下水道事業団が法的に認められた唯一の法人でありますので、これに建設にかかる業務を委託し、設計積算から発注、工事管理、検査、検収等の一連の業務を委託するために基本協定を締結するものでございます。 以上、説明を終わります。よろしく御審議いただきまして、御可決賜りますようお願いいたします。
○議長(佐藤峯夫君) 日程第8、議案第60号 秋田県
後期高齢者医療広域連合規約の一部変更についてから日程第18、議案第70号 仙北市
公共下水道田沢湖浄化センターの再
構築工事委託に関する基本協定の締結についてまでの提案理由の説明を終わります。 14時10分まで休憩いたします。 (午後1時57分)
-----------------------------------
○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後2時10分)
-----------------------------------
△議案第71号~議案第77号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(佐藤峯夫君) 次に日程第19、議案第71号 雲沢財産区
管理委員選任につき同意を求めることについてから日程第25、議案第77号 雲沢財産区
管理委員選任につき同意を求めることについてを上程し議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) 議案第71号 仙北市雲沢財産区
管理委員選任につき同意を求めることについてであります。 次の者を仙北市雲沢財産区管理委員に選任したいので、仙北市雲沢財産区管理会条例(平成20年仙北市条例第32号)第3条の規定により、議会の同意を求めるものであります。 選任すべき委員の住所、氏名、生年月日であります。 住所、仙北市角館町雲然田中92番地。氏名、高橋惣十郎。生年月日、昭和12年11月1日生まれであります。 氏は財産区の管理運営に対し高い見識を有している方でありまして、ぜひ御再任をお願い申し上げたいというふうに思っております。 続きまして、議案第72号、同じく仙北市雲沢財産区
管理委員選任につき同意を求めることについてであります。 次の者を、選任すべき委員の住所、氏名、生年月日ということで皆様にお諮りいたします。 住所、仙北市角館町西長野桂渕67番地。氏名、茂木千代太郎。生年月日、昭和13年10月9日生まれであります。 提案の理由も同様であります。 同じく、議案第73号 仙北市雲沢財産区
管理委員選任につき同意を求めることについてであります。 選任すべき委員の住所、氏名、生年月日は、住所、仙北市角館町下延上川原219番地1。氏名、青柳善悦。生年月日、昭和14年3月12日生まれであります。 提案理由は同様であります。 議案第74号であります。 仙北市雲沢財産区
管理委員選任につき同意を求めることについてであります。 選任すべき委員の住所、氏名、生年月日については、住所、仙北市角館町下延大前田206番地。氏名、鈴木國男。生年月日、昭和14年11月30日生まれであります。 提案の理由は同様であります。 議案第75号であります。 仙北市雲沢財産区
管理委員選任につき同意を求めることについてであります。 選任すべき委員の住所、氏名、生年月日は、住所、仙北市角館町西長野鬼壁102番地。氏名、黒坂和夫。生年月日、昭和15年3月29日生まれであります。 提案理由は同様であります。 議案第76号 仙北市雲沢財産区
管理委員選任につき同意を求めることについてであります。 選任すべき委員の住所、氏名、生年月日については、住所、仙北市角館町八割西ケ沢113番地。氏名、菅原悠一。生年月日、昭和20年4月10日生まれであります。 選任の理由としては同様であります。 議案第77号 仙北市雲沢財産区
管理委員選任につき同意を求めることについてであります。 選任すべき委員の住所、氏名、生年月日は、住所、仙北市角館町西長野上野98番地1。氏名、伊藤隆一郎。生年月日、昭和22年11月20日生まれであります。 同じく同様の選任の理由であります。 どうか皆様、御同意をよろしくお願い申し上げます。
○議長(佐藤峯夫君) 議案第71号から議案第77号まで雲沢財産区
管理委員選任関連の議案を一括して質疑の時間といたします。 質疑ありませんか。 19番。
◆19番(高久昭二君) ちょっと1点だけ、簡単にお尋ねしたいと思います。 合併以前、旧角館町時代から町の雲沢財産区がございまして、御承知のとおり、財産区の管理会、管理委員をそれぞれ頑張っていただいておるわけでございますけれども、今回改選、提案予定されております、同意を求められております7名の委員全員は合併以前からの委員じゃないかなと思うんですが、そのとおりなのか、その点をちょっと確認したいと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(佐藤峯夫君) 市長。
◎市長(門脇光浩君) 私も合併以前からの委員だというふうに認識しております。ちなみに一番任期の多い方が7期で、一番任期の短い方、今までの経験では2期目ということでありますので、再任ということでありますが、合併前も、あ、2期目の方については合併前は委員ではなかった可能性があります。今、確認したいと思います。議長、ちょっとお待ちください。
○議長(佐藤峯夫君)
倉橋総務部長。
◎総務部長(倉橋典夫君) 高橋惣十郎さんが5期目になってございます。それから茂木千代太郎さんが6期目でございます。青柳善悦さんが4期目でございます。鈴木國男さんにつきましては7期目以上となっておりますので、7期より上になるということだと思います。黒坂和夫さんが2期目でございます。菅原悠一さんは4期目でございます。伊藤隆一郎さんも4期目でございます。黒坂さんだけは、合併前は違うということでございます。 以上です。
○議長(佐藤峯夫君) 19番。
◆19番(高久昭二君) ただいまの総務部長からの御説明いただきましたとおり、かなり長い方が、それは非常に精通して、それぞれの財産区の中身について、そして場所、確認、いろいろなことに精通されて、各部落ごとから選出されておるわけでございますけれども、何といいますか、これはそこの管理会がきちんとなされていれば、それにもちろんこしたことはないんですが、今後の世代に引き継いでいくと、この財産を、田沢財産区、生保内財産区も同じでしょうけれども、次代に引き継いでいくというふうな立場から、数名新たな世代の方を入れるということ、または、そういう希望をする方はまったくおらなかったのかどうか、そういう点だけを確認したいと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) 今のお話はごもっともだと思います。今回、黒坂さんが一番新しい期の方でありますけれども、次代に引き継ぐという考え方で地域の中でお受けいただける方がいらっしゃればありがたいと思っております。今回の再任については、なかなかその人選が難しかったというふうにお聞きしております。
○議長(佐藤峯夫君) ほかにありませんか。 (「なし」と言う人あり)
○議長(佐藤峯夫君) なしと認め質疑を終わります。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第71号から議案第77号までについては、会議規則第39条第3項の規定により委員会への付託を省略し、討論を打ち切りたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と言う人あり)
○議長(佐藤峯夫君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第71号から議案第77号までの各案は委員会の付託を省略し、討論も省略することに決定いたしました。 これより採決を行います。 議案第71号 仙北市雲沢財産区
管理委員選任につき同意を求めることについて、高橋惣十郎氏を選任し同意することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と言う人あり)
○議長(佐藤峯夫君) 御異議なしと認めます。 本案は原案のとおり同意されました。 次に、議案第72号 仙北市雲沢財産区
管理委員選任につき同意を求めることについて、茂木千代太郎氏を選任し同意することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と言う人あり)
○議長(佐藤峯夫君) 御異議なしと認め、本案は原案のとおり同意されました。 次に、議案第73号 仙北市雲沢財産区
管理委員選任につき同意を求めることについて、青柳善悦氏を選任し同意することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と言う人あり)
○議長(佐藤峯夫君) 御異議なしと認め、本案は原案のとおり同意されました。 議案第74号 仙北市雲沢財産区
管理委員選任につき同意を求めることについて、鈴木國男氏を選任し同意することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と言う人あり)
○議長(佐藤峯夫君) 御異議なしと認め、本案は原案のとおり同意されました。 次に、議案第75号 仙北市雲沢財産区
管理委員選任につき同意を求めることについて、黒坂和夫氏を選任し同意することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と言う人あり)
○議長(佐藤峯夫君) 御異議なしと認めます。 本案は原案のとおり同意されました。 次に、議案第76号 仙北市雲沢財産区
管理委員選任につき同意を求めることについて、菅原そういち氏を選任し同意することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と言う人あり)
○議長(佐藤峯夫君) 御異議なしと認め、本案は原案のとおり同意されました。 これは菅原そういち……。 (「悠一」と言う人あり)
○議長(佐藤峯夫君) 取り消しをいたします。 議案第76号は菅原悠一氏であります。訂正をいたします。 御異議なしと認め、本案は原案のとおり同意されました。 次に、議案第77号 仙北市雲沢財産区
管理委員選任につき同意を求めることについて、伊藤隆一郎氏を選任し同意することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と言う人あり)
○議長(佐藤峯夫君) 御異議なしと認め、本案は原案のとおり同意されました。
-----------------------------------
△散会の宣告
○議長(佐藤峯夫君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれをもって散会いたします。 (午後2時22分)...