令和 6年 3月 定例会 令和6年 北秋田市議会3月定例会会議録 (令和6年3月14日)第5日目 令和6年3月14日、北秋田市議会定例会は、北秋田市議会議事堂に招集された。1、出席議員は、次のとおりである。 1番 福田牧子 2番 三浦倫美 3番 虻川 敬 4番 永井昌孝 5番 佐々木正史 6番 松橋久敏 7番 福岡由巳 8番 久留嶋範子 9番 杉渕一弘 10番 五代儀義富 11番 堀部 壽 12番 中嶋洋子 13番 板垣 淳 14番 佐藤重光 15番 佐藤文信 16番 小笠原 寿 17番 長崎克彦2、欠席議員は、次のとおりである。 なし3、地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため出席した者は、次のとおりである。 市長 津谷永光 副市長 河田浩文 教育長 佐藤昭洋 総務部長 小松正彦 財務部長 西根弘樹 市民生活部長 佐藤栄作 健康福祉部長 三沢 聡 産業部長 金田浩樹 産業部政策監 金澤 誠 建設部長水道局長 長岐孝生 教育次長 小坂竜也 会計管理者 小笠原 隆 消防長 中嶋 忍 総務課長 金 英則 総合政策課長 福嶋 統 財政課長 加賀光也4、職務により議場に出席した事務局職員は、次のとおりである。 事務局長 米澤田茂 副主幹 奥山信仁 主査 赤石祐介5、会議事件は、次のとおりである。 令和6年 北秋田市議会3月定例会議事日程 (第5) 開議 日程第1
総務文教常任委員長報告 日程第2 議案第4号 北秋田市監査委員条例等の一部を改正する条例の制定について 日程第3 議案第6号 北秋田市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について 日程第4 議案第23号 令和5年度北秋田市綴子財産区特別会計補正予算(第1号) 日程第5 議案第24号 令和5年度北秋田市栄財産区特別会計補正予算(第1号) 日程第6 議案第25号 令和5年度北秋田市七日市財産区特別会計補正予算(第1号) 日程第7 議案第26号 令和5年度北秋田市米内沢財産区特別会計補正予算(第1号) 日程第8 議案第27号 令和5年度北秋田市阿仁合財産区特別会計補正予算(第1号) 日程第9 議案第36号 令和6年度北秋田市坊沢財産区特別会計予算 日程第10 議案第37号 令和6年度北秋田市綴子財産区特別会計予算 日程第11 議案第38号 令和6年度北秋田市栄財産区特別会計予算 日程第12 議案第39号 令和6年度北秋田市沢口財産区特別会計予算 日程第13 議案第40号 令和6年度北秋田市七日市財産区特別会計予算 日程第14 議案第41号 令和6年度北秋田市米内沢財産区特別会計予算 日程第15 議案第42号 令和6年度北秋田市前田財産区特別会計予算 日程第16 議案第43号 令和6年度北秋田市阿仁合財産区特別会計予算 日程第17 議案第44号 令和6年度北秋田市大阿仁財産区特別会計予算 日程第18 議案第48号 北秋田市
過疎地域持続的発展計画の変更について 日程第19 議案第49号 辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について 日程第20 議案第50号 北秋田市市税条例の一部を改正する条例の制定について 日程第21 陳情第28号 公契約条例の制定による適正賃金・労働条件の確保と地域経済の振興を求める陳情 日程第22
市民福祉常任委員長報告 日程第23 議案第5号 北秋田市印鑑条例の一部を改正する条例の制定について 日程第24 議案第7号 北秋田市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 日程第25 議案第8号 北秋田市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について 日程第26 議案第9号 北秋田市
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営の基準等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について 日程第27 議案第18号 令和5年度北秋田市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号) 日程第28 議案第19号 令和5年度北秋田市
国民健康保険合川診療所特別会計補正予算(第3号) 日程第29 議案第20号 令和5年度北秋田市
介護保険特別会計補正予算(第4号) 日程第30 議案第21号 令和5年度北秋田市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) 日程第31 議案第22号 令和5年度
北秋田市立阿仁診療所特別会計補正予算(第4号) 日程第32 議案第28号 令和5年度北秋田市
病院事業会計補正予算(第2号) 日程第33 議案第30号 令和6年度北秋田市
国民健康保険特別会計予算 日程第34 議案第31号 令和6年度北秋田市
国民健康保険合川診療所特別会計予算 日程第35 議案第32号 令和6年度北秋田市
介護保険特別会計予算 日程第36 議案第33号 令和6年度北秋田市
後期高齢者医療特別会計予算 日程第37 議案第34号 令和6年度
北秋田市立阿仁診療所特別会計予算 日程第38 議案第35号 令和6年度
北秋田市立米内沢診療所特別会計予算 日程第39 議案第45号 令和6年度北秋田市病院事業会計予算 日程第40
産業建設常任委員長報告 日程第41 議案第10号 北秋田市産業振興促進条例の一部を改正する条例の制定について 日程第42 議案第11号 北秋田市大野台ハイランド憩の森条例の一部を改正する条例の制定について 日程第43 議案第12号 北秋田市大太鼓の館条例の一部を改正する条例の制定について 日程第44 議案第13号 北秋田市
死亡獣畜保冷施設設置条例の一部を改正する条例の制定について 日程第45 議案第14号 北秋田市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について 日程第46 議案第15号 北秋田市阿仁異人館条例及び北秋田市
郷土文化保存伝承館条例の一部を改正する条例の制定について 日程第47 議案第16号 北秋田市布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について 日程第48 議案第46号 令和6年度北秋田市水道事業会計予算 日程第49 議案第47号 令和6年度北秋田市
下水道事業会計予算 日程第50 陳情第27号 「最低賃金法の改正と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求める陳情書 日程第51 陳情第29号 「あきたこまち」の「あきたこまちR」への全面切り替え計画に関する陳情書 日程第52 議案第17号 令和5年度北秋田市一般会計補正予算(第11号) 日程第53 議案第29号 令和6年度北秋田市一般会計予算 日程第54 議案第51号 令和5年度北秋田市一般会計補正予算(第12号) 日程第55 同意第1号 北秋田市教育委員会委員の任命について 日程第56 同意第2号 人権擁護委員候補者の推薦について 日程第57 総務文教常任委員会の閉会中の所管事務調査報告 日程第58 市民福祉常任委員会の閉会中の所管事務調査報告 日程第59 産業建設常任委員会の閉会中の所管事務調査報告 日程第60 発議案第1号
北秋田市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について 日程第61 発議案第2号 議会運営委員会の所管事務調査について 閉会
○議長(堀部壽) おはようございます。 ただいまの出席議員は定足数に達しておりますので、ただちに本日の会議を開きます。 (開議) (10時00分)
○議長(堀部壽) 日程に入る前に建設部長から発言の申出がありますので、これを許可します。 建設部長。
◎建設部長兼水道局長(長岐孝生) おはようございます。 議長から発言の許可をいただきましたので、自席にて失礼し、議案第47号、令和6年度北秋田市
下水道事業会計予算における予算に関する説明書について、訂正及び差し替えをお願いするとともにおわびを申し上げます。 予算書9ページからの令和6年度北秋田市事業会計予算に関する説明書の15ページ、お手元に差し替えとして配付のA4判の用紙でございます。また、訂正箇所を示したものも配付してございます。 このページの(2)令和6年度北秋田市
下水道事業会計予定キャッシュフロー計算書、1、事業活動によるキャッシュフローの小計の3段上の項目、貯蔵品の増減額マイナスの11万1,800円について、計算には含まれてございますが記載漏れとなっていたものであります。11万1,800円の減額を含めて計算されておりますので、小計及び業務活動によるキャッシュフローの2億2,111万8,443円については訂正はなく、計算書も含め、議案第47号の予算書に記載している数値については訂正はございません。 また、このたびの記載漏れにつきましては、常任委員会終了後に気づいたものであったことから、所管の産業建設常任委員の皆様には個別に説明をし、ご了解をいただいたところであります。ありがとうございます。 今後、予算書はもちろんのこと、説明書など資料についてもこれまで以上に慎重な確認作業を行い、再発防止に努めてまいります。誠に申し訳ございませんでした。
○議長(堀部壽) 次に、1番 福田 牧子議員から発言取消しについて発言の申出がありますので、これを許可します。 1番 福田 牧子議員。
◆1番(福田牧子) 議長より発言の許可をいただきましたので、3月5日の一般質問での発言の一部を取り消したく申入れいたします。 取消しをお願いする発言は、「……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………」の発言であります。どうかよろしくお願いいたします。
○議長(堀部壽) ただいま福田 牧子議員から申出がありました発言の取消しについて、これを許可することにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(堀部壽) ご異議なしと認めます。 よって、福田 牧子議員からの発言取消しの申出は許可することに決定いたしました。
○議長(堀部壽) 次に、議会運営委員長の報告を求めます。 議会運営委員長。
◆議会運営委員長(虻川敬) (議会運営委員長 虻川 敬君登壇) おはようございます。 本日9時から議会運営委員会を開催いたしましたので、その経緯と結果についてご報告申し上げます。 当局から説明員として総務部長、総務課長の出席を求め、内示を受けておりました人事案件2件について説明を受けたほか、発議案として
北秋田市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定についてを日程に追加することとし、そのほか議事日程や採決方法などについて確認いたしました。 協議の結果、本日の議事日程及び議会等の採決方法においては、お配りいたしました議事日程(案)及び別紙採決方法資料(案)のとおりとさせていただきたいと思います。このほかタブレットの使用について確認し、課題になっていることについては、今後、再度協議することといたしました。 以上でございますが、議会運営につきましてはよろしくご協力お願い申し上げ、議会運営委員長の報告とさせていただきます。
○議長(堀部壽) これより日程に沿って各常任委員長報告を行います。 付託事件については、各委員会の審査の経過と結果の報告を求めるものでありますが、「議案第17号、令和5年度北秋田市一般会計補正予算(第11号)」、「議案第29号、令和6年度北秋田市一般会計予算」、「議案第51号、令和5年度北秋田市一般会計補正予算(第12号)」については、各常任委員長から所管分の報告と委員長に対する質疑までを行い、採決は日程第52、日程第53、日程第54で行いますので、あらかじめ申し上げます。 それでは、日程に入ります。 日程第1「
総務文教常任委員長報告」を求めます。
総務文教常任委員長。
◆
総務文教常任委員長(小笠原寿) (
総務文教常任委員長 小笠原 寿君登壇) おはようございます。 総務文教常任委員会に付託されました事件について、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 本委員会に付託されました事件は、条例案3件、予算案17件、単行議案2件、陳情1件であります。 これらの事件について、去る3月6日、7日に審査した結果、次のとおり決定いたしましたので、会議規則第110条の規定によりご報告いたします。 初めに、条例案についてご報告いたします。 「議案第4号、北秋田市監査委員条例等の一部を改正する条例の制定について」は、審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。 「議案第6号、北秋田市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について」は、委員から、勤勉手当は職員それぞれ違ってくると思うがその積算根拠はとの質疑があり、当局からは、積算根拠は個人ごと基礎額があり、それに支給割合、基本的には1.2か月を乗じ、それに成績率を乗じて算出すると答弁がありました。 以上のような審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。 「議案第50号、北秋田市市税条例の一部を改正する条例の制定について」は、委員から、雑損控除の特例ということだが受付は3月末までになるのかとの質疑があり、当局からは、市民税の納税通知書が送達されるときまでに提出されたものを受け付けることになっている。確定申告が3月15日で終わるがそれ以降であっても納付書が送達されるまで受け付けることとすると答弁がありました。 以上のような審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。 次に、予算案についてご報告いたします。 「議案第17号、令和5年度北秋田市一般会計補正予算(第11号)≪所管分≫」については、委員から、
固定資産路線価鑑定評価業務、不用になった公用車の売却、地籍調査、市民ふれあいプラザ及び市民プールの光熱費等、
市民プール指定管理料の債務負担行為の在り方などについて質疑がありました。そのうち、財務部財務課の審査の中では、失礼いたしました。財務部税務課の審査の中では、委員から、
固定資産路線価鑑定評価業務の目的はとの質疑があり、当局からは、税法にて3年に1回の評価が定められており、土地の下落等の鑑定をしていただくこととの答弁がありました。 財務部財政課の審査の中では、委員から、地籍調査について次年度実施予定と今後の計画区域の状況はとの質疑があり、当局からは、本予算議決後、補助金申請を行い、作業のほうは4月に入ってからの予定で、実施予定箇所は坊沢中柳生、綴子柳中、松葉町、鷹巣字下家下、東上綱を想定しており、全体計画に対し6割くらいの進捗状況であるとの答弁がありました。
教育委員会スポーツ振興課の審査の中では、委員から、
市民プール指定管理料、物価高騰対策について令和6年度限定になっているが、限定的だと債務負担行為ではなく新年度予算に物価高騰分として計上してよいのではとの質疑があり、当局からは、市民プールの指定管理料については令和2年度から令和6年度までの債務負担行為で既に議決をいただいており、令和6年度が最終年度となるが議決をいただいた以上の予算を勝手に上げるのは問題ありと判断し、本補正にあえて計上させていただいたものとの答弁がありました。 以上のような審査をした結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第23号、令和5年度北秋田市綴子財産区特別会計補正予算(第1号)」、「議案第24号、令和5年度北秋田市栄財産区特別会計補正予算(第1号)」、「議案第25号、令和5年度北秋田市七日市財産区特別会計補正予算(第1号)」、「議案第26号、令和5年度北秋田市米内沢財産区特別会計補正予算(第1号)」、「議案第27号、令和5年度北秋田市阿仁合財産区特別会計補正予算(第1号)」の以上5件については、審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。 次に、「議案第29号、令和6年度北秋田市
一般会計予算≪所管分≫」については、委員から、農業所得減の理由、固定資産税の評価及び滞納額の予算計上、ふるさと納税による市民税の減収の影響、
産業会館解体工事日程及び解体後における跡地利用計画、起債等の繰上償還に伴う補償金、
公有財産台帳システム閲覧データ作成委託における個別計画の更新、公金振込手数料の増額、投票所運営、
例規執務サポートシステム等委託に係る契約方法、空き家対策、
ストレスチェック業務委託、
災害関連死弔慰金支給条例、ふるさと納税寄附金の会計処理、
大館能代空港利用支援、内陸線支援、学校給食費の値上げ、こどもサミット、部活動の地域移行、前田小学校舎の今後、阿仁学園の屋外運動場改修工事における授業等への支障、鷹巣中学校第1体育館改修工事、マタギの地恵体験学習事業、金家住宅維持管理、スポーツ・
文化合宿等誘致促進事業費補助金、100キロ
チャレンジマラソン大会補助金、
鷹巣体育館バスケットゴール破損の影響、
体育館使用料無料化検討など、多くの質疑が出されました。 そのうち、財務部税務課の審査の中では、委員から、固定資産税の評価及び滞納額の予算計上について評価についてはほぼ前年度と同じような状況で理解してよいか、また滞納額の予算計上について令和4年度の決算書では7,700万円ほどあったと思うが、令和6年度当初では1,255万円ほどしか計上されていない、その理由はとの質疑があり、当局からは、評価についてはそんなに大きな変動はない。滞納額の予算計上については、先ほどの7,700万円ほどに対し、徴収率16.77%を乗じて得た1,253万1,000円が記載の収入見込みとなっているとの答弁がありました。 委員から、ふるさと納税による市民税の減収の影響はとの質疑と資料請求があり、当局からの提出資料の説明で
ふるさと寄附金納税者は年々増加傾向にあり、それに合わせて市民税の控除額が増額している。ただし、市民税の減収分の75%が地方交付税に投入されるため、実質的には減収分は25%程度と見込まれるとの答弁がありました。 財務部財政課の審査の中では、委員から、
産業会館解体工事日程及び解体後における跡地利用計画はとの質疑があり、当局からは、工事発注後、少し暑さの和らいだ9月頃からと考えている。跡地利用については現在検討中との答弁がありました。 関連して委員から、公共施設の施設解体後の計画について計画性がきちんとそろわないまま進められている印象があるが当局の見解はとの質疑があり、当局からは、機構改革に向けての会議で部署及び課の数をどうするかなど検討し、大体固まったのが昨年末であった。それから部署の移動、人員の配置などが決まったが、どうしても後手後手に見える部分もあるかもしれないが、そういう誤解のないように努めていきたいとの答弁がありました。 委員から、起債等の繰上償還に伴う補償金について繰上げした場合のメリットはとの質疑があり、当局からは、市が保有する起債の残高が下がることによって財政的な数字はよくなる。将来払っていく利息の分が不要になるので今回の見込みだと1月に借入先に調査したところかなり低い。補償金の金額は予算上はこの金額を計上してくださいという借入先の条件であるため、今回このようになっている。今年度負担の利子がかなり軽減されるということがこの繰上償還のメリットになると考えるとの答弁がありました。 選挙管理委員会の審査の中では、委員から、投票所運営について利便性向上のため、今回取り入れた部分はとの質疑があり、当局からは、投票所の運営については従来どおりとなっている。他市町村の取組なども調査し、移動投票所なども検討できるが実績が上がっているところがあまりない。まずは現在ある投票所を維持し、投票率につなげていきたいと考えるが費用対効果の部分から考えると投票所の集約も視野に入れて検討していきたいとの答弁がありました。 総務部総務課の審査の中では、委員から、空き家解体の補助金について全県的な状況を参考にしたようだが、ある県内の市の状況が新聞報道されており、今年度補助金を利用して解体した件数が87件であったとのこと。一方、北秋田市は5件くらいであり、空き家の取りまとめ方を含め、取組方に参考とすべきところがあると思うのでしっかりと調査して進めていただきたいと思うが見解はとの質疑があり、当局からは、現段階で空き家計画の方針改定は考えてはいないが、今回、空き家調査において件数のほうが増えると考えており、その資料関係については差し替え、手順書としての不完全空き家の認定方法等々は加えていく予定である。実際の詳細調査状況により改定も検討していきたいとの答弁がありました。 総務部総合政策課の審査の中では、委員から、ふるさと納税寄附金の会計処理について他市でも実施しているように、基金に繰り出しして翌年度に活用できるようにすべきと考えるが見解はとの質疑があり、当局からは、各市町村、様々な仕方、具体的な事業を示しているところもあるし、本市のように分野型のところが大部分で多いわけだが、そういったことも含め、寄附者の意向に沿った形の使い方をいろいろ研究していきたいとの答弁がありました。 委員から、大館能代空港支援について、秋田県は3便化頑張りますと言いながらやめた。市独自のみの支援策ではお得感が前ほどないので、3便化実現のために県に対して復活するよう市から要望はしないのかとの質疑があり、当局からは、県の今年度の取組は主に県外からの誘客活動に取り組んでいる
リピート宿泊応援事業、
リピーター宿泊応援事業を県のほうで実施している。各市町村は地元利用の促進、県のほうは県外利用客の促進、そういった事業の違いはあるが毎月モニタリング会議を開催しているため、そういう場で要望等のお話ができればと考えるとの答弁がありました。
総務部内陸線再生支援室の審査の中では、委員から、内陸線の支援について年間計画で赤字幅2億円以内とあると思うが、今のままの経営状態が続いた場合、基金として積み立てている財源が年々取崩しをされてきていると思うがあと何年程度、持続可能なものかとの質疑があり、当局からは、詳細は資料がないため申し上げられないがおおよそ五、六年、失礼しました、おおよそ5年から7年くらいで財源が枯渇する見込みとなっている。そのため、現在、国の再生事業等を活用できないか検討しているとの答弁がありました。 教育委員会総務課及び学校教育課の審査の中では、委員から、学校給食費について大綱質疑でもあったが今後、ほかの自治体の状況を見ながら対応を考えていくということであったが、今後、無償化される可能性はあるかとの質疑があり、当局からは、今後の見通しは県内においても無償化、一部助成を行っている自治体もある。今年度については現在の市の独自の施策として食べ盛り!
子育て世帯生活応援事業を行っている。子供の食に関する助成ということでそれが全部、給食費に充てるものではないが、そのような市の施策を講じているため、それでいきたい。今後については学校運営協議会を通じ様々なご意見等を伺いながら、どうしていくべきかということを参考にさせていただきたいと考えるとの答弁がありました。 関連して、別の委員から、令和6年度からの学校給食費の値上げについて、この物価高騰のさなか、また下水道料金も値上げになり、ますます市民生活が大変になる。値上げに関し議会でも全員協議会でも説明がなかった。市長の施政方針で手厚い子育て政策を実施しますと表明したが、この施策と逆行しているのではとの質疑があり、当局から、給食費を令和6年度から値上げするという説明がなされていないということで大変申し訳ございません。保護者に対しては昨年の4月、12月に通知させていただいているが、全体に対しての説明が不足であった。市独自の施策として食べ盛りの子育て支援を行っており、今回の値上げ分、小学生については年間で約8,000円、中学生は約8,550円だが、給付等については1人の子供に3万円あり、それを全て給食費に充ててくださいというわけではないが、市の政策としてそういった取組をさせていただいており、ご理解願いたいとの答弁がありました。 それに関連して、委員から、学校給食運営委員の意見等を参考にしながらという答弁があったけれども、参加メンバーに少し偏りがあるような気がする。やはり実際に学校給食費を負担する側のメンバーをもう少し増やし、意見を吸い上げるような形で運営していただきたいとの意見がありました。 委員から、部活動の地域移行について教職員の方が関わる時間がなくなった場合、教育的な部分がちょっと薄くなってしまう可能性があると思う。この点について、地域移行したときの学校教育、教職員の関わりについてどう認識しているかとの質疑に対し、当局からは、今進めているのは土曜日、日曜日、休日の部活動の移行、まずはそこから始めていく。よって、平日は学校で指導ということになる。休日指導していただく地域の方たちへの研修等、今後必要となっていくだろうし、先生方の中でも指導したい方もいる。そうしたところも合わせて考えながら進めていく必要があると考えるとの答弁がありました。 また、委員から、学校、小学校の今後については、失礼しました、前田小学校の今後についてはどうなるのかとの質疑があり、当局からは今年度6月と10月の2回、前田地区の活性化推進協議会、それから後援会の方々と意見交換及び市内の事業所の意見交換会をさせていただいた中で活用したいという方はいなかった。それを受け、前田地区の小学校を広くPRしてはどうかなどのご意見をいただき、この3月で閉校になるので市の広報で市内の事業者を募る予定としている。また、同様に廃校プロジェクト等にも掲載して全国にも発信していきたいと考えるとの答弁がありました。 委員から、阿仁学園の屋外運動場改修工事における授業等への支障は、また完成はいつかとの質疑があり、当局からは、授業等は阿仁中学校で以前使用していたグラウンド等を活用しながら実施したいと考える。屋外運動場については、国の補助金で整備をすることになるので内示があってからの発注になり、大体6月を過ぎてから発注になると考えている。そこから11月下旬の完成をめどに考えていきたいとの答弁がありました。 教育委員会生涯学習課の審査の中では、委員から、金家住宅の維持管理について、誰が見ても屋根にペンキを塗ったほうがよいと思うが対応はとの質疑があり、当局からは、今年度、文化庁から派遣していただく事業を活用し、実際に金家住宅を見ていただいた。当然、屋根の部分も確認したところ、これ以上変に手をかけないでこのまま残したほうがいいという話をいただいたので、小破修繕で雨漏り対応はしたが、基本的には塗ったりふき替えたりしないというのが文化庁から派遣された方のご意見であった。そういったことから令和6年度予算には計上していないが、今後どういったことができるか検討し、市民から親しまれるような文化財保護に努めていきたいとの答弁がありました。
教育委員会スポーツ振興課の審査の中では、委員から、大綱質疑でもあったが100キロ
チャレンジマラソン大会補助金について補助金額が例年同様となっている。この物価高騰時、同額でも対応可能という考えなのか、それとも状況によって金額を増額する予定もあるのかとの質疑があり、当局からは、実施者側から要望があった金額で計上しており、今後ももし要望があった場合はきちんと受理し、判断していくべきものと考えるとの答弁がありました。 委員から、体育館使用料の個人、団体料金について無料化の検討はとの質疑に対し、当局からは現段階で検討していないが検討できる1つの視点だと思って伺ったとの答弁がありました。答弁に対し委員から、健康づくりという観点でいうと、例えば健康だと国保会計の好転につながるなど、そういった意味では非常に大事な分野であるため、ぜひ検討していただきたいとの質疑があり、当局からはスポーツ団体の育成支援という点からも検討させていただきたいとの答弁がありました。 以上のような審査をした結果、意見の一致を見ることができず、討論では反対の立場として、学校給食費の保護者負担値上げが提案されているため、この議案には反対するとの討論がありました。採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決しましたが、ふるさと納税の会計処理について文書で附帯意見を付することといたしました。 続いて、「議案第36号、令和6年度北秋田市坊沢財産区特別会計予算」、「議案第37号、令和6年度北秋田市綴子財産区特別会計予算」、「議案第38号、令和6年度北秋田市栄財産区特別会計予算」、「議案第39号、令和6年度北秋田市沢口財産区特別会計予算」、「議案第40号、令和6年度北秋田市七日市財産区特別会計予算」、「議案第41号、令和6年度北秋田市米内沢財産区特別会計予算」、「議案第42号、令和6年度北秋田市前田財産区特別会計予算」、「議案第43号、令和6年度北秋田市阿仁合財産区特別会計予算」、「議案第44号、令和6年度北秋田市大阿仁財産区特別会計予算」の以上9件については、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第51号、令和5年度北秋田市一般会計補正予算(第12号)≪所管分≫」については、審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。 次に、単行議案についてご報告いたします。 「議案第48号、北秋田市
過疎地域持続的発展計画の変更について」、「議案第49号、辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について」の2件については、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、陳情についてご報告いたします。 「陳情第28号、公契約条例の制定による適正賃金・労働条件の確保と地域経済の振興を求める陳情」の審査では、討論はありませんでしたが、採決前に趣旨採択にして私たちがもう少し調査研究をしてみる時間的猶予があればいいとの意見があり、採決の結果、賛成多数で趣旨採択すべきものと決しました。 また、7日の審査において文章でつけることとした附帯意見の内容について、11日に委員会を開催し、「ふるさと納税の会計処理について基金に繰り出して翌年度に活用することについて、令和7年度以降実施を検討すること」と決定しております。 以上が、総務文教常任委員会に付託されました23事件についての審査の経過と結果であります。よろしくお願い申し上げます。
○議長(堀部壽) これより
総務文教常任委員長報告に対する質疑を行います。 なお、質疑される場合、議案番号を特定されるようお願いいたします。 質疑ございませんか。 (「なし」の声)
○議長(堀部壽) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 以上で
総務文教常任委員長報告を終わります。
○議長(堀部壽) これより付託されました事件について採決を行います。 最初に、日程第2「議案第4号、北秋田市監査委員条例等の一部を改正する条例の制定について」、日程第3「議案第6号、北秋田市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について」の2件を一括して採決いたします。 委員長の報告は、いずれも全会一致による原案可決であります。 採決の方法は
簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(堀部壽) ご異議なしと認め、採決の方法は
簡易採決と決定いたします。 お諮りいたします。 委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(堀部壽) ご異議なしと認めます。 よって、議案第4号と議案第6号の2件は原案のとおり可決することに決定いたしました。
○議長(堀部壽) 次に、日程第4「議案第23号、令和5年度北秋田市綴子財産区特別会計補正予算(第1号)」、日程第5「議案第24号、令和5年度北秋田市栄財産区特別会計補正予算(第1号)」、日程第6「議案第25号、令和5年度北秋田市七日市財産区特別会計補正予算(第1号)」、日程第7「議案第26号、令和5年度北秋田市米内沢財産区特別会計補正予算(第1号)」、日程第8「議案第27号、令和5年度北秋田市阿仁合財産区特別会計補正予算(第1号)」の5件を一括して採決いたします。 委員長の報告は、いずれも全会一致による原案可決であります。 採決の方法は
簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(堀部壽) ご異議なしと認め、採決の方法は
簡易採決と決定いたします。 お諮りいたします。 委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(堀部壽) ご異議なしと認めます。 よって、議案第23号から議案第27号の5件は原案のとおり可決することに決定いたしました。
○議長(堀部壽) 次に、日程第9「議案第36号、令和6年度北秋田市坊沢財産区特別会計予算」、日程第10「議案第37号、令和6年度北秋田市綴子財産区特別会計予算」、日程第11「議案第38号、令和6年度北秋田市栄財産区特別会計予算」、日程第12「議案第39号、令和6年度北秋田市沢口財産区特別会計予算」、日程第13「議案第40号、令和6年度北秋田市七日市財産区特別会計予算」、日程第14「議案第41号、令和6年度北秋田市米内沢財産区特別会計予算」、日程第15「議案第42号、令和6年度北秋田市前田財産区特別会計予算」、日程第16「議案第43号、令和6年度北秋田市阿仁合財産区特別会計予算」、日程第17「議案第44号、令和6年度北秋田市大阿仁財産区特別会計予算」の9件を一括して採決いたします。 委員長の報告は、いずれも全会一致による原案可決であります。 採決の方法は
簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(堀部壽) ご異議なしと認め、採決の方法は
簡易採決と決定いたします。 お諮りいたします。 委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(堀部壽) ご異議なしと認めます。 よって、議案第36号から議案第44号の9件は原案のとおり可決することに決定いたしました。
○議長(堀部壽) 次に、日程第18「議案第48号、北秋田市
過疎地域持続的発展計画の変更について」、日程第19「議案第49号、辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について」の2件を一括して採決いたします。 委員長の報告は、いずれも全会一致による原案可決であります。 採決の方法は
簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(堀部壽) ご異議なしと認め、採決の方法は
簡易採決と決定いたします。 お諮りいたします。 委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(堀部壽) ご異議なしと認めます。 よって、議案第48号と議案第49号の2件は原案のとおり可決することに決定いたしました。
○議長(堀部壽) 次に、日程第20「議案第50号、北秋田市市税条例の一部を改正する条例の制定について」を採決いたします。 委員長の報告は、全会一致による原案可決であります。 採決の方法は
簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(堀部壽) ご異議なしと認め、採決の方法は
簡易採決と決定いたします。 お諮りいたします。 委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(堀部壽) ご異議なしと認めます。 よって、議案第50号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
○議長(堀部壽) 次に、日程第21「陳情第28号、公契約条例の制定による適正賃金・労働条件の確保と地域経済の振興を求める陳情」を採決いたします。 委員長の報告は、賛成多数による趣旨採択であります。 これより本件に対する討論を行います。 初めに、委員長の報告に反対、つまり趣旨採択に反対の討論から行います。 討論ございませんか。 1番 福田 牧子議員。
◆1番(福田牧子) (1番 福田 牧子君登壇) 陳情第28号、公契約条例の制定による適正賃金・労働条件の確保と地域経済の振興を求める陳情について、趣旨採択に反対の立場で討論を行います。 この陳情は、北秋田市議会として執行者に対し公契約条例の制定を目指すことを求める決議案を促すものであります。陳情趣旨に記載されている公的サービスを改善するために公契約条例の制定が各地で急速に広がり、労働報酬加減額を定めた公契約条例は28自治体、理念条例は55自治体まで広がっていますとの文面ですが、平成22年に野田市において全国の自治体の初の公契約条例を施行してから余14年を迎える今日まで、全国で1,700を超える自治体数がある中で公契約条例を制定している自治体が28自治体であれば、僅か1.6%でしかありません。 秋田県においては、賃金条項など労働条項を含む公契約条例を制定した市町村はなく、労働環境の整備や建設工事の質の確保、建設工事の総合評価入札などを規定する賃金条項を有さない理念型条例があるのは秋田市と由利本荘市だけであります。このことから、公契約条例の制定が各地で急速に広がっているとの言葉は当てはまらないものであると言えます。 広がらない理由として、広島県庄原市の行政報告書を資料参考とするならば、公契約条例制定については法的問題があります。 1つ目は、最低賃金法等の労働法上の問題であります。条例で賃金、その他の労働条件を定めることは労使間の労働契約に介入するものであり、賃金、就労時間、休息、その他の労働条件に関する基準は法律で定めるとした規定に違反するものではないかということであり、自治体が最低賃金を上回る賃金の支払い義務を条例により公契約相手方に課すことができるのかということであります。 2つ目は、独占禁止法上の問題であります。自己の取引上の地位を不当に利用して相手側と取引することは、独占禁止法に違反するのではないかということであります。 3つ目は、地方自治法上の問題であります。地方自治法の趣旨である最少の経費で最大の効果を挙げるようにしなければならないという観点から、公正性を欠き、経済性の原則を確保することができないのではないかということであります。また、従事する労働者が市外住民の場合、市条例で市外の労働者の労働条件の確保を目的とすることについて疑義が生じる可能性があります。 次に、実務上の問題であります。 行政側は制定に伴う組織体制整備と賃金の支払い状況の把握等、事務量の増加が見込まれ、業者側は賃金台帳作成、下請け関係報告書作成、立入検査などの対応など、業務量の増加と各社における独自の給与体系、昇給制度に対する取扱いが無視され、経営への介入となり、業界団体等の理解を得られるかということであります。 また、北秋田市の建設会社に聞いたところ、下請け業者は一、二社の中で見積りを提出してもらい決めており、ダンピング受注、低価格入札の状況ではないとのことでありました。 以上のことを踏まえ、趣旨採択に反対し、反対の討論といたします。議員各位の賛同をよろしくお願いいたします。 (「議長、議事進行について」の声)
○議長(堀部壽) 次に、委員長の報告に賛成、つまり趣旨採択に賛成の討論はございませんか。 (「議事進行について」の声)
○議長(堀部壽) 15番 佐藤 文信議員。
◆15番(佐藤文信) 先ほど委員長報告にもありましたし、私どもの手元にも委員会報告では賛成多数で趣旨採択ということで反対の立場の表明される方はおりませんでした。本会議で今、反対の討論を許可しましたけれども、この点について議長はどういうふうに見解を持っていますか。
○議長(堀部壽) 議長の見解は、趣旨採択の際、福田議員からは趣旨採択にはその前の時点で反対を申し述べておりますし、その趣旨採択についても賛成はしておりませんので、これを許可した次第であります。 (「いや、いわゆる委員会で表明すべきでなかったですか」の声)
○議長(堀部壽) 委員会では採決の前段階で福田議員が不採択の意見を出しております。
◆15番(佐藤文信) それであれば、ここのところに賛成3で反対1というふうな記載をするべきでないのですかということで話をしています。
○議長(堀部壽) その時点においては、趣旨採択に対しての保留ということで福田議員は反対の討論はしておりません。 (「そのような発言なかったということですね」の声)
○議長(堀部壽) 次に、委員長の報告に賛成、つまり趣旨採択に賛成の討論ございませんか。 13番 板垣 淳議員。
◆13番(板垣淳) (13番 板垣 淳君登壇) 陳情第28号、公契約条例の制定による適正賃金・労働条件の確保と地域経済の振興を求める陳情の趣旨採択に賛成の討論を行います。 3つ述べます。1つ目、このタイトルを見ても分かるとおり、これは働く人も地域経済もよくする陳情であり、反対する理由がありません。法律違反云々という話がありましたが、現にこれを制定している自治体が幾つかあるわけです。そこは法律違反で問われていることはありませんので、法律違反云々の話は当てはまりません。 2つ目、市はこの間、経費節約、あるいは民間でできることは民間でという立場で物事を進めてきました。私は一概にこれは否定はしませんけれども、このことによって賃金が下がり、公的サービスの質が低下した事例もあります。陳情が懸念しているとおりであります。 具体例を1つだけ述べます。四季美館です。以前は市直営でした。そこには正職員も配置されておりました。今はご存じのように指定管理制度でやっています。その結果、どうなったか、市直営時代と比べて維持費は大きく減りました。指定管理料ですが、大きく減りました。その中で何が減ったかというと1にも2にも人件費です。正職員と今働いている職員の方の賃金はあまりにも違う、つまり安い賃金で今の人は働いているということです。 2つ目に、サービス内容も変わりました。一時期、観光案内の看板も撤去し、案内人もいないということがありました。私は何度か一般質問でこの是正を求めて今は改善されましたが、改善されていないこともまだあります。 具体的に言いますと、地産地消のスペース、これは前田地域の人にとって生きがいづくりにという意味で大変貴重な場所なんですが、そのスペースが以前と比べて大幅に狭くされました。それから、鉢植えのものについては売買禁止ということも今続いております。このように地元の人たちが生きがいづくりで利用していることさえ直営時代と比べて減らされてしまっている、こういう事例が実際にあります。 3つ目、最後、結論ですが、今述べたように市の持ち出しは確かに減って、それ自体はいいことかもしれませんが、その一方でというか、そのせいで地域経済にも地域振興にもマイナス感は否めず、これでいいのかということが問われています。 私は、この陳情に決議を上げるのが一番だと思ってはおりますけれども、決議を上げないまでも議会の意思表示を示すために趣旨採択にするべきだというふうに思います。議員の皆さんのご賛同をお願いして討論を終わります。
○議長(堀部壽) ほかに討論ございませんか。 (「なし」の声)
○議長(堀部壽) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決を行います。 採決の方法は起立採決といたします。 委員長の報告は、賛成多数による趣旨採択であります。 それでは、お諮りいたします。 委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(堀部壽) ご着席ください。 起立多数であります。 よって、陳情第28号は趣旨採択と決定いたしました。
○議長(堀部壽) 次に、日程第22「
市民福祉常任委員長報告」を求めます。 市民福祉常任委員長。
◆市民福祉常任委員長(佐藤重光) (市民福祉常任委員長 佐藤 重光君登壇) 市民福祉常任委員会に付託されました事件について、その審査と経過についてご報告を申し上げます。 本委員会に付託されました事件は、条例案4件、予算案16件、計20件であります。 これらの事件について、去る3月6日と7日に審査した結果、次のとおり決定いたしましたので、会議規則第110条の規定によりご報告申し上げます。 それでは、順を追って報告いたします。 初めに、条例案について報告いたします。 「議案第5号、北秋田市印鑑条例の一部を改正する条例の制定について」、「議案第7号、北秋田市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について」、「議案第8号、北秋田市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について」、「議案第9号、北秋田市
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営の基準等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について」の以上4件につきましては、審査の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 続きまして、予算案について報告いたします。 「議案第17号、令和5年度北秋田市一般会計補正予算(第11号)≪所管分≫」の主な内容については、健康福祉部福祉課関係では、委員から、障害者福祉の委託料について国から事務連絡があり消費税の事業に該当することで消費税分を計上しているが、これは国から指摘されないと分からない状況であったのかとの質疑があり、当局からは、これは国からの指摘がないと分からない状態であった。この取扱いについては、当初は課税事業でやっていたが、法人が税務署と消費税について協議し、非課税事業になった経緯があった。しかし、今回、国からの事務連絡により見直しを行ったとの答弁がありました。 医療健康課関係では、委員から、令和5年度に予定されていた保健センターのキュービクル工事について資材高騰の影響で工事ができなかったとの説明があったが補正等で対応できなかったのかとの質疑があり、当局からは、この工事は令和4年度の点検結果で指摘を受けたもので、予算要求時の見積りと今年度の工事を発注するための参考見積りとで工事費にはかからなかったと。工事費には、すみません、工事費にはかなり開きがあった。工事費の不足分を補正しての施工実施を検討したが6月補正には間に合わず、また9月補正となると冬の工事になってしまい、それを避けるために次年度に改めて予算計上させていただいたとの答弁がありました。 また、委員から、市民病院指定管理料の増額について、このように指定管理料がどんどん上がるのをただ容認するのは厳しい。指定管理料が増額に至らないような動きはどのようになされているのかとの質疑があり、当局からは、経営分析業務委託にて当該年度の指定管理料の妥当性と新年度の事業計画と指定管理料の精査の分析を行っている。委託先については毎年入札にて決定しているが、毎年同じ業者との契約となっているため、過去の経緯等も分かっており、分析は信頼できるものであり、経営分析は指定管理料に対する市側の分析となっているが、指定管理者にもフィードバックし厚生連と経営戦略や全体計画との整合性を図りながら進められているとの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第18号、令和5年度北秋田市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)」、「議案第19号、令和5年度北秋田市
国民健康保険合川診療所特別会計補正予算(第3号)」、「議案第20号、令和5年度北秋田市
介護保険特別会計補正予算(第4号)」、「議案第21号、令和5年度北秋田市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)」、「議案第22号、令和5年度
北秋田市立阿仁診療所特別会計補正予算(第4号)」の以上5件については、審査の結果、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第28号、令和5年度北秋田市
病院事業会計補正予算(第2号)」につきましては、委員から、常勤医師奨励金の減額の理由はとの質疑がありました。当局からは、常勤医師については変わっておらず、医局人事による入替えが少なかったため減額となった。医師の充足率は近年おおむね130%前後で推移しているとの答弁がありました。 また、経営強化プランについてどのように病院経営に反映されているのかとの質疑に対し、当局からは、市民病院の経営の方向性、現状と課題、これからの方向性等を厚生連にもヒアリングをして内容を詰めている。これに国の今後の動向や方向性を加味しながら計画を練り上げており、3月中に策定が終わるという予定になっているとの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第29号、令和6年度北秋田市
一般会計予算≪所管分≫」の主な内容についてご報告申し上げます。 消防本部関係では、議員から消防団について毎年、団員数が減少傾向にあるとのことだが、団員を増やす取組はどのように行われているかとの質疑がありました。当局からは、減少の理由は人口減少、高齢化に伴うものが一番大きいと考えているが、その対策として令和4年度から報酬を改定し、処遇改善を図っているほか、広報への掲載、チラシの配布など様々な機会を捉えて広報活動を行っている。また、企業訪問により消防団活動への協力依頼なども行っている。今後もその活動も継続しつつ、他の市町村の参考となるような有用な情報を収集し、団員の確保に向けて努力してまいりたいとの答弁がありました。 また、委員から、西統合分署はオール電化だと聞いたが光熱水費はどうか、また災害時はとの質疑がありましたが、当局からは、灯油代は減っているので掛かり増しではない。また、停電時は発電機で対応するとの答弁がありました。 健康福祉部関係では、LINE公式アカウント情報配信システム委託事業について、委員から、LINEの情報配信については、所管の子育て支援情報にとどまるのかとの質疑がありました。当局からは、子ども・子育て支援を重点に、ごみ出しや避難所マップなどとも連携する予定で、そのシステム構築についても一括して予算計上している。まずは子育て支援という目的をはっきりさせて運営軌道に乗せた上で徐々に広げていきたいとの答弁がありました。 また、高齢者日常生活支援事業については、委員から、エアコン設置に補助するのはいいが、高齢者の場合は暑さを感じにくいため、そのまま熱中症になる場合もあるので、エアコンを使っているか確認することも必要だと思う。しかし、一番の問題は電気代で朝から晩までエアコンを使えば電気代は跳ね上がる、それもケアしてあげないと電気代が払えないためにエアコンを使えないという事例も出てくると思う。今後はその支援も考えてほしいとの意見がありました。 北秋田市民病院関係については、委員から、令和6年度は大幅に増額となっているが、この金額に至るまで病院側とどのような協議を行ってきたのかとの質疑がありました。当局からは、経営分析業務の結果を基に様々な視点からその金額の妥当性については協議を繰り返してきた。経営分析業務を行う上で、現状と次年度の経営計画について説明を受け、精査しているとの答弁がありました。 また、委員から、令和4年度決算において、監査委員から指定管理者と市と一体となった経営改善に取り組むようにとの趣旨の指摘があった。裏を返せばまだまだ経営主体として一体となっていないのではないかという指摘もあったと思う。今後どのような将来像を描くかも含めて、市の業務として専任の担当が必要と感じるが市としてはどのように考えているかとの質疑がありました。当局からは、指定管理者について病院経営に精通している厚生連にお願いしているというのが前提であり、病院経営をうまく実施していくというのがベースにある。市の中に特別チームを設けるような予定はないが、だんだん患者も減っていく中でどういった病院づくりをしていくかについては、指定管理者側とともにしっかりと協議していきたいとの答弁がありました。 市民生活部関係では、大阿仁出張所の対応時間変更についてですが、委員から、大阿仁出張所の対応時間は午後1時まで、おおむね1時から4時までは訪問、予約対応等になるとの説明があったが、4月からは大阿仁出張所の2階に放課後児童クラブが設置されることになっているが、この児童クラブの開設時間に職員が不在となる時間があるというのかとの質疑がありました。当局からは、出張所の窓口は午後1時までとなるが、公民館としての貸し館利用もあるため、職員がいなくなる1時から日直をシルバー人材センターに委託して常駐させることになる。そのため、貸し館の受付、施設の案内、電話対応は全て日直が対応することとしているとの答弁がありました。 また、反対討論として、北秋田市民病院負担9億8,446万5,000円について厚生連と市と協議を重ねてきたとの説明がありましたが、経営改善に向けた一体となった取組が不足しており、市としての積極的な姿勢が必要であり、努力を尽くした予算には至っていないため反対するとの討論がありました。 また、賛成討論として、病院というものは特殊な事情もあり、なくてはならない病院であるため、反対して今後、逆にぎくしゃくした形になるようであれば、市民の健康と生命を守るには非常に危惧されるというようなこともあるため賛成するとの討論がありました。 以上のような審査を踏まえ、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第30号、令和6年度北秋田市
国民健康保険特別会計予算」、「議案第31号、令和6年度北秋田市
国民健康保険合川診療所特別会計予算」の2件につきましては、審査の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第32号、令和6年度北秋田市
介護保険特別会計予算」につきましては、委員から、介護保険に係る収支については黒字になっているが、ここの黒字の部分をなぜ財政調整基金に繰り入れないのか、仮に介護保険が赤字になれば一般会計の財政調整基金から繰り入れることは可能ではないのかとの質疑がありました。当局からは、制度上、介護保険は特別会計で独立しているので、その特別会計の中で賄われるべきものであるため、黒字となった部分については、介護保険財政調整基金に積んでいくというのが基本的な考え方になっている。もし給付金が不足してしまった場合、一般会計から繰り入れることは制度上できないため、県の財政安定化基金という各保険者からの拠出金で積み上げている基金から貸付けを受けて、その不足分を賄うことになっている。ただし、これは借りたお金であるため、この特別会計の中で返していかなければならず、将来の介護保険に跳ね返っていくという仕組みになっている。このことから、介護保険料の制定というのは、そういう要素を踏まえて慎重に行わなければならないと考えているとの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第33号、令和6年度北秋田市
後期高齢者医療特別会計予算」、「議案第34号、令和6年度
北秋田市立阿仁診療所特別会計予算」の2件につきましては、審査の結果、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第35号、令和6年度
北秋田市立米内沢診療所特別会計予算」につきましては、委員から、食糧費について派遣医師の食事代と説明があったが、今はどの会議でも自分で食べるものは自分で負担することが定石になっている。なぜここまで医師に昼食代を出しているのかとの質疑がありました。当局からは、医師派遣についてはこちらからお願いをして来ていただいているということもあり、午後の診療までかかる場合には昼食を提供してきた経緯があります。今後の対応については検討させていただきたいとの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第45号、令和6年度北秋田市病院事業会計予算」については、委員から、経営改善においてやはり厚生連側と市との一体となった取組というものがなかなか見えない予算だと感じるがどうかとの質疑がありました。当局からは、これまでも医師確保等に関して、市長を先頭に市も同行して大学等にお願いしに行っているが、引き続き厚生連と連携を取り医療提供体制の充実を図っていきたい。もちろん医師だけでなく看護師や各種スタッフ等に関しても連携して強化していきたいとの答弁がありました。 なお、討論では、反対討論として、経営改善に向け厚生連と市と連携し、これまでも医師確保など努力してきたとの説明がありましたが、経営改善への一体となった取組には市の積極性が不足しており反対するとの討論がありました。 また、賛成討論として、厚生連と協議した中でかなりの方向性をきっちり出せるような協議を重ねていただきたいという意味で、この予算はこのまま通すべきとの討論がありました。 以上のような審査を踏まえ、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第51号、令和5年度北秋田市一般会計補正予算(第12号)≪所管分≫」については、委員から、新たに対象になる方の給付時期についての質疑があり、当局からは、基準日が6月3日となっており、税が確定した後に事業の実施となるとの答弁がありました。また、委員から、対象者は市役所に出向いて申請手続を行わなければならないのかとの質疑があり、当局からは、送付による受付や窓口センター等でも受付しているとの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上が、市民福祉常任委員会に付託されました事件についての報告であります。よろしくお願いいたします。
○議長(堀部壽) これより
市民福祉常任委員長報告に対する質疑を行います。 なお、質疑される場合、議案番号を特定されるようお願いいたします。 質疑ございませんか。 (「なし」の声)
○議長(堀部壽) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 以上で
市民福祉常任委員長報告を終わります。
○議長(堀部壽) これより付託されました事件について採決を行います。 最初に、日程第23「議案第5号、北秋田市印鑑条例の一部を改正する条例の制定について」、日程第24「議案第7号、北秋田市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について」、日程第25「議案第8号、北秋田市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について」、日程第26「議案第9号、北秋田市
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営の基準等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について」の4件を一括して採決いたします。 委員長の報告は、いずれも全会一致による原案可決であります。 採決の方法は
簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(堀部壽) ご異議なしと認め、採決の方法は
簡易採決と決定いたします。 お諮りいたします。 委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(堀部壽) ご異議なしと認めます。 よって、議案第5号と議案第7号から議案第9号までの合わせて4件は原案のとおり可決することに決定いたしました。
○議長(堀部壽) 次に、日程第27「議案第18号、令和5年度北秋田市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)」、日程第28「議案第19号、令和5年度北秋田市
国民健康保険合川診療所特別会計補正予算(第3号)」、日程第29「議案第20号、令和5年度北秋田市
介護保険特別会計補正予算(第4号)」、日程第30「議案第21号、令和5年度北秋田市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)」、日程第31「議案第22号、令和5年度
北秋田市立阿仁診療所特別会計補正予算(第4号)」、日程第32「議案第28号、令和5年度北秋田市
病院事業会計補正予算(第2号)」の6件を一括して採決いたします。 委員長の報告は、いずれも全会一致による原案可決であります。 採決の方法は
簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(堀部壽) ご異議なしと認め、採決の方法は
簡易採決と決定いたします。 お諮りいたします。 委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(堀部壽) ご異議なしと認めます。 よって、議案第18号から議案第22号と議案第28号の合わせて6件は原案のとおり可決することに決定いたしました。
○議長(堀部壽) 次に、日程第33「議案第30号、令和6年度北秋田市
国民健康保険特別会計予算」、日程第34「議案第31号、令和6年度北秋田市
国民健康保険合川診療所特別会計予算」、日程第35「議案第32号、令和6年度北秋田市
介護保険特別会計予算」、日程第36「議案第33号、令和6年度北秋田市
後期高齢者医療特別会計予算」、日程第37「議案第34号、令和6年度
北秋田市立阿仁診療所特別会計予算」、日程第38「議案第35号、令和6年度
北秋田市立米内沢診療所特別会計予算」の6件を一括して採決いたします。 委員長の報告は、いずれも全会一致による原案可決であります。 採決の方法は
簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(堀部壽) ご異議なしと認め、採決の方法は
簡易採決と決定いたします。 お諮りいたします。 委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(堀部壽) ご異議なしと認めます。 よって、議案第30号から議案第35号の6件は原案のとおり可決することに決定いたしました。
○議長(堀部壽) 次に、日程第39「議案第45号、令和6年度北秋田市病院事業会計予算」を採決いたします。 委員長の報告は、賛成多数による原案可決であります。 これより本件に対する討論を行います。 討論ございませんか。 2番 三浦 倫美議員。
◆2番(三浦倫美) (2番 三浦 倫美君登壇) 日本共産党議員団、三浦 倫美です。 議案第45号、令和6年度北秋田市病院事業会計予算に反対討論を行います。 北秋田市民病院は、市民の命、健康を守る拠点として、この地域になくてはならないかけがえのない医療機関です。病院事業維持のためには、医師確保、医療従事者の処遇改善、患者への接遇改善、通院の足、交通体系の拡充など、総合的に継続的な努力が必要です。経営状況においてはコロナ対応への国の補助金などで黒字になった特例の期間を除き赤字であり、市から負担金は年5億円、そして7億円、また令和6年度は9億8,400万円と10億円近くまで増加し続けています。 医療内容や通院の交通面の不便さから市外のほかの医療機関へ患者が流出している状況もあります。厚生連へ経営改善を求めてチェックする体制の強化が必要です。厚生連と市との踏み込んだ意見交換が不足しており、一体となった経営努力が尽くされていないのに足りない分の負担金は際限なく出し続けるこの現状を容認できません。 以上の理由から反対といたします。議員の皆様の賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(堀部壽) 次に、委員長報告に賛成の討論を行います。 討論ございませんか。 (「なし」の声)
○議長(堀部壽) ほかに討論ございませんか。 7番 福岡 由巳議員。
◆7番(福岡由巳) (7番 福岡 由巳君登壇) 7番 無会派、福岡 由巳であります。 議案第45号、令和6年度北秋田市病院事業会計予算の反対討論をいたします。 申すまでもなく、北秋田市民病院は第二次医療圏確保のために建設された施設であります。最近の情勢から市民病院の第二次医療施設の維持は厳しい状況になっていますが、その制度がどうであれ所期の目的を存続するためには縮小すべきではなく、市民の命と健康を守るために今後とも常勤医師の増員は切実であります。 また、働き方改革からしても、これまで以上の増員が求められます。特に救急患者は院内でより多く治療できるように、圏域外流出患者を少なくすることも喫緊の課題であります。そして、助産師の定数確保など成し遂げなければ事業会計への繰入金9億8,000万円は天井知らずになるおそれがあり、認められないことから反対いたします。皆さんのご賛同、よろしくお願いいたします。
○議長(堀部壽) ほかに討論ございませんか。 (「なし」の声)
○議長(堀部壽) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決を行います。 採決の方法は起立採決といたします。 委員長の報告は、賛成多数による原案可決であります。 お諮りいたします。 委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(堀部壽) ご着席ください。 起立多数であります。 よって、議案第45号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
○議長(堀部壽) 次に、日程第40「
産業建設常任委員長報告」を求めます。 産業建設常任委員長。
◆産業建設常任委員長(杉渕一弘) (産業建設常任委員長 杉渕 一弘君登壇) 産業建設常任委員会に付託されました事件について、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 本委員会に付託されました事件は、条例案7件、予算案4件、陳情2件の計13件であります。 これらの事件について、去る3月6日と7日に審査した結果、次のとおり決定しましたので、会議規則第110条の規定によりご報告申し上げます。 初めに、条例案の報告をいたします。 「議案第10号、北秋田市産業振興促進条例の一部を改正する条例の制定について」、委員から、宿泊施設の立地条件について具体的に考えているところがあれば教えていただきたいとの質疑に、当局からは、鷹巣駅前から空港辺りでビジネス関係のホテルが誘致できればと思っている。また、阿仁、森吉のほうにリゾート型のホテルが誘致できるのであればと思っているが、優先的順位として、鷹巣駅前から空港辺りと考えているとの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第11号、北秋田市大野台ハイランド憩の森条例の一部を改正する条例の制定について」、委員から、ハイランド体育館について、これまでの一般質問においても解体をするという話が出てきているが、住民への説明もほとんどないままに来ていると思う。平成22年から縄文遺跡の物置にして、そのさなかに雨漏りが発生し、使い物にならないような状態にしてきた。これは全て当局の責任ではないか。謝罪の一言もないままに、使えなくなったから解体するという今回の提案は問題があると思うがいかがかとの質疑に、当局からは、ハイランド体育館については、個別施設計画にもあるように、廃止の方向付けがされていると。また、アスベストが使われている施設でもあり、今後、何かしらの用途で使い続けるのは問題があると思うので、廃止の方向で条例の廃止をさせていただきたいとの答弁がありました。 採決においては、反対の立場から、ハイランド体育館が傷んだのは当局のそのような状態にしたもので、謝罪がなければやはり納得できない。謝罪については、今後の計画をきちんと示さなければ、今まで利用している市民は納得しないのではないかということを含め、反対させていただくとの討論がありました。 以上のような審査を踏まえ、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 「議案第12号、北秋田市大太鼓の館条例の一部を改正する条例の制定について」、委員から、使用料を200円に設定した理由について、ほかの自治体の例も含めて教えていただきたいとの質疑に、当局からは、異人館、伝承館と合わせて無料も検討したが、周りが道の駅たかのすの中にあるということで、全体として観光を誘致しているような施設であり、バランスを見て200円とした。一番近い施設では、マタギ資料館が大人200円としている。秋田県内で同じような大人200円のところは、秋田犬会館や大仙市の小山田家の資料館があるとの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第13号、北秋田市
死亡獣畜保冷施設設置条例の一部を改正する条例の制定について」、「議案第14号、北秋田市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について」、「議案第15号、北秋田市阿仁異人館条例及び北秋田市
郷土文化保存伝承館条例の一部を改正する条例の制定について」、「議案第16号、北秋田市布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、以上の4件については、審査の結果、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、予算案についてご報告いたします。 「議案第17号、令和5年度北秋田市一般会計補正予算(第11号)≪所管分≫」について、産業部農林課の審査では、委員から、新規就農者経営発展支援事業費補助金などについて、当初予算全額が削減になっている。当初段階で予定者がいたのではないかと思うが、いかなる理由でこれを取りやめたのかとの質疑に、当局からは、この就農関連の予算については、予算段階での予定者はおらず、期待を込めた予算要求としていたが、結果として希望者がいなかったということであるとの答弁がありました。 建設部建設課の審査では、委員から、除雪費に関して本年度は降雪が少なかったが、どのように予算を調整していくかとの質疑に、当局からは、委託業者に対しては規定の回数に満たない場合、補償という形の補填があるとの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、全会一致で可決すべきものと決しました。 次に、「議案第29号、令和6年度北秋田市
一般会計予算≪所管分≫」について、産業部農林課の審査では、委員から、高精度測定システム基準局設置委託について、供用開始時期はいつになるかとの質疑に、当局からは、4月早々に契約の手続を行い、春作業に間に合わせたいという思いでいるとの答弁がありました。 ほかの委員からは、市民は今年も熊が多く出没するのを心配していると思う。市ではこの地域における来年度の熊の出没の予想をどう見ているか、また、緩衝帯の整備やおりの設置数、数を増やすという方向であるが、その効果をどのように評価していくのかとの質疑に、当局からは、今まで県が想定していた県内に生息している熊の数4,400頭に対して二千数百頭を捕獲しているという数字が正しいものであれば、かなり数は減っていると思う。ただし、これだけ捕獲されると、4,400頭という数字が正しかったのかということについて、指定管理鳥獣に熊が追加されることで県が取り組んでいくと思われるので、注視していきたいと考えている。また、県の野生鳥獣の委員をしているくまくま園の園長の意見を聞くと、里山にいる熊は去年で大分捕獲されているであろうが、晩秋に目撃された子熊が奥山まで戻れたのかどうかというのが懸念されているところであり、まだ里山に生息している可能性があるだろうとのことであった。そういうものについて対処していかなければいけないと考えている。また、被害の評価については、被害防止計画でも農作物被害の削減目標を掲げており、そういったもので評価していきたいというふうに考えているとの答弁がありました。 産業部商工観光課の審査では、委員から、商工費の予算について、全体構成比を見ると2.8%で前年度と同じような割合となっている。企業関係は、雇用の関係や事業所の関係の部分が増額になっているように感じるが、そのほかに商工の部分で注目する点があれば教えていただきたいとの質疑に、当局からは、商工労働の部分については、事業継承がまず大きな柱になっている。これに代わって、サテライトオフィスもつくっていただきながら、補助金のほうも別枠にして増額をしているため、そちらで関わっていただける会社も増やしながら、実際に事業継承を実態として進めていきたいと思っている。観光については、モンベルと連携した自然環境の事業で、これまでは森吉山中心に展開してきた事業であるが、今後は森吉山だけではなく、地域全体に観光客を広げていくような取組にしていきたいと考えているとの答弁がありました。 建設部都市計画課の審査では、委員から、能登半島地震を受けて、耐震診断に興味ある市民もいると思うが、その耐震に係る予算を見ると、さほど変わっていないように見える。診断等について要望等はなかったかとの質疑に、当局からは、地震直後、正月休み明けに二、三件ほどの電話の問合せがあったが、今年度の補助の申請期限が過ぎていた旨説明し、耐震改修が進まない要因としては、日常生活に不備がないのと地震の恐怖が差し迫っていないところ、また、金額も高いということで、なかなか進まない状況であるとの答弁がありました。 採決に当たっては、反対の立場から、昨年の下水道に関する条例に関して反対しており、反対するとの討論がありました。 以上のような審査を踏まえ、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第46号、令和6年度北秋田市水道事業会計予算」について、委員から、老朽管の更新事業について、何年経過したものが老朽管という扱いになるかとの質疑に、当局からは、配水管について耐用年数が40年となっており、それを超えたものを示しているとの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第47号、令和6年度北秋田市
下水道事業会計予算」について、委員から、処理場維持管理業務委託について、合川地区の処理場がかなり古くなっているように見える。人口減少などの中で、この処理場を維持管理するのは大変ではないかと想像するが、今後どうなっていくものかとの質疑に、当局からは、現状の施設をそのまま維持管理していくという気はない。大型合併浄化槽への転換を考えている。その浄化槽の設置によって、経費がかなり削減され、維持管理費も下がるということで、合川地区の施設については大きく方向転換して、大型合併浄化槽に転換したいと考えているとの答弁がありました。 採決に当たっては、反対の立場から、今予算には10月からの使用料の改定も含まれている。昨年12月議会での条例改定では、物価高に苦しむ市民に寄り添って、値上げすべきではないと申し上げた。6,000万円の使用料増額は市の財政から出せない額ではないと反対討論を行っているので、この予算には反対するとの討論がありました。 以上のような審査を踏まえ、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 最後に、陳情についてご報告いたします。 「陳情第27号、「最低賃金法の改正と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求める陳情書」の審査では、意見書案の中には中小企業への支援策を抜本的に拡充、強化しているという項目があるが、今、賃金というのは、本当に安いということを含めて、全国的に問題になっているのは上げた場合にどうするかということで、中小企業が大変だというふうな議論が全国的に広まっている。そういう点を勘案すれば、要望していったほうがいいのではないかというのがこの陳情の趣旨だと思われる。そういう意味で、ぜひ採択したほうがいいのではないかと思うとの意見や、最低賃金1,500円以上を目指すと書かれているが、今の秋田県は900円にも満たされておらず、この金額そのものに引っかかりを感じる。全面的に採択となれば、この1,500円というものも入ってしまう。趣旨については分かるが、趣旨採択も一つの手法ではないかと考えているなどの意見がありました。 採決では、趣旨採択に賛成の立場から、全国一律というところと最低賃金1,500円以上と明記されているところに非常に疑問に思うところがある。趣旨は分かるので、趣旨採択ということで賛成するとの討論がありました。 以上のような審査を踏まえ、賛成多数で趣旨採択すべきものと決しました。 次に、「陳情第29号、「あきたこまち」の「あきたこまちR」への全面切り替え計画に関する陳情書」の審査では、カドミウム、ヒ素をほとんど吸収しないあきたこまちRという米ができて、安心で、かつ食味も今現在のあきたこまちと変わらず、大変いい米ができたと思っている。この地区もカドミウムがあるということから、あきたこまちRに対しては期待を持てるところがある。生産流通段階で、あきたこまちとあきたこまちRを区分けすることは大変難しいということと、生産するに当たって、2種類のものを作るという自体が難しいという話もあるので、今回のこの陳情の内容は採択すべきではないのではないかと思っているとの意見や、生産者、消費者のパブリックコメントを行い、不安がまだ払拭されていないということで、もう少し余裕を持たせて県民の声を聞いた中での切替えにすべきではないかということで、この趣旨に賛同するなどの意見がありました。 採決では、反対の立場から、あきたこまちRは、カドミウム、ヒ素をほとんど吸収しないもので、安全で、しかも今のあきたこまちと食味が変わらないということで、良い米ができたと思っている。また、生産流通段階であきたこまちとあきたこまちRが混在することに管理上問題がある。さらには、秋田県では同じ品種のものを2つ作らないというような話もあり、国際基準的にもクリアできている米ということで、このあきたこまちRを進めるべきものと考えているとの討論や、賛成の立場から、陳情書の趣旨にも書いていたが、あきたこまちRの生産そのものに反対するわけではないが、県民からいろいろ不安が出ている中、また、生産者があきたこまちを作れなくなるということで不安もあるということで賛成したいと思うとの討論がありました。 以上の審査を踏まえ、賛成少数で不採択すべきものと決しました。 以上が産業建設常任委員会に付託されました事件についての報告であります。よろしくお願いをいたします。
○議長(堀部壽) これより
産業建設常任委員長報告に対する質疑を行います。 なお、質疑される場合、議案番号を特定されるようお願いいたします。 質疑ございませんか。 (「なし」の声)
○議長(堀部壽) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 以上をもって
産業建設常任委員長報告を終わります。 ここで昼食のため午後1時まで休憩といたします。 (休憩) (11時54分)
○議長(堀部壽) 休憩以前に引き続き、会議を再開いたします。 (再開) (13時00分)
○議長(堀部壽) これより付託されました事件について採決を行います。 日程第41「議案第10号、北秋田市産業振興促進条例の一部を改正する条例の制定について」を採決いたします。 委員長の報告は、全会一致による原案可決であります。 採決の方法は
簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(堀部壽) ご異議なしと認め、採決の方法は
簡易採決と決定いたします。 お諮りいたします。 委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(堀部壽) ご異議なしと認めます。 よって、議案第10号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
○議長(堀部壽) 次に、日程第42「議案第11号、北秋田市大野台ハイランド憩の森条例の一部を改正する条例の制定について」を採決いたします。 委員長の報告は、賛成多数による原案可決であります。 これより本件に対する討論を行います。 討論ございませんか。 初めに、委員長報告に反対の討論から行います。 7番 福岡 由巳議員。
◆7番(福岡由巳) (7番 福岡 由巳君登壇) 7番 無会派 福岡 由巳であります。 「議案第11号、北秋田市大野台ハイランド憩の森条例の一部を改正する条例の制定について」の反対討論をいたします。 反対の理由は、市長が整備することなく放棄地としてきたこの公園をなかったかのようにすることには納得いかないことと、今後の計画が示されていないということから、まず反対させていただきます。 3点について反対の理由を述べさせていただきます。 第一の理由は、憩の森条例第2条における位置については、木戸石字深沢1番地4外となっています。当局とは、これまで条例に沿って確認してまいりましたが、昨年3月8日付で突如条例の位置は違うと図面を示してきました。 そして、その図面を根拠に今回の議案を提案したものと判断いたしますが、その図面では、深沢1番地4の面積19万平方メートルに及んだものが僅かハイランドハウスの一角だけであるとの説明でありました。当局とこれまで確認したのがなぜ突如変更してきたのか納得できないとともに、私は再確認のために調べさせていただきました。深沢1番地4の範囲はどうであるかは旧合川町の広報や町制施行記念誌等々参照すれば、一目瞭然であります。なぜハイランドハウスの一角だけと偽証しようとしたのか。市長の責任が問われます。と同時に、今後の憩の森の計画の説明がありません。3月8日付の図面は、まず撤回することを求めます。 第二の理由は、ハイランド体育館の廃止条例に関してであります。 体育館はなぜ解体しなければならなくなったのかの問題であります。ハイランド体育館は、平成19年の豪雨災害時の第二次避難所として利用されました。その翌年、平成20年には、大館・北秋田相撲連盟から屋内相撲場建設に関する陳情書が提出され、常任委員会で審議した結果、災害避難場所であるとともに、市民が広く利用していることとして不採択といたしました。当時の体育館は管理が行き届き、多く利用されておりました。それが議会での答弁にあったように、平成22年から平成28年まで、知らない間に森吉山ダム湖底から採掘された縄文遺跡の物置になっていたわけであります。その結果、一般市民は利用できなくなり、さらには、その間に雨漏りも発生いたしました。物置で使用することは条例違反であり、雨漏りの場所も調査して特定しようとせず、かつ修繕も行おうとせず、今日は見る影もない姿になっていることは残念であり、当局の責任が問われます。 国会でも使用されている言葉にマッチポンプというのがあります。マッチポンプとは、自らマッチで火をつけておいて、それを自らポンプで水をかけて消すという意味で、偽善的な自作自演の手法、行為を意味する和製外来語と解説されていますが、よく整備されていた体育館が自ら物置にし、雨漏りさせて朽ちさせてしまったのを自ら解体するという手法は、まさにマッチポンプと指摘せざるを得ません。市長の資質が問われます。解体後どうするか、市民への説明責任が問われます。 第三の理由は、この議案の採決の結果がいかようになっても、財政の無駄使いであることであります。 ハイランド憩の森は合併以降、維持管理はどの程度なされたのかは甚だ疑問で、放棄地同然の状態は幾度となく指摘してきましたが、展望台、4か所のあずまや、フィールドアスレチック、野外ステージなどは朽ち果ててしまっています。廃棄物同様で、公害をまき散らしているような現状であります。早急に処理されるべきであり、今後の総合計画、実施計画を求めてきましたが、常任委員会が審査するまでには間に合わず、この件での委員会での審査ができなかったことは遺憾であります。その後届いた実施計画によれば、大野台ハイランド体育館解体、憩の森整備事業として概算事業費6,597万5,000円となっています。合併して20年近く市民には利用させることなく、ここに至って市民の血税が施設解体とか、廃棄物整備などに使われることは納得のいくものではありません。 また、令和8年度で計画は終了するのか、また、6,600万円の事業費で収まるのかも疑問であります。放棄地同然にしてきた結果が多額の血税を浪費することになり、市長の責任が問われます。この大野台ハイランドは、フィンランド大使一行、多いときは8人でありましたが、3回も訪れ、森吉山まで遠望できた風光明媚な光景から、その一帯をムーミン谷と評され、今日の北欧の杜公園の誕生に結びついた由緒ある公園でありました。今後のハイランドはどうなるのか。計画がないのが遺憾であり、計画を市民にきちんと示し、議案に提案すべきでありました。 以上のことから、市長の資質を問い反対討論といたします。皆さんのご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(堀部壽) 次に、委員長報告に賛成の討論を行います。 討論ございませんか。 ほかに討論ございませんか。 (「なし」の声)
○議長(堀部壽) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決を行います。 採決の方法は起立採決といたします。 委員長の報告は、賛成多数による原案可決であります。 お諮りいたします。 委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(堀部壽) ご着席ください。 起立多数であります。 よって、議案第11号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
○議長(堀部壽) 次に、日程第43「議案第12号、北秋田市大太鼓の館条例の一部を改正する条例の制定について」、日程第44「議案第13号、北秋田市
死亡獣畜保冷施設設置条例の一部を改正する条例の制定について」、日程第45「議案第14号、北秋田市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について」、日程第46「議案第15号、北秋田市阿仁異人館条例及び北秋田市
郷土文化保存伝承館条例の一部を改正する条例の制定について」、日程第47「議案第16号、北秋田市布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について」の5件を一括して採決いたします。 委員長の報告は、いずれも全会一致による原案可決であります。 採決の方法は
簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(堀部壽) ご異議なしと認め、採決の方法は
簡易採決と決定いたします。 お諮りいたします。 委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(堀部壽) ご異議なしと認めます。 よって、議案第12号から議案第16号までの5件は原案のとおり可決することに決定いたしました。
○議長(堀部壽) 次に、日程第48「議案第46号、令和6年度北秋田市水道事業会計予算」を採決いたします。 委員長の報告は、全会一致による原案可決であります。 採決の方法は
簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(堀部壽) ご異議なしと認め、採決の方法は
簡易採決と決定いたします。 お諮りいたします。 委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(堀部壽) ご異議なしと認めます。 よって、議案第46号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
○議長(堀部壽) 次に、日程第49「議案第47号、令和6年度北秋田市
下水道事業会計予算」を採決いたします。 委員長の報告は、賛成多数による原案可決であります。 これより本件に対する討論を行います。 討論ございませんか。 初めに、委員長報告に反対の討論から行います。 8番 久留嶋範子議員。
◆8番(久留嶋範子) (8番 久留嶋範子君登壇) 議案第47号、令和6年度北秋田市
下水道事業会計予算に反対討論を行います。 今予算には、10月からの使用料改定が組まれております。昨年12月の条例改正では、私は物価高に苦しむ市民に寄り添うならば、今、値上げすべきではない。6,000万円の使用料増額見込みは市の財政から出せない額ではない。財政調整基金残高は六十数億円にも上っており、後年何かに使うことになる。ならば、市民生活に使うべきで、下水道料金に使えば値上げしなくても済むと反対討論を行いました。 よって、令和6年度北秋田市
下水道事業会計予算にも反対いたします。
○議長(堀部壽) 次に、委員長報告に賛成の討論を行います。 討論ございませんか。 ほかに討論ございませんか。 7番 福岡 由巳議員。
◆7番(福岡由巳) (7番 福岡 由巳君登壇) 議案第47号、令和6年度北秋田市
下水道事業会計予算の反対討論をいたします。 昨年の12月議会に提案された下水道条例の一部改正の議案に反対していますので、それに基づく議案に反対いたします。 諸物価高騰が激しく、市民の暮らしは深刻であるために、公共料金引上げは慎重であるべきと申し上げてきましたが、議会主催の議会報告会でも、出席者から、10月からの使用料徴収については厳しい反対意見があり、そして、もし徴収するにしても、市民が納得する徴収の仕方があるのではないかという意見もありました。このように、当局は市民に対してほとんど説明を行っていないことから、このような意見が出ているものと考えます。慎重であるべきことを申し上げます。 公共下水道工事はまだ終えていなく、間もなく終了する予定になっているはずであります。それまでは一般会計からの繰入れを続けるべきでないかと申し述べてきていますが、これを貫くべきと私は考えます。人口減少により利用料値上げはやむを得ないという議論もありましたが、これに従えば人口減少が続くため、公共料金の値上げは後を絶たなくなって、あってはならない議論であります。 以上のことから、本事業会計予算の反対討論といたします。皆さんのご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(堀部壽) ほかに討論ありませんか。 (「なし」の声)
○議長(堀部壽) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決を行います。 採決の方法は起立採決といたします。 委員長の報告は、賛成多数による原案可決であります。 お諮りいたします。 委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(堀部壽) ご着席ください。 起立多数であります。 よって、議案第47号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
○議長(堀部壽) 次に、日程第50「陳情第27号、「最低賃金法の改正と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求める陳情書」を採決いたします。 委員長の報告は、賛成多数による趣旨採択であります。 これより本件に対する討論を行います。 初めに、委員長の報告に反対、つまり趣旨採択に反対の討論から行います。 討論ございませんか。 (「なし」の声)
○議長(堀部壽) 次に、委員長の報告に賛成、つまり趣旨採択に賛成の討論はございませんか。 4番 永井 昌孝議員。
◆4番(永井昌孝) (4番 永井 昌孝君登壇) 陳情第27号、「最低賃金法の改正と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求める陳情書について、委員長報告のとおり趣旨採択に賛成の立場から討論いたします。 本陳情は、地方経済、人口減少対策として非常に有効な陳情であります。しかし、意見書案には、1、最低賃金法の全国一律に改正することとあります。これにおいては、地方においては魅力的なことではありますが、日本全体の経済を考えると、経済バランスを崩しかねなく、慎重な判断が必要です。 また、最低賃金1,500円以上となると、アルバイトや入社したての初任給から適用させなければなりません。労働者にとっては良いことではありますが、雇用する経営者にとっては、物価高や燃料費が不安定な中、経営者側へ与える影響が大きくなる意見書案と読み取れます。 経営力強化の支援が強い商工業をつくり、それから必然的に賃金に反映されるものであり、本陳情は趣旨採択とすることが最善と考えます。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(堀部壽) ほかに討論ございませんか。 (「なし」の声)
○議長(堀部壽) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決を行います。 この採決の方法は起立採決といたします。 委員長の報告は、賛成多数による趣旨採択であります。 それでは、お諮りいたします。 委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(堀部壽) ご着席ください。 起立多数であります。 よって、陳情第27号は趣旨採択と決定いたしました。
○議長(堀部壽) 次に、日程第51「陳情第29号、「あきたこまち」の「あきたこまちR」への全面切り替え計画に関する陳情書」を採決いたします。 委員長の報告は、賛成少数による不採択であります。 これより本件に対する討論を行います。 初めに、委員長報告に反対の討論、つまり陳情に賛成の討論から行います。 討論ございませんか。 8番 久留嶋範子議員。
◆8番(久留嶋範子) (8番 久留嶋範子君登壇) 陳情第29号、「あきたこまち」の「あきたこまちR」への全面切り替え計画に関する陳情書に賛成討論をいたします。 県はあきたこまちの輸出促進のため、カドミウムの国際基準見直しにも備える必要があるとし、2025年産から県が供給する種子をあきたこまちRに切り替えます。私は、陳情の趣旨にも書かれているように、あきたこまちRの生産そのものに反対するものではありません。しかし、昨年7月20日から1か月間で、県議会への意見のあきたこまちRへの全量転換というテーマに5,800件を超える声が届き、多くの懸念や不安の声が寄せられております。 全国の消費者からは、従来のあきたこまちを希望する声も届いており、あきたこまちを作付する農家もいます。しかし、その場合、あきたこまちの種子は自家採取するか、県外から購入しなければなりません。作付を強制しないというのであれば、従来のあきたこまちの生産も安定してできるようにすべきです。 先月、秋田魁新報の読者欄に60代の農業者の声が掲載されておりましたので、一部紹介いたします。あきたこまちRへの全面切替えが来年に迫った。唐突と感じられた発表から約1年。賛否両論様々な意見が交わされてきたが、完全実施に向かって計画は進んでいるようだ。議論は当初から水かけ論。この品種を食べ続けることで何かが起きるのか、起きないのかは誰にも分からない。それなのに、切替えに反対の立場から安全か分からないから心配と言えば、推進する人たちからは不安をあおっていると評される。しかし、私は、より安全な米を作るには切替えが望ましいという県側の考えにこそ根拠がなく、疑問を感じる。県では、農業団体からの強い要望でと言っている。こうした不安に農業団体自体がどのような見解を持っているのか、ぜひとも聞きたいものである。生産者としては、米どころ秋田のおいしいお米を楽しみに本県を訪れる人たちに自信を持って県産米を供給したい。そして、何よりも秋田県民にとって良き道を探しつつ、これまでのあきたこまちも選択肢の一つであり続けてほしいものであると投書がありました。 私は、こうした生産者の願いに、思いに応えるためにも、この陳情には賛成いたします。議員各位の賛同を求めます。
○議長(堀部壽) 次に、委員長報告に賛成、つまり陳情に反対の討論を行います。 討論ございませんか。 6番 松橋 久敏議員。
◆6番(松橋久敏) (6番 松橋 久敏君登壇) 6番 清明会 松橋 久敏です。 陳情第29号に反対の立場から討論いたします。 あきたこまちRは、カドミウムをほとんど吸収しない安全な米として開発された品種であり、品質や食味は従来のあきたこまちと同じであると言われています。海外ではカドミウムの基準値を厳しく設定している国が多く、今後、海外の基準に合わせて国内基準値も厳しくなることが見込まれることから、より厳しい基準になっても、安全な米の生産、供給ができるようにするため、あきたこまちからあきたこまちRへ切り替えるもので、販路拡大とともに将来を見据えた対応でもあります。 また、生産流通段階であきたこまちとあきたこまちRを分けて管理することが難しいと言われていることからも、あきたこまちRへ切り替え、普及するべきであると考えます。 以上から、陳情第29号に反対するものであります。議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(堀部壽) ほかに討論ございませんか。 (「なし」の声)
○議長(堀部壽) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決を行います。 委員長の報告は、賛成少数による不採択であります。 よって、原案について採決いたします。 採決の方法は起立採決といたします。 それでは、お諮りいたします。 陳情第29号に賛成の議員の起立を求めます。 (起立少数)
○議長(堀部壽) ご着席ください。 起立少数であります。 よって、陳情第29号は不採択と決定いたしました。
○議長(堀部壽) 次に、日程第52「議案第17号、令和5年度北秋田市一般会計補正予算(第11号)」を採決いたします。
総務文教常任委員長、市民福祉常任委員長、産業建設常任委員長の報告は、いずれも全会一致による原案可決であります。 採決の方法は
簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(堀部壽) ご異議なしと認め、採決の方法は簡易解決と決定いたします。 お諮りいたします。 委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(堀部壽) ご異議なしと認めます。 よって、議案第17号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
○議長(堀部壽) 次に、日程第53「議案第29号、令和6年度北秋田市一般会計予算」を採決いたします。
総務文教常任委員長、市民福祉常任委員長、産業建設常任委員長の報告は、いずれも賛成多数による原案可決であります。 これより本件に対する討論を行います。 討論は委員長報告に反対の討論から行います。 討論ございませんか。 13番 板垣 淳議員。
◆13番(板垣淳) (13番 板垣 淳君登壇) 議案第29号、一般会計予算案に反対の討論をいたします。 さきに下水道料金の値上げが決まりましたが、今回の一般会計予算には学校給食費の値上げが提案されています。未曽有の物価高騰で市民生活が大変なときに、相次ぐ公的料金の値上げは認められません。この給食費値上げは、施政方針で市長が述べた手厚い子育て政策にも矛盾しますし、財政調整基金は市民サービスに使うとの答弁にも矛盾します。ちなみに今回の給食費の歳入、前年度比700万円増は、財政調整基金73億円の僅か0.1%にすぎません。子育て支援と言いながら、これさえ出せないのでしょうか。 確かに食材料費は高騰しています。それでも県内9つの市町村は、値上げではなく、給食費全額を無料にしました。3つの市町村は半額にしました。このほか、大館市などでは給食費そのものは値上げしたものの、値上げ分は市で負担し、新年度も保護者への値上げはいたしません。秋田市は、昨年12月に「給食費値上げへ」と新聞で報道されました。これです。しかし、その後、検討した結果、給食費そのものは値上げするものの、やはり大館市などと同じように値上げ分は市で負担し、新年度も保護者への値上げはしないという予算案を今の市議会に提案しています。当市もせめてこれぐらいの配慮はしてほしかったと思います。 全国を見ると、昨年8月時点ですが、491自治体が無料になり、ここ数年急速に広がっています。新年度は青森県の全40市町村が無料にするなど、さらに増えます。なぜ広がっているかと言うと、子育て支援もさることながら、法律の解釈が大きな理由です。学校給食法で食材は保護者負担とするとなっているため、皆そうしていましたが、2018年に文科省が「この法律は食材分を自治体が負担することまで禁止しているものではない」と国会で明らかにして以降、自治体が負担し、保護者負担を求めない形が進むようになりました。食育は教育の一環であり、憲法26条が示す「義務教育は無償」に基づくものです。 ところが、当市では、今回の大綱質疑でも食材保護者負担論を展開しました。ただし、委員会審査では私の質疑に対して、大綱質疑の答弁を事実上訂正し、文科省の説明どおりに変更したので、そのことは付け加えておきたいと思います。 しかし、逆に不信感を持った場面もありました。 1つは、午前中の委員長報告でもありましたが、当局の説明しない姿勢です。これまで議会や全員協議会で説明が一切なく、今議会の大綱質疑で三浦倫美議員がただして初めて明らかになったものです。委員会では当然説明があるだろうと思っていましたが、ここでも一言もありませんでした。私から質疑して答弁をもらいましたが、市民負担を求める事案については、当局のほうから議会に説明するべきではないでしょうか。 そして、もう一つ。これも委員長報告にありましたが、委員会審査で教育委員会は食べ盛り補助金を持ち出しました。これは、国の臨時交付金を用いて2023年度に1回きりの補助です。給食費の値上げは新年度からです。言うことに事欠いて、前の年の民生費で予算措置した別の事業を持ち出す、その程度の説明しかできないのかと私は情けなくなりました。値上げ案を出すからには、我々を、そうか、それならしようがないなと納得させる説明をしてほしいものです。 最後に、今回値上げとなれば、年間、小学生で6万5,000円、中学生では7万円を超えます。3人いれば約20万円で大きな負担です。当市は移住定住政策を進め、特に子供のいる世帯には特典をつけて推奨しているときに、逆に子供に関わる公的料金を値上げするのは、人口増対策や子育て支援に水を差すことになり、本予算に反対するものです。 皆さんのご賛同をお願いして、討論といたします。
○議長(堀部壽) 次に、委員長報告に賛成の討論を行います。 討論ございませんか。 4番 永井 昌孝議員。
◆4番(永井昌孝) (4番 永井 昌孝君登壇) 議案第29号、令和6年度北秋田市一般会計予算に対し、原案に賛成の立場から討論いたします。 本予算案は、農林業の未来を見据えたスマート化から国立・国定公園化を目指す森吉山を中心とした観光振興、DXの推進などをはじめ、ゼロカーボンシティを目指す地球温暖化対策などの施策が含まれます。また、昨年の熊被害へも柔軟に対応された予算案となっております。 市長施政方針にもあるとおり、コロナ後で社会経済情勢が大きく変化している中、豊かな自然、歴史文化資源をはじめとした当市の優位性を生かす将来を見据えた施策となっております。 よって、本予算を承認しなければならないと思います。 以上、賛成の立場から討論とさせていただきます。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(堀部壽) ほかに討論ございませんか。 7番 福岡 由巳議員。
◆7番(福岡由巳) (7番 福岡 由巳君登壇) 7番 無会派 福岡 由巳です。 議案第29号、令和6年度北秋田市一般会計予算の反対討論をいたします。 私たちを取り巻く情勢は、世界各地の戦争、紛争やコロナ禍の後遺症、異常気象などによる物価高騰で命と暮らしが脅かされているとともに、厳しい少子高齢化により産業や地域の存続が危ぶまれてきています。市長の掲げる令和6年度の重点施策については、子供を産める環境づくり、集落自治会の崩壊が心配される中、若者や女性の活動できる環境づくり、地域経済を持続的に発展するための人材確保などを補完し、より具体的な施策にすべきであると考えます。 さて、本予算に対する反対理由の第一は、これまでと比較し、突出した北秋田市民病院負担金9億8,446万5,000円の異常さであります。 現在の基本協定に基づく算定により、市民病院の経営の厳しさと市財政の負担増が危惧される予算となり、懸念されます。現在の基本協定は津谷市長が締結したものであり、これまで繰り返し指摘していますが、まずは納付金、減価償却費相当額と利子2分の1は数年間免除としていますが、数年間は終わっています。なぜ改正しないのか。市財政としては歳入であるはずが、逆に歳出のままであり、今後の改築計画にも支障を来すことになるのではないでしょうか。数年間免除は即刻改正すべきであります。 そして、指定管理料である年度収入計画書の不足額の協定により、今回の異常な負担金に結びついているものであり、この点についても変更前の政策医療交付金に戻すことが基本と考えます。今回の10億円近い負担金は、市の財政を危うくする大きな一因であることを指摘し、基本協定を即刻改正することを強く提案してまいりましたが、いまだ改善されないのは認めることができません。 反対理由の第二は、指定管理料の引上げの格差の問題であります。 具体的には、マタギの里が管理する打当温泉マタギの湯等については、令和2年度1,660万円であったのが、令和6年度は2,809万円と1,149万円の増、1.69倍。同じマタギの里が管理する道の駅あには、令和2年度150万円、令和6年度は420万8,000円と270万8,000円の増、2.8倍となっています。また、鷹巣観光物産開発が管理するクウィンス森吉は、令和2年度1,017万1,000円であったのが、令和6年度2,448万4,000円と1,431万3,000円の増、2.4倍と大幅な引上げが目立つ反面、物価高騰と言いつつも、他の指定管理施設との格差が目立ちます。そしてまた、管理委託を受ける施設については、引上げ幅が少なかったり、前年度と同額も多くあるなど委託先の運営も今後が心配されます。指定管理料や委託料の在り方に納得できないことから改善を求めます。 反対理由の第三は、市民が明るく楽しく過ごすためには、花火大会やふるさと踊りと餅っこまつり等々の各種イベントを盛大に行いたいものでありますが、これらの補助金は前年度と変わらないために、物価高騰に追いつけず、さらに貧弱になるのではないかと危惧いたします。市民が待ち焦がれている様々な行事を盛大に行いたいものでありますが、そのような予算になっていないのは残念であります。 以上、市民の命と暮らしを守るため、重点施策を補強し、住みよい北秋田市になることを求め、反対討論といたします。皆さんのご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(堀部壽) ほかに討論ございませんか。 (「なし」の声)
○議長(堀部壽) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決を行います。 採決の方法は起立採決といたします。 各委員長の報告は、賛成多数による原案可決であります。 お諮りいたします。 委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(堀部壽) ご着席ください。 起立多数であります。 よって、議案第29号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
○議長(堀部壽) 次に、日程第54「議案第51号、令和5年度北秋田市一般会計補正予算(第12号)」を採決いたします。
総務文教常任委員長、市民福祉常任委員長の報告は、いずれも全会一致による原案可決であります。 採決の方法は
簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(堀部壽) ご異議なしと認め、採決の方法は
簡易採決と決定いたします。 お諮りいたします。 委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(堀部壽) 異議なしと認めます。 よって、議案第51号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
○議長(堀部壽) 次に、日程第55「同意第1号、北秋田市教育委員会委員の任命について」を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) ご提案申し上げます。 同意第1号、北秋田市教育委員会委員の任命について。 北秋田市教育委員会委員に下記の者を任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定に基づき議会の同意を求める。 北秋田市阿仁根子字根子又167番地、佐藤 正俊、77歳。 令和6年3月14日提出。北秋田市長 津谷 永光。 提案理由です。 北秋田市教育委員会委員について、1名の任期が令和6年5月13日をもって満了となることから、任命について提案するものでございます。よろしくお願いいたします。