北秋田市議会 2023-12-12
12月12日-03号
令和 5年 12月 定例会 令和5年
北秋田市議会12月
定例会会議録 (令和5年12月12日)第3日目 令和5年12月12日、
北秋田市議会定例会は、
北秋田市議会議事堂に招集された。1、出席議員は、次のとおりである。 1番 福田牧子 2番 三浦倫美 3番 虻川 敬 4番 永井昌孝 5番 佐々木正史 6番 松橋久敏 7番 福岡由巳 8番 久留嶋範子 9番 杉渕一弘 10番 五代儀義富 11番 堀部 壽 12番 中嶋洋子 13番 板垣 淳 14番 佐藤重光 15番 佐藤文信 16番 小笠原 寿 17番 長崎克彦2、欠席議員は、次のとおりである。 なし3、地方自治法第121条の規定により、
会議事件説明のため出席した者は、次のとおりである。 市長 津谷永光 副市長 河田浩文 教育長 佐藤昭洋 総務部長 小松正彦 財務部長 西根弘樹
市民生活部長 佐藤栄作
健康福祉部長 三沢 聡 産業部長 金田浩樹
産業部政策監 金澤 誠
建設部長水道局長 長岐孝生 教育次長 小坂竜也 会計管理者 小笠原 隆 消防長 中嶋 忍 総務課長 金 英則
総合政策課長 福嶋 統 財政課長 加賀光也 市民課長 畠山孝秀 生活課長 佐藤信也 こども課長 佐藤可奈子 農林課長 三浦広幸
商工観光課長 小松武志 建設課長 日下部公信
学校教育課長 湊 貞宗4、職務により議場に出席した事務局職員は、次のとおりである。 事務局長 米澤田茂 副主幹 奥山信仁 主査 赤石祐介5、会議事件は、次のとおりである。 令和5年
北秋田市議会12月
定例会議事日程 (第3) 開議 日程第1 一般質問 質問順序 1.16番 小笠原 寿 2. 5番 佐々木正史 3. 3番 虻川 敬 4.17番 長崎克彦 5. 2番 三浦倫美 6. 6番 松橋久敏 日程第2 議案第110号 令和5年度北秋田市
一般会計補正予算(第8号)
○議長(堀部壽) おはようございます。 ただいまの出席議員は定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。 (開議) (10時00分)
○議長(堀部壽) 初めに、
議会運営委員長の報告を求めます。
議会運営委員長。
◆
議会運営委員長(虻川敬) (
議会運営委員長 虻川 敬君登壇) おはようございます。 昨日、本会議終了後に
議会運営委員会を開催いたしましたので、その経過と結果についてご報告申し上げます。 当局から説明員として総務部長、総務課長の出席を求め、追加議案の「議案第110号、令和5年度北秋田市
一般会計補正予算(第8号)」について説明を受け、本日の日程に組み入れることにいたしました。 また、
最終日提案予定の人事案件2件についての内示も受けております。 このほか、本定例会初日の本会議冒頭に市長から発言がありましたとおり、不適正事務に関する
管理監督責任を明らかにするために、市長、副市長の減給条例案も最終日に追加提案する予定であるとの報告がありました。 以上でございますが、議会運営につきましては、よろしくご協力をお願い申し上げ、
議会運営委員長の報告とさせていただきます。
○議長(堀部壽) それでは、日程順に進めてまいります。 日程第1、一般質問を行います。 本日も質問者全員が一問一答方式を選択しております。質問時間は1人30分以内とし、再質問の回数制限はありません。ただし、遡りの質問や通告外の質問の波及は認めませんので、通告項目に沿って質問されるようよろしくご協力をお願いします。 また、当局の答弁の時間は特に設けておりませんが、簡潔明瞭な答弁を望みます。 なお、市長には議長の許可を得て反問を認めておりますので、ご了承願います。 質問事項は事前に通告を受けておりますので、順次発言を許可します。 最初に、16番 小笠原 寿議員、清明会、ご登壇ください。
◆16番(小笠原寿) (16番 小笠原 寿君登壇) おはようございます。 16番、清明会、小笠原 寿です。 通告に従いながら質問させていただきます。よろしくお願いいたします。 まずは、大項目1番、農林政策についての①再造林計画について質問いたします。 1)に入ります。 先般8月23日に、ふれあいプラザコムコムにおいて、令和5年度第1回北秋田市
総合戦略検証会議が行われ、傍聴させていただきました。 会議では、第2期北秋田市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略、第2次北秋田市
総合計画後期基本計画の令和4年度
目標値達成状況が示されました。 その中で、民有林の再造林面積(新植)が11.6%の実績数値のみならず、委員から、目標値の設定33%そのものが低いのではないかと意見が出されました。全国的にも近年の主伐面積に対する再造林面積は低位にあり、林業に適した箇所でも人口林地原の再造成がされていない状況となっています。しかしながら、裸のままの山は、大雨や台風のときには土砂流出が発生するなど被害が甚大になるおそれがあり、適正な伐採と更新の確保を図った上での森林計画が必要であると思います。 市長の考えをお聞きします。 続いて、2)番に入ります。 今年は、異常なほど熊の出没が多い年でありました。県内では、
ツキノワグマによる人身被害が70件ほど発生いたしました。 北秋田市でも、10月19日には鷹巣地区の中心市街地で5人もの方が立て続けに被害に遭ったほか、多くの方が熊と遭遇し、負傷しました。昨日の質問者も申し上げておりましたが、私からも、この場をお借りして、被害に遭われた方に対し心よりお見舞い申し上げます。今後は、多方面にわたり、早急に事故防止策を検討しなければならないものと考えます。 そこで、一つの解決策になればとの思いで、今回の質問をさせていただくものであります。 今回の熊の異常な出没及び被害は、ブナの実の大凶作の影響や森林の食べ物が不足していることも一因と考えられます。その要因解消からも、伐採された跡地には、杉と実のなる広葉樹のブナ、ナラなどを含めた針広混交林の再造林を進めるべきと思いますが、市長の考えをお聞きします。 これまでは、
ツキノワグマの習性は、熊は臆病であり、出会い頭で人と遭遇した場合、怖くて逃げるために人を襲うとされていましたが、今年の熊は異質であり、人を恐れない、立て続けに襲う、積極的に襲うなど、アーバンベア、都市型熊、ニュータイプの熊であると思われます。人に対して警戒心が低く、一度人里に下りた熊は、食べ物があることに味を占め、何度も繰り返し人里に現れるそうです。また、親熊と一緒に人里に下りた子熊は、自分が親熊になったときには、人を恐れず積極的に人里に下りてくる習慣を身につけるとされています。 まずは、人の居住地域に熊を寄せつけない工夫が必要であり、山林に手を加え、熊は森林地帯に生息してもらい、人里に下りることなく、人間と生活圏がすみ分けできる環境を整備することが大切と考えますが、いかがでしょうか。 そこで、次の提案型の質問であります。 3)ロシア産の木材が流通しなくなり、家具、フローリングなどに使われるナラが不足し、価格高騰を引き起こしています。また、国有林保全の観点から、家具や楽器の材料となるブナも慢性的に不足しています。高額で取引される樹種を含めた再造林を促すことは、
森林環境保全の考えだけではなく、
民有林所有者にとってもメリットが十分に考えられ、再造林に対し理解を得られると思いますが、市長の考えをお聞きします。 ロシアの
ウクライナ侵攻により、ロシアに対し経済制裁を行った結果、ロシア産のナラが国内外で流通がストップしております。その影響により引き合いが強く、取引価格が上昇しているそうです。また、先ほど述べたように、ブナも慢性的に不足し、高額で取引されているとのこと。 そこで、針葉樹である杉と広葉樹であるナラ、ブナを針広混交林として再造林を促すことは、熊を森林にとどめさせる要因となるだけではなく、杉の価格よりも高く取引されるナラ、ブナの植樹は、山林所有者にとっても収益が見込まれることから、再造林面積の増加につながると思います。市長の考えをお聞きします。 次に、大きな項目の2番、
人口減少対策・産業振興策について質問をいたします。
①シティープロモーション事業の立ち上げを。 1)人口減少の歯止め策として、
移住定住支援の拡充は必要不可欠であると考えます。それに加え、もともと縁があり北秋田市で生まれ育った若者を市内にとどめる、また、一旦地元を離れ、大学生や社会人として一旦流出した若者がUターンしたいと思わせる大胆な転出抑制策も大事ではないでしょうか。 北秋田市への愛着を高めるためにも、広報活動の一環として効果的な
シティープロモーション事業を立ち上げ、
魅力情報発信を行う
ウェブサイトによるPRやSNSを利用した
会員登録制度の
北秋田ファンクラブなどを発足すべきと思いますが、市長の考えはいかがかお聞きしたいと思います。 近年、
シティープロモーションを前面に出し、市の魅力発信を行う自治体が増えてきました。
シティープロモーション課を創設している市も多く見受けられます。北秋田市でも、当市の郷土資料集「きらり・きたあきた」や
こどもサミットなどで
ふるさと教育を行い、また、
地域おこし協力隊などの方が市の魅力発信に努めておられますが、もう一工夫があってもよいのではないでしょうか。 以前に、一般質問で何度か、北秋田市出身であることの証明や
サポーター制度となるサポーターズカードの発行などを提案させていただきました。あれから年月がたち、今では
ウェブサイトやSNSを利用した
会員登録制度なども容易にできる時代となりました。北秋田市
ファンクラブなるものを立ち上げられないものか、お聞きします。 次に、
②産業振興策について質問いたします。 1)少子高齢化の中、さらには、若年層の都市部への転出により、市内の企業が慢性的に人手不足に陥っています。このままでは地域経済の縮小を加速させ、日常の買物、医療など、地域住民の生活に不可欠な
生活サービスの維持確保ができなくなり、都市機能の維持が困難になるものと予測されます。優秀な人材を確保し、幅広く求人を求める意味からも、地元を離れた大学生や専門学生などに対し、卒業前の就職活動時期に、市内企業のあっせん窓口や
マッチングサイトの立ち上げなどはできないものでしょうか。 県内はもとより市内でも、求人倍率が高い数字を維持した状態となっております。人手不足により、事業を拡張したくてもできない企業や営業を再開できない店舗が出てくるなど、深刻な状況となってきました。ほかの地域から人材を求めることも大事ですが、地元で生まれ育ち、大学や専門学校で学ぶためにふるさとを離れた若者を地元に呼び戻すことも大切であると考えます。他県に住まわれていれば、なかなか地元企業の情報も入りにくいと思います。会社説明会や職場見学の案内、
マッチングサイトの立ち上げなどができないものか、お聞きします。 続いて、
③大館能代空港を利用して若者の地元定着をとの質問であります。 1)若者にとって都会は、給料が高く、新しいものがあふれ、多くの人が行き交い楽しい場所であるとの思いで、都会暮らしに憧れる人も多いのではないでしょうか。しかしながら、実際に住んでみますと、収入が高くても家賃や物価は高く、手元には遊ぶお金が残らず、また、生活費を浮かすために比較的家賃の安い郊外のアパートに住むと、今度は満員電車の通勤に疲れ、人混みに酔い、心休まる時間が少なく、心身ともに疲れ切ってしまい、繁華街に出て遊ぶといった余裕などなくなってしまうのではないでしょうか。情報社会となり働き方が多様となった現在、田舎暮らしをベースにして、時には都会に出向き、自分の好きなことを楽しみ遊ぶといったほうが、物理的にも精神的にもゆとりのある生活ができると思われます。 北秋田市には
大館能代空港があり、約1時間で東京に到着し、人生を謳歌できる環境が整っています。全国には、国際空港を除く国管理空港、特定を含めた民間機が発着する
地方管理空港は、78か所しかございません。この優位性を活用し、都会に憧れて出て行く気持ちを抑制し、北秋田市の住みやすさを実感し定住を図るためにも、市内在住の若者や子育て世代が往復1万円くらいで飛行機を利用できるような思い切った施策はできないものか、お聞きするものであります。 市長の前向きな答弁を期待します。よろしくお願いします。 以上、壇上での質問を終わります。
○議長(堀部壽) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) おはようございます。 それでは、ただいまの小笠原 寿議員のご質問にお答えをしてまいります。 初めに、大きな項目の1の農林政策についての①再造林計画についてとして、1)のご質問でありますが、今年度におきましては、
民有林造林事業費補助金において、新植、下刈り、枝打ちの事業の補助率を上げ、再造林面積の向上を目指したところ、再
造林率の見込みは、計画ベースで約33%となっております。 北秋田市
森林整備計画では、伐採後は新植を推進することとしており、今後も関係各所の意見も聞きながら再造林の促進に取り組んでまいります。 次に、2)のご質問でありますが、針広混交林化は、山林の機能保全が維持され、動植物の生息、生育の場としても期待されることから、針広
混交林化事業の活用を
造林事業体等へ周知をしてまいります。 なお、市では、平成26年度から令和3年度まで、市有林において
広葉樹再生事業を実施しており、現在、次の予定地の調査を行っているところであります。 次に、3)のご質問でありますが、広葉樹を用材として活用するには、杉以上の期間や管理が必要であり、なかなか難しいものと考えておりますが、森林資源の有効活用や森林の持つ多面的機能の維持につながるよう、
造林補助事業の活用による新植を推進をしてまいります。 次に、大きな項目の2の
人口減少対策・産業振興策についての
①シティープロモーション事業の立ち上げをとして、1)のご質問でありますが、市では、北秋田市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略に沿って、観光、文化、移住定住の促進などの分野において、それぞれの担当部署で情報発信を行っております。中でも、
人口減少対策の一環としての
移住定住支援は、他自治体と比べても手厚く、
オーダーメード移住体験や様々な支援制度をPRすることで、本市を移住先に選んでいただいております。 議員からご提案のありました、市の魅力を総合的に表現した
シティープロモーションは、現在のところ確立しておりませんが、北秋田市
公式インスタグラムは県内第3位のフォロワー数があり、
インスタグラム内に立ち上げた「きたあきた宣伝部」は、投稿者も年々増加しておりますので、ここを基軸に様々なSNSを活用することで、本市の魅力的な情報や
移住定住支援制度、
イベント告知等を多くの皆さんに発信することができると考えております。 今後、さらなる普及活動として、「二十歳の集い」や
友好交流都市の国立市で今年度開催をいたしました「国立市&北秋田市交流会」などの
各種イベントにおいて周知啓発に努めるとともに、高校生をはじめとする若い世代とのタイアップなどの仕掛けづくりにも力を入れ、新たな層を取り入れることで、北秋田市
ファンクラブとしての機能を見いだせるものと考えております。 次に、②の産業振興策についてとして、1)のご質問でありますが、当地域において、
生産年齢人口の減少に伴う人材不足が顕在化する中、労働力の確保が喫緊の課題であると認識しており、これまで、
近隣高校生向けの企業説明会や中学生向けのお仕事博覧会を実施し、地元企業のPRや雇用獲得に向けた取組を行ってきたところであります。 議員からご指摘のございました、地元を離れた学生に向けた人材確保の取組としては、秋田県
ふるさと定住機構が管理運営を行う「
Aターン就職マッチング支援サイト:あきた就職ナビ」への市内企業等の登録を進めているほか、市内事業者の魅力を発信、紹介するコンテンツの構築に向け、市商工会と打合せを行っているところでありますが、さきの質問でお答えをいたしました「きたあきた宣伝部」や「二十歳の集い」等の北秋田市
ファンクラブとしての機能の活用も視野に、引き続き市内企業の人材確保に努めてまいります。 次に、③の
大館能代空港を利用して若者の地元定着をとして、1)のご質問でありますが、市では、昨年10月から、
大館能代東京羽田便の3往復運行の継続を目指し、片道当たり5,000円、往復1万円の助成を実施しているところであります。通常の航空券は片道3万円以上と高額で、購入をためらってしまいがちですが、全日空の航空券は75日前ですと片道約1万2,000円で購入でき、市の補助金をご活用いただくと、往復実費1万4,000円程度の負担でご利用が可能となります。また、早期購入のほか、全日空が度々実施しているタイムセールにより、これまでにも東京羽田便が1万円未満で販売されたことや、搭乗や買物でたまったマイルで特典航空券に交換できること、家族、友人等がマイルで搭乗するときに同行者が割安で購入できることなど、往復利用の実費負担が1万円未満になるサービスもあります。 そうしたことが市民の皆様に広く認知されてきており、現在、助成金の申請件数、東京羽田便の搭乗率とも増加傾向にあることから、今後も
大館能代空港利用促進協議会と連携し、さらなる周知に努めてまいります。 なお、令和5年度の年代別の
助成金申請状況を見ますと、50歳未満の利用が約45%で、令和2年国勢調査の本市の同世代の人口割合が34.2%であることから、多くの若い世代にご利用いただいているものと認識しており、議員からのご質問にございましたとおり、
空港利用促進だけでなく、若者定住にもつながる効果が期待できるものと考えております。 以上が、小笠原 寿議員からのご質問に対しての私からの答弁でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(堀部壽) これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 16番 小笠原 寿議員。
◆16番(小笠原寿) マスクを外して質問してもよろしいですか。
○議長(堀部壽) はい。
◆16番(小笠原寿) ありがとうございました。 それでは、順番に再質問をさせていただきます。 まず、最初の農林政策について質問をさせていただきます。 先ほどのお話の中では、この間のときには11.6%の実績の数値であったが、いろんな下刈りとか、新植、枝打ちの、その辺の補助も行いながら、計画ベースで33%になったというお話でありました。その辺に関しては、本当に努力されたと思っております。 ただ、先ほども申し上げましたが、この33%の設定、これなんですが、去年の9月の定例会で、
松橋久敏議員も、この33%の目標数値が低いのではないかという話をされております。秋田県では、令和7年度までに新植を50%まで引き上げようという形の計画をしておるわけです。この33%、計画までたどり着いたということではありますけれども、この数字を当局はどういうふうに感じているのか、再度質問をしたいと思います。
○議長(堀部壽) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) それでは、農林課長のほうからお答えします。
○議長(堀部壽) 農林課長。
◎農林課長(三浦広幸) お答えいたします。 33%の市の目標というのは、決して高い数字ではございません。過去5年間の再
造林率を見ましても十数%と、
造林率は低迷している状況にあると思っております。 こうした中、今年度はようやく、計画ベースではありますが、33%という数字が見込まれております。ただ、これにつきましても、社会情勢や需給状況によっていろいろ左右される数字でもありますので、県の令和7年度の目標であります再
造林率50%を視野に入れながら、状況を見ながら見直しを図ってまいりたいと考えております。
○議長(堀部壽) 16番 小笠原 寿議員。
◆16番(小笠原寿) ぜひ秋田県の目標の50%に近づくように努力をお願いしたいと思います。 それこそ秋田県では、今年の第3回定例会、9月定例会で、当初予算がもともと1億1,200万円の予算に対して補正をつけまして、補正金額が1,100万円つけたということであります。秋田県でも、造林業に関しては、再造林に関しては非常に力を入れるということでありますので、ぜひその辺は頑張っていただければありがたいなと思っております。 続きまして、2)番に入ります。 本当に熊の被害が大変な年でありました。混交林、そういう部分の中で、ぜひとも行っていただきたいと思います。 先ほど、管理が大変だということで、杉より大体20年くらい業材にするのには時間かかるわけですけれども、その辺どうなんですかね、それこそこれも去年の9月の
松橋久敏議員が質問をしたときに、前の産業部長さんがおっしゃっていましたけれども、やっぱりその所有者がある程度利益がないと、なかなかやっぱりそういうふうな部分に持ち込めないんじゃないかという、そういう答弁をされておりましたが、私も全く同感であります。その辺、価値があるものをやはり植えるというものも必要ですし、今、先ほども言ったように、熊の被害を及ぼしている状況の中で、やはりその辺の再造林を含めて、熊の対策として広葉樹を交えた混交林が必要じゃないかと思います。 それを含めまして、まず、3番にも絡むので、このまま続けさせていただきますけれども、市長はあんまりお酒を好んで飲むタイプではなく、どちらかといえば少したしなむ程度だと思いますけれども、今、ナラ、ブナもないんですが、ミズナラ、いわゆるウイスキーのたるになる、こちらの木が物すごい不足しております。日本のウイスキー、海外のコンテストで受賞するなど、国際的に愛好家の間ではブームで高値で取引されています。この日本のウイスキーを作るには、ミズナラの木のたるが、非常にお香のような匂いで、色づけもよくて、香りがいいウイスキーができるそうです。 先ほど、20年かかって管理が大変だということでありますけれども、秋田県の、今、木材の市場価格が、杉が大体1万円から5万円くらい、ナラが5万円から10万円くらい、そして、ミズナラは秋田県にはあまり出回らないので、主要であります北海道で10万円以上の値段がもうついているという形であります。そのくらいやっぱり価格に差があって、非常に物がなくて、みんな欲しい欲しいと言っているわけです。その辺に関して、先ほどは管理が大変だからどうという話もあったし、これから頑張って考えてみたいという話もありましたけれども、もう一度、再度答弁をお願いしたいと思います。
○議長(堀部壽) 市長、答弁を求めます。
◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 針広混交林、それから、先ほどお話ありましたように、これまでも北秋田市もそれに取り組んできた経緯もございます。しかしながら、今、議員からお話がありました、どうしてもこの辺が杉が主力でございまして、なかなか進んでこなかったというのも事実です。 当然、民有林もさることながら、この地域は国有林も多うございまして、国有林も杉がやはり大半を占めております。その中で、例えば先ほどお話ありましたように、熊被害を防止するために、やはり国有林にも針広混交林化をもう少し進めてほしいと。要は、昨日もいろいろ熊対策で議論ありました。平場で緩衝帯をつくることも効果がありますが、まずその前に、山に熊の食べるものがあるような広葉樹をやっぱり一緒に植えていただけないかということで、先般、秋田市で行われました国有林所在地の各市町村との会議の中でも、そのことも提案をさせていただきました。ただ、やはり国有林もなかなか広葉樹が育つのは時間がかかるということですので。しかし、国の施策としてそれをやっていただけると、お金も出していけるのかと思いますので、そのような提案をさせていただいたところです。 あと、先ほどお話にありました、今度、様々な形で今、広葉樹がいろいろ使われて、高騰化いたしております。これもやはり企業さんとして、例えば、先ほどウイスキーのお話ありましたけれども、ウイスキーメーカーとしては、やはり当然先を見据えた、そういうミズナラの栽培といったものも、現地の、例えば、造林含めて、植林業者はじめ、そういうこともやっぱり手をかけていくと思いますし、私どもの持っている市有林の中にもミズナラの栽培ができるものなのかというのを今後のやはり研究課題にさせていただければありがたいなと思っています。 ともかく今、針広混交林化、また新たに、以前やはりこれに大変着目されておったわけですけれども、なかなか進んできませんでした。今度はまた、さらに追い風が吹いている状況ですので、この針広混交林化がやはり、もちろん杉の、今、エリートツリーの採取のための圃場も北秋田市に今度、試験圃場みたいな形でできたようでありますので、それはそれとして、また広葉樹に対しての取組も力を入れていきたいなと思っていますので、よろしくお願いいたします。
○議長(堀部壽) 16番 小笠原 寿議員。
◆16番(小笠原寿) ありがとうございます。 今、市長が話ししたように、市有林だけでなくて国有林も多くという形もありましたし、北秋田市で持っている林もあるわけですけれども、私、ここでまた一つ言いたいのは、来年から森林環境譲与税が本格的に始まるわけです。自分でどうしても自己所有者が管理できない場合は、結局行政機関のほうにお願いして、そちらのほうの手入れをする業者のほうにお願いするという形になると思います。そういう場合も、できればそういう針広混交林を進めるような部分を、情報を集めながらやっていけばいいんじゃないかなと、そういうふうに思っております。 まず、広葉樹は、ある意味でいけば、伐採した後も、結局条件が合えばそこから芽が出てくるということで、例えば、切り株取って、また植えるということでなくても、もうそこから芽が出て、また生えるという、そういうふうなものもありますし、こういう何といってもやはり四季を感じることができるわけです。夏は新緑ですし、秋は紅葉で、非常に目を楽しませるといいますか、観賞的にもいいわけですので、観光地をこれからいろいろ前面に出しながら北秋田市やっていくということですので、ぜひともその辺も検討しながら、針広混交林、いろいろと前に進めていただければありがたいと思っております。 続きまして、大項目の2番。
人口減少対策・産業振興策について再質問をさせていただきます。 先ほど
シティープロモーション事業について、いろんな今あるものを利用しながら進めていければというもののお話でありました。 昨日、板垣 淳議員もおっしゃっていましたが、総務文教常任委員会で11月に愛媛のほうにお邪魔させていただきました。そのときに、新居浜市と西条市にお伺いしたわけですけれども、どちらの市も
シティープロモーション課がございました。私、質問で、いつ課ができたんですかということでお聞きしましたところ、大体どちらも二、三年ぐらいで、まだできて間もないというお話でした。やはり市の魅力発信をするということは非常にやはり大事ですし、そこに住んでいる人が、やはり愛着心を持つということだと思います。 先ほど前向きな答弁ではございましたが、もう一度できれば答弁をお願いできればと思っております。よろしくお願いいたします。
○議長(堀部壽) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光)
総合政策課長から。
○議長(堀部壽)
総合政策課長。
◎
総合政策課長(福嶋統) お答えします。
シティープロモーション事業の一つとしまして、SNSや
ウェブサイトを活用した
魅力情報発信を通じまして人や企業等をつないで、それを広げていくと、そういったことにつきましては、人を呼び込んでいくためには非常に重要であるというふうに感じてございます。 市としましては、現在、様々な分野でもってSNS等を活用して情報発信してございますけれども、
インスタグラムのほう利用が大変増えているというところで、今後につきましては、これを基軸にしまして情報発信の強化を図っていきたいと、そのように考えてございます。
○議長(堀部壽) 16番 小笠原 寿議員。
◆16番(小笠原寿) ありがとうございます。ぜひ頑張っていただければと思っております。 続きまして、②の産業振興策について質問させていただきます。 この人材確保、本当に非常に大変ですし、商工会もいろんな部分の中で情報発信をして、企業の紹介をするということでありました。 これも、先ほどお伺いした愛媛の西条市なんですが、やはり流出が、大学とかで、大体あちらのほうは大阪、関西のほうに出る方が多いそうです。そのときに、先ほど私言ったように、就職する前、就職活動のときに、大阪事務所の市の職員が一生懸命その場で大学生に対して企業の魅力発信、また、企業の紹介をしているということであります。 せっかくですので、やはりそのくらい基本にしないと、年間1,000人ぐらいやはり移住して来ないのかなという、そういうふうな思いがあるわけであります。 このことについても再質問をしたいと思います。
○議長(堀部壽) 当局の答弁。 市長。
◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇)
生産年齢人口を獲得するためには、恐らくどこの自治体も大変苦労しております。 その中で、議員からもご指摘があったように、若い年代のときに、早く唾をつけるわけじゃありませんけれども、その自治体にある企業さんとか、また、そういう産業とかをPRして、その方々に、ぜひ学校を卒業したら、地元でもいいし、そういうところに帰ってきていただいて就職していただきたいと、そういうこともやっていかなければいけないわけでありまして、先ほどお話ししましたように様々な方法があるわけでありますが、私が学生時代は大変人口が多かったわけでありますので、各企業さんからの、もう卒業の前の年あたりから企業のパンフレットや何からやたらときました。そして、何で自分の、私の住所を知っているのかなと思うぐらい、そういうようなものがありました。いろんな情報を送ってきてくれました。また、学校の先輩とか、それから地元の先輩方からも、そこの企業に入っている方々に、私の友達の話を聞きますと、そういう方々が訪れてきて、大変もう丁寧にしつこいほど地元の企業に来てくれというような話をされたようです。これぜひやりたいわけでありますけれども、なかなか今、個人情報が難しいわけであります。 そういう中で、先ほど言ったように、例えば、二十歳の集いで最近になって集まってくださっている方々、そういう方々、また、そういう機会を活用して、もし可能であれば、そういう方々に様々な地域の企業情報やら、そういうものを流させていただきたいという了解いただきながら、そういうやり方もできるのではないかと。 また、先輩方で、学校の先輩でそういう方々を知っている方々がいれば、後輩たちに対してのそういう働きかけもしていきたいし、また、何よりもそのご家庭、ご家族というか、親御さんの、そういう方々のご理解も必要ですので、やはり子供さん自体が地元に帰ってきたいなと言っても、親御さんがこの業種を駄目だとかどうのこうのとは言わないと思いますけれども、どうしてもやはり息子、娘の先を、将来を考えると、なかなかそういうことの選択の幅を広げてくれればいいわけでありますけれども、なかなか難しいという話も伺って、聞くときもあります。ですから、やはりそういう機会を活用しながら、先ほどあります、きたあきた宣伝部とか、二十歳の集いとか、
北秋田ファンクラブ、これをもっともっと機能強化をしながらPRしていきたいなと思っています。 もちろん、これまでやってきたような中学生、高校生に対する地元の企業さんのPR、これは製造業とかそういうものだけではなくて、商工業、飲食業も含めて、また、サービス業も含めて、そういうものも発信できればいいなと思っていますので、そういうことにもう少しこうもっともっと手厚く頑張っていけたらと思っていますので、よろしくご協力をいただきたいと思います。 以上です。
○議長(堀部壽) 16番 小笠原 寿議員。
◆16番(小笠原寿) ありがとうございます。まさしく市長の言うとおりだと思います。 何度も出てきますけれども、西条市は、ホームページのトップにLOVE SAIJOという、そういうバナーをつけていまして、そこであれすると、そこの企業に就職した人の紹介だったりとか、そういうふうなものも見られるようになっています。やはり一番効果的というのは、やっぱりそこに勤めた人の、そこからのいろんな情報というのが非常に効果的であると思いますので、ぜひお願いしたいと思います。 続きまして、③の
大館能代空港に入ります。 先ほどの答弁では、運賃助成のいろんな助成ではなくて、航空会社でいろいろ、75日前とか、あと、タイムセールとか、そういうふうなものを利用するとそんなにお金かからないよという、そういうふうなお話でした。でも、それはあくまで航空会社の魅力的なものを利用してという形ですので、ずっと今までこう話ししている中で、やはり北秋田市として若者にとって魅力があるというものをアピールするのには、やはりちょっとそういう部分の中で、全世代の年齢の中でも、若者にはこういうことをやって力を入れているんだというものをやっぱりアピールをするべきではないかなというふうに感じるわけであります。 先ほどの市長の答弁の中で、50歳未満の割合が45%、そして、同世代の人口割合が34%というお話でありましたが、今、分かる数字で結構ですので、これまで運賃助成を利用した方が何人いらっしゃって、私が30歳ぐらいまでという話しをしていますけれども、その部分の中で大体どのくらいの人が利用されているのか、もし数字が分かるようであればお知らせ願います。
○議長(堀部壽) 市長。
◎市長(津谷永光)
総合政策課長から。
○議長(堀部壽)
総合政策課長。
◎
総合政策課長(福嶋統) お答えいたします。 30歳未満の数字については、ちょっと把握できてはおらないんですけれども、令和5年10月末時点の運賃助成利用実績でございますが、4,897人でございます。昨年、令和4年度は年間6,153人ということで、昨年の約8割程度の利用が10月まであるというような状況でございます。また、昨年の10月末の数字は2,067人ということで、2.3倍というような実績となってございます。 以上です。
○議長(堀部壽) 16番 小笠原 寿議員。
◆16番(小笠原寿) 単純に計算すると、今まで利用した人が4,897人、50歳未満の割合が45%、同世代の人口割合で34.2%というと、大体750人ぐらいですか、ちょっとごめんなさい、まず大体1,000人いくかいかないかという計算だと思います。 北秋田市の住民記録の年齢別人口集計表ですが、令和5年11月末現在によれば、18歳から30歳までの人は2,117人いらっしゃるそうであります。この人たちが1回東京に行って帰ってくるという部分の中で考えていったときに、まず先ほど話しあった、1か月前くらいの大体航空運賃は1万5,000円前後ぐらいですので、それに5,000円まず上乗せしてあげれば、往復1万円くらい、運賃助成も含めて、行けるという形であります。75日やタイムセールであれば、はっきりと北秋田市の持ち出しはないわけであります。 そういうふうな計算でいくと、2,117人が1往復で1万円使ったとしたら、2,117万円の事業費という形になるわけです。皆さん全員行くわけではないでしょうから、先ほどの計算からいっても、大体1,000万円前後ぐらいだと思います。 私は、やっぱりそのくらいは若者に対して、そういう助成に力を入れてもいいのではないかなと思うんですが、もう一度、再度お聞きします。
○議長(堀部壽) 市長。
◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 大変な今計算をしていただきまして、数字が出てまいりましたけれども、確かに若い方々に乗っていただいて、そしてまた、これを空港利用につなげていただく。若い方々、やっぱり通常料金でなかなか購入するというのは難しいわけでありますし、また、先ほどお話ありましたように、75日前とか、特割とか、スーパー割とか、我々の年齢になりますと、当日空きがあればシルバーで割引になるということであります。その逆パターンもあれば面白いのかなという感じもいたしております。 まず、高齢者には我慢をしていただきながらというふうなことになると叱られるわけでありますけれども、そういうこともまず少し検討も、考えていく必要があるのかなとは、今お話を聞きながら思ったわけです。ただ、先ほどお話あったように、すべからくそういう方々がこの空港を利用して、その助成を利用して乗っていただくというわけにいきませんでしょうし、また、今、
大館能代空港利用促進協議会のほうでも様々な支援策をやっていますし、また、企業の方々にもそういうふうな形で、企業応援団みたいな形で手伝っていただいております。 いろいろなご提案もありましたので、先ほどお話がありました、この空港利用策、それからまた支援策、今までのやり方を少し検証させていただきながら、そして、この
大館能代空港を、ただ存続するという意味だけではなくて、この空港を若い方々が、また、地元出身の方々もそうでありますけれども、活用していただいて、この地域に足を運んでいただき、地域にお金を落としていただける、また、帰省していただく、それからまた、移住定住をしていただく、そういうものに資するようなことにならないかといったことも、もっともっと我々もこの制度そのものの検証と深化、深めるということを考えていかなければいけないと思っていますので、研究課題ということでよろしくお願いいたします。
○議長(堀部壽) 16番 小笠原 寿議員。
◆16番(小笠原寿) ぜひ研究課題としてやっていただければと思います。 今年も残り僅かとなりました。コロナも5類に変わり、行動制限もほぼなくなり、市長におかれましては、ウサギのように跳ね飛び回った年であったと思います。 来年は辰年であります。飛行機ではありませんが、上昇気流に乗って、北秋田市が上り竜のごとく人気が出ることをご祈念申し上げ、私の質問を終わらせていただきます。 どうもありがとうございました。
○議長(堀部壽) 以上をもちまして、16番 小笠原 寿議員の一般質問を終わります。
○議長(堀部壽) 次に、5番 佐々木正史議員、清明会、ご登壇ください。
◆5番(佐々木正史) (5番 佐々木正史君登壇) 5番、清明会、佐々木正史です。本日はよろしくお願いいたします。 質問に入る前に、今年の夏の異常気象等によると思われます奥山の木の実の不作等によりまして、熊をはじめ、有害獣による農作物への被害、さらには、想定外の市街地での熊に襲われ負傷した市民の皆様に、この場をお借りして心よりお見舞い申し上げます。 また、今回の非常事態に対応していただいた各猟友会の皆様には、感謝の言葉しかありません。今後とも、市民の財産と安全のため、ご尽力いただきたくお願いしたいというふうに考えております。 それでは、本日は2つの大項目について質問いたします。 1のDX推進の結果と今後についてということで、9月の一般質問と引き続きというような形になるわけではございますが、令和5年度の施政方針の中で、コロナ禍により加速的に進んできたデジタル化やワーケーション、テレワークなどの環境整備に努め、高い利便性を全ての市民が享受できるよう、デジタル弱者支援や高齢者の移動手段の実証運行等により人を呼び込む契機として移住定住へ結びつけるとし、また、財政課では、自治体DXを推進し国標準化システムへ移行、そして、行政手続のオンライン化による行政の効率化を図り、全ての市民への利益享受のため取り組むとし、商工観光課では、ワーケーションやテレワークなど、DX推進のため高速Wi-Fi環境の整備を進め、ワーケーションプログラムを構築し、関係人口増加につなげ、循環型経済対策としてデジタル化を推進し、事業環境の充実に努めるとしています。 そこで、①として、9月定例会の私への質問の答弁の中で、行政手続オンライン化は令和4年度で完了しているとの答弁がありましたが、1)どの部署のどの業務がオンライン化され、その効果とDXによるデータ共有の評価についてお聞かせください。 また、2)として、ワーケーションやテレワーク推進のための高速Wi-Fi環境の内容と整備状況、今後の予定について、予算規模や設置予定箇所のKPI等を示すべきではということであります。 それから、3)高齢者等のデジタル弱者への支援は、いつ、どのように、何回行われたのかお知らせください。 それから、大きい項目の2つ目、市内各イベントに対する市補助金の減額についてということで、旧町ごとに行われた地域活性化イベントが、このコロナにより、ここ数年、開催が見送られてきております。コロナが今年5月から5類に分類されてから、地域経済の停滞を打破すべく、地域活性化を目指し、開催されました。これは、国、県、市町村も同じ方向を向いていると考えます。 しかし、地域によっては、数年間休止したことにより、今年度はイベントスタッフの高齢化に伴い協力者の減少、または、資材の高騰等によりモチベーションを維持できず、イベントを断念した事案も見受けられます。非常に残念なことだと思います。 そこで、①として、市内で行われている各イベントへの補助金が毎年削除されているとの声が聞こえてきますが、補助金の減額理由と、市としての各イベントに対するスタンスをお聞かせください。 以上、壇上からの質問であります。
○議長(堀部壽) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) ただいまの佐々木正史議員のご質問にお答えをしてまいります。 大きな項目の1のDX推進の結果と今後についての①自治体DXが完了したことについてとして、1)のご質問であります。 市では、マイナポータルからマイナンバーカードを用いて、オンラインによる行政手続を行うことが可能となっております。子育ての分野では、保育の支給認定の申請や児童手当の現況届など15の手続を、介護の分野では、要介護、要支援認定の申請など12の手続を、このほかにも、引っ越しによる転出入の手続や火災予防の届出、罹災証明書の発行申請など、全部で40の行政手続がオンライン化されております。 11月末の実績としましては、転出届や転入予定連絡など98件の申請がオンラインで手続されているほか、ふるさと納税に関する業務においてはRPAを活用しており、ペーパーレス化による紙使用の節約や手作業にかかるコストの削減など、業務の効率性と利用者の利便性の向上が図られております。 次に、2)のご質問でありますが、コロナ禍により、首都圏企業では働き方が大きく変容し、遠隔での会議や商談、リモートワークが普及したところであります。コロナ禍を脱却した現在でも、週1回程度の出社にしている企業や完全にフルリモートワークとしている企業もあると承知をいたしております。 また、過疎地における地域課題の解決のために、ワーケーションを活用しながら地方を訪れる企業も増加しており、本市においてもこのような時代の変化に対応するため、ワーケーション推進高速Wi-Fi設置事業補助金を創設し、関係人口の創出拡大に取り組んできたところであります。 ワーケーション推進高速Wi-Fi設置事業補助金は、高速通信Wi-Fiを設置する市内事業者等に対し経費の4分の3を補助するもので、年1件の活用を見込んでおり、令和4年度には、1事業者が本事業を活用しレンタルオフィスを開設をいたしております。現在、本事業の活用事業者を含め、市内7か所のテレワーク対応施設が整備されており、ワーケーションでの利用や搭乗までの待ち時間に使用できることを周知しているところであります。 今後も、Wi-Fi環境の整備に限らず、企業がワーケーション等を活用しながら本市へ訪れていただきやすい環境の整備に取り組んでまいります。 次に、3)のご質問でありますが、令和5年度につきましては、介護予防支援講座において、現在までに3回、スマートフォンを操作してマイナポータルへのアクセスや利用方法などの説明を行っております。また、県では、高齢者向けにスマートフォン操作体験会を7月から12月まで計8回、市交流センターや市民ふれあいプラザコムコムなどで開催いたしております。 今後も県と連携しながら、市民に向けた講習会などを検討してまいります。 次に、大きな項目の2です。 市内各イベントに対する市補助金の減額についての①のご質問でありますが、9月定例会の虻川 敬議員の一般質問でもお答えをいたしましたが、市単独補助金の原則10%減は、令和4年度当初予算編成方針にて明記しているもので、その経緯といたしましては、合併による普通交付税の合併算定替の終了となったことに伴う、歳入の大幅な減少による厳しい財政運営が見込まれていることに対する歳出全般の見直しの一環で行われたものであります。 議員からのご質問では、各イベントへの補助金が毎年削減をされているということでありますけれども、あくまでも令和3年度での予算額に対する10%減をお願いする中で、例えば、令和4年度と令和5年度で段階的に減額し、合わせて10%減となっている場合もありますが、それ以上の減額を行っているものではありません。 市内で実施される各イベントに対する市のスタンスといたしましては、各イベント内容を精査をさせていただいて、地方自治法第232条の2の規定を踏まえて、公益上の必要があるものに対して補助金を交付して、その取組を支援をいたしているところであります。 以上が、佐々木正史議員からのご質問に対しての私からの答弁でございますので、よろしくお願いいたします。
○議長(堀部壽) これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 5番 佐々木正史議員。
◆5番(佐々木正史) どうもありがとうございます。 DX推進の結果と効果ということで、ただいま市長よりご案内ありました。 40種類以上の事務手続がオンライン化されたというようなことで、これにつきましては、100%ではないにしても窓口に来る必要がない、そういう業務になったということで、これは非常にいいことだなというふうには思います。今後とも、さらなる種類の事務効率化を目指していただきたいというふうに思っております。 2つ目の部分でございますが、高速Wi-Fiを年1か所ぐらいずつ整備していきたいといったことでございますけれども、市長の言われるこの高速Wi-Fiというのは、いわゆるローカルエリアネットワークのことじゃないかなというふうに思います。要は、その施設内オンリーのいわゆるWi-Fi環境なのかなというふうに感じておりますが、私が9月からちょっと話ししてあったのは、高速かつ広域のWi-Fiというようなことで、ローカルエリアだと大体10メートル、長くても50メーターぐらいとか、そういう環境のいい場合ではそのくらいのエリアになるかと思うんですが、私が話したところの広域というのは、本当に海上でいえば2.3キロぐらい届くようなこと、通常市街地であっても1キロぐらいはつながるというような、そういったWi-Fi規格ですので。 実は、本当はこれ北秋田市内でも、例えば、この辺はまだ5Gのネットワークあるんであれなんですけれども、もうちょっと離れたところ辺りで1か所ぐらいこの実証をして、Wi-Fiの高速規格、9月の話があったけれども、HaLow規格というやつで、そういう高速で、しかも、いわゆる大容量できるという、そういう新しい規格。多分もう既に認可されていると思いますけれども、三、四年ぐらい前からもう継続されていて、アメリカあたりはもう既に実用化されている規格ですので、これを何とかちょっと1か所でも構わないですので、来年度ちょっとどこかで実証してもらいたいものだなというふうに思っております。 仮にこれが実現すれば、もちろん経費は市の経費になります。ランニングコスト、市の経費になるんですけれども、これ、例えば鷹巣から、糠沢からでもいいですけれども、糠沢から阿仁の打当までつなぐとすれば、1アクセスポイントが1キロ四方なので、2キロに1か所ぐらいずつそのアクセスポイントを設置するということになると、国道をずっと遡っていきながらやっていくと、30か所もあれば、もしかすれば市内全域のほとんどを網羅できるんじゃないかなというふうに思いますし、これが本当に有用なものであれば、スマート農業にもつながります。5Gの規格がなくても、恐らく無人のトラクターだとか、そういったものも使えると思いますので、観光にももちろん十分に利用できるというふうに考えておりますので。 今、予算策定している最中かと思いますけれども、そんなところちょっと考えて、実証という形で、私ちょっと実証が大好きであれなんですけれども。来年度からは総合政策課になりますか、デジタル関係は。ぜひともその辺のところ、私も、実際どれぐらい、設備にどれぐらいかかるんだか一切分からないので、その辺のところを研究しながら、ちょっと来年度の予算に組んでもらえればありがたいなというふうに考えております。 それから、3つ目のところです。ぜひ、これやっぱり高齢者、私もそのうちの1人なんですけれども、やはりIT弱者です。本当にふだん電話ぐらいとか、LINEやるぐらいでしか使っていないという、そういうふうな状況ですので、私なんかも本当はもうちょっとで高齢者になるので、ちょっとその辺のところ情報いただければ、あえてちょっと習ってみたいなと思っていますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 それで、2つ目、大きい2つ目のところです。 これ、ある意味非常に切実な話になっています。というのは、イベントを実施している当事者については、確かに市の財政が窮屈になったというのは実感していると思うんです。補助金削られているわけですから。だけれども、実際にやっている、いわゆる実施している担当なり当事者から見ると、市の財政が少なくなるというのは分かるけれども、結局イベントやるところの物資やら、全て値上がりしています。この3年間、4年間の間で、もう2割、3割ぐらい、全部上乗せになっているわけです。かかり増しになっているわけです。それをある程度の予算の中でやるとすると、どうしてもその規模を縮小しないとできなくなるといったことで、毎年毎年これが規模ちっちゃくなっていって、最後にやっぱりちょっと消えてしまうというようなことにもなりかねない。いわゆるモチベーションが下がっていると、モチベーションすらも下がっていくというようなことで非常にもったいないと思うし、非常にまだやる気になってやっている団体がありますので、そういったところについては、ちゃんと手当てをしてやっていただければなというふうに思います。 いわゆる各燃料高騰価格の部分については、少し上乗せする、物価が上がっている部分については上乗せしましょうというような形の中で、削るのは簡単です、簡単なんです。だけれども、そういったもの、例えば、例えばですけれども、数ある基金の中からちょこっとずつでも、何百万円もじゃないです、何十万円とか、10万円、20万円ぐらいの世界です。これを何とか捻出できないのかというふうなことを考えておりますので、実際に実行委員をやって動いている人たちに対してのエールという形の中で、10万円、20万円ぐらい、もうちょっと上乗せしていただけるようお願いして、大変ですが、いかがでしょうか。
○議長(堀部壽) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) これまでも、それぞれ各地域で何年も続けてこられたそういう様々なイベント、これは、ただ地域の方々が楽しむだけではなくて、地域のコミュニティーを存続していく上でも大変な、大切な、いろいろな様々な事業をやってこられております。それを、少子化、または高齢化が進んで、やり手が、担い手がだんだん少なくなってきた中で、地域の方々がそれぞれ工夫をされて、いろいろ、例えば、子供さんが男の子がいなければ、今度は女の子がその役割を果たすとかといった、そういう風習のルールを変えながらも続けていただいているところもあります。 そして、自分たちの地域のそういう様々なイベントは自分たちで何とか賄っていこうという形で、皆さんがそれぞれ、労力もですし、ある程度負担も、金銭的な負担もしていただいたり、計画もしていただいて、やってこられたわけです。それに対して、まず市のほうとしても中身を精査させていただきながら、補助金も出してきたということもありました。 ただ、今、佐々木議員からお話ありましたように、その事業をまた継続していく場合に、不可抗力ではないんですけれども、仮に燃料を使ったりするものとか、様々そういう電気を使ったりするものの使用料が高騰している場合に、これはやはり存続するために必要な、これまで頑張ってきた方々、ただ単にその基金から簡単に金出せばいいというものではなくて、自分たちもこれぐらい頑張ってきている状況をちゃんと示していただきますので、その事業が本当にその地域にとって、これまで、先ほど申し上げましたように、地域の元気づける、活性化のためにやってきていると思いますし、また、地域のコミュニティーづくり、また、さらには教育面でも大変なプラスになってきているということを、その内容をきちんと各イベントの精査をさせていただいて、そういうことで、公益上、さらには、地域維持のためにも、そういう意味でのプラスになるものがあるとすれば、その補助金を交付をさせていただきながら取り組ませていただくという、そういうスタンスには、これまでもそうでありましたけれども、ただ、やはり大変この物価高騰なんかもしておりますので、そのことも踏まえた取組方の支援の在り方といったものも工夫をしてまいりたいと思っていますので、よろしくお願いします。
○議長(堀部壽) 5番 佐々木正史議員。
◆5番(佐々木正史) どうもありがとうございます。 そういうわけで、実は、自助共助、もう既に満杯になってきています。例えばなんですけれども、阿仁の花火大会なんかは、各企業さんとか回って、かなり寄附金いただいています。市長のところにも多分決算書とかが届いているかと思うんですけれども。そういった中で、トータルで五、六百万円ぐらいですか、市の補助金も含めた中で、五、六百万円ぐらいの予算の中でやっているんです。この五、六百万円、残りの400万円、500万円を集めるのが非常に困難になっている。地元の企業の皆さんからお願いしていただいているわけですので、地元の企業もみんな結局利幅が狭くなってきている。例えば、価格に転嫁できないものがあったりとか、費用だけはもう間違いなく100%かかって払わなくちゃいけない、ところが、その製品なりそういったものに転嫁できないでいるというようなところに、国からは賃金上げろとくるわけです。そうすると、出したい企業も出せないというような状況になってきます。 もう来年あたりもかなり厳しくなるんじゃないかというふうに思っていますんで、最悪6月の補正でもいいですので、ひとつ何とかそこら辺考えてもらって、実施している担い手の皆さんに明るい気持ちでイベントを開催できるように後押ししていただければということで、本当に皆さん限界に近いぐらいになってきていますので、そこを何とかよろしくお願いして、質問を終わります。 ありがとうございました。
○議長(堀部壽) 以上をもちまして、5番 佐々木正史議員の一般質問を終わります。
○議長(堀部壽) 次に、3番 虻川 敬議員、新創会、ご登壇ください。
◆3番(虻川敬) (3番 虻川 敬君登壇) おはようございます。 議席番号3番、新創会、虻川 敬でございます。 原稿には、おはようございますとはありません。午後の当番になるかなと思っていたところ、午前中でございます。よろしくお願いします。 本年度は熊による被害が非常に多い年であり、市民の中にも多く被害に遭われた方がおられます。被害に遭われた方、また、ご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、熊対策に対しご尽力をされておられます職員の皆様、猟友会をはじめとする関係する皆様に敬意を払い、感謝申し上げます。 それでは、通告に従いまして一般質問を行います。 このたびは9番目の登壇であり、ほかの議員と重複する質問も多くあり、既に回答をもらっているものもありますが、通告していますので、順次質問してまいります。 1、通学路について。 今年度、こども家庭庁が創立されました。子供の最善の利益を第一として、子供の視点に立った当事者目線の政策を強力に進めていくことを目指した政府の機関であります。 こども家庭庁では、「こどもまんなか社会」の実現を最重要コンセプトとして掲げております。当市においてもこども課が創設されており、子供は最大の宝であります。この子供たちの安全を最優先に考えることは、私たちの重要な責務であります。今年度は熊の出没などもあり、子供の安全も脅かされております。また、日頃から危険が潜む場所の改善に努めることは優先して行うべきと考える次第であります。 初めに、子供たちの通学路に関して質問をいたします。 ①通学路の安全確保について。 1)今年度の熊の出没に伴う登下校の変更の状況と熊に対する対策、安全確保教育などの実績はあったか。 2)米代町西中岱線と元町大町線の交わる交差点付近、すなわち鷹巣小学校最寄りの交差点でございます。歩道確保が必要ではないか。安全対策の実施状況は現在どのようになっているかを伺います。 次に、鷹巣中学校の学生の通学路に関連しまして、鷹巣陸橋の課題について質問いたします。 ①元町跨線橋の代替で設置されることになった落合堤防線の利用者も加わることになれば、鷹巣陸橋途中の交差点は危険箇所となることが想定されます。 このことから、1)まずは現在の鷹巣陸橋の勾配系射角を伺います。その上で、そういった勾配の陸橋中腹に交通の負荷を加重することに対し、市としては何ら問題はないと考えているかを伺います。 2)車両の往来が増すと、徒歩または自転車通学の生徒との接触事故の可能性も考えられますが、どのような対策を検討しているかを伺います。 3)鷹巣陸橋は急勾配であり、鷹巣方面から綴子方面へ向かった際、上り切ってからの視覚情報の把握に問題があると考えます。また、信号等の設置も難しく、冬場のスリップ等も心配であります。安全と言い切れる対策は何を検討しているかを伺います。 4)やはり落合堤防線の道路設置は課題が膨らむことにはならないか。コストがかかろうとも、未来の子供たちのためにも必要な道路の設置、つまり元町跨線橋の検討をすべきではないかを伺います。 次に、3、鳥獣被害について伺ってまいります。 冒頭でもお話しいたしましたが、今年度は熊の被害が多く、県内熊被害の報道が多い年でありました。その中でも、全国ニュースにもなるほど北秋田市は注目が注がれました。地方自治として地元の課題に即座に対応しなくてはならなかったのではないかと思っております。 地方自治とは、改めて説明するならば、地方行政について国家とは別の人格を有する地方公共団体の存立を認め、行政事務をその地方の住民らが自らの責任と意思によって基づき処理することであります。民主政治の基本とされております。国や県の動向を注視するのではなく、市独自の判断にて早めの対策をすることで、被害者はもう少し抑えることができたのではないかとも想定しております。 伺ってまいります。 ①熊被害について。 1)熊による人的被害の状況は。 2)熊対策の実績は。 3)なぜ今定例会に熊対策による補正予算が計上されていないのか。 4)なぜ今年度早い段階において猟友会への市独自の特別予算措置の検討がなかったのか。 5)市所有の熊捕獲用のおりを早急に増やすべきではなかったか。また、今後その検討の余地はあるかを伺います。 ほかの市では熊の解体処理場を設けようとする動きも見受けられます。私は駆除された熊に敬意を払い、駆除された熊の肉などを無駄にすることなく生かすことが熊に対しての礼を尽くすことになるとも考えます。 そのことから、②処分された熊の肉などの利活用の方法の検討について伺います。 1)駆除された熊の肉などの現在の処理方法はどのようになっているのか。 2)熊肉を販売できるように商品価値を生み出すためには、どのような施設、許可等が必要になっているのか。 3)市として熊を解体する施設など建設についての検討はあるか。 ③熊肉などを販売しようとする民間企業がある場合、市ではどのような応援体制や補助事業が考えられているかを伺います。 次に、4、地域交通について伺います。 当市の高齢化人口が増加する中、運転免許返納する方も増えております。公共交通の必要と重要度は日に日に大きくなっております。何年も前から交通の課題には触れてまいりましたが、一向に前進がないように見えます。一刻も早く根本的な、抜本的な改革が必要であると感じております。また、同時にサステナブルな仕組みの構築も必要性があると考えております。 伺います。 ①公共交通機関の現状について。 1)現状の交通機関に対する補助、助成などの実績は。 2)北秋田市地域公共交通計画について、現状からどのような改善が見られるか。 3)近隣の市ではITを活用した公共交通環境の整備の実用化が見えるが、当市では近隣の市から実績や課題の抽出はしているのか。また、当市では同様の交通に対して取り組む意思はあるか。 ②現時点の公共交通課題の解決について。 1)現在の交通要望、課題について改善の取組はあるか。 2)乗合タクシー、デマンド型タクシー、代替タクシー、スクールバスなどの規定を一律化し、市民が分かりやすい環境で利用できる環境整備は必要ないか。 3)路線バス、秋田内陸縦貫鉄道、地域公共交通の各社を一体の地域交通会社にまとめ上げ、市営もしくは市営・民間連動型で一元管理の下、効率よく運営する考えはないかを伺います。 次に移ります。 今回もまた伺ってまいります。 5、道の駅たかのすについて。 ①道の駅たかのすの基本構想の信憑性について。 1)前回の一般質問の回答にて初めて知り得ましたが、道の駅の改装に向けた計画は全体改装から、できるところから段階的に一部改装といった説明に変わりました。なぜそのような方向性に変わったかを伺います。また、この事業に関しましては、市民にも議会にも説明がなく基本構想が変わっているように思われますが、問題ではないかを伺います。 事業開始時期は全員協議会での解説がありました。さらに、今までの一般質問の答弁では、関係各所と慎重に協議を重ねてから進めるというような答弁が主でありましたが、その後、協議をされた履歴はないと見受けられます。 次に、少し厳しめのことを言いますが、これは市民からのお声です。 市が有言実行しないということは、議会で同意した我々議員も職務を全うしているのかという市民の失望の声をいただくことに直結しております。我々も市民に対し納得のいく説明をしていくためにも伺わせていただきます。 2)市が提案する事柄、公開情報は重みがあるものではなくてはならず、絶対的信憑性が問われるところでありますが、この道の駅たかのすの件をはじめ、元町跨線橋の建て替え提案の却下の件、森吉山荘の運営方向性など、近年は事業に対しての信頼性がないように見えます。事業の計画は誰がいつ立案し、どのような経緯を経て計画され公表されるのか。また、計画が中止される際の責任はどのように考えているかを伺います。 次に、6、オンブズマン制度について。 ①オンブズマン制度導入の検討について伺います。 初めに、情報公開について伺います。 行政機関の保有する情報の公開に関する法律では、何人にも目的、理由を問われることなく、行政機関が保有する情報に対し開示請求できる権利を付与。請求を受けた行政機関の長に特段の支障のおそれがある情報を除き、開示する義務を課すとあります。情報開示請求がない情報の管理状況はどのようになっているかを伺います。 1)各自治体から要望等の内容、その回答などの情報公開の手法はどのようになっているのか。 2)諸団体から市への要望等内容とその回答の情報は公開されているか。その情報はどのように閲覧できるか。 3)各議員や市民から各担当部署への要望などが行われた場合、その要望はどのように扱われているか。また、要望への回答などの諸規定はあるかを伺います。 次に、4)市民が今の課題や要望のある事柄、そして、その対処に向けて動きを表面的に把握することができるようオンブズマン制度が必要であると考えますが、導入してはいかがかを伺います。 オンブズマンとは、住民の行政に対する苦情を受け付け、その権利、そして、その利益を守るため、中立的立場から原因を究明、調査し、勧告や意見表明などの是正措置を講ずることによって、敏速な問題解決を行う第三者機関のことをいいます。法的なオンブズマンの目的とは、苦情を簡潔に処理、人格が高潔で、市民感覚を有する人の権限を生かし、官僚主義的な対応を排して苦情の処理に当たることであります。 オンブズマン制度は1990年に川崎市で日本で最初に導入され、年々多くなっております。私の持っている資料では、現在34の自治体がこの制度を導入しているようであります。 次に移ります。 7)市役所の環境について伺います。 この問題に関しましては、一部、先日の板垣 淳議員の質問で回答を得ている部分もありますが、通告しておりますので、読み上げさせていただきます。 1)庁舎敷地内は禁煙であります。お昼休みや休憩時などは、敷地外にはなりますが、民間の商店等で喫煙する職員も見受けられます。この環境を改善するべきではないか。 2)他の市役所に行った際、インフォメーションがあります。さらには、職員はインフォメーションから飛び出してきて、そして、来庁された方々に対し目的を聞いたり、説明をする職員を見かけることがあり、非常に気持ちの良いものであります。当市でも総合案内の設置の必要がないかを伺います。 そして、最後に8、コンパクトシティ化へ向けての計画の提案であります。 ①当市は広大な面積があり、全ての場所に公平できめ細やかな持続可能な行政サービスを行っていくことは、実質的に難しい状況にあります。コンパクトシティ化を図り、付帯コストを集約していく必要性を感じております。地方自治体が具体的な持続可能計画を示し、市民の理解を得る必要性があることを感じることから、次のことを伺ってまいります。 1)コンパクトシティ化に向け具体的な計画はあるか。 2)冬期間の居住区の提案、そしてまたは、通年の居住区の提案、水道、下水道などの生活ライフラインの提供エリアを設定し直し、そして、全市民がその居住エリアで生活していける環境を目指し、本当の意味での持続可能な都市を検討するべきではないか。そうすることで、市民全体に水道料、下水道料などの負担増の抑制につながると考えますし、そして、市としても、年間発生する除雪費用、道路整備費用、交通補助などの負担をかけずとも生活しやすい環境を実現できると考えます。また、そのようなエリアを設定した場合には、不利益を得る人もおります。設定を仮定する際、そのエリア外の市民の方が居住エリア内に移動または引っ越しの際に最大限の助成を実施するべきと考える次第でありますが、この考えに関しましての市の意向を伺います。 以上、壇上の質問を終え、以後、再質問席にて質問してまいります。よろしくお願いいたします。
○議長(堀部壽) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) ただいまの虻川 敬議員のご質問にお答えをしてまいりますが、大きな項目の1の通学路についての①として1)のご質問は教育長から答弁いたしますので、よろしくお願いします。 初めに、大きな項目の1、通学路についての①通学路の安全確保についてとして2)のご質問でありますが、議員ご指摘の歩道の設置につきましては、市といたしましても必要と認識をいたしております。 しかしながら、歩道を設置するための新たなスペースの確保が必要であり、現在お住まいの建屋まで影響が及ぶことから、これまで協力のお願いには慎重を期してまいりました。 今後は、関係部署とも連携し、関係者に対し協力の要請を行うとともに、協力の意向が示されれば速やかに事業化に向けて取り組んでまいります。 なお、交差点付近の安全対策の実施状況といたしましては、視線誘導ポールの設置や横断歩道など路面標示により安全を確保しているところであります。 次に、大きな項目の2の鷹巣陸橋の課題としての①として1)のご質問でありますが、鷹巣陸橋の鷹巣中学校側の道路縦断勾配は約6%となっています。また、議員ご指摘の交通量増加については、特に問題ないものと考えております。 次に、2)のご質問でありますが、落合堤防線に関しましては、現在と比較し車両の往来が大きく増加する想定ではないため、今のところ特別な対策は検討はしておりません。 次に、3)のご質問でありますが、現在も利用されている交差点であり、特に条件が大きく変わるものではないため、急に危険性が増すものとは捉えておりません。 また、安全と言い切れる対策ということでありますが、利用者のマナーにもよると考えますことから、絶対事故が起こらないとは言い切れないため、今のところお答えできる対策は見当たりません。 次に、4)のご質問でありますが、令和5年9月定例会における虻川議員の一般質問に対する答弁のとおり、撤去した跨線橋跡地への道路の新設は現在のところ考えてはおりません。 次に、大きな項目の3の鳥獣被害についての①熊被害についてとして1)と2)のご質問につきましては、関連しておりますので一括して答弁をいたします。 11月末現在で、農作物被害に伴う許可件数66件、人身被害未然防止に関する許可が75件、おりの設置数が延べ211基、捕獲頭数は329頭となっており、熊による人身被害者数は15名、うち1名についてはおりのパトロール中に転倒し負傷したものであります。 次に、3)と4)のご質問につきましては、関連しておりますので一括して答弁いたします。 昨日の福岡 由巳議員、板垣 淳議員からのご質問にお答えをいたしましたとおり、市では捕獲活動を円滑に進めるため、平成30年度から一おり1か月設置した場合の捕獲活動費については約5倍に、猟友会に対する補助金は1.5倍に増額するなど、他市町村と比較しても手厚い予算を確保して鳥獣被害対策に取り組んでまいりました。 今年度は熊の出没が頻発したため、実施隊の活動費となる鳥獣被害防止総合対策交付金を1,637万3,000円増額し、2,895万9,000円とする補正予算を今定例会に提案をいたしております。 新年度に向けては、収穫しない栗や柿の木の伐採に対する助成制度をはじめ、電気柵購入の補助対象者の拡充やおりの増設など、専門家の意見を参考にしながら新たな対策も検討いたしているところであります。 次に、5)のご質問でありますが、市所有と猟友会所有のおり、合計51基を活用して対応してまいりましたが、熊の出没が頻発した秋以降に一時的に不足する状況もありましたので、新年度でおりの増設を検討いたしております。 次に、②の処分された熊の肉等の利活用方針の検討についてとして1)のご質問でありますが、駆除した熊の処理に関しましては、埋却及び自家処理で対応をいたしております。 次に、2)のご質問でありますが、野生鳥獣を食肉として処理し市販流通させるためには、食品衛生法に基づく食肉処理業の許可を取得した施設で処理する必要があります。 また、販売には食肉販売業や食肉処理業の許可を取得する必要があり、加工品を販売するためには食肉製品製造業の営業許可が必要になります。 次に、3)のご質問でありますけれども、昨日の福岡 由巳議員のご質問にもお答えいたしましたが、解体処理施設につきましては、民間で事業を計画している方もおりますので、支援策も含め検討をしてまいります。 次に、③のご質問でありますが、北秋田市販売促進事業でECサイトの開設及び運営などに2分の1の補助制度があります。 次に、大きな項目の4の地域交通についての①公共交通機関の現状についてとして、1)のご質問でありますが、令和4年度の公共交通の運行に関する補助金額については、秋田内陸線運営費補助金が1億1,970万円、路線バス運行に対する補助金が9,085万9,000円、バス・タクシー事業者との協定による運行に対する補助金が1,144万3,403円となっています。 そのほかにタクシー事業者との契約による運行する自治会に対する補助が85万750円、循環バスの運行委託費が1,006万8,881円となっております。 次に、2)のご質問でありますが、令和5年3月に策定した北秋田市地域公共交通計画については、路線の確保維持が最大の目的となっており、同計画策定により市内を走る7路線が国・県のフィーダー系列の対象路線となり、地域公共交通確保維持改善事業費補助金の交付が見込まれております。 また、今後、バスロケーションシステムの拡大やデマンド交通の拡充等の検討が進められることとなります。 次に、3)のご質問でありますが、大館市が実施しているAIオンデマンド交通については、県の諸会議の事例紹介等で状況を聞かせていただいており、利用者から好評を得ていることや、冬期間の需要に対応するため2台に台数を増やして運行しているが、予約が取りづらい状況になっていること、定額制の利用により回数券での利用が伸びていることなどが挙げられております。 また、交通事業者からは、市内循環バスやタクシー事業に少なからず影響が出ているとのお話も伺っております。 今後、市においても、乗務員不足や運行の効率化、利便性の向上のためIT技術を活用した交通システムの導入は必要になると考えておりますが、技術の確立状況や交通事業者との協議により、導入時期を判断していくことになると考えております。 次に、②の現時点の公共交通課題の解決についてとして1)のご質問でありますが、各地区と市民病院を結ぶ乗合タクシーについては、朝に病院に到着し、お昼に各地区へ帰るダイヤで運行しておりましたが、市民病院の午後診療を受けると利用できないとの声があり、午後診療対応と鷹巣市街地での買物の帰りにも利用できるようにするため、午後便を増便したところであります。 また、昨年度から実施している「じょうもんパス」は、これまで公共交通の運営に対する補助を中心に進めてきたものを利用に結びつける施策として、市民全員を対象に路線バスを割安に利用できる仕組みを秋北バス株式会社と共同で企画した取組であります。 まだまだ課題はありますが、できることを一つ一つ改善をしていきたいと考えております。 次に、2)のご質問でありますが、タクシー車両を活用して運行している各路線については、事業主体が異なることもあり、現在、別設定で取り扱っておりますが、デマンド型乗合タクシーへの一律化を検討してまいります。 スクールバス等については、混乗などを含め、課題を整理し改善策を探ってまいります。 次に、3)のご質問でありますが、路線バス、内陸線、地域交通関係各社の一体化と市営による管理については、現時点において考えてはおりませんが、各モードの連携による交通網の維持確保は今後も進めてまいります。 次に、大きな項目の5の道の駅たかのすについての①道の駅たかのすの基本構想の信憑性についてとして1)のご質問でありますが、道の駅たかのすの再整備に係る基本構想等につきましては、令和3年5月公表の基本構想で基本コンセプトや導入機能を、令和4年1月公表の基本計画で導入機能の施設規模や施設の配置について記載し、その後、関係各所との協議を踏まえて段階的な着手を目指しているところであり、議員ご指摘の基本構想が変わっているというものではありませんので、ご理解をいただきたいと思います。 今後、利用ニーズや集客力向上等を図る上で、新たに必要となる整備等の在り方が検討される場合は、改めてご説明をしてまいりたいと考えております。 次に、2)のご質問でありますが、市として提案・公開する事業計画等につきましては、議員ご指摘のとおり軽々に取り扱うものではなく、内部評価及び外部評価等による進行管理を行うことで行政運営に生かしていかなければならないと承知しております。 一方で、社会情勢の変化や市民のニーズなどを考慮しながら、適宜見直しを図っていく必要もありますことから、事業計画等の中止や見直しを行う場合には都度公表するほか、予算審議をはじめ市議会等でご審議をいただいているものと認識をいたしております。 次に、大きな項目の6、オンブズマン制度についての①オンブズマン制度導入の検討についてとして1)から4)のご質問につきましては、関連しておりますので一括して答弁をさせていただきます。 各自治体や団体、議員や市民からの要望等については随時受け付けており、現地調査や要望者との協議などを経て回答をいたしております。 回答等に係る規定は設けておりませんが、一般的に第三者への閲覧は行っておらず、要望内容、回答の公開については、情報公開条例に基づき取り扱われます。 一方、オンブズマン制度につきましては、違法または不適切な市の業務やそれに関連する職員の行為などにより不利益を受けた場合に、弁護士などで構成するオンブズマンに苦情を申し立て、公正・中立的な立場で調査し、市や職員の行為が不適切であると認められるときには、改善方法等の意見を述べることができる制度で、全国では現在約100の自治体が制度を導入しているようであります。 市では制度の導入は考えておりませんが、市民からの苦情やご意見、ご要望を受け付け、公正・中立の立場から、その解決や実現を促進し、行政の制度や運営の改善を行っていく行政相談員が旧町各地区に委嘱されていることから、ぜひご利用をいただきたいと思いますし、市の広報や市のホームページを通じて周知を図ってまいりたいと考えております。 次に、大きな項目の7の市役所の環境についての①市役所庁舎の問題点とその対策についてとして1)のご質問でありますが、市では健康増進法の一部を改正する法律の成立を受けて、平成31年4月1日から本庁舎及び各庁舎を敷地内全面禁煙にするとともに、令和3年4月1日からは公用車についても車内終日禁煙とし、職員及び来庁者を受動喫煙から守るため、取組が円滑に推進されるよう職員に周知徹底をいたしております。 一方、お昼休み休憩時に民間の商店等で喫煙する職員を見受けるとのご指摘ですが、お昼休みは休憩時間であることから、行動を制限をするものではありません。 このようなことから、現段階で職員向けの喫煙所の設置は考えておりませんが、喫煙者と禁煙者がお互いを尊重し、共存し合えるように、今後も受動喫煙対策の周知徹底と取組の推進に努めてまいります。 次に、2)のご質問でありますが、昨日の板垣 淳議員のご質問にもお答えしましたが、市では庁舎入り口正面に各係の業務を表示したデジタルサイネージや各係に大型の案内表示を設置したほか、来庁者が戸惑っている場合は歩み寄ってお声がけをしておりますが、今後、窓口の配置を工夫するなど、引き続き、来庁者に分かりやすく、また、ご案内しやすい環境づくりに努めてまいります。 次に、大きな項目の8のコンパクトシティ化へ向けての計画の提案として①の1)と2)のご質問につきましては、関連しておりますので一括して答弁いたします。 現時点において、各種計画では具体的にコンパクトシティ化を示しておりません。 市民が生活しやすい環境や幸福度など人間が幸せに生活を営むために必要な要素は多様であり、効率ばかりを優先させ住居の移転を求めることは、多くの方々に負担を増加させてしまうおそれがあると言われており、果たして市民の理解を得られるかについては疑問に感じております。 コンパクトシティはまちづくりの一つの手段であり、その定義や形態など一様ではないことはもちろん、メリット・デメリットを持ち合わせていることから、市として取り組めることがあるか調査と研究をしてまいりたいと考えております。 以上が虻川 敬議員からのご質問に対しての私からの答弁でございます。よろしくお願いします。
○議長(堀部壽) 続いて、答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) それでは、私から虻川 敬議員のご質問にお答えしてまいります。 大きな項目の1、通学路についての①通学路の安全確保についてとして1)のご質問でありますが、今年は9月1日から11月28日まで、教育委員会から各小中学校及び義務教育学校へ115件の熊出没による情報を提供しております。 それに伴い、各小中学校及び義務教育学校では、情報を保護者へメール配信し注意喚起をしたり、休校措置、スクールバス路線の一部変更、保護者による登下校やスクールバス停までの送迎等で対応したりしているところです。また、市役所職員や関係団体から登下校の安全確保に協力をいただきました。 熊対策については、熊との遭遇を避けることを重視したこれまでの取組に加え、実際に遭遇したときにそれぞれがどのようにして命を守るかについて学ぶことが必要であると考えます。 今年度は、各学校が学級活動の時間や帰りの会の時間を使って、熊対策について指導しておりますが、県の出前講座を活用した熊の生態と対策についての学習会や熊出没の注意喚起に係るパンフレットを活用して指導している学校もあります。 今後も引き続き、関係機関、関係部局と連携しながら、熊が出没した際の対応等について必要な情報を提供するとともに、児童生徒の登下校時における安全の確保が図られるよう取り組んでまいります。 以上が虻川 敬議員からのご質問に対する私からの答弁であります。
○議長(堀部壽) これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 3番 虻川 敬議員。
◆3番(虻川敬) ご答弁ありがとうございます。 それでは、再質問に入らせていただきます。順次、再質問してまいります。 まず①通学路の安全確保についてで、1)でございます。 こちらのほう、今、説明がございました。メール配信等により出没情報を公開していると。そして、避けることを重視した教育をしていますが、これからは遭遇したときにどうするかという教育の必要性を説明いただきました。各学校にて結構な差が、例えば熊に会ったときの対処方法に関して、各児童が共通の認識で、例えば頭を押さえるんだとか、ゆっくり逃げるんだとか、何かそういった共通の熊に対する回避方法というか、対処方法、これというのは、各児童が共通した認識で知識を身につけているというような捉え方でよろしいですか。
○議長(堀部壽) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(佐藤昭洋)
学校教育課長からお答えします。
○議長(堀部壽)
学校教育課長。
◎
学校教育課長(湊貞宗) お答えします。 今の答弁にもありましたが、学校によってちょっと差があるというのが今年の反省です。今後は、来年度はやはり全ての学校でこの熊による講習会みたいなそういうものを実施できればと考えております。
○議長(堀部壽) 3番 虻川 敬議員。
◆3番(虻川敬) ありがとうございます。 実質、北秋田市では本当に全国ニュースになるだけ熊の被害がある地域でございます。事件が発生した直後、また、その前、まず頻繁に目撃情報がある際に、やはり前もった教育が必要だったのではないかなというふうに思います。まだ熊、冬眠に入っていないと思います。今からでも全校で統一した教育に取り組んではいかがでしょうか。
○議長(堀部壽) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(佐藤昭洋) 重ねて
学校教育課長からお答えします。
○議長(堀部壽)
学校教育課長。
◎
学校教育課長(湊貞宗) 今のご指摘のとおり、検討していきたいと思います。
○議長(堀部壽) 3番 虻川 敬議員。
◆3番(虻川敬) ありがとうございます。本当に子供たちの命、貴重なかけがえのないものであります。本当に想定し過ぎて何か不利益なことというのはないと思います。しっかりと熊対策、今後も進めていただきたいと思います。 2)に移ります。 鷹巣小学校付近の三差路の交差点でございますが、今、当局のほうから前向きな答弁がありました。やはり子供たちの命、大切に守っていくためにも、やはりこういった危険箇所の改善に関しては順次進めていただきたいと思います。 今、先ほどの答弁で、今の現状の対策についてポールを設置したり、また、横断歩道の設置をしているということですが、あそこの横断歩道、非常に薄くなっております。あるいは、そういった塗装に関しても、やっぱりきめ細やかな対応が必要と思われますので、これはお願いしたいところであります。 1)、2)の遡りは駄目ですね。
○議長(堀部壽) 進めてください。
◆3番(虻川敬) 次に移ります。 次、2番の鷹巣陸橋について移ります。 当局のほうの回答では、危険は増加しないというような位置づけでご答弁がありました。危険が増加しないという根拠はどのように捉えられているかということで、今、柳中にお住まいの方があそこの交差点を利用する可能性が増えると推察されます。今、柳中にお住まいの方々の車両台数の総数は把握されておりますか。
○議長(堀部壽) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) 建設部長から。
○議長(堀部壽) 建設部長。
◎建設部長兼水道局長(長岐孝生) お答えいたします。 おおむね40台ほどかと確認してございます。
○議長(堀部壽) 3番 虻川議員。
◆3番(虻川敬) ありがとうございます。私もそのくらいであろうかなと思っておるところでございます。 交通の往来は増えないというような見解でございましたけれども、やっぱりその40台、その動く時間というのは、24時間、一日中万遍なく動くのではなくて、やはり通勤時、退勤時、また、買物であったり、人が動く時間というのはかぶると思います。やはり危険が増していると思いますけれども、何らかの措置が必要ではないかなと思いますが、この先も何か安全対策の検討はなされないという認識でよろしいでしょうか。
○議長(堀部壽) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) 建設部長から。
○議長(堀部壽) 建設部長。
◎建設部長兼水道局長(長岐孝生) お答えいたします。 市長答弁のとおり、大きく往来が増加する危険性が増すということはないと思っております。既に利用されている交差点でございますので、認識としては変わりません。ただ、道路管理として、やるべきことはやっていく必要がある。当然県道もございますので、ともにやっていく必要があるというふうに考えてございます。
○議長(堀部壽) 3番 虻川議員。
◆3番(虻川敬) ありがとうございます。 答弁の中で、マナーによることも関係があるということで危険性はないというようなことでありましたが、事故というものは起こらない前提じゃなくて、起こる前提でその予防策に取り組まなければいけないと思います。今の認識では非常に甘いと思います。今後、道路設置、まず開通の際に向けて、やはりさらなる想定を深めていただきまして、有効な対策を取っていただきたいと思います。 この件に関して、もう一つ。以前、この新設される柳中線、新しく開設される道路でございますけれども、これは落合堤防線でございますけれども、これは通学路には使用しないという以前の答弁がありました。今後もこの答弁は変わりませんでしょうか。私は交通の往来、それこそ徒歩、自転車の通学がやはり車両交通と交差する可能性が一つ増えることから、やはり新しく新設される落合堤防線、これを通学路に生かしてはどうかと提案する次第でありますが、この考えについて答弁をいただきます。
○議長(堀部壽) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) 教育長から。
○議長(堀部壽) 教育長。
◎教育長(佐藤昭洋) 昨日も五代儀義富議員の質問にもお答えしたんですが、通学路として活用するということについては、この後、新たに造る柳中線ですか、新たに造る道路の完成や、あるいは東側歩道部分の改良工事などの状況を見極めてまいりたいと考えておりますので、その後、いわゆる通学路にするかどうかについては、学校のほうで検討するということになります。
○議長(堀部壽) 3番 虻川議員。
◆3番(虻川敬) ありがとうございます。この通学路に関して、非常に心配されるところでありますので、先々検討して進めていただきたいなと思います。 一つ、まずこの鷹巣陸橋、県の道路でございます。昨日の答弁でもありましたけれども、県のほうにお願いしていくという姿勢だけではなくて、予算等々の協議もした上で、市でも協力体制を含めて、あるべき方向性をやっぱりしっかり協議していただいて、費用的にリスクも市でも受けてもらって、そして、適正な通学路をつくっていただきたいと思いますので、こちらを要望して次に移ります。 鳥獣被害について移ってまいります。 3)、4)についての再質問に移ります。 市のほうでは一おりの設置で5倍、そして、猟友会に対しては1.5倍の補助をしているという、対策を打っているという説明でございました。実際には、額面的にはどのぐらいになりますか。教えてください。
○議長(堀部壽) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) 農林課長が答えます。
○議長(堀部壽) 農林課長。
◎農林課長(三浦広幸) お答えいたします。 正確な数字については持ち合わせてございませんが、昨年ですと三十数頭の捕獲でして、1許可当たり大体十四、五万円かかっておりますので、1,000万円近くの費用がかかってあったものと考えております。
○議長(堀部壽) 3番 虻川議員。
◆3番(虻川敬) ちょっと欲しい答弁とは違っており、実質どのくらいの予算が一おりについてどのくらいかかっているのか。1回出るのに対してどのくらいかかっているのか額を知りたかったわけですけれども、猟友会の方々も専属で駆除に当たっているわけではなくて、やっぱり何かあったときに出動しなければいけないということであります。やはりそういった場合に、猟友会の方もボランティアではないですし、やっぱりしっかりとした保証がないとなかなか動きづらい状況ではないかなと思います。また、後継者等も生まれにくい状況ではないかなと思います。 しっかり対策してほしいのですが、一つ教えてください。今回計上されております鳥獣被害防止総合対策交付金は、どの団体に交付されて、その使用使途は具体的にはどのように使用されているか教えてください。
○議長(堀部壽) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) 農林課長が答えます。
○議長(堀部壽) 農林課長。
◎農林課長(三浦広幸) お答えいたします。 今回の補正額につきましては、鳥獣被害対策協議会に交付されまして、これは鳥獣被害対策実施隊の活動費となります。主に賃金となるものであります。
○議長(堀部壽) 3番 虻川議員。
◆3番(虻川敬) その協議会員はどういった団体で構成されているか教えてください。
○議長(堀部壽) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) 農林課長が答えます。
○議長(堀部壽) 農林課長。
◎農林課長(三浦広幸) 協議会の構成員といたしましては、市のまず関係部局です。それと、警察、県、農協、森林組合、あと森林管理署、農林業に関わる団体が加盟しております。もちろん猟友会も加盟してございます。
○議長(堀部壽) 3番 虻川議員。
◆3番(虻川敬) ありがとうございます。そうすれば、この協議会に交付される交付金に関しては、この関係各所の様々な人件費、賃金にも化けるということですか。猟友会以外にもということです。
○議長(堀部壽) 答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) 産業部長が答えます。
○議長(堀部壽) 産業部長。
◎産業部長(金田浩樹) この補助金の補正の賃金的なところは、全て猟友会員の実質の出動、出動といいますか、実務に対する賃金でございます。
○議長(堀部壽) 3番 虻川議員。
◆3番(虻川敬) ありがとうございます。 そうすれば、今、補正組まれた、ちょっと資料がすぐ出ませんが、1,600万円程度でしたか。これの積算根拠を教えてください。
○議長(堀部壽) 答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) 農林課長が答えます。
○議長(堀部壽) 農林課長。
◎農林課長(三浦広幸) お答えします。 積算根拠といたしましては、まず、通常捕獲活動をしますと、おりを1基設置した場合、先ほども申しましたが、十四、五万円かかります。それのこれまでの活動に係る経費と、あとこれから春先までを想定した12回の活動費を合わせまして、この金額を補正したものであります。
○議長(堀部壽) 3番 虻川議員。
◆3番(虻川敬) ありがとうございます。 先ほどの説明で、おり51基で一時的に不足したとありました。来年度増設を検討しているということですが、何基、おりを増設の予定でしょうか。
○議長(堀部壽) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) 農林課長が答えます。
○議長(堀部壽) 農林課長。
◎農林課長(三浦広幸) お答えいたします。 現在、12基で検討しております。
○議長(堀部壽) 3番 虻川議員。
◆3番(虻川敬) 12基で、今年の出没想定をしたとき足り得るという判断でよろしいでしょうか。ありがとうございます。まずしっかりと足りなくならないように努めていただきたいなと思います。いろいろな予測がされておりますが、どうなるかは来年にならないと、実質経験しないと分からないことだと思います。今年度、熊がこれほど出没することも昨年想定でき得たでしょうか。多分誰も、ある程度は予想したとしても、ここまでの被害になるとは思っておらなかったはずでございます。想定をしっかりして、やっぱり市民の安全を守っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 地域交通に関して、大きい4番に移ります。 地域交通ですけれども、路線と、以前、令和3年に公開されました北秋田市地域交通利便増進計画のスケジュールを見てみますと、令和5年度でやるべき事業が記載されておりますが、それの進捗状況はどのようになっておりますか。教えてください。
○議長(堀部壽) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光)
総合政策課長が答えます。
○議長(堀部壽)
総合政策課長。
◎
総合政策課長(福嶋統) 議員ご指摘の計画につきましては、令和5年3月に策定されました地域公共交通計画、こちらのほうに引き継がれているというような形になってございます。
○議長(堀部壽) 3番 虻川議員。
◆3番(虻川敬) 引き継がれているのは分かるんですけれども、示された内容では、例えば市街地循環バスの北部に関しては、2023年度から実施というようになっておりますし、こちらの交通計画、北秋田市地域公共交通計画においては、結構漠然とした記載になっておりますけれども、実際問題、いつにどの路線がスタートするかという協議と決定に関しては、どの段階で決定されるか教えてください。
○議長(堀部壽) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光)
総合政策課長が答えます。
○議長(堀部壽)
総合政策課長。
◎
総合政策課長(福嶋統) お答えいたします。 計画の検討スケジュール、そちらに沿いまして関係者の方々と協議した上で事業を実施していくといったときに個別の計画を立てていくと、そういうような手続というか、流れになります。
○議長(堀部壽) 3番 虻川議員。
◆3番(虻川敬) ありがとうございます。 結構前の年からいろいろ協議を重ねていると思いますが、この協議の内容というのは閲覧できますか。
○議長(堀部壽) 答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光)
総合政策課長が答えます。
○議長(堀部壽)
総合政策課長。
◎
総合政策課長(福嶋統) お答えします。 地域公共交通活性化協議会、こちらのほうで協議してございますので、その結果については会議録、そういったのを作成しておりますので、必要に応じてお示しできるというところでございます。
○議長(堀部壽) 3番 虻川議員。
◆3番(虻川敬) ありがとうございます。 計画はあります。協議もされております。ただ、決まらないのは、やっぱり旗振り役が必要かと思うからでありまして、やはり市のほうが率先してこういうビジョンにしたいんだ、こういう形にしたいんだというような提案をもっと強くするべきと考えますが、どう考えますでしょうか。
○議長(堀部壽) 答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 北秋田市地域公共交通計画、計画そのものに対しましては、各地元の自治会長さん方とか、それから、事業者さん、それから、警察含めてそういう関係者、それから県もそうですし、国交省の方々にも来ていただいて、それでこの計画、地域の声をまとめ上げながら、その計画もまとめさせています。ただ、あくまでも事業者が今度やっぱりそれを動かしてもらわなきゃいけない、様々ないろいろありますので、その計画は計画として、先ほど旗振り役という話がありました。市としては何とか頑張って、これを計画どおり進めていきたいと思いますが、先ほどお話がありましたように、その状況によっては、例えばデマンドにするものがあったりするようなことがあったりして、少しずつ変更してきたりするところもあると思います。それを含めて、この計画に沿った形、これを基本としながら、これを進めていけるようにしっかり取り組んでいきたいなと思っていますので、よろしくお願いします。
○議長(堀部壽) 3番 虻川議員。
◆3番(虻川敬) ありがとうございます。 この公共交通に関して、非常に当市では課題であります。市民の方が分かりやすく、かつ不便のない交通体系をつくっていただきたいと思いますので、またお願いしてまいります。 それでは、時間もないですので飛ばします。 市役所の環境についてでございます。 喫煙場所に関してでございますが、市役所の近くには児童公園がございます。こちらに改めて喫煙場所を設けてはどうかと提案する次第でありますが、いかがでしょうか。
○議長(堀部壽) 市長。
◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) それは無理です。これまでも健康増進法の一部を改正する法律に基づきながら、私どもはもちろんたばこ税を納めていただいている喫煙者の方々のことも考えなければいけないとは思いますけれども、あそこは児童公園でございますし、子供さんたちも、また、不特定多数の大勢の方々があそこで健康増進も含めて活用している児童公園でありますので、そこで喫煙所というのは、これは少し、私どもは絶対無理だと思いますので、ご理解をよろしくお願いいたします。
○議長(堀部壽) 3番 虻川議員。
◆3番(虻川敬) ありがとうございます。私は他市から来た方々がいらっしゃる場合、非常にはた目というものをちょっと気にしてしまいますので、今後、何か解決の方策を研究していただきたいと思います。 最後に、コンパクトシティでございます。 いずれ取り組まなければいけない課題であると思います。やっぱり基本的構想をつくってはもらえませんでしょうか。
○議長(堀部壽) 市長。
◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 議員からコンパクトシティ構想のお話がございました。もちろんコンパクトシティというのは、まちづくりの一つの手段であります。ただ、これだけの広大な面積を持つ、そしてまた、それぞれ旧4町が持っている地域性、また、文化、また、そこで暮らされている方々の歴史がございますので、その中で果たして都会とか、ほかのところでやれているようなコンパクトシティができるのかどうかというのは、これはやっぱり研究していかなければいけないと思っています。また、交通手段にしましても、またインフラの問題も先ほどお話ありました。積雪量の多いこの地域で、はた目から見ますと、正直申しますと、雪が多ければ当然点在している集落が、そういうものが全部1か所にまとまってくれれば、除雪費もかかりませんし、それはそれで財政的には大変いいわけであります。また、下水道にしても、水道にしても、布設する管の距離数が少なくなりますし、都会のようにタワーマンションみたいなのところでありますと、そこ1棟で済むわけでありますけれども、なかなか今、そういう方々に、その4つの旧4町の中で1か所ずつつくるという手もあるわけでありますが、それをするにしても、やはり膨大な時間と労力と費用がかかってくるのかと思います。 しかしながら、こういう広大な面積の持つ地域、また、高齢化が進んでいる、人口減少が進んでいる地域の将来に当たってのコンパクトシティに対する、やはりこれは少し研究をしていかなければいけないものと思っていますので、ご理解のほうよろしくお願いいたします。
○議長(堀部壽) 以上をもちまして、3番 虻川 敬議員の一般質問を終わります。 昼食のため午後1時30分まで休憩いたします。 (休憩) (12時21分)
○議長(堀部壽) 休憩以前に引き続き、会議を再開いたします。 (再開) (13時30分)
○議長(堀部壽) 一般質問を続けます。 17番 長崎 克彦議員、清明会、ご登壇ください。
◆17番(長崎克彦) (17番 長崎 克彦君登壇) 17番 長崎です。 通告の順番に質問いたします。 1番、令和6年度の予算規模と主要な事業について。 ①令和6年度の当初予算規模と主要な事業はというふうに書いておりますけれども、1)と2)を一括して質問します。 当市の当初予算は、地方交付税とそのほか国・県からの交付金あるいは補助金、自主財源などで構成されています。人口減少に伴う国の交付税などの影響で減額されることが心配でございます。また、市内各団体、市民等からの要求も年々多くなっています。経常収支比率も94.5%と高い比率で推移しています。市民の要望を的確に把握しながら応えていくことが重要と考えます。このような現状で、令和6年度当初予算規模と主たる事業について伺います。 次に、大きな2番、①市有の建造物で稼働していない物件対策について伺います。 1)建造物で稼働していない物件の数はどのぐらいあるのか。また、補修しながら再利用するもの、利用できない物件などの対策について伺いたいと思います。 次、3番です。 坊沢字上野地区のため池について。 ①坊沢字上野地区のため池は、今年の高温と雨の影響で雑草が全面積に繁茂しています。これについての維持管理について伺います。 以上で壇上からの質問を終わります。
○議長(堀部壽) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) ただいまの長崎 克彦議員のご質問にお答えをしてまいります。 初めに大きな項目の1の令和6年度の予算規模と主要な事業についての①として1)と2)のご質問は、一括して答弁をさせていただきます。 令和6年度予算につきましては、現在編成作業中であるため規模的な数字はまだお示しできるような状態ではありませんけれども、予算編成方針に明記しておるように、歳入総額に占める割合が最も大きい一般財源であります地方交付税は例年ベースになる見込みであるものの、新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴いまして、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金などの特定財源の減少も見込まれていることから、一般財源の各課配分枠を前年度の5%減といたしているところであります。 また、主要な事業につきましては、これも予算編成方針で明記しておりますが、全ての子供・子育て世帯を切れ目なく支援する手厚い子育て施策の充実や、高齢者が安全・安心で生きがいを持って社会参加ができる高齢者対策事業の推進、さらには国立・国定公園化を目指す森吉山を中心とした観光振興への取組や、全ての市民がデジタル化の恩恵を受けられるDX事業に重点的に取り組んでまいりたいと考えております。 一方で、昨今の社会情勢による原油価格や物価の高騰、公共施設の統廃合に伴う改修・更新・解体など、これまで以上の歳出予算措置が必要となることが見込まれていることから、予算編成においては引き続き内容を十分に精査をしていきたいと考えております。 次に、大きな項目の2の不稼働資産対策についての①市有の建造物で稼働していない物件の対策はとして1)のご質問でありますが、公共施設等総合管理計画に基づく個別施設計画に記載をしている施設のうち利用されていない施設は、令和4年度末で25施設となっております。 今後、これらの施設については、現状把握に基づき、存続、廃止、除去の中から具体的な方針を示してまいります。 なお、除去と判断した施設については、危険度や優先度など勘案をしながら、順次解体を進めてまいります。 次に、大きな項目の3、坊沢字上野地区のため池についての①のご質問でありますけれども、6月の定例会でも答弁をさせていただいたとおり、このため池は法定外公共物に位置づけられ、水路や里道と同様に地域で密着した形で使用されていることから、除草や清掃など地域でできる維持管理は、地域住民や受益者などで行っていただくことといたしております。 以上が長崎 克彦議員からのご質問に対しての私からの答弁でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(堀部壽) 再質問に入る前に、ちょっとパソコンの状況が操作できない状況になりましたので、暫時休憩します。 (休憩) (13時43分)
○議長(堀部壽) 再開いたします。 (再開) (13時45分)
○議長(堀部壽) これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 17番 長崎 克彦議員。
◆17番(長崎克彦) 当初予算組むときに市長は、昨年もあったと思うんですが、常に各課に5%減というふうな指示を、次年度に向かって5%というふうな話ですが、それは何を意味しているということですか。そこら辺教えていただければと思います。
○議長(堀部壽) 答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) 財務部長のほうから。
○議長(堀部壽) 財務部長。
◎財務部長(西根弘樹) ただいまのご質問でございますが、先ほど市長の答弁にもございましたが、歳入総額に占める割合が最も大きい財源でございます地方交付税とかの歳入の減少に伴いまして、歳出も今後、物価高騰ですとか、そういうのが見込まれることから、まず5%減としているところでございます。
○議長(堀部壽) 17番 長崎 克彦議員。
◆17番(長崎克彦) それで、これから本格的に予算は組まれると思うんですが、今の北秋田市はまず大型の宿泊施設とか、最近コロナの関係も終わったけれども、5類になったけれども、飲食する、飲食店といったほうがいいかな。大変減って、今朝の新聞にも40年以上経営しているところがもう12月中旬で廃止するというふうな記事も載っておりました。それで、何としても人を多くこの市にとどめさせて、金をやはり落としていかなければ駄目と私は思っています。特にうちのほうはインフラ整備、市長がよく言うように、鉄路も空路も全てが、3路あるわけですが、整ってきていますので、それを最大限活用したやはり交流人口をもっともっと増やして、地元にやはりその対価を落としていただきたい。こういうふうに考えますが、そこら辺についてはどのように認識していますか。
○議長(堀部壽) 市長、答弁。
◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 今、長崎議員からお話がございましたとおりであります。財務規律はしっかり守っていきながら、また、地方交付税そのものもこれまでのような増えてくるというような状況でもないと思いますし、また、さらに、先ほど申し上げましたように、様々物価が高騰してきたり、また、そういう意味では、先ほど北秋田市内でも歴史のある飲食店がやめていったりする。それはそれぞれ後継者がいなかったり、また、そこの事業主が体調を崩されてしまって、それであと続けることができないといったことがある。そういう意味で、そういう事業を続けたい意思がある方、また、ほかの方々でもやっていただける方が来てくれればということで、商工会とも連携をしながら、事業承継ということに対する、また、そういうような事業などもやっておりますので、そういうものを活用しながら、少しでもこれまで頑張ってこられてきた企業または商店、そういうものが減っていかないように努力していかなければいけません。 そしてまた、先ほど議員からもご提案、お話がありましたように、空港があって、内陸線もあるし、また、JRも走っている。それから、高速道路も空港のすぐそばにインターチェンジがある。そういう意味では、交通インフラがこれだけ発達しておりますので、ここから出ていく人もおるわけでありますけれども、それを活用して来ていただく。また、森吉山もあって、今、国立・国定の拡張のお話もありますし、今度、いよいよ冬のシーズンになりますと、日本三大樹氷であります森吉山の樹氷も見頃を迎えます。また、大太鼓の館もある。ただ、これも、ただあるから人が来てくれるかという問題ではありません。高速交通体系を生かしながら、それをどうやってここに来た人方に見ていただく。しかも、ただ見て通過するだけではなくて、そこでお金を落としていただく。先ほど議員からお話ありましたように、稼ぐことを考えていかなくちゃいけない。 午前中の質問の中でも、佐々木議員のほうからも地域で頑張っていろいろな事業や、そういうイベントもやられている方々もいらっしゃる。そういう、また、それぞれ歴史と文化や伝統がある、例えば各地域のお祭りでもそうですし、また、様々文化芸能活動、そういうのもある。ただ、それも自分たちだけのものというようなことではなくて、それを見ていただいて、それに対して地域を守ってくださっている、そういうものを続けていってくれている地域の方々に何らかのやっぱり恩恵がいただけるような、そういう対価を稼げるようなそういうこともやっていかなければいけないと思っています。 ちょっと話が長くなって恐縮でありますが、つい先頃、私の友人が東京のほうから参りまして、その人間を連れて半日ほど、遠くまで行きませんでしたけれども、本当は森吉山のゴンドラも行きたかったわけですけれども、まだゴンドラが動いていなかったということもありました。ちょうど雪もまだ少ないということで行きませんでしたが、伊勢堂岱遺跡を見ていただいて、ただ、そのときも伊勢堂岱遺跡に行って、ただ展示しているものを何の知識もなく見るので、そうしますと、縄文館にはちゃんとホールのところに説明するプロジェクターがあります。それをじっくり見ていただいて、歴史を分かっていただいて、それから中に入っていただく。大変立派な建物であると驚いておりましたし、大変すばらしいものであると。そして、アミューズメントショップがありますので、そこでいろいろ見てもらった。こんなに立派なものがあって人が少ないというのは非常に残念であるというふうな話もしておりました。 また、その足で今度北欧の杜公園に行きました。ちょうど北欧の杜公園もクリスマスイルミネーション含めて、大変飾っておりまして、人もたくさん来ておりました。そういうところも見ていただきながら、あの広大な芝生を見て、非常にもう贅沢だと。都会の人間に比べれば、こんな広いところがあるということ自体が物すごい贅沢だ。だけれども、これがやはり心を潤わせることができる。あそこから森吉山を眺めてもらいますとまた、ちょっと曇っておりましたけれども、すばらしい雄大な景色があり、そして、さらに今度は大太鼓の館にも連れていきました。大太鼓の館見てもらって、大太鼓の館に入って、そこでまた歴史を説明する映像をじっくりと見てもらって、その歴史と伝統文化のすごさ、また、子供さんから地域の大人の方々まで一緒になって大名行列をしたり、また、それぞれ獅子踊りとか、奴踊りとかも、ほかの地域でもやっていますけれども、そういうものもしっかりやって伝統をつなげているなということを見て、4台の大太鼓も見ていただいて、手前にある小さい太鼓もたたいていただいて、世界の太鼓も見てもらいました。これも、その人間が言うには、非常に立派だと、施設すごい立派だと。何でこれをもっともっとPRできないのかなとか、それから、来た人方にやっぱりもう少し説明ができるようなものが欲しいなという話もしておりましたし、また、その足で基となる、基となるというか、その起源となる綴子神社にも連れていって、神社も見せてまいりました。これもまた、すごい古い、東北で一番古い神社だったというふうな説明をしながら、驚かれました。 つまり、今お話ししましたのはごく一部でありますけれども、北秋田市には、阿仁に行けばそれぞれ鉱山の歴史があって、マタギの歴史があるし、内陸線もあります。こういうものがあるけれども、本当に我々行政もそうなんですけれども、それをどうやってPRしていって説明していくか、売り込んでいくか。そこで、来た人方にどうやってお金を出していただくかということが、もっともっと一工夫も二工夫も必要なのかなというようなことを感じました。このことは、ただお金をもらって、そして北秋田市が、市政が潤うということだけではなくて、そのお金で地域の方々にやはり一緒にそういうものを残してくれている、頑張っているということにしている方々へのやっぱりご褒美みたいな形で与えていただくことができればなというような感じがいたしましたので、改めてこの北秋田市にあるそういうすばらしい資源を活用することを真剣にやっぱり我々もこれまで以上に取り組んでいかなければいけないと思っているところです。 少し長くなりましたけれども、今の長崎議員からのご質問に対しての私からの考え方を述べさせていただきました。 以上であります。
○議長(堀部壽) 17番 長崎議員。
◆17番(長崎克彦) 1市、北秋田市は国道が3本入っています、7号、105、285ということで。なかなか1つの市に国道3本も入っているというのは珍しいことなので、今、市長が申し上げたようなことも最大限活用しながら、やはり住民ニーズに沿ったような予算編成を期待していますので、年明けから本格的になると思うんですが、それを期待しながら、1のほうは終わりにしたいと思います。 あと2の不稼働資産、いわゆる建造物なんですが、このように人口が減っていくと、学校関係も含めて、また統廃合したり、廃校舎が出たり、再利用したり、様々出てくると思いますが、今ある中で、あまり詳しくは聞きませんけれども、この間まで商工会が入っておった、いわゆる旧鷹巣の中心部にやや近い場所、あそこの看板は、今、鷹巣町、たしか産業会館という看板がついています。非常に場所的にはいいところなので、いずれ商工会ではあそこはもう使えないということで退去したわけですので、ああいった、まず優先順位いろいろあると思うんですが、まずそういうところはどのように活用しようとしているのか。解体しないと活用できないわけですけれども、そこをまず1点だけ伺います。
○議長(堀部壽) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) 財政課長が答えます。
○議長(堀部壽) 財政課長。
◎財政課長(加賀光也) お答えいたします。 旧産業会館でございますが、現在のところ解体を進める方向でございます。
○議長(堀部壽) 17番 長崎議員。
◆17番(長崎克彦) 今残っている建造物、25云々ということありましたけれども、全部一気には解体できるものでもないし、経費ももちろんかかるわけですので、順次解体して、再利用できるものは再利用すると思うんですが、ベストファイブと言ったら、どこからどこの建物というふうに出てきますか。
○議長(堀部壽) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) 財務部長が答えます。
○議長(堀部壽) 財務部長。
◎財務部長(西根弘樹) ただいまのご質問でございます。 ベストかどうかはちょっとあれなんですけれども、先ほど財政課長が答弁した産業会館も一つでございます。あと最近でいきますと、消防署の統合分署も新しくなりましたので、こちらもまず解体する方向でございます。そういったところでございます。
○議長(堀部壽) 17番 長崎議員。
◆17番(長崎克彦) 坊沢の西児童館はかなり前に一般質問等で冬の除雪、排雪に支障を来すということでありました。そうしたら、アスベストの関係で調査をすると。それから、やや2年近くたっているんじゃないのかなと思うんですが、さっぱり解体する気配はないんですが、その点についてはどう考えればよろしいですか、皆さんのお考え。
○議長(堀部壽) 市長。
◎市長(津谷永光) 財務部長が答えます。
○議長(堀部壽) 財務部長。
◎財務部長(西根弘樹) ただいまのご質問でございますが、西児童館につきましては、今12月定例会で補正予算で計上してございます。解体設計を計上してございますので、その後、その解体のほうになるものと思われます。
○議長(堀部壽) 17番 長崎議員。
◆17番(長崎克彦) それでは、最後の3つ目の問題にいきます。 これは6月議会でも質問しております。同じような市長の答弁でありました。今年のような異常気象になると、ああいうため池の雑草がもう2メートルぐらいに生えるという、雑草にとっては好条件の気象条件であったと思います。稲作とかほかの農産物最悪の状況を呈しているわけですけれども、そういうことで、そうすれば関係者と協議するとかいろいろ言っているんだが、全く同じ状況なんですけれども、6月から。これはどういう扱いしますか。
○議長(堀部壽) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) これも財務部長が答えます。
○議長(堀部壽) 財務部長。
◎財務部長(西根弘樹) ただいまのご質問でございますが、先ほど市長答弁したとおり、まず法定外公共物でございますので、受益者の方、地域の方でまず維持管理をしていただくというのがまず大前提でございます。 それで、地域の方々からもいろいろ声かけていただいて、うちのほうの担当も見に行ったりしていますので、まず今後もその関係者と協議しながら、どういった方向で進めるか検討していきたいと思います。
○議長(堀部壽) 17番 長崎議員。
◆17番(長崎克彦) 6月にも関係者と協議するということになって、どういう関係者なのかということで、自治会の会長さんとか、受益者というか、用水を使って田んぼを動かしている人にも聞いたんですが、何も当局、市からは連絡がありませんという回答いただいてきていますが、そこら辺何と理解しているわけですか。
○議長(堀部壽) 答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) 財務部長が答えます。
○議長(堀部壽) 財務部長。
◎財務部長(西根弘樹) 自治会の方ですとかはお話はさせていただいておりますので、もう一度そこら辺は協議していきたいと思っております。
○議長(堀部壽) 17番 長崎議員。
◆17番(長崎克彦) これ以上話しても、まず前に進まないと思いますので、実は市のほうで市民の意識調査をやって、結果、この北秋田市に住みたいと、やっぱり住んでもよい、住みやすいというデータが68%なんです。今、国会のほうでは、総理は28%の指示率よりないんですが、それはそれとして、とにかくこんなにデータが、68にもなって、70、今超えているかもしれませんけれども、もっと8割、9割まで持っていって、本当に北秋田市はいいところだと、こういうふうな形に予算編成含めて、答弁は要りませんので、本当に北秋田市に生活して良かったなと、これは老若男女全てに関わる問題でございますので、よろしくお願いをしておきたいと思います。要望事項です。 終わります。
○議長(堀部壽) 以上をもちまして、17番 長崎 克彦議員の一般質問を終わります。
○議長(堀部壽) 続いて、2番 三浦 倫美議員、日本共産党議員団、ご登壇ください。
◆2番(三浦倫美) (2番 三浦 倫美君登壇) 2番 日本共産党議員団、三浦 倫美です。 一般質問を行います。 1、公共交通の拡充について。 1)10月から市民病院行きの3路線において増便が実現しました。合川地区、増沢、木戸石、八幡岱、松ヶ丘、川井、下杉を通って市民病院へ行く増沢市民病院線、森吉地区、本城、御嶽、向本城、合川地区、道城、上杉を通って市民病院へ行く市民病院南線、合川地区、羽立、羽根山、福田、新田目、合川駅前を通って市民病院へ行く市民病院西線が、往復1本ずつ、午後の便が増便され、利便性向上が図られましたが、どのような経緯と努力で実現されたか伺います。 2)今後もさらなる拡充を図っていく考えでしょうか。 ②北秋田市路線バス、スーパーマル得「じょうもんパス」について。 1)市民、事業者、市が一体となって、乗って残す取組として「じょうもんパス」が実施されて2年目となります。これまでの利用状況と今後の周知についてお知らせください。 ③公共交通拡充への今後の方針は。 1)公共交通拡充への市民要望は切実さが増していますが、市はどのように認識し、対応していく考えでしょうか。 2)スクールバス、診療所バスなど、各目的に応じた交通手段を有効活用できないかとの市民からの声がありますが、市としてどのように考えているかお聞きします。 大きな2番、災害対応について。 ①他自治体への災害対応、応援職員派遣について。 1)7月大雨災害では、庁内での業務の調整や現地での業務内容など、どのような応援体制が実施されましたか。 2)現場での支援業務の経験を市政へどのように反映していく考えか伺います。 ②災害時の避難所の情報について。 1)旧町ごとの中心的避難所と同時に、各現場の状況に応じた避難所の情報発信ができないかお聞きします。 大きな3番、地域に寄り添った業務体制の拡充について。 ①地域課題の認識の共有と対策を図るため、市職員が地域へ足を運んでほしいとの市民要望が寄せられています。市職員の方々はこれまでも地域の様々な要望に応じて地域に足を運び、住民の方々の声を聞き、対応にご尽力されてきております。また、地域の方々も自助、共助に努め、助け合いながら、よりよい地域づくりに頑張ってきているところではありますが、年々高齢化が進む中で、支援する側であった方々も支援を受ける側へと移行するなど、共助、支え合いの労力の変化、除雪対策、空き家問題、災害対応、交通・買物弱者の増加など、様々な地域課題が増加し、今後への不安な思いが寄せられます。これまで以上に年々変化する地域の実情を知ってほしい、地域と行政が共に知恵を出し合いながら、より効果的な対策が図られるよう、地域課題の認識を共有したいとの思いが強くなっています。地域に寄り添った業務体制のさらなる拡充へどのように取り組んでいく考えかお聞きします。 以上、壇上からの質問を終わります。
○議長(堀部壽) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) ただいまの三浦 倫美議員のご質問にお答えをしてまいります。 初めに、大きな項目の1の公共交通の拡充についての①デマンド型タクシーの増便についてとして、1)と2)のご質問につきましては、一括して答弁をさせていただきます。 市民病院へのデマンド型乗合タクシーにつきましては、朝に病院に到着し、お昼に各地区へ帰るダイヤで運行しておりましたが、市民病院の午後診療を受けると利用できないとの声があり、午後診療への対応と鷹巣市街地での買物の帰りにも利用できるようにするため、秋田県ハイヤー協会北秋支部の各事業者のご理解とご協力の下、午後便を増便をしたものであります。路線バスを含め、各路線については、交通事業者、住民代表、道路管理者等で構成する地域公共交通活性化協議会で協議をし、必要な見直しを随時行っていくことといたしておりますが、利用が少ない便との調整から、利用者の皆様にもダイヤに合わせたご利用をお願いすることもあり得ると考えています。 次に、②の北秋田市路線バス、スーパーマル得「じょうもんパス」についてとして、1)のご質問でありますけれども、じょうもんパスの運賃助成については、昨年度の申請件数は408件、補助額は382万4,000円で、1か月定期が265件の185万5,000円、3か月定期が71件の78万1,000円、6か月定期が72件の118万8,000円となっております。 また、今年度に入り利用者が増加しており、今年の10月までの申請件数は322件で、昨年度同時期の226件と比べますと、約1.4倍に増えております。内訳見ますと、学生の利用が109件で、昨年の58件から約1.9倍の伸びとなっておりまして、6か月定期は89件で、昨年の46件から1.9倍と増加をいたしております。じょうもんパスの利便性とコストパフォーマンスが広く市民に認知され、利用の増加につながったものと考えておりまして、引き続き市の広報やバス案内所での周知などで、多くの方にご利用いただけるように努めてまいります。 次に、③の公共交通拡充への今後の方針はとして、1)と2)のご質問につきましては、関連しておりますので一括して答弁をさせていただきます。 高齢者の運転免許証返納が増えており、返納後の移動手段として、自家用車から公共交通への転換が進んでいるものと考えております。市といたしましては、路線バス、乗合タクシーの各路線の確保維持に努めるとともに、利便性の向上についても検討してまいります。スクールバス等の有効活用については、混乗、子供たち、児童生徒などと一般の人が乗り込むということでありますけれども、その混乗などを含め課題を整理し、改善策を探ってまいります。 次に、大きな項目の2の災害対応についての①他自治体への災害対応、応援職員派遣についてとして、1)と2)のご質問につきましては、関連がありますので一括して答弁させていただきます。 このたびの7月大雨災害に係る災害応援派遣は、災害時における秋田県及び市町村相互の応援に関する協定に基づく、秋田市、男鹿市及び五城目町からの要請に対し、全職員を対象に各部署で調整の上、派遣可能な職員を募り、連続3日をワンサイクルとして、延べ109名を派遣をいたしております。 派遣市町においては、被災家屋の現地調査や罹災証明書の発行支援のほか、災害廃棄物仮置場における運営支援等の業務に従事しており、職員からは、従事した業務内容とその業務の注意点や改善点等について報告書が提出されています。こうした経験を被害家屋調査や罹災証明の発行業務などのマニュアル等へ反映させるとともに、早急な復旧活動はもちろんのこと、生活支援に関する相談など、被災者の立場に寄り添った対応や災害時における効率的な組織体制の確立に生かしてまいります。 次に、②災害時の避難所の情報についてとして、1)のご質問でありますけれども、9月の定例会においても三浦議員の一般質問でも答弁いたしましたとおり、市災害対策本部では、気象情報や雨量及び河川の水位等を総合的に判断した上で、避難指示等の避難情報を発令し、避難について呼びかけを行っております。 今年7月の大雨災害時においては、市全体に警戒区域が拡大することが想定され、避難場所を順次開設してまいりましたが、今後は、自治会や自主防災組織と協議・連携し、現場の状況に応じた最寄りの避難場所の開設も検討をしてまいります。 次に、大きな項目の3です。地域に寄り添った業務体制の拡大についての①のご質問でありますが、道路の破損など、交通障害がある場合や空き地の雑草や立木の繁茂などの生活環境の問題や防災に関することなど、市民や自治会などから困り事や苦情、ご相談があった場合は、担当課や各総合窓口センターにおいて現場確認を行い、必要に応じて関係機関へ連絡を取り合いながら、事案の解決に向けた対応に努めております。 また、私自身も自治会長会などにも足を運ばせていただき、地域の課題について意見交換を行わせていただいておりますが、今後も連携を密にしながら、速やかな解決に努めてまいります。 以上が、三浦 倫美議員からのご質問に対しての私からの答弁でございます。よろしくお願いします。
○議長(堀部壽) これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 2番 三浦 倫美議員。
◆2番(三浦倫美) それでは、再質問いたします。 大きな1番、①の1)番と2)番にも関わりますが、デマンド交通の増便ということで、先ほども答弁されましたように、住民の方からの午後の診療にもという声に応えてということと、あと、鷹巣からの買物の帰りにも利用したいという、そういう多様な要望にも応えていくということで、大変よかったなと思っております。これが広報きたあきたの10月号に増便しましたということで、載りまして、私もこれで知りました。よかったなと思いました。 そして、QRコードという、私も最近覚えたスマホをかざして見るというやり方を最近覚えたこのQRコードが載っていまして、増沢市民病院線、市民病院南線、市民病院西線ということで、各3個QRコードがありまして、それをスマホでかざすと、それぞれ詳しく見られるわけなんです。私が見た段階では、私が見たときでは増便の時間割が加わっていなかった資料が載っておりましたので、今回増便された時間割も含めたのが載ればいいなと思って見ておりましたが、そこを確認したいと思います。
○議長(堀部壽) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) 総合政課長から。
○議長(堀部壽)
総合政策課長。
◎
総合政策課長(福嶋統) お答えいたします。 そちらの内容につきましてすぐに確認をいたしまして、掲載のない場合はすぐ対応させていただきたいと、このように考えております。
○議長(堀部壽) 2番 三浦議員。
◆2番(三浦倫美) そして、私もようやくこのQRコードの見方というのを覚えて見ているわけなんですけれども、主に高齢者の方が多かったりする交通弱者という方々の中には、情報弱者の方々も重なる部分があるのかなと思いまして、この広報のお知らせだけでは気がつかなかったり、分からなかったりする方もおられるのではないかなという思いもありますし、できれば私が望むのは、この対象地域の方々にその対象地域の方々が利用できる紙のチラシといいますか、その案内が使う人も使わない人も含めて、全戸的にというか、地域限定の情報が配っていくことができれば、とてもいいなと思いました。今、対象になっていない方でも数年後には利用するかもしれないなという思いで、こういうのがあるんだなと安心につながればいいと思いますし、対象地域に紙のお知らせを配るということは可能でしょうか。難しいでしょうか。
○議長(堀部壽) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光)
総合政策課長から。
○議長(堀部壽)
総合政策課長。
◎
総合政策課長(福嶋統) デマンド交通の周知に関しましては、今年度、広報5月、6月、10月と3回にわたって皆さんにお知らせしております。また、合川公民館での出前講座、こちらのほうでも利用の仕方というのをお知らせしてございます。地域のほうにそれぞれ路線のチラシの配布につきましては、ちょっと検討させていただきたいというふうに思っていますので、よろしくお願いします。
○議長(堀部壽) 2番 三浦 倫美議員。
◆2番(三浦倫美) ありがとうございます。 その際に、市民病院まで行く便なんですけれども、このQRコードで見た資料の中にも明記してありましたけれども、市民病院に行く目的だけではなくて、合川駅だったりとか内陸線の乗換えだとか、各ほかの路線バスに乗り換えるためにこれを使ってもいいですよということで、「市民病院への通院のほか、内陸線やバスへの乗り継ぎ、沿線の路線としてもご利用ください」ということが明記されていましたので、ここも皆さんに知っていただければなと思いました。 先ほどの答弁の中でも、鷹巣からの買物の帰りにも使うとか、いろんなそこでまた膨らんでいくのかなと思いました。実際、内陸線とかバスの乗り継ぎというのを調べてみますと、そんなにまたぴったりした時間というのもなかなかないわけですけれども、その利用する方の工夫によっては、利便性というか、向上につながる、足が豊かになる一助になるのではないかなと思いました。ですので、せっかくある、そして、改善したこの努力というのが皆さんに知っていただいて、使っていただいて、また、使いながら声を拾って少しずつよくしていく、答弁にありましたように、検討しながらよくしていくという、そういう方向に市民の方も含めて一緒にやっていければいいなと思いました。 そして、②番、じょうもんパスのほうに移ります。 これは始まった当初のチラシ、私もいいなと思いまして、画期的だなと思って大事に持っているものです。 そして、今、2年目に入りまして、利用者も増えているということです。この最初のチラシのときの販売窓口というのが既に変わっているところがあるんですが、この当初のところ、最初のチラシでは、秋北バスの米内沢営業所と以前ありました、いとくの中にありました秋北航空サービス能代鷹巣営業所というところで、このじょうもんパスが買うことができたんですけれども、現在はどこで販売となっていますか。
○議長(堀部壽) 答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光)
総合政策課長。
○議長(堀部壽)
総合政策課長。
◎
総合政策課長(福嶋統) 営業所に関しましては、令和4年12月よりコムコム内に案内所が開設されてございます。そちらのほうでまず待合環境を改善しながら、そういった取扱いも行っていると、周知も含めて行っているということでございます。 (発言の声)
◎
総合政策課長(福嶋統) 米内沢はそのままでございます。
○議長(堀部壽) 2番 三浦議員。
◆2番(三浦倫美) それと、このじょうもんパスは全市民対象なんです。ですけれども、あまり詳しく見ていない方には、高齢者向けのサービスなのかなとまだ思っている方もおられるかなと思うんです。これは65歳以上の方々の補助率が高いので大変便利だし、60歳未満の方にもちゃんと、65歳以上の方と補助率が違いますけれども補助があるので便利だということで、先ほどの答弁でも高校生の方々がかなり長期的な定期券で利用されているということです。 ちょっとこれを読みますと、65歳以上の方は1か月定期、通常ですと1万1,000円が4,000円で購入できる。3か月定期は、2万2,000円が1万1,000円で購入できる。6か月定期は、3万3,000円が1万6,500円で利用できる、65歳以上の方。65歳未満の方は、1か月定期1万3,000円のところが6,000円。3か月定期2万6,000円が1万5,000円。6か月定期3万9,000円のところが2万2,500円ということで、これ全市民の方が、その年齢に応じて負担額が違いますけれども使えるということですので、これもやはりせっかく市民と事業者と行政でみんなでお互いによくしていこうということで、乗って残していこうという運動でもあると思いますので、周知のほう、先ほど答弁ありましたけれども、やはりもうちょっと意識的に頑張っていただきたいと思うんですが、そこはどうでしょうか。
○議長(堀部壽) 答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光)
総合政策課長が答えます。
○議長(堀部壽)
総合政策課長。
◎
総合政策課長(福嶋統) お答えいたします。 議員おっしゃるとおり、まず2年目ということで、周知というか利便性も広がって、利用者も増えてきております。さらに利用していただくように、今年度はデマンド交通を中心に広報等に掲載しておりますけれども、じょうもんパスの情報につきましても、そういったところでしっかり皆さんに再度周知していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。
○議長(堀部壽) 2番 三浦 倫美議員。
◆2番(三浦倫美) ぜひ積極的に周知はお願いします。先ほど言い忘れましたけれども、乗り降り自由なわけなんですが、その区域もこの北秋田市の発行しているのは大変すばらしいんですが、北秋田市内だけでなくて、上小阿仁村、大館、鹿角、能代エリアでも秋北バスであれば使えるということですので、これは大変、北秋田市の取組は優れていると思っておりますので、自信を持ってまた改めてアピールしていただければと思います。 それでは、大きな2番の災害対応について再質問します。 答弁では、その中心的な旧町ごとの避難所と併せて危険度の高いところにも最寄りの案内を検討していくということで、よかったなと思っております。 実は、これを質問しましたのは、去年の大雨のときもそうでしたけれども、今年の7月の大雨でも合川地区の場合は、小阿仁川沿線が大変、毎年被害が受けやすいわけなんですが、特に初期段階においては、土砂災害も危ないということで杉山田に避難の案内が出たんですが、セントラル合川ということで、当初からテレビでも大きく報じられていまして、そちらに行った方もいらっしゃいました。 けれども、地元の方にしてみれば、阿仁川も越えていくのでなくて小阿仁川沿線にある高台のところにある合川学童研修センターが最寄りでもあり、安全であるということで、そこを初期段階から開設して案内もしてもらいたいというのが小阿仁川沿線の方の声でありました。セントラル合川も全町的には大事ですので、そこと併せてその時々の危険な箇所に最寄りのところも併せて、初期段階から開設、案内をお願いしたいなと思いました。特に、今回道路も冠水して、寸断されて通行止めになったということもありましたので、なるべく遠くではなく、近くのところをお願いしたいと思います。 そして、答弁でも、自治会とか自主防災組織の方々とちゃんと改めて話をされていくということでしたので、よかったなと思います。7月の災害のときにも、セントラル合川と合川学童研修センター2か所、大きな避難所を意識しつつも、地元の方々はまず一次避難所として、より身近な集落の集会所のところに高齢者の方とか迎えに行ったり声かけをしたりして、そこで避難してもらって、そして、長引くようであればそこへ連れていこうとかと、地理を知り尽くした方たちの判断、訓練とか学習で得た最善の方法で命を守ろうというところに意識がありましたので、そういう地域事情というか、そういうところもつかみつつ、これからも自治会の方々の声もより一層聞いていただいて、進めていただければと思います。 その思いから次の3番のところも質問に至ったところがあるんです。様々な課題、各担当課の方々がその地域課題、困り事のたびに足を運んでおられるわけなんですけれども、一段とその自分たちの実情を知ってほしいという思いが強く語られまして、その避難所に対してももっと知っていてほしいなんていう思いからも出ていますので、そこで最後にもう一度、さらなる地域に寄り添った体制ということでお伺いします。
○議長(堀部壽) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光)
市民生活部長が答えます。
◎
市民生活部長(佐藤栄作) すみません。私方も市民に寄り添った対応を心がけているつもりではありますけれども、まだまだ不足分あると思いますので、今後も地域の市民と対話できるような体制を取りながら、万が一通報、もしくは苦情処理等あった場合は、速やかに迅速に対応を心がけてまいりますので、よろしくお願いします。
○議長(堀部壽) 2番 三浦議員。
◆2番(三浦倫美) 以上で終わります。
○議長(堀部壽) 以上をもちまして、2番 三浦 倫美議員の一般質問を終わります。
○議長(堀部壽) 次に、6番 松橋 久敏議員、清明会、ご登壇ください。 松橋議員。
◆6番(松橋久敏) (6番 松橋 久敏君登壇) 6番 清明会、松橋 久敏です。 本定例会最後の一般質問となります。皆様にはお疲れのことと思いますが、しばしお付き合いくださいますようお願いいたします。 また、質問が前の登壇者と重なる内容もありますが、通告書に沿って質問させていただきます。よろしくお願いいたします。 まず、大きい項目1の機構改革についての①前田、大阿仁出張所の開所時間の短縮について質問します。 前田、大阿仁出張所は、納税や各種の申請、届出、証明書類の交付が受けられる身近な市の窓口で、とりわけ移動手段を持たない、あるいは、不便な高齢者にとっては、利便性の高い市の出先機関であります。地理的及び交通事情などの社会的な条件が不利な地域にとって、出張所の存在は重要な位置づけであり、常時職員が勤務していることで、地域住民の安心・安全な生活の維持にもつながっていると認識しているところであります。 そうした中、今定例会に提案されている機構改革で、市民生活部の実施内容に前田、大阿仁出張所の開所時間を午前9時から午後3時に短縮する案が組み入れられていますが、その理由について伺います。また、両出張所の時間短縮は、行政サービスの後退になるのではないかと懸念しているところでありますが、市長のお考えをお聞きします。 次に、大きい項目2、鳥獣被害対策についての①熊対策について質問します。 これにつきましては7人ほどが質問しており、回答が出されているところでありますが、再度質問させていただきます。 今年は人の生活圏に出没する熊が増加し、北秋田市では15人の人身事故が発生する異常事態でありました。被害に遭われた皆様には心からお見舞い申し上げます。人の生活圏における熊の出没及び人身事故が増えている背景について、熊の餌となるブナやナラの実が大凶作であったほか、幾つかの要因があると専門家は見ています。熊と人間との生活圏が曖昧になってきたこともその一つで、集落に居住する人口の減少やそうした地域での耕作放棄地の拡大や里山の放置により、人間の行動範囲が狭くなってきている半面、熊の生息する範囲が広がってきていること、さらには、かつては熊の行動する範囲であった場所、あるいは、隣接する場所まで人間の行動する範囲が広がった結果により、熊と人間との境界が重複してきたのではないかと見ています。 北秋田管内では、熊の捕獲は例年以上に進められ、その数は11月17日までに324頭に上り、過去の年度ごとの最多であった130頭を大幅に更新しています。捕獲により個体数の調整が進んでいると思われますが、出没が多い状況は来年度以降も続くとの専門家の見方もあります。熊による人身被害を未然に防止するため、捕獲の推進と併せ、熊を人の生活圏に呼び寄せないための対策も重要であると考えますが、今後の市の対応について伺います。 次に、②のジビエ処理加工施設について質問します。 深刻な被害をもたらす野生鳥獣の被害防止対策により、鳥獣の捕獲頭数が増加する中で、これを地域資源と捉え、ジビエとして有効に活用する取組が広がってきています。農林水産省が公表している令和5年11月版の捕獲鳥獣のジビエ利用をめぐる最近の状況によると、令和4年度では全国に750の処理加工施設があり、そこで処理されたジビエの利用量は2,085トンあり、調査を始めた平成28年度に比べ1.6倍に増加しているとのことです。外食産業での定着及び利用拡大やペットフードなどの新用途の開拓により、これまで着実に利用量が増加しているようであります。 こうした中、秋田県では、捕獲した熊を解体し、熊肉を流通させる処理加工施設の設置に取り組む市町村があれば支援する考えを示していますが、捕獲さえた鳥獣をジビエとして有効に活用していくため、北秋田市に処理加工施設を誘致する考えがないか伺います。 次に、③のイノシシ、ニホンジカの対策について質問します。 市内でもイノシシ、ニホンジカの目撃情報が増加し、年々生息域の拡大や生息数が増加していると推測され、農産物被害の拡大が懸念されています。また、ニホンジカの増加は、生態系や生物多様性、景観を回復困難なほどに改変するおそれがあると言われています。耕作放棄地の増加に伴い、農地の荒廃が進み、イノシシ、ニホンジカの生息に適した環境ができていることが、生息数の増加の一因とも考えられます。イノシシ、ニホンジカが増加しないようにするため、環境改善や捕獲圧の強化が重要であると考えますが、今後、市はどのような対策を取っていくのか伺います。 次に、大きい項目3の災害復旧についての①令和5年度災害(7月災)の復旧について質問します。 今年7月14日から16日に発生した大雨は、平年の7月の月降水量を大きく上回る記録的な大雨で、農地・農業用施設などに甚大な被害を被ったところであります。これらの早期復旧が待たれるところでありますが、現在、被災箇所、河川、市道、農地・農業用施設、林道等の復旧状況はどのようになっているのか伺います。また、災害復旧工事の入札不調もあると聞いていますが、早期契約に向けて今後どのように取り組んでいく方針であるか伺います。 以上、壇上からの質問を終わります。
○議長(堀部壽) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) ただいまの松橋 久敏議員のご質問にお答えをしてまいります。 初めに、大きな項目の1の機構改革についての①前田、大阿仁出張所の開所時間の短縮についてのご質問です。 現在、両出張所には職員をそれぞれ2名配置しておりますが、令和2年度から令和4年度までの過去3年間で出張所の1日当たりの平均利用人数は、前田出張所で12.9人、大阿仁出張所では10.8人となっており、今後も減少していくものと推測をされます。このような状況から、出張所事務を総合窓口センター市民生活係の所管とし、総合窓口センターを包含した適正な人員配置及び業務の効率化、平準化を目指すものであります。行政サービスの後退になるのではというご指摘でありますが、時間短縮となった場合でも、事前にお電話等でご連絡をいただければ、従来どおりの時間帯で柔軟に対応させていただくこととしております。 また、現在行っている住民票等の宅配サービスを見直し、来庁が困難な方への新たなサービスを検討しているほか、住民の皆さんの不安を解消するため、地域住民への説明会も実施し、サービスの低下とならないように取り組んでまいりたいと考えております。 次に、大きな項目の2の鳥獣被害対策についての①熊対策についてのご質問です。 昨日の福岡議員、板垣議員のご質問にお答えしたとおり、市では、熊に関する情報について警察と連携しながら、市広報や市ホームページ等を活用し情報発信に努めているほか、目撃情報等があった場合は、防災ラジオや市の広報車により、出没地周辺の住民に対して注意喚起を行っております。また、市の職員が現地を確認し、おりの設置など、迅速な対応に当たるとともに、早朝からの巡回活動や学校の登校時における見守り活動も実施いたしました。市内の小中学校においては、状況に応じて休校措置を講じたほか、スクールバス路線の一部変更や保護者による送迎を行っていただくなど、児童生徒の安全確保に取り組んでいます。 また、捕獲活動を円滑に進めるため、平成30年度からは、1おり1か月設置した場合の捕獲活動費を約5倍に、猟友会に対する補助金は1.5倍に増額するなど、他市町村と比較しても手厚い予算を確保して鳥獣被害対策に取り組んでまいりました。今年度は熊の出没が頻発したため、実施隊の活動費となる鳥獣被害防止総合対策交付金を1,637万3,000円増額をして2,895万9,000円とする補正予算案を今定例会に提案をさせていただいております。新年度に向けましては、収穫しない栗や柿の木の伐採に対する助成制度をはじめ、電気柵購入の補助対象者の拡充やおりの増設など、専門家の意見を参考にしながら、新たな対策も検討しているところであります。 次に、②のジビエ処理加工施設についてのご質問ですけれども、昨日の福岡議員と先ほどの虻川議員のご質問にもお答えしたとおり、解体処理施設につきましては、北秋田市にも民間で事業を計画している方もおりますので、支援策も含め検討をしてまいります。 次に、③のイノシシ、ニホンジカの対策についてのご質問でありますが、イノシシ、ニホンジカにつきましては、通年の捕獲活動を実施しておりますが、捕獲頭数は少なく推移しております。今後は、くくりわなの追加購入と捕獲数の向上に向けたわな設置講習会を開催するとともに、狩猟期間での捕獲拡大を目指してまいります。 次に、大きな項目の3の災害復旧についての①令和5年度災害(7月災)でありますけれども、これの復旧についてのご質問でありますが、7月の大雨による公共土木施設関係の被災箇所につきましては、河川で14か所、道路10か所となっております。うち河川5か所、道路1か所について復旧工事が完了し、河川1か所、道路3か所については現在施工中となっています。残りの河川の8か所、道路6か所については、工事発注に向けて現在作業を進めているところであります。 また、農林関係の被災箇所につきましては、農地・農業施設19か所、林道施設4か所となっております。農地・農業用施設19か所のうち、ため池の1か所を除く18か所が契約済みとなっており、林道施設4か所については、工事発注に向けて現在作業を進めているところであります。入札不調への対応といたしましては、余裕のある工期設定を心がけるなど、早期の契約につながるように取り組んでいるところでございます。 以上が、松橋 久敏議員からのご質問に対しての私からの答弁でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(堀部壽) これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 6番 松橋 久敏議員。
◆6番(松橋久敏) まず、機構改革についてお尋ねします。 この提案するに当たって、それぞれの地域から意見聴取は行ったものなんでしょうか。行っている場合、その意見はどのようなものがあったのかお知らせください。
○議長(堀部壽) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) それでは、
市民生活部長から答えます。
○議長(堀部壽)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(佐藤栄作) 正式な意見聴取は行っておりません。
○議長(堀部壽) 6番 松橋議員。
◆6番(松橋久敏) 行わなかった理由というのはなんだったんでしょうか。地域の意見を聞きながら進めるという手法は取れなかったんでしょうか。
○議長(堀部壽) 答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光)
市民生活部長が答えます。
○議長(堀部壽)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(佐藤栄作) 今回、機構改革にも絡んでいましたので、まずは議会への説明が最初かなということで、正式な各地区への説明及び意見聴取は行っておりません。
○議長(堀部壽) 6番 松橋議員。
◆6番(松橋久敏) ちょっとやはり議会のほうも地域はどう思っているかというのが重要視されるかと思っているんですけれども、まず、この点は聞かなかったということで、それ以上話ししませんけれども。 それから、先ほど1日当たりの利用者の話ですが、前田12.9、大阿仁10.8ということですが、窓口センターと比較すればどのような形になるんでしょうか。
○議長(堀部壽) 当局の答弁。 市長。
◎市長(津谷永光)
市民生活部長が答えます。
○議長(堀部壽)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(佐藤栄作) すみません。実はこの出張所に関して、平成30年のときに利用者が相当減っていて、それで、どうするということで内部調整した中で、まずは利用者調べてみましょうということで今日に至っております。ですので、すみません、各センターのほうの利用状況については、今日は持ち合わせておりません。
○議長(堀部壽) 6番 松橋議員。
◆6番(松橋久敏) その時間短縮する理由が明確でない、今の話ですと。少ない、多いという何の判断の下にしているのかよく分からないと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(堀部壽) 市長、答弁。
◎市長(津谷永光)
市民生活部長が答えます。
○議長(堀部壽)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(佐藤栄作) まずは、市長答弁のとおり、利用者の人数、平均については、大阿仁でいくと令和2年度から令和4年度平均10.8人、実は、この10.8人に対して職員の方が対応した時間、こちらのほうが大阿仁出張所で47分、平均で。実は、職員2人おりますので、職員の勤務時間15時間半、その中で市民対応が47分の対応で、それ以外別のことしているんですけれども、それで、私方としては、この職員の時間をもっと有効に使いたいということで、実は、市長答弁の中の早く閉まった分、これからますます高齢化で足がない人がいるということで、出張サービスのほうを強化したいと。 現在、北秋田市内で出張サービスというのは、住民票、それから、戸籍、それから、各種証明書、こちらのみです。それも翌日以降の対応になっていますけれども、もし、時短になって職員を減らすということでなくて、職員はこのままで、その時間を出張所に来られない方、その方に対応したいと。その対応の業務についても、今までの住民票などだけではなくて、今、検討しているのは、新たなサービスとして各種申請、要は、コロナのいろいろ関係の申請とかもありますけれども、それから、各種相談、現状の制度上、対応可能な業務全てについて来られない人への出張サービスにその時間を向けたいと、そのために今回、出張所のほうでは時間を短縮して、職員のそういう地域に出ていく時間をつくりたいというのが私ほうの考えです。
○議長(堀部壽) 6番 松橋議員。
◆6番(松橋久敏) 次に、職員の勤務スタイルなんですけれども、それぞれの窓口センターから職員が出向くという形になっておりますが、それは専任された職員が担当するのか、それともローテーションがあってやるのか、どういう形になるんですか。
○議長(堀部壽) 市長。
◎市長(津谷永光)
市民生活部長が。
○議長(堀部壽)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(佐藤栄作) 4月からの機構改革で今、検討しているのは、センター付になりますので、センターの中で、何日交代とかは分からないんですけれども、ローテーションを組んで、阿仁であれば阿仁窓口センターの職員が交代で出張所のほうの対応をするということになります。
○議長(堀部壽) 6番 松橋議員。
◆6番(松橋久敏) 出張所に勤務する職員の往復時間30分は両方ともかかると思います。そうしますと、正味2時間が窓口センターで業務する時間なんですが、出張所での業務の整理、あるいは、引継ぎ等でやればその2時間はあっという間になくなるんではないかなと、そうした場合、先ほど効率的な職員の配置というお話でありましたが、決して効率的にはならないのではないでしょうか。
○議長(堀部壽) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光)
市民生活部長が答えます。
○議長(堀部壽)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(佐藤栄作) まず、交代制にしても毎日交代するわけでもないですし、それから、職員今のところ、実は出張所に2人配置していますけれども、2人体制でいくつもりになっていますので、1人ずつ引継ぎというよりは2人のうちの誰か、主担当とかが引継ぎするような形で時間を幾らでもつくって、その分というのは各地区の訪問サービスのほうに回したいというふうに考えています。
○議長(堀部壽) 6番 松橋議員。
◆6番(松橋久敏) 今、出張所2人体制ですが、1人で勤務する状態も少なからず見かけます。それで、2人の理由は、金銭授受のために間違いのないような形が必要だとあることも分かるんですが、そのチェック体制を強化し、そのミス、事故のないようにして、1人でも最後までというか、5時まで勤務するという状態には検討はしなかったでしょうか。
○議長(堀部壽) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) それでは、総務部長が。
○議長(堀部壽) 総務部長。
◎総務部長(小松正彦) 公金の取扱いに関しては、基本的にまず2人体制でというふうに考えてございます。今般の交付金に係る不適切な事務といったようなことも踏まえて、そのチェック体制なり、しっかりと対応するという体制の下で、今後もこの出張所の取扱いについても、同じく対応していきたいというふうに考えてございます。
○議長(堀部壽) 6番 松橋議員。
◆6番(松橋久敏) 時間短縮という形では、ほかの自治体では例があるんでしょうか。といいますのは、どこの市役所等においても、やはり8時30分から17時までというような時間の中で、本庁であろうが出張所であろうが、同じ時間帯で開所して終わるというスタイルは普通じゃないかと思いますが、これに関して、ほかの自治体で出張所の勤務時間の短縮という事例はあるんでしょうか。
○議長(堀部壽) 市長。
◎市長(津谷永光)
市民生活部長が答えます。
○議長(堀部壽)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(佐藤栄作) 今後も人口は減少していく中で、各出張所を残すという考えたときに、すみません、基本的な、今回、時短でやっているところ、すみません、確認しておりません。それから、男鹿市さんは、この前7か所から5か所に、要は廃止も含めて統廃合ということ、うちのほうとしては、廃止はしたくないと、残していくために、なおかつ市民の利便性を向上、すみません、私のほうの都合かもしれませんけれども、現状、この訪問サービスしたほうが多分市民サービスの向上につながるというふうに私どものほうでは考えております。
○議長(堀部壽) 6番 松橋議員。
◆6番(松橋久敏) 訪問サービスがやっぱり迷惑な際もあるんじゃないのかなと思うし、やはり出張所が所定の時間に開いていたほうがやりやすいんではないかなと思います。 それで、先ほど
市民生活部長が言われましたが、時間延長の延長線上に出張所の廃止というのがちらちら見え隠れしてくるわけなんですよ。それで、そういう声も少なからずあります。市長、これに対してはどう答えていただけますか。
○議長(堀部壽) 市長、答弁を求めます。
◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) その件に関しては、私は全然耳にも入っておりませんし、考えてもいませんですので、今の現段階ではそういうことが独り歩きしていることが非常に危険だと思います。 以上です。
○議長(堀部壽) 6番 松橋議員。
◆6番(松橋久敏) それでは、次、熊対策について、これまでいろいろと質問させて回答いただいているんですが、その中で幾つか質問させていただきます。 1つは、対策の一つに誘因物の除去について、栗、柿などの誘因木の伐採というのを来年度以降、計画されております。誘因物には、そのほか廃棄物とか、それから、家庭ごみ、家畜飼料などもございますが、それらについての対策はないでしょうか。
○議長(堀部壽) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) 農林課長が答えます。
○議長(堀部壽) 農林課長。
◎農林課長(三浦広幸) お答えいたします。 現在検討しているのは、あくまでも栗とか柿の木とか、今年の秋になりますが、柿の木の被害が大きくて、それに熊が集中しているような状況でありましたので、まずはそういう原因を除去したいというふうに考えております。 あと、家庭ごみとかの、集落の周りですと畑を作っている方も多くて、収穫した野菜の残骸とか山にして置いている方もおるかと思いますけれども、そういうのは自分で処理していただきたいというふうに考えております。
○議長(堀部壽) 6番 松橋議員。
◆6番(松橋久敏) 次に、緩衝帯についてお尋ねします。 昨日の質疑の中で、年4か所ずつ設置してきているというお話がありました。その事業種の内容、事業量、あるいは、事業費はどのぐらいになっているんでしょうか。
○議長(堀部壽) 市長。
◎市長(津谷永光) 農林課長が答えます。
○議長(堀部壽) 農林課長。
◎農林課長(三浦広幸) お答えいたします。 詳細の数字、データちょっと持ち合わせておりませんが、やっている事業は、実施隊の活動の中で各旧4町、4地区ありますので、阿仁、森吉、合川、鷹巣の各猟友会ごとに4地区実施していただいております。その金額とかそこら辺はちょっと情報持ち合わせておりませんので、申し訳ございません。
○議長(堀部壽) 6番 松橋議員。
◆6番(松橋久敏) 話の内容からすれば、その規模的にはあまり大きくないのかなという想像していますし、ただ、やぶ払いみたいなものなのかなというものを想像しております。ただ、緩衝帯と言えば、剪定期にある一定規模にやらないと効果がないのではないかと私は思っているわけなので、この緩衝帯、例えば、森林にあっては、森林環境譲与税を使って大規模にやっていくとか、そういうことを考えておりませんか。例えば、強度間伐を実施しながら見通しをよくして、道路側から見ても見えるというか、そういう状態にできないものでしょうか。
○議長(堀部壽) 市長。
◎市長(津谷永光) 農林課長が答えます。
○議長(堀部壽) 農林課長。
◎農林課長(三浦広幸) お答えいたします。 ただいまのご質問にありました森林環境譲与税を活用した取組ということでありますが、譲与金の使途と照らし合わせまして、今後検討してまいりたいと考えております。
○議長(堀部壽) 6番 松橋議員。
◆6番(松橋久敏) 北秋田市の鳥獣被害防止計画、前日も質問ありましたが、これは令和5年度で終了するわけなんですが、新たな3か年計画、これについては今年の事情を踏まえながら、盛り込みながらつくっていくことと思いますけれども、それと併せて、熊も市街地の出没マニュアルですか、これ一体的に、今の防止計画と一体した形になっているかと思うんですけれども、これに対する見直し等は考えておらないんでしょうか。 それと、マニュアル自体にのっとって、今回、市街地の対策を行ったものなのか、併せてお聞きします。
○議長(堀部壽) 市長。
◎市長(津谷永光) 農林課長が答えます。
○議長(堀部壽) 農林課長。
◎農林課長(三浦広幸) 計画のほうも今年度が最終年度になりまして、今年度の状況を考慮しながら、来年度からの計画を立てていきたいと思っておりますし、市街地出没対応マニュアル、こちらのほうも見直しといいますか、いろんなパターンが想像されますので、いろんなパターンに対応できるようなマニュアルになるよう、内容の見直しを図ってまいりたいと思います。 それと、今年10月19日、あと、そのほかに春先にも鷹巣中学校周辺に熊が出没いたしました。その際も、そのマニュアルに基づいて対応させていただいております。
○議長(堀部壽) 6番 松橋議員。
◆6番(松橋久敏) 今、国では、指定管理鳥獣の追加についての議論が始まっております。仮に、指定管理鳥獣になった場合、市町村にはどのような影響といいますか、効果があるんでしょうか。
○議長(堀部壽) 市長。
◎市長(津谷永光) 産業部長から答えます。
○議長(堀部壽) 産業部長。
◎産業部長(金田浩樹) ただいまの指定管理鳥獣に指定になった場合ということでございますが、その場合には、詳細な生息調査やら様々な対応に対しまして、国からの支援を得られることはありますが、それは県が得られることであって、県のほうで指定管理鳥獣の管理計画を立てた上で、市の猟友会なり実施隊なりが共同で行うことはあろうかと思いますが、直接的に市で何かということは特にないと認識してございます。
○議長(堀部壽) 6番 松橋議員。
◆6番(松橋久敏) 次に、ジビエ処理加工施設について伺います、1点だけ。 国の交付金があるんですが、その該当する交付金ってどのようなものなんでしょうか。
○議長(堀部壽) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) 農林課長が。
○議長(堀部壽) 農林課長。
◎農林課長(三浦広幸) お答えいたします。 鳥獣の捕獲に活用しております鳥獣被害防止総合対策交付金の中にも、ジビエに関する補助制度がございます。
○議長(堀部壽) 6番 松橋議員。
◆6番(松橋久敏) この事業を活用した場合、市町村がその計画樹立に関わることが条件にはならないんでしょうか。
○議長(堀部壽) 答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) 重ねて農林課長が答えます。
○議長(堀部壽) 農林課長。
◎農林課長(三浦広幸) お答えいたします。 市町村が作成する被害防止計画に基づいて交付されるものと認識しております。
○議長(堀部壽) 6番 松橋議員。
◆6番(松橋久敏) 次に、③のイノシシ、ニホンジカの対策について伺います。 管内におけるイノシシ、ニホンジカの分布及び生息数については、どのように見ておられるんでしょうか。伺います。
○議長(堀部壽) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) これも農林課長が答弁します。
○議長(堀部壽) 農林課長。
◎農林課長(三浦広幸) お答えいたします。 イノシシ、鹿の生息数は把握してございません。ただ、当市の中にイノシシ、鹿の繁殖地と思われる場所が想定されて、県のほうで指定されております。
○議長(堀部壽) 6番 松橋議員。
◆6番(松橋久敏) 分布についても、例えば、旧市町村に全域にわたって生息が確認されているのか、そこら辺はどう捉えていますか。
○議長(堀部壽) 市長。
◎市長(津谷永光) 農林課長が答えます。
○議長(堀部壽) 農林課長。
◎農林課長(三浦広幸) お答えいたします。 昨年度の有害捕獲の実績を見ますと、昨年度12頭捕獲しておりますが、鷹巣4頭、森吉8頭、阿仁1頭となっておりますので、市内全域に分布しているものと考えております。
○議長(堀部壽) 6番 松橋議員。
◆6番(松橋久敏) 今、11月17日現在の捕獲実績は、イノシシ12頭、ニホンジカ5頭ということで、ニホンジカはこれまでなかったんですけれども、5頭が捕獲されているという状況にあるようです。それで、これは狩猟なのか、有害駆除なのか、そして、またどういう猟具で取られているのか、教えてください。
○議長(堀部壽) 答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) 農林課長が答えます。
○議長(堀部壽) 農林課長。
◎農林課長(三浦広幸) ニホンジカに関しましては、昨年度は有害で捕獲はゼロでございました。今年度5頭ありますが、鷹巣地区で2頭、森吉地区で3頭、これはくくりわなによる捕獲と考えております。あと、狩猟で今年度は3頭も捕獲しております。
○議長(堀部壽) 6番 松橋議員。
◆6番(松橋久敏) 北秋田市の鳥獣被害防止計画の捕獲取組方針の中で、箱わなを導入するという記載があります。この箱わなはもう既に導入実績があるのか、また、その設置状況、効果があったのかどうなのか教えてください。
○議長(堀部壽) 答弁、市長。
◎市長(津谷永光) 農林課長が答弁します。
○議長(堀部壽) 農林課長。
◎農林課長(三浦広幸) お答えいたします。 イノシシの捕獲用の箱わなは2基ございまして、実績はございません。 ニホンジカに対する箱わなの導入はございません。
○議長(堀部壽) 6番 松橋議員。
◆6番(松橋久敏) 県では、イノシシ、ニホンジカの分布拡大を防ぐため、秋田県猟友会に委託して調査捕獲事業を実施しております。この際、市への協力依頼があるものなのかお尋ねします。ちなみに北秋田管内は、今、狩猟マップ3キロメッシュの中で、イノシシについては浦田地区、それから、七日市地区、ニホンジカについては、森吉地区となっております。これは既に終わっているんでしょうか。その結果はどうなったんでしょうか。教えてください。
○議長(堀部壽) 市長。
◎市長(津谷永光) 農林課長が答弁します。
○議長(堀部壽) 農林課長。
◎農林課長(三浦広幸) お答えいたします。 県からのイノシシ、ニホンジカに関する業務につきましては、市ではなくて、直接猟友会のほうに県のほうからいって、お話がいっている案件になります。 あと、繁殖地の調査に関しましても、まだ詳細な情報は得ておりません。
○議長(堀部壽) 6番 松橋議員。
◆6番(松橋久敏) 次に、災害復旧についてお尋ねします。 非常に7月災については、できた箇所もあって、かなり頑張っておられると思います。 それで、実は、市のホームページの中に建設工事の発注の見通しということで、11月の分が載っかっております。これを見ますと、55件の災害復旧工事、中の55件のうち15件が継続となっておりますが、この継続というのは、要は入札不調という捉え方してよろしいでしょうか。
○議長(堀部壽) 市長。
◎市長(津谷永光) お待たせしました。財務部長から。
○議長(堀部壽) 財務部長。
◎財務部長(西根弘樹) ただいまのご質問でございますが、ちょっと今その資料手元にないのであれなんですけれども、ちょっとその継続の意味がちょっとすみません。
○議長(堀部壽) 6番 松橋議員。
◆6番(松橋久敏) 継続というのは、入札不調という捉え方でいいのか悪いのか、どうなのか、それはどうなんでしょうか。入札不調のものをまた出したということ。
○議長(堀部壽) 市長。
◎市長(津谷永光) 再度、財務部長から。
○議長(堀部壽) 財務部長。
◎財務部長(西根弘樹) ただいまのご質問でございますが、ちょっと手元に資料はないんですけれども、入札が不調だった場合は、その発注見通しにはそういう表示はしません。
○議長(堀部壽) 6番 松橋議員。
◆6番(松橋久敏) すみません。私、継続と書いてあるので、もう1回は出したんだけれども、何らかのことでもう一回出さざるを得なかったという話ではないかと思っているんですけれども、それもちょっと分からない。 じゃ、話を別にして聞きますが、不調工事というのは、今、7月災とかにはちょっと出ていない、これから発注するものもありますので出ていないんですが、例えば、県の話とか、隣接する市町村の話聞きますと結構あって大変だと、復旧工事が進まないというお話あるわけなんですが、北秋田市では、これ質問と若干それて申し訳ないんですけれども、去年の工事の中にもそういうものはなかったということなんですか。なければ大変よろしいことなんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(堀部壽) 市長。
◎市長(津谷永光) 財務部長が答えます。
○議長(堀部壽) 財務部長。
◎財務部長(西根弘樹) ただいまのご質問でございますが、昨年度の災害でも入札不調はございました。今年度も入札不調はございます。
○議長(堀部壽) 6番 松橋議員。
◆6番(松橋久敏) 地元の業者さん方に聞きますと、やはり仕事の量がたくさんあって、やりたくてもやれないと、地元のことは地元で何とかしたいという気持ちはすごくあるようなんですが、なかなかやっぱり抱える量といいますか、工事期間のだぶり、ほか県もあるし、国もあるわけなんですよね。そういうことを考えますと、やはりできれば調整図れれば一番いいのかなと思うんですけれども、そういった協議というのはこれまでやったというか、どこかから声かけられてやったことがあるとか、そういうことはあるんでしょうか。
○議長(堀部壽) 市長。
◎市長(津谷永光) 財務部長が答えます。
○議長(堀部壽) 財務部長。
◎財務部長(西根弘樹) ただいまのご質問でございますが、そういった協議自体はございません。ただ、工期だとか、そういうなのは調整してみたいなのはちょっとありましたけれども、そういう協議自体はございません。
○議長(堀部壽) 6番 松橋議員。
◆6番(松橋久敏) それと併せて、これ建設業法の関係もあると思いますけれども、諸規定の改正、あるいは、法規の緩和等について検討されておるんでしょうか。
○議長(堀部壽) 市長。
◎市長(津谷永光) 財務部長が。
○議長(堀部壽) 財務部長。
◎財務部長(西根弘樹) ただいまのご質問でございますが、工期ですとか、そういうのは、今、検討してございます。
○議長(堀部壽) 6番 松橋議員。
◆6番(松橋久敏) 早く発注して、早期に完成していただきたいし、それが農業用施設は特にそうだと思いますので、よろしくお願いいたします。 これで質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(堀部壽) ご苦労さまでした。 以上をもちまして、6番 松橋 久敏議員の一般質問を終わります。
○議長(堀部壽) 次に、日程第2「議案第110号、令和5年度北秋田市
一般会計補正予算(第8号)」を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 財務部長。
◎財務部長(西根弘樹) (財務部長 西根 弘樹君登壇) それでは、ご提案いたします。 議案第110号、令和5年度北秋田市
一般会計補正予算(第8号)。 令和5年度北秋田市
一般会計補正予算(第8号)は、次に定めるところによる。 歳入歳出予算の補正。 第1条、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4億3,904万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ256億2,548万6,000円と定める。 2、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び該当区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」による。 令和5年12月12日提出。北秋田市長 津谷 永光。 それでは、事項別明細書の7ページをお開き願います。 歳出よりご説明いたします。 今回の補正予算の歳出でございますが、主にエネルギーや食料品価格等の物価高騰の影響を受けた市民や事業者に対する支援を行うため、国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用した事業を計上するものでございます。 それでは、歳出の主なものをご説明いたします。 7ページ上段、3款1項1目社会福祉総務費、19節扶助費3億1,984万円でございますが、こちらは2つの事業を計上してございます。 1つは、物価高騰の影響を受けた低所得世帯への支援を行うため、1世帯当たり7万円の給付を行うものでございます。こちらは、本年の
一般会計補正予算(第2号)で議決いただきました1世帯当たり3万円の給付を行った追加支援となるもので、合わせて10万円の支援を行うものでございます。対象は、世帯全員が令和5年度住民税均等割非課税で課税者の税扶養になっている者がいない世帯の世帯主と、家計急変世帯として家計が急変し、同一の世帯に属する全員が令和5年度住民税均等割非課税世帯である世帯と同様の事情にある世帯の世帯主となってございます。本事業は、低所得世帯を4,700世帯、家計急変世帯を10世帯と見込んだ事業費となりますが、補正予算第2号で計上した追加支援でございますので、そちらと合算して調整した結果、不足分2億7,984万円を計上するものでございます。 なお、本事業は10分の10の補助率でございますが、今回、満額配分となっていないことから、不足分を一般財源で充当し、精算時に財源振替を行うものでございます。 次に、2つ目の事業として、灯油購入費緊急助成事業を計上してございます。こちらは、灯油等の価格高騰に伴い、低所得世帯の経済的負担の軽減を図るため、1世帯当たり8,000円の支給を行うものでございます。対象者は、世帯全員が令和5年度住民税均等割非課税の世帯の世帯主で、4,000万円を計上するものでございます。こちらは秋田県と協調補助で行うもので、補助率は、県と市それぞれ2分の1ずつでございます。 続きまして、3款1項2目老人福祉費、18節、介護保険施設等物価高騰対策事業補助金1,158万6,000円でございます。こちらは、物価高騰に伴う介護保険施設等の食材料費及び光熱費の負担軽減を図り、安定的な運営につなげるため、補助するものでございます。補助額は、食材料費補助分として、入所施設定員1人当たり9,000円と通所施設定員1人当たり3,000円を、光熱費補助分として、訪問介護、訪問入浴介護等施設1事業所当たり4万8,000円を補助するものでございます。 続きまして、その下でございます。 外出支援サービス燃料高騰対策事業補助金42万4,000円でございますが、こちらも物価高騰に伴う燃料費の負担軽減を図るため、補助するものでございます。対象は、高齢者、障害者等外出支援サービス事業において、専ら外出支援サービスに使用している車両で、高騰前と後の燃料費差額分を補助するものでございます。 続きまして、3款1項3目障害者福祉費、18節、障害者支援施設等物価高騰対策事業補助金771万6,000円でございます。こちらは、物価高騰に伴う障害者支援施設の食材料費及び光熱費の負担軽減を図るため、補助するものでございます。補助額は、食材料費補助分として、入所施設定員1人当たり9,000円または6,000円、通所施設定員1人当たり3,000円を光熱費補助分として、計画相談支援、障害児相談支援等施設1事業所当たり4万8,000円を補助するものでございます。 続きまして、3款2項1目児童福祉総務費、18節、食べ盛り!子育て世帯生活応援事業補助金9,070万円でございますが、こちらは、食材料価格等の物価高騰を受けている子育て世帯に対し支援を行うことで、子供の成長に必要な食事等の確保と保護者等の経済的負担軽減を図るもので、補助額は、高等学校年代子1人当たり5万円、小中学校年代子1当たり3万円、就学前年代子1当たり2万円を補助するものでございます。 続きまして、3款2項2目児童措置費、18節、保育所等給食費価格高騰対策事業補助金207万9,000円でございますが、こちらは、食材料費の価格高騰の影響を受けている私立保育所等に対し支援することにより、保育所等の健全な運営と安心で安定した給食の提供を行うもので、対象は、市内の私立保育所等で、児童1人当たり4,620円を補助するものでございます。 続きまして、3款2項4目児童福祉施設費、10節、賄材料費33万3,000円でございますが、こちらも、先ほどの私立保育所等と同様、公立保育園の児童1人当たり4,620円を計上するものでございます。 次のページでございます。 4款5項1目病院事業費、18節、北秋田市民病院食材料費高騰支援事業補助金204万8,000円でございますが、こちらは、物価高騰の影響を受けている北秋田市民病院の負担軽減を図るため支援するもので、許可病床数1床に対し6,400円を補助するものでございます。 以上が歳出でございます。 次に、歳入をご説明いたしますので、6ページをお開き願います。 歳入でございますが、歳出のそれぞれの特定財源につきましては、別紙としてお配りしております特定財源説明資料をご覧願います。 それでは、歳入の主なものをご説明いたします。 上段、15款2項1目、物価高騰対応重点支点地方創生臨時交付金3億7,750万2,000円でございますが、歳出予算の県補助金を除いた主な部分は、本交付金を活用し事業を行うものでございます。 下段、20款1項1目繰越金3,125万9,000円でございますが、今回の補正予算の調整財源として計上するものでございます。 以上が
一般会計補正予算第8号の概要でございます。ご審議くださいますようよろしくお願いいたします。
○議長(堀部壽) これより本件に対する大綱質疑を行います。 質疑ございませんか。 13番 板垣 淳議員。
◆13番(板垣淳) 非課税の7万円給付について聞きます。 自治体によって年内に給付するところもあれば、年明けてから給付するところもあると、この違いは何だろうなというふうに思ったりしているわけですが、当市の場合は、久留嶋議員の一般質問で1月という答弁であったと思います。年内に給付できない理由は何なのか、答弁を求めます。
○議長(堀部壽) 当局、答弁。 市長。
◎市長(津谷永光)
健康福祉部長が答弁します。
○議長(堀部壽)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(三沢聡) 本日提案をさせていただきまして、議会の最終日にご議決をいただいて、その後、速やかに事務処理をいたしますけれども、その後、通知とかそういった事務手続がございますので、それに着手をいたしますが、年内の給付までには物理的にちょっと時間が足りなくて間に合わないという、そういうことでございます。 以上です。
○議長(堀部壽) 13番 板垣議員。
◆13番(板垣淳) 多分そうだろうなと思っていました。19日に議決して、あと1週間しかないもんね。その1週間でというのは不可能だというのは分かります。 その上でお聞きしますが、近隣でいうと、大館市とか上小阿仁は年内の給付なんです。そもそもこの事業は、岸田首相が年内に給付したいと言って始まったんですよ。今、岸田政権それどころじゃない状況になっていますけれども、間もなく正月が来るということ、こういう時期であるということを考えると、やっぱり年内に給付してもらうほうが、もらうほうは当然助かるだろうなというふうに思っています。 それで、ちなみにさっき言った大館とか上小阿仁は、議会の最終日が先週7日でした。たまたまうちの議会の初日と同じ日です。早く給付したいという思いがあれば、あまり議員からこういうの勧めるのはあまりよくないけれども、初日に特別にこれ議決、これだけやってくれませんかと言えば、議会側は多分駄目だっては誰も言わなかったと思います。過去にだって、初日に議決したケースだってあるわけですので、そういうところまでは考えが及ばなかったものでしょうか。
○議長(堀部壽) 市長。
◎市長(津谷永光)
健康福祉部長から。
○議長(堀部壽)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(三沢聡) この7万円の事業だけであれば、皆さん様々報道等で知っていらっしゃる事業でございましたので、これ一本であればそういった考えも立てたわけですけれども、先ほど提案させていただきましたとおり、今回、様々施策が多岐にわたりましたので、丁寧にまず皆さんにお諮りしたいという、そういう思いで、そういうことでございます。 以上です。
○議長(堀部壽) ほかに質疑ございませんか。 (「なし」の声)
○議長(堀部壽) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第110号は、それぞれの所管の常任委員会に付託いたします。
○議長(堀部壽) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれをもって散会いたします。 ご苦労さまでした。 (散会) (15時41分)...