北秋田市議会 > 2023-12-11 >
12月11日-02号

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  1. 北秋田市議会 2023-12-11
    12月11日-02号


    取得元: 北秋田市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    令和 5年 12月 定例会       令和5年 北秋田市議会12月定例会会議録                       (令和5年12月11日)第2日目 令和5年12月11日、北秋田市議会定例会は、北秋田市議会議事堂に招集された。1、出席議員は、次のとおりである。     1番  福田牧子         2番  三浦倫美     3番  虻川 敬         4番  永井昌孝     5番  佐々木正史        6番  松橋久敏     7番  福岡由巳         8番  久留嶋範子     9番  杉渕一弘        10番  五代儀義富    11番  堀部 壽        12番  中嶋洋子    13番  板垣 淳        14番  佐藤重光    15番  佐藤文信        16番  小笠原 寿    17番  長崎克彦2、欠席議員は、次のとおりである。    なし3、地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため出席した者は、次のとおりである。 市長       津谷永光   副市長      河田浩文 教育長      佐藤昭洋   総務部長     小松正彦 財務部長     西根弘樹   市民生活部長   佐藤栄作 健康福祉部長   三沢 聡   産業部長     金田浩樹 産業部政策監   金澤 誠   建設部長水道局長 長岐孝生 教育次長     小坂竜也   会計管理者    小笠原 隆 消防長      中嶋 忍   総務課長     金 英則 総合政策課長   福嶋 統   財政課長     加賀光也 市民課長     畠山孝秀   医療健康課長   鈴木雅昭 高齢福祉課長   成田幸治   商工観光課長   小松武志 農林課長     三浦広幸   建設課長     日下部公信 学校教育課長   湊 貞宗4、職務により議場に出席した事務局職員は、次のとおりである。 事務局長     米澤田茂   副主幹      奥山信仁 主査       赤石祐介5、会議事件は、次のとおりである。       令和5年 北秋田市議会12月定例会議事日程                               (第2)      開議 日程第1 一般質問 質問順序            1. 8番 久留嶋範子            2.10番 五代儀義富            3. 4番 永井昌孝            4. 7番 福岡由巳            5. 1番 福田牧子            6.13番 板垣 淳 ○議長(堀部壽)  おはようございます。 ただいまの出席議員は定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。   (開議)                    (10時00分) ○議長(堀部壽)  それでは、日程順に進めてまいります。 日程第1、一般質問。 一般質問を行います。 質問者全員が一問一答方式を選択しております。質問時間は1人30分以内とし、再質問の回数制限はありません。ただし、遡りの質問や通告外の質問の波及は認めませんので、通告項目に沿って質問されるようよろしくご協力をお願いします。 また、当局の答弁の時間は特に設けておりませんが、簡潔明瞭な答弁を望みます。 なお、市長には議長の許可を得て反問を認めておりますので、ご了承願います。 質問事項は事前に通告を受けておりますので、順次発言を許可します。 最初に、8番 久留嶋範子議員日本共産党議員団、ご登壇ください。 8番。 ◆8番(久留嶋範子) (8番 久留嶋範子君登壇) おはようございます。8番、日本共産党議員団、久留嶋範子です。 9月議会に続き、トップバッターでの一般質問となりました。私のほうからは、2点質問いたします。 大きな1点目、今後の物価高騰対策についてです。 早いもので、2023年も残すところ20日余りとなりました。今年1年を振り返ってみますと、物価の高騰、記録的猛暑や豪雨災害などで、市民の暮らしや中小業者、農業者の経営が脅かされてきました。食品値上げが2023年度も拡大し、帝国データバンクが先月30日発表した集計によりますと、前年比25.7%増の3万2,395品目に達しました。家計の負担増は月4,000円との試算もあります。さらに、電気料金の値上げやガソリン、灯油価格の高騰で、市民の暮らしはますます大変になってきております。 私は、物価高騰対策について、この間一般質問を行ってきました。今年は、3月の会派代表質問も含めて2回、昨年も6月、12月と計4回、今回で5回目となります。県や国でも支援策を示しておりますが、当市での取組についてお伺いいたします。 ①当市としての対策について。 1)番、9月から販売したスーパープレミアム付応援チケットは完売となりましたが、どのように評価しているか。また、今後の追加の予定はあるのか、お伺いします。 私は、6月議会で、物価高騰対策としてスーパープレミアム付商品券の発行や光熱費補助事業などを盛り込んだが、これで十分か、今までも応援チケット事業を行ってきたが、1世帯2セットまでの理由は何か、購入率は何%を見込んでいるかとの質問に、コロナ禍からの回復の道筋が見え始めており、今回は購入型のプレミアム応援チケット事業を実施することとし、過去の販売実績を踏まえ、世帯購入率を60%と見込み、関連予算を提案したと答弁がありました。今回の事業についてはどのように評価しているのか、お伺いいたします。また、第2弾としての追加の予定はあるのか、答弁を求めます。 2)番、今年の冬こそ、低所得者、ひとり親世帯などに福祉灯油助成の考えはないか。既に報じられていますように、県は7日、物価高騰対策として灯油購入費を補助する福祉灯油事業の費用を計上しました。住民税非課税世帯に灯油購入費を補助する市町村に対し、4,000円を上限に半額を助成するものです。県が実施するのは2年ぶりとのことであります。ぜひ当市でも実施できないか、答弁を求めます。 3)番、国からの物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金の追加について、当市としてはどのように活用するのか。 政府は、物価高で圧迫されている家計を緊急支援するため、2023年度補正予算に1兆5,592億円の交付金を計上、うち低所得世帯への給付に1兆592億円を充て、残りの5,000億円はその他の物価高対策分とし、自治体が地域で利用できるプレミアム商品券の発行などに使うことを想定しています。既に県内でも臨時交付金を活用し、住民の暮らし応援を行っている自治体があります。当市での考えをお伺いいたします。 大きな2番、除排雪対策について。 ①本格的な冬を迎え、対策は万全か。 12月に入りましたが、県内でも最高気温が2桁の日もあり、関東では20度を超すなど、温暖化により異常気象が続いております。今年は暖冬になる予報も出ていますが、北国の宿命で、これから雪は間違いなく降ってきます。年々、年を重ねるに従って除排雪作業や冬道での運転が容易でなくなっている実感がいたします。 先月30日、北秋田地域雪対策連絡協議会が開かれ、管内の関係団体が集まり、除排雪支援や空き家対策など、それぞれの取組について情報交換されたとの報道がありました。昨年3月議会でも、高齢者やひとり世帯への支援、積雪により倒壊などの危険家屋の実態と対策について、通学路の安全確保は、など質問いたしましたが、市民からも対策を求める要望が出ていますので、次の3点についての対策をお伺いいたします。 1)番、高齢者世帯への支援は。 2)番、危険な空き家が放置されているが、積雪により倒壊のおそれがある家屋についての対策は。 3)番、通学路の安全確保は十分か。 以上、壇上より質問を終わります。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) おはようございます。 ただいまの久留嶋範子議員のご質問にお答えをしてまいります。 初めに、大きな項目の1です。今後の物価高騰対策についての①として、当市としての対策についてとして、1)のご質問でありますけれども、第2弾市民応援チケット事業に続き、物価高騰対策として現在実施しておりますスーパープレミアム付応援チケット事業につきましては、通常販売期間として設定した10月31日を1日残した10月30日に完売となったことから、購入の意向がある市民にはおおむね行き渡ったものと推測をしております。 また、市民や事業者の方々からは、「物価高騰の折、助かった」「集客につながりありがたく思う」などの声が届いており、市民生活の経済的負担の軽減に加え、地域経済の活性化に一定の効果があったものと評価をいたしております。引き続き、購入をいただいたチケットの利用と事業者による換金を周知していくとともに、今後につきましても市内の経済動向や国・県等の動向を注視し、柔軟に対応してまいります。 次に、2)のご質問でありますが、住民税非課税世帯に対して灯油購入費を助成するための補正予算案につきましては、明日追加提案をさせていただくことといたしております。 次に、3)のご質問でありますけれども、令和5年11月2日に閣議決定をされたデフレ完全脱却のための総合経済対策におきまして、低所得者世帯支援枠の追加的拡大と物価高騰の影響を受けた生活者や事業者の支援のための重点支援地方交付金の追加が盛り込まれました。11月29日には、国の令和5年度補正予算が成立をいたしております。市では、この低所得者世帯支援枠分を活用し、国が示す住民税非課税世帯1世帯当たり7万円の給付と、推奨事業メニュー分として、食べ盛り!子育て生活応援事業灯油購入費緊急助成事業などを実施するための補正予算案を明日追加提案させていただくことといたしております。 次に、大きな項目の2番です。除排雪対策についての①本格的な冬を迎え、対策は万全か、といたしまして、1)のご質問でありますけれども、市では、高齢者や障害者などが冬期間の在宅生活を送るための除排雪と雪下ろしなどの援助を目的として福祉の雪事業を実施しており、今年度の利用登録件数は11月末現在で708件、そのうち高齢者の独り暮らし世帯が580件で利用登録者全体の約8割、また、間口の雪寄せの希望は455件で約6割となっております。利用登録者は、昨年度実績の809件より101件の減となっておりますが、例年雪が降ってからの申請もありますので、今後さらに増加するものと見込んでいます。 現在のところ、間口の雪寄せを希望する世帯には、シルバー人材センター建設技能組合会員など69の事業者から担当作業員を1人ずつ張りつけするほか、3つの自治会、個人54人の協力も得て作業に当たることといたしております。今後も、申請者全員を支援できるように、担い手の確保に向けて協力を呼びかけるとともに、高齢者や障害者等世帯における冬期間の安全・安心な生活の確保に努めてまいります。 次に、2)のご質問ですけれども、空き家対策につきましては、これまでも所有者などに対し適切な管理について助言、指導を行ってきたところでありますけれども、これから本格的な冬を迎えるに当たり、所有者等に対する指導強化に努めてまいります。 次に、3)のご質問でありますけれども、北秋田市除雪計画において、歩道除雪は、車道除雪に準じ午前7時まで完了することといたしているほか、通学時間までに完了するとともに、車道除雪による雪が歩道上に堆積し、歩行に障害となる場合には出動すると規定いたしており、登校時には歩行に支障のない路面状態を確保できるよう、体制を整えております。また、適宜、道路パトロールにより路面状況を把握するほか、歩道脇の堆雪等による事故の未然防止にも努めてまいります。 以上が、久留嶋範子議員からのご質問に対しての私からの答弁でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(堀部壽)  これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  大きな1番、物価高騰対策ということでありますが、明日追加提案ということで、まず、具体的にはその中身で進められると思います。大変ありがたいなと思います。 1)番のスーパープレミアム付応援チケットでありますが、利用者から大変ありがたいということで、好評でありました。昨年度は、2022年度は、全市民に第1弾5,000円、第2弾1万円ということで、8月まで使用してくださいということで、これも本当に大変ありがたかったんですけれども、6月の中では、1世帯2セットまでということで、これはなかなか私は利用者、購入しなきゃいけないので、買うのが大変かなと思ったんですけれども、新聞報道でも、初日にずらっと並んで買ったということでは、やはり需要というか、あったんじゃないかなと思うんですけれども、今後の動向を見て追加ということ、柔軟に対応していきたいということでありますが、これについては、明日の追加提案では、このプレミアム付のことも含めて追加提案あるのでしょうか。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  それでは、産業部政策監から答弁いたさせます。 ○議長(堀部壽)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  明日、追加提案する分につきましては、スーパープレミアム付応援チケット事業の追加については盛り込んでございません。 ○議長(堀部壽)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  分かりました。 2)番の福祉灯油のことでありますが、これ、去年、私、ぜひやってほしいということで提案しましたが、応援チケットでそういう灯油とかガソリンもできるということでの、ないということで、県のほうでは、今回本当にありがたい事業で、2年ぶりということでありますので、ぜひそれに応えて、福祉灯油は、当市でも大変、前回も前々回も好評でしたので、ちょっと幾らの額になるかは分かりませんけれども、ぜひ皆さんに喜ばれる形で追加提案していただきたいと、ありがたいと思います。 3)番に入りますが、昨日の報道では、低所得者世帯への7万円の給付、これは、当市では年内に、全国的には給付が困難なということで、6割が、秋田市もそうですけれども、当市ではどのようになっているのか教えてください。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  当市について、健康福祉部長から答弁します。 ○議長(堀部壽)  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(三沢聡)  国からは、12月中にというような、そんな要請もありますけれども、今回、予算のほう、明日また提案をさせていただきまして、議決をいただいた後、作業を速やかに進めますけれども、なかなか12月中の給付というのは難しくて、1月中の給付になるものと見込んでおります。 以上です。 ○議長(堀部壽)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  1月中ということでありますけれども、前回3月に補正で、3月というか、国からの低所得者への3万円のときも同じでありますけれども、この手続の方法とか、7万円でありますけれども、これは、前回と同じ形での申込みとかの方法になっていくのでしょうか。教えてください。
    ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  重ねて、健康福祉部長から答弁します。 ○議長(堀部壽)  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(三沢聡)  ご質問のとおり、前回と全く同じスキームといいますか、流れで通知のほうを出させていただきますので、そういうことでお願いできればと思っております。 ○議長(堀部壽)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  3)番のことでありますが、低所得者への7万円というのは分かりました。しかし、低所得者だけでなくて、物価高騰というのは、全市民というか、皆さんに係りますので、やはり皆さんに、市民に、低所得者だけでなくて市民に行き渡るような形での対策というのをお願いしたいと思うんですけれども、ほかの市町村、今、12月議会終わったところもありますし、今やっているところもありますが、いろんな形でこの支援を行っております。 いつも、本当申し訳ないんですけれども、近隣の話をさせていただいていますけれども、小坂町は、ここは議会終わりましたけれども、燃料券として1万円分を全世帯に交付する、それから五城目町も町民1人当たり5,000円の商品券、これの1万円分追加ということで配布していると。それから、上小阿仁村は、いつもお話ししますけれども、1人当たり、住民税非課税世帯を除いた村民1人当たりに2万円分ということで、世帯も少ないわけでありますが、そういう形で生活応援の商品券を配布しているということがありますし、あと、潟上市も、これも先ほどの福祉灯油と併せてなんですけれども、給油のクーポン、こういうのも1世帯5,000円から1万円に増額したということで、全世帯に当たるような形での支援がされていると聞いております。ぜひ、追加提案ということでありますけれども、もっともっと柔軟に、市民への暮らし応援ということでの考えはできないのか、教えてください。 ○議長(堀部壽)  答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  では、産業部政策監から答弁します。 ○議長(堀部壽)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  ほかの県内の自治体でもかなり支援を行っているのは、新聞報道等でも十分承知しているところでございます。当市につきましても、今後柔軟に検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(堀部壽)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  大きな2番の除排雪対策について、再質問いたします。 私、2022年の3月議会でも、同じ内容で一般質問しました。考えてみますと、2022年3月の質問をしたときは、その年というか、前の年も大雪だったわけです。皆さん、記憶にあると思うんですけれども。それで、本当、災害級のということで、どこの地域からもやっぱり除雪の問題とか、いろんな、雪が降って大変だということでの対策とか、苦情とか、意見がありました。その中で、同じような、今回同じ質問をしたんですけれども、そのときに、2)番です、危険な空き家が放置されているが、積雪により倒壊のおそれがある家屋についてということで質問したときに、そのときの答弁では、これは議会報告会の中でも、空き家対策ということでいろんな市民の方から、何とかしてほしい、どうなっているんだという意見がありましたが、去年の3月の積雪に対する倒壊の危険家屋の実態ということでお伺いしたときには、このように述べています。当局から、「市内には、管理不十分となっている空き家が80軒、うち倒壊により周辺への危険性がある空き家が46軒あり、所有者に対しては適正な管理を促している。危険性のある空き家については、特定空き家などの認定による解体のほか、相談対応や助言も行っている。」という昨年の3月での答弁でありましたし、空き家の対策の今、計画も出されていますが、具体的に、空き家、管理不十分となっている空き家が80軒、この中で危険性がある空き家46軒ということでここにも書かれていますが、その後には、現在この危険家屋はどのようになっているのか、何か手だてはしているのか、教えてください。 ○議長(堀部壽)  市長。 ◎市長(津谷永光)  総務課長から答弁します。 ○議長(堀部壽)  総務課長。 ◎総務課長(金英則)  空き家に関しては、件数のほうなんですけれども、レベル、危険度のほう、今現在3段階のレベルで、危険度の高いところがまず30軒となっておりまして、引き続き、それ以降も危険空き家のほうに対しては随時解体のお願いとか指導等行って、文書や口頭にて指導のほうを行っておるところであります。 ○議長(堀部壽)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  ということは、昨年の3月の答弁にありましたところからは、所有者とかいろんな、通して減ってきているという認識でよろしいのでしょうか。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総務課長から答弁します。 ○議長(堀部壽)  総務課長。 ◎総務課長(金英則)  少なからずとも、まず減ってきているという認識でおります。 ちょっと加えさせてもらいますけれども、新規で発生しているところ、全てすべからく増えているというのが、全て情報として入ってきているものではございませんので、まず、解体しているところ、危険家屋、市のほうで把握している部分では減ってきているという認識でおります。 ○議長(堀部壽)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  やはり、危険な家屋ということでは、空き家ですけれども、私、今回は、議会報告会、阿仁でありましたので、そこのところでも、特に道路に面しているところで、通学に面しているところで、危ないということで自治会でもお話しされているし、当局のほうでも分かっているということでありましたけれども、やはり安心・安全という面では、これから雪も降ってまいりますので、やはりきちっと計画に基づいて進めていってほしいなというふうには思っていますので、引き続きこれは、計画は立ててありますので、なかなかすぐにはいかないし、全国的な問題でもありますが、取り組んでいってほしいと考えております。 最後ですが、3)番、通学路の問題です。これも、私、昨年も心配しましたが、今回、スクールバスの問題で、それこそ昨年、一昨年、子供が通学に使うスクールバスの乗り降りする場所に雪が積もって困っているという、ありましたけれども、安全、スクールバスは今、委託になりましたが、運転手は今までと同じということでありますので、安全運転の徹底についてはどのように考えているでしょうか。 ○議長(堀部壽)  市長。答弁を求めます。 ◎市長(津谷永光)  学校教育課長のほうから答弁します。 ○議長(堀部壽)  学校教育課長。 ◎学校教育課長(湊貞宗)  スクールバスの安全ということですが、運転手さんには、4月当初、まず、安全についての指導を教育委員会から行っております。そして、何か問題が発生したときには、その都度会社を通じて指導のほうを行っております。 ○議長(堀部壽)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  これから、新たに阿仁地域もそうですし、それから森吉地域もスクールバスになる、冬だけではありませんけれども、スクールバスになるということで、今後やはり降雪量の多い地域でもありますので、本当に生徒さん、子供さんたちが安心・安全に通学できるような、スクールバスの乗り降りだけではありませんが、除雪がきちっとなされるような安全対策というのをこれから考えていってほしいと思いますので、何とか。このまま雪が降らなければいいんですけれども、先ほどみたいに、これから本当に降る、本格的になると思いますので、安全対策は考えていってほしいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 以上で質問を終わります。 ○議長(堀部壽)  以上をもちまして、8番 久留嶋範子議員の一般質問を終わります。 ○議長(堀部壽)  次に、10番 五代儀義富議員、無会派、ご登壇ください。 10番 五代儀議員。 ◆10番(五代儀義富) (10番 五代儀義富君登壇) おはようございます。10番、無会派、五代儀義富です。 まず初めに、この場をお借りして、今年、熊によって被害を受けられた皆さんに、心からお見舞いを申し上げたいと思います。特に、1日に6人もの被害者が出たあの10月19日、私の自宅からおよそ100メートル以内のご近所で3人の方々が襲われており、私もまさにその時間にその場におりましたので、全く他人事ではありません。本当にお気の毒でした。一日も早いご快癒を心からお祈り申し上げます。 では、本定例会の質問を始めます。通告順でございます。 大項目の1番、その熊の被害についてでありますが、この後、私のほかに4氏がこの問題を取り上げることになっておりますので、私からは、①番として、不幸にして被害を受けてしまった被害者の救済について伺いたいと思います。 1)市として何がしかの金銭を伴ってお見舞いをするという考え方はないのかを伺います。 全国には、大型の野生動物により被害を受けた市民に傷病見舞金を支給する制度を持つ自治体が新潟県魚沼市をはじめ、埼玉県神川町、石川県加賀市など多くあります。しかし、当市にはその制度がないと担当部署から伺いました。この機会に、ぜひとも制度の創設を考えるべきではないでしょうか。 確かに、奥羽山脈の奥深くに位置する我が市においては、熊との遭遇はそれほど珍しいことではなく、むしろ共存の道を探るべきだという愛護団体の主張にも一理を認めるものではありますが、人間が人間の生活のためにつくったまちというスペースの中で襲われたとき、その安全を守る務めを委ねられた者として、規定があるとかないとか、前例がどうとか言わずに、被害者に向き合い、何らかの手を差し伸べるべきではないかと考えるからであります。 こうした意味で、2)の質問であります。北秋田市には、災害障害見舞金制度がありますが、もし、今回の被害者の中に重度の障害となる被害を受けられた方がいたとしたら、該当するのかをお聞きします。すなわち、今回の熊による被害者の中には、幸いにも該当するほどの重い被害を負った方がいなかったから支障がないのか、そもそも熊による被害は自然災害ではないという判断によって、この制度にはなじまないものとされたのかを伺いたいと思います。 次に、大きな2、救急搬送体制について伺います。 緊急を要する病人及びけが人を迅速に医療機関に搬送するための車両というのがいわゆる救急車に対する定義となっておりまして、2022年4月現在では、当市の保有台数は5台ということになっております。質問の①は、この保有台数を超える要救急搬送対象者が発生したとき、どのように対処することになっているのかを伺います。 1)搬送優先順位はどの時点で決定するのか。救急搬送を依頼する連絡、いわゆる119番通報の着順と決まっているのか。あるいは、状況を判断して優先順位が決定されるのか、その決定はどの職責者が行うのかということ。 さらに、2)として、近隣の自治体との連携プレーは期待できるのかということです。単に救急車の台数が足りないときの応援要請にとどまらず、必要な機材の調達から、場合によっては人員の応援まで、時には搬送車両の不具合等によるリレー搬送ということもあり得るかもしれない、そうした事態に対する応援体制はどうかということであります。 ②は、それら様々に発生する想定外の事態に対して対処可能な指揮命令体制となっているのかを伺います。例えば、責任者と連絡が取れないたびにどう対処するか迷うとか、あるいは、許可が必要な対応なのに許可権限者に連絡がつかないというような事態は起こり得ないことなのかということであります。こうした救急の現場は、まさに想定外の連続であり、現場で対処する隊員たちは瞬時に状況を把握して判断をしなければならないであろうことは容易に想像がつきます。そのためにこそマニュアルがあり、一定の判断基準が示されているものと思いますが、やはりそこはその場の隊員の機転といいますか、応用力が試されるものと思うのであります。このあたりの訓練というものは存在するものなのか、個人の資質に委ねられてしまうものなのかを伺いたいと思います。 次に進みます。 元町跨線橋が解体工事を終えたのが令和2年7月でありますから、今年4度目の冬を迎えることになりました。跨線橋は、もともと車両の通行はなかった橋でありますので、この3は、人限定での質問となります。 その①です。2つあったものが1つなくなったので、残った1つがなくなった分の役割も引き受けねばならないのではないかという話であります。 1)です。当局は、従来歩道橋を利用していたと思われる付近の住民に対して、今後は鷹巣陸橋の西側歩道部分を利用するよう提案いたしました。承知のとおり、歩道橋がなくなって以降、歩行者が線路を超えるためには陸橋を超えるのが唯一の手段となっていたのであります。だから、当局の提案はごく当たり前であると言えますが、私はここで、もう少し住民に寄り添う姿勢が欲しかったと思っております。 1)番、当局の提案を受けた住民は、説明会の会場で、どうしても陸橋の西側歩道部分を利用する以外の手段が得られないのであれば、せめて、と要望いたしました。1つは、階段の踏み幅であります。公共建造物であるならば、通常40センチ程度で設けられる階段の踏み幅が30センチほどしかなく、恐怖感が先に立ってしまうので、ぜひとも踏み幅を広げてほしいというものであります。また、階段の下3段から4段については、冬期間の積雪や凍結による転落事故を防止するために、ヒーターを入れるなりしてその防止対策を願いたいというものもありました。私のメモでは5項目ありますが、これに対し、説明に当たった担当者は、陸橋は県のものなので県にお願いしています、と返事をしております。私は、この話を聞いて、まさに日常に利用する人たちならではの切実なる要望と受け止めました。この要望はどこまで進捗しているのかを伺います。 1)が西側なら、その2)は東側です。先日、私たちの元に、南鷹巣地区の市民の方から、次のような切なる思いが寄せられました。「私の孫は、鷹巣中学校の生徒ですが、陸橋付近の交通状況に不安があって、毎日送り迎えをしています。あの状態では、孫を自転車に乗せて送り出してやれません。どうにかならないものでしょうか。」というものであります。こうした思いを持っている市民は、この方だけなのでしょうか。この思いはこの方だけのものであって、市としては切り捨ててしまってもよいものなのでしょうか。 前回、今年3月の定例会で、私が通学路の安全対策としてこの問題を取り上げた際には、教育長が答弁の中で、「PTAからは何らそのような要望は受けておらず、私自身が視察した際にも、鷹中生は大変にマナーがよいため何ら危険性を認めなかった。」と答えられました。さらに、「西側歩道橋を対岸まで延長してはどうか。」という問いかけについては、「現状では存在しないものであり、通学路でもないので、答えられない。」としました。通学路というタグをつけて質問しましたので、そのときはやむなしとして終わりましたが、今定例会では、鷹中生も通学路として利用している陸橋の東側歩道部分というタグで市長にお尋ねいたします。 市長は、昨年3月定例会において、「このたび、踏切も実現できず、それに替えたやり方として、新しい道路を通すことになるが、いろいろ懸念されることがある。例えば、中学生が、あそこの信号のところで、スペースが足りないというようなこともあり、しっかり取り組んでいかなければいけない。」と。また、同年9月の定例会では、やはり私の質問に答えて、最後にこのように結ばれました。「まず、安全に、そして安心して渡れるいいものを造り上げていきたいと思っています。」 そこでお聞きします。こうした市長の思いは今でも変わらぬものと信じてよいのでしょうか。また、この南鷹巣に住む市民の声はどう聞こえるのでしょうか。歩行者としての中学生のマナーが大変によいので、危ないとは感じられないという認識、一方で、そこが怖くて孫を自転車で通学させられないという市民の声、市長が目指す、まず安全に、そして安心して渡れるという状態なのでしょうか。今の市長の思いを伺いたいと思います。 こうした一連の中で、総務文教常任委員会は、通学路の安全確保についてとして、今年1月に鷹巣陸橋を調査いたしました。これは、私の最後の②となります。その報告は、抜粋として、「ぎかいの杜」第78号に掲載のあるとおり、西側歩道部分が対岸まであることが望ましいと結んでおります。当然にして認識はしていただいたと思っておりますが、実現に向けた取組はなされたのでしょうか。 私は、この件について、予定されていた跨線橋の建設費の枠を考えたとき、あまりにも消極的に過ぎるという感が抑えられません。2本架かっていた橋の1本を撤去して、残った1本に何ら手を加えないという発想に納得がいかないのであります。2本が1本になった最大の理由は、JRであったはずです。JRの協力が得られなかったのであれば、既にJRの上に存在する部分を最大限に活用すべきであり、陸橋の歩道は、東部分も西側部分も既に存在するものなのであります。ただ、そのものが市のものではなく県のものであるというだけなのです。私どもから見れば、県も私たちのために存在する自治体であり、協力は得られるものと考えたいと思います。仮に、常任委員会の委員が望ましいと言った西側歩道部分を綴子川対岸まで増設すると考えたとき、現状の橋脚のままでは安全性が担保できないということは、私にも理解できます。ですから、橋脚部分にも補修、増設の必要が生じてくるので、いかに県としても、自らの事情で企画した工事でなければそうたやすく返事ができないのも当たり前のことであります。 しかし、考えようでありまして、そもそも鷹巣陸橋そのものが既に建設から60年を数えるものであり、一昔前の認識では、コンクリート建造物として既にどうかと疑義が出てもおかしくないものであり、そこに新しい道路をつないで万事の際の避難路とすると、これからは、コンクリート建造物もメンテナンスをして、100年はもたせると公言しているのですから、歩道部分に係る増設がなくても、どのみち点検、補修が必要になるものでありましょう。そうした事情に寄り添いながら、増設となる部分については、市も応分の負担をするという折衷案はあり得ないでしょうか。素人の私では、この程度の発想ですが、市長の信頼を受けてその任に当たる担当部署の人材ならば、さらなる妙案も出てくるかと大きく期待を込めるものであります。それでも、本当に県が相手にしてくれないというものであるならば、私は、議会に有志を募って陳情に向かいたいと思っております。その先に、市長の思いである、まず安全で、そして安心、というものがあると思うからであります。 以上で、私の壇上からの質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) それでは、ただいまの五代儀義富議員のご質問にお答えをしてまいります。 大きな項目の3の元町跨線橋撤去後の対応についての②のご質問につきましては、後ほど教育長から答弁をいたします。 初めに、大きな項目の1の熊被害についての①被害者に対する救済として、1)と2)のご質問につきましては、関連をいたしておりますので、一括して答弁いたします。 今年の熊の出没は、議員からもお話があったとおり、異常な状態が長く続き、農作物被害をはじめ、人身被害が15人と過去にない事態となり、私も心を痛めておるところであります。被害に遭われた皆様方に、心からお見舞いを申し上げる次第であります。 また、有害による熊の捕獲頭数も11月末現在で329頭と、過去最高であった平成29年度の130頭をはるかに上回る数値となっております。熊被害を自然災害と捉えているかにつきましては、災害対策基本法において、災害とは暴風、竜巻、豪雨、豪雪その他の異常な自然現象と定義をされておりまして、熊被害に関しては自然災害ではなく不慮の事故と捉えていることから、被害者に対するお見舞金は考えてはおりません。 次に、大きな項目の2の救急搬送体制についての①救急搬送対象者が救急車両の保有台数を超える時として、1)のご質問でありますが、救急活動につきましては、消防法等関係法令に基づき救急業務を行っており、緊急通報を覚知した順に対応いたしております。また、緊急通報を同時に複数覚知した場合につきましては、発生場所、傷病者の数、傷病の程度等を確認し、救助を必要とする者を優先して対応いたしております。 なお、北秋田市地域防災計画の中で、搬送優先順位について、傷病者が多数発生している場合は、トリアージを実施いたし、救命を必要とする者を優先して医療機関に搬送する、軽症者には応急処置用品を支給し、消防隊員、自主防災組織等の協力を得て、自主的な応急手当を依頼すると規定しておりますが、その詳細をマニュアル化したものは作成はしておりません。 次に、2)のご質問でありますけれども、管内で多数傷病者対応事案が発生した場合は、救急隊5隊を軸に救助隊や消防隊等と連携を図りながら救急搬送に当たっておりますが、市の消防力を上回る災害等が発生した場合には、秋田県広域消防相互応援協定に基づき応援を要請するものといたしております。 次に、②の想定外の事態への対応として、1)のご質問でありますが、市の消防本部警防規程におきまして、指揮命令の原則を先着隊の長が執り、現場最高指揮者が到着した場合に指揮権を移行するものと定めておりますが、想定外の事態が発生した場合には、先着隊の長が現場の状況を把握し、消防本部や関係機関と連絡を図りつつ指揮することとなります。 なお、訓練につきましては、今年度管内で実施いたしました秋田県消防協会大館北秋田支部総合防災訓練、管外で実施されました緊急消防援助隊北海道東北ブロック合同訓練等において、指揮・命令体制を確認しながら実施をいたしているところです。 次に、大きな項目の3の元町跨線橋撤去後の対応についての①の、鷹巣陸橋が、撤去された跨線橋の分もその通行量を引き受ける必要があるとして、1)のご質問でありますが、議員からご指摘の西側階段部の利便性向上につきましては、管理者である秋田県に対し既に協議済みでありますが、現在のところ、歩道補修の実施に向けた設計段階に入る予定とのことでありまして、目に見える形ではありませんが、事業は着実に進んでおります。今後も、早期の工事実施に向け引き続き協議を行うとともに、利用者の方々にご不便をおかけしないよう取り組んでまいります。 次に、2)のご質問でありますが、議員からご指摘の東側歩道部分に対する安全認識につきましては、自転車の待避場所に関して若干スペースが足りないのではないかということをお話しをさせていただいた経緯もあります。今もその認識は変わっておりません。そのため、綴子川堤防下の藤島木材側に待避スペースを設けることができないかと県と協議をいたしており、現在のところ、前向きな回答をいただいておりますので、まず、待避場所の早期拡張に向け、引き続き協議を行ってまいります。 以上が、五代儀義富議員からのご質問に対しての私からの答弁でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(堀部壽)  続いて、答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) それでは、私から、五代儀義富議員のご質問にお答えしてまいります。 大きな項目の3、元町跨線橋撤去後の対応についての②のご質問でありますが、陸橋の西側歩道部分が対岸まであれば安全度が高まりますので、様々な問題は解消できるものと認識しております。しかしながら、この件につきましては、技術的課題や費用の問題など、実施に向け解決すべき課題が多くあることから、まずは新たに造る代替道路の完成や東側歩道部分の改良状況を見極めていきたいと考えています。 以上が、五代儀義富議員からのご質問に対する私からの答弁であります。 ○議長(堀部壽)  これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 10番 五代儀義富議員。 ◆10番(五代儀義富)  ご回答ありがとうございます。 まず、大きな1番、熊被害についてでございますけれども、自然災害とは認識していないというお答えでございました。改めて、壇上での質問でも申し上げましたが、当市としてこれほど頻繁に熊被害が報告される状況になり、全国にも例のあることですので、当市、この鳥獣、大型鳥獣の被害に対する見舞金制度をこれから考える、あるいは検討するという余地はありませんか。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部長から答弁します。 ○議長(堀部壽)  産業部長。 ◎産業部長(金田浩樹)  ただいまご質問にありました大型鳥獣の被害に対するお見舞金等の制度についてですが、まず、今回の熊の被害につきまして、偶発的な不慮の事故ということもあります。熊以外の多様な事案も想定されます。その事故において、けがの状況など個人情報を知り得ることが全く困難であるということなどから、このような事故に対しての当市としてのお見舞金については、今のところ考えてございません。 以上です。 ○議長(堀部壽)  10番 五代儀義富議員。 ◆10番(五代儀義富)  今のところ考えがないという答えでございますけれども、そもそも、少し私の解釈もお話しさせていただきたい。 それは、北秋田市の災害障害見舞金というのは、自然災害で重度の障害を受けた方、両目の失明、常時要介護など重篤な障害が対象。生計維持者の場合は250万円、その他の場合は125万円というふうに大きく金額が示された上で、一定規模の自然災害で重度の障害を受けた方に対して見舞金が支給される制度です、と、こういうふうに書かれております。私の認識では、両目の失明あるいは常時要介護という状態は、死亡ではなくても廃疾と認定される状態に相当します。廃疾というのは、もう生きていない、生命は維持されているが、生きているというふうに認定するのは非常に難しい部分もあるというような、適切な表現ではないかもしれませんが、現在では、生命保険会社では死亡保険金を支払う状態に該当します。ですから、これは災害障害見舞金ではなくて、災害弔慰金ではないかというふうに受け止めるわけです。こうしたところで、改めて、見舞金という考え方もしてもいいのではないかなというふうに思うところが最初の発想であります。この辺、どうでしょうか。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総務部長から答弁します。 ○議長(堀部壽)  総務部長。 ◎総務部長(小松正彦)  ただいまの質問は、北秋田市災害弔慰金の支給等に関する条例に関するお話かと思いますが、先ほど、市長の答弁にありましたように、市の規定では、自然災害に対するものの弔慰金あるいは見舞金の規定を示しているものでございます。今、議員がお話しされました見舞金とそれから弔慰金の解釈の違いはあろうかと思いますが、市で定めているのは、この条例に沿ったものということになってございます。 ○議長(堀部壽)  10番 五代儀義富議員。 ◆10番(五代儀義富)  私の手元にある資料は、インターネットで北秋田市が公開している画面を印刷したものであります。ここには、災害障害見舞金の支給申請というタグから始まって、対象となる人は、一定規模の自然災害で重度の障害を受けた方として、これはまさしく見舞金と書いておりますけれども、先ほど、部長は弔慰金規定と申されましたか。 ○議長(堀部壽)  答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  重ねて、総務部長から答弁します。 ○議長(堀部壽)  総務部長。 ◎総務部長(小松正彦)  すみません、ちょっと今、もしかすると見ている資料が異なるのかと思いますが、今、私が見ているのは、議員が話した弔慰金という話の中で、災害弔慰金の支給等に関する条例に基づいてお話しさせていただいております。災害弔慰金の額として受けることができるものとして、生計を維持してあった場合にあっては500万円、その他の場合にあっては250万円とするといったような形での規定となってございます。 ○議長(堀部壽)  10番 五代儀議員。 ◆10番(五代儀義富)  私は、おとといインターネットで開いて印刷をしましたが、ちょっとお互いに手元にある資料に相違があるようですので、ちょっと確認をしていただきたい。私も確認をした上で、この件についてはまたの機会を設けるかなというふうに思っております。 ただ、ここで1点言っておきたいのは、いずれにしても、見舞金とは、私の通念の中では、回復を願って復帰の足しにしていただきたいという意味を込めて、比較的軽度な方にお渡し、まさしくお見舞いをするというような意味合いの込もっているものというふうに理解をしておりますので、今回このように、そもそも自然災害でないと言ってしまえば、規定そのものがないということでございましょうから、当てはまらないのかもしれませんが、改めてもう一度、この見舞金制度、大型鳥獣による見舞金制度というのを考えていただきたいということを申し述べて、この項目は終わりにします。 次です。救急搬送のマニュアルは特につくってはいないというお話を伺いました。特に文書化したものがないという意味であって、一定程度の規範に類するものはあるんだろうなというふうに思っております。ここで1つ、1点、例、こんな例ではどうでしょうかという例を申し上げて、見解をお聞きしたいというふうに思います。 救急車が出払った状態に119番通報が入ったとします。やむなく、救急車が出払っていますので、指令車にて出動をしたと。現場に到着し、傷病者が出血を伴うけがを負っているんですが、応援要請をした救急車はまだ到着せず、時間は経過していく。この指令車で搬送してはどうかという、その場に居合わせた住民の提案に、感染症の心配があるために相応の処置をしなければ指令車には乗せられないと回答したといいます。しかし、その後、15分の経過を見るも、救急車が到着せず、結局15分後に指令車に乗せて搬送したものという一例であります。この対応、この15分、要するに15分あれば、この被災者は医療機関に到着して治療を受けていられた。ですから、指令車にもう既に乗せて運んでいればとっくに治療を受けられていた時間にもかかわらず、まだ現場にそのままいたということになる。じゃ、この15分は、見ようによっては、一方から見れば、例えば感染症対策の処置をしなければ乗せられないという、マニュアルであれ、規範であれ、というものがあって、そちらに従った行為とも言えます。しかし、結果15分たっても救急車が現れないがために、やっぱり指令車で運ばざるを得なくて指令車で運んでしまった。じゃ、この15分は何だったのかというふうにお考えでしょうか。この点、ちょっとご判断をお聞きします。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  消防長のほうから、これにつきまして答弁します。 ○議長(堀部壽)  消防長。 ◎消防長(中嶋忍)  ただいまのご質問ですが、救急車ではなくて指令車のほうで搬送してはどうかというようなご提案であったんですけれども、救急車以外での傷病者の搬送については、原則考えておりません。 その理由につきましては、消防法では、医療機関へは救急隊によって搬送することと定義されております。それと、消防法施行令では、救急隊の編成及び装備の基準が定められて、救急車1台及び救急隊員3名以上で編成しなければならないと定められております。つまり、救急自動車以外での傷病者の搬送については、資機材の積載や装備が不十分である、それと、救急隊員が乗車していない可能性があると、それと、傷病者の容体が変化した場合に、その対応ができない可能性があるということから、当市では、原則、救急車以外での搬送は考えておりません。 救急車以外では、今のところは考えてはおらないというところが消防の判断でございます。 ○議長(堀部壽)  10番 五代儀議員。 ◆10番(五代儀義富)  では、この例の、結局15分後に指令車で運んだというこの行為は、その行為を行った救急隊員のミスジャッジなんでしょうか。 ○議長(堀部壽)  市長。答弁。 ◎市長(津谷永光)  重ねて、消防長から答弁します。 ○議長(堀部壽)  消防長。 ◎消防長(中嶋忍)  そうすれば、10月19日の事案であったと思います。   (「そんなことは言っていません」の声) ◎消防長(中嶋忍)  当初は、救急隊員が1名でありました。1名では、安全管理上運ぶことができません。その後、到着しました支援隊員が来たことにより、まず人員が確保されました。傷病者の状態を確認したところ、早期に医師の管理下に置く必要があると判断しました。それと、救急車到着までの時間を総合的に判断して、向かっている救急車までのドッキングを考慮して、その場から搬送しております。ということなので、病院までの搬送はできない、救急車までのドッキングを目的として、あくまで緊急避難的に搬送することは可能と考えております。 以上です。 ○議長(堀部壽)  10番 五代儀議員。 ◆10番(五代儀義富)  あくまで緊急避難的な行動だというふうな消防長の見解、受け止めました。 消防長は、救急畑の出身でありまして、こういった現状に造詣の深い者と理解しております。災害とは、想定外の事態が招くものでありまして、その対応は、しょせんこうした事例を1件ずつ検証して積み上げることでしか確立されていかないというふうに思っております。今の質問、他意はございませんので、今後とも市民の災害対応をよろしくお願いしたいと思います。 最後です。元町跨線橋の撤去後の対応でございますけれども、西側歩道部分があれば、西側歩道部分がもし対岸まで通れれば、安全性が非常に上がるということについての理解はあるということでよろしゅうございますか。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 先ほどの教育長答弁にもございましたように、西側歩道部分、これをもし仮に拡幅できたりするとすれば、その分に関しては安全対策ができるということを認識は、先ほど、教育長もその認識でおります。ただ、先ほど議員からもお話がありましたように、今、東側のほうの歩道、それからまた、狭い部分に関しましては、先ほど申し上げましたように、少しずつでありますけれども、改良を進めようとして県のほうでも検討していただいているところです。 また、今の、逆ですね、西側に関しての藤島木材側のあそこのスペースに関しては……   (「いや、それが東側です」の声) ◎市長(津谷永光)  ごめん、東側です。西側に関しては、先ほど申し述べましたように、教育長からも答弁ありましたように、あの西側の歩道部分が交差点まで延びてくれれば非常に安全・安心につながってくることは、あのとおり、県の所有でありますし、なかなかあれをすぐ、今すぐ手をかけるということはなかなか難しいわけでありますが、この件に関しても、県のほうにも要望はいたしております。ただ、これはやはり期間と金がかかる問題、ただ、それと、五代儀議員からもご提言がございましたけれども、市としてもやはりこれを実現するために、また安全・安心の歩道橋というか、陸橋も大分老朽化していますので、仮に県がそういうことも考えていけるような状況の中で、私方も、地域振興局をはじめ、県とのそういう話合いの中で、先ほどご提言があった件につきましても話をしていきたいなと思っているところであります。 以上であります。 ○議長(堀部壽)  10番 五代儀議員。 ◆10番(五代儀義富)  現在の西側歩道部分の階段についての市民からの要望、これも、それから、今、市長から回答がありました西側歩道部分についても少し前向きな回答だったというふうに受け止めました。ありがたく、今後とも継続して、可能な限り前向きに取り組んでいただきたいということを申し上げて、私の本日の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(堀部壽)  以上をもちまして、10番 五代儀義富議員の一般質問を終わります。 ○議長(堀部壽)  次に、4番 永井 昌孝議員、清明会、ご登壇ください。 ◆4番(永井昌孝) (4番 永井 昌孝君登壇) 議席番号4番、清明会、永井 昌孝です。 10月19日、市内で相次いで熊の被害が発生し、一時騒動が起きたのは、全国に衝撃を与えました。被害に遭われました方々にはお見舞い申し上げます。 さて、このたびの事件を受け、安心・安全な地域へのことで質問いたします。 大きな1番、情報発信について。 10月19日に、通勤、通学時間帯に5人が相次いで熊に襲われた事件は、全国に衝撃を与え、小学校は臨時休校となり、既に登校している生徒については学校で一時預かりの緊急対応を取るなど、市内は一時パニック状態となりました。防災ラジオでの発信や、保護者には学校メールで即座に情報提供され、事件発生後すぐに学校や現場付近へ状況の確認に向かいました。しかし、現場付近では、熊被害を知らずに徒歩で通学、通勤している人が見られ、外出したタイミングによっては、防災ラジオでは情報が届いていない人がたくさんいるのではと感じました。 そこで、①当市が運営しているYahoo!JAPANアプリの利用状況についてお伺いいたします。 1)番、事件発生時、Yahoo!JAPANアプリの緊急情報のプッシュ通知にて熊被害の情報が入り、サービスが有効活用されていると実感がありましたが、サービス開始から登録者の推移はどのようになっているか。 2)番、その後、学校からのメールや防災ラジオでは毎日のように熊目撃情報が届いているが、アプリ等から配信がありません。それはなぜでしょうか。 3)番、今後、Yahoo!JAPANアプリでの熊目撃情報の発信の頻度を上げることはできないでしょうか。 この3つの点についてお伺いいたします。 続いて、②番、北秋田市公式LINEアカウントの開設についてお伺いいたします。 1)番、10代から60代で8割から9割利用されているというLINEアプリの公式アカウントを運用する考えはございませんでしょうか。 大きな2番、空き家対策についてお伺いいたします。 市内を見回してみますと、空き家になっていたところが更地に整備されているところも見える中、依然として、近隣住民に迷惑がかかっている建物については整備が進まないように見受けられます。そんな中、市民の方からご近所の空き家について相談が寄せられ、タヌキや野良猫の動物や割れた窓ガラスから鳥が出入りしており、すみかになっているとの話と、ほかにも、これからの時期、雪の落雪の影響も出てきます。また、落ち葉や枝の進入、こういったところのストレスもあるというところでした。このストレスと毎日付き合う近隣の住民は、自分が別のところに引っ越したほうがいいのではないかというふうな、そのほうが気持ちが楽だというあきれた声も聞かれております。 そこで、①番、対応についてお伺いいたします。 1)番、市民や自治会から、空き家に対する苦情はどのように対応しているか。 2)番、更地を雪捨場にしなくても固定資産税等の優遇措置を与えることはできないか、お伺いいたします。 続いて、②番、解体について。 1)番、近隣住民や自治体から自ら資金的に協力しても取壊しの要望がある場合、市の対応はどのようにするのでしょうか。 2)番、特定空家等解体撤去事業補助金の利用状況はどのようになっているか。 3)番、物価高騰などで解体費用も増加傾向にあるが、補助金の増額や特定空き家にかかわらず、助成や支援をすることにより空き家問題の解消に近づけるのではないかと思いますが、当市はどのようにお考えでしょうか。 ③番、利用状況に対する業務提携についてお伺いいたします。 この空き家問題に関しまして、行政だけでは解決していくことが難しい案件であります。民間事業者との連携が必要と考えるが、市では連携の取組をしているか、お伺いいたします。 大きな3番に移ります。労働と移住定住についてお伺いいたします。 現在、国や地方自治体で賃金や報酬の賃上げに取り組む傾向にあり、地域に与える経済活動が活発化することが期待されております。また、移住定住についても、賃金の格差を懸念し、県外へ流出している状況があるため、次の質問をいたします。 労働について。 1)番、賃上げを考える企業は多いが、実施できている企業が少ない現状であり、市として賃上げを促すことができないか、お伺いいたします。 2)番、若手農業者向けの支援はどのようなものがあるかもお伺いいたします。 ②番、移住定住についてお伺いいたします。 1)番、テレワークが定着した昨今、飛行機を利用すると首都圏まで1時間半程度で移動できる立地から、テレワーク等移住対象者へ交通費補助をすることはどうでしょうか。 以上のことについてお伺いいたします。これで、壇上からの質問を終わります。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) ただいまの永井 昌孝議員のご質問にお答えをしてまいります。 初めに、大きな項目の1の情報発信についての①Yahoo!JAPANアプリ利用状況についてとして、1)のご質問でありますけれども、昨年11月末現在の登録率はおよそ15%でありましたが、本年11月末時点における登録率はおよそ18%となっております。 次に、①の2)と3)及び②の1)のご質問につきましては、関連しておりますので、一括して答弁させていただきます。 10月19日、鷹巣市街地において5人が重傷を負う痛ましい事故が発生をいたしましたが、その際は、人的被害の拡大を防ぐための緊急情報として、議員からご案内がございましたYahoo!JAPANアプリにて配信を行ったものであります。そのほかの熊の目撃情報につきましては、出没地周辺の住民を対象として防災ラジオのみの注意喚起を行っておりましたが、目撃された時点で外出されている方への被害防止の観点から、今後はYahoo!JAPANアプリでの配信も行ってまいります。 また、緊急時における情報発信ツールの多様化を図るため、議員からLINEのお話のご提言もありましたが、来年度からはLINEを活用した情報発信についても準備を進めているところであります。 次に、大きな項目の2、空き家対策についての①対応についてとして、1)のご質問でありますが、苦情、相談等が寄せられた場合には、該当物件の現地調査を行い、所有者等に対して適切に管理するよう口頭または文書により指導を行っております。 次に、2)のご質問でありますが、6月定例会で福田牧子議員の一般質問に答弁をさせていただいたとおり、住宅用地の課税標準の特例は住宅の敷地となっている土地に対しての特例であり、更地については、公共の用に供されているもの以外に軽減措置はございません。今後も、固定資産税の課税については、公平・公正な課税に努めてまいります。 次に、②の解体についてとして、1)のご質問でありますけれども、県内市町村の支援制度、これも参考にしながら支援策を検討してまいります。 次に、2)のご質問でありますが、令和元年度から今年度にかけて、8件の交付実績となっております。補助金交付額の合計は381万9,000円となっております。 次に、3)のご質問でありますけれども、現在、北秋田市特定空家等解体撤去補助事業により特定空き家等と認定された空き家などの除却に対し補助金を交付しておりますが、近い将来、特定空き家等になるおそれがある管理不全空き家等に対する補助金制度についても検討いたしているところであります。補助金の増額については、他の事例も参考にしながら検討してまいります。 次に、③の利活用に対する業務提携についてとして、1)のご質問でありますが、空き家バンク事業に関しましては、宅建業者のご協力や民間の月刊誌への掲載等による連携を行っております。また、空き家の利活用に関しましては、NPO法人や不動産会社による活用事例を参考にしながら、地域の民間事業者等との連携について検討をしてまいります。 次に、大きな項目の3の労働と移住定住についての①労働についてとして、1)のご質問でありますけれども、物価の高騰が続く中、各企業による賃上げが切望されていることは、全国的な課題であると承知をいたしております。この課題を解決するためには、エネルギー・原材料費等のコスト上昇分をしっかりと価格に転嫁することができる企業環境の醸成と併せて、労働生産性を向上させる自動化や省人化といった設備投資等による人員不足への対応が必要であると認識しているところであります。市といたしましては、商工会や企業懇談会等を通じて賃上げ等について働きかけていくほか、ITツールの導入やDX化の推進による生産性向上を図るため、北秋田市産業振興促進条例や生産性向上特別措置法といった様々な支援制度等の周知に引き続き取り組んでまいります。 次に、2)のご質問でありますけれども、新規就農者に対しましては、経営が安定するまでの運転資金及び機械や設備等の導入に対する支援のほか、就農に向けた研修などの制度を設けております。 次に、②の移住定住についてとして、1)のご質問でありますが、コロナ禍により、首都圏企業では働き方が大きく変容し、遠隔での会議や商談を行うリモートワークが普及したところであります。コロナ禍を脱却した現在でも、テレワークを推奨する企業もあると承知しており、首都圏に居を構えるより実家や移住先でテレワークするという選択肢が想定され、現在、市内に7か所のコワーキングスペースが設置されるなど、受け入れる環境も整ってきております。このような状況下において、実際に移住やAターンを想定されている方は、移住定住支援としての移住者住まい応援助成金や奨学金返還支援助成金など様々な助成を受けることができますし、既に移住されている方は、現行の運賃助成制度を活用することで負担軽減につながるものと考えております。 さらに、近年は、過疎地等の地域課題解決を事業化するため、ワーケーションを活用しながら地方を訪れる企業も増加をいたしており、ワーケーション等実施支援補助金を創設いたしております。また、ビジネス利用を対象とした運賃助成制度や県の支援制度も活用可能であることから、引き続き情報発信と関係人口の創出拡大に取り組んでまいります。 以上が、永井 昌孝議員からのご質問に対しての私からの答弁でございます。よろしくお願いします。 ○議長(堀部壽)  これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 4番 永井 昌孝議員。 ◆4番(永井昌孝)  丁寧なご答弁、ありがとうございます。 Yahoo!JAPANアプリ利用状況について、18%利用というところの数字でございましたが、これは、市民、北秋田市民に対して18%が登録している。また、地域情報の設定のところを北秋田市にしているというところの解釈でよろしいでしょうか。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総務課長から答弁します。 ○議長(堀部壽)  総務課長。 ◎総務課長(金英則)  18%というのは、北秋田市民の人口に対する割合であります。 地域設定している方でありますが、ただ、北秋田市民に限らず、仮に東京にいる人であっても、地域設定していれば入っていくということであります。 以上です。 ○議長(堀部壽)  4番 永井議員。 ◆4番(永井昌孝)  今現在のYahoo!JAPANアプリの北秋田の情報発信の頻度といいましょうか、載っている内容等を見ますと、広報課のほうでやっているような感じの地域の話題というふうな内容がほとんどでありました。どちらかというと、緊急的な使い方をされることのほうが有益といいましょうか、有効利用されているような感じに私は受け取っております。 この地域のアプリの中身なんですけれども、地域の話題としての投稿を、ワンクリックしないと詳しいページが見られないような状況にはなっているんですが、このアプリについては、そこからクリックしてきた人何人いるよとか、そういった統計というのは取れるようなシステムになっているのでしょうか。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総務課長からお答えします。 ○議長(堀部壽)  総務課長。 ◎総務課長(金英則)  統計的なものは取れないということで、確認しております。 ○議長(堀部壽)  4番 永井議員。 ◆4番(永井昌孝)  情報の発信の仕方の話題、ちょっと話になってきてしまうんですが、Yahoo!JAPANアプリの地域情報、地域の話題という投稿について、実際あまり、私の周りの方々の話を伺いますと、クリックするまでは至らないという方が多いです。私も、ちょこっとした小さい企業の経営者をかじったことがありまして、人に情報を届けるにはどうしたらいいのかとか、宣伝をするにはどうしたらいいかというふうな勉強もしたことあるんですが、ちょっとあのやり方ですと、読み手に対して、見てもらう人に対してのサービス心というか、やり方がちょっといまいちかなというふうに感じますが、地域の話題、ここのリンクに飛んでね、というだけでは私はいかんと感じるんですが、市長はどのように思いますでしょうか。 ○議長(堀部壽)  答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総務課長から答弁します。 ○議長(堀部壽)  総務課長。 ◎総務課長(金英則)  今後、まず、自然災害や熊の情報に関しては、まずプッシュ方式として情報のほうを伝えてまいりたいと思いますし、今、議員おっしゃられたとおり、情報の発信の仕方については、今後いかにして見てもらえるかというのを検討しながら進めていきたいと思います。 ○議長(堀部壽)  4番 永井議員。 ◆4番(永井昌孝)  私、個人的に調べたYahoo!JAPANアプリの秋田県内のほかの市町村の利用状況を調べてみました。25市町村あるYahoo!JAPANアプリを活用というか、運用している自治体、3市町村ありました。私の印象からすると、あ、3市町村しかないんだというふうなイメージでありまして、実態として運用しづらいのではないか、また、情報の発信がうまくいかないんではないか、そういった懸念があって、このアプリを活用する自治体が増えない傾向にあるのではないかなというふうに私は分析しておりました。 このYahoo!アプリ、非常に当日、10月19日の大体11時過ぎであったでしょうか、プッシュ通知いただいたのが、ちょっとタイミングが遅かったかなとは思ったんですけれども、非常に通知をいただいたことによる安心感というのは得ることができまして、こういう活用がやっぱりいいよなというふうなのは思っております。人によっては、情報の取り入れ方、様々ありますので、それに対応していくには、ものが増えますと対応するほう、発信するほうは非常に業務量が増えてしまうというのはあるんですけれども、この安心・安全という部分を考えますと、今の時代に合った、その時々に合ったやり方で進化していく必要があるのかなというふうに思います。 市長は、通勤、登庁されるとき、たまに歩いてこられるところもよく見ているんですが、最近は、熊の被害が発生してから、市長はどのような形で通勤されるんでしょうか。
    ○議長(堀部壽)  市長、答弁。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 今朝は、歩いて参りました。寒くなってまいりましたので、ふぶいたりするとき、昔はふぶいても上にオーバーズボンはいたりしてから、ヤッケ着て、今日はリュックしょってきましたけれども、ただ、いつもですと、暗くなってからは、反射材を持っておりまして、それをつけたりしています。ただ、熊の鈴までは今回持っておりませんけれども、先ほど、熊に関してのお話の中で、パトカーが回ってくれていろいろ、それから、うちのほうも広報を回しました。ただ、やはり、回っていない地域の人方は、その状況が分からないという声があったり、それと、防災ラジオも地域限定をしますので、ほかの地域の方々が分からない。それから、先ほどもありましたけれども、やっぱり出かけてしまっている方々にとってはその情報が入ってこないということがありました。Yahoo!JAPANも、そういう意味ではプッシュ型でそういうふうにして伝えていただければなということで、LINEの、先ほど議員からもご提案ありましたLINEについても非常にたくさんの方々が活用されておりますので、そういうことも生かしていきたいなと。 私の通勤形態について聞かれていて、この話をしてもおかしいわけですけれども、とにかくいろんな情報、メディアがありますので、間違いなく安全・安心のために市民の方々に届けるように、そういうふうに努めていきたいなと思っています。 以上です。 ○議長(堀部壽)  4番 永井議員。 ◆4番(永井昌孝)  私は、坊沢地区に住んでおりまして、町なかから外れているところではあります。朝、夕方、犬の散歩をしている方々がよく見られます。犬の散歩だけじゃなくても、一人で散歩されていたりとか、そういったところはよく目につくことではあるんですが、今、さっき、50メートル圏内で熊出た、という話があるのに、今、ここを歩くのかなというところがほぼ毎日のように目に入るんです。危ないよと声をかけたりだとか、タイミングによってはパトカーが巡回してくれたりというふうなところで呼びかけをしてくれているわけではありますが、熊も、この今の状況に慣れてきたといいましょうか、住民も慣れてきたといいましょうか、大分、熊との距離感が生活圏に非常に近いなというふうに感じております。外で作業をしているときに、道路沿いに熊がいて、じっとこっちを見ていたよと、黙って見ていたら逃げて行ったというふうな話も先日お伺いしましたし、大分距離感が変わってきた時代にもあると思うんですが、これ、このままで大丈夫ではないだろうと私は考えております。それが当たり前になってきますと、共存という部分では成り立っていかない状況にはなるのではないかな、また、被害がまたこれからも先、出てくるのではないかなというふうな不安があります。 熊に詳しい方々のお話ですと、数は淘汰されていくよとか、そんなに被害は与えることはない、本来はないんだよというふうな話は聞いてあるんですけれども、どうしても知識が乏しい我々からすると、凶暴な事件があった後、この熊が近くにいるというのは非常に不安、生活に不安を与えるというところでありました。 ②番のLINE公式アカウントについて、来年度から取り入れていただけるというふうなお話がありました。これ、非常に私もLINEの公式アカウント、別の団体で利用しておりますが、非常に分析しやすく、また情報発信しやすい機能であります。運用について、来年度からというところではありますが、まず初めに、公式LINEアカウントを運営していくに当たって、行政では、例えば費用負担だとか、そういったところについてはあるのでしょうか。お伺いします。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総務課長から答弁します。 ○議長(堀部壽)  総務課長。 ◎総務課長(金英則)  LINE使用について、まず、今現在のところは、来年度事業からということで、業者と打合せ、あと、来年度当初予算のほうに予算計上を予定しております。それ以降の活用については、その業務、業務によって異なってくる部分があると考えておりますので、現在のところは、工事改修、システムの、LINE導入に当たっての事業ごとの工事改修に充てる予算を次年度計上する予定としておるところであります。 ○議長(堀部壽)  4番 永井議員。 ◆4番(永井昌孝)  私の調べでいきますと、公共団体向けの公式LINEアカウントの運営に関しては、LINE側には料金は発生しない、一切発生しないというサービスと認識しておりまして、そんなに大きなシステム改修とかもどうかなというふうなところはあるんですが、その辺についてもこれからいろいろ検討していかれるということですので、皆さんのシステム管理がしやすい、そしてまた活用をうまくできるような状況をつくっていただければと思います。 今現在、これも私の調べなんですが、25市町村中13市町村が今現在、LINEアカウントを、公式運用しております。ほかの自治体のほうでも非常にうまく活用しているなというふうな市町村、秋田県内の市町村ございますし、観光に強い市町村なんかですと、観光情報でびっくりするぐらいの登録者数がいるところもありました。ぜひ、ほかの事例も見ていただいて、成功事例としていただいて、北秋田市民もしくは北秋田にゆかりのある方々に対しての有益な情報というのを、情報提供というのをやっていただきたいなというふうに思っております。 防災ラジオのほうにちょこっとお話ししても大丈夫ですか。大丈夫じゃない。やめます。やめます。 私が20代から40代の方々に取ったアンケートの結果を見ますと、防災ラジオは持っているよという方、約50%でした。非常に少ねえなというふうに思いまして、何でかというところまでは聞きませんでしたけれども、LINEのアカウントを市が始めたら登録するかい、という話をしましたら、まず、8割以上の方はLINEは登録するよというふうな話もありましたし、少しは北秋田市の情報に興味を示していただけているような感覚にありましたので、ご報告させていただきます。 続きまして、空き家対策についてであります。 非常にこの問題、さっき、久留嶋議員の答弁等も聞かせていただきまして、進捗状況等とか、特定空き家の数が減っているというふうなのもありまして、徐々に、徐々に徐々にですが進んでいるのかなというふうに思います。でも、さっきの実態数の、今年三十何軒でしたっけか、という話、特定空き家数、管理が行き届いていない数字、いや、こんなものじゃねえだろうというふうに私は感じております。固定資産税等の優遇措置等、あとは苦情に来られた、相談に来られることはあるんですけれども、なかなか市のほうでうまく対応してもらえないよというふうなストレスを感じて、話を聞いてもらいたいというふうな市民、住民の方々がいらっしゃるんですが、これは、もうちょっと何か抜本的な対処法ないのかなって考えているところでもあるんですけれども。 ②番の解体について、2)番、8件の381万円ほど実施したよ、というところでありましたが、これ、もともと予算を組んであったのは、200万円の予算を組んであったような気が、記憶しているんですが、これは追加の補正を組んでいただいているというふうなことでよろしいでしょうか。 ○議長(堀部壽)  答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総務課長から答弁します。 ○議長(堀部壽)  総務課長。 ◎総務課長(金英則)  今の8件、381万円という数字というのは、令和元年度から今年度までの件数と補助金額でありまして、予算のほうの補正というのは組んでおりません。 ○議長(堀部壽)  4番 永井 昌孝議員。 ◆4番(永井昌孝)  理解しました。 なかなか、特定空き家、危険的な空き家になっている物件に関しましては、なかなか進まない現状にあると思います。まだ管理が行き届いている住宅、まだ実家が近くにあってという方で、自分で何とかさねばねえなという考えを持っている方々は、解体をしたりだとか、整備したりとかというふうな傾向に動いてくれることが多いような気がしております。ですので、本当に危険になっている状態、近隣に迷惑がかかっている状態まで陥ってしまっている物件に関しましては、近くに管理されている方がいないんじゃないかなというふうに私、思っているんですが、その辺の実態はどうなっているんでしょうか。 ○議長(堀部壽)  当局、答弁。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総務課長から答弁します。 ○議長(堀部壽)  総務課長。 ◎総務課長(金英則)  所有者等に関しては、近くにおらないことに関しては、法務局とか、あと税のほうと、固定資産税の担当のほうと連絡を取り合って、所有者を調べた上で、郵送や、あと連絡先が分かった分には、口頭とかで解体のお願いとか、あと管理のお願いのほうを行っております。 ○議長(堀部壽)  4番 永井議員。 ◆4番(永井昌孝)  なかなか、ふだん自分が管理しているという意識がやっぱり低いというところからの危険的な状況になっているのではないかな、そうさせているのにもあまり気づかない、もしくは目をつぶっているという状況にあるのではないかなというふうに私は感じております。相談窓口を設置したりだとか、郵送で告知したり、口頭で告知したりというふうなところでご尽力していただいているということではあるんですが、毎日自分が住んでいる隣の家、毎日のように、ああ、今日も危ないな、またそこから動物出てきたというと、物すごいストレスを感じているんです。そのストレスのはけ口もなく、そういうふうに過ごしている方々に対してもっと寄り添うというか、市の対応としてもなんですけれども、本当は持ち主の対応なんではあるんですけれども、親身に答えていただける明るい希望が見えるような返答できないものかなというふうに思っております。 これは、国のほうの法律の問題等も出てくるとは思うんですけれども、独自の市としての方向性だとか、支援の仕方、そういったものによって住民のストレス、毎日抱えているストレスは軽減されるのではないかなと思うんですが、いま一度、この空き家等の解体に関する補助に対する将来性といいましょうか、これからの支援についてもう少し前向きなお考えできないか、ちょっともう一度意見をお伺いいたします。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総務部長から答弁します。 ○議長(堀部壽)  総務部長。 ◎総務部長(小松正彦)  空き家に関して、非常に切実な思い、お聞かせいただいておりますし、私どものほうでもそういった声を日々聞く機会が多くございます。何とかしたいという思いは、こちらとしても、思いとしては同じでございますが、国のほうでも、空き家に関する特別措置法の改正等で徐々に解決を図ろうとしておりますが、実は、税の問題に関して言うと、今、永井議員から要望があった逆のパターンで、国のほうでは課税を強化することによって空き家を減らそうといったような方向に動いているということもございます。 まず、我々、ふだん生活している方々からの相談で、もちろん相談には十分に対応してまいりますし、例えば、そういった、よくある蜂の問題とか、あるいはそういう、動物です、そういった問題、あるいは、風が強く吹いたときに屋根が飛ばされる、窓枠が外れそうだといった場合に関しては、緊急避難的に、その状況に応じて緊急避難的に対応するというケースもございます。なかなか、実際、所有者あるいは管理者の方がすぐ対応できるようにしていただければいいんですが、なかなかそういったところもままならないというのが実態でございます。でも、いずれ、今現在の空き家に対しては、相談もひっくるめて、あるいはそういう緊急避難的な措置もひっくるめて精いっぱい対応してまいりますし、これ以上空き家が増えないような取組として今後努めてまいりたいというふうに考えてございますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(堀部壽)  4番 永井 昌孝議員。 ◆4番(永井昌孝)  ありがとうございます。今後の対応に期待したいと思います。 大きな3番、労働と移住定住について再質問させていただきます。 当市としても、非常に企業、商工業に対する助成支援等を非常に手厚くしていただいているというふうに私も思っております。いかんせん、賃上げという部分、経営安定化、今の助成、補助金に関しましては、経営の安定化というふうな部分での意味合いが結構強い助成が多いのかなというふうに感じております。あと、また雇用の創出、そういったところに北秋田市は力を入れているような感じを受けております。 しかしながら、なかなか関東圏とこっちの地方の賃金水準の格差というものは非常に大きなところがあります。また、土地土地の物価のところも違うというのはありますけれども、まずは、経営者が、今回もうけが出たなといっても、なかなかそれを従業員に反映させるというところというのは、経営者側も非常に勇気が要る部分ではあると思います。経営者に対して従業員の賃上げを促す、直接に賃上げを促すというところについては、先ほどの答弁ではちょっと私は感じられなかったんですが、直接的に賃上げを促す支援というものはどれに当たるのでしょうか。教えてください。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監から答弁いたします。 ○議長(堀部壽)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  お答えいたします。 実際には、誘致企業も含めまして、市内の賃金の状況、これを把握するのがなかなか大変な状況になってございます。ですので、先ほど、市長の答弁でもございましたけれども、商工会等での意見交換会の場、あるいは今後も誘致企業との懇談会、そういった機会がございますので、そういったところでまず賃金の状況、それぞれの企業さんの賃金の状況を確認させていただいて、その上で、市のほうでも、この後賃上げ、そういったことについての支援だとか、そういったことを検討してまいりたいというふうに考えているところです。 ○議長(堀部壽)  4番 永井議員。 ◆4番(永井昌孝)  やはり、事業主からとって、人件費というものは非常に大きな割合を占めるものであります。1人雇うたびに発生する賃金、基本給のほかにも様々な保障関係だとか、保険関係だとか、そういったものも非常に大きく事業主は負担しなければいけないところもあったりします。様々な支援方法が私はあるのではないかなというふうに考えておりますが、ただただ支援すればいいだけというものではなく、やはり行政としてもいろんな税金として回収もしなければいけない部分も出てきますし、将来的に長い目で回収するというふうな様々な仕組みづくりを考えながら実行していかなければいけないと思いますので、皆さんにちょっと、知恵を絞り合って、我々もですし、商工会組織もそうですし、みんなで知恵を絞り合って、絞り出して、よりよい地域、そして商工業をつくっていきたいなというふうに、いければなというふうに思いますので、よろしくお願いします。 あと、若手農業者向けの支援についてお伺いいたします。 平成22年と令和2年の農業者の比較を見ますと、北秋田市の農業者数1,882人であったものが、令和2年、888人というふうなデータの資料を持ち合わせているんですが、非常に農業者に従事する方が少なくなっているというふうに、私も、こんなに減っているものなんだというふうな、数字を見てびっくりしたところではありました。この北秋田市の基幹産業と言われている農林業に従事する方々がこんなにも少なくなっている現状、様々あると思いますが、例えば、いろんなことがあると思うんですが、当市ではどのようなところについて、この農業者が少なくなっているというふうにお考えでしょうか。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  それでは、産業部長から答弁します。 ○議長(堀部壽)  産業部長。 ◎産業部長(金田浩樹)  農業者が少なくなっている要因ということでのご質問だと思いますが、確かに、統計上、農業者が非常に少なくなってございます。その要因の一つとしては、圃場の大型化、逆に1つの法人、1つの経営体が経営する面積が大きくならざるを得ないということで、農業者としては非常に少なくはなってきているんですが、経営する面積としてはある程度維持されているものかなというふうに思っております。いずれにせよ、人口減少というのが最大の要因だというように考えてございます。 ○議長(堀部壽)  4番 永井議員。 ◆4番(永井昌孝)  やはり、農業法人化、組織化というところであるとは思います。どうしても、そうではなくて、個人の農家さんという方もいらっしゃるわけでありまして、自分のところの息子さんが帰ってくるような仕組みを残しておきたいよというふうにこちらで頑張っているお父さん、お母さんの農家の方々、実際、帰ってきて、若い者が帰ってきてくれたというふうな喜びを抱いている方もいらっしゃったんですが、なかなか支援を受けようと思ったら受けられなかったという、新規枠ではなかったというのもあるのかな、ちょっと様々な支援はあって、それを期待して帰ってきたのに、期待してあったものが申請できなかったというふうなことではあるんですが、そのような実態については、当市のほうでは把握していますでしょうか。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部長から答弁します。 ○議長(堀部壽)  産業部長。 ◎産業部長(金田浩樹)  ただいまの、支援が、期待どおりの支援が受けられなかったという事案に関しまして、具体的なところに関しましては、今、把握しているところではございませんが、いずれ、新規就農等に対する支援の2つ、大きく分けて2つがございまして、経営の安定に対する資金的な支援と農業の技術的な研修の支援の、大きく分けるとこの2つの支援を準備しておりますので、いずれ、状況に応じて相談させていただければというふうに考えておるところでございます。 ○議長(堀部壽)  4番 永井議員。 ◆4番(永井昌孝)  この地域にとって、農業に関しましては切り離せないものでございます。若手の頑張りをぜひ親身に受け止めていただいてほしいなというふうに思います。 ②番、移住定住についてお伺いいたします。 テレワーク実施している企業、先月、今年の9月、10月、日本の約30%がまだテレワークを実施しているというところでありました。北秋田市から東京まで1万5,000円程度で行けるところもありますが、当日、急にちょっと東京に出てこいと言われますと、費用負担が6万円程度となるところではありますが、この点について、もう少し気軽に行けるような世の中になれないのかなと思いますが、いかがでしょうか。お伺いいたします。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 議員から、非常にテレワークが活発になってきているという話ですが、実は、私ごとで恐縮でありますが、私の関係の人間も、やはり今回帰省するときに、会社のほうでは2週間ほど休みを与えて、年末年始の、その間、四、五日テレワークをしてくださいということで、そういう方もいらっしゃいます。ですから、例えばその方が自宅でテレワークする環境があればいいわけですけれども、今、Wi-Fiも含めていろいろやっていますけれども、コワーキングスペースもありますので、そういうのを活用していただければありがたいと思いますし、そういう形で親元に帰ってくる方の滞在期間も長くなるということは、逆にこちらにいらっしゃる方々の親御さんにしてもいいのかなというような形もいたします。 なお、今、お話があったように、そういう人方が来るときの、この費用であります。今、大館能代空港の利用促進にしても、地元地域の方々しか活用できないわけでありますけれども、先ほども答弁させていただきましたけれども、例えば初めから来る期間が分かっていれば、ある程度、早割とか、特割とかというようなことも使えますでしょうし、また、ビジネス関係の運賃助成制度、それからあと、県の支援制度もあるわけでありますが、これをもう少し、私方も何とか、ここの出身の方でこちらに帰ってくるとか、それからまた、そういう意味での移住定住に含めたものに使えないかというようなことも含めた、そういうことも今後やっぱり検討していかなければいけないと思っていますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(堀部壽)  4番 永井 昌孝議員。 ◆4番(永井昌孝)  まずは、北秋田がよい地域になるように、そしてまた、活発な経済が促せるような地域になるように期待しまして、質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(堀部壽)  以上をもちまして、4番 永井 昌孝議員の一般質問を終わります。 昼食のため、午後1時15分まで休憩いたします。   (休憩)                    (12時10分) ○議長(堀部壽)  休憩以前に引き続き、会議を再開いたします。   (再開)                    (13時15分) ○議長(堀部壽)  次の一般質問に入る前に、午前中の久留嶋範子議員の一般質問の答弁の訂正について、発言の申出がありますので、これを許可します。 総務課長。 ◎総務課長(金英則)  議長のほうから発言の許可をいただきましたので、発言させていただきます。 午前中の久留嶋範子議員の答弁について訂正させていただきたいと思います。 80の危険度の高い空き家のうち、周辺への危険箇所ということで46か所、これがどう推移したかという質問に対し、31か所に減ったと回答をいたしましたが、数字のほう、30か所と訂正させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(堀部壽)  それでは、一般質問に入ります。 7番 福岡 由巳議員、無会派、ご登壇ください。 ◆7番(福岡由巳) (7番 福岡 由巳君登壇) 7番 無会派、福岡 由巳です。 通告に従って質問させていただきます。 1、鳥獣被害防止対策の徹底について。 ①熊被害防止対策について。 1)今シーズンは鳥獣について、とりわけ熊による人的、物的被害が甚大であることが連日のように報道されました。被害に遭われました皆さんには、心からお見舞い申し上げます。同時に、被害抑止のために日夜献身的に努められました猟友会員はじめ関係各位のご労苦に対し、心から敬意と感謝を申し上げます。 この件に関しまして、市当局及び市民の対応は、熊が市街地へ侵入し、多数の被害者が発生するなど、異常とも言える事態にもなりながらも、適切な対応であったかと考えれば、多くの課題が残ったのではないかと考えられます。 連日、防災ラジオで市民への注意喚起を呼びかけていましたが、被害者は増えるばかりでありました。市当局は、今シーズンのこのような事態に対してこれまでと違う対策をどのように取られたか説明を求めます。 2)今後、特に人身被害の減少に努め、農業被害を極力軽減するために抜本的な見直しが必要と考えます。具体的には、猟友会員の拡大と財政的な支援、緩衝地帯の拡大、農業従事者への支援、熊などの解体工場の設置などについて、市独自としても大幅に予算を増額すべきと考えますが、当局の考えを求めます。 2、市制20周年記念事業について。 ①市史編さん事業を開始すべきことについて。 1)来年度、令和6年度、令和7年3月22日は北秋田市が誕生して20周年となる記念すべき日であります。記念事業はいろいろ検討されているものと考えますが、懸案の北秋田市史編さんの計画については、いまだ明らかにされていません。北秋田市民として本市の歴史を共有していないことは、残念なことであります。市史編さんに向けて、編さん体制早期確立、早期取組のために、来る20周年記念を契機に具体化すべきと考えますが、市長の意思はいかがであるかお聞かせください。 3、森吉山県立自然公園の国立・国定公園昇格の推進について。 ①森吉山推進室の業務内容について。 森吉山県立自然公園の国立・国定公園昇格に向けて、市当局のこれまでの動きは、環境省サイドに早期昇格に向けての環境調査は求めているものの、拡張地域や公園区分の選択については、全て環境省の環境調査後の意向を待つとの考えにとどまっています。 しかし、拡張地域の提案は、今後の公園利用の増進を図る地域として、また公園区分の選択こそは、私たち市民に負託された意向と熱意によって選択されるべきものと理解しています。 環境省は行政に限らず、地元からの要望があれば早めに提出してほしいとのことから、森吉山の価値と未来を考える会は、去る11月28日、伊藤信太郎環境大臣宛てに要望書を提出しております。このことから、行政としてもスピード感ある行動が求められ、市長の国への要望活動が急がれます。 そこで、今回の機構改革で明記されている森吉山推進室は、そのための機構と捉えられますが、いずれにしても、森吉山県立自然公園は間違いなく十和田八幡平国立公園に編入か、または森吉山新規国定公園に昇格するものと確信します。 そのためには、決して環境省の方針待ちの組織ではなく、昇格を見据えた方向性を先取りし、森吉山振興計画といったものをまとめ上げる力量を持たなければならないと考えます。 専門性のある推進室の設置に期待し、次の点についてお尋ねいたします。 1)推進室の組織体制は、職員以外の外部からの招致もあるか。 2)運営は市民団体を交えた部会方式の運営はいかがか。 3)推進室で想定されている事業内容は何か。 4、森吉山荘の早期再開することについて。 ①再開業に向けて明確な方針を示すべきことについて。 森吉山の昇格機運が高まる中において、一方では、奥森吉の宿泊拠点であり、10名以上の雇用の場であった、そして黒字経営で他に引けを取らない宿泊施設であった森吉山荘がいまだに人の気配が消えた廃屋同然の姿をさらしていることは、無念であり、耐え難いものがあります。これまでアンケート回答にも見られるように、プロポーザル募集要項は1億円の預託金、宿泊料金の自由度なし、湯量激減の温泉施設などから、応募者が現れるはずはないと指摘してきたところであります。 森吉山の昇格と宿泊施設の稼働は自然公園の利用増進を図る上で両輪の要であるという観点から、森吉山荘の早期再開業を求めつつ、以下の点をお尋ねします。 1)設備の劣化が進む前に、民間譲渡ありきではなく、指定管理者の運営も含む方針にすべきではないか。 2)既存の温泉井戸をボーリングするか、または新たな温泉水を確保するか、新年度予算に確たる方針を示すべきでないか。 以上、壇上からの質疑といたします。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) ただいまの福岡 由巳議員のご質問にお答えをしてまいりますけれども、大きな項目の2番の市制20周年記念事業についての質問は、後ほど教育長のほうから答弁させていただきます。 初めに、大きな項目の1の鳥獣被害防止対策の徹底についての熊被害防止対策についてとして、1)のご質問でありますけれども、市では、捕獲活動を円滑に進めるため、平成30年度からは、1おり1か月設置した場合の捕獲活動費を約5倍に、猟友会に対する補助金は1.5倍に増額するなど、他市町村と比較しても手厚い予算を確保して鳥獣被害対策に取り組んでまいりました。 今年度は、熊の出没が頻発したため、実施隊の活動費となる鳥獣被害防止総合対策交付金を1,637万3,000円増額し、2,895万9,000円とする補正予算を今定例会に提案しております。 熊に関する情報につきましては、警察と連携しながら、市広報や市ホームページ等を活用し、情報発信に努めているほか、目撃情報等があった場合は、防災ラジオや市広報車により出没地周辺の住民に対して注意喚起を行っております。 また、市職員が現地を確認し、おりの設置など迅速な対応に当たるとともに、早朝からの巡回活動や学校の登校時における見守り活動も実施をいたしました。 市内小中学校においては、状況に応じて休校措置を講じたほか、スクールバス路線の一部変更や保護者による送迎を行っていただくなど、児童生徒の安全確保に取り組んでおります。 次に、2)のご質問でありますが、市では、猟友会員確保のための狩猟免許取得や農作物被害防止のための電気柵設置に支援をしているほか、緩衝帯整備事業も実施しております。 新年度に向けては、収穫しない栗や柿の木の伐採に対する助成制度をはじめ、電気柵購入の補助対象者の拡充やおりの増設など、専門家の意見を参考にしながら新たな対策も検討しているところであります。 解体処理施設につきましては、民間で事業を計画している方もおりますので、支援策も含め検討してまいります。 次に、大きな項目の3の森吉山県立自然公園の国立・国定公園昇格の推進についての①森吉山推進室の業務内容についてとして、1)から3)のご質問につきましては、関連がございますので、一括して答弁をさせていただきます。 11月に開催をいたしました議会全員協議会でもご説明をさせていただきましたとおり、森吉山を中心とする豊かな自然のほか、文化・スポーツ等の地域資源を積極的に活用して、交流人口の拡大と滞留型観光の推進を図るため、観光文化スポーツ部を新設し、観光課には森吉山推進室を新設する関係条例を今定例会に提案をさせていただいております。 森吉山推進室では、森吉山の国立・国定公園化及びその利活用に関する業務のほか、自然保護に関する業務と森吉山周辺の観光施設及び関係団体に関する業務の所管を予定しており、公園昇格の早期実現に加え、昇格後の保護と利用の両立を図りながら滞在型観光を推進していくことを見据えた組織体制を考えております。 また、森吉山を含めた観光全般における外部人材の活用のほか、当地域を所管する環境省東北地方環境事務所への職員派遣を検討しているところであり、これまで以上に国との意思疎通を図るとともに、適宜、市民の皆様へ情報共有を行ってまいります。 次に、大きな項目の4、森吉山荘の早期再開についての①再開業に向けて明確な方針を示すべきことについてとして、1)と2)のご質問につきましては、関連しておりますので、一括して答弁をいたします。 議員ご案内の通り、森吉山の国立・国定公園昇格と滞在型観光の推進に向けた取組の中で、宿泊施設を含む滞在環境の在り方についても検討していかなければならないと考えています。 一方で、収益事業への行政関与は慎重に検討していく必要があることから、森吉山荘については、指定管理制度による運用は考えておらず、譲渡条件を再度整理した上で今月1日から民間譲渡に向けて再募集を始めたところであります。 また、温泉水の安定確保は運営再開には必須であると認識しておりますが、森吉山荘の設置経緯から新規温泉井戸の掘削は考えておらず、必要に応じて源泉を所有する民間事業者と協議してまいります。 以上が、福岡 由巳議員からのご質問に対しての私からの答弁でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(堀部壽)  大きな項目の2、市制20周年記念事業についての市史編さん事業を開始すべきことについてとして、教育長から答弁をお願いいたします。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) それでは私から、福岡 由巳議員のご質問にお答えしてまいります。 大きな項目の2、市制20周年の記念事業についての①市史編さん事業を開始すべきことについてとして、1)のご質問でありますが、これまでもお答えしてまいりましたように、市史編さんの重要性については十分に認識しておりますが、市史編さんは時間や労力を要する一大プロジェクトであることから、時期や体制については市長部局と協議を重ねながら、引き続き検討してまいります。 以上が、福岡 由巳議員からのご質問に対する私からの答弁であります。 ○議長(堀部壽)  これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  1の①、1)でありますけれども、1つは非常に情勢が変化したということであります。これについて今後、これを検証、分析していくためには、どのようになされていくか教えてください。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  農林課長から。 ○議長(堀部壽)  農林課長。 ◎農林課長(三浦広幸)  お答えします。 今年度の出没状況、捕獲状況を精査しながら、県とも協議しながら、熊の行動、そういうものも含めて対応策も含めて、今後検討してまいりたいと考えております。 ○議長(堀部壽)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  いわゆる鳥獣被害防止計画というのは、今年度で終了いたしまして、来年度改定しなければなりません。今回の事態は、私はこれまでのような計画より補充しなければならないというふうに考えていますけれども、これに向けて、私はやはり当局の内部できちんと分析して、特に、私は猟友会員の皆さん方とか市民の皆さん方から多く意見を聞く機会を設けてやっていく必要があるんじゃないかと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(堀部壽)  市長、答弁を求めます。 ◎市長(津谷永光)  重ねて農林課長から。 ○議長(堀部壽)  農林課長。 ◎農林課長(三浦広幸)  お答えいたします。 市の被害防止計画、今年度で終了となりますので、来年度からの3か年計画に向けましては、専門家の意見や今年被害に遭われた方の意見を取り入れた計画にしてまいりたいと考えております。 ○議長(堀部壽)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  時間の関係で2)番に移ります。 特に、今後どうするかということでお尋ねしたいのは、緩衝地帯の拡大にあります。これは非常に大きい課題だと思いますけれども、これについては、市当局はどのように今後なされていくか、ご答弁いただきたいと思います。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  農林課長。 ○議長(堀部壽)  農林課長。 ◎農林課長(三浦広幸)  お答えいたします。 緩衝帯整備につきましても、実施隊の活動で毎年4地区緩衝帯の整備はやらさせていただいております。また、県の事業などを活用した緩衝帯整備も実施しておりますが、全ての地区を網羅するというのは、なかなか難しいことも事実でありますので、そこら辺のやり方も、これもまた専門家の意見を聞きながら進めてまいりたいと考えております。 ○議長(堀部壽)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  緩衝地帯を拡大していくのか、それともここのところが不可能だという考えなのか、そこのところをきちっと押さえてお答えいただきたいと思います。 ○議長(堀部壽)  答弁求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  農林課長。 ○議長(堀部壽)  農林課長。 ◎農林課長(三浦広幸)  お答えします。 緩衝帯を全ての地区において実施するというのは、なかなか物理的に難しいものと考えております。そういった点で、先ほど市長の答弁でもありましたように、収穫しない柿の木や栗の木の伐採補助事業ですとか、あとは電気柵、今年度までですと販売農家さんを対象にして補助しておりましたが、そういう補助対象者の拡大、あとはおりの増設、そういうものを複合的に検討してまいりたいと、そうして対応してまいりたいと考えております。 ○議長(堀部壽)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  今年の例を見れば、もう緩衝地帯がなくなってきて、それで市街地まで下りてくると、こういう傾向が強いわけです。いろいろ市民の方からご意見聞くと、もう人口減少と高齢化世代で草刈りやる人、ほとんどいない。非常に少なくなっていると。全ての地区はやれないと言っているけれども、ほとんどの地区でやれなくなってきている現状なわけです。これを柿の木、栗の木切って対策を立てるにしても、非常に大きい課題ではないかと思います。この点をもう少し細部にわたって検討する必要があるんじゃないかというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(堀部壽)  答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  それでは、産業部長。 ○議長(堀部壽)  産業部長。 ◎産業部長(金田浩樹)  緩衝帯につきまして、先ほど課長からも話がありましたが、全てを一気に実施するということは、非常に困難であることだと思いますが、緩衝帯をなるべく造っていくということを地域の住民の人たちとも話合いをしながら、できるように努力していきたいというふうに思います。 ○議長(堀部壽)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  今のご答弁で、ぜひ当局中心にして頑張っていかれるよう期待申し上げておきます。 大きい2番であります。 時間と労力がない。今のところ計画がないと。これでまたしばらく続いていくんでしょうか。いつやる予定にするんですか。市の歴史がまとめられていないというのは、非常に市民にとっても残念なことなわけです。その計画立てられないというのは、もう少し前向きに答弁してもよさそうなものではないでしょうか。 もう一度ご答弁いただきたいと思います。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  先ほども答弁させていただきましたが、今後、検討していくということで、まだ見通しとかそういったことをここでお話しできるような段階ではございません。 ○議長(堀部壽)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  前回の答弁と変わっていないわけであります。15周年記念に向けてどうするかというときも質問いたしましたが、これは他の都市の編さん事業を見ますと10年ぐらいはかかっているんですね、どこも。非常に金はかかっています。予算が必要だし、人材が必要です。この市の中では、各地区の地方史研究会員も激減しています。こういう中で将来、このまま続けていけば、本当に見通し暗いわけです。何か前向きな展望をお答えできませんか。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  確かに議員おっしゃるとおり、歴史研究会等の会員数が減ってきているというのは、私も聞いております。しかしながら、やっぱり私は今回、県内各市町村も聞いてみたんですけれども、20年の段階でなかなかやっているという市町村は見当たりませんでした。県内ほかの市町村に、そうだからということではないんですが、今の段階ではいろんな資料を残して積み上げていって、しかるべき時期にまとめていくという、そういった方向で考えております。 ○議長(堀部壽)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  非常に残念であります。市の力がもっとあるんじゃないかというふうに期待しているんですけれども、編さん体制組めないというのは、私はまた10年先でも考えなければならないのかなと、非常に残念なことであります。やはりもう少し緻密に計画を立てられるように求めたいと思います。 3番に移ります。 環境省のフォローアップ結果の4番に次のように記載されています。読み上げます。 「国立・国定公園の新規指定・大規模拡張候補地については、詳細な区域の範囲は決まっておらず、また、将来的な公園指定や公園区域の拡張に向けた関係機関との調整、資質の詳細な調査検討が今後必要である」とあります。つまり、自治体などとの調整が必要だと述べているわけであります。 これまで資質調査、待つと言って過ごしてきましたが、当局は本当に何もやってこなかった。推進室は急いでこの分をやらなければならないと感じますけれども、体制はできるのでしょうか。
    ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監。 ○議長(堀部壽)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  お答えします。 何もやってこなかったというふうにお話しされたんですけれども、今年度もシンポジウム等を開催いたしまして、機運の醸成を図ってきたところでございます。 森吉山推進室につきましては、今年度環境省のほうで調査に入りまして、来年は詳細調査に入ってまいりますので、そういったところで今度意見聴取、そういったものも始まってくるかと思いますので、そういったときに市としての意見等も十分に伝えていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(堀部壽)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  今の答弁の中には、シンポジウムだけ述べております。本当にやってこなかった。そういう意味では、この推進室は期待されることだと思います。 それで、環境省のフォローアップ結果は、環境省の計画であり、それに対して関係自治体はどうしますかという内容になっています。環境省が決められることは何一つないと言っても過言ではありません。例えば公園区分です。国立か国定かであります。これは環境省が決めることではありません。自治体が決め、国、県に要望しなければなりません。これについて北秋田市はどうしますかという内容になっています。 ほかに、先ほど壇上で述べました拡張地域でありますけれども、公園利活用増進のために、どこを活用するかでありますけれども、例えば打当温泉は、現在県立自然公園には入っていませんので、集団施設地区として必要なことから拡張する必要があります。ほかに私有地であるならば、地権者全部から同意を求めなければなりません。これについて、当局におかれては、全然進んでいません。推進室を配置してから作業を始めるということでしょうか。現在進められているのかどうかも含めてちょっとご答弁ください。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監。 ○議長(堀部壽)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  お答えします。 拡張等につきましては、山岳協会さんのほうから、いろいろ要望書、それから拡張の要望等も含めて資料のほうを頂いております。そちらのほうにつきましては、参考ということで、市のほうでも目を通させていただいておりますけれども、その拡張につきまして、市として具体的に検討しているという段階ではございません。 ○議長(堀部壽)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  4団体からの要望書提出、その前の要望書提出、非常にかなりの時間がかかっているわけです。それでもなおかつ動きが見えないということでは、推進室待ちということだと思いますけれども、今の担当者がほとんどやってこなかったというのは、もう少し努力して引き継ぐということが必要なんじゃないでしょうか。それをやらないで、全部推進室任せと、こういうことであるわけですか。 ○議長(堀部壽)  市長、答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 国立・国定公園の大規模拡張時にこの森吉山も入ったということは、私どもにとりましても大変誇らしいことでありまして、喜ばしいことです。 それを受けまして、北秋田市としても、県とも情報共有をしながら、自然保護課の方々ともお話ししながら、まず県にも資質調査を早くしてほしいということで、去る今年の6月に県の知事のほうも環境省のほうに要望していただきました。 議員もご案内のとおり、資質調査、2年から3年ぐらいかかるということであります。その後に確定、拡張を決めるために4年ぐらいかかる。ただ、これだけかかってしまいますと、またそれぞれ国立・国定公園に関しましては、この我々、森吉山地域、森吉山を持っている我々としては、この森吉山を何とかその拡張地域の中に入れてほしいと思うわけでありますが、国立・国定公園の中に話をなっていきますと、またほかの関係自治体も出てくるわけであります。そういうわけで綱引きが始まってしまうと、なかなか難しいものがございますので、そういう意味で、私どもも早く進めるということで、担当のほうも県ともいろんな情報共有しながら、そしてまた、先ほどお話にありました山岳各団体の方々、それから先般は森吉山の価値と未来を考える会の方々も来られまして、このたび東北環境事務所のほうにも行ってくるからというふうな話を聞いて、私どももその説明を受けております。 しかしながら、それが全て我々の県としての考え方、また北秋田市としての考え方というのをまだまだまとめていく考え、ほかのいろんな情報も見る必要がありますので、なるだけそういうものを前に進める意味でも推進室なるものもつくらせていただきながら、もちろんこの森吉山の推進室というのは、当然、我々国立・国定に向けての動きを一層進めていくということもありますけれども、この森吉山の活用も含めた、いろんな意味での推進を図るという室でありますので、これからも広くそういう関係の団体の方々のご意見も聞きながら、また、県とも協議をしながら、そして、できれば環境事務所の辺りに市の職員も常駐をさせていただきながら、情報共有を図っていって、そして皆様方にその情報を早くお示しをしていって、様々なご意見も伺うということもやりたいと思っておりますので、その辺のご協力もよろしくお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(堀部壽)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  市長の今の答弁も的を射ていません。きちんとやはり今後どうするかということで、ご答弁いただきたいと思います。 それで、私は先ほど申し上げましたように、フォローアップの結果、これはもう自治体待ちのところが多いですよ、そして自治体がいろいろ調査する地域とか、あるいは私有地に対しては、いろいろ公表しなければならないこととか、こういうことを進めてきていなきゃならない。そういう意味で、ほとんどやっていないんじゃないかということで申し上げつつ、推進室を設置するまで、これを作業はしないのかということで質問をしてまいりました。やはり適切にご答弁いただきたいと思います。 それで、先ほど壇上で申し上げましたが、国立・国定公園化に向けては、市民の意向と熱意によって選択されるべきものであります。推進室のスタンスの置き方も変わってくるものと考えられます。市民からの意見聴取は、これも推進室を配置してからでしょうか、市民からの意見はどういうふうに聞いていこうとしているのか、その点もお答えいただきたいと思います。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監から。 ○議長(堀部壽)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  お答えいたします。 推進室、来年の4月に設置になりましてから、市のほうでは、その後、シンポジウム等を開催しながら、市民の皆さんたちからご意見をお伺いしたいなということで計画のほう進めてございます。 今年度と来年度、環境省のほうでも大体この調査のほうが終えることができるんではないかというようなこともございますので、そういった調査結果をもちまして、方向性、そういったものもある程度出されてくるのではないかなというふうに期待しているところでございますので、そういったところも市民の皆様たちに提示しながらご意見を頂戴したいというふうに考えているところです。 ○議長(堀部壽)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  調査は二、三年で終えるでしょうというご答弁でありましたが、国立にするか国定にするかも市のほうの意向が全然ない中で、どこ調査するんですか。調査するところの場所をこちらできちんと方針として出さないと、調査に入って来られないんじゃないですか。どこを調査するんですか。 そういう意味では、もっと早めに、先ほど申し上げましたように、自治体の方向性が出さないと、環境省が動けないんですよ。そういうのでは、今は急がなきゃならないと思うんですけれども、推進室待ちというのでよろしいですか。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監。 ○議長(堀部壽)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  市のほうで、国立だ国定だという話を進めていけばどうかという話だと思うんですけれども、環境省からは、それこそ要望活動に行ったときに、資質調査結果やそれから諸条件を踏まえて、県それから市を中心にどういった公園像を目指していくかをしっかり議論し、国が方針を決めていくというふうに教授していただいているところですので、市としてここを調査していただきたいとか、そういったところについては、こちらのほうでの動きはございません。 あくまでも、まず今の調査については、国のほうで場所のほうを特定しながら調査しているという状況でございます。 ○議長(堀部壽)  7番 福岡議員。 ◆7番(福岡由巳)  環境省はフォローアップ結果は出しましたが、あとほかには決めること何一つないんですよ。これはいわゆる自治体とかから要望が行って初めて要望をどうするかというふうな形で決めていく方向じゃないですか。私はそういうふうに捉えているわけです。違っていたら指摘していただきたいと思います。 それで、北秋田市には観光振興計画というのは、前にも申し上げましたが、平成27年度で終わっています。それ以降、振興計画は全然ありません。なおかつ、今回の国立・国定公園昇格化に向けても計画は全然ありません。そして、作業はあまり進んでいません。そういう中で、私は推進室は非常に作業が多くなるような感じを受けます。そういう点で、質問に提起しましたように、精通した職員が少ないとなれば、外部から招致する、招くということは必要ではないかというふうに考えますけれども、この点はいかがでしょうか。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 繰り返しになりますが、先ほど私の答弁でも、まず外部からも人材を連れてきたいというふうな話をしています。ただ、この外部からの人間に関しましては、この森吉山の国立・国定化のみならず、森吉山もそうでありますけれども、この森吉山を主体とした観光推進をするために、そういう意味で幅広くそういう活動をしていただきたいと思っての外部からです。 また、つけ加えますが、先ほど来、お話しがありましたように、環境省の考え方、それから東北のいろいろなそういう様々な動きに関しての情報をこちらとしてもいち早く手に入れ、そして民間団体の方々を含め、市民の皆さん方にこの森吉山の国立・国定公園の進捗状況、そういうものも知らせるべく職員もしっかり派遣をしていきたいなと思っているところであります。そういう役割を果たしてまいります。 以上です。 ○議長(堀部壽)  7番 福岡議員。 ◆7番(福岡由巳)  早く進めていくということでは、様々な計画の下に進めていただく。そして、そのためには外部から招致するということも検討材料になると思いますので、その点はぜひご検討いただきたいと思います。 時間の関係で4番に移ります。 設備の劣化が非常に進んでいます。今回、12月1日付で2回目の募集要項が発表されました。その無償譲渡条件は、事業継続が10年から最低5年に短縮されて、加えて1億円の預託金の条件はなくなったものの、最終的な解体費は無償譲渡を受けた事業者負担というふうな内容。これでいわゆる応募者が出てくるという自信はおありですか。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監から。 ○議長(堀部壽)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  お答えします。 今回の条件を見直しいたしまして、この条件でぜひ応募していただきたいというふうに考えているところです。 ○議長(堀部壽)  7番 福岡議員。 ◆7番(福岡由巳)  仮の質問ですので、ちょっと答弁どうなのかあれですが、もし出てこなかったらどうするんですか。 ○議長(堀部壽)  市長、答弁。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 森吉山荘の民間の譲渡に当たりまして、先ほどお話ししましたように、前の条件につきまして、様々な企業さんとかそういう方々からのお話をいただいたときに、預託金の関係もございました。そういうことを今回かなり緩めてそういうことをやらせていただきましたので、この担当といたしましても、この案で何とかやっていきたいなということでありますので、これには期待をいたしているところです。 以上です。 ○議長(堀部壽)  7番 福岡議員。 ◆7番(福岡由巳)  応募者が出たとします。開業するのはいつの予定ですか。 ○議長(堀部壽)  答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監。 ○議長(堀部壽)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  お答えします。 今回、応募期間をこの12月1日から来年の6月末まで、28日までですか、6月末までとしてございますが、受付のほうは随時行いたいと思ってございます。 その応募のタイミングによりまして、この応募の期間、こちらのほうも少し変わってくるかと思いますが、随時オープンするという形で進めたいと思っております。 ○議長(堀部壽)  7番 福岡議員。 ◆7番(福岡由巳)  早くてどうなりますか、そうすれば。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監。 ○議長(堀部壽)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  お答えします。 応募して、それから修繕をしてということになりますけれども、少しでも早く開業できるようにしていきたいと思っておりますが、基本的なラインとしては、令和7年の4月とかというところが行ければいいんではないかなと思っているところですが、その前に開業するということも可能だと思いますので、応募の状況によってそこは変わってくるということでございます。 ○議長(堀部壽)  7番 福岡議員。 ◆7番(福岡由巳)  早くても私は来年度予算に幾らかかけて改修して、そして再開の作業に取りかかると、冬を迎えて、私も今の令和7年度というような感じでおります。そういう意味では、3回の冬を迎えるんですよ、もう老朽化が激しくなる。予算はかなりかかるんです。そういう点は、どういうふうに考えているかは、またいずれお尋ねしたいと思いますけれども、森吉山荘は、これまで指定管理者でやってきました。僅か100万円で指定管理料をやりながら、それでなおかつ赤字にならないで、これでやってきたんですよ。例えば黒字で経営をやってきた。それが、例えば今、打当温泉とかクウィンス森吉とか、そういうところは赤字出しながら一生懸命やっているんじゃないですか。なぜここだけ黒字でありながら指定管理者を外すんですか。そこの理由をもう一回ご説明ください。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  商工観光課長から。 ○議長(堀部壽)  商工観光課長。 ◎商工観光課長(小松武志)  お答えいたします。 今回、指定管理者、前回からの指定管理の制度を用いないということのご質問ですが、前回、指定管理の応募をしたときに、まず応募者がいなかったということが1つと、改修に大きな費用がかかるということと2つの理由で現在、指定管理の制度を適用しないというふうに考えてございます。 ○議長(堀部壽)  7番 福岡議員。 ◆7番(福岡由巳)  前指定管理者はやる気でいたんですよ。これは前にも質問しているんですけれども、それをどこで食い違ったんでしょうかね、これはもう一回その方と話合いをする必要があるんじゃないですか。そういう気はありますか。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監。 ○議長(堀部壽)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  お答えしたいと思います。 まず今回、指定管理者制度では、市のほうとしては取り組む予定はございませんけれども、前指定管理者の方がもし今回の応募条件を見て応募を考えてくださるんであれば、それにこしたことはないと考えておりますので、相談には応じていきたいと思っています。 ○議長(堀部壽)  7番 福岡議員。 ◆7番(福岡由巳)  さきの指定管理者は、いわゆる冬場が大変なんですね、民間が来ても。いわゆる失業保険を適用したり、あるいは除雪作業に関わったり、そういうので一生懸命やりながら黒字にしてきたんですよ。これ民間がやって大丈夫なんですか。私は5年でやめというふうになってしまう可能性は、長くても、そういう可能性は十分あると思います。そういうのでは、指定管理者制度も取り入れる、そうすれば、改修作業も早くなって、再開業も早くなるはずです。再度考えていただけないでしょうか。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監。 ○議長(堀部壽)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  これまでの議会でも答弁してまいりましたけれども、指定管理者制度での運営再開、こちらのほうでは現段階では考えておりません。 ○議長(堀部壽)  7番 福岡議員。 ◆7番(福岡由巳)  考えていませんという当局の繰り返しの答弁でありますけれども、住民の方々といろいろな意見を聞いたり何だりするのが皆さん方じゃないですか。最初から結論ありき、その結論の理由が明らかでないということでは、私は非常に解決の糸口を見つけようとしない、そういう立場だと思いまして、非常に私から言えば残念でなりません。 時間少なくなりましたので、最後でありますけれども、ボーリングをしなければならないんじゃないかと思いますが、いわゆる冬になれば、湯の送られる量は毎分幾らですか、20リッター、これでは温泉ではないんですよ。民間が来ても温泉ではないんですよ。これ解決しないことには、どこを募集しても来ないんじゃないですか。この点の自信はどうなんですか。 ○議長(堀部壽)  市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監。 ○議長(堀部壽)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  前回の定例会の一般質問でもお答えしましたとおり、あそこの源泉を所有している所有者の源泉が東日本大震災のときで、少し湯量が減ったという事実がございまして、そこをポンプアップしてやっているところです。それでも、なおかつ2年前には毎分それこそ20リッターぐらいしか出てこなかったということもありますので、今後といいますか、源泉所有者の方とも協議をしながら、そちらのほうの支援も必要であれば考えていかなければいけないと思いますし、あるいは応募していただく事業者の方たちの、その修繕の中で湯量のほうを回復していくという手もございますので、そこら辺については、今後検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(堀部壽)  7番 福岡議員。 ◆7番(福岡由巳)  話し合ってとか、検討するということでありますけれども、当局、前にも聞きましたが、モニタリング調査はどの程度やられましたか。 ○議長(堀部壽)  当局、答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  商工観光課長から。 ○議長(堀部壽)  商工観光課長。 ◎商工観光課長(小松武志)  源泉のモニタリングのことかなと思うんですが、源泉を新規に掘るという意味でのモニタリングは行っておりません。また、今現在の源泉の元についても、所有者さんが恐らく行っているだろうとは思っておりますが、我々のほうとして行った経緯はございません。 ○議長(堀部壽)  7番 福岡議員。 ◆7番(福岡由巳)  皆さん方は、ほとんど努力していないんですよ、再開に向けて。やはりそういう点で非常に遺憾であります。 それで、いわゆる森吉山荘というのは、今回の国立・国定公園化からすれば、絶対欠かせない施設なわけなんですよ。これをなくしたらどうするんですか。皆さん方の今後の政策はどうなっていくんですか。なくしたらどうなるんですか。 ○議長(堀部壽)  市長、答弁。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監。 ○議長(堀部壽)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  なくしないように再募集を始めたところでございます。ぜひ募集があることを期待しているところでございます。 ○議長(堀部壽)  7番 福岡議員。 ◆7番(福岡由巳)  これからは逃げることできないと思います。ぜひこれは皆さん方募集要項出したのですから、ぜひ早めに実現するよう希望しております。それで、指定管理者制度も含めて検討されるよう、最後に要望して質問を終わります。 ○議長(堀部壽)  以上をもちまして、7番 福岡 由巳議員の一般質問を終わります。 ○議長(堀部壽)  次に、1番 福田 牧子議員の一般質問を行いますが、福田議員からは、通告書、大項目4の①の記載事項について、一部削除の申出があり、議長はこれを許可しております。 それでは、1番 福田 牧子議員、公明党、ご登壇ください。 ◆1番(福田牧子) (1番 福田 牧子君登壇) 議席番号1番 公明党、福田 牧子です。 通告書に沿って一般質問をします。 大項目の1、病児保育について。 秋田県内の病児・病後児保育施設一覧表を確認しますと、北秋田市には病児保育に対応する施設はありません。しかし、現状としては酸素吸入をしている医療的ケア児の保育を受け入れている保育施設もあると聞いております。令和3年医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律が制定されました。その一部を抜粋しますと、「医療的ケア児の健やかな成長を図るとともに、その家族の離職の防止に資し、もって安心して子供を産み育てることができる社会の実現に寄与することを目的とする」とあります。 北秋田市の取組について、以下のことを伺います。 1)北秋田市内の医療的ケア児の人数と離職を余儀なくされている家族の人数を教えてください。 2)北秋田子育て世代包括支援センターの医療的ケア児とその家族に対する支援の内容について教えてください。 3)感染症などの心配により集団保育が困難な医療的ケア児に対して訪問保育制度の導入についてお考えがあるか教えてください。 大項目の2、北秋田市の里帰り出産対策について。 ①現在、北秋田市内には里帰り出産の施設はありません。大館市は大館市、鹿角市、小坂町のみの里帰り出産を受け入れており、本市の里帰り出産は受け入れておりません。北秋田市内に戻って里帰り出産をする場合、受入先は能代市となります。陣痛が起こってからの移動時間が長いこと、特に分娩に異常が生じた場合の妊婦やその家族の不安を考えると、里帰り出産できる施設が近くにないのは不安でしかないと思います。以下について質問します。 1)現状をどのように受け止めていますでしょうか。 2)地域医療保健福祉計画の策定では、北秋田、大館・鹿角、能代・山本北部医療圏二次医療圏となる予定ですが、この二次医療圏をどのようにしていくのかは議論が始まったばかりでありますが、周産期医療について北秋田市としては、どのような考えを持っているか教えてください。 大項目の3、教員の働き方改革について。 ①産業祭において市議会として市民の声を聞いた際に、さらに子供が欲しいけど、仕事が忙しく、育児と仕事、両立することは難しい、第2子をもうけることは諦めているという教員の声が聞かれました。 北秋田市が実施している教員の働き方改革について伺います。 1)時間外労働の実態を教えてください。 2)休暇の取得状況について教えてください。 3)教員免許を持ったサポーターの人数は何人でしょうか。教員免許を持ったサポーターの積極的な採用についての考えがあるか教えてください。 大項目の4、市役所内のIT個人情報セキュリティー対策について。 ①北秋田市役所のIT化が進められ、事務処理の効率化や業務の標準化が図られていることと思います。 市民の個人情報を取り扱う市役所は、遵守すべき義務として安全管理措置や職員と委託先の監督義務などを規定していると思います。市の情報セキュリティー対策、個人情報保護対策について伺います。 1)機密情報漏洩防止3原則の市の取組について教えてください。 原則1は、機密情報は所外に持ち出してはいけない。 原則2は、業務の必要性により、機密情報を所外に持ち出す場合には、情報資産管理者の許可を受けなければいけない。 原則3、業務の必要性により、機密情報を所外に持ち出す際は、必要かつ適切な情報漏洩対策を施さなければならないです。 2)情報リテラシーと情報倫理のこれらの取得方法について教えてください。 情報リテラシーとは、情報機器やネットワークを活用する基本的な能力であり、コンピューターの操作、データの作成や整理、情報検索など、情報を取り扱う上で必要となる基本的な知識や能力を指しますが、情報セキュリティーに関する基本的な知識もこの中に含まれています。 情報倫理とは、ネット社会で必要とされる道徳やモラルであり、情報モラル、情報マナーです。急速に利用者が増加したツイッター、現X、フェイスブック、LINEといったSNSなどのインターネットサービスの利用において、情報倫理に関する問題が社会で起きています。 インターネット上は現実の人の顔が見えないため、過度に攻撃的な書き込みやいわれのない誹謗中傷が行われることがあり、社会問題となっています。お互いの権利やプライバシーを侵害しないように配慮する必要があります。誰もが守るべき基本的なモラルとして、他人の誹謗中傷をしない、他人のプライバシーを侵害しない、著作権について知り、著作権を侵害しないなどの職員の習得方法について教えてください。 3)組織のセキュリティー対策の基本方針、対策基準の実施手順について伺います。 手順書やマニュアルの策定があるかなど教えてください。 4)市のホームページ運営やセキュリティー対策として、専門的人材の登用が必要と考えますが、いかがでしょうか。 以上、壇上からの私の質問を終わります。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) ただいまの福田 牧子議員のご質問にお答えしてまいりますが、大きな項目3番です、教員の働き方改革についてのご質問は、後ほど教育長のほうから答弁させますので、よろしくお願いいたします。 初めに、大きな項目の1です。 病児保育についての①として、1)のご質問でありますが、令和5年10月末現在の医療的ケア児は4名で、当該児童やご家庭の状況把握に努めておりますが、このうち離職された方はおりません。 次に、2)と3)のご質問につきましては、関連しておりますので、一括して答弁をさせていただきます。 子育て世代包括支援センター「ココロン」では、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援を提供するため、妊産婦及び乳幼児の実情を把握しつつ各種相談に応じており、必要な情報提供や助言、保健指導を行うとともに関係機関との連絡調整を図っております。 より専門的な支援を必要とする医療的ケア児に対しましては、入院中から保護者や病院とも連絡を取り合いながら状態の把握に努め、自宅の環境整備や自宅でのケア・サポート体制をどのようにしていくかなどの状況に応じ必要な支援を行っております。 また、保育を希望するご家庭につきましては、受入先保育園等のマッチングを進めるとともに、医療的サポートも含めた調整をしておりますことから、ご質問にございます訪問型保育につきましては、現時点での導入は考えておりませんが、今後、ご家族とのご相談を通じて必要とされるニーズに柔軟に対応できるように検討してまいります。 なお、市では病児保育事業として、わんぱぁくにおいては病後児対応型、公立・私立保育所等においては体調不良時対応型の事業を実施をいたしております。 次に、大きな項目の2の北秋田市の里帰り出産対策についての①として1)のご質問でありますが、議員ご案内のとおり、北秋田市民病院が里帰り出産の対応を休止した令和元年4月18日以降、一番近い受入先は能代市にある医療機関となっております。 北秋田市民病院の里帰り出産については、診療体制の事情により受入れを休止し、また、その後の新興感染症への対応も重なり、現在も再開に至っておりません。 一般的に里帰り出産は、診療情報不足や移動リスクなども伴い、地元の妊婦さんの分娩に比べリスクが高まる傾向にある中で、受入先医療機関の選択肢を増やすことは、妊婦さんができる限り望む環境で出産する上で重要になると考えていることから、近隣他市への働きかけを検討してまいります。 次に、2)のご質問でありますが、計画期間を令和6年4月からとする次期医療保健福祉計画については、現在、秋田県において策定作業中であります。 周産期医療については、全県的に分娩数が減少し、分娩取扱い医療機関の維持が難しい局面を迎えている現状を踏まえ、産科医及び助産師等の充足につながる取組を進めるとともに、限られた医療資源を効率的に活用し、正常分娩からハイリスク分娩まで周産期母子医療センターを中心とした安定的な質の高い医療提供体制の構築に向けて、協議を深めているところであります。 なお、医療圏再編拡大に伴う役割分担と連携強化の流れの中で、北秋田市民病院における医師、看護師、医療技術者等の充足状況によっては、医療提供体制の一部変更もあり得るため、その際は議員の皆様にもご相談をしたいと考えております。 次に、大きな項目の4、市役所内のIT個人情報セキュリティー対策についての①として1)のご質問でありますけれども、機密情報漏洩防止3原則である情報資産の機密性、完全性及び可用性の取組として、気密性については、システムへアクセスする際には、利用者が正当な権限を持っていることを確認するため、IDとパスワードによる認証プロセスを行っており、さらに、生体認証を加えることでなりすまし防止対策を講じております。 完全性につきましては、システムやネットワーク上で利用者の作業状況や行動履歴を監視し、不審な活動が検出された場合には適切な対応を図っております。 可用性については、システムが中断することなく運用されるよう、市では、3市クラウドなどを利用して、サーバーなどのハードウェアの故障や自然災害、サイバー攻撃などに対する備えを行っております。 次に、2)のご質問ですが、本年8月1日改正の北秋田市情報セキュリティーポリシーにおいて、情報セキュリティーに関する研修・訓練の実施を規定しており、今年度中にDX担当主任を対象としたセキュリティー強化研修を開催する予定としております。 今後も、職員の情報セキュリティーの一般知識及び意識レベルの向上を図るため、研修への参加や講習会の開催などについて検討してまいります。 次に、3)のご質問でありますけれども、基本方針につきましては、市が保有する情報資産の機密性、完全性及び可用性の維持としています。 対策基準・実施手順につきましては、基本方針を実行に移すための、市における情報資産に関する情報セキュリティー対策の基準を定めており、情報資産を取り扱う際に手順が記載された申請書などで対応をしております。 次に、4)のご質問でありますけれども、セキュリティーソフトなどを導入してセキュリティーの強化を図っておりますので、セキュリティー対策の専門的人材につきましては、現在のところ登用は考えておりません。 以上が、福田 牧子議員からのご質問に対しての私からの答弁でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(堀部壽)  続いて、答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) それでは私から、福田 牧子議員のご質問にお答えしてまいります。 大きな項目の3、教員の働き方改革についての①として1)のご質問でありますが、校務支援システムにより、教職員の時間外勤務時間を管理しており、4月から10月までの時間外勤務時間の月平均については、小学校教諭が37.8時間、中学校教諭が54.5時間となっております。 令和4年6月1日に本市教育委員会が施行した「北秋田市立学校の教職員の業務量の適切な管理等に関する規則」の中で、全教職員の時間外勤務時間の目標を月45時間以内、1年間で360時間以内とすると定めており、この数値を目標に取り組んでいます。 小学校では、目標時間を達成しておりますが、中学校では、部活動の指導もあり達成できていない状況です。 この課題を解決するため、今年度から本市でも、部活動地域移行コーディネーターを配置し、中学校部活動の地域移行に向けた検討委員会をスタートさせました。中学校部活動の地域移行が進むと中学校教諭の時間外勤務時間も改善されるものと考えます。 次に、2)のご質問でありますが、令和4年度の1人当たり年次休暇取得日数については、小学校教諭が10日4時間、中学校教諭が9日と5時間となっております。 次に、3)のご質問でありますが、今年度本市の学校生活サポート員については、29人の中で6人が教員免許を持っております。 本市の学校生活サポート員の業務内容は、「基本的生活習慣確立のための日常生活上の介助」「特性を持った児童生徒に対する学習支援」「児童生徒の健康・安全確保に関すること」などが主なものであり、教員免許のない人でもできる業務となっております。 以上が、福田 牧子議員からのご質問に対する私からの答弁であります。 ○議長(堀部壽)  これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 1番 福田 牧子議員。 ◆1番(福田牧子)  令和4年時点で離職した人、現在ですかね、した人はいないということでしたけれども、以前に子供が医療的ケア児、3歳になるまで働けなかったという訴えをされている方はいました。2年までは育児休暇の手当が50%出るんですけれども、3年間になった途端ゼロになります。ということを考えたときに、医療的ケア児、医療費が無償だとはいえ、やはり働かなければ家計も大変な状況でならないというような状況であります。3歳まで保育園に預けられなかったということもありますので、ぜひ私としては、訪問保育制度、これは今後必要になってくると思います。申出によって検討するということでありますけれども、ここについて実際、現在、来年の3月で2年目の育児休暇が終わってしまうという方で、すごく不安を抱えていらっしゃる方がいますけれども、その方がもし申請をするのであれば、この訪問保育制度の導入もあり得るというふうに思ってよろしいでしょうか。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。
    ◎市長(津谷永光)  それでは、健康福祉部長から。 ○議長(堀部壽)  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(三沢聡)  まずは、その方と我々実務サイドでいろいろお話しをさせていただきたいと思っておりますので、まずはご相談いただきたいと思っています。 すぐ、じゃ、訪問型保育がすぐできるかといいますと、これもいろいろ体制をしっかり組みませんと、すぐ実行できるというものではございませんので、議会が終わったあたりにでもご相談いただければと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(堀部壽)  1番 福田 牧子議員。 ◆1番(福田牧子)  先ほどの説明によりますと、各種相談に応じている入院中から自宅でのケアとサポートをしているというふうに言っていますけれども、今その医療的ケア児4名がいるということなんですけれども、その方たちの実態は把握されているんでしょうか。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  医療健康課長から。 ○議長(堀部壽)  医療健康課長。 ◎医療健康課長(鈴木雅昭)  お答えいたします。 現在、4名市内にいるということなんですけれども、そのうち小学校が2名、未就学児が2名という形になってございまして、小学校に関しては支援学校等で支援しているんですが、小学校にまだ上がっていない2名の方々については、入院時から病院、保護者、保健センターの保健師等で協議をして情報共有を図っております。 その際に、ご家族が保育を希望する方も実際にはおりまして、その辺のところを受け入れていただく保育所があるかどうかということで、その辺のマッチング作業もこちらのほうで行っておりまして、1名の方については、そういった道筋がおおむね見えている状況でございますので、そういったサポートも実際に行っているところでございます。 以上です。 ○議長(堀部壽)  1番 福田 牧子議員。 ◆1番(福田牧子)  医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律の中では、「地方公共団体の責務として国と連携を図りつつ自主的かつ主体的に医療的ケア児及びその家族に対する支援に係る施策を実施する責務を有する」と書いてあります。ここは実施されているというふうに捉えてよろしいですか。 ○議長(堀部壽)  答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  健康福祉部長。 ○議長(堀部壽)  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(三沢聡)  先ほど市長が答弁いたしましたとおり、個々の状況については、うちのほうの担当が把握をさせていただいて、対応を現在もさせていただいております。訪問型保育につきましては、これはそういった情報も必要性といいますか、ニーズがないということで、現状導入はしてはいないんですけれども、それ以外の支援については、実施をしているという認識でございます。 以上です。 ○議長(堀部壽)  1番 福田議員。 ◆1番(福田牧子)  今は、繰り返しになってしまうんですけれども、ニーズがないから、今までやってはいなかったけれども、例えばこのような制度、居宅訪問型の保育事業があるというような情報提供はされましたでしょうか。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  医療健康課長。 ○議長(堀部壽)  医療健康課長。 ◎医療健康課長(鈴木雅昭)  お答えいたします。 各種相談の中でそういった情報は提供させていただいているところでございます。 ○議長(堀部壽)  1番 福田議員。 ◆1番(福田牧子)  すみません、私が直接面談して話をしたときには、そのような情報が知らなかったようでありました。また、酸素吸入をしているということで、訪問看護が導入できるとか、本人がやっぱり子育てでかなり疲れ切っているというような状況、外出するのもままならないという状況を話していらっしゃいましたけれども、個々の状況について十分知っていて、情報提供もしているというのと、私が訪問して聞いた話をちょっとずれがあるように感じるのですけれども、十分に相談に乗っていらっしゃるということで、何度もすみませんが、もう一度お答いただけますでしょうか。 ○議長(堀部壽)  答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  それでは、健康福祉部長から。 ○議長(堀部壽)  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(三沢聡)  担当が接している、相談に乗っていますというか、そういったケースですと、ただいま議員からご質問いただいたケースと果たして同一なのかというのが、この場でちょっと分かりませんので、後ほどぜひ議員さんのほうからも私どもにご紹介をいただいて、一度ご相談いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(堀部壽)  1番 福田議員。 ◆1番(福田牧子)  現在は医療が発達してきたことによって、未熟児で生まれた子供たちも障害がある子供たちも生まれてきて育っていくという、多様性のある命が生まれてくることは、皆様ご存じだと思うんですけれども、その中で、やはり市として、もちろん県としてもだと思うんですけれども、市としてしっかり体制を整えていくということは必要だと思います。ニーズがないからではなく、もしニーズがあったときにすぐ対応できるような整備をしていく必要があるかと思います。 保育園、認定保育園などにおいてもその居宅訪問型の保育ができるような体制を整える、とても大切なことだと思いますけれども、これについて今後、考えていっていただけますでしょうか。 ○議長(堀部壽)  答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 今の福田議員から大変大切なお話がいただけました。今ニーズがあるからどうのこうのというだけではなくて、やはり今後のことを考えると、やはりいつも私どもは、北秋田市はどんなような方でも子育て支援に力を入れているというようなこともさせていただきます。未来をつくってくれるのが子供たちでありますので、そういう方々のために今日のご質問の趣旨を踏まえながら、しっかりそういう問題に取り組んでいきたいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(堀部壽)  1番 福田議員。 ◆1番(福田牧子)  それでは、大項目の2番に移ります。 市長のほうから近隣他市への働きかけを行っていくというふうに伺っております。ぜひ大館市、北秋田市民病院は産婦人科医が1人しかいない状況というふうに聞いております。その中で、里帰り出産を受け入れるというのは大変なことだとは思います。ですので、せめて大館市で受け入れていただけるようにお願いしたいと思います。 ただ、それにはまだ時間がかかるとは思います。まだ先の話で、その周産期医療の設定の見直しの中で、分娩医療機関までのアクセスが悪化する地域に居住する妊産婦に対して、妊婦健診や分娩、陣痛の待機の際に医療機関への移動、宿泊というのもあるんですけれども、まずは移動に関して、例えば救急車を配備するなど、そのようなことはできないでしょうか。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  健康福祉部長。 ○議長(堀部壽)  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(三沢聡)  その分娩もいろいろ正常分娩からリスクの伴うハイリスク分娩というものがあるようでございますので、そういったリスクの状況と申しますか、状況を見極めながら救急のほうについても都度必要に応じて要請していくというような、そういった形になろうかと思いますので、よろしくお願いできればと思います。 ○議長(堀部壽)  1番 福田議員。 ◆1番(福田牧子)  北秋田市で里帰り出産をしようとされた方ですけれども、やっぱり何かがあったら心配であると、能代までの移動時間が長ければ長いほどそこは心配になると。特に、初産であれば、かなり分娩まで陣痛も長くかかるんですけれども、2番目、3番目になると、割と不定期な陣痛があって、病院であれば、陣痛が10分間隔になったら病院に連絡して来てくださいと言いますけれども、もうそのあっという間に、10分になったらもう生まれる状態にということも実際あります。私も働いていたときに、タクシーの中で赤ちゃんが生まれてきたという例も東京ですらあるわけですから、そのようなことがあります。普通の人であれば、自分の車の中で出産するなんてまずあり得ないこと、あり得ないというか、感染症の問題とか出血の問題とかいろいろあると思います。 ですので、能代市から遠いところに関して、例えば陣痛が始まったら、もう近くの場所まで行って待機できるような整備ということで、もし異常分娩の場合には、当然その異常分娩の場合も出血がしてしまったとなれば、当然救急車は呼んで行くことにはなると思うんですけれども、そうでなくても、現在も鹿角市と大館市間は救急車での移送をされております。途中で乗換えをして、そこは構想の時点ですけれども、そのように考えてもいますので、ぜひここも検討していただきたいというふうに思います。 里帰り出産に対する支援として、もう一つちょっと質問したいんですけれども、石川県では、里帰り出産する、含む全ての妊婦に対する支援体制を取っておりますけれども、北秋田市においては、里帰り出産をされる方たちの妊婦の支援体制はどのようになっていますでしょうか。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  健康福祉部長。 ○議長(堀部壽)  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(三沢聡)  現状ですと、能代市の医療機関を紹介するにとどまっているところでございます。 ○議長(堀部壽)  1番 福田議員。 ◆1番(福田牧子)  そうであれば、やはり専門的な知識を持った助産師などが北秋田市に住んでいる方であれば、ずっと相談しながら見ていくことはできると思いますし、異常にも早く気づくことができると思いますけれども、里帰り出産の方たちは、やはり途中から来ているわけですから、もちろん正常であるからこそ里帰りで出産しようと思って来られるんだと思うんですけれども、その医療先を紹介するだけではなくて、その不安や心配なこと、先ほど言ったように、アクセスが遠いんだけれども、どういうふうにしたらいいかなど、きめ細かい支援が必要かと思いますけれども、それについては今後していく予定はないでしょうか。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  健康福祉部長。 ○議長(堀部壽)  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(三沢聡)  すみません、ちょっと言葉足らずでございました。 現状ですと、里帰り出産であっても保健センターに保健師おりますので、様々ご相談をいただいた中で、ただ、分娩となりますと、出産の場所が現状でいきますと能代市ということになりますので、能代市をご紹介させていただいているところなんですけれども、この後、現状で申しますと、里帰り出産の方に対する、それ以上のと申しますか、何か支援制度みたいなものは現状ございませんので、また検討させていただければと思っているところでございます。 以上です。 ○議長(堀部壽)  1番 福田議員。 ◆1番(福田牧子)  課題だと思います。どんな方でもやはり安全・安心に出産ができる体制として、ココロンという形でこちらは相談されているということであれば、里帰り出産の方に対してもぜひ支援を開始していただきたいというふうに思います。 次、大項目3の教員の働き方改革についてご答弁いただきましたけれども、私が持っている資料は、令和3年度の教育委員会における学校の働き方改革のための取組状況調査ですね、秋田県が実施したもので、令和3年12月に行われたものですけれども、北秋田市はいろんなことで取組をしているというところに入っております。 ですが、実際には、その働いている方の現場の意見としては、大変だと、両立は難しいと言っているその現状、この実際との乖離があると思うんですね。先ほど校務支援システムで時間外のほうをチェックしていると言われましたけれども、実際にどのような形でチェックしているのでしょうか。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  学校教育課長がお答えします。 ○議長(堀部壽)  学校教育課長。 ◎学校教育課長(湊貞宗)  お答えします。 校務支援システムは、登校したときにチェックをして、あと退勤するときにチェックをするということで、学校にいる時間をカウントしていく、そういうシステムになっております。 ○議長(堀部壽)  1番 福田議員。 ◆1番(福田牧子)  何でチェックをされているんでしょうか。いる時間、自分でパソコンで今出勤しましたよ、今帰りますよという形なのか、その人の存在そのものがいるかいないかでチェックしているのか、パソコンの使用時間なのか、そこら辺を具体的に教えてください。 ○議長(堀部壽)  当局、答弁。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  続けて、学校教育課長がお答えします。 ○議長(堀部壽)  学校教育課長。 ◎学校教育課長(湊貞宗)  それぞれの個人、先生方にカードが配布されています。そのカードをかざして、それぞれの先生が出勤したときにかざす、退勤するときにかざして帰っていく、それで在校時間を管理しております。コンピューターでです。 ○議長(堀部壽)  1番 福田議員。 ◆1番(福田牧子)  それは、それぞれの机のところにあるものなのか、タイムカードみたいに決まった場所にICがあって、そこにタッチしてやるものなのか、どちらでしょうか。 ○議長(堀部壽)  教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  重ねて学校教育課長がお答えします。 ○議長(堀部壽)  学校教育課長。 ◎学校教育課長(湊貞宗)  大体管理職の机の前に、コンピューターがあって、そこでかざしていきます。 ○議長(堀部壽)  1番 福田議員。 ◆1番(福田牧子)  管理職の前で実際、今から退勤しますよと、管理職がもう帰られているかもしれないけれども、ということもありますよね。 この自分でやるものに関して、実際は、まだ働くんだけれども、時間外が増えると、というふうに言われているから、さきにタッチしてしまうというようなことは、するように言われたりとか、私は経験がありますけれども、そのようなことはないんでしょうか。 ○議長(堀部壽)  教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  重ねて、学校教育課長がお答えします。 ○議長(堀部壽)  学校教育課長。 ◎学校教育課長(湊貞宗)  そういうことはないと思っております。 ○議長(堀部壽)  1番 福田議員。 ◆1番(福田牧子)  学校にいる時間はそれで分かったとしても、その後、自宅に帰ってからの仕事、これに関してはどのように把握していますでしょうか。 ○議長(堀部壽)  教育長、答弁。 ◎教育長(佐藤昭洋)  重ねて、学校教育課長がお答えします。 ○議長(堀部壽)  学校教育課長。 ◎学校教育課長(湊貞宗)  いわゆる持ち帰りの仕事ということだと思うんですが、それにもシステムで入力するようにということを、校長会で伝えてくださいということでやっておりますが、なかなか家に持ち帰った仕事は記入されていないというのが実情だと思います。 ○議長(堀部壽)  1番 福田議員。 ◆1番(福田牧子)  ということは、自宅に持ち帰って仕事をしている例は、結構あるというふうに思っていらっしゃるんですか。 ○議長(堀部壽)  教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  重ねて、学校教育課長がお答えします。 ○議長(堀部壽)  学校教育課長。 ◎学校教育課長(湊貞宗)  今、前の方の質問でもあったんですが、情報漏洩ということが問題になっておりますので、まず家に持ち帰る仕事というのは、それに当たらない、例えば教材研究とか、そういうものはしていると思います。 ○議長(堀部壽)  1番 福田議員。 ◆1番(福田牧子)  情報漏洩ということで、ということはUSBも持ち出しはしていないということですよね。ただ、この教材研究というのが、教員にとっては、一番大事なところであるかと思います。翌日の授業準備ということも含めて。そこが持ち帰ってやらなきゃいけないという状況というのは、これは時間外として、やはり申請すべき、ここも客観的にチェックできるような方法はないんでしょうか。 ○議長(堀部壽)  教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  実は、なかなか難しい問題で、県の教育委員会のほうからも持ち帰り時間も加味するようにというようなことは指導されておりますが、ご本人がどんなふうに捉えるかということもございますので、なかなかその点については、難しい問題で、先ほど課長が答えたように、入力する人もいれば、このくらいはというので入力しない方もおるというのが現状だと思います。 今、本市では、若い教員が増えてきています。退職者が多くて若い教員が増えてきていますので、毎年新採用の教員が小学校だと6人、あるいは中学校だと何人かという形で入ってきていますので、そういった若い教員は、やはり大学卒業してすぐパーフェクトにできるわけではないですので、毎日、子供と対応を見ながら、自分で勉強していかなきゃいけない。そういった中で、学校の中だけでできないときには、うちに持ち帰って研修する、そういった場面もあるかとは思っています。 なるべくうちへ帰ったら、学校の仕事は放して、うちの中で家庭生活を営んでほしいとは思っていますけれども、なかなか厳しいところはあると思います。 ○議長(堀部壽)  1番 福田議員。 ◆1番(福田牧子)  やっぱり働き方改革をしなければ、子供にやはり、本人もそうですけれども、生徒、子供たちに影響が行くというふうに考えています。今、若い先生たちがやっぱり鬱になったりとか、過重労働で自殺したりとか、そのような話もあります。そこまで至らないにしても、やはり子育てをしたい、もっと子供欲しいけれども、育児と仕事を両立できないとはっきり言っているこの現状に対して、やはりどのようにしていこうと思っているのかなというふうに、今までは具体的なところで聞きましたけれども、どのような方策を考えていらっしゃいますか。 ○議長(堀部壽)  教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  なかなか厳しい現状になっていると思います。というのは、例えば小学校ですと、毎時間、朝から6時間目まで授業がある、その中で次の日の準備をしなさいというのは、これ無理です。ですから、小学校の先生たちは放課後やることになります。私ら若い頃は、放課後、小学校の部活動がありましたので、なかなか部活動が終わってから教材研究というような形でやっていましたけれども、今は小学校のほうはスポ少に移行しまして、小学校の先生たちは放課後の時間帯で次の日の準備ができているような状況だと思っていますので、小学校のほうの時間外勤務の時間は、ある程度私らの目標とするよりも少なくなっているというのが現状であります。 中学校のほうは、先ほどお話ししましたように、部活動などまだやっていますので、部活動をやってから教材研究、中学校の先生たちは、授業時数が1週間30時間ある中で、全て入っているわけではありませんので、その空いている時間に教材研究しながら、あと部活動の時間でずっと放課後やっているというのが現状でございます。 仮に、中学校の教員も五十数時間とお話ししましたけれども、今、部活動は平日1日は休みなさいと、土日も2日のうち1日は休みなさい、でも1日やっているんです。例えば土曜日1日出ると、5時間はやります。この5時間で4週間ですので20時間、これ引くと大体小学校並みに時間外勤務の時間は落ちるというふうなことになろうかと思います。 ○議長(堀部壽)  1番 福田議員。 ◆1番(福田牧子)  どういうふうにしていくか、この実際大変な状況をどういうふうに改善していくかというところで、この方々は、その意見を寄せてくれた方は、教員免許を持ったサポーターの人をもっと増やしてほしいというようなことを実際言われておりました。 先ほどの説明だと、29名中6名、別に教員免許がなくてもできるような仕事ですというふうに言われておりましたけれども、要は子育て中で急に子供の病気で休まなきゃならなくなったときに、そのお願いできる、要は授業をふだんから見ていて、この授業をお願いできるようなサポーター、免許を持った方、授業準備も一緒に進めるなどして、そういう方がいると自分も何か子供にあったときに休めるというふうに言われていましたけれども、そういう意味で、教員免許を持った方のサポーターというふうにして、質問に上げたんですけれども、積極的な採用についてどのように考えていますか。 ○議長(堀部壽)  教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  要は、教員が増えてくれるといいんです。これはもう間違いなく、教員が増えることで時間外を減らすことはできるので、僕らは国や県にそのことについては、教育長会、教育委員会としても毎年要望をしております。なかなかでもそれが進んでいないのが現状です。 本市のサポーターについては、教員の代わりではないんです。子供を、教員の代わりに授業ができるということではないので、そういった活用といいますか、そういったふうな仕事をさせることはちょっとできない状況にはあります。でも、仮に教員免許がある人は、本当に教員として増えてくれないと、なかなか福田議員のご要望するような内容はさせることができないと思っています。 ○議長(堀部壽)  1番 福田議員。 ◆1番(福田牧子)  そうしましたら、教員を増やすのを毎回お願いしているけれども、増えない。では、今はこの現状で我慢しなさいということになりますか。今、なかなか正規の教員が増えない、制度的にも増やせない状況なのか、応募者が少ないのか、そこら辺は、私もすみません、分からないのですけれども、サポーターという名前ではなく、正規の教員ではなくて、教員免許を持って臨時採用みたいな形での、そういう方の募集というのは考えられないですか。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 教育長。
    ◎教育長(佐藤昭洋)  係数というのがございまして、この規模の学校にはこのくらいの教員が平常として配置されると、これを越えて、今採用することについては、ちょっと考えてはおりません。ただし、国でも今盛んに言っているのは、例えば専科教員とかそういった加配の教員をつけますよという形では、増やしてくれていますので、そこには本市のほうでも毎年応募して、加配できるようにしていただいております。 ○議長(堀部壽)  1番 福田議員。 ◆1番(福田牧子)  この調査のところを見ますと、授業準備についても教師をサポートしているというのに北秋田市入っていますけれども、やられているんですよね。 ○議長(堀部壽)  教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  国でスクールサポートスタッフ、いわゆる印刷したり丸つけしたりできるような、そういった業務を担う方については、北秋田市でももらっていますので、そういった形では使っております。全ての学校にではございません。 ○議長(堀部壽)  1番 福田議員。 ◆1番(福田牧子)  全ての学校でそれができるようにできないんでしょうかね。 ○議長(堀部壽)  教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  その数も増やしてほしいということで、国や県にお願いしております。 ○議長(堀部壽)  1番 福田議員。 ◆1番(福田牧子)  では、市としては、特に取組はしないと。あくまでも独自ではできないと、あくまでも定員を増やすということのお願いをし続けていくということですか。 ○議長(堀部壽)  教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  市としては、先ほどの回答の中でもお話ししましたが、支援員という形で、子供たちの状況に手助けできるような配置を29人やっておりますが、そういった形でこの後も進めていこうというふうに考えております。 ○議長(堀部壽)  1番 福田議員。 ◆1番(福田牧子)  すみません、それでは働き方改革にはならないという現状です。ですので、ちょっとここは、これ以上議論しても仕方ないと思いますので、ぜひ考えていただきたいと思います。現場の教員はそのような状況にあるということをぜひ理解していただきたいと思います。これ現場からの声ですので、よろしくお願いします。 次、大項目の4に移ります。 庁内でどのような研修をされているかということで、8月1日の改定に合わせて訓練をこれから計画しているというお答えであったと思いますけれども、それまでは研修はされていなかったんですか。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  財務部長から。 ○議長(堀部壽)  財務部長。 ◎財務部長(西根弘樹)  ただいまのご質問でございますが、研修という研修はしてございませんでした。 ○議長(堀部壽)  1番 福田議員。 ◆1番(福田牧子)  分かりました。合点がいきました。ぜひこれから全ての職員が対象となります。最低年1回の研修が必要というふうになっていますので、特に、セキュリティーの問題ですね、アクセスに関してはIDとかパスワードとか決めてやっているというふうなことでありましたけれども、要は使う人たちがどういう認識で、セキュリティーを、ポリシーを分かっているのか、分かっていないのか、それによって実際の、幾ら手順をつくってもポリシーをつくっても、それを守る人がちゃんとした知識を持って守らなければ、研修を受けなければ意味がないと思います。ぜひこれを継続的にお願いしたいと思いますが、全員が対象になりますか、この研修は。 ○議長(堀部壽)  市長。 ◎市長(津谷永光)  財務部長から。 ○議長(堀部壽)  財務部長。 ◎財務部長(西根弘樹)  ただいまのご質問でございますが、こちらも全員が対象となってございます。 ○議長(堀部壽)  1番 福田議員。 ◆1番(福田牧子)  研修をしながら、これから変わっていくものだと期待をしたいところではありますけれども、職員の遵守事項をしっかり守っていただけるようにお願いしたいと思います。 当然、その持ち出しなどはされていませんよね。パソコン、USBなど、所外への持ち出しはしていないですよね。 ○議長(堀部壽)  当局、答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  財務部長から。 ○議長(堀部壽)  財務部長。 ◎財務部長(西根弘樹)  ただいまの質問でございますけれども、議員ご質問のとおりUSB等は持ち歩かないようには通知はしてございます。 ○議長(堀部壽)  1番 福田議員。 ◆1番(福田牧子)  その監督というか、前働いたところでは、USBを個人1本、必ず帰宅前にそのUSBを鍵のかかった戸棚にしまって、全て確認して施錠して帰っておりましたが、そのような監督はされていますか。 ○議長(堀部壽)  答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  お待たせしました。 財務部長。 ○議長(堀部壽)  財務部長。 ◎財務部長(西根弘樹)  ただいまのご質問でございますが、そもそもそのUSBを用いること自体をまずやらないようにとしておりますので、その施錠とかはございません。 ○議長(堀部壽)  1番 福田議員。 ◆1番(福田牧子)  そうしましたら、職員はUSBは持ち込んでいないということですね。 ○議長(堀部壽)  市長。 ◎市長(津谷永光)  財務部長から。 ○議長(堀部壽)  財務部長。 ◎財務部長(西根弘樹)  ただいまのご質問ですけれども、議員ご質問のとおり持ち込んでいないと思っております。 ○議長(堀部壽)  1番 福田議員。 ◆1番(福田牧子)  すみません、もう一つ、具体的な職員が遵守すべきものとして、机上の端末等の管理として、職員やパソコン、モバイル端末、電磁記録媒体及び情報が印刷された文書等について第三者に使用されること、または情報セキュリティー管理者の許可なく情報を閲覧されることがないよう、離席時のパソコン、モバイル端末のロックや電磁的記録媒体、文書等の容易に閲覧されない場所への保管と適正な措置を講じていますか。 北秋田市役所内で、要は自分の机から離れるときに、自分のパソコンをほかの方に見られないように、要は個人情報を見ているかもしれない。そこに市の住民が来て何か見えるかもしれない、また、見られる方が制限されている場合があるかと思います。そのような対策は取られていますか。 ○議長(堀部壽)  答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  財務部長から。 ○議長(堀部壽)  財務部長。 ◎財務部長(西根弘樹)  ただいまのご質問でございますけれども、先ほど市長の答弁にもございましたけれども、セキュリティーポリシーを策定いたしまして、その中に離席する場合は、スリープ状態にするようにというような文言も記載してございます。 ○議長(堀部壽)  1番 福田議員。 ◆1番(福田牧子)  基準をつくることは簡単なんです。要は、それを一人一人の職員がやっているかどうか、守られているかどうかが大事だと思います。かなりここは怪しいと私は聞いております。今の言葉はすみません。 最後なんですけれども、実は、北秋田市のホームページがとても見にくいと、要は目的のところに達することができる市民がどれだけいるだろうかというふうな言葉がありました。このセキュリティーの問題しかり、このホームページの作成しかり、やはり私は専門的人材の登用が必要だと思います。もう一度答弁お願いします。 ○議長(堀部壽)  答弁できますか。 市長。 ◎市長(津谷永光)  財務部長から。 ○議長(堀部壽)  財務部長からお願いします。 ◎財務部長(西根弘樹)  ご質問ですけれども、ホームページもしかり、そのセキュリティも今後しっかりやっていきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(堀部壽)  以上をもちまして、1番 福田 牧子議員の一般質問を終わります。 3時30分まで休憩いたします。   (休憩)                    (15時20分) ○議長(堀部壽)  再開いたします。   (再開)                    (15時30分) ○議長(堀部壽)  一般質問を続けます。 13番 板垣  淳議員、日本共産党議員団、ご登壇ください。 ◆13番(板垣淳) (13番 板垣  淳君登壇) 休憩を取って気分転換できましたので、張り切って一般質問したいと思います。 まず、四国の料理をけなした佐竹県知事の問題発言に北秋田市長として抗議すべきでないか質問します。 先頃、佐竹敬久秋田県知事が「四国の酒はうまくない、料理は貧乏くさい」と発言し、物議を醸しました。発言直後、新聞記者が真意をただすと「事実だもの」と開き直ったといいます。ところが翌日、全国に報道され、大問題に発展すると一転、陳謝するようになりましたが、佐竹知事は、一体このような暴言と陳謝を何回繰り返したことでしょうか。「秋田の人口減の原因は米」、「SNSに書き込む人は思考回路が欠如している」、「内閣府はしょせん素人の集まり」、「厚労省の職員は頭が悪いやつばかりで困る」、「比内地鶏は硬くて食えねえ」などなどです。 中でもワイドショーの格好のネタになったのが、「ぐいっとやったもんだから」、これは秋田県内が豪雨災害に遭っているさなか、県外のゴルフから帰らなかった理由をビールを飲むしぐさ、「ぐいっとやった」と表現したもので、テレビで全国に繰り返し放映されました。 今回のメインディッシュがステーキだと思って開けたら、じゃこ天だったという発言は、全国知事会の懇親会でそういうことがあったとして述べたものだそうですが、実は、そのとき出されたのは、最高級の国産和牛ステーキであって、じゃこ天は出していないということを後日主催者が怒ってSNSにアップしました。つまり、佐竹知事はうそをついたということです。貧乏くさいという言葉は、差別用語でもあります。うそをつく、公の席で差別用語を使う、他県を侮辱する、こんな人が自分の県の知事だとは、とても恥ずかしく、情けなく思います。そして、怒っています。じゃこ天が売れていることを思って、災い転じて福となすとはなりません。魁新報にも「結果的によかったと終わらせる話ではない、二度と失言を繰り返さないでほしい」という県幹部の発言が掲載されていました。 佐竹知事は、忘れた頃に、いや、舌の根も乾かぬうちに問題発言を繰り返してきた人です。今後は引退まで波風立たさせないためにも、知事に抗議するべきではないでしょうか。それが佐竹氏を選挙で応援した人の務めでもあると思います。市長の見解を伺います。 次に、熊対策について伺いますが、今日、私が一般質問6人目で、そのうち私で4人目の熊の質問になります。かなりダブるところもありますが、通告したとおり質問してまいります。 この熊対策については、県議会でも国会でも論議されるなど、大きな社会問題になりました。市職員もさぞ難儀していることと思います。まずは、その職務遂行に心から労をねぎらいたいと思います。 ただ、市民からは、次から次へと出没することに、市や警察は何をしているのか、といった声が上がっているのも事実です。そこで、まず、これまでどういう対応、対策を講じてきたのか伺います。 次に、きめ細やかな情報提供が必要でないかお聞きします。 先々月、私が住んでいる本城集落の真ん中の道路を熊が歩いていたことに、集落の役員の方たちは直ちにチラシを作り、各家々に配布し、注意を促してくれました。逆に、ある集落では、「家のすぐ近くに出ても知らなかった」、「翌日の新聞を見て知った」、「何日かたってから近所の人から聞いた」などという人もいます。 当市は面積が広いこと、出没が頻繁であることから、一部情報が追いつかないこともあります。そのため、自治会などと連携してきめ細かい情報提供が必要ではないでしょうか。その対策をどう考えているか答弁を求めます。 熊対策の3つ目として、人員と費用をかけてでもゾーニング管理などの根本対策が必要でないか伺います。 熊がたくさん出るようになったのは、今年はえさが凶作ということもありますが、根本的には次の理由があると思います。それは、過疎が進み、田畑の耕作放棄地が増え、やぶが生い茂り、河川の草刈りや栗や柿の実が放置され、動物からすると、どこまでが森でどこから里なのか分からない、そんな地域社会になってしまったということではないでしょうか。 町なかまで出るアーバンベアは、熊がその性質を変異して勝手に出てきたのではなくて、人間の活動の結果、出ざるを得なくなったのだと思います。だとすれば、熊も被害者です。しかし、現実に人間の生命を脅かす存在ですので、その対策はもちろん必要です。その1つとして、有害駆除は有効ですが、それだけで解決するものではありません。人間の都合で熊を殺し生息数を調整するということは、否定はしませんが、生きるもの、これは人間も動物もですが、その畏敬の念を考えると、決していい解決策とは思いません。 動物に対しても尊崇の念を抱き、尊崇とは尊びあがめるという意味ですが、動物に対しても尊崇の念を抱き、動物と人間が共存できるゾーニング管理などの根本対策が必要だと思います。頭数、年齢、性別などを把握するモニタリング調査の体制も欠かせません。ただし、これらには人手とお金がかかります。一朝一夕ではできないことですが、このような熊を森から出さない対策について、市長はどういう考えを持っているか、また、どのくらい実行する意向かお聞かせください。 昨今の秋田県は、知事の問題発言と熊の被害で有名になってしまいました。そうではなくて、誰しもが好ましい形での知名度アップを願っていると思います。そのための1つとして、将棋のタイトル戦を誘致する考えがないか伺います。 大谷翔平選手と藤井聡太さんのこれまでの常識を覆す活躍で、野球界、将棋界がともに盛り上がっています。私は野球が大好きですが、これは見るだけ、将棋も大好きで、こちらは指します、といってもへぼですけれども。プロの将棋には8つのタイトル戦があり、生涯で1つでも取れれば一流と言われますが、藤井聡太さんは、初の8冠同時保持者です。そのタイトル戦を生で観戦することは、将棋愛好家にとっては願ってもない喜びですし、将棋を知らない人にとっても、流行語大賞トップテンに入った観る将という言葉が示すように、棋士が食べた勝負飯、スイーツ、果物、宿泊した場所、訪れた施設、公園などが、藤井さんが現れてからは特に人気の的になっています。対局だけでなく、棋士2人とも出席する前夜祭、勝者が出席する祝勝会には、県内外から申し込みが殺到し、抽せんで参加者が決まります。地元への経済波及効果は大きなものがあります。 将棋は、野球と違って全国を転戦します。その決め方は、最終的には主催者が決めます。主催者とは、多くの場合、読売、朝日、毎日をはじめとする新聞社ですが、共催する日本将棋連盟も普及を広げるため、今まで開催したことのない場所での開催を推進しています。 今年2月11日付のスポーツ報知は、藤井聡太さんのコメント、「東北は山形県天童市以外、あまり行ったことないので、もっと北に行ってみたい。タイトル戦の誘致があればぜひ」という発言を掲載し、自治体による誘致合戦が今激しくなっています。 そういう中で見事に開催をゲットしたのが、まさに天童市よりも北の大仙市でした。先週6日、7日に8大タイトルの中で、最も権威ある竜王戦第6局が行われることになり、その2か月も前に勝負飯、勝負スイーツお披露目コンテストなるものが開催され、秋田牛と比内地鶏の卵を使ったすき焼きなど、地元料理に舌鼓を打つ様子が新聞や将棋雑誌で全国に紹介されました。 残念ながら、第6局目は実現しませんでしたが、藤井8冠が先週5日に大仙市を訪れたことが各新聞やネットニュースで報道され、大いに盛り上がった様子が伝わってきました。北秋田市のことではないのに、おとといの秋北新聞にも載っていました。 藤井8冠は、鉄道オタクとしても知られています。JR大曲駅では、駅長に扮した演出もしたそうですが、内陸線も活用してくれればと期待は膨らみます。タイトル戦開催は、今全国から引く手あまたです。様々な条件もあり、当市での実現はハードルが高いのですが、将棋の普及、特に子供たちへの普及と市の知名度アップのために誘致を検討してみる価値はあるのではないでしょうか。市長はどう考えているか答弁を求めます。 最後、市庁舎の在り方についてで、そのうち①市役所本庁舎について4点質問します。 1)総合案内窓口の設置を。 合併当初より少なくはなりましたが、今でもたまに本庁舎の玄関付近でどっちに行けばいいか分からない人を見かけることがあります。来訪者が困らないように、他市では総合案内を置いているところがかなりあります。とりわけ第2庁舎、宮前町庁舎、森吉庁舎など、分散している当市においては必要だと思いますし、旧鷹巣町時代はあったそうです。設置すべきではないでしょうか。 2)多目的トイレの設置を。 今や公共施設で多目的のトイレがない施設はあり得ませんが、ここ市役所本庁舎にはありません。行政が障害者、LGBTQ、子供連れの方などを困らせてはいけません。直ちに設置すべきです。 3)授乳室も必要と考えます。 4)1階女子トイレにあるおむつ交換台は、男子トイレまたは多目的トイレにも設置すべきです。今年6月議会でおむつ交換台を設置する予算が可決されました。ところがこれは、1階女子トイレのみです。これだとおむつを交換するのは女の仕事と行政が言っているのと同じことです。ジェンダー平等の観点から、ゆゆしきことだと思います。男子トイレにも設置する、あるいは多目的トイレを造って、そこに設置すべきではないでしょうか。 ②合川庁舎についてです。 国連のグテレス事務総長は、地球温暖化の時代は終わった。地球沸騰化の時代が始まったと言いました。決して誇張でないありようです。 当市では、さきに小中学校にエアコンをつけてもらいました。本当によかったと思いますし、保護者の方から感謝の言葉をいただいています。そういう中にあって、合川庁舎には冷房がありません。設置が必要だと思います。 以上ですが、この庁舎に関する質問は、あくまで議員として、あるいは市民の目から見たことを述べました。毎日ここで仕事をしている職員の方は、また別の見方もあるかもしれません。職員の意向も聞いて対応していただくことを求めて質問を終わります。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) それでは、ただいまの板垣  淳議員のご質問にお答えをさせていただきます。 初めに、大きな項目の1番の佐竹県知事の問題発言についての①のご質問であります。 佐竹知事の発言は、秋田のお酒、料理のよさを伝えたいという意図であったのではないかと思います。他県独自の食文化などを批判するような発言は適切ではなかったと思います。 知事も秋田県のために自信を持って強い発言をしなければならないというお立場でしょうが、議員からご指摘のとおりの差別用語については決して看過できるものではありませんので、発言には気をつけていただきたいと思います。 しかしながら、心からの謝罪もあり、十分に反省しているものと思っておりますので、その期になって私のほうから抗議するつもりはありません。 次に、大きな項目の2の熊対策についての①のご質問でありますが、福岡議員からのご質問にお答えをいたしましたとおり、市では、熊に関する情報について警察と連携しながら、市の広報や市のホームページを活用して情報発信に努めているほか、目撃情報等があった場合は、防災ラジオや市広報車により出没地域周辺の住民に対して注意喚起を行っております。 また、市の職員が現地を確認し、おりの設置など迅速な対応に当たるとともに、早朝からの巡回活動や学校の登校時における見守り活動も実施をいたしました。 市内の小中学校においては、状況に応じて休校措置を講じたほか、スクールバス路線の一部変更や保護者による送迎を行っていただくなど、児童生徒の安全確保に取り組んでおります。 また、捕獲活動を円滑に進めるため、捕獲活動費や猟友会に対する補助金を増額させていただくなど、他市町村と比較しても手厚い予算を確保して鳥獣被害対策に取り組んでまいりました。 今年度は、熊の出没が頻発したため、実施隊の活動費となる「鳥獣被害防止総合対策交付金」を1,637万3,000円増額をし、2,895万9,000円とする補正予算案を今定例会に提案をさせていただいております。 新年度に向けましては、収穫をしない栗や柿の木の伐採に対する助成制度や電気柵購入の補助対象者の拡充やおりの増設など、専門家の意見を参考にしながら新たな対策も検討しているところであります。 次に、②のきめ細やかな情報提供をのご質問でありますが、熊の出没情報に関しては、防災ラジオで情報提供を行っておりますが、屋外に出ている場合など、必ずしもラジオを聞ける状況にないことから、自治会長とも連携した情報提供に努め、ヤフージャパンアプリでの配信を行うとともに、LINEを活用した情報発信についても準備を進めております。 次に、③の人員と費用をかけてでもゾーニング管理などの根本対策が必要ではないかというご質問でありますが、議員のご案内のとおり、動物と人間が共存できる環境の整備が理想と考えているところであります。 そのためにも、まずは精度の高い生息調査が必要でありますが、熊の対策においては広域的な対応が必要となるため、県と連携した取組を検討してまいります。 次に、大きな項目の3です。 将棋のタイトル戦誘致についての①将棋の普及と市の知名度アップのために将棋のタイトル戦を誘致する考えはないかというご質問でありますが、議員のご案内のとおり、藤井聡太8冠の活躍で将棋界が大変盛り上がっており、本市へタイトル戦を誘致できれば、開催地としても脚光を浴び、相当の効果が見込まれるものと私も思います。 大変興味深いご提案でございますので、今回、竜王戦の第6局の開催地として予定されていた大仙市からも情報収集しながら、この誘致の可能性について十分研究してまいります。 次に、大きな項目の4の市庁舎の在り方についての①市役所本庁舎として1)のご質問でありますが、市では、庁舎入り口正面に各係の業務を表示したデジタルサイネージや、各係に大型の案内表示を設置したほか、来庁者が戸惑っている場合は、私もそうですけれども、できるだけ歩み寄ってお声がけをするようにいたしておりますが、窓口の配置を工夫するなど、引き続き来庁者に分かりやすい環境づくりに努めてまいります。 次に、2)から4)のご質問につきましては、関連しておりますので、一括して答弁いたします。 おむつ交換台の設置につきましては、6月議会で議決していただいた予算で、現状のまま設置スペースを確保できる女子トイレに設置しております。 男子トイレへの設置も検討いたしましたが、スペースを確保することができませんでしたので、新たに整備を検討させていただいております多目的トイレ、この多目的トイレ内に設置することで対応していきたいと考えています。あわせて議員からもご提案がございました授乳室の設置につきましても、今後検討してまいります。 次に、②の合川庁舎について、1)のエアコンの設置をとのご質問でありますけれども、合川庁舎のエアコンについては、設置に向けて検討をいたしております。 以上が、板垣  淳議員のご質問に対しての私からの答弁でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(堀部壽)  これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 13番 板垣  淳議員。 ◆13番(板垣淳)  私が所属する総務文教常任委員会が先月、愛媛県に視察に行きました。知事の発言があったから行ったのではありません。たまたまそういうことになってしまったわけですが、向こうの市役所に着いて、常任委員長がまず最初に挨拶をします。「このたびはうちの知事が申し訳ありません」、これから始まったんです。非常に、この挨拶から始まるのは、今の状況は当然ですが、私は非常に何か情けないなと思いながら見ました。ちょうど行っているときに、11月15日でしたけれども、秋田県と四国の合同物産展があって、知事方がはっぴ着てイベントをやっているのがテレビに映っていました。 愛媛の中村知事が「あまり気にせんでくださいよ」と肩たたいたんです、佐竹知事がますます下向いて小さくなって、まあ情けない姿だなと、あれが全国に放映されたり、次の日の新聞にカラーの写真で載っている姿見て、また私は情けない思いをしたんですが。一部に「じゃこ天が今売れているからいがったんしゃ」と言う人もいないわけではありませんが、米内沢のコンビニでも売っています。「このたびは殿が申し訳ありません」と書いているんですよ。ほかの店では、「愛媛の皆さんごめんなさい」と書いて、殿様が頭下げている挿絵を貼って、それで売っていると、そういう状況に今なっています。 もちろん知事の発言した場所に私はいたわけではありませんけれども、ちなみ市長はその場にいましたか。いなかったということですが、日本共産党の加賀谷ちづ子県議会議員はその場にいたそうです。そうしたら、テーブルで何人か座ってという、テーブルが幾つか、そういう形式だったそうですが、そこのテーブルの人、名前は言いませんけれども、ある市の市長も含めた人たちが「あちゃあ、またしゃべってしまった」というふうに頭を抱えたそうです。 報道では一部の人が、その知事の発言を何というか面白がったわけではないんでしょうが、一緒に少しくすくすと笑ったという報道もありました。そういう状況だから、私はあの人、これまで問題発言を繰り返してきたのは、きちんと周りがいさめなかったからではないかというふうに思います。任期あと1年半ぐらいあります。またやるよ、あの人。この1年半の間に。 だから、私は、板垣が抗議したって全然意味がないので、北秋田市長であり、元県議であり、県内の自民党の重鎮である津谷さんが声を上げるというのは、非常に大きいことだと思っています。だからこういう質問をしているんですが、例えば議会でも指摘がありましたとか、何らかの機会を捉えてでもいいので、知事にやっぱり言うべきではないでしょうか、再度答弁を求めます。 ○議長(堀部壽)  市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) じゃこ天のことを先ほどお話しありましたので、私もこの間の内陸線で阿仁合に行きましたら、阿仁合駅の売店でじゃこ天を売っておりました。別に私が罪滅ぼしをするわけでもありませんけれども、そのうち何枚か買わせていただきました。 ところで、今の知事の発言に対してです。あのとおり長く知事をやっている、また、秋田市長もやってきた、そういうことで、周りでやはりいさめる人がいないのかなと、県庁の中で。昔は私方議員の時代は、やはりそういうことがあると、県の幹部職員が知事に対して様々苦言を呈したものでありました。 今回、見ておりますと、やはり私も気をつけなければいけないのでありますが、長く市長なり知事なりをやっておりますと、そのことが自分が正しいものだと誤解するおそれがありますので、そういう意味では、先ほど板垣議員からもお話しがありましたけれども、機会を見つけて、例えば市長会のときにも会ったときにも、先ほど例えば本会議で板垣議員とは言いませんが、議員の方々からも大変ご意見もあったということもありますので、知事、少し気をつけてくれといさめるような話をさせていただければありがたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(堀部壽)  13番 板垣  淳議員。 ◆13番(板垣淳)  よろしくお願いします。 熊についてです。 今日は朝から防災ラジオで周知しているという話が何回か出てきました。防災ラジオの普及率な何%ですか。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総務課長から。 ○議長(堀部壽)  総務課長。 ◎総務課長(金英則)  10月末現在で今現在普及率76%となっております。 ○議長(堀部壽)  13番 板垣  淳議員。 ◆13番(板垣淳)  4世帯に1世帯はつけていないということです。これだとこの今の深刻な熊被害に十分対応しているということにはならないと思います。もちろん防災ラジオを使って周知するのは、これは当然必要ですけれども、それだけでは不十分ではないでしょうか。 ○議長(堀部壽)  市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 先ほどの永井議員のご質問もございましたように、やはり今、永井議員もご指摘ありましたように、防災ラジオそのものは、平成30年度にスタートいたしました。あのときは60%台でありましたけれども、なかなか「防災ラジオ、うちいらねえや」と「そんなもん必要ないんだ」という人がおりましたけれども、去年、今年の水害でその防災ラジオ、今年になって大分駆け込みで、また昨年、今年と増えてまいりまして、先ほどのお話しがあったように76%ぐらいまで上がっています。 ただ、やはりその地域に出た、その地域のことだけ話をしてしまいますと、今朝、先ほどお話しがありましたように、外出している人がその地域に行ったときに、熊出たことが分からないということもありますので、そういう意味では、防災ラジオもやりますけれども、それと並行しながら、ヤフーアプリとか、それからLINEとかできめ細かい、やはり情報提供をしてまいりたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(堀部壽)  13番 板垣  淳議員。 ◆13番(板垣淳)  将棋のタイトル戦の誘致についてです。 さっき私、壇上でも言いましたが、竜王戦の第6局目はなくなったと、これは野球で言うと、アレのアレは最終戦、第7戦までもつれて熱戦を繰り広げましたけれども、将棋の竜王戦は、藤井聡太さんがあまりにも強すぎて、ヨンゼロのストレートで勝ったので、5局目以降がなくなったということですけれども、藤井さんもそれから日本将棋連盟も立派だなと思うのは、なくなってもちゃんとそこさ行ってそのイベントに出てくれるということでは、本当にさすが将棋をきちんとやっている人だなというふうに思います。 8大タイトル、これは7戦までやるタイトル戦と5戦までのタイトル戦と両方あります。今言ったように、ヨンゼロで終わるときもあれば、ヨンサンの最終まで行く場合もあって、大体トータルすると1年間で30か所から40か所ぐらい、このタイトル戦をやっています。そういう意味では、申し込んだからすぐ来るということは、まず、ほぼないんですけれども、数が多いので可能性は十分あります。ただ、この竜王戦は一番の人気どころですので、簡単に来るとも思えないんですけれども、タイトル戦8つのうちのどれかは来る可能性は十分あると思いますので、日本将棋連盟も今それ力入れていますので、これを利用してやっぱり北秋田市の知名度を上げるということは、とても大事だと思います。 それと併せて、先ほどの私の質問でもあまり強く言わなかったし、答弁でもあまりなかったんですが、私、知名度アップと特に子供たちへの将棋普及ということも言いました。その将棋の普及ということについて、これ行政の仕事だかと言われると、私もはっきりちょっと言えないんですけれども、この将棋と囲碁の普及に関しては、これまで市としてはどういうスタンスでいたものなのか、ちょっと答弁をお願いします。 ○議長(堀部壽)  市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 行政、市長部局のほうで取組は、なかなかできていませんけれども、ただ、コムコムで将棋協会の役員の方々とか、それから囲碁の方々が定期的にやられています。市長杯というのもありますけれども、その市長杯の冠を出している市長そのものがまるきりのへぼでありますので、とても恥ずかしい限りで対局に行ったことはないわけでありますけれども、ただ、子供方への啓蒙というか、それに関しては、教育委員会のほうで何か教育長ありますか。 ○議長(堀部壽)  続いて、教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  私も新聞を見て少し驚いたんですけれども、大仙市の小学生が将棋そのものというよりも、生き方といいますか、目標の持ち方とかいろんなことを勉強しておりましたので、キャリア教育の一つとして、本当にもし来ていただけることがあれば、各学校でそういったお話をしていただくことは、非常に有意義だと感じております。 来月、ここ出身の佐藤  陽君が能で来ますが、その佐藤  陽君には、12月に中学生にも見てもらうことにもしていますので、そういったキャリア教育の一環としては、非常に有効だというふうに考えます。 ○議長(堀部壽)  13番 板垣  淳議員。 ◆13番(板垣淳)  毎週月曜日、将棋の人たちがコムコムでずっとやっているので、私は人気としては、根強い人気があるんだなというふうにも思っていますが、これ何で、特に子供たちに普及させたいかという、私、最近特に思っているんですけれども、将棋の藤井さんとかは、プロの将棋の人は、みんな今、AIで研究しているそうです。そういう時代にあっても、礼で始まり礼で終わる、それから将棋を指せるのは相手がいるからという、この相手を思う、たたえる気持ち、それからタイトル戦になると、みんな和服で戦いますが、その日本古来からある、伝統ある和服の美しさ、それから所作も非常に美しい、そういうこのAIの時代にあっても、人間の心の持ちよう、相手を思う気持ち、これが非常に将棋は大事にしているのに、私、囲碁知らないんですけれども、多分囲碁もそうだと思います。 ちなみに囲碁は能代市でときどきタイトル戦やられていますが、そういう意味では、ぜひ北秋田市が申し込んで、断られればしようがないんですけれども、私はどことは言いませんが、可能性ある場所はあると思うので、と言えば大体みんな思いは同じだと思うんですけれども、可能性はあると思いますので、先ほど何て答弁したっけ、研究しますと結んだっけかな、ぜひ、ちょっともう一回答弁求めますけれども、ぜひ、もっと強い表現で答弁をいただければありがたいと思います。 ○議長(堀部壽)  市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 竜王戦の招致、竜王戦だけではなくてタイトル戦、先ほど議員のほうからも、年30回から40回行われるということを私も初めて知りまして、大変驚きました。その中でも1局でも北秋田市でやっていただき対戦してもらえれば、先ほどの話ありましたように、知名度はアップするでしょうし、また子供さん方含めて、その世界の方々の啓蒙につながってくるでしょうし、それと、スイーツ含めた、その勝負飯と申しますか、あれが31種類もエントリーされて、それを全部食べられたという人もいらっしゃるということが、この間、新聞の記事になりました。 それだけ地域経済とかに及ぼす影響もかなりあるものであると思っていますので、そういう意味では、先ほども話しましたけれども、大仙市のほうにも問合せをしながら、また、北秋田市としてどういう場所が設定できるのか、また、来たときにどういうような形でやれるかといったことも含めて、また、先回の大仙市のときには、柳葉敏郎さんもサプライズで顔を出しておりますので、この間、うちの副市長ともいろいろ話をしている中で、うちのほうとしては、押尾川もいるし、また、高橋克典さんもいるんではないかと、そういう方々も含めて、できれば、中嶋聡監督もというふうなこともあるわけでありますけれども、そんな形で進めることができるのならと、これは本当に夢みたいな話でありますが、しかし、実際それをやってかかってみないと、夢も実現できませんので、頑張ってそれを実現に向けて、私方もさらに研究を一生懸命努めてまいります。 ○議長(堀部壽)  13番 板垣  淳議員。 ◆13番(板垣淳)  最後の市庁舎についてです。 ①の1)総合案内の設置、これちょっと答え分かりませんでした。表示を作ったからとかいろいろ言っていましたが、総合案内を設置するのかしないのか、分かるように答弁もう一回お願いします。 ○議長(堀部壽)  答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  市民課長から。 ○議長(堀部壽)  市民課長。 ◎市民課長(畠山孝秀)  市民に対する案内窓口ですけれども、今、庁舎に入って左側のところ、ちょっとパソコン端末置いてあるんですけれども、ちょっとそこを整理して、総合案内のスペースを確保したいと思います。 ただ、随時職員を配置できるかどうかはちょっと未定ですけれども、配置できない場合でもインターホンとかで何か工夫していろいろやってみたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(堀部壽)  13番 板垣  淳議員。 ◆13番(板垣淳)  設置はするということですので、よかったです。これ端的にしゃべれば、市民への思いやりのバロメーターの1つなんですよ。だから、可能な限り人を置いて、可能な限りというか、私の思いとすれば、必ずと言いたいんですけれども、人を置いていただきたい。何でかと言うと、今年から地域障がい福祉係が2階に行ったでしょう。地域障がい福祉係が2階、え、という、普通は1階ですよ。それを2階まで上がらせるのが困難な人のためにということもあって、1階に何か相談窓口みたいな人方がいます。したがって、係の人、1階と2階に分かれている感じなんですよね。来た人は、去年は1階で全部用足りたのに、今年は1階だべか、2階だべかという話になりかねないので、そういう細かい話もあるので、ぜひ人の配置を含めて設置していただければありがたいと思います。 2)、3)、4)、それから合川庁舎のエアコン、これは検討するということだったと思いますが、2)3)、4)については、いわゆる単なる逃げの答弁の検討ではなくて、やるという前提の検討だというふうに、私は期待も込めて、そういうふうに受け止めたんですが、それでよろしいでしょうか。 ○議長(堀部壽)  市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 合川のエアコン、これはスペースの関係も何もありませんので、これやる方向で今、進めております。また、2番、3番につきましても、単なる検討ということではなく、ただ、あのとおりスペースがなかなか見つけにくいわけでありますので、どこをどうするかということも検討に入っておりますので、やる方向での検討でございますので、よろしくお願いします。 ○議長(堀部壽)  13番 板垣  淳議員。 ◆13番(板垣淳)  という答弁でありますので、この市庁舎の在り方についての私の①、②合わせて5項目については、多分実現するであろうというふうに受け止めました。よろしくお願いします。 終わります。 ○議長(堀部壽)  以上をもちまして、13番 板垣  淳議員の一般質問を終わります。 ○議長(堀部壽)  以上で本日の一般質問は全て終了いたしました。 同時に本日の全日程を終了いたしましたので、これをもちまして散会いたします。 ご苦労さまでした。   (散会)                    (16時14分)...