報告第十一号
専決処分事項に関する件
の報告、法人の
経営状況説明書及び平成二十一年度決算に基づく
健全化判断比率等に関する報告等の提出がありました。
次に、さきに送付いたしましたように、
教育委員会から、教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価の結果報告書の提出がありました。
次に、さきに送付いたしましたように、監査委員から、定例監査、
出資団体等監査及び
例月出納検査の結果について報告がありました。
以上で、諸般の報告を終わります。
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日程第四 第百十五号議案 仙台市
教育委員会の委員の任命に関する件
6: ◯議長(野田譲)日程第四 第百十五号議案 仙台市
教育委員会の委員の任命に関する件を議題といたします。
市長から説明を求めます。市長。
〔市長
奥山恵美子登壇〕
7: ◯市長(
奥山恵美子)ただいま上程になりました第百十五
号議案仙台市
教育委員会の委員の任命に関する件でありますが、これは、仙台市
教育委員会の委員のうち、原山優子氏が平成二十二年八月二十四日をもって辞任いたしましたので、その後任の委員として、永廣昌之氏を新たに任命することにつきお諮りするものであります。
何とぞ慎重御審議の上、御同意賜りますようお願い申し上げます。
8: ◯議長(野田譲)お諮りいたします。ただいま議題となっております第百十五号議案 仙台市
教育委員会の委員の任命に関する件は、これに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
9: ◯議長(野田譲)御異議なしと認めます。よって、本案はこれに同意することに決しました。
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日程第五 第百十六号議案 仙台市
教育委員会の委員の任命に関する件
10: ◯議長(野田譲)日程第五 第百十六号議案 仙台市
教育委員会の委員の任命に関する件を議題といたします。
市長から説明を求めます。市長。
〔市長
奥山恵美子登壇〕
11: ◯市長(
奥山恵美子)ただいま上程になりました第百十六
号議案仙台市
教育委員会の委員の任命に関する件でありますが、これは、仙台市
教育委員会の委員のうち、渡邊忠彦氏が平成二十二年十月五日をもって任期満了となりますので、その後任の委員として、油井由美子氏を新たに任命することにつきお諮りするものであります。
何とぞ慎重御審議の上、御同意賜りますようお願い申し上げます。
12: ◯議長(野田譲)お諮りいたします。ただいま議題となっております第百十六号議案 仙台市
教育委員会の委員の任命に関する件は、これに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
13: ◯議長(野田譲)御異議なしと認めます。よって、本案はこれに同意することに決しました。
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日程第六 第百十七号議案 仙台市
人事委員会の委員の選任に関する件
14: ◯議長(野田譲)日程第六 第百十七号議案 仙台市
人事委員会の委員の選任に関する件を議題といたします。
市長から説明を求めます。市長。
〔市長
奥山恵美子登壇〕
15: ◯市長(
奥山恵美子)ただいま上程になりました第百十七
号議案仙台市
人事委員会の委員の選任に関する件でありますが、これは、仙台市
人事委員会の委員のうち、檜山公夫氏が平成二十二年九月二十七日をもって任期満了となりますので、その後任の委員として松坂英明氏を新たに選任することにつきお諮りするものであります。
何とぞ慎重御審議の上、御同意賜りますようお願い申し上げます。
16: ◯議長(野田譲)お諮りいたします。ただいま議題となっております第百十七号議案 仙台市
人事委員会の委員の選任に関する件は、これに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
17: ◯議長(野田譲)御異議なしと認めます。よって、本案はこれに同意することに決しました。
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日程第七 第百十八号議案
人権擁護委員候補者の推薦に関する件
18: ◯議長(野田譲)日程第七 第百十八号議案
人権擁護委員候補者の推薦に関する件を議題といたします。
市長から説明を求めます。市長。
〔市長
奥山恵美子登壇〕
19: ◯市長(
奥山恵美子)ただいま上程になりました第百十八
号議案人権擁護委員候補者の推薦に関する件でありますが、これは、本市推薦の
人権擁護委員のうち、雨宮節子、増澤まさ子の両氏が平成二十二年七月三十一日をもって辞任し、また、岩井良城、吉田滋子の両氏が平成二十二年十二月三十一日をもって任期満了となりますので、その後任候補者として、大江英俊、
志子田徹也、
阿部千恵子、中嶋久壽の四氏を新たに推薦することにつきお諮りするものであります。
何とぞ慎重御審議の上、御同意賜りますようお願い申し上げます。
20: ◯議長(野田譲)お諮りいたします。ただいま議題となっております第百十八号議案
人権擁護委員候補者の推薦に関する件は、まず大江英俊君を推薦することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
21: ◯議長(野田譲)御異議なしと認めます。よって、大江英俊君を推薦することについては異議ないものと決しました。
次に、
志子田徹也君を推薦することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
22: ◯議長(野田譲)御異議なしと認めます。よって、
志子田徹也君を推薦することについては異議ないものと決しました。
次に、
阿部千恵子君を推薦することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
23: ◯議長(野田譲)御異議なしと認めます。よって、
阿部千恵子君を推薦することについては異議ないものと決しました。
次に、中嶋久壽君を推薦することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
24: ◯議長(野田譲)御異議なしと認めます。よって、中嶋久壽君を推薦することについては異議ないものと決しました。
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日程第八 第九十六号議案から日程第二九 議第十二号まで
25: ◯議長(野田譲)日程第八 第九十六号議案 平成二十一年度仙台市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定に関する件、この際、件名の朗読を省略いたします。以下、日程第九 第九十七号議案から日程第二九 議第十二号まで、以上二十二件を一括議題といたします。
まず、第九十六号議案から第百十四号議案まで及び第百十九号議案について、市長から説明を求めます。市長。
〔市長
奥山恵美子登壇〕
26: ◯市長(
奥山恵美子)ただいま上程になりました第九十六
号議案平成二十一年度仙台市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定に関する件から、第百十四
号議案市道路線の認定に関する件まで及び第百十九
号議案仙台市
火災予防条例の一部を改正する条例の各案件につきまして、概略御説明申し上げます。
初めに、各
会計補正予算案の概要につきまして御説明申し上げます。
まず、第百三
号議案平成二十二年度仙台市
一般会計補正予算でありますが、総務費におきましては、
財政調整基金運用収入積立金の減額の措置を講じるほか、税務総務費の追加を計上いたしますとともに、
債務負担行為の措置を講じております。
健康福祉費におきましては、(仮称)
身体障害者総合支援センター施設整備設計費、
敬老乗車証交付事業費の追加、
私立保育所施設整備費補助金の追加及び
健康増進センター施設整備設計費を計上いたしております。
土木費におきましては、
東西線駅舎上部空間施設建設設計費の追加及び
国直轄道路事業負担金の追加を計上いたしましたほか、
都市計画街路整備事業につきまして繰越明許費の補正措置を講じるとともに、
東西線駅舎上部空間施設建設事業につきまして、
債務負担行為の補正措置を講じております。
諸支出金におきましては、
高速鉄道事業費の追加を計上いたしております。
以上、
一般会計補正予算の概要について御説明申し上げましたが、補正総額は十二億六千四百余万円の減額となり、これら歳出予算の財源につきましては、所要の措置を講じております。
次に、第百四
号議案平成二十二年度仙台市
老人保健医療事業特別会計補正予算でありますが、これは、償還金の追加及び
一般会計繰出金の追加を計上するものであります。
次に、第百五
号議案平成二十二年度仙台市
高速鉄道事業会計補正予算でありますが、これは、
敬老乗車証制度の見直しに伴う対応として
カード集中発行装置を増設するため、
南北線建設改良費の増額につきまして、所要の補正措置を講じるものであります。
次に、条例案その他の各案件につきまして概略御説明を申し上げます。
初めに、第百六
号議案仙台市
敬老乗車証条例の一部を改正する条例でありますが、これは、敬老乗車証の種類及び負担額を改め、その交付枚数の上限を定める等のものであります。
次は、第百七
号議案仙台市営住宅条例の一部を改正する条例でありますが、これは、
鹿野市営住宅、同児童遊園、同集会所及び同駐車場並びに
西多賀市営住宅を廃止するものであります。
次は、第百八
号議案仙台市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、
愛子地区計画、
泉中央南地区計画、
不動堂地区計画、
向原地区計画及び仙台駅東第二地区計画の区域内の建築物に関する制限を定めるとともに、
東北大学青葉山新
キャンパス地区計画の区域内の建築物に関する制限の内容を変更するものであります。
次は、第百九
号議案仙台市
市民センター条例の一部を改正する条例でありますが、これは、
北山市民センターの改築に伴い、同センターの使用料を改定するものであります。
次は、第百十
号議案仙台市
生活改善センター条例を廃止する条例でありますが、これは、
生活改善センターを廃止するものであります。
次は、第百十一
号議案工事請負契約の締結に関する件でありますが、これは、
仙台市立遠見塚小学校校舎改築工事について、
工事請負契約を締結するものであります。
次は、第百十二
号議案工事委託契約の締結に関する件でありますが、これは、
都市計画道路元寺小路福室線と東北本線、東北新幹線との
立体交差道路工事について、
工事委託契約を締結するものであります。
次は、第百十三号議案字の区域の変更に関する件でありますが、これは、仙台市
野村土地区画整理事業施行地区内について行うものであります。
次は、第百十四
号議案市道路線の認定に関する件でありますが、これは、鶴ケ谷東四丁目一号線ほか七路線を市道として認定するものであります。
次は、第百十九
号議案仙台市
火災予防条例の一部を改正する条例でありますが、これは、
住宅用防災機器の設置及び維持に関する条例の制定に関する基準を定める省令の改正に伴い、
複合型居住施設用自動火災報知設備を設置したときは、
住宅用防災警報器または
住宅用防災報知設備を設置しないことができることとするものであります。
続きまして、平成二十一年度各会計の決算について御説明を申し上げます。
なお、決算に関する金額は万円単位で申し上げます。
第九十六
号議案平成二十一年度仙台市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定に関する件の概要について、御説明を申し上げます。
まず、
一般会計歳入決算でございますが、決算額は四千二百九十八億八千六百四万円となり、前年度に比べて五・三%の増加となっております。
このうち歳入の大宗を占める市税につきましては、固定資産税、都市計画税が増加したものの、市民税、市たばこ税が減少し、市税全体では三・二%減少し、一千七百五十二億一千三百三十五万円となっております。
また、繰入金は五五・六%減少し、百二十六億四千三百三十六万円、地方交付税は九・〇%減少し、二百三十億七百二万円、一方、国庫支出金は五三・九%増加し、六百三十六億五千三百八十万円、市債は三〇・一%増加し、五百九十六億四千四百九十万円となっております。
なお、
不納欠損額は十八億一千七百八十五万円、
収入未済額は百十三億九千四百五十一万円となっております。
次に、
一般会計歳出決算でございますが、決算額は四千二百七十七億四千四百六十七万円と、前年度に比べて五・五%の増加となっております。
主な費目の決算額では、
健康福祉費は一千百八十六億三千三百六万円、土木費は六百三十七億三千七百六十三万円、公債費は六百二十六億五千四百五十八万円、教育費は三百九十億一千五百十六万円となっております。
翌年度への繰越額は二百十五億二百二十七万円、不用額は二百億三千百五十八万円となっております。
また、
歳入歳出差引残額二十一億四千百三十七万円から繰越財源を差し引いた
実質収支額は、七億八千六百九十九万円の黒字となりました。このうち四億円は
財政調整基金に積み立てし、残りの三億八千六百九十九万円は翌年度へ繰り越しております。
次に、
特別会計歳入決算でございますが、十一会計の合計で、決算額が二千八百八十六億三千九百十三万円、
不納欠損額は二十六億九千百九十六万円、
収入未済額は八十二億八千六百四万円となっております。
歳出決算につきましては、決算額が二千八百七十二億八千八百九十三万円、翌年度への繰越額は二十五億三千二百八十万円、不用額は五十二億四千七百四十四万円となっております。
また、
実質収支額は十億六千七百七万円の黒字となり、全額翌年度へ繰り越しております。
以上が、平成二十一年度仙台市一般会計・
特別会計歳入歳出決算の概要でございます。
次は、第九十七
号議案平成二十一年度仙台市
下水道事業会計決算認定に関する件の概要について御説明申し上げます。
平成二十一年度の
下水道事業は、仙台市
下水道基本計画に基づき、下水道の着実な整備と施設の適切な運転管理に努めてまいりました。
まず、事業実績でございますが、
処理区域内人口は百一万四千百九十八人となり、人口普及率は前年度より〇・一ポイント増加し九九・四%となりました。
次に、予算額との比較でございますが、
収益的収入の決算額は二百六十五億六百二十六万円となり、百二十六万円の減収となりました。
収益的支出の決算額は二百五十六億六千百二十六万円となり、三億四千百十八万円の不用額を生じました。
また、
資本的収入の決算額は百四十四億九千八百七十八万円となり、四十一億九千四百三万円の減収となりました。
資本的支出の決算額は二百四十九億六千百八十六万円となり、
建設改良費で二十九億五千二百四十九万円を翌年度へ繰り越しましたので、不用額は八億四千九百五十四万円となりました。
次に、損益計算についてでございますが、総収益二百五十六億五千六百六十五万円に対しまして、総費用は二百五十一億三千五百八万円となり、差し引き五億二千百五十六万円の純利益となり、当年度末における未
処分利益剰余金は五億二千百五十六万円となっております。
次に、
貸借対照表についてでございますが、資産総額並びに負債、資本の総額は、それぞれ当年度末で七千五百四十九億九千五百八十万円となり、前年度末に対して二十四億二千七百五十九万円の増加となりました。
以上が、平成二十一年度仙台市
下水道事業会計決算の概要でございますが、今後とも、下水道施設の効果的な整備と適切な維持管理に努め、事業経営の一層の効率化に努めてまいります。
なお、第九十八号議案から第百二号議案までの
自動車運送事業、
高速鉄道事業、水道事業、ガス事業及び病院事業の各企業会計の決算認定に関する件につきましては、各企業管理者より説明をさせたいと存じます。
以上、提案の各案件につきまして概略御説明申し上げましたが、何とぞ慎重御審議の上、御賛同、御認定賜りますようお願い申し上げます。
〔
交通事業管理者 保科学登壇〕
27:
◯交通事業管理者(保科学)第九十八
号議案平成二十一年度仙台市
自動車運送事業会計決算認定に関する件並びに第九十九
号議案平成二十一年度仙台市
高速鉄道事業会計決算認定に関する件の概要について、御説明申し上げます。
初めに、第九十八
号議案平成二十一年度仙台市
自動車運送事業会計決算認定に関する件について御説明申し上げます。
平成二十一年度の
自動車運送事業は、厳しい経営環境の中、経営体質のさらなる強化を目指すとともに、
乗客サービスの向上、
バリアフリー化、環境問題といった課題にも取り組んでまいりました。
まず、経営面におきましては、引き続き運転手の嘱託化を行うとともに、管理の委託を拡大するなど、経営の効率化に向けた取り組みを推進した一方で、学都仙台市バス(+地下鉄)フリーパスの実証実験を引き続き行い、その結果を踏まえて平成二十二年四月から対象を全ての学生、生徒等に拡大した上で本格実施をすることとしたなど、利用促進策にも積極的に取り組みました。
次に、
乗客サービス向上策といたしましては、レイニーバスの増便を行うとともに、
せんだい市バス・地下鉄ナビの平成二十二年四月からの
サービス開始に向けた準備を進めたほか、バス車両の更新に際しましては、すべてノンステップバスとし、車両の
バリアフリー化についても積極的に推進いたしました。
さらに、環境問題に対しましては、購入車両について、すべて
アイドリングストップ装置つきのバスとするなどの取り組みを行っております。
このような状況の中、乗客数は三千八百九十五万人と、前年度に比較して〇・六%の減少となっております。
次に、予算との比較でございますが、
収益的収入の決算額は百五億九千七百三十万円となり、八千六百九十八万円の増となりました。
収益的支出の決算額は百七億九千九百三十六万円となり、三億四千五百八十一万円の不用額が生じました。
また、
資本的収入の決算額は七億一千百六万円となりました。
資本的支出の決算額は九億三千七百二万円となり、一億九千八百八十七万円の不用額が生じました。
次に、損益計算についてでございますが、総収益百二億九千三万円に対して、総費用は百五億一千八百六十四万円となり、差し引き二億二千八百六十一万円の純損失となりました。これにより、当年度末における未
処理欠損金は五十一億一千七百三十五万円となり、全額を翌年度に繰り越しております。
次に、
貸借対照表についてでございますが、資産総額並びに負債、資本の総額は、それぞれ当年度末で九十四億四千五百六十七万円となり、前年度末に対して九千六百六十五万円の増加となりました。
続きまして、第九十九
号議案平成二十一年度仙台市
高速鉄道事業会計決算認定に関する件について御説明申し上げます。
平成二十一年度の
高速鉄道事業のうち南北線におきましては、
可動式ホーム柵を全駅に設置完了し、運用を開始したほか、
自動列車制御装置の更新を進めるなど、施設、設備及び車両の改修工事を進めました。
次に、利便性の向上や
バリアフリー化への取り組みとして、
せんだい市バス・地下鉄ナビの
サービス開始に向けた準備を進めたほか、富沢駅において駅周辺の
立体横断施設との接続等の改良工事を行いました。
経営面におきましては、引き続き
公的資金補償金免除繰上償還制度を活用し、後年度の企業債利息の負担軽減を図るなど、費用の節減に取り組んだほか、学都仙台市バス(+地下鉄)フリーパスの実証実験を行うなど、利用促進策にも積極的に取り組んでおります。
一方、東西線につきましては、全線にわたり駅や
トンネル等地下鉄本体の土木工事に着手し、これら工事を安全かつ着実に進めたほか、各駅、車庫の建築、設備関係の設計や事業用地の取得、支障物の移設などを行っております。
このような状況の中、乗客数は、五千五百十二万人と、前年度に比較して二・八%の減少となっております。
次に、予算との比較でございますが、
収益的収入の決算額は百四十八億八千七百五十四万円となり、三億三千七百七十九万円の増となりました。
収益的支出の決算額は百二十二億六千七百一万円となり、六億三千六百三十八万円の不用額が生じました。
また、
資本的収入の決算額は四百二十一億九千七百七十二万円となりました。
資本的支出の決算額は四百七十五億四千二百六十六万円となり、
建設改良費では百五十億四千五百六十一万円を翌年度へ繰り越しましたので、不用額は十億四千百八十万円となりました。
次に、損益計算についてでございますが、総収益百四十億四千五百九万円に対して、総費用は百二十一億四千六百五十七万円となり、差し引き十八億九千八百五十二万円の純利益となりました。これにより、当年度末における未
処理欠損金は一千六十六億八千五百九万円に減少し、全額を翌年度に繰り越しております。
次に、
貸借対照表についてでございますが、資産総額並びに負債、資本の総額は、それぞれ当年度末で一千八百六十二億六千二十二万円となり、前年度末に対して二百七十七億九千九百六十六万円の増加となりました。
以上をもちまして、平成二十一年度仙台市
自動車運送事業会計並びに同
高速鉄道事業会計の決算について説明を終わらせていただきますが、交通事業を取り巻く環境は引き続き厳しいものがございます。今後とも安全運行を基本として、さらなる
乗客サービスの向上、経営の効率化に努め、
公共輸送機関としての責務を果たすとともに、平成二十七年度の開業を目指し、
東西線建設事業を着実に推進してまいる所存でございますので、何とぞ慎重御審議の上、御認定賜りますようお願い申し上げます。
〔
水道事業管理者 高橋亨登壇〕
28:
◯水道事業管理者(高橋亨)第百
号議案平成二十一年度仙台市
水道事業会計決算認定に関する件の概要について、御説明申し上げます。
平成二十一年度の水道事業は、引き続き経営の効率化を進めるとともに、地震災害などに備えた
ライフライン機能の強化等、水道施設の整備を図り、安全で良質な水の安定供給に努めてまいりました。
まず、配水状況でございますが、年間総配水量は一億二千二百二十五万立方メートルとなり、前年度と比較して〇・六%減少し、また、有収率は、前年度より〇・六ポイント向上いたしまして九三・〇%となっております。
次に、
建設改良事業でございますが、総額で五十二億九千五百八十万円を執行し、老朽鋳鉄管の更新工事など施設の改良、新設を行いました。
次に、予算との比較でございますが、
収益的収入の決算額は二百七十二億九千三百四十二万円となり、千九百七十一万円の増となりました。
収益的支出の決算額は二百六十五億三百七十七万円となり、四億八千二百七十七万円の不用額が生じております。
また、
資本的収入の決算額は六十五億七千五百十万円となり、十一億六千五百二十三万円の減となりました。
資本的支出の決算額は百三十二億八千三百五十七万円となり、
建設改良費で二十二億四千八百七十五万円を翌年度へ繰り越し、不用額は四億八千四百九十八万円となっております。
次に、損益計算についてでございますが、総収益二百六十億二千九百十三万円に対して、総費用は二百五十四億四千三百六十六万円となり、差し引き五億八千五百四十七万円の純利益となっております。これにより、当年度末における未
処理欠損金は二十八億八千二百八万円となり、全額を翌年度へ繰り越しております。
次に、
貸借対照表でございますが、資産総額並びに負債、資本の総額は、それぞれ当年度末で千九百四十三億六千二百八十六万円となり、前年度末に対して六億一千五百六十四万円の減少となっております。これは、主に、資産については流動資産が増加したものの固定資産が減少、また、負債、資本につきましては資本剰余金が増加したものの借入資本金が減少したことによるものでございます。
以上が、平成二十一年度水道事業会計決算の概要でございます。今後とも水需要が伸び悩むなど、厳しい経営環境が続く見通しではございますが、事業運営の基本である安定給水の確保、給水サービスの向上に努めてまいる所存でございますので、何とぞ慎重御審議の上、御認定賜りますようお願い申し上げます。
〔ガス事業管理者 大嶋英世登壇〕
29: ◯ガス事業管理者(大嶋英世)第百一
号議案平成二十一年度仙台市ガス事業会計決算認定に関する件の概要について、御説明申し上げます。
平成二十一年度のガス事業は、経済状況やエネルギー事業者間競争の影響を受け、需要家戸数が減少する厳しい経営環境の中、都市ガスの普及促進とともに、長期安定供給と保安の確保に鋭意努力してまいりました。
特に、新規需要の獲得と離脱防止のため、お客様への訪問巡回を初めとする地域密着型営業やハウスメーカーなどサブユーザーとの連携、ショールーム「ガスサロン」の活用などにより、環境に優しく経済性にすぐれたウィズガス住宅のPR強化に努めるとともに、新たに導管を延伸した仙台北部中核工業団地群において大口供給を開始しました。
まず、事業実績についてでございますが、需要家総戸数は三十六万二千百五十二戸となり、前年度に比べ一千六百五戸の減少となりました。また、ガス総販売量は二億九千三百四十四万七千立方メートルとなり、前年度に比べ五・七%の増加となりました。
次に、設備投資についてでございますが、大衡幹線中圧管工事を初めとする導管工事など
建設改良費として四十五億四千三百三十四万円を執行いたしました。
次に、予算との比較でございますが、
収益的収入の決算額は三百八十億九千五百三十二万円となり、四億九千二万円の減収となりました。
収益的支出の決算額は三百五十三億三千七百十万円となり、九億五千八百一万円の不用額が生じました。
また、
資本的収入の決算額は五千八百九十二万円となり、一千百九十八万円の減収となりました。
資本的支出の決算額は百十二億六千八百三十八万円となり、
建設改良費で十四億二千八百八十五万円を翌年度へ繰り越し、不用額は五億九千九百五十七万円となりました。
次に、損益計算についてでございますが、総収益三百六十三億七十七万円に対し、総費用は三百四十二億五千七百三十七万円となり、差し引き二十億四千三百四十万円の純利益を生じました。これにより、当年度末における未
処理欠損金は二百二十四億九千百九十九万円となり、全額を翌年度へ繰り越すこととしております。
次に、
貸借対照表についてでございますが、資産総額並びに負債、資本の総額は、それぞれ当年度末で七百四十四億五千七百六万円となり、前年度末に対して三十七億七千六百万円の減少となりました。これは、資産につきましては主に流動資産が減少したこと、また、負債、資本については借入資本金が減少したことによるものでございます。
以上をもちまして、平成二十一年度仙台市ガス事業会計決算の概要についての説明を終わらせていただきますが、今後も、より一層の経営効率化とさまざまな営業活動を推進し、ガス事業の使命であります安定供給、保安の確保、サービスの向上に努めてまいる所存でございますので、何とぞ慎重御審議の上、御認定賜りますようお願い申し上げます。
〔病院事業管理者 玉井信登壇〕
30: ◯病院事業管理者(玉井信)第百二
号議案平成二十一年度仙台市病院事業会計決算認定に関する件の概要について、御説明申し上げます。
市立病院は、医療構造改革や地方における医師不足など医療を取り巻く環境が大きく変化する中で、近年ますます複雑多様化する医療ニーズに積極的に対応するとともに、高度な医療技術と診療機能を発揮して、市民の健康の増進と福祉の向上に努めました。
特に、救命救急センター、認知症疾患医療センター及び感染症病棟の運営など、政策的医療の分野におきましては、仙台医療圏の地域医療体制の中核病院として、引き続き重要な責務を果たしました。
さらに、新型インフルエンザへの対応については、発熱外来の設置や休日診療の実施、入院受け入れ体制を整備するなど、迅速、適切に対応いたしました。
また、臨床研修医の受け入れ、医学部学生、看護学生、救急救命士の実習教育など、将来の地域医療を担う人材の資質向上にも力を注ぎました。
病院の新築移転におきましては、平成二十六年度の開院に向けて基本設計の作成などを行いました。
さらに、市立病院の経営の健全化を柱にアクションプランとして策定した仙台市立病院経営計画の着実な推進に取り組んできました。
事業実績につきましては、延べ入院患者数は十五万一千八百六十六人、延べ外来患者数は二十五万七千九百三十九人となり、合わせて延べ四十万九千八百五人の方々の診療を行いました。
主な
建設改良事業につきましては、病院の新築移転については、新仙台市立病院基本設計を作成し、現病院においては、来院者等の安全確保のために外壁片等落下防護改修工事を行いました。
また、より良質で信頼される医療サービスを提供するため、血管撮影装置、眼科用手術顕微鏡などの医療機器の整備を行いました。
次に、予算との比較でございますが、
収益的収入の決算額は百十六億九千三百十七万円となり、二億六千六百九万円の減収となりました。
収益的支出の決算額は百十六億八千八百四十四万円となり、二億三千二百五十六万円の不用額を生じました。
また、
資本的収入の決算額は十億九千九百十一万円となり、十万円の減収となりました。
資本的支出の決算額は十四億一千四百七万円となり、三百四十六万円を翌年度に繰り越したことにより、七千九百七万円の不用額を生じました。
次に、損益計算についてでありますが、総収益は前年度に比べ〇・一%増の百十六億七千四百六十一万円、総費用は前年度に比べ〇・四%増の百十六億七千四十二万円となり、差し引き四百十九万円の純利益となりました。これにより、当年度末における未
処理欠損金は三十八億一千五十五万円となり、全額翌年度へ繰り越しております。
次に、
貸借対照表についてでありますが、当年度末の資産総額及び負債、資本の総額は、それぞれ百四十一億八千百三十六万円となり、前年度末に対し二億四千四百八十万円の増加となりました。
資産総額の増加は、主として流動資産の増加によるものであり、負債、資本総額の増加は、主として資本金の増加によるものであります。
以上が決算の概要でございますが、病院経営を取り巻く環境は、平成二十二年度の診療報酬改定において十年ぶりのプラス改定となったものの、なお厳しさを増しております。しかし、当院は、今後とも職員一人一人が経営改善の努力を継続するとともに、当院に期待される役割に的確に対応して、引き続き安心・安全で質の高い医療サービスを提供すべく努力する所存でございますので、何とぞ慎重御審議の上、御認定を賜りますようお願い申し上げます。
31: ◯議長(野田譲)次に、議第十一号について、提出者から説明を求めます。花木則彰君。
〔三十五番 花木則彰登壇〕(拍手)
32: ◯三十五番(花木則彰)日本共産党の花木則彰です。提出者を代表して、趣旨説明をいたします。
議第十一号
敬老乗車証条例の一部を改正する条例は、市が提案をしている第百六号議案
敬老乗車証条例の一部を改正する条例の対案として提案するものです。
現在の
敬老乗車証条例は、二〇〇二年に有料化したときに、それまで要綱にあった敬老の意を表してという文言が削られて条例化されました。私は、現在の条例の目的の条項を多年にわたり社会の進展に寄与し、かつ、豊富な知識と経験を有する人として、高齢者に敬老の意を表してに変えて、そのほかの条項は現行のままとする条例改正案を提出するものです。
以下、その理由を述べます。
奥山市長の提案する改正案では、まず、無料で一万円分利用できる第二種敬老乗車証を廃止するとしています。現在交付を受けている約三割が、第二種乗車証です。この廃止で交付率が大きく下がることは明らかです。また、五千円、低所得者は千円で一年間フリーパスとなる第一種敬老乗車証にも、一割の自己負担、応益負担を導入しようとしています。さらに、上限額を年間十二万円にし、それを超える分は援助しないというものです。
仙台は、合併で広い市域を持つようになりました。遠いところに住む人ほど重い負担となる地域格差を高齢者福祉の分野にまで持ち込むものです。低所得者には五%の負担にするといいますが、この問題の本質は変わりません。
応益負担にすると、利用抑制が働きます。交付率が落ちることと利用抑制が重なって、
敬老乗車証制度の利用総量は大幅に減ることが当然予想されます。市バス、地下鉄、宮城交通など交通事業者は、利用が減れば
敬老乗車証制度からの運賃収入が減ってしまいます。
市の案は、仙台市の福祉予算からの支出を大幅に減らすためのもので、高齢者と交通事業者に大きな負担を負わせる結果になります。市の財政が苦しいというのなら、高齢者に負担を負わせないでできる方法をまず探求すべきです。
仙台市は、第一種乗車証ではバス五七%、地下鉄六一・七五%の割合で、第二種では乗車料金の一〇〇%を、高齢者福祉費から交通事業者にお金を出しています。市長がこの高齢福祉費からのお金をふやしたくないというのであれば、交通事業者へ出すお金の算出方法を見直すことをまず検討すべきです。
敬老乗車証条例では、第五条に「市長は、対象交通機関に係る事業を経営する者に対し予算の範囲内で必要な経費を負担する。」と定めているだけです。規則にも、具体的な補助金の算定の考え方、計算式などは定められていません。毎年、市当局と交通事業者が協定書を結び、補助金の算出式を決めています。この条文と規則をそのまま素直に実行すれば、予算の範囲内で現在の制度を継続することができるのです。
例えば、現在と同じ約二十億円の範囲内のお金を出すことにすれば、交通事業者は現在受け取っている金額を確保できます。敬老乗車証を利用した高齢者のお客さんがふえても、バスや地下鉄を増便したりするわけではないので、交通事業者に損害を与えません。安定した収入が確保できることで、経営を支える役割を果たせます。高齢者は、制度の趣旨に沿って、これまでどおり公共交通機関を利用し、元気に過ごすことができます。地域間格差の持ち込みもなく、敬老乗車証の交付率が下がることもありません。利用者は着実にふえるでしょう。
方法はいろいろ考えられます。単純に補助割合を変える方法や、これまでの利用実績に基づいてみなし、補助金を一定期間固定することもできます。こうした場合は、磁気カードでなく、紙ベースの敬老乗車証で済みますから、費用の軽減にも、磁気カードに対応していないバス会社での利用も可能になります。百二十万枚も磁気カードを印刷したり、二千万円もかけてデータの書き込み装置を購入したりする必要もなくなります。
仙台市は、高齢者に負担を求める前に、交通事業者に協力をお願いすべきです。交通事業者は、市の見直し案で乗車料収入が減り経営が困難になるよりも、補助割合は下がるけれども実際に受け取る額が今より大きく減らない方をきっと選ぶはずです。本来の目的である敬老の制度、福祉の制度として維持していくために、削除された敬老の意の文言を復活させ、その立場から、市は課題の解決に当たるべきです。
市の提案は、高齢者の負担増は、はなから当然という立場に立ったものです。これでは敬老の制度からますます離れていってしまいます。
敬老乗車証制度を本来の目的に沿って維持していくために、市の提案する改正案ではなく、議第十一号
敬老乗車証条例の一部を改正する条例こそ、市民に喜ばれるものであると確信して、提案するものです。慎重御審議の上、御賛同いただきますようお願いをいたします。
以上、趣旨説明とします。
御清聴ありがとうございました。(拍手)
33: ◯議長(野田譲)次に、議第十二号について、提出者から説明を求めます。高見のり子君。
〔十一番 高見のり子登壇〕(拍手)
34: ◯十一番(高見のり子)日本共産党の高見のり子です。議第十二号仙台市子どもの医療費の助成に関する条例について、提案の趣旨を説明いたします。
現在、本市の子供の医療費助成制度は、仙台市乳幼児及び心身障害者医療費の助成に関する規則で行われており、対象年齢は、入院、通院ともに就学前までになっています。
私たちは、これまでも子供の医療費助成の拡充について条例提案を行い、今回が四度目の提案になります。内容は、対象年齢を入院については中学校卒業まで拡大するものです。このために必要な予算は、年間約一億円と見込んでいます。
子育て支援施策の充実は、喫緊の市政課題です。とりわけその重要な柱となる子供の医療費助成制度の拡充は、市民の切実な願いです。本市でも、すこやか子育てプランに位置づけて、社会保険加入者への医療機関での窓口無料化や対象年齢を入院も通院も就学前までに拡充してきました。しかし、残念ながら、仙台市の制度が全国的に見てもおくれた水準と言わざるを得ません。
子供の医療費無料化の流れは、市民の要求の強さと切実さにこたえて、目覚ましく全国的に広がってきており、通院も入院も中学校卒業までとするところがふえています。これまで仙台市と同レベルであった政令市も、軒並み制度を前進させています。
さいたま市、浜松市では、既に入院も通院も対象年齢を中学校卒業までとしています。ことし四月一日現在で、十九の政令市中、入院において対象年齢を就学前までとしていたのは、仙台市を含めて六つの自治体でした。しかし、四つの市では、今年度中に制度の拡充をします。堺市はことし七月から通院、入院とも中学校三年生まで、岡山市も六月から入院のみ小学校六年生までに既に拡充しています。千葉市も入院のみ中学校三年生まで、福岡市も年度内には入院のみ小学校六年生までに拡大する予定です。残る広島市も、発達障害の子供については入院を小学校二年生までとしています。このままでは、仙台市は政令市中最低になってしまいます。
本市においても、入院も通院も中学校卒業までとし、所得制限をなくしていくことを目指していくべきと考えておりますが、今回の提案では、全国的な流れにおくれず、現行制度から一歩でも二歩でも前進することに重点を置きました。
現在検討中の仙台市基本構想、基本計画においても、子育て支援は重要な柱の一つになっています。仙台市の将来を担う子供たちのために必要なお金をかけることは、仙台市民の共通の願い、思いです。また、議会改革や議員の仕事ぶりが市民から注目されている中で、議会がみずから条例を制定して、市民の切実な願いにこたえていくことが求められています。
ぜひ慎重御審議の上、皆様に御賛同いただきますことを心からお願いして、提案といたします。
御清聴ありがとうございました。(拍手)
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休会の件
35: ◯議長(野田譲)お諮りいたします。議案調査のため、九月七日から九日までの三日間、休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
36: ◯議長(野田譲)御異議なしと認めます。よって、九月七日から九日までの三日間、休会することに決しました。
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37: ◯議長(野田譲)お諮りいたします。本日の会議は、この程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
38: ◯議長(野田譲)御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
なお、本会議は、来る九月十日定刻再開の予定であります。
本日は、これをもって延会いたします。
午後二時一分延会...