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昭和33年 12月 定例会(第84回)-12月18日−06号
昭和33年 12月 定例会(第84回)-12月18日−06号

宮城県議会 1958-12-18
昭和33年 12月 定例会(第84回)-12月18日−06号


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  1. 昭和33年 12月 定例会(第84回) − 12月18日−06号 昭和33年 12月 定例会(第84回) − 12月18日−06号 昭和33年 12月 定例会(第84回)     第八十四回宮城県議会(定例会)議事速記録                        (第六号)  昭和三十三年十二月十八日(木曜日)     午後四時十九分開議     午後六時三十七分散会 議長                 高橋文五郎君 副議長                遠藤金一君 出席議員(五十名)      第一番           千葉松三郎君      第二番           荒井律二君      第三番           天野利作君      第四番           丹野亀一郎君      第五番           庄司 隆君      第六番           阿部権治郎君      第七番           鮎貝盛益君      第八番           越路玄太君      第九番           木村幸四郎君      第十番           鈴木源吉君     第十一番           芳賀勝郎君     第十二番           中村末吉君     第十三番           小杉十郎君     第十四番           椛沢敬之助君     第十五番           今野貞亮君     第十七番           浅野豊次郎君     第十九番           浅野喜代治君     第二十番           門馬重義君    第二十一番           小出郁郎君    第二十二番           菅原忠実君    第二十三番           高橋大蔵君    第二十四番           鈴木孝一郎君    第二十五番           日野徳寿君    第二十六番           小林仁司君    第二十七番           渡辺健一郎君    第二十八番           浦田冨男君    第二十九番           引地金治郎君     第三十番           平野 博君    第三十二番           村松哲治君    第三十三番           佐藤民三郎君    第三十四番           亘理正彦君    第三十六番           荘司庄九郎君    第三十七番           佐藤新助君    第三十八番           屋代文太郎君    第三十九番           高橋文五郎君     第四十番           遠藤金一君    第四十一番           只木和六君    第四十二番           門伝勝太郎君    第四十三番           後藤勝雄君    第四十四番           斎藤荘次郎君    第四十五番           木村喜代助君    第四十六番           星 龍治君    第四十七番           菊地清太郎君    第四十九番           菊田隆一君     第五十番           沢口一郎君    第五十一番           門間正寿君    第五十二番           小野寺誠毅君    第五十三番           芳賀光男君    第五十四番           猪股春雄君    第五十五番           三春重雄君 欠席議員(五名)     第十六番           粟野豊助君     第十八番           若林豊平君    第三十一番           千葉隆三郎君    第三十五番           千石正乃夫君    第四十八番           武藤光雄君     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−     説明のため出席した者       知事           大沼 康君       副知事          西宮 弘君       総務部長   事務吏員  細谷健治君       民生労働部長 事務吏員  伊達安雄君       衛生部長   技術吏員  伊吹皎三君       農林部長   技術吏員  伊藤 馨君       土木部長   技術吏員  高木 健君       出納長          三沢房太郎君       教育長          山下 忠君       警察本部長        曽我力三君       総務次長  事務吏員  大槻七郎君       秘書課長   事務吏員  砂倉清紀君       財政課長   事務吏員  吉村午良君     宮城県教育委員会       委員長          山田勇太郎君       教育長          山下 忠君       教育次長         成瀬庸男君     宮城県選挙管理委員会       委員長          鳥海三郎君       書記長          餅 菊三郎君     宮城県人事委員会       事務局長         神山勝平君     宮城県公安委員会       委員長          二瓶泰次郎君       警察本部長        曽我力三君       総務室長         増森忠夫君     宮城県地方労働委員会       事務局長         秋山徳郎君     宮城県監査委員       委員           和泉豊治君       委員           戸板重兵衛君
          委員           高橋大蔵君       委員           只木和六君       事務局長         斎藤浩蔵君     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−     宮城県議会事務局       局長           佐治秀松君       次長総務課長 書記   岡崎次雄君       議事課長    書記   飯塚登喜夫君       調査課長    書記   長瀬満佐太君       議事課長補佐  書記   高橋秀夫君       記録係長    速記   今野裕敏君       主事      速記   藤田雄英君     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−     議事日程         第六号           昭和三十三年十二月十八日(木曜日)午後一時開議 第一 会議録署名議員指名 第二 議第百九十三号議案 昭和三十三年度宮城県歳入歳出追加予算 第三 議第百九十四号議案 県議会議員選挙区及び各選挙区において選挙すべき議員の数に関する条例 第四 一般質問〔屋代文太郎、小杉十郎、中村末吉〕 第五 議第百五十五号議案ないし議第百六十七号議案、議第百六十九号議案ないし議第百八十八号議案、議第百九十号議案、議第百九十一号議案、議第百九十八号議案ないし議第二百号議案〔委員長報告〕 第六 請願     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−     会議に付した事件 日程第一 会議録署名議員指名 日程第二 議第百九十三号議案 日程第三 議第百九十四号議案 日程第四 一般質問〔屋代文太郎君、小杉十郎君、中村末吉君〕 日程第六 請願     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− △開議 ○議長(高橋文五郎君) これより本日の会議を開きます。  本日の日程はお手元に配付のとおりであります。     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− △会議録署名議員指名 ○議長(高橋文五郎君) 日程第一、会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員に四十三番後藤勝雄君、四十四番斎藤荘次郎君を指名いたします。     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− △諸報告 ○議長(高橋文五郎君) 御報告いたします。水産商工部長曽根敏夫君は、公務出張のため本日より十二月二十日まで欠席する旨の届出がありました。     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− △議第百九十三号議案 △議第百九十四号議案 ○議長(高橋文五郎君) 日程第二、議第百九十三号議案及び日程第三、議第百九十四号議案を一括して議題といたします。  当局から提案理由の説明を求めます。知事大沼康君。     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 財第四九一号  昭和三十三年十二月十五日                    宮城県知事 大沼 康 宮城県議会議長 高橋文五郎殿     県議会議案の提出について  第八十四回県議会(十二月定例会)に左記議案を別紙のとおり提出いたします。           記 一 昭和三十三年度宮城県歳入歳出追加予算(議第百九十三号議案) 一 県議会議員選挙区及び各選挙区において選挙すべき議員の数に関する条例(議第百九十四号議案)     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−   〔知事 大沼 康君登壇〕 ◎知事(大沼康君) ただいま追加上程になりました昭和三十三年度宮城県歳入歳出追加予算案その他につきまして、その提案理由を御説明申し上げます。  議第百九十三号議案は、管理職手当に関するものであります。御承知のように、市町村立学校給与負担法の一部を改正する法律の施行に伴いまして、公立学校長に対し管理職手当を支給することができることとなりましたので財政事情その他近県の支給状況等をもあわせ考慮し、県立学校長及び小中学校長に対し、十月から支給することとして、これが所要額を追加計上することといたしたのであります。  次に議第百九十四号議案は、選挙区等に関するものであります。公職選挙法の一部改正及び人口の増加に伴いまして、県議会議員選挙区及び各選挙区において選挙すべき議員の数等を定めようとするものであります。  何とぞ十分御審議の上可決されますよう切望いたします。 ○議長(高橋文五郎君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 ◆三番(天野利作君) 簡単でございますが、議長さんにお尋ねいたしたいと思います。議案に関係あるのでございます。議第百九十三号議案でございますが、これはしばらく前に議長さんのお手元に提案されておつたと聞いておりますが、これが今日上程に相なつておるのでございますが、当委員会において付託されれば、当然これは審議いたしますけれども、ただいままで延びておつた事情につきましては、当文教衛生常任委員会が延びた責任になるという誤解をもたれては困りますので、この点に関して、議長さんからちよつとその間の事情を承つておきたいと思います。 ○議長(高橋文五郎君) ただいま天野議員からの御質問でございますが、諸般の情勢からいたしまして、直ちに上程することが適当でないと認めまして本日上程したのでございます。文教衛生委員会の方に責任はないと信じます。 ◆二十一番(小出郁郎君) ただいま上程になりました管理職手当九百三十九万六千余の手当は、十月から三月までの支給の総額だろうと思うのでありますが、しかしながら九月の議会において、財政再建計画の変更額において、人件費として七十三億九千八百万円が増額されておる、合計して九月議会における再建計画の変更額の人件費が七十一億一千四百万円になつており、この総額の中に管理職手当として四月から一カ年一千八百万円を計上して、再建計画が提案せられまして、われわれ議会がそれを了承しておつた。これは今議題になつております追加金は九百三十九万で、この再建計画の変更をしなくてもいゝのかどうかお伺いいたします。   〔副知事 西宮 弘君登壇〕 ◎副知事(西宮弘君) 今期議会の当初におきまして、九番木村議員から御質問がございまして、その際にもお答えいたしましたが、再建計画と実際の予算との関連あるいは比較の問題であります。再建計画の方は一つのワクを示す、一つのワクを設定をしておくというのが再建計画でございまするので実際の予算は常にそのワクの中で操作をするということにいたしておりますので、それは変更等の必要がないのでございます。 ◆二十一番(小出郁郎君) その人件費の総ワクというワクとして取つておつたと、そのワクの中に具体的に、いわゆる管理職手当として千八百万円が入つておるかどうかということ。   〔副知事 西宮弘 君登壇〕 ◎副知事(西宮弘君) 先ほどの御質問は、それが入つておるのに今回半分計上しておると、従つてそれで修正する必要がないかという御質問のように聞き取りましたので、ただいまの御返事をいたしたわけでございます。あの中には一カ年分計上して計算いたしております。 ◆二十一番(小出郁郎君) しかしながら、これを変更しなくてもいゝという御答弁であるようでありますが、将来において、半年支給いたしておる管理職手当の人件費をさらに残額というものを今三十三年度中に支給する御意思があるかどうか。   〔副知事 西宮 弘君登壇〕 ◎副知事(西宮弘君) お答え申し上げますが、ただいまの御質問は再建計画との関連性の問題とは全く別個の問題だと考えますので、私どもは今日提案いたしておりますのは、県の意思でございます。 ◆十三番(小杉十郎君) 小出議員の質問に対して当局の意のあるところは大体わかるような気がしますが、この前の議会の場合には、国庫より少くともその当時において管理職手当を支給すべき旨の予算として、約四百余万円が入つているということを承つており、場合によつては九百万円くらい入つておつたかもしれませんが、その場合には、今提案されたものが、このまゝ可決せられれば、十月分まで入つておるはずの国庫の支出金を返戻して、改めて支給を受けるものか、あるいは従来入つておつたものをそのまゝ、いわゆる後期に利用して、今後入られるはずの、この件に関する国庫支出金が相殺されて来ないようになつただけで済むようなものか、事務的に改めて来て先のものが返戻するものか、あるいは返戻せずに従来加算されておつたもので相殺をされて、来年の三月において、いわゆる国庫の支出金が減るものであるかどうか、こういう点を事務的な問題ですが、念のためにお聞きいたしておきたいと思います。   〔副知事 西宮 弘君登壇〕 ◎副知事(西宮弘君) お答え申し上げますが、ただいまのお言葉の中の最後の部分に該当するわけでありまして、すなわち本年の実施状況を見ましてその結果を見て翌年度清算をされる。これは義務教育国庫負担法に定められておりまして、すべての義務教育の経費が、実支給額の半額を翌年度清算をするということになつておりますので、その点は何ら支障がないわけであります。 ◆十三番(小杉十郎君) しかりとすれば、私は数字の方は頭粗雑でわかりませんからお聞きいたしておきますが、今回提案せられておりまする九百余万円というものは半年分であるし、かりに四月に遡つて九百余万円を支給するとすれば、半額が国から来るのであるから、宮城県分の純負担額がわずかに四百五十何万円の純負担額を支出する覚悟があれば、一切四月に遡つて完了できる。財政の負担はわずかに四百五十万円内外の金で四月までの分に遡つて支給しても、さらにたいしたことはないという言葉は適当でありませんが、それだけあれば全部完了すると、かようなそろばんになるのですが、そのとおりでございましようか。   〔副知事 西宮 弘君登壇〕 ◎副知事(西宮弘君) お答え申し上げますが、ただいまの御質問はまさしくそのとおりでございます。従つて単にそれだけの金額を拾い上げて見ますと、あるいはただいまのお言葉の大問題ではないということが言えるかもしれませんけれども、これはいろいろな方面に関連性をもつた問題でありますので、それだけをもつて財政上大問題ではないということはとうてい申せない状況にあるわけであります。 ◆十三番(小杉十郎君) いろいろの方に波及するということを、今ちよつと私よけいのことを考え、耳の方が悪いので聞き漏したのでしようが、管理職手当の四百五十万円を、たとえば四百五十万円は大金ですから、もちろん軽々しくはとられませんが、財政上苦しくなるという意味は、いろいろという意味なのか、それを支給することによつて、いろいろな方面に波及するとそのいろいろな方面とはこれは穏やかでないと僕ら解釈をしたいわけでもありませんが、このいろいろの方面とは一体どういう方面だか承つておかないと、また委員会にいつてお尋ねせねばなりませんので、いろいろな方面に波及するという、いろいろの方面の一つ具体的な二、三の例を、いろいろですから一つお聞かせをいただきたいと思います。   〔副知事 西宮 弘君登壇〕 ◎副知事(西宮弘君) 私が申し上げましたのは教職員の諸給与の中におきまして、校長先生に支給される今回の管理職手当一般職員に支給される各種の手当等があるわけでございます。一般職員に支給される種々の手当を国の制度を下回つて支給をしておるという例が幾らもあるわけであります。従つて私どもとしては、事務的に考えますると、一般職員の諸手当を減額をしておるのですから、それとの関連で、これは財政上やむを得ずそういう支出をしておるわけですが、それとの関連において考えれば、校長先生だけを満額支給するというのは、一般の先生に対する支給に比べて、バランスを失するという点におきましては、私は事務的に非常に悩んでおるわけであります。従つてそういう筆法から申しますると、一般職員に国の制度を割つて支給をしておるわけでありますから、その筆法から申しますれば、校長先生に対する七%という国の制度をさらにパーセントを減らして支給するというのが、そうせざるを得ないという結果に相なると思うのでありますが、それにはそれとしてのまたいろいろの問題もあろうと思いますので、せめて初年度だけでも節減に御協力を願いたいと、こう考えたのでございます。 ◆十九番(浅野喜代治君) ただいまいろいろとやりとりがございましたようでございまするが、少くとも私の承知する限りにおきまして、国の予算を伴う、すなわち政府予算を伴う地方公務員の諸手当等に関しまする正規の規定よりなるものであつて、国家公務員と差等をつけて、地方公務員に対して措置をした前例、宮城県財政枯渇のときとは言いながら、今まで一度もないように私どもは承知をいたしておるのであります。従いまして先般これは通過をいたしたのでありまするが、通勤手当等におきましても、私個人といたしましては、同じ考えのもとに話し合いをいたしたい。かようなことでこれらの提案あるいは決定、こういうことに対しましても異論をもつておつたのでありまするが、私議運にも都合がありまして出なかつたために、これを先決をするということでございましたので、あえて反対をいたしていなかつたのでございまするが、もしこれらのものどもが、今副知事その他のお話しのごとく、違つた措置がなされるというようなことがもしありといたしまするならば、宮城県政始つて以来、地方公務員のそれぞれの諸手当等が、国家公務員と違つた措置をせられた前例がないのでございます。ただいま違つたものがあると言うておられますが、それらにつきましては政府予算措置をしておらず、あるいは規定を作つておらず、かような点から自由裁量の余裕がございましたのでございまするが、少くとも本県に関しましては、さような事実はないと私は深く信ずるのでございます。従いまして、事務当局がこれらの問題に対して、私はすなおに考えまして、せんだつて社会党さんでございますか、何かこういう方面の共闘、「一緒に闘う」共闘委員会から議会招集の日に、各議員の方々に質問公開状が出されたものと思いますが、あるいは私だけに来たものかどうかわかりませんが、私どもに参りましたので、私は卒先これに回答いたしました。その文面にはイエスかノーかを書いて、その理由を書きなさい、この理由をわれわれの機関紙にそのまゝ発表するというようなことでありましたので、私はあえて一日もたたずに回答いたしております。その文面にいわく、今申し上げましたようなことを掲げ、さらに後段に至りましては、少くとも宮城県地方公務員であられまする県当局は、いまだに地方公務員たるの見識と言いますか、良識と言いますか、そういうものを失わないことに対しまして、最大の敬意を表する知事さんは、あるいは政党、党派の関係からこれを左右せられるようなことがあるかもわからんが事務当局、執行部においてはさようなことがなく提案せられるであろうと、これまことに地方公務員たるの良識をもつておるということに対しまして、最大の敬意を表する。こういうような回答をいたしておつたのでありまするが、今副知事さんのおつしやる、いわゆる国がきめたものと違つた措置をしておるものがたくさんあるというようなこと、やゝともしまするというと、大へん失礼でございまするが、各位を惑わすようなことにも相なると思いますので、あえてただいま申し上げましたような次第でございまして、いまだにさようなものがあるといたしますれば、委員会等におきまして詳しく拝承いたしたいと思います。さようなことがないことを私は申し上げる次第であります。以上。   〔副知事 西宮 弘君登壇〕 ◎副知事(西宮弘君) お答えをいたしますが、国の制度を下廻つて支給しておるというのは、一般職員の中には、諸手当の中にあるのでありまして、これはもちろん理想といたしましては、国の基準どおりに支給するというのが建前なのでありますが、県財政不如意のために、やむを得ず一般職員に御辛棒を願つておるわけであります。かつて国の基準どおり支給したことがあつたのでありますが、その後財政困難になりましたので、財政再建上御辛棒願うということで、これを減率支給いたしておるのであります。それとのバランスを申し上げたのであります。  なお先ほどお話しにありました通勤手当の問題を一言申し上げますると、私は先ほど小杉議員の御質問に対して、教職員の中で、校長先生と一般職員とのバランスを考えなければならんということを申し上げたのでありますが通勤手当のごときは、校長先生も一般職員もともども支給される手当でございますから、これなどはそういう配慮を必要としないということで、あの案を提案した次第であります。 ◆十九番(浅野喜代治君) ただいまのお話しでございまするが、少くとも私の承知いたしまする範囲におきましては、国家予算を伴い、かつ規定によつてやつたもの、さようなものがないと私は信じております。さらにまた四月より遡つて、すなわち遡及して支給をするというような事案も今まで何回あつたかわかりませんが、一度だにこれを途中から切つて支給をしたというような前例もございません。今回の〇・一の期末手当のごときも、政府がきめない先に本県がきめておるようなわけでありまして、そういう方面につきましては、皆様方とともに大いに勉強もし、努力もし、また職員のお困りの点等をも勘案いたしまして、そういう点を通しておつた事実はありますが、途中で切つたという事実は一度だにもございませんと私は申し上げておきます。さらに討論と相なりますので、私はその点は………。 ○議長(高橋文五郎君) 質疑を終結いたします。  おはかりいたします。ただいま議題となつております各号議案は、所管の委員会に付託いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋文五郎君) 御異議なしと認めます。よつて議第百九十三号議案及び議第百九十四号議案を所管の委員会に付託いたします。     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− △一般質問 ○議長(高橋文五郎君) 日程第四、前日に引き続き一般質問を行います。三十八番尾代文太郎君。 ◆三十八番(屋代文太郎君) 一般質問の通告をいたしておりまするので、おそらく不肖私にお許しをいただくのだろうと思いますが、私の通告の内容はごらんのとおり災害対策についてであり、災害対策に対する行政一般についてでありますが、災害対策の一部面である土木の災害費問題が、全国まれなる最低線の一五%ですか、内定するということが発表されて、われわれ議会土木委員会が、これに大あわてをいたして、議会の審議を中止しながら上京をいたされたと拝聴いたしております。従つて私の質問に大きな関連をもちますので、その上京された委員長さんに、委員の代表の方々にこの内容を一応御説明をいただいて、私の質問に入りたいと思いますので、議長の手元において、しかるべくお取計らいを願いたいと思います。   〔「反対」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋文五郎君) ただいま三十八番議員から土木委員長の報告要請がございましたが、これに反対の意見がありますので、議長といたしましてはこの際報告をいたさせない扱いといたしたいと思います。御了承願います。   〔「異議あり」その他発言する者あり〕 ○議長(高橋文五郎君) お静かに願います。  三十八番屋代文太郎君。   〔三十八番 屋代文太郎君登壇〕 ◆三十八番(屋代文太郎君) 私の質問は災害対策についてでございますが、先ほどお許しを得て、上京された土木委員長の御報告をお聞きして、それを参考といたして種々御質問をいたしたいと思うのでございまするが、これがお許しになりませんので、やむを得ずめくらめつぽうに御質問をいたす次第でございます。だが後に続いておりまする小杉議員もまた私と同じような災害対策についてでございまするから、あまりみな聞いてもこれもまたしようがないのですから、ある部分を残して私は質問をいたすつもりでございます。
     二十一号、二十二号の台風によつて、わが宮城県は意外なる被害を蒙り、これによつて橋梁の流出、道路の崩壊、河川の決壊、これらにおいてほとんど経済状態がまさに麻痺せんといたすような状態にありますることは御案内のとおりであります。従つてこれに基いて県当局、特に知事は御心配になられて各地を視察いたされ、心配されておるところの住民に対しては、早急にこれを解決する、復旧をいたしまするというので、住民はやや安心をいたしたような感が見えるのでございます。これに基いて特に出先機関であるところのそれぞれの一線部隊の諸公は、ほとんど不眠不休の姿において、この対策に、事務的にあらゆる方面に御奮斗なされましたことは、私県民の一人といたしまして、この議場を通じて感謝の意を表したいと思うのでございます。かように執行部は知事以下全員が真剣になつて、これにとり組んでおつた。しかるに今回急報として得た災害の一部面である土木の災害費はわずか一五%、これも全国まれなる低比率であることを私は発見をいたしてお伺いせざるを得なくなつたわけでございます。ただ比率が低いからという議論ではございません。この一五%によつて果して宮城県の災害を早急的に解決でき得るかどうか、一五%の復旧によつて、麻痺状態にあるところの、この姿を回復させることができるかどうか、これを憂えなければなりません。前にも申し上げましたように、真剣に取り組んで、知事以下の方々が、かような努力をされたにもかかわらず、なぜ宮城県がわずか一五%という低比率によつて配分されたかというところに私は疑いをもたなければならない、かようにいたしまするというと、せつかく知事さんが視察をなされて、婦人会の方々をお集めになり、あるいはそれぞれの方々に御通知をしてお集めになつたということは、果して真にこの人たちに安心を与えるための本当の気持であつたかどうか、この方々が憂えておるから、この際やるとさえ言うならば安心するであろう。知事の顔を見せれば安心するであろう。あとの運動はどうでもいいというふうな考えはおそらく持たないとは思いまするけれども、結果においてさような結果が生れておる、特に災害の発生すると同時に、閣議が開かれた際に、わが宮城県は災害県から除外されておつたという事実、これを見逃すわけには参りません。これは私から申し上げるまでもなく結論的には報告がおくれたということでなければならない。少くも災害が生じたならば、早くそれらを調査いたし、概略的な申請、あるいは報告というものは当然なさなければならない義務をもつておるのが、これは知事でなければならんじやないかと私は想像をいたし、かような状態であつて、非常に低比率の配分がある情勢下にありながら、知事さんはゆうゆうと移動県庁をおやりになつておる。はなはだしきに至つては、鳥取県の方までおいでになつて選挙運動をなさつておる余裕があることには、私は敬意を表しまするけれどもなすべきことをなさずして、余裕があるかのごとき装いをもつて、かような県政に当ることこそが、この一五%という結果が出たのではなかろうかと私は想像いたすのでございます。この点について、知事はいかように考えておるか、ことに一五%という低比率の数字が、通知が入りましたのは県議会が開会されてからである。それまでは全然御存じない、少くも私から申し上げるまでもなく、これらの決定をするという段階までには、相当の交渉もあつたであろう。あるいはお願いした点もあるであろう。これらの決定は少くともわが宮城県に正式に通知が入るまでに十日ないし二週間くらいの余裕があつたでございましよう、原議が出るまではそれぞれの余裕があつたはずである。なぜこれを知らなかつたかということ、なぜこの一五%であるという事実をわからなかつたかということ、これを私はお聞きをいたしたい。私から言わしむるならば、何ら手を打つていない。熱意がないからこれは知らなかつたのじやなかろうかと、かように思いますので、この点についてお伺いをいたしたいのでございます。特にこの災害に対する事務的措置が非常にわが宮城県がおくれておる。いわゆる一線部隊が不眠不休の姿において種々設計をやり、あらゆる努力をいたしておつて、本庁まで参りますというと、一切の原議ができ上りましても、上層部がいないので決済がとれない、はなはだしきに至つては二週間くらい決済がとれないという事実が生れておる。最近議会が開会されて、部長、知事が在庁いたしておる関係で、最近の書類は続々として決済ができ上つておる。こういう姿において、少くも一線部隊が不眠不休によつて作り上げたものが、鳥取県の選挙の応援のために決済がおくれるということになりますれば、当然災害の復旧がおくれるという結論が生れて来る。こういう責任を知事はどうして取るか、こういう謝罪を知事は県民に対してやる意思があるかどうか、この点をお聞きしまして、私の質問にかえたいと思います。 ○議長(高橋文五郎君) あらかじめ会議時間を延長いたしておきます。   〔知事 大沼 康君登壇〕 ◎知事(大沼康君) 大へんおしかりを受けたのでございますが、宮城県の災害が、非常に災害復旧に関する国庫の負担金が少なかつたと、私も部長を通じまして、当初は了解ができなかつたのでございますが、緊急工事、それからその他工事、いわば今度の予算の配付状況は、御承知のように緊急緊要な工事であるか、そうでないか、という比率を建設省の方でおとりになつておるようでありますが、それを見ますると、青森県の六七・三%に対しまして、宮城県が四六%、山形県が三七・六%、一方その他工事におきましては宮城県が五四%に対しまして、青森県が三二・七%、岩手が三八・八%、山形は六二・四%というようになつております。この三十三年度の配付基準率から申しますと、本省の内示額は青森が一九・三%、岩手が一六・七%、宮城が一五%、秋田が一七・六%、山形も宮城同様の一五%、福島が二〇%、新潟が二一・六%と、このようになつておりまして、単にただいまのような、知事やあるいは部長が事務怠慢のためにというような印象を県民に与えますことは、大へん私は大切なことだと思うのでございまして、このような査定工事を、査定の結果の工事の内容によりまして、緊要か緊要でないかという比率の求め方が建設省によつて行われたとするならば、私は決して、建設省は公平無私な扱いをやつた結果が、宮城県の場合には緊要工事が四六%というパーセントからこのような災害の結果が出たのでございまして、私は建設省をうらむとか、あるいは私どもの部課長が事務失態をやつたというようには絶対考えられないのでございまして、どうぞ議員の皆さんも、これらの表も作つてございますから、これは建設省の方でお作りになつたのでございますから、これをお読み下さいまして、ただいまのようなことは絶対ないということを御信頼願いたいのでございます。  なお私は、この問題につきましては、むしろ私自身が調べた方がよかろうと思いまして、東京へ電話をいたしまして、建設委員の方々にお願いいたしまして、実は電報もいただいておるのでございます。その結果参りました電文は、今日の十八日午後の零時四十九分に私の手元に参りましたが、「三十三年度災害の当初内示額は、緊要箇所が少なかつたための低率であり、目下三、五、二の比率に合うよう大蔵省と折衝中であるので、県の受入可能額を至急決定報告せよ、なおこのことは、本省柴田事務次官と打合せたものである。」このような電報もいただいておるのでありまして、私はただいま申し上げましたとおりに、決して事務当局の怠慢とか、私どもがいないためというようなことは絶対ないのでありまして、たとえば、私が不在をいたします場合には、全部副知事が代決をいたすような組織になつておりますので、決して事務怠慢という事実もございませんし、ただいま申し上げたとおり、緊要工事が県の場合には、宮城県は最低の四六%であつた、一方青森は六七、あるいは福島が七〇・一、新潟が七二・〇というように、わが宮城県よりも約二倍近い緊要度のために、それらの予算関係が、負担割合がこのように決定したということを御了承願いたいのでございます。 ◆五番(庄司隆君) ただいま屋代議員の質問に対して知事さんは建設省の今回の事業の災害の緊要度が、県の申請したものと正比例をしておつたと、決して向うをうらんでもおらんし、不当だとは言つておらんと、かような意味に私承つたのでありますが、そこで専門家の高木土木部長さんに伺いたいのですが、この一五%という線で、あなたはこの程度の緊要度であつたものかどうか、またこれであなたに不満や、あるいは不服等や、心残りがないのかどうか、これが専門家として県内をあまねく跳査して、そして得た結論と一致するものかどうか、その点についてお伺いをいたしたいのであります。   〔土木部長 高木 健君登壇〕 ◎土木部長(高木健君) ただいま五番議員からの御質問にお答え申し上げますと、確かに災害復旧について政府の国の方針といたしまして、きまつておりまする、いわゆる三、五、二方式によりまする率から考えまするならば、当然かりにと申しましても、これは事実でございますが、四六%という緊要事業の含有率でありましても、二一%程度の事業費が来る理屈になるのでございます。従いまして一五%という数字に満足いたしませんでしたので県会からも委員長の御足労を願つたのでございまして、この点の事情につきましては、御理解願えるのではないかと思いまするが、しかしその一五%になぜなつたかという点について、事情の御説明を申し上げまするならば、これは国が、建設省と申した方がよりいゝと思いますが、建設省が当該年度の災害に対しまする予備金支出の手続をいたします場合は、各県からの被害報告を土台にいたしまして、大蔵省との折衝をはかり、国会の賛同も得まして予算化の措置が講ぜられるのでございます。従つて建設省はその報告に基いての予算化をいたしましたものを配付いたしておるのでございまするが、たまたま各県からの報告のありました被害報告額よりも、実際に査定官が出向きまして査定をいたしまして、当該年度の査定額を決定をいたしまする場合に、各県からの申請いたしまする総額が、この被害報告額よりも上廻つたのでございます。幸いに私ども宮城県の場合におきましては、逐次建設省との連絡をとつて参つておりましたので、この被害額と報告額と、予算査定の申請額とがほぼ一致いたしておるのでございまするけれども、東北各県関係におきましても、その差額が三十億、全国にいたしますれば五十億円という被害報告額と、査定申請額との差があつたのでございます。その差額におきましても、従来ならばむしろ被害報告額の方が、査定申請額よりも上廻つたのが実情であつたのでありまするけれども、本年度におきましては、いろいろと諸般の事情もあつたのでございましようけれども、必ずしもその報告の誤りを指弾するということも考えられないのでございまするけれども、各県からの被害報告額が、その申請額よりも下廻つたのでございます。ただいま申し上げましたような、五十億下廻つたのでございます。従つて実際の見かけの災害よりも、実害が多かつたということになるわけでございまして、第一次の予算措置を講じました額の配付、これが当然方針からいたしますれば、二五%の平均がなくちやならない、第一年度の配付が平均一七%というようなことになつたのでございまして、この本県におきましては、それが一五%になつたのでございます。建設省の説明を伺いますと、この配分の方式につきましても、そういう事情でございましたので、緊要工事を主として考えざるを得なかつたということから、その他緊要でない災害確定額に対しましての予算配付よりは、むしろ緊要工事の比率によつて配分されたということになつて、山形県の場合におきましては、わが宮城県よりもさらに少い配分がきまるのでございますけれども、山形並びに宮城県は一五%という線まで一応引き上げて配付を受けておる次第でございます。しかし、この配付の事情は東北の気象的な条件によりまして、北陸とともに他の南部の県の査定の終了をまたずに、一応の配付を受けておるのでありまして、いわば第一次配分と考えてもよいと思うのであります。従つて弾力性があるのでございますけれども、基本的には先ほど申し上げましたような、五十億の開きがございますので、これらに対する措置といたしましては、新聞等においても報告され、また委員会等においても報告がありましたごとく、国において第二次補正等についての考慮を払われつつある際でございます。従いまして災害に対しまする対策等についての諸般の事情は、その辺のお答えだけでは尽せないのでございますけれども、御了解をいただければ幸せに存ずるのであります。 ◆五番(庄司隆君) ごく簡単に結論的なものだけ伺いたいと思うのです。私は素人で土木科学等については全然門外漢でございます。そこで先ほど知事さんの御答弁では部下の怠慢や何かじやない、そういうことは全然ないしまた建設省等においても差別待遇みたいな、そういう意味の配付の決定をしたものじやないというようなお話しがございまして、部長さんにあらためて伺つたのでございますが、知事さんの場合におきましては、別段御不満の御様子もなかつた。それから部長さんに伺いましても、この点についてははつきりとお触れになつておりません。これで大丈夫なりと、心配ないのだと、かようなふうな専門家の裏付けとしての御所信を披瀝していただくならば、私は非常に安心をいたすのであります。素人ながら自分の身近の地方でさえも非常にあと一雨くらい降れば危ないと思うようなものも二、三ございます。そういうようなものをすでに御調査になつておられますので、この一五%という緊要度を示されて、この数字でもつて大丈夫今後別段の不安を県民に与える必要がないと、そういうような確信がおありであるかどうかを、もう一度伺つておきたいのであります。   〔知事 大沼 康君登壇〕 ◎知事(大沼康君) 私の答えました内容でございますが、私が建設省をうらんではいないというお話しをいたしましたのは、いわば少くて、いわば分け方に公平、不公平があつたのじやないかというような点も、私は実は初めは考えたのでございますが、あのような各県別の比率等を伺いまして、土木部長の専門的な知識を伺いました結果、あの程度の比率は妥当なのかと聞きましたところ、妥当だとも思うということでもございましたので、その意味で、私は建設省をうらむようなことはいけないことだというふうに申し上げたのでございまして、災害復旧予算といたしましては、あの金額ではとうてい足りないのでもございますから、先ほども電報で東京へお願いを申し上げまして、なおまた、東北開発特別委員会でも、六県の委員の先生方が、ぜひ増額すべきだというようなことで、運動をしていただいておるのでございます。なお、私も今日議長とともに移出米奨励金等で東京へ参りますので、今後もあの金額をぜひ増額してもらうように努力いたしますことは間違いがないのでありまして、議長ともどもにあの金額を、ぜひ私どもが考えているような線まで伸ばしまして、少くとも先ほどの屋代さんのお話しのように、工事に支障のない、いわば農家の皆さんや住民の皆さんを御心配かけない程度まで工事をいたすように、今後も努力をいたすことだけは、これは付け加えておきたいのでございます。 ○議長(高橋文五郎君) 十三番小杉十郎君。   〔十三番 小杉十郎君登壇〕 ◆十三番(小杉十郎君) 大体同僚屋代議員の質問に大分詳細懇切丁寧な御答弁があつたようでございまするが、重大な個所でわれわれはこのまま受取るわけには参らんのでございます。それは専門家がある程度の緊急欠くべからざるものとして、これを政府に報告申請をしておる。その比率が若干下回る査定を受けた場合に、単に他県の比率を持ち出しまして、ほかの県では何十パーセントであるから、わが県の場合は何十パーセント、あるいはほかの県は何十億の場合、我らの査定を受けてあるから、わが方はこの金額に、この査定は妥当であるという工合に、他の数字と、他の県のわれわれのあづかり知らない災害の状態から割り出した金額が、いわゆる皆様方のお骨折なすつたその仕事の裏打ちになつて説明をされておる。われわれはさような説明を顧みて、他を言うのたぐいでありまして、少くとも宮城県の場合は、緊急欠くべからざるものとして、お出しになられた災害の個所並びにその災害の額、その復旧に対する予算というものは正直に言いますれば、県民の福祉を守り、災害の復旧をやるためには最少限度これだけは必要であるという不退転の決意でこれはお出しになつたものでなければならんし、その比率が他県が一七%、わが方は一五%であるから、ちようど適正だというようなお考えになるならば、最初から一七%の欠くべからざる資料をもつて談判した方がいわゆる全部査定を受けたことになりますから、結局その方がよろしいのではなかろうか、いわゆる山をかけてやつたようなものか、いかにもそういう印象を受けるようなお仕事の状態が、さも査定をされた場合に、やむを得ないという理由に利用されるような印象を受けることを私は大へん遺憾に思います。誰が何と言つても他県の場合には二〇%あるいは一七%、わが方は一五%に減つたということは、宮城県災害復旧にとりましては支障なしとはこれは言われないはずであろうと私は思う。もしそれで支障ない、それでさつきも申しましたが、支障がなく妥当であるならば、最初から一五%の申請をなして、百パーセント査定を受けたという結果の方がはるかによろしいのであつて、何も議会の最中に、大急ぎで土木委員長をわずらわしまして、土木部長が議会を離れて当局に所信をただしたり、あるいはどんな事情になつておるかというて、あわてて東京に行く必要もないはずである。しかりとするならば、何のために東京に行つたかということになり、私はそのおいでになつた理由というものは、やはり災害復旧予算の増額であり、再配分の要求であり、あるいは万全を期すための折衝に行かれたはずである。当局みずからこの災害復旧には不満足であるということを、形の上に示しておきながらやむを得ざるもの、妥当であるというような御答弁で、ただ一時に苦しまぎれに、この議会だけをどうにか通せばいゝというような態度は、これは決して妥当な御態度ではなかろうと思うのであります。この点で私は当局の反省を求めたい。何のために土木委員長をわずらわして、しからば東京に大あわてに行かれたか、われわれはそういう場合に行く必要がないではないかという御意見すらも申し上げたい、ところが事穏やかではなく、これでは宮城県の災害の復旧に一大支障を来たすおそれがあるから、ぜひ行つてもらいたいという要請があるから行くのである。そういう要請の必要がないということになれば、今の答弁をそのまま承りますれば、そういう点で私は当局の猛省を促し、何もわれわれはそのあげ足をとつて、胸の溜飲を下げて、それ見よ、社会党知事の大沼さんだからかようにひねられるのだ、だからどうだというようなことを考えて質問をいたしたり、あるいは快哉を叫んだりいたすような量見の狭い考えの方は当議会には一人もおりますまい。そういう面から見ましても、ただいまの答弁にはわれわれは納得がでないと同時に、しからば現在提案せられ、審議に当つておりまする予算の数字というものは、どういう工合に変更に相なるのであるか、われわれは災害の復旧の応急対策として宮城県の一般歳入の財源をもつてあてるため、あるいはバランスを取るために、財産売払代金であるとか、あるいは過年度収入であるとかいうふうなものを財源にして復活するという範囲のものであれば、あるいはそのままでもいいかもしれませんが、しかし国庫の支出金が財源となつて他の財源に見積るものと合算をいたしまして、五千数百余万円のものが現在起債に提案せられております、こういう工合に査定は減少いたし、査定額が減り、はつきり議会の最中にこの数字が変更になつたのである。金額は別といたしまして、実質的には変更をせざるを得ない状態になつております。おそらくこれが増額せられるとすれば、若干増額せられるかとも思われまするが、それは後年度あるいは今年度の終末でなければ、その増額の目安はつかんじやないか、現にわれわれが審議をいたしておりまするこの災害復旧予算国庫支出金というものが八千三百余万円減るといたしまするならば、そのまま予算がこの数字でよろしいというふうには参らんのであります。御承知のとおり災害復旧予算は軽々しくわれわれが否決をするわけにはいかんし、当局の期待に沿わないような修正をいたしまするならば、知事さんはけしからんから災害復旧に熱がないから、これを守るためには議会のこの議決には従われないといつて、議会解散もあえてなし得る重要な内容をもつておる災害の復旧予算が八千余万円という、少くとも現在大巾な修正をせざるを得ないような今回の段階になつたのは当然であるというような、しごく妥当なような御意見で、現在われわれの前に提案せられておる数字が、そういう内容のものであるとしたならば、予算ではあらずして、これは予想である。われわれは政府の交付金、その他のものがある場合には、見積額、期待額が当然提案せられ、審議の対象になることは過去においても何回もあります。しかしながらかように八千何百万円というものが、しかも緊急欠くべからざる災害予算の審議の最中に、大巾な減額修正をせざるを得ないような事態は、われわれの記憶に誤りないとすれば、少くともここ十年以来いまだかつてない事例なりとわれわれは思わざるを得ないのであります。この予算がこのまま一体審議せられた場合にはどうなるか、少くとも現状の段階においては八千三百余万円、その財源となりまする数千万円の起債ともどもに架空なもの、実現不可能なものを上程しながら、これに協賛を与えなければならないという不見識をあえてわれわれはせざるを得ないという状態にならざるを得ないのであります。かようなことは賢明な県議会において、いまだかつて例もなければでき得るものでもない。しからば当局は直ちに現在提案されておりまする災害関係の数字を修正、訂正をして、そうして議案の修正議会にはかる最も最終のチヤンスでなければならん。今回の本会議はじんぜん日を暮して、この審議が進行いたし、議会修正すればいいのであるか、あるいは当局みずからこれを修正しなければならんというような場合には、明日は本会議がないのである。明々後日はこの議案をあげなければならん。その場合にあわてふためきまして、修正なり、あるいは訂正なり、あるいは再提出の形式をとつたならば、明らかにこれはまた審議が渋滞いたし、議案の審議に一大支障を来たすことも明らかであろうと思うのであります。当局は、予算であるからこのまま通してもらつて、でないところは明年あるいは適当なときに修正をいたしたいなどという、大へん当局には都合のよい御解釈をなすつて説明をなされておるようでありまするが、現に明らかに歳入にならないものを財源として、現に実行のでない災害個所をかかえ込んでおる。しかもどこを繰り延べて、どういうところを来年度に持ち越すかという場所すらもわからないで災害復旧予算を審議議決するほど、われわれはまだそういう軽卒なことはやつた例もなければでき得るものでもなかろうじやないか、われわれはかように考えておるものでございます。予算の扱い方、数字の訂正方に対して、いかなる御所見をもつておられまするや、地方自治法をあえて振り回すまでもなく、いわゆる地方財政法予算に関する詳細なる御説明を、われわれが読み上げるまでもなく、賢明なる当局は、とくとこれはおわかりになつておるはずである。しかも災害予算という重要な案件に対する大巾な数字の変動はいかに処理されて、われわれ議会におはかりに相なられる御所存であるかまずその点を明確にお尋ねをいたしておきたいと思います。  なお先ほどの高木土木担任部長の説明、あるいは知事の説明には、はなはだしく私は不満でありまするが、ただいま直ちに不満であると言うて、それをするのに資料を持つておりませんので、後ほど休憩時間中に速記をとくと拝見をいたしまして、お尋ねをいたして参りたいと思います。暫時その点は留保お許し願つておきたいと思います。以上。   〔知事 大沼 康君登壇〕 ◎知事(大沼康君) ただいまお話しがありましたが、私どもは決して今回の建設省の予算で満足するとか、あるいはこれで安心だとかというような考え方はもつていないのでございます。おそらく宮城県のみならず、災害県は全部が、今回の第一次と申し上げた方がいいと思うのでございますが、あのようなことでは来年の水害等を考えました場合に、各県が全部不満という表現で、これは言い尽せるのじやないかと思いますが、その意味で東北開発特別委員会の方も、ただいま目下この増額方を一生懸命努力をしておるのでございまして、そのような意味でおることは間違いないのであります。なおこの一五%というパーセンテージが妥当だというふうに私は言つたのではないのでありまして、他県との比較を申し上げたのは、本県だけが特に差別待遇を受けたという意味ではないということを申し上げたのでございます。そこで今後の増額の目安でございまするが、おそらく東北開発特別委員会も努力をしておるのでございますから、遠からず決定するように思われるのであります。それは現在計上をしておる予算のワクの中に増額するというのでございますから、それが確定いたしますれば、その不足分については、別途の措置を講ずるというようなことになるのでございまして、予算の減額修正の必要が私はないと思うのでございます。今後増額する額が決定しなかつた場合には、今のうちに減額することは適当でないというふうに私どもは考えておるのでございます。  なおこの総額二億二千四百余万円でございますから、結局お話しのとおりに八千四百万円が足らないということになりますので、ただいま申し上げたように、この額を増額することについては、東北開発特別委員会の方でも頑張つていただくということになりまするが、災害復旧の緊要性は、これは当然誰が考えましても重要でもございますから、事業はこの施越工事ということに建設省の承認さえ受ければ、年度内に実施もしていいのもございますから、そのようなことで、この財源につきましては、極力一般財源を持ちまして充当をいたしたいとは思つておりまするが、それでもなお足りなければ翌年度歳入の繰り上げ充用等を考慮いたしまして、その取扱いにつきましては二月の定例会におきまして措置をいたしますればいいのではないかと、かように思いますので御了承願いたいと思います。 ○議長(高橋文五郎君) 十二番中村末吉君。   〔十二番 中村末吉君登壇〕 ◆十二番(中村末吉君) 大先輩諸公がいろいろ御質問なさいましたので、私はごく簡単に、皆さんもお腹がすいておられるようでございますから、ごく簡単に御質問のなかつた点、一、二御質問いたしたいと思います。  第一点は給与の問題についてでございます。県庁の一般職員の給与については、その時間外の手当は本俸の四%が予算に組まれて支給されておるようでございます。労働基準法によりますれば、その実働労働時間に見合うところの給料を払わなければならないということになつておるのでございます。また宮城県給与に関する条例によれば、時間外手当といたしましては百分の百二十五、または深夜にわたりまする場合には百分の百五十を支給することになつておるのでございます。ところが前に申しました本俸の四%というこの金が、一体どういうふうな形で支払われておるのであるかということを私は財務当局にお聞きいたしたいのでございます。それから次にこの四%という予算は、私の調査したところによりますれば、一人の職員に割つて見ますれば、一カ月の間にわずかに四時間ないし五時間くらいにしか当らない金額になつておるのでございます。しかるに実態を調べて見ますれば、県の一般の職員は一カ月に九時間も十時間も時間外の労働を提供しておるようでございます。そういたしますと、この四%の時間外の手当というものは、実働の労働に見合わない金額であるように思われるのでございます。従つてこの点はどうなつているか、特に宮城県の職員の実働の時間外の時間は、一体何時間くらいになつておるのであるかということをお聞きしたいのでございます。  その次に、行列行進集団示威行進に関する条例、俗に公安条例というやつですが、これについて一、二お聞きいたしたいのでございますが、十二月八日、今度、ついこの間でございますが、県の警察本部の警ら課でお聞きいたしましたところ、昭和三十三年におきましては百六十六件の許可がなされておるのであります。ところがそのうちで労働組合等、いわゆる革新系と思われるものの許可件数並びに届出の件数は、その百六十六件のうち、大体九九%を占めておるようであります。それ以外のものは一、二%に過ぎないようでございます。で私は実際に、それではこの条例に該当するようなことが宮城県にどういうふうに行われておるかということの実情を考えて見ましたところ、この条例の第一条に該当するものは、いわゆる革新系だけでなくて、その他のものも相当に多い、この百六十六件の少くも倍くらいの件数はあつたのではないかと、私は大体あると思うのであります。たとえば自衛隊の示威行進、こういうようなものがたくさんある。あるいは何々祭などと称して、明らかに第一条に該当するようなものが、数時間にわたつて交通を制限するような行為が公道で現に行われておるのでありまするが、これが何ら届出がなされない、許可もなされないで行われており、現地の警察官は逆にそれを奨励して、われわれが通行するのを制限するようなことをやつておるのであります。そもそもこの条例が出ました時は、われわれはこれは進歩的な合法運動を圧迫するものであるという観点から、この条例の制定には反対をいたして来たのでありますが、当局はこれに対して決して革新的な運動をば圧迫するというような目的で作るものではないと、こういうような趣旨弁明のもとにこの条例ができ上つておるのであります。しかるにその後の経過を見ますると、これは明らかに革新運動に対する圧迫に用いられておるのであります。たとえばこの条例のどこに当てはまるかわかりませんが、私たちは何かの目的で通行人に賛成を求めるために署名をいただくようなことをやれば、直に解散しろ、検束だというような事実があるのであります。しかるに革新系以外の自衛隊というようなもの、その他の示威行進はほとんど野放しに、むしろ警察がこれを助長しているというようなふしが多いのであります。この点について御当局の明快なる御答弁をいただきたい。かように思うのでございます。  次に第三点といたしましては、税金についてちよつとお聞きいたしておきたいのであります。例の家畜税でございます。農家の牛馬に対しては一年間に二百円あるいは豚のようなものに対しましては、百円の家畜税を徴収しているのでありますが、牛馬は申すまでもなく農耕用の、いわゆる畜力労力として使つておるものでございまして、県は少くも宮城県の農家の生産費をなるべく引き下げるという趣旨のもとに、農業行政をやつておると思うのでございまして、その点から私は農業の生産費を引き下げるという観点から、牛馬に対して些少ではありまするが、この税金をおやめになるという意思があるかどうか、またこの豚などは御承知のように、これは農業の生産物でございます。従いまして、当然これは所得税の対象になり、あるいは住民税の所得割の対象になつておるものでございまして、これに家畜税をかけるということは、たとえ百円でありましても、これは理論的に二重の課税というようなそしりを受けるのでございまして、その意味におきましても、こういうような税金を廃止するお考えがあるかどうかということをお聞きいたしたいのでございます。以上。   〔副知事 西宮 弘君登壇〕 ◎副知事(西宮弘君) 特に時間外勤務手当の問題につきましては、財務当局の答弁を求めるというお話しでありましたので、私からお答えを申し上げたいと思います。時間外勤務手当は四%の額を予算に計上いたしておりますが、これは先ほどお話しにありましたように規定に従いますると、実際に超過勤務時間の実態に応じて支給しなければならんという義務をもつておるのでありまするが、何分にも予算が十分ではありませんために、やむを得ず四%ということに押えまして、その実際の取扱いは、各所属長に、課長、所長等にまかしておるわけでありまして、従いまして各所属長は、その与えられました時間外手当の範囲内におきまして、超過勤務ができるように時間外勤務の命令を発するという扱いをしておるわけでありますが、実際問題といたしましては、御指摘のように、なかなか実際の勤務まで超過勤務手当というものは支給されておらないというのが実態でございまして、その点は職員に取りましては、まことに気の毒なことなのでありますが、財政上やむを得ないわけでありまして、ごしんぼうを願つておるわけであります。実際の実働時間はどの程度になるかというお話しでございましたが、実を申しまするとなかなか実態の把握が困難でございます。もちろん八時間を規定といたしておるのでありまするが、いろいろ勤務の実情によりまして、額が各公所まちまちでありまして、正確な数字をつかまえることは困難であります。これは全く機械的な単純労務であるならば、比較的たやすくその事実を押えることができるのでございますが、いわゆる単純労務ではございませんために、なかなか実際の実働時間をつかむということは困難でございます。  なお三番目に家畜税の問題について御質問があつたのでありまするが、これは御意見のような点は十分私ども考慮をしなければならないと思うのでございますが、ただ財政的には非常に困難な本県でございまするために、そしてまた本県としては、いわゆる税の増税というようなことはいたしておりませんために、この一つが法定外普通税ということに相なつておるのであります。約二千万をこれでちようだいいたしておりますので、現在の財政実態から申しますると、これを失うということは、なかなかの問題でありまするので、かなり困難な問題ではございますけれども、これは今後も予算の運用等につきましては十分検討して参りたいと思います。   〔警察本部長 曽我力三君登壇〕 ◎警察本部長(曽我力三君) 公安条例の問題について御質問がありましたがただいま御質問の中にありましたように、本年中においてこの公安条例による許可申請をされた件数は百六十六件に上つておるわけであります。その大部分は御指摘のように、労働組合労働運動に関連するもの、あるいは、たとえば原水爆反対に対するアツピールというような大衆運動、その他いろいろな社会運動等がございますが、従つての数上においては革新系と申しますか、そういつた面の集会あるいは示威運動の件数が圧倒的に多い実情でありますが、これは別にその他のものが公安条例で当然許可を得なければならないのに、それを受けさせないでいるというわけではないのであります。条例の中にもございますように、行列行進並びに、いわゆる示威運動を行う、たとえば労使の関係であるとか、あるいは政府に対する場合とか、一つの訴えをなすような場合に起る示威的な運動について、こういつた許可の手続を必要とするのであります。もつともこれには除外もございまして、たとえば学校の教官がついている生徒の行進であるとか、あるいは集団示威運動で申しますと、冠婚葬祭の関係あるいは体育の関係等で集会を催すような場合に、これは除かれております。そういつたような面から見まして、実情がこういうことになつておるのであります。それ以外に何ら私どもの方では差別をいたしておらないのであります。またお話しの中にございました、通行人に署名を求める場合に、警察の方で解散させるとかというようなことは、何らかの法に触れない限りはないのでありまして、ただいま申しました公安条例の面においては、かようなことはございません。  以上の通りでございますから御了承いただきたいと思います。   〔十二番 中村末吉君登壇〕 ◆十二番(中村末吉君) まず副知事さんの御答弁でございますが、私は要するに基準法に明瞭になつておつて、そしてしかも条例で明瞭になつておるのに、どうして払つておらないかということをお聞きしておる。特に県がみずから基準法を守らない、あるいはみずから作つた条例を守らないならば、これは末端の指導も何もできんじやないか、こういうふうに思うのです。特に私は強調しなければならないことは、給与の規定によれば、あるいは知事、あるいは副知事や出納長、部長、次長あるいは教育長及び教育次長あるいは警察の署長というようなものは時間外手当をもらつていないかわりに、それに見合うところの特別の手当をもらつておる。しかもこれは満配の手当をもらつておる。私はそういうふうに思う。ところが一般の職員には実働に見合う賃金が払われていないと、こういうようなことになるとするならば、これは上に厚く、下に薄いというようなことになるのではないかというふうに思われる。今の答弁を聞きましても、時間外の労働に見合うところのあれは払われていない。しかも実態は各課に按分して、各課で頭割りにやつておるような時間外手当をやつておるというような実態もある。こうなつて参りますと、実際に何時間働いているか、実働時間がわからないというけれども、実は最初から時間外手当というものは、実働に見合つて払うということをやつておらないからわからんと思うのであります。どこの工場に行つても、どこの事業場に行つても時間外の実働がわからんというようなところは少い、実際に払つておればわかるのですが、最初から払うつもりがないから、その実態もよくつかめていない、こういうふうに思うのですが、従つて私はあらためてお開きしたいのでございまするが、当局としてはこの不合理をあらためる意思があるかどうか、特に上で特別の手当を取つておるという実態をやめて、それおば下に回すというような意思があるかどうかいうことをお聞きしておきたいのであります。   〔副知事 西宮 弘君登壇〕 ◎副知事(西宮弘君) 管理職手当との関連性においての御質問でありましたが、そもそも管理職手当というものが制定されましたのは、いわゆる管理職と称するただいまのお話しは上級職員でありますが、もしこれに超勤手当を支給するということになりますれば、実際はその人たちの超勤の方がはるかに多いわけでございます。たとえば警察で申しまするならば、署員よりは署長の方が多いという実態でありますから、与えられた超勤手当はほとんどそういう上層幹部が食つてしまうということで、これではいけないと、管理職には超勤手当は支給しない、そしてそのかわりに一定の額を支給するというのが、あの管理職手当ができた沿革でありますので、私どもはもしこれを普通職員なみに同じように扱うと、その間の差別をなくしますると、かえつて結果は逆になつてしまうのではないかということをおそれるわけであります。さらに、まさに超勤の実態に応じてそれだけの額を支給しなければならないことになつておるのでありますが、それができないのは、もつぱら財政的な理由でございまするが、同時にただいまの御質問の中に実際の実働時間を正確につかめないというのがおかしいと、どこでも工場、事業場等においては、この点は明確であるというお話しでありますが、これも先ほど御答弁いたしましたように、全く機械的な単純労務でありますると、その点の把握はきわめて容易であります。しかし県庁の勤務のごとく、ああいう勤務状況でありますると、決して機械的な単純労務ではございませんために、なかなかその実情が正確につかめません。もちろんつかめる場合もありますけれども、何のために夜おそくまでやつているのかというようなことが、必ずしも明瞭ではないわけでありまして、夜おそくやつているからというだけで、それを超過勤務というわけにも申しかねる実態もあるわけであります。そういう点が本当に公正な実情を押えるということは、事実不可能に近い困難さでございます。それがために実情に沿わない支給が行われるということがありましても、非常に私どもは残念だと思いますが、なかなかこれを改善する名案がないわけでございます。そういう各種の事情によりまして、もしこれを形式的に申しまするならば、超勤に対しては支給しなければならないという義務になつておりますので、先般申しましたように、各所属長はその範囲で超勤を命令するという形をとつておりますので、形式的にはそのように違反をしておらないということになつておりまするが、実情は、もし財政が許すならば、もう少し引き上げて支給をしたいというのがやまやまでありますけれども、これができないという状況にあるわけであります。 ○議長(高橋文五郎君) 暫時休憩いたします。     午後五時五十分休憩     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−     午後六時三十六分再開 ○議長(高橋文五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− △議第百五十五号議案ないし議第百六十七号議案 △議第百六十九号議案ないし議第百八十八号議案 △議第百九十号議案 △議第百九十一号議案 △議第百九十八号議案ないし議第二百号議案 ○議長(高橋文五郎君) 日程第五は明日行うことにいたします。     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− △請願 ○議長(高橋文五郎君) 日程第六、お手元に配付の文書表のとおり請願が提出されております。所管の委員会に審査を付託いたします。     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−     請願文書表 番号要旨請願者名紹介議員名受付年月日所管委員会八四の五七船岡大橋の改修について柴田郡柴田町長    柴田倫之助 外一名平野、庄司(隆)三三、一二、一八土木五八前川(川崎町地内)の治水堰堤早急設置について柴田郡川崎町長 丹野丹治庄司(隆)〃 〃〃五九轟川(川崎町地内)の護岸工事早急整備について〃〃〃 〃〃     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− △散会 ○議長(高橋文五郎君) 明日は定刻より会議を開くこととし、本日はこれをもつて散会いたします。     午後六時三十七分散会