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宮城県議会 > 1954-12-22 >
昭和29年 12月 定例会(第58回)-12月22日−05号
昭和29年 12月 定例会(第58回)-12月22日−05号

宮城県議会 1954-12-22
昭和29年 12月 定例会(第58回)-12月22日−05号


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  1. 昭和29年 12月 定例会(第58回) − 12月22日−05号 昭和29年 12月 定例会(第58回) − 12月22日−05号 昭和29年 12月 定例会(第58回)   第五十八回宮城県議会(定例会)議事速記録                       (第五号) 昭和二十九年十二月二十二日(水)     午後四時四十三分開議 議長                    粟野豊助君 出席議員(五十二名)     第一番               星 勇之助君     第二番               荘司庄九郎君     第三番               西条善蔵君     第四番               松川金七君     第五番               庄司 隆君     第六番               丹野亀一郎君     第七番               鈴木七郎治君     第八番               阿部長松君     第九番               狩野 伝君     第十番               平野 博君    第十一番               佐藤新助君    第十二番               芳賀光男君    第十三番               小杉十郎君    第十五番               星 龍治君    第十六番               今野貞亮君    第十七番               亀山六三郎君    第十八番               坂井久光君    第十九番               青島武郎君    第二十番               若林豊平君   第二十一番               全先清水君   第二十二番               千葉隆三郎君   第二十三番               只木和六君   第二十四番               椛沢敬之助君   第二十五番               村松哲治君   第二十六番               菊地清太郎君   第二十七番               那須豊治君   第二十八番               藤江喜久夫君    第三十番               鮎貝盛益君   第三十一番               後藤市応君   第三十二番               百井英一君   第三十三番               千葉松三郎君   第三十四番               荒井律二君   第三十五番               浅野喜代治君   第三十六番               遠藤 要君   第三十七番               安倍春雄君   第三十八番               成沢豊之助君   第三十九番               袋 光雄君    第四十番               浅野豊次郎君   第四十一番               斎藤国雄君   第四十二番               粟野豊助君   第四十三番               石垣義雄君   第四十四番               佐藤民三郎君   第四十六番               亘理正彦君   第四十七番               遠藤金一君   第四十八番               越路玄太君   第四十九番               高橋 清君    第五十番               阿部権治郎君   第五十一番               武藤光雄君   第五十二番               門間正寿君   第五十三番               佐々木源左エ門君   第五十四番               屋代文太郎君   第五十五番               菊田隆一君 欠席議員(一名)   第二十九番               千葉 健君 欠員(二名)     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 説明のため出席した者       知事              宮城音五郎君       副知事             早坂冬男君       企画審議室長(兼) 事務吏員  渡利 強君       総務部長      事務吏員  渡利 強君       民生部長      事務吏員  鈴木茂雄君       経済部長      事務吏員  近田正夫君       土木部長      技術吏員  佐藤繁次君       衛生部長      技術吏員  伊吹皎三君       農地部長(兼)   技術吏員  近田正夫君       商工部長      事務吏員  小岩忠一郎君       水産部長      技術吏員  小林世紀君       労働部長(兼)   事務吏員  鈴木茂雄君       林務部長      技術吏員  吉田潤彌君       出納長             岡信侠助君       警察本部長           富永誠美君       秘書課長      事務吏員  二瓶 保君       財政課長      事務吏員  渡辺秀雄君 宮城県教育委員会       委員長             赤木将為君       教育長             三沢房太郎君       教育次長            江渡丈夫君 宮城県選挙管理委員会       委員長             高橋林造君 宮城県人事委員会       委員長             湯村辰二郎君       事務局長            北目 迪君       総務課長            鈴木一郎君       業務課長            砂倉清紀君 宮城県公安委員会       委員長             宮本貞三郎君       警察本部長           富永誠美君       総務室長            片倉卯平君 宮城県地方労働委員会       会長              木村亀二君
          事務局長            橋森義松君       総務課長            渡辺文兵衛君 宮城県監査委員       委員              和泉豊治君       委員              千石正乃夫君       委員              亘理正彦君       委員              鮎貝盛益君     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−     議事日程               第五号 一、開議日時 昭和二十九年十二月二十二日 午後一時 一、会議に付すべき事件及び順序  日程第一 会議録署名員指名  日程第二 一般質問〔佐藤(新)、阿部(権)、藤江、荒井、菊地〕  日程第三 議第二百一号議案ないし議第二百二十九号議案並びに議第二百三十三号議案ないし議第二百三十五号議案(委員長報告)  日程第四 請願陳情     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−     会議に付した事件 日程第一 会議録署名員指名 日程第二 一般質問(佐藤新助君、阿部権治郎君) 日程第三 議第二百一号議案ないし議第二百二十九号議案並びに議第二百三十三号議案ないし議第二百三十五号議案(委員長報告) 日程第四 請願陳情     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− △開議 ○議長(粟野豊助君) これより会議を開きます。  本日の日程はお手元に配付の通りであります。     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− △会議録署名員指名 ○議長(粟野豊助君) 会議録署名員を指名いたします。二十六番菊地清太郎君。二十七番那須豊治君のお二人にお願いいたします。  あらかじめ会議時間を延長いたしておきます。     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− △諸報告 ○議長(粟野豊助君) 御報告いたします。当局より先日提出の議案につき、お手元に配付の通り追加正誤がありました。  選挙管理委員会書記長内山鉄男君は、本日公務出張のため欠席する旨の届出がありました。  暫時休憩いたします。   午後四時四十四分休憩     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−   午後六時十四分開議 ○議長(粟野豊助君) 再開をいたします。     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− △一般質問 ○議長(粟野豊助君) 前日に引続き一般質問を行います。十一番佐藤新助君。   〔十一番佐藤新助君登壇〕 ◆十一番(佐藤新助君) ごく簡単にやりますから御了承をいただきます。  私は労働問題について、その二、三を取上げまして御質問を申し上げ、当局の御説明をわずらわしたいと存ずるのであります。御承知のように現在日本における労働事情というものは、きわめて深刻であり、まことに憂慮すべき段階にあると言えるのであります。第五次にわたつて続きました吉田内閣がとり来つた向米一辺倒の外交方針は、アジヤ地域の貿易を杜絶せしめ、さらには本年度採用いたしましたデフレ政策の強行は、日本の中小商工業者に対してきわめて深刻な打撃を与えているのでございます。この中小商工業者に与えました深刻な打撃は、勤労者の生活を極度に脅かしていることは事実でございます。すなわち失業者は続出し、この失業者はいつになつたならば生業につけるかわからないという、きわめて憂慮すべき状態にあるのでございます。あるいはまた、職についてはおるけれども、賃金のストツプ制がしかれまして、支出の面と収入の面との間に非常なアンバランスを生じて来ているのでございます。このような状態が、いわゆる一家心中というような悲惨な社会問題をも惹起するに至つていることは、皆さんが新聞あるいはラジオの報道によつて御承知の通りでございます。従いまして、これらの情勢に対応する施策が緊急の問題として取上げられなければならない問題であると私は確信いたすのでございます。もちろんこれらの問題は、ひとり政府の責任ではなくて、県においても十分県民の民生安定の立場からいたしまして、これらに対処するところの対策を早急に樹立いたしまして、推進いたさなければならないものであろうと私は考えるのでございます。  まずその一つの対策といたしまして、今御承知のように国全体の顕在失業者は七十万を数えられているというのでございます。本県の場合におきましても、いわゆる七月において二万四千九百六名という失業者を数えておりますのに、さらに十一月現在では二万五千八百二十六名というふうに漸増の傾向を示して来ているのでございます。このように、いわゆる経済情勢の政府のとつておりますデフレ政策強行の結果といたしまして、失業者の数が非常に最近ふえて来ておる。もちろんただいま申し上げました数字は安定所の窓口に登録された失業者の数でございまして、登録されない潜在失業者の数を数うるならば、実に驚くべき数字になると考えられるのでございます。従つて県は、来年度の当初予算を編成する際に当りまして、これら失業者の対策を中心施策として考えなければならない点だろうと思うのでございまするけれども、この点県はどのようにお考えになつて、どのように当初予算の面にそれを具体化しようといたしておりますか、その点についてお聞かせを願いたいのでございます。もちろんこれは失業対策、いわゆる具体的な失業対策の一つでございまするけれども、失業対策は、いわゆる顕在失業者に対する職を与える対策だけではだめでありまして、総合的な失業対策を行うということが肝心でなかろうか、このように考えるのでございます。そのような観点に立つて、いわゆる中小企業の振興、あるいは中小商業者の振興、こういうような問題、あるいは職業補導事業の整備拡充等、これら総合的な失業対策を、いわゆる来年度において強力に推進するところの御意思があるかどうか、この点について誠意ある当局の答弁をお願いしたいのでございます。  さらに、現在あらゆる家庭において頭を悩ましております問題の中に、来年三月卒業するであろう中学校あるいは高等学校あるいは大学、こういうような何万人という数字を数えるでありましようところの卒業生が、はたしてどの程度就職できるだろうかという問題は、われわれ宮城県民がひとしく憂慮する問題であります。聞くところによりますと、現在就職可能であろうと思れるパーセンテージは、きわめて徴々たるものでございまして、もしもこのまま推移するならば、いろいろな角度から考えてきわめて憂慮すべき段階がさらにやつて来るではないかというような心配もあるのでごいまして、県は学卒者の就職の問題について、すなわち積極的に、財政的な処置も伴つて確立して、これを推進しなければならんと考えるのでございまするけれども。その点についても、一般的な労働対策の一つとしてどのようにお進めするつもりであるか、それについてお考え方を伺いたいと存ずるのでございます。  次に、これまた労働問題の一つとしてわれわれが見のがし得ないのでございまするが、今回県は赤字財政克服の一つの方法といたしまして、職員の整理案なるものが上程されて来ているのでございます。この問題に対する質問は、それらの関係議案の審議される前になさるべきであつたのでございますけれども、議会運営上の都合から今しなければならない破目に立ち至つたことは、きわめて残念に思うのでございまするけれども、この際この問題について御質問を申し上げまして、当局の考え方を率直にお聞かせいただきたいと存ずるのでございます。  まず第一に、今回提案されました議第百二十号議案といたして、職員の定数条例の改正案、すなわち職員を二百五十六名整理するという案でございますが、この二百五十六名は機構改革に伴ういわゆる人員整理であるとも当局は称しているのでございます。しかしながら二百五十六名人員整理するというこの数字の根拠は、当局の説明からしてはとうてい合理的な、科学的な数字ではないというふうにわれわれは考えられるのでございます。従つて当局は、この整理せんとする二百五十六名という数字は、どのような理由を根拠にして出て来た数字であるかという点について、われわれが、あるいは整理される職員が十分納得できるような御説明をしていただければ、きわめて幸いであると考えるのでございます。  さらに、整理は今回だけではございませんで、すでに少数ではございましたけれども、過去二回にわたつて実質的な人員整理を行つているのでございます。さらに今回二百五十六名の整理を行うとしているわけでございますが、私が言うまでもなく、労働者解雇されるという問題は、労働者が死刑の宣告をされるのと同様の問題であると私は考えるわけであります。従つてそのような重要な性質を帯びて参りまする人員整理を軽々と何回にもわたつておやりになるということは、きわめて残念な問題でございます。このような重要な問題を何回にも分けて、簡単な考え方でやるということであれば、そのような考え方を当局は一時も早く払拭してもらはなければならないし、われわれ労働者は、さような軽卒な、いわゆる労働者に対して死刑の宣告と同様の性質を帯びた問題に対しての取扱方は、きわめて軽卒ではなかろうか、このように考えるのでございますが、かりに二百五十六名の今回の整理をわれわれが了承いたしますとするならば、これで今後いかなる理由によると雖も整理は今回限りやらないということを言えるかどうか、またそういうことをお約束できるかどうか、その点を率直にお答えいただきたいと思うのであります。  さらに次の私が質問を申し上げることによつて、この整理案に賛成であるということではないのでございまするけれども、整理される者に対する対策もちろん退職手当の率を上げて考えてやるという方法もありましようし、あるいは被整理者を一日もブランクしないように就職の斡旋をするということも対策でございましようけれども、今回提案されて参りました議第二百八号議案、いわゆる退職手当支給条例の特例、それでございますが、この内容を見まするというと、なるほど条件の一項、二項では特別に退職手当が考慮されている内容になつておりまするけれども、三項、四項になつて参りまするというと、きわめて当局の親心がその点には現われて来ておらない、何となれば、四項の場合は、いわゆる三十一年の三月三十一日までにやめた者に対しては、普通退職の場合と同じように百分の百しか支給しないということになつているのでございます。前に制定実施されておりますところの県条例七十号第五条の一項には、自己の意思に反して整理退職の場合には百分の二百の退職手当を支給するということが明定されまして、県条例として現在なおその効力を有するのでございます。そういう点から言いますと、今回の第四項に至つては、きわめて矛盾であると言わなければならないのであります。しかも今回の整理期間は、条例によつて三十一年の三月三十一日までに二百五十六名を整理するという期間を定めておるのでございます。いわゆるこの期間内にやめさせられる者は、七十号の五条の一項にあるごとく、すべからく自己の意思に反して整理解雇されるわけでございますから、当然この期間内にやめる者に対しては、同じように退職手当の支給率が考慮されてしかるべきであると考えるのでございますが、この点の矛盾を県はどのようにお考えになつておりますか、聞くところによりますと、希望者がたくさんあるだろう、あるいは現在欠員不補充の人数もある、あるいは自然退職者もあるということで、決してそのような最悪の条項を適用される人はないで済むのだということを言つているということを聞いておるのでございまするけれども、しかも条例として二百五十六名は昭和三十一年の三月三十一日までの間に整理すると、いわゆる自已の意思のいかんにかかわらず、定数条例の改正によつて整理しなければならない員数でございます。従つて自已の意思に反して整理されなければならない職員に対しては、当然退職手当の特別な支給の率が考えられてしかるべきであろうと、こう私は確信いたすのでございますが、その点について当局はどのように考えておられるや、さらにまた、整理されんとする人たちに対しての就職斡旋の見通しについてどのように見通しを持つておられるかというような点についても、十分納得できるような線で御説明が願いたいのでございます。  もう一つは、現在なお問題となつております、いわゆる年末手当のプラスアルフアの問題でごいます。これは私が申し上げるまでもなく、どの労働者もプラスアルフアの支給の要望をいたしまして、公共企業体はすべからくプラスアルフアが考慮されて妥結いたしております。その他の労働者諸君も、率に相違はあつてもプラスアルフアが考えられて、これまた妥結しているという状態にあるわけであります。もちろん国家公務員の場合でも、それぞれの省の予算の範囲内で、超勤手当の支給とか、あるいはいろいろな形において実質的なプラスアルフアの支給が約束されておるやに承るのでございますが、県がいかに財政赤字と申しても、他の労働者諸君が同様にプラスアルフアが考えられております場合に、いかに赤字だからと申しても、プラスアルフアを考えないわけには参らないのではなかろうか、これはどんな努力を払つても、他の労働者と同じ率で支給されるように県が努力すべきではなかろうかと考えるのでございますが、その点の問題についてどのようになつておるか、この点のお答えを願いたいのでございます。  次に、最近日本の労働界に大きなセンセーシヨンを起している問題として、正常な組合運動の弾圧の問題があるわけでございます。去る東証争議を契機といたしまして、前労働大臣はピケの限界について見解を発表したのでありますが、この見解を具体化して労働次官の通牒が流れて来ているのでございますが、これに対する、いわゆる県の労働行政の担当者としての考え方いかん、この問題についての考え方を当局はこの際県内の労働事情の安定のためにぜひとも明確にお示し願いたいと思うのでございます。  もう一つは、第三国人による日本の労働運動に対する不当干渉問題があるわけございます。皆さん御承知のように、駐留軍が駐留軍労働者不当干渉とも言うべき内容の文書を労働者に配付して、現在その問題が非常に労働界で問題をかもしているのでございます。これらの問題に対しても、県が独立国であるという建前に立つて、あるいは県労働行政の担当者であるという立場に立つて、明確な考え方を中外に闡明し、その考えに基いて行動を徹底しておかないといたしまするならば、県内の労働事情というものは非常に混乱するであろうことを心配するのでございまして、従来幸いにして宮城県労働事情というものは、きわめて平穏を期して来ることができたのでございますが、今後においても労働事情の平穏をこいねがう一人といたしまして、県はこの問題に対して明確な意思を、態度を表明して、さらにその態度意思によつてその問題の解決をはかつて行くという努力がなさるべきであるということは考えるのでございますが、その点についてもどのような措置をとつて、今後どうやつて行こうといたしておりますか、これについても明確な御答弁をお願いしたいと思います。  さらに、現在大きな問題となつておりますので申し上げるのでございますが、これは労働問題とは角度が違う問題でございまするけれども、われわれ県民がひとしくこいねがつてやまなかつた青葉山の開拓者の、いわゆる開拓者の立ちのき問題でございます。これらの諸君が、軍の要求によつてこの場所を立ちのくということになりますれば、あのほとんど全部の諸君が明日から路頭に迷うということは、火を見るよりも明らかでございます。過般県がこの軍の申入れに反対の意思を表示しておるようでございますが、この意思表示はきわめて適切なものであつたと考えるのでございます。ただこの問題は、一片の意思表示によつて解決さるべき問題ではなくて、もつと根強く、県民代表という立場に立つて強固な意思を発揮して取扱つて行くという決意を有しなかつたといたしまするならば、軍の要求通りあの開拓民が、残念ながらこの場を立ちのかなければならないという悲惨事を惹起するのでございまするから、この問題についても県は、今後あくまでも立ちのきをやらなくともいいように徹底的主張をいたしまして、頑張つて行つてもらいたい。もちろんこの問題は地方だけでは解決できませんで、いわゆる中央に持出して行かなければならない問題とも思うのでございまするが、あらゆる方途を講じて、県民の死活問題でございまするから、誠心誠意この問題の解決のため今後戦つていただきたいことを要望するのでございまするが、それらにこたえる勇気がありやどうか、この点について御説明を願いまして、私の質問を終りたいと存じます。(拍手)   〔知事宮城音五郎君登壇〕 ◎知事(宮城音五郎君) 十一番佐藤議員にお答申します。最初の労働問題につきましては、御承知の通り非常に今深刻であります。失業者対策その他どういうふうにするかということでありますが、これは来年度の予算措置をどういうふうに考えるかという御質問ですが、いずれ政府の方のこれに対する対策を見た上で本県としてはその対策をとりたいと考えているわけなんです。  それから卒業就職の問題、これも非常に深刻なことでありますので、今県といたしましては各方面に卒業生の斡旋を依頼し、努力中であります。まだ十分に見通しがつきませんが、非常に深刻なことはお話の通りであります。ただ各方画に就職斡旋を、各工場、事業場あたりに申込みをしているわけであります。  それから職員の整理につきましては、本県といたしましては、仕事の能率増進のために、どうしてもこの際それを実行しなければならないのでありますから、御了承をお願い申し上げます。なお、それに関連していろいろな御質問がありましたが、詳しいところは副知事その他からお答えを申しあげます。  それからプラスアルフアの件、それなども一緒に一つお答えを申し上げることにいたします。  それからピケのこと、そのほか駐留軍に関することは、これは本県といたしましては直接の関係はないのです。そのこともそれぞれ中央関係に申し上げております。今のところは地労委の問題になつて、これに提訴されて、地労委の方で研究中でありますから、お含み願いたいのであります。  青葉山開拓の問題は、このほど申入れがありましたのですが、本県といたしましては、特別調達庁を通して、一応それを何ですか、認めない、受取りがたし、承知しがたしという返事を出しております。なお詳しくは農地部長から申し上げることにいたします。   〔副知事早坂冬男君登壇〕 ◎副知事(早坂冬男君) 十一番議員の御質問に対する知事の答弁漏れの点を私から申し上げます。  今回の行政整理に伴う退職資金の問題でありますが、一応なるほど御質問のように第三項並びに第四項というものは、従来の規定から照し合せて不利のようには見えるのでありますけれども、これは私どもといたしましは、勤務年限の短かい職員に対しましては、六月三十日でもつて百分の二百を支給するというよりは、より有利にこれは支給したいと、かような観点からこうした規定をいたしたわけであります。御所論のように、昭和三十一年の三月三十一日までにやめた者をすべて百分の二百にするということになりますれば、これはすべての職員が全部その線までみな頑張つてしまうということになりまして、せつかくの財政再建の一貫として試みたこの整理ということは、非常に効果が減殺される、かように相なるわけであります。要は勤務年限の少い職員についてどの道を選ぶかという、自由の選択権というものをそこに与えたつもりでありまして、有利に考えたわけなんであります。  それから整理者の就職斡旋でありますが、これはごもつともでありまして、県といたしましても、特別な委員会をつくりまして、これには職員組合の方からも実は入つていただきまして、そうしてできるだけ早く漏れなくこれを就職させたい。かように考えているわけであります。この前の整理のとき、これはもちろん人数も少なかつたのでありますが、大半の者は私どものいろいろな斡旋によりまして、それぞれそのところを得ているのでありますから、今回その数が多いにつきましても、より以上の努力を払つて見たい。かように考えている次第であります。  それから年末手当のプラスアルフアの点でありますが、これは自治庁の方から通牒が参りまして、御承知のことと思うのでありますが、一般職員につきましては、起過勤務手当並びに夜勤手当というものを繰上げ支給する。それから教職員につきましては、宿日直手当の繰上げ支給というようなことをやつて欲しい、しかしそれに対する財源措置はしないということを明確に言つて来ておりますから、要は財源の問題でありまするので、実質的にアルフア加えるかどうかということは、今後これをとくと考究して見たい。要は財源の問題であると考えているわけであります。以上でございます。   〔労働部長鈴木茂雄君登壇〕 ◎労働部長(鈴木茂雄君) 知事のお答えに補足いたしまして、お答え申し上げたいと思います。  デフレ経済の影響によつて失業者が相当ふえて来るが、新年度においては失業対策をどう考えているかというお話でございましたが、御承知のように失業問題の解決は、産業の振興によつて雇傭力を増大して行くということで解決するわけでございますが、ともかく新年度におきましては、公共事業を強力に興すと同時に、この方面に失業者を強力に吸収いたして行きたい。このようなふうに考えておりますし、また失業対策事業の実施につきましても、今後失業情勢の趨勢にかんがみまして、できるだけわくの増大も考えて行きたい。また公共職業補導所を効率的に活用いたしますとともに、内職斡旋についても協力いたして行きたい。このように考えております。  学校卒業者の就職問題でありますが、御存知のようにデフレ経済の影響によつて年々状況が悪くなつておりますが、できるだけ安定所を効率的に運用いたしまして、雇傭促進運動を強力に展開いたしますと同時に、大学卒業者等におきまする就職対策本部を早急に設置いたしまして、一人でも多く学校卒業者の就職を促進いたして行きたい。このようなふうに考えております。  次にピケツトラインの限界に関する労働次官通牒でございますが、これは御承知のように、労働組合の労働慣行確立を目的といたしたものでありまして、ここに労働組合のみが労働慣行の確立を認めるということではなくて、当然使用者に対しましても労働慣行の確立、すなわち不当労働行為の問題に関する点につきましても、当然認められるべきであろうと思うのでございますが、現在使用者に対する不当労働行為に対する通牒が入つておりません。近く参りましたなら、組合並びに使用者に対しまして、こういつた労働慣行の確立につきましてお願いをいたしたい。かように考えているわけでございます。  なお、第三国人による労働組合に対する不当干渉の問題でございますが、すでに御存知のように第三国の方ではこの問題について遺憾の意を表しておるわけでございますし、今後労働関係といたしましても、できるだけ問題の起きないようなふうに、十分連絡を保持して行きたいと思います。 ◆十一番(佐藤新助君) 時間がございませんので、答弁に相当不満な点もあるのでございますけれども、ただ一点再質問をお願いしたいと思うわけでございます。  二百五十六名の、いわゆる員数の根拠ですね、これをやはり御説明願うということが、この問題に対する考え方を相当左右するものであろうと、このように考えるわけであります。従つてこの根拠について、具体的に、親切に御説明願えれば幸いだと思うのですが、この点の御答弁がないので、この点の御答弁をお願いしたい、こう思うわけです。   〔副知事早坂冬男君登壇〕 ◎副知事(早坂冬男君) 二百五十六名の根拠でありますが、これはその大網につきまして先ほど知事からお答え申し上げましたように、県庁内部並びに出先機関につきまして、その各々についていかにすれば最少の経費をもつて最大の効率を上げ得るかということを全部調査いたしまして、これならば十分やつて行けるという調査の上に立つて来たのであります。 ○議長(粟野豊助君) 次に五十番阿部権治郎君。   〔五十番阿部権治郎君登壇〕 ◆五十番(阿部権治郎君) ごく簡単であります。  私は今日知事並びに副知事に質問いたしたい点は、水産宮城を標榜する本県において、水産の行政面についてはもちろんのことでございますが、産業経済の面にも多種多様に論議されておる問題が横たわつておるのでございます。しかし何と申しましても、当面の問題として不可解な案件があるのでございます。それは昭和三十年度、すなわち来年度におきまして、北洋鮭鱒流網と独航船の権利獲得のその出漁船に対する選考の方法でございます。この件につきましては、今春同僚星議員が発言いたしまして、議会の大きな問題となつたのでございますが、それ以上の事件を操返す要素が一般業者並びに漁民の間に多分に内訌していることを察知せねばならないのでございます。かかる紛争を捲き起す原因といたしましては、すなわち敗戦によりまする所産と申しますか、年増し人民が増加いたしまして、また漁民もふえているのでございます。その関係上、あらゆる資源を濫獲しておりますることは、これはもちろんのことでございます。従いまして自然に水産資源が枯渇する現象にあるのでございまするが、業者、ことに船主でございます。船主は赤字経営の一途をたどつておる始末なのでございます。従いまして沿岸より近海、近海より遠洋漁業と必然的に移行しておるのでございますが、現在の段階といたしましては、北洋と南洋の二つの海域を目指して大争奪戦が展開されておる現象なのでございます。われわれは漁民といたしまして、最も注目せねばならない問題は、北洋出漁許可権利獲得の運動でありますが、以西底びき綱団体でございます。それがある財閥と呼応いたしまして、北洋に進出と申しますか、侵害と申しますか、猛運動を展開しているような状態なのでございます。われわれはこの問題をおそれざるを得ないのでございます。北洋と一口に言いますけれども、わが宮城県におきましては、この海域は、自由出漁時代より戦前までは、永年にわたり身命を賭して開拓した海域でありまして、かつては宮城県におきましては太平洋漁業という母船会社までつくつて百五艘の独航船を出漁させた本当に実績県であるのでございます。かような意味合いからいたしまして、北洋漁業は堅実であり、また収支のバランスがとれるというような有望な事業なのでございます。さようでありまする故に、漁業者は今年におきまして、あらゆる起債をし、あるいは資金を工面いたしまして、新造船をつくり、あるいは船を修理いたしまして、待ち焦がれておる希望船が六十艘になんなんとしておるのでございます。現在の水産庁といたしましては、来年度の母船増トンあるいは独航船の増わく、海区調整計画を決定する大切なただいまは時期なのでございます。それでありまするからして、北海道あるいは全国の各県よりは、業者あるいは県当局が一丸となりまして猛運動を展開しておるのでございます。わが宮城県の業者も、実に熱心なのでございます。その割込み防止のために独航船のわくを一艘でもふやしたいというので、組合は大挙し、または個人々々はかわるがわる水産庁につめかけておるような状態なのでありますが、わが宮城県知事当局は一体何をしておるのか、一体その運動に携つておるか、督励しておるか、あるいは連絡をとつているか、あるいは指導しているか、その活動振りは、また運動は少しも表立つておらないのでございます。これにつきまして宮城県の漁民は、その当局の無関心なことに対してごうごうたる非難の声でございます。これに対して知事、副知事は、ただ手をこまぬいて、そして水産庁から割当を受けた場合に適格船を選考すればよいという、そういう気持をもつておられるかどうか、いかなる指導計画を立てておるか、業者と一回でもその話合をしておるか、この面において率直に答弁をお願いいたしたいのでございます。  また、知事は北洋独航船組合と関係団体、関係団体と申しますと独航船組合、ほかに振興会、希望しておる船の業者が百艘になんなんとしておるのでございます。その振興会において、このたびの独航船の選考委員会が設けられたことを知つておるかどうか、知つておつたとしたならば、当局はこれを選考機関として承認するか否か、これを伺いたいのでございます。  また、県の選考機関である独航船協議会が設置されておりますけれども、まだそのメンバーはできておらないのでございます。これについては、はなはだ遺憾に思うのでございます。速急に人選構成の場合、この独航船協議会の権限と性格をどういうふうに取扱うか、これを承りたいのでございます。  また、当局と業者間との二本建選考のためにいざこざができた場合において、せつかく水産庁から割り当てたわくでございます、このわくを、隻数を減じられた場合には誰がその責任を負うか、このことも伺いたいのでございます。  第二に質問いたしたい点は、行政機構改革の水産部併合水産課を廃止に対しましては、私は漁民を代表いたしまして絶対に反対するものでございます。  その理由といたしましては、全国都道府県の中に三課制が六ケ県あるのでございます。そのうち北海道は別といたしまして、山口福岡長崎、鹿児島の各県とも三課でございます。この四県の業績を見まする場合に、むろん水揚高などのことについては問題にならないのでございます。すべての業績においては宮城県よりずうつと下廻つているにもかかわらず、水産振興のために全力をあげて水産行政の振興発展向上を計画しておる場合でございます。しかるにわが県におきましては、漁民の数、組織の数、後方設備の点、特に漁場に恵まれまして、水揚高が百億を突破するわが県でございます。この水産宮城を担当する水産部あるいは水産課、これを予算の緊縮のために縮小とはあまりにも消極的ではないかと考えるのでございます。むしろ独立日本になり、今貿易が再開されんとする場合に、この水産行政によりまして増産振興をはかりましたならば、貿易によりまするところの外貨獲得の一環にもなると思うのでございます。言いかえますれば、宮城知事は水産行政には無関心で、何らの研修をしておらないと言いたいのでございます。水産部には三課あると言いましても、施設課などは漁港協会の出先機関のようなもので、県の予算などは実に微々たるものでございます。知事は無関心であるからこそ水産課を使いこなせないと私は言いたいのでございます。なすべき仕事がたくさんございます。水産金融の問題あるいは検査場の問題、それから水産試験場の問題、これをただ荒廃するのを待つということは、教育家の知事、水産教育にあまりにも閑却すぎると言わざるを得ないのでございます。ことに知事に言いたいことは、このたび東北に二つの水産大学が設けられることになつたのでございます。これを知事が知るや知らずや、聞くところによりますと、館山と岩手県の宮古に誘致されたことを聞きますときに、わが水産宮城の漁民は非常に憤慨している始末なのでございます。水産育成強化のための誠意少しも認められず、水産宮城の何ものかを知事は知らないと私は言わざるを得ないのでございます。もしも水産部を統合、水産課の廃止による後に来るべき問題に一歩でも後退するような事態が起りました場合に、その責任は誰が負うべきや、私は慨歎にたえないのでございます。むしろ水産部統合あるいは水産課を廃止するということは、知事は今後において水産部を廃す前提だと私は考えておるものでございます。われわれ漁民といたしましても、知事のこの水産行政につきましては、見直さざるを得ないのでございます。私は漁民大会を開きましても絶対に反対するものでございます。  次に第三に伺いたいことは、三陸鉄道の問題でございます。三陸鉄道は、皆さんのお蔭様をもちまして細々ながら津谷町まで来年度あたりは落成の運びになると思うのでございますが、しかし現在の本吉郡の生産面から見まする場合に、気仙沼は市に昇格いたしまして、日本でも有名な水揚金高を示しておるのでございます。その他本吉都におきましては、山林資源、地下資源、また沿岸におきますところの沿岸資源もたくさんあるのでございます。しかしながら津谷ばかりでは本吉郡の貨物の輸送については完全だとは言えないのでございます。むしろ盲腸線と言われておるのでございますが、知事がこの三陸鉄道の縦貫をどのように運動しておられるか、岩手県におきましては山田線も完成しております。あるいは遠野線も完通したのでございますが、宮城県は何年経つてもあの三陸鉄道が縦貫完成しないということは、あまりにも宮城県当局が等閑にし、認識がない、交通面において認識がないというように、本吉郡などにおきましては、郡民はむしろ岩手県についた方がよいというような非常な評判になつているのでございます。そういう意味合からいたしまして、知事は三陸鉄道に関心を持たれて運動をしておられるかどうか、この点につきましてもお答えを願いたいと思うのでございます。(拍手)   〔知事宮城音五郎君登壇〕 ◎知事(宮城音五郎君) 五十番阿部議員にお答え申します。本県は水産業は非常に大切であることは申し上げるまでもないのですが、漁場がだんだん遠くの方に発展して参る現状、沿海漁業が近海になり遠洋になるというふうになつて、だんだん規模が大きくなる現状にあります。本県といたしましては、北洋独航船もできるだけたくさん獲得しようとする連動をやつておるわけなのでありますが、いずれ政府のわくがある程度きまつておるようなんで、なかなかこれが困難でありますが、運動は大いにやつておるのであります。詳しくはこれに関して水産部長からお話申し上げます。  それから水産課をやめるということをおつしやられますが、これはそうでないと思いましたが、ただ漁政課と統合いたします。これは決して仕事を縮小するのではなくして、内容を充実し、能率化するためなんです。そういうふうなことで課を一つにするというので粗末にするわけではないのですからして、そこのところをよく御了解お願い申し上げます。仕事のつながり上そういうふうになつた方が能率的だということなのです。  それから水産大学のお話がありましたが、本県は水産関係の高等学校が二つあります。一つは渡波でありまして、一つは気仙沼にあるのですが、気仙沼では最近機関科を増設いたしまして、機関の取扱いその他の船の運用の方をやり、漁撈もやる、そういうようなふうにだんだん拡充しつつあるので、大学ではありませんが、水産教育においては高等学校程度において手落ちはないと考えております。  それから三陸鉄道のことを運動しておらないのじやないかということですが、これは関係の国会議員その他にもしよつちゆうお話し申し上げて運動を続けているのです。決して粗略にしているとは思つておらないのですが、表に出ているとか出ておらないとかによつて運動していないのじやないかというようなふうにお考えになられると、はなはだ迷惑なんですが、運動をやつているわけであります。 ◆五十番(阿部権治郎君) 先ほど外郭団体である振興会に選考委員会が設けられたが、独航船の選考につきまして、この振興会の委員会を認めるか認めないかということのお答えを願いたいのでございます。  それから独航船協議会の性格、これもお伺いしたいのでございます。   〔水産部長小林世紀君登壇〕 ◎水産部長(小林世紀君) ただいま御熱心な北洋問題に対する御質問でございましたが、明年度におきます対策といたしまして、前議会におきましても知事より明確な、円満なる選考の過程をふむということを申し上げたのでございます。ただいま五十番議員の明年度希望船の構成は、北洋漁業振興会としてのその人たちの御意見を尊重するかどうか、そういう人たちの御意見は無視されるのじやないか、いわゆる協議会のみのオンリーじやないかという御懸念のように承りますが、決して本会の協議会の構成メンバーから申し上げますと、そういう人たちも委員に入つておりますし、また既成の北洋組合の方からも委員に入つていただくことになつておりますし、また県条例に基く水産振興審議会の中からも委員として選考していただくことになつております。また学識経験者として県議会の方からもお願いすることになつておりますので、その協議会のオンリーの形においてという前提のもとに各方面の基礎的な御意見は承ることに考えておりますが、この協議会も現在の、来年度における基本的方針が現状におきましては不明でございます。おそらく現況といたしましては、明春に政府の方針が発表されるやに最近の情報を受けておりますので、あらためてその基本方針を示され、また選考の過程のいろいろの基準が示された場合に、協議会にはかりまして十分なる審議を尽し、本年度のごとき結果をふまないことを私は望んでやまない次第であります。 ◆四十三番(石垣義雄君) 知事の御答弁は少しふに落ちないので、私関連事項として申し上げますが、大学を二つふやす、そのわくは宮古と館山にとられたということは、宮城県の水産学校二つあるから、高等学校があるから、それでたくさんだと言われる知事の考えは間違つておられるだろうと思うので申し上げるのですが、これは水産宮城で二つの高等学校を持つているが、それに大学宮城県より、数等水産行政については低下しており、そうして後進県であると思う所にとられて、水産宮城をもつて標榜する二つの高等学校を持つている所に、その上の学校をとられるというのは、まことに残念であるし、知事は水産行政に無関心ではないのかと、かように申し上げるのであつて、知事の答弁は少し的がはずれていると思うから申し上げるのであります。  次に水産部の、同じような解釋のもとに二つを整理統合して、内容は却つてよくなるんだというような御答弁でありますけれども、少くとも課を統合して内容をふやすならば、むしろ統合しない方がいかにその内容を充実するに都合がよいか、そうしてこれは余談ではあるが、中に入りますと、漁政課は、いわゆる漁政を担当して、たとえば課長が水産の技術者ではない、水産課は水産の技術者をもつて課長にしておくというような、その性格なり職務の分野にも相当の開きがあるところの両方の課を統合することで、拡大したり充実したりするというような言葉では矛盾もはなはだしいと思いまするから、関連事項として再質問を申し上げるのであります。この見解をはつきりと、そうして水産宮城のごとく、最近においてふやしたところのそれとは違う、必要欠くべからずして設けた課を統合することは、これは今の軌道にのせるためにやむを得ないけれども、やがてそれ以上に充実するというくらいの答弁をいただかなかつたならば、水産宮城の面目にかけて、漁民なり漁業団体は承知をしないだろうと思うから再質問するのであります。  〔副知事早坂冬男君登壇〕 ◎副知事(早坂冬男君) 四十三番議員の御質問にお答えいたします。水産大学の件でありますが、これは水産部関係の方におきましても、教育委員会の方におきましても、国立水産大学が設けられるということはまだ知つておりませんそうです。もしそれが事実とすれば、これは水産宮城としても何らかの手を打つて、今後大いに努力したい。かように考えております。  それから水産課と漁政課の問題でありますが、漁政部門と水産部門を一つの課長の手によつて推進をして行きたい。もちろんこれは御憂慮になるような、あるいは非常に手が抜けるのではないかというような御心配はあると思いますけれども、私どもはこうした機構によりまして、直接私初め水産部長も、その課長とともに水産部門も漁政部門も手を抜かないように一層の努力をやつて参りたいと思います。もしこうしたことに著しく支障があるということでありますれば、それはそのときに応じてまた何らかの措置を講ずるのが、執行部としての当然の責務と思うのでございます。私どもを御信用になつていただきたいと思います。
    議長(粟野豊助君) 残余の質問は明後日に継続することにいたします。     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− △議第二百一号議案ないし議第二百二十九号議案並びに議第二百三十三号議案ないし議第二百三十五号議案 ○議長(粟野豊助君) 次に日程第三、議第二百一号議案ないし議第二百二十九号議案並びに議第二百三十三号議案ないし議第二百三十五号議案を議題といたします。  各号議案につき、各委員会において審査いたされました経過及び結果について委員長の報告を求めます。  最初に民生委員長。 ◆二番(荘司庄九郎君) 議席からお許しいただきたいと思います。  当委員会に付託されました案件について慎重に審査いたしました結果 議第二百一号議案 昭和二十九年度宮城県歳入歳出追加更正予算(関係分) 議第二百三号議案 昭和二十九年度宮城県母子福祉資金歳入歳出追加予算  右二ケ件についてはそれぞれ原案を可と認めました。  以上御報告いたします。委員長報告通り御賛成いただきたいと思います。   〔「賛成」と呼ぶ者あり〕 ○議長(粟野豊助君) 次に労働委員長。 ◆五番(庄司隆君) 当委員会に付託されました案件について慎重に審査いたしました結果 議第二百一号議案 昭和二十九年度宮城県歳入歳出追加更正予算(関係分)  については原案を可と認めました。  以上御報告申し上げます。委員長報告通り何とぞ御賛成のほどをお願い申し上げます。   〔「賛成」と呼ぶ者あり〕 ○議長(粟野豊助君) 次に教育委員長。 ◆四十三番(石垣義雄君) 簡単ですから議席からお許し願います。  当委員会に付託されました案件について慎重審査をいたしたのでありますが、その経過並びに結果について御報告いたします。 議第二百一号議案 昭和二十九年度宮城県歳入歳出追加更正予算中関係事項につきましては、前議会において希望条件を付したもののうち旅費、需用費の一部復元をみたのは当局の労を多とするものであるが、なお相当の不足額を生じておる事実にかんがみまして、さらに検討を加え予算措置を講ぜられるよう要望するとともに、左記の希望条件を付しまして原案を可と認めました。     希望条件 一、教職員の昇給昇格停止をすみやかに解除し、本年度内に追加予算の実現を期し完全に実施せられたい。 二、退職給与金義務発生分については全額予算計上の上すみやかに支給せられたい。  次に 議第二百二十七号議案 工事請負の契約締結について 議第二百二十八号議案 工事請負の契約締結について 議第二百三十五号議案 工事請負の契約締結について  右三ケ議案についてはそれぞれ原案を可といたしました。  以上御報告申し上げます。何とぞ御賛成願います。   〔「賛成」と呼ぶ者あり〕 ○議長(粟野豊助君) 次に衛生委員長。 ◆四番(松川金七君) 議席からお許し願います。  当委員会に付託されました案件について慎重審査いたしましたが、その結果について御報告いたします。 議第二百一号議案 昭和二十九年度宮城県歳入歳出追加更正予算関係事項については、前議会で削減した歳出第七款保護衛生費中簡易水道施設促進費の市町村補助金を次の議会に復活計上するとの当局の言明を了として原案を可と認めました。  次に 議第二百十三号議案 宮城県保健所設置に関する条例の一部を改正する条例については、原案を可と認めました。  以上御報告いたします。御賛成を願います。   〔「賛成」と呼ぶ者あり〕 ○議長(粟野豊助君) 次に経済委員長。 ◆二十三番(只木和六君) 簡単でありますので議席からお願いいたします。  当委員会に付託されました案件について慎重に審査をいたしたのでありますが、その結果について御報告を申し上げます。 議第二百一号議案 昭和二十九年度宮城県歳入歳出追加更正予算中関係分については、特に各委員より焼失したる農学寮の早期復旧方について強い発言が行われたのでありますが、今回の予算を見まするに、差当り必要とする農機具購入費三十五万円の予算が計上されたのみにとどまり、不可欠の農具舎作業舎等の予算措置が講ぜられていないので、これを当局にただしましたところが、逐次予算措置を講じて、復旧に万全を期する旨の言明があつたので、これを了として原案を可決いたしましたのでございます。  次に 議第二百十四号議案 宮城県家畜市場条例の一部を改正する条例 議第二百十五号議案 種畜預托手数料条例の一部を改正する条例 議第二百十六号議案 種畜種付料等に関する条例の一部を改正する条例 議第二百十七号議案 宮城県改良普及員資格試験条例の一部を改正する条例  以上の四議案はそれぞれ原案を可と決定いたしました。  以上御報告を申し上げますが、何とぞ委員長の報告通り可決せられますようにお願いを申し上げます。   〔「賛成」と呼ぶ者あり〕 ○議長(粟野豊助君) 次に農地委員長。 ◆十五番(星龍治君) 議席よりお願いをいたします。  当委員会に付託せられました案件について慎重に審査をいたしたのでありますが、その結果について御報告をいたします。 議第二百一号議案 昭和二十九年度宮城県歳入歳出追加更正予算(関係分) 議第二百十九号議案 昭和二十九年度県営温水施設事業受益負担金について 議第二百二十四号議案 予算外義務負担について 議第二百二十五号議案 予算外義務負担について 議第二百二十六号議案 予算外義務負担について 議第二百三十三号議案 予算外義務負担について  以上の六議案はそれぞれ原案を可と決定いたしました。  以上御報告をいたしますが、何とぞ報告通り御賛成を願います。   〔「賛成」と呼ぶ者あり〕 ○議長(粟野豊助君) 次に商工委員長。 ◆十八番(坂井久光君) 簡単でありますから議席からお願いいたします。  商工委員長報告、商工委員会に付託になりました議第二百一号議案 昭和二十九年度宮城県歳入歳出追加更正予算中関係事項につきまして十二月二十日慎重審査いたしました結果、原案を適当と認め可と決定いたしました。  以上御報告申し上げます。委員長報告通り御賛成願います。   〔「賛成」と呼ぶ者あり〕 ○議長(粟野豊助君) 次に水産委員長。   〔四十番浅野豊次郎君登壇〕 ◆四十番(浅野豊次郎君) 委員長並びに副委員長事故あり、委員長よりあらかじめ指定を受けたるによつて私より報告をいたします。お許しを願います。  水産委員長報告、水産委員会に付託されました議案三件につきまして、十二月二十一日慎重審査をいたしました結果、議第二百一号議案 昭和二十九年度宮城県歳入歳出追加更正予算中関係事項につきましては、次の希望意見を付して原案を可と決しました。     希望意見 一、歳入第七款寄附金第一項第二目第三節水産試験場十四万円については、石巻無線の工事費に対する民間の寄附でありますが、漁業無線の公共性にかんがみ努めて国庫補助等を獲得するよう努力されたい。  次に 議第二百二十号議案 昭和二十九年度漁港埋立整地事業受益負担について及び議第二百二十一号議案 昭和二十九年度漁港修築事業受益負担金についての両議案は、適当と認めまして原案を可と決しました。  以上御報告申し上げます。何とぞよろしくお願いをいたします。   〔「賛成」と呼ぶ者あり〕 ○議長(粟野豊助君) 次に土木委員長。 ◆三番(西条善蔵君) 議席からお願いいたします。  土木委員長の御報告を申し上げます。当委員会に付託されました議案につきまして十二月十八日より三日間にわたり委員会を開き、慎重に審査をいたしましたがその結果、 一、議第二百一号議案 昭和二十九年度宮城県歳入歳出追加更正予算(関係分) 一、議第二百七号議案 昭和二十九年度宮城県営採石場費歳出更正予算 一、議第二百二十九号議案 宮城県収用委員会の委員の任命につき同意を求めることについて  の各号議案はそれぞれ原案通り可決することに決定いたしました。  何とぞ委員長報告通り御賛成をお願いいたします。  〔「賛成」と呼ぶ者あり〕 ○議長(粟野豊助君) 次に警察委員長。 ◆四十一番(斎藤国雄君) 当委員会に付託されました議案について慎重審査をいたしました結果、議第二百一号議案昭和二十九年度宮城県歳入歳出追加更正予算(関係分)については、次の希望条件を付して原案を可決いたしました。     希望条件  本県警察の機動力現勢は他県に比しきわめて貧弱の状態にあると思われまするので、今後県当局においてはこれが充実に努め、単に国庫にのみ依存することなく県費による予算措置にも特段の配慮をせられたい。  次に議第二百十二号議案 警察署の名称、位置及び管轄区域に関する条例の一部を改正する条例については原案を可決いたしました。  何とぞ以上報告の通り各位の御賛成をお願いいたします。  〔「賛成」と呼ぶ者あり〕 ○議長(粟野豊助君) 次に林務委員長。 ◆三十五番(浅野喜代治君) 簡単でありますから議席からお願いします。  林務委員長報告、当委員会に付託されました議案について慎重審査いたしました結果、 一、議第二百一号議案 昭和二十九年度宮城県歳入歳出追加更正予算中関係分
    一、議第二百五号議案 昭和二十九年度宮城県造林費歳入歳出追加更正予算  の二議案については、すなわち造林費特別会計における立木売払代金は、条例の定めるところにより運用金戻入の方法を定め、次期の議会に提示せられたいとの希望条件を付して原案を可といたしました。  なお一檜山国有林の払下については、去る十四日県議会開会の劈頭知事の提案説明に、花山ダム補償対策の移転代替地として花山村所在国有林、山伏山八百九十三町余を払い下げすることとし、これが予算二千万円計上したことに関連した説明がなされているが、仄聞するところによると、さきに青森営林局長が来県し、副知事室においての右国有林の払い下げによる林野庁側の意向を傳えるところによれば、前例がなく、法的にも不可能であるとのことであり、県が指導林あるいは展示林として保有することを条件とするならば、国有林野整備臨時措置法により払い下げを考慮する旨の意向を表明された由である。しかるに今回提案理由内容中、知事説明と林野庁側の見解に大きな食い違いのあることが委員会において質疑がかわされ、当局においては国有林野整備臨時措置法によつてやつたものであるとの執行部の答弁を了とし、決定いたしましたのであることをここに報告いたします。  右委員長報告通り御賛成あらんことをお願いいたします。 ○議長(粟野豊助君) 次に総務委員長。 ◆十三番(小杉十郎君) 当委員会に付託されました次の十二議案に関し、慎重にこれを審査いたしました結果いずれも原案を可と決定いたしました。 一、議第二百一号議案 昭和二十九年度宮城県歳入歳出追加更正予算中関係分 一、議第二百二号議案 昭和二十九年度宮城県電気事業費歳入歳出追加更正予算 一、議第二百四号議案 昭和二十九作度宮城県印刷所費歳入歳出追加更正予算 一、議第二百六号議案 昭和二十九年度宮城県綜合運動場費歳入歳出追加更正予算 一、議第二百八号議案 職員の退職手当の支給に関する条例の特例に関する条例 一、議第二百九号議案 県の公務員等に対する旅費等支給の特例に関する条例 一、議第二百十号議案 職員定数条例の一部を改正する条例 一、議第二百十一号議案 県吏員恩給条例の一部を改正する条例 一、議第二百十八号議案 普通土木費等起債及び償還方法の一部改正について 一、議第二百二十二号議案 財産の取得について 一、議第二百二十三号議案 予算外義務負担について 一、議第二百三十四号議案 財産処分の契約締結について  以上原案を可といたしたものであります。委員長報告通り御賛成願います。   〔「賛成」と呼ぶ者あり〕 ○議長(粟野豊助君) 以上をもつて委員長の報告を終ります。  御質疑はありませんか。 ◆二十三番(只木和六君) 林務委員長にお伺いを申し上げます。明年四月早々に行われまする国家的行事、すなわち天皇、皇后両陛下をお迎えいたしまして、全国緑化大会並びに植樹式が本県黒川郡大衡村において行われることに決定いたしておりますので、その準備中と承知いたしておりまするが、これらに関する費用の予算措置がいまだ講ぜられておりませんので、こういうことに関して林務委員会におきましてはいかなるお考えを持つておられますか承知いたしたいのであります。 ◆三十五番(浅野喜代治君) ただいまのお尋ねに対しましては、事林務委員会のみならず各部各課に関係いたすものと考えまするので、当局より御答弁願うことが適当かと思われますので、さようおとりはからいを願います。   〔知事宮城音五郎君登壇〕 ◎知事(宮城音五郎君) 二十三番只木議員の御質問にお答え申し上げます。  今回の予算案の中に出ておらないのはどういうわけだと申されましたが、これは来年二月の議会に提案する予定でありますので、どうぞお含みおき願います。 ◆一番(星勇之助君) 林務委員長に御質問いたします。その前に一言、私も林務委員の一人でございまして、林務常任委員長の御報告に質問するのはちよつと妙な感じを与えますが、委員会の構成の一人としてどうしてもこの際委員長にお尋ねいたします。  先ほどプリントに出ておらないいろいろな点がありましたが、どういうためでプリントに載せないか、それから対外的に関係があるかどうか、こういうのは傍聴者があるから、傍聴者に聞かれてまずい点があるためにこうしたのか、それともプリントする時間がないのか、それともどうだか、これが将来われわれが聞かれた際に、委員会の一人である君もその間に了解があつたのじやないかというようなことになりますから、この点明らかにしてもらいたい。  なお、伏しておくという点は、すでに速記にのつておりますから、これは当然公開してもいいはずだと私は思つております。 ◆三十五番(浅野喜代治君) ただいま報告いたしました通り、印刷の時間の関係上便宜口頭をもつて御報告申し上げましたので、御了承賜わりたいと思います。 ○議長(粟野豊助君) 以上をもつて質疑を終ります。  最初に議第二百八号議案、職員の退職手当の支給に関する条例の特例に関する条例について採決をいたします。  委員長の報告は、原案可決であります。委員長の報告通り決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(粟野豊助君) 起立多数、よつて議第二百八号議案は、委員長報告通り決しました。  次に、議第二百十号議案、職員定数条例の一部を改正する条例について採決をいたします。  委員長の報告は、原案可決であります。委員長報告通り決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(粟野豊助君) 起立多数、よつて議第二百十号議案は委員長報告通り決しました。  残余の各号議案について採決をいたします、委員長の報告は全部原案可決であります。委員長報告通り決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(粟野豊助君) 御異議がないと認めます。よつて残余の各号議案は委員長報告通り決します。     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− △請願陳情 ○議長(粟野豊助君) お手元に配付の文書表の通り請願陳情が提出されております。  所管の委員会に審査を付託いたします。     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−     請願陳情文書表 番号要旨請願陳情者名紹介議員名受付年月日所管委員会五八の八五県使用セメント購入下命方の請願       株式会社福田商会社長          小杉、阿部(長)二九、一二、二二総務八六生活保護法により療養中の患者に対する越冬資金支給並びに附添婦の制限中止等に関する陳情日本患者同盟宮城支部石巻分会        個人外一七六名 同民生     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− △散会 ○議長(粟野豊助君) おはかりいたします。明二十三日は、委員会の審査のため休会とし、十二月二十四日再開することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(粟野豊助君) 御異議がないと認めまして、さように決します。  なお、ただいま御出席の諸君にはあらためて通知いたしませんから御了承願います。  本日はこれをもつて散会といたします。   午後七時四十六分散会