釜石市議会 2021-09-17
09月17日-06号
○議長(
木村琳藏君) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。 ただいま議題に供しました議案について、当局の説明を求めます。
総務企画部長。 〔
総務企画部長佐々木勝君登壇〕
◎
総務企画部長(佐々木勝君) ただいま議題に供されました議案第72号令和3年度釜石市
一般会計補正予算(第4号)の議案1件につきまして、御説明申し上げます。 別冊としております令和3年度
補正予算書の1ページを御覧願います。 議案第72号令和3年度釜石市
一般会計補正予算(第4号)は、予算の総額から歳入歳出とも4億8100万円を増額し、補正後の予算総額を211億8200万円としようとするものです。 2ページから順次御覧願います。 第1
表歳入歳出予算補正は、9月10日に撤回した議案第66号のうち、第4款衛生費の
妊産婦アクセス支援事業を
妊産婦支援事業に改め、8月30日に御説明いたしました事業内容に加えて、女性の妊娠出産を包括的に応援するため、妊婦1人当たり3万円の給付金を支給する
妊婦応援給付金を新たに計上いたしました。 また、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の
事業者支援に係る追加交付を受け、第2款総務費には、
新型コロナウイルス感染症の影響下における持続的な
地域公共交通の維持確保を図ることを目的に、
バス事業者や
タクシー事業者に対し、車両の維持管理を軽減するための給付金を支給する
新型コロナウイルス感染症公共交通対策事業を、第7款商工費には、長期化する
新型コロナウイルス感染症の影響下で事業を継続する
市内事業者の経営を下支えすることを目的に、売上げが減少している
市内事業者に対し給付金を支給する
新型コロナウイルス感染症経済対策事業を追加計上しております。 これらの財源として国庫支出金、
すこやか子育て基金繰入金、
財政調整基金繰入金を調整して予算を編成しております。 なお、4ページの第2表債務負担行為補正、同じく5ページの第3表地方債補正は、議案第66号から変更はございません。 以上で提案理由の説明を終わります。 よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(
木村琳藏君) 以上をもって当局の説明は終わりました。 お諮りいたします。議案第72号については委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。
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○議長(
木村琳藏君) 日程第12、議案第72号令和3年度釜石市
一般会計補正予算(第4号)を議題といたします。 お諮りいたします。審議の方法は第1条歳入を一括、歳出は款ごとに、続いて第2条債務負担行為、第3条地方債を御審議願いたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認め、さよう決定いたします。 では、歳入を一括御審議願います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上をもって歳入の質疑を終わります。 次に、歳出の御審議を願います。 第2款総務費、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第2款の質疑を終わります。 第3款。よろしいですか。質問。 第2款、総務費での質問ですか。 5番野田忠幸君。
◆5番(野田忠幸君) 新市庁舎の建設でもう一度確認をさせてください。 先日の新市庁舎推進室長の回答に、監理について、本庁舎の設計を請け負っていただいた業者にお願いしたいとの旨の答弁がありましたが、これ特命ではないですよね。その確認をさせてください。
○議長(
木村琳藏君) 新
市庁舎建設推進室長。
◎資産管理課新
市庁舎建設推進室長(藤井圭一君) ただいまの御質問にお答えいたします。 先日お話ししました工事監理業務の件でございますが、前段にもお話しさせていただきましたとおり、あくまでも予定というところでございます。 したがいまして、本予算提案が通ったというふうな形になった以降、改めて手続を行うわけでございますが、この中で、ただいまの御質問につきましては、御提言、御意見といたしまして、検討、協議をさせていただきたいというふうに思っております。
○議長(
木村琳藏君) 5番野田忠幸君。
◆5番(野田忠幸君) 監理でも、地元あるいは市内業者とJVを予定していないかとこのまえ聞いたんですけども、建設、設備、それから電気工事は地元を優先で、地元とJVを組めと言っているのに、どうして監理だけは地元とJVを組まないのかなとちょっと疑問だったもんですから、その辺の回答をお願いいたします。
○議長(
木村琳藏君) 新
市庁舎建設推進室長。
◎資産管理課新
市庁舎建設推進室長(藤井圭一君) お答えいたします。 その工事監理業務につきましては、前回もちょっとお話しさせていただいたところでございますが、設計、こちらの部分で、実際に作業をやる部分における設計との関連というところを厳密に見ていただかなければならないというふうなところを思っておるところでございます。要は、設計等、例えば現場で、その設計に関して疑義が出た場合に、それに至る設計に至る考え方とかそういったところを施工者側とちゃんときっちり協議出来た中で、工事のほうを進めていただかなければならない。そういった役割を持つのが工事監理業者ということになろうかというふうに思っているところがございまして、あくまでも予定というところ、案というところでございますが、設計者にお願いできればというふうに思っていたところでございます。ただし、これにつきましては、正式な決定でも何でもございませんので、改めて先ほどお話しさせていただきましたとおり、正式な手続の中で、その件につきましても、市内でやれるかどうかを含めまして、検討させていただければというふうに思っておるところでございます。
○議長(
木村琳藏君) そのほかございませんか。 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) 総務費の企画費、
地域公共交通維持支援給付金、これ、バス、それからタクシー等が入っているわけですが、代行運転事業者というのは、公共交通としては入らないのかどうなのか。入らないという認識で、代行事業者についての支援給付金はないという判断なのかどうなのか。その点についてお尋ねします。
○議長(
木村琳藏君)
生活環境課長。
◎
生活環境課長(和賀利典君) ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。 一般的なお話をしますと、公共交通といいますのは、鉄道、バス、タクシーということになっておりまして、一般的な概念といたしましては、代行業者については、公共交通という区分けの中には入っておりません。
○議長(
木村琳藏君) 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) そのような認識の下で、代行事業者については、支援はされないという判断なんでしょうか。
○議長(
木村琳藏君)
生活環境課長。
◎
生活環境課長(和賀利典君) 運転代行業者につきましては、以前の支援ですと、事業者の支援ということで、商工費の一般的な事業者の取扱いのほうで御支援をさせていただきました。今回につきましては、岩手県のほうからも公共交通に関する支援を各市町村ごとで取りまとめてほしいという依頼があったものですから、今回、
バス事業者、
タクシー事業者ということで支援のほうを、提出させていただいたというところでございます。
○議長(
木村琳藏君) 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) このコロナの影響で当然、代行運転事業者もかなり大きな影響を受けていると思われるわけです。商工費の中に、今、前回はいたということですが、今回の補正予算には商工費に、私が見るところ見当たらないような気がするんですが、この代行運転事業者に対する、今回は支援は全くされないのかどうなのか。この飲食店にお客さんが来なくなったということで、飲食店はもちろんのこと、タクシー業界もそうですが、同じように大きな影響を受けているのは、この代行運転事業者もしかりなわけです。ここはやはり、同様に支援をしてしかるべきだと思うんですが、改めて、この支援はしないのかどうなのかお尋ねします。
○議長(
木村琳藏君)
産業振興部長。
◎
産業振興部長(平松福壽君) 運転代行業者への支援の関係でございます。商工費のほうで、この後、御審議いただく部分がございますので、そこについての御説明は若干控えますけども、我々としては業態かかわりなく支援すべきものの中に、運転代行業者も入っているといった側面がございます。 前回行いました支援といいますのは、可決、予算成立いただきましたもので、もう既に執行したものとして、
タクシー事業者と運転代行業者の売上げ減を支援するといった名目で、夜間の利用について、タクシー業者と運転代行業者も同様に支援したといった経過がございましたけども、公共交通といった区分の中での割り方につきましてはちょっとですけども、また事業者としての支援というのとまた別の側面があるものというふうに私たち理解してございまして、そこについては、若干その一般的な売上げ減少に伴う、もしくはコロナの影響に伴う事業者の、何といいますか、業績の支援と、公共的なもの、パブリックな側面が強いものを維持するための支援というもの、2つの側面があって、それぞれの総務費と商工費で、これまでも、これからも支援していくべきものなのかなというふうに理解しているところでございます。
○議長(
木村琳藏君) そのほかございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で第2款の質疑を終わります。 第3款民生費、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第3款の質疑を終わります。 第4款衛生費の質疑を許します。 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) ここがいわゆる課題であったところなわけです。今回、妊産婦の応援給付金ということで再提案がされたわけですけれども、今、釜石にとって、力を入れていかなければならない重要な政策というのは、子供が産めるような環境を作っていくということが極めて大事な政策であろうと思うわけです。 この点について、今回、給付金を設定、450万設定されたわけですが、議会がやあやあと騒ぐ前に、もう少し、これは市長だってその思いはかなり持っているはずなんですよ。ですから、今、妊産婦の方々、不安におののいているわけです。本当に大丈夫なのかなと。あるいはこれから子供を産もうとしている方々が安心して出産ができる、そういう環境づくりを今行政が力を入れて、守っていかなきゃならない、そういう立場にあるのではないかなと思うわけです。 そういう点で改めて、この釜石の人口減にいささかでもストップがかけられるような思いを市長に語っていただきたいと、そのように思います。
○議長(
木村琳藏君) 市長。
◎市長(野田武則君) 議員おっしゃるとおり、釜石が特にこの復興の完了を間近に控えている中で、最大の課題がこの人口減だということについては、まさにそのとおりかと存じます。その中にありまして、今回、県立釜石病院の分娩問題が出てきたということで、さらに、地域の皆さんにとっては住みがたいといいますか、そういう、町の印象が強くなってきているのではないかと思います。そういった不安を少しでも払拭をしていかなければならないということで、今回、我々も、県のほうと連携しながら、様々な取組をしてきたところでございます。 先日お話しした瀧澤学館も、高等教育機関の誘致もその一つでございますが、いずれこの人口減に対応する様々な取組は、今後も引き続き取り組んでいきたいと思っています。ただ、この県立釜石病院については、今まで分娩できていた場所でできなくなったと、あるいはまた大船渡病院に行かなければならないということについて、その部分について、特に我々としてはいろいろと議論をさせていただいて、できるだけ不安のないような形で、通院、あるいはまた出産ができるような体制を構築したいということで、先般、皆さん方に御提案をさせていただきました。その際、議員のほうから、御面倒な、そういった内容でない、もっと妊産婦の皆さんが簡単に利用できるような、そういう制度にしていただきたい。あるいはまた、一括給付のような形の支援も必要ではないかと、こういった意見が出されました。 そういったものをいろいろと検討しながら、今回提案させていただくわけでございますが、ただ我々の一番の念頭は、今まで県のほうの医療局あるいはまた保健福祉部、そしてまたお隣の大槌町さんといろいろと連携しながら、取り組んできた制度でございますので、その経過については、大事にしていきたいなと思っているところでございます。 ただ、皆さんからの御意見をお聞きしますと、やはり母子手帳をいただいて、それから何週間も出産まで至るわけですが、こういった利用のいただけるのは終わった後といいますか、したがってその期間中は、何ら具体的な支援がないわけでございまして、そういう点から、まずはその給付という形で、様々な通院、あるいは治療に当たっても大変な困難な状況があるだろうと、それを推定しながら、できるだけ、少なくとも経済的な負担を軽減しようということで、今回、給付の部分を設けさせていただきました。 それから、利用のほうについては、結果として、要は県立釜石病院でない病院に通院する方が増えてくるということがありますので、そういった方々の利便性も考慮しながら、なおかつ県立釜石病院にできるだけ通院をしていただかなければならないということもございまして、その辺をいろいろと考慮しながら、2つの部分で今回提案をさせていただいたということでございまして、釜石市としては、できるだけ皆さんの思いを受け止めて、妊婦さんの皆さんが安心して出産できるまちにしていきたいということで、最大限考慮しながら、こういった提案をさせていただきました。 ただ、これについては議員御指摘のとおり、これで終わりといいますか、今後どのような状況になるか分かりませんので、引き続き妊婦さん方の御意見、あるいはまた、女性の皆さんの御意見をいただきながら、改善は進めていかなければならないと思っております。 そしてまた、いずれは県立釜石病院で出産できる体制、これを要望していかなければなりませんので、そのことも含めて、釜石市としても最大限の取組をさせていただきながら、市民の皆さんの不安解消に努めていきたいと思っております。ぜひ御理解をいただければと。
○議長(
木村琳藏君) 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) 今、市長から、妊産婦、あるいは女性の立場から考えれば、非常に力強い答弁をされたわけです。市長がお話しされたように、最大の目標は、以前のように、釜石で子供が産める、そういう環境を作る、それが最終的には、また、そのように戻していただきたいと、それが願いなわけでありますが、そこに向けて、これ、本当に危惧するのは、なし崩し的に、この大船渡で、いわゆるそういう体制ができたので、県立釜石病院ではいいんだというように、出産ができない格好になってしまうということを最も恐れるわけです。ですから、最後まで、今は暫定的な措置だと、医師が育つまでどの程度期間が、よもや10年も15年もという話ではないと思いますし、間もなく県立釜石病院で出産ができるんだと、その日が1日も早く来るように、引き続きの努力をお願いをしたいと。そして、今、妊産婦だけではなくて、これから結婚を考えている方々も安心して結婚して子供が産めると、そういう元の釜石になったと、1日も早くそういう体制をつくっていただく努力を続けていただきたいと、そのことをお願いして終わります。
○議長(
木村琳藏君) そのほかございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第4款の質疑を終わります。 第6款農林水産業費、質疑を許します。 10番平野弘之君。
◆10番(平野弘之君) 追加提案の5ページになります。上段になります。 原木シイタケの生産が、ほだ場の環境整備を行う際に要する経費を助成するものですとなっております。そこで、きのこ原木等処理事業補助金の交付先となる生産組合は、いつ設立され、どのような事業を行っているのか、お伺いいたします。
○議長(
木村琳藏君)
水産農林課長。
◎
水産農林課長(小山田俊一君) お答えいたします。 交付先となる生産組合ですけれども、令和3年7月31日に設立した我熊椎茸生産組合でございます。県の原木シイタケを取り巻く環境は、原発事故による放射性物質の影響によりまして、出荷制限規制や風評被害による価格の低迷など、生産活動の維持に当たり、厳しい状況が続いている状況でございます。震災後、栽培生産をやめてしまった生産者が多く、現在、原木シイタケの出荷制限解除となっている市の生産者は3名にとどまっているところでございます。 このような中、我熊生産組合は、原木シイタケの生産技術などに関する研修、生産販売などの事業を行いながら、安定的な供給に努めながら、原木シイタケ生産の再生に向け取り組んでいくものと伺っております。
○議長(
木村琳藏君) 10番平野弘之君。
◆10番(平野弘之君) 大体分かったんですが、このシイタケ、岩手県内の釜石ということを捉えて、大体どのくらいの位置に釜石はあるのかなと、こう思っております。 それと、これはどこで事業を行うのか、地域はどこなのか。今、例えば我熊椎茸生産組合と言いましたけれども、私はあまりなじみがないんで、この際聞いておきたいなと思います。 それから生産組合のメンバーはどのような人なのか。年齢とか、あるいは人数、どのくらいの人数で回しているのかなと思いまして質問させていただきました。
○議長(
木村琳藏君)
水産農林課長。
◎
水産農林課長(小山田俊一君) お答えいたします。 シイタケの生産の関係ですけれども、今持ち合わせております資料では、釜石の位置づけというものをちょっとございませんけれども、県全体を占める割合としますと、岩手県の生シイタケの生産量といいますのが、特用林産物生産統計というものがございまして、そちらで、1位が徳島県、2位が北海道、次いで3位が岩手県という状況になっております。県内においては、最も多いのは県北地域であるというふうに認識してございまして、次に宮古地域、3番目が盛岡地域という順になってございます。 もう一つの御質問が、生産組合のメンバーですけれども、生産組合は、組合長、副組合長をはじめとする役員6名で生産活動を行うものでございまして、ほだ場の場所ですけれども、鵜住居町の29地割、長内川上流付近ということになっておりまして、原木シイタケの栽培に適した環境であるというふうに伺っております。直射日光が当たらず、適度に木漏れ日が差し込んでいる状況でありまして、風通しがよく、涼しくて適度に湿度も保たれている場所だというふうに伺っております。 当該事業であるきのこ原木等処理事業補助金を活用しまして、シイタケの原木やほだ木の処理、さらにはほだ場から一時保管場所までの運搬移動、あるいはほだ場の落葉層の除去など、こういった生産環境の整備を行いながら、干しシイタケ生産の活動を展開していくというふうに伺っております。
○議長(
木村琳藏君) 10番平野弘之君。
◆10番(平野弘之君) この我熊というのは、地域の名前だと、こういうことでよろしいですか。 それでは、この事業の新規の計画、生産や販売などの見通しは立っているんでしょうか。 それから、事業の見通しですね。新規でありますので、そういう計画性も分かっているのであれば教えてほしいと、こう思います。
○議長(
木村琳藏君)
水産農林課長。
◎
水産農林課長(小山田俊一君) お答えいたします。 議員おっしゃるように、我熊という名称が鵜住居町29地割、この生産の拠点とするほだ場周辺が我熊という通称名というふうに伺っております。 その計画の見通しですけれども、農水省の特用林産物統計によりますと、東北6県の中でも、生シイタケ、干しシイタケともに岩手県が最も多く生産している状況にありますことから、釜石地域の原木シイタケは、かつて品評会で農林水産大臣賞を数多く受賞するなど、県内でも有数の品質を誇っていた地域であるというふうに伺っております。 スーパーや大規模小売店舗などで見かけるシイタケの多くは、菌床栽培のシイタケが多いところですけれども、原木シイタケの香りがよく、食味のよさも知られておりまして、根強いファンが多くいるというふうにも伺っているところでございます。 生産組合は自然環境の下で、原木シイタケを栽培し、品質のよい干しシイタケの安定した生産と着実な販売に努めながら、持続的な経営を行いながら、産地力の再生を目指した取組を進めていきたいというふうに考えているというふうに伺っているところでございます。
○議長(
木村琳藏君) 9番遠藤幸徳君。
◆9番(遠藤幸徳君) 私からは魚類養殖生産研究事業、当初予算は800万でございましたが、事業の冠を変更し、さかなのまち活性化事業に変更するということでございますが、事業の冠の変更になった背景について説明願いたいと思います。 あとは事業の新たな展開があるのかどうか、その辺についてもお聞かせ願いたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
水産農林課長。
◎
水産農林課長(小山田俊一君) お答えいたします。 この事業は現在取り組んでおりますサクラマス養殖試験研究事業を、国の地方創生推進交付金を活用しながら行うこととしておりまして、財源を組替えて事業を推進するものでございます。 第1期の養殖試験が尾数や平均サイズなど、おおむね計画に近い状況で取り組むことができたということがございまして、魚類養殖を起点とした水産業のさらなる推進を図る観点から、フォーラムの開催でありますとか、漁業体験などを実施する関係団体や漁協との連携による地域漁業に関する情報発信などを行ってまいりたいというふうに考えております。水産振興に向けた取組を一体的に進めながら、魚のまちの活性化を目指したいというふうに考えているところでございます。 第3期となる令和5年度まで、国の地方創生推進交付金を活用しながら、釜石地域での養殖事業の着実な実現に向け、取り組んでいきたいと思っております。
○議長(
木村琳藏君) 9番遠藤幸徳君。
◆9番(遠藤幸徳君) そのサクラマスの養殖事業ですが、もう第1期が終了したと思いますが、事業の成果についてちょっとお聞かせ願いたいと思います。事業成果といっても、構成しているグループの関係もあると思うんですが、その辺を報告できる可能な範囲で、何とか事業の成果について報告願いたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
水産農林課長。
◎
水産農林課長(小山田俊一君) お答えいたします。 サクラマス養殖試験コンソーシアム会議において、第1期の成果について4点ほど報告がされております。 まず1つ目が、釜石港の湾内において、サクラマスの養殖が可能であることが確認できたこと。 2つ目が、サクラマスに対して一定の需要があるなど、市場の動向を確認することができたこと。 3つ目が、官能試験の結果によりまして、刺身や焼き魚として商品化できることが確認できたこと。 4つ目が、情報通信事業者の協力によりまして、飼育中の水温や水中に溶け込んでいる酸素量などの遠隔モニタリングが実証できたこと。 大きくこの4点が成果としてコンソーシアム会議の中で報告されたところでございます。 サクラマスの成長が本年度は予定よりも早く推移しまして、出荷時期を1か月前倒しして、6月に出荷する結果となったところでございます。出荷尾数は約7900尾で、計画よりは若干下回るものとなりましたけれども、2キロを超えるものを出荷するなど、おおむね計画に近い状況にあったのではないかというふうに考えているところでございます。 第2期ですけれども、第1期と同様に11月頃には稚魚を海面養殖のいけすに入れながら、尾数を第1期の倍の2万尾を予定してございます。湾口防の内側でこれまでどおりサクラマスを展開しながら、湾口防の外側では、ギンザケの海面養殖について今協議を進めているところでございます。現在、県と協議調整しているところでございますので、今後とも、生産に向け取り組んでいきたいというふうに考えております。
○議長(
木村琳藏君) 9番遠藤幸徳君。
◆9番(遠藤幸徳君) 出荷尾数が7900尾ということでございますが、これは歩留まりとしてどれぐらいだったのか後で報告願いたいと思います。 それから、6月に生産したわけでございますが、そういった模様がテレビでもって放送されました。そういったことを見ますと、これからの何か期待感が、わくわくしてくるわけでございますが、水揚げされたものは市場を通じて、7900匹ですが、流通されたんだと思います。今、市場にはギンザケ、それからトラウトサーモン、そういったものが出ております。そういった中で差別化するということは大変苦労する部分だと思います。まず、差別化の大事は食べてみて、これがうまいな、これをもう1回食べてみたい、そして、これを家族に食べさせたい、例えば、遠くにいる孫にも食べさせたい、そういった感覚になることが絶対必要だと思うんですよ。そういった市民が増えることが釜石のサクラマスの認識を深めることだと思います。ところが、食する機会があまりなかったもんで、そういった市民が食する機会をぜひ企画して、市民にサクラマスの食味をぜひ試みてほしいと思いますが、それについて検討願いたいと思います。 それから、同時にその差別化の中で、ネーミング、私何回も言いますけれども、ネーミングが大事だと思います。愛称を募集しているということは聞きましたが、締め切ったと思いますが、その辺についての結果について、いつ発表するのか、その辺についても、発表できないうちに発表せいというのはおかしいけれども、お聞かせ願いたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
水産農林課長。
◎
水産農林課長(小山田俊一君) お答えいたします。 先ほどの本年度の出荷尾数が約7900尾という状況で、全体の割合でどのぐらいかという話があったんですけれども、計画の中でおきまして生残率という形をとっておりまして、実績として約7900尾ですので、開始時期でおおむね1万2000尾を稚魚として投入しておりますんで、65%の実績だったというところでございます。計画の見込みの中では、おおむね70%を期待していたというところでございます。 食味であるとかそのPRの部分ですけれども、初出荷前に、6月3日になるんですが、官能評価試験というものを実施しておりまして、食感であるとか、身の硬さに関して、評価が高いというアンケートの結果が出ている状況にあります。 あと、初出荷の際に、釜石魚市場の買受人の方々や報道機関に試食提供した際には、声として、癖がなく、食感がよいなどの感想が多かったところでございまして、商品としての価値について確認できたのではないかなというふうに考えているところでございます。 今期、第1期は計画の見込みよりサクラマスの成長が進み、出荷時期を前倒しした結果となりましたので、今後、十分なPR機会をつくることがなかなかチャンスがなかったというふうに思っております。第2期においては、関係団体や関係者と連携しながら、積極的なPRに努めてまいりたいというふうに考えております。 ネーミングですけれども、応募は約130件を超えるような応募があったところでございまして、現在、コンソーシアム会議の中で、商標権の取得の調整も行うという方向性で動いておりまして、今、弁理士さんのほうに相談しながら、調整作業を進めているところでございます。発表の時期は、今後、コンソーシアム会議の中で決定をする予定にしてございまして、年内にはネーミングの発表を見込みながら、今、取組を進めているところでございます。
○議長(
木村琳藏君) 遠藤議員、よろしいですか。 3回、そうか、ごめんなさい。勘違いしました。ごめんなさい。 そのほか、ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第6款の質疑を終わります。 第7款商工費の質疑を許します。 16番
佐々木義昭君。
◆16番(
佐々木義昭君) 補正予算の追加の10ページでございます。
新型コロナウイルス感染症経済対策事業4000万についてと、次のページの物産センター大規模改修事業設計委託料198万円の2点についてお尋ねいたします。 まず、コロナ経済対策事業についてでございますが、当局はコロナの影響による市内の飲食や宿泊業等の厳しい経営状況は、先日の同僚議員の一般質問での紹介で、十分御理解できたと思います。 そうした中で、今回、経営支援給付金2500万円、飲食店認証支援金1500万、合わせて4000万と、当市の厳しい財源の中、地方創生特別交付金での配分3800万円を上回る支援に、関係業者からは心からの感謝をいただけるものと、このように思っております。 そこで、感染拡大を防止しながら経済を回すということも、大変大事なことであると思いますので、改めてお尋ねいたしますが、今、都市部を中心に一応、新規感染者は落ち着いていると。こうした中、政府では、よしあしは別にしても、緊急事態宣言の解除前から既に規制緩和の動きが出ておりますが、また当市内では、関係事業者が一体となって感染防止に努めておることから、今でも完全に飲食クラスターを抑え込んでいる状況であります。 こうしたことを踏まえて、当局としては市内で経済を回すための基準を示しているのか、明確にお答えいただきたいと思います。 次に、物産センター改修事業委託料の件でございます。 資料には設計委託料の更新とありますが、それは何年おきに行われておるのか。また、この設計業務に伴う大規模改修事業は、今後どの程度の予算が生じてくるのか、お尋ねいたします。 もう1点、もし分かるんであれば、平成8年の開業からの累積赤字は幾らぐらいになっているのか、お答えいただきたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
商工観光課長。
◎
商工観光課長(猪又博史君) まず、お答えいたします。 まず、1点目のどれを指して市内の事業者に係るにぎわいの創出についてでございますけれども、さきの一般質問等々でもいろいろと市内、市内だけではないんですけれども、コロナ感染対策による状況が非常に影響が長期化している状況でございます。現在といたしましては、また新たな新規のにぎわいを生み出すというよりは、現在置かれている状況を何とか下支えするという段階がまた継続するものと思ってございます。 今回につきましても、議員お話しされたように国からの交付金をいただく形で、現状として何が得策であるのか、何を支援できるのかということで、2つの釜石市経営支援給付金、釜石市飲食店安心認証支援金のほうを、事業を提案させていただいたところでございます。 また、今のコロナの対策、ワクチン接種ですとか、そういったものが功を奏し、ある一定の状況になれば、また喚起策というものも考えていかなければならないかと思いますけれども、まだその段階には至っていないんじゃないかという認識をしてございます。 あと、今回提案してございます物産センターの大規模改修事業についてでございます。 こちらのほう、建設から大分25年が経過しておるということで、施設のほうも老朽化しているということもございますけれども、今回特に緊急的な対応が必要となっている地下駐車場の泡消火設備の更新工事について、まずは設計業務を行わさせていただきたいというふうにしているものでございます。 なお、今回、地下駐車場の泡消火設備の更新工事ということで設計とお話しさせていただいてございますが、この後は、そのほか1階、あるいは上階の同じく消火設備の更新であるとか、あとは、壁面等の水の浸入を防ぐ対策ですとか、そういったものを計画的に考えていければというふうに思ってございます。 それと、あと3点目、シープラザが開設して以降、現在までの収支ということでございます。 シープラザ釜石物産センターは平成8年の7月に開設してございます。そちらから25年ほど経過してございますが、この歳出及び歳入額でございますが、歳出額については、これまで人件費や投資的経費を除かさせていただきますが、建物の運用に係る維持管理費、光熱水費、通信運搬費、消耗品等で積算いたしますと、合計額が13億2700万ほどということになってございます。 また、歳入額については、テナントの使用料及びテナントの公共料金収入、テナントがかかる光熱水費等収入でございます。また、駐車場使用料収入、会議室等の使用料収入等でございますが、これまで3億5543万6000円程度となってございます。歳入から歳出を引いた差引き額については、これまで9億7225万1000円ほどということになっているかと存じます。 以上です。 失礼しました。改修費の見込みのほうにつきましては、ちょっとお待ちください。 失礼しました。今後、予定される改修見込みにつきましては、ちょっとまだ金額のほう、精査はこれからになりますけれども、釜石市の建築系公共施設等個別施設管理計画及び総合計画の実施計画に位置づけた上で、順次計画的に実施してまいりたいと考えてございます。 以上です。
○議長(
木村琳藏君) 16番
佐々木義昭君。
◆16番(
佐々木義昭君) 私のコロナの経済支援、そちらのほうの質問の仕方が悪かったのかなと思いました。 基準というのは、今の後でちょっと触れますけれども、4人以内とか、あるいはワクチン接種2回やっているとか、または認証証をいただいている、県から、そういうようなお店というふうな一つの具体的な例を挙げていただきたいなということでございます。 後でちょっと触れますんで、続けますよ。 コロナの経済対策事業、これについては、今のような話で、後ほど触れるということでございます。 命を守るための感染防止、これ経済を回すというよりも重要なことは言うまでもありませんが、同時に、事業者にとりましては、店や雇用を守れないということはすなわち、これも死を意味することでもあります。この辺は当局にも理解していただきたいと思っております。 そこで、私はコロナで影響を受けている多くの事業者の声を代弁してお尋ねしますが、市内で感染の出ない日、これ市内で感染者が出ない日ですね。これは夕方5時以降からの防災無線の不要不急の外出自粛、これのアナウンスの連呼は、高齢者の多い釜石市民にとっていたずらに不安を与えるもので、これを少し控えていただきたいという声。また、飲食を推奨するものではございませんが、行き過ぎた飲食などの自粛規制は、消費心理を過剰にそいでしまうので、行政からせめて飲食する場合は4人以内、ワクチン2回接種、そして感染防止を徹底した認証店を利用してくださいと、こういうふうな少し前向きの姿勢があれば、利用者の消費心理にも変化が出てくるのだと、こういう声が多く聞かれます。 さらに、市長はお酒は飲まないだろうが、一度飲食街を数店でいいですから、もちろんお金使うことはございませんが、ぜひお店等に視察に来て、話を聞いて、今の実態を体で感じていただきたいという声もありますが、当局と市長にはこうした声に対し、どう思うのか、所見をいただきたいと思います。 次に、物産センターの2回目の質問でございますが、答弁では、大規模改修、これのほうは後で調べるということでございますが、私がちょっと調べていただいた部分においては、このコロナ前、令和元年には3100万円、令和2年度でも3450万の損失を出しているということでもあります。開業以来から累積赤字も、先ほど言われましたが、10億近くにもなっているということでございます。確かに、物産センターは行政として、駅前のにぎわいを創出するということを目的にしたものでございますから、開業から10年程度の初期投資は仕方がないにしても、その後何の方策も示さないで、多額の税金をかけることに私は甚だ疑問を感じております。 今の答弁では、こうした状況にありながらなお、大規模改修事業、これ私が聞いたところ、大体五、六千万ぐらいかかるんじゃないかという、正確ではないんですけれども、それぐらいの数字、金額がかかるということでございます。こういった赤字を出し続けている事業に税金を継続的にかけることに、やはり納税者である市民の理解はいただけるんですかどうか疑問でございます。 それとも、今後この施設の利活用を何か考えているのか。もしその辺の考え方があればお伺いしたいと思います。 まず、先に当局の答弁、これをいただいた後に、最高責任者である野田市長のほうからも、この所見をいただきたいと、このように思います。
○議長(
木村琳藏君)
産業振興部長。
◎
産業振興部長(平松福壽君) 幾つか御提言と御質問を頂戴しました。 まず1点目の市独自の基準のようなものが明確になっていればという部分でございますけれども、確かに私ども、これまでは県独自の緊急事態宣言を発しましてから、県の考え方に沿った形で、市のコロナ本部会議の決定を経て、その都度ルールとか、何といいますか、声掛けする内容を決めてまいりました。昨日をもって、県の宣言が解除されたようでございまして、市がどうするかというのも、早急に決まって、恐らく間もなく市民に知らせるといったタイミングがそう遠くなく来ると思うんですけれども、市独自でそういったルールを設けるのかということについては、やはりコロナ本部会議のほうで、これは議論して決まっていくべきものと思いまして、今ちょっと私の言葉では、軽々には申し上げられないんですが、議員さんの御提言の背景にあるものは十分理解したつもりでございます。 あと、放送の関係でございますが、これ、今毎日この不要不急やっているかって言いますとちょっと私も、気づかないうちにといいますか、毎回放送じっくり聞いて確認していない部分もあったもんですから、大変申し訳なく思ってございますが、どういった放送をどういった頻度で今現在もやっているかということについて、ちょっと正確に確かめましてから、その表現につきましても、あとその放送するためにはその背景といいますか、その理由とか根拠があったと思われますので、そういったものも確かめながら、改善できる部分があれば改善を考えていきたいと思ってございます。 あと、市長に視察をといった話もございました。これは私どもとか、商工観光課が情報収集をして、市長に上げるべきもの、それがちょっと不足していたということでございますので、そこは我々のほうで責任を持って、落ち度がないように情報収集をして、市長にちゃんと間違いのない判断してもらうような情報を上げるようにこれからも努めてまいりたいと思ってございます。 あと、その最後のシープラザの関係でございます。 赤字なのに改修していくのかといったことだと思いますけれども、確かに先ほど課長が申し上げましたとおり、25年間で9億7000万円でございまして、近々は、ここ数年は、大体毎年2000万ぐらいの収入不足といいますか、支出のほうが上回っている状態でございます。開業当初は1億円近い毎年収入不足でございましたが、トータルの数字だけ見ますと相当改善をされてございます。 ただ、これを赤字というふうに見てよろしいのか、これはやはり観光とか、もしくは物産の行政のコストだというふうに考えるのかということが、受け止め方の違いも若干あると思いますが、我々はやはりこの、これを完全黒字化するために、例えばテナント料を引き上げるとか、もしくは経費削減するといった努力は当然しなければならないものとは思いますけれども、やはり行政がやっていく中で、民間の方の力だけではなかなか、何といいますか、負担がきついであろうと思われる部分も、行政目的を考えながら運用してまいりましたので、今後については、今回、大規模改修と申し上げましたけれども、実際調査をして、いつ、どの程度まで直すかというのは、先ほど課長が申し上げたとおりで、完全に確定してございませんので、それを考えながら、どのぐらいのコストをかけるということがこれから対市民、議会もしくは市の行財政の体力的に許されるのかということは、慎重に判断していきたいと思ってございます。 いずれ、我々産業振興部、商工観光課としては、この歳入と歳出の不足額を、これは赤字で、何といいますか、単純にこの100%けしからんものだということ、そういうことの割り切り方は、できればしたくないなと、やはり効果があって、これによってなされてきたものとか、効果も出ていると思ってございますので、そういったことをきちんと目に見えるようにしていきたいと思ってございます。
○議長(
木村琳藏君) 市長。
◎市長(野田武則君) まず、今のシープラザについては、今、部長のほうから話があったとおりだと思います。いずれたくさんの方々に利用されて、そしてまた多くの方々がいろいろと、観光とか、あるいはまた釜石の物産を購入していただければ、その分収益も増えるというふうに思うわけでございますので、引き続き、観光物産の拠点としての位置づけを明確にしながら、皆さんに、多くの方々に利用していただけるように、そしてまた、経費について、あるいはまた改修についても、極力必要な部分だけに限ると、こういうような方法で当分は進めていきたいと思います。 それから、コロナについては、今コロナの対策本部を設置して、私が本部長ということですから、全ての責任は私のところで判断して、実施をしていくということでございます。したがって、先ほど来お話がありましたとおり、市民の皆さんの受け止め方というのは、やはりいろいろでございまして、例えば今の防災行政無線も、もっと頻繁にやれと、毎日やれというふうな方もおられれば、一方には、そういうふうに受け止める方もおられると。それから、イベント等についても、このぐらいはいいのかなあと思うと、やはり例えば高齢者の方々にとっては、非常に敏感に反応する方々もおられます。 したがって、なかなかこの我々としても、対策本部として、どういう方針を決定して、それを市民の皆さんにお示しをして、協力をしていただくかということは、非常にいろんな情報を見ながら、あるいはまた、我々としてもいろいろと検討しながら進めてきたところでございます。基本的には、国の方針、そしてまた県の方針に呼応する形で、釜石市としての特徴といいますか、そういったものを加味しながら進めてきたところでございますので、これからも、やはり国の方針、県のほうでは独自の緊急事態宣言を解除するということになりましたので、早速それに準じて、釜石のほうもいろんな制限を解除しなければならないと思いますが、いずれこれは国と県、そして各市町村が連携して取り組むべきものだと思いますので、市町村だけが独自の対応をしても、これはなかなか、国全体としての効果に直接つながらないというふうに思います。釜石だけがよければいいということにはならないと思いますので、そういった意味では、全体の方向性を見ながら、対応していきたいと思います。 ただ、先ほど議員御指摘のとおり、やはり一部の事業者、特に飲食店の方々には一番しわ寄せが行っているということは重々承知しているところです。私も、お酒あまり飲まないんですが、あまりというかほとんど飲まないわけですが、食事をしますので、結構市内の食堂とか、そういったところには顔を出しております。結構混んでいるところもありますし、そうでないところもあるということで、非常にこう、でも食事をするところはそれなりに経営されているのかなと思いますが、やっぱりお酒の提供する場所については、確かに、特に夜間がこれ厳しい状況ですので、非常に一番しわ寄せが行っているというふうに思っています。 あわせて、お酒の問屋さんとか、そういった方々からもよく、飲食店だけじゃないぞと、うちらも大変だと、こんなふうな声を聞くときもありますので、やはりこれ影響受けているところというのはかなり厳しい影響を受けていると、これは重々承知をしております。 したがって、先ほどのお話に戻りますが、いずれ国のほうも、これからワクチンの接種が進みますと、それなりの人流の少し動きを加速したいというふうな方向性が折に触れて述べられているところですので、多分全国的にそういうふうな方向になるだろうと、こう思っているところでございますので、そういった方向のときは、我々も、先ほど認証されている店、特に認証されているお店の方はそれなりの努力をされて、そういった制度を活用しているわけでございますので、そういった方々には特にやはり、市民の皆さんにそういったことをもう少しアピールしながら、何といいますか、できるだけ皆さんでそういった店に行って、会食したり、あるいはまた飲食ができる、そういったもうちょっとハードルを下げるような働きかけというのは必要だろうと思っています。これを市のほうから機会がありましたらば、広報等で、できるだけ認証店の店をみんなで使いましょう、あるいは人数はその分このぐらいですよとか、あるいは、例えばワクチンの接種とか、PCR検査を条件にするかどうか、これはまたちょっと話は別になりますが、いずれちょっとハードルを下げて、できるだけそういったお店屋さんも機会があったら利用していただくと、こういう市の本部としてのそういった方向性を、機会があったら市民の皆さんにお伝えをしていきたい。ちょっと時期を見ながら対応させていただきたいと思っております。 現時点では、釜石の感染者、非常に少ないところでございますので、これは本当に事業者の皆さんの本当に日々神経を細やかにして対応しているおかげだと思いますし、また市民の皆さん一人一人が感染予防対策に大変気をつけていただいているという一つの成果だと思いますので、改めて市民の皆さん、関係者の皆さんの御協力に、この場を借りて感謝申し上げさせていただきたいと思います。
○議長(
木村琳藏君) 16番
佐々木義昭君。
◆16番(
佐々木義昭君) 今、コロナの視察等々お話ししました。市長からいえば、昼間は外へ出て食事をとっているというお話でございました。これはお店屋さんにとりまして、大変喜ばしいことかなと思っておりますけれども、市長に言いたいのは、昼と夜とではお客さんも人の流れも違うということでございます。したがって、やっぱり一番大変な飲食、夜のほうの、そういうところを市長でなくても、副市長も結構お口で行けるそうだということでございますので、その辺のところを皆さん、幹部クラスも、たまには少人数で行って、そういったお店の方々のお話を聞くということは大変いいことではないかなと、現状を把握するのにいいことだと思っておりますんで、よろしくお願いいたします。 また、視察について、なぜそれにこだわるかというのは、私はこれは、コロナの感染は災害に等しいと言われております。今言った気候変動によって台風とか、そういうふうな被害現場を見るというのも視察でございますが、それに匹敵するくらいの、やはりそういう状況であるということから、今視察ということをやってみたらいかがだというようなことを言わせていただきました。 3回目の経済支援の質問でございます。今回も、当局の乾いたタオルを絞り出すような、こういった財源のない中での経済支援、これに改めて敬意を払いますが、皆さん御承知のように、人口の多いところは、緊急事態宣言が解除されれば翌日にはもう満席、宿泊も満室というふうになりますけれども、残念ながら地方の小さい町では、平常に戻るのにはかなりの日数、これがかかりますし、今、政府の分科会、尾身会長も、やはりコロナが完全に収束するまでは、めどは大体2年ほどかかると、このように公言しておりました。そうしたことを見越してかどうか分かりませんが、盛岡市では今回、先ほど同僚議員からもちょっと出ましたが、運転代行さん、あるいは酒屋さん、そのほか幅広く関係事業者の方々に20万の支援をしております。当市でも飲食、宿泊、運輸など、本当にできるだけの御支援をいただきましたが、一部関連業種としての同じ影響を受けている今言った酒屋さんなどの支援、これが取り残されておりますが、こうした事業者に対しての支援は、先ほど部長のほうからもちらっと言いましたが、改めてここの部分を、その方向性をお尋ねしてみたいと思います。 そして、物産センター最後の質問でございますが、当局では、このセンター運営に何の方策も示さず放置するということ、これは思っておりません。ただ、行政コストとしては、容認するような、我々一般から見れば毎年3000万等々のそういうような損失を出す、こういうことに対していかがなものかなというふうに思っております。そして費用対効果から見れば、施設の今のありよう、これはやはり、改善する必要があるんじゃないかなと、このように思っております。 二、三年後、この新庁舎ができますが、そうすればまたこの施設に空きスペースというのができる可能性も出てまいりますが、今後この施設の活用をやはり考えておかないと、少し厳しいですけれども、やはり市民の目から見れば行政の怠慢と言われ、我々議会のチェック機能も疑われます。行政サービスの面も、部長言いますようにありますので、利益を出せというふうなことまで言いませんけれども、やはり慢性的な赤字の施設運営、これに十分市民が納得できる対策を講じていただきたい、このように考えるところであります。新庁舎ができた際、この物産センターへの影響は出てくるのかどうか、これを最後に答弁をいただいて、質問を終わりたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
商工観光課長。
◎
商工観光課長(猪又博史君) 私から1点目、今回提案させていただいております
新型コロナウイルス感染症経済対策事業につきまして、説明させていただきたいと思います。 まず1つ目が、釜石市経営支援給付金というものを提案させていただいております。 こちらについては、長期化する
新型コロナウイルス感染症の影響下にあっても、事業を継続できるよう、売上げが減少している事業者に対し給付金を交付しようとするものでございます。 給付対象事業者につきましては、県が実施し、釜石商工会議所が申請窓口となっております地域企業経営支援金の支給決定を受けている市内の事業者、市内に事業所を有する事業者とさせていただくことと考えておりまして、対象業種といたしましては、先ほど来お話出ております、卸売業、飲食業、小売業、サービス業、こちらには運転代行業も含まれるかと思います。総じて11分類45業種の業種について、御支援することができるんではないかと考えておりまして、ただ、売上げ減少要件といたしまして、今年本年4月から来年3月の期間の売上げについて、いずれかひと月の売上げが前々年、令和元年と比較して50%以上減少している。またはいずれかの連続する3か月の売上げの合計が前々年、令和元年と比較して30%以上減少しているというところを減少要件とさせていただきたいと思ってございます。 なお、給付額につきましては、1店舗当たり上限10万円と、県のほうでは、当初30万円だったところを緊急事態宣言とともに10万の増額ということを行っておりますが、それにつけ加え、市のほうで10万円の上限ということで示したいと思ってございます。 また、2つ目の釜石飲食店安心認証支援金につきましても、長期化する
新型コロナウイルス感染症の影響下にあっても事業継続できるよう、市内飲食店等に対し支援金を交付しようとするものでございます。 具体的には、岩手県飲食店安心認証制度、県で運用されてございますが、認証を受けている店舗を市内に有する事業者ということで支援させていただきたいと思ってございまして、対象店舗といたしましては、客席を設けて食事などを提供する飲食店、喫茶店、あるいは飲食部門のある宿泊施設などを対象とさせていただきたいと、こちらのほうにつきましては、市内の認証店舗1店舗当たり10万円ということで、市のほうで支援を申し上げたいというふうに考えてございます。 以上です。
○議長(
木村琳藏君)
産業振興部長。
◎
産業振興部長(平松福壽君) 先ほどの御質問の最後のほうのシープラザの関係でございます。 まず、シープラザ釜石、昨年度条例改正いただきまして、指定管理者制度に移行できるようになったものの、指定管理にまだ移行できていないわけでございますけれども、やはり今、2階が、庁舎のように使っている部分がどうしても市の庁舎の事情により、やむを得ない部分として発生してございまして、それによって指定管理者がなかなか決まらないと言えばちょっとおかしいんですけれども、指定管理をする、受けるほうがメリットがどうしても大きくないもんですから、なかなかちょっと思うように使えないといった部分が生じてございます。 さらに加えまして、鈴子地区のシープラザ以外の施設、それから土地利用に関しても、若干その課題がまだ多うございまして、このようになればいいよねという部分は、私と
商工観光課長で日々話している部分はあるんですが、そうするためには、非常に課題が多いといったことが率直にございます。ただこれはもう逃げられませんので、逃げ隠れできませんので、いずれ新庁舎もできますし、あと今回、大規模改修に向けた調査する中で、どこをどのように直すのか、あるいは直さないのかということについてきちんと検討して、新庁舎とタイミングを合わせる形になるかもしれませんが、このように空いたところはこのように使っていきますという方向性を明確に打ち出せるようにしてまいりたいと思ってございます。本当に申し訳ございません。
○議長(
木村琳藏君) 申し訳ございません、暫時休憩をいたします。 見えなかった。ごめん。
総務企画部長。
◎
総務企画部長(佐々木勝君) 庁舎ができて影響あるのかという御質問だったと思いますが、その部分の答弁ということになりますが、今、
産業振興部長から一部ありましたけれども、庁舎としてといいますか、事務室として使っている部分がありますので、新庁舎ができますとその部分はこちらに統合になるということですので、直接的なその影響は一つありますし、もちろんその部分で人の流れが少し変わるという部分もありますから、そういった部分での影響もあるものだと思います。 また、公共施設全般という観点でいった場合には、公共施設等総合管理計画がございますし、また、それの個別計画という部分で今策定を進めておりますので、公共施設全般、この維持管理の問題、あるいは再建に多額の費用が見込まれるという問題ありますので、そういった中でシープラザの取扱いというものも、検討していくべきというふうに考えております。
○議長(
木村琳藏君) 暫時休憩をいたします。 午後2時29分休憩
--------------------------------------- 午後2時40分再開
○議長(
木村琳藏君) 休憩を打ち切って会議を再開いたします。 休憩前に引き続き、第7款商工費の質疑を続行いたします。 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) 総務費でお尋ねしました運転代行は、こちらのほうの経営支援給付金のほうで支援をするという認識でよろしいわけですね。 それで、今回この
新型コロナウイルス対策として国からいただいたお金は、釜石市が3700万だったですか。今回、市が用意したこの事業は4000万ですから、持ち出しが少しあるわけです。それで、県内の他市のこの状況は、この飲食店等を中心とした応援事業はどの程度のことを今、9月定例会開催しているところ、あるいは終わったところもありますが、どのような状況にあるのか、それを伺っておきたいと思います。 それから、同じく商工費の中のこの物産センターの大規模改修事業となっておりますが、これは駐車場の下の泡消火設備更新というよりは、名前は更新ですが、突然駄目になったんですね。これ毎年、きちっと点検をしてきて至ったのかどうなのか。それから、この駐車場が使えなくなったことによるその影響はどんな影響が出ているのか、その点についてお尋ねをします。
○議長(
木村琳藏君)
商工観光課長。
◎
商工観光課長(猪又博史君) それでは、他市町村における支援金の状況等についてお答えいたします。 私どもも、あくまで新聞紙上であるとか、あと他市町村のホームページを見た上でのということでお話しさせていただきますと、例えば花巻市さんなんかは、家賃支援金として給付するんだとか、あとは北上市さんについては、私どもも今回予定しております認証に対する10万というお話しましたけれども、そちらのほうに20万円出すんだとか、そういったお話はちょっとぽろぽろと見させていただいておりましたけれども、当市におきましては、現状国からいただく交付金の中で、何が早急にできる対策、あるいは公平性を持って早急に対処できるのかという視点から、
新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、人流の減少から大きく影響を受けているまず業種ということで、1点目の県が運用しておる企業経営支援金への上乗せという形で考えたものでございます。 また、ほかにも他市町村さんのほかの動向を見ますと、やはり当市同様、やはり切迫している各事業者さんの状況だという認識のもとに、各支援金のほう、講じられることかと思ってございますけれども、やはり当市と同様、県の経営支援金への上乗せ、岩手飲食店安心認証支援金への上乗せということを考えている市町村も多いというふうに聞いてございます。 いずれ、今回提案させていただいている支援金につきましては、一刻も早く事業所の皆さんに周知の上、早急に支援のほうを講じてまいりたいと思ってございます。 以上です。 それと、あとは点検についてでございますけれども、毎年のとおり消防設備の点検業務というものはこれまで行ってきました。それで昨年、補正予算において、そちらのほうの、ちょっとお待ちください、物産センターの特に泡消化器の設備に大変な不具合がちょっと生じているということで、設備点検のほうを、例えば車等でいうとオーバーホールに当たるものだと思うんですけれども、既存業者の方にやっていただきました。そういったお話の中で、今回、設計業務につきましては、現状地下泡消火設備で使えるもの、今後使えないものということでちゃんと判断した上で、再度設計を組んで何とか施工に結びつけたいと思ってございまして、昨年の先ほど言った調査ですと、全て地下駐車場の消防設備を取っ替えた場合は、先ほど来ちょっと議員さんからもお話ありましたけれども、大体5500万ぐらいということも示されてございますけれども、その中でも、設備によっては使えるもの、これは取替えなきゃならないものということで精査した上で、先ほど言った金額をできるだけ減額していきたいというふうに考えておるところでございます。 あと、物産センター駐車場につきましては、6月から不具合により、ということで停止させていただいてございます。コロナ中の影響で利用が減少しているということがございますけれども、西の駐車場を開放しているというところから、特に現在のところ大きな苦情は寄せられておらないということはございますが、地下駐車場に設置した看板の文字が小さく、利用者に見づらいという御意見であったり、あとは近隣の当物産センターの施設利用者だけではなくて、駅利用者や近隣の宿泊施設、商業施設等の利用者にも駐車場として日常御利用いただいていることを考慮しますと、引き続き、駐車場として利用することが望ましいのかなと。ちょっと影響ということではございませんけれども、今後、コロナ等が回復して、一定数の駐車場利用が見込めれば、また再度再開させていきたいというふうに考えてございます。 以上です。
○議長(
木村琳藏君) 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) 他の自治体の支援の様子等、もう少し具体的に、今お聞きできればと思ったんですが、いずれそんなに大差はないんだろうなとは思っております。 ただ、今回は、国のそういう支援をいただいての事業者へのこういう給付金等でありますが、私は、これはほんの微々たるものであって、本当の支援はこれからなのかなと、もう本当にどうにもならない状況に来ておりますので、正直10万、20万、もらわないよりはもらったほうがいいですが、これで何とかなる、店の建て直しができるという、そのような金額でもないわけです。ですから、本当の支援は、これから市当局がどんな応援ができるかなと、できるのかなと、そこにかかってくるのかなと。確かにコロナが全部もう大丈夫ですよと、どうぞどんどんいらしてくださいという時期が来ればですが、まだ、こういう状況下の中で、今回の給付事業ではない応援が何ができるのかなと、もし考えていることがあれば、答弁いただきたいと思います。このままでは駄目だと思うんですよ。10万やったからそれで支援は終わりだというんではなくて、もっともっと飲食店あるいは関連する、いわゆる第三次産業の皆さんを支援する施策を考えていかなければならないと思いますが、その点についてお尋ねします。 それからこの駐車場、これ結構影響が出ていますよ。今まで使ってきた方々もそうですが、釜石駅から汽車に乗る方々もそうですし、結構不便になったという話が聞こえてきます。それから、近隣には別な商売をなされている方々もありますが、やはり、駐車場に車が止められなくて、帰っていく方々もいらっしゃるというような話も聞きますし、この駐車場はいつから使えるようになるのか、その点きちっと関係者にお伝えしているのかどうなのか分かりませんけれども、いつから使えるようになるのか、それを予定しているのはいつなのか、聞いておきたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
商工観光課長。
◎
商工観光課長(猪又博史君) まず、1つ目としまして、物産センターの駐車場をいつから使えるかというお話ですけれども、今回の設計委託のほう、通る予定といたしまして、例えば、そのあと施工、いろいろ契約等もろもろのことを進みまして、できれば来年の当初4月から工事に入りたいと、夏までには何とか駐車場のほうを開設したいという見込みとなってございますけれども、できるだけそういった期間を前倒しにしていければというふうに考えておるところでございます。 また1点目、すみません、各事業所が受けている影響、本当に長期間にわたって多大な影響になっているかと思ってございます。また、現状の状況から、この先もちょっとどのように、すぐすぐ回復に向かうという見込みはまだまだ望めないのかなというところも踏まえてですけれども、直近の話としましては、うちのほうで当初6月から発行しておりますかまいしエール券、また10月1日のほうから、再度残券ではございますけれども、再度発行、先日のお話でも残券が4400枚、そちらのほうを10月1日から販売するといったお話もさせていただいております。 また、場合によってはちょっと私からお話しすることではないのかもしれませんけれども、国から再度来る交付金やら、あとは、コロナ禍において予定しておった事業を取りやめ減額した上である追加の支援策を講じるとか、そういった形の部分はちょっと柔軟に対応していければというふうに考えてございます。
○議長(
木村琳藏君) 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) 物産センターの駐車場、もう来年の夏ということですから、大変な影響が、この後近辺の商業者の皆さんにその影響がもうずっと続くわけです。そういうことに対する支援も必要なのかなという気もしてくるわけですよ。コロナ禍だけでも大変なのに、あの駐車場が使えなくなってきていたという影響もありますよと。その影響について、やはり考えてあげるべきだということ、それについてもし考えがあれば。それから飲食店等の支援は、やはりこのエール券を使って、やはり残券あるんであれば販売していただいて、そして、再度また、例えば飲食店用のものを作ってもいいのかなと思うんですよ。スーパーとか何とかではなくて、もうこの際、釜石市内の飲食店を応援しようというような、そういうものを作っても、どうなんでしょう。それを持っていたら例えば1割引きになるとか、そこは飲食店、組合の皆さんと御相談された上で、どうしたら飲食店街に人が流れるかということをぜひ考えてほしいなと思いますが、その点についてもお答えをいただきたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
商工観光課長。
◎
商工観光課長(猪又博史君) まず、エール券のお話ございましたけれども、こちらのほうは10月1日から開始するということで、先ほどちょっと漏れておりましたけれども、また宿泊事業者においては釜石市宿泊割ということも、現在、県の緊急事態宣言の下にストップしているような状況でございます。 昨日、県のほうが緊急事態宣言が昨日で終了ということで、県のほうからは、17日から飲食店に関する割引制度を再開するであるとか、10月1日からは、県のほうも宿泊割のほう、また再度行うというふうな話も、今、現状を伺ってございます。いずれ、国・県の動向も踏まえさせていただいた上で、市がとるべき施策のほうも柔軟に考えていきたいと思ってございます。 また、駐車場の影響のほうにつきましては、確かに各テナントさん、あるいは利用者さんはじめ、西側をお使いいただくということで、不便を来している状況ではございます。このことについても、突然6月から駐車場閉めますよということで、テナントさんはじめ、御利用の皆様には大変御不便をおかけしておるところでございますが、いずれテナントの皆さんに対しても、今まで設計費用やらまだこの先工事費、施工のほうもありますけれども、具体的なお話ができない形でおりましたので、そういったところはちょっと各テナントさんともお話をさせていただきながら、対応を図っていただきたいというふうに思います。
○議長(
木村琳藏君)
産業振興部長。
◎
産業振興部長(平松福壽君) 飲食店の関係でございます。 実は、せんだって飲食店の皆さんの代表の方ともお話しする機会がございましたが、そのとき思いましたのは、やはり業界団体の方と、もっとこう、頻繁にといいますか、期間を短くして、各業界の方との話、情報収集のためのヒアリングと言ったら失礼ですけれども、話合いをもっと小まめにこれやるべきだなと痛切に感じたところでございました。 したがいまして、実際、全ての業種の全員からというのはなかなか難しいもんですから、そういった各業界の団体の方の意見の取りまとめをお願いしながら、商工会議所の力もお借りしながら、間違いなく情報を集めて、そして、少ない財源でございますので、効果的に使うためにはどのようにすればいいのか、そして一方的に市から差し上げるということだけではなくて、どういったことを頑張っていただいて、そこに応援させていただけるのかというような関係の中で、政策を決めてまいりたいと思ってございます。
○議長(
木村琳藏君) 18番菊池秀明君。
◆18番(菊池秀明君) 私も物産センター大規模改修事業について質問します。 同僚の議員がいっぱい質問しているので、このシープラザというか駐車場に関しての部分のみ質問したいなと思います。 まず、この今工事内容については5500万ぐらいかかるということですが、私もこの駐車場はたまたま利用しますけれども、今まで利用しましたけれども、当館の西側に駐車場ができてから、かなり駐車台数が減ってきているのではないかなと思います。 それで、この年間の駐車台数と、利用者というか、駐車台数等、収入はどのくらいあったのかをお聞かせ願いたいなと思います。
○議長(
木村琳藏君)
商工観光課長。
◎
商工観光課長(猪又博史君) 物産センターの地下駐車場の利用内容についてお答えいたします。 物産センターの地下駐車場については、平成27年度に現在の設備に改めて運用を開始しているというところでございまして、過去3年間、直近3年間の利用につきましては、平成30年度は年間の利用台数が6万794台、使用料にして811万1600円の収入。また、令和元年度は、年間利用が5万7980台、使用料については736万8300円。また、昨年はコロナ禍ということでございまして、令和2年度、年間利用台数4万353台、使用料といたしまして428万2300円というふうな状況になってございます。また、これまでの利用状況から、大体年間平均5万8900台ほど、また年平均の使用料は730万円ほどというふうな利用状況となってございます。 以上です。
○議長(
木村琳藏君) 18番菊池秀明君。
◆18番(菊池秀明君) 結構使われているように見えますけれども、ただこれは延べ台数であって、日中なんか行きますと、本当に10台以下ぐらいしか止まっていないような状況ではないかなと思います。夜についてはどのぐらい止まっているのか、その辺もし把握している数字があればお願いしたいなと思います。 確かにシープラザの西側に駐車場ができているということで、今シープラザ遊を使われない状態で、そこも駐車場になっているということであれば、その駐車スペースを利用することは考えないのかと。また、現在その駐車場は64台が使える状態だと思います。これについても、例えば半分以下、30台ぐらいの駐車で賄えないのか。そうすることによって、大規模改修する場合の泡消火器設置にも費用削減ができるのではないかなと思います。そういうことも考慮はしてはどうかなと思います。 また、逆に言うと、駐車場、先ほど使われない影響も結構大きいと言いますけれども、やはり西側にかなりの駐車スペースが余っています。ですから、これの活用というのもやはり考えたほうがいいのかと。そうすると駐車場を使えないというような問題もありますけれども、そういった活用の方法を考えてはどうかなと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(
木村琳藏君)
商工観光課長。
◎
商工観光課長(猪又博史君) 幾つかお話ございました。 まず、西側の駐車場、代替ということで、当然下の地下駐車場が使うことできませんので、代替として、ときに物産センター利用者、あるいは宿泊利用者近隣の商業施設とともに、西側のほうに誘導するような措置は現在講じてございます。 ただ、先ほども申し上げましたとおり、今コロナ禍ということで、大分、各施設利用者も少なめということがあって、何とか今は、そちらのほうの代替で済んでいるところを考えますと、やはり一定の台数を持つ駐車場が必要ではないかというふうに思われます。 また、夜の駐車につきましては、なかなかちょっとそこの部分だけカウントということはないんですけれども、私、商工観光課にまいって、4月から6月の間に何回かちょっと夜間の状況、駐車場のぞいたことあるんですけれども、あそこは地下駐車場のキャパは53台に対して、大体3分の1から半数に至るところまで、多いときは、多分宿泊利用が主じゃないかなと思われるんですけれども、そういった利用状況でもなってございました。 あと、消火設備の話、全面駐車場じゃなくて、一部のみでもという話もございましたけれども、いずれ地下駐車場としてでないとしても、地下の泡消火設備が現在使えないということで、消火設備はそもそも必要なものというふうに認識してございます。それなので、駐車場利用ということであれば全面泡消火器、もしくは一部でも、何かしら別な用途にと言いますと、泡消火設備とともに、スプリンクラーの設備、同様な設備が必要かというふうな形でも思っておるところでございます。 以上です。
○議長(
木村琳藏君) 18番菊池秀明君。
◆18番(菊池秀明君) 一部についての泡消火器設置がなかなか難しいというような答弁だったと思うんですけれども、その辺も検討をしていただきたいなと思います。 また、私もシープラザ、かなりたまに寄ってみるんですけれども、非常に少なくなってきているというのです。店舗も空き店舗も多くなってきて、さびれてきているのが本当に見えてきていると。やはりこの対策は、本当に急務ではないかなと思うんですが、対策について、やはりそのイベントとかなんかもシープラザで行うとか、そういった活用方法もあるかと思うんですが、どのような今後の活用をしていくのか。やはりその辺てこ入れしないともたないというか、心配なところがありますので、その辺についてお聞きしたいなと思います。
○議長(
木村琳藏君)
商工観光課長。
◎
商工観光課長(猪又博史君) 今、議員申されたとおりです。 現在、物産センターは18区画ございまして、3区画ほど空いてございますし、あと4区画ほどは、いろいろ先ほど来、市の庁舎としてですとか、あと一部観光物産協会特産店として施策ということでテナント料をいただかないで入居していただいているという区画もございます。 早急にテナント確保については、こちらのほうの活動もしていかなければならないと思ってございますし、また先ほど部長のほうからも答弁ありましたけれども、やはり必要な大規模改修をかけた上で、大規模改修といいますか、必要な改修を行った上で、民間活力による利用の拡大、サービスの向上を目指し、指定管理者制度の導入というものも考えていきたいと考えておるところでございますし、また今年についてはシープラザ周辺のみならず、観光イベント軒並み中止ということで、大分縮小している状況になってございますけれども、やはり駅前、周辺とともに、シープラザを活用したイベントというものも考えていきたいというふうに思います。 以上です。
○議長(
木村琳藏君) 第7款の質疑を終わります。 第10款教育費、質疑を許します。 ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第10款の質疑を終わります。 第11款災害復旧費、質疑を許します。 1番
古川愛明君。
◆1番(
古川愛明君) 公共土木施設災害復旧事業についてお伺いする前に、先ほど農林水産費のときに、職員名簿を見ますと、水産農林課になっているんですよね。この概要を見ますと、農林水産課になっているんですけれども、これ、どっかの間違いだと思うんですけれども、よろしくお願いします。 箱崎半島線の工事についてお伺いします。 今まさに工事中で早く通してほしいなというのが箱崎方面、白浜方面の方の願いなわけですけれども、今回工事の方法を見ていますと、今度は崩れたところじゃないところを削って、パイプ等をしっかり入れて、雨水を下のほうに流す工法のように見ました。実際、そのようになっていると思うんですけれども、この際、今まで以上に雨水が順調にと言っちゃおかしいですけれども、地下浸透なしで下のほうに行くわけです。そしてそれを受ける側のほうは、要するに、用水路まで行く、用水路に行く前に道路があって、道路の下をくぐるはずなんですけれども、受ける側がこの水の量をさばけるのかどうか、それがすごい心配なんですけれども、それをお伺いいたします。
○議長(
木村琳藏君) 建設課長。
◎建設課長(本間良春君) 箱崎半島線の排水計画について、お答えいたします。 まず、排水計画につきましては、被災を受ける前と今回の復旧するに当たりましても、山から集まってくる水の量というのは基本的には変わらないと考えております。排出計画する際には、浸透するその水の量というのは計算に入れてございませんので、確かに震災前は浸透しておりまして、今回、水を集めて、水路で流すということで、震災前から見れば水が下流のほうまで流れてくる量が増えるのかなというところで見えますけれども、実際そういう形での排水計画となっておりますので、実際下流側であふれるということはないと考えております。 しかし、今ゲリラ豪雨とかで計画降水量以上の雨が降る場合もございますので、その際には確かにあふれるというところもあるかと思いますので、その際には気象情報に十分注意しながら、避難行動をとっていただければと考えております。
○議長(
木村琳藏君) 1番
古川愛明君。
◆1番(
古川愛明君) その計算上は確かにそのとおりなのかも分かりませんけれども、実際今回崩れたところが、崩落したところというのはもうああなる前に、常に箱崎2号線ですか、鵜住居2号線か、とにかくちょっと雨が降るとあふれたとこなんだよね。そういうことを考えるとすごく心配で、今震災後にあの辺にまた家が建ち始めているんで、それで心配なんで、今言う通りなのかも分かりませんけれども、しっかり吟味してというか、ちゃんと確認していただいて、確かな工事にしていただくようにお願いしたいです。それの答弁もお願いします。 それで、あとは今19号の関係で、桑ノ浜の沢に2か所に県で砂防ダムを造っていますけれども、実際砂防ダムの下に流れる、下の水路になる部分は市の工事だと伺っています。その出来上がったときの、出来上がってからの話だというけれども、どういう段取りをしてどういう対応するんだか、その辺もお伺いいたします。
○議長(
木村琳藏君) 建設課長。
◎建設課長(本間良春君) お答えいたします。 まず2点の御質問ですが、まず1点目の半島線の、計画上は大丈夫だけれども本当に実際は大丈夫なのかというところですけれども、出来上がりましたら、今でもそうですけれども、台風とか大雨の前には事前にパトロールして、スクリーン等からのごみもとっておりますし、実際雨降っているときにもパトロール等が市内各所やってございますので、その辺で十分対応してまいりたいと思います。 あと2点目の桑ノ浜の砂防の下流の水路の関係でございますけれども、御存じのとおり、砂防事業につきましては県事業というところで、現在、市内各所で、至るところで砂防のほう県のほうにやっていただいているところもございます。その中で、実際、砂防のダム、堰堤の下のほう、下流側に流すための一部の水路工を県のほうでもやっていただくんですけれども、そのさらに下流の部分につきましては、当然市のほうで必要であればやらなきゃいけないというところで考えておりますので、まずその県のほうの施工を見ながら、どう市内各所、必要なところを市のほうで判断しながら、必要であれば予算化しながら、対応していきたいと思います。
○議長(
木村琳藏君) 1番
古川愛明君。
◆1番(
古川愛明君) 今の鵜住居の箱崎半島線の部分が工期、今年度中ということでしたよね、確か3月までということでしょう。それを計画どおり工事が始まっていないのを見受けているんで、実際そうなるかどうかは自信を持って3月までと答えると思いますけれども、それも確認したいです。 あと、今の桑ノ浜の件ですけれども、実際、現時点でもう詰まったような状態になっている箇所がありますよね。そういうのもあるんで、それも対応をしっかりしていただきたいんです。再度答弁をいただいて終わります。
○議長(
木村琳藏君) 建設課長。
◎建設課長(本間良春君) お答えいたします。 まず1点目の箱崎半島線の工期の関係でございます。 確かになかなか現場に入れないというところで、市民の皆様には大変御不安な思いをさせたところでございますけれども、実際、今の工程では、当初予定のとおり、3月の末には終わるということで、施工業者のほうとは、工程管理をしっかりしているところでございます。 ただ、1点ちょっと課題がございまして、2月3月の最後の段階で、冬場の寒い中で舗装していいのかどうか、ちょっとその課題は残りますけれども、今の段階では3月で終わるというところで考えております。 あと、2点目の桑ノ浜の現在でも詰まっているところあるんじゃないかという御質問でございます。確かに道路を横断しているところの水路が若干詰まっているところもあるかもしれませんので、そこは実際現場を見ながら、台風前には対応してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(
木村琳藏君) ほかにございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第11款の質疑を終わります。 以上で歳出の質疑を終わり、第1条の質疑を終わります。 次に、第2条債務負担行為、質疑を許します。 18番菊池秀明君。
◆18番(菊池秀明君) 債務負担行為について質問します。 鵜住居駅地区公共施設等施設管理料、それと、魚河岸にぎわい館運営事業、根浜観光施設管理事業、釜石民泊施設運営事業、それと体育設備等管理運営事業について、今回、指定管理者が債務負担行為に変更されたと思うんですけれども、債務負担行為に変更したのはなぜなのかお伺いしたいなと思います。
○議長(
木村琳藏君) 財政課長。
◎財政課長(佐野正治君) ただいまの御質問にお答えいたします。 債務負担行為自体は、今後の支出に対しまして義務を発生するということで、上限額を設定しているというものでございます。今般、債務負担行為を、この提案をさせていただいたのは、2点あると思っています。 1つは、公募による指定管理者の業務の今度募集をするということですけれども、その公募に当たっては、3年間の業務の委託料の上限額を示すことによって、手を挙げる方が集まるだろうというところでございます。 もう1つは、契約時期についてですけれども、3月定例会において、4年度予算が成立する前であっても、事前に契約ができますので、そうすることによって、仮に指定管理者のほうが変わった場合でもスムーズに、円滑にそういった業務の引継ぎができるというメリットがございます。 ですから、今回、債務負担行為というところで、補正のほう出させていただいておりますけれども、今回補正で計上しておりますうち、今までも債務負担行為を実際指定管理におきまして設定しているものがございますので、そこだけ付け加えさせていただきます。
○議長(
木村琳藏君) 18番菊池秀明君。
◆18番(菊池秀明君) 今、2点について、債務行為に変換した場合にメリットが出るよというお話があったと思います。公募しやすくなる、予算が設定しやすくなる、3年間指定管理者の応募が楽になるというようなお話だったと思いますけれども、今回提示された額が5億1400万。年間にすると1億7000万ぐらいずつですが、やっぱり市民からは、今の建物維持管理にお金がかかるのではないかなとよく言われます。この指定管理費の算出方法についても伺いたいなと思います。 また、その指定管理者制度の運用には高いやはり透明性が求められております。指定管理者は公の施設の管理運営業務に関して保有している情報の公開をしているかと思いますが、全ての指定管理者がこの情報を公開しているのか、伺いたいなと思います。
○議長(
木村琳藏君)
スポーツ推進課長。
◎
スポーツ推進課長(佐々木豊君) 指定管理料の算出の方法についての御質問だと思います。 一つの例で申し上げますけれども、体育施設の場合は、指定管理料、指定管理につきましては、利用料金制という形で、施設の使用料については、管理者の収入にできるという方法をとっております。支出であります人件費を含めました管理運営費から、収入であります利用料収入、そちらを差っ引いた額が年間の指定管理料という形で積算させていただいております。また、積算の方法につきましても、指定管理者のほうからは、どのぐらいお金がかかっているのかということを提示していただいて、そちらを精査しながら積算しているところでございます。 指定管理費について、公開しているのかという御質問でございましたが、ただいま体育施設については、指定管理者を9月30日までの期限で募集はしておりますが、その中で、これまでかかってきた各年度の指定管理料、施設の管理運営費、また、施設の利用料収入については、公開してございます。
○議長(
木村琳藏君)
資産管理課長。
◎
資産管理課長(千葉博之君) 私からは、指定管理者制度を導入している施設の全体の運営状況について公表しているかという御質問にお答えしたいと思います。 現時点では、毎年度それぞれの施設の管理運営状況を評価委員会のほうでそれぞれ確認を行った上で、評価結果のみ、ホームページで公表しております。当然、その評価を行う上では、収支等も含めて評価項目がございますので、他市の状況を見ますと、それも含めて公表している団体もあるようでございます。市といたしましても、今後、関係者とどの程度公表できるか整理した上で、公表方法については検討してまいりたいと思います。
○議長(
木村琳藏君) 18番菊池秀明君。
◆18番(菊池秀明君) 今、指定管理料の算出については、現場からの上がった数値で算出するということなんでしょうね。それと、あとは上がった収益については管理者にあると、この2点だったと思いますし、あと今、評価委員会で評価した内容を精査しているというような内容ですけれども、では、逆に言うと、私ども一般市民については、一般市民というか、そうではないんですが、ものについては明確に表示しているかどうかということで、透明性が今保たれているのかどうか、その辺をお聞きしたいなと思います。 それと、また人口が今減少して、交付税が徐々に下がる。また、税収入も下がる方向である中で、指定管理料は3年間保障されるわけですけれども、こういった指定管理料だけが保障されていいのかどうか。やはり交付税が下がっていく、また、税収入も下がるという方向の中で、指定管理制度そのものについてどのように考えていくのか、方向性について。ただ、問題があるのがよその自治体を見ますと、指定管理料というのは2%ずつ上げているところがあると。やはり給料が上がる分、上げているところもあるということも事実です。ですから、そういった面も考えながら、今後の指定管理料についてどのように考えていくのか、お伺いして質問を終わります。
○議長(
木村琳藏君)
資産管理課長。
◎
資産管理課長(千葉博之君) 指定管理の評価の透明性、あとは管理料の考え方ということについて、お答えいたします。 施設の評価につきましては、それぞれ施設ごとに利用状況、あとは料金収入だったり、利用者のアンケート結果等も取りまとめた上で、まずは、指定管理者としての自己評価を行っております。それらを整理した上で、施設の所管課が施設目標にあった管理運営がされているかだとか、収支状況がどうなったのかといった7つの項目について、評価を行った上で、評価委員会のほうで適正に管理されている状況かというところを評価した上で、その評価結果に基づきまして、期待した以上の管理がなされているとか、期待どおりに管理されている、または不足している、あとは全く結果が伴っていないといったような内容で評価を行っているところで、その評価結果のみ現在は公表しておりますけれども、議員御指摘のとおり、透明性という部分では評価の過程についても、ホームページで公表していくほうがいいんじゃないかというふうには思いますので、どの程度内容を公表するかというところを関係者と整理した上で、公表する方向で検討をしてまいりたいと思います。 あとは、指定管理料については、それぞれの施設によって異なる状況があるかと思いますが、利用収入であったり、自主事業をやっていれば、自主事業の収入もあるわけで、全体の経費を見ながら定めるべきではないかということで、具体のところについてはその施設ごとに判断していく。あとは、中期財政見通しだったり、公共施設の今後個別計画を見ていく中で、全体の金額というんですか、総額は考えていかなきゃならないのかなというふうに考えております。 以上です。
○議長(
木村琳藏君) 第2条の質疑を終わります。 次に、第3条地方債、質疑を許します。 ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第3条の質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
木村琳藏君) 起立多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(
木村琳藏君) 日程第13、閉会中の継続審査についてを議題といたします。
総務常任委員長から、同委員会において審査中の請願第3号固定資産評価審査委員会に不動産鑑定士の任命を要求する請願書は、会議規則第104条の規定により、御手元に配付いたしました申出のとおり、閉会中の継続審査の申出がありました。 お諮りいたします。
総務常任委員長から申出のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認め、
総務常任委員長から申出のとおり、閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。
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○議長(
木村琳藏君) 日程第14、閉会中の継続調査についてを議題といたします。 総務、民生、経済の各常任委員長及び
議会運営委員長から、会議規則第104条の規定により、御手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続調査の申出がありました。 お諮りいたします。各常任委員長及び
議会運営委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認め、各常任委員長及び
議会運営委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
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○議長(
木村琳藏君) 日程第15、議員提出議案第4号
釜石市長専決条例の一部を改正する条例を議題といたします。 ただいま議題に供しました議員提出議案について、提出者から提案理由の説明を求めます。 千葉榮君、登壇願います。 〔11番千葉榮君登壇〕
◆11番(千葉榮君) ただいま議題に供されました議員提出議案第4号釜石市長の専決条例の一部を改正する条例の提案理由を御説明いたします。 議員提出議案書の1ページを御覧願います。 本案は、地方自治法第180条第1項の規定により、市長において専決処分をすることができる事項のうち、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号に規定する事項について、市が当事者である訴えの提起、和解及び調停に関することと、市が国家賠償法等に基づき、損害賠償義務を負う場合の損害賠償の額を定めることの2つに分け、明確にするとともに、市が当事者である訴えの提起、和解及び調停に関する1件の金額を簡易裁判所における1回の審理で判決が出るとされる民事訴訟法において、少額訴訟の目的の価額とされる60万円以下と定めるとするものです。 また、条例の趣旨に変更を及ぼさない範囲の字句の修正に関することを新たに追加しようとするほか、所要の改正を行おうとするものです。 以上で提案の理由の説明を終わります。よろしく御賛同賜りますようお願いいたします。
○議長(
木村琳藏君) 以上をもって提出者の説明は終わりました。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 お諮りいたします。本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
木村琳藏君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(
木村琳藏君) 日程第16、議員提出議案第5号コロナ禍による厳しい財政状況に対処し
地方税財源の充実を求める意見書の提出についてを議題といたします。 ただいま議題に供しました議員提出議案について、提出者から提案理由の説明を求めます。 三浦一泰君、登壇願います。 〔3番三浦一泰君登壇〕
◆3番(三浦一泰君) ただいま議題に供されました議員提出議案第5号コロナ禍による厳しい財政状況に対処し
地方税財源の充実を求める意見書の提出について、提案理由を御説明いたします。 議員提出議案書の5ページを御覧願います。
新型コロナウイルス感染症の蔓延により、地域経済にも大きな影響が及び、地方財政は来年度においても、引き続き、巨額の財源不足が避けられない厳しい状況に直面しております。地方自治体は、コロナ禍への対応はもとより、地域の防災、減災、雇用の確保、地球温暖化対策などの喫緊の課題に迫られているほか、医療、介護、子育てをはじめとした社会保障関係経費や、公共施設の老朽化対策費など、将来に向け増嵩する財政需要に見合う財源が求められております。 よって、国においては、令和4年度地方財政対策及び地方税制改正に向け、
地方税財源の確保について、確実に実現されるよう要望し、意見書を提出するものであります。 以上で提案内容の説明を終わります。御賛同賜りますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(
木村琳藏君) 以上をもって提出者の説明は終わりました。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 お諮りいたします。本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
木村琳藏君) 起立多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(
木村琳藏君) 日程第17、議員提出議案第6号出産育児一時金の増額を求める意見書の提出についてを議題といたします。 ただいま議題に供しました議員提出議案について、提出者から提案理由の説明を求めます。 細田孝子君、登壇願います。 〔13番細田孝子君登壇〕
◆13番(細田孝子君) ただいま議題に供されました議員提出議案第6号出産育児一時金の増額を求める意見書の提出について、提案理由を御説明いたします。 議員提出議案書の9ページを御覧願います。 出産育児一時金制度は、出産に要する経済的負担を軽減するため、国民健康保険などの被保険者等に一定の金額を支給するものであります。これまで国は、その支給額について、出産に要する実勢価格を反映するなど、段階的に見直しを行ってきており、平成21年10月に42万円に引き上げ、現在もその支給額が継続されているところであります。 厚生労働省によると、令和元年度の出産費用は、正常分娩の場合、岩手県、全国平均額はともに約46万円で、室料差額等を含む費用の全国平均額は約52万4000円となっています。出産にかかる費用は年々増加しており、現在の出産育児一時金42万円の支給額では賄えない状況になっております。 少子化対策は、我が国の重要課題の一つであり、安心して子供を産み育てられる環境を整えるためにも、子育てのスタート期に当たる出産時の経済的な支援策を強化することは欠かせません。 よって、国に対し、現在の負担に見合う形に出産育児一時金を引き上げるよう要望するため、意見書を提出するものであります。 以上で提案理由の説明を終わります。よろしく御賛同賜りますようお願いいたします。
○議長(
木村琳藏君) 以上をもって提出者の説明は終わりました。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 お諮りいたします。本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
木村琳藏君) 起立多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(
木村琳藏君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。 これをもって本日の会議を閉じ、令和3年9月
釜石市議会定例会を閉会いたします。 午後3時37分閉会
釜石市議会議長 木村琳藏
釜石市議会議員 佐々木 聡
釜石市議会議員 細田孝子...