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06月21日-05号

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  1. 釜石市議会 1999-06-21
    06月21日-05号


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    平成11年  6月 定例会(第2号)           平成11年釜石市議会6月定例会会議録---------------------------------------          平成11年6月21日月曜日--------------------------------------- 議事日程第5号  平成11年6月21日(月) 定例会        午後1時会議を開く第1 本日の会議録署名議員の指名第2 議長の報告第3 請願の撤回について(平成9年第7号)第4 請願1件(平成10年請願第5号)第5 報告第3号 平成10年度釜石市一般会計繰越明許費の報告について第6 議案第41号 釜石市市税条例の一部を改正する条例の専決処分に関し承認を求めることについて第7 議案第42号 平成10年度釜石市一般会計補正予算(第10号)の専決処分の承認を求めることについて第8 議案第43号 平成10年度釜石市下水道事業特別会計補正予算(第5号)の専決処分の承認を求めることについて第9 議案第44号 平成10年度釜石市老人保健事業特別会計補正予算(第3号)の専決処分の承認を求めることについて第10 議案第45号 釜石市市税条例の一部を改正する条例第11 議案第46号 釜石市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例第12 議案第47号 釜石市市税外収入金等徴収に関する条例の一部を改正する条例第13 議案第48号 釜石市環境審議会条例の一部を改正する条例第14 議案第49号 釜石市都市公園条例の一部を改正する条例第15 議案第50号 釜石市防災会議条例の一部を改正する条例第16 議案第51号 平成11年度釜石市一般会計補正予算(第1号)第17 議案第52号 平成11年度釜石市水道事業会計補正予算(第1号)第18 議案第53号 平成11年度釜石市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)第19 議案第54号 平成11年度釜石市下水道事業特別会計補正予算(第1号)第20 議案第55号 平成11年度釜石市老人保健事業特別会計補正予算(第1号)第21 議案第56号 廃棄物循環型処理施設基幹的施設整備工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについて第22 議案第57号 財産の取得に関し議決を求めることについて第23 議案第58号 消防ポンプ自動車による交通事故の損害賠償事件に係る和解及びこれに伴う損害賠償の額を定めることに関し議決を求めることについて第24 議案第59号 釜石大槌地区介護認定審査会の共同設置の協議に関し議決を求めることについて第25 閉会中の継続調査について第26 議議案第4号 じん肺り患者の救済とトンネルじん肺根絶を求める意見書の提出について第27 議議案第5号 「医療保険制度の連続的改正に反対し、安心してかかれる医療の充実を求める」意見書の提出について第28 議議案第6号 義務教育の国庫負担制度の堅持を求める意見書の提出について第29 議議案第7号 30人以下学級を柱とする次期定数改善計画の策定を求める意見書の提出について                                     以上  ------------------------------------- 本日の会議に付した事件第1 本日の会議録署名議員の指名……………………………………………………… 154第2 議長の報告…………………………………………………………………………… 154第3 請願の撤回について(平成9年第7号)………………………………………… 154第4 請願1件(平成10年請願第5号)………………………………………………… 154第5 報告第3号 平成10年度釜石市一般会計繰越明許費の報告について………… 156第6 議案第41号 釜石市市税条例の一部を改正する条例の専決処分に関し承認を求めることについて………………………………………………………………………………… 156第7 議案第42号 平成10年度釜石市一般会計補正予算(第10号)の専決処分の承認を求めることについて…………………………………………………………………………… 157第8 議案第43号 平成10年度釜石市下水道事業特別会計補正予算(第5号)の専決処分の承認を求めることについて……………………………………………………………… 158第9 議案第44号 平成10年度釜石市老人保健事業特別会計補正予算(第3号)の専決処分の承認を求めることについて…………………………………………………………… 158第10 議案第45号 釜石市市税条例の一部を改正する条例…………………………… 158第11 議案第46号 釜石市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例…… 159第12 議案第47号 釜石市市税外収入金等徴収に関する条例の一部を改正する条例………………………………………………………………………………………………………… 159第13 議案第48号 釜石市環境審議会条例の一部を改正する条例…………………… 159第14 議案第49号 釜石市都市公園条例の一部を改正する条例……………………… 160第15 議案第50号 釜石市防災会議条例の一部を改正する条例……………………… 160第16 議案第51号 平成11年度釜石市一般会計補正予算(第1号)………………… 160第17 議案第52号 平成11年度釜石市水道事業会計補正予算(第1号)…………… 224第18 議案第53号 平成11年度釜石市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)……………………………………………………………………………………………………… 225第19 議案第54号 平成11年度釜石市下水道事業特別会計補正予算(第1号)…… 225第20 議案第55号 平成11年度釜石市老人保健事業特別会計補正予算(第1号)…………………………………………………………………………………………………………… 226第21 議案第56号 廃棄物循環型処理施設基幹的施設整備工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについて…………………………………………………………………… 226第22 議案第57号 財産の取得に関し議決を求めることについて…………………… 226第23 議案第58号 消防ポンプ自動車による交通事故の損害賠償事件に係る和解及びこれに伴う損害賠償の額を定めることに関し議決を求めることについて………………… 227第24 議案第59号 釜石大槌地区介護認定審査会の共同設置の協議に関し議決を求めることについて…………………………………………………………………………………… 227第25 閉会中の継続調査について………………………………………………………… 228第26 議議案第4号 じん肺り患者の救済とトンネルじん肺根絶を求める意見書の提出について………………………………………………………………………………………… 228第27 議議案第5号 「医療保険制度の連続的改正に反対し、安心してかかれる医療の充実を求める」意見書の提出について……………………………………………………… 228第28 議議案第6号 義務教育の国庫負担制度の堅持を求める意見書の提出について……………………………………………………………………………………………………… 229第29 議議案第7号 30人以下学級を柱とする次期定数改善計画の策定を求める意見書の提出について………………………………………………………………………………… 229  ------------------------------------- 出席議員(26名)                 議長   佐野金吾君                 副議長  千葉勝男君                  1番  菊池 孝君                  2番  藤井修一君                  3番  山崎長栄君                  4番  藤原茂實君                  5番  岩間勘二君                  6番  両川敏之君                  8番  松坂喜史君                  9番  斎藤正子君                  10番  山崎清勝君                  12番  島林兼雄君                  13番  鈴木利明君                  14番  佐藤一夫君                  15番  東 隆人君                  16番  菊池正明君                  17番  秋元厚子君                  18番  鈴木正幸君                  19番  佐々木 真君                  20番  平松福一君                  21番  土橋幸三君                  22番  菊池こう一君                  23番  平舘幸雄君                  24番  小野寺英雄君                  25番  菊池久治君                  26番  小沢和夫君  ------------------------------------- 説明のため出席した者              市長      小野信一君              収入役     正木 等君              総務企画部長  津田修一君              民生部長    古川鶴松君              経済部長    桑畑喜一君              建設部長    海野 伸君              総務課長    和泉重勝君              財政課長    小山 士君              税務課長    尾形新悦君              企画課長    佐野善次君              港湾振興室長  野田喜一君              消防防災課長  菱沼宗生君              市民課長    前川正義君              国保年金課長  川畑誠一郎君              生活環境課長  山崎倫昭君              清掃事務所長  臼澤良一君              福祉事務所長  水野昭利君              商工課長    飯岡保勝君              観光物産課長  佐々木重雄君              橋上市場                      長岡直人君              対策室長              農林課長    菊池康夫君              水産課長    福士良成君              建設課長    本城 薫君              都市計画課長  伊藤昭男君              下水道課長   福田 博君              市民病院                      吉田貴一君              事務長              水道事業所長  鶴田正次君              教育長     菊池 葵君              教育次長    菊池永欣君              学校教育課長  樋口賢一君              学校教育課                      阿部 典君              主幹              社会教育課長  黒田博子君              体育振興課長  八幡義久君              学校給食                      千葉幸弘君              センター所長              図書館長    菊池菊司君              監査委員    大橋龍夫君              監査委員                      矢浦一衛君              事務局長              農業委員会                      佐々木邦夫君              事務局長  ------------------------------------- 事務局職員出席者              事務局長    藤原宏昭              事務局長補佐  佐々木裕一              議事係長    古川至言  -------------------------------------                午後1時会議を開く ○議長(佐野金吾君) 本日の出席議員は26名で定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 ただいまから本日の会議を開きます。本日の議事は、お手元の議事日程第5号により進めます。  ------------------------------------- ○議長(佐野金吾君) 日程第1、本日の会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員には、会議規則第81条の規定により議長において2番藤井修一君及び3番山崎長栄君を指名いたします。  ------------------------------------- ○議長(佐野金吾君) 日程第2、議長の報告であります。 本日、市長から今次定例会の追加議案といたしまして、お手元に配付いたしておりますとおり議案第59号の1件の送付がありましたので、御報告いたします。 以上で議長の報告を終わります。  ------------------------------------- ○議長(佐野金吾君) 日程第3、請願の撤回についてを議題といたします。 去る平成9年12月2日の本会議から民生常任委員会に付託されております平成9年請願第7号医療保険制度の連続的改悪に反対し、安心してかかりやすい医療の充実を求める請願につき、お手元に配付いたしております写しのとおり撤回したい旨の申し出がありました。 お諮りいたします。ただいま議題となっております請願の撤回については、これを了承することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 御異議なしと認めます。よって、平成9年請願第7号の撤回は承認することに決しました。  ------------------------------------- ○議長(佐野金吾君) 日程第4、請願1件を議題といたします。 本件に関し、経済常任委員長の報告を求めます。委員長登壇を願います。  〔経済常任委員長藤原茂實君登壇〕 ◆経済常任委員長(藤原茂實君) ただいま議題となりました請願1件について、経済常任委員会における審査の経過並びに結果の概要を報告します。 昨年12月2日、定例会本会議において当委員会に付託された平成10年請願第5号食料自給率を引き上げ、日本の食と農を守る意見書採択を求める請願の要旨は、国民に安全な食料を安定的に供給するため、政府は食料自給率引き上げ目標を設定すること。日本農業立て直しのため、主な農産物の再生産を保障する価格保障を拡充すること。中山間地農業に環境・国土保全を考慮した所得補償を行うこと。農地を保全し、家族農業を発展させるためにも、株式会社の農地保有を許さないこと。日本の食料安全保障、環境保護の必要を考慮し、WTO農業協定を改定すること。国民の食生活の基本となる米及び主な農産物を例外なき自由化から除外すること。WTOセイフガード協定を活用し、セーフガード緊急輸入制限)を機敏に発動すること。国民の健康を守るため、WTO衛生植物検疫協定を改定すること。同協定によって緩められた食品安全基準をもとに戻し、輸入食品の安全チェック体制を強化することの4項目について、政府に意見書を提出していただきたいというものであります。 本件に関しましては、昨年12月4日に開催した委員会において、紹介議員から、食料等の輸入増加による農業への影響や、検疫の心配も含め、日本でとれる生産物を安心して食べられる経済システムにしてほしいなどの補足説明を受けた後、12月11日、本年3月9日、3月15日と委員会を開催して審査いたしましたが、委員からは、本請願はWTO協定の改定が主体となっていて、国の権限である外交問題は意見書に適さないこと。また、前に不採択とした請願に類似しており、不採択としてから1年も経過しないうちに類似の請願を出すことは、委員会の意向が尊重されていないのではないかということ。意見書提出を求める請願については、最初から意見書としての提出が適切であることなどの意見が出されました。 このたび6月14日の委員会を開催の上、審査し、その後、本請願を採決した結果、採択に賛成の委員がなく、本件は不採択とすべきものと決定をいたしました。 以上であります。 ○議長(佐野金吾君) ただいまの経済常任委員長の報告は、平成10年請願第5号は不採択であります。 平成10年請願第5号を採決いたします。この採決は起立によって行います。 本請願に対する委員長の報告は不採択であります。本請願を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕(「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 起立少数であります。よって、平成10年請願第5号は不採択とすることに決定いたしました。  ------------------------------------- ○議長(佐野金吾君) 日程第5、報告第3号平成10年度釜石市一般会計繰越明許費の報告についてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 以上で質疑を終わります。 お諮りいたします。本件は報告事項でございますので、報告のとおり了承することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 御異議なしと認めます。よって、本件は了承することに決しました。  ------------------------------------- ○議長(佐野金吾君) 日程第6、議案第41号釜石市市税条例の一部を改正する条例の専決処分に関し承認を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 菊池孝君。 ◆1番(菊池孝君) 今回の市税条例の一部を改正する条例は、地方税法の改正に伴って、当市の条例をこれに準じて改正するというものでありますけれども、中身につきましては、市民税、そして市たばこ税等があるわけであります。私たちは、この市たばこ税につきましては、後から理由を述べますけれども、これには賛成をしていきたいというふうに思っております。条例を出す場合には、市民税、市たばこ税、これを別々に出してもらえれば本当にありがたいところでありますが、今回は一括提案ということであります。 市民税についてでありますけれども、これは課税所得金額700万円を超える部分に適用される税率を12%から10%に引き下げると、こういう中身のものであります。これは課税所得金額700万円ということは、総収入で大体1000万円を超える方々と思うんですが、これの税率を引き下げることが、これが一つであります。 それから、定率減税の方でありますけれども、この方は、年収700万円までの層は大体増税になるのではないかというふうに言われている中身のものであります。それから、年収800万から1100万の層では1500円ぐらいの減税にとどまっていると。そして、それ以後のものにつきましては減税になるという中身のものであります。この定率減税ですね、このような形であると思うんですが、年収どれぐらいの層の方から増税になるのか、このことをひとつお伺いをしたいと思います。 それから、地方たばこ税でありますけれども、これは市町村たばこ税を1000本につき2434円から2668円に引き上げると、こういうものでありますけれども、なお引き上げ税率を同率だけ国のたばこ税を引き下げるというものでありまして、利用者の負担増にはならないというのが今度の地方たばこ税でありますので、この地方たばこ税につきましては、これには私たちは賛成をする方向でありますけれども、地方たばこ税引き上げによる当市の増額分、これは幾らになるのか、わからなければ結構ですけれども、これをお伺いしたい。2点お伺いしたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 税務課長。 ◎税務課長(尾形新悦君) お答えします。 1番目の定率減税の件ですが、今、資料、手元にありません。帰りまでにお知らせしたいと思います。 それから、市たばこ税でございますが、これについては大体2000万ぐらいの増収になるものと見込んでございます。 以上です。 ○議長(佐野金吾君) 菊池孝君。 ◆1番(菊池孝君) わかりました。 日本共産党議員団といたしましては、この定率減税の方ですね、これは多くの市民にとって増税になるということで、反対をしてまいりたいと、このように思います。
    ○議長(佐野金吾君) 以上で質疑を終わります。 これより本案を採決いたします。本案を原案のとおり承認することに賛成の諸君は起立を願います。 〔賛成者起立〕 ○議長(佐野金吾君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり承認されました。  ------------------------------------- ○議長(佐野金吾君) 日程第7、議案第42号平成10年度釜石市一般会計補正予算第10号の専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 以上で質疑を終わります。 これより本案を採決いたします。本案は原案のとおり承認することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認されました。  ------------------------------------- ○議長(佐野金吾君) 日程第8、議案第43号平成10年度釜石市下水道事業特別会計補正予算第5号の専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 以上で質疑を終わります。 これより本案を採決いたします。本案は原案のとおり承認することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認されました。  ------------------------------------- ○議長(佐野金吾君) 日程第9、議案第44号平成10年度釜石市老人保健事業特別会計補正予算第3号の専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 以上で質疑を終わります。 これより本案を採決いたします。本案は原案のとおり承認することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認されました。  ------------------------------------- ○議長(佐野金吾君) 日程第10、議案第45号釜石市市税条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。斎藤正子君。 ◆9番(斎藤正子君) 日本共産党議員団としては、この条例に反対いたします。 理由として二つあります。一つは、先ほど菊池議員が市民税についての理由を述べましたが、今回出ております個人市民税も同様で、反対の省略いたします。 もう一つは国民健康保険税でありますが、これは今、問題とされている平準化をこの先行うという、そういう内容になっております。これによって減額される家庭、あるいは従来どおりになる家庭、世帯、それぞれでありますが、しかし、約4500世帯は増税になることが明らかになっております。特に低所得者に対する影響が非常に大きいものがありますので、議員団としては再三この問題について問題提起をいたしておりました。 したがいまして、45号につきましては反対していきます。 ○議長(佐野金吾君) 以上で質疑を終わります。 これより本案を採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は起立を願います。 〔賛成者起立〕 ○議長(佐野金吾君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  ------------------------------------- ○議長(佐野金吾君) 日程第11、議案第46号釜石市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 以上で質疑を終わります。 これより本案を採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  ------------------------------------- ○議長(佐野金吾君) 日程第12、議案第47号釜石市市税外収入金等徴収に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 以上で質疑を終わります。 これより本案を採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  ------------------------------------- ○議長(佐野金吾君) 日程第13、議案第48号釜石市環境審議会条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。菊池孝君。 ◆1番(菊池孝君) 今回の釜石市環境審議会条例の一部を改正する条例は、釜石市環境審議会委員の構成を変えるというものでありまして、市議会議員、現在5人であります。それから、学識経験者8人、これを市議会議員を5人から3人に、学識経験者を8人から10人にする。全体では13人で同じなんですけれども、私たちは、日本共産党議員団といたしましては、学識経験者を2人プラスして15人に、もし学識経験者をふやす場合はそのようにするべきであるということで、市議会議員を減らすべきじゃないという立場で反対をしてまいります。 ○議長(佐野金吾君) 以上で質疑を終わります。 これより本案を採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は起立を願います。 〔賛成者起立〕 ○議長(佐野金吾君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  ------------------------------------- ○議長(佐野金吾君) 日程第14、議案第49号釜石市都市公園条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 以上で質疑を終わります。 これより本案を採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  ------------------------------------- ○議長(佐野金吾君) 日程第15、議案第50号釜石市防災会議条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 以上で質疑を終わります。 これより本案を採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  ------------------------------------- ○議長(佐野金吾君) 日程第16、議案第51号平成11年度釜石市一般会計補正予算第1号を議題といたします。 お諮りいたします。審議の方法は、第1条歳入を一括、歳出は款ごとに御審議願いたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 御異議なしと認め、さよう決定いたします。 では、第1条歳入を一括御審議を願います。 これより質疑を許します。山崎長栄君。 ◆3番(山崎長栄君) この際、都市計画税につきましてお尋ねをしておきたいと思います。 都市計画区域を設定しまして、その区域内の住民から都市計画税を徴収いたしているわけですが、都市計画区域を設定する際に、このような地域には事業を入れたい、あるいはこのような計画を持っていますと、そのような住民に対し説明をし、いわば目的税としましてこの税金を徴収しておられるのかどうなのか、その辺をまずお聞きしておきたいと思います。 それから、この都市計画税は、都市計画区域内でも徴収しているところと徴収していないところがありますが、あるいはまた、この都市計画事業が終了したところ、あるいはまだこれからというところ等、あるいは断念をしたところ等々、いろいろあるわけですけれども、詳細についてはきょうはお聞きいたしませんが、いろいろと都市計画税の徴収のあり方、あるいはこの事業について見直し等をすべき問題があるのではないか、そのように思うところがございます。この問題について都市計画税の徴収、あるいは区域設定等々、今お話ししたような問題について協議をされているのかされていないのか、あるいはされているとすれば、いつごろまでに方向を決めるのかどうか、まずこの2点をお聞きいたします。 ○議長(佐野金吾君) 建設部長。 ◎建設部長(海野伸君) 都市計画税についてでございますけれども、まず私の方からは、都市計画税の目的といいますか、その辺のところをちょっとお話しして、協議関係については担当の方から。 まず、都市計画税につきましては、都市計画事業、それから土地区画整理事業、これらを行うための財源として徴収することができるということで、地方税法の方に規定されております。そういうことで、そもそも財源とすれば、現在、釜石市にとっては貴重な財源というふうになっておりまして、御質問の方の計画、都市計画事業等の計画をもって都市計画税をかけているのかということにつきましては、現在、そもそも先ほど申し上げましたように、都市計画事業とか土地区画整理事業、それから都市計画事業には公園事業とか下水道事業とか、いろいろさまざまあるわけですけれども、これらとして財源を充てるという形になっておりまして、何といいますか、都市計画区域全域もしくは一部にかけれるということになっております。 現在、釜石は本当に一部、都市計画区域の一部に課税しているわけでございますが、そもそものかけ方ということについて、私思うには、通常のかけ方とちょっと違ったのかなという感じは持っております。ただ、実際にかける際には、土地区画整理事業、これらを実施する、もしくは計画するということで課税区域を定め、今まで徴収しているというのが実態でございます。 したがいまして、事業があるから、ないからということではなくて、本来であれば市街地として整備するに当たって、市民平等に恩恵もあるという前提で課税しているというのが今までの実態ではなかったのかなというふうに考えております。 議員御指摘のとおり、かけているところ、かけてないところというふうにありますので、これらについては見直すべきものなのかなと。それは全域にかけるべきものなのか、全域にかけるというふうになりますと、今度は増税というふうな形にもなりますし、逆に税金をかけないというふうになりますと、今度は厳しい財政の折、財源が不足になってくるというふうないろんな問題が出てくると思いますので、その辺はちょっと慎重に検討しなければならないのかなというふうに考えております。それについて協議は進めておりまして、その関係は担当の方から答弁させますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(佐野金吾君) 都市計画課長。 ◎都市計画課長(伊藤昭男君) 昨年末以来、5回以上協議は重ねて、関係課で協議は重ねておりますが、まだ結論には達しておりませんので、御了承をお願いいたします。 ○議長(佐野金吾君) 山崎長栄君。 ◆3番(山崎長栄君) 一般的に市民が都市計画税を払う場合、その税金を払う以上は、自分の住んでいる地域が都市計画事業なり区画整理事業等が入るものだというふうにとらえられているかと思うんです。平田地区、特に下平田地区等につきまして、今の運動公園付近から下の商業高校付近につながる道路をつくりたいというような計画が前建設部長の時代にあり、それがいつの間にやら引っ込められておりますけれども、あの平田地区の住民の皆さんも、昭和53年度からたしか都市計画税を納めているはずです。 今回、鵜住居地区の都市計画事業、区画整理事業が断念をされまして、そのかわりに生活道を建設をするということで、今、始まっているわけですが、鵜住居地区以外で、都市計画区域になり、そしてなおかつ都市計画税を支払っている、徴収されている区域の住民に対し、将来どのような事業を導入するのか、説明をする責任が行政にはあるのではないかのかなと思います。 そこで、特にお聞きしたいのは、下平田地区、東地区といいますか、ちょうど郵便局の裏方、国道の下あたりですが、道幅が非常に狭く、緊急車が入れないような状態です。例えば病人が出ましても救急車も入れない、あるいは将来、移動入浴車を利用したくとも、移動入浴車ももちろん入れません。あるいはまた火災が発生したとしましても、ポンプ車が入っていけない、そのような地域であります。あの地域についてどのような考えをお持ちであるのか、お尋ねをしておきたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 建設部長。 ◎建設部長(海野伸君) ただいまのお尋ねの地区につきましては、地図上で見ても、公共用地、道路、公園、これらの用地率はかなり低い。図面を見ても、確かに図上では道路らしき道路はありますけれども、これはほとんど私道というふうな形で、狭い通路といいますか、私有地を使いながら、住宅地が発展してきたというふうな状況に見受けられます。 したがいまして、ここを整備するというふうになりますと、かなりいろんな手法を考えなきゃならないのかなと。地形的な面から見てもかなり厳しい状況にありますし、住宅、建物等もかなり密集して建っていると。狭い道路に沿って建ち並んでいるというふうな状況にもありますので、これを抜本的に道路とか公園とか空地を確保するというふうになりますと、断念したというふうな言い方をされていますけれども、やはり区画整理事業等を導入するべきものなのかなと、そういう地区ではないのかなというふうに思っております。 したがいまして、都市計画の方では、まだちょっとできてませんけれども、都市計画のマスタープラン、これらを市全域にかけてつくって、どういう手法でどういう整備をやっていけばいいのか、その辺、基本的な考え方を整理した上で導入するべきものかなというふうに思っています。その地区だけを見れば、この前から、道路の拡幅、それから公園の整備とか、そういうふうな要望もきておりますので、それらを解決するとすれば、それも、道路だけを整備するというふうになりますと、今、二、三メーターしかない道路を、例えば6メーターとか8メーターにすれば、そこにいる人たちは、逆に言えば、直接買収方式でいきますと、もうその場所にいれないような状況での張りつけになっているような気がいたしますので、そうすると、やはり面的整備という土地区画整理事業、これらを導入すべきものか、その辺の検討を今後進めていきたいなというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(佐野金吾君) 山崎長栄君。 ◆3番(山崎長栄君) 特にも今、平田地区が大変そのような厳しい状況下にあるということを指摘いたしましたが、この都市計画区域に設定しております区域内すべて、やはり都市計画事業あるいは区画整理事業等々を、全体の計画を作成するべきであると。その中で、この地域にはこの事業が必要だ、この地区は道路の新設が必要だ等々、早い時期に住民に、その区域の住民に計画を示していくべきであると。本来であれば、この都市計画税を徴収する前に、住民に対し、将来こういう計画を、事業を導入したい、そのようにお話をし、税金を徴収するのが普通のやり方ではないのかなというふうにも思いますし、この全体のプランの作成を急ぐべきだと。それに対する当局の御答弁。 それから、特にも今お話ししました平田地区、下平田地区の道路の整備について、長々と待っておられるような状況でもないようですし、何らかの早急に対策を立てるべきであると、そのように思いますが、この二つの点についてお答えをいただきたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 建設部長。 ◎建設部長(海野伸君) ただいま議員御提言の、全域について計画を示して住民に説明するべきだという点につきましては、私もそのとおりだと思っております。都市計画法の中で都市計画マスタープランを策定することということで、法律の中でもうたわれております。その作業については、今、鋭意進めておりますので、それにつきましては、住民の意見を聞きながら、どうあるべきかというところを整理しながら策定し、合意形成を得ながら、計画策定をまずはつくるべきだと思っています。それに、策定した後に、その辺は予算との関係もありますし、事業の優先度、緊急度、これらも当然ありますので、それらを評価しながら、整備すべきところ等については整備していくという形になろうかと思います。 今の平田地区のことにつきましても、前々から大分そういうお話、あるという話は伺っておりますので、計画策定をある程度早急に、計画策定を早急にと言いますよりは、住民の方々の考え方を早めに、どういうお考えなのかお伺いしながら、計画の方を詰めていくという形をしていきたいなというふうに思っております。 ○議長(佐野金吾君) 平松福一君。 ◆20番(平松福一君) 今の都市計画税に関係する都市計画区域設定等々、それから平田の問題について、1回だけお話しさせていただきますが、私、知っている範囲で、都市計画区域に設定された地域については、すべて都市計画税を賦課するというようなことが、以前の都市計画審議会等々の中であったことを承知しておりまして、私は不勉強でして、甚だ恥ずかしい思いをするんですが、ただいまのやりとりの中で、都市計画税を賦課していない地域と賦課している地域、二通りあるということを聞いて、今、大変驚いているわけでございますが、そういったことのないようにきちっとすべきだというふうに私も思います。 それで、平田のことなんですが、あそこは記録がどのように残っておるか、私は担当職でないのでわかりませんですが、私の記憶では、平田、今の下平田の話でしょうけども、あそこに都市計画を入れようとしたときに、あそこだけでは都市計画区域設定するのに面積が少し小さいんじゃなかろうかというふうな話もあったりして、上平田地域と一緒になってやると言ったことが当時あったはずです。それで、それが準備が間に合わないので、先に緊急度からいって、今やっている鵜住居に先に着手するというような経過があったはずです。 それで、そんなことがありまして、平田の方々からいろんな話があって、それではというので、同僚議員からお話しあったように、前建設部長時代に、商業高校の前まで、板木山の方から回ってバス路線を入れましょうという話を、市当局の方から平田の町民に示された経過があるはずです。ただし、それらが用地買収等々の線に絡んで、それらが話が立ち消えになったままでいるというふうなこともあるはずですので、そういったことは平田の地域の方々は十分に承知の上で、多分、同僚議員の発言になったろうというふうに私は思いますので、その辺を十分に、以前のことを、この間の議会の中で行政の継続化というような話もありましたように、やはりきちんと以前のことを踏まえて、新しいことをやることを要望して、終わります。 ○議長(佐野金吾君) 小野寺英雄君。 ◆24番(小野寺英雄君) まず一つは、先ほどの質問とも関連するわけですが、たばこ税の問題です。これの見通しですね、どう思っておるのか。大体、先ほどの答弁では2000万程度増収になると、こういう結果が報告されておりますが、今後どう推移するだろうかと、この辺についてただしておきたいと思います。 それから次に、3月の議会で、大体予算が193億の編成があったわけですが、今度の補正で203億と、こういうことで提案されておりますが、3月議会の予算審議の中で、大体政策的経費は今後どの程度望まれるのかと、こういう質問をした際に、20億円程度はあると、こういう答弁がなされておりますけれども、今度10億ぐらいが、約10億円の補正が組まれておると。今後、それでは10億円程度は可能なのかどうかという点について伺っておきたいと思います。 それから、財政運営の問題でいろいろ質問があったわけでありますけれども、随分厳しいということだけが述べられておりますが、釜石市の現状は、市民所得もどんどん平均以下に下がる、あるいは税収も、県内の13市に比較しても約31%を伸びていないと、こういう結果を考えるときに、やっぱり自主財源の確保なり、あるいはその健全性を保つと、こういうことで述べられておりますけども、それならば、その施策の展開は何なのかと、こういう点は明確になっておりませんが、その辺についてただしておきたいと、こう思います。 以上です。3点について御答弁を願います。 ○議長(佐野金吾君) 税務課長。 ◎税務課長(尾形新悦君) まず初めに、市たばこ税の調定額の推移と今後の見込みについてお答えいたします。 まず、平成7年度の調定額につきましては2億3705万2000円、売り渡し本数は1億2107万5000本。平成8年度の調定額は前年度比で約1000万円減少し、2億2737万2000円となっております。また、売り渡し本数では約500万本の減の1億1600万2000本。それから、平成9年度の調定額は平成8年度比で約3300万円の増の2億6096万2000円、売り渡し本数では約480万本の減の1億1110万5000本。それから、平成10年度につきましては、調定額は9年度比約5000万円の減、金額では2億5568万円、売り渡し本数では約400万本減の1億682万7000本。それから、平成11年度当初予算の見込みでは、調定額では10年度比約1400万円の増の2億6980万8000円、売り渡し本数では約250万本の減の1億428万2000本となっております。 これらのことから考えますと、売り渡し本数は、全国的な嫌煙運動の広まり等によって年々減少している傾向にあります。平成7年度を100とした場合、平成10年度では88と12ポイントの減少、本数にしますと約140万本の減少となっております。 また、調定額につきましては、平成7年度を100とした場合、平成10年度では108と、8ポイント、約1800万円の増加となっておりますが、これは平成9年度に県たばこ税から市たばこ税に税率の引き上げ改正による税源移譲があったからであります。これらのことを考えますと、嫌煙運動がかなり広まっていることから、本数の減少はもちろんのこと、税制改正等がなければ、調定額についてもかなりの減少になるのではないかと思われます。 以上です。 ○議長(佐野金吾君) 財政課長。 ◎財政課長(小山士君) お答えします。 先ほどの小野寺議員さんからの質問でございますが、あと10億くらい補正の見込みが出てくるんじゃないのかということでございますけれども、現在、今回の補正予算で財政調整基金等が3億5000万くらいしか残ってない状況でございます。それに伴いまして、今後の税等の伸び、それから地方交付税等の伸びがどのくらいになるか、まだ決定してございませんので、その辺の財源の状況を見ての編成になると思いますけども、事業の選択に当たりましては、当然、優先度とか、それから緊急度、そういうものを見ながら予算編成してまいりたいと思っております。 したがいまして、財政の収入の状況がどのような形になるか、その辺を勘案しながらの予算編成になると思います。よろしくお願いいたします。(「自主財源の確保については」と呼ぶ者あり) お答えします。自主財源の確保につきましては、当然、市税等になるわけですけれども、これは市税につきましては、課税の客体、それから収納率の向上、これはもちろんでございますけども、企業誘致の推進等を進めながら、あとは、そういう形でできるだけ、先ほど申し上げましたように、事業の優先度、それから緊急度を図りながら、事業を進めてまいるわけですけども、それによって、当然、市税等の確保が図られてくるのではないかなと、そういうことから、企業誘致の推進と事業の、限られた財源でありますけども、そこの中で事業の推進をしながら、市税等の確保に努めてまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(佐野金吾君) 小野寺英雄君。 ◆24番(小野寺英雄君) まず、たばこ税の今後の見通しについては、やっぱり減少傾向をたどるのみだろうと思います、今の状況からいきますとですね。年々、喫煙本数を対象とした税率アップがされて、今度2000万ある程度確保としたと。でありますけれども、それ以降というのはどんどん、どんどん下がっていくだけじゃないかと、こういう私は見通しを持っております。 それから、財調と、それと財政運営の問題ですね。私は、財調も3億程度しか残っていないということでありますと、どうしてもその運営は極めて厳しい状況になっていくんじゃないかと。そうしますと、市民要望にどれだけこたえられるのかということが課題になってくるんじゃないかと、こう思っております。 その場合に、私は、大分、健全財政云々ということが言われておりますけれども、財政の健全化というものにもっと力点を置くと。そのためには、今、答弁されましたように、課税客体、これを強化するということなんですね。やっぱり納税義務者をふやすとか、あるいはもっと景気対策を考えるとか、そういう施策に重点を置かざるを得ないというふうになりますと、地方財政というのは住民サービスが主体なんだという、財政運営の基本はですね。そういうことを言いつつも、今、非常に釜石の場合は、内陸部との格差、全国的なものとの格差が非常に開いてきておるわけですね。 昭和62年度あたりは、県の平均の十二、三万円は浮いたけれども、今は逆に県平均を11万円ぐらい下がっておると、こういう状況に市民は置かれておるわけですから、その対策というものは、やっぱりもっともっと吟味した形で、そしてそれを急ぐ必要があるであろうというふうに、私は考えておるわけです。 そういうことから考えますと、財政の弾力性と、私はそこをどこまで、どういうふうに考えるのかということを考えますと、私は、地方債の残高で調べた場合に、やっぱり県の平均ぐらいまでは、その弾力的な運用を考えていいのではないかというふうに考えるものですが、この辺に対する御見解を伺っておきたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(津田修一君) 県の平均ぐらいという話でございますが、私、いろいろ見方はあるんでしょうけども、その辺も厳しいんじゃないのかなと思います。 というのは、県の中には当然、人口がふえていっている県、特に内陸あたりは人口増をしていると。これから伸びていく部分と、これから場合によってはかなり厳しい状況になる沿岸という二つで見ていきますと、それは平均をとるやり方というのは、必ずしも得策ではないんじゃないかというふうに考えております。したがいまして、要は傾向、これまでの推移を見た上で考えますと、必ずしも平均より下の方で考えていくやり方が適切ではないかと考えております。 ○議長(佐野金吾君) 小野寺英雄君。 ◆24番(小野寺英雄君) 総務企画部長、いろいろ市債の残高等については、13市なり、あるいは県内の状況というものを、この前の答弁からいきますと、相当調べているんじゃないかと、私はこう思うわけですが、13市全体の平均というものをどのような調査を行ったのかですね。やっぱりこの辺ぐらいまでは財政運営については考えていいんだろうと、私は従来から主張してきておるわけですけども、大体13市は45万円ですね。釜石の場合は残高が32万、これは10年度の私の調査の結果ですが、32万円なんです。その程度の運用の幅を持ってやらないと、どうも私は難しいのではないかと、こう思っているわけです。いかに事業の選択云々ということを考えてはいるようですが、もっと、そのためには評価制度というものを吟味してみる必要があるであろうと、こうも思います。 それと、最後に一つだけ伺っておきますが、今度の一般質問の論議の中でも、いろいろ市の庁舎の問題が出てきました。その庁舎の問題については、大体4年間程度は据え置きたいという意向が示され、その庁舎建設の基金というのは14億ぐらいと、こういうことですが、それを他の活性化資金という形で活用してはどうかと、こういうような意見も出ましたが、自治体の財政不足のために民間活力を導入すると、そして庁舎の建設をするという、PFI方式というものがあるんですが、これらについてどのような内容になっておるのか、あるいはその効果と。さらには、市としてどのような取り組みをなされておるのかですね、この辺についてただしておきたいと、こう思います。 ○議長(佐野金吾君) 財政課長。 ◎財政課長(小山士君) ただいまの御質問にお答えします。 PFI方式という形で、この内容につきましては、リース会社が民間資金で公共施設を整備すると、そういうことで、ここの中に二つの方式がございます。それは一つは、自治体が代金を割賦で支払う方法、リース会社に割賦で支払う方法。それから、長期の賃貸借契約を結びまして施設を借り上げする方法、賃貸借方式と、この二つの方法がございます。 そして、効果といたしましては、自治体が一度に財源を、仮に基金を導入して使うとかということになりますと、一時的にすごく金がかかると、こういう今回のPFI方式を仮に導入するとすれば、長期でリースで支払いすることが可能になりますので、その方が市にとりましては、資金の運用上からいって効率的になるということでございます。 それから、現在、神奈川県とか三重県でこれを検討してございますけれども、うちの方といたしましては、庁舎の建設が非常に多額に資金を必要となりますので、先進地等の状況というような状況で、課題等がどういう問題があるのかというようなことを、現在、資料の収集中でございます。そういうことから、現在、庁内でこれを具体的に、本当に導入できるのかどうか、その辺を現在庁内で検討しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(佐野金吾君) 佐々木真君。 ◆19番(佐々木真君) まず1点は、先ほど山崎議員が言った問題ですけれども、多分、12番議員さんがあそこにおって、いろいろ御苦労をしていると思うんですよ。ただ、私のこの情報の中では、二つの不協和音が外部から持ち込まれて、多分、12番議員さんがいろいろ調整を図りながら苦労をしつつも、そうはなってないという、多分問題提起じゃないかと。私も、地域でいろいろ苦労してやっているのに、急に別な人が介入というか、来て、がちゃがちゃになるという経験をしているわけですので、これは小野市長さんに要望ですけれども、やっぱりそういう複雑な状況で地域でいろんなファクターで頑張っているときには、その地域の議員さんが公平に考えてますので、それをやっぱり尊重するような形での施策の展開を原則的に守ってもらいたいということを、ついでに私もこれは市長さんに、新市長さんですね、お願いをして、質問は二つです。 5ページの上の方の釜石ぐるっと鉄の歴史めぐり事業、これは歳出の方でもありますけれども、110万円の県からのお金が入っているわけですが、最終的には300万になるわけですけれども、この事業の観点、着目点と各論は、どういうふうなことを考えておられるのか、詳しくは歳出の方にも及ぶと思うんですけども、お願いしたいと。 それから、9ページの平田公園施設整備(地域総合)事業300万、これも市債になるわけですが、多分あそこには野球場がある、多目的グラウンドがある、さまざまあるわけで、スポーツ振興関係の施設になるんじゃないかと、こう思ってますけれども、この点の内容と考え方、アバウトで結構ですので、よろしくお願いします。 ○議長(佐野金吾君) 商工課長。 ◎商工課長(飯岡保勝君) お答えいたします。 鉄のぐるっとめぐりと、こういうことでございますが、議員さんも御承知のとおり、昨年、動燃さんが釜石を撤退されまして、そしてあそこで行われてきた研究がかなりの成果を内外に発信していただいたと、そしてあそこの坑道の中をぜひみんなに見ていただきたい、それから釜石は鉄と魚と、こういう部分で長い間経過してきてございますので、もう一回市民の皆さんにそういうものも再認識していただきたいと、こういう思いで計画をさせていただきました。そして、ことしも昨年に引き続きましてそれを実施しようと、こういうことで計画してございますので、御了承願いたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 都市計画課長。 ◎都市計画課長(伊藤昭男君) 後段の御質問に答えさせていただきます。 平田公園につきましては、御承知のとおり、野球場、多目的グラウンド、フィールドアスレチック広場、ジョギングコースなど施設整備を行ってまいりました。また、野球、サッカー、ソフトボール、ラグビー、グランドゴルフなどの種目で、多くの市民の皆様に御利用いただいております。この利用者の皆様からは、一層の施設整備の充実を望む声が高まってきております。このような要望におこたえするために、当公園の施設管理と利用サービスをさらに向上させるため、管理棟兼クラブハウスの設置と水の安定供給のために設計委託するものでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(佐野金吾君) 佐々木真君。 ◆19番(佐々木真君) そのクラブハウスの中身の各論を、ちらっとでよろしいので、恐縮ですが、お願いしたいと思います。 それから、鉄のぐるっとというのは鉱山関係のようですけれども、釜石のそもそも鉄にかかわるものの第1号は、尾崎神社の青出の奥の院なんですね。あそこの祭っているものは剣なんですね。あれがどうもこの辺の鉱山から出る磁鉄鉱の精錬したものでつくった、ああいうかなり大型の剣であったと。あれは砂鉄では製造が無理なものなんですね。そういうふうにいろいろ鉄の歴史はさまざまあるわけで、実は今ある鉄の歴史館は、内容等構成から見ると、釜石における鉄の本当の歴史が一目でわかるようにはなってないし、今度、グリーン・ツーリズムで、青ノ木の高炉跡にも行ってるんですけど、どうもほかから来た皆さんが見る上では、貧弱だというか、これは菊池議員さんもかつて言ったんですけども、もう少しコントラストとかいろいろ考えると、グリーン・ツーリズムなどとも連携できると、そういうことなんですけれど、それは後からにしますけれども、いずれ、もしあればコメントをお願いしたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 都市計画課長。 ◎都市計画課長(伊藤昭男君) クラブハウスの中身の各論についてという御質問にお答えいたします。 実は先月の末に、利用者の予定者といいますか、会議を開催いたしまして、どのようなクラブハウスが一番、後々使いやすいかということをお聞きしまして、それをこれから設計に反映させていきたいと思いますが、まず管理人のお部屋、それからあとシャワールーム、それからみんなで会議というんですか、ミーティングのできる部屋等々考えておりますが、細かいことにつきましては、これから設計委託する予定でございますので、もうしばらくお待ちください。 ○議長(佐野金吾君) 商工課長。 ◎商工課長(飯岡保勝君) 鉄にかかわるいろんなものは市内に多くございます。ですから、今後はいろんな部分でもう少し、一つずつの計画じゃなくて、全体的な見直しの中できちっとしたものをつくって、皆さんによく理解できるようなものをつくり上げれば最高なのかなと、こんなふうにも考えておりますので、今後、いろいろな計画の中でもう一度見直してみたいと、このように思っておりますので、御了承願います。 ○議長(佐野金吾君) 佐々木真君。 ◆19番(佐々木真君) クラブハウスの方は、今出てきたのは、ミーティングルームとシャワーと。多分、これに更衣室が入るだろうと思うし、それにもう一つは、簡単な筋肉トレーニングの器械ですね、ランニングマシーンとか、あと筋力アップ、そういうものもあった方がいいというふうに考えるわけです。ですから、シャワーもできればそう余り規模の小さいものではなくて、それなりに疲労回復ができるようなものの具体的な施策が必要だろうと思います。 いずれ、これについては後から歳出の方の部分で、関係あるのは体育振興課長さんもこれには関係あると思うんです、一番専門的には。ですから、やっぱりそういうスポーツ振興、体育振興という科学的なレベルの考え方の上に立ってやらないと、完成した後、不満が出てくる場合があるので、いずれ当面、歳入の部ではこの程度にしておきたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 菊池孝君。 ◆1番(菊池孝君) 市長にお聞きをしたいというふうに思います。財政問題の基本的な部分でお聞きをしたいというふうに思います。 去る一般質問の中で市長は、消費税の問題で、どう思いますかというところで、経済対策、いわゆる不況対策にはならないのではないのかというふうにお答えをしているわけでありますけれども、市長は今の不況をどのように考えて、そして、この不況をどのようにしたら不況が直っていくのかと、この辺についてひとつお聞きをしたいというふうに思います。 それから、健全財政か積極財政かということで、この議会の中でも論議をされてきたわけでありますが、市長は健全財政でいくということを述べております。総花的ではなくて一点突破主義ということも述べておりますけれども、またその中で、義務的経費が非常に大きくなっている原因の一つとして公債費が非常に大きくなってきている。これは国の経済対策が行われる中で、市の単独事業が非常に多くなってきている、これが要因であるというふうに言っているわけであります。 また、この議会の中でも論議の中で、国の制度、また補助金を活用して事業をするべきであるという、こういう論議がされてきているわけでありますけれども、今、地方交付税の国の方の特別会計は、隠れ借金というふうな言葉を使っているようでありますけれども、非常に借金が多くなってきていると、このように言われております。その借入額は、91年度の約6700億円から、99年度には約22兆円にまで膨れ上がり、第二の国鉄ではないか、このように言われております。 そうしますと、当然、国の方から来ます交付税措置、これは後年度になるわけでありますが、これが滞ってきているということも言われておりまして、非常にそういう点では、地方として考える場合に、こういう借金をどのように考えていくのかということになろうかと思いますが、まずこの2点をお伺いしたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 市長。 ◎市長(小野信一君) 今回の議会、私にとっては初議会でありますけれども、皆さんの質問を聞いておって、非常に財政に対する心配が多く出されました。私も初めて直接財政に参画をいたしまして、補正予算を組みまして、その実感を深くいたしております。 その中で、今までは緊急性であるとか継続性というものを中心にして物を考えてまいりましたけれども、これだけ財政が緊迫してまいりますと、補助金の率の問題、あるいは起債、あるいは交付税化の問題、これらの導入が、緊急性や継続性と同じようなウエートで予算編成の際に取り入れていかなければならないのじゃないだろうかと。そうでないと、ますます財政は緊迫度を増していくだろうと、こういう意味で、私は、市長に就任することによって、他の要素が財政運営の一つ取り入れていかなければならない要素だということを実感したことは事実でございます。 それから、他の地域と比較して、釜石市民の所得なり公債費なり財政の悪化の大きな要因になっていると。その比較が出てまいりましたのは、江刺、金ヶ崎、遠野が主体でございます。私、釜石市と比較して、これらの3都市はどういう共通点、どういう相違点があったのかなと考えてみますと、この3都市は、戦後の高度成長期に全く成長が低成長の都市でございました。ところが、江刺も金ヶ崎も、国の、県の9つの工業団地の中の一つがつくられまして、非常に新幹線、高速道路が通ることによって中央から企業が進出してきた都市でございます。 したがって、50年の停滞の夢を破って、このごろ急激に伸びた都市であります。ここ長く見ましても10年ぐらいだろうと思います。この伸びた都市と、釜石の、戦後20年の民族の大移動と言われた製鐵所の縮小以後の釜石の停滞を比較いたしまして、地方自治体の施策によって釜石の経済が急激によくなるのではないだろうかと。あるいはこれらの大工業団地を持った地方都市、他の都市の皆さんと比較して、釜石は政策が足りないのではないかと、こういう比較は非常に難しい比較だなという実感を私自身は持っております。 金ヶ崎の工業団地も江刺の工業団地も、売れなくて、県が数百億円の買い入れをして借金を払って、ようやくこれらが、一人前の工業団地をつくり上げて企業が進出してきた都市であります。したがって、地方自治体の釜石の努力不足だけで、このような江刺や金ヶ崎のように発展するんだろうかと。この点はもう少し内部調査をしてみなければいけないなという感じを持っておるところでございます。 もう一つは、積極財政を組む場合に、私は、2年なり3年、あるいは5年程度の計画であれば、無理しても積極財政を組んでいいと思います。しかし、10年、20年という長期の釜石の財政を考えた場合に、果たしてこれらを自分たちの子どもや孫たちに払わせていいものだろうかと。各家庭でありますと、子供や孫に借金を残さないために、親は、おじいさん、おばあさんは、歯を食いしばって頑張って、借金を残さないようにするんですけれども、地方自治体の場合に、あるいは国の場合に、借金を多くすることによって景気を立て直すという方法が堂々と議論されるということに、私は、一般経済人の感覚からいくとおかしいなという感覚がしておるところでございます。 したがって、これらは最後にはバランスの問題になるんだろうとは思います。したがって、どれだけ借金する可能性があり、それは後年度に払える可能性のある、余裕のあるものでなければならないだろうし、私どもは、そのためには現在を我慢しなければならない場合もあり得るだろうと。私は、そのバランスをこれからしっかりと内部から見きわめようという考え方に立っておるところでございます。 市庁舎の問題ですけれども、私は具体的に感ずるのは、少なくとも県内の市町村で、市役所、役場を建てた市町村というのは、その後、非常に経済が停滞をいたしております。財政が非常に苦しんでおります。それから、経済の構造あるいは人の流れが、市役所を建てることによって大きく変わりまして、都市構造が大きく変化をいたしました。そのことによって隆盛をきわめる地域と、全く停滞する地域が出ております。したがって、どうしても市役所が移動することによって起こる、その町への影響をしっかりと見きわめて行わなければならないこと。 それから、市庁舎を建てることによって膨大な資金が投入され、それが支払い期間になりますと、建設費用が大きく圧迫されてまいります。したがって、建設業を初めとしたその地域の経済が大きく停滞してまいります。この経済の落ち込むことを最小限に抑えるためにはどうしたらいいのかというようなことをしっかりと見きわめない限り、やはり市庁舎には直ちに着工するということは、やってはならないのではないかと、こう思います。要するに、市庁舎を建設することによって起こる都市構造に対する変化、経済に与える影響、あるいはこれから起こるだろうマルチメディアの施設をどれだけ庁内に取り入れるためには、どういう施設が必要なのだろうかと、これらを十分検討した上で、市民にこれを公開して、市民のマイナスに与える影響を最小限に抑えるということに確信の持てる時期でなければ建ててはならないのではないかと、そういう考え方を持っております。 今回の皆さんの質問を聞いておりまして、議員皆さんの質問を聞いておりまして、財政に対する心配、釜石の経済の将来に対する不安というものをひしひしと感ずるだけに、私は、単なる思いつきで経済運営を図ったり財政運営を図ったりしてはならない。子供たちや孫たちに大きな負担を残さない中で、我々は今、最大限の効果をどうして立案できるんだろうかということを、しっかりと皆さんの意見を聞きながら考えるべきだと、こう思っておるところでございます。 それから、我が国の経済をどうすれば脱却できるんだろうということにつきましては、私自身は無責任な話であれば幾らでも話すことはできますけれども、釜石市議会の皆さんの前で釜石市長が話したからといって、それはそれほどの効果のある問題とも私は考えませんので、勘弁を願いたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 菊池孝君。 ◆1番(菊池孝君) 消費税の問題は、市長が、消費税3%に戻しても今の不況は克服できないのではないかと、こういうことをおっしゃいましたので、私は、今の不況は消費不況でありますから、当然、そういう点で消費税を下げていく。国民、また市民一人一人の所得を上げていく方向、そういうことだというふうに思うんです。 今は消費マインドが大変冷え込んでいるというふうに言われます。お金がないわけでもないというふうにも言われておりますけれども、そういう点で、この消費税の問題では、私は、医療保険の改悪などもございましたけれども、そういう国民、市民の心配があって、なかなか消費の方に回らないという、こういうことで今の不況が長引いているというふうに思っているんですけれども、その辺の答弁を期待したところでありましたけれども、まあそういうことであります。 次に、地方分権に移っていきますと、国は口は出しますけれどもお金は出さないというのが、私は今の基本方向ではないかというふうに思います。しかし、先ほど市長のお話にもありましたように、地方の財政は本当に大変であります。これはやはり公共事業をどんどん、景気対策、経済対策として行ってきたということが大きな原因としてあるわけでありますから、そういう点で、国の方に、やはり地方分権に移行していく中で、国にお金の方の移譲も求めていくべきではないのかということであります。 具体的にはですね、国の所得税の基礎税率部分を地方の住民税に移しかえると、こういうことであるんですけれども、いわゆる今の税金のあり方ですね、これを、やはり地方分権に合ったように求めていくべきではないのかなと、このように考えるんですけれども、この辺については市長、いかがでしょうか。 ○議長(佐野金吾君) 市長。 ◎市長(小野信一君) 消費マインドの冷え込みであることは間違いございませんけれども、逆に客観的に見ますと、現在ほど可処分所得が大きくなった時代はございません。調べてみればすぐわかります。それから、税率も戦後最低に下がっております。可処分所得がふえて税率が下がっているにもかかわらず、消費マインドが冷え切っているということであります。(「私もそう言いました」と呼ぶ者あり) どうすればその消費マインドを呼び起こすことができるかということが、現在の、政府が幾ら頑張ってもふえない、消費がふえない理由でございます。もし国民の、お客さんたちの消費マインドを増加させるためにどうしたらいいのかといういい案がございましたら、私はむしろお聞きしたいと思います。専門家の皆さんたちも、そのことを呼び起こすことが大変難しいので困っているわけでございます。できれば御意見を聞かせていただきたいと私自身は思います。 それから地方分権の問題、当然、その裏側には財源の裏づけがなければ、絵にかいた餅であることは事実であります。 ただ言えることは、今までは地方分権は地方自治体の方から非常に強く要望しておったものであります。ところがこのごろは、政府の方が、国が膨大な赤字国債を抱えております。今、議員は、地方自治体は財政が困難だと言いますけれども、地方自治体以上に困難な局面に達しているのは国の方でございます。したがって、今度は国の方が、地方分権をするから皆さんの力で地方自治体を運営してほしいということで、急遽、地方分権法が提案になった背景であります。 したがって、以前とはちょっと違った形には内容はなっておりますけれども、私は間違いなく、地方分権なら、その裏づけとなる財源をつけていただかなければ、国からの権限委譲だけが先にまいりまして、地方自治体はますます財政困難になることは間違いない事実でありますので、あらゆる機会を通して、地方分権の裏づけとなる財源の確保に、政府に対して要求なりお願いをしていくつもりでございます。 ○議長(佐野金吾君) 菊池孝君。 ◆1番(菊池孝君) ぜひそのようにお願いをしたい。これは私は、地方自治体にとってはどこでも同じだと思いますけれども、財源確保にとって、国に要望していくということは非常に大事なことだというふうに思います。 それから、景気の問題、消費税の問題でありますけれども、全く私も市長の言うとおりだというふうに思います。一昨年の消費税の3%から5%に増税をされた、そしてその年の9月には医療保険が改悪をされているわけでありまして、そういう点での社会保障に対する心配がありますし、そして、消費税が増税されたことによる、確かに一定のお金はあるんでしょうけども、しかしそういう中で将来不安等がありまして、なかなかお金がそちらの方に回っていかない、これが今の不景気が長引いている大きな原因であるというふうに思います。 国も大変な借金を抱えておりまして、来年度で地方、国を合わせて600兆円とも言われておりますから、全くの財政破綻を来しているわけでありますけれども、これはやはり大型開発で、公共事業が年間で大体50兆円ぐらい、そして福祉の方に、社会保障の方に20兆円という、諸外国とは全く逆立ちした形でのこういう行い方がされております。そういう点で、そういうところは国の方では変えていかなければならないと思うんですが、いずれにしましても、今の冷え込んでいる消費マインドを、これはぜひ温めていく方向、これは地方、また釜石市でも全く同じだと思います。そういう点で、財政がどんどん厳しくなる中で、市長といたしまして、市民サービスの低下とか、それから各種料金の値上げとか、こういうことが当然これから予想されるわけでありますけれども、最後にその辺の考え方をお聞かせ願いたいと思います。(「議長、ここは国会でないんだぞ。一般質問は……」、発言する者あり。「議事進行」「当局答弁」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 市長。 ◎市長(小野信一君) もう一度最後の質問をしてくれませんか。(「終わり」「答弁者が理解できないと言われるので、質問するべきですよ」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 歳出の方で質問をしてください。  (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 以上をもって歳入の質疑を終わります。 次に、歳出の審議を願います。第1款議会費、質疑を許します。鈴木利明君。 ◆13番(鈴木利明君) この会議録印刷代についてお尋ねをいたします。 今まで議会で速記者がおってやってきたわけですが、今後は速記者がいないということで、外注に出されることになるだろうと思うんですが、その辺はいかがなされるつもりか、お答えをいただきたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 事務局長。 ◎事務局長(藤原宏昭君) ただいまの鈴木議員の御質問にお答えいたします。 本年4月から速記者がいなくなりましたので、今、議員御指摘のとおり、今後外注する予定でありますので、御理解を願います。 ○議長(佐野金吾君) 鈴木利明君。 ◆13番(鈴木利明君) 外注ということであれなんですが、この会議録を、現在ですと次の議会の初日に配付されるわけですが、これをもっと早めることはできないのかどうか、検討は難しいのかどうか、その辺についてお尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 事務局長。 ◎事務局長(藤原宏昭君) お答えいたします。 事務局内でも検討しておりますけれども、外注をされましても、時期的には今の本会議の初日に配付するのが精いっぱいでありますので、御理解願います。 (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 第1款の質疑を終わります。 第2款総務費、質疑を許します。菊池正明君。 ◆16番(菊池正明君) 総務費の企画費に関連して質問をいたします。 風力発電推進事業についてでありますが、まず第1に、和山地区において事業実施が可能とのことでございますが、和山のどの地点に設置する見込みなのか。また、どの程度の規模で、そしてまた事業費としてはどのくらいが見込まれ、発電開始までどのくらいの期間を要するのかについてお尋ねいたします。 次に、和山地区にはモリアオガエルなど生息地として知られ、自然環境保全地域が、また市の天然記念物としてシナノキが指定されておりますが、これらの関係をどう処理されるのかお尋ねします。 また、3点目として、資材の搬入や工事用車両の通行のためには、一定規模以上の道路の確保が必要と思われるわけでありますが、現状の道路で対応可能なのかどうかについてもお尋ねします。 次に、風力発電については、環境に対する悪影響がほとんど皆無ということを聞いておりますが、釜石において風力発電事業を実施する意義あるいは事業効果について、どのような観点からこの事業を促進するのか、お尋ねいたします。 ○議長(佐野金吾君) 企画課長。
    ◎企画課長(佐野善次君) それではお答えします。 まず初めに、経過についてちょっと簡単にお答えします。クリーンエネルギーの導入促進という観点から、岩手県では去年10月からことし3月にかけまして、県内3カ所、安代と浄法寺と釜石の和山でございますけれども、風況調査を行っております。この結果、釜石市の和山地区は非常に有望な地域であると、そういった評価が出ております。 このような状況の中で、何人かの業者が、企業が、市の方にいらしたり、あるいは組合の方に打診に行っております。本来は、この場合、地権者である栗橋牧野組合の意向が最優先するわけですけれども、組合の方では、市の方とまず一体的に対応したいと、市の方で調整をしてほしいと、そういった依頼がありまして、市の方ではそれを受けております。 それ以降、市としましては、栗橋牧野組合の役員会での協議、あるいは橋野振興協議会との協議を行いまして、あるいは県の方の勉強会、県の課長補佐に来ていただいての勉強会と、そういったものを行っております。その中で、組合としては、風力発電事業導入は、例えば動植物などへの影響がないのであればぜひお願いしたいと、そういった意向を示しております。また、橋野振興協議会の方では、地域振興という観点から導入をぜひお願いしたいと、そういった意向を示してございます。 今後の対応でございますけども、今議会で補正予算の御承認をいただきましたらば、今週中に和山で風力発電事業をしたいという業者を公募したいと思います。期間は7月の上旬までという期限で公募したいと、そう思っております。これは今、相談に何件か来てますけども、この企業だけでなくて、広く公平に周知していきたいと思っているためでございます。公募の際には、こちらで作成しました共通の仕様書に対して企画書を提出していただくと、その予定でございます。そして、その企画書をもとに、今回設置予定の委員会、ここで内容を審査したいと。例えば規模とか実績とか、そういったものを審査したいと。なお、委員会のメンバーには、栗橋牧野組合であるとか、あるいは振興協議会、あるいは市、県、学識経験者等々、大体10人以内を考えております。大体7月、来月の後半には事業実施主体を決定したいと、このように思っております。 それで、御質問でございますけども、場所でございますけども、これは貞任山から石仏山にかけての一帯。それから、ラグビー場があるんですけども、この辺になると思います。事業期間につきましては、これは東北電力ですか、いろんな条件がありまして、平成14年度中には売電が開始されると、そう思っております。 あとは次ですけども、自然環境の関係ですけども、ここには自然環境保全地域あるいは天然記念物の関係もございます。これにつきましては、当然ですけども、そういった環境面には配慮して事業展開をする必要があると思います。 それから、次の道路の関係でございますけども、これにつきましては、遠野から和山に回ってくる道路が一部狭いところがございます。こういったところにつきましては事業実施主体が整備をすると、そういったお話もございます。 それから、風力発電事業の事業化を目指すねらいでございますけども、国とか県では新エネルギービジョンを策定しまして、風力発電であるとか、あるいは太陽光発電、これらの新エネルギーの導入を促進してございます。このことから、市においても地域の持つ特性を最大限に活用したエネルギーに関する施策をぜひ展開したいと思っております。ひとつよろしくお願いいたします。 ○議長(佐野金吾君) 菊池正明君。 ◆16番(菊池正明君) どうもありがとうございました。 風力発電事業の展開については、クリーンなイメージの定着と、これを一つの起爆剤として地域振興を図りたいとの御答弁のようでありましたので、理解いたしました。御答弁いただいた内容によりますと、必要な道路については事業者である風力発電会社によって整備されるということでございますが、私はかねてより、笛吹峠のトンネル化を含む抜本改良や農林業の振興などについて質問し、あるいはお願いをしてきた経緯がございます。風力発電の事業化を一つの契機としまして、道路事業を促進させるという方法もあろうかと思います。 具体的に申し上げますと、スリーグリーンライン側から中腹を通り、和山牧場に通じる農道の整備計画があるようでございますが、この事業の前倒しによって工事の進捗がスムーズにとなるだけではなく、高原野菜の生産業者や畜産業者にとっても牧場の出入りが非常に容易になるわけでございます。これと同様の趣旨から、主要地方道あるいは市道栗橋28号線の整備の促進、スリーグリーンラインの観光道路としての機能の充実などについて、県担当部署への強い要望を行う必要があるのではないかと思いますが、これについての当局の御見解を求めます。 ○議長(佐野金吾君) 企画課長。 ◎企画課長(佐野善次君) それではお答えします。 橋野地区にはいろんな文化的な、歴史的な文化資源がいっぱいございます。風力発電事業を実現することによって地域振興という効果が期待できると、そのように思っております。したがいまして、市道の整備につきましては、これまでどおり計画的に進めながら、県道あるいは農道等についても、関係各機関に対しましてその整備促進について支援を求めていきたいと思っております。 いずれにしましても、橋野地域だけでなくて、市内全域にわたる活性化につなげていきたいと、そう思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(佐野金吾君) 菊池正明君。 ◆16番(菊池正明君) どうもありがとうございました。 いずれにいたしましても、和山地区は農林業のみならず、観光資源を持った地域であることは御存じのことでございますが、風力発電の事業化が進めばなおのこと、観光スポットとしての要素は一層強まるものと、このように考えております。 したがいまして、遠野から和山、青ノ木地区を経由して根浜に抜ける広域的な観光ルートとして、また、橋野高炉跡を含んだ一体的な整備を、地域住民、そしてまた市民は願っているわけでございます。このことを強くお願いしておきます。特に風力発電事業につきましては、地権者である牧野農協、そして地域住民との連絡調整には十分に御配慮していただくことを強く要望して、質問を終わります。 ○議長(佐野金吾君) 菊池久治君。 ◆25番(菊池久治君) 市長にちょっとお伺いします。 管理費の中でOA関係の事業費が4200万ほど入ってるわけですけども、私、一般質問でも申し上げましたが、本来、庁舎、働く場所というのは、一つ屋根の下でやるというのが理想なんですけども、現在の釜石市の場合はこのように分散してるという現状でございます。庁舎を手がけるというのは、市長の考え方は私は理解しておりますけれども、今回もこのOA化のために4200万もかけると。本当にもったいないような気がいたします。これが同じ屋根の下で、釜石市民のための仕事をする職場が一つところにあれば、まだまだ合理的にと申しますか、本当にいい環境になるんだがなと思うと、今回の事業費計上は了解いたしますけれども、痛しかゆしだなというふうに思っておるところでございます。特に、市長のお考えはわかっておりますので、答弁は求めません。私、そのような考えを持っているということを一応申し上げます。 それから、企画費の中で、外国人に対するパンフレット、それから案内板等の予算が計上になっております。私ども議員は、よく各部課で、部署で、予算的なものは議決をするわけでございますが、大きな橋だとか学校だとか、そういうものでない限り、ただこういうふうに案内板だよというようなことで予算議決をする。できた後が、何だこれと思うようなものが間々あるわけでございます。 それで、私どもが地域にあって、大変市民に、本当に汗をかきながら説明しているのが、駅前にある記念塔ですか、あれでございます。しかし私は、何とか手入れをしながら、不快な感じを市民に与えないように、あれが当局が説明してるように、多少時間がかかるようですけれども、いい色になって、本当に記念塔としての役目を果たしていくことを念願をいたしております。そういう意味で、外国人向けの案内板、これは一応、根浜中心かなと思うんだけれども、このことをどういうふうに、どういうものなのか、具体的に御説明をいただきたいと思います。 それから、やっぱり市民にあれするために聞くわけですが、県の学生会館に対する釜石の負担金は800万。これは現在、釜石からどの程度入っているのか。そして、どの程度の予算で釜石が800万の負担をお願いされたのか。それから、これを運営している組織はどこで運営しているのか、その辺もあわせて簡単に御答弁を求めたいと、このように思います。 ○議長(佐野金吾君) 総務課長。 ◎総務課長(和泉重勝君) じゃ、私の方からは、国際交流事業に関する質問にお答えいたしたいと思います。 国際化の推進によりまして、外国人の来訪者が年々増加してございます。そのために、国際化に対応するためにも、ぜひ今年度、例の活性化調整基金を活用いたしまして、外国語の表示板に、要するに市内の大体道路3カ所にですね、英語のものと、それからサインパネルですか、これを道路標識の形として、3基を設置してまいりたいと思います。あともう一つは、外国語のしおりと釜石の紹介パンフレット、これを英語、フランス語、中国語で作成したものを2000部つくる予定でございます。 以上が国際交流関係の御質問です。 ○議長(佐野金吾君) 収入役。 ◎収入役(正木等君) 岩手県の学生寮について、私、市長のかわりに、先日、落成式に行ってまいりましたので、その概要を御説明したいと思います。 現在、釜石から入居している学生は1人だそうでございます。ここは2年で順番に入れかわるという形の学生寮なようでございまして、これまでは4人1部屋だったものが、今回の改築で1人1部屋になっておりまして、そこには洗面所、ベッド、それからデスク、そういった設備で、食堂がありまして、あとはふろ場ですね。ふろ場は男女別々に一つずつ大きなのが設けられております。それから、建設資金は約20億円という説明がございまして、そのうちの10億円を県、それから県内の各自治体が負担するという内容でございました。 以上です。 ○議長(佐野金吾君) 鈴木利明君。 ◆13番(鈴木利明君) 企画費の新しい総合計画策定事業に関連してお尋ねをいたします。 この策定事業は、いつごろまでをめどに行われるのか。 それから、小野市長さんにお尋ねをいたしたいんですが、過般の一般質問の中で、10年後、20年後に希望の持てるまちづくりをと、こういうふうなお話をされておりました。三陸の流通拠点都市としてということで、東西の結節点でもあると。新仙人あるいは湾口防の完成により、ここが流通拠点都市としてこれから発展のと、こういうふうなことで、私たちも観光に意を尽くしてまいったところでもございますが、市長さんは国政の建設委員やいろんな経験が豊富であられます。オーソリティーでもあられると思うんですが、この新しい総合計画策定に当たってのテーゼといいますか、そういうふうなもの、目標あるいは10年後の当市のあるべき姿というふうなものを、構想がおありになると思うんで、お尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 市長。 ◎市長(小野信一君) 前の振興計画もまだ、残念ながら十分そしゃくをいたしておりません。2度ほど目を通しただけでございます。したがって、これに対して私自身の考え方をどう加えるかということになりますと、まだまだ作業過程でございます。その点は勘弁を願いたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 企画課長。 ◎企画課長(佐野善次君) スケジュールでございますけども、総合振興計画の基本構想につきましては平成12年3月までには策定したいと。議会の承認をいただきたいと、そう思っています。それから、基本計画につきましては平成12年の12月までには策定を進めたいと、そう思っております。 ○議長(佐野金吾君) 鈴木利明君。 ◆13番(鈴木利明君) この新しい計画に期待をいたしたいと思います。 それで、やはり一般質問なんですが、量より質の向上の時代だと、質が上がる、所得が上がれば人も物も入ってくると、こういうふうなお話もございました。これに向けての手だてといいますか、取り組みを今後どのようになされようとしているのか、お尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 市長。 ◎市長(小野信一君) 非常に難しい問題でございますが、例えば企業の育成事業にたとえて見ますと、今までは幾らかの金をその企業に援助するという形のみでございました。ところが、企業には生まれる時期、成長する時期、円熟期、下降線をたどる時期、そして転業しなければならない時期というように、人間と同じようにカーブが描かれております。したがって、創設期にはどうしてもその会社の企業の知識が必要であります。会社を運営する知識、それから精選、精製する知識が必要でありますから、そういう会社には具体的にそういう知識を提供すると。成長期になってまいりますと、当然、企業は拡大してまいります。拡大すると雇用者をふやさなければなりません。そうなりますと雇用のための援助をしなければならない。円熟期はまあいいです。下降線をたどってまいりますと、それは資金が非常に当然必要になってまいりますから、資金の援助をすると。 それから、一番低い段階になりますと、転換をしなければなりません。他の仕事に転換する、あるいは廃業しなければなりません。したがって、転換するための知識であるとか、そういうことをきめ細かく提供しなければ、質的転換、質的な成長は、企業というものはできないだろうと思います。 特に、土地の狭隘な釜石の場合には、1台の機械、2台の機械、3台の機械と大きくこれをふやしていくことは大変難しくなってまいります。したがって、同じ機械であっても付加価値の高いものを生産する。あるいは研究によって、技術の錬磨によって、より量をふやしていくというようなことが、私は量から質の転換だろうと思っております。 したがって、所得にいたしましても、総体として釜石の所得をふやすよりも、市民1人当たりの所得をふやしていく方が、私は釜石の実情に合っているだろうと。可能性はその方が高いだろと思っております。できれば大きな工業団地をつくって、たくさんの企業を誘致して人間をふやして、それを起爆剤として釜石の経済の活性化を図ることは望ましいけれども、釜石の場合に、他の条件を考えると、量よりも質的転換を求めていく方が発展の可能性が高いだろうと、こういう意味を私は言っているわけでございます。 ○議長(佐野金吾君) 鈴木利明君。 ◆13番(鈴木利明君) 今、付加価値を高めて質をよくと、こういうことを申されたのかとも思うんですが、そのためにも、これからいろんな手だてをしていなければならないんだろうと思うんですが、今のは工業関係かなと思うんですが、すべからくに通じるものではあろうと思うんですが、もう1点、水産業について、水揚げ増強というふうな目標があるわけでございます。今までも水揚げの増強には取り組んできておったわけですが、これからの水産業はどうあるべきなのか、御所見をお伺いいたしたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 市長。 ◎市長(小野信一君) 水産業界の現実につきましては、現状につきましては、水産課長なり経済部長の方に答えさせるとして、私は、いろいろな悪条件が重なって釜石の水揚げ高が減少したことは間違いございません。その中で今、水揚げが何をすれば一番ふえるかというと、単純に申しますと、魚を高く買いさえすれば回来船は入ってまいります。要するにその日の入札価格が、沖にいる漁船がすべてキャッチできるわけでありますから、釜石よりも大船渡が高い、宮古の方が高いといえば、そちらに入っていってしまいます。そうすると、釜石の魚市場の何日間の今までの、要するに支払い猶予期間といいますか、そういうものがどれだけ長くできるのか。仲買人の皆さんがどれだけ資金力があって、買うことができるのか。小売屋さんたちはどれだけ資金力があって、他の都市へも売り出しに持っていけるのか。こういう資金力の問題が最大の、今、釜石のネックだろうと思います。宮古の漁連は大変金持ちでありますから、余裕を持って回来船に前途金を渡してまで誘致をいたしております。釜石の場合には、それらの水産業界の資金力が乏しいために、どうしても回来船なり地元の船にもそれだけのサービスができないというところが最大のネックであろうと私は考えております。そうすると、どうすれば、水産関係者にその資金力をつけるための方法がどうすればいいのか、こういうことが私に課せられた任務ではないだろうか、そう考えておるところでございます。 あとは(発言する者あり)いいですか。(「いいです」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 佐藤一夫君。 ◆14番(佐藤一夫君) 企画費に関連してお尋ねします。 先ほど風力発電の質問がありましたけれども、まさにこの情報を我々が入手して以来、かなりの時間が経過をして、ようやく当局が取り組むのかなというような、第一印象であります。他の先進地では具体的に実施をしている地域もありますから、それから見ますれば、大変厳しい経済状況の中での当市の取り組みは遅いということをまずもって指摘をしておきたいと、このように思います。 風力発電の事業推進検討委員会が来月に実施主体を決めると、こういうことであります。多分、これには議会サイドは入らないことだと思うんですが、こういう重要な施策を進めるに当たって、議会サイドが入ることなく進めることについて、当局は何らかの考えもないのか。当然だというふうに思っているのか。どうしてそういう結果になったのか、その辺をお尋ねしたいと思いますが。 ○議長(佐野金吾君) 企画課長。 ◎企画課長(佐野善次君) それではお答えいたします。 委員会の件でございますが、先ほど私、10名以内と申し上げました。それで、一応は県とか市とか、あるいは学識経験者とか、当初は議会の議員さんも考えておりました。ただですね、いろんな協議をする中で、ちょっと時期的なこともございまして、今回は、当初はちょっと据え置きまして、9月以降にまた再度お願いしたいと、そう思っております。 ○議長(佐野金吾君) 佐藤一夫君。 ◆14番(佐藤一夫君) 9月以降にお願いしたいということは、多分、私の憶測では、議員が改選後のことかなというふうに思うんですが、これだけ重要な事業を進めるに、しかも来月には実施主体を決めるという、こういうことなのに、9月以降、議会サイドが参加をするということは私は考えられないんですね。少なくとも、各会派の意見を打診をされたようですが、その中では、4会派は今時点では議会サイドから委員を決めるべきでないと。私は大変残念だったんですけれども、いずれこういう時期的なものを含めて、もう少し当局と議会サイドとコンセンサスというのか打ち合わせというのか、十分とるべきじゃないか、とられないのか。まことにもって残念に思うんですよ。これだけ重要な施策を進めるのに、議会サイドが改選後というのは、私にすれば納得できないんですけれども、まずそのことが一つ。 それから、なぜ議会サイドにこういう要請が遅くなったのか。また、議会サイドでそれなりの対応をされて、それで、はいということになって、どういう考え方から、議会サイドというのは少なくとも市民代表ですよ。市民を代表している議会サイドを無視をして、そして事を進めるというのは、私には納得できないんですが、その辺の見解について再度お尋ねします。 ○議長(佐野金吾君) 企画課長。 ◎企画課長(佐野善次君) お答えします。 議会の委員の関係でございますけども、これにつきましては、議会の方といろいろと協議した結果でございます。 それから、ちょっとおくれた理由というのは、いろんな関係機関の方との調整とかございまして、多少時間がおくれて申し上げました。(「3回目ですけども」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 佐藤一夫君。 ◆14番(佐藤一夫君) 釜石に仕事がないって、みんな業者が大変だと、こういう訴えをしているときに、もっともっと早く進めなければならない事業がですよ、こういうスタートの時点でつまずいているんですね。国の事業、政策、県の事業なり政策というものをどんどん活用しながら、釜石の活性化を図りたいと、このように小野市長は言ってるのに、実際運用面になるとこういうことですよ。これは単なる一つの例なのかさ、それとも万事こういうことなのか。こういうことだとすれば私は大変だと思うんです。市民も議会も行政も一丸になって釜石の再生を再生をと言っているときに、ざるで水をくむようなことをやっているわけですから、最後は要望でありますから、要望にとどめますけども、ぜひこういうことのないように、そして重要だと思ったら、やっぱり議会サイドに、一応議会の態度が出ても、何とかこの問題はこういう事情があると、こういう経過があるから何とか協力できないのか、参加をしてもらえないか、代表を出してもらえないかという、粘り強い交渉があって私はしかるべきだと思うんです。その辺についての所見と要望を含めます。 ○議長(佐野金吾君) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(津田修一君) まず、おくれたと言われているんですけども、非常に、極めて順調に進んでいるのかなというふうに理解しております。というのは、まず県の風力発電に対する考え方が、まず県が実地調査をやってからということですから、それは4月に終わった段階ですので、それを受けて市は、極めて短い期間の間に準備しているということ。 それから、そもそも事業主体は民間事業者になる、要は市は一切持ち出しをしないという中でやろうとしております。したがいまして、そういう面で適切な事業主体をどうやって選んでいくのがいいんだろうかということを、これまで我々の経験していないやり方、要は公募方式でやろうということで考えております。したがいまして、そういう意味では、こういう新しい取り組みは非常に時間がかかると。非常にというんですか、2カ月ぐらいの話ですから大した時間じゃないと思いますが、そういう時間が多少かかるということは御理解いただきたい。 それから、議会に対して議員の参加を決して我々は無視したわけじゃなくて、先ほど課長から説明したようにですね、要望しておりました。ただ、議会側の都合があったようでございますので、その点、我々が全く無視して進めているということではないので、その点、了解いただきたいというところでございます。 以上でございます。 ○議長(佐野金吾君) 佐々木真君。 ◆19番(佐々木真君) 今の風力の問題で関連させますが、先ほどの市長と議会側のやりとりで、景気対策で対案があったらというお話も、市長さんの方から多分あったと思います。この問題は、いわゆる炭酸ガス問題、地球的な問題であって、こういう風力プロジェクトのようなものを急いでしなければならないという国の立場もあるわけですけれども、ただいま議論しているように、この事業は第三セクターでやった場合、事業費の3分の2を国が負担する。民民でやった場合には、民間でやった場合には2分の1、半分ですか、負担をすると、そういうかなりいい条件で出されてきてますけれども、率直に言って全国的にこの取り組みがおくれていると、釜石市もそういう状況ですけれども。つまり、国は国なりに景気対策、経済振興対策、活性化のプロジェクトとしてこういうものを出しているわけですけれども、それが地方段階の取り組みがおくれているために、せっかく国が考えていることが活性化に結びついていないと。 ただいまの答弁でも、うまくいっている方だという答弁ですけれども、隣町の三陸町においては、実証プラント的な風況調査のさおを立てたんですけれども、これが強風で倒れるというあれがあったんですね。そしたら逆に町民は、そういうのが倒れるぐらいの風が吹くというのは最高だということで、今、第三セクターをもうスタートさせて、夏虫山の湯っこですね、あれのエネルギーを全部この風力でやっていくということで、かなり進んでいます。これはすぐ隣町です。車で30分もあれば行くんで、飛行機を使って研修まで行かなくても、すぐ。 そういうことで、私は菊池議員さんと同じ立場ですけれども、具体的に言うならば、あそこの牧野で展開した場合、坪当たり何ぼという土地の貸借は払うと。そのほかに、今まで以上に畜産でも高冷地野菜でも十分やっていけますと。なぜならば、恐らく100メーター四方で1基ぐらいの多分計算になると思うんです。そうすると、高さが大体50メーターぐらいで、風車の直径が20メーターぐらいですから、地上から30メーターぐらい余裕があって、強風はほとんどこの風車が吸収すると。したがって、畜産も高冷地蔬菜でも、あるいはそばというのが一番風が問題なんですが、そういうことでも全部、今まで以上にやりますということ。 それから、第3点目の維持補修、そういう点についても、あの地域の若手労働者にUターンをしてもらって、釜石には工業高校の機械科、電気科を終わった卒業生がたくさんいますので、帰ってそういう仕事もしてもらうと、こういう発想になっているわけで、その点、菊池議員さんも言ったわけで、環境に対しては、これから風況の実証プラントのデータが出れば、このポイントにはこのぐらい、このポイントにはこのぐらい、恐らく80基から100基ぐらいの規模になると思うし、また、工事用の道路についても、もともと遠野から大槌への、今でいえば高速道路ですね、これは大槌から界木を通って、和山を通って行った。つまり和山部落というのは、当時は高速道路のドライブインみたいなもので、あそこで畜産業の競りも全部やって、笛吹じゃないんですよ、そもそもは。幸い、今は笛吹に向かっての道路工事もありますし、過般の議会では、千葉議員さんから界木を優先せいと、スリーグリーンラインですから。そういうふうに道路整備にもこれはいい影響を及ぼすということで、ほとんど反対がないし、牧野組合の方でも、それだけ我々の地域振興になるならば、畜産業、農林業とあわせてその事業も展開して若者をUターンさせたいと、そういう希望がかなりあるわけなんです。 ですから、菊池議員さんの言ったことに若干補足をしますけれども、まず聞きたいのは、そういうふうにさすが小野市長さんは衆議院でかなりのベテラン議員さんで、国が何を考えているかすぐぴっとして、ぴっと答弁するわけですけれども、そういう観点を外さないで、速やかにこれを具体化すべきであるというふうに思いますけれども、御答弁をお願いします。 ○議長(佐野金吾君) 企画課長。 ◎企画課長(佐野善次君) 三陸町とか宮古ですね、これは10年度に、たしか風力発電フィールドテスト事業、これを導入して実施しているようでございます。 それからあとは、我々、この事業について地域振興のメリットを一番最優先にやっているつもりでございます。そういった意味で、今後もその観点から取り組んでまいりたいと、そう思っています。 ○議長(佐野金吾君) 佐々木真君。 ◆19番(佐々木真君) 私もこの問題は、議場で言うだけじゃなくて、具体的にそっちこっち調査をし、あるいはお話を聞いて回っているわけですけれども、やっぱりいつでも新しい事業を展開するときには、原位地試験でも全然危なくないのに危ない、危ないと言った人がかなりおったわけですね。したがって、一般質問でも佐藤議員は市長さんに対して、たじろがないで自信を持って前に進んでほしいと、こういうことを言ったわけです。これは、これまでのエネルギー政策でも、100%以上正しいことであっても必ず反対が出ると。それにはいろんな思惑がかむ場合があるわけです。どうかこの点では、新日鐵さんの方でも前向きの姿勢を持っていると私は思います。そういうことが過般の議会で、溶融炉のエンジニアリング事業本部を釜石で展開してほしいと、そういう議論もこの議場でやったし、メガフロートの問題にも波及すると。そして、釜石での取り組みの成果が滝沢村に反映して、滝沢村では釜石と同じ溶融炉を購入すると、こうなってるわけですね。そういういろんな役割を果たしているわけですから、この風力プラスその他のプロジェクト、プラス1、プラス2、プラス3と、そういうものにプラス波及していくような選択を、小野市長さんにはいろいろなことがあっても、そういう波及効果なる選択を大胆に選んでやってほしいことを要望して、終わります。 ○議長(佐野金吾君) 平松福一君。 ◆20番(平松福一君) この風力発電の事業については、およそ今の質疑で私どもも内容はわかってきました。 それで、私の方からお尋ねしたいのは、今の質疑の中で、これは国の経済対策の一つであるというふうなことをお話しあったわけでございますが、それで、しからば、それはそれでいいですが、この事業を市がこういった形で調査事業をやることについて、私は別にこれに対して異論を挟むものではないんですが、現在、釜石で現に発電所の新設工事がなされておるわけでございます。それで、しょせん釜石で行われている事業も同じように東北電力に電気を売ると、今回の風力発電も同じことであるということでございますが、事業主体がまだどこになるか私どももわかりませんが、私どもが今まで提案してきたものは、現在行われております新日鐵の火力発電所、これらが将来、改正されるであろう電気事業法の改正を待って、そしてその電気が釜石の経済に波及効果のあるような形での事業所として今後発展していくように我々も願いますということで、私は去る3月の議会において一般質問し、当局の答弁が、そういうようなことを期待するという旨の答弁をされておるわけでございますが、現在行われております新日鐵の火力発電所の電気の行方、すなわち電気事業法が今後どのように改正されて、そしてそれらがどのように今後釜石のまちの経済進展のために生かせるかということについて、当局がどこまでそれらを研究されたかどうか、その点を第1点お尋ねいたします。 それと、先ほどの歳入の部分で質疑があったクラブハウス等の括弧書きの中に地域総合というふうに書いてあったわけでございますが、これは地域総合というものの中身について、どういったことが今まで検討されてきたのか。 この2点をお尋ねいたします。 ○議長(佐野金吾君) 企画課長。 ◎企画課長(佐野善次君) お答えします。 電気事業法の改正の関係でございますけれども、これにつきましては、伺ったところによりますと、まだ具体化していないということでございます。 それから、いろんな協議をしているかということでございますけれども、これについては、庁内、特に決まった組織でもって検討はしてませんけども、それなりに勉強等はやってございます。 以上です。 ○議長(佐野金吾君) 財政課長。 ◎財政課長(小山士君) 先ほどの平田公園施設整備事業の地域総合事業債の括弧のところの地域総合という意味の御質問だと思いますけども、この件につきましては、これはあくまでも起債の名称でございまして、これが具体的に地域総合をどうのこうのということではございませんので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 平松福一君。 ◆20番(平松福一君) それはそのとおりなんですがね、私、地域整備事業債、すなわち地域戦略プランも、今、政府の目玉商品としてやられているのを当局の方々は御存じだろうというふうに思うんですが、それらの地域総合整備債、地域戦略プラン、その辺を私はあわせて本当は御答弁願いたかったわけでございますが、地域戦略プランの中身については今まで検討されたことがあるかどうか。 それから、風力発電のことなんですが、もう少し、何といいますか、本来、これは答弁の中に、私は問題点が、指摘は余りしたくないんですが、いわゆる実施事業者を近々決めたいというような答弁を当局が今してるわけですよね。しからば、この風力発電推進事業というのは、だれが何のためにやるかということについてはですね、私ども、別に風力発電をやめろというわけではないんですが、ここに35万6000円つけてるわけですが、本来であれば我々は、この問題はどのような形でやるかということを本当は先に聞きたかったわけですが、先に当局の方から事業主体が決まっているような印象の答弁をされているわけでございます。 私、その辺のことはちょっと、市長の言っておる、市民が納得する市政運営であるとか、それから満足度であるとかというふうなことについては、市長さんに就任されたばかりですから、その趣旨が職員の中に行き渡っていないのかなという感じをして、今、御答弁を聞いているわけでございますが、いずれにせよ風力発電、すなわちこれの電気は東北電力に売るということでございましょう。そうすれば、我々が願っております新日鐵の発電の東北電力に売る電気と、それらがどのような相関関係にあるというのかも、本当は我々は知りたいところなんです。それらこれらをこれから調査するというんじゃないわけでしょう。もう既にこれは実施するというふうな方向で進んでおる話のように私は聞こえました。 そうすれば、先ほど来の質疑の議会側からの要望にもあります、我々議会議員のそこに対する委員会の委員の任命等々についてはですね、私どもの会派の話を聞いた段階では、そういった形での説明はなかったやに聞いておりますが、いずれにせよこのような問題については、もう少しじっくりと腰を落ちつけて、いわゆるどのような方向が一番いいのか、そしてそれをみんなで話し合った上での結論であれば私はいいと思うんですが、この種の問題でだれがどのように研究したか私はわかりませんが、私の聞いている範囲では、企画担当の中でこういった話が鋭意検討されてきたようでございます。しかし、企画の中の部員が、数には限りがあるでしょう、そうしますというと、そこにあれもこれもという釜石の発展策が押し込められますというと、私は消化不良を起こすのではないかというような気がするんです。 そういったことを踏まえまして、地域総合推進戦略プラン、それと今の風力発電と、それから新日鐵が現に行っている三つのことをどのような形でか総合的にあわせた研究を討論したことがあるかないか、お尋ねします。 ○議長(佐野金吾君) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(津田修一君) 一つ一つ答えていきます。 まず地域戦略プランでございますが、これは現在の小渕総理が提唱された生活空間倍増計画とかいう、どこかのかつてあった所得を生活に変えたというスタイルでやられたやつでございます。それの一環で進んでいるやつでございます。各地域で連携をとって事業展開を図ったものについては、いろいろ予算も国等から重点配分しますよという内容だったかと思います。県内につきましては、岩手県の振興局単位の連携ということで、各プランを出して、つい最近出して新聞等に出てた、そして国の方の承認もいただいているような段階になってきてます。 釜石市の場合は、大槌町と一緒になって、連携でつくる健康でいきいきできる地域づくりということで、若い人も年いった人もみんな健康であるようなまちのためのいろいろな事業を大槌町と一緒になってやるということで、総額23億ほどの事業費になっておるということでございます。この中身にはいろいろ入っているわけですが、今回の平田のクラブハウスがプランの中に入っていたりということもございますので、これはこれと、こういうプランがあるということでございます。 それから、風力発電につきましては、そもそも要は市町村が絡む必要があるかどうか、あるいは第三セクターでやる必要があるかどうか、そもそも市町村が電力事業に参加する必要があるかどうかという、多分根本に行き着くのかなという気はしてるんですが、市としては別に、要は市の公有地に風力発電の施設を建てるわけでもないし、民間の土地に電力を、そういう風力発電をやりたい人がやりたいという話を言ってるだけでございますので、本来、口を出す話ではないのかなというふうに考えてはいたんですが、場所が、土地等は民間の地権者がいるわけですけども、いろいろな規制がかかってたり、あるいは環境的な問題があるということで、市の方で調整をお願いされてきてるというところ。それから、事業主体がまだ決まっていない。当然決まっておりませんで、幾つか既に、こういうことをやりたいという話が内々に出た段階で、幾つかの企業から市の方に問いかけがあります。具体的には数社、今現在、私の頭の中に浮かんでくるのは3社ぐらい。その後またいろいろあるようです。 したがいまして、これをさあ勝手にやれという話にも我々としてもできないと。地元からは、いろいろ調整をしてくれないかというふうに言われているということもございまして、どうやって公平に選んでいくんだろうといったところ、それじゃ、要は地元貢献が、いろいろ条件をつけて地元貢献なりを大きくやってくれる企業を選んだらいいんじゃないだろうかというのが我々の感覚でまずおりました。 したがって、それを公募方式でやると。公募でいきますと、幾つかの社が手を挙げてくるわけですから、それをだれかが選ばなきゃいけない。そのときにだれが選ぶんだろうとなった段階で、委員会をやはりつくらんとだめじゃないかと。それが学識経験者なり地元の地権者、あるいは地元の方々、それからそもそもの発端になっています県あるいは担当の市が入る委員会がいいのかなというふうに考えておりました。 で、今回の予算もその委員会の運営経費ということでございますので、これを、ちょっとタイトルが悪いことは悪いんですが、推進ということで、ちょっと名前はいまいちなんですけれども、一応そういう運営経費になっているということですので、まだ事業主体は、要はこの予算が決まった段階で委員会をつくって、事業者を募集して、その中で最適なものを図っていくと。こうやることによって、公開でやりますから、当然、市民の方々の目には入っていくだろうということを期待しておるところでございます。 それから、新日鐵の発電事業でございますが、これはそもそも風力とは、兼ね合いというんですか、新日鐵の場合は、東北電力が電力を買いますというものに参加するということで、極めて企業ベースの当たり前の話に乗っているところかなと思うんですが、風力の場合は、技術的には多分確立した技術ですけども、ただ、技術は確立してるんですけども、採算性というんですか、採算性なり事業と見た段階では、まだまだ日本では成り立たない。要は国の補助が入ったり、あるいは電気を買う際に優遇することによって、ようやく採算がとれるという事業ですんで、これと風力発電をやることと、新日鐵が民間事業者として純粋な電力に参加するというのは、まずそもそも意味合いが違うのかなと。 それから、議員がこれまでおっしゃられておりました、地元に何とか卸電力、卸じゃなくて小売で安い電力供給をという観点でございますが、そうなってくると、風力なんていうのは、これは当然、おんぶに抱っこというんですか、変な言い方をしますと、公的なある程度補助が入ってやっと成り立つような事業ですので、そういう意味では、これをさらに市内に小売で安く誘致した企業に供給していくというのは、風力では絶対あり得ないだろうと。 そういう意味では、今後、小売電力が解禁にされると、あるいは新日鐵とか、新日鐵以外のほかの民間の事業者が火力でも、水力ということは多分ないと思うんですけども、そういう、これまでやられている一番安い電力方式で、受け手の民間事業者との関係で契約を成り立たせるということになると思いますんで、そういう意味ではちょっと風力と取り扱いが違うのかなというふうに感じております。 したがって、この三つを総合的に余り我々はちょっと考えたことがないというのが現状かなと思いますので、その点で御了解いただきたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 平松福一君。 ◆20番(平松福一君) 総務企画部長ね、まず、あなたは釜石にいらしてまだ1年ちょっとなんで、釜石の現状等々もまだ、あなたに言うことは無理な部分があることは十分承知しているわけでございますが、立場上、私もおたくに対して質問したわけでございます。 ただ言えることは、風力発電の電気も強制的に東北電力に買い取らせる。そうすれば、私たちが願ってきた新日鐵の今やっているのが、少し大きい、余力があるものをやっていただきたいという、そういうふうな願い等々の部分がどうなるのかなというふうな、私は心配しておるわけでございまして、これ以上のことはきょうはやめますが、いずれですね、地域総合戦略プラン、そのことも、今、ちらっとお話だったんですが、せいぜい時の政府が地域振興のために目玉政策として打ち出したものに対して、たかがクラブハウス等々のことしか頭に浮かばないようでは、私はこの先、大変、釜石の振興策に対して心配されるわけです。 現に我々が岩泉に行って、例のマツタケの勉強をしてきたんですが、あそこの始まりは、竹下内閣時代にやった1億円の地域創生資金、あれを原資としてやったというふうに我々は聞いてきております。ですから、もう少し、釜石にはいろんな形での再生プランがあるはずです。市長もそういうようなことは言ってるわけですから、それらを早い時期にきちっとした形で、そうやって一つにして進めていくべきだというふうに考えます。 その辺のことを要望して、きょうは終わりますが、いずれまた我々も頑張っていくことにして、9月にもう一遍やりましょう。その辺をきちっと考えてやってくださいよ。それでないというと、ばらばらなことを考えておったんではですよ、何ぼやったって前へは進まないわけですから。終わります。 (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 第2款の質疑を終わります。 暫時休憩いたします。                午後3時30分休憩  -------------------------------------                午後3時51分再開 ○議長(佐野金吾君) 休憩を打ち切って会議を再開いたします。 休憩前に引き続き、議案第51号一般会計補正予算第1号歳出の審査を続行いたします。 第3款民生費、質疑を許します。山崎長栄君。 ◆3番(山崎長栄君) 民生費に関連いたしまして、福祉事務所長にお尋ねをいたします。 近年、いわゆる社会的入院患者という方々がふえております。それで、市内にどの程度、市内の病院等にどの程度収容されておられるのか。あるいはまた、市内にそのような施設が、ベッドが大変少ないものですから、市外でお世話になっている方々もあるようであります。どの程度の方がおられるのか、数を掌握されておられれば御答弁をお願いいたします。 ○議長(佐野金吾君) 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(水野昭利君) お答え申し上げます。 社会的入院につきましては、現在、私の方で以前に調査いたした件数でございますが、80数人いらっしゃいます。それから、現在、釜石市には療養型病床群といたしまして、ことしの4月から製鐵所の記念病院におきまして32床を設置いたしておりまして、ここに今、収容されております。あと、盛岡、水沢等にもこのような方が入所いたしておりますが、この数についてはちょっと私の方では把握しておりませんので、御了承願いたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 山崎長栄君。 ◆3番(山崎長栄君) 健保法の改正等もありまして、こういう方々が入る施設が、ただいまお話しありましたように、せいてつ記念病院でこの4月から32床と。ですが市内には80数名おられる。あるいはまた、市内に施設がないために市外の施設でお世話になっている方々もいらっしゃる、そのようにお聞きをいたしておるわけでございます。 恐らく、この療養型病床群、三陸沿岸にそんなにないだろうと思うんですが、今後ますますこの種の施設が必要になろうかと思います。また、80数名もいらっしゃるわけですから、当然、こういう施設の不足が今問題になってきているのではないのかなと思うわけですが、今後どのような形でこういう療養型病床群の施設を求められていくのか、どのようなお考えなのか、その辺についてはどういう見解を持っておられるか、お尋ねをいたします。 ○議長(佐野金吾君) 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(水野昭利君) お答え申し上げます。 社会的入院と申しますのは、介護ができないため自宅に戻ることができない方、それから、慢性疾病のために病院を退院することができないと。また、この方々が退院いたしましても行くところがないということで、例えば特別養護老人ホームとか療養型病床群、こちらに入所するのが普通でございますが、これが施設が足りなくてできないという方が社会的入院をいたしておるわけでございますが、この方々は、今後、介護保険制度がスタートいたしますと、この方を収容する施設が必要ではないかと、こう思われるわけでございます。 それで、沿岸につきましては、現在、釜石市しかございません。また、県内におきましても、盛岡、水沢、こういうところしかございませんので、今後、沿岸地区にももう何カ所かまた必要になってまいるんじゃないかと、こう思っておるところでございます。 ○議長(佐野金吾君) 山崎長栄君。 ◆3番(山崎長栄君) そこで、これは可能なのかどうなのかなんですが、現在の国立療養所釜石病院等の施設を利用されて、この種のベッドを用意できないものなのかどうなのか、その見通しについて、あればお話をいただきたいと思うんですが、いずれ大変な、家族にとっても、あるいは家族のない方もおられますし、大変な問題でございます。国立療養所釜石病院等を利用した、そういうお願いが国に対してできないものかどうなのか、あるいはその可能性についてどのような見解をお持ちか、お尋ねをいたします。 ○議長(佐野金吾君) 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(水野昭利君) 療養型病床群につきまして、国立療養所を利用できないかという御質問でございますが、この件につきましては、現在、社会的入院の方がいらっしゃるとお聞きしております。ここの病院はたしか180床だと思いますので、今、どのぐらい入所しているか、ちょっと把握いたしておりませんが、そのような形も一応できるのじゃないかと、こう思われるわけでございます。 また一つは、将来的には、国立療養所等につきましては独立行政法人ということになるということで、今、いろいろと新聞等をにぎわしておる状況でございますので、その際になってまいれば、やはりそれも一つの方法かなと、こう思われることでございますが、この点につきましては今後十分に検討させていただきたいと思いますので、この点で御了承願いたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 菊池孝君。 ◆1番(菊池孝君) 介護保険制度についてお伺いをいたします。 清風園の問題であります。清風園は、先般のお話の中でですね、大変古くなってきたということで改築移転と、こういうことが今、検討されてるわけでありますが、問題は、介護保険制度に移行する中で、運営の方がどうなるのかということであります。今、行政事務組合で運営をされておりますけれども、この介護保険制度に移行する中で、これが変わるのか変わらないのか、これを1点お伺いしたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(水野昭利君) それでは、清風園の問題につきまして御答弁申し上げます。 清風園につきましては、先日、私、御答弁申し上げておりますが、この清風園は昭和48年に建設されまして、30数年たっておるということで、老朽が甚だ進んでおるということと、また、大部屋制であるということで、やはり市長の方からも答弁ございましたとおり、改築が必要でないかと、こう今、御答弁申したわけでございますが、これが介護制度になってまいりますれば、やはり普通の介護のサービス事業者となります。そうなってまいりますと、現在、2カ所、特別養護老人ホームがあるわけでございますが、一つはあいぜんの里、それから仙人の里という2カ所ございます。やはりこれと同じような土俵の上に上がりまして経営をしていかなければだめだということになってまいります。 そうしますと、やはり介護の単価等がございますので、これにつきましても、やはり改築をしなければ、これからは、措置で介護制度はやっておりましたですが、これがサービスになってまいります。サービスになるということになりますと、やはりその個人がこれからはその事業所を選ぶことができるわけでございます。そうなってまいりますと、やはり古い施設より新しい施設の方が、入って快適な生活等ができるものですから、やはり利用者は新しい方を利用するんじゃないかと。そうなってまいりますと、競争の時代でございますので、そちらに入ってこないとなれば、やはり今でも相当額、一般財源を出しておるようでございますが、これがまた必要になってくるんじゃないかと、こう思われるわけでございます。 以上でございます。 ○議長(佐野金吾君) 菊池孝君。 ◆1番(菊池孝君) そうしますと、清風園は措置制度はなくなるということですけども、現行と同じく行政事務組合で運営をしていくと、このようになるかと思いますけれども。 次にですね、社会福祉協議会の問題でありますが、社会福祉協議会は、何といいましても在宅サービスのかなめとして行われているわけでありますけれども、今度、介護保険制度に移行するに当たりまして、この社会福祉協議会も民間と同じような形になるということで、今までの委託金での運営じゃなくなるわけでありますが、以前にもこの議会の中で、どう支援していくのかということをお聞きをしているわけでありますけれども、その辺、その後の検討がどうなっているのか、それをお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(水野昭利君) 社会福祉協議会の問題でございますが、これにつきまして、やはり介護制度になりまして、サービス事業者になれば、やはりこれは同じ土俵に上がると。先ほども御質問に対して御答弁申し上げましたが、そのような形になってまいります。今回、民間事業者が、今、うちの方で委託しておりますのは、JA遠野さんが鵜住居でやっておりますし、また、ケアセンターにつきましても、今、甲子地区をお願いするということになっておりますから、例えば社会福祉協議会が赤字になったからということで、その介護制度に見合う分について出せるかどうかと。それはなぜかと申しますれば、JA遠野さんも同じ形になります。それから、はまゆりケアセンターも同じことになります。そうしますと、みんな赤字になったところへ介護になりましたら、その援助ができるのかという問題が出てまいるわけでございますが、これにつきましては、宮城県で一つの例がございます。やはり社会福祉協議会で実施いたしますれば、どうしても採算面がとれないんじゃないかという懸念されまして、ある町村が民間事業者と組みまして会社をつくって、介護制度のサービス事業者となるというところもございますので、やはりこれからは、みんな被保険者はサービスを自分で選べます。今までは私の方で措置として、社会福祉協議会がここに行けと、あそこに行けというような措置でやっておりましたが、これからは被保険者が選ぶことができますので、今後なくなりますので、やはり社会福祉協議会におきましても、他の事業者と同じように量から質に変えまして、それで進めていかなければ、赤字に転落する時点も出るのじゃないかと、このように思っている段階でございます。よろしくお願いします。 ○議長(佐野金吾君) 菊池孝君。 ◆1番(菊池孝君) 私、一般質問でも述べたんですけども、需要と供給の関係でですね、民間の方のそういう在宅サービスが成り立たなくなる場合も考えられるわけですけれども、そういうときに、こういう社会福祉協議会が在宅サービスの中心になっているわけでありますから、これも全く同じ状況というふうに、介護保険制度の中で考えますと、本当に安心してかかれない状況。選べるという、今、所長のお話でしたけれども、果たしてそういうふうになるのかという心配もあるわけであります。 そこでですね、私は、この社会福祉協議会に、介護保険制度にはない、別な形で何か支援ができないのかということでありますけれども、その辺は全然考えてないのか、最後にお聞かせを願いたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(水野昭利君) 社会福祉協議会に別な面で考えていないかという御質問でございますが、これにつきましては、私の方で、今、障害者福祉関係とかボランティア事業とか、歳末助け合い事業と、それから地域に合った福祉事業、こういう点につきましていろいろと今、打ち合わせしてる段階でございます。この点については、できる限り社会福祉協議会と協議をいたしまして、経営が陥らないような形でいろいろと御相談をしてまいりたいと、こう思っておりますので、この点で御了承願いたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 菊池久治君。 ◆25番(菊池久治君) 民生部長にお伺いしますが、過般の一般質問でも、議会側からも、それから市長も話されておりましたが、行政には継続というものが極めて大切だと、こういうふうな質問、答弁がございました。私もまさにそのとおりであろうと思います。 それで、実は敬老のあり方につきましては、過去も議会側からも、これはやっぱり見直す必要があるのではないかと。それから、それを世話をする地域の方々も大変困っているといいますか、いい方法がないのかという。県内では多少の見直し的なものもやっているところもあるようでございますが、民生部長は前部長からどのように、いわゆる敬老会のあり方、それぞれの分野で審議検討してるようですけども、どのように引き継がれて、それから、これから先どうしようとするのか、部長の見解を承ります。 ○議長(佐野金吾君) 民生部長。 ◎民生部長(古川鶴松君) 敬老会事業についての御質問でございます。確かに前部長からも引き継ぎは受けております。これまで敬老会事業といいますのは、市と社会福祉協議会が中心になりまして、民生委員さんとか、あるいは町内会の方であるとか、福祉婦人団体の方であるとか、その方々の本当に御協力によってこれまで進めてまいりました。高齢化が進んでまいりまして、本当に該当者もどんどん、どんどんふえてきております。該当者がふえてきているんですから、じゃ敬老会の参加者がふえてきているのかというと、決してそうではないようです。これはやはりいろいろ原因はあろうかと思うんですけども、高齢者の方々の社会参加活動といいますか、あるいは趣味活動といいますか、そういったところにもどんどん、どんどん、これからの高齢者の方々は目を向けておりますので、必ずしも敬老事業だけが楽しみじゃないと言うと語弊があるかもしれませんけれども、そういったところも一つ原因になっているんじゃないかと思います。 平成10年度に敬老事業懇話会というものを設置をしまして、3回ぐらい会議を開いております。そこでいろいろな御意見は出てまいりました。出てきた意見の内容というのは、見直しすべきだというところでは一致はしているようでございますけれども、じゃ具体的にどういうところとなりますとですね、もういまいちといいますか、いまいちという言葉は変なんですけれども、見直しすべきだというところでは一致はしてますけれども、じゃあといって全然なくすべきだというところまでまだいっていないようです。ただ、今回、6月補正に2000数百万という予算を計上させてもらったわけですけれども、ことしは前年同様の措置でもってやろうという考え方のもとにこれをやりました。 ただ、11年度中に見直しをしようという我々の考えは持っております。その場合に、三つぐらいあるんじゃないかと思うんです。敬老事業そのものをどうするかということ。それから、敬老祝い金をどうするかということ。それからもう一つは、敬老の記念品をどうするかという、大体見直すべきところは3点ぐらいあるんじゃないかと思いますけれども、今後いろいろ、介護保険制度その他高齢福祉行政を進めていく中において、いろんな予算といいますか、財源というものが必要になってくるわけですから、やはりその見直した財源というのは、そちらの方に向けていかなきゃならないんじゃないかということも考えながら、いずれ11年度中には何らかの格好で見直して、見直した結果に基づいて、来年度、12年度の敬老会事業というものは新しい考え方で予算を要求してまいりたいというふうに、今のところは考えております。 ○議長(佐野金吾君) 菊池久治君。 ◆25番(菊池久治君) 行政だけじゃなくても、民間でもそうなんですけども、今までこのようにやってきたのをこう変えるというのは、なかなかこれは理解をいただくには大変なことだと思うんですね。 それで、やっぱり釜石の釜石建設に、そして長寿を祝う、そういうことはいろいろな形で続けていかなくちゃならない。ただ、現在の会のあり方が大変だよと、こういうことでございますので、やっぱりこの部分については、行政がそれぞれの声を大事にして、より合理的と申しますか、よりいい形で敬老の会を、敬老の行事をするように、ぜひ特段の努力をしてですね、いい催しにしていただきたいと、こういうことを要望して、終わります。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 第3款の質疑を終わります。 第4款衛生費、質疑を許します。菊池孝君。 ◆1番(菊池孝君) ごみ問題でございます。現在では、当市では溶融炉と、それから資源のリサイクルということで行われているわけでありますけれども、現在の当市のごみの資源リサイクルがどのようになっているのか、初めにお聞きをしたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 清掃事務所長。 ◎清掃事務所長(臼澤良一君) お答えいたします。 平成10年度の容器包装リサイクル法に基づく回収の実績でございますが、無色のガラス容器が200.85トン、それから茶色ガラス容器が204.12トン、それからその他ガラス容器が68.20トン、それからスチール缶が166.59トン、アルミ缶につきましては45.03トン、それから飲料用包装でございます。牛乳とかオレンジジュースが入っている紙の容器でございますが、それが0.42トン、合わせて6種類ございます。合計で685.21トンでございます。 以上です。 ○議長(佐野金吾君) 菊池孝君。 ◆1番(菊池孝君) 資源のリサイクルが進んでいるわけでありますけれども、現在、廃品回収の段ボール、それから雑誌類ですね、これの値段が、買い取り価格が非常に値崩れをしている状況でありまして、段ボール等はごみに出さなければならないと、ごみに出した方がいいというふうに回収業者の方々は言っているわけであります。こういう点で、廃品回収業者の今の営業と生活が非常に成り立たなくなってきているわけでありますけれども、当市が資源リサイクルをこれからも進めていくためにも、こういう廃品回収業者に対して援助していかなければならないと思うんですが、現在の援助がどうなっているのか、お聞きしたいというふうに思います。 ○議長(佐野金吾君) 清掃事務所長。 ◎清掃事務所長(臼澤良一君) お答えいたします。 昭和61年9月16日付で釜石市集団資源回収事業補助金交付要綱を定めております。それによりまして、地域団体が集団回収いたしました回収資源のうち、雑誌、それから空き缶の2品目を対象にいたしまして、地域団体と資源回収業者の双方に回収に応じまして補助金を交付いたしております。補助の目的といたしましては、価格の暴落した品目はどうしても回収業者が回収を拒否するということがありますので、資源回収事業が停滞するおそれが出てきます。このためには、補助金を交付することによりまして価格の安定と、それから回収意欲を低下させないように、行政的な配慮で支援をし、ごみ減量運動の機運を高めるために再資源化の運動を推進するということが目的でございます。 補助金の交付対象事業者は、補助金の交付要綱に基づきまして、市に登録している集団回収資源業者に限っております。要綱の制定当時は、市内で5事業所、五つの業者がございましたが、現在では3業者となってございます。登録制度をとっております理由といたしましては、単なる買い出し人は、回収物の市場価格等によって不買品目の出るおそれがありますので、資源回収業者は、資金力、それからストックヤード等があり、買い支えが期待できると、そういうことから資源回収運動の継続性と安定を保つことができるということであります。 なお、今後ともごみ減量、再資源化の推進のために、市内の回収業者の実態を把握するとともに、補助金の継続をしてまいりたいと存じますので、御了承願いたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 菊池孝君。 ◆1番(菊池孝君) いわゆる段ボールとか、それから雑誌類の値崩れというのは、今の不況の中で出てきている問題だというふうに思います。 そういう中で、どう支援していくかということになるんですが、登録申請制度をとっているということで、私はこれは徹底されていないというふうに思うんですが、ですから廃品回収業者、この3業者以外にもあると思いますので、ぜひ徹底をしていただきたい、このことをお願いして終わります。 (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 第4款の質疑を終わります。 第5款労働費、質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 第5款の質疑を終わります。 第6款農林水産業費、質疑を許します。鈴木正幸君。
    ◆18番(鈴木正幸君) 簡単に質問をしてまいりたいと思います。 まず一つは、臨港道路の関係なんですが、箱崎、根浜間の臨港道路について、以前の議会で質問した際に、4月の開通と、こういうふうに答弁がなされておったわけですが、現場を見ますと、まだ工事が一部残っておるようで、大分おくれておるなと、こんな感じを持っておるわけですが、どうしてそういう状況になったのかと。また、今後の見通しはどうなのか、この点についてお尋ねをしたいと思います。 もう1点は、片岸漁港関連道の整備事業、これも工事がかかっているわけですが、これについても何か休んでおるような状況があるんですが、この辺についても、そのおくれの原因があればひとつ説明を願いたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 水産課長。 ◎水産課長(福士良成君) まず、箱崎漁港臨港道路についてお答え申し上げます。 当初計画では、ことしの5月程度に、あるいは4月に開通ということで計画してございますが、トンネルの内部照明について水産庁との設計協議が二度三度かかったようでございます。と申しますのは、臨港道路はもっぱら漁業者のための道路でございますが、あそこの道路については一般車両も通行可ということで、それを対応をどうするかということについて二度三度協議したということを聞いてございます。 それで、今のところは、大体土木工事につきましては、この6月いっぱいであらかた終わるということは聞いておりますし、電気工事についても8月の18日が工期というふうに聞いてございます。ただ、私どもでは、これから海水浴シーズン、あるいはお盆には帰郷される方もおられますので、ぜひお盆前には何とかならないものでしょうかというような要請も振興局の方にしてございますので、御理解をいただきます。 次に、片岸関連道でございますが、10年度、11年度ということで、計画で道路を行ってございます。10年度工事につきましては、若干やはり、隣接が、すぐ県道あるいは前が海ということで、非常に設計が厳しくなりまして、それで、これもやはり二度三度、設計協議あるいは測量のやり直しをしました。それで、予算については繰り越しを承認していただいてございます。 さらに、意外と岩盤が露出をしていますので、地質的には非常に安定しているかなと我々は思いますし、現にボーリング結果でもそういうことでございましたが、ただ残念ながら思いのほか盛り土部分が非常に多くございまして、背後に県道ということで、そこの道路の安全度を少し高めるためにはどうしたらいいかということを、今、鋭意協議中でございます。 いずれにしても、できれば計画どおり平成11年度中、つまり12年3月にはぜひ予定どおり完工したいということで協議を進めてございますので、御理解いただきます。 ○議長(佐野金吾君) 鈴木正幸君。 ◆18番(鈴木正幸君) 臨港道路については、議会答弁があっただけにですね、やっぱり利用の立場に立ちますと、どうしておくれているんだと、こんな問題が当然のごとく出てまいるわけであります。いずれ何か事情があったようでございますけれども、8月の17日の工期ということであれば、今、課長が申されましたようにですね、お盆明けになってしまうと。もっと何日か早められないのかと。帰省客等も当然あるわけでありますから、あと1週間も早まれば、その帰省客にも間に合うと、こういうこと等もありますので、ぜひその点は県の方にもひとつ働きかけを、国の関係でございますけれども、強力にひとつ働きかけをしていただきたいものだと、このように考えます。 あとは、関連道の関係ですが、いろいろ設計上の問題があったようですけれども、当初からきちっとした設計をやればですね、看板の問題なり、あるいは地形の問題、こういう問題はクリアできるんだろうと、こんなふうに考えるんですが、これは人間のやることですから、一概には言えないわけですけれども、もっときちっとした取り組みをひとつやっていただきたいと、このことだけを申し上げて、終わります。 (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 第6款の質疑を終わります。 第7款商工費、質疑を許します。佐々木真君。 ◆19番(佐々木真君) じゃ、先ほど歳入の部分で、釜石ぐるっと鉄の歴史めぐり事業と、こういうのがあったわけですけれども、若干恐縮ですけれども、御提案を申し上げて御意見を賜りたいと思います。 一つは、今の釜石鉱山の550メーター坑道から入って、坑道内を見て、その後、青ノ木に出れる隧道の構造になっているんですよね。青ノ木に出るというと、あそこに大島高任が、多分あれは下田にアメリカの黒船が来た、その前後にあそこで近代鉄鋼業の成功をさせて、その後、日本の国が植民地にならないための重工業化に走っていったという、そういう歴史があるわけで、そしてそこによって、次は青ノ木から根浜まで下って、そこから船で御箱崎を回って、三貫島を通って、そして青出の奥の院ですか、あの大きな剣ですね、これの説明をして、この青出については、NHKの歴史への招待でかなり詳しくやってるんですよね。ここが日本武尊が来た土地ではないかというようなことで、餅鉄などをも含めてね。そのまとめが本になってちゃんと出てます。 それで、青出から今度は鉄の歴史館。鉄の歴史館だけでは足りないんで、今ある資料館ですね、旧市民病院の。あれをあそこに引っ越しさせると。そういうことになると、完璧に鉄の関連施設をぐるっと一回りするということになるわけですけれども、大変突然で恐縮なんですが、こういうアイデアを具体化してみたらいかがなものかなと思うんですけれども、すみません、突然で。お願いします。 ○議長(佐野金吾君) 観光物産課長。 ◎観光物産課長(佐々木重雄君) お答えをいたします。 釜石の観光資源をいろいろな観点から考えますと、今、議員の方がおっしゃいましたように、鉄の歴史あるいは文化といった、他の地域にはない、たくさんの観光資源というようなものが残っております。このことは、さきに開催されましたグリーン・ツーリズム事業でも、青ノ木のグリーンパークと、あと高炉跡ですね、ここを具体的に説明しながら見ていただきました。この結果、大変人気をいただいたところでございます。 しかしながら、議員がおっしゃるような、これからの地域固有の観光資源として考えた場合に、まだまだ見せ方ですとか、あるいはコースの組み立て、こういったものがまだまだ検討を要する部分があると思います。今後これらの鉄を中心としたモデルコース、こういったものの設定には積極的に取り組んでまいりますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 佐々木真君。 ◆19番(佐々木真君) 今、担当者の非常に前向きな御答弁でした。それで結構だと思うんです。それで、それぞれのポイントにはそれぞれの歴史的な段階で戦った、かなりの文化財にもなれるような、大島高任には大島高任の歴史、青出には青出の歴史、全部ストーリーがそれぞれあるわけなので、ひとつそれを今後研究調査の上で、フルに活用するようなことをお願いして、終わります。 ○議長(佐野金吾君) 斎藤正子君。 ◆9番(斎藤正子君) バスサンデー号の運行について1点お聞きし、あと関連で1点お聞きします。 一つは、バスサンデーの運行についてでありますが、非常に市民の方々から歓迎されている施策の一つであります。それで、33万6000円、今回予算計上されて、臨時バスの借り上げが予算化されておりますけれど、これなども市民の要望がいち早く取り上げられたというふうに、私は当局の前向きな動きに対しては感謝いたしたいと思います。 それで、市民からもさまざまな形で、我が地域に来てほしい、あるいはそこを回ってほしいという要望が出されているわけなんですけれど、今回のような臨時バスの借り上げという点がですね、要望があれば今後も当然検討できるのかどうか、まずそれを1点お聞きしたいと思います。 それから、もう一つですけれど、5月の初めだったと思いますが、岩手県交通が時刻表の改正を行いました。改訂を行いました。その中では、かなり住民の足として、例えば東前から県立病院までの裏通りを走るバスが新規に出てきたり、あるいは、当然廃止されようとしていた地域がそれによって回復したというのもありますけれど、かなり釜石市にも、それからバス会社にもですね、時刻表あるいは本数がかなり減ったということでの苦情や問い合わせが多かったというふうに聞きますが、今度の改正の特に特徴的な点がありましたら、二つ三つお答えをいただきたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 民生部長。 ◎民生部長(古川鶴松君) お答えいたします。 今回、商工費の方に計上させていただいておりますものは、市内には廃止された路線が三つございます。一つは室浜線、それから水海線、それから上小浜線というんですか、温泉線と言った方がよろしいんですか、その3路線あります。 実は、このにぎわいバス・サンデー号は平成10年度事業として実施したものなんですけれども、たまたま昨年度は、温泉線の方についてはバス会社の厚意によりまして第4日曜日運行をしていただきました。ことしは、今年度は予算も全体から見ますと減額をされているものですから、私らの方も当初、ことしも引き続きサービスでもってやってくれないかということで、バス会社の方にお願いはしたったんですけれども、そこまでは聞き入れられなかったものですから、それじゃ今回、これを復活するに当たって、やはりこれまで廃止されております三つの路線について何か手だてを考えようじゃないかということで、見積もりをお願いしたところ、室浜、水海、それから小川と、3路線を月1回、第4日曜日になるわけですけれども、4万2000円かかるということでございました。既にもう4月からは始まってますけれども、今月から、6月から8回分を今回は計上をさせてもらったということでございます。これらを運行していく中で、果たしてどれくらいの廃止路線の中で、どれくらいの方々の乗客が見込まれるのか。月1回ですから、それも無料ということですから、果たして出てきた数字がそのものずばり参考になるかどうかというのはわかりませんけれども、やはりこれから我々がいろんなことをしていく上において、参考になる資料というか、数字になるんじゃないかなと思います。 それから、今回、5月1日バスダイヤが改正されております。特徴的なところを申し上げろということでございますけれども、まず昼間というんですか、昼間の便数が減ってきております。それからもう一つは、日曜とか祭日とか休日の際の夜の運行時間というのが、午後7時以降は全くないわけじゃないでしょうけれども、やっぱりそこのところも不便になってきているというのが現状じゃないかと思います。 ひとつ御理解願いたいと思うんですけれども、バス会社の方からいただいている資料によりますと、平成6年から9年度までの数字をいただいてますけれども、これまで平成6年、年間のバスの利用者というのは350万ありました。これが毎年15万人ぐらいずつ減ってきて、平成9年は300万ちょっと、300万何千人、多分10年度の数字というのは300万人を切って、290万人台ですか、80万人台ですか、それくらいになっていると思いますけれども、そういったバスを利用する人口が減ってきているということで、バス会社の方でもいろいろ、経営という問題から、昼間についてはそんなに支障がないんじゃないかというようなことでの今回の便数の減便じゃないかと、そのように理解しております。 ○議長(佐野金吾君) 斎藤正子君。 ◆9番(斎藤正子君) 最初の質問に対する答弁なんですが、非常に前向きな当局のあり方に対しては感謝いたしますが、質問の中身は、実は今後ですね、バスサンデー号運行に当たりまして、他の地域からの要望があれば、当然検討できる問題なのかどうかということがまず1点ありました。 それから2点目は、今度のバス改訂によって、時刻表が改正になったことによって、プラス面もありましたし、また、今までそれで通勤通学していたにもかかわらず、改正になって大変不便になったという、そういう点がありまして、私の方にもそうですし、それから営業所の方にも、当然、市民の苦情がきているという、そういう状態であります。それで、当局としても当然この問題についての申し入れをしたやに聞いておりますが、営業所の方の回答はどうだったのか、もし明らかになれば教えていただきたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 民生部長。 ◎民生部長(古川鶴松君) どうも申しわけございませんでした。 最初の質問の、ほかのコースの方からも、路線の方からも、路線といいますか、要望があればどうするのかということでございますけれども、これは私らは、廃止をされた路線について、どうするかというのは、やっぱり当面の最大の問題でございますんで、片岸、水海、それから温泉線と、廃止された3路線を念頭に置いて考えているところでございます。ですから、他の地域からこっちの方へ回してくれとか、どうこうというかなりの要望があったとしても、それはちょっとまだ別の問題じゃないかというふうに考えておりますので、ひとつ御了解願います。 それから、今回のバスダイヤの変更に基づいて、市の方にも手紙あるいは電話がありました。特に今回、花露辺荒川線ですか、あそこについては本当にバスのダイヤが変わったものですから、朝間、児童・生徒の方々が唐丹小学校、唐丹中学校に通勤するのに、ちょっとということで、本当に地域の方々、町内会の方々、私、じかに要請を受けました。要請を受けた足ですぐ、私らの方もバス会社の方に参りまして、何とかならないのかなということで要望はしております。 いずれ、便数を増加するというところまでは、お話はもらってはおりませんけども、時間の変更ということについては、しばらく、しばらくといいますか、ちょっと様子を見て、それは多分、我々の、町内会の方からああいう、これくらいにしてもらいたい、出発時間をもっと早めてもらいたいとか、遅めてもらいたいとかという要望があれば、そういう時間の設定といいますか、変更というものについては、バス会社の方も当然、当然といいますか、我々の要望に応じてくれるものじゃないかというふうに今のところは思ってます。 ○議長(佐野金吾君) 斎藤正子君。 ◆9番(斎藤正子君) 部長の答弁、本当にそのとおりだと思います。私も実は市民からの要望や苦情を受けて、直接お話を聞きに行ったわけなんです。かなりの市民の方々、あるいは町内会の方から要望が殺到しているんだという所長のお話でありました。近いところでは、もとに戻せないのかという、そういう質問をしたら、改正したばかりで、今のところは現状維持なんですけれど、やはり9月ごろには、一時検討する時期というのが当然来るわけだから、その点で考えてみたいという、そういうお話をいただいております。 本当に、人口減少の中で、あるいはバスを利用する人たちが少なくなるというのは、釜石市の場合、特に他の地域から比べたら大きいというんですか、深い問題があるのではないかというふうに思いますけれど、今、部長が言いましたように、やっぱり毎日通学する学生とか、あるいは職場にそれを利用する、足の確保を利用するという方々にとりましては、大変大きな問題であると思います。将来は、今、大槌でやっているような代替バスの問題とか、当然、補助を出して足を確保しているという地方自治体では、当然やっている問題であるけれど、単純ではないと思いますけれど、十分その辺を考えて、ひとつ今後とも営業所への申し入れを繰り返していただきたいというふうに、これは要望です。お願いしたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 小野寺英雄君。 ◆24番(小野寺英雄君) 今のバスの問題にかかわることでございますが、まず地域公共交通のあり方というものについて、市としても根本的に考えてみる必要があるんじゃないかと。特に老人の方々はですね、やっぱり他地域との交流、これが何といっても一番ではないかと、こういうふうに、生きがい対策の一つとして考えられるわけでありまして、この辺について、全然運行されていない地域もあるわけですし、そこに住む老人たちのことを考えれば、その手当てをどうするのかということも含めて、委員会等を持って検討してみることが大事じゃないかと、こう私は考えております。この辺について一つと。 それから、ラグビーの記念碑の、7連覇の偉業をたたえる記念碑の問題が提起されておったんですが、それとあわせて考えてもらいたいのはですね、やっぱりあの駅前に「よみがえれ北の鉄人」という形で、市民の私設応援団の看板があるわけですが、ああいうものを掲げると同時にですね、やっぱり市としても、シープラザ等で今、からくり虎舞があるわけですが、あそこに、7連覇の偉業の歴史と、それから私、一番感動しているのは、11人の連係プレーでゴールしたという点ですね、ああいうものを何か映画等に、フィルム化した形で観光客の方々にも見せてやる必要があるであろうし、また、市民もああいうものをもう一度思い出させて、あの感動の場面を思い出させるというのも、今後のまちづくりに随分プラスになっていくんじゃないかと、こういうふうに考えるわけです。 それともう一つはですね、甚だ恐縮ですが、駅前のモニュメントについて、あれの修理なり、あるいは整備という、整備または点検というものが必要ではないのかどうかですね、この辺について見解を伺っておきたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 民生部長。 ◎民生部長(古川鶴松君) 私の方から、最初のバス問題の方についてお答えをいたします。 地域公共交通のあり方、路線のないところは何かという、確かにそのとおりだと思います。今、市の方にはスクールバスとか、あるいは患者輸送車とかというのがあるわけですけれども、患者輸送車にしても、これまたなかなか面倒なところもあります。ただ、デイサービスというか、そういったところに通う御老人だということで、名簿に登載されるというか、申請をすれば、走っている路線であればどこからでも乗せてもらえるというようなところもあるようですから、幾分かでもそういったところで緩和されているんじゃないかなと思いますけれども、だからといってそれが根本的な、ただいまの御質問に対する根本的な解決策にはならないわけですけれども、何か今後、私らもいろんな面を通じて検討といいますか、考えてまいりたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 建設部長。 ◎建設部長(海野伸君) 私の方からは、モニュメントの関係についてちょっとお答えします。 モニュメントに関しましては、この前も御答弁申し上げましたが、いずれ契約書の中には、著作権とかいろいろ、そういう中身も入ってまして、いずれ作者の岩間先生に早急にお会いしたいなと私は思っております。会った上で、事実というんですか、その辺を御説明して、どうすればいいのか、製造元なりと相談しながら対応をちょっと考えていきたいなと思っております。 ○議長(佐野金吾君) 経済部長。 ◎経済部長(桑畑喜一君) お答えいたします。 新日鐵ラグビー部の7連覇の様子をビデオ化したものを、シープラザの大型画面で放映してはどうかというお話かと思いますが、確かに物産センターを訪れる方々にそういった場面を放映することは、特にまだ見たことのない観光客の方がそれを見れば、やはり新鮮なものに感ずるということもあるでしょうし、また、釜石のラグビー部の歴史、輝かしい歴史について、観光客のみならず一般の市民の方々も認識を新たにすると、そういう波及効果はあろうかと思います。実際、大型画面で放映できるかどうか、この辺、市の方でも現在、そのフィルム等はあるかどうか、私、ちょっと確認してみなければわかりませんが、いずれ今、御提言の趣旨を踏まえまして、関係課の方と十分に検討させていただきたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 小野寺英雄君。 ◆24番(小野寺英雄君) 前向きであるようでございますから、それを信じて、あとは余り質問はいたしません。 それで、ぜひ公共交通のあり方についてはですね、やっぱりもっと積極的に、そういう病弱者のみならず、今後の老人福祉の面から考えても、あるいはその地域の交通というものを考えた場合に、もっと根本的に検討する必要があると、こういうふうに思うわけです。 あとは要望して、終わります。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 第7款の質疑を終わります。 第8款土木費、質疑を許します。両川敏之君。 ◆6番(両川敏之君) 道路維持管理費で、お願いと要望でございます。 どうも私の町内なんかでも前々からあったことなんですけども、現在もそうですけども、例えば雨が降って道路が雨水に覆われてですね、通行ができないと。今どき町中でそんなことあるかと思うかもしれないですけども、うちの方では1カ所そういった場所がございまして、1時間も強く降ると、奥さん方なんか、そこはちょっと歩けないと。 それで、先日来の雨で、お役所の方に電話をいたしまして、立派なジープに乗って2人来たものですから、町内の方もこれで大丈夫だなというふうなことで安心しているんですね。で、1カ月、2カ月たつと、どうなったべと。これから梅雨時を迎えまして、早く直してくれないかなというふうなこともあります。 また、その2年ほど前にも同じあたりでですね、下水の方のちょっと崩れかかって、今、使いものにならないところが四、五十メーターあるんですけれども、ここの問題についても、建設課かな、都市計画課さんの方がいらっしゃいまして、なるほどこれは直さなくちゃならないと、前にも言われたと。しかしながら、ちょっと時間をくださいねというふうなことで終わってるわけです。 こういう話はここだけじゃなく、またよそにもいっぱいあるかと思います。市民といたしましてはですね、やっぱり困るから我々にも相談するんだし、また、直接お役所の方にも連絡をするわけです。お役所の方も、言われれば行かなくちゃならないから来ます。現場を確かに見ます。市内全域から何十カ所、何百カ所とそういったお願い、要望が出てるんじゃないかと私は理解しておりますけれども、お役所の対応としては常にですね、少し時間をください、やりますと言うわけですね。いつごろまでにとか、何月ごろというふうなことは明示していただけないわけです。それが2年も3年もたちます。 一般質問の中でもちょっとありましたけれども、そうしているうちにまたお役所の方が毎年人事異動がございますんで、人がかわります。特に課長とか補佐とかという責任ある方がかわりますと、引き継ぎはしてるんだと思いますが、一切期待できない状態になっている。これが現実でございます。 つい最近は、釜石の二中の、中妻の。二中のわきから、富士見台団地がございますね。あそこに上る段差のある道路があるんですけども、上り口20メーターぐらいのところにはガードレールがないんですね。それで、町内の方々が町内会長さんを中心に以前、陳情したそうです。役所に来たのか、どなたに陳情したのかまでは詳しく聞いておりませんけれども、冬場、かなりあそこが積雪になった場合には危険であると。現に脱輪してちょっと怖い目に遭ったという方々が2名ほどおられまして、下は中学校への通学路にもなっている。こういったところもですね、少し時間をくださいということで大分経過してるそうです。その上り口から団地の方に上ってくところには、道路が狭いし、また、擁壁が崩れかかってるところがあるんですけども、団地の方々はそこは構わないと。もう少し、市の方でもいろいろと予算の事情でなかなか大変だろうから、とりあえずは下の上り口のところにガードレールを、15メーターぐらいなんですけども、つけていただけないだろうかというふうなことです。 私が考えるにはですね、何も予算の関係で新しいガードレールをつけなくても、古いガードレールが恐らく市にはあると思うんですね、どこかに外してきて取りかえたやつがね。これは私も詳しいことはわかりませんが、必ずあると思います。場合によって緊急性を要する場所については、そういったふうなものをとりあえず取りつけるんであれば、大して予算もかからないと思います。そういった、何ていうんですか、気配りのあることを役所の方でささっとやっていただければ、本当にいい役所だと、愛される釜石市役所ということになるかと思います。 ところが残念ながら、今の釜石市役所は愛されてないんですね、市民には。今、私が申し上げたようなことを心配りをしてくれないからなんです。何も市民は、予算のないものに無理やり金を使って、これをやってくれ、あれをやってくれというふうなことは申してないわけです。 いずれにしろ、工夫次第によってできることであれば、特に危険な場所にガードレールをつけるなんていうことについては早急にやるべきじゃないかなと。私は、他の地域のことですけども、他の地域ということじゃないですけどもね。市議会議員ですから、釜石市全体のことをやるわけですけども、一応出身の地域じゃないですけども、そういったことをお聞きしたものですから、役所の方ではそういった市内各所からの修理補修、そういったものについての要望、お願いが来た場合には、どういうふうな手順で対処なさっているのか、ちょっとお聞きしたいし、また、古いガードレールがあるのか、そういったふうなことまでちょっと御回答いただきたいなと、そのように思います。 ○議長(佐野金吾君) 建設課長。 ◎建設課長(本城薫君) お答えをいたします。 道路の維持補修については、これまでも相当の財源を投入いたしまして整備を進めてまいっております。ですが、議員申されるとおり路線数もかなり多くありますので、なかなか市民の皆さんの御要望どおり実施できていないのが正直言って実情でございます。特に側溝の整備につきましては、これは全市的な傾向でございまして、要望もかなり多く、いかにしてこれを効率的に、効果的に整備するか、担当課といたしましても大変頭の痛いところでございます。 いずれにしても、かなりの財政負担を伴いますので、今後、財政当局とも協議しながら、できるだけ緊急を要するところ等を早急に実施できるように努力していきたいと考えております。 それから、古いガードレールがあるかどうかということですけども、これについては工事等で取り外した古いガードレールは若干ありますし、現にこれを利用して、土どめとか、そういう工事に使っております。 以上でございます。 ○議長(佐野金吾君) 両川敏之君。 ◆6番(両川敏之君) わかりました。いずれにしてもですね、課長、今、私、申し上げました富士見台の上り口については、近々中に行って見ていただきたいと。そして、いろいろな方法を駆使してですね、この冬場、安心して住民の方があの急坂を上りおりできるように御配慮をお願いしたいと、そのようにお願いしますし、また、先ほど来申し上げておりましたけれども、市内のそういった御要望がありましたときには、あらかじめわかるぐらいの期間は、その方々に、地域の方々にお話ししていただきたい。これはしばらくできないよとかということでもいいですし、5年ぐらいかかるとか、来年じゃなきゃだめだとかというふうなことでもいいんですよ。多少がっかりしますけれども、何となく、わかりました、早速検討します、こう言って、すぐすぐ来月あたりやるような期待感を持たせて、がっかりさせるよりはいいですから、ぜひともその辺のところを熟慮していただきたいなと要望して、終わります。 ○議長(佐野金吾君) あらかじめ時間の延長をいたします。 23番平舘幸雄君。 ◆23番(平舘幸雄君) 建設課に質問いたしますけども、今の質問の関連いたしますけれども、カーブミラーとかガードレール、これは一般予算の予算とは違うわけですね。私は再三申し上げてますけれども、釜石市管内で反則や罰金で納めた金額、これは国と県と市が3等分してくるわけですね。これにはひもがついてきてるはずでしょう、釜石市内の危険な場所ということは、カーブミラー、ガードレールに使いなさいよということで。今までその反則金、釜石市管内のね。幾ら来て、どのように配慮してたか、まず御答弁をいただきます。 ○議長(佐野金吾君) 建設課長。 ◎建設課長(本城薫君) お答えをいたします。 今、手元に資料ございませんので、資料を取り寄せまして御報告いたします。 ○議長(佐野金吾君) 平舘幸雄君。 ◆23番(平舘幸雄君) もう議会もそろそろ終わるころですから、きょうは答弁いただけないと思いますけれども、いずれあの反則金の3等分された金額は、先ほど申し上げたとおりですね、いずれ一般土木、道路の舗装や側溝や、そこさ使ってはならないわけですね。ですから、釜石市内でカーブミラーをつけてくれ、危険だということは、即対応できるような体制をとっていただきたい。これは私は今回だけでない、何回かやってますけれども、いずれそういうことで危険な場所はすぐに対応できるという体制をとってほしいということを要望して、終わります。 ○議長(佐野金吾君) 鈴木正幸君。 ◆18番(鈴木正幸君) 1点だけ質問をします。 県道の片岸吉里吉里線ですか、室浜街道の件なんですが、現在、これは県の事業で、のり面の崩壊どめの工事をやっております。日曜日を除くと、1時間に通行時間が10分間ということでですね、4時半以降はいいんですが、4時半までは1時間に10分間だけの通行と、こういうことで、掲示されておるのを見ますと、10月の14日までの工期になってるようです。当然、危険な場所の工事ですから、これは重要な工事なんですが、それは十分理解をするわけなんですけれども、その地域の住民にとっては、あるいは地域外でもですね、知らないで通る人も、途中まで来る人もあるわけなんですが、いずれにしろ工事期間が大分長期間にわたるだけにですね、何とかもっと短縮をできないのか、あるいは通行の方法についてもっといい方法がないのか、こんな声が出ておりますので、これは県の関係なんですけれども、ひとつその辺をですね、県との十分要望を出して、解決をしていただきたいと、このように考えます。 先ほどのバスサンデー号の運行の件とも若干関係するんですが、狭い道路に両側工事になってますから、バスが通りますと、多分、私の見た感じでは、乗用車とのすれ違いは無理だろうと、こういうふうに思います。こういう状況が長期間にわたって続くということになりますと、非常に不便をこうむりますので、できるだけ、幾らかでも短縮をできるようなですね、そういう方策についてひとつ協議をしていただきたいと。この点についてお願いをしておきますが、見解があればひとつお聞きをしたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 建設課長。 ◎建設課長(本城薫君) この件については、議員申されるとおり、県の方と協議いたしてまいります。 ○議長(佐野金吾君) 菊池孝君。 ◆1番(菊池孝君) 鵜住居生活道路整備事業に関連してお聞きをいたします。 鵜住居、それから両石、水海にかけて45号線の渋滞が続いているわけでありますけれども、この間の一般質問の答弁では、縦貫道、水海から、それから女遊部の方ですか、抜ける道路を早期に完成して、できるだけ供用開始を早くして対処したいと、こういう答弁だったんですが、多分これを行うには時間がかかると思います。 そこで、住民の方から、このようにしたらいいんじゃないかということで言われているんですが、その渋滞の一つに水海地区のテレトラックに入るところの信号機、あそこは朝間、鵜住居から釜石方面に向かう場合に、1台が右折の方向で待っていますと、そこで渋滞になるというお話を聞いたんですが、そういうことをまず当局の方で渋滞の原因としてつかんでいるかどうか、これをひとつお伺いします。 それからもう一つは、公園維持補修費に関連をいたしましてですね、大変市の公園が荒れているということも住民の方から言われておりまして、例えば水海の鏡とか、尾崎のアスレチック公園とか、大変荒れているというふうに言われているんですが、この辺についてつかんでいるかどうかお聞きしたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 建設課長。 ◎建設課長(本城薫君) 鵜住居、両石地区の渋滞対策については、市長も検討するようにというようなこともありまして、現在、ハード面、道路改良とか、それからソフト面の関係をいろいろ検討をしております。 それから、御指摘の水海方面の右折車のための渋滞が多いという御指摘でございますけども、この件については私も現地を見て把握しておりませんので、今後、調査して検討を、三国等関係方面と協議してまいりたいと考えております。 ○議長(佐野金吾君) 都市計画課長。 ◎都市計画課長(伊藤昭男君) 後段の公園管理に関する御質問にお答えいたします。 ただいま議員申された公園名が荒れているとは認識はしておりませんが、ただ、市内の公園ですね、50年代の前半にほとんどの公園の整備が完了し、開設しておりまして、それから20年以上経過しております。かなり老朽化は目立っておりまして、財政当局と相談しながら、少しずつ直している状況ですので、御了承をお願いいたします。 ○議長(佐野金吾君) 佐々木真君。 ◆19番(佐々木真君) 先ほど歳入でお願いしておったわけですけれども、ここの28ページの平田公園施設整備事業1000万ですか、これは私は、クラブハウスというふうに先ほど御説明があったわけですが、このクラブハウスにプラス、クアハウスってありますね。多分皆さん御承知かと思うんですが、クアハウスの機能を若干加味して、例えば一つは健康浴槽ですね。これはいろいろ、お湯が天井から垂れてきたり、あとはさまざまな浴槽があるわけです。そういう機能。それから、もう一つは筋力トレーニングの若干の施設、それから、三つ目は休養室と更衣室、こういうものを機能を付加してやれば、スポーツマンなり、あるいは試合前の体力の調整、あるいは試合後の疲労回復の調整、その他ミーティング、すべてができると思うわけですけれども、私の考えですが、それが一つ。 それから、具体的で大変恐縮ですけれども、昭和園の公園管理というふうになっているようですけれども、あそこは私、40何年前にあそこで陸上競技専門にやったんですが、実際は教育委員会の体育振興課の方の機能じゃないかと思っているんです。管理棟も40年から50年前の建物で、がたがたしてるんですよね。あれを2階ぐらいにして、1階の方を倉庫にしてと、そういうふうに、もう建てかえる時期になってますし、あの施設は、我々使う側からすると、都市計画にお願いしたり教育委員会にお願いしたり、どっちがどうなのかという感じなので、できれば教育委員会の管轄として、きちっと芝生の整備その他もやるべきだと思うんですけど、以上、最初の二つをお願いします。 ○議長(佐野金吾君) 都市計画課長。 ◎都市計画課長(伊藤昭男君) 前段の平田公園の設計委託に関する御質問でございますが、議員御提案のクアハウス的な浴槽というのは、ちょっと、検討はいたしますが、かなり難しいとは思います。 それとあと、筋力トレーニング等の施設につきましては、今回のクラブハウスには、筋力トレーニングといいますと、専任のインストラクターといいますか、トレーナーさんを配置しなければちょっと難しいと思いますので、これは今回の構想には入れることはできないと思います。 3番目の休養室その他については、これから設計していく段階で考えていきたいと思います。 それと、昭和園の管理でございますが、現在、公園としてはうちの方で管理しておりまして、貸し出し管理の方は教育委員会の方にお願いしているという状況でございます。よろしくお願いします。 ○議長(佐野金吾君) 佐々木真君。 ◆19番(佐々木真君) 筋力トレーニング室にはトレーナーがいなければだめだということですが、製鐵所の松倉の寮、あそこの隣に、ラグビーの問題がしばしば出ていますから言いますけれども、あの部屋にも一定の筋力トレーニングの道具があるんですよ。それで、ラグビーの選手がグラウンドでトレーニングし、あの部屋に帰ってきて筋力トレーニングする、そこにトレーナーはいないんですよ。 ですから、そういうことをよく、私は全部調べた上でしゃべってるわけなので、それは具体的に言えば、どういう筋力トレーニング、どういうものってね、メニューは四つか五つに限られてくるんですよ、専門的でなければ。そしてあと、選手の方がわかってるんですよ。上中にも健康センター、トレーニングがありますから、まじめにやっている選手はほとんど知ってますよ。ですから、それではちょっと問題なのだと思います。 それから、昭和園についても、率直に言ってどっちが主体なのか、あそこを利用するときにさまざまなスポーツ団体が利用していますから、どこが窓口でどうなのかということなんですよね。かぎもあそこの体育協会の事務局にあって、都市計画のかぎですよね。そこら辺、もう少し改善の余地がないのかどうか。一番困るのは、大会の前に行ってグラウンド整備をしなくちゃならないんですよね。その時にかぎがいろいろと、さまざまな問題が出て、お互いのスポーツ団体ですと、仲よく調整しながらやらなくちゃならないんですよね。そうなると、教育委員会の体育振興課のテーマになるわけなんで、もう一回。 それからもう一つ、先ほど出た質問で、これは市長さんに提起しますけれども、確かにガードレールは水海にあります、いっぱい。そのほか国のものは、鵜住居の日ノ神橋、あそこのわきに、国道、県道等の改修したガードレールがいっぱいあります。それから、鍬台トンネル、あっちの入り口にもいっぱいあります。私、道路を通るとき、ただ通るわけじゃなくて、どこに何がいっぱいあるのかとちゃんと記憶して、貧乏性なもんで。 ですから、そういうものをですね、材料はあるわけですから、あとは建設業界の皆さんに、PFIじゃないけれども、何らかの施策を考えれば、先ほどの質問のようなことには、手づくりで対応というのは可能だと思うんで、これは市長さんに対する私の思いつきの提案で恐縮ですけど、以上です。質問の部分だけ御答弁をお願いします。 ○議長(佐野金吾君) 都市計画課長。 ◎都市計画課長(伊藤昭男君) 一つは、筋力トレーニングにトレーナーが必要かどうかということにつきましては、これから議員さんのお考えも聞きながら進めていきたいと思います。 それとあと、大天場公園の昭和園側の利用については、まず、あそこも多目的なグラウンドでございますので、利用者の皆様で仲よく使っていただくのがベストなんでございますが、これにつきましては教育委員会の方とも協議して対応していきたいと思いますので、御了承をお願いします。 ○議長(佐野金吾君) 佐々木真君。 ◆19番(佐々木真君) ただいまの答弁で結構です。ただ、筋力トレーニングについて、恐縮ですけれども、言わせてもらうならば、最初に行って、そこで健康トレーニング室を使って、器具を使ってやるときには、必ず、最初の場合は初心者には健康診断をするんですよ、血圧とか何とかいろいろ。これは海水療法センターに行ったときもそうです。我々会派で勝浦の海水療法センターに行ったんですが、このときもちゃんと、血圧とかさまざまチェックし、ボディチェックして、太った人間には太った人間なり、やせた人間にはやせた人間なりと、ちゃんとそうやるんですよ。そうしてちょっとたってから、あとは自分でメニューはつくっていく、こうなってるんです。 ただ、私の言ったのは、あそこの平田公園に行ってサッカーなり野球なりやる人というのは、それなりのトレーニングを積んだ上の人間ですから、そういう健康チェックなり何なりまでして、筋力トレーニングのものを、もう経験済みの選手だと思うんで、その辺はもう少し勉強し直して、お願いします。どうも恐縮でした。終わります。 ○議長(佐野金吾君) 島林兼雄君。 ◆12番(島林兼雄君) 平田のことを一生懸命、皆さん言われますから、一言言わなくちゃならないんですが、上平田上中島線の道路、これは県道昇格になってるんですかどうか、これが1点と。 それから、鵜住居生活関連道に関連いたしますが、この道路の趣旨に理解してない方がたくさんおるやに聞いてます。いざ移転等々の話が出たら反対するということも言われておりますが、十分に話し合いしたのかどうか、この点についてお伺いします。 ○議長(佐野金吾君) 建設部長。 ◎建設部長(海野伸君) まず1点目の平田上中島線、これについてはまだ県道昇格はしておりません。県道昇格を要望しているという段階でございます。 それから、鵜住居の生活道路の関係につきましては、多分、区画整理事業を断念して生活道路にかわるという段階で説明はしてると思いますし、平成9年調査をやる段階から、昨年度にかけても十分説明をしてきていると、してきたと思っております。いずれ、もしその説明不足でまだわからない人がいるということであれば、それに対しては御説明をすることについては積極的にやって、御理解をいただかないと事業も進みませんので、その辺はうちの方も、要望というのは、私の方からそういう言い方はちょっとおかしいんですけれども、もしお聞きしたいという方がおられるのであれば、御説明に参りたいと思います。 それから、お願いでありますけれども、議員さん方もそれなりに住民の方々とお会いする機会の方が我々よりは多いような感じもしますので、多分、議会でもかなりそれについての説明はしておりますので、十分説明の方もお願いしたいなと思います。よろしくお願いします。 ○議長(佐野金吾君) 島林兼雄君。 ◆12番(島林兼雄君) どうも大変恐縮でございます。鵜住居生活関連道につきましてはですね、生活関連道という趣旨の名称の道路だから、当然、生活しやすい道路になるんだろうと。自転車なんかに乗ってショッピングが簡単にできるんだろうというふうな、そういうふうな感覚でおられる方もいるようでございますので、これは改めてまた、後でどなたがおっしゃっているかということをお伝えしますので、どうかよろしくお願いいたします。 それから、この上平田上中島線でございますが、ただいまの小野市長が国会議員当時、陳情に私も参加いたしました。あの当時は上平田源太沢間ということで整備をお願いしたんですが、道路公団の方がだめだということで、これを断念して、一時、市道には認定はしましたが、それをまた再度、県道に昇格したいということで出したわけですね。県の方さお願いしたわけですが、釜石市が出したときは、既にもう27番目か28番目だったというふうに記憶しておりましたが、例えば建設部長は詳しいと思うんですが、この28番目に、例えば最後にこの道路がもし着工するとなれば、今の県の土木予算といいますか、かなりの年数がかかるというふうに私は聞いてますが、そこら辺、いかように認識されておるか、お伺いします。 ○議長(佐野金吾君) 建設部長。 ◎建設部長(海野伸君) 県の方も、国道・県道ネットワークを組みながら、県道の認定なり、そういう作業をやってきているわけですが、いずれ県道として認定するとすれば、当然、県が整備するという前提、整備し、維持管理するという前提で、多分、その昇格時期なり、そのものを決めてきていると思います。そういう観点からすれば、どういう道路なのかというところの機能的な面、これらを、やはり必要だという理解をしてもらわないと、なかなか県道昇格もいかないのかなということで、現在はうちの方としては、三陸縦貫自動車道、それから東北横断自動車道、そういう道路の完成、それから港湾、平田地区とかですね、そういうふうな整備の中で、やはり道路の機能といいますか、港湾の機能、これらをうまく、有効に発揮するためには、道路の整備は必要ですと。ただ、あそこにはトンネルが、結構、長大トンネルが計画されてますので、それには膨大な予算がかかると、費用がかかると。それを市が整備するには、ちょっと並大抵の事業費じゃないものですから、その辺を県の方にお願いしたいと、そういうことで今お願いしてるわけです。そういうことで、県とすれば、多分、全県的な目の中で優先順位的なもの、そういうものを模索している段階なのかなと。 ただ、今すぐ昇格だよということは、なかなかいい返事はまだ得てないというのが状況でございます。 ○議長(佐野金吾君) 島林兼雄君。 ◆12番(島林兼雄君) 過般、同僚議員の一般質問の中でも、市長は釜石管内の3県議と今後話し合い、いろいろな形で話し合いするということを聞いておりますが、いずれですね、ニュータウンに今現在住んでいる方たちは、あそこに間もなく道路がつくという触れ込みであの団地に行った方も大多数おられるわけですから、何とか夢と希望を持たせるような方向に行きますように、ひとつ御配慮のほどをお願いいたしまして、終わります。 (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 第8款の質疑を終わります。 第9款消防費、質疑を許します。鈴木利明君。 ◆13番(鈴木利明君) 消防費に関連してお尋ねをいたしますが、現在、消防、救急業務は、一部事務組合といいますか、行政事務組合で運営されているわけでございます。その中で、高次救急車といいますか、これがまず釜石大槌地区には1台だと思うんですが、今後1台増設といいますか、増車の必要はないのかどうか。また、もし仮にそれを予算計上するとなれば、どのくらいの金額となるのか。命を守るといいますか、寸刻を争う、こういうときに高次救急車の必要は言うまでもないと思うので、端的に聞きます。 ○議長(佐野金吾君) 消防防災課長。 ◎消防防災課長(菱沼宗生君) お答えいたします。 高規格救急車の配属はどうなっているのかという御質問に対し、平成11年度一部事務組合の方の予算で大槌消防署に1台配備計画しております。 ○議長(佐野金吾君) 鈴木利明君。 ◆13番(鈴木利明君) 1台幾らぐらいするのか。また、例えば宝くじとか、いろんな助成機関といいますか、そういうふうなものもあるようですが、それらへの働きかけはしているのかどうか、その辺についてもお尋ねをいたします。 ◎消防防災課長(菱沼宗生君) 車だけだと二千四、五百万で買えますけれども、資器材を含めて、今回要望しているのは4300万の予算要求で採択されております。 それから、寄附採納というか、そういった車を寄附するところがあるかという質問に対しては、損害保険協会あるいは宝くじ事業等々にはお願いしております。 ○議長(佐野金吾君) 鈴木利明君。 ◆13番(鈴木利明君) ぜひ、一刻を争うこういうふうなことの対応をするために、早期の導入を検討されるようお願いいたします。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 第9款の質疑を終わります。 第10款教育費、質疑を許します。平松福一君。 ◆20番(平松福一君) 中学校費について関連してお尋ねしますが、きのう、おとといと2日間、中体連の参加の予選大会があったことはご存じでしょう。それで、その中でですね、県大会に出場するチームが決まった段階で、あるチームの中から、甚だ名誉な話だけども、実は大変困ったことがあるんですというふうなことを言われたことがあるんです。中身についてはおのずからおわかりになると思うんですが、いわゆる県大会に出場するためにお金がかかると。その分の旅費等について学校側での負担が大変だというような話をお聞きしたわけでございますが、前に私も、中学校等々の遠征費に対して、県、市を通じての助成金があるはずなんですが、それらがどのような形になっているのか、お尋ねします。 ○議長(佐野金吾君) 体育振興課長。 ◎体育振興課長(八幡義久君) ただいまの小・中学校に対する体育連盟への負担金について、今年度の負担金額をちょっと、資料がございますのでお知らせします。 これは釜石大槌地区の小学校体育連盟負担金として、釜石市分ですが、これは30万の定額を負担しております。それから、中学校でございますけども、中学校の釜石市分は、これは生徒数割ということでございまして、釜石管内の生徒数が1462名でございますから、総額65万7900円ですか、これが11年度の予算でございます。 以上です。 ○議長(佐野金吾君) 平松福一君。 ◆20番(平松福一君) この金、私ごとを申して甚だ恐縮なんですが、私がかつて市P連の会長をしておったときですね、大体これに近い額だったように記憶しているんですが、これは生徒数に掛けるものですから、生徒が減ってくれば、自然これは減ってくるというような形になりますね。 私、思うにですね、ある学校では、これはどこまで言ったらいいか、今、考えているんですが、遠征、県大会に行くのに、ユニフォームを買うのにもお金がないと。それで、10年前のユニフォームを着ているというふうなこともお聞きしましたし、それから、いわゆる部活としてやっていながら、先生の関係もあって、週3日は部活と、あとの2日はスポーツクラブだというふうに聞いているんです。ですから、私はその辺のことについてそういった方々とよく話しした経緯もあるんですが、やはりこのことはですね、今議会でもいろいろな形で言われていますが、やはり子供の数が年々少なくなってきておることはそのとおりでございましょう。これは大変重要な問題だと思うんです。数少ない、釜石の将来を担う若者たちは、いわゆる宝物なんですね。これはきちっとした形での教育をしなければならないというふうに私は思うんです。 それで、市長にもお願いしておきたいんですが、市長は多分御存じでしょうけども、釜石の中学校の中で、悠々とクラブ活動、野外スポーツ、サッカーなり野球なりをできるくらいの校庭を持った学校というのは、私の知っている限りでは東中学校ぐらいですかな、だと思うんです。ですから、心身健全な子供を育てるということを考えた場合、親たちが、また学校側が、自校の代表として決まった生徒を県大会に送り出すのに、旅費を心配しなきゃならないようなことでは、私は健全な子供の教育ということもなかなか難しいんじゃないかという気がします。やはり生徒数が少なくなってきているんですから、きちっとした形で、心身健全な子供を育てなきゃならないというふうに私も思うんですが、その辺に対して市長のコメントなりをお願いしたいわけでございますが、いずれ教育委員会としてもですね、そういうようなことをきちっと当局の方にも要望いたしまして、やってほしいというふうに思います。 実は、御案内のように、私はサッカーをやっているわけですが、この間、サッカーの会議を開きました。そうしたところ、高校の教師がいますから、5時過ぎれば、中学校の先生方は「私たち時間が」と言って帰るということがあるんだそうだけども、おまえの方はどうなんだと言ったところ、そんなことは考えられないと言ってましたけども、いろんなことがあって、別な種目を教えている私たちの仲間に聞いてみました。 そうしたところ、先生方も大変なんだという話を聞きました。生徒数が減っている割合には、先生としての仕事もいろんなことが、数が多いから、生徒が少なくなっても先生の仕事は減らないから、各クラブに対して個々に先生方がつくのは、現状では、平松さん、難しいんだよというような話も初めてされました。わからないわけでもございません。だけども、やはり部活は私は教育の一環だというふうに認識しております。 ですから、その辺のことをきちっと教育委員会としても各学校等と、これは強圧的に言えということではないですよ。いわゆる教育委員会としても部活のあり方に対してきちっとお互いに話し合って、先生が面倒見れないときには、一般社会人が行って面倒見てるというようなことも、今、現実にあるようでございますから、その辺のことをきちっとルールを決めてやることをお願いしたいですし、市長の方には、そういったことで、今、お話をお聞きしますというと、全体で小・中学校合わせて90万そこそこでそういったのをやっているようでございますので、ひとつ厳しい財政の中で、大変、こんなことをお願いするのも心苦しいわけでございますが、子供たちの教育ということを考えた場合に、その辺のことを十分にお考えになっていただきたいということを要望して、終わります。 ○議長(佐野金吾君) 菊池久治君。 ◆25番(菊池久治君) 私の場合は、議会での発言はもはやこれが最後になると思います。したがって、まず最初に市長に要望でございますが、やっぱり地方にあっての最高の言論の機関として、議会での質疑のあり方というのは、市民がそれを見て、聞いて、そして市政を信頼し、協力をする、さまざまなものが出てくると思うんですが、私からお願いしたいことは、私も、鈴木東民さんの場合は議員としての4年間だけ一緒、あとは栗沢さん、浜川さん、そして野田さん、そして小野市長さんと、こう関係してきたわけですけれども、やっぱり何としても話し合いの場の、お互いに本音で話し合う。そして、議員の場合には多少、専門家じゃございませんので、意見の部分があって質問ということも、これは万やむを得ないと思うんですね。 ただ、当局の場合は専門職でございますので、質問の骨子をすっかりとつかめば簡潔に答弁ができることも、いろいろ門扉を広げるものですから、結ぶのに大変困っているなと思うような、今まで、過去のですよ、現在の管理職の方々に言っているじゃありません。過去にはそういう方もございました。 したがって、9月にはこの議場に26名の現役の方々は皆さん当選してくるでしょうし、また新しい人が来るかもしれませんが、9月の議会に向けてですね、やっぱり組織人として、管理者として、こうあるべきだという市長の指導が必要ではないのかなと私は思っております。 過般の一般質問でも申し上げました。多少、27名ほど抱える施設を持っておりますが、私は常に言っていることは、話すことが相手に通じなきゃどうにもならんよと。そして、会議というところは積極果敢に発言をしなさいと。それが、私はこの15年間の私の指導の基本でございました。何と言ったって当局の執行部、右左にいるわけですけども、部長であれ課長であれ、市長以外に答弁しても、それは市長の答弁であります。したがって、議員間では議員間のやりとりはできませんけれども、市長は、これはちょっと俺と違う答弁をしてるなと思うこともあったんでは、これはうまくないだろうなと。したがって、9月に向けて、特に組織人として、そして責任のある市当局の管理者として、市民に、何ていいますか、疑惑を感じられるようなことじゃなくて、ああ、こうなんだなというのがよくわかるように、9月に向けて時期を見て、みんなで研修を積んで、そして新しい議員さんを迎えてもらいたいと、このように、これは最後でございますので、大変口幅ったいことを申し上げて恐縮でございますけれども、小野市政が市民に信頼される市政にあってもらいたいと思うから申し上げているのでございますから、御了承賜りたいと思います。 それでは、どうも左側の管理職の方へだけ質問がいきましたので、それでは教育委員会側にちょっと聞きます。初めてお会いする樋口課長、学教課長さん、ここ数年来、中学生の海外研修を実施いたしております。私は、この発言はきょうが初めてではございませんけれども、研修後の、学校ではどのように生かしているかということを聞いたことがあるんですけども、どうも必ずしも納得するような答弁がなかったように思うんですが、大勢の生徒の中から参加する人を選んでですね、そして公費を使って、将来の立派な人間になるための研修をさせるわけですけれども、現場ではどのような対応をして全生徒のものにしているかということをですね、わかってる範囲でまず答弁を求めます。 ○議長(佐野金吾君) 学教課長。 ◎学校教育課長(樋口賢一君) 幾つか例を挙げながらお答えいたします。 一つは、全校集会などで、派遣された生徒が現地の様子を体験談として紹介することによりまして、全校の生徒が改めて外国の文化に対して関心を持つきっかけとなっております。 二つ目には、社会や英語の授業時間などに、派遣された生徒が、体験だけでなく、ホームステイ先の学校との文通の話題などを提供することによりまして、本やテレビなどでは知ることができない現地の生活ぶりについて他の生徒も共感的に学習する、そういった機会になっている例があります。 三つ目には、英語弁論大会では、派遣された生徒が弁士や司会者として活躍しているという、そういう例もございます。 このほか、派遣された生徒たちのコミュニケーション能力は大変すばらしく、すぐに現地で適応し、ぜひまた行きたいと、そういう感想を述べておるところですが、特にも、やればできる、自分でやり遂げたと、そういう自信は大きく、そういった体験談を聞いたり、あるいは派遣された生徒が派遣先の友達と文通している様子や、生徒会活動で頑張っている様子を見たりしまして、今度は自分が行ってみたいという、そういうふうに希望する生徒もおりまして、学校、学年、他の生徒によい影響を与えているところであります。 このように、御質問の趣旨にもございますとおり、派遣された1人、2人だけの生徒の体験、感動だけにとどめずに、その生徒を通しまして多くの生徒が異なる文化の理解やコミュニケーション能力の向上に意欲を持てるようにすることは大切なことであると思います。教育委員会としましては、派遣人数は限られた少数でありますが、派遣されない生徒にとっても、この事業は国際化に対応する資質を培う上で大変意義があると考えますので、今後の実施計画につきましても御理解賜りたいと、そう思います。 ○議長(佐野金吾君) 菊池久治君。 ◆25番(菊池久治君) 当然、そのような生徒自身にも責任があるんだろうと思います。本来であれば全生徒というように取り組みたいような人づくり事業なわけですけれども、予算とかそういう関係で、これは釜石のみならず、どこでも多くの生徒の中から選んでといいますか、選抜して連れていくわけですが、どうぞそういう生徒を決める場合も現場の方でトラブルがないように、十分に指導者としての良識ある対応が将来も望まれるであろうと私は思います。 したがって、今、話の中で、参加した生徒が司会者になったり、いろんなことをやるわけですけども、それをどんどん現場で登用しなくちゃ、やらせる場を与えなくちゃだめなんです。先生自身がよく考えて、参加した生徒が勉強してきたことを必ず、文化、教育、いろんな面で、外国へ行けば日本ではない文化がたくさんあります。それが生徒の範囲でいろんなものをとらまえてくるでしょうから、十分にそれを生かすという方法をとらなければ、行きたくても行けない生徒のためにも、これは申しわけないことであるから、したがって、どうぞひとつ参加した生徒にはですね、十分そういうように、見聞してきたことを発表する機会を与えるのが先生の守備範囲にあるのではないかと思いますので、一層の努力をお願いしたいと、このように思います。 それで、もう一方、黒田社教課長、どうも。課長とは秘書時代からよく知り合っておりますが、きょうで最後でございます。社教課長、3人目の社教課長で、議場の一輪の花でとてもよかったです。 そこで、現在、自主事業をやってるわけですけども、一時期よりは予算がずっと少なくなっているんですが、この自主事業の、例えばいろいろ、映画とか舞踊とか、さまざま、演劇とかやるわけですけども、このプログラムを選定する場合には、釜石市としての意見、いろんなものが入ってるのかどうか、どのようにしてその催し物を選定して開催して市民に見てもらっているのかということと、それから、立ったついでに、最近、文化会館も、浜川さんの2期目でございましょうか、もう20年を超えてる建物になったようですが、大きな修繕費も、去年、おととしはあったようですけれども、現在の文化会館がどのような状況なのかですね、それもあわせて仕事をしてる黒田博子課長さんにお聞きしたいと、このように思います。 ○議長(佐野金吾君) 社会教育課長。 ◎社会教育課長(黒田博子君) それでは、お答えいたします。 市民文化会館は、芸術文化を初め各種の集会や催し物のために会館の施設を市民に提供しています。またそれから、市民文化会館の自主文化事業を企画運営し、市民に提供しているところです。それで、自主文化事業の企画に当たりましては、市民のすべての方の年代のニーズを満たすものと考えて企画しているんですけれども、いろいろ苦慮いたしております。 それで、自主事業の経費につきましても、国・県の補助事業とか文化事業、財団から支援を受けて、文化財団等の補助金を活用して、入場料等をできるだけ安く市民に提供しようと思っています。 それと、今年度の自主事業の文化事業は、室内楽の名曲コンサート、それから演劇では、宮沢賢治の宛て名のない手紙、これは地域創造センターの支援事業で補助金が入ってございます。それから、にぎわいミュージカルとして9月26日、宝田明主演で予定してございます。それから、にぎわい映画祭4回、そのほかに歌謡コンサートなどを予定してございます。 それから、二つ目の質問の市民文化会館の改修についてですが、市民文化会館の利用は、音楽、演劇、舞踊、映画、講演、会議などに利用されております。それで、開館以来、入場者数は360……(発言する者あり) それで、議員御指摘のとおり、市民文化会館は昭和52年の12月に建設され、建設後21年を経過してますので、建物本体の屋根の雨漏りとか、給排水管の破損、床のじゅうたん等の損傷とか、壁面の剥離等、いろんな老朽化が進み、維持管理に苦慮いたしております。それから、附帯設備である音響、舞台照明装置なども耐用年数が経過してますので、故障の際はその部品を探すのに苦慮しております。 そのようなことから、市民文化会館の改修工事を次期の総合振興計画に位置づけて改修したいと思ってます。それで、改修に際しましては、大ホールの、親子教室とか映画のための映写機の設備なども考えております。もしそれができると、市民の皆様もますます利用しやすくなると思います。 以上のような方法で考えておりますので、御承知おき願いたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 菊池久治君。 ◆25番(菊池久治君) 突然聞いて大変でしたでしょうが、いずれ社会教育は極めて重要なポジションでございます。黒田課長、まだまだ若いので、一生懸命、釜石の子供たちの社会教育の充実のために努力をお願いいたします。 それで、最後ですが、私も以前、まだまだ若い時分は、何ていいますか、民間の青江三奈を連れてきたり、松島詩子を連れてきたり、一流の芸能人も連れてきたことがあるんですね。ただ、釜石市の場合は、昨今の北上、水沢、盛岡はもちろん申すに及ばず、ああいう一流どころといいますか、中央からああいう催し物が来ないですね。これはもちろん芸能だけじゃなくて、スポーツ関係でも何でもそうですけれども、この辺が、13市の中でも恐らく低位にあるのではないかと、民間の大きなそういう催し物が来ないのは。 したがって教育長に、これはちょっと個人的な見解で結構なんですけども、釜石にこのような大きな建物といいますか、催し物がないというのは、どういうことが影響するのか、これは教育長の個人的な見解で結構ですから、お聞かせいただきたい。これを最後に私の質問は終わりますから、よろしくどうぞ。 ○議長(佐野金吾君) 教育長。 ◎教育長(菊池葵君) 中央からの一流の催し物が釜石にはなかなか来ないんじゃないかと、これは建物との関係はどうかということも、あるいは質問の中に入っているかもしれませんが、ああいう市民文化会館の施設では、一流のものが来ても映えませんよという、そういうことがあるいはその催し物の中にはあるかもしれませんが、釜石市のそういった催し物があった場合、集客といいますか、観客の方々の反応の仕方が、今まで中央のそういうことを企画している方々に余り好感を持って受けとめられていない面もあるいはあるのではないか、そういったことも今後工夫していく必要があるのではないか、個人的にはそういうふうに考えております。 以上でございます。
    ○議長(佐野金吾君) 山崎長栄君。 ◆3番(山崎長栄君) 簡潔にお尋ねをいたします。 市営プールの件についてお聞きいたしますが、屋内プールが改修をされまして利用者も幾分ふえたというようなことでございますが、市営プールの規模で、他のプール等につきまして、釜石の場合には監視員が1人でございますが、他の施設についてはどうなのか、あるいは1人の監視体制でどうなのか、その辺について見解を承りたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 体育振興課長。 ◎体育振興課長(八幡義久君) お答えいたします。 昨年4月にリニューアルオープンしました市営プールは、1年が経過いたしまして、利用者数は月平均、大体2600名ということで、多くの市民に利用されております。旧プール時代は確かに一定の資格を有する監視員は配置しておりませんでした。そのことから、利用者の安全、人命の尊重という観点からも、有資格の監視員の配置は絶対に必要であるという認識の上で、昨年オープン時より通年雇用でですね、認定インストラクターの資格があり、国際心肺蘇生法のライセンスの資格を持っている方1名を非常勤という形で雇用配置をいたしました。 また、夏場は野外プールの開放もありますので、これについても、子供たちの夏休み期間中1カ月間ということで、初めての試みとして釜石水泳協会さんに、皆さんに監視業務委託をいたしております。いずれ四つのプールを、夏場1カ月間、水泳の指導員の資格のある方を中心に御協力をいただいているというのが実態でございます。 いずれ、当市営プールは日本水泳連盟の公認プールでありまして、標準プールは一つのプールに複数の監視員配置をするのが望ましいという一つの指針といいますか、規定があります。したがって、市営プールについては、室内25には最低2名の配置が必要であろうかと、私はそう思っております。 ただ、業務内容についても、目視といいますか、目で見る監視でございまして、1人で長時間監視することは、守備範囲が広くなりまして、非常に注意力とか、あるいは精神的にも非常にきついということは、従事者の方からもちょっとお話が出ておりまして、いずれ複数の体制については、今後も関係部局と十分検討しながら、配置する方向でぜひ検討していきたいと、そう思っておりますので、御理解ください。 ○議長(佐野金吾君) 山崎長栄君。 ◆3番(山崎長栄君) やはり規定では2名が望ましいということだということなんですが、それからもう一つ、市営プール、せっかく新装オープンされたと。利用したい方々からの意見なんですが、交通アクセスの面でどうにかならないものでしょうかと。もう少しバスなり何なりで検討された経過があるのかないのか、その辺についてお尋ねをしたいと思います。 それから、財政当局にお尋ねをしたいんですが、市営プールの場合、規定では2名が望ましいと。確かにそうだと思うんですよ。1名の方で勤務体制を、通年ですから、組んでいくということには無理があると思うんですよね。どこかで必ず無理が生じているということで、どうして、多分、教育委員会は2名の監視員の予算、多分予算要望をされたと思うんですが、なぜこういう、規定では2名つけなきゃならないというものが1名に、予算があるとかないとかという問題じゃないと思うんですよ。通年雇用1名では、あのプールを監視をしていくには、どうしたって無理があるわけですよ。ぜひ2名体制で、事故を未然に防ぐためにも、あるいは事故が発生した場合に対処するにもですね、2名体制をつくらなきゃいけないと、そういうことで、予算要望があればぜひ考慮していただきたいと。その点について財政当局からと、それから足の問題ですね、それについてお願いしたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 体育振興課長。 ◎体育振興課長(八幡義久君) プールへの足ということになりますと、御存じのように、あの立地条件が、本線から外れるということで、大観音にもそのバスは当然来ませんので、当然、上の国道沿いでおりて、それから徒歩でということになりますと、歩道の部分もあるところはあるんですけども、非常に危険だということは我々も認識しております。 それで、交通アクセスについて、県交通等とその辺のお話も、実は過去には一度もなかったように思いますので、いずれ今の御提案を踏まえて、県交通さんともですね、可能かどうかも含めてその辺、お話ししたいと思っておりますので、御理解ください。 ○議長(佐野金吾君) 財政課長。 ◎財政課長(小山士君) お答えします。 今の山崎議員さんからの御提言でございますけども、規定では2名ということでございますので、確かにそのような、必要であれば配置の方向で検討してまいりたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 山崎清勝君。--山崎長栄君。失礼しました。 ◆3番(山崎長栄君) 議長さんも疲れてきたようですので、ぜひ財政当局にはそのようにお願いをしたいと思います。 それから、きょうの質疑の中で、にぎわいバス・サンデー号のお話が出ていますが、その趣旨は違いますけれども、こういったものを利用できる手はないのかなということもぜひ考えていただきたいと。いずれ利用したくとも、プールに行きたいんですが、行くには不便だという声があるものですから、ぜひ立派な施設をつくったものですから、利用増を図るために考えていただきたいと、そのことをお願いして、終わりたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 佐々木真君。 ◆19番(佐々木真君) 駅前のモニュメントがしばしば出てきますので、あれがそろそろ黒光りするとか、いやさびでなぐどの、こういう話がありますので、ひとつこれは教育委員会じゃなくて企画総務の方だと思うんですが、あの鉄板の外れを5ミリぐらい鋏で切って、その断面を顕微鏡で観察すれば、100倍でも400倍でも結構ですけれども、明瞭な結果がそこから出てくるはずなんですが、これについて御答弁をお願いします。 ○議長(佐野金吾君) 建設部長。 ◎建設部長(海野伸君) 先ほども御答弁申し上げましたけれども、いずれ、あれは60周年記念の記念碑ということで、岩間先生にお願いして設置したということで、芸術家の作品ということもありますので、いずれ作者の意向も踏まえながら検討したいと思いますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(佐野金吾君) 佐々木真君。 ◆19番(佐々木真君) 私も、もし研究室におれば、30分あれば、顕微鏡試験片はすぐ自分でつくって、5分もあれば顕微鏡で見れば、結論はすぐ出てくるわけです。 問題なのは、結晶粒界がどうなっているかなんですよ。恐らくあのさび方を見ると、結晶粒界は既に酸化されてると。銅板の場合は緑青と言って、緑になればそれで酸化がストップするわけですが、鋼の場合は結晶粒界がやられると、そのままじゃんじゃん、じゃんじゃん入ってくんですよ。ですから、それは議論ではだめなんで、科学的に顕微鏡試験片をつくって、もし私が現場にいればこういうことは言わないで、昼休みにでもぱっとやって報告するんですけども、それができないもんで、その点をきちっと科学的に、金属材料学的に顕微鏡写真を撮って判断すれば簡単なので、それをお願いして、やめます。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 第10款の質疑を終わります。 第11款災害復旧費、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 第11款の質疑を終わります。 以上で歳出の質疑を終わり、第1条の質疑を終わります。 次に、第2条の質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 第2条の質疑を終わります。 次に、第3条の質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 第3条の質疑を終わります。 お諮りいたします。議案第51号は質疑を打ち切って採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 御異議なしと認め、これより採決いたします。 議案第51号を原案のとおり決することに賛成の諸君は起立を願います。 〔賛成者起立〕 ○議長(佐野金吾君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  ------------------------------------- ○議長(佐野金吾君) 日程第17、議案第52号平成11年度釜石市水道事業会計補正予算第1号を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第52号を採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  ------------------------------------- ○議長(佐野金吾君) 日程第18、議案第53号平成11年度釜石市国民健康保険事業特別会計補正予算第1号を議題といたします。 これより質疑を許します。菊池孝君。 ◆1番(菊池孝君) この国保特別会計補正予算につきましては、一般会計でも申し述べたとおりに、国保の平準化がやられるということで、これが補正予算に組み込まれているということで、反対をいたします。 ○議長(佐野金吾君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第53号を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(佐野金吾君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  ------------------------------------- ○議長(佐野金吾君) 日程第19、議案第54号平成11年度釜石市下水道事業特別会計補正予算第1号を議題といたします。 これより質疑を許します。佐々木真君。 ◆19番(佐々木真君) 簡潔にお聞きします。 旧小川社宅地区までは、おかげさまで拡張がなったわけですが、内々に伺ってるところでは、今後、桜木町と中小川地域に拡張するという方向のようなので、小川には銘酒と言われる浜千鳥の産業があります。それから、上水道水源の、7、8割は小川の水源からいってるわけで、我々の地域では、そのために水質浄化の運動をして環境庁からも表彰されたわけですけれども、やはり次の段階では公共下水道の拡張だということで、内々の話は伺ってますけれども、できればその時期とか見通しなどについてお願いします。桜木町と中小川地域です。 ○議長(佐野金吾君) 下水道課長。 ◎下水道課長(福田博君) ただいまの質問にお答えいたします。 中小川と、それから桜木町について、現在、小川町の一丁目の方を継続して事業をやってるわけですけども、12年度に小川町のバス終点の突き当たりの区域を計画しております。それで、中小川の十五地割の方については、13年度から14年度以降に事業に入りたいというふうに、ただいま計画しております。また、その中にあわせて、桜木町もあわせて計画、現在検討しております。よろしくお願いいたします。 ○議長(佐野金吾君) 佐々木真君。 ◆19番(佐々木真君) わかりました。そういうことですと、やっぱり地域住民の心構えですね。それにやっぱり加入率のアップも必要だと思うんですよ。そういうことで、恐らくことしの後半あたりから地域説明に入ると思うんですけれども、よろしくお願いして、終わります。 ○議長(佐野金吾君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第54号を採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  ------------------------------------- ○議長(佐野金吾君) 日程第20、議案第55号平成11年度釜石市老人保健事業特別会計補正予算第1号を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第55号を採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  ------------------------------------- ○議長(佐野金吾君) 日程第21、議案第56号廃棄物循環型処理施設基幹的施設整備工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 以上で質疑を終わります。 これより本案を採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  ------------------------------------- ○議長(佐野金吾君) 日程第22、議案第57号財産の取得に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 以上で質疑を終わります。 これより本案を採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  ------------------------------------- ○議長(佐野金吾君) 日程第23、議案第58号消防ポンプ自動車による交通事故の損害賠償事件に係る和解及びこれに伴う損害賠償の額を定めることに関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 以上で質疑を終わります。 これより本案を採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  ------------------------------------- ○議長(佐野金吾君) 日程第24、議案第59号釜石大槌地区介護認定審査会の共同設置の協議に関し議決を求めることについてを議題といたします。 なお、ただいま議題に供しました議案は追加議案でありますので、当局の説明を求めます。総務企画部長。 〔総務企画部長津田修一君登壇〕 ◎総務企画部長(津田修一君) ただいま議題に供されました議案第59号釜石大槌地区介護認定審査会の共同設置の協議に関し議決を求めることについての議案1件につきまして御説明申し上げます。お手元に配付しております議案書の1ページをごらん願います。 平成12年4月1日から施行されます介護保険制度につきましては、現在、諸準備を進めているところでありますが、介護保険法による要支援、要介護認定審査業務を効率的かつ客観的に行うため、厚生省や岩手県において広域で処理するよう指導がございました。また、釜石大槌地区の医師で構成する釜石医師会からも、地域を同じくする大槌町との共同設置について同様の要望があったところであります。この件について大槌町と協議の結果、審査判定業務、いわゆる二次判定を共同処理することで合意が整いましたので、釜石大槌地区介護認定審査会を共同で設置することとし、地方自治法第252条の7第3項において準用する同法252条の2第3項の規定により議会の議決を求めるものでございます。 以上をもちまして提案理由の説明を終わります。よろしく御審議の上、御賛同賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(佐野金吾君) 以上をもって当局の説明は終わりました。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 以上で質疑を終わります。 これより本案を採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  ------------------------------------- ○議長(佐野金吾君) 日程第25、閉会中の継続調査についてを議題といたします。 議会運営委員長から、会議規則第104条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり閉会中の継続調査の申し出がありました。 お諮りいたします。議会運営委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 御異議なしと認め、議会運営委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。  ------------------------------------- ○議長(佐野金吾君) 日程第26、議議案第4号じん肺り患者の救済とトンネルじん肺根絶を求める意見書の提出についてを議題といたします。 お諮りいたします。この際、議事の順序を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 御異議なしと認め、これより議議案第4号を採決いたします。 お諮りいたします。議議案第4号について原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 御異議なしと、失礼しました。原案のとおり決することに賛成の諸君は起立を願います。 〔賛成者起立〕 ○議長(佐野金吾君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  ------------------------------------- ○議長(佐野金吾君) 日程第27、議議案第5号医療保険制度の連続的改正に反対し、安心してかかれる医療の充実を求める意見書の提出についてを議題といたします。 お諮りいたします。この際、議事の順序を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 御異議なしと認め、これより議議案第5号を採決いたします。 お諮りいたします。議議案第5号について原案のとおり決することに賛成の諸君は起立を願います。 〔賛成者起立〕 ○議長(佐野金吾君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  ------------------------------------- ○議長(佐野金吾君) 日程第28、議議案第6号義務教育の国庫負担制度の堅持を求める意見書の提出についてを議題といたします。 お諮りいたします。この際、議事の順序を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 御異議なしと認め、これより議議案第6号を採決いたします。 お諮りいたします。議議案第6号について原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  ------------------------------------- ○議長(佐野金吾君) 日程第29、議議案第7号30人以下学級を柱とする次期定数改善計画の策定を求める意見書の提出についてを議題といたします。 お諮りいたします。この際、議事の順序を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 御異議なしと認め、これより議議案第7号を採決いたします。 お諮りいたします。議議案第7号について原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐野金吾君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  ------------------------------------- ○議長(佐野金吾君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。これをもって本日の会議を閉じ、平成11年6月釜石市議会定例会を閉会いたします。                午後6時7分閉会                           釜石市議会議長 佐野金吾                           釜石市議会議員 藤井修一                           釜石市議会議員 山崎長栄...